サモンナイト2 | Summon Night 2

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おい・・・げん・・・
いか・・・
ん・・・
ふみゅ・・・?
・・・で・・・つもり
だ・・・!?
ん、んん・・・???
ふみゅうぅ・・・?
・・・起きるんだ!
*n0!!
あ・・・
おはよぉ、ネスぅ
ふぁ・・・
おふぁよぉ、ネスぅ
おはよう
じゃないだろ!?
いくら君でも、今日に
限って寝坊はするまい
と思っていたが
用心して見に来てみれ
ば、案の定とは・・・
あれ?
俺、ネスとなにか約束
してたっけ???
これだ・・・
今日は君が、一人前の
召喚師になるための
試験の日じゃないか!
あ!?
んー・・・はれ?
あたし、ネスとデート
の約束してたっけ?
これだ・・・
今日は君が、一人前の
召喚師になるための
試験の日じゃないか!
・・・あ、そっか
さっさと支度しないと
間に合わなくなるぞ?
あわわわわっ!!
はいはい
わかってますって
そもそも、君は派閥の
一員であるという自覚
が足りなさすぎだ
授業はさぼってばかり
だし、たまに顔を見せ
たかと思えば、居眠り
ばかりだし・・・
うう・・・
よく見てるわね
ホント・・・
兄弟子として尋ねたい
いったい今日まで
君は何をしてきた?
それは・・・
 外で戦闘訓練
 気ままに読書
戦闘訓練?
ほらっ、授業でラウル
師範も言ってただろ
ほらほら、授業でさ
ラウル師範だって
言ってたでしょ?
強い召喚術を制御する
ためには、体力が必要
になってくるって!
それは、強い召喚術が
使えるようになって
からの話だろう
基礎の召喚術すら
危なっかしい君には、
さほど関係あるまい
うう・・・
むー・・・
ほう?
ほらっ、いつもラウル
師範が言ってるだろ
ほらほら、いつも
ラウル師範だって
言ってるじゃない?
雑多な知識を知ること
は、召喚術を応用する
上でかかせないって!
確かにな・・・
が、基礎を学ぶことを
怠っている君が、何を
応用するというんだ?
うう・・・
むー・・・
まあ、いい
とにかく、試験の日は
来てしまったんだ
結果がどうなるにしろ
全力をつくすんだぞ
今日まで不真面目な君
の面倒を見てくださっ
た、ラウル師範のため
にもな
ああ・・・
わかってるよ・・・
だいじょーぶだって
まかせてちょうだい♪
君は簡単にそういう
事を・・・!
はいはい・・・
でさ、ネス?
・・・なんだ?
そこにいると、あたし
着替えられないん
だけど?
あ・・・
ま、別にネスが
見たいっていうなら、
あたしは構わない
けどぉ?
・・・誰がっ!?
あらま・・・
ホント、冗談が通じ
ないんだから・・・
今でもまだ、信じられない。
産まれも定かでない俺が
こうしてここにいることが。
きっかけは突然だった。
たまたま拾ったきれいな石が、
俺の手の中で光を放ち、街を
メチャクチャにしてしまったんだ。
それが「召喚術の暴発」だと
いうことは、連れて行かれた
牢屋の中で聞かされた。
召喚術--このリィンバウムに
暮らす人々があこがれ、
同時に恐れている魔法の力。
それを使うために必要な素質を
俺はもっていたんだ。
そして俺は、今いる
この場所へと連れてこられた。
蒼の派閥--召喚師を育成し
統率するための組織。
俺は、一人前の召喚師になる
ために、今日までここで訓練
を受けてきたんだ。
そう・・・
選択の余地もなく・・・
今でもまだ、信じられないよ
産まれも定かでないあたしが
こんな場所にいるってこと
きっかけは突然
たまたま拾ったきれいな石が、
あたしの手の中で光を放って街を
メチャクチャにしちゃったんだ・・
それが「召喚術の暴発」って
いうことは、連れて行かれた
牢屋の中で聞かされた。
召喚術--このリィンバウム
に暮らす人々があこがれ、
同時に恐れている魔法の力。
それを使うために必要な素質が
あたしにはあった
で、あたしは今いる
この場所へ連れてこられた
蒼の派閥--召喚師を育成し
統率するための組織。
あたしは、一人前の召喚師に
なるために、今日までここで
訓練を受けてきた
そう・・・
選択の余地もなしにね・・・
蒼の派閥
召喚師見習い
*n0
ただいま参りました
おお、待っておったぞ
*n0よ
時間ぎりぎりか・・・
てっきり試験を受ける
のがこわくなって
逃げたかと思ったぞ
お前のことじゃ。おお
かたネスが起こして
くれるまで眠りこけて
おったのじゃろう?
あはは・・・
あははは・・・
やっぱり
わかります?
フン。
大した自信ではないか
どこの馬の骨とも
知れぬ「成り上がり」
の分際で
!!
むぅ!
フリップ殿。
今の発言は、試験監督
として不謹慎ですぞ?
・・・コホン
では試験を開始する!
*n0
はい
目の前のサモナイト石
を用い、お前の助けと
なる下僕を召喚して
みせよ
たしかサモナイト石に
は色ごとに属性が
決まっていたっけ
えっと・・・
確かネスから教わった
と思ったんだよな・・
たしかサモナイト石は
色ごとに属性が
決まっていたのよねえ
えっと・・・
確かネスから教わった
んだけど・・・
どうしよう?
 思い出してみる
 めんどくさいや
僕たちの暮らしている
リィンバウムは4つの
異なった世界と
隣り合っている
それらの世界に魔力で
門を開き、対象を呼び
出すのが召喚術なわけ
だが
その際に使用するのが
サモナイト石だ
サモナイト石には
5種類の色があって、
それぞれ違う世界の
属性に対応している
どの色がどの世界の
属性をもっているのか
説明できるか?
えーと・・・
黒のサモナイト石が
「ロレイラル」ので
紫のサモナイト石は
「サプレス」
それから・・・
赤は「シルターン」で
緑は「メイトルパ」
だったと思う
もちろん!
黒のサモナイト石が
「ロレイラル」ので
紫のサモナイト石は
「サプレス」
それから・・・
赤は「シルターン」で
緑は「メイトルパ」
で、よかったよね
この無色の石は?
それは「無属性」
対応する世界が定かで
ない石・・・だよな?
それは「無属性」
対応する世界が定かで
ない石・・・でしょ?
では次に、それぞれの
世界の別名と、召喚獣
の特徴は?
ロレイラルは「機界」
その名のとおり
機械仕掛けの生き物を
呼べる
たしか、ネスの学んだ
召喚術はこれだよな?
ロレイラルは「機界」
その名のとおり
機械仕掛けの生き物が
暮らしてる世界の術
ネスの学んだ召喚術は
これなのよね?
ああ、そのとおりだ
サプレスは「霊界」で
悪魔や天使が呼べる、
俺たち人間より強い
魔力をもってるんだ
サプレスは「霊界」で
悪魔や天使が呼べる、
あたしたち人間よりも
強い魔力をもってる
続けて・・・
シルターンは
「鬼妖界」
俺たちと同じ人間も
暮らしているけど
それだけじゃない
鬼とか妖怪が呼べるし
人間の中でも、独特の
武術を使う者たちが
たくさんいるんだ
シルターンは
「鬼妖界」
あたしたちと同じ人間
も暮らしているけど
それだけじゃない
鬼とか妖怪が呼べるし
人間の中でも、独特の
武術を使う者たちが
たくさんいるわね
「シノビ」や
「サムライ」などが
有名だな
最後は
「幻獣界」メイトルパ
高い知能をもつ動物の
「幻獣」や、人間と獣
をかけあわせたような
「亜人」がいるんだ
・・・どうだ?
高い知能をもつ動物の
「幻獣」や人間と獣を
かけあわせたような
「亜人」がいる
どぉ
かんぺきでしょ?
まあ、それなりの知識
はあるようだが
大事なのは、自分が
どの属性と相性がいい
のかを見極めることだ
くれぐれも
忘れるなよ?
俺のもつ魔力の属性と
相性がいいのは・・・
あたしのもつ魔力の
属性と相性がいいの
は・・・
 機属性・黒いサモナイト石
 鬼属性・赤いサモナイト石
 霊属性・紫のサモナイト石
 獣属性・緑のサモナイト石
古き英知の術と
我が声によって
今ここに召喚の門を
開かん・・・
我が魔力に応えて
異界より来たれ・・・
新たなる誓約の名の下
に*n0が
命じる
呼びかけに応えよ・・
異界のものよ!!
???
・・・・・・
やった・・・
なんとか、呼べたぞ
ふうっ・・・
どうやらうまくいった
みたいね
ロレイラルの
機械兵士か
これなら確かに護衛獣
として文句なしじゃ
???
・・・
貴方ガ・・・
貴女ガ・・・
我ガ「あるじ」カ?
え? あ、ああ!
君を召喚したのは
確かに俺だけど
あるじ・・・って
君を呼んだのは
あたしだけど
了解シマシタ
ソノヨウニ認識シマス
デハ、御命令ヲドウゾ
我ガ「あるじ」殿
え、えっと・・・
なんか、ずいぶんと
固っ苦しい雰囲気の
護衛獣だけど・・・
ま、いっか?
???
・・・
あ、あれっ?
なんで、こんな子供が
出て来るんだ!?
うまくいったかしら
・・・って、子供!?
ふははは。
どうやら、低級な悪魔
を呼び出したようだな
護衛獣として
どれほど役に立つやら
・・・オイ
え?
そこの間抜けヅラした
ニンゲンのガキ!!
手前ェのことだよッ!
間抜けヅラ・・・
はいはい、ボク
なにかなー?
冗談じゃねえぞ
ニンゲン!!
よくもオレを呼びつけ
やがったな
高くつくぜェ?
この貸しはよォ・・
な、なんなんだよ?
この反抗的な態度はっ
あらま、ずいぶんと
ご機嫌ナナメねぇ?
ううーん
ひょっとして、かなり
厄介なの呼んじゃった
のかも・・・
???
・・・・・・
・・・?
ありゃ?
???
ここ・・・どこ?
え?
???
おにいちゃん・・・
だれ?
これはまた、ずいぶん
可愛らしいコが
来ちゃったわねえ
頭にあるキツネの耳が
なかったら、召喚獣に
見えないくらいに
???
おねえちゃん・・・
だれ?
こんな小さな女の子を
俺は召喚しちまったの
か・・・?
混乱してる・・・
ま、無理ないか
ほう
シルターンの妖怪か
え?
へっ?
変化してまだ日は浅い
ようじゃが、なかなか
強い魔力を持っておる
ようじゃな
そう、なのか?
そうなの?
・・・(こくん)
見た目で判断しちゃ
ダメってことね
???
・・・っ!?
やった・・・
なんとか、呼べたぞ
でも、なんだか様子
がおかしいような
やっりぃー!
さすがはあたしっ
だいせいこーっ♪
・・・って、あれ?
なーんか、様子が
おかしいわね・・・
なあ、君?
ねぇ? ボク
わーーーーーっ!!
うわっ!?
きゃっ!?
ぶたないでっ!
食べないでっ!!
痛いことなんか
しないでーーっ!!
へ???
ボクなんか食べても
おいしくありません
だから食べないで!
いじめないでぇ!!
どうやら、錯乱して
おるようじゃのう
ふはははっ。
とんでもないハズレを
引いたようだな。ん?
ぐすっ、ぐすっ・・・
え?
この状況って
ひょっとして・・・
あちゃあ・・・
なーんか、マズそうな
雰囲気が・・・
いかん!
暴発するぞっ!?
うわあっ!!
きゃあっ!!
げほっ、げほっ
やっちまった・・・
よりによって、こんな
失敗するなんて
これじゃネスや師範に
顔向けが・・・
・・・・やっちゃった
やっぱ、一夜漬けでも
勉強しときゃ良かった
かなぁ・・・
どうしよ・・・
これじゃ、ネスや師範
に顔向けできないよぉ
・・・?
けほんっ!
えほっ!
あ、あれっ!?
へっ!?
ひょっとして
うにゅうぅぅっ
けむいですのおぉ~っ
失敗じゃない?
ちゃんと
召喚できてる!?
呼ぼうとしてたのとは
似ても似つかない
召喚獣だけど・・・
でも、なんていうか
期待してたのとは全然
違う気もしたり・・・
むう
てっきり、暴発かと
思ったんじゃが
*n0よ
お前が召喚しようと
したのは、この召喚獣
で間違いないか?
あ、は、はいっ!
そうですっ!!
こうなったら、もう
なんとかしてごまかす
しかない・・・
あっ、は、はいっ!
そうですっ!!
こうなったら、もう
なんとかしてごまかす
しかないわね・・・
はえ?
さいわい、コイツは
見るからに無害そうな
感じだし
試験の間だけでも
ごまかせれば・・・
この子、見るからに
おとなしそうだし
えーい、試験の間だけ
ごまかしちゃえっ!
ともあれ
お前と共に試験を
受けるべき護衛獣は
ここに召喚された
*n0よ
お前の召喚した下僕と
共に、これより始まる
戦いに勝利せよ!
ええっ!?
ちょ、ちょっと!
ちょっと待っ・・・
戦えだなんて、
いきなり、そんなこと
言われたって!?
あ、あのー・・・
もしもしっ?
そんなこと・・・
聞いてないんですけど
お前の戦うべき相手は
この者たちだ
ヴオォォォォッ!!
こんなのっ
冗談じゃないぞっ!?
ちょ、ちょっと!?
これって、シャレに
なってないよぉ!?
優先命令ニ
該当シマシタ
え?
へ?
護衛獣ノ義務ハ
召喚者ノ命ヲ守ルコト
オ守リイタシマス
あるじ殿・・・
(くいくい)
え?
おにいちゃん・・
こわいよ・・・
そうだよ。
俺がしっかりしなくて
どうするんだよ?
この子を・・・
守ってやらなくちゃ!
え、なぁに?
おねえちゃん・・
こわいよ・・・
・・・大丈夫よ
おねえちゃんってば
強いんだから!
そうよね・・・
私がこの子のこと
守ってあげなきゃ!
んだぁ?
このくせえ連中は
オレにケンカを売る気
かぁ!?
お、おい・・・
とりあえず
やるしかないわね!
すっこんでろッ
ニンゲン!!
あら・・・
言ってくれるわねぇ?
オレは今、めちゃ機嫌
が悪いんだよ・・・
うさ晴らしに
遊んでやらあッ!!
ぐすっ、もうダメです
オシマイですうぅぅ
泣くんじゃない!!
泣かないの!!
・・・っ!?
オシマイになりたく
なかったら戦うんだ!
男の子でしょ?
泣き言は言わないっ!
ででで、でもっ・・・
俺だってこわいさ
けど、戦うしかない
俺を信じてくれ!
あたしもいるんだから
一緒に戦えば勝てる!
いーい?
はっ、はいいい
にゅううっ???
いったい、なにが
どうなっちゃってるん
ですの~!?
モナティ、お手伝いで
お庭のお掃除をしてた
はずなのに・・・
マスターっ!?
マスターは、どこに
行っちゃったん
ですのおぉ~っ!?
お、落ち着いてっ!
ちょっ、ちょっと!
お願いだから
落ち着いてってば
うにゅうぅぅ・・・
詳しい説明はあとで
ちゃんとするから、
今は俺の言うとおりに
してくれないか?
詳しい説明はあとで
するから
お願い、力を貸して
ヴオォォォォッ!!
じゃないと・・・
二人ともアイツらに
やられちまう
だから、頼むっ!
でないと・・・
二人とも、あいつに
食べられちゃうよ?
うぅー、わかりました
ですのぉ・・・?
やった・・・
勝った!
勝てたぞっ!!
やりぃーっ!
どうやらこれで、文句
なしに試験は合格ね
彼ラトノ戦力差ハ
明ラカナモノデシタ
コノ勝利ハ
当然ノ結果デス・・・
あ・・・
そ、そうなのか?
むー・・・
なんでわざわざ、人の
喜びに水を差すかなあ
・・・・・・
ゴメンな
いきなりコワイ目に
あわせちゃって
もう大丈夫だからな
ほら? おねえちゃん
強かったでしょ
もう大丈夫だからね
・・・(こくん)
チッ!
八つ当たりにもなりゃ
しねぇぜ
あーーーっ!!
イラつくぅぅぅっ!!
あれだけ暴れまくって
よく言うよ・・・
あははは・・・っ
思いっきり、血の気が
あり余ってるわねぇ
た・・・
たすかったぁぁぁぁ
お互い、無事で
よかったな?
よくがんばったわね
うんうん、えらいぞ
は、はいっ
おかげさまでっ!
ふにゅうぅ・・・
ありがとう
君が俺の言うことを
黙って聞いてくれた
おかげだよ
ありがとう
力を貸してくれて
おかげで助かったわ
ど・・・
どういたしましてぇ
ですのぉ・・・
よくがんばったな
*n0よ
それだけの力があれば
もう一人前じゃろう
ラウル師範・・・
どうじゃな
試験官のフリップ殿?
・・・フン!
見習い召喚師
*n0よ
試験の結果をもって
今よりお前を・・・
正式な蒼の派閥の
召喚師とみなす!!
おめでとう
*n0
なお、派閥の一員と
なったお前には、相応
の任務が命じられる
いったん自室へと戻り
呼び出しを待つがいい
・・・以上だ!
・・・あれ?
・・・あら?
・・・・・・
ネスじゃないか
どうしよう?
 なんでこんなとこに?
 心配してくれたのか
 無視しちゃおう
ネスじゃない
どうしよう?
 まっててくれたの?
 心配してくれんだ
 無視しちゃったりして
なんでネスが
こんなとこに?
僕がどこにいようと
君には関係あるまい
そりゃ
そうだけど・・・
まっててくれたの
もしかして?
何を言っているんだ
僕がどこにいようと
君には関係あるまい
ふーん・・・
ま、たしかにそうよね
ひょっとして
心配して見に来て
くれたのか
心配してくれたんだ
なんで僕がわざわざ
そんなことをしなく
ちゃならんのだ?
う・・・
えー、冷たいなぁ?
まあ・・・
君がどんな不始末を
しでかすかは、不安で
はあったが
一応、僕は君の
兄弟子だしな・・・
ふーん・・・
ま、そういうことに
しておきますか
・・・
おい
・・・・・・
おいっ!
*n0!!
・・・あ?
・・・あら?
ネス、いたの?
しらじらしく
無視するんじゃない!
まったく・・・
それが心配してやった
兄弟子への態度か・・
え?
ん?
こっちの話だッ!
あ!?
そうだ、ネスっ
俺、合格したんだぜ!
あ、そーだっ!
ネスネスぅ、あたし
ちゃんと合格したわよ
よかったな
・・・なんだよ、それ
もうちょっとさ
喜んでくれたっていい
だろう?
ありがと・・・って
あのさ、もう少しこう
喜んでくれたって
いいんじゃない?
真面目に学んでいれば
あれぐらいの試験は、
受かって当然だ
むしろ落ちる要素が
あったこと自体が
問題なんだぞ?
う・・・
むー、あいかわらず
きついなぁ
はっはっは
相変わらずお前は
*n0には
手厳しいのう
ラウル師範・・・
ともあれ、合格したの
はめでたいことじゃて
よくがんばったな
*n0よ
ありがとうございます
師範!
いいのですか、師範
本当にこんな不真面目
なヤツを、一人前と
認めてしまって?
あのなぁ・・・
ネスぅ・・・
試験官はフリップ殿
だったんじゃぞ
ネスティ
え!?
誰よりも平民あがりの
「成り上がり」召喚師
を嫌う彼が、認めざる
をえなかったんじゃ
*n0は
それだけの結果を自分
の力で出したのさ
立派なものじゃろう?
・・・はい
さて、と
*n0よ
早く部屋に戻りなさい
呼び出しが来ていると
いかんからな
あ、はい
はい、師範
それから、さっきから
そこで居心地悪そうに
しておる・・・
お前の護衛獣に
きちんと挨拶をしとく
ことじゃな
え?
ああっ、ゴメンっ!?
・・・
あわわっ、すっかり
忘れてたっ!?
あっちゃあ・・・
今の今まで、すっかり
忘れちゃってた!?
呼び出して早々に
戦わせちゃって
すまなかったな?
呼び出して早々
戦わせて悪かったわね
オ気ニナサラズニ
自分ハ戦闘ノタメ
開発サレタ機体デス
そうなんだ・・・
どうりで強いわけだ
これから先
俺の護衛を君に頼む
ことになるわけだけど
よろしく頼むよ
*n1?
そっか・・・
どうりで強いわけだ
これから先
あたしの護衛を君に
頼むわけだけど
よろしく頼むわね
*n1?
理解シテイマス
ソノヨウニ御命令ヲ
受ケテイマスノデ
あ、うん・・・
機械だけあって
すごく事務的だなあ
コイツ
ありがと・・・
機械だけあって
面白みにかけるわね
このコ・・・
呼び出して早々に
戦わせちゃって
すまなかったな?
ごめんね
怖くなかった?
(ふるふる)
これから君には
僕の護衛獣になって
もらうんだけど・・・
イヤなら、元の世界に
帰してあげることも
できるんだ
これから君には
あたしの護衛獣に
なってもらうんだけど
イヤなら、元の世界に
帰してあげることも
できるわよ?
どうする?
・・・・・・
無理だよなぁ
いくら妖怪だからって
こんなに小さいんだし
無理もないか
こわかったよね
いきなり戦わせて
・・・いいよ
え?
おにいちゃん・・・
まもってくれた
へっ?
おねえちゃん・・・
まもってくれた
あたしのこと・・・
だから・・・
本当にいいの?
(こくん)
そっか・・・
よろしくな
*n1
これからよろしくね
*n1
・・・(こくん)
呼び出して早々に
戦わせちゃって
すまなかったな?
おつかれさま
あんた、思ったより
強いわねぇ?
なぁに
馴れ馴れしい口
叩いてんだよ?
わりぃと思うんなら
さっさと、オレを
解放しやがれッ!
なんだよ、その態度は
それが召喚主に
対する態度かよ!?
さっさと、オレを
解放しやがれッ!
むー、言ってくれる
わねぇ・・・
それが召喚主に対する
態度なわけ?
勝手に主人ヅラ
すんじゃねえッ!!
誓約で縛られちまった
から、命令は聞いて
やるがよ・・・
オレは手前ェと仲良く
する気はねぇんだ!!
よォくおぼえとけっ
ニンゲン!!
な・・・
なんてヤツだ・・・
・・・はいはい
呼び出して早々に
戦わせちゃって
すまなかったな?
がんばったね
*n1
えらい、えらい
いいっ、いえ!
ボクのほうこそっ
すいませんです!!
ご主人様の身を守るの
が、召喚獣の使命なの
に・・・
ボク、役立たずで
情けないですぅ・・・
おいおい、なにも
泣くことないってば!
むー、なんですぐに
泣くかなぁ、キミは
ででっ、でもぉ!
戦闘に向いてない君を
無理に戦わせた俺も
悪かったんだ
こわい目にあわせて
本当にごめんな
戦闘に向いてない君を
無理に戦わせたのは
あたしなんだから
うん、君はがんばった
あたしはそう思うよ
ご主人様・・・
メイトルパに帰して
あげるよ
で、本当なら君には
あたしの護衛獣として
働いてもらいたいトコ
なんだけど・・・
メイトルパに帰った
ほうが、君のためには
よさそうだね?
だだっ、ダメですっ!
*n1?
ボクはっ
こわいのや痛いのは
苦手ですけど、でも!
料理とか、洗濯とかっ
お掃除とかならっ
上手にできる自信は
ありますっ!
ご迷惑かけたぶん
お詫びがしたいんです
だから・・・っ!
ダメ、ですか?
・・・いいや
俺、そういうの全部
苦手だから
すごく助かるよ
ダメじゃないけど
うう、アタシの苦手な
ことばかり得意なのね
このコ・・・
じゃ、じゃあ・・・
よろしく頼むぜ?
よろしく頼むわよ♪
*n1
は、はいっ
ご主人様っ!
はい?
はーい?
呼び出しが来たぞ
*n0
僕と一緒に来るんだ
ネスと一緒に?
・・・というわけでね
俺の失敗のせいで
君は召喚されたみたい
なんだよ
・・・そういうわけで
あたしの失敗のせいで
君は召喚されたみたい
なのよ
そうだったですの
こわい目にあわせて
本当にごめんな
すぐに誓約を解除して
元の世界に・・・
迷惑かけちゃってさ
ほんと、ゴメンね
すぐに誓約を解除して
元の世界に・・・
待ってください
ですの!
元の世界って
メイトルパに帰すって
ことですよねぇ・・・
そうだけど?
そういうことに
なるのかなー?
それじゃあ
困るですのぉ~っ!!
モナティには
この世界にちゃんと
別のマスターがいるん
ですのぉ!
ええっ!?
それって
どういうことなんだ?
うそっ!?
それって
どういうこと?
やれやれ・・・
「二重誓約」とはな
ネス!?
様子が変だと思って
見に来たら、案の定だ
廊下まで聞こえたぞ?
うう・・・
あっちゃー・・・
「二重誓約」って
なんですのー???
「二重誓約」とは
召喚術が失敗した時に
起きる事故のひとつで
すでに誓約を交わした
他人の召喚獣を、別の
人間が召喚してしまう
ことなんだ
その場合、より強い
魔力の持ち主のほうの
誓約が優先されること
になってしまう
でもさ、ネス
自分で言うのもなんだ
けど、俺、そんな魔力
強くないぜ?
・・・・・・
でもさ、ネス
自慢じゃないけど
あたし、そんなに魔力
強くないわよ?
だろうな
むー・・・
君はもともと
はぐれ召喚獣だったん
じゃないのか?
あ、はい・・・
ちょっと前までは
そうでしたの
多分、今の主人とは
きちんと誓約をかわし
てないんだろう?
にゅうぅ、そう言えば
そうですのぉ・・・
やはりな
だったら理解できる
最初に君が召喚された
時の誓約の魔力が
弱まってたんだ
だから、このバカ者の
召喚術なんかで、簡単
に書き換えられて
しまったんだな
うう・・・
なるほどねぇ
素直に感心するなっ!
むー・・・
うにゅうぅぅ・・・
どうしよう、ネス?
どうしよっか?
別に問題はあるまい
元がはぐれだろうと、
今は君がこの召喚獣の
主人なんだ
でも、この子はっ!
・・・モナティには、
ちゃんと別に主人が
いるんだぜ!?
それを、無理矢理に
俺の護衛獣にしちゃう
なんて・・・
薄情ねぇ!
モナティには、本当の
主人がいるのよ?
何とかしてあげなきゃ
いやがってるのに
無理矢理、あたしの
護衛獣にするなんて
だったら、試験の時に
どうして失敗したって
言わなかった?
う、それは・・・
そ、それは・・・
・・・まあ、いい
いずれにしろ、これは
召喚者である君が責任
を取るべきことだ
よく考えるんだな
自分がどうするべきか
・・・。
あ・・・
呼び出しが来た
ようだな?
*n0よ
お前に最初の
任務を与える
心して聞くがよい
はい
お前はこれより護衛獣
と共に、修行を兼ねた
見識を深めるための旅
に出るのだ
なお、視察の旅の期限
は定めぬものとする
え?
へっ?
蒼の派閥の一員として
ふさわしき活躍を示す
ことができた時
それをもって
この任務の完了とする
お待ちくだされ
フリップ殿!
どうかなされたか?
ラウル殿
何をもってふさわしき
活躍とするのか
説明すべきでは!?
それは*n0が
自分で考えるべき
ことでしょう
いくら後見人とはいえ
過保護は困りますな
ラウル殿?
じゃが・・・
それにこの任務は
幹部一同が協議した上
で決定したことですぞ
不満があるのなら
グラムス議長や
総帥にお言いなさい
・・・っ
わかりました
フリップ様
*n0?
その任務
お受けいたします
ふふふ
殊勝な心がけだな
*n0
君はバカか!?
これは任務の名を
借りた、君を追放する
ための命令だぞ!!
わかってるさ
わかってるわよ
そんなの、最初から
わかってる・・・
でも、俺はこれ以上
俺をかばったせいで
師範が立場を悪くする
のはイヤなんだよ
あたしはもうこれ以上
あたしをかばって師範
が立場を悪くするのは
イヤなのっ!
・・・
任務を果たしたならば
お前に「家名」が与え
られるそうだ
「成り上がり」の身分
から、正式な召喚師の
家系を名乗れるのだ
奮起するがいい
・・・以上だ!
こうして俺は
旅立つことになった・・・
事実上の追放にひとしい
任務を受けたにも関わらず
俺はなぜか、取り乱したり
しなかった
なぜか?
考えるまでもない
同じだからだ
あの日、強引に
この場所へ連れてこられ
召喚師になることを強制
された時と、同じだからだ
だから、耐えられた
納得することができた
どうせ選択の余地は
ないのだから、と・・・
こうして、あたしは旅に出る
ことになったわけで・・・
追放されちゃったってわりに
妙にさめちゃってることが
最初は自分でも不思議だった
んだけど・・・
よく考えたら、答えは簡単
だって、繰り返しってこと
あの日と同じことが、また
繰り返されただけ・・・
唐突に、この場所に連れて
こられて、召喚師になれと
強制された時と同じ
だから、平気
平気だよ・・・
うん・・・

scn101

さて・・・
荷物の準備はこれで
よし、と
この部屋で暮らすよう
になって、もう何年も
経つけど・・・
いざ出ていくとなると
なんだか、名残惜しい
気がするな
ま、無理もないか
ここに来るまで、俺は
ずっと宿無しみたいな
もんだったし
ふう
荷物の整理おわりっと
この部屋で暮らすよう
になって、もう何年も
経つけど・・・
いざ出ていくとなると
なんだか、名残惜しい
気がするわね
ま、無理もないか
ここに来るまで、
あたしに家なんて
なかったし・・・
・・・・
・・・・
 思い出をふり返る
 ガラじゃないよな
・・・・
 思い出をふり返る
 らしくないね
ここに連れてこられて
すぐの頃は、逃げる
ことばかり考えてたよ
なあ
脱走騒ぎを起こしては
ネスやラウル師範に
迷惑かけたっけ・・・
あ・・・
そういえば・・・
・・・あった、あった
前にネスに書かされた
反省文!
あはははっ
「真面目になります」
て、1000回も
書かされたっけ
・・・うん
これも持っていくか
もう、ネスに叱られる
機会もなくなっちまう
かもしれないし・・・
ここに連れてこられて
すぐの頃は、逃げる
ことばっかり考えてた
気がするわねえ
脱走騒ぎを起こしては
ネスやラウル師範に
迷惑かけたっけ・・・
あ・・・
そういえば・・・
・・・あった、あった
前にネスに書かされた
反省文!
「真面目になります」
て、1000回も
書かされたのよねー
・・・うん
これも持っていこっか
もう、ネスに叱られる
機会もなくなるかも
しれないし・・・
反省文を手に入れた!
って、ガラじゃないか
こんなふうに感傷的に
なるなんてさ
ある意味、ようやく
自由の身になったんだ
楽しまなくちゃ
もったいないって!
らしくないわね
こんなふうに感傷的に
なるなんて
ある意味、自由の身に
なったわけでもあるし
楽しまなくちゃ
もったいないよね
あ、はーい
はい?
旅支度はすんだのか?
うん、まあね
うん、ばっちり
なら、すぐ出発しない
とダメじゃないか
遊びじゃないんだぞ?
わかってるよ
・・・なんだよ
ちょっとぐらい
引き止めてくれたって
いいのにさ・・・
わかってるわよ
・・・なによ
ちょっとぐらい
引き止めてくれたって
いいのに・・・
もういいよ、ネス
見送りはここまでで
もういいわよ、ネス
見送りはここまでで
・・・?
心配してくれるのは
ありがたいけど、俺も
一人前になったんだ
ここから先は、俺一人
でがんばるからさ
心配してくれるのは
うれしいけど、
あたしも一人前に
なったわけだし
ここから先は、
あたし一人でも
がんばれるから
・・・・・・
・・・・・・
どうして僕が君のこと
を見送らなくちゃ
ならないんだ?
え?
へ?
やれやれ・・・
まさか、気づいて
なかったとはな
見送りの僕が、なんで
君と同じような旅支度
をしていると思う?
あ!
あのあと、フリップ様
から命令が届いてな
不本意ではあるが、
君の監視役として同行
を命じられたんだ
ええ~っ!?
ええ~っ!?
 ホントに?
 嘘だろ~っ!?
 なんで!?
ええ~っ!?
ええ~っ!?
 ホントに?
 嘘でしょ!?
 なんで!?
ホントに?
そんなくだらない嘘を
ついてどうするんだ
君じゃあるまいし
そっか・・・
あは、ははははっ
正直に言うとさ
俺、ちょっとだけ不安
だったんだよ
でも、ネスが一緒なら
心強いや
正直に言うとね
あたしちょっとだけ
不安だったの
でも、ネスが一緒なら
心強いわ
・・・言っておくが
僕は監視役として
君に同行するんだ
君を甘やかすつもりは
ないぞ
わかってるって♪
わかってるって♪
まったく・・・
嘘だろ~っ!?
嘘でしょ!?
なんだ?
その、言葉の端々から
にじみ出る不満そうな
態度は・・・
だ、だってさぁ!
つまりそれって、俺が
一人前として認められ
てないってことだろ
つまりそれってば
あたしが一人前
だって認められてない
わけじゃない!
事実じゃないか?
う・・・
む・・・っ
それにこの旅は、君に
致命的に足りていない
勤勉さを学ばせること
も目的なんだ
君のことだ
放っておいたら、好き
勝手にふらふらするに
決まってるからな
見抜かれてる・・・
ばれてる・・・
残念だったな?
あてが外れて
とほほ・・・
むぅう・・・
なんで!?
知らんよ
おおかた、君を野放し
にしておくことに
不安を感じたんだろう
とほほ・・・
散々な言われようだ
なによ、それぇ?
ずいぶんな言われよう
じゃない
ま、今の君の注意力の
欠如っぷりを見れば、
その不安も理解できる
気がするがな
うう・・・
むう・・・
まあ、それはさておき
そもそも君は、本部の
あるこの街のことすら
くわしくは知るまい
あ、うん
きちんと街をまわった
ことなんて、そういや
なかったもんな・・・
授業をさぼった時も
ほとんど昼寝してたし
えっ、うん
きちんと街をまわった
事なんて、そういえば
なかったもんね・・
授業をさぼった時も
ほとんど昼寝してたし
だから、まずはこの街
聖王都ゼラムについて
案内するとしよう
*n1にも
この世界の様子を見せ
ておく必要があるしな
ああ、そうだな
*n1
わからないことがあっ
たら、なんでも聞いて
くれよ?
ええ、そうね
*n1
わからないことがあっ
たら、なんでも聞いて
ちょうだい
了解シマシタ
あるじ殿
(こくん)
はッ!
誰が手前ェなんかに
頼るかよ・・・
はい、よろしくお願い
します、ご主人様っ
結局のところ、彼女は
どうするんだ?
・・・・・・
それなんだけどさ
俺、モナティを彼女の
主人のところへ帰して
やりたいと思ってる
そのことなんだけど
ネス、あたしね
モナティを彼女の主人
のところへ帰してあげ
たいと思ってるの
・・・えっ?
どうせ旅の行き先は
俺が自由に決めていい
んだしさ
ダメかな?
だって旅の行き先は
あたしが自由に決めて
いいんでしょ?
・・・ダメ?
ダメもなにも
君の好きにすればいい
僕が口を出すことじゃ
ないからな
・・・だってさ?
・・・だってさ?
よかったわね
モナティ?
う、にゅ、にゅうぅっ
ありがとうですのぉ!
あはは、いいんだって
もともとは、俺が失敗
したせいなんだし
あはは、いいのよ
もともとは、あたしが
失敗したせいなんだし
で、彼女の主人がいる
のはどこなんだ?
サイジェントっていう
街なんですの
サイジェント?
・・・!
知ってるか、ネス?
知ってる、ネス?
ああ。一応、場所はな
ホントですのー?
聖王国の西の果て
旧王国との領土の境に
ある街だ
海路を使って、何日も
かけて行く必要がある
よし、それじゃ
さっそく港へ・・・
へえ、それじゃ
さっそく港へ・・・
船賃はどうするんだ?
え?
へ?
言っておくが、手持ち
の金では一人分の船賃
だって出ないぞ
・・・じゃ、じゃあ!
時間はかかるだろう
けど、歩いて・・・
えっとぉ・・・
それじゃあ、時間は
かかっちゃうだろう
けど、歩いて・・・
だとすると、何十日も
歩きづめだろうな
げっ!?
うそっ!?
歩いて簡単に行けるの
なら、船の必要なんて
ないだろう
つまり、現状の僕たち
では無理ということだ
そんなぁ・・・
心配するなって!
なんとか、するからさ
心配しないで!
なんとかするから
そう言うからには
具体的な案があるんだ
ろうな?
それは・・・
そら見ろ
できもしないことを
安うけあいするなんて
前から言おうと思って
いたが、どうして君は
そう浅はかなんだ?
浅はかで悪かったなぁ
浅はかで悪かったわね
お二人とも
ケンカなんかしちゃ
ダメですのーっ!
モナティのせいで
お二人がケンカするの
はイヤですのぉ・・・
モナティ・・・
・・・まあ、なんだ
今は無理というだけで
帰れないわけじゃない
旅を続けるうちに、
なにか方法が見つかる
かもしれないしな
ただし、それまでの間
君にはこいつの護衛獣
になってもらうことに
なるが・・・
わかりましたですの
ごめんな、モナティ
ごめんね、モナティ
そんな、お気になさら
ないでほしいですの!
だって・・・
*n0さん
だって、こんなことに
なって困ってるはず
です・・・
それは、まあ・・・
モナティにどれだけの
ことができるのかは
わからないですけど
いっしょうけんめい
がんばりますから
よろしくお願いします
です
・・・うん
じゃ、よろしく頼むよ
・・・うん
よろしく頼むわね
はいですのっ!
出発するのは
まだ早いだろう
もう少し街を回って、
旅に必要な品物を整え
てから、また来よう
そろそろ出発するか?
どうしよう?
 そうしよう
 ちょっと待って
さすがは聖王国の王の
お城だけあるなあ
門だけ見ても、すごい
大きさだよ
さすがは聖王国の王の
お城だけあるわね
門だけ見ても、すごい
大きさだわ
大きさもだが、この城
の一番の特色は、背後
に滝を背負っていると
いう立地条件なんだ
断崖が堅固な防壁に
なると同時に、聖王家
にふさわしい偉容を
作り出している
なるほど、たしかに
迫力あるもんな・・・
へ~、たしかに
迫力あるものねぇ
そういった反面、門前
をこうした広場として
市民に開放することに
よって
閉鎖的ではない雰囲気
を作り出しているんだ
城ひとつとっても
いろいろと考えて建て
られてるんだなあ
城ひとつとっても
いろいろと考えて建て
られてるのね
そういうことだ
うわ・・・
これ、ぜーんぶ
お店なんだよな?
ひゃあ・・・
これ、ぜーんぶ
お店なのよね?
ゼラムには大陸の各街
から、様々な品物が
集まってくるからな
これだけ数が多いと
どの店で買ったらいい
のか、迷いそうだな
これだけ数が多いと
どの店で買ったらいい
のか、迷いそうね
そのあたりは心配ない
例えば、そこの洋服屋
の値札を見てみろ
いち、じゅう、ひゃく
せん・・・
1万バーム~っ!?
扱う品物が高級なほど
値段もあがっていく
懐具合に応じて、自然
に店は決まるわけだ
それはわかったけど、
洋服ひとつにどうして
こんな値段が?
それはわかったけど、
洋服ひとつにどうして
こんな値段がつくのよ
遠い街から輸入すれば
そのぶんだけ手間賃や
輸送費がかさんでいく
その結果さ
ちなみにその服は
有名なサイジェント産
のキルカの織物さ
貴族の着る洋服だよ
うはぁ・・・
うひゃ・・・
さて、ついでだから
旅に必要な品物を買い
足していくとしよう
お、お金、足りるか?
お、お金、足りる?
言っただろう
懐具合に合わせて店は
選べるって
あ、なるほど
あ、納得
ここはまた
ずいぶんとにぎやか
だなぁ
ここはまた
ずいぶんとにぎやかね
繁華街だからな
ゼラムほど大きな街に
なると、その規模も
大変なものになる
夜になると、人の数は
こんなものじゃないぞ
もっといっぱい増える
んですのーっ!?
すごいな
すごいわね
繁華街っていわれる
だけのことはあるのさ
えっ!もっと
ふえるんですか?
繁華街っていわれる
だけのことはあるのさ
宿屋や酒場は旅人で
賑わうし、大劇場での
催し物やカジノは、夜
しか開かれないんだ
すごいもんだなぁ
たいしたものねえ
ホント・・・
この繁華街と、貿易が
ゼラムの主産業と
いってもいいからな
うにゅうぅぅ・・・
いーっぱい人がいてぇ
目が回りそうですのー
モナティのいた街には
こういう場所は
なかったのかい?
モナティのいた街には
こういう場所は
なかったの?
あったですよ
でも、もっとちんまり
してたですの
へぇ・・・
ふーん・・・
あ、でも
すごくおいしいご飯が
食べられるお店が
あるんですの!
そこのオムレツがもう
すごぉぉ~く美味しい
んですのー
それ、俺も食べて
みたいなぁ
いいなぁ、それ
あたしも食べて
みたいなぁ・・・
ぜひぜひ、モナティが
ご案内するですの!
ああ、そのためにも
早いとこ、モナティを
帰せるようがんばるよ
そうね、そのためにも
早いとこ、モナティを
帰せるよう
がんばろっか
*n0さん・・
な?
ね?
は、はいですぅ!
夜になると、人の数は
こんなものじゃないぞ
すごいもんだなぁ
すごいものねぇ
導きの庭園
いわゆる、市民公園に
あたる場所だな
いくらなんでも、ここ
ぐらい俺も知ってるよ
蒼の派閥本部の
目と鼻の先なんだから
いくらなんでも、
ここならあたしも
知ってるわよ
蒼の派閥本部の
目と鼻の先なんだから
たしかにそうだな
多分、ここについては
ネスより俺のほうが
詳しいと思うぜ
多分、ここについては
ネスよりあたしの方が
詳しいと思うわよ
ほう?
どこの出店が美味いか
とか、どの木の上が
昼寝しやすいかとかさ
木陰の気持ちいい
場所とか、おいしい
お菓子を売ってる出店
はどれか、とかね
・・・・・・
他にも・・・わっ!?
他にも・・きゃっ!?
きゃあっ!?
あれ・・・?
今たしかに、なにかが
ぶつかってきたと
思ったんだけど
えっと・・・?
今たしかに、なにかが
ぶつかってきたと
思ったんだけど
*n0
もっと下を見てみろ
あ・・・
ありゃ・・・
ひゃうぅ・・・は、鼻
ぶつけたぁ・・・
だ、大丈夫かい?
だっ大丈夫?
あ、平気ですぅ・・・
どういう理由があるの
かはわからないが
地面ばかり見て歩くの
は、危ないからよした
ほうがいい
はい、気をつけます
じゃあ・・・
気づいてたんなら注意
してやれよ?
気づいてたんなら注意
してあげなさいよ?
あの子が気づかなくて
も、君が気づくだろう
と思ってたんだが
期待した僕が
バカだったようだ
あの子には悪いことを
したよ
うう、なんか遠回しに
責められてる気が
むぅ・・・
私が悪かったです
他にも・・・
・・・!
どいてえぇっ!!
・・・うわあっ!?
・・・きゃあっ!?
ごめんなさぁい!
あたたた・・・
いたたた・・・
*n0さんっ
だ、大丈夫ですの!?
待つんだ、モナ・・・
お待ちなさいっ!?
このチビジャリいぃ!
ふにゃああっ!?
・・・遅かったか
ああ、だから待てと
言ったのに・・・
な、なんなんだよ
今の騒々しい連中は?
んもぉ・・・
なんだったのよぉ
いったい!?
うにゅううぅ・・・
さっきの子、まだ下を
見てうろうろしてるぞ
また、誰かにぶつから
ないといいけど・・・
さっきの子、まだ下を
見てうろうろしてる
また、誰かにぶつから
ないといいけど・・・
さっきみたいに、また
はねられたりしない
だろうな・・・?
さっきみたいに、また
はねられたりしない
わよね・・・?
このあたりは、やけに
立派な屋敷が多いな
このあたりは、やけに
立派な屋敷が多いわね
貴族や騎士の暮らす
住宅地だからな
名のある召喚師たちも
ここに住居を構えて
いるんだ
へえ・・・
ふーん・・・
蒼の派閥の召喚師では
バーネット家や
グレイメン家・・・
金の派閥のマーン家や
ウォーデン家の本宅も
ここらにあるはずだ
どのみち、俺には縁の
なさそうな場所だな
どのみち、あたしには
縁のなさそうな場所ね
・・・そうだな
ヘヘヘ、この場所は
なかなかいいなァ
気に入ったぜ
やっぱり、悪魔も
こういう屋敷とかに
住みたいものなのか?
ケッ、なァにバカな
こと言ってやがるんだ
あら、キミも
こういう屋敷とかに
住みたいの?
ケッ、なァにバカな
こと言ってやがるんだ
オレが気に入ったって
のはなァ、ここら一帯
に満ちてる悪意よ!
いっ!?
へ?
ニンゲンの欲深さには
つくづく感心するぜェ
あちこちの屋敷から
にじみ出てやがる
ヒヒヒ、たまんねェぜ
さ、他のトコ行くぞ!
はい、はい・・・
次、行くわよ
なんだよォ?
もうちょっとぐらい
楽しませろってば
いいからっ!!
いいから来るのっ!
俺には、縁のなさそう
な場所だな・・・
あたしには、ちょっと
縁のない場所だわね
王都っていっても
普通の人の暮らす家は
変わらないんだな
王都っていっても
普通の人の暮らす家は
変わらないのね
まあ、家そのものはな
ただし、道のほうは
そうでもないぞ
他の街より整然として
いるはずだ
ただでさえ人の多い街
だからな、区画整理が
重要になるのさ
しかし、いくら整理が
されてたって・・・
こう似たような道が
多いと、見分けがつか
なくなりそうだな
しかし、いくら整理が
されてたって・・・
こう似たような道が
多いと、見分けがつか
なくなりそうね
(きょろきょろ)
*n1
あんまり俺から離れた
ら、迷子になるぞ?
*n1
あんまりあたしから
離れたら迷子に
なるわよ?
・・・まいご?
そう、迷子
ひとりぼっちに
なっちゃうってことさ
そう、迷子
ひとりぼっちに
なっちゃうってことよ
!!
あ、おい?
ちょ、ちょっと?
・・・(ぎゅっ)
なにもそんな、必死に
俺の服につかまらなく
たって・・・
なにもそんな、必死に
あたしの服をにぎら
なくたって・・・
・・・・・・
・・・ま、いっか
王都っていっても
普通の人の暮らす家は
変わらないんだな
王都っていっても
普通の人の暮らす家は
変わらないのね
あそこに作られてる
建物がなんなのか
君はわかるか?
あははっ、さっぱり
やれやれ・・・
あれはな、召喚獣鉄道
の駅だよ
ああ、そういえば授業
で習った気がする
でも、あれってたしか
問題が山積みで中止に
なったんじゃ?
費用とか、環境の問題
とかで・・・
ああ、そういえば授業
で習った気がするわね
でも、あれってたしか
問題が山積みで中止に
なったんでしょ?
費用とか、環境の問題
とかで・・・
ふむ、君にしてはよく
覚えていたものだ
だがな、最近になって
開発が再開されること
に決まったんだ
金の派閥が新たに出資
をすることでな
金の派閥・・・
金儲けのために召喚術
を使う連中と、我々は
あまり友好的じゃない
旅先で出くわすことも
あるだろうが、極力
関わらないように気を
つけるようにな
ああ、わかったよ
ええ、わかったわ
・・・・・・
どうかしたのか?
*n1
どうかしたの?
*n1
あ、いえ
ちょっと、気になる
匂いがしたので
・・・そうかな?
・・・匂い?
僕の気のせいかも
しれません
こんなところで
メイトルパと同じ匂い
がするはずがないです
ものね・・・
*n1
やっぱ、帰りたいか?
*n1
やっぱ、帰りたい?
い、いえっ
そんなつもりだったん
じゃないですよっ!?
・・・・・・
ホントにっ
ホントですってばぁ!
・・・ぷっ、くくっ
あははははっ!
え・・・?
あははは、わかってる
ちょっとからかいたく
なっただけだよ
あははは、わかってる
ちょっとからかいたく
なっただけよ
ひ、ひどいですよぉ
ご主人様っ!!
ボクっ、本気で・・・
ああ、こらこら
泣くなってば
あ、ゴメンゴメン
泣かないでってばぁ
ぐすっ・・・
うーん、意地悪すぎた
かもな・・・反省
うーん、意地悪すぎた
かも・・・反省
金の派閥か・・・
どんな連中なんだろ?
うわぁ
でっかい湖だなぁ
窓越しになら、何度か
見てたけど・・・
こうして間近で見ると
やっぱ、すごく大きな
湖よねぇ
このハルシェ湖は
王城の上手にわき出る
至源の泉から、あふれ
出た水が滝となり
低地にたまっていって
できたものだ
へえ・・・
そうなんだ・・・
ハルシェ湖はゼラムの
人々の喉を潤す貴重な
水源であると共に
海路を使って運ばれる
物資の受け入れ口にも
なっているんだ
あれ?
あの船を引っ張ってる
のって、もしかして
召喚獣!?
あら?
あの船を引っ張ってる
のって、もしかして
召喚獣!?
運河をさかのぼるのは
大変だからな
ああして召喚獣に船を
引かせたりもする
てことは、海から川を
のぼってくる船は
みんな召喚獣に引かれ
てくるのか?
てことは、海から運河
をのぼってくる船は
みんな召喚獣に引かれ
てくるのかな?
いや、そうじゃない
風と潮の満ち引きを
利用してる船のほうが
ほとんどだな
潮の満ち引き?
ああ、潮加減によって
ハルシェ湖には海水が
入りこんでくることが
あるんだよ
ええっ!?
それじゃ、ここの水は
塩っからいのか!?
へ!?
それじゃ、ここの水は
塩っからいの!?
そんなにたくさん逆流
したりするものか
もしそうなら、飲み水
として使えまい?
あ、そうか
あ、それもそうか
こういう湖は汽水湖と
呼ばれている
ちょっと他にはお目に
かかれない代物さ
*n1
ふと、思ったんだけど
ナンデショウカ?
鉄ってさ、塩とか水に
弱いっていうよな
鉄ってさ、塩とか水に
弱いっていうよね
一般的ニハソウデスネ
大丈夫なのか?
*n1は
大丈夫なの?
*n1は
ゴ心配ナク
私ノ外面装甲ハ
なの単位デ再結合シタ
特殊合金製デス
???
強化粒子こーてぃんぐ
モサレテオリマスノデ
全環境ニ対応デキマス
と、とにかく
大丈夫ってことかい?
と、とにかく
大丈夫ってこと???
問題ナシ、デス
海の水が混じっている
湖か・・・
遠くで見てるだけじゃ
わかんないことって
あるもんだな
遠くで見てるだけじゃ
わかんないことって
あるものね
それじゃ、そろそろ
出発するとしようか
やれやれ、出発前から
疲れちまったよ
この先も、ずっとこの
調子だとしたら・・・
うう・・・
やれやれ、出発前から
疲れちゃった
この先も、ずっとこの
調子だとしたら・・・
むう・・・
・・・
*n0?
な、なんだいっ!?
なんだい、じゃない
な、なにっ!?
なに、じゃない
行き先を言わなければ
出発のしようがない
だろう?
行き先って・・・
俺が決めるのかよ!?
行き先って・・・
あたしが決めるの!?
聞いてないわよ
当たり前だろう
これはあくまで君の旅
なんだぞ?
僕は監視役でしかない
全ての決定権は君に
あるんだ
もっとも・・・
あまりにそれが無茶な
ものだったら、意見を
言わせてもらうがな
要はそれって、ケチは
しっかりつけるって
ことじゃないか・・・
要はそれって、ケチは
しっかりつけるって
ことじゃない・・・
なにか言ったか?
べ、別にっ!
余計なこと言われる前
に、とっとと目的地を
決めようっと・・・
とはいえ、なにかアテ
があるわけでもないし
・・・どうしよう?
どうしよう?
 北へ行こうか
 南に行きたいな
 ネスに相談する
うん、北へ行こう
・・・北?
そう、北!
・・・・・・
・・・・・・
君は馬鹿か?
どうして、わざわざ
人気のない北へ行こう
とするんだ!?
げっ、そうなのか!?
へっ、そうなの!?
どうやらその様子だと
口から出任せで目的地
を決めようとしていた
ようだな
うう・・・
むう・・・
まったく、事前に
それぐらいは調べて
おくと思った僕が馬鹿
だったよ
悔しいけど、なんにも
言い返せない・・・
とりあえず、南だ
南のファナンへ向かう
君に任せておいたら、
とんでもない辺境まで
連れていかれかねん
からな
南に行きたいな、って
思うんだけど?
ああ、それが無難だな
ほっ・・・
大陸を見て回るにも、
ファナンを経由しない
ことには話にならない
からな
ファナン???
聖王都あての物資が
荷揚げされてくる
港湾都市じゃないか
あ、そうそう!
ごめん、ごめん
うっかり名前、ド忘れ
しちゃってさあ
あ、そうそう!
ごめん、ごめん
うっかり名前、ド忘れ
してたわ
・・・?
忘れないように
おぼえとこうっと
あのさ、ネス
じつは俺、きちんと
目的地決めてないんだ
あのね、ネス
じつはあたし
きちんと目的地
決めてないの
なんだって?
ほ、ほらっ!
なんせ俺、街の中すら
きちんと知らなかった
くらいだし・・・
ほ、ほらっ!
あたし、街の中すら
きちんと知らなかった
くらいだし・・・
やれやれ、まったく
普通は事前に調べて
おくものだろうに
うう・・・
だって・・・
まあ、変にごまかそう
としなかっただけ
よしとしてやるか
とりあえず、南だ
南のファナンへ向かう
ファナン?
聖王都あての物資が
荷揚げされてくる
港湾都市だよ
陸路にしろ海路にしろ
あの街を経由しないと
話にならないからな
着くまでには、目的地
を決めておくんだぞ?
うん、わかったよ
ええ、わかったわ
へえ~
街の外って、こんな
景色だったんだ
いちいち感心するな
まるで田舎者だぞ
そう言うけどさ
俺、街の外に出るの
初めてなんだぜ
そう言うけど、あたし
街の外に出るの
初めてなのよ
初めてって・・・君は
もともと、別の街から
来たんじゃないのか?
そうだけど、あの時は
馬車に閉じこめられっ
放しだったし・・・
これからどうなるのか
不安で、とても景色を
楽しんでなんかいられ
なかったよ
これからどうなるのか
不安で、とても景色を
楽しんでなんかいられ
ないわよ
そう、か
んー、風が気持ちいい
・・・あ?
なあ、ネス
あっちの端っこにある
広場はなにかな?
ねえ、ネス
あっちの端っこにある
広場はなにかしら?
ああ、あれは
旅行者が休むための
休憩所だな
へえ・・・
ちょっと見てくるよ
へえ・・・
ちょっと見てくるわね
あ、おいっ!
休憩所ってわりには
誰もいないぞ?
ま、いいか
このほうが貸し切り
みたいで気分もいいし
こんなところでお弁当
食べたりしたら
さぞかしいい気分
でしょうねえ・・・
こんないい場所を
独り占めだなんて
なんだかゼイタクで
いいですのー
ネスも早く来いよー!
休憩所ってわりには
誰もいないなぁ?
ま、いいか
このほうが貸し切り
みたいで気分もいいし
こんなところでお弁当
食べたりしたら
さぞかしいい気分
でしょうねえ・・・
こんないい場所を
独り占めだなんて
なんだかゼイタクで
いいですのー
ねえ、ネスも
早くきなさいってば
まったく
まだ出発したばかりだ
というのに・・・
そう言うなってばさ
ほら、この泉の水
すごく冷たいぜ?
・・・・・・
なんだよ
そこまでコワイ顔
しなくてもいいだろ?
*n0
ひとつ、いいことを
教えてやろう
え?
そう言わないの
この泉の水冷たくて
気持ちいいわよ
・・・・・・
なに、そこまで
コワイ顔しなくても
*n0
ひとつ、いいことを
教えてやろう
へっ?
街道の休憩所は旅人に
欠かせないが・・・
同時にそこは、旅人が
もっとも油断しやすい
場所でもあるんだ
警告! 我々ヲ中心ニ
シテ、近ヅク熱源ガ
多数アリマス!
そこにいるの・・・
だれ!?
・・・!!
あっ!?
したがって、こういう
連中と出くわしやすい
・・・ということだ
ひひひひっ
囲まれてる・・・
いつの間に!?
ハッ、よくもまあ
これだけの殺気に
気がつかねェもんだな
あきれちまうぜ・・・
へっへっへ
お兄さんがた、命が
惜しけりゃ、あり金
まとめて出しな?
まあ、こういう危険な
長旅にはつきものだと
思っておけ、いいな?
それはわかったけど
とりあえず、今はどう
するんだよ!?
それはわかったけど
とりあえず、今はどう
するのよ!?
・・・君は馬鹿か?
戦って切り抜けるしか
ないだろう!
ああ、ひどい目に
あった・・・
むー、ひどい目に
あっちゃった・・・
自業自得だな
まわりを確かめもせず
隙を見せまくった君が
招いたことだ
あのなぁ、ネス?
何度も言うけど、俺は
こんな風に外を出歩く
のは、初めてなんだ
こういう危険があるの
なら、最初にどうして
注意してくれなかった
んだよ!?
あのねぇ、ネス?
何度も言うけど、
あたしはこんな風に
外を出歩くのは
はじめてなのよ
こういう危険があるの
なら、最初にどうして
注意してくれなかった
のよ!?
僕は監視役であって、
君の世話役じゃないぞ
任務で仕方なく同行を
しているんだ
なのに、そこまで面倒
を見られるか
うぐぐ・・・
むうぅ・・・
ともかく、こいつらを
役人に引き渡す必要が
あるな
いったん引き返さない
と、仕方あるまい
出直すことにしよう
任務で仕方なく同行を
しているんだ
仕方なく・・・
ネスのやつ
あんな言いかたしなく
たっていいじゃないか
そりゃ、たしかに俺の
不注意であんなことに
なったけどさ
俺だって、好きでネス
に迷惑かけようなんて
思ってないのに・・・
ネスってば
あんな言いかたしなく
たっていいじゃない
たしかにあたしの
不注意で襲われたわけ
だけど・・・
なにも、好きこのんで
ネスに迷惑かけよう
なんて思ってないのに
・・・・・・
・・・よし、決めた!
・・・どうしたの?
あ、いや・・・
なんでもないんだ
気にしなくていいよ
あ、いや・・・
なんでもないの
気にしないで
・・・?
おお、ようやくオレ
を解放する気になった
ようだな、ニンゲン?
いや、全然
決めたのは、それとは
別のことだよ
残念でした
決めたのは、それとは
別のことよ
・・・チッ!
ようは、さっさと手柄
を立てて、俺が一人前
だって証明してみせれ
ばいいんだよ
そうすれば、監視役の
必要はなくなる
ネスにこれ以上、迷惑
かけなくてすむんだ
でもいったい、なにを
どうすれば、蒼の派閥
の召喚師にふさわしい
活躍なんだろう?
・・・・・・
ネス?
そうよ、さっさと手柄
を立てればいいのよ
あたしが一人前だって
証明できれば・・・
そうすれば、監視役の
必要はなくなる
ネスにこれ以上、迷惑
かけずにすむだろうし
うん、我ながら
いい考えね♪
でも具体的に・・・
何をすれば手柄になる
のかしら?
蒼の派閥の召喚師に
ふさわしい活躍・・・
認めてもらう活躍
むー・・・???
ネス?
やれやれ。城の兵士に
事情を説明するのに、
思ったより時間が
かかってしまったよ
丸一日も無駄にしたな
さあ、改めて出発だ
おお、ネスに
*n0
じゃないか?
あ、ラウル師範
すいません
出発が遅れてしまって
ホホホッ
なぁに、慌てる必要
などありゃせんよ
それより、聞いたぞ
出かけて早々に、野盗
を捕まえたらしいな?
ええ、それがケチの
つきはじめです
*n0さえ
軽率でなければ、余計
な手間をかけずに
すんだものを
うう・・・
むぅ・・・
ネスティ、あんまり
*n0を
いじめてはいかんぞ?
僕は別に、いじめて
なんかいませんよ
なら、いいがな
これから先の旅は、
二人で力を合わせて
いかねば成功せん
くれぐれも
ケンカしないで仲良く
やるのじゃぞ?
待てっ!
待てえぇ~っ!!
やーだよーっ!
な、なんだぁ?
なっ、なに!?
ウチの肉を返せぇ!
このかっぱらいっ!!
泥棒らしいな
しかも、どうやら
はぐれ召喚獣のようだ
はぐれ召喚獣って?
はぐれ召喚獣?
様々な理由で仕える
主人を失った召喚獣の
ことだよ
元の世界に帰ることが
できずに野生化したり
ああして悪さをする
あ、こっちへ来るぞ?
ちょっと、ちょっと
こっちへ来るわよ?
どいて、どいてぇ!
どかないと、ユエルが
はねちゃうぞ~!!
そこの人!
なんとかしてそいつを
捕まえてくれ~っ!
え、俺のこと!?
どうしよう?
 よーし、わかった!
 急に言われても!?
あっ、あたし!?
どうしよう?
 まかせて!
 急に言われても!?
そんなこと急に言われ
たって???
なにをしてるんだ!?
ぶつかるぞ!
え・・・わあっ!!
へっ・・きゃぁあ!!
たあぁぁぁーっ!
と、跳び越した?
・・・嘘だろぉ!?
と、跳び越した?
・・・嘘でしょ!?
あははっ
ばいばーい♪
待てえぇぇぇっ!!
呆れた運動能力だな
普通の人間には、あれ
は捕まえられまい
そ、そうかも・・・
ふぎゅっ!?
さ、捕まえたぞ
やりぃー♪
さ、おとなしくなさい
ヤだヤだっ!
放せえぇ~っ!!
おいおい、あきらめて
おとな・・・いっ!
あいたたたっ!!
噛みつかれたぁっ!?
あきらめの悪い子ねぇ
おとな・・・いっ!
いたたたっ!!
噛みつきは反則よぉ!
た、大変
血が出てるんですの~
だ、大丈夫だよ
モナティ
だからさ、君まで
泣くなってば
だ、大丈夫よ
モナティ
だから、あなたまで
泣かないで
うにゅうぅぅ・・・
うぅ、ホントは
かなり痛いんだけど
我慢、がまん・・・
・・・だいじょうぶ?
おにいちゃん、指から
血、でてるよ・・・
だいじょうぶだよ
これぐらい
・・・だいじょうぶ?
おねえちゃん、指から
血、でてるよ・・・
だいじょうぶよ
これぐらい
・・・(ぺろっ)
え?
こうすれば、痛いの
なくなるから・・・
じっと、してて?
そんな気休めよりも
きちんと手当てした
ほうが・・・
いいよ、ネス
いいのよ、ネス
ありがとう
*n1
うん、おかげで痛いの
消えちゃったぜ
ありがとう
*n1
うん、おかげで痛いの
消えちゃった
・・・ほんと?
ああ、ありがとな
ええ、ありがとう
・・・(にこっ)
・・・イーっだ!
逃げられたな
まさに、骨折り損と
いうやつだ
ううっ、他に言葉は
ないのかよ・・・
もぉ、手伝おうって
気はなかったわけ?
アイツ
獣くせえだけじゃ
なくて、血の匂い
までしてやがったな
え?
へっ?
爪や牙に染みついて
いたシミ・・・
ありゃあ、ニンゲン
の血だぜ?
あの子、オルフル族
ですね
メイトルパでも
屈指の戦闘部族か。
噛まれた程度で
すんで良かったな
ちっとも
よくなーいっ!
あたたた・・・
い、痛そう・・・
待っててくださいね
今すぐ、手当てを
しますから!
しかし・・・
なんでそんな召喚獣
が街中にいるんだ?
でも・・・
なんでそんな召喚獣
が街中にいるの?
おおかた、どこかの
戦場から逃げ出して
来たんだろう
戦場、って?
ああいう戦闘能力の
高い召喚獣は、傭兵
として召喚される
ものだからな
主人が死んだか
あるいは戦うことが
イヤになったか
そんな理由で
はぐれになったん
だろうな
なんか
かわいそうだな
それ・・・
なんか
かわいそうね
それ・・・
あれ、なんだろう?
この人だかりは
あれ、なに?
この人だかりは
ああ、もう高札が
立てられたようだな
高札?
野盗たちの手配書だよ
昨日捕まえた連中が
根城を白状したらしい
流砂の谷といってな
北にある、険しい谷間
に隠れていたようだ
流砂の谷ねぇ
重装備ノ騎士団ニハ、
不利ナ場所デスネ
野盗も考えてるんだな
野盗も考えてるのね
すごいところに
隠れてるんですね
野盗も考えてるんだな
野盗も考えてるのね
でも、高札を立てる
意味ってなんだ?
でも、高札を立てる
意味ってなに?
それはな・・・
よーし!
これだぁっ!!
うわっ!?
きゃっ!?
ふふふ、この賞金が手
に入れば、どれだけ
治療費が必要になろう
と大丈夫だぜ
で、でかい・・・
声も、体格も・・・
おっおおきい・・・
声も、体格も・・・
フォルテ
この野盗団の賞金は
オレがもらったーっ!
・・・行っちまったよ
ねぇ、ネス
あれ・・・、なに?
あれがいわゆる
冒険者という連中だ
へえ、あれがそうか
へえ、あれがそうなの
彼らはこういう荒事で
旅の資金を稼ぐからな
高札は、彼らの仕事の
情報源というわけさ
ずいぶんと自信あった
みたいだな、あの人
見た目も強そうだし
ずいぶんと自信あった
みたいね。あの人
見た目も強そうだし
背なんか、ボクたち
よりずっと大きかった
ですものね
さあ、どうだろう?
冒険者というものは
えてして自信家だしな
騎士団ですら手こずる
相手に、どこまで通用
するものやら・・・
ハッ!デカけりゃ
強えってもんじゃねェ
あれが冒険者
なにより自由を愛する
者たちか・・・
今の俺とは、まるで
別世界の人たちだよな
冒険者・・・
なにより自由を愛する
者たちか・・・
自由かぁ・・・
王城の役人から説明を
聞いたんだがな
あの連中は、ずいぶん
前から旅人を襲い続け
ていたらしい
前からって・・・
知っていて、野放しに
してたってのか!?
前からって・・・
知っていて、野放しに
してたっていうの!?
滅多なことを言うな
騎士団が定期的に遠征
をしているのは、君も
知ってるだろう?
けど、現にああやって
野盗たちが・・・
連中も馬鹿じゃない
遠征があることを事前
に聞きつけて、その間
は身を隠すようだ
騎士団が探索できない
ような険しい場所にな
いくら騎士が強くても
見つけられなかったら
退治できない?
そういうことだ
少数デ戦ウ戦術ノ理ニ
カナッタ行動デス
だが、ゼラムの政治家
たちも、そろそろ本気
で野盗退治を考えてる
ようだぞ
あっ、だからさっき
みたいな手配書を?
あれは気休めだ。
騎士団を翻弄する連中
が、冒険者になんとか
できるはずあるまい
これは噂だが・・・
我々、蒼の派閥の協力
を仰ごうという計画が
進んでいるらしい
え? だって
おきてでは政治に
関わるなって・・・
うそ? だって
おきてでは政治に
関わるなって・・・
建て前と真実は別物さ
派閥とて、街に本部を
置く以上、それなりに
協力をする必要がある
それに・・・
野盗退治は街道を利用
する全ての人々のため
だという、大義名分も
あることだしな
理屈はわかるけど
なんだかなぁ
でも、もし今の噂が
本当なら・・・
なあ、ネス
ネス、ネス?
なんだ?
野盗をやっつけたら、
派閥の召喚師としての
手柄になるよな?
野盗をやっつけたら、
派閥の召喚師としての
手柄になるわよね?
な・・・!?
なにを考えてるんだっ
*n0!
そんなことできるわけ
ないだろう!?
そそっ、そーですのっ
無茶ですのぉー!?
できないって決めつけ
るからできないって
ネス、いつも俺を
叱ってたじゃないか
ネスはいつも
できないと決めつけて
かかっちゃダメって
しかるじゃないの
それとこれとは
話が別物だ!
自ら危険なことに首を
突っこむなんて、バカ
のすることだ
そんな君のバカな行為
につきあわされる、僕
の身にもなってみろ!
う・・・
 ムキになって反論
 冷静に考える
だったら、俺だけでも
やってやるよ!!
ネスは来なくていい!
なによ!
やってみなくちゃ
わからないでしょう
ネスは来なくていい!
なに子供みたいなこと
言ってるんだ?
僕は君の監視役として
責任が・・・
「命令」で
「仕方なく」だろ!?
「命令」で
「仕方なく」でしょ?
・・・!
俺が野盗を倒しても
野盗に倒されても
どっちにしろ、ネスの
任務は終わるんだ
どっちに転んだって
嬉しいだろ?
バカな俺の世話役から
解放されてさ!!
行くぞっ
*n1!
行くぞっ
モナティ!
野盗を倒しても
野盗に倒されても
どのみちネスの
任務は終わるのよ!
嬉しいでしょう?
何を馬鹿なことを!
嬉しいわよね!?
バカなあたしの世話役
から解放されるんだし
行くわよ
*n1!
行くわよ
モナティ!
了解シマシタ
あるじ殿
あ・・・
うん・・・
待つんだ
*n0!
・・・・・・
頭を冷やせ
*n0
・・・・・・
少しは落ち着け
*n0
君はいったい、なにを
あせっているんだ?
だってさ・・・
悔しいんだよ・・・
旅に出ても、ネスに
面倒や迷惑ばかり
かけっぱなしでさ
これじゃ俺、見習いの
時となんにも変わって
ないじゃないか!?
そんな、ご主人様っ?
おにいちゃん・・・
・・・のよ・・
なんだ?
悔しいのよ・・・っ
旅に出ても、ネスに
面倒や迷惑ばかり
かけっぱなしで・・・
いつもとおんなじで
あたし、結局は
見習いのままじゃない
そんなの、あたし
もうイヤ・・・っ!
そんな、ご主人様っ?
おねえちゃん・・・
*n0・・・
だから俺は、早く自分
が一人前だってことを
証明したいんだ!
一日も早く認められて
ネスを俺の世話から
解放したいんだ・・・
・・・わかった
だから、あたしは
手柄を立てて一人前
だと認められたい
そういうわけか?
それだけじゃないわ
一日も早く認められて
ネスをあたしの世話
から、解放したい
まったく・・・
君の気持ちはわかった
だがな、*n0
君の力では、野盗退治
なんて不可能だ
!?
君に限ってじゃない
僕にだって無理だろう
君が考えたことは
そういうことなんだよ
監視役様ノオッシャル
トオリデス、あるじ殿
制圧作戦ヲ実行スルニ
アタッテ不可欠デアル
人員ヲ、我々ハ有シテ
イナイノデス
け、けど・・・!
だけど・・・!
・・・
口だけの説明じゃ納得
しないっていう性分は
相変わらず、か
ならば、自分の目で
確かめに行くか?
え?
いいの?
野盗というものを知る
ことも、見識を深める
足しにはなるだろう
それでなお、勝てると
思ったのなら、戦って
みればいいさ
ん?
どうした、ネス?
なに、ネス?
向こうから来るのは
ひょっとして・・・
あれっ!?
すっごい偶然ねー
先輩たち!?
フフ、お久しぶりね
元気だったかな?
お久しぶりです
ミモザ先輩
あはは、どうも・・・
先輩こそ元気そうで
もう、相変わらず
愛想がないわねぇ
キミたちは
それに、あたしの事は
「ミモザお姉さん」
て呼ぶように言った
でしょ?
は、はぁ
はい
おい、ニンゲンっ
誰だよ、このやたらと
馴れ馴れしいメガネの
オンナは・・・
*n1っ!
な、なんてことを!?
ふふふ、聞こえたわよ
そこの翼の生えた
ボクぅ?
な、なんだよッ!?
こう見えてもね
おねえさん、召喚獣に
お行儀を教えるのが
得意なのよ・・・
さあ、失礼なことを
言ったのは、この口
かなー?
あでででっ!
ひゃ、ひゃめろぉ!?
あーあ・・・
あちゃあ・・・
自業自得だな
おいおい、ミモザ
*n0たち
困ってるじゃないか
いいじゃないの
久しぶりなんだし
まったく・・・
ギブソン先輩
ご無沙汰しています
ああ、そうだね
二人とも元気そうで
なによりだよ
あっ、ミモザさんに
ギブソンさんですの~
えっ?
もしかしてモナティ?
何で君がここに・・・
サイジェントに
いたんじゃないのか?
えっ!先輩達は
モナティのこと
知ってるんですか?
ああっ
前にちょっとね
よければ、事情を
教えてくれないかな?
あっはい・・・
実は・・・
なるほど
「二重誓約」とはな
災難だったわねぇ
モナティ
できれば本当の
主人の元に返して
あげたいんですが・・
何とかなりませんか
先輩?
力になりたいのは
やまやまなんだが
私達も、ちょっと
手の離せない用事で
街から出られないの
まあ、機会を見つけて
彼女のマスターには
私たちから連絡するよ
悪いけど、今はそれが
精一杯ってところなの
ごめんね、モナティ?
にゅううっ、それじゃ
しかたないですの
よろしく伝えておいて
ほしいですの・・・
ところで、先輩
てっきり、まだ任務で
西に出かけているんだ
と思ってました
んー、任務自体は
だいぶ前に終わってた
んだけど
色々と事情があって、
本部には顔を出さずに
次のお仕事をするハメ
になっちゃってね
*n0
あまり詮索するのは
先輩たちに失礼だぞ
いや、構わないさ
挨拶もせずにいた私
たちも悪いんだしね
ねえ、ひょっとして
キミたちもお仕事?
仕事っていうか・・・
任務と言うより・・・
そうか、見聞の旅に
出発するところなのか
じゃ、ひょっとすると
貴方の背中に隠れてる
貴女の背中に隠れてる
子が、護衛獣なんだ
・・・・・・
ほら、*n1
ちゃんと挨拶して?
よろしくね
おチビちゃん?
*n1
・・・(ぎゅっ)
あらら・・・
すいません
まだこの世界に慣れて
ないせいか、すごく
警戒してて・・・
一人前の護衛獣になる
までには時間がかかり
そうだな
まったくです
それまで僕は、二人分
の保護者ですよ
どういう数え方だよ
それって・・・
どういう数え方よ
それって・・・
そもそも、こんな旅に
出ること自体が・・・
*n0が
しっかり勉強してたら
必要なかったんですが
うう、また・・・
むぅ、また・・・
いや、これはこれで
いい機会じゃないかな
旅をすることで初めて
見えてくることって
案外あるものよ?
そのとおりだ
私自身、色々と考えさ
せられたものだよ
そっか・・・
そっか・・・
あ、そーだ!
これをあげちゃおう
ふふふ
一応、一人前になった
お祝いってことで
トゲトゲオカリナを手に入れた!
ありがとうございます
ミモザ先輩
さて、すっかり
引き止めてしまったな
すまなかった
いえ、こちらこそ
邪魔をしてしまって
ゼラムに戻ってきたら
顔を出してね
私たち、この先の屋敷
で仕事してるから
はい、それじゃあ
行ってきます
おぼえてろよォ・・・
つ、次にあったら
この仕返しは絶対して
やるからなァ!
無理だと思うぞ
それは・・・
無理だと思うわよ
それは・・・
出かける前に先輩たち
に会えるなんて、意外
だったよな?
出かける前に先輩たち
に会えるなんて、意外
だったわね?
ああ、本当にそうだな
ネスは特に、ギブソン
先輩の崇拝者みたいな
とこがあるからなぁ
ネスは特に、ギブソン
先輩の崇拝者みたいな
とこがあるものね
あれ、なんでこんな所
に屋台があるんだろ
公園とか、繁華街とか
に出せばいいのに
なんでこんな場所に
屋台があるわけ?
公園とか、繁華街とか
に出せばいいのに
夜になったら、移動を
するんだろう
まだ、支度中って
書いてある
ホントだ・・・って
これ、シルターン文字
じゃないか!?
ホントだ・・・って
これ、シルターン文字
じゃない!?
言われてみれば
そうだな
いったい、なんの屋台
なんだ?
おもしろいわね
なんの屋台かしら?
うーん、気になるなぁ
あの屋台・・・
汽水湖ってさ、普通の
湖とどこが違うんだ?
汽水湖ってさ、普通の
湖とどこが違うの?
そうだな、一番わかり
やすい特徴としては、
川魚も海魚もすんで
るってことだろうな
え!?
だって、前にここの水
は塩からくないって
へっ!?
だって、前にここの水
は塩からくないって
それは湖全体の話だ
場所によって、海水の
濃度が高い場所もある
そういった場所は絶好
のエサ場になるからな
色々な魚が集まって
くるものさ
へえ・・・
ふーん・・・
川魚も海魚も獲れる
のか・・・
釣りなんかしたら
楽しそうだなぁ
川魚も海魚も獲れる
のね・・・
釣りなんかしたら
楽しそうねぇ
いい加減にしろっ!
*n0
ついて来なくて
いいって言っただろ!
ついて来なくていいっ
て言ったでしょう!?
君が犬死にするのを
ほっておけるか!
決めつけるなよ!
俺だって召喚師なんだ
ちゃんと戦える!!
決めつけないで!
仮にも召喚師なのよ
野盗ぐらい・・・
バカを言うな!!
戦いってものは、君が
思ってるほど甘いもの
じゃないぞ!?
バカバカ言うなっ!!
バカバカ言わないで!
バカにバカと言って
なにが悪い!?
お二人とも、ケンカは
やめてくださぁい!
お二人とも、ケンカ
しちゃダメですのぉ!
だいたい、真正面から
こうやって乗り込んで
いくなんて無謀すぎる
もっと用心して、警戒
するのが・・・
あるじ殿、騒グノハ
オヤメクダサイ
近ヅイテクル敵ノ数ヲ
正確ニ計測デキマセン
・・・え!?
・・・へっ!?
へっ、こんだけ
騒いどいて
よく言いやがるなァ?
周り見えてないのかよ
こいつら・・・
・・・え!?
・・・へっ!?
ガキ共が騒がしいと
思ってりゃあ・・・
くくくっ、いやはや
召喚師さまとはなぁ?
ひゃっはっは!!
こんなにたくさん
岩陰に隠れてた!?
こんなにたくさん
岩陰に隠れてたの!?
しゃ、シャレになって
ないわよぉ・・・
昨日とおんなじ
しくじりしやがって
ニンゲンってのは
ほんとに笑えるなァ?
ヒヒヒヒ・・・
こんなにたくさん
岩陰に隠れてた!?
こんなにたくさん
岩陰に隠れてた!?
しゃ、シャレになって
ないわよぉ・・・
まずい・・・
頭上から包囲されてる
この狭い谷間では
こちらが不利だ
わかってるじゃねぇか
そこのメガネ?
ワシが合図すりゃあ、
ここから矢を射かける
だけで、お前ら二人は
なぶり殺しよ?
では、どうして
そうしなかったんだ?
ネス・・・
黙ってろ・・・!
姿を見せるからには、
それなりの目的がある
んじゃないのか?
察しがいいなぁ
くくくっ
なぁに、簡単なこった
お前たちがおとなしく
ワシらの言うことを
聞いて、その召喚術を
役立てるなら・・・
命だけは助けて
やろうってありがたい
話よ
仲間になれって
言うわけか・・・
仲間になれって
言うわけね・・・
んー、どうだ?
選択の余地はあるまい
確かにそのようだな
ネスっ!?
だが僕は立場上、隣の
人間の決定に従わなく
てはならないのでね
決めるのは、彼だ
決めるのは、彼女だ
くっくっく・・・
どうすんだぁ、おい?
どうしよう?
 わかった・・・
 ふざけるな!!
どうしよう?
 わかったわ・・・
 馬鹿にしないで!
わかった・・・
わかったわ・・・
ご主人様っ!?
すまない・・・
*n1
ごめんね・・・
*n1
*n0さん・・
ごめんな、モナティ
ごめんね、モナティ
ごめんな
*n1
ごめんね
*n1
・・・(ふるふるっ)
下手に逆らったら
本当に殺されてしまう
俺はともかく、ネスを
巻き込むわけには
いかない・・・
下手に逆らったら
本当に殺されちゃう
あたしはともかく、
ネスを巻き込むわけ
にはいかない・・・
くくく、利口だなぁ?
すまない、ネス・・・
ごめんね、ネス・・・
・・・・・・
ふざけるな!!
選択の余地がない
だって・・・?
ずっと、ずっと
そればっかりだった!
あきらめてたさ!!
でも、もうイヤだ!!
自由を失くして生きる
なんてまっぴらだ!
俺は、もう自分に嘘を
つきたくない!!
馬鹿にしないで!!
選択の余地がない
ですって・・?
ふざけないでよ!
何一つ自分で選べない
いつも、そう思って
あきらめてた・・・
そんなのは、
もうイヤなの!
自由を失くして生きる
なんて、まっぴらだわ
あたしは、もう自分に
嘘はつかないの!!
*n0・・・
ごめん、ネス・・・
最後の最後まで
バカな俺で・・・
ごめんね、ネス・・・
最後の最後まで
バカなあたしで・・・
あーっはっはっは!
なら・・・死ねっ!!
野盗
ぐぎゃああぁっ!!
!?
大のオトナがまぁ
子供相手に大げさな
ことだねー
あの人・・・
街で見た冒険者?
こういうのってキライ
なんだよねー、オレ
野盗
ぐひいぃぃっ!!
すごいっ、すごいです
あの人、本当に強い!
なっ、なんだぁ
なんだ貴様ぁっ!?
・・・なっ!!
弓矢・・・
どこからだ!?
あそこ・・・
あの人だよ・・・
どうやら、野盗の頭目
は貴方みたいね
覚悟なさい!!
おい、そこの少年ども
逃げるなら、今だぜ!
え?
おい、そこの少年少女
逃げるなら、今だぜ!
へっ?
あとはこのかっこいい
おにーさんと、そこの
おっかないおねーさん
が引き受けた!!
逃げるったって
この状況じゃ・・・
戦わずに逃げるのは
まず不可能だな
あるじ殿、コノ場合ノ
最良ノ選択ハ・・・
逃げられねェんならよ
やるこたァひとつだろ
・・・なァ!?
あの人たちと一緒に
野盗たちと戦う!
・・・だよな?
あの人たちと一緒に
野盗たちと戦う!
・・・ってことよね?
不本意だが
それが正解だ!
・・・どうだ?
まだ勝てると思うか?
・・・・・・
ひい、ふう・・・
にゅうううっ?
すごくたくさんいる
ですのーっ・・・
正直、僕もこれほどに
大規模な集団だとは
思ってはいなかったよ
派閥の協力が必要だと
いうのもうなずける
ああ・・・
ええ・・・
見つからないうちに
引き上げよう
・・・!?
ネス、ちょっと待った
様子が変だぞ!
・・・!?
ネス、ちょっと待って
様子が変よ!
こいつらか
ワシらを退治に来たと
いう間抜けな冒険者は
はあぁ・・・
簡単な仕事だ、って
自信満々だったのは
誰だっけ・・・?
あっさり捕まっちゃっ
たじゃないの!?
いや-、まさかこんな
大所帯とは思ってなく
てさぁ・・・
あはは、まいったね-
しっぱい、失敗っと
こいつは・・・
おめぇら!
自分の立場ってもんが
わかってんのかぁ?
わかってるってばさ
なあ、おっさん?
・・・!!
ちょ、ちょっと!?
今のオレたちはまさに
絶体絶命・・・
だけど、そういう状況
こそがオイシイのさ
奇跡の大逆転こそが
物語の王道ってね♪
ほぉ・・・
あの人、街で見かけた
冒険者だ・・・
そんなぁ・・・
強そうな人だったのに
予想どおりか
君も無茶をしていれば
ああなっていたんだ
助けよう、ネス!
ネス、助けるわよ!
助けるだって?
そんな必要がどこに
あるというんだ
君は今、あいつら野盗
と戦うことは無茶だと
学んだばかりだろう?
ましてや彼らと僕らは
赤の他人なんだ。
わざわざ危険を犯して
助ける必要はない
それは、そうだけど
でも・・・
俺は、やっぱり
ほっておけないよ!
知らんぷりなんか
できない!!
赤の他人・・・
バカ言わないで!
ネスがたしなめて
くれなかったら
あそこにいたのは
あたしたちだった
かもしれないのよ?
見殺しになんか
できないわ・・・
あたし、あの人たちを
ほっとけない!
*n0
待つんだ!
俺はイヤなんだ
見ないフリで、都合の
悪いことだけを避けて
生きてくのは・・・
目を背けられることが
無視されるってことが
どれだけ悲しいことか
俺は知ってるんだ!
あたしはもうイヤよ
心に嘘をついて
見えないフリをして
生きていくなんて
目を背けられることが
無視されるってことが
どれだけ悲しいことか
知ってるから!
ぐぎゃああぁっ!!
え?
さあ、今のうちに
逃げて!!
今のうちに逃げて!!
ありゃま・・・
まさか本当に助けが
来るとはねぇ
野盗
ぐひいぃぃっ!!
やれやれ
結局はこうなるのか
召喚師だと!?
おめぇの差し金か
冒険者っ!!
んーにゃ、違うね
だってさ・・・
なっ、縄が!?
このとおり、頃合いを
見て、カッコよく反撃
するつもりだったのさ
頭目の貴方を確実に
倒すためにね?
ぐぐ・・・
ちょいと筋書きは
変わっちまったけど
大逆転といかせて
もらうぜ!
どうもありがとう
おかげで助かったわ
いえ、お気になさらず
単にこちらのバカ者が
軽率な行動をしただけ
ですから
うう・・・
もぉ、
そういう言い方って
無いんじゃない?
むしろ、いらぬ手助け
で邪魔をしてしまった
ことが心苦しいです
あら、そんなことは
ないわよ
こっちだって、そこの
お調子者の立てた計画
だけに、不安いっぱい
だったんだから
・・・コホン
・・・・・・
貴方たちが連中にスキ
を作ってくれたから、
うまくいったのよ
ありがとうございます
おかげで助かりました
いいって、いいって
あんたらが連中の目を
引きつけてくれたんで
不意をつけたんだ
こっちが感謝したい
くらいだぜ、な?
そうそう
それに連中を退治する
手伝いもしてくれて
逆に助かったわ
それは結果論ですよ
わざわざこんな場所で
怒鳴り散らしていた
このバカ者が、みんな
悪いんです
なんだよっ!
ネスだって、大声で俺
のことを怒鳴りつけて
たじゃないか!?
なによっ!
ネスだって、大声で
あたしのことを怒鳴り
つけてたじゃない!
原因を作ったのは君だ
僕のせいじゃない
うう・・・
むう・・・
あー、なんだ!
それはともかく・・・
自己紹介
まだだったよな?
俺はフォルテ
見てのとおりの剣士だ
私の名前はケイナよ
ネスティ・バスク
蒼の派閥の召喚師です
*n0です
*n1デス
ヨロシク・・・
・・・・・・
この子は
*n1です
ほら、ご挨拶して?
よろしくね?
*n1
・・・(こくん)
あっ、こいつは
*n1
あっ、この子は
*n1
こらッ、ニンゲン!
勝手に名前を教えてん
じゃねェ!?
これでも、俺の護衛を
している召喚獣です
一応・・・
これでも、あたしの
護衛をしている召喚獣
なんです。一応・・・
ケッ!
はっ、はじめましてっ
*n1ですっ!
ははは、なんだよ?
声がぶるってるぜ
あ、うう、あう・・・
*n1は
戦いが苦手なんです
だから・・・
そっか・・・
しかしまあ、安心しな
野盗はみんな片づけた
もうコワイことなんて
起きやしねーよ、な?
は・・・はいっ!
モナティですのっ
よろしくおねがい
しますですーっ!
なあ、召喚師さんたち
ついでといっちゃ悪い
が、ひとつ、頼まれて
くれないかい
え?
はい?
ここでのびてる連中を
しょっぴいてもらえる
よう、騎士団を呼んで
きてほしいんだ
誰かが見張ってないと
こいつらが逃げるかも
しれないし・・・
迷惑だとは思うけど
お願いできない?
珍しいな
ネスがあんなに簡単に
頼まれごとを引き受け
るなんてさ
珍しいわね
ネスがあんなに簡単に
頼まれごとを引き受け
るなんて
行きがかりだからな
仕方あるまい
それに・・・
それに?
それに?
彼らが一緒に戦って
くれたから、僕たちは
命拾いできたんだ
僕一人じゃ、あの状況
で君を守りきれる自信
はなかったからな
・・・そっか
不甲斐ないな
偉そうに監視役だとか
兄弟子とかいっても
結局のところ
君を怒鳴りつけるだけ
らしいことは、なにも
できていない・・・
君が野盗退治なんて
無茶を言いだしたのも
僕のせいなんだろう?
え?
へっ?
わかってたよ
僕に説教ばかりされて
君がずっと不愉快に
感じていたのは
ネス・・・
僕はどうも
あせっていたようだ
一日も早く、君が誰に
も文句のつけられない
召喚師になれるよう
それだけを考えて
君の気持ちを無視して
必要以上に、厳しく
接しようとした・・・
やれやれ、情けない
これでは監視役として
失格だ
・・・違うよ、ネス
ネス・・・
そんなことないよ
*n0?
俺が野盗退治をしよう
なんて言い出したのは
ネスのせいじゃない
迷惑かけっぱなしの
自分が情けなくて
早く一人前になりたい
と思って・・・
はははっ
ネスと同じだよ
あせりすぎてたんだ
・・・そうか
・・・・・・
あわてなくても
いいんだよな?
できることから、順に
がんばっていけば
それでいいんだよな?
ああ
それまで、まだまだ
迷惑かけちゃうけどさ
勘弁してくれよな
ネスのせいじゃない
あたしが野盗を退治
するなんて無茶を
言ったのは・・・
早く、ネスを
あたしの世話役から
解放してあげたかった
からなの・・・
すると君はなにか?
僕をやっかい払い
したいのか?
違うわよ!?
ただ、あたしは・・・
ネスに迷惑かけるのが
イヤだっただけ・・・
迷惑かけっぱなしの
自分が情けなくて
早く一人前になりたい
と思ったの・・・
・・・そうか
でも・・・
あたしも、ネスと同じ
だったのね?
あせりすぎちゃって
そうだな。君も僕も
馬鹿だ・・・あせら
なくてもいい。あわて
なくていいんだ
ねえ、ネス・・・
なんだ
あたしじゃじゃ馬だよ
いっぱい、いぃっぱい
迷惑かけると思う
さきにあやまっとくわ
ごめんね・・・
・・・仕方あるまい
なにしろ僕は
君の監視役であり
兄弟子なんだからな?
騎士団に野盗たちを引き渡し
終える頃には、すっかり日は
暮れてしまっていた
天空に輝く銀月の光の中
刻一刻とその形を変えながら
燃えさかる焚き火の炎を
みつめつつ
俺はあらためて、自分自身に
思いをめぐらせてみる
俺はすねていたんだ
自分が孤独だと思いこんで
子供みたいにヤケになってた
派閥に連れて来られる前
身よりも住む家もない俺は
多くの人々に、ゴミのように
見られていた
派閥に入っても同じだった
「成り上がり」の存在として
陰で、あるいは公然と差別を
され続けてきた
だけど、思い出した
それだけじゃないってことを
ネスや、ラウル師範たちが
そう教えてくれたってことを
俺は孤独なんかじゃない
俺を信じて、見守ってくれる
人たちのためにも・・・
しっかりとした意志をもって
この旅を続けていこう
結局、騎士団が野盗を
引き取りに来たときには
夕暮れがせまって
闇が押し寄せる頃だった
旅の始まりは
最初っから波乱ぶくみ
「幸先が良くない」って
ネスが、ぼやいてた・・・
正直、さっきネスと話せて
良かったと思う
思えばあんなふうに話を
する機会って、近頃は
なかったんじゃないかな
派閥の中で、あたしは
「成り上がり」って理由で
避けられていたから
自分はひとりぼっちだと
ずっと思いこんでた・・・
でも、間違いだったんだ?
今日の出来事で、あたし
それを思い出した
ネスや、ラウル師範たちが
そう教えてくれたってこと
ひとりぼっちじゃない
あたしを信じて、見守って
くれる人たちのためにも
がんばらなくちゃ、ね?
やれやれ、こんな場所
で野宿することになる
とは思わなかったよ
仕方ないさ
下手に夜道を歩くのは
危険だっていうし
それに、フォルテさん
たちだけに後始末を
任せるわけには
いかなかっただろ?
仕方ないよ
下手に夜道を歩くのは
危険だっていうし
それに、フォルテさん
たちだけに後始末を
任せるわけには
いかないでしょ?
まあ、な
でも、久しぶりだよな
叱られる以外で、ネス
と二人で話をするの
でも、久しぶりだよね
叱られる以外で、ネス
と二人で話をするの
別に僕だって、好きで
君を叱りつけてるわけ
じゃない
あんまり君が非常識な
ことをするから、つい
口を出してしまうんだ
うう、わかってるよ
これでも
むぅ、反省してるわよ
これでも
どうだか・・・
まあ、おいおい確かめ
させてもらうとしよう
まだまだ、旅は
始まったばかりだしな
あーあ、結局のところ
説教されちまうのな
やっぱし・・・
あーあ、結局のところ
説教されちゃうのね
やっぱし・・・
コノ世界ノ通信設備ハ
ヒドク非効率デスネ
ワザワザ、治安組織ニ
出向イテ、犯罪者逮捕
ヲ依頼スルトハ
ロレイラルじゃ、別の
やり方があるのか?
へえ、ロレイラルじゃ
どうしてるの?
無線通信トイウ技術ガ
アリマス
むせ、ん?
簡単ニ説明スレバ
遠ク離レタ場所カラ
会話ガデキル道具デス
自分ニモ装備サレテ
イマス
すごいなあ
やって見せてくれよ!
そんなことできるの?
みせて、みせて
構イマセンガ
交信相手ノ受信機ノ
周波数ヲ、教エテイタ
ダカナイト・・・
・・・・・・
っへ!?
・・・・・・
は???
何、それ?
いくら便利な道具でも
理解して使わないと
無意味ってわけか
とほほ・・・
いくら便利な道具でも
理解して使わないと
無意味ってことね
なんだかなぁ・・・
なんかさ、俺って
危ないことにばかり
首つっこんでさ
*n1に
コワイ思いばっかり
させちゃってるよな?
ごめんね
危ないことばかりで
迷惑かけて・・・
*n1に
コワイ思いばっかり
させてるね
・・・・・・
ゴメンな
主人失格かな?
・・・ねえ
ん?
あやまるのって・・・
おかしいよ・・・?
え?
おにいちゃんが
したいこと・・・
すれば、いいんだよ?
あたしは・・・
ついてくから・・・
おにいちゃんのこと
しんじてるから・・・
ついてくの・・・
なに?
失格じゃないよ・・・
あやまるのも・・・
おかしいよ・・・?
そう?
・・・うん
おねえちゃんが
したいこと・・・
すればいいんだよ?
あたしは・・・
ついてくから・・・
おねえちゃんのこと
しんじてるから・・・
ついてくの・・・
*n1・・・
ね・・・?
信頼してもらってる
だけのことは、できる
ようにならないとな
・・・がんばろう
しんじてる・・・か
そっか・・・
応えないとね
その気持ちに
おい、ニンゲン
どうして野盗の連中を
殺っちまわなかったん
だよ?
どうしてって・・・
いくらなんだって殺す
必要はないって思った
だけだよ
相変わらず乱暴ね
すすんで殺す必要は
ないのよ
けッ、なァに甘いコト
言ってやがる・・・
戦いってもんはなァ
殺すか殺されるかって
もんなんだ!
わかってんのか!?
それが、サプレス流の
戦い方か?
サプレスでは
そうだったんだね?
おうよッ!
降参した次の瞬間に
いきなり不意打ちする
ヤツだっているんだ
敵には確実にトドメを
さすのが・・・
*n1
あァ?
ひょっとして
俺のために忠告をして
くれてるのか?
心配してくれたの?
あたしのこと・・・
なッ!?
な、な、んなワケねえ
だろうがッ!?
なんでオレがニンゲン
ごときに・・・
でも・・・
まるっきり
忠告だよ、いまの
思いあがるなよな!
ニンゲン!!
テメエに死なれて
はぐれにされちまうと
困るってだけだッ
いいか!?
それだけのことなんだ
からなッ!?
はいはい
やれやれ・・・
せいぜい死なないように
気をつけるとするか
けっこう、かわいい
とこあるじゃない
気をつけなきゃね
はぐれにしない為にも
はあ・・・
疲れただろ
しょっぱなからこんな
大立ち回りになって
あ、いえ!
そんなことないですっ
僕なんか、ほとんど
戦いではお役に立て
なかったし・・・
それはいいっこなし
だぜ?
*n1が
戦いが苦手だってのは
よく知ってるし
代わりに、夕食作るの
がんばってくれたじゃ
ないか
フォルテさんもケイナ
さんも、おいしいって
褒めてたぜ?
疲れた?
あ、いえ!
そんなことないですっ
あたしは疲れたわよ
すこし・・・
素直でよろしい♪
あと、ありがとね?
そっそんな!
僕なんか、ほとんど
戦いではお役に立て
なかったし・・・
ううん、そんなこと
ないわよ
*n1が
戦いが苦手だってのは
はじめから知ってる
代わりに、夕食作るの
がんばってくれたじゃ
ない、おいしかった
えっ・・・
あたしだけじゃないわ
フォルテさんもケイナ
さんも、おいしいって
褒めてたわよ
そ、そうですかっ!?
よかったぁ・・・
*n1が
いれば、野宿をしても
食事の心配はしなくて
よさそうだな・・・
*n1が
いれば、野宿をしても
食事の心配はしなくて
よさそうね・・・
はいけい、マスター
おげんきですか?
とつぜんいなくなって
ごめんなさいですの
モナティはいま
*n0さんという
ひとのところにいますの
いろいろじじょうがあって
しばらくマスターのところには
かえれません・・・
ですので、こうして
てがみをかいて
マスターのところに
とどけてもらおうと
おもってます・・・
あれ、モナティ
さっそく手紙を書き
はじめたのか?
あらっ、モナティ
さっそく手紙を書き
はじめたの?
はやいわね
はいですの♪
でも、難しい字が
多くて・・・
わかんない字が
あったら、遠慮せずに
聞くんだぞ
わかんない字が
あったら、遠慮せずに
聞きなさい・・・
*n0さんは
やさしいひとですの
それに・・・
なんだかちょっとだけ
マスターににてるかも
しれません・・・
それでは、いったん
ペンをおきますです
また、おたよりします
だいすきなマスターへ
モナティより
   ・・・かしこ
へえ、見聞の旅ねぇ
ははは、まあホントの
ところは厄介払いって
追放されたみたいな
ものなんですけど
本当のところ
厄介払いにあって
追放されたような
ものなんです
まあまあ、そう自分を
卑下しなさんな
それに、旅での経験は
貴重だぜ?
普通の生活じゃ絶対に
味わえないことを体験
させてくれるしな
たとえば?
そうですか?
んー、そうだなぁ
一文無しになって野草
をあさってみたりとか
化け物に追われて必死
に逃げたりとか
うう、そういう経験は
ちょっと・・・
フォルテさん
それ本当・・・
・・・なーんてなっ♪
本気にすんなよ?
冗談だからさっ
あ、あのですねぇ!
冗談には聞こえない
ですよ
あははは、まあなんだ
とにかく旅ってのは
楽しいってことさ
すくなくとも、今まで
オレはそう感じてる
じゃなきゃ、冒険稼業
なんてできねえし
あんたらみたいな
ユカイな連中とだって
知り合えたワケだしな
あ、それは同意見かも
そうですね
いえてます、それ
だろっ?
お調子者だけど
どうも憎めないよな
この人って・・・
お調子者だけど
いい人、みたいね
この人・・・
悪かったわね
私たちにつきあって
こんな夜遅くまで
いえ、構いませんよ
残ることに決めたのは
俺たちなんだし
いいえ、構わないです
残ることに決めたのは
あたしたちなんだし
でも本当、貴方たちが
でも本当、貴女たちが
来てくれて助かったわ
連中をしょっぴくのも
私とアイツだけじゃ
絶対に無理だったもの
まったく、考えなし
なんだから・・・
ケイナさんは、ずっと
フォルテさんと一緒に
旅してるんですか?
あの
聞いていいですか?
何かしら?
ケイナさんは、ずっと
フォルテさんと一緒に
旅してるんですか?
ん・・・まあ、ね
ちょっとワケありで
一緒に旅をしているの
あんなお調子者だけど
一応、私の恩人だし
え?
恩人?
そ、恩人・・・
助けられる相手までは
選べないからね
どういう理由で
二人は一緒に旅することに
なったんだろう?
どんな理由で旅を
はじめたんだろう?

scn102

で、結局
ここに戻ってくること
になるわけか
で、結局
ここに戻ってくること
になるわけね・・・
仕方あるまい
宿代だって馬鹿になら
ないんだ
節約するに
こしたことはない
とはいえ・・・
さすがにそろそろ
文句のひとつも出て
きたようだな
お前たち!
なにをモタモタして
おるのだっ!?
あ、その・・・
あっ、やっぱり
うるさいのがきた
黙っておれば、いつま
でもブラブラしおって
派閥の任務をなんだと
思っている!?
お言葉ですが
我々はけして無為に
過ごしていたわけでは
ありません
野盗退治に関する顛末
は、昨晩きちんと報告
したはずです
それはお前たちが独断
でとった行動だ
任務がとどこおる理由
にはならん!
そもそも、冒険者など
という犯罪者まがいと
手を組むとは何事だ?
派閥の体面というもの
を考えろ!!
犯罪者って・・・
あの人たちは、そんな
人じゃありません!!
*n0!
・・・フン、まあいい
「成り上がり」のお前
に、体面の話をしても
意味があるまいて
・・・っ
むぅ・・・
それからこの部屋は、
近いうちに次の見習い
の居室にする予定だ
置いてある私物は処分
するからな
あははっ
いよいよ、本格的に
追放って感じだな?
うーん・・・
いよいよ、本格的に
追放って感じよね?
*n0・・・
大丈夫だよ、ネス
俺は平気だから
大丈夫よ、ネス
あたしは平気だから
平気って、テメエ
あそこまで好き放題
言われて、よく平気で
いられるなァ!
慣れちゃったからかな
どうってことないよ
いちいち気にしてたら
こっちの身が
持たないわよ
ふーん・・・
ま、テメエがそれで
いいんなら、オレにゃ
関係ねえけどよ
それより急ごうぜ
フォルテさんたちと
の待ち合わせの時間
そろそろだろ?
それより急ぎましょう
フォルテさんたちと
の待ち合わせの時間
そろそろでしょ?
かーっ、しかしまあ
どこにでもいるんだな
その手の陰険野郎は
ほんと!
なんか胸がムカムカ
してきちゃうわ
すいません・・・
せっかく食事おごって
もらったのに、こんな
話なんかしちゃって
ごめんなさい・・・
せっかく食事おごって
もらったのに、こんな
話しちゃって
ああ、気にすんなって
そんなことぐらいで気
を悪くしたりしねーよ
それにこいつの神経の
太さは筋金入りだ
消化が悪くなるなんて
心配はご無用さ
なぁんですってぇ!?
おぷすっ!
あはははっ
いちち・・・
しかし、お前さんたち
これからどうすんだ?
ファナンから街道沿い
に旅する予定です
これといってアテは
ないんですけどね
正直、いって・・・
これといってアテは
ないんです
ふーん・・・
なあ、もしよかったら
その前にオレたちの
用事につきあって
くれないか?
用事、ですか?
おいおい、コワイ顔は
かんべんしろよ
物騒な話じゃないんだ
レルムの村って
知ってるか?
ここから北に行った
小さな村なんだが
いえ、聞いたことない
ですけど・・・
ほら、フォルテ
あの話は、やっぱり
デタラメだったのよ?
んなことないって!
ちゃんと信用できる
ネタなんだし・・・
そのレルムって村に
なにかあるんですか?
ああ、そこにな
ケガでも病気でも奇跡
で治しちまう「聖女」
がいるらしいんだ
ええーっ!?
聞いたこと、ないか?
・・・一応、噂ならば
そーら見ろぉ!
本当、なんだ・・・
そうなのか、ネス?
そうなの、ネス?
あくまで噂だがな
真偽は定かじゃない
なぁに、行って確かめ
る価値はあるって
うまくすりゃ、お前の
記憶が取り戻せるん
だぜ?
うん・・・
記憶?
こいつはな
なんでか過去の記憶を
なくしちまってんだよ
え!?
へっ!?
山の中で倒れていたの
を、俺が見つけたんだ
がな・・・
自分の名がケイナって
こと以外は、思い出せ
ないんだとさ
そんなのって・・・
ケイナさん
やあねぇ、そんな深刻
な顔をしないでよ
普通に生活するぶんに
は困ってないし、ね?
つまり、貴方たちは
「聖女」の起こす奇跡
を頼って、彼女の記憶
を取り戻そうと?
ま、そーゆーこった
野盗とやりあったのも
治療に必要な寄付金を
稼ぐためってわけさ
なるほど・・・
そうなんだ・・・
アンタたち召喚師なら
奇跡とやらが本物かを
見極められるだろ?
同行してもらえれば、
助かるんだが・・・
どうだ?
どうしよう?
 わかりました
 そう言われても・・・
 ネスに相談しよう
わかりました
お、そうか!
無理しなくていいのよ
こっちの勝手なお願い
なんだから
いいんですよ
それに俺も奇跡って
のがどんなものか
見てみたいし
気にしないで
それにあたしも
奇跡ってのがどんな
ものか見てみたいし
タシカニ、興味ヲ
ソソラレル情報デスネ
本当ならすごいこと
ですよね、ご主人様っ
構わないだろ、ネス?
構わないよね、ネス?
まあ、よかろう
噂の真否をたしかめる
ことは、派閥としても
有益なことだしな
そう言われても・・・
なあ?
そうは言われても・・
ねぇ?
なぜ、僕に同意を求め
てくるんだ?
え、だって・・・
へっ、だって・・・
前にも言ったが
決めるのは君の意志だ
彼女のために同行する
のも、関係がないと先
を急ぐも、君の自由だ
うう、なにもそんな
トゲのある言い方しな
くたって・・・
むぅ、なにもそんな
トゲのある言い方しな
くたって・・・
いや、もういいんだ!
今のは忘れてくれ
へ?
たかが女一人の人生を
左右する程度の問題だ
アンタたちが気にする
価値なんてないさ
う・・・
む・・・
奇跡がデタラメだった
としても、金を取られ
るだけ。命まで取られ
るわけじゃあなし
うう・・・
むぅう・・・
一から出直したら
それですむよな・・・
一から、アテもなく
やり直せば・・・
フォルテの目・・・
かなしそう・・・
うにゅううぅ・・・
*n0さぁんっ
あーっ、もう
わかりましたよ!
わかりましたからぁ
その真綿で首を絞める
ような、イヤミはもう
やめてくださいっ!
あーっ、もう
わかったわよ!
わかりましたからぁ
その真綿で首を絞める
ような、イヤミはもう
やめてくださいっ!
あ、やっぱり
バレてた?
当たり前でしょ!?
まったく・・・
本当、無理しなくても
いいんだからね
私なら、大丈夫だから
うう、そんな顔をされ
ちゃうと、かえって
罪の意識が・・・
悩んでる、悩んでる
ヒヒヒ・・・
で、どうする?
どうするったって
ここで断れば、俺だけ
悪者じゃないか!?
どうするって言っても
ここで断れば、あたし
だけ悪者じゃない!?
まさにそのとおりだな
とほほ・・・
まあいいけどね・・・
どうしよう、ネス?
ネス、どうする?
前にも言ったが、
決めるのは君の意志だ
うう、それはわかって
るんだけど・・・
むう、それはわかって
るけど・・・
まあ、彼らの言うこと
に嘘はないようだし
僕が反対する理由は
ないと言っておこう
なら、引き受けようよ
奇跡がどんなものか、
俺、見てみたいし
なら、引き受けよっか
奇跡がどんなものか、
あたし、見てみたいし
あまり期待しないほう
がいいとは思うがな
よーし!
そうと決まれば
オレたちは今から
旅の仲間だ
かたっ苦しい
敬語とかは
やめにしようや
そうですね・・・
じゃなくて、そうだね
そうですね・・・
じゃなくて・・・
そうね
ふふふ
変に意識しなくても
ごく自然な話し方で
いいんだからね
そうですね
自然にいきましょう
それがいいですのっ
では、しばらくしてか
らまたここで合流する
ことにしましょう
んじゃ、後でな!
先輩たちが仕事してる
屋敷ってここかな?
先輩たちが仕事してる
屋敷ってここなんだ?
住所に間違いはないが
どうやら留守らしい
うーん、残念
出かける前に挨拶して
おきたかったのにな
うーん、残念
出かける前に挨拶して
おきたかったのに
フォルテたち、まだ
来てないみたいだな
もうすこししてから
また来よう・・・
フォルテたち、まだ
来てないみたいね
もうすこししてから
また来よう・・・
よぉ、どうだ
支度はすんだか?
どうしよう?
 まだです
 はい
慌てなくていいから
ゆっくり支度してきな
んじゃ、出発するか!
はぁ・・・
どうかしたの
こんなところでため息
なんかついて?
うん、ちょっとね
記憶が戻った後のこと
を考えてたの
ひょっとしたら
思い出さないほうが
いいのかなって
どうしてですか?
どうして?
もしもよ、思い出した
記憶が私にとって都合
の悪いことだったら
どうする?
!?
忘れていたほうがいい
つらいことがあったの
かも知れない・・・
ひょっとしたら
とんでもない悪人
だったのかも!?
なーんて、考えるとね
ため息も出ちゃうわけ
そうだよな、忘れてた
ほうがいいことだって
たしかにあるもんな
そうよね、忘れてた
ほうがいいことだって
たしかにあるもの
とはいえ、はっきり
させなくてもやっぱり
不安なのは同じだし
あーあ・・・
しってるよ
え・・・?
おねえちゃんはね
*n1と
おんなじ・・・
シルターンから
来たんだよ?
*n1
それ、本当か!?
*n1
それ、本当!?
・・・(こくん)
ほら・・・
似てるよね、着物?
たしかに、作りとかは
似てるけど・・・
シルターン・・・
どうしたのかしら
なんだか、その言葉
すごく気になるわ
これは、ひょっとして
当たってるのかも
しれないぞ?
これは、ひょっとして
当たってるのかも
しれないわね?
心配しなくていいよ
記憶が戻ったって
別に今までとなんにも
変わらないって
心配しなくていいよ
記憶が戻ったって
別に今までとなんにも
変わらないって
そうかしら・・・
すくなくともさ
フォルテはきっと
気にしないと思うなあ
すくなくともさ
フォルテはきっと
気にしないと思うけど
な・・・っ!
あ、もちろん
俺もそうだからね
あ、もちろん
あたしもね
・・・そうよね
なんだか、貴方に話を
なんだか、貴女に話を
したら、ちょっとだけ
楽になっちゃった
ありがとう
*n0
あれ、あそこにいる
女の子って?
・・・・・・
公園で、ご主人様と
ぶつかった子ですね
相変わらず地面ばかり
見て、あれじゃまた
ぶつかるぞ
相変わらず地面ばかり
見て、あれじゃまた
ぶつかるわよ
相変わらず地面ばかり
見て、あれじゃまた
ぶつかるぞ
相変わらず地面ばかり
見て、あれじゃまた
ぶつかるわよ
・・・はうっ!?
って、思ってた矢先に
いきなり・・・
いたたた・・・
お、オデコぉ・・・
うわ、痛そう・・・
ちょっと、君
だいじょうぶか?
ちょっと、貴女
だいじょうぶ?
・・・!?
あ、ちょっと!
・・・行っちゃった
なにも、逃げなくて
もいいだろうに
・・・行っちゃった
なにも、逃げなくて
もいいのに
ご主人様、あの子
ひょっとしてなにかを
探してたんじゃない
でしょうか・・・
探してた?
ええ、無意識にだと
思うんですけど
ない、ない、って
つぶやいていたのが
聞こえたんです
そうか・・・
 耳がいいんだなあ
 耳がいいのね
 探し物かあ・・・
耳がいいんだなあ
*n1は
耳がいいのね
*n1は
そんなことないですよ
メイトルパでは、これ
が普通なんです
見たり、聞いたり
かいだりすることで
周囲の様子をうかがう
ことは
自然の中で生きていく
ためには、どうしても
必要になることですし
なるほどなあ
こりゃ、うかつに
ないしょ話なんかは
できないな・・・
なるほどねぇ
こりゃ、うかつに
ないしょ話なんかは
できないわね・・・
どうかしましたか
ご主人様?
いや、なんでもない
なんでもないよ
あはははは・・・
いや、なんでもない
なんでもないのよ
あはははは・・・
???
探し物かあ・・・
あの様子だと、かなり
必死なんだろうな
でも、あんな調子じゃ
危ないよな。怪我とか
危ないわね。怪我とか
するかも知れないし
よし、次に見かけたら
注意してやるかな
よし、次に見かけたら
声をかけてあげよう
そうですね
ぜひ、そうしてあげて
ください
あれっ?あの屋台に
誰か来てるぞ・・・
あれっ?あの屋台に
誰か来てる・・・
あれ、なんでこんな
所に屋台があるんだろ
あ、誰か来てる・・・
こんにちは
どうもすいません
まだ開店の準備が
終わってないんですよ
あ、いえ
それはわかってるん
ですけど
いったい、なにを
売っている屋台なん
ですか?
ああ・・・
この屋台ではソバを
食べさせるんですよ
・・・ソバ?
シルターンの食べ物
なんですが、ご存じ
ありませんか?
そっか・・・
だから、お品書きが
シルターン文字で
書かれてたんだ
ちょっと待ってて
くださいね・・・
ひぃ、ふぅ、みぃ
・・・とおッ!
わっ!
手際がすごいぞ!?
わっ!なんだか
手際がすごい!?
これが、ソバですよ
食べてみてください
・・・・・・
・・・おいしい!
それはなによりです
今までこんな不思議な
味の食べ物、食べた
ことないですよ
今までこんな不思議な
味の食べ物、食べた
ことないわ
あ・・・
お金を払わないと
結構ですよ
その一杯はお近づきの
しるしということで
代わりといっては
なんですが、この屋台
「蕎麦処・あかなべ」
のことを
お知り合いにも紹介
していただけると
助かります
もちろんですよ
機会があったら、絶対
また食べに来ます
えーと・・・
ええ、もちろん
機会があったら、絶対
また食べに来ますし
えーと・・・
シオンと申します
あかなべの大将って
馴染みのお客さんには
呼ばれてますけどね
それじゃ、大将
ごちそうさまでした
はい、またのお越しを
お待ちしておりますよ
あーっ!?
ど、どうしたんだよ
モナティっ?
ど、どうしたのよ
モナティっ?
シオンさんですの!
モナティの知ってる
薬屋さんのシオンさん
ですのーっ!!
いえ、私は薬屋では
なくて、ソバの屋台の
大将ですが・・・
モナティですのっ!
ほら、忘れちゃったん
ですのーっ?
忘れるもなにも・・・
どこかでお会いした
ことありましたっけ?
うにゅうぅぅ・・・っ
人違いじゃないのか?
人違いじゃないの?
そんなことないですの
絶対、絶対ですのぉ!
あの、すいません
失礼ですけど、貴方の
お名前は?
あの、すいません
失礼ですけど、貴方の
お名前は?
シオンと申します
ほらほらほら~っ!
ですが、このお嬢さん
とは初対面です
・・・はえ!?
世の中には、そっくり
な人が三人はいると
言いますからねえ
ははは、面白い偶然
ですねえ
ははは、じゃない
ですのーっ!?
キツネさんみたいな
その目も、のんびり
したその喋り方も
モナティ、間違えっこ
ないですのっ
シオンさんですのーっ
いえいえ、別人ですよ
しかも初対面です
タヌキさんみたいな
丸顔のお嬢さん?
ふにゅうぅぅん・・・
ほら、いい加減にして
モナティ、行くぞ?
ほら、いい加減にして
モナティ、行くわよ
ご迷惑かけちゃって
すいませんでした
いいえ、それよりも
次はお客としてぜひ
おいでくださいね
「蕎麦処・あかなべ」
 をよろしく・・・
あかなべ・・・!
こら、モナティっ!
ふにゅにゅうぅっ
あれは、あれは絶対に
ワザとですのぉぉ!?
召喚獣ヲ動力トシテ
牽引スル鉄道・・・
ナルホド、コノ世界
ナラデハノモノデスネ
俺も実際に走っている
ところは見たことない
んだけどね
でもさ、ロレイラルの
鉄道は機械じかけで
すごく速いんだろう
あたしも実際に走って
るところは見たことが
ないんだけどね
でも、ロレイラルの
鉄道は機械じかけで
すごく速いんでしょう
エエ・・・
すごいよな
*n1は
乗ったことあるのか?
すごいわね
*n1は
乗ったことあるの?
イエ、でーたトシテハ
知ッテイハイマスガ
自分ハ戦闘機体トシテ
開発サレマシタノデ
ソレニ、ろれいらるノ
交通機関ハモウ、正常
ニ機能シテオリマセン
あ、そうか!
ロレイラルは戦争で
はいきょ同然になって
いるって、ネスが・・
・・・悪かった
あ、そうか!
ロレイラルは戦争で
はいきょ同然になって
いるって、ネスが・・
・・・悪かったわ
ナゼ、謝ルノデスカ?
失言ガアッタトハ思エ
マセン
いいんだ、とにかく
俺が謝りたいって
思ったんだから
ごめんな
*n1
いいのよ、とにかく
あたしが謝りたいって
思ったんだから
ごめんね
*n1
ハイ、了解イタシ
マシタ・・・?
なあ、この湖って
たしか、なんとかって
いう泉の水がたまって
できたんだよな?
ねえ、この湖って
たしか、なんとかって
いう泉の水がたまって
できたのよね?
「至源の泉」だ
・・・なんか、すごく
偉そうな名前だな
・・・なんか、すごく
偉そうな名前ね
君のその感想が適当な
ものだとは思えんが
その名にふさわしい
由来があるんだ
「エルゴの王」の伝説
は知っているな
リィンバウムを救った
英雄で、最強の召喚師
のことだろう?
リィンバウムを救った
英雄で、最強の召喚師
のことでしょう?
まあ・・・
間違いではないので
よしとしておこう
そのエルゴの王が
荒れ果てた大地を癒す
ために喚びだしたのが
至源の泉なんだよ
その水はあらゆる命に
活力を与える、不思議
な力をもっていたと
伝わっている
うわあ・・・
それってさ、今でも
効き目があるのかな?
へえ・・・
それってさ、今でも
効き目があるの?
さあな
本当かどうかまでは
知らんよ
なにしろ至源の泉には
聖王家に連なる者しか
近寄ることを許されて
いないんだからな
そっか・・・
だけど、こんなにも
大きな湖を見てると
なんだかさ
信じたくなるよなぁ
その伝説も
そっか・・・
だけど、こんなにも
大きな湖を見てると
なんだかさ
信じたくなるわね
その伝説も
・・・たしかにな
なんか、ずいぶんと
頼りない道だよな
坂とかもやたら多いし
なんか、ずいぶんと
頼りない道よねぇ
坂とかもやたら多いし
レルムの村は、林業や
狩猟で生計を立てて
いる小さな村だからな
荒れていて当然だ
村に続く道はどこでも
似たようなものよ
利用するのは村人だけ
街の人間が村に出かけ
る必要なんてないしね
そうなんだ?
そうなの?
ま、誰だってわざわざ
野盗や化け物に襲われ
たくはないからな
こうした山奥の道は
そういう連中が隠れる
のにうってつけだし
え!?
へっ!?
ご、ご主人様ぁ・・・
大丈夫だよ
*n1
大丈夫よ
*n1
・・・おにいちゃん
心配するなよ
大丈夫だってば
・・・たぶん
・・・おねえちゃん
そんなに強く
にぎらなくても
大丈夫
心配ないなーい!
こうして大勢で歩いて
いりゃ、大丈夫さ
自分より数の多い相手
にケンカを売るほど、
連中はバカじゃ・・・
・・・!
ま、まさか・・・
化け物っ!?
イイエ
化ケ物デハアリマセン
*n0
落ち着いてよく見ろ
え?
へっ?
人をいきなり化け物
呼ばわりとは、失礼な
小僧じゃな・・・
人をいきなり化け物
呼ばわりとは
失礼な・・・
ごめんなさい
つい、びっくりして
ふん、まあいいわい
その腰の物で斬りつけ
なかっただけマシじゃ
なあ、爺さん
アンタひょっとして
レルムの村の人かい?
ああ、そうじゃ
わしはレルムの村の
木こりじゃが・・・
そういうあんたらは
何者じゃ?
見たところ、行商人
とは思えんが
私たち、レルムの村に
いる聖女の噂を聞いて
来たんですけど
なんだ・・・
あんたらも、他の連中
と同じ目的か
村までは
まだ遠いのかい?
村は、この坂を越えた
向こうにあるわい
それじゃあな
今のじいさん
今のおじいさん
なんか、うんざりした
顔してたけど・・・
気のせいかな?
ひゅー・・・
・・・・・・
ひょっとして、ここに
いる人たちって・・・
み~~~~~んな
聖女の奇跡を頼ろうと
してる人たちなのか?
してる人たちなの?
ケッ!
奇跡、奇跡ってかぁ!
うーん、これじゃ日が
暮れたって、私たちに
順番は回ってきそうに
ないわね・・・
いや、それ以前に
どこが列の最後部かも
わからないぞ
なーに、そんなもの
適当に列ん中に混じっ
ちまえば・・・
ちょっとフォルテ!?
それはさすがに
まずいってば
そこの野郎っ!
なに勝手に列に割りこ
んでやがるんだ!!
うわっ!?
きゃっ!?
なんのためにわざわざ
列を作って並んでると
思ってんだよ・・・
あー、わりぃわりぃ
どこが列の最後尾だか
わかんなくてさぁ
はっ、どうだか・・・
最初っからドサクサで
列に入りこむつもり
だったんだろうが?
テメエらみたいな連中
がいやがるから
俺たちの苦労が絶え
ねえんだッ!
さあ、とっとと
この村から
出てきやがれ!!
ちょっと待ってくれよ
そりゃ、列を乱した
俺たちも悪いけど
出て行けってのは、
あんまりじゃないか
ちょっと待ってよ
そりゃ、順番を乱した
あたしたちも悪いけど
出て行けってのは、
あんまりじゃない?
そうよ! だいたい
なんの権利があって
貴方にそんな命令が
できるわけ!?
そうですの
そうですのーっ!
そっそんな言い方って
ないと思います!
そうだ、そうだー!
もっと言ってやれーっ
権利だァ?
はっ、権利ならあるさ
俺はこの村の自警団員
なんだからな
ほう? それにしては
ずいぶん礼儀がなって
ないようだがな
なにィ・・・?
喧嘩腰で物を言われず
とも、物の道理ぐらい
理解できるさ
むしろ君のその高圧的
な態度は、かえって
事態を悪化させている
としか思えないな
・・・テメエっ!!
そこまでだ!!
リューグ!
ちッ・・・
あ、あれっ!?
同じ顔が二人???
えっ、ええっ!?
おっ、同じ顔が二人?
ほー、双子とは
珍しいなあ
どんなことがあっても
お客さまに暴力をふる
うなと、あれほど言い
聞かせただろう?
口で言ってもわからん
奴らには、このほうが
早えんだよッ
リューグ!
はっ、やめたやめた!
テメエの説教なんて
まっぴらだッ
そうやって、一人で
偽善者ぶってろ・・・
バカ兄貴がッ!!
どうもすいません
弟のリューグが、失礼
なことをしてしまって
いえ、注意されるよう
なことをしちゃった俺
たちにも責任はあるし
いえ、注意されるよう
なことをしちゃった
あたしたちにも
責任はあるし
あんたのことよ
フォルテ?
ふんふふーん・・・♪
・・・こいつはっ!?
ぐほぉっ!?
売り言葉に買い言葉で
返してしまったことも
事実ですから
ここは、お互いさまと
しておきましょう
そう言ってもらえると
助かります
ところで、えっと?
ロッカです
レルムの村の自警団長
をさせてもらってます
ロッカさん
列の一番後ろってどこ
なんですか
列、ですか?
それなんですが、大変
もうしわけないんです
けど・・・
ここにいる人たちの後
にも、順番待ちの人が
まだ何十人も・・・
いいっ!?
あちゃあ・・・っ
本当にすいません
なにしろ聖女は一人
だけなので
しょーがないわな
ま、これだけ長い列が
できるってことは
効き目は確かってこと
だろうし
ちょっくら並ばせて
もらうとすっか
いくぞ、ケイナ
あ、待ってよ
フォルテってば!
それじゃ、俺たちは
どうする?
それじゃあ
あたしたちは
どうする?
あの、もし宜しければ
さっきの騒ぎの経緯を
聞かせてもらいたいん
ですが・・・
それなら、僕が行こう
あ、俺も・・・
じゃ、あたしも・・・
君がついてくると
かえって話がややこし
くなりかねん
まただよ・・・
むー・・・
決めつけてるしぃ
村の見学でもしてれば
いいだろう?
ついでに宿でも探して
おいてくれ
しばらくの間は、ここ
に滞在することになり
そうだからな
そう言われてもなぁ
そう言われてもねぇ
ニンゲン
どうすんだよ、おい?
どうしたら
いいって思う?
・・・あのな
しかたない
適当にぶらついてれば
なんとかなるさ
どうしよっか?
・・・あのな
しかたないわね
適当にぶらついてれば
なんとかなるでしょ
・・・どうするの?
んー、そうだなぁ
しかたない
適当にぶらついてれば
なんとかなるさ
んーっと、そうねぇ
しかたないって
適当にぶらついてれば
なにかあるわ
しかたない
適当にぶらついてれば
なんとかなるさ
しかたないって
適当にぶらついてれば
なにかあるわ
うーん、知らないうち
に森の中に入っちゃっ
たみたいだな
でも・・・
なんていうか、すごく
静かでいいところだな
ふわあぁ・・・
なんか、眠くなって
きちゃったぞ
ちょっと昼寝でもして
いこうかな
うーん、知らないうち
に森の中に入っちゃっ
たみたいね
でも・・・
なんていうか、すごく
静かでいいとこね
ふわあぁ・・・
なんか、眠くなって
きちゃった
考えてみれば、ずっと
歩きづめだったものね
ちょっと、休憩しても
いいよね?
ご主人様ぁ、ちゃんと
宿を探さないと・・・
ちょっとだけだよ
ちょっとだけよぉ?
ちょっとだけ・・・
いいのかなぁ
あーっ
*n0さん
サボリはよくないん
ですのーっ!
かたいことは
いいっこなしだよ
かたいことは
いいっこなしよ
むー、怒られても
モナティは知りません
ですよぉ・・・
あるじ殿、宿ノ確保ハ
ヨロシイノデスカ?
まあ、なんとかなるさ
たぶん
まあ、なんとかなるわ
たぶん
・・・・・・
・・・ん?
あわ、あわあわっ!
きゃあああっ!?
な、なんだぁ!?
へっ、なに!?
なんなの!?
ど、ど、どいて
くださあ~~いっ!?
頭上ヨリ落下物接近
緊急回避ヲ・・・
無理だってぇーっ!?
無理だってばーっ!?
なんだァ!?
あわわわっ!?
おんなのひと・・・
は、はぁっ!?
えっ!?
ごっ、ご主人様っ!
逃げてぇぇぇっ!!
あわわわっ!?
ぶ、ぶつかるです
のぉぉぉっ!?
あわわわっ!?
うわあっ!
きゃあっ!
なんでいきなり、木の
上から女の子が降って
くるんだ???
なんでいきなり、木の
上から女の子が降って
くるのよ???
いたた・・・
まあ、うまく受け止め
られたからよかったん
だけど・・・
大丈夫かい?
まあ、軽いから
あたしでも受け止めて
あげられたけど・・・
えっと、大丈夫?
あ、はい
大丈夫ですけど・・・
貴方のほうこそ
貴女のほうこそ
平気ですか?
ああ、平気さ
さすがにびっくりした
けどね
あたしは、平気
ちょっとびっくりした
けどね
ごめんなさい
うっかり足を滑らせ
ちゃったんです
それはいいけどさ
どうして、木になんか
登ってたの?
それはいいけど・・・
なんで、木の上に
登ってたの?
それは・・・
子猫
ニャー
あれ、あんなとこに
子猫がいるぞ?
あらら、あんなとこに
子猫がいるわね?
あの子、あそこから
下りられなくなってる
みたいなんです
なるほどね
でも、その格好で木に
登るのは、ちょっと
無茶じゃないかな
なるほど・・・
でも、その格好で木に
登るのは、ちょっと
無茶じゃない?
・・・見えちゃうわよ
あ・・・はい・・・
ちょっと待ってなよ
手伝ってあげる
少し待ってて
よっ、と・・・
よいしょっと・・・
子猫
フーッ!
おいおい、暴れるなよ
俺はお前を助け・・・
暴れないで・・・
今、助けてあげる
子猫
フギャアアアッ!!
うわあぁっ!!
きゃっ!!
だ、大丈夫ですか!?
いたたた・・・
あの子、しっかり自分
で下りられたみたい
ですね・・・
そだね・・・
あいたたっ!
大丈夫ですか!?
少しひっかかれ
ちゃったけどね
はい、このコも無事よ
子猫
ニャー
よかった、無事で・・
ありがとうございます
お安いご用よ?
って、あたた・・・っ
あ、じっとしてて!
そのまま・・・
あれ?
えっ?
痛くないから・・・
ほら、痛くない・・・
なんだろう、痛みが
引いていく・・・
うそっ、痛みが
ひいていく・・・
ふう・・・
もう、動いてもいい
ですよ?
君が治してくれたの?
貴女が治して
くれたの?
ええ、あたしの勘違い
のせいで、貴方に迷惑
のせいで、貴女に迷惑
かけちゃったんですし
アメルさまぁ~!
どこにいらっしゃるん
ですか~!?
あれ、もう休憩の時間
終わっちゃったのかな
アメルさま~っ!!
は~い!
それじゃ、あたし
行きますね?
あ・・・
ひょっとして・・・
あの子・・・
あ・・・
ひょっとして・・・
あの子・・・
あ、それから・・・
うわ!?
わっ!?
*n0さんは
いらない人なんかじゃ
ありませんよ
え?
へ?
もっと自信をもって
くださいね?
・・・・・・
なあ、*n1
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、*n1
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
ハイ、あるじ殿ハ
名乗ラレテイマセン
そう、だよな
なのに・・・
なんで、あの子は
俺の名前を・・・?
そう、よね
なのに・・・
なんで、あの子は
あたしの名前を?
なあ、*n1
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、*n1
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
そういや、そうだな
だよな?
だよね?
なあ、*n1
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、*n1
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
・・・(こくん)
なんで、あの子は
俺の名前を・・・?
なんで、あの子は
あたしの名前を?
なあ、*n1
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、*n1
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
はい、そうですね
ご主人様は名乗って
いないはずです
だよな?
なのに・・・
なんで、あの子は
俺の名前を・・・?
だよね?
なのに・・・
なんで、あの子は
あたしの名前を?
なあ、モナティ
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、モナティ
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
はえ?
そうでしたっけ???
・・・・・・
うん、間違いない
教えてないはずだ
なのに・・・
なんで、あの子は
俺の名前を・・・?
うん、間違いない
教えてないはず
なのに・・・
なんで、あの子は
あたしの名前を?
もしかして・・・
あのアメルって女の子
が、聖女なのか!?
あのアメルって女の子
が、聖女なの!?
間違いあるまい
君が出会ったその子が
この村の聖女だな
やっぱり・・・
事情を話しがてら
ロッカから色々と話を
聞かせてもらったが
聖女の起こす奇跡とは
相手の心に触れること
によって、その苦しみ
を和らげてやり
精神的に癒すことで
肉体までも治癒させて
しまうものらしい
原理は不明だがな
はぁ、すごいですねぇ
ご主人様
うん、そうだよな
うん、そうよねぇ
さいこひーりんぐト
呼バレルESP現象
ニ酷似シテイマスネ
???
痛いの痛いの
とんでけーってこと
ですの?
うーん・・・
でも、たしかに
そんな感じだった気も
するなぁ・・・
でも、たしかに
そんな感じだった気も
するわね・・・
おそらく、君の傷を
治した時に、君の心を
読みとってしまった
んだろうな
不可抗力というものだ
あまり、気にするな
そうか・・・
だからあの子は、俺の
名前や悩んでることが
わかったんだ
そっか・・・
だからあの子は、
あたしの名前や悩みが
わかったのね
いやぁ、まいったぜ
並んだはいいが、列が
進まないのなんのって
あれ、二人とも列を
抜けて平気なの?
あら、二人とも列を
抜けて平気なの?
今日の面会はおしまい
この順番札を持って、
また明日並んで
くださいですって
とはいえ、明日のうち
に順番が回ってくるの
かもあやしいがな
そうですか
二人ともごめんね
まさか、こんな面倒な
ことになってるなんて
そんな、気にしないで
ケイナさんのせいじゃ
ないんだし
とりあえず、どこかで
落ち着こうや
先のことはそれから
考えりゃいい
*n0
宿のほうは確保できて
いるのか?
あ、あはは・・・
あっ、あはは・・・
すっかり忘れてた
やれやれ・・・
最初からあてにして
なくて正解だったな
ロッカに頼んで、僕の
ほうで泊めてくれる家
を紹介してもらってる
そこへ行こう
オマエ、信用ねーのな
・・・ほっとけ
・・・ほっといてよ
すいません
自警団のロッカさんの
紹介で宿を借して頂き
に参りました
ああ、聞いている
あ、さっき出会った
木こりのじいさん?
あら、さっき出会った
木こりのおじいさん?
なんだ、お前たちか
ははは、さっきは
どーも
ご迷惑おかけします
まあ、気にするな
困った時はお互いさま
じゃ・・・
わしの名は
アグラバインじゃ
村の者はみな、アグラ
爺さんと呼んどる
さあ、ぼけっと立っと
らんで中に入れ
へえ、意外と大きい家
なんだな・・・
へえ、意外と大きい家
なのね・・・
*n0
失礼だぞ
わし一人なら狭くても
構わんが、子供たちの
こともあるからな
子供たち?
あんたらにここを紹介
したロッカと、双子の
弟のリューグはな
両親を亡くして以来
ここで育ったんじゃよ
へえ、そうなのか
もっとも、近頃は
自警団の仕事に追われ
て、帰ってこんがな
聖女の奇跡が噂に
なったせいですか?
まあ、な・・・
たしかに、あれだけ
人が集まってしまうと
大変でしょうねぇ
聖女だの奇跡だの
祭りあげて、村の連中
は騒いどるようじゃが
連中が喜んどるのは、
そのおかげで村の収入
が増えたことにすぎん
わしは、そういうのは
好かん
そうだよな
聖女っていったって
不思議な力を使う以外
は、普通の女の子なん
だもんな・・・
すくなくとも、俺は
あの子と話していて
そう思ったし
そうよね
聖女っていったって
不思議な力を使う以外
は、普通の女の子なん
だもんね・・・
すくなくともあたしは
あの子と話していて
そう思ったわ
お前さん
アメルに会ったのか?
あ、はい
ええ、ちょっと・・・
あら、そうなの?
たまたまね
村外れにある森の中で
話をしたんだ
たまたまね
村外れにある森の中で
話をしたの
アメルは昔から、あの
森で遊ぶのが好きだっ
たからな・・・
元気そうじゃったか?
ええ、そりゃもう
昼寝していた俺の上に
木の上から落っこちて
きたんですから
ええ。だって、お昼寝
してたあたしの上に
木の上から落っこちて
きたんだもの
どーいう聖女だよ?
そうか・・・
フフッ、元気ならそれ
で充分じゃ
失礼ですが、貴方は
聖女となにか関係が
あるのですか?
・・・孫じゃよ
え?
へ?
アメルはわしの大切な
孫娘さ・・・
しっかし驚いたぜ
まさかあのじいさんが
聖女の身内とはなあ
聖女がその奇跡の力に
目覚めたのは、最近の
ことらしい
事故で怪我した子供を
必死になって介抱して
いるうちに、癒しの力
が発揮されたという
それまではごく普通の
村娘として、この家で
暮らしていたそうだ
ロッカやリューグたち
と、まるで本当の兄妹
のようにな・・・
なーるほど
とすれば、あの小僧の
露骨な敵意も、ちっと
は理解できるぜ
あのおじいさんにして
みれば複雑でしょうね
複雑って?
複雑?
だってそうでしょう?
奇跡の力に目覚めた
ばっかりに、お孫さん
と引き離されたのよ
顔もろくに見られない
のかもしれない
いつでも会えるのなら
*n0に
元気かどうかたずねた
りしないと思うもの
そっか・・・
おじいさん・・・
さみしそうだったね
・・・かわいそう
*n1・・・
離ればなれだなんて
かわいそうですの
うにゅうぅぅ・・・
二人とも、あまり深く
いれこまないことだ
僕たちはこの村の人間
ではない。横から口を
出すべきじゃない
そーだぜェ?
オマエにゃ関係ねェ
ことだろうがよ
けどっ!
でも、ネス!
気持ちはわかるがな
*n0
聖女本人が嫌がってる
わけじゃないんだろ?
納得をして今の状況を
受け入れてんなら
横からとやかく言うの
は、おせっかいだぜ
違うか?
それは、そうだけど
でも・・・
さあ、もう休もう
いつまでも起きている
と、明日がつらいぞ
*n0
ネスやフォルテの言う
ことが正しいんだって
のはわかる
*n0
大切なのは、あの子が
自分の境遇をどう思っ
てるかだし・・・
*n0
俺がもし、あの子の
立場ならどうだろう?
*n0
あんな風に、笑顔で
いられるだろうか?
*n0
あたしが仮にあの子の
立場ならどうだろう?
*n0
あんな風に、笑顔で
いられるかな?
*n0
・・・・・・・・・
なんだっ!?
えっ、なにっ!?
なんだ・・・
どうして村が燃えて
いるんだ!?
なに・・・
どうして村が燃えて
いるの!?
熱源ヲ無数ニ
感知、火災デス!
なんだって!?
火事って!?
くろいかげ・・・
いっぱい、いっぱい
*n1?
ちかづいてくる・・・
炎のなかから・・・
こわい、こわいよぅ!
おにいちゃんっ!
ちかづいてくる・・・
炎のなかから・・・
こわい、こわいよぅ!
おねえちゃんっ!
かっ、火事ですの!?
お水っ、お水はどこに
あるですのー???
ちょっと、モナティ
おちついて
ちょっと、モナティ
おちつきなさいって
ただの火事じゃないぜ
見ろ!!
た、助けてくれえっ!
・・・・・・
ぎゃああっ!!
なによ、あいつら
無抵抗の人たち相手に
なんてことをしてる
のよ!?
おうおう、こりゃあ
まさに、問答無用って
ヤツだなァ・・・
あ・・・・・・
みるなッ!!
見るんじゃない
*n1・・・
こんなこと、見る必要
なんてない・・・
見ないで
*n1・・・
こんなこと、見る必要
なんてないわ・・・
・・・(ぎゅっ)
あぁ、ひどい・・・
こんなの、こんなの
信じられない・・・
*n1
気をしっかりもて!
*n1
落ちつきなさい!
野盗か? いや、それ
にしては、動きが整然
としすぎてる・・・
冷静に分析してる場合
じゃないだろ、ネス!
・・・?
アグラじいさんは!?
冷静に分析してる場合
じゃないわよ、ネス!
・・・?
アグラおじいさんは?
家ん中にはいねーぞ
きっとアメルのところ
に行ったんだ・・・
きっとアメルのところ
に行ったのね・・・
*n0!?
あるじ殿、ドコヘ!?
放っておいたらみんな
殺される!!
放っておいたらみんな
殺されるわ!!
ひどい・・・
貴方がたは、どうして
こんなひどいことを
するんですかっ!?
・・・・・・
・・・お前が聖女か?
質問に答えてっ!
・・・・・・
連行しろ!
いやぁ!!
黒騎士団員
・・・うがっ!?
大丈夫か、アメル!?
アメル!大丈夫!
*n0・・・
さん・・・
女の子を力ずくでどう
こうしようって根性
気に入らねえなぁ
どういうつもりか
知らないけど、この子
は渡さないんだから!
・・・・・・
だんまりかよ?
ますます気にいらねえ
連中だな・・・
俺たちから離れないで
アメル!あたしから
離れないで!
は、はいっ!
いったい、なんなんだ
この連中は
いったい、なんなのよ
この連中!
わからん・・・
だが、そこにいる彼女
を狙っていることだけ
は間違いあるまい
アメル、無事か!?
リューグ・・・
お前たちが、この連中
からアメルを守って
くれたのか?
まあ、一応はな
そうか・・・
ねえ、リューグ
村の人たちは、みんな
はどこにいるの?
みんな、ちゃんと逃げ
られたんでしょう?
そうなんだよねっ!?
・・・・・・
うそ・・・
あいつら、一人残らず
殺しやがった
女も、子供も、病人で
さえもッ!
そんなっ!?
なんてことを・・・
なんてこと・・・
警告!前方ヨリ
接近スル者ガアリマス
くる・・・くるよ
つめたいかげが
こっちに、くる!!
???
ほう、こんなところに
隠れていたのか
・・・!!
???
ずいぶん手間がかかる
とは思ったが、まさか
冒険者ごときに遅れを
とっていたとはな
漆黒の仮面
こいつが親玉なのか?
漆黒の仮面
こいつが親玉なの?
???
無駄な抵抗はよせ
???
抵抗しなければ、苦痛
を感じる間もなく全て
を終わらせてやろう
ふ・・・
ふざけんじゃねェ!!
???
・・・・・・
リューグ
ぐああぁっ!
リューグ!?
なんて野郎だ・・・
片手で、あの小僧の斧
をはじきやがった!
ご、ご主人様ぁ・・・
りゅ、リューグさんが
リューグさんが!?
なにをしたのか全然
見えなかった・・・!
くそぉ・・・ッ
???
我々を邪魔する者には
等しく死の制裁が与え
られる
???
例外は、ない
うおおォォ~ッ!!
???
なに!?
アグラじいさんっ!
アグラおじいさんっ!
無茶だ!?
わしの家族を殺されて
たまるものか・・・
命の重みを知らぬ輩に
好きにさせてたまる
ものかァァァァッ!!
???
ぬう・・・!
みなさん、早く逃げて
ください!
ロッカ!?
あいつは僕たちがここ
で食い止めます
ですから・・・
アメルを!
その子を連れて逃げて
ください!!
あたしはいやですっ!
おじいさんたちを
置いて逃げるなんて
できません!!
聞き分けのないこと
言わないで!
貴女が逃げなくちゃ、
あの人たちのしたこと
全部が無駄になるって
わからないの!?
大丈夫だよ、アメル
ちょっとお別れする
だけだから
必ず迎えに行くから
先に行っててくれ
・・・こっちだ!
さあ、アメル!
アメル!
・・・行けえぇっ!!
ロッカ!リューグ!
おじいさぁぁん!!
走って、走って、走り続けた
理不尽な怒りを
やりきれない気持ちを
必死に振り払うようにして
どこをどう走ったのか
追っ手の影を振り切ったと
確信できた時には
俺たちはもう、その場から
動けぬほど疲労していた
襲撃者におびえながら
初めて過ごす夜
闇の中に身をひそめながら
俺は眠ることもできず
沈んでいく月を
ただ無言で見つめていた
自分の無力さ、ふがいなさを
思い知らされた夜だった
そんな思いを振り切るように
あたしたちは
ただ、ひたすらに走り続けた
追っ手の影を振り切ったと
確信した時・・・
あたしは、もう一歩も
動きたくなかった
疲れていたのは
あたしだけじゃなく
みんなもそうだった
襲撃者におびえながら
初めて過ごす夜
いっそ、闇に溶けこんで
しまえたら・・・
そう思いながら、沈む月を
ただ無言で見つめていた
やれやれ・・・
次から次へと厄介な
ことが続くな
この様子では、いつに
なったらファナンへ
たどり着けるのやら
あ、あのっ
ネス・・・
ねっ、ねえっ
ネス・・・
謝っても無意味だよ
*n0
結果は変わらない
うう・・・
僕に余計な気をつかう
ことなんか考えずに
黙って休んでおけ
え?
逃げる途中で倒れでも
したら、それこそ迷惑
の極みだからな
・・・うん
気をつかってくれてる
のは、ネスのほうだ
ありがとう・・・
気をつかってくれたのは
ネスの方ね・・・
ありがとう・・・
どうして・・・
こんなことに・・・
今はなにも考えちゃ
いけないよ、アメル
疲れた身体で考えて
も、よくないこと
しか浮かばないから
今はなにも考えちゃ
いけないわ、アメル
疲れた身体で考えて
も、よくないこと
しか浮かばないから
でも・・・っ
不安なのはわかる
でも、俺たちはロッカ
たちと約束したんだ
君を守るって・・・
リューグやじいさんは
そのためにあの場に
残ってくれた
・・・信じよう?
「迎えに行く」って
言葉を
そして、信じてくれ
俺たちが味方だって
ことを・・・
不安なのはわかる
けど、あたしはロッカ
たちと約束したのよ
あなたを守るって・・
リューグやおじいさん
はそのためにあの場に
残ってくれたのよ
・・・信じましょう?
「迎えに行く」って
言葉を
そして、信じて
あたしたちが味方
だってことを・・・
・・・うん
守らなくちゃこの子を・・・
じいさんたちとの約束を・・・
守らなくちゃこの子を・・・
おじいさんたちとの約束を・・・
あるじ殿、見張リハ
自分ニ任セテ、休息ヲ
トッテクダサイ
人間ニハ、疲労回復ノ
睡眠ガ必要デス
わかってるよ
だけど、どうしても
周りが気になって
わかってるわよ
だけど、どうしても
周りが気になって
あるじ殿
自分ノ任務ハ貴方ノ
自分ノ任務ハ貴女ノ
身ノ安全ヲ守ルコト
デスヨ?
ドウカ、自分ヲ信用
シテクダサイ
危険ガ迫レバ、必ズ
オ守リシマスノデ
うん、わかったよ
*n1
ちゃんと休むよ
ええ、わかったわ
*n1
ちゃんと休むわね
機械兵士は、睡眠を
とらなくても平気
なのかな・・・?
気にくわねェな
あの黒い鎧の連中
一方的に斬りまくり
やがって・・・
ああ、そうだな
なにも病人まで襲う
必要はないのに
ええ、そうよね
なにも病人まで襲う
必要はないのに
ケッ!俺が
言ってるのはそんな
ことじゃねェよ
あれだけ人を殺した
くせに、奴ら、感情を
ちっとも乱さねえ
たしかに、あいつらの
落ち着きぶりは不気味
だったな・・・
たしかに、あいつらの
落ち着きぶりは不気味
だったわね・・・
感情を露わにするのが
ニンゲンだろうが?
あれじゃ人形だぜ
ったく、本当に鎧の
中身は入ってんのかよ
人形か・・・
だから、あんなことが
できたのかも知れない
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
ん?
おじいさんたち、いつ
もどってくるの?
それは・・・
はやく、戻ってあげて
ほしいな・・・
だって、おねえちゃん
かわいそう・・・
きっとすぐに戻って
くるよ!
きっと・・・
・・・(こくん)
無事でいてくれよ
みんな・・・
無事でいてね
みんな・・・
ロッカさんたち
大丈夫でしょうか
ボク、心配で・・・
わからないよ、正直
でも、きっと大丈夫だ
ロッカが言ってたろ?
「迎えに行く」って
アメルに
彼は真面目だから
きっと約束は守るよ
だから、俺たちもそう
信じないとな
わからないよ、正直
でも、きっと大丈夫
ロッカが言ったでしょ
「迎えに行く」って
アメルに
彼は真面目だから
きっと約束は守るわ
だから、あたしたちも
そう信じないとね
そう、ですね・・・
信じてあげないと
いけませんよねっ?
ああ
ええっ
無事でいてくれよ
みんな・・・
無事でいてね
みんな・・・
マスター・・・
たいへんなことに
なってしまいましたの
めがさめたら
かじになってて
わるいひとたちが
あばれてたんですの
わるいひとたちは
せいじょのアメルさん
をつかまえようと
してたんですが
*n0さんたち
みんなのおかげで
ぶじににげられました
いまはモナティの
おとなりでねむって
ますの・・・
アメル、ようやく
眠れたみたいだな?
アメル、ようやく
眠れたみたいね?
*n0さん
きがついてましたの?
雰囲気でね・・・
でも、無理もないよ
雰囲気でね・・・
でも、無理もないわ
こぼしたなみだで
ぬれているアメルさんの
めもとはちょっぴりはれて
しまっていました
タオルでふいてあげて
いたら、なんだか
モナティもかなしく
なってきて・・・
にゅっく、ううっ
ご、ごめんなさいです
マスター・・・
ないてちゃ、おてがみ
かけないですよね
だ、だから・・・
きょうはここまで
つづきは、また・・・
ネスティが言っていた
ように、襲ってきた
連中、そこらの野盗
じゃねーな
剣さばきでわかるんだ
訓練でしみついた型が
はっきり見てとれたぜ
なるほど・・・
ま、それさえ気づけば
なんとかあしらえる
相手だったけどな
最後にやってきた
あの仮面の騎士も?
あいつは、ちと別格だ
一対一でやりあうには
厄介な相手だな
だから、無理に戦おう
なんて思うなよ
出くわしたら、すぐ
逃げちまえ
カッコつけて死ぬより
みっともなくても生き
延びようとすること
それが絶対に負けねえ
ための、戦いの秘訣さ
フォルテらしい秘訣だよな・・・
でも、正しいことかも知れない
フォルテらしい秘訣よね・・・
でも、正しいことかも知れない
眠れないの?
*n0
うん・・・
ええ・・・
気持ちはわかるけど
すこしでも休んだほう
がいいわ
でも、こうしていても
奴らがいつ襲ってくる
か、不安で・・・
あのね、*n0
これは、あそこで
グースカ寝てる人間が
言っていたことの受け
売りなんだけど
悪いことっていうのは
心配すればするほど
本当に起きやすくなる
ものなんだって
逆に居直っちゃえば
意外とあっけなく
過ぎていっちゃうの
そんなものかな?
そんなものなの?
そんなものよ
しっかりなさい?
一番不安なのは、貴方
一番不安なのは、貴女
じゃなくて、あの子よ
守ってあげなくちゃ
そのためには、貴方が
そのためには、貴女が
しっかりしないとね
うん・・・!
ええ・・・!
そうだな・・・
俺がしっかりしないと
そうよね・・・
しっかりしないと

scn103

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
ん・・・・・
もう、朝か・・・
んん~っ
やっぱりベッドだと
ぐっすり眠った気が
するなぁ
ん・・・・・
もう朝なのね・・・
んん~っ
久しぶりのベッドだと
ぐっすり眠れるわ
オハヨウゴザイマス
あるじ殿
おはよう
*n1
就寝カラ、オヨソ
12時間ガ経過シテ
オリマス
そっか、俺、そんな
に眠ってたんだ
えっ?あたしってば
そんなに眠ってたの
先日カラノ疲労ヲ
考エレバ、仕方ナイ
コトデショウ
よォ、起きたか
ニンゲン?
おはよう
*n1
おはよ
*n1
でけえイビキかいて
眠りやがって
昨日までの緊張感は
どこいったんだよ
ったく・・・
幸せそうに
眠りやがって
おめえには危機感
ってものがないのかよ
ったく・・・
そう言うなって
やっと安心して眠る
ことができたんだぜ
ケッ、どうだかな?
あらぁ
*n1も
高いびき上げてた
じゃない
んだとぉ!
ほらっ!*n1
朝ご飯食べに行くわよ
ケッ!
ん?なんだこの
不自然な布団の
もりあがりは
ん?なんなの
この不自然な
布団のもりあがりは
*n1!?
ん・・・
いつの間に、もぐり
こんできたんだ?
いつの間に、もぐり
こんできたのよ?
ふぁ・・・
おにいちゃん・・・
ふぁ・・・
おねえちゃん・・・
おはよう・・・
おはよう
だけど、どうして俺の
ベッドにいるんだい
*n1の
ベッドはあっちだろ?
おはよう
なんであたしの
ベッドにいるの
*n1の
ベッドはあっちよ?
・・・・・・
ひょっとして、また
こわくて眠れなかった
のか?
ひょっとして、また
こわくて眠れなかった
の?
・・・(こくん)
しょうがないなあ
しょうがないわね
ごめんなさい・・・
あんなことがあった
ばかりだから、無理も
ないとは思うけど
いいかい、これからは
ちゃんと一人で寝れる
ようにするんだよ?
あんなことがあった
ばかりだから、無理も
ないとは思うけど
いい、これからは
ちゃんと一人で寝れる
ようにするのよ?
・・・うん
おはようございます
ご主人様
ご飯の支度は、もう
できてますからね
ああ、ありがとう
すぐに行くよ
ええ、ありがとう
すぐに行くわ
でも、半日も眠って
らしたなんて、よほど
お疲れだったんですね
えっ?俺、そんなに
寝てたんだ?
えっ?あたし
そんなに寝てたの?
はい、それはもう
ぐっすりと・・・
うーん・・・
たしかに、これだけ
のんびりと眠ったのは
久しぶりかもなぁ
うーん・・・
たしかに、これだけ
のんびりと眠ったのは
久しぶりかもね
ふにゅぅぅっ!!
わっ!?モナティ
どうしたんだっ!?
きゃっ!?モナティ
どうしたのよ!?
・・・ルカさぁんっ
ダメですのぉ~っ
それふぁ、モナティ
のおかず・・・
ふにゅ・・・
寝言か・・・
しかし、毎度毎度
にぎやかなことだよな
寝言か・・・
しかし、毎度毎度
にぎやかよねぇ
くかー・・・っ
モナティ、起きろよ
ご飯食べに行くぞ?
モナティ、起きて
ご飯食べに行くわよ
んにゅ・・・
もうすこしぃ・・・
いいのか?
モナティのぶんまで
おかず食べちゃうぞ
いいの?
モナティのぶんまで
おかず食べちゃうよ
・・・ふぇ!?
だ、ダメですのっ!
モナティのおかず
とっちゃ・・・
じゃ、お先に!
ま、待ってください
ですのぉぉぉ・・・
あら、ようやく
起きてきたみたいね
おはようございます
おはよう
*n0
よぉ、先にメシに
させてもらってるぜ
みんなも起きたばかり
なのか?
みんなも起きたばかり
なんだ?
いや、僕たちはとっく
に食事はすませてる
起きたのは君が一番
最後なんだからな
あ、ははは・・・
あらら・・・
無理もないさ
あれだけ疲れ果てて
いたんだからな
ゆっくり休むことは
できたかい?
はい、おかげさまで
ぐっすりと
うん、それじゃ次は
しっかり食べて体力を
回復しなくちゃね
*n0さん
はい、どうぞ
ありがとう、アメル
それにしても
びっくりしたよ
いきなり君たちが
ここに転がりこんで
来た時にはね
泥まみれの
傷だらけって感じ
だったもんねぇ・・・
すいません
先輩たちの所しか
頼れる場所が思いつか
なくって・・・
あら、うれしいこと
言ってくれるじゃない
本当はご迷惑をかけた
くなかったんですが、
本部に戻るのもまずい
と思ったので
賢明な判断だと思うよ
派閥は無用の騒ぎを
嫌うからね。
仲間のことを考えれば
当然の選択だろう
・・・・・・
そういうあんたたちは
どうなんだい?
派閥の一員なら、立場
は同じだろ
ちょっと、フォルテ!
ところが、そうでも
なかったりしちゃう
のよねえ
今の私たちって、派閥
から罰を受けてる立場
なんだもん
え!?
どういうことですか?
前回の任務の時に
個人的な理由で命令に
逆らってしまってね
除名処分になるところ
を、今回の任務につく
ことで、特別に許して
もらったのさ
へー! あんたたち
見かけによらず、やる
もんだなあ
信じられません
先輩ほど真面目な方が
命令違反なんて・・・
そうですよ
ミモザ先輩だけなら
わか・・・ひゃ!?
お口は災いの元よぉ
ボクー?
お口は災いの元よぉ
いひゃいれふっ
へんふぁ~い!?
いひゃいれふ
へんふぁい
ひゃひゃひゃひゃ!
なんてツラだよ
こりゃイイや
ひゃらってあいで
ひゃふけろぉぉ!?
ひゃひゃひゃひゃ!
なんてツラだよ
こりゃイイや
ひゃらってあいで
ひゃふへなふぁいひょ
いひゃいれふっ
へんふぁ~い!?
いひゃいれふ
へんふぁい
あっ、あのですね
ミモザさんっ
なぁに
*n1くん
そろそろご主人様の
こと、許してあげて
くれませんか・・・
ひょうひょう!
ひょうひょう
いい子ねえ、キミは
でも、まだダ~メ
ちゃんと謝るまでは
こ・の・ま・ま
いひゃい、いひゃい!
ふいまへぇぇん!!
まったく・・・
なにをやってるんだか
やれやれ・・・
でも、それなら余計に
私たちがいるとご迷惑
なんじゃ・・・
いいって、いいって
可愛い後輩クンたちを
守ってくれたんだもの
これぐらいの面倒は
見させてよね
とにかく今は、疲れた
身体を万全にすること
が第一だよ
それから先のことは
改めて考えればいい
ありがたく、お言葉に
甘えさせてもらうぜ
ギブソンの旦那
お世話になります
すいません・・・
元気なかったよな
アメル・・・
無理もないか
あれだけのことが
あったんだから
ちょっと、様子を見て
こようかな?
元気なかったわね
アメル・・・
無理もないかぁ
あれだけのことが
あったんだから
少し、様子を見て
こようかな?
考えてみたら、俺たち
はもう出発したことに
なってるんだっけ
あんまりウロウロして
見つかったらまずいな
うん・・・
考えてみたら、あたし
たちはもう出発したこ
とになってるんだっけ
あんまりウロウロして
見つかったらまずいわ
ね・・・
こうやって街の人混み
をながめてると・・・
なんだかレルムの村で
起きた出来事が、悪い
夢だったような気が
してくるなあ
こうやって街の人混み
をながめてると・・・
なんだかレルムの村で
起きた出来事が、悪い
夢だったような気が
してくるわね
・・・ん?
・・・・・・
あの人、さっきから
やたらと周りを気に
してるみたいだけど
どうしたのかな?
おっ、向こうから
誰か近づいてきたぞ
あの人、さっきから
やたらと周りを気に
してるみたいだけど
どうしたのかな?
あっ、向こうから
誰か近づいてきた
・・・・・・
・・・わかった
そこまで案内を頼もう
なんか、命令慣れして
るって感じだったよな
今の人・・・
騎士団の関係者とか
なのかもな・・・
なんか、命令慣れして
るって感じだったわね
今の人・・・
騎士団の関係者とか
なのかなぁ・・・
ありゃ、またあの子だ
あらら、またあの子だ
どうしよう・・・
ここにも、やっぱり
見つからない・・・
ぐすっ・・・
探し物かい?
探し物?
!?
おいおい、そんなに
コワイ顔するなよ
別に俺は・・・
そんなにコワイ顔
しないでよ
別にあたしは・・・
近寄らないでよ!
無礼者っ!!
・・・は?
どうせあの女の指図で
ワタシを捕まえに
きたんでしょ?
ミニス
おあいにくさまっ!
誰が捕まったりする
もんですか!!
おい、待てよ!?
そんな勢いで走ったり
したら・・・
ちょっと、待って?
そんな勢いで走ったり
したら・・・
・・・きゃっ!?
う、うう・・・?
ふう・・・
ギリギリだけど
救出成功・・・
あ・・・
このあたりは工事の
途中だから、道が
でこぼこしてるんだよ
走ったりしたら
危ないよ?
このあたりは工事の
途中だから、道が
でこぼこしてるのよ
走ったりしたら
危ないわよ?
手・・・
ん?
わかったからっ!
手、離してっ
あ、ゴメン・・・
・・・・・・
なにを探してるのかは
知らないけど
ちゃんと周りも見て
いないと危ないぜ
転んだり、ぶつかった
りするから
なにを探してるのかは
知らないけど
ちゃんと周りも見て
いないと危ないわよ
転んだり、ぶつかった
りするから
もしかして・・・
アナタ、公園でワタシ
とぶつかった人?
そうだよ
また同じことをしてる
から声をかけたんだ
そうよ
また同じことをしてる
から声をかけたのよ
・・・すいません
まあ、それだけ大事な
ものを探してるって
ことなんだろうけど
どうする?
 なにを探してるのかな?
 探すの手伝おうか?
いったい、なにを
探してるんだい?
いったい、なにを
探してるの?
あ、アナタには関係
ないでしょっ!?
・・・・・・
こりゃ、よほど警戒
されてるなあ・・・
こりゃ、よほど警戒
されてるわね・・・
よかったら、俺も探す
の手伝おうか?
よかったら、あたしも
探すの手伝おうか?
結構ですっ!!
・・・・・・
あ、あの・・・っ
見つけにくいもの
なので・・・
う、うん
なら、いいんだけど
えっ、ええ
なら、いいんだけど
・・・・・
助けてくれて、どうも
ありがとう
それじゃ・・・
なんだかあの子
無理に強がって、大人
ぶってたけど・・・
なんか、心配だなあ
なんか、心配ね
用事はすんだのかい?
はぁい、アメル
用事はすんだ?
あ・・・
無理に笑おうとしなく
たっていいんだよ
君が一番不安だって
ことは、みんな、よく
わかってるんだから
ほらほら、あなたの
わるいくせよ、それ
えっ・・・
こんなときぐらい
無理して笑わなくても
いいのよ
あなたが一番不安
だってことは、みんな
よくわかってるわ
・・・・・・
アグラじいさんたちの
ことが心配なんだろ?
心配なんでしょう?
みんなのことが
それも、あります
だけど、あたしが一番
心配なのは別のこと
なんです
別のこと?
別?
あの黒い兵士たちは
あたしを連れ去ろうと
してやってきました
村に火を放って、大勢
の人を殺して・・・
あたしを連れて行く
ためだけに、あんな
ひどいことをしたん
です!
・・・・・・
なのに、あたしは
こうしてここにいる
あたしのせいでみんな
ひどい目にあったのに
あたしは・・・
なんて言おう?
 君のせいじゃない
 俺たちが心配なの?
 みんなのおかげだね
 あなたは悪くない
 心配してくれてるの?
 みんなのおかげだね
君のせいじゃない
悪いのはあいつらだよ
あなたは悪くない
悪いのはあいつらよ!
でも!
君を連れ去るだけなら
他にもやり方はあった
はずだよ
だけど、あいつらは
わざわざあんな手段を
選んだんだ・・・
君のせいじゃないよ
あなたを連れ去る方法
なら他にもやり方は
あったはずよ
だけど、あいつらは
わざわざあんな手段を
選んだ・・・
あなたのせいじゃない
俺たちが心配なの?
あたしたちが
心配なの?
・・・・・・
俺たちを、これ以上
巻き込みたくないって
思ってるんだね
あたしたちをこれ以上
巻き込みたくないって
思ってるのね
あたしの・・・
あたしのせいで迷惑を
かけたくないんです!
あたしをかばって
誰かが傷つくのはもう
いや・・・!
それぐらいなら・・・
あいつらの所に行く
なんて言わせないぜ
言っちゃダメよ!
その先は言わないで!
・・・!
わかってるはずだよね
そんなことをしたら
君を逃がしてくれた
じいさんたちの気持ち
が無駄になるって
わかってるはずよ
そんなことをしたら
あなたを逃がした
みんなの気持ちが
無駄になる・・・
わかってます
でも・・・
あたし、つらい・・・
つらいんです
なにもできない自分が
つらいんです・・・
みんなのおかげだね
君のおじいさんや
ロッカやリューグの
みんなのおかげよね
君のおじいさんや
ロッカやリューグの
・・・・・・
無駄にしちゃいけない
この子を逃がすために
あの場に残ってくれた
じいさんたちの気持ち
を・・・
無駄にしないで
あなたを逃がすために
あの場に残ってくれた
みんなの気持ちを
君がどう思っているか
はわからないけど
俺は君を助けたことを
後悔なんかしてない
ネスやみんなも、多分
同じ気持ちのはずだ
君のことは、俺たちが
守ってみせる
だから負けちゃダメだ
あんな奴らに!
あなたがどう思って
いるのか、
わからないけど
あたしはあなたを
助けたことを後悔
しない
でも・・・
みんなもそう・・・
多少なしくずし
だったけどね
でも、後悔はしない
みんなもしてないよ
きっとね・・・
あなたのことは、
あたしたちが
守ってあげる
だから、自分を信じて
弱い心に負けないで!
*n0さん・・
さあ、帰ろう?
帰ろう?
みんなが待ってるわ
・・・は、はいっ
あれ、フォルテ
どこかに出かけるの?
あら、フォルテ
どこかに出かけるの?
おお、ちょっと
そこらへんをぶらぶら
してくるわ
ほれ、前に来た時は
あいつの治療費稼ぎで
頭がいっぱいでな
ろくに観光して
ねーんだよ、これがな
あ、でもそれなら
ケイナさんと一緒に
行けば・・・
あら、でもそれなら
ケイナさんと一緒に
行けば・・・
わかってねーなあ
*n0
うるさいやつが一緒
じゃ、ハメを外せねえ
だろうがよ?
あははは・・・
あははは・・・
さいわい、あいつは
ミモザのねーちゃんと
おしゃべりに夢中だ
絶好の機会だろぉ?
同意を求められても
なあ・・・
同意を求められても
こまる・・・
ま、お前もそのうち
連れてってやるからよ
は、はあ・・・
なあおい!
オレも連れてけよ!
こら、*n1
お前はまだ子供だろ
こら、*n1
君はまだ子供なんだ
から・・・
ケッ!
ニンゲンの基準で
考えるんじゃねェよ?
こう見えてもな
オレはテメエの何十倍
も長く生きてんだ
えっ!?
へえ・・・
ってワケだからよ
さあ、連れてけ!!
・・・却下
!?
お子さま連れじゃあ
気楽に楽しめん
だから、却下
だからッ、オレは
ガキじゃ・・・
歳じゃなくて
み・た・め!
そんじゃーなっ♪
テメエっ!
待ちやがれぇぇ!!
あきらめるんだな?
*n1
あきらめなさい?
*n1
ちくしょー・・・
オレも連れていき
やがれぇぇぇ!!
入るよ、アメル
アメル、入るわね
あ・・・
*n0さん
あたしに、なにかご用
ですか?
いや、大したことじゃ
ないんだけどさ
元気なさそうだった
から、ちょっと様子を
見にきたんだよ
うん、大したことじゃ
ないんだけど
元気なさそうだった
から、ちょっと様子を
見にきたの
え?
そんなことないですよ
ほらっ、ぜんぜん元気
ですよっ♪
・・・
あはは、
あたしちょっと
用事を思い出したので
じゃあ、またあとで!
あ・・・
あら・・・
どう見ても、無理して
笑ってたよな。今のは
どう見ても、無理して
笑ってたわね
気をつかわなくたって
いいのに・・・
やあ、*n0
私になにか用かい?
あれ? モナティも
ここにいたのか
あら? モナティも
ここにいたの
えへへ、だって
ギブソンさんたちと
会うのって久しぶり
なんですの・・・
こっちに戻ってから
そろそろ季節も
ひと巡りするからね
そう言えば、モナティ
と先輩たちって
どういう知り合い
なんですか?
前の任務で、私たちが
最後に訪れた街が
サイジェントなんだよ
そこで世話になった
人たちの中にいたのが
彼女の・・・
マスターですのっ
なるほど・・・って
あれ? すると
サイジェントの街って
もしかして・・・
やっと気がついた
みたいだね?
「無色の派閥の乱」が
 起こった場所!?
そのとおりだよ
あの時、私たちを助け
てくれたのが、彼女の
マスターなのさ
もちろん、彼女も
がんばってくれたよ
へえ・・・・
えっへん、ですの♪
じゃあ、モナティの
マスターって人は
かなりすごい召喚師
なんですね・・・
それはそうですの
だって、マスターは
エルゴの・・・
こら、モナティ?
う、うにゅにゅっ!
そーでした
ナイショでしたの
ナイショって・・・
あまりくわしいことは
話せないんだよ
その人からの頼みでね
そうでなくても
派閥の幹部たちは
あの一件には過敏に
なっているから
うう、そう言われると
余計に気になるなあ
うう、そう言われると
余計に気になるわね
あわてなくたって
きっとすぐに会える
ですの!
モナティが帰る時に
*n0さんの
ことは、マスターに
紹介しますです
ああ、そっか
そうだったよな
ああ、そっか
そうだったわね
ふふふ、きっと
びっくりするはずだよ
???
いえ、用事というほど
のものじゃないんです
けど・・・
先輩が任務の旅で
西に行った時のことを
聞きたいなって思って
「無色の派閥の乱」
 のことか・・・
ええ、なにか参考に
なればと思って
しかし、あれは普通の
旅じゃなかったからな
宝玉を盗んだ犯人の
足取りを地道に追って
いく作業の連続でね
とにかく大変だった
敵の刺客にも、何度か
襲われたよ
でも、最後には任務を
達成したんでしょう?
派閥の記録では
そうなっているがね
実際は、違うんだよ
え!?
宝玉は奪還できずに
犯人たちはその力で
大きな災厄を呼び
こもうとしたんだ
私たちはそれを
食い止めることで
なんとか事件を終息
させただけだよ
旅先で出会った
たくさんの人たちに
助けられてね・・・
そうだったんですか
その人たちって
きっと、すごく立派で
強いんでしょうねえ
ふふふ・・・
なんで、笑うんです?
いや、別に・・・
ねえ、先輩
もっとくわしく話を
聞かせてくださいよ?
ああ、そのうちにね
約束ですよ?
あら、いらっしゃい
*n0
あ、邪魔しちゃった
かな?
あ、邪魔しちゃった?
ううん、そんなこと
ないわよ
彼女のね、記憶の
ことについて話して
たのよ
そういえば、いろいろ
あって忘れてたけど
ケイナは記憶喪失を
治すために、アメルの
奇跡を頼るつもり
だったっけ・・・
あんなことがあった
ばかりだから、アメル
にお願いするのも気が
引けちゃってね
彼女にお願いする前に
ミモザさんに相談して
たのよ
貴方たち二人の先輩
貴女たち二人の先輩
なんだから、色々な
ことにくわしいと
思って
ふふふ、まぁね
選択肢、思いっきり
間違えているような
気がするけど・・・
なにか言いたそうね?
*n0
べ、別にっ!
ほら、女同士じゃない
と色々と相談しにくい
こともあるのよ
それで、なにか
わかったんですか?
それで、なにか
わかったんですか?
彼女は、おそらく
シルターンに縁のある
人間よ
*n1ちゃんが
前に言ってたこと
当たってたみたいなの
へえ・・・
彼女の着ている服ね
これがシルターンの
着物ってものなの
でも、服なんて
買おうと思えば
ふふーん
それが、違うんだなあ
彼女の服って
シルターンでも特別な
衣装なのよ
たしか、選ばれた乙女
しか着れないだとか
なんだとか・・・
とにかく、これと似た
格好をした知り合いが
そう言ってたのよ
へえ・・・
選ばれたって言われて
も、なんか私はピンと
こないんだけど・・・
あの子がいてくれたら
もっと色々とわかるん
だろうけど
来てもらえないん
ですか?
うん、なにせほら
知りあったのが、前の
任務の途中だったから
あれから旅に出たって
聞いたし、ちょっと
難しいわねえ
うーん・・・
でも、これだけ
わかっただけでも充分
助かったもの
ミモザさんも
*n0も
そんなに
気にしないでね?
あ・・・
ひなたぼっこかい?
*n1
ひなたぼっこ?
*n1
・・・(こくん)
ここは日当たりも
よくて、気持ちがいい
もんな
・・・ふあぁぁっ
ここは日当たりも
よくて、気持ちがいい
もんね
・・・ふあぁぁっ
おっきな・・・
あくび・・・
ねむいの?
ははは、たっぷり寝た
つもりなんだけどな
ははは、たっぷり寝た
つもりなんだけどね
*n1もね
おひるね、すきだよ
そうなのか?
そうなの?
うん・・・
龍神さまのおやしろの
おっきな、イチョウの
木の下でね・・・
よく晴れた日に
まるまってねるのが
すき・・・
ああ、わかるわかる
そういうのってすごく
気持ちいいもんな
ああ、わかるわかる
そういうのってすごく
気持ちいいもんね
うん・・・
*n1
こんなところで
なにしてるんだ?
*n1
こんなところで
なにしてるの?
ココニハ様々ナ蔵書ガ
アルト聞イタノデ
りぃんばうむニツイテ
ノ基本知識ヲ
らいぶらりニでーたト
シテ蓄積シテオコウカ
ト思イマシテ・・・
勉強してたわけか
勉強してたわけね
大陸ノ地理的情報ハ
記録シマシタ
続イテ、都市国家ゴト
ノ特色ト、政治的立場
ヲ入力シマス・・・
そんなにいっぺんに
覚えるなんて、いくら
なんで・・・もっ!?
94BD90B989
A48D9182CC
8B7D90E696
4E
8366834F83
8C8341
め、めちゃくちゃ
すごい速さで読んでる
あわわ・・・
・・・入力完了
でーた分類ト比較ヲ
開始シマス・・・
さすが機械兵士
ちょっと、うらやま
しいかも・・・
フンフン、フフーン♪
ずいぶんとご機嫌だな
*n1
ずいぶんとご機嫌ね
*n1
あ、ご主人様っ
*n1は
真面目だよなぁ
自分からすすんで庭の
掃除を始めるなんて
俺にはとても真似でき
そうにないもんな
*n1は
真面目よねぇ
自分からすすんで庭の
掃除を始めるなんて
あたしにはとても真似
できそうにないもの
そんな・・・
ボクはただ、自分に
できることで
かくまってくださった
ギブソンさんたちに
お礼をしなくちゃって
思っただけですよ
そういうところが
真面目なんだよ、うん
そういうところが
真面目なのよ、うん
はあ・・・
そうなんでしょうか?
*n0
ちょうどよかった
君に用事だ
俺に用事?
あたしに用事?
君を案内しておきたい
場所があるんだ
ついて来てくれ
どうする?
 うん、わかった
 ちょっと今は・・・
うん、わかった
ちょっと今は・・・
そんなこと言って
外に出かけようとして
いたじゃないか
逃げようたってそうは
いかないぞ
これから先、君に必要
になることなんだ
あ、ちょっと
ネスってば・・・!?
案内したい場所って
ここ、派閥の本部じゃ
ないか・・・
案内したい場所って
ここ、派閥の本部じゃ
ない・・・
*n0
そっちの本館じゃない
用があるのは別館だ
???
へっ?
君は見るのが初めてだ
ろうが、ここは召喚術
の作成を代行している
施設だよ
作成の代行?
知ってのとおり
召喚術を扱うためには
属性ごとに適性が必要
になってくる
才能次第では、複数の
属性の召喚術を使える
ようになる者もいるが
普通は一属性のみだ
俺もネスも、まだ
ひとつの属性だけしか
扱えないもんな
あたしもネスも、まだ
ひとつの属性だけしか
扱えないけどね
だが、場合によっては
異なる属性の召喚術が
必要になることもある
そんな時のために
この施設があるんだ
任意のサモナイト石と
品物を用意し、手数料
を払うことによって
自分では誓約できない
他属性の召喚術を
代わりに作成して
くれるんだよ
へえ・・・!?
ただし、派閥の一員で
なければ利用すること
はできないがな
それって、やっぱり
外道召喚師なんかが
悪用しないため?
それって、やっぱり
外道召喚師なんかが
悪用しないためなの?
それだけじゃないぞ?
誓約済みの召喚術は
一般人にだって
扱うことができる
なにも知らない彼らが
偶然、召喚術を発動
させたら・・・
昔の俺みたいに
暴発させてしまうかも
しれないってことか
昔のあたしみたいに
暴発させてしまうかも
しれない・・・か
言うまでもないとは
思うが、くれぐれも
気をつけてくれ
うん・・・
こんな便利な場所が
あるなら、最初っから
教えてくれよなぁ
うん、わかった
でもさあ?
こんな便利な場所が
あるなら、最初っから
教えてほしかったな
そんなことをしたら
君は自分で勉強しなく
なるだろう?
う・・・
ぐ・・・
いいか? ここは
けして、楽するための
場所じゃないんだ
自分で作成できる術は
自力で誓約するのが
召喚師の常識だろう?
そうでなくても
ここの担当者はみんな
多忙になりがちなんだ
状況によっては
受けつけてくれない
場合もあるんだからな
はぁい・・・
はいはい・・・
わかってまぁーす
本当ならずっと黙って
いるつもりだったが
場合が場合だ
あの黒い兵士たちと
戦うには、手持ちの術
だけじゃ心もとないと
思ったからな
なるほど・・・
たしかに・・・
誰もいない、か
ということは・・・
つまみ食いをするなら
今が絶好の機会って
ことだな♪
たしか、先輩が
とっておいたケーキが
このあたりに・・・
誰もいない、わね
ってことは・・・
つまみ食いをするなら
今が絶好の機会って
ことよねー♪
たしか、先輩が
とっておいたケーキが
このあたりに・・・
ワンッ!ワンッ!!
うわわわっ!?
な、なんなんだよ?
いったい・・・
うひゃあっ!?
な、なんなのよぉ?
いったい・・・
ワンッ!ワンッ!!
こーらっ!
こらっ、静かになさい
ワンワンッ!・・・
まったく・・・
しかし、なんで
あんなにほえて
たんだろ?
まったく・・・
しかし、なんで
あんなにほえて
たのかな?
子猫
にー・・・
子猫・・・?
ひょっとして、あの犬
このチビすけを
追いかけてきたのか
ありゃ・・・?
ははあ、あの犬
このおチビさんを
追いかけてたのね
子猫
にー・・・
ほら?
もう平気だからさ
こっちに来いよ
ほら?
もう平気だからさ
こっちにおいで
子猫
ぴちゃ、ぴちゃ
どうだ、うまいか?
どう、おいしい?
子猫
にー♪
よかった・・・
へばってただけで
ケガはないみたいだ
それだけがっついて
ミルクが飲めるなら
平気だな?
よかった・・・
おびえてただけで
ケガはないみたい
ふふふ・・・
ほらほら、ミルクが
こぼれてるわよ?
子猫
にゃー、にゃー!
ん? どうしたんだ
袖を引っ張ったりして
もしかして、俺に
ついて来いって
いってるのか?
ん? どうしたの
袖を引っ張ったりして
もしかして、あたしに
ついて来いって
いってるの?
子猫
にゃー!
あれ、ケイナだ?
あれ、ケイナさん?
どうしたんでしょう
なんだか、慌てている
みたいですけど
ちょっと二人とも
急いでお屋敷に戻って
どうしたんだよ
いったい?
どうしたのよ
いったい?
いいから早くっ!
心配をかけたようだね
アメル?
よぉ・・・
ロッカ、リューグ!?
よかった・・・
二人とも、無事だった
のね?
本当だよ
でも、二人ともよく
ここがわかったな
本当
でも、二人ともよく
ここがわかったわね
再開発区のあたりを
うろついてたら、偶然
出くわしたんだよ
見つけた時は、オレら
以上に、ひでえ格好に
なってたんだぜ
うるせえな
なりふり構ってなんか
いられるかよ
正論だな
でも、本当にご無事で
よかったです・・・
外見ハトモカク
外傷ガ少ナカッタノガ
ナニヨリデス
でも、よくあの連中
から逃げられたわね
運が良かったんです
風向きが変わって、火
があいつらに向かって
くれたから
その隙をついて
逃げられたんです
はっ! てめえらで
放った炎にまかれて
りゃ、世話ねぇぜ
ねえ、二人とも
おじいさんは?
村を脱出する時に
僕らとは別れ別れに
なってしまったんだ
うまく逃げられたとは
思う。たぶん・・・
そう、なんだ・・・
・・・すまねえ
ううん、二人が無事に
帰ってきてくれただけ
でも、うれしいよ
・・・(くいくい)
え?
だいじょうぶだよ
おねえちゃん・・・
おじいさん・・・
きっと、無事だから
だいじょうぶ・・・
・・・ありがとう
*n1ちゃん
なーに、あの仮面野郎
を相手にやりあった
すげえじいさんだ
滅多なことでくたばる
とは思えねえよ
な、*n0?
うん、そうだよ
きっと大丈夫だって
うん、そうよ
大丈夫にきまってる
ええ、そうですよね
・・・
感動の再会は
終わったかしら?
あ、ミモザ先輩
積もる話もあるだろう
けど、そこの二人は
怪我人なんだから
続きはまたあとで
いいわね?
なんて答える?
 考えすぎだよ
 たしかに変だな
 ネスは疲れているんだ
 考えすぎよ
 言われてみれば
 ネスは疲れてるのよ
どうする?
 ・・・わかった
 俺もここに残る
 ・・・わかったわ
 あたしはここに残る
*n0
不自然とは思わないか
なにがだい?
なにが?
あの二人がここまで
無事にたどり着けた
ことがだ
俺たちの時みたいに
うまく追っ手をまけた
からじゃないのか?
あたしたちの時みたい
にうまく追っ手を
まいたからじゃない?
イエ、アノ時トハ
状況ガ違イマス
けッ!なぁーに
甘いコトぬかしてんだ
ニンゲン?
よく考えてみろ
僕たちが逃げられたの
は、彼らが敵を足止め
していてくれたからだ
邪魔の入らない状態で
連中がみすみす、彼ら
を逃がすと思うか?
考えすぎだよ
いくらなんでも
それにあの二人は、俺
たちよりずっと山道に
慣れてるんだ
だから、うまく逃げる
ことができたんだよ
考えすぎよ
いくらなんでも
それにあの二人は、
あたしたちよりずっと
山道に慣れてるのよ
だから、うまく逃げる
ことができたんでしょ
そうですよ、ええ
きっとご主人様の
言うとおりですよ
なら、いいんだが
言われてみると
たしかに変だな
言われてみると
たしかに変ね
タシカニ
不確定要素トシテハ
都合ガ良スギマス
ワナノ可能性ヲ考慮
スルベキカモ
シレマセン・・・
ワナなんじゃ
ねェのか?
ククク・・・
意外と、アイツらも
グルだったり・・・
*n1っ!!
な、なんだよ
タダの冗談じゃねェ
かよ・・・
冗談でも、言って
いいことと悪いことが
あるんだぞ!?
冗談でも、言って
いいことと悪いことが
あるのよ!?
へえへえ、わかったよ
・・・ケッ!
連中がなにを企んで
いるのかは読めないが
用心するに越したこと
はなさそうだな
うん、わかったよ
そうね
ネスは疲れてるんだよ
ネスは疲れてるのよ
・・・?
ここに来てからも
ずっと緊張してる気が
するし、ろくに休んで
ないだろう?
ここに来てからも
ずっと緊張してる気が
するし、ろくに休んで
ないでしょ?
そうですの
ネスティさん、無理を
しすぎですの
かも、知れないな
たしかに、ちょっと
神経質になってるとは
思うよ
ダメだよ、それじゃ
神経がもたないぜ
ダメよ、それじゃ
気がまいっちゃう
わよ
やれやれ、まさか君に
叱られるとはな・・・
忠告、ありがたく
受け取っておくよ
ケイナ
入るわよ
*n0
ケイナさん
それに、フォルテも
ケイナさん
それに、フォルテも
なにかあったのか?
ああ、どうやら
お客さんが団体で
やって来たようだぜ
ほーれみろ・・・
言わんこっちゃねェ
お客って・・・
まさか!?
ここに間違いないな?
部下
はい、イオス隊長
あの2名は、たしかに
この中に隠れています
ドウ仕掛ケル?
この中に対象がいるか
を確認しないと、動く
に動けないが・・・
できるか?
可能ダ
シカシ、時ガ欲シイ
やってくれ
その間に、僕は陣形を
整えておこう・・・
あいつらが、貴方たち
あいつらが、貴女たち
を襲った連中なの?
わかりません・・・
あの時は
必死だったし・・・
わかりません・・・
とにかくあの時は
無我夢中だったから
・・・
どちらにしても
友好的にはとうてい
見えないけどね
しかし、まさか王都の
中で仕掛けてくるとは
思わなかったよ
慢心だったな
すいません
僕たちのせいで・・・
不可抗力よ
気にしないで
さいわい、敵はまだ
私たちが気づいたとは
思っていない
そこにつけ目がある
どうすんだい?
外に出て、ひとつ注意
でもしてきてやるか
え?
へっ?
人の屋敷の前でなにを
してるんだ、とね?
そんなことをさせたら
先輩に迷惑が!?
じゃあ、私はこれから
アメルちゃんを連れて
お散歩してこようかな
裏口からだぞ?
フフッ、心得てるわよ
ケイナさんもどう?
行ってこいよ
オレは、旦那の護衛で
忙しいからな
・・・うん、わかった
みなさん・・・
さあ、こっち!
*n0
君も行くんだ
え?
そうなの?
・・・わかった
気をつけろよ、ネス
・・・わかったわ
ネス、気をつけてね
それはこっちの
セリフだ
ミモザ先輩たちの足手
まといにはなるなよ
俺もここに残るよ
いつまでもあいつらに
好き勝手させるもんか
ネスだけに、先輩の前
で格好つけさせるのも
面白くないしな
あたしはここに残る
ネスだけに、先輩の前
で格好つけさせるのも
面白くないもの
む・・・
ははは、言われたな?
・・・好きにしろっ
うん、好きにする
俺も残るぜ
あいつらが村を襲った
連中の仲間なら、ただ
じゃおかねえッ!
よすんだ、リューグ
僕たちが出て行ったら
あいつらの思うつぼ
じゃないか?
今さら関係ねぇだろ!
兄貴はアメルんところ
へ行けよ・・・
俺はゴメンだがな!
やれやれ、こりゃ
説得するだけ無駄って
やつだな
つけくわえるなら
その時間もなさそうだ
連中が動き出したぞ
この屋敷の者か?
そのとおりだが
なんの用事かな?
とぼけても無駄だよ
貴方がかくまっている
者たちを引き渡して
もらいたい
素直に引き渡せるなら
最初からかくまったり
はしないだろう?
なるほど・・・
総員、行動開始!
速やかに対象を確保
せよ!!
させるかよぉッ!!
どうやら、向こうでは
始まったらしいわね
大丈夫でしょうか
心配しないで
ああ見えて、相棒は
強いんだから
さあ、急いでここから
離れ・・・!?
対象ヲ捕捉
コレヨリ確保ニ入ル
待ち伏せてた!?
待ち伏せ!?
黒の・・・ヨロイ!?
どきなさいっ!
・・・・・
イイ腕ダガ、我ガ装甲
ヲ貫クニハ至ラナイナ
こいつ、まさか・・・
ロレイラルの
機械兵士!?
でーた照合完了
敵機体ノすぺっく確認
後方支援型LD565
射撃戦用機械兵士デス
我ガ名ハ
ゼルフィルド・・・
我ガ将ノ命ニヨリ
ソノ少女ヲ確保スル!
なんて答える?
 ロッカが正しいと思う
 リューグと同じ意見さ
 リューグと同じ意見よ
誤算だったな
これほどの召喚師が
ついていたとは
なにをすかしてやがる
テメエっ!
どうにも、これでは
分が悪いな・・・
前方ヨリ敵影!
射撃ガキマス!!
おにいちゃん!
まえっ!?
おねえちゃん!
まえっ!?
・・・・・・
うわわっ!?
きゃぁっ!?
気をつけろ!
そいつはロレイラルの
機械兵士だ!
でーた照合完了
敵機体ノすぺっく確認
後方支援型LD565
射撃戦用機械兵士デス
撤退スベキダ、いおす
コノ騒ギデハ、ジキニ
王都ノ兵士タチモ
ヤッテクル
・・・やむを得まい
総員、撤退する!
損害ハ軽微、戦闘継続
ニハ支障ナシ
ダガ・・・
さあ、あとはお前だけ
だぞ!
あとはあなただけよぉ
任務ノ完遂ナラズ
単体デノ対象ノ確保ハ
至難・・・ナラバ!
ご主人様っ
あぶないっ!!
な、なんか様子が
おかしいですのぉ!?
うわわっ!?
きゃぁ!?
逃げていく・・・
ふう、どうやら
切り抜けられたようね
結局、わかったのは
あいつらの名前だけか
槍使いのイオスと
機械兵士ゼルフィルド
二人とも強かった
槍使いのイオスと
機械兵士ゼルフィルド
二人とも強かったわね
あの黒騎士だけでも
うんざりだってのにな
待たせたな、みんな
騎士団の人たちには
強盗に襲われたって
ことにしといたからね
一応、見回りを強化
してくれるって
そうですか・・・
敵の正体がわかるまで
は、うかつに動くのは
危険すぎる
しばらくはここを拠点
にして、相手の出方を
探るべきだな
でも、それじゃまた
先輩たちに迷惑が
でも、それじゃまた
先輩たちに迷惑が
もう、いつまでも同じ
こといわないの!
これは先輩命令よ
そうよね、ギブソン?
ああ、そうだな
・・・はい
先輩・・・
俺たちはそれでいいと
して、問題なのは
あの3人だな
そうね・・・
俺、ちょっと様子を
見てくるよ
あたし、様子を
見てくるわ
僕たちがどうしたいか
ですか?
はっ、そんなもん
聞くまでもねえだろ
相手がなんだろうが
構やしねえ・・・
全員まとめてぶっ殺し
てやるだけだ!
そんなことできるわけ
ないだろう、リューグ
なんだと・・・
あいつらは、僕らが今
まで相手にしてきた
ならず者連中とは違う
現に村で一番強かった
お前も、あの黒い騎士
には歯が立たなかった
じゃないか!?
言うなッ!!
・・・っ
二人とも、よすんだ!
ふたりとも
やめなさい!
お、お二人ともっ
落ち着いて・・・
ケンカしちゃダメ
ですのー!
ああ、何度だって
言ってやるさ
僕たちじゃあいつらに
勝てっこない!
それがわからないのか
リューグ!?
それじゃどうしろって
言うんだよ・・・
死ぬ目にあわされて
村を滅茶苦茶にされて
アンタは悔しくないの
かよ、ええッ!?
泣き寝入りしろって
言うのかよッ!!
それで争わずにすむの
なら、そうすべきだ
これ以上、無駄な犠牲
を出すことはない
つくづく・・・
テメエって野郎はァ!
リューグもロッカも
もうやめて!
・・・ちっ!
ねえ、どうしてケンカ
しなくちゃダメなの?
どうして普通に、話が
できないの!?
あたしは見たくないよ
こんな二人なんて
見たくない・・・
アメル・・・
*n0
とか言ったな?
ああ
ええ
ご覧のとおりだ
俺とこの野郎の意見は
まっぷたつさ
で、アンタはどっちに
つくんだ?
俺は・・・
あたしは・・・
ロッカが正しいと思う
戦わずにすむのなら
絶対にそのほうがいい
はっ、そうかよ
テメエらもバカ兄貴と
同じ、臆病者かよ
そう思うなら、それで
構わないさ
でも、戦えばアメルが
それだけ危険な目に
あうってことだけは
忘れるなよ?
そう思うなら
そう思って構わないわ
でも、戦えばアメルが
それだけ危険な目に
あうってことだけは
忘れないで・・・
・・・・・・
リューグと同じ意見さ
ロッカの言うことが
正しいのはわかる
だけど・・・
黙っていてもあいつら
は襲って来るんだ
火の粉を振り払い続け
ることはできない
元凶を断たなくちゃ
災いは終わらないんだ
リューグと同じ意見よ
ロッカの言うことが
正しいのはわかる
けど・・・
黙っていてもあいつら
は襲って来るのよ
火の粉を振り払い続け
ることはできない
元凶を断たなくちゃ
災いは終わらない
そのために犠牲が出る
とわかっていてもか
そうならないための
方法を見つければいい
そうならないための
道を探せばいい・・・
できるはずよ、きっと
・・・・・・
アメルは
どうしたいんだ?
アメルは
どうしたいの?
あたしは・・・
みんなが無事でさえ
いてくれれば、それ
だけでいいんです
それだけで・・・
よお
リューグ・・・
どうしたんだよ
その格好は・・・
リューグ・・・
どうしたの
その格好は・・・
俺は俺のやり方を
とおすだけさ
お前らとはつきあって
いられねえ
まさか、一人で連中と
戦うつもりか!?
あんた、一人で連中と
戦うつもりなの!?
・・・・・・
考えなおすんだ!
無茶よ!
こいつはテメエに
くれてやる
世話になった礼だ
護りの指輪を手に入れた!
アメルとバカ兄貴は
任せたぜ・・・
リューグ
あばよッ!
リューグ!!
色々とお世話に
なりました
どうしても、行くと
いうんだね
すこしでも早くアメル
を祖父に会わせて安心
させてやりたいんです
今の僕にできることは
それしか思いつかない
ですから・・・
ロッカ・・・
これをあげるよ
幸運のお守りだ
幸運の指輪を手に入れた!
二人のことを守って
やってほしい
わかったよ、ロッカ
約束するから・・・
わかった、ロッカ
約束するわ・・・
頼んだよ
止めることは出来なかった
去っていく彼の背中には
それをはっきりと拒むだけ
の決意があったから
道はひとつではない
幾重にも分岐し、複雑に
絡み合うその中を
迷いながら俺たちは進んで
いかなくてはならない
それが本当に正しいのか
誰にも知ることは出来ない
それでも俺は信じたい
彼の選んだ道と
俺たちの選んだ道が
いつかどこかで
再び重なり合うことを
たどり着くその先に
望んだ結末があることを
あたしに彼を止める
資格があったのかな?
たとえ止めるだけの
資格があったとしても
無理だってわかってた
決意のこもったあの背中は
大きな岩のようにも見えた
彼は自分のすすむべき道を
自分で選んで
あたしはあたしの道を選んだ
それがたまたま違う道だった
それだけのこと・・・
今は、そう思うことにする
でも、きっと、いつか
お互いの道はすれ違う
あたしは信じてる
選んだ道は違っても
お互いが前進を続ける限り
いつかまた、会えるって
お互いに選んだ道が
別れの道じゃなくって
再会を約束した道だって
あたしは信じてる
襲ってきたあいつらは
黒騎士の手のものだと
思って間違いあるまい
でも、前と比べると
一人一人の動きが
ばらついていたけど
おそらく、足りない
人手をそこらで集めて
使ったんだろう
傭兵や冒険者の中には
金次第でどうとでも
転ぶ者も多いからな
あのゼルフィルドって
機械兵士も?
いや、それは違う
機械兵士はそう簡単に
使えるものではない
召喚するにしろ、遺跡
から発掘するにしろ
手間も費用もバカには
ならないはずだ
ということは・・・
やつらの背後には
それだけ力のある
組織がついていると
いうことだ
そしてその組織は
それだけの価値を
アメルに認めていると
いうことにもなるな
そこまでしてアメルを
狙うなんて、いったい
どうして・・・?
そこまでしてアメルを
狙うなんて、いったい
どうして・・・?
・・・・・・
元気を出せよ、アメル
こうなったのは君の
せいじゃない
二人には、二人なりの
考えがあって、それで
別行動をとっただけさ
元気を出して、アメル
こうなったのはあなた
のせいじゃない
二人には、二人なりの
考えがあって、それで
別行動をとっただけよ
それでも、やっぱり
さみしいですよ・・・
・・・・・・
・・・そうね
ロッカもリューグも
昔からよく言い争って
いたけれど
こんなことがなければ
別々に行動したりは
しなかったと思います
私のせいだ、って
思うのが間違いなのは
わかってます
でも・・・
アメル・・・
帰ってきてほしい
それが無理ならせめて
無事でいてほしいです
無事で・・・
アメルの心配
ちゃんと伝わってる
はずだよな・・・
リューグ?
ロッカ?
アメルの心配
ちゃんと伝わってる
はずよ・・・
リューグ?
ロッカ?
まさか、あいつらも
機械兵士を連れている
とは思わなかったよ
まさか、あいつらも
機械兵士を連れている
とは思わなかったわね
後方支援型ノ機械兵士
ハ、各種射撃兵器ト
ヨリ高度ナ索敵機能ヲ
保有シテイマス
だから、あれだけ迅速
な行動をとれたのか
だから、あれだけ迅速
な行動をとれたのね
間違イナイデショウ
すぺっくデ見レバ
近距離格闘型デアル
自分ノ方ガ不利デス
そんな・・・
デスガ、あるじ殿
心配ハ必要アリマセン
ドノヨウナ事態ニ
ナロウトモ、自分ハ
貴方ヲオ守リシマス
貴女ヲオ守リシマス
ソレガ自分ニトッテ
最優先サレル命令ナノ
デスカラ・・・
守ってくれるのは
うれしいけど、でも
どこか間違ってる気が
する・・・
守ってくれるのは
うれしいけど、でも
どこか間違ってる気が
する・・・
ワナだったな?
う・・・
・・・
オレの言ってたとおり
だったよなァ?
ほれ、どうした?
なんとか言ってみろよ
ニンゲン!?
悪かったよ・・・
悪かったわよ・・・
はァ、聞こえねぇなぁ
俺が悪かったよ!
その、お前の言うこと
信じなくて・・・
あたしが悪かった!
その、お前の言うこと
信じなくて・・・
ヒャハハハハッ!
そういう言葉がずっと
聞きたかったんだよ
どうも、テメエは
ニンゲンの中でも特に
お人好しって種類の
ようだからなァ
ちっとは人を疑うこと
をおぼえるこったな
うう・・・
まァ、なんなら
このオレが指南して
やるからよ?
ひゃははははは!
言い返せなかった
くっ、くやしい・・・
言い返せなかった
くっ、くやしい・・・
ねえ・・・
どうして、あの人
いっちゃったの?
けんか、したの?
そうじゃないよ
俺たちとは別に、やる
ことを見つけたから
別の道に行ったんだ
それだけだよ
そうじゃないわ
あたしとは別に、やる
ことを見つけたから
別の道に行ったのよ
それだけ・・・
ひとりぼっち・・・
さみしくないのかな?
それは・・・
そうね・・・
*n1は・・・
いやだな・・・
ひとりぼっちは・・・
いやだな・・・
彼は気づいてるのかな
この子が心配してる
ひとりきりってことの
重さを・・・
あたしは気づいてるの
この子が心配してる
ひとりきりってことの
重さを・・・
行っちゃいましたね
ああ、だけど
俺にはそれでも止める
ことはできなかったよ
ええ、だけど
あたしには、止める
ことはできなかった
しかたないと思います
それに、きっと大丈夫
だとボクは思います
え?
だって、あのお二人は
アメルさんとの約束を
ちゃんと守ったじゃ
ないですか
そして、今度は
ご主人様と約束をして
いかれました・・・
だから、絶対に帰って
きてくれますよ
そうだな・・・
俺が約束を守ったこと
たしかめてもらわない
と困るもんな?
そうね・・・
あたしが約束を守った
ことたしかめてもらわ
ないと困るものね?
その時のためにも
絶対に約束を守って
みせないとな!
その時のためにも
絶対に約束を守ら
ないとね
はいけい、マスター
このまえは、なんだか
ちぐはぐになって
ごめんなさいでした
あれからモナティたち
うまくゼラムまで
にげることができて
いまはギブソンさんと
ミモザさんのおうちに
おせわになってます
なんと、このおうちに
おふたりだけで
くらしてるんですよ?
フィズちゃんにきいた
「どーせい」ってもの
かもしれないですの
それはさておき・・・
ギブソンさんと
はなしてたとき
マスターのことが
わだいになりました
*n0さんは
マスターのことを
すごいなあってほめて
くれて・・・
モナティ、とっても
じまんでしたの♪
こら、モナティ
なにをニヤけた顔して
手紙書いてるんだよ
あら、モナティ
なにをニヤけた顔して
手紙書いてるの?
・・・ふえ?
そのままだと
ヨダレでインクが
にじんじゃうぞ?
そのままだと
ヨダレでインクが
にじんじゃうわよ?
ふにゅにゅっ!?
*n0さん
マスターとあったら
きっとびっくりする
はずですの・・・
はやく、そうなったら
いいなって、モナティ
おもいます
それでは、また
おてがみしますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
まさか、王都の中まで
追いかけてきやがる
とはな
オレとしたことが
油断しちまってた
あいつらの尾行にも
気づかないなんてよ
しかたないさ
油断してたっていうの
なら、みんな同じだよ
それだけ
向こうのやり方が
徹底してるって事さ
しかたないわよ
油断してたっていうの
なら、みんな同じよ
それだけ
向こうのやり方が
徹底してるってこと
にしても、あんな物騒
な連中が平気で街中を
歩けるなんて
王都の警備ってのも
質が落ちたもんだぜ
まったく・・・
前はそうじゃなかった
んだ?
巡回する兵士の数は
昔より減ってるな
ま、住んでる人間の数
も増えてはいるから
手が回らないってのも
わかるんだがよ
 王都にいるから安全だって、
頭から思いこむのは危険なんだな
 王都にいるから安全だって、
頭から思いこむのは危険なのね
なんか、自信なくし
ちゃいそ・・・
どうして?
私、弓の腕だったら
それなりに自信あった
んだけど
あのゼルフィルドって
機械兵士には、全然
通じなかったからね
一緒に戦ったミモザ
さんの召喚術のほうが
ずっとすごかったし
比べることなんて
ないって
ケイナの弓のおかげで
俺たち、何度も助け
られたし、自信もって
いいと思うよ
比べることなんて
ないって
ケイナの弓のおかげで
あたしたち、何度も助
けられたし、自信もっ
ていいと思うよ
ありがと
*n0
でもなあ、あの銃って
いう武器の威力は
弓とはケタ違いだった
からなぁ
うーん・・・
私にも使えるかしら?
さ、さあ・・・
そうなれば頼もしいと思うけど
個人的にはやめてほしいなぁ
銃は・・・
すいません
*n0さん
無関係な貴方たちを
無関係な貴女たちを
すっかりまきこんで
しまって・・・
いいんだよ、ロッカ
あいつらを敵に回した
のは、それとは別の
ことなんだから
アメルや君が関わって
なくたって、俺は多分
あの村で戦っていたと
思うし・・・
いいのよ、ロッカ
あいつらを敵に回した
のは、それとは別の
ことなんだから
アメルや君が関わって
なくたって、あたしは
多分あの村で戦ってい
たと思うし・・・
お優しいんですね
ははは、ネスに
言わせたら、タダの
お人好しってこと
らしいけどね
そうかな、ネスに言わ
せたら、タダのお人好
しってことだけどね
リューグの奴にも
見習わせてやりたい
ですよ
復讐だなんて言っては
いたけれど、あいつは
ひょっとして
僕に対する反発心で
飛び出していったの
かも知れないんです
ロッカ・・・
大丈夫だよ
リューグは、たしかに
君のことを嫌っていた
かも知れないけど
それだけの理由で
アメルを放り出して
出ていくような奴じゃ
ないと思う
ロッカ・・・
大丈夫だよ
リューグは、たしかに
君のことを嫌っていた
かも知れないけど
それだけの理由で
アメルを放り出して
出ていくような奴じゃ
ないわ
*n0さん
だから、今は信じよう
リューグが自分なりに
納得できる答えを
見つけだして
自分から帰ってきて
くれることをさ
今は信じましょう
リューグが自分なりに
納得できる答えを
見つけだして
自分から帰ってきて
くれることをね
そうですね・・・
無茶だけは絶対にして
くれるなよ・・・
リューグ・・・
口ではああ言ってても
やっぱり兄弟なんだな
二人は・・・
口ではああ言ってても
やっぱり兄弟なのね
二人は・・・
あいつがアメルを
置いていくなんてな
とても信じられねえぜ
うん、俺はてっきり
アメルも連れていくの
かと思ってた
ええ、あたしはてっき
りアメルも連れていく
のかと思ってた
はッ!自分一人より
テメエらに任せといた
ほうが、安全だって
考えたんだろうよ
あの野郎の、そういう
妙に冷静なところが
俺は気にくわねぇんだ
でも、俺たちは戦いを
避けないってロッカに
言ったんだぜ?
でも、あたしたちは戦
いを避けないって
ロッカに言ったのよ?
戦うのは構わないが
アメルのことは絶対に
守れっていうのさ
ったく、厄介な課題を
置いてきやがって
とっととジジイを
見つけて戻ってこい
バカ兄貴が・・・
口ではああ言ってても
やっぱり兄弟なんだな
二人は・・・
口ではああ言ってても
やっぱり兄弟なのね
二人は・・・

scn104

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
なんて答える?
 いや、うまいよ
 あったかい味だね
 おイモ好きなの?
 ううん、美味しいわよ
 あったかい味よね
 おイモ好きなの?
あれ、なんか今朝は
いつもより料理が豪勢
じゃないか?
あら、なんか今朝は
いつもより料理が豪勢
じゃない?
起きてくるなり
挨拶も抜きでそれか
まったく・・・
あはは、ゴメン
あんまり美味しそうな
匂いがしたからさあ
おはよう、ネス
だって、あまりにも
いい匂いがしたのよ
うまそうな匂い
させてんじゃねぇか?
だよな?
*n1
あら、気が合うわね?
*n1
早く食わせろって
なんだかんだ言っても
似たもの同士だな
う・・・
でも・・・
本当においしそう
ですの・・・
うまそうだよな
モナティ
おいしそうよね
モナティ
はいですの
ヨダレがたれてるぞ
みっともない
あ・・・
結構なことじゃないか
起きてすぐ空腹を感じ
るのは健康な証拠だよ
へへへ
スープにサラダ・・・
おっ、揚げ物まである
でも、朝からこんなに
凝った料理をいったい
誰が?
ギブソン先輩も
ああ言ってるしね
スープにサラダ・・・
えっ、揚げ物まである
でも、朝からこんなに
凝った料理をいったい
誰が?
野菜の皮も剥けない
誰かさんの作品でない
ことは間違いないな
うん、うん・・・
お黙んなさい
ほぶっ!?
ミモザ先輩ですか?
んー、そう言って自慢
したいんだけどなー
私じゃないのよねぇ
お待たせしました
パン、焼き上がったん
で、どうぞ召し上がっ
てください
え・・・アメル?
へっ・・・アメル?
あ、*n0さん
おはようございます
さあ、座って
冷めないうちにどうぞ
あ、うん・・・
え、ええ・・・
謎はとけたかな?
*n0
じゃ、これ、全部
アメルが作った料理
なの!?
はい、まあ・・・
*n1くんに
お手伝いしてもらえた
おかげですよ
え、でも、僕はすこし
手伝っただけですよ
作ったのは、ほとんど
アメルさんですから
すっごく手際がよくて
びっくりしました
みんなで暮らしていた
時は、台所はアメルの
領分だったんですよ
へえ、道理で・・・
感心してねえで食うぞ
冷めちまうだろうが
アメルの手料理なんて
ずいぶんと久しぶり
なんだからな・・・
あ、うん
台所に立つのって
久しぶりだから、つい
張り切りすぎちゃって
ちょっと多すぎたかな
問題ないなーい
こんだけうまけりゃ
オレはもう、どしどし
食っちまうぜぇ!
んもう、フォルテ!
食べるかしゃべるか
どっちかになさいよ
ほう、このパン
不思議な歯触りだね
おイモの粉を混ぜて
いるんです
村の畑でも作れる
数少ないお野菜
でしたから
生活の知恵だな
そういえば他の料理
にも、どこかしらに
イモが使ってある
ような・・・?
あの・・・
*n0さん
お口にあいません
でしたか?
いや、うまいよ
ううん、美味しいわよ
よかった・・・
おかわりもあります
から、たくさん食べ
てくださいね
うん、それじゃ遠慮
なく食べるぞぉ♪
それじゃ遠慮なく
あったかい味だね
あったかい味よね
え?
いや、俺ってさ
こういう家庭料理って
ほとんど、食べたこと
ないからさ・・・
なんか、うれしくて
いや、あたしってさ
こういう家庭料理
食べたことないから
なんか、うれしくて
・・・
ははは、あのさ
スープのおかわり
くれるかなぁ?
あのさ、アメル
スープのおかわり
くれるかな?
・・・あ、はい!
よそってきますね
大盛りで頼むよ
大盛りでね♪
・・・はい
おイモ、好きなの?
ええ、大好きです♪
おイモさんはとっても
すごいんですよ
「さん」付け!?
年に何度もとれるし
栄養もたっぷりだし
おまけに保存も効くん
ですから!
は、はあ・・・
たしかにすごいよね
あっ、あははは
たしかにすごいわね
ええ、ですから
たくさん召し上がって
くださいね
ふう、食べた食べた
満腹だあ
ちょっと食べ過ぎかな
・・・まっいっか!
美味しかったしね
おなか・・・
まんまる・・・
・・・(さわさわ)
あはは、よせって
くすぐったいよ
*n1
・・・(ぽむぽむ)
まんまる、まんまる♪
*n0
ちょっといいか
どうした、ネス?
ネス、どうかした?
ちょっと出かける用が
できたんでな
夕方まで留守にするよ
出かけるって
どこへだい?
出かけるって
いったい、どこへ?
調べ物とか、まあ
いろいろだ・・・
くれぐれも言って
おくが
僕が留守にしてるから
といって、だらけてる
んじゃないぞ
むう・・・
もう・・・
あの一件以来、連中は
こちらに手を出しては
きていないが
彼女が狙われてること
に変わりはないんだ
くれぐれも、うかつな
ことはするなよ
わかってるよ
わかってるわよ!
心配性なんだから
蒼の派閥
召喚ショップ
あれ、なんだろう
この音?
なに? この音色?
きれいな音色ですねぇ
あそこにいる人が
演奏してるみたいだな
あそこにいる人が
演奏してるみたいね
ん?
あ、ごめんなさい
邪魔しちゃいました?
あ、ごめんなさい
お邪魔しちゃって・・
いえいえ、そんなこと
はありませんよ
人前でこうして楽器を
奏でることが、私の
仕事ですからね
ひょっとして
吟遊詩人さんですか?
ええ、そうですよ
可愛らしいお嬢さん
私は吟遊詩人のレイム
といっても、まだまだ
修行中なんですけどね
ええっ!?
そんなに上手なのに
ええっ!?
そんなに上手なのに
ふふふ、お世辞でも
嬉しいですよ
ええと・・・
あ、俺
*n0です
あ、あたし
*n0です
アメルです
*n0くんに
*n0さんに
アメルさんですか
いくら演奏がうまくて
も、それだけではダメ
なんですよ
本当の吟遊詩人に
必要な語るべき歌を
私はまだ持って
いないのです
語るべき歌?
ええ、歌です
まだ誰も知らない真実
の物語です
どこかにあるはずの
そんな歌を、私はこの
手で見つけたい
へえ・・・
ああ、すいません
初対面の方に、こんな
わけのわからないこと
を言ってしまって
ううん・・・
とても素敵ですよ
見つかるといいですね
そんな歌が
見つかるといいですね
その歌・・・
ありがとうございます
その時には、ぜひ
お二人にも聴かせて
さしあげますよ
それでは、失礼します
機会があれば、また
お目にかかりましょう
きれいな音色ですねぇ
なんだか、向こうの
ほうが騒がしい
みたいですけど?
どうする?
 今度こそ捕まえてやる
 関わりたくない
どうする?
 かばってやる
 言いきかせる
なんだろう?
まあいいか
まあいっか
どいて、どいてぇ!!
あいつ、前に見かけた
はぐれ召喚獣じゃ
ないか?
あいつ、前に見かけた
はぐれ召喚獣じゃ
ない?
この泥棒めぇ・・・
毎度毎度、好き放題に
かっぱらいやがって
今日こそ、絶対に
逃がさんぞぉっ!!
泥棒って・・・
あの子かしら?
両手にいっぱい
食べ物を抱えてます
けど・・・
ふふーん、だ
そんなんじゃユエルは
捕まんないよーっ?
はあ、はあ・・・
だ、誰か・・・っ
頼むから、そいつを
捕まえてくれぇ!!
前に捕まえようとして
あいつに思いっきり
かみつかれたからなあ
またあんな目にあう
のは、ゴメンだし
悪いけど、関わるのは
よそう・・・
きゃんっ!?
さあ今度こそ、もう
逃がさないぞ
さあ今度こそ、もう
逃がさないわよ
人のものを勝手に
とったらいけませんよ
ヤだヤだあっ!
ウゥゥゥゥ・・・
ガウッ!!
おっとっと!
きゃあ!!
もががが・・・!?
そうそう噛みつかれ
ちゃ痛いからな
悪いけど、その口は
閉じててもらうぞ
そうそう噛みつかれ
ちゃ痛いからね
悪いけど、その口は
閉じててもらうわよ
むーっ、むーっ!
ああ、どなたか
知りませんが、どうも
ありがとうございます
こいつめっ!
あぐっ!
ちょ、ちょっと
気持ちはわかります
けど、落ち着いて!
ちょ、ちょっと
気持ちはわかります
けど、落ち着いて!
そうですよ!
暴力はいけませんっ
そうは言いますがねえ
こっちは、毎日毎日
品物を盗まれ続けて
きたんですよ?
これぐらいしないと
腹の虫が治まりません
・・・ぷはっ!
ユエル、盗んでなんか
いないよっ!
ちゃんと、もらうねっ
て言ったよっ!?
え?
なにを言ってるんだ
金も払わないで
偉そうに・・・
食べきれない獲物は
みんなでわけて食べる
ものじゃないかっ
それを一人で欲張って
見せびらかして
このケチ~っ!
なっ、なんだとぉ!?
そうか、この子は
はぐれ召喚獣だから
価値観が俺たちとは
違うんだ・・・
自分のしたことが
この世界での悪いこと
だって、わかってない
だけなんだ・・・
そうか、この子は
はぐれ召喚獣だから
価値観があたし達と
は違うんだ・・・
自分のしたことが
この世界での悪いこと
だって、わかってない
だけなんだ・・・
も、もう許せんっ
憲兵に突き出して
やるっ!
・・・!!
牢屋に放り込んで
二度と外に出られない
ようにしてやるからな
や、ヤだようっ!
閉じこめられるのは
もうヤだあぁぁっ!!
待ってください
この子は、見たとおり
はぐれ召喚獣です
この世界の理屈が
わからなくて、だから
あんなことをしただけ
だと思うんです
待ってください
この子は、見たとおり
はぐれ召喚獣です
この世界の理屈が
わからなくて、だから
あんなことをしただけ
だと思うんです
むう・・・
お願いします
許してやってください
この品物の代金は
お支払いしますから
・・・?
しかしなあ、また同じ
ことをされても困るし
なあ・・・
俺、こう見えても
蒼の派閥の召喚師です
召喚獣のことは、兵士
よりくわしいです
二度としないように
言い聞かせておきます
から、どうか・・・
あたし、こう見えても
蒼の派閥の召喚師です
召喚獣のことは、兵士
よりくわしいです
二度としないように
言い聞かせておきます
から、どうか・・・
お願いしますっ
まあ、召喚師さんが
そう言うのなら
今回だけは・・・
ありがとうございます
閉じこめられるのが
そんなにイヤかい?
閉じこめられるのが
そんなにイヤ?
うう、ヤだぁ・・・
だったら、きちんと
この人に謝るんだ
だったら、きちんと
この人に謝って
どうして?
ユエル、悪いこと
してないのに・・・
君のいた世界では
そうなのかもしれない
けれど
この世界では、食べ物
をもらう時にお金って
ものが必要なんだ
君のいた世界では
そうなのかもしれない
けれど
この世界では、食べ物
をもらう時にお金って
ものが必要なのよ
おかね?
そうだよ
お金を渡さないと
泥棒になっちゃうの
ユエル、そんなの
知らなかった・・・
だいたい、追いかけて
くる時点で変だなって
思わなかったのか?
だいたい、追いかけて
くる時点で変だなって
思わなかったの?
おにごっこで、遊んで
たんじゃないの?
・・・・・・
とにかく、貴女のした
ことは悪いことなの
だから、ちゃんと
謝らなくちゃね
じゃないと、牢屋に
閉じこめられちゃうぞ
じゃないと、牢屋に
閉じこめられちゃう
わよ
うう・・・
ごめんなさい・・・
これで許してやって
くださいませんか?
この品物の代金は俺が
払いますから・・・
これで許してやって
くださいませんか?
この品物の代金はあた
しが払いますから
しかしなあ、また同じ
ことをされても困るし
なあ・・・
俺、こう見えても
蒼の派閥の召喚師です
召喚獣のことは、兵士
よりくわしいです
二度としないように
言い聞かせておきます
から、どうか・・・
あたし、こう見えても
蒼の派閥の召喚師です
召喚獣のことは、兵士
よりくわしいです
二度としないように
言い聞かせておきます
から、どうか・・・
お願いしますっ
まあ、召喚師さんが
そう言うのなら
今回だけは・・・
ありがとうございます
ほら・・・
え?
お腹減ってたんだろ
もう、食べていいから
お腹減ってたんでしょ
もう、食べていいから
ユエル・・・
閉じこめられなくても
いいの?
このお兄さんがね
貴女の代わりにお金を
払ってくれたの
だから、安心して
お食べなさい
このお姉さんがね
貴女の代わりにお金を
払ってくれたの
だから、安心して
お食べなさい
・・・うんっ♪
はぐっ、あむあむっ
んぐんぐ・・・
すごい食べっぷり
だなぁ
すごい食べっぷり
ねえ
よっぽどお腹が空いて
いたんですねぇ
・・・けぷっ
ねえ、キミたち
名前は?
*n0だよ
*n0よ
アメルです
ふーん・・・
ところでさ、ユエル
君はどうしてこんな所
にいるんだい?
ところでさ、ユエル
君はどうしてこんな所
にいるの?
・・・・・・
君を召喚した主人は
どこにいるの?
・・・・・・
きっと心配してるよ
貴女がいなくなって
・・・心配なんかっ
するはずないもん!
あんなヤツ・・・
あんなウソつき・・・
ユエルの主人なんか
じゃないよぉっ!!
おい、待てよ!?
あっ、待ってよ!?
ユエル
食べ物わけてくれて
ありがとう・・・
じゃあねっ!
ユエルちゃん
待って!
あの子・・・
これから、どうする
つもりなんだろう
なにか、帰りたくない
事情があったみたい
ですけど
ちょっと、心配
ですよね・・・
それにしても、最低限
の常識すら教えてない
なんて・・・
いったい、ユエルを
召喚した人間は
どういうつもりだった
んだろう?
なあ、兄貴ィ
いい加減にしとこうや
いつまでもこんな街中
で時間を潰してても
仕方ねえって・・・
ええいっ!
言うなぁ、キムラン!
私はっ、断じて本家に
戻るのが恐ろしくて
街中をうろついている
のではなぁ~いっ!
政事に関わる者として
この素晴らしい治安を
誇る聖王都の視察を
だなぁ・・・
わ、わかったから大声
あげるんじゃねえって
周りの連中がさっき
から、変な顔して見て
るじゃねぇかよ・・・
・・・・・・
くらァっ!
そこの小僧っ、なに
くらァっ!
そこの小娘っ、なに
見てんだよぉ・・・
あァん!?
わっ、まずいぞ!?
目があっちゃった
わっ、まずい!?
目があっちゃった
けして義姉を恐れて
いるのではないのだ
けして・・・
・・・んぎぐぎぃ!?
兄貴ぃっ!?
な、なんだ?
あの人、いきなり
どうしたんだ・・・?
なっなに?
あの人、いきなり
どうしたのよ・・・?
い、いが・・・っ
ぐえええっ!
胃があぁぁぁっ!?
ああ、やっちまった
いつもの発作だ・・・
ほれ、兄貴
しっかりしろって?
ぐ、が、ぎ・・・・っ
あ、あの・・・
胃が痛いんですか?
ちょっと、アメルっ?
んだぁ、テメエは?
近よんじゃ・・・
黙っててくださいっ!
は、はい・・・っ
じっとしててください
すぐ、苦しくなくなり
ますから・・・
イムラン
ぐ、が・・・う・・・
あ・・・・・・
イムラン
・・・・・・すぅ
あんなに苦しんでいた
のに、眠っちゃったよ
あんなに苦しんでいた
のに、眠っちゃった
ウソだろォ・・・?
兄貴の胃痛は、どんな
名医もサジ投げたって
ひどさなのに・・・
この方は、物事を悪く
考えすぎるせいで
身体を痛めていますね
もっと気を楽にしても
いいんだって、伝えて
あげてください
あ、ああ・・・
さあ、行きましょう?
*n0さん
あ、うん・・・
えっ、うん・・・
あいつら、いったい
何者なんだ???
イムラン
聖女だぁ・・・
はぁ?
イムラン
むにゃ・・・
聖女さまだぁ・・・
やれやれ、寝言かよ
ったく・・・
どうする?
 やめとこう
 つけてみよう
*n0さん
あそこにいるのって
ネスティさんじゃ
ないですか?
あれ、本当だ
あら、本当
・・・・・・
どうしたんだろう?
なんだか、いつもの
ネスとは様子が違う気
がする・・・
用事があるとか言って
たけど、それに関係
してるのかな?
声、かけましょうか?
いや・・・
えっ・・・
やめとこう
用事があるって
言ってたし
そうですか?
そうそう
下手に声かけると
また叱られそうだしね
そうそう
下手に声かけると
また叱られるしね
くすっ
つけてみよう
どこに行くのか
気になるしね
そんな、こそこそ
しなくても、本人に
聞けば・・・
それじゃダメだよ
それじゃダメよ
ネスのことだから
きっとうまくはぐらか
すに決まってる
ほら、行くよ?
ほら、行きましょう?
あ、待ってください!
ああ、アメル
*n0と
一緒にお出かけかい?
うん、街を案内して
もらってるの
ロッカも来ない?
いや、僕はいいよ
まだ稽古の途中だから
稽古って、槍の?
ええ、このところ
雑務ばかりで、稽古を
さぼりがちでしたから
すこしでも実戦の勘を
取り戻しておかないと
・・・・・・
あたしも、戦えるよう
に訓練したほうがいい
のかしら・・・?
無理しなくていいよ
アメル。戦い方なんて
覚えなくてもいいんだ
戦いなんて避けられる
のなら、それに越した
ことはないんだから
でも・・・っ!
おじいさんは、君が
普通の女の子として
幸せに暮らせること
を願っていたんだ
そしてそれは、僕の
望みでもあるんだよ
ロッカ・・・
おりゃあっ!
こんな場所で
リューグは稽古をして
たのか・・・
こんな場所で
リューグは稽古をして
たの・・・
足りねェ・・・
こんな打ち込みじゃ
アイツには勝てねェ!
ちくしょうッ!
リューグ・・・
邪魔をしちゃダメだ
邪魔をしちゃダメよ
アメル
でも・・・っ!
リューグがわざわざ
こんな場所で稽古を
している意味を
考えるんだ
きっと、リューグは
君に稽古してる自分の
姿を見せたくなかった
んだよ
無茶をする自分を見て
君が、余計な心配を
しないようにって
リューグがわざわざ
こんな場所で稽古を
している意味を
考えてあげて
きっと、リューグは
あなたに稽古してる
自分の姿を見せたく
なかったのよ
無茶をする自分を見て
あなたが余計な心配を
しないようにって
・・・!
はあ、はあ・・・っ
バカ兄貴に・・・
偉そうなコト、言っち
まったんだ・・・
結果、出さなきゃあ
意味ねぇんだよッ!?
うおおぉぉっ!!
もう、行こう?
もう、行きましょう?
・・・うん
やっぱり、あたし
このままじゃいけない
気がします・・・
えっ?
みんな、一生懸命
自分にできることを
やろうとしているのに
あたしだけが、なにも
できてない・・・
ちゃんとしてないもの
アメル・・・
変わらなくちゃ・・・
もっと、強いあたしに
変わらなくちゃ・・・
邪魔をしちゃダメだ
邪魔をしちゃダメよ
アメル
*n0さん
あそこで座っているの
*n1さん
じゃないですか?
あ、本当だ
おーい、*n1
そんなところでなに
してんだー?
あら、本当
おーい、*n1
そんなところでなに
してるのー?
・・・・・・
*n0
聞こえないのかな?
*n0
・・・*n1?
・・・・・・
なんだか、様子が
おかしくありませんか
まさか・・・
故障しちまったんじゃ
ないだろうな!?
まさか・・・
故障したんじゃ
ないでしょうね!?
ええっ!?
おい、*n1
*n1ったら!
返事しろよっ!?
ねえ、*n1
*n1ったら!
返事してっ!?
*n1っ!!
・・・・・・
イカガナサレマシタ
あるじ殿?
ああ、よかった
故障じゃなかったのね
故障???
だって、お前
いくら声をかけても
反応しないから・・・
だって、あなた
いくら声をかけても
反応しないから・・・
充電もーどニ入ッテ
イマシタノデ
充電???
我々、機械兵士ハ
光ノえねるぎーヲ体内
ニタクワエテ、ソレヲ
動力トスルノデスガ
ソノ間ハしすてむガ
一部停止シテシマウノ
デス
あのなあ・・・
そういうことは先に
教えておいてくれよ
心配しちゃったじゃ
ないか・・・
あのねぇ・・・
そういうことは先に
教えてちょうだいよ
心配しちゃったじゃ
ない・・・
スミマセン
まあまあ・・・
だけど、確かにここ
日当たりいいですもの
うとうとしちゃうのも
仕方ないと思います
いや、アメル
*n1は
別に寝ていたわけじゃ
違うんですか?
考エ方トシテハ、ソレ
ニ近イモノナノカモ
知レナイデスネ
人間デイウトコロノ
睡眠ト食事ヲ、同時ニ
オコナッテイルノデス
カラ・・・
よォ、どうした?
*n0
フォルテこそ、ミモザ
先輩となにを話して
いたんだい?
フォルテこそ、ミモザ
先輩となにを話して
たのよ?
ああ、アレだ
襲ってきた連中の中に
いた機械兵士のことを
聞いてたのさ
ケイナの弓矢を平然と
受け止めちまうなんて
やっかいな相手らしい
からな
機械兵士ってのは
本当に手強いのよね
ほら、メイトルパの
召喚術って、毒や幻覚
を引き起こすものが
多いじゃない
そういう術って、機械
相手にはイマイチ有効
じゃないのよねえ
たしかに・・・
するってえと、やっぱ
近づいてぶん殴るしか
ないってことかよ?
さもなきゃ、思いきり
破壊力のある召喚術で
一気に破壊する・・・
どちらにしても、今の
私たちには荷が重い
かもしれないわねえ
*n0
ええっ!?
な、なんだよ・・・
*n1が
勉強してるっ!?
んだよォ、オレが本を
読んじゃ悪いってのか
オイっ!?
いや、別に悪いとは
言ってないけど
あんまり意外だった
から・・・
ケッ! テメエと
一緒にすんじゃねェよ
ニンゲン
必要と思えば、オレは
本だって読みゃあ
勉強だってするんだよ
う・・・
テメエらニンゲンは
なんでもかんでも
まとめて頭につめこむ
ようだがなァ
はっきり言って
ムダも大無駄だぜ?
オレのように、興味の
わいたことだけを勉強
したほうが、よっぽど
役に立つってもんだ
それは、確かに
そうかもしれない
・・・で、いったい
なにを読んでるんだ?
・・・で、いったい
なにを読んでるの?
あ、コラっ!
のぞくんじゃねェ!?
「世界の名酒
    100選」
・・・・・・
ななな、なんだよッ?
別にっ、オレが
なにを読もうと勝手
じゃねェかよォ!?
ふう・・・
洗濯物は、これで
よしっと
それにしても
*n1って
本当に家事に慣れてる
よなあ
メトラル族ってのは
みんなそうなのか?
それにしても
*n1って
本当に家事に慣れてる
わね
メトラル族って
みんなそうなの?
いいえ、違いますよ
ボクがちょっと、普通
と違うんですよ
違うって?
ほら、ボクの角
途中でなくなってます
よね?
これ、小さい頃に病気
のせいで、切り取った
跡なんです・・・
・・・!?
メトラルの男は、角が
完全に成長した時点で
初めて一人前として
認められるんです
戦闘訓練に参加したり
話し合いや、狩りに
加わることが許される
ようになるんですよ
でも、ボクの角はもう
成長することなんて
ないから・・・
半人前として、村で
女の人たちの家事仕事
を手伝ってたんです
そんな理由があった
なんて・・・
悪かったな。変なこと
聞いちゃって
悪かったわね。変な
こと聞いちゃって
そんな、ご主人様っ
お気になさらないで!
ボクはもともと、弱虫
で泣き虫だったから
これで良かったなって
思ってるんです
*n1・・・
ただ、こんなことで
しかご主人様たちの役
に立てないってことは
護衛獣として、すごく
悔しいですけど・・・
よいしょっと・・・
お、モナティ
洗濯してたんだ?
あら、モナティ
洗濯してたんだ?
はいですのっ
モナティ、向こうでも
お洗濯やお掃除して
ましたから
ここでもお手伝い
しようと思いまして
へえ、エライなぁ
へえ、エライわね
そんなことないですの
当たり前のことしてる
だけですの
それでも、自分から
すすんでお手伝いする
なんて感心だよ
なんて感心よ
そ、そうですのっ?
うにゅうぅぅ・・・
それじゃモナティ
もっともっとがんばる
ですのぉ!
って、おい?
そんなにいっぺんに
カゴに入れて大丈夫
なのか!?
って、ちょっと?
そんなにいっぺんに
カゴに入れて大丈夫
なの!?
へ、平気ですのっ
よっ・・・
ととと・・・!
うにゃっ?
あにゃにゃにゃ!?
うにゅううっ!
あーあ、言わん
こっちゃない・・・
うう・・・
せっかく真っ白に
洗ったのにぃ・・・
泣くなよ、モナティ
俺も手伝ってやるから
もう一度やり直そう?
泣かないの、モナティ
手伝ってあげるから
もう一度やり直そう?
うう、すいませんのぉ
*n0さぁん
ん?
お客さんかな
あれ、
お客さん?
あ、どうもどうも
こんにちは♪
こんにちは
こんにちは
あなた、ここのお屋敷
の人ですよね
ギブソンさんって
今、ご在宅ですか?
なんて答える?
 どちら様ですか?
 すぐにとりつぐ
あの、失礼ですけど
どちらさまですか?
見てわかりません?
はあ、さっぱり
・・・わかりません
ヒントはですねー
このバスケットですね
ずいぶんと、大きな
バスケットだなあ
ずいぶんと、大きな
バスケットですね
いったい、なにが
入ってるんだ???
いったい、なにが
入ってるの???
ご主人様
甘い香りがします
甘い香り?
ええっ
お菓子のような
お菓子????
ああ、ちょっと待って
いてください
ちょっと待って
いてください
かしこまりましたー♪
どうも
お待たせいたしました
ご注文のケーキ、これ
でよろしいですね?
ああ、ご苦労様
いつもありがとう
パッフェル
このバスケットの中身
みんな、ケーキ!?
呆れたでしょ?
まったく、いい歳して
甘いもの大好きなんだ
から・・・
いいじゃないか
それに甘いものには
頭の働きを高める効果
があるんだぞ
虫歯ができたって
知らないからね
君こそ、辛いものの
食べ過ぎで、胃を悪く
しても知らないぞ
はいはい、痴話ゲンカ
もよろしいんですがー
・・・・・・
残りの品物は
どこへ置きましょか?
・・・いつもの所へ
お願いするよ
かしこまりました♪
ではでは・・・
あの人、ケーキ屋さん
だったのか
ああ、パッフェルさん
といって、いつもこの
屋敷にケーキを届けて
くれるんだ
これが、ケーキなのね
私、初めて見たわ
よかったらどうぞ
美味しいですよ
*n0も
どうだい
どうする?
 いただきまーす
 遠慮しときます
いただきまーす
ほら、この生クリーム
を載せたパイ菓子が
オススメだぞ?
遠慮しときます
うんうん
*n0は
お子さまじゃない
ものねえ?
いや、朝ご飯
食べ過ぎたんで・・・
あ、そなの
あ、*n0さん
街まで出かけるん
ですか?
うん、ちょっと
あちこち回ってみよう
かなって・・・
ええ、ちょっと
あちこち回ってみよう
かなって・・・
あのう、でしたら
あたしもついていっ
ちゃいけませんか?
お屋敷から出歩くのが
危ないってことは
わかってるんですけど
その・・・
あたし、村の外に出た
ことがないから
どうしても興味が
わいてしまって
*n0さんと
一緒なら、大丈夫
かなって・・・
そう言えば、アメルは
聖女って呼ばれるよう
になってからは
村の中でさえ、自由に
出歩けなくなってたん
だっけ・・・
なんか、似てるよな
俺と・・・
そう言えば、アメルは
聖女って呼ばれるよう
になってからは
村の中でさえ、自由に
出歩けなくなってたん
だっけ・・・
なんか、似てる
あたしと・・・
あの、やっぱり
ご迷惑ですか?
ううん、ぜんぜん
そんなことないって!
一緒においでよ
ううん、ぜんぜん
そんなことないって!
一緒においでよ
はいっ!
ふわあぁぁ・・・っ
思いっきりヒマそうね
ボク?
思いっきりヒマそうね
キミ?
あ、ミモザ先輩・・・
いい若者が、昼間から
大あくびってのは
感心しないわねえ
誰かさんたちみたいに
勉強しろとは言わない
けど・・・
もうすこし有意義に
時間を使ったほうが
いいんじゃないかしら
趣味のひとつでも
はじめてみるとか?
趣味かぁ・・・
・・・そうだ!
釣りなんてどう?
釣り?
うん、たしか中庭に
使ったきりの道具が
まだあったはず・・・
結構、面白いわよ?
ハルシェ湖の魚って
イキがいいし
うまくいけば、食卓に
華をそえられるわよ?
そうだな・・・
なんだかおもしろそう
だし、試してみるか?
そっか・・・
なんだかおもしろそう
だし・・・
試してみよっか?
どうする!?
 とっさに割って入る
 兵士を怒鳴りつける
 呆然と見ている
ほら、あれが
蒼の派閥の本部だよ
ほら、あれが
蒼の派閥の本部
*n0さんと
ネスティさんは
あそこで暮らしてた
んですね
でも、なんでまた
俺たちの暮らしていた
場所なんか見たいって
思ったの?
でも、なんであたし達
の暮らしていた場所
なんか見たいって
思ったの?
えへへ・・・
懐かしい感じがした
からですよ
懐かしい?
お二人にお会いした時
なんだか、不思議な
感じがしたんです
胸の奥がじわぁって
熱くなるみたいな
え・・・?
へっ・・・?
ずっと不思議だった
けど、ここに来て
わかった気がします
森ですよ
お二人も、
森に見守られて
暮らしてたんですね
まあ、たしかに
本部の周りはたくさん
木が生えてるけど
そうね、たしかに
本部の周りはたくさん
木が生えてるけど
私も同じです
あの村の森に見守られ
て育ってきたから
だから多分、お二人を
身近に感じるんだと
思います
森ねえ・・・
森かぁ・・・
ここって・・・
本部じゃないか!?
ここって・・・
本部じゃない!?
・・・・・
入っていっちゃい
ましたね
どうしてあんなに
堂々と本部に
入れるんだよ・・・
ちょっと、なんで
本部なんかに用事が
あったりするのよ・・
*n0さん?
俺たちが聖王都に
いることを秘密に
しようって言ったのは
ネスなのに!?
あたしたちが聖王都に
いることを秘密に
しようって言ったのは
ネスなのに!?
*n0さんっ!
あ・・・
へっ・・・
どうかしたんですか
汗がひどいですよ?
いや、なんでもないよ
ちょっとムキになり
すぎちゃっただけさ
さあ、行こう
ごめん、なんでもない
ちょっとムキになり
すぎちゃっただけよ
気にしないで
考えすぎだよ
うん、きっと・・・
ネスのことだもんな
ばれないようにうまく
やってるだけさ
考えすぎよね
うん、きっと・・・
ネスのことだもん
ばれないようにうまく
やってるだけよ・・・
いい加減にしろっ
このガキが!
きゃあっ!
*n0さん
あれ!
えっ?
へっ?
何度も言ったとおり
本部の中には召喚師
でなくては入れんのだ
だからっ!
私は召喚師だって
言ってるじゃない!?
あの女の子、何度か街
で見かけた子だ・・・
あの女の子、何度か街
で見かけた子だ・・・
ほぉ、だったら
きちんと名を名乗って
みせろ?
それは・・・
ふん、ほらみろ
このウソつきめが
貴族の娘だってのも
どうせウソっぱち
なんだろうが
ウソじゃないわっ!
ホントなんだもん!!
ええい、離せっ!
いい加減しつこいと
ぶんなぐるぞ!!
ぐあっ!
いたっ!
え!?
な、なんだお前はっ
いきなり飛び出して
きやがって・・・
あたたた・・・
いやあ、俺、この子の
知り合いなんですよ
ご迷惑かけたようで
すいません
さあ、行こうか?
いたたた・・・
あたし、この子の
知り合いなんです
ご迷惑かけたようで
すいません
さあ、行きましょう?
ちょ、ちょっと!?
いいから、この場は
俺にあわせて!
いいから、この場は
あたしにあわせて!
それじゃ、失礼します
う、うむ
よさないか!
相手は子供だぞ!?
よしなさい!
相手は子供でしょう?
なんだ、お前は
誰でもいいだろう
とにかく、その子に
乱暴するのはよせよ
誰でもいいでしょ!
その子に乱暴するのは
よしなさい。大人げな
いでしょう!
そうですよ
女の子に手をあげる
なんていけません!
ええいっ
だったら、さっさと
そいつを連れてけっ!
ああ、わかったよ
ええ、わかったわ
ちょ、ちょっと!?
心配しないで
さあ、行きましょう
ダメだ・・・
今から声をかけても
止められない!
ダメ・・・
今から声をかけても
止められない!
あくぅっ!
え!?
な、なんだお前はっ
いきなり飛び出して
きやがって・・・
ら・・・
乱暴はいけませんっ
アメルっ
なんて無茶を!?
あ・・・
この子は私たちが
責任をもって連れて
いきますから
う、うむ
まあ、よかろう
大丈夫か、アメル
ケガとかしてないか
大丈夫、アメル
ケガとかしてない?
だいじょぶ、ですよ
えへへ・・・
ちょっぴり痛かった
ですけど
ごめんなさい
私のせいで
気にしないで
あたしが勝手にした
ことなんだもの
とりあえず、場所を
変えたほうがいいな
さあ、行こう
とりあえず、場所を
変えたほうがいいわね
さあ、行きましょう
さて、と
どうしてあんな場所に
入ろうとしたんだい?
さて、と
どうしてあんな場所に
入ろうとしたの?
・・・・・
黙ってちゃわからない
だろ?
黙ってちゃわからない
でしょう?
赤の他人の貴方に
赤の他人の貴女に
説明する必要なんて
ありませんっ!
な・・・!?
助けてもらった相手に
なんて態度だよ・・・
あらま・・・!?
気が強い子ねぇ
そうですよ
*n0さん
えっ?
まずは、自己紹介から
きちんとしないと
お話はそれからです
は?
いや、そういう問題
じゃあ・・・
アメル、そういう問題
じゃなくて・・・
あたしの名前はアメル
こっちのお兄さんは
あたしの名前はアメル
こっちのお姉さんは
*n0さんって
いいます
貴女のお名前は?
え、あの、その・・・
ミニス・・・
ミニスちゃん、か
素敵なお名前だよね
*n0さんも
そう思いますよね?
あ、う、うん・・・
へ、え、うん・・・
ミニスちゃんは
あたしたちとお友達に
なるのはイヤですか?
えっ、その・・・
イヤですか?
イヤじゃない
けど・・・
それじゃ、これから
仲良くしましょうね
ミニスちゃん
う、うん・・・
さあ、これでもう
あたしたちは赤の他人
じゃありませんよね
あ!
やるわね・・・
そうですよね?
*n0さん
・・・ああ、そうさ
友達だもんな
だから、俺たち
ミニスが困ってるなら
助けてあげたいよな?
・・・ええ、そうね
あたしたち友達だもん
だから、あたしたちは
ミニスが困ってるなら
助けてあげたいなぁ
!?
話してくれるよね
どうして、あんな無茶
をしたのかを
・・・うん
探し物?
うん・・・
探してる物があそこに
あるんじゃないかって
思ったんです
何を探しているの?
ペンダント・・・
緑色をした、大きな石
がついてるの
大切な物だったのに
なくしちゃって
もうずっと、探してる
のに見つからなくて
だから・・・っ
そうか、それでこの子
は、ずっと街の中を
うろうろしていたのか
そうか、それでこの子
は、ずっと街の中を
うろうろしていたのね
ぐすっ・・・
うっ、ううっ・・・
*n0さん
あの、あたし・・・
わかってる
一緒にペンダントを
探してあげたいって
言うんだろう?
あたしも同じ気持ちよ
一緒にペンダントを
探しましょ!
はい
それなら一度、屋敷に
戻ったほうがいいな
みんなにも事情を説明
したいし・・・
ちょっとでもミニスを
休ませてあげようよ
ずっと探しづめだった
みたいだし、な?
それなら一度、屋敷に
戻ったほうがいいわね
みんなにも事情を説明
したいし・・・
少しミニスを
休ませてあげましょう
ずっと探しづめだった
みたいだし?
そうですよね
うん、きっとそうした
ほうがいいです
・・・オ客様デスカ?
よぉ、なんだよ
そのガキは?
・・・だれ?
あれ、お客様ですか?
ああ、そうさ
ええ、そうよ
俺たちの友達だ
あたしたちの友達
護衛の召喚獣・・・?
ひょっとして貴方は
ひょっとして貴女は
召喚師なの!?
うん、一応は
蒼の派閥の召喚師
といっても、まだまだ
駆け出しだけどね
うん、一応は
蒼の派閥の召喚師
といっても、まだまだ
駆け出しなんだけどね
そうなんだ・・・
とりあえず座ってさ
ひと息いれようか
とりあえず座ってさ
ひと息いれようよ
じゃ、あたし
お茶を入れてきますね
にゅうっ!?
ああ~っ!?
ミニスちゃんが
どうしてここにいるん
ですの~!?
なんだよ、モナティ
ミニスのこと知って
いたのか?
あらあ、モナティ
ミニスのこと知って
いたの?
ギブソンさんたちより
前に、サイジェントで
会ったことがあるん
ですの
まさか、ミニスちゃん
あの時みたいに、また
いえ・・・
わわわわ~っ!!
にゅうっ!?
なんだ、なんだっ!?
なに、なに!?
ああっ、アナタねぇ
忘れちゃったのっ?
私の家はここ、聖王都
にあるんだからっ!
変なこと言わないでよ
あ・・・
そうでしたっけ???
まったく・・・
相変わらず、学習能力
がないんだからぁ
うにゅうぅぅっ
私のことより、そっち
のことを説明しなさい
どうして、こんな所に
いるのよ?
もしかして・・・
あんまりドジだから
捨てられた、とか?
ちっ、違うですぅ!?
これには、とっても
ふかぁいワケがあるん
ですのぉ・・・
あきれた・・・
アナタ、きちんと誓約
せずにいたワケ?
にゅうぅぅぅ・・・っ
まさかこんなことに
なっちゃうなんて思い
もしなくてぇ・・・
ま、あの人も普通とは
違うからなぁ
二重誓約なんてこと
知らなかったのね
やけにあっさりと納得
してるとこを見ると
ミニスが召喚師っての
は本当なんだな
やけにあっさりと納得
してるとこを見ると
ミニスが召喚師っての
は本当みたいね
あ、そ、それは・・・
それはそうですのっ
なんてったって
ミニスちゃんのお家は
有名なマー・・・
わわわわ~っ!!
にゅにゅうっ!?
な、なんなんだよ
さっきから・・・
な、なんなのよ
さっきから・・・
ちょっと、モナティ
こっち来なさいっ!
ふぇえ?
余計なことは言わなく
てもいーのっ!
え、でも・・・
とにかくっ
いーのっ!!
わ、わかりましたです
のぉ・・・?
なんか、いろいろ
あるみたいだな
あの二人・・・
なんか、いろいろ
あるみたいね
あの二人・・・
はい、どうぞ
熱いから気をつけてね
ありがとう
ミニスちゃんだっけ?
それにしても災難
だったわねえ
まったくだわ
こんな小さな子に暴力
ふるうなんて
ううん、あれは私が
悪かったんです
ダメだって言われてる
のに、無理を言って
建物の中に入ろうと
したんだもの
そう言えばさ
ミニスはあの時、門番
に「召喚師だ」って
言ってたけど?
あ、あれは・・・
私、まだ見習いで
その・・・
へえ、すごいじゃない
その歳で見習いなら
たいしたものよ
どこの家の師範に指導
を受けているんだい?
そ、それは・・・
ギブソンさん
そういう質問はしちゃ
いけませんよ
ペンダントを無くした
ことは、お家の人には
内緒なんですから
ああ、そうか
すまなかったね
いえ、気にしないで
ください
まあ、なんだ
オレらも出かける時は
注意してやるよ
早く見つかると
いいわね
さて、と
そろそろ行こうか?
あ、はいっ
あっ、あの・・・
ミニスさん
え?
ボク、一生懸命
お手伝いしますから
がんばりましょうね?
・・・・・・うん
大丈夫さ
すぐ見つかるよ
*n1
も手伝ってくれるし
大丈夫
すぐ見つかるわよ
*n1
も手伝ってくれるし
索敵機能ノ及ブ範囲デ
さぽーとサセテ
イタダキマス
ドウゾ、ヨロシク
小サナ召喚師殿
・・・・・・うん
それじゃ
行ってきますね
あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
まいったな・・・
これだけ探しても
見つからないなんて
まいったわ・・・
これだけ探しても
見つからないなんて
*n0さん!
・・・・・・
捜索範囲ハ、マダ街ノ
半分ニモイタッテ
イマセン
アキラメルノハ
マダハヤイカト
・・・そうだな
・・・そうよね
まだ探す場所は
いっぱい、いっぱい
あるですの!
そうですよ
モナティさんの言う
とおりです
あ・・・う、うん!
大丈夫だってば
今日がダメでも明日
があるんだし
そうよ!
大丈夫だってば
今日がダメでも明日
があるんだし
元気を出してください
ミニスさんっ
ケッ!思いっきり
楽観しやがって・・・
簡単にみつかりゃあ
世話ねェってもんだ
*n1っ!
いえ、いいんです
気休めを言われても
うれしくなんかない
ミニスちゃん・・・
私が悪いんだもの
大事なものだったら
もっと大切に持って
なくちゃダメなのに
側にいるのが当たり前
すぎて・・・
私、忘れてたの・・・
え?
へっ?
だから、あのコはもう
戻って来ないのっ!
私が大事にしなかった
から、怒ってどっか
いっちゃったんだぁ!
「いる」って
「あのコ」って
どういうことなんだ?
ミニスが探してるのは
ペンダントなんじゃ
なかったのか?
「いる」って
「あのコ」って
どういうことなの?
ミニスが探してるのは
ペンダントなんじゃ
なかったの?
うわあぁぁ~ん!!
あきらめちゃダメだよ
ミニスちゃん
きっと見つかるよ!
そのために、貴女は
ずっとがんばってきた
んじゃない?
っく、でもぉ・・・!
・・・(くいくい)
なによぉ・・・
泣かないで・・・
・・・・・・
だいじょうぶだよ
怒ってなんか・・・
いないよ・・・
なんで、アナタに
それがわかるのよ!?
・・・・・・
わかってるはずだよ
おねえちゃんも
ほんとうは・・・
・・・・・・
それに・・・
泣いてたら、そのコ
も悲しいよね?
!?
だから、泣いてちゃ
ダメ・・・ね?
うん・・・
ミニスちゃんは、自分
が悪かったって思って
いるんでしょう
・・・うん
だったら、ちゃんと
ペンダントさんに
謝ろう
ごめんなさいって
謝れば、きっと許して
くれるはずだよ
許して・・・
くれるかな・・・
大丈夫よ
だってミニスちゃん
こんなに一生懸命
がんばってるもの
ペンダントさんだって
わかってくれるよ
ねっ?
う、うん・・・
よしっ、それじゃ
もうひとがんばりする
としようか?
よしっ、それじゃ
もうひとがんばり
しましょうか?
ついにおいつめました
わよぉ!
このチビジャリっ!!
・・・!!
誰だっ!?
誰っ!?
ほほほほ
げせんな平民風情に
名乗る名など・・・
・・・ん?
な、なんだよ?
な、なによ?
そこのアナタ
ひょっとして召喚師
なのかしら?
だったら
どうしたっていうんだ
だったら
どうしたっていうのよ
ほほほほ
無知は罪ですわねぇ
召喚師でありながら
私の名を知らないとは
なにを偉そうにカッコ
つけてるのよ?
自意識過剰じゃないの
この年増女っ!!
年増っていうな~っ!
ひひひひひっ
アレは相当
気にしてるなァ?
おいおい
あおるなよ
ちょっと!?
あおらないでよ
あのぉ、ミニスさぁん
あおらないほうがいい
と思うんですが・・・
あの年増女には
あれぐらいで
ちょうどいいのよ
まだ言うかーっ!?
チビジャリぃぃっ!!
年増に年増っていって
何が悪いのよ
ふん、この大年増!
キイィィィッ!
泣かす、泣かすうぅ!
あのう、すいませんが
あたしたち、まだ用事
がありますので・・・
失礼させていただき
たいんですけど
・・・・・・
別に構いませんわよ
た・だ・し
出す物はきちんと出し
てもらいますけど
さあ、チビジャリ!
ペンダントを
お返しなさいっ!!
あれは元々、誇り高き
ウォーデン家の宝
当主である私、ケルマ
が持つべき物なのよ
ウォーデン家のケルマ
・・・ってことは
もしかして彼女は!?
ウォーデン家のケルマ
・・・ってことは
もしかして彼女!?
ほほほほ
ようやく気づいたわね
金の派閥の召喚師の中
でも名門中の名門
ウォーデン家のケルマ
とは私のことですわ
金の派閥の召喚師
彼女が・・・?
あるじ殿
アノ装飾ニハナニカ
意味ガアルノデスカ?
*n1
特にないと思う・・・
ソウデスカ
威嚇ヲ目的トシタモノ
デハナイノデスネ
威嚇って、おいおい
そんな、動物じゃ
あるまいし
しかし、まあ
なんというか・・・
威嚇って・・・
そんな、動物じゃ
あるまいし
しかし、まあ
なんというか・・・
・・・(くいくい)
あの人・・・
ぴかぴか・・・
・・・どうして?
さあ・・・?
しかし、まあ
なんというか・・・
なにか、すごい
ハデですの
あの人・・・
確かに・・・
ハデというか
なんというか・・・
重そうですのー
しかし、まあ
なんというか・・・
想像していたのとは
かなり違う・・・
想像していたのとは
かなり違うわね・・・
ほほほほ
アナタも召喚師ならば
どちらに味方するのが
得かわかるでしょ?
三流召喚師のマーン家
の小娘に義理立てして
も意味なくってよ!?
えっ、ミニスちゃん
あなた・・・?
・・・・・・
まさか、君も金の派閥
の召喚師なのか!?
まさか
あなたも金の派閥の
召喚師なの!?
ご・・・
ごめんなさいっ!!
だましたんじゃないの
言い出せなかっただけ
なのっ・・・
お願い、信じて・・・
ミニス・・・
ほほほほ
さあ、おとなしく
ペンダントをお渡し!
待ってくれ!
ペンダントは今、彼女
のところに無いんだ
待ちなさい!
ペンダントは今、彼女
のところに無いのよ
だまされるものですか
信じると思うか?
あの年増女がよォ
ケルマさん
し、信じて
くださいですのーっ!
*n0
口で言っても無駄よ!
言って聞くような相手
じゃないのっ!!
ワイバーンを召喚する
サモナイト石の
ペンダント・・・
力ずくでも、この手に
取り戻させていただき
ますわよ~っ!!
見回りの兵士さんには
尋ねてみた?
うん・・・
だけど、届けられる
ことはまずないだろう
って言われて・・・
まあ、高そうな物なら
拾った人間によっては
自分のものにしちゃう
だろうからなあ
まあ、高そうな物なら
拾った人間によっては
そのまま持ってかれる
かもしれないしね
ヒヒヒ、とっくの昔に
売っぱらわれちまって
るかもよォ?
う・・・っ
*n1くん!
そんなイジワルなこと
言っちゃダメでしょ?
もう一度
お願いしておこう
見つかったら知らせて
もらえるように
もう一度、お願いして
おきましょう
見つかったら知らせて
もらえるように
そうですね
ここは人通りが多くて
探しにくいな
ここは人通りが多くて
探しにくいわね
ココデ紛失シタノナラ
カナリ厄介デスネ
でも、これだけ
人通りが多い場所だと
かえって、足下にまで
目は向かないです
あきらめないで
探してみましょう?
うん・・・
落としたとしたら
ここが一番、可能性が
高いと思うの
そう言えば、最初に
ミニスと出会ったのも
ここだったっけ
なにか心当たりが
あるの?
・・・・・・
あ、あのぅ
話しにくいことなら
無理に言わなくても?
ちょっとね・・・
仲の悪い人に、ここで
追いかけ回されたの
だから、ひょっとして
その時に・・・
そいつがペンダントを
持っていったって
可能性は?
その人がペンダントを
持っていったって
可能性は?
それはないわっ!
もしもそうだったら
あいつが今も、私を
追い回してるはずが
ないもの・・・
それで、貴女は
この公園を逃げ回る
ことになったのね
それなんだけど
あんまりしつこいから
公園を飛び出して
狭い道ばかり選んで
走り回って・・・
逃げきったってホッと
したら、いつの間にか
ペンダントの鎖が
千切れてて・・・
それじゃ、やっぱり
どこに落としたのかは
限定できないわけか
それじゃ、やっぱり
どこに落としたのかは
限定できないわけね
うう・・・
ま、いいさ
ひとつひとつ街を探し
ていけば、それですむ
ことだからな
ま、いいわ
ひとつひとつ街を探し
ていけば、それですむ
ことだから
ふりだしに戻って
きちゃったな・・・
ここは、探さなくて
いいよっ!
えっ?
・・・どうして?
どうしてですか?
あんまり、ここには
いたくないのっ
その・・・
お家の人に見つかる
から?
・・・!
そう言えば、ミニスと
もめていた門番が
貴族がどうとか言って
いたっけ・・・
たしか、ミニスちゃん
のお母さんって
すごく厳しいんでした
よねぇ?
・・・・・・
わかったよ
それじゃ、ここは
後回しにしよう
わかったわ
それじゃ、ここは
後回しにしましょう
まさか、湖の中には
落ちてないと思うけど
どうなんだろう?
いくらなんでも
こんな場所では落とし
てないと思うわ
水辺は危ないから
近づいてないもの
そうですよね?
ああ、よかったあ
ねえ、よかったって
どういう意味よっ!?
あ、べっ、別に
見つからないのが
よかったってことじゃ
ないんですよぉ
その、ボク・・・
泳げないんで・・・
へえ、そうなんだ?
*n1
泳げなかったのか
へえ・・・
へえ、そうなの?
*n1
泳げなかったんだ
へえ・・・
ああっ、ご主人様
ひどいですよぉ
目が笑ってますぅ!?
だって、くくく・・・
ほんと、失礼だわっ!
・・・え?
アナタもアナタよ!
泳げなくたって別に
死ぬわけじゃないん
だから
男なら、そんなことで
ぐじぐじしないのっ!
わかったっ!?
は、はいぃっ!
なんか、すごい剣幕
だったけど、ひょっと
して・・・
ミニスも、泳げないん
じゃないのか?
なんか、すごい剣幕
だったけど、ひょっと
して・・・
ミニスも、泳げないん
じゃない?
まったく!
確かめようって勇気は
さすがにちょっと
ないけど・・・
ほらほら、みんな
もめてないで
別の場所を探し
ましょう?
あの子は、蒼の派閥に
入ろうとして、門番に
とがめられていたんだ
そうだね?
ええ、そうです
おかしいな・・・
どうしてそんな場所に
ペンダントを探しに
なんて行こうとしたん
だろう
街中探し回って、他に
心当たりがなくなって
しまったからじゃない
でしょうか・・・
だからって、普通は
あんな場所を探そうだ
なんて、考えないん
じゃない?
それは・・・
ひょっとするとあの子
が探しているものは
召喚術に関係ある品
なのかもしれないな
!?
そう考えれば、本部に
入ろうとしたのも納得
できる・・・
ちょっと待って
くださいよ、先輩
見習いの召喚師が
そんな品物を持たせて
もらえるはずがない
ですって
俺だってこの間までは
サモナイト石でさえ
満足に持たせてもらえ
なかったし・・・
あたしだってこの間
までサモナイト石で
さえ満足に持たせて
もらえなかったし
まあねぇ・・・
黙って持ち出したんで
もない限りは
蒼の派閥の見習いが
そんなもの持ってる
はずないわよね
そうだな・・・
かたや聖女さま
かたや貴族の
お嬢様ってか?
両手に花ってのは
このことだなあ
*n0?
茶化すなよ、フォルテ
そうよ、まったく
不謹慎なんだから
わりぃわりぃ
まあ、冗談はさておく
としてだな・・・
かたや聖女さま
かたや貴族の
お嬢様ってか?
お前も気苦労が
絶えないな
*n0?
フォルテ・・・
・・・・・・
・・・ミニスが貴族の
娘ってのは、まず
間違いないとオレは
思うぜ
うにゅ!?
どうしたんだよ
モナティ?
どうしたのよ
モナティ?
い、いーえっ
なんでもないですのぉ
着てるもんがな、俺ら
とは明らかに違う
ありゃあ、相当に高価
な代物だぜ?
フォルテ
服の善し悪し
なんかわかるんだ?
まーな
オレほどの色男に
なれば、それくらい
は当然・・・
・・・ぶつわよ?
コホン、品物の目利き
は宝探しをする時には
欠かせねえからな
なるほど、それなら
納得・・・
それより、私はあの子
の様子のほうが心配ね
しゃべりかたひとつ
とっても、無理をして
るような気がしてね
大人ぶってるところ
なんか、そうだよな
大人ぶってるところ
なんか、そうだよね
ひょっとして、あの子
なにかまだ、隠しごと
してるのかもしれない
うにゅにゅうっ!?
だから、どうしたんだ
モナティ?
だから、どうしたのよ
モナティ?
なな、なんでもっ!?
なんでもないですのぉ
弱味がある人間ほど
無理に強がって見せる
ものだから
そりゃあ自分に基づく
意見か、ケイナ?
・・・・・・
・・・えげっ!?
とにかく、あの子の
様子には気をつけて
あげたほうがいいわ
わかったよ、ケイナ
わかったわ、ケイナ
あらためて、ここから
街を眺めてみると
広いって感じるよなあ
あらためて、ここから
街を眺めてみると
広いって感じるなあ
これだけ広い街の中を
ペンダントひとつ
探して回るのか・・・
ああっ、なんだか
探す前からめまいが
してきたぞ???
ああっ、なんだか
探す前からめまいが
してきたよぉ・・・
ゴ心配ハ無用デス
あるじ殿
彼女ハマダ、子供デス
イクラ健脚ダッタト
シテモ
行動範囲ハ、オノズト
限定サレマス
我々ハ、ソノ範囲ヲ
探セバ良イノデス
ああ、そっか!?
そうだよなっ?
ああ、そっか!?
そうだよね?
モットモ・・・
第三者ノ手ニヨッテ
対象トナル品物ガ
運バレテイタ場合ハ
話ハ別デスガ・・・
・・・・・・
イズレニセヨ、行動ヲ
シナケレバ結果ガ出ル
コトモアリマセン
・・・・・・
まあ、こんなところで
頭をかかえてたって
なんにもならないしな
まあ、こんなところで
頭をかかえてたって
なんにもならないし
・・・(こくこく)
よーし・・・
がんばって探すぞっ!
はッ!ガキに
つきあって落とし物を
探すなんざ・・・
どうせ、アメルの奴が
言い出したんだろう?
うん・・・
まあ、俺も賛成したん
だけどね
うん・・・
まあ、あたしも賛成し
たんだけどね
ったく・・・
あいつは昔から、子供
のことになるとムキに
なるからな
いいか、もしあいつに
なにかあったら
*n0
承知しねぇからな?
ええっ!?
だったら、リューグも
つきあってくれよ
ええっ!?
だったら、リューグも
つきあってよ
冗談じゃねぇ!
ガキのお守りなんか
まっぴらゴメンだ
そんなこと言わないで
お願いですのーっ?
断るといったら
お断りだッ!!
そんなぁ・・・
ま、テメエでなんとか
するんだな
ううっ、無茶苦茶だよ
それって・・・
ううっ、無茶苦茶よ
それって・・・
まったく、アメルにも
困ったものだな
まあ、困っている人を
ほっておけないのは
あの子のいいところ
なんだけど・・・
自分が狙われていると
いうことを、忘れてる
んじゃないだろうな?
まさかぁ?
さすがにそれは・・・
・・・・・・
なんか、ありえそうで
心配になってきた
うんうん・・・
あのオンナなら
それぐらいのことは
やりかねねェぞ?
どうにもつかみどころ
がねェ性格してるから
なァ・・・
・・・(こくん)
くれぐれも無茶しない
ように言い聞かせて
おきはしますが
もしもの時は、どうか
よろしくお願いします
*n0さん
わかったよ、ロッカ
わかったわ、ロッカ
なんて言おう?
 まあ、しかたないさ
 しかたないわ
 嫌ったりしないよ
 説明してくれるよね
どうする?
 悪かったよ
 ミニスが困っていたから
 悪かったわよ
 ミニスが困っていたから
あんな発育途上の小娘
相手に、ウォーデン家
の当主たる私が負けて
しまうなんて・・・
なんたる、なんたるっ
なんたる屈辱~っ!!
まだやる気かしら?
お・ば・さ・ん
むききき・・・
お、覚えてなさいっ!
忘れようったって無理
だと思うな・・・
あの派手な格好じゃあ
忘れようったって無理
よね、あれ・・・
ミニスちゃん
金の派閥の召喚師さん
だったんだ・・・
あたし、ちょっとだけ
びっくりしちゃった
ほんとだよ
ほんとね
黙っててごめんなさい
*n0
モナティは、最初から
知ってたんだな?
モナティは、最初から
知ってたのね?
はい・・・
ごめんなさいですの
モナティを怒らないで
私が、無理に頼んで
黙っててもらったの!
金の派閥と蒼の派閥は
仲が良くないから
私が金の派閥の子って
知ったら・・・
嫌われると思って
だから、だから
わたし・・・
まあ、しかたないさ
俺がミニスでも、多分
言えなかったと思うし
しかたないわ、あたし
がミニスでも、多分
言えなかったと思うし
怒って、ないの?
ごめんなさいって
ミニスはきちんと
謝ってくれたからね
だから、もう泣くなよ
な?
ごめんなさいって
ミニスはきちんと
謝ってくれたもの
だから、もう泣かない
ねっ、ミニス?
う、うん・・・
嫌ったりしないよ
嫌うわけないじゃない
え?
蒼の派閥と金の派閥は
たしかに仲が悪いかも
しれない
でも、それはそれさ
最初に言っただろ
俺たちは友達だよ?
蒼の派閥と金の派閥は
たしかに仲が悪いかも
しれないけどね
でも、それはそれ
最初に言ったでしょ
あたしたちは友達
!?
そうだよミニスちゃん
そうだよ・・・
おともだち、だよ
みんな・・・
だから、気にするなよ
だから、気にしないで
・・・(こくん)
そうですよ
ミニスさん
ご主人様のいうとおり
ボクたちはもう友達
なんですから
それともミニスは
蒼の派閥の友達なんて
いらないかな?
それともミニスは
蒼の派閥の友達なんて
いらないの?
そんな!
そんなことないっ!!
じゃ、問題ないよな?
じゃ、問題なしね
*n0・・・
う、うんっ!
説明してくれるね?
ミニスが俺たちに
言えなかったことを
説明してくれるよね?
ミニスがあたしたちに
言えなかったことを
・・・うん
それじゃ、あの子が
探していたペンダント
って、召喚獣を呼ぶ
道具だったのね
そういうことなんだ
そういうことだって
そのペンダントの中に
いるワイバーンさんは
ミニスちゃんの大切な
お友達なんです
でもって、そいつを
横から奪おうってのが
ケルマって女召喚師
だと・・・
なんだか、ややこしい
ことになってますね
はっ、ご苦労なこった
金の派閥のマーン家と
ウォーデン家の対立は
知ってたけど
そういう因縁があった
とはな
それで、俺からみんな
にお願いしたいことが
あるんだ・・・
それで、あたしから
みんなにお願いしたい
ことがあるの・・・
・・・来たっ!?
・・・!
*n0っ
どういうつもりだ!?
落ち着けよ、ネス
怒鳴らなくても
ちゃんと聞いてるよ
ネス、落ち着いて
怒鳴らなくても
ちゃんと聞いてるから
これが落ち着いて
いられるか!
あれほど、金の派閥の
連中には関わるなと
釘をさしたのに
どうして君は、騒ぎを
引き起こすようなこと
ばかりするんだっ!?
悪かったよ
忠告に従わなかったの
は、本当にすまないと
思ってる
どれだけネスに叱られ
ても、しかたないんだ
って思ってる
悪かったわよ
忠告に従わなかったの
は、本当にすまないと
思ってる
どれだけネスに叱られ
ても、しかたないんだ
って思ってる、けど
・・・
でも、俺はバカだから
他に方法が見つけられ
なかったんだよ
あんなにも必死だった
ミニスを、ほっとく
なんてできなかった
だから、俺は・・・
あたしはバカだから
他に方法が見つけられ
なかったのよ
あんなにも必死だった
ミニスを、ほっとく
なんてできなかった
だから、あたし・・
先輩たちに頼みこんで
彼女のペンダント探し
を手伝ってもらうこと
にしたんだな?
・・・・・・
そうよ・・・
金の派閥同士の争いに
巻き込まれるのを承知
で、彼女を手助けする
というんだな?
・・・・・・
ええっ
まあ、いい
今さら僕が口を出した
ところで、過ぎたこと
は変わらない
だけど、忘れるなよ?
*n0
僕たちは僕たちで
やらなくちゃならない
任務があるんだ
それだけは絶対に
忘れるなよ
・・・うん
ネス、ありがと
ネスはそう言うけどさ
本当にしかたがない
ことだったんだよ
たまたま知りあった
女の子が、金の派閥の
一員だっただけなんだ
俺はただ、ミニスが
困っていたから・・・
ネスはそう言うけどさ
本当にしかたがない
ことだったのよ
たまたま知りあった
女の子が、金の派閥の
一員だっただけ
あたしは、ミニスが
困っていたから・・・
君はバカか?
どうしてわざわざ
赤の他人の問題に首を
つっこむんだ!?
無視すればいいものを
余計な世話を焼くから
こんなことに・・・
ネスティさんっ!
む・・・
ネスティさん
それっておかしいです
助ける相手を選ばなく
ちゃいけないなんて
おかしいです!
誰も、そんなことは
言って・・・
言ってます!
むむ・・・
もういいよ、アメル
ネスが困ってる
もういいわよ、アメル
ネスが困ってる
でも・・・
たしかにあたしが
したことは・・・
・・・わかった
ネス?
今さら僕が口を出した
ところで、過ぎたこと
は変わらないんだ
好きにすればいいさ
ただし、言った以上は
きちんと最後まで面倒
をみることだ
すまない、ネス
ありがとう、ネス
ふん・・・
それにしても
今日は本当にいろいろなこと
があったと思う
知らない人とたくさん出会い
同時に、知っている人たちの
知らなかった一面を
見ることができた気がする
充実してるっていうのは
こういうことかも知れない
中でもミニスとの出会いは
俺に少なからず
驚きを与えてくれた
泣き虫だけど一生懸命な
小さな召喚師
そんな彼女のひたむきな姿は
ちょっとだけ俺の負けん気を
刺激してくれたかも知れない
負けられないよな?
同じ、新米召喚師としてさ
疲れた・・・
一言で表すとそんな一日
でも、おもしろかった・・・
なんて言ったら
ネスに怒られるかな?
だって、いろんな事があった
ううん!ありすぎた・・・
一日だった
新しい人と会ったし
いつも見てた人の知らない
顔も見れた・・・
それに、ミニス・マーン
小さな召喚師
すごい元気だった
そして、一生懸命だった
あたしがあんな立場だったら
あんな風に笑えたかな?
ううん、無理だと思う
だから、あたしも同じ召喚師
として、負けてられない
そう、思った
今日は充実した一日だった
あたしはそう思う
なあ、ネス・・・
どうして蒼の派閥と
金の派閥は、そんなに
敵視しあってるんだ?
ねえ、ネス・・・
どうして蒼の派閥と
金の派閥は、そんなに
敵視しあってるの?
蒼の派閥は召喚術を
用いて、世界の真理を
探求する組織だ
対する金の派閥は
営利を目的とした団体
思想からして相容れる
ものじゃない
さらに問題なのは
彼らのそうした行動が
結果的に権力者と結び
つくことだ・・・
え?
君も知ってるだろう?
リィンバウムで起きた
戦争のほぼすべてが
心なき召喚師の浅慮に
よって、引き起こされ
たものだということを
世界の覇権をかけた
戦乱の時代も
エルゴの王が没した後
の暗黒時代も
召喚術は戦争の道具と
して重宝され、多くの
犠牲者を生み出した
そうか、だから
蒼の派閥は必要以上に
政治に関わるなって
教えてるのか・・・
そっか、だから
蒼の派閥は必要以上に
政治に関わるなって
教えてるのね
そういうことだ
金の派閥はそうした
過去の過ちを繰り返す
可能性をもつ組織
なんだよ
無論、それが全てだと
言い切りはしないがな
派閥同士の対立には
そんな深い理由が
あったのか・・・
派閥同士の対立には
そんな深い理由が
あったのか・・・
今日のアメルを見てて
なんか、俺
びっくりしちゃったよ
今日のアメルを見てて
なんか、あたし
びっくりしちゃった
びっくりですか?
うん、驚いた
おとなしそうに見えて
意外と行動力あるし
言いたいことがあれば
ちゃんと口に出して
言っちゃうしさ
ええ、驚いた
おとなしそうに見えて
意外と行動力あるし
言いたいことがあれば
ちゃんと口に出して
言っちゃうんだもの
ふふふっ、でも
*n0さんは
知らなかっただけで
あたしの性格って
もともと、あんな感じ
なんですよ?
えっ!?
そうなの!?
聖女さまって呼ばれる
ようになってからは
それらしくしようって
ちょっとだけ・・・
ネコ、かぶってたの
幻滅しちゃいました?
そ、そんなことないよ
あはは・・・っ
そ、そんなことないわ
ずっといいと思う
村が襲われてから
ずっと、あたし暗い顔
ばかりしていて
*n0さんたち
に心配かけっ放し
でしたよね?
でも、いつまでも
落ちこんでたらダメだ
って思ったんです
だから・・・
いいんじゃないかな
前向きでさ
すくなくとも、俺は
今日一日で、アメルの
色んな一面が見られて
楽しかったよ
いいんじゃないの
前向きで・・・
あたしはすくなくとも
今日一日で、アメルの
色んな一面が見られて
楽しかったもの
あ・・・・・・
びっくりしたのだって
うれしい驚きって感じ
だったもんな・・・
びっくりしたのだって
うれしい驚きって感じ
だったもんね・・・
結局、ぺんだんとハ
発見デキナカッタ
デスネ・・・
まあ、あせらず気長に
探すことにするよ
ペンダントについてる
宝石が、ワイバーンを
封じたサモナイト石だ
ってわかったんだ
そこから発する魔力を
目印にできれば
*n1も
探しやすいだろ?
まあ、あせらず気長に
探すことにしましょう
ペンダントについてる
宝石が、ワイバーンを
封じたサモナイト石だ
ってわかったもの
そこから発する魔力を
目印にできれば
*n1も
探しやすいでしょ?
ソノコトデスガ・・・
自分ノせんさーデハ
魔力ヲ感知スルコトハ
不可能ナノデス
え!?
ろれいらるノ技術体系
ハ「科学」ト呼バレル
理論ニヨッテ完成シタ
モノデス
数字デ計算デキナイ
魔力トイウえねるぎー
ハ、科学デハ扱エナイ
モノナノデス
う~ん・・・
それじゃ仕方ないか
オ役ニタテナクテ
本当ニ恐縮デス
*n1の
せいじゃないって
気にするなよ
*n1の
せいじゃないわ
気にしないの
万能だって思ってた
*n1にも
できないことって
あるんだなあ・・・
万能だって思ってた
*n1にも
できないことって
あるんだ・・・
ヒヒヒ、ニンゲンよ
テメエもとうとう
恨みをかっちまった
ってわけだ
あのケルマっていう
ケバいオンナ
かーなーり、根に持つ
雰囲気だぜェ?
嬉しそうな顔して
なんてこと言うんだよ
それに、俺はちゃんと
話し合いで解決しよう
としたんだからな
逆恨みってやつだよ
嬉しそうな顔して
なんてこと言うのよ
それに、あたしは
話し合いで解決しよう
としたのよ、それは
逆恨みってやつよ
けッ!逆恨みだって
立派な恨みだっての
おうおう、見える
見えるぜェ?
お前の背中にどんより
からみついた・・・
あのオンナのどす黒い
恨みの思念がよォ?
や、やめろよなっ!?
そういうのっ!!
や、やめなさいよ!?
そういうのっ!!
ヒヒヒヒヒ・・・
うう・・・
*n1め
見えないって知ってて
からかってるなぁ?
もう・・・
*n1め
見えないって知ってて
からかってるなぁ?
*n1
ずっと街を歩き回って
疲れただろ?
*n1
ずっと街を歩き回って
疲れたでしょ?
・・・(ふるふる)
しかし、これだけ探し
ても見つからないって
ことを考えると
ミニスには悪いけど
ペンダントはもう
見つからないかも
知れないな
しかし、これだけ探し
ても見つからないって
ことを考えると
ミニスには悪いけど
ペンダントはもう
見つからないかも
知れないわね
・・・みつかるよ
え?
もどってくるよ
だって、あのこ・・・
なくしたもののこと
いっぱい、いっぱい
想ってるから
*n1・・・
想っていればね
お願いは、かなうの
*n1も
そうだったから
わかるの・・・
人間になりたいって
ずっと、ずっと
想いつづけて
この姿になれたから
そっか・・・
そうだよな。まだ
あきらめるのは早い
よな?
そうね
まだあきらめるのは
早いわよね?
・・・(こくん)
*n1が
そう言うと、信じたく
なるんだよなあ
不思議と・・・
*n1が
そう言うと、信じたく
なるのよね
不思議と・・・
なくしたペンダントは
メイトルパにいる
ワイバーンを封じた品
だったんですねぇ
ワイバーンかぁ・・・
*n1は
見たことあるのか?
ワイバーンかぁ・・・
*n1は
見たことあるの?
とっ、とんでも
ないですよぉっ!?
ワイバーンは険しい山
で暮らしているとても
強い竜族の幻獣ですよ
そんな機会なんて
ボクにあったわけ
ないじゃないですかぁ
そんなにすごいんだ?
そんなにすごいの?
幻獣たちの中でも特に
竜族は高い知能と
強じんな身体をもって
ますからねぇ
そんな方と誓約できた
ミニスさんって、正直
すごいと思いますよ
ま、負けてるかも?
俺・・・
ま、負けてるかも?
あたし・・・
はいけい、マスター
おげんきですか?
またまた、マスターが
びっくりするような
ひとに、あいましたの
ミニスちゃんです
おぼえてますよね?
まえとおなじで、
ウォーデンのひとに
おいかけられて
こまっていたのを
*n0さんに
たすけてもらって
いっしょにいることに
なりました
ひさしぶりにあった
ミニスちゃんは
なんだか、ちょっぴり
おとなっぽくて
モナティ、ちょっと
びっくりしました
みんなもきっと
おどろくとおもいます
それでは、また
おたよりしますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
ねえ、モナティ
それひょっとして
サイジェントに送る
手紙?
はい、そうですの
あのさ・・・
ちょっとだけ、私にも
書かせてくれない?
ええ、いいですよぉ
追伸
フラットのみんなへ
逃げ出したくなったり
することもありますが
私はここで、ちゃんと
がんばってます
     ミニスより
金の派閥の話ってのは
旅先でずいぶん聞いた
もんだが
実際に関わったのは
これが初めてだな
フォルテの聞いた話
ってのは、どんなもの
があったんだ?
フォルテの聞いた話
ってのは、どんなもの
があったの?
ま、正直いって
関わり合いになりたく
ねえような悪い噂
ばっかだな
街の領主に取り入って
ご機嫌とったり、悪事
の片棒かついで召喚術
を使ったり、とかな
やっぱり・・・
でもな、そういう噂は
なにも金の派閥だけに
限ったもんじゃねーぞ
召喚師全部を
ほとんどの連中が
うさんくさいって
思ってんのが現実さ
そうなんだ!?
そうなの!?
ま、そう真剣に考える
ことじゃねえよ
嫉妬で悪く言われてる
部分だってあるしな
あのお嬢様も、堅物の
ネスティも・・・
それに、お前も
ちっともおかしな連中
なんかじゃねーさ
オレが保証してやるぜ
フォルテ・・・
あ、けどな!
あのケルマって女は
別だからなっ?
召喚師かどうかって
以前に、性格に問題
ありありだからな
あははははっ
言えてる!
召喚師であることが
偏見をもたれる原因に
なることもあるのか
気をつけようっと
召喚師であることが
偏見をもたれる原因に
なることもあるのか
気をつけようっと
あ、*n0
ど、どうしたんだよ
ケイナっ!?
顔色が悪いよっ
ど、どうしたのよ
ケイナっ!?
顔色が悪いよっ
だ、大丈夫よ・・・
原因わかってるから
昼間のあれ・・・
ケーキ・・・
どうも、私の胃には
あわなかったみたい
胸焼けしちゃって
あらら・・・
ははは、食べ慣れない
ものを食べたのは
失敗だったわね・・・
我慢しないで、アメル
に治してもらったら?
先輩たちに薬をもらう
とか・・・
我慢しないで、アメル
に治してもらったら?
先輩たちに薬をもらう
とか・・・
ギブソンさんに勧めら
れて食べた手前ね
そういうわけにも
いかないでしょ?
あ・・・
それに、なんだか
恥ずかしいじゃない?
日頃、ロクなもの
食べてないみたいで
心配しないで
風にあたったら気分も
すこし良くなったし
無理はしちゃダメだよ
無理はしちゃダメよ
ええ、ありがとう
それと・・・
フォルテのヤツには
このこと、内緒ね
お腹を抱えて笑うに
決まってるから!
ははは・・・
女の人って、なんか
変なところで見栄を
張るんだなあ
なんか、その気持ち
分かるような
気がする
大丈夫でしょうか
あの子を、僕たちと
必要以上に関わらせて
おいおい
ロッカもネスと同じで
ミニスが俺たちの害に
なるっていうのか?
あらあら
ロッカもネスと同じで
ミニスがあたしたちの
害になるっていうの
とんでもない!
その逆ですよ・・・
僕たちは得体の知れぬ
敵に狙われてるんです
一緒にいたら、あの子
まで巻き添えになって
しまうかもしれないん
ですよ!?
そうか・・・
俺、派閥のことばかり
考えてて・・・
そんな簡単なことに
気づいてなかった!?
そうか・・・
あたし、派閥のこと
ばかり考えてて・・・
そんな簡単なことに
気づいてなかった!?
とはいえ、今さら
放り出すわけにも
いきませんからね
できるだけ早く
あの子の目的をかなえ
てあげましょう
僕も協力しますから
ごめん、ロッカ
よく考えずにあの子と
約束しちゃって・・・
ごめん、ロッカ
よく考えずにあの子と
約束しちゃって・・・
いいんですよ、それは
多分、僕が貴方の立場
多分、僕が貴女の立場
だったとしても
同じことをしただろう
と思いますから
小さな子供が困ってる
のを、ほっとけるわけ
ないですからね
ひょっとしたらネスも
ロッカと同じことを
考えていたのかも
しれないな・・・
ひょっとしたらネスも
ロッカと同じことを
考えていたのかも
しれないわね・・・
ネスティの野郎が
腹立てるのも当然だな
テメエもアメルも
つくづく危機感って
ものがねぇんだからな
うう・・・
悪かったよ・・・
うう・・・
悪かったわよ・・・
だがまあ、これは
これで別に構わねぇか
え?
ニブい野郎だな?
あのガキの面倒を見る
のに夢中になってりゃ
アメルの気もすこしは
紛れるだろうがよ
ああ、そっか・・・
アイツは俺たち三人の
中で、末っ子みたいに
扱われてたせいかよ
やたらと他人の世話を
焼きたがるのさ
年下に対しては特にな
聖女にされちまって
からは、そういう機会
も減ってたからな
とりあえずは、好きに
させておくさ・・・
アメルは、ミニスを
妹みたいに思ってるの
かもしれないな・・・
アメルは、ミニスを
妹みたいに思ってるの
かもしれないわね
そうか、ミニスは一人
で修行してるのか
そっか、ミニスは一人
で修行してるの
うん、私の家に伝わる
召喚術はサプレスの
ものばかりだから
メイトルパの術を学ぶ
には、私が自分で勉強
しなくちゃいけないの
派閥の仲間から教わる
ことはできないの?
そんなの無理よ
だって、召喚術は家々
ごとの秘伝だもの
うっかり秘密をもらし
たら、他の家の召喚師
に出し抜かれるって
みんな思ってるのよ
うーん、この考え方が
俺たちの派閥と決定的
に違うところなんだな
うーん、この考え方が
あたしの派閥と決定的
に違うところなんだ
おかあさまが言うには
立派な召喚師になる
ために必要なことって
召喚術そのものだけで
なくて、幅広い知識や
物の見方なんですって
まだまだ、いっぱい
勉強しないと・・・
偉いな、ミニスは
そんなにがんばって
偉いわね、ミニスは
そんなにがんばって
偉い召喚師になるのは
私の夢だから
それに・・・
約束したんだもの
もう逃げない、って
約束?
あ、なんでもないよっ
こっちのことっ!
???
ミニスが言ってた
約束って、なんのこと
なんだろう?
ミニスが言ってた
約束って、なんのこと
なんだろう?

scn105

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
これでもないし
これも、違う
これでもない・・・
これも、違う
・・・・・・
どう、調子は?
さっぱりですよ
いくら記録を探しても
あの黒い兵士たちに
関連するような記述は
見あたらなくて
ダメです
いくら記録を探しても
あの黒い兵士たちに
関連するような記述は
見あたらなくて
簡単にあきらめるな
*n0
連中の戦いぶりは
僕たちのような素人と
明らかに違っていた
徹底された指揮系統と
それを遵守した動きは
組織だった訓練を前提
に成立するものだ
ネスティ殿ノ意見ニ
賛成デス。アレハ軍隊
ノ動キデシタ
そうだとしたら
やっかいな相手よね
まっ、強い相手のほう
が、ぶちのめしがいが
あるってもんだがなァ
ある意味、こいつの
こういう性格は
うらやましい気がする
まったく・・・
ある意味、こいつの
こういう性格は
うらやましいわね
まったく・・・
とにかく、情報が必要
なんだ。これから先の
ことを考えようにも
奴らのことを知らない
ままでは、身動きの
とりようがない
それはたしかにそうだ
と思うけど・・・
だからって、ここに
ある文献の山の中から
敵の正体を探りだすの
は無茶すぎだって
そもそも、あいつらが
正規の軍隊だって保証
すらないんだし・・・
それはたしかにそうだ
けどね・・・
だからって、ここに
ある文献の山の中から
敵の正体を探りだすの
は無茶よ・・・
そもそも、あいつらが
正規の軍隊だって保証
すらないんだし・・・
じゃあ、君は他に
なにかいい方法がある
というのか!?
はいはいはーい
二人ともそこまでっ!
一生懸命なのはわかる
けど、それが空回りを
しちゃ意味ないわよ
ですが・・・
ひと息いれなさい
私たちも、ちょうど
休憩にするとこだから
ね?
それじゃ、ボク
お茶の用意をして
きますっ!
収穫はあったかい?
いえ、全然です
そうか・・・
まあ、私たちの調査も
似たようなものだよ
たしか・・・
召喚師の連続しっそう
事件でしたっけ?
たしか・・・
召喚師の連続しっそう
事件ですよね?
ああ、そうだよ
報告によるとまた一人
行方不明者が出たとの
ことだ
尋常じゃないですね
それは・・・
まあ、まだ事件性が
あるとはっきり確定
したわけじゃない
地道に足取りを追って
調べていくつもりだよ
焦ってもしかたがない
ことだからね
そうそう、この手の
調査を長く続けるコツ
は、根をつめないこと
なのよ
でも、それも時と場合
によるんじゃない
でしょうか?
おい、ネス
ネス
いたずらに時間をかけ
ることで、取り返しの
つかない事態を招いた
りしたら・・・
悲観的な考えはあまり
好ましくないよ
ネスティ
僕は現実を見すえた話
をしているだけです
ネスティ
時間が惜しいので失礼
させてもらいます
それでは!
ちょっと、ネス
どこ行くんだよ!?
ちょっと、ネス
どこ行くのよ!?
行っちまった・・・
何あせってるのよ?
ほっとけって・・・
*n1っ!
じゃあ、聞くがよ
引き止めてどうする
つもりなんだ?
かえって、こじれる
だけじゃねェのかよ
ええ?
・・・・・・
だいぶカリカリしてる
みたいね、あの子
無理もあるまい
今の状況は彼にとって
不本意すぎるもの
なんだからな
不本意って?
不本意・・・ですか?
ねえ、*n0
貴方たちの目的って
貴女たちの目的って
なんだったかしら?
あ!?
・・・そういえば
彼は生真面目な性格
だからな、任務の遅滞
に必要以上の責任を
感じているんだろう
そういうトコって
昔の貴方みたいよね
ギブソン?
否定はしないよ
だからこそ、彼の心境
がわかるんだしな
ネス・・・
・・・・・・
聖王都は治安のいい街
だって授業で教わって
いたし、俺もそうだと
思ってたけど・・・
なのに、あいつらは
アメルを追って街の中
まで入ってきた
この街は、本当に安全
なんだろうか?
城の中から出てこない
王様たちは、今の街が
どんな姿なのか知って
るんだろうか?
聖王都は治安のいい街
だって授業で教わって
いたし、あたしもそう
だと思ってたけど
なのに、あいつらは
アメルを追って街の中
まで入ってきた
この街は、本当に安全
なのかしら?
城の中から出てこない
王様たちは、今の街が
どんな姿なのか知って
るのかしらね?
・・・おにいさん?
えっ?
こんにちは
おにいさん
あ、うん
こんにちは・・・
誰だろう、この子
どこかで会ったかな?
・・・おねえさん?
えっ?
こんにちは
おねえさん
あ、はい
こんにちは・・・
誰、この子・・・
どこかで会ったかな?
さっきから、ずーっと
お城を見てますけど
どうかしたんですか?
ずーっとって・・・
俺、そんなに長いこと
見ていたのかい?
ずーっとって・・・
あたし、そんなに長い
こと見てた?
ええ、なんだか
真剣な顔で、ずーっと
よっぽどお城が好き
なんだなあって、ボク
感心してたんですよ
いや、そうじゃないよ
ちょっと考え事に夢中
になっちゃってさ
いや、そうじゃないわ
ちょっと考え事に夢中
になっちゃってね
なぁーんだ・・・
そうだったんですか
ところで、君は?
ところで、あなたは?
はい、ボクは
エクスっていいます
ここで人と会う約束を
してて、待っていたん
ですけど、退屈に
なってきちゃって
それで、俺に声を
かけてきたってわけか
それで、あたしに声を
かけてきたってわけね
ごめんなさい
くだらないことで
邪魔をしちゃって
いいんだよ、別に
たいしたことを考えて
たわけじゃないし
ちょうどいいや
お迎えが来るまで
俺でよければエクスの
話相手に・・・
いいのよ、別に
たいしたことを考えて
たわけじゃないから
ちょうどいいわ
お迎えが来るまで
あたしでよければ
エクスの話相手に
エクスさまーっ!
あ・・・
なる必要もなかった
みたいだな、はははっ
なる必要もなかった
みたいね、はははっ
ごめんなさい・・・
気にするなって
それより、ほら
早く行ってあげな?
はい、それじゃ
おにいさん
さようなら!
気にしないで
それより、ほら
早く行ってあげて?
はい、それじゃ
おねえさん
さようなら!
あのエクスって子供
見るからに、いい家の
おぼっちゃんって感じ
だったな・・・
ああいう子が一人で
歩いていられることを
考えてみたら・・・
やっぱり聖王都は
治安のいい街なのかも
しれないな・・・うん
あのエクスって子供
見るからに、いい家の
おぼっちゃんって感じ
だったわね・・・
ああいう子が一人で
歩いていられることを
考えてみたら・・・
やっぱり聖王都は
治安のいい街なのかも
しれないわね
あれ? あっちから
駆けてくるのは
ひょっとして・・・
おーい
パッフェルさーん
あ、どーもどーも
こんにちはーっ♪
そんなに走って
バスケットの中身は
大丈夫なんですか
え?
いや、だから
またケーキの配達の
途中なんでしょう?
あー、いえいえ
今日の中身はケーキ
じゃないんですよー
ほらっ
うわ、これって全部
手紙じゃないですか?
そう、今の私は
郵便屋さんの時間
なんですよー
ケーキ屋で働くのは
お昼までなんですよ
それから手紙の配達を
しましてー・・・
日が沈んだら酒場の
ウェイトレスさん
これが私の、一日の
仕事ですねえ
め、めちゃくちゃ
働いてるよ、この人
め、めちゃくちゃ
働いてる、この人
なんで、そこまでして
働くんですか?
それはもちろん、お金
のために決まってる
じゃないですかー
将来のことを考えると
ほら、貯金とかって
大切でしょ?
それはわかるけど
だからって・・・
あーっ、いけない!
この調子だと、予定の
時間に配達終わらなく
なっちゃいます!?
それじゃ
*n0さん
お先に失礼しまーす!
・・・行っちゃった
感心して・・・
いいものなのかなあ?
こんにちは
*n0さん
あ・・・
シオンの大将
どうも・・・
あ・・・
シオンの大将
ごぶさたしてます
どうしたんです?
今日はいつもと比べて
元気が無いように見え
ますが・・・
なにか、困ったこと
でもあったのですか?
あ・・・
その・・・
へ? あ、あははっ
それは・・・
どうする?
 相談してみようか?
 そんなことないですよ
あはははっ?
別に、そんなこと
ないですって!
ほんと、気にしないで
いいですから
そうですか・・・
それならいいんですが
くれぐれも、ご無理を
してはいけませんよ?
う、うん・・・っ
ごまかしたの、なんか
バレバレだったかも
しれない・・・
あ、うん・・・っ
ごまかしたの、なんか
バレバレだったかも
しれないわねえ・・・
なるほど・・・
それで、お友達と
ケンカをしてしまった
というわけですか
ネスは俺のことを
いつだって考えようと
してくれるのに
俺はいつも、それを
台無しにしてばかり
いるような気がしてさ
なんか、俺
ちっとも、ネスに
優しくしてない・・・
ネスは、あたしのこと
いつだって考えていて
くれてるのに
いつも、あたし
それを台無しにして
ばかりいるような気が
しちゃって・・・
なんか、あたし
ちっとも、ネスに
優しくしてない・・・
相手に察してもらえる
ものだけが、優しさの
在り方ではないですよ
え?
目には見えなくても
言葉で伝えなくても
本当に心でそう思って
いるのなら・・・
貴方の気持ちはきっと
彼に届いていますよ
貴方がそう察したのと
貴女の気持ちはきっと
彼に届いていますよ
貴女がそう察したのと
同じようにね?
あ・・・
それでは足りないと
思われるのなら
今からでも遅くは
ありません・・・
きちんと、言葉で
伝えてあげなさい?
それが一番ですよ
ありがとう、大将
俺、そうしてみるよ
きちんと、ネスと
話してくるよっ!
うん、そうだよね?
大将の言うとおりかも
あたし、きちんと
ネスと話してみるわ!
いってらっしゃい
あれ、あそこにいるの
ユエルじゃないか
あれ、あそこにいるの
ユエルじゃないの
・・・・・・
どうしたんだろう?
ずっとうつむいたまま
みたいだけど・・・
どうしたんだろう?
ずっとうつむいたまま
みたいだけど・・・
はあ・・・
なにしてんだ
ユエル?
なにしてるのよ
ユエル?
・・・!?
俺だよ、ほら
*n0
あたしよ、ほら
*n0
こ、これは違うよっ!
ユエル、とったんじゃ
ないんだからっ!?
え?
ユエル、どろぼう
してないよっ!?
お腹へってるけど
がまんしてるもん!
ははは、別に俺は
ユエルのことを捕まえ
にきたわけじゃ・・・
ははは、別にあたしは
ユエルのことを捕まえ
にきたわけじゃ・・・
・・・・!
ちょっと、ユエル
どうして逃げるんだよ
おいっ!?
ちょっと、ユエル
どうして逃げるのよ
ねえっ!?
ユエル
ユエル、どろぼうじゃ
ないよ~っ!!
あいつ、手の中に
なにか持ってたみたい
だったけど・・・
あの子、手の中に
なにか持ってたみたい
だったけど・・・
まさか、また!?
まさか、また!?
 そんなわけないよな
 困ったもんだな
 そんなわけないよね
 困ったものね
そんなわけないよな
いくらなんでも
そんなわけないよね
いくらなんでも
俺が信じてやらないと
向こうもきっと、俺の
こと信用してくれない
はずだし・・・
ひょっとすると
あいつは、それに
気づいたから逃げたの
かもしれないな?
あたしが信じてあげな
いと向こうもきっと
信用してくれない
はずだし・・・
ひょっとすると
あの子は、それに
気づいたから逃げたの
かもしれないわね?
だとしたら・・・
悪いことしちまったな
だとしたら・・・
悪いことしちゃった
困ったもんだな
まったく・・・
次に見かけたら
もっとこっぴどく
叱ってやらないとダメ
かもな
困ったものね
まったく・・・
次に見かけたら
もっとこっぴどく
叱ってやらないとダメ
かもね
ずっと思っていたこと
なんだが、君たちは
他人に干渉することを
嫌ってるようだね
え、そんなことはない
と思いますけど?
え、そんなことはない
と思いますけど?
ああ、君は違うよ
だけど、他の人たちは
どうだい?
言われてみれば
たしかに・・・
成り行きで行動を共に
しているようなものだ
から、仕方ないのかも
しれないが
今のままじゃいつか
息がつまってしまうぞ
ネスティを見れば
わかるだろう?
そうですね・・・
そうかもしれない
そうですね・・・
そうかもしれない
これから先、君たちが
敵とわたりあうには
仲間同士の信頼が大切
になっていくはずだ
そして信頼というもの
は、交わし続けてきた
言葉の中から、自然に
生まれてくるんだよ
時として、それは
圧倒的な力でさえも
はねのける強さとなる
私はこの目で
そんな光景を見たこと
があるんだ・・・
それは、先輩たちが
西で出会ったっていう
人たちのことですか?
ああ・・・
彼らはスラムの一角で
暮らす、ごく普通の
人々だった
だが、彼らは宝玉を
めぐる無色の派閥との
戦いに巻き込まれ
ながら・・・
仲間を守るために戦い
ぬき、ついにはそれを
退けたんだ
すごい・・・
そんな彼らの中心に
いたのは、君とさほど
変わらない年頃の若者
だったんだよ
モナティがマスターと
呼んでいるのは
その人のことなんだ
どんな人だったん
ですか?
どんな人だったと
君は思う?
どんな人だろう・・・
 行動的な人
 思慮深い人
いつも前向きで
みんなを引っ張って
いく力をもっていたよ
時として、そのせいで
厄介事を引き起こす
こともあったけれど
けしてあきらめず
行動によって解決する
ような人物だった
物事を深く見つめて
判断することができる
人だったよ
思い悩むあまりに
じれったく思える時も
あったけれど
決めたことは絶対に
やりとげる、強い信念
をもっていた
それじゃ、その人って
いうのは・・・
その人は・・・
 男の人ですか?
 女の人ですか?
男だったよ、彼はね
俺と同じくらいの歳で
そんなことができる
なんて・・・
そっか・・・
そうですよね、やっぱ
女の人だよ、彼女は
ええっ!
そうなんですかっ!?
すごすぎるよ
それって・・・
あたしと同じ
女の子が・・・!
なんか、同性として
尊敬したいかも・・・
話が横道にそれたが
*n0
私が言いたいことはね
自然に他人を思いやる
ことができる気持ちを
忘れてはいけないって
ことだ
本当につらいことに
立ち向かわなくては
ならなくなった時
支えてくれる人がいる
ということは、とても
心強いものだからね
あらら・・・
それは想像してたより
深刻だわね
ネスが俺に弱音をはく
なんて、初めてですよ
ネスがあたしに弱音を
はくなんて、初めて
なんです
ああいう生真面目な
ヤツほど、心のほうは
モロいんだぜ?
で、たいていはそれが
原因で自滅すんのな
・・・・・・
ねすてぃ殿ノ思考ハ
合理的デ、トモスレバ
我々、機械兵士ニ近イ
モノデシタガ・・・
アノヨウニ、決断ニ
迷ワレルトハ・・・
*n1
それが人間なんだよ
*n1
それが人間なのよ
???
理論や計算だけで
割り切れない気持ちを
もてあましてしまう
それが、人間の欠点で
あり、長所なんだ
理論や計算だけで
割り切れない気持ちを
もてあましちゃうの
それが、人間の欠点で
あり、長所なのよ
ヨク、理解デキマセン
理解しようとするん
じゃなくて、感じとる
ものだからな
こればっかりは
理解しようとするん
じゃなくて、感じとる
ものだもの
こればっかりは
それにしても・・・
一人であんなに思い
つめる前に、どうして
俺たちに相談してくれ
なかったんだろう
それにしても・・・
一人であんなに思い
つめる前に、どうして
あたしに相談してくれ
なかったのよ
それは無理な注文ね
だって、ネスティ
昔っから人見知りが
激しかったじゃないの
え、ウソでしょ?
なに、*n0
あなた、ひょっとして
気づいてなかったの?
あの子、派閥の中では
ほとんど人づきあい
してなかったんだから
!?
養父であり師匠である
ラウル様とか、なぜか
尊敬してるギブソンは
ともかく・・・
物腰は丁寧だけど、彼
基本的に、誰にも心を
許してないもの
だけど、ネスって
俺に対しては情け容赦
ないですよっ!?
その割にはあたしへの
突っ込みは容赦が
ないような・・・?
特別なのよ、きっと
貴方はあの子にとって
貴女はあの子にとって
数少ない、気を許せる
相手なんでしょうね
そうかなあ・・・
複雑ですね
モナティ・・・
なんとなく、わかる
気がしますの・・・
モナティ?
モナティ?
うまく説明できない
ですけど・・・
きつい言葉をかける
のは、その人のことが
キライなんじゃなくて
ホントは、すっごく
気になってるからだと
思うんですの
だって!
ホントにキライなら
なんにも言ってくれ
ないはずだもの・・
そうね・・・
モナティの言うとおり
だと私も思うわ
素直になるのって
意外と難しいものよ
まして、それが大切な
相手であるほどね
・・・・・・
そういった意味でも
この状況はあの子に
とってキツイのかもね
面識もない大勢の人と
いきなり共同生活する
ことになったんだから
そうですね・・・
いきなり、
今までと違った環境で
暮らせって
言われて
混乱しない人なんて
いませんよ?
僕だって、そうだった
から・・・
*n1・・・
そっか・・・
俺、そんなこと今まで
考えもしなかったよ
ネスのこと、わかって
なかったんだ・・・
そっか・・・
あたし、そんなこと今
まで考えもしなかった
ネスのこと、わかって
なかったのね・・・
こらこら、ボク
君まで深刻になって
どうするの?
こらこら
君まで深刻になって
どうするの?
いい機会じゃない
せっかくだからこの際
あの子の人見知りを
治しちゃいましょ?
ええっ!?
ふふふ・・・
ここは、おねーさんに
任せなさいっ♪
ネス、あのさ・・・
ネス?
邪魔しないでくれ
僕は忙しいんだ
・・・・
 ムキになるなよ
 頭を冷やせよ
 珍しいよね
 らしくないよ
ムキになるなよ
そういうのってネス
らしくないぜ
誰がムキになんか!
本当に?
珍しいよね
ネスが感情的になる
なんて・・・
僕が感情的だって!!
なってるじゃない
む・・・
頭を冷やせよ
先輩たちが言おうと
してたこと、ネスなら
わかるはずだろ?
らしくないよ・・・
全然、ネスらしくない
いつものネスなら
わかってるはずなのに
・・・・・・
ネスがいらいらしてる
理由はわかるよ
本当なら俺たちは
とっくにゼラムを出て
南に向かってなくちゃ
いけないんだから
だけど、今みたいな
ことになるなんて誰も
予想できなかったこと
じゃないか
ネスがいらいらしてる
理由はわかるよ
本当ならあたしたちは
とっくにゼラムを出て
南に向かってなくちゃ
いけないのよね
だけどさ、今みたいな
ことになるなんて誰も
予想できなかったこと
じゃない
君に言われなくとも
それぐらい、僕に
だってわかってる!
わかっているからこそ
余計に腹立たしいんだ
ネス・・・
関わらなければ
良かったんだ・・・
レルムの村になんて
行かなければ!
そうすれば・・・
ネスっ!!
・・・すまない
今のは言い過ぎだった
だけど、*n0
僕は不安なんだ
たどり着くべき結末も
進むべき方向さえも
見えてこない
こんな毎日がこれから
ずっと続いたら・・・
そう考えると、僕は
そんなはずないさ
たしかに今の俺たちは
状況に流されてるよう
に見えるけど
それに甘んじようって
思ってなんかいない
切り開く道をそれぞれ
探してるんだ
時間がかかってるのは
最良の方法を探そうと
しているからだよ
それだけのことさ
ネスが気に病むこと
なんてないんだ
あたしはそうは
思えないの
だって、さ。たしかに
今のあたしたちは
状況に流されてるよう
に見えるけど
それに甘んじようって
思ってなんかいない
切り開く道をそれぞれ
探してるわ
時間がかかるのは・・
最良の方法を探そうと
しているからでしょ
それだけのことよ
ネスが気に病む必要
なんて無いよ
そうだな・・・
君の言うとおりだと
いいんだがな・・・
ネス?
悪いが、すこし一人に
してくれないか?
気持ちを切り替える
時間が欲しい・・・
・・・うん、わかった
無茶しないでね・・・
あれ、みんな
集まってどこへ
行くんだ?
あれ、みんな
集まってどこへ
行くの?
ミニスを連れて
ちょっと故買屋を
回ってみようと思うの
故買屋?
表じゃ取引きできない
品物を専門に扱ってる
ような店のことさ
落とした物が物だけに
拾われてそういう所に
並んでるかもしれねー
からな
なるほど
けど、そんな場所
よくフォルテは知って
たよなあ
なるほど
けど、そんな場所
よくフォルテは知って
るわね
へへへ、なーに
冒険者の常識って
もんだぜ
すっごくかたよった
常識なんだけどね
貴方の場合は
・・・・・・
なにか手がかりが
見つかるといいよな
ミニス?
なにか手がかりが
見つかるといいわね
ミニス?
でも、そこにも
なかったら・・・?
探す前からそんなこと
言うのはよくないよ
ミニス?
だって・・・っ!
まあ、とりあえず
行ってみないことには
始まらねーって
その時はその時で
また別の方法を考えれ
ばいいだけのことよ
そうでしょう?
うん・・・
んじゃ、行ってくるわ
ああ、気をつけて
ええ、気をつけてね
ちょっと、ちょっとぉ
そこの若人ぉ
・・・?
そぉそぉ、あなたよ
あ・な・た!
ちょっと、こっちに
いらっしゃいな
あの、俺になにか
用事ですか?
あの、あたしになにか
用事ですか?
うーん・・・
見れば見るほど
面白い顔だわねぇ
なっ!?
へっ!?
にゃはははっ
怒んないでよぉ?
さ、酒くさい・・・
この人、酔っぱらい
だったのか・・・
関わるんじゃ
なかった・・・
さ、酒くさい・・・
この人、酔っぱらい
じゃないの・・・
あちゃあ・・・
関わるんじゃなかった
かも・・・
あっ!私のこと
酔っぱらいだって
思ってるなぁ?
!?
ほほぉ、今度は
どうやって逃げようか
考えてるわけねぇ
面倒ごとは、
兄弟子のことだけで
たくさんって
とこかしらぁ
なっ、なんで
そんなことまで
知ってるんだ!?
なっ、なんで
そんなことまで
知ってるのっ!?
にゃはははっ
答えは、そりゃ簡単
このメイメイさんは
スゴ腕の占い師さん
だからねぇ・・・
占い師・・・?
そぉよぉ?
当たるも八卦
当たらぬも八卦・・・
って、にゃははっ
こっちの世界の人にゃ
わかんないかぁ?
???
ねぇ、あなたの名前は
なんていうのぉ?
*n0
ですけど・・・
ふぅーん・・・
名前からして
すこぉし変わってる
わねぇ?
よぉし、決めたわ
このメイメイさんがぁ
あなたを、ばっちり
占ったげる!
えっ、でも・・・
いいから、いいから
お店までいらっしゃい
お代はタダにしといた
げるからぁ?
こんな変わった運勢の
持ち主、そうそういる
もんじゃないものねぇ
にゃはははは・・・
ここがメイメイさんの
お店ですか
そうよぉ?
人相、手相、姓名判断
シルターン式の占いで
お客さんに幸運を授け
てるってわけねぇ
シルターン式か・・・
道理で変わった道具が
多いわけだ
シルターン式ね・・・
道理で変わった道具が
多いわけだわ
でわ、まずはお手を
拝見・・・
むー・・・
どうなんですか?
どうなんです?
なんていうか・・・
無茶苦茶ねぇ
ええっ!?
あ、悪いってこと
じゃないのよぉ?
普通の人に比べると
あなたの運勢はすごく
不安定なのよねぇ
いい方に転べば
すごく幸せになれるん
だけどぉ・・・
悪い方に転ぶと?
最低最悪になっちゃう
にゃははははっ
笑いごとじゃない
ですってばぁ!?
笑いごとじゃない
わよぉ!?
ああ、みてもらうん
じゃなかった・・・
まあまあ、まだ不幸と
決まったわけじゃあ
ないんだしぃ・・・
運勢ってのは、日頃の
行い次第で、変える
こともできるんだから
心配になったら、また
たずねておいでよぉ
相談に乗ったげるから
にゃははははっ♪
は、はあ・・・
ああ、そぉそぉ
ウチではこんなものも
やってんだけど
どぉ?
これって、クジ?
うん、そぉ
こうして順番にクジを
めくっていって・・・
絵柄が揃ったら
景品がもらえるのね?
軽い運試しのつもりで
やってみたらどぉ?
にゃははははっ♪
そうだな・・・
よし、やってみるか!
そうねえ・・・
よし、やってみるわ!
毎度ありぃ♪
今回はお試しだから
タダにしてあげたけど
次からは、ちゃあんと
お代を払ってねぇ?
いくらなんです?
そうねえ
お金じゃなくてぇ
お酒でもらえなぁい?
え?
にゃははははっ♪
もらったお金は、すぐ
酒代になるんだものぉ
それなら、最初っから
お酒をもらったほうが
手間が省けるでしょ?
は、はあ・・・
というわけだからぁ
次は、忘れずにお酒を
もってきてねえ?
誰と話す?
 ロッカと話そう
 リューグと話そう
 *n1と話そう
本気なんですか
ミモザ先輩?
本気も本気
大真面目だけど?
こんな状況で街の外に
ピクニックに出かける
なんて・・・
まったくだぜ
なに考えてんだよ
この女は・・・
問題ないじゃない
天気はいいし、絶好の
行楽日和だと思うけど
そういう問題じゃ
ないでしょう!?
僕たちは今、狙われて
いるんですよ
なのに、のこのこ街の
外に出ていくなんて
じゃあ、聞くけど
街の中にいたら絶対に
安全なわけ?
それは・・・
まあ、どこにいようと
連中が襲ってこない
保証はねーよなぁ
たしかにそうだけど
でもねえ・・・
ですよねえ
はいはいはい!
つべこべ言わなーい
わざわざアメルちゃん
に頼んでお弁当だって
作ってもらってるのよ
ねえ?
あ、はい・・・
たいしたものじゃない
ですけど、一応は
とかなんとかいって
このオンナ、すっげェ
気合いをいれて作って
たっけなァ・・・?
*n1くん?
んだよ?
オレは別にウソついた
りしてねェぞ
それはそうだけど
わざわざ言わなく
たって
は、恥ずかしい
じゃない・・・・
おーおー照れてやがる
ヒヒヒヒヒッ
あのね・・・
*n1もね・・
おてつだい、したよ?
ほらほら、男ども
これでも行きたくない
って言えるわけ?
それは・・・
う・・・
な、なんて
強引な・・・
な、なんて
強引な・・・
ミニスちゃんだって
誘ってるんだもの
今さら中止になんて
できるもんですか
どうしてもイヤなら
いいわよお
私たちだけで楽しん
でくるから
なにげに脅迫にまで
及んでるし・・・
なにげに脅迫にまで
及んでるし・・・
ねー
*n0?
えっ、あたしも
共犯者ですか?
確信犯だ・・・
とんでもなく知能犯で
確信犯だあぁ~っ!?
それって・・・
しゃれになってないよ
裏切り者め・・・
ああ、ネスのやつ
すっかり俺が共犯だと
思いこんでるよ
巻き込まれたんだって
言っても、信じてくれ
ないだろうなあ
とほほ・・・
あたしも
巻き込まれたって
言っても信じてもらえ
ないだろうなぁ
こーら、お前ら
いつまで深刻ぶった顔
してんだ?
ほっといてください
おいおい、そう
しかめっ面すんなって
ほれ、見ろよ
ふーん
それでケイナさん
ずっとあの人と一緒に
旅してたんだ?
なんだか素敵ですよね
そういう巡り合わせ
運命の
出会いですのー♪
素敵なもんですか
おかげで、ずううっと
苦労しっぱなしで
とか言っちゃって
しっかりよりそってる
あたりが・・・
・・・(こくこく)
み、ミモザさんっ!?
女連中がああまで
はしゃいでるのって
久しぶりだぜ?
そう言われてみると
そうかも・・・
知らないうちに
オレらは、ゆとりって
ものをなくしてたの
かもしれねーな
・・・・・・
なあ、ネスティ
今日だけは、あいつら
につきあおうや?
そうだよ、ネス
出かけたからには
楽しまないともったい
ないって
そうよ、ネス
出かけたからには
楽しまなくちゃね
いや、しかし・・・
副交感神経ヲ緊張サセ
続ケルコトハ、身体ニ
好マシクアリマセン
コノヨウナ機会ニ
すとれすヲ緩和シテ
オクベキデショウ
なんだかわからんが
*n1も
賛成ってことだな?
ハイ・・・
一度、あんたとは
ゆっくり話をしたいと
思ってたし、な?
ああ、そうか
フォルテ、ネスに気を
遣ってくれてるんだ
だったら・・・
あっ、そっか
フォルテ、ネスに気を
遣ってくれてるのね
じゃ、俺もみんなと
いろいろ話してくるよ
じゃ、あたしもみんな
と話してくるわ
ああ、それがいい
せっかくの機会だしな
こうしていると
敵に狙われていること
なんて忘れてしまい
そうですね
そうだよな
不謹慎だって言われ
そうだけど
そうよね
不謹慎だって言われる
かもしれないけど
アメルがあんなふうに
はしゃぐのを見るのは
久しぶりな気がします
ずいぶんとおてんばな
女の子だったって
爺さんから聞いたよ
ずいぶんとおてんば
だったってお爺さん
から聞いたわ
ああ、それはもう
村の子供たちと一緒に
なって、野山を駆け
回ってましたよ
聖女と呼ばれるように
なってからは、そんな
機会もなくなって
しまいましたけどね
そうだろうなあ
でしょうね
あの子は優しいから
自分のことより周りの
ことを大事にしすぎる
んです・・・
癒しの力に目覚めた時
だってそうでした
村長に「村のためだ」
と熱心に言われて
みんなの期待に応える
ために、聖女として
祭りあげられることを
受け入れたんですよ
なんとなくそんな気は
してたけど、やっぱり
無理してたんだな
なんとなくそんな気は
してたけど、やっぱり
無理してたのね
こんなことを言うと
それこそ不謹慎かも
しれませんが・・・
村があんなことに
なって、ようやく
あの子は解放された気
がするんです
ロッカ・・・
ロッカ・・・
自警団の長をしていた
人間の言うことじゃ
ないですよね?
だけど、僕にとって
アメルはちっちゃな
妹のままですから
幸せであってほしいん
です、誰よりも・・・
なあ、リューグ
さっきから思ってたん
だけどさ
ねえ、リューグ
さっきから思ってたん
だけどさ
なんだ?
ちょっとピリピリ
しすぎじゃないのか?
あちこち警戒して
ばかりじゃないか
ちょっとピリピリ
しすぎじゃないの?
あちこち警戒して
ばかりじゃない
ほっとけ・・・
俺が好きでしてるんだ
でも、それじゃ
リューグがちっとも
楽しめないだろ
もっと笑って、
楽しもうよ。リューグ
別に楽しむために
俺は来たんじゃねえ
ただ・・・
あいつらが安心して
過ごせるようにして
やりたいだけだ
リューグ・・・
戦い慣れてない連中に
いつ襲撃されるか
わからねえ今の状況は
きつすぎる
下手をすりゃ戦う前に
神経がすりきれる
無理にでも息を抜かせ
ないともたねえ
ちと強引なやり方だが
あの女はそのつもりで
こんな無茶やらかした
んだろう?
うん、多分
そうだと思う
ミモザ先輩の考えって
わかんないけど
多分、そんなとこ
じゃないかな?
なら、そいつを無事に
終わらせてやるのが
俺の役目だ
それはわかったけど
じゃあ、リューグは
いつ息を抜くんだよ
意地っ張り・・・
じゃあ、リューグは
いつ息を抜くの?
・・・なめてんのか?
俺は素人じゃねえ
こんなお膳立てなんぞ
なくても、自分の管理
ぐらいできる
他人のことより
手前ェのことを心配
しとくんだな
手前ェのようなハンパ
野郎でも、事が起きた
ら貴重な戦力なんだ
女たちを守れるぐらい
の余裕はもってろよ
わかったな!?
あ、うん・・・
ハンパもんって・・・
あんたねぇ・・・
あるじ殿、ヨロシイノ
デスカ?
ドウセ会話ヲ楽シムノ
ナラ、自分以外ノ方ノ
ホウガ適任カト
適任って・・・
あのなあ
*n1?
普通に話をするのに
わざわざそんなこと
考えなくたって
いいんだってば
適任って・・・
あのね
*n1?
普通に話をするのに
わざわざそんなこと
考えなくたって
いいんだってば
シカシ、自分ハ戦闘用
ニ製造サレタ機体デス
対話ニ関スルすぺっく
ハ、高クアリマセン
あるじ殿ニ満足シテ
イタダケル会話ガ
デキルトハ・・・
わかった、わかった
それじゃ質問しよう
*n1は
俺と会話しても楽しく
ないのか?
わかった、わかった
それじゃ質問するわ
*n1は
あたしと会話しても
楽しくないの?
イイエ、ソンナコトハ
アリマセン
自分ハ製造サレテ以来
人間ト対話スル機会ヲ
モチエマセンデシタ
デスカラ、あるじ殿ノ
話ヲ聞クノハ、非常ニ
興味深イノデス
それと同じだよ
それと同じよ
*n1が
当たり前だと思ってる
知識とか、考え方とか
そういうものは
知らない俺にとっては
すごく興味深いし
面白いことなんだぜ?
*n1が
当たり前だと思ってる
知識とか、考え方とか
そういうものは
知らないあたしにとっ
てはすごく興味深いし
面白いことなのよ?
・・・!
話し方が上手とか下手
とか、そんなこと関係
ないよ
お互いが楽しければ
会話ってのは成立する
ものなんだからさ
話し方が上手とか下手
とか、そんなこと関係
ないわ
お互いが楽しければ
会話ってのは成立する
ものなんだからさ
互イニ、楽シム・・・
デスカ・・・
ケッ! オンナって
のは、どこの世界でも
変わらねェのな・・・
くだんねェことで
キャアキャア騒いで
うっとォしいったら
ありゃしねェ
そんな言い方すること
でもないだろう?
それに、にぎやかで
いいじゃないか
そんな言い方すること
でもないでしょ?
それに、にぎやかで
いいじゃないの
にぎやかだァ?
ニンゲン、テメエ
言葉の使い方が
間違ってやがるぜ
ああいうのはなァ
「うっとおしい」とか
「やかましい」って
言うんだよ!?
・・・
そもそも、オレはな
あの空気がすっげェ
キライなんだよッ
あたしたち、みィんな
なかよしでェーす♪
・・・ってな具合に
見せといて、内心では
信じられねェような
こと考えててよ
気持ち悪いったら
ありゃしねェぜ
感情と顔を一致させろ
っつーのッ!?
・・・・・・
オイ? テメエ
なんでさっきから
黙ってんだよ!?
・・・!
・・・!!
は?
後ろォ・・・?
ずいぶんと女の子の
心理について
おくわしいのねえ
ボクぅ?
げっ!?
つきましては、
もっとお話を
聞かせてほしいって
ことで・・・
ちょーっと、こっちに
いらっしゃい?
いででっ!
み、耳ィ!?
引っ張るなあァっ!!
お、おいっ
見てないで助けろッ!
ニンゲンっ!?
すまない・・・
俺にはとても、そんな
勇気はないんだ・・・
ま、がんばって
生きて帰ってくれ
ごめんね・・・
あたしにはとても、そ
んな勇気はない・・・
ま、がんばって
生きて帰ってね
*n1くん
さあ、みんながお待ち
かねですよ?
たっ、助けて
くれえェェェェっ!?
*n1は
あんまりしゃべるのは
得意じゃなかったけど
どうなんだろう?
ちゃんと楽しんでる
のかな・・・
*n1は
あんまりしゃべるのは
得意じゃなかったけど
どうなんだろう?
ちゃんと楽しんでる
のかな・・・
あ、ほら見て
*n1
あそこの花、すごく
キレイじゃない?
・・・(こくん)
えっと、なんて名前
だったっけ?
ハナビソウ・・・
ハナビソウ?
バスラムのことよ
シルターンでは
ハナビソウって言うの
熟すとね、実が爆ぜて
種をまき散らすから
そう呼ぶのよ?
・・・(こくん)
バスラムの花って
染め物遊びをすると
楽しいんですよね
えっ、そうなの!?
教えてあげるから
あとでみんなで
やってみようか?
(こくこくっ!)
だったら、誰が一番
上手か競争しましょ
よーし、負けないわよ
・・・・・・
・・・・・・
やれやれ、俺が
心配するまでも
なかったみたいかな?
やれやれ、あたしが
心配するまでも
なかったみたいね?
やっぱり、外の空気は
街のものよりおいしい
ですねえ
*n1の
暮らしてたメイトルパ
は、すごく自然が豊か
なんだろう?
*n1の
暮らしてたメイトルパ
は、すごく自然が豊か
なんでしょう?
豊かというか・・・
ボクたちの生活は常に
自然と共にあるような
ものなんですよ
ボクがいたメトラルの
集落は、族長も暮らす
比較的大きなもの
でしたけど
それでも、アメルさん
たちのいた村よりも
小さいんですよ
へえ・・・
そんな環境ですから
こうやって、みんなで
お弁当をもって
外へ遊びに出かける
なんてことは、初めて
の経験なんです
それじゃ、思いっきり
楽しまないとな?
それじゃ、思いっきり
楽しまないとね?
はいっ♪
うふふ・・・
なんだよ、モナティ
ずいぶんと嬉しそう
じゃないか?
なによ、モナティ
ずいぶんと嬉しそう
じゃないの?
だって、だって
みんなでお出かけって
楽しいじゃないですか
マスターたちとも
よくこうして出かけた
んですの・・・
いいお天気にお弁当を
もって遊びにいって
みんなでいーっぱい
おしゃべりをすると
なんだか、もっと
みんなのことが好きに
なれる気がして
だから、モナティ
こういうのってすごく
楽しいんですの
もしかすると、ミモザ
先輩が俺たちを強引に
外へ連れ出したのは
ネスだけじゃなくて
俺たち全員を、もっと
うちとけさせるため
だったのかもな
モナティが思っている
ように・・・
もしかすると、ミモザ
先輩があたしたちを強
引に外へ連れ出したの
ネスだけじゃなくて
あたしたち全員を、
もっとうちとけさせる
ためだったのかもね
モナティが思っている
ように・・・
*n0さん
・・・ん?
・・・ん?
モナティ、みなさんと
たくさんお話しして
もっと仲良くなりたい
ですの
だから、いーっぱい
楽しみましょうねっ
ああ、そうだな
そうしようぜ
モナティ?
ええ、そうね
そうしましょう
モナティ?
はいですのーっ!
どうする?
 ぶらぶら散歩する
 のんびり昼寝する
さ、到着したわよ
へえ、こんな場所が
近くにあったなんて
へえ、こんな場所が
近くにあるんだ
フロト湿原だな
僕も、来るのは初めて
だが・・・
草が青々と茂っていて
すごくきれいですねえ
足下がふわふわしてて
なんだか不思議だわ
お家のじゅうたん
みたい
・・・(ぽむぽむ)
・・・?
(ぽむぽむぽむぽむ)
・・・♪
楽しそうだなあ
*n1
楽しそうね
*n1
すごいな、いったい
どうなってるんだ?
すごい、いったい
どうなってるの?
ソレハデスネ・・・
面白いだろ?
地面と草の間に、水が
溜まってるからだぜ
詳しいな、フォルテ
詳しいね、フォルテ
まあな♪
ん、どうした?
*n1
ん、どうしたの?
*n1
・・・・・・
イエ、別ニ・・・
そういうどうでもいい
ことだけは、やたらに
詳しいのよ、そいつは
そんなことないですよ
たいしたものです
雑学は冒険者のメシの
タネだからな
このフロト湿原はね
見習い時代の頃からの
私のお気に入りの場所
なのよ
ここでしか見られない
動植物も多くてね
観察するために一日中
入り浸ってたわ
本当だ・・・
あっちにいる動物って
俺、初めて見る種類だ
本当・・・
あっちにいる動物って
初めて見る種類!
え!
どこどこっ!?
ほら、あそこ・・・
って、ミモザ先輩!?
ほら、あそこ・・・
って、ミモザ先輩!?
ミモザ
ちょっと観察してくる
から、あとのことは
よろしくねぇ!
・・・行っちゃったよ
・・・行っちゃった
やれやれ、困った人だ
どうすんだよ、おい?
いいじゃないの
ここからは、それぞれ
自由行動にすれば
今日は骨休めに
来たんだし
それはかまわねーが
オレとしてはその前に
腹ごしらえを・・・
私も、お腹ぺこぺこ
はいはい、それじゃ
まずはみんなでお弁当
にしましょうね
はあ~っ
本当にこうしていると
狙われてるのが嘘
みたいだなあ
みんなも思い思いに
羽根をのばしてる
みたいだし・・・
俺はどうしようかなあ
ふぅ~っ
本当にこうしていると
狙われてるのが嘘
みたい
みんなも思い思いに
羽根をのばしてる
みたいだし・・・
あたしは
どうしよっかな
あれ?
あそこに座ってるの
ネスじゃないか
あらら?
あそこに座ってるの
ネスじゃない
・・・・・・
また深刻な顔してるよ
困ったもんだなあ
深刻な顔しちゃって
かたいんだから
一人でぼうっとして
どうしたんだよ?
やっほ! ネス
どうしたの?
君か・・・
やっぱ、ネスは
こうやってみんなと
遊びに来るのって
好きじゃないか?
やっぱ、ネスは
こうやってみんなと
遊びに来るのって
好きじゃないの?
いや、そういうわけ
じゃないが
ただ、どうしても
これから先のことを
気にしてしまってな
そのことなんだけどさ
俺、思うんだ
無理に旅を急ぐ必要
なんてないんじゃ
ないのかな・・・
そのことなんだけどさ
あたし、思うんだ
無理に旅を急ぐ必要
なんてないんじゃ
ないのかな・・・
え?
ほら、俺たちが旅に
出ようとした目的って
いろいろな経験をして
俺が一人前の召喚師に
なる勉強をすること
だっただろう
ほら、あたしたちが
旅に出た目的って
いろいろな経験をして
あたしが一人前の
召喚師になる勉強を
することが
目的なんでしょ
ああ、そのとおりだ
だったら、今こうして
ここにいることだって
貴重な経験だよ
今まで出会ったことも
なかった、いろいろな
人たちと出会って
知らなかったことや
思いもしなかったこと
を知ることができた
そう考えることって
できないかな?
だったら、今こうして
ここにいることだって
貴重な経験になる
そう思うの・・・
今まで出会ったことも
なかった、いろいろな
人たちと出会って
知らなかったことや
思いもしなかったこと
を知ることができたわ
そう考えることって
できないかな?
*n0・・・
ま、たしかにさ
ネスの考えてるほどに
成長はできてないかも
しれないけど
昔の俺と比べたら
俺、今の自分のほうが
ずっと好きだぜ
たしかにね
ネスの考えてるほどに
成長はできてないかも
しれないけど
昔のあたしと比べたら
あたし絶対に
今のあたし、好きだよ
・・・ふふっ
ははははっ
君ってやつは本当に
あはははは・・・っ
な、なんだよっ
なんで笑うんだよっ?
何よぉ
笑うことないじゃない
いや・・・
笑うしかないだろう
そう言われたら・・・
僕の心配してたことを
君はとっくに、自分で
解決してたんだな
???
わかんないよ?
いや、いいんだ
気にしないでくれ
教えなさいよ
あはははは・・・っ
もう、笑ってないで
教えなさいよ
やっぱ、こういう場所
ですることっていえば
昼寝だよな
あそこの岩なんか
日当たりもよくて
気持ちよさそうだし
それじゃ・・・
おやすみなさあい
やっぱ、こういう場所
ですることっていえば
昼寝かなぁ
あそこの岩なんか
日当たりもよくて
気持ちよさそう
それじゃ・・・
おやすみ・・・
*n0
・・・・・・
*n0
・・・ん?
*n0
なんだか・・・
いきぐるし・・・
*n0
・・・にゅ?
*n0
なんだか・・・
いきぐるし・・・
くすくすっ
*n0
っは!?
っは!?
ああ、やっと起きて
くれましたね
・・・ひゃメル?
何度も起こしたのに
ちっとも目を覚まして
くれないから
こうして、お鼻を
つまんでみました
あ、あのね・・・
いけませんよ?
食べてすぐに寝ると
身体によくないです
それに、せっかく
こんなきれいな景色の
場所に来たんです
お昼寝ばかりしてたら
もったいないですよ
それもそうだね
ん~っ・・・!
それもそうね
ん~っ・・・!
でも、本当に
*n0さんって
お昼寝が好きですよね
最初に出会った時も
眠ってたし
あははは
そうだったよな
あははは
そうね・・・
でもあの時に、貴方と
でもあの時に、貴女と
出会ってなかったら
こうしてあたしは
無事でいられなかった
んですよね
*n0さん
たちには
本当に感謝して
います・・・
感謝だなんて
俺は別に、当たり前の
ことをしただけだよ
感謝だなんて
おかしいよ、あたしは
当たり前のこと
しただけなんだから
いいえ、ちっとも
当たり前じゃないです
普通の人だったら
危険なことには関わり
たくないって考える
はずなのに
貴方たちは違った
貴女たちは違った
無関係なはずのあたし
たちを助けて、ずっと
守ってくれました
たくさん迷惑をかけて
しまってるのに・・・
そんな!
気にしないで・・・
今のままじゃダメだと
思っています
*n0さんたち
の優しさに甘えて
いるだけじゃダメなん
です、でも・・・
あたし、勇気が足り
ない・・・貴方たちの
ない・・・貴女たちの
側から離れることが
こわいんです!
いつまでも
こうしていたい
*n0さんたち
と一緒にいたい
アメル・・・
身勝手すぎますよね
自分の気持ちばかり
大事にして・・・
あたし、聖女失格です
ちっとも優しくない
そんなことないよ!
だって・・・
そんなことないわ!
だって・・・
きゃああああっ!?
今のは!?
やはり、連中も黙って
見過ごしては
くれなかったか・・・
急ぐぞ*n0!
わかった!
ええっ!
・・・伏せて!
きゃああああっ!?
・・・回避シタカ
威嚇ダッタトハイエ
ヨイ反応ダ・・・
やっぱ、出てきたかよ
黒の機械兵士・・・!
やっぱ、出てきたわね
黒の機械兵士・・・!
無事デスカ!?
あるじ殿!
ナニやってんだよ!?
ニンゲンっ!
おにいちゃん!?
おねえちゃん!?
ご主人様っ!?
みんな!?
このまま王都の中に
立てこもられたら
面倒だったんだがね
わざわざ捕まりに出て
きてくれるとは・・・
正直、助かったよ
別に貴様のためにした
ことじゃない!
都合のいいごたくを
並べてんじゃねぇ!!
所詮ハ素人ノ集団カ
コウナルコトハ予測
デキタロウニ・・・
そうね
まさにそのとおりよね
ああ、こうでなくちゃ
遠出してきた意味が
ねえ
えっ?
どういうことですか?
フォルテさん
つまりな・・・
行楽トハ別ノ目的ガ
アッタヨウデスネ?
ええ、つまり・・・
手詰まりだったのはね
お互い様ってことよ
エサをちらつかせれば
飢えきった獣は、確実
に食いついてくる
あのねーちゃん、多分
そこまで計算してたん
だろうな
そういうことか!?
なるほど、最初から
それを狙って・・・
策にはめたつもりか?
こざかしい!
我々と貴様らの戦力差
を考えれば、自殺行為
にしか過ぎないぞ!
そのあたりはまあ
気合いでおぎなうさ
総員、全力でかかれ!
上等だっ!
受けてたつぜ!!
*n0
あのイオスって小僧を
絶対に逃がすなよ?
あいつをふん捕まえ
れば、こいつらの正体
がわかるはずだ!
わかった!!
わかったわ!!
なんて答える?
 それがどうした!
 ふざけるな!
 それは・・・
 それがどうしたのよ!
 ふざけないで!
 それは・・・
馬鹿な・・・
この連中、この前より
確実に強くなっている
あんたらのおかげかな
度胸と根性だけは
ついたんだ
あなたたちのおかげよ
あれだけ戦えば
勇気はつくわよ
・・・・・・
おっと、機械兵士さん
この前と同じ手はもう
くわねーぜ?
おかしな動きをすれば
仲間の命の保証はせん
喋ってもらうぞ
お前たちの正体と
その目的を!
構うな、ゼルフィルド
このまま撃てっ!
え!?
へっ!?
任務の遂行こそ絶対だ
お前さえ生き残れば
あの方に対象を届ける
ことはできる
さあ、僕ごと
こいつらを撃ち殺せ!
・・・了解シタ
敵機体、射撃姿勢へ
移行シマス
発砲確率ハ・・・
限リナク100%!!
ぼけっとしてんじゃ
ねェぞ、テメエら!?
連中は本気だッ!!
みんな、逃げろっ!?
みんなも逃げて!
・・・なっ!?
召喚術・・・
メイトルパのだっ!?
ちょっと、ボクたち
そう簡単に命を粗末に
しちゃダメよー?
ちょっと、キミたち
そう簡単に命を粗末に
しちゃダメよー?
ミモザさん!?
おせぇんだよ!
ったく・・・
いやあ、新種発見に
うかれて、気づくのが
遅れちゃったけど
なんとか、ギリギリで
間に合ったみたいね?
我ガ銃撃ヲ、召喚獣ノ
表皮デ弾クトハ・・・
おのれ・・・
余計な邪魔をっ!?
なに言ってんの?
ほっといたら貴方
蜂の巣だったじゃない
それに文句を言う前に
その震えてる身体を
なんとかなさい
カッコ悪いわよぉ?
だ・・・黙れっ!
俺たちは殺しあいを
望んじゃいない
ただ、おまえたちが
アメルをつけ狙うこと
をあきらめてくれれば
それでいいんだ
あたしたちは殺しあい
を望んでないのよ
ただ、あなたたちが
アメルをつけ狙うこと
をあきらめてくれれば
それでいいのよ
???
・・・だとすれば
貴様らの望みは永遠に
かなうまいな
え!?
へっ!?
???
なぜなら我らの任務は
そこの聖女を確保して
はじめて達成される
ものだからだ
黒騎士・・・!
こいつも、ここに来て
いたなんて!?
黒騎士・・・!
こいつも、ここに来て
いたなんて!?
これではっきりしたな
やはり、こいつらは
仲間だったんだ
???
イオス、そして
ゼルフィルド
???
俺は貴様らに、監視を
継続することのみを
命じたはずだが?
ですが・・・っ
???
命令違反の挙げ句に
これ以上の醜態を俺に
見せるつもりか!?
もっ、申しわけ
ございませんっ!!
我々ノ先走リデシタ
なあ、黒騎士の旦那
部下への説教もいいが
状況を考えろよ
後から出ばってきても
この場の主導権はオレ
たちにあるんだぜ?
???
それは、さっきまでの
話だろう・・・
???
出ろっ!!
・・・・・・
そんな!
いつの間に!?
完全に包囲されて
しまってる・・・
???
わざわざ姿を見せなく
ても、その気であれば
貴様らをまとめて始末
することはできた
???
そうしなかったのは
借りを返すためだ
借り?
借りって?
???
そこの女召喚師には
結果として部下の愚行
を止めてもらったわけ
だからな
あら、どうも
そういう礼儀は守って
くれるわけね
ふざけやがって・・・
余裕のつもりか!?
ならば、わざわざ姿を
見せたわけを聞こう
???
貴様らに宣戦勧告を
するためだ
???
崖城都市デグレア
特務部隊「黒の旅団」
の総司令官としてな
デグレアだと!?
デグレアって・・・
たしか、旧王国最大の
軍事都市じゃ・・・
???
理解したようだな
自分たちが敵に回そう
としているものの
大きさを
???
それを知ってなお
貴様たちは我が軍勢と
敵対するつもりか?
それがどうした!
あんたたちが何者でも
そんなこと関係ない
俺は決めたんだ
絶対に、アメルのこと
は守ってみせる!!
それがどうしたのよ
あなたたちが何者でも
そんなこと関係ない
あたしは決めたの
絶対に、アメルのこと
守るって!!
*n0さん・・
ふざけるな!
俺は忘れちゃいない
お前たちが、レルムの
村でしたことを・・・
人の命を軽んじる連中
なんかに、この子を
渡してたまるか!!
ふざけないで!
あたしは忘れない
あなたたちがレルムの
村でしたことを・・・
人の命を軽んじる連中
なんかに、この子は
渡さない!!
*n0・・・
それは・・・
ずいぶんと自信満々に
言ってくれてるけどね
黒騎士さん
わかってるの?
ここは聖王国の領土で
貴方たちのやっている
ことは、軍事侵攻よ
???
承知している
ふーん・・・
なら、おぼえといて
派閥の同胞を傷つけ
まして、無用の戦乱で
世界の調和を乱そうと
する者たちには
蒼の派閥は容赦なく
その力をもって介入
するってね!
ミモザ先輩・・・
さあ、みんな
帰るわよ
帰るって・・・
心配しないで
今ここで戦端を開けば
どうなるか、あいつら
だってわかってる
聖王国に属する全ての
街と、召喚師の集団を
敵に回すことになる
わけだからなあ
それはちと困るだろ?
黒騎士の旦那
???
・・・行くがいい
今は追わん
???
だが、今だけだ
次に貴様らとまみえた
その時には
???
このルヴァイド
もはや、容赦せん
それを忘れるな・・・
よどんでいた
混迷の霧が晴れていく
けれど・・・
その向こうに待って
いたのは太陽ではなく
不吉な嵐の到来を告げる
漆黒の雷雲だった
崖城都市デグレア
旧王国最大の軍事都市が
差し向けてきた特務部隊
「黒の旅団」
やっと知り得た敵の名は
あまりにも巨大すぎて
恐怖よりも、不安よりも先に
俺はただがくぜんとする
どれだけのことができるか?
してやれるのか?
考えるほどに非力な自分を
必死に奮い立たせながら
俺は、俺が立ち向かうべき
敵の姿を、しっかりと目に
焼きつけていた
わからないことが
やっとわかってきた
それはしゃれになってない
重い事実だった
なんだかなぁ・・・
崖城都市デグレア
旧王国最大の軍事都市が
差し向けてきた特務部隊
「黒の旅団」
大きな敵、大きすぎる敵
あまりにも巨大すぎて
呆然としていた
あたしがアメルに
何をしてあげられるのか?
敵の巨大さとあたしの気持ち
それを天秤に掛けてみる
本心は、少し迷った
そんなに強くないよ
あたしは・・・
でも・・・
アメルの力になりたい
天秤はそう傾いた
必死になって
勇気を出した
だからこそ、あたしは
敵の姿を必死になって
脳裏に焼きつける
好きになった自分のため
そして、これからのために
特務部隊「黒の旅団」
・・・
その名のとおり
秘密裏に編成された
部隊・・・
道理で、資料からでは
正体をつかむことが
できなかったわけか
道理で、資料からでは
正体をつかむことが
できなかったわけね
って・・・、それは
分かったんだけど・・
なあ、ネス・・・
そのデグレアって
そもそも、なんのこと
なんだ?
ねえ、ネス・・・
そのデグレアって
そもそも、なんのこと
なのかな?
・・・・・・
・・・?
・・・?
キミはバカか!?
い、いきなり
なんてこと言うんだよ
ひどいじゃないか?
い、いきなり
なんてこと言うのよ
ひどいじゃない?
ひどいのは君の物覚え
のほうだっ!
ミニスだって
知っていたんだぞ?
恥ずかしいとは思わ
ないのか!?
そんなこと言ったって
知らないものは
知らないし・・・
そんなこと言ったって
知らないものは
知らないし・・・
君の場合は知らないと
いうよりも、知ろうと
していないというのが
正確だ
・・・決めた
その質問の答えは
君自身の手で調べて
見つけてくるんだ
えーっ!?
えーっ、じゃない!
二階の書庫を調べれば
すぐにわかるはずだ
今後どうするかに
ついてはそれからだ
まったく、無駄な時間
をとらせて・・・
無駄って思うんなら
さっさと質問に答えて
くれれば・・・
無駄って思うんなら
さっさと質問に答えて
くれれば・・・
いいから、さっさと
調べてこいっ!?
とほほ・・・
うーっ、まさか宿題を
押しつけられるハメに
なるなんてなあ・・・
うーっ、まさか宿題を
押しつけられるハメに
なるなんて・・・
どうしてあの時、彼は
そのままあたしたちを
攻撃してこなかったん
でしょうか?
ミモザ先輩が言ってた
よね?もし、あの場
で戦いを仕掛けたら
蒼の派閥への敵対行為
とみなされてしまう
だから、手を出せな
かったんだよ
ミモザ先輩が言ってた
わね?もし、あの場
で戦いを仕掛けたら
蒼の派閥への敵対行為
とみなされてしまう
だから、手を出せな
かったのよ
でも、おかしいですよ
あの人たちは平気で
村ひとつを焼き払える
力があるんですよ?
あの場であたしたち
全員を殺すことぐらい
できたはずです!
そうすれば・・・
派閥に見つかる前に
目的を果たすことが
できたはず・・・
・・・・・・
あたし、なんだか
わからなくなってます
厳しい言い方でしたが
あの人は、部下たちの
身を案じてました
そんな優しさをもって
いる人が、レルムの村
を平然と焼き払った
なんて・・・
どうして、そんなこと
ができてしまうん
でしょうか!?
あたしには・・・
わかりません・・・
アメル・・・
黒騎士を動かしてる
ものって、いったい
どんな感情なんだろう?
黒騎士を動かしてる
ものって、いったい
どんな感情なのかな?
セッカクノ休息ガ
台無シニナッテシマイ
マシタネ?
そうでもないさ
なんだかんだ言って
このところ街の外には
出てなかったから
ああいう場所で
おいしい空気を吸えた
だけでも、いい息抜き
になったよ
そうでもないわよ
なんだかんだ言って
このところ街の外には
出てなかったから
ああいう場所で
おいしい空気を吸えた
だけでも、いい息抜き
になったもの
ナルホド・・・
自分モ、オモイッキリ
太陽ノ光ヲ浴ビタノデ
調子ガ良好デス
ああ、そういえば
*n1は
光を吸収して、動力源
にしてたっけ?
ああ、そういえば
*n1は
光を吸収して、動力源
にしてたっけ?
ハイ、ヤハリ街ハ空気
ガ汚レテイルセイカ
充電効率ガ悪イノデス
ソノ点、野外デノ充電
ハ快適デス
日差シヲサエギルモノ
モアリマセンノデ
へえ・・・
そんなもんなんだ
ちょっと違う形だけど
ああして出かけたのは
*n1にも
有意義だったわけか
ちょっと違う形だけど
ああして出かけたのは
*n1にも
有意義だったわけね
テメエの先輩とかいう
オンナな
ありゃ、意外とやる
もんだなァ・・・
へえ、珍しいな
*n1が
他人のことをほめる
なんて
へえ、珍しいわね
*n1が
他人のことをほめる
なんて
しかたねェだろうが
あれだけの軍勢に
囲まれてるってのによ
ああも見事なタンカを
見せつけられちゃ
オンナだってバカにも
できやしねェ・・・
ミモザ先輩はあれでも
メイトルパの召喚師
としては、幹部クラス
の使い手だからな
ギブソン先輩もそうさ
俺と同じサプレスの術
の使い手だけど
俺には扱えないような
強力な天使や悪魔を
制御できるんだぜ
ミモザ先輩はあれでも
メイトルパの召喚師
としては、幹部クラス
の使い手だもの
ギブソン先輩もそうよ
あたしと同じサプレス
の術の使い手だけど
あたしには扱えないよ
うな強力な天使や悪魔
を制御できるのよ
あーあ、そういう
スゲエ召喚師に誓約
されたんなら、オレも
あきらめがつくのに
よりによって、テメエ
みたいなヘナチョコの
護衛とはなァ・・・?
悪かったなっ!
ヘナチョコで・・・
悪かったわね!
ヘナチョコで・・・
ケッ、悔しかったら
もっとウデを磨けよな
テメエが、それなりに
使える召喚師になれば
オレもそれなりに
服従してやらァ?
ま、テメエにゃ無理
だろうけどよ・・・
よーし、その言葉
忘れるなよっ!?
よーし、その言葉
忘れないでね!?
いまに見てろよ
*n1め
ぐうの音も出なくして
やるからなーっ!
いまに見てなさい
*n1め
ぐうの音も出なくして
やるんだから
おにいちゃん・・・
これ・・・
へえ、きれいな花の
首飾りじゃないか
おねえちゃん・・・
これ・・・
へえ、きれいな花の
首飾りじゃない
みんなといっしょに
つくったの
ほら・・・
いいにおい・・・
ほんとだ
とっても柔らかくて
ほっとするような香り
がするな
ほんとだ
とっても柔らかくて
ほっとするような香り
がするわね
おひさまのにおいだよ
それ・・・
そっか、だから
元気がわいてくる気が
するんだな?
そっか、だから
元気がわいてくる気が
するのね?
・・・・・・
これ、おにいちゃんに
あげるよ・・・
・・・・・・
これ、おねえちゃんに
あげるよ・・・
えっ?
だって、おにいちゃん
悪いひとたちが
やってきたせいで
だって、おねえちゃん
悪いひとたちが
やってきたせいで
ゆっくり、おやすみ
できなかった・・・
だから・・・
おひさまのにおいで
元気だして・・・ね?
ありがとう
*n1
また・・・
みんなで、あそこに
いこうね・・・
ああ、そうだな
その時はもっともっと
*n1とも
遊ぼうな?
ええ、そうね
その時はもっともっと
*n1とも
遊びましょう?
・・・(こくん)
ああいう時間が
もっと普通にもてる
ように、早くなると
いいんだけどな・・・
ああいう時間が
もっと普通にもてる
ように、早くなると
いいんだけど・・・
あの人たち・・・
「黒の旅団」って
言ってましたっけ
囲まれてるってことに
ボクはちっとも、気が
つきませんでした
だから、それが
わかった時には、本当
にこわかったです
そんな人たちを相手に
しても、ご主人さまは
アメルさんを守ろうと
いうんですね・・・
*n1は
反対なのか?
*n1は
反対なの?
ボクには・・・
うまく言えません
アメルさんを助けたい
だけど、そのために
あんな恐ろしい黒騎士
たちを相手に・・・
ご主人様が、戦わなく
ちゃならなくなるのが
こわくて、こわくて
しかたないんです!
だって・・・
ボクにはご主人様を
守れるだけの力なんて
ないから・・・っ
*n1?
ごめんなさ・・・
ボク・・・っく
泣くつもり、なんて
うく・・・っ
ありがとう・・・
*n1
心配してくれて
でも、大丈夫だよ
俺だって、自分の分は
わきまえてるから
無茶はしない
*n1が
心配するようなことは
絶対にしないから
ありがとう・・・
*n1
心配してくれて
でも、大丈夫よ
あたしだって、自分の
分はわきまえてるから
無茶はしないわ
*n1が
心配するようなことは
絶対にしないから
ほんと・・・
ですか・・・っ?
ああ、約束する
だからもう、泣くなよ
ええ、約束・・・
だからもう泣かないで
は、はい・・・っ
約束を守るためには
もっと、俺がしっかり
しないとな・・・
約束を守るためには
もっと、あたしが
しっかりしないとね
はいけい、マスター
モナティですの
きょうはミモザさんの
ていあんで、みんなで
おでかけしました
いってきたばしょは
フロトしつげん、と
いうところです
ミモザさんのひみつの
ばしょだけあって
めずらしいおはなや
いきものが
たくさん、たくさん
ありましたです
みんなでおべんとうを
たべたり、おはなしを
していると
なんだか、マスター
たちといっしょに
すごしてるみたいな
きもちになりました
あ、でも、モナティ
マスターのところに
かえりたくなくなった
わけじゃありません
うにゅ、えと・・・
その・・・・・・
モナティ、手紙を書く
のはいいけど
そろそろ寝ないと、朝
起きられないぞ?
じゃあ俺、先に休んで
るからな
モナティ、手紙を書く
のはいいけど
そろそろ寝ないと、朝
起きられないわよ?
じゃああたしは、先に
休んでるから
あ、はいですのー!
モナティがそうおもう
ようになったのは
きっと・・・
*n0さんたち
が、すこしずつ
なかよしになっている
からだとおもいます
フラットにいたときと
おんなじ、あったかい
ふんいきが
すこしずつ、みんなの
あいだにできてきてる
ようなきがしますの
それが、モナティには
とてもうれしいんです
それではまた
おたよりしますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
いやー、まいったぜ
*n0
まいったって
なにが?
まいったって
なにがよ?
ネスティのことさ
ほれ、行きにオレと
話をしてただろ?
ああ、そういえば
そうだったっけ
ああ、そういえば
そうだったわね
・・・ネスのやつ
もしかして、無視とか
したんじゃ?
・・・ネスったら
もしかして、無視とか
したんじゃ?
いーや、それは違うぜ
ちゃんと話相手にゃ
なってくれたさ
ただなあ・・・
ただ?
どーいうわけか
普通の会話が、最後に
は説教になっちまって
たんだよなー・・・
げっ!?
げっ!?
そこにケイナのやつが
加わってきたもん
だから、そりゃもー
大変で・・・
うう・・・
なんか、その情景が
ありありと目に浮かぶ
ような・・・
うう・・・
なんか、その情景が
ありありと目に浮かぶ
ような・・・
いいか?
*n0
こいつは忠告だ・・・
あの二人を「同時に」
敵に回すのだけは
やめとけよ?
ああ、わかってる
フォルテの尊い犠牲は
無駄にしないって!
ええ、わかってる
フォルテの尊い犠牲は
無駄にしないわ・・・
へへ・・・
その言葉でずいぶんと
報われたぜ・・・
・・・がくっ
他人事とは限らない
からな、ホント・・・
気をつけよーっと
他人事とは限らない
からな、ホント・・・
気をつけよーっと
そう言えば、あれから
ケイナはアメルに記憶
のことを話したのか?
そう言えば、あれから
ケイナはアメルに記憶
のことを話したの?
ええ、ちょっと前に
話はしてみたわよ
ってことは?
うん、残念だけど
ダメだった・・・
そっか・・・
アメルが言うにはね
私の心の中には
霧で閉ざされたような
部分があるらしくて
その霧をとりのぞく
ことができれば、記憶
が戻るんじゃないのか
ってことらしいの
どうしたら、その霧を
とりのぞけるのかな?
わからないわ
そもそも、どうして
そんな霧が生まれたの
かさえ謎なんだもの
でもね、今はこのまま
でもいいかなって
私は思ってるの
記憶を取り戻すよりも
先に、あの黒騎士たち
をなんとかしないとね
それはそうだけど
でも・・・
心配しないでいいのよ
*n0
私は、別に悲観的に
なってなんかないわ
むしろ、気長に構えて
いこうって思うの
アメルも、手伝うって
言ってくれたし・・・
そのためにも、絶対に
あの子のことを守って
あげなくちゃね?
さーて・・・
がんばらないとっ!
明るく振る舞ってる
けど、やっぱりケイナ
無理してるんだろう
なあ・・・
明るく振る舞ってる
けど、やっぱりケイナ
無理してるんだろう
なあ・・・
ネスティさんの言って
いたとおりでしたね
ああ、やっぱり
あのイオスたちも
村を襲ったあの黒騎士
の仲間だったんだな
ええ、やっぱり
あのイオスたちも
村を襲ったあの黒騎士
の仲間だったのね
ルヴァイドって
名乗ってましたよね
あの人・・・
あんな非道をしてなお
堂々と名乗れる神経が
僕には理解できません
軍に属する人間は
みんな、ああいうもの
なんでしょうか?
さあ、それは俺にも
わからないな
けどさ、師範から
聞いたことがあるよ
組織に属する人間は
ともすればそのせいで
人間らしさをなくして
しまうんだって
あいつらはきっと
そうなってしまったん
じゃないのかな
さあ、それはあたし
にもわからない
けどさ、師範から
聞いたことがあるわ
組織に属する人間は
ともすればそのせいで
人間らしさをなくして
しまうんだって
あいつらはきっと
そうなってしまったん
じゃないのかな
こわいことですよね
それって・・・
目的を果たすことだけ
を優先するあまりに
他のことが見えなく
なってしまうなんて
僕はリューグのことが
心配です
あいつも復讐のために
周りのことが見えなく
なっていないといいん
ですが・・・
そうだな
でもリューグは大丈夫
だと俺は思うよ
あいつには君やアメル
のことが、ちゃんと
見えているはずだよ
それが続く限りは
やつらと同じ間違いは
しないさ
きっと・・・
そうよね
でもリューグは大丈夫
だとあたしは思うわ
彼にはあなたやアメル
のことが、ちゃんと
見えているはずよ
それが続く限りは
やつらと同じ間違いは
しないわ
きっと・・・
だと、いいんですが
リューグは今、どこで
なにをしてるんだろう?
リューグは今、どこで
なにをしてるんだろう?
結局、リューグが心配
していたとおりの状況
になっちまったな
結局、リューグが心配
していたとおりの状況
になっちゃったわね
まあな・・・
けどさ、なんとか無事
に帰ってこれたんだし
これはこれでよかった
んじゃないのかな
けどさ、なんとか無事
に帰ってこれたんだし
これはこれでよかった
んじゃないのかな
そうじゃねぇよ
*n0
俺たちが無事に帰って
これたんじゃねぇ
あのルヴァイドって
野郎がな、俺たちを
無事に「帰した」って
のが本当だ
ハッ!見逃して
もらったんだよッ!?
忌々しいがな・・・
それを認めなけりゃあ
俺たちは今頃、ここに
はいられねえ・・・
リューグ・・・
ナメられたんだよ
俺たちは、あの野郎に
今でなくても、本気を
出せばアメルを奪える
と思ってやがる
許せねえ・・・
絶対に、許せねぇッ!
後悔させてやる・・・
俺に時間を与えたって
ことをな・・・!
見逃してもらった、か
たしかに、リューグの
言うとおりなのかも
しれないな・・・
見逃してもらった、か
たしかに、リューグの
言うとおりなのかも
しれないな・・・
私、今日のことで
ミモザさんを見直し
ちゃったなあ・・・
あんなに大勢の兵士を
連れた黒騎士を相手に
一歩も引かないで
きっぱり言い負かし
ちゃうなんて、男の人
でも難しいことなん
じゃない?
まあ、そうだよな
ええ、そうよね
金の派閥であんなこと
できそうな人って
お母さまをのぞけば
思いつかないもの
蒼の派閥の召喚師って
すごいのねぇ・・・
こらこら、それは
買いかぶりすぎだって
メイトルパの召喚術は
時として、本能の強い
獣も扱ったりするから
他の系統の召喚術にも
まして、術者に威厳が
必要になるって聞いた
ことがある
だから、ミモザ先輩は
あんな状況でも相手に
のまれずにいられたん
じゃないのかな?
こらこら、それは
買いかぶりすぎだって
メイトルパの召喚術は
時として、本能の強い
獣も扱ったりするから
他の系統の召喚術にも
まして、術者に威厳が
必要になるって聞いた
ことがあるもの
だから、ミモザ先輩は
あんな状況でも相手に
のまれずにいられたん
じゃないのかな?
威厳、か・・・
私にも、そういうこと
できるのかなぁ?
俺じゃなくてさ
直接、先輩と話して
みたらどうだい?
同じ属性の術者同士
きっと、色々と勉強に
なると思うぜ
あたしじゃなくて
直接、先輩と話して
みたらどう?
同じ属性の術者同士
きっと、色々と勉強に
なると思うわよ
うん、でも・・・
私は金の派閥の子だし
大丈夫だよ
あの人はそういうこと
気にしないんだから
俺から、先輩に
頼んであげてもいいし
大丈夫だよ
あの人はそういうこと
気にしないんだから
あたしから、先輩に
頼んであげてもいいし
ほんとにっ?
よし、それじゃ
今から一緒にお願い
しに行こうか?
よし、それじゃ
今から一緒にお願い
しに行こうか?
うんっ!
こういうやる気は
俺も見習わないと
ダメかもなあ・・・
こういうやる気は
あたしも見習わな
いとダメかもね

scn106

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
崖城都市デグレアか
まさか、そんな名前が
出てくるとはな
なんなんですか
その、デグレアって?
*n0
おい、ちゃんと授業で
習ったはずだぞ
え、あ、ははは・・・
そうだっけ?
デグレアはその別名の
とおり、北部の大絶壁
に位置する軍事都市だ
リィンバウムがもとは
ひとつの大きな国
だったことは知ってる
わよね?
あ、それは知ってます
たしか、戦争のせいで
分裂したんですよね
あ、それは知ってます
たしか、戦争のせいで
分裂したんですよね
伝説の英雄とされる
エルゴの王の血を引く
聖王家が統治するのが
この「聖王国」だが
その他にふたつの国家
が大陸には存在する
ひとつは、西方に誕生
したばかりの「帝国」
そして、もうひとつが
「旧王国」
聖王国と対立を続ける
かつての王国の残党さ
へえ、フォルテ
よく知ってたわね
やたらきなくさいこと
が好きな連中だからな
旅してると、いやでも
耳に入ってくんのさ
聖王家の打倒だけを
生き甲斐にしてるって
噂だもんね
すると今度の一件も
聖王国への軍事侵攻の
一環なのでしょうか?
そう考えるのが
自然なんだが・・・
ちょっと待ってくれ
そんな国同士の争いに
なんでアメルが関係
してくるんだよ!?
ちょっと待ってよ
そんな国同士の争いに
なんでアメルが関係
するのよ!?
そうですよ
脈絡がなさすぎます
二人の言うとおりだ
私もそれが気になる
女の子一人を捕まえて
なにをするつもり
なのかしら・・・
ただ、間違いないのは
領土侵犯を犯してまで
連中が彼女の身柄を
欲していることだ
・・・・・・
・・・呼吸ガ乱レテ
イマスガ、
大丈夫デスカ?
ん、どうした?
顔色が悪いぞ、オマエ
・・・おねえちゃん
大丈夫?
あの、アメルさん?
顔色がよくないよう
ですけど、大丈夫
ですか?
アメルさん
大丈夫ですの?
なんか変ですの
うん、平気・・・
大丈夫・・・
で、でもでもっ
心配いらないわよっ?
いくらあいつらが大勢
だからって、私たちが
王都にいれば、無茶は
できないもの!
そうですの!
絶対に手出しなんて
できませんですの
そうだな、奴らだって
無茶できないよな
そうよね、あいつらも
無茶はできないわよ
状況的ニモ、王都ニ
イル限リハ安全ナハズ
デス・・・
・・・・・・
そうよね
今までも、そうやって
しのいできたんだし
これからもそうだって
保証はねえけどな
フォルテっ!
いや、僕も同感だ
あの「黒の旅団」を
指揮するルヴァイドと
いう男は、強い使命感
と自信をもっていた
どうしても必要と判断
すれば、ためらわずに
強硬手段に出るだろう
それって、まさか
レルムの村を襲った時
のように!?
それって、まさか
レルムの村を襲った時
のように!?
そーいうこった
そうするだろうな
あの連中ならよ
僕たちは見てるんだ
敵が容赦なく村に火を
放ち、女子供や病人を
斬り捨てるのを
そんな・・・
君たちがそう言うなら
そうした可能性は否定
できないんだろうな
だが今は敵の動向より
先に考えるべきことが
あるんじゃないのか?
え?
へっ?
これから先、君たちが
どうしたいのかという
ことだよ
・・・!
敵が国家に属する軍隊
だとわかった今なら
とるべき方法はいくつ
だってある
騎士団や派閥に保護を
求めることもできる
常識で考えればそれが
最良の方法だ
でも、それじゃ・・・
でも、それって
最悪の事態に・・・
ああ、*n0
君が心配している通り
の結果になるな
連中はためらいもせず
彼女を差し出すだろう
たかが少女一人の身柄
で戦争が避けられると
いうのなら安いものだ
基本的ニハ、ソウ考エ
ルノガ国家トイウモノ
デス
腹黒い連中の考えそう
なことだなァ・・・
ニンゲンらしいや
*n1
お前、もうちょっと
言葉を選べって!
*n1
あんた、もうちょっと
言葉を選びなさい
んだよ、言葉で飾って
も結論はおんなじ
だろォが?ケッ!
そんな考え方って
ひどすぎますっ!?
胸クソ悪い話だがな
それが政治的判断って
もんだ
そんなのダメだっ!
俺は絶対にイヤだ!!
そんなのダメよ!
絶対に止めなくちゃ!
落ち着くんだ
*n0
だって・・・!
*n0さん
みなさんだって、同じ
気持ちですのっ
モナティ・・・
心配しなくても
ここにいるみんなは
貴方と同じ気持ちよ
貴女と同じ気持ちよ
だから落ち着いて
ちゃんと最後まで話を
聞きましょう
・・・すいません
気にすることはない
多分、君ならそう言う
と思っていたからね
だが、その思いを貫く
のは大変なことだよ
生半可な覚悟ではまず
できないだろうな
・・・・・・
そうですよね
よく考えてみるんだ
君たち一人一人が
本当に望んでいる事を
結論を出すのは
それからだよ
フォルテさんたちとは
別の理由で、僕は国に
保護を求めるのは危険
だと思ってるんです
敵対勢力が国境侵犯を
犯してまで、聖女と
呼ばれる人物を捕まえ
ようとする・・・
聖王国の人々が、その
理由に興味を持たない
と思いますか?
あ・・・!?
いずれにしても
あの子はモノとして
扱われてしまう
それぐらいなら・・・
僕はアメルを守って
最後まで戦います
たとえそれが、あの子
を死に追いやる選択で
あったとしても・・・
ロッカ・・・
蒼の派閥
召還ショップ
またお会いしましたね
*n0くん
ああ、レイムさん
こんにちは
*n0さん
ああ、レイムさん
こんにちは
どうかなされたん
ですか?なにやら
沈んだ顔をなさって
いるようですが
よろしければ、私に
話してみませんか
なにかのお役に立てる
かもしれませんよ?
どうする?
 相談してみようか
 人に話す事じゃないな
 人に話す事じゃないわね
・・・・・・・・
決断しようとしまいと
悪い結果が待っている
という選択ですか
で、具体的にそれが
どのようなことなのか
までは話せない、と
すいません
相談に乗ってもらって
いるのに、隠し事を
したままなんて
いいんですよ
人にはそれぞれ事情が
あるものですから
ただし、これから私が
言うことが、あいまい
になってしまうのも
理解してくださいね
はい・・・
結果が見えている以上
結局のところは、決断
する人の気持ちでは
ないでしょうか?
それが限られた選択
しかない状況であった
としても、自分が納得
したものであるなら
最悪の結果になろうと
悔いは残らないもの
ですよ
たしかに・・・
そっか・・・
どんな事情なのかは
わかりませんが
思い悩んでいる時は
いっそ気持ちに任せて
動くのも、立派な判断
のひとつですよ
それでは、また・・・
気持ちに任せる、か
そう言えば、あれから
街でユエルのことを
見かけないけど
どうしたんだろう?
そう言えば、あれから
街でユエルのことを
見かけないけど
どうしたんだろう?
悪さをしたせいで
捕まったりしてないと
いいんだけど・・・
悪さをしたせいで
捕まったりしてないと
いいんだけど・・・
世の中には、どうにも
ならねえ流れってもん
があると、俺は思う
どういう立場で
どこに生まれてくるか
なんてのが、そうさ
けどな・・・
それは最初だけだ!
生まれた家が
裕福であろうと
貧乏であろうと
そこからいくらでも
人間は変わっていける
はずなんだ・・・
押しつけられたものに
従わなくちゃならねえ
義理はねえんだッ!
・・・違うか!?
違わないよ、リューグ
俺もそう思う
だから、アメルだって
自分の境遇に逆らって
いいはずなんだ
違わないよ、リューグ
あたしもそう思う
問題なのは、彼女が
自分にそれを許せるか
どうかなんだ・・・
問題なのは、彼女が
自分にそれを許せるか
どうかなのよね・・・
バカ兄貴と違って
あいつにそれをさとす
言葉を、俺は持っちゃ
いねえんでな
だから、かわりに
戦ってやるんだよ
あいつの願いを邪魔し
ようとする全てとな
それが、俺の覚悟だ
*n0
さっきはイヤなこと
言っちまって
悪かったな
仕方がないよ
フォルテの言ったこと
って、俺もあたってる
と思ったし・・・
このまま俺たちが
動かなかったら
黒騎士は確実にここを
攻めてくる
たとえそれを退ける
ことができたとしても
その時点で・・・
仕方がないわ
フォルテの言ったこと
って、あたしもあたっ
てると思ったし・・
このままあたしたちが
動かなかったら
黒騎士は確実にここを
攻めてくる
たとえそれを退ける
ことができたとしても
その時点で・・・
アメルのことは俺たち
だけの問題じゃあ
なくなっちまうな
そこから先は
ギブソンの旦那が
言っていたとおりさ
そういう最悪の結果
だけには、なって
ほしくねーもんだな
まったく、みんな
先のこと心配するのは
わかるけど
言葉に思いやりって
ものが足りてないわ!
アメルがどんな気持ち
でいるのか、ちゃんと
考えてるのかしら?
考えてる、と思うよ
それは・・・
真剣に思っているから
あそこまで言葉が
厳しくなるんだよ
考えてる、と思うわ
それは・・・
真剣に思っているから
あそこまで言葉が
厳しくなるのよ
それはわかってるけど
でも・・・っ!
あの子がみんなの言葉
のひとつひとつに
苦しんでいたことは
変わらないわ・・・
・・・・・・
*n0
お願い、あの子を
守ってあげて・・・
戦うことだけじゃない
目に見えない、心を
傷つける刃から守って
あげてほしいの!
それができるのは
きっと、貴方だけ
きっと、貴女だけ
あの場ではっきりと
怒ってみせることが
できた貴方だけなのよ
できた貴女だけなのよ
やはり、君の決意は
変わらないようだね
・・・はい
そんなすまなさそうな
顔はしなくていいさ
さっきは厳しい物言い
になったけれど、私が
言いたかったのは
悔いが残るような決断
ならば、するべきでは
ないということだよ
それが理屈のうえでは
どれだけ正しいことで
あってもね
それって、どういう
ことですか?
理性と気持ちは
別のものということさ
私はね、以前の任務で
そのことを学んだ
自分の気持ちを無理に
抑えて、理性が正しい
と命じる選択をしよう
としたんだ・・・
つらかったな
そして結局、最後には
気持ちを抑えきれなく
なってしまった
・・・・・・
ギブソン先輩
でも、そのおかげで
私はわかったのさ
人間は理屈だけじゃ
生きていけない
感情があってこそ人間
なんだ、とね
だから、*n0
君は君の正しいと思う
ことを選べばいい
理屈にはあわなくても
自分の気持ちに迷いが
ない答えなら
それが君にとっての
真実になるんだからね
・・・・・・
・・・はいっ!
はいっ!
うん、いい返事だ
なにがいけなかったん
でしょうか?
あたしは、ただ普通に
暮らしていたかった
だけなのに・・・
あたしの知らない所で
なにもかもが決まって
しまう
・・・・・・
せめて理由がわかるん
だったら、あたし
弱音なんて吐きません
けど・・・
わからないんです!
どういう答えを出せば
いいのかが!?
どうしたら、今の状況
を変えられるのか
わからない自分が
すごくくやしい・・・
さっき、ギブソン先輩
と話をして、教わった
ことがあるんだ
さっき、ギブソン先輩
と話をして、教わった
ことがあるの
・・・・・・
悔いの残らない答えが
その人にとっての真実
なんだって
俺もそうだと思う
理屈にあった正しい
選択をしたとしても
それが自分の気持ちと
一致してなければ
絶対に後悔すると思う
だから・・・
アメルの今の気持ちを
教えて欲しい
悔いの残らない答えが
その人にとっての真実
なんだって
あたしもそうだと思う
理屈にあった正しい
選択をしたとしても
それが自分の気持ちと
一致してなければ
絶対に後悔すると思う
だから・・・
アメルの今の気持ちを
教えて欲しいの
あたしの、気持ち?
君が望んでいることや
譲れないと思うもの
望まないことや不安に
感じているもの
それを知りたいんだ
あなたが望んでること
譲れないって思うこと
望まないことや不安に
感じていること全部
それを知りたいの
同じ質問を・・・
させてくれませんか?
あたしも知りたいです
貴方の・・・
貴女の・・・
*n0さんが
望んでいることを
俺は・・・
あたしは・・・
どうする?
 君を守ってあげたい
 黒騎士たちが許せない
 よくわからない・・・
 あなたを守りたい
 黒騎士たちが許せない
 よくわからない・・・
君を守ってあげたい
そう思ってる
あなたを守りたい
そう思ってるわ
どうして?
それは・・・
うまく言葉にできない
だけど、同情や哀れみ
とは違う気がする
ただ・・・
どうして?って
正直、わかんない
でも、同情や哀れみ
じゃないの
ただ・・・
ただ?
君と出会った時から
俺は感じていたんだ
なんだか懐かしくて
不思議な気持ちを
錯覚かもしれない
けど、君の側にいると
心があたたかくなる
安心できるんだ
だから、君を守りたい
アメルの側にいたい
それが俺の、正直な
今の気持ちだよ
あなたのそばにいると
不思議とね・・・
落ち着くの、
暖かいって感じるの
私が聖女だって
言うのと関係してるの
でしょうか?
関係ないと思うけどね
だって、はじめて
会ったときから
そうだったからね
あなたを守りたい
私のわがままな・・・
身勝手な願いよ
それが、今の気持ち
*n0さん・・
俺は許せない
黒騎士たちのやり方が
自分たちの目的達成の
ために、平気で他人の
命を奪うなんて・・・
絶対にしちゃいけない
許しちゃいけないこと
なんだ!
あたしは許せない
黒騎士たちのやり方が
自分たちの目的達成の
ために、平気で他人の
命を奪うなんて・・・
普通しないわよ
そんなひどいこと
それが許せないの
*n0さん・・・
だから、俺は逃げない
あいつらがどれだけ
恐ろしい相手でも
好き勝手はさせない
君を渡したりはしない
絶対に・・・!
あたしは逃げない
あいつらがどれだけ
こわくても
許したくないの
だから絶対にあなたを
あいつらに渡さない
正直、よくわからない
どうしたいかなんて
だけど・・・
正直、よくわからない
どうしたいかなんて
だけど・・・
だけど?
今、なにかしなくちゃ
なにも変わらない
ううん、きっと変われ
なくなってしまう
それだけは
たしかなんだ・・・
今、なにかしなくちゃ
なにも変わらない
ううん、きっと変われ
なくなっちゃう
それだけは
たしかなの・・・
あたしはずっと、自分
のせいで他の人に迷惑
をかけたくないって
思ってました
自分が我慢してすむの
なら、そうしようって
いつも考えて・・・
今までずっと
そうしてきました
アメルは、優しいから
あなたは、優しいから
違うのっ!!
優しくなんか・・・っ
あたしは、こわかった
だけなんです!
思ったことを口にして
嫌われてしまうことが
こわかっただけ・・・
本当は聖女になんて
なりたくなかった!
奇跡の力なんて欲しく
なかった!!
でも・・・
村の人たちの期待を
裏切れなかった・・・
アメル・・・
あたしは今まで
自分に嘘ばかり
ついてきました
でも・・・
あなたたちと
暮らすようになって
すこしずつ
わかってきたんです
自分の気持ちを正直に
言うのはこわいけど
必要なことなんだって
嫌われたり、迷惑を
かけることになっても
それでも必要なこと
なんだって!
だって・・・
そうじゃなきゃ、一人
でいるのと変わらない
うん、そうだね
俺もそう思う
君が他のみんなに迷惑
をかけたくないって
思うのと同じくらいに
俺たちはみんな
君だけをつらい目には
あわせたくないから
うん、そうよね
あたしもそう思う
あなたがみんなに迷惑
をかけたくないって
思うのと同じくらいに
あたしたちはみんな
あなたをつらい目には
あわせたくないのよ
あたしは・・・
あたしは
*n0さんと
一緒にいたいですっ!
みんなと一緒がいい
絶対に離ればなれに
なんかなりたくない!
だから・・・
だから、あたし・・・
・・・わかったよ
アメルの気持ち、俺
ちゃんとわかったから
だからもう一人で全部
背負わないで
俺が・・・ううん
俺たちが一緒に支えて
あげるから・・・
・・・わかったわ
アメルの気持ち、
ちゃんとわかったから
だからもう一人で全部
背負わないで
あたしが・・・いいえ
あたしたちが一緒に
支えてあげるから
う、うん・・・っ
君らしくないな・・・
え?
答えがわからず空欄の
ままにしておくなんて
君のガラではない
だろう?
ダメと承知でも
直感に頼って、空白を
埋めていくのが、君
じゃなかったのか?
・・・!!
君はもう、本当は答え
をもっているはずだ
はっきりとした気持ち
をもっているはずだ
だったら、それを
選ぶしかない
・・・違うか?
そう、だよな・・・?
俺の考えてることは
最初からなにも変わっ
ちゃいないんだ!
そう、よね・・・?
あたしの考えてる事は
最初からなにも変わっ
ていないのよね
ありがとう、ネス
俺、難しく考えすぎて
いたんだ・・・
ありがとう、ネス
あたし、難しく考えす
ぎてたみたい・・・
まったく、こんなこと
を僕に言わせるな
うっ、ごめん・・・
わかったら、さっさと
それを実行にうつせ
いいな?
ネス・・・ありがとう
ぜい、ぜい・・・っ
こっちとこっちを
配達したら、次は
あっちをそっちまで
運んでぇ・・・
すごく繁盛している
みたいだね?
パッフェルさん
ええ、おかげさまで
でもぉ・・・
うああああっ???
私一人だけじゃあ
とってもおっつかない
ですよぉ!?
*n0さぁん
ケーキの配達の手伝い
お願いできませんか?
えっ?
お願いしますよぉ?
ちゃんとお給金も出す
ように、店長に言って
おきますから・・・
このままじゃあ、私
忙しさで、溶けちゃう
ですよぉ???
しかたないなあ
手伝ってあげるよ
しかたないわね、うん
手伝ってあげるわ
ああっ、お願いします
助かりますう・・・っ
俺は決めたよ
黒の旅団に、アメルを
渡したりはしない
どんなことがあっても
絶対に守ってみせる
決めたわ
黒の旅団に、アメルを
渡さない
どんなことがあっても
絶対に守ってみせる
・・・だとさ?
・・・・・・
これは俺個人が勝手に
決めたことだから
みんなに無理を言う
つもりはないよ
自分の意志で決めて
くれればいい
もしも、賛成できない
人がい・・・
ったあーっ!?
これはあたしが勝手に
決めたことだから
みんなに無理を言う
つもりはないわ
自分の意志で決めて
ちょうだい
もしも、賛成できない
人がい・・・
ったあーっ!?
つくづく・・・
どうしようもないほど
君はバカだな
ここでケツをまくるん
だったら、最初っから
とっくに逃げてるぜ
オレはよ?
今さら知らんぷりして
さようならってのは
あんまりよねー
そうよっ!
私たち、そんなに薄情
じゃないものっ
じゃあ、みんな・・・
みんな・・・
乗りかかった船だ
仕方あるまいさ
・・・優先命令ノ
書キ換エヲ実行シマス
!?
今ヨリ、本機体ハ
護衛対象ヲ「あるじ」
カラ・・・
「あるじたち」ヘト
拡大解釈シテ実行スル
コトトシマス
*n1・・・
ヨロシイデショウカ
あるじ殿?
ああ、それでいい
ありがとう・・・
*n1
ええ、それでいいわ
ありがとう・・・
*n1
そんな目で見るんじゃ
ねーよ、バカが・・・
ケッ!こうなりゃ
つきあってやらァ!!
*n1・・・
あ、真剣にヤバく
なった時は別だからな
きっちり、帰せよな?
・・・・・・
あんたらしいわ
・・・(ぎゅっ)
*n1?
・・・(ふるふる)
今まで以上にこわくて
危険なんだよ?
だから・・・
今まで以上にこわくて
危険なのよ?
だから・・・
いやっ!
*n1
ついてくの・・・
ひとりぼっちになる
ほうが、もっと・・・
いや・・・っ!
*n1・・・
ついてくの、ずっと
おにいちゃんと・・・
みんなと・・・
ついてくの、ずっと
おねえちゃんと・・・
みんなと・・・
おまえはどうする?
*n1?
あんたはどうする?
*n1?
おつきあいしますよ
ご主人さまに
本当にいいのか?
危険なんだぞ
本当にいいの?
危険なのよ
途中で逃げ出すのは
もう、いやなんです
それに・・・
僕がいなかったら
誰が、ご主人様の
お世話をするんです?
このままじゃ心配で
帰れないですよ
言ってくれるなぁ
お前も・・・
言ってくれるじゃない
まったく・・・
ふふっ、だけど
本当のことですよね?
ごめんな
モナティ、少し
帰るのが遅くなるけど
ごめんね
モナティ、少し
帰るのが遅くなるけど
気にしなくても
いいですの
モナティのマスターも
きっと同じことを
したです
ありがとう、モナティ
これが済んだら必ず
つれて帰るから
ありがとう、モナティ
これが済んだら必ず
つれて帰るから
気にしなくても
いいですの
必ず、つれて帰るから
約束するから
はい、モナティ
信じてますの・・・
アメルを守ることは
僕にとって当然の事
です
無駄な質問すんな
ったく・・・
みんな・・・
ありがとう・・・
・・・で、だ
方針はそれとしてな
具体的にどうするよ?
正面からあいつらと
戦っても、かなわない
のはわかってる
だったら徹底的に
逃げ続けるしかないと
思うんだ
くやしいけど
正面からあいつらと
戦っても勝てそうに
無いのよね
だったら徹底的に
逃げ続けるしかないと
思うのよね
それしかなかろうな
国境を侵している以上
奴らも表だって大きな
動きは取れないはずだ
小集団の利を
活かして徹底的に
引っかき回すって
ワケか
シカシ、黙ッテ行カセ
テクレルデショウカ?
それが問題だな
それが問題よね
しかしよ、あいつらが
黙って行かせてくれる
たァ思えねェぞ?
ま、そのほうがオレは
楽しいけどよォ?
おまえなぁ・・・
あんたねぇ・・・
そうね・・・
街の外で、あいつらが
待ちかまえているのは
間違いないわ
待ち伏せはあるだろう
だが、連中は僕たちが
どこへ行くのかまでは
把握できていない
カンペキな包囲は
できない
そこをうまくつければ
きっと・・・
目的地はどうします?
で、どこへ行く?
それは・・・
そうね・・・
あのっ!
あたし、おじいさんに
聞いたことあるんです
村から山を越えた西に
小さな村があって
そこに・・・
あたしの祖母にあたる
人が暮らしてるって
それは本当なのかい?
僕は、初耳だよ
じいさんが本当に
そう言ったんだな?
事情があって一緒には
暮らせないらしいから
今まで黙ってたけど
今はもう、それを気に
している場合じゃない
と思うから!
じゃ、決まりね?
まずはその村に行こう
そこからどうするかは
また話し合って決めれ
ばいいんだし・・・
*n0
先輩たちに、このこと
は話しておくか?
・・・いや、よそう
ここから先は、俺たち
だけの力で切り抜けて
いかなくちゃならない
旅になるんだし
不義理だとは思うけど
黙って出発したほうが
いいと思う
・・・よしましょう
ここから先は、あたし
たちの力で切り抜けて
いかなくちゃいけない
旅になるのよ
不義理だとは思うけど
黙って出発したほうが
いいと思うの
そうだな
これ以上、先輩たちに
迷惑はかけられん
暗くなるのを待って
出発しよう
暗くなるのを待って
出発しましょう
どうする?
 山越えを試みる
 街道沿いに迂回
 草原を突っ切る
さて、先輩たちには
気づかれずになんとか
出られたけど・・・
さて、先輩たちには
気づかれずになんとか
出られたけど・・・
次の問題は、どの道を
通っていくかだな
次の問題は、どの道を
通っていくか、よね
彼女の聞いたとおりの
道筋を行くのが確実
なんだけど・・・
追っ手を避けながら
山を越えるのはかなり
きびしいわね
はぐれてしまえば
それこそ危険ですよ
とはいえ、街道はまず
間違いなくあいつらに
見張られてるよな
とはいえ、街道はまず
間違いなくあいつらに
見張られているわね
ですね・・・
いっそ、この草原を
突っ切っていくか?
え~っ!?
そんなことしたら簡単
に見つかるわよっ!?
直進するにしろ、迂回
するにしろ、彼らの
追撃はあると思った
ほうがいいな
となれば、すこしでも
立ち回りやすい場所を
選ぶべきだと僕は思う
同感だぜ
うーん・・・
うーん・・・
危険かも知れないけど
やっぱり山を越えて
いくことにしよう
下手に回り道して
目的地を見失ったら
それこそ意味がないし
危険かも知れないけど
やっぱり山を越えて
いくことにしましょう
下手に回り道して
目的地を見失ったら
それこそ意味がないし
しかし・・・
大丈夫ですよ、ええ
山越えの道だったら
あたし、案内できるし
君が・・・か?
はい、だって
野山はあたしの遊び場
だったんですから
楽な道を選びますから
あたしに任せちゃって
ください、ね?
そいつは頼もしいや
なあ、ネス?
それは頼もしいわね
ねえ、ネス?
やれやれ・・・
とんでもない聖女も
いたものだ、まったく
・・・あわっ!?
・・・あらっ!?
ああ、ほら
暗いですから足下には
気をつけないと
ありがとう。ロッカ
おかげで転ばなくて
済んだよ
ありがとう。ロッカ
おかげで転ばなくて
済んだわ
でも今になって考えて
みると、あの時はよく
こんな夜道を逃げられ
たもんだよな・・・
無我夢中だったから
なんだろうなあ
でも今になって考えて
みると、あの時はよく
こんな夜道を逃げられ
たものよね・・・
無我夢中だったから
なんだろうなあ
*n0
ひとつお願いをしたい
ことがあるんですが
ん?
へっ?
できれば、村の様子を
確かめておきたいと
思うんです
もちろん、奴らの邪魔
が入らなければの話
ですけど・・・
やっぱり気になる?
やっぱ、気になる?
ええ、無茶だとは
わかってるんですが
至らないなりにも
僕らが守ってきた場所
ですから・・・
そっか・・・
そうだよな・・・
そっか・・・
そうよね・・・
リューグの奴が聞いて
たら、きっと怒鳴って
いるでしょうね
仇を討つのに反対した
くせに、都合よく感傷
にひたるな!って
・・・・・・
でも、僕はあいつと
同じ道は選べなかった
死んだ人たちのための
戦いに殉じるよりも
生き残った者を守る
ために、今度こそ力を
尽くしたかったんです
それでいいと思うな
だってさ・・・
進んだ道は違ってても
二人が故郷を大切に
思ってるその気持ちに
違いはないんだしさ
そうだろ?
それでいいと思うよ
だってさ・・・
進んだ道は違ってても
二人が故郷を大切に
思ってるその気持ちに
違いはないもの
そうでしょ?
そう、ですよね・・・
前方ニ熱源ヲ感知
複数デス!
・・・(ぎゅっ)
・・・あいつらか?
・・・あいつらね?
・・・(こくん)
どうやら、無茶以前に
無理みたいですね
これでは・・・
チッ、なにやってんだ
お前は・・・
ご、ごめんっ
足下が暗くってさ
つい・・・
ご、ごめんっ
足下が暗くって
つい・・・
ぼけっとしてっからだ
ほれ、さっさと立て
くだんねえことで怪我
されて、いざって時に
足を引っ張られちまう
のはゴメンだからな
よぉく肝に命じとけ!
う、うん
少しは優しい言葉
かけてよね
ったく、これじゃ
アメルを任せるなんて
夢のまた夢だな
えっ?
へっ?
何よそれ・・・
バカ兄貴にカッコつけ
といて、こんなこと
言えねえがよ・・・
あの黒騎士は強え
仇を討つより先に、俺
がくたばっちまうのも
ありえるこった
そうなっちまった時は
お前らに、アメルを
任せるしかねえんだよ
リューグ・・・
そこまでの覚悟で
ルヴァイドと対決する
つもりなのか!?
そこまでの覚悟で
ルヴァイドと対決する
つもりなの!?
前方ニ熱源ヲ感知
複数デス!
・・・(ぎゅっ)
・・・あいつらか?
・・・あいつらね?
・・・(こくん)
・・・はっ!
どうやら、お出迎えが
来たようだぜ!?
第3接触予定地点ニテ
我、対象ト接触・・・
しみゅれーしょん
ドオリノ展開ダナ
ゼルフィルド!
やっぱ、こっちの行動
はお見通しか・・・
各兵、散開シテ包囲
伝令ハ友軍ニ通達セヨ
「小鳥は、第2の網に
かかった」ト!
まずい! 敵はここで
僕たちを足止めして
別動隊で完全に包囲
する気だぞ!?
みんな、逃げろっ!!
みんな、逃げてっ!!
無駄ナコトヲ・・・
「黒の旅団」ノ包囲網
ハかんぺきダ!
街道沿いに迂回して
進むことにしよう
街道沿いに迂回して
進むことにしましょう
でも、それじゃ
すぐ見つかってしまい
ませんか?
うん、だけど
あいつらには騒ぎを
大きくできない弱味も
あるはずなんだ
国境を越えて侵入した
ことがばれたら、外交
問題になるからね
うん、だけど
あいつらには騒ぎを
大きくできない弱味も
あるはずなのよ
国境を越えて侵入した
ことがばれたら、外交
問題になるでしょう
なーるほど、そいつを
逆手にとるってわけか
きゃっ!?
おっと・・・!
大丈夫か、ミニス
あらら・・・!
大丈夫、ミニス
だ、大丈夫っ
また転んだりすると
危ないし、手を
つないでいこうか?
また転んだりすると
危ないし、手を
つないでいこっか?
子供扱いしないでよね
これでも旅には慣れ
てるんだから・・・
へえ・・・
でも、君みたいな
貴族のお嬢様だったら
徒歩で旅なんてしない
だろ?
へえ・・・
でも、あなたみたいな
貴族のお嬢様だったら
徒歩で旅なんてしない
でしょ?
あのねえ・・・
家出した人間がそんな
ぜいたくできるわけ
ないじゃないのっ
家出だって!?
家出って?
あ!?
まさか、ミニス
ひょっとして君は今も
まさか、ミニス
ひょっとして今も
違うわよっ!
今はちゃんとお母さま
公認で修行の旅をして
るんだからね
・・・・・・
ホントに?
本当なんだもんっ!?
わかった、わかった
それよりもな、ミニス
わかったわよ
それよりもね、ミニス
な、なによ・・・?
俺の側から、絶対に
離れるんじゃないぞ!
あたしの側から絶対に
離れないで!
待ち伏せを考えもせず
街道を来るとはね
呆れたものだよ
もっとも、おかげで
汚名返上ができそうだ
イオスか!?
イオス!?
君に呼び捨てに
される筋合いはないが
まあ、許してやるよ
どうせ今宵限りで
君たちの命運は尽きる
んだからね
わざわざお出迎えたァ
まあ、ご苦労なこった
勝手なことを!
そいつはテメエだっ
イオス!
*n0さんは
貴方なんかに、
負けたりしませんの!
伝令、急げっ
ルヴァイド様に報告を
するんだ!
「小鳥は、初手の網に
かかった」と!
まずい! 敵はここで
僕たちを足止めして
別動隊で完全に包囲
する気だぞ!?
みんな、逃げろっ!!
みんな、逃げてっ!!
ははは、どこへ
逃げても同じことだよ
覚悟するがいい!
よし、草原を突っ切る
ことにしよう
よし、草原を突っ切る
ことにしましょう
視界ノ開ケタ場所ヲ
進ムノハ、自殺行為
ナノデハ・・・
わかってるさ
でも・・・
わかってるわ
でも・・・
なに考えてんだッ!?
ニンゲン!
そんなことしたら
あいつらに行動が
丸見えだろォが!?
わかってるさ
でも・・・
わかってるわよ
でも・・・
あの、ご主人様
さしでがましい口を
ききますけど・・・
それだと、見つかった
時にどうするんです?
逃げ場がないですよ
わかってるさ
でも・・・
わかってるわよ
でも・・・
色々考えてみたけど
これが一番いい方法だ
と思うんだ
わざわざ街道を無視し
て草原を行く人間なん
て、俺たちぐらいしか
いないだろうから
近づいてくる人影は
まず追っ手だと思って
間違いないはず。
だから・・・
色々考えてみたけど
これが一番いい方法だ
と思うの
わざわざ街道を無視し
て草原を行く人間なん
て、あたしたちぐらい
しかいないでしょう
近づいてくる人影は
まず追っ手だと思って
間違いないはず。
だから・・・
なるほど、うまく
隠れてやり過ごして
しまおうというわけ
だな
うん。それにもし戦い
になっても、草原だっ
たら無関係の人を巻き
込まずに済むしね
うん。それにもし戦い
になっても、草原だっ
たら無関係の人を巻き
込まずに済むしね
あ・・・!
容赦のない連中だから
目撃者がいたら、
きっと始末してしまう
そんなことをさせる訳
にはいかないだろ?
容赦のない連中だから
目撃者がいたら
始末しかねないわ
そんなことをさせる訳
にはいかないでしょ?
まいったな
そういうことまで考え
ていたとは・・・
ははっ、見直したか?
そう言うことよ
理解シマシタ
お前にしちゃ、よく
考えたな・・・
あのなぁ・・・
あんたね・・・
なるほど・・・
そういうこと
だったんですか・・・
あたしも賛成します
*n0さんの
その考えに
よっしゃ!
だったら先導役はオレ
たちに任せときな
ほら、*n0
そこの岩に気をつけて
つまづくわよ
あ、うん
それにしても二人とも
月明かりだけでよく
足下まで見えるよな
えっ、うん
それにしても二人とも
月明かりだけでよく
足下まで見えるわね
慣れだよ、なーれ
何度も似たような事を
してっからな
そうよねえ
おかげでとばっちりを
受けた私まで、夜歩き
に慣れちゃったもの
まったくだ。もともと
地獄耳だったのに加え
夜目まで効くように
なっちまって
まさに凶暴女って感じ
・・・だがっ!?
黙って歩きなさい
あははは・・・
でも、心強いよ
二人がいてくれてさ
あははは・・・
でも、心強いわ
二人がいてくれて
どういたしまして
だけど*n0
それは私たちだって
同じなのよ
信じられる仲間と一緒
だから、こうして不安
に耐えられるの
人間ってのはな・・・
自分で思ってるほど
強いもんじゃねえ
偉そうな口を叩いてる
オレだってな、さほど
大したことができる
わけじゃねーしな
フォルテ・・・?
ははは、ちっとばかし
弱気な発言しちまった
みてーだが・・・
あそこに立ってる旦那
のせいってことにして
勘弁してくれよな
・・・!?
いい月だ・・・
貴様らの死出のたむけ
には、勿体ないほどの
美しさだな・・・
ルヴァイド!?
ルヴァイド!?
どうして!?
あれほど周りに気を
つけて進んできたのに
別に不思議ではない
あらかじめ俺たちは
この一帯に手勢を分散
させていたのだ
どの方角に逃げようと
確実に貴様らを捕捉し
任務を果たすためにな
なんて執念だ・・・
なんて執念よ・・・
まずい! 敵はここで
僕たちを足止めして
別動隊で完全に包囲
する気だぞ!?
みんな、逃げろっ!!
みんな、逃げてっ!!
言ったはずだぞ
次に出会ったその時は
けして容赦はせぬと
逃がしはせん!!
*n0さんっ
あれっ!?
松明の明かり・・・
あれが全部、敵だって
いうのか!?
松明の明かり・・・
あれが全部、敵だって
いうの・・・!?
包囲網完成マデノ時ハ
稼イダ、後ハ我ガ将ノ
采配ニ任セルダケダ
おしまいの時間だよ
ルヴァイド様の来た今
君たちに勝ち目はない
我が兵を相手によく
戦ったと褒めてやろう
が、戯れもここまでだ
読み負けたんだ・・・
こうなったら、僕らに
もう打つ手はない
諦めちゃダメだっ!
まだ、俺たちは奴らに
捕らえられたわけじゃ
ない!!
諦めちゃダメよっ!
まだ、奴らに
捕らえられたわけじゃ
ないわ!!
なにか方法はないのか
なにか方法はないの
なにか・・・
おそら・・・
え?
へっ?
おそらが、ふるえてる
つめたくなって・・・
なきだしそう・・・
匂いが・・・
え?
へっ?
風の匂いが変わった
冷たく湿って・・・
これは・・・?
なんだ、この霧は!?
れーだー、せんさー
おーるれっど・・・
ドウイウコトダ!?
なんなんだこれは!?
くそっ、目が・・・
目がくらむ!!
この霧・・・
おのれ、目くらましの
つもりか!?
なにが起こったって
いうんだ・・・?
なにが起こったって
いうの・・・?
さあ、今のうちに
お逃げなさい
え!?
へっ!?
目くらましの霧が
貴方たちを守っている
貴女たちを守っている
うちに、急いで・・・
今の声・・・
どこかで・・・?
今の声・・・
どこかで・・・?
みんな、こっちだ!
先輩たち!?
でも、どうして・・・
先輩たち!?
でも、どうして・・・
あら、まさか本気で
バレてなかったと
思ってたわけ、ボク?
あら、まさか本気で
バレてなかったと
思ってたわけ?
君たちの考えそうな
ことぐらいお見通しだ
まったく、みずくさい
後輩どもめ!
すいません・・・
じゃあ、この霧は
ミモザさんたちが?
ちょっと知り合いに
頼んで、ね
あまり時間はない
とにかく急いで包囲網
から抜け出さないと
そうはさせんぞ!
ルヴァイドっ!?
嘘でしょ!?
ただの霧じゃないのよ
これって・・・
他の者は惑わせても
この俺にまやかしなど
通じぬわ
デグレアの勝利のため
絶対に聖女はこの手に
捕らえてみせる!!
きゃああっ!
アメル!?
アメル!?
お前なんかに
僕の妹を渡すものか!
邪魔だ・・・
どけえぇっ!!
ロッカ
ぐあっ!
疾く、闇の雲より現れ
黄泉の光を閃かせん
!?
いでよ!!
な、なんだとぉっ!?
ルヴァイドおぉッ!!
!?
もうこれ以上、テメエ
にゃ何も奪わせねえ!
ひとつとして、奪わせ
はしねえぇっ!!
な、なんだとぉっ!?
おのれ・・・っ
おのれえぇぇっ!!
あれが、ルヴァイドの
素顔・・・
あれが、ルヴァイドの
素顔・・・
ここは私たちに任せて
君たちは逃げるんだ!
でも、それじゃ・・・
心配しなくたって
引き際は心得てるわよ
時間を稼ぐだけ!
*n0
負けるんじゃないぞ
本当に大切なものなら
譲らずに守るんだ
おみやげ、期待して
待ってるからね?
ギブソン先輩・・・
ミモザ先輩・・・
さあ、行け!!
はあ、はあ・・・
なんの音だ?
これは・・・
なんの音?
これは・・・
・・・(くいくい)
どうした?
どうしたの?
おにいちゃん
はじめて聞く音なの
おねえちゃん
はじめて聞く音なの
ご主人様?
どうした?
どうしたの?
なんだか、変な
匂いです
この音と関係が
あるのか?
この音と関係が
あるの?
多分・・・
*n0さん
どうした?
どうしたの?
くんくん・・・
なんだか、変な
匂いがしますの???
モナティ?
こりゃあ、潮騒だぜ
海が近くにあるんだ
見てください、あれ!
ファナンの灯りだ
どうやら、僕たちは
逆方向に来てしまった
らしいな・・・
どうにか逃げのびた俺たちが
たどりついた場所は、潮風の
吹き抜ける海辺だった
知らず知らず、俺たちは
目的地とは反対の方向へと
進んでいたらしい
だが、歩を返すだけの気力は
今の俺たちに残ってなかった
砂浜に下りた俺たちは
岩陰に隠れるようにして火を
おこし、疲れた身体を休める
街の灯りを見つめながら
海運と交易の都市ファナン
それは奇しくも、俺とネスが
最初に目指した街だった
無事逃げ切った・・・
でも、またしても無我夢中
そうなることは
半分想像してるとおりだった
しかも、逃げ切った先は
予定と全く逆の方向
潮風の吹く海辺だった
またしても先は見えない
闇の中・・・
引き返す気力もなかった
でも、弱音も吐いて
いられないのよね
砂浜の影で火をおこして
みんな少しでも体を休める
海運と交易の都市ファナン
あたしたちが最初に目指した
その街の灯を見ながら・・・
こんな形でファナンに
やってくることになる
とは、皮肉だな
そう言うなってば
ほら、怪我の功名って
考えれば・・・
そう言わないでよ
ほら、怪我の功名って
考えれば・・・
その言葉は、こういう
時に使うべきものでは
なかろう?
うう・・・
うう・・・
それにしても、やはり
僕たちの考えること
など、先輩たちには
お見通しだったな
うん、結局
最後の最後まで迷惑
かけっぱなしだった
気がする・・・
うん、結局
最後の最後まで迷惑
かけっぱなしだった
気がする・・・
借りを返そうなんて
ことは無理だろうが
目的を果たした上で
きちんとお礼を言いに
いきたいものだな
それが、お二人のして
くれたことに対して
僕たちが報いる最良の
方法になるはずだ
うん、そのためにも
アメルを無事に送り
届けないとな
うん、そのためにも
アメルを無事に送り
届けないとね
ここから先は俺たちが
俺たちの手で道を切り
開いていくんだ!
ここから先はあたしたちが
あたしたちの手で道を切り
開いていくのよね
踏み出したんですよね
あたしたち・・・
周りに流されないよう
今いる場所を守ること
だけの毎日から
自分たちの意志で
初めて一歩、前に進み
出したんですよね?
ああ、そうだよ
そしてそのきっかけを
作ったのは、君さ
ええ、そうよ
そしてそのきっかけを
作ったのは、あなたよ
正直、まだこわいです
あたし・・・
自分の判断が本当に
正しかったのかどうか
不安になります
誰だって、それは同じ
だよ
未来を見ることなんて
誰にもできないんだ
だから、人は悩んだり
失敗もする
けどさ・・・
それを恐れていたら
いつまでたっても人は
同じ場所にしかいられ
なくなっちまう
ギブソン先輩が言って
いたよ
自分の気持ちに正直に
なって決めたことが
その人にとっての真実
になるんだって
誰だって、それは同じ
未来を見ることなんて
誰にもできないもの
だから、人は悩んだり
失敗もするのよ
けどさ・・・
それを恐れていたら
いつまでたっても人は
同じ場所にしかいられ
なくなっちゃう
ギブソン先輩が言って
たの
自分の気持ちに正直に
なって決めたことが
その人にとっての真実
になるんだって
自分の、気持ち・・・
こわいかもしれない
不安かもしれない
だけど、アメルは
後悔はしていないん
だろう?
こわいかもしれない
不安かもしれない
だけど、アメルは
後悔はしていないん
でしょう?
してません!
うん、俺も同じだ
後悔はしちゃいない
どれだけ失敗しても、
その気持ちを忘れさえ
しなければ
きっと、乗り越えて
いけるって俺は思うよ
ええ、あたしも同じ
後悔はしちゃいない
どれだけ失敗しても、
その気持ちを忘れさえ
しなければ
きっと、乗り越えて
いけるって思うの
誰だって、きっと
そうやって生きていく
ものなんだから・・・
誰だって、きっと
そうやって生きていく
ものなんだから・・・
あるじ殿、先程ノ霧ハ
召喚術ナノデスカ?
え?
アノ霧ガ発生シタ時
自分ニ装備サレタ
せんさーノ類ハ完全ニ
まひシマシタ
ニモ関ワラズ、我々ノ
進路ニ向カッテダケハ
常ニ視界ガ確保サレテ
イマシタ
そういえば・・・
対象ヲ選ンデ影響スル
霧ナド、物理的ニハ
不自然デス
ソコデ、あるじ殿ナラ
ゴ存知デハナイカト
思ッタノデスガ・・・
うーん、俺にも
ちょっと見当がつか
ないなあ・・・
ネスには聞いて
みたのか?
うーん、あたしにも
ちょっと見当がつか
ないなあ・・・
ネスには聞いて
みたの?
ヤハリ、ゴ存知ナイト
ノコトデシタ
ネスでさえ
わからないのか・・・
ネスでさえ
わからないの・・・
あの霧、いったい
なんだったんだろう?
あの霧、いったい
なんだったんだろう?
チッ・・・
殺気だった気配が
完全に消えやがったぜ
この様子だとアイツら
完全にテメエたちを
見失ったみてェだな?
ふう・・・
ひと安心ってことか
ふう・・・
ひと安心ってとこね
まァな
だが、これで終わり
とは思えねェぞ?
アイツらのしつこさは
悪魔のオレでさえ
呆れるほどだからなァ
油断してると、後ろ
からバッサリってこと
もあり得るかもな?
ヒヒヒ・・・
おまえって
つくづく、イヤなこと
ばかり言うなあ?
あんたって
つくづく、イヤなこと
ばかり言うわね?
おいおい、これでも
オレは忠告してやって
るつもりだぜェ!?
ちっとは感謝しろって
ニンゲン?
感謝したくなるような
忠告にしてくれって
頼むから・・・
感謝したくなるような
忠告にしてほしいわ
本当に
あの霧に包まれた時は
焦ったんだぜ?
ほら*n1は
背が小さいから
はぐれるんじゃ
ないかって、
心配したよ
あの霧に包まれた時は
焦ったのよ?
ほら*n1は
背が小さいから
はぐれるんじゃ
ないかって、
心配したわ
・・・ありがとう
でもね・・・
だいじょうぶだよ
だって・・・
あれは・・・
*n1の
しってる霧だったもの
えっ?
あれはね・・・
シルターンの霧・・・
とおしたくない人だけ
めかくしするの
それって、一種の
結界ってことか!?
それって、一種の
結界ってこと!?
*n1
すぐにわかったの
とおしてくれるって
聞こえたから・・・
だからね
ちっとも、こわく
なかったよ?
そっか・・・
てっきり、先輩たち
の仕業だって思って
いたけど・・・
てっきり、先輩たち
の仕業だって思って
いたけど・・・
いったい、誰があんなものを
作り出したんだろう?
いったい、誰があんなものを
作り出したんだろう?
あううう・・・っ!
ほら、ガマンしろって
ほら、ガマンしなさい
で、でもぉ・・・
あうっ、痛いぃぃ!
痛いですうぅぅっ!!
まったく、いきなり
倒れた時にはなにかと
思ったけど
両足がつって倒れる
なんて、お前らしいと
いうか・・・
まったく、いきなり
倒れた時にはなにかと
思ったけど
両足がつって倒れる
なんて、あなたらしい
というか・・・
うう、面目ないですぅ
ご主人さまぁ・・・
まあ、追われてる途中
でこうならなかった
だけでも上出来かもな
がんばったな・・・
*n1?
まあ、追われてる途中
でこうならなかった
だけでも上出来かもね
がんばったわね・・・
*n1?
ご主人さま・・・
・・・あうっ!?
いたたたたたっ!!
きっちりほぐして
おかないと、後々に
響くからな
さ、次は左足の番だ?
きっちりほぐして
おかないと、後々に
響くからね
さ、次は左足の番よ?
あ、あうぅ・・・っ
ご主人さまぁ
勘弁してくださいよぉ
しかし、これでよくメイトルパで
暮らしていられたって思うな
正直なとこ・・・
しかし、これでよくメイトルパで
暮らしていられたって思うわ
正直なとこ・・・
はいけい、マスター
モナティですの
モナティたちは
あたらしいばしょを
めざして、たびだつ
ことになったです
いきさきは、ずっと
きたにあるという
ちいさなむらですの
なまえもわからない
ようなばしょですけど
そこにはアメルさんの
おばあさんがくらして
いるというのです
アメルさんをぶじに
そこまでおくりとどけ
られたら・・・
次は、モナティを
送っていく番だよな?
次は、モナティを
送っていく番よね?
*n0さん・・
俺もさ、会ってみたく
なってきたんだよ
モナティがそこまで
大好きなマスターって
人にさ?
そのためにも
あたしもさ、会ってみ
たくなってきたのよ
モナティがそこまで
大好きなマスターって
人にさ?
そのためにも
モナティは
もっとがんばるですの
だから、ときどきでも
いいですからマスターも
モナティのぶじを
いのっていてくださいです
だいすきなマスターへ
モナティより
   ・・・かしこ
ふーっ、なんとか首が
つながったってカンジ
だな、毎度毎度
ぎりぎりでも、勝ちは
勝ちだって
ぎりぎりでも、勝ちは
勝ちよ
お、言うようになって
きたなぁ?
*n0
そりゃ、すぐ近くに
お手本になる人がいる
からね。度胸はつくよ
そりゃ、すぐ近くに
お手本になる人がいる
からね。度胸がつくわ
・・・・・・
なあ、*n0
オレを手本にするのは
よしとけよ
どうして?
オレはお前が思ってる
ような、立派な人間
じゃねーってこった
そんなことないって!
剣の扱いだって上手い
し、色々なこと知って
るし・・・
そんなことないわ!
剣の扱いだって上手い
し、色々なこと知って
るし・・・
だが、どれも全部
中途半端だぜ?
剣の腕では黒騎士の
旦那に劣り、知識では
ネスティに及ばねえ
だって、それは・・・
オレは昔っから
どーにも、こらえ性が
なくてな
ひとつのことを丹念に
やり遂げるのが苦手
なんだよ
すぐに飽きちまう
それが積み重なって
何でもできるように
見せてるだけなんだ
・・・・・・
ま、おまえは
オレとは根本的に違う
ようだけどな?
自分で決めたことに
最後まで責任をもとう
と努力してるし
そんなの・・・
買いかぶりだよ
そんなの・・・
買いかぶりよ
自分でわかってねえ
だけだって
オマエには、そういう
気質があると、オレは
思うぜ?
わかってない、か
でも、それはフォルテ
も同じだと俺は思うよ
わかってない、か
でも、それはフォルテ
も同じだと思うけど
んーっ、さすがに
疲れちゃったわねえ
レルムの村から逃げて
きた時も、こんな感じ
だったよなあ
レルムの村から逃げて
きた時も、こんな感じ
だったわね
あら、だけど
今回は「逃げる」旅
じゃないわよ?
アメルと私たちの
意志で「向かう」旅
なんだから
大違いじゃないの
あははは
うん、そうだよな
大違いだよな
あははは
ええ、そうよね
大違いだわ
気の持ちようひとつで
人生は楽しくも厳しく
もなるぜ・・・か
それは?
それは?
んー? アイツが
私と出会った頃にね
言ってた言葉よ
あの時は無責任だって
思ったけど、こうして
思い出してみると
意外と重みがあったり
するから、あなどれ
ないものよねえ
気の持ちよう、か
厳しい状況が、変わる
わけじゃないけどさ
どうせなら、この旅も
楽しいって感じられる
ものにしたいわよね?
うん、俺もそれには
すごく賛成だよ
ええ、あたしもそれに
はすごく賛成だわ
逃避じゃなくて
前向きな気持ちで
いられるといいよな
逃避じゃなくて
前向きな気持ちで
いられるといいわね
結局、最後まで
ギブソンさんたちの
お世話になってしまい
ましたね
うん、あの二人の目は
ごまかせなかったよ
あらかじめ予想して
なかったら、ああまで
手際よく助けに入れる
はずないもんな
うん、あの二人の目は
ごまかせなかった
あらかじめ予想して
なかったら、ああまで
手際よく助けに入れる
はずないもの
でも、これから先は
僕たちが自分の力で旅
を続けていかなくては
なりません・・・
貴方たちに迷惑を
貴女たちに迷惑を
かけっぱなしの僕たち
が言うようなことじゃ
ないですけどね
そのことなんだけどさ
ロッカ
もう、よそうよ
そういう考え方はさ
そのことなんだけどね
ロッカ
もう、よそうよ
そういう考え方
え?
自分の意志でアメルを
守っていくと決めた
時点で、俺たちはもう
対等の仲間なんだよ
仲間同士で、
いちいちそんなこと
気にするのって
おかしいだろ?
自分の意志でアメルを
守っていくと決めた
時点で、あたしたちは
対等の仲間なのよ
仲間同士で、
いちいちそんなこと
気にするのって
おかしいじゃない
ですが・・・
と・に・か・く!
俺はロッカと
対等の仲間で
いたいってこと!
と・に・か・く!
あたしはロッカと
対等の仲間で
いたいってこと!
*n0さん・・
変な遠慮なんてしたら
それこそ承知しないぞ
・・・わかったか?
変な遠慮なんてしたら
それこそ承知しない
わよ
・・・わかった?
・・・はい
生真面目なのはロッカの
いいところだけど
悪いところでも
あるんだよなあ・・・
生真面目なのはロッカの
いいところだけど
悪いところでも
あるのよねぇ・・・
やったな、リューグ
黒騎士に一撃
あびせるなんて!
すごいわよ、リューグ
黒騎士に一撃
あびせるなんて!
・・・・・・
あれだけ毎日、練習
してたもんな・・・
当たり前といえば
当たり前かな?
あれだけ毎日、練習
してたもんね・・・
当たり前といえば
当たり前かな?
ハッ!
なにが当たり前だよ?
俺はあいつを殺す気で
向かっていったんだ
それがどうだ?
カブトひとつを弾いた
だけで、傷ひとつさえ
つけられねェ!!
でも・・・
ぶっ倒さなけりゃあ
意味ねェんだよ・・・
じゃなきゃ、俺の
やってることなんて
なんの意味もねェ!!
意味ねェんだよ・・・
リューグ・・・
リューグのしようとしていることは
本当にただの復讐なんだろうか?
リューグのしようとしていることは
本当にただの復讐なのかしら?
ファナンか・・・
ミニスは、ファナンに
行ったことあるのか?
ミニスは、ファナンに
行ったことあるの?
うん、何度かは
だって、あそこは
金の派閥の本部がある
街だもの
へえ・・・
もともとは小さな漁村
だったのを、金の派閥
が貿易によって、今の
都市に発展させたの
そして、今もその運営
を取り仕切ってるのが
私のお母さま・・・
じゃあ、ファナンには
ミニスのお母さんが
いるのか?
じゃあ、ファナンには
ミニスのお母さんが
いるの?
うん・・・
だけど、今はちょっと
会いたくないな
ペンダントをなくした
こと、話してないから
いっそ、思い切って
話したほうがいいん
じゃないのか?
いっそ、思い切って
話したほうがいいん
じゃないの?
それはダメえっ!?
おいおい、なにも
そんな大声で反対
しなくたって・・・
あらあら、なにも
そんな大声で反対
しなくたって・・・
とにかくっ!
それだけは絶対にダメ
お母さまにだけは
知られたくないの!
ねえ、*n0
お願いだから・・・
わ、わかったよ
もう言わないから
落ち着けってば・・・
わ、わかったわよ
もう言わないから
落ち着いてって・・・
怒られるのがこわいんだろうけど
ちょっと異常だよな、あれって
怒られるのがこわいんだろうけど
ちょっと異常よね、あれって

scn107

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
どうする?
 お言葉に甘える
 遠慮する
*n0
・・・・・・
・・・・・・
もしもーし?
*n0
・・・んあ?
・・・ふに?
おぉ、起きた起きた
・・・?
こんなとこにひっくり
返ってなにしてんのさ
あんたたち?
行き倒れにしちゃあ
ずいぶんと大所帯
だねえ
え、と・・・君は?
え・・・あなたは?
あたい?
あたいはモーリン
ファナンの住人だよ
日課の訓練するために
やって来たらさ
いきなり、あんたたち
が転がってるだろ?
びっくりして
ちゃんと息をしてるか
確かめたってわけさ
なるほど・・・
なるほどじゃないよ
まったく、朝っぱら
からひとに余計な心配
かけといて
そっか・・・
そっかじゃないよ
まったく、朝っぱら
からひとに余計な心配
かけといて
だいたいなんだい
その格好は?
まるで野盗かなにかに
襲われでもしたみたい
じゃないのさ
あ、いや、これは
あ?これは、その
えーっと・・・
ふぁ、あ・・・
おや、お仲間も
ようやく目を覚ました
ようだね
・・・!?
おい、*n0
そこにいるのは
いったい、誰だよ?
まさか、追っ手!?
違うってば!
この人は俺たちが
行き倒れてると思って
心配して・・・
違うってば!
この人はあたしたちが
行き倒れてると思って
心配して・・・
ふーん・・・
なにやら、ワケあり
みたいだねえ
どうだい
あんたたち、よけりゃ
あたいの家で休んで
いかないかい?
君はバカか?
見ず知らずの人間に
ほいほいついて行って
どうするんだ!?
そんなこと言ったって
せっかく親切で言って
くれてるんだから
そんなこと言ったって
せっかく親切で言って
くれてるのよ
そうそう、人の親切は
素直に受けとくもんさ
さあ、ついといで!
どうなっても知らんぞ
僕は・・・
気持ちは嬉しいけど
俺たちは・・・
ありがと
気持ちは嬉しいけど
あたしたちは・・・
ワケありなのは承知
だって言ったろ?
いいから、いいから
遠慮しないで
ついてきなって!
ちょ、ちょっと
引っ張らな・・・
うわあぁぁっ!?
えっ、ちょっと
引っ張らな・・・
きゃあぁぁっ!?
なんか、すさまじく
強引なねーちゃんだな
ていうか・・・
すっごい力持ちかも
引きずってるし・・・
まあ、悪意のあるよう
には見えないわね
あの様子では
(こくこく)
しゃあない
ひとつここはお邪魔
させてもらうかね
あーうー!?
うひゃあー!?
さあ、着いた
ここがあたいん家さ
ケッ、想像以上に
しけたとこだなァ?
*n1!
*n1!
あはは、いいんだよ
本当にボロだしね
これは・・・
拳法の道場か?
そうさ
あたいはここの師範代
をやってんだよ
そのわりには・・・
なんだかひっそりして
ませんか?
ずいぶんと静かだな
普通なら稽古してる
時間だろうに・・・
ああ、今はあたい以外
生徒はまったくいない
からね
ええっ!?
へ!?
館長やってんのは
あたいのクソ親父なん
だけどさ・・・
ずっと前に修行の旅に
出たっきり、ちっとも
帰りやがらなくて
あはははっ
このありさまってわけ
あっけらかんとした顔
で言えることなのか
それって???
このありさま、って
い、いいのかしら?
さあさ、遠慮は無用さ
男どもは適当に入って
くつろいでなよ
女連中はこっちさ
裏庭に井戸があるから
砂や汗を落としといで
で・・・
あれからもう3日か
早いもんだな
で・・・
あれからもう3日
早いものね
ええ、本当に
モーリンさんには感謝
しないといけませんね
そうだよな
寝る場所だけじゃなく
食事の世話までして
もらっちゃってさ
そうよねえ
寝る場所だけじゃなく
食事の世話までして
もらっちゃって
だが、いつまでも
彼女の好意に甘えては
いられんだろう
この場所にも、いつ
黒の旅団の手が伸びて
くるかも知れない
そうですよね・・・
あんな親切な人を
巻き込んだりしたら
いけませんもの
ああ、黒騎士たちに
気づかれる前にここを
出て、目的の村まで
行かないとな
・・・はい?
ええ、黒騎士たちに
気づかれる前にここを
出て、目的の村まで
行かなくちゃ・・・
・・・はい?
よお、みんな揃って
なんの話だい?
ウワサをすれば
なんとやら、ってか
ヒヒヒ・・・
も、モーリンさんっ?
なんだい、そんなに
驚くことないだろ?
ももももっ
モーリンさんっ!?
なんだい、そんなに
驚くことないだろ?
あ、いえ・・・
いや、あははは
モーリンのおかげで
すっかり疲れもとれた
なあってね
あ、えっとね・・・
モーリンのおかげで
すっかり疲れもとれた
わねーって
そりゃ良かった
だったらさ、ひとつ
あたいと一緒に街まで
出てみないかい?
えっ?
へ?
いって来たらどうだ
*n0
おりを見て、そろそろ
出発することを彼女に
伝えてくれ・・・
その間に、僕たちは
準備をしておくから
ええっ!?
ええっ!?
あんたたちは
行かないのかい?
あ、あたしはっ
まだちょっと気分が
僕も遠慮するよ
足のほうが本調子に
なるまではね
ふーん・・・
そんじゃ仕方ないか
*n0
ついといで
あーれー!?
あわわわっ、ちょっと
引っ張らないで~!?
はあ・・・
見るからにド派手で
恥ずかしい建物だろ?
いや、そこまでは
言わないけどさぁ
いや、そこまでは
言わないけどね
装飾が派手すぎて
近寄りがたい雰囲気は
あるかも・・・
装飾が派手すぎて
近寄りがたい雰囲気は
あるかも・・・
金の派閥の召喚師の
本部がここだよ
あたいは、どうしても
こいつらが好きに
なれなくてさ・・・
街を便利にするため
とはいえ、好き放題に
ここらの土地を
いじくったからね
おかげで、あたいが
小さい頃のファナンの
面影は、ほとんど
なくなっちまってる
そうなんだ・・・
感傷だってのは
わかってるんだけどさ
やっぱり、ね
・・・・・・
おや、あそこにいるの
ミニスじゃないかい?
本当だ・・・
ちょっと見てくるよ
本当だ・・・
ちょっと見てくるわ
なにしてんだ
こんなところで?
なにしてるの
こんなところで?
なにって・・・
その・・・
せ、せっかくだから
なにか勉強のために
買い物しようかと
思っただけっ!
ちょうどいいわ
*n0
ついてきなさいよ?
おい、いいのかよ
俺は蒼の派閥の人間
なんだけど・・・
えっ、いいの
あたしは蒼の派閥の
人間なんだけど
私が金の派閥だから
構わないのっ!
い、いいのかなぁ?
い、いいのかなぁ?
ここがファナンの市場
歴史では聖王都より
劣るけれど
店の数と、食べ物の
新鮮さだったら
けっして負けちゃあ
いないよ
ちょっとのぞいて
いってみようか?
市場のある大通りとは
また違った活気がある
よね、ここはさ
市場のある大通りとは
また違った活気がある
わね、ここは・・・
まあね。ここの連中は
裕福とはいえないけど
気持ちの優しいやつら
ばかりだよ
よお、モーリンっ
オトコなんか連れて
珍しいじゃねえか
ははは、いよいよ
あの道場にも跡継ぎが
できるみたいだねえ
ばばば、バカいってん
じゃないってばさ!
ちゃんと話しただろっ
こいつは今、うちで
面倒みてる旅の人だよ
ははは、照れやがって
冗談だってのによ
なあ、兄さん
昨日の貝の酒蒸しは
どうだった?
あ、ええ
おいしかったですけど
ひょっとして、俺たち
が食べてたご飯って
おばさんたちが?
よお、モーリンっ
隣にいるのは
新しい弟子かい?
あの寂れた道場も
少しは活気づく
みたいだねえ
まあ、確かに
寂れてるけどさ・・・
ちゃんと話しただろっ
こいつは今、うちで
面倒みてる旅の人だよ
そうかい
そいつは残念だ
なあ、嬢ちゃん
昨日の貝の酒蒸しは
どうだった?
あ、ええ
おいしかったです
ひょっとして、あたし
が食べてたご飯って
おばさんたちが?
ああ、そうだよ
ここのみんなが親切で
わけてくれたもんさ
すいませんっ
あの、俺たち、お礼も
言わずにいて・・・
すいませんっ
あの、あたしたち、
お礼言わずに・・・
いいってことよ
モーリンにゃ、いつも
怪我人の面倒をみて
もらってるからよ
そうそう、困った時は
お互いに助けあうのが
下町の心意気さ
そんじゃ、あたいたち
他にも回るとこがある
からさ
帰りにまた寄ってきな
魚を揚げとくからね
持っておいきよ
あいよっ!
なんだ!?
人混みができてるぞ
なにかしら?
人混みができてるけど
こういう裏路地には
あんまり近づくんじゃ
ないよ?
ファナンは港街だから
ろくでもない奴らも
集まってくるが
連中が好んでたむろ
してるのが、こういう
場所なのさ
うん、みんなにも
言っておくよ
うん、みんなにも
言っておくわ
・・・!?
!?
ん、どうかしたかい?
いや・・・
なんでもないよ
いいえ・・・
なんでもないわ
こんなところに
あいつがいるはず
ないもんな・・・
こんなところに
あの子がいるはず
ないもんね・・・
・・・*n0
街の門から波止場まで
をつなぐこの大通りが
ファナンで一番、人が
行き来する場所だよ
荷揚げされた品物は
ここから馬車なんかで
各地へと運ばれるのさ
食べ物や日用品は
トライドラへ
ぜいたく品だったら
聖王都って具合にね
ファナンの人たちが
生活するための水は
どうやって確保してる
と思う?
・・・さあ?
・・・さあ?
その答えがこいつ
この水道橋を使って
海の水をくみあげて
使ってるのさ
海の水だって!?
海の水!?
あはははっ、もちろん
そのまま使ってるわけ
じゃないよ
なんでも、汲み上げた
水の中で魚の召喚獣を
養殖していて
そいつが、
すっかり塩辛さを
抜いてくれるって
話だよ
へえ・・・
ソレルクってその魚が
また、珍味でさ
ファナンの名物として
売られてるんだよ
そのうちに食べさせて
やるから、楽しみに
してな?
うわ・・・っ
これって全部、船で
届いた品物なのか!?
うわ・・・っ
これって全部、船で
届いた品物なの!?
ははは、呆れちまう量
だろ?
これだけの荷物を
聖王都の港だけでは
処理しきれなくなった
ことが理由で
漁村だったファナンが
貿易港として開発
されたってわけさ
たしかにハルシェ湖の
受け入れ港じゃ、これ
だけの荷物はさばけ
ないだろうなあ
たしかにハルシェ湖の
受け入れ港じゃ、これ
だけの荷物はさばけ
ないものねえ
これを管理してる
連中ってのが、
金の派閥の
召喚師だよ
事実上、ファナンは
そいつらの手で統治
されてるようなもんさ
どうする?
 事情を聞いてみる
 何か食べさせる
 ほっておこう
海ってのは不思議な
もんだよな
波が寄せたり引いたり
して、まるで生きてる
みたいでさ・・・
海って不思議ね・・・
波が寄せたり引いたり
して、まるで生きてる
みたい・・・
そういや、あんたたち
は海のない場所から
来たんだったね
うん
ええっ、そうよ
この銀沙の浜は
ファナンがまだ漁村で
しかなかった頃から
ずっと
漁師たちの働き場所
だったのさ
上手くやればここから
でも結構な魚が釣れる
んだよ
今は、潮の具合が良く
ないんでダメだけどね
え?でも、あそこで
釣りをしてる人がいる
じゃないか
えっ?でも、あそこ
で釣りをしてる人が
いるじゃないの
・・・・・・
ありゃま、ほんとだ
バカだねえ
釣れるわけないのに
おーい、そこのあんた
・・・ん?
腰に剣を差してるぞ
この人、剣士なのかな
腰に剣を差してるけど
この人、剣士かしら?
今の潮の加減じゃあ
ここで竿を出したって
無駄だよ?
なんと!
それはまことか!?
あんたをかついだって
何の得にもなんないよ
な・・・
なんたる不覚・・・
それを知っておれば
最後の路銀でこんな物
を買いはしなかったと
いうのにっ!!
あ、あのう
もしもしっ?
あ、あのぉ・・・
もしもしー?
ああ、いかん
叫んだら空きっ腹に
響いてきたでござるよ
くううう・・・
よっぽどお腹が空いて
いるんだろうな
この様子だと・・・
よっぽどお腹が空いて
いるのね・・・
この人・・・
拙者、見てのとおりの
流れの剣客でござる
けんかく?
サムライでござるよ
ええっ、貴方が!?
へえ・・・
噂には聞いてるよ
なんでも異世界の剣術
を使うんだってね
で、その
おサムライさんが
どうしてお腹すかして
るんだい?
行く先々で力仕事を
して路銀を稼ぎ、修行
の旅をしていたのだが
どういうわけか、この
街ではそういった仕事
が見つからず・・・
なるほどねえ
釣った魚を食べようと
考えたわけだ
あの・・・
よかったら、これで
ご飯を食べてください
あの・・・
よかったら、これで
ご飯を食べてください
なんと・・・
おぬし、見ず知らずの
拙者に金を渡すという
のか!?
お腹がすいていいこと
なんてひとつもないし
気にしないでどうぞ
ありがたい・・・
ありがたいが、しかし
それではあまりにも
申しわけが立たぬ
むむむむ・・・・
だったらさ、今だけ
借りておくことに
しといたらどうだい?
え?
へ?
気の毒だけど、俺たち
にしたって居候してる
身だからなあ・・・
気の毒だけど、あたし
にしたって居候してる
身だものねぇ・・・
・・・・・・
ここは、彼女の様子を
見て決めとこう
ここは、彼女の様子を
見て決めましょう
あんた剣士やってるん
だから、腕っぷしは
強いはずだね
まあ、そこそこは
よし、だったら網びき
の仕事を紹介したげ
ようじゃないか
そ、それはまことで
ござるかっ!?
そんなにもうかる仕事
じゃないけど、メシは
食べさせてもらえる
それでいいんならね
充分でござるとも!
ええと・・・
あたいはモーリン
で、こっちが・・・
*n0だよ
*n0よ
お二人の親切は
このカザミネ、生涯
忘れぬでござるよ
ははは、そんな大げさ
に考えなくたって
いいのに・・・
あらら、そんな大げさ
に考えなくたって
いいのに・・・
さ、ついといで!
しかし、遠慮している
ものを無理に渡すのは
どうかと僕は思うが?
ですが、現にこれだけ
世話になってしまって
いるんですよ?
二人とも、難しい顔で
なにを話してるんだ?
二人とも、難しい顔で
なにを話してるの?
モーリンさんに、宿代
を払うって話ですよ
あ・・・!
彼女はいらないって
言ってますけど、食事
だってタダのはずが
ないんですし・・・
しかし、そもそも
僕たちは客として彼女
に招かれたんだ
これから先のことも
考えて、路銀は節約
するに越したことは
ないだろう?
それはそうですが
でも・・・
なんか、下手に口を
出すとまずそうかも
ここは、そーっと
退散しよう・・・
なんか、下手に口を
出すとまずそうかも
ここは、そーっと
退散しちゃお・・・
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみよっかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、さすが道場
古いけどしっかりした
造りをしてるなあ
配置ニ無駄モナク
空間ヲ有効ニ活用シテ
アリマスネ
建材ノ劣化モ、サホド
感ジラレマセン
耐久性モ高イデショウ
へえ・・・
あー、さっぱりした♪
ここの水って、
すっごく冷たくて
気持ちいいよ?
なにをのんきなことを
言ってるんだ
*n0
今の僕たちは追われる
身の上なんだぞ?
もう少し危機感をもつ
べきじゃないのか
わかってるよ。でもさ
あのモーリンって人は
本当にただの親切心で
俺たちをここに連れて
きただけだと思うんだ
ちょっと強引だったと
は思うけど
わかってるわよ。
でも、モーリンは
ただの親切心で
あたしたちをここへ
連れて来ただけよ
やり方は強引だけどね
たしかにな。オレらを
ハメるつもりなら
やり方がお粗末すぎる
ってもんだよな
それはそうだと思うが
しかし・・・
あんた・・・
つくづく疑り深い性格
してんだねえ・・・
うわっ!?
い、いつの間に入って
きやがったんだ!?
この女・・・
聞かれて困るような
陰口を叩いてるそっち
が悪いんじゃないか
よっと・・・
な、なにするんだ!?
あんたがやせ我慢して
隠してる怪我を治して
やるんだよ
怪我だって!?
怪我って!?
ネス、本当なの?
ネスティさん
どうして隠してたり
したんですか!?
別に騒ぐようなこと
じゃないんだ
ちょっと足をくじいた
だけさ
だからって!
アメルの力で治して
もらえば・・・
だからって!
アメルの力で治して
もらえば・・・
こんなくだらない怪我
で、彼女に負担をかけ
られるものか
心がけは立派だけどね
あんた、素人判断は
危険だよ・・・ほれ?
ぐあっ!?
関節が腫れちまってる
待っといで、すぐに
痛みをとってやるから
・・・こおぉぉっ!
召喚術?
ううん、そうじゃない
もっと別の力だ・・・
召喚術?
ううん、そうじゃない
もっと別の力・・・
ふう、どうだい?
すこしはマシになった
はずだよ
・・・すまない
「ストラ」を使うこと
ができるのか、君は
ストラ?
治療法の一種さ。
気の力で患部の治癒力
を高めて、怪我を治し
ちまうんだ
あたいのストラは
それほど強いもんじゃ
ないんだけどね
ひょっとして
君は、ネスが怪我して
たから俺たちを?
ひょっとして
あなたは、ネスが
怪我してたから
あたしたちを?
そこの兄さんに
限ったことじゃないよ
気を探ってみれば
まるわかりさ
あんたたちときたら
揃いも揃って、身体に
無茶させすぎだって
う・・・
あらら・・・
しばらく、ここで身体
を休めていくこったね
じゃないと、本当に
行き倒れちまうよ?
どうする?
 腕ずくで止める
 召喚術でおどす
ふざけんじゃねえぜ
おい、ババア!
俺たちは客だぞッ!?
はんッ、他のお客に
迷惑をかける野郎はね
うちじゃお断りだよ!
とっとと出てお行き!
なんだと・・・
おい、俺たちが誰だか
わかってんのか!?
わかってるさ
人様の船を襲って
上前はねてる、ケチな
海賊だろうが!
なっ!?
いきがるのは海だけに
しときやがれ!!
みんな、お前らのせい
で迷惑してんだっ!
なめた口ききやがって
ぶっ殺してやる!!
やめろっ!
やめなさい!
ぐっ・・・
なんだ、テメエっ!?
武器をおさめて
ここから立ち去るんだ
じゃないと・・・
次は手加減しない!
武器をおさめて
ここから
立ち去りなさい
さもないと・・・
泣かしちゃうわよ?
やめろっ!
やめなさい!
なんだ、テメエは?
武器をおさめて
ここから立ち去るんだ
じゃないと・・・
武器をおさめて
ここから
立ち去りなさい
さもないと・・・
ま、まさか・・・
お前、召喚師ッ!?
なんだって!?
それがわかったんなら
おとなしく立ち去って
くれないか?
それがわかったんなら
おとなしく立ち去る
ほうがお利口よ?
そ、そんなおどしに
びびるかよっ!
みんな、やっちまえ!
やっぱりダメか・・・
むー、やっぱり
こうなっちゃうかぁ
ちょいと待ちなっ!!
モーリン?
海岸までついてきなよ
ここの人たちに迷惑を
かけたくないからね
関係あるかよッ!
おや、いいのかい?
あたいはあんたたちの
ためを思って言って
やってんだよ
よってたかって
袋だたきにされたいっ
てのなら別だけどね
ぐぅ・・・
さ、どうすんだい?
来るのか来ないのか
はっきりしなっ!!
上等だッ!
そのでかい口を二度と
叩けなくしてやる!!
あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
なんだい、もう音を
あげるのかい?
だらしないねえ
くそぉ・・・っ
この馬鹿力のデカ女め
・・・どおぉ!?
ねえ、あんた
もういっぺん言って
ごらんよ
もっともっと
グーで殴ってほしいん
ならねえ!?
ひいぃぃぃぃぃぃ!
ちょ、ちょっと
モーリンさん!
落ち着いてください!
なんなんだ・・・
あいつ、本当に女かよ
なあ*n0
あの様子だとオレらが
助ける必要なかったん
じゃねーか?
あははは・・・
あはは・・・
そうかも・・・
普通の旅人じゃないの
は、わかってたけどさ
あんた、召喚師だった
んだね・・・
ごめん、黙ってて
ごめんね、黙ってて
いいんだよ
最初に詮索しないって
言ったのはあたいさ
うん・・・
うん・・・
あいつらさ、ファナン
の近海を根城にしてる
海賊なんだ
貿易船の積み荷を狙う
だけじゃなく、最近は
漁師や陸の人たちまで
襲ったりしてね
あんな具合にあたいが
下町の用心棒みたいな
ことをやってんのさ
そうだったのか
そうだったんだ
・・・*n0
ん?
なに?
あんたたち、そろそろ
出発するんだろう?
ごめんよ
あたい、さっきの話さ
立ち聞きしてたんだ
・・・そうか
・・・そっか
仕方ないさ
もともと、あんたたち
は旅の途中なんだし
でも・・・
また、ひっそり
しちまうんだねえ
あの道場もさ・・・
・・・・・・
そうか・・・
ああ・・・
せっかく仲良く
なれたのにな・・・
さみしくなるよ・・・
うん・・・
せっかく仲良く
なれたのに
さみしく
なっちゃうな・・・
*n0さん
あたし、このまま
モーリンさんとお別れ
したくないです
だって・・・
お礼だってなんにも
できてないのに・・・
・・・(くいくい)
*n1?
*n1?
おにいちゃん・・・
モーリン・・・
いっしょに・・・
おねえちゃん・・・
モーリン・・・
いっしょに・・・
いけないの・・・?
・・・・・・
ねえ?
それは俺だって
同じ気持ちだよ
でも、しかたがない
ことなんだ
モーリンはこの下町を
守っていかなくちゃ
ならないんだ
俺たちと一緒に旅する
ことは無理なんだよ
それはあたしだって
同じ気持ちよ
でも、しかたがない
じゃない
モーリンはこの下町を
守っていかなくちゃ
いけないんだもの
あたしたちと一緒に旅
することは無理なのよ
*n0
ひょっとして、彼女に
僕たちの事情を話して
しまったのか?
・・・・・・
つまり、今の言葉が
彼女の答えなんだな?
・・・うん
そうか・・・
明日になったら
きちんと挨拶をして
出発しよう
ネスティさんっ!?
そのほうがいいんだよ
モーリンのためにも
僕たちのためにも
アメルさん
ネスティさんの
言うとおりですよ
お別れは悲しいです
けど、それを顔に出し
たら、モーリンさんが
心配するですのっ
だから、アメルさん
元気を出して
笑顔でお別れしないと
ダメですの・・・
・・・・・・
ほれ、*n0
一本やるよ?
どうしたんだよ?
こんなにたくさんの
魚の串揚げ
どうしたのよ?
こんなにたくさんの
魚の串揚げ
いやな、そろそろ
出発するつもりだって
飲み屋のおばちゃんに
話をしたらさ
せんべつだって
渡されちまってね
最初に来た時、オレが
こいつをえらく気に
いってたこと、おぼえ
てくれてたんだよ
へへっ、ちょっとさ
ジーンときちまったぜ
不覚にも・・・
・・・・・・
ほれ、食いなって
味は保証つきだぜ?
07B-8
シナリオ未定
07B-8
シナリオ未定
いよいよ出発かい?
うん、その・・・
本当にモーリンには
なんてお礼を言えば
いいか・・・
ええ、その・・・
本当にモーリンには
なんてお礼を言えば
いいか・・・
のわっ!?
きゃっ!?
あはははっ
なに似合わないこと
言ってんのさっ♪
さあて、そんじゃ
見送りしなくちゃね
ほら、さっさと荷物
取ってきなよ
モーリン・・・
07B-D
シナリオ未定
・・・・・・
けほっ! けほっ!?
うっわぁ・・・
ススだらけだよぉ?
おいおい、大丈夫か?
ミニス・・・
あらら、大丈夫?
ミニス・・・
へーき、へーき
・・・けほっ!
みんなで
掃除してるのか?
みんなで、掃除してる
の?
・・・(こくん)
そうですのーっ
アメルが思いついた
ことなのよ?
ええ、時間がないから
家の隅々までは無理
ですけど・・・
せめて、よく使う場所
ぐらいはお掃除をして
いこうと思って
あたしたちにできる
お礼って、これぐらい
しかないから
アメルーっ
こっちは片づいたわよ
ご苦労さまです
ケイナさん
くすくす・・・
おねえちゃん・・・
おはな、まっくろ
えーっ?
うわ、ホントだ・・・
あははははっ!
モナティったら、顔中
ススだらけぇ・・・
うにゅううぅっ
そ、そんなにおかしい
ですかぁ???
それじゃ、最後は
お風呂を使わせて
もらいながら、掃除
しちゃいましょうか
あ、どうもー!
*n0さーん
パッフェルさん!?
こっちに来てたんだ?
あ、そうそう!
私また、ケーキ屋で
バイトを始めたですよ
この街の大通りに
ゼラムのお店の2号店
があるんですが
人手不足は相変わらず
でして・・・
イヤな予感・・・
イヤな予感・・・
大丈夫ですよー
仕事の内容は、向こう
のお店と同じですから
ちょ、ちょっと!
俺はまだ手伝うなんて
一言も・・・
ちょ、ちょっと!
あたしはまだ手伝う
なんて一言も・・・
経験者がいてくれると
助かるんですよねー
ほんと・・・
ひ、引っ張らないで!
うわあぁぁ・・・!?
すっかり世話になっち
まったな、あんがとよ
元気でね、モーリン
ああ、そっちこそ身体
にゃ気をつけんだよ
モーリンさん・・・
全部かたづいたらさ
また遊びにおいで
今度は、じいさんも
連れてさ?
は、はい・・・っ
絶対また来ますっ!
・・・(ぎゅっ)
おいおい・・・
*n1
モーリンを困らせたら
ダメだろう?
*n1
モーリンを困らせたら
ダメでしょ?
・・・(ふるふる)
いい子だから
わかっとくれよ
あたいだって・・・
モーリンさん
ん?
また、遊びに来ますね
ご主人さまと
ああ、楽しみに
待ってるからね
モーリンさん
ん?
モナティ、ほんとにっ
ほんとに楽しかった
ですの・・・
・・・ぐすっ
うっく、うう・・・っ
こらこら、泣くやつが
あるかい・・・
今のはなんだ!?
今のはなに!?
・・・!!
これは・・・
大砲の砲撃だぞ!
弾道ヲ計算、
射撃地点ハ・・・
海カラデス!
おいおい、なんだよ
海の方からだぜ!
間違いないよ
海賊のやつらだ!
わざと下町だけ狙って
撃ってやがる・・・
ちくしょお、もう
勘弁できないっ!!
モーリンっ!?
*n0さん
僕たちも急ぎましょう
ぼっとしてんじゃねえ
俺たちも行くぜ!!
僕たちにとっても
まんざら無関係なこと
じゃないからな
ネス、それじゃあ!?
ああ、ちょっとした
恩返しといこうか?
急ぎましょう!
うーん、やっぱ
こうじゃねェと
楽しくないよなッ♪
燃えちょる燃えちょる
がはははっ
いい気分じゃのう!!
もっと撃ちまくれい!
海賊をなめたら
どうなるか、徹底的に
教えたるんじゃ!!
やめろおぉぉっ!
船長、あいつですっ
あのバカでかい図体の
女が俺たちを・・・
ふん! 情けないのう
あんな女ごときに
尻尾を巻きよって
やい、女!?
よくも昨日は子分を
痛めつけてくれたのう
このジャキーニ様が
じきじきに落とし前を
つけてやるわい!!
望むところだよ!
さあ、下りてきなっ!
がはははは
誰がじかにお前と戦う
といったかのう?
さあ、出るんじゃあっ
化け物どもおぉっ!!
・・・・・・
???
ウコケケケケェッ!
な、なんだって・・・
がはははははっ
驚いたか!?
今日びは金さえ積めば
海賊だって召喚術を
使えるんじゃあっ!
ウコケケクエェッ!!
・・・っ!!
グゲルアアアッ!?
大丈夫か、モーリン?
大丈夫、モーリン?
あ・・・
*n0・・・
まさか海賊の親玉が
外道召喚師とはな
まったく、どんな師匠
についたのやら
やかましいわいっ!
どいつもこいつも
なめやがって・・・
そういうつもりなら
戦争じゃあ!!
かまやしねえから
大砲でファナン中を
火の海にしちまえい!
おいおい、あの野郎
目がすわってやがるぞ
これ以上、撃たせたら
街がめちゃくちゃに
なっちゃうよぉ!?
ウコケケケェッ!!
ダメだ!?
間に合わないっ
ダメっ!?
間に合わないっ
や、やめろおぉっ!!
・・・・・・
!?
あの人は、昨日の
サムライ・・・?
キエエエィィィッ!!
な!?
う、嘘でしょおっ
た、大砲のタマをっ
斬りやがった???
マサカ・・・!?
計算上デハ、絶対ニ
アンナコトハ不可能
デス・・・???
わはははっ!?
すげェ、すげェ
あのニンゲン、やって
くれるなァ!?
カザミネさんっ!
カザミネさんっ!
カザミネさん!?
ほんとにカザミネさん
ですのおぉっ???
おう、誰かと思ったら
誓約者殿のところに
仕えていたタヌキ娘で
はござらぬか
タヌキじゃないですう
モナティですのー!!
モナティ、あの人と
知りあいだったのか?
モナティ、あの人と
知りあいだったの?
そうですの!
カザミネさんはすごく
強いんですのー!
大根でもニンジンでも
「いあい」でなんでも
まっぷたつですのー!
おぬしたちには
ひとかたならぬ世話を
受けておるからな
シルターンが剣客
カザミネ・・・
義によって
助太刀いたすっ!
よーし・・・
みんな、いくぞっ!!
よーし・・・
みんな、いくわよ!
あいよっ!
イヤじゃあぁ・・・
陸にあがるのはイヤ
なんじゃあぁぁぁっ!
おぬし、本当に往生際
が悪いでござるなあ
あんだけのことをした
からには、きちんと
覚悟を決めてもらうよ
下町の連中はみんな
荒っぽいんだからねえ
ひイィィィっ!!
モーリン、そのへんで
勘弁してやりなよ
君に殴られたぶん
だけで、そいつの頭は
コブだらけじゃないか
モーリン、そのへんで
勘弁してあげたら
貴女に殴られたぶん
だけで、そいつの頭は
コブだらけじゃないの
ほんと・・・
おいもさんみたいに
でこぼこになって
ふん! まだまだ
殴りたりないくらいさ
あとはファナンの兵士
たちに任せようって
な?
あとはファナンの兵士
たちに任せましょう
ね?
そうだな、向こうも
そのつもりで出迎えに
きているようだぞ
え?
へ?
貴方たちですね
貴女たちですね
海賊たちをやっつけて
くれたのは?
はあ、なりゆきですが
一応はそうですけど
まあ、なりゆきですが
一応はそうですけど
な、なんだ、こいつ?
ニンゲンのくせに
オンナのくせに・・・
み、ミョーな威圧感が
・・・ううっ???
*n1
おまえ
なにやってんだよ?
*n1
あんた
なにやってんのよ?
んー・・・
誰なんだろう、この人
こんなに兵士を連れて
くるなんて
誰なのかしら、この人
こんなに兵士を連れて
くるなんて
あら? あらあらあら
あららら???
ど、どうかしましたか
変ですわねえ
派閥にいる子の顔は
きちんと覚えておいた
つもりなのに・・・
やだわ、物忘れなんて
歳なのかしら?
物忘れではないですよ
僕たちは、蒼の派閥の
人間なのですから
金の派閥の議長
ファミィ・マーン様
ええーっ!?
はえええっ!?
じゃ、じゃあっ
この人がミニスのおか
・・・っがっ!?
そっ、それじゃ
この人がミニスのおか
・・・っがっ!?
しイィィっ!!
まあ、そうでしたの?
それならわからなくて
当然ですね
それにしても
みっともないところを
お見せしてしまって
貴方たちが助けて
くれなければ、もっと
大変なことになって
いたでしょうね
ああ、まったく
そのとおりだよッ!!
モーリンさん!?
今までぼけっとなに
してたんだい?
ファナンを守るのも
あんたらの仕事だろ?
それでよく偉そうに
してられるねッ!?
本当にすいません
私がいたらぬせいで
ご迷惑をかけて
二度とこんなことには
ならぬよう、そこの人
たちには、きつく言い
聞かせますから
・・・・・・・
連れてってくださいな
あとで、私が直接
おしおきをしますから
はっ!
ひッ、ひいィィッ!?
議長殿、ご指示どおり
下町の火災は最小限に
食い止めました
えっ?
ご苦労さまです
でしたら引き続いて
壊れた建物の再建費を
算出してくださいな
この人・・・
海賊退治よりも
下町の人の避難を
優先したんだ・・・
優先したのね・・・
トテモ冷静ナ
判断デス
さて、がんばった貴方
さて、がんばった貴女
たちには、ご褒美を
あげないと・・・
明日にでもあらためて
派閥の本部にご招待
しますわね
は、はあ
その時はぜひ、貴方の
その時はぜひ、貴女の
後ろで隠れている
私の娘も連れてきて
くださいね
!?!?!?
それでは、また明日
ごきげんよう
見つかっちゃったね
ミニスちゃん・・・
あきらめろや・・・
相手が悪すぎるぜ?
あうう~っ!?
結局、その日は出発どころ
じゃなくなってしまった
召喚術を使う海賊との戦い
金の派閥の議長にして
ミニスのお母さんでもある
ファミィさんとの出会い
またしてもいろんなことが
いっぺんに起きたせいで
疲れているはずなのに
なかなか眠れない
熱っぽい頭を冷やすために
道場の屋根にあがってみると
海原の上に月があった
ゼラムとはまた違った輝きで
あの月が満ち欠けを繰り返し
めぐっていくように
俺もまた、旅の中で色々な人
たちとめぐりあっていくこと
になるんだろう
潮騒の音を遠くに聞きながら
俺はなんとなく
そんなことを考えていた
結局出発できなかった・・・
もっとも、この状況で出発
できる方がおかしいけどね
召喚術を使う海賊との戦い
金の派閥の議長にして
ミニスのお母さんでもある
ファミィさんとの出会い
何かが起きるときって
なんでいっぺんに
起きるのかな?
そんなことを考えてると
目がさえて眠れなくって
あたしは道場の屋根に登った
まるで子供のように・・・
そこには狙い澄ましたように
ファナンの月が私を待ってた
ファナンの月はモーリン
みたいに大きくて優しい
その土地によって
月は違って見える・・・
あたしはこれからどんな
月を見ることになるのかな?
あたしは旅で人と会うように
きっといろんな月にも会う
ことになるんだよね
あたしは、ぼんやりと・・・
そんなことを考えてた
海賊が召喚術を使って
くるなんて、予想も
しなかったよ
海賊が召喚術を使って
くるなんて、予想も
しなかったわ
志の低い召喚師の中
には、金銭と引き替え
にして、召喚術を伝授
する者たちがいる
おそらくあの海賊達も
そういった連中から
術を学んだんだな
無責任な話だなあ
無責任な話よねぇ
相応の魔力と、誓約を
済ませたサモナイト石
さえあれば
召喚術を発動させる
ことは誰にでも可能だ
しかし、それを正しい
形で制御するためには
相応の訓練と知識が
不可欠となるんだ
それを軽視すると
術の暴発や召喚獣の
暴走による事故を
引き起こしてしまう
うん・・・
俺もそうだったから
よくわかるよ・・・
ええ・・・
あたしもそうだった
からよくわかるわ
召喚術を使う者は
その力の恐ろしさを
忘れてはならない
それをわきまえぬ外道
の召喚師たちを罰する
のもまた、蒼の派閥の
役目なんだよ
そう考えると
俺の受けてきた訓練って
やっぱり必要なこと
だったんだな・・・
そう考えると
あたしの受けてきた訓練って
やっぱり必要なこと
だったのね・・・
下町の人たちが
みんな無事で、本当に
よかったですよね?
うん、壊れた家も
すぐに元に修理される
みたいだし
そうね、壊れた家も
すぐに元に修理される
みたいだし
砲撃が始まった時
あたし、すごく不安に
なったんです
レルムの村みたいな
ことになっていたら
どうしようって
けど、戻ってきたら
みんな拍手で出迎えて
くれるんだもんな
けど、戻ってきたら
みんな拍手で出迎えて
くれたのよねえ
ええ、たくさんの人が
「よくやった」って
ほめてくれて
本当にあったかい人
ばかりで・・・
なにもかも、きちんと
片づいたらさ
また、みんなでここに
来ような?
なにもかも、きちんと
片づいたら・・・
また、みんなでここに
来ましょうよ?
ええ、絶対に・・・
約束ですからね?
ささやかだけど
親切にしてもらった
みんなへの恩返しには
なったかな・・・?
ささやかだけど
親切にしてもらった
みんなへの恩返しには
なったかな・・・?
・・・不条理デス
まだ言ってるのか?
*n1
そりゃ、たしかに俺も
まさかって思ったさ
でも現実に
カザミネさんは飛んで
来た砲弾をまっぷたつ
にしたじゃないか
計算上不可能だったと
しても、事実は事実と
して認めないとさ
んもぉ・・・
*n1ったら
まだ、言ってるの?
それは、たしかに
あたしも驚いたわよ
でも現実に
カザミネさんは飛んで
来た砲弾をまっぷたつ
にしたじゃないの
計算上不可能だったと
しても、事実は事実と
して認めないと
・・・・・・
それにほら、あの人は
シルターンのサムライ
だろう?
向こうの剣術ってのは
精神力も含めた鍛錬を
しているって話だし
俺たちの知ってる
剣術とは、まったく
別物と考えるべきじゃ
ないのかな?
それにほら、あの人は
シルターンのサムライ
でしょう?
向こうの剣術ってのは
精神力も含めた鍛錬を
してるって話だし
あたしたちの知ってる
剣術とは、まったく
別物と考えるべきじゃ
ないのかしら?
オッシャルコトハ理解
デキマス、デキマスガ
シカシ・・・
ヤハリ、不条理デス
計算できないことが
世の中にあるってのは
どう説明してやったら
いいんだろう???
計算できないことが
世の中にあるってのは
どう説明してやったら
いいのかしらね?
いやァ、大砲ってのは
派手でいいよなァ?
ぶっ放した時の轟音
それに、火薬が燃える
独特のあの香り・・・
くーっ、いかにも破壊
兵器ってカンジがまた
たまらねェぜ!!
お前ってヤツは、また
変なトコで盛りあがれ
るよなぁ・・・
あんたって子は、また
変なトコで盛りあがれ
るわよねぇ・・・
なァ、ニンゲン
海賊退治の褒美には
アレをもらえって
な?な?
そんな物もらって
どうする気だよ?
そんな物もらって
どうする気よ?
そりゃあ、もちろん
所構わずぶっ放すに
決まってんだろォが!
・・・やっぱり
んだよォ?
いいじゃんかよォ!?
そんな物騒なこと
却下だ、却下っ!!
そんな物騒なこと
却下よ、却下っ!!
*n1
前から聞きたかった
ことなんだけどさ
*n1
前から聞きたかった
ことなんだけどね
・・・?
君が持っているその
水晶玉は、どういう
ものなんだい?
貴方が持っているその
水晶玉は、どういう
ものなの?
これはね・・・
ほうぎょく・・・
宝玉?
(こくん)
*n1の
まりょくはね、みんな
この中にあるの・・・
おにいちゃんたちと
おんなじ姿でいられる
のも・・・
おねえちゃんたちと
おんなじ姿でいられる
のも・・・
ほうぎょくのおかげ
なんだよ?
へえ・・・
それだから、いつもしっかり
両手でかかえているのか
それだから、いつもしっかり
両手でかかえているんだ
海って本当に不思議
ですねえ、ご主人さま
僕たちの部族は広い
草原の中で暮らしてた
から、海を見るのは
初めてのはずなのに
こうして波の音を
聞いていると、とても
懐かしい気持ちに
なってしまうんです
どうしてでしょう?
俺も聞いた話でしか
ないんだけど
生まれる前の赤ん坊は
母親のお腹の中で
海に近い水に浸かって
育つんだってさ
そこに伝わってくる
母親の鼓動の音は
波とよく似たうねりを
形作るんだ
俺たちが波の音を
聞いて懐かしく感じる
理由は、そのせいなの
かもな?
あたしも聞いた話で
しかないんだけど
生まれる前の赤ん坊は
お母さんのお腹の中で
海に近い水に浸かって
育つんだって
そこに伝わってくる
母親の鼓動の音は
波とよく似たうねりを
形作るそうよ
あたしたちが波の音を
聞いて懐かしく感じる
理由は、そのせいなの
かもしれないわね?
なるほど・・・
だから、こんなに心地
いい響きに聞こえるん
ですねぇ・・・
あふ・・・
ははは、いくら心地
よくても、こんな場所
で寝たらカゼひくぞ?
部屋に戻って休もう
あはは、いくら心地
よくても、こんな場所
で寝たらカゼひくわよ
部屋に戻って
休みましょ?
ですね・・・
なんだか、今夜はぐっすり
眠れそうな気がするな・・・
なんだか、今夜はぐっすり
眠れそうな気がする・・・
はいけい、マスター
おげんきですか
ファナンというまちで
モナティたちは
モーリンさんという
おんなのひとと
おともだちになりました
モーリンさんは
ジンガくんとおなじくらい
ちからもちで
セシルさんのように
ストラをつかって
みんなのケガをなおして
くれました
ときどき、ふざけて
ゴツンされると
めのなかで、おほしが
チカチカしますけど
とってもしんせつで
たよれるひとです
お、モナティ
手紙書いてんのかい?
も、モーリンさん!?
どれどれ、ちょっと
あたいに見せてみな
だだだっ、ダメっ!
ダメですのぉぉっ!?
ははあ、さては
あたいに見せられない
ようなこと、書いたん
だねえ?
うにゅうううっ!?
ごっ、誤解ですのぉ!
・・・・・・
それから、もうひとつ
カザミネさんとも
ファナンであうことが
できました
しゅぎょうのたびは
まだまだ、つづけると
いってましたが
しばらくのあいだは
*n0さんたちに
ついてきてくれるようです
できたばかりの
コブがいたいので
ここでペンをおきます
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
・・・うにゅうぅぅっ
うっぷ・・・
まだ治らないのか?
フォルテ・・・
まだ治らないの?
フォルテ・・・
ああ、今頃になって
効いてきやがった
ちくしょー・・・
しかし、珍しいよなあ
陸に上がってから
船酔いで苦しむなんて
しかし、珍しいわね
陸に上がってから
船酔いで苦しむなんて
戦ってる時はそれなり
に緊張してるから平気
だったんだがな
決着がついた時から
どうもヤバイって
思ってはいたんだ
だったら、祝勝会で
お酒なんて飲まなきゃ
よかったじゃないか
だったら、祝勝会で
お酒なんて飲まなきゃ
よかったのに
しょーがねぇだろぉ?
わざわざ、オレたちの
ために宴会を開いて
くれたんだぜ・・・
それに、悪酔いには
迎え酒が効くって
いうし・・・
間違ってるよ
それって・・・
間違ってる・・・
それって・・・
うう、ダメだ
夜風にあたったくらい
じゃ治りもしねえ
わりぃが、先
寝かしてもらうわ
・・・うぷっ
お大事に・・・
お大事に~・・・
あれは絶対に
二日酔いも混じってる
と思うぞ・・・
あれは絶対に
二日酔いも混じってる
と思う、まったく
同じ夜なのに
見る場所が変わると
ずいぶんと違って
感じられるものね
ほら、波の上で
月の光が弾けてる
なんだか、見てると
吸い込まれそうだよ
なんだか、見てると
吸い込まれそうね
あのきらめきを
見てるとね・・・
なんだか、私
心がざわめくの
ずっと前に、これと
よく似たきらめきを
見たような気がして
それって、なくした
記憶の手がかりじゃ
ないのかな?
ケイナがいたところが
海の近くだとか・・・
それって、なくした
記憶の手がかりじゃ
ないかしら?
ケイナがいたところが
海の近くだとか・・・
そこまでは
わからないわ
それに、あの海のもの
とは違う気がするの
私が倒れていたのは
山奥だったそうだし
そっか・・・
でもね、たしかに
私はこれとよく似た
きらめきの中にいた
気がするのよ
それだけは、たしかだ
と思うの・・・
それがなんだかわかれば
手がかりになるんだけどなあ
海賊から街を守れた
ことは良かったんです
けど・・・
今日のことは、きっと
噂になるでしょうね
ルヴァイドたちの耳
にも入るだろうな
きっと・・・
ルヴァイドたちの耳
にも入っちゃうわね
きっと・・・
できるだけ早く
この街から離れたほう
がいいと思います
ゼラムの街で
ギブソンさんたちに
迷惑をかけてしまった
時のように
下町のみなさんを
巻きこむことだけは
避けないと
ああ、そうだな
ええ、そうよね
俺たちの事情で
あの人たちに迷惑は
かけられないもんな
あたしたちの事情で
あの人たちに迷惑は
かけられないものね
今日のことは、まず
ヤツらの耳に入る
だろうな・・・
ああ、あれだけ
派手に立ち回ったら
間違いないと思う
疑われる前に、早く
出発しないとな
ええ、あれだけ
派手に立ち回ったら
間違いないと思う
疑われる前に、早く
出発しないと・・・
ああ・・・
連中の餌食になるのは
俺たちの村ひとつで
たくさんだ
あんな光景は
二度と見たくねぇよ
俺は・・・
俺たちの事情で
あの人たちに迷惑は
かけられないもんな
あたしたちの事情で
あの人たちに迷惑は
かけられないもんね
ううう・・・
なにもそこまで深刻に
悩むことはないだろ?
まだペンダントを
なくしたことがバレた
わけじゃないんだし
なにもそこまで深刻に
悩むことないじゃない
まだペンダントを
なくしたことがバレた
わけじゃないんだし
そんなの、わからない
じゃないのっ!?
知っていて知らんぷり
するのって、お母さま
の得意技なのよっ?
と、得意技って・・・
と、得意技って・・・
ああ、どうしようっ?
きっといつもみたいに
お仕置きされちゃうに
決まってるよぉ!?
考えすぎだって
大丈夫だよ・・・
考えすぎよぉ?
大丈夫だって・・・
ううう・・・
しかし、そんなに
こわい人には見えな
かったけどなあ???
しかし、そんなに
こわい人には見えな
かったけどなあ???
下町のみんな、無事で
本当によかったよな?
下町のみんな、無事で
本当によかったわね?
ああ、これというのも
あの召喚師が真っ先に
避難の指示を出した
おかげさ・・・
なのに、あたいは
カッとなって、ひどい
こと言っちまった
ああっ、情けないっ!
あたいはどうして
いつもこうなんだろう
気にすることないよ
それだけ、モーリンが
みんなを心配していた
ってことじゃないか
ファミィ議長だって
それはわかってるさ?
気にすることないわ
それだけ、モーリンが
みんなを心配していた
ってことじゃない
ファミィ議長だって
それはわかってるわよ
・・・
あの人だったら・・・
信じていいのかも
しれない・・・
ここで暮らすみんなの
こと、任せちまっても
いいのかもしれない
それじゃ、モーリン
ひょっとして・・・?
ああ、海賊連中も
あんたたちのおかげで
退治できたことだし
あたいも、ここらで
外の世界ってもんを
見て回っといたほうが
いいかもな・・・
あんたたちに
くっついてさ?
モーリンが来てくれる
のは大歓迎なんだけど
ネスにまた、文句を
言われそうだなあ
モーリンが来てくれる
のは大歓迎なんだけど
ネスにまた、文句を
言われそうよねぇ
なるほど・・・
あの娘御を祖母の村に
無事に送り届ける、か
お主たちが旅を続けて
おるのはそういった
事情でござったか
無茶をしてるって
承知の上なんだけどね
無茶をしてるって
承知の上なんだけどね
よし・・・
拙者は決めたぞ!
お主たちの旅に同行
させてもらおう
え?でも・・・
「でぐれあ」とやらの
振るまい、拙者には
見過ごせぬ
それに、その黒騎士の
技量にも、剣士として
興味がわいたのでな
気遣いは無用
勝手について行かせて
もらうでござるぞ
って、言われても
なあ・・・
って、言われても
ねえ・・・
カザミネさんが来てくれるのは
うれしいけど、ネスにまた文句を
言われそうだなあ
カザミネさんが来てくれるのは
うれしいけど、ネスにまた文句を
言われそうよねぇ

scn108

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
本当に、二人とも一緒
に来てくれるのかい
えっ、本当に二人とも
来てくれるの?
ああ、あんたたちさえ
よければね
拙者の旅は武者修行の
ためでござる
話に聞いたルヴァイド
とやらの腕を、この目
でたしかめたいのでな
あたいは・・・
海賊を退治してくれた
お礼ってことでさ
しかし、いいのか?
僕たちを狙ってる相手
は一国の軍隊なんだぞ
命のやりとりをする
ことになるんだ
だったら、なおのこと
引けないね!
どうせ流浪のこの身
死の覚悟なしに剣の道
は極められぬ
・・・やれやれ
本当に物好きばかりだ
この世界は
それじゃあ、ネス?
拒む理由もないからな
同行してもらおう
へへっ
よろしく頼むよっ!
かたじけないでござる
おい、言っとくが
足手まといにだけは
なるんじゃねえぞ
ほぉ、誰に向かって
言ってんだい?
ちょっとちょっと
二人とも・・・
ちょっとちょっと
二人とも・・・
おぼえとけよ?
今の言葉
そっちこそね
まあ、思ったより
こっちの件はあっさり
片づいたほうか
やれやれ、思ったより
あっさりとこっちは
片づいたかしらね
あとは・・・
なあ、ミニス
いい加減にあきらめて
一緒に行こうよ、な?
ねえ、ミニス
いい加減にあきらめて
一緒に行きましょう?
ぜ~ったいに
イヤっ!!
お母さんは君を連れて
きてほしいって言って
いたんだからさ
ミニスが一緒に来て
くれないと困るんだよ
お母さんはあなたを
連れてきて欲しいって
言ってるんだから
ミニスが一緒に来て
くれないと困るのよ
だって、だって!
ペンダントを無くした
ことがばれたら・・・
ばれたら?
いやいやいや~っ!
考えたくもないわよう
そんなこわいことぉ!
こわいって、いったい
どうなるんだ???
こわいって、そこまで
おびえるようなこと
なのかしら?
ま、せいぜいハデに
怒られてきな?
ヒヒヒ・・・
あ、アンタねぇ・・・
ああ、人の不幸は
蜜の味だぜェ
でもね、ミニスちゃん
いつまでも、そのこと
を隠しているのは
よくないと思うよ?
*n1も
そうおもう・・・
きちんと事情を説明
して謝れば、きっと
許してもらえるさ
そうね。ここは素直に
話しておいたほうが
いいと私も思うわ
ボクもそう思います
ミニスさん
黙ってると、
もっと怒られますよ
ばれたときに・・・
事情を知れば、貴女の
お母さんも探すのを
手伝ってくれるかも
確カニ、ソノ方ガ
発見スル確率ハ
上ガリマスネ
ミニスちゃん
素直に言ったほうが
いいですの
でも・・・
ガゼルさんと約束した
んじゃないですの?
もう、逃げたりなんか
しないって・・・
うう・・・
どうしよう?
 ミニスを説得する
 ミニスを挑発する
心配するなって
俺も一緒にあやまって
やるからさ
心配しないの
あたしも一緒に
あやまってあげるから
・・・ほんとに?
ああ、約束するよ
ええ、約束!
じゃ、行く・・・
よかったね
*n0さんが
一緒なら大丈夫だよ
大丈夫かどうかは
わからないけど・・・
一人であんな目にあう
よりはマシだから
あんな目???
へ?
行こう、*n0
イヤなことは早く
すませたいの
ちょ、ちょっと待てよ
ミニスっ!?
それってどういう意味
なんだよ・・・?
ちょ、ちょっと待って
ミニスっ!?
「あんな目」って
「どんな目」よぉ?
ははぁん・・・
ミニスって意外と弱虫
だったんだなあ
あららら・・・
ミニスって意外と弱虫
なのねぇ?
なっ!?
し、失礼じゃないっ!
だってそうじゃないか
ママに叱られるのが
こわくて行きたくない
なんてさ
ちっちゃな子供と
変わらないじゃないか
だってそうでしょ?
ママに叱られるのが
こわくて行きたくない
なんて
ちっちゃな子供と
変わらないじゃない
ぐぎぎぎ・・・っ
・・・わかったわよ!
ついてってあげるわっ
無理しなくていいぜ
こわいんだろ?
あら、無理しなくても
いいのよぉ?
言っておくけど!
私だけじゃないからっ
貴方だってその目で
真実を見たら、絶対に
こわくなるからっ!
へ?
貴女だってその目で
真実を見たら、絶対に
こわくなるからっ!
へ?
・・・後悔しないでよ
ちょ、ちょっと待てよ
ミニスっ!?
それってどういう意味
なんだよ・・・?
ちょ、ちょっと待って
ミニスっ!?
それってどういう意味
なの・・・?
あれっ!?
この、見覚えのある
屋台は・・・
あらっ!?
この、見覚えのある
屋台は・・・
いらっしゃい
*n0さん
シオンさん!
いつ、こっちに来たん
ですか?
着いたばかりですよ
今日がファナンでの
営業初日です
なんでも、近く
祭りが行われると
聞いたもので
思いきって、こちらに
二号店を作ってみたん
ですよ
二号店?
ええ、前の屋台は
ゼラムに置いてきて
いますから
はぁ・・・
へぇ・・・
で、なににしますか?
お客さんが第一号です
から、大盛りにおまけ
してさしあげますよ
そういえば、留守に
する間は、この家
どうするんだ?
そういえば、留守に
する間は、この家
どうするのかな?
そのへんは心配ないさ
下町のみんなが
ちょくちょく様子を
見てくれるってさ
もっとも、泥棒に
入ろうったって
ロクなもんがないから
平気だけどね
あははは・・・
あたいがまだ
ガキンチョだった頃は
家はほったらかしで
旅に出てたんだ
聖王都なんかの道場で
オヤジは雇われ師範を
して稼いでたよ
もっとも、すぐに
問題起こして、クビに
なってばっかだった
みたいだけどねえ
じつはさ・・・
あんたたちについてく
ように言ってくれたの
下町の連中なのさ
えっ?
留守は任せて、あんた
のやりたいことをして
きな! ってね
そうだったんだ・・・
だから、なにも心配は
いらないのさ
あんたたちと一緒に
旅させてもらうよ
こちらこそ、よろしく
頼むよ
こちらこそ、よろしく
お願いね
あいよっ!
金の派閥の本部には
もう行ってきたのか?
いや、まだだけど
ううん、まだだけど
先方を待たせるのも
失礼だろう
早く行ってこい
君が戻り次第
出発するように
みんなには言っておく
からな
*n0殿は
釣りが趣味だと聞いた
のだが、まことか?
趣味っていえるほどの
腕じゃないけど、まあ
釣りは好きかな?
趣味っていえるほどの
腕じゃないけど、まあ
釣りは好きよ?
ふむ、ならば
この釣り竿を進呈する
でござるよ
これって・・・
これってば・・・
あの時、拙者が最後の
路銀をはたいて買った
品でござるよ
やってみてわかったが
どうも、拙者は釣りに
向いておらぬようでな
拙者の手にあっても
無用の長物。それでは
竿もあわれでござる
ぜひ、使ってやって
くだされ
ありがとう
カザミネさん
それじゃ、さっそく
使ってみるよ
ありがと
カザミネさん
それじゃ、さっそく
使ってみるね
同じ召喚師の派閥でも
建物からしてまったく
違う雰囲気がするなあ
同じ召喚師の派閥でも
建物からしてまったく
違う雰囲気がするわね
きょろきょろしないの
さっきから門番の兵士
が笑ってるわよ
蒼の派閥の召喚師が
ここに呼ばれるなんて
前代未聞なんだからっ
貴方が恥をかけば
貴女が恥をかけば
蒼の派閥の人たち全員
がバカにされるのよ
わかってるっ?
わかってるよ
こういうことはネスの
ほうが向いてるのに
ついてきてくれないん
だもんなぁ・・・
でも、ミニスのことは
俺が責任をもつって
約束したし・・・
わかってるって
こういうことはネスの
ほうが向いてるのに
ついてきてくれないん
だもん・・・
でも、ミニスのことは
あたしが責任を
もつって
約束したし・・・
ほら、案内がきたよ?
しっかりしてよねっ
ごめんなさいね
わざわざこんなところ
まで呼びつけちゃって
そこのソファに座って
もう少しだけ待ってて
くださいな
あ、はいっ
はーい
すごい書類の山だな
机の上から、はみ出し
かかってるぞ
すごい書類の山ねえ
机の上から、はみ出し
ちゃってるわ
でも、それ以上に
すごいのは・・・
ファミィ
フンフン、フフ~ン♪
鼻歌混じりで次々と
それを処理するあの人
かもしれない・・・
鼻歌混じりで次々と
それを処理するあの人
の方かも・・・
はい、おしまい
そこの貴方、悪いけど
これを各部署に届けて
くださいな
部下
かしこまりましたっ
あ、それから
お茶の用意を3人分
帝国産のビスケットと
一緒にね?
じゃあ、あらためて
よく来てくれたわね
*n0くん
えっ、どうして俺の
名前を?
じゃあ、あらためて
よく来てくれたわね
*n0ちゃん
えっ、なんであたしの
名前を?
もちろん、調べたのよ
おかあさまっ!
ミニスちゃん
そうこわい顔しないで
仕方がなかったのよ
うっかり聞きそびれた
私も悪かったけど
貴方たちったら名乗っ
貴女たちったら名乗っ
てくれないんだもの
失礼だとは思ったけど
調べなかったら、ここ
にご招待できないもの
そうでしょう?
う・・・
ファミィさま
貴女はどこまで俺たち
のことを・・・・
ファミィさま
貴女はどこまで
あたしたちのことを?
だめだめ
「さま」だなんて
他人行儀ですよ
ファミィさんって
呼んでくださいな
は、はあ・・・
は、はい・・・
そうね・・・
私が知っているのは
貴方たちのお名前と
貴女たちのお名前と
うちの子が聖王都で
困っているのを助けて
くれたらしいこと
それから・・・
黒い鎧の兵士さんたち
に追われてるってこと
かしらね
ほとんど全部
じゃないのっ!?
いったい、どうやって
調べたんだ???
いったい、どうやって
調べたのよ???
あ、そうだわ!
私ったら、肝心の
ご褒美を渡さなきゃ
いけないのに・・・
ごまかさないでっ
おかあさまっ!
はい、これは領主さま
からのご褒美
海賊を倒した勇者さん
たちへの勲章よ
名誉勲章を手に入れた!
・・・・・・
それからこれは私から
サモナイト石だ!
サモナイト石!
サモナイト石を手に入れた!
旅をする召喚師には
必要だろうと思って
何種類かを揃えて
みたんですけど
ありがとうございます
えっと・・・
ファミィ、さん
喜んでくれて嬉しいわ
さ、用事がすんだなら
行きましょうっ!
*n0
おい、待てよミニス
そんなに慌てなくても
ちょっと、ミニス
そんなに慌てなくても
いいじゃない
そうよ、ミニスちゃん
おかあさん、まだ貴女
に用事があるんだから
・・・!?
さっきも言ったとおり
貴女たちのことを色々
調べたんだけど
ひとつだけね
わからないことが
あったの
貴女たちはファナンに
来るまで、何度も戦い
にまきこまれてきた
わけだけど・・・
どうして貴女のお友達
のワイバーンさんは
一緒に戦ってくれな
かったのかしら?
・・・!!
あ、いや、それは
その・・・
*n0くん
私はミニスちゃんに
聞いているんですよ?
こ、こわい・・・
笑顔なのにこわいっ!
*n0ちゃん
私はミニスちゃんに
聞いているんですよ?
あ、あわわ・・・
笑顔なのにこわいっ?
困った子ね
召喚獣のペンダントを
なくすなんて・・・
ごっ、ごめんなさい!
ごめんなさいっ
おかあさまっ!!
泣いて謝ったって
ダメですよ
悪いことをしたなら
おしおきです
いや~っ!
カミナリどかーんは
いやあぁぁっ!!
か、カミナリ・・・?
さあ、ミニスちゃん
動いたらダメですよ
ほほっ、本気だぁ!?
し、シャレに
なってないよぉ!?
どうしよう?
 ファミィを止める
 ミニスをかばう
ファミィさん、待って
待ってください!
はい?
ペンダントのことなら
俺たちもミニスと一緒
に探しますから
だから、そのっ
カミナリは勘弁して
あげてください
お願いします!
ペンダントのことなら
あたしたちもミニスと
一緒に探しますから
だから、かっ
カミナリは勘弁して
あげてください
お願いします!
*n0・・・
・・・・・・
良かったわね、ミニス
こんな優しい人たちと
一緒に旅ができて
おかあさま?
それじゃあ・・・
カミナリはやめです
お尻ぺんぺんで許して
あげますわ
いっ!?
へっ!?
イヤあぁぁっ!!
カミナリどかーん
です!
きゃ・・・!?
きにゃああっ!!
あ、あら?どうして
*n0くんに?
あうあううぅっ!!
あ、あら?どうして
*n0ちゃんに
ちょっと!?
ねえ、*n0
しっかりしなさいよぉ
ねえってばぁ!!
し、しびびび・・・
しびれたあぁぁ???
あぁ、よかった
生きてたよぉ・・・
当たり前です
ちゃんと手加減して
いるんですもの
にしても、これは
ちょっとミニスには
きついんじゃあ、あっ
ははは・・・
コホン
まあ、とにかく・・・
なくしたペンダントは
絶対に見つけること
わかったわね
ミニスちゃん
わかりました・・・
安心しろよ、ミニス
俺たちも一緒に探して
やるからさ
安心して、ミニス
あたしたちも一緒に
探してあげる
うん、ありがと
*n0
すいませんね
もうしばらく、娘の
面倒をお願いします
お礼といっては
なんですが
この街のまわりを
かぎ回ってる黒の旅団
の人たちは追っ払って
おきますからね
えっ!?
おかあさま・・・
いってらっしゃい
みなさんに迷惑をかけ
ないようにね?
う、うんっ
いってきますっ!
*n0さん
ほら、あっちから来る
のってもしかして
あれっ、レイムさん?
おや、これはこれは
*n0くんに
アメルさん
おや、これはこれは
*n0さんに
アメルさん
奇遇ですね
まさか、こんなところ
で会えるなんて
*n0さん
この人は?
おい、誰だこいつは?
ほら、前に話した
吟遊詩人のレイムさん
聖王都で知りあった
レイムと申します
みなさま、どうぞ
お見知りおきを・・・
・・・・・・
こら、*n1
お前もちゃんと挨拶
しろって
ほら、*n1
あなたもちゃんと挨拶
しなさい
ケッ!ニンゲンに
愛想よくなんて
できるかよッ
おやおや、そんなに
君は人間が嫌いなん
ですか?
お、おうよ・・・
特に、テメエみたいな
ヤツはな!
それは残念ですねえ
本当に・・・
て、テメエ・・・っ
いい加減にしないか
*n1!
いい加減にしなさい
*n1!
すいません
口の悪いやつで本当に
困ってて・・・
いえ、お気になさらず
悪魔たちはみんな、彼
のように口が悪いもの
なんですから
・・・・・・
こら、*n1
挨拶しなくちゃ
ダメだろう?
ほら、*n1
挨拶しなくちゃ
ダメでしょう?
こんにちは、可愛い
キツネのお嬢さん?
・・・(ぎゅっ)
あ、おいっ?
あ、どうしたのよ?
おやおや、これは
こわがらせてしまった
みたいですね・・・
すいません
この子、人見知りが
激しくて・・・
いいんですよ
ええ、どうかお気に
なさらずに・・・
レイムさん、お探しの
歌は見つかりました?
いえ、それはまだ
ですが、ちょっと気に
なる話を聞いたので
三砦都市トライドラの
名はご存じですか?
トライドラ?
3つの砦を保有する
騎士たちの国家だな
聖王都を外敵から守る
要であり・・・
大絶壁を挟んだ隣国の
デグレアを見張る役目
を担ってもいる
そのデグレアが
とうとう本格的に戦争
を始めるらしいんです
戦でござると!?
そう色めき立つなよ
カザミネの旦那
その手の噂は今まで
何回もあったぜ?
ええ、そのとおりです
ですが、なんだか私は
そのことが気になって
しまって・・・
確かめてみようと
トライドラまで向かう
途中なんですよ
そうだったんですか
けど、わざわざ
危険かもしれない場所
に行くなんて・・・
吟遊詩人というのは
そうした噂の真偽を
知りたがってしまう
ものなんですよ
なんだい、ようするに
ヤジ馬根性がすごいっ
てことじゃないか
こらっ、モーリン!?
モーリン!?
ははは・・・
たしかにお嬢さんの
おっしゃるとおりかも
知れませんね
*n0
いつまで世間話をして
いるつもりだ?
ああ、そうだった!
俺たちも出発しなきゃ
そうね! あたしたち
も出発しなきゃ
それじゃ、レイムさん
失礼しますね
なにやら雲行きが
おかしいようですから
お気をつけて
ひと雨、来るかも
しれませんから・・・
なあ、ネス
今の噂って本当のこと
なのかな?
ねえ、ネス
今の噂って本当のこと
なのかな?
デタラメだ
と言いたいが・・・
黒の旅団が活動を開始
した理由が、今の話で
説明できてしまう
ソウデスネ・・・
理論トシテハ、ケシテ
破綻シテイマセン
じゃあ・・・
僕にもわからない
ただ、彼の話を聞いて
余計な不安を感じてる
のだけは事実だな
心配すんなって
おふたりさん
トライドラの兵士は
精鋭揃いだからな
そう簡単にデグレアに
負けはしねーよ
そうそう、たしか
あんたはその街で剣を
習ったのよね
ん?とすると・・・
フォルテ、君は騎士の
家柄だったのか
騎士ですって?
・・・やべっ!
どういうことだよ
それ?
どういうこと
それ?
あの街の剣術道場は
王族の指南役を務める
ほどの名門なんだ
普通の人間がそう簡単
に習えるものでは
・・・ん?
うわっ、雨だぜっ!
本当に降ってきやがっ
たぞ!?
まいったな、どんどん
ひどくなってくる
まいったわね、
ひどくなってる
うう、このままじゃあ
カゼひいちゃうよぉ
ええ、ほんと・・・っ
くしゅんっ!
どこか雨を避けられる
場所はないですかね
さすがにキツイな
この降りじゃあ
ねえ、あれ
向こうに見えるのって
建物じゃないかしら?
望遠ニテ確認・・・
指摘ノトオリ、アレハ
建造物デス
うむ、たしかに城の
ようなものが見えるで
ござるな
そういえばトライドラ
の砦のひとつが、この
あたりにあったな
じゃあさ、あそこで
雨宿りさせてもらおう
じゃあさ、あそこで
雨宿りしましょうよ
あのな、そう簡単に
砦の中に入れるわけが
ないだろう
別に中に入れなくても
軒先を借りられりゃ
それだけで充分さ
よし、とにかく急いで
あそこまで走ろう!
とにかく急いであそこ
まで走りましょう
ふう、すっかり
びしょ濡れだ・・・
ふう、すっかり
びしょ濡れ・・・
・・・(ふるるっ)
こらこら
*n1
それじゃ周りにしぶき
が飛ぶだろう?
こらこら
*n1
それじゃ周りにしぶき
が飛ぶでしょう?
あ・・・
ちゃんとタオルで
ふきなよ。動物じゃ
ないんだからさ
ちゃんとタオルで
ふきなさい。動物
じゃないんだから
・・・わすれてた
ホントですよ
もう、体中
ぐっしょりです・・・
うにゅうぅ・・・
服がひっついて
気持ち悪いですのぉ
これは、着替えた
ほうがよさそうですね
きっ、着替え・・・
でござるか・・・
そーそー、それがいい
ぜひ、そうしたまえ♪
言っとくけど
こっち見たら容赦なく
ぶっとばすわよ?
信用ねェのな
オマエ・・・
なにを言うか
それが男の生き様って
もんだろーがよ?
うぅむ、たしかに
男の浪漫ではござるが
カザミネさんまで!?
オマエら、マジで
そう思ってんのな・・
あはは・・・
*n0さん
ちょっと変だとは
思いませんか?
おい、*n0
なんか変だぞ
変って?
えっ、変って?
人の気配がまったく
しない。雨だとはいえ
入り口の見張りぐらい
いるはずだろう
せんさーニモ反応ガ
アリマセン
そういえば・・・
どれどれ
・・・って、おっ!?
バカな!
門に鍵がかかってない
なんて
それどころじゃないぜ
こいつは・・・
うっひゃー!?
こりゃ、すげェ・・・
うわあぁぁぁっ!?
ご、ご主人さまぁっ!
にゅうううっ!?
死体だ・・・
兵士たちがみんな
死んでる!!
・・・!?
*n1
見るな・・・
見るんじゃないっ!
*n1
見ないで・・・
見ちゃだめ!
・・・(ぎゅっ)
なんですって!?
ひっ・・・
ちょっと、ミニス!?
しっかりしなってば
ひどすぎます・・・
こんなのって!?
いったいなにが
起きたっていうのよ
ご主人さまぁ
どうして、こんな
ひどいことに・・・?
モナティ、雨のせいで
においに気づけません
でしたの・・・
む? これは・・・
どうかしたの?
カザミネさん
この者たちの傷から
判断すると、お互いに
殺しあったとしか思え
ないのでござる
殺しあうって・・・
なんでそんなこと!?
それは拙者にも
皆目・・・
なんとも面妖なことで
ござるよ
信じられません
仲間どうしでこんな
ことするなんて
なんだかわからんが
ヤバイのだけはたしか
みたいだな
これは早々に退散した
ほうがよさそうだぜ
*n0
ミニス
きゃあっ!!
どうしたんだ!?
どうしたの!?
今っ、そこの戸がっ
ガタンって・・・
警告シマス!
せんさーニ、生命体
ノ反応アリ!!
おい、そこのッ!?
隠れてねェで
出てこいよ・・・
オレの目は節穴じゃ
ねェぞッ!!
かくれてるよ・・・
そこに!
出てこい!
さもないと、こっち
からいくぞっ!
出てきなさい!
さもないと、こっち
からいくわよ!
ちょっとちょっと!
暴力沙汰はかんべん
してくださいってー
えっ、この声?
へっ、この声?
私はただの雇われの身
雑用係のメイド・・・
パッフェルさん
じゃないの!?
あれま?
どうして、みなさんが
こんな所に???
それはこっちのセリフ
だよ。まあ、今ので
だいたい理解したけど
それはこっちのセリフ
よ。まあ、今ので
だいたい理解したけど
また新しいお仕事を
始めたんですね
そーなんですよー
お給金が良かったんで
つい・・・
なのに、いきなり
こんなことに・・・
あー、まだ働き始めた
ばかりなのにー!
そんなことより
ここでいったいなにが
起こったんだ?
それが私もさっぱり
突然、殺し合いが
始まって・・・
身の危険を感じた私は
今し方まで、酒蔵の中
で隠れてたんですー
それで、やっと静かに
なったから・・・
外へ出ようとして
僕たちに
見つかったって
ワケか
とにかく、急いで
ここから離れたほうが
いいみたいだな
とにかく、急いで
ここから離れたほうが
いいみたいね
さあ、パッフェルさん
も行きましょう
えー、でも私
まだここで働いた分の
お給金もらってないん
ですケド・・・
あ、あのですね・・・
そんな場合ではない
でしょう!?
そんなもんあきらめろ
命が助かっただけでも
もうけたと思え!
いーえ!
タダ働きだなんて冗談
じゃありません。ええ
ありませんとも!!
ぱぱっと行って、金庫
からいただいてきます
それでわっ!
ちょっと!
パッフェルさんっ!?
あのオンナ・・・
度胸があるんだか
バカなんだか・・・?
ダメですのぉーっ!
一人じゃ、危ない
ですのぉっ!?
パッフェルさ~ん!
パッフェルさんってば
お~いっ!?
なんて足が速いんだ
もう、見失っちまった
パッフェルさ~ん!
パッフェルさんってば
ねえっ!?
なんて足が速いのよ
見失うなんて・・・
*n0
無茶するんじゃない
君まで迷子になったら
どうする気だ!?
だけど、彼女が・・・
ホールドアップ!
・・・!?
よーし、両手をあげて
その場から動くなよ
じゃないと、こいつで
ズドンといくからな
気をつけろ
あの男の構えてるのは
おそらく銃だ
・・・っ
質問はひとつだけだ
シンプルにいくぜ
お前さんたちは
「生きて」んのかい?
へ?
はい?
ちゃんと生きてんのか
そのフリをしてるのか
どっちだって聞いてる
んだよ、俺様は!
し、質問の意味がよく
わからないんだけど
どうやら、貴方はここ
でなにが起こったかを
知ってるようだな
事情を説明して
もらえると助かるが
どうだろう?
・・・・・・
その様子だと
お前さんたちはあの
イカレた連中とは違う
みたいだな
いいぜ、話してやるよ
この狭っ苦しい砦の中
でおっ始まった
胸クソの悪くなるよう
な出来事をな・・・
死体が生き返った!?
ああ、砦の前にあった
旅人の死体が、埋葬の
途中で生き返って暴れ
出したんだよ
そいつにやられた者も
同じバケモノになった
死体がどんどん仲間を
増やして・・・
ご覧のとおりよ
まったく、まるっきり
三流のホラー映画
みたいだったぜ
ほらーえいが?
おっと、すまんすまん
この世界にゃ映画は
なかったっけか
もしや・・・
貴方は別の世界から
召喚されてきたのか?
そうなるのかねえ
こっちに来てから日が
浅くて、今ひとつ状況
はわからんのだが
俺様の名はレナード
ステイツのロスって
とこで、刑事の仕事を
してたのさ
聞いたことない地名だ
やっぱり、この人は
俺たちとは違う世界の
住人なんだな・・・
聞いたことない地名ね
やっぱり、この人は
あたしたちとは違う
世界の住人なのね
なあ、この世界じゃあ
あんな風にいきなり
死体が暴れ出すもん
なのかい?
そんなことないって!
なあ、ネス?
そんなことないわよ
ねえ、ネス?
普通はな・・・
だが、そういったこと
を可能にする召喚術は
たしかに存在する
なんだって!?
なんですって!?
「ひょうい召喚術」
という分野では
実体のない召喚獣を
第三者にひょうい
させることによって
その者に不思議な力を
与えたり、あるいは
まったく別の生き物に
変えてしまえるんだ
そんな召喚術がある
なんて、初耳だよ
そんな召喚術がある
なんて、初耳よ
外道の術として、派閥
では修得を好まれない
分野だからな
死体を操る召喚術も
そのひとつだ。
サプレスにいる低級な
霊を召喚して
死体にひょういさせて
不死身の兵士に仕立て
あげると聞いている
よくわからんが
つまり、死体が勝手に
暴れることはないが
召喚術ってのを使えば
それをロボットみたく
自由に操れるんだな?
*n0
もしもそいつが、まだ
この砦の中にいると
したら・・・
ダトスレバ、外デ
待機シテイル方々ガ
危険デス・・・!
おいッ!
外の連中、ヤバイん
じゃねェのか!?
おにいちゃんっ
そとが・・・
へんだよ!?
おねえちゃんっ
そとが・・・
へんだよ!?
ご主人さまっ
他のみなさんが危険
ですっ!?
外のみんなが
危ないですのーっ!?
急いで戻ろう!!
急いで戻りましょう!
グロロロ・・・ッ
なるほどね
こういうことかい
納得、なっとく・・・
な、なに落ち着いてる
のよっ!?こいつら
死体なのよっ!?
泣き言を言っている
場合ではござらんぞ!
倒さねば、拙者たちも
奴らの仲間入りだ
とはいえ、あんまり
素手で殴りたくはない
相手だね。さすがに
グロロロロォォ・・・
くそっ・・・
こいつら、倒しても
倒しても起きあがって
くる!?
くたばり損ないどもが
しつこいんだよッ!!
や、やだぁ・・・
こっち来ないでよぉっ
ミニスちゃんっ!?
伏せろッ!!
ゲブウゥゥゥ・・・
その死体は召喚術で
操られているんだ!
操っている召喚師を
なんとかしないと
そいつらは何度でも
襲ってくるぞ!!
どこにいるんだ
そいつは・・・
どこにいるのよ
そいつは・・・
・・・・・・!?
レナードさんっ
あの柱の影、あそこに
向かって撃って!
おうっ!
ほお、よく見つけたな
ワシの気配を・・・
褒めてやるぞ、カカカ
お前が、この砦を壊滅
させた張本人か!?
あなたが、この砦を壊
滅させた張本人!?
いかにも、いかにも
ワシの名はガレアノ
カカッ、屍人使いさあ
お似合いな呼び名だぜ
その青白いツラにはよ
カカカッ、カッ・・・
なぁに、すぐにお前ら
も同じ色になるさあ
この場に居合わせた
不運を悔いるがいい
カーッカッカッカ!!
タイムアップだぜ
この世界の法律はよく
しらねえがな
お前さんのしたことは
人としてのルールを
はみ出しすぎだよ
カッカッカ・・・
そんなことは知らんな
屍人に生者の理屈を
唱えても無駄さあ
そもそも、戦いはまだ
終わってないぞ
グロロロォォォ!!
なっ!?
まさか、まだ召喚術を
使う魔力が残っていた
というのか・・・!?
そらそら、どうした?
代わりの屍人はいくら
でも用意してやるぞぉ
カーッカッカッカ!
こいつ、楽しんでる
心の底から・・・!!
ひどい・・・
こんなのひどすぎるっ
アメル!?
みんな泣いてる
ずっと苦しみ続けて
やっと安らかに眠れる
と思っていたのに
無理に起こされて
またいっぱい苦しんで
こんな・・・
こんなこと・・・
やめてえぇぇっ!!
ウオオオォォォォォォ
ォォォォォ・・・
アメルの身体が・・・
光ってる・・・
見て、屍人たちが!?
ォォォォ・・・
消えていく・・・
これも聖女の奇跡の力
だっていうのか?
これも聖女の奇跡の力
だっていうの?
こ、この力・・・っ
そうか! そこの娘が
あの方の求める・・・
くたばりやがれっ
この外道があっ!!
ガレアノ
ぎひゃあぁぁぁっ!
レナードさんの弾丸に貫かれて
屍人使いの身体は砦の下へと
墜落していった
彼の行為を責めることなど
誰にもできなかった
ひと時とはいえ、彼はこの砦
の一員だったのだから
気を失ったアメルを休ませる間
俺たちは動かなくなった
人々を簡単に弔った
パッフェルさんは結局
見つからなかった
そして、ガレアノの死体も
なにかが動き出している
そしてその渦に間違いなく
俺たちは巻き込まれようとしている
言いしれぬ不安を胸に抱きながら
雨の中、俺たちは
ファナンへと引き返していく
まるでそうすることで
得体の知れないなにかから
逃げようとするかのように
弾丸は屍人使いを貫いた
あたしたちはレナードさんを
責めるつもりはなかった
この人は、ここにいた・・・
ここで、暮らしてた
きっと、色々あった
だから・・・
私がレナードさんの立場なら
同じように怒りの炎を
ぶつけたと思うの
砦から転落したガレアノ
姿を消したパッフェルさん
二人の姿は見つからなかった
アメルが気を失っている間に
みんなで死体を弔った
あたしたちの周りを何かが
まるでとぐろを巻く
邪悪な蛇のように包んでる
そんな感じがした
怖かった、言いようもなく
怖かった・・・
アメルが目を覚まして
あたしたちは逃げるように
ファナンへと引き返す・・・
ううん・・・
あたしたちは逃げたのよ
見えない恐怖から・・・
あのガレアノって
召喚師、何者だった
んだろう?
あのガレアノって
召喚師、何者だった
のかしら?
たった一人で、砦
ひとつを陥落させる
なんて・・・
奴の素性も気になるが
それより僕が気になる
のは、砦を襲った目的
のほうだ
砦の兵士を殺し合い
させて、いったい
何の得があるんだ?
まさか、面白半分で
やったんじゃ・・・
その可能性も皆無とは
いえないが、もっと
あり得そうなのは
トライドラと敵対する
国家に雇われての
破壊工作行為・・・
それじゃ、あいつも
デグレアの関係者って
ことか!?
それじゃ、あいつも
デグレアの関係者って
ことなの!?
そう断言するには
証拠がなさすぎるがな
どのみち、今日の一件
については、本部へも
報告する必要がある
ガレアノについての
情報も、調べてもらう
ように申請しておくよ
もしネスの予想が事実だったら
デグレアはなにを
企んでいるんだろうか?
もしネスの予想が事実だったら
デグレアはなにを
企んでいるんだろう?
こんなところに
いたのか
アメル・・・
こんなところにいたの
アメル・・・
*n0さん
熱があるのに
こんな場所で夜風に
あたったらダメだよ
・・・・・・
あたし、どうして
あんなことができて
しまったんでしょう?
え・・・?
操られている人たちの
心が、触れてもいない
のに流れこんできて
それがかわいそうで
頭の中が真っ白に
なったと思ったら
あんなことに・・・
・・・・・・
なんだか不安なんです
あたし・・・
自分がどんどん、違う
存在に変わっていって
しまうみたいで
すごく、こわい・・・
気にしないほうがいい
今日のことは、状況が
普通じゃなかったんだ
だから、あんなことが
起こっただけだよ
俺から見て、アメルは
アメルのままだよ
なにも変わってなんか
いないって
気にしちゃダメよ
今日のことは、状況が
普通じゃなかったのよ
だから、あんなことが
起こっただけだよ
あたしから見てアメル
はアメルのままよ
なにも変わってなんか
いないわよ
・・・・・・
身体が弱ってるから
気持ちも弱くなってる
だけさ
さあ、戻ろう?
身体が弱ってるから
気持ちも弱くなってる
だけ
さあ
戻りましょう?
なにも変わっちゃいないよ
変わるはずないじゃないか・・・
なにも変わってなんかいない・・
変わるはずないじゃない・・・
*n1は
「ほらーえいが」って
知ってるか?
*n1は
「ほらーえいが」って
知ってる?
ほらーえいが・・・
映画ノ一種デスネ
えいが?
機械ヲ使ッテ、我々ガ
目ニシテイル情景ヲ
記録シタモノデス
記録サレタ情景ハ再生
スルコトデ、好キナ時
ニ繰リ返シテ、見ル
コトガデキマス
へえ、それって
すごいじゃないか!
へえ、それって
すごいじゃない!
シカシ、ドコデ
ソノヨウナ言葉ヲ?
レナードさんからだよ
レナードさんからよ
奇妙デスネ・・・
映画トイウ言葉ハ
ろれいらるデハ死語ニ
ナッテイルノデスガ
*n1?
トハイエ、他ノ世界ニ
ソノヨウナ技術ガ
アルトハ・・・
*n1ってば?
・・・ナニカ?
映画について、もっと
話を聞かせてくれよ
映画について、もっと
話を聞かせてよ
ワカリマシタ
ソレデハ・・・
*n1の
説明が本当かどうか
明日、レナードさんに
聞いてみようっと
なァ、ニンゲン・・・
なんだよ?
なによ?
オマエは
あのレイムってヤツ
どう思ってるんだ?
どうって・・・
礼儀正しくて、親切で
自分の目的をしっかり
もってる、素敵な人
だと思うよ
自分の目的をしっかり
もってる、素敵な人
だと思うけど
・・・ケッ!
エライほめようだな
ひとつ忠告してやらァ
アイツにゃ、あんまし
関わるんじゃねェ
どうしてだよ?
どうして?
口先ばかりがうまい
ヤツにゃ、ロクなのが
いねェって決まってる
もんなんだよッ
おい、なんだよそれ?
そんなのレイムさんに
失礼じゃないか!?
なんなのよそれ?
そんなのレイムさんに
失礼じゃない!?
うるせェな!
とにかく、オレは
アイツと関わるのは
ゴメンだからなッ!
おい、待てよッ!
*n1!?
待ちなさい!
*n1!?
*n1のやつ
初対面で雰囲気負けを
したから、きっと根に
もってるんだな?
*n1のやつ
初対面で雰囲気負けを
したから、きっと根に
もってるのね?
なあ、*n1
どうしてレイムさんを
こわがったんだい?
ねえ、*n1
どうしてレイムさんを
こわがったの?
・・・・・・
つれて・・・
いっちゃうから・・・
え?
おにいちゃんを・・・
つれてっちゃうから
だから・・・
おねえちゃんを・・・
つれてっちゃうから
だから・・・
*n1
なかよくしたくない
あいつと・・・
あいつ・・・って
その言い方は、おまえ
失礼だぞ?
あいつ・・・って
その言い方は、あなた
変よ?
・・・(ふるふる)
いいか?*n1
そりゃ、レイムさんは
吟遊詩人で、旅人だ
あんな風に気ままに
暮らしたいって
あこがれる気持ちも
俺にはあるよ
でも、だからって
俺がみんなと別れて
あの人についてくはず
がないだろう?
いい?*n1
そりゃ、レイムさんは
吟遊詩人で、旅人よ
あんな風に気ままに
暮らしたいって
あこがれる気持ちも
あたしにはある
でも、だからって
あたしがみんなと別れ
てあの人についてく
はずがないじゃない
・・・ほんとに?
当たり前だよ
俺はずっと
*n1たちの
側にいるって
当たり前よ
あたしはずっと
*n1たちの
側にいるわよ
やくそく、だよ?
*n1は
レイムさんに、俺を
とられると思ってた
みたいだな・・・
*n1は
レイムさんに、あたし
をとられると思ってた
みたいね・・・
ねえ、ご主人さま
パッフェルさん
どこ行っちゃったん
でしょうか?
それがさ、変なんだよ
俺たちと反対側から
来たレナードさんが
言うにはさ
途中で彼女と出会いは
しなかったってさ
一本道の廊下だぞ?
それがね、変なのよ
あたしたちと反対側
から来たレナード
さんが言うには
途中で彼女と出会いは
しなかったってさ
一本道の廊下よ?
き、消えちゃったって
ことですかっ!?
あるいは、途中で
襲われた・・・
そそそ、そんなぁ!?
・・・ってワケないか
だとしたら、騒ぎで
気づくはずだし
・・・ってワケないか
だとしたら、騒ぎで
気づくはずだもの
・・・・・・
あの人のことだから
隠し通路かなんかを
知っててさ
それを使ったんだと
思うよ
あの人のことだから
隠し通路かなんかを
知っててさ
それを使ったんだと
思うわよ
抜け目なさそうだし
そうですよね・・・
それぐらい、知って
そうですもんね
無事だとは思うけど
やっぱり、心配は
心配だよなぁ
無事だとは思うけど
やっぱり、心配は
心配よねぇ
はいけい、マスター
モナティですの
いきなりですが
しつもんがあります
マスターは
「すていつ」の
「ろす」ってばしょ
しっていますか?
レナードさんってかたと
しりあったのですが
モナティがマスターに
おそわっておぼえた
ようなことばを
そのひとは、なぜか
しっているのです
ひょっとすると
マスターとおんなじ
ばしょから、きたひと
かもしれません・・
ねえねえ
カザミネさん・・・
レナードさんが
「でか」だってことも
書いておいたほうが
いいでしょうか?
手がかりは多いに
越したことはなかろう
そーですねえ・・・
レナードさんは
「でか」という
おしごとを
していたそうで
「ほっとどっく」と
「こーら」がこうぶつ
らしいですの
なにかわかることが
あったら、モナティに
おしえてくださいませ
おたより、おまちして
いますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
しかし・・・
「甲羅」が好物とは
面妖でござるのう・・
死んだ人間が
襲いかかってくるって
のは、ぞっとしねえな
気味が悪いから?
それもあるがな
ほれ、生きてるヤツと
違うから、手加減の
しようがねーだろ?
あ・・・!
二度と起きあがって
こねえように、確実に
トドメを刺さねえと
いけなかったからな
一度死んでるとはいえ
やっぱ、後味が悪いぜ
あーいうのは・・・
うん・・・
戦いじゃなくて、本当
の殺し合いになるって
ことだもんな・・・
戦いじゃなくて、本当
の殺し合いになるって
ことだもんね・・・
なあ、ケイナ
ねえ、ケイナ
ひとつ聞きたいんだ
けど?
なあに?
その・・・
フォルテにさ
着替えとか、のぞかれ
たことってあるの?
な・・・っ!?
ふごっ!?
いたっ!?
あたた・・・
な、殴んなくたって
いいのにぃ・・・
殴られるようなこと
言うからよ!
まったく・・・
私以外の女の子しか
のぞかないから
余計に腹が立つって
いうのに・・・
え?
なんでもないっ!!
結局、答えは謎のまま
とほほ・・・
殴られ損だよ・・・
結局、答えは謎のまま
いたたっ・・・
殴られ損よ・・・
アメルが奇跡の力を
使う時、彼女の手が
うっすらと輝くのは目
にしてきましたけど
さっきみたいに
全身から強い光を
放ったのは、これが
初めてですよ
どうして、あんなこと
になったんだろう?
どうして、あんなこと
になったのかしら?
僕にもわかりません
ただ・・・
ただ?
村が襲われてから
あの子の力が日増しに
強くなってる気が
するんです
今までは、一度に治せ
なかったような傷さえ
今は一瞬で癒すことが
できるようになって
それは俺も思ってたよ
最初に治してもらった
時より、ずっと痛みが
引くのが早いし
それはあたしも思った
最初に治してもらった
時より、ずっと痛みが
引くのが早いし
毎日がこういう戦いの
連続ですから、自然に
力が強くなったのだと
思いますが
それがあの子にとって
いいことなのか、僕は
心配なんです・・・
アメルが倒れた原因が
そのせいじゃなければ
いいんだけど・・・
あのガレアノって野郎
たぶん、生きてるぜ
そんなバカな!?
だって、レナードさん
の銃は命中したし
そんな!?
だって、レナードさん
の銃は命中したし
あんなに高い砦から
真っ逆さまに落下して
無事なはずが・・・
だが、死体は無かった
それは・・・
それだけじゃねえ
アメルの身体から光が
放たれた時にな
あの野郎、死体と同じ
ように苦しみやがった
俺たちはなんともねえ
のにな・・・
それじゃ、リューグは
ガレアノが人間じゃ
ないっていうのか!?
それじゃ、リューグは
ガレアノが人間じゃ
ないっていうの!?
はッ、それはお前らの
ような召喚師がお得意
の分野だろうが?
素人のオレの考えだ
別に真に受けなくても
かまやしねぇよ・・・
人間じゃなかったら
ガレアノはいったい
何者なんだ???
人間じゃなかったら
ガレアノはいったい
何者なんだろう??
私ね、いつも不思議に
思っていたの
どうして、普通の人は
召喚師を最初から
嫌うんだろうって
うん、普通の人たちは
召喚師をこわがるか
目の仇にするかの
どちらかだもんな
うん、普通の人たちは
召喚師をこわがるか
目の仇にするかの
どちらかだもんね
でもね、アイツを見て
わかったような気が
したの
死んじゃった人たちを
モノみたいに扱う
なんて・・・
あんなのって
ひどすぎるよっ!
あんな、召喚術がある
なんて!?
ミニス・・・
あんなことしたら
誰だって召喚師のこと
嫌うに決まってるじゃ
ないの・・・っ
だからこそ、俺たちが
しっかりしなくちゃ
いけないんじゃない
のかな?
だからこそ、あたし
たちがしっかりしなく
ちゃいけないんじゃ
ないのかしら?
えっ?
ラウル師範っていう
俺の師匠にあたる人が
言ってたんだ
召喚師の犯した罪は
召喚師の手によって
あがなわれなければ
ならない・・・
そうでないと、いつか
召喚師が人々に認めて
もらえなくなるって
俺たちが召喚師として
人々の役に立つことを
たくさんしていけば
いつかきっと、みんな
わかってくれるよ
召喚師の全てが、悪人
なんじゃないって
ラウル師範っていう
あたしの師匠にあたる
人が言ってたの
召喚師の犯した罪は
召喚師の手によって
あがなわれなければ
ならない・・・
そうでないと、いつか
召喚師が人々に認めて
もらえなくなるって
あたしたちが召喚師と
して人々の役に立つこ
とをたくさんすれば
いつかきっと、みんな
わかってくれるわ
召喚師の全てが、悪人
なんじゃないって
・・・そうだね
きっと、みんな
わかってくれるよね?
ああ、そうさ
ええ、そうね
きっと・・・
それが多分
「成り上がり」の俺がやるべきこと
でもあるはずなんだ・・・
それが多分「成り上がり」の
あたしのやるべきことのはずなのよ
アメルの奇跡の力って
あんなにすごいもん
だったんだねえ
いや、あんなふうに
なったのは、これが
初めてだよ
君のストラと、あまり
変わらないなって
思ってたくらいだし
いや、あんなふうに
なったのは、これが
初めてよ
あなたのストラと、
あまり変わらないって
思ってたくらいだし
ストラじゃ、病気は
治せないよ。
あの子の力は別物さ
ただ、あんまし多用
させるのはどうかと
思うけどねえ
え?
あれだけのことすりゃ
当然だけど、かなり
気を消耗してる
あの子は無茶するほう
だから、周りの人間が
気をつけてやんないと
もっと深刻なことにも
なりかねないよ
よぉくおぼえといて
やんな?
聖女の奇跡の力も
無制限じゃないって
ことか・・・
聖女の奇跡の力も
無制限じゃないって
ことね・・・
死体に魔物をつかせて
操るとは、なんという
外道な・・・
うん、ネスも同じこと
言っていたよ
あれは外道の術だって
ええ、ネスも同じこと
言っていたわ
あれは外道の術だって
犠牲になった砦の者
たちは、さぞかし無念
だったでござろうな
うん・・・
ええ・・・
召喚術はこの世界を
滅ぼす力であると共に
幸せをもたらす力でも
ある・・・
拙者が世話になった
人物が、口にした言葉
でござるよ
おぬしに
このような心配は無用
とは思うが
この言葉を胸に
とどめて、よき召喚師
になってくだされ
よき召喚師、か・・・
なにを基準にしたら
そうなれるんだろう?
よき召喚師、か・・・
なにを基準にしたら
そうなれるのかしら?
悪かったな・・・
思わず、撃っちまって
捕まえたほうが、都合
が良かったんだろ?
仕方がなかったんだよ
状況が状況だし・・・
仕方がなかったのよ
状況が状況だし・・・
こっちの世界に
俺様を呼んだヤツな
口うるさかったけど
根はいいヤツだったん
だぜ?
傭兵部屋の連中も
武器を手入れしてた
鍛冶屋のジイさまもな
俺様の素性なんか
気にせずに、普通に
相手をしてくれてよぉ
なのによぉッ!?
レナードさん・・・
ソーリィ、ちょっと
一人にしてくれ・・・
お前さんに八つ当たり
したかねぇんだ
頼むわ・・・
そうか・・・
あの砦の生き残りは
レナードさんだけ
だったんだ・・・

scn109

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
アメルの様子はどう?
熱はさがったみたい
あとはよく眠って体力
の回復を待つだけね
本当に大丈夫なんで
しょうか・・・
おい、本当にただの
カゼなんだろうなぁ?
心配すんじゃないよ
雨で濡れたところに
あんなにたくさんの
気を消耗したんだ
カゼぐらいひいたって
当然だろ
そりゃそうだけど
まあ、たしかに・・・
心配ならあとで会いに
いってあげなさいよ
いろいろ心配するより
顔を見せてあげたほう
が、病人にとっては
なによりの薬だもの
特に、女の子にはね
そんなものかな?
そんなものよ
うん、そうするわ
ぜひそうしなさいな
とりあえず、道場に
行くのが先だよ
そろそろ、みんなも集
まってるだろうしさ
この旦那が召喚獣ねえ
どう見てもオレたちと
変わらん気がするがね
まったく同感だ
俺様としてもいまいち
実感がないんでな
召喚されるというのは
そういうもので
ござるよ。拙者もそう
でござった・・・
そういえば、カザミネ
さんもシルターンから
召喚されて
きたんだよな
そういえば、カザミネ
さんもシルターンから
召喚されてきたのよね
いかにも、戦の助っ人
として召喚されたので
ござるが
その戦いで召喚師殿が
亡くなられ、帰る方法
がなくなってしまった
のでござる
・・・、・・・
どうした?モナティ
考え込んで
どうしたの?
モナティ
考え込んで・・・
あっ、なんでもない
ですの・・・
典型的なはぐれ召喚獣
の誕生のしかただな
おいおい、待てよ
召喚師が死んじまうと
帰れなくなるのか?
召喚された者を元の
世界に戻せるのは
それを召喚した術者に
限られるからな
なんてこったい!?
俺を呼んだそいつは
あの砦でくたばってん
だぞ・・・
ええっ!?
なんですって!?
そんな・・・
なあ、お前さんたちも
召喚師なんだろう
なんとかならねえか?
どうしよう?
 無理だと思う
 なんとかするよ
どうしよう?
 無理だと思う
 なんとかするわ
無理だと思う
なんとかしてあげたい
のはやまやまだけど
無理だと思うわ
なんとかしてあげたい
のはやまやまだけど
強引に上から術を
重ねたら、それこそ
なにが起こるか
わからない
下手をすると貴方の
存在そのものが
消されてしまうかも
しれないんだ
なんだよそりゃ?
ヘビーすぎだぜ・・・
まァ、とっとと
あきらめるこったな
そうすりゃ、気も楽に
なるってもんだ
*n1っ!?
サンクス、ボーイ?
だがな、俺様は意外と
あきらめが悪いんでね
そう簡単にギブアップ
はしねえのさ
残念だったなあ?
ケッ!
なんとかするよ
今は無理だけど、でも
なにか方法が・・・
なんとかしてみるわ
今は無理だけど、でも
なにか方法が・・・
安請けあいはやめて
おくことだな
*n0
無理に誓約を解除
しようとすれば、彼の
存在そのものが消えて
しまうんだぞ?
で、でも・・・っ
もめるな、もめるな
*n0
ダメもとで聞いてみた
だけなんだからよ
気持ちだけありがたく
もらっとくさ
ありがとよ
レナードさん・・・
そもそも、それ以前に
彼がどこの世界から
来たのかが問題だ
そういえば・・・
たしかに・・・
尻尾やツノはないから
メイトルパの亜人じゃ
ないわよね
すくなくとも、僕たち
メトラルと交流のある
種族じゃないですね
俺様もボウズみたいな
連中とは、娘の絵本の
中でしかつきあった
ことはねえって
サプレスも違うよな
サプレスも違うわよね
悪魔や天使って雰囲気
じゃないし・・・
ケッ!
こんなオッサンが
同族でたまるかよォ?
見た目はあたいたちと
変わりないねえ
てことは、カザミネと
同じ世界かい?
しかし、レナード殿の
使っているような短筒
はシルターンにはない
でござるぞ
(こくこく)
ロレイラルの古い銃器
に似てはいるが・・・
でも、あの世界に
俺たちみたいな人間は
いないんだろ?
でも、あの世界に
あたしたちみたいな
人間はいないでしょ?
・・・そのはずだ
コノ世界ノ人間ニ
類似スル「融機人」ハ
我々ヲ創造シタ者タチ
デスガ・・・
幾多ノ戦争ニヨリ
ろれいらるカラ滅亡
シタトサレテイマス
融機人(ベイガー)?
ロレイラルの機械文明
を創始したとされる
人型種族だよ
それ以上のことは
なにもわかってない
ただの、伝説だ・・・
・・・・・・
あー、なんだ?
一生懸命なトコ悪いん
だけどな・・・
どれもこれも、俺様の
知ってる世界とは
すさまじくかけ離れ
ちまってんだよなぁ
うーん、だとしたら
いったいレナードさん
はどこから来たんだ?
むー、だとすると
レナードさんはどこ
から来たのかしら?
いいじゃねーか
そんなことは
この旦那のおかげで
オレらは助かったわけ
だし、それで充分さ
そうね・・・
フォルテの言うとおり
かもしれない
それよりも
レナードさんは
これからどうなさるん
ですか?
なあ、おっさん
あんた、これから先
どうするんだ?
どうするったって
帰れそうにねえんなら
ここでやってくしか
ないんだろうが
なにぶん、わからねえ
ことが多すぎるんでな
正直、頭が痛いぜ
それなら俺たちに協力
してくれませんか?
ねえ、だったら
あたしたちと一緒に
来てくれません?
*n0
また君は、簡単にそう
いうことを!
僕たちと
一緒にいるって
ことは・・・
わかってるよ
いつ戦いに巻き込まれ
るかもしれないって
言いたいんだろう
けど、このままほって
おけば、レナードさん
確実に「はぐれ」に
なっちゃうぜ
せめてさ、この世界の
常識を勉強してもらう
間だけでも、な?
わかってるわよ
いつ戦いに巻き込まれ
るかもしれないって
言いたいんでしょう
でも、このままほって
おけば、レナードさん
確実に「はぐれ」に
なるのよ
せめて、この世界の
常識を勉強してもらう
間だけでも、ね?
君の口から常識という
言葉が出るなんて
世も末だ
うう・・・
むー・・・
しばらくそうさせて
もらえるなら、俺様と
しては願ったりだな
危険が待っていると
わかっていても?
わかってるだけマシさ
わけもわからんまま
一人でうろつくほうが
ぞっとする
なるほど・・・
でしたら、もう僕から
反対するようなことは
ありませんね
悪ぃな、厄介かけて
よっしゃ、決まりっ!
よろしくお願い申すぞ
レナード殿
あのう、それなんです
けど・・・モナティの
マスターもレナードさ
んと同じで
よっつの世界とは違う
場所から召喚されたっ
て聞いてますの
本当か、モナティ?
モナティ、それ本当?
うむ、そう言えば
聞いたおぼえがある
ような・・・
しかし、そんな召喚術
があるとは聞いたこと
がないぞ?
ですから、事故だって
お話ですの。事故で
たまたま間違って召喚
されたって
事故・・・
たまたま・・・
ちょっ、モナティ!?
あ・・・!
はははははは・・・
そういや、呼んだ奴も
そんなこと言ってた
気がするぜ・・・
ますます絶望的だな
それは
ででっ、ですからあ!
マスターに会えば
なにかわかるかもです
きっと、なんとかなる
ですのーっ!!
モナティがそう言うの
なら、そうかもな
たしかめてみる必要は
あるかもしれない
ただ、それはアメルを
おばあさんの村まで
送ってからだ
レナードさん
それでもいいなら
俺たちと来ませんか?
モナティがそう言うの
なら、たしかめてみる
必要はあるわね
ただ、それはアメルを
おばあさんの村まで
送ってからの話だけど
レナードさん
それでもいいなら
あたしたちと
来ませんか?
いいもなにも・・・
こっちから頼みたい
くらいだぜ
なにぶん、わからねえ
ことが多すぎるんでな
厄介かけるだろうが
よろしく頼むぜ
返してっ!
返してえぇ~っ!!
この声・・・
もしかして!?
なんだぁ、文無しとか
言ってたくせに
こんなペンダントが
あるじゃねーか?
こりゃ、見るからに
値打ちもんですぜ
アニキぃ?
それはユエルの宝物
なんだから
とったらダメなの!
返してえぇっ!!
うるせえっ!
きゃん!
お前のような薄汚い
ガキが、こんな品物を
持ってるのが不似合い
なんだよ
おおかた、どっかから
くすねてきたんだろ
あぁ?
くすねてないもんっ!
拾ったんだもん!!
どっちだって
かまやしねえよ
今から、こいつはオレ
たちのもんだしなぁ
ウウゥゥ・・・ッ
おっ、なんだ
イヌコロみたいに
うなりやがって・・?
やるってぇのか!?
やめろ、お前たち!?
やめなさいっ!
!?
なんだァ、テメエは?
蒼の派閥の召喚師
*n0だ
蒼の派閥の召喚師
*n0よ
し、し、しし・・・っ
召喚師だってぇ!?
その子からとりあげた
ものを、すぐに返して
やるんだ
その子からとりあげた
ものを、すぐに返して
あげなさい
さもないと・・・
ア、アニキぃ・・・?
く、くそおぉ・・・っ
今日はこのくらいで
カンベンしといた
らあっ!?
やれやれ・・・
大丈夫だったか
ふう・・・
大丈夫?
うん、ありがとう
ユエルの宝物
取り返してくれて
それにしても
いつからファナンに
来てたんだ?
それにしても
いつからファナンに
来てたの?
すこし前・・・
しかし、なんでまた
聖王都からこっちへ?
けど、どうしてまた
ここに来たの?
それは・・・っ
・・・・・・
ま、いいさ
言いたくなければ
無理に言わなくても
ま、いいわ
言いたくなければ
言わなくても
ごめんね・・・
それよりも
ユエルの持ってる
ペンダント・・・
どうみても、普通の
ものじゃない
魔力みたいな輝きも
見えた気がする
どうみても、普通の
ものじゃないわね
魔力みたいな輝きも
見えた気がするし
もしかして・・・
これが、ミニスが
無くして探している
ワイバーンを召喚する
ペンダントなのか?
ワイバーンを召喚する
ペンダントじゃ?
どうしたの
さっきから、じっと
ユエルの宝物のこと
見つめて・・・
あ、いや・・・
きれいな石だなってさ
あはははは・・・
あ、ううん・・・
きれいな石よねえ
それ・・・
うんっ♪
でも、もしそうなら
ほっとくわけには
いかないし・・・
やっぱり、きちんと
たしかめないと・・・
なあ、ユエル・・・
そのペンダントって
もしかして、聖王都で
拾ったものか?
ねえ、ユエル・・・
そのペンダントって
もしかして、聖王都で
拾ったものじゃない
・・・っ!?
聞いてくれよ!
もしそうなら、それを
ずっと探してる子が
いるんだよっ!?
あのね、もしそうなら
そのペンダントを
ずっと探してる子が
いるの・・・
え・・・っ?
その子はミニスって
言うんだけど・・・
もうずっと、無くした
ペンダントを探し続け
ているんだよ
もうずっと、無くした
ペンダントを探し続け
ているのよ
それが見つからないと
大事な友達と二度と
会えなくなるって
必死になって
探しているんだよ?
必死になって
探しているの・・・
にどと・・・
あえない・・・
・・・・・・
なあ、ユエル?
もし、君の宝物が
そのペンダントなら
その子に返してあげて
くれないか?
ねえ、ユエル?
もし、あなたの宝物が
そのペンダントなら
その子に返してあげて
くれないかな?
やだッ!!
ユエル・・・っ?
ユエル、そんなの
信じないもんっ!!
ウソなんでしょっ?
*n0も
あいつらみたいに
ユエルのこと・・・
だまして、宝物を
とりあげようとして
るんでしょっ!?
ウソじゃないよ!?
俺は・・・
ウソじゃないわ!?
あたしは・・・
もう、だまされたり
するもんかァ~ッ!!
ユエル・・・
この世界の人間はっ!
みんな、みんなっ!?
ウソつきぃ、ばっかり
なんだもん・・・っ!
っく、だから・・・
ユエル
ユエル・・・っ
そんなこと、絶対に
信じないッ!?
信じないよぉっ!!
ユエルっ!?
泣いてた・・・?
人間がウソつきだって
言ってたけど・・・
どうして、ユエルは
あんな思いこみをして
しまってるんだ?
どうして、ユエルは
あんな思いこみをして
しまってるんだろう?
あ、おい!ユエル!
どうしちゃったん
だろう、ユエル・・・
ちょっと!ユエル!
どうしちゃったん
だろう、ユエル・・・
もしかして・・・
ユエルがはぐれに
なったことと、なにか
関係があるのか?
ユエルがはぐれに
なったことと、なにか
関係があるのかも?
あれっ!?
この、見覚えのある
屋台は・・・
いらっしゃい
*n0さん
なんでも、近く
祭りが行われると
聞いたもので
思いきって、こちらに
二号店を作ってみたん
ですよ
二号店?
ええ、前の屋台は
ゼラムに置いてきて
いますから
はぁ・・・
で、なににしますか?
あっ!?
あっ!?
よォ、ありゃあ
例のケバイねーちゃん
じゃねェのか?
ぴかぴかのヒト・・・
ケルマさん・・・!
貴方は、チビジャリと
貴女は、チビジャリと
一緒にいた、蒼の派閥
の召喚師っ!?
さてはあの小娘も
この街にいるんですわ
ねっ!?
どうしよう?
 しらばっくれる
 素直に認める
なにを言ってるんだよ
こんなところに・・・
そんなわけないわよ
こんなところに・・・
しらばっくれたって
無駄ですわよっ!
毎日毎日、それこそ
聖王都をくまなく捜索
したんですもの
すごい執念・・・
うわ!なんて
執念深い・・・
ほほほ、なるほどねえ
こんな場所に逃げて
いたなら見つかるはず
ないですわねえっ?
まずい、まずいぞっ
完全にイっちゃってる
むー、まずいわねえ?
完全にイっちゃってる
あんのチビジャリめが
あぁぁっ!!
ああ、そうだよ
ええ、そうよ
今すぐここへ連れて
おいでなさいっ!
ダメだよ。どうせまた
ペンダントのことで
なんくせつけるんだろ
ダメダメ、どうせまた
ペンダントがらみの
ことなんでしょう?
私は正統な権利を主張
しているだけですっ!
まいったなぁ・・・
完全に頭に血が
昇っちゃってるよ
あっちゃー・・・っ
完全に頭に血が
昇っちゃってるわねえ
あのさ、ケルマ
そのペンダントだけど
何度も言うように今は
ミニスのところにも
ないんだよ
あのね、ケルマ
そのペンダントだけど
何度も言うように今は
ミニスのところにも
ないんだってば
白々しい嘘を・・・
本当だってば!
疑うのなら、金の派閥
の本部に行ってみなよ
ファミィさんに聞けば
本当だってわかるさ
本当だってば!
疑うのなら、金の派閥
の本部に行きなさいよ
ファミィさんに聞けば
本当だってわかるわ
むぎぎぎ・・・
いいでしょうっ!
その代わりっ、嘘だと
わかった時には貴方も
わかった時には貴女も
まとめてぶちのめして
さしあげますから!
覚悟なさいっ!!
本当なのに・・・
やれやれ・・・
コノ様子デハ正常ナ
こみゅにけーしょんハ
無理カト・・・
無駄よ、ムダムダ!
ああいうヤツに理屈が
つうじるもんかよ
あれ、あそこにいる
のは・・・?
あら、あそこにいる
のは・・・?
やっぱり、君は帰った
ほうがいいと僕は思う
イヤよっ
私は帰らないんだから
しかし、君だって
スルゼン砦の出来事で
わかっただろう?
襲ってくるのは
黒の旅団だけじゃない
人間以外の化け物も
いるんだ
う・・・
僕たちでさえ、自分の
身を守れるかどうか
自信がないんだよ?
ましてや、君のような
子供が・・・
子供扱いしないでっ!
いーい、ロッカ?
私はマーン家に名を
連ねる、れっきとした
召喚師なのよっ
自分の身ぐらい
ちゃんと自分で守って
みせるわよっ!
だけど、いくら召喚術
が使えるといったって
君はまだ・・・
うるさい、うるさい
うるさあぁぁいっ!!
とにかく、私は絶対
帰らないんだからっ
ごめんあそばせっ!
あーあ。完全にムキに
させちまったな
あれは・・・
あーあ。完全にムキに
させちゃったわね
あれは・・・
*n0さん
見てたんですか?
途中からだけどね
本当に、彼女を
このまま同行させる
つもりですか?
ロッカの心配はよく
わかるよ
だけど、ミニスは
ミニスなりに、真剣に
考えて、ついてくると
決めたんだ
幼いって理由だけで
その気持ちを無下に
するつもりは、俺には
ないな
ロッカの心配はよく
わかるわ
だけど、ミニスは
ミニスなりに、真剣に
考えて、ついてくると
決めたんだもの
幼いって理由だけで
その気持ちを無下に
するつもりは、あたし
にはないわ
そうですか・・・
心配しなくても
あの子は自分の立場を
わきまえてるよ
俺たちが思ってるより
ずっとね・・・
心配しなくても
あの子は自分の立場を
わきまえてると思うな
あたしたちが思ってる
よりもずっとね・・・
だといいんですが
おい、もういっぺん
言ってみろよ?
ああ、何度だって
言ったげるよ
八つ当たりで稽古を
重ねたって、本当に
強くなんかなれっこ
ないさ
テメエ・・・っ!
はんっ
にらんだところで
あたいにゃ、ちっとも
こわかないよ
強さの意味をはき違え
てるような、ひよっこ
が相手じゃねぇ?
なめるなァァっ!!
危ないっ!?
なめてんのは・・・
どっちだいッ!!
が・・・っ!?
そんな・・・
リューグが一撃で!?
あんたにゃ、一番
肝心なものが欠けてる
それを知らなきゃ
あたいにゃ勝てない
あたいだけじゃない
誰とやったって
おんなじさ・・・
よぉく考えて
自分で答えを出しな?
そしたら、いつでも
再戦してやるよ
・・・しょぉっ
ちくしょおぉぉっ!!
リューグ・・・
いったい、リューグに
なにが欠けてるって
いうんだ・・・?
いったい、リューグに
なにが欠けてるって
いうの・・・?
スルゼン砦で起きた
異変については、通報
という形で、知らせて
おいたよ
いずれ報告を受けて
金の派閥が対策を考え
るはずだ
わざわざ遠回しなこと
しなくても、直接
知らせたら良かったん
じゃないのか?
わざわざ遠回しなこと
しなくても、直接
知らせたら良かったん
じゃないの?
あのな・・・
*n0
いくら個人的に親しく
させてもらっていても
僕たちは蒼の派閥の
人間なんだぞ?
面倒でも、こうして
線引きしておかないと
いらぬ誤解を受ける
ことになるだろう?
僕たちだけでなく
彼女にもだ
あ・・・!
それに、スルゼン砦は
本来ならトライドラの
管轄下にある場所だ
外交にも関係する問題
だからな、安易に事実
を触れ回っていいもの
じゃないんだよ
なんか、すごく効率の
悪いやり方だよな
それって・・・
なんか、すごく効率の
悪いやり方よねえ
それって・・・
それは否定しないよ
ただ、建て前は建て前
として、守らねば秩序
は保てない
政というものは
そういう理屈で動いて
いるものなんだ
*n0
・・・アメル?
*n0
まだ眠ってるのかな?
だったら、起こすのも
悪いし
*n0
・・・アメル?
*n0
まだ眠ってるのかな?
だったら、起こすのも
悪いし
*n0
様子をちょっと見る
だけにして・・・
あ・・・
アメル
え・・・?
・・・・・・・・・
アメル
きゃあああっ!?
あわっ、あわわっ!
うわわわわあっ!!
ご、ゴメンっ!
ノックしたんだけど
返事がなかったから
それで・・・
・・・・・・
まさか、その・・・
ほんとにゴメンっ!
あ、あの・・・っ
見えちゃいました?
う、あ、見た、けどっ
背中だけっ!
他のところは全然
だからっ!?
そうですか・・・
やっぱり・・・
え?
あたしの背中って
自分では見えないけど
変な形のアザがついて
るから・・・
恥ずかしくて・・・
そういえば、右肩の
あたりにそんなものが
見えたような・・・
変ですよね、やっぱり
そんなことないって!
ちっとも変なんかじゃ
ないよ
言われるまでそんなの
気づかなかったくらい
だったし、俺としては
問題ないし・・・
え?
ととっ、とにかく!
気にしなくたって
いいってことだよっ!
そうですか?
よかったぁ・・・
自分で見られない位置
だから、余計に気に
してたんだろうな
でも、あのアザ
なにかの傷痕みたいに
見えたけど・・・
なにが原因でついた
ものなんだろう?
そりゃあ、いきなり
着替えしてるところを
見られたらびっくり
するとは思うけどさ
あたしたち、女の子
同士なんだけどなあ
一応・・・?
・・・・・
まあ、あれだけ元気な
悲鳴が出るんだったら
病気のほうは、もう
いいみたいよね
あ、あの・・・っ
見えちゃいました?
えっ?
あたしの背中って
自分では見えないけど
変な形のアザがついて
るから・・・
恥ずかしくて・・・
そういえば、右肩の
あたりにそんなものが
見えたような・・・
変ですよね、やっぱり
ううん、そんなの全然
気にすることなんて
ないって
あたしだって
ほら、こことか
ここのところとか
傷だらけだもん
それに比べたら
アメルの背中
全然きれいだよ
そうですか?
よかったぁ・・・
自分で見られない
位置だから、余計に
気にしてたのね
でも、あのアザ
なにかの傷痕みたいに
見えたけど・・・
なにが原因でついた
ものなのかな?
ところで
身体の具合はどう?
ところで身体の
具合はもういいの?
ええ、もう大丈夫
いつでも出発できます
そっか
でも、カゼはすぐに
ぶり返すものだからな
出発の準備が終わる
までは、おとなしく
寝てるんだ
そっか
でも、カゼはなかなか
しつこい病気だから
出発の準備が終わる
までは、おとなしく
寝てたほうがいいわね
でも、寝てるのって
すごく退屈なんです
けど・・・
もうベッドから出たい
なー、なんて・・・
アメルぅ?
・・・はーい
異世界っていっても
やっぱり人間の暮らす
世界に変わりはねえ
みてえだなあ
さっきお前さんたちが
言ってたように、俺様
の世界にある品と
リィンバウムの品は
結構、同じものがある
ようだ
例えば、どんな物が
そうですか?
例えば、どんな物?
食べ物や日用品の類は
まんま同じ名だったり
するのも多いぜ
おかげで、衣食住には
抵抗なく馴染めそうだ
そりゃよかった
そっか・・・
ま、一番ラッキーだと
思うのは、こっちにも
紙巻きタバコがあった
ってこったな
俺様にとっちゃ、食事
と同じくらい不可欠な
品物だからよ、っと
・・・ふぃーっ
ま、少々風味が
アバウトなのはこの際
目をつぶるさ
・・・はーい?
*n0さんっ
た、大変ですっ!?
どうしたんだよ
アメル?そんなに
あわてたりして
どうしたのよ
アメル?そんなに
あわてたりして
珍シイデスネ
あめる殿ガ、ソコマデ
アワテルトハ・・・
き、き、き・・・っ
ああ、ほら?
落ち着いて・・・
ああ、ほら?
落ち着いて・・・
そうですよ、はい
大きく深呼吸・・・
すー・・・
はー・・・
来ちゃったんです
来たって、誰が?
来たって、誰がよ?
金の派閥のケルマさん
が、ミニスちゃんに
決闘を申し込みに
来ちゃったんです!
にゃにィィィっ!?
ケルマがぁ!?
ケルマがっ!?
だからっ!?
いい加減、私を逆恨み
するのはよしてよっ!
逆恨みではなくってよ
愚弟だったとはいえど
ギブンは、紛れもなく
ウォーデン家の末子
姉として、長女として
そして、ウォーデンの
当主として・・・
弟を負かした貴女に
報復を挑むのは、至極
当然のことですわ!
へー?よお、ミニス
お前、そんなナリして
やるもんだなあ・・・
感心すんなっ!
あだ・・・っ!?
そうですよ?
ケンカなんかするから
こういうことに
なってしまうんです
ちゃんと謝ったのかい
ミニス?
そ、そーいう問題じゃ
ないんだってばぁ!?
もぉ・・・!!
だいたい、アレは
貴女の弟が悪いんじゃ
ないのっ!?
そーですのっ!?
ミニスちゃんを
ゆーかいしようとした
のは、そっちのほう
ですのっ!
それはそれ
これはこれですわ!
とにかく、マーン家の
小娘に負かされた愚弟
の恥は、当主として
見過ごせませんの!
こっちです
*n0さん!
うわぁ・・・
なんか、すごいことに
なってるなぁ・・・
あらま・・・
なんか、すごいことに
なってるわねぇ・・・
*n0!
ねえ、貴方からも
ねえ、貴女からも
あの年増女になんとか
言ってやってよ?
年増って言うな~っ!
としま・・・
としまって、なに?
ぴかぴかのひとは
としま・・・なの?
むきいぃぃぃっ!!
どうでもいいけどさ
近所迷惑だから
あんま、騒がないで
やっとくれ・・・
そうだぞ?
*n0
そんなこといわれ
たって・・・
そんなことあたしに
いわれてもねぇ・・・
だいたいさ、ケルマ。
ちゃんと俺が言った
ように、ファミィさん
とは話したのか?
だいたい、ケルマ。
ちゃんとあたしが言う
ように、ファミィさん
とは話したの?
無論ですわ・・・
ここに貴方がたがいる
ここに貴女がたがいる
ことは、あの女から
聞いたんですから
い!?
へっ!?
お母さまったら・・・
なんてことを・・・
ですから、今回の件は
保護者公認ですわよ
一対一で、私と勝負を
なさいっ!
ミニス・マーン!?
うううう・・・っ
しかし、みんな
薄情だよなあ・・・
一対一だからって応援
ぐらいしてやったって
いいのに・・・
しかし、みんな
薄情よねぇ・・・
一対一だからって
応援ぐらいしたげても
いいじゃない
仕方あるまい
アメル殿は病み上がり
他の者も、多忙だと
いうことだからな
だから、立会人として
*n0殿と
拙者が来たのでは
ないか?
それはそうだけど
もし、ケルマが手下を
呼んだら・・・
それはそうだけど
もし、ケルマが手下を
呼んだりしたら・・・
心配いたすな
その時は、拙者が
一命に換えても
ミニス殿を守るで
ござるよ
ちょっと、なんで
わざわざ、こんなに
狭っ苦しい場所を
選んだのよ・・・?
ほーっほっほっほ!
ミニス・マーン
敗れたり、ですわ!!
!?
この狭い洞窟の中では
ご自慢のワイバーンも
呼べないでしょう?
そのうえ、ここの岩は
とても衝撃にもろいと
いうオマケつき・・・
うかつに召喚術を
使えば、落盤が起きて
ぺちゃんこですわ!
なんだって!?
なんですって!?
ほーっほっほっほ!
まんまと、私の策に
ハマリましたわねぇ?
・・・あのねぇ?
だから、シルヴァーナ
のペンダントは、今
私のところにないって
いってるでしょ!?
・・・・・・
よ、用心に用心を
重ねただけですわっ!
それと、もうひとつ
召喚術が使えないのは
貴女も同じじゃない
どうやって、決闘する
つもりなの?
あ・・・
・・・・・・
バっカじゃないの?
なんですってえぇ!?
どうやら、復讐に
燃えるあまり、周りが
見えていなかったよう
でござるな
あ、ははは・・・
バカ!おおバカっ!
頭にいく栄養、みんな
その胸にいっちゃって
んじゃないのっ!?
洗濯板にも満たない
小娘が、ひがみ根性で
言わないでほしい
ですわねっ!?
こ、これからっ
いくらでも大きくなる
もんっ!!
ほーっほっほっほ!
親の姿から察するに
虚しい夢ですわねぇ?
う~っ!!
わ・・・悪口合戦に
なってる・・・
わ・・・悪口合戦に
なってる・・・
このぶんでは、拙者
たちの出番はなさそう
でござるな
なによっ!?
いくら大きくたって
お嫁の貰い手がなきゃ
意味ないわよっ!!
!!
私、知ってるんだから
アナタが、今まで
いくつ縁談を断られた
かってね?
な・・・
やーい、年増っ!
悔しかったら、結婚
してみなさいよ!?
ミニス!
おい、それはちょっと
言い過ぎだって!?
ちょっと、ミニス!
それはいくらなんでも
シャレになって
ないってば!?
ふふ・・・
うふふふふ・・・
私だって・・・
私だって、できるなら
そうしたいですわよ?
弟たちさえ、しっかり
していれば・・・
私なしでも、やって
いけるなら・・・
婚期を逃すなんてこと
絶対なかったんですの
にぃぃぃ~っ!!
ちょ、ちょっと・・・
こんな場所で・・・
本気なのっ!?
落ちつけっ!
ケルマ!?
落ちついて!
ケルマ!?
うわあぁぁぁぁん!!
くたばりなさいっ
ですわぁぁ~っ!!
危ない!
ミニスっ!!
きゃん!?
大丈夫か、ミニス?
大丈夫、ミニス?
平気っ!それよりも
ケルマが!?
・・・!!
落石が・・・!
間に合わないっ!?
キエェェェェッ!!
・・・!!
カザミネさん!
あ・・・?
早く、拙者の背中に
おぶさるでござる
この洞窟、長くは
もたぬぞ!?
は・・・はいっ!
この決闘は、勝負なし
とするでござる
*n0殿も
それでよろしいな?
う、うん・・・
え、ええ・・・
私怨に目がくもれば
勝負に勝つことなど
できぬでござるぞ?
ケルマ殿・・・
・・・・・・
そして、ミニス殿
言葉は時として、真剣
以上の切れ味をもつ
ものでござる
くれぐれも、忘れる
ことのないようにな
うん・・・
ごめんなさい・・・
ケルマ・・・
・・・・・・
では、道場に戻ると
するでござるか
あ・・・あのっ!?
ん?
助けてくださって
ありがとうございます
その・・・
カザミネと申す
流れの剣客でござるよ
カザミネ様・・・
それから、ケルマ殿
言い忘れておったがな
おぬしは、まだまだ
女盛りでござるよ
ゆえに、きっと良縁が
見つかるであろうて
あまり、自分を卑下
してはいかぬぞ?
では、御免・・・
これが、サムライって
ものなのか・・・
これが、サムライって
ものなのね・・・
すてき・・・
え?
あの強さ!優しさ!
私は、きっとあの方と
出会う運命だったん
ですわ!?
いいっ!?
ええ~っ!?
カザミネさまぁ~っ!
どうぞ、この私めと
結婚を前提に交際して
くださいませぇ~っ!
ケルマ
カザミネさまぁ~っ!
い・・・
いいのかな、これで?
な・・・
なんていうか・・・
はあ・・・
もぉ、好きにすれば?
あ、どうもー!
*n0さーん
パッフェルさん!?
無事だったんだ・・・
それはこちらのセリフ
ですって
金庫が開けられなくて
困ってたら、急に外が
騒がしくなって
のぞいてみたら
みなさん、戦ってる
でしょう?
身の危険を感じて
夢中で逃げちゃったん
ですけど・・・
よく生きて帰って
こられましたねえ?
みなさん・・・
・・・・・・
ずいぶんと歩いてきた
けど、それらしい村は
見あたらないな
ずいぶんと歩いてきた
けど、それらしい村は
見あたらないわね
方角は間違ってない
はずなんだが・・・
なら問題ないなーい
そのうちに見えてくる
だろうって
でも、このままだと
森の中に入っていって
しまうわよ
なにか目印は教わって
ないのかい、アメル?
その村には目印になる
ようなものはないのか
アメル?
ごめんなさい
そこまでは・・・
ったくよォ・・・
つかえねェオンナだぜ
やれやれ、そうなると
この付近をひととおり
回ってみるしかないか
手分けして探して
みることにしよう
手分けして探して
みましょうか
時間ハカカリマスガ
ソレガ一番効率的デス
がんばって、さがそ?
おねえちゃん・・・
*n0さん
なんだか、あたし
不安です・・・
心配するなよ、アメル
みんなで探せば、すぐ
に見つかるはずさ
心配しないで、アメル
みんなで探せば、すぐ
に見つかるわよ
・・・(こくこく)
そうですよっ
みんなで探せば、
きっとすぐに見つかる
はずです
そーですの
そーですのっ
だけど、あたし
おばあさんの顔も
名前すら知らないん
ですよ?
もし村が見つかっても
本当におばあさんに
会うことができるんで
しょうか・・・
今まで会ったことのな
い孫娘のあたしを本当
に受け入れてくれるで
しょうか・・・?
どうしよう?
 優しくさとす
 弱気をしかる
 勇気づける
大丈夫さ
アメルがこの村の話を
忘れずにいたのは
おばあさんのことが
ずっと気になっていた
からなんだろう?
大丈夫よ
アメルがこの村の話を
忘れずにいたのは
おばあさんのことが
ずっと気になっていた
からなんでしょう?
ええ、そうです
父と母は亡くなったと
聞いてますから
残っているあたしの
肉親は、おじいさんと
おばあさんだけのはず
だから・・・
会いたいって、ずっと
思ってたんだろう?
会いたいって、ずっと
思ってたんだよね?
・・・はい
同じはずだよ
きっと、おばあさんも
たった一人の孫娘だろ
会いたくないなんて
はずがないさ
同じはずよ
きっと、おばあさんも
たった一人の孫娘よ
会いたくないはずが
ないじゃないの
そうでしょうか?
ああ、だから心配
なんかしちゃダメだぜ
笑顔を見せてあげ
なくちゃ!
ええ、だから心配
なんかしちゃダメよ
笑顔を見せてあげ
なくちゃね?
・・・はいっ
弱気になるなよ
アメル
会う前からそんなこと
言ってたらダメだ
もっと自信をもって!
俺たちもついてるから
な?
弱気じゃだめよ
アメル
会う前からそんなこと
言わないの
もっと自信をもって!
あたしたちもついてる
から、ね?
・・・はいっ
その時はその時かな?
えっ!?
もし、おばあさんが
君のことを受け入れて
くれなかったのなら
その時はその時でまた
別の方法を考えれば
いいだけだよ
それでオシマイにする
つもりなんて、俺には
ないんだから
もし、おばあさんが
アメルのことを受け入
れてくれなかったら
その時はその時でまた
別の方法を考えれば
いいだけのことよ
それでオシマイにする
つもりなんて、あたし
にはないんだもの
*n0さん・・
先のことは心配しなく
たっていいんだ
大事なのはね
これから初めて会う
君のおばあさんに笑顔
を見せてあげることさ
違うかい?
先のことは心配しなく
たっていいのよ
大事なのはね
これから初めて会う
おばあさんに笑顔を
見せたげること
違う?
・・・は、はいっ!
・・・ん?
あっちに見えるのは
・・・あれ?
あっちに見えるのは
ど、どうかしましたか
ご主人さま?
どうしましたの?
*n0さん
おーい、みんな!
あそこから
昇ってるのって、
煙じゃないかな
ねえ、みんな!
あそこから
昇ってるのって、
煙じゃない?
本当だ・・・
ありゃあ、かまどか
なにかの煙だね
それじゃ、あれを目印
にしていけば
人のいる場所にたどり
着けるでござるな
行ってみよう!
行ってみましょう!
やっぱり、家があった
ということは、ここが
アメルのおばあさまの
住んでる村なんだねっ
村ねえ・・・
それにしちゃあ、一軒
しか家がねえぞ?
どっちにしても、人が
いるなら道が聞けるさ
どっちにしても、人が
いるなら道が聞けるわ
すいませーん!
・・・・・・
え、召喚獣?
へっ、召喚獣?
「はぐれ」か!?
・・・!
家の中に、入って
いっちゃった・・・
ひょっとして、この家
あの召喚獣が住んでる
なんてことは
君はバカかっ?
そんなわけないだろう
今のはサプレスの
召喚獣だ。おそらく
この家の主人の護衛獣
かなにかだろう
てことは、この家は
召喚師のものってこと
になるわけか
しッ!扉が開くよ
アフラーンの一族が
古き盟約によりて、今
命じる・・・
呪文の詠唱だと!?
みんな、散れッ!!
みんな、散って!!
来たれっ!!
あ、あぶねぇっ
うそ、外れた・・・?
いきなりなにするんだ
君は!?
いきなりなにするのよ
あなたは!?
お、お黙りなさいっ
悪魔の手先のくせに!
はあ?
はい?
とぼけたってダメよ
ルウはちゃんと知って
るんですからね
キミたちが禁忌の森に
封印された、仲間の
悪魔を解放して・・・
悪いことをしようと
企んでるって事を!
封印?悪魔?
いったい、なんのこと
をいってるんだ???
封印?悪魔?
いったい、なんのこと
をいってるのよ???
誤解ですっ!
あたしたちそんなこと
しに来たんじゃ・・・
そうだよ、俺たちは
ただ君に道を聞こうと
し・・・てええっ!?
そうよ、あたしたちは
ちょっと道を聞きたい
な・・・あぁぁっ!?
だまされるもんですか
そうやって油断させる
のが、キミたち悪魔の
得意技だもの・・・
二度と悪さができない
ように、ルウが懲らし
めてあげるわ!
うーん・・・
あ、気がついた
・・・わあっ!?
ちょっと、落ち着いて
あたいたちは別に
あんたに危害を加える
つもりなんてないよ
そ、そ、そんなこと
言って・・・
油断させてからルウに
とりつく気でしょう
そうなんでしょう!?
とりつくって・・・
そんな器用なこと
できないってば
とりつくって・・・
そんな器用なこと
できないってば
自分ニハ、ソノヨウナ
非科学的ナ機能ハ搭載
サレテイマセン・・・
うー、モナティたちを
オバケといっしょに
しないでほしい
ですのーっ
とりつくのなら、君が
気絶していた間のほう
が簡単だったはずだ
君もサプレスの召喚師
なら、それぐらいは
知っているだろう?
それは、たしかに
そうだけど・・・
とにかく、事情を説明
させてくれないか?
そうすれば、俺たちが
悪魔の手先なんかじゃ
ないってわかるはず
だからさ・・・
とにかく、事情を説明
させてくれないかな?
そうすれば、あたしが
悪魔の手先なんかじゃ
ないってわかって
もらえるから・・・
じゃあ、本当に
旅の人だったのね!?
なぁんだ・・・
なぁんだ・・・ってね
こっちはその勘違いで
とんでもない目にあわ
されたんだからっ!
まったくです・・・
迷惑なはやとちり
しやがって・・・
ごめんなさい
でも、こんなところに
旅人がやって来ること
なんてなかったから
てっきり、森を荒らし
にきた悪魔の手先だと
思って・・・
悪魔が森を荒らすとは
どういう意味で
ござるかな
そうだよ。なんで悪魔
とか封印とかが、森に
関係してくるんだ?
そうよ。なんで悪魔や
封印なんてものが
この森と関係あるの?
キミたち、あの森が
なんて呼ばれてるのか
知らないの?
いや・・・
うん・・・
アルミネスの森って
いうんだよ、あそこは
アルミネスだって!?
なにか知ってるのか
ネス?
なにか知ってるの
ネス?
封印の森だよ・・・
あの森は、その昔に
リィンバウムに攻めて
きたサプレスの
悪魔の軍勢が封じこめ
られているという
禁忌の森だといわれて
いるんだ
ええっ!?
おいおい、それって
あれか?
天使が悪魔と戦って
できたっていう・・
私も知ってる
でも、あれっておとぎ
話なんじゃないの?
おとぎ話じゃないわ
本当の話よ
ルウたちアフラーンの
一族は、あの森を中心
に出るサプレスの力を
研究するために
ずっと昔から、ここで
暮らしてるんだもの
すると君は、派閥に
属さなかった召喚師の
まつえいなのか・・
はばつ???
いや、こっちの話だ
・・・まあ、とにかく
このあたりの
サプレスの魔力が
強いのは本当よ
ほら、だからこの子
たちも元気でしょう?
・・・♪
おお、そういや
いつもより身体が
軽い気がするなァ?
けど、ここのところ
森の様子がおかしいの
なんだかざわついて
イヤな感じで
まるで誰かが出入りを
してるみたいだった
から、それで・・・
俺たちが荒らしてると
勘違いしたのか
あたしたちが荒らして
ると勘違いしたワケね
ごめんなさい
しかし、なんでまた
悪魔だなんて勘違いを
するかねえ?
あの森の奥には結界が
あって、人間はその先
には入れないのよ
だから・・・
ちょっと待って
くださいっ!
・・・アメル?
おねえちゃん・・・
ねえ、ルウさん?
それだと、森の奥には
人が住んでいないって
ことですよね・・・
もちろんそうなるよ
悪魔の封印された森の
側に、村なんか作れる
わけがないもの
あっ!?
それがもし本当なら
あたしの・・・
あたしのおばあさん
の暮らしてる村は
どこにあるの・・・?
おじいさんの言って
いたことは、嘘だった
っていうの!?
落ち着いて、アメルっ
きっと途中で道を
間違えただけだよ!
落ち着いて、アメルっ
きっと途中で道を
間違えただけよ!
アメルさん
落ち着いてください!
アメルさんっ
おちつくですのぉ!?
気休めはよしてっ!!
ルウさんだって言って
いたじゃない?
旅人が来ること自体が
珍しいって!!
あ・・・
変だって思ってたの!
村の名前も目印も
おじいさんは教えて
くれなかった・・・
あたしが会いたいって
言っても、おばあさん
のところに連れてって
くれなかった!
それは、事情があった
からだって・・・
おい、アメルっ!
余計なコト考えるん
じゃねえっ!!
いや・・・
そんなの・・・
あたしの信じてたこと
って・・・いったい、
いったい、なんだった
のぉーっ!?
今までとり乱さなかったこと
のほうが、不思議だったの
かもしれない
祖父の言葉を信じてやっと
たどり着いた場所
そこにあるはずの村はなく
悪魔を封じたという
禁忌の森が広がるばかり・・
アメルを襲った絶望感は
どれほどのものだっただろう
間違いだと思いたかった
本当は別の場所にその村は
あって、彼女の祖母はそこに
いると信じたかった
けれど、それを証明する術を
俺たちはもっていないのだ
残された望みはひとつ
俺たち自身の目で、真実を
確かめるということだけ
その結果がさらなる悲しみを
彼女にもたらすとしても
避けることはできなかった
今まで取り乱さなかったこと
だけでも、アメルはすごく
偉かったと思う
だけど、さすがに
これはシャレになってない
おじいさんの言葉を信じて
たどり着いた場所
そこには、村なんかなくて
悪魔が封じられたという森が
無情に広がるだけ・・・
間違いと言ってあげたかった
本当は別の場所にその村は
あって、彼女の祖母はそこに
いるんだって
でも、それは気休めにしか
ならないことだから・・・
言えなかった・・・
だからこそ、あたしたちは
真実を確かめなくちゃ
いけないと思う
その結果が、アメルをもっと
悲しませることに
なったとしても・・・
あいまいなままで終わらせる
わけにはいかなかった
地図に表記されてない
ことが、裏目だったか
最初から、ここが
禁忌の森だと知って
いれば、近づかせなど
しなかったのに
それとも・・・
やはり、必然だという
ことなのか・・・?
んー、ネスぅ?
さっきから、ぼそぼそ
なに言ってんだよぉ?
むー、ネスぅ?
さっきから、ぼそぼそ
なに言ってんのよぉ?
・・・っ!?
いや、なんでもない
ひとりごとだよ
*n0
ふーん・・・
やれやれ・・・
寝ぼけるクセは
相変わらずらしいな
*n0・・・
寝ぼけるなって言われても
ちっともおぼえがないんだけど
うーん???
むぅー???
ケイナのおかげで
なんとか、あの場は
おさまったけど
結局、アメルとは
あれっきり話せず
じまいか・・・
今は一人にしてほしい
って、言ってたもんな
・・・・・・
だいじょうぶだよな?
明日になったら
きっとまた、いつも
みたいに笑顔で
おはよう、って
いってくれるよな?
きっと・・・
ケイナのおかげで
なんとか、あの場は
おさまったけど
結局、アメルとは
あれっきり話せず
じまいか・・・
仕方がないわよね
さすがに・・・
・・・・・・
だいじょうぶよね?
明日になったら
きっとまた、いつも
みたいに笑顔で
おはよう、って
いってくれるよね?
きっと・・・
そうだよな・・・
アメル・・・
そうだよね・・・
アメル・・・
森ノ内部ヲ、デキウル
限リノ方法デ分析シテ
ミマシタガ・・・
ナニモ反応ガ
アリマセンデシタ
そうか・・・
やっぱりこの辺りには
村なんてないのか
そっか・・・
やっぱりこの辺りには
村なんてないのね
イエ、あるじ殿
ソウデハナク・・・
分析結果ソノモノガ
白紙トシテ報告サレテ
キタノデス
なんだって!?
へっ!?
見エテイルハズノ樹木
ノ反応スラ、マッタク
検知サレマセン
自分ニ致命的ナ故障ガ
生ジテイナイ限リ
考エラレル可能性ハ
*n1が
計測できない力・・・
魔力の影響か!?
*n1が
計測できない力・・・
魔力の影響ってこと?
ソウイウコトニ
ナリマス・・・
やっぱり、この森は
普通の森ってわけじゃ
ないんだ!?
やっぱり、この森は
普通の森ってわけじゃ
ないのね・・・
ったく、どいつも
こいつも辛気くさい顔
しやがってよォ・・・
これじゃ、せっかく
調子がよくたって
ハメも外せねェぜ
・・・・・・
口うるさいコイツで
すら、文句のひとつも
返してこねェし・・・
あーあ、つまんねェ!
うるさいなあ
そんなに退屈だったら
ルウの家で暮らしてる
仲間と遊んでこいよ
うるさいなぁ
そんなに退屈だったら
ルウの家で暮らしてる
仲間と遊んだら?
ケッ!あんな下級の
言葉もしゃべれねェ
連中と一緒にすんな!
今はこんな姿だがなァ
オレはもともと・・・
・・・・・・
・・・聞いてねェし
クソッ!
*n1のヤツ
状況を考えろっての
まったく・・・
*n1のヤツ
状況を考えなさいよ
まったく・・・
いいひとだよね?
あの、おねえちゃん
どうしてそう思ったん
だい?
*n1
どうしてそう思ったの
*n1
ここの、みんなが
そういってたの・・・
みんなって、家にいた
召喚獣たち?
・・・(こくん)
ごしゅじんさまは
そそっかしくて
だらしなかったり
するけど・・・
かぞくみたいに
みんなに、やさしく
してくれるって・・・
へえ・・・
*n1には
わかるよ?
だって・・・
おにいちゃんも
おんなじ、だもん
・・・ね?
そ、そうかな?
おねえちゃんも
おんなじ、だもん
・・・ね?
そっ、そう?
・・・(こくん)
・・・ところで
同じなのはどこからどこまでの
部分だったんだろうか???
・・・ところで
同じなのはどこからどこまでの
部分だったのかしら???
ご主人さまぁっ!
こんな所で、夜に外へ
出るだなんて、やめて
くださいよぉ・・・
森の悪魔たちが
やって来たら、どう
なさるんですか!?
はははは、まったく
*n1は
臆病だなあ
明日はその森の周りを
調査するってのにさ
あははは、まったく
*n1は
臆病ねぇ
明日はその森の周りを
調査するってのに
ううっ、だって・・・
昼間と夜は違いますぅ
いいや、あれだけ
木がたくさん生えてる
からには、中も薄暗い
はずだぞぉ?
あんまり関係ないん
じゃないのかなあ
いいや、あれだけ
木がたくさん生えてる
からには、中も薄暗い
はずよぉ?
あんまり関係ないん
じゃないの?
だだっ、だったらっ!
なおさら、夜のほうが
危険ですよぅ!?
心配ないって
ルウも言ってたろう?
この家の周囲には
アフラーン家秘伝の
魔よけが施してあって
悪魔は近づけ・・・
心配ないって、ルウも
言ってたじゃない?
この家の周囲には
アフラーン家秘伝の
魔よけが施してあって
悪魔は近づけ・・・
ひゃあっ!?
・・・・・・
・・・も、もう寝るか
明日も早いんだしっ?
・・・ね、寝よっか?
明日も早いんだしっ
そそっ、そうですねっ
明日も早いんだしっ!
き、気のせいだよな?
さっきのは・・・
うん・・・多分・・・
き、気のせいだよね?
さっきのは・・・
うん・・・多分・・・
はいけい、マスター
おげんきですか
モナティたちは
ようやく、もくてきの
むらのあるばしょまで
つきました・・・
ですが、そこには
むらのかわりに
あくまのいる、もりが
ひろがっていたんです
あくまですの
「あ・く・ま」
くまさんでは
ないですの
うにゅ、もじにすると
ややこしいです
モナティ、そろそろ
寝ないとダメだぞ
今日はみんな同じ部屋
なんだからな
モナティ、そろそろ
寝ないとダメよ
今日はみんな同じ部屋
なんだから
あ、はいっ
すぐに終わりますから
モナティ、あくまは
キライですの
だって、あのときの
ことをおもいだして
しまうから・・・
はやく、むらが
みつかってくれれば
いいなっておもいます
それでは、また
おたよりしますの
だいすきなマスターへ
モナティより
   ・・・かしこ
ルウはあんなこと
言ってたけど、オレは
そうは思わねーぞ
え?
ほれ、例の村さ
だけど、すぐ側に
悪魔が封印されたって
いう森があるんだぜ?
だけど、すぐ側に
悪魔が封印されたって
いう森があるのよ?
わざわざ、そんな場所
に住もうなんて思う人
なんて・・・
そう言ったルウが
住んでるこの場所は
どこだ?
・・・あ!?
オレらがおとぎ話と
思いこんでた悪魔の森
だって、ちゃんとここ
にあったんだ
ジイさんの話がウソか
どうかだって、この目
でたしかめんことにゃ
わかんねーだろ?
そうかもしれない
うん・・・
ダメでもともと
ハッキリさせようぜ
あいまいに終わらせる
ほうが、きっと
あのお嬢ちゃんのため
にならねえと思うぜ
この目でたしかめるか
こういう前向きさが
フォルテだよなぁ
この目でたしかめる
こういう前向きさが
フォルテなのよねぇ
さっきは驚いたよ
いきなり、平手打ち
なんてするから
さっきは驚いちゃった
いきなり、平手打ち
なんてするから
あの時は、あれしか
あの子を正気に返す
方法が思いつか
なかったのよ
ほほ、赤くはれてたわ
かわいそうなこと
しちゃったかも
しかたないよ
俺たちなんか、見守る
ことしかできなかった
わけだし
しかたないと思うな
あたしたちなんか
気が動転してなんにも
できなかったし
人の心ってさ・・・
欠落ができた途端に
すごく弱くなっちゃう
ものなのよね
欠けた部分から冷たい
不安が染みこんできて
自分で自分がどうでも
よくなっちゃうの
そんな時はね
思い切って破裂させた
ほうがいいの
あの子は優しすぎて
それができなかった
だから、ね・・・
なんか、損な役回り
させちゃったんだね
ごめん・・・
なんか、損な役回り
させちゃったわね
ごめん・・・
いいのよ、そんな
きっとそれが、あの時
の私の役目だったの
経験者にしかできない
役目だったのよ
経験者って・・・
ケイナにもあんな時が
あったってこと
なのかな・・・
なのかしら・・・
裏目に出てしまった
ようですね
おじいさんのウソが
そんな、ロッカ!?
まだウソだと決まった
わけじゃ・・・
僕もそうは思いたい
ですが、この状況では
とても・・・
信じろというほうが
無理じゃないですか?
・・・・・・
おじいさんを責める
つもりじゃないんです
あの人はいつだって
アメルを大切に思って
いましたから
このウソにも、なにか
理由があったはずです
ただ、よりによって
こんな時に、こんな形
でバレてほしくは
なかった・・・!
ロッカ・・・
もう一度、村を探して
みること自体は、僕も
賛成です
ですが・・・
きっとあの子には
つらい思いをさせる
ことになってしまうん
でしょうね・・・
それでも・・・
俺は信じたいんだよ
ロッカ・・・
それでも・・・
あたしは信じたいよ
ロッカ・・・
クソジジイがッ!!
どういうつもりで
あんなデタラメを
アメルに吹き込み
やがったんだ・・・
落ちつけよ、リューグ
それにまだデタラメと
決まっちゃ・・・
落ちついて、リューグ
それにまだデタラメと
決まっちゃ・・・
はッ!この状況を
見て、まだそんなこと
が言えるってのか?
つくづく、テメエも
おめでたいヤツだぜ
リューグっ!?
くッ!
あ・・・!?
ヘッ・・・
キレイゴトだけを
信じてちゃなァ・・・
報われねぇんだよッ!
ぐあっ!
ごっ、ごめん・・・
ヘッ・・・
キレイゴトだけを
信じてちゃなァ・・・
報われねぇんだよッ!
よォく
おぼえとけ・・・!
それでも・・・
俺は信じたいんだよ
リューグ・・・!
それでも・・・
あたしは信じたいのよ
リューグ・・・!
私、今まで
ちっとも気がついて
なかった・・・
自分のことばかり先に
考えて、すぐ泣いたり
甘えてばかりいて
アメルがどんな気持ち
でいたかなんて、考え
もしなかった・・・
ひどいよね?
ずっと笑顔で、私に
優しくしてくれていた
アメルのほうが
私なんかよりずっと
不安で、つらい思いを
してたのに・・・っ
ミニス・・・
くやしいよぉっ!!
*n0
わたしっ、なんにも
してあげてないっ!!
助けてもらうばかりで
そればかりで・・・
くやしいよぉ・・・っ
・・・・・・・
顔をあげて、ミニス?
それに気がついただけ
君は、偉いんだから
間に合うよ、まだ
今からだって
ミニスがアメルを
助けてあげることは
できるはずだから
・・・・・・・
顔をあげて、ミニス?
それに気がついただけ
あなたは、偉いのよ
だいじょうぶ!
今からだって、きっと
間に合うわ
ミニスがアメルを
助けてあげることは
できるはずだもの
ほんと・・・?
ああ、だから
泣くのはやめて
一緒に考えるんだ
どうすれば、アメルを
元気にしてあげられる
のかを
ええ、だから
泣くのはやめて
一緒に考えましょう
どうすれば、アメルを
元気にしてあげられる
のかを
・・・うんっ
その気持ちは、きっと
通じるはずだよ・・・
ミニス?
その気持ちは、きっと
通じるはずよ・・・
ミニス?
まさか、アメルが
ああも取り乱すような
ことになるなんてね
うん・・・
でも、無理ないと思う
初めて、自分の意志で
決めたのが、ここへの
旅だったからな
張りつめていたものが
いっぺんに切れて
ああなっちゃったんだ
と思うよ
ええ、あたしも驚いた
でも、無理ないと思う
初めて、自分の意志で
決めたのが、ここへの
旅だったんだものね
張りつめていたものが
いっぺんに切れて
ああなっちゃったん
でしょうね・・・
でも、ケイナはさすが
年上だったねえ
平手打ちひとつで
あの子をおとなしく
させちまうなんてさ
ああ、俺なんか
みっともなくオロオロ
してただけだったし
ああいう時は、やっぱ
女同士に任せたほうが
いいのかもな・・・
なあ、モーリン?
もしもまた、あんな
ことになったら・・・
うん、あたしには
ちょっと真似できない
さすがは、最年長って
ことなのかも・・・
ねえ、モーリン?
もしもまた、あんな
ことになったら・・・
承知してるよ
あたいも、しばらくは
注意しておくからさ
安心して、あんたは
これから先のことを
考えとくれよ
モーリンの言葉に
甘えさせてもらって
今は、先のことを
考えよう・・・
モーリンの言葉に
甘えさせてもらって
今は、先のことを
考えましょう・・・
カザミネさんは
ルウのことどう思う?
カザミネさんは
ルウのことどう思う?
ど、どうとはっ?
こんな危険な場所に
一人で暮らしてるって
ことだよ
こんな危険な場所に
一人で暮らしてるって
ことよ
あ、ああ・・・
そういうことで
ござるか
そういうって・・・
どういうことだと
思ったの?
そういうって・・・
なんで、顔を真っ赤に
なんかさせてるワケ?
いや、そのっ!
なんというか・・・
婦女子があのようなっ
は、肌もあらわな格好
でおら、おり、おる、
おるというのはっ!
めめ目のやり場に困り
つつもありっ、それは
それでっ、うれしくも
あるというか・・・
どっちなの?
そ、そのようなこと!
拙者の口からは、とっ
とても・・・
・・・・・・
カザミネさん?
なっなんでござるか?
さいってー・・・
・・・・・・
拙者っ、頭を冷やして
くるでござるっ!!
行っちゃった・・・
別にそこまで意識する
ことかなあ?
まったく・・・
そりゃ、俺も最初は
ドキドキしたけどね
どうして、男ってのは
ああなのかしら?
ゾンビの次はデビルか
つくづく、ここが
異世界だって思い知ら
される毎日だぜ
レナードさんのいた
世界は、リィンバウム
より平和な場所だった
みたいだね
レナードさんのいた
世界は、リィンバウム
より平和な場所だった
みたいね
ふぃーっ・・・
平和ってのとは、ちと
違うかもなあ
バケモノはいないがな
そのぶん、人間のやる
ことがエグいことに
なってんだよ
人間が?
俺様のやってた刑事の
仕事ってのは、ここで
いう憲兵なんかと近い
もんなんだが・・・
そりゃ、お前さん
ひでぇ事件ばかりだぜ
親が子を、子が親を
自分の都合で殺したり
道行く通行人めがけて
拳銃ぶっ放したり
物欲しさでやるんじゃ
なくて、一時の感情や
気分だけで、そうした
ことを起こすのさ
そんなこと・・・
信じられない・・・
そんなのって・・・
信じられないわ・・・
自分のことしか見えて
いない、さみしい連中
が増えてんだよ
考える頭があるくせに
テメエでテメエを
止められねえって
いうのは・・・
バケモノよりもタチが
悪いかもしれねえなあ
なんだか悲しいな
そういうのって・・・
なんだか悲しいわね
そういうのって・・・
ふーん・・・
今の召喚師って
そんな風に組織に属す
るのが普通なんだ?
俺やネスの入ってる
蒼の派閥は、召喚術を
純粋に学問として勉強
するための機関で
ミニスのいる金の派閥
ってのは、召喚術を
商品として利益を得る
ための集まりなんだ
あたしやネスのいる
蒼の派閥は、召喚術を
純粋に学問として勉強
するための機関で
ミニスのいる金の派閥
ってのは、召喚術を
商品として利益を得る
ための集まりなのよ
どっちにしても
ルウにはあまり興味が
ないなあ・・・
亡くなったおばあさま
から教わったんだけど
召喚師というものは
世の中に関わるべき
存在じゃないんだって
どうして?
扱う力が、あまりに
大きすぎるから
強い力を持つ者は
いつか、その力を使う
誘惑に勝てなくなる
たとえ、本人が誘惑に
耐えても、周りの人間
がそれを放っておく
はずがないもの
そうでしょう?
それは・・・
だから、ルウはここで
一人で暮らしてる
他の誰にも迷惑をかけ
ないためにアフラーン
の一族はずっとそう
してきたの
召喚師とは本来
そうあるべきものだと
思うから・・・
そうなのかもしれない
だけど・・・
それで、ルウは本当に
いいのか?
そうなのかもしれない
だけど・・・
それで、ルウは本当に
いいの?

scn110

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
そうだったの
おばあさまのいる村を
探しにね・・・
彼女が小さい頃に
祖父から聞いた話だけ
を頼りにここまで来た
んだけど
まさか、それがこんな
結果になるなんて
彼女が小さい頃に
祖父から聞いた話だけ
を頼りにここまで来た
んだけど
まさか、それがこんな
結果になるなんてね
ルウ、余計なこと
言っちゃったのかしら
あの子に
そんなことないわ
たしかにアメルには
つらいことだったかも
しれないけど
事実は事実として
受け止めなくちゃ
いけないと思うもの
まあな・・・
けどな、それだったら
なんでそのジイさまは
こんな場所をわざわざ
指定したんだ?
おかしいじゃねえか
そういえば・・・
そうよね・・・
たしかに。嘘をつくの
ならもっと他にうまい
やり方があったはず
ばれない嘘を
つくコツって
のはな・・・
嘘の中に何割かの
真実を混ぜて
信ぴょう性を
もたせることだぜ
てことは、なんだい?
レナードの旦那は
じいさんがこの場所を
選んだのには、なにか
理由があるって
いいたいのか
そういう可能性も考え
られるってことさ
ちょいと待っとくれよ
本当にあの子の
じいさんが嘘をついた
とは、まだ決まって
ないだろ?
そうだよっ!
ひょっとしたら、ルウ
の知らない村があるの
かもしれないんだし
単に、もうろくしてた
だけかもよォ?
あのな・・・
*n1
お前にはあのじいさん
がもうろくしてるよう
に見えたのか?
あのねぇ・・・
*n1
あんたには、あの人が
そんなふうに見えたり
したワケ?
いーや、ぜんぜん
・・・・・・
あんだけ殺気を放てる
ジジイが、もうろく
してるもんかよ・・・
*n1も
そう、おもうよ・・・
嘘をついたなんて
思いたくないです
あの人が・・・
そうだな・・・
そうよね・・・
どうなんだい、ルウ
そういう可能性は
あるのかな?
どうなの、ルウ
そういう可能性は
あるのかしら?
うーん、どうかな?
たしかに、ルウも森の
全てを知ってるわけ
じゃないから
そういう村が新しく
できたなら、知らずに
いたってことも
あるかも・・・
やっぱり、俺たち自身
の目でもう一度、この
森を調べてみる必要が
あるかもしれないな
やっぱり、あたしたち
の目でもう一度、この
森を調べてみる必要が
あるみたいね
僕は反対だ
*n0
ネス、どうして?
ネス?
お前さんらしくないな
いつもなら、徹底して
調べるように言うクチ
じゃねーか
ここが普通の場所なら
それもいいだろう
しかし、そうじゃない
悪魔の軍勢が封印され
ている森なんだぞ
一刻も早く離れるべき
だと僕は思う
それはわかるけど
ちょっと警戒しすぎ
じゃないかしら・・・
そうよ、そうよっ
結界があるんでしょ?
だったらこわがる必要
なんてないじゃない
君たちは悪魔という
ものの恐ろしさを
わかってないんだ!!
ちょっと、ネス
そんなに怒鳴らなく
たって・・・
ちょっと、ネス
そんなに怒鳴らなく
ても・・・
心拍数ガ上ガッテマス
ドウナサイマシタ?
ねすてぃ殿
そ、そうですよ
ネスティさんらしく
ないですよぉ
ネスティさん
ちょっと、変ですよ?
・・・・・・
たしかにネスの言う
とおりかもしれない
俺たちは楽観的すぎる
のかもしれない
でもさ、このまま
引き返してしまったら
アメルはどうなる?
たしかにネスの言う
とおりかもね
あたしたちは楽観的
すぎるかもしれない
でも、このまま
引き返してしまったら
アメルはどうなるの?
・・・!
すくなくとも、俺は
彼女が納得できるだけ
のことはしてやりたい
可能性がすこしでも
あるのなら、たしかめ
てやりたいんだよ
すくなくともあたしは
彼女が納得できるだけ
のことはしてあげたい
可能性がすこしでも
あるなら、たしかめる
べきだと思うの
・・・・・・
好きにすればいいさ
だが、どうなっても
僕は知らないからな
ネス・・・
僕もその意見に賛成
しますよ。でないと
あの子が可哀想すぎる
アメルの様子は?
アメルの様子は
どう?
落ち着きはしましたが
やはりまだ元気はない
みたいです
今の話は、おりをみて
僕から伝えておきます
そのほうが、多分いい
でしょうから
そうしてくれると
助かるよ
そうしてくれると
助かるわ
それじゃ・・・
俺もその意見に賛成だ
結果がどうだろうと
白黒つけたほうが
あいつのためになる
アメルの様子は?
アメルの様子は
どう?
落ち着いてはいる
が、まだしばらくは
そっとしといたほうが
いいだろうな
今の話は、俺から
あいつに伝えとく
悪いがもうすこしだけ
待ってやってくれ
わかった、任せるよ
お願い・・・
ああ・・・
ふう、やれやれ
これでどうにか今後の
方針は固まったな
それにしてもネスティ
のあの様子、ちょっと
変じゃなかった?
いつもの彼らしく
なかったような
うん・・・
彼が不安がる気持ち
ルウにはよくわかるな
あの森に封じられてる
悪魔たちは、この世界
を侵略するために来た
軍勢だっていうもの
普通に呼ばれる悪魔
なんかより、ずっと
強い力をもってるはず
だから・・・
ケッ、悪かったな
普通でよ・・・
そのことなんだけどさ
詳しく教えてくれない
かな?
そのことなんだけど
詳しく教えてくれない
かしら?
え、*n0
本当に知らないの?
うん、ちっとも
うん、ちっとも
僕も知りませんよ
あきれた・・・
そう言うなって
オレやお前だってさ
知ってるのはおとぎ話
でぐらいだろ?
ここはひとつ
アフラーン家に伝わる
本場物のヤツを聞かせ
て貰おうじゃねーか
(こくこく)
さんせー、ですの!
本場物って
あんたねえ・・・
ルウもおばあさまから
聞かされただけだから
そんなに詳しくはない
んだけど・・・
ずっとずっと昔から
リィンバウムは異世界
からやって来る敵たち
に侵略されていたの
人間はまだ召喚術を
知らなくて、強大な敵
の力に為すすべもなく
滅びそうになったわ
でも、異世界から来た
のは敵だけじゃなくて
味方もいたのよ
サプレスの天使たちや
シルターンの龍神たち
彼らは宿敵である悪魔
や荒らぶる鬼神たちと
戦うために、人間たち
に協力してくれた
協力って
誓約とかじゃなくて?
協力って
誓約とかじゃなくて?
信じられない・・・
うん、今からじゃ
とても考えられない
ことだとルウも思うよ
でも、本当の話
彼らは自分たちの意志
でリィンバウムと人間
たちを助けてくれたの
対等の友人としてね
でも・・・
それが失われたのは
人間が召喚術という力
におぼれたから
どうして?
召喚師のキミだったら
わかってるはずだよ?
召喚術は誓約によって
対象に命令を与えて
支配するものでしょう
・・・あっ!?
対等の友人のすること
じゃねえよな、そりゃ
たしかに・・・
そうね・・・
天使も龍神も、次々と
リィンバウムを去って
いってしまった
彼らの助力をなくした
人間たちを、悪魔たち
が見逃すはずない
こうかつな大悪魔の
一人が軍勢を率いて
総攻撃を仕掛けて
きたの
それが、あの森の悪魔
たちなのね
で、戦はどうなったの
でござるか!?
そのままだったら人間
が負けていたでしょう
だけど・・・
たった一人だけ・・・
それでも人間を助けて
くれた天使がいたの
豊穣の天使アルミネ
その天使は、大悪魔に
一騎うちを挑んで
自分の命と引き替えに
結界を張って、大悪魔
とその軍勢を封じたと
伝わってるわ
だからあの森は
アルミネスって名前
なのか・・・
だからあの森は
アルミネスって名前
なのね・・・
おとぎ話じゃそこまで
詳しくなかったわ
森や天使の名前なんて
書いてなかったし
おとぎ話ってのは
まあそういうもんだ
子供向けだからな
ネスティが不安がるの
も、なんかわかった気
がするよ
心配しないで
キミたちの案内役は
ルウがしてあげるから
え、でも・・・
ほっとけないでしょう
キミたちだけであの森
をうろつかせるなんて
心配でしかたないし
それに・・・
あの子に余計な不安を
与えたの、ルウだもの
ルウ・・・
わかった。それじゃ
よろしく頼むよ
わかったわ。それじゃ
お願いするわね
聞きましたよ?
以前、街を砲撃した
海賊をやっつけたのが
貴方たちだって
貴女たちだって
へ?
どどっ、どこから
聞いたんですかっ!?
こういう職業をして
いると、噂話にはこと
かかないものでしてね
お客さんたちの話を
ちょっと小耳に挟んだ
だけですよ
まいったなあ・・・
あちゃあ・・・
ふふふ、貴方も色々と
ふふふ、貴女も色々と
複雑な事情がおありの
ようですが・・・
あまり、無茶をしたら
いけないですよ
勝てたからいいものの
もしかしたら、負けて
殺されてしまっていた
かもしれません
ちゃんと、そのことは
わかっていますか?
それは・・・
 はい、わかってます
 大丈夫ですって♪
大丈夫ですって♪
俺たち、こう見えても
強いんだから!
大丈夫ですって♪
あたしたち、結構
強いんだから!
ですが、上には上が
いるものです
違いますか?
それは・・・
自信をもつのは大切な
ことでしょう
しかし、それが慢心と
なってしまった時に
人間は大きな過ちを
犯すものなんです
そういう人たちを
私は、たくさん見て
きました・・・
*n0さん
貴方には、そうなって
貴女には、そうなって
ほしくないんですよ?
はい・・・
ちょっと、調子に
乗りすぎてたかも
しれない・・・です
はい、わかってます
戦うってことは
そういう死ぬ可能性に
自分から飛び込んで
いくようなものだし
できれば、しなくて
すむほうがいいに
決まってるんだ
はい、わかってます
戦うってことは
そういう死ぬ可能性に
自分から飛び込んで
いくようなものだし
できれば、しなくて
すむほうがいいに
決まってるものね
そうですね・・・
それがわかっていると
いうのでしたら
あれは貴方にとって
あれは貴女にとって
それだけの意味のある
戦いだったという
ことなんでしょうね
うん、まあね・・・
いやいや、お客に
ソバじゃなくて
説教をご馳走して
しまうとは・・・
大変、申しわけ
ありませんでした
さあ、今日はなにを
さしあげますか?
えーっと・・・
あれっ?
おにいさんじゃ
ないですか!?
あれっ?
おねえさんじゃ
ないですか!?
え・・・?
たしか、君はゼラムで
前に会った・・・
はい、そうです
エクスです
びっくりしたなあ
おにいさんも、ここに
来てたなんて・・・
それは、こっちの
セリフさ
いったい、エクスは
ファナンになんの用事
なんだい?
びっくりしたなあ
おねえさんも、ここに
来てたなんて・・・
それは、こっちの
セリフよ
いったい、エクスは
ファナンになんの用事
で来たの?
やだなあ・・・
お祭りを見に来たに
決まってるじゃない?
祭り?
お祭り?
あれ、もしかして
知らないの?
ファナンではもうすぐ
年に一度の、豊漁祭が
あるんだ
たくさんのお店や
パレードや、花火で
すごく賑やかなんだよ
だから、ボク
毎年この季節には
ファナンの別荘まで
遊びに来るんだ
別荘!?
あ、いや・・・
あはははははっ
なんでもないんだよ?
うふふふっ
お兄さんったら
ヘンなの・・・
あ、いや・・・
あはははははっ
なんでもないない
うふふふっ
おねえさんったら
ヘンなの・・・
さすがは・・・
おぼっちゃま・・・
でも、お祭りを見に
きたんじゃないって
ことは・・・
お兄さんは、どうして
ファナンに来てるの?
仲間とさ、旅をしてる
途中なんだよ
おねえさんはどうして
ファナンに来てるの?
仲間とさ、旅をしてる
途中なの
お友達と一緒なの?
いいなあ・・・
ボクは、いつでも
お目付の人たちと一緒
にしか、外に出られ
ないから
今も、すぐに戻るって
約束してるし・・・
だろうな・・・
ねえ、お兄さん
いつか、ボクを
お兄さんのお友達と
会わせてくれない?
そっか・・・
ねえ、お姉さん
いつか、ボクを
おねえさんのお友達と
会わせてくれない?
ねえ、いいでしょ?
ああ、機会があったら
会わせてあげるよ
ええ、機会があったら
会わせてあげる
約束だよ?
それじゃ、またねっ!
二回しか会ってない
俺に、あんなにも
なついて・・・
二回しか会ってない
あたしに、あんなにも
なついて・・・
エクス、きっと
さびしいんだろうな?
エクス、きっと
さびしいのね・・・
ここが封印の森か
なるほど、たしかに
普通の森とは雰囲気が
違う気がするな
なんだろう?
なんだか、胸が騒いで
しかたがない・・・
ここが封印の森ね
なるほどね、たしかに
普通の森とは雰囲気が
違う気がする
なにかしら?
なんだか、胸が騒いで
しかたがない・・・
あらためて近くで見る
と、つくづくでっかい
もんだねえ
これだけ広い森
どうやって
調べてくんだい?
ぐるりと森の外周を
廻っていくつもり
結界の内側に人は入る
ことはできないから
村があるとしたら
そのあたりしかないと
思うの
無難だな
下手に結界とやらに
近づかなきゃ、面倒も
避けられるだろうし
何人かで固まって移動
するようにしたほうが
よくないですか?
悪魔もそうですけど
これだけ森が深いと
迷う危険も無視でき
ませんよ
何人かで固まって移動
するようにしたほうが
よさそうだな
どこから何が出てきて
もおかしくねえんだ
戦える用意はしといた
ほうがいい・・・
うん、そうだな
用心に越したことは
ないし
俺は・・・
そうよね
用心に越したことは
ないだろうし
あたしは・・・
どうしよう?
 ネスティと行く
 アメルと行く
 なりゆき任せ
ネスと一緒に移動する
ことにしよう
昨日のこともきちんと
話をしておきたいし
ネスと一緒に移動する
ことにしよっか
昨日のこともきちんと
話をしておきたいし
こうやって並んで
歩いてるとさ、旅の
最初の頃を思い出す
よな・・・
こうやって並んで
歩いてるとさ、旅の
最初の頃を思い出す
わね・・・
・・・・・・
まだ怒ってるのか?
俺たちが引き返さずに
ここまで来たこと
まだ怒ってるの?
あたしたちが、結局
ここに来たことに
・・・べつに
隠してもわかるよ
ネスは不機嫌になると
いつも以上に口数が
少なくなるから
隠してもダメダメ
ネスは不機嫌になると
いつも以上に口数が
少なくなるもの
・・・・・・
なあ、ネス・・・
俺に隠し事してるだろ
この森のことで
ねえ、ネス・・・
あたしに隠しごと
してるんじゃない?
・・・!
どうして、そう思う?
昨日のネスの反対ぶり
いつもと違ってた気が
したから、かな?
女の勘、かしら・・・
相変わらず
根拠がないな
でも、当たってるよね
昨日のネスの反対ぶり
いつもと違ってたもの
・・・そうか
言えないようなこと
なのか、それって?
あたしにも・・・
言えないようなこと
なの、それって?
・・・・・・
そっか・・・
なら、聞かないよ
俺もネスの忠告を無視
してここに来たんだし
おあいこだからな
そっか・・・
なら、聞かないわ
あたしもネスの忠告を
無視してるんだし
それで、おあいこね
いつか・・・
いつかきっと話す
君に話さなくてはなら
ないことなんだ
だけど、今の君には
まだ話せないことだ
今は、まだ・・・
許してくれ
ネス・・・?
アメルの側にいよう
きっと、まだ不安で
いるだろうし・・・
ちょっとでも元気
づけてあげられると
いいんだけどな
アメルの側にいよう
きっと、まだ不安で
いると思うし・・・
ちょっとでも元気
づけてあげられると
いいんだけどなあ
昨日はごめんなさい
あんなにみっともなく
騒いじゃって・・・
気にしないでいいよ
俺たちも、気にして
ないんだからさ
気にしないでよ
あたしたちも、気に
してないから
・・・・・・
アメルは、じいさんの
話が嘘だったと、今も
思ってるのかい?
アメルは、おじいさん
の話が嘘だったと、
今も思ってる?
・・・わかりません
信じていたのか
信じていたかっただけ
だったのか・・・
あの話が本当に祖父の
口から聞かされたもの
だったのかも、今では
自信がなくて
そっか・・・
それじゃ、あの話が
もし嘘だったとしたら
どう思う?
えっ?
じいさんのこと
恨むかい?
おじいさんのこと
恨む?
そんな!そんなこと
絶対にしませんっ!!
だって、だって!
おじいさんはいつも
あたしのことを大切に
考えて・・・
わかってるじゃないか
ちゃんと、アメルは
なにを信じればいいか
ちゃんと自分で答えを
見つけてる
わかってるじゃないの
ちゃんと、アメルは
なにを信じればいいか
ちゃんと自分で答えを
見つけてる
あ・・・!
じいさんが言ったこと
が本当のことでも、嘘
だったとしても
それは全部、君のこと
を大切に考えた結果だ
そうだろう?
おじいさんが言った
ことが本当のことでも
嘘だったとしても
それは全部、あなたの
ことを考えた結果
そうよね?
うん・・・
だったら、それを信じ
続けていればいいのさ
不安になることなんて
ないんだよ
俺たちがついてる
だったら、それを信じ
続けていればいいのよ
不安になることなんて
ないわ
あたしたちがついてる
うん・・・っ
まあ、いっか
適当にあまったとこ
に入れば・・・
・・・いてっ!?
なーに、ぼけっと
してんだよ
*n0
なんだよ、フォルテ
いきなり・・・
文句を言う前に
ほれ、アメルの様子を
見てみろ?
・・・・・・
すっかりしょげきって
あれじゃ、せっかくの
美人さんが台無しだ
勿体ねーだろ?
う、うん・・・
あの子は今、必死で
不安と戦ってるんだ
誰もそれを助けてやる
ことはできない
だったら、せめて側に
ついててやりな?
彼女を守るってことは
そういうことでもある
と、オレは思うぜ
・・・・・・
ほれ!わかったら
とっとと行ってこい!
う、うんっ!
どうやら予想どおりに
なってるようね
へ?
ネスティのことよ
ほら?
・・・・・・
もともと森に入ること
に反対してたものね
すすんで誰かと一緒に
なる気はないみたい
まあ、彼だったら一人
でも平気でいるとは
思うんだけど・・・
ちょっと、ちょっと!
いくらなんだって
それは・・・!?
心配なの?
む・・・
だったら、一緒に
行ってあげなさいよ
男って変に見栄っぱり
だからね、自分から
貴女に声をかけたりは
しないと思うわよ
昨日のことで彼が
引け目を感じてるなら
なおさらかも?
・・・・・・
あーっ、もぉ
仕方ないなあ~っ!!
そうそう、素直が一番
・・・二人とも、ね♪
おかしいな・・・
なにがだい?
森の様子が違うの
いつもなら、獣とかと
出くわすことぐらい
あるのに
そういえば
たしかに・・・
たしかに妙だな
さっきから鳥の声
ひとつしねえ・・・
ねえ・・・
なにか聞こえない?
本当だ?
耳鳴りみたいな音が
聞こえる・・・
本当?
耳鳴りみたいな音が
聞こえる・・・
きこえるよ・・・
これは・・・
・・・ひめい?
ぼ、ボクには
聞こえませんけど?
そうか?別になにも
聞こえねえぞ
ううん、違う
たしかに森の奥から
聞こえてくる!
ううん、違うわ
たしかに森の奥から
聞こえてくる!
おいおい、お前ら
しっかりしろって?
ちょっと、フォルテ!
あんた、まさか
こんなにうるさい音が
聞こえないわけ?
どういうことなんだよ
これは・・・?
どういうことなのよ
これって・・・?
こいつァ・・・
霊的な共鳴現象って
ヤツのようだな?
結界だわ・・・
森の結界がなにかに
反応して、こんな音を
たててるんだわ!
魔力の共鳴だ・・・
それを僕たち召喚師の
感覚が、こんな異音と
してとらえたんだ
ううっ、頭が・・・
われそう・・・
おい、ニンゲン!
ガキにゃ、こいつは
かなりキツイぞ?
ミニスっ!?
ミニスさんっ
しっかりしてください
ミニスっ!?
ミニスちゃん
ミニスちゃんってば!
しっかりしてください
ですのぉ!?
みんな、急いでここ
から離れて!
こんなこと、ルウも
初めてなの・・・
なにが起こるか
わからないよ!?
ほら、ミニス
僕の背中におぶさって
早く!
うっ、うん・・・っ
ちょっと、ミニス
しっかりしなよ!?
どいてろッ!
ちょっ・・・!
このガキは俺が背負う
そのほうが早い
あんたは他の女たちを
見てやれ・・・急げ!
あ、ああ、わかった!
さあ、アメル
急いで・・・!?
・・・・・・
呼んでいる・・・
え?
この森・・・
あたしは知ってる
呼びかけてくれたから
思い出せた・・・
あたしは・・・
この森を知ってる!?
おいっ、テメエらッ!
今すぐ、そのオンナを
止めろォッ!?
だめだよ・・・!
それをときはなっちゃ
ダメえぇぇっ!
まただ・・・
砦の時と同じ光だ!?
これって・・・
砦の時と同じ光!?
*n0
彼女を落ちつかせろ!
これ以上、結界を刺激
したら・・・
結界が破れちゃう!!
グルルオォォ・・・ッ
グルルルオォーン!!
これが、悪魔・・・
あ、悪魔・・・
結界の中に封じられて
いた、悪魔の軍勢!?
あ・・・っ
あたし、そんな・・・
どうして・・・!?
ヨクも・・・
ヨクも我ラをッ
コノ地に縛り続けタ
ナアァァァッ!?
コロすウゥゥゥゥ!!
殺しテヤルウゥゥッ!
こんなのって、シャレ
になってないって!?
こいつら、倒しても
キリがねーぞ!?
森の中からどんどん
出てきやがる!
あの時と同じですのぉ
カザミネさぁん!?
まったくでござる
このままでは、数で
負けるのは必至・・・
*n0殿
ここはひとまず、逃げ
の一手でござるぞ!
わかった
みんな、とにかく
こいつらを振り切るぞ
合図をしたら
それぞれ違う方角に
別れて逃げ出すんだ
わかったわ
みんな、なんとか
逃げ出しましょう
合図をしたら
それぞれ違う方角に
別れて逃げ出して!
落ち合う場所は?
ルウの家でいいわ
あそこだったら、悪魔
も簡単に近づけない
よし・・・
今だっ!!
よし・・・
今よっ!!
はぁ、はぁ・・・
畜生!どうして
こんなことになった
んだよ・・・?
はぁ、はぁ・・・
なんで!どうして
こんなことになった
のよ・・・?
・・・・・・
ひょっとして、ネス
君はこうなるってこと
わかってたんじゃ
ないのか?
ひょっとして、ネス
あなたはこうなるって
ことわかってたんじゃ
ないの?
・・・・・・
ネスっ!?
ああ、そうさ!
予想してなかったわけ
じゃない!!
けどな・・・
彼女がそのきっかけに
なるなんて、僕だって
思いもしなかったんだ
こんな形で関わること
になるなんて・・・
ケッ!ぞろぞろと
後ろからついてきて
やがる・・・
追いつかれるぞッ!?
おにいちゃん・・・
うしろ・・・!
おねえちゃん・・・
うしろ・・・!
逃ガすモノカァァァ!
忌々シき、召喚師ドモ
調律者の一族メェ!!
調律者・・・?
なんだろう・・・
その言葉、どこかで
聞いた気がする・・・
因果を律する・・・
・・・なるほど・・・
異邦人たちよ・・・
・・・この私に・・・
これがゲイル・・・
・・・創造主・・・
素晴らしい・・・
蜜月の時は・・・
・・・後悔など・・・
やめろ・・・っ
それだけは・・・
ちかづくなぁっ!?
イヤダイヤダイヤダイヤダ
イヤダイヤダイヤダイヤダ
イヤダァァァァァァッ!!
*n0っ
逃げるんだっ!!
・・・!?
死ねエェェイィッ!!
うわあぁっ!
きゃぁああ!
・・・・・・!
・・・え?
・・・あ?
深紅の・・・
機械兵士・・・
SG216EX
すぺしゃるなんばーず
マサカ・・・
S級GLD兵器!?
しーるどヲ展開スル
耐衝撃ノ準備ヲ・・・
我ガ主人ノ召喚術ガ
発動シマス!
機界の探求者
エルジン・ノイラーム
が指令する、速やかに
実行せよ・・・
いっけえぇっ!
悪魔
グギャアァァァッ!!
すごい・・・
一撃で悪魔たちが!?
なんて魔力だ・・・
エスガルドは残った敵
をお願い。ここは僕が
引き受けるから
了解シタ!
さて、と・・・
おにいさんたち
大丈夫?
いったい、君は?
さて、と・・・
おねえさんたち
大丈夫?
いったい、あなたは?
僕?僕の名前は
エルジン・ノイラーム
おにいさんたちと同じ
蒼の派閥にいた召喚師
でも今は・・・
おねえさんたちと同じ
蒼の派閥にいた召喚師
でも今は・・・
エルゴの守護者の一人
機界の探求者って
呼ばれてるんだ
エルゴの守護者!?
君が、あの・・・
ん?どうやら
カイナおねえちゃん
うまく結界を修理して
くれたみたいだね
カイナおねえちゃーん
おつかれさまぁ!
ふう・・・
なんとか最悪の事態は
避けられましたね
あら?
ど、どうも・・・
悪魔に追われてた人
たちだよ。エスガルド
と僕で助けたんだ
そうだったんですか
災難でしたね
まさか、貴女もエルゴ
の守護者じゃ・・・
ええ
カイナと申します
信じられない・・・
まさか、この目で見る
ことになるなんて
なあ、ネス
エルゴの守護者って
いったいなんのこと
なんだよ???
ねえ、ネス
エルゴの守護者って
いったいなんのこと
なの???
詳しいお話は私から
あとで説明いたします
でも、まずは・・・
フォルテ
うおーい!
*n0
無事かあーっ!?
仲間のみなさんに無事
を知らせてあげるのが
先ですね?
グルルルオォーン!!
ちくしょう!
あいつら、まっすぐ
俺たちだけ追いかけて
きやがる・・・
なんなのよ!
あいつら、まっすぐ
あたしたちだけ追いか
けてきて・・・
はぁ、はぁ・・・っ
このままじゃ
アメルの体力が
もたない・・・
このままじゃ
アメルの体力が
もたないわ・・・
*n0さん
あたしはいいから
先に、逃げて・・・
バカを言うなっ!
そんなことできるわけ
ないだろう!?
バカ言わないで!!
そんなことできるわけ
ないでしょう!?
でもっ、あの悪魔は
あたしのせいで外に
出てきてしまったもの
なんですよっ!?
あたしを殺そうとして
いるんです・・・
だからっ!
だから、俺は奴らから
君を守らなくちゃ
いけないんだ!!
だから、あたしは奴ら
からあなたを守るの!
・・・!
約束しただろう?
俺は君のことを絶対に
守ってみせるって
約束したよね?
あたしはあなたのこと
守ってみせるって
無謀デス・・・
あるじ殿!?
他に方法はないんだよ
*n1っ!
やるしかないのよっ
*n1っ!
迎え撃つ気かよ?
おもしれェ!!
無理につきあわなくて
もいいんだぞ・・・
ケッ!俺はただ暴れ
足りないだけだッ!!
迎え撃つ気かよ?
おもしれェ!!
こういう時のあんたは
頼もしいわね?
ケッ!俺はただ暴れ
足りないだけだ!
グルルゥゥゥ・・・ッ
俺の後ろに隠れるんだ
なにがあっても、絶対
あきらめちゃダメだ!
あたしの後ろに隠れて
なにがあっても、絶対
あきらめちゃダメよ!
今度コソ殺シてヤル
モウ二度と、キサマの
光ノオリにトラワレぬ
ヨウにナアァァ・・
忌々シき光ノ手先ドモ
ソシて召喚師、調律者
ノ一族めガァッ!!
調律者・・・?
なんだろう・・・
その言葉、どこかで
聞いた気がする・・・
因果を律する・・・
なるほど・・・
光栄に思えよ・・・
なぜなら・・・
これがゲイル・・・
・・・創造主・・・
素晴らしい・・・
涙、だと・・・?
どうして・・・
誰のために・・・
イヤダイヤダイヤダイヤダ
イヤダイヤダイヤダイヤダ
イヤダァァァァァァッ!!
*n0さん
避けてえぇぇっ!!
・・・!?
死ねエェェイィッ!!
うわあぁっ!
きゃああっ!
・・・させませんっ!
グゲッ!?
・・・え?
すずの、おと・・・?
この音色は・・・
鈴の音?
鬼神さま、鬼神さま
鬼道のみこがここに
お願い申しあげます
我が前に立つ害敵を
討つ力、なにとぞ
お貸しくださいませ
いざや・・・
うなりませい!
悪魔
グギャアァァァッ!!
今のは・・・
召喚術なのか!?
今のは・・・
召喚術なの!?
エルジンくん!
エスガルドさん!
出番だよ、エスガルド
悪魔たちを結界の中へ
追い返すんだ!
了解シタ・・・!
SG216EX
すぺしゃるなんばーず
マサカ・・・
S級GLD兵器!?
あ、あなたたちは?
説明は後でいたします
一足先に、森の外まで
逃げていてください
この者たちを再び結界
に閉じこめますから
急いで!
あ、ああ・・・
わかった!
え、ええ・・・
わかったわ!
ふう・・・
なんとか最悪の事態は
避けられましたね
ほんとほんと
危なかったもんね
たった3人で、悪魔を
封じこめるなんて
いったい、彼女たちは
何者なんだ・・・?
たった3人で、悪魔を
封じこめるなんて
いったい、彼女たちは
何者なのよ・・・?
さて、ご挨拶が遅れて
しまいましたね・・・
私はカイナと申します
僕はエルジン
それで、こっちは
エスガルドだよ
ヨロシク・・・
あ、はいっ!
ご丁寧にどうも・・・
私たちはそれぞれの
世界のエルゴによって
遣わされた者なんです
エルゴの守護者って
いうんだけどさ
知ってる?
いや、全然・・・
いえ、全然・・・
ごめんなさい
あたしも・・・
謝ルコトハナイ
知ラナクテ当然ノコト
ナノダカラナ
約束どおり、きちんと
説明いたしますよ
でも、まずは・・・
フォルテ
うおーい!
*n0
無事かあーっ!?
仲間のみなさんに無事
を知らせてあげるのが
先ですね?
・・・・・・!
深紅の・・・
機械兵士・・・?
悪魔
グギャアァァァッ!!
エスガルドさんっ!?
じゃあ、じゃあ
もしかして・・・!
えーっ、どうして!?
なんでモナティが
こんな場所にいるの?
やっぱり、エルジン
さんですのーっ!
挨拶ハアトダ・・・
えるじん、急ゲ!
わかってるよ
モナティ、それじゃ
またあとでね!
あ・・・!
なあ、今の人たちも
ひょっとして
モナティの知り合い
なのか???
ねえ、今の人たちも
ひょっとして
モナティの知り合い
なの???
そうですのーっ
モナティと同じで
マスターのお手伝いを
してくれてる
エルゴの守護者さん
たちですのっ♪
エルゴの守護者!?
信じられない・・・
まさか、この目で見る
ことになるなんて
じゃあ、カザミネさん
ともお知り合いなの?
とーぜんですのっ♪
あのう、もしもし?
は、はい?
人違いだったら大変に
失礼なんですが・・・
もしかして、モナティ
さんですか?
まさか・・・
カイナさんも来てたん
ですの!?
や、やっぱり・・・
不可解すぎる・・・
彼女のいうマスターと
やらは、いったい何者
なんだ???
お友達が多いのね
モナティちゃん
いいなぁ・・・
カイナおねえちゃん
挨拶はあとだよっ!
悪魔タチハ我ラガ森ニ
押シ戻ス・・・
かいな殿ハ、結界ノ
修復ヲ!!
はい、わかりました!
モナティさん、では
またあとで・・・
結界の修復だと?
そんなことまで単独で
できるのか・・・
あの、あたしたちも
お手伝いしたほうが
いいんじゃ・・・?
大丈夫ですの!
カイナさんたちなら
絶対に安心ですから
*n0さん
たちは、ここで休んで
いればいいですの
ふう・・・
なんとか最悪の事態は
避けられましたね
ほんとほんと
危なかったもんね
たった3人で、本当に
全部終わらせるなんて
エルゴの守護者って
いったい何者なんだ?
たった3人で、本当に
全部終わらせるなんて
エルゴの守護者って
いったい何者なのよ?
さて、ご挨拶が遅れて
しまいましたね・・・
私はカイナと申します
僕はエルジン
それで、こっちは
エスガルドだよ
ヨロシク・・・
蒼の派閥の召喚師
ネスティ・バスクです
よろしく・・・
あ、はいっ!
ご丁寧にどうも・・・
モナティさんからお話
は聞きました。彼女の
お世話をしてくれた
そうで・・・
ありがとうございます
いいんですよ、そんな
もとはといえば、俺が
しくじっちゃったせい
なんだし・・・
いいんですよ、そんな
もとはといえば、
あたしがしくじっちゃ
ったせいなんだし
お互いにゆっくりお話
をしたいところですが
でも、まずは・・・
フォルテ
うおーい!
*n0
無事かあーっ!?
仲間のみなさんに無事
を知らせてあげるのが
先ですね?
もう充分です、と
最後に、アメルはそう言った
これ以上、危険をおして村を
探すことはないのだと
伝えられていたとおり
森はまさしく禁忌の地だった
現れた悪魔たちとの戦いで
俺たちはそれを痛感した
今まで夢物語と思っていた
伝説が、揺るがぬ現実として
俺たちの前に姿を現していく
それらのひとつひとつが
無性に俺の心をかき乱す
自分でもわからないなにかが
ひしひしと胸にせまるのだ
それがなんなのか知りたいと
いう気持ちと、知るべきでは
ないという気持ちの間で
俺の心は揺れ続けていた
もう充分です、と
最後に、アメルはそう言った
これ以上、危険をおして村を
探すことはないのだと
その言葉に、あたしたちは
もう何も言えなくなる
伝えられていたとおり
森はまさしく禁忌の地だった
悪魔たちとの戦いが
そう痛感させてくれた
伝説は事実だった・・・
そして、それをきっかけに
あたしの中で
あたしの知らない何かが
ざわめきはじめる
得体のしれないその感情を
もてあましながら、あたしは
月の下で震えていた
抱えた不安を、誰にも
告げられないままに・・・
それじゃ、どうしても
話すことはできないん
だな・・・
それじゃ、
どうしても話すことは
できないって
言うのね
ああ、禁忌の森に
関することは、派閥の
極秘事項として扱われ
ているものなんだ
それを僕の独断で
昇格したばかりの君に
話すことはできないよ
わかったよ・・・
でも、そんな極秘事項
だっていうのなら
ネスはどうして
そのことを知って
いるんだ?
わかった・・・
でも、そんな極秘事項
だっていうのなら
ネスはどうして
そのことを知って
いるのよ?
・・・!!
それも、やっぱり
話せないことなのか?
それも、やっぱり
話せないこと?
ああ、そうさ
話せないことなんだ
禁忌の森にまつわる
ことの全ては、隠され
続けなくてはならない
そうしなければ
ならないんだ・・・
・・・わかった
もう、聞かないよ
おやすみ!
・・・わかったわ
もう、聞かない
おやすみ!
・・・・・・
なんだよ・・・
そんなに俺のことが
信用できないのかよ?
ネスは・・・
なによ・・・
そんなにあたしのこと
信用できないの?
ネスは・・・
結界があたしの力で
壊れてしまう瞬間
あの時、あたしは
感じたんです
*n0さんと
出会った時に感じた
のと同じ、懐かしい
なにかを・・・
アメル・・・
あたしは、あの場所を
知っていたんです!?
そんなはずないのに
知ってたんですっ!
これってどういうこと
なんでしょうか?
あたし・・・
おかしくなって
しまいそう・・・
俺にもわからないよ
けどね、アメル
俺もあの森に入った時
心の中がざわめく
感じがしたんだ
あたしにもわからない
けどね、アメル
あたしもね、あの森で
なんだか心がざわめく
感じがしたのよ
えっ?
ああ、嘘じゃない
聞きおぼえのない言葉
が頭の中で渦をまいて
自分が自分でなくなる
みたいで、とても
不安だった・・・
嘘なんかじゃないわ
聞きおぼえのない言葉
が頭の中で渦をまいて
自分が自分でなくなる
みたいで、とても
こわかった・・・
あなたも
そんな風に・・・
こんなこと言っても
慰めにもならないかも
しれないけど
君が体験したそれは
個人の異変によるもの
なんかじゃないんだ
その証拠として、俺が
いるんだから・・・
こんなこと言っても
慰めにもならないかも
しれないけど
アメルが感じたことは
貴女だけが感じたもの
なんかじゃないわ
ここにこうして
あたしがいるんだから
・・・はい
あの森には何かがあるんだ・・・
アメルや俺に関係する何かが!
あの森には
何かがあるのかもしれない・・・
アメルやあたしに関係する何かが!
*n1は
エスガルドさんのこと
なにか、特別な名前で
呼んでたよな?
*n1は
エスガルドさんのこと
なにか、特別な名前で
呼んでたわよね?
SG216EX
ソレガ、アノ機体ノ
型式番号デス
S級ノ素体ヲ使用シタ
GLD兵器トシテ開発
サレタ、試作機体デ
そう、それだよ!
その「GLD兵器」
ってのは、なんのこと
なんだ?
そう、それよ!
その「ガルド兵器」
ってのは、なんのこと
なの?
ソノ質問ハ、秘匿事項
ヘト抵触イタシマス
ヨッテ、解答不能デス
モウシワケアリマセン
あるじ殿・・・
いいよ、いいよ!
*n1は
そういうふうに作られ
てるんだろ?
だったら仕方ないって
俺も興味本位で聞いた
だけなんだからさ?
ああ、いいよ!
*n1は
そういうふうに作られ
てるんでしょう?
だったら仕方ないわ
あたしも興味本位で聞
いただけなんだから
本当ニ、モウシワケ
アリマセン・・・
与えられた範囲でしか
行動に自由がないって
かわいそうだよな
*n1・・・
与えられた範囲でしか
行動に自由がないって
かわいそうよね
*n1・・・
なあ、ニンゲン
気づいてっか?
あのオンナのチカラ
だんだんと、強まって
きてるぜ・・・
結界ぶち壊すなんて
尋常じゃねェぞ?
わかってるよ・・・
わかってるわよ
どこまでいくのか
わかんねェけどよォ
あれじゃ・・・
ニンゲンとは呼べなく
なるんじゃねェか?
わかってるって
言ってるだろっ!?
わかってるって
言ってるでしょ!?
ケッ!んだよォ
オレにあたるなよな!
・・・ごめん
まァ・・・
許してやらァ・・・
・・・・・・
ケッ!オレも
すっかりニンゲンに
寛容になっちまったぜ
アーッ、忌々しいッ
先に寝るからなッ!?
どうしたらいいんだ?
どうしたら・・
どうしたらいいのよ?
どうしたら・・・
カイナさんの格好
あれもやっぱり
シルターンの着物
だよな?
カイナさんの格好
あれもやっぱり
シルターンの着物
よね?
・・・(こくこく)
*n1や
ケイナおねえちゃんと
おんなじ・・・
うん、特にケイナとは
色までそっくりだった
なにか、意味があるの
かな?
うん、特にケイナとは
色までそっくりだった
なにか、意味があるの
かしら?
・・・みこさん
え?
あれは、みこさんの
きものだよ・・・
みこさんって、なに?
だから・・・
みこさん、だよ?
だから・・・???
うーむ、言葉の意味が
わからないって時点で
おてあげだよなあ
むうぅ、言葉の意味が
わからないって時点で
おてあげかも・・・
一時は
どうなることかって
思いましたけど
守護者さんたちの
おかげで、助かって
本当によかったですね
ご主人さま?
ああ、本当に
危機一髪ってところ
だったよな
ええ、本当に
危機一髪ってところ
だったものね
だけど、あの人たち
どうしてこんな所に
いたんでしょうか?
地図にも載ってない
場所だって、ネスティ
さんも言ってたのに
うーん、とはいえ
あれだけのことが
できる人たちだからな
きっと俺たちの思いも
しないような方法で
調べたんじゃないかな
うーん、とはいえ
あれだけのことが
できる人たちだしねえ
きっとあたしたちには
できないような方法で
調べたんじゃないの
ああ、なるほど
それはありそうな話
ですよねぇ・・・
どのみち、明日には
説明してもらえるんだ
今はそういうことに
しておこうぜ
どのみち、明日には
説明してもらえるのよ
今はそういうことに
しておきましょう
助けてもらったって事実は
変わらないんだしな・・
助けてもらったって事実は
変わらないんだし・・・
はいけい、マスター
おげんきですか
モナティは、きょう
カイナさんたちと
であいました
エルジンさんや
エスガルドさんも
いっしょです
みなさんがいきなり
いなくなったとき
モナティはとっても
ぎもんでしたが
りゆうをきいて
なっとくしました
また、あくまが
わるさをしないように
こらしめるためだった
んですね・・・
悪かったね、モナティ
黙って行っちゃってさ
デスガ、他ノ者タチニ
余計ナ不安ヲ与エナイ
ヨウニスルタメニハ
事情ヲ説明スルワケニ
イカナカッタコトヲ
理解シテホシイ・・・
それはわかりますの
でも・・・
やっぱり、ちゃんと
せつめいをして
ほしかったですの
モナティ、ちょっと
おこってます
マスター・・・
もう、こんなふうな
ないしょは、やめて
くださいね?
かえったら、きちんと
あやまってください
そしたら、ゆるして
あげます・・・
やくそく、ですの!
だいすきなマスターへ
モナティより
   ・・・かしこ
なあ、*n0
あの森でな・・・
悪魔どもが出てくる
前に、お前らには
不思議な音が聞こえ
たんだよな?
ネスも説明してたけど
あれは普通の音とは
違うんだよ
魔力と魔力のぶつかり
あいが、音として認識
される現象なんだ
魔力を扱う訓練を
積んでいなかったら
聞こえなくて当然さ
ネスも説明してたけど
あれは普通の音とは
違うのよ
魔力と魔力のぶつかり
あいが、音として認識
される現象なんだって
魔力を扱う訓練を
積んでいなかったら
聞こえなくて当然よ
いや、それはいい
オレに聞こえないのは
わかってんだ!
けどな、それなら
どうして・・・
ケイナのやつには
聞こえたんだ?
!?
錯覚、だよな?
あいつ、神経質なとこ
あるから、まわりに
つられちまうってこと
も多いし・・・
それは・・・
はははっ、そうさ!
うん、きっとそうに
決まってるって
あいつが・・・
召喚師なわけ・・・
ねえよ・・・
フォルテ・・・
もし、錯覚なんかじゃ
なかったとしたら
ケイナは・・・?
もし、錯覚なんかじゃ
なかったとしたら
ケイナは・・・?
どうして、私にも
結界の共鳴が聞こえた
のかしらねえ?
うん、ごくまれにって
話なんだけど
先天的に魔力に対して
敏感な体質の人も存在
するんだってさ
先天的に魔力に対して
敏感な体質の人も存在
するんだって
ただ、大抵そういう
人っていうのは、
耐性がついて
ないから
頭痛とかの後遺症が
残るはず・・・
なんだけど・・・?
全然、平気だけど?
うーん・・・
むー・・・
まあ、別にいいわ
後遺症なんて物騒な
もの無いに越した
ことないし
なんか、得した気分が
しちゃうわねー
うんうんっ♪
うーん・・・
それで済ませていい
ことなのかなあ?
むうー・・・
それで済ませていい
ことなのかしら?
これから先
みなさんはどうする
おつもりですか?
とりあえず、デグレア
の動きを調べてみる
つもりだよ
そのうえで、あいつら
の手が出せない場所に
アメルを連れていく
とりあえず、デグレア
の動きを調べてみる
つもり
そのうえで、あいつら
の手が出せない場所に
アメルを連れていくわ
ですが・・・
送り先の村にはたどり
着けなかったんだ
送り先の村にはたどり
着けなかったものね
!?
前に言ってたことは
全部、無効だよ
当然だろう?
前に言ってたことは
全部、無効よ
当然じゃない?
*n0さん・・
それで異存はないよな
ロッカ?
それで異存はないわね
ロッカ?
ええ・・・
あるはずがないですよ
もちろん・・・
確かめなくても分かるように
なってもらいたいよなあ
そろそろ・・
確かめなくても分かるように
なってもらいたいなあ
そろそろ・・
これで、完全に
ジジイのウソが確定
しちまったな
・・・・・・
で、どうするよ?
これから
とりあえず、デグレア
の動きを調べてみる
つもりだよ
そのうえで、あいつら
の手が出せない場所に
アメルを連れていく
とりあえず、デグレア
の動きを調べてみる
つもり
そのうえで、あいつら
の手が出せない場所に
アメルを連れていくわ
そんな場所があるとは
思えねえがな・・・
最悪、作ってやるさ
この俺の手で・・・!
たとえ黒騎士を倒したとしても
それで終わりじゃないんだぞ
リューグ・・・!?
たとえ黒騎士を倒したとしても
それで終わりじゃないのよ
リューグ・・・!?
うう、まだ頭が
くらくらしてるよぉ
*n0は
もう、平気なの?
森にいた時は、かなり
きつかったけど
今はすっかり平気だよ
森にいた時は、かなり
きつかったけど
今はすっかり平気よ
うらやましい・・・
そう、ふてるなって
共鳴の頭痛がひどいっ
てことは、つまり
それだけ魔力に
関して鋭敏な感覚を
備えてるって
ことなんだぜ?
召喚師の素質が高いっ
てことじゃないか
そう、ふてないでよ
共鳴の頭痛がひどいっ
てことは、つまり
それだけ魔力に
関して鋭敏な感覚を
備えてるって
ことなのよ?
召喚師の素質が高いっ
てことじゃない
そ、そっか!
ということは・・・
私の素質って
*n0より
すごいってことねっ?
あ、いや・・・
うーん、やっぱり
才能のある者には常に
苦しみがつきまとう
運命なのね・・・
・・・・・・
この様子だと・・・
訓練次第で耐性がつくってことは
言わないほうがよさげだなあ
この様子だと・・・
訓練次第で耐性がつくってことは
言わないほうがいいみたい
格闘家ってのは
人間相手にあきたら
なくなってくるとね
たいてい、そうじゃ
ない相手と戦おうって
気になるもんさ
牛とか、熊とか・・・
あたいのオヤジなんか
バカでかい鮫と戦って
「鮫殺し」って呼ばれ
てたっけ
ひゃあ・・・
でも、それを言うなら
今日からあたいは
「悪魔殺し」だからね
ゲンコツと蹴りが
当たる相手なら、もう
どんなのが来たって
やっつけてやるよ!
ははは・・・
た、頼りにしてるよ
あははは・・・
た、頼もしいわねぇ
あいよっ!この
モーリンねえさんに
どーんっと、任しとき
なって!
なんか、変な自信つけ
ちまったらしいぞ?
モーリンは・・・
なんか、変な自信つけ
ちゃったみたいだわね
モーリン・・・
カザミネさんは
悪魔と戦ってる時も
いつもと変わらずに
戦ってたけど・・・
やっぱり、サムライの
精神修行のおかげで
落ちつけたの?
カザミネさんは
悪魔と戦ってる時も
いつもと変わらずに
戦ってたけど・・・
やっぱり、サムライの
精神修行のおかげで
落ちつけたの?
無論、それもあるが
以前にも、拙者は
あの手の連中と戦った
経験があるのでござる
悪魔と!?
左様・・・
だから、さほど恐れず
に戦うことができた
けして、楽だったと
いうわけではござらぬ
がな・・・
さすがは修行の旅を
してるだけあるなぁ
そんな経験があった
なんて・・・
さすがは修行の旅を
してるだけあるわね
そんな経験があった
なんて・・・
いつつつ・・・
この歳になっての
全力疾走はさすがに
きついやね
とはいえ、あのまま
地獄に送られちまうの
も願い下げだったしな
しゃあねえか・・・
地獄?
おい、まさか
地獄を知らねえって
いうのか?
・・・うん
神の使いのエンジェル
や、敵対者のデビルが
いるってのにか!?
・・・紙?
・・・・・・
つまらんジョークじゃ
ねえようだから、説明
してやるが・・・
この世界じゃ
人間ってのは
くたばるとどうなる?
そりゃあ
それは・・・
肉体から魂だけが
抜け落ちて・・・
ふむふむ
生まれ変わりの巡りに
従って、次の世界で
別の姿に・・・
ストーップ!
もういい、わかった!
すでにそのあたりから
して、違ってんだ
こりゃ、説明したって
ムダっぽいぜ・・・
???
レナードさんの世界とこっちとでは
悪魔や天使の意味が違ってるみたい
だな?
レナードさんの世界とこっちとでは
悪魔や天使の意味が違ってるみたい
ねえ?
森の中にいる悪魔の姿
を見たのは、ルウも
今日が初めてだったん
だけど・・・
思っていた以上に凶暴
だったわ。こうして
無事でいられるのが
不思議なくらい
うん、本当にそう思う
追いかけ回された時は
もうダメかと思った
もんな・・・
うん、そうよね
追いかけ回された時は
もうダメかと思った
もの・・・
それなんだけどね
あの場にいた全員が
悪魔に追いかけられた
わけじゃないのよ
え?
へ?
奴らが追ったのは
キミとアメル、それに
ネスティみたいなの
偶然なんじゃないのか
偶然、じゃないの?
偶然じゃないわ!
だって・・・
他のみんなを追ってた
悪魔たちも、途中で
きびすを返して
キミたちの逃げた方角
に向かったのよ・・・
それでも、偶然だって
いえる?
そんな、バカな・・・
そんな・・・
アメルが狙われたのは
わかるわよ
結界を破るきっかけを
作ったんだから
だけど、キミや
ネスティがどうして
狙われたのかは、ルウ
にもわからないの
なにか心当たりとか
ないの?
心当たりだなんて
いきなり、そんなこと
言われても・・・
心当たりだなんて
いきなり、そんなこと
言われても・・・

scn111

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
エルゴの守護者とは
世界の意志たる
エルゴによって選ばれ
その加護を受けた者の名
私たちは加護を受けた
それぞれのエルゴの
代理人となって
この世界が必要以上に
異世界の力で混乱する
ことのないよう見張り
いざことあらば
災いの原因をとりのぞく
お役目を担っているの
です・・・
つまり、貴女たちが
あの森に来ていたのは
悪魔の動向を調べるの
が目的だったと?
ええ、そうです
悪魔の気配を追ううち
に、あの森の結界へと
たどりついたんです
ちょっと前からなんだ
けど、あちこちの街で
悪魔が関わったような
事件が急に増えてさ
その原因をつきとめる
ために、こうして調査
してるってわけ
そんなに
たくさんの悪魔が
うろついてるの!?
数ソノモノハ不明ダガ
目撃サレルホド活発ニ
悪魔ガ活動シテイルノ
ガスデニ異常ナノダ
たしかにそうだな
はぐれ悪魔は、あまり
表だって動き回るよう
なものじゃない
いったい、なにが原因
なのかしら?
心当たりがないという
こともないんです
えっ?
今からひとつ前の季節
の巡りに、魔王召喚を
企む者たちが大規模な
儀式を行ったせいで
霊界サプレスの魔力が
リィンバウムに向けて
異常に流入した事件が
あったのです
それはもしかして
「無色の派閥の乱」の
ことか!?
俺も知ってる!
派閥から盗んだ宝玉を
使ったんだよな?
あたしも知ってる!
派閥から盗んだ宝玉を
使ったのよね?
ああ、そしてその奪還
の任務を命じられたの
が、ギブソン先輩たち
だった・・・
ぎぶそん殿タチハ
我ラト共ニ召喚サレタ
大悪魔ト戦ッタノダ
ええっ!?
へっ!?
信じられない・・・
嘘じゃないってば!
ギブソンさんに
ミモザさん、それから
そこのカザミネさん
みんな一緒に悪魔たち
と戦った仲間なんだよ
ね、カザミネさん?
うむ、いかにも
そうだったのか・・・
そうだったの・・・
・・・・・・
ところで、みなさんは
これからどうなされる
おつもりなんですか?
とりあえずここを出て
トライドラに向かう
つもりだよ
向こうの部屋でみんな
その準備をしてる
とりあえずここを出て
トライドラに向かう
つもりよ
向こうの部屋でみんな
その準備をしてるわ
トライドラ?
フォルテの知り合いが
そこにいるんだって
なんでもすっごく偉い
騎士って話だよ
フォルテの知り合いが
そこにいるんだって
なんでもすっごく偉い
騎士って話よ
本当かしらねえ・・・
あの砦で起きた事件の
ことは報告する必要が
あるだろう
黒の旅団の動向も気に
なるし、無駄足には
ならないはずだ
それでしたら、一足先
に私たちは出発させて
いただきましょうか?
うん、そうだね
調査を続けないと
他の皆さんにも挨拶を
してから、まいり
ましょう
俺も知ってる!
派閥から盗んだ宝玉を
使った事件だよな?
あたしも知ってる!
派閥から盗んだ宝玉を
使った事件だよね?
ああ、そしてその奪還
の任務を命じられたの
が、ギブソン先輩たち
だった・・・
ぎぶそん殿タチハ
我ラト共ニ召喚サレタ
大悪魔ト戦ッタノダ
ええっ!?
そうですの!
ギブソンさんもミモザ
さんも、マスターたち
と一緒になって
無色の派閥の悪い人
たちと戦ってくれたん
ですの!
そこにいるカザミネ
さんやカイナさん
エルジンさんに
エスガルドさんも
みんな、みんな
その時、一緒に戦った
仲間なんですの
うむ、いかにも
派閥では、あの事件は
単なる召喚師の造反
だって言ってたのにな
派閥では、あの事件は
単なる召喚師の造反
だって言ってたのに
実際は、もっと規模の
大きな事件だったと
いうわけか・・・
だから先輩たちは
あまり西でのことを
話そうとはしなかった
んだな・・・
だから先輩たちは
あまり西でのことを
話そうとはしなかった
んだ・・・
ねえ、それじゃ
ガゼルやモナティも
やっぱり戦ったの?
とーぜんですのっ!
うーん・・・
でも、ガゼルが戦った
のは当然だと思うけど
モナティが活躍してる
とこなんて、ちょっと
想像つかない・・・
ああ、それ言えるかも
ああ、それ言えるかも
ひどいですのぉ~っ!
もなてぃ殿ハ、戦イニ
出陣スル我々ニ代ワリ
後方ニテ、子供タチヲ
守ッテイタ・・・
それって、つまり
留守番してたってこと
じゃないの?
あはは、そう言ったら
ミもフタもないよね?
うにゅうぅぅ・・・っ
ところで、みなさんは
これからどうなされる
おつもりなんですか?
ここを出てトライドラ
に向かうつもりだよ
向こうの部屋でみんな
その準備をしてる
ここを出てトライドラ
に向かうつもりよ
向こうの部屋でみんな
その準備をしてるわ
トライドラ?
フォルテの知り合いが
そこにいるんだって
なんでもすっごく偉い
騎士って話だよ
フォルテの知り合いが
そこにいるんだって
なんでもすっごく偉い
騎士って話よ
本当かしらねえ・・・
あの砦で起きた事件の
ことは報告する必要が
あるだろう
黒の旅団の動向も気に
なるし、無駄足には
ならないはずだ
私たちもつきあいたい
のですけども
僕たちも調査を続け
ないといけないんだ
だからさ、モナティ
悪いけど・・・
わかってますの
モナティのことは心配
しないでくださいです
すこし時間がかかると
思うけど、モナティは
必ず、俺たちが元の街
まで連れて行くから
うん、それじゃ
おにいさんの言葉に
甘えさせてもらうよ
すこし時間がかかると
思うけど、モナティは
必ずあたしたちが元の
街に連れていきます
うん、それじゃ
おねえさんの言葉に
甘えさせてもらうよ
ゴ迷惑ヲカケルガ
ドウカ、ヨロシク
では、私達は一足先に
出発させていただき
ましょう
おお、ミーティングは
終わったのか?
うん、だけど
彼女たちはもう出発
するってことだから
ええっ、だけど
彼女たちはもう出発
するってことだから
なんだい、なんだい
気ぜわしいねえ
ロクに話もしてない
のにさあ
うーん、ゴメンね
でも、僕たちには
僕たちでやることが
あるから・・・
あの・・・っ
本当に、ありがとう
ございました!
貴女たちのおかげで
僕たちは悪魔から
逃げられたような
ものです。本当に
一応、礼はいっとく
ありがとよ
そんな、いいんです
どうかそんなにお気に
なさらないで・・・
すまんでござる
本来なら、拙者も力を
貸してやりたいのだが
気ニ病ムコトハナイ
かざみね殿
我々ナラ、大丈夫ダ
気をつけてな
・・・って、あんたら
に言う必要はねえか?
あははは
それじゃ、失礼します
ええ、元気でね
・・・・・・
・・・?
うそっ!?
???
ちょっと、どうしたの
カイナおねえちゃん!
そんなはず・・・
だけど・・・ううん
間違いない・・・!?
えっ?えっ???
あ、ああ・・・っ
ねえさまっ!
・・・は?
私ですっ、ねえさま!
妹のカイナですっ
ケイナねえさまっ!?
ええ~っ!?
ちょ、ちょっと!?
・・・わっ?
会いたかった!
ぐすっ、会いたかった
です・・・ねえさまぁ
・・・どーゆうこと?
まさか、彼女がケイナ
の妹だったとは・・・
そういえば、名前とか
着物とか、そっくり
でしたものね
確カニ身体的ナ特徴モ
酷似シテイマスネ
肉ヅキノ一部ニ差違ガ
ミラレマスガ・・・
・・・・・・
気づかなかったわけ?
カザミネさん
いや、拙者もまさか
お二人が血縁であると
は・・・
こういう偶然って
あるんだねえ
ええ、本当に
びっくりですよ
かいな殿ハしるたーん
カラえるごノ守護者ト
シテ召喚サレタ身
我々ト出会ウマデハ
ズット独リ、山奥ノ谷
デ暮ラシテイタト聞ク
そっか・・・
だから、あんなにも
喜んだのか
そっか・・・
だから、あんなにも
喜んだのね
さびしかったんだよ
きっと・・・
まあ、これでケイナが
シルターン生まれだと
いうことは、はっきり
したわけになるな
けどさ、ケイナは
たしか記憶を無くし
ちまってんだろ
大丈夫かな・・・?
ふう・・・
一応、説明はしたぜ
・・・・・・
・・・・・・
おうおう、なんとも
いえねェ、やァな空気
になっちまってる
ようだなァ・・・
どうしよう?
 なぐさめる
 そっとしておく
二人とも、元気を
出して!
良かったじゃないか
こうやって出会えた
だけでも・・・
そうだろ?
二人とも、元気を
出して!
良かったじゃない
こうやって出会えた
だけでも・・・
そうでしょ?
・・・そうですね
*n0さんの
おっしゃるとおりです
ねえさまのお顔を見る
ことができただけでも
私にとっては幸せです
カイナちゃん・・・
かいな殿・・・
貴女ハココニ残ッタ
ホウガイイ
え、でも・・・!
せっかく、お姉さんに
会えたんだもん
このままお別れなんて
ダメだよ
心配しないで!
僕とエスガルドで
ちゃんと調査は進めて
おくから・・・ね?
エルジンくん・・・
オレからも頼むわ
妹のあんたが側にいて
くれりゃあ
こいつも、ド忘れした
ことを思い出せると
思うんだ・・・
フォルテ・・・
あんた・・・?
・・・わかりました
皆さんがよろしければ
しばらく、私を同行
させてください
どうか、お願いします
いたい、いたいっ!
離してえぇぇ~っ!?
ユエルっ?
もしかして、また
あいつ・・・!?
あの子・・・!?
おとなしくおしっ?
じゃないと、また
グーで殴るよっ!?
やっぱり・・・
*n0・・・
待ってくれよ!?
モーリンっ!
ちょっと待って!?
モーリンっ!
*n0・・・
って、ちょいと!?
もしかして、この
魚泥棒って・・・
うん・・・
俺の知り合いなんだよ
そいつ・・・
知り合いなのよ
あたしの・・・
あちゃあ・・・っ
あたいの留守中に
食べ物泥棒が出るって
聞いて、とっ捕まえて
みたんだけど・・・
まさか、あんたの
知り合いだったとはね
どういうつもりだよ?
ユエル・・・
どういうつもりなの?
ユエル・・・
・・・・・・
聖王都で教えただろ?
この世界じゃ、お金と
交換しなくちゃ食べ物
はもらえないって!
もう泥棒しないって
俺に言ったじゃないか
聖王都で教えたよね?
この世界じゃ、お金と
交換しなくちゃ食べ物
はもらえないって
もう泥棒しないって
約束したじゃない?
あれは、ウソだって
いうのか!?
あれは、ウソだったの
ユエル!?
それは・・・っ
だってぇ・・・っ
ユエルは俺のこと
ユエルは、あたしを
ウソつきって言った
けど・・・
ウソつきは、ユエル
じゃないかっ!?
ウソつきは、ユエル
じゃない!?
う、うう・・・っ
ごめんなさいっ!?
ごめんな・・・っ
さいぃぃい・・・っ
っく・・・っ
うわあぁぁ~んっ!!
物を盗るってことはね
一度やっちまったら
クセになるものなんだ
*n0
この子のためにも
ちゃんと、罰を与えた
ほうが・・・
ちょいと待ちなってば
モーリン?
酒場のおばちゃん?
*n0
ここは、あたしに
任せておくれよ?
はあ・・・
ねえ、あんた
どうして食べ物を
とったりしたんだい?
悪いことだって
わかってたんだろ?
わかっ、てたよぉっ?
*n0にィ
教わってたもんっ
でも・・・っ!
ユエルっ、お金っ
もってない・・・の
探したけどっ、見つか
らなくて・・・っ
!?
お腹すいてぇ・・・っ
ガマン、できなく
なっ、てぇ・・・っ
ごめんなさいっ!?
もうしないからぁっ
閉じこめたり
しないでぇ~っ!?
この子、お金が
どんなものなのかも
しらないのか・・・
ユエル・・・
お腹がすかなけりゃあ
盗みはしないんだね?
うん・・・っ
わかった・・・
それじゃ、あたしらが
これからは、あんたに
食べ物をわけたげる
えっ!?
へっ!?
でも・・・っ
おかね・・・?
無い物をとろうなんて
思ったりしないよ
その代わり、二度と
だまって盗まないって
約束しな?
・・・うんっ
というわけだからさ
勘弁してやりなよ?
ま、あたいとしては
みんなが納得すんなら
いいんだけど・・・
*n0・・・
ごめんなさいっ!
わかったよ、ユエル
許してあげるから
下町のみんなに
感謝するんだぞ?
わかったわ、ユエル
許してあげるから
下町のみんなに
感謝するのよ?
・・・うんっ!
ふいーっ
道らしい道を歩くのは
また随分と久しぶりな
気がするよな
それで、フォルテさん
トライドラまでは
どうやって行くつもり
ですか?
で、トライドラまでは
どうやって行くんだ
フォルテ?
正確な目的地ってのは
トライドラじゃねーよ
街を囲んだ3つの砦の
ひとつ、ローウェン砦
に行きゃあいいんだ
ダチはそこにいる
偉い騎士って言ってた
けど、本当に?
なんだよ、ミニス
さてはお前
疑ってんのか?
だって、フォルテって
いっつもウソかホント
かわからないような話
するんだもん・・・
ヒヒヒッ
言われちまったなァ
普段からおちゃらけて
るからだぜェ?
がーんっ!?
お前が言うな
お前が・・・
あんたはどうなのよ
あんたは・・・
そっ、そんなこと
ないですよっ
フォルテさん!
フォルテさんは
いつもまじめに・・・
まじめに・・・
・・・・・・
*n1
そこで詰まったら
かえって泥沼だぞ?
*n1
そこで詰まったら
かえって泥沼よ?
ううう・・・っ
あははははははっ!
日頃の行いのせいよ?
あ・ん・た・のっ!
へいへい・・・
そんじゃ、きちんと
説明しておきますかね
シャムロックってのが
そいつの名前だ
まあ、いわゆる同門の
剣を習った仲だがな
今は出世して、砦の
守備隊長をしてんだよ
守備隊長って・・・
つまり、砦で
一番偉いってこと
だろっ!?
守備隊長って・・・
つまり、砦で
一番偉いってこと
でしょう!?
フフーン、まあな
どうだ、驚いたか?
あう・・・・・・
とんでもない知り合い
をもってるものだな
つくづく、君は
おお、そーだ!
聖女の噂もそいつから
聞いて知ったんだぜ
アメル?
え、そうなんですか?
こんなに遠くにまで噂
になってたのか・・・
ハッ、火種は
ここにもって
わけかよ・・・
どこの世界でも
ゴシップはこわいって
ことかねえ、まったく
ちょっとカタブツだが
信用できるヤツだって
のは保証するぜ
フォルテがああまで
言うからには、心配の
必要はなさそうだな
むしろ心配なのは
さっきからずっと
黙ってる・・・
フォルテがああまで
言うからには、心配の
必要はなさそうね
むしろ心配なのは
さっきからずっと
黙ってる・・・
どうしよう?
 カイナのこと
 ルウのこと
どうしたんだい?
出発してからずっと
黙ってばかりだけど
どうしたの?
出発してからずっと
黙ってばかりだけど
えっ?
あ、いえ、その・・・
今のねえさま、私が
知っているねえさまと
ずいぶん感じが違う気
がしたものですから
ちょっと、驚いて
しまって・・・
そんなに
違っちゃってるんだ?
はい、私の知っている
ケイナねえさまはミコ
として己を高めること
を第一にしていて
必要以上に男の人を
近づけなかったような
御方だったんです
なのに・・・
あんたは~っ!
あばっ!?
あんなに乱暴になって
しまって・・・
あ、はは・・・
でも、それはケイナが
記憶をなくしてるせい
じゃないのかな?
記憶さえ戻ればきっと
君の知ってるねえさま
に戻るはずだよ
心配しなくたってさ
・・・・・・
でも、それはケイナが
記憶をなくしてるせい
じゃないの?
・・・そうかな?
・・・・・・
・・・・・・
と、とにかくっ
心配いらないって!
と、とにかくっ
心配いらないわよ!
だと、いいんですけど
で、代わりに俺達の
ことを忘れちまって
めでたし、めでたし
と・・・
*n1っ!?
なんだよ、ありえねェ
話じゃねェだろうが
そりゃ、そうだけど
でもな・・・!?
そりゃ、そうだけど
でも・・・!?
ケッ!それがこわい
と思ってるから、あの
弓オンナも不安がって
んだろォがよ?
・・・・・・
どうしたんだい?
出発してからずっと
黙ってばかりだけど
どうしたの?
出発してからずっと
黙ってばかりで
うん・・・
なんだか元気がない
みたいだな
ひょっとして、森の家
のことが気になってる
とか?
なんだか元気がない
みたいね
ひょっとして、森の家
のことが気になってる
とか?
うん・・・・
なあ、ルウ
それなら無理に俺たち
と一緒に来なくても
いいんだぜ?
ねえ、ルウ
それなら無理にあたし
たちと一緒に来なく
てもいいのよ?
・・・・・・
そりゃあ、君みたいに
悪魔に詳しい仲間が
いてくれるのは助かる
でもさ・・・
確かに、あなたみたい
に悪魔に詳しい仲間が
いてくれるのは助かる
けどね・・・
・・・・・・
そんな都合に君が
無理してつきあう
必要はないって俺は
思うんだ
そんな都合にあなたが
無理してつきあう
必要はないとあたしは
思うの
・・・ん?
だから、俺たちのこと
は気にしないで・・・
だから、あたしたちの
ことは気にしないで
あれ、*n0
ルウになにか用事?
へ?
はえ?
街道を歩くのって
初めてだけど、本当に
興味深いよね
生えてる草花だって
森のとは全然違うもの
見てて飽きないわ
ひょっとして
ただ、景色に見とれて
いただけ・・・???
で、なんの用事?
いや、いいんだ
なんでもない・・・
いいの、
なんでもない・・・
???
さあ、もうすぐだ
この丘を越えりゃあ
ローウェン砦が見える
はずだぜ
・・・!?
そんな・・・
どうして、砦が・・・
攻撃されてるじゃ
ないのさっ!?
*n0!
あいつらの着てる鎧
もしかしてっ!?
間違いない・・・
砦を攻めているのは
黒の旅団だ!!
・・・くっ!
ちょっと、フォルテっ
どうする気よっ!?
ルヴァイド様
国境の跳ね橋はすでに
我らがおさえました
そうか・・・
予定どおりだな
あとはこの砦にいる
残存部隊を叩けば
作戦完了ですが・・・
コチラハ予定ヨリ
遅レテシマッテイル
ヨウデスナ
陽動の効果が薄かった
橋向こうの本隊をおと
りに全兵力を吐き出さ
せる計画だったが
敵もさるものだ
こちらの意図を看破し
すみやかに兵を返した
・・・良将だな
本隊ニ伝令ヲ送ッテ
挟撃ヲ仕掛ケルコトガ
打開策トミマスガ?
相手はすでに死兵だ
命を捨てて向かって
くることだろう
勝つことはそれで可能
だが、我が軍の損害も
馬鹿にならん
しかし、このまま砦に
こもられては、らちが
あきません!
わかっている
だから、こもられぬ
ようにしてやるのだよ
イオス
え?
砦の長は、戦場の理を
知る人物だ。ならば
俺もその理にのっとり
攻めるとしよう
そうか・・・
大絶壁をつなぐ橋は
やはり奪われて
しまったか・・・
部下
無念です・・・
まさか敵の一隊がすで
に、国境を越えて布陣
していたなんて!
私の油断だった
皆には、すまないこと
をしてしまった
部下
それは違います!?
隊長だからこそ、あの
奇襲の中で、砦を死守
できたんですっ!
そうかも知れない
しかし、同じことだ
砦を囲まれた今、我ら
にできることは降伏か
ことごとく討ち死に
することだけだ
いずれにしろ、兵たち
には絶望的な選択で
しかない・・・
部下
シャムロック様・・・
敵将に告げる!
我はデグレア特務部隊
黒の旅団が総指揮官
ルヴァイドなり!!
貴殿に同じ騎士として
提案したきことがある
聞く耳を持つならば
姿を見せよ!
・・・・・・
貴殿がこの砦の長か?
いかにも!
トライドラ騎士団所属
ローウェン砦守備隊長
シャムロックだ!
シャムロック殿よ
すでに我がデグレアと
トライドラを結ぶ唯一
の橋は占領した
大絶壁の向こうで待つ
本隊も、我らの合図で
一斉にこちらへ進軍を
開始するだろう
・・・っ
もはやその砦にこもる
ことなど無意味だ!
三砦都市の守りは既に
崩れ去ったのだ!!
降伏を認めよう
武器を捨てて、その砦
を渡してはくれぬか?
提案の意は理解した
しかし、それはできぬ
相談というものだ
トライドラは聖王国を
守護する楯だ。それが
死戦になろうと、戦い
を放棄などできん!
そのために貴下の兵士
をことごとく殺すか?
シャムロック!?
ぐっ・・・!
とはいえ、貴殿の決意
騎士として当然の道理
俺の本題はここからだ
貴殿と俺の一騎打ちに
よって、この戦いを
決したい!
・・・!?
ルヴァイド様っ!?
騎士の名において誓う
勝敗のいかんに関わる
ことなく、砦の兵士に
危害はくわえぬと
返答はいかにッ!?
あれは嘘だ・・・
奴らのやり口を考えれ
ば、約束を守るはずが
あるものか・・・
でも、湿原で囲まれた
あの時には、黒騎士は
約束を守ったよ?
うん・・・
あのひと、うそついて
ないよ・・・?
*n1?
そうですよ・・・
あの人は嘘は一度も
ついてないです
あの時とは状況が違う
彼らはもう戦争を覚悟
して動いてるんだ
たしかにな・・・
だが、今度もそうだと
いう保証はねえ
あんたの友達はそれが
わかんない男じゃない
んだろ、フォルテ?
・・・ああ
あいつはわかってる
けどな、わかっていた
としても・・・
あっ!?
・・・部下の命の保証
偽りはないだろうな?
俺も兵を率いる将だ
貴殿の意を踏みにじる
つもりはない
ならば、お相手しよう
トライドラ騎士の剣技
しかとその目に刻み
つけられよ!!
存分に楽しめることを
願うぞ!
ああいう男なんだよ
あいつは!
部下を駒として見られ
ない男なんだ・・・
騎士に向かないほどに
優しすぎんだよッ!
フォルテさん・・・
彼ノ行動ハ、明ラカニ
自殺行為デス。ナンノ
利益モ生ミマセン
ドウシテ、アノヨウナ
コトガデキルノデスカ
あるじ殿?
人間だから・・・
感情をもっている人間
だから、あんなことを
してしまうんだよ
感情をもっている人間
だから、あんなことを
してしまうのよ
人間ノ・・・
感情・・・???
ケッ、あの野郎
ここで死ぬ気だな?
ニンゲンってのは
これだから、バカだ
ってェんだよ
死んだら、終わりだ
ってェのによ・・・
見上げた人物だ
しかし、それだけに
哀れすぎる
やりきれねえよな
たしかに・・・
どうしよう?
 一騎うちを止める
 動向を見守る
悪いが、オレは行くぜ
このままあいつを
見殺しにはできねえ
待つんだ、フォルテ!
君が出ていったって
どうにもならない
待って、フォルテ!
あなたが出たって
どうにもならないわ
やってみなけりゃ
わかんねーだろうが!
落ちつきなさいっ!
フォルテ!?
あんたらしくないわよ
二人を囲む軍勢を見ろ
決闘に邪魔が入るのを
見逃すほど甘くはない
だから・・・
見捨てろってーのか!
おいッ!?
あの人は絶対に殺させ
たりしないわ。相棒の
友達なら、私にとって
も友達だもの!
ケイナ、おまえ・・・
ねえさま・・・
それにこの立ちあいは
まだ、尋常のもので
ござる
そこに割って入るのは
シャムロック殿に汚名
を着せることになりは
しないか?
・・・っ
俺たちが動くのは
決着がつくその時だ
こらえてくれ
フォルテ・・・
あたしたちが動くのは
決着がつくその時よ
がまんして
フォルテ・・・
・・・くそおっ!
二人を止めよう!
もしシャムロックが
ルヴァイドに勝ったと
したって・・・
イオスたちが黙ってる
はずがないんだ
彼は殺されてしまう!
二人を止めましょう!
もしシャムロックが
ルヴァイドに勝ったと
したって・・・
イオスたちが黙ってる
はずがないわ!
彼は殺されてしまう!
君はバカか!?
せっかくふりきった
奴らの前に、わざわざ
姿を見せる気か!?
だからって、フォルテ
の友達を見殺しに
なんてできないよ!?
だからって、フォルテ
の友達を見殺しに
なんてできないでしょ
*n0
おまえ・・・
あたしも同じです
あの人を見殺しにして
まで、自分の安全を
とりたくなんかない
ぐ・・・
行こう、フォルテ!
ああ・・・!
ありがとよ、みんな!
その決闘、悪いが
邪魔させてもらうぜ!
ぬうっ・・・!?
フォルテ様!?
貴方が、どうして
こんなところにっ!?
なーに、そいつには
オレも色々とあってな
お前だけに斬らせる
わけにゃいかんのさ
シャムロック!
決闘を愚弄する気か
貴様らッ!?
そんな理屈は俺たちに
通じないぞ!
あんたたちのやり方は
よく知ってるんだ
任務のためなら
どこまでも非情になる
のがお前たちの流儀
じゃないか!?
そんな理屈はあたし
たちに通じないわ!
あんたたちのやり方は
よく知ってるもの!
任務のためなら
どこまでも非情になる
のがあなたたちの流儀
じゃないの!?
そうやって油断させた
相手をまた、皆殺しに
する気ですか・・・?
僕たちの村を滅ぼした
時のように!!
都合のいい時だけ
騎士の理屈を振り回す
んじゃねえ!!
女子供も残らず殺して
みせたお前に、騎士を
名乗る権利なんかあり
はしねえんだよッ!
・・・!!
ルヴァイド殿!?
まさか、貴殿は・・・
我ガ将ヲ、ソレ以上
愚弄スルナッ!!
出てきたわよ
機械兵士たちが!
あわわわっ!
こ、これが戦争って
ものなの~っ!?
殺すな、ゼルフィルド
むしろこれは好機!
なんとしてでも聖女を
捕らえろ!デグレア
の勝利を不動のものと
するために!!
承知シタ!!
兵士
ぎゃあああ~っ!!
!?
兵士
う・・・ああ・・・っ
なによ、この傷!?
まるで獣にやられた
みたいな・・・
しっかり!しっかり
してくださいっ!?
兵士
シャ・・・ロック
さ、ま・・・
兵士
バケモノ・・・っ
とりで・・・
みな・・・死・・・!
なんだ・・・
このイヤな感じは?
耳鳴りがする・・・
森で感じたあの音に
すごく似て・・・
まさか!?
なに・・・
このイヤな感じは?
耳鳴りがする・・・
森で感じたあの音に
すごく似て・・・
まさか!?
すさまじい邪気を
砦の中から感じます
これは・・・!
あるじ殿、れーだー
ニ無数ノ熱反応!
なんだって!
なんですって!
コレハ・・・
人デハ、ナイ!?
おお、こりゃかなりの
邪気だぜェ、ニンゲン
しかも、ケダモノ
くせえときてやがる!
けもの・・・
けものが・・・
*n1たち
たべにくるの・・・
こわいよぉ・・・
おにいちゃんっ!
こわいよぉ・・・
おねえちゃんっ!
あそこだ!
砦の上だよっ!?
キャハハハハハッ!
ねェねェ、いつまで
遊んでるつもりなのォ
ルヴァイドちゃ~ん?
・・・ビーニャ?
なにをしている!?
貴様には、本隊と共に
待機を命じたはず!!
だーってェ・・・
ルヴァイドちゃんが
あんまり待たせるんだ
ものォ・・・
だからァ・・・
ほォらっ♪
魔獣
ギャオォォォォッ!!
兵士
ひっ、ひぎゃあぁぁ!
手伝ってあげたよっ
キャハハハハッ!
ほめて、ほめてェ?
馬鹿な・・・
勝手なことをっ!?
ひゃあ、えげつねェ
ことしやがるよなァ
あのオンナ・・・
なんてことを・・・
ひどすぎますっ!?
ひどいですのっ!?
こんな、こんなのって
ないですのぉ・・・
・・・・・・
約束が違うぞ・・・
ルヴァイド・・・?
・・・・・・
キャハハハッ!
みィんな、アタシの
魔獣が食べちゃうよォ
キャハハハハッ!!
ルヴァイドォォォォォ
ォォォォォッ!!
許せない・・・っ!!
許せないっ!!
 ビーニャのやり方が
 ルヴァイドの嘘が
これがお前のやり方か
ルヴァイド!?
これがあなたの
やり方なのっ
ルヴァイド!?
・・・!
砦の兵士の目を決闘に
引きつけて、無防備に
なったところを別動隊
に襲わせる・・・
実に効果的な作戦だ
レルムの村を焼き討ち
した貴方らしい!!
この卑怯者がッ!!
違うっ!
ルヴァイド様はそんな
命令など絶対に・・・
やめろ、イオス!
しかし!
非はこちらにある
部下の暴走を防ぐこと
ができなかったのは
俺の責任だ・・・
でもっ!?
あいつの不始末の責任
は、貴方ではなく別の
人間が・・・
言うなッ!!
ルヴァイド・・・
さま・・・
いずれにしろ、この
勝負は無効ってこった
来い、シャムロック!
え・・・?
なんにもならね-かも
しれないけどよ・・・
部下のカタキぐらいは
とってやろうや
!!
手伝うぜ、な?
俺も戦うよ・・・
あいつのしたことは
絶対に許せない!
あたしも戦うわよ
あいつのしたことは
絶対に許せない!
僕も同じ気持ちです
どうか、手伝わせて
ください
・・・わかりました
私に、みなさんの力を
貸してください!
キャハハハハッ!
いいよォ、アンタたち
も遊びにおいで・・・
アタシのおもちゃに
してあげる。壊れる
まで遊んであげるよォ
キャハハハッ!!
あーあ!
つまんないなァ
こんなに簡単に倒され
ちゃうなんてさァ
アンタたち、弱すぎ!
このっ!このォッ!
魔獣
ギャフッ!
ギャフゥゥゥン!!
ちょっと、アナタっ!
そのコたち、アナタが
召喚したんでしょ!?
そーだよォ?
だから、アタシがなに
したって自由・・・
キャハハハハッ!
無茶苦茶だわ!?
あのコ、本当に召喚獣
を遊び道具としか
思ってない・・・
いや、違うよ・・・
自分以外の全てのもの
が、こいつにとっては
おもちゃなんだ!!
無茶苦茶よ!?
あの子、本当に召喚獣
を遊び道具としか
思ってない・・・
いや、違う・・・
自分以外の全てのもの
が、あの子にとっては
おもちゃなんだ!!
キャハハハハッ!!
お願いですっ
もう、もう・・・
やめてあげて
くださいっ!!
なによぉ、アンタ
偉そうに私に命令
する気なのォ?
お願いしますっ!
これじゃ、これじゃ
かわいそうすぎます!
やーよ!
だって、役立たずな
こいつらが悪いん
だもんねェ・・・
魔獣
ギャフッ!
ギャフゥゥゥン!!
キャハハハハッ!!
そうやって・・・
私の部下を殺した時も
お前は笑っていたと
いうのか!?
当然でしょォ?
だって楽しいんだもん
おのれェェェェッ!!
おっとっと!
ふーん、そっかァ
アタシみたいな子供に
本気で剣を振るうんだ
アンタは・・・?
でもダァメ!アタシ
壊すのは大好きだけど
壊されるのはヤなの
だからァ・・・
いけない!?
そこから逃げてっ!!
アンタが壊れちゃい
なァァァァッ!!
シャムロック
ぐああああっ!
シャムロックさん!
キャハハハハハッ!
アハハハッ!
アーハッハッハ!!
なんなのよ、あの子
あたり構わず召喚術を
撃ちまくって・・・
無茶苦茶だよっ!?
ビーニャ、やめろ!
ルヴァイド様の命令に
従うんだ!!
やーだよーっ!
だってェ、ルヴァイド
ちゃんって、とっても
アマアマなんだもん
このまま一気にさァ
トライドラまで攻め
ちゃおっかな・・・
うふふ、楽しそう
ビーニャ!!
我ガ将ヨ、コノ始末ハ
イカニ・・・?
個人の暴走で今後の
作戦に支障を出すこと
はまかりならぬ・・・
ゼルフィルド、イオス
あの小娘を止めろ
手荒にしても構わぬ!
御意!
仰せのままに!
とばっちりを受ける
前に、脱出するぞ
ニイさんの手当ては
それからだ
さあ、シャムロック
オレの肩につかまれ
しばらくの辛抱だ
は、い・・・
フォルテ、さ・・・
ここまで離れれば
大丈夫だろう
やつらも、追ってくる
様子はない
とはいえ、相手が
相手だからな
油断は禁物だよ
どうかな・・・
相手が相手だけに
油断は禁物かも
とりあえず、アメル
今のうちに
シャムロックさんの
傷の手当てを
はいっ
それが済み次第
すこしでも遠くに
離れよう
離れましょう
それにしても、あの
ビーニャって召喚師
あれだけ召喚術を乱発
できるなんて・・・
ええ、あれだけの数の
魔獣を使役できる力
とても尋常のものとは
思えません
・・・間違いないな
ああ、だろうな
俺様も多分お前さんと
同じことを考えてるぜ
あのビーニャという
召喚師、スルゼン砦を
壊滅させたガレアノの
同類に違いない
ガレアノって・・・
キミたちが戦ったって
言ってた、屍人を操る
召喚師のこと?
そんなバカな!?
そんな、嘘でしょう!
僕だってそう思う
だがな・・・
だが、そう考えれば
屍人使いがスルゼン砦
を滅ぼした理由が説明
できるんだ
あの二人をつなぐ
共通項は多分・・・
黒の旅団の一員
デグレアの侵略の布石
ということですか
黒の旅団の一員か
なるほどな・・・
そういうことかよッ!
ぐ・・・・・・
おい、シャムロック!
しっかりしろ!?
大丈夫です
今までの疲れで、気を
失っただけです
でも・・・
肉体以上に、この人の
心は傷ついてました
それが、心配です
ちゃんとした場所で
休ませる必要があるで
ござるな
そうだな・・・
そうよね・・・
気を失ったシャムロックさんを
背負うフォルテに続くように
俺たちは陥落したローウェン
砦から落ち延びていった
黒の旅団は追ってこなかった
それが混乱によるものなのか
それとも黒騎士の意志による
ものなのか、それはわからない
ネスは言う
屍人を使うガレアノも
魔獣を操ったビーニャも
おそらく同じ仲間であろうと
確証はない
けれど、俺たちはみんな
それが本当であることを肌で
感じていた
そして、もうひとつ
はっきりとわかるのは
デグレアがその戦意を
もはや剥き出しにしたこと
戦争が始まろうとしていた
シャムロックさんは
気を失っていた
フォルテの大きな体が
それを背負ってた
私達は必死になって逃げた
ローウェン砦から・・・
とにかく必死だった
逃げることができたのは
偶然なのか、それとも
黒騎士の罪の意識なのか
私には分からなかった
考えると気分が悪くなった
それは今のことを
考えようとすると、かならず
ビーニャとガレアノのことが
思い浮かぶから・・・
あの二人は、間違いなく
同じ仲間・・・
間違いないと思う
彼らは戦争にも荷担してる
デグレアの先兵として・・・
よりいっそう気分が悪くなる
戦端の足音は
そこまで来ていたから・・・
やれやれ、これでまた
黒の旅団に手がかりを
与えることに
なってしまったな
そういうけどさ、もし
ネスが言うとおり
ガレアノとビーニャが
同類だとしたら
どっちみち、俺たちの
動きはあいつらに
筒抜けだったってこと
になるじゃないか?
そういうけどさ、もし
ネスが言うとおり
ガレアノとビーニャが
同類だとしたら
どっちみち、あたし
たちの動きはあいつら
に筒抜けだったってこ
とになるじゃない?
ふむ・・・
それもそうか
どうやら、僕たちと
連中の間には、よほど
の巡り合わせがある
らしいな
腐れ縁ってやつだな?
厄介なことだよ
腐れ縁など、ひとつで
充分だというのに
なあ、ネス
その腐れ縁ってのは
もしかして・・・
ねえ、ネス
その腐れ縁ってのは
もしかして・・・
僕の口から言わせる
つもりか?
はっきりと?
・・・・・・
正面から攻めてこないぶん
こっちの腐れ縁のほうが
厄介な気がしてきたぞ・・・
正面から攻めてこないぶん
こっちの腐れ縁のほうが
厄介な気がするわね・・・
ここまで、あたしの噂
が広がっているなんて
思いもしませんでした
俺はフォルテから聞く
まで、全然知らなかっ
たけどさ
それは聖王都がやたら
広い街だったせいなの
かもしれないな
あたしはフォルテから
聞くまで、全然知らな
かったわよ
それは聖王都がやたら
広い街だったせいなの
かもしれないわね
噂が広がった原因には
心当たりがあるんです
村の人たちは、みんな
聖女の癒しを求めて
やってくる旅人からの
収入で
貧しい村の生活が
変わるのではないかと
信じてましたから
村人たちが、宣伝して
いたってことか・・・
村人たちが、宣伝して
いたってことね・・・
今にして思えば
おじいさんが心配した
のは、このことだった
のかもしれません
噂を聞きつけて来る人
たちが、必ずしも村に
幸福をもたらすとは
限らないって・・・
今になってから
わかっても、しかたの
ないことですけど
ちょっと、くやしい
ですよね・・・
・・・・・・
高い代償だったよな
たしかに・・・
高い代償だったわね
たしかに・・・
人間の感情を理解
したいだって!?
人間の感情を理解
したいって、本気!?
ハイ、是非
ソウシタイノデス
あるじ殿ノ決断ハ
自分ノ見地ニヨルト
時ニ、理解ニ苦シム
モノガアリマス
論理的ニ破綻シテ
イタリ、非生産的ナ
モノダッタリ・・・
うう・・・っ
あのね・・・っ
デスガ、護衛獣トシテ
あるじ殿ノ思考ヲ理解
デキヌコトハ、致命的
ナ問題デス
そのために、人間の
感情を理解する必要が
あるってことか・・・
そのために、人間の
感情を理解する必要が
あるってこと・・・
是非、ゴ教授ヲ!
そうは言われてもなあ
*n1
感情ってのは、言葉の
とおり「感じる」もの
なんだよ
人それぞれに感じ方は
違うし、説明なんて
できっこないんだ
そうは言われてもねぇ
*n1
感情ってのは、言葉の
とおり「感じる」もの
なのよ
人それぞれに感じ方は
違うし、説明なんて
できっこないわ
・・・・・・
そう、落ちこむなよ?
他人が教えることは
できないけど・・・
*n1が
自分で見つけることは
できるかもしれないぜ
そう落ちこまないで?
他人が教えることは
できないけど・・・
*n1が
自分で見つけることは
できるかもしれない
自分デ・・・
見ツケル・・・?
ああ、まずは頭の中に
入ってきたことを
そのまま受け止める
ことかな?
その時、自然にふっと
わいてくるもの
それを見つめてみれば
きっとわかってくる
ええ、まずは頭の中に
入ってきたことを
そのまま受け止める
ことよ?
その時、自然にふっと
わいてくるもの
それを見つめてみれば
きっとわかってくるわ
自然ニ、デスカ・・・
ああは言ったけど
機械兵士のあいつには
かなり難しいことかも
しれないなあ・・・
ああは言ったけど
機械兵士のあいつには
かなり難しいことかも
しれないわね・・・
あのビーニャとかいう
ガキといい、その前の
ガレアノといい
連中の暴れっぷりは
悪魔のオレから見ても
呆れちまう・・・
無茶苦茶すぎらァ
*n1でも
そう思うのか?
*n1でも
そう思うの?
おい、コラ・・・
「でも」ってのは
なんだよッ、「でも」
ってのはよォ?
だって、悪魔ってのは
ああいうことを好む
もんじゃないのか?
だって、悪魔ってのは
ああいうことを好む
もんじゃないの?
まァ、そりゃ
否定はしねェがよ
けどな、あんな調子で
ばかすかニンゲン殺す
のは、もったいねェっ
てもんだぜ・・・
低脳なテメエにも
わかるように説明する
とだなァ・・・
あっさり殺すよりも
とりついて、じわじわ
いたぶっていくほうが
悪魔にとっては
うま味があるんだよ
・・・!?
その時々にニンゲンが
吐き出す、様々な感情
を味わいつくすのが
醍醐味なのさ
断末魔の苦しみだけを
食い散らかすってェの
は、下の下なんだよ
な、なるほど・・・
なんか、とんでもないことを
力説されちまったような
気がするよ
なんか、とんでもないことを
力説されたような気がするわね
かわいそう・・・
だったね・・・
ああ、約束を裏切られ
たんだ・・・
死んだ砦の人たちも
シャムロックさんも
すごく無念だと思うよ
ええ、約束を裏切られ
て・・・
死んだ砦の人たちも
シャムロックさんも
すごく無念だと思う
ちがうの・・・
*n1が
いってるのは・・・
あのひとのこと・・・
ひょっとして
ルヴァイドのことか?
ひょっとして
ルヴァイドのこと?
・・・(こくん)
あのひと・・・
なんにもいわなかった
けど・・・
すごく、かなしんでた
やくそく・・・
まもれなくて・・・
*n1には
わかるの・・・
きょうのあのひとは
つめたいかげじゃ
なかったから・・・
だから、わかるの
*n1には
悪いけど・・・
俺には、とても
信じられないよ
だって、あいつは
俺たちの前で、レルム
の村を焼き払ってみせ
たんだぞ・・・
*n1には
悪いけど・・・
あたしには、とても
信じられない
だって、あいつは
あたしたちの前で、
レルムの村を焼き払っ
てみせたのよ・・・
・・・・・・
あんな虐殺をした男が
今さら、そんなことで
悲しむはずなんてある
もんか・・・
あんな虐殺をした男が
今さら、そんなことで
悲しむはずなんてある
のかしら?
こんなことを言うのは
間違ってるのかも
しれませんけど・・・
あのビーニャって人に
呼ばれた召喚獣たちが
ボクは、かわいそうだ
と思うんです
呼ばれる立場のボク
たちには、仕える相手
を選べないですから
うん・・・
ええ・・・
ボク、思ったんです
ご主人さまに召喚して
もらえて、本当に
よかったって・・・
ご主人さまは、ボクを
モノじゃなくて
ヒトとして見てくれる
これって、召喚獣に
とって、すごく幸せな
ことなんじゃないん
でしょうか?
*n1
その考えは間違いだと
俺は思うぞ
*n1
その考えは間違いだと
あたしは思うわ
え・・・?
特別なことなんかじゃ
ない。本当ならそれが
当たり前のはずなんだ
この家に暮らすルウを
見れば、わかるだろ?
彼女は召喚獣と家族
みたいに暮らしてる
ミニスだって・・・
ううん、カイナや
先輩たち、ネスティも
きっと・・・
召喚獣をモノだなんて
思ったりしてない
ビーニャみたいなのが
間違ってるんだ
特別なことなんかじゃ
ない。本当ならそれが
当たり前のはずなのよ
この家に暮らすルウを
見れば、わかるよね?
彼女は召喚獣と家族
みたいに暮らしてる
ミニスだって・・・
ううん、カイナや
先輩たち、ネスティも
きっと・・・
召喚獣をモノだなんて
思ったりしてない
ビーニャみたいなのが
間違ってるのよ
ご主人さま・・・
だから、感謝なんか
しなくたっていいんだ
これが俺たちの
当たり前の関係なんだ
からさ?
だから、感謝なんか
しなくたっていいのよ
これがあたしたちの
当たり前の関係なのよ
はい、でも・・・
やっぱり、ボクは
ご主人さまに呼ばれて
幸せだと思いますっ
・・・ありがとう
*n1
こんな当たり前のことを
忘れてる召喚師たちが
どれだけたくさん
いるんだろう・・・
こんな当たり前のことを
忘れてる召喚師たちが
どれだけたくさん
いるんだろう・・・
はいけい、マスター
モナティですの
カイナさんたちと
あったって、まえの
てがみで、かきましたよね?
あれから、すごく
おどろくことが
ありました
*n0さんの
なかまの、ケイナさん
というかたが、なんと
カイナさんの
おねえさんだったんですの!!
シルターンにいたはず
の、おねえさんが
どうしてこんなところ
にいるのか
それはわかりません
ケイナさんが、じこで
きおくをなくしている
からです・・・
モナティさん
そこからは、私から
説明させてください
はいですのーっ
そういった理由で
勝手ながら、しばらく
私は、ねえさまたちと
行動いたします
側にいれば、記憶を
取り戻す助けになれる
かと思うのです
カイナのわがままを
どうかお許しください
・・・というわけです
モナティからも
おねがいします
どうか、カイナさんを
しからないであげて
ください
それでは、また
おてがみいたしますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
悪かったな?
ちょいと顔を出すだけ
ですむ用事だったのが
こんな大騒ぎになっち
まってさ
気にすることないよ
気にしないでよ
シャムロックにはな
オレ、色々と借りが
あるもんでな
借りって?
ふっふっふ・・・
聞きたいか?
修業時代の門限破りを
星の数ほど
手伝わせたってのを
筆頭に・・・
ムカつく先輩を闇討ち
にする助っ人させたり
酒場で酔いつぶれた時
に迎えに来させたり
ああ、そういえば
家出してすぐの時も
あいつの部屋に転がり
こんだっけか・・・
なんか、それって
一方的にフォルテが
迷惑かけっぱなしって
いうんじゃ・・・
なんか、それって
一方的にフォルテが
迷惑かけっぱなしって
いうんじゃ・・・
だから「借り」って
自覚してるだろうが?
お前だって、ネスティ
相手に、似たような
借りを作ってるんじゃ
ねーのかぁ?
う・・・っ!?
あはは・・・っ!?
で、でもっ!
フォルテほど破天荒な
ことしてないと思うぞ
・・・たぶん
で、でもっ!
フォルテほど破天荒な
ことしてないと思う
・・・たぶん、ね
どう、ケイナ
すこしはカイナさん
と話ができたか?
どう、ケイナ
すこしはカイナさん
と話ができた?
それなんだけどね
正直なところ・・・
自分でもまだ状況に
ついていけてないのよ
だって、いきなり
「ねえさまっ」なんて
呼んでもらっても
覚えていないんだもの
どう接したらいいのか
わかんないわ
そっか・・・
たしかにそうだよな
そっか・・・
たしかにそうだよね
あの子が私のことを
本当に慕ってくれてる
のがわかっちゃうから
余計につらいのよね
思い出してあげられ
ない自分が、なんだか
悪いことしてるみたい
な気がして
自己嫌悪・・・
あんまり、慌てない
ほうがいいのかも
しれないよ
無理して妹だって
思うより、まずは仲間
として、接してみたら
どうかな?
あんまり、慌てない
ほうがいいのかも
しれないわよ
無理して妹だって
思うより、まずは仲間
として、接してみたら
どう?
仲間として、か・・・
うん、それだけでも
きっと、カイナさんは
喜ぶと思うよ
うん、それだけでも
きっと、カイナさんは
喜ぶと思うの
うん・・・
とりあえず、そこから
始めてみるわ
うち解けていけば
きっと、自然に記憶も
戻るんじゃないかな?
あのビーニャという
召喚師のとった行動は
どうやら、ルヴァイド
の意図していたものと
違っていたようですね
ロッカも、気がついて
いたんだ?
ええ、途中で・・・
あれが内部分裂で
なかったなら、他の敵
が僕たちに手を出して
いたはずですもの
すくなくともあの時
シャムロックとの約束
をルヴァイドは守ろう
としたわけか・・・
すくなくともあの時
シャムロックとの約束
をルヴァイドは守ろう
としたわけね・・・
ですが、そのことで
僕があの男を評価する
つもりはありません
あの男がレルムの村で
虐殺を行ったことは
事実ですから!
いくら騎士として
正しい振る舞いをした
ところで、なんの意味
もないですよ・・・
ロッカ・・・
非情さと高潔さ・・・
相反するどちらが黒騎士の
本質なんだろうか・・・?
非情さと高潔さ・・・
相反するどちらが黒騎士の
本質なんだろう・・・?
結局、あの騎士も
まんまとハメられた
ってワケだ
あの野郎・・・ッ!
つくづく、ムカつく
ようなことばかり
しやがって!!
でも、リューグ
ビーニャが攻撃を
始めたあの時・・・
イオスたちは
はっきりと命令違反
だって叫んでたぜ?
イオスたちは
はっきりと命令違反
だって叫んでた
ハッ! そんなもの
事前に芝居を決めて
おきゃあ、どうとでも
なるだろうがッ!?
芝居・・・
部下の暴走だってこと
にしちまえば、自分の
名に泥をかぶる必要も
ねえ
あの野郎の考えそうな
ことだぜ・・・
本当に、リューグが言うように
芝居だったんだろうか?
本当に、リューグが言うように
芝居だったのかしら?
あのビーニャって
召喚師、いったいなに
考えてるのよっ!?
自分で呼んだ召喚獣を
いたぶるなんて・・・
うん、俺もあれは
ひどいと思ったよ
たしかに俺たちは
誓約によって、召喚獣
に服従を強制させてる
けど・・・
だからって、一方的に
無理な要求をするのは
間違ってると思う
ええ、あたしもあれは
ひどいと思った
たしかにあたしたちは
誓約によって、召喚獣
に服従を強制させてる
けど・・・
だからって、一方的に
無理な要求をするのは
間違ってると思う
そうだよね・・・
よーしっ、今度
アイツが同じこと
したら、私、絶対に
許さないんだから!
*n0も
その時は、アイツを
やっつける手伝いを
してよねっ!?
ああ、わかったよ
約束だ・・・
ええ、わかったわ
約束よ・・・
ビーニャのやり方を
認めるわけには
いかないもんな!
ビーニャのやり方を
認めるわけには
いかないもんね!
あれが、あんたたちの
言っていた、黒の旅団
の連中なんだね
ああ、そうだよ
ここまでは、うまく
目をくらましてこれた
みたいだけど
今日のことで、また
俺たちは狙われること
になるだろうな・・・
どうする、モーリン?
今ならまだ、君は
無関係なままで
いられるんだぞ?
ええ、そうよ
ここまでは、うまく
目をくらましてこれた
みたいだけど
今日のことで、また
あたしたちは狙われる
ことになるわね・・・
どうする、モーリン?
今ならまだ、モーリン
は無関係なままで
いられるのよ?
はん!バカなこと
言ってんじゃないよ?
*n0
たしかに、あいつらは
あたいが思ってたより
ずっと物騒な相手さ
それは認めるよ
けどね、だからって
あたいは尻尾をまいて
逃げたりしないよッ!
見損なわないどくれ
モーリン・・・
なぁに、あたいは
もともと海賊相手に
一人でケンカやってた
女なんだよ?
自分のことは自分で
ちゃんと面倒みれるさ
だから・・・
ついてくるな、なんて
言わないどくれよ?
頼むからさ
うん・・・
わかったよ、モーリン
それじゃ、これからも
よろしく頼むぜ?
ええ・・・
わかったわ、モーリン
それじゃ、これからも
よろしく頼むわよ?
あいよっ!
心配するまでも
なかったみたいだな
モーリンは・・・
心配するまでも
なかったみたいね
モーリンは・・・
黒騎士とやらの剣術
このたび、初めて目に
したのだが・・・
伝え聞いたとおり
相当のもので
ござったな
カザミネさんから
見ても、やっぱり
そうなんだ・・・
拙者の知っておる騎士
たちも、かなりの腕を
もつ者たちだったが
それらとはまた異質な
剣でござった
あえて名づけるならば
捨て身の剣・・・
捨て身の剣?
敵の剣が届くより先に
必殺の一撃を叩きこむ
前提で、初めて成立
する剣理でござる
それって、つまり
一撃で必ず相手を倒す
ってことだろう!?
そんなの、絶対に
無理だよ・・・
それって、つまり
一撃で必ず相手を倒す
ってことでしょう!?
そんなの、絶対に
無理よ・・・
そのとおりでござる
だが、常にその気概で
振るわれ続ける剣は
どとうのごとく相手を
襲い続けるであろうな
・・・!!
恐ろしいのは、それを
実行しうる、あの男の
精神力でござる
なにが、あの男を
そこまでの境地へと
昇らせたのやら・・・
黒騎士をそこまで
駆り立てるものって
なんなんだろう?
黒騎士をそこまで
駆り立てるものって
なんなのかしら?
で、砦を攻めてた
あいつらが、アメルの
嬢ちゃんを狙ってる
連中ってわけだ
ええ、そうです
ここまでは、うまく
目をくらましてこれた
みたいですけど
今日のことで、また
俺たちは狙われること
になると思います
どうしますか?
レナードさん
今ならまだ、貴方は
無関係なままで
いられるんですよ?
ええ、そうです
ここまでは、うまく
目をくらましてこれた
みたいですけど
今日のことで、また
あたしたちは狙われる
ことになると思います
どうしますか?
レナードさん
今ならまだ、貴方は
無関係なままで
いられるんですよ?
・・・・・・
お前さんの兄弟子が
言ってただろうが
あのビーニャとかいう
クレイジーな小娘と
俺の雇われ先を台無し
にしたガレアノは
同じ根っこで
つながってるかも
しれねえんだぜ?
だとすりゃ、とっくに
俺様も無関係じゃあ
なくなってるわけだ
わかるだろ?
それじゃあ・・・?
おうよ、このまま
捜査続行させてもらう
に決まってるぜ
なぁに、ちっとばかし
リスクは高いかも
しんねえが・・・
見知らぬ世界で細々と
暮らすよりは、こっち
のほうがよっぽどマシ
ってもんさ
心配するまでも
なかったみたいだな
レナードさんは・・・
心配するまでも
なかったみたいね
レナードさんは・・・
禁忌の森ほど
恐ろしい場所は
ないって思って
いたけど
森の外のほうが
よっぽど物騒な気が
してきたわ
そりゃ、いきなり
戦争してる場面に
出くわしたから
だって・・・
そりゃ、いきなり
戦争してる場面に
出くわしたから
だって・・・
でもっ、あんなに
たくさんの人を
まとめて見たのって
初めてだったのよ
街に行けば、もっと
たくさんの人がいる
わけでしょう?
まあ、そうだけど
あーっ、どうしよう?
考えただけで
めまいがしそうだわ
どうしようって
別に、普通にしてれば
いいんだけど・・・
どうしようって
別に、普通にしてれば
いいんだけど・・・
うーん・・・
なんだか変な具合に
緊張してるけど
大丈夫かなあ???
なんだか変な具合に
緊張してるけど
大丈夫かなあ???
ここのみなさんは
本当にいい人たち
ばかりですね
トライドラへ向かう
道すがら、色々な人が
私に話しかけて
くれました
きっと、黙ってる私を
心配してくださったん
でしょうね・・・
うん、そうだと思うよ
なんだかんだいって
みんな、優しい連中
ばかりだからさ
・・・って、俺が
言ったら、説得力が
なくなるかな?
ええ、そうだと思う
なんだかんだいって
みんな、優しい連中
ばかりだから
・・・って、あたし
が言ったら、説得力
にかけるわね?
うふふ、そんなことは
ありませんよ
ちょっと安心しました
ねえさまが、貴方たち
ねえさまが、貴女たち
みたいな方々と一緒に
過ごしていたことに
え?
私が知ってる場所と
よく似たあたたかさが
この場所にはあるから
カイナさん・・・
私も・・・
みなさんのお仲間に
入れてもらえますか?
外から来たお客様じゃ
なくて、みなさんと
おつきあいさせて
ほしいんです
うーん・・・?
俺たちはとっくに
そのつもりだったん
だけど・・・
えーと・・・?
あたしたちはとっくに
そのつもりだったん
だけど・・・
でしたら、これからは
私のことも、カイナと
呼んでくださいませ
「さん」づけじゃ
他人行儀ですよ?
あ、ひょっとして
気にしてた?
・・・ちょっぴり
ごめん、ごめん
それじゃ、これからは
そうさせてもらうよ
カイナ?
ごめん、ごめん
それじゃ、これからは
そうさせてもらうわ
カイナ?
ええ、あらためて
よろしくお願いします
*n0さん
って、自分は「さん」
づけなのな・・・
って、自分は「さん」
づけなのね・・・
まあ、いっか?
カイナは、もともと
このしゃべり方が普通
みたいだし・・・

scn112

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
う・・・
あ・・・
きがついた・・・
あ、ご主人さまっ
目を覚ましましたよ
シャムロックさん!
おお、シャムロック
心配させやがって!!
あつっ・・・!?
ちょっと、フォルテ
いきなり大声出しちゃ
ダメだってば!
あ、わ、わりィ・・・
大丈夫ですか
シャムロックさん?
大丈夫ですか
シャムロックさん?
ああ、大丈夫
ちょっと頭に響いた
だけだから
それより、ここは?
ルウの家のベッドよ
気絶した貴方をみんな
でここに運んできたの
勝手だとは思ったけど
あの場所じゃ、安心
して休んでもらえない
と思ったから
勝手だとは思ったけど
あの場所じゃ、安心
して休んでもらえない
と思ったから
僕たちの疲労も相当の
ものだったからな
戦場に留まることは
無理だったろう
戦場・・・
そうだ!?
砦は、ローウェン砦は
あれからいったい?
私の他に生き残った
者はどこへ!?
それは・・・
・・・・・・
ダメ、でしたか・・・
やはり・・・
私たちもできる限りは
生き残りを探そうと
したんだけど・・・
全滅、と判断するしか
ないあり様だった
すまねえ・・・
仕方のないことです
貴方がたのせいでは
ありません
それに、あの状況から
不甲斐ない私を救って
くれただけでも、感嘆
すべきことですよ
さすがは、フォルテ様
のお側に使える従者の
方々ですね?
なに・・・?
フォルテ・・・
「さま」~~っ???
あわわわわぁ~っ!!
砦の守備隊長さんが
とっても偉い騎士様が
敬語を・・・?
こ、こいつってば
起きたばかりで、頭の
調子が今ひとつっぽい
みてーだなっ!?
なにをおっしゃってる
のですか?
私なら、もう・・・
あいたっ!?
いーから、話をオレに
あわせろっ!
ちょっと、フォルテっ
怪我人になにすんのよ
な、なんでもねーって
と、とにかく、オレは
こいつを落ち着かせる
から・・・
お前ら、しばらくこの
部屋から出ててくれっ
な?なっ!?
ちょ、ちょっと・・・
なんなんだよ!?
ちょ、ちょっと・・・
なんなのよ!?
なによ、あいつ
身勝手ねえ・・・
まあ、彼なりに事情が
あるんだろうな
任せておくとしよう
何か悪巧みしてるだけ
の様だけど・・
何か悪巧みしてるだけ
の様なんだけど・・
シカシ、アノ方デモ
動揺スルヨウナコトガ
アルノデスネ・・・
予想外デシタ
なんか弱味でも
握られてたりしてな
ヒヒヒ・・・
ありえそうで
笑えない・・・
ありえそうで
笑えない・・・
よぉ、どんなもんだ
騎士の兄ちゃんの
具合はよ?
思ったほどひどくない
みたいよ。落ち着いた
ら、起きてくるかな
うむ、それは重畳
よかった!
モーリンさんのストラ
が効いたんですね
な、なに言ってんだい
あんたが治癒の奇跡で
早いとこ傷を塞いだ
からだって・・・!
二人が一生懸命に看病
したからだよ・・・
二人が一生懸命に看病
したからよ・・・
そうですよ
代わる代わるに手当て
を続けたおかげです
そうですよ
お二人とも、すごく
がんばってましたもの
アメルさんも
モーリンさんも
おんなじくらい
エライですのー!
でも、モナティさんも
がんばってくれました
よね?
そうそう、あたいたち
のところに食事とか
運んでくれたりさ
そうなの?
モナティ
そうなの?
モナティ
にゅ・・・
たしかに、それは
そうですけどぉ
そうか・・・
疲れてるのに、よく
がんばってくれたな
本当にごくろうさま
そっか・・・
疲れてるのに、よく
がんばってくれたわ
本当にごくろうさま
あ、ああ・・・
えへへ・・・
うにゅうう、そんな
改めてほめられると
照れくさいですのぉ
そちらは一安心として
問題は、これから
どうするかです
どうでもいいが
他人のことより、これ
から先、どうすんのか
決めようぜ
だな・・・
あてにしてた情報も
これじゃあ聞けそうに
もねえだろうし
それ以前に、デグレア
が本格的に侵略行為を
開始したことが問題だ
砦を落としたのは
トライドラと全面戦争
するためだろう
そうなれば、今までの
ように旅を続けること
はできなくなるぞ
え、でも今までだって
デグレアは、何度も
聖王国の領土に攻めて
きたけれど
すぐに追い払われ
ちゃったじゃない?
今までとは状況が違う
砦が落とされてるんだ
しかし、戦の準備には
それなりに時間が必要
でござろう?
それが、唯一の救いと
いったところだな
それまでに応戦の
準備が整えられるって
ことか
それまでに応戦の
準備が整えられるって
わけね
そのためにも、伝令が
必要なんです・・・
シャムロックさんっ?
ちょっと、あんた
怪我人が鎧を着こんで
どうするつもりだい!
今からトライドラまで
砦の陥落を知らせに
行くんだそーだ・・・
止めたんだがな
どーしても言うことを
聞きやがらねえ
フォルテさ・・・いえ
彼から、詳しい事情は
聞かせてもらいました
お世話になった皆さん
にお礼もできないのは
心苦しいですが、事態
は急を要するのです
一刻も早く、生き残り
である私がこのことを
知らせないと・・・
だからって、そんな
状態で行くなんて無茶
だわっ!
傷ガ塞ガッタトハイエ
失ッタ血液ハ、マダ
回復サレテイマセン
ケッ!どうやら
コイツは、よっぽど
死にてェらしいな?
・・・ダメだよ
ほんとに・・・
しんじゃうよ・・・?
無茶ですよっ!?
今だって、立ってるの
がやっとみたいじゃ
ないですかっ!
そうですのー!
また、倒れちゃい
ますのー!!
無茶でも、やるしか
ないんです!
私が急使として走らね
ば、トライドラだけで
なく、聖王国が危機に
さらされる・・・
お前さんじゃなけりゃ
ダメなのかい?
騎士である私の言葉だ
からこそ、遅滞なしに
領主まで伝わるのです
そういうことなら
止められないな?
そういうことなら
止められないわね?
いたしかたあるまい
もうひと頑張りできる
かい、アメル?
ええ、もちろんです!
え・・・?
俺たちが、貴方を
トライドラまで無事に
送り届けるんです
あたしたちが、貴方を
トライドラまで無事に
送り届けるんです
な、シャムロック
言っただろ?
俺の「仲間」はきっと
こうするってな
しかし、貴方たちには
別の目的が・・・
戦争が始まってしまえ
ば、それどころじゃ
ありませんよ!
あんたらに今ここで
負けられちまうと困る
んだよ・・・
トライドラがデグレア
を退ければ、黒の旅団
の行動を制限すること
にもつながるだろう
急ごう!
急ぎましょう!
おや?
*n0さん
ずいぶんとごぶさた
でしたねえ
うん、ちょっと
色々あってね
本当は、買い出しが
終わったら、急いで
戻らなくちゃダメ
なんだけど・・・
お腹、すいちゃって
はははは・・・
えーと・・・
色々あったもので
本当は、買い出しが
終わったら、急いで
戻らなくちゃダメ
なんだけど・・・
お腹、すいちゃって
あははは・・・
それはそれは・・・
では、大盛りにして
おきますね?
さすがは大将!
わかってるなあ
さすがは大将!
わかってるじゃない
ええ、この商売
気配りなしでは渡って
いけないですからね
・・・ぶっ!?
わっ!?
ゲホッ!エホッ!?
あ、ははは・・・っ
この人、なんで
いきなり吹き出したり
したんだ・・・?
この人、なんで
いきなり吹き出したり
するのよ・・・?
ひ、ひゃはは・・っ
苦しいぃぃぃっ!?
お客さん
お行儀が悪いですよ?
だ、だってぇ・・・
お師匠ったら、完全に
とけこんでるしぃ?
お師匠?
お師匠ではありません
大将ですよ?
間違えないでください
だ、ダメ・・・っ!
笑いがっ、笑いが
止まんないよぉ?
あはははは・・・っ
いい加減になさい!
アカ・・・ではなくて
お客さんっ!?
???
さあ、食べ終わったら
さっさとお勘定を
払って、お行きなさい
隣のお客さんの
迷惑ですから
ええっ!?
だって、おしょうゆを
持ってきたご褒美って
お師匠が・・・
お師匠ではなく
大将でしょう
ほほう・・・
それとも、食い逃げを
なさると?
お、お代っ!
ここに置きますう!?
アカネ
さいならぁ~っ!!
結局のところ・・・
なんだったわけ???
今のは・・・?
ミニゲーム
修行
ミニゲーム
ネコ
ミニゲーム
つり
誰と話す?
 モーリンと話す
 カザミネと話す
ここが、トライドラ
聖王家を守る騎士たち
の街か
ここが、トライドラ
聖王家を守る騎士たち
の街なのね
この街は聖王国を護る
騎士の育成を目的とし
それに携わることで
人々は暮らしている
街自体が、いわば巨大
なひとつの砦なんだ
そっか、だからゼラム
やファナンに比べると
地味なんだ・・・
これで地味なの???
地味かどうかはわから
ないけど、暮らしてる
人間はもっと多いかな
地味かどうかはわから
ないけど、暮らしてる
人間はもっと多いかな
うあ・・・
シカシ、あるじ殿ヨ
ソウダトシテモ、往来
ヲ行ク人ノ数ガ少ナク
アリマセンカ?
昼日中ダトイウノニ
ああ、そう言われると
人通りが少ないな
休んでいるお店とかも
あちこち目立つし
ええ、そう言われると
人通りが少ないわね
休んでいるお店とかも
あちこち目立つし
ひょっとすると、僕ら
より先に伝令が到着し
たのかもしれんな
戦争を前にした緊張が
理由なら、この静けさ
も理解できる
ナルホド・・・
よお、ニンゲン
オレは気にくわねェぞ
なにがだよ?
なにが?
辛気くせぇんだよッ
騎士の街って言うから
もっと荒々しい雰囲気
かと思ってりゃあ
どいつもこいつも覇気
がねェ!感情の起伏
ってもんが、ちっとも
伝わってこねェぞ!
そうですね
この子の
言うとおりかも・・・
ケッ!せっかく殺気
だった空気を満喫でき
ると思ったのによォ
お前・・・
結局、それが不満な
だけか・・・
あんた・・・
結局、それが不満な
だけなのね・・・
・・・(ぎゅっ)!
おい、どうしたんだ
*n1
急に立ち止まって
どうしたの?
*n1
急に立ち止まって
・・・やだ
いきたくない・・・
ねえ、かえろう!?
ちょっと、こらっ
そんなとこにしゃがみ
こむなよっ!?
ちょっと、こらっ
そんなとこにしゃがみ
こまないで!?
あら、珍しいわね
*n1が
駄々をこねるなんて
今まではこんなこと
なかったのに・・・
ほら、ちゃんと立って
*n1!
今まではこんなこと
なかったのに・・・
ほら、ちゃんと立って
*n1!
(ふるふるふるっ)!
ここまで歩きづめ
だったもの。きっと
疲れちゃったのよ
ほら、おいで?
私がおぶってあげる
そんな、ケイナ
悪いよ・・・
そんな、ケイナ
悪いわ・・・
いいから、いいから
ほら、貴方が怒るから
ほら、貴女が怒るから
おびえちゃってるわ
・・・(ぎゅっ)
私なら平気だから
しばらくこうしていて
あげましょ、ね?
うううぅぅぅっ
な、なんだよ?
*n1
いきなり、変な声
だして・・・
どっどうしたの?
*n1
いきなり、変な声
だして・・・
す、すいません
ご主人様
でも・・・・・
なんだかボク、この街
が怖くてしかたないん
です。雰囲気が普通と
違っていて・・・
なんだか鼻の調子も
おかしくて、血の匂い
みたいな感じがするし
なに言ってんだよ
こんな街中で、そんな
わけが・・・
なに言ってるのよ
こんな街中で、そんな
わけが・・・
いやー、あながち
そうでもないかもなあ
なんつったってここは
歴戦の騎士の国だ
街全体に戦争による血
が染みこんでんだ
えっ!?
その匂いに誘われてな
夜な夜な不気味な連中
がうろつくとか・・・
ふええぇぇぇぇっ!!
おい、フォルテ
あんまりからかうなよ
トライドラの街が戦場
になったことは、まだ
一度もないってネスが
言ってたぞ
フォルテ・・・
あんまりからかわない
でくれる
トライドラの街が戦場
になったことは、まだ
一度もないってネスが
言ってたわよ
ふえぇ・・・?
うははははっ!
わりぃ、わりぃ
しかしまさか、泣くと
は思わなくて・・・
フォルテさぁぁん!?
悪かった、悪かったよ
*n1
すまねーって
ひどいですよぉ・・・
えぐぅ・・・
くんくんくん・・・
うーん、気になる
ですの・・・
どうしたんだよ
モナティ
どうしたの?
モナティ
さっきからずっと
おかしな匂いがして
しかたないんですの
なまぐさいよーな
すっぱいよーな
くんくん・・・
気のせいなんじゃ
ないのか?
気のせいなんじゃ
ないの?
そんなはずは絶対に
ないですのー!
こう見えてもモナティ
の鼻は・・・
ひゃなふぁ・・・
ふぁっ、ふぁ・・・
ひゃっくしょんっ!
うひゃあっ!?
きゃぁあ!?
ううにゅうぅぅ・・・
ああっ、ほらほら
早くふかないと!
ああっ、ほらほら
早くふいて!?
にゅううう・・・
ずびばせんですのぉ
お待たせしました
領主リゴール様との
謁見が適いそうです
皆さん、こちらへ
城までご案内します
静かなのは街の中だけ
かと思ったけど
静かなのは街の中だけ
かと思ったけど
この城に入ってからも
ちっとも人の姿を
見かけないなあ
この城に入ってからも
ちっとも人の姿を
見かけないわね
なあ、シャムロック
お前の報告を聞いたに
しては、あんまり城に
動きがねーな?
もうすこし慌ただしい
様子を想像していたん
だけどねえ
リゴール様は、皆さん
からお話を聞いたうえ
で、全軍に指示を与え
るつもりなのです
城には一般の者たちも
多く出入りしています
下手な噂はそれこそ
混乱を招きますし
なるほど・・・
これだけ静かなのにか
ふぃーっ、なんとも
用心深いこったなあ
領主様がおいでになる
合図は、近衛の楽隊が
知らせてくれますので
それまではあまり緊張
しなくて結構ですよ
小声なら、話をしてて
構いませんから
それじゃ・・・
それじゃ・・・
城の中なんて、あたい
生まれて初めてだよ
俺だってそうだって
あたしだってそうよ
ど、どうしようっ
あたい、ちっとも上品
じゃないし・・・
なにか無礼やらかして
牢屋にぶちこまれる
かもしんないよぉ
なぁに、気にすんな
こっちの育ちの悪さは
あっちも先刻承知さ
せいぜい小馬鹿にして
笑われてオシマイだ
もっとも・・・
そのわりに周りの連中
が、さっきから無関心
でいるあたり、俺様は
疑問なんだがな
なんか、人形に囲まれ
ちまってる気がするよ
VIPの警備なんかで
こうした宮殿に入った
ことは何度かあるが
異常だぜ?もっとも
これが、こっちの世界
のマナーなら、話は別
だがな・・・
・・・あっ!
領主様の到着です
発言をうながされたら
それに従ってください
シルターンの
サムライってのは
こっちでいう騎士
にあたるんだよな
だったら
カザミネさんは
こういう謁見に慣れて
るんじゃないのか?
シルターンの
サムライってのは
こっちでいう騎士
にあたるのよね
だったら
カザミネさんは
こういう謁見に慣れて
るんじゃないの?
とんでもござらん!
拙者は未だ修行の途中
主君に仕えたことなど
ないのでござる
こういった礼儀作法は
ミコであるカイナ殿の
ほうが、よほど詳しい
でござるよ
そうなんだ?
へーっ
ええ、まあ・・・
ですが、それよりも
それよりも?
それよりも?
なにやら、胸騒ぎが
してしかたないのです
うまく言えませんが
そこかしこから
悪意のようなものを
感じるというか
なんと!?
確信ではありません
ですが・・・
*n1さんの
様子が変だったのは
このせいだったのかも
しれません
お二人とも、くれぐれ
も気をつけてください
う、うん・・・
えっ、ええ・・・
・・・あっ!
領主様の到着です
発言をうながされたら
それに従ってください
どうする?
 叱る
 なだめる
 逃げ出す
遠路よりご苦労だった
私がトライドラの領主
リゴールだ
さすがは騎士たちの街
を束ねる領主様だよな
貫禄があるなあ
渋い・・・
さすがは騎士たちの街
を束ねる領主様ね
貫禄があるわ
お前たちのことは
シャムロックより報告
を受けておる
陥落したローウェン砦
より、命がけでこの者
を救い出したとか
重ねて礼を言うぞ
ご苦労であった
い、いえ・・・
それほどのことをした
わけでは・・・
い、いえ・・・
それほどのことをした
わけでは・・・
領主様に申し上げます
かの者たちは、我らが
交戦したデグレアの
特務部隊・・・
黒の旅団なる者たちに
以前より狙われていた
とのことであります
それは真か?
事実です、領主殿
黒の旅団のルヴァイド
なるデグレア騎士は
ここに控えるこの娘
アメルの身柄を欲し
レルムの村を焼き討ち
にかけました
この少女は、民たちの
間で噂にのぼっていた
癒しの奇跡を用いる
あの聖女なのです
なんと・・・!
アメルとやら、それは
本当なのだな?
はい、領主様
おっしゃるとおりです
そうか・・・
彼らの聞き及ぶところ
デグレアは今回の侵攻
に勝利するため、彼女
を欲しております
おそらくはその奇跡の
力が目当てかと
・・・
願わくば、彼らに我が
トライドラより相応の
庇護をお与えになられ
ますことを・・・
・・・ふふっ
領主様?
ふふふっ、くくくっ
ひゃはははは!!
ひぃーっはっはっは!
それが本当ならば
またしても重ねて礼を
言わなくてはなぁ?
なにしろ・・・
ワタクシは労せずして
あの御方の望む「鍵」
を手に入れたことに
なるのですからねぇ
玉座の影から人が!?
てめぇ・・・
いったい、何者だ!?
ワタクシはキュラー
貴公たちのことは同輩
より耳にしております
スルゼン砦でガレアノ
を倒し、ローウェン砦
ではビーニャを退けた
ご活躍とのこと
・・・!
チッ!不愉快の原因
はコイツかよッ!?
やっぱり・・・
いた・・・!?
ってことは、アレだ
お前さんもデグレアの
手先ってわけかい
仰せのとおりで
しかし、ワタクシは
あの二人よりいささか
勤勉でしてな
貴公らがおいでになる
前に、命じられた仕事
を終えております
ほら・・・
ぐっ、ぐるるぅぅっ!
ぐゲっ、がアっ!?
領主様っ!?
ククク・・・
さあ、解放なさいませ
貴方の黒き衝動を?
いざや、鬼へと
変じませいっ!!
ぐゲがアぁァぁッ!!
り、領主様っ!
リゴールさまぁっ!?
そんな・・・
人間が、一瞬のうちに
バケモノに変わる
なんて!?
鬼神ひょうい・・・
貴方、この人に邪鬼を
つかせましたね!
クククク・・・
いかにもいかにも
ワタクシは鬼神使い
でして
人の心は脆いもの
トライドラに住む者の
ことごとくが
ワタクシがきっかけを
与えるだけで、簡単に
鬼へと変じましたよ
クククククッ
じつに愉快ですなぁ!
しゃアァァむ
ろオぉぉぉっク!!
欲しイ、欲シいぞォ!
貴様の肉がァ、血ガぁ
魂がアァァァァッ!!
あ、ああ・・・っ
嘘だ・・・嘘だぁっ!
シャムロックさん
シャムロックさん
しっかりしてください
シャムロックさん!?
これは嘘なんかじゃ
ないんです!
認めたくないひどい
ことだけど、目の前の
アイツが、領主様を
変えたんだ!
しっかりしてください
シャムロックさん!?
これは嘘なんかじゃ
ないんです!
認めたくないひどい
ことだけど、目の前の
アイツが、領主様を
変えたのよ!
・・・!
*n0の
言うとおりだぜ
お前がふぬけてて
どうすんだよ・・・
そんなんで聖王国を
守ることなんてできん
のか、ええっ!?
フォルテ、さま・・・
シャムロックさん!
取り乱したら、あいつ
の思うつぼだよ!?
シャムロックさん!
取り乱したら、あいつ
の思うつぼよ!?
だが、だが・・・っ
しかし・・・!?
*n0
シャムロックさんを
下がらせてください
今の彼では、あいつと
戦うことは無理です
急いで!
そいつを下がらせろ!
*n0っ
このままで終わるわけ
がねぇんだ・・・
今のそいつは、戦いの
役には立たねぇ!!
シャムロックさん
こっちへ!
こんな状況で戦うのは
不利だ・・・
こんな状況で戦うのは
不利よ・・・
逃げるぞ、みんな!
逃げるわよ。みんな!
そうくると思いました
ですが・・・
兵士
グぎャオおォゃゥ!!
周りの兵士たちも
すでに鬼にされている
抜かりはないという
わけか・・・
これじゃ、逃げるの
なんて無理だよぉ!?
存分に恐怖なさい
思いきり苦しみなさい
それが貴公らの心にも
鬼を招くでしょう
クククク・・・
いざや、ゆるりと鬼に
なれい!!
キュラー!
今すぐ領主様たちを
もとに戻せっ!!
キュラー!
今すぐ領主様たちを
もとに戻しなさい!!
クククッ、お戯れを
そんなことができると
お思いとは・・・
どういうこったい!?
鬼につかれた者は時と
共に、その魂を食われ
ていく・・・
もはや、その男は領主
の抜け殻なのですよ
元に戻すことなど絶対
に無理なのです!
なんだって!?
なんてこと!?
そんな・・・
ならば、せめて・・・
貴様だけは!
このような非道をした
貴様だけは倒す!!
シャムロック
・・・ぐっ!?
シャムロック!?
いつまで遊んでる
つもりだ、キュラーよ
てめえは、ガレアノ!
生きていたのか・・・
生きていたの・・・
ルヴァイドのヤツが
お呼びだ。さっさと
戻らねば、あの御方に
迷惑がかかる
こやつらの始末など
いつでもできるさ
カカカカ・・・
なるほど、今は貴公と
ワタクシが忠実な兵士
へと造り替えた
トライドラの者たちを
連れていくことが先決
でしょうな
カカカカッ!
鬼と屍人からなる
悪夢の軍隊をなァ!?
テメエらァァァっ!!
クククッ、またいずれ
お目にかかりましょう
カーッカッカッカ!!
しャむ・・・
ろク、よ・・・
領主様!?
すマ・・・ぬ・・・
わシわ、ワしは・・・
しっかりなさいませ!
リゴール様っ!?
君の力でなんとか元に
戻してやれないのか
カイナ!?
あなたの力でなんとか
元に戻してやれないの
カイナ!?
もう、手遅れです
ここまで鬼に侵食され
てしまっていては
命を絶つより他に
この方を救う方法は
ないのです・・・!
カイナ、ちゃん・・・
下手にいやした所で
それはついてるモノ
をよみがえらせること
にもなってしまう
わかって、アメル
ルウ、さぁん・・・
・・・・・・
下がっていてください
みなさん
それしかねーよな
シャムロック
お前がケジメをつける
しか・・・
・・・・・・
リゴール様・・・
お許しくださいっ!!
ぬゴオぉォォっ!
しャむ、ロ・・・
感謝・・・する・・・
ぞ・・・っ
いま、この時より
私は、この剣に賭けて
誓います・・・っ
無惨に散った兵たちの
ために、守ることすら
できなかったこの街の
人々のために・・・
トライドラ最後の騎士
として、デグレアと
戦い続けると!!
そして、シャムロックさんは
ゆっくりと歩き出した
悲しみを思い出の中に閉じ
こめて、前へと進むために
人の心の弱さにつけこみ
身も心も鬼へと変えてしまう
鬼神使いキュラーの前に
トライドラは屈した
けれど、滅びたのではない
その志は一人の騎士の中へと
受け継がれ、絶ゆることなく
生き続けていくのだから
絶望の先にだって
必ず道は続いているのだから
そんな彼の姿に勇気づけられ
るようにして、俺たちもまた
前へと進んでいく
向かう先は、港街ファナン
デグレアが次に狙うであろう
物流の要となる都市だった
私は、シャムロックさんの
背中を見ていた
決意のこもった
その背中を・・・
トライドラは姑息な
鬼神使いキュラーの前に
屈した・・・
でも・・・
『まだ終わっていない』
シャムロックさんの背中が
力強く、そう語っていた
一番つらいのは彼だ
でも、彼は再び歩き出した
砦の陥落、故郷の滅亡
二度も失意の底に
叩き込まれても・・・
あたしたちも足に力を込める
彼の後に続くように・・・
向かう先は、港街ファナン
デグレアが次に狙うであろう
物流の要となる都市・・・
これではっきりしたな
ガレアノ、ビーニャ
そして、キュラーは
デグレアに雇われた
召喚師だ・・・
だけど、デグレアは
どうやって、あんな
恐ろしい連中を味方に
つけたんだろう?
そもそも、旧王国が
聖王国と対立したのは
召喚師をめぐる立場の
違いだったんだろ?
でも、デグレアって
どうやって、あんな
恐ろしい連中を味方に
つけたのかしら?
そもそも、旧王国が
聖王国と対立したのは
召喚師をめぐる立場の
違いだったんでしょ
ふむ、君にしては
よく知っていたな?
あのな・・・
あのね・・・
君の言うように
旧王国というのは
召喚師が権勢を握るこ
とを恐れるあまりに
徹底的な弾圧によって
排除しようとした
武門の人間たちによる
国家ではある
だが、召喚術を否定
するためには、それを
ねじふせる力が必要だ
毒をもって毒を制する
この意味がわかるか?
つまり、召喚師に対抗
するために、召喚師を
ぶつける・・・?
つまり、召喚師に対抗
するために、召喚師を
ぶつける・・・?
ご名答だ
あいつらは、その時の
ためにデグレアが温存
していた連中だろうな
そんな切り札を出して
くるからには、今度の
奴らの侵攻は・・・
総力戦を覚悟したもの
といえるだろうな
それじゃ、
やっぱり戦争は
避けられないって
ことか・・・
それじゃ、
やっぱり戦争は
避けられないって
わけね・・・
*n0さん
あたし、決めました
もうこれからは
自分のもってる力を
こわがらないって
えっ?
あたし、何度も
この力のことを
うとましく思いました
黒の旅団に村が
襲われた原因も
みなさんが危ない目に
あってきたのも
自分がこんな力を
もってるせいだって
思い続けてました
だけど・・・
鬼にされた人たちを
見た時・・・
思ったんです
鬼が、人の心を
食い荒らしてしまう
病気だとしたら
あたしが、もっと
強い力を使えていたら
助けられたんじゃ
ないのかって・・・
アメル・・・
ただの思いこみなの
かもしれません
でも、どうあっても
この力を手放すことが
できないのなら
もっと、もっと
役に立つようにしたい
この力が、あたしに
とって不幸をもたらす
ものだったとしても
周りの人たちに
幸せを与えることは
できると思うんです
思いこみなんかじゃ
ないと思うぜ
だって、アメルは
その力で、俺たちを
何度も助けてくれてる
んだからさ!
きっと、できるよ?
思いこみなんかじゃ
ないと思うわ
だって、アメルは
その力で、あたしたち
を何度も助けてくれて
るんだから!
きっと、できるわ?
*n0さん・・
力が不幸を呼ぶなら
そのぶん、俺たちが
幸せにしてやればいい
そうだろ・・・?
力が不幸を呼ぶなら
そのぶん、あたしたち
で幸せにしてやれば
いい。そうよね?
弱リマシタ・・・
なにがだい?
なにが?
鬼ト化シタ人々ノ
でーたヲ分析シテミタ
ノデスガ
外見ヤ身体能力ノ差ガ
アレホド明確ナノニモ
関ワラズ・・・
ドウヤッテ、ソレガ
引キ起コサレテイルカ
分析デキナイノデス
それはやっぱり
召喚術によるもの
だからだよ、きっと
それはやっぱり
召喚術によるもの
だからよ、きっと
ソレハ理解デキマス
デスガ、自分ガ問題ト
考エルノハ・・・
変身前ニ、対象ガ鬼デ
アルカ識別スル方法ガ
見ツカラナイトイウ
コトナノデス
あ・・・!
あ・・・!
肉体的ナ異変ノヒトツ
デモ検知デキレバ
ナントカナルノデスガ
残念ナガラ、自分デハ
確認デキマセンデシタ
モウシワケナイデス
あるじ殿・・・
不意をついて襲われる危険が
これまでより高くなったってことか
不意をついて襲われる危険が
これまでより高くなったってことね
ケッ!まさか
鬼の野郎が
出しゃばってきやがる
とはなァ・・・
*n1
なんか、おまえ
敵意むき出しって
カンジじゃないか?
*n1
なんか、あんた
敵意むき出しって
カンジじゃない?
あたりめェだろうが!
ったく・・・
シルターンの鬼神と
オレたちサプレスの
悪魔ってのはなァ
テメエらの世界を
奪い合った宿敵同士
なんだよッ!
ええっ!?
あらら!?
連中がオレたちと
同じように、ニンゲン
の心につけこんで
その感情を食らうって
ところからして
気にくわねェ・・・
おい、*n0
間違っても、鬼に
とりつかれたりなんか
すんじゃねェぞ!
*n1
おまえ・・・?
*n1
あんた・・・?
それぐらいなら、先に
オレに食われろ!
もったいねェからなッ
・・・・・・
・・・・・・
変な期待をした俺が
バカだった・・・
変な期待をしたあたしが
バカだった・・・
*n1は
鬼と会ったことが
あるのか?
*n1は
鬼と会ったことが
あるの?
うん、あるよ・・・
いい、おにさんとなら
いい鬼???
いい鬼???
・・・(こくん)
きじんさま、って
いうの・・・
鬼神さま・・・
それって、もしかして
カイナが仕えてるって
いう・・・!?
鬼神さま・・・
それって、もしかして
カイナが仕えてるって
いう・・・!?
・・・(こくこく)
きじんさま、や
りゅうじんさま、は
おこらせるとこわい
けど・・・
ふだんは、とても
やさしいの
*n1みたいな
ようかいたちにも・・
にんげんにも・・・
へえ・・・
おにいちゃんに
わるさをしたのは
ちがう、おに・・・
おねえちゃんに
わるさをしたのは
ちがう、おに・・・
いっしょにしちゃ
だめだよ・・・ね?
なんにでもいいヤツと
悪いヤツがいるってことか
なんにでもいいヤツと
悪いヤツがいるってことね
フォルテさんも
強い人だと思って
いましたけど・・・
そのお友達の
シャムロックさんも
やっぱり強いですよね
そりゃ、砦の守備隊長
を任されていたくらい
だからな
そりゃ、砦の守備隊長
を任されていたくらい
だものね
いえ、ご主人さま
ボクが言いたかった
ことは、そっちの強さ
じゃなくって・・・
心のほうの強さですよ
ああ、そういうことか
ああ、そういうことね
自分の街が、あんな
ひどいことにされて
絶望したって不思議
じゃないのに・・・
自分のやるべきことを
はっきりと自覚して
すぐに動き出すなんて
すごいですよっ!
ああ、ボクもあの人
を見習って、もっと
勇気を出せるように
ならなくっちゃ
そういうことなら
がんばれよ?
*n1
そういうことなら
がんばりなさい?
*n1
はいっ!
*n1だけに限らず
俺もあの人を見習う
必要があるかもしれないな
*n1だけに限らず
あたしもあの人を見習う
必要があるかもしれない
はいけい、マスター
おげんきですか
きょうは、おしらせ
したいことがあって
ペンをとりました
トライドラが
デグレアにまけて
しまいました・・・
ネスティさんが
おっしゃるには
これによって、にしの
かいどうがうばわれ
そちらにも
デグレアがせめてくる
かもしれないそうです
せんそう、ですの!
・・・モナティ
なにか、間違ってる
ですか?
いや、間違っては
いないが
もっと、こう・・・
緊張感のある文章で
報告するのが・・・
なあ、ネス・・・
自分が要求しようと
してることの意味が
わかってるか?
ねえ、ネス・・・
自分が要求しようと
してることの意味が
わかってる?
む・・・
ネスティさん?
いや、これでいい
僕が悪かった・・・
???
そういうわけですので
くれぐれも、きを
つけてください
モナティも
きをつけますから
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
シャムロックのやつ
オレが思ってたより
落ちこみはしなかった
みてーだな・・・
うん、むしろ
トライドラの最後の
騎士として戦うなんて
すごく立派な決意を
してたよな
ええ、むしろ
トライドラの最後の
騎士として戦うなんて
すごく立派な決意を
してたわね
そいつはどうだろうな
え?
え?
何かを決意して戦う
ことは、うまく回れば
すげえ力にもなるが
正反対に働けば
命取りにだって
なりかねないものだ
生真面目なあいつだけ
に、そうなった時が
ちと心配なのさ
オレはな・・・
フォルテの心配が
思い過ごしで終われば
いいんだけどな・・・
フォルテの心配が
思い過ごしで終われば
いいんだけど・・・
いくら考えても
わからないわね・・・
シャムロックさんは
どうして、アイツを
「様」なんて呼んだり
したのかしら?
心当たりはないの?
心当たりはないの?
心当たりもなにも
私は、アイツの経歴
ほとんど知らないのよ
ええ~っ!?
ええ~っ!?
なによ・・・
その信じられないって
顔は?
だって、今までずっと
一緒に旅をしてたのに
それって・・・
だって、今までずっと
一緒に旅をしてたのに
それって・・・
そりゃ、何度も聞いて
みたことはあるわよ?
でも、そのたびに
うまいことはぐらか
されちゃって
あなただって
知ってるでしょ?
ほら、スルゼン砦に
向かう途中で・・・
そういえば・・・
ネスの指摘を、うまく
ごまかしてたっけなあ
そういえば・・・
ネスの指摘を、うまく
ごまかしてたっけ
私が知ってるのは
あいつが父親とケンカ
して、家を飛び出して
それからずっと、放浪
してるってことだけ
そう考えると、私たち
の信頼関係って意外
と薄っぺらなのかも
しれないわねぇ・・
そうかなあ・・・
そうかなあ・・・
逆に、そういう説明が
必要ないくらいに
信頼しあっているとは
いえないかなあ?
逆に、そういう説明が
必要ないくらいに
信頼しあっているとは
いえないかなあ?
キュラーの使った
あの術は、本当に
恐ろしいものですね
シャムロックが尊敬
していた領主様でさえ
鬼になってしまったん
だものな・・・
シャムロックが尊敬
していた領主様でさえ
鬼になってしまったん
だもの・・・
誰だって、心の中に
いくばくかの暗い感情
はあるものです
僕にしたって、自分で
それをもてあますこと
がありますから
ロッカにも、そういう
時があるんだ?
ロッカにも、そういう
時があるんだ?
当たり前ですよ
できるだけそれを表に
出さないようにして
いるだけです
ひょっとすると
思ったことをためこむ
ぶんだけ・・・
リューグよりも僕の
ほうが、過激なことを
考えてるのかも
知れませんよ?
ははは、まさか・・・
ははは、まさか・・・
すくなくとも、昔は
僕がする無茶を
リューグが必死に
止めるなんていう
今とまったく逆の状態
だったんですしね
・・・・・・
今の二人を知ってるだけに
ちょっと想像がつかないな
その光景は・・・
今の二人を知ってるだけに
ちょっと想像がつかないわね
その光景は・・・
リューグの予想してた
とおり、ガレアノは
生きてたな?
リューグの予想してた
とおり、ガレアノは
生きてたわね?
はッ!別に当たった
ところでうれしくも
ありゃしねえ・・・
やっかいな敵が増えた
だけだからな
うん・・・
ええ・・・
連中がバケモノを
使って攻めてくるって
いうのなら
俺もそれなりの覚悟で
迎え撃ってやるさ
召喚術なんかに
頼らなくても、人間は
鬼になれるんだ・・・
それを、あいつらに
思い知らせてやる
この俺の手でなッ!
リューグ・・・
本当にそれで
いいんだろうか?
本当に・・・
本当にそれでいいの?
本当に・・・
トライドラがあんな
ことになっちゃって
聖王国は、これから
どうなるの?
だって、トライドラは
「聖王国の楯」
だったんでしょ!?
うん、たしかに
トライドラが陥落した
のは大変だけど・・・
でも、大丈夫だよ
戦いになれば、聖王国
の軍隊は、トライドラ
だけじゃないんだ
聖王都の騎士団は
精鋭揃いだし、西から
援軍だってやって来る
蒼の派閥だって、敵が
召喚術を使ってる以上
黙っちゃいないさ
それは、金の派閥
だって同じだろう?
ええ、たしかに
トライドラが陥落した
のは大変だけど・・・
でも、大丈夫よ
戦いになれば聖王国の
軍隊はトライドラだけ
じゃないんだから
聖王都の騎士団は
精鋭揃いだし、西から
援軍だってやって来る
蒼の派閥だって、敵が
召喚術を使ってる以上
黙っちゃいないわよ
それは、金の派閥
だって同じでしょう?
・・・!
ファミィさんは
派閥の違う俺たちから
見ても、しっかりした
指導者だと思う
あの人がいる限り
ファナンはそう簡単に
負けないって、俺は
思うよ
ファミィさんは
派閥の違うあたしたち
から見てもしっかりし
た指導者だと思うわ
あの人がいる限り
ファナンはそう簡単に
負けないって、あたし
思うよ
うん・・・
そうだよね・・・
お母さまはきっと
デグレアの好きには
させないはずだわ
おじさまたちだって
いざとなったら
駆けつけてくれる
それに・・・
みんなだって・・・
ちょっとは、安心
できたかい?
ちょっとは、安心
できた?
な、なによ・・・っ
今のはねっ、たまたま
弱気になっただけ
なんだからっ!?
ほんとはっ、ちっとも
不安だなんて思って
ないんだからねっ!?
わかってるって♪
わかってるわよ
うーっ、だったら
どうしてニヤニヤ
笑ってるのよぉ!?
なんだかんだいって
こういうところは
まだまだ子供だよな?
なんだかんだいって
こういうところは
まだまだ子供だよね?
あたいも、腕っぷしの
力には、自信があった
ほうだけどさ
鬼になった連中の力と
きたら、天井知らず
ってカンジだったよ
あれはやっぱり
召喚術の威力による
もんなのかい?
うーん、それが
一概にはそうとは
言えないみたいなんだ
ヒョウイ召喚術って
のは第三者を
宿主にして
とりつかせた召喚獣の
力を使うものだけど
宿主と召喚獣の相性に
よって、効果にも差が
あるらしいんだよ
うーん、それが
一概にはそうとは
言えないみたいなのよ
ヒョウイ召喚術って
のは第三者を
宿主にして
とりつかせた召喚獣の
力を使うものだけど
宿主と召喚獣の相性に
よって、効果にも差が
あるらしいのよ
へえ・・・
もともと非力な人に
力を倍にする召喚術を
使った時よりも
力持ちの人にかけた時
のほうが、ずっと威力
が高くなるってことさ
もともと非力な人に
力を倍にする召喚術を
使った時よりも
力持ちの人にかけた時
のほうが、ずっと威力
が高くなるってこと
ふーん・・・
結局のところ、もとが
しっかりしてないと
無意味ってことか
なんか、便利なようで
不便な術だねえ
たしかにね・・・
だから、ヒョウイ召喚術は
あまり広まらなかったのかも
しれないなあ
だから、ヒョウイ召喚術は
あまり広まらなかったのかも
しれないわね
鬼ってのは、たしか
シルターンの住人
なんですよね?
鬼ってのは、たしか
シルターンの住人
なんですよね?
住人と呼ぶには
少々、抵抗を感じるで
ござるなあ
同じシルターンのもの
ではあれど、きゃつら
のような妖怪たちと
人間とは・・・
互いに干渉しないこと
によって共存している
ようなものなのだ
そういう取り決めが
あるんですか?
そういう取り決めが
あるんですか?
いや、別に・・・
ごく自然にそうなって
いるのでござる
おそらくは、長い年月
をかけて、お互いが
相容れぬものと知った
双方が・・・
暗黙の了解として
このような関係を
作ってきたのだろうな
へえ・・・
無論、常にその関係が
守られ続けているわけ
ではござらぬ
妖怪が人を害し、また
人が妖怪を害すことで
互いの和が乱された時
その仲立ちとなって
災いを鎮める存在が
龍神や鬼神に仕える
カイナ殿のようなミコ
なのでござるよ
ミコって、そういう
役目の人たちの呼び名
だったんだ・・・
ミコって、そういう
役目の人たちの呼び名
だったんだ・・・
だろうとは思ってたが
生きてやがったな
ガレアノの野郎
でも、あの状況で
無事だったなんて
今でも信じられないよ
でも、あの状況で
無事だったなんて
今でも信じられないわ
おいおい、この世界の
住人のお前さんが
そんなこと言ってちゃ
いかんだろが・・・
召喚術が使えるんなら
うまいやりようなんか
いくらでもあるんじゃ
ねえのか?
安全な場所に一瞬で
ワープとか、死んでも
復活しちまうとか
いくら召喚術でも
そんなに都合よくは
いかないって
死んだ人間は、死んだ
ままなんだよ
なにをしたって
いくら召喚術でも
そんなに都合よくは
いかないわよ
死んだ人間は、死んだ
ままなのよ
なにをしたって
それじゃ・・・
アイツが人間じゃない
ってのはどうだ?
!?
なあ、*n0
そういう可能性なら
あるんじゃねえのか?
まさか・・・!?
でも、それだったら
あいつの不死身ぶりも
納得できる・・・
まさか・・・!?
でも、それだったら
あいつの不死身ぶりも
納得できる・・・
ねえ、*n0
ネスティは前に言って
たわよね
キミたちが属してる
派閥ってところでは
ヒョウイ召喚術はよく
思われてないって
うん、たしかに言った
うん、たしかに言った
だとしたら、やっぱり
あの召喚師たちも
ルウと同じで
どこかにひっそりと
暮らしてた召喚師って
ことなのかしら?
そう考えるのが自然
なんだろうな
以前、俺の先輩たちが
「無色の派閥」って
連中と戦ったんだけど
そいつらは、派閥には
まったく知られてない
地下で活動する召喚師
の集まりだったんだ
召喚術の力で、世の中
を思いどおりにしよう
とするためにね
そう考えるのが自然
なのかもね
以前、あたしの先輩
たちが「無色の派閥」
って連中と戦ったけど
そいつらは、派閥には
まったく知られてない
地下で活動する召喚師
の集まりだったのよ
召喚術の力で、世の中
を思いどおりにしよう
とするためにね
ルウの一族とは
まったく反対の目的で
隠れてたってことね
キュラーたちも
そういった連中と同じ
なんじゃないのかな
キュラーたちも
そういった連中と同じ
なんじゃないのかな
いずれにしたって
あの人たちのやり方は
同じ召喚師として
許せないな・・・
ううん、それ以前に
人として間違ってるよ
うん、そうだな
俺もそう思うよ
ええ、そうよね
あたしもそう思うわ
ルウの言うとおり
あいつらをこのまま放って
おくわけにはいかないな
ルウの言うとおりね
あいつらをこのまま放って
おくわけにはいかないわ
無念です・・・
私の力が至らなかった
ばかりに・・・
シャムロックさんに
あのような、つらい
役目をさせてしまって
カイナが責任を感じる
ようなことじゃないよ
キュラーのやり方が
それだけこうかつ
だったってこと
なんだろう?
カイナが責任を感じる
ようなことじゃないわ
キュラーのやり方が
それだけこうかつ
だったってこと
なんでしょ?
あの者の使った邪鬼を
ヒョウイさせる術の
恐ろしさは・・・
とりつかれた相手を
時と共に、鬼そのもの
に変えてしまうという
ところです
それを防ぐには
心に一点の闇すら
もたずにいること
なのですが・・・
そんなこと、普通は
できっこない、か
そんなこと、普通は
できっこない、か
ええ、私でも無理です
ですから、くれぐれも
あの者には用心して
ください
人の心が完全なもので
ない以上、あれほど
恐ろしい術はないです
から・・・
見かけが派手な召喚術よりも
ずっと危険だってことか・・・
見かけが派手な召喚術よりも
ずっと危険だってことね・・・
すいませんでした
無理を言って
ここまで連れてきて
いただいたのに
こんな形になって
しまって・・・
そんな・・・
シャムロックさんが
悪いんじゃないですよ
むしろ、貴方が一番の
被害者じゃないですか
そんな・・・
シャムロックさんが
悪いんじゃないです
むしろ、貴方が一番の
被害者じゃないですか
・・・・・・
私の覚悟は
すでに決まりました
この身にかえても
デグレアの企みは
絶対に成功させません
ただ・・・
ただ?
もしかすると、今の
私を突き動かしている
ものは、大義ではなく
私怨でしかないのかも
しれませんね・・・
・・・・・・
そんなことはないはず
だと俺は思うけど
でも・・・
そんなことはないはず
だとあたしは思うけど
でも・・・

scn113

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
ほら、みんな
ファナンの街が見えて
きたよっ
潮の香りが懐かしいで
ござるな。久しぶりに
帰ってきた気がするで
ござるよ
シャムロックさんは
ファナンには来たこと
あるんですか?
シャムロックさんは
ファナンには来たこと
あるんですか?
護衛の任務で訪れては
いますが、ほとんど街
を散策したことはない
ですね
そうなんだ・・・
じゃなくて、そうなん
ですか
へーっ、そうなんだ
じゃなくて、そうなん
ですか
ふふふ、そんな無理に
敬語にこだわる必要は
ありませんよ
普通に話しましょう
あ、うん・・・
呼び捨てにしてくれて
構いませんよ
私もそうさせてもらう
ことにしますから
うん、わかったよ
そっか、ありがと
ついでにそのバカ丁寧
な物言いも直せよなあ
シャムロック
聞いてるこっちが
かたっくるしさで窒息
しちまいそーだぜ
あのですね・・・
あんたが礼儀知らずな
だけじゃないの
すこしは見習ったら
どうなの?
・・・お前もな
フォルテ
ぐへっ!?
なぁーんですってぇ?
ね、ねえさまっ
乱暴はいけませんっ!
・・・・・・
気にしなくていいよ
あの二人は、いっつも
ああなんだから
気にしないで
あの二人は、いっつも
ああなんだから
そ、そうなんですか?
ドウヤラ、アレガ両名
ノ間デ最適化サレタ
こみゅにけーしょん
ラシイノデス・・・
ほら、ケンカするほど
なんとやら・・・って
言うじゃないですか?
そうそう、お二人は
あれが普通なんですの
カ、カイナに賛成っ
ぼーりょく反対ぃぃぃ
・・・ふんっ!
はあ・・・
あの人らしいというか
なんというか・・・
それにしても
なんだか前より街中が
賑やかになってる気が
しないですか?
通りのあちこちも
きれいに飾られて
ますし
・・・あーっ!?
なによ、モーリン
いきなり大声だして
すっかり忘れてたよ
そういや、もうすぐ
豊漁祭だったんだ
お祭り、ですか?
ああ、そうだよ
漁師たちが海の恵みを
感謝する祭りさ
夕暮れから夜遅くまで
街いっぱいに灯りを
ともして騒ぐんだ
村でいう収穫祭と同じ
ようなものですね
街の祭りってのは
ずいぶんと大がかり
なんだな
ほう、それはそれは
いい時に戻ってこれた
ものでござるなあ
やれやれ・・・
祭りなどしている場合
ではないはずなのだが
やはり、トライドラの
敗北はまだ、この街に
伝わってはいないので
しょうか?
どっちにしろ、一度
ファミィさんに会って
みる必要はあるかもな
どっちにしろ、一度
ファミィさんに会う
必要があるわね
さーて、着いた着いた
ここがあたいん家だよ
えへへ・・・
なんか、ただいまって
言いたくなりません?
うん、そうだよな
すごくホッとするよ
ええっ、そうね
なんかホッとするわ
なに当たり前のこと
いってんだい?
二人とも
ここはもう、あんたら
の家でもあるんだ
みんな、あたいの家族
みたいなもんさ
そう思ってくれたほう
が、あたいもうれしい
しね・・・
それじゃあ・・・
ただいまーっ♪
あいよ、おかえりっ
ほらっ
*n0さんも!
えっ、ああ・・・
ただいま・・・
ええっ・・・
ただいま
もっと元気よく!
た、ただいまーっ!
はい、おかえりなさい
家族、か・・・
なんだか、照れくさい
気もするけど・・・
ちょっと、いいかもな
家族か・・・
ちょっと、照れくさい
気もするけど・・・
いいかも・・・
はあ、なるほど
だいたいの状況は理解
いたしましたわ
シャムロックさんも
さぞおつらかったこと
でしょうね
ここにいる彼らに助け
られなければ、私の命
はとうに無かったかと
本当に感謝しています
生きていればこそ騎士
としての本分を果たせ
るものですから
貴方たちには
貴女たちには
またなにか
ご褒美が必要かしら?
そんな、いいですよ
ファミィさんにはもう
充分にお世話になって
るんですから
そんな、いいですよ
ファミィさんにはもう
充分にお世話になって
るんですから
遠慮しなくたって
いいのに・・・
それより、お母さまっ
街の人たちにこのこと
を早く知らせるのが先
じゃないのっ!?
んー、そうねえ・・・
とりあえず、しばらく
は黙っておきましょう
お祭りも近いですし
ええーっ!?
今のファナンには大勢
の観光客がお見えに
なっているんです
そんな状態で話したり
したら、それこそ街中
が大混乱になりますわ
たしかに・・・
そうですね・・・
それに私たちが慌てて
迎撃の準備を整えよう
とすれば・・・
かえって彼らの戦意を
煽ってしまいますよ
感づかれぬようにする
必要があるのです
おっしゃるとおりです
的確な判断、さすがと
感心いたします
いやだわ、もう
おだてないでください
具体的なことは、部下
を交えて話しましょう
シャムロックさん
会議室へ・・・
それじゃ、俺たちは
これで失礼します
それじゃ、あたしたち
はこれで失礼します
あっ、そうだわ!
ミニスちゃんに言って
おくことがあったの
・・・?
ケルマちゃん、まだ
貴女のことを狙ってる
みたいよ?
うそっ!?
こんな時だからケンカ
は避けてちょうだいね
でも、もし戦うことに
なっちゃったら
な・・・
なっちゃったら?
な・・・
なっちゃったら?
マーン家の名を辱める
ような子には、きつい
おしおきですからね
・・・わかった?
は、はいっ!
そういうことになる
のな、やっぱ
そういうことになる
のね、やっぱり
うううぅぅ・・・っ
ねえ、*n0
どうしよおぉぉ!?
・・・がんばれ!
う~っ!
薄情者ぉ~~っ!?
あ・・・!?
*n0・・・
あれ、ユエル
今日は逃げないのか?
あれ、ユエル
今日は逃げないの?
ユエル、もう悪いこと
してないもん!
わかった、わかった
からかっただけだから
そんなにふくれるなよ
・・・な?
わかった、わかった
からかっただけだから
そんなにふくれないで
・・・ね?
いーっ、だ!
みんなに聞いたけど
こいつ、あれから本当
に悪さはしてないって
話だよ
それだけじゃねえさ
この子は、ここらでは
ちょっとした人気者に
なってんだぜ
人気者、って・・・?
食べ物をもらう代わり
に、あちこちのお店を
手伝ってるんだってさ
この子がね、自分で
「お礼がしたい」って
言ってきてねえ
へえ・・・
だって、ユエルは
おかえしにあげられる
もの、持ってないから
だから・・・
おつかいを頼めば
そりゃもうかっ飛んで
いってくれるし
こないだなんか
酔っぱらいのケンカを
一人で止めちまったん
だぜ?
うひゃあ・・・
あたいも、顔負けじゃ
ないのさ?
ちっこいナリして
たいしたもんだよ
ほんとに・・・
へへへ・・・
よかった・・・
この調子だと、もう
俺が心配しなくても
大丈夫そうかな?
よかった・・・
この調子だと、もう
あたしが心配しなくて
も大丈夫かな?
そっか・・・
エライな、ユエルは
そっか・・・
エライね、ユエルは
ホント!? ねえっ
*n0
ほんとに、ほんとに
エライっ?
ああ、エライよ
とっても
ええ、エライわ
とっても
へへへへへへっ♪
ねえ・・・
*n0
どうした、ユエル?
どうしたの、ユエル?
あのね・・・
ちょっといいかい
ミニス
この子が渡したい物が
あるそうなんだ
ちょっといい
ミニス
この子が渡したい物が
あるそうなの
これ・・・
あ~っ!?
それって、私の
ペンダントっ!?
やっぱり、これが
ミニスの探してた
ペンダントだったのか
やっぱり、これが
ミニスの探してた
ペンダントだったの
ありがとう!
アナタが、見つけて
くれたのねっ?
あ、う・・・
なあ、ミニス
怒らないで聞いてくれ
そのペンダントは
ずっと前から、この子
ユエルが拾って持って
いたんだよ
ねえ、ミニス
怒らないで聞いてね
そのペンダントは
ずっと前から、この子
ユエルが拾って持って
いたのよ
えっ?
俺もそれを知ってて
今まで、ずっと黙って
いたんだ
あたしもそれを
知ってて今までずっと
黙っていたのよ
そんな・・・
*n0
どうして、今まで
黙ってたのよっ!?
あたしが、どれだけ
シルヴァーナのこと
心配してたか、知って
たんでしょっ!?
*n0は
悪くないよっ!!
ユエルが悪いんだよっ
渡したくないって
噛みついたりしたから
だから、怒るなら
ユエルを怒って!
お願いだから・・・っ
ユエル・・・
・・・・・・
ねえ、アナタ
どうして、返したく
なかったわけ!?
その石をのぞくと
ユエルのいた世界が
見えたから・・・
ユエル、帰りたくても
帰れないから・・・
さびしかったから
だから・・・っ
ごめんなさいっ!
*n0
ひょっとして・・・
この子って?
うん、そうだよ
ミニス
ユエルはメイトルパ
から呼び出された
召喚獣なんだ
そして今は、はぐれ
になってしまっている
ええ、そうよ
ミニス
ユエルはメイトルパ
から呼び出された
召喚獣なのよ
そして今は、はぐれ
になっちゃったの
そうなんだ・・・
彼女を連れて来たのは
自分から、持ち主に
これを返したいって
言ったからだよ
会って、きちんと
謝りたいって、ね
彼女を連れて来たのは
自分から、持ち主に
これを返したいって
言ったからよ
会って、きちんと
謝りたいって、ね
・・・・・・
そのペンダント
貸して・・・
う、うんっ
シルヴァーナ?
うん・・・うん・・・
わかったから・・・
ミニス?
ミニス?
シルヴァーナがね
アナタのこと、許して
ほしいって・・・
えっ?
アナタが一緒にいて
くれたから、自分も
さびしくなかったって
それじゃあ、ミニス?
もとはといえば
落としちゃった私が
一番悪いんだし・・・
アナタが大事に守って
いてくれたから、また
シルヴァーナと会えた
んだもの
許してあげるよ
それから・・・
ありがとう、ユエル
見つけてくれて
シルヴァーナを手に入れた!
・・・うんっ!
よかったな、ユエル?
よかったね、ユエル?
でも、いいの?
私にこれを返したら
さびしくなっちゃうよ
優しいんだね
ミニスって・・・
でもね、ユエルは
もうひとりぼっちじゃ
ないからいいの!
さびしくなんかないの
だから、心配しないで
ねっ?
やあ、パッフェルさん
あら、パッフェルさん
あ・・・!?
今日はもう
お店のほうは
いいんですか?
お、お店はぁ・・・
ちょっと・・・
今日は・・・
あは、ははは・・・
ん?なんか様子が
おかしいけど・・・
ん?なんか様子が
おかしいけど・・・
もしかして・・・
サボリ?
もしかして・・・
サボリ?
あわわわっ!?
サ、サボリじゃない
ですよぉーっ
ただ、ちょっと
優先したい仕事が
できちゃっただけで
その・・・
て、店長には
内緒にしてくださいっ
それじゃっ!
あ、ちょっと!?
え、ちょっと!?
お祭りが近いから
臨時のバイトでも
始めたみたいだな
あれは・・・
お祭りが近いから
臨時のバイトでも
始めたみたいね
あれは・・・
ようやく・・・
ようやく見つけました
わよ、チビジャリっ!
で、出たあっ!?
こめかみに青スジが
出てる・・・
こりゃ、本気だぞ
こめかみに青スジが
出てる・・・
本気になってるぅ
もうペンダントのこと
など関係ありませんわ
このケルマをここまで
愚弄し続けた報い
今日こそっ、今日こそ
償わせてさしあげます
わ~っ!!
いい加減にしてよねっ
それってタダの逆恨み
じゃないのっ!?
おだまりあそばせっ!
私は本気ですの・・・
ウォーデン家の名誉を
賭けて、最後の決闘を
申しこみますわ!!
さあ、ミニス・マーン
返事はいかが!?
いかがって・・・
ど、どうしよう???
お、俺が決めるの!?
あっ、あたしが
決めちゃっていいの?
こめかみに青スジが
出てる・・・
こりゃ、本気だぞ
こめかみに青スジが
出てる・・・
本気になってるぅ
どうする?
 決闘を受ける
 断って逃げる
お待ちなさい~っ!!
逃げないでっ、戦えぇ
ぇぇぇ~~っ!!
こ・・・断るっ!
むきぃーっ、ななな
なんですってぇ!?
逃げるぞ、ミニスっ
逃げるわよ、ミニスっ
ま、待ってよっ!?
*n0っ
お待ちなさい~っ!!
逃げないでっ、戦えぇ
ぇぇぇ~~っ!!
ああ
*n0くん
*n0さん
無事でなによりです
ああ、レイムさん
あら、レイムさん
トライドラに向かう
路銀を稼いで、いざ
出発しようとしたら
イヤな話を小耳に
挟んだんで、心配
していたんですよ
え?
え?
街道のスルゼン砦と
大絶壁の関所にあたる
ローウェン砦が
陥落したらしいって
いうんですよ
!!
それどころか
トライドラもとっくに
攻め滅ぼされたって
いうんですよ
ですが、貴方が無事に
ですが、貴女が無事に
戻られたのを見ると
やっぱり、でまかせ
だったようですね
これで、安心して
トライドラに向かえ
ますよ
これは、本当のことを
教えておかないと
まずいかな?
これは、本当のことを
教えておかないと
まずいかな?
本当のことを・・・
 教えよう
 黙っていよう
それでは、本当に
トライドラは攻め滅ぼ
されたのですか!?
ええ、俺たちはそれを
知らせるために
トライドラの騎士さん
と一緒に、ここまで
戻って来たんです
ええ、あたしたちは
それを知らせるために
トライドラの騎士さん
と一緒に、ここまで
戻って来たんです
でも、あの堅固な都市
がどうやって・・・?
詳しい説明はちょっと
できません。領主らの
対応にも関わってくる
ことですから
ですが、トライドラに
向かうのだけは本当に
危険なんです
詳しい説明はちょっと
できません。領主らの
対応にも関わってくる
ことですから
ですが、トライドラに
向かうのだけは本当に
危険なんです
わかりました
わざわざ忠告をして
くださってありがとう
ございます
やっぱり黙っていよう
下手に話したら
俺たちの関わってる
ことにまで、彼をまき
こみかねないし・・
やっぱり黙ってよう
下手に話したら
あたしたちの関わって
ることにまで、彼を
まきこみかねないし
それでは失礼しますね
あ・・・
あ・・・
ん、なにか?
くれぐれも気をつけて
くださいね
くれぐれも気をつけて
くださいね
ご心配ありがとう
ございます
では・・・
ごめんなさい・・・
レイムさん・・・
ごめんなさい・・・
レイムさん・・・
二人でなにを話して
たんだい?
二人でなにを話して
たの?
なーに、お互いの
近況をな
立て続けの事件で
こうしてゆっくりと
話す機会がなかった
からね
ああ、そうか
あっ、そうか
やっとひと息
つけたって感じ
だもんな
やっとひと息
つけたって感じ
だものね
これは・・・
 邪魔したら悪いな
 俺も聞きたいな
 邪魔したら悪いわね
 あたしも聞きたいな
せっかくの機会だし
邪魔したら悪いな
ここは、遠慮して
おこう・・・
せっかくの機会だし
邪魔したら悪いわね
ここは、遠慮して
おきましょう・・・
さて、せっかく
*n0も来て
くれたことだし・・・
観客にも楽しめるよう
に、ここらで話題を
ぐるっと変えるかな
えっ?
そーだなあ
誠実なる騎士、我が友
シャムロックが・・・
修業時代に起こした
伝説的な騒動の数々
というのはどうかね?
あのですねえ・・・
勝手に人の過去を
ねつ造しないで
くださいよ!?
伝説を作ったのは
私じゃなくて、貴方
じゃないですか!?
そうだったっけ?
まったく、都合が
悪くなると、すぐに
とぼけるんですから
いいですか
*n0さん
この人ときたら本当に
ひどいんですよ?
そもそも伝説の始まり
となった騒ぎからして
もう・・・
あ、邪魔しちゃった
かな?
あら、邪魔しちゃった
かしら?
あ、いいえ
そんなことないですよ
カイナちゃんにね
これの作り方を教えて
もらってたのよ
紙細工?
紙細工?
折り紙という
シルターンの遊びです
ここに、こうして息を
吹き込むと・・・
ほら?
へえ、鳥に見えるぞ
へえ、鳥に見える
はい、ツルという
シルターンの鳥です
他にも折り方を工夫
すれば、色々なものが
作れるんですよ
これがね、なかなか
奥が深くて面白いのよ
・・・って、あれ?
ああ、ねえさま
違いますよ
そこは、こうして
こう・・・
なんか、こうしてる
のを見てると
前よりはずっと、姉妹
らしくなってきた気が
するなあ・・・
なんか、こうしてる
のを見てると
前よりはずっと、姉妹
らしくなってきた気が
するわね・・・
本当に、これが最後の
決闘なんだな?
本当に、これが最後の
決闘なのね?
私もウォーデン家の
当主を務める者ですわ
二言はございません
よし、わかった
そういうことなら勝負
しようじゃないか
ええ、わかったわ
そういうことなら勝負
しようじゃない
*n0!?
仕方ないよ、ミニス
どこかで決着をつけて
おく必要はあるんだ
仕方ないわ、ミニス
どこかで決着をつけて
おく必要があるのよ
それは、そうだけどぉ
場所はここ。助っ人の
参加は自由としますわ
でないと、お嬢ちゃん
が気の毒ですものね
むっ!
ほほほ、祭りで賑わう
公衆の面前で、今まで
の雪辱をさせていただ
きますわ!
ここは・・・
 自分が説得する
 ミニスに任せる
つくづく、あの女にも
困ったもんだなあ
やってることは
ほとんど子供のケンカ
じゃないですか
子供相手に、ここまで
よくムキになれるもん
だぜ・・・
まあまあ、これが最後
だって向こうから言い
出したことなんだしさ
まあまあ、これが最後
だって向こうから言い
出したことなんだし
ですが、私闘のために
召喚術を使うなんて
あまりよくないことだ
と私は思いますけど
まったく、バカらしい
こんなことをしている
場合ではなかろうに
予想はしてたけど
さんざんな言われよう
だよな・・・
予想はしてたけど
さんざんな言われよう
よね・・・
*n0さん
これは相談なんですが
なんとか、ケルマさん
に話し合いで納得して
もらうことはできない
でしょうか?
そりゃ、できればその
ほうがいいと思うけど
どうかなあ・・・
そりゃ、できればその
ほうがいいと思うけど
どうだろう・・・
無理だと思うけど
なにをごちゃごちゃと
言ってるんですの?
さあ、さっさと勝負を
始めますわよ!
ねえ(くい、くい)
どうしたんだい?
どうしたの?
なんで、あの人って
いつも、ぴかぴかなの
・・・・・・
さあ、いつまで待たせ
れば気が済むのです
*n1
後でね・・・
今は、こっちの方が
優先だからね
*n1
後でね・・・
今は、こっちの方が
優先だから・・・
なあ、ニンゲン?
あの年増とまた
やるのか・・・
俺はパスしたいなぁ
珍しいな・・・
お前が消極的になる
なんて・・・
珍しいわね・・・
あんたが消極的に
なるなんて・・・
年増は性に合わない
んだよ
・・・・・
何か言いました?
な、なんでもない
よっ!?
な、なんでもない
わよっ!?
ケッ!おまけに
地獄耳ときてやがる
あーあ・・・
さあ!
始めますわよ!!
ちょっと待ってくれよ
ケルマ
ちょっと待ってよ!!
ケルマ
なあ、やっぱり決闘
なんてよそうよ
ねえ、やっぱり決闘
なんてよそうよ
この期に及んで、まだ
そんな戯言をおっしゃ
るというの!?
でも、こんな通りの
真ん中で戦うなんて
無茶すぎやしないか
野次馬も集まってきて
るし、巻き込んだら
大変なことになるぞ
でも、こんな通りの
真ん中で戦うなんて
無茶すぎるわよ
野次馬も集まってきて
るし、巻き込んだら
大変なことになるわよ
ほーっほっほ、だから
こそよろしいんじゃ
ありませんの?
平民たちの見ている前
で、白黒はっきり勝負
がつくのですもの
とほほ・・・
聞く耳すら
もってないって
カンジだよ
なんだかなぁ・・・
聞く耳すら
もってないって
カンジ
ちょっとケルマ
貴女、本気でここで
決闘するつもりなの?
見物してる人たちまで
まきこんじゃったら
どうするつもりよ
あーら、そんな
加減ぐらい心得てます
わよ、わたくしは?
まあ、お子さまには
無理な芸当かもしれま
せんけどね・・・
ほーっほっほ!
で、できるわよっ
年増女なんかに、私が
負けるはずないもん!
年増って言うなーっ!
やーい、年増、年増!
おお年増ぁぁっ!!
ぐぎぎぎ・・・
絶対に、泣かすうぅぅ
ああっ、ますます
ドロ沼になってるう
ああっ、ますます
ドロ沼になってるう
いい加減にせぬか
ケルマ殿!
カザミネさま・・・
あの時、拙者はお主に
申したであろう
いつまでも私怨をもつ
ものではないと
それを忘れたので
ござるか!?
貴方様に救われたご恩
忘れてはおりません
こうしていても、私の
心は張り裂けそう
愛する御方のご不況を
かおうとしているの
ですもの・・・
まあ!?
なな、なにを言ってる
でござるかっ!?
私を抱きとめてくれた
たくましいその腕へと
今すぐ全てを投げ出し
てしまいたい
わーっ、わーっ!?
カザミネさん・・・
貴方という人は・・・
誤解でござるっ!
拙者、けっしてそんな
ことは・・・
フケツですっ!
私、もう知りません!
ですが・・・
私は恋する乙女である
以前に、ウォーデンの
当主なのです!
マーン家にだけは負け
られませんの!
わかってくださいませ
カザミネさま・・・
カイナ殿っ
お願いだから、拙者を
信じてくだされーっ!
・・・知りません!
なんか、別の意味でも
エライことになってる
ような・・・
なんか、別の意味でも
エライことになってる
ような・・・
ふふふ、チビジャリ
今日の私は今までとは
違いますわよぉ
この日のために、特別
の助っ人を用意したん
ですからねえ
助っ人だって!?
助っ人!?
まじーぞ
今回ばかりはあいつも
本気の本気っぽいぜ
ウォーデンの財力なら
どんなに手強い連中を
揃えていてもおかしく
はないからな
いったい、どんな相手
が出てくるんだ・・・
いったい、どんな相手
が出てくるの・・・
さあ、いらっしゃい
貴女の出番ですわよ!
・・・!?
はいはーい、みなさん
どうもどうも
こんにちはーっ♪
はいはい、
こんにちわですの
モナティちゃん
ご丁寧にどうもー!
ぱ・・・
パッフェルさん?
どっ、どうして
パッフェルさんが!?
まさか、助っ人って
彼女・・・???
まさか、助っ人って
彼女・・・???
そうですよー
日当2万バームで
雇われたんですもの
あの、パッフェルさん
失礼ですけど、あなた
戦えるんですか?
ははははっ!
こりゃいいぜ?
そいつになにができる
っていうんだよ!?
パッフェルさん
見せておあげなさい?
そーですねー
それじゃ、ちょっと
だけ・・・
シルドの実を・・・
投げて?
はっ!!
わわっ!?
きゃあ!?
おおーっ!?
こいつはスゲエっ
お、落ちてくる
ところをナイフで
むいちゃうなんて!?
しかも、
食べやすい大きさに
揃ってるし・・・
おいおい、冗談だろ
あんた、こんな特技を
隠してたのかよ・・・
別に隠してませんよー
ギブソンさんたちから
聞いてないんですか?
私の一番長い職歴って
暗殺者稼業なんですよ
てへへ・・・
てへへ、って
聞いてないよーっ!?
てへへ、って
しゃれになってない!
そうか・・・
それなら、あの砦から
無事に脱出できたのも
うなずける・・・
ナルホド・・・
・・・(こくこく)
ネスティ、貴方も冷静
に分析してる場合じゃ
ないでしょ!?
そう、それですよ
結局あの時、砦から
お給金が回収できなく
なっちゃってー
予定していた貯金額に
足りないもので、臨時
にこうして昔のお仕事
を再開したわけです
というわけで・・・
みなさん、申しわけ
ないですけど覚悟して
くださいねっ♪
ほーっほほほほ!
いきますわよおぉ!!
負けた・・・
助っ人まで雇ったのに
また負けた・・・
くやしいぃぃ~っ!!
約束よっ?
これでもう、私のこと
をつけ狙うのはやめて
もらうからね
わかってますわ
約束は約束ですもの
でも、間違えないで!
この勝負に負けたのは
私個人の未熟さのせい
であって・・・
ウォーデン家が
マーン家に劣っている
証明にはならないん
ですからね!?
わかってるわよ
そんなこと、わざわざ
言わなくても当たり前
のことじゃない
・・・は?
あのね、ケルマ?
私は最初っからそんな
こと気にしてなかった
どっちの家が偉いとか
優れてるとか、そんな
こと考えるよりも先に
私はまず、一人前の
召喚師になりたいのっ
それだけなのっ!
!?
ペンダントを渡そうと
しなかったのも、貴女
たちにイジワルしてた
せいじゃないわ
あの子が、最初に私の
声に応えてくれた友達
だから、離ればなれに
なりたくなかった
それだけなの・・・
友達、ですって?
誓約の力で服従させた
だけの召喚獣がァ?
ぷっ、くくくくっ
あははははははっ!
わ、笑わないでよ!
本当にそう思ってるん
だから、私の勝手
でしょおっ!?
なにが、おかしいん
ですかっ!?
笑うなんてひどい
ですの!!
あははは・・・
すると、私たちのして
きたことというのは
貴女から無理に友達を
奪おうとしたのと同じ
だったということね
・・・バカバカしい
え?
へっ?
ケルマさん・・・?
バカバカしいですわ
子供じみたそんな理由
にも気づかずに、家名
のことばかり考えて
やっきになっていた
私たちが、おバカさん
だと言ってるんです!
ケルマ・・・?
それじゃあ!?
しかたありませんわ
小さな子供から友達を
力ずくで奪いとっても
ウォーデンの名に泥を
塗るだけですもの
チビジャリに、くれて
さしあげますわっ!
あ・・・
ありがとう、ケルマっ
・・・ふんっ!
本当にバカバカしい!
わ、待ってください!
わわっ、私の日当はぁ
どうなるんですー!?
お客さんっ!?
ケルマさぁーん!?
さて、これでミニスの
本来の目的はかなった
わけだ
さて、これでミニスの
本来の目的はかなった
わけね
よかったですね
ミニスちゃん?
うん、みんなが助けて
くれたおかげだよ
ありがとう
今度は、そのぶん私が
お返ししなくちゃ
そのことなんだけどさ
その・・・
言っておくけど
今さら、仲間はずれは
イヤだからねっ!?
う・・・
やっぱり・・・
ドウヤラ、先手ヲ
トラレタヨウデスネ?
まあ、彼女の言い分も
もっともだろうな
ネスティさん?
危ない場面だったら
今までにだって何度も
あったんだ
助けがあったとはいえ
それを彼女はここまで
乗り越えてきた
今さら、危険だからと
いう理由で同行を拒む
ことなど通用しない
そうだろう?
ネスティっ!
ネスが・・・
ミニスの弁護をする
なんて???
ネスが・・・
ミニスの弁護をする
なんて???
あのな・・・
*n0?
僕は、きちんと認める
だけのことができる
相手に対しては
年齢に関係なく
相応の権利を認める
主義なんだぞ
てことは、歳だけ
食ってても、認めて
もらえねェヤツも
いるワケだ・・・
なァ、ニンゲン?
そこで、どうして
俺に話をふるのかね?
*n1くん
どうして、わたしに
話をふるわけ?
*n1
べーつーにぃぃぃ?
・・・・・・
*n1
なんで、俺の顔を
じっと見るんだい?
*n1
どうして、あたしの顔
じっと見てるわけ?
・・・(ふるふる)
・・・・・・
・・・・・・
(ふるふるふるふる)
それじゃあ、私
お母さまにこのことを
ちゃんと話してくるっ
ま、とりあえず
めでたし、めでたし
ってところかな?
ま、とりあえず
めでたし、めでたし
ってところかな?
ちっとも、おめでたく
ないですよー・・・
きゃっ!?
パッフェルさん
なんで、君がここに?
パッフェルさん
なんで、ここに?
ケルマさんにですね
言われちゃったんです
よう
お給金に見合うだけの
働きをしてませんわ!
・・・って
そのとおりじゃないか
それはそうですけどー
タダ働きは
あんまりだって
思いません!?
まあ、そりゃ・・・
まあ、そりゃ、ね
パッフェルさんも
がんばったんですし
ねえ・・・?
でしたら!
ぜひぜひ、この手紙を
読んでくださいませっ
手紙?
なに、手紙?
『前略、いまいましい
 マーン家のチビジャリと、
 お節介な保護者のみなさまへ』
『やむをえない誤解とはいえ
 くだらなき理由によって
 そちらへと及ぼした迷惑は』
『品格と礼節を重んじる当家として
 見過ごす訳には参りません』
『・・・つきましては
この手紙に添えつけた
人物をこき使って下さ
いませ』えぇ!?
聞くところによれば
そちらは、多くの敵に
狙われるとのこと
役立たずの暗殺者で
はありますが工夫次第
で利用価値を見つける
事もできましょう
・・・追伸
そちらでの奉公が
終了したと見なされた
時点でその者には今回
の報酬を支払います
ケルマ、ですって
つまりだ・・・
君は不手際を補うよう
彼女から、残業を命じ
られた、と?
そーなんですよう
お願いですから、私に
みなさんのお手伝いを
させてくださいませ
じゃないと、あたしは
タダ働きに・・・
そんなの、絶対に我慢
できませんよーっ!
・・・どうしよう?
知らん、僕に聞くな
あは、ははは・・・
お願いしますーっ
後生ですから、ねっ?
お願いですってばあ!
断れそうにもないよな
こりゃあ・・・
断れそうにもないわね
こりゃあ・・・
別れ別れになっていた友との
再会と、ケルマとの和解
それは俺たちにとっては
とるにたらない結末であっても
ミニスという小さな召喚師に
とっては、大きな節目だった
報告にいった母親の下から
帰ってきたミニスは、満面の
笑顔で道場の門をくぐる
貴女がしたいと思うことを
正しいと思う方法で
おやりなさい
それが、ファミィさんが
愛娘へと送った言葉だった。
ならば、ミニスの答えはもう
決まっている
俺たちも、それを拒むつもり
なんてなかった
やがて、祭りの夜がくる
活気あふれる街のその裏側で
戦いの準備が着々と進められ
ていることを、俺たちだけが
知っている
だからこそ、今この時を
楽しんでやろうと思う
その思い出が、いつか本当に
苦しくてつらい日々と向かい
あわねばならないその時に
自分を支える力になるのだと
知っているから・・・
別れ別れになっていた友との
再会と、ケルマとの和解
ミニスにしてみたら今日の
事件は大きな節目になった
と思う
息せき切って帰ってきた
ミニスの顔はとても
まぶしく見えた
貴女がしたいと思うこと
を正しいと思う方法で
おやりなさい
それがファミィさんの
言葉だった・・・
だったら、ミニスの答えは
最初から決まっている
そして、むかえた祭りの夜
活気あふれる街のその裏側で
戦いの準備が着々と進められ
ていることを、あたしたち
だけが知ってる
だからこそ、今この時を
楽しまなくちゃって思う
その思い出が、いつか本当に
苦しくてつらい日々と向かい
あわねばならないその時に
きっと力になってくれるって
あたしは信じてるから
あのな・・・
今がどういう状況か
わかってるのか?
わかってるよ
でも、どのみち祭りが
終わらないことには
身動きだってとれない
じゃないか?
わかってるわよ
でも、どのみち祭りが
終わらないことには
身動きだってとれない
じゃないのよ?
む・・・
なら部屋でじっとして
いないで、俺たちも
祭りを楽しもうぜ
なら部屋でじっとして
いないで、あたしたち
も祭りを楽しもうよ
だが、しかし・・・
いいから、いいから!
たまには息抜きも
必要だって
いいから、いいから!
たまには息抜きも
必要よ
まったく・・・
仕方のないヤツだ
ひゃあ、すごい
賑わいぶりだなあ
へぇ、すごい
賑わいぶりねぇ
モーリンが得意げに
話すだけはあるな
聖王都の建国祭に
比べても、華やかさ
では引けを取らない
祭りだよ
ゼラムの通りの大きさ
だと、ここまで派手な
パレードはできない
もんな
ゼラムの通りの大きさ
だと、ここまで派手な
パレードはできない
ものね
建国祭で思い出したが
君がやって来てから
間もない頃に
祭り見物に抜け出して
ひと騒ぎおこしたこと
があったな?
そ、そんなこと
あったっけ?
そ、そんなこと
あった?
まさか、忘れたとは
言わせないぞ
えーと・・・
なんだっけ?
ああ、思い出すだけで
情けない。召喚師が
素手でゴロツキと
取っ組み合いとは
だって、あれは向こう
からケンカを売って
きたんだし
カッとなって、だから
つい・・・
だって、あれは向こう
からケンカを売って
きたんだし
カッとなって、だから
つい・・・
相手にした君が悪い
うう・・・
新品の服をボロボロに
して、おかげで僕が
繕うことになったんだ
悪かったよ、あれは
今でもそう思ってる
悪かったわよ、あれは
今でもそう思ってる
まあ、感心したのは
あれだけやられ放題に
されながら
召喚術をケンカの道具
にしなかったことか
それだけは、今でも
評価してるよ
ははは・・・
へえ・・・
あの沖で光ってるのが
全部、船なんだ?
へえ・・・
あの沖で光ってるのが
全部、船なんだぁ?
豊漁と航海の安全に
感謝して、海に供え物
を流してるのさ
自然の恵みに感謝する
この儀式が、本来の
祭りにあたるわけだ
あっ、花火だ・・・
あっ、花火だ・・・
ほう、船の上から
打ち上げているのか
きれいだなあ
王都だと建物が邪魔に
なったけど、ここは
海の上だから、すごく
見やすくていいや
きれい・・・
王都だと建物が邪魔に
なったけど、ここは
海の上だから、すごく
見やすくていいわね
なあ、*n0
ん・・・?
君は、変わったな
えっ?ネス
変わったって・・・
本部にいた頃は
何に関してもやる気が
感じられなかったのに
今は自分から積極的に
いろいろなことに
関わろうとしている
ただ、僕の言うことを
義務的に聞いていた時
とは大違いだよ
ネス・・・
ネス・・・
あとは、行動に考えが
ついていければ
問題ないんだがな
そうすれば、僕が
君の世話を焼く必要は
なくなる・・・
すこしだけ・・・
さびしいけどな・・・
・・・?
さあ、そろそろ戻ろう
明日からは、また
忙しくなるぞ?
お祭りに、あたしを?
うん、もし良かったら
一緒に見物しないか?
うん、もし良かったら
一緒に見物しない?
はいっ、いきますっ!
連れてってください
へえ、すっごい
喜びようだなあ
すごい
喜びようねぇ
えへへ・・・
あたし、村のお祭り
しか知らないから
すごく楽しみです♪
あ、でも・・・
洗い物をすませないと
だったら、手伝うよ
二人でやったほうが
早いだろ?
だったら、手伝うわ
二人でやったほうが
早いでしょう?
・・・すいません
それじゃ、洗ったお皿
拭いてくれますか?
うん、了解
ええ、わかったわ
うわあ!ほらほら
*n0さん
あれ、見てください!
ははは、アメルったら
まるで子供みたいに
はしゃいじゃってさ
あはは、アメルったら
まるで子供みたいに
はしゃいじゃって
もぉ、だって・・・
本当にすごく楽しいん
ですもの!
パレードは見ていて
あきないし、さっき
買った焼きイモさん
だって、ほら?
こんなにほくほくで
バターもたくさん
しみてて・・・
んーっ、とっても
おいしくて幸せですっ
お祭りで食べる物って
いつもより、ずっと
おいしいからね
他にも、いろいろ
試してみるといいよ
お祭りで食べる物って
いつもより、ずっと
おいしいものね
他にも、いろいろ
試してみるといいわ
あ・・・!
*n0さん
あれやってみません?
へえ、くじ引き
ハズレなし、か・・・
そうだな・・・
 よし、やってみるか
 やってみよっか
 アメルもやろうよ
このヒモを一本
引けばいいんだな?
よーし・・・
このヒモを一本
引けばいいのね?
よーし・・・
がんばってください!
よっ・・・ありゃ?
よっ・・・あらら?
はいよ、にいちゃん!
24等賞は、ファナン
名所、時計塔の置き物
だよっ!
はいよ、ねえちゃん!
24等賞は、ファナン
名所、時計塔の置き物
だよっ!
時計塔の置物を手に入れた!
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・いる?
・・・いる?
あ、ははは・・・
あたしは、遠慮しとき
ます、はい・・・
このヒモを一本
引けばいいんだな?
よーし・・・
このヒモを一本
引けばいいのね?
よーし・・・
どれにしようかなあ?
よっ・・・おっ?
はいよ、にいちゃん!
15等賞は、かわいい
召喚獣のぬいぐるみ
だよっ!
あたしは、これ・・・
えいっ!
大当たりぃ~っ!!
えっ、えっ?
6等賞は、珍しい
異世界の懐中時計だ!
おねえちゃん、これは
価値もんだよぉ?
は、はあ・・・
よかったじゃないか
アメル
でも、あたし
あんまり時間を気に
しないですし・・・
そうだ・・・!
*n0さんに
さしあげますよ
えっ、でもそれ
すごく高い物だよ?
いいんですよ
使わないあたしが
持っていても、しかた
ないですもの
んー・・・
それじゃ、こいつと
交換ってことにしよう
いいんですか?
ああ、ぬいぐるみ
なんて、それこそ俺が
持ってたって意味が
ないしね
異世界の懐中時計を手に入れた!
くすっ、なんだか
プレゼント交換してる
みたいですね?
うん、そうかも
7等賞は、
豪華な髪飾りだ!
おねえちゃん、これは
価値もんだよぉ?
よかったですね
*n0さん
あたしは、これ・・・
えいっ!
はいよ、お姉ちゃん!
15等賞は、かわいい
召喚獣のぬいぐるみ
だよっ!
かわいいじゃない
それ・・・
そっちの方が
良かったかな・・・
・・・・・・
・・・これ
*n0さんに
さしあげましょうか?
えっ、でも
アメルが当てたものよ
いいんですよ
なんか悪いなぁ・・・
あ、そうだ!
それじゃ、これと
交換しよっか?
いいんですか?
ええ、あたしは短い
髪型のほうが好きだし
アメルが使ったほうが
きっと似合うと思うわ
ぬいぐるみを手に入れた!
くすっ、なんだか
プレゼント交換してる
みたいですね?
うん、そうかも
うわあ・・・
アメルは、花火を見る
のは初めてか?
アメルは、花火を見る
のは初めてなの?
ええ・・・
こんなに、キレイな
ものだったんですね
すごいなあ・・・
うーん、たしかに
ここまで盛大なのは
俺も初めてだよなあ
ええっ、たしかに
ここまで盛大なのは
あたしも初めて
*n0さん
ん・・・?
あたし、こうして
生きてこられて
すごく幸せだって
思います・・・
何度も落ちこんで
弱音をはいて
いろんな人たちに
迷惑をかけて
本当になにもかも
イヤになったりもした
けれど、でも・・・
つらいことだけじゃ
なかったから
アメル・・・
今日みたいな楽しい
思い出を、あたし
もっともっと作りたい
だから、負けません
負けないように
がんばりますから
だから・・・
最後まで、見ていて
くれますか?
うん・・・
楽しい思い出、一緒に
作っていこうな
つらいことを思い出す
暇なんかないくらい
めいっぱいにさ?
ええ・・・
楽しい思い出をみんな
と作っていきましょう
つらいことを思い出す
暇なんかないくらい
めいっぱいにね?
・・・うんっ
祭リ、デスカ・・・
*n1は
お祭りの意味ぐらい
知ってるだろう?
*n1は
お祭りの意味ぐらい
知ってるでしょ?
ソレハ勿論デスガ
シカシ、同行スルノハ
自分ヨリモ、他ノ方ノ
ホウガ適任デハ?
・・・
 そんなことないさ
 護衛がほしいんだ
 そんなことないわよ
 護衛がほしいのよ
そんなことないさ
祭りを楽しむのに向き
不向きなんてないって
それに、俺は
*n1と
見物したいんだよ
そんなことないわ
祭りを楽しむのに向き
不向きなんてないもの
それに、あたしは
*n1と
見物したいのよ
・・・了解シマシタ
ソレデハ、同行サセテ
イタダキマス
ほら、祭りって
楽しいけど、いろいろ
物騒でもあるだろ?
そういう時に
*n1が
一緒だと心強いからさ
護衛として、ついて
来てほしいんだ
ほら、祭りって
楽しいけど、いろいろ
物騒でしょう?
そういう時に
*n1が
一緒だと心強いから
護衛として、ついて
来てほしいのよ
ナルホド・・・
ソレデシタラ、理解
デキマス
同行イタシマショウ
あるじ殿
しかし、予想以上に
すごい人手だなあ
しかし、予想以上に
すごい人手ねぇ
人口密度ガ、カナリ
高クナッテイマスネ
これじゃ、歩くのも
ひと苦労だよ
これじゃ、歩くのも
ひと苦労よ
自分ガ、先ニタッテ
なびげーしょんシマス
ツイテキテクダサイ
92C7897A8E
D490FC914F
95FB82C993
478ED4・・・
へえ、人混みの切れ目
を計算して進むのか
さすがは機械兵士って
感じだよなあ
へえ、人混みの切れ目
を計算して進むのね
さすがは機械兵士って
感じよねぇ
・・・って、ありゃ?
・・・って、あらら?
・・・・・・
どうしたんだ?
急に立ち止まって
どうしたの?
急に立ち止まって
ソ、ソレガ・・・
わあ、この人の仮装
すっごくカッコイイ!
きっとパレードに出る
んだよ!すごいなあ
ねえねえ、中は
どうなってるのっ?
あはははっ
子供たちに、囲まれ
ちまったのか・・・
あはははっ
子供たちに、囲まれ
ちゃったのね・・・
ド、ドウシマショウ?
あるじ殿???
大した人気ぶりだった
じゃないか?
*n1
大した人気ぶりだった
じゃないの?
*n1
シカシ、オカゲデ
あるじ殿ニ、迷惑
カケテシマイマシタ
モウシワケアリマセン
いいんだよ。見ていて
俺も楽しかったし
いいのよ。見ていて
あたしも楽しかったし
・・・・・・
おっ、花火だ
あっ、花火
祭リモ、ソロソロ
終ワリノヨウデスネ
キレイだなあ
キレイね
・・・不思議デス
・・・え?
・・・え?
アレガ、サク薬ト
金属片ノ化学反応デ
作ラレタ爆発ダトワカ
ッテイルノニ・・・
ソレデモ、見トレテ
シマウノデス
*n1・・・
*n1・・・
最近、ヨクアルノデス
危険ガ無イト明白ナ
風景ニ対シテモ・・・
ドウシテナノカ、フト
目ガ離セナクナッテ
シマウノデス
故障ナノデショウカ?
故障なんかじゃないよ
*n1
そういうことって
人間にはさ、よくある
ものなんだよ
*n1は
きっと、少しずつ
人間に近い物の感じ方
をもち始めてるんだ
故障なんかじゃないわ
*n1
そういうことって
人間にはさ、よくある
ものなのよ
*n1は
きっと、少しずつ
人間に近い物の感じ方
をもち始めてるのね
自分ガ・・・?
ああ、きっとそうだよ
ええ、きっとそうよ
ヨク理解デキマセン
理解する必要はないさ
そのまま、ただ感じる
がままに任せれば
いいんだ
それが、感情ってもの
なんだよ
理解する必要はないわ
そのまま、ただ感じる
がままに任せれば
いいのよ
それが、感情ってもの
なんだから
コレガ・・・
感情トイウモノ・・・
コレガ・・・???
あァん?
なんで、オレがテメエ
と祭りに行かなくちゃ
なんねェんだよ
なんだよ、せっかく
誘ってやってるのに
なによ、せっかく
誘ってやってるのに
ははァ・・・
さては、他の連中には
相手にしてもらえ
なかったんだなァ?
・・・!
わかった、もういい
そういうこと言うのな
ら他を当たるよ
・・・!
わかったもういいわよ
そういうこと言うのな
ら他を当たるわ
お、おいっ
ちょっと待て!
なんだよ?どうせ
行く気はないんだろ?
なによ?どうせ
行く気はないでしょ?
コホン・・・
まァ、そのつもりでは
あったけどなァ
あまりにテメエが
あわれだから、ひとつ
同情で行ってやらァ
別に無理しなくたって
いいんだぜ?
別に無理しなくたって
いいのよ?
あーっ、うっせェ!
ついていってやるって
言うんだから、素直に
連れてきやがれッ!
やれやれ・・・
素直じゃないのは
どっちだよ?
あらあら・・・
素直じゃないのは
どっちよ?
いいね、いいねェ
この乱雑っぷりは
キライじゃねェなァ
いろんな感情が
ごちゃ混ぜになってて
飽きねェぜ・・・
ほら見ろ、やっぱり
行きたかったんじゃ
ないか・・・
ほら見なさい、
やっぱり、行きた
かったんじゃない
ん、なんか言ったか?
なんでもないよっ
なんでもないわよ
・・・おっ?
あそこで配ってるのは
ひょっとして、酒か!
振るまい酒だな
どこの祭りでも普通に
やってることだよ
振るまい酒ね
どこの祭りでも普通に
やってることよ
くーっ・・・
いいね、いいねェ!
タダ酒なんて最高じゃ
ねェかよ!?
飲ませてやろうか?
 ダメだ、ダメだ!
 少しだけだぞ?
 ダメよ、ダメダメ!
 少しだけよ?
ダメだ、ダメだっ!
ダメよ!
んだよ・・・
タダなんだから別に
いいだろォが?
あれは大人のための
ものなんだぞ
あれは大人のための
ものなのよ
あのなァ、オレは
こう見えてもテメエ
より年上だぜェ?
実際はそうでも
見た目に問題があるん
だよ・・・
実際はそうでも
見た目に問題があるん
のよ・・・
よォし・・・!
本当に問題があるのか
試してやろうじゃ
ねェか・・・
あ、コラっ!
*n1!?
おっちゃん、オレにも
酒をくれッ!
んー、ボウズ
お前も飲みてえのか?
よしよし・・・
あ~っ!?
っはァ!
んーっ、ウメえッ!!
へっへへへ
どうよ?ちゃんと
飲ませてもらえたじゃ
ねェかよ・・・
そりゃ、こういう時は
子供でも特別に許して
もらえるから・・・
ガキじゃねェって
言ってるだろォが!?
うぃっく・・・
おお、そうだぜ
それだけ飲めりゃあ
ガキじゃねぇさ
もう一杯、どうだ?
いただくぜェ?
ヒャハハハハッ!
ああ、こりゃダメだ
もう手がつけられない
あらら、ダメだわ
もう手がつけられない
しかたないなぁ
少しだけだぞ・・・?
しかたないなぁ
少しだけよ・・・?
ヒヒヒヒヒ!
そうこなくっちゃ
いけねェよなぁ!!
やれやれ・・・
まあ、今日だけは目を
つぶってやるか
見かけはああでも
一応、俺の何倍も
年上みたいだし
やれやれ・・・
まあ、今日だけは目を
つぶりますか
見かけはああでも
一応、あたしの何倍も
年上みたいだし
うひゃひゃひゃひゃ!
おい、*n1
いい加減にしっかり
しろよ!?
こら、*n1
いい加減にしっかり
しなさい?
ひっかりひてるって
いっへるだろォがぁ?
まったく・・・
調子に乗って何杯も
あけるからだって
まったく・・・
調子に乗って何杯も
あけるからよ
酔いが冷めるまで
しばらく、ここで頭を
冷やさせるか・・・
酔いが冷めるまで
しばらく、ここで頭を
冷やさせるか・・・
おっ、なんらぁ!?
花火だよ。祭りも
そろそろ終わりって
ことさ
花火よ。祭りも
そろそろ終わりって
ことね
もォ終わりかよォ?
つまんねェな・・・
そんなこと言って
お前は、毎日がお祭り
気分じゃないか
好き放題に言いたい
ことを言ってるし
そんなこと言って
お前は、毎日がお祭り
気分じゃない
好き放題に言いたい
ことを言ってるし
そりゃァ、そうか?
ひゃははははははっ
けどなァ・・・
前の主人ってのは
テメエの百倍はひでェ
ヤツだったぜェ・・・
え・・・?
研究だかなんだか
しらねェが、呼ぶたび
オレの身体を切り刻み
やがって・・・
悪魔だって、痛ェもん
は痛ェんだぞッ!?
*n1・・・
ケッ!まァいいさ
テメエが生きてる限り
アイツはオレをもう
呼べねェ・・・
安心して・・・
高いびきだぜェ・・・
・・・ぐおぉぉぉっ
そういや、俺はいつも
ケンカばかりで・・・
こいつの過去、なにも
知らなかったんだなぁ
そういえば、あたしは
いつもケンカしてて
この子の過去、なにも
知らなかったのよねぇ
おまつり?
ああ、一緒に見物に
行かないか?
ええ、一緒に見物に
行かない?
・・・(こくこく)
よし、それじゃ
支度をしなくちゃな
よ~し、それじゃ
支度をしなくちゃね
*n1
もう、できてるよ?
これ・・・
おまつりの、服なの
へえ、そうなのか?
へえ、そうなの?
うん・・・
でもね、いくのは
はじめてなの・・・
いままでは、ずっと
みていただけだから
だから・・・
すごくたのしみだよ
おにいちゃん
だから・・・
すごくたのしみだよ
おねえちゃん
・・・(ぺろぺろ)
おいしいかい?
*n1
おいしい?
*n1
うん・・・
とっても、あまいよ
おにいちゃんは
いいの・・・?
おねえちゃんは
いいの・・・?
うん、俺はいいよ
ええ、あたしはいいの
さすがに、棒つき
キャンディーなめては
歩けないよなあ
この歳じゃ・・・
さすがに、棒つき
キャンディーなめては
歩けないわよね
この歳じゃ・・・
それより、ほら
口の周りがベタベタに
なってる
それより、ほら
口の周りがベタベタに
なってる
あ・・・
食べ終わったら
ちゃんと拭くんだよ
食べ終わったら
ちゃんと拭くのよ
・・・(こくん)
それにしても、また
一段と人が増えてきた
みたいだな・・・
それにしても、また
一段と人が増えてきた
みたいね・・・
これだけの人手だと
はぐれたら、本当に
大変なことになるかも
しれないぞ?
これだけの人手だと
はぐれたら、本当に
大変なことになるかも
しれないわね?
どうしよう?
 よく言い聞かせる
 手をつないでやる
*n1
迷子にならないように
気をつけるんだぞ
*n1
迷子にならないように
気をつけるのよ
・・・(こくん)
でも・・・
はぐれても、もう
へいきだよ?
・・・え?
だって・・・
*n1
おにいちゃんなら
みつけられるもん
ずっと、いっしょに
いたから・・・
おにいちゃんのかんじ
おぼえちゃったの
だって・・・
*n1
おねえちゃんなら
みつけられるもん
ずっと、いっしょに
いたから・・・
おねえちゃんのかんじ
おぼえちゃったの
だから・・・
しんぱい、しないで
ね?
あ、ああ・・・
え、ええ・・・
いつまでも子供だと
思ってたけど
*n1も
日に日にしっかりして
きてるんだな・・・
いつまでも子供だと
思ってたけど
*n1も
日に日にしっかりして
きてるのね・・・
ほら、手をつなごう
はぐれると大変だろ?
ほら、手をつなごう
はぐれると大変よ?
・・・(こくん)
おにいちゃんの手
おっきいね・・・
それに、とっても
あったかくて・・・
*n1
すきだよ・・・
おねえちゃんの手
おっきいね・・・
それに、とっても
あったかくて・・・
*n1
すきだよ・・・
そう言えば、手を
つないでやるのって
これが初めてかも
しれないな?
今までは、ずっと
俺の服のすそに
しがみついてばかり
だったし・・・
そう言えば、手を
つないでやるのって
これが初めてかも
しれないわね?
今までは、ずっと
あたしの服のすそに
しがみついてばかり
だったし・・・
ねえ、あれはなに?
どれどれ・・・?
ほら、こっちだよ
ほら・・・
わあ・・・
*n1は
たしか、花火は見た
ことあるんだよな
*n1は
たしか、花火は見た
ことあるのよね
うん・・・
でも、こんなに
たくさんあがるのは
はじめて・・・
きれい・・・
歩くのにも疲れたし
ちょっと休憩しようか
ほら
*n1も
座りなよ?
歩くのにも疲れたし
ちょっと休憩しようか
ほら
*n1も
座りなさい?
うん・・・
・・・って、こら?
そこは俺の膝の上だぞ
・・・って、こら?
そこはあたしの膝の
上よ・・・
*n1
ここが、いいの
まったく・・・
しょうがないやつだな
*n1は
もう・・・
しょうがないわね
*n1は
・・・・・・
きょうだけ・・・
だから・・・
えっ?
えっ?
あまえるのは、きょう
だけだから・・・
あしたからは、いい子
にするから・・・
おねがい・・・
もしかして
*n1は
この先の旅がもっと
大変だって知ってて
それで・・・
こんな風に・・・
もしかして
*n1は
この先の旅がもっと
大変だって知ってて
それで・・・
こんな風に・・・
わかったよ
*n1
今日だけ、だからな?
わかったわ
*n1
今日だけよ?
・・・(こくん)
え!ボクをお祭りに
連れていってくれるん
ですか?
ああ、一緒に行こうぜ
ええ、一緒に
行きましょう
ありがとうございます
ご主人さまっ!
それじゃ、明日のご飯
の下ごしらえ、大急ぎ
で済ませますね
おいおい、明日のなら
別に今やらなくたって
いいじゃないか?
あらあら、明日のなら
別に今やらなくたって
いいじゃないの?
でも、明日の朝ご飯は
ご主人さまのお好きな
ひと晩かけてじっくり
煮込んだ、チャウダー
スープですよ?
う・・・
だから、大急ぎで
支度しますね
味のほうも、いつもの
ままでな・・・?
味のほうも、いつもの
ままでね・・・?
はいはい、ご心配なく
わあ、いつにもまして
すごい人手ですねえ
大通りいっぱいに
屋台が並んでるからな
仮装行列のパレードも
あるって話だぜ
大通りいっぱいに
屋台が並んでるもの
仮装行列のパレードも
あるって話よ
ボク、なんだか
ワクワクしてきちゃい
ました
さて、それまで
屋台でも冷やかして
時間を潰すか
さて、それまで
屋台でも冷やかして
時間を潰しましょうか
なにか、買われるん
ですか?
そうだな・・・
そうね・・・
たまには
*n1にも
なにか買ってやるか?
たまには
*n1にも
なにか買って
あげましょうか?
どうしよう?
 好きな物を買っていいよ
 適当に選んでやるか
なあ、おまえ
そんなもので本当に
良かったのか?
ねえ、あなた
そんなもので本当に
良かったの?
え?
だって、包丁なんて
普通の時にだって
買えるだろ?
もっと他に、お祭り
らしいものを買えば
よかったのに
だって、包丁なんて
普通の時にだって
買えるでしょ?
もっと他に、お祭り
らしいものを買えば
よかったのに
でも、あのお店
今日だけ特別に来てる
ものなんでしょう
だったら、お祭り
らしい品ですよ
そりゃそうだけど
でもなあ・・・
そりゃそうだけど
でもねえ・・・
モーリンさんのお家の
包丁、ボクが使うには
ちょっと重かったから
欲しかったんですよ
ありがとうございます
ご主人さまっ
包丁を手に入れた!
まあ、本人がこれだけ
喜んでるんだから
いっか・・・?
まあ、本人がこれだけ
喜んでるんだから
いっか・・・?
ほら、あっちの串焼き
もおいしそうだぞ?
ほら、あっちの串焼き
もおいしそうよ?
も、もういいですよぉ
ご主人さまぁ・・・
もぉ、ボク
お腹いっぱいですぅ
*n1は
本当に小食だなあ
まだ、焼き菓子と
クレープとソーセージ
と、アイスキャンディ
しか食べてないのに
*n1は
本当に小食ねぇ
まだ、焼き菓子と
クレープとソーセージ
と、アイスキャンディ
しか食べてないのに
それだけ食べれば
充分ですって・・・
俺なら、あと
串焼きとかき氷と
チョコケーキ3つは
いけるのになあ
あたしなら、あと
串焼きとかき氷と
チョコケーキ3つは
いけるのに
・・・・・・
パレード、すごかった
ですねぇ・・・
ああ、でも本当に
すごいのはこれからさ
ええ、でも本当に
すごいのはこれからよ
・・・?
うわあ・・・っ!?
祭りの最後には、海で
花火があがるのさ
モーリンが言ってたよ
祭りの最後には、海で
花火があがるのよ
モーリンが言ってた
花火、ですか・・・
なんだか、メイトルパ
の火祭りのことを思い
出しちゃいますね
火祭り?
はい、メイトルパには
「聖なる炎」という
ものがありまして
年のめぐりごとに
部族から部族へと
持ちまわりで守って
いるんです
その受け渡しの時に
お祭りがあるんですよ
大きな焚き火をたいて
そこから火の粉が
キラキラ舞いあがって
あんな風に、とっても
キレイでした・・・
へえ・・・
でも、ボクは一人前と
認めてもらえなかった
から・・・
祭りの時も、遠くから
見てることしか
できなかったんです
*n1・・・
でも、今日は違います
ご主人さまと一緒に
お祭りに参加できて
ボク、とっても
楽しかったんですっ!
絶対に今日のことは
忘れませんよ、ボク
ずっと宝物にして
絶対に、忘れたり
しませんから・・・
はいけい、マスター
おげ・・・
モナティ、お祭りに
行くぞっ!
モナティ、お祭りに
行くわよ!
えっ?でも
モナティ、お手紙が
まだ・・・
そんなのあとあと!
早く行かなくちゃ
パレードが終わっ
ちゃうって
それにどうせなら
祭りのことも手紙に
書いたほうが、きっと
楽しくなるぞ?
そんなのあとあと!
早く行かなくちゃ
パレードが終わっ
ちゃうわ
それにどうせなら
祭りのことも手紙に
書いたほうが、きっと
楽しくなるわよ?
うーん・・・
それは、そうかも
しれませんねえ?
よし、それじゃ
決まりだな?
よし、それじゃ
決まり!
にゅうううっ
やっと買えたですのぉ
ここの屋台で売ってる
アイスキャンディは
すっごくおいしいって
話だからな
ここの屋台で売ってる
アイスキャンディは
すっごくおいしいって
話だもの
へえ・・・
どれどれ・・・
うん、さすが!
行列ができるだけの
ことはあるなあ
どれどれ・・・
うん、さすが!
行列ができるだけの
ことはあるわよね
それじゃあ
モナティも・・・
うにゃあっ!?
ぼけっとしてんじゃ
ねえぞ、バカ野郎っ!
おいっ、大丈夫か?
まともに鼻から地面に
ぶつかったぞ!?
ねえっ、大丈夫?
まともに鼻から地面に
ぶつかったわよ!?
だ、大丈夫ですのぉ
でも・・・
アイスキャンディは
泥だらけか・・・
うにゅううぅぅっ
まだ、ひと口も食べて
ないのにぃ・・・
買い直すにも、あの列
じゃなあ
・・・・・・
・・・ほら
食べかけで悪いけど
これでガマンしてくれ
買い直すにも、あの列
じゃねぇ
・・・・・・
・・・ほら
食べかけで悪いけど
これでガマンしてね
え、でもそれじゃ
*n0さんの
食べるぶんが・・・
いいって、いいって
どんな味かはちゃんと
わかったし
それに、まだまだ
食べたい物はいっぱい
あるからさ
いいって、いいって
どんな味かはちゃんと
わかったんだもの
それに、まだまだ
食べたい物はいっぱい
あるもの
にゅうぅ・・・
*n0さぁん
・・・どうだ
おいしいだろう?
・・・どう
おいしいでしょう?
はいです・・・
とっても、おいしい
ですの・・・
花火か・・・
船の上から、あげて
いるんだな
花火か・・・
船の上から、あげて
いるのね
キレイですのぉ
マスターやフラットの
みんなにも、見せて
あげたいですの・・・
・・・・・・
やっぱり、向こうの街
に早く帰りたいか?
・・・・・・
やっぱり、向こうの街
に早く帰りたい?
それは・・・
帰りたいですの・・・
そっか・・・
でもでもっ!
ただ帰りたいだけじゃ
ないんですのっ
モナティは
*n0さんたち
と一緒に帰りたい
んです・・・
みんなで一緒に
ずっと一緒に暮らして
いきたいですのっ
モナティ・・・
わかってますの
これは、モナティの
ワガママだって
でも、モナティ
*n0さんたち
とも、おわかれ
したくない・・・
帰りたいけど・・・っ
帰りたく、ないんです
のぉ・・・っ
ありがとう、モナティ
だけど、泣くなよ?
向こうに帰ったって
俺たちは仲間だよ
いつだって、きっと
会えるからさ
さあ、泣きやんで?
そしたら帰ろう
俺たちの家へ・・・
ありがとう、モナティ
だけど、泣かないで?
向こうに帰ったって
あたしたちは仲間よ
いつだって、きっと
会えるんだから
さあ、泣きやんで?
そしたら帰りましょう
あたしたちの家へ
にゅっく・・・
は、はいですの・・・
おう、いいぜ
祭りだったらオレに
任せとけって
ばっちり、楽しい
ところに案内して
やるからな?
その様子だと
フォルテは、ここの
祭りは初めてじゃない
んだな?
その様子だと
フォルテは、ここの
祭りは初めてじゃない
のね?
へへへ、まーな?
ファナンの豊漁祭は
聖王国でも屈指の
祭りだからな
とーぜん、オイシイ
ところは押さえてる
ワケさ、これが
うーん、なんか
頼もしいなあ
うーん、なんか
頼もしいわねぇ
へへへ、どーよ?
オレの顔の広さは
まさか、屋台の人に
まで馴染みがいるとは
思わなかったよ
おかげで、いっぱい
おまけしてもらえたし
まさか、屋台の人に
まで馴染みがいるとは
思わなかったわ
おかげで、いっぱい
おまけしてもらえたし
冒険者をやるように
なってからは、祭りと
聞けば、すっとんで
いったからな
その結果が、こういう
カタチで出てるのさ
でも、どうして
そんなに祭りばかりに
こだわってたんだ?
でも、どうして
そんなに祭りばかりに
こだわってたのよ?
あー、それはな
ずっと、憧れていた
反動ってヤツさ
頭のカタイ親のせいで
オレは子供の頃は
ほとんど外で遊んだり
できなかったからな
ええっ、ホントに!?
ええっ、ホントに!?
へへ、意外だろー?
だからかな?
家を飛び出してすぐ
冒険者になることを
決めたのは・・・
自分の足で好きなだけ
行きたい所に行ける
ってのが、すごく自由
に思えたのさ
ま、実際この稼業は
それほど甘いモンじゃ
ないって、すぐに思い
知らされたけどな
へえ・・・
へえ・・・
豊漁祭の見所は
パレードよりもな
最後の花火だぜ
この磯は、ゆっくり
そいつを見物するには
最高の穴場なのさ
ホントだ・・・
すごく、よく見える
ホントだ・・・
すごく、よく見える
ま、次回はもっと
色気のあるお相手を
連れてくるこったな?
フッフッフ・・・
な・・・!?
な・・・!?
あーっはっはっは!
そんなに真面目な顔
して悩むなよぉ?
か、からかうなって!
か、からわないでよ!
おーっ、しかしまあ
今年はまたいつもより
景気よく打ち上げてる
よなあ?
うー・・・
むぅ・・・
パッと咲いて
パッと散る、か
あんな風に生きること
ができりゃあ、そりゃ
最高だろうなあ
くすぶったまま
だらだら生きてんのは
まっぴらだぜ・・・
フォルテ・・・?
フォルテ・・・?
どんな時も、景気よく
いきたいもんだぜ
な、そうだろ?
*n0
うん・・・
そうかもしれないな
ええ・・・
そうかもしれない
そういう生き方だって
ありだもんな・・・?
そういう生き方だって
ありだもんね・・・?
いいわよ?
こうなったら、私も
遊んじゃうんだから!
え?
え?
フォルテのやつ
さんざん、祭りなら
任せとけって
言ってたくせに
気づいたら、一人で
とっくに出かけてるん
だもの
ほんと、勝手なやつ!
あははは・・・
あははは・・・
でも、いいわ
あなたが
誘ってくれたから
このまま腹を立ててる
のも、バカらしいしね
あのさ、ケイナ?
あのね、ケイナ?
んー、なぁに?
さっきから、目につく
屋台の食べ物、全部
食べてるけど・・・
さっきから、目につく
屋台の食べ物、全部
食べてるけど・・・
ヤケ食いなんかじゃ
ないわよ?
言っとくけど!
いや、お腹とか
平気かなあって
いや、お腹とか
平気かなあって
ああ、それは平気よ
こう見えても
私だって冒険者だもの
結構、悲惨な食生活
でも耐えられるくらい
胃腸は丈夫なのよ
心配しないで
いや、そうじゃなくて
食べて消化したら
蓄積されるよね?
お肉になって・・・
いや、そうじゃなくて
食べて消化したら
蓄積されるよね?
お肉になって・・・
・・・!!
と言っても、すでに
後の祭りかも
と言っても、すでに
後の祭りかも
あは、ははは・・・
あ、花火!
そろそろ、祭りも
終わりってことか
そろそろ、祭りも
終わりってことね
花火もね、結構
私のお気に入りなんだ
ぱっと弾けた火の粉が
きらきら舞いながら
落ちていくのを
見てるとねえ・・・
やっぱり、不思議な
気持ちになるのよ
シルターンにも花火は
あるって話だからね
忘れてる記憶が
騒ぐのかも知れないよ
きっと・・・
シルターンにも花火は
あるって話だから
忘れてる記憶が
騒ぐのかも知れないね
きっと・・・
うん、そうかも・・・
なあ、ケイナ
ねえ、ケイナ
ん・・・?
カイナとは、やっぱり
相変わらずなのか?
カイナとは、やっぱり
相変わらずなの?
そうね・・・
やっぱりまだ、戸惑い
が残ってるかな
でもね・・・
妹だとは思えないけど
私は、カイナちゃんが
好きよ。これは本当
素直でいい子だもんな
本当に・・・
素直でいい子だもん
本当に・・・
うん・・・
そろそろ、戻ろうか?
あんまり遅くなると
心配かけちゃうし
そろそろ戻りましょう
あんまり遅くなると
心配かけちゃうし
そうね・・・
戻ったら、とっちめて
おかなくちゃならない
相手もいるし!
あははは・・・
ほどほどに、な?
あははは・・・
ほどほどにね?
お祭りですか?
ああ、たまには
息抜きもかねてさ
遊びに行こうぜ?
ええ、たまには
息抜きもかねてさ
遊びに行きましょう?
そうですね、せっかく
誘っていただいたん
ですし・・・
おつきあいさせて
いただきますよ
さすがに賑わってる
よなあ・・・
さすがに賑わってる
わよねぇ・・・
これだけ大きなお祭り
だと、警備する人は
さぞ大変でしょうね
ん?変なところで
感心するんだなあ
え?変なところで
感心するのねぇ
村の祭りの進行や警備
も、自警団の仕事
でしたから
つい、そういう所に
目がいってしまって
すいません・・・
それじゃ、ロッカは
あんまり祭りを楽しん
だことってないんだ?
それじゃ、ロッカは
あんまり祭りを楽しん
だことってないの?
ええ、それ以前に
こういう大きな街の
お祭りは初めてですよ
それじゃ、今日は
めいっぱい楽しんで
いかないとな!
それじゃ、今日は
めいっぱい楽しんで
いかないとね!
ええ、そうですね
色々と教えてください
今のが、花火という
ものですか・・・
ああ、キレイだろ?
ええ、キレイでしょ?
ええ、とっても・・・
あれが召喚術じゃない
なんて、信じられない
くらい不思議です
はははっ、それは
大げさじゃないかなあ
はははっ、それは
大げさじゃないの?
夢みたいですよ
こうして僕が今
祭りを楽しんでいる
ことが・・・
・・・え?
・・・え?
村が滅ぼされた時
正直、僕はアメルを
逃がすために死を覚悟
していました
そんな僕が、こんな
ゆったりとした時間を
過ごせるなんて・・・
ロッカ・・・
ロッカ・・・
ありがとうございます
*n0さん
ひさしぶりに、こんな
気持ちを味わえた
それだけでも
誘っていただいて
感謝しますよ・・・
ハッ、祭りなんて
ガキじゃあるまいし
でも、リューグは
こういう街の祭りって
初めてなんだろう
一度くらい、見といて
損はないと思うけど?
でも、リューグは
こういう街の祭りって
初めてなんでしょ
一度くらい、見といて
損はないと思うけど?
・・・・・・
アメルのことなら
心配いらないって
フォルテやケイナと
先に出かけたよ
アメルのことなら
心配いらないって
フォルテやケイナと
先に出かけたわ
・・・稽古の相手だ
は?
打ち込み稽古の相手を
戻ってきてから
やるって条件なら
テメエにつきあって
やるって言ってんだよ
えいっ!
って、あれっ?
またハズレた・・・
えいっ!
って、あれっ?
またハズレ・・・
なにやってんだよ
テメエは
うるさいなぁ
こう見えて、なかなか
難しいんだぞ
輪投げって・・・
うるさいわねぇ
こう見えて、なかなか
難しいのよ
輪投げって・・・
難しいとかいうより
先に、すこしは上達
してみせやがれ
ぐぐぐ・・・
おじさん、もう一回!
むぅう・・・
おじさん、もう一回!
おっちゃん
はい、毎度っ
俺にも、一回分だ
えっ?
えっ?
テメエに任せとくと
全財産すっちまいそう
だからな・・・
いいか、よく見とけ?
・・・!
い、1発でとった!?
手首を変にひねるから
明後日の方向に飛んで
いっちまうんだ
いいか・・・?
ははは、リューグの
おかげで大漁だよ
しかし、輪投げが得意
だなんて意外だよなあ
ははは、リューグの
おかげで大漁よぉ
しかし、輪投げが得意
だなんて意外よね
別に・・・
大したことじゃねえ
村の子供はみんな
森の木で作られた
オモチャで遊ぶんだ
俺はたまたま、アレで
よく遊んでた
それだけのことだ
へえ・・・
・・・敵かっ!?
違うよ、リューグ
ほら、花火だって
違うわ、リューグ
ほら、花火だって
花火・・・
キレイだろ?
キレイでしょ?
ハッ、まぎらわしい音
させやがって・・・
てっきり、召喚術かと
思ったじゃねぇか
なあ、リューグ・・・
いつも、そんなに
張りつめてて、本当に
疲れないのか?
ねえ、リューグ・・・
いつも、そんなに
張りつめてて、本当に
疲れないの?
・・・・・・
見ていて心配なんだよ
なんだか、今にも破裂
しちゃいそうで
見ていて心配なのよ
なんだか、今にも破裂
しちゃいそうで
余計なお世話だッ!
・・・・・・
・・・・・・
俺は、好きでこうして
生きてきたんだ
今さら・・・
変えられるかよ・・・
リューグ・・・
リューグ・・・
さあ、お遊びの時間は
終わりだぜ
*n0
早いとこ戻って、稽古
の相手をしてもらう
からなっ!?
*n0
なあ、ミニス
まだかぁ?
ねえ、ミニス
まだぁ?
ちょっと待ってよ?
もう・・・
*n0
そのお言葉、これで
11回目だぞ・・・?
そのお言葉、これで
11回目よ・・・?
・・・・・・
お待たせっ!
なんだよ?別に
いつもと、同じ格好
じゃないか・・・
なによ?別に
いつもと、同じ格好
じゃない・・・
そんなことないわよ
ちゃんと、髪だって
とかし直したもの
はあ・・・
女の子は、身だしなみ
が大切なのよ?
男の人とは違ってね
はいはい・・・
さあ、お祭りに
行きましょ!
うわあ、さすがに
すごい人混みだなあ
大丈夫か、ミニス?
うわあ、さすがに
すごい人混みよねぇ
大丈夫、ミニス?
だ、だいじょぶ・・・
まだ・・・
おっ、パレードが
始まるぞ!
あっ、パレードが
始まるわよ!
えっ、どこどこっ?
ううっ、これじゃ
ちっとも見えないよぉ
うーん、ミニスじゃ
背伸びしたって
無理っぽいな・・・
うーん、ミニスじゃ
背伸びしたって
無理っぽいな・・・
・・・そうだ!
・・・そうだ!
きゃっ!?
ほら、こうすれば
よく見えるだろう?
ほら、こうすれば
よく見えるわよ?
な、なにすんのよっ!
*n0っ!?
なにって、肩車した
だけじゃ・・・
なにって、肩車した
だけじゃ・・・
み、みっともないよ!
おろしてったらっ!?
でも、それじゃ
せっかくのパレードを
見逃しちゃうぞ
でも、それじゃ
せっかくのパレードを
見逃しちゃうわよ
バカバカバカぁっ!
いいから、早く下ろし
てってばぁ!!
なあ、ミニス
そろそろ機嫌を
治してくれよ・・・?
ねえ、ミニス
そろそろ機嫌を
治してよ・・・?
・・・・・・
まいったなあ・・・
あれから、すっかり
口も聞いてくれなく
なっちまったよ
なにが、まずかった
のかなあ・・・
まいったわね・・・
あれから、すっかり
口も聞いてくれなく
なっちゃったよ
なにが、まずかった
のかしら・・・
わあ・・・!?
花火か・・・
てことは、祭りも
そろそろ終わりだな
花火か・・・
てことは、祭りも
そろそろ終わりね
あ・・・
悪かったよ
俺のせいで、せっかく
の祭り見物を台無しに
しちゃってさ・・・
悪かったわ
あたしのせいで、せっ
かくの祭り見物を台無
にしちゃって・・・
ううん・・・
私が悪かったの
あんなことで怒ったり
なんかして・・・
ごめんなさい
*n0
ミニス・・・
肩車が、イヤだった
わけじゃないよっ?
私のためを思って
してくれたんだもの
うれしかった
けど、いきなりだもん
驚いちゃうよ
ごめん・・・
ごめんね・・・
私ね、お父さまが
いないんだ・・・
!?
!?
お母さまとお父さまは
色々な理由で結婚が
できなかったの
今はどこか、別の場所
で暮らしてるんだって
・・・・・・
・・・・・・
だから、私は
お父さまに甘えたこと
なんてないの
抱っこしてもらったり
肩車してもらったり
手をつないだことも
ないから・・・
それで、ミニスは
手をつないだりする
のに過敏になっていた
のか・・・
なあ、ミニス
もう一度、肩車して
やろうか?
えっ?
花火が終わるまで
俺がミニスのお父さん
になってやるよ
・・・・・・
ダメかな?
お父さまってのは無理
があると思う・・・
お兄さまなら・・・
納得してあげるけど?
はははっ、それじゃ
そういうことにして
おこうか
うん・・・
あたいと祭りに!?
うん、よかったら
一緒に行こうぜ
ちょ、ちょっと
ちょっと待って!
すーっ、はー・・・
・・・?
あ、あのさっ?
それって、もしかして
ででっ、で・・・
都合が悪いんだったら
無理しなくていいぜ?
ないないっ!
そんなことっ、絶対に
ないよっ!!
やっぱり、ファナンの
お祭りだったら、地元
のモーリンに案内して
もらうのがいいしさ
くわしいんだろ?
ああ、もちろんだよ
どーんっと任せて
おきなって!
うん、よかったら
一緒に行こうよ
やっぱり、ファナンの
お祭りだったら地元の
モーリンの案内が
一番だろうし
くわしいんでしょ?
ああ、もちろんだよ
どーんっと任せて
おきなって!
うん、やっぱり
モーリンを誘って
よかったよ
案内してくれた屋台や
大道芸、どれもハズレ
がなかったもんな
うん、やっぱり
モーリンを誘って
よかったわ
案内してくれた屋台や
大道芸、どれもハズレ
がなかったものね
ま、まあね・・・
ちっちゃな頃から
あたいは、ずっとこの
祭りを見てきてるから
あれ?
あれ?
ケンカだ!?
おらおらっ!
ここらで店を出すには
オレたちの許可が
いるんだよッ!!
たしか、祭りの間は
どこでも出店を出して
いいんじゃ?
たしか、祭りの間は
どこでも出店を出して
いいんじゃ?
ああ、そうだよ
あれはタチの悪い
言いがかりさ・・・
気にくわないねぇ
みんなの楽しみに
水を差すなんてさぁ!
あっ、モーリン!?
な、なんだ
てめ・・・ぐぎゃ!!
あちゃあ・・・
ほんとにゴメンよ
せっかく誘って
くれたってのに・・・
あたいがカッとなった
せいで、あんたまで
兵士に取り調べられる
羽目になっちまって
気にするなよ?
それにさ、モーリンが
こてんぱんにした
あのゴロツキたち
他の屋台にも同じこと
して、売り上げを
取り上げてたって話
じゃないか
事情を知った兵士も
逆に感謝してたし
いいことしたんだから
なっ?
気にしないで?
それにさ、モーリンが
こてんぱんにした
あのゴロツキたち
他の屋台にも同じこと
して、売り上げを
取り上げてたって話
じゃない
事情を知った兵士も
逆に感謝してたし
いいことしたんだから
ねっ?
ああ・・・
あたいって、どうして
女の子らしく
できないんだろ?
短気で、おおざっぱで
力ばっかり強くて
こんなんじゃあ
かわいげもなんにも
ありゃしないよ・・・
そうかな?
モーリンが言ったこと
俺には、それほど欠点
だなんて思えないよ
そうかな?
モーリンが言ったこと
あたしには、それほど
欠点だなんて思わない
え・・・?
たしかにモーリンは
短気だけど、怒るのは
筋のとおらない相手に
対してだけだろ?
おおざっぱでも
やったことに無責任な
わけじゃないし
力が強いのだって
真面目に修行を続けた
成果じゃないか
たしかにモーリンは
短気だけど、怒るのは
筋のとおらない相手に
対してだけだもん
おおざっぱでも
やったことに無責任な
わけじゃないもの
力が強いのだって
真面目に修行を続けた
成果じゃない
う、うん・・・
それに、俺たちは
みんな知ってるぜ
モーリンが、すごく
面倒見がよくて
優しい女の子だって
ことをね?
それに、あたしたちは
みんな知ってるわよ
モーリンが、すごく
面倒見がよくて
優しい女の子だって
ことをね?
あ、う・・・
そうやって、照れると
すごく可愛いし・・・
や、やだあっ!
ふぎゃっ!?
きゃっ、ちょっと!
しっかりおしよっ
*n0!?
カザミネさ・・・!?
うわわっ・・・!
・・・・・♪
ねえ、いいでしょう?
カザミネさまぁ・・・
いや、し、しかしっ
拙者はこれから日課の
訓練が・・・
そんなもの、お休み
したってよろしいじゃ
ないですか・・・
せっかくのお祭り
二人で、楽しい夜を
過ごしましょう?
ねぇ・・・ん
わわわわっ!
そ、それ以上くっつく
のはしゃれにならんで
ござるううっ!?
カザミネさんが
モテてる!?
意外・・・
カザミネさんって
結構モテるんだ
こりゃ、とんでもない
場面に出くわし
ちまったぞ・・・
ここは、さりげなく
気づかれないように
して・・・
こりゃ、とんでもない
場面に出くわし
ちゃった・・・
ここは、さりげなく
気づかれないように
して・・・
おおっ!?
*n0殿っ
待っておったぞ!
え゛っ!?
ケルマ
きゃんっ!?
さあ、日課どおり
まずは足腰を鍛える
走り込みでござるぞ
さあ、全力で走るで
ござるぞっ!?
ちょ、ちょっと!?
うわあああっ!!
あぁん、カザミネさま
お待ちになってぇ~!
・・・で、つまり
俺を逃げるためのダシ
にしたってこと?
・・・で、つまり
あたしを逃げるための
ダシにしたってこと?
すまんでござる
しかし、あの状況では
他に活路が見い出せ
なかったのだ・・・
でも、カザミネさんは
ああいう豊満な女性が
好みなんじゃなかった
んだっけ?
でも、カザミネさんは
ああいう豊満な女性が
好みなんじゃなかった
の?
いや、それは・・・
たしかにそうだが
しかし・・・
拙者は、ああいう
積極的な女性は、その
苦手なのだ・・・
もっとこう、清楚で
恥じらいがあって
そのうえで・・・
豊満な女性がいい、と
そ、そうっ
そのとおりでござる!
でも、それってさ
すごくぜいたくな
好みだと思うけどなあ
でも、それってさ
すごくぜいたくな
好みだと思うけどね
う・・・っ
しかし、すっかり
迷惑をかけてしまった
でござるな・・・
まあ、もともと俺は
カザミネさんを祭りに
誘おうと思ってたから
いいけどね・・・
お礼に、たくさん
屋台おごって
もらっちゃったし
まあ、もともとあたし
カザミネさんを祭りに
誘おうと思ってたから
いいけどね・・・
お礼に、たくさん
屋台おごって
もらっちゃったし
おお・・・
花火でござるな
祭りもそろそろ
終わりみたいだな
祭りもそろそろ
終わりみたいね
さっきの話の続きで
ござるが・・・
女性の好みを語る
資格など、拙者には
ないのでござるよ
未だ、剣のなんたるか
すらわかっていない
この身ではな
カザミネさん・・・
ケルマ殿が、拙者を
憎からず思うてくれる
こと、ありがたいとは
思うでござる
だが、拙者はまだ未熟
剣の奥義をこの手に
しかと掴むまでは
精進こそが必要なのだ
そっか・・・
うーん
サムライってのも
大変なんだな・・・
でもなんか
無理っぽい気が
するんだけどなあ
見つけましたわよっ
カザミネさまぁ~っ!
いいっ!?
す、すごい執念・・・
す、すごい執念・・・
*n0殿っ!
あとは、任せたで
ござるぞっ!?
あ、ちょっと!?
あ、ちょっと!?
あぁ、つれない御方
だけど、そこがまた
素敵ですわぁ・・・
お待ちになってぇ
カザミネさまぁ~っ!
あーあ・・・
あらら・・・
俺様、パス・・・
ええっ?だって
せっかくのお祭り
なんだよ!?
ええっ?だって
せっかくのお祭り
なのよ!?
なにが楽しくて
わざわざ、混雑の中に
行かにゃならんのだ
それくらいなら
こうして寝てたほうが
俺様ハッピー・・・
・・・ジジくさい
今、お前さん
なんつった?
だって、そうだろ?
人混みがイヤとか
寝てたほうが幸せとか
言ってるし
だいたい、こんな早い
時間から眠るなんて
小さい子か、お年寄り
ぐらいじゃ・・・
だって、そうじゃない
人混みがイヤとか
寝てたほうが幸せとか
言ってるし
だいたい、こんな早い
時間から眠るなんて
小さい子か、お年寄り
ぐらいじゃ・・・
ストーップ!
そうまで言われちゃ
後には引けねえな
俺様のプライドに
賭けて、行ってやろう
じゃねえか。祭りに!
いや、誇りまで
賭けなくてもいいん
だけどさ・・・
いや、誇りまで
賭けなくてもいいん
ですけど・・・
しかし、お前さん
よく食うねえ・・・
だって、
屋台の軽食って、
こういう時しか
食べられないしさ
だって、
屋台の軽食って、
こういう時しか
食べられないもの
ま、たしかに小腹を
満たすような食い物屋
の数は少ねえからな
デリも、スタンドも
バーガーショップも
無いときてる
俺様の好物なんか
当然のごとく存在
してねえしなあ
レナードさんの
好物って、
なんなの?
レナードさんの
好物って、
なんなの?
コーラだ
こーら???
こーら???
俺様の世界じゃ、ごく
ポピュラーなドリンク
なんだがな
真っ黒な液体でな
シュワシュワと泡を
たててる
甘いんだが、喉ごしに
弾ける泡が刺激的で
じつにさわやかな
テイストなのさ
なんか、想像が
つかないけど・・・
なんか、想像が
つかないけど・・・
聞いてると、あんまし
身体にはよくなさそう
にも聞こえるなあ?
聞いてると、あんまし
身体にはよくなさそう
にも聞こえるわね?
うーん、あのチープな
味が恋しいぜ・・・
あっ、花火だ!
あっ、花火だ!
ほう、見事な
ファイアワークスだな
そっちの世界にも
花火はあるんだ?
そっちの世界にも
花火はあるんだ?
ああ
そういや、最後に
こいつを家族そろって
見た時は・・・
あいつはまだ、ミニス
よりちっちゃい子供
だったなあ
あいつ?
あいつ?
俺様の一人娘だよ
えっ?レナードさん
結婚してるのっ!?
えっ?レナードさん
結婚してるのっ!?
そんなに驚くことも
ねえだろう?
ほれ、こいつが娘の
レイチェルだ
へえ・・・
この似顔絵のとおり
なら、かなりの美人
だよなあ
へえ・・・
この似顔絵のとおり
なら、かなりの美人
よねぇ
写真だけで、本人とは
もう何年も会っては
いねえが、お前さんと
同い年のはずだよ
でも、会ってないって
いうのは?
でも、会ってないって
いうのは?
・・・家庭の事情さ
あ・・・
ごめんなさいっ!
いいって、いいって
気にすんな
今の状況から考えりゃ
あいつと俺様が別々に
暮らしてたのはビンゴ
だったんだしよ
ただ、な
こうなるんだったら
もうちっとばかし
親らしいことをして
やりゃよかったなあ
レナードさん・・・
お祭りなんていうのは
本当なら、派手にやる
ものじゃないわ
きちんと儀式を守って
おごそかに行ってれば
それでいいのに
派手なパレードや出店
なんて、必要ないって
ルウは思うよ・・・
だったら、ルウは
家で留守番してるか?
だったら、ルウは
家で留守番してる?
い、今のはあくまで
ルウ個人としての考え
であって・・・
街のお祭りがどんな
ものか、見てみるのは
勉強になるから・・・
それに、せっかく
誘ってくれたんだもの
断るのも失礼でしょ?
やれやれ・・・
素直に、行きたいって
言えばいいのに・・・
やれやれ・・・
素直に、行きたいって
言えばいいのに・・・
うあ・・・
ふふふ、あんなこと
言ってたくせに
すっかり夢中に
なっちゃってさ
ふふふ、あんなこと
言ってたくせに
すっかり夢中に
なっちゃって
*n0
あのお店は、なに?
あれは、アメを火で
あぶって好きな形に
細工して売ってくれる
屋台だよ
あれは、アメを火で
あぶって好きな形に
細工して売ってくれる
屋台よ
それじゃ、こっちで
人がたくさん集まって
るのは???
手品の大道芸かな?
ほら、帽子の中から
ウサギが出てきた
手品の大道芸かな?
ほら、帽子の中から
ウサギが出てきた
すごいなぁ・・・
呪文も魔力も無しで
召喚しちゃうなんて!
いや・・・
そうじゃなくて・・・
いや・・・
そうじゃなくて・・・
ふう・・・
なんだか、すっごく
疲れちゃったわ
そりゃ、あれだけ
はしゃぎ回ってたら
当たり前だって
そりゃ、あれだけ
はしゃぎ回ってたら
当たり前よぉ
あ、あれは・・・
ちょっと、真剣に
観察してただけよ
観察ねえ・・・
ななっ、なぁに?
その疑わしげな視線は
本当だって・・・
・・・きゃっ!
い、今のって
いったい、なにっ!?
今のが花火だよ
火薬を使ってあげて
いるんだ
ほら、またあがるぞ?
今のが花火だよ
火薬を使ってあげて
いるのよ
ほら、またあがるわ?
うあ・・・
キレイ・・・
うん、こんなに盛大な
花火は、俺も初めて
見るなあ・・・
うん、こんなに盛大な
花火は、あたしも初め
て見るわね・・・
ルウね、キミと一緒に
お祭りを見物してみて
気づいたことがあるの
アフラーンの一族が
森に隠れていた間にも
世の中はどんどん
変わってるんだって
本で知識を持ってても
実際に見て、触れて
確かめないと
わからないことは
いっぱいあるんだって
すごく思った
うん、それは俺にも
よくわかるよ
旅に出て、初めて
知ったことって
俺もたくさんあった
からさ
ええ、それはあたし
にもよくわかるわ
旅に出て、初めて
知ったことって
あたしもたくさん
あったから
ひょっとしたら
ルウの一族がしてきた
ことって、間違ってた
のかもね
・・・え?
召喚師が普通の人々の
暮らしに介入するのは
やっぱり違うとルウは
思うけど・・・
だからって、世の中と
関わりを断とうとした
のは、間違ってたの
かもしれないわ
だって・・・
それって、ある意味
現実から逃げてるのと
同じだもの
ルウ・・・
あ~あ!
なんだか、すごく損
しちゃった気分かなあ
もっと早く気づいて
たら、今日みたいな
楽しい事、たっくさん
味わえたのにね
なら、今までのぶんも
まとめて、これから
楽しめばいいさ
変に構えたりしないで
興味を感じたことには
素直になってさ?
なら、今までのぶんも
まとめて、これから
楽しめばいいじゃない
変に構えたりしないで
興味を感じたことには
素直になってね?
うん・・・
そうだね・・・
お祭りですか?
うん、
よかったら一緒に
見に行かないか
うん、
よかったら一緒に
見に行かない?
ええ、私でよければ
喜んで
ところで・・・
これから行くお祭りは
なんの神様のもの
なのでしょうか?
は?
へっ?
ですから、祭られる神
によっては、色々と
準備が必要でしょう?
みそぎの方法とか
お供えの品とか
あのさ、カイナ・・・
あのね、カイナ・・・
はい?
その、カミサマって
なんなんだ???
その、カミサマって
なんなの???
・・・あ!?
申しわけありませんっ
私ったら、つい
シルターンにいた時の
つもりで、お話をして
しまって・・・
じゃ、シルターンでは
その「カミサマ」の
ために、お祭りをする
わけか・・・
じゃ、シルターンでは
その「カミサマ」の
ために、お祭りをする
わけなんだ・・・
*n0さんたち
は召喚獣として鬼神や
龍神たちを呼びます
よね?
その中でも、特に力が
強い存在たちは・・・
シルターンでは
神様として、人々に
あがめられてるんです
なんか、ピンとこない
けどなあ・・・?
召喚獣をそんなふうに
あがめるなんてさ
なんか、ピンとこない
けど・・・?
召喚獣をそんなふうに
あがめるなんて
そこが私たち「鬼道」
の使い手と、貴方たち
の使い手と、貴女たち
「召喚師」の違いかも
しれませんね・・・
ま、難しい話はいいや
それより、せっかくの
お祭りなんだからさ
楽しもうよ?
ま、難しい話はいいわ
それより、せっかくの
お祭りなんだからさ
楽しもうよ?
ええ、私もこちらでの
祭りは初めてなので
色々と教えてください
よし、それじゃあ
ばっちり案内して
あげるよ!
よし、それじゃあ
ばっちり案内して
あげる!
どうだった?
どうだった?
ええ、とても
楽しかったです
それなら、よかったよ
それなら、よかった
あ、花火・・・
祭りも、そろそろ
おしまいってことか
祭りも、そろそろ
おしまいってことね
*n0さん
ん・・・?
今日は、誘って
くださってありがとう
ございます
はははっ、そんな
改まって感謝すること
じゃないって?
はははっ、そんな
改まって感謝すること
じゃないわよ?
いいえ・・・
私はミコですから
祭りの時は、いつも
儀式に参加していて
屋台や出し物を
ゆっくり見て回ったの
なんて、小さな頃しか
なかったんですよ
ですから、今日は
本当に楽しかったです
子供に還ったみたいで
本当に・・・
カイナ・・・
・・・たーまやぁ!
は!?
シルターンでは
花火があがった時に
こうやってかけ声を
かけるんですよ?
ほらっ
*n0さんも
ご一緒に!
は、はあ・・・?
・・・さんっ、はい!
たーまやぁ!
私と、祭りに?
うん、このところ
シャムロックはずっと
働いてばかりだし
たまには、息抜きを
したっていいだろ?
うん、このところ
シャムロックはずっと
働いてばかりだもの
たまには、息抜きを
したっていいわよ?
しかし・・・
祭りが終わるまでは
ファミィさんたちとの
話し合いもないんだし
気を張りつめてばかり
だともたないぞ、って
フォルテも心配して
いたぜ?
祭りが終わるまでは
ファミィさんたちとの
話し合いもないのよ
気を張りつめてばかり
だともたないぞ、って
フォルテも心配して
たもの
そう言われてしまうと
返す言葉がないなあ
よし、わかった
それじゃ、今日は君に
つきあわせてもらう
ことにするよ
そうこなくっちゃ!
そうこなくっちゃ!
あのさ
シャムロック・・・
あのね
シャムロック・・・
なんだい?
さっきから、すれ違う
人たちが俺たちを
避けてるのは気のせい
かなあ?
さっきから、すれ違う
人たちがあたしたちを
避けてるのは気のせい
かなあ?
ああ、それはきっと
私を見回りの兵士と
勘違いしてるからじゃ
ないのかな
あ・・・
トライドラの祭りでも
こうして警備をして
回っていたからね
だけど、今は見回りを
してるんじゃないん
だしさ・・・
もうちょっと、その
なんとかならない?
だけど、今は見回りを
してるんじゃないん
だし・・・
もうちょっと、その
なんとかならない?
と、言われても・・・
おっちゃん
おーい、そこの
騎士さまぁ!
こっち来て、一杯
おやんなさいよ!?
振るまい酒か・・・
せっかくだから
ご馳走になったら?
せっかくだから
ご馳走になったら?
いや、私はその
酒は苦手で・・・
おっちゃん
ほらほら、旦那っ!
遠慮しないで!?
あ・・・
ちょ、ちょっと!?
せっかく勧めてくれて
るんだし、一杯ぐらい
つきあいなって
せっかく勧めてくれて
るんだし、一杯ぐらい
つきあいなさいって
しかし、私は本当に
酒はダメなんだよ?
おっちゃん
まあまあ、ほれ?
もう騎士さまのぶんも
ついじまったし・・・
一杯ぐらい、俺だって
飲んでも平気なんだし
一杯ぐらい、あたしも
飲んでも平気なんだし
うう・・・っ
・・・いただきます!
・・・・・・
おっちゃん
おおっ、さすが!
いい飲みっぷりだ!!
ちょ、ちょっと!?
苦手だからって
そんなに一気に飲んだ
りしたら・・・
ちょ、ちょっと!?
苦手だからって
そんなに一気に飲んだ
りしたら・・・
・・・っく
あーっはっはっは!!
わーっ!
シャムロックが
壊れたぁっ!?
大丈夫か
シャムロック?
ああ、もう平気だよ
迷惑をかけてすまない
気にするなよ
それに・・・
俺もさ、つい調子に
乗って、飲むように
勧めちゃったから
悪いと思ってるよ
本当に・・・
わーっ!
シャムロックが
壊れたぁっ!?
もう・・・
シャムロックったら
だらしないなぁ
ああ・・・
我ながら、情けない
たった一杯の酒で
ひっくり返って
女性の膝を借りること
になるなんて・・・
あ、それは気に
しなくていいわよ
あたしもつい調子に
乗って、飲むように
勧めちゃったしねえ
ちょっとは責任
感じてるのよ?
これでも・・・
ああ、だけど
いつまでもこうしてる
わけにはいかないさ
無理しなくたって
いいのよ、ホントに?
ああ、もう平気だよ
迷惑をかけてすまない
あ・・・
花火だ・・・!
あ・・・
花火だ・・・!
祭りも、そろそろ
終わりが近づいた
ようだね
なんだか、終わるのが
残念だよなあ
なんだか、終わるのが
残念よねぇ
*n0
ひとつ、聞かせて
くれないか?
え・・・?
私と祭りを見物して
本当に楽しかったか?
そりゃ楽しかったよ
でも、どうして
そんなこと聞くんだ?
そりゃ楽しかったわよ
でも、どうして
そんなこと聞くのよ?
私はね・・・
時々、自分がひどく
つまらない人間だって
思ったりするんだよ
武門の家に生まれて
幼い頃からずっと
騎士になることだけを
目標にして
望みどおり、私は
不相応なほどの評価を
もらうことができた
だけど、ずっと
その道だけを駆け足で
走り続けてきて
しまった私は・・・
同年代の者たちが
当たり前のように体験
するようなことを
なにも知らない
だから・・・
そんなことは
ないんじゃないかな?
そんなことは
ないんじゃないの?
え?
俺、フォルテから
聞かせてもらったぜ
二人が、修業時代に
やってきたこと
ずいぶんな無茶を
したんだって?
あたしフォルテから
聞かせてもらったわ
二人が、修業時代に
やってきたこと
ずいぶんな無茶を
したんだって?
あれはっ!?
私はいつだって
巻きこまれていた
だけで・・・
わかってるよ
でも、後始末って形で
騒ぎに関わったのなら
シャムロックだって
同じ体験をしたって
いえないかな?
わかってるわよ
でも、後始末って形で
騒ぎに関わったのなら
シャムロックだって
同じ体験をしたって
いえないかな?
あ・・・!?
気づいてないだけだよ
シャムロックはさ
すくなくとも、俺は
シャムロックが
つまらない人間なんて
思ってないぜ?
気づいてないだけよ
シャムロックはさ
すくなくともあたしは
シャムロックが
つまらない人間なんて
思ってないもの?
*n0・・・
お、お祭り・・・
ですかぁ・・?
うん、誘おうかと
思ったけど・・・
その様子だと、また
殺人的に働いてる
みたいだね
ええ、誘おうかと
思ったけど・・・
その様子だと、また
殺人的に働いてる
みたいね
そうなんですよー!
あれから結局
店長にさぼってるのが
バレちゃってぇ・・・
罰金か、残業か
二択をつきつけられ
ちゃったんですよー
だけど、今夜は他の
バイトもあるし
罰金確定かと思うと
なんだか・・・
どっと、疲れが出て
きてしまったですよ
ええ・・・
うーん、そりゃ
たしかにめげるなぁ
うーん、そりゃ
たしかにめげるわね
・・・手伝おうか?
・・・手伝おっか?
ああっ、その言葉を
お待ちしてました!
それじゃケーキ屋は
よろしくお願い
しますね?
お礼に、食事を
ごちそうさせて
もらいますからっ♪
お礼、ねえ・・・?
どうも、お仕事
お疲れさまでしたー♪
お疲れさまでしたー♪
じゃないよ
まったく・・・
あそこまで忙しい目に
あうなんて知ってたら
絶対に逃げてたよ
お疲れさまでしたー♪
じゃないわよ
まったく・・・
あそこまで忙しい目に
あうなんて知ってたら
絶対に逃げてたもの
祭りは、どのお店でも
かきいれどきですから
ねえ・・・
まあまあ、ですから
こうやってお食事を
おごってるんじゃない
ですか
さ、遠慮しないで
お好きな物をどうぞ?
一番高いのでも、私が
おごりますから
だってさ・・・
大将?
だってさ・・・
大将?
一番高いソバは
エビが2匹のってる
12バームのですねえ
じゃ、それ・・・
じゃ、それ・・・
私は、いつものを
くださーい
はい、かけソバの
ネギ抜き・・・
8バームですね?
お仕事の帰りには
いつも、ここでご飯を
食べてるんですよ
まあ、シオンの大将の
ソバは、俺も好きでは
あるけどさあ・・・
まあ、シオンの大将の
ソバは、あたしも好き
だけどねぇ・・・
ほらほら、いつまでも
ふくれてたらダメです
笑って、笑って?
まあ、今さら
むくれていても仕方が
ないか・・・
まあ、今さら
むくれていても仕方が
ないか・・・
でも、あれですねえ
ん?
え?
*n0さんは
なんのかんのいって
優しいですよねー?
おだてたって、今日
みたいな無茶は、もう
しないぞ?
おだてたって、今日
みたいな無茶は、もう
しないわよ?
わかってますって
ええ、もうホントに
・・・・・・
あははははっ
私は長いこと、暗殺者
なんてお仕事をしてた
せいで
貴方みたいに、素直に
貴女みたいに、素直に
人を信じることが
なかなかできないん
ですよねー・・・
人と人との結びつき
より、お金が大事って
考えちゃうんです
だから、だまし討ち
なんか平気でやって
ましたよ・・・
・・・!?
あっ、勿論それは
昔の話ですよっ?
今はもう、私は組織に
属していませんから
ある人が、私が組織を
抜けるために、身代金
を払ってくれたんです
それじゃ、もしかして
パッフェルさんが
無茶苦茶に働いている
のって・・・?
はい、その人に借りた
お金を返すためですよ
本人は「いらない」と
言ってるんですけど
やっぱり、借りは借り
ですし・・・
それを精算しないと
本当の意味で、自由に
なったとはいえない
気がしますしね-?
そんな理由が、この人
にあったのか・・・
そんな理由が、この人
にあったの・・・
そういうわけですから
ご用の際は、いつでも
お気軽に申しつけて
くださいな
ケルマさんから
お給金をもらえないと
困っちゃいますから
それじゃ、せいぜい
こき使わせてもらう
ことにしようかな?
それじゃ、せいぜい
こき使わせてもらう
ことにしようかな?
え、えっと・・・
そのあたりは、一応
ほどほどということで
ひとつ・・・

scn114

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
聖王都への伝令役を
俺たちに?
聖王都への伝令役を
あたしたちに?
ええ、すでに聖王家へ
の急使は発ったとの
ことなのですが
それとは別の文書を
ファミィ議長が
貴方とネスティさんに
貴女とネスティさんに
ぜひ、運んでいただき
たいとおっしゃって
わざわざ僕たち二人を
指名するということは
その書状は、蒼の派閥
に宛てたものですね?
ご察しのとおり
金の派閥の議長から
蒼の派閥の総帥へと
宛てた親書です
そんな重要な役目を
俺たちなんかに任せて
いいんですか?
金の派閥の正式な使者
が運んだほうが・・・
そんな重要な役目を
あたしたちなんかに
任せていいの?
金の派閥の正式な使者
が運んだほうが・・・
君はバカか?
本来、僕らと金の派閥
は対立関係にあるもの
なんだぞ
あ・・・!
あ・・・!
正式な使者を出すには
面倒な内部手続きが
必要になるはずだ
当然、時間もかかる
そもそも、蒼の派閥が
好意的に使者を迎える
保証すらない
君は知ってるはずだ
彼らが、異端者に対し
どれだけ差別的な態度
をとれるかを・・・
・・・たしかに
・・言えてる
ニンゲンってのは
やたらと差別すんのが
好きだからなァ
派閥って、なんだか
おかしな集まりね
同じ召喚師なら仲良く
すればいいのに
ええ、本当だったら
そのほうがいいはず
ですよねぇ
そうですのー
みんな、仲良く
できればいいのに
そう言われちゃうと
身もフタもないわ
いろいろ、あるのよ
たぶん・・・
まあ、アレだ
政治の駆け引きっての
は、どこの世界も
大変ってこったな
聞いてて胸が
悪くなるってのも
同じかい?
・・・ノーコメントだ
いかがでしょう?
俺は別に引き受けても
かまわないけど・・・
あたしは別に引き受け
てもかまわないけど
僕も異論はない
一度、聖王都まで戻る
必要はあると思うしな
そうですね
黒の旅団がトライドラ
に来ている今なら
街道の監視もゆるんで
いるはずです
派閥とかの都合なんて
俺には関係ねえがな
村がどうなったのかは
確かめておきたいぜ
うん、ここで
じっとしてるよかさ
やれることやったほう
が絶対いいって!
では、私はこのことを
ファミィ議長にお伝え
してきます
じゃあ、それまでに
俺たちは出発できる
ようにしておくよ
じゃあ、それまでに
あたしたちは出発でき
るようにしておくわ
*n0さん
ああ、いいところに
来てくれて助かり
ましたよ
いいところって
なんのことですか?
いいところって
どうしたの?
いや、じつはですね
店の支度をしようと
ここにやって来たら
怪我をして倒れてる
人を見つけてしまって
介抱しながら事情を
聞いてみると、これが
貴方たちの知り合い
貴女たちの知り合い
らしいんですよ
え!?
えっ!?
こちらの方なんですが
どうでしょう?
ロッカっ!
ロッカじゃないか!?
ロッカっ!
ロッカじゃない!?
う・・・
しっかりしろよ、おい
ロッカっ!
しっかりしなさいよ
ロッカっ!
*n0・・・
よかった・・・
やっと、見つけること
ができた・・・
迎えに、来たんだよ
君たちの、こと・・・
迎えに?
はやく、伝えて・・・
おじいさんは・・・
アグラバインさんは
生きてるって・・・
なんだって!?
なんですって!?
レルムの村で・・・
アメルのこと
待ってるって・・・
ロッカ!?
ロッカ!?
リューグっ!?
リューグじゃないか!
リューグっ!?
リューグじゃないの!
よお・・・
しっかりしろよ、おい
リューグっ!
しっかりしなさいよ
リューグっ!
うるせぇぞ・・・
*n0
テメエらが
あっちこっちフラフラ
しやがるから・・・
探すのに手間どって
このありさまだぜ
ったく、せっかく人が
迎えに来てやったって
いうのによ・・・
迎えに?
ジジイがな・・・
お前らを連れて、村に
来いってよ・・・
なんだって!?
なんですって!?
生きてやがったのさ
あのジジイ・・・
俺は、別にうれしくも
ねえがな・・・
アメルにゃ・・・
いい知らせだろ・・・
な、あ・・・?
リューグ!?
リューグ!?
大丈夫ですよ
さっき私が飲ませた
痛み止めの薬が効いて
きたんでしょう
事情はよく解りません
が、かなり無茶をして
ここまで旅をしてきた
ようでしたからね
ありがとうございます
シオンさん
いえいえ、それよりも
早く彼をちゃんとした
場所で休ませてあげて
ください
ええ、そうします
では、お気をつけて
お、あそこを走ってる
のはユエルじゃないか
あら、あそこを走って
るのはユエルじゃない
ハァ、ハァ・・・
また、おつかいでも
頼まれたのかな?
また、おつかいでも
頼まれたのかな?
どうする?
 声をかける
 放っておこう
あれだけ急いでるのを
みると、よっぽど急ぎ
の用事らしいな・・・
あれだけ急いでるのを
みると、よっぽど急ぎ
の用事らしいね・・・
邪魔しちゃ悪いし
声をかけるのはよそう
邪魔しちゃ悪いし
声をかけるのはよそう
おーい、ユエルぅ!
おつかいかぁ?
おーい、ユエルぅ!
おつかい?
・・・!
あれ、気がつかないで
行っちまった・・・
あら、気がつかないで
行っちゃった・・・
変だな?
あいつの耳なら聞こえ
ないはずがないのに
変よね?
あの子の耳なら聞こえ
ないはずがないのに
それに、あんなに
息をきらして走ってる
なんて・・・
それに、あんなに
息をきらして走ってる
なんて・・・
ちょっと普通じゃ
ないぞ?
ちょっと普通じゃ
ないわね?
この街で使われる水は
召喚獣が海水から
作り出してるのよね?
この水道橋を経由して
広がってる水道の水は
みんなそうらしいよ
金の派閥がこの設備を
作ったから、ファナン
は大きな都市へと発展
したんだってさ
この水道橋を経由して
広がってる水道の水は
みんなそうらしいわ
金の派閥がこの設備を
作ったから、ファナン
は大きな都市へと発展
したんだって
街に来て、最初に
驚いたのは人の多さ
だったけど
次に驚いたのが
こんな風に召喚獣が
生活のために利用され
てるってことかな
思いつきは素晴らしい
と思うけど・・・
でも、ルウはあんまり
好きじゃないかも
どうして?
どうして?
だって、なんだか
召喚獣を便利な道具と
してしか見ていない
気がするから・・・
・・・!
・・・!
ルウはあの家で
召喚獣たちと暮らして
きたから余計に
そんなふうに
思っちゃうのかも
しれないけどね・・・
あたしたちと別れた
リューグは
今、どうしているん
でしょうか?
あたしたちと別れた
ロッカは
今、どうしているん
でしょうか?
黒の旅団がこっちで
動き出したってことは
ゼラム周辺での活動に
ひと区切りつけた証拠
だと思うんだ
だから、前よりも
ずっと危険は減ってる
はずさ
案外、先輩たちの
屋敷で帰りを
待ってるかもよ
爺さんも一緒にさ?
黒の旅団がこっちで
動き出したってことは
ゼラム周辺での活動に
ひと区切りつけた証拠
だと思うのよね
だから、前よりも
ずっと危険は減ってる
はずよ
案外、先輩たちの
屋敷で帰りを
待ってるかもね
お爺さんも一緒に?
ええ、そうだったら
うれしいんですけど
引き受けるのはかまわ
ないけど、正直言うと
本部に顔を出すのは
キツイなぁ・・・
引き受けるのはかまわ
ないけど、正直言うと
本部に顔を出すのは
キツイのよねぇ・・
安心しろ。本部へは
僕だけで報告に
行くつもりだ
君はみんなを連れて
先にギブソン先輩の
所に行けばいい
でも、それじゃ・・・
でも、それじゃ・・・
いや、むしろそうして
くれないと困るな
下手に君が顔を出せば
余計な騒動が起きるに
決まっている
それで肝心の手紙を
渡せなくなったら
それこそ大変だからな
そ、そこまで
言うか・・・?
そ、そこまで
言う・・・?
まさか、お母さまが
蒼の派閥に手紙を出す
なんて思わなかったわ
ミニスは、あんまり
賛成じゃないのか?
ミニスは、あんまり
賛成じゃないの?
そういうわけじゃ
ないけど・・・
ただ、貴方たちまで
ただ、貴女たちまで
お母さまの駆け引きの
道具にされちゃった
みたいで
それが、ちょっと
面白くないだけ
ファミィさんが
どう思ってるかまでは
わからないけどさ
俺もネスも、道具に
されたなんて思って
ないのは本当だよ
だから、ミニスが
気にすることなんて
なにもないさ
ファミィさんが
どう思ってるかまでは
わからないけどね
あたしもネスも、
道具にされたなんて
思ってないのは本当よ
だから、ミニスが
気にすることなんて
なにもないわ
うん・・・
そう言ってもらえると
すこし気が楽になるよ
カザミネさま・・・
私を置いて、本当に
行ってしまわれるの
ですか!?
あ・・・
あ・・・
未練でござるぞ
ケルマ殿
拙者は修行中の身
剣の道を極めるために
安息を捨てた男で
ござる・・・
こうして別れの時を
迎えるのもまた必定
と・・・おぉっ!?
それでも、ケルマは
カザミネ様と別れたく
ありませんわ!!
けけっ、ケルマ殿っ
お離しくだされっ!?
いいえ、離しません!
引き止めるのが無理だ
というのなら・・・
私は、カザミネ様に
ついてまいりますっ!
あわっ、わわわっ!
そっ、それは無理っ
無理でござるうっ!?
なんだか、すさまじい
ことになってるなあ
なんだか、すさまじい
ことになってるわね
あ・・・!?
あ・・・!?
・・・・・・
カ、カイナさん・・・
カ、カイナさん・・・
お残りになったら
いかがですか?
カザミネさん
かかっ、カイナ殿!?
私たちのことなら
ご心配なさらなくても
結構ですよ?
貴方が抜けたとしても
多分、なんとかやって
いけるでしょうから
いや、拙者は
抜けるつもりなど
けして!!
行きましょう
*n0さん?
あ、うん・・・
えっ、うん・・・
どうぞ、末永く
お幸せに・・・
か、カイナ殿っ!
誤解っ、誤解で
ござるうぅぅっ!!
カザミネさまぁ~っ
大丈夫だよ
見た目よりもひどい
ケガじゃないさ
よかった・・・
最初の手当てが
きちんとされてたのが
よかったんだね
ソバ屋の大将の手際
にゃあ思えないくらい
見事な処置だよ
はぁ、あの人って
つくづく器用な人
ですよねー
しかし、気になるのは
この傷の理由だな
どうみても、途中で
誰かとやりあってつけ
られたとしか思えんぜ
とすりゃ、考えられる
相手ってのはひとつ
しかねえだろーな
黒の旅団の追っ手、か
黒の旅団の追っ手、ね
デグレアの侵攻の手は
もうそこまで・・・
安易に結論を出すのは
どうかと思うが
ちょっと、みんな
相談するのはいいけど
場所を変えましょうよ
怪我人がゆっくり
休めないでしょう?
おこしたら・・・
かわいそうだよ・・・
そうですね・・・
そうだな
続きは、道場で話そう
ロッカが
リューグが
伝えてくれた知らせを
みんなに聞いてもらい
たいんだ
特に、アメルには
ケイナの言うとおりよ
続きは、道場で
話しましょう
ロッカが
リューグが
伝えてくれた知らせを
みんなに聞いてもらい
たいの
特に、アメルには
え、でも・・・
リューグのことなら
僕が看ている
心配しないで話を
聞いておいで
僕はこいつが目を覚ま
したら、今までのこと
を説明しておくから
うん、お願いするね
ロッカ
いいから、お前は
話を聞いてきな
バカ兄貴には、俺が
ついてるからよ
弱いくせに無茶なこと
しやがって・・・
文句のひとつも言って
やらねえと、腹の虫が
おさまらねぇからな
ほれ、行ってこいよ!
う、うん・・・
ソバ屋の大将というと
件の人物か?
そうですのっ!
シオンさんですのっ!
おいおい、モナティ
いい加減にしつこいぞ
会うたびに、大将は
「人違い」だって
いってるじゃないか?
モナティ、いい加減に
しつこいじゃない
会うたびに、大将は
「人違い」だって
いってるじゃないの?
でもでも、顔も名前も
おんなじで、おまけに
薬にもくわしいなんて
モナティの知ってる
シオンさんそのもの
ですのーっ!!
それじゃ、モナティは
大将がウソを
ついてるって
いうのか?
それじゃ、モナティは
大将がウソを
ついてるって
いうの?
うにゅ、それはぁ
モナティ殿の見間違い
でなければ、あり得る
話でござるな・・・
あの御仁は、その手の
乱波に長けておるし
カザミネさんまで!?
カザミネさんまで!?
カイナ殿は、どう
思われるか?
えっ?
そ、そうですねぇ
えっと・・・
一度お会いしてみない
ことには、なんとも
言えませんよね
さすがに・・・
うむ、もっともで
ござるな・・・
そんなことよりも今は
こちらの方の伝えて
くれたお話が先ですよ
ですよね?
*n0さん
ああ、場所を変えて
道場で説明するよ
ええ、場所を変えて
道場で説明するわ
にゅうぅぅ・・・
それ、本当なの!?
間違いないよ
間違いないわ
リューグは
ロッカは
たしかに言ったんだ
アグラじいさんに
頼まれて、俺たちを
呼びに来たんだって
たしかに言ったのよ
アグラおじいさんに
頼まれて、あたしたち
を呼びに来たんだって
おじいさんが生きて
いてくれた・・・
無事で・・・
いてくれた・・・!
よかったね、アメル
・・・(こくこく)
ええ、本当に!
う・・ん・・・っ
まあ、あの黒騎士相手
に真っ向から戦いを
挑んだじいさんだしな
そう簡単にくたばりは
しねえと思ってたが
そのとおりだったって
ワケだ・・・
まったく・・・
大した死に損ないって
ヤツだぜ・・・
じいさんはレルムの村
で俺たちを待っている
そうだよ、アメル
早く会いにいって
あげよう、な?
おじいさんはレルムの
村であたしたちを
待ってるそうよ
早く会いにいって
あげましょう、ね?
・・・うん
珍しいな
二人が、話をしてる
なんてさ
珍しいわね
二人が、話をしてる
なんてね
そうかな?
ほれ、一応
俺様はスルゼン砦の
生き残りだろうが
トライドラの人間に
そのへんのことを
詳しく話しておこうと
思ってな
ああ、そうか・・・
あっ、そうか・・・
おかげで、彼らが
どれだけ勇敢だったか
知ることができました
ありがとうございます
礼はいらねぇさ
俺様も、お前さんに
聞いてもらったおかげ
で、肩の荷が降りた
あとは、張本人たちの
カタをどうつけるかさ
ええ、それが今の
私たちにできる唯一の
手向けですからね
あんたたちにすりゃ
久しぶりの里帰りって
わけだね
めでたい帰郷ってわけ
にゃ、いかないみたい
だけどさ
うん、だけど
やっぱりうれしいよ
住んでた頃は、あまり
好きな街だとは思って
なかったけど
離れてみると、なんか
恋しい気がしてさ
ええ、だけど
やっぱりうれしいわ
住んでた頃は、あまり
好きな街だとは思って
なかったけど
離れてみると、なんか
恋しい気がしてね
ふるさとってのは
そういうもんさ
どれだけ嫌っていても
変わり果てちまっても
最後には戻ってきたく
なる場所なんだ
アメルたちにとっても
そういうもんだと
いいんだけどねえ
うん・・・
ええ・・・
具合はどうだい?
具合はどう?
*n0さん
ええ、もうすっかり
大丈夫ですよ
この子ががんばって
くれたおかげですね
・・・すぅ
ありゃ・・・
居眠りしてる・・・
あらら・・・
居眠りしてる・・・
一晩中、つきそって
いてくれたんですよ
ほとんど眠っていない
みたいで・・・
ほら、アメル
僕はもう平気だから
部屋でおやすみ?
んん・・・
でもふぉ・・・
ほら、代わりに俺が
ついてるから
寝てきなよ
ほら、代わりにあたし
がついてるから
寝なさいよ
・・・・・・ふぁい
ずいぶんとあの子には
心配をかけてしまって
いたみたいです
それに、貴方たちにも
それに、貴女たちにも
迷惑をかけてしまって
迷惑だなんて!
リューグに聞きました
貴方たちがあの子を
貴女たちがあの子を
守るためにどれだけの
ことをしてくれたか
心からお礼を言わせて
もらいます
本当に、ありがとう
ロッカ・・・
聞いてください
*n0さん
あの子はこれから
レルムの村で祖父と
再会することで
今まで知らなかった
事実を聞かされる
ことになるでしょう
それは・・・
くわしいことは僕も
聞いてはいません
ですが・・・
アメルの生い立ちに
関わる話だそうです
!?
いずれにしろ、今まで
話すのを避けていた
ことです
あの子にとって、多分
つらい話なのでしょう
・・・・・・
*n0さん
お願いがあります
もしも、アメルがその
ことで傷つき、苦しむ
ことになってしまった
その時は・・・
どうか、あの子を
助けてやってください
お願いします!
ロッカ・・・
あの子は心から、貴方
あの子は心から、貴女
のことを信頼してます
離れていたからこそ
僕にはわかるんです
ですから、どうか
アメルを・・・
・・・わかったよ
ロッカ、約束するから
なにがあっても
俺はアメルのことを
見捨てたりしない
守ってみせるから
・・・わかったわ
ロッカ、約束するから
なにがあっても
あたしはアメルのこと
を見捨てたりしない
守ってみせるから
これぐらいのケガ
一晩も寝りゃあ治るぜ
大騒ぎしやがってよ
なのに
こいつときたら・・・
・・・すぅ
ありゃ・・・
居眠りしてる・・・
あらら・・・
居眠りしてる・・・
心配だからって
一晩中、寝ずの看病
してやがったんだよ
言い出したら聞かない
ところは、昔っから
ちっとも変わらねえ
おい、アメルっ!
もういいから、お前は
部屋で寝てこいよ
んん・・・
でもふぉ・・・
ほら、代わりに俺が
ついてるから
寝てきなよ
ほら、代わりにあたし
がついてるから
寝てきなさい
・・・・・・ふぁい
ったく・・・
手前ェが身体壊したら
どうすんだよ?
うん、アメルは
一生懸命になりすぎて
無茶しがちになるから
ええ、アメルは
一生懸命になりすぎて
無茶しがちになるから
ハッ・・・
手前ェに教わらねえで
も、それぐらい俺にも
わかってんだよ!
そ、そうだよな・・・
ゴメン
うん
そうだね・・・
でも、お互いに無事で
なによりね
・・・・・・
・・・・・・
・・・聞いたぜ
バカ兄貴からよ
あいつのこと、何度も
守ってくれたらしいな
一応、礼は言っとく
ありがとよ
うん・・・
あいつ、アメルな
ジジイから聞かされた
ばあさんの村に行こう
としたんだってな
うん、けど・・・
ええ、そうだけど
見つからなかったって
言うんだろ?
ハッ!当たり前だ
ありゃ、ジジイの嘘
だったんだからな
・・・!!
なんですって!?
ジジイがお前たちを
呼んでるのはな、本当
のことをアメルに話す
ためなんだよ
あいつの生い立ちに
関わる話だとさ
傷つけねえために嘘を
ついてきたってこと
らしいがよ・・・
ふざけんじゃねェ!!
結局、傷つけるんなら
最初っから本当のこと
を教えてやってりゃあ
よかったんだ・・・
リューグ・・・
傷つくとわかってて
あいつを連れてなんか
いきたくねえよ
けどな・・・
そうしちまったら
今度は、俺があいつを
裏切ることになる
できるかよッ!?
俺はあいつに、アメル
には嘘なんてつきたく
ねえんだよ・・・っ
リューグ・・・
あなた・・・
なあ・・・
*n0
約束しろよ・・・?
お前だけは、
絶対にあいつを
裏切らねえって
約束しろよっ!?
え・・・?
アメルは心から、お前
を信頼してやがる
忌々しいがな、俺には
わかっちまったんだ
足りねぇんだよ・・・
俺の力だけじゃあ
あいつを支えきれるか
わからねえんだよ!
頼む・・・・・・
・・・わかった
リューグ、約束するよ
なにがあっても
俺はアメルのことを
裏切ったりしないよ
絶対に・・・
・・・わかったわ
リューグ、約束する
なにがあっても
あたしはアメルのこと
を裏切らない
絶対に・・・
なあ、奴らは出てくる
と思うか?
まず、間違いなく
・・・でなければ
ゼラムからわざわざ
こんなところまで
追ってこないでしょう
私個人としては
一生会いたくないなー
なんて・・・
ウウウゥゥッ!
どうやら、
噂をすればって
やつらしいぜ?
つくづく、しつこい
連中だぜ・・・
・・・・・・
イオス、か・・・
イオス、ね・・・
後詰めの兵から報告を
受けた時には、よもや
と思ったが
独断で動いて正解だよ
やはり、その男は
貴様らと合流するのが
目的だったわけだ
目的地はゼラムだな?
答える必要は、ない!
はッ!てめえらに
教える義理はねえよ
いいさ、別に
ここで貴様らを捕らえ
れば、同じことだ
そう言って、今まで
ずっと失敗してきたん
じゃないのかしら?
黙れっ!!
これ以上、貴様らに
ふり回され続けるわけ
にはいかないんだ
あの召喚師どもに
好き勝手をさせない
ためにも・・・
「鍵」となる聖女
今日こそ渡してもらう
絶対に!
「鍵」って・・・
どういう意味だ!?
「鍵」って・・・
どういう意味!?
どうしても、黙って
通してはくれないん
ですね・・・?
・・・・・・
下がってください
アメルさん
彼らと話すことは
無意味です
力で物事を押しとおす
者たちには、こちらも
相応の返礼をする
のみ!
ヒャッハーッ!
めいっぱい、暴れ
させてもらうぜェ!!
総員、いけえぇっ!!
させるものか!
好きにゃさせねぇぞ
手前ェらには!!
・・・なぜだ?
どうして、とどめを
ささない!?
俺たちは軍隊じゃない
自分や仲間たちさえ
守ることができれば
それでいいんだ
あたしたちは軍隊とは
違うわ
あたしやみんなを
守ることができれば
それでいいの
人殺しをしてまで
目的を果たそうなんて
思ってない
イオス、あたしはね
人殺しをしてまで
目的を果たそうなんて
思ってないのよ
どんな大義のためで
あろうと、非理にて
剣を振るうことは
許されはせぬ
わかったような口を
聞くなッ!?
貴様らの言っている
ことは甘い幻想だっ!
現実を見すえてない
キレイごとだ!!
・・・!!
ひとつの利を得ようと
すれば、必ずどこかで
害が生じるんだ
ならば、誰でも己を利
しようと考えて当然だ
貴様らとて、例外では
ないだろう
理屈が違うだけで
やっていることは
同じだ
・・・違うか!?
それは・・・
・・・・・・
そのとおりだな
ネス!?
君の言葉は正しい
その点では評価しよう
だが・・・
それを口にした時点で
君に僕たちの行動を
非難する資格はない
理屈はそれぞれ違うと
君は自分で宣言したの
だからな・・・
ですよねえ?
く・・・っ
黒騎士に伝えてくれ
イオス
俺たちは、俺たちの
望んでいることを絶対
にあきらめない
それを貫くために
デグレアを敵に回した
としても・・・
絶対にあきらめない
って・・・!
黒騎士に伝えて・・・
イオス
あたしたちは、あたし
たちの望んでいること
を絶対にあきらめない
それを貫くために
デグレアを敵に回した
としてもね・・・
絶対にあきらめない
って・・・!
ここが、アメルたちの
暮らしてた村かい
うーん・・・
なんというか・・・
ひどいよ・・・
こんなにむちゃくちゃ
にしちゃって
本当はもっとのどかで
緑の多い村でした
あの夜が、やって来る
までは・・・
見てみたかったわね
こうなる前に
・・・・・・
・・・・・・
でも、汚れてません
そんなひどいことが
あった場所なのに
空気が澄んでます
恨みやつらみの気配が
感じられません
まったく、
信じられねぇぜ・・・
さぞかし、すげェと
期待してたのに
こんなもんだとはよォ
うん・・・
すごく、しずか・・・
そう言えば
亡くなった人たちが
見あたらない・・・?
そう言えば
亡くなった人たちが
見あたらない・・・?
それはきっと
おじいさんのおかげ
でしょう
僕が村に戻った時
あの人は亡くなられた
人たちを丁寧に埋葬
していましたから
怪我も満足に治って
いない身体で・・・
ジジイだよ
あいつが死んだ連中を
弔ったんだ
俺が村に戻った時も
墓を作ってた
怪我だって満足に
治ってねぇのに
いくら止めたって
きかねぇで、毎日毎日
ずっとな・・・
そうだったの・・・
あのジイさんらしいぜ
ほっとけなかったん
だろーな
誰にでもできること
じゃないですよね
それって・・・
ああ・・・
ええ・・・
すごいですの・・・
一人で、それだけの
ことをしたなんて
ああ・・・
ええ・・・
おじいさんは
僕たちの家で君の帰り
を待ってるはずだよ
さあ、行こう?
アメル
うん・・・
ジジイは家にいる
俺たちの家で、お前の
帰りを待ってるはずだ
・・・行ってやれよ
うん・・・
・・・!!
おじいさん・・・
そうか・・・
無事に生きておって
くれたか・・・
おじいさんっ!
近づいてはならぬ!
え!?
そんな・・・
どうして・・・っ?
ワシにはな、アメル
お前にそう呼んで
もらえる資格などない
のさ・・・
これから話すことを
聞けば、なおさらな
どういうことですか
おじいさん!?
黙って聞きやがれ!
リューグ・・・
お前、なにか
知ってて・・・?
ああ、黙ってた
そのために俺は手前ェ
らを連れてきたんだ
そこのジジイに
頼まれてな・・・
なぜだ!?
どうしてそんな大事な
ことを黙ってた!?
・・・・・・
やめろ、ロッカっ!
黙ってたのはリューグ
だけじゃないんだ!
俺も知ってたんだよ
だから、リューグだけ
責めるのはやめてくれ
頼むから・・・
やめて、ロッカっ!
黙ってたのはリューグ
だけじゃないの!
あたしも知ってたのよ
だから、リューグだけ
責めるのはやめて
頼むから・・・
*n0さん・・
どういうことだよ
ジジイ!?
黙って聞くんだ!
ロッカ、手前ェ
知ってたのか・・・
クソッ、なんで俺に
話さなかった!?
話したら、お前は
きっと反対したろう
だから、黙っていた
アメルにとって必要
なことだと、思った
からな・・・
すました顔
してんじゃねぇッ!
やめろ、リューグっ
黙っていたのはロッカ
だけじゃないんだ!
俺も知ってたんだよ
だから、ロッカだけを
責めるのはやめてくれ
頼むから・・・
やめて、リューグっ
黙っていたのはロッカ
だけじゃないのよ!
あたしも知ってたのよ
だから、ロッカだけを
責めるのはやめて
頼むから・・・
*n0・・・
アメルよ、ワシはな
お前にずっと嘘を
ついておったのだ
小さなお前がさびしい
顔をするのがつらくて
ついてはならぬ嘘を
ついたんじゃ・・・
・・・・・・
おばあさんのいる村の
お話のことですね?
やはり、たずねて
いたのか・・・
・・・見つけることは
できませんでした
そこは恐ろしい悪魔が
封じられた森で、人間
が暮らせる場所では
ありませんでした
そうだろうな・・・
ワシが最初にたずねた
時も、そうだった
えっ?
ワシはな、昔
あの森の中へ入った
ことがあるのさ
なんだって!?
なんですって!?
襲われるまで、そこが
悪魔のひそむ森である
ことを、ワシは知らん
かった
共に入った仲間が次々
と倒れていく中、ワシ
だけがなんとか命を
拾って逃げたんじゃ
そして・・・
精も根も尽き果てよう
としていたワシは
森の奥で、信じられぬ
ものを見つけた
赤ん坊だった・・・
木の葉の山にくるまれ
るようにして、赤ん坊
が眠っていたのじゃ
もしかして・・・
それが・・・
ああ、お前のことだよ
アメル
お前は、あの森から
ワシが連れてきた子供
なんじゃ・・・
だから、お前には祖母
などおらぬ。父も母も
いたのかすらわからぬ
・・・・・
これが、ワシがずっと
お前に隠しておった
ことじゃ
今さら、こんな形で
しか告げられなかった
ことを、許してくれ
すまなかった・・・
そっか・・・
だから、あたし
あの森の景色を見て
懐かしく思えたんだ
ふふふっ
アメル・・・?
顔をあげてください
おじいさん
あたしに謝る必要
なんてないんだから
しかし、ワシは
お前に・・・
嘘でもっ!!
嘘をついててもね
それでよかったって
あたしには思えます
だって・・・
そのおかげであたしは
今までずっと幸せに
暮らせたんだもの
アメル、お前・・・?
アメル、お前・・・?
おじいさん
あたしのことを
見つけてくれて
ありがとう・・・
育ててくれて
本当にありがとう
あたし・・・
感謝してます・・・
アメル・・・っ
おじいさぁぁんっ!
強かったな、アメル
もっと取り乱すかと
思ってたのに
強かったわね、アメル
もっと取り乱すかと
思ってたのに
ええ、本当に
強くなったんだよ
この旅で、あいつは
何度も何度もつらい
思いを繰り返して
あいつなりに成長して
いたんだろうさ
そうか・・・
本当にな
強くなったんだよ
あの子は
つらい思いから逃げる
のではなく立ち向かう
強さを、あの子なりに
学んだんだ
あの泣き虫がな・・・
しかし、どうして
ジイさんは、あんな森
の中に入ったんだ?
変ですよね・・・
あの森の位置は地図に
も記されていないのに
迷ったとか?
ケッ!
そんなワケあるかよ?
そもそも、森には結界
が張られているのよ?
普通の方法じゃ入れる
はずがないわ
ああ、そっか・・・
仲間・・・
え?
え?
仲間と共に入った、と
彼は言っていた
あきらかな目的地と
して、あの老人が森を
目指していた証明だ
目的って?
それは・・・
ま、いいじゃねーか
ごたごた考えなくても
じかに、ジイさんに
聞けばよ?
あそこまで腹くくって
話してくれたんだ
今さら、隠し事なんて
しね-だろうさ
ですよね、きっと
とりあえず、今は
待ちましょう
彼女が、おじいさんの
心と身体に受けた傷を
癒し終わるまでは
ああ、そうしよう
ええ、そうしましょう
・・・・・・
ただ守られているだけじゃ
なかったんだ
自分の意志とは裏腹に
周りの都合にふり回されて
旅を続けてきたアメル
ふさぎこんで、泣いて
旅を続ける中で、たくさんの
悲しみに耐えた彼女の心は
強くなっていた
ロッカやリューグ
それにアグラ爺さんが
思いもしなかったほどに
禁忌の森で拾われたことも
生まれが定かでないことも
あるがままに受け入れて
それでも彼女は
心から「ありがとう」と
言うことができた
今日まで培われてきた
レルムの村での暮らしを
彼女を優しく見守り続けて
きた祖父たちの存在を
あの言葉から、俺はたしかに
感じとれた気がした
ちょっとだけ
彼女のことがうらやましいと
思えるほどに・・・
正直、アメルがうらやましい
とさえ思えた
彼女は、精一杯、強くなった
強くなるまでに、どれほど
悩んで、泣いて、苦しんだ
のだろうか・・・
そして、強くなった
みんなが思いもよらぬほど
あたしはどうだろう・・・
彼女のように変われたかな?
自分の過去や何もかも
全て受け入れた上で
「ありがとう」って
心から言うことのできた
彼女のように・・・
まだ、分からない
変わってないのかもしれない
あたしは・・・
だから・・・
あたしも頑張らなくちゃ
アメルを守るって・・・
アメルを裏切らないって
約束したみんなのために
少しでも、一歩だけでも
強くなりたい・・・
優しくなりたい・・・
心から、そう、思った
あの人の話には
やはり納得できない
部分が多すぎる
まだ気にしてるのか
そのこと?
まだ気にしてるの
そのこと?
僕はとても気になる
アグラバインが、共に
森に入った仲間とは
誰なのか・・・
そして、なんのために
そこへ向かったのかが
ただの偶然だと、俺は
思うんだけどなあ
ただの偶然じゃない
あたしはそう思うけど
そんな簡単に片づけて
いい問題じゃないって
わかってるのか?
あの森は、あえて地図
にも記されなかった
場所なんだぞ・・・
過ちへの戒めと
忌まわしき因縁を封じ
こめた場所なんだ!
何人であろうと
近づいてはいけない
場所なんだぞ!?
戒めと、因縁?
・・・!?
それが、派閥に伝わる
機密なのか?
ネスが隠している
あの森に関わる
秘密なのか!?
それが、派閥に伝わる
機密なの?
ネスが隠している
あの森に関わる
秘密なのね!?
・・・・・・
答えてくれよっ!
ネスっ!?
答えてっ!
ネスっ!?
・・・言えないよ
知らなければ、それで
いいことなんだ
知ってしまえば・・・
君はきっと苦しむ
僕が今、味わっている
のと同じように・・・
ネス・・・?
俺や、ネスが
苦しむって、どういう
ことなんだ・・・?
あたしや、ネスが
苦しむって、どういう
ことなのよ・・?
じいさんの傷の具合は
どうだった?
おじいさんの傷の具合
はどうだったの?
初めに負った傷が
無理をしたせいで
ひどくなってました
よほど、無理をして
いたんでしょうね
いたたまれなかったん
だろうな・・・
村が、こんな目に
されたから
いたたまれなかったん
でしょうね・・・
村が、こんな目に
されたから
そうですね・・・
傷を治すために
おじいさんの心に
触れた時に、あたし
感じたんです
おじいさんが
この村のことを
どれだけ大切に思って
いたのか
ロッカや、リューグ
それに、あたしを
どれだけ心配していて
くれたのかを・・・
アメル・・・
やっぱり
あたしはおじいさんの
孫娘です
血がつながってなく
たって、そんなこと
関係ありません
だって・・・
ちゃんと、心が
つながっているんです
から・・・
それだけで、あたしは
充分に幸せです
うん、そうだよな
ええ、そうよね
つちかってきたキズナの強さは
そう簡単にほころびるものじゃ
ないもんな・・・
つちかってきたキズナの強さは
そう簡単にほころびるものじゃ
ないもの・・・
あぐらばいん殿ハ
ドウヤッテ、アノ森ノ
位置ヲ知ッタノデ
ショウカ?
自分ガ蓄積シタ限リノ
地理的ナでーたニモ
ソレラシキ記述ハ
見アタラナイノニ
文字に残されている
ものだけが、情報じゃ
ないってことさ
ルウが知っていた知識
みたいに、口伝として
伝わっているもの
だってあるんだから
文字に残されている
ものだけが、情報じゃ
ないってことよ
ルウが知っていた知識
みたいに、口伝として
伝わっているもの
だってあるんだから
ナルホド・・・
しかし、どうして
そんなことを聞いたり
したんだ?
しかし、どうして
そんなことを聞いたり
したの?
イエ、ねすてぃ殿ガ
ソノコトヲ気ニシテ
オラレタノデ・・・
ネスが?
ネスが?
エエ、アノ方ハ
以前カラ、禁忌ノ森ニ
関スルコトニ、過敏ニ
反応シテイマシタガ
あるじ殿ハ、ナニカ
理由ヲ御存知デスカ?
いや、俺にもそれは
わからないよ
いえ、あたしにも
それはわからないわ
ソウデスカ・・・
理由さえはっきりしてくれれば
俺だってすこしは考えて動ける
のになあ・・・
理由さえはっきりしてくれれば
あたしだってすこしは考えて
動けるのに・・・
薄々たァ感じてたがよ
これではっきりしたな
なにがだよ・・・
なによ・・
あのオンナが
ニンゲンじゃねェって
ことさ
なっ!?
えっ!?
ザコとはいえ、悪魔が
うろついてる森の中で
普通の赤ん坊が生きて
られっか、あァ?
それは・・・っ
それは・・・っ
それにそう考えりゃ
アイツの持ってる力の
異様さにも説明がつく
ってもんよ
悪魔の森で、拾われた
聖女か・・・
ヒヒヒヒヒッ、こりゃ
傑作モンだよなァ
*n1っ!!
な、なんだよ・・・っ
今みたいなことは
二度と言うんじゃない
今みたいなことは
二度と言わないで!!
あ、あのなァ!?
オレは別にデタラメを
言ってるんじゃ・・・
そんなこと関係ない!
とにかく、もう絶対
口にするんじゃない
・・・わかったな?
そんなこと関係ない!
とにかく、もう絶対
口にしないで
・・・わかった?
ケッ!わかったよ
黙っといてやらァ
ったく・・・
ムキになりやがってよ
それぐらい、俺だって
わかってるんだよ
言わないだけで
みんなだって・・・
それぐらい、あたし
だって、わかってるわ
言わないだけで
みんなだって・・・
よかったね
おねえちゃん・・・
おじいさんと
なかなおり・・・
できて・・・
ああ、これでひとつ
心配事が消えたよ
ええ、これでひとつ
心配事が消えたわ
でもね・・・
おじいさんは、まだ
つらそうだよ・・・
え?
え?
あのひと・・・
じぶんのせいって
おもってる・・・
*n1たちが
たいへんだったのも
むらのひとが、ひどい
めにあったのも
ぜんぶ・・・
じぶんのせいだって
おもってるよ・・・
まあ、たしかにアメル
を連れて逃げたことで
俺たちは今回のことに
関わったんだけど
村が襲われたのは
爺さんには関係のない
ことじゃ・・・?
まあ、たしかにアメル
を連れて逃げたことで
あたしたちは今回の
ことに関わったけど
村が襲われたのは
お爺さんには関係の
ないことじゃ・・・?
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
おじいさんを
たすけてあげて・・・
おじいさんのこころ
このままじゃ、きっと
つぶれちゃうよ
だから・・・
たすけてあげて・・・
きっとまだ、俺たちの
知らない秘密を
爺さんは抱えこんで
いるんだな・・・
きっとまだ、あたしたち
の知らない秘密を
お爺さんは抱えこんで
いるのね・・・
本当はボク、かなり
心配だったんです
あるはずの村がないと
知った時のアメルさん
の取り乱しようは
すごかったですから
今度もまた
同じことになるんじゃ
ないかって・・・
うん、それは俺も
心配だったよ
ええ、それはあたしも
心配だったわ
でも、アメルさんは
わかってたんですね
おじいさんのウソが
誰のためについたもの
だったのかってことを
そうだな・・・
そうよね・・・
ねえ、ご主人様
ボクは思うんです
本当に苦しかったのは
アメルさんよりも
アグラバインさん
だったんじゃ
ないのかなって
ウソをつかれた人は
それを知るまでは
傷つきませんけど
ついたほうは、ばれる
までずっと、心の痛み
に耐え続けなくちゃ
いけないんですもの
ああ、ジイさんは今
やっとその苦しみから
解放されたんだな
アメルの言葉で
今まで負い続けた傷を
癒してもらったん
だからな
ええ、お爺さんは今
やっとその苦しみから
解放されたのね
アメルの言葉で
今まで負い続けた傷を
癒してもらったん
だから
ええ・・・
ウソをつくことは、なによりも
自分を深く傷つけることになる
んだもんな・・・
ウソをつくことは、なによりも
自分を深く傷つけることになる
んだもんね・・・
はいけい、マスター
おげんきですか
やっと、アメルさんと
おじいさんがあうこと
ができました
おじいさんはいままで
だまっていたことを
アメルさんにはなして
くれました
アメルさんは
おじいさんが、もりで
さずかった、こども
なんだそうです
リプレさんたちと
おんなじ、おやのない
こどもだったんです
それをきいたとき
モナティは、すごく
おどろきましたけど
アメルさんは
なんとなく、きづいて
いたのかもしれません
うそをついていた
おじいさんを、せめる
こともしないで
ただ、ありがとうって
いってました・・・
そういえば・・・
*n0さんも
ご両親がいないん
でしたよね?
まあな・・・
だけど、俺だけじゃ
ないぜ?
ここにいるみんなは
なにかしらの形で
大切な人を失ったり
会えずにいるから
そうね・・・
だけど、あたしだけ
じゃないわ?
ここにいるみんなは
なにかしらの形で
大切な人を失ったり
会えずにいるから
あ・・・!
モナティ、ようやく
わかりました
ここのみなさんが
どうして、こんなにも
やさしいのかを
きっと、さびしさを
しっているから
モナティには
よくわかります
だって・・・
さいしょのマスターが
なくなられたときに
モナティたちも
たくさん、たくさん
さびしいおもいを
しましたから・・・
なんだか
おもいだしたら
かなしくなってきて
しまいました
きょうは、ここで
ペンをおきます・・・
だいすきなマスターへ
モナティより
   ・・・かしこ
ついしん
はやく、マスターに
あいたいです・・・
ああは言ったものの
実際にジイさんの姿を
見た時は驚いたぜ
黒騎士の旦那を相手に
して、ただの木こりが
あれしきの怪我だけで
すむなんてなあ
きっと、アメルたちを
守ろうとする気持ちが
それだけ強かったん
じゃないのかな?
きっと、アメルたちを
守ろうとする気持ちが
それだけ強かったん
じゃないの?
お前の言うとおりなら
さぞかし美談なんだが
いくら気概があっても
素人があの状況で
勝ちを拾えるわけが
ないだろーが
ましてや、相手はあの
ルヴァイドだぜ?
それじゃあ・・・
あのジイさん・・・
どうやら、ただの
木こりじゃねぇって
ことさ
そのあたりの事情も
ふくめて、きっちりと
話を聞くべきだろうな
ただの木こりじゃないって
どういうことなんだろう・・?
ただの木こりじゃないって
どういうことなのかしら・・?
アグラ爺さんが結界を
どうやって超えたのか
だけど・・・
招かれたって考える
ことはできないかしら
招かれたって?
招かれた?
ほら、私たちがあの森
に入った時、アメルの
力に反応して、結界が
壊れたでしょう?
ひょっとすると
アメルにはあの結界を
操る力があるんじゃ
ないのかしら・・・
あ・・・!
そう考えるとね
イオスが街道で彼女を
「鍵」って呼んだのも
納得できるのよ
私たちはずっと
アメルそのものが敵の
狙いだと思っていた
けれど・・・
デグレアの本当の目的
は、あの森の中に入る
ことか!?
デグレアの本当の目的
は、あの森の中に入る
こと!?
ただのあてずっぽうよ
根拠がないわ
そもそもルウの話じゃ
森の中は、悪魔たちで
いっぱいなんでしょう
そんな所に入ったって
なんの得にもならない
じゃない?
あ、そうか・・・
あ、そっか・・・
まあ、そのあたりに
なんらかの秘密がある
のかもしれないけど
推測だったら、いくら
でもできるしね
結局、知らないことが
まだ多すぎるってこと
なのか・・・
結局、知らないことが
まだ多すぎるってこと
なのね・・・
アメルがアグラ爺さん
の本当の孫娘じゃない
ってこと、ロッカは
知ってたのか?
アメルがアグラ爺さん
の本当の孫娘じゃない
ってこと、ロッカは
知ってたのね?
いえ、そこまでは
ただ・・・
ただ?
ただ?
おじいさんがもともと
あの村の住人ではない
のは、僕もリューグも
知っていました
えっ!?
えっ!?
傷を負ったあの人を
この村へと連れてきて
面倒を見たのが
夫婦で行商をしていた
僕たちの両親なんです
赤ん坊だった僕には
当時のことは記憶に
ないんですが・・・
それが縁になって
両親が他界してからは
一緒に暮らすことに
なったんですよ
そうだったのか・・・
そうだったの・・・
ですから、僕たちにも
おじいさんに尋ねたい
ことは、たくさん
あるんです
本人が語らない以上
詮索はしないつもりで
いましたけれど
今日のアメルを見て
決心がつきました
明日は思いきって
なにもかも聞いてみる
つもりですよ
今の僕たちは、もう
子供じゃありません
あの人が抱え続けて
きたものを、横から
支えてあげるぐらいは
できると思うんです
うん・・・
そうしてあげるのが
いいと、俺も思うよ
ええ・・・
そうしてあげるのが
いいと、あたしも思う
アメルがアグラ爺さん
の本当の孫娘じゃない
ってこと、リューグは
知ってたのか?
アメルがアグラ爺さん
の本当の孫娘じゃない
ってこと、リューグは
知ってたのね?
薄々とはな・・・
もともと、ジジイの
素性そのものが
得体がしれねえんだよ
え?
村の外から来たよそ者
なのさ、あのジジイは
俺らの親が、傷だらけ
だったアイツを山道で
見つけて・・・
この村で暮らせるよう
面倒を見たらしい
その恩があったから
親をなくした俺たちを
引き取ったんだろうな
そうだったのか・・・
そうだったの・・・
他に俺が知っている
ことと言えば
アイツが、かなりの
武術の使い手だって
ことぐらいか
!?
俺らの親が死んだのは
はぐれに襲われたせい
なんだがよ
そいつを倒したのが
あのジジイだったんだ
あの時のことは今でも
よく覚えてる
子供心にも、
アイツがただの
ジジイじゃねえって
思ったぜ・・・
それじゃあ
リューグに斧の使い方
を教えたのも?
それじゃあ
リューグに斧の使い方
を教えたのも?
俺だけじゃねえよ
バカ兄貴の使う槍も
自警団の連中も
みんな、あのジジイが
教えたもんなのさ
やっぱり、じいさんは
ただの木こりじゃ
なかったんだ!?
やっぱり、おじいさんは
ただの木こりじゃ
なかったのね!?
アメルは、本当の両親
のこと、どう思って
るんだろう・・・
恨んだりして
いないのかな?
多分、なんとも思って
ないだろうな
覚えてない相手を
恨むことほど、難しい
ことはないからね
多分、なんとも思って
ないだろうね
覚えてない相手を
恨むことほど、難しい
ことはないから
やけにはっきりと
言いきるじゃないの?
まあ、他人事じゃ
ないからなあ
俺も派閥に拾われる
までは、一人で生きて
いたわけだし
まあ、他人事じゃ
ないからねぇ
あたしも派閥に拾われ
るまでは、一人で生き
ていたわけだし
!?
言ってなかったか?
言ってなかった?
バカっ、初耳よ!
知ってたら、こんな
ひどいこと聞いたり
しなかったのに・・・
中途半端に覚えてたら
恨んでたかもしれない
だろうけどさ
最初からいないって
思ってたら、かえって
なんの感情もわいて
こないものだよ
中途半端に覚えてたら
恨んでたかもしれない
だろうけどね
最初からいないって
思ってたら、かえって
なんの感情もわいて
こないものよ
それで・・・
さびしくなかったの?
今となっては、もう
わからないな
派閥で師範やネスたち
と暮らし始めてからは
一人だった頃の記憶は
あんまり思い出せなく
なってきてるんだ
今となっては、もう
わからないわね・・・
派閥で師範やネスたち
と暮らし始めてからは
一人だった頃の記憶は
あんまり思い出せなく
なってきてるもの
それって、やっぱり
さびしかったってこと
じゃないのかな
さびしかったから
忘れようとしてるのよ
きっと・・・
そうか・・・
そうかも知れないな
そうね・・・
そうかも知れない
派閥に連れて来られたことが、
俺の中の空白を埋めることに
なったのかも知れないな
派閥に連れて来られたことが、
あたしの中の空白を埋めることに
なったのかも知れない
アメルがジイさまに
言った言葉、ちょっと
ジンときちまったよ
全てを知ったうえで
あれだけのことが
言えるなんて
やっぱり、積み重ねて
きた時間の重みって
もんなのかねえ
俺も聖女になる前の
アメルがどんな暮らし
をしていたのかは
知らないけど
きっと、すごく温かな
時間だったんだろうね
あたしも聖女になる前
のアメルがどんな暮ら
しをしていたのかは
知らないけどね
きっと、すごく温かな
時間だったんでしょう
ああ、きっとね
アメルが誰にでも
優しいのは、きっと
あのジイさまが
拾ったあの子のことを
大切に育ててきたから
だと、あたいは思うよ
それを考えたら、血の
つながりがないなんて
大したことじゃないさ
今のアメルがいるのは
あのじいさんのおかげ
なんだよな・・・
今のアメルがいるのは
おじいさんのおかげ
なのね・・・
あのご老人、やはり
ただ者ではござらぬな
あれだけの齢を重ねて
なお、壮健な肉体で
おられるとは
でもそれは、爺さんの
仕事が、木こりだから
じゃ・・・
でもそれは、お爺さん
の仕事が、木こり
だからじゃ・・・
筋肉のつき方が違うの
でござるよ
斧を振るうのに必要な
部位だけでなく、人体
の急所にあたる部分も
鍛えあげられていた
あれは、戦士としての
肉体でござるよ
それも並みのものでは
ござらぬ
相当の修練と実戦が
年輪のように刻まれて
形づくられたもの
だからこそ、黒騎士を
相手に生き残ることが
可能だったのでは
ござらぬかな?
なるほど・・・
なるほどね・・・
でも、じいさんは
どこでそんな訓練を
積んだっていうんだ?
でも、おじいさんは
どこでそんな訓練を
積んだっていうの?
血がつながってなく
ても、親は親か・・・
ああ言ってもらえりゃ
人の親としては本望
だろうなあ
俺様にゃ、望むべくも
ない言葉だがね・・・
レナードさん?
いや、こっちの話さ
それより、どうする?
嬢ちゃんを守るって
旅の目的は、これで
一段落したわけだが
これで終わったとは
とてもいえないよ
アメルを狙っている
連中は、あきらめた
わけじゃないんだし
これで終わったとは
とてもいえないわね
アメルを狙っている
連中は、あきらめた
わけじゃないんだし
だろうな・・・
イオスって小僧に
あれだけのセリフを
叩きつけちまったんだ
向こうだって
黙っちゃいねえだろう
言った以上、責任は
きちんととるよ
言った以上、責任は
きちんととるわよ
決着をつける、ってか
頼もしいことだが
あんまり無茶は
するんじゃねえぞ
ああ、わかってる
ええ、わかってるわ
まずはじいさんの話を
聞いてみる・・・
すべては、それからだ
まずはおじいさんの話を
聞いてみる・・・
すべては、それからよ
あれからすこし
考えてみたんだけど
おじいさんが結界を
超えて森に入ったって
いう話、心当たりが
見つかったの
心当たりって?
最初にあった時に
話したよね?
森がざわついていて
誰かが出入りしてる
みたいだって
ルウのおばあさまも
あれと同じような体験
をしたことがあるのよ
ほら、時期的に考えて
みると・・・
それが爺さんたち
だったって、可能性が
あるってことか!?
それが爺さんたち
だったって、可能性が
あるってこと!?
うん、どうやって中に
入ったのかは謎のまま
だけどね
うーん・・・
俺たちが知らない方法が
あるのかもしれないな・・・
あたしたちが知らない方法が
あるのかもしれないわね・・・
アメルさんの出生に
あのような秘密が
あったなんて・・・
うん、だけど
聞いていて疑問に
思ったんだ
こんなことを言うと
その、アメルには悪い
と思うんだけど・・・
あんな悪魔がいる森で
小さな赤ん坊が、無事
でいられるものなん
だろうか?
ええ、だけど
聞いていて疑問に
思ったのよ
こんなことを言うと
その、アメルには悪い
と思うんだけど・・・
あんな悪魔がいる森で
小さな赤ん坊が、無事
でいられるものなの
かしら?
よほど強力な守護や
結界に守られていた
とか、いくつか理由は
考えられますけど
一番ありえそうなのは
彼女が無意識のうちに
あの奇跡の力を使って
いたということです
そういえば、アメルは
ガレアノとの戦いで
屍人を退ける光を
放ったっけ・・・
そういえば、アメルは
ガレアノとの戦いで
屍人を退ける光を
放ったわね・・・
あの力は、いったい
なんなんだろう?
召喚術やストラとは
違うみたいだけど
あの力は、いったい
なんなのかしら?
召喚術やストラとは
違うみたいだけど
もし、アメルさんの
あの力が生来のもので
あるというなら・・・
心当たりが
ひとつだけあります
え?
私は以前、人間と鬼神
の間に生まれた少年と
知りあったのですが
人の姿でありながら
彼は、鬼神に匹敵する
怪力をもっていました
それじゃ、カイナは
アメルが召喚獣と人の
混血だっていうのか?
それじゃ、カイナは
アメルが召喚獣と人の
混血だっていうの?
あくまで推測にしか
過ぎませんが・・・
あり得ない話ではない
ことだけは、おぼえて
おいてください
たしかにそう考えればあの不思議な
力にも説明がつくけど、でも・・・
たしかにそう考えればあの不思議な
力にも説明がつくけどね
でも・・・
あのご老人が、最初に
貴方たちを逃がすため
貴女たちを逃がすため
に戦ったわけか
うん、ものすごい勢い
でルヴァイドに突進を
していったかと思うと
力任せに競り合って
あいつをその場から
一歩も動けない状態に
したんだよ
ええ、ものすごい勢い
でルヴァイドに突進を
していったかと思うと
力任せに競り合って
あいつをその場から
一歩も動けない状態に
したのよ
信じられないな・・・
一騎うちをした時にも
感じたんだが、黒騎士
の戦い方というのは
圧倒的な斬撃の速さと
その重みを活かした
荒々しい剣だった
訓練を摘んだ私でさえ
受けるのが難しい
それを、しのぎきって
しまうとは
怒りにまかせただけの
素人に、まぐれでも
できることじゃない
でも現に、爺さんは
こうして無事に・・・
でも現に、お爺さんは
こうして無事に・・・
ああ、だとすれば
答えはひとつしか
ないだろう
素人ではない、という
ことだよ
あのご老人は・・・
素人じゃない、って
じゃあ、いったい?
そこまでは、私にも
わからないよ
しかし・・・
それが一連の事件に
なんらかの関わりを
もっている
私にはそんな気がして
ならないんだ
シャムロックの予想が
正しいとしたら
じいさんは、いったい
何者なんだ・・・?
シャムロックの予想が
正しいとしたら
おじいさんは、いったい
何者なの・・・?
街道で出会った
あの黒い人たちが
デグレアの方々ですか
ああ、黒の旅団って
名前の、デグレアの
特務部隊だよ
指揮をしていたのが
槍使いのイオス
他にも・・・
銃を使う機械兵士の
ゼルフィルドや
総指揮官である黒騎士
ルヴァイドがいる
ええ、黒の旅団って
名前の、デグレアの
特務部隊よ
指揮をしていたのが
槍使いのイオス
他にも・・・
銃を使う機械兵士の
ゼルフィルドや
総指揮官である黒騎士
ルヴァイドがいるわ
ええーっ、あれで
オシマイじゃないん
ですかー!?
そんなわけないって
相手は軍隊なんだから
それにまだ
パッフェルさんのいた
砦を襲撃した屍人使い
ガレアノとか・・・
魔獣使いのビーニャや
鬼神使いのキュラー
なんて連中だって
残ってるんだ
そんなわけないって
相手は軍隊なのよ
それにまだ
パッフェルさんのいた
砦を襲撃した屍人使い
ガレアノとか・・・
魔獣使いのビーニャや
鬼神使いのキュラー
なんて連中だって
残ってるんだから
ど、どう考えても
お給金の割にあわない
ですよぉ!?
そりゃ、そうだ・・・
それも、そうね・・・
ここで放棄したって
俺は責めないよ
お給金はもらえなく
なっちゃうけど
ここで放棄したって
あたしは責めないわ
お給金はもらえなく
なっちゃうけど
う・・・
どうする?
どうする?
あーん・・・
私の性格を知ってて
言ってるくせにー!
結局、報酬の増額で
納得するあたりが
パッフェルさん
だよなあ・・・
結局、報酬の増額で
納得するあたりが
パッフェルさん
よねぇ・・・
へへへ・・・・
どうしたんだよ
ユエル?すごく
ご機嫌みたいだけど
どうしたのユエル?
すごくご機嫌みたい
だけど
だって、だってね
今日からはもう夜に
なってもひとりぼっち
じゃないんだもん
暗い物陰に隠れて
眠らなくったって
いいんだもん
そっか、今まで
ユエルはそうやって
夜を過ごしてたのか
そっか、今まで
ユエルはそうやって
夜を過ごしてたの
ねえねえ
*n0
今日は、ユエルと
一緒に寝ようね?
ああ・・・って
ええっ!?
ええ・・・って
ええっ!?
うん、そだよ
オルフルは仲間で
身を寄せあって眠るの
とっても暖かいから
北風だって平気だもん
そういや、オルフルは
家を持たない種族って
言ってたっけ・・・
そういや、オルフルは
家を持たない種族って
言ってたっけ・・・
*n0は
オルフルじゃないけど
ユエルの仲間だもん
だから、いいよねっ?
ちょ、ちょっと
ユエルってば・・・
よ、弱ったなあ・・・
どう説明したらいいん
だろう???
まあ、いいや・・・
今夜ぐらいはユエルの
好きにさせたげよう

scn115

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
やはり、そのことを
語らぬわけにはいかぬ
ということか・・・
今まで黙っていたんだ
爺さんにとって話した
くないことなのは
俺たちもわかってる
でも、敵がアメルを
狙う理由と目的を
つきとめるためには
過去になにがあったか
どうしても知る必要が
あるんだ
今まで黙っていたのよ
お爺さんにとって話し
たくないことだって
いうことなのは
あたしたちだって
わかってるわ
でも、敵がアメルを
狙う理由と目的を
つきとめるためには
過去になにがあったか
どうしても知る必要が
あるのよ
・・・・・・
貴方は、仲間たちと
あの森に向かったと
おっしゃられたが
我々、派閥の人間さえ
知らない、禁忌の森の
場所を、どうやって
貴方は知ったのか?
そして、入れぬはずの
森の中へ、どうやって
入っていったのか?
包み隠さず、お話して
もらいたい
・・・わかった
あんたたちには
それを知る権利がある
いや、むしろ話す義務
が、わしにあるのか
この村が滅びた原因は
あるいは、このわしに
あるのやもしれぬの
だからな・・・
えっ!?
そっ、それって
どういうことですか?
ど・・・
どういうことですの?
わしはもともと
この村の人間ではない
それどころか、聖王国
の民でもないのだ
わしは旧王国の生まれ
この村を滅ぼした
デグレアの軍人なのだ
!?
崖城都市デグレア所属
遊撃騎士団・騎士団長
これが、わしが捨てた
本来の肩書きだ・・・
まさか・・・!
それでは、貴方が
デグレアの双将として
勇名を馳せた
「獅子将軍」
アグラバインだと
おっしゃるのか!?
獅子、将軍・・・?
旧王国の侵攻が最盛期
だった頃、デグレア軍
を率いていた、二人の
将軍の一人さ
ただ者じゃねえとは
思ってたが、これほど
の有名人だとはな
そんな・・・
信じられない・・・
はっ、ようやくこれで
納得がいったぜ
デグレアの将軍・・・
アンタが・・・
やはり、おじいさんは
そういった立場の人
だったんですね・・・
それでは、貴方が
あの森に向かうことに
なったのは・・・
デグレア議会の決定に
よる軍事行動だった
その目的は・・・
森の中にあるとされた
機械遺跡の発見と
その確保だ
機械遺跡ですって!?
ちょっと待って!
森の中にそんなものが
あるなんて、ルウも
聞いてないわよ?
*n1
知ってるか?
*n1
あなた、知ってる?
イイエ、該当スル
でーたハ存在シマセン
そうか・・・
そう・・・
真偽はわからん
我々は任務に失敗して
しまったからな
わしが聞かされたのは
その遺跡の中にある品
を手にできれば
召喚術より強大な力が
我が軍のものになると
いうことだった
召喚術以上の!?
なんか、話がどんどん
大事になってきました
ですねー・・・
いったい、なんなんだ
その力って・・・
いったい、なんなのよ
その力って・・・
・・・・・・
では、いったい
森の中にはどうやって
入られたのですか?
この情報をもたらした
召喚師が持参してきた
これを使った
うわあ・・・
ぴかぴかの羽根だぁ!
この、金色の羽根は
いったい?
この、金色の羽根は
いったい?
天使の羽根だと
その者は言っておった
これって・・・
これって・・・
まちがいねェな・・・
本物だぜ、コイツは
そうなのか?
そうなの?
ああ、オレの大嫌いな
ヤツらの魔力の匂いが
ぷんぷんしてきやがる
よほど、力のある天使
の羽根らしいな
なるほど・・・
天使の張った結界を
天使の力で中和したん
ですね・・・
だが、その召喚師も
森が悪魔の巣窟だとは
知らなかったらしい
後は、前に話した
とおりだ・・・
見つけた赤子を連れて
なんとか森の外まで
逃げ延びた、わしは
ロッカとリューグの
両親に救われ、この村
へと連れてこられた
そして、今にいたる
というわけでござるか
あのさ・・・
ジイさまが、どういう
立場の人間だったのか
はわかったけど
それがどうして、村が
襲われる原因になる
わけなんだい?
うーん、ユエルにも
よくわかんないなあ?
もしも・・・
もしも、デグレアが
禁忌の森にある遺跡に
まだ、こだわっていた
としたら?
もしかして・・・
もしも、デグレアが
禁忌の森にある遺跡に
まだ、こだわっている
としたら?
待ってよ!
だって、それって
ずっと昔のことじゃ
なかったの!?
デグレアと聖王国との
対立は、それよりも昔
から続いてるんだよ
ミニス?
あ・・・
あいつらはアメルを
「鍵」だって言ってた
鍵を使って開く扉は
あの森の結界のこと
なんじゃないのか!?
あいつらはアメルを
「鍵」だって言ってた
鍵を使って開く扉は
あの森の結界のこと
なんじゃないの!?
それなら、あの時
結界が破壊されたのも
納得できるかも
レルムの村の聖女の噂
は、トライドラにまで
届いていました
デグレアがそれを聞き
つけ、興味をもった
可能性はありえます
で、キーだと判断した
嬢ちゃんを確保すべく
村を襲撃したワケか
・・・ならば、やはり
村を滅ぼすきっかけと
なったのはわしじゃ
でしょうね・・・
彼女を連れた貴方が
この村で暮らしてさえ
いなければ
村人たちは、巻き添え
にならなくても済んだ
ということですから
ネスっ!!
ネスっ!!
言い過ぎよ!
ネスティさんっ!?
なんてことを
おっしゃるんですか!
ネスティさんっ!
それは、ちょっと
ひどいですのぉ!?
いいんじゃ・・・
まさに、そのとおりで
しかないのだからな
じいさん・・・
おじいさん・・・
デグレアの狙いが
おぼろげにわかって
きたでござるな
ええ、アメルの力で
結界を解き放ち、遺跡
にある品を手に入れる
その力とやらの獲得を
前提において、今回の
全面侵攻を開始、か
黒の旅団はそのための
先発部隊だったわけだ
みなさんの存在が
その計画を破綻させて
しまった、と・・・
しかし・・・
そのような力が、実在
するのでしょうか?
それを調べるのが
次の俺たちの目的だよ
なければそれでよし
もし、本当に存在して
いたとしたら
デグレアが利用する
ことのできないように
してしまえばいい
そうだろ、ネス?
それを調べるのが
次のあたしたちの
目的ってことよ
なければそれでよし
もし、本当に存在して
いたとしたら
デグレアが利用する
ことのできないように
してしまえばいいのよ
そうでしょ、ネス?
・・・・・・
ネス?
・・・ネス?
あまり、先走るな
*n0
まずはゼラムに戻ろう
手紙のこともあるし
先輩たちにも挨拶して
おかないと
これから先のことは
それからだ
う、うん・・・
えっ、ええ・・・
よく帰ってきたな
*n0
うんうん、なんだか
すっかり見違え
ちゃって・・・
前より、ずっと男前に
なったかな?
あはは・・・
ちょっぴり色っぽく
なったんじゃない?
そ、そっかなぁ・・・
バーカ、お世辞に
決まってるだろうが
旦那たちも、無事で
なによりだぜ
ゼラムを出る時には
すっかりお世話に
なってしまって
ありがとうございます
おかげで、おじいさん
とも再会できました
気にすることはないよ
目的がかなったなら
手助けした甲斐もある
というものさ
それにしても・・・
ずいぶんと新顔さんが
増えたものねぇ
知ってる顔も、若干
混じってるケド・・・
悪かったでござるな
そんな、つれなく
しないでくださいよー
私たちがここにいる
ことを、不思議だとは
思われないのですか?
ああ、事前に彼らから
聞いていたからね
彼ら・・・?
やあ、みんな
おかえりなさい♪
エルジンさん!
やあ、*n1
また会えたねっ
お元気そうで
安心しましたよ
うん、キミも無事で
よかったよ
やっぱり、二人とも
年が近いから、気が
あうみたいだな?
やっぱり、二人とも
年が近いから、気が
あうみたいね?
イズレモ無事ノヨウデ
ナニヨリダ・・・
SG216EX
貴方モ、ゴ無事デ
ナニヨリデス
デキレバ、型式番号デ
呼ブノハヤメテホシイ
今ノ私ハ、えすがるど
ナノダ。キミニモ
ツケテモラッタ名前ガ
アルヨウニナ?
了解シマシタ・・・
えすがるどヨ
お二人とも、どうして
こちらに!?
私たちの調べてること
と、彼らの調査してる
ことに、ちょっとした
接点が見つかってね
協力体制ヲトッテ
調査スルコトニシタト
イウワケダ・・・
そうだったんだ
そうだったの
とりあえず、お茶でも
飲みながら自己紹介を
しましょっか?
じゃあ、あたし
お手伝いしますね
みんな、こっちが
広間だよっ
うーん、勝手知ったる
他人の家だよなあ
うーん、勝手知ったる
他人の家よねぇ
かたっ苦しいのかな
って思いこんでたけど
なかなか、面白い先輩
たちじゃないのさ?
そう?
そう?
ああ、これならすぐに
なじめそうだよ
いかにも、お前さんの
先輩たちって感じだな
そう?
そう?
ああ、どっちがどっち
に影響されたのかまで
一目瞭然さ
・・・・・・
・・・・・・
ルウが思ってたより
ずっと話しやすそうな
人で安心したわ
派閥の召喚師って
いっても、特別に
偉そうにしてるわけ
じゃないのね
あの二人はまた
別格なんだけどね
あの二人はまた
別格なんだけどね
こんな大きなお家に
入るのって、ユエル
初めてだよ・・・
そういえば、ユエルは
ここに来たことは
無かったっけ
そういえば、ユエルは
ここに来たことは
無かったわね
うん・・・
近くまで、来たことは
あるけどね
えっ?
*n0の
後から、こっそり
ついていったことが
あるんだよ
ちっとも、気が
つかなかった・・・
ちっとも、気が
つかなかった・・・
ところで、ネスティの
姿が見えないが?
シャムロックさんって
騎士の方と一緒に
先に用事を済ますって
言ってました
挨拶をしてからでも
いいだろうって
言ったんですけど
シャムロックさんって
騎士の方と一緒に
先に用事を済ますって
言ってました
挨拶をしてからでも
いいでしょ?って
言ったんですけど
ん?どうやら
用事のほうは終わった
ようだな・・・
ご挨拶が遅れて
すいません
はじめまして
トライドラの騎士で
シャムロックと
申します
蒼の派閥の召喚師
ギブソン・ジラール
です
さあ、奥へどうぞ
では、お邪魔させて
いただきます
さあ、ネス
俺たちも行こうぜ?
さあ、ネス
あたしたちも
いきましょう
いや・・・
まだ僕には、すませて
おかなくてはならない
ことがある
*n0
悪いが、あとで
導きの庭園まで来て
くれないか
君と二人だけで、話し
たいことがあるんだ
デグレアに対する
聖王都の反応はどんな
ものでした?
デグレアに対する
聖王都の反応はどんな
ものでした?
状況の把握に手一杯と
いったところだよ
やはり、トライドラが
あっさり陥落して
しまった事実に、動揺
は隠せないようだな
私も参考人として
議会に呼び出されたが
正直、八つ当たりの
相手としか見なしては
もらえなかったよ
そんな・・・
シャムロックは、別に
責められるような立場
じゃないのに!?
ひどい・・・
シャムロックは、別に
責められるような立場
じゃないのに!?
今の聖王国は、王政の
形こそ守られているが
実際は、王から政権を
委任された大臣たちに
運営されてるんだ
彼らは政治家であって
騎士ではない
結果を全てとして判断
するのが仕事なんだ
でも、デグレアは今も
侵攻を着々と進めてる
じゃないですか!?
今一番に必要なのは
より早く対策を立てる
ことなのに・・・
でも、デグレアは今も
侵攻を着々と進めてる
じゃないの!?
今一番に必要なのは
より早く対策を立てる
ことなのに・・・
聖王が強権を振るえば
もっと迅速に対応策は
打ち出せるだろうさ
だが、それを行えば
大臣たちの反感を買う
長い目でみれば、絶対
避けるべき問題だ
聖王としても、苦しい
立場なのだろうな
きっと・・・
蒼の派閥
召還ショップ
そんな・・・
ははっ、冗談だろう?
そんな・・・
ねえっ、冗談でしょ?
冗談ではない
アメルの身柄を派閥へ
預け、この一件からは
手を引こうというんだ
そんなの、できるわけ
ないじゃないか!?
そんなの、できるわけ
ないじゃないの!?
みんなで力を合わせて
必死になってきて
ようやく、デグレアの
狙いが見えてきたって
いうのに・・・
みんなで力を合わせて
必死になってきて
ようやく、デグレアの
狙いが見えてきたって
いうのよ・・・
どうして、そんなこと
言い出すんだよ!?
どうして、そんなこと
言い出すのよ!?
君をこれ以上、あの森
に関わらせるわけには
いかない・・・
それが理由だ
それは、あの森が
危険な場所だからか?
それは、あの森が
危険な場所だから?
・・・・・・
それとも、派閥の機密
に関わるようなこと
だからなのか?
それとも、派閥の機密
に関わるようなこと
だからなの?
・・・・・・
なんて言おう?
 なんとか言えよ!
 なら、辞めてやるよ!
 なんとか言いなさいよ
 なら、辞めてやるわ!
なんとか言えよ!?
黙ってたら、なんにも
わかんないよ!!
なんとか
言いなさいよ!?
好きで、黙ってる
わけじゃない!!
口にできることなら
僕はいつだって、君に
話してきた・・・
それができないから!
君だけは嘘でごまかし
たくないから・・・っ
だから・・・
黙るしかないんだよ
僕は・・・
ネス・・・
ただ、ひとつだけ
言えることは・・・
なら、辞めてやるよ
だったら、派閥なんて
辞めてやるわ
・・・!?
派閥のオキテが
そうすることを
許さないっていう
のなら・・・
派閥のオキテが
そうすることを
許さないっていう
のなら・・・
俺は、蒼の派閥を
辞めてやる!!
あたしは、蒼の派閥を
辞めてやるわよ!!
君はバカか!?
派閥を抜けるのが
どういう意味か・・・
ああ、俺はバカさ!?
ええ、あたしは
バカよ!?
ネスみたいな優等生と
違って「成り上がり」
だからな・・・
あたしはね
ネスみたいな優等生と
違って「成り上がり」
だもの・・・
派閥を抜けたら
どうなるかなんて
知るもんかよ!?
派閥を抜けたら
どうなるかなんて
知らないわよ!?
優等生・・・
僕が、か・・・?
フフッ、フフフフッ
アハハハハハハッ!!
ネス・・・?
ネス・・・?
感激だよ・・・
僕の演技が、君まで
そう思うほどの出来
だったとはな!?
今、ネスは・・・
なんて言った・・・?
演技って・・・
なんのことだ!?
今、ネスは・・・
なんて言ったのよ?
演技って・・・
なんのこと!?
それならそれで
構わない・・・
けどな!?
これから言うことは
演技なんかじゃない!
もしも、君があの森に
どうしても行くと言う
のならば、僕は・・・
君を殺さなくては
ならなくなるんだ!!
なん・・・だって・・
なん・・・
ですって・・・
ダレガ、ダレヲ
コロスッテ・・・?
ネスが・・・
俺を・・・
ダレガ、ダレヲ
コロスッテ・・・?
ネスが・・・
あたしを・・・
殺す・・・!?
殺す・・・!?
うそよ・・・!?
僕だって、そんなこと
したくない・・・っ
できないんだよ!?
できるわけないっ!!
そんなことをしたら
僕はきっと、自分を
許せなくなる・・・
自分で自分を殺さずに
いられなくなるに
決まってるんだ!!
ネス・・・
だけど、できなければ
他の誰かが、君を殺し
にやってくる・・・
そして、僕は遠からず
死ぬだろう・・・
あの組織に従属する
ことでしか・・・
僕がこの世界で・・・
生きていく術はないの
だから・・・
僕の話は・・・
それだけだ・・・
ネスが・・・
あんなになるまで
思いつめていたなんて
俺は、知らなかった
ううん・・・
気づいてやろうとも
しなかったんだ!
ネスが・・・
あんなになるまで
思いつめていたなんて
あたしは知らなかった
ううん・・・
気づいてやろうとも
しなかったのよ!
派閥の機密ってのは
なんなんだよ!?
俺は・・・
派閥の機密ってのは
なんなのよ!?
あたしは・・・
いったい、どうすれば
いいんだよ・・・?
いったい、どうすれば
いいの・・・?
やあ、こんにちは
*n0さん
こんにちは、大将
いつ、ファナンから
戻ったの?
祭りが終わってすぐに
引き上げたんですよ
もともと、そのために
移動したんですし
なにやら、西のほうで
戦争が始まるという噂
も聞きましたからね
領主からの発表とは
違うんですか?
ええ、噂そのものは
祭りが始まる前から
ぽつぽつと・・・
やはり、噂を裏づける
ようなことが実際に
起きているんですか?
ここは・・・
 事実を教える
 笑ってごまかす
ははは、俺に
そんなこと聞かれても
わかんないよ
あはは、あたしに
そんなこと聞かれても
わかんないわよ
ふふふ、たしかに
それはそうですよね
で、今日はどれを
さしあげますか?
「聖王国の楯」が
すでにデグレアに陥落
させられたとは・・・
近いうちに正式な発表
があるとは思うけど
それまでは、今のこと
は秘密にしておいて
くれないかな?
それまでは、今のこと
は秘密にしておいて
くれない?
それは勿論ですよ
しかし・・・
驚きましたね・・・
なにが?
いえね、私が聞いた
噂というのが、貴方の
噂というのが、貴女の
おっしゃった事実と
ほぼ、完全に符合する
ものなんですよ
ええっ!?
偶然なのか、あるいは
事実を知る者が流した
せいなのか・・・
いずれにしろ、民衆に
余計な動揺が起きない
ことを願いますね
探したよ、ネス
探したわよ、ネス
君か・・・
先輩に聞いたよ
蒼の派閥の総帥は
どんな理由があっても
ネスが言うように
人を殺して機密を守る
ような人じゃないって
先輩に聞いた
蒼の派閥の総帥は
どんな理由があっても
ネスが言うように
人を殺して機密を守る
ような人じゃないって
そうか・・・
それでも、君は俺を
殺すっていうのか?
あの森に関わることで
俺とネスが、殺される
っていうのか?
それでも、ネスは
あたしを殺すって
いうの?
あの森に関わることで
あたしとネスが、
殺されるっていうの?
・・・・・・
君にそう命令したのは
誰なんだ!?
ネスにそんなバカな
命令をしたのは
誰なのよ!?
答えてくれよ・・・
ネスティ!?
答えてよ・・・
ネス!?
命令、じゃない・・・
これは・・・
僕たち一族が背負って
きた、義務なんだ!
一族の義務?
だけど、もう
運命は動き出して
しまった・・・
僕が君のためにして
やれることはもう
なにも残ってはいない
だから・・・
*n0
僕はもう、止めたり
しないよ
ネス・・・
最後まで、僕は君に
ついていくから
そう、決めたから
君の思うとおりに
してくれ・・・
なあ、ジイさんよ
デグレアに戻ろうとは
思わなかったのかい?
一人だけ生き延びて
おめおめと帰還する
ことなどできなかった
それに・・・
戻れば、赤ん坊のこと
も報告せねばならぬ
そうなれば、この子は
必ず不幸になる
あ・・・!
あ・・・!
じゃあ、おじいさんは
あたしのために・・・
アメルよ、わしはな
部下を皆殺しにされた
時、死にたいと願った
生き恥をさらすくらい
ならば、死んでしまい
たいと思ったんじゃ
だがな・・・
お前と出会ったことで
生きようと思った
お前を無事に森から
連れ出すという目的が
わしを死の誘惑から
救ってくれたんじゃ
おじいさん・・・
それで爺さんは騎士を
捨て、木こりとして
生きることを選んだ
わけか・・・
爺さんにとっても
アメルは命の恩人って
ことだったんだな
お爺さんにとっても
アメルは命の恩人って
ことだったのね
協力して調査を始めた
そうだけど、どういう
ことなんだい?
協力して調査を始めた
そうだけど、どういう
ことなのよ?
悪魔が現れたって場所
をひとつずつ当たって
いったらね、気になる
ことを聞いたんだ
同一人物ト思ワレル
人間ヲ目撃シタトイウ
証言ガアッタノダ
それもね・・・
どうやらそいつ
召喚師みたいなんだよ
それじゃ、もしかして
そいつが悪魔を!?
それじゃ、もしかして
そいつが悪魔を!?
待ってください
ここまで私たちが調査
してきた悪魔たちは
誓約に縛られてない
はぐれ召喚獣ばかり
だったんですよ?
ソノトオリダ・・・
かいな殿ト別レテ以後
遭遇シタ悪魔タチモ
誓約ニヨッテ、命令ヲ
与エラレタモノハ
確認サレテハイナイ
でも・・・
でも・・・
うん、ちょっと無関係
とは思えないよね?
そこで、サプレスの
召喚術に詳しい
ギブソンさんに相談
してみたってワケ
彼らの疑問に答える
ことはできなかったが
代わりに、ある事実が
わかった
私たちが追っている召
喚師の連続しっそう事
件、そのしっそうした
召喚師らの身辺にも
彼らが疑問視する人物
とおぼしき姿が、確認
されているんだよ
!?
ふたつの事件に直接の
関連があるかは不明
だが、有力な手がかり
には間違いない
で、その人物を
協力して探すことに
したんだよ
なるほど、そういう
理由だったんですか
そうか・・・
ネスティが君に
そんなことを・・・
ギブソン先輩は
ネスが隠している機密
について、御存知じゃ
ないんですか!?
ギブソン先輩は
ネスが隠している機密
について、御存知じゃ
ないんですか!?
*n0
忘れてはいないか
私も、ミモザも
蒼の派閥の一員だよ?
・・・!!
真実を答えるとは
限らない。それでも
同じ問いを繰り返す
ことができるか?
それは・・・
 信じていますから
 覚悟しています
覚悟してます
信じていますから
俺は、先輩たちのこと
信じていますから
だから・・・
あたしは、先輩たちの
ことを信じてます
だから・・・
そうか・・・
それに、俺が
知りたいのは真実
じゃなくて・・・
どうすれば、ネスを
今の状況から救って
やれるかなんです!
それに、あたしが
知りたいのは真実
じゃなくて・・・
どうすれば、ネスを
今の状況から救って
やれるかなんです
お願いします!
ギブソン先輩っ!!
お願いです!
ギブソン先輩っ!!
派閥には、たしかに
機密や禁忌がいくつも
存在している
・・・・・・
禁忌の森にまつわる
機密は、中でも最重要
とされるものらしい
私が知っているのは
それぐらいのことだ
だが・・・
はっきり言えるのは
今の蒼の派閥の総帥は
どんな理由であっても
死をもって刑罰とする
ような人間ではないと
いうことだ
それじゃ、ネスが
言ったことは・・・?
それじゃ、ネスが
言ったことは・・・?
すくなくとも、総帥が
決めたことではない
俺・・・
もう一度、ネスに
確かめてみます!
あたし・・・
もう一度、ネスに
確かめてみます!
よぉ、聞いてくれよ!
*n0
俺様がいた世界のこと
ようやく理解して
くれる人間がいたんだ
レナードさんの世界の
こと、ミモザ先輩は
ご存知なんですか?
レナードさんの世界の
こと、ミモザ先輩は
ご存知なんですか?
私が知ってたのは
この人のいた世界の
別の国のことだけどね
ニッポンっていう名前
の国なんだけど
彼の暮らす国ってのは
海を挟んだその東に
あるんだって
で、その世界の名は?
で、その世界の名は?
それが・・・
わかんないのよねぇ
え?
え?
召喚術に関わる4つの
世界とは、違ったもの
であることはたしか
なんだけど・・・
おいおい、それじゃ
やっぱり・・・
うん、悪いけど
今の私たちの召喚術の
力じゃ、帰してあげる
ことは無理だわ
マイガッ!
なんてこったよ・・・
やっぱり、先輩たち
でもダメなのか
やっぱり、先輩たち
でもダメなの
でも、ミモザさん
マスターだったら
なんとかできるんじゃ
ないですの?
たしかに
可能性はあるかもね
あのコの召喚術は
私たちとは違ったモノ
だし、なにより・・・
貴方と同じ世界から
来た人間だってトコに
期待できるかも?
同じ世界だと!?
それじゃ、モナティの
マスターってのは
もしかして・・・
ええ、そうよ
今言った、
ニッポンって国から
来た人なの
帰る、帰れねえは別に
しても、同じ世界から
来た人間っていうなら
俺様としては、会って
話がしてみたいぜ
だったら、モナティが
帰る時に一緒に行けば
いいですの
それにはまず
デグレアの侵略を
なんとかしないとね
戦争が始まったら
長旅なんてするどころ
じゃなくなるもの
そうだな・・・
そうね・・・
一緒にがんばって
早く解決させるですの
レナードさんっ
オッケー!
頼むぜ、相棒
熱心に本を読んでる
けど、なにか調べもの
でもあるのか?
熱心に本を読んでる
けど、なにか調べもの
でもあるの?
調べものっていうより
単純に、ここの本が
面白いのよ
ルウの家にあった本は
一番新しいものでも
おばあさまが買った
ものだったから
どの本を読んでも
すごくためになるわ
なるほど・・・
で、今はなにを読んで
いるのかな?
なるほど・・・
で、今はなにを読んで
るのよ?
あ、ダメっ!?
「田舎育ちの貴女へ
  聖王都の常識集」
こ、これはそのっ
そう、あくまで復習!
ルウは田舎者なんか
じゃないからっ
ちゃんと、街の常識も
知ってるんだから!
・・・・・・
・・・・・・
本当なんだからねぇ!
あの日、ここから
すべてが始まったん
だよな・・・
あの日、ここから
すべてが始まったん
だよね・・・
アメルと出会ったのも
黒の旅団と戦うことに
なったのも
今にして思えば
すごい偶然の積み重ね
だよな・・・
今にして思えば
すごい偶然の積み重ね
かもしれない・・・
・・・・・・
この場所で、初めて
アメルと出会った時
俺も彼女も、不思議な
気持ちを感じた
なんだか懐かしくて
離れがたい気持ち
胸の奥が、じわって
熱くなってくような
側にいると安心できて
でも、時折
いたたまれないくらい
不安にもなる
なんなんだろう?
この気持ちは・・・
これって・・・
まるで・・・
この場所で、初めて
彼女と出会ってから
あたしたち
お互いに不思議な
気持ちを感じてる
側にいると安心できて
でも、時折
いたたまれないくらい
不安にもなる
なんなのかしら?
この気持ちは・・・
そっか・・・?
そうだったんだ!?
ずいぶん昔だったから
忘れてたけど・・・
最初にネスと出会った
時も、あたし、これと
同じ気持ちを感じてた
でも・・・
どうして・・・
・・・・・・
・・・やめとこう
これ以上、考えるのは
今はそれよりも先に
やるべきことを
果たさないと・・・
今はそれよりも先に
やるべきことを
果たさなくちゃ・・・
村の人たちのお墓に
挨拶したら、みんなの
ところへ戻ろう・・・
あれ? お墓の前に
人影が見えるぞ・・・
俺の他に、誰か
来たのかな・・・?
あれ? お墓の前に
誰かいる・・・
あたし以外に、誰か
来たのかな・・・?
・・・!?
・・・・・・
そんな・・・っ
どうして、
ルヴァイドが
こんな所にっ!?
自分たちが滅ぼした
村人たちの墓に
お祈りを・・・?
なんて・・・
つらそうな顔・・・
許せとは言えぬ・・・
恨まれるだけの
呪われるだけのことを
俺はしたのだからな
だが、これだけは
お前たちに約束しよう
俺は逃げぬ・・・
だから、存分に俺を
恨むがいい・・・
呪い続けるがいい
俺は、逃げぬ
自分のしたことからは
絶対に・・・
もしかして・・・
ルヴァイドは、村を
滅ぼしたことを
悔いているのか!?
ルヴァイドは、村を
滅ぼしたことを
悔いているの!?
じゃなきゃ・・・
今の言葉の、説明が
つかない・・・
でも・・・
どうして・・・
その木の陰に隠れて
いるのは誰だ?
@n0
!?
・・・出てこい?
さもなくば、こちらも
考えがあるぞ
・・・・・・
お前か・・・
どういうつもりなんだ
ルヴァイド・・・
どうして、お前が
村人たちの墓になんて
来るんだよ?
どういうつもりなの
ルヴァイド・・・
どうして、あなたが
村人たちの墓になんて
来たりするの?
自分たちが、皆殺しに
したくせにっ!?
・・・・・・
答えろよ!?
ルヴァイドっ!!
答えてっ!?
ルヴァイドっ!!
運が良かったな・・・
俺はもう、これ以上
この村で血を流す気は
ないのでな
さらばだ・・・
待てよっ!?
質問に答えろ!?
ルヴァイドォォっ!!
待ちなさいっ!?
質問に答えてっ!?
ルヴァイドォォっ!!
やはり、確かめに
いくか・・・
全ての始まりがあの森
だったのなら、終わら
せる方法もそこにある
と、俺は思うんだ
それにもし、爺さんの
話してくれたことが
全部本当だったなら
今のデグレアに
そんな力を渡すわけ
にはいかないんだ
全ての始まりがあの森
だったのなら、終わら
せる方法もそこにある
とあたしは思うのよ
それにもし、お爺さん
の話してくれたことが
全部本当だったなら
今のデグレアに
そんな力を渡すわけ
にはいかないもの
貴方にしてみれば
複雑な気持ちかもしれ
ませんが・・・
気遣いは無用じゃよ
トライドラの騎士殿
わしの願いは、三人の
孫たちが幸せに暮らす
ことができる未来だけ
それだけなんじゃよ
おじいさん・・・
・・・・・・
この「天使の羽根」を
持っていくといい
きっと、あんたたちを
守ってくれるだろう
天使の羽根を手に入れた!
あたしたち、必ずまた
ここへ帰ってきます
だから、待っていて
おじいさん!
さあ、行こうぜ?
*n0
よし、出発だ!
ええ、出発よ!
これが、悪魔の軍勢が
封じられた森・・・
なんか、じめっとして
いやな感じ・・・
はー、いかにもお宝が
眠ってそうな雰囲気は
ありますねえ
アグラ爺さんの話じゃ
その天使の羽根で結界
を抜けられるってこと
だったけど
どうやって使うの
かしら?
悩む必要はなさそう
ですよ、ねえさま?
・・・!?
アメルの身体から
また、光が!?
アメルだけじゃないよ
ほらっ!
この羽根からも
まったく同じ光が!?
この羽根からも
まったく同じ光が!?
結界が・・・
反応してる・・・
前の時とは違う?
壊れるんじゃなくて
消えていく感じ・・・
ガルルルル・・・ッ!
気をつけてください
向こうから、何者かが
近づいてきます!
・・・・・・
グオオオォォォッ!!
そーら、お迎えの
おでましだぜェ?
・・・くるよ!
ふいーっ・・・
あいかわらず、熱烈な
歓迎ぶりだねぇ・・・
こんな物騒な歓迎は
いりませんってばー!
いかがいたす!?
*n0殿
このまま突っ込んで
強引に突破だ!!
このまま突っ込んで
強引に突破よ!!
誰と調べる?
 ネスティ
 アメル
 *n1
これが、爺さんの話に
でてきた遺跡・・・
これが、お爺さんの話
にでてきた遺跡・・・
すっごぉぉぉぉい!?
はあ・・・
こりゃまた、ずいぶん
でっかい建物だねえ
信じられないわ
こんなものが森の中に
隠れてたなんて
表面に草がからまって
森の風景に溶けこんで
いたのでしょうね
しかし、見たところ
かなり損傷が激しい気
がするのだが・・・
悪魔たちがやったの
でしょうか?
さあ、なにぶん
傷そのものが古いもの
のようですから・・・
ぼけっと突っ立って
たって始まらねーんだ
とにかく、中に入って
みるとしようぜ
入るっていっても
どこが入り口なのか
見当もつかないわよ
だったら、まずは
そいつを見つけること
からだな
手分けして、遺跡の
周りを調べましょう
ちッ、めんどくせえ
デカブツだぜ・・・
ぼやかないの!
そうですよー
意外と、掘り出し物が
見つかるかもですよ?
それじゃ、俺たちも
調べるとするか
なあ・・・
それじゃ、あたしたち
も調べるとしますか
ねえ・・・
了解シマシタ
あるじ殿
ったく・・・
メンドくせえなァ?
・・・(こくん)
はいっ、ご主人さま
はいですのっ♪
・・・・・・
な・・・っ!?
どうしたんだよ、ネス
ひどい汗じゃないか!
まさか、さっきの悪魔
との戦いで、怪我を
したんじゃ!?
な・・・っ!?
どうしたのよ、ネス
ひどい汗!
まさか、さっきの悪魔
との戦いで、怪我を
したの!?
そうじゃない
この汗の理由は・・・
僕が今、恐怖を感じて
いる・・・そのせいだ
!?
情けない話だが
震えが止まらないんだ
覚悟して、ここまで
来たのに・・・
逃げ出したいほどに
こわいんだ・・・
僕は・・・っ!
ネスが・・・
おびえてる・・・
今まで、一度だって
こんなこと
なかったのに・・・
ネスが・・・
おびえてる・・・
今まで、一度だって
こんなこと
なかったのに・・・
・・・・・・
な・・・っ!?
どうしたんだ、アメル
ひどい汗じゃないか!
な・・・っ!?
どうしたの、アメル
ひどい汗じゃない!
あの時と・・・
同じなんです・・・
この景色を見た途端に
なんだか、胸の奥が
熱くなってきて・・・
もうすこしで、なにか
思い出せそうな・・・
なのに・・・
それが・・・
ひどく、こわい・・・
こわいんです・・・っ
こんなにも・・・
震えて・・・
いったい、なにが
アメルを不安にさせて
いるんだ?
こんなにも・・・
震えて・・・
いったい、なにが
アメルを不安にさせて
いるっていうの?
*n0
ちょっと来てっ!
これって、召喚師が
使ってる文字だよね?
本当だ・・・
でも、随分と古い文字
みたいだけど・・・
本当・・・
でも、随分と古い文字
みたいだけど・・・
なあ、ネスティ
おまえなら、楽勝で
読めるんじゃねーか?
・・・・・・
ネスティ?
顔色が悪いようですが
大丈夫ですか?
ああ、この文字なら
ルウにも読めるわ
なになに・・・
禁断の智を・・・
封印する・・・
調律者・・・
クレスメント・・・
異界人・・・?
ライルの一族・・・
ル・・・ギトス???
はっ、なんのことだか
よくわからねえぞ
ところどころが欠けて
いるから、完全に読み
とれないのよ・・・
調律者・・・?
調律者・・・?
それって、悪魔たちが
俺に向かって言った
言葉じゃないか!?
それって、悪魔たちが
あたしに向かって言っ
た言葉じゃない!?
調律者・・・
クレスメント・・・
調律者・・・
クレスメント・・・
・・・!?
な、なんだぁっ!?
声紋チェックならびに
魔力の波動・・・
全て、ライブラリと
一致しました・・・
貴方様を「調律者」
貴女様を「調律者」
クレスメントの一族で
あると認めます
当研究施設内部へ転送
いたします・・・
・・・!?
*n0!?
*n0さんっ!
あるじ殿!?
*n0さんっ!
おい!ニンゲン!?
*n0さんっ!
おにいちゃんっ!?
おねえちゃんっ!?
*n0さんっ!
ご主人さまっ!?
*n0さんっ!
*n0さん!?
うわあぁぁぁぁっ!?
きゃぁぁぁああ!?
*n0
いったい、なにが
起こったんだ?
*n0
真っ暗で・・・
なにも見えない・・・
*n0
いったい、なにが
起こったのよぉ?
*n0
真っ暗で・・・
なにも見えない・・・
*n0
!?
あるじ殿、オ怪我ハ
アリマセンカ?
*n1
良かった・・・
お前も一緒なのか
*n1
良かった・・・
あなたも一緒なの
ハイ、あるじ殿ヲ守ル
ノガ、自分ノ存在意義
ナノデスカラ
ってて・・・
ちくしょォ・・・!
なんだってんだよ!?
俺に聞かれたって
わかんないよ
あたしに聞かれたって
わかんないよ
ケッ!まったく
ハラが立つったら
ありゃしねェ・・・
おにいちゃん・・・
どこ・・・?
おねえちゃん・・・
どこ・・・?
*n1
ここだよ
*n1
ここよ
・・・(ぎゅっ)
震えてる・・・
よっぽど、びっくり
したんだな・・・
震えてる・・・
よっぽど、びっくり
したのね・・・
ご主人さまぁ!
ご無事ですかっ!?
*n1
ああ、俺は平気だよ
*n1
ええ、あたしは平気
よかったぁ・・・
*n0さぁん
どこですのぉ~っ!?
モナティ、ここだよ
モナティ、ここよ
うにゅうぅぅ・・・
よかったですのぉ
いきなり、こんなとこ
きちゃって・・・
モナティ、迷子に
なっちゃったのかと
思ったですのぉ・・・
それにしても、ここは
いったいどこなんだ?
それにしても、ここは
いったいどこなのよ?
遺跡の内部だよ
ここは
ネスティ?
それに、アメルも
無事だったのか!?
ネスティ?
それに、アメルも
無事だったのね!?
ええ、平気です
ちょっと、びっくり
しちゃったけど
さっきの光は転送を
行う装置が照射した
ものだ。害はない
物質転送装置ハ、
ろれいらるノ
科学技術ノヒトツデス
眠っていた遺跡の機械
が、君の声紋と魔力に
反応して起動したんだ
待ってくれよっ?
なんで、俺の声なんか
で反応するんだよ!?
待ってよ?
なんで、あたしの声に
反応するのよ!?
そういえば・・・
変ですのぉ???
それは・・・
その解答は・・・
貴方が調律者である
貴女が調律者である
クレスメント家の血を
引くからです
誰っ!?
どどっ、どなたか
いらっしゃるん
ですかっ!?
この遺跡が、俺たちに
話しかけてるのか!?
この遺跡が、
あたしたちに話し
かけてるの!?
そのとおりです
調律者よ
私は、当研究施設の
ナビゲーターシステム
調律者たちによって
作成された・・・
「ゲイル計画」の運営
ならびに、データ管理
のプログラムです
ゲイル計画・・・?
ゲイル計画とは
召喚術を超えた召喚術
を作り出すための
プロジェクト・・・
召喚された対象に
ロレイラルの機械工学
技術による強化改造を
施すことによって
圧倒的な戦闘力を持つ
召喚兵器「ゲイル」と
して、運用するための
計画です
なんだって!?
なんですって!?
冗談じゃねェぞ!?
オイッ!!
ニンゲンごときが
オレたち悪魔を呼ぶの
でさえ、おこがましい
ってのに・・・
身体をいじくって
兵器に変えるだァ?
身の程知らずも
いい加減に
しやがれッ!?
きこえる・・・
みんなの、なきごえが
やめてっていうこえが
きこえる・・・!
ひどいよ・・・
*n1
こんなの、いやだよっ
おにいちゃんっ!?
*n1
こんなの、いやだよっ
おねえちゃんっ!?
ひどすぎます・・・
そんな理由で、勝手に
身体をいじられて
兵器にされるなんて
僕たちのことを
なんだと思っているん
ですかっ!?
こんなの・・・
間違ってる・・・!!
こんなのって・・・
ひどすぎますのぉ!?
モナティたち
召喚獣は、呼びだして
くださった人のために
一生懸命、がんばって
お役に立とうって
思ってるのに・・・
そんな兵器の部品と
してしか、見てもらえ
ないだなんて・・・
ひどすぎますのぉ!?
*n1・・・
*n1・・・
それじゃ・・・
おじいさんの言って
いた、召喚術を超える
力というのは・・・
ゲイル計画によって
生み出された召喚兵器
と、そのノウハウだ
召喚獣の身体に機械を
とりつけて、兵器と
して運用する・・・
そんなことしたら
その召喚獣の意志は
どうなるんだよっ!?
そんなことしたら
その召喚獣の意志は
どうなるのよ!?
心配はありません
ゲイルとしての強化
改造の課程で、素体と
なる召喚獣の意識は
プログラムの制御下に
おかれて、完全に抹消
されます
な・・・っ!?
え・・・っ!?
ゲイルとなった時点で
素体となった召喚獣は
本来の生き物では
なくなるんだ・・・
苦痛も喜びも感じない
兵器として、破壊され
るまで稼働し続ける
自動制御の兵器として
まさに理想です
・・・これなのか?
ネスがずっと隠してた
派閥の機密ってのは
このことなのか!?
・・・これなの?
ネスがずっと隠してた
派閥の機密ってのは
このことなの!?
・・・・・・
ひどすぎますっ!
召喚獣さんたちを
そんな、道具みたいに
使うなんて・・・っ
こんな研究なんて
絶対に間違ってる!!
こんな研究なんて
絶対に間違ってる!!
調律者よ
それは矛盾しています
なぜなら、この計画は
融機人であるライルの
一族との技術提携に
よって・・・
調律者たる貴方がた
調律者たる貴女がた
クレスメントの一族が
つくりあげたもの
なのです
・・・!?
・・・!?
これがゲイル・・・
創造主・・・
素晴らしい・・・
なんなんだよ・・・
これは・・・?
なんなのよ・・・
これは・・・?
なんで、こんな言葉が
俺の頭の中に浮かんで
くるんだっ!?
なんで、こんな言葉が
あたしの頭の中に浮か
んでくるのよ!?
脈拍ガ乱レテイマス
あるじ殿、ドウナサレ
タノデスカ!?
おい、ニンゲンっ!?
トチ狂うんじゃねェぞ
しっかりして・・・
おにいちゃん!?
しっかりして・・・
おねえちゃん!?
ご主人さまっ!?
おちついてください!
*n0さん!?
しっかりするですのっ
理解していただく
ために、映像記録を
再生します
ご覧ください・・・
これは!?
記録映像・・・
ほろびじょんデスネ
うひゃっ!?
なんだよ、こりゃあ?
絵が浮いてやがるぜ
なにか・・・
うつってる・・・
わわっ!?
空に、絵が・・・
うにゅうううっ!?
な、なんですのぉ?
お空に、いきなり
絵が出たですのっ!?
これが、調律者が
最後に手がけられた
最高のゲイル・・・
豊穣の天使アルミネを
素体とした召喚兵器の
戦闘記録です
たった一機で、この数
の悪魔たちを圧倒する
機能性があります
・・・・・・
そんな・・・
ここに映ってる・・・
この顔は・・・
そんな・・・
ここに映ってる・・・
この顔は・・・
うそ・・・
アメル・・・!?
いやああぁぁぁっ!!
しかし、この数分後
首領である大悪魔との
戦闘により、召喚兵器
アルミネは暴走・・
同行した調律者たちも
帰還されず、当施設は
機能停止に入りました
ですが今、こうして
クレスメントの一族で
ある貴方を迎えること
ある貴女を迎えること
ができました・・・
調律者の、一族・・・
この俺が・・・
調律者の、一族・・・
このあたしが・・・
理解いただけましたか
新たなる調律者よ
こんな恐ろしいものを
つくりあげた・・・
こんな恐ろしいものを
つくりあげた・・・
御命令をどうぞ?
ウソだ・・・
ウソよ・・・
御命令を・・・
ウソだあぁぁぁっ!!
ウソよぉぉおおっ!!
*n0・・・
キエェェェェェッ!
ぐ・・・っ
あんたの居合いも
効果なし、か・・・
シルヴァーナの炎でも
ビクともしないし
これじゃ、どうにも
ならないよっ!?
あきらめんじゃねェ!
効かなきゃ、効くまで
やるだけだっ!!
しかし、彼らは本当に
遺跡の中にいるので
しょうか?
まず間違いありません
あれと同じ仕組みの
機械遺跡を、私たちは
知っているんです
ええ、そう考えて
間違いないでしょう
もう一度よ!今度は
同じ場所を狙って
攻撃してみましょう!
待ってろよ・・・
今すぐ、そっちに
行ってやるからな!!
これは・・・!?
警告します
当研究施設への攻撃を
中止し、退去しなさい
さもなくば、物理的に
排除行動を行います
繰り返します・・・
おいおい、なんか
ヤバそうな雰囲気に
なってきたぞ!?
に、逃げたほうが
いいんじゃないかなー
なんて・・・
冗談じゃないよっ!
*n0たちを
見殺しになんてできる
もんかいっ!?
ええ、それに
今から警告に従った
ところで・・・
手遅れのようです!!
GySHAaaa!!
悪魔どもめ・・・
・・・いいえ!
この敵は、ただの悪魔
じゃありませんっ!!
気持ち悪い・・・
こいつら、油と血が
混じったニオイが
してるよッ!
ファンタジーの次は
SFかよっ!!
退去の意志はない
ものとみなしました
これより、召喚兵器に
よる物理的排除へ移行
いたします・・・!
みんなっ!?
問題ありません
迎撃システムにより
侵入者は自動的に
排除されます
あれは俺たちの仲間
なんだぞ!?
今すぐ、攻撃を
やめるんだっ!!
あれはあたしたちの
仲間なのよ!?
今すぐ、攻撃を
やめなさい!!
不可能です。ひとたび
起動した召喚兵器は
命令を完遂するまで
絶対に停止しません
・・・言っただろう?
それが、召喚兵器と
いうものなんだ
誓約とプログラムの
二重の鎖に囚われ
永遠に命令だけを実行
し続ける生きた機械
それが、ゲイルなんだ
だったら・・・
ぶち壊してでも
止めてやる!
だったら・・・
破壊してでも
止めてやるわ!
今すぐ、ここから
俺たちを出してくれ!
今すぐ、ここから
あたしたちを
出しなさい!!
しかし、それでは
調律者も迎撃システム
の目標に・・・
いいから出せっ!?
これは・・・
俺の命令だっ!!
いいから出して!?
これは・・・
あたしの命令よ!!
ちくしょうが・・・
まるで効いてる様子が
ありゃしねぇ!!
これだけの傷を負って
いるというのに・・・
痛みを感じないとでも
いうのか・・・?
だったら、動かなく
なるまでぶちのめす
しかないよっ!
・・・む!?
みんなっ!?
みんなっ!?
*n0っ!?
*n0
無事だったのね!?
もお・・・っ
心配したんだからぁ!
・・・・・・
・・・・・・
・・・なにがあった?
説明は後でするよ
今は・・・
説明は後でするわ
今は・・・
こいつらを
ぶち壊すのが先だ!!
こいつらを
ぶち壊すのが先よ!!
いったい、こいつらは
なんだったんだい?
召喚兵器・・・
ゲイルだよ・・・
召喚兵器・・・
ゲイルよ・・・
召喚獣の身体に機械を
とりつけて作られた
生きた兵器・・・
召喚術を超える力って
のは、こいつらのこと
だったんだよっ!!
召喚術を超える力って
のは、こいつらのこと
だったのよっ!!
なんですって・・・
では、この者たちが
死兵のごとき猛攻を
見せたのは!?
そういうふうに・・・
されたんです・・・
痛みも、恐怖も
感じないように・・・
そんな・・・
そんなのって!?
ひどすぎる・・・
そんな・・・
だって、この森は
天使アルミネが人間を
守るために戦って
悪魔の軍勢を封印した
場所じゃないの!?
その伝説は・・・
ねつ造されたものだ
え・・・?
豊穣の天使アルミネは
自分の意志で人間を
守ったわけじゃない
召喚兵器として戦いに
投入され、戦いの末に
大破、暴走し・・・
結果として、この森を
包む結界を形づくった
だけに過ぎないんだ!
ネスティさん・・・
貴方、そのことを
知っていて・・・!?
黙っていたのかよ
今まで・・・
どうして黙ってた!!
ネスティっ!?
それは・・・
きゃああああっ!!
アメルっ!!
こいつら、まだ生きて
やがったのかい!?
アメルを離しやがれっ
バケモノ野郎っ!!
自爆プログラム作動
カウントダウン・・・
自爆って・・・
爆発ですかーっ!?
20,19,18,
17・・・
いけない・・・
このままでは、全員が
巻き込まれます!!
ちくしょおぉぉっ!!
なんですって!!
あめる殿!
なんとかならねェの
かよッ!おいっ!?
おねえちゃんっ!?
アメルさぁんっ!?
ば、バクハツしちゃあ
ダメですのぉぉっ!?
逃げてくださいっ!?
*n0さんっ!
イヤだっ!
君を見殺しになんて
できるものか!!
イヤよ!
あなたを見殺しに
なんてできないわよ!
守るって、守るって
約束したんだ・・・
守る、守るって
約束したんだから・・
絶対に助けてやる!!
絶対にだっ!!
絶対に助けるのよ!!
絶対に!!
*n0・・・
さん・・・
10,9,8・・・
どけっ!
*n0!!
ネス!?
・・・アクセス!!
ネスの・・・
身体が・・・!?
間に合ってくれっ!
頼む・・・っ!!
4,3,2,1・・・
・・・・・・!
・・・・・・!
あるじ殿!?
おにいちゃんっ!?
おねえちゃんっ!?
ニンゲンっ!?
ご主人さまっ!?
*n0さん!?
生きてる・・・?
たしかに、俺の身体は
爆発に巻きこまれた
はずなのに・・・
生きてる・・・?
たしかに、あたしの
身体は爆発に巻きこま
れたはずなのに・・・
生きてる!?
よかった・・・
生きていて・・・
くれた・・・
アメル・・・?
アメルの背中から
光の翼が・・・
・・・ネスは!?
ここにいるよ
*n0
ネス・・・・・・
君にだけは・・・
この姿を見せたくは
なかったよ・・・
なにが・・・
起こったんだ・・・
貴方たち、その姿は
いったい・・・?
僕は・・・
この世界の人間じゃ
ないんだ・・・
僕の本当の名前は
ネスティ・ライル
召喚兵器、ゲイルの
開発へと関わった
ロレイラルの融機人
ライル家の末えいだ
うそだ・・・?
うそよ・・・?
あたしも・・・
思い出しました・・・
あたしのこの身体は
天使アルミネの魂の
かけら・・・
召喚兵器となることで
戻るべき世界を
失くしてしまった
魂のかけらなんです
やめてくれ・・・
やめてよ・・・
そして、*n0
君は・・・
もう、聞きたくない
やめてくれえぇっ!!
もう、聞きたくない
やめて!
お願いだから!?
ゲイルを生み出した
調律者の一族
クレスメント家の
末えいなんだ・・・
うわあぁぁぁ~っ!!
いやぁああああ!!

scn116

召喚兵器・・・
ゲイル・・・
命令を遂行するだけの
生きた機械・・・
それを作ったのが
俺の、遠い祖先・・・
召喚兵器・・・
ゲイル・・・
命令を遂行するだけの
生きた機械・・・
それを作ったのが
あたしの、遠い
ご先祖さま・・・
はははは・・・っ
みなし子だった俺が
そんな大層な家の人間
だったわけだ・・・
あははは・・・っ
みなし子だったあたし
が、そんな大層な家の
人間だったんだ・・・
冗談じゃないっ!!
そんなのイヤよっ!?
調律者?
クレスメント?
突然、そんなもの
おしつけられたって
いったい、どうすりゃ
いいんだよ!?
ネスやアメル・・・
みんなに・・・
どんな顔して会えって
言うんだよ・・・?
調律者?
クレスメント?
突然、そんなもの
おしつけられたって
いったい、どうすれば
いいのよ!
ネスやアメル・・・
みんなに・・・
もう、あたし・・・っ
顔向けできないよぉ?
では、貴方たち
融機人というのは
故郷にあたる機界
ロレイラルから
戦争を避けて亡命して
きた、向こうの世界の
人間というわけですね
おっしゃるとおりだ
我々、融機人は
人の肉と機械の鋼を
併せもった種族
それゆえに、高度な
機械文明をもったが
進む方向を見誤って
身を滅ぼした
機界大戦ノコトダナ?
エスガルド
知ってるの!?
えるじんヨ・・・
私ハ本来、ソノ戦争ノ
切リ札トシテ、開発
サレテイタノダヨ
!?
強力な機械兵器が
用いられ続けた戦争に
よって、ロレイラルは
死の大地となった
生き延びるためには
今の肉体を捨て完全な
機械に生まれ変わるか
故郷を捨て、別の世界
に逃げ延びるか
ふたつにひとつだった
そして、貴方たち
ライルの一族は後者を
選んだのね
ああ、だけど
この世界の人々は
僕たちを歓迎しては
くれなかった
理由は、リィンバウム
の人間なら、誰だって
知っていると思う
ロレイラルもまた
かつてリィンバウムを
侵略するために
機械兵士たちを
送り込んできた存在
だったから・・・
・・・・・・
ライルの一族は迫害
されながら、安住の地
を求めてさまよった
そして、クレスメント
の一族と出会ったんだ
調律者・・・
クレスメントの一族か
エルゴの王が現れる
以前に、最強とされた
召喚師の一族・・・
その魔力は運命すらも
自在に律するとされ
ゆえに、調律者の異名
で呼ばれたという
あの伝説もまた、真実
だったのね・・・
彼らはライルの一族を
庇護する代償として
ロレイラルの機械技術
を求めてきた
疲れ果てていた
ライルの一族は
それを受け入れて
しまったんだ
その結果が、あの森で
貴方たちが見たものだ
・・・・・・
最初は、攻めてきた
悪魔たちを捕獲して
実験は行われました
ですが・・・
人間の手で捕らえる
ことのできる悪魔では
召喚兵器の素体として
不十分だったんです
思いあぐねた調律者
たちは、とうとうある
おそろしいことを決断
してしまったんです
共に悪魔や鬼神たちと
戦っている、天使や
龍神を、素体に利用
することを・・・
そんな!?
では、アメル
お前は・・・
そうです、おじいさん
あたしは・・・
最初に素体にされた
豊穣の天使アルミネの
魂のかけら・・・
それが人の形をとって
生まれたものなんです
・・・!!
なんてことを・・・
悪魔たちを追い払う
手助けをしてくれて
いた、天使たちを
実験の材料に
しちまったっていう
のかい!?
・・・裏切りの報いは
すぐにやってきた
アルミネが召喚兵器に
造り変えられたことを
知った、天使や龍神
たちは・・・
激しい怒りと失望に
よって、自分たちの
世界へと引き上げて
しまったんだ
当たり前でござろう!
次は自分たちの番かも
しれないですし・・・
以来、彼らは召喚術に
よる強制的な呼び出し
によってしか
この世界に姿を見せる
ことは、なくなって
しまったんだ
つまり、お前さんたち
の先祖がやっちまった
ことが原因で
リィンバウムからは
神にあたる存在が
消えちまったってこと
になるのか
・・・・・・
そして、それだけでは
終わらなかった
天使たちが去った
この世界を、悪魔たち
が見過ごすはずが
なかったんだ・・・
こうかつな大悪魔の
一人が軍団を率いて
この世界に攻めて
きました
人間たちは自分たちの
力だけで、これと戦う
ことになったんです
力の差は・・・
歴然でした・・・
はっ、当然の報いって
やつだな
リューグ!
絶望的な戦いに勝利を
もたらすため、調律者
たちは賭けにでました
あたしを・・・
召喚兵器となった天使
アルミネを使い・・・
軍団を率いる大悪魔を
倒そうとしたんです
頭を倒して、敵を混乱
させる腹づもりだった
というわけか・・・
異界の友の助力を
失うきっかけを作って
しまった彼らには
その代償として得た
ゲイルの力を示すこと
によってしか
他の人々を納得させる
方法がなかったという
理由もありました
アルミネと大悪魔との
戦いは、相討ちという
形で終わりました
召喚兵器となることで
歪められた天使の魂は
転生の資格を奪われ
行き場を失い・・・
様々な姿にうつろい
ながら、あの森の中を
さまよっていたんです
それを・・・
わしが見つけたのか
はい・・・
これが、あたしの中で
目覚めた天使アルミネ
の記憶の全てです
僕の中に遺伝として
継承されている記憶は
ここから先はひどくあ
いまいになっている
はっきりしているのは
この戦いを境にして
召喚兵器の作成に
関する知識だけが
一族の記憶から完全に
消えてしまったという
事実だけだ
同様に、クレスメント
の一族は、その魔力を
失っていた
失ったって・・・
呪いだろう、と
居合わせた召喚師らは
口にしていた
滅びゆく天使の最後の
意志が、呪いとなって
彼らへと降りかかり
二度とゲイルを創造
できぬように、記憶や
魔力を奪ったのだ、と
天罰ってわけか・・・
そんなのって・・・
ひどいよ・・・
さらに、ふたつの一族
は、人の手によっても
罰せられることに
なった
クレスメントの一族は
北の果てへと追放され
ライルの一族は
召喚師たちの監視下に
おかれ、自由なき生を
送り続けている
まさか、ネスティ!
ひょっとして、それは
今も・・・!?
そのとおりですよ
先輩
現在、ライルの一族を
監視しているのは
蒼の派閥です
もっとも、今はもう
僕一人しか生き残って
いないが・・・
そんな!?
そうか・・・
だから君は、派閥の
人間である私たちには
なにも相談することが
できなかったんだな
・・・・・・
そして、呪いで魔力を
なくしたはずの調律者
のまつえいが・・・
ふとしたきっかけで
魔力を取り戻したって
事実が判明しちまう
それが・・・
*n0・・・
彼はなにも知らず
また、知らされずに
育ってきました
彼女はなにも知らず
また、知らされずに
育ってきました
クレスメントの報復を
恐れた派閥の判断で
そして、それ以上に
保護者のラウル師範が
彼に、人並みの幸せを
与えたいと願ったから
保護者のラウル師範が
彼女に人並みの幸せを
与えたいと願ったから
あの御方は、優しい人
だから・・・
それが今、こうして
裏目に出てしまうとは
残酷ですね・・・
僕が・・・
僕がもっと早く、彼に
真実を伝えられてさえ
いれば・・・
勇気をもって・・・
彼の問いかけに答えて
やってさえいれば!!
僕が・・・
僕がもっと早く彼女に
真実を伝えられてさえ
いれば・・・
勇気をもって・・・
彼女の問いかけに答え
てやってさえいれば!
こんな形で、傷つけて
しまうことだけは
なかったんだ・・・っ
ネスティ・・・
・・・・・・
 ほっといてくれ!
 ほっといてよ!
 わかってる
ヨロシイノデスカ
あるじ殿?
他ノ方々ガ広間デ
話シアッテイルノハ
あるじ殿ニモ関ワリノ
アル話デス
参加ナサレタホウガ
ヨロシイノデハナイ
デショウカ?
オイ、ニンゲン・・・
テメエ、いつまで
こうしてる気だよ
他の連中はとっくに
集まって、メガネの
話を聞いてるぜェ?
当事者のテメエが
こんなトコでイジケ
ちまってる場合じゃ
ねェだろうがよ!?
おにいちゃん・・・
いいの・・・?
みんな、まってるよ?
おにいちゃんのこと
まってるよ・・・
おねえちゃん・・・
いいの・・・?
みんな、まってるよ?
おねえちゃんのこと
まってるよ・・・
だめだよ・・・
ひとりぼっちのままで
いたら・・・
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
いいんですか
ご主人さま?
みなさんが今している
お話は、ご主人様にも
関係のあることですよ
こんなところに
閉じこもってないで
ほら、ボクと一緒に
行きましょう?
*n0さん
こんなことをしてたら
ダメですの
・・・・・・
*n0さんが
すごくつらい気持ちで
いるのは、モナティに
だってわかるです
だけど、こうして
一人っきりで部屋の中
に閉じこもってたって
それじゃあ
なんにも変わらない
ですのっ!!
モナティ・・・
*n0さんが
ここでじっとしている
間にも、みなさんは
*n0さんの
ことを心配してますの
いっぱい、いっぱい
心配してますの!
それで・・・
平気なんですの?
つらい気持ちだけを
どんどんふくらませて
みんなにまでそれを
押しつけて・・・
*n0さんは
本当にそれで
いいんですのっ!?
そんなわけ
ないだろうっ!?
そんなわけ
ないでしょっ!?
俺だって、こんなこと
してちゃいけないって
わかってる・・・
だけど、どうやったら
俺の一族がやったこと
に責任がとれるって
いうんだよ?
ネスや、アメル・・・
それだけじゃない!
もっと大勢の人たちに
対して・・・
どうやって・・・
責任をとればいいのか
わからないよ・・・っ
あたしだって、
こんなことしてちゃ
いけないって
わかってる・・・
だけど、どうしたら
あたしの一族がやった
ことに責任がとれるっ
ていうの?
ネスや、アメル・・・
それだけじゃないわ!
もっと大勢の人たちに
対して・・・
どうやって・・・
責任をとればいいのか
わかんないよぉ・・・
モナティに・・・
モナティに、考えが
あります!
ほっといてくれ!
ほっといてよ!
俺がどんな気持ちで
いるかなんて
*n1に
わかるもんか・・・
あたしがどんな気持
ちでいるかなんて
*n1に
わからないんだから!
わかるはずないんだ
俺以外には!!
わかるはずないのよ
あたし以外には!!
オッシャル
トオリナノカモ
シレマセン・・・
自分ハ機械兵士デス
ぷろぐらむデ人間ノ
ヨウニ対話スルコトハ
デキテモ
ソノ感情マデハ
ヤハリ、理解デキナイ
ノデショウ・・・
・・・!
・・・!
デスガ・・・
ソレユエニ、状況ヲ
正確ニ判断スルコトハ
デキマス
ケッ!ああ、そうさ
テメエの言うとおり
だよッ!?
オレは悪魔だからな?
テメエらニンゲンの
考えてることなんて
わかんねェよ!!
・・・!
・・・!
だがなァ?
今がどんな時かって
コトなら、テメエより
わかってるぜ・・・
わからないよ!?
だって・・・!
おにいちゃん
こころをひらいて
くれないんだもん!
だって・・・!
おねえちゃん
こころをひらいて
くれないんだもん!
*n1には
わからないよ・・・
みえないから、もう
わからない・・・
・・・!
・・・!
まえみたいな・・・
おにいちゃんに
もどってよ・・・?
まえみたいな・・・
おねえちゃんに
もどってよ・・・?
おねがいだよ・・・
そんなこと
ありません!
ボクはいつもご主人
さまの側にいて、
見てきました
いつものご主人さまは
どんなにつらくても
人に当たる人じゃ
ないです
・・・!
・・・!
前を見てください
はやく・・・いつもの
笑顔を、ボクに見せて
くださいっ!?
わかってる・・・
だけど、俺は
こわいんだよ!?
だけど、あたしは
こわいの・・・っ
ネスや、アメル・・・
それだけじゃない!
もっと大勢の人たちに
対して・・・
取り返しのつかない
ことを、クレスメント
の一族はしてしまった
知らなかったからと
言って、すむことじゃ
ない・・・
ネスや、アメル・・・
それだけじゃない!
もっと大勢の人たちに
対して・・・
取り返しのつかない
ことを、クレスメント
の一族はしたのよ
知らなかったからと
言って、すむことじゃ
ないわ・・・
俺はいったい
どんな顔で、みんなに
会えばいいんだよ!?
あたしはいったい
どんな顔で、みんなに
会えばいいのよぉ!?
あるじ殿ノ苦悩ハ
当然ダト思イマス
デスガ・・・
事実ハ、事実トシテ
受ケ止メルシカナイノ
デハナイデショウカ?
・・・!
残酷ナ意見ナノカモ
シレマセン
デスガ、状況ダケヲ
客観的ニ見レバ・・・
悩んだところでなァ
やり直しなんか
きくもんかよ?
事実は事実なんだ!
いい加減、覚悟決めて
受け入れやがれッ!?
・・・!
甘えてんじゃねェ!!
どうして・・・
たしかめてもないのに
そんなこというの?
おにいちゃん、いつも
そうしてたじゃない?
おねえちゃん、いつも
そうしてたじゃない?
・・・!
ご主人さまの気持ちは
わかります
でも、みなさんだって
わかってます
そして
ボクだって・・・
・・・!
さあ、立ち上がって
顔をあげてください
ちゃんと、現実を
見つめてください!
あるじ殿・・・
貴方ノナサッテイル
貴女ノナサッテイル
行動ハ、ヤハリ
間違ッテイマス
現実ト向キアウコトヲ
拒否シタ時点デ・・・
問題ハ絶対ニ解決ニハ
至ラナイノデスカラ
*n1・・・
差シ出ガマシイコトヲ
言ッテ、モウシワケ
ゴザイマセンデシタ
失礼、シマス・・・
テメエ、ホントは
現実を認めるのが
コワイだけなんだろ?
ハッ!だったら
一生、そこで腐ってる
といいさ・・・
*n1・・・
失望したぜ・・・
テメエのようなフヌケ
にゃあ、もう用なんか
ねェ!
・・・あばよ
こころを閉じてたら
なにも見えないし
聞こえないんだよ?
いつものおにいちゃん
にもどってよ・・・
*n1や
みんなにやさしい
あの、おにいちゃんに
もどってよ!?
いつものおねえちゃん
にもどってよ・・・
*n1や
みんなにやさしい
あの、おねえちゃんに
もどってよ!?
*n1・・・
いまのおにいちゃんは
*n1
キライ・・・っ
いまのおねえちゃんは
*n1
キライ・・・っ
今のご主人さまは
ボクよりも臆病です!
そんなにみなさんの
ことが、信じられ
ないんですか・・・
ボクのことも・・・
もう・・・信じられ
ないんですかっ!?
*n1・・・
ボクは、そんな弱虫な
ご主人様なんて見たく
ありませんっ!!
*n1っ!?
*n1の
言うとおりだ・・・
俺はただ、逃げていた
だけじゃないか?
自分に都合のいい理由
を見つけて、現実から
逃げようとしていた
だけじゃないか!
*n1の
言うとおりだ・・・
あたしは、あたしは
ただ、逃げていた
だけじゃない?
自分に都合のいい理由
を見つけて、現実から
逃げようとしていた
だけじゃない!?
謝らなくちゃ・・・
*n1に
謝らなくちゃ!?
蒼の派閥
召還ショップ
こんにちは
*n0くん
*n0さん
レイムさん・・・
レイムさん・・・
なんだか元気がない
ようですが、どうか
なさったんですか?
ええ、まあ
ええ、ちょっと
悩みごと、ですね
その顔は・・・
わかるんですか!?
わかるんですか!?
ははは、そう驚くこと
はありませんよ
これでも私、吟遊詩人
なんですから
人間がどんな時に
どんな表情をするのか
自然にわかるんです
まいったなあ・・・
まいったわね・・・
悩みを、解決できる
とは限りませんが
私に、話してみては
くれませんか?
他人に話しただけでも
ずいぶんと気持ちは
楽になるものですよ
どうしよう
 全て話して楽になろう
 やめておこう
気持ちはとても
うれしいんですけど
ちょっと・・・
そうですか・・・
ごめんなさい
いえいえ、どうか
お気になさらず
一日も早く、貴方に
一日も早く、貴女に
笑顔が戻ることを
願ってますよ
では・・・
そんなことが
あったのですか・・・
信じられないでしょ?
あははっ、当事者の俺
だって、まだ信じられ
ないんだし・・・
信じられないわよね?
あははっ、当事者の
あたしだって、信じ
きれないんだし・・・
信じていない人間に
あんなに落ちこんだ顔
はできませんよ?
*n0くん
*n0さん
・・・・・・
それに・・・
私もまた、その森に
関する興味深い伝説を
知っているのです
えっ!?
貴方がたが知る伝説と
貴女がたが知る伝説と
おそらくは対をなす
物語・・・
天使アルミネと戦った
大悪魔メルギトスに
まつわる伝説を
大悪魔・・・
メルギトス・・・
もしかして、私たちは
この時のために
運命によって出会った
のかもしれません
*n0さん・・
私を、みなさんの仲間
へと加えてもらうわけ
にはいきませんか?
レイムさんが、俺たち
の仲間に・・・?
レイムさんが、あたし
たちの仲間に・・・?
禁忌の森をめぐる
人と天使と悪魔の物語
これこそ、私が長きに
わたって求め続けた
語るべき歌ではないか
と思うんです
どうかお願いします!
このとおりです・・・
・・・わかりました
*n1っ!!
*n1っ!!
あるじ殿・・・
ケッ・・・
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
ご主人さま・・・
どうしよう
 きちんとあやまる
 態度で示す
俺が悪かったよ
*n1が
心配してくれていた
のにも気づかずに
当たり散らしたり
なんかして・・・
許してくれ・・・っ
*n1
あたしが悪かったわ
*n1が
心配してくれていた
のにも気づかずに
当たり散らしたり
なんかして・・・
許して・・・っ
*n1
ドウカ、頭ヲアゲテ
クダサイ・・・
自分ハ、あるじ殿ニ
仕エル護衛獣ナノデス
貴方ノ側ダケガ
貴女ノ側ダケガ
自分ノ存在デキル場所
ナノデス・・・
ケッ!テメエは
いつもいつも、気づく
のが遅ェんだよッ
まァいい・・・
こうしてきちんとワビ
も入れてきたことだし
今回だけは、特別に
許してやらァ・・・
*n1
おにいちゃんが
おにいちゃんがね
*n1
おねえちゃんが
おねえちゃんがね
わかってくれるって
しんじてたよ・・・
ずっと・・・
しんじてたよ・・・
い、いいえ・・・っ
ボクこそ、生意気
言ってしまって・・・
許してください・・・
*n1っ!
*n1っ!
あるじ殿!?
ごめんな・・・
*n1
ごめんね・・・
*n1
・・・・・・
せっかくお前が心配
してくれたのに・・・
当たり散らしたりして
すまなかった・・・
せっかくあなたが心配
してくれたのに・・・
当たり散らしたりして
ごめんね・・・
あるじ殿・・・
許してくれ・・・っ
*n1
許してくれる?
*n1
あるじ殿・・・
ソノヨウニ、強ク
抱キシメタリシテハ
痛イデショウニ・・・
自分ノ身体ハ、固クテ
冷エキッテイルデ
ショウニ・・・
痛くない・・・
冷たくなんかないさ!
痛くない・・・
冷たくなんかないわよ
いってえぇっ!?
ふらふら一人でこんな
ところまで出歩いて
お前、俺の護衛獣って
自覚ないだろ?
ふらふら一人でこんな
ところまで出歩いて
あなた、あたしの
護衛獣って自覚が
足りないわよ?
テ、テメエ・・・
さっきまであんなに
ヘコんでたのに!?
お前みたいな性悪の
護衛獣、目を離したら
なにするかわかんない
からな
・・・・・・
あんたみたいな性悪の
護衛獣、目を離したら
なにするかわかんない
でしょう?
・・・・・・
・・・・・・
ケッ!つくづく
とんでもねェ野郎と
誓約しちまったもんだ
あー・・・
ツイてねェ!!
・・・!?
くるしいよ・・・
おにいちゃん・・・
くるしいよ・・・
おねえちゃん・・・
ごめんな・・・
*n1
ごめんね・・・
*n1
・・・・・・
せっかくお前が心配
してくれたのに・・・
当たり散らしたりして
本当に・・・
ごめんよ・・・
せっかくあなたが心配
してくれたのに・・・
当たり散らしたりして
本当に・・・
ごめんね・・・?
おにいちゃん・・・
泣いて・・・?
おねえちゃん・・・
泣いて・・・?
許してくれ・・・っ
*n1
許してくれる?
*n1
・・・(こくん)
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
ご主人さま!?
くるしいですよ・・・
そ、それに・・・っ
は、恥ずかしいです
うぅぅぅ・・・っ
ごめんな・・・
*n1
ごめんね・・・
*n1
え・・・
せっかくお前が心配
してくれたのに・・・
当たり散らしたりして
本当に・・・
ごめんな・・・
せっかくあなたが心配
してくれたのに・・・
当たり散らしたりして
本当に・・・
ごめんね・・・?
・・・・・・はい
*n1の
言ってくれたこと
正しいと俺も思うよ
だけど正直、俺は
まだこわいんだ
ネスやアメルと向き
合うのが・・・
どうしたら、いいと
思う?
*n1の
言ってくれたこと
正しいとあたしも
思うの
でもやっぱり、あたし
まだこわいの
ネスやアメルと向き
合うのが・・・
どうしたら、いいと
思う?
ソレナラ、マズハ
ドナタカニ相談シテ
ミテハドウデショウ?
キット、あるじ殿ノ
チカラニナッテクレル
ハズデス・・・
アホか、テメエは?
なんのために今まで
こんな大所帯で
動いてたんだよ
こういう時に頼れる
ヤツの一人ぐらい
いねェのかよ!?
しんぱいだったのは
*n1
だけじゃないよ?
みんな、おんなじ
だから・・・
おにいちゃんのこと
たすけてくれるはず
きっと・・・
おねえちゃんのこと
たすけてくれるはず
きっと・・・
でしたら、まずは
どなたかに相談して
はどうですか?
ご主人様を心配して
いたのは、みなさん
同じですもの
きっと、力になって
くださいますよ
そうか・・・
そうだよな!
そっか・・・
そうよね!
技術ってのはさ
間違いや、失敗を積み
重ねて、進歩していく
ものなんだよね
お兄さんのご先祖が
犯した間違いは
たしかに大きなもの
だとボクも思う
お姉さんのご先祖が
犯した間違いは
たしかに大きなもの
だとボクも思う
けどさ?
その間違いが、もっと
大きな進歩につながる
かも知れないんだ
・・・!!
ボクは、このまま
お兄さんにあきらめて
ほしくないなぁ
だって、お兄さんは
まだ、なにもしてない
じゃない?
ボクは、このまま
お姉さんにあきらめて
ほしくないなぁ
だって、お姉さんは
まだ、なにもしてない
じゃない?
たしかに・・・
*n0ヨ
私ハ、カツテ・・・
コノ世界ヲ制圧スル
タメノ兵器トシテ
開発サレタ機械兵士ダ
ソウイッタ意味デハ
召喚兵器・げいるト
変ワラヌ存在ダ
・・・・・・
ダガ、私ハえるごノ
導キニヨッテ、守護者
ヘト生マレ変ワレタ
人ヲ傷ツケルタメノ
コノチカラヲ、人ヲ
守ルタメニ使ウコトヲ
知ッタノダ・・・
機械デアル私デスラ
変ワレタノダ
人間デアル貴方ガ
人間デアル貴女ガ
変ワレヌハズガナイ
エスガルド・・・
アラユル物ノ立場ハ
ウツロウモノ・・・
マシテ、人間ハ
自ラノ意志デ変ワレル
唯一ノ生物ナノダカラ
自分から部屋を出て
きたことについては
評価してあげよう
だが、我々はすでに
充分すぎるほど心配
させられたんだぞ
すいません・・・
ごめんなさい・・・
まあ、過ぎたことは
仕方あるまい
それよりも、君には
やるべきことが
たくさんあるだろう?
*n1に
謝らないと・・・
*n1に
謝らないと・・・
それに、ネスティと
アメルにもな
二人とも・・・
自分より、君のこと
ばかり心配していたぞ
二人が・・・
俺のことを・・・?
二人が・・・
あたしのことを?
まったく、どうして
私の後輩たちは
みんな精神的に打たれ
弱いかなあ?
護衛獣に、やつあたり
しちゃうなんて・・・
すいません・・・
ごめんなさい・・・
とにかく、さっさと
見つけて謝ること!
いいわね?
はい・・・
あの・・・?
はい・・・
あの・・・?
ん?
ミモザ先輩は、俺が
調律者の一族だって
知っても、なんとも
思わないんですか?
ミモザ先輩は、
あたしが調律者の
一族だって知っても
なんとも思わないん
ですか?
あのねぇ、ボク?
あのねぇ
ご先祖様が何様で
あろうと、貴方が私の
あろうと、貴女が私の
後輩なのは、永久不変
の真実でしょ!?
は、はいっ!
貴方も!ネスも!
貴女も!ネスも!
私にとっては、可愛い
後輩なんだから
それで充分なの!
・・・わかった!?
ミモザ先輩・・・
久しいな
*n0よ?
ラウル師範!?
どうして・・・
お前たちが、森の遺跡
に向かう前に、ネスが
たずねてきたのさ
あやつにお前の監視を
命じた者の目を盗んで
な・・・
そうだったんですか
ネスを、恨むか?
・・・・・・
恨むな、とは言えん
お前に真実を隠し続け
ておったことだけなら
ワシとて同罪じゃ
ただ、あやつの立場が
普通でなかったこと
だけは解っておくれ
えっ?
融機人はな・・・
その特殊な身体ゆえに
病気に対する免疫が
ほとんどない
リィンバウムで生きる
ためには、定期的に
投薬を受けなくては
ならぬのだ
その薬は、蒼の派閥で
しか調合できぬ・・・
・・・!!
ネスはな・・・
薬によって、派閥に
縛られておったんじゃ
よほど、こたえて
おるようじゃな
*n0
爺さん、俺・・・っ!
おじいさん・・・
あたし・・・
謝ることはない
あんたはもう充分に
自分で自分を罰しとる
爺さん・・・
おじいさん・・・
それに、罪の重さに
潰されるには、あんた
まだ若すぎる
わしのようにだけは
なるんじゃない
それだけは、絶対に
いかん・・・
蒼の派閥
召還ショップ
はあ、どうすれば
いいかって尋ねられ
ましてもねえ・・・
結局のところは
*n0さんが
どうしたいかが全て
じゃないんですか?
俺が・・・?
あたしが・・・?
過ぎてしまったことを
やり直すなんてことは
どう逆立ちしたって
無理ですもの・・・
私も、しょっちゅう
お仕事でポカしたり
するんですけどー
次は絶対、同じ間違い
をしないぞって、自分
に言い聞かせることで
がんばってるんです
なんか、次元の低い
たとえ話ですけど
それで、いいんじゃ
ないですかねー?
ウソつきっ!
え・・・?
え・・・?
*n0
あの時、ユエルに
言ったじゃないか!?
あきらめちゃったら
絶対に欲しいものは
手に入らないって!
・・・!
・・・!
ユエルは
*n0に
叱られたから・・・
本当の自分を・・・
取り戻すことが
できたんだよ?
・・・・・・
・・・・・・
*n0にだって
絶対にできるはず
だもん!
できなかったら
何度だってユエルが
叱ってあげるから
ウソつきになっちゃ
イヤだよぉ・・・っ
ユエル・・・
ユエル・・・
私たちシノビは
主君の命令に対しては
絶対服従のおきてを
もっています
そういった意味では
あの召喚兵器たちと
大差ないのかも
しれませんね
ですが・・・
私たちはけして
おきてがあるから
それに従っているので
はないのですよ
え?
え?
仕える主君の器量に
心酔しているからこそ
どんな困難な使命にも
従事できる
その気持ちが根底に
あって初めておきては
おきてとして機能する
のです
たしかに・・・
そうよね・・・
*n0さん
貴方にも、あるのでは
貴女にも、あるのでは
ないですか?
立場や状況より先に
貴方という人間を根底
貴女という人間を根底
から突き動かす・・・
絶対に譲れないものが
譲れないもの・・・
それに従いなさい
どれだけ無理に
あがいたところで
人間は、自分を偽る
ことなどできないの
ですから・・・
貴方たちと同じような
貴女たちと同じような
苦しみを背負っていた
人物を
私は知っています
え・・・?
その人もまた
生まれた時から
肉親の大罪によって
運命を歪められ
自分というものを
見失いかけていました
ですが、その人は
ある方のかけてくれた
言葉によって・・・
延々と続く苦しみから
救われたのだと、私に
おっしゃってましたよ
どんな・・・
言葉だったんですか?
どんな・・・
言葉だったの?
偶然なのだ・・・と
え?
生まれる時も、場所も
自分では決められない
たまたま、こんな立場
に生まれただけで
それを罪に感じる必要
などないのだ、と
・・・!!
同じ言葉を、私も貴方
同じ言葉を、私も貴女
に贈りたいと思います
大切なのは「今まで」
ではなく「これから」
なのですから・・・
迷うことはないんだ
君がどんな人間なのか
今まで共に過ごした
私たちには、ちゃんと
わかっている
真実を知ったところで
君という人間の価値は
変わっちゃいないんだ
シャムロック・・・
シャムロック・・・
私とて騎士である以上
この手を、多くの血で
汚している
きれい事だけじゃ
済まない世界だって
見てきたよ・・・
だけど、後悔だけは
していないつもりだ
幾つもの罪を重ねても
なお、そこから逃げず
前へと進んでいく
それが生きることだと
私は信じているから
逃げずに、前へ・・・
逃げずに、前へ・・・
そいつは、お前が
決めることだよ
*n0
人の考えや言葉を
わざわざ借りなくても
お前の中には、お前
だけの言葉が眠ってる
はずだぜ?
かけ値なしの、本当の
気持ちがな・・・
それはわかってるよ
でも・・・
それはわかってるわよ
でも・・・
なぁに、大丈夫さ?
自分の足で歩き出して
こうして、ここまで
やって来た時点で
*n0
お前はとっくに
自分で答えを見つけて
いるんだぜ?
・・・!!
・・・!!
だから、お前はもう
何があっても大丈夫だ
オレが保証してやる
さあ!
行って、そいつを
ぶつけてきな!!
・・・うんっ!
・・・うんっ!
*n0
前に貴方は、私に
前に貴女は、私に
言ってくれたよね?
失われた記憶が戻った
としても、私は私で
なにひとつ変わらない
心配することなんか
ないんだって・・・
・・・!
貴方はなにも変わって
貴女はなにも変わって
なんかいないわ
アメルも、ネスティも
おんなじ・・・
私たちにとっては
大切な仲間だもの
だから、心配なんか
しなくてもいいのよ
ケイナ・・・
二人とも、すごく
貴方のことを気にして
貴女のことを気にして
つらそうだった
早く行って、安心
させてあげなさい?
いいわね?
・・・うん
・・・ええ
僕たちには貴方の一族
僕たちには貴女の一族
のことを責める理由
なんてありませんよ
だけど、デグレアが
村を襲った原因は
召喚兵器を手に入れる
ためで・・・
だけど、デグレアが
村を襲った原因は
召喚兵器を手に入れる
ためで・・・
そう、襲ったのは
デグレアです
貴方はそれと戦って
貴女はそれと戦って
アメルを今日まで守り
抜いてくれた
感謝していますよ
今でも・・・
ロッカ・・・
*n0さん
貴方の先祖は、大きな
貴女の先祖は、大きな
過ちを犯したのかも
しれません
だけどそんな理由で
貴方が僕たちにして
貴女が僕たちにして
くれたことは、無意味
にはなりません!
・・・!
おそれないで・・・
あの子に会ってあげて
ください
きっと、貴方のことを
きっと、貴女のことを
待っています・・・
アメルは・・・
あいつな・・・
泣いてやがった・・・
涙をこぼしたり、声を
あげて泣いてるんじゃ
ねえんだ
俺たちを心配させない
ように、心の中だけで
泣いてるのさ
・・・・・・
悔しいけどな・・・
お前じゃなけりゃ
あの涙は止められねえ
あいつは、自分のため
じゃなくて、お前の
ために泣いているんだ
俺のために・・・?
あたしのため・・・?
お前だって、わかって
いるだろうが!?
あいつが・・・っ
アメルが、そういう女
だってのはよ・・・
・・・・・・
止めてやってくれよ
あいつの、涙を・・・
頼むから・・・っ
俺じゃあ・・・
ダメなんだよ・・・っ
リューグ・・・
私は、召喚兵器なんて
キライだわ・・・
あんな可哀想なことを
召喚獣にした、調律者
たちは、もっともっと
大キライ・・・っ!
・・・・・・
・・・・・・
でも・・・
アナタのせいじゃ
ないものね
え・・・?
え・・・?
私だって、マーン家を
名乗ってる貴族の一員
なのよ?
一族の背負った罪を
個人に重ねたって意味
がないことぐらい
わかってるわ
それにね・・・
私は知ってるの
*n0
貴方は、私とおんなじ
貴女は、私とおんなじ
召喚獣と友達になれる
人なんだって!
ミニス・・・
だから、ご先祖様と
同じ間違いなんてする
はずがないもの
みんなだって、それは
わかってると思うよ?
俺様の世界の法律じゃ
親が罪人だからって
その子供にまで、罪を
かぶせたりはしねえ
もっとも、世間の
風当たりに関しちゃ
大差はねぇけどな
お前さんが思い悩むの
も、無理ねえと思うさ
・・・・・・
でもな、本当にコワイ
のは、そういう謙虚な
気持ちなんだぜ?
え?
人間は弱い生き物だ
四六時中、罪の意識に
さいなまれてたら
すぐぶっ壊れちまう
悩んだ挙げ句に
おかしな道に進んで
取り返しのつかなく
なっちまった連中を
俺様は何人も見ている
お前さんも、そうは
なりたくねえだろ?
それは、そうだけど
でも・・・
「テイク・イット・
イージー」
・・・?
気楽にいこうぜ、って
いう意味の言葉さ
俺様の世界のな・・・
キツイ時には、呪文
だと思って、唱えて
みるといい
それが、俺様からの
アドバイスだ
テイク・イット・
イージー・・・
気楽にいこうぜ、か
森でゲイルを見た時
ルウは、許せないって
思ったわ
召喚獣と召喚師は
あんな関係を結ぶため
のものじゃないって
本気で思ったの
・・・・・・
でもね・・・
アレは貴方の祖先が
造ったもので、貴方が
アレは貴女の祖先が
造ったもので、貴女が
したことじゃない
貴方が罪の意識を感じ
貴女が罪の意識を感じ
る必要なんてないし
ルウも責めたりなんか
しないわ
ルウ・・・
ルウは見ていたよ?
貴方が、私の家にいる
貴女が、私の家にいる
召喚獣たちに、すごく
なつかれていたのを
*n1が
誓約によるもの以上に
貴方のことをしたって
貴女のことをしたって
いるのを・・・
だから、ルウは貴方を
だから、ルウは貴女を
信じられるの
他のみんなだって
きっと、同じだと思う
まったく・・・!
さんざん人に心配
かけといて・・・
ゴメン・・・
ゴメン・・・
あんたが過去のことを
どう思ってんのかは
あたいにゃわかんない
けどさ・・・
あたいにしてみりゃ
過去は過去!
それだけのことさ
先祖が悪人だろうが
今のあんたが胸張って
生きていりゃあ
いいんだよ
モーリン・・・
安心しなよ
もしもあんたが人の道
を踏み外すようなこと
になったら・・・
グーで殴って
あたいが、引きずり
戻してやるからさ?
それは・・・
ちょっと・・・
う・・・そ、それは
勘弁してほしいなぁ
あははははっ
その様子なら、まず
大丈夫みたいだね
お主たちと似た境遇に
苦しんでいた者たちを
拙者は知っておる
え・・・?
え・・・?
その者たちは、肉親の
野望の道具として
この世に生を授かり
歪められた運命の中で
居場所を求め、必死に
もがいておった・・・
その人たちは・・・
どうなったんですか?
その人たちは・・・
どうなったんですか?
一方は救われ
そしてもう一方は
闇へと呑みこまれて
しまった・・・
・・・・・・
・・・・・・
両者の運命を分かつ
きっかけとなったのは
人のきずなだ・・・
差し伸べられた手に
もっと早く気づくこと
ができておれば
あの男も、あるいは
救われたのかもしれぬ
*n0殿
どんな苦境に立たされ
たとしても、心だけは
閉ざしてはならぬ
お主を助けたいと願う
者たちは、こんなにも
たくさんいるのだから
カザミネさん・・・
カザミネさん・・・
そうか・・・
また俺は、忘れる
ところだったんだな
そうよ・・・
あたしったら、また
忘れちゃってたんだ
俺には、こうやって
心配してくれる人が
いる・・・
あたしには、こう
やって心配してくれる
人がいるってこと
ひとりぼっちなんか
じゃないんだ!
それに・・・
つらいのは、俺だけ
じゃないんだ・・・
ひとりぼっちなんか
じゃないのに!
それに・・・
つらいのは、あたし
だけじゃない・・・
ネスは、犯した罪の
重さに苦しみながら
それでも、全てを告白
してくれた・・・
アメルだって・・・
犠牲にされた自分の
境遇を悲しむより先に
現実をしっかり受け
とめようとしている
じゃないか!?
じゃない!?
だから・・・
次は、俺の番なんだ
だから・・・
次は、あたしの番
二人がやるべきことを
果たしたように・・・
今度は俺が、自分の
為すべき役目を果たさ
なくちゃいけない!
二人がやるべきことを
果たしたように・・・
今度はあたしが、自分
の為すべき役目を
果たさなくちゃ!
過去という縛鎖を
断ちきらなくちゃ
ならないんだ!!
過去という縛鎖を
断ちきらなくちゃ
ならないのよ!!
蒼の派閥
召還ショップ
遅くなっちまって
ごめんな、ネス
遅くなっちゃって
ごめん、ネス
*n0・・・
ずいぶんと遠回りに
なったけど・・・
やっと俺、ネスに会う
勇気ができたよ
全てを受けとめる覚悟
ができたんだ
ずいぶんと遠回りに
なっちゃったけど
やっとあたし、ネスに
会う、勇気ができたの
全てを受けとめる覚悟
ができたの
そうか・・・
もう、俺は逃げないよ
だから、ネス
話してくれないか
今、思っている
ことのすべてを・・・
あたしは逃げない
だから、ネス
話してくれるかな
ネスが今、思っている
ことのすべてを・・・
前に約束したように
お願い・・・
・・・わかった
僕たちライルの一族は
君たちクレスメントの
一族と関わったことで
おそろしい召喚兵器
ゲイルを生み出して
しまった
異界の友たちを裏切り
リィンバウムの可能性
のひとつを奪った罪は
どんなことをしても
消えはしないだろう
ああ・・・
うん・・・
天使アルミネ・・・
いや、アメルにも
すまないことをして
しまったと思う
ゲイルとなることで
彼女の魂は、帰るべき
場所を失ってしまい
この世界をさまよって
いるのだからな
・・・・・・
だがな
*n0
僕はけして
クレスメントの一族を
恨んだりはしていない
・・・え?
両者の出会いは
この世界にとっては
災厄の始まりでしかな
かったかもしれない
だけど、ライルの一族
にとっては最後の希望
だったんだよ
調律者の一族だけが
融機人だった我々を
受け入れてくれたんだ
たとえ、その理由が
ロレイラルの機械技術
の獲得だったとしても
排斥される日々から
ライルの一族が救われ
たことは事実なんだ
・・・!
僕の中に継承された
一族の記憶も
はっきりと告げている
クレスメントの一族
だけが、我々にとって
対等の友人だった、と
対等だったんだ
君たちに強いられて
手を貸したんじゃない
君が背負わされた罪は
僕の罪でもあるんだよ
だから*n0
僕は君を恨んだり
なんかしていない
ネス・・・
信じて・・・
くれるか・・・?
当たり前だろ・・・!
そんなの・・・っ
当たり前じゃない
そんなの・・・っ
*n0
本当はな・・・
初めて出会った頃は
僕は、君のことを
憎いと思ってたんだ
なにも知らないまま
気ままに振る舞う
君がうらやましくて
わざと冷たく当たった
ことだってある
うん・・・
おぼえてるよ・・・
うん・・・
おぼえてる・・・
だけど、それでも君は
僕に声をかけてくれた
ずっとずっと、笑顔を
向けてくれた・・・
秘密を隠すために
人と距離を置き続け
機械のように生きよう
としていた僕は
君と関わることで
ようやく、人としての
感情を守れたんだよ
それは・・・
俺だって同じだよ
ネスが側にいて
俺のことを見守って
いてくれていたから
俺は自分が、孤独じゃ
ないってことに
気づけたんだ
それは・・・
あたしだって同じよ
ネスが側にいて
あたしのことを見守っ
ていてくれていたから
あたしは自分が、孤独
じゃないってことに
気づけたんだもの
*n0・・・
これからもずっと
一緒にいてくれるよな
ネス・・・?
これからもずっと
一緒にいてくれるよね
ネス・・・?
ああ・・・
ここから先は、立場や
命令なんかじゃない
僕自身の意志で
*n0
君の側にいたい・・・
それが今の僕の
心からの願いなんだ
・・・・・・
謝ってすむような
ことじゃないのは
よくわかってる
けど、今の俺たちには
それ以外にどうする
こともできないから
だから・・・
許してくれ、アメルっ
このとおりだ・・・!
謝ってすむような
ことじゃないのは
わかってるつもりよ
でも、今のあたしたち
にはそれ以外にどうす
ることもできないから
だから・・・
許して、アメルっ!
お願い・・・っ
本当に・・・
すまない・・・
顔をあげてください
お二人とも
貴方たちを責めるのが
貴女たちを責めるのが
間違いだってこと
あたし、ちゃんと
わかっていますから
アメル、君は・・・
あーあ・・・
だけど、お二人とも
ずるいですよね?
・・・え?
だって・・・
こんなにも・・・
優しいんだもの・・・
恨んだりなんか
できっこないですよ
これじゃあ・・・
アメル・・・
さあ、帰りましょう?
みんなのところへ
もう心配しなくても
いいって、3人で
伝えてあげなくちゃ
ああ、そうだな
ありがとう・・・
アメル・・・
ありがとう・・・
アメル・・・
遅くなっちまって
ごめんよ、アメル
遅くなって
ごめん、アメル
*n0さん・・
ずいぶんと遠回りに
なったけど・・・
やっと俺、君に会う
勇気ができたよ
全てを受けとめる覚悟
ができたんだ
ずいぶんと遠回りに
なっちゃったけど
やっとあたし、アメル
に会う勇気が持てたの
全てを受けとめる覚悟
ができたの
・・・・・・
もう、俺は逃げない
だから、アメル
話してくれないか
君が今、思っている
ことのすべてを・・・
もう、あたし逃げない
だからね、アメル
話してくれない
アメルが今、思ってる
ことのすべてを・・・
・・・わかりました
ネスティさんから
聞きました・・・
天使アルミネだった
あたしは、お二人の
一族に、呪いをかけた
そうです・・・
クレスメントの一族
からは、魔力を
ライルの一族からは
召喚兵器の知識を
消し去ってしまった
らしいんです・・・
そうか・・・
だから俺は
自分が召喚師の
まつえいだって
知らずにいたんだな
あははっ、どのみち
みなし子だったから
あんまり関係ないか?
そっか・・・
だからあたしは
自分が調律者の
まつえいだって
知らずにいたのね
あははっ、どのみち
みなし子だったから
あんまり関係ないか?
ごめんなさい・・・
アメルが謝ること
なんてないよ!?
謝らなくちゃいけない
のは俺なんだ
君を苦しめる原因を
作ったのは、俺たちの
一族なんだし・・・
アメルが謝ること
なんてないわよ!?
謝らなくちゃいけない
のはあたしのほう
あなたを苦しめる原因
を作ったのは、あたし
たちの一族だもの
*n0さん
あたし、ちゃんと
わかってます
貴方を責めるのは
貴女を責めるのは
間違いだって
わかってるんです
アメル・・・
それに・・・
*n0さんは
あたしに、たくさん
優しくしてくれたじゃ
ありませんか?
でも・・・
過去のことなんて
関係ありませんっ!!
あたしはアメルです!
天使アルミネで
ある以前に・・・
レルムの村の・・・
アメルなんです・・・
・・・・・・
あなただって、
おんなじです
クレスメントの・・・
調律者の一族である
よりも先に・・・
あたしにとって大切な
人なんです・・・
あたしにとって大切な
友達なんです・・・
アメル・・・
信じて・・・
くれますか・・・?
当たり前だろ・・・!
そんなの・・・っ
当たり前じゃない?
そんなの・・・っ
今のあたしがここに
いられるのは
貴方のおかげなんです
貴女のおかげなんです
不安でおかしく
なりそうだった時も
悲しくて胸が張り裂け
そうだった時も
いつも、貴方は
いつも、貴女は
勇気づけてくれた
弱虫のあたしを、強く
してくれた・・・
俺はただ、きっかけを
作っただけだよ
あたしはただ、
きっかけを
作っただけよ
おぼえていますか?
このお屋敷を出て
初めて、自分たちで
旅立つことを決めた時
*n0さんは
あたしに、こう言って
くれましたよね?
あたしの背負っている
ものを、一緒に支えて
くれるって
ああ・・・
うん・・・
今度は、あたしが
貴方のことを支えて
貴女のことを支えて
あげたい・・・
どれだけかかっても
構いません!
あたしは、貴方の
あたしは、貴女の
*n0さんの
側にいたいんです
アメル・・・
*n0さん
それが、今のあたしが
心から願っている
ことなんです・・・
・・・・・・
謝ってすむような
ことじゃないのは
よくわかってる
けど、今の俺には
それ以外にどうする
こともできないから
だから・・・
許してくれ、ネスっ
このとおりだ・・・!
謝ってすむような
ことじゃないのは
わかってるつもりよ
けど、今のあたしには
それ以外にどうする
こともできないから
だから・・・
許して、ネスっ!
お願い・・・っ
やれやれ・・・
ネス・・・?
ネス・・・?
ネスティ、さん?
つくづく・・・
君という人間は・・・
徹頭徹尾、言語道断の
大バカ者だな!
な・・・っ!?
へ・・・っ!?
アメルっ、君もだ!
は、はいっ?
自分の気持ちと照らし
あわせてみれば、僕が
なにを考えているかは
わかるだろう!?
あ・・・
それじゃあ・・・
許してくれるのか!?
それじゃあ・・・
許してくれるの!?
許すもなにも
そもそも、僕は君を
責めるつもりなんか
ないんだ
僕の中に継承された
一族の記憶も
はっきりと告げている
クレスメントの一族
だけが、我々にとって
対等の友人だった、と
対等だったんだ
君たちに強いられて
手を貸したんじゃない
君が背負わされた罪は
僕の罪でもあるんだよ
ネスティ・・・
さあ、わかったら
さっさと屋敷に戻るぞ
君が謝る必要がある
のは、僕じゃなくて
心配をかけたみんなに
なんだからな・・・
・・・・・・
*n0さん
あれはきっと・・・
うん、わかってるよ
うん、わかってる
ありがとう・・・
ネス・・・
許されない罪があった
取り消せない過去があった
禁忌の森に隠されていた
真実は、なにも知らずに
いた俺の心を、激しく
うちのめした・・・
調律者という名の
罪のらく印・・・
その重みに、俺は戸惑い
苦しみ、もがき続けた
だけど・・・
みんなは、そんな俺に
教えてくれた
許されない罪なら
取り消せない過去なら
全てを受け入れたうえで
乗り越えるしかないと
だから、俺はもう
立ち止まったりはしない
この身を縛りつける
過去という名の縛鎖を
断ちきって・・・
仲間たちと共に
未来に向かって歩いて
いこうと思う
許されない罪があった
取り消せない過去があった
禁忌の森に隠されていた
真実は、なにも知らずに
生きてきたあたしを
うちのめした・・・
調律者という名の
罪のらく印・・・
その重みに、あたしは
泣いて、もがき続けた
そんなあたしを
救ってくれたのは
みんなの優しい思い
許されない罪なら
取り消せない過去なら
全てを受け入れたうえで
乗り越えるしかないと
だから、あたし
もう、立ち止まらない
この悲劇を生みだした
過去という名の縛鎖を
断ちきって・・・
みんなと一緒に
未来に向かって歩いて
いこうと思う
調律者が、ゲイルを
作った本来の目的は
この世界の人間の力
だけで、リィンバウム
を守れるようにする
ためだったらしい
まあ、召喚獣を利用
した時点で、本来の
目的からは逸脱してる
ようなものだがな
どうして、そんなこと
考えたんだろう?
どうして、そんなこと
考えたのかしらね?
そこまではわからない
彼らには、彼らなりの
事情があったんだろう
ただ、いくら目的が
正しくても、過程を
間違えては意味がない
ということだ
答えだけあっていても
途中の式が違ってたら
点が貰えないテストと
同じだな?
答えだけあっていても
途中の式が違ってたら
点が貰えないテストと
同じね?
・・・・・・
じょ、冗談だってば!
おーいっ!?
じょ、冗談よ!
ネスってば!?
わだかまりが解けても
ネスは、やっぱり
ネスのままか・・・
わだかまりが解けても
ネスは、やっぱり
ネスのままね・・・
アルミネが、どんな
天使だったかですか?
うん、ちょっと
知りたくなってね
ええ、ちょっと
知りたくなって
そうですね・・・
豊穣の天使と呼ばれて
いただけあって、大地
に草木を芽吹かせたり
弱っている生き物に
活力を与えることが
できたみたいです
それじゃ、アメルの
聖女の奇跡も?
じゃ、アメルの
聖女の奇跡も?
きっと、その力の
名残りでしょうね
もっと早くこのことに
気づいてたら良かった
のに・・・
なんで?
どうして?
だって、そうすれば
村の畑を、もっと
豊かにしてあげられた
じゃないですか?
きっと、おイモさん
だって、たくさん
とれたはずですよ!
は、はあ・・・
むう・・・
天使の力って・・・
そういう使い方して
いいのかなあ?
天使の力って・・・
そういう使い方して
いいのかしら?
仲間同士ノ不和ガ
解決デキテ、本当ニ
良カッタデスネ
うん、まあ
それはそれとして
*n1
そのカチカチの言葉
づかい、そろそろ
なんとかならないか?
ねえ・・・
それはそれとして
*n1
そのカチカチの言葉
づかい、そろそろ
なんとかならない?
ナニカ、問題デモ
アルノデショウカ?
いや、だからさ
同じことを言うのでも
もう少し、柔らかい
言いかたのほうが
ずっと、親しみやすく
なると思うんだよ
仲直りができて
よかったですね
・・・この言い方の
ほうが、ずっと人間の
やりとりに近いだろ?
いや、だからさぁ
同じことを言うのでも
もう少し、柔らかい
言いかたのほうが
もっと、親しみやすく
なると思うんだけどな
仲直りができて
よかったですね
・・・この言い方の
ほうが、ずっと人間の
やりとりに
近いでしょう?
ハア・・・
ワカリマシタ・・・
鋭意努力イタシマス
だから・・・
だからぁ・・・
やっぱり、こういう
要求には無理がある
のかなあ?
やっぱり、こういう
要求には無理がある
のかしら?
しかし、お前が
心配してくれるとは
正直、思わなかったよ
でも、あんたが
心配してくれるとは
正直、思わなかったわ
ケッ、悪かったな!?
・・・と、悪態をつく
ところだがなァ
オレにはオレの都合も
あったんだよな
実はよ・・・
え?
へ?
食い飽きちまったのさ
重っ苦しい感情はよ
今回の騒ぎで
どいつもこいつも
悩みまくってたからな
ひとしきり味わっては
みたものの、ずっと
ノーテンキなテメエに
くっついてたせいで
すぐに飽きちまってな
だからよォ・・・
・・・・・・
うぎゃっ!?
つくづく・・・っ!
こいつは・・・っ!!
つくづく・・・っ!
この子は・・・っ!!
ひらいてくれたね?
おにいちゃんの・・・
こころ・・・
*n1に
叱られちゃったからな
おねえちゃんの・・・
こころ・・・
*n1に
叱られちゃったしね
ごめんね・・・
え?
うそだから・・・
*n1が
おにいちゃんのこと
きらいっていったの
うそだから・・・
*n1が
おねえちゃんのこと
きらいっていったの
うそだから・・・
*n1を
きらわないで・・・
わかってるよ
そんなことはね?
俺は、あんなことで
*n1を
嫌いになったりなんか
しないよ
わかってるわよ
そんなこと?
あたしはあんなことで
*n1を
嫌いになったりなんか
しないわよ
おにいちゃん!
おねえちゃん!
・・・ととっ!?
・・・きゃっ!?
おにいちゃん・・・
だいすき・・・
おねえちゃん・・・
だいすき・・・
ああ、俺も
*n1が大好きだよ・・・
ええ、あたしも
*n1が大好きよ・・・
だけどさ
*n1に
叱られるなんて
思いもしなかったよ
だけどねぇ
*n1に
叱られるなんて
思いもしなかったわ
あ、あれは・・・
その・・・っ
つい、勢いで・・・
そんなに縮こまること
なんてないさ
俺は、感謝してるん
だからさ
そんなに縮こまること
なんてないわよ
あたし、感謝してるん
だから
はあ・・・
ずっとビクビクしてた
最初の頃に比べたら
*n1も
成長したよ、うん
ずっとビクビクしてた
最初の頃に比べたら
*n1も
成長したものねぇ
そんなぁ!?
ボクなんて、まだまだ
臆病ですよぉ・・・
照れるな、照れるな
*n1?
照れない、照れない
*n1?
もぉ~っ!?
本当に、強くなったよ
*n1はさ
本当に強くなったわよ
*n1はね
なにはともあれ
めでたし、めでたしだ
ずいぶんと、みんなに
心配かけちゃった
けれどね
ずいぶんと、みんなに
心配かけちゃった
みたいだけどね
あー?
オレは最初っから
心配なんてしてや
しなかったぜ?
またまたぁ・・・
へっ?
いや、正直なところ
お前がこのまま潰れる
のなら、それはそれで
ほっとく気だったぞ
・・・・・・
ま、そんなこと
あるワケねえって
わかっちゃいたんだ
けどな?
本気だったよな?
今の言葉、全部・・・
本気だったわね?
今の言葉、全部・・・
やれやれ、これで
私もひと安心って
ところね
心配させちゃって
本当にごめん
心配させちゃって
本当にごめんなさい
ああ、そんなこと
気にしなくていいのよ
貴方たちとの
貴女たちとの
つきあいも、これだけ
長くなってるんだもの
もう、ほとんど家族も
同然じゃない?
それって
ケイナが母さんでさ
フォルテが父さ・・・
・・・あうっ!?
それって
ケイナがお母さんで
フォルテが父さ・・・
・・・いたぁ!?
私がお姉さんで
貴方たちが弟と妹よ
貴女たちが弟と妹よ
くれぐれも間違えない
ように・・・ね?
ふぁい・・・
はぁい・・・
どの部分が、いったい
気に触ったんだ???
照れ隠しに殴るのは
勘弁してほしかったわ
あうう・・・
ようやく、アメルに
笑顔が戻ってきて
うれしいですよ
これも・・・
貴方のおかげです
貴女のおかげです
*n0さん
おだてないでくれよ
おだてないでよ
いいえ、今のあの子は
僕たちやおじいさん
と同じか、それ以上に
貴方のことを信頼して
貴女のことを信頼して
いるんですよ
これからも
あの子をよろしく
お願いしますよ
うん・・・
これからも
あの子の良い友達で
いてあげてください
うん、わかってる!
でも、ロッカ・・・
なんだか、すこし
寂しそうだったよな
でも、ロッカ・・・
なんだか、すこし
寂しそうだったわね
結局また、テメエに
頼っちまったな・・・
そんなことないよ
そんなことないわよ
別に感謝なんかしちゃ
いねえよ
元はといえば、原因は
テメエの先祖なんだ
ま・・・
そのことでテメエを
責めたりはしねえがな
こうなった以上
最後まで、責任とれよ
え!?
へ!?
二度とあいつを泣かす
なって、言ってんだよ
もう俺やバカ兄貴じゃ
役不足なんだよ・・・
これ以上、言わせるん
じゃねぇ・・・!
う、うん・・・
男の俺じゃ、役不足
なんだよ・・・
これ以上、言わせるん
じゃねぇ・・・
・・・わかった
リューグの奴・・・
なんだか、すこし
寂しそうだったよな
リューグ・・・
なんだか、すこし
寂しそうだったわね
蒼の派閥が、あんな
ことを秘密にしていた
なんて、知らなかった
ファミィさんには
内緒にしてくれよ?
ファミィさんには
内緒にしてね?
わかってるわよ
そんなことぐらい
でも、お母さまって
どこからともなく
聞きつけるからなあ
う・・・
たしかに・・・
もしバレても、私の
せいじゃないからね
言っておくけど!
いったい、あの人は
どうやって、情報を
集めるんだろう???
いったい、あの人は
どうやって、情報を
集めるんだろう???
あーあ・・・
なんか、安心したら
腹が減ってきちまった
食べ物が喉を通らない
くらい、心配して
くれたんだ?
食べ物が喉を通らない
くらい、心配して
くれたの?
ていうかね・・・
心配よりも、イライラ
しちまってさ
あんたたちが、3人で
顔を見せるまでさ
ず~っと、稽古で気を
紛らわしてたんだよ
い!?
へ!?
そういうわけだから
これから、シオンの
大将のとこまで
つきあいな
当然、あんたの
おごりでね?
・・・はい
・・・はぁい
形は違っても、心配
してくれたのは同じ
だもんな・・・
形は違っても、心配
してくれたのは同じ
だもんね・・・
ようやく、鬼相が
とれたでござるな
鬼相・・・?
鬼と見えるほど
思いつめた顔をして
おったということで
ござるよ
俺、そんな顔
してたんだ・・・
あたし、そんな顔
してたんだ・・・
心配いたすな
今のお主の顔からは
そういったものが
きれいに落ちておる
迷いは、晴れたので
ござろう?
うん・・・
まだ、すこしだけ
不安はあるけどね
うん・・・
まだ、ちょっとだけ
不安はあるけど
もしまた、迷いに
囚われそうになった
ならば、鏡で己の顔を
見つめることだ
鬼相は、鬼を招く
ゆめゆめ、忘れぬよう
にな・・・
・・・はい
・・・うん
今の言葉、忘れない
ようにしないとな
今の言葉、忘れない
ようにしないとね
いやあ・・・
若いってのは、やっぱ
いいねえ?
な!?
まさか・・・
レナードさん・・・
な!?
まさか・・・
レナードさん・・・
覗かれて、困るような
シーンがあったのか?
う・・・
うはははっ、こうも
簡単に誘導尋問に
引っかかるとはなぁ
レナードさんっ!!
レナードさんっ!!
まあまあ、そんなに
怒るなって・・・
うう・・・
むう・・・
ふぃーっ・・・
しかし、アレだな?
それだけ、感情を顔に
出せるんなら、もう
大丈夫だな・・・
・・・え?
もしかして・・・
それを確かめるために
ワザと・・・?
もしかして・・・
それを確かめるために
ワザと・・・?
ちょっと、自信が
なくなっちゃったかも
なにが?
あれだけ近くで暮らし
てたのに、ルウたちは
あの森について、結局
なにもしらなかった
そう考えるとね・・・
しょうがないと思うよ
あれだけ厳重に隠され
ていた秘密だったんだ
しょうがないと思うわ
あれだけ厳重に隠され
ていた秘密だったもの
そこなのよね・・・
また、不思議なのは
え?
へ?
童話とかになった話は
いったい、どうやって
広まったと思う?
誰かがわざと広めたと
しか、考えられないと
ルウは思うの
当時の召喚師が真実を
隠すために、広めたん
じゃ・・・
当時の召喚師が真実を
隠すために、広めたん
じゃ・・・
それにしては、人の
興味をかき立てる
ようにできすぎてるよ
あれは・・・
いったい、どうして
そんなことをしたの
かしら???
ルウって、結構
気にすると止まらない
性分だからなあ・・・
ルウって、結構
気にすると止まらない
性分だものねぇ・・・
私が、エルゴの守護者
として、この世界に
遣わされた時にも
鬼神さまから
聞かされたことが
あります
リィンバウムの民は
許されない罪を犯した
者たちなのだ、と
きっと、このこと
だったんですね
だろうね・・・
でしょうね・・・
これは、こじつけかも
しれませんが・・・
いずれ、エルゴの王の
手によって、この世界
は結界に閉ざされて
いたんです
それまでずっと
異界の者たちの力に
頼り続けていたのなら
もしかすると・・・
リィンバウムは
これほどまでには発展
できなかったのかも
しれません
これもまた、ひとつの
可能性だったとは
考えられませんか?
うん・・・
うん、そうね・・・
ありがとう・・・
カイナ・・・
ありがとう・・・
カイナ・・・
今回の一件で、私にも
改めて考えさせられる
ことがあったよ
罪の意識を背負って
生きることが、本当に
正しいのかをね
シャムロック・・・
正直、私はまだ
トライドラの人々の
ことを引きずっていた
忘れてはいけないと
ずっと思ってきた
けれど・・・
本当に大切なことさえ
忘れなければ、それで
いいのかもしれない
あの時に感じた思い
それが、この胸に
焼きついてさえいれば
仇討ちという形に
こだわらずとも
私はトライドラの騎士
なのだと・・・
今なら、そう言える
気がするんだよ
うん、きっと・・・
それでいいんだよ
シャムロック
うん、きっと・・・
それでいいのよ
シャムロック
本当に大切なことは
自然に自分の心へと
刻まれるものなんだ
きっと・・・
本当に大切なことは
自然に自分の心へと
刻まれるものだもの
きっと・・・
いやー、どうなること
かと思いましたけど
なにもかも、まあるく
おさまって、ホント
なによりです
パッフェルさんも
これで安心して仕事に
励めるよね?
パッフェルさんも
これで安心して仕事に
励めるわね?
そりゃもう、今までの
分も取り返さないと
いざという時には
また、助っ人も頼める
ようになったし・・・
ん?
いえいえ、こっちの
お話でーす♪
この調子だと・・・
また、助っ人に
かり出されそうだな?
この調子だと・・・
また、助っ人に
かり出されそうね?
ほう・・・
どうかしたんですか?
ずいぶんと、いい顔に
なりましたね・・・
*n0さん
そ、そうですか?
ええ、さっきまでとは
別人のようですよ
瞳にあった迷いが
すっかり消えています
うん・・・
まだ、すこしだけ
不安はあるけどね
うん・・・
まだ、ちょっとだけ
不安はあるけど
それでいいんですよ
え?
すこし迷っている
くらいが、人間には
ちょうどいいんです
完全にそれが消えて
しまったら、それは
もう人とは言えません
・・・!
ですから、安心して
迷えばいいんです
そうすることで
もっともっと、貴方の
もっともっと、貴女の
心は強くなるはずです
私が、保証しますよ
迷いがなくなったら人じゃない、か
確かにそうかもしれないな・・・
迷いがなくなったら人じゃない、か
確かにそうかもしれないわね・・・
仲直りができて
よかったね
*n0?
おかげさまでね
おかげさまでね
うんうん、やっぱり
*n0は
こうじゃないとダメ
でもさ・・・
ユエルは、俺のこと
こわくないのか?
もしかして、お前も
あんな風にしちゃう
かもしれないぞぉ?
でもさ・・・
ユエルは、あたしの
こと、こわくないの?
もしかして、ユエルも
あんな風にしちゃう
かもしれないわよぉ?
あはははっ
そんなこと、絶対に
ないもんねー
*n0は
ユエルのために
あんなに怒ってくれた
んだもん・・・
ユエル、ちゃんと
知ってるんだから!
ははは・・・
お見通しってわけか
そっか・・・
お見通しってわけね
残念でしたー!
そこまで信頼して
くれてるんだな
ユエルは・・・
そこまで信頼して
くれてるのね
ユエルは・・・

scn117

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
あふぁ・・・
イイ加減ニ目ヲ
覚マシテクダサイ?
あるじ殿・・・
ケッ!こいつは
立ち直ったと思えば
すぐこれだ・・・
うわ・・・
おっきな、あくび?
ご主人さま
いい加減に目を
覚ましてくださいよ
そういうなよぉ
*n1
ぐっすり眠れたのは
ひさしぶりなんだ
そういわないでよ
*n1
ぐっすり眠れたのは
ひさしぶりなのよ
本当なら、まだまだ
ベッドの中にいたい
くらいなのに・・・
あら、でもそれじゃ
せっかくの焼きたての
パンも、冷めちゃって
悲しいですよ?
あ・・・
へ・・・
あめる殿
オハヨウゴザイマス
おはよう
*n1さん
おう・・・
おはよう
*n1くん
おねえちゃん
おはよう
おはよう
*n1ちゃん
おはようございます
アメルさん
おはよう
*n1くん
冷たい水で顔を洗って
目を覚ましてきて
くださいね
*n0?
朝ご飯の支度
できてますから
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
今、アメルって
俺のこと呼び捨てに
したよな?
今、アメルって
あたしのこと呼び捨て
にしたわよね?
確カニ・・・
そういえば・・・
うん・・・
そうですよね
ははは・・・
そっか・・・
なんか、ちょっと
うれしいかも・・・♪
これが、問題の遺跡に
刻まれてたっていう
文章の写しね
破損してた部分も
できるだけ正確に記録
したつもりだけど
どうかしら?
ああ、これなら
なんとか解読すること
も可能だろう
時間さえもらえればね
よろしくお願いします
ギブソン先輩
それで、みんなは
これからどうするの?
いったん、ファナンへ
戻ろうと思ってる
黒の旅団が次に狙って
いるのは、間違いなく
ファナンだからね
いったん、ファナンへ
戻ろうと思ってます
黒の旅団が次に狙って
いるのは、間違いなく
ファナンだと思うし
道中、クレグレモ
気ヲツケルコトダ
ありがとうございます
エスガルドさん
これを持っておいき
二人とも
これは・・・?
その杖と腕輪は
ワシが若い頃に使って
いた品物じゃ
お前たちの助けに
なるじゃろう
双蛇の杖を手に入れた!
緑玉の腕輪を手に入れた!
派閥の件は、心配せず
ワシに任せるがいい
お前たちには、絶対に
手は出させぬ
ラウル師範・・・
義父さん・・・
さあ、行っておいで
行って、お前たちの
正しいと思うことを
やりとげるんじゃ
・・・はい!
妙でござるな・・・
ええ、明らかに
前と街の様子が違って
います
通りを行く人たちも
みな、どこか落ち着き
のないような・・・
首筋の毛が、ぴりぴり
するカンジ・・・
こんなの、あたいも
初めてだよ・・・
・・・(ぎゅっ)
たしかに・・・
イヤな感じです・・・
まあ、アレだ
詮索は後回しにして
まずは道場に腰を
落ち着けようや?
そうだな
なんだって!?
なんですって!?
それは本当に間違い
ないことなのか
ミニス?
間違いないわ・・・
お母さまが言ってたん
だもの
ファナンの領主が正式
に布告をするより先に
誰かが・・・
デグレアがこの街を
狙ってるって噂を
流して歩いてるって!
私もさっき、お店に
来たお客さんから
そう聞きましたです
はい・・・
デグレアの軍隊には
魔物たちも加わって
いて、すごく強くて
あのトライドラさえも
あっという間に陥落
しちゃったって
街の人たち、みんな
おびえきっちゃってる
マズイな、そいつは
ファミィ議長たちが
情報を規制したのは
人心を考えてのこと
でした
ですが、こんな流言と
して、情報が先走って
しまったら・・・
かえって、人々の心に
領主への疑いを生む
ことになりかねん
ヒヒヒッ、領主の面目
丸つぶれだなァ?
*n1!?
ちくしょお!
どこのどいつが
そんなことを・・・っ
モーリンさん・・・
・・・ふぃーっ
ここはひとつ、噂の
出所を確かめておいた
ほうがよさそうだな?
では、早速
調べてみましょう
ああ、お願いするよ
ええ、お願いするわ
ほっておくわけには
いかない・・・
ほっておくわけには
いかないもの・・・
ほら、ユエル
そんなにびくびく
しなくても大丈夫だよ
うう・・・
でもぉ・・・
どうしたんだ
二人とも?
どうしたのよ
二人とも?
はあ、ユエルが下町の
みんなの様子が気に
なるっていうから
連れてきてあげたのは
いいんですが、ずっと
僕の背中に隠れて
ばかりで・・・
だって・・・
みんな、まだユエルの
こと、怒ってるかも
しれないもん・・・
こわいもん・・・
どうする?
 ついていく
 ロッカに任せる
だいじょうぶだよ
ユエル
もし、誰かが君のこと
を悪く言っても
その時はロッカが
かばってくれるさ
そうだろ?
だいじょうぶよ
ユエル
もし、誰かがユエルの
ことを悪く言っても
その時はロッカが
かばってくれるわ
そうでしょ?
ええ、悪いのは
この子を操っていた
奴だって、はっきり
言ってやりますよ
本当に、ホント?
ああ、僕はユエルの
味方だよ
へへへ・・・
だから、こそこそ
しなくてもいいんだ
安心して、行って
おいで?
だから、こそこそ
しなくてもいいのよ
安心して、行って
きなさい?
うんっ!
よし、それじゃ
俺も一緒についてって
やるよ
よ~し、それじゃ
あたしも一緒について
いってあげる
ホント?
*n0さんが
一緒なら、安心だろう
ユエル?
・・・うんっ!
だけど、ユエルが心配
しなくても、みんなは
きっとわかってくれて
いるはずだよ
あの時、最後に
ユエルは怪我をさせた
みんなにちゃんと
謝ってるんだから
でもね、ユエルが心配
しなくても、みんなは
きっとわかってくれて
いると思うよ
あの時、最後に
ユエルは怪我をさせた
みんなにちゃんと
謝ってるんだから
うん・・・
あ!?
・・・!?
ほら、ユエル
逃げたらダメだよ
でも、でもぉ・・・
ユエル・・・
ごめんなさい!
ごめんなさいっ!!
よく戻ってきて
くれたねえ・・・
ユエル!
え・・・むぎゅ!?
ごめんよ・・・
一番つらかったのは
あんただろうに・・・
オレたちゃ、びびって
お前を見送ることしか
できなかった
すまんかったなぁ
おばちゃん・・・
みんな・・・
う・・・っ
うわあぁぁ~んっ!!
*n0さんの
言うとおりでしたね
よかった・・・
うん、本当によかった
ええ、本当に・・・
・・・(きゅるるる)
あ・・・
なんだ
*n1
お腹が空いたのか?
なに
*n1
お腹が空いたの?
・・・(こくん)
そう言えば、俺も
小腹が空いてるかも
そう言えば、あたしも
そうかも・・・
シオンの大将のとこで
ちょっと、おソバでも
食べていくか?
シオンの大将のとこで
ちょっと、おソバでも
食べていこっか?
・・・(こくこく)
結構じゃないですか
お腹が空くのは健康な
証拠ですよ
ははは・・・
俺は天ぷらソバを
*n1は
なんにする?
あはは・・・
あたしは月見ソバね
*n1は
なんにする?
・・・みえないよ
ああ、ほら
よいしょ・・・っ!
ああ、ほら
よいしょ・・・っ!
えっと・・・
・・・・・・
・・・よめないよ
ありゃりゃ・・・
あらら・・・
*n1さん
私のおすすめがあるん
ですけど、どうです?
じゃあ・・・
それちょうだい・・・
大将のオススメって?
大将のオススメって?
これですよ
ほら、キツネソバ
おあげだ・・・♪
おじょうさんは
キツネの変化した妖怪
だそうですからね
あげは、キツネの好物
だと、シルターンでは
言われてるんです
へえ・・・
へえ・・・
・・・(はむはむ)
おいしいか?
*n1
どう、おいしい?
*n1
うん・・・
あまくて・・・
とってもおいしいよ
・・・(はむはむ)
じゃあ、俺も自分のを
食べるか・・・
じゃあ、あたしも自分
のを食べよっかな
・・・(くいくい)
ん?
え?
ごちそうさま・・・
・・・って、おあげ
以外は、ほとんど
食べてないじゃないか
・・・って、おあげ
以外は、ほとんど
食べてないじゃないの
おなか・・・
いっぱい・・・
どうやら、好物だけで
満足してしまったよう
ですね・・・
どうしよう、これ?
どうしよう、これ?
食べ物を粗末にすると
麺棒で殴られますよ
うう・・・
晩ご飯、食べられる
かなぁ・・・?
うう・・・
晩ご飯、食べられる
かしら・・・?
あれ・・・?
*n1のヤツと
パッフェルさんだ
あれ・・・?
*n1のヤツと
パッフェルさん
あんなとこで、なにを
してるんだ?
あんなとこで、なにを
してるのかしら?
ブツはちゃんと持って
きてるんだろうなァ?
ええ、そりゃあもう
ほら・・・?
お~っ!?
間違いねェ・・・
帝国産のブランデー!
こいつを手に入れる
には、かなり危ない橋
も渡りましたよー
お店のケーキに使う
ものを、こっそり拝借
してきたんですから
まー、それなりに
お代のほうも弾んで
いただかないと・・・
ケッ!わかってるさ
*n0に
好きなだけふっかけな
飲んじまえば、こっち
のもんだからなァ?
ヒヒヒ・・・
うふふふ・・・
な、なんてヤツらだ
まったく・・・
あ・・・!?
な、なんて人たちなの
まったく、もぉ・・・
あ・・・!?
では、さっそく一口
・・・のわっ!?
こら!
*n1くん
お酒なんか、飲んだら
ダメでしょう?
あ、アメル・・・
さん・・・?
おいっ、オンナ!?
そいつはオレんだぞ!
返しやがれッ!!
いけません!
お酒は、大人になって
からです!
オレは、ガキじゃ
ねェッ!?
そうですよね
パッフェルさん?
あ・・・
で・す・よ・ね?
あ、はい・・・
お客様のおっしゃる
とおりですう・・・
では、このお酒は
お返しいたしますね
う、裏切り者~ッ!?
さあ
*n1くん
晩ご飯のお買い物に
いきましょう?
離せえェェ・・・!
ちくしょうッ、オンナ
オレの話を聞けェ!?
*n1
お、オレのォ・・・
酒えぇぇぇェェ・・・
あいつ、どうして
アメルにはああまで
弱いんだろう?
あの子、どうして
アメルにはああまで
弱いのかしら?
さあ・・・
やっぱり、天使と悪魔
だからなのか???
やっぱり、天使と悪魔
だからかしら???
ところで・・・
このお酒、どうしたら
いいと思います?
ちゃんとお店に返して
きなさいっ!
ちゃんとお店に返して
きなさいっ!
あ、やっぱり・・・?
*n0
ウワサってのの出所を
突きとめたぜ
本当に!?
本当!?
ああ、だがな・・・
お前さんにとっちゃあ
ショッキングなこと
かもしれねえ・・・
え?
え?
*n0
あんたは本当に強いな
え?
あれだけ過酷なものを
背負わされることに
なったというのに
それを受けとめ
さらに前へと進もうと
している・・・
わしには、とても
真似できんことだよ
どうだろう
 そ、そうかな?
 そんなことないよ
 そ、そうかしら?
 そんなことないわ
そ、そうかな?
そ、そうかしら?
ああ、わしは正直
あんたが、あのまま
潰れてしまうかと
思っていたが
だが、どうやら
年寄りの余計な心配
だったようだ
はははは・・・
そんなことないよ
俺一人だったら
きっと、潰れてた
でも、みんなが俺を
支えてくれたから
こうしてまた、前に
進めるんだ
そんなことないわ
あたし一人だったら
きっと、潰れてた
でもみんながあたしを
支えてくれたから
こうしてまた、前に
進めたんだと思う
・・・・・・
それに、罪から
逃げ続けたってさ
いつかはきっと
追いつかれちゃうよ
だって、その罪もまた
自分という存在を
形作ってる、一部
なんだからね・・・
それに、罪から
逃げ続けたって
いつかはきっと
追いつかれるもの
だって、その罪もまた
自分という存在を
形作ってる、一部
なんだから・・・
!!
へとへとになるまで
逃げて、それで結局
追いつかれるんなら
最初から逃げずに
立ち向かおうって
俺は思ったんだ
最初から思いっきり
抵抗しちゃおうって
あたしは思っただけよ
全力でぶつかれば
もしかしたら、勝てる
かもしれないしね?
逃げずに・・・
立ち向かう、か・・・
ふふふっ、なるほど
そういう戦い方も
あったのだな・・・
ふははははははっ!
じ、爺さんっ?
おじいさん?
まだ・・・
間に合うはずだ・・・
今からでも・・・
まだ・・・!
あたいはこの街が
好きだよ
聖王都とかに比べたら
ごちゃごちゃしてて
落ち着きのない街だと
思うけど・・・
それでも、あたいに
とっちゃあ、ふたつと
ない故郷なんだよ!
モーリン・・・
それでみんなが笑える
たわいもない噂なら
いいさ・・・
けど、今度のは違う!
街のみんなを不必要に
怖がらせてるだけだよ
どこのどいつか
知らないけど、もし
見つけたら・・・
あたいがぶっ飛ばして
やるよ!絶対に!!
あれ、ネスと
*n1
じゃないか
あれ、ネスと
*n1
じゃない
なにやって・・・
うわわわっ!?
なにやって・・・
うひゃあっ!?
836C8358
83658342
834A835E
83758363
8381834B
836C
・・・!?
!?!?!?
・・・スキャン完了
システムに異常なしだ
アリガトウゴザイマス
ねすてぃ殿・・・
ね、ネス・・・っ
今のは???
*n1の
メモリに異常がないか
チェックしていたのさ
でふらぐヲ兼ネテ
互イノ情報ノ交換モ
行イマシタ
ホトンド、一方的ニ
自分ガでーたヲ
モラッタヨウナモノ
デスガ・・・
いや、君とのアクセス
は、僕にとって有意義
なものだったよ
なにせ・・・
君の主人が、日頃
僕のことをどのように
評価してたのか、知る
ことができたからね
いいっ!?
ええっ!?
そこへ座るんだ?
*n0
*n1
告げ口するだなんて
ひどいぞぉ!?
*n1
告げ口するだなんて
この裏切り者ーっ!?
不可抗力デス・・・
カタブツメガネとは
誰をさした固有名詞
なのかな?
ご、ごめんなさいぃ!
そっそれは、そのぉ
あは、あははっ・・・
なあ・・・
*n0
気づいてたか?
え?
トライドラが陥落した
ことは、俺たち以外は
知らないはずだな
まして、それが
デグレアの仕業って
ことや、奴らが魔物を
使うってのは・・・
まるっきり、見てきた
ような言いぐさじゃ
ねぇか?
たしかに・・・!?
前々から、妙だとは
思ってたんだ
やつらは、いつも
俺たちの先へ先へと
行動しやがる
監視してるにしろ
あまりに正確すぎる
まるで・・・
俺たちの考えを
そのまま聞いて行動
してるみたいにな
・・・・・・
気をつけろよ・・・
なんだか、きなくさい
予感がしやがる
こ、こうかしらっ?
ああっ、ダメですよぅ
それじゃ、ケイナさん
の指までむいちゃい
ますよぉ!?
ほら、包丁の持ち方は
こうで・・・
うう゛~っ???
変な声でうなって
なにしてるんだ?
変な声でうなって
なにしてるのよ?
ケイナさんに頼まれて
包丁の正しい使い方を
教えてるんですよ
ほら、食事の当番
いつまでも私だけ免除
なんて、悪いじゃない
悪いというか・・・
悪いというか・・・
安全を第一に考えたら
ごく妥当な判断だと
思うんだけど
いろんな意味で・・・
安全を第一に考えたら
ごく妥当な判断だと
思うんだけど
いろんな意味で・・・
レナードさんや
フォルテのバカですら
料理はできるじゃない
私だって、その気に
なれば・・・
どうする?
 自分も加わる
 ケイナを励ます
うん、俺もケイナの
作る料理って、食べて
みたいかも
ええ、あたしもケイナ
の作る料理って、食べ
てみたいかも
そ、そう?
よーし!
がんばるわよぉ!
け、ケイナさんっ!
包丁を持ったままで
急に手をあげちゃダメ
ですってばぁ!?
あら、やだ・・・
あははは・・・
ケイナさん!
・・・ごめんなさぁい
前途多難だなあ・・・
前途多難ね・・・
よし、俺にもひとつ
教えてくれよ
*n1
え、でも
ご主人様のお食事なら
ボクが・・・
野菜の皮むきぐらい
おぼえておいて損は
ないだろう?
*n1の
手伝いだって、できる
ようになるし
ご主人様・・・
これで、いいのかな?
お上手ですねぇ!
さすが、ご主人様です
・・・・・・
ケイナさんは
どうですか?
わっ!わわっ!
み、見ないでっ!?
・・・・・・・
おいもが・・・
奇怪なオブジェと
化している・・・
うう・・・
自己嫌悪ぉ~っ
ねえ、あたしにも
教えてくれない
*n1
え、でも
ご主人様のお食事なら
ボクが・・・
野菜の皮むきぐらい
おぼえておいて損は
ないでしょ?
*n1と
一緒にお料理ってのも
楽しそうだし
ご主人様・・・
こ、この・・・!
これが・・・っ
あわわわっ?
く・・・っ
おのれぇ・・・
うわわわっ?
あたっ!?
ああっ!
だだっ、だいじょうぶ
ですかぁ!?
なんのこれしき・・・
まだまだやるわよ!
ふえぇぇ・・・
これじゃあ、見ている
ボクの心臓のほうが
もちませんよぉ・・
・・・ですから
これはもう、疑いよう
のないことなんですよ
・・・・・・・・
北へと向かう街道が
閉鎖されていることが
なによりの証拠だとは
思いませんか?
・・・・・・・・
デグレアによって
トライドラの街は陥落
したのです
・・・・・・・・
そして、彼らの次なる
標的こそ、この・・・
ちょいとまちなっ!!
おや?
レイムさん・・・
どうして、貴方が
こんな噂を流してるん
ですか!?
レイムさん・・・
どうして、貴方が
こんな噂を流してるん
ですか!?
そうですよ!
今すぐ
やめてください!?
落ち着いてください
*n0くん
*n0さん
私はただ、吟遊詩人と
して、真実を皆さんに
お伝えしているだけ
じゃないですか
にしては、やけに
おもしろおかしく脚色
してやしねえか?
アナタノ
論調ニハ、明ラカナ
誘導ガミラレマスヨ
ケッ!まったくだぜ
まるでよ・・・
すすんで騒ぎを大きく
してるみてェだなァ?
そうだよ!
あんたが親切めかして
流してる噂が・・・
どれだけ、街の連中に
不安を与えているのか
わかってんのかい!?
ふふふふ・・・
わかっている、と
答えたらどうします?
な!?
え・・・?
なにもかも承知の上で
私がわざと人々の不安
をあおっていると申し
あげたなら・・・
どうなさいます?
やだ・・・っ!
*n1?
*n1?
ダメだよ・・・
おにいちゃんっ
かかわっちゃダメ!?
ダメだよ・・・
おねえちゃんっ
かかわっちゃダメ!?
おい、ニンゲン・・・
これ以上こいつには
関わるんじゃねェぞ?
*n1?
*n1?
あなた、へんよ・・・
いいから、オレの言う
とおりにしやがれッ!
どういうことですか
レイムさん
簡単なことですよ
アメルさん
この街が、不安と恐怖
によって満たされれば
人々は逃げていきます
ファナンの都市機能は
マヒしていくでしょう
攻め落とす側としては
そのほうが、楽だとは
思いませんか?
攻め落とす・・・
ですって!?
まさか!?
ふふふ・・・
そのとおりですよ
さあ、みなさん
彼らにご挨拶をして
さしあげなさい!
・・・・・・
馬鹿な!?
黒の旅団の兵士だと!
いつの間に、この街に
入りこみやがった!?
不思議がることは
ありませんよ
貴方たちが最初に
貴女たちが最初に
この街を訪れるよりも
ずっと前から
私の部下たちは
この街で、活動を開始
していたのです
部下、だって・・・?
それじゃ、レイムさん
貴方は!?
はい・・・
改めて、自己紹介を
いたしましょう
私はレイム
黒の旅団の顧問召喚師
として、デグレアに
協力させていただいて
いる者です
なんだって!?
そんな・・・?
だって、アナタ・・・
吟遊詩人じゃあ!?
情報収拾を行うのには
こうした格好のほうが
都合がいいものでして
なるほど・・・
私と同じ、偽装だった
わけですか・・・
実際、この肩書きの
おかげで・・・
貴方たちと、親しく
貴女たちと、親しく
なれたようなものです
からねえ?
それじゃ・・・
貴方が、あたしたちと
親しくしてくださった
のは、全部・・・!?
ええ、そうですよ?
それが一番、都合が
よかったからです
ひどい・・・!
ははははは!
おかげで、ずいぶんと
助かりましたよ
そうやって
貴方は、ずっと・・・
なにもしらない
あたしたちのことを
笑っていたんですね?
アメル・・・
許さない・・・
レイムさん・・・
俺は、貴方のことを
許さないっ!!
レイムさん・・・
あたしは、貴方のこと
を許さないんだから!
もとより、許しを乞う
つもりもありませんよ
だまされた貴方たちが
だまされた貴女たちが
悪いのですから
キサマぁぁぁッ!!
やれやれ、荒事は
私の領分ではないん
ですけどねぇ・・・
仕方ありません
お相手いたしましょう
ほう、さすがです
話で聞いていたよりも
ずいぶんとお強い
降伏してください
レイムさん・・・
あめる殿!?
オンナ!?
おねえちゃんっ!?
アメルさん!?
アメル・・・
どうして・・・?
アメル・・・
こいつは、君たちを
だましていたんだぞ!
そうかもしれません
でも・・・!
なにか、理由があるの
かも知れない・・・
もし、そうだったら
話し合えば、きっと
わかりあえるはずです
だって、あたしたちは
今まで、ずっと・・・
そうしてきたじゃない
ですか!?
アメル・・・
!?
ふふふ・・・っ
アメルさん
貴女という人は・・・
つくづく・・・
愚かですねぇ!!
あぶないっ!?
あぶねぇっ!?
おい!オンナっ?
大丈夫かよ!
おねえちゃん・・・
だいじょうぶ・・・?
レイム、さん・・・!
今日のところは
これで失礼しますよ
逃げる気かいっ!?
ええ・・・
この場で戦ったことで
私の目的は、ようやく
達成できましたから
ご覧なさい
街の人たちの目を?
今の戦いを見たことで
すっかり恐怖に歪んで
しまっていますねえ
!?
そうか!
お前さん、最初から
俺様に見つかるように
行動して・・・
ワザと正体バラして
噂が真実だってことを
アピールしやがった
ワケかっ!?
そこまで、計算して
いたなんて・・・
ふふふ・・・
理由なんか・・・
ないんだ・・・
この人は・・・
自分のやってることを
楽しんでるんだ!?
理由なんか・・・
ないんだ・・・
この人は・・・
自分のやってることを
楽しんでるんだ!?
では、次は戦場で
お会いしましょう?
レイム
あっはははははは!!
彼が残していった
楽しげなその笑い声は・・・
呆然と立ちつくす、俺の耳に
いつまでもこだましていた
自分だけの歌を探したいと
夢を語った吟遊詩人
出会うたびに、優しく声を
かけてくれた人
そんな彼の笑顔は
全て偽りだったのだ・・・
認めたくなかった
でも、認めるしかなかった
・・・特務部隊・黒の旅団
   顧問召喚師レイム
さしのべられた手さえも
平然と振り払ってみせた時
友と信じていた、その人は
俺たちの敵となった・・・
耳に残った
彼の笑い声は・・・
いつまでもあたしの耳に
残ってた・・・
自分だけの歌を探したいと
夢を語った吟遊詩人
出会うたびに、優しく声を
かけてくれた人
あの優しい笑顔は
作りものだったなんて
今でも信じたくない
信じたくないよ・・・
でも、事実は違う・・・
認めなきゃいけないの
・・・特務部隊・黒の旅団
   顧問召喚師レイム
アメルのあの言葉でさえ
あの優しさでさえも
平然と振り払ってみせた
友だちだって信じていたあの人は
あたしたちの敵になった・・・
まさか、レイムさんが
黒の旅団の一員だった
なんて・・・
まさか、レイムさんが
黒の旅団の一員だった
なんて・・・
おそらく、彼は君たち
との何気ない会話から
巧みに情報を聞き出し
デグレアの本隊へと
知らせてたんだろうな
ごめん・・・
俺が、不注意だった
ばっかりに・・・!
ごめん・・・
あたしの不注意の
せいで・・・!
気にするな
気づかなかったのは
僕たちだって同じだ
恐ろしいのは、平然と
こんなやり方ができる
あの男だ・・・
笑ってたもんな・・・
あの人・・・
笑ってたものね・・・
あの人・・・
目論見どおり、恐怖で
ファナンの人々はみな
混乱するだろう
それが頂点に達した時
デグレアは攻めてくる
間違いなく、な
このまま、やつらの
思いどおりにさせて
たまるもんか!
このまま、あいつらの
思いどおりにさせて
たまるものですか!
ああ、まずはこの街を
守りきろう
それがきっと
デグレアの野望を阻む
第一歩になるはずだ
負けるわけにはいかないんだ
絶対に!
負けるわけにはいかないのよ
絶対に!
私のしたことが
また、みなさんに迷惑
かけちゃいましたね
気持ちはわかるよ
俺だって、まだ信じ
られずにいるんだ
気持ちはわかるわ
あたしだって、まだ
信じられない・・・
レイムさんが・・・
黒の旅団の一員だった
なんて・・・
でも、ひとつだけ
わかったことがあるよ
かばおうとした君を
狙って、召喚術を
使った時
あの人・・・
本気だった・・・
でも、ひとつだけ
わかったことがあるわ
かばおうとしたアメル
を狙って、召喚術を
使った時
あの人・・・
本気だった・・・
・・・・・・
もしも、また
あの人が同じことを
するのなら・・・
その時は、俺
あの人を憎んでしまう
かもしれないな
もしも、また
あの人が同じことを
するのなら・・・
その時は、あたし
あの人を許さないわ!
絶対に・・・
でも・・・
それでも・・・
あたし・・・
信じたい、か・・・
信じたい、のね・・・
れいむノトッタ戦略ハ
極メテ、理ニ適ッタ
モノデス・・・
でまごぎーニヨリ
民衆ヲ混乱サセルコト
ニヨッテ、敵軍ノ戦意
ヲ減退サセル
勝率ヲ高メルタメニハ
有効ナ方法デス
シカシ・・・
しかし・・・?
しかし・・・?
自分ハ、アマリ
好キデハアリマセン
効率ヲ考エレバ
トルベキ選択ダト
演算結果ニ出テイマス
デスガ、原因不明ノ
ふぁくたーガ、ソレヲ
選択スル自分ヲ、否定
シテイルノデス
自分ハ・・・
壊レテシマッタノデ
ショウカ?
壊れてなんかいないさ
*n1
きっと、それが
「好きじゃない」って
言えることが・・・
壊れてなんかいないわ
*n1
きっと、それが
「好きじゃない」って
言えることが・・・
君の中に、感情が
生まれかけてる証拠
なんだよ・・・
あなたの中に、感情が
生まれかけてる証拠
なのよ・・・
ケッ!だから
前にも忠告しといて
やったろうが・・・
アイツにゃ、関わるな
ってな!?
うん・・・
あのオンナにも
よォく言い聞かせて
おくこったな
テメエに輪をかけて
おひとよしだからなァ
またぞろ、おなじこと
をやらかしかねねェ
なあ・・・
*n1?
ねえ・・・
*n1?
あァ?
お前、ひょっとして
最初から、あの人が
デグレアの手先だって
知ってたんじゃ?
あんた、ひょっとして
最初から、あの人が
デグレアの手先だって
知ってたんじゃ?
ば、バカ野郎ッ!?
テメエ、オレが知って
いて黙ってたって
言うのかよォッ!!
そうは言ってないさ
けど、お前だけが
最初からあの人のこと
警戒してたからさ
そうは言ってないわ
でも、あんただけが
最初からあの人のこと
警戒してたから
ケッ!言っとくがな
デグレアの手先なんか
にゃ、オレはびびった
りしねェぞ!?
オレがアイツに近づき
たくねェのは・・・!
ないのは?
・・・・・・
・・・なんでもねェ
お、おい?待てよ!
*n1!?
ちょっと、待ちなさい
*n1!?
あいつ、どうして
途中で黙ったりなんか
したんだ・・・?
あの子、どうして
途中で黙ったりなんか
したのよ・・・?
*n1が
最初から、あの人が
苦手だったのは
このことに、気づいて
たからだったのかい?
*n1が
最初から、あの人が
苦手だったのは
このことに、気づいて
たからだったの?
・・・(ふるふる)
え? 違うのか?
え? 違うの?
*n1
むつかしいこと・・・
わかんない・・・
でも・・・
あいつとはじめて
あったとき・・・
まっくろだった・・・
真っ黒?
・・・(こくん)
まっくろで・・・
まっくらなの・・・
ふかい、ほらあな
みたいに・・・
なんにもみえなくて
こわかった・・・
だから・・・!
わかったよ
*n1
もう、無理に話したり
しなくていいから
わかったわ
*n1
もう、無理に話したり
しなくていいから
・・・いかないでね?
おにいちゃん・・・っ
あいつに、ついていか
ないでね・・・?
おねえちゃん・・・っ
あいつに、ついていか
ないでね・・・?
ああ、約束するよ
絶対ついていかないよ
うん、約束するわ
絶対ついていかない
・・・(ぎゅっ)
*n1が
こんなに怖がるなんて
いったい・・・?
*n1が
こんなに怖がるなんて
いったい・・・?
ご主人様・・・
レイムさんのこと
やっぱり、気にして
ますか?
まあね・・・
一応、これでも
親しい間柄だと思って
いたからな
でも、あの人の言った
とおりかもしれないよ
だまされた俺のほうが
馬鹿だったのかもな?
そうね・・・
一応、これでも
親しい間柄だと思って
たんだけどね・・・
でも、あの人の言った
とおりかもしれないわ
だまされたあたしの
ほうが馬鹿だった
のかもね?
そんな!?
ははは・・・
人が良すぎるのも
考えものだよな?
あはは・・・
人が良すぎるのも
考えものだよね?
そんなこと
言っちゃイヤですっ!
え・・・?
え・・・?
ご主人様の素晴らしい
ところは、誰とだって
仲良くできることじゃ
ないですか!?
なのに、御自分で
それを間違いだなんて
おっしゃるなんて!
ボク・・・っ
悲しいですよぉ・・・
*n1・・・
*n1・・・
変わらないでください
ご主人様ぁ・・・
お願いです・・・
今のまま・・・
優しいままで・・・
お願いですぅ・・・
わかったよ・・・
*n1
二度と、今みたいな
ことは言わないから
だから、もう
泣きやんで・・・
わかったわ・・・
*n1
二度と、今みたいな
ことは言わないから
だから、もう
泣きやんで・・・
知らないうちに
俺は間違った考えに
染まりかけていたのかも
しれないな・・・
知らないうちに、
あたしは間違った考えに
染まりかけていたのかも
しれない・・・
しかし、デグレアって
のはタチの悪い害虫
みたいなもんだよなあ
が、害虫・・・
が、害虫って・・・
だって、そーだろ?
いくら退治しても
しつこくわいてくるし
知らない間に
あちこちに入りこんで
きやがるんだからな
おー!そういやあ
色からして黒だもんな
あ、ははは・・・
なんにしろ、一度
まとめて駆除しておく
必要がありそうだな
え?
レイムが言ってただろ
次は、戦場で会おう
・・・ってな?
それじゃあ!?
ああ、間違いなく
次にあいつと戦う時は
黒騎士の旦那たちも
揃い踏みだろうよ
しんどそうだが、やる
しかねえんだ・・・
覚悟しとけよぉ?
やるしかない、か
・・・うん
そのとおりだよな!
やるしかない、か
・・・そうね
そのとおりよ!
なんか、ああいうのを
見ちゃうと、やっぱり
こわくなるわね・・・
他人が、自分のことを
どんな風に見てるのか
ってことがね
そうだね・・・
そうね・・・
私ね、ときどき思うの
いくら言葉をつくして
もらっても、受け取る
本人が、自分のことを
信じていなくちゃ
結局、意味なんか
なくなっちゃうのかも
しれないなあ、ってね
うん、そうかも・・・
逆に、どんな目で
見られてても、自分を
しっかり持っていれば
気にすることなんて
なにもないのかも
しれないってことかな
なぁーんてね?
これが、なかなか
難しいんだけど・・・
あなたや
アメルには、ちゃんと
わかってるみたいね?
え・・・?
ケイナ、俺たちのこと
心配してくれて・・?
ケイナ、あたしたちのこと
心配してくれて・・・?
レイムの言ったことが
もし本当だとしたら
デグレアは今回の戦争
の準備に、かなり時間
をかけていたことに
なりますね
多分、本当だと思うよ
そうじゃなかったら
あれだけの数の兵士が
警戒を強めていた
ファナンに入れるはず
ないだろうし
多分、本当だと思うわ
そうじゃなかったら
あれだけの数の兵士が
警戒を強めていた
ファナンに入れるはず
ないもの
改めて、思い知らされ
ましたよ
これは戦争なんだって
僕たちが戦ってるのは
黒騎士たちじゃなくて
ひとつの都市国家
そのものなんですね
ああ・・・
ええ・・・
できれば、こんな後味
の悪い思いは、今日で
最後にしたいですよ
本当に・・・
うん・・・
俺も、ロッカと同じ
気持だよ・・・
うん・・・
あたしも、ロッカと
同じ気持だよ・・・
黒の旅団のやり口には
慣れてきたつもり
だったがな・・・
ハッ!今日のはまた
格別だったぜ・・・
ヘドが出そうなくらい
になッ!!
リューグ・・・
なあ、*n0
レイムって野郎がした
ことも、黒騎士の指図
なのかよ・・・
レルムの村の時といい
トライドラでの戦いの
時といい・・・
デグレアは、汚ない
やり方でしか戦えねえ
連中なのかよッ!?
わからないよ・・・
俺にも・・・
わからないわ・・・
あたしにも・・・
でも、ルヴァイドと
レイムのやり方は
どこか確実に違ってた
でも、ルヴァイドと
レイムのやり方は
どこか確実に違ってる
そんな気がしたよ
俺は・・・
そんな気がするのよ
あたしは・・・
・・・・・・
もしかすると・・・
デグレアも一枚岩じゃ
ないのかもしれない
もしかすると・・・
デグレアも一枚岩じゃ
ないのかもしれない
お母さまには
事情を説明して
おいたよ
せっかく情報を
もらったのに、結局
止められなかったな
せっかく情報を
もらったのに、結局
止められなかったわね
仕方ないじゃない
あんなこと、誰だって
予想もしなかったもの
ごめんなさいって
お母さま、言ってたわ
自分の監督不行届
だって・・・
しかし、ここまで
カンペキにだまされて
いたなんてなあ・・・
しかし、ここまで
カンペキにだまされて
いたなんてねぇ・・・
あの人、どう見たって
「善人」って雰囲気
だったものね
つくづく、人間は顔
じゃないって思ったよ
キレイな人が、心まで
そうとは限らないって
ことかい?
キレイな人が、心まで
そうとは限らないって
ことかしら?
うん、それに・・・
見た目が頼りなさげで
だらしなくても、心が
キレイな人もいるしね
え・・・?
あはははっ
それ、言えてるかも?
え・・・?
あはははっ
それ、言えてるかも?
そういう雰囲気でさえ
あの人は、きっと武器
にしてたんだろうな
そういう雰囲気でさえ
あの人は、きっと武器
にしてたのね・・・
あ~っ!
腹のムシがおさまん
ないよっ!!
落ち着けよ、モーリン
落ち着いて、モーリン
だって、悔しいじゃ
ないのさ!?
余所から来たヤツに
好き放題に、街中を
引っかき回されてさ
レイムのヤツも
許せないけど、もっと
許せないのは・・・
あんな野郎の口車に
乗せられちまった
街の連中だよっ!?
!?
本当にファナンのこと
大切に思ってんのなら
さぁ・・・
どうして、どうして
逃げないで、戦おうと
しないんだいっ!?
故郷を慕う気持ちなら
どの街の奴らにだって
負けないってのが
ファナンっ子の心意気
だったのにさぁ・・・
モーリン・・・
あたいは・・・
逃げたりなんかする
もんか!!
一人でも、最後まで
戦ってやる・・・
ファナン育ちの意地を
見せてやるんだ!
一人になんか
させたりしないさ
戦う時は、俺たちも
一緒なんだからな
モーリン?
一人になんか
させたりしないわよ
あたしたちも一緒よ
モーリン?
*n0・・・
見せてやろうぜ?
デグレアの奴らに
俺たちの心意気って
やつをさ!
見せてあげましょう?
デグレアの奴らに
あたしたちの心意気
ってやつをね!
ん・・・っ
・・・あいよっ!
モーリンにとって
この街は、本当に
大切な場所なんだな
モーリンにとって
この街は、本当に
大切な場所なのね
いくら武勇に優れた者
であろうと、なかなか
心までは鍛えられぬ
そこをついてきた
あの男の策、敵ながら
さすがといえよう
カザミネさんは
あんな卑怯なやり方を
認めるんですか!?
カザミネさんは
あんな卑怯なやり方を
認めちゃうの!?
卑怯も兵法のうち
それすら、克服できて
こその武人でござる
それに、これは戦争で
ござるからな・・・
・・・・・・
とはいえ、拙者も
まだまだ修行が足りん
人間は業の深きもの
なかなかどうして
無我の境地には至れぬ
俺から見れば、全然
落ち着いて見えるけど
あたしから見れば、
全然、落ち着いて
見えるんだけど
怒りや憎しみを殺す
ことは、慣れれば
たやすいからな
しかし・・・
本能による衝動までは
そう簡単にはいかぬ
食への欲求、眠りへの
欲求、それに・・・
女の人への欲求?
いやらしい欲求?
露骨に言うものでは
ござらぬぞ?
否定はせぬが・・・
図星なのね・・・
どうやらそれが、カザミネさんが
一番克服したいものみたいだな
どうやらそれが、カザミネさんが
一番克服したいものって事なのね
まんまと、いっぱい
食わされちまったな
うん・・・
俺たちと戦うことまで
計算していたなんて
ええ・・・
あたしたちと戦うこと
まで、計算していた
なんて
知能犯・・・てよりも
ありゃあ、俗に言う
劇場型の犯罪者だなあ
劇場型?
・・・ふぃーっ
まあ、アレだ
自分で自分のやってる
ことに酔いしれちまう
タイプってこったな
やっこさん、心から
楽しんでいたろう?
うん・・・
本当に楽しそうに
笑ってた・・・
うん・・・
本当に楽しそうに
笑ってた・・・
多分、あの野郎は
罪の意識なんか
感じてねえはずだ
嬢ちゃんは、事情が
あるかもしれねえって
かばってたが・・・
俺様にゃあ
わかっちまったのさ
・・・・・・
あの野郎は、そうした
他人の同情に、平気で
つけこむことができる
嬢ちゃんのこと
気をつけてやれよ?
ええ・・・
罪人を相手にしてきた
人の言葉なんだ
多分、正しいんだろう
でも・・・
罪人を相手にしてきた
人の言葉なんだもの
多分、正しいのよね
でも・・・
こもん召喚師って
どういう意味?
顧問召喚師ってのは
金の派閥の召喚師が
よくやってる仕事さ
権力者たちに召喚術の
腕を売り込んで
様々な事業に力を貸す
代わりに
政事的な地位や報酬を
手に入れるんだ・・・
って、ネスが言ってた
ファミィさんも
ファナンに雇われてる
顧問召喚師なんだ
顧問召喚師ってのは
金の派閥の召喚師が
よくやってる仕事よ
権力者たちに召喚術の
腕を売り込んで
様々な事業に力を貸す
代わりに
政事的な地位や報酬を
手に入れるのよ・・・
そう、ネスが言ってた
ファミィさんも
ファナンに雇われてる
顧問召喚師なのよ
ふーん・・・
じゃあ、レイムって
召喚師も、金の派閥の
一員なの?
それは・・・
違うんじゃないかなあ
それは・・・
違うんじゃないのかな
当然、キミたちのいる
蒼の派閥の人間でも
ないんだろうし
うーん・・・
ガレアノたちといい
派閥に属していない
召喚師って、結構いる
のかもしれないわね
言われてみれば
そうかもしれないな
言われてみれば
そうかもしれないわね
黒の旅団の顧問召喚師
あの者は、はっきりと
そう言いましたね?
それがどうかしたの?
カイナ
それがどうかしたの?
カイナ
トライドラで出会った
鬼神使いキュラーは
言っていました
彼ら三人は、デグレア
に雇われている召喚師
なのだと・・・
まさか!?
ええ、そうです
もしかすると、3人に
指示を与えていたのは
あの、レイムという者
なのかもしれません
たしかに、顧問召喚師
なんて地位だったら
そういう可能性もある
けど・・・でも!?
たしかに、顧問召喚師
なんて地位だったら
そういう可能性もある
けど・・・でも!?
私にも、はっきりと
見極められないんです
ですが・・・
あの者の言葉には
得体の知れない力が
ありました
なのに・・・
虚ろなんです
あの人の言葉には感情
がこもっていない
こんな感覚、今まで
感じたことありません
それが不気味で・・・
おそろしい・・・
そんな・・・
エルゴの守護者の君が
怖がるなんて・・・
そんな・・・
エルゴの守護者の
あなたが怖がるなんて
すいません・・・
こんな、みっともない
姿を見せてしまって
いいんだよ!?
俺のほうこそ、変な
こと言っちまって
ゴメン・・・
不安な時に助けあう
ために、俺たちは
一緒にいるんだからさ
いいのよ!?
あたしのほうこそ、
変なこと言って
ゴメン・・・
不安な時に助けあう
ために、あたしたちは
一緒にいるんだもの
*n0さん・・
・・・はい
エルゴの守護者である以前に
カイナだって女の子なんだからな
エルゴの守護者である以前に
カイナだってあたしと同じ
女の子なのよね
直接対決をする以前に
策略をもって、内部
から戦力を奪っていく
おそらくトライドラの
時も似たようなことが
あったのだろうな
こうかつだけどすごく
有効なやり方だよ
本当に・・・
こうかつだけどすごく
有効なやり方なのよね
本当に・・・
水滴が長い時をかけて
少しずつ、岩盤を浸食
していくように
こうしている間にも
黒の旅団は、聖王国を
蝕んでいくのだろう
止めなくてはいけない
これ以上は、絶対に!
ああ、そのためにも
ファナンをあいつらに
渡すわけにはいかない
ええ、そのためにも
ファナンをあいつらに
渡すわけにはいかない
終わらせなくちゃ!
こんなことは・・・
終わらせなくちゃ!
こんなことは・・・
しかしまあ、見事に
化けたものですよねえ
あの人・・・
カッコだけじゃなくて
ちゃんと、歌も楽器も
こなせたんでしょう?
うん・・・
すごくきれいな演奏を
してたんだ・・・
とても、こんなこと
するような人だなんて
思えなかったよ
ええ・・・
すごくきれいな演奏を
してたのよ・・・
とても、こんなこと
するような人だなんて
思えなかったわ
汚れ仕事をする人間に
とっては、偽装は必要
不可欠ですからねー
ほら?私だって
ケルマさんに雇われる
まで、疑われずにいた
ことですし・・・
いや、あれは・・・
疑う以前に・・・
いや、あれは・・・
疑う以前に・・・
いやー、まだまだ
現役でもいけるかも
しれないですねえ?
・・・・・・
あからさまに
不審人物だったって
言うべきかなあ?
あからさまに
不審人物だったって
言うべきなのかしら?
結局、俺の不注意で
みんなに迷惑をかけて
いたってことなのか
結局、あたしの不注意
でみんなに迷惑をかけ
てたってことなのね
耳が痛いですねえ
それは・・・
私も、ある意味
貴方たちをずっと
貴女たちをずっと
だまし続けていたわけ
ですからね
そんな!?
シオンの大将は別だよ
そんな!?
シオンの大将は別よ
いいえ、同じですよ
たまたま今回は
私が貴方の味方をして
私が貴女の味方をして
あの人が敵に回った
だけのこと・・・
まったく、逆の結果に
なっていた可能性も
あったのですから
・・・・・・
あえて、私とあの人の
間に違いがあるのだと
すれば、それは・・・
課程と目的のどちらを
重んじているかという
一点だけでしょう
課程と、目的・・・?
シノビは目的達成を
至上のものとします
その課程に、こだわり
は持ちこみません
ですが、あの人は
明らかに課程そのもの
を楽しんでいました
それは強みでもあり
同時に、弱味にもなり
えるものです
あの人に勝つためには
それが重要な鍵となる
でしょう
もっとも・・・
それすらも、擬態だと
いう可能性は消せない
のですがね・・・?
まずは、それを見極め
なくちゃダメだって
ことか・・・
まずは、それを見極め
なくちゃダメだって
いうわけね・・・
レイム、ウソつき
だったんだね・・・
うん・・・
ユエル、ウソつきは
だいっキライ!!
みんなをだまして
笑ってたなんて、絶対
許せないもん・・・
ユエル・・・
待っててね?
次に、レイムが来たら
ユエルがこてんぱんに
やっつけて・・・
二人に、ちゃんと
ごめんなさいって
言わせるから!
絶対だから!!
気持ちはうれしいけど
多分、無理だと思うよ
ユエル・・・
気持ちはうれしいけど
多分、無理だと思うわ
ユエル・・・
でも、ありがとう

scn118

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
現時点でわかっている
デグレアの戦力は
大きく3つにわけて
考えられます
まず第一に、黒騎士
ルヴァイドが率いる
特務部隊・黒の旅団
槍使いのイオスや
機械兵士ゼルフィルド
もここに含まれます
俺たちが一番戦った
回数の多い相手だな
あたしたちが一番
戦ってる回数の多い
相手ね
事実上、黒騎士は
今回の侵攻の総指揮官
と見なしていいだろう
次に、トライドラ本国
そして、ふたつの砦の
陥落に関与した、三人
の召喚師たち・・・
ガレアノやビーニャ
キュラーたちか
金の派閥でも
蒼の派閥でもない
召喚師たちね・・・
これらに加え、大絶壁
を越えて、デグレアの
本隊が進軍を開始して
いるはずです
ファナン攻略の際には
これら3つの勢力が
まとめて襲ってくると
みていいでしょう
あうー・・・
景気がいいのも、考え
ものですよねー・・・
いよいよ、本格的な戦
になるというわけで
ござるな
どれだけ来ようが
ファナンには絶対に
近づけさせないよ
それで、私たちは
具体的にどうするの?
言っとくが、軍隊に
加わるってのはゴメン
だからな
わかってるよ
リューグ
それに俺たちが参加
したことで、かえって
軍隊の指揮が混乱する
かもしれないからな
わかってるわよ
リューグ
それに、あたしたちが
参加したことでかえっ
て軍隊の指揮が混乱す
るかもしれないもの
規律とは無縁だからな
オレたちは
フォルテさん、そんな
威張るようなことじゃ
ないですって・・・
僕たちは、僕たちしか
できない方法で戦って
いくべきだ
全軍を指揮している
ルヴァイドを狙うのが
ネスとシャムロック
そして俺の考えだ
全軍を指揮している
ルヴァイドを狙うのが
ネスとシャムロック
そしてあたしの
考えなの
なるほど、たしかに
理に適った策ですね
司令官を倒したならば
戦局は、こちらに有利
に働くでしょう
そんでもって
一気にやっつける!
混乱を起こすだけでも
ファナン軍への格好の
援護になるはずです
ナルホド、
理ニカナッテマス
名案ですよ、それ!
あの・・・
シャムロックさん?
今のお話では、レイム
の存在について触れて
いなかったように思わ
れるのですが・・・
うん、ルウもそれが
気になっていたの
よろしいのですか?
彼の存在は、見過ごせ
ないと思うのですが
カイナたちの疑問は
もっともだと思うよ
しかし、彼は今まで
裏方に徹して活動して
いた人間だ
表だった今回のような
戦いには、介入しない
と僕は判断している
そうなりゃ・・・
いいんだがな?
だと・・・
いいけど・・・
だといいがな・・・
心配はいりませんよ
仮に参戦したとしても
彼は黒の旅団に属する
顧問召喚師です
黒騎士たちの陣
あるいは、他の召喚師
たちと行動を共にして
いるはずです
それなんですが・・・
あたし、思うんです
黒騎士たちとあの人は
本当に行動を共にして
いるのでしょうか?
どういうことだい?
アメル
ローウェン砦での
出来事を思い出して
ください
あの時、ビーニャが
命令を無視して、魔獣
を暴れさせた時・・・
それを止めようとする
あたしたちに、黒騎士
は一切、攻撃をして
きませんでした
それどころか、味方で
あるはずの彼女に
自分の軍勢で制止を
かけました
たしかに、そうだった
けど・・・
ハッ!どうせ
体面をつくろうために
やったことだろうさ
でも、リューグ
あの時だけじゃないわ
フロト湿原の時だって
そうだった。あのまま
あたしをさらっていく
こともできたのに
黙って見逃してくれた
黒騎士は、自分で口に
したことは、一度も
破っていない・・・
そんな彼が、街の人を
混乱させるような作戦
をとるなんて、あたし
思えないんです
(こくこく)
そうですね・・・
あの人、そういうこと
嫌ってましたから
アメルの言いたいこと
はわかるよ
たしかに、ルヴァイド
には騎士としての信念
みたいなものがある
そんな気がするんだ
アメルの言いたいこと
はわかるわ
たしかに、ルヴァイド
には騎士としての信念
みたいなものがある
そんな気がするもの
待てよ、お前ら!
だったら、俺たちの村
を焼き討ちしたのは
どうなるんだよ!?
それは・・・
アメル?たしかに
黒騎士は一人の騎士と
して、礼節を知る者
かもしれない・・・
だが、それはデグレア
の騎士としてのことだ
無抵抗の女子供や病人
まで犠牲にした時点で
彼にはその美徳を誇る
権利はないんだよ
ソノトオリデス
そいつらの言い分が
正しいな・・・?
・・・・・・
あー、話がどうも
横道にそれちまってる
ようだが・・・
つまり、嬢ちゃんは
レイムが黒騎士の指揮
下にないって可能性を
心配してんだな?
はい・・・
とはいえ、今の僕らに
それをたしかめる術は
ないのが現実だ
警戒を怠らないように
することでしか、対策
は立てられないだろう
他に質問がなければ
この計画に基づいて
行動しましょう
*n0
すこし、いいか?
あんたに・・・
いや、お前に頼みたい
ことがある・・・
爺さん、その鎧は?
おじいさん!?
その鎧は・・・
騎士だった時に
わしが使っていた
武具だ
二度と、着るまいと
ずっと封印していた
ものだったが・・・
*n0
お前の言葉で、わしは
決心がついた
罪からは逃げるのでは
なく、向かっていって
それにうち勝たねば
ならんのだ・・・
それじゃあ!?
それって!?
ああ・・・
*n0
すべての始まりに
関わった者として
わしも、お前たちと
共に戦わせてほしい
獅子将軍アグラバイン
今一度、この戦斧を
牙にして戦おう!
奪うためではなく
守るために・・・!
こんにちはー!
・・・って、あれ?
ケイナじゃないか
ケイナじゃない
あら
*n0
いらっしゃい
ケイナも、シオンの
大将のソバを食べに
来たんだ?
ケイナも、シオンの
大将のソバを食べに
来たの?
ええ、まあ
それもあるんだけど
ちょっと、相談に
のってもらってたの
私の記憶のことで
あ・・・
一応、私も
シルターンに関わりの
ある人間ですからね
で、なにか進展は
あったの?
で、なにか進展は
あったの?
そうねえ・・・
記憶が戻らなくても
いいかなあって思える
ようになったことかな
えっ!?
へっ!?
それじゃ、大将
おソバ、ごちそうさま
でした
毎度あり
今度は妹さんと一緒に
来てくださいね
ええ、そうします
*n0
じゃ、お先に・・・
???
大将・・・
ケイナに、どんなこと
話したの?
別に、大したことは
言っていませんよ
ただ、ありのままに
全てを受け入れるのも
ひとつの在り方だと
そう、言ってあげた
だけですよ?
はあ・・・
むぅ・・・
どうしたんだ?
シャムロック
そんな険しい顔して
どうしたのよ?
シャムロック
そんな険しい顔して
今し方、入港した船の
乗組員から聞きました
沖合から見てとれる
ほどの軍勢が・・・
トライドラ付近から
こちらに向かってきて
いるそうです
じゃあ!?
ええ、そうです・・・
デグレアがいよいよ
ファナンを攻略すべく
動きだしたんです!!
おじいさん、僕たちに
話しておきたいことと
いうのは、いったい
なんなんですか?
わざわざ、こんな所で
話す必要があるような
ことなのかよ・・・
ああ、この話はまず
お前たちだけに聞かす
べきものだと考えた
のでな・・・
ただ、秘密にする気は
わしにはない
だから、立会人として
*n0に
来てもらった
・・・・・・
・・・・・・
ロッカ、リューグよ
話というのは、他でも
ない・・・
お前たちの両親の死に
まつわることだ
!?
・・・・・・
知ってのとおり、お前
たちの両親は、はぐれ
召喚獣に襲われて命を
失っておる
ああ、おぼえてるさ。
なんせ、俺たちの目の
前で、親父たちは引き
裂かれたんだからな
あの時、おじいさんが
来てくれなければ
僕たちも同じ運命に
あっていたでしょう
そうではない・・・
え?
お前たち一家を襲った
はぐれ召喚獣はな
野生化したものなど
ではない・・・
悪魔だったんだ
わしがあの森で手負い
にした悪魔が、復讐の
ためにやってきたもの
だったのだ・・・
なん、ですって!?
・・・・・・
だとしたら、二人の
両親が殺された原因と
いうのは・・・
恩人である、お前たち
の両親に、わしは災い
をもたらしてしまった
今でも、そのことは
悔い続けておる・・・
当たり前だ!!
ロッカ!?
それじゃあ、僕たちの
父さんや母さんは
無駄死にしたってこと
じゃないか・・・?
そんなのって・・・
そんなのってあんまり
じゃないか!?
・・・・・・
やめろ、兄貴!
リューグ・・・
お前、どうして平気で
いられるんだ!?
なんとなく・・・
気づいてたからな
・・・!
やはり、お前は
気がついておったか
リューグよ
ああ・・・もっとも
言い出すまで、黙って
いるつもりだったがな
それで、リューグは
アメルたちと比べて
爺さんと距離を置いて
いたのか・・・
それで、リューグは
アメルたちと比べて
おじいさんと距離を
置いてたのね・・・
ジジイ・・・
ひとつだけ、聞かせろ
どうして今になって
俺たちに、そのことを
話したりした?
この時を逃せば、もう
話す機会がないやも
しれなかったのでな
あとは、ただ
わしの自己満足だ
他意はない・・・
これから、わしは
お前たちと共に戦う
ことになる・・・
その前に、はっきり
真実を伝えておこうと
思っただけだ
他意はない・・・
・・・・・・
その言葉、たしかに
聞き届けたぜ
リューグ・・・!
なあ、兄貴
今ここで、わめいても
親父やおふくろは
帰っちゃこねえんだ
それに、ジジイは
間違いなく、俺たちを
強い男であるように
育てあげてきた
戦うための力をもった
一人前の男としてな
・・・違うか?
・・・・・・
ロッカよ、わしには
こんな方法でしか
亡くなったお前たちの
両親に報いることが
できなかった・・・
戦うことしか知らぬ
騎士だったわしにはな
・・・・・・
*n0よ
立ち会ってくれたこと
感謝する・・・
*n0
おーい、ネスぅ?
ネスティ
!?
あ・・・
着替え・・・してた?
ネスティ
ノックぐらいしろ?
この、そこつ者!
あわわわっ!?
ご、ゴメンっ!
*n0
ネス、いるー?
へ・・・?
ネスティ
・・・・・・
着替え・・・
してたんだ?
あは、あはははは
ネスティ
ノックぐらいしろ?
この、そこつ者!
きゃあああ~っ!?
ご、ゴメンなさぁい!
まったく・・・
まあ、いつまでも
隠しておけるものでも
ないからな・・・
いい機会だから
見せておこう
これが、僕の・・・
融機人であるという
証明だ・・・
本当だ・・・
人間の身体と機械が
ひとつに融合してる!
これを見られるのが
イヤで、ネスはあまり
肌をさらそうとしな
かったのか・・・
うわ・・・
人間の身体と機械が
ひとつに融合してる!
これを見られるのが
イヤで、ネスはあまり
肌をさらそうとしな
かったのね・・・
君たちから見れば
かなり、グロテスクな
姿だろう?
そんなことないよ!?
たしかに、ちょっと
びっくりしたけど
でも、ネスはネスさ
俺は気にしないから
そんなことないわ!?
たしかに、ちょっと
びっくりしたけど
でも、ネスはネスよ
あたしは気にしないわ
それに、これはこれで
カッコイイかも?
なぁーんて、思ったり
して・・・
*n0・・・
だから、ネスも気に
することなんかないよ
なっ?
ありがとう・・・
*n0・・・
あのね、ネス・・・
触ってみても・・・
いいかな?
構わないよ
・・・・・・
冷たくない・・・
とても、あったかいよ
生きてるんだ・・・
ネスの呼吸にあわせて
ちゃんと動いてる
*n0・・・
あたしたちと
なんにも変わらないよ
おんなじだよ
だから、ネス?
気にしたりなんか
しないで・・・
あたしは、ぜんぜん
気にしないから
融機人でも、人間でも
ネスは、ネスなんだ
から・・・
ありがとう・・・
*n0・・・
いいでござるか?
いかに手を早く動かし
たところで、たかが
知れているでござる
ふむふむ・・・
肝心なのは、ここ
腰の動きを使うことで
鞘も同時に動かして
いけば・・・
きえぇぇぇぇぇっ!!
おー!
すげえ、すげえ!!
あんな大きな水ガメが
きれいに真っ二つに
なるなんて・・・!
すごいよ!
カザミネさん!!
すごいじゃない!
カザミネさん!!
お粗末・・・
いやー、しかし
わざわざ見せて
もらっといて言うのも
なんだが・・・
カタナだっけか?
その技は、そいつが
あって初めて成立する
もんなんだなあ
ほう?教わりもせず
それに気づくとは
それだけでも大した
ものでござるよ
うまいことパクれりゃ
対黒騎士への秘密兵器
になるかって思ったり
したんだが・・・
そうそう、うまいこと
いかないってことか
わっははははは!
おいおい・・・
あのね・・・
拙者の知り合いの騎士
にも、同じ着想を得た
人物がいたでござるよ
その人物は、己の身体
を鞘に見立て、独自の
型を模索しておったが
完成には、まだまだ
遠いようでござった
へえ・・・
それが完成した暁には
ぜひ、教わってみたい
もんだなあ
自分で工夫するって
発想はないのかなあ?
フォルテって・・・
自分で工夫するって
発想はないのかしら?
フォルテって・・・
うわ!こんな大きな
お釜で、いったい
なにを作ってるんだ?
わっ!こんな大きな
お釜で、いったい
なにを作ってるの?
カイナさんの提案で
お弁当を作っているん
ですよ
腹が減っては、戦は
できないと申しますし
持ち運びやすい
おにぎりを皆さんに
持っていってもらおう
と思いまして・・・
おにぎり?
ほら、こうして
真ん中に具を
入れて・・・
ぎゅっ、ぎゅって
するんだよ
だから、おにぎりって
シルターンでは言うん
ですって
へえ・・・
へえ・・・
簡単ですが、手軽に
お腹がふくれるんです
試しに、ひとつ
召し上がってみたら
いかがですか?
じゃあ・・・
そうね・・・
どれにしようか?
 アメルのおにぎり
 カイナのおにぎり
 ミニスのおにぎり
いっただきまーす!
いっただきまーす!
どうですか?
うん、おいしいよ
だけどさ・・・
おにぎりの中の具まで
おいもなんだね?
うん、おいしいよ
だけどね・・・
おにぎりの中の具まで
おいもなのね?
ええ、当然です♪
だって、栄養たっぷり
なんですから
こりゃ、たしかに
すぐお腹がふくれそう
だなあ・・・
これは、たしかに
すぐお腹がふくれそう
だけど・・・
いっただきまーす!
いっただきまーす!
いかがですか?
す・・・っ
すっぱいいぃぃっ!?
こ、これ・・・
中身はなんなの?
梅干しという
シルターンのお漬け物
ですよ
私の自家製なんです
よく漬かっていて
おいしいでしょう?
り、理解できない味覚
かもしれない・・・
この、見るからに他と
形が違ってるものは
やっぱり・・・
この、見るからに他と
形が違ってるものは
やっぱり・・・
・・・悪かったわね?
私の作ったものよ
やっぱり・・・
やっぱり・・・
別にいいんだよ
食べたくなかったら!
いや、食べるよっ?
食べたいなあー!
いっただきまーす!
いや、食べるわよっ?
食べたいなあー!
いっただきまーす!
・・・・・・
うまいっ!
おいしいっっ!
本当!?
ああ、中に入ってる
焼き魚の身の塩気が
お米といいカンジに
あわさってて・・・
すごくおいしいよ
ええっ、中に入ってる
焼き魚の身の塩気が
お米といいカンジに
あわさってて・・・
すっごく、おいしいわ
よかったぁ・・・♪
・・・・・・
 間違っている・・・!
 それでいいのか?
 それでいいの?
ファナンの様子は
どうなっている?
現時点マデ、大規模ナ
民衆ノ移動ハ、確認
サレテオリマセン
あの男め・・・!
あれだけ自信ありげに
言っておいて、失敗を
したのでは・・・
味方の失敗を希望する
ような発言はよせ
イオス・・・
ですが、ルヴァイド様
本来ならばこの時点で
あの者は我々と合流
しているはずです!
姿を現さないのも
失敗したと考えたなら
納得できます・・・
だとしても、我々の
やるべきことは同じだ
ファナンの全戦力を
引きずり出し、本隊の
到着までに消耗させる
その有り様を見れば
街の者たちも、抵抗の
意志をなくすだろう
市街戦ニナレバ、大軍
ノ利点ガ失ワレマス
的確ナ判断カト・・・
・・・・・・
それにしても、やはり
私は今回の作戦には
賛同できません!
常に最前線で戦うのは
我々、黒の旅団のみ
本隊はいつだって
全てが終わった後に
到着するだけではない
ですか!?
元老院議会の決定は
絶対のものだ・・・
わかるな、イオス?
・・・失言でした
ゆめゆめ、忘れるな
いいな・・・
前方ヨリ、コチラニ
接近スル一団アリ!!
噂に聞く、金の派閥の
召喚師たちか!?
・・・否
一団ノ中ニ、捕獲対象
デアル「鍵」ノ姿ヲ
確認シタ
アレハ、ろーうぇん砦
デ遭遇シタ、召喚師ラ
ノぐるーぷダ
奴らも・・・
ここにいたのか・・・
ルヴァイド様、これは
好機です!
鍵さえ手に入れば
断念していた召喚兵器
の獲得を、実現する
ことができます!!
召喚兵器か・・・
・・・・・・
決断ハイカニ
我ガ将ヨ?
全軍、ここで待機だ
奴らとの接触を待って
鍵である聖女の確保を
優先する!
わざわざお出迎えとは
恐縮のいたりだな
本当よね。てっきり
私たちなんか無視して
ファナンに向かうと
思ったのに
ぬけぬけと言うものよ
鍵となる聖女を目の前
にして、我々が黙って
いるはずがあるまいに
まあ、な・・・
レイムさんの姿が
見あたらない・・・
アメルのいうように
やっぱり、黒騎士とは
別行動をしてるのか?
レイムさんの姿が
見あたらない・・・
アメルのいうように
やっぱり、黒騎士とは
別行動をしてるの?
ルヴァイド!
お前は、あの森の中に
あるものが何なのか
知っているのか!?
無論、知っている
逆に尋ねよう
その問いを発したのは
なぜだ?
・・・・・・
どうやら、一足先に
お前たちは、あの中に
入ったらしいな
貴様ら! まさか
我々より先にゲイルを
手にしたのか!?
ゲイルなんて・・・
召喚兵器なんて、手を
出しちゃいけないもの
なんだ!
ゲイルなんて・・・
召喚兵器なんて、手を
出しちゃいけないもの
なのよ!
あれは、あの場所に
封印され続けるべき力
なんだ・・・
あれは、あの場所に
封印され続けるべき力
なの・・・
誰も、触れては
いけない力なんだ!!
誰も、触れては
いけない力なのよ!!
あるじ殿・・・
ニンゲン・・・
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
ご主人さま・・・
そこまで知ったという
のなら、もはや、鍵の
確保だけで済ますわけ
にはいかぬな
召喚兵器ノ確保ハ
でぐれあ十数年来ノ
宿願・・・
その秘密の一端を
知った者を、生かして
おけるものか!
口封じ、というわけか
ハッ、正体をあらわし
やがったな、黒騎士!
待ってください!
アメル!?
アメル!?
ルヴァイドさん
貴方は、本当に
わかってるんですか?
召喚兵器が、どれだけ
恐ろしいものか・・・
どれだけ悲しい犠牲に
よって生み出された
ものなのか、わかって
いるんですか!?
・・・・・・
わかってるはずなんか
ないんです・・・
じかに見た者にしか
あの恐ろしさはわかる
はずがない
ゲイルにされた存在に
しか、その苦しみや
悲しみは、わかりっこ
ないんです!!
フン、まるで見てきた
ような言いぐさで話を
するじゃないか?
そのとおりだ、と
言ったら?
なに・・・?
お前たち・・・
なぜ、彼女だけが鍵と
しての資格を持つのか
考えたことはあるか
まさか!?
アメルは、ゲイルに
されてしまった天使の
生まれ変わりだ・・・
アメルは、ゲイルに
されてしまった天使の
生まれ変わりよ・・・
・・・・・・
彼女は覚えてるんだ!
召喚兵器にまつわる
忌まわしい出来事の
全てを!!
彼女は覚えてるのよ!
召喚兵器にまつわる
忌まわしい出来事の
全てを!!
それでも、お前たちは
禁忌の扉を開けようと
言うのか・・・?
答えろよ・・・
ルヴァイドっ!?
答えなさいよ・・・
ルヴァイドっ!?
・・・・・・
リューグ、待つんだ
ジジイ・・・?
アグラ爺さん・・・
おじいさん・・・
あのレディウスの子と
よもや、こんな形で
再会することになる
とはな・・・
あの夜に見たのは
やはり、幻などでは
なかったのだな・・・
獅子将軍・・・
アグラバイン殿・・・
おじいさん、黒騎士を
知ってるんですか!?
ああ、よく知っておる
じかに、手をとって
剣を教えたこともある
のだからな・・・
!?
ルヴァイドは、わしの
親友だった男の息子
デグレアの双将の一人
鷹翼将軍レディウスの
血を引く騎士だ
なんだって!?
なんですって!?
ソウイウコト
デシタカ・・・
おじいさんの・・・
おでしさん・・・?
そんな・・・
信じられません!?
あの鷹翼将軍の息子
だというのか!?
道理で、バカみてえに
強えわけだぜ・・・
じかにその顔を見て
ようやく、確信する
ことができた
見違えたぞ・・・
若き頃のお前の父と
そっくりだ・・・
見違えたのは、貴方も
同じです・・・
アグラバイン殿?
あの遠征で、貴方は
亡くなったのだと聞か
されていましたが
まさか、あのような
卑しき姿に身をやつし
ておられたとは・・・
わしにとっては
あの姿こそ、本来
あるべきものだったと
気づいただけだ
デグレアを捨てたこと
悔いてはおらん
おじいさん・・・
その言葉を・・・
処刑された父が聞けば
どのように思うこと
だろうな・・・
アグラバイン!!
処刑!?
処刑!?
どういうことだ!?
ルヴァイド!
帰ってきてくださった
のが、貴方なら・・・
父が幾度となく、そう
繰り返していたことか
貴様にはわかるまい!
貴方さえ、戻ってきて
くだされば・・・
あんなことには・・・
おい、お前ら!
言い争いをしてる場合
じゃねぇぞ!?
あるじ殿、敵軍ニ
動キガ!
おにいちゃん、あれ!
おねえちゃん、あれ!
な・・・!?
待機してたデグレアの
軍隊が・・・
動き出してるよっ!?
また、汚ねェ小細工
しやがったなァ?
卑怯者っ!
また、僕たちを
だましたんですか!?
ひきょーものっ!
ひきょーものぉっ!!
馬鹿な・・・
何故、俺の出した命令
を無視して動く!?
それは、私が改めて
命令したからですよ
ルヴァイド?
レイム!?
馬鹿な・・・
え?
え?
そんなはずはない?
たしかにあの時・・・
おじいさん!?
お前が、どうして・・
ここにいるのだ!?
いけませんねえ
総指揮官殿? 作戦は
定刻どおりに行って
いただかないと
そちらの不手際を棚に
あげて、何を言う!?
ヨセ、いおす!
不手際とは心外ですね
私は、きちんと任務を
遂行しましたよ?
人々が逃亡にまで至ら
なかったことは結果論
でしかありません
それとも、まさか
貴方がたは、平民たち
が逃げぬことを理由に
ファナンへの進軍を
ためらっているとでも
いうのですかねえ?
!?
レイムよ、侮るのも
大概にしてもらおうか
デグレアの騎士である
俺が、そのような理由
で議会の決定に背く
わけがあるまい!
ふふふふ・・・
ええ、そうでしょう
そうでしょうとも!
元老院議会の命令は
デグレアの民にとって
絶対の真実・・・
そして私は、その議会
によって派遣された
いわば、議会の代行者
なのです
兵を運用する権利は
私にもあるのですよ?
どうかお忘れなきよう
イオス特務隊長
く・・・っ
旧王国の権威主義
まだ、あの悪政が健在
だというのか・・・
上の命令は絶対か
どこも、似たような
ものなのね・・・
旧王国の権威主義
まだ、あの悪政が健在
だというのか・・・
くそったれが!
なにが、絶対の真実だ
そういう特権意識が
国ってもんをねじ曲げ
ちまうんだっ!!
言うな!!
俺は、デグレアの騎士
国家に属する騎士だ!
命令は必ず実行する
それだけが・・・
我が一族につけられた
反逆者という汚名を
そそぐ、唯一の方法
なのだ!!
反逆者、だって?
反逆者、ですって?
ルヴァイドさん・・・
貴方は・・・!?
この剣は、国のために
振るわれるのみ・・・
それが俺の・・・
絶対の真実なのだ!!
間違ってる・・・!
それって
間違ってる!
*n0・・・
だって、そうだろう?
それじゃあ、なんの
ために、個人の意志は
存在するんだよ!?
だって、そうでしょ?
それじゃあ、なんの
ために、個人の意志は
存在するのよ!?
人間は、組織のために
生きてるんじゃない
人間は、組織のために
生きてるんじゃない
人間を生かすために
組織は、存在してるん
じゃないかっ!?
人間を生かすために
組織は、存在してるん
じゃないのっ!?
感傷的ナ意見ダ・・・
言ったはずだろう?
利害というものは常に
表裏一体で存在すると
私たちと貴様らの利は
永遠に一致すること
などないのだ!
そんな・・・
そんな・・・
もはや、言葉は無用だ
大義のために・・・
貴様らをここで斬る!
それでいいのか!?
それでいいの!?
*n0・・・
本当にそれで、お前は
納得しているのか?
ルヴァイド!?
本当にそれで、あなた
納得できるの?
ルヴァイド!?
・・・・・・
俺は知っているんだ
貴方が、本当はこんな
戦いを望んでないって
ことを・・・
あたしは知ってるわ
貴方が、本当はこんな
戦いを望んでないって
ことを・・・
レルムの村の人たちの
墓前で、貴方はその罪
を悔いて、苦しんでた
じゃないか!?
レルムの村の人たちの
墓前で、貴方はその罪
を悔いて、苦しんでた
じゃないっ!?
!?
え・・・?
・・・・・・
ルヴァイド・・・
やはり、お前は・・・
思い出してくれよ?
その気持ちを・・・
思い出してよ?
その気持ちを・・・
言うな・・・っ
間違ってると思った
ことから目を背けちゃ
ダメなんだよ!?
間違ってると思った
ことから、目を背け
ちゃダメなのよ!?
黙れえぇぇっ!!
ルヴァイドさん!?
俺はデグレアの騎士だ
余計な迷いはいらぬ!
俺を惑わすな!!
見せてもらいましょう
貴方の、デグレアに
対する忠誠を・・・
どうやら、今は
戦うより他に、道は
ないようですね・・・
ハッ、上等だぜ?
今日こそ、白黒つけて
やるッ!!
*n0殿っ!
このままでは、敵兵が
ファナンに到達するで
ござるぞ!?
わかってる!
・・・でもっ!?
わかってるわよ!
・・・けどっ!?
ぐう・・・っ!
貴様らに、これ以上の
邪魔はさせぬ・・・
ファナンは黒の旅団が
制圧する!!
リューグ
ぐあああっ!?
リューグっ!
しっかりおしよっ!?
一命に替えても
ここは死守するぞ!
ゼルフィルド!!
心得タ・・・!
ダメです!?
これじゃ、追いかける
こともできませんっ!
所詮、僕たちの力では
これが限界だという
ことなのか・・・?
その調子ですよ・・・
もっともっと、苦しみ
もがきなさい?
自分たちの無力さを
存分にかみしめなさい
あっははははは・・・
ほーっほっほっほ!
!?
・・・油断大敵っ!
ですわっ!!
なんだとっ!?
ケルマ!?
ケルマ!?
ほほほ・・・まったく
だらしがないったら
ありませんわねえ?
*n0
よ、余計なお世話よっ
ま!助けてもらって
おきながら、なんて
失礼なのかしら
このチビジャリは!
ほう、金の派閥の
召喚師さんのお出まし
ですか・・・
ほーっほっほっほ!
その名も高き
ウォーデン家の当主
ケルマですわ
よぉく、おぼえておく
ことですわね?
北方の田舎軍隊ども!
カッコつけてる場合
じゃないってば!
ルウたちのことより
ファナンの街が・・・
心配は無用ですわ
伊達に、あの女も
ファナンの顧問召喚師
をしているわけでは
ないでしょうからね
え?
あらあらまあ・・・
ずいぶんと、大勢で
いらっしゃったもの
ですわねえ?
お迎えの準備をする
ほうの立場も、考えて
ほしかったんですけど
はあ・・・
仕方ありませんねぇ
あのー、もしもし?
ガルマちゃん?
お忙しいところ、面倒
かけて申しわけないん
ですけど・・・
ひとつ、どかーんと
地面を揺らしちゃって
くださいな?
な、なんだ!?
じじじ、地面がっ
揺れてるうぅぅっ!?
あわわわっ? ごっ
ご主人さまぁ~っ!!
地震かっ!?
いや・・・違う?
これは、サプレスの
高等召喚術!?
ぐらぐらぐら・・・
どっかーんっ♪
う~っ! あの女めぇ
思いっきり、ハメを
外しまくりやがり
ましたわねぇ・・・
は、ははは・・・っ
たった一発の召喚術で
軍隊を止めちゃった?
これが、お母さまの
本気の召喚術・・・
凄イ・・・
ナントイウ、破壊力ダ
うひゃひゃひゃ・・・
スゲエっ!
かっくいーっ!?
いやはや、まさか
ここまでの召喚術が
使えるとは・・・
ははは、これは
完全に計算違いですね
今ノ大地震ニヨッテ
我ガ軍ノ戦力ノ半数ガ
行動不能ニナッタ模様
作戦続行ハ、事実上
不可能カト・・・
おのれ・・・っ!
やはり、召喚術を無効
とせねば、我々に勝機
はないのか!?
軍団の再編を急げ!
負傷者を回収後、一時
離脱する!!
・・・異存はあるか
顧問召喚師殿?
仕方ないでしょう
今回は、私たちの負け
のようですし・・・
貴方の忠誠心も、一応
見せていただきました
からね?
ルヴァイド・・・
*n0よ
次で終わりだ・・・
この剣と黒騎士の名に
賭けて・・・
貴様たちを倒し、俺は
デグレアに勝利を
もたらしてみせる!!
黒騎士ルヴァイド
俺たちは、幾度も彼と戦い
ぶつかりあってきた
だけど・・・
今になってわかった
俺はなにも、彼のことを
知らなかった・・・
彼がまた、俺たちのことを
なにも知らなかったように
永遠に交わるはずがないと
信じていた平行線
それが一瞬だけ交差した
あの瞬間に・・・
俺は初めて、黒騎士の中に
ルヴァイドという人間を
見つけていた
俺たちとなにも変わらない
悲しいほど、ひたむきに
己の存在価値を貫こうと
する騎士の姿を・・・
黒騎士ルヴァイド・・・
今まで何度も何度も
刃を交えて戦っていたけど
あたしは、彼のことを
なにも知らなかった
彼も一人の人間だってこと
忘れていたの・・・
ルヴァイドには
ルヴァイドなりの
戦う理由があって
苦しみ続けていたんだ
今日、すこしだけ
その真実が見えた・・・
彼も悩んで、苦しんで
それでも自分の道を
歩き続ける人間なんだって
あたしたちと・・・
おんなじなんだって・・・
なんとか、デグレアを
追い払うことができて
よかったよ
なんとか、デグレアを
追い払うことができて
よかったわね
実際には、金の派閥の
ファミィ議長の介入が
勝負を決めたわけだが
ルヴァイドたちを牽制
できたことで、僕たち
なりに貢献できたろう
最初の頃に比べると
ずいぶん、まともに
戦えるようになってる
もんな・・・
最初の頃に比べると
ずいぶん、まともに
戦えるようになってる
もんね・・・
ああ、君もずいぶんと
成長したものだ・・・
そ、そうかなあ?
そっ、そうかな?
だが、油断はするな
*n0
デグレアの本隊を
負かしたわけじゃない
それに・・・
屍人使いたちが
今回の戦いに姿を見せ
なかったのも、僕には
気がかりだ・・・
敵も召喚術を使って
攻めて来れば、戦いは
もっと激しいものに
なるだろう
くれぐれも、鍛錬を
怠るなよ?
うん・・・
ええ・・・
あの三人は、どうして
この戦いに加わって
こなかったんだろう?
あの三人は、どうして
この戦いに加わって
こなかったのかしら?
ルヴァイドのこと
アメルは、どう思う?
ルヴァイドのこと
アメルは、どう思う?
あたしには、騎士の
在り方なんてものは
わからないです
でも・・・
あの人が、どこか無理
をしてるということは
感じとれました
うん、俺もそう感じた
黒騎士は、自分の心を
無理に殺そうとしてた
ような気がする・・・
うん、あたしも
そう思ってた
黒騎士は、自分の心を
無理に殺そうとしてた
ような気がする・・・
反逆者の汚名って
いったい、なんのこと
なんだろう?
反逆者の汚名って
いったい、なんのこと
なのかしら?
でも、思うんです
あの人は、ちゃんと
あたしたちの言葉を
受けとめてくれた
だから、きっと
戦う以外の方法で
わかりあえるはずです
あの人の心を縛りつけ
ているものさえ、断ち
きることができれば
きっと・・・
そうだな・・・
それさえわかれば
きっと・・・!
そうよね・・・
それさえわかれば
きっと・・・!
気ヅイテイマシタカ?
あるじ殿・・・
え?
へ?
今回ノでぐれあノ布陣
ノ中ニ、きゅらータチ
ガ加ワッテイナカッタ
トイウコトヲ
そういえば!?
そういえば!?
れいむニシテモ、最初
カラ参戦シテイタワケ
デハアリマセン・・・
絶妙ノたいみんぐデ
戦局ヲ変エヨウトシテ
キマシタ
アレハ、オソラク
計画的ナモノデス
それじゃあ
*n1は
レイムが・・・
味方であるルヴァイド
たちを、最初から利用
するつもりだったって
いうのか!?
それじゃあ
*n1は
レイムが・・・
味方であるルヴァイド
たちを、最初から利用
するつもりだったって
いうの!?
アクマデ、推測デハ
アリマスガ・・・
れいむト黒騎士ノ間ニ
見ラレタ確執ヲモトニ
考エレバ、アリ得ヌ話
デハナイデショウ
味方でさえも利用するなんて!?
まさか、そんな・・・
味方でさえも利用するなんて!?
まさか、そんな・・・
しかし、まあ
派手にやりやがったな
あの糸目オンナ・・・
悪魔の力で、大地震を
引き起こすとはなァ
うん、タダ者じゃない
とは思ってたけど
さすが、金の派閥の
議長だけはあるよなあ
うん、タダ者じゃない
とは思ってたけど
さすが、金の派閥の
議長だけはあるわね
ん?ちょっと待てよ
たしか、テメエらが
拾った召喚師のチビの
母親が、あのオンナ
なんだろう?
だったら、なんで
親子で違った系統の
召喚術を使うんだよ?
多分、父親譲りって
ことじゃないのかなあ
詳しいことは聞いた
ことないけど
多分、父親譲りって
ことじゃないのかなあ
詳しいことは聞いた
ことないけどね
ヒヒヒ・・・
なんか、複雑な背景が
ありそうだなァ?
下手に首を突っこん
だりするなよ?
*n1
下手に首を突っこむ
ものじゃないわよ?
*n1
ケッ!テメエが
言えた義理かァ?
そうじゃなくて!
一歩間違ったら、ほら
あの、ファミィさんを
敵に回すってことに
なるんだからな?
そうじゃなくて!
一歩間違ったら、ほら
あの、ファミィさんを
敵に回すってことに
なるのよ?
う・・・ッ
さすがの*n1も
ファミィさんに悪さは
できないだろうなあ
さすがの*n1も
ファミィさんに悪さは
できないわよねぇ?
*n1ね
きょう、はじめて
わかったよ・・・
くろいかげだって
おもってたのは
あのひとが・・・
こころ、とざすために
つくったもの・・・
つめたいって
かんじていたのは
あのひとの中から
あふれだしてきてる
つらい、きもち
だったの・・・
そうだったのか・・・
そっか・・・
でも、それじゃ
ダメだよ・・・
こころをとざしたら
なにも、みえなくなる
きこえなくなるの
前に、俺がなりかけた
あの状況と、同じって
ことだな?
前に、あたしがなり
かけたあの状況と
同じってこと?
・・・(こくん)
だれかが、ひらいて
あげなくちゃダメなの
そうじゃなきゃ
あのひと、ほんとうに
くらくて、つめたい
かげになっちゃう
のみこまれちゃうよ?
*n1は
そんなの、イヤだよ
おにいちゃん・・・
*n1は
そんなの、イヤだよ
おねえちゃん・・・
*n1・・・
どうすれば、黒騎士に
それを気づかせること
ができるんだろう?
どうすれば、黒騎士に
それを気づかせること
ができるのかしら?
よかったですねぇ
ファナンの街が無事で
うん・・・
だけど、結果だけなら
あれはファミィさんの
お手柄だよ
俺たちが、どれだけ
役に立ったのか・・・
ええっ・・・
だけど、結果だけなら
あれはファミィさんの
お手柄よ
あたしたちがどれだけ
役に立ったのか・・・
役に立ったに決まって
るじゃないですか!?
*n1?
みなさんがそれぞれ
一生懸命にがんばった
から、勝つことが
できたんです
役に立たなかった人
なんて一人もいません
ボクは、そう思います
うん・・・
そうだよな・・・
*n1の
言うとおりだよな?
うん・・・
そうかも・・・
*n1の
言うとおりよね
ええ!ですから
もっと自信をもって
くださいな、ご主人様
ご主人様には、笑顔が
一番似合っているん
ですから・・・ね?
*n1が
そう言ってくれると
なんか、すごく勇気
づけられるな・・・
*n1が
そう言ってくれると
なんか、すごく勇気
づけられるわね
議会の命令が絶対って
言われた時にさ・・・
フォルテ、本気で
怒ってたよな?
議会の命令が絶対って
言われた時さぁ・・・
フォルテ、本気で
怒ってなかった?
いやー、つい頭に
血が昇っちまってなあ
色男としては、あれは
失敗だったぜ
うん、うん・・・
あれは、デグレアだけ
に向けた言葉じゃ
なかったよね?
あれは、デグレアだけ
に向けた言葉じゃ
なかったよね?
・・・まあな
自由になるために
家を捨てたオレだがな
いざ、外に出てみりゃ
そんなものなんざ
どこにも、ありゃあ
しなかった・・・
そこで、ようやく
気づいたのさ
自由ってもんは、与え
られるもんじゃなくて
自分で作り出していく
もんだってな・・・
それを忘れなけりゃ
どこでだって、人間は
自由でいられるんだ
なんとなく、わかる
気がするな・・・
なんとなく、わかる
気がするかも・・・
俺も派閥で暮らしてた
時は、同じようなこと
考えてたし・・・
あたしも派閥で暮らし
てた時は、同じような
こと考えてたし・・・
だから、ああいう
連中を見ると、余計に
ムカついてくるのさ
自由になれることを
放棄したり、させたり
するような考え方は
オレとしちゃあ、認め
たくねーってこった
フォルテは本当に
自由ってものを大切に
思っているんだな
きっと・・・
フォルテは本当に
自由ってものを大切に
思っているのね
きっと・・・
もともと、私が記憶を
取り戻そうって考えて
いたのってね
自分が何者なのか
わからないってことが
こわかったからなの
うん、そうだね
きっと、俺も同じこと
考えると思う・・・
うん、そうよね
きっと、あたしも同じ
こと考えると思うわ
それからしばらくして
記憶がないまま、月日
を重ねていくうちにね
思い出せないことへの
恐怖とは逆に、今度は
思い出すことがこわく
なってきたのよ
記憶が戻った瞬間に
今の自分が、失われて
しまうんじゃないか
ってね・・・
・・・・・・
・・・・・・
でも、カイナちゃんと
一緒に過ごすように
なって、すこし考えが
変わってきたの
え?
え?
私がおぼえていない
過去の私は、あの子の
中にちゃんとあった
私が何者なのかって
問題は、それで充分に
解決してるじゃない?
あ・・・!
あ・・・!
それに、あの子は
変わってしまった私を
ねえさまって呼んで
くれてる・・・
昔の私だけじゃなく
今の私も、好きだって
言ってくれてるの
それに気がついたらね
なんか、こだわりが
なくなっちゃった?
ケイナ・・・
ケイナ・・・
無理に過去を取り戻さ
なくたって、今の私は
カイナを妹だって思う
ことができるもの
大将はね、ただ
それを私に気づかせて
くれただけ・・・
身勝手だと思う?
ううん・・・
そんなことないよ!
ううん・・・
そんなことないわ!
それもちゃんとした答えだと
俺は思うよケイナ・・・
それもちゃんとした
答えじゃないかしら
ケイナ・・・
もしかすると、僕は
自分をごまかそうと
してたのかもしれない
ロッカ?
父母の死に、間接的に
おじいさんが関与した
ことに腹を立てたん
じゃなくて・・・
今まで、それに気づき
もしなかった自分が
悔しかったのかも
しれません
それじゃ、爺さんを
恨む気持ちは?
それじゃ、おじいさん
を恨む気持ちは?
ないと言えば、嘘に
なります。でも・・・
リューグが言っていた
ように、あの人は自分
なりに責任をとろうと
してくれたんです
今まで黙っていたのも
僕たちのためを思って
のことでしょうし
こんなことですねたら
アメルにも笑われて
しまいますよ?
・・・だな?
・・・そうよね?
おじいさんとは、明日
もう一度、話してみる
つもりです
その前に、心配かけた
貴方に、ちゃんと報告
貴女に、ちゃんと報告
しておきたくて
心配をかけました
*n0
それから・・・
ありがとう
・・・うん!
・・・うん
どうなることかと思ったけど
ロッカが自分で答えを見つけて
くれてよかったよ
どうなることかと思ったけど
ロッカが自分で答えを見つけて
くれてよかったわ
リューグは、いつから
ご両親が亡くなられた
本当の理由に気づいて
いたんだ?
リューグは、いつから
ご両親が亡くなられた
本当の理由に気づいて
いたの?
変だと思ってたのは
かなり前からさ
後にも、先にも
あれから、村をはぐれ
が襲ったことは一度も
なかったしな
ジジイに原因があると
疑うのには、そう時間
はかからなかった
そうか・・・
そっか・・・
だから、俺は兄貴や
アメルのように
ジジイと接することが
できなかった
もしも、ジジイが
俺らの両親が死ぬ
きっかけを作ったんだ
としたら・・・
そんな奴に頼るのは
間違いだって、ガキの
頃から思ってたのさ
もしかして・・・
リューグが、強くなる
ことにこだわりを
もってるのって
・・・そうさ
俺は、早く自分の力で
生きられるように
なりたいと思っていた
それがねじまがって
こんなカタチになった
のかもしれねえな
今でも、そうなのか?
本当のことを知った今
やっぱり、リューグは
爺さんと一緒にいたく
ないって思うのか?
今でも、そうなの?
本当のことを知った今
やっぱり、リューグは
お爺さんと一緒にいた
くないって思うの?
・・・・・・
いてっ!?
あたっ!?
ハッ!?だったら
とっとと、おさらば
してるだろうがよ?
リューグ・・・
今の俺はもうガキじゃ
ねえんだ・・・
ジジイの気持ちぐらい
わかってやれるぜ
それにな・・・
アメルや、バカ兄貴を
ほっとけるかよ?
ああ・・・そっか?
そうだよな!?
リューグにしてみれば
心配だもんなっ?
ああ・・・そっか?
そうよね!?
リューグにしてみれば
心配だものね?
・・・あいつらよりも
むしろ今は、テメエが
一番心配なんだがな
へ?
ハッ!なんでも
ねえよッ!
っとに・・・
ニブイ女だぜ・・・
俺が心配しなくたって
リューグはとっくに
自分で答え、見つけて
いたんだな・・・
あたしが心配しなくて
もリューグはとっくに
自分で答え、見つけて
いたのね・・・
まさか、ケルマに
助けられるなんて
考えもしなかったよ
うん、正直
俺もびっくりしてる
だけど、考えてみれば
当然なんだよな
ケルマだって
金の派閥の人間なんだ
本部のある街が危機に
さらされてるのを
黙って見てるはずが
ないもんな?
ええ、正直
あたしも驚いたわ
だけど、考えてみれば
当然なのよね
ケルマだって金の派閥
の人間なんだもの
本部のある街が危機に
さらされてるのを
黙って見てるはずが
ないものね?
うん・・・
私ね・・・
金の派閥って、本当は
好きじゃなかったの
いつもいつもお互いの
足を引っ張ったり
お金儲けのことばかり
考えたりしてて
大きくなったら、私も
そうなるのかなって
ちょっと、不安だった
ミニス・・・
でも、違ったんだね?
金の派閥にだって
ちゃんとした仲間同士
のきずながあった
これからは、私
金の派閥にいることを
恥ずかしいなんて
思ったりしない!
本当に恥ずかしいのは
きっと、偏った見方
しかできてなかった
自分だって思うから
うん・・・
そうなのかもな・・・
うん・・・
そうなのかもね・・・
偏見をもたないように
するってことは、俺も
見習わなくちゃな
うん・・・!
偏見をもたないように
するってことは
あたしも
見習わなくちゃね
はあ・・・
海賊が襲ってきた時と
なぁんにも変わりゃ
しなかったね・・・
結局、ミニスの
おふくろさんに頼る
ことになっちまった
そんな風に考えなくて
いいんじゃないかな?
そんな風に考えなくて
いいんじゃない?
え?
黒の旅団を撤退させた
のは、ファミィさんの
召喚術だったけどさ
街を守ろうとした
気持ちなら、モーリン
や俺たちだって、負け
てないだろう?
黒の旅団を撤退させた
のは、ファミィさんの
召喚術だったけど
街を守ろうとした
気持ちなら、モーリン
やあたしたちだって
負けてないでしょ?
あ、あたりまえだろ
そんなのはっ!?
だったら、胸を
張ってたっていいん
じゃないかな?
周りがどう見るかって
ことより、大切なのは
自分がどう思えるか
ってことだと思う
だから、モーリンが
引け目を感じること
なんかないのさ
だったら、胸を
張ってたっていいん
じゃないのかしら?
周りがどう見るかって
ことより、大切なのは
自分がどう思えるか
ってことじゃない
だから、モーリンが
引け目を感じること
なんかないわ
うん・・・
そうかも、知れないね
それに、モーリンが
一生懸命だったことは
ちゃんと、俺が見てた
んだからさ・・・?
それに、モーリンが
一生懸命だったことは
ちゃんと、あたしも
見てたんだよ?
今回の戦いで、改めて
黒騎士の剣を見たが
以前にも増して
その技は、研ぎ澄ま
されておった
だが・・・
だが?
あの者の剣理は
捨て身となることで
力を増すものだ
それを考えたならば
あの男は今、自分の身
を案じていないという
ことにはならぬか?
あ!?
修行によって、その
境地に達したのならば
問題はない
だが、そうでなければ
あれは、死人の剣に
他ならぬ
死人の、剣・・・
振るう先に死人を作り
また、使い手さえも死
に導く、破滅の剣理で
ござるよ
今のままでは
遠からず、あの者は
死ぬことになろうな
そんな・・・
惜しいことでござるよ
なまじ、あれだけの
才能がありながら
ルヴァイドは・・・
そのことに、気づいて
いるんだろうか・・・
ルヴァイドは・・・
そのことに、気づいて
いるのかしら・・・
国家のため、ね・・・
ナショナリズムって
のは、どうも俺様の肌
にゃあわねえなあ
え? でも
レナードさんのやって
いた刑事ってものは
たしか、国に属して
犯罪者を捕まえるのが
仕事なんでしょう?
え? でも
レナードさんのやって
いた刑事ってものは
たしか、国に属して
犯罪者を捕まえるのが
仕事なんでしょ?
肩書きはそうだがな
じつは、俺様は一度も
そんなこと思ったこと
ないんだよなあ
ええ~っ!?
ええ~っ!?
・・・ふぃ~っ
ま、アレだ?
建て前と現場の認識は
違うってこった
俺様としちゃ、治安を
維持するために犯罪者
を取り締まるって意識
よりも・・・
そいつの被害にあった
連中の無念をなんとか
晴らしてやりたいって
気持ちが強いのさ
それって、人としては
正しいと思うけど
刑事として正しいの?
それって、人としては
正しいと思うけど
刑事として正しいの?
ハハハハ・・・
いいトシして、俺様が
まだ現場を走り回って
ることから考えりゃ
あんま、正しいとは
言えねえかもなあ?
う~ん・・・
むうぅ・・・
ま、だとしても
改めようって気持ちは
俺様には、さらさら
無いけどな
うん・・・
なんか、そのほうが
レナードさんらしい
気がするよ・・・
うん・・・
なんか、そのほうが
レナードさんらしい
気がするかも・・・
うーん・・・
本当にびっくりよね
まだ、ファミィさんの
使った召喚術について
感心してるのか?
まだ、ファミィさんの
使った召喚術について
感心してるの?
いいじゃない
おばあさまの教えしか
知らないルウには
他の人の召喚術を見る
ことは勉強になるの
なるほど・・・
なるほど・・・
召喚師の知識ってのは
家ごとに門外不出の
ものなんだから
こうやって、
常に探求心を
もつのが大事って
習わなかったの?
まあ、たしかに
派閥の違う召喚師には
そんな感じだけど
蒼の派閥同士だったら
今はそれほど秘密主義
には徹してないぜ
まあ、たしかに
派閥の違う召喚師には
そんな感じだけど
蒼の派閥同士だったら
今はそれほど秘密主義
には徹してないのよ
うそっ!?
本当だってば
本当だってば
ううーん・・・
理解できない・・・
昔ながらの召喚師からすれば
やっぱり派閥はおかしな所
だってことなのかなあ?
昔ながらの召喚師からすれば
やっぱり派閥はおかしな所
だってことなのかしら?
ケイナは、このまま
記憶が戻らなくても
構わないって言ってた
けど・・・
カイナは、それでも
いいの?
ケイナは、このまま
記憶が戻らなくても
構わないって言ってた
けど・・・
カイナは、それでも
いいの?
はい・・・
ねえさまの考えを
聞かされて、私なりに
納得できましたから
たしかに、ねえさまが
私やにいさまたちとの
思い出をなくしている
のはさびしいですよ
でも、思い出だったら
これから新しく作って
いくこともできると
思うんです
もう二度と会えないと
思っていたねえさまに
会うことができただけ
私は幸せなんです
本当に、鬼神さまに
感謝しないと・・・
カイナ・・・
それに、ねえさまは
私のことが好きだって
言ってくださいました
私もねえさまのことが
好きです・・・
今のねえさまも
昔のねえさまも
同じくらい好きだって
言えます
だから、今のままでも
私は平気なんです
そっか・・・
二人がそれでいいなら
もう、俺が心配する
必要はないよな?
二人がそれでいいなら
もう、あたしが心配
する必要はないわね?
ルヴァイドの置かれて
いる立場は、私にも
いくらか理解できたよ
騎士として国に仕えて
いくことは、時として
個人の感情を殺すこと
を要求されるからね
シャムロックにも
やっぱり、そういう
ことがあったの?
シャムロックにも
やっぱり、そういう
ことがあったの?
彼の立場に比べれば
とるに足らないような
ことではあるけれどね
命令に納得できずに
怒りをおぼえたことは
幾度となくあるよ
そうなんだ・・・
それに耐えられたのは
きっと、仕える領主を
信頼していられたから
なのかもしれないな
一騎士でしかない自分
の視点と、統治者たる
領主の視点は、当然
違ってくるものだ
間違っていると思えた
ことでも、後になって
必要だったと理解した
ことだって多かった
ルヴァイドは・・・
どうなんだろう・・・
やっぱり、なにかを
信じて、理不尽な命令
に従ってるのかな?
ルヴァイドは・・・
どうなのかしら・・・
やっぱり、なにかを
信じて、理不尽な命令
に従ってるのかな?
そこまではわからない
が、個人の意志よりも
もっと大きななにかを
黒騎士は背負っている
そんな気がするよ
反逆者の汚名・・・
それが黒騎士の背負っている
ものの正体なんだろうな
反逆者の汚名・・・
それが黒騎士の背負っている
ものの正体なのかもね
そりゃあ、私だって
人に雇われて仕事を
してる身ですよ?
バイト先で無茶なこと
言われるのは
日常茶飯事ですし・・
暗殺者ギルドに
属してた頃なんか
それこそ命令には
絶対服従してました
でもね・・・
それじゃ、やっぱり
いけないんですよ
パッフェルさん?
職務に忠実であるのは
大切だと思う。だけど
言われたことを、ただ
実行するのとは違う
命令だから、
実行するって
いう論理はね
命令にかこつけて
あらゆる責任を放棄
してることと、なにも
変わりはしないから
!!
今の黒騎士は、かつて
の私なんです・・・
規律と意志の間で
板ばさみになって
もがき続けている状態
どちらを最後に選ぶの
かは、あの人次第です
けど・・・
どちらを選んだって
間違いなく、あの人は
なにかを失うことに
なるでしょうね
きっと・・・
失うもの、か・・・
パッフェルさんもやっぱり
なにかを失ったんだろうか?
失うもの、か・・・
パッフェルさんもやっぱり
なにかを失ったのかしら?
黒騎士の持つ信念が
間違っているとは
私は思いません
命令に忠実であること
騎士にしろ、シノビに
しろ、これは守るべき
大前提ですからね
それは、たしかに
そうなんだろうけど
でも・・・
理不尽な命令に従って
動くなんて、やっぱり
おかしいよ!?
それは、たしかに
そうなんでしょうけど
でも・・・
理不尽な命令に従って
動くなんて、やっぱり
おかしいわ!?
誰かに仕えることを
選んだ時点で、それは
覚悟しておかねば
ならぬことなのです
それが納得できぬなら
最初からそういう立場
に身をおかなければ
いいだけのこと
そんな・・・
厳しいようですが
組織に属するという
ことは、それだけ大変
なことなのです
それに、これは
組織だけに限ったこと
ではありませんよ?
生きるということは
様々な理不尽と向かい
あっていくということ
その全てに反発だけ
していては、とうてい
生きてはいけません
俺には・・・
納得できないよ・・・
あたしには・・・
納得できないよ・・・
当然でしょうね
私のこの言葉もまた
貴方が向かい合う
貴女が向かい合う
理不尽のひとつです
それを受け入れるか
しりぞけるか、全ては
貴方自身が決めるべき
貴女自身が決めるべき
ことなのですから
シオンさん・・・
自分なりの価値観を
作り上げていくこと
それが、大人になると
いうことなのかも
しれませんね・・・
俺だけの・・・
価値観、か・・・
あたしだけの・・・
価値観、か・・・
ミニスの
おかあさんって、
すごいんだねえ
ああ、さすがは
金の派閥で議長を
してるだけあるよなあ
よほどの力の持ち主
じゃなけりゃ、あんな
芸当できないもんな
ええ、さすがは
金の派閥で議長を
してるだけあるわね
よほどの力の持ち主
じゃなくちゃ、あんな
芸当できないもの
うんうん♪
すっごい力だよねえ
だって、地面を
あんなにぐらぐらって
揺らせるんだもん
どうすれば、あんなに
力持ちになれるの
かなあ・・・?
へ?
へ?
すごいなあ・・・
あのな、ユエル?
力ってのは、そういう
意味じゃなくて・・・
あのね、ユエル?
力ってのは、そういう
意味じゃなくて・・・
いくら力持ちでも
地面を揺するなんて
芸当は無理だってばさ
そもそも・・・
いくら力持ちでも
地面を揺するなんて
芸当は無理だってば
まったく・・・
まさか、こんな形で
奴の息子と戦うことに
なるとはな・・・
戦うって決めたこと
後悔してる?
戦うって決めたこと
後悔してるんですか?
いや、それはない
むしろ、ルヴァイドが
この戦いに関わってる
というのならば
放っておくわけには
いかぬ
我が友も、きっと
それを望んでおること
だろうしな・・・
鷹翼将軍レディウス
か・・・
鷹翼将軍レディウス
もう一人、デグレアの
双将・・・
反逆者の汚名をそそぐ
と、ルヴァイドは
言ったが
わしの知る限りでは
レディウスはそんな
ことをする男では
なかった・・・
元老院議会の決定に
反発していたわしを
なだめてくれるような
人物だったのだ
いったい、なにが
あったんだろう?
いったい、なにが
あったのかしら?
わからぬ・・・
だが、それがわしの
不在と関わっている
のは違いあるまい
爺さん・・・?
おじいさん・・・?
心配するな、わしは
もう必要以上に自分を
責めたりはせん
しっかりと真実を
見極めてみせる
つぐないは、それから
考えよう・・・
・・・うん!
爺さん、ちゃんと
わかってくれてたんだ
よかった・・・
おじいさん、ちゃんと
わかってくれてたんだ
よかった・・・

scn119

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
あれ以来、デグレアは
ファナンに攻めてくる
様子がないけど
あきらめたのかな?
あきらめたのかしら?
そんなわけないだろう
まったく・・・
あるじ殿・・・
イクラナンデモ
ソレハ・・・
テメエ、本気で
バカか?
うう・・・
むぅ・・・
敵の部隊そのものは
スルゼン砦の付近へと
布陣したままです
戦意がなくなったとは
考えにくいですね
おそらく、彼らは
本国に指示をあおいで
いるのではない
でしょうか?
その可能性は、大いに
あり得るな・・・
今までの調子でイケる
と思ってたところが
どっこい、ファナンは
そうはいかなかった
さぞかし、途方に
暮れちまってること
だろうさ
いくら大軍を投じても
召喚術に対する対策が
なければ
先日の二の舞になって
しまいますからね
そうよねぇ・・・
あんなものを見せられ
ちゃったら、そうそう
気軽に攻めこんだりは
できないわよねぇ?
ぐらぐらぐら、の
どっか~ん!
だもんね
召喚術ってのが
戦いの行方をこうも
左右するもんだとはな
ふふ~ん
どう?すこしは
見直したりした?
ハッ!
まあ、な・・・
だけど、いちいち
遠くのデグレアまで
おうかがいを立てに
いくなんて
えらく、面倒だって
思うけどねえ?
デグレアの政治は全て
議会での決議によって
決定されるものらしい
その手続きを無視して
行動することは、絶対
許されないと聞く
ルヴァイドたちが
言ってた、
元老院議会って
ヤツのことか
いったい、それって
なんなんだよ?
ルヴァイドたちが
言ってた、
元老院議会って
ヤツのことね
いったい、それって
なんなの?
くわしいことは
僕よりも、騎士である
彼らに説明してもらう
ほうがいいだろう
元老院議会とは
旧王国がまだ、王国と
呼ばれていた時代の
遺臣たちの集まりだ
デグレアの成立時に
貢献したことから
家々ごとに強い発言力
をもっていて
聖王国を打倒して
かつての王国を再興
するために、政治を
しきっているという
わしに言わせれば
ただ権力にしがみつく
ことしか考えておらぬ
輩だよ・・・
だけど、それって
聖王国の領主制度と
あんまり変わらない気
がするけど・・・?
だけど、それって
聖王国の領主制度と
あんまり変わらない気
がするけど・・・?
たしかにな
だが、やり方がもっと
徹底してるんだよ
たとえば・・・
職業や住む場所を
変えるのにも
いちいち、許可が必要
になったりな
ええっ!?
バイト変えるたびに
許可がいるなんて
冗談じゃありませんよ
ホント・・・!
特に結婚には厳しい
双方の家柄に釣り合い
がとれていなければ
いくら好きあおうとも
絶対に、夫婦には
なれんのだ
そんなことまで・・・
帝国の政治形式を
もっと厳しくしたよう
なものだな
帝国も、もともとは
旧王国から派生した
国家だからね
だったらさ・・・
その元老院議会っての
をなんとかしなくちゃ
戦争は終わらないって
ことじゃないか!?
だったら・・・
その元老院議会っての
をなんとかしなくちゃ
戦争は終わらないって
ことじゃないの!?
だから、前々から
そう言ってただろう?
僕たちの敵は、国家
そのものだと
どうすれば
あきらめてくださるん
でしょうか?
完全に勝ち目がないと
わからせるまで、戦う
より他にあるまい
・・・だな
でも、それじゃ
それまでに大勢の人が
傷ついてしまいます!
たしかに、そうだ
だがな、嬢ちゃん
それは仕方がないこと
だろうよ
話し合いで解決でき
ねえから、戦争なんて
もんをおっ始めたんだ
話を聞く気がありゃあ
いきなり、ドンパチ
なんてしかけねえぜ?
そうですね・・・
あめる殿
コレガ戦争ナノデス
聞き分けろよなぁ
ガキじゃねェんだから
だからって、話しあう
ことをあきらめるのは
間違ってます!?
あきらめたら・・・
そこで、もうおしまい
じゃないですか・・・
おねえちゃん・・・
アメルさん・・・
話し合おうにも
我々は、あまりに
向こうの内情を知ら
なさすぎます
せめて、元老院の連中
の意図が、どのあたり
にあるのか知ることが
できればな・・・
・・・・・・
だったら、俺たちで
それを調べることは
できないかな?
・・・・・・
だったら、
それをあたしたちで
調べるってのは
どう?
なっ!?
・・・!
あ、あのなー・・・
ダメなの?
*n1
とっても
いいとおもうけど
さすがご主人さま!
それは名案ですよ
君はバカか!?
そんな思いつきだけで
考えたことが、できる
はずないだろう!?
いえ・・・
あながち、不可能だと
決めつけることは
できませんよ?
シオンさん?
デグレアが聖王国への
侵攻を最優先している
というのならば
自国に向ける目は
そのぶん、弱くなって
いて当然のはずです
忍び込むことは
それほど困難ではない
かもしれません
思いつきだけで
言ってるんじゃないさ
トライドラを制圧して
自国の安全を確保した
今なら・・・
デグレアの目は聖王国
ばかり見てるはずだ
忍び込むことも、無理
じゃないと思うんだ
思いつきだけで
言ってるんじゃないわ
トライドラを制圧して
自国の安全を確保した
今なら・・・
デグレアの目は聖王国
ばかり見てるはずよ
忍び込むことも、無理
じゃないと思うの
そうだよね
パッフェルさん?
そうでしょ
パッフェルさん?
な!?
なんで、私に同意を
求めるですかー!?
そういえば
パッフェルさんは
そうしたことがお得意
だったですよね?
む~・・・っ
たしかに、不可能じゃ
ないとは思うですけど
ね~・・・
今まで、俺たちは
デグレアに対して
受け身の行動しか
とってなかった
だけど、これから先は
それだけじゃダメだと
思うんだよ
俺たちの最大の武器は
なににも束縛されて
いないってことだろ?
今まで、あたしたちは
デグレアに対して
受け身の行動しか
とってなかった
でも、これから先は
それだけじゃダメだと
思うの
あたしたちの最大の
武器はなににも束縛
されてないって
ことでしょ?
・・・!
だったら、それを
生かして戦ったほうが
いいに決まってる!
デグレアの動きを
調べるってことは、今
俺たちにしかできない
ことじゃないか!?
だったら、それを
生かして戦ったほうが
いいに決まってるもの
デグレアの動きを
調べるってことは、今
あたしたちにしかでき
ないことじゃない?
たしかに・・・
いや、しかし・・・
ソレハ、確カニ
一理アリマス
迷ってたって
今は仕方がないです!
こういうときは
行動あるのみです!
彼の考えに
彼女の考えに
私は賛成です
多分、俺たちがいなく
たって、ファナンは
そう簡単には負けたり
しないはずだ
俺は、そう信じてる
多分、あたしたちが
いなくても、ファナン
はそう簡単に負けたり
しないはずよ
あたしはそう信じてる
*n0・・・
うん・・・
そうだねっ!
止めてもムダかよ
・・・ったく!
*n1も・・・
そうおもう・・・
デグレアに行こう!
行って、俺たちの目で
真実を見届けるんだ
デグレアに
行きましょう!
行って、あたしたちの
目で真実を
見届けるのよ
ええ!
なるほど・・・
たしかに、デグレアに
ついての情報は必要に
なるでしょうね
さすがは
*n0くん
目のつけどころが
違いますわね
さすがは
*n0ちゃん
目のつけどころが
違いますわね
単に無茶苦茶なだけ
だと思うけど・・・
あら? ミニスちゃん
男の魅力は、どれだけ
冒険できるかってこと
じゃないかしら
ほーっほっほっほ
それがわからないとは
まだまだ、お子ちゃま
ですわねぇ?
む~っ!
私も、もうちょっと
若かったら・・・
*n0くんに
強引にくっついて
いったでしょうに
残念ですこと
お、お母さまっ!?
うふふふっ
そ、それはさておきと
して・・・っ
そんなわけで
ファミィさんから街道
の通行許可をいただき
たいんです
そんなわけで
ファミィさんから街道
の通行許可をいただき
たいんです
お安いご用よ
さっそく今、許可書を
作ってさしあげるわ
私たちがいない間
ファナンの街のことは
任せたからねっ?
ケルマ・・・
ふん、誰に向かって
そのようなことを口に
しているつもりかしら
そっちこそ、せいぜい
ケガして泣いたり
しないよう、気をつけ
なさいな?
はい、お待たせ
それじゃ、気をつけて
いってらっしゃいな
はい、わかりました
あ、ちょっと!
*n0・・・
ん?どしたの
ケルマ?
今回の調査には
あの、その・・・
カザミネ様も、ご一緒
されるんでしょう?
そうよ
でしたら・・・!
ケルマが、ご無事を
願っております、と
貴女の口から、伝えて
おいてくださいませ
それは構わないけど
どうせなら、直接
言ってあげればいい
じゃない?
だって・・・
ご迷惑になるじゃあ
ありませんの
私、悟りましたの
カザミネ様は、流れる
雲のように自由な御方
とどめておくことが
無理ならば、せめて
遠くから見つめて
いたいと思うのです
ケルマ・・・
貴女、本気なのね
・・・わかったわ
ちゃんと、彼には
伝えておくから
約束ですわよ?
うん、女と女の約束!
あ゛・・・
あれ? ルウが
買い食いだなんて
珍しいな
あれ? ルウが
買い食いだなんて
珍しいわね
た、たまたまだから!
いつも、こんなに
いっぱいお菓子なんて
食べないのよっ?
別にいいのに・・・
だけど、たしかに
持ってる食べ物は
どれも甘そうなもの
ばっかりだな
だけど、たしかに
持ってる食べ物は
どれも甘そうなもの
ばかりね
ルウみたいに、頭を
使いっぱなしにすると
甘いものが欲しくなる
ものなのよ
どこかで、誰かが
言ってたようなセリフ
だよなあ・・・?
どこかで、誰かが
言ってたようなセリフ
よねぇ・・・?
だったら、パッフェル
さんのところのケーキ
食べてみたかい?
だったら、パッフェル
さんのところのケーキ
食べてみた?
・・・けーき?
もしかして、ケーキを
知らないのか?
もしかして、ケーキを
知らないの?
し、知ってるわよぉ!
たしか、お誕生日の
お祝いとかに食べる
ヤツでしょう?
食べたことは・・・
ないケド・・・
別に、誕生日に限らず
食べていいものなんだ
けどね
別に、誕生日に限らず
食べていいものなんだ
けどね
そうなのっ!?
・・・って、ちょっと
ルウっ!?
・・・って、ちょっと
ルウっ!?
ルウ
それ、あげるから!
食べちゃっていいから
それじゃあっ!
そう言われても・・・
俺一人じゃ、こんなに
食べれないってば!?
そう言われても・・・
あたし一人でこんなに
食べきれないってば?
もぉ・・・
自由な立場だから
できること・・・か
言われるまで、私には
思いもつかなかった
発想だな
やろうとしてることが
無茶だってのは、また
別だろうけどね
それでも
やらないよりは、絶対
やってみるべきだと
俺は思うから・・・
やろうとしてることが
無茶なのは、ご愛敬ね
それでも
やらないよりは、絶対
やってみるべきだって
あたしは思ったの
その考え方には、私も
賛成するよ
自由な立場、か
私のような騎士には
本来、あり得ざるべき
ものだよ
誰かに仕えてこその
騎士だからね
・・・・・・
ただ、こうして亡国の
騎士となって、黒騎士
の葛藤を見ることに
なって・・・
今は、正直・・・
わからなくなっている
騎士というものが
どうあるべきものか
なんのためにあるべき
ものなのか
シャムロック・・・
・・・ははは
すまない、愚痴に
なってしまったな?
まさか、君の口から
あんな建設的な意見が
出てくるとはな
じゃあ、ネスも俺の
考えに賛成してくれる
んだな?
じゃあ、ネスもあたし
の考えに賛成して
くれるのね?
思いつきそのものは
たしかに、有益なもの
だったからな・・・
ただ、問題はそれを
本当に実行できるのか
ということだ
きっと大丈夫さ!
今までだって、俺たち
無茶だと思うことでも
やり遂げたんだ
今回だって、きっと
うまくいくよ
きっと大丈夫よ!
今までだって、あたし
たちは無茶なことを
やり遂げたんだもの
今回だって、きっと
うまくいくわよ
不思議だな・・・
言ってることは
昔と同じで、無茶苦茶
だっていうのに
今は、心配より先に
妙な安心感を感じて
しまうよ
ネス・・・
もっとも・・・
単に、僕が場慣れを
してしまっただけなの
かもしれんがな?
・・・ううっ
・・・むーっ
しかし、不思議なもの
ですね・・・
ばらばらに動いていた
はずの私たちが
*n0さんを
きっかけにして
こうしてまた、同じ
目的をめざすことに
なるなんて・・・
まこと、縁とは異な
ものでござるよ
ええ、まるで
サイジェントの時と
同じですね・・・
*n0さんは
まだまだ未熟です
ですが、そのひたむき
な気持ちが・・・
知らず知らずに
私たちをつき動かして
しまう・・・
本人は、きっと
自覚していないので
しょうけれどね
シオン殿は、かなり
*n0殿に
いれこんでおられる
ように思えるが
そうかもしれませんね
たしかに・・・
はい、どうぞ?
あれ? なんだか
珍しい顔ぶれが揃って
いるけど・・・
なにを話してたの?
あらま? なんだか
珍しい顔ぶれが揃って
るけど・・・
なにを話してたの?
え、えーっと・・・
昔話に、華を咲かせて
いただけですよ
サイジェントの話?
だったら、俺にも
聞かせてほしいなあ?
サイジェントの話?
だったら、あたしにも
聞かせてほしいなあ?
ええ、いいですとも
さあどうぞ・・・
元老院議会か・・・
わしには、あまり良い
思い出はないな
けど、デグレアに住む
人たちは、そのやり方
に納得してるんじゃ
ないの?
本当に不満だったら
反抗するはずだし
けど、デグレアに住む
人たちは、そのやり方
に納得してるんじゃ
ないの?
本当に不満だったら
反抗するはずだし
そうだな・・・
それが、なによりの
問題なのかもしれん
大絶壁と、険しい山々
に囲まれたあの街には
外部から訪れる者が
ほとんどおらぬ
だから、古くからの
しきたりに誰もが疑問
を抱かなくなって
しまっておるのさ
偉そうに非難しておる
わしとて、戦の中で
初めて自国の問題点に
気づいたのだ
あの街で普通に暮らす
者たちに、同じことを
求めるのは酷という
ものだろうな・・・
そっか・・・
あれが、デグレアか
あれが、デグレアね
まさか、この目でまた
故郷の街を見ることに
なるとはな・・・
この街で、おじいさん
は暮らしていたのね
まさに「崖城都市」と
呼ばれるにふさわしい
姿だな・・・
ここから、全てが
始まったってわけかよ
・・・くしゅん!
な、なんか・・・
すっごく寒くないっ?
ど、ど、ど、ど・・・
同感、かも・・・っ
ああ、ほら
二人とも、そんな
カッコじゃ風邪を
引いちゃうわよ?
雪が、積もってるん
ですものね
なんだい
だらしないねぇ?
二人とも
モーリンと一緒に
しないでよぉ?
あうううう・・・
君の目論見どおり
ここまでは、うまく
来ることができたが
ここから先は
どうするつもりだ?
警備の手薄な場所を
探して、そこから中に
入り込むよ
警備の手薄な場所を
探して、そこから中に
入りましょう
それしかないですねー
さすがに正門の警備は
キツそうですし・・・
どっちにしろ、こうも
大勢で行くわけには
いかねーぜ?
わかってる・・・
みんなは、ここで
待っててくれればいい
わかってるわ・・・
みんなは、ここで
待っててくれればいい
行くのは・・・
シオンさんと俺だけで
充分だ
行くのは・・・
シオンさんとあたしで
充分よ
なんだって!?
あるじ殿
ソレハ、アマリニモ
無茶デス!?
ご主人さまっ
無茶ですよぉっ!?
やはり、そのつもり
でしたか・・・
言い出したのは
俺だからね
言い出しっぺは
あたしだもの
だからって、君は
素人じゃないか!?
心配するなよ
こう見えても、伊達に
脱走ばっかりしてた
わけじゃないさ
身の軽さだったら
結構、自信あるんだぜ
心配しないで
こう見えても、伊達に
脱走ばっかりしてた
わけじゃないわ
身の軽さだったら
結構、自信あるのよ♪
しかし・・・
止めても無駄ですよ
ネスティさん
彼を信じて
おあげなさい?
信じておあげなさい?
・・・・・・
*n0
気をつけてくださいね
うん、ありがとう
アメル
うん、ありがとう
アメル
おい、メガネ?
こいつが言い出したら
聞かねェバカなのは
テメエが一番よく
知ってんだろうが?
・・・・・・
シオンさん・・・
このお調子者を
どうかよろしく
お願いします
かしこまりました
では、行きましょうか
気をつけてな
・・・うん!
・・・うん!
言い出したのは俺
だからね
パッフェルさんと
俺だけで行くよ
言い出しっぺは
あたしだもの
パッフェルさんと
あたしだけで行くわ
無茶だ!?
君は、素人じゃ
ないか!?
心配するなよ
こう見えても、伊達に
脱走ばっかりしてた
わけじゃないさ
身の軽さだったら
結構、自信あるんだぜ
心配しないで
こう見えても、伊達に
脱走ばっかりしてた
わけじゃないわ
身の軽さだったら
結構、自信あるのよ♪
そういう問題じゃあ
ないだろう!?
あるじ殿
ソレハ、アマリニモ
無茶デス!?
ご主人さまっ
無茶ですよぉっ!?
そうですよ!?
私一人ならともかく
*n0さんの
身の安全までは保証
できませんよ!?
わかってる・・・
わかってるわ・・・
わかってるって
言われても・・・
俺は、自分の目で
たしかめたいんだ
今まで、俺たちが
戦ってきたものの姿を
どうしても、この目で
たしかめたいんだよ!
あたしは、自分の目で
たしかめたいのよ
今まで、あたしたちが
戦ってきたものの姿を
どうしても、この目で
たしかめたいのよ!
・・・とはいえ
意気ごみだけでは
真実をたしかめられは
しませんよ?
え? この声は・・・
ガルルル・・・って
あれ?このニオイ
ユエル、知ってる!?
こんにちは、みなさん
シオンさん!?
な、なんで・・・
シオンの大将がこんな
場所にいるの?
そ、それよりも・・・
この人、今、なんにも
ない所から、いきなり
出てきたよっ!?
その格好・・・
大将、あんた
いったい・・・?
シオン殿はな
シルターンの忍の者
なのでござるよ
シノビだって!?
シノビですって!?
シノビって・・・
ジャパニーズニンジャ
ってことかい!?
たしか、不思議な術を
会得した、シルターン
の暗殺者と記憶して
いますが・・・
ちょっと、カザミネ
キミ、どうしてそんな
こと知ってるのよ?
シオンさんもまた
私たちと共に魔王と
戦った仲間だからです
なんだって!?
そんじゃ、あんたたち
最初っから、知ってて
黙ってたのかい?
シノビというものは
その正体を悟らせずに
活動するもの
お二人には、私から
黙っていてもらうよう
お願いしていたんです
ひゃあ・・・
私も、ちっとも気づき
ませんでしたよ・・・
ギブソン殿とミモザ殿
からも、そう頼まれて
いましたしね
先輩たちが?
ええ
みなさんのことを
陰から見守りながら
いざという時には
それとなく助けるよう
頼まれていたんです
もっとも、私が力を
使ったのは、最初だけ
でしたがね・・・
それじゃ、黒の旅団に
包囲されたあの時
不思議な霧を使って
俺たちを助けてくれた
のは、大将!?
不思議な霧を使って
あたしたちを助けて
くれたのは、大将!?
そういうことです
先輩たちは、そこまで
僕らを気づかっていて
くれたのか・・・
しかし、シオン殿
どうして今になって
正体を明かしたりした
のでござるか?
一部始終を拝見させて
もらいましたが
このままでは
*n0さんを
止められそうにもない
と思いましてね
大将も、俺が行くのに
反対するのかい?
大将も、あたしが行く
のに反対?
いいえ、その逆です
私は、貴方が目的を
私は、貴女が目的を
果たすために、ご助力
させていただきます
それだけの覚悟を
貴方はもっているよう
貴女はもっているよう
ですからね
大将・・・
しかし・・・
止めても無駄ですよ
ネスティさん
彼を信じて
おあげなさい?
信じておあげなさい?
・・・・・・
*n0
気をつけてくださいね
うん、ありがとう
アメル
うん、ありがとう
アメル
おい、メガネ?
こいつが言い出したら
聞かねェバカなのは
テメエが一番よく
知ってんだろうが?
・・・・・・
シオンさん・・・
このお調子者を
どうかよろしく
お願いします
かしこまりました
では、行きましょうか
気をつけてな
・・・うん!
・・・うん!
妙ですね・・・
戦争を仕掛けている
最中だというのに
城内が静かすぎます
まるで、人の気配が
しません
トライドラの時と
同じだ・・・
トライドラの時と
同じだわ・・・
あの時も、こんな風に
不気味な静けさに
包まれていた・・・
あの時も、こんな風に
不気味な静けさに
包まれてた・・・
長居は無用ということ
かもしれません
急ぎましょう?
会議室はあちらです
うん
ええ
誰もいないみたい
だけど・・・
いえ・・・
あそこをご覧なさい?
な・・・っ!?
あそこに倒れてるのは
元老院の議員たちじゃ
ないのか?
それに・・・
それを見下ろしている
あいつらは・・・!?
あ・・・っ!?
あそこに倒れてるのは
元老院の議員たちじゃ
ないの?
それに・・・
それを見下ろしている
あいつら・・・!?
むう・・・
いくら、この街の気候
が寒くとも、さすがに
年月が経ちすぎたわ
そろそろ、こいつらの
身体もガタがきておる
しょせんはナマモノ
ですからな・・・
ここまで使えただけで
よしとするべきかと
それに比べてさァ
ルヴァイドちゃんたら
意外と使えないよねェ
大口を叩くわりに
我らの加勢なしでは
街ひとつおとすことも
できぬではないか
まあまあ、二人とも
そう責めるものでも
ないでしょう
戦いが長引くほうが
我々にとっては都合が
いいのです
それにあの男の価値は
武人としての力量より
その愚直さにあるの
ですから・・・
キャハハハッ!
ホント、かわいいよね
黒騎士サマったら!
自分に命令している
元老院議会が、屍人の
集まりだってことさえ
気づかないんだもん
クククク・・・
まして、反逆者として
処刑されたという
御自分の父親が・・
真実に気づき、たった
一人で我らに挑んで
返り討ちにされたとは
思いもしますまい?
カーッカッカッカ!
まさに、親子そろって
愚かなことよ・・・
なんてことだ・・・
デグレアが、あいつら
に乗っ取られていた
なんて・・・!?
黒騎士たちは・・・
そうとは知らないで
連中に操られている
っていうのか!?
なんてこと・・・
デグレアが、あいつら
に乗っ取られていた
なんて・・・!?
黒騎士たちは・・・
そうとは知らないで
連中に操られている
っていうの!?
・・・くそぉっ!!
・・・そんなっ!!
そこにいるのは
誰ですかっ!?
しまった!?
ひきあげますよ!
*n0
ケホッ!ゲホッ!
なによ、この煙っ!?
ムカつくうぅぅっ!!
見たか、キュラーよ?
ええ、今のはたしかに
我々の邪魔をしてきた
あの召喚師・・・
逃がすわけには
まいりますまい!
デグレアの民よ・・・
かりそめの眠りから
今、ここによみがえれ
この街にまぎれこんだ
命ある者をひっ捕らえ
我が前へと連れて
くるのだッ!!
ガアァァァァッ!!
やっぱり、デグレアの
人たちもみんな屍人
や鬼に変えられていた
のか・・・!?
やっぱり、デグレアの
人たちもみんな屍人
や鬼に変えられていた
のね・・・!?
道理で、気配が
読みとれないはずです
すいません・・・
俺が、ドジったせいで
すいません・・・
あたしのドジのせいで
弁解など、今はなんの
役にも立ちませんよ
それよりも、ここから
逃げることに全力を
傾けなさい!
・・・はいっ!
*n0!
ふせてっ!!
くたばりやがれっ!?
ゾンビどもがぁ!!
貴方たちみたいな
お客さんは、当店では
お断りですうっ!!
みんな・・・!?
あるじ殿、ゴ無事デ?
お~っ!どうやら
くたばっちゃいねェ
ようだなァ?
おにいちゃん?
大丈夫!?
おねえちゃん?
大丈夫!?
ご主人さま!
大丈夫ですか?
待ってるだけってのは
どーも、性にあわなく
ってなあ・・・
パッフェルさんに
お願いして、こっそり
街の様子を調べて
もらったんです
そしたら、スルゼン砦
の時とおんなじじゃあ
ないですか・・・
ヤバイって思ったんで
こうして、助っ人の
出前にきたわけですよ
ハイ
ほう、わざわざ
集まってくれるとは
手間が省けますな
キュラー!?
それに、ビーニャ!
ガレアノも!!
元老院議会ってのは
こいつらに乗っ取られ
ていたんだ・・・
元老院議会ってのは
こいつらに乗っ取られ
ていたのよ・・・
黒騎士たちは
こいつらにだまされて
操られているんだよ!
黒騎士たちは
こいつらにだまされて
操られているのよ!
なんだって!?
貴様ら・・・
よくも、そのような
ことを・・・!!
キャハハハッ!!
今さら悔しがっても
手遅れだよォ?
貴方たちにはここで
死んでもらいます
『鍵』となる娘だけは
こちらにいただかせて
もらうがなぁ!?
みなさん!
まともに戦っては
数でかないませんっ!
目くらましの霧を
使います
そのうちに・・・
・・・オンッ!
みんな、逃げるぞ!?
みんな逃げるわよ!?
もォォォっ!?
また、煙にまくなんて
ムカつきまくりィっ!
絶対に、逃がしては
なりませんよ!
あいつら、まだ
追いかけてくる!?
ハッ!しつけえ
野郎共だぜッ・・・
カザミネ殿っ!
・・・心得た!
キエェェェェェッ!!
なッ、なんだとッ!?
城門を・・・
まっぷたつに!?
さあ、今のうちです!
シオンの大将の目くらましと
カザミネさんの機転によって
俺たちは、屍人たちの街と
化した崖城都市から、無事に
逃げ出すことができた
デグレアに巣食っていた闇
そのあまりの大きさに
俺たちは戦りつを感じていた
元老院議会を牛耳ることで
あの三人の召喚師は、なにを
企んでいるのだろうか?
はっきりと言えるのは
彼らが、俺たちにとっての
本当の敵だということ
そして、ルヴァイドたちは
彼らの手で踊らされていた
だけの存在だったということ
彼らの忠誠は、けして
報われないのだ・・・
シオンの大将の目くらましと
カザミネさんの機転によって
あたしたちは、屍人の街と
化した崖城都市から、無事に
逃げ出すことができた
デグレアに巣食っていた闇
その大きさは、あたしの
想像をこえていた
元老院議会を牛耳っていた
あの三人の召喚師は、なにを
企んでるのだろう?
はっきりと言えるのは
彼らが、あたしたちに
とっての本当の敵ってこと
そして、ルヴァイドたちは
彼らの手で踊らされていた
だけの存在だったということ
そんな彼らに、あたしは
哀れみを感じていた・・・
デグレアという国
そのものが、屍人使い
たちに利用されていた
とはな・・・
中央集権という政治の
やり方を、逆手に利用
されたわけだ
うん、俺もてっきり
戦争を挑んでいるのは
デグレアの意志だと
思ってたのに・・・
あたしもてっきり
戦争を挑んでいるのは
デグレアの意志だと
思ってたのに・・・
世間がそう思うのも
彼らの計算のうちなん
だろうな
同じ、だな・・・
え?
かつての僕と、今の
デグレアの兵士たちは
まったく同じだよ
命令されるがままに
動くだけの操り人形さ
そこに疑問の入りこむ
余地なんてない
ネス・・・
違うのは・・・
*n0
僕には、君がいて
くれたということだ
操り糸にがんじがらめ
にされていた僕の心に
君は、無遠慮なまでに
近づいてきて
あっけらかんとした
態度で、ことごとく
それらを断ち切って
しまったんだ
な、なんか・・・
あんまり、ほめられて
ないような気がする
けど・・・?
な、なんか・・・
あんまり、ほめられて
ないような気がするん
ですけど・・・?
それは、受けとる君の
ほうに問題があるせい
じゃないのか?
うう・・・っ
むー・・・っ
黒騎士たちの心にも
君のその想いが伝わる
といいんだがな・・・
それじゃ、ネス!?
それじゃ、ネス!?
ああ、裏のからくりが
はっきりとした今なら
戦いではなく、和解の
道もあり得るだろう
君の行動が、その道を
開いたんだからな
今回ばかりは、素直に
認めるよ・・・
あははは・・・
うふふふ・・・
ネスが面と向かって
俺を認めてくれたのは
初めてかも!?
ネスが面と向かって
あたしを褒めたのって
初めてかも!?
それじゃあ、あの方が
言ってた反逆者の汚名
っていうのは・・・?
キュラーたちがでっち
あげた、濡れ衣だった
ってことだよ
鷹翼将軍レディウスは
たった一人で、祖国を
覆い尽くそうとする闇
と戦っていたんだ
普通の人にはできる
ことじゃないと思うよ
キュラーたちがでっち
あげた、濡れ衣だった
ってことじゃないかな
鷹翼将軍レディウスは
たった一人で、祖国を
覆い尽くそうとする闇
と戦っていたのよ
普通の人にはできる
ことじゃないと思うわ
ルヴァイドさんは
そんなお父さんの本当
の姿を、知らされずに
いたんですね
かわいそうです・・・
お二人とも・・・
お二人だけじゃない
他のデグレアの兵士の
みなさんだって
様々な思いと共に
この戦いに参加してる
はずなのに
それを自分たちの
いいように利用しよう
だなんて・・・
だから、俺
ルヴァイドたちに全部
話そうと思ってる
だから、あたし
ルヴァイドたちに全部
話そうと思ってるの
*n0
それじゃ・・・?
ああ、こんな戦いに
意味なんてないからね
やめるように、説得を
したいと思ってる
黒騎士たちが、俺の
言葉を信じてくれるか
どうかはわからない
けれど・・・
ええ、こんな戦いに
意味なんてないわ
やめるように、説得を
しなくちゃ
黒騎士たちが、あたし
の言葉を信じてくれる
かどうかはわからない
けれど・・・
だいじょうぶですよ!
貴方の言葉ならきっと
貴女の言葉ならきっと
あの人たちにも届いて
くれるはずです
だって、貴方の優しい
だって、貴女の優しい
その言葉は、今までに
たくさんの人たちを
救ってるんですもの
アメル・・・
あたしが保証しますよ
だって、あたしは
他の誰よりも・・・
*n0
貴方のその優しさに
貴女のその優しさに
救われてるんですもの
ありがとう、アメル
君にそう言われると
なんだか、自信が
わいてくるよ・・・
あなたにそう言われる
となんだか、自信が
わいてくるわ・・・
るーちんわーくトシテ
運営サレルしすてむノ
盲点ヲツカレタヨウナ
モノデスネ・・・
形トシテノ機能ガ保持
サレテイレバ、末端ノ
立場ノ者タチガ
上層部ノ異変ニ気ヅク
コトナド皆無デスカラ
統制がとれている集団
だけに、余計にそれが
裏目に出たってことか
統制がとれている集団
だけに、余計にそれが
裏目に出たってことね
アル意味、でぐれあト
イウ組織ノ在リ方ハ
ろれいらる的ダッタト
イエルノデショウ
正常ニ機能シテイレバ
効率的デスガ、反面
とらぶるニ柔軟ニ対応
スルコトガデキナイ
あるじ殿タチ、人間ガ
自分タチ機械兵士ニ
勝ルノハ、マサニソコ
ダト思イマス
そんなに大したこと
だとは思わないん
だけどなあ・・・?
そんなに大したこと
だとは思わないん
だけどねぇ・・・?
ソレハ、あるじ殿ガ
人間デアルカラデス
自分カラスレバ
ソレハ、トテモ
ウラヤマシイモノデ
アルノデスヨ?
うらやましい・・・って
もしかして*n1
すねてるのか???
うらやましい・・・って
もしかして*n1
すねてるの???
ケッ!どいつも
こいつも、ニンゲンは
バカ揃いだぜ
自分の上にいるヤツが
何者かぐらい、テメエ
で把握しろってーの!
それができないように
してたのが、あいつら
三人の巧妙なところ
なんじゃないか?
それができないように
してたのが、あいつら
三人の巧妙なところ
なんじゃないの
オレからすりゃあ
そんなもんは、負け犬
の遠吠えでしかねェよ
特にバカなのは
あの黒騎士と、その
オヤジだな
おい!*n1
そこで、どうして
鷹翼将軍の名前が出て
くるんだよ!?
こら!*n1
そこで、どうして
鷹翼将軍の名前が出て
くるワケ!?
あの人は、一人で
ガレアノたちと戦って
たんじゃないか!?
あの人は、一人で
ガレアノたちと戦って
たんじゃない!?
その「一人で」って
ところが、バカの極み
なんじゃねェか
相手は、街ひとつを
乗っ取ろうとしてる
連中なんだぞ?
一人で戦って、勝てる
はずなんかねェだろう
がよ!?
それは・・・
ケツまくって、自分
だけでも逃げときゃあ
よかったんだよ
オレなら、そうやって
後から倍返しするぜ?
・・・・・・
勇気と無謀ってのはな
いつだって、紙一重の
もんなんだよ
今回のテメエの行動も
まさにそれよ・・・
ムキになって、無茶な
ことしやがって
*n1・・・
カッコつけて危険を
犯すよりも、みっとも
なくても絶対に安全な
方法をとりやがれ!
・・・わかったな?
うん・・・
悪かったよ・・・
うん・・・
悪かったわよ・・・
ケッ!ニンゲンに
説教するたァ、オレも
相当ヤキが回っちまっ
たもんだぜ・・・
悔しいけど、たしかに
*n1の言ったことは
図星かもしれない・・・
悔しいけど、たしかに
*n1の言ったことは
図星かもしれない・・・
あのひとたちも・・・
まっくろだったよ
こころが、まっくろで
こわかった・・・
キュラーたちのことを
言ってるのかい?
キュラーたちのことを
言ってるの?
・・・(こくん)
*n1は
そうやって、人の心が
わかるみたいだけど
それって、どうやって
見わけるんだい?
*n1は
そうやって、人の心が
わかるみたいだけど
それって、どうやって
見わけるの?
ほうじゅを透かすとね
みえるの・・・
そのひとのむねに
とびらがあって・・・
そのなかに、いろんな
色があって・・・
その色で、こころが
わかるんだよ?
へえ・・・
でも、ふつうはとびら
しまっているから
いつでもみえるわけ
じゃないよ・・・
おにいちゃんは・・・
べつだけど・・・
おねえちゃんは・・・
べつだけど・・・
えっ!?
へっ!?
おにいちゃんのこころ
さいしょから・・・
とびら、あいてたよ?
おねえちゃんのこころ
さいしょから・・・
とびら、あいてたよ?
そこから、みえた色
*n1の
だいすきな色だった
シルターンのそらの色
あおくて、やさしい
きれいな色・・・
だから・・・
おにいちゃんに
ついてきたの
おねえちゃんに
ついてきたの
*n1・・・
空の色、か・・・
いつまでもそんな心を
持ち続けられたなら
いいけどな・・・
空の色、か・・・
いつまでもそんな心を
持ち続けられたなら
いいんだけど・・・
ボク、ずっと
デグレアの人たちは
ひどいって思ってたん
ですけど・・・
今日のアレを見て
すごく、そんな自分が
イヤになりました
トライドラよりも先に
デグレアの人たちが
あんな姿にされていた
なんて・・・
*n1が
気に病むことはないよ
誰だって、まさか
あんなことになってる
とは思いもしなかった
んだからさ・・・
*n1が
気に病むことはないわ
誰だって、まさか
あんなことになってる
とは思いもしなかった
んだから・・・
結局、悪いのは
あのビーニャたち
だったんですね
まあ、な・・・
だけど、なにもかもが
あいつらのせいだとは
俺には思えないよ
異変に気づけなかった
デグレアの人たち
命令に従うだけを考え
てしまってる黒騎士
そんなデグレアの動き
になんの疑問ももって
なかった俺たちだって
責められるべきさ
そう、ね・・・
だけど、なにもかもが
あいつらのせいだとは
あたしには思えない
異変に気づけなかった
デグレアの人たち
命令に従うだけを考え
てしまってる黒騎士
そんなデグレアの動き
になんの疑問ももって
なかったあたしたちも
責められるべきだわ
無関心だったことが
こんな事態を招いて
しまったんですね
ああ・・・
だけど、それが変だと
わかった今、これ以上
戦う必要なんてない
俺は、黒騎士を説得
してみせるよ
ありのままの真実を
彼に伝えれば
きっと、わかって
くれると思うんだ
ええ・・・
だけど、それが変だと
わかった今、これ以上
戦う必要なんてない
あたしは、黒騎士を
説得してみせる
ありのままの真実を
彼に伝えれば
きっと、わかって
くれると思うの
ええ、ボクもそれが
いいと思いますよ
ご主人様なら、きっと
この戦いを止められる
はずです
ボクは、そう信じて
ますから!
*n1の
期待に応えられるよう
がんばらないとな?
*n1の
期待に応えられるよう
がんばらないとね?
いったい、奴らは
どれだけの人間を
まきこめば、気がすむ
ってんだよ・・・
味方にまで、あんな
ことをするなんて
信じられないよ
味方にまで、あんな
ことをするなんて
信じられないわよ
味方、か・・・
もしかすると、奴らは
デグレアも使い捨ての
道具にしちまうつもり
なのかもな?
そんな!?
考えてもみな?
住民全部をバケモノに
変えたってことは
都市としてのデグレア
の価値を、台無しに
してるってことだぜ?
あ・・・!
ただ、わからねーのは
そうまでして、奴らが
なにをしようとしてる
のかってことだ
どうも、イヤな予感が
してたまらねえぜ
住む人のいない都市を
手に入れて、いったい
奴らになんの得がある
っていうんだろう?
住む人のいない都市を
手に入れて、いったい
奴らになんの得がある
っていうのかしら?
どうも、引っかかる
わねえ・・・
なにがだい、ケイナ?
なにが、ケイナ?
今回のデグレアといい
以前のトライドラの時
といい・・・
鬼神使いたちがその気
になれば、街なんて
簡単に攻め落とせる
ってことじゃない?
なのに、ファナンに
限っては、どうして
それをしないのかしら
言われてみれば
たしかに・・・
言われてみれば
たしかに・・・
街の内側から
侵略をしていく
連中のやり方は
ファナンのように
召喚術で守りを固めて
いる街にこそ、有効だ
と思うのよ
なのに、わざわざ
大軍で力任せに攻めて
いこうとするなんて
まるで、わざと被害を
大きくしてるような
ものじゃない?
そういえば!
キュラーが言ってたよ
これからの戦いは
長引いたほうが都合が
いいんだって・・・
そういえば!
キュラーが言ってたわ
これからの戦いは
長引いたほうが都合が
いいんだって・・・
都合がいいって・・・
どうしてそんな結論が
出てくるのよ!?
それはわからないよ
だけど、たしかに
そう言ってあいつらは
笑ってたんだ・・・
それはわからないわよ
だけど、たしかに
そう言ってあいつらは
笑ってた・・・
被害を大きくして、あいつらに
いったいなんの得があるって
いうんだ?
被害を大きくして、あいつらに
いったいなんの得があるって
いうのかしら?
デグレアは僕にとって
絶対に許すことが
できない敵でした
村を焼き払い、人々を
容赦なく殺したことを
思い出すたびに・・・
同じ人間とは思えない
連中だって、ずっと
思っていました
でも、まさかその敵が
本当の意味で、人間で
なかったなんて・・・
デグレアの暴虐は
屍人使いたちの手で
仕組まれたものだった
わけだもんな
デグレアの暴虐は
屍人使いたちの手で
仕組まれたものだった
わけだものね
僕は、絶対にあいつら
を許しません
レルムの村の人たち
トライドラの人たち
そして、デグレアの人
たちのためにも
必ず、倒してみせます
絶対に!
ロッカ・・・
そうだよな・・・
あの三人だけは、許す
わけにはいかないよな
そうだよね・・・
あの三人だけは、許す
わけにはいかないわね
ハッ、まさか
戦争をふっかけた親玉
の街が、一番の被害者
だったとはな・・・
黒騎士たちも、結局は
あの三人の召喚師たち
によって踊らされてた
だけだった
彼らも、ある意味で
被害者といえるのかも
しれないな・・・
黒騎士たちも、結局は
あの三人の召喚師たち
によって踊らされてた
だけだったのね
彼らも、ある意味で
被害者といえるのかも
しれないわね・・・
だからって、ヤツらが
やったことを水に流す
つもりなんて、俺には
ないからな?
リューグ!?
だまされていようが
村を焼き払ったのは
間違いなく、黒騎士の
やったことなんだ
ケジメはつけさせて
もらうぜ・・・
この戦争は、もう意味
のないものなんだぞ!
リューグ!?
この戦争は、もう意味
のないものなのよ!
リューグ!?
わかってるさ
テメエらのやることに
俺は最後までつきあう
だが、そこから先は
俺とあの野郎の問題だ
誰にも、口は出させ
たりしねえ・・・!
たとえ、お前でもな
*n0
ダメだよ・・・
それじゃ、ダメなんだ
ダメだよ・・・
それじゃ、ダメなのに
それじゃまた、誰かが
傷ついたり、悲しむ
だけじゃないか!?
それじゃまた、誰かが
傷ついたり、悲しむ
だけじゃない!?
リューグ・・・
分かってくれっ!
リューグの・・・
わからず屋・・・っ!
ねえ、*n0
素直でいることって
本当にいいことなの?
どうしたんだよ?
いきなり、そんなこと
聞くなんて
どうしたのよ?
いきなり、そんなこと
聞くなんて
みんなに会うより前の
私は、他人に心を開け
ない子だった・・・
自分の気持ちがうまく
伝えられず、ワガママ
ばかり言っていたの
だけど、ある人たちと
出会ったことで、私は
変わることができた
ファミィさんから
聞いてるよ。家出して
いた頃の話だよな?
ファミィさんから
聞いてるよ。家出して
いた頃の話よね?
うん・・・
その人たちから
私、信じるってことの
大切さを教わったわ
でもね・・・
デグレアのやり方を
見ているうちにね
こわくなってきたのよ
素直に人を信じるのが
いいことなのか・・・
ミニス・・・?
だって
そうでしょ!?
平気で嘘をついたり
約束を破ったり
あいつら、そうやって
素直に信じた人たちを
おとしいれて、笑って
いるのよっ!?
ねえ、*n0
どこから、どこまで
信じたらいいの?
・・・・・・
私、こわいよ・・・
信じてた人に裏切られ
るのが、こわい!
なあ、ミニス・・・
人の気持ちにまつわる
ことには、絶対の答え
なんてないんだよ?
人の数だけその答えは
あって、どれひとつと
して同じものなんて
ないんだ・・・
ねえ、ミニス・・・
人の気持ちにまつわる
ことには、絶対の答え
なんてないのよ?
人の数だけその答えは
あって、どれひとつと
して同じものなんて
ないもの・・・
!!
だまされたくないから
誰も信じないっていう
のも、答えのひとつさ
でも俺は、それでも
人を信じることには
素直でいたい
たとえ、その気持ちが
幾度となく裏切られた
としても・・・
信じ続けたいと思うよ
だまされたくないから
誰も信じないっていう
のも、答えのひとつ
でもあたしはそれでも
人を信じることには
素直でいたいの
たとえ、その気持ちが
幾度となく裏切られた
としても・・・
信じ続けたいと思うの
*n0・・・
自分の気持ちを
もう一度、よく考えて
みるんだ
ゆっくりでもいい
でも、これはミニスが
自分で見つけなくちゃ
いけない答えだから
・・・わかるよな?
自分の気持ちを
もう一度、よく考えて
みなさい
ゆっくりでもいいから
でも、これはミニスが
自分で見つけなくちゃ
いけない答えなのよ
・・・わかるよね?
うん・・・
私、考えてみる・・・
ちゃんと考えて
自分の答えを、自分で
見つけてみるっ!
俺にはあんなふうに
しか言えなかったけど
わかってくれたよな?
ミニス・・・
あたしはあんなふうに
しか言えなかったけど
わかってくれたよね?
ミニス・・・
あ・・・
*n0
どうしたんだよ?
デグレアから戻って
きてから、なんだか
元気がないけど
やっぱり、そんな
格好でいたから
カゼでもひいたのか?
どうしたのよ?
デグレアから戻って
きてから、なんだか
元気がないけど
やっぱり、そんな
格好でいたから
カゼでもひいたの?
・・・・・・
どれどれ?
きゃっ!?
あわわわわわっ!?
ほら、なんだか
熱っぽいぞ
顔だって赤いし
ほら、なんだか
熱っぽいぞ
顔だって赤いし
そそっ、それはっ!
違うんだってばさ
もぉ・・・っ
???
別に、身体が変って
わけじゃないよ
だったら、なにが
理由なんだ?
だったら、いったい
どうしたのよ?
聞いても・・・
笑わないどくれよ?
うん
ええ
こわいんだよ・・・
あたい・・・
!?
あたい、今までは
目の前で戦う相手しか
見てなかった。それで
いいと思ってた
でも、気づいちまった
腕っぷしの強さとは
全然、違う力ってもん
があるって・・・
モーリン・・・
あの連中のやり方は
悪意に満ちてる
殴ったって、そいつは
どうにもなんない!
そう思うと、握った
拳が震えちまうんだよ
あははは・・・
情けないよね?
あたいの取り柄ってば
それだけなのにさ
別に、こわくたって
いいじゃないか?
別に、こわくたって
いいじゃない?
・・・え?
ガレアノたちは悪意を
武器に戦いを挑んでる
だけど、俺たちが
同じ武器で戦う必要は
ないさ。俺たちなりの
やり方でいいんだ
モーリンはモーリンの
戦い方をすればいい
迷うことなんてないよ
もし、あいつらの悪意
に負けそうになったら
その時は、俺やみんな
を頼ればいい
ちゃんと、支えて
あげるからさ?
ガレアノたちは悪意を
武器に戦いを挑んでる
だけど、あたしたちが
同じ武器で戦う必要は
ない。あたしたちなり
のやり方でいいのよ
モーリンはモーリンの
戦い方をすればいい
迷うことなんてないわ
もし、あいつらの悪意
に負けそうになったら
その時は、あたしや
みんなを頼ればいい
ちゃんと、支えて
あげるから?
*n0・・・
・・・なーんてね
本当のところ言うと
あたしなんか、ずっと
不安続きなのよ?
えっ!?
ホントよ?こっそり
泣いちゃう夜だって
あるんだから?
でも、泣いてても
なんにも変わんないし
だから、やせ我慢して
がんばってるの
そっか・・・
だから、モーリンも
負けちゃわないで
一緒に、がんばろ?
・・・うん!
ありがと・・・
*n0
おかげで、なんだか
楽になれたよ・・・
うん・・・
モーリンには、やっぱ
そういう元気な顔が
一番似合ってるよ
うん・・・
モーリンには、やっぱ
そういう元気な顔が
一番似合ってるよ
考えられる限り
最悪の展開になって
しまったでござるな
黒の旅団は完全に
ガレアノたちに利用
されていたってことに
なるもんな・・・
黒の旅団は完全に
ガレアノたちに利用
されていたってことに
なるものね・・・
このこと、黒騎士に
告げるおつもりか
*n0殿?
カザミネさんは
反対なの?
カザミネさんは
反対なの?
反対ではござらぬ
だが、拙者が心配して
いるのは・・・
事実を知ったあの者が
完全な捨て身になって
しまわぬかということ
でござる
あ・・・!
黒騎士は今、死人の剣
破滅へ続く剣理へと
道を誤りかけておる
このたびのこと
あの者をそこから救う
鍵やもしれぬが・・・
場合によっては、逆に
その運命を決定づけて
しまうやもしれぬ
そんな・・・
すべては、それを
受けとめるだけの器量
が、今の黒騎士にある
かどうかということ
結局の所、拙者らには
どうすることもできぬ
のでござるな・・・
真実を知ったその時
ルヴァイドはいったい
どうなってしまうん
だろう・・・?
真実を知ったその時
ルヴァイドはいったい
どうなってしまうの
かしら・・・?
しかし、この世界の
ゾンビってのは
反則だぜ・・・
反則って?
ああいった動く死体は
普通、頭が弱点だって
ルールになってるもん
なのによ
完全にやっつけるまで
息の根が止まりゃあ
しねえ
それも、ほらー映画の
知識なの?
それも、ほらー映画の
知識なの?
いや、こいつはむしろ
テレビゲームってもん
のセオリーさ
てれびげーむ?
ああ、娘にせがまれて
買ってやったんだが
これが結構、遊びがい
があってなあ・・・
にしても・・・
遊びの約束事を現実に
反映しろってのが無茶
だと思うぞ?
とはいえ・・・
遊びの約束事を現実に
反映しろってのが無茶
じゃないのかしら?
なあ、ルウ?
前々から疑問に思って
いたんだけどさ
ねえ、ルウ?
前々から疑問に思って
いたんだけどさ
ん?
外の世界を勉強するの
なら、俺たちについて
回るよりも
ギブソン先輩たちの
とこで、本を読んだり
したほうが早いんじゃ
ないのか?
外の世界を勉強するの
なら、あたしたちに
ついて回るよりも
ギブソン先輩たちの
とこで、本を読んだり
したほうが早いんじゃ
ないの?
わかってないなぁ?
ルウが、キミたちに
ついて回っているのは
本では得られない知識
を得るためなのよ
まさか、観光気分とか
思っていたんじゃない
でしょうね・・・?
違ったのか!?
違ったの!?
ま、いいけどね
別に・・・
あ、あのさっ!
その、本で得られない
知識っていうのは
たとえば、どんなもの
があるのかな?
あ、あのねっ!
その、本で得られない
知識っていうのは
たとえば、どんなもの
があるのかな?
そうね・・・
一番、ルウが興味深い
と思っているのは
やっぱり、人間観察を
することかしらね?
ルウはほら、生まれた
時からずっと、一族の
中で育ってきたから
他の人の考え方とか
見てるだけで、すごく
面白いし、ためにも
なるの
へえ・・・
ふーん・・・
中でも・・・
*n0?
キミを観察してるのが
一番、面白いかな
え?俺っ!?
へ?あたしっ!?
うん、だって
ちっとも言動が一貫
してなくてバラバラ
なんだもん
すっごく興味あるよ?
あ、あははは・・・
あ、あははは・・・
そんなに、珍妙な行動
してるのかなあ・・・
俺って???
そんなに、珍妙な行動
してるのかなあ・・・
あたしって???
やはり、あの三人は
ただの召喚師ではない
ようですね・・・
うん、正直
ここまでの相手だとは
思ってなかったよ
いったい、あいつらは
どういう目的であんな
ことしてるんだろう?
ええ、正直
ここまでの相手だとは
思ってなかったわ
いったい、あいつらは
どういう目的であんな
ことしてるのかしら?
私にも、皆目
見当がつきません
ですが、これでまた
はっきりしたことが
あります
え?
え?
前の戦いで、レイムは
自分が元老院議会の
代行者だと、はっきり
口にしていました
だとすれば、やはり
彼はなんらかの形で
あの三人と関わりを
もっているはずです
!!
!!
ただ、わからないのは
その関わりの形です
そうだな・・・
そうだな・・・
レイムさんだって
だまされている可能性
もあるんだし・・・
レイムさんだって
だまされている可能性
もあるんだし・・・
とにかく私は、一度
ギブソンさんに相談を
すべきだと思います
彼ならばきっと、あの
三人の正体を知るため
の手がかりを見つけて
くれるでしょう
それが一番いい方法
かもしれないな
それが一番いい方法
かもしれないわね
遺跡の文書のこともあるし
ゼラムには一度戻ったほうが
よさそうだな・・・
遺跡の文書のこともあるし
ゼラムには一度戻ったほうが
よさそうね・・・
デグレアが、まさか
トライドラと同じ姿に
なっていたとは・・・
この目で見た今でも
まだ、信じられないよ
ローウェン砦で戦った
デグレアの軍隊は
普通の兵士たちだった
みたいだけど?
ローウェン砦で戦った
デグレアの軍隊は
普通の兵士たちだった
みたいだけど?
おそらく、彼らが進発
したあとで、本格的に
街の支配が進められた
んだろうな・・・
戦いに出た兵士は
それが決着するまで
故郷に戻ることはない
彼らは、自国の変貌を
知ることもなく、今も
戦いを続けているんだ
なんだか、すごく
やりきれないな・・・
なんだか、すごく
やりきれないわね・・
しかし、それにしても
あれだけの数の屍人で
デグレアを埋め尽くし
ておきながら
なぜ、それを戦力と
して使ってはこないの
だろう?
そういえば、そうだな
そういえば、そうね
ましてトライドラでは
その兵力のほとんどを
鬼と化して、接収して
いる・・・
戦った私たちには
それがどれほどの脅威
なのか、痛いほどに
わかっている
戦いに勝つためには
それを使わない手は
ないはずなのに
どうして・・・?
やっぱりあいつらは
なにか別の目的をもって
動いているんだ
やっぱりあいつらは
なにか別の目的をもって
動いているのね
しかし、シノビって
いうのはすごいもの
ですよねえ
こういうことに慣れて
いない、素人さんを
連れていって
しっかりと任務を完了
してくるんですから
それじゃ、俺が
まるっきり足手まとい
だってことじゃないか
それじゃ、あたしが
まるっきり足手まとい
だってことじゃない
だって、そうですもの
ホントの話
・・・・・・
いやー、まさに
匠の技って感じですね
いい仕事、してますよ
ちなみに、もし
シオンの大将があそこ
で加勢してくれなくて
俺とパッフェルさんの
二人だけで潜入して
いたら、どうなったと
思う?
ちなみに、もし
シオンの大将があそこ
で加勢してくれなくて
パッフェルさんと
あたしの二人だけで
潜入していたら、
どうなったと思う?
そーですねえ・・・
まあ、私は間違いなく
無事に帰還してますね
・・・・・・
今の発言、きちんと
ケルマに報告するから
・・・・・・
今の発言、きちんと
ケルマに報告するから
え!?あ、いや!
あくまで仮定の話じゃ
ないですか~!?
ちょっと、ねえ?
*n0さんっ
早まっちゃいけません
ですよう!?
まったく・・・!
とんでもなく頼もしい
味方だよな・・・
まったく・・・!
とんでもなく頼もしい
味方よね・・・
今回は、本当に大将に
迷惑かけっぱなし
だったよな・・・
一人のほうが、もっと
楽に潜入できていたん
でしょう?
今回は、本当に大将に
迷惑かけっぱなし
だったわね・・・
一人のほうが、もっと
楽に潜入できていたん
でしょう?
否定はしませんよ
ですが、貴方はあの時
ですが、貴女はあの時
はっきりと覚悟をして
いましたから
責任を感じて
いたんでしょう?
調律者の一族として
召喚兵器を求めて戦争
をしている、デグレア
のことに・・・
ちぇ・・・
お見通しか・・・
やっぱり、大将には
かなわないや
あらら・・・
お見通しだったのね
やっぱり、大将には
かなわないなぁ
ふふふ、伊達に貴方
ふふふ、伊達に貴女
より長い月日を生きて
はいませんからね
ですが、あまり
なにもかも背負って
いては、ダメですよ?
人には、それぞれに
分というものが
あります
それをわきまえずに
いては、せっかくの
勇気も無謀にしか
なりません
そうだね・・・
そうよね・・・
今回のことで貴方は
今回のことで貴女は
それを学んだはずです
同じ間違いは、もう
してはいけませんよ
もしかして、それを教えるために
大将は俺を連れてったのかも
しれないな・・・?
もしかして、それを教えるために
大将はあたしを連れてったの
かもしれないわね
う~・・・
どうしたんだよ
ユエル?
しょんぼりしちゃって
お腹の調子でも
悪いのか?
どうしたのよ
ユエル?
しょんぼりしちゃって
お腹の調子でも
悪いの?
違うよぉ・・・
逃げられちゃったのが
悔しいだけ・・・
逃げられた?
逃げられた?
ほら! ポケットの中
に、あんなにたくさん
雪をつめてきたのに
なんか、知らないうち
に、逃げられた・・・
どこにも、残ってない
よぉ・・・
・・・そりゃそうだ
・・・そりゃそうよ
う~・・・
あのな、ユエル?
雪っていうのは、時間
がたつと、なくなって
しまうものなんだよ
あのね、ユエル?
雪っていうのは、時間
がたつと、なくなって
しまうものなのよ
でも! あそこに
あった雪は、ちっとも
そんなことなかった!
わかった、わかった
とにかく今回はもう
あきらめろよ?
そのうち、ちゃんと
雪で遊べるところへ
連れてってやるからさ
わかった、わかった
とにかく今回はもう
あきらめなさい?
そのうち、ちゃんと
雪で遊べるところへ
連れてったげるから
ほんと!?
ホントに、ホント!?
ああ、なにもかもが
全部終わったらな
ええ、なにもかもが
全部終わったらね
わあ・・・!
ユエル、楽しみっ♪
早く、そんな日が来る
といいな・・・
早く、そんな日が来る
といいよね・・・
そうか・・・
レディウスの奴は
そういう理由で死んで
いったのか・・・
これで、ルヴァイドの
言っていたことが理解
できた
爺さんに戻ってきて
ほしいって言っていた
理由は、きっと
一緒に、あいつらと
戦ってほしかったから
だったんだな・・・
おじいさんに戻って
きてほしいかった
理由は、きっと
一緒に、あいつらと
戦ってほしかったから
だったのね・・・
悔いても仕方のない
ことだが・・・
やはり、やりきれんよ
そういえば・・・
ルヴァイドは、あの時
帰ってきたのが爺さん
だったら・・・って
言っていたけど
だとしたら、いったい
誰がデグレアに戻って
きたんだろう?
そういえば・・・
ルヴァイドは、あの時
帰ってきたのがお爺さ
んだったら・・・って
言っていたけど
だとしたら、いったい
誰がデグレアに戻って
きたのかしら?
・・・・・・
わしには、心当たりが
ないこともない・・・
え!?
しかし、どう考えても
あり得ぬ話なのだ
確証がつかめるまでは
まだ、話せぬ
今しばらくだけ
待ってはくれぬか?
わかったよ
わかったわ
すまんな・・・
爺さんの心当たりって
いったい、なんなん
だろう・・・?
おじいさんの心当たりって
いったいなんなのかしら?

scn120

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
だから・・・まずは
あいつらが何者なのか
知っておく必要がある
と思ったんだよ
だから・・・まずは
あいつらが何者なのか
知っておく必要がある
と思うの
それで、ゼラムまで
戻ることに決めたって
わけね
うん・・・
それに、遺跡の古文書
を解読した結果だって
気になるしね?
ええ・・・
それに、遺跡の古文書
を解読した結果だって
気になるしね?
敵を知ることは、勝負
に勝つための鉄則で
ござるからな
ギブソンさんと
ミモザさんなら・・・
あの三人の召喚師たち
の素性について
きっとなにか知って
いるでしょう
確カニ、アノ方々ノ
知識量ナラバ
ナニカ有益ナ情報ガ
エラレルカモ
そうですよね
お二人とも、
物知りですから・・・
派閥の資料をあたって
いくことだってできる
無駄足にはなるまい
でも、いいの?
*n0も
ネスティも
今は、派閥の命令とは
違った行動をしている
ようなものでしょう
派閥に顔を出すことは
お二人にとって都合の
よくないことになるの
ではないですか?
まあね・・・
けど、もともと俺たち
の任務には、はっきり
した目的はないから
うん、でもね
もともとあたしたちの
任務には、はっきり
した目的はないもの
派閥の召喚師として
恥じない行動をとって
いることは事実なんだ
*n0への
非難は、僕が絶対に
させないさ
おー、見えてきたぜ?
ゼラムが
そう・・・
*n0だけは
絶対に・・・
ネスティさん・・・?
君たちに頼まれていた
遺跡の古文書の解読は
なんとか終わったよ
これが、原文を直訳
した写しだ
なんだか、こうして
改めて文章として
事実を見せられると
自分の先祖が犯した
罪の大きさってものを
考えずにはいられなく
なるよな・・・
なんだか、こうして
改めて文章として
事実を見せられると
自分の先祖が犯した
罪の大きさってものを
考えずにはいられなく
なっちゃうわね
かなり、きつい非難が
こもった文章だから
見てて、つらいとは
思うけど・・・
肝心なのは、そのこと
よりも、ここの部分よ
メルギトス・・・?
なにかの名前みたいね
これって?
なんだろう・・・?
どこかで聞いたような
気がします・・・
やっぱりな・・・
ん・・・?
*n1
今、なにか
言わなかったか?
ん・・・?
*n1
今なにか言ったの?
ケッ!テメエの
気のせいだよッ
・・・(ぎゅっ)
どうした?
*n1
どうしたの?
*n1
なんだか、こわいよ
その、なまえ・・・
すぐ隣に、アルミネの
名前があることから
私は、これは人間の名
ではないと思う
アルミネと同じ天使の
名か、あるいは・・・
アルミネと一騎うちを
したという、大悪魔の
名前かもしれない
あ・・・!
おぼえているのか
ネス?
おぼえているの
ネス?
いや、記憶にもとづく
発言じゃない。ただの
当てずっぽうだよ
ただ、その名には
僕もアメルと同じく
妙な引っかかりを
感じるんだ・・・
わかった・・・
メルギトスの名が悪魔
のものかは、改めて
調べておこう
例の三人の召喚師に
ついてもね?
本当にすいません
先輩たちも任務がある
のに、よけいな手間を
かけさせて・・・
本当にすいません
先輩たちも任務がある
のに、よけいな手間を
かけさせて・・・
ああ、いいのよ
そっちは、そろそろ
ケリがつきそうだし
本当ですか!?
本当ですか!?
共同調査ガ功ヲ奏シテ
問題ノ人物ノ居場所ガ
判明シタノダ
僕とギブソンさんが
文献調査を担当してね
ミモザお姉さんと
エスガルドが、情報を
集めてきてくれたんだ
互いの長所を生かした
連携の勝利ってトコね
なるほど・・・
近いうちに、調査に
向かうつもりだったと
いうわけさ
なんか、間の悪い時に
来ちゃったのかも
しれないなあ
なんか、間の悪い時に
来ちゃったかも
しれないわね
そうですね・・・
こちらの件は後回しで
いいとは言ったが
ギブソン先輩の性格を
考えれば、逆に僕たち
の頼みを優先するに
決まってる・・・
なあ、ネス
同じ派閥の任務なんだ
俺たちも、手伝うこと
はできないかな?
ねえ、ネス
同じ派閥の任務なのよ
あたしたちも、手伝え
ないかしら?
僕も同じことを
考えていたよ
どれほど役に立てるか
わからないが、今まで
お世話になったことを
考えれば
それぐらいの協力は
するべきだろう
それじゃ、あたしも
お手伝いします!
あのさ、アメル
気持ちはすごく
うれしいんだけどさ
あのね、アメル
気持ちはすごく
うれしいんだけど
先輩たちの任務は
いわば、派閥の失態を
処理するものなんだ
あまり部外者が関わる
ことは、かえって二人
の立場を悪くすること
になってしまう
だからさ、今回は
俺とネスだけで行くよ
他のみんなにも遠慮を
してもらう
だから、今回は
あたしとネスだけで
行こうと思うの
他のみんなにも遠慮を
してもらうわ
むー・・・
な、アメル?
ね、アメル?
はぁい・・・
あれ?珍しいな
パッフェルさんが
こんなところにいる
なんて・・・
ていうか・・・
隣で話しているのは
誰なんだ???
あれ?珍しいわね
パッフェルさんが
こんなところにいる
なんて・・・
ていうか・・・
隣で話しているのは
誰なの???
・・・という具合に
なってるわけですよ
なるほど・・・
では、当面のところ
懸念する必要はないと
いうことだな?
ええ、そう思います
あの御方も、私と同じ
考えなのではないかと
思ってるんですケド
そのとおり
下手に介入すべきでは
ないとのことだ
もうひとつの件の首尾
については?
証言はとれた
あとは、実行に移す
時期だけが問題だな
今はこれまでにして
おきましょう
どうやら、見つかって
しまったみたいですし
そうだな・・・
では、また・・・
パッフェルさん
今の人って、誰?
パッフェルさん
今の人って、誰?
あ、ええ・・・
あの人はですね、私の
パトロンのおじさま
なんです
パトロン?
そうです、そうです
ほら・・・
私ってば、いろんな
バイトしてるですよね
ある仕事の時のご縁で
色々と私の世話をして
くださってるのが
今のおじさまなんです
へえ・・・
ちなみにさ
どんな仕事をしていて
知りあったの?
へえ・・・
ちなみにさ
どんな仕事をしていて
知りあったわけ?
うふふっ
それはですねぇ?
・・・・・・
な・・・っ!?
え゛・・・っ!?
うふふふ、ちょっと
*n0さんには
オトナすぎる話
でしたかしらねー?
でわ、お先に失礼
いたしまーす♪
からかったのか?
でも・・・あの人なら
あり得そうな話では
あるし・・・
うう~ん???
からかったのかな?
でも・・・あの人なら
あり得そうな話では
あるし・・・
むうぅ・・・???
私が暗殺組織から
抜ける時に、世話を
してくれた方の
執事のようなことを
してみえるのが、今の
おじさまなんですよー
へえ・・・
こうして、定期的に
私の近況報告を聞いて
その方に、伝えて
くださってるんです
近況って・・・
パッフェルさん、今の
状況をそのまま報告
したりしたワケ?
近況って・・・
パッフェルさん、今の
状況をそのまま報告
したりしたワケ?
まさかぁ~!
いくらなんでも、戦争
してるなんて言えない
ですよぉ?
おじさま、ひっくり
返っちゃいますって!
だよなあ・・・
だよねえ・・・
適当にごまかして
おいたんで平気ですよ
もっとも・・・
ありのままに話しても
その人は平然として
「ふーん」って言うに
決まってますけどね
なんというか・・・
すごい、放任主義な人
なんだね
なんというか・・・
すごい、放任主義な人
みたいね
そういう人なんですよ
ええ、ホントに
あそこにいるのは
リューグと爺さんじゃ
ないか?
なんだか、リューグ
真剣な顔をしてる
みたいだけど・・・
あそこにいるのは
リューグとおじいさん
じゃないの?
なんだか、リューグ
真剣な顔をしてる
みたいだけど・・・
そうか・・・
あの威勢のいい娘に
そんなことを言われて
おったとはな・・・
ロッカにはこのことを
話したのか?
ハッ、女に思いっきり
負けたなんて、兄貴に
言えるもんかよ・・・
あんたに話すのだって
今まで、迷ってた
くらいなんだからな
話したということは
自分で答えを見つける
ことができぬと認めた
わけだな?
ああ・・・
悔しいが、どれだけ
稽古をしても、俺には
わからねえんだよ
俺に欠けてるもんが
なんなのかがな・・・
そうだろうて
いくら修行を積んでも
そればかりは見えては
こんだろうさ
・・・?
なあ、リューグよ
お前に欠けておるのは
技ではなく、心だ
!?
お前は、なんのために
強くなりたいと願う?
アメルを守るためだ!
黒騎士の野郎を倒して
村の連中の仇をとる
ためだッ!!
だが、アメルがお前に
守られる必要をなくし
たならば、どうする?
黒騎士を倒し、村の者
の仇をとったとして
その先のお前になにが
あるのだ!?
それは・・・っ
リューグよ、お前は
より強くなることだけ
を考え続けるあまりに
等身大の自分を
見ることを、忘れて
しまってはおらぬか?
・・・・・・
己を知ろうとせぬ者は
いくら強くなろうとも
最後には、自分自身に
負けることになる
モーリンといったか
あの娘は、そのことを
お前に教えようとした
のではないのかな
俺は・・・
オレは・・・っ!
もうすでに、アメルは
わしらに守られずとも
生きていける強さを
もちはじめておる
黒の旅団との戦いも
やがて決着の時を迎え
ることになるだろう
その時、おまえが
空っぽになってしまう
姿だけは、見たくは
ないものだ・・・
師匠・・・・・
等身大の自分、か
まだ、遅くないはずだ
今からでも、きっと
見つけられるはずだよ
そうだろ・・・?
リューグ・・・
等身大の自分・・・
まだ、遅くないはずよ
今からでも、きっと
見つけられるはずだわ
そうだよね・・・?
リューグ・・・
やあ、いらっしゃい
おにいちゃん?
おねえちゃん?
姿を見かけないって
思ってたら、ここに
いたのか
*n1
姿を見かけないって
思ってたら、ここに
いたの
*n1
ええ、うちの店で
新しい品を売り出そう
と思いましてね
*n1さんに
試食をお願いしたん
ですよ
新しい品って?
新しい品?
これです
これって、前に
*n1が
喜んで食べていた
おあげってヤツじゃ?
これって、前に
*n1が
喜んで食べていた
おあげってヤツじゃ?
いなりずし、という
シルターンの食べ物
なんですよ
おあげの中に、味を
つけたご飯を詰めた
ものなんです
へえ・・・
いなりずし、かぁ?
へえ・・・
いなりずし、かぁ?
ソバだけではお腹が
ふくれないお客さんに
つまんでいただこうと
思いまして
それで
*n1に
お呼びがかかったって
ワケか・・・
それで
*n1に
お呼びがかかったって
ワケね・・・
・・・(はむはむ)
どうですか?
*n1さん
うん、あのね・・・
もうちょっとだけ
あまいほうがね
*n1は
いいな・・・?
ええ、わかりました
そうしてみましょう
あ!*n0!
二人とも、こんな所で
なにやってるんだ?
二人とも、こんな所で
なにやってるの?
ミニスにね、ユエルが
ここでどうやって
遊んでいたか教えて
あげてるんだよ
ペンダントを落とした
場所を教えてもらう
だけのつもりだったん
だけど・・・
ユエルったら、すごく
狭いところでも平気で
くぐっちゃうんだもん
すっかり、泥だらけに
なっちゃったわ
ありゃ・・・
これは、帰ったらすぐ
お風呂だな
あらら・・・
これは、帰ったらすぐ
お風呂ね
え~っ!?
お風呂、キライ・・・
ダメだよ、ユエル?
女の子なんだから
身だしなみには気を
つけないと
う~・・・
私がキレイにして
あげるから、ね?
わかったよォ・・・
やれやれ、すっかり
ミニスはユエルの
お姉さん気取りって
カンジだな・・・
あらあら、すっかり
ミニスはユエルの
お姉さん気取りって
カンジね・・・
あの後ろ姿は・・・
*n1だな
あの後ろ姿は・・・
*n1ね
また、充電モードって
のに入ってるのかな?
また、充電モードって
のに入ってるのかな?
・・・・・・
*n1?
*n1?
あるじ殿・・・
アア、イイトコロニ
来テクダサイマシタ
助ケテクダサイ・・・
へ?
へ?
コレデス・・・
子猫じゃないか?
それも、こんなに
たくさん・・・
子猫じゃないの?
それも、こんなに
たくさん・・・
充電もーどカラ、復帰
シテミレバ、彼ラガ
自分ノ身体ニマトワリ
ツイテシマッテイテ
動クニ、動ケナク
ナッテ困ッテイタノ
デス・・・
あはは、ホントだ?
こいつなんか
*n1の
膝で眠ってるよ
よっぽど、居心地が
いいんだろうなあ
あはは、ホントだ?
このコなんか
*n1の
膝で眠ってるわ
よっぽど、居心地が
いいのね
感心シテイナイデ
助ケテクダサイ・・・
わかった、わかった
今、チビたちを下ろし
てやるから・・・
わかった、わかった
今、チビたちを下ろし
てあげるから・・・
調査に同行させて
ほしいだって?
はい、俺とネスに
先輩たちのお手伝いを
させてほしいんです
はい、あたしとネスに
先輩たちのお手伝いを
させてほしいんです
僕たちの頼みが
先輩たちの調査を
遅らせているのは事実
なのですし
しかし・・・
いいんじゃない
連れてったげれば?
ミモザ?
このコたちだって
もう、立派な一人前よ
足手まといには
ならないと思うわ
そうでしょう
ボクたち?
そうでしょう
キミたち?
はいっ!
ええ!
調査する館は、結構
大きいって話だし
人手は多いほうが
助かるもの
それは、そうだが
どうかお願いします
ギブソン先輩
お願いします
ギブソンさん
わかった・・・
それじゃ、君たちにも
協力してもらおう
よし!それじゃあ
明日になったら出発よ
貴方たちの他に
エルジンとエスガルド
にも同行してもらうわ
いいわね?
・・・・・・
どうしたの?
*n0
ぼーっと突っ立って
ちょうど、お茶を
入れたところなんだ
君も飲んでいくといい
はあ・・・
お茶は、いいんですが
そのテーブル狭しと
並べられているケーキ
の数々は、いったい
なんなんですか!?
はあ・・・
お茶はいいんですけど
そのテーブル狭しと
並べられているケーキ
の数々は、いったい
なんなんですか!?
彼女の好物もケーキと
聞いたんでね
パッフェルさんに
頼んで、お店のケーキ
全種類を取り寄せて
みたんだよ
みたんだよ、って
どう見たって、二人で
食べきれる量じゃない
ですよ?
みたんだよ、って
どう見たって、二人で
食べきれる量じゃない
と思うんですけど
そうかな?
心配ないですっ♪
ルウが、責任もって
食べますからっ!
ダメだ・・・
ルウのヤツ、異様に
はりきってるし・・・
あちゃあ・・・
ルウったら、異様に
はりきってるわ
前から一度、こういう
無茶をしてみたいと
思ってたんだが
彼女のおかげで、夢が
かなったよ
そ、そうですか?
あははは、はは・・・
そ、そうですか?
あははは、はは・・・
う~ん、シアワセ♪
やあ、ケイナにカイナ
もしかして、これから
お風呂?
あら、ケイナにカイナ
もしかして、これから
お風呂?
ええ、そうよ
さっぱり汗を流して
今日のところは骨休め
するつもりなの
このお屋敷のお風呂は
広いから、くつろげて
いいのよねえ
にしても・・・
にしても・・・
・・・♪
なあ、カイナ
どうして、そんなに
はしゃいでるんだい?
ねえ、カイナ
どうして、そんなに
はしゃいでるのよ?
だって、だって
ねえさまとお風呂に
入るなんて
本当にひさしぶり
なんですもの
あ・・・
私が小さかった頃は
母さまの代わりに
ねえさまが、お風呂に
入れてくれたんです
髪が一人で洗えなくて
いつも、ねえさまに
洗ってもらってたっけ
懐かしいな・・・
うん、だったら今日は
私がカイナの髪を
洗ってあげるわね?
え? でもそれは
小さかった頃の話
ですし・・・
いいから、いいから
今日は、ねえさまに
甘えておきなさい?
・・・はい
ケイナの記憶は
戻らないままみたい
だけど・・・
ケイナの記憶は
戻らないままみたい
だけど・・・
俺から見たら、二人は
もう、仲のいい姉妹に
しか見えないな
あたしから見ても、
二人はもう、仲のいい
姉妹にしか見えないな
・・・・・・
ちょっとだけ・・・
うらやましいかも
うむむむ・・・
行くべきか・・・
行かざるべきか・・・
それが問題だ・・・
こんなとこで、なにを
うなってるんだよ
フォルテ?
こんなとこで、なにを
うなってるわけ
フォルテ?
いや、な・・・
姉妹で仲良くお風呂と
いう、夢のような状況
を前にして
オレの熱い魂が
放っておくなと叫んで
いるんだが・・・
だが?
問題なのは、一方が
ケイナってことなんだ
よなー?
オレの本能が
命に関わる危険だ!と
告げやがるんだよ
・・・・・・
やはり、止めるべきか
いや・・・しかし!
こんな状況は、二度と
こないかも・・・
あーっ!悩むっ!?
まさに、生涯最大級の
難問だぜっ!!
どんな生涯だよ・・・
まったく・・・
勝手にやっててよ
まったく・・・
あ、二人とも
もうあがったのかい?
あ、二人とも
もうあがったの?
ええ、お先に
あ、その髪
やっぱり、洗って
もらったんだ?
あ、その髪
やっぱり、洗って
もらったんだ?
あ、はい・・・
やっぱり、甘えちゃう
ことにしました
その代わりに、私も
ねえさまのお背中
流してさしあげました
そっか・・・
そっか・・・
って、あれ?
そのケイナの姿が
見えないけど・・・
って、あれ?
そのケイナの姿が
見えないけど・・・
はあ~・・・っ
い!?
へっ!?
ど、どうしたんだ?
なんか、めちゃくちゃ
暗くなってる!?
ど、どうしたのよ?
なんか、めちゃくちゃ
暗くなってるけど!?
わかってたけど・・・
まさか・・・
あんなにも差が・・・
姉としての・・・っ
姉としての威厳が?
はあ~・・・っ
???
なんとなく・・・
わかったかも?
・・・・・・
む~・・・っ
あれ?
なんか、看板が出てる
「ただいま、放浪中」
放浪って・・・
また、どこかでお酒を
飲んでるんだろうなあ
まったく・・・
しようがない
出直して・・・
にゃははははははっ♪
な、なんだよ・・・
いるんじゃないか?
な、なによ・・・
いるんじゃない?
おーい!
メイメイさーん
いるんでしょう!?
あれ・・・
もしかして・・・!
この声は・・・
ああ、やっぱり
お兄さんだ!
ああ、やっぱり
お姉さんだ!
エクスじゃないか?
エクスじゃない?
んー、なぁにぃ?
二人とも、顔見知り
だったワケなのぉ
メイメイさんこそ?
おぼっちゃまの
エクスと、酔っぱらい
の貴女に、どういう
接点が!?
にゃははははっ♪
そりゃあ、もちろん
ただれた秘密の関係
ってものよねぇ?
い!?
尽くし、尽くされる
間柄ってヤツ?
にゃはははははっ♪
もう、メイメイ
冗談はやめてよ!?
酔っぱらいの言うこと
だから、信用しないで
お兄さん?
酔っぱらいの言うこと
だから、信用しないで
お姉さん?
う、うん・・・
本当はね、前にボクが
危ない目にあった時に
メイメイの術の
おかげで、助かった
ことがあるんだよ
命の恩人ってこと?
うん、そーゆーこと
で、それ以来
お酒をおみやげにして
時々、遊びに来るの
にゃははははっ♪
だからいつにもまして
酔っぱらいっぷりが
激しいのか・・・
ここへ来るぶんには
お目付もついてこない
からね
たまに、息抜きを
させてもらうんだ
なるほどなあ
そーゆーわけだからぁ
今はちょっと遠慮して
ほしいなぁ?
しばらくしたら
また、営業再開するし
ごめんね、お兄さん?
ううん、いいさ
ごめんね、お姉さん?
ううん、いいわ
別に急ぐ用でもないし
それに・・・
メイメイ
にゃははははっ♪
やっぱ、お酒は
お米で作ったのが
最高にゃあぁぁっ♪
あの調子じゃ、酔いが
さめるまではダメだと
思うしね?
うん、そうかもね?
もう、遅いよっ?
お兄さん
もう、遅いよっ?
お姉さん
うう・・・ゴメン
ヒヒヒヒ、
叱られてやがんの
*n0殿ハ
ドウモ、朝ニ弱イ
ヨウダナ?
エエ、自分モ困リ
果テテイマス・・・
ホント、あきれた
ねぼすけさんねぇ?
こら、ミモザ
君が言えた義理じゃ
ないだろう?
今日だって、私が
起こしてやらなければ
寝過ごしていたくせに
う・・・
やれやれ、あれだけ
昼寝ばかりしてるのに
朝まで弱いとはな
そう言うけどさぁ
朝のまどろみはまた
格別な気持ちよさ
なんだぞ・・・
そう言うけどねぇ
朝のまどろみはまた
格別な気持ちよさ
なのよ・・・
ああ、わかります
ベッドから出るのが
もったいない気が
しちゃうんですよね
・・・(こくこく)
ああっ、わかります
寒い朝なんかは、
たしかにそうですね
うん、そうそう
まさにアメルの言う
とおり・・・
・・・って
えええぇっ!?
おはようございます
*n0
アメル・・・
どうして、君が?
えへへ、それは・・・
アメルお姉ちゃんはね
連れてって欲しいって
ボクたちのところに
頼みにきたんだよ
ごめんなさい・・・
でも、やっぱり
あたし、みなさんの
お手伝いがしたくて
アメル・・・
昨日、僕たちは君に
説明したはずだろう?
僕たちだけのことなら
止めたりはしない
だが、これは先輩たち
の任務なんだぞ!?
・・・・・・
さあ、アメル
みんなの所に戻るんだ
さあ、アメル
みんなの所に戻って
ちょっと待ってよ!?
お姉ちゃんに来て
もらったのには
ちゃんと理由が
あるんだってば!
理由?
調査対象トナル館デハ
悪魔ト出会ウ確率ガ
高イト思ワレル・・・
天使ノ感覚ヲ保有スル
彼女ナラバ、ソレラノ
接近ヲ、イチハヤク
察知デキルダロウ
確カニ・・・
我々ノせんさーヨリ、
確実デショウネ
ま、たしかに、
これほど確実な
方法はねェよな
それは・・・
たしかに、そうかも
しれないけど・・・
ボクたちが、来ても
いいって言ったんだよ
ちゃんと責任をもって
お姉ちゃんは守る!
ね、エスガルド?
アア・・・
ぎぶそん殿、認メテハ
イタダケヌダロウカ?
たしかに、君たちの
判断は理屈にかなって
いるようだな
それじゃあ・・・
ギブソンさん?
改めて、お願いするよ
我々の調査に君の力を
貸してくれないか?
はい、よろこんで!
よかったね・・・
おねえちゃん?
よかったですね
アメルさん?
派閥の機密のことなら
心配いらないわよ
ボクたち?
派閥の機密のことなら
心配いらないわよ
キミたち?
え?
へ?
どういうことですか?
この任務はね
派閥の総帥から、直接
任されたものなの
勅命、ですか!?
てことは・・・
我々の行動は、総帥に
よって承認されている
任務に関する限りでは
我々の判断が、おきて
より優先されるんだ
気をつかわせて
すまなかったな?
ははは・・・
そういうことは、早く
言ってほしいよなあ?
トホホ・・・
そういうことは、早く
言ってほしいわよ?
もう・・・
なんだか、見るからに
不気味な館ですね
なにか・・・
いやなかんじが
するよ・・・
もともとは、貴族が
別荘として使っていた
建物らしいんだけど
放置されてから、
もうずいぶんと
たっているって話よ
本当にこんなところに
人が住んでるのかな?
本当にこんなところに
人が住んでるのかな?
そう思うからこそさ
隠れ家にするには
うってつけなんだよ
いずれにせよ、用心は
しておいたほうがいい
ねすてぃ殿ノ言ウ
通リデス
侵入者ニ対スル
備エガアル可能性ハ
高イデショウ
ドウヤッテ調査スル
ぎぶそん殿?
あまり大人数で中に
入るのは避けたいな
私とネスティ
*n0の三人で
入ってみようと思う
君たちは建物の周囲を
調べてみてくれ
うん、了解っ!
うわっ!?
ぺっ、ぺっ!
うひゃっ!?
ぺっ、ぺっ!
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
わっ!
どうしたんですかっ!
ご主人さま!?
なにをやってるんだ
*n0
だって、クモの巣が
顔にかかって・・・
これは、人の出入りが
絶えて久しいとしか
思えないな・・・
そうですね
ミモザ先輩には悪い
ですが、ハズレかも
しれません
ああ・・・
ろくに調べもしないで
どうして、そんなこと
がわかるんだよ?
ろくに調べもしないで
どうして、そんなこと
がわかるのよ?
あるじ殿、マワリヲ
ヨク見テクダサイ
まわり?
クモの巣がどうか
したのか?
まわり?
クモの巣だらけじゃ
ないの?
まったく・・・
つまりだな
ケッ、相変わらず頭の
血の巡りが悪いヤツ
だなァ、テメエは
人が出入りしていると
いうのなら、こんな
入り口にクモの巣が
かかったりするか?
あ・・・
あ・・・
それに、このホコリだ
私たちが歩いた後に
そって、くっきり足跡
が残っている
他の場所にはそうした
痕跡がないだろう?
本当だ・・・!
ホントだわ!
つまり、僕たち以前に
この館に入った者は
いないということだ
そんな・・・
そんな・・・
すまないな、無駄足を
踏ませてしまって
早く、外に出て
ミモザ先輩たちと合流
しましょう
・・・ん?
ちょっと待って!?
・・・あれ?
ちょっと待って!?
どうかしたのか?
*n0
ほら、あそこ・・・
部屋の壁のあたりに
なにか、積み重なって
いませんか?
ほら、あそこ・・・
部屋の壁のあたりに
なにか、積み重なって
いない?
廃棄された家具の類
じゃないのか?
いや・・・
それにしては、形が
妙に不自然だ・・・
・・・あっ!?
こ、これって・・・
・・・あっ!?
こ、これって・・・
ひからびた死体の山
じゃないか!?
ひからびた死体の山
じゃない!?
なんだって!?
・・・(ぎゅっ)
ほーっ、こりゃあ
見事なミイラだなァ?
ごっ、ごしゅ、ごしゅ
ごしゅじんさま・・・
本当だ・・・
どれもみな、完全に
ミイラ化している
しかも、この服装や
持ち物から察するに
間違いなく・・・
ああ、彼らはみな
召喚師だった者たちの
亡骸に違いあるまい
行方不明じゃなくて
殺されてたのか・・・
行方不明じゃなくて
殺されてたのね・・・
蒼の派閥以外の者たち
を含めて、これほどの
数の召喚師が、犠牲に
なっていたとは
それじゃ、やっぱり
ここが事件に関係ある
のは間違いないって
ことですね?
それじゃ、やっぱり
ここが事件に関係ある
のは間違いないって
ことなのね?
そうなるな・・・
しかし、どうやれば
こんな無惨な殺し方が
できるというんだ?
!?
いまの・・・
なに・・・!?
ご主人さまっ?
今の、悲鳴ですよ!?
アメルたちか!?
いや、違うな・・・
今の悲鳴は、足下から
響いてきたようだ
地下室!?
・・・やはり
どうにも、あの時に
勝るものには出会えぬ
ようですね
申しわけありませぬ
なかなか、満足をして
いただける素材にこと
欠きまして・・・
ファナンを攻略させた
あかつきには、黒騎士
に命じて取り寄せる
ことにしましょう
あの街には、金の派閥
なる召喚師の集団が
おりますれば・・・
キャハハハハッ!
楽しみだねえ?
この声は・・・!?
しかし、こうも使いで
がないものばかりでは
困りものだな
これでは、新たな
よりしろにすることも
できぬではないか
短気はいけないよォ?
ガレアノちゃん
アタシたちの時だって
そう簡単には、いかな
かったんだもん
そうですね・・・
我らが主が、尽力して
くださったからこそ今
の我々があるのです
感謝しておりますよ
レイム様・・・
そうかしこまらずとも
いいんですよ
キュラー?
ビーニャもガレアノも
本当に、私のために
よく尽くしてくれて
いるんですからね
感謝していますよ?
レイムさま・・・
勿体ないお言葉です
まさか・・・!
先輩たちの追っていた
事件も、あの三人の
仕業だったなんて
それに、レイム
やはり、あの三人と
関わりをもっていたと
いうわけか・・・
あの野郎・・・
やっぱ、そういう
ことかよ?
・・・(ぎゅっ)
馬鹿な・・・
どうしたんですか
ギブソン先輩!?
君たちが言っていた
三人の召喚師とは
本当にあいつらのこと
なのか・・・?
ええ、間違いないです
はい、間違いないです
ならば、これは悪い夢
としか思えない・・・
私は・・・
彼らの顔を知っている
知っているんだよ
え?
派閥から送られてきた
シッソウした召喚師
たちの人相書き・・・
あの三人の顔は、そこ
に描かれていたものと
同じなんだ・・・
なんだって!?
なんですって!?
さて、と・・・
お行儀の悪いことは
やめて、そろそろ顔を
見せてくれませんか?
*n0さん
・・・!?
気づいていたという
ワケか・・・
カーッカッカ!
さすがに、二度も同じ
失態はせぬわい
シッソウした召喚師
たちの周囲に姿を
見せていたのは、
貴様だな!?
ほう・・・
私のことを
かぎ回っていたのは
貴方でしたか?
蒼の派閥の召喚師
ギブソン・ジラールだ
レイムさんっ!
いったい、何のため
にこんなことを!?
血識がね・・・
必要だったのですよ
ちしき・・・?
知識というものはね
血液に溶けて、全身を
めぐっているのです
ならば、その血液を
すべて抜きとることが
できたなら・・・
その人の知識をすべて
いただくことも夢では
ないでしょう
我々は、これを血識と
呼んでいるのですよ
そのために・・・
そのためだけに
貴様は、あれだけの数
の人間を犠牲にしたと
いうのか!?
ナニ怒ってんのよォ
アンタだってさァ
ニンゲンじゃないじゃ
ないのさ?
・・・!!
融機人の身体には
一族の記憶が脈々と
受け継がれていると
聞くが・・・
クックックック・・・
さぞかし、血識の味も
濃いのでしょうなあ
この魔力・・・っ
まさか、貴様らは!?
ギブソンっ!?
おやおや、勢揃いと
いうわけですか?
すきゃんノ結果カラ
建物ノ地下ニ、不自然
ナ空間ヲ発見シタノダ
ナイスタイミングで
間に合ったみたいだね
レイムさん!?
アメル・・・
やっぱり、あの人は
普通じゃない・・・
あの人は、楽しんで
こんなひどいことを
しているんだ!!
あの人は、楽しんで
こんなひどいことを
しているもの!!
ええ、そうですとも!
私は今、最高に楽しい
気分でいますよ?
貴方たちのその顔が
貴女たちのその顔が
これから、苦痛に歪む
と考えるだけで・・・
ヒヒヒヒヒヒ・・・
たまりませんねェ!?
レイムさん・・・
貴方は・・・
く、クソ・・・っ!
身体が震えやがる
だとォ・・・!?
おにいちゃん・・・
コワイ・・・っ!
こわいよぉ・・・っ
おねえちゃん・・・
コワイ・・・っ!
こわいよぉ・・・っ
ガレアノ、ビーニャ
そして、キュラーよ!
さあ、おもてなしして
さしあげなさい!!
どうやら、ボクたちの
勝ちみたいだね
いくら魔力が強くても
戦いをこなした場数は
私たちのほうが上って
ことかしら?
ねェ?
あんなこと言ってるよ
アイツら・・・
クククク・・・
可愛いものですね
我々が遊んでいたこと
にも気づかないとは
ナンダト・・・?
レイム様、そろそろ
こ奴らに我々の正体を
見せてやりたいと思う
のですが?
いいでしょう
貴方たちもそろそろ
手加減には飽きたこと
でしょうし・・・
私が許可しますよ
さあ、本来の姿を
見せてあげなさい!
では、お言葉に
甘えて・・・
クククククク・・・
キャハハハハッ!
カーッカッカッカ!!
なんだ・・・?
あいつらの身体が
歪んでいく・・・!?
なに・・・?
あいつらの身体が
歪んでいく・・・!?
やはり・・・
みんな、気をつけろ!
こいつらは、人間
じゃないっ!!
カーッカッカッカ!!
これが、アタシたちの
本来の姿・・・
ニンゲンたちよ
貴公たちが、悪魔と
恐れるモノの姿だ!
あ・・・
ああ・・・っ
悪魔が・・・
どうして・・・!?
気ヲツケロ、えるじん
奴ラハ、今マデ相手ニ
シテキタ連中ト、格ガ
違ウヨウダ・・・!
それはそうでしょう
なにしろ、彼らは私の
お気に入りです
さらった召喚師の肉体
をよりしろに、血識に
よって召喚術を学ばせ
たのですからねえ?
レイムさん、貴方は
なんてことをっ!?
レイムさん、貴方は
なんてことをっ!?
ひゃーっはっはっは!
カアァァァァァッ!!
なんて魔力だ・・・っ
私たちのものとは比較
にならない!?
息がつまる・・・っ
このまま、押し潰され
てしまいそう・・・
うわあぁぁぁぁっ!!
くそぉぉ・・・っ
ううぅぅ・・・っ
させない・・・
・・・アメル?
*n0を
みなさんを・・・
傷つけたりなんか
させませんっ!!
くぅ・・・っ!
ギィヤアァァ~ッ!!
アルミネのォ・・・
ひかりィィィィッ!?
今ダ・・・ッ!!
助けられちゃったわね
この子の力に・・・
ああ、あのまま戦えば
間違いなく、私たちは
負けていた・・・
ありがとうエスガルド
ボクたちを連れて
逃げてくれてさ
ソレガ可能ダッタノモ
彼女ノ光ガ、アノ魔力
ヲ遮断シテクレタカラ
コソダ、えるじんヨ
ネスティさんっ?
本当にもう、あたし
平気ですから・・・
ダメダメ!アメルは
いつもそう言って
無茶するんだから
家につくまでは
おとなしく、ネスの
背中におぶさって
なさいよ?
*n0
ひょっとして
おもしろがってない
ですかっ?
ううん、ちっとも♪
む~・・・
ほら、あまり動くと
落っこちるぞ?
あ、はいっ
君のおかげで、僕らは
命を拾ったんだ・・・
これぐらいのことは
させてもらわないと
僕の気がすまないよ
そういうこと!
だから、今はゆっくり
休めばいいのよ?
・・・(こくん)
がんばりましたもんね
アメルさん・・・
うん・・・
やれやれ・・・
彼女には、しばらく
頭があがらないな
右ニオナジデス・・・
ケッ!まったく、
しまりゃしねェ・・・
あの・・・
*n0
ん?
あたし・・・
重くないですか?
そんなことないよ
あたし・・・
ちゃんと、お役に立て
ましたか・・・?
ああ、アメルは
がんばってくれたよ
だから、今はゆっくり
休めばいいんだ
俺がちゃんと、家まで
おぶっていってあげる
から・・・な?
うん・・・
ばらばらに散らばっていた
事件が、悪意ある者の手で
ひとつの輪郭を描きはじめる
変わり果てた召喚師たちの
亡骸と、それを為した者たち
の真実の姿・・・
なにもかもを歪めてしまう
狂ったような彼の笑い声
俺たちの見たものは
けして幻なんかじゃなかった
悪魔によって操られている
デグレアという国家
その悪魔たちを操って、彼は
なにを為そうというのか
問いかけても答えは返らず
ただ俺は、夜風の中にそれを
探している
得体の知れない焦りと不安を
忘れようとするように・・・
ばらばらに散らばっていた
事件が、悪意ある者の手で
ひとつの輪郭を描きはじめる
今日、私達が見たものは
召喚師の亡骸と
対照的な悪魔の姿・・・
なにもかもを歪めてしまう
狂ったような彼の笑い声
シャレにならない悪夢だった
悪魔によって操られている
デグレアという国家
その悪魔たちを操って、彼は
なにをするつもりなんだろう
問いかけても答えは返らず
あたしは、ただ無言で
月を見つめていた
深い闇を照らしてくれる
その淡い光に救いを
求めるようにして・・・
ガレアノたちの正体が
悪魔だったなんて
今までの彼らの様子を
思い返せば、予想して
しかるべきことだった
それができなかった
のは、召喚対象である
悪魔が、召喚術を行使
するはずないという
先入観が、無意識に
あったせいだろうな
血識、か・・・
それにしても、普通
そんなこと考えたりは
しないよな
血液ごと、知識や記憶
を奪いとるなんて
血識、か・・・
それにしても、普通
そんなこと考えたりは
しないわよ
血液ごと、知識や記憶
を奪いとるだなんて
正直、恐ろしいよ
僕は・・・
え?
僕の身体を流れる血は
一族の知識と記憶を
受け継いだものだ
あいつらにして見れば
さぞかし、魅力的な
ものなのだろうな
ネス・・・
大丈夫だよ
あいつらには、ネスに
手出しなんかさせたり
するもんか!
ネス・・・
大丈夫よ
あいつらには、ネスに
手出しなんかさせたり
しない!
*n0・・・
だから、こわがったり
なんかしないでくれよ
ネスがそんなだと
なんか、俺まで元気が
なくなっちゃうからさ
な?
だから、こわがったり
なんかしないで
ネスがそんなだと
なんか、あたしまで
おちこんじゃうよ
ね?
やれやれ・・・
我ながら情けないな
兄弟子として
いや、それ以前に僕は
男だというのに
男とか女っていうのは
あんまり関係ないって
あたしは思うけどな
誰だって、不安になる
時はあるんだし
あたしは、そういう
ちょっとヘコんでる
ネスのことも、キライ
じゃないよ?
こんなこと言うと
叱られちゃうかも
しれないけど
なんか、ホッとするの
ネスもやっぱり、普通
の人なんだなーってね
*n0・・・
ねえ、ネス
ちょっとそこに座って
え?
いいから、いいから
ほら?
・・・?
えいっ♪
な・・・?
*n0っ!?
おぼえてる?
私が、生まれのことで
いじめられちゃって
泣いてると・・・
ネスは、決まって
こんなふうに抱いて、
私の頭撫でてくれた
よね
・・・・・・
こうしてもらってると
あたし、イヤなこと
全部忘れられたんだよ
そんなことも・・・
あったな・・・
ねえ、ネス・・・
つらいことがあったら
こうやって、ちゃんと
あたしに話してね?
ああ・・・
約束、だからね・・・
守ってもらうだけじゃなくて
これからは俺もネスのこと守って
みせるよ・・・
守ってもらうだけじゃなくって
これからはあたしもネスのこと
守ってみせる・・・
ガレアノたちは
やっぱり、レイムさん
の命令で動いていたん
ですね・・・
しかも、その正体が
悪魔だったなんて
ギブソン先輩の話だと
人間にとりついた
悪魔っていうのは
そう簡単に見わける
ことができないらしい
気づかなかったのも
無理はないよ
ギブソン先輩の話だと
人間にとりついた
悪魔っていうのは
そう簡単に見わける
ことができないの
気づかなかったのも
無理はないわ
ええ・・・
だけど、これでもう
はっきりとわかって
しまったよな
デグレアに関する一連
の事件は、あの人の手
で引き起こされたんだ
だけど、これでもう
はっきりと
わかっちゃったわね
デグレアに関する一連
の事件は、あの人の手
で引き起こされた
あたし・・・
信じられません・・・
信じなくちゃいけない
そうわかってるのに
信じたくない・・・っ
アメル・・・
こわいんです!
あの人のことが・・・
わからなくて・・・
どうして、どうして
あんなひどいことして
笑っていられるの!?
*n0
あたし、わからない?
わからないよぉ・・・
泣かないで、アメル
俺だってわからないよ
どうして、あの人が
こんなおそろしいこと
をしているかなんて
わからないし・・・
こわいよ・・・
泣かないで、アメル
あたしだって
わかんないよ
どうして、あの人が
こんなおそろしいこと
をしているかなんて
わからないし・・・
こわい・・・
*n0・・・
でもね、アメル
俺たちは知ってるんだ
あの人のしたことが
どれだけの人たちを
傷つけたかってことを
でもね、アメル
あたしたちは
知ってるのよ
あの人のしたことが
どれだけの人たちを
傷つけたかってことを
・・・!
だから、俺・・・
あの人を止めてみせる
どんな結果になるかは
わからないけど、でも
ほっとくわけには
いかないから!
だから、あたし・・・
あの人を止めてみせる
どんな結果になるかは
わからないけど、でも
ほっとくわけには
いかないもの
そう、ですよね・・・
あたしたちが止めて
あげなくちゃ
いけないんですよね
うん・・・
うん・・・
ごめんなさい・・・
泣いたりして
だけど、これでもう
最後にしますから
約束しますから
だから・・・
アメル・・・!?
今だけ、こうさせて
ください・・・
*n0
弱虫のあたしに
貴方の勇気をわけて
ください・・・
・・・・・・
うん・・・
終わらせてみせるよ
君がもう、泣かなくて
すむように・・・
終わらせてみせるわ
あなたがもう、泣かなくて
すむように・・・
間近デ見テ、改メテ
感ジマシタ・・・
えすがるど殿ハ
ヤハリ、自分トハ比ベ
モノニナラナイホド
優秀ナ機械兵士デス
*n1だって
負けちゃいないって
俺は思うけど?
*n1だって
負けちゃいないって
あたしは思うけど?
デスガ、すぺっくデハ
明ラカニ、自分ハ
劣ッテイマスシ
ソレニ、アノ場面デノ
トッサノ判断力・・・
ヨホドノ経験ヲ積ンデ
イタカラコソ、迅速ニ
我々ヲ待避サセルコト
ガデキタノデショウ
それだけかな・・・
それだけかな・・・
ト、イイマスト?
俺、思うんだよ
エスガルドの強さは
その基本性能よりも
エルジンを守ろうって
気持ちに、支えられて
るんじゃないかな?
あたし、思うのよ
エスガルドの強さは
その基本性能よりも
エルジンを守ろうって
気持ちに、支えられて
るんじゃないのかな?
!!
あの二人の関係って
主人と護衛獣っていう
よりも・・・
もっと強いきずなで
結ばれてる気が
するんだ
あの二人の関係って
主人と護衛獣っていう
よりも・・・
もっと強いきずなで
結ばれてる気が
するのよ
タシカニ・・・
ソウカモシレマセンネ
見習いたいもんだよな
俺たちもさ?
見習いたいものよね
あたしたちも?
デキルデショウカ?
自分ニ・・・
難しく考えること
なんてないさ
*n1?
いつかきっと、自然に
変わっていけるよ
絶対に・・・
難しく考えること
なんてないのよ
*n1?
いつかきっと、自然に
変わっていけるわ
かならず・・・
そのためには、俺も
努力しなくちゃな?
そのためには、あたしも
努力しなくちゃね?
なあ、*n1
あの三人が悪魔だって
こと、お前はどうして
気づかなかったんだ?
ねえ、*n1
あの三人が悪魔だって
こと、あんたはどうし
て気づかなかったの?
ケッ、そいつはな
テメエのせいってもん
なんだぜ?
え?
え?
召喚された悪魔はなァ
誓約されることで
その力を、大きく制限
されちまうんだよ
ニンゲンごときでも
命令ができるようにな
それじゃ、今のお前は
本来の力を抑えられて
るっていうのか?
それじゃ、今のあなた
は本来の力を抑えられ
てるっていうの?
まァな・・・
だが、ヤツらは違うぜ
誓約なんていう足かせ
に縛られてねェ・・・
だから、本来の力を
好き放題に使うことが
できんのさ
ちょっと待てよ?
誓約されてないって
どういうことだ!?
あの悪魔たちは
レイムさんが召喚した
んじゃないのか!?
ちょっと待ってよ?
誓約されてないって
どういうこと!?
あの悪魔たちは
レイムさんが召喚した
んじゃないの!?
ケッ!そいつは
テメエで考えなッ!!
それが本当だとしたら
いったい、どういう
ことなんだ・・・?
それが本当だとしたら
いったい、どういう
ことなの・・・?
あくま・・・
だったんだね・・・
ああ、正直なところ
思いもしなかったよ
人間じゃなかった
なんて・・・
ええ、正直なところ
思いもしなかった
人間じゃなかった
なんて・・・
だから・・・
みえなかったんだ
こころ・・・
まっくらだったんだ
・・・・・・
・・・・・・
どうするの・・・
おにいちゃん?
どうするの・・・
おねえちゃん?
あくまがあいてでも
こわくないの?
こわいさ・・・
だけど、俺は戦うよ
ほっておくことは
できないからな
こわいわ・・・
だけど、あたしは戦う
ほっておくことなんて
できないから
・・・(ぎゅっ)
*n1?
*n1?
*n1も
いっしょだよ?
おにいちゃんと・・・
いっしょだよ・・・
おねえちゃんと・・・
いっしょだよ・・・
ああ、わかってるよ
ずっと、一緒さ?
ええ、わかってる
ずっと、一緒よ?
・・・(こくん)
終わらせなくちゃな
この子のためにも
絶対に・・・
終わらせなくちゃね
この子のためにも
絶対に・・・
あの人たちがあれだけ
ひどいことをして平気
でいられたのは
悪魔だったから
なんですね
そういうことになるん
だろうな、多分
そういうことになるん
でしょうね、多分
ねえ、ご主人さま
悪魔たちは、どうして
あんなことができるん
でしょうか?
え?
え?
ボクには・・・
わかりません・・・
人をだましたり
傷つけたりして
なにが楽しいって
いうんですか?
ボクには、理解なんて
できません・・・っ
わかりたくもない!!
*n1・・・
お前が泣くことなんて
ないんだよ?
*n1・・・
あなたが泣くこと
なんてないのよ?
でも・・・っ
でもぉ・・・っ
*n1を
これ以上あいつらと
関わらせるのは無理かも
しれない・・・
*n1を
これ以上あいつらと
関わらせるのは無理なの
かも・・・
は?
だからさ・・・
前から、ずっと気には
なってたんだよ
フォルテとケイナは
その・・・
お互いのこと、どう
思ってるのかって
だからぁ・・・
前から、ずっと気には
なってたのよ
フォルテとケイナは
その・・・
お互いのこと、どう
思ってるのかって
どうって・・・
まー、言ってみりゃ
オレの生涯最大の敵と
いうのが・・・
はぐらかさないで!
!?
ゴメン・・・っ
でも・・・
・・・・・・
好きだぜ・・・
あいつは、どうだか
わかんねーけどな
・・・!
ひと目惚れってヤツさ
不覚にもな
倒れてるあいつを
見つけた時は、本当に
天使かと思ったんだ
なにもおぼえてない
あいつを、このまま
自分のものにしたい
くらいだった・・・
けどな・・・
オレは、卑怯者だ
継ぐべき家を捨てて
逃げだしちまった
臆病者なんだよ
そんな男と一緒に
なって、ケイナが幸せ
になれるはずがねえ
だから・・・
オレは、この気持ちを
絶対にあいつには
知られたくねえのさ
・・・・・・
だったら、俺が
とっちゃっていい?
な・・・っ!?
ケイナって、すごく
きれいで優しくてさあ
憧れてたんだよねー?
俺も・・・
ち、ち、ちょっと
ちょっと待てえっ!?
お姉さんとして
!?
あはははははっ!
ほら、本音が出た?
は、ハメやがったな?
おまえ・・・っ
素直になったほうが
いいよ、フォルテ?
俺にだってわかる
くらいなんだもん
ケイナだって、もう
気づいてるはずだよ
ぐ・・・
だから、ずっと
待ってるんじゃない?
*n0・・・
応援するからさ、俺!
・・・・・・
ああ・・・
ありがとよ・・・
悪いな・・・
な、なんで
謝ったりなんか
するかなあ?
・・・・・・
あ、あたし・・・
二人のこと、すごく
お似合いだと思うから
本当に、そう思うから
・・・うん!
ああ・・・
ありがとよ・・・
それじゃあ・・・
おやすみ・・・っ!
あの二人だったら
すごくお似合いだよな
・・・うん♪
ちょっとだけ・・・
泣いちゃうかもな
今夜は・・・
え?
だからさ・・・
前から、ずっと気には
なってたんだよ
ケイナとフォルテは
その・・・
お互いのこと、どう
思ってるのかって
だからね・・・
前から、ずっと気には
なってたのよ
ケイナとフォルテは
その・・・
お互いのこと、どう
思ってるのかって
どうって・・・
アイツと私は、ほら
ずっと旅をしてきた
仲間で・・・
はぐらかさないで!
!?
ゴメン・・・っ
でも・・・
・・・・・・
アイツの気持ちは
わかんないけど・・・
私は・・・
アイツのこと、好きよ
・・・!
この世界のことも
自分のことも
なにもかもわからず
それがこわくて・・・
死にたいと泣いていた
私を、アイツは何度も
叱ってくれた・・・
今の私になれるように
強くしてくれたの
そんな、アイツの
優しいところが、私は
好き・・・
・・・・・・
やっと、素直に言って
くれたね?
もぉ・・・
はっきりしてくれない
から、見ていてずっと
心配してたのよ?
ごめんね・・・
ううん、いいの
あたしのほうこそ
つらいことまで言わせ
ちゃって、ゴメン
応援してるからね
あたし!
*n0・・・
うん・・・
ありがとう・・・
だから・・・
ごめんね・・・
な、なんで
謝ったりなんか
するかなあ?
・・・・・・
俺・・・
二人のこと、すごく
お似合いだと思うから
本当に、そう思うから
・・・うん!
うん・・・
ありがとう・・・
それじゃあ・・・
おやすみ・・・っ!
ははは・・・
これって、やっぱり
失恋なのかな・・・?
あの二人だったら
すごくお似合いだよね
・・・うん♪
なあ、ロッカ・・・
ねえ、ロッカ・・・
なんですか?
アメルが俺たちに
背負われて帰ってきた
のに、どうして平気で
いられるんだ?
アメルがあたしたちに
背負われて帰ってきた
のに、どうして平気で
いられるの?
冷たいなって
思いました?
そうじゃないけど
前だったら、もっと
大騒ぎしてたから
それが不思議で・・
そうじゃないけど
前だったら、もっと
大騒ぎしてたから
それが不思議で・・
それは、信用している
からですよ
あの子のことを
それに、貴方をね?
それに、貴女をね?
あ・・・
貴方がいた以上
アメルのことを必死で
守ろうとしたのは
間違いないですから
それはあの子も
きっと、同じはずです
だから、こうして無事
戻ってこれた・・・
違いますか?
うん・・・
どんなに傷つこうとも
あの子が望んでそれを
受け入れたのなら
それは、きっと必要な
ことだったんでしょう
それを否定する気は
僕にはないですよ
以前の僕は
見守るということと
束縛するということを
同じように、考えて
いた気がするんです
だけど、*n0
貴方とネスティさんを
貴女とネスティさんを
見ていて・・・
僕は自分の間違いに
気がついたんです
大事な存在だからこそ
自分の腕の中だけに
抱えこんではいけない
ということに・・・
ロッカ・・・
ようやく、僕も
過保護な兄から卒業
できそうです
あの子も、リューグも
もう、僕の後ろを
必死についてきていた
小さな子供なんかじゃ
ないんですから・・・
ロッカは・・・
アメルのこと、妹と
してだけじゃなくて
本当は・・・
好きだったのかも
しれませんね
だけど、それはもう
恋になることは絶対に
ありません
僕にとって、やっぱり
あの子は、なによりも
妹だったんです
ロッカ・・・
それに、気づかせて
くれたのは・・・
いいえ・・・
なんでもありません
それでも、ロッカは二人にとって
最高のお兄さんだと思うよ?
俺は・・・
ロッカ・・・
なんだか、ずっと
大人になった気がする
なあ、リューグ・・・
ねえ、リューグ・・・
なんだ?
アメルが俺たちに
背負われて帰ってきた
のに、どうして平気で
いられるんだ?
アメルがあたしたちに
背負われて帰ってきた
のに、どうして平気で
いられるの?
はっ、なにを聞くかと
思えばそんなことかよ
だって、前だったら
俺のこと絶対にせめて
いたのに・・・
だって、前だったら
あたしのこと、絶対に
せめてたのに・・・
あのなぁ・・・
せっかく人が信用して
やろうって思ったのを
ブチ壊す気か、おい?
え・・・?
へ・・・?
おまえが手を抜いた
から、あいつが倒れた
わけじゃねえだろうが
そうだろ?
う、うん・・・
だったら、仕方がねえ
ことだったんだろうさ
あいつは、自分よりも
他人のことばっかり
考える女だからな
守るほうの気苦労も
考えねえでよ・・・
むしろ、誰かを守ろう
とばかりしているん
だからな
うん・・・
たしかに、そういう
女の子だよな
アメルは・・・
うん・・・
たしかに、そういう
女の子だよね
アメルは・・・
ガキん時は、もっと
すごかったんだぜ?
バカ兄貴の真似して
俺のこと、弟みたいに
扱っててさ・・・
泣き虫のくせに
姉さんぶって、いつも
俺の世話ばかり焼いて
やがった・・・
リューグ・・・?
俺はずっと、アメルを
守ってるつもりだった
けどな、おまえたちと
一緒に行動するように
なって・・・
俺の知らなかった
あいつの顔をたくさん
見ることになった
俺が思ってるよりも
ずっと強い、あいつを
初めて知ったんだ
きっかけはな・・・
多分、お前だよ
え・・・
俺は、今のあいつが
前よりずっと好きだぜ
アメルがお前と
出会うことができて
本当によかったと思う
結局のところ
俺は、あいつにとって
いつまでたっても
弟でしかなかったって
ことだな
・・・・・・
そして、俺もどこかで
あいつに甘えていたの
かもしれねえな・・・
だが、それも
そろそろ卒業するぜ
あいつは・・・
アメルは、俺たちの
母親じゃねえんだしな
リューグ・・・
リューグは・・・
アメルのことを・・・
言うなッ!!
あいつにとって、俺は
弟なんだよ・・・
頼む・・・
これ以上、言わせるな
・・・わかった
怒鳴ったりして
悪かったな
ううん・・・
あたしのほうこそ
余計なこと、聞いて
ゴメン・・・
ふっ切ったつもり
だったんだがな
まだまだ、俺もガキ
だってことか・・・
そんなことないよ!
リューグは、あたし
なんかよりも、ずっと
大人だと思う・・・
・・・はっ
相手が変わっても
結局、やってることは
おんなじかよ・・・
さっさと部屋に戻って
寝ちまえよ?
俺はもうすこし
一人で、風にあたって
いたいんだ・・・
う、うん・・・
リューグの信頼
絶対に、裏切ったりは
しないから・・・!
リューグの背中
なんだか、前よりも
ずっと広くなった気が
するよ・・・
そんな大変なことが
あったんだ・・・
まあ、こうして無事に
戻ってこれたから
いいんだけどね
まあ、こうして無事に
戻ってこれたから
いいんだけどね
でも、これでようやく
わかった気がするわ
ビーニャが、召喚した
魔獣を、平気で足蹴に
できた理由が
アイツにすれば、人間
も魔獣も、遊び道具に
しか過ぎなかったのね
許せないわ・・・
ミニス?
召喚獣っていうのは
そんなふうに扱って
いいものじゃないわ!
住む世界や言葉は違う
けど、あのコたちは
みんな、生きている
私たちとおんなじよ
友達にだってなれる
仲間なんだもん!
ミニス・・・
悪魔だかなんだか
知らないけど、私が
絶対にこらしめてやる
そうじゃなきゃ
アイツに呼ばれる魔獣
たちが可哀想よ・・・
そうでしょう?
*n0
うん、ミニスの
言ってること、俺にも
よくわかるよ
一緒に、がんばろうな
あいつらのやっている
ことを、止めるんだ!
ええ、ミニスの
言ってること、あたし
にはよくわかるわ
一緒に、がんばろう?
あいつらのやっている
ことを、止めるのよ!
うんっ!
いつの間にかミニスは
召喚師としての自分を
ちゃんと見つけだして
いたんだな・・・
いつの間にかミニスは
召喚師としての自分を
ちゃんと見つけだして
いたのね・・・
しかし、驚いたよ
やけに帰りが遅いって
思ってたらさ
アメルが背負われて
帰ってくるんだもんね
俺たちを守るために
また、あの光を使って
くれたから・・・
それで、彼女の様子は
どうなんだ?
あたしたちを守ろうと
して、またあの光を
使ってくれたの
それで、彼女の様子は
どうなの?
前の時とおんなじさ
消耗した気は、ストラ
で補給しといたよ
悪いな。モーリンにも
負担かけちゃってさ
ゴメンね
モーリンにまで迷惑
かけちゃって
なにいってんだい
こんなの、あたいに
とっちゃあ、苦にも
なんないことだよ
ストラを使う格闘家は
普段から、呼吸で自然
の気をとりこむように
訓練してるからね
ちょっと休めば、すぐ
元気になるんだよ
そうなんだ
心配なのは、むしろ
アメルのほうだよ
前にも言ったけど
あの子の奇跡の力はね
自分の気を消耗して
発揮されてんだよ
訓練もしたことのない
あの子の身体に
それが、どれだけ負担
になっているのやら
うん・・・
ええ・・・
まあ、でも
あたいの心配しすぎ
なのかもしんないなあ
なんてったって
アメルは天使の生まれ
変わりなんだ
そのへんのところは
多分、あたいたちより
うまい具合にできてる
んだろうしね?
うん・・・
きっと、そうだよな?
うん・・・
きっと、そうだよね?
でも、モーリンが
心配してくれたことも
一応、気をつけるよう
にしておかないとな
でも、モーリンが
心配してくれたことも
一応、気をつけるよう
にしておかなきゃね
事の次第は
エスガルド殿たちから
聞かせてもらったで
ござるよ
あの三人の凶賊が
悪魔の変じたもので
あったとはな・・・
カザミネさんは、昔
先輩たちと一緒に悪魔
と戦ったことがあるん
だよね?
カザミネさんは、昔
先輩たちと一緒に悪魔
と戦ったことがある
のよね?
いかにも・・・
思い出すのも苦い
嫌な戦いでござった
それって、やっぱり
悪魔の力がそれだけ
強いってこと?
それって、やっぱり
悪魔の力がそれだけ
強いってことなの?
刃を交える戦いならば
それを通じて、互いに
得るところもあろう
しかし、あ奴らとの
戦いには、そういった
ものがないのでござる
殺すか、殺されるか
それだけしかない
これほど虚しい戦いは
ないでござるよ
剣を極めようとしてる
カザミネさんだから
余計に思うところも
あるんだろうな
剣を極めようとしてる
カザミネさんだから
余計に思うところも
あるんだろうなぁ
ふぃー・・・っ
ガレアノの正体が
悪魔だったとはなあ?
道理で、撃たれても
転落しても、死なねえ
ワケだぜ
感心してる場合じゃ
ないよ、レナードさん
感心してる場合じゃ
ないよ、レナードさん
わかってるって!
こう見えても、俺様
それなりに動揺して
いるんだぜ?
む-・・・
しかし、こんなコトに
なるんだったら、寝て
ばかりいないで
たまには日曜のミサ
ぐらい、出ておきゃあ
よかったかもな?
・・・っと?
そうか、こっちにゃあ
教会なんてねえのか
だとしたら、十字架や
聖水なんてもんが通用
するワケでもなさそう
だなあ・・・
???
ま、どっちにしろ
俺様の結論はなんにも
変わりゃしねえよ
デビルだろうが
サタンだろうが
罪の報いは、必ず
受けさせてやるぜ
絶対にな・・・
よくわかんないけど
でも、最後の言葉は
本気だったな・・・
よくわかんないけど
でも、最後の言葉は
本気だったわね・・・
なんだか、大変よね
派閥に属するのって
任務っていうの?
それで、行動を制限
されてるみたいだし
今日だってルウたちを
連れていってくれた
なら
キミたちだけに苦労
させなかったのに?
返す言葉もないよ
ホント・・・
返す言葉がないわ
ホント・・・
でも、見ていて
わかったことがあるの
蒼の派閥の召喚師も
金の派閥の召喚師も
ルウたちみたいに
世間から遠ざかってた
召喚師より、ずっと
たくましいよね
やってることには
ちょっと首をかしげる
ことも多いけど
そこは、素直に見習う
べきかなって思うもの
そっか・・・
でも、どうして
ふたつに別れてなきゃ
いけないのかしらね
意見の違いなのは
わかるけど・・・
エルゴの王の時代
みたいに、召喚師が
力をあわせてたほうが
もっと、もっと
住みやすい世の中に
なると思うんだけどな
ルウは・・・
うん、俺もそう思うよ
ええ、あたしも
そう思うわ
こういう非常時だけでなく
もっと派閥同士で協力できると
いいんだけどなあ・・・
こういう非常時だけでなく
もっと派閥同士で協力できると
いいんだけどね・・・
エルジンくんたちから
なにが起こったのかは
聞かせていただき
ました・・・
あの邪鬼使いたちは
やはり、人外の化生
だったのですね?
カイナは、気づいて
いたのか?
カイナは、気づいて
いたの?
はっきりと感じとって
いたのではありません
ただ、以前にお話した
ように、私たちは
かつて悪魔と戦った
ことがありますから
どこか、引っかかる
ものは感じていました
そうだったんだ
そうだったの・・・
ですが、どうやら
その悪魔たちは
私たちが知っている
それよりも・・・
はるかに、力のある
存在のようですね
先輩たちや、エルジン
エスガルドでさえも
圧倒されていたもんな
先輩たちや、エルジン
エスガルドでさえも
圧倒されていたもの
とはいえ、このまま
捨てておくことは
できません
及ばずながら、私も
戦わせていただきます
この世界と・・・
私にとって、大切な
貴方がたを守るために
貴女がたを守るために
頼りにしてるよ
カイナ・・・
頼りにしてるからね
カイナ・・・
ギブソンさんたちの
追っていた事件も
デグレアが関与してた
ものだったんだな
デグレアそのものが
手を下していたという
証拠はないけど
顧問召喚師である
あの人が、計画をした
ことには間違いないよ
デグレアそのものが
手を下していたという
証拠はないけど
顧問召喚師である
あの人が、計画をした
ことには間違いないわ
もはや、どこから
どこまでが、あの男の
仕業なのかすら
わからないが・・・
いずれにしろ、奴らが
したことは変わらない
多くの人々を、私欲の
ために化け物に変えた
あの者たちを、私は
許さないだろう
もっとも・・・
こうした私の決意も
義憤か、私怨なのか
わからないんだがな
シャムロック・・・
見極めてほしい
*n0
私が騎士として
恥じることのない男で
いられるかどうか
君の目で、しっかりと
見届けてほしいんだ
うん・・・
わかったよ!
ええ・・・
わかったわ!
もしそれが間違いだったなら
俺が必ず教えてあげるよ
シャムロック・・・
もしそれが間違いだったなら
あたしが必ず教えてあげるよ
シャムロック・・・
ひゃあ・・・
ついてかなくて
ホントによかった
ですよー・・・
あのなー・・・?
あのねー・・・?
ウソウソ、冗談ですよ
やだなー?
・・・・・・
でも、本当のところ
ついて来てくれって
言われても、今日は
無理でしたね
バイト?
バイトというか・・・
実はですね、ちょっと
恩人と会う約束が
あったんですよ
ああ、もしかして
身代金の人?
ああ、もしかして
身代金の人?
なんか、その略し方
には引っかかりますが
そーいうことです
私の身元引受人さん
ゼラムに住んでるんだ
その人は?
ゼラムに住んでるのね
その人は?
ええ、そうですよ
俺も、一度ぐらい
会ってみたいなあ
あたしも、一度ぐらい
会ってみたいなあ
え゛?
あ、いや、それは
ちょっと・・・
あ、あははははっ
恥ずかしがり屋さん
なんですよー!
その人って・・・
聞いてはみますけど
あんまり期待しないで
欲しいかなー、と
ホントにぃ?
信用してくださいよー
*n0さん
うー・・・っ
むー・・・っ
それに・・・
もしかしたら、もう
知らずにどこかで
会っているかも
しれませんよ?
・・・え?
・・・へ?
なんだか、うまく
はぐらかされた気が
するなあ・・・?
なんだか、うまく
はぐらかされた気が
するなあ・・・?
血識、ですか?
うん・・・
あの悪魔たちは
そう言っていたよ
俺たちの身体に流れる
血には、俺たちの記憶
や経験したことが全部
溶けてるんだって
それを飲むことで
あいつらは召喚術を
使えるようになったん
だってさ・・・
ええ・・・
あの悪魔たちは
そう言ってた
あたしたちに流れてる
血には、その人の記憶
や経験したことが全部
溶けてるんだって
それを飲むことで
あいつらは召喚術を
使えるようになった
っていってたわ
ふむ・・・
どんな味がするんで
しょうかね?
・・・ぶっ!?
ほら、むせないで
ください?
だ、だって・・・!
冗談に決まっている
じゃないですか
大将が言うと、本気に
聞こえるんだよぉ
大将が言うと、本気に
聞こえるのよぉ
失敬な・・・
・・・ふふっ
どうしたの?
いえ、ね
今の貴方とのやりとり
今の貴女とのやりとり
と、よく似たことを
弟子としていたことを
思い出しまして・・・
大将の弟子って・・・
ソバ職人?
大将の弟子って・・・
ソバ職人?
違いますよ
あちらでは、私は薬屋
の店長ですから
本人は
「可愛い店員さん」と
名乗っていました
薬屋ねぇ・・・?
あ、でも「可愛い」
なんて言うからには
お弟子さんは、女の子
だよな・・・
女の子のシノビ!?
あ、でも「可愛い」
なんて言うからには
お弟子さんは、女の子
なのね・・・
女の子のシノビ!?
クノイチと言うんです
もっとも・・・
まだまだ、至らない
未熟者ですがね
今頃、なにを
してることやら・・・
大将は、その子のこと
すごく大切に思ってる
みたいだな・・・
大将は、その子のこと
すごく大切に思ってる
みたいね・・・
悪魔・・・
ああ、俺たちの敵は
デグレアそのもの
じゃなくて
それを利用していた
悪魔たちだったんだ
ええ、あたしたちの
敵はデグレアそのもの
じゃなくて
それを利用していた
悪魔たちだったの
ユエル・・・
知ってるよ・・・
メイトルパにも
悪魔は、やってきた
ことがあるもん
悪い心をばらまいて
亜人や幻獣たちを
別の生き物に変えよう
としたって・・・
魔獣たちは、そうして
生まれたんだって
そうなのか・・・?
そうなの・・・?
・・・・・・
なあ、ユエル?
こわいなら、ファナン
に帰ってもいいんだよ
ねえ、ユエル?
こわいなら、ファナン
に帰ってもいいんだよ
ユエル、まだ
*n0に
お礼をしてないもん!
最初に言っただろう?
俺は、お礼がほしくて
ユエルを助けたんじゃ
ないんだって
最初に言ったでしょ?
あたしは、お礼がほし
くてユエルを助けたん
じゃないのよ
でも・・・っ
俺はね・・・
ユエルを自由にして
あげたかっただけだよ
暗いところに隠れたり
逃げずにすむように
してあげたかったんだ
昔の俺も・・・
そうだったからね
あたしはね・・・
ユエルを自由にして
あげたかっただけ
暗いところに隠れたり
逃げずにすむように
してあげたかったんだ
昔のあたしも・・・
そうだったから
*n0・・・
なあ、ユエルには
したいことって
あるか?
ねえ、ユエルには
なにかしたいことって
ある?
したい、こと・・・?
元の世界に帰すのは
無理になっちゃった
けど・・・
俺、ユエルには
そのぶん、この世界で
幸せになってほしいと
思ってる
したいことを思いきり
させてあげたいんだ
元の世界に帰すのは
無理になっちゃった
けど・・・
あたし、ユエルには
そのぶん、この世界で
幸せになってほしいと
思ってるの
したいことを思いきり
させてあげたいんだ
ユエルの・・・
したいこと・・・
しあわせ・・・?
一度、ゆっくり
考えてみてごらんよ
一度、ゆっくり
考えてみてごらんよ
それが見つかった時
ユエルは今よりもっと
自由になれるはずだよ
きっと・・・
それが見つかった時
ユエルは今よりもっと
自由になれるはずよ
きっと・・・
*n0よ
もう一度、繰り返して
たずねるが・・・
あの三人の召喚師は
かつて人間だったと
ギブソン殿はたしかに
そう言ったのだな?
うん・・・
間違いないよ
俺も、帰ってから
派閥から送られてきた
人相書きを見たけど
印象は違ってるけど
顔立ちとか、驚くほど
そっくりだった
ええ・・・
間違いないわ
あたしも、帰ってから
派閥から送られてきた
人相書きを見たけど
印象は違ってるけど
顔立ちとか、驚くほど
そっくりだったもの
むう・・・
先輩の話だと
サプレスの住人たちは
俺たちと身体の造りが
違っているから
そのままでは、長く
この世界にとどまれは
しないらしいよ
だから、悪魔たちは
人間にとりついたり
その身体を乗っとって
活動するんだって
あいつらも、だから
そうしたんだと思う
先輩の話だと
サプレスの住人たちは
あたしたちとは身体の
造りが違うから
そのままでは、長く
この世界にとどまれは
しないらしいの
だから、悪魔たちは
人間にとりついたり
その身体を乗っとって
活動するんだって
あいつらも、だから
そうしたんだと思う
その、とりつく相手と
いうのは・・・
死んでしまった者で
あったとしても
問題はないのか?
え?それは・・・
先輩に聞いてみないと
へ?それは・・・
先輩に聞いてみないと
もし、それが可能なら
わしの疑問のすべてが
解決する・・・!
ちょっと、爺さん!?
ちょ、ちょっと
おじいさん!?
わしはこれから
ギブソン殿のところに
行って来る
たしかめねばならん
ことが、あるのだ!
今すぐに・・・
一体どうしたっていうんだよ?
爺さん・・・
一体どうしたっていうのよ?
おじいさん・・・

scn121

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
とうとう、聖王家から
正式に戦争についての
布告がされた・・・
先輩たちは、調べが
終わるまで待つように
言っていたけど
戦いの準備で街道が
封鎖されてしまう前に
ファナンに戻らないと
まずいよな?
戦いの準備で街道が
封鎖されてしまう前に
ファナンに戻らないと
まずいわよね?
ソウデスネ・・・
それこそ、間抜けって
ヤツだな
・・・(こくん)
そうですよね
たしかに、今のままの
俺たちじゃ、悪魔たち
をどうにかするなんて
できないけど・・・
たしかに、今のままの
あたしたちじゃ
悪魔たちをどうにか
するなんて
できないけど・・・
だけど、黒の旅団は
止めることができる
俺たちが見た全てを
ルヴァイドにきちんと
伝えられたなら
戦いを止めることは
できるはずなんだ
だけど、黒の旅団は
止めることができる
あたしたちが見た全て
をルヴァイドにきちん
と伝えられたなら
戦いを止めることは
できるはずだもの
・・・だと、
いいんだがな
準備をしておいてくれ
*n1
俺は、他のみんなに
話をして・・・
準備をしといて
*n1
あたしは、他のみんな
に話をして・・・
!?
ネスティ!
ネスティ・バスクは
どこだっ!?
この怒鳴り声は・・・
フリップ様!?
はい?
*n0
アグラ爺さん・・・
どうしたんだよ?
そんな、深刻な顔して
おじいさん・・・
どうしたのよ?
そんな、深刻な顔して
わしとギブソン殿から
お前に、話したいこと
があるのだ
爺さんと、先輩から?
おじいさんと
先輩から?
すまないな
わざわざ来てもらって
話というのはな
あの、レイムという男
に関することだ
デグレアが、召喚兵器
の存在を知るに至った
経緯は、以前に話した
であろう
たしか・・・
この「天使の羽根」を
持っていた召喚師から
聞いたとか
たしか・・・
この「天使の羽根」を
持っていた召喚師から
聞いたって
それが・・・
あの男なのだ
え?
え?
お前たちがレイムと
呼ぶあの男はな
かつて、わしと共に
禁忌の森に向かった
召喚師なのだ・・・!
でも・・・それって
爺さんがアメルを
見つけた頃のことだろ
だったら、変だよ!?
その人だって、歳を
とるはずじゃ・・・
でも・・・それって
お爺さんがアメルを
見つけた頃のこと
でしょう?
だったら、変よ!?
その人だって、歳を
とるはずじゃ・・・
その召喚師はな・・・
わしの目の前で、悪魔
に殺されておる
殺され、た・・・?
殺され、た・・・?
悪魔がよりしろとする
のは、なにも人間だけ
に限ったものじゃない
獣や草花、武器や鎧に
いたるまで・・・
ありとあらゆる物に
悪魔はとりつく
たとえ・・・
死体であろうと・・・
ルヴァイドは言って
おった・・・
帰ってきたのが、わし
であれば良かったと
・・・!
デグレアに帰還した
という人物が、悪魔に
とりつかれていたなら
すべてのつじつまが
合ってくる・・・
そう、なにもかもがだ
あの人が・・・
悪魔・・・
!?
ネスティ!
ネスティ・ライルは
どこだっ!?
この怒鳴り声は・・・
フリップ様!?
この怒鳴り声は・・・
フリップ様!?
ネスティ・ライルは
ここにおります
フリップ様・・・
ネスティ、貴様っ!
ぐ・・・っ!
よくも、私の命令に
逆らえたものよなあ?
*n0が
一族の秘密に関わろう
としたのなら・・・
お前の手で必ず殺せと
命じただろうがッ!?
う、うう・・・っ
ハア、ハア・・・っ
禁忌の森の過ちは
召喚師である者たちに
とって、最大の汚点だ
それを素性の知れない
平民どもにまで明かし
おって・・・
どう責任をとる気だ!
お言葉、ですが・・・
フリップ様・・・っ
彼らは、信用に足る者
たちです・・・
けして、貴方のお考え
になっているような
ことは、けして・・・
ぐあっ!?
黙れッ!?
だまれ
黙れぇッ!!
貴様は私の言うこと
だけを聞いておれば
いいのだ!
出来損ないの
機械人形めがッ!!
やめろおぉ~っ!
やめてぇ~っ!
*n0・・・
いいんだ・・・
君は・・・
関わるな・・・っ!
ネス・・・っ
ほぉ、罪人同士の
哀れみあいか・・・
な・・・!?
いい気になるなよ
成り上がりがッ!!
調律者ぁ?
クレスメント家ぇ?
フン!しょせんは
過去の栄光ではないか
それとも、ナニか?
ゲイルを使って、再び
この世の栄華を極める
とでもほざくかッ!?
そんなこと、俺は
考えちゃいないっ!?
そんなこと、あたしは
考えてなんかない!?
フン!
信じられるものかよ?
派閥の情けで生かして
もらっておる分際で
図に乗りおって・・・
貴様も、今ここで
制裁してくれるッ!!
おやめなさいっ!
なんだ、貴様は!?
アメル・・・
どうして、貴方は
彼らの言葉を信じては
くれないのですか?
信じようとして
くれないのですか?
ざ、罪人の言葉など
信じられるか・・・っ
わ・・・私にはッ
わかっておるんだ!?
貴様らは、召喚兵器を
使って、我々に復讐を
企んでるんだろッ!?
!?
!?
ふ、ふははは・・・っ
ほら見ろ?図星だ!
図星なんだろう!?
かわいそうな人・・・
な・・・!?
貴方をおびやかして
いるのは貴方自身・・
そんなに自分を
追いつめて、いったい
貴方はなにをつかもう
というんですか?
や、やめろ・・・
近づくなぁぁぁっ!?
もう、おやめなされ
フリップ殿
ラウル!?
ラウル師範・・・
ラウル師範・・・
引き上げてくださるの
ならば、今見たことは
わしの胸へとしまって
おきましょう
ぐ・・・
お引き取りくだされ
フリップ殿?
これですむと思ったら
大間違いだぞ!?
ネスティ・ライル!!
おかしな名で呼ぶのは
やめていただきたい
この子は、わしの
大切な息子・・・
ネスティ・バスクじゃ
!!
・・・ちッ!
・・・・・・
やれやれ・・・
あのお方にも困った
ものじゃて
師範・・・
*n0
ひがむでないぞ?
家名を譲るための養子
は、一人だけしか選ぶ
ことができんが
わしは、お前も自分の
子供だと思っておるん
じゃからな?
わかってます・・・っ
そんなの・・・っ!
アメルさん・・・
じゃったかな?
あ、はいっ!
ありがとうよ
わしの子供たちを
かばってくれて
い、いえ・・・
そんな・・・
よく辛抱したな
ネスティ?
義父さん・・・
う・・・っ
うわあぁぁぁぁっ!!
それは本当なんですか
ラウル様
ああ、そうじゃよ
今回のデグレアの
侵攻に対して
蒼の派閥と金の派閥は
協力して、立ち向かう
ことを決めたのだ
お前たちが運んできて
くれた手紙が、総帥の
決断を後押しした結果
じゃよ
すごいっ!?
すごいよ*n0
こんなのって初めての
ことだよっ!?
よかったですね!
ミニスさん?
ああ、派閥の成立以来
の快挙だと思う
我々の努力がこうして
形となって報われたの
ですね・・・
具体的なことは総帥と
金の派閥の議長の会談
によって決定されるが
すでに向こうの議長は
こちらに向かっておる
とのことだ
ファミィさんが聖王都
に来るんだ・・・
ファミィさんが聖王都
に来るのか・・・
ことが成ったならば
*n0
お前たちの力が必要と
なるだろう
ギブソンも、ミモザも
そのつもりで頼む
はい!
承知しました
ラウル様
いよいよ、本格的に
戦争って雰囲気に
なってきやがったな
ここで見ていても
城内の慌ただしさが
わかるほどですからね
あのさ、シャムロック
本当にいいのかい?
聖王都の騎士団に合流
しなくて・・・
ねえ、シャムロック
本当にいいの?
聖王都の騎士団に合流
しなくて・・・
ええ、いいんですよ
騎士団には騎士団ごと
のしきたりがあります
部外者である私が
加わってその和を乱し
たくはないですから
それに、私は
皆さんと一緒に
戦いたいんですよ
そっか・・・
そっか・・・
ほれ、そんな心配する
よりも、お前にゃ
いっぱいやることが
あるだろーが
派閥との連絡役
ばっちり頼んだぜ?
うん!
うんっ!
貴方は、このままで
よろしいのですか?
・・・・・・
気になってみえるから
こんな所まで、来たの
ではないのですか?
・・・いいんだよ
シャムロック
お前がそうしたように
オレも、オレのやり方
で戦っていけばいい
それで、いいのさ
フォルテさま・・・
やあぁーっ!!
とろい突きだな!
兄貴ッ!?
く・・・っ
まだまだぁっ!!
ロッカとリューグが
二人で稽古を・・・
初めてじゃないか!?
初めてじゃないの!?
おい、どうしたんだ
*n0
きょとんとした顔
しやがって・・・
僕たちに、なにか用事
ですか?
えーっと・・・
リューグのやつ
前にも増して、強く
なりましたよ
攻撃一辺倒だったのが
防御のことも考える
ようになって
ははは、本格的に
かなわなくなってきた
かもしれないです
リューグは誰よりも
強くなることに真剣
だったから・・・
リューグは誰よりも
強くなることに真剣
だったから・・・
あいつ、なんだか
大きくなったような気
がするんです
トゲトゲしさが消えて
張りつめていた心に
ゆとりができて
すごく、いい顔に
なった気がするんです
このまま、復讐なんて
忘れてほしいですよ
僕としては・・・
ロッカ・・・
ロッカ・・・
おい、兄貴っ!
いつまで休憩してる
つもりだよっ!?
ああ、今行く!
今の話、あいつには
内緒にしてくださいね
ムキになって否定する
に決まってますから
うん、わかってる
うん、わかった
それじゃ、また後で
兄貴の野郎
いきなり、稽古しよう
なんて言いやがってな
仕方ねえから
こうして、つきあって
やってんのさ・・・
その割には、なんだか
楽しそうだったけど?
その割には、なんだか
楽しそうじゃない?
まあな・・・
手合わせをすりゃ
どれだけ稽古してたか
一発でわかる
バカ兄貴はバカ兄貴
なりに、ちゃんと進歩
してやがった・・・
俺がとやかく口を出す
までもないくらいにな
傷つけるためじゃなく
守るための強さ、か
兄貴のそういう生き方
今なら、すこしだけ
わかる気がするぜ
リューグ・・・
リューグ・・・
もう一勝負だ!
リューグっ
ハッ!今度はもう
手加減しねえぜ!?
今の話、バカ兄貴にゃ
言うんじゃねえぞ?
・・・いいな!?
うん、わかってる
うん、わかってる
それじゃ、後でな
とん、とん、とーん♪
ユエルと・・・
アグラ爺さん?
ユエルと・・・
アグラおじいさん?
ユ、ユエルや
もう充分だ
ほれ?
*n0も
来たことだし・・・
ダーメ!
まだ、おじいさんの肩
全然ほぐれてないもん
肩叩きしてるのか?
ユエル
肩叩きしてるの?
ユエル
うん、そうだよ!
おじいさん、いつも
重たい鎧つけてるから
肩がカチカチなの
だから、ユエルが
ほぐしてあげてるの!
ははは・・・
さすがに昔のようには
いかんらしいわい
いいじゃないですか?
せっかくだから
ユエルの好意に甘えて
おけば
いいじゃないの?
せっかくだから
ユエルの好意に甘えて
おけば
しかし・・・
ユエル、
肩たたき上手って、
おばちゃんたちにも
ほめられたもん
だから、任せて!
ほら?
ほら?
それじゃあ・・・
もうすこしだけお願い
しようかな
うんっ!
とん、とん、ととん♪
とんとんとーん♪
まさか、本当に
蒼の派閥と金の派閥が
協力することになる
なんてなあ
まさか、本当に
蒼の派閥と金の派閥が
協力することになる
なんてねぇ
そうよねえ
二人とも、なんだか
すっきりしない顔して
るけど、どうしてなの
いいことだって
ルウは思うんだけど?
そりゃ、俺だって
そう思ってるよ
だけどさ・・・
俺たちみたいな考えの
持ち主のほうが、派閥
には少ないからさ
それが不安なんだよ
それは、あたしだって
そう思ってるわよ
でもね・・・
あたしたちみたいな
考えの持ち主のほうが
派閥には少ないから
それが不安なのよ
どちらの派閥でも
授業の中で、相手を
徹底的に非難している
ものね
長同士が和解しても
積み重ねてきた確執は
そう簡単には消えない
でしょうし・・・
下手をしたら、これが
最初で最後の機会かも
しれないわね
だったら、なおさら
積極的に交流しないと
ダメじゃないの
理解できないことと
理解しようとしない
ことは、全然違うもの
なのよ?
!?
ルウにはわかるの
だって、アフラーン家
の一族は・・・
理解しようとせずに
森の中に閉じこもった
者たちだから
ルウ・・・
キミたちと旅してきて
ルウは、そのことに
気がついたのよ
止まっていたら
なにも変わらないって
そうね・・・
ルウ、貴女の言うこと
すごく正しい気がする
やる前から悩んでたら
絶対、いい結果なんて
出ないものね?
うん、ルウもそう思う
どちらの派閥でもない
ルウが、こんなにも
両者のことを考えて
くれてるんだ
俺も・・・
見習わないとな!
どちらの派閥でもない
ルウが、こんなにも
両者のことを考えて
くれてるんだもの
あたしも・・・
見習わないとね!
ネスに命令してたのは
フリップ様だったん
だな・・・
ネスに命令してたのは
フリップ様だった
のね・・・
あの人は、派閥で扱う
あらゆる品物を管理
する立場にあるんだ
僕の必要とする薬も
あの人から支給される
ものだったんだよ
それで、ネスは
あの人の命令に従って
いたってワケか・・・
それで、ネスは
あの人の命令に従って
いたのね・・・
だが、これからは違う
義父さ・・・
師範が手を回して
これからは直接、薬が
もらえるんだ
ありがたいことだよ
本当に・・・
なあ、ネス
師範じゃなくてさ
義父さんって呼べば
いいんだぜ?
ねえ、ネス
師範じゃなくてさ
義父さんって
呼んでもいいのよ?
え・・・
俺に気を遣うのは
もうやめてくれよ
ネスが師範のこと
義父さんって呼んで
くれたほうが、俺も
うれしいもん
もう、あたしに気を
使わなくてもいいの
ネスが師範のこと
義父さんって呼んで
くれたほうが、あたし
うれしいもの
*n0・・・
ああ・・・わかった
これからはそうするよ
うん!
だけど、ファミィさん
思いきった行動に出た
もんだよなあ
あえて、蒼の派閥の
本部のある聖王都まで
出向いてくるなんてさ
だけど、ファミィさん
思いきった行動に出た
ものよねぇ
あえて、蒼の派閥の
本部のある聖王都まで
出向いてくるなんて
相手の信用を得るのに
これほど、有効な手段
もないからな
それだけ、彼女は
今回の会談に真剣だと
いうことさ
うまくいくといいよな
ホント・・・
うまくいくといいわね
ホント・・・
・・・・・・
・・・しまった!?
ど、どうしたんだよ
ネスっ!?
ど、どうしたのよ
ネスっ!?
レイムの館で聞いた
言葉を思い出せ!
ヤツらは、金の派閥の
召喚師から、血識を
奪うことを画策してた
じゃないか!?
あっ!?
あっ!?
だとすれば、彼女の
聖王都への訪問は
奴らにとって、絶好の
チャンスだ・・・
ファミィさんが
危ないってことか!?
ファミィさんが
危ないってこと!?
うそ・・・っ
ミニス!?
聞いていたのか・・・
ミニス・・・
・・・・っ!!
ミニスっ!?
出てきてっ!
シルヴァーナ!!
お母さまのところへ
私を連れていって!!
待つんだ、ミニス!
君一人で行くのは
無茶だ!?
追いかけよう、ネス!
追いかけるわよ
ネス!
もしも予想が当たって
いたなら、取り返しが
つかなくなる!
もしも予想が当たって
いたなら、取り返しが
つかなくなっちゃう!
そうか・・・
エルジンたちは
サイジェントに戻って
いったんだ・・・
そっか・・・
エルジンたちは
サイジェントに戻って
いっちゃったんだ
ええ、きちんと挨拶
できなくてすまないと
言っていました
あれだけの力を持った
悪魔が現れた以上
私たちでも及ばない
かもしれません
ですから、彼らは
サイジェントに戻って
加勢を連れてくること
に決めたんです
加勢・・・?
ただ、心配なのは
彼らが到着する前に
戦いが始まってしまう
ことですが・・・
大丈夫だよ
その時は、俺たちで
なんとかして見せるさ
大丈夫よ
その時はあたしたちで
なんとかして見せるわ
ですね・・・
すいません。なんだか
不安をあおるような
ことを言ってしまって
いいんだよ
不安なのは、誰だって
おんなじなんだからさ
いいのよ
不安なのは、誰だって
おんなじだもの
蒼の派閥の皆さんを
刺激しないように
最小限のお供だけで
やってきましたが
この方たちには
それもお見通しだった
ようですわねえ
ノンキにしてる場合
じゃありませんわ
ファミィ・マーン!?
戦えるのはもう
私と貴女だけですわよ
無駄な抵抗はよせ
抵抗するならば
俺は女といえども
容赦なく斬り捨てる!
なめんな、ですわっ!
ほう・・・?
なかなかの魔力ですね
心地よいですよ
そんな!?
私の召喚術をまともに
受けたのに・・・
まさか・・・?
おのれえぇぇっ!!
ケルマちゃんっ
ダメっ!?
カァァァァァッ!!
きゃあああっ!?
キャハハハッ!
二度もおんなじこと
するなんて、ホント
バカなオンナ!?
たっぷりと、自分の
したことの愚かさを
味わってもらいますか
クククク・・・
は、離しなさいっ!
離してえぇぇぇっ!!
ケルマちゃん!?
おとなしく降伏して
いただけませんか
ファミィ・マーン様?
でないと、この女の命
保証できませんよ
レイム・・・っ
貴様っ、黒の旅団の名
を辱める気か!?
黙らんか、小僧!
貴様らのくだらぬ名誉
など知ったことか!?
今回の作戦の目的は
金の派閥の議長を
捕らえて、ファナンを
無力化すること
もとはといえば
貴公らの不甲斐なさが
招いた事態ですな?
だからといって
人質をとるなどという
卑怯なことは・・・!
おさえろ、イオス!
ルヴァイド様!?
奴らの言うとおり
我々は、今日まで
ファナンを攻め落とす
ことができなかった
意見をする資格など
ない・・・
く・・・っ!
殊勝な心がけですねえ
ルヴァイド殿・・・
それにほら、イオス殿
ご覧なさい?
私が降伏をすれば
ケルマちゃんを解放
してくださるというん
ですね・・・?
ファミィ・マーン!?
これで、無駄な犠牲を
出さずにすみましたよ
貴方たち、黒の旅団の
兵士たちをね?
タシカニ・・・
マトモニ戦ッテイレバ
被害ハ、倍以上ニ
達シテイタ・・・
・・・・・・
そうそう・・・
杖もサモナイト石も
全て捨ててください
キャハハハッ!
ねえ、なんなら服も
脱がせちゃおっか?
御婦人に失礼ですよ
ビーニャ?
それに私は、彼女の
誠実さというものを
信じていますから
信用してもらって
うれしいですわ
ええと・・・
レイムと申します
ファミィ・マーン殿
レイムさん、ね
とりあえず、その名で
お呼びしますわね
ほう・・・?
どうして、こいつらの
言いなりになんて
なるんですの!?
私と貴女は、互いに
敵対し続けてきた
ウォーデンとマーンの
当主ですわよ!?
同情なんて・・・っ
欲しくないですわよ!
黙れっ!
うあぁぁ~っ!!
乱暴はやめてっ!?
よしなさい、ガレアノ
・・・はっ
同情なんかじゃないの
ケルマちゃん・・・
私はね・・・
金の派閥の議長
派閥の召喚師たちは
みんな、大切なの
貴女だって同じよ?
私の大切な子供
可愛い娘の一人だもの
・・・!!
娘・・・?
私が・・・・・・
子供のためだったらね
母親は、どんな無茶も
できちゃうの
だからって・・・
それじゃ、貴女の
本当の子供は・・・
ミニスはどうなるって
いうのよ!?
そうね・・・
ケルマちゃんから
「ごめんね」って
伝えてちょうだいな
バカよ・・・っ
あなた・・・っ
ホントにバカよぉ!?
あははははは
いや、なかなかの
見せ場でしたよ
今生の別れに
ふさわしいですね
どういうことだ
レイム?
この女は、このまま
捕虜として本国に
送るという予定では
なかったのか!?
どうせ本国に送った
ところで、同じですよ
彼女に待っているのは
死あるのみです
それぐらいなら
今ここで、楽にして
さしあげるのが親切と
いうものでしょう
なにを勝手な!?
ちょっとぉ?
邪魔しちゃダメよぉ
イオスちゃん
レイム様の決定は
元老院議会の決定に
等しいものですよ
逆らうおつもりか?
聞こえますよ・・・
貴女の身体に流れる
素敵な血潮の響きが
そこに満ちあふれる
知識は、さぞや私に
とって甘露となる
ことでしょう
最後に教えて
いただけませんか
貴方の本当のお名前
なんておっしゃるん
ですか?
ふふふ・・・
やはり、お気づきに
なっていたのですね?
それは・・・
!?
その手を離せ・・・
レイム・・・
ルヴァイド様っ?
この女は、予定どおり
本国へ連行する・・・
貴様のやり方は
虫酸が走る!
それはどうも・・・
きゃあっ!?
上空ヨリ爆撃アリ!
あれは・・・
ワイバーン!?
お母さまっ!?
ケルマぁっ!
チビジャリっ!?
おのれ・・・!
今すぐ、叩き落とし
てくれるわ!!
・・・ケルマちゃん!
今よっ!?
・・・!
油断大敵ですわっ!!
ガレアノ
なにィィィッ!?
二人ともっ、早く
こっちへ!
だから、あの場で殺す
べきと言ったんですよ
この始末、どうして
いただけるのですかね
ルヴァイド殿?
逃げられたのは
貴様の部下の不手際
だろう!?
それは認めますよ
ですが、貴方が邪魔を
しなかったならば
ファミィ・マーンは
確実に始末できていた
のもまた、事実です
・・・わかっている
イオス!
ゼルフィルド!
この俺に続けっ!!
黒の旅団の名に賭けて
あ奴らをこのまま
逃がしてはならん!!
はっ!
ミニスっ!
*n0!?
みんなっ!?
よかった、無事で!
心配シマシタヨ
みにす?
トニカク、無事デ
ヨカッタ
ケッ!ガキが・・・
無茶すんじゃねェよ
よかった・・・
ミニスさん!
心配したんですよ!?
ごめんなさい・・・
だが、ちゃんと
目的は果たしてこれた
みたいだな?
ええ、間一髪でしたわ
本当に・・・
ありがとう、ミニス
おかあさま・・・っ
感激の再会してるトコ
悪いんだがなぁ
間一髪の状況ってのは
まだまだ終わったワケ
じゃなさそうだぜ?
またしても・・・
貴様らか・・・
ルヴァイド・・・
ルヴァイド、俺たちの
話を聞いてくれ!
デグレアは・・・
ルヴァイド、
あたしたちの
話を聞いて!
デグレアは・・・
くどいっ!!
言ったはずだ・・・
次で終わりにする、と
今が・・・その時だ!
ルヴァイドっ!?
チッ、黒騎士のヤツ
問答無用かい!?
落ち着くのだ!?
ルヴァイドっ!
今はなにを言っても
無駄でござるぞっ
アグラバイン殿!
あの者は今、自分で
自分を止められなく
なっておる・・・
戦いへとすがりつき
それのみによって
自分を保とうとして
いるのでござる!
今までの・・・
私たちの知っていた
黒騎士じゃない・・・
我ガ将ニ続ケ!!
負けはもう許されない
なんとしてでも
あの者たちを捕らえて
みせるのだ!!
ひゃああぁぁっ!?
これじゃ
話を聞けだなんて
言ってられないわよ!
*n0!?
ちくしょう・・・っ
どうして?どうして
戦わなくちゃいけない
んだよぉぉっ!!
なんでよ・・・っ
どうして?どうして
戦わなくちゃいけない
のよぉぉっ!!
あるじ殿・・・
ニンゲン
今のこいつには何を
言っても無駄だ・・・
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
ご主人さま・・・
・・・戦おうぜ
リューグ、お前!?
どうやら・・・
それより他に方法は
ないようだな
おじいさんまで!?
今の彼と語るには
言葉ではなく
剣をもって戦う他
ありません
左様・・・
やっぱ、それしか
ねーワケか
多少の荒療治も・・・
仕方がないでしょうね
ミニス・・・
ファミィさんと
ケルマを、ゼラムまで
連れていってくれ
ミニス・・・
ファミィさんと
ケルマを、ゼラムまで
連れていって
う、うんっ!
*n0・・・
これで、最後だ
こんな無意味な戦いは
最後にするんだ・・・
これで、終わりよ
こんな無意味な戦いは
終わりにするの・・・
ああ・・・
行くぞ・・・っ
ルヴァイドォォッ!!
行くわよ・・・っ
ルヴァイドォォッ!!
・・・殺せ
これ以上、生き恥を
さらしていたくない
俺を・・・殺せ!
・・・・・・!
ぐあっ!
爺さんっ!?
おじいさんっ!?
いい加減に目を覚ませ
ルヴァイド・・・
貴様の父は、逃げ道を
死に求めるような
男ではなかったぞ!?
あ・・・
死んでしまえば
それで終わりだ
逃げるでない・・・
わしのように、お前は
逃げてはならんのだ!
甘えてんじゃねえぞ!
黒騎士!?
貴方を殺したところで
レルムの村のみんなが
生き返るわけじゃない
死ぬことで貴方を楽に
なんかさせない・・・
貴方には、過ちを償う
義務があるんだ!
まして、それが
第三者の悪意によって
意図された悲劇でしか
なかったのならば
なん、だと・・・?
聞いてくれるな?
ルヴァイド
俺たちがこの目で見た
デグレアの真実を
俺たちの本当の敵を!
聞いてくれるわね?
ルヴァイド
あたしたちがこの目で
見たデグレアの真実を
あたしたちの
本当の敵の姿を!
おや、みなさん
どうしたんですか?
戦いの手を休めて
相手の息の根を止めて
こそ、完全な決着では
ありませんか
さあ、遠慮せずに
続けてください
決着ヲツケル意味ハ
スデニ消滅シテイル
デグレアという国家が
その意味を失った今と
なっては!
あはははは、いったい
何を言っているんです
お二人とも
全ては、ここにいる
者たちから聞かせて
もらった・・・
デグレアが、貴様の
部下たちの手によって
死の街と化したことも
その権威を利用して
貴様が、私益のために
戦いを引き起こしたと
いうことも!
告げ口しましたね?
*n0くん
*n0さん
・・・・・・
まいりましたねぇ
もうすこし、貴方たち
を使って、楽をさせて
もらいたかったんです
けれど・・・
ははは、どうやら
そうもいかなくなって
しまったようですね
認めるというのだな?
全てを・・・
はい
つけ加えるのなら・・
貴方のお父上である
鷹翼将軍レディウスを
なぶり殺しにしたのは
私だ、ということ
ぐらいでしょうかね?
!?
反逆者の汚名・・・
貴方と貴方の母君は
そのせいで、迫害を
され続けたそうで
貴方はよく努力された
自らの功績によって
父の罪を償うために
国家に服従してきた
大変、助かりましたよ
ありがとうございます
馬鹿な・・・
それでは・・・
俺が、やってきたこと
というのは・・・
いったい、なんだった
というんだあぁぁぁぁ
ァァァァァァァッ!!
あっはははははは!!
黒騎士・・・
許せない・・・っ
レイム、貴様ッ!
それでも人間かっ!?
ニンゲン、ね・・・
ニンゲンでなければ
どうだというのです?
やはり、貴様は・・・
おや、そこにいるのは
獅子将軍殿では
ありませんか?
おひさしぶりですね
といっても、これは
私のよりしろとなった
者の記憶ですが
しかし、本当に貴方は
しぶといお方だ
始末のために送った
悪魔も、返り討ちに
してしまうのですから
!?
それじゃ・・・
僕たちの両親を殺した
はぐれ悪魔は・・・
テメエの差し金だった
のかッ!!
貴方は、いったい
何者なんだ!?
貴方は、いったい
何者なのっ!?
ふふふ・・・
メルギトス・・・
虚言をばらまき
かん計を張り巡らせて
人間の心をもてあそぶ
ことをなにより好む
大悪魔メルギトス
それが貴様の正体だ!
ギブソン先輩!?
メルギトスって
遺跡の碑文にあった
名前じゃない!?
かつてリィンバウムに
攻めこみ、召喚兵器と
なった天使アルミネに
封じられた大悪魔
それが、あいつよ!
あの人が・・・
悪魔・・・?
・・・ご名答です
ぐ・・・が・・・
ぐが・・・っ
ぐるるがァァァッ!!
コレハ!?
祖国を失った絶望には
さすがの黒の旅団の
精鋭たちも、耐えられ
なかったようですな
クククク・・・
たやすく鬼へと変じて
くださいました
ねえ、レイムさま
もういいよね?
コイツら、壊しても
ええ、そうですね
戦争を続ける道具は
もう充分ですし
お芝居は、ここで
終わりにしましょう?
そうこなくては・・・
クックックック・・・
キャハハハハハッ!
カーッカッカッカ!!
戦闘結果ノ予測不能!
あるじ殿、コノママ
デハ不利デスッ!?
このままだと、
ヤベえぞ・・・
ニンゲンっ!?
あくま・・・っ
いやあぁぁぁっ!?
なんて・・・
なんてひどいことを!
それがどうした!?
悪魔であろうと・・・
なんであろうと・・・
俺は絶対に、貴様らを
許すものかァァッ!!
ルヴァイドさんっ!?
よせえぇぇぇっ!!
やめてえぇぇぇっ!!
ニンゲンが・・・
小賢しいわァァッ!!
ぐは・・・っ!
ルヴァイドさまっ!?
い、オス・・・っ
に、げ・・・・・・っ
うあぁぁぁぁ~っ!?
悪魔めえぇぇぇっ!!
たいした忠犬ですねえ
飼い主に似て
つくづく愚かですが
あ・・・っ
ルヴァイドっ!?
イオスっ!!
ぐは・・・っ!
ルヴァイド様!?
しっかりしてください
ルヴァイドさまっ!?
どいて!
な!?
死なないで!
このまま、死んで
しまったら・・・
貴方が・・・っ
かわいそうすぎます!
おまえ・・・
・・・・・・
*n1
コレヲ・・・
コレハ・・・
めもりーでぃすく?
我ガ記憶ノスベテガ
ココニアル
互換性ハアルハズダ
役立テルガイイ
・・・マサカ!?
*n0
後ハ任セタ・・・
本機ハコレヨリ
自爆ぷろぐらむヲ
発動スル!!
な・・・!?
クタバリヤガレ!
悪魔ドモォォォッ!!
!?
我ガ将ヨ・・・
今、オ側ニ・・・
参リマス・・・
我ガ将ヨ・・・
オ別レデス・・・
貴方ト共ニ戦エテ
ヨカッタ・・・
馬鹿だよ・・・
どうして、自爆だ
なんて・・・っ
馬鹿よ・・・
どうして、自爆だ
なんて・・・っ
ぜるふぃるど・・・
貴方ハ・・・
ダメだよ・・・っ
こんなことしたら
ダメなのに・・・!!
・・・っ
結局・・・
救えなかった・・・っ
誰一人として!!
うわあああ・・っ!!
どうして・・・
どうしてこんなことに
なっちゃうのよぉ!?
ああ・・・っ
俺は、お前にそんな
命令などしておらんぞ
ゼルフィルド・・・
俺を置いて逝くな!?
ゼルフィルドォォォォ
ォォォッ!!
こんなのって・・・
こんなのって・・・
・・・!
ウウウゥゥゥッ!!
・・・!
いやはや、すっかり
服が汚れてしまい
ましたよ
あの野郎・・・
あの爆発をくらって
無傷だってのかよ!?
化け物め・・・
許さないぞ・・・!
メルギトス・・・っ
人間の心をもてあそぶ
だなんて・・・
許さないわ・・・!
メルギトス・・・っ
人間の心をもてあそぶ
だなんて・・・
絶対に許さないぞ!!
絶対に許さないっ!!
ほう?
だとすれば、貴方が
だとすれば、貴女が
まず怒りをぶつける
べきなのは・・・
私ではなく、同朋では
ないのですかね?
え・・・?
貴方は知らないだけ
貴女は知らないだけ
ですよ
ニンゲンというものが
自分たちの都合だけで
どれほど残酷になれる
かということを
どういうことだ!?
いずれ、わかりますよ
ふふふふ・・・
レイム
あーっはっはっは!
悪魔は去っていった
やりきれない悲しみと
不安だけを残して
虚言とかん計を司るという
大悪魔メルギトス
それが、レイムさんの
本当の正体だった
俺たちの先祖が戦い
天使アルミネの力で封印
されたはずの存在
それがデグレアという国を
食い荒らし、リィンバウム
に再び危機をもたらそうと
している
本当の戦いはこれからなんだ
なのに・・・
俺は迷っている
メルギトスが告げた言葉
それがまるでトゲのように
俺の心に刺さっている
消えないその痛みが
重く、鈍く、警鐘のように
俺の中でこだましていた
悪魔は去っていった
やりきれない悲しみと
不安だけを残して
虚言とかん計を司るという
大悪魔メルギトス
それが、レイムさんの
本当の正体・・・
あたしたちの先祖が戦い
天使アルミネの力で封印
されたはずの存在
それがデグレアという国を
食い荒らし、リィンバウム
に再び危機をもたらそうと
しているなんて・・・
すべてはここから・・・
ここからが、本当の戦い
でも・・・
あたしは迷っている
レイムさんの告げた言葉が
それがまるでトゲのように
あたしの心に刺さってる
消えないその痛みが
重く、鈍く、警鐘のように
あたしの中でこだましていた
どうやら、予想どおり
メルギトスの言葉に
やられてるようだな?
ネス・・・
気になるんだろう?
あいつが最後に、君に
言った言葉の真意が
うん・・・
ギブソン先輩の話では
メルギトスというのは
人の心を惑わすことを
得意とするらしい
下手に考えようと
すると、かえって策略
にはまるぞ?
それはわかってるよ
でも・・・
それはわかってるわよ
でも・・・
そもそも兄弟子の僕が
考えてもわからない
ことが、劣等生の君に
わかるものか
な・・・!?
むう・・・!?
頭がイタくなっても
知らんぞ
ひどいっ!それは
いくらネスだって
言い過ぎだぞっ!?
あのねぇ!それは
いくらネスだって
言い過ぎよっ!?
おや、これでも
かなり控えめに言った
つもりなんだがな?
ネスうぅぅ~っ!!
はははは、そうそう
そういう幼稚な反応が
君にはふさわしいぞ?
また!?
もう、絶対に許さない
からなあ~っ!?
また!?
もう、絶対に許さない
んだからあ~っ!?
ありがと、ネス・・・
また、気をつかって
くれて・・・
ありがと、ネス・・・
また、気をつかって
くれたのね・・・
ねえ、*n0
あたしって
バカな女の子ですか?
え!?
へっ!?
だって、ほら・・・
天使だったくせに
レイムさんの正体に
気づかなかったし
ロッカたちにもよく
言われてたんです
アメルは、人のこと
信じすぎるって
それは、バカはバカ
でも、バカ正直って
いうんじゃ・・・
それは、バカはバカ
でも、バカ正直って
いうんじゃ・・・
困りますよね
これじゃ
これから戦う相手は
人をだますのが得意な
悪魔なのに・・・
治さなくちゃいけない
ですよね!?
アメル・・・
そのままでいいよ
アメル?
そのままでいいのよ
アメル?
でも・・・
人を疑うことなんて
無理におぼえるような
ことじゃないんだ
たしかに、それで
傷つくこともあるかも
しれないけど
できるなら、俺は
アメルには今のままで
いてほしいんだ
人を疑うことなんて
無理におぼえるような
ことじゃないわ
たしかに、それで
傷つくこともあるかも
しれないけど
できるなら、あたしは
アメルには今のままで
いてほしいな
*n0・・・
それにほら
よく言うだろう?
バカな子ほどかわいい
・・・ってさ?
それにほら
よく言うじゃない?
バカな子ほどかわいい
・・・ってね?
む・・・
それって、なんだか
あんまりほめてない
気がするんですけど?
・・・バレた?
・・・やっぱり?
もぉーっ!
*n0っ!?
わ、わっ!?
ちょっと、なにも
そんなにポカポカ殴ら
なくたって・・・
きゃっ、あたたっ!?
ちょっと、なにも
そんなにポカポカ殴ら
なくたって・・・
バカ、バカ、バカっ!
あはっ、あはははっ♪
ま、これで笑って
くれるんなら
いいよな・・・?
ま、これで笑って
くれるのなら
いいよね・・・?
ぜるふぃるどノ選択ハ
機械兵士トシテ当然ノ
モノデシタ・・・
同ジ立場ダッタナラ
自分モ、迷ワズ自爆ヲ
選ンダデショウ
立派ナ最期デス・・・
立派なんかじゃないよ
あんなの・・・っ
立派なんかじゃないわ
あんなの・・・っ
俺は認めない!
あんな、簡単に命を
投げ出すなんて・・・
絶対、間違ってる!!
あたしは、認めない!
あんな、簡単に命を
投げ出すなんて・・・
絶対、間違ってる!!
あるじ殿・・・
あるじ殿ハ・・・
彼ノタメニ泣イテ
クダサルノデスカ?
当たり前だよっ!?
当たり前よっ!?
ヨカッタ・・・
自分ノ代ワリニ
泣イテクダサル方ガ
イテクレテ・・・
*n1・・・
おまえ・・・?
*n1・・・
あなた・・・?
機械兵士ニハ
ソウシタ機能ハ存在
シマセンカラ・・・
ソレガデキレバ
モット、自分ハ楽ニ
ナレルノデショウネ
キット・・・
*n1
泣いてた・・・
涙は流せないけど
泣いてたんだ・・・
*n1
泣いてた・・・
涙は流せないけど
泣いてた・・・
*n1
お前、もしかして
最初に出会った時から
あの人がメルギトス
だってこと、気づいて
いたんじゃないのか?
*n1
あんた、もしかして
最初に出会った時から
あの人がメルギトス
だってこと、気づいて
いたんじゃないの?
まァな・・・
いまさら気づくとは
テメエの鈍さには
つくづく呆れるぜ
ケッ、それともオレの
言い方が悪かったのか
・・・・・・
で、どうする?
メルギトスの強さは
ハンパじゃねェぞ?
それでも・・・
俺は、最後まで戦うよ
このまま、あいつを
ほっておけないから
それでも・・・
あたしは最後まで戦う
このまま、あいつを
ほっておけないもの
バカか、テメエは!?
勝てねェんだよ!!
ニンゲンがいくら
あがいたところで
そんなに死にたいのか
ニンゲン!?
死なないし、負ける
つもりもないよ?
死なないし、負ける
つもりもないわ?
わからねェ・・・
どうして、テメエは
笑ってられるんだ?
笑いながら、勝ち目の
ない戦いをするなんて
言えるんだよッ!?
うん・・・
人間、だからかな?
そうね・・・
人間、だからかな?
・・・!!
オレは・・・
ゴメンだからな・・・
わかってるよ
*n1
お前をはぐれになんか
させないさ
明日にでもサプレスに
帰してやるから
今まで、ありがとうな
わかってるわよ
*n1
あんたをはぐれに
なんてさせないわ
明日にでもサプレスに
帰してあげる・・・
今まで、ありがと
*n0・・・
ウオォォォ~~ッ!!
さびしくなるけど
仕方ないよな・・・?
さびしくなるけど
仕方ないよね・・・?
たすけてくれたんだね
あの、きかいのひと
みんなを、たすける
ために・・・
しんじゃったんだね
うん・・・
だけど、俺は
自爆なんてしてほしく
なかったよ
犠牲になんてなって
ほしくなかったよ
うん・・・
だけど、あたしは
自爆なんてしてほしく
なかったよ
犠牲になんてなって
ほしくなかった
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
・・・・・・
すまない、って
いってた・・・
え?
いままでのこと
これからのこと
まかせてしまって
すまない、って
あのひとのこころ
そういってたよ
ゼルフィルドに・・・
心が・・・?
ゼルフィルドに・・・
心・・・?
(こくん)
あのとき、はじめて
*n1に
みえたの・・・
まじりけのない
すきとおったこころ
だから、いままで
きづかなかっただけ
・・・・・・
あのひと・・・
じぶんのいままでに
まんぞくしてた
だから、おにいちゃん
もう、かなしまないで
だから、おねえちゃん
もう、かなしまないで
*n1・・・
あのひとも、きっと
それじゃかなしいよ?
うん・・・
あの瞬間、彼は機械兵士でなく
人として散っていったのかも
しれないな
あの瞬間、彼は機械兵士でなく
人として散っていったのかも
しれない
*n1?
あ・・・
ご主人様・・・
また・・・
悪魔たちのいいように
されちゃいましたね?
あははは・・・
*n1
おまえ・・・
*n1
あなた・・・
変なんですよ、ボク?
すごく悲しいのに
すごく悔しいのに
泣けないんですよ?
なんだか、からっぽに
なっちゃったみたいで
泣けないんです・・・
・・・・・・
*n1
もう無理はやめよう?
・・・・・・
*n1
もう、無理はやめよ?
え?
お前を、俺の護衛獣
から解放してやるよ
メイトルパに帰るんだ
あなたを、あたしの
護衛獣から
解放してあげる
メイトルパに帰って
あっ、ははは・・・
それって・・・
ボクが、役立たず
だからですか?
こんなふうに
ふぬけて、役立たずに
なったからですか?
ちが・・・
帰りませんよ!
ボクは!?
勝手に決めないで!?
ボクは・・・っ
ボクは!!
*n1っ!?
でもな・・・
俺はもうお前がつらい顔してる
所、見たくなんかないんだよ!
違うわ・・・
あたしはあなたのつらい顔を
悲しむ顔を、見たくないのよ!
よ!なにをまた
シケたツラしてんだ?
フォルテ・・・
ま、大体のところは
予想がついてんだがな
自分にもっと力が
あったら、こんな結末
にはならなかった
そんなトコだろ?
・・・・・・
だがな、そいつは
思い上がりってもん
でしかねえぜ?
昔は、オレも
そう思ってたぜ?
あらゆる力を身につけ
ていけば、どんな人間
も救ってやれるはずだ
と信じてたのさ
けどな・・・
それだけじゃ
救えねえんだよ
伸ばした手に、相手が
気づけなかったら
それまでなんだよ
でも・・・!
お前は、よくやったさ
背負わなくていいもの
までしょいこんで
それでも、最後まで
逃げなかった
だろう?
うん・・・
だったら、もう後ろは
振り向かなくていい
お前には、まだ
これからがあるんだ
フォルテ・・・
でも・・・っ
あたし、やっぱり
悔しいよ・・・っ!
泣けよ?
オレが、ちゃんと
捕まえててやるから
う・・・っ
うわあぁぁぁぁっ!!
フォルテ、なんか本当に俺の
兄さんみたいだった・・・
おにいちゃんってきっと
こんな感じなのかな・・・
どうやらその様子だと
また悩んでるようね?
ケイナ・・・
貴方のことだから
貴女のことだから
多分、デグレアを救え
なかったのは
自分の力が足りない
せいだったって
思ってるんでしょう?
・・・・・・
だとしたら、それは
思い上がりよ
人間の気持ちなんてね
本人でさえもてあます
ものじゃない?
それを、他人が
どうこうしようって
ことが、無理なのよ
でも・・・!
私たちにできることは
せいぜい、お手伝いを
してあげることだけ
貴方は、彼らの間違い
貴女は、彼らの間違い
を気づかせるために
できるだけの努力を
惜しまなかった
そうでしょう?
うん・・・
だったら、貴方が
だったら、貴女が
自分を責める必要は
ないわ
私が保証してあげる
貴方は、最後まで
貴女は、最後まで
がんばったんだって
ケイナ・・・
でも・・・っ
俺、やっぱり・・・
悔しいよ・・・っ!
いいのよ、泣いても
そのほうが、きっと
楽になれるから
う・・・っ
うわあぁぁぁぁっ!!
ねえさんって、きっと
こんな感じなのかな・・・
なんだか、ケイナ
本当に私のおねえさん
みたいだった・・・
虚しいですね
こういう結末は・・・
うん・・・
不思議ですよ
村を滅ぼされた時には
絶対に許せないと
思った黒騎士たちが
今は、とても哀れ
で・・・
同情さえしてる僕が
いるんです
ロッカ・・・
おじいさんが騎士を
辞めた理由、なんだか
わかった気がします
争うことはなにも
生み出さない
それどころか、多くの
ものを壊してしまう
でも・・・
僕はまだ、戦います
そうすることで
守れるものがあると
いうのなら
失う悲しみを知った
僕たちだから、それら
を守る楯になれる
そう、思うんです
それが、ロッカの望む
生き方なんだな・・・
それが、ロッカの望む
生き方なんだね・・・
メルギトスに向かって
斬りかかっていく
あいつを見た時にな
俺はようやく
気づいたんだよ
どうして俺が
あいつを憎まずに
いられなかったのか
ってことがな・・・
え?
俺だったんだよ
アイツは
今の居場所がつらくて
力を手に入れれば
そこから逃げられると
信じて・・・
必死にもがき続けた
ありのままの自分から
目を背けてな
リューグ・・・
ハッ!偉そうに
仇討ちなんてお題目を
掲げておきながら
結局、俺はあいつを
自分自身にみたてて
憎んでただけさ
それがわかったらな
なんか・・・
なえちまったぜ
そっか・・・
ただ、そういう気持ち
は別にしてもな
あいつとは、きちんと
決着をつけたかった
剣士としてな・・・
黒騎士はやっぱり
リューグにとって
宿敵以上の存在だった
んだな・・・
黒騎士はやっぱり
リューグにとって
宿敵以上の存在だった
のね・・・
お母さまがね・・・
言ってたよ・・・
レイムがケルマのこと
人質にして、お母さま
を殺そうとした時
黒騎士たち、それを
止めようとしてくれた
んだって・・・
そっか・・・
そうなんだ・・・
私、黒騎士のこと
ずっとひどい人だって
思ってたけど
色々なことを知って
今は、なんだかすごく
かわいそうに思うの
これって・・・
自分勝手な考えかな?
そんなことはないよ
ミニス
俺だって、同じさ
あいつのこと、今は
もう憎めないし・・・
そんなことはないわよ
ミニス
あたしだって、同じ
あいつのこと、今は
もう憎めないし・・・
もっと違った形で
出会っていたら
私たちとあの人たち
戦わなくてよかったの
かもしれないね・・・
うん・・・
悲しいね・・・
ほんのちょっとだけ
気持ちが通じなかった
だけなのに・・・
だからこそ・・・
もうこんな悲しいこと
終わらせなくちゃ
いけないんだ・・・
だからこそ・・・
もうこんな悲しいこと
終わらせなくちゃ
いけないのよ・・・
結局、最後まで戦う
ことしかできずに
終わっちゃったよな
俺たち・・・
結局、最後まで戦う
ことしかできずに
終わっちゃったよね
あたしたち・・・
そうだね・・・
だけど、あたいは
それを後悔するのは
間違いだと思うよ
あの時は、あれしか
方法がなかったんだよ
無理に黒騎士と話を
したところで
あいつはそれを聞ける
状態じゃなかったよ
そうだろ?
うん・・・
あたいたちの選択は
絶対に間違ってない
そのあと起きちまった
ことは、また別の話さ
悔しいのは、あたいも
一緒だし・・・
モーリン・・・
次は、あの悪魔たちを
徹底的にぶっとばして
やるからね!
あたいたちにはさ
そうする権利
あるだろ?
ああ・・・そうだな!
ええ・・・そうよね!
そうそう、そうだよ
あんたはそうやって
前を向いてないとね!
よーしっ!!
・・・うん!
女としちゃ、やっぱ
そのほうが頼りがい
あるしね・・・
え?
あ、わわっ!?
なんでもないよっ!!
この気持ちを力にして
次は絶対、悪魔たちを
倒してやるぞ!
この気持ちを力にして
次は絶対、悪魔たちを
倒すんだからっ!
ゼルフィルドは
あれで、本望だった
であろうな
!?
己の身を惜しまず
最後まで忠義を尽くし
散っていった
からくりの身ながら
サムライの心をもって
おったと思う・・・
そんなの、変だよ!
おかしいよ!?
死んじゃったら
それで終わりなんだよ
なにもないんだよ!?
そんなの、変だわ!
おかしいよ!?
死んじゃったら
それで終わりなんだよ
なにもないんだよ!?
*n0殿・・・
俺は、生きていて
ほしかったよ
どんなにみっともなく
ても、つらくても
生きていてほしかった
あたしは、生きていて
ほしかったよ・・・
どんなにみっともなく
ても、つらくても
生きていてほしかった
ルヴァイドだって
きっと、同じだよ
絶対に!!
ルヴァイドだって
きっと、同じよ
絶対に!!
俺にはわからない!
わからないし・・・
イヤだよ・・・っ
あたしには
わからない!
わからないし・・・
イヤだよ・・・っ
ふいー・・・っ
なんか、いきなり
アーマゲドンって感じ
になってきたな
あーまげ・・・?
最後の決戦って意味さ
正義と悪の軍勢が
ぶつかりあう戦いでな
そして、どちらが
勝っても普通の人間は
滅びちまう・・・
レナードさん・・・
ははっ、まさか
こういうスペクタクル
に巻き込まれるとは
思ってなかったぜ
普通の人間の俺様が
果たして、生き延びる
ことができるやら
・・・・・・
・・・悪いな
つい、愚痴っちまった
後悔はしてねえよ
最後まで、俺様は
お前さんたちと一緒に
戦うぜ
幸いなのは、もしもの
ことがあったとしても
娘にそれが伝わらねえ
ってことだな・・・
あいつの泣き顔だけは
見たくねえからな
レナードさん・・・
それで本当にいいの?
レナードさん・・・
それで本当にいいの?
レナードさん・・・
おばあさまから
聞いたことがあるわ
ルウたちが召喚術で
使役してる悪魔たちは
本来の力を誓約で
抑えられてるって
だけど
あのメルギトスたちは
そうじゃない・・・
自分自身の意志で
この世界にやって来て
封印されていただけの
悪魔だもんな
自分自身の意志で
この世界にやって来て
封印されていただけの
悪魔だものね
でも、おかしいよね?
それだけの力があるの
なら、デグレアなんか
利用しなくたって
自分の力だけで
リィンバウムを支配
できると思うのに
それは、あいつが
人間の心をもてあそぶ
のが好きだからって
ことじゃないのか?
それは、あいつが
人間の心をもてあそぶ
のが好きだからって
ことじゃないの?
うん、それもわかるわ
だけど、ルウはね
もしかしたら、そこに
あいつの弱点があるん
じゃないかと思うの
弱点・・・
ルウ、そんなことまで
考えていたんだ・・・
弱点・・・
ルウ、そんなことまで
考えていたんだ・・・
当たり前でしょう?
こわがってても、奴ら
は攻めてくるんだもの
だったら、勝つための
方法を見つけなくちゃ
ダメじゃない?
そうだよな・・・
こわがっていたって
仕方ないもんな!
そうよね・・・
こわがっていたって
仕方ないもんね!
もしかすると、これも
悪魔たちの計画だった
のかもしれませんね
え?
武術というものは
身体だけでなく
心を磨くものです
鍛えられた心は
邪悪なものをはねのけ
よせつけません
ですが、どんな人間も
深い絶望を感じた時
心は無防備になって
しまう・・・
キュラーはそれを
狙って、黒の旅団の
兵士を鬼に変えたって
いうことか!?
キュラーはそれを
狙って、黒の旅団の
兵士を鬼に変えたって
いうこと!?
はい・・・
メルギトスが正体を
明かしたのも、それが
狙いでしょう
くそ・・・っ!
どこまで、人間の心を
利用したら気が済む
っていうんだ!?
ひどい・・・っ!
どこまで、人間の心を
利用したら気が済む
っていうのよ!?
落ち着いてください
*n0さん
それこそが、あの者の
狙いなのですよ
あ・・・!
どんなにつらくとも
苦しくとも、惑わされ
てはなりません
そういう心にこそ
鬼は、宿るのです
わかるよ・・・
だけど、俺はカイナ
みたいに強くないから
わかるけど・・・
だけど、あたしは
カイナみたいに
強くないから
私だって・・・
私だって悔しいです!
悪魔たちのやり方に
なにもできなかった
自分が・・・っ!!
カイナ・・・
エルゴの守護者なんて
呼ばれていても
なにもできない自分が
不甲斐なくて・・・
だから・・・っ
私・・・っ
ごめん・・・
俺、ひどいこと言った
カイナの気持ち
考えてやれなかった
ごめん・・・
ごめん・・・
あたし
ひどいこと言った
カイナの気持ち
考えてなかったよ
ごめん・・・
う・・・っ、ううっ
うく・・・っ
悔しくないはずが
なかったんだ
カイナだって・・・
悔しくないはず
なんてなかったのよ
カイナだって・・・
メルギトスの言葉で
ようやく、理解する
ことができたよ
なぜ、黒騎士が
あれほどまでに国家に
盲従しようとしていた
のかが・・・
迫害されてたって
言ってたよね
俺と・・・
同じだったんだ・・・
迫害されてたって
言ってたよね
あたしと・・・
同じだ・・・
デグレアの民たちは
他のどの国家よりも
愛国心に厚かった
そんな人々の中で
反逆者と呼ばれ続ける
日々は、どれほどの
苦痛だったか
私なら、とても
生きていられないよ
きっと・・・
シャムロック・・・
同情はしない・・・
それはかえって、彼の
誇りを傷つけてしまう
だろうからね
だけど、私は誓うよ
彼らの踏みにじられた
想いも背負って
あの悪魔を、絶対に
倒してみせると
うん・・・
今のシャムロックは
みんなの悲しみを
背負って、戦おうと
してるんだな・・・
今のシャムロックは
みんなの悲しみを
背負って、戦おうと
してるのね・・・
ねえ、パッフェルさん
はい?
メルギトスはどうして
最後に、あんなことを
言ったのかな?
あれじゃまるで、俺が
まだ誰かにだまされて
いるって言ってるよう
なものじゃないか
メルギトスはどうして
最後に、あんなことを
言ったのかな?
まるで、あたしが
まだ誰かにだまされて
るって言ってるみたい
だったから・・・
そう、ですね・・・
あ、でも、ほらっ?
ギブソンさんだって
おっしゃってたじゃあ
ないですか?
メルギトスってのは
ああして、人の心を
かきみだすのが得意な
悪魔なんだって
あはは、もしかしたら
これもそーいう作戦
なのかもなんて、私
思ったりして・・・
そっか・・・!
うん、そうだよ!
そういう可能性だって
あるんだよな!?
ありがとう
パッフェルさん!
あははは、なんだか
気が楽になったよ
じゃあ、おやすみ
そっか・・・!
うん、そうよね!
そういう可能性だって
あるものね!?
ありがとう
パッフェルさん!
あははは、なんか
ホッとしちゃった
じゃあ、おやすみ
あ・・・
おやすみなさいです
・・・・・・
ツライですよ・・・
やっぱ・・・
こういうのは・・・
危なく、敵の作戦に
引っかかるところ
だったよな・・・
危なく、敵の作戦に
引っかかるところ
だったわ・・・
俺、後悔してます
もしも、あの時
戦わずに、きちんと
ルヴァイドと話をする
ことができていたら
こんなことには
ならなかったかも
しれないのに!?
あたし、後悔してるの
もしも、あの時
戦わずに、きちんと
ルヴァイドと話をする
ことができていたら
こんなことには
ならなかったかも
しれないのに!?
・・・・・・
*n0さん
「もし」という言葉は
なんの意味もないもの
なんですよ
過去に起きた事柄は
絶対に覆せない
それが、現実です
でも・・・!
それを可能にするのは
たったひとつだけ
過去を越えるだけの
未来を、作ってゆくと
いうことだけです
過去を・・・
越える未来・・・
過去を・・・
越える未来・・・
生きている私たちには
それができるはずです
そして、それこそが
去っていった者への
なによりのたむけでは
ないですかね
私は、そう思いますよ
・・・・・・
越えていかなくちゃ
いけないんだ・・・
だって、俺たちはまだ
生きてるんだから
越えていかなくちゃ
いけないんだ・・・
だって、あたしたちは
まだ生きてるもの
みんな・・・
元気ないね・・・
うん・・・
さすがに、目の前で
あんなものを見たらね
うん・・・
さすがに、目の前で
あんなものを見たらね
ゼルフィルド・・・
もう、直らないの?
・・・・・・
やだよ・・・
ユエル、こんなの!
みんな悲しい顔して
笑うこともできない
なんて、イヤだよ!?
ユエル・・・
ユエルは、もう
誰もいなくなったり
してほしくないよ
こんなさびしいのは
やだよぉ・・・
そうだな・・・
ユエルの言うとおり
だよな・・・
そうね・・・
ユエルの言うとおり
だよね・・・
奴らが正体を明らかに
したのは、必要なもの
は全て、手に入れたと
いうことなのだろう
これで、デグレアと
いう国家は、完全に
この世界から消滅して
しまったわけだ
そんなことないよ!
爺さん、そんな風に
考えたらダメだよ!?
そんなことないわ!
そんな風に考えたら
絶対にダメよ!?
だが、それが現実では
ないか!?
守るべき民もなく
かなえるべき理想も
なくなってしまった
そして、兵士たちは
悪魔の走狗へと
成り果てた・・・
これでも、デグレアは
まだ滅びてはいないと
言うのか?
滅びてないよ・・・
爺さんが、そうやって
心の中でいつまでも
祖国を大事に思ってる
限りは
滅びてないわ・・・
おじいさんが心の中で
いつまでも祖国を
大事に思ってるのなら
デグレアは滅びない!
そうじゃないの!?
デグレアは滅びない!
そうじゃないの!?
*n0・・・
俺、見ていてわかった
爺さんは、
未練はないって
言ってるけど
本当は、デグレアを
今でも大切に思ってる
自分の故郷を、大事に
思ってるんだ!
だから、そんな悲しい
ことを言ったりしちゃ
ダメだよ・・・?
爺さん・・・
あたしね
見ててわかったの
おじいさん、未練は
ないって言ったけど
本当は、デグレアを
今でも大切に思ってる
自分の故郷を、大事に
思ってるって・・・
だから、そんな悲しい
ことを言わないで?
おじいさん・・・
・・・すまぬ
故郷を思う気持ちは
誰だって一緒なんだよ
俺だって・・・
故郷を思う気持ちは
誰だって一緒なのよ
あたしだって・・・

scn122

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
もうこうなると
旧王国と聖王国の
戦争っていうよりも
悪魔と人間の戦いって
いったほうがいい状況
になっちまったな
今のデグレアの軍隊は
完全にメルギトスたち
の支配下に置かれて
いますからね
聖王国の騎士団は
そのこと、ちゃんと
わかってるのかい?
今まで僕たちが目に
してきたことを含めて
派閥の方から報告が
いっているはずだ
聖王家、蒼の派閥
金の派閥の三者間の
協議で、今後の決定が
出されるだろう
なあ、ネス
そのことだけど・・・
ルヴァイドやイオスは
これから、いったい
どうなっちゃうんだ?
ねえ、ネス
そのことだけど・・・
ルヴァイドやイオスは
これから、いったい
どうなっちゃうの?
・・・・・・
普通に考えるならば
捕虜として投獄
悪くすれば極刑という
ところですが・・・
まァ、当然
そうなるのが
妥当だろうな?
極刑って・・・
死刑って
ことですかっ!?
そんな!?
だって、黒騎士たちも
メルギトスの犠牲者
じゃないか!
そんな!?
だって、黒騎士たちも
メルギトスの犠牲者
じゃない!
情状酌量の余地がある
のはたしかだがな
とはいえ、それだけで
無罪放免ってわけにも
いかねえんじゃねえか
*n0?
それは・・・
心配するな
*n0
彼らは、この事件の
重要参考人でもある
短絡的な扱いをされる
ことはないだろう
だから、あの時
ギブソン先輩たちは
彼らの身柄を預かると
決めたんじゃないか
・・・うん
それよりも、あたしは
あれからずっと
お二人が沈んだまま
なのが心配です
無理もあるまい
信じていたものすべて
を、根底から壊された
のでござるからな
仲間マデ、
失ッタワケ
デスシ・・・
かわいそう・・・
おかしなこと
考えたりしなければ
いいんだけど・・・
・・・・・・
ルヴァイド・・・
イオス・・・
みんな揃ってるわね?
あ、先輩
本部での話し合いは
終わったんですね
それで、どうなのっ?
金の派閥と蒼の派閥は
ちゃんと協力すること
になったの!?
ええ、ミニス
派閥が協力しあう事が
正式に決まったわよ
よかったぁ・・・
キミのお母さまも
これで、苦労した甲斐
があったってものね?
よかったね、ミニス!
うんっ!
黒騎士たちの処遇に
ついては、どうなるの
でしょうか?
そのことも含めての
話になるが・・・
今回の件についての
派閥の見解は、国家間
の戦争ではなく
異世界の悪魔による
リィンバウムへの侵攻
とみなすことになった
エルゴの王の時代以前
の、あの状況と同じだ
ということですか?
そうなるわね
対処をしくじれば
聖王国だけでなく
リィンバウムそのもの
が滅ぼされてしまう
そこで、蒼の派閥の
総帥から君たちへ
正式な協力を依頼
することになった
これが、その書面だよ
おい、待てよ・・・
もしかして、俺たちに
蒼の派閥の下に
つけっていうのか?
早とちりしないの!
ほら、そこにちゃんと
書いてあるでしょ?
この書面をもつ者の
任務においての行動を
派閥総帥の職において
全て容認する・・・
この書面をもつ者の
任務においての行動を
派閥総帥の職において
全て容認する・・・
これは、先輩たちの
持っているのと同じ
勅命の証書では!?
そういうことだ
君たちの行動に対して
派閥は、全面的に支援
するだろう
お墨付き、という
わけですね?
協力体制をとってる
金の派閥や、聖王家も
できる限りの支援を
約束してくれてるわ
だから、黒騎士たちの
当面の処遇なんかも
貴方たちの判断が優先
貴女たちの判断が優先
されるってワケね?
あ・・・!
なるほど・・・
そのために・・・
でも、変な話ですけど
どうしてそこまで高い
評価をくれるんです?
俺なんか、まだ
駆け出しの召喚師で
しかないのに・・・
でも、変な話ですけど
どうしてそこまで高い
評価をくれるんです?
あたしなんか、まだ
駆け出しの召喚師で
しかないのに・・・
それについては
直接、総帥に尋ねて
みるといい
え?
へ?
一度、みんなと
会っておきたいって
総帥がおっしゃって
いたの
なんでも、話したい
ことがあるんだって
話、ですか?
これだけの援助をして
もらうんだ
挨拶ぐらいはしないと
無礼だろうな
そうですよね・・・
うん、それじゃ
みんなで派閥に顔を
出してみようか
ええ、それじゃ
みんなで派閥に顔を
出してみましょう
・・・・・・
こんな形で、本部に
戻るなんて思っても
いなかったよ
こんな形で、本部に
戻るなんて思っても
みなかったわね
本当ニソウデスネ
・・・(こくん)
追放同然に、旅に
出されたんだもんな
追放同然に、旅に
出されたんだものね
だけど、本当に
私たちまで一緒に
ついて来ていいの?
ていうかさ、周りの
視線がものすごく
イタイんだけど・・・
剣呑な雰囲気だな
我々が、一緒にいる
せいではないのか?
ああ、違うのよ
もともと、こういう
雰囲気の場所なの
本当に?
部外者に対しては
派閥の人間は排他的に
なりがちだからな
気にさわるだろうけど
今は、我慢してね
相変わらずの空気だな
ま、キライじゃ
ねェがよ
変わってませんよね。
最初の時と、
なんにも・・・
*n0
お前、ずっとこんな
雰囲気の中で生活して
たんだな・・・
うん、まあね
よく来てくれたな
*n0
クレスメントの
末えいよ
ネスティ・バスク
そしてその仲間たちよ
この人が、蒼の派閥の
総帥さん?
いいや、このお方は
グラムス・バーネット
様といって、幹部会の
議長じゃよ
ラウル師範・・・
それに、フリップ様
・・・フン!
ギブソンとミモザの
師匠と言ったほうが
お前たちにはわかり
やすいかのう?
この方が・・・
そう持ち上げんで
くださらないか
ラウル殿
私と貴方、それに
フリップ殿の3人は
同じ師について学んだ
同輩でしょうに
じゃあ、師範たちは
みんな兄弟弟子って
こと?
じゃあ、師範たちは
みんな兄弟弟子って
ことなの?
ついでに言えば
私たちと君たちは
その孫弟子同士って
ワケね
なんだか・・・
すごいですね・・・
うん、そうだよね
え? この声・・・
エクス!?
おにいさん
おねえさん
今日はわざわざ来て
くれてありがとう
ご指示どおり
彼らを案内して参り
ました。総帥
うん、ギブソンも
ミモザもご苦労さま
おい、待てよ!?
それじゃ、まさか
このガキが・・・
無礼だぞ、小僧ッ!?
いいんだよ、フリップ
誰だってボクのこの姿
を見たら、疑って当然
だと思うからね
だけど、本当だよ
ボクが蒼の派閥の総帥
エクス・プリマス・
ドラウニーなんだ
エクスが、派閥の総帥
だったなんて・・・
エクスが、派閥の総帥
だったなんて・・・
ゴメンね? 今まで
ナイショにしていて
ええっ!!
この人が・・・
こんな小さな子供が
派閥の総帥・・・?!
たまげたでござるぞ
さすがに・・・
ユエルよりもずっと
ちっちゃいのに???
エクスさん・・・
貴方は、もしかして
時を・・・?
さすがはシルターンの
エルゴの守護者さん
だよね
そういうことですよ
私のことをご存知なの
ですか?
サイジェントの事件は
私の口から総帥に報告
してあるのでな
そういえば
そうでしたね
そんなことより、総帥
本題に入ってはもらえ
ないでしょうか
こうしている間にも
我々にはやるべきこと
があるというのに
無駄な時間は使いたく
ないものですな?
うん、そうだね
フリップの言うとおり
本題に入ろう
イヤな話は、誰だって
早く終わらせたいもの
だからね・・・
え?
わざわざキミたちに
来てもらったのはね
真実を知って
もらいたかったから
なんだよ
真実?
禁忌の森に関する
キミたちも知らない
本当の伝説を・・・
!?
召喚兵器アルミネと
大悪魔メルギトスが
相討ちになった後
調律者の一族は魔力を
ライルの一族はゲイル
にまつわる知識を
失うことになった
その原因は知って
いるかい?
アルミネが最後に
呪いをかけたのだと
聞いています
・・・・・・
私たちも、そう聞いて
おりますが?
違うんだよ
え・・・?
それも、また
人間が都合良く作った
伝説なんだ・・・
機械遺跡を見た時
キミたちは、不思議に
思わなかったかい?
あの文書を刻んだのは
誰なんだろう、って
あ!?
そういえば、そうよ!
結界がアルミネの死と
同時に生じたのなら
その時から、誰も
あの中に入れるはずが
ないもの・・・
どういうことなの
ですか、総帥!?
天使の呪いなんてのは
ウソっぱちなんだよ
ふたつの一族から
知識と魔力を奪った
のは・・・
共に彼らと戦った
召喚師たちだ
なん、だって・・・
なん、ですって・・・
どうして!?
隠したかったのさ
おそらく・・
ゲイルの存在を
そして、それが作り
出されたせいで
異界の友の助けを
永遠に失ったのだと
いうことを・・・
召喚師のおごりが
それを招いたのだと
知られたくなかった
知れば、人々は
召喚師のことを否定
するだろうから
あ・・・
だから、彼らは
キミたちの力と知識を
奪いとって追放した
そのうえで、残された
アルミネの魔力を利用
して、あの森に結界を
作りあげたんだ
召喚師の未来にとって
都合の悪いこと全部を
永遠に封じこめて
おくために・・・
では、クレスメントと
ライルの一族はその
ためだけにいけにえに
されたのですか!?
そんな・・・
そして、この秘密は
蒼の派閥によって
意図的に隠されてきた
そのために・・・
ライルの一族に
派閥の監視下でしか
生きることを許さず
迫害されて苦しむ
クレスメントの一族を
見殺しにしてきたんだ
許してもらえるとは
思っていない・・・
うおおおぉぉぉっ!!
ぐ・・・っ!
ネスティ!
当たり前だっ!?
お前たち人間の
そうした利己的な考え
のせいで・・・
僕たち一族が
どれほど苦しんだか!
どんなに絶望して
死んでいったか!?
最後の一人になった
僕の気持ちが、貴方に
わかってたまるか!!
やめろ、ネス!
この人を責めたって
意味がないんだよ!?
彼だって、俺たちと
同じなんだ・・・
やめて、ネス!
この人を責めたって
意味がないのよ!?
彼だって、あたしたち
と同じじゃない・・・
先祖たちの犯した罪を
背負わされて、ずっと
苦しんでたんだ!!
先祖たちの犯した罪を
背負わされて、ずっと
苦しんでたのよ!!
ネスティさん・・・
もう、やめて・・・っ
*n0・・・
アメル・・・
フン・・・
話というのは、これで
終わりですかな?
じつに、くだらん
フリップ!今の言葉
聞き捨てならんぞ!?
事実ではないか
たしかに蒼の派閥は
そうした事実を隠して
きたかもしれん
だがな・・・
もとはといえば
クレスメントとライル
のしでかした不始末が
原因ではないか!?
私がその場にいたなら
間違いなく、皆殺しに
していましたな
フリップ・・・
お前は、なんという
ことを・・・
だから・・・
だから、お前は
ネスティ・ライルを
自分の道具として利用
したというんだね?
生きるために必要な
薬と引き替えにして
操ろうとしたんだね
フリップ?
な・・・!?
ラウルは約束を破って
いないよ。僕は別の人
から聞いたんだ
今までずっと、つらい
役を頼んでゴメンね
パッフェル?
ふう・・・
ホントですよ、もう
いくら、私がウソを
つくのが得意だって
いったって・・・
だましたくない人を
だますのは、すっごく
キツイんですからね?
エクス様
いったい、誰が
そのような、たわけた
ことを・・・っ
またまたー・・・
見苦しいですよう?
フリップさま
な、なんだっ!?
貴様はっ!
パッフェルさん!?
コレハ・・・?
おいっ、テメエ
まさかっ!?
あ・・・?
どど、どうしてっ
パッフェルさんが!?
彼女はな・・・
エクス様の下で働く
密偵なのだよ
総帥と一部の者だけ
しか存在を知らない
非公式のな
パッフェルさん・・・
今までずっと隠してて
本当にごめんね
*n0
これが、本当の私の
正体なの・・・
彼女にはね、公にする
ことができない調査を
やってもらってるんだ
例えば、派閥の内部で
起こっている、様々な
不正なんかをね
貴方がネスティさんに
脅迫をしていた現場は
私が、ばっちり拝見
させてもらいました
言い逃れはさせません
ですよ?
ぐ・・・っ
お前の罪はそれだけ
ではないぞ、フリップ
こいつの顔に
見覚えがあるだろう?
ふ、フリップ様ぁ・・
カラウス!?
あーっ!?
ユエルに、ひどいこと
させたヤツ!!
この外道召喚師は
金銭と引き替えにして
お前に召喚術を学んだ
と白状している
!?
金の派閥に捕らわれた
海賊も、同じ証言を
しているとのことだ
どういうことか、説明
してもらえるかな?
ぐぐぐぐ・・・・っ
フリップ・グレイメン
今をもって、キミの
幹部召喚師としての
地位を剥奪する
いいね?
ここにいたのか・・・
探したよ、ルヴァイド
ここにいたのね・・・
探したよ、ルヴァイド
*n0か・・・
俺に、何用だ?
用っていうか・・・
お礼を言いにきたんだ
用っていうか・・・
お礼を言いにきたの
礼?
ファミィさんたちから
話は聞いたよ
メルギトスが、彼女を
殺そうとした時
お前が、それを止めて
くれたって・・・
ファミィさんたちから
話は聞いたわ
メルギトスが、彼女を
殺そうとした時
あなた、それを止めて
くれたんでしょ?
・・・・・・
ありがとう
感謝する必要などない
俺はただ、本来の命令
どおり、あの女を護送
しようとしただけだ
そうかもしれない
でも、そんな理由でも
俺は感謝したいんだよ
おかげで、ミニスも
悲しまずにすんだんだ
あ!ミニスってのは
ファミィさんの娘さ
ほら、ワイバーンに
乗ってた・・・
そうかもね・・・
でも、あたしの感謝の
気持ちは変わらないよ
おかげで、ミニスも
悲しまずにすんだもの
あ!ミニスってのは
ファミィさんの娘ね?
ほら、ワイバーンに
乗ってた・・・
そうだったか・・・
無事に再会できたなら
それでいい・・・
え?
え?
用はそれだけか?
あ、うん・・・
ならば、これでもう
気もすんだろう
あ、ルヴァイドっ?
ちょっと・・・!?
ダメかぁ・・・
もうすこし、話がした
かったんだけど・・・
でも、ルヴァイドが
ファミィさんを助けた
理由って、本当にそれ
だけなのかな?
ケルマの話だと
途中までは、あえて
静観してたらしい
けど・・・
なにか、きっかけでも
あったのかな・・・?
ダメかぁ・・・
もうすこし、話がした
かったんだけど・・・
でも、ルヴァイドが
ファミィさんを助けた
理由って、本当にそれ
だけなのかしら?
ケルマの話だと
途中までは、あえて
静観してたらしい
けど・・・
なにか、きっかけでも
あったのかしら?
やっぱり、まだ
ここにいたみたいだ
やっぱり、まだ
ここにいたみたいね
・・・!?
・・・・・・
イオス・・・
どうして!?
無様ですね・・・
ルヴァイド様・・・
イオス・・・
今の貴方は、本当に
隙だらけだ
その気になれば
僕にでも殺せる
忘れたなどとは
言わせないぞ!
ルヴァイドっ!?
あの時・・・
デグレアに侵攻した
僕たち帝国軍は・・・
貴方の指揮によって
全滅させられたんだ
ただ一人の生き残り
捕虜となった
僕をのぞいてッ!!
なんだって!?
なんですって!?
自決を勧めるべき
立場であるはずの
貴方は、僕に言った
このまま死んで
いいのか、と・・・
おぼえているぞ
イオス
たしかに、俺は
お前にそう言った
ひとつの約束と
引き替えに、俺の
部下になれとな
僕はそれを受け入れた
なぜなら・・・
俺の背中に、もし
つけいる隙があるなら
いつでも、その槍で
貫けばいい・・・
仲間の仇をとりたくば
生き続けろ・・・
俺は、お前と
そう約束したのだから
・・・・・・
ならば、どうして
わざとかわせる突きを
繰り出した?
僕は・・・っ
僕はッ、そんな貴方を
殺すために、祖国を
裏切ったんじゃない!
まして、形だけ・・・
貴方に仕えてきたわけ
じゃないんだ・・・ッ
イオス・・・っ
目を覚ましてください
ルヴァイドさまっ!?
貴方は、このまま
負け犬のままで死んで
いい人じゃないッ!!
戦ってください!?
僕に殺意を忘れさせる
ほどに、強くて立派な
騎士だった・・・
貴方の本来の姿に
戻ってくださいっ!?
僕以外の人間になんて
殺されたら・・・
ダメなんだ・・・っ
ルヴァイドさまっ!!
イオス・・・
・・・ッ!!
イオス、よせ
もう、いいのだ・・・
お前が心配するような
ことは、なにもない
すまなかったな
ルヴァイドさま・・・
うっ、うう・・・っ
うわあぁぁぁっ!!
俺は、決めた・・・
いかなることをしても
この手で行ってきた
非道の数々は、けして
償えないだろう
俺は、それを認める
認めたうえで・・・
戦うことによって
それを越えていこう
それが・・・
俺の、償いの形だから
ルヴァイド・・・
*n0よ
改めて、お前たちに
頼みたい・・・
俺の剣、メルギトス
打倒のために、役に
立ててはくれぬか?
反対する理由なんて
俺にはないよ・・・
ルヴァイド?
イオスも、手伝って
くれるかい?
反対する理由なんて
あたしにあるわけ
ないじゃない
ルヴァイド?
イオスも、手伝って
くれるよね?
ルヴァイド様が
それを望むのならば
異存はない
よっしゃ、決まりだな
なにはともあれ
めでたしでござるな?
・・・・・・
ロッカ・・・
僕は、貴方を許した
わけではありません
ですが・・・
貴方が決めた
償いの形とやらは
最後まで、見届ける
ことにしますよ
ああ・・・
俺も同じだ
だが、バカ兄貴ほど
甘くはねえぞ?
今度、ふぬけたツラを
見せやがったら、俺が
叩き殺してやるからな
肝に銘じておこう
そんなことは、絶対
僕がさせんぞッ!?
ははははっ
これじゃ、ますます
気がぬけないね
ルヴァイド?
ああ、全くだ・・・
メルギトスが、あの時
俺に言っていたのは
このことだったんだな
フリップ様のことで
結局、あれ以上の話は
できなかったけど
メルギトスが、あの時
あたしに言ったのは
このことだったのね
フリップ様のことで
結局、あれ以上の話は
できなかったけど
はあ・・・
なんか、やりきれない
気分だよなあ
なんか、やりきれない
気分・・・
ん?
え?
あそこにいるのは・・・
 ネス?
 アメル?
君か・・・
考えごとをしていた
みたいだけど
やっぱり、総帥から
聞いた話のことか?
考えごとをしていた
みたいだけど
やっぱり、総帥から
聞いた話のこと?
考えたところで
どうにもならないこと
ではあるがな・・・
君やアメルのいうこと
が正しいのは、僕にも
理解できる
隠していれば済んだ
真実を、あえて僕らに
明かしたことだけでも
エクス総帥たちが
深い罪悪感と誠意を
もって、謝罪したのは
間違いないだろう
だがな・・・
理解することと、納得
することは違う!?
ネス・・・
全ては過去のことさ
総帥たちにとっても
君や、アメルにしても
そうなのだろう
でも、僕にとっては
そうじゃない
なぜなら・・・
融機人である僕は
一族の記憶の全てを
この身体に受け継いで
いるのだから!
あ・・・!?
僕が受けた仕打ちなど
祖先たちの苦難と比べ
たら、本当にかわいい
ものさ・・・
口に出せないほどに
むごい苦痛と屈辱の中
誰もが絶望しきって
死んでいったんだ
そうした記憶をもつ
僕が、彼らの罪を
そう簡単に許せると
思うか・・・?
そんなこと、できる
わけがないだろう!!
・・・・・・
*n0
僕は間違ってるのか?
過去にとらわれて
彼らを、人間たちを
憎もうとしている僕は
間違ってるのか!?
・・・っ
答えてくれよっ!?
*n0・・・っ
間違ってませんよ?
むしろ、それこそが
正しい答えなのですし
!?
ご機嫌はいかがですか
お二人さん?
レイム・・・
メルギトス・・・
*n0・・・
考えごとをしていた
みたいだけど
やっぱり、総帥から
聞いた話のことか?
考えごとをしていた
みたいだけど
やっぱり、総帥から
聞いた話のこと?
はい・・・
*n0
貴方は、総帥さんの
貴女は、総帥さんの
お話を聞いて、どう
思ってるんですか?
よくわかんないんだよ
正直なところ
理屈ではわかるんだ
召喚師たちが、必死に
真実を隠そうと考えた
事情はさ
魔力を奪われたのも
しでかしたことを考え
たら、当然だって気も
するし・・・
だけど、なんていうか
すっきりしないんだ
よくわかんない・・・
素直に言うとね
理屈ではわかるの
召喚師たちが、必死に
真実を隠そうと考えた
事情は・・・
魔力を奪われたのも
しでかしたことを考え
たら、当然だって気も
するし・・・
だけど、なんていうか
すっきりしないのよね
そうですか・・・
アメルはどうなんだい
天使の呪いだなんて
デタラメを言われてさ
不愉快に思ってない?
アメルはどうなの?
天使の呪いだなんて
デタラメを言われてさ
不愉快に思ってない?
あたしは、むしろ
ホッとしちゃいました
貴方たちが苦しむ原因
貴女たちが苦しむ原因
を作ったのが、過去の
自分じゃないって
わかったから
そっか・・・
こんなことを言ったら
叱られちゃうかも
しれませんけど・・・
あたしは、このことを
隠し続けなければ
ならなかった人たちの
ほうが
本当はずっと苦しんで
いたんじゃないかって
思うんです
え?
だって・・・!
いくら上手にウソを
重ねて、周りの人を
ごまかしたって
自分自身はだませない
うしろめたい気持ちは
ずっと自分の中に
残ってしまう
ずっと、ずっと
ごまかし続けるたびに
自分の心に、負い目と
いう傷がついていく
それって、なにより
悲しいことだって
あたしは思うから
アメル・・・
ごめんなさい
貴方や
貴女や
ネスティさんたちに
してみれば、もっと
深刻なことなのに
あたし・・・
いや、いいんだよ
きっと、アメルの言う
とおりなんだと思う
だまされたほうも
だますほうも、互いに
傷つけあってしまう
これって、そういう
ことなんだよ
きっと・・・
ううん、いいのよ
きっと、アメルの言う
とおりなんだと思う
だまされたほうも
だますほうも、互いに
傷つけあってる
これって、そういう
ことなのよ
きっと・・・
もっとも・・・
それは、だますほうに
罪の意識がある場合の
お話ですがね?
!?
ご機嫌はいかがですか
お二人さん?
レイム・・・
メルギトス・・・
いつからそこに!?
ずっと前からですよ
お邪魔だろうと思って
気を利かせていたの
ですが
あまりに楽しいお話
でしたので、つい口を
挟んでしまいましたよ
楽しい、だと・・・?
楽しい・・・
ですって・・・?
ネスティさん
憎しみをもつことを
恥じる必要なんて
ありませんとも
貴方の怒りは正当な
ものなのですから
黙れっ、悪魔め!
僕はお前の誘惑になど
屈したりはしないぞ
小細工はやめろ!?
失敬ですねえ・・・
私はいつだって
真実しか口にしては
いないというのに
それにひきかえ
ニンゲンたちの
なんと、ウソの巧みな
ことでしょう?
我が身かわいさのため
ならば、平気で他者を
おとしめ、あざむいて
利用してのける
ふふふふ・・・
だからこそ、私たちは
ニンゲンが愛しくて
たまらないのですが
黙れと言ってるんだ!
おやおや、その顔は
理解できないといった
ご様子ですね
ま、それも無理もない
ことでしょうね・・・
ニンゲンの論理は
しょせん、ニンゲンの
ものなんですから
ニンゲンでない貴方が
理解できるはずなんて
ないんですよ?
!!
あっはははははは!
ネスっ!?
いつの間に・・・?
ずっと前からですよ
お邪魔だろうと思って
気を利かせていたの
ですが
あまりに幼稚なお話
でしたので、つい口を
挟んでしまいましたよ
幼稚だと・・・?
幼稚ですって?
ええ、そうですとも
理由は、さっきの言葉
どおりです
だます側に罪の意識が
なかったら、自責の念
など存在しようがない
ではありませんか?
そんなはずないっ!?
誰だって、自分の心は
ごまかせないもの!
では、百歩ゆずって
そういうことにしても
いいでしょう・・・
しかし、アメルさん
そうして生じる痛みは
しょせん、抑制された
ものなんですよ
え・・・
ナイフで切られた者と
切りつけた者がいたと
しましょう
切られた者は、当然
痛みを感じます
急所だったら、すぐに
死ぬかもしれません
では、切りつけた者が
良心の痛みによって
即座に死に至ることが
ありますか?
・・・!
ありえませんよね?
それは・・・っ
傷つけられた者の痛み
と、傷つけた者の心の
痛みが、等しいはずが
ないんですよ
貴女のかざしたものは
口先だけのきれい事で
す。これが幼稚でなく
て何だというのです
つけ加えればね
罪の意識というものは
自分を守るための
方便なのです
良心の痛みを感じて
自分自身を断罪する
先にそうしてしまえば
第三者に罰せられるよ
りずっと楽でしょう?
そうして、ニンゲンは
自分を守るんです
なんと薄汚く
こうかつな生き物
なんでしょうねえ
ふふふふ・・・
だからこそ、私たちは
ニンゲンが愛しくて
たまらないのですが
そんな・・・っ?
そんなはずない・・・
そんなこと・・・っ
アメル!?
さて・・・
くだらない前置きは
このへんにしておいて
本題に入りましょう
私がここに来た理由は
*n0さん
貴方がたをお誘いする
貴女がたをお誘いする
ためなのです
なんだと・・・
なによ・・・
ニンゲンなんかに
味方するのは、もう
おやめなさい
それよりも、私と共に
この世界を思うまま
もてあそんでみたくは
ありませんか?
仲間に入れって
いうことか?
仲間に入れって
いうワケ?
貴方がたの才能は
貴女がたの才能は
このまま消し去るには
勿体ないと思うのです
ふざけるなっ!!
おことわりよっ!!
やれやれ、問答無用で
拒否されるとは・・・
仕方ありませんね
質はかなり落ちますが
あちらの方で、この際
我慢するとしましょう
!!
今の爆発音は・・・
派閥の本部の方角!?
ここにお邪魔させて
もらう前に、ちょっと
面会にいってきまして
フリップ・グレイメン
という方でしたか?
彼を、はげましてきて
あげたんですよ
貴方は、このまま
終わるには惜しいです
・・・とね?
ひゃーっはっはっはっ
はっはっは!!
馬鹿な・・・!?
召喚術に必要な道具は
とりあげて牢に入れて
あったはず・・・
言いたいことは
それだけか、グラムス
議長の地位をかさに
偉ぶりやがって・・・
こうしてやる日を
ずっと待っておったわ
フハハハハハハ!
馬鹿な真似はやめろ!
フリップ!?
貴様もそうだッ!?
ラウルっ!!
師範の分際のお前が
どうして、私よりも
総帥に信頼される!?
フリップ・・・
お前・・・
どうして・・・
誰も、私を認めては
くれんのだ・・・
私が「成り上がり」の
分際だからですか?
総帥・・・っ!?
そうではない・・・
お前のもつ劣等感が
間違った方向にさえ
向かなければ
私は・・・
メルギトスの言葉に
耳を貸したりしちゃ
いけないっ!!
*n0!?
あいつは、貴方を利用
しているだけなんです
フリップ様っ!?
黙れエェェィッ!!
危ないっ!?
ムダだ・・・
僕たちの言葉では
あの人には届かない
利用されていようが
構うものか・・・
お前らのように
特別な運命に選ばれて
特別な力を持った者を
それだけで、周りから
大切にされている者を
殺せるのならば・・・
私は悪魔にだって
魂を売ってやる!!!
誰が・・・っ
誰が、好きで・・・っ
こんなつらい運命や
力なんか欲しがったり
するもんかよッ!?
誰が、好きで・・・っ
こんなつらい運命や
力なんか欲しがったり
するのよぉっ!?
パッフェルよ・・・
蒼の派閥の総帥として
お前に命じる!
彼らと協力して
フリップを止めるんだ
どんな方法を使っても
かまわない・・・
エクス様・・・
頼む・・・っ
はは、はははっ
あははははははっ!?
あの時と同じだ・・・
選ばれた者だけが常に
栄光を独占し・・・
その輝きの下では
凡人の努力など
なかったことのように
されてしまうッ!!
フリップ様・・・
私は、絶対に敗北を
認めたりせんぞッ!?
貴様らの情けなど
受けるものか!
死ぬまで、貴様らと
戦って・・・
ふぐっ!?
だったら、あんただけ
くたばれよッ!?
カラウス・・・っ?
貴様・・・あがぁ!!
へ、へへへっ?
つきあってられるかよ
なんてことを・・・っ
な、見ただろ?
私が、こいつにトドメ
をさしたんだ・・・?
だからさぁ、頼むよ?
勘弁してくれよっ!?
脅されて、仕方なく
手を貸しただけなんだ
私は、悪くないんだ!
だから・・・っ
殺すのだけは勘弁して
くれよぉ~っ!?
いかがですか?
ニンゲンの本性を見た
ご感想は・・・
メルギトス!?
自分を守るためならば
平気で、他人を犠牲に
してのける・・・
与えられたものだけに
満足できず、奪うこと
でしか、それを満たせ
ない・・・
貴方たちが守ろうと
しているのは、こんな
あさましい生き物
なのですよ
・・・ネスティさん?
ああ・・・
お前の言うとおりだよ
メルギトス・・・
人間ほど身勝手で
自己中心的な生き物は
いないのだろうな
ネス!?
ネスティさん・・・
僕の身体の中に
融機人としての記憶が
生き続ける限り・・・
人間がした仕打ちを
僕は、永遠に許すこと
はできないだろう
しかし、メルギトス!
だからといって僕は
お前に手を貸したりは
しない!!
僕は、人間を守る
ためにお前と戦うわけ
じゃない・・・
僕の側にいてくれる
*n0
アメルや、一緒に旅を
続けてきたみんな
義父さんに先輩たち
そういった・・・
僕の大切な人たちが
悲しむ姿を見たくない
から戦うんだ!!
ネス・・・
つまり貴方は、他の
人間は、どうなっても
いいというのですね?
そのとおりだ
ふふふふふ・・・
あっははははははは!
素敵な答えですよ?
ならば、私としても
納得せざるをえません
貴女たちが守ろうと
しているのは、こんな
あさましい生き物
なのですよ
・・・アメルさん?
たしかに、そうかも
しれません・・・
人間はずるくて
自分勝手で、与える
ことより、奪うことを
考えてしまう・・・
アメル!?
アメル・・・
君は・・・
でもね、レイムさん?
あたし知ってるんです
本当はそんなこと
誰も、望んでなんか
いないって・・・
ずるいのも、自分勝手
なのも、それより他に
生きていく方法を
知らないせい
ただ、不器用なだけ
それだけなんです
それについては
まったく同感ですね
だからこそ、私は
彼らを救ってやりたい
と思っているのですよ
今ある秩序を破壊し
服従という名の安息を
与えてやろうと
しているのです
いいえ・・・
彼らに、救いなんて
必要ありません
だって、人間は自分で
変わることができる
生き物だから!
その歩みは遅いけれど
何度も間違えたりする
けれど・・・
自分たちだけの力で
変わっていこうとして
いるんです
あたしは、そんな
不器用な人間たちが
大好き・・・
だから、貴方たちに
そんな彼らのことを
傷つけたりはさせま
せん!
ふふふふふ・・・
あっははははははは!
同胞の天使たちさえも
見放したニンゲンを
貴女は、まだ信じると
言うのですか?
つくづく、学ばない
天使ですねえ・・・
いいでしょう
次に会った時には
お望みどおりに殺して
さしあげますよ?
絶望に身をよじって
泣き叫びながら後悔
させてあげましょう!
あるじ殿ニハ
自分ガ、指一本
触レサセマセン!
上等だァ、オイ?
やれるもんなら
やってみやがれッ!?
おにいちゃんは・・・
おねえちゃんは・・・
*n1が
まもるの・・・っ!
たとえそうなっても
ボクは絶対、泣いたり
しませんっ!
ま、言うだけなら
タダってヤツだよな?
うんうん・・・
貴方の悪趣味に
つきあうつもりなんて
あるもんですか!?
避けられないのならば
全力をもって、お相手
します・・・!
ほざいてな・・・
しゃべれるうちにな?
おあいにくさまっ!
私たち、そう簡単に
負けないんだから!
その腐った性根を
あたいのグーで
叩き直したげる!!
断じて、そのような
振る舞いはさせん!
拙者が、貴様を斬る!
そういうセリフはな
ヤラレ役のもんだって
決まってんだぜ?
ふーん・・・
やってみれば?
悪魔よ、慎みなさい!
お前の言葉におびえる
者など、ここには一人
としていません!!
言いたいことは
それだけですか?
大口だけじゃなくて
態度で示してよね?
では、こちらも
相応の返礼をもって
お迎えしましょう
イーッ、だ!
お前みたいなウソつき
泣かせてやるっ!!
手負いの獅子の力
侮ると命を落とすぞ!
人間をみくびるなよ
レイム!
デグレアの過ちを
二度と繰り返させは
せんぞ・・・
我が剣に賭けて!
俺たちは、最後まで
あきらめたりはしない
あたしたちは最後まで
あきらめたりはしない
お前の思いどおりに
なんか、絶対になって
やるもんか!!
あなたの思いどおりに
なんか、絶対になって
やるもんですか!?
期待していますよ
*n0さん?
ひゃーっはっはっはっ
はっはっは!!
悪魔は言った
人間は、愚かな生き物だと
そのとおりかも知れない
俺たちはいつだって
傷つけあってばかりいる
本当の気持ちを隠して
偽りばかり口にしている
でも、俺は思う・・・
それは多分、裏返しなんだ
傷つけてしまうのは
優しくしてほしいから
ウソを重ねてしまうのは
真実だけを求めているから
わかっているのに
どうすることもできない
人間の不器用さ
それを愚かと呼ぶのなら
呼べばいい
だけど・・・
それでも、俺は・・・
人間であることを、心から
幸せに思っているんだ
これが最後かもしれない
そんな思いを、胸に秘めて
俺たちは今、決戦の前夜を
過ごそうとしていた・・・
悪魔は言った
人間は、愚かな生き物だと
そのとおりだわ
人は口で言うほど
立派な生き物じゃないもの
あたしたちはいつだって
傷つけあってばかりいる
本当の気持ちを隠して
偽りばかり口にしている
でも、あたしは思う・・・
それは多分、裏返しだって
傷つけてしまうのは
優しくしてほしいから
ウソを重ねてしまうのは
真実だけを求めているから
わかっているのに
どうすることもできない
人間の不器用さ
たしかに、それは
愚かなことかもしれない
でもね・・・
それでも、あたし・・・
人間であることを、心から
幸せって思ってるの
これが最後かもしれない
そんな思いを、胸に秘めて
あたしたちは今、決戦の
前夜をすごしてた・・・
僕は、やっぱり
人間たちのついた嘘を
許せそうにはないよ
過去にこだわり続ける
ことは、愚かなのかも
しれないけど
仕方がないと思うよ
それは・・・
あまりにも長い年月を
ライルの一族は
傷ついたまま、過ごし
続けてきたんだ
ネスはその全てを
背負ってるんだもんな
そう簡単に水に流せる
わけがないさ
仕方がないと思うわ
それは・・・
あまりにも長い年月を
ライルの一族は
傷ついたまま、過ごし
続けてきたんだもの
ネスはその全てを
背負ってるもんね
そう簡単に水に流せる
わけがないもの
うん・・・
でもさ、ネス
それでもいつかはさ
その傷も、きっと
癒えると俺は思うよ
だって・・・
でもね、ネス
それでもいつか・・・
その傷も、きっと
癒えるんじゃないかな
だって・・・
僕たちの未来は、まだ
これからだから・・・
だろう?
ネス・・・
あの時、メルギトスに
言った言葉は本心だよ
君と出会えたから
僕はこの世界を好きに
なれたんだ・・・
君がいてくれたから
僕は、悪魔の誘いを
はねのけられたんだよ
ありがとう
そ、そんな・・・っ
お礼だなんて、なんか
照れくさいってば!?
そ、そんな・・・っ
お礼だなんて、なんか
照れくさいよぉ!?
・・・・・・
でも、あれよね
ああまで、はっきり
ケンカを売っちゃった
からには・・・
きちんと責任とって
勝たなくちゃダメよね
不安なのか?
うん・・・
ちょっぴり・・・
調律者の一族とか
いったって、あたしは
もともと落ちこぼれの
生徒だったし
ネスやアメルみたいに
特別な力、持ってたら
よかったんだけどね
あははは・・・
こわいのを、笑って
ごまかそうとするのは
昔とおんなじだな
意地っ張りめ・・・
あ・・・?
こうして頭を撫でられ
てると、不安が消える
って言ってたろう?
そ、それは・・・っ!
まだ、小さかった時の
話で・・・っ!?
イヤなのか?
う・・・
イヤじゃ・・・
ないよ・・・
なら、いい・・・
・・・・・・
安心していいんだ
*n0
なにが起きようとも
僕が必ず、君のことを
守ってみせるから
それって・・・
ネスが、あたしの
兄弟子だから?
君は、本当にそうだと
思っているのか?
・・・ううん
バカ・・・
だったら、そんなこと
聞くんじゃない・・・
うん・・・
この戦いが終わったら
改めて、旅をやり直す
ことにしよう
戦いの旅じゃない
ちゃんとした
見聞の旅を
うん、そうだな
ええ、そうよね
ただし、目的地は
南じゃなくて、北だ
君が生まれた街を
僕は、見てみたいんだ
え・・・
案内してくれるか?
うん!
約束しようぜ、ネス
そのためにも、絶対に
勝ってみせるって!
うん!
約束しましょう、ネス
そのためにも、絶対に
勝ってみせるって!
ああ、約束だ・・・
フリップ様
意識を取り戻した
みたいだよ
フリップ様
意識を取り戻した
みたいよ
よかった・・・
でも、どうして
アメルが助けたこと
隠しちゃうんだよ?
ふらふらになるまで
癒しの力を使ったのに
どうして・・・
でも、どうして
アメルが助けたこと
隠しちゃうわけ?
ふらふらになるまで
癒しの力を使ったのに
どうして・・・
あの人のためには
それが一番だからです
それに、あたしが
好きでやったことだし
なあ、アメル・・・
君はどうして
そんなに優しいんだ?
聖女だから?
それとも、天使の
生まれ変わりだから?
ねえ、アメル・・・
あなたはどうして
そんなに優しいの?
聖女だから?
それとも、天使の
生まれ変わりだから?
ううん・・・
*n0
あたしはただ
自分のもらったものを
わけているだけです
周りの人たちが
あたしにくれる優しさ
それがあったかくて
とてもうれしいから
みんなに同じ気持ちを
感じてほしいんです
独り占めにしちゃう
よりも、そのほうが
ずっと素敵だもの
アメル・・・
あたし、やっぱり
人間が大好きです
奪ってばかりだって
レイムさんは
言っていたけれど
与えることだって
ちゃんと知っています
だって・・・
*n0
貴方が、たくさんの
貴女が、たくさんの
あったかい気持ちを
与えてくれたから
あたしは今、こうして
ここにいることが
できるんですもの
ありがとうございます
そ、そんな・・・っ
お礼だなんて、なんか
照れくさいってば!?
そ、そんな・・・っ
お礼だなんて、なんか
照れくさいよぉ!?
・・・・・・
それにさ・・・
俺だって、アメルから
たくさんのものを
もらってるんだぜ?
今だってそうさ
本当は、すごく不安で
逃げ出したいくらい
なのに・・・
君がいてくれるから
がんばらなくちゃって
思うことができる
負けないって気持ちに
なれるんだ
うれしい・・・
あたしが、そうやって
貴方の力になれるって
ことが・・・
思うんだよ
きっと一人ぼっちの
ままだったら、俺たち
運命に負けていたかも
しれないなって
出会ったせいで
悲しいこともたくさん
経験したけど・・・
それでも、アメル
俺は、君に出会えて
よかったって思ってる
あたしもそうです
*n0
貴方に出会えたことが
本当にうれしいの
貴方の側にいられて
好きになった人が
貴方で・・・
アメル・・・
捕まえていてください
あたしのことを・・・
もう二度と・・・
離ればなれになんか
ならないように・・・
うん・・・
*n0
ひとつ、お願いを
聞いてくれませんか?
なんだい?
なぁに?
この戦いが終わったら
あたしを、貴方の
あたしを、貴女の
生まれた場所へ連れて
いってください
え・・・
見てみたいんです
貴方が暮らしていた
貴女が暮らしていた
本当の故郷を
貴方のこと、もっと
貴女のこと、もっと
いっぱい知りたいから
ダメですか?
ううん!
そんなことないって
約束しよう、アメル
そのためにも、絶対に
勝ってみせるから!
ううん!
そんなことないっ
約束するわ、アメル
そのためにも、絶対に
勝ってみせるから!
ええ、約束ですよ?
昔ノ自分ナラバ
めるぎとすノ言葉ヲ
肯定シテイタデショウ
スベテヲ計算ニヨッテ
判断スル我々ニトッテ
人間トイウモノハ
ヒドクアイマイデ
計算シニクイ存在
デスカラ
デスガソノアイマイナ
部分コソガ、人間ノ
真ノ価値デアルコトヲ
自分ハ知リマシタ
計算デキナイモノ
ソレハ、可能性・・・
あるじ殿
自分ハ、貴方ヲ見テ
自分ハ、貴女ヲ見テ
ソノ意味ヲ学ブコトガ
デキタノデス
*n1・・・
自分ハ、貴方ニ仕エル
自分ハ、貴女ニ仕エル
コトガデキタコトヲ
誇リニ思イマス
貴方ノ側ニイラレテ
貴女ノ側ニイラレテ
ウレシイノデス
自分ハ・・・
俺もそうだよ
*n1
お前は、俺にとって
最高の護衛獣・・・
ううん、そうじゃない
かけがえのない
友達なんだ!
あたしもそうよ
*n1
あなたは、あたしに
とって、最高の護衛獣
・・・ううん
それだけじゃない
かけがえのない
友達なんだもの!
ト・モ・ダ・チ・・・
自分ガ・・・
あるじ殿ノ・・・
友達・・・
あるじ殿、なんて
呼んだりするのはさ
もう、やめにしよう?
名前で呼んでほしいよ
そのほうが、俺
ずっとうれしいんだ
あるじ殿、なんて
呼んだりするのは
もう、やめようよ?
名前で呼んでほしいな
そのほうが、あたし
ずっとうれしいもの
ワカリマシタ・・・
デハ・・・
*n0?
友達トシテ、改メテ
ヨロシク、オツキアイ
願イマス・・・
うん、こちらこそ!
うん、こちらこそ!
*n1・・・
お前・・・今、なんて
言ったんだ!?
*n1・・・
あんた・・・今、
なんて言ったの!?
そんなに驚くような
ことじゃねェだろうが
ったく・・・
サプレスに帰るのは
やめたって
言ったんだよッ!?
いいのか・・・
このままだと、お前も
メルギトスと戦うこと
になるんだぞ?
いいの・・・
このままだとあんたも
メルギトスと戦うこと
になるのよ?
勝てる保証なんて
まるでないんだぞ!?
勝てる保証なんて
まるでないのよ!?
わかってるぜ
んなこたァ・・・
だがな、オレにだって
メンツがあるんだ
このまま帰ってみろ?
手下の連中たちに
ナメられちまうぜ!!
は、はあ・・・
つきあってやらあ!
こうなりゃ、とことん
やってやるッ!!
感謝しやがれよ・・・
*n0!?
え・・・?
お前、今・・・
俺のこと、名前で!?
え・・・?
あなた、今・・・
あたしの名前
呼ばなかった!?
うだーッ!?
いちいち、細けェこと
気にすんじゃねェ!!
うれしくねェのか
どうなんだッ!?
*n0ッ
そ、そりゃあ
うれしいよ・・・
お前みたいなヤツでも
俺にとっては初めての
護衛獣なんだ・・・
そ、そりゃあ
うれしいわよ・・・
あんたみたいなのでも
あたしには、初めての
護衛獣なんだもの
別れたくなかったに
決まってるだろ!?
お別れするのは
やっぱり、さびしいし
よォし・・・
いい返事だ・・・
お前はどうなんだよ?
*n1
あんたはどうなのよ?
*n1
ケッ!んなこたァ
どうだっていいだろ?
*n1!
・・・・・・
今まで見たニンゲンの
中じゃ、テメエが一番
マシなんだよ・・・
それだけだッ!!
そっか・・・
あはっ、ははは・・・
そっか・・・
あはっ、ははは・・・
ありがとな・・・
*n1・・・
ありがと・・・
*n1・・・
これでもう、本当に
後戻りはできなく
なっちゃったな
これでもう、本当に
後戻りはできなく
なっちゃったね
・・・(こくん)
メルギトスたちを倒す
だけの力が、俺にある
とは思えないけどさ
でも、俺には
*n1や
みんながいてくれる
信じてくれてる
せめて、その期待に
応えるだけのことは
してみせるから
メルギトスたちを倒す
だけの力が、あたしに
あるとは思えないけど
でも、あたしには
*n1や
みんながいてくれる
信じてくれてる
せめて、その期待に
応えるだけのことは
してみせるから
だいじょうぶだよ
おにいちゃんは・・・
おねえちゃんは・・・
きっと・・・勝つよ?
まけたりなんか
ぜったい、しないもの
*n1・・・?
*n1には
わかるの
あのひとにないもの
おにいちゃん
たくさん、もってる
あのひとにないもの
おねえちゃん
たくさん、もってる
あったかくて、つよい
ちから、もってるから
だからね、まけないの
ほんとだよ?
・・・そうだよな
*n1は
ウソつかないもんな?
・・・そう、ね
*n1は
ウソつかないもんね?
・・・(こくん)
*n1
おにいちゃんがすき
*n1
おねえちゃんがすき
やさしくてあったかい
から、だいすき・・・
俺もだよ
*n1が
側にいてくれると
なんか、ほっとする
すごく優しい気持ちに
なれる気がするんだ
あたしもよ
*n1が
側にいてくれると
なんか、ほっとする
すごく優しい気持ちに
なれる気がするんだ
おにいちゃん
おねえちゃん
*n1と
ケッコンして?
え?
へ?
ケッコンすれば
ずっと、いっしょに
いられるんでしょ?
*n1
おにいちゃんと
*n1
おねえちゃんと
ずっと、いっしょに
いたいから・・・
・・・わかったよ
*n1
ケッコンしよう?
俺たちが、ずっと
一緒にいられるように
・・・わかったわ
*n1
ケッコンしましょ?
あたしたちが、ずっと
一緒にいられるように
それじゃ・・・
ゆびきり、して?
・・・こう?
ゆびきり、げんまん
うそついたら
はりせんぼん・・・
ずっと、ずーっと
いっしょにいようね?
おにいちゃん・・・
ずっと、ずーっと
いっしょにいようね?
おねえちゃん・・・
悪魔たちとの戦いは
今までより、もっと
過酷なんでしょうね
ああ・・・
そうね・・・
ボク、考えたんです
自分が本当に
ご主人さまの護衛獣に
ふさわしいのかって
答えは簡単でした
これから先の戦いの
ことを考えたら・・・
弱虫のボクなんかじゃ
ご主人さまを守ること
なんてできません
もっと強くて、頼れる
護衛獣がついたほうが
ご主人さまのために
なると思いました
・・・・・・
ボクはご主人さまに
とって、一番の護衛獣
じゃない・・・
悔しいけど、認めます
認めますけど・・・
でも・・・っ!
ボクにとっては
ご主人さまが、一番
なんですっ!!
他の誰にもこの場所を
とられたくない!
ご主人さまのお側に
いたいんです・・・
*n1・・・
お願いです・・・
ボクを最後まで
貴方の護衛獣のままで
貴女の護衛獣のままで
いさせてください!
・・・わかったから
もう、顔をあげてくれ
*n1
・・・わかったわ
だから、顔をあげて?
*n1
ご主人さま・・・っ
*n1
俺は、お前を役立たず
なんて思ったこと
一度もないんだぞ?
優しいお前が側にいて
くれたから、つらい時
にだって笑えたんだ
それは、お前だから
できたことなんだよ
*n1?
あたしはね、
あなたを役立たず
なんて思ったことは
一度もないのよ?
優しいあなたが側に
いてくれたからね
あたし、つらい時でも
笑えたんだよ
それは、あなただから
できたことなのよ
*n1?
ボクだから・・・
できた、こと・・・?
ああ、そうだ
ただ、俺はね
心配だったんだ
優しいお前が、悪魔の
仕打ちを見るたび
心を痛めているのが
わかったから・・・
俺の側にいるせいで
つらい目にあわせてる
のが、イヤだったんだ
ええ、そうよ
ただ、あたしはね
心配だったの
優しいあなたが、悪魔
の仕打ちを見るたび
心を痛めているのが
わかったから・・・
あたしの側にいる
せいで、つらい目に
あわせちゃってるのが
イヤだっただけ
あ・・・
お前が、そのせいで
変わってしまうことが
こわかったんだ・・・
あなたが、そのせいで
変わってしまうことが
こわかったのよ・・・
ご主人さま・・・
変わったりなんか
しませんよ、ボクは
え・・・?
どれだけ泣いても
落ちこんでも、ボクは
ボクなんです
だから・・・
もう、ボクのことは
心配しないでください
貴方が笑っていられる
貴女が笑っていられる
ように、ボク、もっと
がんばりますから!
うん・・・
これからもよろしくな
*n1?
うん・・・
ずっと、よろしくね
*n1?
はいっ!
*n0
ひとつ、聞かせちゃ
くれねーか・・・?
ん?
なぁに?
お前がメルギトスと
戦う理由ってのは
なんなんだ?
先祖の犯した罪を
つぐなうためか?
人間を守るためか?
それとも、この世界の
危機を救うためか!?
どれもそうだし
だけど、どれも違うよ
そうとも言えるし
違うとも言えるかな?
え?
俺はね、フォルテ
自分のために戦うんだ
祖先の罪とか、派閥の
一員としての立場とか
そうした義務感で戦う
わけじゃない・・・
自分でそうしたいと
思うから、戦うんだよ
あたしね、フォルテ
自分のために戦うの
祖先の罪とか、派閥の
一員としての立場とか
そうした義務感で戦う
わけじゃない・・・
自分でそうしたいと
思うから、戦うのよ
・・・・・・
ちゃんとした答えに
なってないかな?
ちゃんとした答えに
なってないかしら?
いや・・・
多分、オレは
お前の口から
その言葉を聞きたいと
思っていたはずだ
安心、したぜ?
フォルテ・・・
*n0
お前、本当にすげえな
いいオトコになったぜ
本当に・・・
この世界で二番目に?
おおー?わかってる
じゃねーか・・・
オレの次ってことさ?
あはははははははっ!
*n0
お前、本当にすげえな
いいオンナになったぜ
本当に・・・
ふーん?だったら
今から、乗り換える?
あ、いや・・・
あははははっ、冗談よ
フォルテの一番には
なれなかったけど
あたしには、あたしの
一番がいると思うし
ああ・・・
きっと、見つかるさ
オレが保証してやるよ
うんっ!
*n0
もしも、貴方が戦う
もしも、貴女が戦う
理由が・・・
過去のことを責任に
感じてのことだったら
そんなの、考えなくて
いいんだからね!?
ケイナ・・・
泣いてるの・・・?
私、心配なのよ!?
貴方が、みんなの犠牲
貴女が、みんなの犠牲
になろうとしてるん
じゃないのかって!
だって、貴方は・・・
だって、貴女は・・・
自分のことより、人の
ことばかり考えちゃう
子だから・・・っ
そんなことないよ?
そんなことないわよ?
え?
俺はね、ケイナ
自分のために戦うんだ
祖先の罪とか、派閥の
一員としての立場とか
そうした義務感で戦う
わけじゃない・・・
自分でそうしたいと
思うから、戦うんだよ
あたしはね、ケイナ
自分のために戦うの
祖先の罪とか、派閥の
一員としての立場とか
そうした義務感で戦う
わけじゃないの・・・
自分でそうしたいと
思うから、戦うのよ
・・・・・・
ちゃんとした答えに
なってないかな?
ちゃんとした答えに
なってないかしら?
ううん・・・っ
今の言葉だけで・・・
安心したよ・・・
よかった・・・
ケイナ・・・
ダメね、私・・・
お姉さんらしく、貴方
のことを元気づけて
あげたかったのに
泣いちゃった・・・
そんなことないよ!
本気で心配してたから
泣いてくれたんだって
俺、わかるもの
*n0・・・
俺、負けないよ?
ケイナのこと・・・
姉さんのこと、泣かさ
ないようがんばる!
うん、でもね・・・
本当につらい時は
我慢しちゃダメよ?
お姉さんのこと
ちゃんと、頼りなさい
いいわね?
うん・・・
*n0
貴女、きっと幸せに
なれる・・・
こんなに、優しくて
強い女の子なんだもの
絶対、幸せになれるわ
ありがとう、ケイナ
ううん・・・
お姉ちゃん・・・
いつだって、私は
貴女の味方だからね?
うん・・・
止めたりはしないのか
ロッカ?
止めたりはしないの
ロッカ?
どうしてそう思ったり
するんです?
だって、俺のしようと
してることって・・・
わざわざ危険の中に
飛び込んでいくような
ことじゃないか
それも、自分だけじゃ
なくて、みんなにまで
迷惑かけて・・・
だって、あたしの
しようとしてる
ことって・・・
わざわざ危険の中に
飛び込んでいくような
ことじゃない
それも、自分だけじゃ
なくて、みんなにまで
迷惑かけて・・・
でも・・・
それが必要だから
貴方は、そうしようと
貴女は、そうしようと
決めたんですよね?
うん・・・
貴方はそうやって
貴女はそうやって
ちゃんと、自分のした
ことの意味をわかって
いるじゃないですか
そのうえで選んだ道
ならば、僕は最後まで
おつきあいしますよ
人を信じるってことは
そういうことだって
僕は思うから・・・
ロッカ・・・
動かないで・・・
え・・・あ!?
僕は、不器用ですから
こうやってしか
気持ちを伝えることが
できません・・・
貴女のことが・・・
好きです・・・
・・・
だから、守りたい
束縛するのではなく
自由なままの貴女を
守りたいんです
・・・・・・
迷惑なら、この腕を
ほどいてください?
ズルイよ・・・
こんな不意打ち・・・
あたしにだって
伝えたい言葉ぐらい
あったのに・・・
これじゃ・・・
なにも、言えないよう
ロッカの・・・
いじわる・・・っ
貴方と出会うことで
貴女と出会うことで
今まで以上にたくさん
守りたいと思うものが
僕にはできました
だから、僕はそれらの
ために戦います
がんばりましょう?
*n0
うん・・・
ハッ、真っ正面から
悪魔にケンカを売って
平然としてやがるとは
あのメガネじゃねえが
バカか?って
言いたくなるぜ・・・
返す言葉もないなあ
それについては
でも、リューグ
俺、ああ言ったこと
後悔してないぜ?
返す言葉もないわね
それについて・・・
でもね、リューグ
あたし、ああ言った
こと、後悔してないよ
テメエのツラを見りゃ
それぐらいのことは
俺にだってわかるさ
止めたところで
引かねぇって顔だぜ
リューグもな?
リューグもね?
ああ・・・
ここまで来たら、もう
やるしかねえだろう
最期の最後まで
つきあってやるぜ
リューグ・・・
・・・・・・
え・・・?
ちょ、ちょっとっ!?
どうしたの、リューグ
い、痛いよ・・・っ?
こうでもしなけりゃあ
テメエは、気づきも
しねえからな・・・
え?
一度しか言わねえぞ
俺は、テメエのことが
好きだ・・・ッ!
だから・・・
守ってやる・・・
他の誰にも傷つけたり
なんかさせねえ
俺が、お前を
守ってやる・・・ッ!
リューグ・・・っ
うん・・・
ハッ・・・
今日の俺は、どうか
しちまってるらしいぜ
テメエに、こんなこと
言っちまうなんてな
・・・・・・
とにかく・・・
そういうこった!
約束しろよ・・・
お互い、生きて帰る
ってな!?
うん・・・
メルギトス、とうとう
本気で攻めてくる
つもりだね・・・
こわいか、ミニス?
こわい、ミニス?
うん・・・
こわいよ・・・
でもね、私は
逃げたりなんかしない
どんなにつらくたって
こわくたって・・・
立ち向かわなくちゃ
欲しいものは、絶対に
手に入らないもの!
それにね・・・
信じてるから・・・
*n0
貴方のこと、私
貴女のこと、私
信じてるから・・・
ミニス・・・?
あんな悪魔なんかに
貴方が負けるはずが
貴女が負けるはずが
ないもの
もし負けちゃっても
私、恨んだりしないよ
自分で信じて、決めた
ことだもの?
だったら・・・
俺は、ミニスの
その言葉を信じて
戦うよ・・・
だったら・・・
あたしは、ミニスの
その言葉を信じて
戦うわ・・・
俺を信じてくれた君を
かならず、俺の手で
守ってみせるから!
あたしを信じてくれた
ミニスをかならず、
あたしの手で、
守ってみせるわね!
*n0・・・
ありがとう
・・・!
初めてだからねっ
叔父様たち以外に
こうしたのは・・・
約束やぶったら
承知しないからっ!?
ああ、わかってるよ
約束も、君も
絶対に守ってみせるさ
うん・・・
私も、守るよ・・・
*n0の
こと、絶対に守って
みせるんだから!
がんばろう、ミニス?
うんっ!
*n0
あんた、最初に会った
時に比べたら
ホントに強くなった
もんだよねえ・・・
そ、そうかな?
自分では、なんにも
変わっちゃいない気が
するんだけど・・・
そ、そうかな?
自分では、なんにも
変わってない気が
するんだけど・・・
自分のことだからね
自分じゃわかんなくて
当たり前さ?
でも、あたいには
ちゃんとわかるんだ
最初はなんだか
のほほんとしててさ
頼りになりそうもない
と思ってたのにね
今じゃ、まったく
その逆に思えるんだ
だから、安心して命を
あずけられるんだよ
あははは・・・
あ!?
別に、あんたのこと
バカにしてるわけじゃ
ないんだよっ!?
た、頼りなくても
頼れても、あんたはっ
あんたなんだし・・・
そりゃ、あたいだって
女だから、頼れる男の
ほうが、いいけどっ?
だからって、あんたが
頼りないまんまでも!
あたいの気持ちはっ
変わんないし・・・
え?
あ・・・!?
モーリン・・・
お前、もしかして?
う、ううう・・・っ
黙ってる、つもり
だったのに・・・
あたいって、どうして
こう、バカなんだろ?
あああぁぁ~っ!?
うれしいよ
・・・え?
モーリンの気持ちを
教えてもらえて
迷惑じゃ、ないの?
あたいみたいな
ガサツで、乱暴者で
デカイ女なんかに
好かれて・・・
俺も、同じだよ?
どんな女の子だろうと
モーリンへの気持ちは
変わったりしないさ
よかったぁ・・・っ
ほら、泣くなよ
いつもみたいに元気に
笑って・・・?
う、うんっ!
・・・よーしっ!
いっちょ、気合いを
入れて、メルギトスを
ぶっ飛ばすよっ!?
うん、頼りにしてるぜ
モーリン?
ええ、頼りにしてるわ
モーリン?
あいよッ!
いよいよ、決着を
つける時が来たので
ござるな?
うん・・・
ええ・・・
これほど大きな戦に
参るのは、こちらでは
三度目でござる
一度目は、呼ばれて
最初の戦い
二度目は、お主の
先輩たちと共にした
魔王との決戦でござる
今度の戦は、おそらく
それらを凌駕するほど
厳しいものとなろう
カザミネさんは
こわくはないの?
カザミネさんは
こわくはないの?
サムライというものは
朝に死し、夕べに死ぬ
そうした覚悟を要する
生き方でござる
未練はない
そうなんだ・・・
俺には、ちょっと
真似できそうにないよ
まだまだ、生きて
やりたいと思うこと
たくさんあるから
そうなんだ・・・
あたしには、ちょっと
真似できそうにないわ
まだまだ、生きて
やりたいと思うこと
たくさんあるもの
それでいいので
ござるよ
え?
え?
死を恐れない覚悟も
生きようとする思いも
それが真剣であれば
必ず、お主の力になる
ならば、いい・・・
カザミネさん・・・
未練はない、と拙者は
言い切ったが・・・
それは拙者個人の話
後に残された者たちを
省みない、得手勝手な
考えかもしれぬ
そう思いいたったのは
*n0殿
お主たちとの旅で
学んだことでござる
死ぬ覚悟をもつことと
命を粗末にすることは
違う・・・
そうでござろう?
うん、そうだよ!
うん、そうよ!
拙者ごときの死でも
そのために、泣いて
くれるという人がおる
ならば、拙者は生きて
帰ろう・・・!
*n0よ
お主たちと共にな!
うん、カザミネさん
生きるために、絶対に
勝って帰ろう!
うん、カザミネさん
生きるために、絶対に
勝って帰ろう!
よお、どうした?
レナードさんこそ
どうしてこんな時間に
テラスなんかに?
レナードさんこそ
どうしてこんな時間に
テラスなんかに?
エクスの旦那から
ちょいといい酒を
貰ったんでな
月を見ながら、一杯
やることにしたんだよ
どうだ?たまには
つきあわねえか
え、でも・・・
え、でも・・・
その様子からすると
眠れなくて、ここに
来たんだろう?
飲めなくたってよ
話相手はできるだろが
それによ・・・
今夜は、俺様も
一人で飲みたくは
ねえんだ・・・
レナードさん・・・
ほれ、座れよ?
うん・・・
ふいー・・・っ
悪くねぇもんだな
こうして、お前さんと
差し向かいってのも
うん・・・
刑事なんて仕事を
選んじまった自分が
悪いんだろうがな
こんな風にのんびりと
静かな夜を過ごした
記憶はさっぱりだ
娘と遊んでやることも
話を聞いてやる時間を
とってもやれなかった
愛想をつかされるのも
当然の報いさ
後悔先に立たず・・・
ってヤツなんだけどな
うん・・・
こっちの世界に来て
ようやく、夢が
かなったぜ・・・
こうやって、子供と
差し向かいで語らう
なんて夢がな
・・・・・・
・・・・・・
俺様みたいな父親じゃ
お前さんにすりゃ迷惑
かもしれねえが・・・
う・・・ん・・・
*n0?
すぅ・・・
眠っちまったか・・・
ふふっ、まったく
手のかかる息子だぜ?
眠っちまったか・・・
ふふっ、まったく
手のかかる娘だぜ?
よっ、と!
安心して眠るんだぞ
*n0
父さんが・・・
守ってやるからな?
今の状況って、まるで
伝説の再来みたいだね
調律者とライルの一族
天使アルミネ・・・
それに召喚師たちが
力をあわせて、大悪魔
メルギトスと戦う
ルウ、ちょっと
ドキドキしてるよ
伝説のとおり、勝てる
かどうかは、ちょっと
自信ないけどね
伝説のとおり、勝てる
かどうかは、ちょっと
自信ないけどね
*n0・・・?
俺たちの使う召喚術は
昔の召喚師たちよりも
劣っているだろうし
勝負を決めた召喚兵器
だって、今度はない
あったとしても、使う
気もないし・・・
あはは、伝説の再来と
いうには、ちょっと
分が悪そうだよ?
あたしたちの使う
召喚術は昔の召喚師
たちよりも劣って
いるみたいだし
勝負を決めた召喚兵器
だって、今度はないわ
あったとしても、使う
気もない・・・
あはは、伝説の再来と
いうには、ちょっと
分が悪そうね?
でも・・・
新しく、手に入れた力
だってあるじゃない?
え?
信じるって心
それぞれの都合だけで
戦ってた、昔の人たち
とは違って・・・
今のキミたちは
ちゃんと、信頼しあう
ことができる
それが派閥の垣根を
壊し、たくさんの味方
を作ったんじゃない?
ルウ・・・
ルウは、信じるよ
キミが絶対、勝つって
だって、伝説は
ただ繰り返されるだけ
じゃなくて、変えて
いくものだもの!
変えていくもの・・・
実際、キミを見ていて
ルウもずいぶんと
変わったよ
一人よりも、大勢の
ほうが楽しいってこと
教えてくれたのは
*n0
キミだもの?
ルウ・・・
本当に、見ていて
飽きないよ?
キミは・・・
このまま、一生
観察してもいいかな?
一生・・・?
うん、ずーっとね♪
なにもかも終わったら
ルウ、あの森を出るわ
もっともっと
いろんなことを知って
自分を変えたいもの
うん、ルウだったら
きっと、今より素敵に
変われると思うよ
うん、ルウだったら
きっと、今より素敵に
変われると思うの
ありがと・・・
その時には、色々と
面倒みてよね?
ああ・・・
ええ、約束するわ
エルジンくんから
さきほど、連絡が
ありました
街道を西へと向かって
デグレアの大軍団が
移動していると・・・
彼らの目的はおそらく
サイジェントの街
なのでしょう
なんだって!?
なんですって!?
心配はいりません
私の仲間たちがきっと
食い止めてくれます
ですが・・・
そんな状況じゃ
こっちに加勢をして
もらうのは無理だって
ことか・・・
そんな状況じゃ
こっちに加勢をして
もらうのは無理だって
ことね・・・
もうしわけありません
そんな、カイナが
悪いわけじゃないよ!
そんな、カイナが
悪いわけじゃないわ!
メルギトスはおそらく
私たちのとる行動を
よんでいたのでしょう
本当に恐ろしい敵です
でも・・・
でも?
私、不思議と不安を
感じていないんですよ
それはきっと、貴方が
それはきっと、貴女が
ここにいるから
カイナ・・・
魔王と戦った時も同じ
でした。不吉な予感は
しているのに・・・
それ以上の大きな力が
私たちを包んでいた
守られてるって、肌で
感じられたんです
だから、きっと
私たちは勝てますよ
*n0さん
貴方が、勝ちたいと
貴女が、勝ちたいと
思い続けるのなら
それがきっと、私や
みなさんの力になって
くれるはずですから
ありがとう、カイナ
一期一会、という
言葉をご存知ですか?
え?
一生に一度の出会い
それを大切にすると
いう、シルターンの
言葉です・・・
*n0さん
私と貴方の出会いは
私と貴女の出会いは
きっと、一期一会
だからこそ私は
今この時を、悔いの
無いようにします
カイナ・・・
貴方と出会えて
貴女と出会えて
よかったと、心から
思えるように・・・
そうだね・・・
俺もそうするよ
悔いの残らないよう
精一杯、最後まで
がんばろう?
そうね・・・
あたしもそうするわ
悔いの残らないよう
精一杯、最後まで
がんばりましょ?
はい・・・
*n0
私は、見つけたよ
騎士として、自分が
本当に望むものを
そっか・・・
見つけたんだ・・・
そっか・・・
見つけたのね・・・
ああ、見つけたよ
君たちと一緒に見て
きたものが、それを
教えてくれたんだ
主君に仕えることに
よって、その下に集う
民の幸せを守りぬく
それが、私の目指して
いた騎士だった
でも、組織に属するが
ゆえに、見えてこない
ものがあるのを、私は
知った・・・
組織の秩序のために
やむなく犠牲にされる
者たちがあることを
知ったんだ
仕方がないと片づける
ことは簡単だ
しかし、私はそれを
よしとはしたくない
だから、私は国でなく
民のための騎士に
なろうと思うんだよ
*n0
シャムロック・・・
どれほどのことが
できるか、わからない
だけど・・・
私の剣で、一人でも
多くの人々が、大事な
ものを失わずに済むと
いうのなら
やってみる価値は
あると、私は信じてる
不可能だと思うかい?
ううん・・・
そんなことない!?
シャムロックだったら
きっと、できるよ!
ううん・・・
そんなことない!?
シャムロックだったら
きっと、できるわ!
ありがとう
*n0
君にそう言って
もらえると、自信が
わいてくるよ
思えば、最初に
出会った時からずっと
そうだったな・・・
国を失った絶望から
私が立ち上がることが
できたのは
どんな困難にもけして
屈しない、君の姿を
見ていたからなのかも
しれない
そんな・・・
かいかぶりだよ?
そんな・・・
かいかぶりよぉ?
君は、自分で気づいて
いないだけさ
私も、フォルテ様も
他のみんなだって
そう思っているはずだ
だからこそ・・・
みんな、君のために
力を貸したいって
思ってくれるんだよ?
うん・・・
だから、私は
君のことを守りたい
今の私を導いてくれた
君を、今の私にとって
大事だと思うものを
必ず、守ってみせるよ
この剣に誓って・・・
シャムロック・・・
あははははっ
さすがの貴方でも
さすがの貴女でも
やっぱ、怒っちゃい
ますよね?
貴方たちのことを
貴女たちのことを
だましたうえに、その
行動を、逐一報告して
いたんですもんね
裏切り者だもの・・・
私・・・
怒ってなんかないよ
怒ってなんかないわよ
え・・・?
だって、俺はちゃんと
わかってるから
パッフェルさんが
この秘密を守るために
何度も、つらい思いを
してたってことをさ
だって、あたし
ちゃんとわかってるん
だもの
パッフェルさんが
この秘密を守るために
何度も、つらい思いを
してたってことをね
*n0・・・
貴方は・・・
貴女は・・・
ほら、笑ってよ?
しゅんとした顔なんて
パッフェルさんらしく
ないぞ・・・
接客業は、笑顔が命
なんでしょう?
ほら、笑ってよ?
しゅんとした顔なんて
パッフェルさんらしく
ないってば
接客業は、笑顔が命
なんでしょう?
は、はいっ!
そうですよねっ!?
うん、そうそう♪
*n0
あの、図々しくて
申しわけないんですが
このまま最後まで
私も、おつきあいして
いいですか?
エクス様から許可は
いただいてます!
もう隠し事なしで、私
みなさんのお手伝いを
したいから・・・
お手伝いもなにもさ
パッフェルさん
忘れてない?
お手伝いもなにも
パッフェルさん
忘れてなーい?
え?
ちゃんと最後まで
働いてくれなくちゃ
ケルマに言いつけ
ちゃうぞ?
ちゃんと最後まで
働いてくれなくちゃ
ケルマに言いつけ
ちゃうわよ?
あ・・・
そそそ、そうでした!
お給金を、フイに
しちゃうなんて勿体
ないですもんね?
うん、だから
最後までよろしくね
パッフェルさん
うん、だから
最後までよろしくね
パッフェルさん
かしこまりましたっ!
でも、よかった・・・
え?
だましちゃった相手が
貴方みたいな子で
貴女みたいな子で
自分のことよりも
相手のことを考える
優しい子で・・・
パッフェルさん・・・
*n0
貴方はね、私が心から
貴女はね、私が心から
信じることができた
三人目の人・・・
貴方に会えて・・・
貴女に会えて・・・
よかったよ・・・
・・・!?
ん・・・
これは、そのお礼よ
あ、あう・・・
ふふふっ
それじゃ、おやすみ?
*n0
なんだか・・・
今のパッフェルさん
すごく、お母さん
みたいな気がしたよ
あ、ゴメン・・・
変なこと言っちゃって
ううん、いいの
ちょっと驚いただけ
そんなこと言われたの
初めてだから・・・
貴方にとって、今日
貴女にとって、今日
知らされたことは
許し難いものだった
でしょうに・・・
よく、我慢をなさい
ましたね?
別に俺、我慢なんか
してないって
たださ、憎まれるのを
わかってて、それでも
真実を教えようとした
総帥の気持ちを
考えたら、なんだか
かわいそうで・・・
この人も、俺と同じで
過去に苦しめられて
きたんだなって思って
それだけのことだよ
別にあたし、我慢した
わけじゃないわよ
ただ、憎まれるのを
わかってて、それでも
真実を教えてくれた
総帥の気持ちを
考えたら、なんだか
かわいそうで・・・
この人も、あたしと
同じで過去に苦しめ
られてきたんだなって
思っただけ・・・
それだけのことよ
*n0さん
私は、あの時
貴方がメルギトスの
貴女がメルギトスの
誘惑に屈するようなら
その場で、切り捨てる
覚悟でした・・・
!?
貴方は、貴方自身が
貴女は、貴女自身が
思っている以上に
この戦いの行方を左右
するだけの存在に
なっているのです
だからこそ
メルギトスも、貴方を
メルギトスも、貴女を
味方に引きこもうと
したのでしょう
・・・・・・
ですが、どうやら
取り越し苦労だった
ようですね
強くなりましたよ
貴方は・・・
貴女は・・・
私が思っていたよりも
ずっと、強い心を
手に入れられた
大将・・・
今の貴方ならば
今の貴女ならば
私は、安心して命を
預けられますよ
これまでの私は
かつての仲間の願いに
よって、貴方に力を
よって、貴女に力を
貸して参りました
しかし、シノビは本来
たった一人の主君に
仕えるべきもの・・・
命を賭けるだけの価値
があると、己が認めた
人間にのみ、従って
生きるものなのです
*n0
貴方は、私の主君に
貴女は、私の主君に
なれますか?
え・・・
貴方がそれを望まれる
のならば、私は貴方に
お仕えしたい
貴女がそれを望まれる
のならば、私は貴女に
お仕えしたい
で、でも・・・っ
シオンの大将は
サイジェントに仲間が
いるんじゃ!?
で、でも・・・っ
シオンの大将は
サイジェントに仲間が
いるんじゃ!?
私がおらずとも
彼らなら、大丈夫です
それに、彼らには
アカネがついています
不肖の弟子では
ありますが・・・
あの子が自分で選んだ
主君たちなのです
私の出る幕など、ない
ほうがよいでしょう
・・・・・・
*n0さま
ご返答は、いかに?
俺、シオンさんが
認めてくれてるほど
自分に自信はないけど
でも・・・
貴方がそうすることを
望んでくれるのなら
シオンさんの力を
貸して欲しいよ
あたし、シオンさんが
認めてくれてるほど
自分に自信はないけど
でも・・・
貴方がそうすることを
望んでくれるのなら
シオンさんの力を
貸して欲しいな
ならば、私はこれより
貴方に仕えるシノビと
貴女に仕えるシノビと
なりましょう
よろしくお願いします
我が主君よ・・・
*n0
ユエルに言ったよね?
恩返しなんかしなくて
いいって・・・
ああ、言ったよ
その気持ちは、今でも
変わってないさ
ユエルには、ユエルの
したいことをして
幸せになってほしい
ええ、言ったわ
その気持ちは、今でも
変わってない
ユエルには、ユエルの
したいことをして
幸せになってほしいの
うん・・・
だから、ユエル
一生懸命に考えたの
自分が何をしたいのか
どうしたら幸せになれ
るのか・・・
いっぱい、いっぱい
考えたんだよ?
ホントだよ!?
でもね・・・
わかんなかった・・・
だって、ユエル
まだまだ、知らない
ことが多いから
ユエル・・・
だから、だからね!
もうちょっとだけで
いいから・・・
*n0の
側にいてもいい?
・・・・・・
ユエル、ちゃんと
したいこと探すから!
約束するからっ!!
・・・ダメ?
言っただろ、ユエル?
あせる必要なんて
ないって・・・
言ったでしょう?
あせる必要なんて
ないって・・・
それじゃあ!?
一緒に探してやるよ
ユエルがしたいこと
をね?
一緒に探してあげるよ
ユエルがしたいこと
をね?
*n0・・・
ありがとう!!
ねえ
*n0
ん?
今晩だけ、一緒に
寝てもいい?
・・・いいよ
けど、今晩だけだぞ?
これから、ユエルは
この世界に慣れないと
いけないんだから
・・・いいわよ
けど、今晩だけよ?
これから、ユエルは
この世界に慣れないと
いけないんだから
うん・・・
約束するよ・・・
そうか・・・
鬼と化した者たちを
元に戻すことは不可能
だというのだな
とりつかれてすぐなら
方法がないこともない
そうだけど・・・
よりしろにされた者の
意識が、とりついた鬼
や悪魔と一体化したら
どうしようもない
トライドラの領主が
そうだった・・・
とりつかれてすぐなら
方法がないこともない
そうだけど・・・
よりしろにされた者の
意識が、とりついた鬼
や悪魔と一体化したら
どうしようもないわ
トライドラの領主が
そうだったの・・・
だから、メルギトスは
そうして確保した兵を
今まで温存してきたの
かもしれぬな
完全な下僕になるのを
待っておったのだろう
うん・・・
しかし、こうして
あやつが、わざわざ
宣戦布告をしてきた
以上・・・
準備は終わったという
ことなのだろう
そうした兵士たちとも
戦わねばなるまいな
・・・・・・
気遣いはいらんよ
*n0
わしはな、お前に
はっきりと言われて
わかったのだ
例え、民たちの全てが
鬼や屍人になろうとも
国家としての形を
無くそうとも・・・
デグレアは滅びぬ
その志は、わしの中で
生き続けておるのだ
爺さん・・・
おじいさん・・・
わしは、わしの祖国を
救いたい・・・
悪魔に利用されたまま
その歴史を終わらせる
わけにはいかんのだ!
うん、そうだよ!
ええ、そうよね!
かつて獅子将軍の名を
受けた者として
わしは、この戦いに
いどもう!
同胞たちの魂の安息と
わしを生み育んで
くれた、祖国の名誉を
守るために・・・
そして・・・
*n0よ
わしに、そのことを
思い出させてくれた
お前のためにな?
よもや、お前と
こうして語ることに
なろうとはな
うん、そうだね
ホントよね・・・
お前たちのおかげで
俺は、二度も救われた
一度目は、命を
そして、二度目は心を
返しようのないほどに
大きな借りを、作って
しまったな・・・
借りだなんて!?
そんなの、気にしたり
しなくていいんだよ?
それにさ、ルヴァイド
貴方を救ったのは
俺たちだけじゃない
ゼルフィルドやイオス
それに、なにより
貴方自身が、絶望へと
立ち向かったから
だから、貴方は
救われることができた
俺は、そう思うよ?
借りだなんて!?
そんなの、気にしたり
しなくていいのよ?
それにさ、ルヴァイド
貴方を救ったのは
あたしたち
だけじゃないもの
ゼルフィルドやイオス
それに、なにより
貴方自身が、絶望へと
立ち向かったから
だから、貴方は
救われることができた
あたしはそう思うよ
・・・・・・
お前も、お前の周りの
仲間たちも、みんな
そうして、心のままに
自分の光で輝くことが
できるのだな
だからこそ、全てを
黒く塗りつぶそうと
した、我々は敗れたの
かもしれん・・・
ルヴァイド・・・
俺は、お前たちの
その力に賭けてみたく
なった・・・
どれだけ傷つけられ
ようとも、けして光を
失わない、お前たちの
強い心にな
信じてくれるか・・・
*n0よ?
信じるよ、ルヴァイド
一緒に戦おう
メルギトスの野望を
阻止するために!
うん・・・
信じるわ、ルヴァイド
一緒に戦いましょう
メルギトスの野望を
阻止するために!
ああ・・・
ここに加わってから
ルヴァイド様は
ずいぶんと変わられた
いい笑顔で笑って
くださるようになった
一度は、もう笑われる
ことはないだろうと
思っていたのにな
全部、お前たちの
おかげだ・・・
本当に、感謝している
感謝なんてする必要は
ないんだよ、イオス
今の俺たちは
敵同士じゃない
共に戦う仲間だろう?
仲間同士は、対等さ
感謝なんてする必要は
ないのよ、イオス
今のあたしたちは
敵同士じゃないわ
共に戦う仲間でしょ?
仲間同士は、対等よ
仲間か・・・
不思議なものだな
同じ言葉でも、僕らの
知るものよりずっと
深いなにかを感じる
今なら、理解できる
我々が勝てなかった
理由が、そこにあった
ということを・・・
イオス・・・
ルヴァイド様は
君たちの、その力に
賭けるとおっしゃった
僕もそれを信じよう
いや、信じたい・・・
*n0よ
我々のことを最後まで
信じてくれるか?
信じるよ、イオス
一緒に戦おう?
メルギトスの野望を
阻止するために!
信じるわ、イオス
一緒に戦いましょう?
メルギトスの野望を
阻止するために!
ああ・・・
もう眠ってる
みたいだな
・・・仕方ないか
もう寝ちゃった
みたいね
・・・残念
どこかに
出かけてるのか
・・・残念だな
留守、か・・・
だったら仕方ないよね
今は、そっとして
おいたほうが
いいよな・・・
今は、そっとして
おいてあげたほうが
いいよね・・・

scn123

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
準備はできたか
*n1
準備はどう?
*n1
ハイ、完了シテイマス
あァ、できてるぜ?
・・・(こくん)
ばっちりです
ご主人さま
それじゃ、行こうか?
みんなが待ってる
それじゃ、行きましょ
みんなが待ってるわ
あ、はーい?
お兄さん、ボクです
エクスです
お姉さん、ボクです
エクスです
え!?
すこし、話がしたくて
来たんだよ
入ってもいい?
い、いらっしゃいませ
エクス、総帥・・・
エクスでいいってば?
総帥なんて呼ばれる
より、ボクはそっちの
ほうがうれしいし
は、はあ・・・
それに、今日はボク
おわびのために
きたんだもの
ゴメンね・・・
今まで、お兄さんを
だましてて
本当は、ボク
わざとお兄さんに
近づいたんだ
ゴメンね・・・
今まで、お姉さんを
だましてて
本当は、ボク
わざとおねえさんに
近づいたんだ
クレスメントのまつえ
いがどんな人か自分の
目で確かめたくて・・
気にしてないよ、俺は
エクスの立場なら
仕方がないと思うし
それにさ、俺
エクスと会ってて
結構、楽しかったしね
お兄さん・・・
気にしないで、エクス
あなたの立場なら
仕方がないと思うし
それにね、あたし
エクスと会ってて
結構、楽しかったもの
お姉さん・・・
ふふふっ、ホントに
パッフェルの言ってた
とおりだね・・・
え?
お兄さんなら
きちんと話せば
許してもらえるって
へ?
お姉さんなら
きちんと話せば
許してもらえるって
パッフェルも
メイメイも、同じこと
言ってたんだよ?
そうなんだ?
だからね
そんなお兄さん
だから、ボクは安心
して・・・
そうなの?
だからね
そんなおねえさん
だから、ボクは安心
して・・・
これを、俺に?
これを、あたしに?
うん
お兄さんなら、きっと
役に立ててくれるはず
間違った使い方なんか
しないって、ボクは
信じるから・・・
受け取ってくれるよね
お兄さん?
おねえさんなら
きっと役に立てて
くれるはず
間違った使い方なんか
しないって、ボクは
信じるから・・・
受け取ってくれるよね
お姉さん?
うん・・・
ありがとう、エクス
俺、期待を
裏切らないって
約束するから!
ええ・・・
ありがとう、エクス
正しく使うって
あたし、約束するわ!
うん、信じてるよ?
希望の小箱を手に入れた!
メルギトスの軍勢は
トライドラを進発して
大草原を横切る進路を
とりながら
聖王都に向け、一気に
攻め上る構えを見せて
いるようだ
その数は、私たちが
予想していたよりも
はるかに多いらしいの
鬼や屍人に変えられた
トライドラやデグレア
の兵士が加わったせい
なのですね?
ええ、しかも
それだけじゃないわ
え?
敵と交戦した部隊の
生き残りの者たちの
証言によれば
倒された味方までもが
その場で屍人と変わり
新たな敵となって
しまうらしい・・・
そんなっ!?
それじゃ、戦うほどに
敵の兵士は増えちゃう
ってこと!?
死体を動かしてる霊を
なんとかしない限りは
そうなるわね・・・
スルゼン砦の時と
同じってことかよ
メルギトスの自信は
これを見越してのこと
だったんだな・・・
メルギトスの自信は
これを見越してのこと
だったのね・・・
自分がなにもせずとも
操り人形と化した兵士
たちが、勝手に仲間を
増やしていく・・・
あの悪魔が、いかにも
好みそうなやり方だ
ニンゲン同士で
戦わせて、高見の見物
ってワケかよ・・・
亡くなった方まで、
利用するなんて・・・
で、どうすんだ?
このままじゃ、連中の
お仲間を増やしちまう
だけになるぜ
なんか、いい方法は
ないのかいっ!?
慌てないで
ちゃんと、対策は
できてるから
とりつくよりしろが
なくなれば、霊たちは
自然に消滅してしまう
そこで、我々は
大草原を包囲する形で
陣を組みあげて
召喚術と火によって
一気に、敵の軍勢を
焼き払ってしまう作戦
を決定した
なるほど・・・
あの場所なら、火攻め
には格好の条件を
満たしている
まとめて、火葬に
しちまうってわけか
待ってください!
それって、あの草原を
燃やしてしまうって
ことですよね・・・
そんなことをしたら
あそこに暮らしている
生き物は、どうなって
しまうんですか!?
そうだよ!?
燃やしちゃったら
みんな、帰るところ
なくなっちゃうよ!
それに、カイナさんが
前に言ってましたよね
魂が食べられてしまう
前なら、鬼になった人
も助けられるって!
ええ・・・
助かる可能性がある
人たちまで、犠牲に
してしまおうだなんて
そんなの変です・・・
間違ってますっ!?
それは・・・
仕方がないんだよ
アメル
そうするより他に
勝つ方法がないのなら
仕方ないことなんだ
そんな・・・
派閥ノ方々モ、安易ニ
決定シタノデハ
ナイノデス。あめる殿
他の方法をとろうと
しても、また別の形で
犠牲は出るだろう
なにかを失わずには
勝つことなどできない
この戦いは、そこまで
しなくてはならない
ものなんだよ、アメル
・・・・・・
おねえちゃん・・・
しかし、問題なのは
こちらの思うとおりに
相手が動いてくれるか
でござるな?
向こうにはメルギトス
それに、三匹の悪魔が
ついているのですし
それなんだけどね
敵が狙っているのは
聖王都だけじゃない
みたいなの
どういうことなの?
ミモザさん
トライドラから出た
軍勢とは、また別の
敵の兵力がみっつ
異なる方向に向けて
移動を開始しているの
そのうちのひとつの
動きは不明だが
残りのふたつの勢力は
西を目指している
デグレア本国と山脈を
隔てて接する、帝国領
へ向かうものと
ギエン砦から街道を
使って、サイジェント
方面を目指している
ものがそれだ
一気に、リィンバウム
そのものを手にしよう
ってハラかよ・・・?
完全に、私たちのこと
なめてますよねえ?
そっちのほうは
ほっておいても
いいんですか!?
そういうわけではない
だが、そこまで我々の
手が回らないのも
現実なんだ・・・
あの悪魔のやることだ
それすらも、なにかの
策略かもしれぬが
しかし・・・
陽動なのかもしれんな
え?
側にいた僕たちは
あいつのやり口を
イヤと言うほど目に
している・・・
あいつは、じわじわと
相手をなぶっていき
その過程を楽しむこと
を得意としていた
今のように、数任せの
軍団で攻めたことは
一度も無いんだ
それじゃ・・・
それじゃあ・・・
聖王都に向かう軍団は
オトリで、奴の狙いは
また別にあるのかも
しれぬということだ
もっとも・・・
確証はなにもないがな
いったい、どうしたら
いいんだ!?
いったい、どうしたら
いいのよ!?
悩むことはないわ?
*n0
貴方たちは、あくまで
貴女たちは、あくまで
自由な立場のまま
この戦いに参加すれば
いいんだもの
そのとおりだ
君たちは、君たちの
信じる方法で戦って
いけばいい
私たちが、私たちの
やり方で戦うように
・・・はいっ!
よーし、いい返事ね?
ボク?
よーし、いい返事ね?
君たちの無事を祈って
いるよ
先輩たちも、どうか
お気をつけて・・・
またここで、絶対
会いましょう!?
ええ!
カーッカッカッカ!
おとなしくしておれば
まっとうに死ねたかも
しれぬものを・・・
そんなにワシの操り
人形になりたいか?
愚かなニンゲンめ!?
これ以上、貴方に命を
もてあそばせるわけ
にはいきません
だから・・・
あたし、貴方を止めて
みせます!
カーッカッカッカ!?
天使の言葉は、いつ
聞いても偽善に満ちて
吐き気がするわッ!
ハッ!テメエの面を
見てるほうが、もっと
虫酸が走るぜ・・・
同感だぜ、リューグ?
あのブサイクな野郎を
さっさと始末しようや
ニンゲンが・・・ッ!
よくも、ほざきおった
なあアァァッ!?
あらあら・・・
それじゃ、ますます
モテなくなっちゃうと
思うんだけどねえ?
やかましいわッ!
貴様ら、まとめて
殺してくれるッ!!
死して後も、永遠に
安息はないものと
思うがいいッ!?
ふぃー・・・っ
そいつは大変だなあ?
まったく・・・
ま、とりあえず
お前さんを倒してから
対策を考えるとするか
行くぞ、みんなっ!!
行くわよみんなっ!!
キャハハハハハッ!?
こんなトコまで
わざわざ死にに来るだ
なんてさァ・・・
ご苦労さまだねェ
*n0ちゃん?
西に向かった軍勢は
お前の差し金なのか!
ビーニャ!?
西に向かった軍勢は
あなたの差し金なの!
ビーニャ!?
そォだよォ?
アハハハッ、だったら
どうするってのさ?
決まってるさ!
あんたをぶっ倒して
止めてやるっ!!
またまたァ・・・
できもしないことは
言わないほうがいいと
思うケド?
できないなんて、
ルウたち思って
ないんだけど?
キャハハハハッ!?
アハハハッ!
あっはははは・・・
マジでムカつくッ!
アンタたちィィッ!?
本性を現したな・・・
悪魔め!?
キャハハハハハッ!!
アンタたち
みィんな、壊して
あげるよッ!?
アタシの下僕・・・
血に飢えた魔獣たちの
エサにしてやるッ!!
召喚獣の気持ちなんて
ちっとも考えてない
アンタなんかに・・・
私、負けないっ!
行くぞ、みんなっ!!
行くわよ
みんなっ!!
まさか、貴公らが
このような場所まで
やってくるとは・・・
以前に味わった恐怖に
まったくこりておられ
ないようですな?
あの時とは、ずいぶん
違うと思うんだがな
キュラー?
今のお前は一人きり
それに対して僕たちは
戦力を出し惜しみして
いない・・・
クククククク・・・
何人増えたところで
同じことです
メルギトス様から
留守を任された以上
このワタクシも
最初から、本気で
戦わせてもらいます
からねェッ!?
みなさん、気を強く
もってください!
それさえ忘れなければ
邪鬼にとりつかれる
ことは防げるはずです
クックックックッ!?
無駄なコトを・・・
貴公ら、ことごとく
死の絶望によって
鬼となれいィィッ!!
お前の思うようになど
させるものかっ!!
行くぞ、みんなっ!!
行くわよ
みんなっ!!
バ、バカな・・・ッ!
このワシが、ニンゲン
ごときに・・・!?
グッバイだぜ?
屍人使いガレアノよ
あの世で、お前さんに
ふさわしい裁きを
受けるんだな・・・
ガアァァァぁぁッ!!
よし・・・
帝国領に向かっていた
屍人たちは食い止める
ことができたぞ!
よし・・・
帝国領に向かっていた
屍人たちは食い止める
ことができたわ!
イタイィィィッ!?
イヤっ、イタイっ!
イタいぃぃ~ッ!!
なんで!どうして?
アタシが、こんな目に
あうのよオォ~ッ!?
戻ってきただけだよ
ビーニャ・・・
アナタが魔獣たちに
与えた苦しみが
まわり回って、戻って
きたの・・・
レイムさまぁ・・・っ
アタシを・・・たすッ
け・・・ぎッ!?
ヤあアァぁ~ッ!!
よし・・・
これでもう、悪魔が
西に攻め込むことは
なくなったぞ!
なくなったわ!
なん、と・・・ッ?
ワタクシとも
あろう者が、まさか!
ニンゲンごときにッ
不覚を・・・ッ
とろうとはアァッ!?
邪鬼使いキュラーよ
お前は、言ったな?
人間の心が、鬼を生み
育くむのだと・・・
それだけの力が
人の中には秘められて
いるということだ
ぐ、ぬぬぬぬッ!?
お前の敗因は
それを考えもせずに
いたこと・・・
それだけだ!
お、おのれェェ・・・
くちおしやアアァァ
ぁぁぁぁっ!!
よし・・・
これでメルギトスの
本拠地を叩き潰すこと
ができたぞ!
やったわ・・・
これでメルギトスの
本拠地を叩き潰すこと
ができたわね!
なんとか、倒すことが
できたな・・・
なんとか、倒すことが
できたわね・・・
ああ、これでもう
新たに鬼に変わる者は
いなくなるだろう
それじゃ、とっとと
この悪趣味な館から
退散させてもらおうぜ
念には念を入れて
建物自体を焼き払った
ほうがいいかも
しれませんね
メルギトスの野郎も
これで、帰るところを
なくすってわけだ
待ッテクダサイ
おいおい、まさか
火を放つのはよせって
言うのか?
ソウデハアリマセン
タダ、ソノ前ニ
調ベタイコトガ
アルノデス
調べたいことって?
調べたいことって?
ぜるふぃるどガ
残シテクレタ
めもりーでぃすくニ
ヨルト・・・
彼ガ発掘サレタ時
同時ニ、ろれいらるノ
技術デ造ラレタ剣ガ
見ツカッタソウデス
ソノ剣ノ名ハ
「じぇねれいたー」
ジェネレイター・・・
なんか、名前からして
すごく高く売れそうな
剣ですねー♪
その剣なら、俺も見た
ことがあるぞ
おいおい、マジかよ?
ただし、使うことは
できなかった・・・
刃というものが
あの剣にはついて
なかったのだ
ソレハ当然デス
「じぇねれいたー」ハ
えねるぎーヲ刃トスル
イワバ、光ノ剣
ぷろてくとヲ解除
セズニ、使ウコトハ
不可能ナノデス
でぃすくニヨレバ
「じぇねれいたー」ハ
れいむガ、ドコカヘ
持チ去ッタトノコト
モシカスルト・・・
この屋敷のどこかに
隠されている可能性が
あるというわけか!?
「じぇねれいたー」デ
切断デキナイモノハ
マズ存在シマセン
入手デキレバ
心強イ武器トナルハズ
ゼルフィルドの
遺産ってわけか・・・
ぜるふぃるどハ
「じぇねれいたー」ノ
所有者ニ従ウ機械兵士
ダッタノデス・・・
本当ナラ、貴方ニ
ソノ剣ヲ託ソウトシテ
剣ノ所在ガ判明スル
マデ、ぱすわーどヲ
黙ッテイタノデス
そうか・・・
ゼルフィルドよ・・・
ねえ、もしかして
これがそうじゃない?
これは・・・!?
これって・・・!?
な、なんなんですか?
この、肉の塊みたいな
周りのモノはっ!?
なんなんだ?
なんなの?
この肉の塊みたいな
周りのモノはっ!?
気持ち悪いよぉ・・・
剣を守るための
ワナでしょうか?
いや・・・
それだけじゃない
こいつは、剣から
なんらかのエネルギー
を吸収しているようだ
それを利用して
メルギトスは魔力に
変えていたのだろうな
いずれにしても
こいつをどうにか
しねえことには
あの剣をとることは
無理ってもんだぜ?
自分ガ、取リニ
イキマショウ
*n1?
機械ノ自分ナラバ
多少ノとらぶるニモ
対応デキマス
オ任セクダサイ
うん・・・
ええ・・・
!!
*n0
・・・!?
*n0
*n1っ!?
近ヅクナッ!?
*n0・・・
ドウヤラ・・・
コノ生物ハ、アラユル
モノカラ、えねるぎー
ヲ奪ウラシイ・・・
近ヅケバ・・・
人間トテ、無事ニハ
スマナイノデス!?
*n0
でもっ!?
剣ヲ起動サセルタメノ
ぷろてくとハ・・・
解除シマシタ・・・ッ
自分ハコノママ
屋敷ヲ出テ、自爆
イタシマス・・・!
!?
自爆だって!?
自爆!?
コイツハ・・・ッ
自分ノえねるぎーヲ
吸イツクスマデ
離レナイデショウ
コレガ、一番・・・ッ
良イ方法ナノデス
あるじ殿・・・
今マデ、アリガトウ
ゴザイマシタ・・・
やめろォォォォッ!!
やめてェェェェッ!!
*n0ッ!?
離レテクダサイッ!!
コノママデハ・・・
貴方マデ、コイツノ
貴女マデ、コイツノ
餌食ニ・・・ッ!?
ソレデハ、自分ノ
使命ガ・・・ッ!?
貴方ヲ、守ルトイウ
貴女ヲ、守ルトイウ
最優先命令ガ・・・
使命なんて、そんなの
関係ないッ!!
*n1!
俺は認めないぞっ!?
任務なんて、そんなの
関係ないわッ!!
*n1!
あたしはね、絶対に
認めないわよッ!?
お前を犠牲にしてっ!
友達を犠牲にして!?
こんな剣を手に入れた
ところで・・・
キミを犠牲にしてっ!
友達を犠牲にして!?
こんな剣を手に入れた
ところで・・・
ちっとも、うれしく
なんかないっ!!
うれしいわけ
ないでしょッ!!
*n0・・・
友達っていうのはな
それだけの価値がある
ものなんだぞ・・・っ
*n1?
友達っていうのはね
それだけの価値がある
ものなのよ・・・っ
*n1?
プロテクトってのは
解除されたって
言ったよな!?
フォルテ・・・?
そうか!?
受け取れッ!?
*n0っ!!
うおぉぉぉぉぉっ!!
いっけぇぇえっ!!
させるものかッ!?
ルヴァイドさまっ?
この剣ならば、斬れぬ
ものはないのだろう!
*n1!?
そうか!?
ゼルフィルドと同じ
真似を、貴様にさせて
たまるものかァッ!!
*n1・・・
よかった・・・っ
*n0・・・
機械だからって!
無茶ばかり・・・っ
機械だからって!
無茶ばかり・・・っ
*n1
自爆なんて、二度と
使うんじゃないぞ!?
*n1
自爆なんて、二度と
使わないでよっ?
お前はそれで満足かも
しれないけど・・・
あんたはそれで
満足かもしれない
けどね・・・
残された俺たちは
ずっと、悲しんでいく
ことになるんだ!?
だから・・・っ
残されたあたしたちは
ずっと、悲しんでいく
ことになるのよ!?
だから・・・っ
ワカリマシタ・・・
*n0・・・
ゴメンナサイ・・・
ゼルフィルドが
お前に託したのは
その剣だけではない
その剣を託すことで
お前には、自分と同じ
道を進まぬようにと
戒めたのだ・・・
俺は・・・
そう信じている・・・
・・・ハイ
ジェネレイターを手に入れた!
前にも増して
荒れちまったなあ
この街も・・・
雪も積もりっぱなしで
歩くのにもひと苦労
ですよ、ホントに
街も生き物のような
ものですからね
住人がいなくなると
死んでしまうのかも
しれません・・・
レディウスよ・・・
お前も、さぞや胸を
痛めておるだろうな
こんなことに・・・
なっていたとは・・・
く・・・ッ!
どうだ、アメル
悪魔の気配を感じる
ことはできるか?
お城のほうから
それらしい気配は
するんですが
はっきり、どこに
いるのかまでは
ちょっと・・・
いや、それで充分だ
どのみち、戦うために
僕たちは来たのだから
行くぞ?
*n0
ちょっと待ってくれよ
さっきからずっと
*n1の
姿が見えないんだ
ちょっと待って
さっきからずっと
*n1の
姿が見えないのよ
*n1くんが
ですか?
あいつめ、こんな時に
どこへ・・・?
あいつったら
こんな時に、もう!
空き家をいいことに
お酒でも、探し回って
たりして?
先に行っててくれよ?
俺、あいつを見つけて
追いかけるからさ
先に行ってて?
あたしは、あいつを
とっちめてから
おいかけるわ
しかし、単独行動は
危険では?
わかってるって!
だいじょうぶ、すぐに
追いつくからさ
わかってるって!
だいじょうぶ、すぐに
追いつくから
わかった・・・
だが、くれぐれも気を
つけるんだぞ?
うん!
ええ!
*n1め
いったい、どこを
ほっつき歩いてるんだ
まったく・・・
*n1ったら
いったい、どこを
ほっつき歩いてるのよ
まったく・・・
・・・ん?
あの翼の生えた人影は
*n1
だけど・・・
あいつが向かいあって
話してる相手は
いったい、誰だ!?
あの翼の生えた人影は
*n1
だけど・・・
あの子が向かいあって
話してる相手は
いったい、誰なの!?
つまり、だ・・・
テメエは、このオレに
ヤツの舎弟になれって
言ってんのかよ?
なァ、ガレアノよォ?
カカカカ・・・
ワシとて、そこまで
命知らずではないわい
狂嵐の魔公子よ?
今でこそ、子供の姿に
されておるものの
お前の力はワシの主も
買っておるのだ
だからこそ、裏切りを
勧めておるのでは
ないか?
裏切り!?
お前とて、忌々しい
誓約に縛られたまま
では、きゅうくつで
仕方なかろう?
メルギトス様につけば
それを解除することも
できるのだぞ?
ケッ!ウソっぱちは
テメエらの得意技
だからなァ?
ウソではないぞ?
そのための品物も
ちゃんと、ここに用意
してあるのだ
・・・こいつは!?
メルギトス様が鍛えた
血識を吸う力をもつ
呪いの刃さ?
こいつを使って
あのニンゲンから
血識を奪えばいいのだ
そうすれば、誓約の
解除方法だけではなく
調律者の魔力さえも
お前のものになるぞ
魔公子よ・・・?
アイツの・・・
*n0の
血識を・・・
・・・・・・
カーッカッカッカ!
迷っている時間は
なさそうだなあ
魔公子よ!?
カアアアァァッ!!
うわあぁぁっ!
ひゃあっ!?
*n0っ!?
テメエ・・・っ
まさか、聞いて・・・
カカカッ、どうする?
魔公子よ・・・
今やらねば、その前に
あのニンゲンは
オマエを始末しようと
するだろうさ!?
・・・・・・
・・・・・・
貸せよ?
そいつを・・・
*n1!?
カーッカッカッカ!!
それでいいのだ
裏切りなど、平然と
してのける・・・
それが、悪魔の流儀と
いうものだよなァ!?
*n0
オレはな、誰の下にも
つきたくねェのさ?
頭ごなしに指図される
なんて、まっぴらだ!
だからよォ・・・
・・・・・・
わかった・・・
*n1
おまえの好きにして
くれればいい・・・
わかったわ・・・
*n1
あんたの好きにして
ちょうだい・・・
そうか・・・
それじゃ、遠慮なんか
しねェで・・・
好きにさせてもらおう
じゃねェかよッ!!
ギャアアアアッ!?
*n1!?
どうしてっ!?
ケッ!そんなことも
わかんねェのかよ?
テメエは・・・
*n0ッ!
テメエが、このオレに
頭ごなしに命令したり
したかよッ!?
!!
ウソつき野郎の手下に
なり下がるくらいなら
テメエんトコのほうが
マシなんだよ・・・
*n1・・・
おのれエェェ・・・ッ
だましおったなァ!?
ケッ!それが悪魔の
流儀ってもんだろォ?
アヴィスを手に入れた!
ガアアァァァァッ!!
屍人どもよッ!
こいつらを八つ裂きに
しろオォォォッ!!
ウオォォォォ・・・
なんて数の屍人・・・
100や200じゃあ
きかないぞ!?
なんて数の屍人・・・
100や200じゃあ
きかない!?
カーッカッカッカ!
そこで、屍人共の餌食
となるがいいわ
安心しろ?すぐに
仲間たちも同じ目に
あわせてやる
このワシの手で無惨に
殺してくれるわッ!?
あんにゃろう・・・
完全にイッちまって
やがったぜ?
くそ・・・っ!
このままじゃ、みんな
あいつに殺される!?
ダメ・・・っ!
このままじゃ、みんな
あいつに殺される!?
ひとつだけ、この場を
切り抜ける方法が
ないこともねェぜ?
え?
*n0
オレの「誓約」を
解く勇気はあるか?
!!
本来の力を使えりゃ
こんなゴミども
オレだけで充分だぜ?
責任もって、テメエを
メガネやオンナたちの
とこへ行かせてやらァ
・・・・・・
強制はしねェぜ
オレとオマエは
対等なんだからな?
わかった・・・
オマエに任せたぞっ?
*n1!?
あんたに任せるわよ
*n1!?
ケッ!
任されてやらァッ!?
ウウウオォオォオオオ
ぉぉぉォォ~ッ!!!
これが・・・っ
*n1の
本当の姿・・・!?
こんなにもすさまじい
魔力をもった悪魔を
俺は護衛獣にしてた
っていうのか!?
これが・・・っ
*n1の
本当の姿・・・!?
こんなにもすさまじい
魔力をもった悪魔を
あたしは護衛獣にして
たっていうの!?
オォォ・・・ッ
ウォォォォ・・・ッ
さァ、とっとと行きな
*n0?
*n1!
必ず、戻って来いよ?
*n1!
無事に戻ってこないと
承知しないわよ?
ああ・・・
俺のところへ、生きて
戻ってこいよっ!?
あたしの護衛獣だって
こと、忘れちゃったら
承知しないからっ!?
あのバカ・・・?
「狂嵐の魔公子」を
なんだと思ってやがる
ったく・・・
さァ、薄汚ねェモノを
まとめて一掃してやる
ぜエェェェェェッ!!
貴様らの信じておる
調律者は、すでにもう
殺してやった・・・
うそ・・・っ!
デタラメを言ったら
承知しないわよ!?
カカカカッ?
信じたくなければ
そうすればいい
どのみち・・・
次は、貴様らが死ぬ番
なのだからなァッ!?
させるかぁッ!!
させないッ!!
馬鹿な・・・ッ?
なぜ、貴様がここに
来れるのだ・・・
千を超える数の屍人を
二人だけで倒したと
いうのかァッ!?
*n1が
俺を、ここに来させて
くれたんだ・・・
必ず帰ってくるって
あいつは、俺と約束を
したんだ・・・っ
*n1が
あたしを、ここに
来させてくれた・・・
必ず帰ってくるって
あの子は、あたしと
約束したの・・・っ
*n0・・・
だから・・・
俺も約束を守る・・・
だから・・・
あたしも
約束を守るわ・・・
ガレアノっ!
お前を絶対に倒す!!
ガレアノっ!
あなたを絶対に倒す!
*n1っ!?
*n1っ!?
うるせェなァ・・・
疲れてんだからよ
静かにしろっての?
あ・・・
ケッ・・・!
思った以上に
手こずっちまったぜ
これじゃ、テメエを
ぶっ倒して、とんずら
する計画もブチ壊し
だぜ・・・っ
*n1くん!?
気の消耗がひどいね
待ってな?すぐに
あたいが治してやるよ
限界まで魔力を使って
戦ったんだな・・・
*n1・・・
ありがとう・・・
*n1・・・
ありがと・・・
だまってろ・・・っ!
ったく・・・
なん、と・・・ッ?
ワタクシとも
あろう者が、まさか!
ニンゲンごときにッ
不覚を・・・ッ
とろうとはアァッ!?
邪鬼使いキュラーよ
お前は、言ったな?
人間の心が、鬼を生み
育くむのだと・・・
それだけの力が
人の中には秘められて
いるということだ
ぐ、ぬぬぬぬッ!?
このまま・・・ッ
おめおめと敗北する
ものかアァァ~ッ!!
うあああぁぁっ!?
きゃああぁぁっ!?
*n0っ!?
いけません!
キュラーは、最後の力
をふりしぼって・・・
*n0さんを
鬼に変える気です!!
が、ぐが・・・っ!
ぐる、るるる・・・っ
がア・・・ッ!!
おにいちゃんっ!
しっかりしてえぇ!?
おねえちゃんっ!
しっかりしてえぇ!?
ダメだ・・・
意識が・・・
遠くなってく・・・
ダメ・・・
意識が・・・
遠くなって・・・
まっくらだ・・・
なにも・・・
みえない・・・
ここは・・・
どこなんだ・・・?
まっくら・・・
なにも・・・
みえないよ・・・
ここは・・・
どこなの・・・?
貴方の心の中ですよ
貴女の心の中ですよ
ここは・・・
キュラー・・・?
ここは、貴方の心の
ここは、貴女の心の
もっとも深い底の部分
貴方が忘れようとして
貴女が忘れようとして
また、忘れたつもりに
なっている・・・
どす黒い衝動が
積もりに積もった
場所なのです・・・
この、身体にまとわり
ついてくるドロドロと
した黒い塊が・・・
俺の心にたまっている
どす黒い衝動だって?
そんな・・・
この、身体にまとわり
ついてくるドロドロと
した黒い塊が・・・
あたしの心に
たまっている
どす黒い衝動なの?
そんな・・・
ウソをつくなっ!
俺の中に、こんな感情
なんてあるもんか!?
お前がオレにとりつく
ために仕組んだんじゃ
ないのか!?
冗談はやめてよ!?
あたしの中に、
こんな感情なんて
あるわけないわ!?
あんたがあたしに
とりつくために
仕組んだんでしょ!?
ククククク・・・ッ
残念ながら、今の
ワタクシには
貴方にとりつくだけの
貴女にとりつくだけの
魔力が足りません
このまま、滅びていく
だけ・・・
・・・!
ですから、ワタクシは
最後の力を使って
貴方に仕返しをしよう
貴女に仕返しをしよう
と思うのです・・・
ククククク・・・
はたして、貴方は
はたして、貴女は
耐えられますかな?
自分の中に息づく
生々しい闇を前にして
鬼と成り果てるか?
それとも、狂い死んで
しまうのか?
いずれにしても
メルギトス様はお喜び
になるでしょうな?
ククククク・・・ッ
楽しみですなぁ?
うわああぁぁ~っ!!
い、いやあぁぁっ!!
ですから、危険だと
言っているんです!
だからって、このまま
手をこまねいて見てる
よりはマシだろッ!!
下手に手をつけたら
*n0の
精神まで、バラバラに
なるの!
そうなったら、キミは
責任もてるの!?
・・・
フォルテもルウも
お願いだから、もっと
落ち着いて!
いや・・・っ
こんなの、こんなのっ
いやだよぉ・・・っ
バカ・・・っ
君が、いなくなったら
いなくなったら・・・
・・・・・・
・・・(ぎゅっ)
そうだったな・・・
あの時、俺は
止められるまで
ずっと・・・
「成り上がり」って
俺のことをバカにした
あいつの首をつかんで
しめ続けたんだ・・・
殺したいって・・・
思ったんだ・・・
なんで・・・
忘れてたんだろう?
そうだった・・・
あの時、あたしは
止められるまで
本気で・・・
「成り上がり」って
あたしをバカにした
あいつを、ナイフで
刺そうとした・・・
殺したいって・・・
思った・・・
なんで・・・
忘れてたんだろ?
こわかったからですよ
うん・・・
こわかった・・・
自分の中に芽生えた
殺意が、とっても
こわかった・・・
あの時だけじゃないな
いつも、いつでも
俺は思っていたんだ
憎い・・・
恨めしい・・・
うらやましい・・・
そんな気持ちをもった
自分がイヤだったから
心の奥におしこめて
ふたをした・・・
うん・・・
こわかった・・・
自分の中に芽生えた
殺意が、とっても
こわかった・・・
あの時だけじゃない
いつも、いつでも
あたしは心の底で
思っていたのね
憎い・・・
恨めしい・・・
うらやましい・・・
そんな気持ちをもった
自分がイヤだったから
心の奥におしこめて
ふたをしたの・・・
ふたを開けたのは
ワタクシ・・・
ですが、この衝動は
貴方のもの・・・
貴女のもの・・・
そうだな・・・
あはははは・・・?
俺の心って・・・
汚いものばっかりだよ
もう、いいや・・・
楽になりたい・・・
なにも・・・
見たくないよ・・・
楽になりたい・・・
そうね・・・
あーあ・・・
あたしの心って
こんなにも汚れ
ちゃってたんだ?
もう、いいや・・・
楽になりたい・・・
なにも・・・
見たくない・・・
楽になりたい・・・
ククククク・・・ッ
ちがうよ・・・?
え・・・
きたないものだけじゃ
ないんだよ・・・
きれいなものだって
あったよね?
なんだ・・・?
この声は!
この光はッ!?
こころをとじないで!
うつむかずに・・・
みつめて・・・?
おにい、ちゃん・・・
おねえ、ちゃん・・・
*n1?
おにいちゃんっ!!
おねえちゃんっ!!
なんだっ!?
なにが起こったって
いうんだっ!?
ものすごい魔力・・・
これ、もしかして!?
みんな・・・
もう泣かないで・・・
*n1ちゃん
あなた・・・?
この魔力は・・・
*n1
君のその宝珠の力
だというのか!?
守ってみせる・・・
だって・・・
*n1は・・・
おにいちゃんの・・・
護衛獣だからっ!!
おねえちゃんの・・・
護衛獣だからっ!!
これは!?
*n1の
身体が・・・
変わっていく!?
大人に・・・
変わっていく・・・
宝珠の力を借りたの
*n1が
人間になるために
集めていた魔力を
使って・・・
お兄ちゃんの心から
*n1が
あいつを追い出して
みせるよ!
お姉ちゃんの心から
*n1が
あいつを追い出して
みせるよ!
お兄ちゃん・・・
帰ろうよ?
一緒に・・・
お姉ちゃん・・・
帰ろうよ?
一緒に・・・
*n1と
みんなのところに
帰ろう?
うん・・・
邪魔をする気か!?
妖怪の分際でッ!
お兄ちゃんの心を
貴方のような悪魔に
渡したりはしない・・
お兄ちゃんは
*n1が
守るんだもの・・・
だから・・・っ
お兄ちゃんの心から
出ていけえぇ~っ!!
お姉ちゃんの心を
貴方のような悪魔に
渡したりはしない・・
お姉ちゃんは
*n1が
守るんだもの・・・
だから・・・っ
お姉ちゃんの心から
出ていけえぇ~っ!!
ぎィやアアああぁぁァ
ァァァァァァッ!?
ニギミタマを手に入れた!
あったかい・・・
なあ・・・
*n1?
このあったかい光は
お前の持っていた宝珠
のものなのか?
あったかい・・・
ねえ・・・
*n1?
このあったかい光は
あなたの持ってる宝珠
のものなの?
違うよ・・・
これは、お兄ちゃんの
もっている光だよ?
これは、お姉ちゃんの
もっている光だよ?
俺の、ひかり・・・?
これが・・・
あたしの
ひかり・・・?
これが・・・
・・・(こくん)
お兄ちゃんの心は
強い光にあふれてる
だけど、光の下に影は
できるから・・・
同じだけの闇を
お兄ちゃんはもってる
それは、仕方のない
ことなの
お姉ちゃんの心は
強い光にあふれてる
だけど、光の下に影は
できるから・・・
同じだけの闇を
お姉ちゃんはもってる
それは、仕方のない
ことなの
闇も、光もね
それだけを見つめては
ダメなの・・・
大切なのはね・・・
お兄ちゃん・・・
大切なのはね・・・
お姉ちゃん・・・
なにもかも含めて
まるごと、好きでいる
ことなんだよ?
*n1・・・
だから、もう・・・
自分を嫌いになったら
イヤだよ?
*n1
泣いちゃうよ?
ああ、わかったよ
*n1
約束するから・・・
うん、わかったわ
*n1
約束するね・・・
・・・(こくん)
そうか・・・
あれは、やっぱり
夢じゃなかったんだ
そっか・・・
あれは、やっぱり
夢じゃなかったんだ
あんたの胸で眠ってる
その子が、がんばって
くれたから・・・
あたいたちは、また
あんたとこうして
話すことができたのさ
ん・・・っ
変化と呼ばれる妖怪は
一度、魔力を失って
しまったら・・・
ただの動物に戻って
しまう。二度と化ける
ことはできなくなる
この子は、それだけの
覚悟で、貴方のことを
覚悟で、貴女のことを
守ってくれたんですね
大したチビだぜ・・・
本当にな?
ありがとうな・・・
*n1・・・
ありがとう・・・
*n1・・・
おに・・・ちゃ・・・
だいすき・・・だよ
おね・・・ちゃ・・・
だいすき・・・だよ
キャハハハハハッ!?
こんなトコまで
わざわざ死にに来るだ
なんてさァ・・・
ご苦労さまだねェ
*n0ちゃん?
西に向かった軍勢は
お前の差し金なのか!
ビーニャ!?
西に向かった軍勢は
あなたの差し金なの!
ビーニャ!?
そォだよォ?
アハハハッ、だったら
どうするってのさ?
決まってるさ!
あんたをぶっ倒して
止めてやるっ!!
ふーん・・・
やってみればァ?
コイツらから、無事に
逃れられたらねェ!?
ガオォォォォォッ!!
魔獣っ!?
こんなにたくさん!!
魔獣っ!?
こんなにたくさん!!
キャハハハッ!
ばーか?
待ち伏せしてたって
気づかないなんて
みぃぃんな、まとめて
壊れちゃいなよぉ!?
バラバラになるな!?
固まって、いったん
逃げるんだ!!
こっちですっ!!
うわあっ!?
*n1っ!?
魔獣
ガァァァァッ!!
ぐ・・・っ!
足を・・・っ!?
く・・・っ!
足を・・・っ!?
ご、ご主人さまっ!
ご主人さまぁ~っ!?
あーらら?
おいてけぼりに
なっちゃったわねぇ?
ガルルルルル・・・ッ
どうすんのさ?
これだけの数の魔獣を
相手に、戦うワケぇ?
く・・・っ
ご主人さま・・・っ
ねぇ、もしも
この場で降参して
アタシたちに忠誠を
誓うんだったら
*n0ちゃん
アンタだけは、助けて
あげてもいいよォ?
アンタは、レイム様の
お気に入りだしぃ?
*n1は・・・
どうなるんだよ・・・
*n1は・・・
どうなるのよ・・・
モチロン、アタシの
オモチャにして
壊れるまで、遊ばせて
もらうよォ?
ひ・・・っ!?
だったら、絶対に
降参なんてするもんか
だったら、絶対に
降参なんてしないわ
*n1を
お前のオモチャに
なんてさせるかッ!!
*n1を
あんたのオモチャに
なんてさせないッ!!
ご主人さま・・・
ねェ?どうして
そんな役立たずの
メトラルなんか
かばうのさァ?
魔力の源になる角も
変なカタチに切られ
ちゃってるし・・・
そもそも、そいつを
かばったから、アンタ
逃げ損なったワケじゃ
ないのさァ?
あ・・・っ!?
気にするなよ?
*n1
お前のせいじゃない
あんなヤツの言うこと
聞くんじゃないぞ
気にしちゃダメよ?
*n1
あなたのせいじゃない
あんなヤツの言うこと
聞いちゃダメだからね
で、でもぉ・・・っ
なに、同情ひくような
カオしてんのさッ!?
キャハハハハッ!?
アンタのッ!
アンタのッ!!
アンタのッ!!!!
みィぃ~んな
アンタのせいさッ!?
この役立たずの
弱虫護衛獣ッ!!
黙れえぇぇぇっ!!
うるさいっ!!
俺の護衛獣を・・・
*n1を
それ以上、侮辱するな
あたしの護衛獣・・・
*n1を
バカにしたら
承知しないわよ!?
こいつは、俺にとって
一番の相棒なんだ!!
あたしの大切な相棒
なんだから!!
ううっ、う・・・っ
なによッ!?
アンタ、ちょっと
優しくしてやれば
つけあがってさァ?
ムカつくぅぅッ?
マジギレェェェッ!?
超めちゃくちゃに
壊してやるゥッ!!
*n1?
俺が、魔獣と戦うから
お前は逃げるんだ
*n1?
あたしが、魔獣と
戦うから、そのスキに
あなたは逃げて
え・・・!?
俺の今の足じゃ
走るのは無理だからさ
みんなのところへ
行って、助けを呼んで
きてほしいんだよ?
あたしの今の足じゃ
走るのは無理っぽいし
みんなのところへ
行って、助けを呼んで
きてくれない?
ギャオオォォゥッ!!
行けえぇぇぇっ!?
さあ、行って!?
は、はいぃぃっ!!
ごめんなさいっ!
ごめんなさいっ!?
ごめんなさいぃっ!!
僕がもっと・・・
もっと強かったら!
しっかりしてたら!?
弱虫じゃあ・・・
なかったら・・・っ!
いいか・・・
*n1・・・・
こわいって気持ちは
俺にだって・・・
あるんだぜ?
いい・・・?
*n1・・・
こわいって気持ちは
あたしだって・・・
おんなじなのよ?
!?
けどな・・・
大切なものを本気で
守りたいって時・・・
勇気は・・・
そこから、生まれて
くるんだよ・・・?
でもね・・・
大切なものを本気で
守りたいって時・・・
勇気は・・・
そこから、生まれて
くるんだから・・・?
ご主人さまは・・・
足、怪我してた・・・
もし、ボクが・・・
助けを呼んでくるのに
遅れたら・・・
ご主人さまは・・・
ダメだ・・・
ボクがやるべきことは
助けを呼ぶために
逃げることじゃない!
ボクがやらなくちゃ
いけないことはッ!!
あーあ、もう終わりィ
つまんなァい?
う、ぐ・・・っ
う、あ・・・っ
いい加減、アンタで
遊ぶのも飽きちゃった
キャハハハハハッ!?
そろそろ、本格的に
壊してあげるゥッ!!
やめろぉ~っ!?
*n1・・・?
馬鹿・・・っ!
どうしてっ、戻って
きたりするんだ・・・
*n1・・・?
馬鹿・・・っ!
どうしてっ、戻って
きちゃうのよ・・・っ
ボクが、貴方の
ボクが、貴女の
護衛獣だからです
護衛獣の使命は
主人である召喚師の
側にあって、お守り
すること・・・
ボクは逃げないッ!
逃げないで、貴方を
逃げないで、貴女を
守ってみせる!!
キャハハハハッ!?
角の折れたメトラルに
なにができるってのさ
ばーか?
アンタが先に
壊れちゃエェェッ!?
*n1っ!?
うオぉぉォォ~っ!!
なっ!?
グギャアァァッ!?
グルッ、ガガ・・・ッ
魔獣たちが・・・
石みたいに固まった!
メトラルの魔眼?
ち、違うッ!?
こんな、いっぺんに
なんて・・・
まさか・・・ッ
今までに一匹しか
使えなかった・・・
伝説の審眼ッ!?!?
ご主人さまは・・・
ボクが・・・
守る・・・
誰にも・・・
傷つけさせない!!
く、くるなッ!?
イヤアァァァァッ!!
くるしいィィッ!!
息がッ、血がァッ!?
止まるウゥゥッ!?
レ、レイムさまぁっ?
たす・・・ッ、け!
が、がぁ・・・ッ!?
もういいっ!
やめるんだっ!?
*n1っ!?
もういいのっ!
やめてっ!?
*n1っ!?
俺は無事だよ!?
だから、もうよすんだ
*n1・・・っ
あたしは無事よ!?
だから、もういいの
*n1・・・っ
ごしゅじ・・・
さま・・・っ
よかったぁ・・・
ごめんな・・・?
優しいお前に、こんな
ことさせて・・・
ゴメンね・・・?
優しいあなたに、
こんなことを
させちゃって・・・
はあッ、はァ・・・ッ
ハァ・・・・ッ・・・
猛き角笛を手に入れた!
*n0っ
だいじょうぶか!?
*n1くん!?
気を失ってるだけだよ
俺を守るために・・・
*n1は
勇気をふりしぼって
戦ってくれたんだ
気を失ってるだけよ
あたしを守るために
*n1は
勇気をふりしぼって
戦ってくれたの
そうか・・・
こいつが・・・
だったら、こっからは
オレたちがふんばる番
だよなァッ!?
覚悟しろ、ビーニャ!
な、なによッ!?
よってたかってェ!?
アンタたちなんか
キライッ!!
みんな、壊れちゃえば
いいのよォォッ!!

scn124

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
あれが、メルギトスの
軍勢だっていうのか?
あれが、メルギトスの
軍勢だっていうの?
なんという数だ・・・
こちらの戦力の、優に
数倍はあるぞ!?
うひゃーっ、こりゃあ
向こうも完全に本気で
攻めてきてやがるな
タシカニ、コレデハ
正面決戦ヲ挑ムノハ
無謀デス
これほどとは・・・
まるで、黒い影が
草原を呑みこんでいく
みたい・・・
なんて・・・
すごい血の
匂い・・・っ
うう・・・っ
なんか、気持ち悪く
なりそうだよぉ?
風向きに気をつけて!
毒気にあてられて
しまいますよ!?
ほら、アメル
しっかりしなよっ?
聞こえる・・・
鬼に変じた人たちの
生ける屍人にされて
しまった人たちの
悲しい声が・・・
みんな・・・
ないてる・・・
かわいそう・・・
まさに、悪魔たちの
軍団にふさわしいわね
おいおいッ、ここまで
アレなのは、ヤツ個人
の趣味だっての!?
だからといって、引く
わけにはいかねぇぜ!
ああ、そうだとも
二人の言うとおりだ
みんな、気を
ひきしめていくぞ!
二人の言うとおりよ
みんな、気を
ひきしめていくわよ!
あらあら・・・
ますます、頼もしさが
増したみたいですわね
*n0くん
あらあら・・・
ますます、頼もしさが
増したみたいですわね
*n0ちゃん
お母さまっ?
うん、本当に
エクス様まで!?
お二人とも、こんな
ところに来ていて
いいんですか!?
お二人とも、こんな
ところに来ていて
いいんですか!?
心配なさらなくても
戦いが始まったら
ちゃんと働きますから
ね、エクスさん?
ええ、ファミィさん
それに・・・
うるさいお偉方なんて
いないほうが、現場の
人間たちもやりやすい
ものでしょうし
は、はあ・・・
これが、召喚師たちの
ボスとはなあ・・・
あら、本気にしないで
くださいましね?
ほんのおちゃめです♪
お、お母さまっ!?
*n0くん
本当は、貴方たちに
内緒で伝えておきたい
ことがあったの
*n0ちゃん
本当は、貴女たちに
内緒で伝えておきたい
ことがあったの
え?
敵の軍団には、未だ
指揮官らしき者が目撃
されていないんだ
つまり、メルギトスは
この戦いに参加して
いない可能性があると
いうことなんだよ
!?
!?
どこかに潜んで様子を
うかがっているという
可能性はどうです?
私とエクスさんが
それぞれ気配を探って
みたんだけど・・・
それらしい反応が
感じられないの
アメルさん
貴女は、どうですか?
ごめんなさい・・・
よくわからないんです
この場所では、今
たくさんの魔力と
感情が入り乱れ過ぎて
いるから・・・・
やめとけよ?悪魔の
オレでも見分けがつか
ねェんだからな
・・・(こくこく)
無理しないで、アメル
そうよ、アメルちゃん
気にしたらダメよ?
でも・・・
しかし、だとすると
メルギトスはいったい
どこへ・・・?
先輩たちが言ってた
行方のしれない一団は
見つかったんですか?
先輩たちが言ってた
行方のしれない一団は
見つかったんですか?
いや、まだなんだ
気になりますね
それは・・・
ルヴァイド様
やはり、陽動では?
うむ・・・
だが、そうする理由が
見えてこない・・・
これだけの数の兵を
捨て石にして、ヤツに
なんの得がある?
それは・・・
たしかに・・・
いずれにしろ、我々は
目の前の敵を退け
聖王都を守らなくては
ならない
だが、*n0
君たちは別だ
僕たちの指揮に従って
動く必要はない
もとより、自分は
そのつもりです
ネスっ?
ネスっ?
僕は、貴方たちに協力
するつもりで来たわけ
ではありませんから
ああ、こうして
来てくれただけでも
僕は、感謝しているよ
・・・・・・
見つけましたわよっ!
ファミィ・マーン!?
あら、ケルマちゃん
エクス様もですわっ?
まったく、二人とも
指揮官としての自覚が
足りませんわよ
ごめん、ごめん
それじゃ、そろそろ
私たちは戻るわね
ミニスちゃん
*n0くんに
迷惑かけちゃダメよ?
ミニスちゃん
*n0ちゃんに
迷惑かけちゃダメよ?
わかってますっ!
武運を
祈っているからね
おにいさん?
武運を
祈っているからね
おねえさん?
うん、エクスも
気をつけて・・・
どうやら、始まった
みたいだね
召喚師の援護を受けて
騎士たちが、敵軍を
一気に包囲していく
作戦か・・・
さすがは各都市から
選抜された、聖王都の
騎士団です
化け物を相手に
まるで、ひるまない!
ま、ダテに税金で
養われてるわけじゃ
ねーからな・・・
すごい・・・
どうだ、イオスよ
これが、我々が雌雄を
決しようとしていた
者たちだ
果たして、戦ったなら
どうなったのか・・・
我々、デグレアの兵も
けして劣っていたとは
思いませんっ!
・・・そうだな
だが、いずれにせよ
優れた兵には違いない
これならば・・・
おかしい・・・?
いくらなんでも
一方的すぎる・・・
これではまるで
戦力を無駄に消耗して
いるとしか思えない
ネスの言うとおりだ
こんなことをして
なんの得があるって
いうんだ・・・?
・・・・・・
ネスの言うとおりだわ
こんなことをして
なんの得があるって
いうの・・・?
・・・・・・
戦いが長引くほうが
我々にとっては都合が
いいのです・・・
勝つことじゃなくて
戦いを長引かせること
が目的・・・?
勝つことじゃなくて
戦いを長引かせること
が目的・・・?
でも・・・
なんのために・・・
でも・・・
なんのために・・・
う・・・っ!
あめる殿!?
ドウナサイマシタ!?
おい、オンナ・・・?
大丈夫かよッ!?
おねえちゃん・・・
どうしたの・・・?
アメルさんっ!
大丈夫ですかっ!?
アメルっ!
しっかりするんだ!
だいじょうぶ・・・っ
ちょっと、めまいが
しただけだから・・・
それより、聞いて
二人とも・・・っ
おかしいの・・・
戦いが始まる前は
あんなにすごかった
感情のうねりが
さっきから急に
薄れてきてるんです
まるで、なにかに
吸い込まれていってる
みたいに・・・!
なんだって!?
ネス!たしか
悪魔が力の源にする
ものって・・・
ネス!たしか
悪魔が力の源にする
ものって・・・
ああ、そうだぜ?
人間の、感情だ・・・
悪魔はそれを食らい
魔力に変えることが
できる・・・
メルギトスの狙いは
それだよっ!?
メルギトスの狙いは
それよっ!?
しかし、ならば
どうして奴はこの場で
その力を使わない?
当たり前だよ・・・
そうして集めた魔力は
別の目的に使うための
ものなんだから
当たり前よ・・・
そうして集めた魔力は
別の目的に使うための
ものなんだもの
???
ご主人さま、それって
どういう意味ですっ?
黒騎士たちを操って
あの人は、なにを
手に入れさせようと
していた?
黒騎士たちを操って
あの人は、なにを
手に入れさせようと
してたの?
*n0ヨ
ソレハ、マサカ・・・
・・・召喚兵器!
ルウが言ってたよな?
あの結界は強い魔力に
反応することで
破壊されてしまうかも
しれないって!
ルウが言ってたよね?
あの結界は強い魔力に
反応することで
破壊されてしまうかも
しれないって!
俺たちは、完全に
メルギトスの術中に
はまってたんだッ!!
あたしたちは、完全に
メルギトスの術中に
はまってたのよッ!!
だとすると、ヤツが
今いる場所は
アルミネスの森か!?
急ごう!
あんなものを
メルギトスに渡すわけ
にはいかない!!
急ぎましょう!
あんなものを
メルギトスに渡すわけ
にはいかない!!
ミニゲーム ネコ
ミニゲーム 釣り
ふふふふ・・・っ
みなぎってきますよ
私の中に、力が・・・
怒り、悲しみ、恐怖
そして断末魔の絶望
戦争とは、なんと
甘美な宴なのでしょう
くっ、くくくくっ
しかし・・・
まだ、足りません
あの時、天使アルミネ
との戦いによって
失われてしまった
私の本来の魔力
それを取り戻す方法は
ただひとつだけ・・・
さあ、受けるがいい?
禁忌の地を守り続ける
忌々しき天使の力よ!
貴様が守ろうとした
ニンゲンの、あらゆる
欲望によって・・・
砕け散れえィィッ!!
ウソ・・・っ?
結界が、消えてる!?
膨大な魔力のなごりが
感じとれます。
凍てつきそうなほどに
禍々しい力を・・・
・・・(ぎゅっ)
*n0
どうやら、お前さんの
読みが当たっちまった
ようだな
手遅れだったという
ことなのか!?
いや、大丈夫だ!
ネス?
メルギトスは
遺跡の内部に入る方法
をもっていない・・・
あの転移システムは
*n0、君と
僕の一族にしか
反応しないんだ!
近ヅケバ、防衛兵器モ
始動スルデショウシ
そうか!?
そっか!?
ケッ!メルギトスの
野郎、ツメがあめェん
だっつーの?
てことは、野郎が
足止めされてる間に
追いつけりゃ・・・
まだ、希望はあると
いうことですね!
よかったぁ・・・
ビビらせやがって
ったく・・・
急ぎましょう!
ふう・・・
警備システムもこれで
沈黙したようですね?
では・・・
ん?
そこまでだっ!?
メルギトス!
そこまでよっ!?
メルギトス!
ほほう、これはこれは
みなさん、お揃いで
私の狙いがここだと
よくわかりましたね?
褒めてさしあげますよ
ははははは・・・
言いたいことは
それだけか・・・
悪魔め!
その遺跡は、二度と
触れてはいけない
ものなんだ
それでも、貴方が
召喚兵器にこだわると
いうのなら・・・
その遺跡は、二度と
触れてはいけない
ものなの
それでも、あなたが
召喚兵器にこだわると
いうのなら・・・
メルギトス!
俺は、お前を倒して
それを止めるッ!!
メルギトス!
あたしは、あなたを
倒して止めるわッ!!
やってご覧なさい?
できるというの
でしたらねぇ!?
く・・・っ
くくくっ、あはははっ
あははははははっ!
さすがは調律者・・・
出し惜しみをしては
どうも、分が悪い
ようですねえ?
ま・・・
負け惜しみなんか
言ったって、こわく
ないぞっ!?
降伏してください
メルギトス・・・
いえ、レイムさん!
貴方は今まで、人間と
して生きてこれたじゃ
ありませんか?
どうして、そのままで
いられないんです!?
そうすれば、きっと
貴方だって・・・!
アメル・・・
人間として・・・
ですか・・・
・・・まずい!?
ふざけたことを
ぬかすなァァッ!!
きゃああああっ!?
か、身体が・・・っ
しびれて・・・っ
押し潰されそ・・・っ
ぐあああぁぁっ!!
たった一撃で・・・
身体の自由を奪って
しまうなんて・・・!
これが・・・っ
メルギトスの・・・
本気の力か!?
これが・・・っ
メルギトスの・・・
本気の力なの!?
しすてむえらー・・・
コンナ時ニッ!?
こいつ・・・ッ
余力を残して
いやがったなッ!?
お・・・っ
おにいちゃん・・・っ
お・・・っ
おねえちゃん・・・っ
ご・・・っ
ごしゅじんさまぁぁっ
レイム・・・っ
さん・・・っ
本気を出したならば
貴様らのようなゴミ
物の数ではないと
いうことです
さて・・・
邪魔者もおとなしく
なったことですし
改めて、遺跡を手に
入れさせてもらうこと
にしますかね
不可能だ・・・
メルギトス・・・
遺跡を起動できるのは
僕たちだけだ・・・っ
お前が、召喚兵器を
手に入れることは
不可能なんだ!!
知っていますとも
この遺跡を起動させる
ことができるのは
クレスメントとライル
の一族だけ・・・
魔力と声紋、それに
パスワードが必要だと
いうのでしょう?
バカな・・・
どうして、そこまで
知っている・・・?
僕でさえ知らない
ことを、どうして
貴様が知っている!?
やめろ・・・っ
それだけは・・・
ちかづくなぁっ!?
いただかせてもらい
ますよ・・・
アナタのもつその魔力を
血識としてねェ!?
いやだあぁぁ~っ!?
まさか・・・?
ふふふふ・・・
*n0さん
ようやく、気づいた
ようですね
そうです・・・
いただいたのですよ?
血識として・・・ね
愚かな召喚師たちは
自分たちがしたことと
思っていたようですが
それもまた、私が
偽りの記憶を与えて
そう思いこませていた
だけのこと・・・
クレスメントの魔力も
ライルの記憶も
奪ったのは、私です
ひゃはははははっ!!
ええ、美味でしたとも
貴方たちのご先祖の
貴女たちのご先祖の
血識はねえ?
そんな・・・っ!
あ・・・
悪魔めえぇぇぇッ!?
ひゃははははははっ!
あーっはっはっは!!
さあ、謎解きはもう
ここまでです・・・
調律者のまつえい
クレスメントの一族の
名において!
声紋チェックならびに
魔力の波動・・・
全て、ライブラリと
一致しました・・・
貴方様を「調律者」
クレスメントの一族で
あると認めます
では、みなさん?
ごきげんよう・・・
させるかァァァっ!!
これ以上、貴様の好き
にはさせないっ!?
ぐう・・・っ!
ルヴァイドっ!?
イオスっ!!
ほう・・・?
いつ出てくるのかと
思っていたら
奇襲とは・・・
騎士として恥ずべき
ではありませんか?
黙れっ!?
卑怯者とそしられても
今の俺には、もはや
関係ない・・・
それで、貴様を
倒せるのならばな!!
ふふふふ・・・
私好みの考え方ですよ
ですが・・・
貴様らゴミの力などで
このメルギトスを
倒せるものかァッ!!
ぐああああぁぁっ!!
ルヴァイドさんっ!
イオスさんっ!?
ひぃーっひっひっひ!
ひゃはっ、はははっ
あははははははっ!!
くくくく・・・
ニンゲンのこうした
努力は賞賛すべきもの
なのでしょうね
弱い存在であるがゆえ
に力を求めてここまで
のものを生み出して
しまう・・・
せいぜい、利用させて
もらいましょうか?
御命令を・・・
命令?
私の望みは、最初から
ひとつだけ・・・
このメルギトスに
ふさわしい肉体を
作り上げるのです!
ロレイラルの機械技術
によって、極限にまで
高められた力で・・・
私が、あらゆる世界の
覇者となるために!!
*n0
なるほどな・・・
なるほどね・・・
それが、お前の目的か
メルギトス・・・
それが、あなたの目的
だったってワケね
メルギトス・・・
しつこいですねえ?
貴方も・・・
貴女も・・・
ケッ!それだけが
こいつの取り柄
だからなァ?
言っただろう?
絶対に、お前に
この遺跡を利用させは
しないって・・・
言ったでしょう?
絶対に、あなたに
この遺跡は悪用させ
ないって・・・
おにいちゃんはね
ぜったいに・・・
うそは、いわないよ?
おにいちゃんは・・・
かならず、やくそく
まもるもの・・・っ!
おねえちゃんはね
ぜったいに・・・
うそは、いわないよ?
おねえちゃんは・・・
かならず、やくそく
まもるもの・・・っ!
なぜです?
どうして、かなわぬと
わかっていて・・・
貴方は私に挑むのです
貴女は私に挑むのです
死にたいのですか?
お前には・・・
多分、わからないよ
あなたには・・・
多分、わからないわ
確率デハ計レナイモノ
ガコノ世界ニハアル
ノデス・・・
人間のことをなにも
知らない、お前には
人間のことをなにも
知らない、あなたには
なにを言ったって!
わかるもんかよッ!?
なにを言ったって!
わからないわよッ!?
あはははははっ!
この私が、ニンゲンの
ことをわかってないと
おっしゃるとはねえ
ならば、貴方はなにを
ならば、貴女はなにを
わかっているのですか
*n0よ!?
・・・・・・
貴方に説明しても
無駄だと思いますよ?
メルギトス・・・
だって、貴方にとって
言葉というものは
偽りでしかないもの
ですから・・・
いいでしょう?
そんなにまでして
死にたいのなら・・・
望みどおりにッ!
くびり殺してくれるわ
アアアァァァァッ!!

scn125

ぐ・・・っ
ぐおおおぉぉっ!?
ぐきゃあああアアア
ァァァァッ!!
見てっ!
メルギトスの身体っ!
ボロボロになって
朽ちていく・・・
彼のよりしろは
とうに死んでしまった
召喚師の肉体です
ですから・・・
あるべき姿に・・・
土に還っていくという
わけですか・・・
諸行無常、でござるな
これで、あの者も
忌まわしい悪魔から
解放されたということ
になるか・・・
勝った・・・?
勝ったの・・・?
俺たち、メルギトスに
勝てたのかっ!?
あたしたち、
メルギトスに
勝ったのよねっ!?
ソノトオリデス
*n0
我々ハ勝利ヲ
掴ンダノデス!
ケッ!あっけなさ
過ぎて、拍子抜け
しちまったぜ・・・
(こくこくこく)!
そうですよっ!
あはははははっ♪
ご主人さまっ
勝ったんですうっ!
わはははははっ!
やりやがったな!
*n0っ
やったあーっ!
勝った、勝ったーっ♪
あたいたちの勝ちだよ
これでもう、あいつの
野望はおしまいさっ!
見事な戦いだったぞ
*n0
ルヴァイド・・・
お前のおかげで
我らも、彼の者に一矢
報いることができた
感謝するぞ・・・
ルヴァイド様・・・
ルヴァイド、イオス
ゼルフィルド・・・
お前たちを操っていた
悪魔は、俺たちが
倒したよ・・・
ルヴァイド、イオス
ゼルフィルド・・・
あなたたちを操って
いた悪魔は、ちゃんと
倒したわよ・・・
・・・・・・
これしかなかったんだ
今の俺たちには
これしかな・・・
悪魔が滅びることに
よって、彼の魂も
やっと解放されたんだ
そう考えることは
できないかい?
・・・うん
あとは、主をなくした
屍人たちの軍団を
なんとかしなくては
なりませんね
だな
うん、そうだな
先輩たちの手伝いを
しにいかなきゃ・・・
ええ、そうよね
先輩たちの手伝いを
しにいかなきゃ・・・
その前に、この遺跡を
完全に廃棄しよう
天使アルミネの結界が
失われた今、このまま
放置していくわけには
いかない
また、誰かが同じこと
繰り返しちゃうかも
しれないですもんね
できるのか、ネス?
できるの、ネス?
動力炉の活動を
ストップさせることが
できれば、なんとか
なるだろう・・・
・・・アクセス!
これで、一安心よね?
*n0
ああ、これで
俺やネス、アメルが
背負っていたものも
完全に消える・・・
ええ、これであたしや
ネス、アメルが
背負っていたものも
消える・・・
!?
ぐあああぁぁっ!!
ネスティさんっ!?
警告!警告!
外部より、ハッキング
未知のウィルスが
当システムを攻撃中!
防壁も効果ありません
このままでは・・・
しスてム、がガがッ
のっトらレ、ラレッ
マ・・・・・・
ういるす・・・!
馬鹿ナ・・・?
ソンナモノガ
ドコカラ・・・!?
なんだッ!?なにが
起こったってんだよッ
おい、メガネっ!?
いる・・・
あいつが・・・
まだ、いるよぉっ!
ご、ご主人さまぁ!
いったい、
どうなっちゃうん
ですかぁ!?
ウィルスじゃない!
もっと、タチの悪い
ものが侵入した・・・
あいつは・・・っ
滅びてなかったんだ!
メルギトス
ふふふふふ・・・
メルギトス
ひゃははははっ!
なかなかの具合ですよ
新しいこの身体は!
メルギトス
実にイイ・・・
馴染みますよ
ふはははははははっ!
メルギトス・・・
まだ、生きていたって
いうのか!?
メルギトス・・・
まだ、生きていたって
いうの!?
メルギトス
いけませんねえ・・・
*n0さん
忘れてしまうなんて
メルギトス
こうしている間にも
私の差し向けた軍団と
ニンゲンたちは戦って
いるのですよ・・・
メルギトス
悪魔の魔力の源になる
どす黒い感情を、私に
供給するためにねぇ
ひゃははははっ!!
それじゃあ・・・っ
メルギトス
戦争を止めない限り
今の私を滅ぼすことは
できないということに
なりますねえ
陽動ダケデハ
ナカッタトイウ
コトカ・・・
なるほどなぁ・・・
ケッ!悪知恵が
働きやがるぜッ!
メルギトス
それにもう手遅れです
この遺跡は、完全に
私の手中に落ちました
メルギトス
見せてあげましょう
メルギトス
サプレスとロレイラル
ふたつの世界の力を
我が物とした・・・
メルギトス
新たなる悪魔の王
メルギトスの姿をッ!
だめ・・・っ!
ぜんぶ、のみこまれ
ちゃうよぉ!!
床が、壁が・・・
変わっていく!
悪魔の力が満ちていく
なにもかもが・・・
歪められていく!
遺跡をよりしろにして
復活する気か・・・!
みんなっ!
逃げるんだぁーっ!!
みんなっ!
逃げてえぇーっ!!
メルギトス
ふはははは・・・っ
ひゃははっ、あはっ!
ひゃーっはっはっはっ
はっはっはァ!!!
これは・・・
ヒヒヒヒヒ・・・
これガ、私ノ新たな
肉体ですよ
この空間そのものガ
私ノ血肉デあり部品デ
あるわけです
にんげん共ノ欲望ヲ
魔力ニ変えて、永久ニ
活動する存在・・・
機械魔めるぎとす
そうトでも、名乗っテ
さしあげましょうか
ヒゃーっはっハっはっ
ハっはっハ!!!!
敵戦力、計測・・・
不能・・・
戦略ガ・・・ッ
立チマセン・・・!
ケタが・・・
違いすぎるぜ・・・
こんな化け物なんて
倒せっこねェッ!
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
みんな・・・
死んじゃうの・・・?
あ、あああぁぁ・・・
もう、ボクらの手に
負えませんよぉ!
それでも・・・
それでも・・・
それでも!こいつを
倒さなくちゃ、俺たち
の未来はないんだ!!
それでも!こいつを
倒さなくちゃ、未来は
来ないわ!!
あたしたち、まだ
負けたわけじゃ
ありませんっ!
そうだとも・・・
ここで、あきらめる
わけにはいかない!!
調律者ノ一族トしてノ
誇りですか・・・
愚かなッ!
運命ヲ律する糸ハ
既ニ、貴様ノ手から
離れたノだッ!!
因果ノ律ハ、今
我ガめるぎとすノ手ニ
アル・・・
いくらあがこうとも
貴様らハ勝てぬッ!!
運命ニよって、敗北
するノだアァッ!
運命が、俺たちに
滅びをもたらそうと
いうのなら・・・
メルギトス!
お前が、その糸を操る
と言うのなら・・・
運命が、あたしたちに
滅びをもたらそうと
いうのなら・・・
メルギトス!
あなたが、その糸を操
ると言うのなら・・・
俺は、その運命を
超えてみせる!!
因果の律を超えて
お前を、絶対に倒して
みせるっ!!
あたしは、その運命を
超えてみせる!!
因果の律を超えて
あなたを、絶対に倒し
てみせるっ!!
「調律者」ではなく
「超律者」の名に
かけて・・・
「調律者」ではなく
「超律者」の名に
かけて・・・
俺たちは、最後まで
あきらめない!!!!
あたしたちは、最後
まであきらめない!!
ほざけェェェ!
ニンゲぇェェぇン!!
馬鹿な・・・?
私ノ言葉デ意ノままニ
操られていた、愚かな
にんげんガ・・・
感情ニよってたやすく
翻弄される、弱い心ノ
にんげんガ・・・ッ
こノ私ヲ・・・
倒すトいうノか・・・
機械魔めるぎとすヲ
倒しテノケルトいウノ
カアァァァァァッ!
ナゼダアァァァッ!
だから、言っただろ
レイムさん・・・
貴方は人間のことを
なにも、わかっちゃ
いないんだって
言ったでしょう
レイムさん・・・
貴方は人間のことを
なにも、わかってない
んだって・・・
人間の心は、けして
言葉や数式で表せる
ものじゃない
誰にも、理解すること
なんてできないもの
なんだ・・・
だからこそ、予想も
できない奇跡を起こす
力さえ秘めてる
レイムさん・・・
奇跡はね、運命さえも
変えてしまうんですよ
にんげんノ・・・ッ
ココロ・・・ッ
ふふ、フハハハッ
ひャーっはッハッハ!
たしかに・・・
私は、解ってなかった
ようですねえ・・・
ですが・・・
そんな私にも、意地と
いうものがあります
ウオオオオオォォォォ
ォォォォォッ!!!!
!?
警告!未知ノ
えねるぎーガ、
めるぎとすノ身体カラ
出テイマス!
こいつは・・・っ!
源罪じゃねェかッ!!
おにいちゃんっ、
おねえちゃんっ、
その風にさわったら
ダメえっ!
この風・・・っ
すごく冷たくて・・・
イヤな匂い・・・っ!
くくくく・・・っ
その昔、楽園だった
リィンバウムが・・・
争いの絶えない世界に
変わったのは、こいつ
のせいですよ・・・
さあ、広がるがいい!
私の身体に蓄積された
黒き源罪よッ!
我が命と引き替えに
この世界に、さらなる
争いの種をまき散らす
のだアァァァッ!!
なんなの・・・
この、黒い風は!?
気をつけろ、ミモザ!
化け物たちの勢いが
さっきよりも激しく
なってきている!
どういうことっ!?
どうして味方の兵士が
お互いに殺しあって
いるんですのっ!?
この風だわ・・・
すさまじい悪意が
黒い風になって
吹きつけてくる!
間違いない・・・
源罪だ!
悪魔がもたらす
人間を堕落させる
黒い力・・・
まずいぞ!
このままでは、世界中
の生き物が欲望のまま
に狂ってしまう!!
いひっ、ふひひっ!
ひゃはははっ!?
ひゃーっはっはっはっ
はっはっは!!!!
このままじゃ、また
同じことの繰り返しに
なっちまう・・・
このままじゃ、また
同じことの繰り返しに
なっちゃう・・・
止めないと・・・っ!
*n0
無茶はよせ!
メルギトスの身体から
放たれているのは
強力な邪念の塊だぞ
戦いで消耗しきった
今の君の状態では
近づく前に命を落とす
ことになる!!
*n0
無茶はやめて!
メルギトスの身体から
放たれているのは
強力な邪念の塊です
戦いで消耗しきった
今の貴方の状態じゃ
今の貴女の状態じゃ
近づく前に、その毒に
やられてしまう!!
だからって、このまま
指をくわえて見ている
なんて・・・
俺はイヤだよ!
ちくしょう・・・っ
ちくしょおォォッ!!
あたしはイヤよ!
そんなの・・・っ
そんなのイヤよっ!!
・・・・・・
僕が・・・
やってみよう・・・
ネス?
ヤツは融合した機械を
増幅装置にして、あの
源罪の嵐を放っている
ならば・・・
機械を停止させれば
無力化できる。それが
可能なのは、融機人で
ある僕だけだ!
待ってください!
いくらネスティさんが
融機人でも、あの邪念
の嵐を浴びるのは危険
すぎます!
メルギトスを止める
前に、貴方が死んで
しまうかもしれないん
ですよ!?
!!
僕は、死なないさ
*n0
君が愛するこの世界を
ヤツから守るまでは
それまでは・・・
絶対に・・・
じゃあ、その後は
どうなるんだよ!?
じゃあ、その後は
どうなるの!?
メルギトスを止めた
その後も、ネスが
生きてるって保証は
あるのか・・・
あるの・・・
俺に、そうだって
約束できるのか!?
あたしに、そうだって
約束できるの!?
それは・・・
ダメだ・・・っ!
約束できないんなら
俺は、絶対にネスを
行かせないっ!!
世界が救われたって
そんな結末なら・・・
俺はちっともうれしく
ないよ・・・ッ!
ダメよ・・・っ!
約束できないんなら
あたしは、絶対にネス
を行かせないっ!!
世界が救われたって
そんな結末なら・・・
あたし、ちっとも
うれしくないわ!
*n0・・・
よく聞くんだ
二人とも・・・
ばらまかれた源罪は
長い時間をかけて
人々を蝕んでいって
いずれまた
メルギトス復活の力と
なってしまうだろう
今、止めなければ
また同じことの
繰り返しになるんだ
そして・・・
それができるのは
僕しかいないんだよ
でも・・・っ!
困らせないでくれよ
*n0
僕だって、怖いんだ
だけど・・・
*n0
君のいる世界だから
守りたいんだよ
ネス・・・っ
それに、忘れるな
僕は君と、約束をした
じゃないか
あ・・・
一緒に・・・
俺の生まれた街まで
行くって・・・
あ・・・
一緒に・・・
あたしの生まれた街
まで行くって・・・
僕が今まで、君との
約束を破ったことが
あったかい?
ないよ・・・
でも・・・っ!
信じてくれるな?
う・・・うん・・・
ネスティ・・・っ
最後の最後で
やっと呼び捨てにして
くれたね アメル
あ・・・
しばらくの間、この
きかん坊の面倒を
よろしく頼むよ
しばらくの間、この
やんちゃ娘の面倒を
よろしく頼むよ
君だったら・・・
安心できるから・・・
うん・・・っ
それじゃ、行ってくる
ネスっ!
いっちゃやだよぉ!
ネス・・・っ!
*n0っ!
彼の気持ちを、無駄に
したらダメよっ!
でも・・・っ!
あたしっ、まだ・・・
ネスに、好きだって
言ってあげてないのに
こんな・・・っ!
いかないでよぉ!
ネスティぃぃーっ!!
ネスティさん・・・
・・・ごめんなさい!
ぐ・・・っ!?
アメルっ!?
心配しないで・・・
すこしの間、身体の
自由を奪っただけ
こうでもしなければ
彼を止めることは
できないと思ったから
アメ・・・ル・・・
まさ、か・・・っ
君は・・・ッ!
ええ、そうです
ネスティさん
貴方の思っている
とおり・・・
メルギトスは
あたしが止めてきます
アメル・・・
天使アルミネの魂を
持つあたしだったら、
源罪の風を浴びても
平気なはず・・・
だから、あたしが
止めてみせます!
アメルっ!
やめろ・・・ッ!
君だって・・・っ!
君だって、もう限界
のはずだろうッ!
え・・・?
この森を包む結界は
天使アルミネの魔力を
触媒に、形成された
ものなんだ・・・
それが破壊された
ことによって、彼女は
僕たち以上に消耗して
いるはずなんだ!!
なんだって!?
なんですって!?
・・・・・・
あたしが・・・
やってみます・・・
アメル?
天使アルミネの魂を
もつ、あたしだったら
源罪の風を浴びても
平気なはず・・・
だから、あたしが
止めてみせます!
・・・待つんだ!
僕にはお見通しだぞ
アメル・・・
メルギトスによって
この森の結界が破壊
されてしまった時から
君の天使としての力は
徐々に失われようと
しているんだろう
!!
えへへ・・・
バレちゃってたんだ
やっぱり・・・
でも、平気ですよ
まだ、完全に消えては
いないですし・・・
がんばれば、きっと
なんとかなる・・・
ううん、絶対なんとか
してみせますから!
もしも・・・
天使の力を使いきって
しまったら、アメルは
どうなるんだ・・・?
もしも・・・
天使の力を使いきって
しまったら、アメルは
どうなるの・・・?
それは・・・
消えてしまう、かも
しれないですね・・・
うん・・・
ダメだ・・・っ!
俺は、絶対にアメルを
行かせないっ!!
ダメよ・・・っ!
あたしは、絶対に
アメルを
行かせないっ!!
だって、それじゃまた
過去の過ちを繰り返す
ことになるだけじゃ
ないか・・・
だって、それじゃまた
過去の過ちを繰り返す
ことになるだけじゃ
ないの・・・
世界が救われたって
そんな結末なら・・・
俺はちっともうれしく
ないよ・・・ッ!
世界が救われたって
そんな結末なら・・・
あたし、ちっとも
うれしくないわ!
*n0・・・
聞いてください
お二人とも・・・
ばらまかれた源罪は
長い時間をかけて
人々を蝕んでいって
いずれまた
メルギトス復活の力と
なってしまうでしょう
今、止めなければ
また同じことの
繰り返しになるの
あたしなら・・・
それを止めることが
できるんです
でも・・・っ!
困らせないで
*n0
あたしだって・・・
本当はこわいの・・・
でもね
*n0
貴方のいる世界だから
貴女のいる世界だから
守りたいんだよ
アメル・・・っ
*n0
それに、あたしは
貴方と約束してるじゃ
貴女と約束してるじゃ
ないですか
あ・・・
一緒に・・・
俺の生まれた街まで
行くって・・・
あ・・・
一緒に・・・
あたしの生まれた街
まで行くって・・・
あたし、今からすごく
楽しみにしてるんです
貴方との旅を
貴女との旅を
そのためにも
きちんと終わらせて
おかなくちゃ・・・
そうでしょう?
*n0
う・・・うん・・・
ネスティさん・・・
ううん、ネスティって
呼ばせてくださいね
もっと、早くに
そうやって呼び捨てに
してほしかったよ
本当に・・・
彼のこと、よろしく
お願いしますね
彼女のこと、よろしく
お願いしますね
ネスティなら・・・
安心できるから・・・
引き受けたよ、アメル
それじゃ・・・
いってきますね
アメルっ!
やめろっ!
戻ってくるんだっ!!
*n0っ!
君も男なら、きちんと
わきまえろっ!
離してくれよッ!
俺っ、まだアメルに
好きだって、言って
あげてないんだよ!
最後まで、守るって
約束したのにっ!
なのに、こんな・・・
こんな・・・っ
これじゃ、あべこべ
じゃないかぁっ!
アメルうぅぅぅっ!
・・・すまない!
あ・・・っ!?
ネスっ!?
心配するな・・・
すこしの間、身体の
自由を奪っただけだ
手荒だったと思うが
強情な彼女を止める
には、仕方がない
ネス・・・ティ・・・
まさ、か・・・
貴方・・・っ!
正解だよ、アメル
君にこれ以上の
無茶はさせられない
からな・・・
ヤツを止めるのは
僕に任せてもらおう
ネス・・・
ヤツは融合した機械を
増幅装置にして、あの
源罪の嵐を放っている
ならば・・・
機械を停止させれば
無力化できる。それが
可能なのは、融機人で
ある僕だけだ!
ネスっ!
ダメ・・・っ!
ネスティ、さ・・・ん
貴方だって、無傷じゃ
ないのに・・・っ!
え・・・?
メルギトスが・・・っ
遺跡と融合した時に
彼の意識は、遺跡と
つながってた・・・
悪魔の魔力、まともに
受けたんですよ!
なのに・・・っ、無理
して・・・・・・っ
なんだって!?
なんですって!?
機械と融合したことが
仇になったな・・・
メルギトスよ
アクセス!!
がアァァァァッ!!
き、貴様・・・っ
この私に、ハッキング
するつもりかァ!
なぜだっ!?そんな
コト、すれば、バッ
キっ、貴様と、とてッ
ぶ、じ、ジ・・・!
わかってるさ・・・
だがな、メルギトス
そうなったとしても
僕は、後悔はしない
この世界は、僕の故郷
ではないし・・・
人間の裏切りを許した
わけでもない・・・
だけど・・・
この世界を救うことで
僕の愛する人たちの
笑顔が守れるのならば
僕にとっては・・・
こうするだけの価値が
あるんだアァァッ!!
り、理解・・・っ!
できな・・・な・・・
い・・・・ッ!
自分が滅びて・・・っ
それで、貴方は・・・
本当に幸せだと言える
のですか・・・っ?
生きてこその・・・っ
しあわせ、じゃないの
です・・・かッ!?
ああ・・・
僕も、ずっとそうだと
思っていたさ・・・
だけど・・・
こういうのも・・・
悪くはない・・・な
・・・・・・・
こいつ・・・
すでに・・・
息絶えて・・・っ!?
ぎ・・・ッ!
ギィヤあああぁぁぁァ
ァァァ~ッ!!!!!
ごめんよ・・・
*n0・・・
君との約束・・・
守れそうにない・・・
生きていたところで
僕はもう、みんなとは
一緒にいられないさ
メルギトスよ・・・
悪いが、僕はちゃんと
気がついていたんだよ
遺跡と融合した僕を
排除する際に・・・
お前はウィルスという
形をとって、僕の中に
自分の一部を潜伏させ
たんだろう?
次なる、復活のために
ぐ・・・っ
残念だったな
僕はもう、誰かの
操り人形になるつもり
なんてないんだッ!!
おっ、おのれええェェ
ェェ~ッ!?!?!?
ごめんよ・・・
*n0・・・
アメル・・・
*n0のことを
よろしく・・・
ネスティっ!
お前が・・・っ
あなたが・・・っ
お前が犠牲になったら
同じじゃないか!
ネスが犠牲になったら
同じじゃない!
バカだよ・・・っ!
ネス・・・っ
バカぁ・・・っ!
ネスの、バカ・・・っ
ネスぅぅぅ~ッ!!!
あたしは・・・
あきらめない・・・
絶対にっ!!
がアァァァァッ!!
ア、アルミネぇぇ!
最後の、最後までッ
邪魔するかァッ!!
なぜだっ!?
そこまでして、ナゼ
ニンゲンを・・・ッ
護るう・・・ッ!?
好きだから・・・
豊穣の天使アルミネも
レルムの村の聖女
アメルも・・・
人間のことが・・・
この世界のすべてが
大好きだから・・・!
愛しいから・・・!
そして・・・
それを教えてくれた
みんなのことを
絶対に護りたいから
あきらめないの
弱虫だったあたしに
立ち向かう勇気を
くれた人たちのことを
護ってみせるの!!
り、理解・・・っ!
できな・・・な・・・
い・・・・ッ!
自分が滅びて・・・っ
それで、貴女は・・・
本当に幸せだと言える
のですか・・・っ?
生きてこその・・・っ
しあわせ、じゃないの
です・・・かッ!?
そんなことないですよ
レイムさん・・・
あたし・・・
しあわせですよ・・・
このまま・・・
とけてしまいそうな
くらいに・・・
・・・・・・・
こいつ・・・
すでに・・・
息絶えて・・・っ!?
ぎ・・・ッ!
ギィヤあああぁぁぁァ
ァァァ~ッ!!!!!
ごめんね・・・
*n0・・・
あたし、約束・・・
守れないみたい・・・
うん・・・だけどね
あたしは、もうすぐ
消えてしまうから
レイムさん・・・
あたしね、ついさっき
わかっちゃったんです
結界が壊れたことで
アルミネの力は
この世界から消えよう
としてるって・・・
その魂のかけらである
あたしも、同じように
消え去ってしまうって
それも、貴方の狙い
だったんですよね
ぐ・・・っ
どうせ消えちゃうなら
あたし・・・
大好きな人たちの
ために、できるだけの
ことがしたいな
おっ、おのれええェェ
ェェ~ッ!?!?!?
ごめんね・・・
*n0・・・
ネスティ・・・
*n0のこと
お願いね・・・
アメルっ!
また・・・っ
これじゃ、また
同じじゃないか!
繰り返しになっただけ
じゃないかッ!!
これじゃ、また
同じじゃないの!
繰り返しになっただけ
じゃないのよッ!!
イヤだよ・・・っ!
アメル・・・っ
イヤよ・・・っ!
アメル・・・っ
アメルぅぅ~ッ!!!
このままじゃ、また
同じことの繰り返しに
なっちまう・・・
なっちゃう・・・
止めないと・・・っ!
*n0
無茶はやめて!
メルギトスの身体から
放たれているのは
強力な邪念の塊だぞ
戦いで消耗しきった
今の君の状態では
近づく前に命を落とす
ことになる!!
だからって、このまま
指をくわえて見ている
なんて・・・
だからって、このまま
指をくわえて見ている
なんて・・・
俺はイヤだよ!
ちくしょう・・・っ
ちくしょおォォッ!!
あたしはイヤよ!
そんなの・・・っ
そんなのイヤよっ!!
自分ガ、行キマショウ
機械デアル自分ナラバ
悪意ノえねるぎーニモ
影響ハ受ケマセン
適任デス・・・
それはそうだが・・・
しかし・・・
無茶ですっ!
たった一人でなんて
そんなの、危険です!
自分ノ計算ニヨレバ
コノママ、めるぎとす
ヲ放置シタ場合・・・
日没ヲ待タズシテ
アノえねるぎーニヨリ
世界ハ汚染サレルデ
ショウ・・・
そんな・・・っ
迷ッテイル時間ナド
ナイノデス!
わかった・・・
わかったわ・・・
*n0っ!
アリガトウ・・・
*n0・・・
じぇねれいたーヲ
貸シテクダサイ
ああ・・・
ええ・・・
コノ剣ノぱわーナラ
キット・・・
わかってるよな?
*n1・・・
俺が今、お前に
なにを言いたいかって
わかってるわよね?
*n1・・・
あたしが今、あなたに
なにを言いたいかって
当然デストモ・・・
*n0
犠牲ニナルコトデ
貴方ヲ悲シマセタリハ
貴女ヲ悲シマセタリハ
シマセンヨ・・・
なら・・・
いいんだ・・・
なら・・・
いいわ・・・
頼んだぞ・・・
*n1っ!!
頼んだわよ・・・
*n1っ!!
了解ッ!!
・・・・・・
申シワケアリマセン
*n0ヨ
自分ハ・・・
今、初メテ・・・
貴方ニ、嘘ヲ
貴女ニ、嘘ヲ
ツキマシタ・・・!
自分ニ残された
ぱわーダケデハ
めるぎとすヲ、倒ス
コトハデキマセン
デスガ・・・
ぜるふぃるどガ
自分ダケニ伝エタ
コノ剣ノ、特殊機能ヲ
使ウナラ・・・
じぇねれーたート接続
シテ、ソノえねるぎー
ヲ、体内ニ逆流サセテ
トリコメバ・・・!
ウオォォォォォッ!!
頼ム・・・ッ
コノ戦闘ガ終ワルマデ
モッテクレェェッ!!
バカめがァァッ!
源罪の風は効かずとも
同じコトよ・・・
ガラクタの機械兵士
ごときッ、ひねり潰し
てくれるわッ!
身の程を知れェッ!
デク人形がアァァァァ
ァァァッ!!!!
左腕、機能停止・・・
外部装甲・・・ッ
破損率、80%突破!
*n1っ!
負ケなイ・・・っ!
ここデ、自分が・・・
私が、引くわけには
いかないのだッ!!
ぬウッ!?
あるじ殿は・・・
機械の私を、友達だと
言ってくれた・・・
数式でしか、世界を
感じられなかった私に
素晴らしい宝物を
見せてくれたのだ!
私は、それを守る!
この命に替えてもっ
守ってみせるのだ!!
バカ、な・・・?
ど、どうして・・・ッ
止まらなィィィっ!?
私は・・・
*n1は
*n0の
護衛獣だ・・・!
お前ごときに・・・っ
あるじ殿を、私の大切
な友達を、傷つけさせ
るものかぁーっ!!
な・・・ッ
なんたることだ!
このメルギトスが!?
押されるだと・・・ッ
この、メルギトスがッ
たかが・・・・
デク人形の力が・・・
破壊っ・・・破壊ッ
壊れ、れれ・・・れら
ラレェェェ・・・ッ
図に乗るなァァッ!
ウォォォォッ!
ハア、はあ、はアッ
もはや・・・ッ
世界など、どうでも
構わ、構わ、ぬっ
だがッ、貴様だけは
殺してくれるぞッ!
メルギトスに恐怖を
与えた者など・・・
絶対にッッッ!
存在しては・・・ッ
ならんのだアアアァァ
ァァァァッ!!!!
*n1
・・・っ!
させませんっ!!
な・・・?
ア、アルミネェッ!
よくがんばったね
*n1くん
えらかったよ・・・
あめる殿・・・
無茶なところだけは
主人に似てしまったな
まったく・・・
だが、君のおかげで
邪念の嵐は消え去った
ご苦労だったな・・・
ねすてぃ殿・・・
約束を破ったことに
ついては、あとで
しっかり説教してやる
からな
とりあえず、今は
お疲れさま・・・
*n1
約束を破ったことに
ついては、あとで
しっかりお説教して
あげるから・・・
とりあえず、今は
お疲れさま・・・
*n1
*n0・・・
ったく・・・
ニンゲンにゃ、やっぱ
ここらが限界ってか?
え?
つきあって・・・
られねェぜッ!!
く・・・っ!?
ひゃははははっ!
あーっはっはっは!!
これが・・・
*n1くんの
本当の姿・・・!
*n0よォ
テメエ、あれっきり
誓約をし直すこと
忘れてたろォ・・・
!!
ヒヒヒヒヒッ
おかげで、好き放題に
できるってもんだぜェ
*n1
まさか、貴様っ!?
ああ、メガネ・・・
そのとおりだよ
ブッちめてやるぜ
クックック・・・ッ
今までの借り、万倍で
返してやるッ!!
よせ・・・やめろっ!
*n1!
・・・やめてっ!
*n1!
・・・聞けねェなァ?
よすんだ!
*n1っ!
無茶な真似をするのは
よせえぇぇっ!
よしなさい!
*n1っ!
無茶な真似をするのは
よしてえぇぇっ!
覚悟しやがれッ!!
メルギトスゥゥッ!!
・・・・・・
ヘンな気分だぜ・・・
このオレが、ニンゲン
ごときの呼び声に
こうまで、後ろ髪を
引かれるとはよォ
あばよ・・・
*n0・・・
テメエほど、スゲエ
召喚師と出会ったのは
初めてだったぜ
帝国とかいうところの
奴らとは大違いだな
なんせ、テメエは
この「狂嵐の魔公子」
であるオレを・・・
子供の姿に変えちまう
くらい、強烈な誓約を
かけてたんだぜ
ケッ!才能だけはな
認めてやらァァッ!
バカなァァァッ!?
どうして、ニンゲンに
肩入れするゥッ!?
お前を縛りつけていた
「誓約」は、消えて
いるのにぃぃ・・・ッ
この・・・ッ!
裏切り者めガァァァァ
ァァァッ!!!!
チィ・・・っ!
*n1っ!?
情けねェ声、出したり
すんじゃねェッ!
こんな野郎に・・・!
このオレが・・・っ
負けるワケねェだろう
がよッ!!
ぬウッ!?
なァ、メルギトスよ
オレは別に・・・
ニンゲンに寝返った
ワケじゃねェぞ
ただな・・・
テメエのコトが
気にくわねェから
ブチ殺してやろうって
いうんだよッ!!!
バカ、な・・・ッ
そ、そんな・・・
そんな理由でェッ!?
それにな・・・
オレは、アイツが
気に入ってんのさ
テメエの下につくより
ずっと楽しめそうだし
なァァァァァッ!!
な・・・ッ
なんたることだ!
このメルギトスが!?
押されるだと・・・ッ
この、メルギトスがッ
まさか・・・
同じ、悪魔の王である
貴様に・・・貴様にッ
劣っているなどとッ!
そんな・・・ッ
認めんぞォォォッ!
うがぁぁっ!!
ハア、はあ、はアッ
もはや・・・ッ
世界など、どうでも
構わ、構わ、ぬっ
だがッ、貴様だけは
殺してくれるぞッ!
悪魔として、貴様の
存在は許せぬ・・・
絶対にッッッ!
存在しては・・・ッ
ならんのだアアアァァ
ァァァァッ!!!!
・・・っ!
させませんっ!!
な・・・
ア、アルミネェッ!?
無茶しないでよっ!
*n1くん
もぉ・・・っ
オンナ・・・
テメエ、天使のくせに
オレのために・・・?
泣いて・・・っ
無茶なところだけは
主人に似てしまったな
まったく・・・
だが、君のおかげで
邪念の嵐は消え去った
ご苦労だったな・・・
メガネ・・・?
テメエ、誰に向かって
そんな偉そうに!
これだけ暴れたんだ
もう、いいだろう
*n1・・・
これだけ暴れたんなら
もう、充分でしょ
*n1・・・
*n0・・・
すこしは、俺たちにも
見せ場をくれよ
すこしは、あたしたち
にも手伝わせて、ね
・・・ケッ!
しゃあねェなァ!
だいじょうぶだよ
おにいちゃん・・・
だいじょうぶだよ
おねえちゃん・・・
え?
え?
*n1が
とめるから・・・
あの、くろいかぜ
とめてみせるからっ!
く・・・っ!?
*n1の
宝珠の力を使えば
きっと、できるから
おにいちゃんを
おねえちゃんを
助けた時みたいに
悪い心、みんな消せる
はずだから・・・!
待って!
*n1ちゃん
そんなことしたら
貴女、二度と人間には
なれなくなっちゃうん
でしょう!
ただの狐さんに・・・
なっちゃうのよっ!
いいの・・・
おにいちゃんの笑顔が
おねえちゃんの笑顔が
見られるんだったら
*n1は
それで、充分・・・
・・・だからっ!!
よすんだ!
*n1っ!
無茶な真似をするのは
よせえぇぇっ!
よしなさい!
*n1っ!
無茶な真似をするのは
よしてぇぇ!
宝珠さん・・・っ!
*n1に
ありったけの魔力を
かして・・・っ!!
おにいちゃん・・・
おにいちゃん・・・っ
おねえちゃん・・・
おねえちゃん・・・っ
*n1
本当は、こわいよ
泣いて、逃げ出して
おにいちゃんのとこへ
帰りたいよ・・・っ
泣いて、逃げ出して
おねえちゃんのとこへ
帰りたいよ・・・っ
どうしたの、って
頭、撫でてほしいよ
ずっと、腕の中で甘え
ていたいよ・・・っ
おにいちゃんの・・・
お嫁さんに・・・
なりたかった・・・
おねえちゃんの・・・
お嫁さんに・・・
なりたかった・・・
でもね・・・っ
おにいちゃんが
いなくなっちゃうのは
もっとイヤなのっ!
おねえちゃんが
いなくなっちゃうのは
もっとイヤなのっ!
バカめがァァッ!
ありったけの魔力を
こめたところで・・・
そんな小さな「宝珠」
では、私の源罪は浄化
しきれまいに・・・
身の程を知れェッ!
ケダモノ風情がァァァ
ァァァッ!!!!
ううぅぅ・・・っ
あ、あぁぁぁ・・・っ
*n1っ!?
負けない・・・っ!
貴方なんかに・・・
絶対、負けたり・・っ
しない・・・っ!!
ぬウッ!?
おにいちゃんはね
おねえちゃんはね
*n1に
いっぱい、いっぱいね
優しくしてくれたよ
ずっと一緒にいても
いいんだって・・・
結婚して、指切りして
約束してくれたの
だから・・・っ
*n1も
約束を守るのっ!!
バカ、な・・・ッ
カ、源罪が・・・
消えていくだとッ!?
*n1は・・・
おにいちゃんの
*n1は・・・
おねえちゃんの
護衛獣・・・
貴方なんかに・・・っ
おにいちゃんの笑顔を
貴方なんかに・・・っ
おねえちゃんの笑顔を
きれいな心を、汚させ
はしない・・・!!
な・・・ッ
なんたることだ!?
このメルギトスが!?
押されるだと・・・ッ
この、メルギトスがッ
たかが・・・・
ケダモノ風情の力で!
動きを・・・動きをッ
封じ、られ・・・られ
ラレェェェ・・・ッ
図に乗るなァァッ!
*n1
きゃあぁぁっ!
ハア、はあ、はアッ
もはや・・・ッ
世界など、どうでも
構わ、構わ、ぬっ
だがッ、貴様だけは
殺してくれるぞッ!
メルギトスに恐怖を
与えた者など・・・
絶対にッッッ!
存在しては・・・ッ
ならんのだアアアァァ
ァァァァッ!!!!
・・・っ!
させませんっ!!
な・・・
ア、アルミネェッ!?
心配させないでよっ!
*n1ちゃん
もぉ・・・っ
ごめんなさい・・・
アメル・・・
おねえちゃん・・・っ
無茶なところだけは
主人に似てしまったな
まったく・・・
だが、君のおかげで
邪念の嵐は消え去った
ご苦労だったな・・・
ネスティ・・・
おにいちゃん・・・
ここから先は、もう
俺たちに任せるんだ
*n1・・・
ここから先は、もう
あたしたちに任せて
*n1・・・
おにいちゃん・・・っ
おねえちゃん・・・っ
ただの狐に戻ったらさ
俺、泣いちゃうぞ
ただの狐に戻ったら
あたし泣いちゃうぞ
・・・(こくん)
メルギトスは、まだ
生きてるんですよね
自分の意志によって
あの黒い悪意の風を
バラまこうとしてるん
ですよね?
*n1くん
だったら・・・
僕の力でも、あいつの
動きを止めることは
できるはずっ!
よすんだ!
*n1っ!
無茶な真似をするのは
よせえぇぇっ!
よしなさい!
*n1っ!
無茶な真似をするのは
よしてぇぇっ!
うあぁぁぁぁぁっ!!
ボク、どうして・・・
こんなこと、しようと
してるんだろう?
このまま走ったら
絶対、つらいことが
待ってるのに・・・
痛くて、苦しくて
もしかしたら、死んで
しまうかもしれない
のに・・・
・・・・・・
そっか・・・
これから、起こること
なんて、ボクにすれば
ちっとも、つらいこと
じゃなかったんだ
本当に、一番に・・・
つらいことは・・・っ
ご主人さまがっ!
ボクの前から、消えて
しまうってことだけ
なんだァァァッ!!
バカめがァァッ!
いくら並外れた魔力を
もっていようと・・・
メトラルの「魔眼」
ごときに、縛られる
私ではないわッ!!
身の程を知れェッ!
ケダモノ風情がァァァ
ァァァッ!!!!
ぐうぅっ!
うぐっ、あぁ・・・っ
*n1っ!?
負けない・・・っ!
逃げたりなんか・・・
絶対、しない・・・っ
するもんかっ!
ぬウッ!
ご主人さまは・・・
弱虫のボクに、教えて
くれたんだ・・・
大切なものを守りたい
と思う気持ちがあれば
勇気は、そこから
生まれるんだって!
立ち向かう心がある
限り、いつかは絶対に
勝てるんだって!!
バカ、な・・・ッ
か、身体が・・・
重く、なるだとッ!?
ボクは・・・
*n0の
護衛獣なんだ・・・
お前なんかにッ!
ご主人さまを、傷つけ
させたりなんかする
もんかアァ~ッ!!
な・・・ッ
なんたることだ!?
このメルギトスが!?
押されるだと・・・ッ
この、メルギトスがッ
たかが・・・・
ケダモノ風情の力で!
動きを・・・動きをッ
封じ、られ・・・られ
ラレェェェ・・・ッ
図に乗るなァァッ!
*n1
あぐぅ・・・っ!
ハア、はあ、はアッ
もはや・・・ッ
世界など、どうでも
構わ、構わ、ぬっ
だがッ、貴様だけは
殺してくれるぞッ!
メルギトスに恐怖を
与えた者など・・・
絶対にッッッ!
存在しては・・・ッ
ならんのだアアアァァ
ァァァァッ!!!!
・・・っ!
させませんっ!!
な・・・
ア、アルミネェッ!?
よくがんばったね
*n1くん
えらかったよ・・・
アメルさん・・・っ
無茶なところだけは
主人に似てしまったな
まったく・・・
だが、君のおかげで
邪念の嵐は消え去った
ご苦労だったな・・・
ネスティさん・・・っ
あ、ああ・・・っ
ほら、ここまで
がんばったんだから
泣くのは、もうすこし
ガマンしろって
どうせなら、勝って
うれし涙を流そうぜ
*n1・・・
ほら、ここまで
がんばったんだから
泣くのは、もうすこし
ガマンなさい
どうせなら、勝って
うれし涙を流そうよ
*n1・・・
は、はいっ!
ご主人さまっ!!
ば・・・バカなッ!?
こ・・・この・・・
メルギトスが・・・ッ
最強の機械魔となった
メルギトスがああアア
ぁぁァァ~っ!?!?
おしまいにしましょう
レイムさん
往生際が悪すぎるのも
興ざめというものだぞ
メルギトスよ・・・
貴方は負けるんだ!
貴方は負けるのよ!
ただのゴミとしか見て
なかった、ちっぽけな
存在たちに・・・
ただのゴミとしか見て
なかった、ちっぽけな
存在たちに・・・
*n1が
見せてくれた・・・
信じることで生まれる
奇跡の力の前に!!
*n1が
見せてくれた・・・
信じることで生まれる
奇跡の力の前に!!
ぎ・・・ッ!
ギィヤあああぁぁぁァ
ァァァ~ッ!!!!!
源罪の風が・・・
やんだ・・・?
エクス様・・・
空から、なにかが
舞い降りてきますぞ!
う・・・っ?
気づいたか、イオスよ
ルヴァイドさま・・・
どうやら、俺たちは
この光の雫のおかげで
命を長らえることが
できたらしい・・・
兵士たちが・・・
みんな、戦うことを
やめた・・・?
それだけじゃないわ
ケルマちゃん
見て!
屍人たちや鬼が・・・
消えていく・・・
いったい、この光は
なんなの・・・?
なんて、あたたかい
光なんだ・・・
疲れが癒えていく
いや・・・
それだけじゃない
すごく、やすらいだ
気持ちになっていくわ
まるで、お母さんの
腕の中に、抱かれてる
みたいに・・・
いったい、なにが
起こったっていうの?
・・・アレハ!
お、おいッ!
ありゃあ、いったい
なんなんだッ!
わあ・・・!
これは・・・!
いつの間に、こんなに
大きな・・・っ!
こいつは・・・
あの遺跡が、そのまま
樹になったのか!?
見てっ!
この樹の葉っぱが
あの黒い風をどんどん
吸い取ってる!!
それだけじゃない
この光の雫も
あの樹から
降り注いでいるんだ
そんなことよりも
*n0たちは
いったい、どこに
いったんだよ!?
*n0!?
おいッ、ニンゲン!?
返事しやがれ・・・
*n0ッ!?
おにいちゃん・・・
どこ?
どこなの!?
おねえちゃん・・・
どこ?
どこなの!?
ご主人さま~っ!?
ここだよ・・・
ここよ・・・
ヨカッタ・・・!
無事ダッタノデスネ
ケッ!無事なら
さっさと、ツラ見せに
きやがれッ!
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
よかったぁ・・・!
ご無事だったんですね
うん・・・
俺たちは、無事だよ
ええ・・・
あたしたちは、無事よ
だけど・・・っ!!
でも・・・っ!!
おい、ネスティは?
あいつは、どこに
いるんだよ!?
・・・・・・
・・・・・・
まさか・・・!
ネスティさんは
メルギトスを止める
ために・・・っ
御自分の・・・っ
命を犠牲に・・・!!
・・・!!
は、はははッ
う・・・ウソだろッ?
・・・・・・
そんな・・・っ!
守ってくれたんだよ
ネスは・・・
人間のことなんか
どうでもいいなんて
いってたクセに・・・
守ってくれたのよ
ネスは・・・
人間のことなんか
どうでもいいなんて
いってたクセに・・・
こんな姿になってまで
俺たちのこと、守って
くれたんだよっ!
こんな姿になってまで
あたしたちのこと、
守ってくれたのよ!
それじゃ、この樹は
あいつが・・・!?
ネス・・・・・・っ
ネス・・・・・・っ
う・・・っ
うああぁぁぁぁっ!!
ネスっ! ネスっ!
ネスうぅ~っ!!
う・・・っ
うああぁぁぁぁっ!!
ネスっ! ネスっ!
ネスうぅ~っ!!
ねえ、アメルは?
あの子は、どこに
いるの?
・・・・・・
・・・・・・
まさか・・・!
アメルは・・・っ
メルギトスを止める
ために・・・っ
消滅するのを覚悟で
最後の力を・・・!
・・・!!
は、はははッ
う・・・ウソだろッ
・・・・・・
そんな・・・っ!
守ってくれたんだよ
アメルは・・・
人間のことが好きって
いうだけの理由で
今度もまた、あの時と
同じように・・・
守ってくれたのよ
アメルは・・・
人間のことが好きって
いうだけの理由で
今度もまた、あの時と
同じように・・・
こんな姿になってまで
俺たちのこと、守って
くれたんだよっ!
こんな姿になってまで
あたしたちのこと、
守ってくれたのよ!
それじゃ、この樹は
あの子が・・・!?
アメル・・・・・・っ
アメル・・・・・・っ
う・・・っ
うああぁぁぁぁっ!!
アメル・・・っ
アメルうぅ~っ!
う・・・っ
うああぁぁぁぁっ!!
アメル・・・っ
アメルうぅ~っ!
*n0・・・

scn126

*n0!
あんた、ユエルを
見なかったかい!?
どうしたんだよ?
モーリン
それに、ミニスも?
なにをあわててるのよ
モーリン
それに、ミニスまで?
見たのっ!?
見なかったのっ!?
見たもなにも・・・
今さっき、あっちへ
走ってったけど?
見たもなにも・・・
今さっき、あっちへ
走ってったけど?
もしかして・・・
また、あいつ!?
もしかして・・・
また、あの子!?
そうじゃないよ
別に、あの子が悪さ
したんじゃない
じつは、さっき・・・
ユエルを召喚した人が
来てるのか!?
ユエルを召喚した人が
来てるですって!?
うん・・・
だけど、なんだか
様子がおかしかったの
そいつの顔を見るなり
あの子、悲鳴をあげて
逃げ出したんだよ
あれは、どう見たって
普通じゃないよ?
それに、その召喚師の
仲間たち・・・
あれは、きっと
暗殺者だよっ!?
あたし、前に見たこと
あるものっ!!
暗殺者だって!?
暗殺者!?
ずいぶんと・・・
手間をかけさせて
くれたものだなあ?
聖王都では見失ったが
今度はそうはいかんぞ
こ・・・っ
こないでぇ・・・っ!
なにを言うのだ!
私は、お前の主人では
ないか?
アンタみたいな・・・
ウソつきなんか・・・
ユエルっ!
大キライだもんッ!!
ふははははっ
道具でしかないお前に
好かれたいなどとは
思わんよ?
ただな、道具としての
役目を放棄されては
困るのだ・・・
ギルドの幹部の方々も
お怒りでな・・・
このままでは、私まで
殺されてしまうんだ
さあ、戻って
仕事を続けるぞ?
お前が殺す標的たちが
お待ちかねだッ!?
イヤだよぉ・・・っ
ユエルっ、もう誰も
殺したくなんかっ
ないよォォ~っ!!
ユエルっ!?
*n0っ!?
はぁ?
暗殺っていうのは
どういうことだい?
殺したくないって
あんた・・・
いったい、その子に
なにをさせてきたって
言うんだいッ!?
ふはははは・・・っ
こいつはなァ、私の
大切な道具さ?
私の雇い主は
暗殺者の組織でね
普通の暗殺者には
難しい標的を、そいつ
を使って殺すのが
仕事なのだよ?
!?
!?
ふふふふ・・・っ
高い金を払ってまで
召喚術を学んだだけの
甲斐があったものさ
そいつは、一度も
しくじったことがない
両手の指より多い数の
殺しを成功させた
それは・・・
オマエが、ユエルを
だましたからじゃ
ないかッ!?
悪い人だから・・・
やっつけてくれって
ウソついて・・・
なんにも知らない
ユエルを、利用した
くせにっ!!
それで、ユエルは
この世界の常識を
まったく教えられて
なかったのか・・・
暗殺の道具として
都合がいいからって
理由だけで!?
それで、ユエルは
この世界の常識を
まったく教えられて
なかったのね・・・
暗殺の道具として
都合がいいからって
理由だけで!?
ひどいっ!!
アナタっ、それでも
召喚師なのっ!?
黙れっ!!
私が、私の召喚獣を
どう使おうと、自由
だろうが!?
お前みたいな
外道召喚師なんかに
ユエルを連れては
いかせない・・・
あんたみたいな
外道召喚師なんかに
ユエルを連れては
いかせないわ・・・
覚悟しろっ!!
覚悟なさいっ!!
ふん、どのみち
知られた以上は
お前たちも始末する
つもりだよ?
ミニスの言ってた
とおりだったわけかい
こいつら・・・
気をつけてっ!?
普通の相手じゃ
ないからっ!
これじゃ・・・
ユエルに近づけないっ
これじゃ・・・
ユエルに近づけないわ
ウウウゥゥ・・・ッ!
あくまで、主人である
私に逆らうつもりか?
ふはははは・・・っ
ああ、いいだろう?
ならば、お前につけた
その首輪に物をいわす
までだッ!?
キャゥゥゥゥゥッ!?
ユエルっ!?
くる・・・、し・・・
あ・・・ガ・・・ッ
ぐ、グぅぅゥゥッ!!
さあ、思い知るのだ
お前にかけられた
誓約の重みを・・・
どうあがいても
お前は、私に逆らえは
しないのだ!!
が・・・ガァッ!?
うグルルルぅぅッ!!
ユエルっ!?
下町の人たち!?
下町の人たち!?
な、なんだい・・!?
こいつらは・・・っ
ふん、ちょうどいい?
あいつらで、試させて
もらおうか・・・
来ちゃダメっ!?
逃げてえぇ~っ!!
そいつらを殺せぇ!?
ウオォォォォッ!!
うく・・・っ!
ユエ・・・ル・・・っ
グルルルル・・・・ッ
アオォォォォォッ!!
そこまでですっ!?
ガァ・・・ッ!
パッフェルさんっ!?
パッフェルさんっ!?
どこかで見たような
面々が歩いてるなって
思ってたんですけど
やっぱり、組織の
関係者でしたかっ!!
のわぁぁっ!?
あ・・・っ
しまった、術が!?
血だ・・・?
ユエルの爪も・・・
牙も・・・
血だらけ・・・
また、なの・・・?
ユエルっ、また!?
アナタのせいじゃ
ないのよっ!!
ユエルっ!?
イヤあぁぁぁっ!!
ユエルっ!?
*n0・・・っ
お願いだよ・・・っ?
ねえ、ユエルを・・・
ユエルを、殺して!!
!!
!!
アイツが首輪を
使ったら、ユエル
また、おかしく
なっちゃうから
おばちゃんたちに
ケガさせただけじゃ
なくて・・・
*n0たち
殺しちゃうかも
しれないから・・・っ
だから、そうなる前に
ユエルを殺してっ!?
・・・ァァァァッ!?
ユエルっ!?
ユエルっ!?
だから、逃げても
無駄だと言ったろう?
さあ、今度は
そいつを殺すんだ!
コロ、シテ・・・ッ?
ハヤ、ク・・・ッ!
ユエル・・・
ユエル・・・
それが、本当に
お前の望んでること
なのかよっ!?
それって、ホントに
あなたの望んでること
なのっ!?
!?
死んでもいいのか?
本当に、殺されたって
いいのか・・・?
死んでもいいの?
本当に、殺されたって
いいの・・・?
ウソだろっ!?
ウソつきっ!?
助けてほしいって
言っていいんだよ?
ユエル・・・
そんな、悲しい嘘は
つかなくたって・・・
いいんだよ・・・っ?
助けてほしいって
言えばいいじゃない?
ユエル・・・
そんな、悲しい嘘は
つかなくたって・・・
いいんだってば!?
ユエ、ル・・・ゥゥ
シニタク・・・ッ
ナイ、ヨォ・・・ッ
タスケ、テ・・・ッ?
助けてえぇ~っ!!
*n0
助けてあげるからな?
助けてあげる・・・
俺が、絶対に・・・っ
ユエルのことをっ!
助けてやるからっ!?
あたしが、絶対に
ユエルのこと・・・
絶対に助けてあげる
からねっ!?
ひ、ヒィィィィッ!?
逃がしゃしないよっ!
モーリン、それよりも
ユエルの怪我を治して
あげてっ!?
あの男は、私に任せて
くださいませ!
*n0・・・
なんだい?
ん?
*n0は・・・
ウソつきじゃ・・・
なかったね?
ちゃんと・・・
ユエルのこと・・・
助けてくれたもん・・
立てるかい?
うん・・・
だいじょうぶ
よかったぁ・・・
ユエルが、元に
戻ってくれてぇ・・・
ミニス・・・
ありがとう・・・
・・・・・・
・・・・・・
おば・・・
よらないどくれっ!!
!!
ばっ、化け物ぉっ!?
あ・・・
ちょっとっ!?
いいのっ、モーリン!
仕方ないよ?
だって、ユエルが
悪いんだもんね・・・
ケガさせたのは・・・
ユエルだもん・・・
ユエル・・・
いままで、ありがとね
みんな・・・
それと・・・
ごめんねえぇ・・・っ
行こう、ユエル?
今日からは、俺たちが
一緒だから・・・
おいで、ユエル?
今日からは
あたしたちがずっと
一緒にいてあげるから
だから、ね?
う・・・ん・・・っ

scn127

シオンの大将さんが
そんなことを・・・
いったい、どうして
そんな噂が広まって
いるのかはちっとも
わからないけどさ
なんか、イヤだよな?
いったい、どうして
そんな噂が広まって
いるのかはちょっと
わからないけど
なんか、イヤよね?
そうですよね・・・
このところの事件と
いい、あたしたちの
知らないところで
得体の知れない
なにかが動いている
そんな気がして
不安で・・・
あ・・・やだっ
あはははっ
不安でお腹が
空いたって
ことかな?
あはははっ
不安でお腹が
空いたって
とこかしら?
もぉ・・・
*n0さんの
いじわる・・・っ
冗談はともかく
最近、アメル
ご飯をあんまり食べて
ないだろう?
冗談はともかく
最近、アメル
ご飯をあんまり食べて
ないでしょ?
あ・・・やっぱり
バレちゃってましたか
あたしが悪いんです
なんか、いろいろと
考えすぎて・・・
ついつい、食べ物が
喉を通らなくて
ダメだよ?
こうやって、身体は
ちゃんと食べ物を
欲しがってるんだ
食べないと、そのうち
倒れちゃうぜ?
ダメよぉ?
こうやって、身体は
ちゃんと食べ物を
欲しがってるもの
食べないと、そのうち
倒れちゃうわよ?
はい・・・
ごめんなさい・・・
・・・そうだ!
これから、大将の店に
ソバを食べにいこう?
・・・そうだ!
これから、大将の店に
ソバを食べにいこ?
これからですか?
うん、食欲がでてる
うちに、食べたほうが
いいに決まってるし
それに・・・
俺もちょっと、小腹が
空いてたりするし?
ええ、食欲がでてる
うちに、食べたほうが
いいに決まってるもの
それに・・・
あたしも、ちょっと
お腹空いたし?
ふふっ
なあ、行こうぜ?
アメル
ね、行きましょ?
アメル
・・・うんっ!
こんな遅い時間に
いらっしゃったのは
初めてですよねえ
さては、恋人同士で
夜のお散歩ですか?
な・・・!
ななっ、なんてことを
いうんですかぁっ!?
そうですねえ・・・
もしかしちゃうと
そういうことなのかも
しれないですよ?
・・・え?
くすくすっ♪
あはははははははっ
うう・・・っ
二人とも、俺で遊んで
楽しんでる・・・?
しかし、女性だけで
夜道を歩くのは危なく
ありませんか?
お二人とも、とても
魅力的ですし
え、そんな・・・っ
またまた、大将ったら
お世辞うまいよねぇ?
いえいえ、お世辞など
言ってませんよ
私は、正直者ですから
ふぅん?
だったらさ・・・
あたしとアメル
どっちが、大将の好み
か教えてほしいな?
は?
あ、それって
あたしも聞きたいかも
・・・・・・
・・・コホン
さて、なにを
差しあげましょうか?
ごまかされてる!?
それじゃ、大将
ごちそうさま
それじゃ、大将
ごちそうさま
山菜のおソバ、すごく
おいしかったです
気をつけて帰って
くださいね
本当に、最近は
いろいろと物騒ですし
うん、ありがとう
それじゃ・・・
ええ、ありがとう
それじゃ・・・
うう、ちょっと
食べ過ぎたかなあ?
うう、ちょっと
食べ過ぎたかな?
ふふふっ
大盛りだなんて
欲張るからですよ?
うーん・・・
ついつい、そうしたく
なるんだよなあ?
うーん・・・
だって、おいしいから
ついつい、ね?
*n0さんの
おソバの上に載ってた
「えびてん」って
おいしそうでしたね
うん、ソバもだけど
具のあれがまた
うまいんだ
揚げ物の料理だったら
あれが最高に好きかも
しれないなあ・・・
うん、ソバもだけど
具のあれがまた
うまいんだ
揚げ物の料理だったら
あれが最高に好きかも
しれないなあ・・・
あたし、大将に頼んで
作り方を習って
きましょうか?
え、ホントっ?
え、ホントっ?
*n0さんの
おソバに載っていたの
生の卵でしたよね?
うん、そうよ
「月見ソバ」って
言うんだって
生卵を月に見立てて
そういう名前をつけた
みたい
うん、そうよ
「月見ソバ」って
言うんだって
生卵を月に見立てて
そういう名前をつけた
みたい
シルターンの言葉って
なんだか、面白い表現
のものが多いですよね
うん、そうだね
カザミネさんと話すと
すごく実感する
うん、そうね
カザミネさんと話すと
すっごく実感する
とんでもない勘違いも
ありますしね?
そうそう!
・・・!!
どうしたんだよ
アメル?
急に立ち止まったり
なんかして・・・
どうしたのよ
アメル?
急に立ち止まったり
なんかして・・・
あぶないっ!?
!!
ナイフ・・・?
いや、違う!
これは・・・!
???
・・・・・・
こいつは・・・っ
鬼の暗殺者!?
そこにいる人だけじゃ
ありません
*n0さん!?
屋根や物陰から・・・
こんなにたくさん!?
???
我が主君・・・
キュラー様の御命令は
「聖女」の誘拐・・・
???
邪魔者は消すッ!!
*n0さん!?
!!
???
ぐウっ!!
・・・え?
なるほど・・・
なかなかうまい尾行を
すると思いましたが
悪鬼へと成り果てた
シノビでしたか
シオンさん・・・
大事なお得意さまに
このようなロウゼキを
働かれては・・・
私としても、見過ごす
わけにはいきません
???
ぐヌぬぬぬ・・・っ
死ねエェッ!!
大将っ!?
・・・甘い!
???
なにッ!?
心を磨くことを捨てて
外道に堕ちた時点で
貴方たちの振るう刃も
墜ちたのです・・・
それでは、本物の
シノビを倒すことなど
できませんよ?
シオンの大将・・・
その格好は・・・?
説明は後で・・・
今は、この者たちを
倒すのが先決です
助太刀いたします!!
シオンの大将が
シルターンから来た
シノビだって!?
シオンの大将が
シルターンから来た
シノビですって!?
はい、そうです
驚きだぜ・・・
ひゃあ・・・
私も、ちっとも気づき
ませんでしたよ・・・
だって、変装にしちゃ
おソバ屋さんに
なりきってて・・・
シオン殿の趣味は
ソバ打ちなので
ござるよ
拙者やカイナ殿も
何度か馳走になった
ことがあるのでござる
ええ
いやはや、道楽が
役に立って、なにより
というものです
カザミネも、カイナも
知ってたのかい!?
シオン殿もまた
我々と共に戦った
仲間でござるからな
知ってて・・・
黙ってたんだ?
あ、えーと・・・
それは、その・・・
お二人には、私から
黙っていてもらうよう
頼んでいたのですよ
本来の私の役目は
こちらの情報を
サイジェントへと
伝えること・・・
*n0さん
貴方たちを助けたのは
貴女たちを助けたのは
特別に頼まれて
したことなんですよ
頼まれた?
いったい、どなたが
そんなことを・・・
私たちが頼んだのさ
ギブソン先輩!?
貴方たちが、私たちに
貴女たちが、私たちに
黙って、ここから出て
行こうとして・・・
黒の旅団に囲まれた時
不思議な霧のおかげで
命拾いしたでしょ?
あれは、シオンさんが
忍法という、シノビの
技で、作りだしたんだ
それじゃ、あの時から
ずっと・・・!?
そういうことです
もっとも、私が力を
使ったのは、最初だけ
でしたがね・・・
貴方たちは、自分の力
貴女たちは、自分の力
だけで、今日までの
困難を乗り越えられて
きたのです
ご立派でしたよ?
そっか・・・
そっか・・・
大将は、俺たちのこと
を信じて、わざと手を
貸さず、見守っていて
くれたんだ・・・
大将は、あたしたちの
ことを信じて、わざと
黙って、見守ってて
くれたんだね・・・
ごめんね、シオンさん
無茶なお願いをして
気になさらないで
ください、お二人とも
むしろ、私のほうが
謝らねばいけません
あくまで、影から
見守り、手助けすると
いう約束を、破って
しまって・・・
それこそ、気にされる
必要はないですよ
そうそう、おかげで
この子たちが無事で
いられたんだしね?
いえ、どんな形であれ
任務を果たせなかった
のは、同じです
ですから、その帳尻を
あわせるために・・・
これからは隠れてでは
なく、正式な助っ人と
して協力させてもらえ
ませんか?
大将・・・
それじゃあ!?
大将・・・
それじゃあ!?
はい、貴方たちさえ
はい、貴女たちさえ
よろしければ・・・
これから、よろしく
お願いいたしますね?
みなさん
うん!
こちらこそ、よろしく
うんっ!
こちらこそ、よろしく
ひどいですのっ!
ひどいですの~っ!?
やっぱり、シオンさん
だったじゃないですの
なのに、知らんぷり
してたなんて・・・
ぷんぷんですのっ!
モナティ、すっごく
傷ついたですの~っ!
そんなにむくれるなよ
モナティ?
そんなにむくれないの
モナティ?
そうですよ?
シオンさんにも、色々
事情があったんですし
カイナさんたちだって
モナティに内緒にした
くせにぃぃ・・・?
あ、えーと・・・
それは、その・・・
・・・コホン
お二人には、私から
黙っていてもらうよう
頼んでいたのですよ
サイジェントにいる
貴女のマスターに
こちらの情報を知らせ
てさしあげるのが
本来の、私の目的
だったものですから
正体を明かすわけには
いかなかったのです
どうか許してください
モナティさん
むうぅぅぅぅぅっ
ああ、そうだ?
そういえば、お手紙を
預かっていますよ
アカネにおつかいを
頼んだ時に、こっちへ
届けてもらったんです
フラットのみなさんの
お手紙ですよ?
えっ!?
ホントですの~っ!?
はい、どうぞ
リプレさんお手製の
クッキーつきですよ?
うにゅううううっ♪
よかったですね?
モナティさん
はいですの~っ♪♪♪
さすがは・・・
シオンさんですね
うむ、見事なまでに
タヌキ娘のあしらい方
をわかっておられる
あははは・・・

scn128

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
はあ!?
今、なんて言ったの
*n0?
だから、さ
サイジェントの街まで
行こうって・・・
えーっと・・・
だからね?
サイジェントの街まで
みんなで行こうかなあ
とか、言ったりなんか
して・・・
やっと、部屋から出て
きたと思ったら・・・
いきなり、なんてこと
言い出すんだっ!?
ネ、ネスティさんっ
落ち着いて!?
キミはバカか!?
今、僕たちが真っ先に
考えなくちゃならない
ことは・・・
召喚兵器を手に入れて
聖王国を滅ぼそうと
するデグレアの野望を
止めることだろ!!
そんなこと、わかって
ますのぉ~っ!!
・・・・・・
モナティ・・・?
だから、サイジェント
に行くんですのっ!
サイジェントに行けば
きっと・・・
マスターが、きっと
みなさんの力になって
くれますの!!
・・・!
なるほど・・・
そうきましたか!
召喚兵器が、今でも
残ってるから、それを
欲しがる人たちが
いるんですの!
だったら、もう誰も
使えないように・・・
全部、壊しちゃえば
いいんですの!
こわ・・・???
モナティってば
あったまいいー!
えっへん、ですの
わっはははっ!
たしかに、お前さんの
言うとおりだぜ
ぶっ壊しちまえば
あんなもの、鉄クズの
山でしかねえやな
しかし・・・
壊すといっても・・・
俺たちの力じゃあ
壁に傷ひとつ、つける
ことができなかった
シロモノなんだぞ?
だから、マスターに
来てもらうんですの!
マスターのさずかった
りんかーの力があれば
ぜったい・・・
ぜったいに
だいじょーぶですの!
リンカー・・・
誓約者だって!?
うん、なんのことだか
俺はわかんなかったん
だけど・・・
ネスは知ってるか?
あのさ、なんのことか
あたしには、わかんな
かったんだけど・・・
やっぱ、それって
すごいことなの?
まさか・・・
それじゃ、モナティ
君のマスターは・・・
かつてリィンバウムを
救った、伝説の英雄
エルゴの王だって
いうのか!?
ええ~っ!?
・・・そのとおりよ
ミモザさん?
黙っててくれって
頼まれてたけど、もう
こうなったら隠しても
意味なさそうだし
ね、ギブソン?
ああ、場合が場合だ
しかたあるまいさ
そうそう、それに
ばらしたのはモナティ
なんだしねー?
まったく!口の軽い
タヌキでござる・・・
うにゅうぅぅ・・・
あ、あのさ?
あたいたちにもわかる
ように説明してくれ
ないかなあ・・・
そーですよう!
私たち部外者には
なにがどーなってるか
さっぱり???
誓約者殿ニハ、私タチ
カラモ釈明シテオク
オフタリカラ説明シテ
ヤッテホシイ
新たな誓約者となった
あの人にまつわる
物語を・・・
知らなかった・・・
先輩たちがそんな大変
なことに関わっていた
なんて・・・
召喚術の乱用によって
この世界が滅亡の危機
にさらされた・・・
派閥があの事件に
あまり言及しようと
しなかったのは
そのためだったのか
おまけに、その危機を
救うためにエルゴの王
の後継者へと選ばれた
人物が・・・
別の世界から来た人間
だったんだもの
なおさらね
この件に関わったこと
で、私たちは派閥から
うとんじられることに
なったんだよ
無論、そのことを後悔
はしていないがね
そういう理由だった
わけですか・・・
そういうわけですから
マスターにどーんと
おまかせですのっ!
ですがサイジェントは
聖王国の西の果ての街
なんでしょう?
どうやって、そんな
場所まで行く気だよ?
にゅ、それは・・・
そういうことなら
私に任せてっ!
召喚獣に引かせた
自家用船とは・・・
ええ、マーン家自慢の
快速召喚船よ
これなら、普通の船旅
より早く到着できるな
よーし、それじゃ
さっそく出発といこう
じゃないか
慌てなさんなって
船旅なら、色々と準備
も必要になるだろう
水や食料だって
買いこまにゃな?
そうだな
それじゃ、手分けして
準備にかかろう!
そうよね
それじゃ、手分けして
準備をすませましょ?
でも、びっくりしたよ
モナティのマスターが
エルゴの王の後継者だ
なんてさ
けど、驚いたなあ
モナティのマスターが
エルゴの王の後継者だ
なんてね・・・
えへへー
すごいのは、マスター
だけじゃないですの
マスターをこの世界に
呼び出すきっかけを
作った人も、すごい
召喚師なんですの
なあ、モナティ
ねえ、モナティ
その人ってさ・・・
その召喚師は・・・
 男の人?
 女の人?
男の人ですの
キールさんといって
物静かで、落ち着いた
感じの人ですの
ソルさんといって
見た目はこわいけど
本当は優しい人ですの
女の人ですの
クラレットさんは
いつもひかえめで
優しい人なんですの
カシスさんは
とっても明るくて
元気な人なんですの
それじゃ、性格は
どんな感じかな?
その人は・・・
 行動派?
 理論派?
行動派ですねえ
カシスさんは
とっても明るくて
元気な人なんですの
カシスさんは
とっても明るくて
元気な人なんですの
ソルさんといって
見た目はこわいけど
本当は優しい人ですの
ソルさんといって
見た目はこわいけど
本当は優しい人ですの
理論派ですねえ
クラレットさんは
いつもひかえめで
優しい人なんですの
クラレットさんは
いつもひかえめで
優しい人なんですの
キールさんといって
物静かで、落ち着いた
感じの人ですの
キールさんといって
物静かで、落ち着いた
感じの人ですの
自分に厳しいところは
ネスティさんに似てる
かもしれませんね
物の考えかたなんかは
ギブソンさんに近い
かもしれませんね
気さくなところは
ミモザさんに近いかも
しれませんね
芯の強いところは
アメルさんに似てる
かもしれませんね
そうなんだ・・・
そうそう
マスターのお名前は
ハヤトと
いうんですの
そうそう
マスターのお名前は
トウヤと
いうんですの
そうそう
マスターのお名前は
ナツミと
いうんですの
そうそう
マスターのお名前は
アヤと
いうんですの
*n0さんと
よく似た性格の人
なんですよ?
へえ・・・
*n0さんと
よく似た性格の人
なんですよ?
へえ・・・
きっと、なかよく
なれると思いますの
おーい、モナティ
ちょっとこっちを
手伝ってよー?
*n1
あ、はいですのーっ!
だいじょうぶですの
*n0さん
きっと、マスターは力
になってくれますの
それじゃ・・・
*n0
どうした、ネス?
どうしたの、ネス?
彼女はああ言ってたが
本当に大丈夫だと
思うか?
そうか・・・
あのさ、ネス・・・
その・・・
俺の先祖がしたことで
迷惑かけて・・・
ゴメン・・・
あのね、ネス・・・
その・・・
あたしのご先祖さまの
せいで、すっごい迷惑
かけちゃって・・・
ゴメンね・・・
そのことはもう
気にするな
僕もアメルも、君を
恨んだりなんかしちゃ
いない
それだけわかっていて
くれれば、いいんだ
ネス・・・
*n0さん
アメル?
モナティちゃんは
ああ言ってくれたけど
本当に、大丈夫なん
でしょうか?
そうだったんですか
あのさ、アメル・・・
その・・・
俺の先祖がしたことで
迷惑かけて・・・
ゴメン・・・
あのね、アメル・・・
その・・・
あたしのご先祖さまの
せいで、すっごい迷惑
かけちゃって・・・
ゴメンね・・・
そのことでしたら
気にしないでください
あたしも、それに
ネスティさんも
わかってますから
*n0さんは
悪くないってことを
だから、もう気に
しないでくださいね?
アメル・・・
俺は、モナティを
信じてるよ
あいつ、落ちこんでた
俺を本気で叱ってくれ
たんだ・・・
そのおかげで、俺は
こうして前向きに
なれたんだよ
あたしは、モナティを
信じてるわよ
あの子ったらさ
落ちこんでたあたしの
こと、本気で叱って
くれたのよ・・・
そのおかげで、あたし
は、こうして前向きに
なれたんだもの
あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
ここが、サイジェント
聖王国の西の果てかあ
聖王国の西の果てね
ああ、やっと帰って
きたですの・・・
ゼラムやファナンと
比べると、ずいぶん
ちっこい街だねえ
大きさはともかく
街としての水準は高い
ようだぞ
召喚鉄道もひかれて
いるし、水も豊かだ
工業都市の条件は全部
満たされている
なーに、街の良し悪し
なんてのは、暮らして
みなくちゃわかんねえ
もんさ
そうですよね
それじゃ、モナティ
案内を頼むよ
案内を頼むわね
はいですの!
それじゃ、さっそく
ご案内・・・
おいおい、そっちは
反対方向だぜ
モナティ?
その必要はないよ
モナティ?
ちょっと、ちょっと!
モナティってば
そっちは反対方向
じゃないの?
その必要はないですよ
モナティさん?
にゅ・・・?
この声は・・・???
おかえり、モナティ
心配したぜ?
長旅ご苦労さま
モナティ
はーい、モナティ
ひさしぶりっ!
おかえりなさい
モナティさん
マスターっ!?
この人が、モナティの
マスター・・・
エルゴの王を継承した
誓約者・・・
ふにぇぇぇぇぇんっ!
ますたぁ・・・
ずっと、会いたかった
ですのおぉ~っ!!
おいおい、泣くなって
もう、しょうがない
やつだなあ・・・
やれやれ、相変わらず
泣き虫のままだな
モナティは・・・
ほら、もう泣かないの
しょうがないなあ
モナティは・・・
モナティさんったら
ほら、もう泣かないで
ください・・・ね?
にゅっく・・・っ
はいぃ・・・
でも、マスター
どうしてモナティたち
が、ここにくるのが
わかったんですの?
アラカジメ、我々ガ
無線デ連絡ヲトッテ
オイタノダ
モナティをびっくり
させようと思ってね
そうだったんですの
うにゅ・・・
きゅーっ!
な、なにアレっ!?
ディングだっ!
わあっ、メイトルパの
仲間だあっ♪
ガウムも迎えに来て
くれたんですの!?
きゅきゅきゅーっ♪
心配してくれて
ありがとうですの
ガウム・・・
挨拶が遅れちゃって
ごめんな
俺が
ハヤトだよ
*n0です
モナティがそちらの
お世話になっちゃった
みたいで・・・
そうだろう?
ハヤト
わかってるよ
キール
でしょ?
ハヤト
わかってるよ
カシス
そうですよね?
ハヤト
わかってるよ
クラレット
そういうわけだからさ
恨みっこなしってこと
でいいかな?
うん・・・
あ、うん・・・
なんかさ、お互い
相棒には苦労してる
みたいだな?
あ・・・ははは
そうだな
それじゃ、行こうか?
挨拶が遅れてしまって
もうしわけない
僕が
トウヤです
*n0です
モナティの面倒を見て
くださって、本当に
ありがとうございます
だろ?
トウヤ
わかってるよ
ソル
でしょ?
トウヤ
わかってるよ
カシス
そうですよね?
トウヤ
わかってるよ
クラレット
そういうことですから
あまり気にしないで
ください
うん・・・
あ、うん・・・
そうだな
そのほうがいいだろう
挨拶が遅れちゃって
ごめん、ごめん
あたしが
ナツミだよ
*n0です
なんかさ、すっかり
モナティがお世話に
なっちゃったよね
だろ?
ナツミ
わかってるわよぉ
ソル
そうだろう?
ナツミ
わかってるわよぉ
キール
そうですよね?
ナツミ
わかってるわよぉ
クラレット
そういうわけだからさ
恨みっこなしってこと
でいいかな?
うん・・・
あ、うん・・・
なんかさ、お互い
相棒には苦労してる
みたいねー?
言えてるかも・・・
そうよね
そんじゃ、行こっか?
挨拶が遅れてしまって
すいません
私が
アヤです
*n0です
モナティがすっかり
そちらにご迷惑をかけ
てしまったようですね
だろ?
アヤ
ええ、そうです
ソルさん
そうだろう?
アヤ
ええ、そうです
キールさん
でしょ?
アヤ
ええ、そうです
カシスさん
そういうことですから
あまり気にしないで
くださいね
うん・・・
そうですね
ちょっと待ったーっ!
え・・・?
俺のことを忘れるん
じゃねぇぞ、あァん?
ハヤトっ!
俺のことを忘れるん
じゃねぇぞ、あァん?
トウヤっ!
俺のことを忘れるん
じゃねぇぞ、あァん?
ナツミっ!
俺のことを忘れるん
じゃねぇぞ、あァん?
アヤっ!
キムランおじさま!?
おお、ミニスっ!
また一段とかわいく
なりやがって・・・
うははははははっ!
おじさまって・・・
キムランさんは
この街の警備隊長さん
で、ミニスちゃんの
おじさまなんですの
あの、いかつい顔の
おっさんが・・・
てことは、あの人も
マーン家の召喚師?
おうよ!
俺は、マーン三兄弟
次男のキムランだ
ファミィ姉さんから
聞かせてもらってるぜ
ミニスが世話になった
そうだな?あァん?
兄弟を代表して
礼を言わせてもらうぜ
ありがとよ
あ、いえ
いいんですよ
あははは・・・
あ、ごていねいに
どうも・・・
あは、ははは・・・
それじゃ、あらためて
出発だ
では、あらためて
案内するよ
じゃ、メンツが揃った
ところで、行こっか?
それでは、あらためて
まいりましょうか
あ、帰ってきたみたい
だよ!?
ただいま
ただいま
ただいま
ただいま
おじゃまします・・・
いらっしゃい
みなさん
こんにちは・・・
こんにちは
やっほー、ミニス!
フィズっ!
元気だった!?
ああ、ほらほら
嬉しいのはわかるけど
挨拶はあとでね?
さあ、奥へどうぞ
お茶の用意をして
ありますから
ガゼルたちは?
他のみんなは?
ガゼルたちは?
ガゼルさんたちは?
みんな、ちゃんと
広間で待ってるよ?
さあ、どうぞ
じゃあ、あがらせて
もらいます・・・
じゃあ、あがらせて
もらいまーす・・・
おいらが、案内して
やるよ!
おお、来たか
しっかし、すっげえ
人数だよなぁ・・・
お待ちしてましたよ
みなさん
どうも、お世話に
なります
簡単に紹介するよ
まず、鎧を着てる彼が
サイジェント騎士団
副団長のレイド
レイドです
どうぞ、よろしく
こっちはエドス
石工の仕事をしてる
仲間で一番の力持ち
なんだよ
よろしくな?
で、こいつはジンガ
格闘家で、修行の旅の
途中なんだ
俺っちがジンガだ!
アニキの一番弟子って
おぼえてくれよなっ?
簡単に紹介しよう
まず、鎧を着てる彼が
サイジェント騎士団
副団長のレイド
レイドです
どうぞ、よろしく
こちらはエドス
石工の仕事をしている
仲間で一番の力持ち
でもあるんだ
よろしくな?
それから、彼はジンガ
格闘家で、修行の旅の
途中ということだ
俺っちがジンガだ!
アニキの一番弟子って
おぼえてくれよなっ?
えーっとね
鎧を着ているのが
サイジェント騎士団
副団長のレイド
レイドです
どうぞ、よろしく
でもって、こっちが
エドスね?
見たとおり、力自慢
なんだよねー
よろしくな?
そんでもって、ジンガ
格闘家で、修行の旅の
途中なの
俺っちがジンガだ!
アネゴの一番弟子って
おぼえてくれよなっ?
簡単に紹介しますね
こちらの鎧を着た方が
サイジェント騎士団
副団長のレイドさん
レイドです
どうぞ、よろしく
エドスさんは石工で
仲間で一番の力持ち
なんですよ
よろしくな?
赤い髪のジンガくんは
格闘家で、修行の旅の
途中なんです
俺っちがジンガだ
アネゴの一番弟子って
おぼえてくれよなっ?
ケッ!いちいち
そこまで説明すること
ねえだろうがよ?
で、あそこで一人
突っ張ってるのが
ガゼル
口は悪いけどさ
悪気はないから
で、あそこで一人
意地を張っているのが
ガゼルだ
口は悪いが
悪気はないんだ
許してやってほしい
で、あそこで一人
すねてるのが
ガゼルね?
口は悪いけど
悪気はないからさ
もう、ガゼルさん
まだすねているん
ですか?
ごめんなさい
口は悪いけど・・・
根は優しい人なんです
うるせぇぞ!
ったく・・・
あんまり、彼は歓迎
してくれてない
みたいだな・・・
みたいねぇ・・・
私はエルカよ
これでも、メトラルの
族長の娘なんだから
く・れ・ぐ・れ・も!
そこの間抜けな
レビットと、一緒には
しないでよねっ!
エルカさぁん・・・
ユエルはオルフルだよ
よろしくね、エルカ!
・・・ふん!
あとは・・・
あとは・・・
あとは・・・
あとは・・・
ごめん、ごめーん!
あははは、つい居眠り
しちゃってさあ・・・
遅れちゃった?
やれやれ、お前さんは
つくづく時間という
ものにだらしないなあ
ウチのお店だったら
お説教と減給は確実
ですねえ・・・
へえ?この人たちが
ギブソンの後輩さん
御一行かぁ・・・
挨拶が先だろう
アカネ?
あ、はいはい
あたしはアカネね
「薬処・あかなべ」の
可愛い店員さんです
よろしく!
「あかなべ」・・・?
「あかなべ」ぇっ!?
ん、どうかした?
いや、別に・・・
あ、いえいえ!
なんでもないの
あははは・・・
大将のやってる店とは
無関係だよなあ???
無関係よねぇ???
へへっ、こう見えて
アカネはシルターンの
クノイチなんだぜ?
え・・・!?
ちょっと、ジンガっ!
シノビはそう簡単に
正体を明かすもんじゃ
ないってのにぃ!?
まあまあ、どのみち
腹をわって話はせんと
いかんからな
ちぇ・・・
今いる仲間は、これで
全員だよ
今いる仲間は、これで
全員だな?
今いる仲間は、これで
全員だね?
今いる仲間は、これで
全員ですね?
そんじゃ、こっちも
自己紹介といくか?
そうだな・・・
そうね・・・
・・・そんなわけで
俺たちは、ここまで
やって来たんです
あたしたちは、ここに
やって来たの
はぁ、そいつはまた
大層な話だなあ
デグレアの動きが
活発になっているとの
報告は受けていたよ
まさか、そんな目的で
暗躍をしていたとはな
戦争かぁ・・・
トライドラは陥落して
しまいましたが、まだ
聖王都は無傷です
召喚師たちの助力も
あります。必ずや敵を
はねのけるでしょう
デグレアが召喚兵器を
手に入れなければ
だがな・・・
ゲイルか・・・
父上もまた、そいつを
探してたことがあるぜ
魔王を召喚するよりも
確実に破壊をもたらす
手段になるってな
ゲイルか・・・
父上もまた、かつて
それを求めた一人だよ
召喚兵器ほど、信頼に
たる破壊の手段はない
からね・・・
ゲイルか・・・
そういえば、父さまも
探してたっけ・・・
召喚兵器は、絶対に
命令に忠実なのが
素晴らしいんだって
笑ってた・・・
ゲイルですか・・・
父上もまた、それを
探していました
魔王を召喚するよりも
確実に破壊をもたらす
手段になると・・・
・・・・・・
そんな危険な物を
ほっておくわけには
いかないよな?
ほうっておけば
災厄はこちらにまで
及ぶだろうな・・・
要は、そいつが
なくなっちゃえば
いいのよね?
見過ごすわけには
いかないですよね
これは・・・
それじゃ!?
それじゃあ!?
ああ、力になるよ
俺たちでよければ
な、みんな?
手伝わせてもらうよ
僕でよければ
みんなは、どうだ?
おっけー!
あたしたちに
まっかせなさい!
いいよね、みんな?
ええ、私でよければ
お手伝いさせて
ください
みなさんは
どうですか?
ケッ!
どうもこうも、言い
出したら聞かねえ
お前だろうがよ?
そうそう、マスターの
お節介なとこは、もう
筋金入りだもの
へへっ、久しぶりに
ひと暴れできそうな
予感がするぜっ!
よかったですね!
*n0さんっ?
ああ、モナティの
おかげだよ
これだけ助っ人が
いてくれたら、すごく
頼もしいよ
ええ、モナティの
おかげよ
これだけ助っ人が
いてくれたら、すごく
頼もしいわ
ちょっと待てよ!
こっから先は、俺たち
だけで充分だぜ
あんたたちが首を
つっこむ必要はねえよ
え・・・?
どういうことかな?
アメルって言ったか?
そこの女は、鍵として
狙われてんだろ?
のこのこ、敵の前に
出てったら、捕まえ
てくれって言ってる
ようなもんだ
全部、かたづくまで
ここでじっとしてりゃ
いいんだよ
そんな!?
あたしだって、今回の
ことには責任が・・・
足手まといだって
言ってんだよ!?
テメエっ!!
リューグ!?
さっきから聞いてりゃ
言いたい放題、言って
くれやがってよ?
俺たちのどこが
足手まといだって
いうんだ!?
謝るんだ、ガゼル!
彼らに失礼だろう!?
ケッ!てめえらで
なんとかできねえから
ここに来たんだろうが
だったら、おとなしく
してやがれ!!
なんだとォ・・・?
きゅーきゅーっ!?
ガゼルさんも
リューグさんも
ケンカはやめて
くださいですのー!
上等だ・・・!
足手まといかどうか
ここで教えてやる!!
ケッ!そっちこそ
思い知りやがれ!!
やめるんだ!!
二人とも!
二人ともっ!
やめなさぁいっ!!
な・・・っ!?
か、身体が・・・
動かねぇ・・・っ?
マヒの召喚術か・・・
さすがは、調律者の
まつえいだな・・・
マヒの召喚術・・・
一瞬でとは、さすが
ですね・・・
マヒの召喚術ね
しばらくそうして反省
したら、ガゼル?
さすがですね・・・
一瞬で、マヒの召喚術
をお使いになるなんて
たしかに俺たちは
たしかにあたしたちは
ハヤトを
トウヤを
ナツミを
アヤを
頼ってここへ来たよ
けどさ・・・
全部、人任せにして
平気な顔をするため
なんかじゃないんだ
俺たちは、俺たちで
できるかぎりのことを
したい・・・
わかってくれないか?
頼ってここへ来たわよ
けどね・・・
全部、人任せにして
それでオシマイなんて
つもりはないの
あたしたちは
あたしたちなりに
できる限りのことを
したいのよ・・・
わかってくれるよね?
・・・・・・
それに、アメルは
君が憎まれ役を買って
心配してくれるほど
弱い女の子じゃ
ないんだぜ?
弱い女の子じゃないよ
う・・・
・・・!?
勝負ありね、ガゼル?
まったく、最初っから
素直にそう言って
あげればいいのに
ガゼルさん・・・
と、とにかく・・・っ
さっさと、俺にかけた
術を解きやがれッ!!
ああ、ゴメンっ!?
ふう・・・っ
やってられねぇぜ
ったくよォ・・・
もういいだろう?
ガゼル
納得したかい?
ガゼル
文句はまだある?
ガゼル
もういいでしょう?
ガゼルさん
ケッ!わかったよ
俺が、悪かった・・・
素直でよろしい
そうと決まれば
旅の準備をせんとな
私も城に行って、事情
を説明してこなくては
ならないな
おいおい、いいのか?
騎士団は今、訓練の
真っ最中で・・・
軍事顧問のラムダも
団長のイリアスたちも
留守にしてんだろ?
あァん?
私がいなくても、貴方
のご兄弟がいれば
サイジェントの守りは
大丈夫でしょう
キムラン、貴方もその
つもりでは?
へへ、まあな・・・
よろしく頼むぜ
*n0?
よろしく頼むよ
*n0?
よろしくね!
*n0
よろしくお願いします
*n0さん
こちらこそ!
だからさぁ・・・
ここで、こうすると
こう蹴られるだろ?
おっと!そのまえに
こうしちまって
コブシを叩きこもうと
すりゃあ・・・
なら、あたいは
当然それを見て、こう
身をかわしちまうさ
そこで、こっちで
遊ばせといた左手が
生きてくるのさっ!
・・・・・・
なにやってんだ?
なにやってんの?
二人とも・・・
いや、ね
拳法の攻防の話をして
たんだけどねぇ・・・
頭で考えても、あんま
わかんねえからさ
こうして型をなぞって
るってワケさ!
どうでもいいけど
そんなに不安定な体制
で、よく二人とも
立ってられるな?
どうでもいいけど
そんな不安定な体制で
二人ともよく立って
られるわねえ?
まぁね?
基本だぜ、こんなの
・・・・・・
ふーん・・・
でさぁ・・・
どこまでやったっけ?
えっと・・・
あ、あれっ!?
ちょっ!?わっ!
あわわわわわわっ!?
あたたた・・・
ふがが・・・っ!?
い、息が・・・っ
・・・ほどほどにね
うきゅ
うきゅ
うきゅ
*n0
*n0だけど
ちょっと、いいかな?
うん、どうぞどうぞ
入ってくれよ
ああ、構わないよ
お?わざわざ
たずねてきてくれる
なんてうれしいなぁ
ええ、どうぞ
入ってください
これ、先輩たちから
預かってきた手紙
これ、先輩たちから
預かってきた手紙ね?
今は別の任務があって
こっちにこれないから
よろしくって・・・
ギブソンたちは
元気かい?
二人は、相変わらず
なのかな?
この律儀な字面は
ギブソンだな?
相変わらず、き帳面
みたいねえ・・・
ギブソンさんも
ミモザさんも
お変わりないですか?
うん、二人とも
元気だよ
あのさ・・・
ひとつだけ、聞かせて
ほしいんだ?
ええ、二人とも
元気よ
あのね・・・
ひとつだけ、聞きたい
ことがあるんだけど
いいかな?
なんだい?
なにかな?
なぁに?
なんです?
どうして、世界を
救ったことを隠したり
してるんだい?
本当のことを言えば
君は英雄にだって
なれたのに・・・
どうして、世界を
救ったことを隠したり
してるの?
本当のことを言えば
英雄にだってなれた
はずなのに・・・
・・・・・・
俺さ・・・
別に最初から、世界を
救うつもりじゃ
なかったんだ
最初は、この世界に
間違って呼ばれた
はぐれ召喚獣みたいな
ものだったし
でも、ここのみんなに
助けてもらって
いっぱい、優しくして
もらってさ・・・
そんなみんなのことを
守りたいって、必死に
戦ってたら
いつの間にか、魔王を
やっつけていた
それだけのことなんだ
・・・・・・
正直、今でもさ
俺なんかが誓約者でも
いいのかな?なんて
思ったりするよ
けど、選ばれた以上
できるとこまでは
がんばりたいからさ
うまく言えないけど
それが、俺の誓約者と
しての願いなんだ
・・・・・・
僕はね・・・
別に最初から、世界を
救うつもりじゃ
なかったんだよ
最初は、この世界に
間違って呼ばれた
はぐれ召喚獣みたいな
ものだったし
でも、ここのみんなに
助けてもらって
本当に親切にして
もらって・・・
そのお礼がしたくて
ただ、それだけを
願って戦っていたんだ
魔王を倒すことに
なったのは、結果論さ
・・・・・・
正直、今でも
僕なんかが誓約者で
いいのか?なんて
思うこともある
でも、選ばれた以上
できる限りの力は
尽くしたいからね
うまく言えないけど
それが、僕の誓約者と
しての在り方なんだ
・・・・・・
あたしね・・・
本当は、世界なんか
救うつもりじゃ
なかったんだ
召喚された理由だって
事故で、間違っただけ
はぐれ召喚獣って
言われもしたよ
けど、ここのみんなに
助けてもらって
いっぱい、優しくして
もらってね・・・
あたし、ホントに
うれしかった・・・
みんなのこと、絶対に
守りたいって思った
そしたら、魔王と戦う
ことになっちゃった
ただ、それだけ
・・・・・・
あはは、今でもね
あたしなんかが誓約者
でいいの?なぁんて
思ったりするよ
けど、選ばれた以上
やるっきゃないじゃ
ない?
うまく言えないけど
それが、あたしの
本音だよ
・・・・・・
私は別に・・・
最初から世界を救おう
としたわけでは
ないんです
この世界に来たのも
偶然だったんです
こわくなって泣いたり
しました・・・・
でも、みなさんに
助けてもらって
本当に親切にして
もらって・・・
そのお礼がしたくて
ただ、それだけで
一生懸命だっただけ
うふふ・・・
ちっとも、英雄らしく
ないですよね?
・・・・・・
正直、今でも
私なんかが誓約者で
いいのかしら?
なんて考えます
でも、選ばれた以上
精一杯、がんばって
いきたいですもの
うまく言えませんが
きっと私には、これで
いいんですよ・・・
なんだか、わかる気が
するよ・・・
なんだか、わかる気が
する・・・
どうしてハヤトが
どうしてトウヤが
どうしてナツミが
どうしてアヤが
誓約者に選ばれたのか
ギブソン先輩から
聞いているよ
君は、無色の派閥の
一員だったそうだね?
・・・・・・
だが、僕はそのことで
君を責めようという
わけじゃない
ただ、教えてほしい!
どうやって、君が
過去の罪と向き合う
勇気を持てたのかを
僕にも、それが必要
だから・・・
ネス・・・
教えなくてもな
アンタは、もう
それをもってるぜ?
あまりに近すぎて
気づいてないだけさ
わざわざ教わらずとも
君はもう、それを
もっているよ?
僕たちは、どこか
似ている・・・
だから、わかるんだ
こらこら?
キミは、もうそれを
もってるじゃない
だから、ここまで
来れたんでしょ?
その答えは、貴方の
すぐ側にありますよ
本当は、お気づきに
なっているのでは
ありませんか?
そうか・・・
それで・・・
いいんだな・・・?
僕は、間違えては
いないんだな?
ああ・・・
ええ・・・
うん・・・
はい・・・
ありがとう
ソル
ありがとう
キール
ありがとう
カシス
ありがとう
クラレット
今の言葉で、僕は
救われたよ・・・
ったく・・・
初対面の相手に召喚術
ぶっ放すか?普通?
おかげで、チビどもに
笑われちまったぜ
悪かったよ
あの時は夢中でさ
つい・・・
ごめんごめん
あの時は夢中で・・・
つい・・・
まあ、いいけどな
そこにいるそいつから
事情は聞いたしよ
・・・・・・
リューグ?
誤解されたままじゃあ
シャクだったからな
きっちり話をつけた
それだけだ・・・
そうか・・・
そっか・・・
聞いたぜ?お前らも
親がいねえんだってな
俺やリプレ、それに
あのチビたちも同じだ
みんな、孤児なのさ
そうなんだ・・・
俺は、お前らの力に
なるぜ・・・
同情じゃねぇぞ?
俺たちも、お前らも
ここまで負けずに
生きてきた仲間なんだ
だから、力を貸すのさ
そのしぶとさに敬意を
表してな?
ガゼル・・・
ハッ!女の尻に
敷かれてるにしちゃあ
言うじゃねえか?
ケッ!お姫様に
かしづいてる野郎が
なに言ってやがる?
やろうってのか!?
おもしれぇ!!
あーあ・・・
まただよぉ・・・
どっちも、どっちって
思うんだけど・・・
ミニスは、どうやって
ここのみんなと
知りあったんだ?
知りあったの?
私がウォーデン家の
末っ子に誘拐されそう
になった時にね・・・
ここのみんなが
助けてくれたことが
あったの
あんたがさ
シルヴァーナと誓約
したのも、あの事件が
きっかけだったよね
懐かしいなあ・・・
そうだったんだ・・・
あれ?でも先輩たち
とは面識がなかった
みたいだけど・・・
ミニスが聖王都に
帰るのと入れ違いで
ギブソンたちが
やって来たんだもの
その後のことは
知らなくて当然よ
うん、だから
ハヤトが
エルゴの王の後継者
だって聞いた時は
うん、だから
トウヤが
エルゴの王の後継者
だって聞いた時は
うん、だから
ナツミが
エルゴの王の後継者
だって聞いた時は
うん、だから
アヤが
エルゴの王の後継者
だって聞いた時は
すっごく驚いたわよ
あはははっ
でも、ちっとも雰囲気
変わってないでしょ?
うん、あの頃の
ハヤトのままで
ちょっと安心
うん、あの頃の
トウヤのままで
ちょっと安心
うん、あの頃の
ナツミのままで
ちょっと安心
うん、あの頃の
アヤのままで
ちょっと安心
ガゼルも、エドスも
リプレお母さんも、
みんな変わってなくて
すごくうれしいよ
あたしは?
うーん・・・
前より、おしゃれに
なったかな?
ふふっ、わかる?
あんたとした約束
ちゃんと守ってるもの
私も、がんばってるよ
まだまだだけど・・・
見ればわかるわよ
あんたが、逃げずに
がんばってるのは
なんにも言わないけど
ハヤトも
ガゼルもね・・・
なんにも言わないけど
トウヤも
ガゼルもね・・・
なんにも言わないけど
ナツミも
ガゼルもね・・・
なんにも言わないけど
アヤも
ガゼルもね・・・
あんたのこと見て
すごく、うれしそう
だったんだから?
え・・・?
そ、そうなんだ・・・
この二人って・・・
本当に仲のいい友達
なんだなあ・・・
なのねぇ・・・
・・・で
どっちが本命?
な・・・!?
隠すな、隠すな
初恋の相手、二人の
どっちかでしょ?
それとも、そこの
彼氏に乗り換えたの
かしら?
・・・コホン
あ、アナタねぇ・・・
どうして、そういう
恥ずかしいこと平気で
言うワケっ!?
あははははっ!
やーい、赤くなった♪
待ちなさい、フィズ!
もぉ、待てえぇっ!?
あの子って・・・
見かけによらず
おませさんだったのね
あははは・・・
*n0
助けてください・・・
は?
えっ?
わはははははっ!
そりゃあ傑作だなぁ?
だろ、だろぉ!?
いやー、あんたって
すごく話がわかるヤツ
だよなぁ・・・
いやいや、お前さんが
話し上手だからさ
男同士の話ってのは
こうでなきゃいかんな
なんというか・・・
品の悪さも
芸のうちってか?
おう、それそれ!
わははははははっ!!
うははははははっ!!
なんか、独特の世界が
できてる・・・
さっきから、ずっと
あの調子なんですよ
お酒も入ってないのに
どうして???
おい!シャムロック
お前もこっちに来て
盛り上がろうぜー!?
俺、別の用があるから
じゃ・・・
あっ!あたしね?
用事あるんだぁ・・・
見捨てる気ですか!?
*n0さんっ!
わははははははっ!!
うははははははっ!!
誰かぁ・・・
このお二人を止めて
くださぁぁぁぁい!?
久しぶりの里帰りは
どう?カイナちゃん
ええ、ねえさま
やっぱり落ち着きます
カイナはいつから
ここで暮らすように
なったんだ?
なったの?
ええと・・・
コノ世界ノ暦デ
約1年ガ経過シテイル
あっという間だよね
時間ってさ・・・
そうですね
鬼神の谷にいた時間と
比べれば、短いはず
ですのに・・・
それより長い時を
もう、ここで過ごした
気がします
鬼神の谷?
ハヤトさんと
トウヤさんと
ナツミさんと
アヤさんと
出会うまで、私が
過ごしていた場所です
エルゴの守護者はね
それぞれの世界に縁の
ある場所にいたんだ
我ラハ、朽チカケタ
ろれいらるノ遺跡ニテ
過ゴシテイタノダ
そうだったの・・・
そのうち、ねえさまも
行ってみませんか?
あの谷はシルターンの
加護に満ちています
もしかしたら
記憶が戻るかも・・・
カイナ・・・
記憶はともかくさ
私としては・・・
カイナちゃんの暮らし
ていた場所ってのは
見てみたいわね?
じゃあ・・・?
今回の件が片づいたら
行っちゃいましょう?
みんなでね!
ええ、ねえさま!
まったく・・・
信じらんないわね!
絶対に側から離れない
ですのぉ・・・
とか言っといて
あっさり行方不明に
なるなんてね
うにゅぅぅぅっ
だからさ、エルカ
それはモナティのせい
じゃなくて・・・
フン!ちょっと
考えれば、わかること
じゃないの?
まあ、今回は幸運にも
マスターに負けない
ほど、おせっかいな人
だったけど・・・
おせっかい・・・
あ、あのね・・・
じゃなきゃ、あんた?
どうなってたか
わかんなかったのよ!
エルカさん・・・
もしかして、モナティ
のこと心配して・・・
きゅーっ!
な!?なんでっ!!
エルカが、あんた
みたいな馬鹿レビット
心配すんのよ!?
こ、このまま帰って
こなくたって、別に
良かったんだからッ!
あんたがいなくたって
エルカは、ち~っとも
さびしいなんて思わな
かったんだから!?
誰も、そんなことまで
言ってないって・・・
エルカさぁん・・・
なによッ?
その見透かしたような
目つきは・・・!?
ムカつくわねぇ!!
にゅうううっ!
ツメを立てたら、痛い
ですのぉっ!?
お、おいっ!?
あららら・・・
きゅ!
え?
あれが、あの二人の
いつもの、やりとり?
きゅーっ♪
馬鹿レビット!
馬鹿レビットっ!
馬鹿レビット~っ!!
うにゅううううっ!?
なんだかなあ・・・
モナティを
いじめたらダメっ!
ユエルさん?
なによっ!?
あんたには・・・
ウウゥゥゥ・・・ッ
う・・・
ガルルルルルルッ!!
や、やだ・・・
やめてってばぁ・・・
ユエルさん、そうじゃ
ないんですのっ
今のは、ふざけていた
だけなんですの!
そうですよねぇ?
エルカさん
・・・・・・
エルカさんっ?
そ、そうよ・・・っ
ちょっと、エルカが
ふざけすぎたの・・・
ごめんなさい・・・
なぁーんだ?
そうだったのかあ
みんな、なかよしが
一番ですのっ!
なかよし、なかよし♪
きゅーっ♪
うう・・・
こいつ、苦手・・・
あ!?*n0
兄ちゃん!
あ!?*n0
姉ちゃん!
アルバくん、だっけ
ロッカと、なにを
話してたんだ?
話してたの?
*n0
兄ちゃんたちが今まで
してきた、冒険談だよ
強いんだねぇ・・・
兄ちゃんたちも!
*n0
姉ちゃんたちが今まで
してきた、冒険談だよ
強いんだねぇ・・・
姉ちゃんたちも!
ご心配なく・・・
話したのは、戦いの
ことばかりですから
へへへ・・・
オイラもいつかは
騎士になって
兄ちゃんたちに
負けないぐらいに
強くなってやるんだ!
姉ちゃんたちに
負けないぐらいに
強くなってやるんだ!
よーし!
さっそく練習だ!!
あの子を見てたら
昔を思い出しましたよ
僕もリューグも
小さな頃は、ああして
ただ純粋に
強くなるんだって
はしゃいでました
うん・・・
へえ・・・
アルバ君には、あの
まっすぐな気持ちを
忘れないまま、大人に
なってほしいですよ
すこしだけ・・・
おじいさんの気持ちが
わかった気がします
ロッカ・・・
あれ?ルウと
ラミちゃん・・・?
あ・・・
なにか、急ぎの用事?
いや、別に用事って
わけじゃないけど
だったら、ちょっと
後にしてくれない?
今、この子にね
ルウがおばあさまから
聞いた昔話をして
あげてるの
へえ・・・
おにいちゃんも
おはなし・・・
ききたい?
おねえちゃんも
おはなし・・・
ききたい?
ありがとう
でも、途中だからね
俺はいいよ
あたしはいいわ
じゃあ・・・
あとで、ラミが・・・
おにいちゃんにも
きかせてあげるね?
じゃあ・・・
あとで、ラミが・・・
おねえちゃんにも
きかせてあげるね?
うん、わかった
楽しみにしてるよ
ええ、わかったわ
楽しみにしてるわね
・・・(こくん)
ふいーっ・・・
どうかしたの?
レナードさん
元気がないけど
さもあらん
最後の望みまでも
断たれたのだからな
帰れねえらしいのよ
これがな・・・
えっ!?
レナード殿の世界に
つながる召喚の門は
不安定で・・・
よほどの魔力をもつ者
でしか、渡れないと
いうのでござる
そんな・・・
まあ、いいさ・・・
帰る方法そのものは
あるってわかったんだ
こうなりゃ、今から
どっかの召喚師の弟子
にでもなって
強い魔力とやらを
身につけてやるさ?
レナード殿・・・
そんときゃあ
口ききを頼んだぜ?
*n0
レナードさん・・・
・・・おっけー!
・・・らじゃーっ!
ははははっ!
サンクスな・・・?
お?
いいニオイが・・・
ん?
いいニオイ・・・
悪いわね
お客様の貴女に
手伝ってもらうなんて
いいえ、あたしも
お料理は好きですから
リプレさんには
ちょっとかないそうも
ないですけど
そんなことないって
いいえ、こんなに
たくさんのお料理を
いっぺんに作れちゃう
なんて、すごいです
そ、そうかな・・・?
なんだか、二人とも
すごく楽しそうだな
すごく楽しそうね
あれ、このお料理って
おソバですか?
ああ、それはね
らーめん、っていうの
らーめん?
ハヤトの
大好物なの
トウヤの
大好物なの
ナツミの
大好物なの
アヤの
大好物なの
おソバと同じでね
おしょうゆを使って
スープを作るのよ
へえ・・・
あ、そうだ!
アメルは、おいもが
好きだったよね?
おしょうゆを使った
とっておきのお料理を
教えてあげるわ
え、どんなのですか?
肉じゃが、っていって
シオンさんに教わった
ものなんだけど・・・
こりゃ、夕飯が
楽しみだな?
これは、夕飯が
楽しみかも?
ふーん・・・
な、なんだ?
ジロジロ、俺のことを
見たりして・・・?
な、なによ?
ジロジロ、あたしの
こと見たりして?
ハヤトの
時もそうだったけど
やっぱ、見た目は普通
なんだよねぇ?
トウヤの
時もそうだったけど
やっぱ、見た目は普通
なんだよねぇ?
ナツミの
時もそうだったけど
やっぱ、見た目は普通
なんだよねぇ?
アヤの
時もそうだったけど
やっぱ、見た目は普通
なんだよねぇ?
ちっとも、偉そうには
見えないわ・・・うん
あ、あのなあ・・・?
あ、あのねぇ・・・?
悪かったな、ちっとも
偉そうでなくて?
失礼だよ、アカネ?
悪かったわね
偉そうじゃなくって?
失礼ですよ?
アカネさん
ハヤト
トウヤ
ナツミ
アヤ
だってさー、ホントの
ことじゃん?
それより
こんなとこでサボって
てもいいのか?
お店、ほったらかしの
ままなんだろ?
憎まれ口を叩くよりも
店に戻るほうが先じゃ
ないのか?
また、ほったらかしに
してきたんだろう?
それよりさ、いいの?
こんなところで
サボってて・・・
お店、ほったらかしの
ままなんでしょ?
そんなことより、早く
お店に戻られたほうが
よくはありませんか?
お客さん、きっと
困ってますよ?
あー、いいのいいの!
どうせ、お客なんて
来ないんだから
自慢じゃないけど
師匠が旅に出てから
薬ひとつ、売れたこと
ないんだもん♪
店番するだけ
時間の無駄よぉ?
い、いいのかなあ?
それで・・・
ほう・・・
ひとつもですか?
うんうん、ひとつも!
ぜ~んぜん!
・・・って?
お、お師匠ぉ~っ!?
じゃあ、やっぱり
シオンの大将と
アカネは・・・
ええ、そのとおり
師弟関係です
これでも・・・
あわっ、あわあわっ!
あわわわわわわっ!?
おかえり、シオンさん
畑の様子は
どうだった?
おかえり、シオンさん
畑の様子は
どうでした?
おかえり
シオンさん
どう?久しぶりに
見た畑の様子は
おかえりなさい
シオンさん
畑ですけど、あれで
よかったですか?
ええ、それはもう
これも留守中、貴方や
これも留守中、貴女や
おちびさんたちが
丁寧に世話してくれた
おかげですよ
ありがとうございます
それでさっきから
姿が見えなかったのか
姿が見えなかったのね
なんでぇ!?
お師匠は、たしか
ハヤトに
頼まれて・・・
なんでぇ!?
お師匠は、たしか
トウヤに
頼まれて・・・
なんでぇ!?
お師匠は、たしか
ナツミに
頼まれて・・・
なんでぇ!?
お師匠は、たしか
アヤに
頼まれて・・・
聖王都で、悪魔の動き
について調べてたん
じゃないの???
あれぇ?
言ってなかったっけ?
シオンさんは今
*n0たちに
協力してるって
だから、あれほど
言っておいただろう?
シオンさんは
*n0たちと
一緒に戻ってくるって
あ、ごっめ~ん!
言い忘れちゃってた
シオンさんは今
*n0たちと
一緒だったりするんだ
これが・・・
あ・・・
すっかり忘れてました
シオンさんは今
*n0さん達の
お手伝いをしているん
ですよ?
ギブソン殿とミモザ殿
に頼まれましてね
きっ・・・聞いてない
よおおぉ~~っ!?
聞いていたら
どうしたんですか?
アカネさん
ごまかす方法でも
考えましたか?
い、いいえ・・っ!
滅相もないですぅ!?
てっきり、一人前に
なったものだと思って
いましたが・・・
どうも、根本の部分で
貴女には足りないもの
が多いようですね
ここはひとつ
師弟水いらずでお話を
しましょうか?
ひ・・・!?
いらっしゃい?
アカネさん?
ご、ごめんなさいっ
お師匠さまっ!
どうか、お許しを!?
・・・アカネさん?
ひぃーっ!
堪忍してえぇ~っ!?
・・・と、いつまでも
同じことをしていても
無駄ですからね
へ・・・?
適材適所という言葉も
あります。貴女に店番
を任せた私にも、非は
あったのですし
やはり、接客には
接客の達人を使うのが
筋でしょう・・・
・・・まさか?
ご紹介しましょう
新しく雇うことにした
パッフェルくんです
どうもー!わざわざ
ご指名していただいて
どうも、ありがとう
ございまーす
誠心誠意、がんばって
働きますので、どうぞ
よろしくー♪
や、やっぱり・・・
そ、それじゃ?
あたしの立場は・・・
ウチは、二人も店員を
雇う余裕はないので
クビですね
く・・・クビ・・・?
では、参りましょうか
パッフェルくん?
はーい、店長!
ま・・・!
待ってくださいよぉ?
お師匠さまぁ~っ!?
アカネ
待ってえぇぇ~っ!?
さすがはシオンさん
今ので、アカネも
すこしは懲りたろうな
彼女にはちょっと
強すぎる薬だったかな
よくやるわねぇ
二人とも
アカネ、本気で
だまされてたよ
ちょっと・・・
お薬が効きすぎたかも
しれないですね・・・
みんな・・・
グルだったわけね
ソルさん
キールさん
カシスさん
クラレットさん
いいんですよ
もとはといえば、俺が
二重誓約しちゃった
せいなんだし
あ、気にしないで
もとはといえばあたし
が二重誓約しちゃった
せいなんだし
そのとおり
悪いのは、こいつです
ネスティさんってば
いや、誓約の更新を
していなかったのは
こちらの責任ですよ
まあまあ、こっちにも
ミスはあったんだし
お互いさまってことで
あの、あまりお気に
なさらないでください
こちらにも非はあるの
ですし・・・
そうか、この人が
モナティの言ってた
だな・・・
なんだ・・・
はじめまして
蒼の派閥の召喚師
ネスティ・バスクです
アメルといいます
どうぞ、よろしく
ああ、俺はソルだ
よろしくな
そっちの事情は
だいたい聞いている
詳しいことは、場所を
変えて話そうぜ
キールと言います
こちらこそ、よろしく
そちらの事情は
おおまかにうかがって
います。詳しい相談は
場所を変えて・・・
あたしはカシス
よろしくねっ!
立ち話もなんだしさ
詳しいことなんかは
場所を変えてゆっくり
話さない?
はじめまして
クラレットと申します
お話は聞いております
詳しいことは場所を
変えて、ご相談する
ことにしましょう
いや、誓約の更新を
忘れていたこちらにも
非はあるぜ
あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
あれ、レイドさん
どうしたんですか?
むつかしい顔して
やっぱり、許可が
出なかったんですか?
あれ、レイドさん
どうしたの?
むつかしい顔して
やっぱり、許可が
出なかったんですか?
いや、許可を求める
どころの問題じゃ
なくなってしまった
デグレアのものらしき
軍勢が、猛烈な速度で
こちらに向かってきて
いるらしい・・・
なんだって!?
なんですって!?
偵察兵の報告によると
指揮官らしき人物は
黒いカブトの騎士だと
いうんだが・・・
心当たりはあるか?
ルヴァイドだ!
ルヴァイドだわ!
黒騎士ってのは
そいつか・・・
君たちの言っていた
黒騎士のことか
そいつがウワサの
黒騎士さんね
黒騎士・・・
ルヴァイド・・・
あいつら、アメルを
追ってこんなところ
まで来たんだ・・・
そこまでして・・・
召喚兵器なんかが
欲しいのかよ!?
欲しいってワケ!?
*n0さん・・
*n0・・・
私はすぐに戻って
キムランたちと迎撃に
出なくてはならない
俺たちも行きます!
行って、戦います!!
あたしたちも行くわ!
行って、戦う!!
しかし・・・
一緒に戦ってもらおう
レイド?
ハヤト・・・
当然、俺たちも戦うよ
この街の住人として
あの事件から一年
街のみんながお互いに
助けあって・・・
やっとここまで
サイジェントは復興
したんだ
みんなの街として
生まれ変わったんだ
それを、壊されるわけ
にはいかない!
俺たちの街は
俺たちの手で守る!!
先に、君たちの力を
借りることになった
みたいだね?
トウヤ・・・
僕たちも戦おう
この街の住人として
あの事件から一年
街のみんながお互いに
助けあって・・・
やっとここまで
サイジェントは復興
することができた
みんなの街として
生まれ変わったんだ
それを、壊されるわけ
にはいかない!
僕たちの街は
僕たちの手で守る!!
んじゃ、あたしたちと
一緒に戦おっか?
ナツミ・・・
意地はってる場合じゃ
ないでしょ、レイド
あの事件から一年
街のみんながお互いに
助けあって・・・
やっとここまで
サイジェントは復興
したんじゃない?
そう簡単に壊される
わけにはいかないって
あたしたちの街を!
止めたってダ~メ
あたしは、戦うよっ!
お願いできますか?
*n0さん
アヤ・・・
私たちも戦います
この街の住人として
あの事件から一年
街のみんながお互いに
助けあって・・・
やっとここまで
サイジェントは復興
したんですもの
この街はみんなの街
だから、守るのだって
みんなで力をあわせる
のが当然です!
違いますか?
レイドさん
わかったよ・・・
ハヤトそして
*n0
わかったよ・・・
トウヤそして
*n0
わかったよ・・・
ナツミそして
*n0
わかったよ・・・
アヤそして
*n0
君たちの力を、我々に
貸してくれ
ああ、任せてくれよ
レイド!
すまないハヤト
俺たちのせいで・・・
ゴメンねハヤト
あたしたちのせいで
気にするなよ
*n0
それよりも、今は
俺たちみんなで力を
あわせて、デグレアを
追い払うんだ!
ありがとう、レイド
力にならせてもらうよ
すまないトウヤ
俺たちのせいで・・・
ゴメンねトウヤ
あたしたちのせいで
いいんだよ
*n0
いつかは、ここも
狙われていたんだ
それより今は、力を
あわせて、デグレアを
追い払おう!
おっけー!
任せなさいって
すまないナツミ
俺たちのせいで・・・
ゴメンねナツミ
あたしたちのせいで
いいって、いいって
*n0
それよりもさ
みんなで力をあわせて
デグレアを、
ぎゃふんって
言わせちゃお!
ありがとうございます
レイドさん
すまないアヤ
俺たちのせいで・・・
ゴメンねアヤ
あたしたちのせいで
気にしないで
*n0さん
それよりも、今は
私たちみんなで力を
あわせて、デグレアを
追い払いましょう!
わかった!
ええ!
きぃーっ!
憎いっ、憎いっ!
あぁ、憎らしいっ!!
よりにもよって
騎士団不在のこの時に
敵が攻めてくるとは
私の政治家生命を
台無しにする気か!?
ぐぎぎぎ・・・っ
なあ、兄貴
あんまカッカすんなよ
ほれ、副団長殿が
助っ人を連れてきて
くれたぜ?
相変わらずだなあ
イムラン
げ・・・
ハヤト!?
お久しぶりです
イムラン政務官
げ・・・
トウヤ!?
はーい、イムラン
苦労してるぅ?
げ・・・
ナツミ!?
イムラン政務官
ご苦労さまです
げ・・・
アヤ!?
おいおい、いい加減
ワシらを見て引きつる
のはよしてくれ
そうそう、失礼だよ?
オ・ジ・サ・ン
失礼なのは、貴女も
同じですよ
アカネさん?
あ、はいっ!?
気をつけますですっ!
お師匠・・・
場合が場合でしたので
私の権限で支援を要請
させてもらいました
まあ、よかろう・・・
この際、平民の手でも
借りたいところだ
しかし、レイドよ
また見覚えのない顔が
増えているようだが
こいつらは、本当に
役に立つのか?
失礼ですわよっ!
イムラン叔父様っ!?
ミ・・・ミニスっ!?
なんでっ、お前がっ
こんな所にっ???
おいおい、兄貴
ちゃんと言っただろ?
こいつらが、ミニスと
一緒に旅をしてる
蒼の派閥の連中だよ
あ、あの連中か!?
一緒にいた、私が保証
してさしあげますわ
この方たちは、すごく
強いんですからっ!
そうなのか・・・?
まあ、それなりには
一応・・・
どのみち、彼らは
どのみち、彼女たちは
俺たちと一緒に行動
するんだ
そっちの邪魔には
ならないさ
彼らには、僕たちと
彼女達には、僕たちと
一緒に行動してもらう
ことになります
ご迷惑はかけませんよ
いいじゃない?
どうせ、いつもみたく
あたしたちは別行動
なんだからさ
キミたちには、迷惑
かけないようにうまく
やるから・・・ね?
彼らは私たちと
彼女たちは私たちと
一緒に別動隊として
動きます
そのほうが、きっと
よろしいですよね?
それよりも、現在の
状況を教えてください
時間は、あまり無いの
でしょう?
う、うむ・・・
げっ!?なんだよ
あの黒いのが全部
兵隊だってのかよ!?
ひゃあ・・・ずいぶん
奮発したもんですねー
黒騎士さんも
ローウェン砦の時より
多いかも・・・
へへっ、望むところさ
俺っちとしちゃ・・・
いいこと言うねえ?
・・・あたいもさっ!
どう、エスガルド?
索敵完了・・・
指揮官ラシキ人物ハ
陣ノホボ中央ニ
側近ラシキ機械兵士ガ
ツイテイルヨウダ
ゼルフィルドか・・・
なら、間違いないな
けどよ、黒騎士の旦那
をとっ捕まえて、降伏
させるのはいいが
どーやって、そこまで
行くってんだ?
そうよね・・・
心配ありませんよ
ねえさま
見ていてくださいな
マスターたちに
お任せですのっ!
いくぞっ!
いくよ?
いくわよっ!
いきますよ・・・
ソル
まかせろ!
キール
わかった!
カシス
おまかせっ!
クラレット
はいっ!
至源の時より生じて
悠久へと響き渡る
この声を聞け!
護界の意味を知り
その命を果たす者へと
大いなる力を!
セルボルトの名の下に
ソルが命じる・・・
護界の意味を知り
その命を果たす者へと
大いなる力を!
セルボルトの名の下に
キールが命じる・・・
護界の意味を知り
その命を果たす者へと
大いなる力を!
セルボルトの名の下に
カシスが命じる・・・
護界の意味を知り
その命を果たす者へと
大いなる力を!
セルボルトの名の下に
クラレットが
命じる・・・
誓約者たる
ハヤトが
汝の力を望む・・・
誓約者たる
トウヤが
汝の力を望む・・・
誓約者たる
ナツミが
汝の力を望む・・・
誓約者たる
アヤが
汝の力を望む・・・
力を貸してくれ・・・
力を貸してくれ・・・
力を貸してね・・・
力を貸してね・・・
来いっ!
いでよっ!
おいでっ!
いでよっ!
いでよっ!
いでよっ!
おいでっ!
いでよっ!
すごい・・・っ!
あれが・・・
誓約者の力なのか!?
デグレアの軍隊が
散り散りになって
逃げていく・・・
デグレアの軍隊が
一瞬で、散り散りに
なっちゃった・・・
今だっ!
突っこむぞっ!!
よっしゃああぁっ!!
拙者たちも遅れては
ならんぞ!
*n0殿
よし・・・
みんな、行くぞっ!!
ええ・・・
みんな、行くわよ!!
貴様タチノ仕業カ
コレハ・・・
観念しろ、ルヴァイド
サイジェントの街には
これ以上近づけさせは
しないぞ!!
観念なさい
ルヴァイド?
サイジェントの街には
これ以上、一歩だって
近づけさせないから!
・・・・・・
びびって、声も出ねえ
のかよ・・・
ルヴァイド!?
待て、リューグ!
様子がおかしいぞ!?
コロ・・・コロ・・・
コロス、ロス・・・ッ
ヌガアァァァァッ!!
これは・・・!?
間違いないわ
この人、悪魔にとり
つかれてる!?
なんだって!?
なんですって!?
コロスウゥゥ・・・ッ
めるる、ぎとすサマノ
タメニ・・・ッ
あるみねハ・・・
コロスウゥゥゥッ!!
ガアァァァァ・・・ッ
なんだよ・・・?
こんなのって・・・
ありかよ・・・
俺が倒したかったのは
そんな無様なテメエ
じゃねぇぞっ!?
ちくしょおぉ・・・っ
リューグ・・・
君が幕を引いてやれ
リューグ・・・
もう、彼を元に戻す
方法はない
殺させるものかぁっ!
イオスさんっ!?
ルヴァイド様は
貴様たちなんかに
殺させやしないぞ!!
この人を殺す権利は
僕だけにあるんだっ!
僕だけが・・・
この人を殺しても
いいんだ・・・っ!!
いおす・・・
マスターっ!
なんとかできないん
ですのぉ!?
悪魔を払うことは
できるかもしれない
だけど・・・
この傷じゃ、多分もう
助からない・・・
悪魔を払うことは
できるかもしれない
しかし・・・
この傷では、多分もう
助からない・・・
悪魔を払うことは
できるかもしんない
けど・・・
この傷じゃ、多分もう
助からないよ・・・
悪魔を払うことは
可能かもしれません
ですが・・・
この傷では、多分もう
助かりません・・・
だいじょうぶです!
アメル・・・
まさか・・・!?
ルヴァイドさんは
必ず、あたしの力で
助けてみせます
だから・・・
ハヤトさん
だから・・・
トウヤさん
だから・・・
ナツミさん
だから・・・
アヤさん
お願いします!
おまえ・・・
・・・・・・
わかった・・・
やってみるよ!
わかった・・・
できる限りのことは
してみよう!
おっけー・・・
やったろうじゃん!
わかりました・・・
やってみます!
すまない・・・
本当に・・・っ
すまない・・・!
ルヴァイド様が
おかしくなられたのは
本国の使者と出会って
からだった
黒の旅団の別動隊
召喚師部隊を率いる
人物と・・・
ガレアノやキュラーの
元締めでござるか
あいつらのボスなら
悪魔ぐらい人間に
とりつかせたって
おかしかねえぜ
僕は無力だった・・・
あの御方の変貌を
止めることもできず
ただ、遠くから
見ていることしか
できなかった・・・
しかたないわよ
悪魔に関して、君は
素人だったんだし
なあ、ポンコツよ?
あんたは気づいて
なかったのか?
我ハ、将ノ命令ニ
従ウノミダ
ソレガ、破滅ニ続ク
モノデアロウト
機械兵士らしい
思考法だな
・・・・・・
つまり、だ
そいつが今回の攻撃を
仕組んだってワケか
しかしよぉ・・・
なんで、味方同士で
んなことするんだよ?
味方では・・・っ
ない・・・っ!
ルヴァイドさまっ!?
気ガツカレタカ
我ガ将ヨ・・・
ちょっと、まだ
歩いたらダメだって!
ぐぅ・・・っ!
ルヴァイドさんっ!
アレは・・・っ
あの男は・・・
違うんだ・・・っ
レイム・メルギトスは
人間ではない・・・
奴は悪魔だ・・・っ
本物の・・・
悪魔だったんだ!!
なんだって!?
なんですって!?
信じられないよ・・・
信じられない・・・
レイムさんが黒の旅団
の一員だったなんて
僕たちも、あの男が
君たちと面識をもって
いたとは知らなかった
しかも、悪魔だなんて
そんな・・・
奴が話したのだ・・・
得意げにな・・・
自分の本当の名は
かん計と虚言を司る
大悪魔メルギトスだと
禁忌の森に封じられた
機械遺跡の力で・・・
本来の力を取り戻し
再び、リィンバウムを
我が物にするのだと!
・・・!!
・・・!!
・・・!!
・・・!!
そんな・・・!
では、ルヴァイド様
我が黒の旅団は・・・
デグレアは!?
利用されたのだ・・・
イオス・・・
あの悪魔の都合のいい
ようにな!?
あんたたちも、被害者
だったんだな・・・
許せない・・・
こんなのって、絶対
許せないっ!
許せないよっ!
あの時と同じですのぉ
マスター・・・
バノッサさんたちと
おんなじですのぉ!?
・・・・・・
ハヤト
ハヤト
ハヤト
・・・・・・
トウヤ
トウヤ
トウヤ
・・・・・・
ナツミ
ナツミ
ナツミ
・・・・・・
アヤ
アヤ
アヤ
わかってるよ
キール
わかってるよ
カシス
わかってるよ
クラレット
あの時と同じような
悲しいことは、もう
たくさんだよ!
わかってる
ソル
わかってる
カシス
わかってる
クラレット
あの時と同じ過ちを
繰り返させるわけには
いかない・・・!
うん、そうだよね
ソル
うん、そうだよね
キール
うん、そうだよね
クラレット
あんな悲しいことは
もう絶対、起こしちゃ
いけないよね・・・
わかっています
ソル
わかっています
キール
わかっています
カシス
あんな悲しい出来事は
もう繰り返しては
いけないんです!
約束するよ・・・
ルヴァイド
デグレアの暴走は
俺たちが絶対に止める
だから、お前は身体を
治すんだ
約束するわ・・・
ルヴァイド
デグレアの暴走は
あたしたちが絶対に
止めるから
だから、安心して身体
を治しなさい
・・・・・・
デグレアが、悪魔に
操られていたと証明
できるのは貴方だけだ
全てが終わった時
きっと、その事実が
必要となる・・・
それが、貴方にできる
唯一の罪滅ぼしでは
ありませんか?
・・・すまん
さあ、後はみんなに
任せて、貴方はベッド
で休まなくちゃ・・・
リプレ・・・
リプレ・・・
リプレ・・・
リプレさん・・・
わかってるよ?
留守のことなら
心配しないで
あたしたちだって
いつまでも子供じゃ
ないんですからね
オイラたちに
任せてくれよ!
*n0
おにいちゃんたちを
*n0
おねえちゃんたちを
たすけてあげて・・・
・・・ね?
おまえら・・・
きゅーっ!
ガウムも、
任せて!って
言ってますの
そういうこと
だから・・・
思いっきり
やっちゃいなさいっ!
来てくれたか・・・
ハヤト
来てくれたか・・・
トウヤ
来てくれたか・・・
ナツミ
来てくれたか・・・
アヤ
本当だったら、歓迎
パーティーのひとつも
したいとこだけど
街の様子は・・・
見てくれたわよね?
かなりの騒ぎになって
いるようだな
まさに、ハチの巣を
突っついたって感じ?
ここに至って、ついに
聖王から正式な開戦の
布告が出されたんだ
遅いっつーの・・・
あのクソおやじ・・・
フォルテさまっ!
戦況は良くないのか?
ああ、ファナンまでが
陥落してしまった
なんだって!?
そ、それじゃ・・・
お母さまはっ!?
心配ないわよ
ファナンの人たちは
徹底抗戦より、確実に
逃げる道を選んだの
聖王都の軍と合流して
反撃に出るためにね
よかったあ・・・
安心しな、ミニス
あの人が本気になりゃ
俺たちが束になっても
勝てねぇんだからよ
でも、気にくわないよ
あたいたちの街が
デグレアに乗っ取られ
ちまったなんて!
そのとおりだッ!!
金の派閥の総本部に
辺境の野蛮人ごときが
薄汚れた足のままで
踏みこむとは・・・
憎いッ!憎いッ!!
あ~っ、憎らしいッ!
イムラン・マーン?
貴方まで、どうして
ここに・・・!?
どうもこうもあるか
これは外交問題だッ!
我が街がこうむった
損害を、デグレアに
弁償させるまで・・・
断固抗議だッ!
抗議あるのみだッ!!
無理って言っても
聞かなくてさ・・・
無理だと、僕からも
説明したんだが・・・
ずっとこの調子なのよ
はぁ・・・
と、いう理由なんです
はい・・・
それより、ねえ
ルヴァイドが言ってた
ことなんだけど
レイム・メルギトス
のことね・・・
君たちが機械遺跡から
書き写してきた碑文に
メルギトスという名は
たしかにあった
彼の言葉は、信ずるに
値すると私は思う
やはり・・・
だとすれば
あたしたちのやるべき
ことはひとつです
機械遺跡を破壊し
メルギトスの野望を
打ち砕く・・・
二度と、こんなことが
起こらないように!
二度と、こんなことを
起こさせないように!
声紋チェックならびに
魔力の波動・・・
全て、ライブラリと
一致しました・・・
貴方様を「調律者」
クレスメントの一族で
あると認めます
御命令をどうぞ・・・
キャハハハッ!
ばっかだねぇ、コイツ
すっかりだまされて
るよ
カカカカ・・・
まあ、所詮はニンゲン
ごときの手で作られた
ものだからなあ
そう馬鹿にするもの
じゃありませんよ
ガレアノ、ビーニャ?
彼らは無力であるが
故に、苦労を惜しまず
これほどのものを作り
あげたのです
私たち悪魔のように
最初から力のある存在
には、考えもつかない
発想でしょう?
おおせのとおりです
わかってるよぉ?
レイムさまぁ・・・
それにしても・・・
長うございましたな
レイム様
ええ、そうですね
キュラー
サプレスならば、瞬き
にも満たぬ時でしたが
ニンゲンとして
振るまい続けるには
少々、長すぎたかも
知れません・・・
ですが、それも今を
もって終わりです!
ニンゲンどもに戦争を
けしかけ、多くの血を
流させ・・・
キャハハハッ!
それを吸いとった力で
アルミネの結界なんか
ぶち壊しっ!!
そして今、貴方さまは
本来の姿を取り戻すの
です・・・
レイムという古びた
よりしろを捨て去って
我ら悪魔たちの支配者
メルギトス様へと!
そうはさせんぞ!
レイム・メルギトス!
おや・・・?
*n0くんに
*n0さんに
アメルさんたちじゃ
ないですか
ははあ・・・さては
ルヴァイドは失敗して
しまったようですねぇ
せっかく、ニンゲン
以上の力を与えて
差し上げたのに・・・
ふざけたことぬかすな
テメェっ!?
レイムさん、あたし
信じられません!?
貴方が、大悪魔だった
なんて・・・
私も、途中までは
貴女が天使アルミネの
生まれ変わりだとは
知りませんでしたよ
ふふふ・・・
知っていたなら・・・
真っ先にくびり殺して
たんですけどねぇ!?
・・・!?
レイムさん・・・
ああ、そうそう
*n0くんと
*n0さんと
ネスティくんには感謝
していますよ?
貴方たちのご先祖から
貴女たちのご先祖から
いただいた記憶と魔力
のおかげで・・・
私はこの遺跡について
知ることができたの
ですからねぇ?
なんだと・・・!?
それじゃ、俺やネスの
一族が、記憶や魔力を
失った原因は・・・
それじゃ、あたしや
ネスの一族が、記憶や
魔力を失った原因は
ええ、天使の呪いじゃ
ありませんよ?
この私が、おいしく
いただかせてもらった
のですから・・・
ヒーッヒッヒッヒ!
あ・・・っ
悪魔めえぇぇぇっ!?
こ、この・・・っ
悪魔めえぇぇぇっ!?
怒鳴られついでに
もうひとつ、お教え
しましょう
そこにいる誓約者さん
貴女たちのことです
貴方たちのことです
!?
!?
!?
!?
テメエ、俺たちのこと
知ってんのかよ・・・
伊達に吟遊詩人だった
わけじゃないですよ?
サイジェントにも足を
運んでいるのです
あの時のご活躍ぶり
かなり楽しく聞かせて
もらいましたよ
ふん!
それはどうもっ!!
今になって、私たちが
動き出したきっかけは
貴女たちのおかげでも
貴方たちのおかげでも
あるんですよ?
まさか・・・
まさか・・・
まさか・・・
まさか・・・
無色の派閥の儀式に
よって開かれた門
そこから流れこんだ
サプレスの力は・・・
あの戦いで減退した
私の魔力を大きく回復
させてくれたのです!
で、デタラメ言ってん
じゃねぇっ!
デタラメなものですか
その証拠に・・・
アメルさんが奇跡の力
に目覚めたのもまた
同じ頃というお話では
ありませんか?
・・・!!
貴女たちとて、無関係
貴方たちとて、無関係
ではないのですよ
特に・・・
無色の派閥の一員と
して、儀式に荷担した
ソル!
貴方にはねぇ!?
馬鹿な・・・!
俺のしたことが・・・
こんな形で・・・っ
また・・・
無関係の人たちを
苦しめてるっていう
のかあぁぁぁっ!?
惑わされるんじゃねぇ
ソル!?
無色の派閥の一員と
して、儀式に荷担した
キール!
貴方にはねぇ!?
そんな・・・!
僕のしたことは・・・
やはり・・・
永遠に許されないこと
なのかあぁぁぁっ!?
惑わされるんじゃねぇ
キール!?
無色の派閥の一員と
して、儀式に荷担した
カシス!
貴女にはねぇ!?
ウソ・・・?
それじゃ、あたしが
この人たちが苦しむ
原因なんじゃない?
あたしの・・・っ
あたしのせいでっ!
うわあぁぁぁぁっ!?
惑わされるんじゃねぇ
カシス!?
無色の派閥の一員と
して、儀式に荷担した
クラレット!
貴女にはねぇ!?
いや・・・っ
もう許してくださいっ
私は、私は・・・っ
ううっ、うっ
うわあぁぁぁぁっ!!
惑わされるんじゃねぇ
クラレット!?
私たちは知っている
君がどれだけ苦しんで
きたのかを・・・
あの苦しみだけで
もう、お前さんは充分
罰されているんだ!
そうだぜ・・・
俺らだって、あんたを
恨んじゃいねえさ
俺たちだって同じだよ
あたしたちだって
おんなじだよ!
ソル
キール
カシス
クラレット
貴方だけが悪いんじゃ
貴方だけが悪いんじゃ
貴女だけが悪いんじゃ
貴女だけが悪いんじゃ
ありません・・・
罪への罰は・・・
それを悔いた時、もう
下されているんだ!
みんな・・・
みんな・・・
みんな・・・
みんな・・・
あはははははははっ!
素晴らしい!
じつに素晴らしい
ニンゲン愛ですねぇ!
笑うなよ・・・
お前が・・・っ
笑うなあぁぁぁっ!!
笑うな・・・
貴様が・・・っ
笑うなあぁぁぁっ!!
笑わないでよ・・・
あんたに・・・っ
そんな資格なんか
ないわよっ!!
おかしいですか・・・
そんなに・・・っ
そんなに、おかしいん
ですかっ!?
落ち着いて・・・!
ハヤト
落ち着いて・・・!
トウヤ
落ち着いて・・・!
ナツミ
落ち着いて・・・!
アヤ
メルギトスは、かん計
と虚言を司る悪魔
なんだ
奴の言葉に、これ以上
耳を貸す必要はない!
フン!言われんでも
こんな三下の演説に
引っかかるイムラン様
ではないわッ!
さあ、さっさと
この世界から退場して
もらおうではないか!
クククク・・・
退場するのはどちらで
しょうかね?
言っておくけどねぇ?
アンタたちが勝手に
魔王呼ばわりしてた
アイツ・・・
アタシたちの世界じゃ
せいぜい並みの実力の
持ち主なんだよぉ?
きゃははははっ!!
見せてやろう・・・
誓約に縛られていない
本当の悪魔の恐ろしさ
というものを・・・
カーッカッカッカ!!
キャハハハハハッ!!
クーックックック!!
負けるものか・・・
負けるもんですか
ああ、絶対に・・・
勝つのは・・・
俺たち、人間だっ!!
ああ、絶対だ・・・
勝つのは・・・
僕たち、人間だっ!!
うん、絶対・・・
勝つのは・・・
あたしたち人間だっ!
ええ、絶対に・・・
勝つのは・・・
私たち人間ですっ!!
愚かですねぇ・・・
身の程を知れいッ!?
ニンゲンがアァァァァ
ァァァァァァァッ!!
馬鹿な・・・?
私の言葉で意のままに
操られていた、愚かな
ニンゲンが・・・
感情によってたやすく
翻弄される、弱い心の
ニンゲンが・・・っ?
この私を・・・
倒すというのか・・・
大悪魔メルギトスを
倒してのけるというの
かあァァァァァッ!?
なぜだァァァァッ!?
メルギトス・・・
きっと、貴方には
わからないよ・・・
俺たち人間のことを
ゲームの駒としてしか
見てなかった貴方には
メルギトス・・・
きっと、貴方には
わからないわ・・・
あたしたち人間の
ことをゲームの駒と
してしか見てなかった
貴方には
負けた理由なんて
永遠にわかるもんか!
負けた理由なんて
永遠にわからないわ!
ゲーム・・・
ふふふ・・・っ
*n0さん
さすがですねぇ?
うまいこと・・・
おっしゃいます・・・
レイムさん・・・
だがなァ!?
このゲームに終わり
などあるものかッ!!
この世界に生きる者が
さい疑心と欲望に
まみれ続ける限りは
メルギトスは何度でも
よみがえるッ!!
その姿を変えて・・・
何度でも!!!!!
ひひっ、ひひひっ!?
ひゃははは・・・っ
ひゃーっはっは!!!
なら、そのたびに
俺たちは戦ってやる!
何度でも!!
ならば、僕たちは
そのたびに戦うだけだ
何度でも・・・!
何回やっても同じだよ
あたしたちは負けない
・・・負けっこない!
それでも・・・
私たちは負けません
きっと・・・!
人間の心は弱い
だが、弱いからこそ
きっと・・・
人に・・・
優しくできるんです
みんな下がれっ!
このまま、一気に
封印をかけるっ!!
いくぜ!?
カイナ!エルジン!
エスガルド!
みんな下がるんだ!
このまま、一気に
封印をかける!!
守護者たちよ!
力を貸してくれ!!
みんな下がって!
このまま、一気に
封印するからっ!!
カイナ!エルジン!
エスガルド!
いくよぉっ!?
みなさん下がって!
このまま、一気に
封印します!!
守護者のみなさんっ!
お力を!!
えるごノ守護者ノ
名ニオイテ・・・
今、ここに!
新たなる封印を!
生み出す者への・・・
助けとならんことを
伏して願います
我ら四者の魔力の全て
彼の者に預ける・・・
トウヤっ!
ナツミっ!
アヤっ!
我ら四者の魔力の全て
彼の者に預ける・・・
ハヤトっ!
ナツミっ!
アヤっ!
我ら四者の魔力の全て
彼の者に預ける・・・
ハヤトっ!
トウヤっ!
アヤっ!
我ら四者の魔力の全て
彼の者に預ける・・・
ハヤトっ!
トウヤっ!
ナツミっ!
・・・・・・
・・・・・・
誓約者と・・・!
誓約者と・・・!
誓約者と・・・!
誓約者と・・・!
調律者の名の下に!
新たなる封印を、今
ここに為さしめん!!
新たなる封印を、今
ここに為さしめん!!
いいでしょう・・・
今回は、私の負けです
おとなしく封印されて
さしあげますよ・・・
ですが・・・
どうかお忘れなきよう
ニンゲンのみなさま?
禁忌の箱を、解き放つ
その鍵は・・・
貴方たちの心の奥で
貴女たちの心の奥で
いつだって、鈍い光を
放っているんですよ
ふふふふ・・・
では、また・・・
なあ、本当にもう
帰っちまうのかよ?
そうだよ!
もっと、ゆっくりして
いけばいいのに・・・
ありがとう
でも、やっぱり
俺たちは帰らないとね
ありがとう
でも、やっぱり
あたしたちは
帰らないとね
みなさんのおかげで
ゆっくり休むことも
できましたし・・・
なにより、傷の癒えた
ルヴァイドを連れて
戻らなくてはならない
戦争は終わったけれど
まだ、その後始末は
これからなんだ
そのために、俺たちが
できることは、きっと
たくさんあると思う
だから、帰るよ
それを果たすためにね
戦争は終わったけれど
まだ、その後始末は
これからなのよ
そのために、あたし
たちができることは、
きっと、たくさん
あると思うの
だから、帰るの
それを果たすために
そういうことなら
引き止めるわけには
いかんなあ・・・
がんばろうぜ?
お互いにな・・・
見守っているよ?
ここからね・・・
がんばろうねっ?
お互いにさ・・・
がんばりましょう?
お互いに・・・
ああ、そうだな
今回の件については
我が騎士団からも
聖王家に報告させて
もらったよ
ありのままに、ね
ご厚恩、感謝の言葉も
ありません
世話になったな・・・
本当に・・・
気にしなくていいよ
困ってる時は、お互い
さまなんだから
げんき・・・
だしてね・・・?
ああ・・・
あとは・・・
ほら、モナティ
いつまでも泣いてたら
ダメだろう?
モナティ?
ちゃんとお別れの挨拶
をしないとな・・・
ほら、モナティ
いつまでも泣いてたら
笑われちゃうわよ?
モナティさん
お見送りは、笑顔で
してあげましょう?
にゅっく・・・
ううっ、ひっく・・・
モナティ、今まで
ありがとうな?
ありがとうね?
にゅっく・・・
*n0さぁん
ごめんなさいですのぉ
モナティ、お役にぃ
たてなくてぇ・・・
護衛獣にぃ・・・っ
なって、あげられなく
てぇ・・・ううぅっ!
うにえぇぇ~んっ!!
そんなことないよ?
モナティは、ちゃんと
役に立ってくれたよ
俺の護衛獣として
だから、もう泣くなよ
役に立ってくれたわ
あたしの護衛獣として
だから
もう泣いちゃダメ?
は、はい・・・っ!
心配しないで・・・
モナティちゃん
あたしが、代わりに
*n0さんの
護衛獣になります!
え・・・?
にゅ・・・?
えええぇぇぇ~っ!?
あたし、サプレスの
天使なんですよ
しかも、はぐれです
ですから、あたし
*n0さんの
護衛獣に立候補
しちゃいます!
それなら、モナティも
安心ですのぉ!
ちょ、ちょっと!?
いや、案外そのほうが
いいかもしれない
二重誓約の可能性は
彼女にもあるんだぞ?
あ・・・う・・・
では・・・
あらためて、よろしく
お願いしますね
ご主人さま?
マスター?
心配することはないよ
モナティ?
今日から、僕が
君の役目を引き継いで
*n0の
護衛獣になろう
へ・・・?
にゅ・・・?
えええぇぇぇ~っ!?
僕はロレイラルの
融機人だ
資格はあるだろう?
君のようなお調子者に
ついてきてくれる
護衛獣など、そうそう
いないだろうしな
それなら、モナティも
安心ですのぉ!
ちょ、ちょっと!?
それじゃ、お二人は
ずーっと一緒ってこと
ですよね?
ああ、たっぷり時間を
かけて、再教育させて
もらうとするか
あ・・・う・・・
そういうわけだ
覚悟を決めてもらうぞ
ご主人さま?
マスター?
今まで・・・
ありがとぉ・・・
ございました・・・っ
*n0
マスター・・・っ!
うん・・・
また、会おうな?
*n0
また会おう・・・
*n0
じゃ、またね?
*n0
また会いましょう?
*n0さん
ああ、約束するよ
ええ、約束するわ
誓約者の名の下に?
誓約者の名の下に?
誓約者の名の下に?
誓約者の名の下に?
誓約者と・・・
調律者の名の下に!
ああ、なるほど・・・
それは名案だな
うわあ・・・
アメルってば積極的?
うわあ・・・
ネスティってば積極的
ええ、安心です

scn129

むかし、むかしの・・・
その昔・・・
メルギトスという
それはそれは、ずる賢い
悪魔がおりました
メルギトスは
嘘をつくことが
なによりも大好きで
その嘘で、ニンゲンたちを
困らせたり、泣かせたりしては
面白がって手を叩き
とても楽しげに
笑っているのでした
ですが、メルギトスは
遠い世界に暮らす悪魔です
そうそう、思うとおりに
ニンゲンたちと遊ぶことは
できません
メルギトスは考えました
いつでも、好きなだけ
ニンゲンたちと遊ぶための
方法はないものか?
考えて、考えて・・・
気の遠くなるほどの時間を
かけて・・・
メルギトスは、ようやく
よい考えを思いつきました
そうだ・・・
ニンゲンの世界で、私が
暮らせばいいんだ?
ですが、ニンゲンの世界で
悪魔が暮らすためには
いろいろと準備が必要です
そこで、メルギトスは
お手伝いを頼むことに
決めました
彼のもっている
不思議な魔法の力を
わけてあげるかわりに
あるニンゲンと
秘密の取り引きをする
ことにしたのです
それは・・・
これが、私の知る
大悪魔メルギトスに
ついての物語です
・・・って
それだけかい!?
肝心な部分は
さっぱりじゃない?
申しわけありません
ですが、私の見た本も
ここから先は書かれて
なかったんです
秘密というだけあって
やはり、悪魔が
隠してしまったのかも
しれませんね?
でも、この話だけでも
ずいぶんといろいろな
ことがわかるよ
メルギトスは、きっと
その人間を利用して
この世界に来たんだな
でも、この話だけでも
ずいぶんといろいろな
ことがわかるじゃない
メルギトスは、きっと
その人間を利用して
この世界に来たのね
しかし、いったい
どこのどいつだ!?
悪魔に手を貸したって
野郎は・・・
ネスティさん
貴方が受け継いでいる
記憶に、該当するもの
はないんですか?
残念ながら、僕にも
心当たりはない
いつ頃のことなのか
わからないと、記憶を
検索しようもないんだ
そうよね・・・
おとぎ話みたいだから
いつ頃かなんて
はっきりしないし
あるいは、本当に
そうしたホラ話かも
しれないぜ?
それについては・・・
私にも、否定できない
のがつらいですね
でもっ、まったくの
デタラメってことは
ないと思うよ!?
でも、まったくの
デタラメってことは
ないと思うわ!?
先輩たちに、調べて
もらったんだけど
メルギトスって悪魔は
実在するんだ!
それに・・・
あの遺跡に刻まれてた
碑文にも・・・
メルギトスって名が
刻まれてたらしいんだ
先輩たちに、調べて
もらったんだけど
メルギトスって悪魔は
実在するのよ!
それに・・・
あの遺跡に刻まれてた
碑文にも・・・
メルギトスって名が
刻まれてたらしいの
!?
なんだって!?
そいつは、ちょっと
見過ごすわけには
いかねーな・・・?
俺たちの先祖が戦った
悪魔の名前は、今まで
はっきりしてなかった
けど・・・
もしかしたら、それが
メルギトスだったかも
しれないんだよ?
あたしたちの先祖が
戦った悪魔の名前は、
今まではっきりして
なかったけど・・・
もしかしたら、それが
メルギトスだったかも
しれないの
おっしゃるとおりです
*n0さん
私にその本を見せて
くださった方も
そう言っていたんです
それじゃあ!?
それじゃあ!?
ちょいと待った!
細かいコト、気にして
悪いんだがな・・・
当時の記憶を持ってる
ネスティや嬢ちゃんで
さえ知らないことを
知ってた、そいつは
何者なんだい?
・・・!
どこのどなたかまでは
私も知らないんです
なにしろ、まだ私が
吟遊詩人になる前の
ことですから
ただ・・・
ただ?
自分は召喚師なのだと
その人はおっしゃって
いました。それだけは
間違いありません
召喚師だって!?
それが本当だったら
今までの話もかなり
真実味がありますね?
アフラーン家のように
世間から隠れていた
召喚師の家系なのかも
知れないが・・・
しかし・・・
私が吟遊詩人になった
きっかけは、この話を
聞いたことなんですよ
で、あんたは
吟遊詩人として真実が
知りたいってわけだ?
ええ、そうです
失われた物語の結末を
私は、どうしても
この目にしたいのです
はっきりしたことは
わかんねーが・・・
今の話と、あの遺跡が
無関係でないってのは
間違いなさそうだな?
うん、だから
もう一度、あの遺跡を
調べたいんだよ
ネスやアメルの話を
疑ってるってわけじゃ
ないけど・・・
やっぱり、俺
自分の手できちんと
たしかめたいんだよ
そしたら、きっと
現実を受けとめられる
だけの勇気がもてると
思うから・・・っ
ええ、だから
もう一度、あの遺跡を
調べたいのよ
ネスやアメルの話を
疑ってるってわけじゃ
ないけど・・・
やっぱり、あたし
自分の手できちんと
たしかめたいの
そしたら、きっと
現実を受けとめられる
だけの勇気がもてると
思うから・・・
*n0さん・・
わかった・・・
それが必要というなら
仕方あるまいさ
ありがとう・・・
ネスも、アメルも
俺のワガママ、聞いて
くれて・・・
ありがと・・・
ネスも、アメルも
あたしのワガママ
聞いてくれて・・・
私も、ご一緒させて
もらえますか?
もちろんだよっ!
レイムさんのおかげで
俺、真実と向き合う
決心がついたんだもの
もちろんよ!
レイムさんのおかげで
あたし、真実と
向き合う決心が
ついたんだものね
けど、大丈夫なの?
あの森の中は、悪魔の
巣窟なのよ?
心配はいりませんよ
一人で旅をする関係で
私も、身を守る芸当は
心得ていますし・・・
けして、ご迷惑は
かけませんよ
その言葉、忘れんじゃ
ねぇぞ・・・?
よろしくお願いします
レイムさん
ケッ!言っとくが
どうなっても、オレは
知らねェからなッ!?
*n1
こいつといっしょは
イヤなのに・・・
どうぞ、よろしく?
レイムさん
よし、それじゃあ
さっそく出発しよう!
よし、それじゃあ
さっそく出発よ!
ミニゲーム ネコ
ミニゲーム 釣り
これが、噂の機械遺跡
ですか・・・
うん・・・
今、起こってる戦争の
きっかけとなったのが
この遺跡の存在なんだ
ええ・・・
今、起こってる戦争の
きっかけとなったのが
この遺跡の存在なの
気に食わねぇな・・・
なにがだい?
結界が開くと同時に
襲ってきた悪魔たちが
どうして今日に限って
しかけてこねえんだ
そう言えば、たしかに
静かすぎるな?
でも、周りに危険な
ニオイはしないよ?
なんか、肩すかしを
くった気分ね・・・
まあいいじゃねえか
面倒がなくてよ
みんな、集まってくれ
遺跡を起動させるから
みんな、集まって
遺跡を起動させるから
おっ、いよいよ
あの怪しげな光を
浴びるワケだな?
だ、だいじょうぶ
かなあ・・・?
それじゃあ、中に
入るよ?
それじゃあ、中に
入るわよ?
うわ~っ!?
これが、あの遺跡の
中身ですか・・・
なんか、お宝の山って
カンジですねー
ふぃーっ、
こいつはハリウッドも
真っ青ってやつだな
御命令を・・・
だっ、誰だいっ!?
はははは、今のは
ここの機械の声ですよ
そうなのでしょう?
ネスティさん
ああ、そうだが・・・
よぉ、それで
ここからどうすんだ?
ここの機械から
メルギトスについての
情報を引き出そうと
思うんだけど・・・
ここの機械から
メルギトスについての
情報を引き出そうと
思うんだけど・・・
そこのコンソールから
入力すればいい
クレスメントの魔力に
反応して動くはずだ
わかったよ
よし、それじゃ・・・
うん、わかったわ
それじゃ・・・
フ・レ・ル・ナ・・・
えっ?
イマスグニ・・・
ココカラ・・・
タチサルノダ・・・
おい、なにを
ぼけっとしてんだよ?
あ、うん・・・
あ、うん・・・
空耳だったのかな?
空耳だったのかな?
立チ去ルノダ・・・
また・・・!?
過去ト同ジ過チヲ
マタ、繰リ返ソウト
イウノカ・・・?
そうじゃないよ?
俺は、その過ちを
繰り返さないために
こうして・・・
そうじゃないわ?
あたしは、その過ちを
繰り返さないために
こうして・・・
嘘をつくなッ!!
!?
調律者という虚名を
得るために、魔力を
欲したように・・・
今度は、あの者と
どんな取り引きをする
つもりなのだッ!?
取り引き、って・・・
じゃあ、レイムさんが
話してくれた伝説で
メルギトスの手伝いを
した人間っていうのは
もしかして!?
どうしても・・・
立チ去ラヌトイウナラ
シカタナイ・・・
オマエノ、ニクタイヲ
ノットルマデダッ!!
うがあぁぁ~っ!!
きゃあぁぁ~っ!!
あるじ殿!?
ニンゲンッ!?
おにいちゃんっ!?
おねえちゃんっ!?
ご主人さまっ!?
しっかりしてっ!?
う、ぐ、ガ・・・ッ
ギ、が、ガぐぅ・・っ
う、ぐ、ガ・・・ッ
ギ、が、ガぐぅ・・っ
ウオォォォォォッ!!
ウオォォォォォッ!!
ど、どうしたのよっ?
そんな、オバケ
みたいな声なんか
出して・・・っ
なにが起こったと
いうのでござる!?
気をつけて!?
あれはもう・・・
おい、そりゃあ
どういうことだっ!?
この遺跡に残ってた
調律者の一族の怨念が
*n0の
肉体にとりついて
操っているんだわ!?
怨念ですって!?
厄介なことですね
これは・・・
キ、サマ・・・っ
よ、ク、も・・・ッ?
キ、サマ・・・っ
よ、ク、も・・・ッ?
近づケさせヌゥッ!?
もウ、利用されルのは
マっぴラだァぁッ!!
近づケさせヌゥッ!?
もウ、利用されルのは
マっぴラだァぁッ!!
・・・まずい!?
しっかりしてよぉ!?
*n0っ!
無駄ですよ・・・
意識はもう完全に
支配されています
元に戻す方法は
ただひとつだけ
戦い、とりついた
怨念を弱らせてしまう
しかないでしょう
どうやら、それしか
方法はないようね?
あんま、気は
すすまねーけどな
しかし、それでは
*n0を
傷つけることに!?
今は、レイムさんを
信じましょう!?
ネスティさんっ?
だいじょうぶさ?
あたいも、アメルも
ここにいるんだ
すぐに、ケガなんて
治したげるから!
・・・ネスティ?
く・・・っ!
いきますよ・・・
みなさん!?
う・・・っ・・・
う・・・っ・・・
*n0さんっ?
よかった・・・
どうやら意識も戻って
くれたようだ・・・
ハッ、ったく・・・
心配かけさせやがって
どこも、痛むとこは
ないかい?
うん・・・
うん、大丈夫・・・
そんなことよりもっ!
レイムさんは!?
そんなことよりもっ!
レイムさんは!?
そういえば・・・?
まずいんだっ!!
あの人を、ほって
おいたらダメなんだ!
ダメなのよっ!!
あの人を、ほって
おいたらダメなの!
おい、落ち着けって?
どういうことなのか
わかるように説明して
くれないか
とりつかれていた時
俺の頭の中にも
一族の記憶が流れこん
できたんだよ・・・
メルギトスがこの世界
にやってくるきっかけ
をつくったのは・・・
とりつかれていた時
あたしの頭の中にも
一族の記憶が流れ
こんできたの・・・
メルギトスが
この世界にやっくる
きっかけを
つくったのは・・・
調律者の一族・・・
俺の祖先だったんだ!
調律者の一族・・・
あたしの
祖先だったのよ!!
な、なんだって!?
バカな・・・!?
そんな記憶は・・・っ
ネスが知らないのも
当然だよ・・・
クレスメントの一族が
メルギトスと取り引き
したのは、ライルの
一族と出会う前さ
ネスが知らないのも
当然だわ・・・
クレスメントの一族が
メルギトスと取り引き
したのは、ライルの
一族と出会う前なの
しかし、なんでまた
そんなことを!?
より優れた召喚師に
なるためだよ・・・
調律者と呼ばれる
だけの魔力を手にする
ために、彼らは悪魔と
取り引きをしたんだ
より優れた召喚師に
なるためよ・・・
調律者と呼ばれる
だけの魔力を手にする
ために、彼らは悪魔と
取り引きをしたの
そんな・・・っ
ですが、それと
レイムさんとの間に
どんな関係が!?
それは・・・っ
それは・・・っ
なんなのっ!?
これは・・・っ
遺跡が、僕の知らない
動作をしている!?
あっはははははっ!
心配ありませんよ?
私が、この遺跡本来の
使い道を試している
だけですから
テメエの仕業か!?
バカな!?
どうして、お前に
そんなことができると
いうんだ!!
クレスメントと
ライルの一族にしか
この遺跡の機能は使え
ないはずなのに?
どういうことだか
説明をしてもらえるん
でしょうね?
私が説明しなくても
*n0くんは
*n0さんは
もう、ご存知なのでは
ありませんか?
全部、知ってるんだよ
あの人は・・・
ライルの一族の記憶も
クレスメントの魔力も
もってるんだ・・・
全部、知ってるのよ
あの人は・・・
ライルの一族の記憶も
クレスメントの魔力も
もってるの・・・
俺たちの祖先から
奪いとって、使うこと
ができるんだよっ!?
あたしたちの祖先から
奪いとって、使うこと
ができるのよっ!?
奪いとった、だと?
はい、ご名答です
ちょっと待てよ!?
もし、そうだって
いうんなら・・・
あいつは、いったい
どれだけ長いこと
生きてるってんだ!?
とても人間とは・・・
・・・!!
人間じゃねえって
ことか・・・っ!?
レイムさん・・・
貴方は、まさか!?
ふふふふふ・・・っ?
むかし、むかしの
そのむかし・・・
メルギトスという
それはそれは
ずる賢い悪魔が
おりました・・・
あの物語の続きのこと
なんですがね
本当は、ちゃんと
あるんですよ?
メルギトスが手伝いを
頼んだ相手というのは
クレスメントという
召喚師の一族・・・
取り引きの内容はね
この世界とサプレスを
つなぐ通路を、開いて
もらうことでした
この遺跡は、もともと
その門を開くための
儀式の地の上に建って
いるんですよ?
なんだって!?
だけど、彼らは途中で
気がついたんだ・・・
自分たちがしたことが
恐ろしい間違いだった
ということに!
だけど、彼らは途中で
気がついた・・・
自分たちがしたことが
恐ろしい間違いだった
ということに!
だから、約束の儀式を
行わなかった
それどころか・・・
儀式の地に、こんな
施設を作りあげて
門が絶対に開かない
ようにしたんです
傑作ですよねえ?
嘘つきの悪魔が
ニンゲンの嘘に
引っかかったんです
おとぎ話だったら
ここで、おしまいです
ですが、メルギトスは
執念深い悪魔でしてね
自力で別の門を開き
この世界に来たのです
自分をだました
ニンゲンに、仕返しを
するためにね?
だけど、調律者たちは
メルギトスの復讐を
予期していた・・・
そのために、召喚兵器
を創造し、現れた悪魔
を倒そうとしたんだ
けれど、調律者たちは
メルギトスの復讐を
予期していた・・・
そのために、召喚兵器
を創造し、現れた悪魔
を倒そうとしたのよ
結果は相討ちでした
しかし、メルギトスは
執念深いのです
人々の記憶を奪い
与えた魔力を取り返し
じっと、復活の時を
待っていた・・・
レイムという人間の
ふりをして、ずうっと
待っていたんですよ?
この時をねぇっ!?
あんたが・・・っ
悪魔メルギトスっ!?
あははははははっ!
あはっ?ふはははっ
ひゃーっはっはっはっ
はっはっは!!!!
あたしたちを、ずっと
だましていたって
ことですかっ!?
外道が・・・っ!
警告!空間ニ
異様ナ歪ミヲ感知!
コレハ・・・
ヒヒヒヒ・・・ッ
こいつはまた、随分と
懐かしい空気だぜェ!
くるよ・・・っ?
まっくらなやみが
もうすぐ・・・
こわい・・・っ!
こわいよっ!
おにいちゃんっ!?
こわい・・・っ!
こわいよっ!
おねえちゃんっ!?
ふふふふ・・・
そろそろ、開き始めた
ようですかねえ
ほら、ご覧なさい?
これは・・・!?
これは・・・!?
この魔力の感じは・・
サプレスのもの!?
間違いありません
あれは霊界サプレスに
つづく穴・・・
メルギトスの目的は
サプレスとこの世界を
つないでしまうこと
だったんです!
そのとおりですよ
門さえ開けば、私は
いつでもこの世界に
やってこれます
それどころか・・・
ありとあらゆる悪魔が
好き放題に行き来する
ことになるのです
ひゃはははははっ!?
なんて、なんて
素晴らしいのでしょう
これこそ、私が
待ち焦がれていた物語
の結末にふさわしい!
めでたし、めでたしと
いうことですかねぇ?
ひゃーっはっはっはっ
はっはっはァ!?
悪魔めえぇ~っ!?
んなふざけた結末を
誰が認めるかッ!!
エンターテイメント
としちゃ、ド最低の
フィナーレだぜ!?
ならば・・・
貴方たちの手で
筋書きを変えられては
いかがですか?
私の後を追いかけて
こちらの世界に来る
勇気があるというの
でしたらねぇ!?
くヒっ!グひヒっ?
いーっヒッヒッヒッヒ
あーッはッはッはッは
っハっハっハ!!
変えてみせるさ・・・
変えてみせる・・・
そうするだけの責任が
俺には、あるんだ!!
そうするだけの責任が
あたしには、
あるんだもの!!
ならば、それは僕も
同じことだ・・・
あいつはこの遺跡を
利用して、門を開いた
ライルの一族として
絶対に、見過ごすわけ
にはいかない!!
オレたちだって
無関係じゃねーぞ?
そうよっ!?
私たちも戦うわ!!
みなさんは、ここで
待っていてください
馬鹿なことを言うな
アメル!?
三人だけだなんて
そんなの、無茶よ!?
この向こうにあるのは
異世界なんだ・・・
普通の人間が
行くのは危険すぎる。
ワナだってあるかも
しれない
なら、なおのこと
お前らだけじゃ!?
リューグ・・・
俺たちは、別に
死にに行くわけじゃ
ないんだぜ?
リューグ・・・
あたしたちは、別に
死にに行くわけじゃ
ないわよ?
あるじ殿・・・
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
ご主人さま・・・
だいじょうぶですよ?
かならず、あたしたち
戻ってきますから
三人とも揃って・・・
無事に・・・
僕たちを信じて
待っていてほしい
・・・わかった
約束だからね・・・?
ここが、サプレス・・
ここが、サプレス・・
なんて、禍々しい景色
なんだ・・・
ここは、サプレスでも
最下層の空間です
悪意によどんだ魔力に
満ちた、悪魔たちの
領域・・・
・・・!?
・・・!?
ククククク・・・ッ
ようこそ私の世界へ?
メルギトスっ!?
*n0くん
貴方たちの勇気には
*n0さん
貴女たちの勇気には
敬意を表しますよ?
ご褒美にィ・・・
くびり殺してさしあげ
ましょォォォォッ!?
ふざけるなっ!!
貴方の好きになんて
させませんっ!!
俺の祖先が犯してきた
許されない罪・・・
あたしの祖先が
犯してきた
許されない罪・・・
その償いを・・・
今、ここで果たすッ!
その償いを・・・
果たしてみせるッ!
できるものかよおおぉ
ぉぉォォォォッ!!
やったのか・・・?
いいえ・・・
まだですっ!?
メルギトスは、まだ
生きていますっ!!
くくくく・・・っ
ええ、そのとおりです
たった今、復活させて
もらいましたよ?
なんだって!?
なんですって!?
おやおや、不勉強は
いけませんねぇ?
サプレスにいる悪魔は
貴方たちの世界にいる
貴女たちの世界にいる
時とは違って・・・
肉体をもたない
精神生命体として
活動しているのです
つまり・・・
けしてッけして!
殺すことなどできは
しないのだあああぁぁ
ぁァァァァっ!!
それじゃ、この世界に
いる限り、俺たちに
勝ち目はないって
ことじゃないか!?
それじゃ、この世界に
いる限り、あたしたち
に勝ち目はないって
ことじゃない!?
そういうことに・・・
なります・・・
だから、こいつは
僕たちをこの世界へ
連れこんだのか・・・
ひゃはははははッ!!
今さら、気づいても
遅いわァァァァ!?
勝てない・・・っ
いくら倒したところで
復活してきちまうっ?
このままじゃ・・・
ダメだ・・・っ
いくら倒したところで
復活してくるんだもの
このままじゃ・・・
ちくしょおぉぉっ!!
どうしたらいいって
いうのよぉ~っ!?
ネスティさん・・・
・・・そうだな?
それしか、あるまい
*n0さんっ!
貴方は、ここから
貴女は、ここから
逃げてくださいっ!!
えっ!?
えっ!?
ここは、僕とアメルで
食い止める・・・
その間に君は脱出して
門を封印するんだ!!
そんな!?
だって、それじゃ
二人は・・・
そんな!?
だって、それじゃ
二人は・・・
ネスとアメルまで
封印しちゃうってこと
じゃないかッ!?
イヤだよっ!?
そんなの、俺、絶対に
イヤだっ!!
ネスとアメルまで
封印しちゃうってこと
じゃないのよッ!?
イヤっ!?
そんなの、あたし、
絶対にイヤよぉっ!!
聞くんだっ!?
*n0
誰かが、外から
この門を閉じないと
みんな、殺されて
しまうんですよ!?
クレスメントの記憶を
継承した君にしか
門を封印することは
できないんだ・・・
でも・・・っ!?
それでも、俺は・・・
俺は・・・ぁ・・・っ
でも・・・っ!?
それでもあたし・・・
あたしは・・・っ
お願い・・・っ
あたしたちだったら
平気ですから・・・っ
だから・・・
アメル・・・っ
それに、彼女の癒しが
続く限りは、僕も戦い
続けることができる
ネスぅ・・・っ
俺じゃなきゃ・・・
俺が戻らなきゃ・・・
ダメ・・・っ
なんだよね・・・っ?
ああ・・・
君にしか、できない
ことなんだよ?
*n0さん・・
わかった・・・っ
わかったよ・・・っ!
・・・わかったわ
ありがとう・・・
*n0・・・
みんなに、よろしく
伝えておいてくれ
いつか・・・っ
いつか、きっと・・・
そいつを倒す方法を
見つけて帰るからっ?
いつか・・・っ
いつか、きっと・・・
そいつを倒す方法を
見つけて帰るからっ?
約束してよ・・・っ!
二人とも、それまで
無事でいるって!?
約束してよ・・・っ!
二人とも、それまで
絶対生きてるって!?
ああ、約束するよ?
絶対に・・・
待っていますからね?
あたし・・・
いかせるゥゥゥッ!?
もぉのォかアアアァァ
ァァァァっ!!!!
・・・!!
急げえぇぇっ!?
ネス・・・っ
アメルぅ・・・っ
ごめんよぉぉ~っ!!
ごめんねぇぇ~っ!!
*n0っ!?
メルギトスの野郎は
倒せたのかっ!?
倒せなかったよ・・・
倒せなかった・・・
えっ?
サプレスでは、悪魔は
不死身なんだ・・・
だからね・・・
俺だけ、逃げたんだ?
サプレスでは、悪魔は
不死身なのよ・・・
だから・・・っ
あたしだけがね
逃げてきたの・・・
二人が・・・逃がして
くれたんだよっ!?
二人が・・・逃がして
くれたのよっ!?
!!
ソレデハ、オ二人ハ
モハヤ・・・
そんな・・・っ?
それじゃ、お二人は
まだあの中で!?
俺しか、この門を
封印できないからって
メルギトスを止める
ために・・・っ
まだ、あの中で戦って
るんだよぉっ!?
あたししか、この門を
封印できないからって
メルギトスを止める
ために・・・っ
まだ、あの中で戦って
るのよぉっ!?
そんな・・・っ
そんなのって・・・?
アメルが・・・
それを望んだんだな?
う・・・ん・・・っ
う・・・ん・・・っ
そうか・・・
だったら、お前さんは
自分の役目をきちんと
果たさなきゃな・・・
うん・・・っ
うん・・・っ
そんな・・・っ
それじゃ、あの二人は
どうなるのよっ!?
言うなッ、ケイナっ!
こいつが・・・
一番、つらいんだぜ?
自分の手で、封印を
しなくちゃならねえ
こいつが・・・っ
フォルテ・・・っ?
うう・・・っ
うわあぁぁぁ~っ!?
ネスティ・・・
アメル・・・
俺、絶対に約束を
守るから・・・
いつか、必ず
二人のことを助けに
戻るから・・・
ネスティ・・・
アメル・・・
あたし、絶対に約束を
守るからね・・・
いつか、必ず
二人のことを助けに
戻るから・・・
うおおおおおぉぉぉぉ
ぉぉぉっ!!!!!
うわあああぁぁぁぁ
ぁぁぁっ!!!!
愛しい者たちの名を呼ぶ
悲痛な俺の声をはね返しつつ
愛しい者たちの名を呼ぶ
悲痛な声をはね返しつつ
霊界へとつながるその門は
静かに、静かに消滅していった
気の遠くなるほどの
昔から続いてきた
調律者と悪魔の物語は
苦い痛みをともなって
こうして幕を閉じたのである
だけど・・・
こんな結末を俺は認めない!
こんな結末をあたしは認めない!
今この瞬間も、たった二人で
メルギトスと戦い続けている
ネスとアメルのためにも
いつか、かならず
俺はこの場所に戻ってくる
いつか、かならず
あたしはこの場所に戻ってくる
悲しい物語の結末を
書き換えられるだけの力を
身につけて、きっと・・・
きっと!!

scn130

戦いは終わった・・・
源罪の嵐によって
リィンバウムに混乱と破壊を
もたらそうとした
メルギトスの最後の企みは
彼の命がけの行動によって
完全に潰えたのだ・・・
彼女の命がけの行動によって
完全に潰えたのだ・・・
禁忌の森に隠されていた
忌まわしき召喚兵器たちは
永遠に抹消されて
そこには、今・・・
一本の巨木がそびえている
聖なる大樹
人々が、その樹のことを
そう呼ぶようになってから
二度めの季節が・・・
巡ろうとしていた・・・
・・・*n0?
まったく・・・!
さっきから、何回
呼んだと思ってるんだ
ごめん、ごめん・・・
ごめん、ごめん・・・
まあ、今日に限っては
仕方がないがな
アメルのことを
考えていたんだろう
うん・・・
うん・・・
メルギトスは滅び去り
戦いの爪跡も、すでに
消えつつある・・・
だが、僕たちの戦いは
まだ終わってはいない
あの日から、ずっと
続いている・・・
まして・・・
*n0
彼女のことを誰よりも
好きだった、君に
とってはな・・・
あの日の今日・・・
アメルはいなくなって
しまったんだよな
笑顔のまま・・・
永遠に・・・
あの日の今日・・・
アメルはいなくなって
しまったんだよね
笑顔のまま・・・
永遠に・・・
*n0・・・
望みを捨てるな!
そのために、僕たちは
ここにいるんだろ!
彼女を助ける方法は
必ず、あるはずなんだ
きっと・・・!
それに、今日は
みんなが彼女に会いに
来る日でもあるんだぞ
しっかりするんだ
うん・・・
わかってるよ
わかってはいるん
だけどさ・・・
だけど・・・っ
うん・・・
わかってるよ
わかってはいるんだよ
だけどね・・・
でもね・・・っ
まだ、すこし時間が
あるな・・・
一足先に・・・
彼女に挨拶をしに
行くか?
え、でも・・・
え・・・
そんな、沈んだ顔の
ままでは、みんなに
余計な心配をかける
だけだからな
アメルと会って・・・
叱ってもらってこい
うん・・・
うん・・・
早いものだな・・・
あれから、もう
季節がふたつも巡って
いったなんて・・・
聖なる大樹・・・
この樹がアメルだって
知っているのは、多分
俺たちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
聖なる大樹・・・
この樹がアメルだって
知っているのは、多分
あたしたちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
だからこそ・・・
僕たちはこの樹の
いや、彼女の護人に
なったんだ・・・
いつか、この樹の中で
眠っている彼女が
目覚めるのを信じて
はははは・・・っ
起きるかどうかさえも
わかってないのにな
あははは・・・っ
起きるかどうかさえも
わかってないのにね
不甲斐ないな・・・
これだけの月日を
使って、調べていると
いうのに・・・
手がかりさえも・・・
つかめずに・・・ッ
ネス・・・?
ごめん、俺・・・
自分一人だけ、勝手に
悲しんでると思って
ネスの気持ち・・・
考えてなかった・・・
ひどいことしてた!?
ネス・・・?
ごめん、あたし・・・
自分一人だけ、勝手に
悲しんでると思って
ネスの気持ち・・・
考えてなかった・・・
ひどいことしてた!?
いいんだ・・・
それよりも・・・
笑ってあげなくちゃな
彼女のために・・・
僕たちは、笑って
いなくちゃいけない
彼女の分まで、幸せに
ならなくちゃ・・・
うん・・・
うん・・・
そうだよね・・・
聞こえるかい、アメル
君の愛したこの世界は
今もこうして息づいているよ
相変わらず、俺たちは
不器用な生き方ばかりしか
できてないけど・・・
でも、君は言ってたよね
人間は自分自身の力だけで
変われるんだって・・・
そんな人間のことが
愛しいって・・・
だから、俺も信じるよ
いつかきっと・・・
誰も悲しまずにすむ未来が
この世界におとずれるって
だから・・・
ずっと、ずっと
この場所から、俺たちを
見守っていてくれるかい?
なあ? アメル・・・
アメル、聞こえる?
あなたの愛したこの世界は
今もこうして息づいてる
相変わらず、あたしたちは
不器用な生き方しかできない
みたいだけど・・・
でも、あなたは言ったよね
人間は自分自身の力だけで
変われるんだって・・・
そんな人間のことが
愛しいって・・・
だから、あたしも信じるわ
いつかきっと・・・
誰も悲しまずにすむ未来が
この世界におとずれるって
だから・・・
ずっと、ずっと
この場所から、あたしたちを
見守っていてね
ねえ? アメル・・・
そろそろ戻ろう
みんなも、じきに
集まってくるだろうし
*n1だけに
応対させておいたら
心配だからな
うん、それじゃ・・・
ええ、それじゃ・・・
いるよ・・・
えっ?
えっ?
ここに・・・
ここに、いるよ
どうしたんだ?
この声は・・・
まさか・・・っ?
この声は・・・
まさか・・・っ?
やくそくを・・・
したから・・・
かえって・・・
きたんだよ・・・
アメルの声だ・・・っ
間違いないっ!
アメルの声よ・・・っ
間違いないわっ!
なにを言ってるんだ!
僕には、なにも・・・
ほら、ここ・・・
あなたの・・・
すぐ、そばに・・・
アメルっ!
アメルっ!
*n0っ!
どこへ行くんだ!?
アメル・・・っ!!
アメル・・・っ!!
そんな・・・
信じられない・・・
僕まで・・・
幻を見ているとでも
いうのか・・・!?
幻なんかじゃない!!
アメルは・・・っ
帰ってきてくれたんだ
俺とした約束のために
帰ってきたんだよ!
幻じゃないわよ!!
アメルは・・・っ
帰ってきてくれたのよ
あたしとした
約束のために
帰ってきたのよ!
ん・・・っ
ふぁ、あ・・・っ
アメルっ
アメルっ
あ・・・っ
*n0・・・
おはようございます
お、おはよう・・・っ
お、おはよう・・・っ
あたし、ちょっと
寝坊しちゃったみたい
ですね・・・
お腹すいてるでしょ?
ごめんね、すぐに
ご飯の用意しますから
いいんだよ・・・っ
今、俺・・・っ
胸がいっぱいだからっ
いいんだ・・・っ!
い、いいのよっ
今、あたし・・・っ
胸がいっぱいだからっ
いいの・・・っ!
どうしたんですか?
なにか、悲しいことが
あったんですか?
アメル・・・っ!!
アメル・・・っ!!
あ・・・っ
は、恥ずかしいですよ
*n0
ネスティ、見てるよ
それに、あたし
服をどこかでなくした
みたいで・・・っ
裸、だから・・・
好きだよ・・・!
アメル・・・っ
だから、もう絶対に
どこへも行かせない!
ずっと、このまま
俺の側にいてくれよ
お願いだから・・・っ
うん・・・
あたしも、貴方のこと
好きですよ・・・
だから・・・
もう、泣かないで
あたしの大好きな
貴方の笑顔を、見せて
ください・・・ね
あ・・・っ
い、痛いですってば
*n0
アメル・・・っ
本当に、ホントにっ
アメルなんだよなっ
アメルなのね・・・っ
本当に、ホントにっ
アメルなのね・・・っ
ええ、そうです・・・
あたし・・・
アメルですよ・・・
だから・・・
もう、泣かないで
あたしの大好きな
貴方の笑顔を、見せて
貴女の笑顔を、見せて
ください・・・ね
うん・・・っ
他のみなさんは?
もうすぐ、会えるよ
すぐに・・・
きっと、君のことを
みんなも・・・
待ってたから・・・
もうすぐ、会えるわ
すぐに・・・
ずっと、アメルのこと
みんなも・・・
待ってたんだから
大変!それじゃあ
お出迎えの準備を
しないと・・・
手伝ってくれますか?
*n0
ああ、もちろんだよ!
ええ、もちろんよ!
それじゃあ、急いで
戻りましょう
あっ、アメル!
あっ、アメル!
はい・・・
ひとつだけ、まだ
君に言いたいことが
あったんだ・・・
肝心なこと、あなたに
言い忘れてたよ・・・
ぼうっとしてたけど
どこか、身体の調子が
おかしいんですか?
ううん、平気だよ
心配しないで
ううん、平気よ
心配しないで
もしかして、また
ネスティのことを?
うん・・・
うん・・・
そうですよね
戦いは終わって
聖王国にも平和が
戻ったけれど・・・
貴方やあたしに
貴女やあたしに
とっては、それはまだ
終わっていないこと
なんですから
特に・・・
*n0
彼のことを誰よりも
好きだった、貴女に
とっては・・・
あの日の今日・・・
ネスは、いなくなって
しまったんだよな
俺たちを・・・
おいてけぼりにして
一人っきりでさ
あの日の今日・・・
ネスは、いなくなって
しまったのよね
あたしたちを・・・
おいてけぼりにして
一人っきりでさ
*n0・・・
でも、だからこそね
今日は笑顔でいないと
ダメだと思うの
みんなも、ネスに
会いに来てくれるし
だから・・・っ!
うん・・・
わかってるよ
わかってはいるん
だけどさ・・・
だけど・・・っ
うん・・・
わかってるよ
わかってはいるんだよ
だけどね・・・
だけど・・・っ
ねえ、*n0
一足先に、彼に挨拶を
しに行きませんか?
え、でも・・・
え・・・
みんなが来るまでには
まだ、すこし時間が
あるし・・・
あたしじゃ、やっぱり
*n0を
叱るのは無理だから
ネスティに・・・
叱ってもらいましょ
うん・・・
うん・・・
早いものですね・・・
あれから、もう
季節がふたつも巡って
いったなんて・・・
聖なる大樹・・・
この樹が、ネスだって
知っているのは、多分
俺たちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
聖なる大樹・・・
この樹が、ネスだって
知っているのは、多分
あたしたちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
だから・・・
あたしたちはこの樹の
ううん、彼の護人に
なった・・・
いつか、この樹の中で
眠りについている彼が
起きるのを信じて
はははは・・・っ
起きるかどうかさえも
わかってないのにな
あははは・・・っ
起きるかどうかさえも
わかってないのにね
あたしが・・・
あたしの天使の力が
もっと強かったら!
ネスティを・・・
助けられたのかも
しれないのに・・・っ
泣かないで、アメル
君のせいじゃないさ
なにもできないのは
俺だっておんなじだよ
それに・・・
さっき、言ったよね
今日だけは、笑顔で
いなきゃダメだって
泣かないで、アメル
あなたのせいじゃない
なにもできないのは
あたしだっておなじよ
それに・・・
さっき、言ったよね
今日だけは、笑顔で
いなきゃダメだって
ごめんなさい・・・
あたしまで、泣いたり
しちゃって・・・
あたしたちが笑顔じゃ
ないと、きっと彼に
叱られますもんね
彼の分まで、幸せに
ならなくちゃ・・・
うん・・・
うん・・・
そうだよね・・・
聞こえるかい、ネス
君のおかげで、俺たちは
こうして生きているよ・・・
ネスが言っていたとおり
人間は、やっぱり嘘つきで
自分勝手だけど・・・
でも、昨日とは違う
よりよい明日をめざして
生きてるんだ
だから、俺は信じるよ
いつかきっと・・・
誰も悲しまずにすむ未来が
この世界におとずれるって
だから・・・
ずっと、ずっと
この場所から、俺たちを
見守っていてくれるかい?
なあ ネス・・・
ネス、聞こえる?
あなたのおかげで、
あたしたちは
こうして生きているわ・・・
ネスが言っていたとおり
人間は、やっぱり嘘つきで
自分勝手だけど・・・
でも、昨日とは違う
よりよい明日をめざして
生きようとしている
だから、あたしも
信じていいよね
いつかきっと・・・
誰も悲しまずにすむ未来が
この世界におとずれるって
だから・・・
ずっと、ずっと
この場所から、あたしたちを
見守っていてくれるよね?
戻りましょうか
みんなも、じきに
集まってくるだろうし
*n1一人じゃ
きっと困っちゃいます
もんね
うん、それじゃ・・・
ええ、それじゃ・・・
ここだよ・・・
えっ?
えっ?
ほら、ここさ・・・
ここに、いるんだよ
どうしたんです?
この声は・・・
まさか・・・っ?
この声は・・・
まさか・・・っ?
やくそく・・・
したからな・・・
かえって・・・
きたんだよ・・・
ネスの声だ・・・っ
間違いないっ!
ネスの声・・・っ
間違いないわっ!
え!?あたしには
なにも・・・
どこを、みてるんだ
きみの・・・
すぐ、そばだよ・・・
ネスっ!
ネスっ!
*n0っ!
どこへ行くのっ!?
ネス・・・っ!!
ネス・・・っ!!
え・・・っ
本当、に・・・っ?
あたし・・・っ
夢を見ちゃってるん
ですか・・・
夢なんかじゃない!!
ネスは・・・っ
帰ってきてくれたんだ
俺とした約束のために
帰ってきたんだよ!
夢なんかじゃない!!
ネスは・・・っ
帰ってきてくれたのよ
あたしとした
約束のために
帰ってきたのよ!
ん・・・っ
んん・・・っ?
ネスっ
ネスっ
やれやれ、騒々しいな
まったく・・・
寝起きぐらいは
そっとしておいてくれ
*n0
あ、ゴメン・・・っ
あ、ゴメン・・・っ
しかし、どういう
風の吹き回しなんだ
君が僕より先に起きて
いるだなんて・・・
もしかして、これは
悪い夢か?
夢じゃないよっ!
もし夢だったら、俺っ
一生、ネスのことを
恨むから・・・っ!
夢じゃないわよっ!
もし夢なら、あたし
一生、ネスのこと
恨むもん・・・っ!
・・・君はバカか?
どういう理屈で、僕が
君に恨まれなくちゃ
ならなくなるんだ
まったく・・・
ネス・・・っ!!
ネス・・・っ!!
な・・・っ!?
は、はしたないぞっ
*n0!
アメルも見てるだろ
だいたい、今の僕は
服をなくしたせいで
裸なんだぞ・・・っ
誤解をっ、招くような
ことは・・・!
好き、大好きだよっ!
ネスティ・・・っ
だから、もう絶対に
どこへも行かないで!
ずっと、このまま
あたしの側にいてね
お願い・・・っ
やれやれ・・・
本当に君は、昔っから
甘えんぼうだな
心配するな・・・
どこにも行かないさ
君は、僕にとって
この世界で一番大切な
たった一人の、女の子
なんだからな・・・
な・・・っ
なんのつもりだっ!?
*n0
ネスだよな・・・っ
本当に、ホントにっ
ネスなんだよなっ!
ネスなのね・・・っ
本当に、ホントにっ
ネスなのね・・・っ
当たり前だろう
まったく・・・
僕は、ネスティだとも
わかったら・・・
いい加減に離れてくれ
うん・・・っ
うん・・・っ
他のみんなは?
もうすぐ、会えるよ
すぐに・・・
きっと、君のことを
みんなも・・・
待ってたから・・・
もうすぐ、会えるよ
すぐに・・・
ずっと、あなたのこと
みんなも・・・
待ってたんだもの
そういうことは
もっと、早く言うべき
だろうに・・・!
うん・・・っ
これからは、絶対に
そうするよっ!
うん・・・っ
これからは、絶対に
そうするわ
急いで戻るぞ
あっ、ネス!
あっ、ネス!
・・・どうした?
ひとつだけ、まだ
言ってないことが
あったんだよ・・・
肝心なこと、あなたに
言い忘れてたよ・・・
おかえり・・・
*n1
イイ・・・キテ・・・
マセ・・・
*n0
ん・・・
んん・・・
*n1
・・・デ・・・ツモリ
デ・・・!?
*n0
ん、んん・・・???
ん、んん・・・???
*n1
・・・起キナサイ!
*n0!!
ふぁ・・・?
おはよぉ・・・っ
*n1・・・
ふぁ・・・?
おふぁよぉ・・・っ
*n1・・・
オハヨウ、デハ
アリマセン!
先程カラ、何度モ
起コシタトイウノニ
マッタク・・・
朝食ノ仕度ハトックニ
デキテイルンデス
あめるニ怒ラレテモ
知リマセンヨ?
いっ!?
へっ!?
*n1
オラ・・・テメ・・・
まで・・・
*n0
ん・・・
ん・・・
*n1
・・・で・・・つもり
だ・・・ッ!?
*n0
ん、んん・・・???
ん、んん・・・???
*n1
さっさと起きやがれ!
*n0ッ!!
ふぁ・・・?
おはよぉ・・・っ
*n1・・・
ふぁ・・・?
おふぁよぉ・・・っ
*n1・・・
ケッ!なァにが
おはよぉ、だ
ったく・・・
わざわざ、オレが
起こしに来てやった
ってのに・・・
メシはもうとっくに
できてんだぜ
アイツに怒られても
知らねェぞ?
いっ!?
へっ!?
*n1
おに・・・きて・・・
だよ・・・
おね・・・きて・・・
だよ・・・
*n0
ん・・・
ん・・・
*n1
・・・よ・・・さだよ
ね・・・!?
*n0
ん、んん・・・???
ん、んん・・・???
*n1
・・・にいちゃん
おにいちゃんってば!
・・・ねえちゃん
おねえちゃんってば!
ふぁ・・・?
おはよぉ・・・っ
*n1・・・
ふぁ・・・?
おふぁよぉ・・・っ
*n1・・・
もう・・・
やっと、おきた・・・
*n1
さっきから、ずっと
よんでたのに・・・
あさごはんだって
はやくしないと、また
アメルおねえちゃんに
しかられるよ?
いっ!?
へっ!?
*n1
ほら・・・きて・・・
ませ・・・
*n0
ん・・・
ん・・・
*n1
・・・ま・・・さまっ
てば・・・!?
*n0
ん、んん・・・???
ん、んん・・・???
*n1
・・・起きてください
ご主人さまっ!!
ふぁ・・・?
おはよぉ・・・っ
*n1・・・
ふぁ・・・?
おふぁよぉ・・・っ
*n1・・・
おはようごさいます
・・・じゃなくて!
いい加減、起こしたら
すぐに目を覚まして
くださいよぉ・・・
朝食の仕度はとっくに
できているんですよ
アメルさんに、また
叱られますよぉ?
いっ!?
へっ!?
もぉ・・・
*n0も
*n1くんも
ねぼすけなんだから
もぉ・・・
*n0も
*n1ちゃんも
ねぼすけなんだから
せっかく焼きたての
パンだったのに
冷めちゃいましたよ
イツモ、ゴ迷惑カケテ
本当ニスイマセン
あめる・・・
ケッ!オレまで
ひとまとめにすんじゃ
ねェよ・・・アメル
*n1は・・・
ちゃんと、おきたよ
あっ、ボクはちゃんと
起きてましたよ
お洗濯、すませて
おきましたから
へいへい・・・
どーせ、俺がみんな
悪いんですよーだ
はいはい・・・
どーせ、あたしが
みんな悪いん
ですよーだ
だからといって
開きなおればいいと
いうものではあるまい
どうだろう、アメル
寝坊の罰として
朝食を抜くというのは
あ、なるほど・・・
ちょ、ちょっとっ
それだけは、ホントに
勘弁してくれよっ!
ちょ、ちょっとっ
それって、シャレに
なってないってば!
なあ、アメルぅ・・・
お願いだからさぁ
ねえ、アメルぅ・・・
勘弁してよぉ
どーしようかなぁ?
朝食ハ、人間ニトッテ
欠カスベキモノデハ
アリマセン・・・
デスカラ、ソレダケハ
勘弁シテアゲテハ
クダサイマセンカ?
ふふふっ、それじゃあ
今日のところは
*n1くんに
免じて・・・ね
なっさけねェなァ
おい、見てみろよ
このツラ・・・
メシを抜かれたら
本気で泣きそうだぜ
食べさせてやれよ
ふふふっ、それじゃあ
今日のところは
*n1くんに
免じて・・・ね
それは・・・
ちょっと、かわいそう
かも・・・
アメルおねえちゃん
ゆるしてあげて
おねがい・・・
ふふふっ、それじゃあ
今日のところは
*n1ちゃんに
免じて・・・ね
朝ご飯を抜かれたら
ご主人さま、きっと
勉強に身が入らないと
思いますよ
ですから・・・
ね、アメルさん
ネスティさんもっ
ふふふっ、それじゃあ
今日のところは
*n1くんに
免じて・・・ね
よかったぁっ!!
やりぃーっ!!
*n1に
感謝しておくんだぞ
*n0
うんっ! うんっ!
ありがとな
*n1っ♪
うんっ! うんっ!
ありがとね
*n1っ♪
イエイエ、ソンナ
友達ジャナイデスカ
うんっ! うんっ!
ありがとな
*n1っ♪
うんっ! うんっ!
ありがとね
*n1っ♪
ヒヒヒ・・・ッ
この貸しはでけェぞォ
*n0
うんっ! うんっ!
ありがとな
*n1っ♪
うんっ! うんっ!
ありがとね
*n1っ♪
・・・(こくん)
うんっ! うんっ!
ありがとな
*n1っ♪
うんっ! うんっ!
ありがとね
*n1っ♪
いいんですよ
ご主人さま、それより
いっぱい食べて、目を
さましてくださいね
食事が済んだら
昨日のおさらいとして
試験をするからな
いっ!?
いっ!?
戦いで学んできた君の
召喚術は、技術だけが
先行して、理論を無視
してるからな
この機会に、みっちり
追いついてもらわなく
ては、困るんだ
うう・・・っ
むう・・・っ
言ッテオキマスガ
今回ハ、かんにんぐハ
手伝イマセンヨ
おーっ!
一難去って、また
一難だなァ
おべんきょう・・・
*n1も
いっしょにするよ
「ふぁいと」ですっ!
ご主人さまっ!!
じゃあ、あたし
お勉強が終わるまでに
おいものケーキ
焼いておきますね
ありつけるかどうかは
試験の点次第だがな
トホホ・・・
あちゃあ・・・っ
頑張ッテクダサイ
*n0
ま、ダメだったら
オレがテメエの分も
食ってやるからよォ
(ぽむぽむ)
・・・がんばろうね
「がっつ」ですっ!
ご主人さまっ!!
仕方アリマセンヨ
ソレハ・・・
ねすてぃハ、貴方ニ
ねすてぃハ、貴女ニ
スコシデモ多ク
知識ヲツケテ欲シイト
思ッテルノデス
イズレ、必ズ
復活スルデアロウ
めるぎとすトノ
再戦ノ前ニ・・・
めるぎとすハ
人間ノ欲望ヤ妬ミヲ
糧トスル悪魔デス
バラマカレタ源罪ヲ
キッカケニ、復活スル
可能性ハ、ホボ確実ト
思ワレマス・・・
心配ハワカリマス
シカシ、ソノタメニ
我々ハコウシテ、共ニ
暮ラシテイルノデハ
アリマセンカ?
次ナル戦イデ、全テノ
決着ヲツケルタメニ
今、コノ時ヲ・・・
ソウデストモ!
護衛獣ノ・・・
ソシテ、私ノ使命ハ
*n0
貴方ヲ守ルコト
貴女ヲ守ルコト
メガネの野郎も
必死なのさ
なにしろ、限られた
時間をつかって
テメエを強くしなきゃ
ならねェんだ・・・
間違いなく、復讐に
やってくる・・・
メルギトスの野郎に
負けねェようにな
召喚されたんじゃねェ
アイツは、倒されても
送還されたことには
ならねェからな
ばらまいた源罪を
利用して、復活の時を
どこかで待ってるに
違いねェんだ・・・
ケッ!シケたツラァ
してんじゃねェよ
テメエらはそのために
こうして、集まって
準備してるんじゃねェ
のかよ?
今度こそ、あの野郎を
ぶっちめるためによ
ま、せいぜい
がんばるこったな
ケッ!つくづく
護衛獣づかいのあらい
ヤツだな、テメエは
しかたないよ・・・
うん・・・
ネスティおにいちゃん
ひっし、なんだよ
おにいちゃんのこと
つよくするために
ネスティおにいちゃん
ひっし、なんだよ
おねえちゃんのこと
つよくするために
きっと、また・・・
やってくる・・・
あいつに、まけたり
しないように・・・
あいつ、わらってた
じぶんは、なんどでも
かえってくるって
みんなのこころが
よごれているかぎり
なんどでも・・・
・・・(ぎゅっ)
だいじょうぶだよね
だって、みんな
ここにいるんだもの
いつかきっと・・・
あいつも、かえって
これなくなるよね
(こくこく)!
うん・・・
*n1は
おにいちゃんと
ずっといっしょだよ
うん・・・
*n1は
おねえちゃんと
ずっといっしょだよ
仕方がないですよ
それは・・・
ネスティさんは
ご主人さまのために
わざと厳しくしてるん
ですもの・・・
いつか、必ず
復活してしまうはずの
メルギトスと、再び
戦う時のために・・・
メルギトスは
人の弱い心を利用して
力とする悪魔です
この世から争いが
なくならない限りは
完全に滅ぼすことなど
できないんですよね
心配はわかります
だけど、そのために
ボクたちは、こうして
一緒に暮らしてるん
じゃないですか
あいつが戻ってきても
絶対負けないように
今、この時を
精一杯にがんばって
生きてるんでしょう
勝てますよ、きっと!
は、はいっ!
ボクにできることは
たかが知れてるかも
しれないけど・・・
しかし、ネスも
毎日毎日、本当に
ひどいよなぁ・・・
戦いが終わって
みんなで暮らし始めて
から、ずっと勉強づけ
だなんてさ
しかし、ネスも
毎日毎日、ひどいと
思わない?
戦いが終わって
みんなで暮らし始めて
から、ずっと勉強づけ
なんだもの
うん・・・
わかってるよ、それは
あの最後の戦いで
メルギトスは倒すこと
ができたけど・・・
リィンバウム中に
ばらまかれてしまった
源罪までは、消し去る
ことはできなかった
うん・・・
わかってる、それは
あの最後の戦いで
メルギトスは倒すこと
ができたけど・・・
リィンバウム中に
ばらまかれてしまった
源罪までは、消し去る
ことはできなかった
それは、今日かも
しれないし
明日かもしれない
ううん・・・
もう、すでに復活して
新たなかん計を巡らせ
ているのかも・・
それは、今日かも
しれないし
明日かもしれない
ううん・・・
もう、すでに復活して
新たなかん計を巡らせ
ているのかも・・
うん、そうだよな
強くならなくちゃな
俺たちが、今度こそ
全てを終わらせないと
ええ、そうね・・・
強くならなくちゃ
あたしたちが、
今度こそ全てを
終わらせなくちゃね
その時には、また
頼りにさせてもらうぜ
*n1
その時には、また
頼りにさせてもらうわ
*n1
聞こえるかい、ネス
君のおかげで、俺たちは
こうして生きているよ・・・
ネスが言っていたとおり
人間は、やっぱり嘘つきで
自分勝手だけど・・・
でも、昨日とは違う
よりよい明日をめざして
生きてるんだ
だから、俺は信じるよ
いつかきっと・・・
誰も悲しまずにすむ未来が
この世界におとずれるって
だから・・・
ずっと、ずっと
この場所から、俺たちを
見守っていてくれるかい?
なあ ネス・・・
ネス、聞こえる?
あなたのおかげで、
あたしたちは
こうして生きているわ・・・
ネスが言っていたとおり
人間は、やっぱり嘘つきで
自分勝手だけど・・・
でも、昨日とは違う
よりよい明日をめざして
生きようとしている
だから、あたしも
信じていいよね
いつかきっと・・・
誰も悲しまずにすむ未来が
この世界におとずれるって
だから・・・
ずっと、ずっと
この場所から、あたしたちを
見守っていてくれるよね?
聞こえるかい、アメル
君の愛したこの世界は
今もこうして息づいているよ
相変わらず、俺たちは
不器用な生き方ばかりしか
できてないけど・・・
でも、君は言ってたよね
人間は自分自身の力だけで
変われるんだって・・・
そんな人間のことが
愛しいって・・・
だから、俺も信じるよ
いつかきっと・・・
誰も悲しまずにすむ未来が
この世界におとずれるって
だから・・・
ずっと、ずっと
この場所から、俺たちを
見守っていてくれるかい?
なあ アメル・・・
アメル、聞こえる?
あなたの愛したこの世界は
今もこうして息づいてる
相変わらず、あたしたちは
不器用な生き方しかできない
みたいだけど・・・
でも、あなたは言ったよね
人間は自分自身の力だけで
変われるんだって・・・
そんな人間のことが
愛しいって・・・
だから、あたしも信じるわ
いつかきっと・・・
誰も悲しまずにすむ未来が
この世界におとずれるって
だから・・・
ずっと、ずっと
この場所から、あたしたちを
見守っていてね
ねえ アメル・・・
・・・*n0?
元気がねーぞ
ぼけーっとしてたら
カビちまうだろうに
あれっ、フォルテ
どうしてこんなとこに
いるんだい?
あれ、フォルテ・・・
どうしてこんなとこに
いるの?
ああ、ケイナを
鬼神の谷まで送った
帰りに、お前らの顔
を見に来たんだが
その様子じゃ、まだ
ひきずってるな
ネスティのこと
アメルのこと
うん・・・
うん・・・
忘れろ、なんて無理な
ことは言うつもりも
ねーけどよ・・・
あんま、思いつめて
ばかりってのも、ちと
マズイと思うぜ
お前にそんな顔を
させるために
ネスは、ああなった
わけじゃねーだろ?
お前にそんな顔を
させるために
アメルは、ああなった
わけじゃねーだろ?
・・・・・・
・・・・・・
ふう・・・
こりゃ、オレの手には
おえねーな
当事者のトコへ行って
きっちり、お説教して
もらうとすっか
え?
え?
オレも、まだアイツに
挨拶してねーしな
オレも、まだアメルに
挨拶してねーしな
さあ、案内しろよ
うん・・・
うん・・・
しかし、見るたびに
すげーと思うぜ
こいつのおかけで
リィンバウムが滅亡
せずにすんだんだよな
あらゆる邪念を吸収し
澄んだ空気に浄化して
くれてるとはな・・・
あの日からずっと
この樹は、そうして
俺たちの世界を守って
くれてるんだ
あの日からずっと
この樹は、そうやって
あたしたちの世界を
守ってくれている
聖なる大樹、か
早いもんだな・・・
ネスティが、この樹に
生まれ変わってから
アメルが、この樹に
生まれ変わってから
もう、季節も・・・
ふた巡りか・・・
そうだね・・・
そうね・・・
お前らが、ここに
残って、この樹の護人
になるって言い出した
時は、心配したぜ
はははは・・・っ
ぶん殴って、お前を
連れ出そうとしたっけ
なあ・・・
そんなこともあったね
うん・・・
そんなこともあったね
うん・・・
だが、お前らは結局
自分の意志でここに
残るって決めちまった
うん、俺はね
あの時、たしかに
聞いた気がしたんだよ
ええ、あたしは
あの時、たしかに
聞いた気がしたの
帰ってくるよ、って
そう言ってくれた
ネスの声を・・・
それに、アメルだって
言ってくれたんだ
ネスは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
帰ってくるよ、って
そう言ってくれた
ネスの声を・・・
それに、アメルだって
言ってくれたわ
ネスは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
帰ってきます、って
そう言ってくれた
アメルの声を・・・
それに、ネスだって
言ってくれたんだ
アメルは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
帰ってきます、って
そう言ってくれた
アメルの声を・・・
それに、ネスだって
言ってくれたわ
アメルは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
オレはな・・・
正直、今でもお前らが
ここで暮らすことには
反対だ・・・
・・・!
・・・!
けどよ、人の生き方は
誰かに迷惑をかけねー
限りは、自由なんだよ
オレ自身、そうやって
生きてきてるからな
偉そうなことは・・・
言えねーよ・・・
フォルテ・・・
わかってはいるんだよ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
でも、もうすこしだけ
待っていたいんだよ
俺は・・・
フォルテ・・・
わかってはいるのよ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
でも、もうすこしだけ
待っていたいの
あたしは・・・
わかってるさ
誰かに教わらずとも
お前は、自分で答えが
出せるってのはな
だから、オレはもう
お前を止めない
信じて、待つことに
決めた・・・
フォルテ・・・
フォルテ・・・
忘れるなよ
オレもケイナも
いつだって、お前らの
味方だってことをな
ありがとう、フォルテ
ありがとう、フォルテ
約束するよ、フォルテ
俺は、いつまでも
今のままじゃいない
約束するわ、フォルテ
あたしは、いつまでも
今のままじゃいない
ネスが守ってくれた
未来に続く時を・・・
絶対に、無駄にしたり
しないから
アメルが守ってくれた
未来に続く時を・・・
絶対に、無駄にしたり
しないから
おう、約束だぜ!
うんっ!
そろそろ、戻ろうか
*n1も
心配してるだろうし
うんっ!
そろそろ、戻ろっか
*n1も
心配してるだろうし
アメルも、もうすぐ
買い出しから帰って
くるから・・・
ネスも、もうすぐ
買い出しから帰って
くるから・・・
なあ・・・
*n0よ
ん?
ん?
お前、やっぱ
いいオトコだぜ
オレよりも・・・
ずっとな・・・
お前、やっぱ
いいオンナだぜ
オレが現役だったら
絶対にほっとかねえ
くらいにな
元気ないじゃない
さっきから見てたけど
ため息ばっかり・・・
あれっ、ケイナ
どうしてこんなとこに
いるんだい?
あれ、ケイナ・・・
どうしてこんなとこに
いるの?
近くまで来たから
貴方たちの様子を見に
貴女たちの様子を見に
きたんだけど・・・
その様子だと、まだ
ひきずってるみたいね
ネスティのこと・・・
アメルのこと・・・
うん・・・
忘れろなんて無理は
言わないけどね
あんまり、思いつめて
ばかりいるのは、絶対
よくないわよ
あの子だって
そんな情けない貴方の
そんな情けない貴女の
顔を見たら、悲しむと
思うし・・・
・・・・・・
ねえ、ちょっとだけ
散歩にいかない?
私も、まだ彼に
挨拶していないし
私も、まだ彼女に
挨拶していないし
うん、そうだな・・・
ええ、そうね・・・
ふう・・・っ
いつ来ても、ここの
空気はおいしいわ
やっぱり、この樹が
周りの汚れたものを
吸い取って
キレイにしてくれてる
おかげかしらね
うん、きっと
そうだと思うよ
あの日からずっと
この樹は、そうして
俺たちの世界を守って
くれてるんだ
ええ、きっと
そうだと思う
あの日からずっと
この樹は、こうやって
あたしたちの世界を
守ってくれてる
聖なる大樹、か
早いものよね・・・
ネスティが、この樹に
生まれ変わってから
アメルが、この樹に
生まれ変わってから
もう、季節も
ふた巡りになるのよね
そうだね・・・
そうね・・・
貴方たちが、この森に
貴女たちが、この森に
残って、この樹の護人
になるって言い出した
時は、大騒ぎだった
フォルテのヤツなんか
力ずくで、貴方のこと
力ずくで、貴女のこと
連れ出そうとしたけど
でも、貴方たちは
でも、貴女たちは
けっきょく、ここで
暮らしはじめた
うん、俺はね
あの時、たしかに
聞いた気がしたんだよ
ええ、あたし
あの時、たしかに
聞いた気がしたの
帰ってくるよ、って
そう言ってくれた
ネスの声を・・・
それに、アメルだって
言ってくれたんだ
それに、アメルだって
言ってくれたわ
ネスは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
帰ってきます、って
そう言ってくれた
アメルの声を・・・
それに、ネスだって
言ってくれたんだ
それに、ネスだって
言ってくれたわ
アメルは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
でも・・・
いつまで、待っている
つもりなの?
待っている間にも
貴方の時間は、過ぎて
貴女の時間は、過ぎて
いってしまうのよ!
ケイナ・・・
ごめんね・・・
ただ、私は心配なのよ
貴方たちが、このまま
貴女たちが、このまま
待ち続ける日々の中に
埋もれていってしまい
そうで・・・
心配、なの・・・っ
ありがとう、ケイナ
わかってはいるんだよ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
でも、もうすこしだけ
待っていたいんだよ
俺は・・・
ありがと、ケイナ
わかってはいるのよ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
でも、もうすこしだけ
待っていたいの
あたしは・・・
うん・・・っ
約束するよ、ケイナ
俺は、いつまでも
今のままじゃいない
約束するわ、ケイナ
あたしは、いつまでも
今のままじゃいない
ネスが守ってくれた
未来に続く時を・・・
絶対に、無駄にしたり
しないから
アメルが守ってくれた
未来に続く時を・・・
絶対に、無駄にしたり
しないから
約束よ・・・
うん
そろそろ、戻ろうか
*n1も
心配してるだろうし
ええ
そろそろ、戻ろっか
*n1も
心配してるだろうし
アメルも、もうすぐ
買い出しから帰って
くるから・・・
ネスも、もうすぐ
買い出しから帰って
くるから・・・
*n0っ!
ケイナ・・・?
ん?
忘れないでいてね
私も、アイツも・・・
いつだって、貴方の
いつだって、貴女の
味方だってこと!
もしかして、また
考えていたんですか?
ネスティさんの
ことを・・・
あの子のことを・・・
うん・・・
ええ・・・
毎日今みたいに
過ごしてるわけじゃ
ないですよね
だとしたら
ちょっと心配ですよ
僕は・・・
貴女と一緒にここで
暮らすようになって
ずいぶんと経ちますが
やはり、まだ
あの時のことは
忘れられそうにない
みたいですね
うん・・・
よくないな、って
思ってはいるんだけど
つい、さ
一人でいると
思い出しちゃってさ
うん・・・
よくないな、って
思ってはいるんだけど
つい、ね
一人でいると
思い出しちゃって
無理もないですよ
特に、今日は・・・
彼がいなくなって
ちょうど、二年目に
なる日ですからね
あの子がいなくなって
ちょうど、二年目に
なる日ですからね
・・・・・・
・・・・・・
さあ、行きましょう
他のみんながたずねて
きてくれる前に
彼の身の回りを
きれいに掃除して
あげないと・・・
あの子の身の回りを
きれいに掃除して
あげないと・・・
うん・・・
そうね・・・
集めた落ち葉は
まとめて、この袋に
入れておきますね
ご苦労さま、ロッカ
樹皮の痛んでる部分も
処置したし、なんとか
みんなが来る前に
作業が終わったよ
ご苦労さま、ロッカ
樹皮の痛んでる部分も
処置したし、なんとか
みんなが来る前に
作業が終わったわ
せっかく、みんなが
揃うんですからね
うん、本当にそうだな
聖なる大樹・・・
ええ、そうよね
聖なる大樹・・・
この樹がネスだって
知っているのは、多分
俺たちだけ・・・
あたしたちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
彼のおかげで、僕らは
救われたんです
本当に、感謝しないと
この樹がアメルだって
知っているのは、多分
俺たちだけ・・・
あたしたちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
あの子のおかげで
僕らは救われたんです
本当に、感謝しないと
ですが・・・
本音を言えば、僕にも
悔いがありますよ
こんな形の結末しか
迎えられなかったのは
今でも残念です
それに・・・
*n0
貴方が、こうして
貴女が、こうして
暮らしていることも
ロッカ・・・
聖なる大樹の護人
いったい、いつまで
続けるつもりですか?
いくら待ち続けても
彼が帰ってくる
保証はないんですよ
いくら待ち続けても
あの子が帰ってくる
保証はないんですよ
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
ええ、わかってるのよ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
*n0・・・
でも、もうすこしだけ
待っていたいんだよ
俺は・・・
でも、もうすこしだけ
待っていたいの
あたしは・・・
信じているんですね
彼が最後に、貴方と
彼が最後に、貴女と
交わした約束を・・・
あの子が最後に、
貴方と交わした
貴女と交わした
約束を・・・
うん、俺はね
あの時、たしかに
聞いた気がしたんだよ
ええ、あたしはね
あの時、たしかに
聞いた気がしたんだよ
帰ってくるよ、って
そう言ってくれた
ネスの声を・・・
帰ってきます、って
そう言ってくれた
アメルの声を・・・
僕も・・・
信じたいです・・・
ありがとう・・・
ロッカ・・・
ありがとう・・・
ロッカ・・・
でも、キミまで無理に
あたしにつきあう必要
はないんだよ
別に無理はしてない
ですよ、僕は
僕がここにいるのは
自分で望んで、決めた
ことなんですから
彼の代わりには
一生かかっても
なれないでしょうが
僕は、貴女を守りたい
もう後悔だけは
したくないんです
ロッカ・・・
あの子もきっと
それを望んでくれる
はずです・・・
うん・・・っ
そろそろ戻りましょう
リューグのやつも
やって来る頃ですし
あれ?リューグは
たしか、旅に出てたん
じゃなかったっけ
あら?リューグは
たしか、旅に出てたん
じゃなかったの
前にパッフェルさんが
手紙を持ってきて
くれたんですよ
闘戯都市での生活も
飽きたから、そろそろ
帰ってくるって
そうか・・・
そっか・・・
また一段と、腕を
あげたようですからね
手合わせするのが
楽しみですよ
爺さんもルヴァイドも
言ってたよ
二人には、もう教える
ことはないって
お爺さんもルヴァイド
も言ってたわ
二人には、もう教える
ことはないって
そんな、まだまだ
僕たちは未熟ですよ
本当の強さは、技では
なく、心にあるんです
そこに至るまでには
もっと、自分を磨いて
いかないと・・・
ロッカらしいな
そういう考え方はさ
ロッカらしいわね
そういう考え方はね
ところで、この集めた
落ち葉はどうします?
みんなが来たらさ
これで焚き火をして
おイモを焼こうかって
思うんだけど
みんなが来たらさ
これで焚き火をして
おイモを焼こうかって
思うんだけど
うん、そうですね
それはいい考えかも
なあ、ロッカ
ねえ、ロッカ
はい?
初めて出会った時より
ずいぶんと、ロッカは
変わったと思うよ
なんていうか、前より
ずっと大きくなった
そんな気がする
*n0
それは、貴方も同じ
じゃないですか?
ありがとう・・・
側にいてくれて・・・
キミがいてくれたから
あたし、悲しみに
負けずにすんだんだと
思ってる・・・
ロッカは、いつだって
あたしを気づかって
くれてるから・・・
*n0
それは、貴女も同じ
じゃないですか?
なにやってんだよ?
人をさんざん待たせ
やがって・・・
メシを食べたら
外に出て待ってろって
言ったのはお前だろ?
ああ、ゴメン
うっかりしちゃってた
うん、ゴメン・・・
うっかりしてたわ
うっかりって・・・
お前なあ・・・
ハッ!たまに遊びに
来てみれば、案の定
ポカやらかしやがって
ネスティの言い草じゃ
ねえが、もうすこし
シャキッとしろよな
ハッ!よくもそう
毎日毎日、うっかりを
連発できるもんだな
一緒に暮らしてる俺の
迷惑も考えやがれよ
ったく・・・
うう・・・っ
ホントにゴメン・・・
むぅ・・・
ホントにゴメン・・・
で、どうすんだよ?
用事ってのは、やめに
すんのか?
ダメだよ!
他のみんなが来る前に
きちんとキレイにして
あげないと・・・
ダメよ!
他のみんなが来る前に
きちんとキレイにして
あげないと・・・
だったら、さっさと
道具もって
ついて来いよ
もたもたしてたら
あの野郎の掃除なんて
終わらねえぜ
もたもたしてたら
あいつを洗ってなんか
いられねえぜ
ちょ、ちょっと!
急ぐからさ、リューグ
待ってくれってば!
ちょ、ちょっと!
急ぐからさ、リューグ
待ってってばぁ!
散らばってた落ち葉は
まとめて、袋に詰めて
おいたぜ
ご苦労さま、リューグ
樹皮の痛んでる部分も
処置したし、なんとか
みんなが来る前に
作業が終わったよ
ご苦労さま、リューグ
樹皮の痛んでる部分も
処置したし、なんとか
みんなが来る前に
作業が終わったわ
枝の間引きに、雑草の
引き抜き・・・
お前の庭師っぷりも
すっかり板についたな
ははははっ
さすがに、二年近くも
こうしてればね
二年か・・・
早いもんだぜ・・・
ネスティの野郎が
この樹になっちまって
から、もうそんなにも
経つんだな・・・
アメルのやつが
この樹になっちまって
から、もうそんなにも
経つんだな・・・
うん、本当にそうだな
聖なる大樹・・・
ええ、そうよね
聖なる大樹・・・
この樹がネスだって
知っているのは、多分
俺たちだけ・・・
あたしたちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
ああ、一日も
休むことなくな・・・
ハッ、きちょうめんな
あいつらしいって
つくづく思うぜ
この樹がアメルだって
知っているのは、多分
俺たちだけ・・・
あたしたちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
ああ、一日も
休むことなくな・・・
ハッ、お人好しにも
ほどかあるだろうに
ったく・・・
誰に感謝されるわけ
でもねえのに、損な役
回りを引き受けて
いっちまいやがって
お人好しすぎなんだよ
あいつは・・・
リューグ・・・
リューグ・・・
もっとも、それに輪を
かけてバカなのは
テメエだがな・・・
聖なる大樹の護人
いったい、いつまで
続けるつもりなんだ?
いくら待ち続けたって
あいつが帰ってくる
保証はねえんだぞ?
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
ええ、わかってるわ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
アメルみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
ネスにさ・・・
叱られるもんな
アメルみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
ネスにさ・・・
叱られるもんね
ネスみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
アメルだって・・・
悲しむもんな
ネスみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
アメルだって・・・
悲しむもんね
*n0・・・
でも、もうすこしだけ
待っていたいんだよ
俺は・・・
でも、もうすこしだけ
待っていたいの
あたしは・・・
ま、お前の人生だしな
俺が口を出すような
ことじゃねえ
それだけ、はっきりと
自分のことがわかって
るなら、なおさらだ
ありがとう・・・
リューグ・・・
ありがとう・・・
リューグ・・・
でも、それはキミも
同じなんだよ
あたしにつきあって
ここで、過ごすこと
なんてないんだよ
ハッ!それこそ
余計なお世話だぜ
俺は好きで、お前の
側にいるんだ
あいつの代わりには
一生かかっても
なれねえがな・・・
もう二度と、大切な
ものを奪われるのは
ごめんだからな・・・
俺は、お前を守る
守りたいんだ・・・
リューグ・・・
うん・・・っ
さて、戻るぜ
そろそろ、バカ兄貴
たちも来る頃だし
そう言えば、ロッカは
村を再建するんだって
言ってたけど・・・
どうなんだろう?
どうなのかしら?
うまくいってるのかな
おい、愚問だぜ
クソ真面目なあいつが
しくじったりするわけ
ねぇだろうが・・・
それに、ジジイや
黒騎士たちだって
一緒なんだぜ
そうだよな・・・
ルヴァイドとイオスも
手伝ってるんだし
そうだよね・・・
ルヴァイドとイオスも
手伝ってるんだし
それだけで、あいつの
罪が許されるなんて
俺は思ってねえが
顔を見せたら、今度は
もうすこし、ちゃんと
話ができる気はするぜ
そうか・・・
そっか・・・
ところで、この集めた
落ち葉はどうすんだ?
みんなが来たらさ
これで焚き火をして
おイモを焼こうかって
思うんだけど
はははははっ
そいつはいいかもな
なあ、リューグ
ねえ、リューグ
ん?
お前、ずいぶんと
変わったよな
なんていうか、前より
ずっと男らしくなった
強くなったよ・・・
ありがとう・・・
側にいてくれて・・・
キミがいてくれたから
あたし、悲しみに
負けずにすんだんだと
思ってる・・・
リューグ、本当に
強くて、頼りがいが
あるから・・・
ハッ!
くだんねえことを
言ってんじゃねえよ
んもぉー・・・っ
さっきからなに話して
も上の空なんだもん!
せっかくゼラムから
遊びに来たのに
そんなんじゃ、私
帰っちゃうよっ!
ごめん、ごめん
もうしないから、機嫌
直してくれよ、な?
ごめん、ごめん
もうしないから、機嫌
直してよ、ね?
ふーんだっ!
信用できないもんっ!
まいったなあ・・・
・・・そうだ!
あちゃあ・・・・っ
・・・そうだ!
なあ、ミニス
ちょっと俺と一緒に
外へ出ないか?
ねえ、ミニス
ちょっと、あたしと
一緒に外へ出ない?
外へ?
ああ、そうさ
ミニスに、見せたい
ものがあるんだよ
ええ、そうよ
ミニスに、見せたい
ものがあるの
うわあっ♪
バスラムの花が
樹のまわり一面に
咲いてるわ!
ねえ、*n0
これって、もしかして
あの時の・・・
うん、そうだよ
ミニスが蒔いた種が
この真っ赤な花畑を
つくったんだ
ええ、そうよ
ミニスが蒔いた種が
この真っ赤な花畑を
つくったの
ネスがさびしくない
ようにって、蒔いて
くれたんだよな
ネスがさびしくない
ようにって、蒔いて
くれたのよね
うん、ネスティが
喜んでくれるといいな
って思ったから・・・
アメルがさびしくない
ようにって、蒔いて
くれたんだよな
アメルがさびしくない
ようにって、蒔いて
くれたのよね
うん、バスラムの花は
アメルと一緒に染め物
遊びをした、思い出の
花だから・・・
そっか・・・
こんな花畑が
できちゃうくらいに
あれから、時間が
経っちゃったんだね
ああ、もうすぐ季節も
ふた巡りするかな
ええ、もうすぐ季節も
ふた巡りするものね
でも・・・
あなたや
アメルにとっては
まだ、なんにも
終わってないんだよね
きっと・・・
だから、こうやって
ネスティがみんなを
守るために変わった
でも・・・
あなたや
ネスティにとっては
まだ、なんにも
終わってないんだよね
きっと・・・
だから、こうやって
アメルがみんなを
守るために変わった
この聖なる大樹を
護っているんでしょ
ミニス・・・
ミニス・・・
本当は、さっきだって
わかってたんだよ
*n0が
ネスティのことを
考えてたんだって
*n0が
アメルのことを
考えてたんだって
でもね・・・
いつまでも、昔のこと
ばかり、考えてるのは
よくないよっ
私、心配なの・・・
あなたたちの
ことが・・・
ありがとう、ミニス
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
ありがとう、ミニス
うん、わかってるわ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
うん・・・
そろそろ戻ろうか?
風がまた、強くなって
きたし・・・
そろそろ戻ろっか?
風がまた、強くなって
きたし・・・
うん、そうだね
アメルも、そろそろ
食事にしようって
言ってたし
ネスも、そろそろ
食事にしようって
言ってたし
うん、私もお母さまと
焼いたプリンを
持ってきてるから
デザートに、一緒に
食べようね
へえ、そいつは
楽しみだなあ
あら、それは
楽しみねえ
さ、行こっか
ミニス
ミニス
ん、なぁに?
この花畑、俺
大切にするからな
この花畑、あたし
大切にするからね
うんっ♪
なんだい、なんだい
ぼーっとしちまってさ
ほら、しゃきっと
おしよっ♪
げほっ!げほっ!?
ありゃ・・・
ちょいと強すぎた?
ひどいよ、モーリン
いきなり背中を叩く
なんてさあ・・・
ひどいよ、モーリン
いきなり背中を叩く
なんて・・・
ううっ、ゴメン・・・
でも、あんただって
悪いんだよ
さっきから、さんざん
呼んでんのに、ずっと
うわのそらでさあ
ここんとこ、毎日
そんなんばっかだもの
一緒にいるあたいまで
暗くなっちまうよ
せっかく泊まりに来た
ってのに、そんなじゃ
あたい、困っちまうよ
そっか・・・
俺、そんなにぼーっと
してたんだ・・・
そっか・・・
あたし、そんなに
ぼーっとしちゃって
たんだ・・・
たしかに、このところ
あまりよく眠れて
ないしな・・・
たしかに、このところ
あまりよく眠れて
ないものね・・・
夕べだって、あんた
うなされてたし
え?
え?
何度もネスティの名を
呼んでたよ・・・
すごく、悲しそうにさ
何度もアメルの名を
呼んでたよ・・・
すごく、悲しそうにさ
ゴメン・・・
うるさかったよな
ゴメン・・・
うるさかったでしょ
それは、別に
いいんだけどさ・・・
やっぱり、まだ
あの時のことは忘れ
られないかい?
うん・・・
・・・・・・
うん・・・
・・・・・・
ほら、またぁ!
そうやって黙りこむ
しょうがないねぇ
*n0
ちょいと、そこらを
散歩しに行こうよ
散歩か・・・
散歩・・・
じっとしてるから
余計なことばっかり
考えちまうんだよ
外の空気を吸えば
ちっとは、気分も
しゃっきりするさ
うん、そうだな
うん、そうするわ
早いもんだね・・・
あれから、もう
季節がふたつも巡って
いったなんて・・・
そうだな・・・
そうね・・・
あたいがここで
あんたと暮らすって
決めたあの日から
そんなに経つんだね
あんたがここで
暮らすって決めた
あの日から
そんなに経つんだね
そして・・・
ネスティが、この樹に
姿を変えちまって
からさ・・・
アメルが、この樹に
姿を変えちまって
からさ・・・
聖なる大樹・・・
この樹がネスだって
知っているのは、多分
俺たちだけ・・・
あたしたちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
あたいたちは、あの時
この樹のおかげで
明日を奪われずに
すんだんだ
あれほど、人間のこと
嫌っていたはずの
ネスティのおかげでね
この樹がアメルだって
知っているのは、多分
俺たちだけ・・・
あたしたちだけ・・・
あの時から、ずっと
邪悪な魔力を吸収して
浄化し続けているのも
あたいたちは、あの時
この樹のおかげで
明日を奪われずに
すんだんだ
人間のことをずっと
好きでいてくれた
アメルのおかげでね
本当に、いくら感謝
しても足りないよ
うん・・・
ええ・・・
だけどさ・・・
いい加減に、そろそろ
起きてほしいねえ
うん、俺はね
あの時、たしかに
聞いた気がしたんだよ
うん、あたしね
あの時、たしかに
聞いた気がしたの
帰ってくるよ、って
そう言ってくれた
ネスの声を・・・
それに、アメルだって
言ってくれたんだ
言ってくれたわ
ネスは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
帰ってきます、って
そう言ってくれた
アメルの声を・・・
それに、ネスだって
言ってくれたんだ
言ってくれたわ
アメルは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
でもさ、時々・・・
不安になっちゃうんだ
あれは錯覚だったん
じゃないかって・・・
絶対に帰ってくるさ
だって、あんたが
こうやって、ここで
待ってるんだもの
モーリン・・・
モーリン・・・
信じることが
あんたの一番の得意技
・・・だろ?
うん・・・
そうだよな
うん・・・
そうよね
ふぁ、あ・・・っ
なんか、ほっとしたら
急に眠くなって
きちゃったな・・・
ふわぁ・・・っ
なんか、ほっとしたら
急に眠くなって
きちゃった・・・
ここで昼寝してったら
どうだい?
あたいがひざ枕
してやるからさ・・・
あたいもつきあって
やるからさ・・・
ゆっくり、身体を
休めたほうがいいよ
そうだな・・・
それも悪くないか
そうね・・・
それも悪くないかも
そうだ!どうせなら
眠る前に、あたいが
ストラをかけたげるよ
ほら、じっとして・・
ん・・・
なあ、モーリン?
ん・・・
ねえ、モーリン?
なんだい?
ファナンの街は
変わりない?
まあね
ただ、前よりも
ゴロツキは減ったよ
ユエルのやつが
あたいの二代目として
がんばってくれてる
からね
そっか・・・
ありがとな・・・
モーリンがいてくれて
俺、すごくうれしいよ
ひとりぼっちだったら
きっと、もっと
ふさぎこんでたから
あたいは、ただ
あんたの側にいたいと
思っただけさ
でも、そう言って
もらえると、ちょっと
うれしいかな・・・
ほい、おしまい!
ゆっくり眠って
ちょっとでも、元気に
なっておくれよ
*n1殿に
聞いたでござるよ
まだ、あの時のことを
気にしているらしいで
ござるな
うん・・・
引きずったって
意味がないことなの
かもしれないけど
どうしても、ね
ええ・・・
引きずったって
意味がないことなの
かもしれないけど
どうしても、ね
さもあらん
拙者とて、未だに
あれが悪い夢だった
のではないかと
そう願ってしまう時が
あるのだからな
・・・・・・
・・・・・・
すこし、外の空気を
吸いにいかぬか?
よどんだものを
吐き出さねば、人は
生きてなどいけないで
ござるぞ
うん、そうだな・・・
ええ、そうね・・・
早いものでござるよ
あれから、もう
季節がふたつも巡って
しまったでござる
もう、そんなに
経っちゃったんだな
もう、そんなに
経っちゃったのね
時の流れは早い
されど、人がそれと
等しく成長するのは
困難というものだ
未だ、剣の道は見えず
いやはや、拙者も
未熟でござるよ
でも、あきらめる気は
ないんでしょう?
でも、あきらめる気は
ないんでしょう?
うむ
たとえ、至らずとも
拙者は最後まで
この道をゆくでござる
*n0殿
お主が、最後に聞いた
という・・・
ネスティ殿の言葉を
信じ、こうして大樹の
護人となったようにな
アメル殿の言葉を
信じ、こうして大樹の
護人となったようにな
錯覚だったかも
しれないけど、でも
俺はあの時、たしかに
聞いた気がするんだ
錯覚だったかも
しれないけど、でも
あたしはあの時、
たしかに聞いた
気がするの
ネスは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
錯覚ではないと
拙者は思っておるよ
だからこそ
アメル殿も
*n1殿も
こうして、お主と共に
彼が帰ってくる日を
待ち続けられるので
ござろうからな
アメルは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
錯覚ではないと
拙者は思っておるよ
だからこそ
ネスティ殿も
*n1殿も
こうして、お主と共に
彼女が帰ってくる日を
待ち続けられるので
ござろうからな
うん・・・
かなうと・・・
よいでござるな
お主の信じておる
ものが・・・
うん・・・
カザミネさんの
信じてるものもね
うん・・・
カザミネさんの
信じてるものもね
まったくでござるよ
待たせ続けるのも
彼女にも申しわけが
立たぬし・・・
そうだよ
いい加減に覚悟して
なるようになっちゃえ
ばいいのにさ
そうよ いい加減に
観念しちゃいなさいよ
男らしくないわよ
勘弁してくだされ!?
それでなくても
ミニス殿たちから
会うたびに・・・
先越しちゃうわよ?
などと、せっつかれて
おるのでござるから
あはははははっ
ミニスなら、本当に
やりかねないよなあ
あはははははっ
ミニスなら、本当に
やりかねないわね
さて・・・
そろそろ、戻ると
いたそうか
アメル殿も、食事の
仕度をしていたようで
ござるし
ネスティ殿も、じきに
買い出しから戻られる
であろうし
ねえ、カザミネさん
ねえ、カザミネさん
なんでござるか?
俺、信じ続けたって
いいんだよね?
自分の決めたこと
この願いを、最後まで
信じていいんだよね?
あたし、信じ続けても
いいんだよね?
自分の決めたこと
この願いを、最後まで
信じていいんだよね?
*n0殿よ
それで、お主が
後悔しないのならば
それに・・・
信じ続けて、お主は今
ここに立っておるのだ
どうしたんだ?
ははぁ、さてはまた
ネスティ坊やのこと
考えてたな
ははぁ、さてはまた
嬢ちゃんのことを
考えてたな
うん・・・
ええ・・・
メランコリックな
気分になっちまうのも
わかるがなあ・・・
もうそろそろ
吹っ切ったほうが
いいんじゃねえか?
あれから、もう2年に
なるんだぜ・・・
うん・・・
うん・・・
ふぃー・・・っ
まったく、困った
息子だぜ・・・
ふぃー・・・っ
まったく、困った
娘だぜ・・・
ちょっと、俺様に
ついてきな
え・・・?
ちょ、ちょっと!
レナードさんってば
え・・・?
ちょ、ちょっと!
レナードさんってば
んー・・・っ
さすがにここの空気は
ウマイなあ
ヤニで汚れちまった
俺様の肺の中身まで
まっさらにしてくれる
ようだぜ
この聖なる大樹は
あらゆる汚れたものを
吸い取って、浄化して
くれてるんだ・・・
空気だけじゃなくて
邪悪な魔力や、人間の
欲望まで・・・
この聖なる大樹は
あらゆる汚れたものを
吸い取って、浄化して
くれてるの・・・
空気だけじゃなくて
邪悪な魔力や、人間の
欲望まで・・・
こいつのおかげで
この世界は破滅から
救われたんだからな
あの坊や、最後まで
後々のことを考えて
くれたんだろうな
嬢ちゃん、最後まで
後々のことを考えて
くれたんだろうな
きっと、お前さんの
未来のためにな
俺の・・・
未来のために・・・
あたしの・・・
未来のために・・・
あー、だからな
その・・・
つまり、アレだ!
お前さんがそんなザマ
じゃ、ネスティ坊やの
立場がないだろう
お前さんがそんなザマ
じゃ、お嬢ちゃんの
立場がないだろう
違うかい?
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
ええ、わかってるわ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
アメルみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
ネスにさ・・・
叱られるもんな
アメルみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
ネスにさ・・・
叱られるもんね
ネスみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
アメルだって・・・
悲しむもんな
ネスみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
アメルだって・・・
悲しむもんね
すまねえな
説教みたいなこと
言っちまって・・・
いいんだよ
だって・・・
レナードさんはさ
俺の、父親代わりを
してくれてるんだもの
叱ってくれてさ
本当に、ありがとう
いいのよ
だって・・・
レナードさんはさ
あたしの、父親
代わりをしてくれて
るんだもの
叱ってくれてね
本当に、ありがとう
*n0・・・
さて、と・・・
そろそろ小屋に戻るか
うん、そうだね
今日のぶんの講義も
しないといけないし
ええ、そうしましょう
今日のぶんの講義も
しないといけないし
おいおい、待てよ?
俺様はもう、召喚術を
習うつもりは・・・
ダメだよ
始めた以上、きちんと
やりとげなくちゃ
ダメよー
始めた以上、きちんと
やりとげなくっちゃ
ネスだって、いつも
そう言ってたし
じゃないと、俺が
ネスに怒られるもん
じゃないと、あたしが
ネスに怒られちゃうわ
元の世界に帰る方法
見つけるんでしょ?
元の世界に帰る方法
見つけるんでしょう?
そんなこと言って
お前さん、俺様が
いなくなったら
寂しいだろうが?
だったら、召喚術は
マスターしないほうが
きっと・・・
あ、その心配はないよ
だって、今の調子じゃ
レナードさん、当分
まともに召喚術を使え
そうにないもん
ううん、当面は
その心配はないって
あたし、思ってるし
だって、今の調子じゃ
レナードさん、当分
まともに召喚術を使え
そうにないもん
な・・・ッ!?
言ってくれたなぁっ
このガキぃ~っ!
あはははっ♪
だって、本当のこと
だもんねーっ
あはははっ♪
だって、本当のこと
でしょー
ったく・・・
まったく・・・
ぼーっとしてたら
頭の中があったまって
とけちゃうわよ
ごめん、ごめん
ごめん、ごめん
どうかしらねぇ?
一緒に暮らすように
なってから、ずーっと
そればっかりだし
たまには意表をついた
行動して、観察してる
ルウを、驚かせて
ほしいんだけど?
あ・・・
あのなぁ・・・!?
うん、そうそう!
そういう顔とか
キミらしくっていいよ
うう・・・っ
せっかく遊びにきて
あげたのに、これじゃ
つまらないよ
うん・・・
ま、気持ちはわかるん
だけどね・・・
ねえ、散歩しない?
外の空気を吸ったら
すこしは気分が・・・
うん、そうだな・・・
ええ、そうね・・・
早いものよね・・・
あれから、もう
季節がふたつも巡って
いったなんて・・・
あの戦いで
荒れ果てた街とかも
今では、すっかり元に
戻ったんだろう?
あの戦いで
荒れ果てた街とかも
今では、すっかり元に
戻ったんでしょう?
うん、そうね
前と同じままじゃない
けれど・・・
街の人たちは、みんな
普通に暮らしてるよ
そっか・・・
そっか・・・
ゼラムまで買い出しに
行った時にね
ギブソンさんたちと
会ったんだけど
派閥同士の交流会に
招待された時にね
ギブソンさんたちと
会ったんだけど
キミのこと
すごく心配してたよ
たまには、顔を見せて
あげなくちゃ
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
ええ、わかってるわ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
アメルみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
ネスにさ・・・
叱られるもんな
アメルみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
ネスにさ・・・
叱られるもんね
ネスみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
アメルだって・・・
悲しむもんな
ネスみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
アメルだって・・・
悲しむもんね
うん・・・
そうそう!
ゼラムで思い出したわ
パッフェルさん
ついに、自分のお店を
出しちゃったのよ
ほんとに!?
ホントに!?
地道に稼いだお金と
バイトの経験がものを
いったみたいね
ケーキの味のほうも
最高だったし・・・
ルウ・・・
よ・だ・れ
ルウ・・・
よ・だ・れ
あ・・・っ?
あははは・・・っ
あはははははっ!
今度は、一緒に
食べに行こうね
ああ・・・
うん・・・
そろそろ戻ろうか?
なんだか、風
強くなってきたし
なあ、ルウ・・・
ねえ、ルウ・・・
なぁに?
俺と暮らすことにして
後悔してないか?
街に出るのをやめて
この木の護人になった
俺につきあって・・・
君は、本当に
それでいいのか?
ありがとう・・・
君がいてくれて
俺、うれしいよ
ありがとう・・・
貴女がいてくれて
あたし、うれしいよ
・・・バカね
そんなこと
当たり前じゃない
また、あの時のこと
考えていたんですね
うん・・・
ごめんな せっかく
カイナが遠くから来て
くれたっていうのに
うん・・・
ごめんね せっかく
カイナが遠くから来て
くれたっていうのに
いいんですよ
私もまだ、時々
思い出してしまうん
ですから・・・
一番につらい思いを
された貴方だったら
された貴女だったら
なおさらですもの
・・・・・・
すこし、森の空気を
吸いにいきませんか?
私、まだ彼に
挨拶していませんし
私、まだ彼女に
挨拶していませんし
うん、そうだな・・・
ええ、そうね・・・
早いものです・・・
あれから、もう
季節がふたつも巡って
しまったんですね
サイジェントの様子は
どうなの?
サイジェントの様子は
どう?
はい、おかげさまで
みなさん、元気にして
います
以前に、貴方が尋ねて
以前に、貴女が尋ねて
くださった時より
街もずいぶんと復興
しましたし・・・
あの時は無理を言って
カイナやエルジンたち
には、本当に迷惑を
かけたよなあ
こんなところまで
彼らを、呼びつけたり
しちゃったし・・・
あの時は無理を言って
カイナやエルジンたち
には、本当に迷惑を
かけちゃったわね
こんなところまで
彼らを、呼びつけたり
しちゃったし・・・
あの方も、ずっと
気にしていましたよ
自分の力でも
どうにもできなくて
すまない、って・・・
いいんだよ
望みがあるんだって
わかっただけで
うれしかったんだし
いいんだってば
望みがあるんだって
わかっただけで
うれしかったもの
ネスは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
アメルは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
それがわかって
俺、本当に救われた
気がしたんだ
あたし、本当に
救われた気がしたのよ
だから・・・
こうして、この森で
大樹の護人になると
決めたのですね
目覚める時は
永遠に来ないのかも
しれませんよ
・・・・・・
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
・・・・・・
ええ、わかってるわ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
アメルみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
アメルみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
ネスにさ・・・
叱られるもんな
ネスにさ・・・
叱られるもんね
ネスみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
ネスみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
アメルだって・・・
悲しむもんな
アメルだって・・・
悲しむもんね
ええ、そうですよ
きっと・・・
そう言えば・・・
ケイナねえさまと
フォルテにいさまから
久しぶりに、手紙を
もらったんですよ
へえ・・・
あの二人、今は
北の闘戯都市なんかに
行ってたんだ?
あらあら・・・
あの二人、今は
北の闘戯都市なんかに
行ってたんだ?
なんでも報酬の全額を
にいさまが、賭けで
負けてしまって・・・
こっちに戻って
また、地道に稼ぐこと
にするそうです
あはははははっ!
相変わらずだよなあ
あの二人らしいよ
あはははははっ!
相変わらず
あの二人らしいわね
うふふふ、本当に
そうですよね
帰ってきたら、一緒に
おみやげ話を聞かせて
もらいましょうね
ああ、そうだな
ええ、そうね
そろそろ戻りましょう
風がまた、強くなって
きましたし・・・
なあ、カイナ・・・
ねえ、カイナ・・・
はい
きっと、いつかは
幸せになれるよな
みんな・・・
きっと、いつかは
幸せになれるよね
みんな・・・
ええ・・・
だって、そのために
あの人は、この世界を
人間を守ってくれたん
ですもの・・・
どうかしたのか?
元気がないようだが
シャムロック・・・
遊びに来てたんだ?
シャムロック・・・
遊びに来てたんだ?
ああ、新しい街も
なんとか復興したと
言えるだけの形には
なったからね
監督の任務も終了さ
それで、聖王都に戻る
前に、様子を見にきて
みたんだが・・・
やはり、まだ
彼は、帰ってはいない
ようだね・・・
やはり、まだ・・・
彼女は帰ってはいない
ようだね・・・
うん・・・
ええ・・・
なら、挨拶をしに
行かないとな
彼が眠っている
聖なる大樹まで
彼女が眠っている
聖なる大樹まで
つきあってくれるかい
*n0
もちろんだよ
もちろんよ
早いものだ・・・
あれから、もう
季節がふたつも巡って
いこうとしている
君たちが、この大樹の
護人になると決めた
時には、不安だったが
こうして、ちゃんと
つとめを果たしている
立派だと思うよ
みんな反対したのに
シャムロックは
最初から、俺たちの
味方だったよね
みんな反対したのに
シャムロックは
最初から、あたしたち
の味方だったわね
信じたいと思ったから
だよ、私も・・・
君たちが最後に聞いた
という、彼の言葉を
君たちが最後に聞いた
という、彼女の言葉を
うん、俺はね
あの時、たしかに
聞いた気がしたんだよ
うん、あたしは
あの時、たしかに
聞いた気がしたの
帰ってくるよ、って
そう言ってくれた
ネスの声を・・・
それに、アメルだって
言ってくれたんだ
それに、アメルだって
言ってくれたわ
ネスは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
帰ってきます、って
そう言ってくれた
アメルの声を・・・
それに、ネスだって
言ってくれたんだ
それに、ネスだって
言ってくれたわ
アメルは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
でもね、時々・・・
不安になっちゃうんだ
でもね、時々・・・
不安になっちゃうの
あれは錯覚だったん
じゃないかって・・・
君らしくないな
*n0
え?
え?
絶望の中にあっても
あきらめなければ
そこに必ず、希望は
見えてくる・・・
私にそう教えてくれた
のは、君じゃないか
シャムロック・・・
シャムロック・・・
信じ続けよう
いつか、必ず
彼は帰ってくるとね
信じ続けよう
いつか、必ず
彼女は帰ってくるとね
うん・・・
ええ・・・
そういえば、俺
アメルから聞いて
ネスから聞いて
初めて知ったんだけど
シャムロック
新しい街の領主を
辞退したんだって?
そういえば、あたし
アメルから聞いて
ネスから聞いて
初めて知ったんだけど
シャムロック
新しい街の領主を
辞退したんだって?
まあ、ね・・・
旧トライドラ領と
旧デグレア領が併合
された、あの街は
聖王都より広いんだ
とても、私なんかには
できそうにもないと
思ったからね
そんなことないと
思うんだけどな
それに・・・
私には、それよりも
やりたいと思うことが
あっただろう
それって、もしかして
民のための騎士に
なるってこと?
ああ、そうだよ
それが、どうやら実現
できそうなんだ
ほんとに!
ホントに!
ファミィ議長の口添え
もあって、聖王家から
許可がいただけたんだ
どの組織からも自由で
民を守ることを第一に
考えて行動する騎士団
これから、私は
それを確立するために
働こうと思うんだよ
シャムロックなら
きっと、できるよ!
シャムロックなら
きっと、できるわよ!
ありがとう
*n0
それに・・・
ネスティ
私は、君たちとここで
約束をするよ・・・
アメル
私は、君たちとここで
約束をするよ・・・
君たちが守ってくれた
この世界の未来を
けして、悲しいものに
したりしないと!
うん・・・
うん・・・
「巡りの大樹」
自由騎士団の名に
かけて、私は誓うよ
お久しぶりですう♪
*n0さん
パッフェルさん?
あれ、どうして
こんなところに!?
いえね、エクス様に
金の派閥の本部まで
おつかいするように
頼まれまして・・・
ファナンまで来たんで
ちょっと、ご機嫌を
うかがおうかな、と
そうなんだ・・・
そうだったの・・・
でも、その様子だと
あんまり、元気じゃあ
ないみたいですね
そんなことはないさ
いつも、こんなふうに
ぼけーっとしてるわけ
じゃないよ
ただ、さ・・・
もうすぐ、あの日が
やってくると思うとね
そんなことないわよ
いつも、こんなふうに
ぼけーっとしてるわけ
じゃないもの
ただ、さ・・・
もうすぐ、あの日が
やってくると思うとね
そういえば・・・
そうでしたね・・・
そうそう!
私まだ、彼に挨拶を
してなかったですよ
そうそう!
私まだ、彼女に挨拶を
してなかったですよ
*n0さん
一緒に、ついて来て
くれませんか?
うん、わかったよ
ええ、わかったわ
あれから・・・
もう季節もふた巡りに
なるんですか・・・
ホント、早いですよね
月日が経つのは
エクス総帥たちとは
あれっきり会ってない
けど、どうだい?
変わりはないかい?
エクス総帥たちとは
あれっきり会ってない
けど、どう?
変わりはない?
あの人は相変わらず
ですよ
事務仕事はほとんど
グラムス様に任せきり
で、ふらふらしてます
そうなんだ
ことに、あの戦い以来
ファミィ議長と
意気投合して、行動を
共にしてますから
護衛役になってる私や
ケルマさんからしたら
かなり、頭イタイです
ホントに・・・
あはははっ、そいつは
大変だなあ
あはははっ、それは
大変そうね
笑いごとじゃなくて
大変なんですよう
金の派閥との友好化の
ための内部改革に
デグレアとトライドラ
の再興のお手伝い
人手不足は、今でも
同じなの・・・
・・・・・・
*n0さん
そろそろ、戻ってきて
くれませんか?
それは、総帥の望んだ
ことなのかい?
それは、総帥の望んだ
ことなの?
ええ、だけど・・・
けしてエクス様だけが
言っていることでは
ないんですよ
ギブソン師範に
ミモザ師範・・・
ラウル様やグラムス様
ファミィ議長たちも
みんな、貴方が
みんな、貴女が
帰ってくるその日を
待っているんです
・・・・・・
聖なる大樹の護人に
なることを望んだ
貴方の気持ちは
貴女の気持ちは
わかっています
彼が帰ってくる日を
信じて、待ち続けて
いるのも・・・
彼女が帰ってくる日を
信じて、待ち続けて
いるのも・・・
でもね・・・
*n0・・・
同じように貴方の
同じように貴女の
帰りを待つ人たちが
いるということも
どうか、忘れないで
パッフェルさん・・・
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
パッフェルさん・・・
ええ、わかってるのよ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
爺さんたちと一緒に
レルムの村で孤児の
世話をすることにした
アメルみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
ネスにさ・・・
叱られるもんな
お爺さんたちと一緒に
レルムの村で孤児の
世話をすることにした
アメルみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
ネスにさ・・・
叱られるもんね
あの戦いで生き残った
悪魔たちを退治する
勅命を受けて、旅して
いるネスみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
アメルだって・・・
悲しむもんな
あの戦いで生き残った
悪魔たちを退治する
勅命を受けて、旅して
いるネスみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
アメルだって・・・
悲しむもんね
すいません・・・
出過ぎたことを言って
ううん・・・
いいんだよ・・・
ううん・・・
いいのよ・・・
そろそろ戻って
お茶にしません?
あの店のケーキ
おみやげにもって
きてるんですよ
お、いいねえ
あら、いいわね
しかし、まさか
街に出たルウさんが
召喚師からケーキ屋に
なるなんて・・・
正直、驚きですよねえ
ルウはもともと
凝り性だったしね
ルウはもともと
凝り性だったしね
その人の人生は
その人のものですから
後悔しないように
生きられたら、それで
充分なのかもしれない
ですねえ・・・
なーんて、言って
みたりして
パッフェルさんは
どうなんだい?
今の自分の生き方に
後悔はしてないかい?
パッフェルさんは
どうなの?
今の自分の生き方に
後悔してない?
もちろんですよぉ♪
ただいま戻りました
*n0さん
シオンさん・・・
お疲れさま
さっそくで悪いけどさ
話のほう、聞かせて
くれるかな
シオンさん・・・
お疲れさま
さっそくで悪いけど
話のほう、聞かせて
くれるかな
わかりました
では、外に出て
お話をしましょうか
彼にも、一緒に
聞いてもらいたい
ですからね
彼女にも、一緒に
聞いてもらいたい
ですからね
うん、そうだね
ええ、そうね
早いものですね・・・
あれから、もう
季節がふたつも巡って
しまったなんて
どうだった?
サイジェントの街にも
顔を出したんでしょ?
どうだった?
サイジェントの街にも
顔を出したんでしょ?
ええ、移動の途中に
すこしだけ寄らせて
いただきました
みんな、相変わらず
だったかい?
みんな、相変わらず
だった?
それはもう・・・
凝りもせずに
さぼっていた弟子にも
たっぷりとお仕置きを
してきましたよ
まったく、いつまでも
手のかかることです
あははは・・・
あちらの面々の他にも
色々な方たちに
お会いしましたよ
ギブソンさんや
ミモザさん、蒼や金の
派閥のみなさん・・・
みんな、貴方のことを
みんな、貴女のことを
心配していましたよ
一生、この場所で
過ごすつもりなのかと
・・・・・・
そろそろ、顔を見せて
あげてもいいのでは
ないですか?
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
ええ、わかってるわ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
アメルみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
ネスにさ・・・
叱られるもんな
アメルみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
ネスにさ・・・
叱られるもんね
ネスみたいに
俺も、前向きになって
生きないとさ
アメルだって・・・
悲しむもんな
ネスみたいに
あたしも、前向きに
なって生きないと
アメルだって・・・
悲しむもんね
彼女は今、村の復興の
ために、がんばって
いるそうですよ
ロッカさんや
リューグさんたちと
一緒になってね
彼は今、派閥を抜けて
エスガルドさんたちと
旅をしているそうです
各地の機械遺跡を
めぐって、彼女を元に
戻す方法を見つけると
おっしゃってました
そうか・・・
そっか・・・
貴方がただ、感傷に
貴女がただ、感傷に
浸っているわけでない
ことはわかっています
貴方なりのやり方で
彼から受け継いだ
この世界を守ろうと
していることも
貴方なりのやり方で
彼女から受け継いだ
この世界を守ろうと
していることも
私はただ
そんな貴方が
そんな貴女が
一日でも早く
自分の幸せを見つける
ことができるように
なればいいと、心から
願っているのです
シオンさん・・・
では・・・
ご報告をさせて
いただきましょうか
うん
ええ、お願い
貴方が懸念したように
貴女が懸念したように
散り散りになった
悪魔たちは
やはり、帝国領に
潜伏しているようです
それらしき騒ぎを
聞きつけました
見過ごすわけには
いかないな・・・
急ごう、シオンさん
一人でも多くの人の
大切なものを守ること
見過ごすわけには
いかないわね・・・
急ぎましょう
シオンさん
一人でも多くの人の
大切なものを守ること
それが、ネスのして
くれたことへの・・・
それが、アメルのして
くれたことへの・・・
俺なりの答えだから!
あたしなりの
答えだから!
そして・・・
私は、そんな貴方と
私は、そんな貴女と
共にゆく道を選んだ
シノビです・・・
元気、ないね・・・
どうしたの?
もしかして、ユエルの
作ったご飯食べたから
お腹がイタイの!?
そうじゃないって
ただ、ちょっと・・・
そうじゃないって
ただ、ちょっと・・・
ネスのことをさ
考えてたんだよ
ネスのことをね
考えてたのよ
アメルのことをさ
考えてたんだよ
アメルのことをね
考えてたのよ
あ・・・
ゴメンな
いつまでも、同じこと
ばっかり考えててさ
ゴメンね
いつまでも、同じこと
ばっかり考えてて
いいんだよっ!
仕方ないことだって
ユエル、思うもん!
*n0は
ネスのこと、すごく
大切に思ってたもの
*n0は
アメルのこと、すごく
大切に思ってたもの
だから・・・
仕方ないよ・・・
ユエル・・・
なあ、ユエル
ちょっと散歩しに
いかないか?
ユエル・・・
ねえ、ユエル
ちょっと散歩しに
いかない?
お散歩?
ああ、どうも
家の中にいると
じめっとした気分に
なっちゃうからさ
ええ、どうも
家の中にいると
じめっとした気分に
なっちゃうから
ネスの様子を
見がてら、森の中を
ぶらつこうぜ
ネスの様子を
見がてら、森の中を
ぶらつきましょう
アメルの様子を
見がてら、森の中を
ぶらつこうぜ
アメルの様子を
見がてら、森の中を
ぶらつきましょう
うんっ♪
ここの空気って
いつも優しいニオイが
するから、好きだな
この聖なる大樹は
あらゆる汚れたものを
吸い取って、浄化して
くれてるんだ・・・
空気だけじゃなくて
邪悪な魔力や、人間の
欲望まで・・・
この聖なる大樹は
あらゆる汚れたものを
吸い取って、浄化して
くれてるのよ・・・
空気だけじゃなくて
邪悪な魔力や、人間の
欲望まで・・・
スゴイよねぇ
この樹のおかげで
みんな、こうやって
平和に暮らすことが
できるんだもの
ユエルたち、ネスに
感謝しなくちゃね
アメルのおかげで
みんな、こうやって
平和に暮らすことが
できるんだよね
ユエルたち、アメルに
感謝しなくちゃね
そうだな・・・
そうね・・・
ありがとう、ネスっ
*n0も
ユエルたちも
元気でいるよっ♪
*n0は
ユエルが守るからっ!
ネスのぶんまで
がんばるからっ!
だから・・・
安心して、そこから
見ていてねっ
ありがとう、アメルっ
*n0も
ユエルたちも
元気でいるよっ♪
*n0は
ユエルが守るからっ!
アメルのぶんまで
がんばるからっ!
だから・・・
安心して、そこから
見ていてねっ
ユエル・・・?
えへへへっ♪
ユエル、まだまだ
*n0に
迷惑かけてるけどね
いつかきっと
役に立ちたいなって
思ってるの
ネスみたいに
頭はよくない
けど・・・
アメルみたいに
お料理は上手じゃ
ないけど・・・
ユエルにできることは
なんだって
*n0に
してあげたいの
だから、ちょっとで
いいから・・・
前みたいに、笑顔に
なってほしいな
・・・ダメ?
ダメじゃないよ
ありがとう、ユエル
心配してくれて
ダメじゃないわ
ありがとう、ユエル
心配してくれて
うんっ♪
そろそろ戻ろうか
風がまた、強くなって
きたし・・・
そろそろ戻ろっか
風がまた、強くなって
きたし・・・
あ~っ!?
ど、どうしたんだよ?
ど、どうしたのっ?
風が強くなるから
洗濯物をしまってって
*n1に
頼まれてたの・・・
忘れてたよぉ!
もしかして・・・
あっちの空に飛んで
いくシーツは・・・
もしかして・・・
あっちの空に飛んで
いくシーツは・・・
あーっ!?
待てえぇぇぇっ!!
やれやれ・・・
このぶんだと、他の
洗濯物も同じ運命に
なってそうだな
あらあら・・・
このぶんだと、他の
洗濯物も同じ運命に
なってたりして
ごめんなさい・・・
仕方ないさ
ほら、それよりも
早く追いかけよう!
気にしないの
ほら、それより早く
追いかけましょう!
*n0・・・
二人で洗い直せば
すぐに終わるさ
二人で洗い直せば
すぐに終わるもの
そのような顔は
お前には似合わないと
わしは思うのだが
ネスティは、はたして
どうだろうな
アメルは、はたして
どうだろうな
ははは・・・
返す言葉もないよ
爺さん
あはは・・・
返す言葉もないかな
ホント・・・
まあ、いいさ
今日だけは特別だ
お前の兄が、新しい姿
に生まれ変わって
わしの孫娘が新しい姿
に生まれ変わって
ちょうど、二歳になる
日なのだからな
うん・・・
ええ・・・
どれ、お祝いの言葉を
言いに行くとするかな
*n0
お前も一緒に来て
くれるだろう?
元気そうだな
相変わらず
風に葉がそよぐ音も
心地よさ気で・・・
まるで、笑っている
ようだ
・・・・・・
爺さんは、どうして
そんな風に考えられる
ようになれたの?
俺には、無理だよ!
まだ・・・
悲しいだけで・・・っ
笑い声なんて・・・
聞こえなくて・・・っ
・・・・・・
お爺さんは、どうして
そんな風に考えられる
ようになれたの?
あたしには、無理よ!
まだ・・・
悲しいだけで・・・っ
笑い声なんて・・・
聞こえなくて・・・っ
*n0よ
この樹の護人である
お前が、泣いたりして
どうするのだ
つらいのはわかる
悲しいのもわかる
だがな・・・
お前の笑顔を誰よりも
望んでいたからこそ
愛していたからこそ
ネスティは、この道を
選んだのだぞ
アメルは、この道を
選んだのだぞ
爺さん・・・っ
おじいさん・・・っ
さあ、笑っておあげ
お前の笑顔こそが
この樹にとって
澄んだ水よりも
太陽の光よりも
一番の喜びになるの
だから・・・
うん・・・っ!
うん・・・っ!
ほら、この子が
教えてくれているよ
*n0
お前と、この子に
会うために
みんなが、もうすぐ
ここに来るとな
みんなが・・・?
みんなが・・・?
ああ、そうだとも
ロッカとリューグも
アメルと一緒に
お前の帰りを待って
いるはずだ
ロッカとリューグも
ネスティと一緒に
お前の帰りを待って
いるはずだ
さあ、涙をふいて
みんなを迎えるための
仕度をせんとな
爺さん・・・
おじいさん・・・
ん?
爺さんは、俺のことを
どうしてこんなにも
優しくしてくれるの?
おじいさんは
あたしに、どうして
こんなにも優しく
してくれるの?
俺は・・・
爺さんに迷惑ばかり
かけてるだけなのに!
あたしは・・・
おじいさんに迷惑
かけてばかりなのに!
俺は・・・っ
爺さんから、アメルを
奪うきっかけを作って
しまったのに!
あたしは・・・っ
おじいさんから
アメルを奪うきっかけ
を作ったのに!
*n0よ
それはな・・・
ルヴァイド・・・
それに、イオスも!
ルヴァイド・・・
それに、イオスも!
何度か戸を叩いたが
返事がなかったのでな
無礼を承知で
あがらせてもらった
いくら森の中とはいえ
不用心だぞ
戸も開けっ放しとは
うん・・・
けど、閉めちゃったら
かわいそうだから
戻ってきた時に・・・
かわいそう、だからさ
うん・・・
けど、閉めちゃったら
かわいそうだよね
戻ってきた時に・・・
かわいそう、だもの
お前・・・まだ・・・
うん・・・
うん・・・
そう思うのなら
それもいいだろう
だが、今はすこし
俺につきあえ
話しておきたいことが
あるんだ
この樹が・・・
僕たちのことを
救ってくれたんだな
失われるはずだった
ものを、守って
くれたんだな・・・
ネスったらさ・・・
他の人たちなんか
どうでもいいって
言ってたくせに
こんな姿になってまで
みんなを守ろうとして
くれて・・・
意地っぱりだよ
本当に・・・
意地っぱりなのよね
ホントに・・・
アメルったらさ・・・
最後まで、自分よりも
他人のことばかり
考えてさ
こんな姿になってまで
みんなを守ろうとして
くれて・・・
強情なんだもんな
本当に・・・
強情なんだもん
ホントに・・・
そうしてまで
守りたいものがあった
ということだ
お前は、それがなにか
わかっているはずだぞ
*n0
うん、わかってるんだ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
ええ、わかってるわ
本当はこんなこと
いつまでもしてちゃ
いけないって・・・
だけど、アメルが
言ってくれたんだよ
だけど、アメルが
言ってくれたのよ
ネスは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
だけど、ネスが
言ってくれたんだよ
だけど、ネスが
言ってくれたのよ
アメルは生きている
この木の中で眠って
いるだけだって・・・
いつか、目覚めたら
帰ってくるかも
しれないって・・・
だから、お前たちは
ここで大樹の護人と
して生きると決めた
でも、それは
限りなく・・・
よせ、イオス
しかし・・・
お前の言うことは
正しいのだろう
だが、俺もまた
信じていたいのだ
運命を超える力を
信じ続けることで
この世界を悪魔から
救った・・・
*n0の
力をな・・・
ルヴァイド様・・・
今日、俺が来たのはな
*n0
お前に別れを告げる
ためだ・・・
え?
シャムロックの夢に
俺も、賭けてみること
にしたのでな
それじゃあ・・・
本当にあの計画を!?
それじゃあ・・・
本当にあの計画を!?
ああ、幸いにも
金の派閥からの援助を
受けることができた
どこの権力にも属さぬ
民のためだけの騎士団
それが、いよいよ
始動するのだ
前歴は不問だという
ことだからな
我々のような者でも
なにかの役には立てて
もらえるだろう
でも、再興した
ばかりのデグレアは
どうするんだ?
でも、再興した
ばかりのデグレアは
どうするのよ?
エクス総帥は
ルヴァイドを、新しい
領主に推薦するって
言ってたのに・・・
剣を振ることしか
俺にはできんよ
辞退させてもらった
そんな・・・
これからのデグレアは
新しい血によって
生まれ変わる
その澄んだ血に濁りを
加えたくない・・・
ルヴァイド様は、そう
決意されたんだ
そうか・・・
そっか・・・
用事はそれだけだ
邪魔をしたな
もう行くのか!?
もう行っちゃうの!?
アメルだって、すぐに
買い出しから帰って
くるのに・・・
ネスだって、すぐに
買い出しから帰って
くるのに・・・
最初の任務は、もう
始まっているんだ
すこしでも、早く
それを果たさないと
お前がお前らしく
生き続けるのならば
いつかまた
どこかで出会うことも
あるだろう
ルヴァイドっ!
イオスっ!
・・・・・・
ありがとう!
俺のこと、元気づけて
くれて!!
ありがとう!
あたしのこと、元気
づけてくれて!!
ありがとう、か・・・
それは、僕たちが
言うべき言葉なのかも
しれませんね
ルヴァイド様・・・
ああ・・・