サモンナイト2 | Summon Night 2
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| おい・・・げん・・・ いか・・・ |
| ん・・・ |
| ふみゅ・・・? |
| ・・・で・・・つもり だ・・・!? |
| ん、んん・・・??? |
| ふみゅうぅ・・・? |
| ・・・起きるんだ! *n0!! |
| あ・・・ おはよぉ、ネスぅ |
| ふぁ・・・ おふぁよぉ、ネスぅ |
| おはよう じゃないだろ!? |
| いくら君でも、今日に 限って寝坊はするまい と思っていたが |
| 用心して見に来てみれ ば、案の定とは・・・ |
| あれ? 俺、ネスとなにか約束 してたっけ??? |
| これだ・・・ |
| 今日は君が、一人前の 召喚師になるための 試験の日じゃないか! |
| あ!? |
| んー・・・はれ? あたし、ネスとデート の約束してたっけ? |
| これだ・・・ |
| 今日は君が、一人前の 召喚師になるための 試験の日じゃないか! |
| ・・・あ、そっか |
| さっさと支度しないと 間に合わなくなるぞ? |
| あわわわわっ!! |
| はいはい わかってますって |
| そもそも、君は派閥の 一員であるという自覚 が足りなさすぎだ |
| 授業はさぼってばかり だし、たまに顔を見せ たかと思えば、居眠り ばかりだし・・・ |
| うう・・・ |
| よく見てるわね ホント・・・ |
| 兄弟子として尋ねたい いったい今日まで 君は何をしてきた? |
| それは・・・ 外で戦闘訓練 気ままに読書 |
| 戦闘訓練? |
| ほらっ、授業でラウル 師範も言ってただろ |
| ほらほら、授業でさ ラウル師範だって 言ってたでしょ? |
| 強い召喚術を制御する ためには、体力が必要 になってくるって! |
| それは、強い召喚術が 使えるようになって からの話だろう |
| 基礎の召喚術すら 危なっかしい君には、 さほど関係あるまい |
| うう・・・ |
| むー・・・ |
| ほう? |
| ほらっ、いつもラウル 師範が言ってるだろ |
| ほらほら、いつも ラウル師範だって 言ってるじゃない? |
| 雑多な知識を知ること は、召喚術を応用する 上でかかせないって! |
| 確かにな・・・ |
| が、基礎を学ぶことを 怠っている君が、何を 応用するというんだ? |
| うう・・・ |
| むー・・・ |
| まあ、いい とにかく、試験の日は 来てしまったんだ |
| 結果がどうなるにしろ 全力をつくすんだぞ |
| 今日まで不真面目な君 の面倒を見てくださっ た、ラウル師範のため にもな |
| ああ・・・ わかってるよ・・・ |
| だいじょーぶだって まかせてちょうだい♪ |
| 君は簡単にそういう 事を・・・! |
| はいはい・・・ でさ、ネス? |
| ・・・なんだ? |
| そこにいると、あたし 着替えられないん だけど? |
| あ・・・ |
| ま、別にネスが 見たいっていうなら、 あたしは構わない けどぉ? |
| ・・・誰がっ!? |
| あらま・・・ ホント、冗談が通じ ないんだから・・・ |
| 今でもまだ、信じられない。 産まれも定かでない俺が こうしてここにいることが。 |
| きっかけは突然だった。 たまたま拾ったきれいな石が、 俺の手の中で光を放ち、街を メチャクチャにしてしまったんだ。 |
| それが「召喚術の暴発」だと いうことは、連れて行かれた 牢屋の中で聞かされた。 |
| 召喚術--このリィンバウムに 暮らす人々があこがれ、 同時に恐れている魔法の力。 それを使うために必要な素質を 俺はもっていたんだ。 |
| そして俺は、今いる この場所へと連れてこられた。 |
| 蒼の派閥--召喚師を育成し 統率するための組織。 俺は、一人前の召喚師になる ために、今日までここで訓練 を受けてきたんだ。 |
| そう・・・ |
| 選択の余地もなく・・・ |
| 今でもまだ、信じられないよ 産まれも定かでないあたしが こんな場所にいるってこと |
| きっかけは突然 |
| たまたま拾ったきれいな石が、 あたしの手の中で光を放って街を メチャクチャにしちゃったんだ・・ |
| それが「召喚術の暴発」って いうことは、連れて行かれた 牢屋の中で聞かされた。 |
| 召喚術--このリィンバウム に暮らす人々があこがれ、 同時に恐れている魔法の力。 それを使うために必要な素質が あたしにはあった |
| で、あたしは今いる この場所へ連れてこられた |
| 蒼の派閥--召喚師を育成し 統率するための組織。 あたしは、一人前の召喚師に なるために、今日までここで 訓練を受けてきた |
| そう・・・ |
| 選択の余地もなしにね・・・ |
| 蒼の派閥 召喚師見習い *n0 ただいま参りました |
| おお、待っておったぞ *n0よ |
| 時間ぎりぎりか・・・ てっきり試験を受ける のがこわくなって 逃げたかと思ったぞ |
| お前のことじゃ。おお かたネスが起こして くれるまで眠りこけて おったのじゃろう? |
| あはは・・・ |
| あははは・・・ やっぱり わかります? |
| フン。 大した自信ではないか |
| どこの馬の骨とも 知れぬ「成り上がり」 の分際で |
| !! |
| むぅ! |
| フリップ殿。 今の発言は、試験監督 として不謹慎ですぞ? |
| ・・・コホン |
| では試験を開始する! *n0 |
| はい |
| 目の前のサモナイト石 を用い、お前の助けと なる下僕を召喚して みせよ |
| たしかサモナイト石に は色ごとに属性が 決まっていたっけ |
| えっと・・・ 確かネスから教わった と思ったんだよな・・ |
| たしかサモナイト石は 色ごとに属性が 決まっていたのよねえ |
| えっと・・・ 確かネスから教わった んだけど・・・ |
| どうしよう? 思い出してみる めんどくさいや |
| 僕たちの暮らしている リィンバウムは4つの 異なった世界と 隣り合っている |
| それらの世界に魔力で 門を開き、対象を呼び 出すのが召喚術なわけ だが |
| その際に使用するのが サモナイト石だ |
| サモナイト石には 5種類の色があって、 それぞれ違う世界の 属性に対応している |
| どの色がどの世界の 属性をもっているのか 説明できるか? |
| えーと・・・ 黒のサモナイト石が 「ロレイラル」ので |
| 紫のサモナイト石は 「サプレス」 それから・・・ |
| 赤は「シルターン」で 緑は「メイトルパ」 だったと思う |
| もちろん! 黒のサモナイト石が 「ロレイラル」ので |
| 紫のサモナイト石は 「サプレス」 それから・・・ |
| 赤は「シルターン」で 緑は「メイトルパ」 で、よかったよね |
| この無色の石は? |
| それは「無属性」 対応する世界が定かで ない石・・・だよな? |
| それは「無属性」 対応する世界が定かで ない石・・・でしょ? |
| では次に、それぞれの 世界の別名と、召喚獣 の特徴は? |
| ロレイラルは「機界」 その名のとおり 機械仕掛けの生き物を 呼べる |
| たしか、ネスの学んだ 召喚術はこれだよな? |
| ロレイラルは「機界」 その名のとおり 機械仕掛けの生き物が 暮らしてる世界の術 |
| ネスの学んだ召喚術は これなのよね? |
| ああ、そのとおりだ |
| サプレスは「霊界」で 悪魔や天使が呼べる、 俺たち人間より強い 魔力をもってるんだ |
| サプレスは「霊界」で 悪魔や天使が呼べる、 あたしたち人間よりも 強い魔力をもってる |
| 続けて・・・ |
| シルターンは 「鬼妖界」 |
| 俺たちと同じ人間も 暮らしているけど それだけじゃない |
| 鬼とか妖怪が呼べるし 人間の中でも、独特の 武術を使う者たちが たくさんいるんだ |
| シルターンは 「鬼妖界」 |
| あたしたちと同じ人間 も暮らしているけど それだけじゃない |
| 鬼とか妖怪が呼べるし 人間の中でも、独特の 武術を使う者たちが たくさんいるわね |
| 「シノビ」や 「サムライ」などが 有名だな |
| 最後は 「幻獣界」メイトルパ |
| 高い知能をもつ動物の 「幻獣」や、人間と獣 をかけあわせたような 「亜人」がいるんだ |
| ・・・どうだ? |
| 高い知能をもつ動物の 「幻獣」や人間と獣を かけあわせたような 「亜人」がいる |
| どぉ かんぺきでしょ? |
| まあ、それなりの知識 はあるようだが |
| 大事なのは、自分が どの属性と相性がいい のかを見極めることだ |
| くれぐれも 忘れるなよ? |
| 俺のもつ魔力の属性と 相性がいいのは・・・ |
| あたしのもつ魔力の 属性と相性がいいの は・・・ |
| 機属性・黒いサモナイト石 鬼属性・赤いサモナイト石 霊属性・紫のサモナイト石 獣属性・緑のサモナイト石 |
| 古き英知の術と 我が声によって 今ここに召喚の門を 開かん・・・ |
| 我が魔力に応えて 異界より来たれ・・・ |
| 新たなる誓約の名の下 に*n0が 命じる |
| 呼びかけに応えよ・・ 異界のものよ!! |
| ??? |
| ・・・・・・ |
| やった・・・ なんとか、呼べたぞ |
| ふうっ・・・ どうやらうまくいった みたいね |
| ロレイラルの 機械兵士か これなら確かに護衛獣 として文句なしじゃ |
| ??? |
| ・・・ |
| 貴方ガ・・・ |
| 貴女ガ・・・ |
| 我ガ「あるじ」カ? |
| え? あ、ああ! 君を召喚したのは 確かに俺だけど |
| あるじ・・・って 君を呼んだのは あたしだけど |
| 了解シマシタ ソノヨウニ認識シマス |
| デハ、御命令ヲドウゾ 我ガ「あるじ」殿 |
| え、えっと・・・ |
| なんか、ずいぶんと 固っ苦しい雰囲気の 護衛獣だけど・・・ |
| ま、いっか? |
| ??? |
| ・・・ |
| あ、あれっ? なんで、こんな子供が 出て来るんだ!? |
| うまくいったかしら ・・・って、子供!? |
| ふははは。 どうやら、低級な悪魔 を呼び出したようだな |
| 護衛獣として どれほど役に立つやら |
| ・・・オイ |
| え? |
| そこの間抜けヅラした ニンゲンのガキ!! 手前ェのことだよッ! |
| 間抜けヅラ・・・ |
| はいはい、ボク なにかなー? |
| 冗談じゃねえぞ ニンゲン!! |
| よくもオレを呼びつけ やがったな 高くつくぜェ? この貸しはよォ・・ |
| な、なんなんだよ? この反抗的な態度はっ |
| あらま、ずいぶんと ご機嫌ナナメねぇ? |
| ううーん ひょっとして、かなり 厄介なの呼んじゃった のかも・・・ |
| ??? |
| ・・・・・・ |
| ・・・? |
| ありゃ? |
| ??? |
| ここ・・・どこ? |
| え? |
| ??? |
| おにいちゃん・・・ だれ? |
| これはまた、ずいぶん 可愛らしいコが 来ちゃったわねえ |
| 頭にあるキツネの耳が なかったら、召喚獣に 見えないくらいに |
| ??? |
| おねえちゃん・・・ だれ? |
| こんな小さな女の子を 俺は召喚しちまったの か・・・? |
| 混乱してる・・・ ま、無理ないか |
| ほう シルターンの妖怪か |
| え? |
| へっ? |
| 変化してまだ日は浅い ようじゃが、なかなか 強い魔力を持っておる ようじゃな |
| そう、なのか? |
| そうなの? |
| ・・・(こくん) |
| 見た目で判断しちゃ ダメってことね |
| ??? |
| ・・・っ!? |
| やった・・・ なんとか、呼べたぞ |
| でも、なんだか様子 がおかしいような |
| やっりぃー! さすがはあたしっ だいせいこーっ♪ |
| ・・・って、あれ? なーんか、様子が おかしいわね・・・ |
| なあ、君? |
| ねぇ? ボク |
| わーーーーーっ!! |
| うわっ!? |
| きゃっ!? |
| ぶたないでっ! 食べないでっ!! 痛いことなんか しないでーーっ!! |
| へ??? |
| ボクなんか食べても おいしくありません だから食べないで! いじめないでぇ!! |
| どうやら、錯乱して おるようじゃのう |
| ふはははっ。 とんでもないハズレを 引いたようだな。ん? |
| ぐすっ、ぐすっ・・・ |
| え? この状況って ひょっとして・・・ |
| あちゃあ・・・ なーんか、マズそうな 雰囲気が・・・ |
| いかん! 暴発するぞっ!? |
| うわあっ!! |
| きゃあっ!! |
| げほっ、げほっ |
| やっちまった・・・ よりによって、こんな 失敗するなんて |
| これじゃネスや師範に 顔向けが・・・ |
| ・・・・やっちゃった やっぱ、一夜漬けでも 勉強しときゃ良かった かなぁ・・・ |
| どうしよ・・・ これじゃ、ネスや師範 に顔向けできないよぉ |
| ・・・? |
| けほんっ! えほっ! |
| あ、あれっ!? |
| へっ!? ひょっとして |
| うにゅうぅぅっ けむいですのおぉ~っ |
| 失敗じゃない? ちゃんと 召喚できてる!? |
| 呼ぼうとしてたのとは 似ても似つかない 召喚獣だけど・・・ |
| でも、なんていうか 期待してたのとは全然 違う気もしたり・・・ |
| むう てっきり、暴発かと 思ったんじゃが |
| *n0よ お前が召喚しようと したのは、この召喚獣 で間違いないか? |
| あ、は、はいっ! そうですっ!! |
| こうなったら、もう なんとかしてごまかす しかない・・・ |
| あっ、は、はいっ! そうですっ!! |
| こうなったら、もう なんとかしてごまかす しかないわね・・・ |
| はえ? |
| さいわい、コイツは 見るからに無害そうな 感じだし |
| 試験の間だけでも ごまかせれば・・・ |
| この子、見るからに おとなしそうだし |
| えーい、試験の間だけ ごまかしちゃえっ! |
| ともあれ お前と共に試験を 受けるべき護衛獣は ここに召喚された |
| *n0よ お前の召喚した下僕と 共に、これより始まる 戦いに勝利せよ! |
| ええっ!? |
| ちょ、ちょっと! ちょっと待っ・・・ |
| 戦えだなんて、 いきなり、そんなこと 言われたって!? |
| あ、あのー・・・ もしもしっ? |
| そんなこと・・・ 聞いてないんですけど |
| お前の戦うべき相手は この者たちだ |
| ヴオォォォォッ!! |
| こんなのっ 冗談じゃないぞっ!? |
| ちょ、ちょっと!? |
| これって、シャレに なってないよぉ!? |
| 優先命令ニ 該当シマシタ |
| え? |
| へ? |
| 護衛獣ノ義務ハ 召喚者ノ命ヲ守ルコト |
| オ守リイタシマス あるじ殿・・・ |
| (くいくい) |
| え? |
| おにいちゃん・・ こわいよ・・・ |
| そうだよ。 俺がしっかりしなくて どうするんだよ? |
| この子を・・・ 守ってやらなくちゃ! |
| え、なぁに? |
| おねえちゃん・・ こわいよ・・・ |
| ・・・大丈夫よ おねえちゃんってば 強いんだから! |
| そうよね・・・ 私がこの子のこと 守ってあげなきゃ! |
| んだぁ? このくせえ連中は オレにケンカを売る気 かぁ!? |
| お、おい・・・ |
| とりあえず やるしかないわね! |
| すっこんでろッ ニンゲン!! |
| あら・・・ 言ってくれるわねぇ? |
| オレは今、めちゃ機嫌 が悪いんだよ・・・ |
| うさ晴らしに 遊んでやらあッ!! |
| ぐすっ、もうダメです オシマイですうぅぅ |
| 泣くんじゃない!! |
| 泣かないの!! |
| ・・・っ!? |
| オシマイになりたく なかったら戦うんだ! |
| 男の子でしょ? 泣き言は言わないっ! |
| ででで、でもっ・・・ |
| 俺だってこわいさ けど、戦うしかない |
| 俺を信じてくれ! |
| あたしもいるんだから 一緒に戦えば勝てる! いーい? |
| はっ、はいいい |
| にゅううっ??? いったい、なにが どうなっちゃってるん ですの~!? |
| モナティ、お手伝いで お庭のお掃除をしてた はずなのに・・・ |
| マスターっ!? マスターは、どこに 行っちゃったん ですのおぉ~っ!? |
| お、落ち着いてっ! |
| ちょっ、ちょっと! お願いだから 落ち着いてってば |
| うにゅうぅぅ・・・ |
| 詳しい説明はあとで ちゃんとするから、 今は俺の言うとおりに してくれないか? |
| 詳しい説明はあとで するから お願い、力を貸して |
| ヴオォォォォッ!! |
| じゃないと・・・ 二人ともアイツらに やられちまう だから、頼むっ! |
| でないと・・・ |
| 二人とも、あいつに 食べられちゃうよ? |
| うぅー、わかりました ですのぉ・・・? |
| やった・・・ |
| 勝った! 勝てたぞっ!! |
| やりぃーっ! |
| どうやらこれで、文句 なしに試験は合格ね |
| 彼ラトノ戦力差ハ 明ラカナモノデシタ |
| コノ勝利ハ 当然ノ結果デス・・・ |
| あ・・・ そ、そうなのか? |
| むー・・・ なんでわざわざ、人の 喜びに水を差すかなあ |
| ・・・・・・ |
| ゴメンな いきなりコワイ目に あわせちゃって |
| もう大丈夫だからな |
| ほら? おねえちゃん 強かったでしょ |
| もう大丈夫だからね |
| ・・・(こくん) |
| チッ! 八つ当たりにもなりゃ しねぇぜ |
| あーーーっ!! イラつくぅぅぅっ!! |
| あれだけ暴れまくって よく言うよ・・・ |
| あははは・・・っ 思いっきり、血の気が あり余ってるわねぇ |
| た・・・ |
| たすかったぁぁぁぁ |
| お互い、無事で よかったな? |
| よくがんばったわね うんうん、えらいぞ |
| は、はいっ おかげさまでっ! |
| ふにゅうぅ・・・ |
| ありがとう 君が俺の言うことを 黙って聞いてくれた おかげだよ |
| ありがとう 力を貸してくれて おかげで助かったわ |
| ど・・・ どういたしましてぇ ですのぉ・・・ |
| よくがんばったな *n0よ |
| それだけの力があれば もう一人前じゃろう |
| ラウル師範・・・ |
| どうじゃな 試験官のフリップ殿? |
| ・・・フン! |
| 見習い召喚師 *n0よ 試験の結果をもって 今よりお前を・・・ |
| 正式な蒼の派閥の 召喚師とみなす!! |
| おめでとう *n0 |
| なお、派閥の一員と なったお前には、相応 の任務が命じられる |
| いったん自室へと戻り 呼び出しを待つがいい ・・・以上だ! |
| ・・・あれ? |
| ・・・あら? |
| ・・・・・・ |
| ネスじゃないか |
| どうしよう? なんでこんなとこに? 心配してくれたのか 無視しちゃおう |
| ネスじゃない |
| どうしよう? まっててくれたの? 心配してくれんだ 無視しちゃったりして |
| なんでネスが こんなとこに? |
| 僕がどこにいようと 君には関係あるまい |
| そりゃ そうだけど・・・ |
| まっててくれたの もしかして? |
| 何を言っているんだ |
| 僕がどこにいようと 君には関係あるまい |
| ふーん・・・ ま、たしかにそうよね |
| ひょっとして 心配して見に来て くれたのか |
| 心配してくれたんだ |
| なんで僕がわざわざ そんなことをしなく ちゃならんのだ? |
| う・・・ |
| えー、冷たいなぁ? |
| まあ・・・ |
| 君がどんな不始末を しでかすかは、不安で はあったが |
| 一応、僕は君の 兄弟子だしな・・・ |
| ふーん・・・ ま、そういうことに しておきますか |
| ・・・ |
| おい |
| ・・・・・・ |
| おいっ! *n0!! |
| ・・・あ? |
| ・・・あら? ネス、いたの? |
| しらじらしく 無視するんじゃない! |
| まったく・・・ それが心配してやった 兄弟子への態度か・・ |
| え? |
| ん? |
| こっちの話だッ! |
| あ!? そうだ、ネスっ 俺、合格したんだぜ! |
| あ、そーだっ! ネスネスぅ、あたし ちゃんと合格したわよ |
| よかったな |
| ・・・なんだよ、それ |
| もうちょっとさ 喜んでくれたっていい だろう? |
| ありがと・・・って あのさ、もう少しこう 喜んでくれたって いいんじゃない? |
| 真面目に学んでいれば あれぐらいの試験は、 受かって当然だ |
| むしろ落ちる要素が あったこと自体が 問題なんだぞ? |
| う・・・ |
| むー、あいかわらず きついなぁ |
| はっはっは 相変わらずお前は *n0には 手厳しいのう |
| ラウル師範・・・ |
| ともあれ、合格したの はめでたいことじゃて よくがんばったな *n0よ |
| ありがとうございます 師範! |
| いいのですか、師範 本当にこんな不真面目 なヤツを、一人前と 認めてしまって? |
| あのなぁ・・・ |
| ネスぅ・・・ |
| 試験官はフリップ殿 だったんじゃぞ ネスティ |
| え!? |
| 誰よりも平民あがりの 「成り上がり」召喚師 を嫌う彼が、認めざる をえなかったんじゃ |
| *n0は それだけの結果を自分 の力で出したのさ |
| 立派なものじゃろう? |
| ・・・はい |
| さて、と |
| *n0よ 早く部屋に戻りなさい 呼び出しが来ていると いかんからな |
| あ、はい |
| はい、師範 |
| それから、さっきから そこで居心地悪そうに しておる・・・ |
| お前の護衛獣に きちんと挨拶をしとく ことじゃな |
| え? |
| ああっ、ゴメンっ!? |
| ・・・ |
| あわわっ、すっかり 忘れてたっ!? |
| あっちゃあ・・・ 今の今まで、すっかり 忘れちゃってた!? |
| 呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
| 呼び出して早々 戦わせて悪かったわね |
| オ気ニナサラズニ |
| 自分ハ戦闘ノタメ 開発サレタ機体デス |
| そうなんだ・・・ どうりで強いわけだ |
| これから先 俺の護衛を君に頼む ことになるわけだけど |
| よろしく頼むよ *n1? |
| そっか・・・ どうりで強いわけだ |
| これから先 あたしの護衛を君に 頼むわけだけど |
| よろしく頼むわね *n1? |
| 理解シテイマス |
| ソノヨウニ御命令ヲ 受ケテイマスノデ |
| あ、うん・・・ |
| 機械だけあって すごく事務的だなあ コイツ |
| ありがと・・・ |
| 機械だけあって 面白みにかけるわね このコ・・・ |
| 呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
| ごめんね 怖くなかった? |
| (ふるふる) |
| これから君には 僕の護衛獣になって もらうんだけど・・・ |
| イヤなら、元の世界に 帰してあげることも できるんだ |
| これから君には あたしの護衛獣に なってもらうんだけど |
| イヤなら、元の世界に 帰してあげることも できるわよ? |
| どうする? |
| ・・・・・・ |
| 無理だよなぁ いくら妖怪だからって こんなに小さいんだし |
| 無理もないか こわかったよね いきなり戦わせて |
| ・・・いいよ |
| え? |
| おにいちゃん・・・ まもってくれた |
| へっ? |
| おねえちゃん・・・ まもってくれた |
| あたしのこと・・・ だから・・・ |
| 本当にいいの? |
| (こくん) |
| そっか・・・ |
| よろしくな *n1 |
| これからよろしくね *n1 |
| ・・・(こくん) |
| 呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
| おつかれさま あんた、思ったより 強いわねぇ? |
| なぁに 馴れ馴れしい口 叩いてんだよ? |
| わりぃと思うんなら さっさと、オレを 解放しやがれッ! |
| なんだよ、その態度は |
| それが召喚主に 対する態度かよ!? |
| さっさと、オレを 解放しやがれッ! |
| むー、言ってくれる わねぇ・・・ |
| それが召喚主に対する 態度なわけ? |
| 勝手に主人ヅラ すんじゃねえッ!! |
| 誓約で縛られちまった から、命令は聞いて やるがよ・・・ |
| オレは手前ェと仲良く する気はねぇんだ!! よォくおぼえとけっ ニンゲン!! |
| な・・・ なんてヤツだ・・・ |
| ・・・はいはい |
| 呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
| がんばったね *n1 えらい、えらい |
| いいっ、いえ! ボクのほうこそっ すいませんです!! |
| ご主人様の身を守るの が、召喚獣の使命なの に・・・ |
| ボク、役立たずで 情けないですぅ・・・ |
| おいおい、なにも 泣くことないってば! |
| むー、なんですぐに 泣くかなぁ、キミは |
| ででっ、でもぉ! |
| 戦闘に向いてない君を 無理に戦わせた俺も 悪かったんだ |
| こわい目にあわせて 本当にごめんな |
| 戦闘に向いてない君を 無理に戦わせたのは あたしなんだから |
| うん、君はがんばった あたしはそう思うよ |
| ご主人様・・・ |
| メイトルパに帰して あげるよ |
| で、本当なら君には あたしの護衛獣として 働いてもらいたいトコ なんだけど・・・ |
| メイトルパに帰った ほうが、君のためには よさそうだね? |
| だだっ、ダメですっ! |
| *n1? |
| ボクはっ こわいのや痛いのは 苦手ですけど、でも! |
| 料理とか、洗濯とかっ お掃除とかならっ 上手にできる自信は ありますっ! |
| ご迷惑かけたぶん お詫びがしたいんです だから・・・っ! |
| ダメ、ですか? |
| ・・・いいや |
| 俺、そういうの全部 苦手だから すごく助かるよ |
| ダメじゃないけど |
| うう、アタシの苦手な ことばかり得意なのね このコ・・・ |
| じゃ、じゃあ・・・ |
| よろしく頼むぜ? |
| よろしく頼むわよ♪ |
| *n1 |
| は、はいっ ご主人様っ! |
| はい? |
| はーい? |
| 呼び出しが来たぞ *n0 |
| 僕と一緒に来るんだ |
| ネスと一緒に? |
| ・・・というわけでね 俺の失敗のせいで 君は召喚されたみたい なんだよ |
| ・・・そういうわけで あたしの失敗のせいで 君は召喚されたみたい なのよ |
| そうだったですの |
| こわい目にあわせて 本当にごめんな |
| すぐに誓約を解除して 元の世界に・・・ |
| 迷惑かけちゃってさ ほんと、ゴメンね |
| すぐに誓約を解除して 元の世界に・・・ |
| 待ってください ですの! |
| 元の世界って メイトルパに帰すって ことですよねぇ・・・ |
| そうだけど? |
| そういうことに なるのかなー? |
| それじゃあ 困るですのぉ~っ!! |
| モナティには この世界にちゃんと 別のマスターがいるん ですのぉ! |
| ええっ!? |
| それって どういうことなんだ? |
| うそっ!? |
| それって どういうこと? |
| やれやれ・・・ 「二重誓約」とはな |
| ネス!? |
| 様子が変だと思って 見に来たら、案の定だ 廊下まで聞こえたぞ? |
| うう・・・ |
| あっちゃー・・・ |
| 「二重誓約」って なんですのー??? |
| 「二重誓約」とは 召喚術が失敗した時に 起きる事故のひとつで |
| すでに誓約を交わした 他人の召喚獣を、別の 人間が召喚してしまう ことなんだ |
| その場合、より強い 魔力の持ち主のほうの 誓約が優先されること になってしまう |
| でもさ、ネス 自分で言うのもなんだ けど、俺、そんな魔力 強くないぜ? |
| ・・・・・・ |
| でもさ、ネス 自慢じゃないけど あたし、そんなに魔力 強くないわよ? |
| だろうな |
| むー・・・ |
| 君はもともと はぐれ召喚獣だったん じゃないのか? |
| あ、はい・・・ ちょっと前までは そうでしたの |
| 多分、今の主人とは きちんと誓約をかわし てないんだろう? |
| にゅうぅ、そう言えば そうですのぉ・・・ |
| やはりな だったら理解できる |
| 最初に君が召喚された 時の誓約の魔力が 弱まってたんだ |
| だから、このバカ者の 召喚術なんかで、簡単 に書き換えられて しまったんだな |
| うう・・・ |
| なるほどねぇ |
| 素直に感心するなっ! |
| むー・・・ |
| うにゅうぅぅ・・・ |
| どうしよう、ネス? |
| どうしよっか? |
| 別に問題はあるまい 元がはぐれだろうと、 今は君がこの召喚獣の 主人なんだ |
| でも、この子はっ! ・・・モナティには、 ちゃんと別に主人が いるんだぜ!? |
| それを、無理矢理に 俺の護衛獣にしちゃう なんて・・・ |
| 薄情ねぇ! |
| モナティには、本当の 主人がいるのよ? 何とかしてあげなきゃ |
| いやがってるのに 無理矢理、あたしの 護衛獣にするなんて |
| だったら、試験の時に どうして失敗したって 言わなかった? |
| う、それは・・・ |
| そ、それは・・・ |
| ・・・まあ、いい いずれにしろ、これは 召喚者である君が責任 を取るべきことだ |
| よく考えるんだな 自分がどうするべきか |
| ・・・。 |
| あ・・・ |
| 呼び出しが来た ようだな? |
| *n0よ お前に最初の 任務を与える 心して聞くがよい |
| はい |
| お前はこれより護衛獣 と共に、修行を兼ねた 見識を深めるための旅 に出るのだ |
| なお、視察の旅の期限 は定めぬものとする |
| え? |
| へっ? |
| 蒼の派閥の一員として ふさわしき活躍を示す ことができた時 |
| それをもって この任務の完了とする |
| お待ちくだされ フリップ殿! |
| どうかなされたか? ラウル殿 |
| 何をもってふさわしき 活躍とするのか 説明すべきでは!? |
| それは*n0が 自分で考えるべき ことでしょう |
| いくら後見人とはいえ 過保護は困りますな ラウル殿? |
| じゃが・・・ |
| それにこの任務は 幹部一同が協議した上 で決定したことですぞ |
| 不満があるのなら グラムス議長や 総帥にお言いなさい |
| ・・・っ |
| わかりました フリップ様 |
| *n0? |
| その任務 お受けいたします |
| ふふふ 殊勝な心がけだな *n0 |
| 君はバカか!? |
| これは任務の名を 借りた、君を追放する ための命令だぞ!! |
| わかってるさ |
| わかってるわよ |
| そんなの、最初から わかってる・・・ |
| でも、俺はこれ以上 俺をかばったせいで 師範が立場を悪くする のはイヤなんだよ |
| あたしはもうこれ以上 あたしをかばって師範 が立場を悪くするのは イヤなのっ! |
| ・・・ |
| 任務を果たしたならば お前に「家名」が与え られるそうだ |
| 「成り上がり」の身分 から、正式な召喚師の 家系を名乗れるのだ 奮起するがいい |
| ・・・以上だ! |
| こうして俺は 旅立つことになった・・・ |
| 事実上の追放にひとしい 任務を受けたにも関わらず 俺はなぜか、取り乱したり しなかった |
| なぜか? |
| 考えるまでもない 同じだからだ |
| あの日、強引に この場所へ連れてこられ 召喚師になることを強制 された時と、同じだからだ |
| だから、耐えられた 納得することができた |
| どうせ選択の余地は ないのだから、と・・・ |
| こうして、あたしは旅に出る ことになったわけで・・・ |
| 追放されちゃったってわりに 妙にさめちゃってることが 最初は自分でも不思議だった んだけど・・・ |
| よく考えたら、答えは簡単 |
| だって、繰り返しってこと あの日と同じことが、また 繰り返されただけ・・・ |
| 唐突に、この場所に連れて こられて、召喚師になれと 強制された時と同じ |
| だから、平気 |
| 平気だよ・・・ うん・・・ |
scn101
| さて・・・ 荷物の準備はこれで よし、と |
| この部屋で暮らすよう になって、もう何年も 経つけど・・・ |
| いざ出ていくとなると なんだか、名残惜しい 気がするな |
| ま、無理もないか |
| ここに来るまで、俺は ずっと宿無しみたいな もんだったし |
| ふう 荷物の整理おわりっと |
| この部屋で暮らすよう になって、もう何年も 経つけど・・・ |
| いざ出ていくとなると なんだか、名残惜しい 気がするわね |
| ま、無理もないか |
| ここに来るまで、 あたしに家なんて なかったし・・・ |
| ・・・・ |
| ・・・・ 思い出をふり返る ガラじゃないよな |
| ・・・・ 思い出をふり返る らしくないね |
| ここに連れてこられて すぐの頃は、逃げる ことばかり考えてたよ なあ |
| 脱走騒ぎを起こしては ネスやラウル師範に 迷惑かけたっけ・・・ |
| あ・・・ そういえば・・・ |
| ・・・あった、あった 前にネスに書かされた 反省文! |
| あはははっ 「真面目になります」 て、1000回も 書かされたっけ |
| ・・・うん |
| これも持っていくか |
| もう、ネスに叱られる 機会もなくなっちまう かもしれないし・・・ |
| ここに連れてこられて すぐの頃は、逃げる ことばっかり考えてた 気がするわねえ |
| 脱走騒ぎを起こしては ネスやラウル師範に 迷惑かけたっけ・・・ |
| あ・・・ そういえば・・・ |
| ・・・あった、あった 前にネスに書かされた 反省文! |
| 「真面目になります」 て、1000回も 書かされたのよねー |
| ・・・うん |
| これも持っていこっか |
| もう、ネスに叱られる 機会もなくなるかも しれないし・・・ |
| 反省文を手に入れた! |
| って、ガラじゃないか こんなふうに感傷的に なるなんてさ |
| ある意味、ようやく 自由の身になったんだ 楽しまなくちゃ もったいないって! |
| らしくないわね こんなふうに感傷的に なるなんて |
| ある意味、自由の身に なったわけでもあるし 楽しまなくちゃ もったいないよね |
| あ、はーい |
| はい? |
| 旅支度はすんだのか? |
| うん、まあね |
| うん、ばっちり |
| なら、すぐ出発しない とダメじゃないか 遊びじゃないんだぞ? |
| わかってるよ |
| ・・・なんだよ ちょっとぐらい 引き止めてくれたって いいのにさ・・・ |
| わかってるわよ |
| ・・・なによ ちょっとぐらい 引き止めてくれたって いいのに・・・ |
| もういいよ、ネス 見送りはここまでで |
| もういいわよ、ネス 見送りはここまでで |
| ・・・? |
| 心配してくれるのは ありがたいけど、俺も 一人前になったんだ |
| ここから先は、俺一人 でがんばるからさ |
| 心配してくれるのは うれしいけど、 あたしも一人前に なったわけだし |
| ここから先は、 あたし一人でも がんばれるから |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| どうして僕が君のこと を見送らなくちゃ ならないんだ? |
| え? |
| へ? |
| やれやれ・・・ まさか、気づいて なかったとはな |
| 見送りの僕が、なんで 君と同じような旅支度 をしていると思う? |
| あ! |
| あのあと、フリップ様 から命令が届いてな |
| 不本意ではあるが、 君の監視役として同行 を命じられたんだ |
| ええ~っ!? |
| ええ~っ!? ホントに? 嘘だろ~っ!? なんで!? |
| ええ~っ!? |
| ええ~っ!? ホントに? 嘘でしょ!? なんで!? |
| ホントに? |
| そんなくだらない嘘を ついてどうするんだ 君じゃあるまいし |
| そっか・・・ あは、ははははっ |
| ? |
| 正直に言うとさ 俺、ちょっとだけ不安 だったんだよ |
| でも、ネスが一緒なら 心強いや |
| 正直に言うとね あたしちょっとだけ 不安だったの |
| でも、ネスが一緒なら 心強いわ |
| ・・・言っておくが |
| 僕は監視役として 君に同行するんだ 君を甘やかすつもりは ないぞ |
| わかってるって♪ |
| わかってるって♪ |
| まったく・・・ |
| 嘘だろ~っ!? |
| 嘘でしょ!? |
| なんだ? その、言葉の端々から にじみ出る不満そうな 態度は・・・ |
| だ、だってさぁ! つまりそれって、俺が 一人前として認められ てないってことだろ |
| つまりそれってば あたしが一人前 だって認められてない わけじゃない! |
| 事実じゃないか? |
| う・・・ |
| む・・・っ |
| それにこの旅は、君に 致命的に足りていない 勤勉さを学ばせること も目的なんだ |
| 君のことだ 放っておいたら、好き 勝手にふらふらするに 決まってるからな |
| 見抜かれてる・・・ |
| ばれてる・・・ |
| 残念だったな? あてが外れて |
| とほほ・・・ |
| むぅう・・・ |
| なんで!? |
| 知らんよ |
| おおかた、君を野放し にしておくことに 不安を感じたんだろう |
| とほほ・・・ 散々な言われようだ |
| なによ、それぇ? ずいぶんな言われよう じゃない |
| ま、今の君の注意力の 欠如っぷりを見れば、 その不安も理解できる 気がするがな |
| うう・・・ |
| むう・・・ |
| まあ、それはさておき |
| そもそも君は、本部の あるこの街のことすら くわしくは知るまい |
| あ、うん |
| きちんと街をまわった ことなんて、そういや なかったもんな・・・ |
| 授業をさぼった時も ほとんど昼寝してたし |
| えっ、うん |
| きちんと街をまわった 事なんて、そういえば なかったもんね・・ |
| 授業をさぼった時も ほとんど昼寝してたし |
| だから、まずはこの街 聖王都ゼラムについて 案内するとしよう |
| *n1にも この世界の様子を見せ ておく必要があるしな |
| ああ、そうだな |
| *n1 わからないことがあっ たら、なんでも聞いて くれよ? |
| ええ、そうね |
| *n1 わからないことがあっ たら、なんでも聞いて ちょうだい |
| 了解シマシタ あるじ殿 |
| (こくん) |
| はッ! 誰が手前ェなんかに 頼るかよ・・・ |
| はい、よろしくお願い します、ご主人様っ |
| 結局のところ、彼女は どうするんだ? |
| ・・・・・・ |
| それなんだけどさ |
| 俺、モナティを彼女の 主人のところへ帰して やりたいと思ってる |
| そのことなんだけど |
| ネス、あたしね モナティを彼女の主人 のところへ帰してあげ たいと思ってるの |
| ・・・えっ? |
| どうせ旅の行き先は 俺が自由に決めていい んだしさ |
| ダメかな? |
| だって旅の行き先は あたしが自由に決めて いいんでしょ? |
| ・・・ダメ? |
| ダメもなにも 君の好きにすればいい |
| 僕が口を出すことじゃ ないからな |
| ・・・だってさ? |
| ・・・だってさ? よかったわね モナティ? |
| う、にゅ、にゅうぅっ ありがとうですのぉ! |
| あはは、いいんだって もともとは、俺が失敗 したせいなんだし |
| あはは、いいのよ もともとは、あたしが 失敗したせいなんだし |
| で、彼女の主人がいる のはどこなんだ? |
| サイジェントっていう 街なんですの |
| サイジェント? |
| ・・・! |
| 知ってるか、ネス? |
| 知ってる、ネス? |
| ああ。一応、場所はな |
| ホントですのー? |
| 聖王国の西の果て 旧王国との領土の境に ある街だ |
| 海路を使って、何日も かけて行く必要がある |
| よし、それじゃ さっそく港へ・・・ |
| へえ、それじゃ さっそく港へ・・・ |
| 船賃はどうするんだ? |
| え? |
| へ? |
| 言っておくが、手持ち の金では一人分の船賃 だって出ないぞ |
| ・・・じゃ、じゃあ! 時間はかかるだろう けど、歩いて・・・ |
| えっとぉ・・・ それじゃあ、時間は かかっちゃうだろう けど、歩いて・・・ |
| だとすると、何十日も 歩きづめだろうな |
| げっ!? |
| うそっ!? |
| 歩いて簡単に行けるの なら、船の必要なんて ないだろう |
| つまり、現状の僕たち では無理ということだ |
| そんなぁ・・・ |
| 心配するなって! なんとか、するからさ |
| 心配しないで! なんとかするから |
| そう言うからには 具体的な案があるんだ ろうな? |
| それは・・・ |
| そら見ろ できもしないことを 安うけあいするなんて |
| 前から言おうと思って いたが、どうして君は そう浅はかなんだ? |
| 浅はかで悪かったなぁ |
| 浅はかで悪かったわね |
| お二人とも ケンカなんかしちゃ ダメですのーっ! |
| モナティのせいで お二人がケンカするの はイヤですのぉ・・・ |
| モナティ・・・ |
| ・・・まあ、なんだ 今は無理というだけで 帰れないわけじゃない |
| 旅を続けるうちに、 なにか方法が見つかる かもしれないしな |
| ただし、それまでの間 君にはこいつの護衛獣 になってもらうことに なるが・・・ |
| わかりましたですの |
| ごめんな、モナティ |
| ごめんね、モナティ |
| そんな、お気になさら ないでほしいですの! だって・・・ |
| *n0さん だって、こんなことに なって困ってるはず です・・・ |
| それは、まあ・・・ |
| モナティにどれだけの ことができるのかは わからないですけど |
| いっしょうけんめい がんばりますから よろしくお願いします です |
| ・・・うん じゃ、よろしく頼むよ |
| ・・・うん よろしく頼むわね |
| はいですのっ! |
| 出発するのは まだ早いだろう |
| もう少し街を回って、 旅に必要な品物を整え てから、また来よう |
| そろそろ出発するか? |
| どうしよう? そうしよう ちょっと待って |
| さすがは聖王国の王の お城だけあるなあ 門だけ見ても、すごい 大きさだよ |
| さすがは聖王国の王の お城だけあるわね 門だけ見ても、すごい 大きさだわ |
| 大きさもだが、この城 の一番の特色は、背後 に滝を背負っていると いう立地条件なんだ |
| 断崖が堅固な防壁に なると同時に、聖王家 にふさわしい偉容を 作り出している |
| なるほど、たしかに 迫力あるもんな・・・ |
| へ~、たしかに 迫力あるものねぇ |
| そういった反面、門前 をこうした広場として 市民に開放することに よって |
| 閉鎖的ではない雰囲気 を作り出しているんだ |
| 城ひとつとっても いろいろと考えて建て られてるんだなあ |
| 城ひとつとっても いろいろと考えて建て られてるのね |
| そういうことだ |
| うわ・・・ これ、ぜーんぶ お店なんだよな? |
| ひゃあ・・・ これ、ぜーんぶ お店なのよね? |
| ゼラムには大陸の各街 から、様々な品物が 集まってくるからな |
| これだけ数が多いと どの店で買ったらいい のか、迷いそうだな |
| これだけ数が多いと どの店で買ったらいい のか、迷いそうね |
| そのあたりは心配ない 例えば、そこの洋服屋 の値札を見てみろ |
| いち、じゅう、ひゃく せん・・・ 1万バーム~っ!? |
| 扱う品物が高級なほど 値段もあがっていく 懐具合に応じて、自然 に店は決まるわけだ |
| それはわかったけど、 洋服ひとつにどうして こんな値段が? |
| それはわかったけど、 洋服ひとつにどうして こんな値段がつくのよ |
| 遠い街から輸入すれば そのぶんだけ手間賃や 輸送費がかさんでいく その結果さ |
| ちなみにその服は 有名なサイジェント産 のキルカの織物さ 貴族の着る洋服だよ |
| うはぁ・・・ |
| うひゃ・・・ |
| さて、ついでだから 旅に必要な品物を買い 足していくとしよう |
| お、お金、足りるか? |
| お、お金、足りる? |
| 言っただろう 懐具合に合わせて店は 選べるって |
| あ、なるほど |
| あ、納得 |
| ここはまた ずいぶんとにぎやか だなぁ |
| ここはまた ずいぶんとにぎやかね |
| 繁華街だからな ゼラムほど大きな街に なると、その規模も 大変なものになる |
| 夜になると、人の数は こんなものじゃないぞ |
| もっといっぱい増える んですのーっ!? |
| すごいな |
| すごいわね |
| 繁華街っていわれる だけのことはあるのさ |
| えっ!もっと ふえるんですか? |
| 繁華街っていわれる だけのことはあるのさ |
| 宿屋や酒場は旅人で 賑わうし、大劇場での 催し物やカジノは、夜 しか開かれないんだ |
| すごいもんだなぁ |
| たいしたものねえ ホント・・・ |
| この繁華街と、貿易が ゼラムの主産業と いってもいいからな |
| うにゅうぅぅ・・・ いーっぱい人がいてぇ 目が回りそうですのー |
| モナティのいた街には こういう場所は なかったのかい? |
| モナティのいた街には こういう場所は なかったの? |
| あったですよ |
| でも、もっとちんまり してたですの |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| あ、でも すごくおいしいご飯が 食べられるお店が あるんですの! |
| そこのオムレツがもう すごぉぉ~く美味しい んですのー |
| それ、俺も食べて みたいなぁ |
| いいなぁ、それ あたしも食べて みたいなぁ・・・ |
| ぜひぜひ、モナティが ご案内するですの! |
| ああ、そのためにも 早いとこ、モナティを 帰せるようがんばるよ |
| そうね、そのためにも 早いとこ、モナティを 帰せるよう がんばろっか |
| *n0さん・・ |
| な? |
| ね? |
| は、はいですぅ! |
| 夜になると、人の数は こんなものじゃないぞ |
| すごいもんだなぁ |
| すごいものねぇ |
| 導きの庭園 いわゆる、市民公園に あたる場所だな |
| いくらなんでも、ここ ぐらい俺も知ってるよ |
| 蒼の派閥本部の 目と鼻の先なんだから |
| いくらなんでも、 ここならあたしも 知ってるわよ |
| 蒼の派閥本部の 目と鼻の先なんだから |
| たしかにそうだな |
| 多分、ここについては ネスより俺のほうが 詳しいと思うぜ |
| 多分、ここについては ネスよりあたしの方が 詳しいと思うわよ |
| ほう? |
| どこの出店が美味いか とか、どの木の上が 昼寝しやすいかとかさ |
| 木陰の気持ちいい 場所とか、おいしい お菓子を売ってる出店 はどれか、とかね |
| ・・・・・・ |
| 他にも・・・わっ!? |
| 他にも・・きゃっ!? |
| きゃあっ!? |
| あれ・・・? 今たしかに、なにかが ぶつかってきたと 思ったんだけど |
| えっと・・・? 今たしかに、なにかが ぶつかってきたと 思ったんだけど |
| *n0 もっと下を見てみろ |
| あ・・・ |
| ありゃ・・・ |
| ひゃうぅ・・・は、鼻 ぶつけたぁ・・・ |
| だ、大丈夫かい? |
| だっ大丈夫? |
| あ、平気ですぅ・・・ |
| どういう理由があるの かはわからないが |
| 地面ばかり見て歩くの は、危ないからよした ほうがいい |
| はい、気をつけます |
| じゃあ・・・ |
| 気づいてたんなら注意 してやれよ? |
| 気づいてたんなら注意 してあげなさいよ? |
| あの子が気づかなくて も、君が気づくだろう と思ってたんだが |
| 期待した僕が バカだったようだ あの子には悪いことを したよ |
| うう、なんか遠回しに 責められてる気が |
| むぅ・・・ 私が悪かったです |
| 他にも・・・ |
| ・・・! |
| どいてえぇっ!! |
| ・・・うわあっ!? |
| ・・・きゃあっ!? |
| ごめんなさぁい! |
| あたたた・・・ |
| いたたた・・・ |
| *n0さんっ だ、大丈夫ですの!? |
| 待つんだ、モナ・・・ |
| お待ちなさいっ!? このチビジャリいぃ! |
| ふにゃああっ!? |
| ・・・遅かったか |
| ああ、だから待てと 言ったのに・・・ |
| な、なんなんだよ 今の騒々しい連中は? |
| んもぉ・・・ なんだったのよぉ いったい!? |
| うにゅううぅ・・・ |
| さっきの子、まだ下を 見てうろうろしてるぞ |
| また、誰かにぶつから ないといいけど・・・ |
| さっきの子、まだ下を 見てうろうろしてる |
| また、誰かにぶつから ないといいけど・・・ |
| さっきみたいに、また はねられたりしない だろうな・・・? |
| さっきみたいに、また はねられたりしない わよね・・・? |
| このあたりは、やけに 立派な屋敷が多いな |
| このあたりは、やけに 立派な屋敷が多いわね |
| 貴族や騎士の暮らす 住宅地だからな |
| 名のある召喚師たちも ここに住居を構えて いるんだ |
| へえ・・・ |
| ふーん・・・ |
| 蒼の派閥の召喚師では バーネット家や グレイメン家・・・ |
| 金の派閥のマーン家や ウォーデン家の本宅も ここらにあるはずだ |
| どのみち、俺には縁の なさそうな場所だな |
| どのみち、あたしには 縁のなさそうな場所ね |
| ・・・そうだな |
| ヘヘヘ、この場所は なかなかいいなァ 気に入ったぜ |
| やっぱり、悪魔も こういう屋敷とかに 住みたいものなのか? |
| ケッ、なァにバカな こと言ってやがるんだ |
| あら、キミも こういう屋敷とかに 住みたいの? |
| ケッ、なァにバカな こと言ってやがるんだ |
| オレが気に入ったって のはなァ、ここら一帯 に満ちてる悪意よ! |
| いっ!? |
| へ? |
| ニンゲンの欲深さには つくづく感心するぜェ あちこちの屋敷から にじみ出てやがる |
| ヒヒヒ、たまんねェぜ |
| さ、他のトコ行くぞ! |
| はい、はい・・・ 次、行くわよ |
| なんだよォ? もうちょっとぐらい 楽しませろってば |
| いいからっ!! |
| いいから来るのっ! |
| 俺には、縁のなさそう な場所だな・・・ |
| あたしには、ちょっと 縁のない場所だわね |
| 王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないんだな |
| 王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないのね |
| まあ、家そのものはな |
| ただし、道のほうは そうでもないぞ 他の街より整然として いるはずだ |
| ただでさえ人の多い街 だからな、区画整理が 重要になるのさ |
| しかし、いくら整理が されてたって・・・ |
| こう似たような道が 多いと、見分けがつか なくなりそうだな |
| しかし、いくら整理が されてたって・・・ |
| こう似たような道が 多いと、見分けがつか なくなりそうね |
| (きょろきょろ) |
| *n1 あんまり俺から離れた ら、迷子になるぞ? |
| *n1 あんまりあたしから 離れたら迷子に なるわよ? |
| ・・・まいご? |
| そう、迷子 ひとりぼっちに なっちゃうってことさ |
| そう、迷子 ひとりぼっちに なっちゃうってことよ |
| !! |
| あ、おい? |
| ちょ、ちょっと? |
| ・・・(ぎゅっ) |
| なにもそんな、必死に 俺の服につかまらなく たって・・・ |
| なにもそんな、必死に あたしの服をにぎら なくたって・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・ま、いっか |
| 王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないんだな |
| 王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないのね |
| あそこに作られてる 建物がなんなのか 君はわかるか? |
| あははっ、さっぱり |
| やれやれ・・・ あれはな、召喚獣鉄道 の駅だよ |
| ああ、そういえば授業 で習った気がする |
| でも、あれってたしか 問題が山積みで中止に なったんじゃ? |
| 費用とか、環境の問題 とかで・・・ |
| ああ、そういえば授業 で習った気がするわね |
| でも、あれってたしか 問題が山積みで中止に なったんでしょ? |
| 費用とか、環境の問題 とかで・・・ |
| ふむ、君にしてはよく 覚えていたものだ |
| だがな、最近になって 開発が再開されること に決まったんだ |
| 金の派閥が新たに出資 をすることでな |
| 金の派閥・・・ |
| 金儲けのために召喚術 を使う連中と、我々は あまり友好的じゃない |
| 旅先で出くわすことも あるだろうが、極力 関わらないように気を つけるようにな |
| ああ、わかったよ |
| ええ、わかったわ |
| ・・・・・・ |
| どうかしたのか? *n1 |
| どうかしたの? *n1 |
| あ、いえ ちょっと、気になる 匂いがしたので |
| ・・・そうかな? |
| ・・・匂い? |
| 僕の気のせいかも しれません |
| こんなところで メイトルパと同じ匂い がするはずがないです ものね・・・ |
| *n1 やっぱ、帰りたいか? |
| *n1 やっぱ、帰りたい? |
| い、いえっ そんなつもりだったん じゃないですよっ!? |
| ・・・・・・ |
| ホントにっ ホントですってばぁ! |
| ・・・ぷっ、くくっ あははははっ! |
| え・・・? |
| あははは、わかってる ちょっとからかいたく なっただけだよ |
| あははは、わかってる ちょっとからかいたく なっただけよ |
| ひ、ひどいですよぉ ご主人様っ!! ボクっ、本気で・・・ |
| ああ、こらこら 泣くなってば |
| あ、ゴメンゴメン 泣かないでってばぁ |
| ぐすっ・・・ |
| うーん、意地悪すぎた かもな・・・反省 |
| うーん、意地悪すぎた かも・・・反省 |
| 金の派閥か・・・ どんな連中なんだろ? |
| うわぁ でっかい湖だなぁ |
| 窓越しになら、何度か 見てたけど・・・ |
| こうして間近で見ると やっぱ、すごく大きな 湖よねぇ |
| このハルシェ湖は 王城の上手にわき出る 至源の泉から、あふれ 出た水が滝となり |
| 低地にたまっていって できたものだ |
| へえ・・・ |
| そうなんだ・・・ |
| ハルシェ湖はゼラムの 人々の喉を潤す貴重な 水源であると共に |
| 海路を使って運ばれる 物資の受け入れ口にも なっているんだ |
| あれ? あの船を引っ張ってる のって、もしかして 召喚獣!? |
| あら? あの船を引っ張ってる のって、もしかして 召喚獣!? |
| 運河をさかのぼるのは 大変だからな ああして召喚獣に船を 引かせたりもする |
| てことは、海から川を のぼってくる船は みんな召喚獣に引かれ てくるのか? |
| てことは、海から運河 をのぼってくる船は みんな召喚獣に引かれ てくるのかな? |
| いや、そうじゃない 風と潮の満ち引きを 利用してる船のほうが ほとんどだな |
| 潮の満ち引き? |
| ああ、潮加減によって ハルシェ湖には海水が 入りこんでくることが あるんだよ |
| ええっ!? それじゃ、ここの水は 塩っからいのか!? |
| へ!? それじゃ、ここの水は 塩っからいの!? |
| そんなにたくさん逆流 したりするものか もしそうなら、飲み水 として使えまい? |
| あ、そうか |
| あ、それもそうか |
| こういう湖は汽水湖と 呼ばれている ちょっと他にはお目に かかれない代物さ |
| *n1 ふと、思ったんだけど |
| ナンデショウカ? |
| 鉄ってさ、塩とか水に 弱いっていうよな |
| 鉄ってさ、塩とか水に 弱いっていうよね |
| 一般的ニハソウデスネ |
| 大丈夫なのか? *n1は |
| 大丈夫なの? *n1は |
| ゴ心配ナク |
| 私ノ外面装甲ハ なの単位デ再結合シタ 特殊合金製デス |
| ??? |
| 強化粒子こーてぃんぐ モサレテオリマスノデ 全環境ニ対応デキマス |
| と、とにかく 大丈夫ってことかい? |
| と、とにかく 大丈夫ってこと??? |
| 問題ナシ、デス |
| 海の水が混じっている 湖か・・・ |
| 遠くで見てるだけじゃ わかんないことって あるもんだな |
| 遠くで見てるだけじゃ わかんないことって あるものね |
| それじゃ、そろそろ 出発するとしようか |
| やれやれ、出発前から 疲れちまったよ |
| この先も、ずっとこの 調子だとしたら・・・ |
| うう・・・ |
| やれやれ、出発前から 疲れちゃった |
| この先も、ずっとこの 調子だとしたら・・・ |
| むう・・・ |
| ・・・ |
| *n0? |
| な、なんだいっ!? |
| なんだい、じゃない |
| な、なにっ!? |
| なに、じゃない |
| 行き先を言わなければ 出発のしようがない だろう? |
| 行き先って・・・ 俺が決めるのかよ!? |
| 行き先って・・・ あたしが決めるの!? 聞いてないわよ |
| 当たり前だろう |
| これはあくまで君の旅 なんだぞ? |
| 僕は監視役でしかない 全ての決定権は君に あるんだ もっとも・・・ |
| あまりにそれが無茶な ものだったら、意見を 言わせてもらうがな |
| 要はそれって、ケチは しっかりつけるって ことじゃないか・・・ |
| 要はそれって、ケチは しっかりつけるって ことじゃない・・・ |
| なにか言ったか? |
| べ、別にっ! |
| 余計なこと言われる前 に、とっとと目的地を 決めようっと・・・ |
| とはいえ、なにかアテ があるわけでもないし ・・・どうしよう? |
| どうしよう? 北へ行こうか 南に行きたいな ネスに相談する |
| うん、北へ行こう |
| ・・・北? |
| そう、北! |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 君は馬鹿か? どうして、わざわざ 人気のない北へ行こう とするんだ!? |
| げっ、そうなのか!? |
| へっ、そうなの!? |
| どうやらその様子だと 口から出任せで目的地 を決めようとしていた ようだな |
| うう・・・ |
| むう・・・ |
| まったく、事前に それぐらいは調べて おくと思った僕が馬鹿 だったよ |
| 悔しいけど、なんにも 言い返せない・・・ |
| とりあえず、南だ 南のファナンへ向かう |
| 君に任せておいたら、 とんでもない辺境まで 連れていかれかねん からな |
| 南に行きたいな、って 思うんだけど? |
| ああ、それが無難だな |
| ほっ・・・ |
| 大陸を見て回るにも、 ファナンを経由しない ことには話にならない からな |
| ファナン??? |
| 聖王都あての物資が 荷揚げされてくる 港湾都市じゃないか |
| あ、そうそう! ごめん、ごめん うっかり名前、ド忘れ しちゃってさあ |
| あ、そうそう! ごめん、ごめん うっかり名前、ド忘れ してたわ |
| ・・・? |
| 忘れないように おぼえとこうっと |
| あのさ、ネス じつは俺、きちんと 目的地決めてないんだ |
| あのね、ネス じつはあたし きちんと目的地 決めてないの |
| なんだって? |
| ほ、ほらっ! なんせ俺、街の中すら きちんと知らなかった くらいだし・・・ |
| ほ、ほらっ! あたし、街の中すら きちんと知らなかった くらいだし・・・ |
| やれやれ、まったく 普通は事前に調べて おくものだろうに |
| うう・・・ |
| だって・・・ |
| まあ、変にごまかそう としなかっただけ よしとしてやるか |
| とりあえず、南だ 南のファナンへ向かう |
| ファナン? |
| 聖王都あての物資が 荷揚げされてくる 港湾都市だよ |
| 陸路にしろ海路にしろ あの街を経由しないと 話にならないからな |
| 着くまでには、目的地 を決めておくんだぞ? |
| うん、わかったよ |
| ええ、わかったわ |
| へえ~ 街の外って、こんな 景色だったんだ |
| いちいち感心するな まるで田舎者だぞ |
| そう言うけどさ 俺、街の外に出るの 初めてなんだぜ |
| そう言うけど、あたし 街の外に出るの 初めてなのよ |
| 初めてって・・・君は もともと、別の街から 来たんじゃないのか? |
| そうだけど、あの時は 馬車に閉じこめられっ 放しだったし・・・ |
| これからどうなるのか 不安で、とても景色を 楽しんでなんかいられ なかったよ |
| これからどうなるのか 不安で、とても景色を 楽しんでなんかいられ ないわよ |
| そう、か |
| んー、風が気持ちいい ・・・あ? |
| なあ、ネス あっちの端っこにある 広場はなにかな? |
| ねえ、ネス あっちの端っこにある 広場はなにかしら? |
| ああ、あれは 旅行者が休むための 休憩所だな |
| へえ・・・ ちょっと見てくるよ |
| へえ・・・ ちょっと見てくるわね |
| あ、おいっ! |
| 休憩所ってわりには 誰もいないぞ? |
| ま、いいか このほうが貸し切り みたいで気分もいいし |
| こんなところでお弁当 食べたりしたら さぞかしいい気分 でしょうねえ・・・ |
| こんないい場所を 独り占めだなんて なんだかゼイタクで いいですのー |
| ネスも早く来いよー! |
| 休憩所ってわりには 誰もいないなぁ? |
| ま、いいか このほうが貸し切り みたいで気分もいいし |
| こんなところでお弁当 食べたりしたら さぞかしいい気分 でしょうねえ・・・ |
| こんないい場所を 独り占めだなんて なんだかゼイタクで いいですのー |
| ねえ、ネスも 早くきなさいってば |
| まったく まだ出発したばかりだ というのに・・・ |
| そう言うなってばさ ほら、この泉の水 すごく冷たいぜ? |
| ・・・・・・ |
| なんだよ そこまでコワイ顔 しなくてもいいだろ? |
| *n0 ひとつ、いいことを 教えてやろう |
| え? |
| そう言わないの この泉の水冷たくて 気持ちいいわよ |
| ・・・・・・ |
| なに、そこまで コワイ顔しなくても |
| *n0 ひとつ、いいことを 教えてやろう |
| へっ? |
| 街道の休憩所は旅人に 欠かせないが・・・ |
| 同時にそこは、旅人が もっとも油断しやすい 場所でもあるんだ |
| 警告! 我々ヲ中心ニ シテ、近ヅク熱源ガ 多数アリマス! |
| そこにいるの・・・ だれ!? |
| ・・・!! |
| あっ!? |
| したがって、こういう 連中と出くわしやすい ・・・ということだ |
| ひひひひっ |
| 囲まれてる・・・ いつの間に!? |
| ハッ、よくもまあ これだけの殺気に 気がつかねェもんだな |
| あきれちまうぜ・・・ |
| へっへっへ お兄さんがた、命が 惜しけりゃ、あり金 まとめて出しな? |
| まあ、こういう危険な 長旅にはつきものだと 思っておけ、いいな? |
| それはわかったけど とりあえず、今はどう するんだよ!? |
| それはわかったけど とりあえず、今はどう するのよ!? |
| ・・・君は馬鹿か? |
| 戦って切り抜けるしか ないだろう! |
| ああ、ひどい目に あった・・・ |
| むー、ひどい目に あっちゃった・・・ |
| 自業自得だな |
| まわりを確かめもせず 隙を見せまくった君が 招いたことだ |
| あのなぁ、ネス? |
| 何度も言うけど、俺は こんな風に外を出歩く のは、初めてなんだ |
| こういう危険があるの なら、最初にどうして 注意してくれなかった んだよ!? |
| あのねぇ、ネス? |
| 何度も言うけど、 あたしはこんな風に 外を出歩くのは はじめてなのよ |
| こういう危険があるの なら、最初にどうして 注意してくれなかった のよ!? |
| 僕は監視役であって、 君の世話役じゃないぞ |
| 任務で仕方なく同行を しているんだ なのに、そこまで面倒 を見られるか |
| うぐぐ・・・ |
| むうぅ・・・ |
| ともかく、こいつらを 役人に引き渡す必要が あるな |
| いったん引き返さない と、仕方あるまい 出直すことにしよう |
| 任務で仕方なく同行を しているんだ |
| 仕方なく・・・ |
| ネスのやつ あんな言いかたしなく たっていいじゃないか |
| そりゃ、たしかに俺の 不注意であんなことに なったけどさ |
| 俺だって、好きでネス に迷惑かけようなんて 思ってないのに・・・ |
| ネスってば あんな言いかたしなく たっていいじゃない |
| たしかにあたしの 不注意で襲われたわけ だけど・・・ |
| なにも、好きこのんで ネスに迷惑かけよう なんて思ってないのに |
| ・・・・・・ |
| ・・・よし、決めた! |
| ・・・どうしたの? |
| あ、いや・・・ なんでもないんだ 気にしなくていいよ |
| あ、いや・・・ なんでもないの 気にしないで |
| ・・・? |
| おお、ようやくオレ を解放する気になった ようだな、ニンゲン? |
| いや、全然 |
| 決めたのは、それとは 別のことだよ |
| 残念でした |
| 決めたのは、それとは 別のことよ |
| ・・・チッ! |
| ようは、さっさと手柄 を立てて、俺が一人前 だって証明してみせれ ばいいんだよ |
| そうすれば、監視役の 必要はなくなる |
| ネスにこれ以上、迷惑 かけなくてすむんだ |
| でもいったい、なにを どうすれば、蒼の派閥 の召喚師にふさわしい 活躍なんだろう? |
| ・・・・・・ |
| ネス? |
| そうよ、さっさと手柄 を立てればいいのよ あたしが一人前だって 証明できれば・・・ |
| そうすれば、監視役の 必要はなくなる |
| ネスにこれ以上、迷惑 かけずにすむだろうし うん、我ながら いい考えね♪ |
| でも具体的に・・・ 何をすれば手柄になる のかしら? |
| 蒼の派閥の召喚師に ふさわしい活躍・・・ 認めてもらう活躍 |
| むー・・・??? |
| ネス? |
| やれやれ。城の兵士に 事情を説明するのに、 思ったより時間が かかってしまったよ |
| 丸一日も無駄にしたな さあ、改めて出発だ |
| おお、ネスに *n0 じゃないか? |
| あ、ラウル師範 |
| すいません 出発が遅れてしまって |
| ホホホッ なぁに、慌てる必要 などありゃせんよ |
| それより、聞いたぞ 出かけて早々に、野盗 を捕まえたらしいな? |
| ええ、それがケチの つきはじめです |
| *n0さえ 軽率でなければ、余計 な手間をかけずに すんだものを |
| うう・・・ |
| むぅ・・・ |
| ネスティ、あんまり *n0を いじめてはいかんぞ? |
| 僕は別に、いじめて なんかいませんよ |
| なら、いいがな これから先の旅は、 二人で力を合わせて いかねば成功せん |
| くれぐれも ケンカしないで仲良く やるのじゃぞ? |
| 待てっ! 待てえぇ~っ!! |
| やーだよーっ! |
| な、なんだぁ? |
| なっ、なに!? |
| ウチの肉を返せぇ! このかっぱらいっ!! |
| 泥棒らしいな しかも、どうやら はぐれ召喚獣のようだ |
| はぐれ召喚獣って? |
| はぐれ召喚獣? |
| 様々な理由で仕える 主人を失った召喚獣の ことだよ |
| 元の世界に帰ることが できずに野生化したり ああして悪さをする |
| あ、こっちへ来るぞ? |
| ちょっと、ちょっと こっちへ来るわよ? |
| どいて、どいてぇ! どかないと、ユエルが はねちゃうぞ~!! |
| そこの人! なんとかしてそいつを 捕まえてくれ~っ! |
| え、俺のこと!? |
| どうしよう? よーし、わかった! 急に言われても!? |
| あっ、あたし!? |
| どうしよう? まかせて! 急に言われても!? |
| そんなこと急に言われ たって??? |
| なにをしてるんだ!? ぶつかるぞ! |
| え・・・わあっ!! |
| へっ・・きゃぁあ!! |
| たあぁぁぁーっ! |
| と、跳び越した? ・・・嘘だろぉ!? |
| と、跳び越した? ・・・嘘でしょ!? |
| あははっ ばいばーい♪ |
| 待てえぇぇぇっ!! |
| 呆れた運動能力だな 普通の人間には、あれ は捕まえられまい |
| そ、そうかも・・・ |
| ふぎゅっ!? |
| さ、捕まえたぞ |
| やりぃー♪ さ、おとなしくなさい |
| ヤだヤだっ! 放せえぇ~っ!! |
| おいおい、あきらめて おとな・・・いっ! |
| あいたたたっ!! 噛みつかれたぁっ!? |
| あきらめの悪い子ねぇ おとな・・・いっ! |
| いたたたっ!! 噛みつきは反則よぉ! |
| た、大変 血が出てるんですの~ |
| だ、大丈夫だよ モナティ だからさ、君まで 泣くなってば |
| だ、大丈夫よ モナティ だから、あなたまで 泣かないで |
| うにゅうぅぅ・・・ |
| うぅ、ホントは かなり痛いんだけど 我慢、がまん・・・ |
| ・・・だいじょうぶ? おにいちゃん、指から 血、でてるよ・・・ |
| だいじょうぶだよ これぐらい |
| ・・・だいじょうぶ? おねえちゃん、指から 血、でてるよ・・・ |
| だいじょうぶよ これぐらい |
| ・・・(ぺろっ) |
| え? |
| こうすれば、痛いの なくなるから・・・ じっと、してて? |
| そんな気休めよりも きちんと手当てした ほうが・・・ |
| いいよ、ネス |
| いいのよ、ネス |
| ありがとう *n1 うん、おかげで痛いの 消えちゃったぜ |
| ありがとう *n1 うん、おかげで痛いの 消えちゃった |
| ・・・ほんと? |
| ああ、ありがとな |
| ええ、ありがとう |
| ・・・(にこっ) |
| ・・・イーっだ! |
| 逃げられたな まさに、骨折り損と いうやつだ |
| ううっ、他に言葉は ないのかよ・・・ |
| もぉ、手伝おうって 気はなかったわけ? |
| アイツ 獣くせえだけじゃ なくて、血の匂い までしてやがったな |
| え? |
| へっ? |
| 爪や牙に染みついて いたシミ・・・ ありゃあ、ニンゲン の血だぜ? |
| あの子、オルフル族 ですね |
| メイトルパでも 屈指の戦闘部族か。 噛まれた程度で すんで良かったな |
| ちっとも よくなーいっ! あたたた・・・ |
| い、痛そう・・・ 待っててくださいね 今すぐ、手当てを しますから! |
| しかし・・・ なんでそんな召喚獣 が街中にいるんだ? |
| でも・・・ なんでそんな召喚獣 が街中にいるの? |
| おおかた、どこかの 戦場から逃げ出して 来たんだろう |
| 戦場、って? |
| ああいう戦闘能力の 高い召喚獣は、傭兵 として召喚される ものだからな |
| 主人が死んだか あるいは戦うことが イヤになったか |
| そんな理由で はぐれになったん だろうな |
| なんか かわいそうだな それ・・・ |
| なんか かわいそうね それ・・・ |
| あれ、なんだろう? この人だかりは |
| あれ、なに? この人だかりは |
| ああ、もう高札が 立てられたようだな |
| 高札? |
| 野盗たちの手配書だよ 昨日捕まえた連中が 根城を白状したらしい |
| 流砂の谷といってな 北にある、険しい谷間 に隠れていたようだ |
| 流砂の谷ねぇ |
| 重装備ノ騎士団ニハ、 不利ナ場所デスネ |
| 野盗も考えてるんだな |
| 野盗も考えてるのね |
| すごいところに 隠れてるんですね |
| 野盗も考えてるんだな |
| 野盗も考えてるのね |
| でも、高札を立てる 意味ってなんだ? |
| でも、高札を立てる 意味ってなに? |
| それはな・・・ |
| よーし! これだぁっ!! |
| うわっ!? |
| きゃっ!? |
| ふふふ、この賞金が手 に入れば、どれだけ 治療費が必要になろう と大丈夫だぜ |
| で、でかい・・・ 声も、体格も・・・ |
| おっおおきい・・・ 声も、体格も・・・ |
| フォルテ |
| この野盗団の賞金は オレがもらったーっ! |
| ・・・行っちまったよ |
| ねぇ、ネス あれ・・・、なに? |
| あれがいわゆる 冒険者という連中だ |
| へえ、あれがそうか |
| へえ、あれがそうなの |
| 彼らはこういう荒事で 旅の資金を稼ぐからな 高札は、彼らの仕事の 情報源というわけさ |
| ずいぶんと自信あった みたいだな、あの人 見た目も強そうだし |
| ずいぶんと自信あった みたいね。あの人 見た目も強そうだし |
| 背なんか、ボクたち よりずっと大きかった ですものね |
| さあ、どうだろう? 冒険者というものは えてして自信家だしな |
| 騎士団ですら手こずる 相手に、どこまで通用 するものやら・・・ |
| ハッ!デカけりゃ 強えってもんじゃねェ |
| あれが冒険者 なにより自由を愛する 者たちか・・・ |
| 今の俺とは、まるで 別世界の人たちだよな |
| 冒険者・・・ なにより自由を愛する 者たちか・・・ |
| 自由かぁ・・・ |
| 王城の役人から説明を 聞いたんだがな |
| あの連中は、ずいぶん 前から旅人を襲い続け ていたらしい |
| 前からって・・・ 知っていて、野放しに してたってのか!? |
| 前からって・・・ 知っていて、野放しに してたっていうの!? |
| 滅多なことを言うな 騎士団が定期的に遠征 をしているのは、君も 知ってるだろう? |
| けど、現にああやって 野盗たちが・・・ |
| 連中も馬鹿じゃない 遠征があることを事前 に聞きつけて、その間 は身を隠すようだ |
| 騎士団が探索できない ような険しい場所にな |
| いくら騎士が強くても 見つけられなかったら 退治できない? |
| そういうことだ |
| 少数デ戦ウ戦術ノ理ニ カナッタ行動デス |
| だが、ゼラムの政治家 たちも、そろそろ本気 で野盗退治を考えてる ようだぞ |
| あっ、だからさっき みたいな手配書を? |
| あれは気休めだ。 騎士団を翻弄する連中 が、冒険者になんとか できるはずあるまい |
| これは噂だが・・・ |
| 我々、蒼の派閥の協力 を仰ごうという計画が 進んでいるらしい |
| え? だって おきてでは政治に 関わるなって・・・ |
| うそ? だって おきてでは政治に 関わるなって・・・ |
| 建て前と真実は別物さ |
| 派閥とて、街に本部を 置く以上、それなりに 協力をする必要がある それに・・・ |
| 野盗退治は街道を利用 する全ての人々のため だという、大義名分も あることだしな |
| 理屈はわかるけど なんだかなぁ |
| でも、もし今の噂が 本当なら・・・ |
| なあ、ネス |
| ネス、ネス? |
| なんだ? |
| 野盗をやっつけたら、 派閥の召喚師としての 手柄になるよな? |
| 野盗をやっつけたら、 派閥の召喚師としての 手柄になるわよね? |
| な・・・!? |
| なにを考えてるんだっ *n0! |
| そんなことできるわけ ないだろう!? |
| そそっ、そーですのっ 無茶ですのぉー!? |
| できないって決めつけ るからできないって ネス、いつも俺を 叱ってたじゃないか |
| ネスはいつも できないと決めつけて かかっちゃダメって しかるじゃないの |
| それとこれとは 話が別物だ! |
| 自ら危険なことに首を 突っこむなんて、バカ のすることだ |
| そんな君のバカな行為 につきあわされる、僕 の身にもなってみろ! |
| う・・・ ムキになって反論 冷静に考える |
| だったら、俺だけでも やってやるよ!! |
| ネスは来なくていい! |
| なによ! やってみなくちゃ わからないでしょう |
| ネスは来なくていい! |
| なに子供みたいなこと 言ってるんだ? 僕は君の監視役として 責任が・・・ |
| 「命令」で 「仕方なく」だろ!? |
| 「命令」で 「仕方なく」でしょ? |
| ・・・! |
| 俺が野盗を倒しても 野盗に倒されても どっちにしろ、ネスの 任務は終わるんだ |
| どっちに転んだって 嬉しいだろ? バカな俺の世話役から 解放されてさ!! |
| 行くぞっ *n1! |
| 行くぞっ モナティ! |
| 野盗を倒しても 野盗に倒されても どのみちネスの 任務は終わるのよ! |
| 嬉しいでしょう? |
| 何を馬鹿なことを! |
| 嬉しいわよね!? バカなあたしの世話役 から解放されるんだし |
| 行くわよ *n1! |
| 行くわよ モナティ! |
| 了解シマシタ あるじ殿 |
| あ・・・ うん・・・ |
| 待つんだ *n0! |
| ・・・・・・ |
| 頭を冷やせ *n0 |
| ・・・・・・ |
| 少しは落ち着け *n0 |
| 君はいったい、なにを あせっているんだ? |
| だってさ・・・ 悔しいんだよ・・・ |
| 旅に出ても、ネスに 面倒や迷惑ばかり かけっぱなしでさ |
| これじゃ俺、見習いの 時となんにも変わって ないじゃないか!? |
| そんな、ご主人様っ? |
| おにいちゃん・・・ |
| ・・・のよ・・ |
| なんだ? |
| 悔しいのよ・・・っ |
| 旅に出ても、ネスに 面倒や迷惑ばかり かけっぱなしで・・・ |
| いつもとおんなじで |
| あたし、結局は 見習いのままじゃない |
| そんなの、あたし もうイヤ・・・っ! |
| そんな、ご主人様っ? |
| おねえちゃん・・・ |
| *n0・・・ |
| だから俺は、早く自分 が一人前だってことを 証明したいんだ! |
| 一日も早く認められて ネスを俺の世話から 解放したいんだ・・・ |
| ・・・わかった |
| だから、あたしは |
| 手柄を立てて一人前 だと認められたい そういうわけか? |
| それだけじゃないわ |
| 一日も早く認められて ネスをあたしの世話 から、解放したい |
| まったく・・・ |
| 君の気持ちはわかった だがな、*n0 |
| 君の力では、野盗退治 なんて不可能だ |
| !? |
| 君に限ってじゃない 僕にだって無理だろう |
| 君が考えたことは そういうことなんだよ |
| 監視役様ノオッシャル トオリデス、あるじ殿 |
| 制圧作戦ヲ実行スルニ アタッテ不可欠デアル 人員ヲ、我々ハ有シテ イナイノデス |
| け、けど・・・! |
| だけど・・・! |
| ・・・ |
| 口だけの説明じゃ納得 しないっていう性分は 相変わらず、か |
| ならば、自分の目で 確かめに行くか? |
| え? |
| いいの? |
| 野盗というものを知る ことも、見識を深める 足しにはなるだろう |
| それでなお、勝てると 思ったのなら、戦って みればいいさ |
| ん? |
| どうした、ネス? |
| なに、ネス? |
| 向こうから来るのは ひょっとして・・・ |
| あれっ!? すっごい偶然ねー |
| 先輩たち!? |
| フフ、お久しぶりね 元気だったかな? |
| お久しぶりです ミモザ先輩 |
| あはは、どうも・・・ |
| 先輩こそ元気そうで |
| もう、相変わらず 愛想がないわねぇ キミたちは |
| それに、あたしの事は 「ミモザお姉さん」 て呼ぶように言った でしょ? |
| は、はぁ |
| はい |
| おい、ニンゲンっ 誰だよ、このやたらと 馴れ馴れしいメガネの オンナは・・・ |
| *n1っ! な、なんてことを!? |
| ふふふ、聞こえたわよ そこの翼の生えた ボクぅ? |
| な、なんだよッ!? |
| こう見えてもね おねえさん、召喚獣に お行儀を教えるのが 得意なのよ・・・ |
| さあ、失礼なことを 言ったのは、この口 かなー? |
| あでででっ! ひゃ、ひゃめろぉ!? |
| あーあ・・・ |
| あちゃあ・・・ |
| 自業自得だな |
| おいおい、ミモザ *n0たち 困ってるじゃないか |
| いいじゃないの 久しぶりなんだし |
| まったく・・・ |
| ギブソン先輩 ご無沙汰しています |
| ああ、そうだね 二人とも元気そうで なによりだよ |
| あっ、ミモザさんに ギブソンさんですの~ |
| えっ? もしかしてモナティ? |
| 何で君がここに・・・ サイジェントに いたんじゃないのか? |
| えっ!先輩達は モナティのこと 知ってるんですか? |
| ああっ 前にちょっとね |
| よければ、事情を 教えてくれないかな? |
| あっはい・・・ 実は・・・ |
| なるほど 「二重誓約」とはな |
| 災難だったわねぇ モナティ |
| できれば本当の 主人の元に返して あげたいんですが・・ |
| 何とかなりませんか 先輩? |
| 力になりたいのは やまやまなんだが |
| 私達も、ちょっと 手の離せない用事で 街から出られないの |
| まあ、機会を見つけて 彼女のマスターには 私たちから連絡するよ |
| 悪いけど、今はそれが 精一杯ってところなの ごめんね、モナティ? |
| にゅううっ、それじゃ しかたないですの よろしく伝えておいて ほしいですの・・・ |
| ところで、先輩 |
| てっきり、まだ任務で 西に出かけているんだ と思ってました |
| んー、任務自体は だいぶ前に終わってた んだけど |
| 色々と事情があって、 本部には顔を出さずに 次のお仕事をするハメ になっちゃってね |
| *n0 あまり詮索するのは 先輩たちに失礼だぞ |
| いや、構わないさ 挨拶もせずにいた私 たちも悪いんだしね |
| ねえ、ひょっとして キミたちもお仕事? |
| 仕事っていうか・・・ |
| 任務と言うより・・・ |
| そうか、見聞の旅に 出発するところなのか |
| じゃ、ひょっとすると |
| 貴方の背中に隠れてる |
| 貴女の背中に隠れてる |
| 子が、護衛獣なんだ |
| ・・・・・・ |
| ほら、*n1 ちゃんと挨拶して? |
| よろしくね おチビちゃん? |
| *n1 |
| ・・・(ぎゅっ) |
| あらら・・・ |
| すいません まだこの世界に慣れて ないせいか、すごく 警戒してて・・・ |
| 一人前の護衛獣になる までには時間がかかり そうだな |
| まったくです それまで僕は、二人分 の保護者ですよ |
| どういう数え方だよ それって・・・ |
| どういう数え方よ それって・・・ |
| そもそも、こんな旅に 出ること自体が・・・ |
| *n0が しっかり勉強してたら 必要なかったんですが |
| うう、また・・・ |
| むぅ、また・・・ |
| いや、これはこれで いい機会じゃないかな |
| 旅をすることで初めて 見えてくることって 案外あるものよ? |
| そのとおりだ 私自身、色々と考えさ せられたものだよ |
| そっか・・・ |
| そっか・・・ |
| あ、そーだ! これをあげちゃおう |
| ふふふ 一応、一人前になった お祝いってことで |
| トゲトゲオカリナを手に入れた! |
| ありがとうございます ミモザ先輩 |
| さて、すっかり 引き止めてしまったな すまなかった |
| いえ、こちらこそ 邪魔をしてしまって |
| ゼラムに戻ってきたら 顔を出してね 私たち、この先の屋敷 で仕事してるから |
| はい、それじゃあ 行ってきます |
| おぼえてろよォ・・・ つ、次にあったら この仕返しは絶対して やるからなァ! |
| 無理だと思うぞ それは・・・ |
| 無理だと思うわよ それは・・・ |
| 出かける前に先輩たち に会えるなんて、意外 だったよな? |
| 出かける前に先輩たち に会えるなんて、意外 だったわね? |
| ああ、本当にそうだな |
| ネスは特に、ギブソン 先輩の崇拝者みたいな とこがあるからなぁ |
| ネスは特に、ギブソン 先輩の崇拝者みたいな とこがあるものね |
| あれ、なんでこんな所 に屋台があるんだろ |
| 公園とか、繁華街とか に出せばいいのに |
| なんでこんな場所に 屋台があるわけ? |
| 公園とか、繁華街とか に出せばいいのに |
| 夜になったら、移動を するんだろう まだ、支度中って 書いてある |
| ホントだ・・・って これ、シルターン文字 じゃないか!? |
| ホントだ・・・って これ、シルターン文字 じゃない!? |
| 言われてみれば そうだな |
| いったい、なんの屋台 なんだ? |
| おもしろいわね なんの屋台かしら? |
| うーん、気になるなぁ あの屋台・・・ |
| 汽水湖ってさ、普通の 湖とどこが違うんだ? |
| 汽水湖ってさ、普通の 湖とどこが違うの? |
| そうだな、一番わかり やすい特徴としては、 川魚も海魚もすんで るってことだろうな |
| え!? だって、前にここの水 は塩からくないって |
| へっ!? だって、前にここの水 は塩からくないって |
| それは湖全体の話だ 場所によって、海水の 濃度が高い場所もある |
| そういった場所は絶好 のエサ場になるからな 色々な魚が集まって くるものさ |
| へえ・・・ |
| ふーん・・・ |
| 川魚も海魚も獲れる のか・・・ |
| 釣りなんかしたら 楽しそうだなぁ |
| 川魚も海魚も獲れる のね・・・ |
| 釣りなんかしたら 楽しそうねぇ |
| いい加減にしろっ! *n0 |
| ついて来なくて いいって言っただろ! |
| ついて来なくていいっ て言ったでしょう!? |
| 君が犬死にするのを ほっておけるか! |
| 決めつけるなよ! 俺だって召喚師なんだ ちゃんと戦える!! |
| 決めつけないで! 仮にも召喚師なのよ 野盗ぐらい・・・ |
| バカを言うな!! 戦いってものは、君が 思ってるほど甘いもの じゃないぞ!? |
| バカバカ言うなっ!! |
| バカバカ言わないで! |
| バカにバカと言って なにが悪い!? |
| お二人とも、ケンカは やめてくださぁい! |
| お二人とも、ケンカ しちゃダメですのぉ! |
| だいたい、真正面から こうやって乗り込んで いくなんて無謀すぎる |
| もっと用心して、警戒 するのが・・・ |
| あるじ殿、騒グノハ オヤメクダサイ |
| 近ヅイテクル敵ノ数ヲ 正確ニ計測デキマセン |
| ・・・え!? |
| ・・・へっ!? |
| へっ、こんだけ 騒いどいて よく言いやがるなァ? |
| 周り見えてないのかよ こいつら・・・ |
| ・・・え!? |
| ・・・へっ!? |
| ガキ共が騒がしいと 思ってりゃあ・・・ |
| くくくっ、いやはや 召喚師さまとはなぁ? |
| ひゃっはっは!! |
| こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? |
| こんなにたくさん 岩陰に隠れてたの!? しゃ、シャレになって ないわよぉ・・・ |
| 昨日とおんなじ しくじりしやがって |
| ニンゲンってのは ほんとに笑えるなァ? ヒヒヒヒ・・・ |
| こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? |
| こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? しゃ、シャレになって ないわよぉ・・・ |
| まずい・・・ 頭上から包囲されてる この狭い谷間では こちらが不利だ |
| わかってるじゃねぇか そこのメガネ? |
| ワシが合図すりゃあ、 ここから矢を射かける だけで、お前ら二人は なぶり殺しよ? |
| では、どうして そうしなかったんだ? |
| ネス・・・ |
| 黙ってろ・・・! |
| 姿を見せるからには、 それなりの目的がある んじゃないのか? |
| 察しがいいなぁ くくくっ |
| なぁに、簡単なこった |
| お前たちがおとなしく ワシらの言うことを 聞いて、その召喚術を 役立てるなら・・・ |
| 命だけは助けて やろうってありがたい 話よ |
| 仲間になれって 言うわけか・・・ |
| 仲間になれって 言うわけね・・・ |
| んー、どうだ? 選択の余地はあるまい |
| 確かにそのようだな |
| ネスっ!? |
| だが僕は立場上、隣の 人間の決定に従わなく てはならないのでね |
| 決めるのは、彼だ |
| 決めるのは、彼女だ |
| くっくっく・・・ どうすんだぁ、おい? |
| どうしよう? わかった・・・ ふざけるな!! |
| どうしよう? わかったわ・・・ 馬鹿にしないで! |
| わかった・・・ |
| わかったわ・・・ |
| ご主人様っ!? |
| すまない・・・ *n1 |
| ごめんね・・・ *n1 |
| *n0さん・・ |
| ごめんな、モナティ |
| ごめんね、モナティ |
| ごめんな *n1 |
| ごめんね *n1 |
| ・・・(ふるふるっ) |
| 下手に逆らったら 本当に殺されてしまう |
| 俺はともかく、ネスを 巻き込むわけには いかない・・・ |
| 下手に逆らったら 本当に殺されちゃう |
| あたしはともかく、 ネスを巻き込むわけ にはいかない・・・ |
| くくく、利口だなぁ? |
| すまない、ネス・・・ |
| ごめんね、ネス・・・ |
| ・・・・・・ |
| ふざけるな!! |
| 選択の余地がない だって・・・? |
| ずっと、ずっと そればっかりだった! あきらめてたさ!! |
| でも、もうイヤだ!! |
| 自由を失くして生きる なんてまっぴらだ! 俺は、もう自分に嘘を つきたくない!! |
| 馬鹿にしないで!! |
| 選択の余地がない ですって・・? |
| ふざけないでよ! 何一つ自分で選べない いつも、そう思って あきらめてた・・・ |
| そんなのは、 もうイヤなの! |
| 自由を失くして生きる なんて、まっぴらだわ あたしは、もう自分に 嘘はつかないの!! |
| *n0・・・ |
| ごめん、ネス・・・ 最後の最後まで バカな俺で・・・ |
| ごめんね、ネス・・・ 最後の最後まで バカなあたしで・・・ |
| あーっはっはっは! |
| なら・・・死ねっ!! |
| 野盗 |
| ぐぎゃああぁっ!! |
| !? |
| 大のオトナがまぁ 子供相手に大げさな ことだねー |
| あの人・・・ 街で見た冒険者? |
| こういうのってキライ なんだよねー、オレ |
| 野盗 |
| ぐひいぃぃっ!! |
| すごいっ、すごいです あの人、本当に強い! |
| なっ、なんだぁ なんだ貴様ぁっ!? |
| ・・・なっ!! |
| 弓矢・・・ どこからだ!? |
| あそこ・・・ あの人だよ・・・ |
| どうやら、野盗の頭目 は貴方みたいね |
| 覚悟なさい!! |
| おい、そこの少年ども 逃げるなら、今だぜ! |
| え? |
| おい、そこの少年少女 逃げるなら、今だぜ! |
| へっ? |
| あとはこのかっこいい おにーさんと、そこの おっかないおねーさん が引き受けた!! |
| 逃げるったって この状況じゃ・・・ |
| 戦わずに逃げるのは まず不可能だな |
| あるじ殿、コノ場合ノ 最良ノ選択ハ・・・ |
| 逃げられねェんならよ やるこたァひとつだろ ・・・なァ!? |
| あの人たちと一緒に 野盗たちと戦う! ・・・だよな? |
| あの人たちと一緒に 野盗たちと戦う! ・・・ってことよね? |
| 不本意だが それが正解だ! |
| ・・・どうだ? まだ勝てると思うか? |
| ・・・・・・ |
| ひい、ふう・・・ にゅうううっ? すごくたくさんいる ですのーっ・・・ |
| 正直、僕もこれほどに 大規模な集団だとは 思ってはいなかったよ |
| 派閥の協力が必要だと いうのもうなずける |
| ああ・・・ |
| ええ・・・ |
| 見つからないうちに 引き上げよう |
| ・・・!? ネス、ちょっと待った 様子が変だぞ! |
| ・・・!? ネス、ちょっと待って 様子が変よ! |
| ? |
| こいつらか ワシらを退治に来たと いう間抜けな冒険者は |
| はあぁ・・・ 簡単な仕事だ、って 自信満々だったのは 誰だっけ・・・? |
| あっさり捕まっちゃっ たじゃないの!? |
| いや-、まさかこんな 大所帯とは思ってなく てさぁ・・・ |
| あはは、まいったね- しっぱい、失敗っと |
| こいつは・・・ |
| おめぇら! 自分の立場ってもんが わかってんのかぁ? |
| わかってるってばさ なあ、おっさん? |
| ・・・!! |
| ちょ、ちょっと!? |
| 今のオレたちはまさに 絶体絶命・・・ だけど、そういう状況 こそがオイシイのさ |
| 奇跡の大逆転こそが 物語の王道ってね♪ |
| ほぉ・・・ |
| あの人、街で見かけた 冒険者だ・・・ |
| そんなぁ・・・ 強そうな人だったのに |
| 予想どおりか 君も無茶をしていれば ああなっていたんだ |
| 助けよう、ネス! |
| ネス、助けるわよ! |
| 助けるだって? そんな必要がどこに あるというんだ |
| 君は今、あいつら野盗 と戦うことは無茶だと 学んだばかりだろう? |
| ましてや彼らと僕らは 赤の他人なんだ。 わざわざ危険を犯して 助ける必要はない |
| それは、そうだけど でも・・・ |
| 俺は、やっぱり ほっておけないよ! 知らんぷりなんか できない!! |
| 赤の他人・・・ バカ言わないで! |
| ネスがたしなめて くれなかったら |
| あそこにいたのは あたしたちだった かもしれないのよ? |
| 見殺しになんか できないわ・・・ あたし、あの人たちを ほっとけない! |
| *n0 待つんだ! |
| 俺はイヤなんだ 見ないフリで、都合の 悪いことだけを避けて 生きてくのは・・・ |
| 目を背けられることが 無視されるってことが どれだけ悲しいことか 俺は知ってるんだ! |
| あたしはもうイヤよ 心に嘘をついて 見えないフリをして 生きていくなんて |
| 目を背けられることが 無視されるってことが どれだけ悲しいことか 知ってるから! |
| ぐぎゃああぁっ!! |
| え? |
| さあ、今のうちに 逃げて!! |
| 今のうちに逃げて!! |
| ありゃま・・・ まさか本当に助けが 来るとはねぇ |
| 野盗 |
| ぐひいぃぃっ!! |
| やれやれ 結局はこうなるのか |
| 召喚師だと!? |
| おめぇの差し金か 冒険者っ!! |
| んーにゃ、違うね だってさ・・・ |
| なっ、縄が!? |
| このとおり、頃合いを 見て、カッコよく反撃 するつもりだったのさ |
| 頭目の貴方を確実に 倒すためにね? |
| ぐぐ・・・ |
| ちょいと筋書きは 変わっちまったけど 大逆転といかせて もらうぜ! |
| どうもありがとう おかげで助かったわ |
| いえ、お気になさらず 単にこちらのバカ者が 軽率な行動をしただけ ですから |
| うう・・・ |
| もぉ、 そういう言い方って 無いんじゃない? |
| むしろ、いらぬ手助け で邪魔をしてしまった ことが心苦しいです |
| あら、そんなことは ないわよ |
| こっちだって、そこの お調子者の立てた計画 だけに、不安いっぱい だったんだから |
| ・・・コホン |
| ・・・・・・ |
| 貴方たちが連中にスキ を作ってくれたから、 うまくいったのよ |
| ありがとうございます おかげで助かりました |
| いいって、いいって あんたらが連中の目を 引きつけてくれたんで 不意をつけたんだ |
| こっちが感謝したい くらいだぜ、な? |
| そうそう それに連中を退治する 手伝いもしてくれて 逆に助かったわ |
| それは結果論ですよ |
| わざわざこんな場所で 怒鳴り散らしていた このバカ者が、みんな 悪いんです |
| なんだよっ! ネスだって、大声で俺 のことを怒鳴りつけて たじゃないか!? |
| なによっ! ネスだって、大声で あたしのことを怒鳴り つけてたじゃない! |
| 原因を作ったのは君だ 僕のせいじゃない |
| うう・・・ |
| むう・・・ |
| あー、なんだ! それはともかく・・・ |
| 自己紹介 まだだったよな? |
| 俺はフォルテ 見てのとおりの剣士だ |
| 私の名前はケイナよ |
| ネスティ・バスク 蒼の派閥の召喚師です |
| *n0です |
| *n1デス ヨロシク・・・ |
| ・・・・・・ |
| この子は *n1です ほら、ご挨拶して? |
| よろしくね? *n1 |
| ・・・(こくん) |
| あっ、こいつは *n1 |
| あっ、この子は *n1 |
| こらッ、ニンゲン! 勝手に名前を教えてん じゃねェ!? |
| これでも、俺の護衛を している召喚獣です 一応・・・ |
| これでも、あたしの 護衛をしている召喚獣 なんです。一応・・・ |
| ケッ! |
| はっ、はじめましてっ *n1ですっ! |
| ははは、なんだよ? 声がぶるってるぜ |
| あ、うう、あう・・・ |
| *n1は 戦いが苦手なんです だから・・・ |
| そっか・・・ しかしまあ、安心しな 野盗はみんな片づけた |
| もうコワイことなんて 起きやしねーよ、な? |
| は・・・はいっ! |
| モナティですのっ よろしくおねがい しますですーっ! |
| なあ、召喚師さんたち ついでといっちゃ悪い が、ひとつ、頼まれて くれないかい |
| え? |
| はい? |
| ここでのびてる連中を しょっぴいてもらえる よう、騎士団を呼んで きてほしいんだ |
| 誰かが見張ってないと こいつらが逃げるかも しれないし・・・ |
| 迷惑だとは思うけど お願いできない? |
| 珍しいな ネスがあんなに簡単に 頼まれごとを引き受け るなんてさ |
| 珍しいわね ネスがあんなに簡単に 頼まれごとを引き受け るなんて |
| 行きがかりだからな 仕方あるまい それに・・・ |
| それに? |
| それに? |
| 彼らが一緒に戦って くれたから、僕たちは 命拾いできたんだ |
| 僕一人じゃ、あの状況 で君を守りきれる自信 はなかったからな |
| ・・・そっか |
| 不甲斐ないな 偉そうに監視役だとか 兄弟子とかいっても |
| 結局のところ 君を怒鳴りつけるだけ らしいことは、なにも できていない・・・ |
| 君が野盗退治なんて 無茶を言いだしたのも 僕のせいなんだろう? |
| え? |
| へっ? |
| わかってたよ 僕に説教ばかりされて 君がずっと不愉快に 感じていたのは |
| ネス・・・ |
| 僕はどうも あせっていたようだ |
| 一日も早く、君が誰に も文句のつけられない 召喚師になれるよう それだけを考えて |
| 君の気持ちを無視して 必要以上に、厳しく 接しようとした・・・ |
| やれやれ、情けない これでは監視役として 失格だ |
| ・・・違うよ、ネス |
| ネス・・・ そんなことないよ |
| *n0? |
| 俺が野盗退治をしよう なんて言い出したのは ネスのせいじゃない |
| 迷惑かけっぱなしの 自分が情けなくて 早く一人前になりたい と思って・・・ |
| はははっ ネスと同じだよ あせりすぎてたんだ |
| ・・・そうか |
| ・・・・・・ |
| あわてなくても いいんだよな? |
| できることから、順に がんばっていけば それでいいんだよな? |
| ああ |
| それまで、まだまだ 迷惑かけちゃうけどさ 勘弁してくれよな |
| ネスのせいじゃない あたしが野盗を退治 するなんて無茶を 言ったのは・・・ |
| 早く、ネスを あたしの世話役から 解放してあげたかった からなの・・・ |
| すると君はなにか? 僕をやっかい払い したいのか? |
| 違うわよ!? |
| ただ、あたしは・・・ ネスに迷惑かけるのが イヤだっただけ・・・ |
| 迷惑かけっぱなしの 自分が情けなくて 早く一人前になりたい と思ったの・・・ |
| ・・・そうか |
| でも・・・ あたしも、ネスと同じ だったのね? あせりすぎちゃって |
| そうだな。君も僕も 馬鹿だ・・・あせら なくてもいい。あわて なくていいんだ |
| ねえ、ネス・・・ |
| なんだ |
| あたしじゃじゃ馬だよ いっぱい、いぃっぱい 迷惑かけると思う |
| さきにあやまっとくわ ごめんね・・・ |
| ・・・仕方あるまい |
| なにしろ僕は 君の監視役であり 兄弟子なんだからな? |
| 騎士団に野盗たちを引き渡し 終える頃には、すっかり日は 暮れてしまっていた |
| 天空に輝く銀月の光の中 刻一刻とその形を変えながら 燃えさかる焚き火の炎を みつめつつ |
| 俺はあらためて、自分自身に 思いをめぐらせてみる |
| 俺はすねていたんだ 自分が孤独だと思いこんで 子供みたいにヤケになってた |
| 派閥に連れて来られる前 身よりも住む家もない俺は 多くの人々に、ゴミのように 見られていた |
| 派閥に入っても同じだった 「成り上がり」の存在として 陰で、あるいは公然と差別を され続けてきた |
| だけど、思い出した それだけじゃないってことを |
| ネスや、ラウル師範たちが そう教えてくれたってことを |
| 俺は孤独なんかじゃない 俺を信じて、見守ってくれる 人たちのためにも・・・ |
| しっかりとした意志をもって この旅を続けていこう |
| 結局、騎士団が野盗を 引き取りに来たときには 夕暮れがせまって 闇が押し寄せる頃だった |
| 旅の始まりは 最初っから波乱ぶくみ 「幸先が良くない」って ネスが、ぼやいてた・・・ |
| 正直、さっきネスと話せて 良かったと思う |
| 思えばあんなふうに話を する機会って、近頃は なかったんじゃないかな |
| 派閥の中で、あたしは 「成り上がり」って理由で 避けられていたから |
| 自分はひとりぼっちだと ずっと思いこんでた・・・ |
| でも、間違いだったんだ? 今日の出来事で、あたし それを思い出した |
| ネスや、ラウル師範たちが そう教えてくれたってこと |
| ひとりぼっちじゃない あたしを信じて、見守って くれる人たちのためにも |
| がんばらなくちゃ、ね? |
| やれやれ、こんな場所 で野宿することになる とは思わなかったよ |
| 仕方ないさ 下手に夜道を歩くのは 危険だっていうし |
| それに、フォルテさん たちだけに後始末を 任せるわけには いかなかっただろ? |
| 仕方ないよ 下手に夜道を歩くのは 危険だっていうし |
| それに、フォルテさん たちだけに後始末を 任せるわけには いかないでしょ? |
| まあ、な |
| でも、久しぶりだよな 叱られる以外で、ネス と二人で話をするの |
| でも、久しぶりだよね 叱られる以外で、ネス と二人で話をするの |
| 別に僕だって、好きで 君を叱りつけてるわけ じゃない |
| あんまり君が非常識な ことをするから、つい 口を出してしまうんだ |
| うう、わかってるよ これでも |
| むぅ、反省してるわよ これでも |
| どうだか・・・ まあ、おいおい確かめ させてもらうとしよう |
| まだまだ、旅は 始まったばかりだしな |
| あーあ、結局のところ 説教されちまうのな やっぱし・・・ |
| あーあ、結局のところ 説教されちゃうのね やっぱし・・・ |
| コノ世界ノ通信設備ハ ヒドク非効率デスネ |
| ワザワザ、治安組織ニ 出向イテ、犯罪者逮捕 ヲ依頼スルトハ |
| ロレイラルじゃ、別の やり方があるのか? |
| へえ、ロレイラルじゃ どうしてるの? |
| 無線通信トイウ技術ガ アリマス |
| むせ、ん? |
| 簡単ニ説明スレバ 遠ク離レタ場所カラ 会話ガデキル道具デス |
| 自分ニモ装備サレテ イマス |
| すごいなあ やって見せてくれよ! |
| そんなことできるの? みせて、みせて |
| 構イマセンガ |
| 交信相手ノ受信機ノ 周波数ヲ、教エテイタ ダカナイト・・・ |
| ・・・・・・ |
| っへ!? |
| ・・・・・・ |
| は??? |
| 何、それ? |
| いくら便利な道具でも 理解して使わないと 無意味ってわけか とほほ・・・ |
| いくら便利な道具でも 理解して使わないと 無意味ってことね なんだかなぁ・・・ |
| なんかさ、俺って 危ないことにばかり 首つっこんでさ |
| *n1に コワイ思いばっかり させちゃってるよな? |
| ごめんね 危ないことばかりで 迷惑かけて・・・ |
| *n1に コワイ思いばっかり させてるね |
| ・・・・・・ |
| ゴメンな |
| 主人失格かな? |
| ・・・ねえ |
| ん? |
| あやまるのって・・・ おかしいよ・・・? |
| え? |
| おにいちゃんが したいこと・・・ すれば、いいんだよ? |
| あたしは・・・ ついてくから・・・ |
| おにいちゃんのこと しんじてるから・・・ ついてくの・・・ |
| なに? |
| 失格じゃないよ・・・ あやまるのも・・・ おかしいよ・・・? |
| そう? |
| ・・・うん おねえちゃんが したいこと・・・ すればいいんだよ? |
| あたしは・・・ ついてくから・・・ |
| おねえちゃんのこと しんじてるから・・・ ついてくの・・・ |
| *n1・・・ |
| ね・・・? |
| 信頼してもらってる だけのことは、できる ようにならないとな ・・・がんばろう |
| しんじてる・・・か そっか・・・ 応えないとね その気持ちに |
| おい、ニンゲン どうして野盗の連中を 殺っちまわなかったん だよ? |
| どうしてって・・・ いくらなんだって殺す 必要はないって思った だけだよ |
| 相変わらず乱暴ね すすんで殺す必要は ないのよ |
| けッ、なァに甘いコト 言ってやがる・・・ |
| 戦いってもんはなァ 殺すか殺されるかって もんなんだ! わかってんのか!? |
| それが、サプレス流の 戦い方か? |
| サプレスでは そうだったんだね? |
| おうよッ! 降参した次の瞬間に いきなり不意打ちする ヤツだっているんだ |
| 敵には確実にトドメを さすのが・・・ |
| *n1 |
| あァ? |
| ひょっとして 俺のために忠告をして くれてるのか? |
| 心配してくれたの? あたしのこと・・・ |
| なッ!? |
| な、な、んなワケねえ だろうがッ!? なんでオレがニンゲン ごときに・・・ |
| でも・・・ |
| まるっきり 忠告だよ、いまの |
| 思いあがるなよな! ニンゲン!! |
| テメエに死なれて はぐれにされちまうと 困るってだけだッ |
| いいか!? それだけのことなんだ からなッ!? |
| はいはい |
| やれやれ・・・ せいぜい死なないように 気をつけるとするか |
| けっこう、かわいい とこあるじゃない 気をつけなきゃね はぐれにしない為にも |
| はあ・・・ |
| 疲れただろ しょっぱなからこんな 大立ち回りになって |
| あ、いえ! そんなことないですっ |
| 僕なんか、ほとんど 戦いではお役に立て なかったし・・・ |
| それはいいっこなし だぜ? |
| *n1が 戦いが苦手だってのは よく知ってるし |
| 代わりに、夕食作るの がんばってくれたじゃ ないか |
| フォルテさんもケイナ さんも、おいしいって 褒めてたぜ? |
| 疲れた? |
| あ、いえ! そんなことないですっ |
| あたしは疲れたわよ |
| すこし・・・ |
| 素直でよろしい♪ あと、ありがとね? |
| そっそんな! 僕なんか、ほとんど 戦いではお役に立て なかったし・・・ |
| ううん、そんなこと ないわよ |
| *n1が 戦いが苦手だってのは はじめから知ってる |
| 代わりに、夕食作るの がんばってくれたじゃ ない、おいしかった |
| えっ・・・ |
| あたしだけじゃないわ フォルテさんもケイナ さんも、おいしいって 褒めてたわよ |
| そ、そうですかっ!? よかったぁ・・・ |
| *n1が いれば、野宿をしても 食事の心配はしなくて よさそうだな・・・ |
| *n1が いれば、野宿をしても 食事の心配はしなくて よさそうね・・・ |
| はいけい、マスター おげんきですか? とつぜんいなくなって ごめんなさいですの |
| モナティはいま *n0さんという ひとのところにいますの |
| いろいろじじょうがあって しばらくマスターのところには かえれません・・・ |
| ですので、こうして てがみをかいて |
| マスターのところに とどけてもらおうと おもってます・・・ |
| あれ、モナティ さっそく手紙を書き はじめたのか? |
| あらっ、モナティ さっそく手紙を書き はじめたの? はやいわね |
| はいですの♪ |
| でも、難しい字が 多くて・・・ |
| わかんない字が あったら、遠慮せずに 聞くんだぞ |
| わかんない字が あったら、遠慮せずに 聞きなさい・・・ |
| *n0さんは やさしいひとですの |
| それに・・・ |
| なんだかちょっとだけ マスターににてるかも しれません・・・ |
| それでは、いったん ペンをおきますです また、おたよりします |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| へえ、見聞の旅ねぇ |
| ははは、まあホントの ところは厄介払いって 追放されたみたいな ものなんですけど |
| 本当のところ 厄介払いにあって 追放されたような ものなんです |
| まあまあ、そう自分を 卑下しなさんな |
| それに、旅での経験は 貴重だぜ? |
| 普通の生活じゃ絶対に 味わえないことを体験 させてくれるしな |
| たとえば? |
| そうですか? |
| んー、そうだなぁ |
| 一文無しになって野草 をあさってみたりとか 化け物に追われて必死 に逃げたりとか |
| うう、そういう経験は ちょっと・・・ |
| フォルテさん それ本当・・・ |
| ・・・なーんてなっ♪ 本気にすんなよ? 冗談だからさっ |
| あ、あのですねぇ! |
| 冗談には聞こえない ですよ |
| あははは、まあなんだ とにかく旅ってのは 楽しいってことさ |
| すくなくとも、今まで オレはそう感じてる じゃなきゃ、冒険稼業 なんてできねえし |
| あんたらみたいな ユカイな連中とだって 知り合えたワケだしな |
| あ、それは同意見かも |
| そうですね いえてます、それ |
| だろっ? |
| お調子者だけど どうも憎めないよな この人って・・・ |
| お調子者だけど いい人、みたいね この人・・・ |
| 悪かったわね 私たちにつきあって こんな夜遅くまで |
| いえ、構いませんよ 残ることに決めたのは 俺たちなんだし |
| いいえ、構わないです 残ることに決めたのは あたしたちなんだし |
| でも本当、貴方たちが |
| でも本当、貴女たちが |
| 来てくれて助かったわ |
| 連中をしょっぴくのも 私とアイツだけじゃ 絶対に無理だったもの |
| まったく、考えなし なんだから・・・ |
| ケイナさんは、ずっと フォルテさんと一緒に 旅してるんですか? |
| あの 聞いていいですか? |
| 何かしら? |
| ケイナさんは、ずっと フォルテさんと一緒に 旅してるんですか? |
| ん・・・まあ、ね ちょっとワケありで 一緒に旅をしているの |
| あんなお調子者だけど 一応、私の恩人だし |
| え? |
| 恩人? |
| そ、恩人・・・ 助けられる相手までは 選べないからね |
| どういう理由で 二人は一緒に旅することに なったんだろう? |
| どんな理由で旅を はじめたんだろう? |
scn102
| で、結局 ここに戻ってくること になるわけか |
| で、結局 ここに戻ってくること になるわけね・・・ |
| 仕方あるまい 宿代だって馬鹿になら ないんだ |
| 節約するに こしたことはない とはいえ・・・ |
| さすがにそろそろ 文句のひとつも出て きたようだな |
| お前たち! なにをモタモタして おるのだっ!? |
| あ、その・・・ |
| あっ、やっぱり うるさいのがきた |
| 黙っておれば、いつま でもブラブラしおって 派閥の任務をなんだと 思っている!? |
| お言葉ですが |
| 我々はけして無為に 過ごしていたわけでは ありません |
| 野盗退治に関する顛末 は、昨晩きちんと報告 したはずです |
| それはお前たちが独断 でとった行動だ 任務がとどこおる理由 にはならん! |
| そもそも、冒険者など という犯罪者まがいと 手を組むとは何事だ? |
| 派閥の体面というもの を考えろ!! |
| 犯罪者って・・・ あの人たちは、そんな 人じゃありません!! |
| *n0! |
| ・・・フン、まあいい 「成り上がり」のお前 に、体面の話をしても 意味があるまいて |
| ・・・っ |
| むぅ・・・ |
| それからこの部屋は、 近いうちに次の見習い の居室にする予定だ |
| 置いてある私物は処分 するからな |
| あははっ いよいよ、本格的に 追放って感じだな? |
| うーん・・・ いよいよ、本格的に 追放って感じよね? |
| *n0・・・ |
| 大丈夫だよ、ネス 俺は平気だから |
| 大丈夫よ、ネス あたしは平気だから |
| 平気って、テメエ あそこまで好き放題 言われて、よく平気で いられるなァ! |
| 慣れちゃったからかな どうってことないよ |
| いちいち気にしてたら こっちの身が 持たないわよ |
| ふーん・・・ ま、テメエがそれで いいんなら、オレにゃ 関係ねえけどよ |
| それより急ごうぜ フォルテさんたちと の待ち合わせの時間 そろそろだろ? |
| それより急ぎましょう フォルテさんたちと の待ち合わせの時間 そろそろでしょ? |
| かーっ、しかしまあ どこにでもいるんだな その手の陰険野郎は |
| ほんと! なんか胸がムカムカ してきちゃうわ |
| すいません・・・ せっかく食事おごって もらったのに、こんな 話なんかしちゃって |
| ごめんなさい・・・ せっかく食事おごって もらったのに、こんな 話しちゃって |
| ああ、気にすんなって そんなことぐらいで気 を悪くしたりしねーよ |
| それにこいつの神経の 太さは筋金入りだ 消化が悪くなるなんて 心配はご無用さ |
| なぁんですってぇ!? |
| おぷすっ! |
| あはははっ |
| いちち・・・ しかし、お前さんたち これからどうすんだ? |
| ファナンから街道沿い に旅する予定です |
| これといってアテは ないんですけどね |
| 正直、いって・・・ これといってアテは ないんです |
| ふーん・・・ |
| なあ、もしよかったら その前にオレたちの 用事につきあって くれないか? |
| 用事、ですか? |
| おいおい、コワイ顔は かんべんしろよ 物騒な話じゃないんだ |
| レルムの村って 知ってるか? ここから北に行った 小さな村なんだが |
| いえ、聞いたことない ですけど・・・ |
| ほら、フォルテ あの話は、やっぱり デタラメだったのよ? |
| んなことないって! ちゃんと信用できる ネタなんだし・・・ |
| そのレルムって村に なにかあるんですか? |
| ああ、そこにな ケガでも病気でも奇跡 で治しちまう「聖女」 がいるらしいんだ |
| ええーっ!? |
| 聞いたこと、ないか? |
| ・・・一応、噂ならば |
| そーら見ろぉ! |
| 本当、なんだ・・・ |
| そうなのか、ネス? |
| そうなの、ネス? |
| あくまで噂だがな 真偽は定かじゃない |
| なぁに、行って確かめ る価値はあるって |
| うまくすりゃ、お前の 記憶が取り戻せるん だぜ? |
| うん・・・ |
| 記憶? |
| こいつはな なんでか過去の記憶を なくしちまってんだよ |
| え!? |
| へっ!? |
| 山の中で倒れていたの を、俺が見つけたんだ がな・・・ |
| 自分の名がケイナって こと以外は、思い出せ ないんだとさ |
| そんなのって・・・ |
| ケイナさん |
| やあねぇ、そんな深刻 な顔をしないでよ |
| 普通に生活するぶんに は困ってないし、ね? |
| つまり、貴方たちは 「聖女」の起こす奇跡 を頼って、彼女の記憶 を取り戻そうと? |
| ま、そーゆーこった |
| 野盗とやりあったのも 治療に必要な寄付金を 稼ぐためってわけさ |
| なるほど・・・ |
| そうなんだ・・・ |
| アンタたち召喚師なら 奇跡とやらが本物かを 見極められるだろ? |
| 同行してもらえれば、 助かるんだが・・・ どうだ? |
| どうしよう? わかりました そう言われても・・・ ネスに相談しよう |
| わかりました |
| お、そうか! |
| 無理しなくていいのよ こっちの勝手なお願い なんだから |
| いいんですよ それに俺も奇跡って のがどんなものか 見てみたいし |
| 気にしないで |
| それにあたしも 奇跡ってのがどんな ものか見てみたいし |
| タシカニ、興味ヲ ソソラレル情報デスネ |
| 本当ならすごいこと ですよね、ご主人様っ |
| 構わないだろ、ネス? |
| 構わないよね、ネス? |
| まあ、よかろう |
| 噂の真否をたしかめる ことは、派閥としても 有益なことだしな |
| そう言われても・・・ なあ? |
| そうは言われても・・ ねぇ? |
| なぜ、僕に同意を求め てくるんだ? |
| え、だって・・・ |
| へっ、だって・・・ |
| 前にも言ったが 決めるのは君の意志だ |
| 彼女のために同行する のも、関係がないと先 を急ぐも、君の自由だ |
| うう、なにもそんな トゲのある言い方しな くたって・・・ |
| むぅ、なにもそんな トゲのある言い方しな くたって・・・ |
| いや、もういいんだ! 今のは忘れてくれ |
| へ? |
| たかが女一人の人生を 左右する程度の問題だ アンタたちが気にする 価値なんてないさ |
| う・・・ |
| む・・・ |
| 奇跡がデタラメだった としても、金を取られ るだけ。命まで取られ るわけじゃあなし |
| うう・・・ |
| むぅう・・・ |
| 一から出直したら それですむよな・・・ 一から、アテもなく やり直せば・・・ |
| フォルテの目・・・ かなしそう・・・ |
| うにゅううぅ・・・ *n0さぁんっ |
| あーっ、もう わかりましたよ! わかりましたからぁ |
| その真綿で首を絞める ような、イヤミはもう やめてくださいっ! |
| あーっ、もう わかったわよ! わかりましたからぁ |
| その真綿で首を絞める ような、イヤミはもう やめてくださいっ! |
| あ、やっぱり バレてた? |
| 当たり前でしょ!? まったく・・・ 本当、無理しなくても いいんだからね |
| 私なら、大丈夫だから |
| うう、そんな顔をされ ちゃうと、かえって 罪の意識が・・・ |
| 悩んでる、悩んでる ヒヒヒ・・・ |
| で、どうする? |
| どうするったって ここで断れば、俺だけ 悪者じゃないか!? |
| どうするって言っても ここで断れば、あたし だけ悪者じゃない!? |
| まさにそのとおりだな |
| とほほ・・・ |
| まあいいけどね・・・ |
| どうしよう、ネス? |
| ネス、どうする? |
| 前にも言ったが、 決めるのは君の意志だ |
| うう、それはわかって るんだけど・・・ |
| むう、それはわかって るけど・・・ |
| まあ、彼らの言うこと に嘘はないようだし |
| 僕が反対する理由は ないと言っておこう |
| なら、引き受けようよ 奇跡がどんなものか、 俺、見てみたいし |
| なら、引き受けよっか 奇跡がどんなものか、 あたし、見てみたいし |
| あまり期待しないほう がいいとは思うがな |
| よーし! そうと決まれば オレたちは今から 旅の仲間だ |
| かたっ苦しい 敬語とかは やめにしようや |
| そうですね・・・ じゃなくて、そうだね |
| そうですね・・・ じゃなくて・・・ そうね |
| ふふふ 変に意識しなくても ごく自然な話し方で いいんだからね |
| そうですね 自然にいきましょう |
| それがいいですのっ |
| では、しばらくしてか らまたここで合流する ことにしましょう |
| んじゃ、後でな! |
| 先輩たちが仕事してる 屋敷ってここかな? |
| 先輩たちが仕事してる 屋敷ってここなんだ? |
| 住所に間違いはないが どうやら留守らしい |
| うーん、残念 出かける前に挨拶して おきたかったのにな |
| うーん、残念 出かける前に挨拶して おきたかったのに |
| フォルテたち、まだ 来てないみたいだな |
| もうすこししてから また来よう・・・ |
| フォルテたち、まだ 来てないみたいね |
| もうすこししてから また来よう・・・ |
| よぉ、どうだ 支度はすんだか? |
| どうしよう? まだです はい |
| 慌てなくていいから ゆっくり支度してきな |
| んじゃ、出発するか! |
| はぁ・・・ |
| どうかしたの こんなところでため息 なんかついて? |
| うん、ちょっとね 記憶が戻った後のこと を考えてたの |
| ひょっとしたら 思い出さないほうが いいのかなって |
| どうしてですか? |
| どうして? |
| もしもよ、思い出した 記憶が私にとって都合 の悪いことだったら どうする? |
| !? |
| 忘れていたほうがいい つらいことがあったの かも知れない・・・ |
| ひょっとしたら とんでもない悪人 だったのかも!? |
| なーんて、考えるとね ため息も出ちゃうわけ |
| そうだよな、忘れてた ほうがいいことだって たしかにあるもんな |
| そうよね、忘れてた ほうがいいことだって たしかにあるもの |
| とはいえ、はっきり させなくてもやっぱり 不安なのは同じだし |
| あーあ・・・ |
| しってるよ |
| え・・・? |
| おねえちゃんはね *n1と おんなじ・・・ |
| シルターンから 来たんだよ? |
| *n1 それ、本当か!? |
| *n1 それ、本当!? |
| ・・・(こくん) |
| ほら・・・ 似てるよね、着物? |
| たしかに、作りとかは 似てるけど・・・ |
| シルターン・・・ |
| どうしたのかしら なんだか、その言葉 すごく気になるわ |
| これは、ひょっとして 当たってるのかも しれないぞ? |
| これは、ひょっとして 当たってるのかも しれないわね? |
| 心配しなくていいよ 記憶が戻ったって 別に今までとなんにも 変わらないって |
| 心配しなくていいよ 記憶が戻ったって 別に今までとなんにも 変わらないって |
| そうかしら・・・ |
| すくなくともさ フォルテはきっと 気にしないと思うなあ |
| すくなくともさ フォルテはきっと 気にしないと思うけど |
| な・・・っ! |
| あ、もちろん 俺もそうだからね |
| あ、もちろん あたしもね |
| ・・・そうよね |
| なんだか、貴方に話を |
| なんだか、貴女に話を |
| したら、ちょっとだけ 楽になっちゃった |
| ありがとう *n0 |
| あれ、あそこにいる 女の子って? |
| ・・・・・・ |
| 公園で、ご主人様と ぶつかった子ですね |
| 相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるぞ |
| 相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるわよ |
| 相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるぞ |
| 相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるわよ |
| ・・・はうっ!? |
| って、思ってた矢先に いきなり・・・ |
| いたたた・・・ お、オデコぉ・・・ |
| うわ、痛そう・・・ |
| ちょっと、君 だいじょうぶか? |
| ちょっと、貴女 だいじょうぶ? |
| ・・・!? |
| あ、ちょっと! |
| ・・・行っちゃった なにも、逃げなくて もいいだろうに |
| ・・・行っちゃった なにも、逃げなくて もいいのに |
| ご主人様、あの子 ひょっとしてなにかを 探してたんじゃない でしょうか・・・ |
| 探してた? |
| ええ、無意識にだと 思うんですけど |
| ない、ない、って つぶやいていたのが 聞こえたんです |
| そうか・・・ |
| 耳がいいんだなあ |
| 耳がいいのね |
| 探し物かあ・・・ |
| 耳がいいんだなあ *n1は |
| 耳がいいのね *n1は |
| そんなことないですよ メイトルパでは、これ が普通なんです |
| 見たり、聞いたり かいだりすることで 周囲の様子をうかがう ことは |
| 自然の中で生きていく ためには、どうしても 必要になることですし |
| なるほどなあ |
| こりゃ、うかつに ないしょ話なんかは できないな・・・ |
| なるほどねぇ |
| こりゃ、うかつに ないしょ話なんかは できないわね・・・ |
| どうかしましたか ご主人様? |
| いや、なんでもない なんでもないよ あはははは・・・ |
| いや、なんでもない なんでもないのよ あはははは・・・ |
| ??? |
| 探し物かあ・・・ |
| あの様子だと、かなり 必死なんだろうな |
| でも、あんな調子じゃ |
| 危ないよな。怪我とか |
| 危ないわね。怪我とか |
| するかも知れないし |
| よし、次に見かけたら 注意してやるかな |
| よし、次に見かけたら 声をかけてあげよう |
| そうですね ぜひ、そうしてあげて ください |
| あれっ?あの屋台に 誰か来てるぞ・・・ |
| あれっ?あの屋台に 誰か来てる・・・ |
| あれ、なんでこんな 所に屋台があるんだろ |
| あ、誰か来てる・・・ |
| こんにちは |
| どうもすいません まだ開店の準備が 終わってないんですよ |
| あ、いえ それはわかってるん ですけど |
| いったい、なにを 売っている屋台なん ですか? |
| ああ・・・ この屋台ではソバを 食べさせるんですよ |
| ・・・ソバ? |
| シルターンの食べ物 なんですが、ご存じ ありませんか? |
| そっか・・・ だから、お品書きが シルターン文字で 書かれてたんだ |
| ちょっと待ってて くださいね・・・ |
| ? |
| ひぃ、ふぅ、みぃ ・・・とおッ! |
| わっ! 手際がすごいぞ!? |
| わっ!なんだか 手際がすごい!? |
| これが、ソバですよ 食べてみてください |
| ・・・・・・ |
| ・・・おいしい! |
| それはなによりです |
| 今までこんな不思議な 味の食べ物、食べた ことないですよ |
| 今までこんな不思議な 味の食べ物、食べた ことないわ |
| あ・・・ お金を払わないと |
| 結構ですよ その一杯はお近づきの しるしということで |
| 代わりといっては なんですが、この屋台 「蕎麦処・あかなべ」 のことを |
| お知り合いにも紹介 していただけると 助かります |
| もちろんですよ 機会があったら、絶対 また食べに来ます えーと・・・ |
| ええ、もちろん 機会があったら、絶対 また食べに来ますし えーと・・・ |
| シオンと申します あかなべの大将って 馴染みのお客さんには 呼ばれてますけどね |
| それじゃ、大将 ごちそうさまでした |
| はい、またのお越しを お待ちしておりますよ |
| あーっ!? |
| ど、どうしたんだよ モナティっ? |
| ど、どうしたのよ モナティっ? |
| シオンさんですの! モナティの知ってる 薬屋さんのシオンさん ですのーっ!! |
| いえ、私は薬屋では なくて、ソバの屋台の 大将ですが・・・ |
| モナティですのっ! ほら、忘れちゃったん ですのーっ? |
| 忘れるもなにも・・・ どこかでお会いした ことありましたっけ? |
| うにゅうぅぅ・・・っ |
| 人違いじゃないのか? |
| 人違いじゃないの? |
| そんなことないですの 絶対、絶対ですのぉ! |
| あの、すいません 失礼ですけど、貴方の お名前は? |
| あの、すいません 失礼ですけど、貴方の お名前は? |
| シオンと申します |
| ほらほらほら~っ! |
| ですが、このお嬢さん とは初対面です |
| ・・・はえ!? |
| 世の中には、そっくり |
| な人が三人はいると 言いますからねえ |
| ははは、面白い偶然 ですねえ |
| ははは、じゃない ですのーっ!? |
| キツネさんみたいな その目も、のんびり したその喋り方も |
| モナティ、間違えっこ ないですのっ シオンさんですのーっ |
| いえいえ、別人ですよ しかも初対面です |
| タヌキさんみたいな 丸顔のお嬢さん? |
| ふにゅうぅぅん・・・ |
| ほら、いい加減にして モナティ、行くぞ? |
| ほら、いい加減にして モナティ、行くわよ |
| ご迷惑かけちゃって すいませんでした |
| いいえ、それよりも 次はお客としてぜひ おいでくださいね |
| 「蕎麦処・あかなべ」 をよろしく・・・ |
| あかなべ・・・! |
| こら、モナティっ! |
| ふにゅにゅうぅっ あれは、あれは絶対に ワザとですのぉぉ!? |
| 召喚獣ヲ動力トシテ 牽引スル鉄道・・・ |
| ナルホド、コノ世界 ナラデハノモノデスネ |
| 俺も実際に走っている ところは見たことない んだけどね |
| でもさ、ロレイラルの 鉄道は機械じかけで すごく速いんだろう |
| あたしも実際に走って るところは見たことが ないんだけどね |
| でも、ロレイラルの 鉄道は機械じかけで すごく速いんでしょう |
| エエ・・・ |
| すごいよな *n1は 乗ったことあるのか? |
| すごいわね *n1は 乗ったことあるの? |
| イエ、でーたトシテハ 知ッテイハイマスガ 自分ハ戦闘機体トシテ 開発サレマシタノデ |
| ソレニ、ろれいらるノ 交通機関ハモウ、正常 ニ機能シテオリマセン |
| あ、そうか! ロレイラルは戦争で |
| はいきょ同然になって いるって、ネスが・・ |
| ・・・悪かった |
| あ、そうか! ロレイラルは戦争で |
| はいきょ同然になって いるって、ネスが・・ |
| ・・・悪かったわ |
| ナゼ、謝ルノデスカ? 失言ガアッタトハ思エ マセン |
| いいんだ、とにかく 俺が謝りたいって 思ったんだから |
| ごめんな *n1 |
| いいのよ、とにかく あたしが謝りたいって 思ったんだから |
| ごめんね *n1 |
| ハイ、了解イタシ マシタ・・・? |
| なあ、この湖って たしか、なんとかって いう泉の水がたまって できたんだよな? |
| ねえ、この湖って たしか、なんとかって いう泉の水がたまって できたのよね? |
| 「至源の泉」だ |
| ・・・なんか、すごく 偉そうな名前だな |
| ・・・なんか、すごく 偉そうな名前ね |
| 君のその感想が適当な ものだとは思えんが その名にふさわしい 由来があるんだ |
| 「エルゴの王」の伝説 は知っているな |
| リィンバウムを救った 英雄で、最強の召喚師 のことだろう? |
| リィンバウムを救った 英雄で、最強の召喚師 のことでしょう? |
| まあ・・・ 間違いではないので よしとしておこう |
| そのエルゴの王が 荒れ果てた大地を癒す ために喚びだしたのが 至源の泉なんだよ |
| その水はあらゆる命に 活力を与える、不思議 な力をもっていたと 伝わっている |
| うわあ・・・ それってさ、今でも 効き目があるのかな? |
| へえ・・・ それってさ、今でも 効き目があるの? |
| さあな 本当かどうかまでは 知らんよ |
| なにしろ至源の泉には 聖王家に連なる者しか 近寄ることを許されて いないんだからな |
| そっか・・・ |
| だけど、こんなにも 大きな湖を見てると なんだかさ |
| 信じたくなるよなぁ その伝説も |
| そっか・・・ |
| だけど、こんなにも 大きな湖を見てると なんだかさ |
| 信じたくなるわね その伝説も |
| ・・・たしかにな |
| なんか、ずいぶんと 頼りない道だよな 坂とかもやたら多いし |
| なんか、ずいぶんと 頼りない道よねぇ 坂とかもやたら多いし |
| レルムの村は、林業や 狩猟で生計を立てて いる小さな村だからな 荒れていて当然だ |
| 村に続く道はどこでも 似たようなものよ |
| 利用するのは村人だけ 街の人間が村に出かけ る必要なんてないしね |
| そうなんだ? |
| そうなの? |
| ま、誰だってわざわざ 野盗や化け物に襲われ たくはないからな |
| こうした山奥の道は そういう連中が隠れる のにうってつけだし |
| え!? |
| へっ!? |
| ご、ご主人様ぁ・・・ |
| 大丈夫だよ *n1 |
| 大丈夫よ *n1 |
| ・・・おにいちゃん |
| 心配するなよ 大丈夫だってば ・・・たぶん |
| ・・・おねえちゃん |
| そんなに強く にぎらなくても 大丈夫 |
| 心配ないなーい! こうして大勢で歩いて いりゃ、大丈夫さ |
| 自分より数の多い相手 にケンカを売るほど、 連中はバカじゃ・・・ |
| ・・・! |
| ま、まさか・・・ 化け物っ!? |
| イイエ 化ケ物デハアリマセン |
| *n0 落ち着いてよく見ろ |
| え? |
| へっ? |
| 人をいきなり化け物 呼ばわりとは、失礼な 小僧じゃな・・・ |
| 人をいきなり化け物 呼ばわりとは 失礼な・・・ |
| ごめんなさい つい、びっくりして |
| ふん、まあいいわい その腰の物で斬りつけ なかっただけマシじゃ |
| なあ、爺さん アンタひょっとして レルムの村の人かい? |
| ああ、そうじゃ わしはレルムの村の 木こりじゃが・・・ |
| そういうあんたらは 何者じゃ? 見たところ、行商人 とは思えんが |
| 私たち、レルムの村に いる聖女の噂を聞いて 来たんですけど |
| なんだ・・・ あんたらも、他の連中 と同じ目的か |
| 村までは まだ遠いのかい? |
| 村は、この坂を越えた 向こうにあるわい |
| それじゃあな |
| 今のじいさん |
| 今のおじいさん |
| なんか、うんざりした 顔してたけど・・・ |
| 気のせいかな? |
| ひゅー・・・ |
| ・・・・・・ |
| ひょっとして、ここに いる人たちって・・・ |
| み~~~~~んな 聖女の奇跡を頼ろうと |
| してる人たちなのか? |
| してる人たちなの? |
| ケッ! 奇跡、奇跡ってかぁ! |
| うーん、これじゃ日が 暮れたって、私たちに 順番は回ってきそうに ないわね・・・ |
| いや、それ以前に どこが列の最後部かも わからないぞ |
| なーに、そんなもの 適当に列ん中に混じっ ちまえば・・・ |
| ちょっとフォルテ!? それはさすがに まずいってば |
| そこの野郎っ! なに勝手に列に割りこ んでやがるんだ!! |
| うわっ!? |
| きゃっ!? |
| なんのためにわざわざ 列を作って並んでると 思ってんだよ・・・ |
| あー、わりぃわりぃ どこが列の最後尾だか わかんなくてさぁ |
| はっ、どうだか・・・ 最初っからドサクサで 列に入りこむつもり だったんだろうが? |
| テメエらみたいな連中 がいやがるから 俺たちの苦労が絶え ねえんだッ! |
| さあ、とっとと この村から 出てきやがれ!! |
| ちょっと待ってくれよ そりゃ、列を乱した 俺たちも悪いけど |
| 出て行けってのは、 あんまりじゃないか |
| ちょっと待ってよ そりゃ、順番を乱した あたしたちも悪いけど |
| 出て行けってのは、 あんまりじゃない? |
| そうよ! だいたい なんの権利があって 貴方にそんな命令が できるわけ!? |
| そうですの そうですのーっ! |
| そっそんな言い方って ないと思います! |
| そうだ、そうだー! もっと言ってやれーっ |
| 権利だァ? はっ、権利ならあるさ |
| 俺はこの村の自警団員 なんだからな |
| ほう? それにしては ずいぶん礼儀がなって ないようだがな |
| なにィ・・・? |
| 喧嘩腰で物を言われず とも、物の道理ぐらい 理解できるさ |
| むしろ君のその高圧的 な態度は、かえって 事態を悪化させている としか思えないな |
| ・・・テメエっ!! |
| そこまでだ!! リューグ! |
| ちッ・・・ |
| あ、あれっ!? 同じ顔が二人??? |
| えっ、ええっ!? おっ、同じ顔が二人? |
| ほー、双子とは 珍しいなあ |
| どんなことがあっても お客さまに暴力をふる うなと、あれほど言い 聞かせただろう? |
| 口で言ってもわからん 奴らには、このほうが 早えんだよッ |
| リューグ! |
| はっ、やめたやめた! テメエの説教なんて まっぴらだッ |
| そうやって、一人で 偽善者ぶってろ・・・ バカ兄貴がッ!! |
| どうもすいません 弟のリューグが、失礼 なことをしてしまって |
| いえ、注意されるよう なことをしちゃった俺 たちにも責任はあるし |
| いえ、注意されるよう なことをしちゃった あたしたちにも 責任はあるし |
| あんたのことよ フォルテ? |
| ふんふふーん・・・♪ |
| ・・・こいつはっ!? |
| ぐほぉっ!? |
| 売り言葉に買い言葉で 返してしまったことも 事実ですから |
| ここは、お互いさまと しておきましょう |
| そう言ってもらえると 助かります |
| ところで、えっと? |
| ロッカです レルムの村の自警団長 をさせてもらってます |
| ロッカさん 列の一番後ろってどこ なんですか |
| 列、ですか? |
| それなんですが、大変 もうしわけないんです けど・・・ |
| ここにいる人たちの後 にも、順番待ちの人が まだ何十人も・・・ |
| いいっ!? |
| あちゃあ・・・っ |
| 本当にすいません なにしろ聖女は一人 だけなので |
| しょーがないわな |
| ま、これだけ長い列が できるってことは 効き目は確かってこと だろうし |
| ちょっくら並ばせて もらうとすっか いくぞ、ケイナ |
| あ、待ってよ フォルテってば! |
| それじゃ、俺たちは どうする? |
| それじゃあ あたしたちは どうする? |
| あの、もし宜しければ さっきの騒ぎの経緯を 聞かせてもらいたいん ですが・・・ |
| それなら、僕が行こう |
| あ、俺も・・・ |
| じゃ、あたしも・・・ |
| 君がついてくると かえって話がややこし くなりかねん |
| まただよ・・・ |
| むー・・・ 決めつけてるしぃ |
| 村の見学でもしてれば いいだろう? ついでに宿でも探して おいてくれ |
| しばらくの間は、ここ に滞在することになり そうだからな |
| そう言われてもなぁ |
| そう言われてもねぇ |
| ニンゲン どうすんだよ、おい? |
| どうしたら いいって思う? |
| ・・・あのな |
| しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
| どうしよっか? |
| ・・・あのな |
| しかたないわね 適当にぶらついてれば なんとかなるでしょ |
| ・・・どうするの? |
| んー、そうだなぁ |
| しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
| んーっと、そうねぇ |
| しかたないって 適当にぶらついてれば なにかあるわ |
| しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
| しかたないって 適当にぶらついてれば なにかあるわ |
| うーん、知らないうち に森の中に入っちゃっ たみたいだな |
| でも・・・ なんていうか、すごく 静かでいいところだな |
| ふわあぁ・・・ なんか、眠くなって きちゃったぞ |
| ちょっと昼寝でもして いこうかな |
| うーん、知らないうち に森の中に入っちゃっ たみたいね |
| でも・・・ なんていうか、すごく 静かでいいとこね |
| ふわあぁ・・・ なんか、眠くなって きちゃった |
| 考えてみれば、ずっと 歩きづめだったものね |
| ちょっと、休憩しても いいよね? |
| ご主人様ぁ、ちゃんと 宿を探さないと・・・ |
| ちょっとだけだよ |
| ちょっとだけよぉ? |
| ちょっとだけ・・・ |
| いいのかなぁ |
| あーっ *n0さん サボリはよくないん ですのーっ! |
| かたいことは いいっこなしだよ |
| かたいことは いいっこなしよ |
| むー、怒られても モナティは知りません ですよぉ・・・ |
| あるじ殿、宿ノ確保ハ ヨロシイノデスカ? |
| まあ、なんとかなるさ たぶん |
| まあ、なんとかなるわ たぶん |
| ・・・・・・ |
| ・・・ん? |
| あわ、あわあわっ! |
| きゃあああっ!? |
| な、なんだぁ!? |
| へっ、なに!? なんなの!? |
| ど、ど、どいて くださあ~~いっ!? |
| 頭上ヨリ落下物接近 緊急回避ヲ・・・ |
| 無理だってぇーっ!? |
| 無理だってばーっ!? |
| なんだァ!? |
| あわわわっ!? |
| おんなのひと・・・ |
| は、はぁっ!? |
| えっ!? |
| ごっ、ご主人様っ! 逃げてぇぇぇっ!! |
| あわわわっ!? |
| ぶ、ぶつかるです のぉぉぉっ!? |
| あわわわっ!? |
| うわあっ! |
| きゃあっ! |
| なんでいきなり、木の 上から女の子が降って くるんだ??? |
| なんでいきなり、木の 上から女の子が降って くるのよ??? |
| いたた・・・ |
| まあ、うまく受け止め られたからよかったん だけど・・・ |
| 大丈夫かい? |
| まあ、軽いから あたしでも受け止めて あげられたけど・・・ |
| えっと、大丈夫? |
| あ、はい 大丈夫ですけど・・・ |
| 貴方のほうこそ |
| 貴女のほうこそ |
| 平気ですか? |
| ああ、平気さ さすがにびっくりした けどね |
| あたしは、平気 ちょっとびっくりした けどね |
| ごめんなさい うっかり足を滑らせ ちゃったんです |
| それはいいけどさ どうして、木になんか 登ってたの? |
| それはいいけど・・・ なんで、木の上に 登ってたの? |
| それは・・・ |
| 子猫 |
| ニャー |
| あれ、あんなとこに 子猫がいるぞ? |
| あらら、あんなとこに 子猫がいるわね? |
| あの子、あそこから 下りられなくなってる みたいなんです |
| なるほどね でも、その格好で木に 登るのは、ちょっと 無茶じゃないかな |
| なるほど・・・ でも、その格好で木に 登るのは、ちょっと 無茶じゃない? |
| ・・・見えちゃうわよ |
| あ・・・はい・・・ |
| ちょっと待ってなよ |
| 手伝ってあげる 少し待ってて |
| よっ、と・・・ |
| よいしょっと・・・ |
| 子猫 |
| フーッ! |
| おいおい、暴れるなよ 俺はお前を助け・・・ |
| 暴れないで・・・ 今、助けてあげる |
| 子猫 |
| フギャアアアッ!! |
| うわあぁっ!! |
| きゃっ!! |
| だ、大丈夫ですか!? |
| いたたた・・・ |
| あの子、しっかり自分 で下りられたみたい ですね・・・ |
| そだね・・・ あいたたっ! |
| 大丈夫ですか!? |
| 少しひっかかれ ちゃったけどね |
| はい、このコも無事よ |
| 子猫 |
| ニャー |
| よかった、無事で・・ ありがとうございます |
| お安いご用よ? って、あたた・・・っ |
| あ、じっとしてて! |
| そのまま・・・ |
| あれ? |
| えっ? |
| 痛くないから・・・ ほら、痛くない・・・ |
| なんだろう、痛みが 引いていく・・・ |
| うそっ、痛みが ひいていく・・・ |
| ふう・・・ もう、動いてもいい ですよ? |
| 君が治してくれたの? |
| 貴女が治して くれたの? |
| ええ、あたしの勘違い |
| のせいで、貴方に迷惑 |
| のせいで、貴女に迷惑 |
| かけちゃったんですし |
| アメルさまぁ~! どこにいらっしゃるん ですか~!? |
| あれ、もう休憩の時間 終わっちゃったのかな |
| アメルさま~っ!! |
| は~い! それじゃ、あたし 行きますね? |
| あ・・・ |
| ひょっとして・・・ あの子・・・ |
| あ・・・ |
| ひょっとして・・・ あの子・・・ |
| あ、それから・・・ |
| うわ!? |
| わっ!? |
| *n0さんは いらない人なんかじゃ ありませんよ |
| え? |
| へ? |
| もっと自信をもって くださいね? |
| ・・・・・・ |
| なあ、*n1 |
| 俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
| ねぇ、*n1 |
| あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
| ハイ、あるじ殿ハ 名乗ラレテイマセン |
| そう、だよな なのに・・・ |
| なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
| そう、よね なのに・・・ |
| なんで、あの子は あたしの名前を? |
| なあ、*n1 |
| 俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
| ねぇ、*n1 |
| あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
| そういや、そうだな |
| だよな? |
| だよね? |
| なあ、*n1 |
| 俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
| ねぇ、*n1 |
| あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
| ・・・(こくん) |
| なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
| なんで、あの子は あたしの名前を? |
| なあ、*n1 |
| 俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
| ねぇ、*n1 |
| あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
| はい、そうですね ご主人様は名乗って いないはずです |
| だよな? なのに・・・ |
| なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
| だよね? なのに・・・ |
| なんで、あの子は あたしの名前を? |
| なあ、モナティ |
| 俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
| ねぇ、モナティ |
| あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
| はえ? そうでしたっけ??? |
| ・・・・・・ |
| うん、間違いない 教えてないはずだ なのに・・・ |
| なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
| うん、間違いない 教えてないはず なのに・・・ |
| なんで、あの子は あたしの名前を? |
| もしかして・・・ |
| あのアメルって女の子 が、聖女なのか!? |
| あのアメルって女の子 が、聖女なの!? |
| 間違いあるまい 君が出会ったその子が この村の聖女だな |
| やっぱり・・・ |
| 事情を話しがてら ロッカから色々と話を 聞かせてもらったが |
| 聖女の起こす奇跡とは 相手の心に触れること によって、その苦しみ を和らげてやり |
| 精神的に癒すことで 肉体までも治癒させて しまうものらしい 原理は不明だがな |
| はぁ、すごいですねぇ ご主人様 |
| うん、そうだよな |
| うん、そうよねぇ |
| さいこひーりんぐト 呼バレルESP現象 ニ酷似シテイマスネ |
| ??? |
| 痛いの痛いの とんでけーってこと ですの? |
| うーん・・・ |
| でも、たしかに そんな感じだった気も するなぁ・・・ |
| でも、たしかに そんな感じだった気も するわね・・・ |
| おそらく、君の傷を 治した時に、君の心を 読みとってしまった んだろうな |
| 不可抗力というものだ あまり、気にするな |
| そうか・・・ だからあの子は、俺の 名前や悩んでることが わかったんだ |
| そっか・・・ だからあの子は、 あたしの名前や悩みが わかったのね |
| いやぁ、まいったぜ 並んだはいいが、列が 進まないのなんのって |
| あれ、二人とも列を 抜けて平気なの? |
| あら、二人とも列を 抜けて平気なの? |
| 今日の面会はおしまい この順番札を持って、 また明日並んで くださいですって |
| とはいえ、明日のうち に順番が回ってくるの かもあやしいがな |
| そうですか |
| 二人ともごめんね まさか、こんな面倒な ことになってるなんて |
| そんな、気にしないで ケイナさんのせいじゃ ないんだし |
| とりあえず、どこかで 落ち着こうや 先のことはそれから 考えりゃいい |
| *n0 宿のほうは確保できて いるのか? |
| あ、あはは・・・ |
| あっ、あはは・・・ すっかり忘れてた |
| やれやれ・・・ 最初からあてにして なくて正解だったな |
| ロッカに頼んで、僕の ほうで泊めてくれる家 を紹介してもらってる そこへ行こう |
| オマエ、信用ねーのな |
| ・・・ほっとけ |
| ・・・ほっといてよ |
| すいません 自警団のロッカさんの 紹介で宿を借して頂き に参りました |
| ああ、聞いている |
| あ、さっき出会った 木こりのじいさん? |
| あら、さっき出会った 木こりのおじいさん? |
| なんだ、お前たちか |
| ははは、さっきは どーも |
| ご迷惑おかけします |
| まあ、気にするな 困った時はお互いさま じゃ・・・ |
| わしの名は アグラバインじゃ 村の者はみな、アグラ 爺さんと呼んどる |
| さあ、ぼけっと立っと らんで中に入れ |
| へえ、意外と大きい家 なんだな・・・ |
| へえ、意外と大きい家 なのね・・・ |
| *n0 失礼だぞ |
| わし一人なら狭くても 構わんが、子供たちの こともあるからな |
| 子供たち? |
| あんたらにここを紹介 したロッカと、双子の 弟のリューグはな |
| 両親を亡くして以来 ここで育ったんじゃよ |
| へえ、そうなのか |
| もっとも、近頃は 自警団の仕事に追われ て、帰ってこんがな |
| 聖女の奇跡が噂に なったせいですか? |
| まあ、な・・・ |
| たしかに、あれだけ 人が集まってしまうと 大変でしょうねぇ |
| 聖女だの奇跡だの 祭りあげて、村の連中 は騒いどるようじゃが |
| 連中が喜んどるのは、 そのおかげで村の収入 が増えたことにすぎん |
| わしは、そういうのは 好かん |
| そうだよな |
| 聖女っていったって 不思議な力を使う以外 は、普通の女の子なん だもんな・・・ |
| すくなくとも、俺は あの子と話していて そう思ったし |
| そうよね |
| 聖女っていったって 不思議な力を使う以外 は、普通の女の子なん だもんね・・・ |
| すくなくともあたしは あの子と話していて そう思ったわ |
| お前さん アメルに会ったのか? |
| あ、はい |
| ええ、ちょっと・・・ |
| あら、そうなの? |
| たまたまね 村外れにある森の中で 話をしたんだ |
| たまたまね 村外れにある森の中で 話をしたの |
| アメルは昔から、あの 森で遊ぶのが好きだっ たからな・・・ |
| 元気そうじゃったか? |
| ええ、そりゃもう 昼寝していた俺の上に 木の上から落っこちて きたんですから |
| ええ。だって、お昼寝 してたあたしの上に 木の上から落っこちて きたんだもの |
| どーいう聖女だよ? |
| そうか・・・ フフッ、元気ならそれ で充分じゃ |
| 失礼ですが、貴方は 聖女となにか関係が あるのですか? |
| ・・・孫じゃよ |
| え? |
| へ? |
| アメルはわしの大切な 孫娘さ・・・ |
| しっかし驚いたぜ まさかあのじいさんが 聖女の身内とはなあ |
| 聖女がその奇跡の力に 目覚めたのは、最近の ことらしい |
| 事故で怪我した子供を 必死になって介抱して いるうちに、癒しの力 が発揮されたという |
| それまではごく普通の 村娘として、この家で 暮らしていたそうだ |
| ロッカやリューグたち と、まるで本当の兄妹 のようにな・・・ |
| なーるほど とすれば、あの小僧の 露骨な敵意も、ちっと は理解できるぜ |
| あのおじいさんにして みれば複雑でしょうね |
| 複雑って? |
| 複雑? |
| だってそうでしょう? 奇跡の力に目覚めた ばっかりに、お孫さん と引き離されたのよ |
| 顔もろくに見られない のかもしれない いつでも会えるのなら |
| *n0に 元気かどうかたずねた りしないと思うもの |
| そっか・・・ |
| おじいさん・・・ さみしそうだったね |
| ・・・かわいそう |
| *n1・・・ |
| 離ればなれだなんて かわいそうですの |
| うにゅうぅぅ・・・ |
| 二人とも、あまり深く いれこまないことだ |
| 僕たちはこの村の人間 ではない。横から口を 出すべきじゃない |
| そーだぜェ? オマエにゃ関係ねェ ことだろうがよ |
| けどっ! |
| でも、ネス! |
| 気持ちはわかるがな *n0 |
| 聖女本人が嫌がってる わけじゃないんだろ? 納得をして今の状況を 受け入れてんなら |
| 横からとやかく言うの は、おせっかいだぜ 違うか? |
| それは、そうだけど でも・・・ |
| さあ、もう休もう いつまでも起きている と、明日がつらいぞ |
| *n0 |
| ネスやフォルテの言う ことが正しいんだって のはわかる |
| *n0 |
| 大切なのは、あの子が 自分の境遇をどう思っ てるかだし・・・ |
| *n0 |
| 俺がもし、あの子の 立場ならどうだろう? |
| *n0 |
| あんな風に、笑顔で いられるだろうか? |
| *n0 |
| あたしが仮にあの子の 立場ならどうだろう? |
| *n0 |
| あんな風に、笑顔で いられるかな? |
| *n0 |
| ・・・・・・・・・ |
| なんだっ!? |
| えっ、なにっ!? |
| なんだ・・・ どうして村が燃えて いるんだ!? |
| なに・・・ どうして村が燃えて いるの!? |
| 熱源ヲ無数ニ 感知、火災デス! |
| なんだって!? |
| 火事って!? |
| くろいかげ・・・ いっぱい、いっぱい |
| *n1? |
| ちかづいてくる・・・ 炎のなかから・・・ こわい、こわいよぅ! おにいちゃんっ! |
| ちかづいてくる・・・ 炎のなかから・・・ こわい、こわいよぅ! おねえちゃんっ! |
| かっ、火事ですの!? お水っ、お水はどこに あるですのー??? |
| ちょっと、モナティ おちついて |
| ちょっと、モナティ おちつきなさいって |
| ただの火事じゃないぜ 見ろ!! |
| た、助けてくれえっ! |
| ・・・・・・ |
| ぎゃああっ!! |
| なによ、あいつら 無抵抗の人たち相手に なんてことをしてる のよ!? |
| おうおう、こりゃあ まさに、問答無用って ヤツだなァ・・・ |
| あ・・・・・・ |
| みるなッ!! |
| 見るんじゃない *n1・・・ こんなこと、見る必要 なんてない・・・ |
| 見ないで *n1・・・ こんなこと、見る必要 なんてないわ・・・ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| あぁ、ひどい・・・ こんなの、こんなの 信じられない・・・ |
| *n1 気をしっかりもて! |
| *n1 落ちつきなさい! |
| 野盗か? いや、それ にしては、動きが整然 としすぎてる・・・ |
| 冷静に分析してる場合 じゃないだろ、ネス! |
| ・・・? アグラじいさんは!? |
| 冷静に分析してる場合 じゃないわよ、ネス! |
| ・・・? アグラおじいさんは? |
| 家ん中にはいねーぞ |
| きっとアメルのところ に行ったんだ・・・ |
| きっとアメルのところ に行ったのね・・・ |
| *n0!? |
| あるじ殿、ドコヘ!? |
| 放っておいたらみんな 殺される!! |
| 放っておいたらみんな 殺されるわ!! |
| ひどい・・・ |
| 貴方がたは、どうして こんなひどいことを するんですかっ!? |
| ・・・・・・ |
| ・・・お前が聖女か? |
| 質問に答えてっ! |
| ・・・・・・ |
| 連行しろ! |
| いやぁ!! |
| 黒騎士団員 |
| ・・・うがっ!? |
| 大丈夫か、アメル!? |
| アメル!大丈夫! |
| *n0・・・ さん・・・ |
| 女の子を力ずくでどう こうしようって根性 気に入らねえなぁ |
| どういうつもりか 知らないけど、この子 は渡さないんだから! |
| ・・・・・・ |
| だんまりかよ? ますます気にいらねえ 連中だな・・・ |
| 俺たちから離れないで |
| アメル!あたしから 離れないで! |
| は、はいっ! |
| いったい、なんなんだ この連中は |
| いったい、なんなのよ この連中! |
| わからん・・・ だが、そこにいる彼女 を狙っていることだけ は間違いあるまい |
| アメル、無事か!? |
| リューグ・・・ |
| お前たちが、この連中 からアメルを守って くれたのか? |
| まあ、一応はな |
| そうか・・・ |
| ねえ、リューグ 村の人たちは、みんな はどこにいるの? |
| みんな、ちゃんと逃げ られたんでしょう? そうなんだよねっ!? |
| ・・・・・・ |
| うそ・・・ |
| あいつら、一人残らず 殺しやがった |
| 女も、子供も、病人で さえもッ! |
| そんなっ!? |
| なんてことを・・・ |
| なんてこと・・・ |
| 警告!前方ヨリ 接近スル者ガアリマス |
| くる・・・くるよ つめたいかげが こっちに、くる!! |
| ??? |
| ほう、こんなところに 隠れていたのか |
| ・・・!! |
| ??? |
| ずいぶん手間がかかる とは思ったが、まさか 冒険者ごときに遅れを とっていたとはな |
| 漆黒の仮面 こいつが親玉なのか? |
| 漆黒の仮面 こいつが親玉なの? |
| ??? |
| 無駄な抵抗はよせ |
| ??? |
| 抵抗しなければ、苦痛 を感じる間もなく全て を終わらせてやろう |
| ふ・・・ ふざけんじゃねェ!! |
| ??? |
| ・・・・・・ |
| リューグ |
| ぐああぁっ! |
| リューグ!? |
| なんて野郎だ・・・ 片手で、あの小僧の斧 をはじきやがった! |
| ご、ご主人様ぁ・・・ |
| りゅ、リューグさんが リューグさんが!? |
| なにをしたのか全然 見えなかった・・・! |
| くそぉ・・・ッ |
| ??? |
| 我々を邪魔する者には 等しく死の制裁が与え られる |
| ??? |
| 例外は、ない |
| うおおォォ~ッ!! |
| ??? |
| なに!? |
| アグラじいさんっ! |
| アグラおじいさんっ! |
| 無茶だ!? |
| わしの家族を殺されて たまるものか・・・ |
| 命の重みを知らぬ輩に 好きにさせてたまる ものかァァァァッ!! |
| ??? |
| ぬう・・・! |
| みなさん、早く逃げて ください! |
| ロッカ!? |
| あいつは僕たちがここ で食い止めます ですから・・・ |
| アメルを! その子を連れて逃げて ください!! |
| あたしはいやですっ! おじいさんたちを 置いて逃げるなんて できません!! |
| 聞き分けのないこと 言わないで! |
| 貴女が逃げなくちゃ、 あの人たちのしたこと 全部が無駄になるって わからないの!? |
| 大丈夫だよ、アメル ちょっとお別れする だけだから |
| 必ず迎えに行くから 先に行っててくれ |
| ・・・こっちだ! |
| さあ、アメル! |
| アメル! |
| ・・・行けえぇっ!! |
| ロッカ!リューグ! おじいさぁぁん!! |
| 走って、走って、走り続けた |
| 理不尽な怒りを やりきれない気持ちを 必死に振り払うようにして |
| どこをどう走ったのか |
| 追っ手の影を振り切ったと 確信できた時には 俺たちはもう、その場から 動けぬほど疲労していた |
| 襲撃者におびえながら 初めて過ごす夜 |
| 闇の中に身をひそめながら 俺は眠ることもできず 沈んでいく月を ただ無言で見つめていた |
| 自分の無力さ、ふがいなさを 思い知らされた夜だった |
| そんな思いを振り切るように あたしたちは ただ、ひたすらに走り続けた |
| 追っ手の影を振り切ったと 確信した時・・・ あたしは、もう一歩も 動きたくなかった |
| 疲れていたのは あたしだけじゃなく みんなもそうだった |
| 襲撃者におびえながら 初めて過ごす夜 |
| いっそ、闇に溶けこんで しまえたら・・・ そう思いながら、沈む月を ただ無言で見つめていた |
| やれやれ・・・ 次から次へと厄介な ことが続くな |
| この様子では、いつに なったらファナンへ たどり着けるのやら |
| あ、あのっ ネス・・・ |
| ねっ、ねえっ ネス・・・ |
| 謝っても無意味だよ *n0 結果は変わらない |
| うう・・・ |
| 僕に余計な気をつかう ことなんか考えずに 黙って休んでおけ |
| え? |
| 逃げる途中で倒れでも したら、それこそ迷惑 の極みだからな |
| ・・・うん |
| 気をつかってくれてる のは、ネスのほうだ ありがとう・・・ |
| 気をつかってくれたのは ネスの方ね・・・ ありがとう・・・ |
| どうして・・・ こんなことに・・・ |
| 今はなにも考えちゃ いけないよ、アメル |
| 疲れた身体で考えて も、よくないこと しか浮かばないから |
| 今はなにも考えちゃ いけないわ、アメル |
| 疲れた身体で考えて も、よくないこと しか浮かばないから |
| でも・・・っ |
| 不安なのはわかる でも、俺たちはロッカ たちと約束したんだ |
| 君を守るって・・・ リューグやじいさんは そのためにあの場に 残ってくれた |
| ・・・信じよう? 「迎えに行く」って 言葉を |
| そして、信じてくれ 俺たちが味方だって ことを・・・ |
| 不安なのはわかる けど、あたしはロッカ たちと約束したのよ |
| あなたを守るって・・ リューグやおじいさん はそのためにあの場に 残ってくれたのよ |
| ・・・信じましょう? 「迎えに行く」って 言葉を |
| そして、信じて あたしたちが味方 だってことを・・・ |
| ・・・うん |
| 守らなくちゃこの子を・・・ じいさんたちとの約束を・・・ |
| 守らなくちゃこの子を・・・ おじいさんたちとの約束を・・・ |
| あるじ殿、見張リハ 自分ニ任セテ、休息ヲ トッテクダサイ |
| 人間ニハ、疲労回復ノ 睡眠ガ必要デス |
| わかってるよ だけど、どうしても 周りが気になって |
| わかってるわよ だけど、どうしても 周りが気になって |
| あるじ殿 |
| 自分ノ任務ハ貴方ノ |
| 自分ノ任務ハ貴女ノ |
| 身ノ安全ヲ守ルコト デスヨ? |
| ドウカ、自分ヲ信用 シテクダサイ 危険ガ迫レバ、必ズ オ守リシマスノデ |
| うん、わかったよ *n1 ちゃんと休むよ |
| ええ、わかったわ *n1 ちゃんと休むわね |
| 機械兵士は、睡眠を とらなくても平気 なのかな・・・? |
| 気にくわねェな あの黒い鎧の連中 一方的に斬りまくり やがって・・・ |
| ああ、そうだな なにも病人まで襲う 必要はないのに |
| ええ、そうよね なにも病人まで襲う 必要はないのに |
| ケッ!俺が 言ってるのはそんな ことじゃねェよ |
| あれだけ人を殺した くせに、奴ら、感情を ちっとも乱さねえ |
| たしかに、あいつらの 落ち着きぶりは不気味 だったな・・・ |
| たしかに、あいつらの 落ち着きぶりは不気味 だったわね・・・ |
| 感情を露わにするのが ニンゲンだろうが? |
| あれじゃ人形だぜ ったく、本当に鎧の 中身は入ってんのかよ |
| 人形か・・・ だから、あんなことが できたのかも知れない |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| ん? |
| おじいさんたち、いつ もどってくるの? |
| それは・・・ |
| はやく、戻ってあげて ほしいな・・・ |
| だって、おねえちゃん かわいそう・・・ |
| きっとすぐに戻って くるよ! |
| きっと・・・ |
| ・・・(こくん) |
| 無事でいてくれよ みんな・・・ |
| 無事でいてね みんな・・・ |
| ロッカさんたち 大丈夫でしょうか ボク、心配で・・・ |
| わからないよ、正直 でも、きっと大丈夫だ |
| ロッカが言ってたろ? 「迎えに行く」って アメルに |
| 彼は真面目だから きっと約束は守るよ だから、俺たちもそう 信じないとな |
| わからないよ、正直 でも、きっと大丈夫 |
| ロッカが言ったでしょ 「迎えに行く」って アメルに |
| 彼は真面目だから きっと約束は守るわ だから、あたしたちも そう信じないとね |
| そう、ですね・・・ |
| 信じてあげないと いけませんよねっ? |
| ああ |
| ええっ |
| 無事でいてくれよ みんな・・・ |
| 無事でいてね みんな・・・ |
| マスター・・・ たいへんなことに なってしまいましたの |
| めがさめたら かじになってて わるいひとたちが あばれてたんですの |
| わるいひとたちは せいじょのアメルさん をつかまえようと してたんですが |
| *n0さんたち みんなのおかげで ぶじににげられました |
| いまはモナティの おとなりでねむって ますの・・・ |
| アメル、ようやく 眠れたみたいだな? |
| アメル、ようやく 眠れたみたいね? |
| *n0さん きがついてましたの? |
| 雰囲気でね・・・ でも、無理もないよ |
| 雰囲気でね・・・ でも、無理もないわ |
| こぼしたなみだで ぬれているアメルさんの めもとはちょっぴりはれて しまっていました |
| タオルでふいてあげて いたら、なんだか モナティもかなしく なってきて・・・ |
| にゅっく、ううっ ご、ごめんなさいです マスター・・・ |
| ないてちゃ、おてがみ かけないですよね だ、だから・・・ |
| きょうはここまで つづきは、また・・・ |
| ネスティが言っていた ように、襲ってきた 連中、そこらの野盗 じゃねーな |
| 剣さばきでわかるんだ 訓練でしみついた型が はっきり見てとれたぜ |
| なるほど・・・ |
| ま、それさえ気づけば なんとかあしらえる 相手だったけどな |
| 最後にやってきた あの仮面の騎士も? |
| あいつは、ちと別格だ 一対一でやりあうには 厄介な相手だな |
| だから、無理に戦おう なんて思うなよ 出くわしたら、すぐ 逃げちまえ |
| カッコつけて死ぬより みっともなくても生き 延びようとすること |
| それが絶対に負けねえ ための、戦いの秘訣さ |
| フォルテらしい秘訣だよな・・・ でも、正しいことかも知れない |
| フォルテらしい秘訣よね・・・ でも、正しいことかも知れない |
| 眠れないの? *n0 |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| 気持ちはわかるけど すこしでも休んだほう がいいわ |
| でも、こうしていても 奴らがいつ襲ってくる か、不安で・・・ |
| あのね、*n0 |
| これは、あそこで グースカ寝てる人間が 言っていたことの受け 売りなんだけど |
| 悪いことっていうのは 心配すればするほど 本当に起きやすくなる ものなんだって |
| 逆に居直っちゃえば 意外とあっけなく 過ぎていっちゃうの |
| そんなものかな? |
| そんなものなの? |
| そんなものよ |
| しっかりなさい? |
| 一番不安なのは、貴方 |
| 一番不安なのは、貴女 |
| じゃなくて、あの子よ |
| 守ってあげなくちゃ |
| そのためには、貴方が |
| そのためには、貴女が |
| しっかりしないとね |
| うん・・・! |
| ええ・・・! |
| そうだな・・・ 俺がしっかりしないと |
| そうよね・・・ しっかりしないと |
scn103
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| ん・・・・・ |
| もう、朝か・・・ |
| んん~っ やっぱりベッドだと ぐっすり眠った気が するなぁ |
| ん・・・・・ |
| もう朝なのね・・・ |
| んん~っ 久しぶりのベッドだと ぐっすり眠れるわ |
| オハヨウゴザイマス あるじ殿 |
| おはよう *n1 |
| 就寝カラ、オヨソ 12時間ガ経過シテ オリマス |
| そっか、俺、そんな に眠ってたんだ |
| えっ?あたしってば そんなに眠ってたの |
| 先日カラノ疲労ヲ 考エレバ、仕方ナイ コトデショウ |
| よォ、起きたか ニンゲン? |
| おはよう *n1 |
| おはよ *n1 |
| でけえイビキかいて 眠りやがって |
| 昨日までの緊張感は どこいったんだよ ったく・・・ |
| 幸せそうに 眠りやがって |
| おめえには危機感 ってものがないのかよ ったく・・・ |
| そう言うなって やっと安心して眠る ことができたんだぜ |
| ケッ、どうだかな? |
| あらぁ *n1も 高いびき上げてた じゃない |
| んだとぉ! |
| ほらっ!*n1 朝ご飯食べに行くわよ |
| ケッ! |
| ん?なんだこの 不自然な布団の もりあがりは |
| ん?なんなの この不自然な 布団のもりあがりは |
| *n1!? |
| ん・・・ |
| いつの間に、もぐり こんできたんだ? |
| いつの間に、もぐり こんできたのよ? |
| ふぁ・・・ おにいちゃん・・・ |
| ふぁ・・・ おねえちゃん・・・ |
| おはよう・・・ |
| おはよう だけど、どうして俺の ベッドにいるんだい |
| *n1の ベッドはあっちだろ? |
| おはよう なんであたしの ベッドにいるの |
| *n1の ベッドはあっちよ? |
| ・・・・・・ |
| ひょっとして、また こわくて眠れなかった のか? |
| ひょっとして、また こわくて眠れなかった の? |
| ・・・(こくん) |
| しょうがないなあ |
| しょうがないわね |
| ごめんなさい・・・ |
| あんなことがあった ばかりだから、無理も ないとは思うけど |
| いいかい、これからは ちゃんと一人で寝れる ようにするんだよ? |
| あんなことがあった ばかりだから、無理も ないとは思うけど |
| いい、これからは ちゃんと一人で寝れる ようにするのよ? |
| ・・・うん |
| おはようございます ご主人様 ご飯の支度は、もう できてますからね |
| ああ、ありがとう すぐに行くよ |
| ええ、ありがとう すぐに行くわ |
| でも、半日も眠って らしたなんて、よほど お疲れだったんですね |
| えっ?俺、そんなに 寝てたんだ? |
| えっ?あたし そんなに寝てたの? |
| はい、それはもう ぐっすりと・・・ |
| うーん・・・ たしかに、これだけ のんびりと眠ったのは 久しぶりかもなぁ |
| うーん・・・ たしかに、これだけ のんびりと眠ったのは 久しぶりかもね |
| ふにゅぅぅっ!! |
| わっ!?モナティ どうしたんだっ!? |
| きゃっ!?モナティ どうしたのよ!? |
| ・・・ルカさぁんっ ダメですのぉ~っ それふぁ、モナティ のおかず・・・ |
| ふにゅ・・・ |
| 寝言か・・・ しかし、毎度毎度 にぎやかなことだよな |
| 寝言か・・・ しかし、毎度毎度 にぎやかよねぇ |
| くかー・・・っ |
| モナティ、起きろよ ご飯食べに行くぞ? |
| モナティ、起きて ご飯食べに行くわよ |
| んにゅ・・・ もうすこしぃ・・・ |
| いいのか? モナティのぶんまで おかず食べちゃうぞ |
| いいの? モナティのぶんまで おかず食べちゃうよ |
| ・・・ふぇ!? |
| だ、ダメですのっ! モナティのおかず とっちゃ・・・ |
| じゃ、お先に! |
| ま、待ってください ですのぉぉぉ・・・ |
| あら、ようやく 起きてきたみたいね |
| おはようございます |
| おはよう *n0 |
| よぉ、先にメシに させてもらってるぜ |
| みんなも起きたばかり なのか? |
| みんなも起きたばかり なんだ? |
| いや、僕たちはとっく に食事はすませてる |
| 起きたのは君が一番 最後なんだからな |
| あ、ははは・・・ |
| あらら・・・ |
| 無理もないさ あれだけ疲れ果てて いたんだからな |
| ゆっくり休むことは できたかい? |
| はい、おかげさまで ぐっすりと |
| うん、それじゃ次は しっかり食べて体力を 回復しなくちゃね |
| *n0さん はい、どうぞ |
| ありがとう、アメル |
| それにしても びっくりしたよ |
| いきなり君たちが ここに転がりこんで 来た時にはね |
| 泥まみれの 傷だらけって感じ だったもんねぇ・・・ |
| すいません 先輩たちの所しか 頼れる場所が思いつか なくって・・・ |
| あら、うれしいこと 言ってくれるじゃない |
| 本当はご迷惑をかけた くなかったんですが、 本部に戻るのもまずい と思ったので |
| 賢明な判断だと思うよ |
| 派閥は無用の騒ぎを 嫌うからね。 仲間のことを考えれば 当然の選択だろう |
| ・・・・・・ |
| そういうあんたたちは どうなんだい? 派閥の一員なら、立場 は同じだろ |
| ちょっと、フォルテ! |
| ところが、そうでも なかったりしちゃう のよねえ |
| 今の私たちって、派閥 から罰を受けてる立場 なんだもん |
| え!? |
| どういうことですか? |
| 前回の任務の時に 個人的な理由で命令に 逆らってしまってね |
| 除名処分になるところ を、今回の任務につく ことで、特別に許して もらったのさ |
| へー! あんたたち 見かけによらず、やる もんだなあ |
| 信じられません 先輩ほど真面目な方が 命令違反なんて・・・ |
| そうですよ ミモザ先輩だけなら わか・・・ひゃ!? |
| お口は災いの元よぉ ボクー? |
| お口は災いの元よぉ |
| いひゃいれふっ へんふぁ~い!? |
| いひゃいれふ へんふぁい |
| ひゃひゃひゃひゃ! なんてツラだよ こりゃイイや |
| ひゃらってあいで ひゃふけろぉぉ!? |
| ひゃひゃひゃひゃ! なんてツラだよ こりゃイイや |
| ひゃらってあいで ひゃふへなふぁいひょ |
| いひゃいれふっ へんふぁ~い!? |
| いひゃいれふ へんふぁい |
| あっ、あのですね ミモザさんっ |
| なぁに *n1くん |
| そろそろご主人様の こと、許してあげて くれませんか・・・ |
| ひょうひょう! |
| ひょうひょう |
| いい子ねえ、キミは でも、まだダ~メ |
| ちゃんと謝るまでは こ・の・ま・ま |
| いひゃい、いひゃい! ふいまへぇぇん!! |
| まったく・・・ なにをやってるんだか |
| やれやれ・・・ |
| でも、それなら余計に 私たちがいるとご迷惑 なんじゃ・・・ |
| いいって、いいって |
| 可愛い後輩クンたちを 守ってくれたんだもの これぐらいの面倒は 見させてよね |
| とにかく今は、疲れた 身体を万全にすること が第一だよ |
| それから先のことは 改めて考えればいい |
| ありがたく、お言葉に 甘えさせてもらうぜ ギブソンの旦那 |
| お世話になります |
| すいません・・・ |
| 元気なかったよな アメル・・・ |
| 無理もないか あれだけのことが あったんだから |
| ちょっと、様子を見て こようかな? |
| 元気なかったわね アメル・・・ |
| 無理もないかぁ あれだけのことが あったんだから |
| 少し、様子を見て こようかな? |
| 考えてみたら、俺たち はもう出発したことに なってるんだっけ |
| あんまりウロウロして 見つかったらまずいな うん・・・ |
| 考えてみたら、あたし たちはもう出発したこ とになってるんだっけ |
| あんまりウロウロして 見つかったらまずいわ ね・・・ |
| こうやって街の人混み をながめてると・・・ |
| なんだかレルムの村で 起きた出来事が、悪い 夢だったような気が してくるなあ |
| こうやって街の人混み をながめてると・・・ |
| なんだかレルムの村で 起きた出来事が、悪い 夢だったような気が してくるわね |
| ・・・ん? |
| ・・・・・・ |
| あの人、さっきから やたらと周りを気に してるみたいだけど どうしたのかな? |
| おっ、向こうから 誰か近づいてきたぞ |
| あの人、さっきから やたらと周りを気に してるみたいだけど どうしたのかな? |
| あっ、向こうから 誰か近づいてきた |
| ・・・・・・ |
| ・・・わかった そこまで案内を頼もう |
| なんか、命令慣れして るって感じだったよな 今の人・・・ |
| 騎士団の関係者とか なのかもな・・・ |
| なんか、命令慣れして るって感じだったわね 今の人・・・ |
| 騎士団の関係者とか なのかなぁ・・・ |
| ありゃ、またあの子だ |
| あらら、またあの子だ |
| どうしよう・・・ ここにも、やっぱり 見つからない・・・ |
| ぐすっ・・・ |
| 探し物かい? |
| 探し物? |
| !? |
| おいおい、そんなに コワイ顔するなよ 別に俺は・・・ |
| そんなにコワイ顔 しないでよ 別にあたしは・・・ |
| 近寄らないでよ! 無礼者っ!! |
| ・・・は? |
| どうせあの女の指図で ワタシを捕まえに きたんでしょ? |
| ミニス |
| おあいにくさまっ! 誰が捕まったりする もんですか!! |
| おい、待てよ!? そんな勢いで走ったり したら・・・ |
| ちょっと、待って? そんな勢いで走ったり したら・・・ |
| ・・・きゃっ!? |
| う、うう・・・? |
| ふう・・・ ギリギリだけど 救出成功・・・ |
| あ・・・ |
| このあたりは工事の 途中だから、道が でこぼこしてるんだよ |
| 走ったりしたら 危ないよ? |
| このあたりは工事の 途中だから、道が でこぼこしてるのよ |
| 走ったりしたら 危ないわよ? |
| 手・・・ |
| ん? |
| わかったからっ! 手、離してっ |
| あ、ゴメン・・・ |
| ・・・・・・ |
| なにを探してるのかは 知らないけど |
| ちゃんと周りも見て いないと危ないぜ 転んだり、ぶつかった りするから |
| なにを探してるのかは 知らないけど |
| ちゃんと周りも見て いないと危ないわよ 転んだり、ぶつかった りするから |
| もしかして・・・ アナタ、公園でワタシ とぶつかった人? |
| そうだよ また同じことをしてる から声をかけたんだ |
| そうよ また同じことをしてる から声をかけたのよ |
| ・・・すいません |
| まあ、それだけ大事な ものを探してるって ことなんだろうけど |
| どうする? なにを探してるのかな? 探すの手伝おうか? |
| いったい、なにを 探してるんだい? |
| いったい、なにを 探してるの? |
| あ、アナタには関係 ないでしょっ!? |
| ・・・・・・ |
| こりゃ、よほど警戒 されてるなあ・・・ |
| こりゃ、よほど警戒 されてるわね・・・ |
| よかったら、俺も探す の手伝おうか? |
| よかったら、あたしも 探すの手伝おうか? |
| 結構ですっ!! |
| ・・・・・・ |
| あ、あの・・・っ 見つけにくいもの なので・・・ |
| う、うん なら、いいんだけど |
| えっ、ええ なら、いいんだけど |
| ・・・・・ |
| 助けてくれて、どうも ありがとう それじゃ・・・ |
| なんだかあの子 無理に強がって、大人 ぶってたけど・・・ |
| なんか、心配だなあ |
| なんか、心配ね |
| 用事はすんだのかい? |
| はぁい、アメル 用事はすんだ? |
| あ・・・ |
| 無理に笑おうとしなく たっていいんだよ |
| 君が一番不安だって ことは、みんな、よく わかってるんだから |
| ほらほら、あなたの わるいくせよ、それ |
| えっ・・・ |
| こんなときぐらい 無理して笑わなくても いいのよ |
| あなたが一番不安 だってことは、みんな よくわかってるわ |
| ・・・・・・ |
| アグラじいさんたちの ことが心配なんだろ? |
| 心配なんでしょう? みんなのことが |
| それも、あります |
| だけど、あたしが一番 心配なのは別のこと なんです |
| 別のこと? |
| 別? |
| あの黒い兵士たちは あたしを連れ去ろうと してやってきました |
| 村に火を放って、大勢 の人を殺して・・・ |
| あたしを連れて行く ためだけに、あんな ひどいことをしたん です! |
| ・・・・・・ |
| なのに、あたしは こうしてここにいる |
| あたしのせいでみんな ひどい目にあったのに あたしは・・・ |
| なんて言おう? |
| 君のせいじゃない 俺たちが心配なの? みんなのおかげだね |
| あなたは悪くない 心配してくれてるの? みんなのおかげだね |
| 君のせいじゃない 悪いのはあいつらだよ |
| あなたは悪くない 悪いのはあいつらよ! |
| でも! |
| 君を連れ去るだけなら 他にもやり方はあった はずだよ |
| だけど、あいつらは わざわざあんな手段を 選んだんだ・・・ |
| 君のせいじゃないよ |
| あなたを連れ去る方法 なら他にもやり方は あったはずよ |
| だけど、あいつらは わざわざあんな手段を 選んだ・・・ |
| あなたのせいじゃない |
| 俺たちが心配なの? |
| あたしたちが 心配なの? |
| ・・・・・・ |
| 俺たちを、これ以上 巻き込みたくないって 思ってるんだね |
| あたしたちをこれ以上 巻き込みたくないって 思ってるのね |
| あたしの・・・ |
| あたしのせいで迷惑を かけたくないんです! |
| あたしをかばって 誰かが傷つくのはもう いや・・・! |
| それぐらいなら・・・ |
| あいつらの所に行く なんて言わせないぜ |
| 言っちゃダメよ! その先は言わないで! |
| ・・・! |
| わかってるはずだよね そんなことをしたら 君を逃がしてくれた |
| じいさんたちの気持ち が無駄になるって |
| わかってるはずよ そんなことをしたら あなたを逃がした |
| みんなの気持ちが 無駄になる・・・ |
| わかってます |
| でも・・・ あたし、つらい・・・ つらいんです |
| なにもできない自分が つらいんです・・・ |
| みんなのおかげだね 君のおじいさんや ロッカやリューグの |
| みんなのおかげよね 君のおじいさんや ロッカやリューグの |
| ・・・・・・ |
| 無駄にしちゃいけない |
| この子を逃がすために あの場に残ってくれた じいさんたちの気持ち を・・・ |
| 無駄にしないで |
| あなたを逃がすために あの場に残ってくれた みんなの気持ちを |
| 君がどう思っているか はわからないけど |
| 俺は君を助けたことを 後悔なんかしてない ネスやみんなも、多分 同じ気持ちのはずだ |
| 君のことは、俺たちが 守ってみせる |
| だから負けちゃダメだ あんな奴らに! |
| あなたがどう思って いるのか、 わからないけど |
| あたしはあなたを 助けたことを後悔 しない |
| でも・・・ |
| みんなもそう・・・ 多少なしくずし だったけどね |
| でも、後悔はしない みんなもしてないよ きっとね・・・ |
| あなたのことは、 あたしたちが 守ってあげる |
| だから、自分を信じて 弱い心に負けないで! |
| *n0さん・・ |
| さあ、帰ろう? |
| 帰ろう? みんなが待ってるわ |
| ・・・は、はいっ |
| あれ、フォルテ どこかに出かけるの? |
| あら、フォルテ どこかに出かけるの? |
| おお、ちょっと そこらへんをぶらぶら してくるわ |
| ほれ、前に来た時は あいつの治療費稼ぎで 頭がいっぱいでな |
| ろくに観光して ねーんだよ、これがな |
| あ、でもそれなら ケイナさんと一緒に 行けば・・・ |
| あら、でもそれなら ケイナさんと一緒に 行けば・・・ |
| わかってねーなあ *n0 |
| うるさいやつが一緒 じゃ、ハメを外せねえ だろうがよ? |
| あははは・・・ |
| あははは・・・ |
| さいわい、あいつは ミモザのねーちゃんと おしゃべりに夢中だ |
| 絶好の機会だろぉ? |
| 同意を求められても なあ・・・ |
| 同意を求められても こまる・・・ |
| ま、お前もそのうち 連れてってやるからよ |
| は、はあ・・・ |
| なあおい! オレも連れてけよ! |
| こら、*n1 お前はまだ子供だろ |
| こら、*n1 君はまだ子供なんだ から・・・ |
| ケッ! ニンゲンの基準で 考えるんじゃねェよ? |
| こう見えてもな オレはテメエの何十倍 も長く生きてんだ |
| えっ!? |
| へえ・・・ |
| ってワケだからよ さあ、連れてけ!! |
| ・・・却下 |
| !? |
| お子さま連れじゃあ 気楽に楽しめん だから、却下 |
| だからッ、オレは ガキじゃ・・・ |
| 歳じゃなくて み・た・め! そんじゃーなっ♪ |
| テメエっ! 待ちやがれぇぇ!! |
| あきらめるんだな? *n1 |
| あきらめなさい? *n1 |
| ちくしょー・・・ オレも連れていき やがれぇぇぇ!! |
| 入るよ、アメル |
| アメル、入るわね |
| あ・・・ *n0さん |
| あたしに、なにかご用 ですか? |
| いや、大したことじゃ ないんだけどさ |
| 元気なさそうだった から、ちょっと様子を 見にきたんだよ |
| うん、大したことじゃ ないんだけど |
| 元気なさそうだった から、ちょっと様子を 見にきたの |
| え? |
| そんなことないですよ ほらっ、ぜんぜん元気 ですよっ♪ |
| ・・・ |
| あはは、 あたしちょっと 用事を思い出したので |
| じゃあ、またあとで! |
| あ・・・ |
| あら・・・ |
| どう見ても、無理して 笑ってたよな。今のは |
| どう見ても、無理して 笑ってたわね |
| 気をつかわなくたって いいのに・・・ |
| やあ、*n0 私になにか用かい? |
| あれ? モナティも ここにいたのか |
| あら? モナティも ここにいたの |
| えへへ、だって ギブソンさんたちと 会うのって久しぶり なんですの・・・ |
| こっちに戻ってから そろそろ季節も ひと巡りするからね |
| そう言えば、モナティ と先輩たちって どういう知り合い なんですか? |
| 前の任務で、私たちが 最後に訪れた街が サイジェントなんだよ |
| そこで世話になった 人たちの中にいたのが 彼女の・・・ |
| マスターですのっ |
| なるほど・・・って あれ? すると サイジェントの街って もしかして・・・ |
| やっと気がついた みたいだね? |
| 「無色の派閥の乱」が 起こった場所!? |
| そのとおりだよ あの時、私たちを助け てくれたのが、彼女の マスターなのさ |
| もちろん、彼女も がんばってくれたよ |
| へえ・・・・ |
| えっへん、ですの♪ |
| じゃあ、モナティの マスターって人は かなりすごい召喚師 なんですね・・・ |
| それはそうですの だって、マスターは エルゴの・・・ |
| こら、モナティ? |
| う、うにゅにゅっ! そーでした ナイショでしたの |
| ナイショって・・・ |
| あまりくわしいことは 話せないんだよ その人からの頼みでね |
| そうでなくても 派閥の幹部たちは あの一件には過敏に なっているから |
| うう、そう言われると 余計に気になるなあ |
| うう、そう言われると 余計に気になるわね |
| あわてなくたって きっとすぐに会える ですの! |
| モナティが帰る時に *n0さんの ことは、マスターに 紹介しますです |
| ああ、そっか そうだったよな |
| ああ、そっか そうだったわね |
| ふふふ、きっと びっくりするはずだよ |
| ??? |
| いえ、用事というほど のものじゃないんです けど・・・ |
| 先輩が任務の旅で 西に行った時のことを 聞きたいなって思って |
| 「無色の派閥の乱」 のことか・・・ |
| ええ、なにか参考に なればと思って |
| しかし、あれは普通の 旅じゃなかったからな |
| 宝玉を盗んだ犯人の 足取りを地道に追って いく作業の連続でね とにかく大変だった |
| 敵の刺客にも、何度か 襲われたよ |
| でも、最後には任務を 達成したんでしょう? |
| 派閥の記録では そうなっているがね 実際は、違うんだよ |
| え!? |
| 宝玉は奪還できずに 犯人たちはその力で 大きな災厄を呼び こもうとしたんだ |
| 私たちはそれを 食い止めることで なんとか事件を終息 させただけだよ |
| 旅先で出会った たくさんの人たちに 助けられてね・・・ |
| そうだったんですか |
| その人たちって きっと、すごく立派で 強いんでしょうねえ |
| ふふふ・・・ |
| なんで、笑うんです? |
| いや、別に・・・ |
| ねえ、先輩 もっとくわしく話を 聞かせてくださいよ? |
| ああ、そのうちにね |
| 約束ですよ? |
| あら、いらっしゃい *n0 |
| あ、邪魔しちゃった かな? |
| あ、邪魔しちゃった? |
| ううん、そんなこと ないわよ |
| 彼女のね、記憶の ことについて話して たのよ |
| そういえば、いろいろ あって忘れてたけど |
| ケイナは記憶喪失を 治すために、アメルの 奇跡を頼るつもり だったっけ・・・ |
| あんなことがあった ばかりだから、アメル にお願いするのも気が 引けちゃってね |
| 彼女にお願いする前に ミモザさんに相談して たのよ |
| 貴方たち二人の先輩 |
| 貴女たち二人の先輩 |
| なんだから、色々な ことにくわしいと 思って |
| ふふふ、まぁね |
| 選択肢、思いっきり 間違えているような 気がするけど・・・ |
| なにか言いたそうね? *n0 |
| べ、別にっ! |
| ほら、女同士じゃない と色々と相談しにくい こともあるのよ |
| それで、なにか わかったんですか? |
| それで、なにか わかったんですか? |
| 彼女は、おそらく シルターンに縁のある 人間よ |
| *n1ちゃんが 前に言ってたこと 当たってたみたいなの |
| へえ・・・ |
| 彼女の着ている服ね これがシルターンの 着物ってものなの |
| でも、服なんて 買おうと思えば |
| ふふーん それが、違うんだなあ |
| 彼女の服って シルターンでも特別な 衣装なのよ |
| たしか、選ばれた乙女 しか着れないだとか なんだとか・・・ |
| とにかく、これと似た 格好をした知り合いが そう言ってたのよ |
| へえ・・・ |
| 選ばれたって言われて も、なんか私はピンと こないんだけど・・・ |
| あの子がいてくれたら もっと色々とわかるん だろうけど |
| 来てもらえないん ですか? |
| うん、なにせほら 知りあったのが、前の 任務の途中だったから |
| あれから旅に出たって 聞いたし、ちょっと 難しいわねえ |
| うーん・・・ |
| でも、これだけ わかっただけでも充分 助かったもの |
| ミモザさんも *n0も そんなに 気にしないでね? |
| あ・・・ |
| ひなたぼっこかい? *n1 |
| ひなたぼっこ? *n1 |
| ・・・(こくん) |
| ここは日当たりも よくて、気持ちがいい もんな |
| ・・・ふあぁぁっ |
| ここは日当たりも よくて、気持ちがいい もんね |
| ・・・ふあぁぁっ |
| おっきな・・・ あくび・・・ |
| ねむいの? |
| ははは、たっぷり寝た つもりなんだけどな |
| ははは、たっぷり寝た つもりなんだけどね |
| *n1もね おひるね、すきだよ |
| そうなのか? |
| そうなの? |
| うん・・・ 龍神さまのおやしろの おっきな、イチョウの 木の下でね・・・ |
| よく晴れた日に まるまってねるのが すき・・・ |
| ああ、わかるわかる そういうのってすごく 気持ちいいもんな |
| ああ、わかるわかる そういうのってすごく 気持ちいいもんね |
| うん・・・ |
| *n1 こんなところで なにしてるんだ? |
| *n1 こんなところで なにしてるの? |
| ココニハ様々ナ蔵書ガ アルト聞イタノデ りぃんばうむニツイテ ノ基本知識ヲ |
| らいぶらりニでーたト シテ蓄積シテオコウカ ト思イマシテ・・・ |
| 勉強してたわけか |
| 勉強してたわけね |
| 大陸ノ地理的情報ハ 記録シマシタ |
| 続イテ、都市国家ゴト ノ特色ト、政治的立場 ヲ入力シマス・・・ |
| そんなにいっぺんに 覚えるなんて、いくら なんで・・・もっ!? |
| 94BD90B989 A48D9182CC 8B7D90E696 4E |
| 8366834F83 8C8341 |
| め、めちゃくちゃ すごい速さで読んでる あわわ・・・ |
| ・・・入力完了 でーた分類ト比較ヲ 開始シマス・・・ |
| さすが機械兵士 ちょっと、うらやま しいかも・・・ |
| フンフン、フフーン♪ |
| ずいぶんとご機嫌だな *n1 |
| ずいぶんとご機嫌ね *n1 |
| あ、ご主人様っ |
| *n1は 真面目だよなぁ |
| 自分からすすんで庭の 掃除を始めるなんて 俺にはとても真似でき そうにないもんな |
| *n1は 真面目よねぇ |
| 自分からすすんで庭の 掃除を始めるなんて あたしにはとても真似 できそうにないもの |
| そんな・・・ ボクはただ、自分に できることで |
| かくまってくださった ギブソンさんたちに お礼をしなくちゃって 思っただけですよ |
| そういうところが 真面目なんだよ、うん |
| そういうところが 真面目なのよ、うん |
| はあ・・・ そうなんでしょうか? |
| *n0 ちょうどよかった 君に用事だ |
| 俺に用事? |
| あたしに用事? |
| 君を案内しておきたい 場所があるんだ ついて来てくれ |
| どうする? うん、わかった ちょっと今は・・・ |
| うん、わかった |
| ちょっと今は・・・ |
| そんなこと言って 外に出かけようとして いたじゃないか |
| 逃げようたってそうは いかないぞ これから先、君に必要 になることなんだ |
| あ、ちょっと ネスってば・・・!? |
| 案内したい場所って ここ、派閥の本部じゃ ないか・・・ |
| 案内したい場所って ここ、派閥の本部じゃ ない・・・ |
| *n0 そっちの本館じゃない 用があるのは別館だ |
| ??? |
| へっ? |
| 君は見るのが初めてだ ろうが、ここは召喚術 の作成を代行している 施設だよ |
| 作成の代行? |
| 知ってのとおり 召喚術を扱うためには 属性ごとに適性が必要 になってくる |
| 才能次第では、複数の 属性の召喚術を使える ようになる者もいるが 普通は一属性のみだ |
| 俺もネスも、まだ ひとつの属性だけしか 扱えないもんな |
| あたしもネスも、まだ ひとつの属性だけしか 扱えないけどね |
| だが、場合によっては 異なる属性の召喚術が 必要になることもある |
| そんな時のために この施設があるんだ |
| 任意のサモナイト石と 品物を用意し、手数料 を払うことによって |
| 自分では誓約できない 他属性の召喚術を 代わりに作成して くれるんだよ |
| へえ・・・!? |
| ただし、派閥の一員で なければ利用すること はできないがな |
| それって、やっぱり 外道召喚師なんかが 悪用しないため? |
| それって、やっぱり 外道召喚師なんかが 悪用しないためなの? |
| それだけじゃないぞ? |
| 誓約済みの召喚術は 一般人にだって 扱うことができる |
| なにも知らない彼らが 偶然、召喚術を発動 させたら・・・ |
| 昔の俺みたいに 暴発させてしまうかも しれないってことか |
| 昔のあたしみたいに 暴発させてしまうかも しれない・・・か |
| 言うまでもないとは 思うが、くれぐれも 気をつけてくれ |
| うん・・・ |
| こんな便利な場所が あるなら、最初っから 教えてくれよなぁ |
| うん、わかった |
| でもさあ? こんな便利な場所が あるなら、最初っから 教えてほしかったな |
| そんなことをしたら 君は自分で勉強しなく なるだろう? |
| う・・・ |
| ぐ・・・ |
| いいか? ここは けして、楽するための 場所じゃないんだ |
| 自分で作成できる術は 自力で誓約するのが 召喚師の常識だろう? |
| そうでなくても ここの担当者はみんな 多忙になりがちなんだ |
| 状況によっては 受けつけてくれない 場合もあるんだからな |
| はぁい・・・ |
| はいはい・・・ わかってまぁーす |
| 本当ならずっと黙って いるつもりだったが 場合が場合だ |
| あの黒い兵士たちと 戦うには、手持ちの術 だけじゃ心もとないと 思ったからな |
| なるほど・・・ |
| たしかに・・・ |
| 誰もいない、か |
| ということは・・・ |
| つまみ食いをするなら 今が絶好の機会って ことだな♪ |
| たしか、先輩が とっておいたケーキが このあたりに・・・ |
| 誰もいない、わね |
| ってことは・・・ |
| つまみ食いをするなら 今が絶好の機会って ことよねー♪ |
| たしか、先輩が とっておいたケーキが このあたりに・・・ |
| 犬 |
| ワンッ!ワンッ!! |
| うわわわっ!? |
| な、なんなんだよ? いったい・・・ |
| うひゃあっ!? |
| な、なんなのよぉ? いったい・・・ |
| 犬 |
| ワンッ!ワンッ!! |
| こーらっ! |
| こらっ、静かになさい |
| 犬 |
| ワンワンッ!・・・ |
| まったく・・・ しかし、なんで あんなにほえて たんだろ? |
| まったく・・・ しかし、なんで あんなにほえて たのかな? |
| 子猫 |
| にー・・・ |
| 子猫・・・? |
| ひょっとして、あの犬 このチビすけを 追いかけてきたのか |
| ありゃ・・・? |
| ははあ、あの犬 このおチビさんを 追いかけてたのね |
| 子猫 |
| にー・・・ |
| ほら? もう平気だからさ こっちに来いよ |
| ほら? もう平気だからさ こっちにおいで |
| 子猫 |
| ぴちゃ、ぴちゃ |
| どうだ、うまいか? |
| どう、おいしい? |
| 子猫 |
| にー♪ |
| よかった・・・ へばってただけで ケガはないみたいだ |
| それだけがっついて ミルクが飲めるなら 平気だな? |
| よかった・・・ おびえてただけで ケガはないみたい |
| ふふふ・・・ ほらほら、ミルクが こぼれてるわよ? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー! |
| ん? どうしたんだ 袖を引っ張ったりして |
| もしかして、俺に ついて来いって いってるのか? |
| ん? どうしたの 袖を引っ張ったりして |
| もしかして、あたしに ついて来いって いってるの? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ、ケイナだ? |
| あれ、ケイナさん? |
| どうしたんでしょう なんだか、慌てている みたいですけど |
| ちょっと二人とも 急いでお屋敷に戻って |
| どうしたんだよ いったい? |
| どうしたのよ いったい? |
| いいから早くっ! |
| 心配をかけたようだね アメル? |
| よぉ・・・ |
| ロッカ、リューグ!? |
| よかった・・・ 二人とも、無事だった のね? |
| 本当だよ でも、二人ともよく ここがわかったな |
| 本当 でも、二人ともよく ここがわかったわね |
| 再開発区のあたりを うろついてたら、偶然 出くわしたんだよ |
| 見つけた時は、オレら 以上に、ひでえ格好に なってたんだぜ |
| うるせえな なりふり構ってなんか いられるかよ |
| 正論だな |
| でも、本当にご無事で よかったです・・・ |
| 外見ハトモカク 外傷ガ少ナカッタノガ ナニヨリデス |
| でも、よくあの連中 から逃げられたわね |
| 運が良かったんです 風向きが変わって、火 があいつらに向かって くれたから |
| その隙をついて 逃げられたんです |
| はっ! てめえらで 放った炎にまかれて りゃ、世話ねぇぜ |
| ねえ、二人とも おじいさんは? |
| 村を脱出する時に 僕らとは別れ別れに なってしまったんだ |
| うまく逃げられたとは 思う。たぶん・・・ |
| そう、なんだ・・・ |
| ・・・すまねえ |
| ううん、二人が無事に 帰ってきてくれただけ でも、うれしいよ |
| ・・・(くいくい) |
| え? |
| だいじょうぶだよ おねえちゃん・・・ |
| おじいさん・・・ きっと、無事だから だいじょうぶ・・・ |
| ・・・ありがとう *n1ちゃん |
| なーに、あの仮面野郎 を相手にやりあった すげえじいさんだ |
| 滅多なことでくたばる とは思えねえよ な、*n0? |
| うん、そうだよ きっと大丈夫だって |
| うん、そうよ 大丈夫にきまってる |
| ええ、そうですよね |
| ・・・ |
| 感動の再会は 終わったかしら? |
| あ、ミモザ先輩 |
| 積もる話もあるだろう けど、そこの二人は 怪我人なんだから |
| 続きはまたあとで いいわね? |
| なんて答える? |
| 考えすぎだよ たしかに変だな ネスは疲れているんだ |
| 考えすぎよ 言われてみれば ネスは疲れてるのよ |
| どうする? |
| ・・・わかった 俺もここに残る |
| ・・・わかったわ あたしはここに残る |
| *n0 不自然とは思わないか |
| なにがだい? |
| なにが? |
| あの二人がここまで 無事にたどり着けた ことがだ |
| 俺たちの時みたいに うまく追っ手をまけた からじゃないのか? |
| あたしたちの時みたい にうまく追っ手を まいたからじゃない? |
| イエ、アノ時トハ 状況ガ違イマス |
| けッ!なぁーに 甘いコトぬかしてんだ ニンゲン? |
| よく考えてみろ |
| 僕たちが逃げられたの は、彼らが敵を足止め していてくれたからだ |
| 邪魔の入らない状態で 連中がみすみす、彼ら を逃がすと思うか? |
| 考えすぎだよ いくらなんでも |
| それにあの二人は、俺 たちよりずっと山道に 慣れてるんだ |
| だから、うまく逃げる ことができたんだよ |
| 考えすぎよ いくらなんでも |
| それにあの二人は、 あたしたちよりずっと 山道に慣れてるのよ |
| だから、うまく逃げる ことができたんでしょ |
| そうですよ、ええ きっとご主人様の 言うとおりですよ |
| なら、いいんだが |
| 言われてみると たしかに変だな |
| 言われてみると たしかに変ね |
| タシカニ 不確定要素トシテハ 都合ガ良スギマス |
| ワナノ可能性ヲ考慮 スルベキカモ シレマセン・・・ |
| ワナなんじゃ ねェのか? |
| ククク・・・ 意外と、アイツらも グルだったり・・・ |
| *n1っ!! |
| な、なんだよ タダの冗談じゃねェ かよ・・・ |
| 冗談でも、言って いいことと悪いことが あるんだぞ!? |
| 冗談でも、言って いいことと悪いことが あるのよ!? |
| へえへえ、わかったよ ・・・ケッ! |
| 連中がなにを企んで いるのかは読めないが |
| 用心するに越したこと はなさそうだな |
| うん、わかったよ |
| そうね |
| ネスは疲れてるんだよ |
| ネスは疲れてるのよ |
| ・・・? |
| ここに来てからも ずっと緊張してる気が するし、ろくに休んで ないだろう? |
| ここに来てからも ずっと緊張してる気が するし、ろくに休んで ないでしょ? |
| そうですの ネスティさん、無理を しすぎですの |
| かも、知れないな たしかに、ちょっと 神経質になってるとは 思うよ |
| ダメだよ、それじゃ 神経がもたないぜ |
| ダメよ、それじゃ 気がまいっちゃう わよ |
| やれやれ、まさか君に 叱られるとはな・・・ |
| 忠告、ありがたく 受け取っておくよ |
| ケイナ |
| 入るわよ *n0 |
| ケイナさん それに、フォルテも |
| ケイナさん それに、フォルテも |
| なにかあったのか? |
| ああ、どうやら お客さんが団体で やって来たようだぜ |
| ほーれみろ・・・ 言わんこっちゃねェ |
| お客って・・・ まさか!? |
| ここに間違いないな? |
| 部下 |
| はい、イオス隊長 あの2名は、たしかに この中に隠れています |
| ドウ仕掛ケル? |
| この中に対象がいるか を確認しないと、動く に動けないが・・・ |
| できるか? |
| 可能ダ シカシ、時ガ欲シイ |
| やってくれ その間に、僕は陣形を 整えておこう・・・ |
| あいつらが、貴方たち |
| あいつらが、貴女たち |
| を襲った連中なの? |
| わかりません・・・ あの時は 必死だったし・・・ |
| わかりません・・・ とにかくあの時は 無我夢中だったから ・・・ |
| どちらにしても 友好的にはとうてい 見えないけどね |
| しかし、まさか王都の 中で仕掛けてくるとは 思わなかったよ |
| 慢心だったな |
| すいません 僕たちのせいで・・・ |
| 不可抗力よ 気にしないで |
| さいわい、敵はまだ 私たちが気づいたとは 思っていない |
| そこにつけ目がある |
| どうすんだい? |
| 外に出て、ひとつ注意 でもしてきてやるか |
| え? |
| へっ? |
| 人の屋敷の前でなにを してるんだ、とね? |
| そんなことをさせたら 先輩に迷惑が!? |
| じゃあ、私はこれから アメルちゃんを連れて お散歩してこようかな |
| 裏口からだぞ? |
| フフッ、心得てるわよ ケイナさんもどう? |
| 行ってこいよ オレは、旦那の護衛で 忙しいからな |
| ・・・うん、わかった |
| みなさん・・・ |
| さあ、こっち! |
| *n0 君も行くんだ |
| え? |
| そうなの? |
| ・・・わかった 気をつけろよ、ネス |
| ・・・わかったわ ネス、気をつけてね |
| それはこっちの セリフだ |
| ミモザ先輩たちの足手 まといにはなるなよ |
| 俺もここに残るよ いつまでもあいつらに 好き勝手させるもんか |
| ネスだけに、先輩の前 で格好つけさせるのも 面白くないしな |
| あたしはここに残る |
| ネスだけに、先輩の前 で格好つけさせるのも 面白くないもの |
| む・・・ |
| ははは、言われたな? |
| ・・・好きにしろっ |
| うん、好きにする |
| 俺も残るぜ |
| あいつらが村を襲った 連中の仲間なら、ただ じゃおかねえッ! |
| よすんだ、リューグ 僕たちが出て行ったら あいつらの思うつぼ じゃないか? |
| 今さら関係ねぇだろ! |
| 兄貴はアメルんところ へ行けよ・・・ 俺はゴメンだがな! |
| やれやれ、こりゃ 説得するだけ無駄って やつだな |
| つけくわえるなら その時間もなさそうだ 連中が動き出したぞ |
| この屋敷の者か? |
| そのとおりだが なんの用事かな? |
| とぼけても無駄だよ |
| 貴方がかくまっている 者たちを引き渡して もらいたい |
| 素直に引き渡せるなら 最初からかくまったり はしないだろう? |
| なるほど・・・ |
| 総員、行動開始! 速やかに対象を確保 せよ!! |
| させるかよぉッ!! |
| どうやら、向こうでは 始まったらしいわね |
| 大丈夫でしょうか |
| 心配しないで ああ見えて、相棒は 強いんだから |
| さあ、急いでここから 離れ・・・!? |
| 対象ヲ捕捉 コレヨリ確保ニ入ル |
| 待ち伏せてた!? |
| 待ち伏せ!? |
| 黒の・・・ヨロイ!? |
| どきなさいっ! |
| ・・・・・ |
| イイ腕ダガ、我ガ装甲 ヲ貫クニハ至ラナイナ |
| こいつ、まさか・・・ |
| ロレイラルの 機械兵士!? |
| でーた照合完了 敵機体ノすぺっく確認 |
| 後方支援型LD565 射撃戦用機械兵士デス |
| 我ガ名ハ ゼルフィルド・・・ |
| 我ガ将ノ命ニヨリ ソノ少女ヲ確保スル! |
| なんて答える? ロッカが正しいと思う |
| リューグと同じ意見さ |
| リューグと同じ意見よ |
| 誤算だったな これほどの召喚師が ついていたとは |
| なにをすかしてやがる テメエっ! |
| どうにも、これでは 分が悪いな・・・ |
| 前方ヨリ敵影! 射撃ガキマス!! |
| おにいちゃん! まえっ!? |
| おねえちゃん! まえっ!? |
| ・・・・・・ |
| うわわっ!? |
| きゃぁっ!? |
| 気をつけろ! そいつはロレイラルの 機械兵士だ! |
| でーた照合完了 敵機体ノすぺっく確認 |
| 後方支援型LD565 射撃戦用機械兵士デス |
| 撤退スベキダ、いおす |
| コノ騒ギデハ、ジキニ 王都ノ兵士タチモ ヤッテクル |
| ・・・やむを得まい 総員、撤退する! |
| 損害ハ軽微、戦闘継続 ニハ支障ナシ ダガ・・・ |
| さあ、あとはお前だけ だぞ! |
| あとはあなただけよぉ |
| 任務ノ完遂ナラズ 単体デノ対象ノ確保ハ 至難・・・ナラバ! |
| ご主人様っ あぶないっ!! |
| な、なんか様子が おかしいですのぉ!? |
| うわわっ!? |
| きゃぁ!? |
| 逃げていく・・・ |
| ふう、どうやら 切り抜けられたようね |
| 結局、わかったのは あいつらの名前だけか |
| 槍使いのイオスと 機械兵士ゼルフィルド 二人とも強かった |
| 槍使いのイオスと 機械兵士ゼルフィルド 二人とも強かったわね |
| あの黒騎士だけでも うんざりだってのにな |
| 待たせたな、みんな |
| 騎士団の人たちには 強盗に襲われたって ことにしといたからね |
| 一応、見回りを強化 してくれるって |
| そうですか・・・ |
| 敵の正体がわかるまで は、うかつに動くのは 危険すぎる |
| しばらくはここを拠点 にして、相手の出方を 探るべきだな |
| でも、それじゃまた 先輩たちに迷惑が |
| でも、それじゃまた 先輩たちに迷惑が |
| もう、いつまでも同じ こといわないの! |
| これは先輩命令よ そうよね、ギブソン? |
| ああ、そうだな |
| ・・・はい |
| 先輩・・・ |
| 俺たちはそれでいいと して、問題なのは あの3人だな |
| そうね・・・ |
| 俺、ちょっと様子を 見てくるよ |
| あたし、様子を 見てくるわ |
| 僕たちがどうしたいか ですか? |
| はっ、そんなもん 聞くまでもねえだろ |
| 相手がなんだろうが 構やしねえ・・・ 全員まとめてぶっ殺し てやるだけだ! |
| そんなことできるわけ ないだろう、リューグ |
| なんだと・・・ |
| あいつらは、僕らが今 まで相手にしてきた ならず者連中とは違う |
| 現に村で一番強かった お前も、あの黒い騎士 には歯が立たなかった じゃないか!? |
| 言うなッ!! |
| ・・・っ |
| 二人とも、よすんだ! |
| ふたりとも やめなさい! |
| お、お二人ともっ 落ち着いて・・・ |
| ケンカしちゃダメ ですのー! |
| ああ、何度だって 言ってやるさ |
| 僕たちじゃあいつらに 勝てっこない! それがわからないのか リューグ!? |
| それじゃどうしろって 言うんだよ・・・ |
| 死ぬ目にあわされて 村を滅茶苦茶にされて |
| アンタは悔しくないの かよ、ええッ!? 泣き寝入りしろって 言うのかよッ!! |
| それで争わずにすむの なら、そうすべきだ |
| これ以上、無駄な犠牲 を出すことはない |
| つくづく・・・ テメエって野郎はァ! |
| リューグもロッカも もうやめて! |
| ・・・ちっ! |
| ねえ、どうしてケンカ しなくちゃダメなの? どうして普通に、話が できないの!? |
| あたしは見たくないよ こんな二人なんて 見たくない・・・ |
| アメル・・・ |
| *n0 とか言ったな? |
| ああ |
| ええ |
| ご覧のとおりだ 俺とこの野郎の意見は まっぷたつさ |
| で、アンタはどっちに つくんだ? |
| 俺は・・・ |
| あたしは・・・ |
| ロッカが正しいと思う |
| 戦わずにすむのなら 絶対にそのほうがいい |
| はっ、そうかよ テメエらもバカ兄貴と 同じ、臆病者かよ |
| そう思うなら、それで 構わないさ |
| でも、戦えばアメルが それだけ危険な目に あうってことだけは 忘れるなよ? |
| そう思うなら そう思って構わないわ |
| でも、戦えばアメルが それだけ危険な目に あうってことだけは 忘れないで・・・ |
| ・・・・・・ |
| リューグと同じ意見さ |
| ロッカの言うことが 正しいのはわかる だけど・・・ |
| 黙っていてもあいつら は襲って来るんだ 火の粉を振り払い続け ることはできない |
| 元凶を断たなくちゃ 災いは終わらないんだ |
| リューグと同じ意見よ |
| ロッカの言うことが 正しいのはわかる けど・・・ |
| 黙っていてもあいつら は襲って来るのよ 火の粉を振り払い続け ることはできない |
| 元凶を断たなくちゃ 災いは終わらない |
| そのために犠牲が出る とわかっていてもか |
| そうならないための 方法を見つければいい |
| そうならないための 道を探せばいい・・・ できるはずよ、きっと |
| ・・・・・・ |
| アメルは どうしたいんだ? |
| アメルは どうしたいの? |
| あたしは・・・ |
| みんなが無事でさえ いてくれれば、それ だけでいいんです |
| それだけで・・・ |
| よお |
| リューグ・・・ どうしたんだよ その格好は・・・ |
| リューグ・・・ どうしたの その格好は・・・ |
| 俺は俺のやり方を とおすだけさ お前らとはつきあって いられねえ |
| まさか、一人で連中と 戦うつもりか!? |
| あんた、一人で連中と 戦うつもりなの!? |
| ・・・・・・ |
| 考えなおすんだ! |
| 無茶よ! |
| こいつはテメエに くれてやる 世話になった礼だ |
| 護りの指輪を手に入れた! |
| アメルとバカ兄貴は 任せたぜ・・・ |
| リューグ |
| あばよッ! |
| リューグ!! |
| 色々とお世話に なりました |
| どうしても、行くと いうんだね |
| すこしでも早くアメル を祖父に会わせて安心 させてやりたいんです |
| 今の僕にできることは それしか思いつかない ですから・・・ |
| ロッカ・・・ |
| これをあげるよ 幸運のお守りだ |
| 幸運の指輪を手に入れた! |
| 二人のことを守って やってほしい |
| わかったよ、ロッカ 約束するから・・・ |
| わかった、ロッカ 約束するわ・・・ |
| 頼んだよ |
| 止めることは出来なかった 去っていく彼の背中には それをはっきりと拒むだけ の決意があったから |
| 道はひとつではない |
| 幾重にも分岐し、複雑に 絡み合うその中を 迷いながら俺たちは進んで いかなくてはならない |
| それが本当に正しいのか 誰にも知ることは出来ない |
| それでも俺は信じたい |
| 彼の選んだ道と 俺たちの選んだ道が いつかどこかで 再び重なり合うことを |
| たどり着くその先に 望んだ結末があることを |
| あたしに彼を止める 資格があったのかな? |
| たとえ止めるだけの 資格があったとしても 無理だってわかってた |
| 決意のこもったあの背中は 大きな岩のようにも見えた |
| 彼は自分のすすむべき道を 自分で選んで あたしはあたしの道を選んだ |
| それがたまたま違う道だった それだけのこと・・・ 今は、そう思うことにする |
| でも、きっと、いつか お互いの道はすれ違う |
| あたしは信じてる 選んだ道は違っても お互いが前進を続ける限り |
| いつかまた、会えるって お互いに選んだ道が 別れの道じゃなくって |
| 再会を約束した道だって あたしは信じてる |
| 襲ってきたあいつらは 黒騎士の手のものだと 思って間違いあるまい |
| でも、前と比べると 一人一人の動きが ばらついていたけど |
| おそらく、足りない 人手をそこらで集めて 使ったんだろう |
| 傭兵や冒険者の中には 金次第でどうとでも 転ぶ者も多いからな |
| あのゼルフィルドって 機械兵士も? |
| いや、それは違う 機械兵士はそう簡単に 使えるものではない |
| 召喚するにしろ、遺跡 から発掘するにしろ 手間も費用もバカには ならないはずだ |
| ということは・・・ |
| やつらの背後には それだけ力のある 組織がついていると いうことだ |
| そしてその組織は それだけの価値を アメルに認めていると いうことにもなるな |
| そこまでしてアメルを 狙うなんて、いったい どうして・・・? |
| そこまでしてアメルを 狙うなんて、いったい どうして・・・? |
| ・・・・・・ |
| 元気を出せよ、アメル こうなったのは君の せいじゃない |
| 二人には、二人なりの 考えがあって、それで 別行動をとっただけさ |
| 元気を出して、アメル こうなったのはあなた のせいじゃない |
| 二人には、二人なりの 考えがあって、それで 別行動をとっただけよ |
| それでも、やっぱり さみしいですよ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・そうね |
| ロッカもリューグも 昔からよく言い争って いたけれど |
| こんなことがなければ 別々に行動したりは しなかったと思います |
| 私のせいだ、って 思うのが間違いなのは わかってます でも・・・ |
| アメル・・・ |
| 帰ってきてほしい それが無理ならせめて |
| 無事でいてほしいです 無事で・・・ |
| アメルの心配 ちゃんと伝わってる はずだよな・・・ |
| リューグ? |
| ロッカ? |
| アメルの心配 ちゃんと伝わってる はずよ・・・ |
| リューグ? |
| ロッカ? |
| まさか、あいつらも 機械兵士を連れている とは思わなかったよ |
| まさか、あいつらも 機械兵士を連れている とは思わなかったわね |
| 後方支援型ノ機械兵士 ハ、各種射撃兵器ト ヨリ高度ナ索敵機能ヲ 保有シテイマス |
| だから、あれだけ迅速 な行動をとれたのか |
| だから、あれだけ迅速 な行動をとれたのね |
| 間違イナイデショウ |
| すぺっくデ見レバ 近距離格闘型デアル 自分ノ方ガ不利デス |
| そんな・・・ |
| デスガ、あるじ殿 心配ハ必要アリマセン |
| ドノヨウナ事態ニ ナロウトモ、自分ハ |
| 貴方ヲオ守リシマス |
| 貴女ヲオ守リシマス |
| ソレガ自分ニトッテ 最優先サレル命令ナノ デスカラ・・・ |
| 守ってくれるのは うれしいけど、でも どこか間違ってる気が する・・・ |
| 守ってくれるのは うれしいけど、でも どこか間違ってる気が する・・・ |
| ワナだったな? |
| う・・・ |
| ・・・ |
| オレの言ってたとおり だったよなァ? |
| ほれ、どうした? なんとか言ってみろよ ニンゲン!? |
| 悪かったよ・・・ |
| 悪かったわよ・・・ |
| はァ、聞こえねぇなぁ |
| 俺が悪かったよ! その、お前の言うこと 信じなくて・・・ |
| あたしが悪かった! その、お前の言うこと 信じなくて・・・ |
| ヒャハハハハッ! そういう言葉がずっと 聞きたかったんだよ |
| どうも、テメエは ニンゲンの中でも特に お人好しって種類の ようだからなァ |
| ちっとは人を疑うこと をおぼえるこったな |
| うう・・・ |
| まァ、なんなら このオレが指南して やるからよ? ひゃははははは! |
| 言い返せなかった くっ、くやしい・・・ |
| 言い返せなかった くっ、くやしい・・・ |
| ねえ・・・ どうして、あの人 いっちゃったの? |
| けんか、したの? |
| そうじゃないよ 俺たちとは別に、やる ことを見つけたから |
| 別の道に行ったんだ それだけだよ |
| そうじゃないわ あたしとは別に、やる ことを見つけたから |
| 別の道に行ったのよ それだけ・・・ |
| ひとりぼっち・・・ |
| さみしくないのかな? |
| それは・・・ |
| そうね・・・ |
| *n1は・・・ いやだな・・・ |
| ひとりぼっちは・・・ いやだな・・・ |
| 彼は気づいてるのかな この子が心配してる ひとりきりってことの 重さを・・・ |
| あたしは気づいてるの この子が心配してる ひとりきりってことの 重さを・・・ |
| 行っちゃいましたね |
| ああ、だけど 俺にはそれでも止める ことはできなかったよ |
| ええ、だけど あたしには、止める ことはできなかった |
| しかたないと思います |
| それに、きっと大丈夫 だとボクは思います |
| え? |
| だって、あのお二人は アメルさんとの約束を ちゃんと守ったじゃ ないですか |
| そして、今度は ご主人様と約束をして いかれました・・・ |
| だから、絶対に帰って きてくれますよ |
| そうだな・・・ 俺が約束を守ったこと たしかめてもらわない と困るもんな? |
| そうね・・・ あたしが約束を守った ことたしかめてもらわ ないと困るものね? |
| その時のためにも 絶対に約束を守って みせないとな! |
| その時のためにも 絶対に約束を守ら ないとね |
| はいけい、マスター このまえは、なんだか ちぐはぐになって ごめんなさいでした |
| あれからモナティたち うまくゼラムまで にげることができて |
| いまはギブソンさんと ミモザさんのおうちに おせわになってます |
| なんと、このおうちに おふたりだけで くらしてるんですよ? |
| フィズちゃんにきいた 「どーせい」ってもの かもしれないですの |
| それはさておき・・・ |
| ギブソンさんと はなしてたとき マスターのことが わだいになりました |
| *n0さんは マスターのことを すごいなあってほめて くれて・・・ |
| モナティ、とっても じまんでしたの♪ |
| こら、モナティ なにをニヤけた顔して 手紙書いてるんだよ |
| あら、モナティ なにをニヤけた顔して 手紙書いてるの? |
| ・・・ふえ? |
| そのままだと ヨダレでインクが にじんじゃうぞ? |
| そのままだと ヨダレでインクが にじんじゃうわよ? |
| ふにゅにゅっ!? |
| *n0さん マスターとあったら きっとびっくりする はずですの・・・ |
| はやく、そうなったら いいなって、モナティ おもいます |
| それでは、また おてがみしますの |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| まさか、王都の中まで 追いかけてきやがる とはな |
| オレとしたことが 油断しちまってた あいつらの尾行にも 気づかないなんてよ |
| しかたないさ 油断してたっていうの なら、みんな同じだよ |
| それだけ 向こうのやり方が 徹底してるって事さ |
| しかたないわよ 油断してたっていうの なら、みんな同じよ |
| それだけ 向こうのやり方が 徹底してるってこと |
| にしても、あんな物騒 な連中が平気で街中を 歩けるなんて |
| 王都の警備ってのも 質が落ちたもんだぜ まったく・・・ |
| 前はそうじゃなかった んだ? |
| 巡回する兵士の数は 昔より減ってるな ま、住んでる人間の数 も増えてはいるから |
| 手が回らないってのも わかるんだがよ |
| 王都にいるから安全だって、 頭から思いこむのは危険なんだな |
| 王都にいるから安全だって、 頭から思いこむのは危険なのね |
| なんか、自信なくし ちゃいそ・・・ |
| どうして? |
| 私、弓の腕だったら それなりに自信あった んだけど |
| あのゼルフィルドって 機械兵士には、全然 通じなかったからね |
| 一緒に戦ったミモザ さんの召喚術のほうが ずっとすごかったし |
| 比べることなんて ないって |
| ケイナの弓のおかげで 俺たち、何度も助け られたし、自信もって いいと思うよ |
| 比べることなんて ないって |
| ケイナの弓のおかげで あたしたち、何度も助 けられたし、自信もっ ていいと思うよ |
| ありがと *n0 |
| でもなあ、あの銃って いう武器の威力は 弓とはケタ違いだった からなぁ |
| うーん・・・ 私にも使えるかしら? |
| さ、さあ・・・ |
| そうなれば頼もしいと思うけど 個人的にはやめてほしいなぁ 銃は・・・ |
| すいません *n0さん |
| 無関係な貴方たちを |
| 無関係な貴女たちを |
| すっかりまきこんで しまって・・・ |
| いいんだよ、ロッカ あいつらを敵に回した のは、それとは別の ことなんだから |
| アメルや君が関わって なくたって、俺は多分 あの村で戦っていたと 思うし・・・ |
| いいのよ、ロッカ あいつらを敵に回した のは、それとは別の ことなんだから |
| アメルや君が関わって なくたって、あたしは 多分あの村で戦ってい たと思うし・・・ |
| お優しいんですね |
| ははは、ネスに 言わせたら、タダの お人好しってこと らしいけどね |
| そうかな、ネスに言わ せたら、タダのお人好 しってことだけどね |
| リューグの奴にも 見習わせてやりたい ですよ |
| 復讐だなんて言っては いたけれど、あいつは ひょっとして |
| 僕に対する反発心で 飛び出していったの かも知れないんです |
| ロッカ・・・ |
| 大丈夫だよ リューグは、たしかに 君のことを嫌っていた かも知れないけど |
| それだけの理由で アメルを放り出して 出ていくような奴じゃ ないと思う |
| ロッカ・・・ |
| 大丈夫だよ リューグは、たしかに 君のことを嫌っていた かも知れないけど |
| それだけの理由で アメルを放り出して 出ていくような奴じゃ ないわ |
| *n0さん |
| だから、今は信じよう リューグが自分なりに 納得できる答えを 見つけだして |
| 自分から帰ってきて くれることをさ |
| 今は信じましょう リューグが自分なりに 納得できる答えを 見つけだして |
| 自分から帰ってきて くれることをね |
| そうですね・・・ |
| 無茶だけは絶対にして くれるなよ・・・ リューグ・・・ |
| 口ではああ言ってても やっぱり兄弟なんだな 二人は・・・ |
| 口ではああ言ってても やっぱり兄弟なのね 二人は・・・ |
| あいつがアメルを 置いていくなんてな |
| とても信じられねえぜ |
| うん、俺はてっきり アメルも連れていくの かと思ってた |
| ええ、あたしはてっき りアメルも連れていく のかと思ってた |
| はッ!自分一人より テメエらに任せといた ほうが、安全だって 考えたんだろうよ |
| あの野郎の、そういう 妙に冷静なところが 俺は気にくわねぇんだ |
| でも、俺たちは戦いを 避けないってロッカに 言ったんだぜ? |
| でも、あたしたちは戦 いを避けないって ロッカに言ったのよ? |
| 戦うのは構わないが アメルのことは絶対に 守れっていうのさ |
| ったく、厄介な課題を 置いてきやがって |
| とっととジジイを 見つけて戻ってこい バカ兄貴が・・・ |
| 口ではああ言ってても やっぱり兄弟なんだな 二人は・・・ |
| 口ではああ言ってても やっぱり兄弟なのね 二人は・・・ |
scn104
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| なんて答える? |
| いや、うまいよ あったかい味だね おイモ好きなの? |
| ううん、美味しいわよ あったかい味よね おイモ好きなの? |
| あれ、なんか今朝は いつもより料理が豪勢 じゃないか? |
| あら、なんか今朝は いつもより料理が豪勢 じゃない? |
| 起きてくるなり 挨拶も抜きでそれか まったく・・・ |
| あはは、ゴメン あんまり美味しそうな 匂いがしたからさあ |
| おはよう、ネス だって、あまりにも いい匂いがしたのよ |
| うまそうな匂い させてんじゃねぇか? |
| だよな? *n1 |
| あら、気が合うわね? *n1 |
| 早く食わせろって |
| なんだかんだ言っても 似たもの同士だな |
| う・・・ |
| でも・・・ 本当においしそう ですの・・・ |
| うまそうだよな モナティ |
| おいしそうよね モナティ |
| はいですの |
| ヨダレがたれてるぞ みっともない |
| あ・・・ |
| 結構なことじゃないか 起きてすぐ空腹を感じ るのは健康な証拠だよ |
| へへへ |
| スープにサラダ・・・ おっ、揚げ物まである |
| でも、朝からこんなに 凝った料理をいったい 誰が? |
| ギブソン先輩も ああ言ってるしね |
| スープにサラダ・・・ えっ、揚げ物まである |
| でも、朝からこんなに 凝った料理をいったい 誰が? |
| 野菜の皮も剥けない 誰かさんの作品でない ことは間違いないな うん、うん・・・ |
| お黙んなさい |
| ほぶっ!? |
| ミモザ先輩ですか? |
| んー、そう言って自慢 したいんだけどなー 私じゃないのよねぇ |
| お待たせしました パン、焼き上がったん で、どうぞ召し上がっ てください |
| え・・・アメル? |
| へっ・・・アメル? |
| あ、*n0さん おはようございます |
| さあ、座って 冷めないうちにどうぞ |
| あ、うん・・・ |
| え、ええ・・・ |
| 謎はとけたかな? *n0 |
| じゃ、これ、全部 アメルが作った料理 なの!? |
| はい、まあ・・・ *n1くんに お手伝いしてもらえた おかげですよ |
| え、でも、僕はすこし 手伝っただけですよ |
| 作ったのは、ほとんど アメルさんですから すっごく手際がよくて びっくりしました |
| みんなで暮らしていた 時は、台所はアメルの 領分だったんですよ |
| へえ、道理で・・・ |
| 感心してねえで食うぞ 冷めちまうだろうが |
| アメルの手料理なんて ずいぶんと久しぶり なんだからな・・・ |
| あ、うん |
| 台所に立つのって 久しぶりだから、つい 張り切りすぎちゃって |
| ちょっと多すぎたかな |
| 問題ないなーい こんだけうまけりゃ オレはもう、どしどし 食っちまうぜぇ! |
| んもう、フォルテ! 食べるかしゃべるか どっちかになさいよ |
| ほう、このパン 不思議な歯触りだね |
| おイモの粉を混ぜて いるんです |
| 村の畑でも作れる 数少ないお野菜 でしたから |
| 生活の知恵だな |
| そういえば他の料理 にも、どこかしらに イモが使ってある ような・・・? |
| あの・・・ *n0さん |
| お口にあいません でしたか? |
| いや、うまいよ |
| ううん、美味しいわよ |
| よかった・・・ |
| おかわりもあります から、たくさん食べ てくださいね |
| うん、それじゃ遠慮 なく食べるぞぉ♪ |
| それじゃ遠慮なく |
| あったかい味だね |
| あったかい味よね |
| え? |
| いや、俺ってさ こういう家庭料理って ほとんど、食べたこと ないからさ・・・ |
| なんか、うれしくて |
| いや、あたしってさ こういう家庭料理 食べたことないから |
| なんか、うれしくて |
| ・・・ |
| ははは、あのさ スープのおかわり くれるかなぁ? |
| あのさ、アメル スープのおかわり くれるかな? |
| ・・・あ、はい! よそってきますね |
| 大盛りで頼むよ |
| 大盛りでね♪ |
| ・・・はい |
| おイモ、好きなの? |
| ええ、大好きです♪ |
| おイモさんはとっても すごいんですよ |
| 「さん」付け!? |
| 年に何度もとれるし 栄養もたっぷりだし |
| おまけに保存も効くん ですから! |
| は、はあ・・・ たしかにすごいよね |
| あっ、あははは たしかにすごいわね |
| ええ、ですから たくさん召し上がって くださいね |
| ふう、食べた食べた 満腹だあ |
| ちょっと食べ過ぎかな ・・・まっいっか! 美味しかったしね |
| おなか・・・ まんまる・・・ |
| ・・・(さわさわ) |
| あはは、よせって くすぐったいよ *n1 |
| ・・・(ぽむぽむ) |
| まんまる、まんまる♪ |
| *n0 ちょっといいか |
| どうした、ネス? |
| ネス、どうかした? |
| ちょっと出かける用が できたんでな 夕方まで留守にするよ |
| 出かけるって どこへだい? |
| 出かけるって いったい、どこへ? |
| 調べ物とか、まあ いろいろだ・・・ |
| くれぐれも言って おくが |
| 僕が留守にしてるから といって、だらけてる んじゃないぞ |
| むう・・・ |
| もう・・・ |
| あの一件以来、連中は こちらに手を出しては きていないが |
| 彼女が狙われてること に変わりはないんだ くれぐれも、うかつな ことはするなよ |
| わかってるよ |
| わかってるわよ! 心配性なんだから |
| 蒼の派閥 召喚ショップ |
| あれ、なんだろう この音? |
| なに? この音色? |
| きれいな音色ですねぇ |
| あそこにいる人が 演奏してるみたいだな |
| あそこにいる人が 演奏してるみたいね |
| ん? |
| あ、ごめんなさい 邪魔しちゃいました? |
| あ、ごめんなさい お邪魔しちゃって・・ |
| いえいえ、そんなこと はありませんよ |
| 人前でこうして楽器を 奏でることが、私の 仕事ですからね |
| ひょっとして 吟遊詩人さんですか? |
| ええ、そうですよ 可愛らしいお嬢さん |
| 私は吟遊詩人のレイム といっても、まだまだ 修行中なんですけどね |
| ええっ!? そんなに上手なのに |
| ええっ!? そんなに上手なのに |
| ふふふ、お世辞でも 嬉しいですよ ええと・・・ |
| あ、俺 *n0です |
| あ、あたし *n0です |
| アメルです |
| *n0くんに |
| *n0さんに |
| アメルさんですか |
| いくら演奏がうまくて も、それだけではダメ なんですよ |
| 本当の吟遊詩人に 必要な語るべき歌を 私はまだ持って いないのです |
| 語るべき歌? |
| ええ、歌です まだ誰も知らない真実 の物語です |
| どこかにあるはずの そんな歌を、私はこの 手で見つけたい |
| へえ・・・ |
| ああ、すいません 初対面の方に、こんな わけのわからないこと を言ってしまって |
| ううん・・・ とても素敵ですよ |
| 見つかるといいですね そんな歌が |
| 見つかるといいですね その歌・・・ |
| ありがとうございます その時には、ぜひ お二人にも聴かせて さしあげますよ |
| それでは、失礼します 機会があれば、また お目にかかりましょう |
| きれいな音色ですねぇ |
| なんだか、向こうの ほうが騒がしい みたいですけど? |
| どうする? 今度こそ捕まえてやる 関わりたくない |
| どうする? かばってやる 言いきかせる |
| なんだろう? |
| まあいいか |
| まあいっか |
| どいて、どいてぇ!! |
| あいつ、前に見かけた はぐれ召喚獣じゃ ないか? |
| あいつ、前に見かけた はぐれ召喚獣じゃ ない? |
| この泥棒めぇ・・・ 毎度毎度、好き放題に かっぱらいやがって |
| 今日こそ、絶対に 逃がさんぞぉっ!! |
| 泥棒って・・・ あの子かしら? |
| 両手にいっぱい 食べ物を抱えてます けど・・・ |
| ふふーん、だ そんなんじゃユエルは 捕まんないよーっ? |
| はあ、はあ・・・ だ、誰か・・・っ 頼むから、そいつを 捕まえてくれぇ!! |
| 前に捕まえようとして あいつに思いっきり かみつかれたからなあ |
| またあんな目にあう のは、ゴメンだし 悪いけど、関わるのは よそう・・・ |
| きゃんっ!? |
| さあ今度こそ、もう 逃がさないぞ |
| さあ今度こそ、もう 逃がさないわよ |
| 人のものを勝手に とったらいけませんよ |
| ヤだヤだあっ! |
| ウゥゥゥゥ・・・ ガウッ!! |
| おっとっと! |
| きゃあ!! |
| もががが・・・!? |
| そうそう噛みつかれ ちゃ痛いからな 悪いけど、その口は 閉じててもらうぞ |
| そうそう噛みつかれ ちゃ痛いからね 悪いけど、その口は 閉じててもらうわよ |
| むーっ、むーっ! |
| ああ、どなたか 知りませんが、どうも ありがとうございます |
| こいつめっ! |
| あぐっ! |
| ちょ、ちょっと 気持ちはわかります けど、落ち着いて! |
| ちょ、ちょっと 気持ちはわかります けど、落ち着いて! |
| そうですよ! 暴力はいけませんっ |
| そうは言いますがねえ こっちは、毎日毎日 品物を盗まれ続けて きたんですよ? |
| これぐらいしないと 腹の虫が治まりません |
| ・・・ぷはっ! |
| ユエル、盗んでなんか いないよっ! ちゃんと、もらうねっ て言ったよっ!? |
| え? |
| なにを言ってるんだ 金も払わないで 偉そうに・・・ |
| 食べきれない獲物は みんなでわけて食べる ものじゃないかっ |
| それを一人で欲張って 見せびらかして このケチ~っ! |
| なっ、なんだとぉ!? |
| そうか、この子は はぐれ召喚獣だから 価値観が俺たちとは 違うんだ・・・ |
| 自分のしたことが この世界での悪いこと だって、わかってない だけなんだ・・・ |
| そうか、この子は はぐれ召喚獣だから 価値観があたし達と は違うんだ・・・ |
| 自分のしたことが この世界での悪いこと だって、わかってない だけなんだ・・・ |
| も、もう許せんっ 憲兵に突き出して やるっ! |
| ・・・!! |
| 牢屋に放り込んで 二度と外に出られない ようにしてやるからな |
| や、ヤだようっ! 閉じこめられるのは もうヤだあぁぁっ!! |
| 待ってください この子は、見たとおり はぐれ召喚獣です |
| この世界の理屈が わからなくて、だから あんなことをしただけ だと思うんです |
| 待ってください この子は、見たとおり はぐれ召喚獣です |
| この世界の理屈が わからなくて、だから あんなことをしただけ だと思うんです |
| むう・・・ |
| お願いします 許してやってください この品物の代金は お支払いしますから |
| ・・・? |
| しかしなあ、また同じ ことをされても困るし なあ・・・ |
| 俺、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
| 二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
| あたし、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
| 二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
| お願いしますっ |
| まあ、召喚師さんが そう言うのなら 今回だけは・・・ |
| ありがとうございます |
| 閉じこめられるのが そんなにイヤかい? |
| 閉じこめられるのが そんなにイヤ? |
| うう、ヤだぁ・・・ |
| だったら、きちんと この人に謝るんだ |
| だったら、きちんと この人に謝って |
| どうして? ユエル、悪いこと してないのに・・・ |
| 君のいた世界では そうなのかもしれない けれど |
| この世界では、食べ物 をもらう時にお金って ものが必要なんだ |
| 君のいた世界では そうなのかもしれない けれど |
| この世界では、食べ物 をもらう時にお金って ものが必要なのよ |
| おかね? |
| そうだよ お金を渡さないと 泥棒になっちゃうの |
| ユエル、そんなの 知らなかった・・・ |
| だいたい、追いかけて くる時点で変だなって 思わなかったのか? |
| だいたい、追いかけて くる時点で変だなって 思わなかったの? |
| おにごっこで、遊んで たんじゃないの? |
| ・・・・・・ |
| とにかく、貴女のした ことは悪いことなの だから、ちゃんと 謝らなくちゃね |
| じゃないと、牢屋に 閉じこめられちゃうぞ |
| じゃないと、牢屋に 閉じこめられちゃう わよ |
| うう・・・ |
| ごめんなさい・・・ |
| これで許してやって くださいませんか? この品物の代金は俺が 払いますから・・・ |
| これで許してやって くださいませんか? この品物の代金はあた しが払いますから |
| しかしなあ、また同じ ことをされても困るし なあ・・・ |
| 俺、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
| 二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
| あたし、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
| 二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
| お願いしますっ |
| まあ、召喚師さんが そう言うのなら 今回だけは・・・ |
| ありがとうございます |
| ほら・・・ |
| え? |
| お腹減ってたんだろ もう、食べていいから |
| お腹減ってたんでしょ もう、食べていいから |
| ユエル・・・ 閉じこめられなくても いいの? |
| このお兄さんがね 貴女の代わりにお金を 払ってくれたの |
| だから、安心して お食べなさい |
| このお姉さんがね 貴女の代わりにお金を 払ってくれたの |
| だから、安心して お食べなさい |
| ・・・うんっ♪ |
| はぐっ、あむあむっ んぐんぐ・・・ |
| すごい食べっぷり だなぁ |
| すごい食べっぷり ねえ |
| よっぽどお腹が空いて いたんですねぇ |
| ・・・けぷっ |
| ねえ、キミたち 名前は? |
| *n0だよ |
| *n0よ |
| アメルです |
| ふーん・・・ |
| ところでさ、ユエル 君はどうしてこんな所 にいるんだい? |
| ところでさ、ユエル 君はどうしてこんな所 にいるの? |
| ・・・・・・ |
| 君を召喚した主人は どこにいるの? |
| ・・・・・・ |
| きっと心配してるよ 貴女がいなくなって |
| ・・・心配なんかっ するはずないもん! |
| あんなヤツ・・・ あんなウソつき・・・ ユエルの主人なんか じゃないよぉっ!! |
| おい、待てよ!? |
| あっ、待ってよ!? |
| ユエル |
| 食べ物わけてくれて ありがとう・・・ じゃあねっ! |
| ユエルちゃん 待って! |
| あの子・・・ これから、どうする つもりなんだろう |
| なにか、帰りたくない 事情があったみたい ですけど |
| ちょっと、心配 ですよね・・・ |
| それにしても、最低限 の常識すら教えてない なんて・・・ |
| いったい、ユエルを 召喚した人間は どういうつもりだった んだろう? |
| なあ、兄貴ィ いい加減にしとこうや |
| いつまでもこんな街中 で時間を潰してても 仕方ねえって・・・ |
| ええいっ! 言うなぁ、キムラン! |
| 私はっ、断じて本家に 戻るのが恐ろしくて 街中をうろついている のではなぁ~いっ! |
| 政事に関わる者として この素晴らしい治安を 誇る聖王都の視察を だなぁ・・・ |
| わ、わかったから大声 あげるんじゃねえって |
| 周りの連中がさっき から、変な顔して見て るじゃねぇかよ・・・ |
| ・・・・・・ |
| くらァっ! そこの小僧っ、なに |
| くらァっ! そこの小娘っ、なに |
| 見てんだよぉ・・・ あァん!? |
| わっ、まずいぞ!? 目があっちゃった |
| わっ、まずい!? 目があっちゃった |
| けして義姉を恐れて いるのではないのだ けして・・・ |
| ・・・んぎぐぎぃ!? |
| 兄貴ぃっ!? |
| な、なんだ? あの人、いきなり どうしたんだ・・・? |
| なっなに? あの人、いきなり どうしたのよ・・・? |
| い、いが・・・っ ぐえええっ! 胃があぁぁぁっ!? |
| ああ、やっちまった いつもの発作だ・・・ |
| ほれ、兄貴 しっかりしろって? |
| ぐ、が、ぎ・・・・っ |
| あ、あの・・・ 胃が痛いんですか? |
| ちょっと、アメルっ? |
| んだぁ、テメエは? 近よんじゃ・・・ |
| 黙っててくださいっ! |
| は、はい・・・っ |
| じっとしててください すぐ、苦しくなくなり ますから・・・ |
| イムラン |
| ぐ、が・・・う・・・ あ・・・・・・ |
| イムラン |
| ・・・・・・すぅ |
| あんなに苦しんでいた のに、眠っちゃったよ |
| あんなに苦しんでいた のに、眠っちゃった |
| ウソだろォ・・・? 兄貴の胃痛は、どんな 名医もサジ投げたって ひどさなのに・・・ |
| この方は、物事を悪く 考えすぎるせいで 身体を痛めていますね |
| もっと気を楽にしても いいんだって、伝えて あげてください |
| あ、ああ・・・ |
| さあ、行きましょう? *n0さん |
| あ、うん・・・ |
| えっ、うん・・・ |
| あいつら、いったい 何者なんだ??? |
| イムラン |
| 聖女だぁ・・・ |
| はぁ? |
| イムラン |
| むにゃ・・・ 聖女さまだぁ・・・ |
| やれやれ、寝言かよ ったく・・・ |
| どうする? やめとこう つけてみよう |
| *n0さん あそこにいるのって ネスティさんじゃ ないですか? |
| あれ、本当だ |
| あら、本当 |
| ・・・・・・ |
| どうしたんだろう? なんだか、いつもの ネスとは様子が違う気 がする・・・ |
| 用事があるとか言って たけど、それに関係 してるのかな? |
| 声、かけましょうか? |
| いや・・・ |
| えっ・・・ |
| やめとこう 用事があるって 言ってたし |
| そうですか? |
| そうそう 下手に声かけると また叱られそうだしね |
| そうそう 下手に声かけると また叱られるしね |
| くすっ |
| つけてみよう どこに行くのか 気になるしね |
| そんな、こそこそ しなくても、本人に 聞けば・・・ |
| それじゃダメだよ |
| それじゃダメよ |
| ネスのことだから きっとうまくはぐらか すに決まってる |
| ほら、行くよ? |
| ほら、行きましょう? |
| あ、待ってください! |
| ああ、アメル *n0と 一緒にお出かけかい? |
| うん、街を案内して もらってるの ロッカも来ない? |
| いや、僕はいいよ まだ稽古の途中だから |
| 稽古って、槍の? |
| ええ、このところ 雑務ばかりで、稽古を さぼりがちでしたから |
| すこしでも実戦の勘を 取り戻しておかないと |
| ・・・・・・ |
| あたしも、戦えるよう に訓練したほうがいい のかしら・・・? |
| 無理しなくていいよ アメル。戦い方なんて 覚えなくてもいいんだ |
| 戦いなんて避けられる のなら、それに越した ことはないんだから |
| でも・・・っ! |
| おじいさんは、君が 普通の女の子として 幸せに暮らせること を願っていたんだ |
| そしてそれは、僕の 望みでもあるんだよ |
| ロッカ・・・ |
| おりゃあっ! |
| こんな場所で リューグは稽古をして たのか・・・ |
| こんな場所で リューグは稽古をして たの・・・ |
| 足りねェ・・・ こんな打ち込みじゃ アイツには勝てねェ! |
| ちくしょうッ! |
| リューグ・・・ |
| 邪魔をしちゃダメだ |
| 邪魔をしちゃダメよ |
| アメル |
| でも・・・っ! |
| リューグがわざわざ こんな場所で稽古を している意味を 考えるんだ |
| きっと、リューグは 君に稽古してる自分の 姿を見せたくなかった んだよ |
| 無茶をする自分を見て 君が、余計な心配を しないようにって |
| リューグがわざわざ こんな場所で稽古を している意味を 考えてあげて |
| きっと、リューグは あなたに稽古してる 自分の姿を見せたく なかったのよ |
| 無茶をする自分を見て あなたが余計な心配を しないようにって |
| ・・・! |
| はあ、はあ・・・っ |
| バカ兄貴に・・・ 偉そうなコト、言っち まったんだ・・・ |
| 結果、出さなきゃあ 意味ねぇんだよッ!? |
| うおおぉぉっ!! |
| もう、行こう? |
| もう、行きましょう? |
| ・・・うん |
| やっぱり、あたし このままじゃいけない 気がします・・・ |
| えっ? |
| みんな、一生懸命 自分にできることを やろうとしているのに |
| あたしだけが、なにも できてない・・・ ちゃんとしてないもの |
| アメル・・・ |
| 変わらなくちゃ・・・ もっと、強いあたしに |
| 変わらなくちゃ・・・ |
| 邪魔をしちゃダメだ |
| 邪魔をしちゃダメよ |
| アメル |
| *n0さん あそこで座っているの *n1さん じゃないですか? |
| あ、本当だ おーい、*n1 そんなところでなに してんだー? |
| あら、本当 おーい、*n1 そんなところでなに してるのー? |
| ・・・・・・ |
| *n0 |
| 聞こえないのかな? |
| *n0 |
| ・・・*n1? |
| ・・・・・・ |
| なんだか、様子が おかしくありませんか |
| まさか・・・ 故障しちまったんじゃ ないだろうな!? |
| まさか・・・ 故障したんじゃ ないでしょうね!? |
| ええっ!? |
| おい、*n1 *n1ったら! 返事しろよっ!? |
| ねえ、*n1 *n1ったら! 返事してっ!? |
| *n1っ!! |
| ・・・・・・ |
| イカガナサレマシタ あるじ殿? |
| ああ、よかった 故障じゃなかったのね |
| 故障??? |
| だって、お前 いくら声をかけても 反応しないから・・・ |
| だって、あなた いくら声をかけても 反応しないから・・・ |
| 充電もーどニ入ッテ イマシタノデ |
| 充電??? |
| 我々、機械兵士ハ 光ノえねるぎーヲ体内 ニタクワエテ、ソレヲ 動力トスルノデスガ |
| ソノ間ハしすてむガ 一部停止シテシマウノ デス |
| あのなあ・・・ そういうことは先に 教えておいてくれよ |
| 心配しちゃったじゃ ないか・・・ |
| あのねぇ・・・ そういうことは先に 教えてちょうだいよ |
| 心配しちゃったじゃ ない・・・ |
| スミマセン |
| まあまあ・・・ だけど、確かにここ 日当たりいいですもの |
| うとうとしちゃうのも 仕方ないと思います |
| いや、アメル *n1は 別に寝ていたわけじゃ |
| 違うんですか? |
| 考エ方トシテハ、ソレ ニ近イモノナノカモ 知レナイデスネ |
| 人間デイウトコロノ 睡眠ト食事ヲ、同時ニ オコナッテイルノデス カラ・・・ |
| よォ、どうした? *n0 |
| フォルテこそ、ミモザ 先輩となにを話して いたんだい? |
| フォルテこそ、ミモザ 先輩となにを話して たのよ? |
| ああ、アレだ 襲ってきた連中の中に いた機械兵士のことを 聞いてたのさ |
| ケイナの弓矢を平然と 受け止めちまうなんて やっかいな相手らしい からな |
| 機械兵士ってのは 本当に手強いのよね |
| ほら、メイトルパの 召喚術って、毒や幻覚 を引き起こすものが 多いじゃない |
| そういう術って、機械 相手にはイマイチ有効 じゃないのよねえ |
| たしかに・・・ |
| するってえと、やっぱ 近づいてぶん殴るしか ないってことかよ? |
| さもなきゃ、思いきり 破壊力のある召喚術で 一気に破壊する・・・ |
| どちらにしても、今の 私たちには荷が重い かもしれないわねえ |
| *n0 |
| ええっ!? |
| な、なんだよ・・・ |
| *n1が 勉強してるっ!? |
| んだよォ、オレが本を 読んじゃ悪いってのか オイっ!? |
| いや、別に悪いとは 言ってないけど あんまり意外だった から・・・ |
| ケッ! テメエと 一緒にすんじゃねェよ ニンゲン |
| 必要と思えば、オレは 本だって読みゃあ 勉強だってするんだよ |
| う・・・ |
| テメエらニンゲンは なんでもかんでも まとめて頭につめこむ ようだがなァ |
| はっきり言って ムダも大無駄だぜ? |
| オレのように、興味の わいたことだけを勉強 したほうが、よっぽど 役に立つってもんだ |
| それは、確かに そうかもしれない |
| ・・・で、いったい なにを読んでるんだ? |
| ・・・で、いったい なにを読んでるの? |
| あ、コラっ! のぞくんじゃねェ!? |
| 「世界の名酒 100選」 |
| ・・・・・・ |
| ななな、なんだよッ? |
| 別にっ、オレが なにを読もうと勝手 じゃねェかよォ!? |
| ふう・・・ 洗濯物は、これで よしっと |
| それにしても *n1って 本当に家事に慣れてる よなあ |
| メトラル族ってのは みんなそうなのか? |
| それにしても *n1って 本当に家事に慣れてる わね |
| メトラル族って みんなそうなの? |
| いいえ、違いますよ |
| ボクがちょっと、普通 と違うんですよ |
| 違うって? |
| ほら、ボクの角 途中でなくなってます よね? |
| これ、小さい頃に病気 のせいで、切り取った 跡なんです・・・ |
| ・・・!? |
| メトラルの男は、角が 完全に成長した時点で 初めて一人前として 認められるんです |
| 戦闘訓練に参加したり 話し合いや、狩りに 加わることが許される ようになるんですよ |
| でも、ボクの角はもう 成長することなんて ないから・・・ |
| 半人前として、村で 女の人たちの家事仕事 を手伝ってたんです |
| そんな理由があった なんて・・・ |
| 悪かったな。変なこと 聞いちゃって |
| 悪かったわね。変な こと聞いちゃって |
| そんな、ご主人様っ お気になさらないで! |
| ボクはもともと、弱虫 で泣き虫だったから これで良かったなって 思ってるんです |
| *n1・・・ |
| ただ、こんなことで しかご主人様たちの役 に立てないってことは |
| 護衛獣として、すごく 悔しいですけど・・・ |
| よいしょっと・・・ |
| お、モナティ 洗濯してたんだ? |
| あら、モナティ 洗濯してたんだ? |
| はいですのっ モナティ、向こうでも お洗濯やお掃除して ましたから |
| ここでもお手伝い しようと思いまして |
| へえ、エライなぁ |
| へえ、エライわね |
| そんなことないですの 当たり前のことしてる だけですの |
| それでも、自分から すすんでお手伝いする |
| なんて感心だよ |
| なんて感心よ |
| そ、そうですのっ? うにゅうぅぅ・・・ |
| それじゃモナティ もっともっとがんばる ですのぉ! |
| って、おい? そんなにいっぺんに カゴに入れて大丈夫 なのか!? |
| って、ちょっと? そんなにいっぺんに カゴに入れて大丈夫 なの!? |
| へ、平気ですのっ よっ・・・ |
| ととと・・・! うにゃっ? あにゃにゃにゃ!? |
| うにゅううっ! |
| あーあ、言わん こっちゃない・・・ |
| うう・・・ せっかく真っ白に 洗ったのにぃ・・・ |
| 泣くなよ、モナティ 俺も手伝ってやるから もう一度やり直そう? |
| 泣かないの、モナティ 手伝ってあげるから もう一度やり直そう? |
| うう、すいませんのぉ *n0さぁん |
| ん? お客さんかな |
| あれ、 お客さん? |
| あ、どうもどうも こんにちは♪ |
| こんにちは |
| こんにちは |
| あなた、ここのお屋敷 の人ですよね |
| ギブソンさんって 今、ご在宅ですか? |
| なんて答える? どちら様ですか? すぐにとりつぐ |
| あの、失礼ですけど どちらさまですか? |
| 見てわかりません? |
| はあ、さっぱり |
| ・・・わかりません |
| ヒントはですねー このバスケットですね |
| ずいぶんと、大きな バスケットだなあ |
| ずいぶんと、大きな バスケットですね |
| いったい、なにが 入ってるんだ??? |
| いったい、なにが 入ってるの??? |
| ご主人様 甘い香りがします |
| 甘い香り? |
| ええっ お菓子のような |
| お菓子???? |
| ああ、ちょっと待って いてください |
| ちょっと待って いてください |
| かしこまりましたー♪ |
| どうも お待たせいたしました ご注文のケーキ、これ でよろしいですね? |
| ああ、ご苦労様 いつもありがとう パッフェル |
| このバスケットの中身 みんな、ケーキ!? |
| 呆れたでしょ? まったく、いい歳して 甘いもの大好きなんだ から・・・ |
| いいじゃないか それに甘いものには 頭の働きを高める効果 があるんだぞ |
| 虫歯ができたって 知らないからね |
| 君こそ、辛いものの 食べ過ぎで、胃を悪く しても知らないぞ |
| はいはい、痴話ゲンカ もよろしいんですがー |
| ・・・・・・ |
| 残りの品物は どこへ置きましょか? |
| ・・・いつもの所へ お願いするよ |
| かしこまりました♪ ではでは・・・ |
| あの人、ケーキ屋さん だったのか |
| ああ、パッフェルさん といって、いつもこの 屋敷にケーキを届けて くれるんだ |
| これが、ケーキなのね 私、初めて見たわ |
| よかったらどうぞ 美味しいですよ |
| *n0も どうだい |
| どうする? いただきまーす 遠慮しときます |
| いただきまーす |
| ほら、この生クリーム を載せたパイ菓子が オススメだぞ? |
| 遠慮しときます |
| うんうん *n0は お子さまじゃない ものねえ? |
| いや、朝ご飯 食べ過ぎたんで・・・ |
| あ、そなの |
| あ、*n0さん 街まで出かけるん ですか? |
| うん、ちょっと あちこち回ってみよう かなって・・・ |
| ええ、ちょっと あちこち回ってみよう かなって・・・ |
| あのう、でしたら あたしもついていっ ちゃいけませんか? |
| お屋敷から出歩くのが 危ないってことは わかってるんですけど その・・・ |
| あたし、村の外に出た ことがないから どうしても興味が わいてしまって |
| *n0さんと 一緒なら、大丈夫 かなって・・・ |
| そう言えば、アメルは 聖女って呼ばれるよう になってからは |
| 村の中でさえ、自由に 出歩けなくなってたん だっけ・・・ |
| なんか、似てるよな 俺と・・・ |
| そう言えば、アメルは 聖女って呼ばれるよう になってからは |
| 村の中でさえ、自由に 出歩けなくなってたん だっけ・・・ |
| なんか、似てる あたしと・・・ |
| あの、やっぱり ご迷惑ですか? |
| ううん、ぜんぜん そんなことないって! 一緒においでよ |
| ううん、ぜんぜん そんなことないって! 一緒においでよ |
| はいっ! |
| ふわあぁぁ・・・っ |
| 思いっきりヒマそうね ボク? |
| 思いっきりヒマそうね キミ? |
| あ、ミモザ先輩・・・ |
| いい若者が、昼間から 大あくびってのは 感心しないわねえ |
| 誰かさんたちみたいに 勉強しろとは言わない けど・・・ |
| もうすこし有意義に 時間を使ったほうが いいんじゃないかしら |
| 趣味のひとつでも はじめてみるとか? |
| 趣味かぁ・・・ |
| ・・・そうだ! 釣りなんてどう? |
| 釣り? |
| うん、たしか中庭に 使ったきりの道具が まだあったはず・・・ |
| 結構、面白いわよ? ハルシェ湖の魚って イキがいいし |
| うまくいけば、食卓に 華をそえられるわよ? |
| そうだな・・・ なんだかおもしろそう だし、試してみるか? |
| そっか・・・ なんだかおもしろそう だし・・・ 試してみよっか? |
| どうする!? とっさに割って入る 兵士を怒鳴りつける 呆然と見ている |
| ほら、あれが 蒼の派閥の本部だよ |
| ほら、あれが 蒼の派閥の本部 |
| *n0さんと ネスティさんは あそこで暮らしてた んですね |
| でも、なんでまた 俺たちの暮らしていた 場所なんか見たいって 思ったの? |
| でも、なんであたし達 の暮らしていた場所 なんか見たいって 思ったの? |
| えへへ・・・ |
| 懐かしい感じがした からですよ |
| 懐かしい? |
| お二人にお会いした時 なんだか、不思議な 感じがしたんです |
| 胸の奥がじわぁって 熱くなるみたいな |
| え・・・? |
| へっ・・・? |
| ずっと不思議だった けど、ここに来て わかった気がします |
| 森ですよ お二人も、 森に見守られて 暮らしてたんですね |
| まあ、たしかに 本部の周りはたくさん 木が生えてるけど |
| そうね、たしかに 本部の周りはたくさん 木が生えてるけど |
| 私も同じです あの村の森に見守られ て育ってきたから |
| だから多分、お二人を 身近に感じるんだと 思います |
| 森ねえ・・・ |
| 森かぁ・・・ |
| ここって・・・ 本部じゃないか!? |
| ここって・・・ 本部じゃない!? |
| ・・・・・ |
| 入っていっちゃい ましたね |
| どうしてあんなに 堂々と本部に 入れるんだよ・・・ |
| ちょっと、なんで 本部なんかに用事が あったりするのよ・・ |
| *n0さん? |
| 俺たちが聖王都に いることを秘密に しようって言ったのは ネスなのに!? |
| あたしたちが聖王都に いることを秘密に しようって言ったのは ネスなのに!? |
| *n0さんっ! |
| あ・・・ |
| へっ・・・ |
| どうかしたんですか 汗がひどいですよ? |
| いや、なんでもないよ ちょっとムキになり すぎちゃっただけさ |
| さあ、行こう |
| ごめん、なんでもない ちょっとムキになり すぎちゃっただけよ 気にしないで |
| 考えすぎだよ うん、きっと・・・ |
| ネスのことだもんな ばれないようにうまく やってるだけさ |
| 考えすぎよね うん、きっと・・・ |
| ネスのことだもん ばれないようにうまく やってるだけよ・・・ |
| いい加減にしろっ このガキが! |
| きゃあっ! |
| *n0さん あれ! |
| えっ? |
| へっ? |
| 何度も言ったとおり 本部の中には召喚師 でなくては入れんのだ |
| だからっ! 私は召喚師だって 言ってるじゃない!? |
| あの女の子、何度か街 で見かけた子だ・・・ |
| あの女の子、何度か街 で見かけた子だ・・・ |
| ほぉ、だったら きちんと名を名乗って みせろ? |
| それは・・・ |
| ふん、ほらみろ このウソつきめが |
| 貴族の娘だってのも どうせウソっぱち なんだろうが |
| ウソじゃないわっ! ホントなんだもん!! |
| ええい、離せっ! いい加減しつこいと ぶんなぐるぞ!! |
| ぐあっ! |
| いたっ! |
| え!? |
| な、なんだお前はっ いきなり飛び出して きやがって・・・ |
| あたたた・・・ いやあ、俺、この子の 知り合いなんですよ |
| ご迷惑かけたようで すいません さあ、行こうか? |
| いたたた・・・ あたし、この子の 知り合いなんです |
| ご迷惑かけたようで すいません さあ、行きましょう? |
| ちょ、ちょっと!? |
| いいから、この場は 俺にあわせて! |
| いいから、この場は あたしにあわせて! |
| それじゃ、失礼します |
| う、うむ |
| よさないか! 相手は子供だぞ!? |
| よしなさい! 相手は子供でしょう? |
| なんだ、お前は |
| 誰でもいいだろう とにかく、その子に 乱暴するのはよせよ |
| 誰でもいいでしょ! その子に乱暴するのは よしなさい。大人げな いでしょう! |
| そうですよ 女の子に手をあげる なんていけません! |
| ええいっ だったら、さっさと そいつを連れてけっ! |
| ああ、わかったよ |
| ええ、わかったわ |
| ちょ、ちょっと!? |
| 心配しないで さあ、行きましょう |
| ダメだ・・・ 今から声をかけても 止められない! |
| ダメ・・・ 今から声をかけても 止められない! |
| あくぅっ! |
| え!? |
| な、なんだお前はっ いきなり飛び出して きやがって・・・ |
| ら・・・ 乱暴はいけませんっ |
| アメルっ なんて無茶を!? |
| あ・・・ |
| この子は私たちが 責任をもって連れて いきますから |
| う、うむ まあ、よかろう |
| 大丈夫か、アメル ケガとかしてないか |
| 大丈夫、アメル ケガとかしてない? |
| だいじょぶ、ですよ えへへ・・・ ちょっぴり痛かった ですけど |
| ごめんなさい 私のせいで |
| 気にしないで あたしが勝手にした ことなんだもの |
| とりあえず、場所を 変えたほうがいいな さあ、行こう |
| とりあえず、場所を 変えたほうがいいわね さあ、行きましょう |
| さて、と どうしてあんな場所に 入ろうとしたんだい? |
| さて、と どうしてあんな場所に 入ろうとしたの? |
| ・・・・・ |
| 黙ってちゃわからない だろ? |
| 黙ってちゃわからない でしょう? |
| 赤の他人の貴方に |
| 赤の他人の貴女に |
| 説明する必要なんて ありませんっ! |
| な・・・!? 助けてもらった相手に なんて態度だよ・・・ |
| あらま・・・!? 気が強い子ねぇ |
| そうですよ *n0さん |
| えっ? |
| まずは、自己紹介から きちんとしないと お話はそれからです |
| は? |
| いや、そういう問題 じゃあ・・・ |
| アメル、そういう問題 じゃなくて・・・ |
| あたしの名前はアメル こっちのお兄さんは |
| あたしの名前はアメル こっちのお姉さんは |
| *n0さんって いいます |
| 貴女のお名前は? |
| え、あの、その・・・ ミニス・・・ |
| ミニスちゃん、か 素敵なお名前だよね |
| *n0さんも そう思いますよね? |
| あ、う、うん・・・ |
| へ、え、うん・・・ |
| ミニスちゃんは あたしたちとお友達に なるのはイヤですか? |
| えっ、その・・・ |
| イヤですか? |
| イヤじゃない けど・・・ |
| それじゃ、これから 仲良くしましょうね ミニスちゃん |
| う、うん・・・ |
| さあ、これでもう あたしたちは赤の他人 じゃありませんよね |
| あ! |
| やるわね・・・ |
| そうですよね? *n0さん |
| ・・・ああ、そうさ 友達だもんな |
| だから、俺たち ミニスが困ってるなら 助けてあげたいよな? |
| ・・・ええ、そうね あたしたち友達だもん |
| だから、あたしたちは ミニスが困ってるなら 助けてあげたいなぁ |
| !? |
| 話してくれるよね どうして、あんな無茶 をしたのかを |
| ・・・うん |
| 探し物? |
| うん・・・ 探してる物があそこに あるんじゃないかって 思ったんです |
| 何を探しているの? |
| ペンダント・・・ 緑色をした、大きな石 がついてるの |
| 大切な物だったのに なくしちゃって もうずっと、探してる のに見つからなくて |
| だから・・・っ |
| そうか、それでこの子 は、ずっと街の中を うろうろしていたのか |
| そうか、それでこの子 は、ずっと街の中を うろうろしていたのね |
| ぐすっ・・・ うっ、ううっ・・・ |
| *n0さん あの、あたし・・・ |
| わかってる 一緒にペンダントを 探してあげたいって 言うんだろう? |
| あたしも同じ気持ちよ 一緒にペンダントを 探しましょ! |
| はい |
| それなら一度、屋敷に 戻ったほうがいいな みんなにも事情を説明 したいし・・・ |
| ちょっとでもミニスを 休ませてあげようよ ずっと探しづめだった みたいだし、な? |
| それなら一度、屋敷に 戻ったほうがいいわね みんなにも事情を説明 したいし・・・ |
| 少しミニスを 休ませてあげましょう ずっと探しづめだった みたいだし? |
| そうですよね うん、きっとそうした ほうがいいです |
| ・・・オ客様デスカ? |
| よぉ、なんだよ そのガキは? |
| ・・・だれ? |
| あれ、お客様ですか? |
| ああ、そうさ |
| ええ、そうよ |
| 俺たちの友達だ |
| あたしたちの友達 |
| 護衛の召喚獣・・・? |
| ひょっとして貴方は |
| ひょっとして貴女は |
| 召喚師なの!? |
| うん、一応は 蒼の派閥の召喚師 |
| といっても、まだまだ 駆け出しだけどね |
| うん、一応は 蒼の派閥の召喚師 |
| といっても、まだまだ 駆け出しなんだけどね |
| そうなんだ・・・ |
| とりあえず座ってさ ひと息いれようか |
| とりあえず座ってさ ひと息いれようよ |
| じゃ、あたし お茶を入れてきますね |
| にゅうっ!? |
| ああ~っ!? |
| ミニスちゃんが どうしてここにいるん ですの~!? |
| なんだよ、モナティ ミニスのこと知って いたのか? |
| あらあ、モナティ ミニスのこと知って いたの? |
| ギブソンさんたちより 前に、サイジェントで 会ったことがあるん ですの |
| まさか、ミニスちゃん あの時みたいに、また いえ・・・ |
| わわわわ~っ!! |
| にゅうっ!? |
| なんだ、なんだっ!? |
| なに、なに!? |
| ああっ、アナタねぇ 忘れちゃったのっ? |
| 私の家はここ、聖王都 にあるんだからっ! 変なこと言わないでよ |
| あ・・・ そうでしたっけ??? |
| まったく・・・ 相変わらず、学習能力 がないんだからぁ |
| うにゅうぅぅっ |
| 私のことより、そっち のことを説明しなさい どうして、こんな所に いるのよ? |
| もしかして・・・ あんまりドジだから 捨てられた、とか? |
| ちっ、違うですぅ!? これには、とっても ふかぁいワケがあるん ですのぉ・・・ |
| あきれた・・・ アナタ、きちんと誓約 せずにいたワケ? |
| にゅうぅぅぅ・・・っ まさかこんなことに なっちゃうなんて思い もしなくてぇ・・・ |
| ま、あの人も普通とは 違うからなぁ 二重誓約なんてこと 知らなかったのね |
| やけにあっさりと納得 してるとこを見ると ミニスが召喚師っての は本当なんだな |
| やけにあっさりと納得 してるとこを見ると ミニスが召喚師っての は本当みたいね |
| あ、そ、それは・・・ |
| それはそうですのっ なんてったって ミニスちゃんのお家は 有名なマー・・・ |
| わわわわ~っ!! |
| にゅにゅうっ!? |
| な、なんなんだよ さっきから・・・ |
| な、なんなのよ さっきから・・・ |
| ちょっと、モナティ こっち来なさいっ! |
| ふぇえ? |
| 余計なことは言わなく てもいーのっ! |
| え、でも・・・ |
| とにかくっ いーのっ!! |
| わ、わかりましたです のぉ・・・? |
| なんか、いろいろ あるみたいだな あの二人・・・ |
| なんか、いろいろ あるみたいね あの二人・・・ |
| はい、どうぞ 熱いから気をつけてね |
| ありがとう |
| ミニスちゃんだっけ? それにしても災難 だったわねえ |
| まったくだわ こんな小さな子に暴力 ふるうなんて |
| ううん、あれは私が 悪かったんです |
| ダメだって言われてる のに、無理を言って 建物の中に入ろうと したんだもの |
| そう言えばさ ミニスはあの時、門番 に「召喚師だ」って 言ってたけど? |
| あ、あれは・・・ |
| 私、まだ見習いで その・・・ |
| へえ、すごいじゃない その歳で見習いなら たいしたものよ |
| どこの家の師範に指導 を受けているんだい? |
| そ、それは・・・ |
| ギブソンさん そういう質問はしちゃ いけませんよ |
| ペンダントを無くした ことは、お家の人には 内緒なんですから |
| ああ、そうか すまなかったね |
| いえ、気にしないで ください |
| まあ、なんだ オレらも出かける時は 注意してやるよ |
| 早く見つかると いいわね |
| さて、と そろそろ行こうか? |
| あ、はいっ |
| あっ、あの・・・ ミニスさん |
| え? |
| ボク、一生懸命 お手伝いしますから がんばりましょうね? |
| ・・・・・・うん |
| 大丈夫さ すぐ見つかるよ *n1 も手伝ってくれるし |
| 大丈夫 すぐ見つかるわよ *n1 も手伝ってくれるし |
| 索敵機能ノ及ブ範囲デ さぽーとサセテ イタダキマス |
| ドウゾ、ヨロシク 小サナ召喚師殿 |
| ・・・・・・うん |
| それじゃ 行ってきますね |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| まいったな・・・ これだけ探しても 見つからないなんて |
| まいったわ・・・ これだけ探しても 見つからないなんて |
| *n0さん! |
| ・・・・・・ |
| 捜索範囲ハ、マダ街ノ 半分ニモイタッテ イマセン |
| アキラメルノハ マダハヤイカト |
| ・・・そうだな |
| ・・・そうよね |
| まだ探す場所は いっぱい、いっぱい あるですの! |
| そうですよ モナティさんの言う とおりです |
| あ・・・う、うん! 大丈夫だってば 今日がダメでも明日 があるんだし |
| そうよ! 大丈夫だってば 今日がダメでも明日 があるんだし |
| 元気を出してください ミニスさんっ |
| ケッ!思いっきり 楽観しやがって・・・ 簡単にみつかりゃあ 世話ねェってもんだ |
| *n1っ! |
| いえ、いいんです 気休めを言われても うれしくなんかない |
| ミニスちゃん・・・ |
| 私が悪いんだもの 大事なものだったら もっと大切に持って なくちゃダメなのに |
| 側にいるのが当たり前 すぎて・・・ 私、忘れてたの・・・ |
| え? |
| へっ? |
| だから、あのコはもう 戻って来ないのっ! |
| 私が大事にしなかった から、怒ってどっか いっちゃったんだぁ! |
| 「いる」って 「あのコ」って どういうことなんだ? |
| ミニスが探してるのは ペンダントなんじゃ なかったのか? |
| 「いる」って 「あのコ」って どういうことなの? |
| ミニスが探してるのは ペンダントなんじゃ なかったの? |
| うわあぁぁ~ん!! |
| あきらめちゃダメだよ ミニスちゃん |
| きっと見つかるよ! そのために、貴女は ずっとがんばってきた んじゃない? |
| っく、でもぉ・・・! |
| ・・・(くいくい) |
| なによぉ・・・ |
| 泣かないで・・・ |
| ・・・・・・ |
| だいじょうぶだよ 怒ってなんか・・・ いないよ・・・ |
| なんで、アナタに それがわかるのよ!? |
| ・・・・・・ |
| わかってるはずだよ おねえちゃんも ほんとうは・・・ |
| ・・・・・・ |
| それに・・・ 泣いてたら、そのコ も悲しいよね? |
| !? |
| だから、泣いてちゃ ダメ・・・ね? |
| うん・・・ |
| ミニスちゃんは、自分 が悪かったって思って いるんでしょう |
| ・・・うん |
| だったら、ちゃんと ペンダントさんに 謝ろう |
| ごめんなさいって 謝れば、きっと許して くれるはずだよ |
| 許して・・・ くれるかな・・・ |
| 大丈夫よ だってミニスちゃん こんなに一生懸命 がんばってるもの |
| ペンダントさんだって わかってくれるよ ねっ? |
| う、うん・・・ |
| よしっ、それじゃ もうひとがんばりする としようか? |
| よしっ、それじゃ もうひとがんばり しましょうか? |
| ついにおいつめました わよぉ! このチビジャリっ!! |
| ・・・!! |
| 誰だっ!? |
| 誰っ!? |
| ほほほほ げせんな平民風情に 名乗る名など・・・ |
| ・・・ん? |
| な、なんだよ? |
| な、なによ? |
| そこのアナタ ひょっとして召喚師 なのかしら? |
| だったら どうしたっていうんだ |
| だったら どうしたっていうのよ |
| ほほほほ 無知は罪ですわねぇ |
| 召喚師でありながら 私の名を知らないとは |
| なにを偉そうにカッコ つけてるのよ? 自意識過剰じゃないの この年増女っ!! |
| 年増っていうな~っ! |
| ひひひひひっ アレは相当 気にしてるなァ? |
| おいおい あおるなよ |
| ちょっと!? あおらないでよ |
| あのぉ、ミニスさぁん あおらないほうがいい と思うんですが・・・ |
| あの年増女には あれぐらいで ちょうどいいのよ |
| まだ言うかーっ!? チビジャリぃぃっ!! |
| 年増に年増っていって 何が悪いのよ ふん、この大年増! |
| キイィィィッ! 泣かす、泣かすうぅ! |
| あのう、すいませんが あたしたち、まだ用事 がありますので・・・ |
| 失礼させていただき たいんですけど |
| ・・・・・・ |
| 別に構いませんわよ た・だ・し 出す物はきちんと出し てもらいますけど |
| さあ、チビジャリ! ペンダントを お返しなさいっ!! |
| あれは元々、誇り高き ウォーデン家の宝 当主である私、ケルマ が持つべき物なのよ |
| ウォーデン家のケルマ ・・・ってことは もしかして彼女は!? |
| ウォーデン家のケルマ ・・・ってことは もしかして彼女!? |
| ほほほほ ようやく気づいたわね |
| 金の派閥の召喚師の中 でも名門中の名門 ウォーデン家のケルマ とは私のことですわ |
| 金の派閥の召喚師 彼女が・・・? |
| あるじ殿 アノ装飾ニハナニカ 意味ガアルノデスカ? |
| *n1 特にないと思う・・・ |
| ソウデスカ 威嚇ヲ目的トシタモノ デハナイノデスネ |
| 威嚇って、おいおい そんな、動物じゃ あるまいし |
| しかし、まあ なんというか・・・ |
| 威嚇って・・・ そんな、動物じゃ あるまいし |
| しかし、まあ なんというか・・・ |
| ・・・(くいくい) |
| あの人・・・ ぴかぴか・・・ |
| ・・・どうして? |
| さあ・・・? |
| しかし、まあ なんというか・・・ |
| なにか、すごい ハデですの あの人・・・ |
| 確かに・・・ ハデというか なんというか・・・ |
| 重そうですのー |
| しかし、まあ なんというか・・・ |
| 想像していたのとは かなり違う・・・ |
| 想像していたのとは かなり違うわね・・・ |
| ほほほほ アナタも召喚師ならば どちらに味方するのが 得かわかるでしょ? |
| 三流召喚師のマーン家 の小娘に義理立てして も意味なくってよ!? |
| えっ、ミニスちゃん あなた・・・? |
| ・・・・・・ |
| まさか、君も金の派閥 の召喚師なのか!? |
| まさか あなたも金の派閥の 召喚師なの!? |
| ご・・・ ごめんなさいっ!! |
| だましたんじゃないの 言い出せなかっただけ なのっ・・・ |
| お願い、信じて・・・ |
| ミニス・・・ |
| ほほほほ さあ、おとなしく ペンダントをお渡し! |
| 待ってくれ! ペンダントは今、彼女 のところに無いんだ |
| 待ちなさい! ペンダントは今、彼女 のところに無いのよ |
| だまされるものですか |
| 信じると思うか? あの年増女がよォ |
| ケルマさん し、信じて くださいですのーっ! |
| *n0 口で言っても無駄よ! 言って聞くような相手 じゃないのっ!! |
| ワイバーンを召喚する サモナイト石の ペンダント・・・ |
| 力ずくでも、この手に 取り戻させていただき ますわよ~っ!! |
| 見回りの兵士さんには 尋ねてみた? |
| うん・・・ だけど、届けられる ことはまずないだろう って言われて・・・ |
| まあ、高そうな物なら 拾った人間によっては 自分のものにしちゃう だろうからなあ |
| まあ、高そうな物なら 拾った人間によっては そのまま持ってかれる かもしれないしね |
| ヒヒヒ、とっくの昔に 売っぱらわれちまって るかもよォ? |
| う・・・っ |
| *n1くん! そんなイジワルなこと 言っちゃダメでしょ? |
| もう一度 お願いしておこう 見つかったら知らせて もらえるように |
| もう一度、お願いして おきましょう 見つかったら知らせて もらえるように |
| そうですね |
| ここは人通りが多くて 探しにくいな |
| ここは人通りが多くて 探しにくいわね |
| ココデ紛失シタノナラ カナリ厄介デスネ |
| でも、これだけ 人通りが多い場所だと かえって、足下にまで 目は向かないです |
| あきらめないで 探してみましょう? |
| うん・・・ |
| 落としたとしたら ここが一番、可能性が 高いと思うの |
| そう言えば、最初に ミニスと出会ったのも ここだったっけ |
| なにか心当たりが あるの? |
| ・・・・・・ |
| あ、あのぅ 話しにくいことなら 無理に言わなくても? |
| ちょっとね・・・ 仲の悪い人に、ここで 追いかけ回されたの |
| だから、ひょっとして その時に・・・ |
| そいつがペンダントを 持っていったって 可能性は? |
| その人がペンダントを 持っていったって 可能性は? |
| それはないわっ! |
| もしもそうだったら あいつが今も、私を 追い回してるはずが ないもの・・・ |
| ? |
| それで、貴女は この公園を逃げ回る ことになったのね |
| それなんだけど |
| あんまりしつこいから 公園を飛び出して 狭い道ばかり選んで 走り回って・・・ |
| 逃げきったってホッと したら、いつの間にか ペンダントの鎖が 千切れてて・・・ |
| それじゃ、やっぱり どこに落としたのかは 限定できないわけか |
| それじゃ、やっぱり どこに落としたのかは 限定できないわけね |
| うう・・・ |
| ま、いいさ ひとつひとつ街を探し ていけば、それですむ ことだからな |
| ま、いいわ ひとつひとつ街を探し ていけば、それですむ ことだから |
| ふりだしに戻って きちゃったな・・・ |
| ここは、探さなくて いいよっ! |
| えっ? |
| ・・・どうして? |
| どうしてですか? |
| あんまり、ここには いたくないのっ |
| その・・・ |
| お家の人に見つかる から? |
| ・・・! |
| そう言えば、ミニスと もめていた門番が 貴族がどうとか言って いたっけ・・・ |
| たしか、ミニスちゃん のお母さんって すごく厳しいんでした よねぇ? |
| ・・・・・・ |
| わかったよ それじゃ、ここは 後回しにしよう |
| わかったわ それじゃ、ここは 後回しにしましょう |
| まさか、湖の中には 落ちてないと思うけど どうなんだろう? |
| いくらなんでも こんな場所では落とし てないと思うわ |
| 水辺は危ないから 近づいてないもの |
| そうですよね? ああ、よかったあ |
| ねえ、よかったって どういう意味よっ!? |
| あ、べっ、別に 見つからないのが よかったってことじゃ ないんですよぉ |
| その、ボク・・・ 泳げないんで・・・ |
| へえ、そうなんだ? *n1 泳げなかったのか へえ・・・ |
| へえ、そうなの? *n1 泳げなかったんだ へえ・・・ |
| ああっ、ご主人様 ひどいですよぉ 目が笑ってますぅ!? |
| だって、くくく・・・ |
| ほんと、失礼だわっ! |
| ・・・え? |
| アナタもアナタよ! 泳げなくたって別に 死ぬわけじゃないん だから |
| 男なら、そんなことで ぐじぐじしないのっ! わかったっ!? |
| は、はいぃっ! |
| なんか、すごい剣幕 だったけど、ひょっと して・・・ |
| ミニスも、泳げないん じゃないのか? |
| なんか、すごい剣幕 だったけど、ひょっと して・・・ |
| ミニスも、泳げないん じゃない? |
| まったく! |
| 確かめようって勇気は さすがにちょっと ないけど・・・ |
| ほらほら、みんな もめてないで |
| 別の場所を探し ましょう? |
| あの子は、蒼の派閥に 入ろうとして、門番に とがめられていたんだ そうだね? |
| ええ、そうです |
| おかしいな・・・ |
| どうしてそんな場所に ペンダントを探しに なんて行こうとしたん だろう |
| 街中探し回って、他に 心当たりがなくなって しまったからじゃない でしょうか・・・ |
| だからって、普通は あんな場所を探そうだ なんて、考えないん じゃない? |
| それは・・・ |
| ひょっとするとあの子 が探しているものは 召喚術に関係ある品 なのかもしれないな |
| !? |
| そう考えれば、本部に 入ろうとしたのも納得 できる・・・ |
| ちょっと待って くださいよ、先輩 |
| 見習いの召喚師が そんな品物を持たせて もらえるはずがない ですって |
| 俺だってこの間までは サモナイト石でさえ 満足に持たせてもらえ なかったし・・・ |
| あたしだってこの間 までサモナイト石で さえ満足に持たせて もらえなかったし |
| まあねぇ・・・ 黙って持ち出したんで もない限りは |
| 蒼の派閥の見習いが そんなもの持ってる はずないわよね |
| そうだな・・・ |
| かたや聖女さま かたや貴族の お嬢様ってか? |
| 両手に花ってのは このことだなあ *n0? |
| 茶化すなよ、フォルテ |
| そうよ、まったく 不謹慎なんだから |
| わりぃわりぃ まあ、冗談はさておく としてだな・・・ |
| かたや聖女さま かたや貴族の お嬢様ってか? |
| お前も気苦労が 絶えないな *n0? |
| フォルテ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・ミニスが貴族の 娘ってのは、まず 間違いないとオレは 思うぜ |
| うにゅ!? |
| どうしたんだよ モナティ? |
| どうしたのよ モナティ? |
| い、いーえっ なんでもないですのぉ |
| 着てるもんがな、俺ら とは明らかに違う ありゃあ、相当に高価 な代物だぜ? |
| フォルテ 服の善し悪し なんかわかるんだ? |
| まーな オレほどの色男に なれば、それくらい は当然・・・ |
| ・・・ぶつわよ? |
| コホン、品物の目利き は宝探しをする時には 欠かせねえからな |
| なるほど、それなら 納得・・・ |
| それより、私はあの子 の様子のほうが心配ね |
| しゃべりかたひとつ とっても、無理をして るような気がしてね |
| 大人ぶってるところ なんか、そうだよな |
| 大人ぶってるところ なんか、そうだよね |
| ひょっとして、あの子 なにかまだ、隠しごと してるのかもしれない |
| うにゅにゅうっ!? |
| だから、どうしたんだ モナティ? |
| だから、どうしたのよ モナティ? |
| なな、なんでもっ!? なんでもないですのぉ |
| 弱味がある人間ほど 無理に強がって見せる ものだから |
| そりゃあ自分に基づく 意見か、ケイナ? |
| ・・・・・・ |
| ・・・えげっ!? |
| とにかく、あの子の 様子には気をつけて あげたほうがいいわ |
| わかったよ、ケイナ |
| わかったわ、ケイナ |
| あらためて、ここから 街を眺めてみると 広いって感じるよなあ |
| あらためて、ここから 街を眺めてみると 広いって感じるなあ |
| これだけ広い街の中を ペンダントひとつ 探して回るのか・・・ |
| ああっ、なんだか 探す前からめまいが してきたぞ??? |
| ああっ、なんだか 探す前からめまいが してきたよぉ・・・ |
| ゴ心配ハ無用デス あるじ殿 |
| 彼女ハマダ、子供デス イクラ健脚ダッタト シテモ |
| 行動範囲ハ、オノズト 限定サレマス 我々ハ、ソノ範囲ヲ 探セバ良イノデス |
| ああ、そっか!? そうだよなっ? |
| ああ、そっか!? そうだよね? |
| モットモ・・・ |
| 第三者ノ手ニヨッテ 対象トナル品物ガ 運バレテイタ場合ハ 話ハ別デスガ・・・ |
| ・・・・・・ |
| イズレニセヨ、行動ヲ シナケレバ結果ガ出ル コトモアリマセン |
| ・・・・・・ |
| まあ、こんなところで 頭をかかえてたって なんにもならないしな |
| まあ、こんなところで 頭をかかえてたって なんにもならないし |
| ・・・(こくこく) |
| よーし・・・ がんばって探すぞっ! |
| はッ!ガキに つきあって落とし物を 探すなんざ・・・ |
| どうせ、アメルの奴が 言い出したんだろう? |
| うん・・・ まあ、俺も賛成したん だけどね |
| うん・・・ まあ、あたしも賛成し たんだけどね |
| ったく・・・ あいつは昔から、子供 のことになるとムキに なるからな |
| いいか、もしあいつに なにかあったら *n0 承知しねぇからな? |
| ええっ!? だったら、リューグも つきあってくれよ |
| ええっ!? だったら、リューグも つきあってよ |
| 冗談じゃねぇ! ガキのお守りなんか まっぴらゴメンだ |
| そんなこと言わないで お願いですのーっ? |
| 断るといったら お断りだッ!! |
| そんなぁ・・・ |
| ま、テメエでなんとか するんだな |
| ううっ、無茶苦茶だよ それって・・・ |
| ううっ、無茶苦茶よ それって・・・ |
| まったく、アメルにも 困ったものだな |
| まあ、困っている人を ほっておけないのは あの子のいいところ なんだけど・・・ |
| 自分が狙われていると いうことを、忘れてる んじゃないだろうな? |
| まさかぁ? さすがにそれは・・・ |
| ・・・・・・ |
| なんか、ありえそうで 心配になってきた |
| うんうん・・・ あのオンナなら それぐらいのことは やりかねねェぞ? |
| どうにもつかみどころ がねェ性格してるから なァ・・・ |
| ・・・(こくん) |
| くれぐれも無茶しない ように言い聞かせて おきはしますが |
| もしもの時は、どうか よろしくお願いします *n0さん |
| わかったよ、ロッカ |
| わかったわ、ロッカ |
| なんて言おう? |
| まあ、しかたないさ |
| しかたないわ |
| 嫌ったりしないよ 説明してくれるよね |
| どうする? |
| 悪かったよ ミニスが困っていたから |
| 悪かったわよ ミニスが困っていたから |
| あんな発育途上の小娘 相手に、ウォーデン家 の当主たる私が負けて しまうなんて・・・ |
| なんたる、なんたるっ なんたる屈辱~っ!! |
| まだやる気かしら? お・ば・さ・ん |
| むききき・・・ お、覚えてなさいっ! |
| 忘れようったって無理 だと思うな・・・ あの派手な格好じゃあ |
| 忘れようったって無理 よね、あれ・・・ |
| ミニスちゃん 金の派閥の召喚師さん だったんだ・・・ |
| あたし、ちょっとだけ びっくりしちゃった |
| ほんとだよ |
| ほんとね |
| 黙っててごめんなさい *n0 |
| モナティは、最初から 知ってたんだな? |
| モナティは、最初から 知ってたのね? |
| はい・・・ ごめんなさいですの |
| モナティを怒らないで 私が、無理に頼んで 黙っててもらったの! |
| 金の派閥と蒼の派閥は 仲が良くないから 私が金の派閥の子って 知ったら・・・ |
| 嫌われると思って だから、だから わたし・・・ |
| まあ、しかたないさ 俺がミニスでも、多分 言えなかったと思うし |
| しかたないわ、あたし がミニスでも、多分 言えなかったと思うし |
| 怒って、ないの? |
| ごめんなさいって ミニスはきちんと 謝ってくれたからね |
| だから、もう泣くなよ な? |
| ごめんなさいって ミニスはきちんと 謝ってくれたもの |
| だから、もう泣かない ねっ、ミニス? |
| う、うん・・・ |
| 嫌ったりしないよ |
| 嫌うわけないじゃない |
| え? |
| 蒼の派閥と金の派閥は たしかに仲が悪いかも しれない |
| でも、それはそれさ 最初に言っただろ |
| 俺たちは友達だよ? |
| 蒼の派閥と金の派閥は たしかに仲が悪いかも しれないけどね |
| でも、それはそれ 最初に言ったでしょ |
| あたしたちは友達 |
| !? |
| そうだよミニスちゃん |
| そうだよ・・・ おともだち、だよ |
| みんな・・・ |
| だから、気にするなよ |
| だから、気にしないで |
| ・・・(こくん) |
| そうですよ ミニスさん |
| ご主人様のいうとおり ボクたちはもう友達 なんですから |
| それともミニスは 蒼の派閥の友達なんて いらないかな? |
| それともミニスは 蒼の派閥の友達なんて いらないの? |
| そんな! そんなことないっ!! |
| じゃ、問題ないよな? |
| じゃ、問題なしね |
| *n0・・・ |
| う、うんっ! |
| 説明してくれるね? ミニスが俺たちに 言えなかったことを |
| 説明してくれるよね? ミニスがあたしたちに 言えなかったことを |
| ・・・うん |
| それじゃ、あの子が 探していたペンダント って、召喚獣を呼ぶ 道具だったのね |
| そういうことなんだ |
| そういうことだって |
| そのペンダントの中に いるワイバーンさんは ミニスちゃんの大切な お友達なんです |
| でもって、そいつを 横から奪おうってのが ケルマって女召喚師 だと・・・ |
| なんだか、ややこしい ことになってますね |
| はっ、ご苦労なこった |
| 金の派閥のマーン家と ウォーデン家の対立は 知ってたけど |
| そういう因縁があった とはな |
| それで、俺からみんな にお願いしたいことが あるんだ・・・ |
| それで、あたしから みんなにお願いしたい ことがあるの・・・ |
| ・・・来たっ!? |
| ・・・! |
| *n0っ どういうつもりだ!? |
| 落ち着けよ、ネス 怒鳴らなくても ちゃんと聞いてるよ |
| ネス、落ち着いて 怒鳴らなくても ちゃんと聞いてるから |
| これが落ち着いて いられるか! |
| あれほど、金の派閥の 連中には関わるなと 釘をさしたのに |
| どうして君は、騒ぎを 引き起こすようなこと ばかりするんだっ!? |
| 悪かったよ 忠告に従わなかったの は、本当にすまないと 思ってる |
| どれだけネスに叱られ ても、しかたないんだ って思ってる |
| 悪かったわよ 忠告に従わなかったの は、本当にすまないと 思ってる |
| どれだけネスに叱られ ても、しかたないんだ って思ってる、けど |
| ・・・ |
| でも、俺はバカだから 他に方法が見つけられ なかったんだよ |
| あんなにも必死だった ミニスを、ほっとく なんてできなかった だから、俺は・・・ |
| あたしはバカだから 他に方法が見つけられ なかったのよ |
| あんなにも必死だった ミニスを、ほっとく なんてできなかった だから、あたし・・ |
| 先輩たちに頼みこんで 彼女のペンダント探し を手伝ってもらうこと にしたんだな? |
| ・・・・・・ |
| そうよ・・・ |
| 金の派閥同士の争いに 巻き込まれるのを承知 で、彼女を手助けする というんだな? |
| ・・・・・・ |
| ええっ |
| まあ、いい 今さら僕が口を出した ところで、過ぎたこと は変わらない |
| だけど、忘れるなよ? *n0 |
| 僕たちは僕たちで やらなくちゃならない 任務があるんだ |
| それだけは絶対に 忘れるなよ |
| ・・・うん |
| ネス、ありがと |
| ネスはそう言うけどさ 本当にしかたがない ことだったんだよ |
| たまたま知りあった 女の子が、金の派閥の 一員だっただけなんだ |
| 俺はただ、ミニスが 困っていたから・・・ |
| ネスはそう言うけどさ 本当にしかたがない ことだったのよ |
| たまたま知りあった 女の子が、金の派閥の 一員だっただけ |
| あたしは、ミニスが 困っていたから・・・ |
| 君はバカか? どうしてわざわざ 赤の他人の問題に首を つっこむんだ!? |
| 無視すればいいものを 余計な世話を焼くから こんなことに・・・ |
| ネスティさんっ! |
| む・・・ |
| ネスティさん それっておかしいです |
| 助ける相手を選ばなく ちゃいけないなんて おかしいです! |
| 誰も、そんなことは 言って・・・ |
| 言ってます! |
| むむ・・・ |
| もういいよ、アメル ネスが困ってる |
| もういいわよ、アメル ネスが困ってる |
| でも・・・ |
| たしかにあたしが したことは・・・ |
| ・・・わかった |
| ネス? |
| 今さら僕が口を出した ところで、過ぎたこと は変わらないんだ |
| 好きにすればいいさ ただし、言った以上は きちんと最後まで面倒 をみることだ |
| すまない、ネス |
| ありがとう、ネス |
| ふん・・・ |
| それにしても 今日は本当にいろいろなこと があったと思う |
| 知らない人とたくさん出会い 同時に、知っている人たちの 知らなかった一面を 見ることができた気がする |
| 充実してるっていうのは こういうことかも知れない |
| 中でもミニスとの出会いは 俺に少なからず 驚きを与えてくれた |
| 泣き虫だけど一生懸命な 小さな召喚師 |
| そんな彼女のひたむきな姿は ちょっとだけ俺の負けん気を 刺激してくれたかも知れない |
| 負けられないよな? 同じ、新米召喚師としてさ |
| 疲れた・・・ 一言で表すとそんな一日 でも、おもしろかった・・・ |
| なんて言ったら ネスに怒られるかな? |
| だって、いろんな事があった ううん!ありすぎた・・・ 一日だった |
| 新しい人と会ったし いつも見てた人の知らない 顔も見れた・・・ |
| それに、ミニス・マーン 小さな召喚師 |
| すごい元気だった そして、一生懸命だった |
| あたしがあんな立場だったら あんな風に笑えたかな? ううん、無理だと思う |
| だから、あたしも同じ召喚師 として、負けてられない そう、思った |
| 今日は充実した一日だった あたしはそう思う |
| なあ、ネス・・・ |
| どうして蒼の派閥と 金の派閥は、そんなに 敵視しあってるんだ? |
| ねえ、ネス・・・ |
| どうして蒼の派閥と 金の派閥は、そんなに 敵視しあってるの? |
| 蒼の派閥は召喚術を 用いて、世界の真理を 探求する組織だ |
| 対する金の派閥は 営利を目的とした団体 思想からして相容れる ものじゃない |
| さらに問題なのは 彼らのそうした行動が 結果的に権力者と結び つくことだ・・・ |
| え? |
| 君も知ってるだろう? リィンバウムで起きた 戦争のほぼすべてが |
| 心なき召喚師の浅慮に よって、引き起こされ たものだということを |
| 世界の覇権をかけた 戦乱の時代も エルゴの王が没した後 の暗黒時代も |
| 召喚術は戦争の道具と して重宝され、多くの 犠牲者を生み出した |
| そうか、だから 蒼の派閥は必要以上に 政治に関わるなって 教えてるのか・・・ |
| そっか、だから 蒼の派閥は必要以上に 政治に関わるなって 教えてるのね |
| そういうことだ |
| 金の派閥はそうした 過去の過ちを繰り返す 可能性をもつ組織 なんだよ |
| 無論、それが全てだと 言い切りはしないがな |
| 派閥同士の対立には そんな深い理由が あったのか・・・ |
| 派閥同士の対立には そんな深い理由が あったのか・・・ |
| 今日のアメルを見てて なんか、俺 びっくりしちゃったよ |
| 今日のアメルを見てて なんか、あたし びっくりしちゃった |
| びっくりですか? |
| うん、驚いた おとなしそうに見えて 意外と行動力あるし |
| 言いたいことがあれば ちゃんと口に出して 言っちゃうしさ |
| ええ、驚いた おとなしそうに見えて 意外と行動力あるし |
| 言いたいことがあれば ちゃんと口に出して 言っちゃうんだもの |
| ふふふっ、でも *n0さんは 知らなかっただけで |
| あたしの性格って もともと、あんな感じ なんですよ? |
| えっ!? |
| そうなの!? |
| 聖女さまって呼ばれる ようになってからは それらしくしようって |
| ちょっとだけ・・・ ネコ、かぶってたの |
| 幻滅しちゃいました? |
| そ、そんなことないよ あはは・・・っ |
| そ、そんなことないわ ずっといいと思う |
| 村が襲われてから ずっと、あたし暗い顔 ばかりしていて |
| *n0さんたち に心配かけっ放し でしたよね? |
| でも、いつまでも 落ちこんでたらダメだ って思ったんです だから・・・ |
| いいんじゃないかな 前向きでさ |
| すくなくとも、俺は 今日一日で、アメルの 色んな一面が見られて 楽しかったよ |
| いいんじゃないの 前向きで・・・ |
| あたしはすくなくとも 今日一日で、アメルの 色んな一面が見られて 楽しかったもの |
| あ・・・・・・ |
| びっくりしたのだって うれしい驚きって感じ だったもんな・・・ |
| びっくりしたのだって うれしい驚きって感じ だったもんね・・・ |
| 結局、ぺんだんとハ 発見デキナカッタ デスネ・・・ |
| まあ、あせらず気長に 探すことにするよ |
| ペンダントについてる 宝石が、ワイバーンを 封じたサモナイト石だ ってわかったんだ |
| そこから発する魔力を 目印にできれば *n1も 探しやすいだろ? |
| まあ、あせらず気長に 探すことにしましょう |
| ペンダントについてる 宝石が、ワイバーンを 封じたサモナイト石だ ってわかったもの |
| そこから発する魔力を 目印にできれば *n1も 探しやすいでしょ? |
| ソノコトデスガ・・・ |
| 自分ノせんさーデハ 魔力ヲ感知スルコトハ 不可能ナノデス |
| え!? |
| ろれいらるノ技術体系 ハ「科学」ト呼バレル 理論ニヨッテ完成シタ モノデス |
| 数字デ計算デキナイ 魔力トイウえねるぎー ハ、科学デハ扱エナイ モノナノデス |
| う~ん・・・ それじゃ仕方ないか |
| オ役ニタテナクテ 本当ニ恐縮デス |
| *n1の せいじゃないって 気にするなよ |
| *n1の せいじゃないわ 気にしないの |
| 万能だって思ってた *n1にも できないことって あるんだなあ・・・ |
| 万能だって思ってた *n1にも できないことって あるんだ・・・ |
| ヒヒヒ、ニンゲンよ テメエもとうとう 恨みをかっちまった ってわけだ |
| あのケルマっていう ケバいオンナ かーなーり、根に持つ 雰囲気だぜェ? |
| 嬉しそうな顔して なんてこと言うんだよ |
| それに、俺はちゃんと 話し合いで解決しよう としたんだからな 逆恨みってやつだよ |
| 嬉しそうな顔して なんてこと言うのよ |
| それに、あたしは 話し合いで解決しよう としたのよ、それは 逆恨みってやつよ |
| けッ!逆恨みだって 立派な恨みだっての |
| おうおう、見える 見えるぜェ? お前の背中にどんより からみついた・・・ |
| あのオンナのどす黒い 恨みの思念がよォ? |
| や、やめろよなっ!? そういうのっ!! |
| や、やめなさいよ!? そういうのっ!! |
| ヒヒヒヒヒ・・・ |
| うう・・・ *n1め 見えないって知ってて からかってるなぁ? |
| もう・・・ *n1め 見えないって知ってて からかってるなぁ? |
| *n1 ずっと街を歩き回って 疲れただろ? |
| *n1 ずっと街を歩き回って 疲れたでしょ? |
| ・・・(ふるふる) |
| しかし、これだけ探し ても見つからないって ことを考えると |
| ミニスには悪いけど ペンダントはもう 見つからないかも 知れないな |
| しかし、これだけ探し ても見つからないって ことを考えると |
| ミニスには悪いけど ペンダントはもう 見つからないかも 知れないわね |
| ・・・みつかるよ |
| え? |
| もどってくるよ だって、あのこ・・・ |
| なくしたもののこと いっぱい、いっぱい 想ってるから |
| *n1・・・ |
| 想っていればね お願いは、かなうの |
| *n1も そうだったから わかるの・・・ |
| 人間になりたいって ずっと、ずっと 想いつづけて この姿になれたから |
| そっか・・・ |
| そうだよな。まだ あきらめるのは早い よな? |
| そうね まだあきらめるのは 早いわよね? |
| ・・・(こくん) |
| *n1が そう言うと、信じたく なるんだよなあ 不思議と・・・ |
| *n1が そう言うと、信じたく なるのよね 不思議と・・・ |
| なくしたペンダントは メイトルパにいる ワイバーンを封じた品 だったんですねぇ |
| ワイバーンかぁ・・・ *n1は 見たことあるのか? |
| ワイバーンかぁ・・・ *n1は 見たことあるの? |
| とっ、とんでも ないですよぉっ!? |
| ワイバーンは険しい山 で暮らしているとても 強い竜族の幻獣ですよ |
| そんな機会なんて ボクにあったわけ ないじゃないですかぁ |
| そんなにすごいんだ? |
| そんなにすごいの? |
| 幻獣たちの中でも特に 竜族は高い知能と 強じんな身体をもって ますからねぇ |
| そんな方と誓約できた ミニスさんって、正直 すごいと思いますよ |
| ま、負けてるかも? 俺・・・ |
| ま、負けてるかも? あたし・・・ |
| はいけい、マスター おげんきですか? |
| またまた、マスターが びっくりするような ひとに、あいましたの |
| ミニスちゃんです おぼえてますよね? |
| まえとおなじで、 ウォーデンのひとに おいかけられて こまっていたのを |
| *n0さんに たすけてもらって いっしょにいることに なりました |
| ひさしぶりにあった ミニスちゃんは なんだか、ちょっぴり おとなっぽくて |
| モナティ、ちょっと びっくりしました |
| みんなもきっと おどろくとおもいます |
| それでは、また おたよりしますの |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| ねえ、モナティ それひょっとして サイジェントに送る 手紙? |
| はい、そうですの |
| あのさ・・・ ちょっとだけ、私にも 書かせてくれない? |
| ええ、いいですよぉ |
| 追伸 フラットのみんなへ |
| 逃げ出したくなったり することもありますが |
| 私はここで、ちゃんと がんばってます ミニスより |
| 金の派閥の話ってのは 旅先でずいぶん聞いた もんだが |
| 実際に関わったのは これが初めてだな |
| フォルテの聞いた話 ってのは、どんなもの があったんだ? |
| フォルテの聞いた話 ってのは、どんなもの があったの? |
| ま、正直いって 関わり合いになりたく ねえような悪い噂 ばっかだな |
| 街の領主に取り入って ご機嫌とったり、悪事 の片棒かついで召喚術 を使ったり、とかな |
| やっぱり・・・ |
| でもな、そういう噂は なにも金の派閥だけに 限ったもんじゃねーぞ |
| 召喚師全部を ほとんどの連中が うさんくさいって 思ってんのが現実さ |
| そうなんだ!? |
| そうなの!? |
| ま、そう真剣に考える ことじゃねえよ 嫉妬で悪く言われてる 部分だってあるしな |
| あのお嬢様も、堅物の ネスティも・・・ それに、お前も |
| ちっともおかしな連中 なんかじゃねーさ オレが保証してやるぜ |
| フォルテ・・・ |
| あ、けどな! あのケルマって女は 別だからなっ? |
| 召喚師かどうかって 以前に、性格に問題 ありありだからな |
| あははははっ |
| 言えてる! |
| 召喚師であることが 偏見をもたれる原因に なることもあるのか 気をつけようっと |
| 召喚師であることが 偏見をもたれる原因に なることもあるのか 気をつけようっと |
| あ、*n0 |
| ど、どうしたんだよ ケイナっ!? 顔色が悪いよっ |
| ど、どうしたのよ ケイナっ!? 顔色が悪いよっ |
| だ、大丈夫よ・・・ 原因わかってるから |
| 昼間のあれ・・・ ケーキ・・・ |
| どうも、私の胃には あわなかったみたい 胸焼けしちゃって |
| あらら・・・ |
| ははは、食べ慣れない ものを食べたのは 失敗だったわね・・・ |
| 我慢しないで、アメル に治してもらったら? 先輩たちに薬をもらう とか・・・ |
| 我慢しないで、アメル に治してもらったら? 先輩たちに薬をもらう とか・・・ |
| ギブソンさんに勧めら れて食べた手前ね そういうわけにも いかないでしょ? |
| あ・・・ |
| それに、なんだか 恥ずかしいじゃない? 日頃、ロクなもの 食べてないみたいで |
| 心配しないで 風にあたったら気分も すこし良くなったし |
| 無理はしちゃダメだよ |
| 無理はしちゃダメよ |
| ええ、ありがとう それと・・・ |
| ? |
| フォルテのヤツには このこと、内緒ね お腹を抱えて笑うに 決まってるから! |
| ははは・・・ |
| 女の人って、なんか 変なところで見栄を 張るんだなあ |
| なんか、その気持ち 分かるような 気がする |
| 大丈夫でしょうか あの子を、僕たちと 必要以上に関わらせて |
| おいおい ロッカもネスと同じで ミニスが俺たちの害に なるっていうのか? |
| あらあら ロッカもネスと同じで ミニスがあたしたちの 害になるっていうの |
| とんでもない! その逆ですよ・・・ |
| 僕たちは得体の知れぬ 敵に狙われてるんです |
| 一緒にいたら、あの子 まで巻き添えになって しまうかもしれないん ですよ!? |
| そうか・・・ 俺、派閥のことばかり 考えてて・・・ |
| そんな簡単なことに 気づいてなかった!? |
| そうか・・・ あたし、派閥のこと ばかり考えてて・・・ |
| そんな簡単なことに 気づいてなかった!? |
| とはいえ、今さら 放り出すわけにも いきませんからね |
| できるだけ早く あの子の目的をかなえ てあげましょう 僕も協力しますから |
| ごめん、ロッカ よく考えずにあの子と 約束しちゃって・・・ |
| ごめん、ロッカ よく考えずにあの子と 約束しちゃって・・・ |
| いいんですよ、それは |
| 多分、僕が貴方の立場 |
| 多分、僕が貴女の立場 |
| だったとしても |
| 同じことをしただろう と思いますから |
| 小さな子供が困ってる のを、ほっとけるわけ ないですからね |
| ひょっとしたらネスも ロッカと同じことを 考えていたのかも しれないな・・・ |
| ひょっとしたらネスも ロッカと同じことを 考えていたのかも しれないわね・・・ |
| ネスティの野郎が 腹立てるのも当然だな |
| テメエもアメルも つくづく危機感って ものがねぇんだからな |
| うう・・・ 悪かったよ・・・ |
| うう・・・ 悪かったわよ・・・ |
| だがまあ、これは これで別に構わねぇか |
| え? |
| ニブい野郎だな? |
| あのガキの面倒を見る のに夢中になってりゃ アメルの気もすこしは 紛れるだろうがよ |
| ああ、そっか・・・ |
| アイツは俺たち三人の 中で、末っ子みたいに 扱われてたせいかよ |
| やたらと他人の世話を 焼きたがるのさ 年下に対しては特にな |
| 聖女にされちまって からは、そういう機会 も減ってたからな |
| とりあえずは、好きに させておくさ・・・ |
| アメルは、ミニスを 妹みたいに思ってるの かもしれないな・・・ |
| アメルは、ミニスを 妹みたいに思ってるの かもしれないわね |
| そうか、ミニスは一人 で修行してるのか |
| そっか、ミニスは一人 で修行してるの |
| うん、私の家に伝わる 召喚術はサプレスの ものばかりだから |
| メイトルパの術を学ぶ には、私が自分で勉強 しなくちゃいけないの |
| 派閥の仲間から教わる ことはできないの? |
| そんなの無理よ だって、召喚術は家々 ごとの秘伝だもの |
| うっかり秘密をもらし たら、他の家の召喚師 に出し抜かれるって みんな思ってるのよ |
| うーん、この考え方が 俺たちの派閥と決定的 に違うところなんだな |
| うーん、この考え方が あたしの派閥と決定的 に違うところなんだ |
| おかあさまが言うには 立派な召喚師になる ために必要なことって |
| 召喚術そのものだけで なくて、幅広い知識や 物の見方なんですって |
| まだまだ、いっぱい 勉強しないと・・・ |
| 偉いな、ミニスは そんなにがんばって |
| 偉いわね、ミニスは そんなにがんばって |
| 偉い召喚師になるのは 私の夢だから それに・・・ |
| 約束したんだもの もう逃げない、って |
| 約束? |
| あ、なんでもないよっ こっちのことっ! |
| ??? |
| ミニスが言ってた 約束って、なんのこと なんだろう? |
| ミニスが言ってた 約束って、なんのこと なんだろう? |
scn105
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| これでもないし これも、違う |
| これでもない・・・ これも、違う |
| ・・・・・・ |
| どう、調子は? |
| さっぱりですよ |
| いくら記録を探しても あの黒い兵士たちに 関連するような記述は 見あたらなくて |
| ダメです |
| いくら記録を探しても あの黒い兵士たちに 関連するような記述は 見あたらなくて |
| 簡単にあきらめるな *n0 |
| 連中の戦いぶりは 僕たちのような素人と 明らかに違っていた |
| 徹底された指揮系統と それを遵守した動きは 組織だった訓練を前提 に成立するものだ |
| ネスティ殿ノ意見ニ 賛成デス。アレハ軍隊 ノ動キデシタ |
| そうだとしたら やっかいな相手よね |
| まっ、強い相手のほう が、ぶちのめしがいが あるってもんだがなァ |
| ある意味、こいつの こういう性格は うらやましい気がする まったく・・・ |
| ある意味、こいつの こういう性格は うらやましいわね まったく・・・ |
| とにかく、情報が必要 なんだ。これから先の ことを考えようにも |
| 奴らのことを知らない ままでは、身動きの とりようがない |
| それはたしかにそうだ と思うけど・・・ |
| だからって、ここに ある文献の山の中から 敵の正体を探りだすの は無茶すぎだって |
| そもそも、あいつらが 正規の軍隊だって保証 すらないんだし・・・ |
| それはたしかにそうだ けどね・・・ |
| だからって、ここに ある文献の山の中から 敵の正体を探りだすの は無茶よ・・・ |
| そもそも、あいつらが 正規の軍隊だって保証 すらないんだし・・・ |
| じゃあ、君は他に なにかいい方法がある というのか!? |
| はいはいはーい 二人ともそこまでっ! |
| 一生懸命なのはわかる けど、それが空回りを しちゃ意味ないわよ |
| ですが・・・ |
| ひと息いれなさい 私たちも、ちょうど 休憩にするとこだから |
| ね? |
| それじゃ、ボク お茶の用意をして きますっ! |
| 収穫はあったかい? |
| いえ、全然です |
| そうか・・・ まあ、私たちの調査も 似たようなものだよ |
| たしか・・・ 召喚師の連続しっそう 事件でしたっけ? |
| たしか・・・ 召喚師の連続しっそう 事件ですよね? |
| ああ、そうだよ 報告によるとまた一人 行方不明者が出たとの ことだ |
| 尋常じゃないですね それは・・・ |
| まあ、まだ事件性が あるとはっきり確定 したわけじゃない |
| 地道に足取りを追って 調べていくつもりだよ 焦ってもしかたがない ことだからね |
| そうそう、この手の 調査を長く続けるコツ は、根をつめないこと なのよ |
| でも、それも時と場合 によるんじゃない でしょうか? |
| おい、ネス |
| ネス |
| いたずらに時間をかけ ることで、取り返しの つかない事態を招いた りしたら・・・ |
| 悲観的な考えはあまり 好ましくないよ ネスティ |
| 僕は現実を見すえた話 をしているだけです |
| ネスティ |
| 時間が惜しいので失礼 させてもらいます それでは! |
| ちょっと、ネス どこ行くんだよ!? |
| ちょっと、ネス どこ行くのよ!? |
| 行っちまった・・・ |
| 何あせってるのよ? |
| ほっとけって・・・ |
| *n1っ! |
| じゃあ、聞くがよ 引き止めてどうする つもりなんだ? |
| かえって、こじれる だけじゃねェのかよ ええ? |
| ・・・・・・ |
| だいぶカリカリしてる みたいね、あの子 |
| 無理もあるまい 今の状況は彼にとって 不本意すぎるもの なんだからな |
| 不本意って? |
| 不本意・・・ですか? |
| ねえ、*n0 |
| 貴方たちの目的って |
| 貴女たちの目的って |
| なんだったかしら? |
| あ!? |
| ・・・そういえば |
| 彼は生真面目な性格 だからな、任務の遅滞 に必要以上の責任を 感じているんだろう |
| そういうトコって 昔の貴方みたいよね ギブソン? |
| 否定はしないよ だからこそ、彼の心境 がわかるんだしな |
| ネス・・・ |
| ・・・・・・ |
| 聖王都は治安のいい街 だって授業で教わって いたし、俺もそうだと 思ってたけど・・・ |
| なのに、あいつらは アメルを追って街の中 まで入ってきた |
| この街は、本当に安全 なんだろうか? |
| 城の中から出てこない 王様たちは、今の街が どんな姿なのか知って るんだろうか? |
| 聖王都は治安のいい街 だって授業で教わって いたし、あたしもそう だと思ってたけど |
| なのに、あいつらは アメルを追って街の中 まで入ってきた |
| この街は、本当に安全 なのかしら? |
| 城の中から出てこない 王様たちは、今の街が どんな姿なのか知って るのかしらね? |
| ・・・おにいさん? |
| えっ? |
| こんにちは おにいさん |
| あ、うん こんにちは・・・ |
| 誰だろう、この子 どこかで会ったかな? |
| ・・・おねえさん? |
| えっ? |
| こんにちは おねえさん |
| あ、はい こんにちは・・・ |
| 誰、この子・・・ どこかで会ったかな? |
| さっきから、ずーっと お城を見てますけど どうかしたんですか? |
| ずーっとって・・・ 俺、そんなに長いこと 見ていたのかい? |
| ずーっとって・・・ あたし、そんなに長い こと見てた? |
| ええ、なんだか 真剣な顔で、ずーっと |
| よっぽどお城が好き なんだなあって、ボク 感心してたんですよ |
| いや、そうじゃないよ ちょっと考え事に夢中 になっちゃってさ |
| いや、そうじゃないわ ちょっと考え事に夢中 になっちゃってね |
| なぁーんだ・・・ そうだったんですか |
| ところで、君は? |
| ところで、あなたは? |
| はい、ボクは エクスっていいます |
| ここで人と会う約束を してて、待っていたん ですけど、退屈に なってきちゃって |
| それで、俺に声を かけてきたってわけか |
| それで、あたしに声を かけてきたってわけね |
| ごめんなさい くだらないことで 邪魔をしちゃって |
| いいんだよ、別に たいしたことを考えて たわけじゃないし |
| ちょうどいいや お迎えが来るまで 俺でよければエクスの 話相手に・・・ |
| いいのよ、別に たいしたことを考えて たわけじゃないから |
| ちょうどいいわ お迎えが来るまで あたしでよければ エクスの話相手に |
| エクスさまーっ! |
| あ・・・ |
| なる必要もなかった みたいだな、はははっ |
| なる必要もなかった みたいね、はははっ |
| ごめんなさい・・・ |
| 気にするなって それより、ほら 早く行ってあげな? |
| はい、それじゃ おにいさん さようなら! |
| 気にしないで それより、ほら 早く行ってあげて? |
| はい、それじゃ おねえさん さようなら! |
| あのエクスって子供 見るからに、いい家の おぼっちゃんって感じ だったな・・・ |
| ああいう子が一人で 歩いていられることを 考えてみたら・・・ |
| やっぱり聖王都は 治安のいい街なのかも しれないな・・・うん |
| あのエクスって子供 見るからに、いい家の おぼっちゃんって感じ だったわね・・・ |
| ああいう子が一人で 歩いていられることを 考えてみたら・・・ |
| やっぱり聖王都は 治安のいい街なのかも しれないわね |
| あれ? あっちから 駆けてくるのは ひょっとして・・・ |
| おーい パッフェルさーん |
| あ、どーもどーも こんにちはーっ♪ |
| そんなに走って バスケットの中身は 大丈夫なんですか |
| え? |
| いや、だから またケーキの配達の 途中なんでしょう? |
| あー、いえいえ 今日の中身はケーキ じゃないんですよー |
| ほらっ |
| うわ、これって全部 手紙じゃないですか? |
| そう、今の私は 郵便屋さんの時間 なんですよー |
| ケーキ屋で働くのは お昼までなんですよ それから手紙の配達を しましてー・・・ |
| 日が沈んだら酒場の ウェイトレスさん これが私の、一日の 仕事ですねえ |
| め、めちゃくちゃ 働いてるよ、この人 |
| め、めちゃくちゃ 働いてる、この人 |
| なんで、そこまでして 働くんですか? |
| それはもちろん、お金 のために決まってる じゃないですかー |
| 将来のことを考えると ほら、貯金とかって 大切でしょ? |
| それはわかるけど だからって・・・ |
| あーっ、いけない! この調子だと、予定の 時間に配達終わらなく なっちゃいます!? |
| それじゃ *n0さん お先に失礼しまーす! |
| ・・・行っちゃった |
| 感心して・・・ いいものなのかなあ? |
| こんにちは *n0さん |
| あ・・・ シオンの大将 どうも・・・ |
| あ・・・ シオンの大将 ごぶさたしてます |
| どうしたんです? 今日はいつもと比べて 元気が無いように見え ますが・・・ |
| なにか、困ったこと でもあったのですか? |
| あ・・・ その・・・ |
| へ? あ、あははっ それは・・・ |
| どうする? 相談してみようか? そんなことないですよ |
| あはははっ? 別に、そんなこと ないですって! |
| ほんと、気にしないで いいですから |
| そうですか・・・ それならいいんですが |
| くれぐれも、ご無理を してはいけませんよ? |
| う、うん・・・っ |
| ごまかしたの、なんか バレバレだったかも しれない・・・ |
| あ、うん・・・っ |
| ごまかしたの、なんか バレバレだったかも しれないわねえ・・・ |
| なるほど・・・ それで、お友達と ケンカをしてしまった というわけですか |
| ネスは俺のことを いつだって考えようと してくれるのに |
| 俺はいつも、それを 台無しにしてばかり いるような気がしてさ |
| なんか、俺 ちっとも、ネスに 優しくしてない・・・ |
| ネスは、あたしのこと いつだって考えていて くれてるのに |
| いつも、あたし それを台無しにして ばかりいるような気が しちゃって・・・ |
| なんか、あたし ちっとも、ネスに 優しくしてない・・・ |
| 相手に察してもらえる ものだけが、優しさの 在り方ではないですよ |
| え? |
| 目には見えなくても 言葉で伝えなくても 本当に心でそう思って いるのなら・・・ |
| 貴方の気持ちはきっと 彼に届いていますよ 貴方がそう察したのと |
| 貴女の気持ちはきっと 彼に届いていますよ 貴女がそう察したのと |
| 同じようにね? |
| あ・・・ |
| それでは足りないと 思われるのなら 今からでも遅くは ありません・・・ |
| きちんと、言葉で 伝えてあげなさい? それが一番ですよ |
| ありがとう、大将 俺、そうしてみるよ |
| きちんと、ネスと 話してくるよっ! |
| うん、そうだよね? 大将の言うとおりかも |
| あたし、きちんと ネスと話してみるわ! |
| いってらっしゃい |
| あれ、あそこにいるの ユエルじゃないか |
| あれ、あそこにいるの ユエルじゃないの |
| ・・・・・・ |
| どうしたんだろう? ずっとうつむいたまま みたいだけど・・・ |
| どうしたんだろう? ずっとうつむいたまま みたいだけど・・・ |
| はあ・・・ |
| なにしてんだ ユエル? |
| なにしてるのよ ユエル? |
| ・・・!? |
| 俺だよ、ほら *n0 |
| あたしよ、ほら *n0 |
| こ、これは違うよっ! ユエル、とったんじゃ ないんだからっ!? |
| え? |
| ユエル、どろぼう してないよっ!? お腹へってるけど がまんしてるもん! |
| ははは、別に俺は ユエルのことを捕まえ にきたわけじゃ・・・ |
| ははは、別にあたしは ユエルのことを捕まえ にきたわけじゃ・・・ |
| ・・・・! |
| ちょっと、ユエル どうして逃げるんだよ おいっ!? |
| ちょっと、ユエル どうして逃げるのよ ねえっ!? |
| ユエル |
| ユエル、どろぼうじゃ ないよ~っ!! |
| あいつ、手の中に なにか持ってたみたい だったけど・・・ |
| あの子、手の中に なにか持ってたみたい だったけど・・・ |
| まさか、また!? |
| まさか、また!? |
| そんなわけないよな 困ったもんだな |
| そんなわけないよね 困ったものね |
| そんなわけないよな いくらなんでも |
| そんなわけないよね いくらなんでも |
| 俺が信じてやらないと 向こうもきっと、俺の こと信用してくれない はずだし・・・ |
| ひょっとすると あいつは、それに 気づいたから逃げたの かもしれないな? |
| あたしが信じてあげな いと向こうもきっと 信用してくれない はずだし・・・ |
| ひょっとすると あの子は、それに 気づいたから逃げたの かもしれないわね? |
| だとしたら・・・ 悪いことしちまったな |
| だとしたら・・・ 悪いことしちゃった |
| 困ったもんだな まったく・・・ |
| 次に見かけたら もっとこっぴどく 叱ってやらないとダメ かもな |
| 困ったものね まったく・・・ |
| 次に見かけたら もっとこっぴどく 叱ってやらないとダメ かもね |
| ずっと思っていたこと なんだが、君たちは 他人に干渉することを 嫌ってるようだね |
| え、そんなことはない と思いますけど? |
| え、そんなことはない と思いますけど? |
| ああ、君は違うよ だけど、他の人たちは どうだい? |
| 言われてみれば たしかに・・・ |
| 成り行きで行動を共に しているようなものだ から、仕方ないのかも しれないが |
| 今のままじゃいつか 息がつまってしまうぞ ネスティを見れば わかるだろう? |
| そうですね・・・ そうかもしれない |
| そうですね・・・ そうかもしれない |
| これから先、君たちが 敵とわたりあうには 仲間同士の信頼が大切 になっていくはずだ |
| そして信頼というもの は、交わし続けてきた 言葉の中から、自然に 生まれてくるんだよ |
| 時として、それは 圧倒的な力でさえも はねのける強さとなる |
| 私はこの目で そんな光景を見たこと があるんだ・・・ |
| それは、先輩たちが 西で出会ったっていう 人たちのことですか? |
| ああ・・・ 彼らはスラムの一角で 暮らす、ごく普通の 人々だった |
| だが、彼らは宝玉を めぐる無色の派閥との 戦いに巻き込まれ ながら・・・ |
| 仲間を守るために戦い ぬき、ついにはそれを 退けたんだ |
| すごい・・・ |
| そんな彼らの中心に いたのは、君とさほど 変わらない年頃の若者 だったんだよ |
| モナティがマスターと 呼んでいるのは その人のことなんだ |
| どんな人だったん ですか? |
| どんな人だったと 君は思う? |
| どんな人だろう・・・ 行動的な人 思慮深い人 |
| いつも前向きで みんなを引っ張って いく力をもっていたよ |
| 時として、そのせいで 厄介事を引き起こす こともあったけれど |
| けしてあきらめず 行動によって解決する ような人物だった |
| 物事を深く見つめて 判断することができる 人だったよ |
| 思い悩むあまりに じれったく思える時も あったけれど |
| 決めたことは絶対に やりとげる、強い信念 をもっていた |
| それじゃ、その人って いうのは・・・ |
| その人は・・・ 男の人ですか? 女の人ですか? |
| 男だったよ、彼はね |
| 俺と同じくらいの歳で そんなことができる なんて・・・ |
| そっか・・・ そうですよね、やっぱ |
| 女の人だよ、彼女は |
| ええっ! そうなんですかっ!? |
| すごすぎるよ それって・・・ |
| あたしと同じ 女の子が・・・! |
| なんか、同性として 尊敬したいかも・・・ |
| 話が横道にそれたが *n0 私が言いたいことはね |
| 自然に他人を思いやる ことができる気持ちを 忘れてはいけないって ことだ |
| 本当につらいことに 立ち向かわなくては ならなくなった時 |
| 支えてくれる人がいる ということは、とても 心強いものだからね |
| あらら・・・ それは想像してたより 深刻だわね |
| ネスが俺に弱音をはく なんて、初めてですよ |
| ネスがあたしに弱音を はくなんて、初めて なんです |
| ああいう生真面目な ヤツほど、心のほうは モロいんだぜ? |
| で、たいていはそれが 原因で自滅すんのな |
| ・・・・・・ |
| ねすてぃ殿ノ思考ハ 合理的デ、トモスレバ 我々、機械兵士ニ近イ モノデシタガ・・・ |
| アノヨウニ、決断ニ 迷ワレルトハ・・・ |
| *n1 それが人間なんだよ |
| *n1 それが人間なのよ |
| ??? |
| 理論や計算だけで 割り切れない気持ちを もてあましてしまう |
| それが、人間の欠点で あり、長所なんだ |
| 理論や計算だけで 割り切れない気持ちを もてあましちゃうの |
| それが、人間の欠点で あり、長所なのよ |
| ヨク、理解デキマセン |
| 理解しようとするん じゃなくて、感じとる ものだからな こればっかりは |
| 理解しようとするん じゃなくて、感じとる ものだもの こればっかりは |
| それにしても・・・ |
| 一人であんなに思い つめる前に、どうして 俺たちに相談してくれ なかったんだろう |
| それにしても・・・ |
| 一人であんなに思い つめる前に、どうして あたしに相談してくれ なかったのよ |
| それは無理な注文ね |
| だって、ネスティ 昔っから人見知りが 激しかったじゃないの |
| え、ウソでしょ? |
| なに、*n0 あなた、ひょっとして 気づいてなかったの? |
| あの子、派閥の中では ほとんど人づきあい してなかったんだから |
| !? |
| 養父であり師匠である ラウル様とか、なぜか 尊敬してるギブソンは ともかく・・・ |
| 物腰は丁寧だけど、彼 基本的に、誰にも心を 許してないもの |
| だけど、ネスって 俺に対しては情け容赦 ないですよっ!? |
| その割にはあたしへの 突っ込みは容赦が ないような・・・? |
| 特別なのよ、きっと |
| 貴方はあの子にとって |
| 貴女はあの子にとって |
| 数少ない、気を許せる 相手なんでしょうね |
| そうかなあ・・・ |
| 複雑ですね |
| モナティ・・・ なんとなく、わかる 気がしますの・・・ |
| モナティ? |
| モナティ? |
| うまく説明できない ですけど・・・ |
| きつい言葉をかける のは、その人のことが キライなんじゃなくて |
| ホントは、すっごく 気になってるからだと 思うんですの |
| だって! ホントにキライなら なんにも言ってくれ ないはずだもの・・ |
| そうね・・・ モナティの言うとおり だと私も思うわ |
| 素直になるのって 意外と難しいものよ まして、それが大切な 相手であるほどね |
| ・・・・・・ |
| そういった意味でも この状況はあの子に とってキツイのかもね |
| 面識もない大勢の人と いきなり共同生活する ことになったんだから |
| そうですね・・・ |
| いきなり、 今までと違った環境で 暮らせって 言われて |
| 混乱しない人なんて いませんよ? |
| 僕だって、そうだった から・・・ |
| *n1・・・ |
| そっか・・・ 俺、そんなこと今まで 考えもしなかったよ |
| ネスのこと、わかって なかったんだ・・・ |
| そっか・・・ あたし、そんなこと今 まで考えもしなかった |
| ネスのこと、わかって なかったのね・・・ |
| こらこら、ボク 君まで深刻になって どうするの? |
| こらこら 君まで深刻になって どうするの? |
| いい機会じゃない せっかくだからこの際 あの子の人見知りを 治しちゃいましょ? |
| ええっ!? |
| ふふふ・・・ ここは、おねーさんに 任せなさいっ♪ |
| ネス、あのさ・・・ |
| ネス? |
| 邪魔しないでくれ 僕は忙しいんだ |
| ・・・・ |
| ムキになるなよ 頭を冷やせよ |
| 珍しいよね らしくないよ |
| ムキになるなよ そういうのってネス らしくないぜ |
| 誰がムキになんか! |
| 本当に? |
| 珍しいよね ネスが感情的になる なんて・・・ |
| 僕が感情的だって!! |
| なってるじゃない |
| む・・・ |
| 頭を冷やせよ 先輩たちが言おうと してたこと、ネスなら わかるはずだろ? |
| らしくないよ・・・ 全然、ネスらしくない |
| いつものネスなら わかってるはずなのに |
| ・・・・・・ |
| ネスがいらいらしてる 理由はわかるよ |
| 本当なら俺たちは とっくにゼラムを出て 南に向かってなくちゃ いけないんだから |
| だけど、今みたいな ことになるなんて誰も 予想できなかったこと じゃないか |
| ネスがいらいらしてる 理由はわかるよ |
| 本当ならあたしたちは とっくにゼラムを出て 南に向かってなくちゃ いけないのよね |
| だけどさ、今みたいな ことになるなんて誰も 予想できなかったこと じゃない |
| 君に言われなくとも それぐらい、僕に だってわかってる! |
| わかっているからこそ 余計に腹立たしいんだ |
| ネス・・・ |
| 関わらなければ 良かったんだ・・・ |
| レルムの村になんて 行かなければ! そうすれば・・・ |
| ネスっ!! |
| ・・・すまない 今のは言い過ぎだった |
| だけど、*n0 僕は不安なんだ |
| たどり着くべき結末も 進むべき方向さえも 見えてこない |
| こんな毎日がこれから ずっと続いたら・・・ そう考えると、僕は |
| そんなはずないさ |
| たしかに今の俺たちは 状況に流されてるよう に見えるけど |
| それに甘んじようって 思ってなんかいない 切り開く道をそれぞれ 探してるんだ |
| 時間がかかってるのは 最良の方法を探そうと しているからだよ |
| それだけのことさ ネスが気に病むこと なんてないんだ |
| あたしはそうは 思えないの |
| だって、さ。たしかに 今のあたしたちは 状況に流されてるよう に見えるけど |
| それに甘んじようって 思ってなんかいない 切り開く道をそれぞれ 探してるわ |
| 時間がかかるのは・・ 最良の方法を探そうと しているからでしょ |
| それだけのことよ ネスが気に病む必要 なんて無いよ |
| そうだな・・・ 君の言うとおりだと いいんだがな・・・ |
| ネス? |
| 悪いが、すこし一人に してくれないか? |
| 気持ちを切り替える 時間が欲しい・・・ |
| ・・・うん、わかった |
| 無茶しないでね・・・ |
| あれ、みんな 集まってどこへ 行くんだ? |
| あれ、みんな 集まってどこへ 行くの? |
| ミニスを連れて ちょっと故買屋を 回ってみようと思うの |
| 故買屋? |
| 表じゃ取引きできない 品物を専門に扱ってる ような店のことさ |
| 落とした物が物だけに 拾われてそういう所に 並んでるかもしれねー からな |
| なるほど けど、そんな場所 よくフォルテは知って たよなあ |
| なるほど けど、そんな場所 よくフォルテは知って るわね |
| へへへ、なーに 冒険者の常識って もんだぜ |
| すっごくかたよった 常識なんだけどね 貴方の場合は |
| ・・・・・・ |
| なにか手がかりが 見つかるといいよな ミニス? |
| なにか手がかりが 見つかるといいわね ミニス? |
| でも、そこにも なかったら・・・? |
| 探す前からそんなこと 言うのはよくないよ ミニス? |
| だって・・・っ! |
| まあ、とりあえず 行ってみないことには 始まらねーって |
| その時はその時で また別の方法を考えれ ばいいだけのことよ そうでしょう? |
| うん・・・ |
| んじゃ、行ってくるわ |
| ああ、気をつけて |
| ええ、気をつけてね |
| ちょっと、ちょっとぉ そこの若人ぉ |
| ・・・? |
| そぉそぉ、あなたよ あ・な・た! |
| ちょっと、こっちに いらっしゃいな |
| あの、俺になにか 用事ですか? |
| あの、あたしになにか 用事ですか? |
| うーん・・・ 見れば見るほど 面白い顔だわねぇ |
| なっ!? |
| へっ!? |
| にゃはははっ 怒んないでよぉ? |
| さ、酒くさい・・・ この人、酔っぱらい だったのか・・・ |
| 関わるんじゃ なかった・・・ |
| さ、酒くさい・・・ この人、酔っぱらい じゃないの・・・ |
| あちゃあ・・・ 関わるんじゃなかった かも・・・ |
| あっ!私のこと 酔っぱらいだって 思ってるなぁ? |
| !? |
| ほほぉ、今度は どうやって逃げようか 考えてるわけねぇ |
| 面倒ごとは、 兄弟子のことだけで たくさんって とこかしらぁ |
| なっ、なんで そんなことまで 知ってるんだ!? |
| なっ、なんで そんなことまで 知ってるのっ!? |
| にゃはははっ 答えは、そりゃ簡単 |
| このメイメイさんは スゴ腕の占い師さん だからねぇ・・・ |
| 占い師・・・? |
| そぉよぉ? 当たるも八卦 当たらぬも八卦・・・ |
| って、にゃははっ こっちの世界の人にゃ わかんないかぁ? |
| ??? |
| ねぇ、あなたの名前は なんていうのぉ? |
| *n0 ですけど・・・ |
| ふぅーん・・・ 名前からして すこぉし変わってる わねぇ? |
| よぉし、決めたわ このメイメイさんがぁ あなたを、ばっちり 占ったげる! |
| えっ、でも・・・ |
| いいから、いいから お店までいらっしゃい お代はタダにしといた げるからぁ? |
| こんな変わった運勢の 持ち主、そうそういる もんじゃないものねぇ にゃはははは・・・ |
| ここがメイメイさんの お店ですか |
| そうよぉ? |
| 人相、手相、姓名判断 シルターン式の占いで お客さんに幸運を授け てるってわけねぇ |
| シルターン式か・・・ 道理で変わった道具が 多いわけだ |
| シルターン式ね・・・ 道理で変わった道具が 多いわけだわ |
| でわ、まずはお手を 拝見・・・ |
| むー・・・ |
| どうなんですか? |
| どうなんです? |
| なんていうか・・・ 無茶苦茶ねぇ |
| ええっ!? |
| あ、悪いってこと じゃないのよぉ? |
| 普通の人に比べると あなたの運勢はすごく 不安定なのよねぇ |
| いい方に転べば すごく幸せになれるん だけどぉ・・・ |
| 悪い方に転ぶと? |
| 最低最悪になっちゃう にゃははははっ |
| 笑いごとじゃない ですってばぁ!? |
| 笑いごとじゃない わよぉ!? |
| ああ、みてもらうん じゃなかった・・・ |
| まあまあ、まだ不幸と 決まったわけじゃあ ないんだしぃ・・・ |
| 運勢ってのは、日頃の 行い次第で、変える こともできるんだから |
| 心配になったら、また たずねておいでよぉ 相談に乗ったげるから にゃははははっ♪ |
| は、はあ・・・ |
| ああ、そぉそぉ ウチではこんなものも やってんだけど どぉ? |
| これって、クジ? |
| うん、そぉ こうして順番にクジを めくっていって・・・ |
| 絵柄が揃ったら 景品がもらえるのね? |
| 軽い運試しのつもりで やってみたらどぉ? にゃははははっ♪ |
| そうだな・・・ よし、やってみるか! |
| そうねえ・・・ よし、やってみるわ! |
| 毎度ありぃ♪ |
| 今回はお試しだから タダにしてあげたけど 次からは、ちゃあんと お代を払ってねぇ? |
| いくらなんです? |
| そうねえ お金じゃなくてぇ お酒でもらえなぁい? |
| え? |
| にゃははははっ♪ もらったお金は、すぐ 酒代になるんだものぉ |
| それなら、最初っから お酒をもらったほうが 手間が省けるでしょ? |
| は、はあ・・・ |
| というわけだからぁ 次は、忘れずにお酒を もってきてねえ? |
| 誰と話す? |
| ロッカと話そう |
| リューグと話そう |
| *n1と話そう |
| 本気なんですか ミモザ先輩? |
| 本気も本気 大真面目だけど? |
| こんな状況で街の外に ピクニックに出かける なんて・・・ |
| まったくだぜ なに考えてんだよ この女は・・・ |
| 問題ないじゃない 天気はいいし、絶好の 行楽日和だと思うけど |
| そういう問題じゃ ないでしょう!? |
| 僕たちは今、狙われて いるんですよ なのに、のこのこ街の 外に出ていくなんて |
| じゃあ、聞くけど 街の中にいたら絶対に 安全なわけ? |
| それは・・・ |
| まあ、どこにいようと 連中が襲ってこない 保証はねーよなぁ |
| たしかにそうだけど でもねえ・・・ |
| ですよねえ |
| はいはいはい! つべこべ言わなーい |
| わざわざアメルちゃん に頼んでお弁当だって 作ってもらってるのよ ねえ? |
| あ、はい・・・ たいしたものじゃない ですけど、一応は |
| とかなんとかいって このオンナ、すっげェ 気合いをいれて作って たっけなァ・・・? |
| *n1くん? |
| んだよ? オレは別にウソついた りしてねェぞ |
| それはそうだけど わざわざ言わなく たって |
| は、恥ずかしい じゃない・・・・ |
| おーおー照れてやがる ヒヒヒヒヒッ |
| あのね・・・ *n1もね・・ |
| おてつだい、したよ? |
| ほらほら、男ども これでも行きたくない って言えるわけ? |
| それは・・・ |
| う・・・ |
| な、なんて 強引な・・・ |
| な、なんて 強引な・・・ |
| ミニスちゃんだって 誘ってるんだもの 今さら中止になんて できるもんですか |
| どうしてもイヤなら いいわよお 私たちだけで楽しん でくるから |
| なにげに脅迫にまで 及んでるし・・・ |
| なにげに脅迫にまで 及んでるし・・・ |
| ねー *n0? |
| えっ、あたしも 共犯者ですか? |
| 確信犯だ・・・ とんでもなく知能犯で 確信犯だあぁ~っ!? |
| それって・・・ しゃれになってないよ |
| 裏切り者め・・・ |
| ああ、ネスのやつ すっかり俺が共犯だと 思いこんでるよ |
| 巻き込まれたんだって 言っても、信じてくれ ないだろうなあ とほほ・・・ |
| あたしも 巻き込まれたって 言っても信じてもらえ ないだろうなぁ |
| こーら、お前ら いつまで深刻ぶった顔 してんだ? |
| ほっといてください |
| おいおい、そう しかめっ面すんなって |
| ほれ、見ろよ |
| ふーん それでケイナさん ずっとあの人と一緒に 旅してたんだ? |
| なんだか素敵ですよね そういう巡り合わせ |
| 運命の 出会いですのー♪ |
| 素敵なもんですか おかげで、ずううっと 苦労しっぱなしで |
| とか言っちゃって しっかりよりそってる あたりが・・・ |
| ・・・(こくこく) |
| み、ミモザさんっ!? |
| 女連中がああまで はしゃいでるのって 久しぶりだぜ? |
| そう言われてみると そうかも・・・ |
| 知らないうちに オレらは、ゆとりって ものをなくしてたの かもしれねーな |
| ・・・・・・ |
| なあ、ネスティ 今日だけは、あいつら につきあおうや? |
| そうだよ、ネス 出かけたからには 楽しまないともったい ないって |
| そうよ、ネス 出かけたからには 楽しまなくちゃね |
| いや、しかし・・・ |
| 副交感神経ヲ緊張サセ 続ケルコトハ、身体ニ 好マシクアリマセン |
| コノヨウナ機会ニ すとれすヲ緩和シテ オクベキデショウ |
| なんだかわからんが *n1も 賛成ってことだな? |
| ハイ・・・ |
| 一度、あんたとは ゆっくり話をしたいと 思ってたし、な? |
| ああ、そうか フォルテ、ネスに気を 遣ってくれてるんだ だったら・・・ |
| あっ、そっか フォルテ、ネスに気を 遣ってくれてるのね |
| じゃ、俺もみんなと いろいろ話してくるよ |
| じゃ、あたしもみんな と話してくるわ |
| ああ、それがいい せっかくの機会だしな |
| こうしていると 敵に狙われていること なんて忘れてしまい そうですね |
| そうだよな 不謹慎だって言われ そうだけど |
| そうよね 不謹慎だって言われる かもしれないけど |
| アメルがあんなふうに はしゃぐのを見るのは 久しぶりな気がします |
| ずいぶんとおてんばな 女の子だったって 爺さんから聞いたよ |
| ずいぶんとおてんば だったってお爺さん から聞いたわ |
| ああ、それはもう 村の子供たちと一緒に なって、野山を駆け 回ってましたよ |
| 聖女と呼ばれるように なってからは、そんな 機会もなくなって しまいましたけどね |
| そうだろうなあ |
| でしょうね |
| あの子は優しいから 自分のことより周りの ことを大事にしすぎる んです・・・ |
| 癒しの力に目覚めた時 だってそうでした 村長に「村のためだ」 と熱心に言われて |
| みんなの期待に応える ために、聖女として 祭りあげられることを 受け入れたんですよ |
| なんとなくそんな気は してたけど、やっぱり 無理してたんだな |
| なんとなくそんな気は してたけど、やっぱり 無理してたのね |
| こんなことを言うと それこそ不謹慎かも しれませんが・・・ |
| 村があんなことに なって、ようやく あの子は解放された気 がするんです |
| ロッカ・・・ |
| ロッカ・・・ |
| 自警団の長をしていた 人間の言うことじゃ ないですよね? |
| だけど、僕にとって アメルはちっちゃな 妹のままですから |
| 幸せであってほしいん です、誰よりも・・・ |
| なあ、リューグ さっきから思ってたん だけどさ |
| ねえ、リューグ さっきから思ってたん だけどさ |
| なんだ? |
| ちょっとピリピリ しすぎじゃないのか? あちこち警戒して ばかりじゃないか |
| ちょっとピリピリ しすぎじゃないの? あちこち警戒して ばかりじゃない |
| ほっとけ・・・ 俺が好きでしてるんだ |
| でも、それじゃ リューグがちっとも 楽しめないだろ |
| もっと笑って、 楽しもうよ。リューグ |
| 別に楽しむために 俺は来たんじゃねえ ただ・・・ |
| あいつらが安心して 過ごせるようにして やりたいだけだ |
| リューグ・・・ |
| 戦い慣れてない連中に いつ襲撃されるか わからねえ今の状況は きつすぎる |
| 下手をすりゃ戦う前に 神経がすりきれる 無理にでも息を抜かせ ないともたねえ |
| ちと強引なやり方だが あの女はそのつもりで こんな無茶やらかした んだろう? |
| うん、多分 そうだと思う |
| ミモザ先輩の考えって わかんないけど 多分、そんなとこ じゃないかな? |
| なら、そいつを無事に 終わらせてやるのが 俺の役目だ |
| それはわかったけど じゃあ、リューグは いつ息を抜くんだよ |
| 意地っ張り・・・ じゃあ、リューグは いつ息を抜くの? |
| ・・・なめてんのか? |
| 俺は素人じゃねえ こんなお膳立てなんぞ なくても、自分の管理 ぐらいできる |
| 他人のことより 手前ェのことを心配 しとくんだな |
| 手前ェのようなハンパ 野郎でも、事が起きた ら貴重な戦力なんだ |
| 女たちを守れるぐらい の余裕はもってろよ わかったな!? |
| あ、うん・・・ |
| ハンパもんって・・・ あんたねぇ・・・ |
| あるじ殿、ヨロシイノ デスカ? |
| ドウセ会話ヲ楽シムノ ナラ、自分以外ノ方ノ ホウガ適任カト |
| 適任って・・・ あのなあ *n1? |
| 普通に話をするのに わざわざそんなこと 考えなくたって いいんだってば |
| 適任って・・・ あのね *n1? |
| 普通に話をするのに わざわざそんなこと 考えなくたって いいんだってば |
| シカシ、自分ハ戦闘用 ニ製造サレタ機体デス 対話ニ関スルすぺっく ハ、高クアリマセン |
| あるじ殿ニ満足シテ イタダケル会話ガ デキルトハ・・・ |
| わかった、わかった それじゃ質問しよう |
| *n1は 俺と会話しても楽しく ないのか? |
| わかった、わかった それじゃ質問するわ |
| *n1は あたしと会話しても 楽しくないの? |
| イイエ、ソンナコトハ アリマセン |
| 自分ハ製造サレテ以来 人間ト対話スル機会ヲ モチエマセンデシタ |
| デスカラ、あるじ殿ノ 話ヲ聞クノハ、非常ニ 興味深イノデス |
| それと同じだよ |
| それと同じよ |
| ? |
| *n1が 当たり前だと思ってる 知識とか、考え方とか そういうものは |
| 知らない俺にとっては すごく興味深いし 面白いことなんだぜ? |
| *n1が 当たり前だと思ってる 知識とか、考え方とか そういうものは |
| 知らないあたしにとっ てはすごく興味深いし 面白いことなのよ? |
| ・・・! |
| 話し方が上手とか下手 とか、そんなこと関係 ないよ |
| お互いが楽しければ 会話ってのは成立する ものなんだからさ |
| 話し方が上手とか下手 とか、そんなこと関係 ないわ |
| お互いが楽しければ 会話ってのは成立する ものなんだからさ |
| 互イニ、楽シム・・・ デスカ・・・ |
| ケッ! オンナって のは、どこの世界でも 変わらねェのな・・・ |
| くだんねェことで キャアキャア騒いで うっとォしいったら ありゃしねェ |
| そんな言い方すること でもないだろう? それに、にぎやかで いいじゃないか |
| そんな言い方すること でもないでしょ? それに、にぎやかで いいじゃないの |
| にぎやかだァ? ニンゲン、テメエ 言葉の使い方が 間違ってやがるぜ |
| ああいうのはなァ 「うっとおしい」とか 「やかましい」って 言うんだよ!? |
| ・・・ |
| そもそも、オレはな あの空気がすっげェ キライなんだよッ |
| あたしたち、みィんな なかよしでェーす♪ |
| ・・・ってな具合に 見せといて、内心では 信じられねェような こと考えててよ |
| 気持ち悪いったら ありゃしねェぜ 感情と顔を一致させろ っつーのッ!? |
| ・・・・・・ |
| オイ? テメエ なんでさっきから 黙ってんだよ!? |
| ・・・! ・・・!! |
| は? 後ろォ・・・? |
| ずいぶんと女の子の 心理について おくわしいのねえ ボクぅ? |
| げっ!? |
| つきましては、 もっとお話を 聞かせてほしいって ことで・・・ |
| ちょーっと、こっちに いらっしゃい? |
| いででっ! み、耳ィ!? 引っ張るなあァっ!! |
| お、おいっ 見てないで助けろッ! ニンゲンっ!? |
| すまない・・・ 俺にはとても、そんな 勇気はないんだ・・・ |
| ま、がんばって 生きて帰ってくれ |
| ごめんね・・・ あたしにはとても、そ んな勇気はない・・・ |
| ま、がんばって 生きて帰ってね |
| *n1くん さあ、みんながお待ち かねですよ? |
| たっ、助けて くれえェェェェっ!? |
| *n1は あんまりしゃべるのは 得意じゃなかったけど |
| どうなんだろう? ちゃんと楽しんでる のかな・・・ |
| *n1は あんまりしゃべるのは 得意じゃなかったけど |
| どうなんだろう? ちゃんと楽しんでる のかな・・・ |
| あ、ほら見て *n1 あそこの花、すごく キレイじゃない? |
| ・・・(こくん) |
| えっと、なんて名前 だったっけ? |
| ハナビソウ・・・ |
| ハナビソウ? |
| バスラムのことよ シルターンでは ハナビソウって言うの |
| 熟すとね、実が爆ぜて 種をまき散らすから そう呼ぶのよ? |
| ・・・(こくん) |
| バスラムの花って 染め物遊びをすると 楽しいんですよね |
| えっ、そうなの!? |
| 教えてあげるから あとでみんなで やってみようか? |
| (こくこくっ!) |
| だったら、誰が一番 上手か競争しましょ |
| よーし、負けないわよ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| やれやれ、俺が 心配するまでも なかったみたいかな? |
| やれやれ、あたしが 心配するまでも なかったみたいね? |
| やっぱり、外の空気は 街のものよりおいしい ですねえ |
| *n1の 暮らしてたメイトルパ は、すごく自然が豊か なんだろう? |
| *n1の 暮らしてたメイトルパ は、すごく自然が豊か なんでしょう? |
| 豊かというか・・・ ボクたちの生活は常に 自然と共にあるような ものなんですよ |
| ボクがいたメトラルの 集落は、族長も暮らす 比較的大きなもの でしたけど |
| それでも、アメルさん たちのいた村よりも 小さいんですよ |
| へえ・・・ |
| そんな環境ですから こうやって、みんなで お弁当をもって |
| 外へ遊びに出かける なんてことは、初めて の経験なんです |
| それじゃ、思いっきり 楽しまないとな? |
| それじゃ、思いっきり 楽しまないとね? |
| はいっ♪ |
| うふふ・・・ |
| なんだよ、モナティ ずいぶんと嬉しそう じゃないか? |
| なによ、モナティ ずいぶんと嬉しそう じゃないの? |
| だって、だって みんなでお出かけって 楽しいじゃないですか |
| マスターたちとも よくこうして出かけた んですの・・・ |
| いいお天気にお弁当を もって遊びにいって みんなでいーっぱい おしゃべりをすると |
| なんだか、もっと みんなのことが好きに なれる気がして |
| だから、モナティ こういうのってすごく 楽しいんですの |
| もしかすると、ミモザ 先輩が俺たちを強引に 外へ連れ出したのは |
| ネスだけじゃなくて 俺たち全員を、もっと うちとけさせるため だったのかもな |
| モナティが思っている ように・・・ |
| もしかすると、ミモザ 先輩があたしたちを強 引に外へ連れ出したの |
| ネスだけじゃなくて あたしたち全員を、 もっとうちとけさせる ためだったのかもね |
| モナティが思っている ように・・・ |
| *n0さん |
| ・・・ん? |
| ・・・ん? |
| モナティ、みなさんと たくさんお話しして もっと仲良くなりたい ですの |
| だから、いーっぱい 楽しみましょうねっ |
| ああ、そうだな そうしようぜ モナティ? |
| ええ、そうね そうしましょう モナティ? |
| はいですのーっ! |
| どうする? ぶらぶら散歩する のんびり昼寝する |
| さ、到着したわよ |
| へえ、こんな場所が 近くにあったなんて |
| へえ、こんな場所が 近くにあるんだ |
| フロト湿原だな 僕も、来るのは初めて だが・・・ |
| 草が青々と茂っていて すごくきれいですねえ |
| 足下がふわふわしてて なんだか不思議だわ お家のじゅうたん みたい |
| ・・・(ぽむぽむ) |
| ・・・? |
| (ぽむぽむぽむぽむ) |
| ・・・♪ |
| 楽しそうだなあ *n1 |
| 楽しそうね *n1 |
| すごいな、いったい どうなってるんだ? |
| すごい、いったい どうなってるの? |
| ソレハデスネ・・・ |
| 面白いだろ? 地面と草の間に、水が 溜まってるからだぜ |
| 詳しいな、フォルテ |
| 詳しいね、フォルテ |
| まあな♪ |
| ん、どうした? *n1 |
| ん、どうしたの? *n1 |
| ・・・・・・ |
| イエ、別ニ・・・ |
| そういうどうでもいい ことだけは、やたらに 詳しいのよ、そいつは |
| そんなことないですよ たいしたものです |
| 雑学は冒険者のメシの タネだからな |
| このフロト湿原はね 見習い時代の頃からの 私のお気に入りの場所 なのよ |
| ここでしか見られない 動植物も多くてね 観察するために一日中 入り浸ってたわ |
| 本当だ・・・ あっちにいる動物って 俺、初めて見る種類だ |
| 本当・・・ あっちにいる動物って 初めて見る種類! |
| え! どこどこっ!? |
| ほら、あそこ・・・ って、ミモザ先輩!? |
| ほら、あそこ・・・ って、ミモザ先輩!? |
| ミモザ |
| ちょっと観察してくる から、あとのことは よろしくねぇ! |
| ・・・行っちゃったよ |
| ・・・行っちゃった |
| やれやれ、困った人だ |
| どうすんだよ、おい? |
| いいじゃないの ここからは、それぞれ 自由行動にすれば |
| 今日は骨休めに 来たんだし |
| それはかまわねーが オレとしてはその前に 腹ごしらえを・・・ |
| 私も、お腹ぺこぺこ |
| はいはい、それじゃ まずはみんなでお弁当 にしましょうね |
| はあ~っ 本当にこうしていると 狙われてるのが嘘 みたいだなあ |
| みんなも思い思いに 羽根をのばしてる みたいだし・・・ |
| 俺はどうしようかなあ |
| ふぅ~っ 本当にこうしていると 狙われてるのが嘘 みたい |
| みんなも思い思いに 羽根をのばしてる みたいだし・・・ |
| あたしは どうしよっかな |
| あれ? あそこに座ってるの ネスじゃないか |
| あらら? あそこに座ってるの ネスじゃない |
| ・・・・・・ |
| また深刻な顔してるよ 困ったもんだなあ |
| 深刻な顔しちゃって かたいんだから |
| 一人でぼうっとして どうしたんだよ? |
| やっほ! ネス どうしたの? |
| 君か・・・ |
| やっぱ、ネスは こうやってみんなと 遊びに来るのって 好きじゃないか? |
| やっぱ、ネスは こうやってみんなと 遊びに来るのって 好きじゃないの? |
| いや、そういうわけ じゃないが |
| ただ、どうしても これから先のことを 気にしてしまってな |
| そのことなんだけどさ 俺、思うんだ |
| 無理に旅を急ぐ必要 なんてないんじゃ ないのかな・・・ |
| そのことなんだけどさ あたし、思うんだ |
| 無理に旅を急ぐ必要 なんてないんじゃ ないのかな・・・ |
| え? |
| ほら、俺たちが旅に 出ようとした目的って いろいろな経験をして |
| 俺が一人前の召喚師に なる勉強をすること だっただろう |
| ほら、あたしたちが 旅に出た目的って いろいろな経験をして |
| あたしが一人前の 召喚師になる勉強を することが 目的なんでしょ |
| ああ、そのとおりだ |
| だったら、今こうして ここにいることだって 貴重な経験だよ |
| 今まで出会ったことも なかった、いろいろな 人たちと出会って |
| 知らなかったことや 思いもしなかったこと を知ることができた |
| そう考えることって できないかな? |
| だったら、今こうして ここにいることだって 貴重な経験になる そう思うの・・・ |
| 今まで出会ったことも なかった、いろいろな 人たちと出会って |
| 知らなかったことや 思いもしなかったこと を知ることができたわ |
| そう考えることって できないかな? |
| *n0・・・ |
| ま、たしかにさ ネスの考えてるほどに 成長はできてないかも しれないけど |
| 昔の俺と比べたら 俺、今の自分のほうが ずっと好きだぜ |
| たしかにね ネスの考えてるほどに 成長はできてないかも しれないけど |
| 昔のあたしと比べたら あたし絶対に 今のあたし、好きだよ |
| ・・・ふふっ |
| ? |
| ははははっ 君ってやつは本当に あはははは・・・っ |
| な、なんだよっ なんで笑うんだよっ? |
| 何よぉ 笑うことないじゃない |
| いや・・・ 笑うしかないだろう そう言われたら・・・ |
| 僕の心配してたことを 君はとっくに、自分で 解決してたんだな |
| ??? |
| わかんないよ? |
| いや、いいんだ 気にしないでくれ |
| 教えなさいよ |
| あはははは・・・っ |
| もう、笑ってないで 教えなさいよ |
| やっぱ、こういう場所 ですることっていえば 昼寝だよな |
| あそこの岩なんか 日当たりもよくて 気持ちよさそうだし |
| それじゃ・・・ おやすみなさあい |
| やっぱ、こういう場所 ですることっていえば 昼寝かなぁ |
| あそこの岩なんか 日当たりもよくて 気持ちよさそう |
| それじゃ・・・ おやすみ・・・ |
| *n0 |
| ・・・・・・ |
| *n0 |
| ・・・ん? |
| *n0 |
| なんだか・・・ いきぐるし・・・ |
| *n0 |
| ・・・にゅ? |
| *n0 |
| なんだか・・・ いきぐるし・・・ |
| くすくすっ |
| *n0 |
| っは!? |
| っは!? |
| ああ、やっと起きて くれましたね |
| ・・・ひゃメル? |
| 何度も起こしたのに ちっとも目を覚まして くれないから |
| こうして、お鼻を つまんでみました |
| あ、あのね・・・ |
| いけませんよ? 食べてすぐに寝ると 身体によくないです |
| それに、せっかく こんなきれいな景色の 場所に来たんです |
| お昼寝ばかりしてたら もったいないですよ |
| それもそうだね ん~っ・・・! |
| それもそうね ん~っ・・・! |
| でも、本当に *n0さんって お昼寝が好きですよね |
| 最初に出会った時も 眠ってたし |
| あははは そうだったよな |
| あははは そうね・・・ |
| でもあの時に、貴方と |
| でもあの時に、貴女と |
| 出会ってなかったら |
| こうしてあたしは 無事でいられなかった んですよね |
| *n0さん たちには 本当に感謝して います・・・ |
| 感謝だなんて 俺は別に、当たり前の ことをしただけだよ |
| 感謝だなんて おかしいよ、あたしは 当たり前のこと しただけなんだから |
| いいえ、ちっとも 当たり前じゃないです |
| 普通の人だったら 危険なことには関わり たくないって考える はずなのに |
| 貴方たちは違った |
| 貴女たちは違った |
| 無関係なはずのあたし たちを助けて、ずっと 守ってくれました |
| たくさん迷惑をかけて しまってるのに・・・ |
| そんな! |
| 気にしないで・・・ |
| 今のままじゃダメだと 思っています |
| *n0さんたち の優しさに甘えて いるだけじゃダメなん です、でも・・・ |
| あたし、勇気が足り |
| ない・・・貴方たちの |
| ない・・・貴女たちの |
| 側から離れることが こわいんです! |
| いつまでも こうしていたい *n0さんたち と一緒にいたい |
| アメル・・・ |
| 身勝手すぎますよね 自分の気持ちばかり 大事にして・・・ |
| あたし、聖女失格です ちっとも優しくない |
| そんなことないよ! だって・・・ |
| そんなことないわ! だって・・・ |
| きゃああああっ!? |
| 今のは!? |
| やはり、連中も黙って 見過ごしては くれなかったか・・・ |
| 急ぐぞ*n0! |
| わかった! |
| ええっ! |
| ・・・伏せて! |
| きゃああああっ!? |
| ・・・回避シタカ 威嚇ダッタトハイエ ヨイ反応ダ・・・ |
| やっぱ、出てきたかよ 黒の機械兵士・・・! |
| やっぱ、出てきたわね 黒の機械兵士・・・! |
| 無事デスカ!? あるじ殿! |
| ナニやってんだよ!? ニンゲンっ! |
| おにいちゃん!? |
| おねえちゃん!? |
| ご主人様っ!? |
| みんな!? |
| このまま王都の中に 立てこもられたら 面倒だったんだがね |
| わざわざ捕まりに出て きてくれるとは・・・ 正直、助かったよ |
| 別に貴様のためにした ことじゃない! |
| 都合のいいごたくを 並べてんじゃねぇ!! |
| 所詮ハ素人ノ集団カ コウナルコトハ予測 デキタロウニ・・・ |
| そうね まさにそのとおりよね |
| ああ、こうでなくちゃ 遠出してきた意味が ねえ |
| えっ? |
| どういうことですか? フォルテさん |
| つまりな・・・ |
| 行楽トハ別ノ目的ガ アッタヨウデスネ? |
| ええ、つまり・・・ |
| 手詰まりだったのはね お互い様ってことよ |
| エサをちらつかせれば 飢えきった獣は、確実 に食いついてくる |
| あのねーちゃん、多分 そこまで計算してたん だろうな |
| そういうことか!? |
| なるほど、最初から それを狙って・・・ |
| 策にはめたつもりか? こざかしい! |
| 我々と貴様らの戦力差 を考えれば、自殺行為 にしか過ぎないぞ! |
| そのあたりはまあ 気合いでおぎなうさ |
| 総員、全力でかかれ! |
| 上等だっ! 受けてたつぜ!! |
| *n0 あのイオスって小僧を 絶対に逃がすなよ? |
| あいつをふん捕まえ れば、こいつらの正体 がわかるはずだ! |
| わかった!! |
| わかったわ!! |
| なんて答える? |
| それがどうした! ふざけるな! それは・・・ |
| それがどうしたのよ! ふざけないで! それは・・・ |
| 馬鹿な・・・ この連中、この前より 確実に強くなっている |
| あんたらのおかげかな 度胸と根性だけは ついたんだ |
| あなたたちのおかげよ あれだけ戦えば 勇気はつくわよ |
| ・・・・・・ |
| おっと、機械兵士さん この前と同じ手はもう くわねーぜ? |
| おかしな動きをすれば 仲間の命の保証はせん |
| 喋ってもらうぞ お前たちの正体と その目的を! |
| 構うな、ゼルフィルド このまま撃てっ! |
| え!? |
| へっ!? |
| 任務の遂行こそ絶対だ お前さえ生き残れば あの方に対象を届ける ことはできる |
| さあ、僕ごと こいつらを撃ち殺せ! |
| ・・・了解シタ |
| 敵機体、射撃姿勢へ 移行シマス |
| 発砲確率ハ・・・ 限リナク100%!! |
| ぼけっとしてんじゃ ねェぞ、テメエら!? |
| 連中は本気だッ!! |
| みんな、逃げろっ!? |
| みんなも逃げて! |
| ・・・なっ!? |
| 召喚術・・・ メイトルパのだっ!? |
| ちょっと、ボクたち そう簡単に命を粗末に しちゃダメよー? |
| ちょっと、キミたち そう簡単に命を粗末に しちゃダメよー? |
| ミモザさん!? |
| おせぇんだよ! ったく・・・ |
| いやあ、新種発見に うかれて、気づくのが 遅れちゃったけど |
| なんとか、ギリギリで 間に合ったみたいね? |
| 我ガ銃撃ヲ、召喚獣ノ 表皮デ弾クトハ・・・ |
| おのれ・・・ 余計な邪魔をっ!? |
| なに言ってんの? ほっといたら貴方 蜂の巣だったじゃない |
| それに文句を言う前に その震えてる身体を なんとかなさい カッコ悪いわよぉ? |
| だ・・・黙れっ! |
| 俺たちは殺しあいを 望んじゃいない |
| ただ、おまえたちが アメルをつけ狙うこと をあきらめてくれれば それでいいんだ |
| あたしたちは殺しあい を望んでないのよ |
| ただ、あなたたちが アメルをつけ狙うこと をあきらめてくれれば それでいいのよ |
| ??? |
| ・・・だとすれば 貴様らの望みは永遠に かなうまいな |
| え!? |
| へっ!? |
| ??? |
| なぜなら我らの任務は そこの聖女を確保して はじめて達成される ものだからだ |
| 黒騎士・・・! こいつも、ここに来て いたなんて!? |
| 黒騎士・・・! こいつも、ここに来て いたなんて!? |
| これではっきりしたな やはり、こいつらは 仲間だったんだ |
| ??? |
| イオス、そして ゼルフィルド |
| ??? |
| 俺は貴様らに、監視を 継続することのみを 命じたはずだが? |
| ですが・・・っ |
| ??? |
| 命令違反の挙げ句に これ以上の醜態を俺に 見せるつもりか!? |
| もっ、申しわけ ございませんっ!! |
| 我々ノ先走リデシタ |
| なあ、黒騎士の旦那 部下への説教もいいが 状況を考えろよ |
| 後から出ばってきても この場の主導権はオレ たちにあるんだぜ? |
| ??? |
| それは、さっきまでの 話だろう・・・ |
| ??? |
| 出ろっ!! |
| ・・・・・・ |
| そんな! いつの間に!? |
| 完全に包囲されて しまってる・・・ |
| ??? |
| わざわざ姿を見せなく ても、その気であれば 貴様らをまとめて始末 することはできた |
| ??? |
| そうしなかったのは 借りを返すためだ |
| 借り? |
| 借りって? |
| ??? |
| そこの女召喚師には 結果として部下の愚行 を止めてもらったわけ だからな |
| あら、どうも そういう礼儀は守って くれるわけね |
| ふざけやがって・・・ 余裕のつもりか!? |
| ならば、わざわざ姿を 見せたわけを聞こう |
| ??? |
| 貴様らに宣戦勧告を するためだ |
| ??? |
| 崖城都市デグレア 特務部隊「黒の旅団」 の総司令官としてな |
| デグレアだと!? |
| デグレアって・・・ たしか、旧王国最大の 軍事都市じゃ・・・ |
| ??? |
| 理解したようだな 自分たちが敵に回そう としているものの 大きさを |
| ??? |
| それを知ってなお 貴様たちは我が軍勢と 敵対するつもりか? |
| それがどうした! |
| あんたたちが何者でも そんなこと関係ない |
| 俺は決めたんだ 絶対に、アメルのこと は守ってみせる!! |
| それがどうしたのよ |
| あなたたちが何者でも そんなこと関係ない |
| あたしは決めたの 絶対に、アメルのこと 守るって!! |
| *n0さん・・ |
| ふざけるな! |
| 俺は忘れちゃいない お前たちが、レルムの 村でしたことを・・・ |
| 人の命を軽んじる連中 なんかに、この子を 渡してたまるか!! |
| ふざけないで! |
| あたしは忘れない あなたたちがレルムの 村でしたことを・・・ |
| 人の命を軽んじる連中 なんかに、この子は 渡さない!! |
| *n0・・・ |
| それは・・・ |
| ずいぶんと自信満々に 言ってくれてるけどね 黒騎士さん |
| わかってるの? ここは聖王国の領土で 貴方たちのやっている ことは、軍事侵攻よ |
| ??? |
| 承知している |
| ふーん・・・ なら、おぼえといて |
| 派閥の同胞を傷つけ まして、無用の戦乱で 世界の調和を乱そうと する者たちには |
| 蒼の派閥は容赦なく その力をもって介入 するってね! |
| ミモザ先輩・・・ |
| さあ、みんな 帰るわよ |
| 帰るって・・・ |
| 心配しないで 今ここで戦端を開けば どうなるか、あいつら だってわかってる |
| 聖王国に属する全ての 街と、召喚師の集団を 敵に回すことになる わけだからなあ |
| それはちと困るだろ? 黒騎士の旦那 |
| ??? |
| ・・・行くがいい 今は追わん |
| ??? |
| だが、今だけだ 次に貴様らとまみえた その時には |
| ??? |
| このルヴァイド もはや、容赦せん それを忘れるな・・・ |
| よどんでいた 混迷の霧が晴れていく けれど・・・ |
| その向こうに待って いたのは太陽ではなく 不吉な嵐の到来を告げる 漆黒の雷雲だった |
| 崖城都市デグレア 旧王国最大の軍事都市が 差し向けてきた特務部隊 「黒の旅団」 |
| やっと知り得た敵の名は あまりにも巨大すぎて 恐怖よりも、不安よりも先に 俺はただがくぜんとする |
| どれだけのことができるか? してやれるのか? |
| 考えるほどに非力な自分を 必死に奮い立たせながら |
| 俺は、俺が立ち向かうべき 敵の姿を、しっかりと目に 焼きつけていた |
| わからないことが やっとわかってきた |
| それはしゃれになってない 重い事実だった |
| なんだかなぁ・・・ |
| 崖城都市デグレア 旧王国最大の軍事都市が 差し向けてきた特務部隊 「黒の旅団」 |
| 大きな敵、大きすぎる敵 あまりにも巨大すぎて 呆然としていた |
| あたしがアメルに 何をしてあげられるのか? |
| 敵の巨大さとあたしの気持ち |
| それを天秤に掛けてみる |
| 本心は、少し迷った そんなに強くないよ あたしは・・・ |
| でも・・・ |
| アメルの力になりたい 天秤はそう傾いた 必死になって 勇気を出した |
| だからこそ、あたしは 敵の姿を必死になって 脳裏に焼きつける |
| 好きになった自分のため そして、これからのために |
| 特務部隊「黒の旅団」 ・・・ |
| その名のとおり 秘密裏に編成された 部隊・・・ |
| 道理で、資料からでは 正体をつかむことが できなかったわけか |
| 道理で、資料からでは 正体をつかむことが できなかったわけね |
| って・・・、それは 分かったんだけど・・ |
| なあ、ネス・・・ そのデグレアって そもそも、なんのこと なんだ? |
| ねえ、ネス・・・ そのデグレアって そもそも、なんのこと なのかな? |
| ・・・・・・ |
| ・・・? |
| ・・・? |
| キミはバカか!? |
| い、いきなり なんてこと言うんだよ ひどいじゃないか? |
| い、いきなり なんてこと言うのよ ひどいじゃない? |
| ひどいのは君の物覚え のほうだっ! |
| ミニスだって 知っていたんだぞ? 恥ずかしいとは思わ ないのか!? |
| そんなこと言ったって 知らないものは 知らないし・・・ |
| そんなこと言ったって 知らないものは 知らないし・・・ |
| 君の場合は知らないと いうよりも、知ろうと していないというのが 正確だ |
| ・・・決めた |
| その質問の答えは 君自身の手で調べて 見つけてくるんだ |
| えーっ!? |
| えーっ、じゃない! 二階の書庫を調べれば すぐにわかるはずだ |
| 今後どうするかに ついてはそれからだ まったく、無駄な時間 をとらせて・・・ |
| 無駄って思うんなら さっさと質問に答えて くれれば・・・ |
| 無駄って思うんなら さっさと質問に答えて くれれば・・・ |
| いいから、さっさと 調べてこいっ!? |
| とほほ・・・ |
| うーっ、まさか宿題を 押しつけられるハメに なるなんてなあ・・・ |
| うーっ、まさか宿題を 押しつけられるハメに なるなんて・・・ |
| どうしてあの時、彼は そのままあたしたちを 攻撃してこなかったん でしょうか? |
| ミモザ先輩が言ってた よね?もし、あの場 で戦いを仕掛けたら |
| 蒼の派閥への敵対行為 とみなされてしまう だから、手を出せな かったんだよ |
| ミモザ先輩が言ってた わね?もし、あの場 で戦いを仕掛けたら |
| 蒼の派閥への敵対行為 とみなされてしまう だから、手を出せな かったのよ |
| でも、おかしいですよ あの人たちは平気で 村ひとつを焼き払える 力があるんですよ? |
| あの場であたしたち 全員を殺すことぐらい できたはずです! そうすれば・・・ |
| 派閥に見つかる前に 目的を果たすことが できたはず・・・ |
| ・・・・・・ |
| あたし、なんだか わからなくなってます |
| 厳しい言い方でしたが あの人は、部下たちの 身を案じてました |
| そんな優しさをもって いる人が、レルムの村 を平然と焼き払った なんて・・・ |
| どうして、そんなこと ができてしまうん でしょうか!? |
| あたしには・・・ わかりません・・・ |
| アメル・・・ |
| 黒騎士を動かしてる ものって、いったい どんな感情なんだろう? |
| 黒騎士を動かしてる ものって、いったい どんな感情なのかな? |
| セッカクノ休息ガ 台無シニナッテシマイ マシタネ? |
| そうでもないさ |
| なんだかんだ言って このところ街の外には 出てなかったから |
| ああいう場所で おいしい空気を吸えた だけでも、いい息抜き になったよ |
| そうでもないわよ |
| なんだかんだ言って このところ街の外には 出てなかったから |
| ああいう場所で おいしい空気を吸えた だけでも、いい息抜き になったもの |
| ナルホド・・・ |
| 自分モ、オモイッキリ 太陽ノ光ヲ浴ビタノデ 調子ガ良好デス |
| ああ、そういえば *n1は 光を吸収して、動力源 にしてたっけ? |
| ああ、そういえば *n1は 光を吸収して、動力源 にしてたっけ? |
| ハイ、ヤハリ街ハ空気 ガ汚レテイルセイカ 充電効率ガ悪イノデス |
| ソノ点、野外デノ充電 ハ快適デス 日差シヲサエギルモノ モアリマセンノデ |
| へえ・・・ そんなもんなんだ |
| ちょっと違う形だけど ああして出かけたのは *n1にも 有意義だったわけか |
| ちょっと違う形だけど ああして出かけたのは *n1にも 有意義だったわけね |
| テメエの先輩とかいう オンナな ありゃ、意外とやる もんだなァ・・・ |
| へえ、珍しいな *n1が 他人のことをほめる なんて |
| へえ、珍しいわね *n1が 他人のことをほめる なんて |
| しかたねェだろうが あれだけの軍勢に 囲まれてるってのによ |
| ああも見事なタンカを 見せつけられちゃ オンナだってバカにも できやしねェ・・・ |
| ミモザ先輩はあれでも メイトルパの召喚師 としては、幹部クラス の使い手だからな |
| ギブソン先輩もそうさ 俺と同じサプレスの術 の使い手だけど |
| 俺には扱えないような 強力な天使や悪魔を 制御できるんだぜ |
| ミモザ先輩はあれでも メイトルパの召喚師 としては、幹部クラス の使い手だもの |
| ギブソン先輩もそうよ あたしと同じサプレス の術の使い手だけど |
| あたしには扱えないよ うな強力な天使や悪魔 を制御できるのよ |
| あーあ、そういう スゲエ召喚師に誓約 されたんなら、オレも あきらめがつくのに |
| よりによって、テメエ みたいなヘナチョコの 護衛とはなァ・・・? |
| 悪かったなっ! ヘナチョコで・・・ |
| 悪かったわね! ヘナチョコで・・・ |
| ケッ、悔しかったら もっとウデを磨けよな |
| テメエが、それなりに 使える召喚師になれば オレもそれなりに 服従してやらァ? |
| ま、テメエにゃ無理 だろうけどよ・・・ |
| よーし、その言葉 忘れるなよっ!? |
| よーし、その言葉 忘れないでね!? |
| いまに見てろよ *n1め ぐうの音も出なくして やるからなーっ! |
| いまに見てなさい *n1め ぐうの音も出なくして やるんだから |
| おにいちゃん・・・ これ・・・ |
| へえ、きれいな花の 首飾りじゃないか |
| おねえちゃん・・・ これ・・・ |
| へえ、きれいな花の 首飾りじゃない |
| みんなといっしょに つくったの |
| ほら・・・ いいにおい・・・ |
| ほんとだ とっても柔らかくて ほっとするような香り がするな |
| ほんとだ とっても柔らかくて ほっとするような香り がするわね |
| おひさまのにおいだよ それ・・・ |
| そっか、だから 元気がわいてくる気が するんだな? |
| そっか、だから 元気がわいてくる気が するのね? |
| ・・・・・・ |
| これ、おにいちゃんに あげるよ・・・ |
| ・・・・・・ |
| これ、おねえちゃんに あげるよ・・・ |
| えっ? |
| だって、おにいちゃん 悪いひとたちが やってきたせいで |
| だって、おねえちゃん 悪いひとたちが やってきたせいで |
| ゆっくり、おやすみ できなかった・・・ だから・・・ |
| おひさまのにおいで 元気だして・・・ね? |
| ありがとう *n1 |
| また・・・ みんなで、あそこに いこうね・・・ |
| ああ、そうだな その時はもっともっと *n1とも 遊ぼうな? |
| ええ、そうね その時はもっともっと *n1とも 遊びましょう? |
| ・・・(こくん) |
| ああいう時間が もっと普通にもてる ように、早くなると いいんだけどな・・・ |
| ああいう時間が もっと普通にもてる ように、早くなると いいんだけど・・・ |
| あの人たち・・・ 「黒の旅団」って 言ってましたっけ |
| 囲まれてるってことに ボクはちっとも、気が つきませんでした |
| だから、それが わかった時には、本当 にこわかったです |
| そんな人たちを相手に しても、ご主人さまは アメルさんを守ろうと いうんですね・・・ |
| *n1は 反対なのか? |
| *n1は 反対なの? |
| ボクには・・・ うまく言えません |
| アメルさんを助けたい だけど、そのために あんな恐ろしい黒騎士 たちを相手に・・・ |
| ご主人様が、戦わなく ちゃならなくなるのが こわくて、こわくて しかたないんです! |
| だって・・・ ボクにはご主人様を 守れるだけの力なんて ないから・・・っ |
| *n1? |
| ごめんなさ・・・ ボク・・・っく 泣くつもり、なんて うく・・・っ |
| ありがとう・・・ *n1 心配してくれて |
| でも、大丈夫だよ 俺だって、自分の分は わきまえてるから |
| 無茶はしない *n1が 心配するようなことは 絶対にしないから |
| ありがとう・・・ *n1 心配してくれて |
| でも、大丈夫よ あたしだって、自分の 分はわきまえてるから |
| 無茶はしないわ *n1が 心配するようなことは 絶対にしないから |
| ほんと・・・ ですか・・・っ? |
| ああ、約束する だからもう、泣くなよ |
| ええ、約束・・・ だからもう泣かないで |
| は、はい・・・っ |
| 約束を守るためには もっと、俺がしっかり しないとな・・・ |
| 約束を守るためには もっと、あたしが しっかりしないとね |
| はいけい、マスター モナティですの |
| きょうはミモザさんの ていあんで、みんなで おでかけしました |
| いってきたばしょは フロトしつげん、と いうところです |
| ミモザさんのひみつの ばしょだけあって めずらしいおはなや いきものが |
| たくさん、たくさん ありましたです |
| みんなでおべんとうを たべたり、おはなしを していると |
| なんだか、マスター たちといっしょに すごしてるみたいな きもちになりました |
| あ、でも、モナティ マスターのところに かえりたくなくなった わけじゃありません |
| うにゅ、えと・・・ その・・・・・・ |
| モナティ、手紙を書く のはいいけど そろそろ寝ないと、朝 起きられないぞ? |
| じゃあ俺、先に休んで るからな |
| モナティ、手紙を書く のはいいけど そろそろ寝ないと、朝 起きられないわよ? |
| じゃああたしは、先に 休んでるから |
| あ、はいですのー! |
| モナティがそうおもう ようになったのは きっと・・・ |
| *n0さんたち が、すこしずつ なかよしになっている からだとおもいます |
| フラットにいたときと おんなじ、あったかい ふんいきが |
| すこしずつ、みんなの あいだにできてきてる ようなきがしますの |
| それが、モナティには とてもうれしいんです |
| それではまた おたよりしますの |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| いやー、まいったぜ *n0 |
| まいったって なにが? |
| まいったって なにがよ? |
| ネスティのことさ ほれ、行きにオレと 話をしてただろ? |
| ああ、そういえば そうだったっけ |
| ああ、そういえば そうだったわね |
| ・・・ネスのやつ もしかして、無視とか したんじゃ? |
| ・・・ネスったら もしかして、無視とか したんじゃ? |
| いーや、それは違うぜ ちゃんと話相手にゃ なってくれたさ |
| ただなあ・・・ |
| ただ? |
| どーいうわけか 普通の会話が、最後に は説教になっちまって たんだよなー・・・ |
| げっ!? |
| げっ!? |
| そこにケイナのやつが 加わってきたもん だから、そりゃもー 大変で・・・ |
| うう・・・ なんか、その情景が ありありと目に浮かぶ ような・・・ |
| うう・・・ なんか、その情景が ありありと目に浮かぶ ような・・・ |
| いいか? *n0 こいつは忠告だ・・・ |
| あの二人を「同時に」 敵に回すのだけは やめとけよ? |
| ああ、わかってる フォルテの尊い犠牲は 無駄にしないって! |
| ええ、わかってる フォルテの尊い犠牲は 無駄にしないわ・・・ |
| へへ・・・ その言葉でずいぶんと 報われたぜ・・・ |
| ・・・がくっ |
| 他人事とは限らない からな、ホント・・・ 気をつけよーっと |
| 他人事とは限らない からな、ホント・・・ 気をつけよーっと |
| そう言えば、あれから ケイナはアメルに記憶 のことを話したのか? |
| そう言えば、あれから ケイナはアメルに記憶 のことを話したの? |
| ええ、ちょっと前に 話はしてみたわよ |
| ってことは? |
| うん、残念だけど ダメだった・・・ |
| そっか・・・ |
| アメルが言うにはね 私の心の中には 霧で閉ざされたような 部分があるらしくて |
| その霧をとりのぞく ことができれば、記憶 が戻るんじゃないのか ってことらしいの |
| どうしたら、その霧を とりのぞけるのかな? |
| わからないわ そもそも、どうして そんな霧が生まれたの かさえ謎なんだもの |
| でもね、今はこのまま でもいいかなって 私は思ってるの |
| 記憶を取り戻すよりも 先に、あの黒騎士たち をなんとかしないとね |
| それはそうだけど でも・・・ |
| 心配しないでいいのよ *n0 |
| 私は、別に悲観的に なってなんかないわ むしろ、気長に構えて いこうって思うの |
| アメルも、手伝うって 言ってくれたし・・・ |
| そのためにも、絶対に あの子のことを守って あげなくちゃね? |
| さーて・・・ がんばらないとっ! |
| 明るく振る舞ってる けど、やっぱりケイナ 無理してるんだろう なあ・・・ |
| 明るく振る舞ってる けど、やっぱりケイナ 無理してるんだろう なあ・・・ |
| ネスティさんの言って いたとおりでしたね |
| ああ、やっぱり あのイオスたちも 村を襲ったあの黒騎士 の仲間だったんだな |
| ええ、やっぱり あのイオスたちも 村を襲ったあの黒騎士 の仲間だったのね |
| ルヴァイドって 名乗ってましたよね あの人・・・ |
| あんな非道をしてなお 堂々と名乗れる神経が 僕には理解できません |
| 軍に属する人間は みんな、ああいうもの なんでしょうか? |
| さあ、それは俺にも わからないな けどさ、師範から 聞いたことがあるよ |
| 組織に属する人間は ともすればそのせいで 人間らしさをなくして しまうんだって |
| あいつらはきっと そうなってしまったん じゃないのかな |
| さあ、それはあたし にもわからない けどさ、師範から 聞いたことがあるわ |
| 組織に属する人間は ともすればそのせいで 人間らしさをなくして しまうんだって |
| あいつらはきっと そうなってしまったん じゃないのかな |
| こわいことですよね それって・・・ |
| 目的を果たすことだけ を優先するあまりに 他のことが見えなく なってしまうなんて |
| 僕はリューグのことが 心配です |
| あいつも復讐のために 周りのことが見えなく なっていないといいん ですが・・・ |
| そうだな でもリューグは大丈夫 だと俺は思うよ |
| あいつには君やアメル のことが、ちゃんと 見えているはずだよ |
| それが続く限りは やつらと同じ間違いは しないさ きっと・・・ |
| そうよね でもリューグは大丈夫 だとあたしは思うわ |
| 彼にはあなたやアメル のことが、ちゃんと 見えているはずよ |
| それが続く限りは やつらと同じ間違いは しないわ きっと・・・ |
| だと、いいんですが |
| リューグは今、どこで なにをしてるんだろう? |
| リューグは今、どこで なにをしてるんだろう? |
| 結局、リューグが心配 していたとおりの状況 になっちまったな |
| 結局、リューグが心配 していたとおりの状況 になっちゃったわね |
| まあな・・・ |
| けどさ、なんとか無事 に帰ってこれたんだし これはこれでよかった んじゃないのかな |
| けどさ、なんとか無事 に帰ってこれたんだし これはこれでよかった んじゃないのかな |
| そうじゃねぇよ *n0 俺たちが無事に帰って これたんじゃねぇ |
| あのルヴァイドって 野郎がな、俺たちを 無事に「帰した」って のが本当だ |
| ハッ!見逃して もらったんだよッ!? |
| 忌々しいがな・・・ それを認めなけりゃあ 俺たちは今頃、ここに はいられねえ・・・ |
| リューグ・・・ |
| ナメられたんだよ 俺たちは、あの野郎に |
| 今でなくても、本気を 出せばアメルを奪える と思ってやがる |
| 許せねえ・・・ 絶対に、許せねぇッ! |
| 後悔させてやる・・・ 俺に時間を与えたって ことをな・・・! |
| 見逃してもらった、か たしかに、リューグの 言うとおりなのかも しれないな・・・ |
| 見逃してもらった、か たしかに、リューグの 言うとおりなのかも しれないな・・・ |
| 私、今日のことで ミモザさんを見直し ちゃったなあ・・・ |
| あんなに大勢の兵士を 連れた黒騎士を相手に 一歩も引かないで |
| きっぱり言い負かし ちゃうなんて、男の人 でも難しいことなん じゃない? |
| まあ、そうだよな |
| ええ、そうよね |
| 金の派閥であんなこと できそうな人って お母さまをのぞけば 思いつかないもの |
| 蒼の派閥の召喚師って すごいのねぇ・・・ |
| こらこら、それは 買いかぶりすぎだって |
| メイトルパの召喚術は 時として、本能の強い 獣も扱ったりするから |
| 他の系統の召喚術にも まして、術者に威厳が 必要になるって聞いた ことがある |
| だから、ミモザ先輩は あんな状況でも相手に のまれずにいられたん じゃないのかな? |
| こらこら、それは 買いかぶりすぎだって |
| メイトルパの召喚術は 時として、本能の強い 獣も扱ったりするから |
| 他の系統の召喚術にも まして、術者に威厳が 必要になるって聞いた ことがあるもの |
| だから、ミモザ先輩は あんな状況でも相手に のまれずにいられたん じゃないのかな? |
| 威厳、か・・・ 私にも、そういうこと できるのかなぁ? |
| 俺じゃなくてさ 直接、先輩と話して みたらどうだい? |
| 同じ属性の術者同士 きっと、色々と勉強に なると思うぜ |
| あたしじゃなくて 直接、先輩と話して みたらどう? |
| 同じ属性の術者同士 きっと、色々と勉強に なると思うわよ |
| うん、でも・・・ 私は金の派閥の子だし |
| 大丈夫だよ あの人はそういうこと 気にしないんだから |
| 俺から、先輩に 頼んであげてもいいし |
| 大丈夫だよ あの人はそういうこと 気にしないんだから |
| あたしから、先輩に 頼んであげてもいいし |
| ほんとにっ? |
| よし、それじゃ 今から一緒にお願い しに行こうか? |
| よし、それじゃ 今から一緒にお願い しに行こうか? |
| うんっ! |
| こういうやる気は 俺も見習わないと ダメかもなあ・・・ |
| こういうやる気は あたしも見習わな いとダメかもね |
scn106
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| 崖城都市デグレアか まさか、そんな名前が 出てくるとはな |
| なんなんですか その、デグレアって? |
| *n0 おい、ちゃんと授業で 習ったはずだぞ |
| え、あ、ははは・・・ |
| そうだっけ? |
| デグレアはその別名の とおり、北部の大絶壁 に位置する軍事都市だ |
| リィンバウムがもとは ひとつの大きな国 だったことは知ってる わよね? |
| あ、それは知ってます たしか、戦争のせいで 分裂したんですよね |
| あ、それは知ってます たしか、戦争のせいで 分裂したんですよね |
| 伝説の英雄とされる エルゴの王の血を引く 聖王家が統治するのが この「聖王国」だが |
| その他にふたつの国家 が大陸には存在する |
| ひとつは、西方に誕生 したばかりの「帝国」 そして、もうひとつが |
| 「旧王国」 聖王国と対立を続ける かつての王国の残党さ |
| へえ、フォルテ よく知ってたわね |
| やたらきなくさいこと が好きな連中だからな 旅してると、いやでも 耳に入ってくんのさ |
| 聖王家の打倒だけを 生き甲斐にしてるって 噂だもんね |
| すると今度の一件も 聖王国への軍事侵攻の 一環なのでしょうか? |
| そう考えるのが 自然なんだが・・・ |
| ちょっと待ってくれ そんな国同士の争いに なんでアメルが関係 してくるんだよ!? |
| ちょっと待ってよ そんな国同士の争いに なんでアメルが関係 するのよ!? |
| そうですよ 脈絡がなさすぎます |
| 二人の言うとおりだ 私もそれが気になる |
| 女の子一人を捕まえて なにをするつもり なのかしら・・・ |
| ただ、間違いないのは 領土侵犯を犯してまで 連中が彼女の身柄を 欲していることだ |
| ・・・・・・ |
| ・・・呼吸ガ乱レテ イマスガ、 大丈夫デスカ? |
| ん、どうした? 顔色が悪いぞ、オマエ |
| ・・・おねえちゃん 大丈夫? |
| あの、アメルさん? 顔色がよくないよう ですけど、大丈夫 ですか? |
| アメルさん 大丈夫ですの? なんか変ですの |
| うん、平気・・・ 大丈夫・・・ |
| で、でもでもっ 心配いらないわよっ? |
| いくらあいつらが大勢 だからって、私たちが 王都にいれば、無茶は できないもの! |
| そうですの! 絶対に手出しなんて できませんですの |
| そうだな、奴らだって 無茶できないよな |
| そうよね、あいつらも 無茶はできないわよ |
| 状況的ニモ、王都ニ イル限リハ安全ナハズ デス・・・ |
| ・・・・・・ |
| そうよね 今までも、そうやって しのいできたんだし |
| これからもそうだって 保証はねえけどな |
| フォルテっ! |
| いや、僕も同感だ |
| あの「黒の旅団」を 指揮するルヴァイドと いう男は、強い使命感 と自信をもっていた |
| どうしても必要と判断 すれば、ためらわずに 強硬手段に出るだろう |
| それって、まさか レルムの村を襲った時 のように!? |
| それって、まさか レルムの村を襲った時 のように!? |
| そーいうこった |
| そうするだろうな あの連中ならよ |
| 僕たちは見てるんだ 敵が容赦なく村に火を 放ち、女子供や病人を 斬り捨てるのを |
| そんな・・・ |
| 君たちがそう言うなら そうした可能性は否定 できないんだろうな |
| だが今は敵の動向より 先に考えるべきことが あるんじゃないのか? |
| え? |
| へっ? |
| これから先、君たちが どうしたいのかという ことだよ |
| ・・・! |
| 敵が国家に属する軍隊 だとわかった今なら とるべき方法はいくつ だってある |
| 騎士団や派閥に保護を 求めることもできる 常識で考えればそれが 最良の方法だ |
| でも、それじゃ・・・ |
| でも、それって 最悪の事態に・・・ |
| ああ、*n0 君が心配している通り の結果になるな |
| 連中はためらいもせず 彼女を差し出すだろう |
| たかが少女一人の身柄 で戦争が避けられると いうのなら安いものだ |
| 基本的ニハ、ソウ考エ ルノガ国家トイウモノ デス |
| 腹黒い連中の考えそう なことだなァ・・・ ニンゲンらしいや |
| *n1 お前、もうちょっと 言葉を選べって! |
| *n1 あんた、もうちょっと 言葉を選びなさい |
| んだよ、言葉で飾って も結論はおんなじ だろォが?ケッ! |
| そんな考え方って ひどすぎますっ!? |
| 胸クソ悪い話だがな それが政治的判断って もんだ |
| そんなのダメだっ! 俺は絶対にイヤだ!! |
| そんなのダメよ! 絶対に止めなくちゃ! |
| 落ち着くんだ *n0 |
| だって・・・! |
| *n0さん みなさんだって、同じ 気持ちですのっ |
| モナティ・・・ |
| 心配しなくても ここにいるみんなは |
| 貴方と同じ気持ちよ |
| 貴女と同じ気持ちよ |
| だから落ち着いて ちゃんと最後まで話を 聞きましょう |
| ・・・すいません |
| 気にすることはない 多分、君ならそう言う と思っていたからね |
| だが、その思いを貫く のは大変なことだよ 生半可な覚悟ではまず できないだろうな |
| ・・・・・・ |
| そうですよね |
| よく考えてみるんだ 君たち一人一人が 本当に望んでいる事を |
| 結論を出すのは それからだよ |
| フォルテさんたちとは 別の理由で、僕は国に 保護を求めるのは危険 だと思ってるんです |
| 敵対勢力が国境侵犯を 犯してまで、聖女と 呼ばれる人物を捕まえ ようとする・・・ |
| 聖王国の人々が、その 理由に興味を持たない と思いますか? |
| あ・・・!? |
| いずれにしても あの子はモノとして 扱われてしまう |
| それぐらいなら・・・ |
| 僕はアメルを守って 最後まで戦います |
| たとえそれが、あの子 を死に追いやる選択で あったとしても・・・ |
| ロッカ・・・ |
| 蒼の派閥 召還ショップ |
| またお会いしましたね |
| *n0くん |
| ああ、レイムさん こんにちは |
| *n0さん |
| ああ、レイムさん こんにちは |
| どうかなされたん ですか?なにやら 沈んだ顔をなさって いるようですが |
| よろしければ、私に 話してみませんか なにかのお役に立てる かもしれませんよ? |
| どうする? 相談してみようか |
| 人に話す事じゃないな |
| 人に話す事じゃないわね |
| ・・・・・・・・ |
| 決断しようとしまいと 悪い結果が待っている という選択ですか |
| で、具体的にそれが どのようなことなのか までは話せない、と |
| すいません 相談に乗ってもらって いるのに、隠し事を したままなんて |
| いいんですよ 人にはそれぞれ事情が あるものですから |
| ただし、これから私が 言うことが、あいまい になってしまうのも 理解してくださいね |
| はい・・・ |
| 結果が見えている以上 結局のところは、決断 する人の気持ちでは ないでしょうか? |
| それが限られた選択 しかない状況であった としても、自分が納得 したものであるなら |
| 最悪の結果になろうと 悔いは残らないもの ですよ |
| たしかに・・・ |
| そっか・・・ |
| どんな事情なのかは わかりませんが |
| 思い悩んでいる時は いっそ気持ちに任せて 動くのも、立派な判断 のひとつですよ |
| それでは、また・・・ |
| 気持ちに任せる、か |
| そう言えば、あれから 街でユエルのことを 見かけないけど どうしたんだろう? |
| そう言えば、あれから 街でユエルのことを 見かけないけど どうしたんだろう? |
| 悪さをしたせいで 捕まったりしてないと いいんだけど・・・ |
| 悪さをしたせいで 捕まったりしてないと いいんだけど・・・ |
| 世の中には、どうにも ならねえ流れってもん があると、俺は思う |
| どういう立場で どこに生まれてくるか なんてのが、そうさ |
| けどな・・・ それは最初だけだ! |
| 生まれた家が 裕福であろうと 貧乏であろうと |
| そこからいくらでも 人間は変わっていける はずなんだ・・・ |
| 押しつけられたものに 従わなくちゃならねえ 義理はねえんだッ! ・・・違うか!? |
| 違わないよ、リューグ 俺もそう思う |
| だから、アメルだって 自分の境遇に逆らって いいはずなんだ |
| 違わないよ、リューグ あたしもそう思う |
| 問題なのは、彼女が 自分にそれを許せるか どうかなんだ・・・ |
| 問題なのは、彼女が 自分にそれを許せるか どうかなのよね・・・ |
| バカ兄貴と違って あいつにそれをさとす 言葉を、俺は持っちゃ いねえんでな |
| だから、かわりに 戦ってやるんだよ あいつの願いを邪魔し ようとする全てとな |
| それが、俺の覚悟だ *n0 |
| さっきはイヤなこと 言っちまって 悪かったな |
| 仕方がないよ フォルテの言ったこと って、俺もあたってる と思ったし・・・ |
| このまま俺たちが 動かなかったら 黒騎士は確実にここを 攻めてくる |
| たとえそれを退ける ことができたとしても その時点で・・・ |
| 仕方がないわ フォルテの言ったこと って、あたしもあたっ てると思ったし・・ |
| このままあたしたちが 動かなかったら 黒騎士は確実にここを 攻めてくる |
| たとえそれを退ける ことができたとしても その時点で・・・ |
| アメルのことは俺たち だけの問題じゃあ なくなっちまうな |
| そこから先は ギブソンの旦那が 言っていたとおりさ |
| そういう最悪の結果 だけには、なって ほしくねーもんだな |
| まったく、みんな 先のこと心配するのは わかるけど |
| 言葉に思いやりって ものが足りてないわ! |
| アメルがどんな気持ち でいるのか、ちゃんと 考えてるのかしら? |
| 考えてる、と思うよ それは・・・ |
| 真剣に思っているから あそこまで言葉が 厳しくなるんだよ |
| 考えてる、と思うわ それは・・・ |
| 真剣に思っているから あそこまで言葉が 厳しくなるのよ |
| それはわかってるけど でも・・・っ! |
| あの子がみんなの言葉 のひとつひとつに 苦しんでいたことは 変わらないわ・・・ |
| ・・・・・・ |
| *n0 お願い、あの子を 守ってあげて・・・ |
| 戦うことだけじゃない 目に見えない、心を 傷つける刃から守って あげてほしいの! |
| それができるのは |
| きっと、貴方だけ |
| きっと、貴女だけ |
| あの場ではっきりと 怒ってみせることが |
| できた貴方だけなのよ |
| できた貴女だけなのよ |
| やはり、君の決意は 変わらないようだね |
| ・・・はい |
| そんなすまなさそうな 顔はしなくていいさ |
| さっきは厳しい物言い になったけれど、私が 言いたかったのは |
| 悔いが残るような決断 ならば、するべきでは ないということだよ |
| それが理屈のうえでは どれだけ正しいことで あってもね |
| それって、どういう ことですか? |
| 理性と気持ちは 別のものということさ |
| 私はね、以前の任務で そのことを学んだ |
| 自分の気持ちを無理に 抑えて、理性が正しい と命じる選択をしよう としたんだ・・・ |
| つらかったな そして結局、最後には 気持ちを抑えきれなく なってしまった |
| ・・・・・・ |
| ギブソン先輩 |
| でも、そのおかげで 私はわかったのさ |
| 人間は理屈だけじゃ 生きていけない 感情があってこそ人間 なんだ、とね |
| だから、*n0 君は君の正しいと思う ことを選べばいい |
| 理屈にはあわなくても 自分の気持ちに迷いが ない答えなら |
| それが君にとっての 真実になるんだからね |
| ・・・・・・ |
| ・・・はいっ! |
| はいっ! |
| うん、いい返事だ |
| なにがいけなかったん でしょうか? |
| あたしは、ただ普通に 暮らしていたかった だけなのに・・・ |
| あたしの知らない所で なにもかもが決まって しまう |
| ・・・・・・ |
| せめて理由がわかるん だったら、あたし 弱音なんて吐きません けど・・・ |
| わからないんです! どういう答えを出せば いいのかが!? |
| どうしたら、今の状況 を変えられるのか |
| わからない自分が すごくくやしい・・・ |
| さっき、ギブソン先輩 と話をして、教わった ことがあるんだ |
| さっき、ギブソン先輩 と話をして、教わった ことがあるの |
| ・・・・・・ |
| 悔いの残らない答えが その人にとっての真実 なんだって |
| 俺もそうだと思う 理屈にあった正しい 選択をしたとしても |
| それが自分の気持ちと 一致してなければ 絶対に後悔すると思う だから・・・ |
| アメルの今の気持ちを 教えて欲しい |
| 悔いの残らない答えが その人にとっての真実 なんだって |
| あたしもそうだと思う 理屈にあった正しい 選択をしたとしても |
| それが自分の気持ちと 一致してなければ 絶対に後悔すると思う だから・・・ |
| アメルの今の気持ちを 教えて欲しいの |
| あたしの、気持ち? |
| 君が望んでいることや 譲れないと思うもの 望まないことや不安に 感じているもの |
| それを知りたいんだ |
| あなたが望んでること 譲れないって思うこと 望まないことや不安に 感じていること全部 |
| それを知りたいの |
| 同じ質問を・・・ させてくれませんか? |
| あたしも知りたいです |
| 貴方の・・・ |
| 貴女の・・・ |
| *n0さんが 望んでいることを |
| 俺は・・・ |
| あたしは・・・ |
| どうする? |
| 君を守ってあげたい 黒騎士たちが許せない よくわからない・・・ |
| あなたを守りたい 黒騎士たちが許せない よくわからない・・・ |
| 君を守ってあげたい そう思ってる |
| あなたを守りたい そう思ってるわ |
| どうして? |
| それは・・・ |
| うまく言葉にできない だけど、同情や哀れみ とは違う気がする ただ・・・ |
| どうして?って |
| 正直、わかんない でも、同情や哀れみ じゃないの ただ・・・ |
| ただ? |
| 君と出会った時から 俺は感じていたんだ なんだか懐かしくて 不思議な気持ちを |
| 錯覚かもしれない けど、君の側にいると 心があたたかくなる 安心できるんだ |
| だから、君を守りたい アメルの側にいたい |
| それが俺の、正直な 今の気持ちだよ |
| あなたのそばにいると 不思議とね・・・ 落ち着くの、 暖かいって感じるの |
| 私が聖女だって 言うのと関係してるの でしょうか? |
| 関係ないと思うけどね だって、はじめて 会ったときから そうだったからね |
| あなたを守りたい 私のわがままな・・・ |
| 身勝手な願いよ それが、今の気持ち |
| *n0さん・・ |
| 俺は許せない 黒騎士たちのやり方が |
| 自分たちの目的達成の ために、平気で他人の 命を奪うなんて・・・ |
| 絶対にしちゃいけない 許しちゃいけないこと なんだ! |
| あたしは許せない 黒騎士たちのやり方が |
| 自分たちの目的達成の ために、平気で他人の 命を奪うなんて・・・ |
| 普通しないわよ そんなひどいこと それが許せないの |
| *n0さん・・・ |
| だから、俺は逃げない あいつらがどれだけ 恐ろしい相手でも 好き勝手はさせない |
| 君を渡したりはしない 絶対に・・・! |
| あたしは逃げない あいつらがどれだけ こわくても 許したくないの |
| だから絶対にあなたを あいつらに渡さない |
| 正直、よくわからない どうしたいかなんて だけど・・・ |
| 正直、よくわからない どうしたいかなんて だけど・・・ |
| だけど? |
| 今、なにかしなくちゃ なにも変わらない ううん、きっと変われ なくなってしまう |
| それだけは たしかなんだ・・・ |
| 今、なにかしなくちゃ なにも変わらない ううん、きっと変われ なくなっちゃう |
| それだけは たしかなの・・・ |
| あたしはずっと、自分 のせいで他の人に迷惑 をかけたくないって 思ってました |
| 自分が我慢してすむの なら、そうしようって いつも考えて・・・ |
| 今までずっと そうしてきました |
| アメルは、優しいから |
| あなたは、優しいから |
| 違うのっ!! |
| 優しくなんか・・・っ あたしは、こわかった だけなんです! |
| 思ったことを口にして 嫌われてしまうことが こわかっただけ・・・ |
| 本当は聖女になんて なりたくなかった! 奇跡の力なんて欲しく なかった!! |
| でも・・・ 村の人たちの期待を 裏切れなかった・・・ |
| アメル・・・ |
| あたしは今まで 自分に嘘ばかり ついてきました でも・・・ |
| あなたたちと 暮らすようになって すこしずつ わかってきたんです |
| 自分の気持ちを正直に 言うのはこわいけど 必要なことなんだって |
| 嫌われたり、迷惑を かけることになっても それでも必要なこと なんだって! |
| だって・・・ そうじゃなきゃ、一人 でいるのと変わらない |
| うん、そうだね 俺もそう思う |
| 君が他のみんなに迷惑 をかけたくないって 思うのと同じくらいに |
| 俺たちはみんな 君だけをつらい目には あわせたくないから |
| うん、そうよね あたしもそう思う |
| あなたがみんなに迷惑 をかけたくないって 思うのと同じくらいに |
| あたしたちはみんな あなたをつらい目には あわせたくないのよ |
| あたしは・・・ |
| あたしは *n0さんと 一緒にいたいですっ! |
| みんなと一緒がいい 絶対に離ればなれに なんかなりたくない! |
| だから・・・ だから、あたし・・・ |
| ・・・わかったよ アメルの気持ち、俺 ちゃんとわかったから |
| だからもう一人で全部 背負わないで |
| 俺が・・・ううん 俺たちが一緒に支えて あげるから・・・ |
| ・・・わかったわ アメルの気持ち、 ちゃんとわかったから |
| だからもう一人で全部 背負わないで |
| あたしが・・・いいえ あたしたちが一緒に 支えてあげるから |
| う、うん・・・っ |
| 君らしくないな・・・ |
| え? |
| 答えがわからず空欄の ままにしておくなんて 君のガラではない だろう? |
| ダメと承知でも 直感に頼って、空白を 埋めていくのが、君 じゃなかったのか? |
| ・・・!! |
| 君はもう、本当は答え をもっているはずだ はっきりとした気持ち をもっているはずだ |
| だったら、それを 選ぶしかない ・・・違うか? |
| そう、だよな・・・? |
| 俺の考えてることは 最初からなにも変わっ ちゃいないんだ! |
| そう、よね・・・? |
| あたしの考えてる事は 最初からなにも変わっ ていないのよね |
| ありがとう、ネス 俺、難しく考えすぎて いたんだ・・・ |
| ありがとう、ネス あたし、難しく考えす ぎてたみたい・・・ |
| まったく、こんなこと を僕に言わせるな |
| うっ、ごめん・・・ |
| わかったら、さっさと それを実行にうつせ いいな? |
| ネス・・・ありがとう |
| ぜい、ぜい・・・っ |
| こっちとこっちを 配達したら、次は あっちをそっちまで 運んでぇ・・・ |
| すごく繁盛している みたいだね? パッフェルさん |
| ええ、おかげさまで でもぉ・・・ |
| うああああっ??? 私一人だけじゃあ とってもおっつかない ですよぉ!? |
| *n0さぁん ケーキの配達の手伝い お願いできませんか? |
| えっ? |
| お願いしますよぉ? ちゃんとお給金も出す ように、店長に言って おきますから・・・ |
| このままじゃあ、私 忙しさで、溶けちゃう ですよぉ??? |
| しかたないなあ 手伝ってあげるよ |
| しかたないわね、うん 手伝ってあげるわ |
| ああっ、お願いします 助かりますう・・・っ |
| 俺は決めたよ 黒の旅団に、アメルを 渡したりはしない |
| どんなことがあっても 絶対に守ってみせる |
| 決めたわ 黒の旅団に、アメルを 渡さない |
| どんなことがあっても 絶対に守ってみせる |
| ・・・だとさ? |
| ・・・・・・ |
| これは俺個人が勝手に 決めたことだから みんなに無理を言う つもりはないよ |
| 自分の意志で決めて くれればいい |
| もしも、賛成できない 人がい・・・ |
| ったあーっ!? |
| これはあたしが勝手に 決めたことだから みんなに無理を言う つもりはないわ |
| 自分の意志で決めて ちょうだい もしも、賛成できない 人がい・・・ |
| ったあーっ!? |
| つくづく・・・ どうしようもないほど 君はバカだな |
| ここでケツをまくるん だったら、最初っから とっくに逃げてるぜ オレはよ? |
| 今さら知らんぷりして さようならってのは あんまりよねー |
| そうよっ! 私たち、そんなに薄情 じゃないものっ |
| じゃあ、みんな・・・ |
| みんな・・・ |
| 乗りかかった船だ 仕方あるまいさ |
| ・・・優先命令ノ 書キ換エヲ実行シマス |
| !? |
| 今ヨリ、本機体ハ 護衛対象ヲ「あるじ」 カラ・・・ |
| 「あるじたち」ヘト 拡大解釈シテ実行スル コトトシマス |
| *n1・・・ |
| ヨロシイデショウカ あるじ殿? |
| ああ、それでいい ありがとう・・・ *n1 |
| ええ、それでいいわ ありがとう・・・ *n1 |
| そんな目で見るんじゃ ねーよ、バカが・・・ |
| ケッ!こうなりゃ つきあってやらァ!! |
| *n1・・・ |
| あ、真剣にヤバく なった時は別だからな きっちり、帰せよな? |
| ・・・・・・ |
| あんたらしいわ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| *n1? |
| ・・・(ふるふる) |
| 今まで以上にこわくて 危険なんだよ? だから・・・ |
| 今まで以上にこわくて 危険なのよ? だから・・・ |
| いやっ! |
| *n1 ついてくの・・・ |
| ひとりぼっちになる ほうが、もっと・・・ いや・・・っ! |
| *n1・・・ |
| ついてくの、ずっと おにいちゃんと・・・ みんなと・・・ |
| ついてくの、ずっと おねえちゃんと・・・ みんなと・・・ |
| おまえはどうする? *n1? |
| あんたはどうする? *n1? |
| おつきあいしますよ ご主人さまに |
| 本当にいいのか? 危険なんだぞ |
| 本当にいいの? 危険なのよ |
| 途中で逃げ出すのは もう、いやなんです それに・・・ |
| ? |
| 僕がいなかったら 誰が、ご主人様の お世話をするんです? |
| このままじゃ心配で 帰れないですよ |
| 言ってくれるなぁ お前も・・・ |
| 言ってくれるじゃない まったく・・・ |
| ふふっ、だけど 本当のことですよね? |
| ごめんな モナティ、少し 帰るのが遅くなるけど |
| ごめんね モナティ、少し 帰るのが遅くなるけど |
| 気にしなくても いいですの |
| モナティのマスターも きっと同じことを したです |
| ありがとう、モナティ これが済んだら必ず つれて帰るから |
| ありがとう、モナティ これが済んだら必ず つれて帰るから |
| 気にしなくても いいですの |
| 必ず、つれて帰るから 約束するから |
| はい、モナティ 信じてますの・・・ |
| アメルを守ることは 僕にとって当然の事 です |
| 無駄な質問すんな ったく・・・ |
| みんな・・・ ありがとう・・・ |
| ・・・で、だ 方針はそれとしてな 具体的にどうするよ? |
| 正面からあいつらと 戦っても、かなわない のはわかってる |
| だったら徹底的に 逃げ続けるしかないと 思うんだ |
| くやしいけど 正面からあいつらと 戦っても勝てそうに 無いのよね |
| だったら徹底的に 逃げ続けるしかないと 思うのよね |
| それしかなかろうな |
| 国境を侵している以上 奴らも表だって大きな 動きは取れないはずだ |
| 小集団の利を 活かして徹底的に 引っかき回すって ワケか |
| シカシ、黙ッテ行カセ テクレルデショウカ? |
| それが問題だな |
| それが問題よね |
| しかしよ、あいつらが 黙って行かせてくれる たァ思えねェぞ? |
| ま、そのほうがオレは 楽しいけどよォ? |
| おまえなぁ・・・ |
| あんたねぇ・・・ |
| そうね・・・ 街の外で、あいつらが 待ちかまえているのは 間違いないわ |
| 待ち伏せはあるだろう だが、連中は僕たちが どこへ行くのかまでは 把握できていない |
| カンペキな包囲は できない そこをうまくつければ きっと・・・ |
| 目的地はどうします? |
| で、どこへ行く? |
| それは・・・ |
| そうね・・・ |
| あのっ! |
| あたし、おじいさんに 聞いたことあるんです |
| 村から山を越えた西に 小さな村があって そこに・・・ |
| あたしの祖母にあたる 人が暮らしてるって |
| それは本当なのかい? 僕は、初耳だよ |
| じいさんが本当に そう言ったんだな? |
| 事情があって一緒には 暮らせないらしいから 今まで黙ってたけど |
| 今はもう、それを気に している場合じゃない と思うから! |
| じゃ、決まりね? |
| まずはその村に行こう そこからどうするかは また話し合って決めれ ばいいんだし・・・ |
| *n0 先輩たちに、このこと は話しておくか? |
| ・・・いや、よそう |
| ここから先は、俺たち だけの力で切り抜けて いかなくちゃならない 旅になるんだし |
| 不義理だとは思うけど 黙って出発したほうが いいと思う |
| ・・・よしましょう |
| ここから先は、あたし たちの力で切り抜けて いかなくちゃいけない 旅になるのよ |
| 不義理だとは思うけど 黙って出発したほうが いいと思うの |
| そうだな これ以上、先輩たちに 迷惑はかけられん |
| 暗くなるのを待って 出発しよう |
| 暗くなるのを待って 出発しましょう |
| どうする? 山越えを試みる 街道沿いに迂回 草原を突っ切る |
| さて、先輩たちには 気づかれずになんとか 出られたけど・・・ |
| さて、先輩たちには 気づかれずになんとか 出られたけど・・・ |
| 次の問題は、どの道を 通っていくかだな |
| 次の問題は、どの道を 通っていくか、よね |
| 彼女の聞いたとおりの 道筋を行くのが確実 なんだけど・・・ |
| 追っ手を避けながら 山を越えるのはかなり きびしいわね |
| はぐれてしまえば それこそ危険ですよ |
| とはいえ、街道はまず 間違いなくあいつらに 見張られてるよな |
| とはいえ、街道はまず 間違いなくあいつらに 見張られているわね |
| ですね・・・ |
| いっそ、この草原を 突っ切っていくか? |
| え~っ!? そんなことしたら簡単 に見つかるわよっ!? |
| 直進するにしろ、迂回 するにしろ、彼らの 追撃はあると思った ほうがいいな |
| となれば、すこしでも 立ち回りやすい場所を 選ぶべきだと僕は思う |
| 同感だぜ |
| うーん・・・ |
| うーん・・・ |
| 危険かも知れないけど やっぱり山を越えて いくことにしよう |
| 下手に回り道して 目的地を見失ったら それこそ意味がないし |
| 危険かも知れないけど やっぱり山を越えて いくことにしましょう |
| 下手に回り道して 目的地を見失ったら それこそ意味がないし |
| しかし・・・ |
| 大丈夫ですよ、ええ 山越えの道だったら あたし、案内できるし |
| 君が・・・か? |
| はい、だって 野山はあたしの遊び場 だったんですから |
| 楽な道を選びますから あたしに任せちゃって ください、ね? |
| そいつは頼もしいや なあ、ネス? |
| それは頼もしいわね ねえ、ネス? |
| やれやれ・・・ とんでもない聖女も いたものだ、まったく |
| ・・・あわっ!? |
| ・・・あらっ!? |
| ああ、ほら 暗いですから足下には 気をつけないと |
| ありがとう。ロッカ おかげで転ばなくて 済んだよ |
| ありがとう。ロッカ おかげで転ばなくて 済んだわ |
| でも今になって考えて みると、あの時はよく こんな夜道を逃げられ たもんだよな・・・ |
| 無我夢中だったから なんだろうなあ |
| でも今になって考えて みると、あの時はよく こんな夜道を逃げられ たものよね・・・ |
| 無我夢中だったから なんだろうなあ |
| *n0 ひとつお願いをしたい ことがあるんですが |
| ん? |
| へっ? |
| できれば、村の様子を 確かめておきたいと 思うんです |
| もちろん、奴らの邪魔 が入らなければの話 ですけど・・・ |
| やっぱり気になる? |
| やっぱ、気になる? |
| ええ、無茶だとは わかってるんですが |
| 至らないなりにも 僕らが守ってきた場所 ですから・・・ |
| そっか・・・ そうだよな・・・ |
| そっか・・・ そうよね・・・ |
| リューグの奴が聞いて たら、きっと怒鳴って いるでしょうね |
| 仇を討つのに反対した くせに、都合よく感傷 にひたるな!って |
| ・・・・・・ |
| でも、僕はあいつと 同じ道は選べなかった 死んだ人たちのための 戦いに殉じるよりも |
| 生き残った者を守る ために、今度こそ力を 尽くしたかったんです |
| それでいいと思うな だってさ・・・ |
| 進んだ道は違ってても 二人が故郷を大切に 思ってるその気持ちに 違いはないんだしさ |
| そうだろ? |
| それでいいと思うよ だってさ・・・ |
| 進んだ道は違ってても 二人が故郷を大切に 思ってるその気持ちに 違いはないもの |
| そうでしょ? |
| そう、ですよね・・・ |
| 前方ニ熱源ヲ感知 複数デス! |
| ・・・(ぎゅっ) |
| ・・・あいつらか? |
| ・・・あいつらね? |
| ・・・(こくん) |
| どうやら、無茶以前に 無理みたいですね これでは・・・ |
| チッ、なにやってんだ お前は・・・ |
| ご、ごめんっ 足下が暗くってさ つい・・・ |
| ご、ごめんっ 足下が暗くって つい・・・ |
| ぼけっとしてっからだ ほれ、さっさと立て |
| くだんねえことで怪我 されて、いざって時に 足を引っ張られちまう のはゴメンだからな |
| よぉく肝に命じとけ! |
| う、うん |
| 少しは優しい言葉 かけてよね |
| ったく、これじゃ アメルを任せるなんて 夢のまた夢だな |
| えっ? |
| へっ? 何よそれ・・・ |
| バカ兄貴にカッコつけ といて、こんなこと 言えねえがよ・・・ |
| あの黒騎士は強え 仇を討つより先に、俺 がくたばっちまうのも ありえるこった |
| そうなっちまった時は お前らに、アメルを 任せるしかねえんだよ |
| リューグ・・・ |
| そこまでの覚悟で ルヴァイドと対決する つもりなのか!? |
| そこまでの覚悟で ルヴァイドと対決する つもりなの!? |
| 前方ニ熱源ヲ感知 複数デス! |
| ・・・(ぎゅっ) |
| ・・・あいつらか? |
| ・・・あいつらね? |
| ・・・(こくん) |
| ・・・はっ! どうやら、お出迎えが 来たようだぜ!? |
| 第3接触予定地点ニテ 我、対象ト接触・・・ |
| しみゅれーしょん ドオリノ展開ダナ |
| ゼルフィルド! |
| やっぱ、こっちの行動 はお見通しか・・・ |
| 各兵、散開シテ包囲 伝令ハ友軍ニ通達セヨ |
| 「小鳥は、第2の網に かかった」ト! |
| まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
| みんな、逃げろっ!! |
| みんな、逃げてっ!! |
| 無駄ナコトヲ・・・ |
| 「黒の旅団」ノ包囲網 ハかんぺきダ! |
| 街道沿いに迂回して 進むことにしよう |
| 街道沿いに迂回して 進むことにしましょう |
| でも、それじゃ すぐ見つかってしまい ませんか? |
| うん、だけど あいつらには騒ぎを 大きくできない弱味も あるはずなんだ |
| 国境を越えて侵入した ことがばれたら、外交 問題になるからね |
| うん、だけど あいつらには騒ぎを 大きくできない弱味も あるはずなのよ |
| 国境を越えて侵入した ことがばれたら、外交 問題になるでしょう |
| なーるほど、そいつを 逆手にとるってわけか |
| きゃっ!? |
| おっと・・・! 大丈夫か、ミニス |
| あらら・・・! 大丈夫、ミニス |
| だ、大丈夫っ |
| また転んだりすると 危ないし、手を つないでいこうか? |
| また転んだりすると 危ないし、手を つないでいこっか? |
| 子供扱いしないでよね これでも旅には慣れ てるんだから・・・ |
| へえ・・・ |
| でも、君みたいな 貴族のお嬢様だったら 徒歩で旅なんてしない だろ? |
| へえ・・・ |
| でも、あなたみたいな 貴族のお嬢様だったら 徒歩で旅なんてしない でしょ? |
| あのねえ・・・ 家出した人間がそんな ぜいたくできるわけ ないじゃないのっ |
| 家出だって!? |
| 家出って? |
| あ!? |
| まさか、ミニス ひょっとして君は今も |
| まさか、ミニス ひょっとして今も |
| 違うわよっ! 今はちゃんとお母さま 公認で修行の旅をして るんだからね |
| ・・・・・・ |
| ホントに? |
| 本当なんだもんっ!? |
| わかった、わかった それよりもな、ミニス |
| わかったわよ それよりもね、ミニス |
| な、なによ・・・? |
| 俺の側から、絶対に 離れるんじゃないぞ! |
| あたしの側から絶対に 離れないで! |
| 待ち伏せを考えもせず 街道を来るとはね 呆れたものだよ |
| もっとも、おかげで 汚名返上ができそうだ |
| イオスか!? |
| イオス!? |
| 君に呼び捨てに される筋合いはないが まあ、許してやるよ |
| どうせ今宵限りで 君たちの命運は尽きる んだからね |
| わざわざお出迎えたァ まあ、ご苦労なこった |
| 勝手なことを! |
| そいつはテメエだっ イオス! |
| *n0さんは 貴方なんかに、 負けたりしませんの! |
| 伝令、急げっ ルヴァイド様に報告を するんだ! |
| 「小鳥は、初手の網に かかった」と! |
| まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
| みんな、逃げろっ!! |
| みんな、逃げてっ!! |
| ははは、どこへ 逃げても同じことだよ 覚悟するがいい! |
| よし、草原を突っ切る ことにしよう |
| よし、草原を突っ切る ことにしましょう |
| 視界ノ開ケタ場所ヲ 進ムノハ、自殺行為 ナノデハ・・・ |
| わかってるさ でも・・・ |
| わかってるわ でも・・・ |
| なに考えてんだッ!? ニンゲン! |
| そんなことしたら あいつらに行動が 丸見えだろォが!? |
| わかってるさ でも・・・ |
| わかってるわよ でも・・・ |
| あの、ご主人様 さしでがましい口を ききますけど・・・ |
| それだと、見つかった 時にどうするんです? 逃げ場がないですよ |
| わかってるさ でも・・・ |
| わかってるわよ でも・・・ |
| 色々考えてみたけど これが一番いい方法だ と思うんだ |
| わざわざ街道を無視し て草原を行く人間なん て、俺たちぐらいしか いないだろうから |
| 近づいてくる人影は まず追っ手だと思って 間違いないはず。 だから・・・ |
| 色々考えてみたけど これが一番いい方法だ と思うの |
| わざわざ街道を無視し て草原を行く人間なん て、あたしたちぐらい しかいないでしょう |
| 近づいてくる人影は まず追っ手だと思って 間違いないはず。 だから・・・ |
| なるほど、うまく 隠れてやり過ごして しまおうというわけ だな |
| うん。それにもし戦い になっても、草原だっ たら無関係の人を巻き 込まずに済むしね |
| うん。それにもし戦い になっても、草原だっ たら無関係の人を巻き 込まずに済むしね |
| あ・・・! |
| 容赦のない連中だから 目撃者がいたら、 きっと始末してしまう |
| そんなことをさせる訳 にはいかないだろ? |
| 容赦のない連中だから 目撃者がいたら 始末しかねないわ |
| そんなことをさせる訳 にはいかないでしょ? |
| まいったな そういうことまで考え ていたとは・・・ |
| ははっ、見直したか? |
| そう言うことよ |
| 理解シマシタ |
| お前にしちゃ、よく 考えたな・・・ |
| あのなぁ・・・ |
| あんたね・・・ |
| なるほど・・・ そういうこと だったんですか・・・ |
| あたしも賛成します *n0さんの その考えに |
| よっしゃ! だったら先導役はオレ たちに任せときな |
| ほら、*n0 そこの岩に気をつけて つまづくわよ |
| あ、うん |
| それにしても二人とも 月明かりだけでよく 足下まで見えるよな |
| えっ、うん |
| それにしても二人とも 月明かりだけでよく 足下まで見えるわね |
| 慣れだよ、なーれ 何度も似たような事を してっからな |
| そうよねえ おかげでとばっちりを 受けた私まで、夜歩き に慣れちゃったもの |
| まったくだ。もともと 地獄耳だったのに加え 夜目まで効くように なっちまって |
| まさに凶暴女って感じ ・・・だがっ!? |
| 黙って歩きなさい |
| あははは・・・ |
| でも、心強いよ 二人がいてくれてさ |
| あははは・・・ |
| でも、心強いわ 二人がいてくれて |
| どういたしまして だけど*n0 それは私たちだって 同じなのよ |
| 信じられる仲間と一緒 だから、こうして不安 に耐えられるの |
| 人間ってのはな・・・ 自分で思ってるほど 強いもんじゃねえ |
| 偉そうな口を叩いてる オレだってな、さほど 大したことができる わけじゃねーしな |
| フォルテ・・・? |
| ははは、ちっとばかし 弱気な発言しちまった みてーだが・・・ |
| あそこに立ってる旦那 のせいってことにして 勘弁してくれよな |
| ・・・!? |
| いい月だ・・・ |
| 貴様らの死出のたむけ には、勿体ないほどの 美しさだな・・・ |
| ルヴァイド!? |
| ルヴァイド!? |
| どうして!? あれほど周りに気を つけて進んできたのに |
| 別に不思議ではない あらかじめ俺たちは この一帯に手勢を分散 させていたのだ |
| どの方角に逃げようと 確実に貴様らを捕捉し 任務を果たすためにな |
| なんて執念だ・・・ |
| なんて執念よ・・・ |
| まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
| みんな、逃げろっ!! |
| みんな、逃げてっ!! |
| 言ったはずだぞ 次に出会ったその時は けして容赦はせぬと |
| 逃がしはせん!! |
| *n0さんっ あれっ!? |
| 松明の明かり・・・ あれが全部、敵だって いうのか!? |
| 松明の明かり・・・ あれが全部、敵だって いうの・・・!? |
| 包囲網完成マデノ時ハ 稼イダ、後ハ我ガ将ノ 采配ニ任セルダケダ |
| おしまいの時間だよ ルヴァイド様の来た今 君たちに勝ち目はない |
| 我が兵を相手によく 戦ったと褒めてやろう が、戯れもここまでだ |
| 読み負けたんだ・・・ こうなったら、僕らに もう打つ手はない |
| 諦めちゃダメだっ! まだ、俺たちは奴らに 捕らえられたわけじゃ ない!! |
| 諦めちゃダメよっ! まだ、奴らに 捕らえられたわけじゃ ないわ!! |
| なにか方法はないのか |
| なにか方法はないの |
| なにか・・・ |
| おそら・・・ |
| え? |
| へっ? |
| おそらが、ふるえてる つめたくなって・・・ なきだしそう・・・ |
| 匂いが・・・ |
| え? |
| へっ? |
| 風の匂いが変わった 冷たく湿って・・・ これは・・・? |
| なんだ、この霧は!? |
| れーだー、せんさー おーるれっど・・・ ドウイウコトダ!? |
| なんなんだこれは!? くそっ、目が・・・ 目がくらむ!! |
| この霧・・・ おのれ、目くらましの つもりか!? |
| なにが起こったって いうんだ・・・? |
| なにが起こったって いうの・・・? |
| さあ、今のうちに お逃げなさい |
| え!? |
| へっ!? |
| 目くらましの霧が |
| 貴方たちを守っている |
| 貴女たちを守っている |
| うちに、急いで・・・ |
| 今の声・・・ どこかで・・・? |
| 今の声・・・ どこかで・・・? |
| みんな、こっちだ! |
| 先輩たち!? でも、どうして・・・ |
| 先輩たち!? でも、どうして・・・ |
| あら、まさか本気で バレてなかったと 思ってたわけ、ボク? |
| あら、まさか本気で バレてなかったと 思ってたわけ? |
| 君たちの考えそうな ことぐらいお見通しだ まったく、みずくさい 後輩どもめ! |
| すいません・・・ |
| じゃあ、この霧は ミモザさんたちが? |
| ちょっと知り合いに 頼んで、ね |
| あまり時間はない とにかく急いで包囲網 から抜け出さないと |
| そうはさせんぞ! |
| ルヴァイドっ!? |
| 嘘でしょ!? ただの霧じゃないのよ これって・・・ |
| 他の者は惑わせても この俺にまやかしなど 通じぬわ |
| デグレアの勝利のため 絶対に聖女はこの手に 捕らえてみせる!! |
| きゃああっ! |
| アメル!? |
| アメル!? |
| お前なんかに 僕の妹を渡すものか! |
| 邪魔だ・・・ どけえぇっ!! |
| ロッカ |
| ぐあっ! |
| 疾く、闇の雲より現れ 黄泉の光を閃かせん |
| !? |
| いでよ!! |
| な、なんだとぉっ!? |
| ルヴァイドおぉッ!! |
| !? |
| もうこれ以上、テメエ にゃ何も奪わせねえ! ひとつとして、奪わせ はしねえぇっ!! |
| な、なんだとぉっ!? |
| おのれ・・・っ おのれえぇぇっ!! |
| あれが、ルヴァイドの 素顔・・・ |
| あれが、ルヴァイドの 素顔・・・ |
| ここは私たちに任せて 君たちは逃げるんだ! |
| でも、それじゃ・・・ |
| 心配しなくたって 引き際は心得てるわよ 時間を稼ぐだけ! |
| *n0 負けるんじゃないぞ 本当に大切なものなら 譲らずに守るんだ |
| おみやげ、期待して 待ってるからね? |
| ギブソン先輩・・・ ミモザ先輩・・・ |
| さあ、行け!! |
| はあ、はあ・・・ |
| なんの音だ? これは・・・ |
| なんの音? これは・・・ |
| ・・・(くいくい) |
| どうした? |
| どうしたの? |
| おにいちゃん はじめて聞く音なの |
| おねえちゃん はじめて聞く音なの |
| ご主人様? |
| どうした? |
| どうしたの? |
| なんだか、変な 匂いです |
| この音と関係が あるのか? |
| この音と関係が あるの? |
| 多分・・・ |
| *n0さん |
| どうした? |
| どうしたの? |
| くんくん・・・ なんだか、変な 匂いがしますの??? |
| モナティ? |
| こりゃあ、潮騒だぜ 海が近くにあるんだ |
| 見てください、あれ! |
| ファナンの灯りだ どうやら、僕たちは 逆方向に来てしまった らしいな・・・ |
| どうにか逃げのびた俺たちが たどりついた場所は、潮風の 吹き抜ける海辺だった |
| 知らず知らず、俺たちは 目的地とは反対の方向へと 進んでいたらしい |
| だが、歩を返すだけの気力は 今の俺たちに残ってなかった |
| 砂浜に下りた俺たちは 岩陰に隠れるようにして火を おこし、疲れた身体を休める 街の灯りを見つめながら |
| 海運と交易の都市ファナン それは奇しくも、俺とネスが 最初に目指した街だった |
| 無事逃げ切った・・・ |
| でも、またしても無我夢中 そうなることは 半分想像してるとおりだった |
| しかも、逃げ切った先は 予定と全く逆の方向 |
| 潮風の吹く海辺だった |
| またしても先は見えない 闇の中・・・ 引き返す気力もなかった |
| でも、弱音も吐いて いられないのよね |
| 砂浜の影で火をおこして みんな少しでも体を休める |
| 海運と交易の都市ファナン あたしたちが最初に目指した その街の灯を見ながら・・・ |
| こんな形でファナンに やってくることになる とは、皮肉だな |
| そう言うなってば ほら、怪我の功名って 考えれば・・・ |
| そう言わないでよ ほら、怪我の功名って 考えれば・・・ |
| その言葉は、こういう 時に使うべきものでは なかろう? |
| うう・・・ |
| うう・・・ |
| それにしても、やはり 僕たちの考えること など、先輩たちには お見通しだったな |
| うん、結局 最後の最後まで迷惑 かけっぱなしだった 気がする・・・ |
| うん、結局 最後の最後まで迷惑 かけっぱなしだった 気がする・・・ |
| 借りを返そうなんて ことは無理だろうが |
| 目的を果たした上で きちんとお礼を言いに いきたいものだな |
| それが、お二人のして くれたことに対して 僕たちが報いる最良の 方法になるはずだ |
| うん、そのためにも アメルを無事に送り 届けないとな |
| うん、そのためにも アメルを無事に送り 届けないとね |
| ここから先は俺たちが 俺たちの手で道を切り 開いていくんだ! |
| ここから先はあたしたちが あたしたちの手で道を切り 開いていくのよね |
| 踏み出したんですよね あたしたち・・・ |
| 周りに流されないよう 今いる場所を守ること だけの毎日から |
| 自分たちの意志で 初めて一歩、前に進み 出したんですよね? |
| ああ、そうだよ そしてそのきっかけを 作ったのは、君さ |
| ええ、そうよ そしてそのきっかけを 作ったのは、あなたよ |
| 正直、まだこわいです あたし・・・ |
| 自分の判断が本当に 正しかったのかどうか 不安になります |
| 誰だって、それは同じ だよ |
| 未来を見ることなんて 誰にもできないんだ だから、人は悩んだり 失敗もする |
| けどさ・・・ |
| それを恐れていたら いつまでたっても人は 同じ場所にしかいられ なくなっちまう |
| ギブソン先輩が言って いたよ |
| 自分の気持ちに正直に なって決めたことが その人にとっての真実 になるんだって |
| 誰だって、それは同じ よ |
| 未来を見ることなんて 誰にもできないもの だから、人は悩んだり 失敗もするのよ |
| けどさ・・・ |
| それを恐れていたら いつまでたっても人は 同じ場所にしかいられ なくなっちゃう |
| ギブソン先輩が言って たの |
| 自分の気持ちに正直に なって決めたことが その人にとっての真実 になるんだって |
| 自分の、気持ち・・・ |
| こわいかもしれない 不安かもしれない だけど、アメルは |
| 後悔はしていないん だろう? |
| こわいかもしれない 不安かもしれない だけど、アメルは |
| 後悔はしていないん でしょう? |
| してません! |
| うん、俺も同じだ 後悔はしちゃいない |
| どれだけ失敗しても、 その気持ちを忘れさえ しなければ |
| きっと、乗り越えて いけるって俺は思うよ |
| ええ、あたしも同じ 後悔はしちゃいない |
| どれだけ失敗しても、 その気持ちを忘れさえ しなければ |
| きっと、乗り越えて いけるって思うの |
| 誰だって、きっと そうやって生きていく ものなんだから・・・ |
| 誰だって、きっと そうやって生きていく ものなんだから・・・ |
| あるじ殿、先程ノ霧ハ 召喚術ナノデスカ? |
| え? |
| アノ霧ガ発生シタ時 自分ニ装備サレタ せんさーノ類ハ完全ニ まひシマシタ |
| ニモ関ワラズ、我々ノ 進路ニ向カッテダケハ 常ニ視界ガ確保サレテ イマシタ |
| そういえば・・・ |
| 対象ヲ選ンデ影響スル 霧ナド、物理的ニハ 不自然デス |
| ソコデ、あるじ殿ナラ ゴ存知デハナイカト 思ッタノデスガ・・・ |
| うーん、俺にも ちょっと見当がつか ないなあ・・・ |
| ネスには聞いて みたのか? |
| うーん、あたしにも ちょっと見当がつか ないなあ・・・ |
| ネスには聞いて みたの? |
| ヤハリ、ゴ存知ナイト ノコトデシタ |
| ネスでさえ わからないのか・・・ |
| ネスでさえ わからないの・・・ |
| あの霧、いったい なんだったんだろう? |
| あの霧、いったい なんだったんだろう? |
| チッ・・・ 殺気だった気配が 完全に消えやがったぜ |
| この様子だとアイツら 完全にテメエたちを 見失ったみてェだな? |
| ふう・・・ ひと安心ってことか |
| ふう・・・ ひと安心ってとこね |
| まァな だが、これで終わり とは思えねェぞ? |
| アイツらのしつこさは 悪魔のオレでさえ 呆れるほどだからなァ |
| 油断してると、後ろ からバッサリってこと もあり得るかもな? ヒヒヒ・・・ |
| おまえって つくづく、イヤなこと ばかり言うなあ? |
| あんたって つくづく、イヤなこと ばかり言うわね? |
| おいおい、これでも オレは忠告してやって るつもりだぜェ!? |
| ちっとは感謝しろって ニンゲン? |
| 感謝したくなるような 忠告にしてくれって 頼むから・・・ |
| 感謝したくなるような 忠告にしてほしいわ 本当に |
| あの霧に包まれた時は 焦ったんだぜ? ほら*n1は 背が小さいから |
| はぐれるんじゃ ないかって、 心配したよ |
| あの霧に包まれた時は 焦ったのよ? ほら*n1は 背が小さいから |
| はぐれるんじゃ ないかって、 心配したわ |
| ・・・ありがとう |
| でもね・・・ だいじょうぶだよ だって・・・ |
| あれは・・・ *n1の しってる霧だったもの |
| えっ? |
| あれはね・・・ シルターンの霧・・・ |
| とおしたくない人だけ めかくしするの |
| それって、一種の 結界ってことか!? |
| それって、一種の 結界ってこと!? |
| *n1 すぐにわかったの とおしてくれるって 聞こえたから・・・ |
| だからね ちっとも、こわく なかったよ? |
| そっか・・・ |
| てっきり、先輩たち の仕業だって思って いたけど・・・ |
| てっきり、先輩たち の仕業だって思って いたけど・・・ |
| いったい、誰があんなものを 作り出したんだろう? |
| いったい、誰があんなものを 作り出したんだろう? |
| あううう・・・っ! |
| ほら、ガマンしろって |
| ほら、ガマンしなさい |
| で、でもぉ・・・ あうっ、痛いぃぃ! 痛いですうぅぅっ!! |
| まったく、いきなり 倒れた時にはなにかと 思ったけど |
| 両足がつって倒れる なんて、お前らしいと いうか・・・ |
| まったく、いきなり 倒れた時にはなにかと 思ったけど |
| 両足がつって倒れる なんて、あなたらしい というか・・・ |
| うう、面目ないですぅ ご主人さまぁ・・・ |
| まあ、追われてる途中 でこうならなかった だけでも上出来かもな |
| がんばったな・・・ *n1? |
| まあ、追われてる途中 でこうならなかった だけでも上出来かもね |
| がんばったわね・・・ *n1? |
| ご主人さま・・・ |
| ・・・あうっ!? いたたたたたっ!! |
| きっちりほぐして おかないと、後々に 響くからな |
| さ、次は左足の番だ? |
| きっちりほぐして おかないと、後々に 響くからね |
| さ、次は左足の番よ? |
| あ、あうぅ・・・っ ご主人さまぁ 勘弁してくださいよぉ |
| しかし、これでよくメイトルパで 暮らしていられたって思うな 正直なとこ・・・ |
| しかし、これでよくメイトルパで 暮らしていられたって思うわ 正直なとこ・・・ |
| はいけい、マスター モナティですの |
| モナティたちは あたらしいばしょを めざして、たびだつ ことになったです |
| いきさきは、ずっと きたにあるという ちいさなむらですの |
| なまえもわからない ようなばしょですけど |
| そこにはアメルさんの おばあさんがくらして いるというのです |
| アメルさんをぶじに そこまでおくりとどけ られたら・・・ |
| 次は、モナティを 送っていく番だよな? |
| 次は、モナティを 送っていく番よね? |
| *n0さん・・ |
| 俺もさ、会ってみたく なってきたんだよ |
| モナティがそこまで 大好きなマスターって 人にさ? そのためにも |
| あたしもさ、会ってみ たくなってきたのよ |
| モナティがそこまで 大好きなマスターって 人にさ? |
| そのためにも モナティは もっとがんばるですの |
| だから、ときどきでも いいですからマスターも モナティのぶじを いのっていてくださいです |
| だいすきなマスターへ |
| モナティより ・・・かしこ |
| ふーっ、なんとか首が つながったってカンジ だな、毎度毎度 |
| ぎりぎりでも、勝ちは 勝ちだって |
| ぎりぎりでも、勝ちは 勝ちよ |
| お、言うようになって きたなぁ? *n0 |
| そりゃ、すぐ近くに お手本になる人がいる からね。度胸はつくよ |
| そりゃ、すぐ近くに お手本になる人がいる からね。度胸がつくわ |
| ・・・・・・ |
| なあ、*n0 オレを手本にするのは よしとけよ |
| どうして? |
| オレはお前が思ってる ような、立派な人間 じゃねーってこった |
| そんなことないって! 剣の扱いだって上手い し、色々なこと知って るし・・・ |
| そんなことないわ! 剣の扱いだって上手い し、色々なこと知って るし・・・ |
| だが、どれも全部 中途半端だぜ? |
| 剣の腕では黒騎士の 旦那に劣り、知識では ネスティに及ばねえ |
| だって、それは・・・ |
| オレは昔っから どーにも、こらえ性が なくてな |
| ひとつのことを丹念に やり遂げるのが苦手 なんだよ すぐに飽きちまう |
| それが積み重なって 何でもできるように 見せてるだけなんだ |
| ・・・・・・ |
| ま、おまえは オレとは根本的に違う ようだけどな? |
| 自分で決めたことに 最後まで責任をもとう と努力してるし |
| そんなの・・・ 買いかぶりだよ |
| そんなの・・・ 買いかぶりよ |
| 自分でわかってねえ だけだって |
| オマエには、そういう 気質があると、オレは 思うぜ? |
| わかってない、か でも、それはフォルテ も同じだと俺は思うよ |
| わかってない、か でも、それはフォルテ も同じだと思うけど |
| んーっ、さすがに 疲れちゃったわねえ |
| レルムの村から逃げて きた時も、こんな感じ だったよなあ |
| レルムの村から逃げて きた時も、こんな感じ だったわね |
| あら、だけど 今回は「逃げる」旅 じゃないわよ? |
| アメルと私たちの 意志で「向かう」旅 なんだから 大違いじゃないの |
| あははは うん、そうだよな 大違いだよな |
| あははは ええ、そうよね 大違いだわ |
| 気の持ちようひとつで 人生は楽しくも厳しく もなるぜ・・・か |
| それは? |
| それは? |
| んー? アイツが 私と出会った頃にね 言ってた言葉よ |
| あの時は無責任だって 思ったけど、こうして 思い出してみると |
| 意外と重みがあったり するから、あなどれ ないものよねえ |
| 気の持ちよう、か |
| 厳しい状況が、変わる わけじゃないけどさ |
| どうせなら、この旅も 楽しいって感じられる ものにしたいわよね? |
| うん、俺もそれには すごく賛成だよ |
| ええ、あたしもそれに はすごく賛成だわ |
| 逃避じゃなくて 前向きな気持ちで いられるといいよな |
| 逃避じゃなくて 前向きな気持ちで いられるといいわね |
| 結局、最後まで ギブソンさんたちの お世話になってしまい ましたね |
| うん、あの二人の目は ごまかせなかったよ |
| あらかじめ予想して なかったら、ああまで 手際よく助けに入れる はずないもんな |
| うん、あの二人の目は ごまかせなかった |
| あらかじめ予想して なかったら、ああまで 手際よく助けに入れる はずないもの |
| でも、これから先は 僕たちが自分の力で旅 を続けていかなくては なりません・・・ |
| 貴方たちに迷惑を |
| 貴女たちに迷惑を |
| かけっぱなしの僕たち が言うようなことじゃ ないですけどね |
| そのことなんだけどさ ロッカ |
| もう、よそうよ そういう考え方はさ |
| そのことなんだけどね ロッカ |
| もう、よそうよ そういう考え方 |
| え? |
| 自分の意志でアメルを 守っていくと決めた 時点で、俺たちはもう 対等の仲間なんだよ |
| 仲間同士で、 いちいちそんなこと 気にするのって おかしいだろ? |
| 自分の意志でアメルを 守っていくと決めた 時点で、あたしたちは 対等の仲間なのよ |
| 仲間同士で、 いちいちそんなこと 気にするのって おかしいじゃない |
| ですが・・・ |
| と・に・か・く! |
| 俺はロッカと 対等の仲間で いたいってこと! |
| と・に・か・く! |
| あたしはロッカと 対等の仲間で いたいってこと! |
| *n0さん・・ |
| 変な遠慮なんてしたら それこそ承知しないぞ ・・・わかったか? |
| 変な遠慮なんてしたら それこそ承知しない わよ ・・・わかった? |
| ・・・はい |
| 生真面目なのはロッカの いいところだけど 悪いところでも あるんだよなあ・・・ |
| 生真面目なのはロッカの いいところだけど 悪いところでも あるのよねぇ・・・ |
| やったな、リューグ 黒騎士に一撃 あびせるなんて! |
| すごいわよ、リューグ 黒騎士に一撃 あびせるなんて! |
| ・・・・・・ |
| あれだけ毎日、練習 してたもんな・・・ 当たり前といえば 当たり前かな? |
| あれだけ毎日、練習 してたもんね・・・ 当たり前といえば 当たり前かな? |
| ハッ! なにが当たり前だよ? |
| 俺はあいつを殺す気で 向かっていったんだ |
| それがどうだ? カブトひとつを弾いた だけで、傷ひとつさえ つけられねェ!! |
| でも・・・ |
| ぶっ倒さなけりゃあ 意味ねェんだよ・・・ |
| じゃなきゃ、俺の やってることなんて なんの意味もねェ!! |
| 意味ねェんだよ・・・ |
| リューグ・・・ |
| リューグのしようとしていることは 本当にただの復讐なんだろうか? |
| リューグのしようとしていることは 本当にただの復讐なのかしら? |
| ファナンか・・・ |
| ミニスは、ファナンに 行ったことあるのか? |
| ミニスは、ファナンに 行ったことあるの? |
| うん、何度かは だって、あそこは 金の派閥の本部がある 街だもの |
| へえ・・・ |
| もともとは小さな漁村 だったのを、金の派閥 が貿易によって、今の 都市に発展させたの |
| そして、今もその運営 を取り仕切ってるのが 私のお母さま・・・ |
| じゃあ、ファナンには ミニスのお母さんが いるのか? |
| じゃあ、ファナンには ミニスのお母さんが いるの? |
| うん・・・ だけど、今はちょっと 会いたくないな |
| ペンダントをなくした こと、話してないから |
| いっそ、思い切って 話したほうがいいん じゃないのか? |
| いっそ、思い切って 話したほうがいいん じゃないの? |
| それはダメえっ!? |
| おいおい、なにも そんな大声で反対 しなくたって・・・ |
| あらあら、なにも そんな大声で反対 しなくたって・・・ |
| とにかくっ! それだけは絶対にダメ お母さまにだけは 知られたくないの! |
| ねえ、*n0 お願いだから・・・ |
| わ、わかったよ もう言わないから 落ち着けってば・・・ |
| わ、わかったわよ もう言わないから 落ち着いてって・・・ |
| 怒られるのがこわいんだろうけど ちょっと異常だよな、あれって |
| 怒られるのがこわいんだろうけど ちょっと異常よね、あれって |
scn107
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| どうする? お言葉に甘える 遠慮する |
| *n0 |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| もしもーし? |
| *n0 |
| ・・・んあ? |
| ・・・ふに? |
| おぉ、起きた起きた |
| ・・・? |
| こんなとこにひっくり 返ってなにしてんのさ あんたたち? |
| 行き倒れにしちゃあ ずいぶんと大所帯 だねえ |
| え、と・・・君は? |
| え・・・あなたは? |
| あたい? あたいはモーリン ファナンの住人だよ |
| 日課の訓練するために やって来たらさ いきなり、あんたたち が転がってるだろ? |
| びっくりして ちゃんと息をしてるか 確かめたってわけさ |
| なるほど・・・ |
| なるほどじゃないよ まったく、朝っぱら からひとに余計な心配 かけといて |
| そっか・・・ |
| そっかじゃないよ まったく、朝っぱら からひとに余計な心配 かけといて |
| だいたいなんだい その格好は? |
| まるで野盗かなにかに 襲われでもしたみたい じゃないのさ |
| あ、いや、これは |
| あ?これは、その えーっと・・・ |
| ふぁ、あ・・・ |
| おや、お仲間も ようやく目を覚ました ようだね |
| ・・・!? |
| おい、*n0 そこにいるのは いったい、誰だよ? |
| まさか、追っ手!? |
| 違うってば! この人は俺たちが 行き倒れてると思って 心配して・・・ |
| 違うってば! この人はあたしたちが 行き倒れてると思って 心配して・・・ |
| ふーん・・・ なにやら、ワケあり みたいだねえ |
| どうだい あんたたち、よけりゃ あたいの家で休んで いかないかい? |
| 君はバカか? 見ず知らずの人間に ほいほいついて行って どうするんだ!? |
| そんなこと言ったって せっかく親切で言って くれてるんだから |
| そんなこと言ったって せっかく親切で言って くれてるのよ |
| そうそう、人の親切は 素直に受けとくもんさ |
| さあ、ついといで! |
| どうなっても知らんぞ 僕は・・・ |
| 気持ちは嬉しいけど 俺たちは・・・ |
| ありがと 気持ちは嬉しいけど あたしたちは・・・ |
| ワケありなのは承知 だって言ったろ? |
| いいから、いいから 遠慮しないで ついてきなって! |
| ちょ、ちょっと 引っ張らな・・・ うわあぁぁっ!? |
| えっ、ちょっと 引っ張らな・・・ きゃあぁぁっ!? |
| なんか、すさまじく 強引なねーちゃんだな |
| ていうか・・・ すっごい力持ちかも 引きずってるし・・・ |
| まあ、悪意のあるよう には見えないわね あの様子では |
| (こくこく) |
| しゃあない ひとつここはお邪魔 させてもらうかね |
| あーうー!? |
| うひゃあー!? |
| さあ、着いた ここがあたいん家さ |
| ケッ、想像以上に しけたとこだなァ? |
| *n1! |
| *n1! |
| あはは、いいんだよ 本当にボロだしね |
| これは・・・ 拳法の道場か? |
| そうさ あたいはここの師範代 をやってんだよ |
| そのわりには・・・ なんだかひっそりして ませんか? |
| ずいぶんと静かだな 普通なら稽古してる 時間だろうに・・・ |
| ああ、今はあたい以外 生徒はまったくいない からね |
| ええっ!? |
| へ!? |
| 館長やってんのは あたいのクソ親父なん だけどさ・・・ |
| ずっと前に修行の旅に 出たっきり、ちっとも 帰りやがらなくて |
| あはははっ このありさまってわけ |
| あっけらかんとした顔 で言えることなのか それって??? |
| このありさま、って い、いいのかしら? |
| さあさ、遠慮は無用さ 男どもは適当に入って くつろいでなよ |
| 女連中はこっちさ 裏庭に井戸があるから 砂や汗を落としといで |
| で・・・ あれからもう3日か 早いもんだな |
| で・・・ あれからもう3日 早いものね |
| ええ、本当に モーリンさんには感謝 しないといけませんね |
| そうだよな 寝る場所だけじゃなく 食事の世話までして もらっちゃってさ |
| そうよねえ 寝る場所だけじゃなく 食事の世話までして もらっちゃって |
| だが、いつまでも 彼女の好意に甘えては いられんだろう |
| この場所にも、いつ 黒の旅団の手が伸びて くるかも知れない |
| そうですよね・・・ あんな親切な人を 巻き込んだりしたら いけませんもの |
| ああ、黒騎士たちに 気づかれる前にここを 出て、目的の村まで 行かないとな |
| ・・・はい? |
| ええ、黒騎士たちに 気づかれる前にここを 出て、目的の村まで 行かなくちゃ・・・ |
| ・・・はい? |
| よお、みんな揃って なんの話だい? |
| ウワサをすれば なんとやら、ってか ヒヒヒ・・・ |
| も、モーリンさんっ? |
| なんだい、そんなに 驚くことないだろ? |
| ももももっ モーリンさんっ!? |
| なんだい、そんなに 驚くことないだろ? |
| あ、いえ・・・ |
| いや、あははは モーリンのおかげで すっかり疲れもとれた なあってね |
| あ、えっとね・・・ モーリンのおかげで すっかり疲れもとれた わねーって |
| そりゃ良かった だったらさ、ひとつ あたいと一緒に街まで 出てみないかい? |
| えっ? |
| へ? |
| いって来たらどうだ *n0 |
| おりを見て、そろそろ 出発することを彼女に 伝えてくれ・・・ |
| その間に、僕たちは 準備をしておくから |
| ええっ!? |
| ええっ!? |
| あんたたちは 行かないのかい? |
| あ、あたしはっ まだちょっと気分が |
| 僕も遠慮するよ 足のほうが本調子に なるまではね |
| ふーん・・・ そんじゃ仕方ないか *n0 ついといで |
| あーれー!? |
| あわわわっ、ちょっと 引っ張らないで~!? |
| はあ・・・ 見るからにド派手で 恥ずかしい建物だろ? |
| いや、そこまでは 言わないけどさぁ |
| いや、そこまでは 言わないけどね |
| 装飾が派手すぎて 近寄りがたい雰囲気は あるかも・・・ |
| 装飾が派手すぎて 近寄りがたい雰囲気は あるかも・・・ |
| 金の派閥の召喚師の 本部がここだよ |
| あたいは、どうしても こいつらが好きに なれなくてさ・・・ |
| 街を便利にするため とはいえ、好き放題に ここらの土地を いじくったからね |
| おかげで、あたいが 小さい頃のファナンの 面影は、ほとんど なくなっちまってる |
| そうなんだ・・・ |
| 感傷だってのは わかってるんだけどさ やっぱり、ね |
| ・・・・・・ |
| おや、あそこにいるの ミニスじゃないかい? |
| 本当だ・・・ ちょっと見てくるよ |
| 本当だ・・・ ちょっと見てくるわ |
| なにしてんだ こんなところで? |
| なにしてるの こんなところで? |
| なにって・・・ その・・・ |
| せ、せっかくだから なにか勉強のために 買い物しようかと 思っただけっ! |
| ちょうどいいわ *n0 ついてきなさいよ? |
| おい、いいのかよ 俺は蒼の派閥の人間 なんだけど・・・ |
| えっ、いいの あたしは蒼の派閥の 人間なんだけど |
| 私が金の派閥だから 構わないのっ! |
| い、いいのかなぁ? |
| い、いいのかなぁ? |
| ここがファナンの市場 歴史では聖王都より 劣るけれど |
| 店の数と、食べ物の 新鮮さだったら けっして負けちゃあ いないよ |
| ちょっとのぞいて いってみようか? |
| 市場のある大通りとは また違った活気がある よね、ここはさ |
| 市場のある大通りとは また違った活気がある わね、ここは・・・ |
| まあね。ここの連中は 裕福とはいえないけど 気持ちの優しいやつら ばかりだよ |
| よお、モーリンっ オトコなんか連れて 珍しいじゃねえか |
| ははは、いよいよ あの道場にも跡継ぎが できるみたいだねえ |
| ばばば、バカいってん じゃないってばさ! |
| ちゃんと話しただろっ こいつは今、うちで 面倒みてる旅の人だよ |
| ははは、照れやがって 冗談だってのによ |
| なあ、兄さん 昨日の貝の酒蒸しは どうだった? |
| あ、ええ おいしかったですけど |
| ひょっとして、俺たち が食べてたご飯って おばさんたちが? |
| よお、モーリンっ 隣にいるのは 新しい弟子かい? |
| あの寂れた道場も 少しは活気づく みたいだねえ |
| まあ、確かに 寂れてるけどさ・・・ |
| ちゃんと話しただろっ こいつは今、うちで 面倒みてる旅の人だよ |
| そうかい そいつは残念だ |
| なあ、嬢ちゃん 昨日の貝の酒蒸しは どうだった? |
| あ、ええ おいしかったです |
| ひょっとして、あたし が食べてたご飯って おばさんたちが? |
| ああ、そうだよ ここのみんなが親切で わけてくれたもんさ |
| すいませんっ あの、俺たち、お礼も 言わずにいて・・・ |
| すいませんっ あの、あたしたち、 お礼言わずに・・・ |
| いいってことよ モーリンにゃ、いつも 怪我人の面倒をみて もらってるからよ |
| そうそう、困った時は お互いに助けあうのが 下町の心意気さ |
| そんじゃ、あたいたち 他にも回るとこがある からさ |
| 帰りにまた寄ってきな 魚を揚げとくからね 持っておいきよ |
| あいよっ! |
| なんだ!? 人混みができてるぞ |
| なにかしら? 人混みができてるけど |
| こういう裏路地には あんまり近づくんじゃ ないよ? |
| ファナンは港街だから ろくでもない奴らも 集まってくるが |
| 連中が好んでたむろ してるのが、こういう 場所なのさ |
| うん、みんなにも 言っておくよ |
| うん、みんなにも 言っておくわ |
| ・・・!? |
| !? |
| ん、どうかしたかい? |
| いや・・・ なんでもないよ |
| いいえ・・・ なんでもないわ |
| こんなところに あいつがいるはず ないもんな・・・ |
| こんなところに あの子がいるはず ないもんね・・・ |
| ・・・*n0 |
| 街の門から波止場まで をつなぐこの大通りが ファナンで一番、人が 行き来する場所だよ |
| 荷揚げされた品物は ここから馬車なんかで 各地へと運ばれるのさ |
| 食べ物や日用品は トライドラへ ぜいたく品だったら 聖王都って具合にね |
| ファナンの人たちが 生活するための水は どうやって確保してる と思う? |
| ・・・さあ? |
| ・・・さあ? |
| その答えがこいつ この水道橋を使って 海の水をくみあげて 使ってるのさ |
| 海の水だって!? |
| 海の水!? |
| あはははっ、もちろん そのまま使ってるわけ じゃないよ |
| なんでも、汲み上げた 水の中で魚の召喚獣を 養殖していて |
| そいつが、 すっかり塩辛さを 抜いてくれるって 話だよ |
| へえ・・・ |
| ソレルクってその魚が また、珍味でさ ファナンの名物として 売られてるんだよ |
| そのうちに食べさせて やるから、楽しみに してな? |
| うわ・・・っ これって全部、船で 届いた品物なのか!? |
| うわ・・・っ これって全部、船で 届いた品物なの!? |
| ははは、呆れちまう量 だろ? |
| これだけの荷物を 聖王都の港だけでは 処理しきれなくなった ことが理由で |
| 漁村だったファナンが 貿易港として開発 されたってわけさ |
| たしかにハルシェ湖の 受け入れ港じゃ、これ だけの荷物はさばけ ないだろうなあ |
| たしかにハルシェ湖の 受け入れ港じゃ、これ だけの荷物はさばけ ないものねえ |
| これを管理してる 連中ってのが、 金の派閥の 召喚師だよ |
| 事実上、ファナンは そいつらの手で統治 されてるようなもんさ |
| どうする? 事情を聞いてみる 何か食べさせる ほっておこう |
| 海ってのは不思議な もんだよな |
| 波が寄せたり引いたり して、まるで生きてる みたいでさ・・・ |
| 海って不思議ね・・・ |
| 波が寄せたり引いたり して、まるで生きてる みたい・・・ |
| そういや、あんたたち は海のない場所から 来たんだったね |
| うん |
| ええっ、そうよ |
| この銀沙の浜は ファナンがまだ漁村で しかなかった頃から ずっと |
| 漁師たちの働き場所 だったのさ |
| 上手くやればここから でも結構な魚が釣れる んだよ |
| 今は、潮の具合が良く ないんでダメだけどね |
| え?でも、あそこで 釣りをしてる人がいる じゃないか |
| えっ?でも、あそこ で釣りをしてる人が いるじゃないの |
| ・・・・・・ |
| ありゃま、ほんとだ |
| バカだねえ 釣れるわけないのに |
| おーい、そこのあんた |
| ・・・ん? |
| 腰に剣を差してるぞ この人、剣士なのかな |
| 腰に剣を差してるけど この人、剣士かしら? |
| 今の潮の加減じゃあ ここで竿を出したって 無駄だよ? |
| なんと! それはまことか!? |
| あんたをかついだって 何の得にもなんないよ |
| な・・・ なんたる不覚・・・ |
| それを知っておれば 最後の路銀でこんな物 を買いはしなかったと いうのにっ!! |
| あ、あのう もしもしっ? |
| あ、あのぉ・・・ もしもしー? |
| ああ、いかん 叫んだら空きっ腹に 響いてきたでござるよ くううう・・・ |
| よっぽどお腹が空いて いるんだろうな この様子だと・・・ |
| よっぽどお腹が空いて いるのね・・・ この人・・・ |
| 拙者、見てのとおりの 流れの剣客でござる |
| けんかく? |
| サムライでござるよ |
| ええっ、貴方が!? |
| へえ・・・ 噂には聞いてるよ なんでも異世界の剣術 を使うんだってね |
| で、その おサムライさんが どうしてお腹すかして るんだい? |
| 行く先々で力仕事を して路銀を稼ぎ、修行 の旅をしていたのだが |
| どういうわけか、この 街ではそういった仕事 が見つからず・・・ |
| なるほどねえ 釣った魚を食べようと 考えたわけだ |
| あの・・・ よかったら、これで ご飯を食べてください |
| あの・・・ よかったら、これで ご飯を食べてください |
| なんと・・・ おぬし、見ず知らずの 拙者に金を渡すという のか!? |
| お腹がすいていいこと なんてひとつもないし 気にしないでどうぞ |
| ありがたい・・・ ありがたいが、しかし それではあまりにも 申しわけが立たぬ |
| むむむむ・・・・ |
| だったらさ、今だけ 借りておくことに しといたらどうだい? |
| え? |
| へ? |
| 気の毒だけど、俺たち にしたって居候してる 身だからなあ・・・ |
| 気の毒だけど、あたし にしたって居候してる 身だものねぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ここは、彼女の様子を 見て決めとこう |
| ここは、彼女の様子を 見て決めましょう |
| あんた剣士やってるん だから、腕っぷしは 強いはずだね |
| まあ、そこそこは |
| よし、だったら網びき の仕事を紹介したげ ようじゃないか |
| そ、それはまことで ござるかっ!? |
| そんなにもうかる仕事 じゃないけど、メシは 食べさせてもらえる それでいいんならね |
| 充分でござるとも! ええと・・・ |
| あたいはモーリン で、こっちが・・・ |
| *n0だよ |
| *n0よ |
| お二人の親切は このカザミネ、生涯 忘れぬでござるよ |
| ははは、そんな大げさ に考えなくたって いいのに・・・ |
| あらら、そんな大げさ に考えなくたって いいのに・・・ |
| さ、ついといで! |
| しかし、遠慮している ものを無理に渡すのは どうかと僕は思うが? |
| ですが、現にこれだけ 世話になってしまって いるんですよ? |
| 二人とも、難しい顔で なにを話してるんだ? |
| 二人とも、難しい顔で なにを話してるの? |
| モーリンさんに、宿代 を払うって話ですよ |
| あ・・・! |
| 彼女はいらないって 言ってますけど、食事 だってタダのはずが ないんですし・・・ |
| しかし、そもそも 僕たちは客として彼女 に招かれたんだ |
| これから先のことも 考えて、路銀は節約 するに越したことは ないだろう? |
| それはそうですが でも・・・ |
| なんか、下手に口を 出すとまずそうかも |
| ここは、そーっと 退散しよう・・・ |
| なんか、下手に口を 出すとまずそうかも |
| ここは、そーっと 退散しちゃお・・・ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみよっかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、さすが道場 古いけどしっかりした 造りをしてるなあ |
| 配置ニ無駄モナク 空間ヲ有効ニ活用シテ アリマスネ |
| 建材ノ劣化モ、サホド 感ジラレマセン 耐久性モ高イデショウ |
| へえ・・・ |
| あー、さっぱりした♪ ここの水って、 すっごく冷たくて 気持ちいいよ? |
| なにをのんきなことを 言ってるんだ *n0 |
| 今の僕たちは追われる 身の上なんだぞ? もう少し危機感をもつ べきじゃないのか |
| わかってるよ。でもさ あのモーリンって人は 本当にただの親切心で |
| 俺たちをここに連れて きただけだと思うんだ ちょっと強引だったと は思うけど |
| わかってるわよ。 でも、モーリンは ただの親切心で |
| あたしたちをここへ 連れて来ただけよ |
| やり方は強引だけどね |
| たしかにな。オレらを ハメるつもりなら やり方がお粗末すぎる ってもんだよな |
| それはそうだと思うが しかし・・・ |
| あんた・・・ つくづく疑り深い性格 してんだねえ・・・ |
| うわっ!? |
| い、いつの間に入って きやがったんだ!? この女・・・ |
| 聞かれて困るような 陰口を叩いてるそっち が悪いんじゃないか |
| よっと・・・ |
| な、なにするんだ!? |
| あんたがやせ我慢して 隠してる怪我を治して やるんだよ |
| 怪我だって!? |
| 怪我って!? ネス、本当なの? |
| ネスティさん どうして隠してたり したんですか!? |
| 別に騒ぐようなこと じゃないんだ ちょっと足をくじいた だけさ |
| だからって! アメルの力で治して もらえば・・・ |
| だからって! アメルの力で治して もらえば・・・ |
| こんなくだらない怪我 で、彼女に負担をかけ られるものか |
| 心がけは立派だけどね あんた、素人判断は 危険だよ・・・ほれ? |
| ぐあっ!? |
| 関節が腫れちまってる 待っといで、すぐに 痛みをとってやるから |
| ・・・こおぉぉっ! |
| 召喚術? ううん、そうじゃない もっと別の力だ・・・ |
| 召喚術? ううん、そうじゃない もっと別の力・・・ |
| ふう、どうだい? すこしはマシになった はずだよ |
| ・・・すまない |
| 「ストラ」を使うこと ができるのか、君は |
| ストラ? |
| 治療法の一種さ。 気の力で患部の治癒力 を高めて、怪我を治し ちまうんだ |
| あたいのストラは それほど強いもんじゃ ないんだけどね |
| ひょっとして 君は、ネスが怪我して たから俺たちを? |
| ひょっとして あなたは、ネスが 怪我してたから あたしたちを? |
| そこの兄さんに 限ったことじゃないよ 気を探ってみれば まるわかりさ |
| あんたたちときたら 揃いも揃って、身体に 無茶させすぎだって |
| う・・・ |
| あらら・・・ |
| しばらく、ここで身体 を休めていくこったね じゃないと、本当に 行き倒れちまうよ? |
| どうする? 腕ずくで止める 召喚術でおどす |
| ふざけんじゃねえぜ おい、ババア! 俺たちは客だぞッ!? |
| はんッ、他のお客に 迷惑をかける野郎はね うちじゃお断りだよ! |
| とっとと出てお行き! |
| なんだと・・・ おい、俺たちが誰だか わかってんのか!? |
| わかってるさ 人様の船を襲って 上前はねてる、ケチな 海賊だろうが! |
| なっ!? |
| いきがるのは海だけに しときやがれ!! みんな、お前らのせい で迷惑してんだっ! |
| なめた口ききやがって ぶっ殺してやる!! |
| やめろっ! |
| やめなさい! |
| ぐっ・・・ なんだ、テメエっ!? |
| 武器をおさめて ここから立ち去るんだ じゃないと・・・ |
| 次は手加減しない! |
| 武器をおさめて ここから 立ち去りなさい さもないと・・・ |
| 泣かしちゃうわよ? |
| やめろっ! |
| やめなさい! |
| なんだ、テメエは? |
| 武器をおさめて ここから立ち去るんだ じゃないと・・・ |
| 武器をおさめて ここから 立ち去りなさい さもないと・・・ |
| ま、まさか・・・ お前、召喚師ッ!? |
| なんだって!? |
| それがわかったんなら おとなしく立ち去って くれないか? |
| それがわかったんなら おとなしく立ち去る ほうがお利口よ? |
| そ、そんなおどしに びびるかよっ! みんな、やっちまえ! |
| やっぱりダメか・・・ |
| むー、やっぱり こうなっちゃうかぁ |
| ちょいと待ちなっ!! |
| モーリン? |
| 海岸までついてきなよ ここの人たちに迷惑を かけたくないからね |
| 関係あるかよッ! |
| おや、いいのかい? あたいはあんたたちの ためを思って言って やってんだよ |
| よってたかって 袋だたきにされたいっ てのなら別だけどね |
| ぐぅ・・・ |
| さ、どうすんだい? 来るのか来ないのか はっきりしなっ!! |
| 上等だッ! そのでかい口を二度と 叩けなくしてやる!! |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| なんだい、もう音を あげるのかい? だらしないねえ |
| くそぉ・・・っ この馬鹿力のデカ女め |
| ・・・どおぉ!? |
| ねえ、あんた もういっぺん言って ごらんよ |
| もっともっと グーで殴ってほしいん ならねえ!? |
| ひいぃぃぃぃぃぃ! |
| ちょ、ちょっと モーリンさん! 落ち着いてください! |
| なんなんだ・・・ あいつ、本当に女かよ |
| なあ*n0 あの様子だとオレらが 助ける必要なかったん じゃねーか? |
| あははは・・・ |
| あはは・・・ そうかも・・・ |
| 普通の旅人じゃないの は、わかってたけどさ あんた、召喚師だった んだね・・・ |
| ごめん、黙ってて |
| ごめんね、黙ってて |
| いいんだよ 最初に詮索しないって 言ったのはあたいさ |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| あいつらさ、ファナン の近海を根城にしてる 海賊なんだ |
| 貿易船の積み荷を狙う だけじゃなく、最近は 漁師や陸の人たちまで 襲ったりしてね |
| あんな具合にあたいが 下町の用心棒みたいな ことをやってんのさ |
| そうだったのか |
| そうだったんだ |
| ・・・*n0 |
| ん? |
| なに? |
| あんたたち、そろそろ 出発するんだろう? |
| ごめんよ あたい、さっきの話さ 立ち聞きしてたんだ |
| ・・・そうか |
| ・・・そっか |
| 仕方ないさ もともと、あんたたち は旅の途中なんだし でも・・・ |
| また、ひっそり しちまうんだねえ あの道場もさ・・・ |
| ・・・・・・ |
| そうか・・・ |
| ああ・・・ せっかく仲良く なれたのにな・・・ |
| さみしくなるよ・・・ |
| うん・・・ せっかく仲良く なれたのに |
| さみしく なっちゃうな・・・ |
| *n0さん あたし、このまま モーリンさんとお別れ したくないです |
| だって・・・ お礼だってなんにも できてないのに・・・ |
| ・・・(くいくい) |
| *n1? |
| *n1? |
| おにいちゃん・・・ モーリン・・・ いっしょに・・・ |
| おねえちゃん・・・ モーリン・・・ いっしょに・・・ |
| いけないの・・・? |
| ・・・・・・ |
| ねえ? |
| それは俺だって 同じ気持ちだよ でも、しかたがない ことなんだ |
| モーリンはこの下町を 守っていかなくちゃ ならないんだ |
| 俺たちと一緒に旅する ことは無理なんだよ |
| それはあたしだって 同じ気持ちよ でも、しかたがない じゃない |
| モーリンはこの下町を 守っていかなくちゃ いけないんだもの |
| あたしたちと一緒に旅 することは無理なのよ |
| *n0 ひょっとして、彼女に 僕たちの事情を話して しまったのか? |
| ・・・・・・ |
| つまり、今の言葉が 彼女の答えなんだな? |
| ・・・うん |
| そうか・・・ |
| 明日になったら きちんと挨拶をして 出発しよう |
| ネスティさんっ!? |
| そのほうがいいんだよ モーリンのためにも 僕たちのためにも |
| アメルさん ネスティさんの 言うとおりですよ |
| お別れは悲しいです けど、それを顔に出し たら、モーリンさんが 心配するですのっ |
| だから、アメルさん 元気を出して 笑顔でお別れしないと ダメですの・・・ |
| ・・・・・・ |
| ほれ、*n0 一本やるよ? |
| どうしたんだよ? こんなにたくさんの 魚の串揚げ |
| どうしたのよ? こんなにたくさんの 魚の串揚げ |
| いやな、そろそろ 出発するつもりだって 飲み屋のおばちゃんに 話をしたらさ |
| せんべつだって 渡されちまってね |
| 最初に来た時、オレが こいつをえらく気に いってたこと、おぼえ てくれてたんだよ |
| へへっ、ちょっとさ ジーンときちまったぜ 不覚にも・・・ |
| ・・・・・・ |
| ほれ、食いなって 味は保証つきだぜ? |
| 07B-8 シナリオ未定 |
| 07B-8 シナリオ未定 |
| いよいよ出発かい? |
| うん、その・・・ 本当にモーリンには なんてお礼を言えば いいか・・・ |
| ええ、その・・・ 本当にモーリンには なんてお礼を言えば いいか・・・ |
| のわっ!? |
| きゃっ!? |
| あはははっ なに似合わないこと 言ってんのさっ♪ |
| さあて、そんじゃ 見送りしなくちゃね ほら、さっさと荷物 取ってきなよ |
| モーリン・・・ |
| 07B-D シナリオ未定 |
| ・・・・・・ |
| けほっ! けほっ!? うっわぁ・・・ ススだらけだよぉ? |
| おいおい、大丈夫か? ミニス・・・ |
| あらら、大丈夫? ミニス・・・ |
| へーき、へーき ・・・けほっ! |
| みんなで 掃除してるのか? |
| みんなで、掃除してる の? |
| ・・・(こくん) |
| そうですのーっ |
| アメルが思いついた ことなのよ? |
| ええ、時間がないから 家の隅々までは無理 ですけど・・・ |
| せめて、よく使う場所 ぐらいはお掃除をして いこうと思って |
| あたしたちにできる お礼って、これぐらい しかないから |
| アメルーっ こっちは片づいたわよ |
| ご苦労さまです ケイナさん |
| くすくす・・・ |
| おねえちゃん・・・ おはな、まっくろ |
| えーっ? うわ、ホントだ・・・ |
| あははははっ! モナティったら、顔中 ススだらけぇ・・・ |
| うにゅううぅっ そ、そんなにおかしい ですかぁ??? |
| それじゃ、最後は お風呂を使わせて もらいながら、掃除 しちゃいましょうか |
| あ、どうもー! *n0さーん |
| パッフェルさん!? |
| こっちに来てたんだ? |
| あ、そうそう! 私また、ケーキ屋で バイトを始めたですよ |
| この街の大通りに ゼラムのお店の2号店 があるんですが |
| 人手不足は相変わらず でして・・・ |
| イヤな予感・・・ |
| イヤな予感・・・ |
| 大丈夫ですよー 仕事の内容は、向こう のお店と同じですから |
| ちょ、ちょっと! 俺はまだ手伝うなんて 一言も・・・ |
| ちょ、ちょっと! あたしはまだ手伝う なんて一言も・・・ |
| 経験者がいてくれると 助かるんですよねー ほんと・・・ |
| ひ、引っ張らないで! うわあぁぁ・・・!? |
| すっかり世話になっち まったな、あんがとよ |
| 元気でね、モーリン |
| ああ、そっちこそ身体 にゃ気をつけんだよ |
| モーリンさん・・・ |
| 全部かたづいたらさ また遊びにおいで 今度は、じいさんも 連れてさ? |
| は、はい・・・っ 絶対また来ますっ! |
| ・・・(ぎゅっ) |
| おいおい・・・ |
| *n1 モーリンを困らせたら ダメだろう? |
| *n1 モーリンを困らせたら ダメでしょ? |
| ・・・(ふるふる) |
| いい子だから わかっとくれよ あたいだって・・・ |
| モーリンさん |
| ん? |
| また、遊びに来ますね ご主人さまと |
| ああ、楽しみに 待ってるからね |
| モーリンさん |
| ん? |
| モナティ、ほんとにっ ほんとに楽しかった ですの・・・ |
| ・・・ぐすっ |
| うっく、うう・・・っ |
| こらこら、泣くやつが あるかい・・・ |
| 今のはなんだ!? |
| 今のはなに!? |
| ・・・!! |
| これは・・・ 大砲の砲撃だぞ! |
| 弾道ヲ計算、 射撃地点ハ・・・ |
| 海カラデス! |
| おいおい、なんだよ 海の方からだぜ! |
| 間違いないよ 海賊のやつらだ! |
| わざと下町だけ狙って 撃ってやがる・・・ ちくしょお、もう 勘弁できないっ!! |
| モーリンっ!? |
| *n0さん 僕たちも急ぎましょう |
| ぼっとしてんじゃねえ 俺たちも行くぜ!! |
| 僕たちにとっても まんざら無関係なこと じゃないからな |
| ネス、それじゃあ!? |
| ああ、ちょっとした 恩返しといこうか? |
| 急ぎましょう! |
| うーん、やっぱ こうじゃねェと 楽しくないよなッ♪ |
| 燃えちょる燃えちょる がはははっ いい気分じゃのう!! |
| もっと撃ちまくれい! 海賊をなめたら どうなるか、徹底的に 教えたるんじゃ!! |
| やめろおぉぉっ! |
| 船長、あいつですっ あのバカでかい図体の 女が俺たちを・・・ |
| ふん! 情けないのう あんな女ごときに 尻尾を巻きよって |
| やい、女!? よくも昨日は子分を 痛めつけてくれたのう |
| このジャキーニ様が じきじきに落とし前を つけてやるわい!! |
| 望むところだよ! さあ、下りてきなっ! |
| がはははは 誰がじかにお前と戦う といったかのう? |
| さあ、出るんじゃあっ 化け物どもおぉっ!! |
| ・・・・・・ |
| ??? |
| ウコケケケケェッ! |
| な、なんだって・・・ |
| がはははははっ 驚いたか!? |
| 今日びは金さえ積めば 海賊だって召喚術を 使えるんじゃあっ! |
| ウコケケクエェッ!! |
| ・・・っ!! |
| グゲルアアアッ!? |
| 大丈夫か、モーリン? |
| 大丈夫、モーリン? |
| あ・・・ *n0・・・ |
| まさか海賊の親玉が 外道召喚師とはな まったく、どんな師匠 についたのやら |
| やかましいわいっ! |
| どいつもこいつも なめやがって・・・ そういうつもりなら 戦争じゃあ!! |
| かまやしねえから 大砲でファナン中を 火の海にしちまえい! |
| おいおい、あの野郎 目がすわってやがるぞ |
| これ以上、撃たせたら 街がめちゃくちゃに なっちゃうよぉ!? |
| ウコケケケェッ!! |
| ダメだ!? 間に合わないっ |
| ダメっ!? 間に合わないっ |
| や、やめろおぉっ!! |
| ・・・・・・ |
| !? |
| あの人は、昨日の サムライ・・・? |
| キエエエィィィッ!! |
| な!? |
| う、嘘でしょおっ |
| た、大砲のタマをっ 斬りやがった??? |
| マサカ・・・!? 計算上デハ、絶対ニ アンナコトハ不可能 デス・・・??? |
| わはははっ!? すげェ、すげェ あのニンゲン、やって くれるなァ!? |
| カザミネさんっ! |
| カザミネさんっ! |
| カザミネさん!? ほんとにカザミネさん ですのおぉっ??? |
| おう、誰かと思ったら 誓約者殿のところに 仕えていたタヌキ娘で はござらぬか |
| タヌキじゃないですう モナティですのー!! |
| モナティ、あの人と 知りあいだったのか? |
| モナティ、あの人と 知りあいだったの? |
| そうですの! カザミネさんはすごく 強いんですのー! |
| 大根でもニンジンでも 「いあい」でなんでも まっぷたつですのー! |
| おぬしたちには ひとかたならぬ世話を 受けておるからな |
| シルターンが剣客 カザミネ・・・ |
| 義によって 助太刀いたすっ! |
| よーし・・・ みんな、いくぞっ!! |
| よーし・・・ みんな、いくわよ! |
| あいよっ! |
| イヤじゃあぁ・・・ 陸にあがるのはイヤ なんじゃあぁぁぁっ! |
| おぬし、本当に往生際 が悪いでござるなあ |
| あんだけのことをした からには、きちんと 覚悟を決めてもらうよ |
| 下町の連中はみんな 荒っぽいんだからねえ |
| ひイィィィっ!! |
| モーリン、そのへんで 勘弁してやりなよ |
| 君に殴られたぶん だけで、そいつの頭は コブだらけじゃないか |
| モーリン、そのへんで 勘弁してあげたら |
| 貴女に殴られたぶん だけで、そいつの頭は コブだらけじゃないの |
| ほんと・・・ おいもさんみたいに でこぼこになって |
| ふん! まだまだ 殴りたりないくらいさ |
| あとはファナンの兵士 たちに任せようって な? |
| あとはファナンの兵士 たちに任せましょう ね? |
| そうだな、向こうも そのつもりで出迎えに きているようだぞ |
| え? |
| へ? |
| 貴方たちですね |
| 貴女たちですね |
| 海賊たちをやっつけて くれたのは? |
| はあ、なりゆきですが 一応はそうですけど |
| まあ、なりゆきですが 一応はそうですけど |
| な、なんだ、こいつ? ニンゲンのくせに オンナのくせに・・・ |
| み、ミョーな威圧感が ・・・ううっ??? |
| *n1 おまえ なにやってんだよ? |
| *n1 あんた なにやってんのよ? |
| んー・・・ |
| 誰なんだろう、この人 こんなに兵士を連れて くるなんて |
| 誰なのかしら、この人 こんなに兵士を連れて くるなんて |
| あら? あらあらあら あららら??? |
| ど、どうかしましたか |
| 変ですわねえ 派閥にいる子の顔は きちんと覚えておいた つもりなのに・・・ |
| やだわ、物忘れなんて 歳なのかしら? |
| 物忘れではないですよ 僕たちは、蒼の派閥の 人間なのですから |
| 金の派閥の議長 ファミィ・マーン様 |
| ええーっ!? |
| はえええっ!? |
| じゃ、じゃあっ この人がミニスのおか ・・・っがっ!? |
| そっ、それじゃ この人がミニスのおか ・・・っがっ!? |
| しイィィっ!! |
| まあ、そうでしたの? それならわからなくて 当然ですね |
| それにしても みっともないところを お見せしてしまって |
| 貴方たちが助けて くれなければ、もっと 大変なことになって いたでしょうね |
| ああ、まったく そのとおりだよッ!! |
| モーリンさん!? |
| 今までぼけっとなに してたんだい? |
| ファナンを守るのも あんたらの仕事だろ? それでよく偉そうに してられるねッ!? |
| 本当にすいません 私がいたらぬせいで ご迷惑をかけて |
| 二度とこんなことには ならぬよう、そこの人 たちには、きつく言い 聞かせますから |
| ・・・・・・・ |
| 連れてってくださいな あとで、私が直接 おしおきをしますから |
| はっ! |
| ひッ、ひいィィッ!? |
| 議長殿、ご指示どおり 下町の火災は最小限に 食い止めました |
| えっ? |
| ご苦労さまです でしたら引き続いて 壊れた建物の再建費を 算出してくださいな |
| この人・・・ 海賊退治よりも 下町の人の避難を |
| 優先したんだ・・・ |
| 優先したのね・・・ |
| トテモ冷静ナ 判断デス |
| さて、がんばった貴方 |
| さて、がんばった貴女 |
| たちには、ご褒美を あげないと・・・ |
| 明日にでもあらためて 派閥の本部にご招待 しますわね |
| は、はあ |
| その時はぜひ、貴方の |
| その時はぜひ、貴女の |
| 後ろで隠れている 私の娘も連れてきて くださいね |
| !?!?!? |
| それでは、また明日 ごきげんよう |
| 見つかっちゃったね ミニスちゃん・・・ |
| あきらめろや・・・ 相手が悪すぎるぜ? |
| あうう~っ!? |
| 結局、その日は出発どころ じゃなくなってしまった |
| 召喚術を使う海賊との戦い 金の派閥の議長にして ミニスのお母さんでもある ファミィさんとの出会い |
| またしてもいろんなことが いっぺんに起きたせいで 疲れているはずなのに なかなか眠れない |
| 熱っぽい頭を冷やすために 道場の屋根にあがってみると 海原の上に月があった ゼラムとはまた違った輝きで |
| あの月が満ち欠けを繰り返し めぐっていくように |
| 俺もまた、旅の中で色々な人 たちとめぐりあっていくこと になるんだろう |
| 潮騒の音を遠くに聞きながら 俺はなんとなく そんなことを考えていた |
| 結局出発できなかった・・・ |
| もっとも、この状況で出発 できる方がおかしいけどね |
| 召喚術を使う海賊との戦い 金の派閥の議長にして ミニスのお母さんでもある ファミィさんとの出会い |
| 何かが起きるときって なんでいっぺんに 起きるのかな? |
| そんなことを考えてると 目がさえて眠れなくって |
| あたしは道場の屋根に登った まるで子供のように・・・ |
| そこには狙い澄ましたように ファナンの月が私を待ってた |
| ファナンの月はモーリン みたいに大きくて優しい |
| その土地によって 月は違って見える・・・ |
| あたしはこれからどんな 月を見ることになるのかな? |
| あたしは旅で人と会うように きっといろんな月にも会う ことになるんだよね |
| あたしは、ぼんやりと・・・ そんなことを考えてた |
| 海賊が召喚術を使って くるなんて、予想も しなかったよ |
| 海賊が召喚術を使って くるなんて、予想も しなかったわ |
| 志の低い召喚師の中 には、金銭と引き替え にして、召喚術を伝授 する者たちがいる |
| おそらくあの海賊達も そういった連中から 術を学んだんだな |
| 無責任な話だなあ |
| 無責任な話よねぇ |
| 相応の魔力と、誓約を 済ませたサモナイト石 さえあれば |
| 召喚術を発動させる ことは誰にでも可能だ |
| しかし、それを正しい 形で制御するためには 相応の訓練と知識が 不可欠となるんだ |
| それを軽視すると 術の暴発や召喚獣の 暴走による事故を 引き起こしてしまう |
| うん・・・ 俺もそうだったから よくわかるよ・・・ |
| ええ・・・ あたしもそうだった からよくわかるわ |
| 召喚術を使う者は その力の恐ろしさを 忘れてはならない |
| それをわきまえぬ外道 の召喚師たちを罰する のもまた、蒼の派閥の 役目なんだよ |
| そう考えると 俺の受けてきた訓練って やっぱり必要なこと だったんだな・・・ |
| そう考えると あたしの受けてきた訓練って やっぱり必要なこと だったのね・・・ |
| 下町の人たちが みんな無事で、本当に よかったですよね? |
| うん、壊れた家も すぐに元に修理される みたいだし |
| そうね、壊れた家も すぐに元に修理される みたいだし |
| 砲撃が始まった時 あたし、すごく不安に なったんです |
| レルムの村みたいな ことになっていたら どうしようって |
| けど、戻ってきたら みんな拍手で出迎えて くれるんだもんな |
| けど、戻ってきたら みんな拍手で出迎えて くれたのよねえ |
| ええ、たくさんの人が 「よくやった」って ほめてくれて |
| 本当にあったかい人 ばかりで・・・ |
| なにもかも、きちんと 片づいたらさ また、みんなでここに 来ような? |
| なにもかも、きちんと 片づいたら・・・ また、みんなでここに 来ましょうよ? |
| ええ、絶対に・・・ 約束ですからね? |
| ささやかだけど 親切にしてもらった みんなへの恩返しには なったかな・・・? |
| ささやかだけど 親切にしてもらった みんなへの恩返しには なったかな・・・? |
| ・・・不条理デス |
| まだ言ってるのか? *n1 |
| そりゃ、たしかに俺も まさかって思ったさ |
| でも現実に カザミネさんは飛んで 来た砲弾をまっぷたつ にしたじゃないか |
| 計算上不可能だったと しても、事実は事実と して認めないとさ |
| んもぉ・・・ *n1ったら まだ、言ってるの? |
| それは、たしかに あたしも驚いたわよ |
| でも現実に カザミネさんは飛んで 来た砲弾をまっぷたつ にしたじゃないの |
| 計算上不可能だったと しても、事実は事実と して認めないと |
| ・・・・・・ |
| それにほら、あの人は シルターンのサムライ だろう? |
| 向こうの剣術ってのは 精神力も含めた鍛錬を しているって話だし |
| 俺たちの知ってる 剣術とは、まったく 別物と考えるべきじゃ ないのかな? |
| それにほら、あの人は シルターンのサムライ でしょう? |
| 向こうの剣術ってのは 精神力も含めた鍛錬を してるって話だし |
| あたしたちの知ってる 剣術とは、まったく 別物と考えるべきじゃ ないのかしら? |
| オッシャルコトハ理解 デキマス、デキマスガ シカシ・・・ |
| ヤハリ、不条理デス |
| 計算できないことが 世の中にあるってのは どう説明してやったら いいんだろう??? |
| 計算できないことが 世の中にあるってのは どう説明してやったら いいのかしらね? |
| いやァ、大砲ってのは 派手でいいよなァ? |
| ぶっ放した時の轟音 それに、火薬が燃える 独特のあの香り・・・ |
| くーっ、いかにも破壊 兵器ってカンジがまた たまらねェぜ!! |
| お前ってヤツは、また 変なトコで盛りあがれ るよなぁ・・・ |
| あんたって子は、また 変なトコで盛りあがれ るわよねぇ・・・ |
| なァ、ニンゲン 海賊退治の褒美には アレをもらえって な?な? |
| そんな物もらって どうする気だよ? |
| そんな物もらって どうする気よ? |
| そりゃあ、もちろん 所構わずぶっ放すに 決まってんだろォが! |
| ・・・やっぱり |
| んだよォ? いいじゃんかよォ!? |
| そんな物騒なこと 却下だ、却下っ!! |
| そんな物騒なこと 却下よ、却下っ!! |
| *n1 前から聞きたかった ことなんだけどさ |
| *n1 前から聞きたかった ことなんだけどね |
| ・・・? |
| 君が持っているその 水晶玉は、どういう ものなんだい? |
| 貴方が持っているその 水晶玉は、どういう ものなの? |
| これはね・・・ ほうぎょく・・・ |
| 宝玉? |
| (こくん) |
| *n1の まりょくはね、みんな この中にあるの・・・ |
| おにいちゃんたちと おんなじ姿でいられる のも・・・ |
| おねえちゃんたちと おんなじ姿でいられる のも・・・ |
| ほうぎょくのおかげ なんだよ? |
| へえ・・・ |
| それだから、いつもしっかり 両手でかかえているのか |
| それだから、いつもしっかり 両手でかかえているんだ |
| 海って本当に不思議 ですねえ、ご主人さま |
| 僕たちの部族は広い 草原の中で暮らしてた から、海を見るのは 初めてのはずなのに |
| こうして波の音を 聞いていると、とても 懐かしい気持ちに なってしまうんです |
| どうしてでしょう? |
| 俺も聞いた話でしか ないんだけど |
| 生まれる前の赤ん坊は 母親のお腹の中で 海に近い水に浸かって 育つんだってさ |
| そこに伝わってくる 母親の鼓動の音は 波とよく似たうねりを 形作るんだ |
| 俺たちが波の音を 聞いて懐かしく感じる 理由は、そのせいなの かもな? |
| あたしも聞いた話で しかないんだけど |
| 生まれる前の赤ん坊は お母さんのお腹の中で 海に近い水に浸かって 育つんだって |
| そこに伝わってくる 母親の鼓動の音は 波とよく似たうねりを 形作るそうよ |
| あたしたちが波の音を 聞いて懐かしく感じる 理由は、そのせいなの かもしれないわね? |
| なるほど・・・ だから、こんなに心地 いい響きに聞こえるん ですねぇ・・・ |
| あふ・・・ |
| ははは、いくら心地 よくても、こんな場所 で寝たらカゼひくぞ? |
| 部屋に戻って休もう |
| あはは、いくら心地 よくても、こんな場所 で寝たらカゼひくわよ |
| 部屋に戻って 休みましょ? |
| ですね・・・ |
| なんだか、今夜はぐっすり 眠れそうな気がするな・・・ |
| なんだか、今夜はぐっすり 眠れそうな気がする・・・ |
| はいけい、マスター おげんきですか |
| ファナンというまちで モナティたちは |
| モーリンさんという おんなのひとと おともだちになりました |
| モーリンさんは ジンガくんとおなじくらい ちからもちで |
| セシルさんのように ストラをつかって みんなのケガをなおして くれました |
| ときどき、ふざけて ゴツンされると めのなかで、おほしが チカチカしますけど |
| とってもしんせつで たよれるひとです |
| お、モナティ 手紙書いてんのかい? |
| も、モーリンさん!? |
| どれどれ、ちょっと あたいに見せてみな |
| だだだっ、ダメっ! ダメですのぉぉっ!? |
| ははあ、さては あたいに見せられない ようなこと、書いたん だねえ? |
| うにゅうううっ!? ごっ、誤解ですのぉ! ・・・・・・ |
| それから、もうひとつ |
| カザミネさんとも ファナンであうことが できました |
| しゅぎょうのたびは まだまだ、つづけると いってましたが |
| しばらくのあいだは *n0さんたちに ついてきてくれるようです |
| できたばかりの コブがいたいので ここでペンをおきます |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| ・・・うにゅうぅぅっ |
| うっぷ・・・ |
| まだ治らないのか? フォルテ・・・ |
| まだ治らないの? フォルテ・・・ |
| ああ、今頃になって 効いてきやがった ちくしょー・・・ |
| しかし、珍しいよなあ 陸に上がってから 船酔いで苦しむなんて |
| しかし、珍しいわね 陸に上がってから 船酔いで苦しむなんて |
| 戦ってる時はそれなり に緊張してるから平気 だったんだがな |
| 決着がついた時から どうもヤバイって 思ってはいたんだ |
| だったら、祝勝会で お酒なんて飲まなきゃ よかったじゃないか |
| だったら、祝勝会で お酒なんて飲まなきゃ よかったのに |
| しょーがねぇだろぉ? わざわざ、オレたちの ために宴会を開いて くれたんだぜ・・・ |
| それに、悪酔いには 迎え酒が効くって いうし・・・ |
| 間違ってるよ それって・・・ |
| 間違ってる・・・ それって・・・ |
| うう、ダメだ 夜風にあたったくらい じゃ治りもしねえ |
| わりぃが、先 寝かしてもらうわ ・・・うぷっ |
| お大事に・・・ |
| お大事に~・・・ |
| あれは絶対に 二日酔いも混じってる と思うぞ・・・ |
| あれは絶対に 二日酔いも混じってる と思う、まったく |
| 同じ夜なのに 見る場所が変わると ずいぶんと違って 感じられるものね |
| ほら、波の上で 月の光が弾けてる |
| なんだか、見てると 吸い込まれそうだよ |
| なんだか、見てると 吸い込まれそうね |
| あのきらめきを 見てるとね・・・ |
| なんだか、私 心がざわめくの |
| ずっと前に、これと よく似たきらめきを 見たような気がして |
| それって、なくした 記憶の手がかりじゃ ないのかな? |
| ケイナがいたところが 海の近くだとか・・・ |
| それって、なくした 記憶の手がかりじゃ ないかしら? |
| ケイナがいたところが 海の近くだとか・・・ |
| そこまでは わからないわ |
| それに、あの海のもの とは違う気がするの |
| 私が倒れていたのは 山奥だったそうだし |
| そっか・・・ |
| でもね、たしかに 私はこれとよく似た きらめきの中にいた 気がするのよ |
| それだけは、たしかだ と思うの・・・ |
| それがなんだかわかれば 手がかりになるんだけどなあ |
| 海賊から街を守れた ことは良かったんです けど・・・ |
| 今日のことは、きっと 噂になるでしょうね |
| ルヴァイドたちの耳 にも入るだろうな きっと・・・ |
| ルヴァイドたちの耳 にも入っちゃうわね きっと・・・ |
| できるだけ早く この街から離れたほう がいいと思います |
| ゼラムの街で ギブソンさんたちに 迷惑をかけてしまった 時のように |
| 下町のみなさんを 巻きこむことだけは 避けないと |
| ああ、そうだな |
| ええ、そうよね |
| 俺たちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんな |
| あたしたちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないものね |
| 今日のことは、まず ヤツらの耳に入る だろうな・・・ |
| ああ、あれだけ 派手に立ち回ったら 間違いないと思う |
| 疑われる前に、早く 出発しないとな |
| ええ、あれだけ 派手に立ち回ったら 間違いないと思う |
| 疑われる前に、早く 出発しないと・・・ |
| ああ・・・ 連中の餌食になるのは 俺たちの村ひとつで たくさんだ |
| あんな光景は 二度と見たくねぇよ 俺は・・・ |
| 俺たちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんな |
| あたしたちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんね |
| ううう・・・ |
| なにもそこまで深刻に 悩むことはないだろ? |
| まだペンダントを なくしたことがバレた わけじゃないんだし |
| なにもそこまで深刻に 悩むことないじゃない |
| まだペンダントを なくしたことがバレた わけじゃないんだし |
| そんなの、わからない じゃないのっ!? |
| 知っていて知らんぷり するのって、お母さま の得意技なのよっ? |
| と、得意技って・・・ |
| と、得意技って・・・ |
| ああ、どうしようっ? きっといつもみたいに お仕置きされちゃうに 決まってるよぉ!? |
| 考えすぎだって 大丈夫だよ・・・ |
| 考えすぎよぉ? 大丈夫だって・・・ |
| ううう・・・ |
| しかし、そんなに こわい人には見えな かったけどなあ??? |
| しかし、そんなに こわい人には見えな かったけどなあ??? |
| 下町のみんな、無事で 本当によかったよな? |
| 下町のみんな、無事で 本当によかったわね? |
| ああ、これというのも あの召喚師が真っ先に 避難の指示を出した おかげさ・・・ |
| なのに、あたいは カッとなって、ひどい こと言っちまった |
| ああっ、情けないっ! あたいはどうして いつもこうなんだろう |
| 気にすることないよ それだけ、モーリンが みんなを心配していた ってことじゃないか |
| ファミィ議長だって それはわかってるさ? |
| 気にすることないわ それだけ、モーリンが みんなを心配していた ってことじゃない |
| ファミィ議長だって それはわかってるわよ |
| ・・・ |
| あの人だったら・・・ 信じていいのかも しれない・・・ |
| ここで暮らすみんなの こと、任せちまっても いいのかもしれない |
| それじゃ、モーリン ひょっとして・・・? |
| ああ、海賊連中も あんたたちのおかげで 退治できたことだし |
| あたいも、ここらで 外の世界ってもんを 見て回っといたほうが いいかもな・・・ |
| あんたたちに くっついてさ? |
| モーリンが来てくれる のは大歓迎なんだけど ネスにまた、文句を 言われそうだなあ |
| モーリンが来てくれる のは大歓迎なんだけど ネスにまた、文句を 言われそうよねぇ |
| なるほど・・・ あの娘御を祖母の村に 無事に送り届ける、か |
| お主たちが旅を続けて おるのはそういった 事情でござったか |
| 無茶をしてるって 承知の上なんだけどね |
| 無茶をしてるって 承知の上なんだけどね |
| よし・・・ 拙者は決めたぞ! |
| お主たちの旅に同行 させてもらおう |
| え?でも・・・ |
| 「でぐれあ」とやらの 振るまい、拙者には 見過ごせぬ |
| それに、その黒騎士の 技量にも、剣士として 興味がわいたのでな |
| 気遣いは無用 勝手について行かせて もらうでござるぞ |
| って、言われても なあ・・・ |
| って、言われても ねえ・・・ |
| カザミネさんが来てくれるのは うれしいけど、ネスにまた文句を 言われそうだなあ |
| カザミネさんが来てくれるのは うれしいけど、ネスにまた文句を 言われそうよねぇ |
scn108
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| 本当に、二人とも一緒 に来てくれるのかい |
| えっ、本当に二人とも 来てくれるの? |
| ああ、あんたたちさえ よければね |
| 拙者の旅は武者修行の ためでござる |
| 話に聞いたルヴァイド とやらの腕を、この目 でたしかめたいのでな |
| あたいは・・・ 海賊を退治してくれた お礼ってことでさ |
| しかし、いいのか? 僕たちを狙ってる相手 は一国の軍隊なんだぞ |
| 命のやりとりをする ことになるんだ |
| だったら、なおのこと 引けないね! |
| どうせ流浪のこの身 死の覚悟なしに剣の道 は極められぬ |
| ・・・やれやれ 本当に物好きばかりだ この世界は |
| それじゃあ、ネス? |
| 拒む理由もないからな 同行してもらおう |
| へへっ よろしく頼むよっ! |
| かたじけないでござる |
| おい、言っとくが 足手まといにだけは なるんじゃねえぞ |
| ほぉ、誰に向かって 言ってんだい? |
| ちょっとちょっと 二人とも・・・ |
| ちょっとちょっと 二人とも・・・ |
| おぼえとけよ? 今の言葉 |
| そっちこそね |
| まあ、思ったより こっちの件はあっさり 片づいたほうか |
| やれやれ、思ったより あっさりとこっちは 片づいたかしらね |
| あとは・・・ |
| なあ、ミニス いい加減にあきらめて 一緒に行こうよ、な? |
| ねえ、ミニス いい加減にあきらめて 一緒に行きましょう? |
| ぜ~ったいに イヤっ!! |
| お母さんは君を連れて きてほしいって言って いたんだからさ |
| ミニスが一緒に来て くれないと困るんだよ |
| お母さんはあなたを 連れてきて欲しいって 言ってるんだから |
| ミニスが一緒に来て くれないと困るのよ |
| だって、だって! ペンダントを無くした ことがばれたら・・・ |
| ばれたら? |
| いやいやいや~っ! 考えたくもないわよう そんなこわいことぉ! |
| こわいって、いったい どうなるんだ??? |
| こわいって、そこまで おびえるようなこと なのかしら? |
| ま、せいぜいハデに 怒られてきな? ヒヒヒ・・・ |
| あ、アンタねぇ・・・ |
| ああ、人の不幸は 蜜の味だぜェ |
| でもね、ミニスちゃん いつまでも、そのこと を隠しているのは よくないと思うよ? |
| *n1も そうおもう・・・ |
| きちんと事情を説明 して謝れば、きっと 許してもらえるさ |
| そうね。ここは素直に 話しておいたほうが いいと私も思うわ |
| ボクもそう思います ミニスさん |
| 黙ってると、 もっと怒られますよ ばれたときに・・・ |
| 事情を知れば、貴女の お母さんも探すのを 手伝ってくれるかも |
| 確カニ、ソノ方ガ 発見スル確率ハ 上ガリマスネ |
| ミニスちゃん 素直に言ったほうが いいですの |
| でも・・・ |
| ガゼルさんと約束した んじゃないですの? もう、逃げたりなんか しないって・・・ |
| うう・・・ |
| どうしよう? ミニスを説得する ミニスを挑発する |
| 心配するなって 俺も一緒にあやまって やるからさ |
| 心配しないの あたしも一緒に あやまってあげるから |
| ・・・ほんとに? |
| ああ、約束するよ |
| ええ、約束! |
| じゃ、行く・・・ |
| よかったね *n0さんが 一緒なら大丈夫だよ |
| 大丈夫かどうかは わからないけど・・・ |
| 一人であんな目にあう よりはマシだから |
| あんな目??? |
| へ? |
| 行こう、*n0 イヤなことは早く すませたいの |
| ちょ、ちょっと待てよ ミニスっ!? それってどういう意味 なんだよ・・・? |
| ちょ、ちょっと待って ミニスっ!? 「あんな目」って 「どんな目」よぉ? |
| ははぁん・・・ ミニスって意外と弱虫 だったんだなあ |
| あららら・・・ ミニスって意外と弱虫 なのねぇ? |
| なっ!? し、失礼じゃないっ! |
| だってそうじゃないか ママに叱られるのが こわくて行きたくない なんてさ |
| ちっちゃな子供と 変わらないじゃないか |
| だってそうでしょ? ママに叱られるのが こわくて行きたくない なんて |
| ちっちゃな子供と 変わらないじゃない |
| ぐぎぎぎ・・・っ |
| ・・・わかったわよ! ついてってあげるわっ |
| 無理しなくていいぜ こわいんだろ? |
| あら、無理しなくても いいのよぉ? |
| 言っておくけど! |
| 私だけじゃないからっ |
| 貴方だってその目で 真実を見たら、絶対に こわくなるからっ! |
| へ? |
| 貴女だってその目で 真実を見たら、絶対に こわくなるからっ! |
| へ? |
| ・・・後悔しないでよ |
| ちょ、ちょっと待てよ ミニスっ!? それってどういう意味 なんだよ・・・? |
| ちょ、ちょっと待って ミニスっ!? それってどういう意味 なの・・・? |
| あれっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
| あらっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
| いらっしゃい *n0さん |
| シオンさん! いつ、こっちに来たん ですか? |
| 着いたばかりですよ 今日がファナンでの 営業初日です |
| なんでも、近く 祭りが行われると 聞いたもので |
| 思いきって、こちらに 二号店を作ってみたん ですよ |
| 二号店? |
| ええ、前の屋台は ゼラムに置いてきて いますから |
| はぁ・・・ |
| へぇ・・・ |
| で、なににしますか? |
| お客さんが第一号です から、大盛りにおまけ してさしあげますよ |
| そういえば、留守に する間は、この家 どうするんだ? |
| そういえば、留守に する間は、この家 どうするのかな? |
| そのへんは心配ないさ 下町のみんなが ちょくちょく様子を 見てくれるってさ |
| もっとも、泥棒に 入ろうったって ロクなもんがないから 平気だけどね |
| あははは・・・ |
| あたいがまだ ガキンチョだった頃は 家はほったらかしで 旅に出てたんだ |
| 聖王都なんかの道場で オヤジは雇われ師範を して稼いでたよ |
| もっとも、すぐに 問題起こして、クビに なってばっかだった みたいだけどねえ |
| じつはさ・・・ |
| あんたたちについてく ように言ってくれたの 下町の連中なのさ |
| えっ? |
| 留守は任せて、あんた のやりたいことをして きな! ってね |
| そうだったんだ・・・ |
| だから、なにも心配は いらないのさ あんたたちと一緒に 旅させてもらうよ |
| こちらこそ、よろしく 頼むよ |
| こちらこそ、よろしく お願いね |
| あいよっ! |
| 金の派閥の本部には もう行ってきたのか? |
| いや、まだだけど |
| ううん、まだだけど |
| 先方を待たせるのも 失礼だろう 早く行ってこい |
| 君が戻り次第 出発するように みんなには言っておく からな |
| *n0殿は 釣りが趣味だと聞いた のだが、まことか? |
| 趣味っていえるほどの 腕じゃないけど、まあ 釣りは好きかな? |
| 趣味っていえるほどの 腕じゃないけど、まあ 釣りは好きよ? |
| ふむ、ならば この釣り竿を進呈する でござるよ |
| これって・・・ |
| これってば・・・ |
| あの時、拙者が最後の 路銀をはたいて買った 品でござるよ |
| やってみてわかったが どうも、拙者は釣りに 向いておらぬようでな |
| 拙者の手にあっても 無用の長物。それでは 竿もあわれでござる |
| ぜひ、使ってやって くだされ |
| ありがとう カザミネさん それじゃ、さっそく 使ってみるよ |
| ありがと カザミネさん それじゃ、さっそく 使ってみるね |
| 同じ召喚師の派閥でも 建物からしてまったく 違う雰囲気がするなあ |
| 同じ召喚師の派閥でも 建物からしてまったく 違う雰囲気がするわね |
| きょろきょろしないの さっきから門番の兵士 が笑ってるわよ |
| 蒼の派閥の召喚師が ここに呼ばれるなんて 前代未聞なんだからっ |
| 貴方が恥をかけば |
| 貴女が恥をかけば |
| 蒼の派閥の人たち全員 がバカにされるのよ わかってるっ? |
| わかってるよ |
| こういうことはネスの ほうが向いてるのに ついてきてくれないん だもんなぁ・・・ |
| でも、ミニスのことは 俺が責任をもつって 約束したし・・・ |
| わかってるって |
| こういうことはネスの ほうが向いてるのに ついてきてくれないん だもん・・・ |
| でも、ミニスのことは あたしが責任を もつって 約束したし・・・ |
| ほら、案内がきたよ? しっかりしてよねっ |
| ごめんなさいね わざわざこんなところ まで呼びつけちゃって |
| そこのソファに座って もう少しだけ待ってて くださいな |
| あ、はいっ |
| はーい |
| すごい書類の山だな 机の上から、はみ出し かかってるぞ |
| すごい書類の山ねえ 机の上から、はみ出し ちゃってるわ |
| でも、それ以上に すごいのは・・・ |
| ファミィ |
| フンフン、フフ~ン♪ |
| 鼻歌混じりで次々と それを処理するあの人 かもしれない・・・ |
| 鼻歌混じりで次々と それを処理するあの人 の方かも・・・ |
| はい、おしまい そこの貴方、悪いけど これを各部署に届けて くださいな |
| 部下 |
| かしこまりましたっ |
| あ、それから お茶の用意を3人分 帝国産のビスケットと 一緒にね? |
| じゃあ、あらためて よく来てくれたわね *n0くん |
| えっ、どうして俺の 名前を? |
| じゃあ、あらためて よく来てくれたわね *n0ちゃん |
| えっ、なんであたしの 名前を? |
| もちろん、調べたのよ |
| おかあさまっ! |
| ミニスちゃん そうこわい顔しないで 仕方がなかったのよ |
| うっかり聞きそびれた 私も悪かったけど |
| 貴方たちったら名乗っ |
| 貴女たちったら名乗っ |
| てくれないんだもの |
| 失礼だとは思ったけど 調べなかったら、ここ にご招待できないもの そうでしょう? |
| う・・・ |
| ファミィさま 貴女はどこまで俺たち のことを・・・・ |
| ファミィさま 貴女はどこまで あたしたちのことを? |
| だめだめ 「さま」だなんて 他人行儀ですよ |
| ファミィさんって 呼んでくださいな |
| は、はあ・・・ |
| は、はい・・・ |
| そうね・・・ 私が知っているのは |
| 貴方たちのお名前と |
| 貴女たちのお名前と |
| うちの子が聖王都で 困っているのを助けて くれたらしいこと |
| それから・・・ 黒い鎧の兵士さんたち に追われてるってこと かしらね |
| ほとんど全部 じゃないのっ!? |
| いったい、どうやって 調べたんだ??? |
| いったい、どうやって 調べたのよ??? |
| あ、そうだわ! 私ったら、肝心の ご褒美を渡さなきゃ いけないのに・・・ |
| ごまかさないでっ おかあさまっ! |
| はい、これは領主さま からのご褒美 海賊を倒した勇者さん たちへの勲章よ |
| 名誉勲章を手に入れた! |
| ・・・・・・ |
| それからこれは私から |
| サモナイト石だ! |
| サモナイト石! |
| サモナイト石を手に入れた! |
| 旅をする召喚師には 必要だろうと思って 何種類かを揃えて みたんですけど |
| ありがとうございます えっと・・・ ファミィ、さん |
| 喜んでくれて嬉しいわ |
| さ、用事がすんだなら 行きましょうっ! *n0 |
| おい、待てよミニス そんなに慌てなくても |
| ちょっと、ミニス そんなに慌てなくても いいじゃない |
| そうよ、ミニスちゃん おかあさん、まだ貴女 に用事があるんだから |
| ・・・!? |
| さっきも言ったとおり 貴女たちのことを色々 調べたんだけど |
| ひとつだけね わからないことが あったの |
| 貴女たちはファナンに 来るまで、何度も戦い にまきこまれてきた わけだけど・・・ |
| どうして貴女のお友達 のワイバーンさんは 一緒に戦ってくれな かったのかしら? |
| ・・・!! |
| あ、いや、それは その・・・ |
| *n0くん 私はミニスちゃんに 聞いているんですよ? |
| こ、こわい・・・ 笑顔なのにこわいっ! |
| *n0ちゃん 私はミニスちゃんに 聞いているんですよ? |
| あ、あわわ・・・ 笑顔なのにこわいっ? |
| 困った子ね 召喚獣のペンダントを なくすなんて・・・ |
| ごっ、ごめんなさい! ごめんなさいっ おかあさまっ!! |
| 泣いて謝ったって ダメですよ 悪いことをしたなら おしおきです |
| いや~っ! カミナリどかーんは いやあぁぁっ!! |
| か、カミナリ・・・? |
| さあ、ミニスちゃん 動いたらダメですよ |
| ほほっ、本気だぁ!? |
| し、シャレに なってないよぉ!? |
| どうしよう? ファミィを止める ミニスをかばう |
| ファミィさん、待って 待ってください! |
| はい? |
| ペンダントのことなら 俺たちもミニスと一緒 に探しますから |
| だから、そのっ カミナリは勘弁して あげてください お願いします! |
| ペンダントのことなら あたしたちもミニスと 一緒に探しますから |
| だから、かっ カミナリは勘弁して あげてください お願いします! |
| *n0・・・ |
| ・・・・・・ |
| 良かったわね、ミニス こんな優しい人たちと 一緒に旅ができて |
| おかあさま? |
| それじゃあ・・・ |
| カミナリはやめです お尻ぺんぺんで許して あげますわ |
| いっ!? |
| へっ!? |
| イヤあぁぁっ!! |
| カミナリどかーん です! |
| きゃ・・・!? |
| きにゃああっ!! |
| あ、あら?どうして *n0くんに? |
| あうあううぅっ!! |
| あ、あら?どうして *n0ちゃんに |
| ちょっと!? ねえ、*n0 しっかりしなさいよぉ ねえってばぁ!! |
| し、しびびび・・・ しびれたあぁぁ??? |
| あぁ、よかった 生きてたよぉ・・・ |
| 当たり前です ちゃんと手加減して いるんですもの |
| にしても、これは ちょっとミニスには きついんじゃあ、あっ ははは・・・ |
| コホン まあ、とにかく・・・ |
| なくしたペンダントは 絶対に見つけること わかったわね ミニスちゃん |
| わかりました・・・ |
| 安心しろよ、ミニス 俺たちも一緒に探して やるからさ |
| 安心して、ミニス あたしたちも一緒に 探してあげる |
| うん、ありがと *n0 |
| すいませんね もうしばらく、娘の 面倒をお願いします |
| お礼といっては なんですが |
| この街のまわりを かぎ回ってる黒の旅団 の人たちは追っ払って おきますからね |
| えっ!? |
| おかあさま・・・ |
| いってらっしゃい みなさんに迷惑をかけ ないようにね? |
| う、うんっ いってきますっ! |
| *n0さん ほら、あっちから来る のってもしかして |
| あれっ、レイムさん? |
| おや、これはこれは *n0くんに アメルさん |
| おや、これはこれは *n0さんに アメルさん |
| 奇遇ですね まさか、こんなところ で会えるなんて |
| *n0さん この人は? |
| おい、誰だこいつは? |
| ほら、前に話した 吟遊詩人のレイムさん 聖王都で知りあった |
| レイムと申します みなさま、どうぞ お見知りおきを・・・ |
| ・・・・・・ |
| こら、*n1 お前もちゃんと挨拶 しろって |
| ほら、*n1 あなたもちゃんと挨拶 しなさい |
| ケッ!ニンゲンに 愛想よくなんて できるかよッ |
| おやおや、そんなに 君は人間が嫌いなん ですか? |
| お、おうよ・・・ 特に、テメエみたいな ヤツはな! |
| それは残念ですねえ 本当に・・・ |
| て、テメエ・・・っ |
| いい加減にしないか *n1! |
| いい加減にしなさい *n1! |
| すいません 口の悪いやつで本当に 困ってて・・・ |
| いえ、お気になさらず 悪魔たちはみんな、彼 のように口が悪いもの なんですから |
| ・・・・・・ |
| こら、*n1 挨拶しなくちゃ ダメだろう? |
| ほら、*n1 挨拶しなくちゃ ダメでしょう? |
| こんにちは、可愛い キツネのお嬢さん? |
| ・・・(ぎゅっ) |
| あ、おいっ? |
| あ、どうしたのよ? |
| おやおや、これは こわがらせてしまった みたいですね・・・ |
| すいません この子、人見知りが 激しくて・・・ |
| いいんですよ ええ、どうかお気に なさらずに・・・ |
| レイムさん、お探しの 歌は見つかりました? |
| いえ、それはまだ ですが、ちょっと気に なる話を聞いたので |
| 三砦都市トライドラの 名はご存じですか? |
| トライドラ? |
| 3つの砦を保有する 騎士たちの国家だな 聖王都を外敵から守る 要であり・・・ |
| 大絶壁を挟んだ隣国の デグレアを見張る役目 を担ってもいる |
| そのデグレアが とうとう本格的に戦争 を始めるらしいんです |
| 戦でござると!? |
| そう色めき立つなよ カザミネの旦那 その手の噂は今まで 何回もあったぜ? |
| ええ、そのとおりです ですが、なんだか私は そのことが気になって しまって・・・ |
| 確かめてみようと トライドラまで向かう 途中なんですよ |
| そうだったんですか |
| けど、わざわざ 危険かもしれない場所 に行くなんて・・・ |
| 吟遊詩人というのは そうした噂の真偽を 知りたがってしまう ものなんですよ |
| なんだい、ようするに ヤジ馬根性がすごいっ てことじゃないか |
| こらっ、モーリン!? |
| モーリン!? |
| ははは・・・ たしかにお嬢さんの おっしゃるとおりかも 知れませんね |
| *n0 いつまで世間話をして いるつもりだ? |
| ああ、そうだった! 俺たちも出発しなきゃ |
| そうね! あたしたち も出発しなきゃ |
| それじゃ、レイムさん 失礼しますね |
| なにやら雲行きが おかしいようですから お気をつけて |
| ひと雨、来るかも しれませんから・・・ |
| なあ、ネス 今の噂って本当のこと なのかな? |
| ねえ、ネス 今の噂って本当のこと なのかな? |
| デタラメだ と言いたいが・・・ |
| 黒の旅団が活動を開始 した理由が、今の話で 説明できてしまう |
| ソウデスネ・・・ 理論トシテハ、ケシテ 破綻シテイマセン |
| じゃあ・・・ |
| 僕にもわからない ただ、彼の話を聞いて 余計な不安を感じてる のだけは事実だな |
| 心配すんなって おふたりさん |
| トライドラの兵士は 精鋭揃いだからな そう簡単にデグレアに 負けはしねーよ |
| そうそう、たしか あんたはその街で剣を 習ったのよね |
| ん?とすると・・・ フォルテ、君は騎士の 家柄だったのか |
| 騎士ですって? |
| ・・・やべっ! |
| どういうことだよ それ? |
| どういうこと それ? |
| あの街の剣術道場は 王族の指南役を務める ほどの名門なんだ |
| 普通の人間がそう簡単 に習えるものでは ・・・ん? |
| うわっ、雨だぜっ! 本当に降ってきやがっ たぞ!? |
| まいったな、どんどん ひどくなってくる |
| まいったわね、 ひどくなってる |
| うう、このままじゃあ カゼひいちゃうよぉ |
| ええ、ほんと・・・っ くしゅんっ! |
| どこか雨を避けられる 場所はないですかね |
| さすがにキツイな この降りじゃあ |
| ねえ、あれ 向こうに見えるのって 建物じゃないかしら? |
| 望遠ニテ確認・・・ 指摘ノトオリ、アレハ 建造物デス |
| うむ、たしかに城の ようなものが見えるで ござるな |
| そういえばトライドラ の砦のひとつが、この あたりにあったな |
| じゃあさ、あそこで 雨宿りさせてもらおう |
| じゃあさ、あそこで 雨宿りしましょうよ |
| あのな、そう簡単に 砦の中に入れるわけが ないだろう |
| 別に中に入れなくても 軒先を借りられりゃ それだけで充分さ |
| よし、とにかく急いで あそこまで走ろう! |
| とにかく急いであそこ まで走りましょう |
| ふう、すっかり びしょ濡れだ・・・ |
| ふう、すっかり びしょ濡れ・・・ |
| ・・・(ふるるっ) |
| こらこら *n1 それじゃ周りにしぶき が飛ぶだろう? |
| こらこら *n1 それじゃ周りにしぶき が飛ぶでしょう? |
| あ・・・ |
| ちゃんとタオルで ふきなよ。動物じゃ ないんだからさ |
| ちゃんとタオルで ふきなさい。動物 じゃないんだから |
| ・・・わすれてた |
| ホントですよ もう、体中 ぐっしょりです・・・ |
| うにゅうぅ・・・ 服がひっついて 気持ち悪いですのぉ |
| これは、着替えた ほうがよさそうですね |
| きっ、着替え・・・ でござるか・・・ |
| そーそー、それがいい ぜひ、そうしたまえ♪ |
| 言っとくけど こっち見たら容赦なく ぶっとばすわよ? |
| 信用ねェのな オマエ・・・ |
| なにを言うか それが男の生き様って もんだろーがよ? |
| うぅむ、たしかに 男の浪漫ではござるが |
| カザミネさんまで!? |
| オマエら、マジで そう思ってんのな・・ |
| あはは・・・ |
| *n0さん ちょっと変だとは 思いませんか? |
| おい、*n0 なんか変だぞ |
| 変って? |
| えっ、変って? |
| 人の気配がまったく しない。雨だとはいえ 入り口の見張りぐらい いるはずだろう |
| せんさーニモ反応ガ アリマセン |
| そういえば・・・ |
| どれどれ ・・・って、おっ!? |
| バカな! 門に鍵がかかってない なんて |
| それどころじゃないぜ こいつは・・・ |
| うっひゃー!? こりゃ、すげェ・・・ |
| うわあぁぁぁっ!? ご、ご主人さまぁっ! |
| にゅうううっ!? |
| 死体だ・・・ 兵士たちがみんな 死んでる!! |
| ・・・!? |
| *n1 見るな・・・ 見るんじゃないっ! |
| *n1 見ないで・・・ 見ちゃだめ! |
| ・・・(ぎゅっ) |
| なんですって!? ひっ・・・ |
| ちょっと、ミニス!? しっかりしなってば |
| ひどすぎます・・・ こんなのって!? |
| いったいなにが 起きたっていうのよ |
| ご主人さまぁ どうして、こんな ひどいことに・・・? |
| モナティ、雨のせいで においに気づけません でしたの・・・ |
| む? これは・・・ |
| どうかしたの? カザミネさん |
| この者たちの傷から 判断すると、お互いに 殺しあったとしか思え ないのでござる |
| 殺しあうって・・・ なんでそんなこと!? |
| それは拙者にも 皆目・・・ なんとも面妖なことで ござるよ |
| 信じられません 仲間どうしでこんな ことするなんて |
| なんだかわからんが ヤバイのだけはたしか みたいだな |
| これは早々に退散した ほうがよさそうだぜ *n0 |
| ミニス |
| きゃあっ!! |
| どうしたんだ!? |
| どうしたの!? |
| 今っ、そこの戸がっ ガタンって・・・ |
| 警告シマス! せんさーニ、生命体 ノ反応アリ!! |
| おい、そこのッ!? 隠れてねェで 出てこいよ・・・ |
| オレの目は節穴じゃ ねェぞッ!! |
| かくれてるよ・・・ そこに! |
| 出てこい! さもないと、こっち からいくぞっ! |
| 出てきなさい! さもないと、こっち からいくわよ! |
| ちょっとちょっと! 暴力沙汰はかんべん してくださいってー |
| えっ、この声? |
| へっ、この声? |
| 私はただの雇われの身 雑用係のメイド・・・ |
| パッフェルさん じゃないの!? |
| あれま? どうして、みなさんが こんな所に??? |
| それはこっちのセリフ だよ。まあ、今ので だいたい理解したけど |
| それはこっちのセリフ よ。まあ、今ので だいたい理解したけど |
| また新しいお仕事を 始めたんですね |
| そーなんですよー お給金が良かったんで つい・・・ |
| なのに、いきなり こんなことに・・・ あー、まだ働き始めた ばかりなのにー! |
| そんなことより ここでいったいなにが 起こったんだ? |
| それが私もさっぱり 突然、殺し合いが 始まって・・・ |
| 身の危険を感じた私は 今し方まで、酒蔵の中 で隠れてたんですー |
| それで、やっと静かに なったから・・・ |
| 外へ出ようとして 僕たちに 見つかったって ワケか |
| とにかく、急いで ここから離れたほうが いいみたいだな |
| とにかく、急いで ここから離れたほうが いいみたいね |
| さあ、パッフェルさん も行きましょう |
| えー、でも私 まだここで働いた分の お給金もらってないん ですケド・・・ |
| あ、あのですね・・・ そんな場合ではない でしょう!? |
| そんなもんあきらめろ 命が助かっただけでも もうけたと思え! |
| いーえ! タダ働きだなんて冗談 じゃありません。ええ ありませんとも!! |
| ぱぱっと行って、金庫 からいただいてきます それでわっ! |
| ちょっと! パッフェルさんっ!? |
| あのオンナ・・・ 度胸があるんだか バカなんだか・・・? |
| ダメですのぉーっ! 一人じゃ、危ない ですのぉっ!? |
| パッフェルさ~ん! パッフェルさんってば お~いっ!? |
| なんて足が速いんだ もう、見失っちまった |
| パッフェルさ~ん! パッフェルさんってば ねえっ!? |
| なんて足が速いのよ 見失うなんて・・・ |
| *n0 無茶するんじゃない 君まで迷子になったら どうする気だ!? |
| だけど、彼女が・・・ |
| ホールドアップ! |
| ・・・!? |
| よーし、両手をあげて その場から動くなよ じゃないと、こいつで ズドンといくからな |
| 気をつけろ あの男の構えてるのは おそらく銃だ |
| ・・・っ |
| 質問はひとつだけだ シンプルにいくぜ |
| お前さんたちは 「生きて」んのかい? |
| へ? |
| はい? |
| ちゃんと生きてんのか そのフリをしてるのか どっちだって聞いてる んだよ、俺様は! |
| し、質問の意味がよく わからないんだけど |
| どうやら、貴方はここ でなにが起こったかを 知ってるようだな |
| 事情を説明して もらえると助かるが どうだろう? |
| ・・・・・・ |
| その様子だと お前さんたちはあの イカレた連中とは違う みたいだな |
| いいぜ、話してやるよ この狭っ苦しい砦の中 でおっ始まった |
| 胸クソの悪くなるよう な出来事をな・・・ |
| 死体が生き返った!? |
| ああ、砦の前にあった 旅人の死体が、埋葬の 途中で生き返って暴れ 出したんだよ |
| そいつにやられた者も 同じバケモノになった 死体がどんどん仲間を 増やして・・・ |
| ご覧のとおりよ まったく、まるっきり 三流のホラー映画 みたいだったぜ |
| ほらーえいが? |
| おっと、すまんすまん この世界にゃ映画は なかったっけか |
| もしや・・・ 貴方は別の世界から 召喚されてきたのか? |
| そうなるのかねえ こっちに来てから日が 浅くて、今ひとつ状況 はわからんのだが |
| 俺様の名はレナード ステイツのロスって とこで、刑事の仕事を してたのさ |
| 聞いたことない地名だ やっぱり、この人は 俺たちとは違う世界の 住人なんだな・・・ |
| 聞いたことない地名ね やっぱり、この人は あたしたちとは違う 世界の住人なのね |
| なあ、この世界じゃあ あんな風にいきなり 死体が暴れ出すもん なのかい? |
| そんなことないって! なあ、ネス? |
| そんなことないわよ ねえ、ネス? |
| 普通はな・・・ だが、そういったこと を可能にする召喚術は たしかに存在する |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 「ひょうい召喚術」 という分野では |
| 実体のない召喚獣を 第三者にひょうい させることによって |
| その者に不思議な力を 与えたり、あるいは まったく別の生き物に 変えてしまえるんだ |
| そんな召喚術がある なんて、初耳だよ |
| そんな召喚術がある なんて、初耳よ |
| 外道の術として、派閥 では修得を好まれない 分野だからな |
| 死体を操る召喚術も そのひとつだ。 サプレスにいる低級な 霊を召喚して |
| 死体にひょういさせて 不死身の兵士に仕立て あげると聞いている |
| よくわからんが つまり、死体が勝手に 暴れることはないが |
| 召喚術ってのを使えば それをロボットみたく 自由に操れるんだな? |
| *n0 もしもそいつが、まだ この砦の中にいると したら・・・ |
| ダトスレバ、外デ 待機シテイル方々ガ 危険デス・・・! |
| おいッ! 外の連中、ヤバイん じゃねェのか!? |
| おにいちゃんっ そとが・・・ へんだよ!? |
| おねえちゃんっ そとが・・・ へんだよ!? |
| ご主人さまっ 他のみなさんが危険 ですっ!? |
| 外のみんなが 危ないですのーっ!? |
| 急いで戻ろう!! |
| 急いで戻りましょう! |
| グロロロ・・・ッ |
| なるほどね こういうことかい 納得、なっとく・・・ |
| な、なに落ち着いてる のよっ!?こいつら 死体なのよっ!? |
| 泣き言を言っている 場合ではござらんぞ! 倒さねば、拙者たちも 奴らの仲間入りだ |
| とはいえ、あんまり 素手で殴りたくはない 相手だね。さすがに |
| グロロロロォォ・・・ |
| くそっ・・・ こいつら、倒しても 倒しても起きあがって くる!? |
| くたばり損ないどもが しつこいんだよッ!! |
| や、やだぁ・・・ こっち来ないでよぉっ |
| ミニスちゃんっ!? |
| 伏せろッ!! |
| ゲブウゥゥゥ・・・ |
| その死体は召喚術で 操られているんだ! |
| 操っている召喚師を なんとかしないと そいつらは何度でも 襲ってくるぞ!! |
| どこにいるんだ そいつは・・・ |
| どこにいるのよ そいつは・・・ |
| ・・・・・・!? |
| レナードさんっ あの柱の影、あそこに 向かって撃って! |
| おうっ! |
| ほお、よく見つけたな ワシの気配を・・・ 褒めてやるぞ、カカカ |
| お前が、この砦を壊滅 させた張本人か!? |
| あなたが、この砦を壊 滅させた張本人!? |
| いかにも、いかにも ワシの名はガレアノ カカッ、屍人使いさあ |
| お似合いな呼び名だぜ その青白いツラにはよ |
| カカカッ、カッ・・・ なぁに、すぐにお前ら も同じ色になるさあ |
| この場に居合わせた 不運を悔いるがいい カーッカッカッカ!! |
| タイムアップだぜ この世界の法律はよく しらねえがな |
| お前さんのしたことは 人としてのルールを はみ出しすぎだよ |
| カッカッカ・・・ そんなことは知らんな 屍人に生者の理屈を 唱えても無駄さあ |
| そもそも、戦いはまだ 終わってないぞ |
| グロロロォォォ!! |
| なっ!? |
| まさか、まだ召喚術を 使う魔力が残っていた というのか・・・!? |
| そらそら、どうした? 代わりの屍人はいくら でも用意してやるぞぉ カーッカッカッカ! |
| こいつ、楽しんでる 心の底から・・・!! |
| ひどい・・・ こんなのひどすぎるっ |
| アメル!? |
| みんな泣いてる ずっと苦しみ続けて やっと安らかに眠れる と思っていたのに |
| 無理に起こされて またいっぱい苦しんで こんな・・・ こんなこと・・・ |
| やめてえぇぇっ!! |
| ウオオオォォォォォォ ォォォォォ・・・ |
| アメルの身体が・・・ 光ってる・・・ |
| 見て、屍人たちが!? |
| ォォォォ・・・ |
| 消えていく・・・ |
| これも聖女の奇跡の力 だっていうのか? |
| これも聖女の奇跡の力 だっていうの? |
| こ、この力・・・っ そうか! そこの娘が あの方の求める・・・ |
| くたばりやがれっ この外道があっ!! |
| ガレアノ |
| ぎひゃあぁぁぁっ! |
| レナードさんの弾丸に貫かれて 屍人使いの身体は砦の下へと 墜落していった |
| 彼の行為を責めることなど 誰にもできなかった ひと時とはいえ、彼はこの砦 の一員だったのだから |
| 気を失ったアメルを休ませる間 俺たちは動かなくなった 人々を簡単に弔った |
| パッフェルさんは結局 見つからなかった |
| そして、ガレアノの死体も |
| なにかが動き出している そしてその渦に間違いなく 俺たちは巻き込まれようとしている |
| 言いしれぬ不安を胸に抱きながら 雨の中、俺たちは ファナンへと引き返していく |
| まるでそうすることで 得体の知れないなにかから 逃げようとするかのように |
| 弾丸は屍人使いを貫いた |
| あたしたちはレナードさんを 責めるつもりはなかった |
| この人は、ここにいた・・・ ここで、暮らしてた |
| きっと、色々あった だから・・・ |
| 私がレナードさんの立場なら 同じように怒りの炎を ぶつけたと思うの |
| 砦から転落したガレアノ 姿を消したパッフェルさん |
| 二人の姿は見つからなかった |
| アメルが気を失っている間に みんなで死体を弔った |
| あたしたちの周りを何かが まるでとぐろを巻く 邪悪な蛇のように包んでる |
| そんな感じがした |
| 怖かった、言いようもなく 怖かった・・・ |
| アメルが目を覚まして あたしたちは逃げるように ファナンへと引き返す・・・ |
| ううん・・・ あたしたちは逃げたのよ |
| 見えない恐怖から・・・ |
| あのガレアノって 召喚師、何者だった んだろう? |
| あのガレアノって 召喚師、何者だった のかしら? |
| たった一人で、砦 ひとつを陥落させる なんて・・・ |
| 奴の素性も気になるが それより僕が気になる のは、砦を襲った目的 のほうだ |
| 砦の兵士を殺し合い させて、いったい 何の得があるんだ? |
| まさか、面白半分で やったんじゃ・・・ |
| その可能性も皆無とは いえないが、もっと あり得そうなのは |
| トライドラと敵対する 国家に雇われての 破壊工作行為・・・ |
| それじゃ、あいつも デグレアの関係者って ことか!? |
| それじゃ、あいつも デグレアの関係者って ことなの!? |
| そう断言するには 証拠がなさすぎるがな |
| どのみち、今日の一件 については、本部へも 報告する必要がある |
| ガレアノについての 情報も、調べてもらう ように申請しておくよ |
| もしネスの予想が事実だったら デグレアはなにを 企んでいるんだろうか? |
| もしネスの予想が事実だったら デグレアはなにを 企んでいるんだろう? |
| こんなところに いたのか アメル・・・ |
| こんなところにいたの アメル・・・ |
| *n0さん |
| 熱があるのに こんな場所で夜風に あたったらダメだよ |
| ・・・・・・ |
| あたし、どうして あんなことができて しまったんでしょう? |
| え・・・? |
| 操られている人たちの 心が、触れてもいない のに流れこんできて それがかわいそうで |
| 頭の中が真っ白に なったと思ったら あんなことに・・・ |
| ・・・・・・ |
| なんだか不安なんです あたし・・・ |
| 自分がどんどん、違う 存在に変わっていって しまうみたいで |
| すごく、こわい・・・ |
| 気にしないほうがいい |
| 今日のことは、状況が 普通じゃなかったんだ だから、あんなことが 起こっただけだよ |
| 俺から見て、アメルは アメルのままだよ なにも変わってなんか いないって |
| 気にしちゃダメよ |
| 今日のことは、状況が 普通じゃなかったのよ だから、あんなことが 起こっただけだよ |
| あたしから見てアメル はアメルのままよ なにも変わってなんか いないわよ |
| ・・・・・・ |
| 身体が弱ってるから 気持ちも弱くなってる だけさ |
| さあ、戻ろう? |
| 身体が弱ってるから 気持ちも弱くなってる だけ |
| さあ 戻りましょう? |
| なにも変わっちゃいないよ 変わるはずないじゃないか・・・ |
| なにも変わってなんかいない・・ 変わるはずないじゃない・・・ |
| *n1は 「ほらーえいが」って 知ってるか? |
| *n1は 「ほらーえいが」って 知ってる? |
| ほらーえいが・・・ 映画ノ一種デスネ |
| えいが? |
| 機械ヲ使ッテ、我々ガ 目ニシテイル情景ヲ 記録シタモノデス |
| 記録サレタ情景ハ再生 スルコトデ、好キナ時 ニ繰リ返シテ、見ル コトガデキマス |
| へえ、それって すごいじゃないか! |
| へえ、それって すごいじゃない! |
| シカシ、ドコデ ソノヨウナ言葉ヲ? |
| レナードさんからだよ |
| レナードさんからよ |
| 奇妙デスネ・・・ 映画トイウ言葉ハ ろれいらるデハ死語ニ ナッテイルノデスガ |
| *n1? |
| トハイエ、他ノ世界ニ ソノヨウナ技術ガ アルトハ・・・ |
| *n1ってば? |
| ・・・ナニカ? |
| 映画について、もっと 話を聞かせてくれよ |
| 映画について、もっと 話を聞かせてよ |
| ワカリマシタ ソレデハ・・・ |
| *n1の 説明が本当かどうか 明日、レナードさんに 聞いてみようっと |
| なァ、ニンゲン・・・ |
| なんだよ? |
| なによ? |
| オマエは あのレイムってヤツ どう思ってるんだ? |
| どうって・・・ 礼儀正しくて、親切で |
| 自分の目的をしっかり もってる、素敵な人 だと思うよ |
| 自分の目的をしっかり もってる、素敵な人 だと思うけど |
| ・・・ケッ! エライほめようだな |
| ひとつ忠告してやらァ アイツにゃ、あんまし 関わるんじゃねェ |
| どうしてだよ? |
| どうして? |
| 口先ばかりがうまい ヤツにゃ、ロクなのが いねェって決まってる もんなんだよッ |
| おい、なんだよそれ? そんなのレイムさんに 失礼じゃないか!? |
| なんなのよそれ? そんなのレイムさんに 失礼じゃない!? |
| うるせェな! とにかく、オレは アイツと関わるのは ゴメンだからなッ! |
| おい、待てよッ! *n1!? |
| 待ちなさい! *n1!? |
| *n1のやつ 初対面で雰囲気負けを したから、きっと根に もってるんだな? |
| *n1のやつ 初対面で雰囲気負けを したから、きっと根に もってるのね? |
| なあ、*n1 どうしてレイムさんを こわがったんだい? |
| ねえ、*n1 どうしてレイムさんを こわがったの? |
| ・・・・・・ |
| つれて・・・ いっちゃうから・・・ |
| え? |
| おにいちゃんを・・・ つれてっちゃうから だから・・・ |
| おねえちゃんを・・・ つれてっちゃうから だから・・・ |
| *n1 なかよくしたくない あいつと・・・ |
| あいつ・・・って その言い方は、おまえ 失礼だぞ? |
| あいつ・・・って その言い方は、あなた 変よ? |
| ・・・(ふるふる) |
| いいか?*n1 そりゃ、レイムさんは 吟遊詩人で、旅人だ |
| あんな風に気ままに 暮らしたいって あこがれる気持ちも 俺にはあるよ |
| でも、だからって 俺がみんなと別れて あの人についてくはず がないだろう? |
| いい?*n1 そりゃ、レイムさんは 吟遊詩人で、旅人よ |
| あんな風に気ままに 暮らしたいって あこがれる気持ちも あたしにはある |
| でも、だからって あたしがみんなと別れ てあの人についてく はずがないじゃない |
| ・・・ほんとに? |
| 当たり前だよ 俺はずっと *n1たちの 側にいるって |
| 当たり前よ あたしはずっと *n1たちの 側にいるわよ |
| やくそく、だよ? |
| *n1は レイムさんに、俺を とられると思ってた みたいだな・・・ |
| *n1は レイムさんに、あたし をとられると思ってた みたいね・・・ |
| ねえ、ご主人さま パッフェルさん どこ行っちゃったん でしょうか? |
| それがさ、変なんだよ |
| 俺たちと反対側から 来たレナードさんが 言うにはさ |
| 途中で彼女と出会いは しなかったってさ |
| 一本道の廊下だぞ? |
| それがね、変なのよ |
| あたしたちと反対側 から来たレナード さんが言うには |
| 途中で彼女と出会いは しなかったってさ |
| 一本道の廊下よ? |
| き、消えちゃったって ことですかっ!? |
| あるいは、途中で 襲われた・・・ |
| そそそ、そんなぁ!? |
| ・・・ってワケないか だとしたら、騒ぎで 気づくはずだし |
| ・・・ってワケないか だとしたら、騒ぎで 気づくはずだもの |
| ・・・・・・ |
| あの人のことだから 隠し通路かなんかを 知っててさ |
| それを使ったんだと 思うよ |
| あの人のことだから 隠し通路かなんかを 知っててさ |
| それを使ったんだと 思うわよ |
| 抜け目なさそうだし |
| そうですよね・・・ それぐらい、知って そうですもんね |
| 無事だとは思うけど やっぱり、心配は 心配だよなぁ |
| 無事だとは思うけど やっぱり、心配は 心配よねぇ |
| はいけい、マスター モナティですの |
| いきなりですが しつもんがあります |
| マスターは 「すていつ」の 「ろす」ってばしょ しっていますか? |
| レナードさんってかたと しりあったのですが |
| モナティがマスターに おそわっておぼえた ようなことばを |
| そのひとは、なぜか しっているのです |
| ひょっとすると マスターとおんなじ ばしょから、きたひと かもしれません・・ |
| ねえねえ カザミネさん・・・ |
| レナードさんが 「でか」だってことも 書いておいたほうが いいでしょうか? |
| 手がかりは多いに 越したことはなかろう |
| そーですねえ・・・ |
| レナードさんは 「でか」という おしごとを していたそうで |
| 「ほっとどっく」と 「こーら」がこうぶつ らしいですの |
| なにかわかることが あったら、モナティに おしえてくださいませ |
| おたより、おまちして いますの |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| しかし・・・ 「甲羅」が好物とは 面妖でござるのう・・ |
| 死んだ人間が 襲いかかってくるって のは、ぞっとしねえな |
| 気味が悪いから? |
| それもあるがな ほれ、生きてるヤツと 違うから、手加減の しようがねーだろ? |
| あ・・・! |
| 二度と起きあがって こねえように、確実に トドメを刺さねえと いけなかったからな |
| 一度死んでるとはいえ やっぱ、後味が悪いぜ あーいうのは・・・ |
| うん・・・ |
| 戦いじゃなくて、本当 の殺し合いになるって ことだもんな・・・ |
| 戦いじゃなくて、本当 の殺し合いになるって ことだもんね・・・ |
| なあ、ケイナ |
| ねえ、ケイナ |
| ひとつ聞きたいんだ けど? |
| なあに? |
| その・・・ フォルテにさ 着替えとか、のぞかれ たことってあるの? |
| な・・・っ!? |
| ふごっ!? |
| いたっ!? |
| あたた・・・ な、殴んなくたって いいのにぃ・・・ |
| 殴られるようなこと 言うからよ! まったく・・・ |
| 私以外の女の子しか のぞかないから 余計に腹が立つって いうのに・・・ |
| え? |
| なんでもないっ!! |
| 結局、答えは謎のまま とほほ・・・ 殴られ損だよ・・・ |
| 結局、答えは謎のまま いたたっ・・・ 殴られ損よ・・・ |
| アメルが奇跡の力を 使う時、彼女の手が うっすらと輝くのは目 にしてきましたけど |
| さっきみたいに 全身から強い光を 放ったのは、これが 初めてですよ |
| どうして、あんなこと になったんだろう? |
| どうして、あんなこと になったのかしら? |
| 僕にもわかりません ただ・・・ |
| ただ? |
| 村が襲われてから あの子の力が日増しに 強くなってる気が するんです |
| 今までは、一度に治せ なかったような傷さえ 今は一瞬で癒すことが できるようになって |
| それは俺も思ってたよ 最初に治してもらった 時より、ずっと痛みが 引くのが早いし |
| それはあたしも思った 最初に治してもらった 時より、ずっと痛みが 引くのが早いし |
| 毎日がこういう戦いの 連続ですから、自然に 力が強くなったのだと 思いますが |
| それがあの子にとって いいことなのか、僕は 心配なんです・・・ |
| アメルが倒れた原因が そのせいじゃなければ いいんだけど・・・ |
| あのガレアノって野郎 たぶん、生きてるぜ |
| そんなバカな!? だって、レナードさん の銃は命中したし |
| そんな!? だって、レナードさん の銃は命中したし |
| あんなに高い砦から 真っ逆さまに落下して 無事なはずが・・・ |
| だが、死体は無かった |
| それは・・・ |
| それだけじゃねえ アメルの身体から光が 放たれた時にな |
| あの野郎、死体と同じ ように苦しみやがった 俺たちはなんともねえ のにな・・・ |
| それじゃ、リューグは ガレアノが人間じゃ ないっていうのか!? |
| それじゃ、リューグは ガレアノが人間じゃ ないっていうの!? |
| はッ、それはお前らの ような召喚師がお得意 の分野だろうが? |
| 素人のオレの考えだ 別に真に受けなくても かまやしねぇよ・・・ |
| 人間じゃなかったら ガレアノはいったい 何者なんだ??? |
| 人間じゃなかったら ガレアノはいったい 何者なんだろう?? |
| 私ね、いつも不思議に 思っていたの |
| どうして、普通の人は 召喚師を最初から 嫌うんだろうって |
| うん、普通の人たちは 召喚師をこわがるか 目の仇にするかの どちらかだもんな |
| うん、普通の人たちは 召喚師をこわがるか 目の仇にするかの どちらかだもんね |
| でもね、アイツを見て わかったような気が したの |
| 死んじゃった人たちを モノみたいに扱う なんて・・・ |
| あんなのって ひどすぎるよっ! あんな、召喚術がある なんて!? |
| ミニス・・・ |
| あんなことしたら 誰だって召喚師のこと 嫌うに決まってるじゃ ないの・・・っ |
| だからこそ、俺たちが しっかりしなくちゃ いけないんじゃない のかな? |
| だからこそ、あたし たちがしっかりしなく ちゃいけないんじゃ ないのかしら? |
| えっ? |
| ラウル師範っていう 俺の師匠にあたる人が 言ってたんだ |
| 召喚師の犯した罪は 召喚師の手によって あがなわれなければ ならない・・・ |
| そうでないと、いつか 召喚師が人々に認めて もらえなくなるって |
| 俺たちが召喚師として 人々の役に立つことを たくさんしていけば |
| いつかきっと、みんな わかってくれるよ 召喚師の全てが、悪人 なんじゃないって |
| ラウル師範っていう あたしの師匠にあたる 人が言ってたの |
| 召喚師の犯した罪は 召喚師の手によって あがなわれなければ ならない・・・ |
| そうでないと、いつか 召喚師が人々に認めて もらえなくなるって |
| あたしたちが召喚師と して人々の役に立つこ とをたくさんすれば |
| いつかきっと、みんな わかってくれるわ 召喚師の全てが、悪人 なんじゃないって |
| ・・・そうだね |
| きっと、みんな わかってくれるよね? |
| ああ、そうさ |
| ええ、そうね |
| きっと・・・ |
| それが多分 「成り上がり」の俺がやるべきこと でもあるはずなんだ・・・ |
| それが多分「成り上がり」の あたしのやるべきことのはずなのよ |
| アメルの奇跡の力って あんなにすごいもん だったんだねえ |
| いや、あんなふうに なったのは、これが 初めてだよ |
| 君のストラと、あまり 変わらないなって 思ってたくらいだし |
| いや、あんなふうに なったのは、これが 初めてよ |
| あなたのストラと、 あまり変わらないって 思ってたくらいだし |
| ストラじゃ、病気は 治せないよ。 あの子の力は別物さ |
| ただ、あんまし多用 させるのはどうかと 思うけどねえ |
| え? |
| あれだけのことすりゃ 当然だけど、かなり 気を消耗してる |
| あの子は無茶するほう だから、周りの人間が 気をつけてやんないと |
| もっと深刻なことにも なりかねないよ よぉくおぼえといて やんな? |
| 聖女の奇跡の力も 無制限じゃないって ことか・・・ |
| 聖女の奇跡の力も 無制限じゃないって ことね・・・ |
| 死体に魔物をつかせて 操るとは、なんという 外道な・・・ |
| うん、ネスも同じこと 言っていたよ あれは外道の術だって |
| ええ、ネスも同じこと 言っていたわ あれは外道の術だって |
| 犠牲になった砦の者 たちは、さぞかし無念 だったでござろうな |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| 召喚術はこの世界を 滅ぼす力であると共に 幸せをもたらす力でも ある・・・ |
| 拙者が世話になった 人物が、口にした言葉 でござるよ |
| おぬしに このような心配は無用 とは思うが |
| この言葉を胸に とどめて、よき召喚師 になってくだされ |
| よき召喚師、か・・・ なにを基準にしたら そうなれるんだろう? |
| よき召喚師、か・・・ なにを基準にしたら そうなれるのかしら? |
| 悪かったな・・・ 思わず、撃っちまって |
| 捕まえたほうが、都合 が良かったんだろ? |
| 仕方がなかったんだよ 状況が状況だし・・・ |
| 仕方がなかったのよ 状況が状況だし・・・ |
| こっちの世界に 俺様を呼んだヤツな |
| 口うるさかったけど 根はいいヤツだったん だぜ? |
| 傭兵部屋の連中も 武器を手入れしてた 鍛冶屋のジイさまもな |
| 俺様の素性なんか 気にせずに、普通に 相手をしてくれてよぉ |
| なのによぉッ!? |
| レナードさん・・・ |
| ソーリィ、ちょっと 一人にしてくれ・・・ |
| お前さんに八つ当たり したかねぇんだ 頼むわ・・・ |
| そうか・・・ あの砦の生き残りは レナードさんだけ だったんだ・・・ |
scn109
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| アメルの様子はどう? |
| 熱はさがったみたい あとはよく眠って体力 の回復を待つだけね |
| 本当に大丈夫なんで しょうか・・・ |
| おい、本当にただの カゼなんだろうなぁ? |
| 心配すんじゃないよ 雨で濡れたところに あんなにたくさんの 気を消耗したんだ |
| カゼぐらいひいたって 当然だろ |
| そりゃそうだけど |
| まあ、たしかに・・・ |
| 心配ならあとで会いに いってあげなさいよ |
| いろいろ心配するより 顔を見せてあげたほう が、病人にとっては なによりの薬だもの |
| 特に、女の子にはね |
| そんなものかな? |
| そんなものよ |
| うん、そうするわ |
| ぜひそうしなさいな |
| とりあえず、道場に 行くのが先だよ そろそろ、みんなも集 まってるだろうしさ |
| この旦那が召喚獣ねえ どう見てもオレたちと 変わらん気がするがね |
| まったく同感だ 俺様としてもいまいち 実感がないんでな |
| 召喚されるというのは そういうもので ござるよ。拙者もそう でござった・・・ |
| そういえば、カザミネ さんもシルターンから 召喚されて きたんだよな |
| そういえば、カザミネ さんもシルターンから 召喚されてきたのよね |
| いかにも、戦の助っ人 として召喚されたので ござるが |
| その戦いで召喚師殿が 亡くなられ、帰る方法 がなくなってしまった のでござる |
| ・・・、・・・ |
| どうした?モナティ 考え込んで |
| どうしたの? モナティ 考え込んで・・・ |
| あっ、なんでもない ですの・・・ |
| 典型的なはぐれ召喚獣 の誕生のしかただな |
| おいおい、待てよ 召喚師が死んじまうと 帰れなくなるのか? |
| 召喚された者を元の 世界に戻せるのは それを召喚した術者に 限られるからな |
| なんてこったい!? 俺を呼んだそいつは あの砦でくたばってん だぞ・・・ |
| ええっ!? |
| なんですって!? |
| そんな・・・ |
| なあ、お前さんたちも 召喚師なんだろう なんとかならねえか? |
| どうしよう? 無理だと思う なんとかするよ |
| どうしよう? 無理だと思う なんとかするわ |
| 無理だと思う なんとかしてあげたい のはやまやまだけど |
| 無理だと思うわ なんとかしてあげたい のはやまやまだけど |
| 強引に上から術を 重ねたら、それこそ なにが起こるか わからない |
| 下手をすると貴方の 存在そのものが 消されてしまうかも しれないんだ |
| なんだよそりゃ? ヘビーすぎだぜ・・・ |
| まァ、とっとと あきらめるこったな そうすりゃ、気も楽に なるってもんだ |
| *n1っ!? |
| サンクス、ボーイ? だがな、俺様は意外と あきらめが悪いんでね |
| そう簡単にギブアップ はしねえのさ 残念だったなあ? |
| ケッ! |
| なんとかするよ 今は無理だけど、でも なにか方法が・・・ |
| なんとかしてみるわ 今は無理だけど、でも なにか方法が・・・ |
| 安請けあいはやめて おくことだな *n0 |
| 無理に誓約を解除 しようとすれば、彼の 存在そのものが消えて しまうんだぞ? |
| で、でも・・・っ |
| もめるな、もめるな *n0 ダメもとで聞いてみた だけなんだからよ |
| 気持ちだけありがたく もらっとくさ ありがとよ |
| レナードさん・・・ |
| そもそも、それ以前に 彼がどこの世界から 来たのかが問題だ |
| そういえば・・・ |
| たしかに・・・ |
| 尻尾やツノはないから メイトルパの亜人じゃ ないわよね |
| すくなくとも、僕たち メトラルと交流のある 種族じゃないですね |
| 俺様もボウズみたいな 連中とは、娘の絵本の 中でしかつきあった ことはねえって |
| サプレスも違うよな |
| サプレスも違うわよね |
| 悪魔や天使って雰囲気 じゃないし・・・ |
| ケッ! こんなオッサンが 同族でたまるかよォ? |
| 見た目はあたいたちと 変わりないねえ てことは、カザミネと 同じ世界かい? |
| しかし、レナード殿の 使っているような短筒 はシルターンにはない でござるぞ |
| (こくこく) |
| ロレイラルの古い銃器 に似てはいるが・・・ |
| でも、あの世界に 俺たちみたいな人間は いないんだろ? |
| でも、あの世界に あたしたちみたいな 人間はいないでしょ? |
| ・・・そのはずだ |
| コノ世界ノ人間ニ 類似スル「融機人」ハ 我々ヲ創造シタ者タチ デスガ・・・ |
| 幾多ノ戦争ニヨリ ろれいらるカラ滅亡 シタトサレテイマス |
| 融機人(ベイガー)? |
| ロレイラルの機械文明 を創始したとされる 人型種族だよ |
| それ以上のことは なにもわかってない ただの、伝説だ・・・ |
| ・・・・・・ |
| あー、なんだ? 一生懸命なトコ悪いん だけどな・・・ |
| どれもこれも、俺様の 知ってる世界とは すさまじくかけ離れ ちまってんだよなぁ |
| うーん、だとしたら いったいレナードさん はどこから来たんだ? |
| むー、だとすると レナードさんはどこ から来たのかしら? |
| いいじゃねーか そんなことは |
| この旦那のおかげで オレらは助かったわけ だし、それで充分さ |
| そうね・・・ フォルテの言うとおり かもしれない |
| それよりも レナードさんは これからどうなさるん ですか? |
| なあ、おっさん あんた、これから先 どうするんだ? |
| どうするったって 帰れそうにねえんなら ここでやってくしか ないんだろうが |
| なにぶん、わからねえ ことが多すぎるんでな 正直、頭が痛いぜ |
| それなら俺たちに協力 してくれませんか? |
| ねえ、だったら あたしたちと一緒に 来てくれません? |
| *n0 また君は、簡単にそう いうことを! |
| 僕たちと 一緒にいるって ことは・・・ |
| わかってるよ いつ戦いに巻き込まれ るかもしれないって 言いたいんだろう |
| けど、このままほって おけば、レナードさん 確実に「はぐれ」に なっちゃうぜ |
| せめてさ、この世界の 常識を勉強してもらう 間だけでも、な? |
| わかってるわよ いつ戦いに巻き込まれ るかもしれないって 言いたいんでしょう |
| でも、このままほって おけば、レナードさん 確実に「はぐれ」に なるのよ |
| せめて、この世界の 常識を勉強してもらう 間だけでも、ね? |
| 君の口から常識という 言葉が出るなんて 世も末だ |
| うう・・・ |
| むー・・・ |
| しばらくそうさせて もらえるなら、俺様と しては願ったりだな |
| 危険が待っていると わかっていても? |
| わかってるだけマシさ わけもわからんまま 一人でうろつくほうが ぞっとする |
| なるほど・・・ |
| でしたら、もう僕から 反対するようなことは ありませんね |
| 悪ぃな、厄介かけて |
| よっしゃ、決まりっ! |
| よろしくお願い申すぞ レナード殿 |
| あのう、それなんです けど・・・モナティの マスターもレナードさ んと同じで |
| よっつの世界とは違う 場所から召喚されたっ て聞いてますの |
| 本当か、モナティ? |
| モナティ、それ本当? |
| うむ、そう言えば 聞いたおぼえがある ような・・・ |
| しかし、そんな召喚術 があるとは聞いたこと がないぞ? |
| ですから、事故だって お話ですの。事故で たまたま間違って召喚 されたって |
| 事故・・・ たまたま・・・ |
| ちょっ、モナティ!? |
| あ・・・! |
| はははははは・・・ そういや、呼んだ奴も そんなこと言ってた 気がするぜ・・・ |
| ますます絶望的だな それは |
| ででっ、ですからあ! |
| マスターに会えば なにかわかるかもです きっと、なんとかなる ですのーっ!! |
| モナティがそう言うの なら、そうかもな たしかめてみる必要は あるかもしれない |
| ただ、それはアメルを おばあさんの村まで 送ってからだ |
| レナードさん それでもいいなら 俺たちと来ませんか? |
| モナティがそう言うの なら、たしかめてみる 必要はあるわね |
| ただ、それはアメルを おばあさんの村まで 送ってからの話だけど |
| レナードさん それでもいいなら あたしたちと 来ませんか? |
| いいもなにも・・・ こっちから頼みたい くらいだぜ |
| なにぶん、わからねえ ことが多すぎるんでな 厄介かけるだろうが よろしく頼むぜ |
| 返してっ! 返してえぇ~っ!! |
| この声・・・ もしかして!? |
| なんだぁ、文無しとか 言ってたくせに こんなペンダントが あるじゃねーか? |
| こりゃ、見るからに 値打ちもんですぜ アニキぃ? |
| それはユエルの宝物 なんだから とったらダメなの! 返してえぇっ!! |
| うるせえっ! |
| きゃん! |
| お前のような薄汚い ガキが、こんな品物を 持ってるのが不似合い なんだよ |
| おおかた、どっかから くすねてきたんだろ あぁ? |
| くすねてないもんっ! 拾ったんだもん!! |
| どっちだって かまやしねえよ 今から、こいつはオレ たちのもんだしなぁ |
| ウウゥゥ・・・ッ |
| おっ、なんだ イヌコロみたいに うなりやがって・・? |
| やるってぇのか!? |
| やめろ、お前たち!? |
| やめなさいっ! |
| !? |
| なんだァ、テメエは? |
| 蒼の派閥の召喚師 *n0だ |
| 蒼の派閥の召喚師 *n0よ |
| し、し、しし・・・っ 召喚師だってぇ!? |
| その子からとりあげた ものを、すぐに返して やるんだ |
| その子からとりあげた ものを、すぐに返して あげなさい |
| さもないと・・・ |
| ア、アニキぃ・・・? |
| く、くそおぉ・・・っ 今日はこのくらいで カンベンしといた らあっ!? |
| やれやれ・・・ |
| 大丈夫だったか |
| ふう・・・ |
| 大丈夫? |
| うん、ありがとう ユエルの宝物 取り返してくれて |
| それにしても いつからファナンに 来てたんだ? |
| それにしても いつからファナンに 来てたの? |
| すこし前・・・ |
| しかし、なんでまた 聖王都からこっちへ? |
| けど、どうしてまた ここに来たの? |
| それは・・・っ |
| ・・・・・・ |
| ま、いいさ 言いたくなければ 無理に言わなくても |
| ま、いいわ 言いたくなければ 言わなくても |
| ごめんね・・・ |
| それよりも ユエルの持ってる ペンダント・・・ |
| どうみても、普通の ものじゃない 魔力みたいな輝きも 見えた気がする |
| どうみても、普通の ものじゃないわね 魔力みたいな輝きも 見えた気がするし |
| もしかして・・・ これが、ミニスが 無くして探している |
| ワイバーンを召喚する |
| ペンダントなのか? |
| ワイバーンを召喚する |
| ペンダントじゃ? |
| どうしたの |
| さっきから、じっと ユエルの宝物のこと 見つめて・・・ |
| あ、いや・・・ きれいな石だなってさ あはははは・・・ |
| あ、ううん・・・ きれいな石よねえ それ・・・ |
| うんっ♪ |
| でも、もしそうなら ほっとくわけには いかないし・・・ |
| やっぱり、きちんと たしかめないと・・・ |
| なあ、ユエル・・・ そのペンダントって もしかして、聖王都で 拾ったものか? |
| ねえ、ユエル・・・ そのペンダントって もしかして、聖王都で 拾ったものじゃない |
| ・・・っ!? |
| 聞いてくれよ! もしそうなら、それを ずっと探してる子が いるんだよっ!? |
| あのね、もしそうなら そのペンダントを ずっと探してる子が いるの・・・ |
| え・・・っ? |
| その子はミニスって 言うんだけど・・・ |
| もうずっと、無くした ペンダントを探し続け ているんだよ |
| もうずっと、無くした ペンダントを探し続け ているのよ |
| それが見つからないと 大事な友達と二度と 会えなくなるって |
| 必死になって 探しているんだよ? |
| 必死になって 探しているの・・・ |
| にどと・・・ あえない・・・ |
| ・・・・・・ |
| なあ、ユエル? もし、君の宝物が そのペンダントなら |
| その子に返してあげて くれないか? |
| ねえ、ユエル? もし、あなたの宝物が そのペンダントなら |
| その子に返してあげて くれないかな? |
| やだッ!! |
| ユエル・・・っ? |
| ユエル、そんなの 信じないもんっ!! |
| ウソなんでしょっ? *n0も あいつらみたいに |
| ユエルのこと・・・ だまして、宝物を とりあげようとして るんでしょっ!? |
| ウソじゃないよ!? 俺は・・・ |
| ウソじゃないわ!? あたしは・・・ |
| もう、だまされたり するもんかァ~ッ!! |
| ユエル・・・ |
| この世界の人間はっ! みんな、みんなっ!? |
| ウソつきぃ、ばっかり なんだもん・・・っ! っく、だから・・・ |
| ユエル |
| ユエル・・・っ そんなこと、絶対に 信じないッ!? 信じないよぉっ!! |
| ユエルっ!? |
| 泣いてた・・・? |
| 人間がウソつきだって 言ってたけど・・・ |
| どうして、ユエルは あんな思いこみをして しまってるんだ? |
| どうして、ユエルは あんな思いこみをして しまってるんだろう? |
| あ、おい!ユエル! |
| どうしちゃったん だろう、ユエル・・・ |
| ちょっと!ユエル! |
| どうしちゃったん だろう、ユエル・・・ |
| もしかして・・・ |
| ユエルがはぐれに なったことと、なにか 関係があるのか? |
| ユエルがはぐれに なったことと、なにか 関係があるのかも? |
| あれっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
| いらっしゃい *n0さん |
| なんでも、近く 祭りが行われると 聞いたもので |
| 思いきって、こちらに 二号店を作ってみたん ですよ |
| 二号店? |
| ええ、前の屋台は ゼラムに置いてきて いますから |
| はぁ・・・ |
| で、なににしますか? |
| あっ!? |
| あっ!? |
| よォ、ありゃあ 例のケバイねーちゃん じゃねェのか? |
| ぴかぴかのヒト・・・ |
| ケルマさん・・・! |
| 貴方は、チビジャリと |
| 貴女は、チビジャリと |
| 一緒にいた、蒼の派閥 の召喚師っ!? |
| さてはあの小娘も この街にいるんですわ ねっ!? |
| どうしよう? しらばっくれる 素直に認める |
| なにを言ってるんだよ こんなところに・・・ |
| そんなわけないわよ こんなところに・・・ |
| しらばっくれたって 無駄ですわよっ! |
| 毎日毎日、それこそ 聖王都をくまなく捜索 したんですもの |
| すごい執念・・・ |
| うわ!なんて 執念深い・・・ |
| ほほほ、なるほどねえ こんな場所に逃げて いたなら見つかるはず ないですわねえっ? |
| まずい、まずいぞっ 完全にイっちゃってる |
| むー、まずいわねえ? 完全にイっちゃってる |
| あんのチビジャリめが あぁぁっ!! |
| ああ、そうだよ |
| ええ、そうよ |
| 今すぐここへ連れて おいでなさいっ! |
| ダメだよ。どうせまた ペンダントのことで なんくせつけるんだろ |
| ダメダメ、どうせまた ペンダントがらみの ことなんでしょう? |
| 私は正統な権利を主張 しているだけですっ! |
| まいったなぁ・・・ 完全に頭に血が 昇っちゃってるよ |
| あっちゃー・・・っ 完全に頭に血が 昇っちゃってるわねえ |
| あのさ、ケルマ そのペンダントだけど |
| 何度も言うように今は ミニスのところにも ないんだよ |
| あのね、ケルマ そのペンダントだけど |
| 何度も言うように今は ミニスのところにも ないんだってば |
| 白々しい嘘を・・・ |
| 本当だってば! 疑うのなら、金の派閥 の本部に行ってみなよ |
| ファミィさんに聞けば 本当だってわかるさ |
| 本当だってば! 疑うのなら、金の派閥 の本部に行きなさいよ |
| ファミィさんに聞けば 本当だってわかるわ |
| むぎぎぎ・・・ いいでしょうっ! |
| その代わりっ、嘘だと |
| わかった時には貴方も |
| わかった時には貴女も |
| まとめてぶちのめして さしあげますから! |
| 覚悟なさいっ!! |
| 本当なのに・・・ |
| やれやれ・・・ |
| コノ様子デハ正常ナ こみゅにけーしょんハ 無理カト・・・ |
| 無駄よ、ムダムダ! ああいうヤツに理屈が つうじるもんかよ |
| あれ、あそこにいる のは・・・? |
| あら、あそこにいる のは・・・? |
| やっぱり、君は帰った ほうがいいと僕は思う |
| イヤよっ 私は帰らないんだから |
| しかし、君だって スルゼン砦の出来事で わかっただろう? |
| 襲ってくるのは 黒の旅団だけじゃない 人間以外の化け物も いるんだ |
| う・・・ |
| 僕たちでさえ、自分の 身を守れるかどうか 自信がないんだよ? |
| ましてや、君のような 子供が・・・ |
| 子供扱いしないでっ! |
| いーい、ロッカ? 私はマーン家に名を 連ねる、れっきとした 召喚師なのよっ |
| 自分の身ぐらい ちゃんと自分で守って みせるわよっ! |
| だけど、いくら召喚術 が使えるといったって 君はまだ・・・ |
| うるさい、うるさい うるさあぁぁいっ!! |
| とにかく、私は絶対 帰らないんだからっ |
| ごめんあそばせっ! |
| あーあ。完全にムキに させちまったな あれは・・・ |
| あーあ。完全にムキに させちゃったわね あれは・・・ |
| *n0さん 見てたんですか? |
| 途中からだけどね |
| 本当に、彼女を このまま同行させる つもりですか? |
| ロッカの心配はよく わかるよ |
| だけど、ミニスは ミニスなりに、真剣に 考えて、ついてくると 決めたんだ |
| 幼いって理由だけで その気持ちを無下に するつもりは、俺には ないな |
| ロッカの心配はよく わかるわ |
| だけど、ミニスは ミニスなりに、真剣に 考えて、ついてくると 決めたんだもの |
| 幼いって理由だけで その気持ちを無下に するつもりは、あたし にはないわ |
| そうですか・・・ |
| 心配しなくても あの子は自分の立場を わきまえてるよ |
| 俺たちが思ってるより ずっとね・・・ |
| 心配しなくても あの子は自分の立場を わきまえてると思うな |
| あたしたちが思ってる よりもずっとね・・・ |
| だといいんですが |
| おい、もういっぺん 言ってみろよ? |
| ああ、何度だって 言ったげるよ |
| 八つ当たりで稽古を 重ねたって、本当に 強くなんかなれっこ ないさ |
| テメエ・・・っ! |
| はんっ にらんだところで あたいにゃ、ちっとも こわかないよ |
| 強さの意味をはき違え |
| てるような、ひよっこ が相手じゃねぇ? |
| なめるなァァっ!! |
| 危ないっ!? |
| なめてんのは・・・ どっちだいッ!! |
| が・・・っ!? |
| そんな・・・ リューグが一撃で!? |
| あんたにゃ、一番 肝心なものが欠けてる それを知らなきゃ あたいにゃ勝てない |
| あたいだけじゃない 誰とやったって おんなじさ・・・ |
| よぉく考えて 自分で答えを出しな? そしたら、いつでも 再戦してやるよ |
| ・・・しょぉっ |
| ちくしょおぉぉっ!! |
| リューグ・・・ |
| いったい、リューグに なにが欠けてるって いうんだ・・・? |
| いったい、リューグに なにが欠けてるって いうの・・・? |
| スルゼン砦で起きた 異変については、通報 という形で、知らせて おいたよ |
| いずれ報告を受けて 金の派閥が対策を考え るはずだ |
| わざわざ遠回しなこと しなくても、直接 知らせたら良かったん じゃないのか? |
| わざわざ遠回しなこと しなくても、直接 知らせたら良かったん じゃないの? |
| あのな・・・ *n0 |
| いくら個人的に親しく させてもらっていても 僕たちは蒼の派閥の 人間なんだぞ? |
| 面倒でも、こうして 線引きしておかないと いらぬ誤解を受ける ことになるだろう? |
| 僕たちだけでなく 彼女にもだ |
| あ・・・! |
| それに、スルゼン砦は 本来ならトライドラの 管轄下にある場所だ |
| 外交にも関係する問題 だからな、安易に事実 を触れ回っていいもの じゃないんだよ |
| なんか、すごく効率の 悪いやり方だよな それって・・・ |
| なんか、すごく効率の 悪いやり方よねえ それって・・・ |
| それは否定しないよ ただ、建て前は建て前 として、守らねば秩序 は保てない |
| 政というものは そういう理屈で動いて いるものなんだ |
| *n0 |
| ・・・アメル? |
| *n0 |
| まだ眠ってるのかな? だったら、起こすのも 悪いし |
| *n0 |
| ・・・アメル? |
| *n0 |
| まだ眠ってるのかな? だったら、起こすのも 悪いし |
| *n0 |
| 様子をちょっと見る だけにして・・・ |
| あ・・・ |
| アメル |
| え・・・? |
| ・・・・・・・・・ |
| アメル |
| きゃあああっ!? |
| あわっ、あわわっ! うわわわわあっ!! |
| ご、ゴメンっ! ノックしたんだけど 返事がなかったから それで・・・ |
| ・・・・・・ |
| まさか、その・・・ ほんとにゴメンっ! |
| あ、あの・・・っ 見えちゃいました? |
| う、あ、見た、けどっ 背中だけっ! 他のところは全然 だからっ!? |
| そうですか・・・ やっぱり・・・ |
| え? |
| あたしの背中って 自分では見えないけど 変な形のアザがついて るから・・・ |
| 恥ずかしくて・・・ |
| そういえば、右肩の あたりにそんなものが 見えたような・・・ |
| 変ですよね、やっぱり |
| そんなことないって! ちっとも変なんかじゃ ないよ |
| 言われるまでそんなの 気づかなかったくらい だったし、俺としては 問題ないし・・・ |
| え? |
| ととっ、とにかく! 気にしなくたって いいってことだよっ! |
| そうですか? よかったぁ・・・ |
| 自分で見られない位置 だから、余計に気に してたんだろうな |
| でも、あのアザ なにかの傷痕みたいに 見えたけど・・・ |
| なにが原因でついた ものなんだろう? |
| そりゃあ、いきなり 着替えしてるところを 見られたらびっくり するとは思うけどさ |
| あたしたち、女の子 同士なんだけどなあ 一応・・・? |
| ・・・・・ |
| まあ、あれだけ元気な 悲鳴が出るんだったら 病気のほうは、もう いいみたいよね |
| あ、あの・・・っ 見えちゃいました? |
| えっ? |
| あたしの背中って 自分では見えないけど 変な形のアザがついて るから・・・ |
| 恥ずかしくて・・・ |
| そういえば、右肩の あたりにそんなものが 見えたような・・・ |
| 変ですよね、やっぱり |
| ううん、そんなの全然 気にすることなんて ないって |
| あたしだって ほら、こことか ここのところとか 傷だらけだもん |
| それに比べたら アメルの背中 全然きれいだよ |
| そうですか? よかったぁ・・・ |
| 自分で見られない 位置だから、余計に 気にしてたのね |
| でも、あのアザ なにかの傷痕みたいに 見えたけど・・・ |
| なにが原因でついた ものなのかな? |
| ところで 身体の具合はどう? |
| ところで身体の 具合はもういいの? |
| ええ、もう大丈夫 いつでも出発できます |
| そっか でも、カゼはすぐに ぶり返すものだからな |
| 出発の準備が終わる までは、おとなしく 寝てるんだ |
| そっか でも、カゼはなかなか しつこい病気だから |
| 出発の準備が終わる までは、おとなしく 寝てたほうがいいわね |
| でも、寝てるのって すごく退屈なんです けど・・・ |
| もうベッドから出たい なー、なんて・・・ |
| アメルぅ? |
| ・・・はーい |
| 異世界っていっても やっぱり人間の暮らす 世界に変わりはねえ みてえだなあ |
| さっきお前さんたちが 言ってたように、俺様 の世界にある品と リィンバウムの品は |
| 結構、同じものがある ようだ |
| 例えば、どんな物が そうですか? |
| 例えば、どんな物? |
| 食べ物や日用品の類は まんま同じ名だったり するのも多いぜ |
| おかげで、衣食住には 抵抗なく馴染めそうだ |
| そりゃよかった |
| そっか・・・ |
| ま、一番ラッキーだと 思うのは、こっちにも 紙巻きタバコがあった ってこったな |
| 俺様にとっちゃ、食事 と同じくらい不可欠な 品物だからよ、っと |
| ・・・ふぃーっ |
| ま、少々風味が アバウトなのはこの際 目をつぶるさ |
| ・・・はーい? |
| *n0さんっ た、大変ですっ!? |
| どうしたんだよ アメル?そんなに あわてたりして |
| どうしたのよ アメル?そんなに あわてたりして |
| 珍シイデスネ あめる殿ガ、ソコマデ アワテルトハ・・・ |
| き、き、き・・・っ |
| ああ、ほら? 落ち着いて・・・ |
| ああ、ほら? 落ち着いて・・・ |
| そうですよ、はい 大きく深呼吸・・・ |
| すー・・・ はー・・・ |
| 来ちゃったんです |
| 来たって、誰が? |
| 来たって、誰がよ? |
| 金の派閥のケルマさん が、ミニスちゃんに 決闘を申し込みに 来ちゃったんです! |
| にゃにィィィっ!? |
| ケルマがぁ!? |
| ケルマがっ!? |
| だからっ!? いい加減、私を逆恨み するのはよしてよっ! |
| 逆恨みではなくってよ |
| 愚弟だったとはいえど ギブンは、紛れもなく ウォーデン家の末子 |
| 姉として、長女として そして、ウォーデンの 当主として・・・ |
| 弟を負かした貴女に 報復を挑むのは、至極 当然のことですわ! |
| へー?よお、ミニス お前、そんなナリして やるもんだなあ・・・ |
| 感心すんなっ! |
| あだ・・・っ!? |
| そうですよ? ケンカなんかするから こういうことに なってしまうんです |
| ちゃんと謝ったのかい ミニス? |
| そ、そーいう問題じゃ ないんだってばぁ!? もぉ・・・!! |
| だいたい、アレは 貴女の弟が悪いんじゃ ないのっ!? |
| そーですのっ!? |
| ミニスちゃんを ゆーかいしようとした のは、そっちのほう ですのっ! |
| それはそれ これはこれですわ! |
| とにかく、マーン家の 小娘に負かされた愚弟 の恥は、当主として 見過ごせませんの! |
| こっちです *n0さん! |
| うわぁ・・・ なんか、すごいことに なってるなぁ・・・ |
| あらま・・・ なんか、すごいことに なってるわねぇ・・・ |
| *n0! |
| ねえ、貴方からも |
| ねえ、貴女からも |
| あの年増女になんとか 言ってやってよ? |
| 年増って言うな~っ! |
| としま・・・ としまって、なに? |
| ぴかぴかのひとは としま・・・なの? |
| むきいぃぃぃっ!! |
| どうでもいいけどさ 近所迷惑だから あんま、騒がないで やっとくれ・・・ |
| そうだぞ? *n0 |
| そんなこといわれ たって・・・ |
| そんなことあたしに いわれてもねぇ・・・ |
| だいたいさ、ケルマ。 ちゃんと俺が言った ように、ファミィさん とは話したのか? |
| だいたい、ケルマ。 ちゃんとあたしが言う ように、ファミィさん とは話したの? |
| 無論ですわ・・・ |
| ここに貴方がたがいる |
| ここに貴女がたがいる |
| ことは、あの女から 聞いたんですから |
| い!? |
| へっ!? |
| お母さまったら・・・ なんてことを・・・ |
| ですから、今回の件は 保護者公認ですわよ |
| 一対一で、私と勝負を なさいっ! ミニス・マーン!? |
| うううう・・・っ |
| しかし、みんな 薄情だよなあ・・・ |
| 一対一だからって応援 ぐらいしてやったって いいのに・・・ |
| しかし、みんな 薄情よねぇ・・・ |
| 一対一だからって 応援ぐらいしたげても いいじゃない |
| 仕方あるまい アメル殿は病み上がり 他の者も、多忙だと いうことだからな |
| だから、立会人として *n0殿と 拙者が来たのでは ないか? |
| それはそうだけど もし、ケルマが手下を 呼んだら・・・ |
| それはそうだけど もし、ケルマが手下を 呼んだりしたら・・・ |
| 心配いたすな |
| その時は、拙者が 一命に換えても ミニス殿を守るで ござるよ |
| ちょっと、なんで わざわざ、こんなに 狭っ苦しい場所を 選んだのよ・・・? |
| ほーっほっほっほ! ミニス・マーン 敗れたり、ですわ!! |
| !? |
| この狭い洞窟の中では ご自慢のワイバーンも 呼べないでしょう? |
| そのうえ、ここの岩は とても衝撃にもろいと いうオマケつき・・・ |
| うかつに召喚術を 使えば、落盤が起きて ぺちゃんこですわ! |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| ほーっほっほっほ! まんまと、私の策に ハマリましたわねぇ? |
| ・・・あのねぇ? |
| だから、シルヴァーナ のペンダントは、今 私のところにないって いってるでしょ!? |
| ・・・・・・ |
| よ、用心に用心を 重ねただけですわっ! |
| それと、もうひとつ |
| 召喚術が使えないのは 貴女も同じじゃない |
| どうやって、決闘する つもりなの? |
| あ・・・ |
| ・・・・・・ |
| バっカじゃないの? |
| なんですってえぇ!? |
| どうやら、復讐に 燃えるあまり、周りが 見えていなかったよう でござるな |
| あ、ははは・・・ |
| バカ!おおバカっ! 頭にいく栄養、みんな その胸にいっちゃって んじゃないのっ!? |
| 洗濯板にも満たない 小娘が、ひがみ根性で 言わないでほしい ですわねっ!? |
| こ、これからっ いくらでも大きくなる もんっ!! |
| ほーっほっほっほ! 親の姿から察するに 虚しい夢ですわねぇ? |
| う~っ!! |
| わ・・・悪口合戦に なってる・・・ |
| わ・・・悪口合戦に なってる・・・ |
| このぶんでは、拙者 たちの出番はなさそう でござるな |
| なによっ!? いくら大きくたって お嫁の貰い手がなきゃ 意味ないわよっ!! |
| !! |
| 私、知ってるんだから アナタが、今まで いくつ縁談を断られた かってね? |
| な・・・ |
| やーい、年増っ! 悔しかったら、結婚 してみなさいよ!? |
| ミニス! おい、それはちょっと 言い過ぎだって!? |
| ちょっと、ミニス! それはいくらなんでも シャレになって ないってば!? |
| ふふ・・・ うふふふふ・・・ |
| 私だって・・・ 私だって、できるなら そうしたいですわよ? |
| 弟たちさえ、しっかり していれば・・・ 私なしでも、やって いけるなら・・・ |
| 婚期を逃すなんてこと 絶対なかったんですの にぃぃぃ~っ!! |
| ちょ、ちょっと・・・ こんな場所で・・・ 本気なのっ!? |
| 落ちつけっ! ケルマ!? |
| 落ちついて! ケルマ!? |
| うわあぁぁぁぁん!! くたばりなさいっ ですわぁぁ~っ!! |
| 危ない! ミニスっ!! |
| きゃん!? |
| 大丈夫か、ミニス? |
| 大丈夫、ミニス? |
| 平気っ!それよりも ケルマが!? |
| ・・・!! |
| 落石が・・・! 間に合わないっ!? |
| キエェェェェッ!! |
| ・・・!! |
| カザミネさん! |
| あ・・・? |
| 早く、拙者の背中に おぶさるでござる |
| この洞窟、長くは もたぬぞ!? |
| は・・・はいっ! |
| この決闘は、勝負なし とするでござる |
| *n0殿も それでよろしいな? |
| う、うん・・・ |
| え、ええ・・・ |
| 私怨に目がくもれば 勝負に勝つことなど できぬでござるぞ? ケルマ殿・・・ |
| ・・・・・・ |
| そして、ミニス殿 言葉は時として、真剣 以上の切れ味をもつ ものでござる |
| くれぐれも、忘れる ことのないようにな |
| うん・・・ |
| ごめんなさい・・・ ケルマ・・・ |
| ・・・・・・ |
| では、道場に戻ると するでござるか |
| あ・・・あのっ!? |
| ん? |
| 助けてくださって ありがとうございます その・・・ |
| カザミネと申す 流れの剣客でござるよ |
| カザミネ様・・・ |
| それから、ケルマ殿 言い忘れておったがな |
| おぬしは、まだまだ 女盛りでござるよ |
| ! |
| ゆえに、きっと良縁が 見つかるであろうて あまり、自分を卑下 してはいかぬぞ? |
| では、御免・・・ |
| これが、サムライって ものなのか・・・ |
| これが、サムライって ものなのね・・・ |
| すてき・・・ |
| え? |
| あの強さ!優しさ! 私は、きっとあの方と 出会う運命だったん ですわ!? |
| いいっ!? |
| ええ~っ!? |
| カザミネさまぁ~っ! |
| どうぞ、この私めと 結婚を前提に交際して くださいませぇ~っ! |
| ケルマ |
| カザミネさまぁ~っ! |
| い・・・ いいのかな、これで? |
| な・・・ なんていうか・・・ |
| はあ・・・ もぉ、好きにすれば? |
| あ、どうもー! *n0さーん |
| パッフェルさん!? 無事だったんだ・・・ |
| それはこちらのセリフ ですって |
| 金庫が開けられなくて 困ってたら、急に外が 騒がしくなって |
| のぞいてみたら みなさん、戦ってる でしょう? |
| 身の危険を感じて 夢中で逃げちゃったん ですけど・・・ |
| よく生きて帰って こられましたねえ? みなさん・・・ |
| ・・・・・・ |
| ずいぶんと歩いてきた けど、それらしい村は 見あたらないな |
| ずいぶんと歩いてきた けど、それらしい村は 見あたらないわね |
| 方角は間違ってない はずなんだが・・・ |
| なら問題ないなーい そのうちに見えてくる だろうって |
| でも、このままだと 森の中に入っていって しまうわよ |
| なにか目印は教わって ないのかい、アメル? |
| その村には目印になる ようなものはないのか アメル? |
| ごめんなさい そこまでは・・・ |
| ったくよォ・・・ つかえねェオンナだぜ |
| やれやれ、そうなると この付近をひととおり 回ってみるしかないか |
| 手分けして探して みることにしよう |
| 手分けして探して みましょうか |
| 時間ハカカリマスガ ソレガ一番効率的デス |
| がんばって、さがそ? おねえちゃん・・・ |
| *n0さん なんだか、あたし 不安です・・・ |
| 心配するなよ、アメル みんなで探せば、すぐ に見つかるはずさ |
| 心配しないで、アメル みんなで探せば、すぐ に見つかるわよ |
| ・・・(こくこく) |
| そうですよっ みんなで探せば、 きっとすぐに見つかる はずです |
| そーですの そーですのっ |
| だけど、あたし おばあさんの顔も 名前すら知らないん ですよ? |
| もし村が見つかっても 本当におばあさんに 会うことができるんで しょうか・・・ |
| 今まで会ったことのな い孫娘のあたしを本当 に受け入れてくれるで しょうか・・・? |
| どうしよう? 優しくさとす 弱気をしかる 勇気づける |
| 大丈夫さ |
| アメルがこの村の話を 忘れずにいたのは |
| おばあさんのことが ずっと気になっていた からなんだろう? |
| 大丈夫よ |
| アメルがこの村の話を 忘れずにいたのは |
| おばあさんのことが ずっと気になっていた からなんでしょう? |
| ええ、そうです 父と母は亡くなったと 聞いてますから |
| 残っているあたしの 肉親は、おじいさんと おばあさんだけのはず だから・・・ |
| 会いたいって、ずっと 思ってたんだろう? |
| 会いたいって、ずっと 思ってたんだよね? |
| ・・・はい |
| 同じはずだよ きっと、おばあさんも |
| たった一人の孫娘だろ 会いたくないなんて はずがないさ |
| 同じはずよ きっと、おばあさんも |
| たった一人の孫娘よ 会いたくないはずが ないじゃないの |
| そうでしょうか? |
| ああ、だから心配 なんかしちゃダメだぜ 笑顔を見せてあげ なくちゃ! |
| ええ、だから心配 なんかしちゃダメよ 笑顔を見せてあげ なくちゃね? |
| ・・・はいっ |
| 弱気になるなよ アメル |
| 会う前からそんなこと 言ってたらダメだ もっと自信をもって! |
| 俺たちもついてるから な? |
| 弱気じゃだめよ アメル |
| 会う前からそんなこと 言わないの もっと自信をもって! |
| あたしたちもついてる から、ね? |
| ・・・はいっ |
| その時はその時かな? |
| えっ!? |
| もし、おばあさんが 君のことを受け入れて くれなかったのなら |
| その時はその時でまた 別の方法を考えれば いいだけだよ |
| それでオシマイにする つもりなんて、俺には ないんだから |
| もし、おばあさんが アメルのことを受け入 れてくれなかったら |
| その時はその時でまた 別の方法を考えれば いいだけのことよ |
| それでオシマイにする つもりなんて、あたし にはないんだもの |
| *n0さん・・ |
| 先のことは心配しなく たっていいんだ 大事なのはね |
| これから初めて会う 君のおばあさんに笑顔 を見せてあげることさ |
| 違うかい? |
| 先のことは心配しなく たっていいのよ 大事なのはね |
| これから初めて会う おばあさんに笑顔を 見せたげること |
| 違う? |
| ・・・は、はいっ! |
| ・・・ん? あっちに見えるのは |
| ・・・あれ? あっちに見えるのは |
| ど、どうかしましたか ご主人さま? |
| どうしましたの? *n0さん |
| おーい、みんな! あそこから 昇ってるのって、 煙じゃないかな |
| ねえ、みんな! あそこから 昇ってるのって、 煙じゃない? |
| 本当だ・・・ ありゃあ、かまどか なにかの煙だね |
| それじゃ、あれを目印 にしていけば |
| 人のいる場所にたどり 着けるでござるな |
| 行ってみよう! |
| 行ってみましょう! |
| やっぱり、家があった |
| ということは、ここが アメルのおばあさまの 住んでる村なんだねっ |
| 村ねえ・・・ それにしちゃあ、一軒 しか家がねえぞ? |
| どっちにしても、人が いるなら道が聞けるさ |
| どっちにしても、人が いるなら道が聞けるわ |
| すいませーん! |
| ・・・・・・ |
| ? |
| え、召喚獣? |
| へっ、召喚獣? |
| 「はぐれ」か!? |
| ・・・! |
| 家の中に、入って いっちゃった・・・ |
| ひょっとして、この家 あの召喚獣が住んでる なんてことは |
| 君はバカかっ? そんなわけないだろう |
| 今のはサプレスの 召喚獣だ。おそらく この家の主人の護衛獣 かなにかだろう |
| てことは、この家は 召喚師のものってこと になるわけか |
| しッ!扉が開くよ |
| アフラーンの一族が 古き盟約によりて、今 命じる・・・ |
| 呪文の詠唱だと!? |
| みんな、散れッ!! |
| みんな、散って!! |
| 来たれっ!! |
| あ、あぶねぇっ |
| うそ、外れた・・・? |
| いきなりなにするんだ 君は!? |
| いきなりなにするのよ あなたは!? |
| お、お黙りなさいっ 悪魔の手先のくせに! |
| はあ? |
| はい? |
| とぼけたってダメよ ルウはちゃんと知って るんですからね |
| キミたちが禁忌の森に 封印された、仲間の 悪魔を解放して・・・ |
| 悪いことをしようと 企んでるって事を! |
| 封印?悪魔? いったい、なんのこと をいってるんだ??? |
| 封印?悪魔? いったい、なんのこと をいってるのよ??? |
| 誤解ですっ! あたしたちそんなこと しに来たんじゃ・・・ |
| そうだよ、俺たちは ただ君に道を聞こうと し・・・てええっ!? |
| そうよ、あたしたちは ちょっと道を聞きたい な・・・あぁぁっ!? |
| だまされるもんですか そうやって油断させる のが、キミたち悪魔の 得意技だもの・・・ |
| 二度と悪さができない ように、ルウが懲らし めてあげるわ! |
| うーん・・・ |
| あ、気がついた |
| ・・・わあっ!? |
| ちょっと、落ち着いて |
| あたいたちは別に あんたに危害を加える つもりなんてないよ |
| そ、そ、そんなこと 言って・・・ |
| 油断させてからルウに とりつく気でしょう そうなんでしょう!? |
| とりつくって・・・ そんな器用なこと できないってば |
| とりつくって・・・ そんな器用なこと できないってば |
| 自分ニハ、ソノヨウナ 非科学的ナ機能ハ搭載 サレテイマセン・・・ |
| うー、モナティたちを オバケといっしょに しないでほしい ですのーっ |
| とりつくのなら、君が 気絶していた間のほう が簡単だったはずだ |
| 君もサプレスの召喚師 なら、それぐらいは 知っているだろう? |
| それは、たしかに そうだけど・・・ |
| とにかく、事情を説明 させてくれないか? |
| そうすれば、俺たちが 悪魔の手先なんかじゃ ないってわかるはず だからさ・・・ |
| とにかく、事情を説明 させてくれないかな? |
| そうすれば、あたしが 悪魔の手先なんかじゃ ないってわかって もらえるから・・・ |
| じゃあ、本当に 旅の人だったのね!? |
| なぁんだ・・・ |
| なぁんだ・・・ってね こっちはその勘違いで とんでもない目にあわ されたんだからっ! |
| まったくです・・・ |
| 迷惑なはやとちり しやがって・・・ |
| ごめんなさい でも、こんなところに 旅人がやって来ること なんてなかったから |
| てっきり、森を荒らし にきた悪魔の手先だと 思って・・・ |
| 悪魔が森を荒らすとは どういう意味で ござるかな |
| そうだよ。なんで悪魔 とか封印とかが、森に 関係してくるんだ? |
| そうよ。なんで悪魔や 封印なんてものが この森と関係あるの? |
| キミたち、あの森が なんて呼ばれてるのか 知らないの? |
| いや・・・ |
| うん・・・ |
| アルミネスの森って いうんだよ、あそこは |
| アルミネスだって!? |
| なにか知ってるのか ネス? |
| なにか知ってるの ネス? |
| 封印の森だよ・・・ あの森は、その昔に リィンバウムに攻めて きたサプレスの |
| 悪魔の軍勢が封じこめ られているという 禁忌の森だといわれて いるんだ |
| ええっ!? |
| おいおい、それって あれか? 天使が悪魔と戦って できたっていう・・ |
| 私も知ってる でも、あれっておとぎ 話なんじゃないの? |
| おとぎ話じゃないわ 本当の話よ |
| ルウたちアフラーンの 一族は、あの森を中心 に出るサプレスの力を 研究するために |
| ずっと昔から、ここで 暮らしてるんだもの |
| すると君は、派閥に 属さなかった召喚師の まつえいなのか・・ |
| はばつ??? |
| いや、こっちの話だ |
| ・・・まあ、とにかく このあたりの サプレスの魔力が 強いのは本当よ |
| ほら、だからこの子 たちも元気でしょう? |
| ・・・♪ |
| おお、そういや いつもより身体が 軽い気がするなァ? |
| けど、ここのところ 森の様子がおかしいの なんだかざわついて イヤな感じで |
| まるで誰かが出入りを してるみたいだった から、それで・・・ |
| 俺たちが荒らしてると 勘違いしたのか |
| あたしたちが荒らして ると勘違いしたワケね |
| ごめんなさい |
| しかし、なんでまた 悪魔だなんて勘違いを するかねえ? |
| あの森の奥には結界が あって、人間はその先 には入れないのよ だから・・・ |
| ちょっと待って くださいっ! |
| ・・・アメル? |
| おねえちゃん・・・ |
| ねえ、ルウさん? それだと、森の奥には 人が住んでいないって ことですよね・・・ |
| もちろんそうなるよ 悪魔の封印された森の 側に、村なんか作れる わけがないもの |
| あっ!? |
| それがもし本当なら あたしの・・・ |
| あたしのおばあさん の暮らしてる村は どこにあるの・・・? |
| おじいさんの言って いたことは、嘘だった っていうの!? |
| 落ち着いて、アメルっ きっと途中で道を 間違えただけだよ! |
| 落ち着いて、アメルっ きっと途中で道を 間違えただけよ! |
| アメルさん 落ち着いてください! |
| アメルさんっ おちつくですのぉ!? |
| 気休めはよしてっ!! |
| ルウさんだって言って いたじゃない? 旅人が来ること自体が 珍しいって!! |
| あ・・・ |
| 変だって思ってたの! 村の名前も目印も おじいさんは教えて くれなかった・・・ |
| あたしが会いたいって 言っても、おばあさん のところに連れてって くれなかった! |
| それは、事情があった からだって・・・ |
| おい、アメルっ! 余計なコト考えるん じゃねえっ!! |
| いや・・・ そんなの・・・ |
| あたしの信じてたこと って・・・いったい、 いったい、なんだった のぉーっ!? |
| 今までとり乱さなかったこと のほうが、不思議だったの かもしれない |
| 祖父の言葉を信じてやっと たどり着いた場所 そこにあるはずの村はなく |
| 悪魔を封じたという 禁忌の森が広がるばかり・・ |
| アメルを襲った絶望感は どれほどのものだっただろう |
| 間違いだと思いたかった 本当は別の場所にその村は あって、彼女の祖母はそこに いると信じたかった |
| けれど、それを証明する術を 俺たちはもっていないのだ |
| 残された望みはひとつ 俺たち自身の目で、真実を 確かめるということだけ |
| その結果がさらなる悲しみを 彼女にもたらすとしても 避けることはできなかった |
| 今まで取り乱さなかったこと だけでも、アメルはすごく 偉かったと思う |
| だけど、さすがに これはシャレになってない |
| おじいさんの言葉を信じて たどり着いた場所 そこには、村なんかなくて |
| 悪魔が封じられたという森が 無情に広がるだけ・・・ |
| 間違いと言ってあげたかった 本当は別の場所にその村は あって、彼女の祖母はそこに いるんだって |
| でも、それは気休めにしか ならないことだから・・・ 言えなかった・・・ |
| だからこそ、あたしたちは 真実を確かめなくちゃ いけないと思う |
| その結果が、アメルをもっと 悲しませることに なったとしても・・・ |
| あいまいなままで終わらせる わけにはいかなかった |
| 地図に表記されてない ことが、裏目だったか |
| 最初から、ここが 禁忌の森だと知って いれば、近づかせなど しなかったのに |
| それとも・・・ やはり、必然だという ことなのか・・・? |
| んー、ネスぅ? さっきから、ぼそぼそ なに言ってんだよぉ? |
| むー、ネスぅ? さっきから、ぼそぼそ なに言ってんのよぉ? |
| ・・・っ!? |
| いや、なんでもない ひとりごとだよ *n0 |
| ふーん・・・ |
| やれやれ・・・ 寝ぼけるクセは 相変わらずらしいな |
| *n0・・・ |
| 寝ぼけるなって言われても ちっともおぼえがないんだけど |
| うーん??? |
| むぅー??? |
| ケイナのおかげで なんとか、あの場は おさまったけど |
| 結局、アメルとは あれっきり話せず じまいか・・・ |
| 今は一人にしてほしい って、言ってたもんな |
| ・・・・・・ |
| だいじょうぶだよな? |
| 明日になったら きっとまた、いつも みたいに笑顔で |
| おはよう、って いってくれるよな? きっと・・・ |
| ケイナのおかげで なんとか、あの場は おさまったけど |
| 結局、アメルとは あれっきり話せず じまいか・・・ |
| 仕方がないわよね さすがに・・・ |
| ・・・・・・ |
| だいじょうぶよね? |
| 明日になったら きっとまた、いつも みたいに笑顔で |
| おはよう、って いってくれるよね? きっと・・・ |
| そうだよな・・・ アメル・・・ |
| そうだよね・・・ アメル・・・ |
| 森ノ内部ヲ、デキウル 限リノ方法デ分析シテ ミマシタガ・・・ |
| ナニモ反応ガ アリマセンデシタ |
| そうか・・・ やっぱりこの辺りには 村なんてないのか |
| そっか・・・ やっぱりこの辺りには 村なんてないのね |
| イエ、あるじ殿 ソウデハナク・・・ |
| 分析結果ソノモノガ 白紙トシテ報告サレテ キタノデス |
| なんだって!? |
| へっ!? |
| 見エテイルハズノ樹木 ノ反応スラ、マッタク 検知サレマセン |
| 自分ニ致命的ナ故障ガ 生ジテイナイ限リ 考エラレル可能性ハ |
| *n1が 計測できない力・・・ 魔力の影響か!? |
| *n1が 計測できない力・・・ 魔力の影響ってこと? |
| ソウイウコトニ ナリマス・・・ |
| やっぱり、この森は 普通の森ってわけじゃ ないんだ!? |
| やっぱり、この森は 普通の森ってわけじゃ ないのね・・・ |
| ったく、どいつも こいつも辛気くさい顔 しやがってよォ・・・ |
| これじゃ、せっかく 調子がよくたって ハメも外せねェぜ |
| ・・・・・・ |
| 口うるさいコイツで すら、文句のひとつも 返してこねェし・・・ |
| あーあ、つまんねェ! |
| うるさいなあ そんなに退屈だったら ルウの家で暮らしてる 仲間と遊んでこいよ |
| うるさいなぁ そんなに退屈だったら ルウの家で暮らしてる 仲間と遊んだら? |
| ケッ!あんな下級の 言葉もしゃべれねェ 連中と一緒にすんな! |
| 今はこんな姿だがなァ オレはもともと・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・聞いてねェし クソッ! |
| *n1のヤツ 状況を考えろっての まったく・・・ |
| *n1のヤツ 状況を考えなさいよ まったく・・・ |
| いいひとだよね? あの、おねえちゃん |
| どうしてそう思ったん だい? *n1 |
| どうしてそう思ったの *n1 |
| ここの、みんなが そういってたの・・・ |
| みんなって、家にいた 召喚獣たち? |
| ・・・(こくん) |
| ごしゅじんさまは そそっかしくて だらしなかったり するけど・・・ |
| かぞくみたいに みんなに、やさしく してくれるって・・・ |
| へえ・・・ |
| *n1には わかるよ? だって・・・ |
| おにいちゃんも おんなじ、だもん ・・・ね? |
| そ、そうかな? |
| おねえちゃんも おんなじ、だもん ・・・ね? |
| そっ、そう? |
| ・・・(こくん) |
| ・・・ところで 同じなのはどこからどこまでの 部分だったんだろうか??? |
| ・・・ところで 同じなのはどこからどこまでの 部分だったのかしら??? |
| ご主人さまぁっ! こんな所で、夜に外へ 出るだなんて、やめて くださいよぉ・・・ |
| 森の悪魔たちが やって来たら、どう なさるんですか!? |
| はははは、まったく *n1は 臆病だなあ |
| 明日はその森の周りを 調査するってのにさ |
| あははは、まったく *n1は 臆病ねぇ |
| 明日はその森の周りを 調査するってのに |
| ううっ、だって・・・ 昼間と夜は違いますぅ |
| いいや、あれだけ 木がたくさん生えてる からには、中も薄暗い はずだぞぉ? |
| あんまり関係ないん じゃないのかなあ |
| いいや、あれだけ 木がたくさん生えてる からには、中も薄暗い はずよぉ? |
| あんまり関係ないん じゃないの? |
| だだっ、だったらっ! なおさら、夜のほうが 危険ですよぅ!? |
| 心配ないって ルウも言ってたろう? |
| この家の周囲には アフラーン家秘伝の 魔よけが施してあって 悪魔は近づけ・・・ |
| 心配ないって、ルウも 言ってたじゃない? |
| この家の周囲には アフラーン家秘伝の 魔よけが施してあって 悪魔は近づけ・・・ |
| ひゃあっ!? |
| ・・・・・・ |
| ・・・も、もう寝るか 明日も早いんだしっ? |
| ・・・ね、寝よっか? 明日も早いんだしっ |
| そそっ、そうですねっ 明日も早いんだしっ! |
| き、気のせいだよな? さっきのは・・・ うん・・・多分・・・ |
| き、気のせいだよね? さっきのは・・・ うん・・・多分・・・ |
| はいけい、マスター おげんきですか |
| モナティたちは ようやく、もくてきの むらのあるばしょまで つきました・・・ |
| ですが、そこには むらのかわりに |
| あくまのいる、もりが ひろがっていたんです |
| あくまですの 「あ・く・ま」 くまさんでは ないですの |
| うにゅ、もじにすると ややこしいです |
| モナティ、そろそろ 寝ないとダメだぞ |
| 今日はみんな同じ部屋 なんだからな |
| モナティ、そろそろ 寝ないとダメよ |
| 今日はみんな同じ部屋 なんだから |
| あ、はいっ すぐに終わりますから |
| モナティ、あくまは キライですの |
| だって、あのときの ことをおもいだして しまうから・・・ |
| はやく、むらが みつかってくれれば いいなっておもいます |
| それでは、また おたよりしますの |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| ルウはあんなこと 言ってたけど、オレは そうは思わねーぞ |
| え? |
| ほれ、例の村さ |
| だけど、すぐ側に 悪魔が封印されたって いう森があるんだぜ? |
| だけど、すぐ側に 悪魔が封印されたって いう森があるのよ? |
| わざわざ、そんな場所 に住もうなんて思う人 なんて・・・ |
| そう言ったルウが 住んでるこの場所は どこだ? |
| ・・・あ!? |
| オレらがおとぎ話と 思いこんでた悪魔の森 だって、ちゃんとここ にあったんだ |
| ジイさんの話がウソか どうかだって、この目 でたしかめんことにゃ わかんねーだろ? |
| そうかもしれない うん・・・ |
| ダメでもともと ハッキリさせようぜ あいまいに終わらせる ほうが、きっと |
| あのお嬢ちゃんのため にならねえと思うぜ |
| この目でたしかめるか こういう前向きさが フォルテだよなぁ |
| この目でたしかめる こういう前向きさが フォルテなのよねぇ |
| さっきは驚いたよ いきなり、平手打ち なんてするから |
| さっきは驚いちゃった いきなり、平手打ち なんてするから |
| あの時は、あれしか あの子を正気に返す 方法が思いつか なかったのよ |
| ほほ、赤くはれてたわ かわいそうなこと しちゃったかも |
| しかたないよ 俺たちなんか、見守る ことしかできなかった わけだし |
| しかたないと思うな あたしたちなんか 気が動転してなんにも できなかったし |
| 人の心ってさ・・・ |
| 欠落ができた途端に すごく弱くなっちゃう ものなのよね |
| 欠けた部分から冷たい 不安が染みこんできて 自分で自分がどうでも よくなっちゃうの |
| そんな時はね 思い切って破裂させた ほうがいいの |
| あの子は優しすぎて それができなかった だから、ね・・・ |
| なんか、損な役回り させちゃったんだね ごめん・・・ |
| なんか、損な役回り させちゃったわね ごめん・・・ |
| いいのよ、そんな きっとそれが、あの時 の私の役目だったの |
| 経験者にしかできない 役目だったのよ |
| 経験者って・・・ ケイナにもあんな時が あったってこと |
| なのかな・・・ |
| なのかしら・・・ |
| 裏目に出てしまった ようですね おじいさんのウソが |
| そんな、ロッカ!? まだウソだと決まった わけじゃ・・・ |
| 僕もそうは思いたい ですが、この状況では とても・・・ |
| 信じろというほうが 無理じゃないですか? |
| ・・・・・・ |
| おじいさんを責める つもりじゃないんです |
| あの人はいつだって アメルを大切に思って いましたから |
| このウソにも、なにか 理由があったはずです |
| ただ、よりによって こんな時に、こんな形 でバレてほしくは なかった・・・! |
| ロッカ・・・ |
| もう一度、村を探して みること自体は、僕も 賛成です ですが・・・ |
| きっとあの子には つらい思いをさせる ことになってしまうん でしょうね・・・ |
| それでも・・・ 俺は信じたいんだよ ロッカ・・・ |
| それでも・・・ あたしは信じたいよ ロッカ・・・ |
| クソジジイがッ!! |
| どういうつもりで あんなデタラメを アメルに吹き込み やがったんだ・・・ |
| 落ちつけよ、リューグ それにまだデタラメと 決まっちゃ・・・ |
| 落ちついて、リューグ それにまだデタラメと 決まっちゃ・・・ |
| はッ!この状況を 見て、まだそんなこと が言えるってのか? |
| つくづく、テメエも おめでたいヤツだぜ |
| リューグっ!? |
| くッ! |
| あ・・・!? |
| ヘッ・・・ キレイゴトだけを 信じてちゃなァ・・・ |
| 報われねぇんだよッ! |
| ぐあっ! |
| ごっ、ごめん・・・ |
| ヘッ・・・ キレイゴトだけを 信じてちゃなァ・・・ |
| 報われねぇんだよッ! |
| よォく おぼえとけ・・・! |
| それでも・・・ 俺は信じたいんだよ リューグ・・・! |
| それでも・・・ あたしは信じたいのよ リューグ・・・! |
| 私、今まで ちっとも気がついて なかった・・・ |
| 自分のことばかり先に 考えて、すぐ泣いたり 甘えてばかりいて |
| アメルがどんな気持ち でいたかなんて、考え もしなかった・・・ |
| ひどいよね? |
| ずっと笑顔で、私に 優しくしてくれていた アメルのほうが |
| 私なんかよりずっと 不安で、つらい思いを してたのに・・・っ |
| ミニス・・・ |
| くやしいよぉっ!! *n0 |
| わたしっ、なんにも してあげてないっ!! 助けてもらうばかりで そればかりで・・・ |
| くやしいよぉ・・・っ |
| ・・・・・・・ |
| 顔をあげて、ミニス? それに気がついただけ 君は、偉いんだから |
| 間に合うよ、まだ 今からだって |
| ミニスがアメルを 助けてあげることは できるはずだから |
| ・・・・・・・ |
| 顔をあげて、ミニス? それに気がついただけ あなたは、偉いのよ |
| だいじょうぶ! 今からだって、きっと 間に合うわ |
| ミニスがアメルを 助けてあげることは できるはずだもの |
| ほんと・・・? |
| ああ、だから 泣くのはやめて 一緒に考えるんだ |
| どうすれば、アメルを 元気にしてあげられる のかを |
| ええ、だから 泣くのはやめて 一緒に考えましょう |
| どうすれば、アメルを 元気にしてあげられる のかを |
| ・・・うんっ |
| その気持ちは、きっと 通じるはずだよ・・・ ミニス? |
| その気持ちは、きっと 通じるはずよ・・・ ミニス? |
| まさか、アメルが ああも取り乱すような ことになるなんてね |
| うん・・・ でも、無理ないと思う |
| 初めて、自分の意志で 決めたのが、ここへの 旅だったからな |
| 張りつめていたものが いっぺんに切れて ああなっちゃったんだ と思うよ |
| ええ、あたしも驚いた でも、無理ないと思う |
| 初めて、自分の意志で 決めたのが、ここへの 旅だったんだものね |
| 張りつめていたものが いっぺんに切れて ああなっちゃったん でしょうね・・・ |
| でも、ケイナはさすが 年上だったねえ |
| 平手打ちひとつで あの子をおとなしく させちまうなんてさ |
| ああ、俺なんか みっともなくオロオロ してただけだったし |
| ああいう時は、やっぱ 女同士に任せたほうが いいのかもな・・・ |
| なあ、モーリン? もしもまた、あんな ことになったら・・・ |
| うん、あたしには ちょっと真似できない |
| さすがは、最年長って ことなのかも・・・ |
| ねえ、モーリン? もしもまた、あんな ことになったら・・・ |
| 承知してるよ あたいも、しばらくは 注意しておくからさ |
| 安心して、あんたは これから先のことを 考えとくれよ |
| モーリンの言葉に 甘えさせてもらって 今は、先のことを 考えよう・・・ |
| モーリンの言葉に 甘えさせてもらって 今は、先のことを 考えましょう・・・ |
| カザミネさんは ルウのことどう思う? |
| カザミネさんは ルウのことどう思う? |
| ど、どうとはっ? |
| こんな危険な場所に 一人で暮らしてるって ことだよ |
| こんな危険な場所に 一人で暮らしてるって ことよ |
| あ、ああ・・・ そういうことで ござるか |
| そういうって・・・ どういうことだと 思ったの? |
| そういうって・・・ なんで、顔を真っ赤に なんかさせてるワケ? |
| いや、そのっ! なんというか・・・ |
| 婦女子があのようなっ は、肌もあらわな格好 でおら、おり、おる、 おるというのはっ! |
| めめ目のやり場に困り つつもありっ、それは それでっ、うれしくも あるというか・・・ |
| どっちなの? |
| そ、そのようなこと! 拙者の口からは、とっ とても・・・ |
| ・・・・・・ |
| カザミネさん? |
| なっなんでござるか? |
| さいってー・・・ |
| ・・・・・・ |
| 拙者っ、頭を冷やして くるでござるっ!! |
| 行っちゃった・・・ |
| 別にそこまで意識する ことかなあ? |
| まったく・・・ |
| そりゃ、俺も最初は ドキドキしたけどね |
| どうして、男ってのは ああなのかしら? |
| ゾンビの次はデビルか つくづく、ここが 異世界だって思い知ら される毎日だぜ |
| レナードさんのいた 世界は、リィンバウム より平和な場所だった みたいだね |
| レナードさんのいた 世界は、リィンバウム より平和な場所だった みたいね |
| ふぃーっ・・・ 平和ってのとは、ちと 違うかもなあ |
| バケモノはいないがな そのぶん、人間のやる ことがエグいことに なってんだよ |
| 人間が? |
| 俺様のやってた刑事の 仕事ってのは、ここで いう憲兵なんかと近い もんなんだが・・・ |
| そりゃ、お前さん ひでぇ事件ばかりだぜ |
| 親が子を、子が親を 自分の都合で殺したり 道行く通行人めがけて 拳銃ぶっ放したり |
| 物欲しさでやるんじゃ なくて、一時の感情や 気分だけで、そうした ことを起こすのさ |
| そんなこと・・・ 信じられない・・・ |
| そんなのって・・・ 信じられないわ・・・ |
| 自分のことしか見えて いない、さみしい連中 が増えてんだよ |
| 考える頭があるくせに テメエでテメエを 止められねえって いうのは・・・ |
| バケモノよりもタチが 悪いかもしれねえなあ |
| なんだか悲しいな そういうのって・・・ |
| なんだか悲しいわね そういうのって・・・ |
| ふーん・・・ 今の召喚師って そんな風に組織に属す るのが普通なんだ? |
| 俺やネスの入ってる 蒼の派閥は、召喚術を 純粋に学問として勉強 するための機関で |
| ミニスのいる金の派閥 ってのは、召喚術を 商品として利益を得る ための集まりなんだ |
| あたしやネスのいる 蒼の派閥は、召喚術を 純粋に学問として勉強 するための機関で |
| ミニスのいる金の派閥 ってのは、召喚術を 商品として利益を得る ための集まりなのよ |
| どっちにしても ルウにはあまり興味が ないなあ・・・ |
| 亡くなったおばあさま から教わったんだけど |
| 召喚師というものは 世の中に関わるべき 存在じゃないんだって |
| どうして? |
| 扱う力が、あまりに 大きすぎるから |
| 強い力を持つ者は いつか、その力を使う 誘惑に勝てなくなる |
| たとえ、本人が誘惑に 耐えても、周りの人間 がそれを放っておく はずがないもの |
| そうでしょう? |
| それは・・・ |
| だから、ルウはここで 一人で暮らしてる |
| 他の誰にも迷惑をかけ ないためにアフラーン の一族はずっとそう してきたの |
| 召喚師とは本来 そうあるべきものだと 思うから・・・ |
| そうなのかもしれない だけど・・・ それで、ルウは本当に いいのか? |
| そうなのかもしれない だけど・・・ それで、ルウは本当に いいの? |
scn110
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| そうだったの おばあさまのいる村を 探しにね・・・ |
| 彼女が小さい頃に 祖父から聞いた話だけ を頼りにここまで来た んだけど |
| まさか、それがこんな 結果になるなんて |
| 彼女が小さい頃に 祖父から聞いた話だけ を頼りにここまで来た んだけど |
| まさか、それがこんな 結果になるなんてね |
| ルウ、余計なこと 言っちゃったのかしら あの子に |
| そんなことないわ たしかにアメルには つらいことだったかも しれないけど |
| 事実は事実として 受け止めなくちゃ いけないと思うもの |
| まあな・・・ |
| けどな、それだったら なんでそのジイさまは こんな場所をわざわざ 指定したんだ? |
| おかしいじゃねえか |
| そういえば・・・ |
| そうよね・・・ |
| たしかに。嘘をつくの ならもっと他にうまい やり方があったはず |
| ばれない嘘を つくコツって のはな・・・ |
| 嘘の中に何割かの 真実を混ぜて 信ぴょう性を もたせることだぜ |
| てことは、なんだい? レナードの旦那は |
| じいさんがこの場所を 選んだのには、なにか 理由があるって いいたいのか |
| そういう可能性も考え られるってことさ |
| ちょいと待っとくれよ |
| 本当にあの子の じいさんが嘘をついた とは、まだ決まって ないだろ? |
| そうだよっ! ひょっとしたら、ルウ の知らない村があるの かもしれないんだし |
| 単に、もうろくしてた だけかもよォ? |
| あのな・・・ *n1 |
| お前にはあのじいさん がもうろくしてるよう に見えたのか? |
| あのねぇ・・・ *n1 |
| あんたには、あの人が そんなふうに見えたり したワケ? |
| いーや、ぜんぜん |
| ・・・・・・ |
| あんだけ殺気を放てる ジジイが、もうろく してるもんかよ・・・ |
| *n1も そう、おもうよ・・・ |
| 嘘をついたなんて 思いたくないです あの人が・・・ |
| そうだな・・・ |
| そうよね・・・ |
| どうなんだい、ルウ そういう可能性は あるのかな? |
| どうなの、ルウ そういう可能性は あるのかしら? |
| うーん、どうかな? たしかに、ルウも森の 全てを知ってるわけ じゃないから |
| そういう村が新しく できたなら、知らずに いたってことも あるかも・・・ |
| やっぱり、俺たち自身 の目でもう一度、この 森を調べてみる必要が あるかもしれないな |
| やっぱり、あたしたち の目でもう一度、この 森を調べてみる必要が あるみたいね |
| 僕は反対だ *n0 |
| ネス、どうして? |
| ネス? |
| お前さんらしくないな いつもなら、徹底して 調べるように言うクチ じゃねーか |
| ここが普通の場所なら それもいいだろう しかし、そうじゃない |
| 悪魔の軍勢が封印され ている森なんだぞ 一刻も早く離れるべき だと僕は思う |
| それはわかるけど ちょっと警戒しすぎ じゃないかしら・・・ |
| そうよ、そうよっ 結界があるんでしょ? だったらこわがる必要 なんてないじゃない |
| 君たちは悪魔という ものの恐ろしさを わかってないんだ!! |
| ちょっと、ネス そんなに怒鳴らなく たって・・・ |
| ちょっと、ネス そんなに怒鳴らなく ても・・・ |
| 心拍数ガ上ガッテマス ドウナサイマシタ? ねすてぃ殿 |
| そ、そうですよ ネスティさんらしく ないですよぉ |
| ネスティさん ちょっと、変ですよ? |
| ・・・・・・ |
| たしかにネスの言う とおりかもしれない 俺たちは楽観的すぎる のかもしれない |
| でもさ、このまま 引き返してしまったら アメルはどうなる? |
| たしかにネスの言う とおりかもね あたしたちは楽観的 すぎるかもしれない |
| でも、このまま 引き返してしまったら アメルはどうなるの? |
| ・・・! |
| すくなくとも、俺は 彼女が納得できるだけ のことはしてやりたい |
| 可能性がすこしでも あるのなら、たしかめ てやりたいんだよ |
| すくなくともあたしは 彼女が納得できるだけ のことはしてあげたい |
| 可能性がすこしでも あるなら、たしかめる べきだと思うの |
| ・・・・・・ |
| 好きにすればいいさ だが、どうなっても 僕は知らないからな |
| ネス・・・ |
| 僕もその意見に賛成 しますよ。でないと あの子が可哀想すぎる |
| アメルの様子は? |
| アメルの様子は どう? |
| 落ち着きはしましたが やはりまだ元気はない みたいです |
| 今の話は、おりをみて 僕から伝えておきます そのほうが、多分いい でしょうから |
| そうしてくれると 助かるよ |
| そうしてくれると 助かるわ |
| それじゃ・・・ |
| 俺もその意見に賛成だ 結果がどうだろうと 白黒つけたほうが あいつのためになる |
| アメルの様子は? |
| アメルの様子は どう? |
| 落ち着いてはいる が、まだしばらくは そっとしといたほうが いいだろうな |
| 今の話は、俺から あいつに伝えとく 悪いがもうすこしだけ 待ってやってくれ |
| わかった、任せるよ |
| お願い・・・ |
| ああ・・・ |
| ふう、やれやれ これでどうにか今後の 方針は固まったな |
| それにしてもネスティ のあの様子、ちょっと 変じゃなかった? |
| いつもの彼らしく なかったような |
| うん・・・ |
| 彼が不安がる気持ち ルウにはよくわかるな |
| あの森に封じられてる 悪魔たちは、この世界 を侵略するために来た 軍勢だっていうもの |
| 普通に呼ばれる悪魔 なんかより、ずっと 強い力をもってるはず だから・・・ |
| ケッ、悪かったな 普通でよ・・・ |
| そのことなんだけどさ 詳しく教えてくれない かな? |
| そのことなんだけど 詳しく教えてくれない かしら? |
| え、*n0 本当に知らないの? |
| うん、ちっとも |
| うん、ちっとも |
| 僕も知りませんよ |
| あきれた・・・ |
| そう言うなって オレやお前だってさ 知ってるのはおとぎ話 でぐらいだろ? |
| ここはひとつ アフラーン家に伝わる 本場物のヤツを聞かせ て貰おうじゃねーか |
| (こくこく) |
| さんせー、ですの! |
| 本場物って あんたねえ・・・ |
| ルウもおばあさまから 聞かされただけだから そんなに詳しくはない んだけど・・・ |
| ずっとずっと昔から リィンバウムは異世界 からやって来る敵たち に侵略されていたの |
| 人間はまだ召喚術を 知らなくて、強大な敵 の力に為すすべもなく 滅びそうになったわ |
| でも、異世界から来た のは敵だけじゃなくて 味方もいたのよ |
| サプレスの天使たちや シルターンの龍神たち |
| 彼らは宿敵である悪魔 や荒らぶる鬼神たちと 戦うために、人間たち に協力してくれた |
| 協力って 誓約とかじゃなくて? |
| 協力って 誓約とかじゃなくて? |
| 信じられない・・・ |
| うん、今からじゃ とても考えられない ことだとルウも思うよ でも、本当の話 |
| 彼らは自分たちの意志 でリィンバウムと人間 たちを助けてくれたの |
| 対等の友人としてね でも・・・ |
| それが失われたのは 人間が召喚術という力 におぼれたから |
| どうして? |
| 召喚師のキミだったら わかってるはずだよ? |
| 召喚術は誓約によって 対象に命令を与えて 支配するものでしょう |
| ・・・あっ!? |
| 対等の友人のすること じゃねえよな、そりゃ |
| たしかに・・・ |
| そうね・・・ |
| 天使も龍神も、次々と リィンバウムを去って いってしまった |
| 彼らの助力をなくした 人間たちを、悪魔たち が見逃すはずない |
| こうかつな大悪魔の 一人が軍勢を率いて 総攻撃を仕掛けて きたの |
| それが、あの森の悪魔 たちなのね |
| で、戦はどうなったの でござるか!? |
| そのままだったら人間 が負けていたでしょう だけど・・・ |
| たった一人だけ・・・ それでも人間を助けて くれた天使がいたの |
| 豊穣の天使アルミネ その天使は、大悪魔に 一騎うちを挑んで |
| 自分の命と引き替えに 結界を張って、大悪魔 とその軍勢を封じたと 伝わってるわ |
| だからあの森は アルミネスって名前 なのか・・・ |
| だからあの森は アルミネスって名前 なのね・・・ |
| おとぎ話じゃそこまで 詳しくなかったわ 森や天使の名前なんて 書いてなかったし |
| おとぎ話ってのは まあそういうもんだ 子供向けだからな |
| ネスティが不安がるの も、なんかわかった気 がするよ |
| 心配しないで キミたちの案内役は ルウがしてあげるから |
| え、でも・・・ |
| ほっとけないでしょう キミたちだけであの森 をうろつかせるなんて 心配でしかたないし |
| それに・・・ あの子に余計な不安を 与えたの、ルウだもの |
| ルウ・・・ |
| わかった。それじゃ よろしく頼むよ |
| わかったわ。それじゃ お願いするわね |
| 聞きましたよ? |
| 以前、街を砲撃した 海賊をやっつけたのが |
| 貴方たちだって |
| 貴女たちだって |
| へ? どどっ、どこから 聞いたんですかっ!? |
| こういう職業をして いると、噂話にはこと かかないものでしてね |
| お客さんたちの話を ちょっと小耳に挟んだ だけですよ |
| まいったなあ・・・ |
| あちゃあ・・・ |
| ふふふ、貴方も色々と |
| ふふふ、貴女も色々と |
| 複雑な事情がおありの ようですが・・・ |
| あまり、無茶をしたら いけないですよ |
| 勝てたからいいものの もしかしたら、負けて 殺されてしまっていた かもしれません |
| ちゃんと、そのことは わかっていますか? |
| それは・・・ はい、わかってます 大丈夫ですって♪ |
| 大丈夫ですって♪ 俺たち、こう見えても 強いんだから! |
| 大丈夫ですって♪ あたしたち、結構 強いんだから! |
| ですが、上には上が いるものです |
| 違いますか? |
| それは・・・ |
| 自信をもつのは大切な ことでしょう |
| しかし、それが慢心と なってしまった時に 人間は大きな過ちを 犯すものなんです |
| そういう人たちを 私は、たくさん見て きました・・・ |
| *n0さん |
| 貴方には、そうなって |
| 貴女には、そうなって |
| ほしくないんですよ? |
| はい・・・ ちょっと、調子に 乗りすぎてたかも しれない・・・です |
| はい、わかってます |
| 戦うってことは そういう死ぬ可能性に 自分から飛び込んで いくようなものだし |
| できれば、しなくて すむほうがいいに 決まってるんだ |
| はい、わかってます |
| 戦うってことは そういう死ぬ可能性に 自分から飛び込んで いくようなものだし |
| できれば、しなくて すむほうがいいに 決まってるものね |
| そうですね・・・ |
| それがわかっていると いうのでしたら |
| あれは貴方にとって |
| あれは貴女にとって |
| それだけの意味のある 戦いだったという ことなんでしょうね |
| うん、まあね・・・ |
| いやいや、お客に ソバじゃなくて 説教をご馳走して しまうとは・・・ |
| 大変、申しわけ ありませんでした |
| さあ、今日はなにを さしあげますか? |
| えーっと・・・ |
| あれっ? おにいさんじゃ ないですか!? |
| あれっ? おねえさんじゃ ないですか!? |
| え・・・? たしか、君はゼラムで 前に会った・・・ |
| はい、そうです エクスです |
| びっくりしたなあ おにいさんも、ここに 来てたなんて・・・ |
| それは、こっちの セリフさ |
| いったい、エクスは ファナンになんの用事 なんだい? |
| びっくりしたなあ おねえさんも、ここに 来てたなんて・・・ |
| それは、こっちの セリフよ |
| いったい、エクスは ファナンになんの用事 で来たの? |
| やだなあ・・・ お祭りを見に来たに 決まってるじゃない? |
| 祭り? |
| お祭り? |
| あれ、もしかして 知らないの? |
| ファナンではもうすぐ 年に一度の、豊漁祭が あるんだ |
| たくさんのお店や パレードや、花火で すごく賑やかなんだよ |
| だから、ボク 毎年この季節には ファナンの別荘まで 遊びに来るんだ |
| 別荘!? |
| ? |
| あ、いや・・・ あはははははっ なんでもないんだよ? |
| うふふふっ お兄さんったら ヘンなの・・・ |
| あ、いや・・・ あはははははっ なんでもないない |
| うふふふっ おねえさんったら ヘンなの・・・ |
| さすがは・・・ おぼっちゃま・・・ |
| でも、お祭りを見に きたんじゃないって ことは・・・ |
| お兄さんは、どうして ファナンに来てるの? |
| 仲間とさ、旅をしてる 途中なんだよ |
| おねえさんはどうして ファナンに来てるの? |
| 仲間とさ、旅をしてる 途中なの |
| お友達と一緒なの? いいなあ・・・ |
| ボクは、いつでも お目付の人たちと一緒 にしか、外に出られ ないから |
| 今も、すぐに戻るって 約束してるし・・・ |
| だろうな・・・ |
| ねえ、お兄さん いつか、ボクを お兄さんのお友達と 会わせてくれない? |
| そっか・・・ |
| ねえ、お姉さん いつか、ボクを おねえさんのお友達と 会わせてくれない? |
| ねえ、いいでしょ? |
| ああ、機会があったら 会わせてあげるよ |
| ええ、機会があったら 会わせてあげる |
| 約束だよ? それじゃ、またねっ! |
| 二回しか会ってない 俺に、あんなにも なついて・・・ |
| 二回しか会ってない あたしに、あんなにも なついて・・・ |
| エクス、きっと さびしいんだろうな? |
| エクス、きっと さびしいのね・・・ |
| ここが封印の森か |
| なるほど、たしかに 普通の森とは雰囲気が 違う気がするな |
| なんだろう? なんだか、胸が騒いで しかたがない・・・ |
| ここが封印の森ね |
| なるほどね、たしかに 普通の森とは雰囲気が 違う気がする |
| なにかしら? なんだか、胸が騒いで しかたがない・・・ |
| あらためて近くで見る と、つくづくでっかい もんだねえ |
| これだけ広い森 どうやって 調べてくんだい? |
| ぐるりと森の外周を 廻っていくつもり 結界の内側に人は入る ことはできないから |
| 村があるとしたら そのあたりしかないと 思うの |
| 無難だな 下手に結界とやらに 近づかなきゃ、面倒も 避けられるだろうし |
| 何人かで固まって移動 するようにしたほうが よくないですか? |
| 悪魔もそうですけど これだけ森が深いと 迷う危険も無視でき ませんよ |
| 何人かで固まって移動 するようにしたほうが よさそうだな |
| どこから何が出てきて もおかしくねえんだ 戦える用意はしといた ほうがいい・・・ |
| うん、そうだな 用心に越したことは ないし |
| 俺は・・・ |
| そうよね 用心に越したことは ないだろうし |
| あたしは・・・ |
| どうしよう? ネスティと行く アメルと行く なりゆき任せ |
| ネスと一緒に移動する ことにしよう |
| 昨日のこともきちんと 話をしておきたいし |
| ネスと一緒に移動する ことにしよっか |
| 昨日のこともきちんと 話をしておきたいし |
| こうやって並んで 歩いてるとさ、旅の 最初の頃を思い出す よな・・・ |
| こうやって並んで 歩いてるとさ、旅の 最初の頃を思い出す わね・・・ |
| ・・・・・・ |
| まだ怒ってるのか? 俺たちが引き返さずに ここまで来たこと |
| まだ怒ってるの? あたしたちが、結局 ここに来たことに |
| ・・・べつに |
| 隠してもわかるよ ネスは不機嫌になると いつも以上に口数が 少なくなるから |
| 隠してもダメダメ ネスは不機嫌になると いつも以上に口数が 少なくなるもの |
| ・・・・・・ |
| なあ、ネス・・・ |
| 俺に隠し事してるだろ この森のことで |
| ねえ、ネス・・・ |
| あたしに隠しごと してるんじゃない? |
| ・・・! |
| どうして、そう思う? |
| 昨日のネスの反対ぶり いつもと違ってた気が したから、かな? |
| 女の勘、かしら・・・ |
| 相変わらず 根拠がないな |
| でも、当たってるよね |
| 昨日のネスの反対ぶり いつもと違ってたもの |
| ・・・そうか |
| 言えないようなこと なのか、それって? |
| あたしにも・・・ 言えないようなこと なの、それって? |
| ・・・・・・ |
| そっか・・・ なら、聞かないよ |
| 俺もネスの忠告を無視 してここに来たんだし おあいこだからな |
| そっか・・・ なら、聞かないわ |
| あたしもネスの忠告を 無視してるんだし それで、おあいこね |
| いつか・・・ |
| いつかきっと話す 君に話さなくてはなら ないことなんだ |
| だけど、今の君には まだ話せないことだ 今は、まだ・・・ |
| 許してくれ |
| ネス・・・? |
| アメルの側にいよう きっと、まだ不安で いるだろうし・・・ |
| ちょっとでも元気 づけてあげられると いいんだけどな |
| アメルの側にいよう きっと、まだ不安で いると思うし・・・ |
| ちょっとでも元気 づけてあげられると いいんだけどなあ |
| 昨日はごめんなさい あんなにみっともなく 騒いじゃって・・・ |
| 気にしないでいいよ 俺たちも、気にして ないんだからさ |
| 気にしないでよ あたしたちも、気に してないから |
| ・・・・・・ |
| アメルは、じいさんの 話が嘘だったと、今も 思ってるのかい? |
| アメルは、おじいさん の話が嘘だったと、 今も思ってる? |
| ・・・わかりません |
| 信じていたのか 信じていたかっただけ だったのか・・・ |
| あの話が本当に祖父の 口から聞かされたもの だったのかも、今では 自信がなくて |
| そっか・・・ |
| それじゃ、あの話が もし嘘だったとしたら どう思う? |
| えっ? |
| じいさんのこと 恨むかい? |
| おじいさんのこと 恨む? |
| そんな!そんなこと 絶対にしませんっ!! |
| だって、だって! おじいさんはいつも あたしのことを大切に 考えて・・・ |
| わかってるじゃないか ちゃんと、アメルは |
| なにを信じればいいか ちゃんと自分で答えを 見つけてる |
| わかってるじゃないの ちゃんと、アメルは |
| なにを信じればいいか ちゃんと自分で答えを 見つけてる |
| あ・・・! |
| じいさんが言ったこと が本当のことでも、嘘 だったとしても |
| それは全部、君のこと を大切に考えた結果だ そうだろう? |
| おじいさんが言った ことが本当のことでも 嘘だったとしても |
| それは全部、あなたの ことを考えた結果 そうよね? |
| うん・・・ |
| だったら、それを信じ 続けていればいいのさ 不安になることなんて ないんだよ |
| 俺たちがついてる |
| だったら、それを信じ 続けていればいいのよ 不安になることなんて ないわ |
| あたしたちがついてる |
| うん・・・っ |
| まあ、いっか 適当にあまったとこ に入れば・・・ |
| ・・・いてっ!? |
| なーに、ぼけっと してんだよ *n0 |
| なんだよ、フォルテ いきなり・・・ |
| 文句を言う前に ほれ、アメルの様子を 見てみろ? |
| ・・・・・・ |
| すっかりしょげきって あれじゃ、せっかくの 美人さんが台無しだ 勿体ねーだろ? |
| う、うん・・・ |
| あの子は今、必死で 不安と戦ってるんだ 誰もそれを助けてやる ことはできない |
| だったら、せめて側に ついててやりな? |
| 彼女を守るってことは そういうことでもある と、オレは思うぜ |
| ・・・・・・ |
| ほれ!わかったら とっとと行ってこい! |
| う、うんっ! |
| どうやら予想どおりに なってるようね |
| へ? |
| ネスティのことよ ほら? |
| ・・・・・・ |
| もともと森に入ること に反対してたものね すすんで誰かと一緒に なる気はないみたい |
| まあ、彼だったら一人 でも平気でいるとは 思うんだけど・・・ |
| ちょっと、ちょっと! いくらなんだって それは・・・!? |
| 心配なの? |
| む・・・ |
| だったら、一緒に 行ってあげなさいよ |
| 男って変に見栄っぱり だからね、自分から 貴女に声をかけたりは しないと思うわよ |
| 昨日のことで彼が 引け目を感じてるなら なおさらかも? |
| ・・・・・・ |
| あーっ、もぉ 仕方ないなあ~っ!! |
| そうそう、素直が一番 ・・・二人とも、ね♪ |
| おかしいな・・・ |
| なにがだい? |
| 森の様子が違うの いつもなら、獣とかと 出くわすことぐらい あるのに |
| そういえば たしかに・・・ |
| たしかに妙だな さっきから鳥の声 ひとつしねえ・・・ |
| ねえ・・・ なにか聞こえない? |
| 本当だ? 耳鳴りみたいな音が 聞こえる・・・ |
| 本当? 耳鳴りみたいな音が 聞こえる・・・ |
| きこえるよ・・・ これは・・・ |
| ・・・ひめい? |
| ぼ、ボクには 聞こえませんけど? |
| そうか?別になにも 聞こえねえぞ |
| ううん、違う たしかに森の奥から 聞こえてくる! |
| ううん、違うわ たしかに森の奥から 聞こえてくる! |
| おいおい、お前ら しっかりしろって? |
| ちょっと、フォルテ! あんた、まさか こんなにうるさい音が 聞こえないわけ? |
| どういうことなんだよ これは・・・? |
| どういうことなのよ これって・・・? |
| こいつァ・・・ 霊的な共鳴現象って ヤツのようだな? |
| 結界だわ・・・ 森の結界がなにかに 反応して、こんな音を たててるんだわ! |
| 魔力の共鳴だ・・・ それを僕たち召喚師の 感覚が、こんな異音と してとらえたんだ |
| ううっ、頭が・・・ われそう・・・ |
| おい、ニンゲン! ガキにゃ、こいつは かなりキツイぞ? |
| ミニスっ!? |
| ミニスさんっ しっかりしてください |
| ミニスっ!? |
| ミニスちゃん ミニスちゃんってば! |
| しっかりしてください ですのぉ!? |
| みんな、急いでここ から離れて! |
| こんなこと、ルウも 初めてなの・・・ なにが起こるか わからないよ!? |
| ほら、ミニス 僕の背中におぶさって 早く! |
| うっ、うん・・・っ |
| ちょっと、ミニス しっかりしなよ!? |
| どいてろッ! |
| ちょっ・・・! |
| このガキは俺が背負う そのほうが早い |
| あんたは他の女たちを 見てやれ・・・急げ! |
| あ、ああ、わかった! |
| さあ、アメル 急いで・・・!? |
| ・・・・・・ |
| 呼んでいる・・・ |
| え? |
| この森・・・ あたしは知ってる 呼びかけてくれたから 思い出せた・・・ |
| あたしは・・・ この森を知ってる!? |
| おいっ、テメエらッ! 今すぐ、そのオンナを 止めろォッ!? |
| だめだよ・・・! |
| それをときはなっちゃ ダメえぇぇっ! |
| まただ・・・ 砦の時と同じ光だ!? |
| これって・・・ 砦の時と同じ光!? |
| *n0 彼女を落ちつかせろ! これ以上、結界を刺激 したら・・・ |
| 結界が破れちゃう!! |
| グルルオォォ・・・ッ |
| グルルルオォーン!! |
| これが、悪魔・・・ |
| あ、悪魔・・・ |
| 結界の中に封じられて いた、悪魔の軍勢!? |
| あ・・・っ |
| あたし、そんな・・・ どうして・・・!? |
| ヨクも・・・ ヨクも我ラをッ コノ地に縛り続けタ ナアァァァッ!? |
| コロすウゥゥゥゥ!! 殺しテヤルウゥゥッ! |
| こんなのって、シャレ になってないって!? |
| こいつら、倒しても キリがねーぞ!? 森の中からどんどん 出てきやがる! |
| あの時と同じですのぉ カザミネさぁん!? |
| まったくでござる このままでは、数で 負けるのは必至・・・ |
| *n0殿 ここはひとまず、逃げ の一手でござるぞ! |
| わかった みんな、とにかく こいつらを振り切るぞ |
| 合図をしたら それぞれ違う方角に 別れて逃げ出すんだ |
| わかったわ みんな、なんとか 逃げ出しましょう |
| 合図をしたら それぞれ違う方角に 別れて逃げ出して! |
| 落ち合う場所は? |
| ルウの家でいいわ あそこだったら、悪魔 も簡単に近づけない |
| よし・・・ 今だっ!! |
| よし・・・ 今よっ!! |
| はぁ、はぁ・・・ 畜生!どうして こんなことになった んだよ・・・? |
| はぁ、はぁ・・・ なんで!どうして こんなことになった のよ・・・? |
| ・・・・・・ |
| ひょっとして、ネス 君はこうなるってこと わかってたんじゃ ないのか? |
| ひょっとして、ネス あなたはこうなるって ことわかってたんじゃ ないの? |
| ・・・・・・ |
| ネスっ!? |
| ああ、そうさ! 予想してなかったわけ じゃない!! |
| けどな・・・ |
| 彼女がそのきっかけに なるなんて、僕だって 思いもしなかったんだ |
| こんな形で関わること になるなんて・・・ |
| ケッ!ぞろぞろと 後ろからついてきて やがる・・・ |
| 追いつかれるぞッ!? |
| おにいちゃん・・・ うしろ・・・! |
| おねえちゃん・・・ うしろ・・・! |
| 逃ガすモノカァァァ! 忌々シき、召喚師ドモ 調律者の一族メェ!! |
| 調律者・・・? |
| なんだろう・・・ その言葉、どこかで 聞いた気がする・・・ |
| 因果を律する・・・ ・・・なるほど・・・ |
| 異邦人たちよ・・・ ・・・この私に・・・ |
| これがゲイル・・・ ・・・創造主・・・ 素晴らしい・・・ |
| 蜜月の時は・・・ ・・・後悔など・・・ |
| やめろ・・・っ それだけは・・・ ちかづくなぁっ!? |
| イヤダイヤダイヤダイヤダ イヤダイヤダイヤダイヤダ イヤダァァァァァァッ!! |
| *n0っ 逃げるんだっ!! |
| ・・・!? |
| 死ねエェェイィッ!! |
| うわあぁっ! |
| きゃぁああ! |
| ・・・・・・! |
| ・・・え? |
| ・・・あ? |
| 深紅の・・・ 機械兵士・・・ |
| SG216EX すぺしゃるなんばーず |
| マサカ・・・ S級GLD兵器!? |
| しーるどヲ展開スル 耐衝撃ノ準備ヲ・・・ |
| 我ガ主人ノ召喚術ガ 発動シマス! |
| 機界の探求者 エルジン・ノイラーム が指令する、速やかに 実行せよ・・・ |
| いっけえぇっ! |
| 悪魔 |
| グギャアァァァッ!! |
| すごい・・・ 一撃で悪魔たちが!? |
| なんて魔力だ・・・ |
| エスガルドは残った敵 をお願い。ここは僕が 引き受けるから |
| 了解シタ! |
| さて、と・・・ おにいさんたち 大丈夫? |
| いったい、君は? |
| さて、と・・・ おねえさんたち 大丈夫? |
| いったい、あなたは? |
| 僕?僕の名前は エルジン・ノイラーム |
| おにいさんたちと同じ 蒼の派閥にいた召喚師 でも今は・・・ |
| おねえさんたちと同じ 蒼の派閥にいた召喚師 でも今は・・・ |
| エルゴの守護者の一人 機界の探求者って 呼ばれてるんだ |
| エルゴの守護者!? 君が、あの・・・ |
| ん?どうやら カイナおねえちゃん うまく結界を修理して くれたみたいだね |
| カイナおねえちゃーん おつかれさまぁ! |
| ふう・・・ なんとか最悪の事態は 避けられましたね |
| あら? |
| ど、どうも・・・ |
| 悪魔に追われてた人 たちだよ。エスガルド と僕で助けたんだ |
| そうだったんですか 災難でしたね |
| まさか、貴女もエルゴ の守護者じゃ・・・ |
| ええ カイナと申します |
| 信じられない・・・ まさか、この目で見る ことになるなんて |
| なあ、ネス エルゴの守護者って いったいなんのこと なんだよ??? |
| ねえ、ネス エルゴの守護者って いったいなんのこと なの??? |
| 詳しいお話は私から あとで説明いたします でも、まずは・・・ |
| フォルテ |
| うおーい! *n0 無事かあーっ!? |
| 仲間のみなさんに無事 を知らせてあげるのが 先ですね? |
| グルルルオォーン!! |
| ちくしょう! あいつら、まっすぐ 俺たちだけ追いかけて きやがる・・・ |
| なんなのよ! あいつら、まっすぐ あたしたちだけ追いか けてきて・・・ |
| はぁ、はぁ・・・っ |
| このままじゃ アメルの体力が もたない・・・ |
| このままじゃ アメルの体力が もたないわ・・・ |
| *n0さん あたしはいいから 先に、逃げて・・・ |
| バカを言うなっ! そんなことできるわけ ないだろう!? |
| バカ言わないで!! そんなことできるわけ ないでしょう!? |
| でもっ、あの悪魔は あたしのせいで外に 出てきてしまったもの なんですよっ!? |
| あたしを殺そうとして いるんです・・・ だからっ! |
| だから、俺は奴らから 君を守らなくちゃ いけないんだ!! |
| だから、あたしは奴ら からあなたを守るの! |
| ・・・! |
| 約束しただろう? 俺は君のことを絶対に 守ってみせるって |
| 約束したよね? あたしはあなたのこと 守ってみせるって |
| 無謀デス・・・ あるじ殿!? |
| 他に方法はないんだよ *n1っ! |
| やるしかないのよっ *n1っ! |
| 迎え撃つ気かよ? おもしれェ!! |
| 無理につきあわなくて もいいんだぞ・・・ |
| ケッ!俺はただ暴れ 足りないだけだッ!! |
| 迎え撃つ気かよ? おもしれェ!! |
| こういう時のあんたは 頼もしいわね? |
| ケッ!俺はただ暴れ 足りないだけだ! |
| グルルゥゥゥ・・・ッ |
| 俺の後ろに隠れるんだ なにがあっても、絶対 あきらめちゃダメだ! |
| あたしの後ろに隠れて なにがあっても、絶対 あきらめちゃダメよ! |
| 今度コソ殺シてヤル モウ二度と、キサマの 光ノオリにトラワレぬ ヨウにナアァァ・・ |
| 忌々シき光ノ手先ドモ ソシて召喚師、調律者 ノ一族めガァッ!! |
| 調律者・・・? |
| なんだろう・・・ その言葉、どこかで 聞いた気がする・・・ |
| 因果を律する・・・ なるほど・・・ |
| 光栄に思えよ・・・ なぜなら・・・ |
| これがゲイル・・・ ・・・創造主・・・ 素晴らしい・・・ |
| 涙、だと・・・? どうして・・・ 誰のために・・・ |
| イヤダイヤダイヤダイヤダ イヤダイヤダイヤダイヤダ イヤダァァァァァァッ!! |
| *n0さん 避けてえぇぇっ!! |
| ・・・!? |
| 死ねエェェイィッ!! |
| うわあぁっ! |
| きゃああっ! |
| ・・・させませんっ! |
| グゲッ!? |
| ・・・え? |
| すずの、おと・・・? |
| この音色は・・・ 鈴の音? |
| 鬼神さま、鬼神さま 鬼道のみこがここに お願い申しあげます |
| 我が前に立つ害敵を 討つ力、なにとぞ お貸しくださいませ いざや・・・ |
| うなりませい! |
| 悪魔 |
| グギャアァァァッ!! |
| 今のは・・・ 召喚術なのか!? |
| 今のは・・・ 召喚術なの!? |
| エルジンくん! エスガルドさん! |
| 出番だよ、エスガルド 悪魔たちを結界の中へ 追い返すんだ! |
| 了解シタ・・・! |
| SG216EX すぺしゃるなんばーず |
| マサカ・・・ S級GLD兵器!? |
| あ、あなたたちは? |
| 説明は後でいたします 一足先に、森の外まで 逃げていてください |
| この者たちを再び結界 に閉じこめますから 急いで! |
| あ、ああ・・・ わかった! |
| え、ええ・・・ わかったわ! |
| ふう・・・ なんとか最悪の事態は 避けられましたね |
| ほんとほんと 危なかったもんね |
| たった3人で、悪魔を 封じこめるなんて |
| いったい、彼女たちは 何者なんだ・・・? |
| たった3人で、悪魔を 封じこめるなんて |
| いったい、彼女たちは 何者なのよ・・・? |
| さて、ご挨拶が遅れて しまいましたね・・・ |
| 私はカイナと申します |
| 僕はエルジン それで、こっちは エスガルドだよ |
| ヨロシク・・・ |
| あ、はいっ! ご丁寧にどうも・・・ |
| 私たちはそれぞれの 世界のエルゴによって 遣わされた者なんです |
| エルゴの守護者って いうんだけどさ 知ってる? |
| いや、全然・・・ |
| いえ、全然・・・ |
| ごめんなさい あたしも・・・ |
| 謝ルコトハナイ 知ラナクテ当然ノコト ナノダカラナ |
| 約束どおり、きちんと 説明いたしますよ でも、まずは・・・ |
| フォルテ |
| うおーい! *n0 無事かあーっ!? |
| 仲間のみなさんに無事 を知らせてあげるのが 先ですね? |
| ・・・・・・! |
| 深紅の・・・ 機械兵士・・・? |
| 悪魔 |
| グギャアァァァッ!! |
| エスガルドさんっ!? じゃあ、じゃあ もしかして・・・! |
| えーっ、どうして!? なんでモナティが こんな場所にいるの? |
| やっぱり、エルジン さんですのーっ! |
| 挨拶ハアトダ・・・ えるじん、急ゲ! |
| わかってるよ モナティ、それじゃ またあとでね! |
| あ・・・! |
| なあ、今の人たちも ひょっとして モナティの知り合い なのか??? |
| ねえ、今の人たちも ひょっとして モナティの知り合い なの??? |
| そうですのーっ モナティと同じで マスターのお手伝いを してくれてる |
| エルゴの守護者さん たちですのっ♪ |
| エルゴの守護者!? |
| 信じられない・・・ まさか、この目で見る ことになるなんて |
| じゃあ、カザミネさん ともお知り合いなの? |
| とーぜんですのっ♪ |
| あのう、もしもし? |
| は、はい? |
| 人違いだったら大変に 失礼なんですが・・・ |
| もしかして、モナティ さんですか? |
| まさか・・・ |
| カイナさんも来てたん ですの!? |
| や、やっぱり・・・ |
| 不可解すぎる・・・ 彼女のいうマスターと やらは、いったい何者 なんだ??? |
| お友達が多いのね モナティちゃん いいなぁ・・・ |
| カイナおねえちゃん 挨拶はあとだよっ! |
| 悪魔タチハ我ラガ森ニ 押シ戻ス・・・ かいな殿ハ、結界ノ 修復ヲ!! |
| はい、わかりました! モナティさん、では またあとで・・・ |
| 結界の修復だと? そんなことまで単独で できるのか・・・ |
| あの、あたしたちも お手伝いしたほうが いいんじゃ・・・? |
| 大丈夫ですの! カイナさんたちなら 絶対に安心ですから |
| *n0さん たちは、ここで休んで いればいいですの |
| ふう・・・ なんとか最悪の事態は 避けられましたね |
| ほんとほんと 危なかったもんね |
| たった3人で、本当に 全部終わらせるなんて |
| エルゴの守護者って いったい何者なんだ? |
| たった3人で、本当に 全部終わらせるなんて |
| エルゴの守護者って いったい何者なのよ? |
| さて、ご挨拶が遅れて しまいましたね・・・ |
| 私はカイナと申します |
| 僕はエルジン それで、こっちは エスガルドだよ |
| ヨロシク・・・ |
| 蒼の派閥の召喚師 ネスティ・バスクです よろしく・・・ |
| あ、はいっ! ご丁寧にどうも・・・ |
| モナティさんからお話 は聞きました。彼女の お世話をしてくれた そうで・・・ |
| ありがとうございます |
| いいんですよ、そんな もとはといえば、俺が しくじっちゃったせい なんだし・・・ |
| いいんですよ、そんな もとはといえば、 あたしがしくじっちゃ ったせいなんだし |
| お互いにゆっくりお話 をしたいところですが でも、まずは・・・ |
| フォルテ |
| うおーい! *n0 無事かあーっ!? |
| 仲間のみなさんに無事 を知らせてあげるのが 先ですね? |
| もう充分です、と 最後に、アメルはそう言った これ以上、危険をおして村を 探すことはないのだと |
| 伝えられていたとおり 森はまさしく禁忌の地だった 現れた悪魔たちとの戦いで 俺たちはそれを痛感した |
| 今まで夢物語と思っていた 伝説が、揺るがぬ現実として 俺たちの前に姿を現していく |
| それらのひとつひとつが 無性に俺の心をかき乱す 自分でもわからないなにかが ひしひしと胸にせまるのだ |
| それがなんなのか知りたいと いう気持ちと、知るべきでは ないという気持ちの間で 俺の心は揺れ続けていた |
| もう充分です、と 最後に、アメルはそう言った これ以上、危険をおして村を 探すことはないのだと |
| その言葉に、あたしたちは もう何も言えなくなる |
| 伝えられていたとおり 森はまさしく禁忌の地だった 悪魔たちとの戦いが そう痛感させてくれた |
| 伝説は事実だった・・・ そして、それをきっかけに |
| あたしの中で あたしの知らない何かが ざわめきはじめる |
| 得体のしれないその感情を もてあましながら、あたしは 月の下で震えていた |
| 抱えた不安を、誰にも 告げられないままに・・・ |
| それじゃ、どうしても 話すことはできないん だな・・・ |
| それじゃ、 どうしても話すことは できないって 言うのね |
| ああ、禁忌の森に 関することは、派閥の 極秘事項として扱われ ているものなんだ |
| それを僕の独断で 昇格したばかりの君に 話すことはできないよ |
| わかったよ・・・ でも、そんな極秘事項 だっていうのなら |
| ネスはどうして そのことを知って いるんだ? |
| わかった・・・ でも、そんな極秘事項 だっていうのなら |
| ネスはどうして そのことを知って いるのよ? |
| ・・・!! |
| それも、やっぱり 話せないことなのか? |
| それも、やっぱり 話せないこと? |
| ああ、そうさ 話せないことなんだ |
| 禁忌の森にまつわる ことの全ては、隠され 続けなくてはならない |
| そうしなければ ならないんだ・・・ |
| ・・・わかった もう、聞かないよ |
| おやすみ! |
| ・・・わかったわ もう、聞かない |
| おやすみ! |
| ・・・・・・ |
| なんだよ・・・ そんなに俺のことが 信用できないのかよ? ネスは・・・ |
| なによ・・・ そんなにあたしのこと 信用できないの? ネスは・・・ |
| 結界があたしの力で 壊れてしまう瞬間 |
| あの時、あたしは 感じたんです |
| *n0さんと 出会った時に感じた のと同じ、懐かしい なにかを・・・ |
| アメル・・・ |
| あたしは、あの場所を 知っていたんです!? そんなはずないのに 知ってたんですっ! |
| これってどういうこと なんでしょうか? |
| あたし・・・ おかしくなって しまいそう・・・ |
| 俺にもわからないよ けどね、アメル |
| 俺もあの森に入った時 心の中がざわめく 感じがしたんだ |
| あたしにもわからない けどね、アメル |
| あたしもね、あの森で なんだか心がざわめく 感じがしたのよ |
| えっ? |
| ああ、嘘じゃない 聞きおぼえのない言葉 が頭の中で渦をまいて |
| 自分が自分でなくなる みたいで、とても 不安だった・・・ |
| 嘘なんかじゃないわ 聞きおぼえのない言葉 が頭の中で渦をまいて |
| 自分が自分でなくなる みたいで、とても こわかった・・・ |
| あなたも そんな風に・・・ |
| こんなこと言っても 慰めにもならないかも しれないけど |
| 君が体験したそれは 個人の異変によるもの なんかじゃないんだ |
| その証拠として、俺が いるんだから・・・ |
| こんなこと言っても 慰めにもならないかも しれないけど |
| アメルが感じたことは 貴女だけが感じたもの なんかじゃないわ |
| ここにこうして あたしがいるんだから |
| ・・・はい |
| あの森には何かがあるんだ・・・ アメルや俺に関係する何かが! |
| あの森には 何かがあるのかもしれない・・・ アメルやあたしに関係する何かが! |
| *n1は エスガルドさんのこと なにか、特別な名前で 呼んでたよな? |
| *n1は エスガルドさんのこと なにか、特別な名前で 呼んでたわよね? |
| SG216EX ソレガ、アノ機体ノ 型式番号デス |
| S級ノ素体ヲ使用シタ GLD兵器トシテ開発 サレタ、試作機体デ |
| そう、それだよ! その「GLD兵器」 ってのは、なんのこと なんだ? |
| そう、それよ! その「ガルド兵器」 ってのは、なんのこと なの? |
| ソノ質問ハ、秘匿事項 ヘト抵触イタシマス ヨッテ、解答不能デス |
| モウシワケアリマセン あるじ殿・・・ |
| いいよ、いいよ! *n1は そういうふうに作られ てるんだろ? |
| だったら仕方ないって 俺も興味本位で聞いた だけなんだからさ? |
| ああ、いいよ! *n1は そういうふうに作られ てるんでしょう? |
| だったら仕方ないわ あたしも興味本位で聞 いただけなんだから |
| 本当ニ、モウシワケ アリマセン・・・ |
| 与えられた範囲でしか 行動に自由がないって かわいそうだよな *n1・・・ |
| 与えられた範囲でしか 行動に自由がないって かわいそうよね *n1・・・ |
| なあ、ニンゲン 気づいてっか? |
| あのオンナのチカラ だんだんと、強まって きてるぜ・・・ |
| 結界ぶち壊すなんて 尋常じゃねェぞ? |
| わかってるよ・・・ |
| わかってるわよ |
| どこまでいくのか わかんねェけどよォ あれじゃ・・・ |
| ニンゲンとは呼べなく なるんじゃねェか? |
| わかってるって 言ってるだろっ!? |
| わかってるって 言ってるでしょ!? |
| ケッ!んだよォ オレにあたるなよな! |
| ・・・ごめん |
| まァ・・・ 許してやらァ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ケッ!オレも すっかりニンゲンに 寛容になっちまったぜ |
| アーッ、忌々しいッ 先に寝るからなッ!? |
| どうしたらいいんだ? どうしたら・・ |
| どうしたらいいのよ? どうしたら・・・ |
| カイナさんの格好 あれもやっぱり シルターンの着物 だよな? |
| カイナさんの格好 あれもやっぱり シルターンの着物 よね? |
| ・・・(こくこく) |
| *n1や ケイナおねえちゃんと おんなじ・・・ |
| うん、特にケイナとは 色までそっくりだった |
| なにか、意味があるの かな? |
| うん、特にケイナとは 色までそっくりだった |
| なにか、意味があるの かしら? |
| ・・・みこさん |
| え? |
| あれは、みこさんの きものだよ・・・ |
| みこさんって、なに? |
| だから・・・ みこさん、だよ? |
| だから・・・??? |
| うーむ、言葉の意味が わからないって時点で おてあげだよなあ |
| むうぅ、言葉の意味が わからないって時点で おてあげかも・・・ |
| 一時は どうなることかって 思いましたけど |
| 守護者さんたちの おかげで、助かって 本当によかったですね ご主人さま? |
| ああ、本当に 危機一髪ってところ だったよな |
| ええ、本当に 危機一髪ってところ だったものね |
| だけど、あの人たち どうしてこんな所に いたんでしょうか? |
| 地図にも載ってない 場所だって、ネスティ さんも言ってたのに |
| うーん、とはいえ あれだけのことが できる人たちだからな |
| きっと俺たちの思いも しないような方法で 調べたんじゃないかな |
| うーん、とはいえ あれだけのことが できる人たちだしねえ |
| きっとあたしたちには できないような方法で 調べたんじゃないの |
| ああ、なるほど それはありそうな話 ですよねぇ・・・ |
| どのみち、明日には 説明してもらえるんだ 今はそういうことに しておこうぜ |
| どのみち、明日には 説明してもらえるのよ 今はそういうことに しておきましょう |
| 助けてもらったって事実は 変わらないんだしな・・ |
| 助けてもらったって事実は 変わらないんだし・・・ |
| はいけい、マスター おげんきですか |
| モナティは、きょう カイナさんたちと であいました |
| エルジンさんや エスガルドさんも いっしょです |
| みなさんがいきなり いなくなったとき モナティはとっても ぎもんでしたが |
| りゆうをきいて なっとくしました |
| また、あくまが わるさをしないように こらしめるためだった んですね・・・ |
| 悪かったね、モナティ 黙って行っちゃってさ |
| デスガ、他ノ者タチニ 余計ナ不安ヲ与エナイ ヨウニスルタメニハ |
| 事情ヲ説明スルワケニ イカナカッタコトヲ 理解シテホシイ・・・ |
| それはわかりますの でも・・・ |
| やっぱり、ちゃんと せつめいをして ほしかったですの |
| モナティ、ちょっと おこってます |
| マスター・・・ もう、こんなふうな ないしょは、やめて くださいね? |
| かえったら、きちんと あやまってください そしたら、ゆるして あげます・・・ |
| やくそく、ですの! |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| なあ、*n0 あの森でな・・・ |
| 悪魔どもが出てくる 前に、お前らには 不思議な音が聞こえ たんだよな? |
| ネスも説明してたけど あれは普通の音とは 違うんだよ |
| 魔力と魔力のぶつかり あいが、音として認識 される現象なんだ |
| 魔力を扱う訓練を 積んでいなかったら 聞こえなくて当然さ |
| ネスも説明してたけど あれは普通の音とは 違うのよ |
| 魔力と魔力のぶつかり あいが、音として認識 される現象なんだって |
| 魔力を扱う訓練を 積んでいなかったら 聞こえなくて当然よ |
| いや、それはいい オレに聞こえないのは わかってんだ! |
| けどな、それなら どうして・・・ |
| ケイナのやつには 聞こえたんだ? |
| !? |
| 錯覚、だよな? |
| あいつ、神経質なとこ あるから、まわりに つられちまうってこと も多いし・・・ |
| それは・・・ |
| はははっ、そうさ! うん、きっとそうに 決まってるって |
| あいつが・・・ 召喚師なわけ・・・ ねえよ・・・ |
| フォルテ・・・ |
| もし、錯覚なんかじゃ なかったとしたら ケイナは・・・? |
| もし、錯覚なんかじゃ なかったとしたら ケイナは・・・? |
| どうして、私にも 結界の共鳴が聞こえた のかしらねえ? |
| うん、ごくまれにって 話なんだけど |
| 先天的に魔力に対して 敏感な体質の人も存在 するんだってさ |
| 先天的に魔力に対して 敏感な体質の人も存在 するんだって |
| ただ、大抵そういう 人っていうのは、 耐性がついて ないから |
| 頭痛とかの後遺症が 残るはず・・・ なんだけど・・・? |
| 全然、平気だけど? |
| うーん・・・ |
| むー・・・ |
| まあ、別にいいわ 後遺症なんて物騒な もの無いに越した ことないし |
| なんか、得した気分が しちゃうわねー うんうんっ♪ |
| うーん・・・ それで済ませていい ことなのかなあ? |
| むうー・・・ それで済ませていい ことなのかしら? |
| これから先 みなさんはどうする おつもりですか? |
| とりあえず、デグレア の動きを調べてみる つもりだよ |
| そのうえで、あいつら の手が出せない場所に アメルを連れていく |
| とりあえず、デグレア の動きを調べてみる つもり |
| そのうえで、あいつら の手が出せない場所に アメルを連れていくわ |
| ですが・・・ |
| 送り先の村にはたどり 着けなかったんだ |
| 送り先の村にはたどり 着けなかったものね |
| !? |
| 前に言ってたことは 全部、無効だよ 当然だろう? |
| 前に言ってたことは 全部、無効よ 当然じゃない? |
| *n0さん・・ |
| それで異存はないよな ロッカ? |
| それで異存はないわね ロッカ? |
| ええ・・・ あるはずがないですよ もちろん・・・ |
| 確かめなくても分かるように なってもらいたいよなあ そろそろ・・ |
| 確かめなくても分かるように なってもらいたいなあ そろそろ・・ |
| これで、完全に ジジイのウソが確定 しちまったな |
| ・・・・・・ |
| で、どうするよ? これから |
| とりあえず、デグレア の動きを調べてみる つもりだよ |
| そのうえで、あいつら の手が出せない場所に アメルを連れていく |
| とりあえず、デグレア の動きを調べてみる つもり |
| そのうえで、あいつら の手が出せない場所に アメルを連れていくわ |
| そんな場所があるとは 思えねえがな・・・ |
| 最悪、作ってやるさ この俺の手で・・・! |
| たとえ黒騎士を倒したとしても それで終わりじゃないんだぞ リューグ・・・!? |
| たとえ黒騎士を倒したとしても それで終わりじゃないのよ リューグ・・・!? |
| うう、まだ頭が くらくらしてるよぉ |
| *n0は もう、平気なの? |
| 森にいた時は、かなり きつかったけど 今はすっかり平気だよ |
| 森にいた時は、かなり きつかったけど 今はすっかり平気よ |
| うらやましい・・・ |
| そう、ふてるなって 共鳴の頭痛がひどいっ てことは、つまり |
| それだけ魔力に 関して鋭敏な感覚を 備えてるって ことなんだぜ? |
| 召喚師の素質が高いっ てことじゃないか |
| そう、ふてないでよ 共鳴の頭痛がひどいっ てことは、つまり |
| それだけ魔力に 関して鋭敏な感覚を 備えてるって ことなのよ? |
| 召喚師の素質が高いっ てことじゃない |
| そ、そっか! ということは・・・ |
| 私の素質って *n0より すごいってことねっ? |
| あ、いや・・・ |
| うーん、やっぱり 才能のある者には常に 苦しみがつきまとう 運命なのね・・・ |
| ・・・・・・ |
| この様子だと・・・ 訓練次第で耐性がつくってことは 言わないほうがよさげだなあ |
| この様子だと・・・ 訓練次第で耐性がつくってことは 言わないほうがいいみたい |
| 格闘家ってのは 人間相手にあきたら なくなってくるとね |
| たいてい、そうじゃ ない相手と戦おうって 気になるもんさ |
| 牛とか、熊とか・・・ あたいのオヤジなんか バカでかい鮫と戦って |
| 「鮫殺し」って呼ばれ てたっけ |
| ひゃあ・・・ |
| でも、それを言うなら 今日からあたいは 「悪魔殺し」だからね |
| ゲンコツと蹴りが 当たる相手なら、もう どんなのが来たって やっつけてやるよ! |
| ははは・・・ た、頼りにしてるよ |
| あははは・・・ た、頼もしいわねぇ |
| あいよっ!この モーリンねえさんに どーんっと、任しとき なって! |
| なんか、変な自信つけ ちまったらしいぞ? モーリンは・・・ |
| なんか、変な自信つけ ちゃったみたいだわね モーリン・・・ |
| カザミネさんは 悪魔と戦ってる時も いつもと変わらずに 戦ってたけど・・・ |
| やっぱり、サムライの 精神修行のおかげで 落ちつけたの? |
| カザミネさんは 悪魔と戦ってる時も いつもと変わらずに 戦ってたけど・・・ |
| やっぱり、サムライの 精神修行のおかげで 落ちつけたの? |
| 無論、それもあるが |
| 以前にも、拙者は あの手の連中と戦った 経験があるのでござる |
| 悪魔と!? |
| 左様・・・ だから、さほど恐れず に戦うことができた |
| けして、楽だったと いうわけではござらぬ がな・・・ |
| さすがは修行の旅を してるだけあるなぁ そんな経験があった なんて・・・ |
| さすがは修行の旅を してるだけあるわね そんな経験があった なんて・・・ |
| いつつつ・・・ この歳になっての 全力疾走はさすがに きついやね |
| とはいえ、あのまま 地獄に送られちまうの も願い下げだったしな しゃあねえか・・・ |
| 地獄? |
| おい、まさか 地獄を知らねえって いうのか? |
| ・・・うん |
| 神の使いのエンジェル や、敵対者のデビルが いるってのにか!? |
| ・・・紙? |
| ・・・・・・ |
| つまらんジョークじゃ ねえようだから、説明 してやるが・・・ |
| この世界じゃ 人間ってのは くたばるとどうなる? |
| そりゃあ |
| それは・・・ |
| 肉体から魂だけが 抜け落ちて・・・ |
| ふむふむ |
| 生まれ変わりの巡りに 従って、次の世界で 別の姿に・・・ |
| ストーップ! もういい、わかった! |
| すでにそのあたりから して、違ってんだ こりゃ、説明したって ムダっぽいぜ・・・ |
| ??? |
| レナードさんの世界とこっちとでは 悪魔や天使の意味が違ってるみたい だな? |
| レナードさんの世界とこっちとでは 悪魔や天使の意味が違ってるみたい ねえ? |
| 森の中にいる悪魔の姿 を見たのは、ルウも 今日が初めてだったん だけど・・・ |
| 思っていた以上に凶暴 だったわ。こうして 無事でいられるのが 不思議なくらい |
| うん、本当にそう思う |
| 追いかけ回された時は もうダメかと思った もんな・・・ |
| うん、そうよね |
| 追いかけ回された時は もうダメかと思った もの・・・ |
| それなんだけどね |
| あの場にいた全員が 悪魔に追いかけられた わけじゃないのよ |
| え? |
| へ? |
| 奴らが追ったのは キミとアメル、それに ネスティみたいなの |
| 偶然なんじゃないのか |
| 偶然、じゃないの? |
| 偶然じゃないわ! だって・・・ |
| 他のみんなを追ってた 悪魔たちも、途中で きびすを返して |
| キミたちの逃げた方角 に向かったのよ・・・ それでも、偶然だって いえる? |
| そんな、バカな・・・ |
| そんな・・・ |
| アメルが狙われたのは わかるわよ 結界を破るきっかけを 作ったんだから |
| だけど、キミや ネスティがどうして 狙われたのかは、ルウ にもわからないの |
| なにか心当たりとか ないの? |
| 心当たりだなんて いきなり、そんなこと 言われても・・・ |
| 心当たりだなんて いきなり、そんなこと 言われても・・・ |
scn111
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| エルゴの守護者とは 世界の意志たる エルゴによって選ばれ その加護を受けた者の名 |
| 私たちは加護を受けた それぞれのエルゴの 代理人となって |
| この世界が必要以上に 異世界の力で混乱する ことのないよう見張り |
| いざことあらば 災いの原因をとりのぞく お役目を担っているの です・・・ |
| つまり、貴女たちが あの森に来ていたのは 悪魔の動向を調べるの が目的だったと? |
| ええ、そうです 悪魔の気配を追ううち に、あの森の結界へと たどりついたんです |
| ちょっと前からなんだ けど、あちこちの街で 悪魔が関わったような 事件が急に増えてさ |
| その原因をつきとめる ために、こうして調査 してるってわけ |
| そんなに たくさんの悪魔が うろついてるの!? |
| 数ソノモノハ不明ダガ 目撃サレルホド活発ニ 悪魔ガ活動シテイルノ ガスデニ異常ナノダ |
| たしかにそうだな はぐれ悪魔は、あまり 表だって動き回るよう なものじゃない |
| いったい、なにが原因 なのかしら? |
| 心当たりがないという こともないんです |
| えっ? |
| 今からひとつ前の季節 の巡りに、魔王召喚を 企む者たちが大規模な 儀式を行ったせいで |
| 霊界サプレスの魔力が リィンバウムに向けて 異常に流入した事件が あったのです |
| それはもしかして 「無色の派閥の乱」の ことか!? |
| 俺も知ってる! 派閥から盗んだ宝玉を 使ったんだよな? |
| あたしも知ってる! 派閥から盗んだ宝玉を 使ったのよね? |
| ああ、そしてその奪還 の任務を命じられたの が、ギブソン先輩たち だった・・・ |
| ぎぶそん殿タチハ 我ラト共ニ召喚サレタ 大悪魔ト戦ッタノダ |
| ええっ!? |
| へっ!? |
| 信じられない・・・ |
| 嘘じゃないってば! ギブソンさんに ミモザさん、それから そこのカザミネさん |
| みんな一緒に悪魔たち と戦った仲間なんだよ ね、カザミネさん? |
| うむ、いかにも |
| そうだったのか・・・ |
| そうだったの・・・ |
| ・・・・・・ |
| ところで、みなさんは これからどうなされる おつもりなんですか? |
| とりあえずここを出て トライドラに向かう つもりだよ |
| 向こうの部屋でみんな その準備をしてる |
| とりあえずここを出て トライドラに向かう つもりよ |
| 向こうの部屋でみんな その準備をしてるわ |
| トライドラ? |
| フォルテの知り合いが そこにいるんだって なんでもすっごく偉い 騎士って話だよ |
| フォルテの知り合いが そこにいるんだって なんでもすっごく偉い 騎士って話よ |
| 本当かしらねえ・・・ |
| あの砦で起きた事件の ことは報告する必要が あるだろう |
| 黒の旅団の動向も気に なるし、無駄足には ならないはずだ |
| それでしたら、一足先 に私たちは出発させて いただきましょうか? |
| うん、そうだね 調査を続けないと |
| 他の皆さんにも挨拶を してから、まいり ましょう |
| 俺も知ってる! 派閥から盗んだ宝玉を 使った事件だよな? |
| あたしも知ってる! 派閥から盗んだ宝玉を 使った事件だよね? |
| ああ、そしてその奪還 の任務を命じられたの が、ギブソン先輩たち だった・・・ |
| ぎぶそん殿タチハ 我ラト共ニ召喚サレタ 大悪魔ト戦ッタノダ |
| ええっ!? |
| そうですの! ギブソンさんもミモザ さんも、マスターたち と一緒になって |
| 無色の派閥の悪い人 たちと戦ってくれたん ですの! |
| そこにいるカザミネ さんやカイナさん エルジンさんに エスガルドさんも |
| みんな、みんな その時、一緒に戦った 仲間なんですの |
| うむ、いかにも |
| 派閥では、あの事件は 単なる召喚師の造反 だって言ってたのにな |
| 派閥では、あの事件は 単なる召喚師の造反 だって言ってたのに |
| 実際は、もっと規模の 大きな事件だったと いうわけか・・・ |
| だから先輩たちは あまり西でのことを 話そうとはしなかった んだな・・・ |
| だから先輩たちは あまり西でのことを 話そうとはしなかった んだ・・・ |
| ねえ、それじゃ ガゼルやモナティも やっぱり戦ったの? |
| とーぜんですのっ! |
| うーん・・・ でも、ガゼルが戦った のは当然だと思うけど |
| モナティが活躍してる とこなんて、ちょっと 想像つかない・・・ |
| ああ、それ言えるかも |
| ああ、それ言えるかも |
| ひどいですのぉ~っ! |
| もなてぃ殿ハ、戦イニ 出陣スル我々ニ代ワリ 後方ニテ、子供タチヲ 守ッテイタ・・・ |
| それって、つまり 留守番してたってこと じゃないの? |
| あはは、そう言ったら ミもフタもないよね? |
| うにゅうぅぅ・・・っ |
| ところで、みなさんは これからどうなされる おつもりなんですか? |
| ここを出てトライドラ に向かうつもりだよ |
| 向こうの部屋でみんな その準備をしてる |
| ここを出てトライドラ に向かうつもりよ |
| 向こうの部屋でみんな その準備をしてるわ |
| トライドラ? |
| フォルテの知り合いが そこにいるんだって なんでもすっごく偉い 騎士って話だよ |
| フォルテの知り合いが そこにいるんだって なんでもすっごく偉い 騎士って話よ |
| 本当かしらねえ・・・ |
| あの砦で起きた事件の ことは報告する必要が あるだろう |
| 黒の旅団の動向も気に なるし、無駄足には ならないはずだ |
| 私たちもつきあいたい のですけども |
| 僕たちも調査を続け ないといけないんだ だからさ、モナティ 悪いけど・・・ |
| わかってますの モナティのことは心配 しないでくださいです |
| すこし時間がかかると 思うけど、モナティは 必ず、俺たちが元の街 まで連れて行くから |
| うん、それじゃ おにいさんの言葉に 甘えさせてもらうよ |
| すこし時間がかかると 思うけど、モナティは 必ずあたしたちが元の 街に連れていきます |
| うん、それじゃ おねえさんの言葉に 甘えさせてもらうよ |
| ゴ迷惑ヲカケルガ ドウカ、ヨロシク |
| では、私達は一足先に 出発させていただき ましょう |
| おお、ミーティングは 終わったのか? |
| うん、だけど 彼女たちはもう出発 するってことだから |
| ええっ、だけど 彼女たちはもう出発 するってことだから |
| なんだい、なんだい 気ぜわしいねえ ロクに話もしてない のにさあ |
| うーん、ゴメンね でも、僕たちには 僕たちでやることが あるから・・・ |
| あの・・・っ 本当に、ありがとう ございました! |
| 貴女たちのおかげで 僕たちは悪魔から 逃げられたような ものです。本当に |
| 一応、礼はいっとく ありがとよ |
| そんな、いいんです どうかそんなにお気に なさらないで・・・ |
| すまんでござる 本来なら、拙者も力を 貸してやりたいのだが |
| 気ニ病ムコトハナイ かざみね殿 我々ナラ、大丈夫ダ |
| 気をつけてな ・・・って、あんたら に言う必要はねえか? |
| あははは |
| それじゃ、失礼します |
| ええ、元気でね |
| ・・・・・・ |
| ・・・? |
| うそっ!? |
| ??? |
| ちょっと、どうしたの カイナおねえちゃん! |
| そんなはず・・・ だけど・・・ううん 間違いない・・・!? |
| えっ?えっ??? |
| あ、ああ・・・っ |
| ねえさまっ! |
| ・・・は? |
| 私ですっ、ねえさま! 妹のカイナですっ ケイナねえさまっ!? |
| ええ~っ!? |
| ちょ、ちょっと!? ・・・わっ? |
| 会いたかった! ぐすっ、会いたかった です・・・ねえさまぁ |
| ・・・どーゆうこと? |
| まさか、彼女がケイナ の妹だったとは・・・ |
| そういえば、名前とか 着物とか、そっくり でしたものね |
| 確カニ身体的ナ特徴モ 酷似シテイマスネ |
| 肉ヅキノ一部ニ差違ガ ミラレマスガ・・・ |
| ・・・・・・ |
| 気づかなかったわけ? カザミネさん |
| いや、拙者もまさか お二人が血縁であると は・・・ |
| こういう偶然って あるんだねえ |
| ええ、本当に びっくりですよ |
| かいな殿ハしるたーん カラえるごノ守護者ト シテ召喚サレタ身 |
| 我々ト出会ウマデハ ズット独リ、山奥ノ谷 デ暮ラシテイタト聞ク |
| そっか・・・ だから、あんなにも 喜んだのか |
| そっか・・・ だから、あんなにも 喜んだのね |
| さびしかったんだよ きっと・・・ |
| まあ、これでケイナが シルターン生まれだと いうことは、はっきり したわけになるな |
| けどさ、ケイナは たしか記憶を無くし ちまってんだろ |
| 大丈夫かな・・・? |
| ふう・・・ 一応、説明はしたぜ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| おうおう、なんとも いえねェ、やァな空気 になっちまってる ようだなァ・・・ |
| どうしよう? なぐさめる そっとしておく |
| 二人とも、元気を 出して! |
| 良かったじゃないか こうやって出会えた だけでも・・・ そうだろ? |
| 二人とも、元気を 出して! |
| 良かったじゃない こうやって出会えた だけでも・・・ そうでしょ? |
| ・・・そうですね *n0さんの おっしゃるとおりです |
| ねえさまのお顔を見る ことができただけでも 私にとっては幸せです |
| カイナちゃん・・・ |
| かいな殿・・・ 貴女ハココニ残ッタ ホウガイイ |
| え、でも・・・! |
| せっかく、お姉さんに 会えたんだもん このままお別れなんて ダメだよ |
| 心配しないで! 僕とエスガルドで ちゃんと調査は進めて おくから・・・ね? |
| エルジンくん・・・ |
| オレからも頼むわ 妹のあんたが側にいて くれりゃあ |
| こいつも、ド忘れした ことを思い出せると 思うんだ・・・ |
| フォルテ・・・ あんた・・・? |
| ・・・わかりました |
| 皆さんがよろしければ しばらく、私を同行 させてください |
| どうか、お願いします |
| いたい、いたいっ! 離してえぇぇ~っ!? |
| ユエルっ? もしかして、また |
| あいつ・・・!? |
| あの子・・・!? |
| おとなしくおしっ? じゃないと、また グーで殴るよっ!? |
| やっぱり・・・ |
| *n0・・・ |
| 待ってくれよ!? モーリンっ! |
| ちょっと待って!? モーリンっ! |
| *n0・・・ って、ちょいと!? もしかして、この 魚泥棒って・・・ |
| うん・・・ |
| 俺の知り合いなんだよ そいつ・・・ |
| 知り合いなのよ あたしの・・・ |
| あちゃあ・・・っ |
| あたいの留守中に 食べ物泥棒が出るって 聞いて、とっ捕まえて みたんだけど・・・ |
| まさか、あんたの 知り合いだったとはね |
| どういうつもりだよ? ユエル・・・ |
| どういうつもりなの? ユエル・・・ |
| ・・・・・・ |
| 聖王都で教えただろ? この世界じゃ、お金と 交換しなくちゃ食べ物 はもらえないって! |
| もう泥棒しないって 俺に言ったじゃないか |
| 聖王都で教えたよね? この世界じゃ、お金と 交換しなくちゃ食べ物 はもらえないって |
| もう泥棒しないって 約束したじゃない? |
| あれは、ウソだって いうのか!? |
| あれは、ウソだったの ユエル!? |
| それは・・・っ だってぇ・・・っ |
| ユエルは俺のこと |
| ユエルは、あたしを |
| ウソつきって言った けど・・・ |
| ウソつきは、ユエル じゃないかっ!? |
| ウソつきは、ユエル じゃない!? |
| う、うう・・・っ ごめんなさいっ!? ごめんな・・・っ さいぃぃい・・・っ |
| っく・・・っ うわあぁぁ~んっ!! |
| 物を盗るってことはね 一度やっちまったら クセになるものなんだ |
| *n0 この子のためにも ちゃんと、罰を与えた ほうが・・・ |
| ちょいと待ちなってば モーリン? |
| 酒場のおばちゃん? |
| *n0 ここは、あたしに 任せておくれよ? |
| はあ・・・ |
| ねえ、あんた どうして食べ物を とったりしたんだい? |
| 悪いことだって わかってたんだろ? |
| わかっ、てたよぉっ? *n0にィ 教わってたもんっ でも・・・っ! |
| ユエルっ、お金っ もってない・・・の 探したけどっ、見つか らなくて・・・っ |
| !? |
| お腹すいてぇ・・・っ ガマン、できなく なっ、てぇ・・・っ |
| ごめんなさいっ!? もうしないからぁっ 閉じこめたり しないでぇ~っ!? |
| この子、お金が どんなものなのかも しらないのか・・・ |
| ユエル・・・ |
| お腹がすかなけりゃあ 盗みはしないんだね? |
| うん・・・っ |
| わかった・・・ |
| それじゃ、あたしらが これからは、あんたに 食べ物をわけたげる |
| えっ!? |
| へっ!? |
| でも・・・っ おかね・・・? |
| 無い物をとろうなんて 思ったりしないよ |
| その代わり、二度と だまって盗まないって 約束しな? |
| ・・・うんっ |
| というわけだからさ 勘弁してやりなよ? |
| ま、あたいとしては みんなが納得すんなら いいんだけど・・・ |
| *n0・・・ |
| ごめんなさいっ! |
| わかったよ、ユエル 許してあげるから |
| 下町のみんなに 感謝するんだぞ? |
| わかったわ、ユエル 許してあげるから |
| 下町のみんなに 感謝するのよ? |
| ・・・うんっ! |
| ふいーっ 道らしい道を歩くのは また随分と久しぶりな 気がするよな |
| それで、フォルテさん トライドラまでは どうやって行くつもり ですか? |
| で、トライドラまでは どうやって行くんだ フォルテ? |
| 正確な目的地ってのは トライドラじゃねーよ |
| 街を囲んだ3つの砦の ひとつ、ローウェン砦 に行きゃあいいんだ ダチはそこにいる |
| 偉い騎士って言ってた けど、本当に? |
| なんだよ、ミニス さてはお前 疑ってんのか? |
| だって、フォルテって いっつもウソかホント かわからないような話 するんだもん・・・ |
| ヒヒヒッ 言われちまったなァ |
| 普段からおちゃらけて るからだぜェ? |
| がーんっ!? |
| お前が言うな お前が・・・ |
| あんたはどうなのよ あんたは・・・ |
| そっ、そんなこと ないですよっ フォルテさん! |
| フォルテさんは いつもまじめに・・・ |
| まじめに・・・ |
| ・・・・・・ |
| *n1 そこで詰まったら かえって泥沼だぞ? |
| *n1 そこで詰まったら かえって泥沼よ? |
| ううう・・・っ |
| あははははははっ! |
| 日頃の行いのせいよ? あ・ん・た・のっ! |
| へいへい・・・ そんじゃ、きちんと 説明しておきますかね |
| シャムロックってのが そいつの名前だ まあ、いわゆる同門の 剣を習った仲だがな |
| 今は出世して、砦の 守備隊長をしてんだよ |
| 守備隊長って・・・ つまり、砦で 一番偉いってこと だろっ!? |
| 守備隊長って・・・ つまり、砦で 一番偉いってこと でしょう!? |
| フフーン、まあな どうだ、驚いたか? |
| あう・・・・・・ |
| とんでもない知り合い をもってるものだな つくづく、君は |
| おお、そーだ! 聖女の噂もそいつから 聞いて知ったんだぜ アメル? |
| え、そうなんですか? |
| こんなに遠くにまで噂 になってたのか・・・ |
| ハッ、火種は ここにもって わけかよ・・・ |
| どこの世界でも ゴシップはこわいって ことかねえ、まったく |
| ちょっとカタブツだが 信用できるヤツだって のは保証するぜ |
| フォルテがああまで 言うからには、心配の 必要はなさそうだな |
| むしろ心配なのは さっきからずっと 黙ってる・・・ |
| フォルテがああまで 言うからには、心配の 必要はなさそうね |
| むしろ心配なのは さっきからずっと 黙ってる・・・ |
| どうしよう? カイナのこと ルウのこと |
| どうしたんだい? 出発してからずっと 黙ってばかりだけど |
| どうしたの? 出発してからずっと 黙ってばかりだけど |
| えっ? あ、いえ、その・・・ |
| 今のねえさま、私が 知っているねえさまと ずいぶん感じが違う気 がしたものですから |
| ちょっと、驚いて しまって・・・ |
| そんなに 違っちゃってるんだ? |
| はい、私の知っている ケイナねえさまはミコ として己を高めること を第一にしていて |
| 必要以上に男の人を 近づけなかったような 御方だったんです なのに・・・ |
| あんたは~っ! |
| あばっ!? |
| あんなに乱暴になって しまって・・・ |
| あ、はは・・・ でも、それはケイナが 記憶をなくしてるせい じゃないのかな? |
| 記憶さえ戻ればきっと 君の知ってるねえさま に戻るはずだよ 心配しなくたってさ |
| ・・・・・・ でも、それはケイナが 記憶をなくしてるせい じゃないの? |
| ・・・そうかな? |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| と、とにかくっ 心配いらないって! |
| と、とにかくっ 心配いらないわよ! |
| だと、いいんですけど |
| で、代わりに俺達の ことを忘れちまって めでたし、めでたし と・・・ |
| *n1っ!? |
| なんだよ、ありえねェ 話じゃねェだろうが |
| そりゃ、そうだけど でもな・・・!? |
| そりゃ、そうだけど でも・・・!? |
| ケッ!それがこわい と思ってるから、あの 弓オンナも不安がって んだろォがよ? |
| ・・・・・・ |
| どうしたんだい? 出発してからずっと 黙ってばかりだけど |
| どうしたの? 出発してからずっと 黙ってばかりで |
| うん・・・ |
| なんだか元気がない みたいだな |
| ひょっとして、森の家 のことが気になってる とか? |
| なんだか元気がない みたいね |
| ひょっとして、森の家 のことが気になってる とか? |
| うん・・・・ |
| なあ、ルウ それなら無理に俺たち と一緒に来なくても いいんだぜ? |
| ねえ、ルウ それなら無理にあたし たちと一緒に来なく てもいいのよ? |
| ・・・・・・ |
| そりゃあ、君みたいに 悪魔に詳しい仲間が いてくれるのは助かる でもさ・・・ |
| 確かに、あなたみたい に悪魔に詳しい仲間が いてくれるのは助かる けどね・・・ |
| ・・・・・・ |
| そんな都合に君が 無理してつきあう 必要はないって俺は 思うんだ |
| そんな都合にあなたが 無理してつきあう 必要はないとあたしは 思うの |
| ・・・ん? |
| だから、俺たちのこと は気にしないで・・・ |
| だから、あたしたちの ことは気にしないで |
| あれ、*n0 ルウになにか用事? |
| へ? |
| はえ? |
| 街道を歩くのって 初めてだけど、本当に 興味深いよね |
| 生えてる草花だって 森のとは全然違うもの 見てて飽きないわ |
| ひょっとして ただ、景色に見とれて いただけ・・・??? |
| で、なんの用事? |
| いや、いいんだ なんでもない・・・ |
| いいの、 なんでもない・・・ |
| ??? |
| さあ、もうすぐだ この丘を越えりゃあ ローウェン砦が見える はずだぜ |
| ・・・!? |
| そんな・・・ どうして、砦が・・・ |
| 攻撃されてるじゃ ないのさっ!? |
| *n0! あいつらの着てる鎧 もしかしてっ!? |
| 間違いない・・・ 砦を攻めているのは 黒の旅団だ!! |
| ・・・くっ! |
| ちょっと、フォルテっ どうする気よっ!? |
| ルヴァイド様 国境の跳ね橋はすでに 我らがおさえました |
| そうか・・・ 予定どおりだな |
| あとはこの砦にいる 残存部隊を叩けば 作戦完了ですが・・・ |
| コチラハ予定ヨリ 遅レテシマッテイル ヨウデスナ |
| 陽動の効果が薄かった 橋向こうの本隊をおと りに全兵力を吐き出さ せる計画だったが |
| 敵もさるものだ こちらの意図を看破し すみやかに兵を返した ・・・良将だな |
| 本隊ニ伝令ヲ送ッテ 挟撃ヲ仕掛ケルコトガ 打開策トミマスガ? |
| 相手はすでに死兵だ 命を捨てて向かって くることだろう |
| 勝つことはそれで可能 だが、我が軍の損害も 馬鹿にならん |
| しかし、このまま砦に こもられては、らちが あきません! |
| わかっている だから、こもられぬ ようにしてやるのだよ イオス |
| え? |
| 砦の長は、戦場の理を 知る人物だ。ならば 俺もその理にのっとり 攻めるとしよう |
| そうか・・・ 大絶壁をつなぐ橋は やはり奪われて しまったか・・・ |
| 部下 |
| 無念です・・・ まさか敵の一隊がすで に、国境を越えて布陣 していたなんて! |
| 私の油断だった 皆には、すまないこと をしてしまった |
| 部下 |
| それは違います!? 隊長だからこそ、あの 奇襲の中で、砦を死守 できたんですっ! |
| そうかも知れない しかし、同じことだ |
| 砦を囲まれた今、我ら にできることは降伏か ことごとく討ち死に することだけだ |
| いずれにしろ、兵たち には絶望的な選択で しかない・・・ |
| 部下 |
| シャムロック様・・・ |
| 敵将に告げる! 我はデグレア特務部隊 黒の旅団が総指揮官 ルヴァイドなり!! |
| 貴殿に同じ騎士として 提案したきことがある 聞く耳を持つならば 姿を見せよ! |
| ・・・・・・ |
| 貴殿がこの砦の長か? |
| いかにも! トライドラ騎士団所属 ローウェン砦守備隊長 シャムロックだ! |
| シャムロック殿よ すでに我がデグレアと トライドラを結ぶ唯一 の橋は占領した |
| 大絶壁の向こうで待つ 本隊も、我らの合図で 一斉にこちらへ進軍を 開始するだろう |
| ・・・っ |
| もはやその砦にこもる ことなど無意味だ! 三砦都市の守りは既に 崩れ去ったのだ!! |
| 降伏を認めよう 武器を捨てて、その砦 を渡してはくれぬか? |
| 提案の意は理解した しかし、それはできぬ 相談というものだ |
| トライドラは聖王国を 守護する楯だ。それが 死戦になろうと、戦い を放棄などできん! |
| そのために貴下の兵士 をことごとく殺すか? シャムロック!? |
| ぐっ・・・! |
| とはいえ、貴殿の決意 騎士として当然の道理 俺の本題はここからだ |
| 貴殿と俺の一騎打ちに よって、この戦いを 決したい! |
| ・・・!? |
| ルヴァイド様っ!? |
| 騎士の名において誓う 勝敗のいかんに関わる ことなく、砦の兵士に 危害はくわえぬと |
| 返答はいかにッ!? |
| あれは嘘だ・・・ 奴らのやり口を考えれ ば、約束を守るはずが あるものか・・・ |
| でも、湿原で囲まれた あの時には、黒騎士は 約束を守ったよ? |
| うん・・・ あのひと、うそついて ないよ・・・? |
| *n1? |
| そうですよ・・・ あの人は嘘は一度も ついてないです |
| あの時とは状況が違う 彼らはもう戦争を覚悟 して動いてるんだ |
| たしかにな・・・ だが、今度もそうだと いう保証はねえ |
| あんたの友達はそれが わかんない男じゃない んだろ、フォルテ? |
| ・・・ああ |
| あいつはわかってる けどな、わかっていた としても・・・ |
| あっ!? |
| ・・・部下の命の保証 偽りはないだろうな? |
| 俺も兵を率いる将だ 貴殿の意を踏みにじる つもりはない |
| ならば、お相手しよう トライドラ騎士の剣技 しかとその目に刻み つけられよ!! |
| 存分に楽しめることを 願うぞ! |
| ああいう男なんだよ あいつは! |
| 部下を駒として見られ ない男なんだ・・・ 騎士に向かないほどに 優しすぎんだよッ! |
| フォルテさん・・・ |
| 彼ノ行動ハ、明ラカニ 自殺行為デス。ナンノ 利益モ生ミマセン |
| ドウシテ、アノヨウナ コトガデキルノデスカ あるじ殿? |
| 人間だから・・・ |
| ? |
| 感情をもっている人間 だから、あんなことを してしまうんだよ |
| 感情をもっている人間 だから、あんなことを してしまうのよ |
| 人間ノ・・・ 感情・・・??? |
| ケッ、あの野郎 ここで死ぬ気だな? |
| ニンゲンってのは これだから、バカだ ってェんだよ |
| 死んだら、終わりだ ってェのによ・・・ |
| 見上げた人物だ しかし、それだけに 哀れすぎる |
| やりきれねえよな たしかに・・・ |
| どうしよう? 一騎うちを止める 動向を見守る |
| 悪いが、オレは行くぜ このままあいつを 見殺しにはできねえ |
| 待つんだ、フォルテ! 君が出ていったって どうにもならない |
| 待って、フォルテ! あなたが出たって どうにもならないわ |
| やってみなけりゃ わかんねーだろうが! |
| 落ちつきなさいっ! フォルテ!? あんたらしくないわよ |
| 二人を囲む軍勢を見ろ 決闘に邪魔が入るのを 見逃すほど甘くはない |
| だから・・・ 見捨てろってーのか! おいッ!? |
| あの人は絶対に殺させ たりしないわ。相棒の 友達なら、私にとって も友達だもの! |
| ケイナ、おまえ・・・ |
| ねえさま・・・ |
| それにこの立ちあいは まだ、尋常のもので ござる |
| そこに割って入るのは シャムロック殿に汚名 を着せることになりは しないか? |
| ・・・っ |
| 俺たちが動くのは 決着がつくその時だ |
| こらえてくれ フォルテ・・・ |
| あたしたちが動くのは 決着がつくその時よ |
| がまんして フォルテ・・・ |
| ・・・くそおっ! |
| 二人を止めよう! もしシャムロックが ルヴァイドに勝ったと したって・・・ |
| イオスたちが黙ってる はずがないんだ 彼は殺されてしまう! |
| 二人を止めましょう! もしシャムロックが ルヴァイドに勝ったと したって・・・ |
| イオスたちが黙ってる はずがないわ! 彼は殺されてしまう! |
| 君はバカか!? せっかくふりきった 奴らの前に、わざわざ 姿を見せる気か!? |
| だからって、フォルテ の友達を見殺しに なんてできないよ!? |
| だからって、フォルテ の友達を見殺しに なんてできないでしょ |
| *n0 おまえ・・・ |
| あたしも同じです あの人を見殺しにして まで、自分の安全を とりたくなんかない |
| ぐ・・・ |
| 行こう、フォルテ! |
| ああ・・・! ありがとよ、みんな! |
| その決闘、悪いが 邪魔させてもらうぜ! |
| ぬうっ・・・!? |
| フォルテ様!? 貴方が、どうして こんなところにっ!? |
| なーに、そいつには オレも色々とあってな |
| お前だけに斬らせる わけにゃいかんのさ シャムロック! |
| 決闘を愚弄する気か 貴様らッ!? |
| そんな理屈は俺たちに 通じないぞ! あんたたちのやり方は よく知ってるんだ |
| 任務のためなら どこまでも非情になる のがお前たちの流儀 じゃないか!? |
| そんな理屈はあたし たちに通じないわ! あんたたちのやり方は よく知ってるもの! |
| 任務のためなら どこまでも非情になる のがあなたたちの流儀 じゃないの!? |
| そうやって油断させた 相手をまた、皆殺しに する気ですか・・・? |
| 僕たちの村を滅ぼした 時のように!! |
| 都合のいい時だけ 騎士の理屈を振り回す んじゃねえ!! |
| 女子供も残らず殺して みせたお前に、騎士を 名乗る権利なんかあり はしねえんだよッ! |
| ・・・!! |
| ルヴァイド殿!? まさか、貴殿は・・・ |
| 我ガ将ヲ、ソレ以上 愚弄スルナッ!! |
| 出てきたわよ 機械兵士たちが! |
| あわわわっ! こ、これが戦争って ものなの~っ!? |
| 殺すな、ゼルフィルド むしろこれは好機! |
| なんとしてでも聖女を 捕らえろ!デグレア の勝利を不動のものと するために!! |
| 承知シタ!! |
| 兵士 |
| ぎゃあああ~っ!! |
| !? |
| 兵士 |
| う・・・ああ・・・っ |
| なによ、この傷!? まるで獣にやられた みたいな・・・ |
| しっかり!しっかり してくださいっ!? |
| 兵士 |
| シャ・・・ロック さ、ま・・・ |
| 兵士 |
| バケモノ・・・っ とりで・・・ みな・・・死・・・! |
| なんだ・・・ このイヤな感じは? |
| 耳鳴りがする・・・ 森で感じたあの音に すごく似て・・・ まさか!? |
| なに・・・ このイヤな感じは? |
| 耳鳴りがする・・・ 森で感じたあの音に すごく似て・・・ まさか!? |
| すさまじい邪気を 砦の中から感じます これは・・・! |
| あるじ殿、れーだー ニ無数ノ熱反応! |
| なんだって! |
| なんですって! |
| コレハ・・・ 人デハ、ナイ!? |
| おお、こりゃかなりの 邪気だぜェ、ニンゲン |
| しかも、ケダモノ くせえときてやがる! |
| けもの・・・ |
| けものが・・・ *n1たち たべにくるの・・・ |
| こわいよぉ・・・ おにいちゃんっ! |
| こわいよぉ・・・ おねえちゃんっ! |
| あそこだ! 砦の上だよっ!? |
| キャハハハハハッ! |
| ねェねェ、いつまで 遊んでるつもりなのォ ルヴァイドちゃ~ん? |
| ・・・ビーニャ? |
| なにをしている!? 貴様には、本隊と共に 待機を命じたはず!! |
| だーってェ・・・ ルヴァイドちゃんが あんまり待たせるんだ ものォ・・・ |
| だからァ・・・ ほォらっ♪ |
| 魔獣 |
| ギャオォォォォッ!! |
| 兵士 |
| ひっ、ひぎゃあぁぁ! |
| 手伝ってあげたよっ キャハハハハッ! ほめて、ほめてェ? |
| 馬鹿な・・・ 勝手なことをっ!? |
| ひゃあ、えげつねェ ことしやがるよなァ あのオンナ・・・ |
| なんてことを・・・ ひどすぎますっ!? |
| ひどいですのっ!? こんな、こんなのって ないですのぉ・・・ |
| ・・・・・・ |
| 約束が違うぞ・・・ ルヴァイド・・・? |
| ・・・・・・ |
| キャハハハッ! みィんな、アタシの 魔獣が食べちゃうよォ キャハハハハッ!! |
| ルヴァイドォォォォォ ォォォォォッ!! |
| 許せない・・・っ!! |
| 許せないっ!! ビーニャのやり方が ルヴァイドの嘘が |
| これがお前のやり方か ルヴァイド!? |
| これがあなたの やり方なのっ ルヴァイド!? |
| ・・・! |
| 砦の兵士の目を決闘に 引きつけて、無防備に なったところを別動隊 に襲わせる・・・ |
| 実に効果的な作戦だ レルムの村を焼き討ち した貴方らしい!! |
| この卑怯者がッ!! |
| 違うっ! ルヴァイド様はそんな 命令など絶対に・・・ |
| やめろ、イオス! |
| しかし! |
| 非はこちらにある 部下の暴走を防ぐこと ができなかったのは 俺の責任だ・・・ |
| でもっ!? あいつの不始末の責任 は、貴方ではなく別の 人間が・・・ |
| 言うなッ!! |
| ルヴァイド・・・ さま・・・ |
| いずれにしろ、この 勝負は無効ってこった 来い、シャムロック! |
| え・・・? |
| なんにもならね-かも しれないけどよ・・・ 部下のカタキぐらいは とってやろうや |
| !! |
| 手伝うぜ、な? |
| 俺も戦うよ・・・ あいつのしたことは 絶対に許せない! |
| あたしも戦うわよ あいつのしたことは 絶対に許せない! |
| 僕も同じ気持ちです どうか、手伝わせて ください |
| ・・・わかりました |
| 私に、みなさんの力を 貸してください! |
| キャハハハハッ! いいよォ、アンタたち も遊びにおいで・・・ |
| アタシのおもちゃに してあげる。壊れる まで遊んであげるよォ キャハハハッ!! |
| あーあ! つまんないなァ こんなに簡単に倒され ちゃうなんてさァ |
| アンタたち、弱すぎ! このっ!このォッ! |
| 魔獣 |
| ギャフッ! ギャフゥゥゥン!! |
| ちょっと、アナタっ! そのコたち、アナタが 召喚したんでしょ!? |
| そーだよォ? だから、アタシがなに したって自由・・・ キャハハハハッ! |
| 無茶苦茶だわ!? あのコ、本当に召喚獣 を遊び道具としか 思ってない・・・ |
| いや、違うよ・・・ 自分以外の全てのもの が、こいつにとっては おもちゃなんだ!! |
| 無茶苦茶よ!? あの子、本当に召喚獣 を遊び道具としか 思ってない・・・ |
| いや、違う・・・ 自分以外の全てのもの が、あの子にとっては おもちゃなんだ!! |
| キャハハハハッ!! |
| お願いですっ もう、もう・・・ |
| やめてあげて くださいっ!! |
| なによぉ、アンタ 偉そうに私に命令 する気なのォ? |
| お願いしますっ! これじゃ、これじゃ かわいそうすぎます! |
| やーよ! だって、役立たずな こいつらが悪いん だもんねェ・・・ |
| 魔獣 |
| ギャフッ! ギャフゥゥゥン!! |
| キャハハハハッ!! |
| そうやって・・・ 私の部下を殺した時も お前は笑っていたと いうのか!? |
| 当然でしょォ? だって楽しいんだもん |
| おのれェェェェッ!! |
| おっとっと! |
| ふーん、そっかァ アタシみたいな子供に 本気で剣を振るうんだ アンタは・・・? |
| でもダァメ!アタシ 壊すのは大好きだけど 壊されるのはヤなの だからァ・・・ |
| いけない!? そこから逃げてっ!! |
| アンタが壊れちゃい なァァァァッ!! |
| シャムロック |
| ぐああああっ! |
| シャムロックさん! |
| キャハハハハハッ! アハハハッ! アーハッハッハ!! |
| なんなのよ、あの子 あたり構わず召喚術を 撃ちまくって・・・ |
| 無茶苦茶だよっ!? |
| ビーニャ、やめろ! ルヴァイド様の命令に 従うんだ!! |
| やーだよーっ! だってェ、ルヴァイド ちゃんって、とっても アマアマなんだもん |
| このまま一気にさァ トライドラまで攻め ちゃおっかな・・・ うふふ、楽しそう |
| ビーニャ!! |
| 我ガ将ヨ、コノ始末ハ イカニ・・・? |
| 個人の暴走で今後の 作戦に支障を出すこと はまかりならぬ・・・ |
| ゼルフィルド、イオス あの小娘を止めろ 手荒にしても構わぬ! |
| 御意! |
| 仰せのままに! |
| とばっちりを受ける 前に、脱出するぞ ニイさんの手当ては それからだ |
| さあ、シャムロック オレの肩につかまれ しばらくの辛抱だ |
| は、い・・・ フォルテ、さ・・・ |
| ここまで離れれば 大丈夫だろう やつらも、追ってくる 様子はない |
| とはいえ、相手が 相手だからな 油断は禁物だよ |
| どうかな・・・ 相手が相手だけに 油断は禁物かも |
| とりあえず、アメル 今のうちに シャムロックさんの 傷の手当てを |
| はいっ |
| それが済み次第 すこしでも遠くに |
| 離れよう |
| 離れましょう |
| それにしても、あの ビーニャって召喚師 あれだけ召喚術を乱発 できるなんて・・・ |
| ええ、あれだけの数の 魔獣を使役できる力 とても尋常のものとは 思えません |
| ・・・間違いないな |
| ああ、だろうな 俺様も多分お前さんと 同じことを考えてるぜ |
| あのビーニャという 召喚師、スルゼン砦を 壊滅させたガレアノの 同類に違いない |
| ガレアノって・・・ キミたちが戦ったって 言ってた、屍人を操る 召喚師のこと? |
| そんなバカな!? |
| そんな、嘘でしょう! |
| 僕だってそう思う だがな・・・ |
| だが、そう考えれば 屍人使いがスルゼン砦 を滅ぼした理由が説明 できるんだ |
| あの二人をつなぐ 共通項は多分・・・ |
| 黒の旅団の一員 デグレアの侵略の布石 ということですか |
| 黒の旅団の一員か なるほどな・・・ そういうことかよッ! |
| ぐ・・・・・・ |
| おい、シャムロック! しっかりしろ!? |
| 大丈夫です 今までの疲れで、気を 失っただけです でも・・・ |
| 肉体以上に、この人の 心は傷ついてました それが、心配です |
| ちゃんとした場所で 休ませる必要があるで ござるな |
| そうだな・・・ |
| そうよね・・・ |
| 気を失ったシャムロックさんを 背負うフォルテに続くように 俺たちは陥落したローウェン 砦から落ち延びていった |
| 黒の旅団は追ってこなかった |
| それが混乱によるものなのか それとも黒騎士の意志による ものなのか、それはわからない |
| ネスは言う 屍人を使うガレアノも 魔獣を操ったビーニャも おそらく同じ仲間であろうと |
| 確証はない けれど、俺たちはみんな それが本当であることを肌で 感じていた |
| そして、もうひとつ はっきりとわかるのは デグレアがその戦意を もはや剥き出しにしたこと |
| 戦争が始まろうとしていた |
| シャムロックさんは 気を失っていた |
| フォルテの大きな体が それを背負ってた |
| 私達は必死になって逃げた ローウェン砦から・・・ |
| とにかく必死だった |
| 逃げることができたのは 偶然なのか、それとも 黒騎士の罪の意識なのか 私には分からなかった |
| 考えると気分が悪くなった |
| それは今のことを 考えようとすると、かならず ビーニャとガレアノのことが 思い浮かぶから・・・ |
| あの二人は、間違いなく 同じ仲間・・・ |
| 間違いないと思う |
| 彼らは戦争にも荷担してる デグレアの先兵として・・・ |
| よりいっそう気分が悪くなる |
| 戦端の足音は そこまで来ていたから・・・ |
| やれやれ、これでまた 黒の旅団に手がかりを 与えることに なってしまったな |
| そういうけどさ、もし ネスが言うとおり ガレアノとビーニャが 同類だとしたら |
| どっちみち、俺たちの 動きはあいつらに 筒抜けだったってこと になるじゃないか? |
| そういうけどさ、もし ネスが言うとおり ガレアノとビーニャが 同類だとしたら |
| どっちみち、あたし たちの動きはあいつら に筒抜けだったってこ とになるじゃない? |
| ふむ・・・ それもそうか |
| どうやら、僕たちと 連中の間には、よほど の巡り合わせがある らしいな |
| 腐れ縁ってやつだな? |
| 厄介なことだよ 腐れ縁など、ひとつで 充分だというのに |
| なあ、ネス その腐れ縁ってのは もしかして・・・ |
| ねえ、ネス その腐れ縁ってのは もしかして・・・ |
| 僕の口から言わせる つもりか? はっきりと? |
| ・・・・・・ |
| 正面から攻めてこないぶん こっちの腐れ縁のほうが 厄介な気がしてきたぞ・・・ |
| 正面から攻めてこないぶん こっちの腐れ縁のほうが 厄介な気がするわね・・・ |
| ここまで、あたしの噂 が広がっているなんて 思いもしませんでした |
| 俺はフォルテから聞く まで、全然知らなかっ たけどさ |
| それは聖王都がやたら 広い街だったせいなの かもしれないな |
| あたしはフォルテから 聞くまで、全然知らな かったわよ |
| それは聖王都がやたら 広い街だったせいなの かもしれないわね |
| 噂が広がった原因には 心当たりがあるんです |
| 村の人たちは、みんな 聖女の癒しを求めて やってくる旅人からの 収入で |
| 貧しい村の生活が 変わるのではないかと 信じてましたから |
| 村人たちが、宣伝して いたってことか・・・ |
| 村人たちが、宣伝して いたってことね・・・ |
| 今にして思えば おじいさんが心配した のは、このことだった のかもしれません |
| 噂を聞きつけて来る人 たちが、必ずしも村に 幸福をもたらすとは 限らないって・・・ |
| 今になってから わかっても、しかたの ないことですけど |
| ちょっと、くやしい ですよね・・・ |
| ・・・・・・ |
| 高い代償だったよな たしかに・・・ |
| 高い代償だったわね たしかに・・・ |
| 人間の感情を理解 したいだって!? |
| 人間の感情を理解 したいって、本気!? |
| ハイ、是非 ソウシタイノデス |
| あるじ殿ノ決断ハ 自分ノ見地ニヨルト 時ニ、理解ニ苦シム モノガアリマス |
| 論理的ニ破綻シテ イタリ、非生産的ナ モノダッタリ・・・ |
| うう・・・っ |
| あのね・・・っ |
| デスガ、護衛獣トシテ あるじ殿ノ思考ヲ理解 デキヌコトハ、致命的 ナ問題デス |
| そのために、人間の 感情を理解する必要が あるってことか・・・ |
| そのために、人間の 感情を理解する必要が あるってこと・・・ |
| 是非、ゴ教授ヲ! |
| そうは言われてもなあ *n1 |
| 感情ってのは、言葉の とおり「感じる」もの なんだよ |
| 人それぞれに感じ方は 違うし、説明なんて できっこないんだ |
| そうは言われてもねぇ *n1 |
| 感情ってのは、言葉の とおり「感じる」もの なのよ |
| 人それぞれに感じ方は 違うし、説明なんて できっこないわ |
| ・・・・・・ |
| そう、落ちこむなよ? 他人が教えることは できないけど・・・ |
| *n1が 自分で見つけることは できるかもしれないぜ |
| そう落ちこまないで? 他人が教えることは できないけど・・・ |
| *n1が 自分で見つけることは できるかもしれない |
| 自分デ・・・ 見ツケル・・・? |
| ああ、まずは頭の中に 入ってきたことを そのまま受け止める ことかな? |
| その時、自然にふっと わいてくるもの それを見つめてみれば きっとわかってくる |
| ええ、まずは頭の中に 入ってきたことを そのまま受け止める ことよ? |
| その時、自然にふっと わいてくるもの |
| それを見つめてみれば きっとわかってくるわ |
| 自然ニ、デスカ・・・ |
| ああは言ったけど 機械兵士のあいつには かなり難しいことかも しれないなあ・・・ |
| ああは言ったけど 機械兵士のあいつには かなり難しいことかも しれないわね・・・ |
| あのビーニャとかいう ガキといい、その前の ガレアノといい |
| 連中の暴れっぷりは 悪魔のオレから見ても 呆れちまう・・・ 無茶苦茶すぎらァ |
| *n1でも そう思うのか? |
| *n1でも そう思うの? |
| おい、コラ・・・ 「でも」ってのは なんだよッ、「でも」 ってのはよォ? |
| だって、悪魔ってのは ああいうことを好む もんじゃないのか? |
| だって、悪魔ってのは ああいうことを好む もんじゃないの? |
| まァ、そりゃ 否定はしねェがよ |
| けどな、あんな調子で ばかすかニンゲン殺す のは、もったいねェっ てもんだぜ・・・ |
| ? |
| 低脳なテメエにも わかるように説明する とだなァ・・・ |
| あっさり殺すよりも とりついて、じわじわ いたぶっていくほうが |
| 悪魔にとっては うま味があるんだよ |
| ・・・!? |
| その時々にニンゲンが 吐き出す、様々な感情 を味わいつくすのが 醍醐味なのさ |
| 断末魔の苦しみだけを 食い散らかすってェの は、下の下なんだよ |
| な、なるほど・・・ |
| なんか、とんでもないことを 力説されちまったような 気がするよ |
| なんか、とんでもないことを 力説されたような気がするわね |
| かわいそう・・・ だったね・・・ |
| ああ、約束を裏切られ たんだ・・・ |
| 死んだ砦の人たちも シャムロックさんも すごく無念だと思うよ |
| ええ、約束を裏切られ て・・・ |
| 死んだ砦の人たちも シャムロックさんも すごく無念だと思う |
| ちがうの・・・ |
| *n1が いってるのは・・・ あのひとのこと・・・ |
| ひょっとして ルヴァイドのことか? |
| ひょっとして ルヴァイドのこと? |
| ・・・(こくん) |
| あのひと・・・ なんにもいわなかった けど・・・ |
| すごく、かなしんでた やくそく・・・ まもれなくて・・・ |
| *n1には わかるの・・・ きょうのあのひとは |
| つめたいかげじゃ なかったから・・・ だから、わかるの |
| *n1には 悪いけど・・・ |
| 俺には、とても 信じられないよ |
| だって、あいつは 俺たちの前で、レルム の村を焼き払ってみせ たんだぞ・・・ |
| *n1には 悪いけど・・・ |
| あたしには、とても 信じられない |
| だって、あいつは あたしたちの前で、 レルムの村を焼き払っ てみせたのよ・・・ |
| ・・・・・・ |
| あんな虐殺をした男が 今さら、そんなことで 悲しむはずなんてある もんか・・・ |
| あんな虐殺をした男が 今さら、そんなことで 悲しむはずなんてある のかしら? |
| こんなことを言うのは 間違ってるのかも しれませんけど・・・ |
| あのビーニャって人に 呼ばれた召喚獣たちが ボクは、かわいそうだ と思うんです |
| 呼ばれる立場のボク たちには、仕える相手 を選べないですから |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| ボク、思ったんです ご主人さまに召喚して もらえて、本当に よかったって・・・ |
| ご主人さまは、ボクを モノじゃなくて ヒトとして見てくれる |
| これって、召喚獣に とって、すごく幸せな ことなんじゃないん でしょうか? |
| *n1 その考えは間違いだと 俺は思うぞ |
| *n1 その考えは間違いだと あたしは思うわ |
| え・・・? |
| 特別なことなんかじゃ ない。本当ならそれが 当たり前のはずなんだ |
| この家に暮らすルウを 見れば、わかるだろ? 彼女は召喚獣と家族 みたいに暮らしてる |
| ミニスだって・・・ ううん、カイナや 先輩たち、ネスティも きっと・・・ |
| 召喚獣をモノだなんて 思ったりしてない ビーニャみたいなのが 間違ってるんだ |
| 特別なことなんかじゃ ない。本当ならそれが 当たり前のはずなのよ |
| この家に暮らすルウを 見れば、わかるよね? 彼女は召喚獣と家族 みたいに暮らしてる |
| ミニスだって・・・ ううん、カイナや 先輩たち、ネスティも きっと・・・ |
| 召喚獣をモノだなんて 思ったりしてない ビーニャみたいなのが 間違ってるのよ |
| ご主人さま・・・ |
| だから、感謝なんか しなくたっていいんだ |
| これが俺たちの 当たり前の関係なんだ からさ? |
| だから、感謝なんか しなくたっていいのよ |
| これがあたしたちの 当たり前の関係なのよ |
| はい、でも・・・ |
| やっぱり、ボクは ご主人さまに呼ばれて 幸せだと思いますっ |
| ・・・ありがとう *n1 |
| こんな当たり前のことを 忘れてる召喚師たちが どれだけたくさん いるんだろう・・・ |
| こんな当たり前のことを 忘れてる召喚師たちが どれだけたくさん いるんだろう・・・ |
| はいけい、マスター モナティですの |
| カイナさんたちと あったって、まえの てがみで、かきましたよね? |
| あれから、すごく おどろくことが ありました |
| *n0さんの なかまの、ケイナさん というかたが、なんと |
| カイナさんの おねえさんだったんですの!! |
| シルターンにいたはず の、おねえさんが どうしてこんなところ にいるのか |
| それはわかりません |
| ケイナさんが、じこで きおくをなくしている からです・・・ |
| モナティさん そこからは、私から 説明させてください |
| はいですのーっ |
| そういった理由で 勝手ながら、しばらく 私は、ねえさまたちと 行動いたします |
| 側にいれば、記憶を 取り戻す助けになれる かと思うのです |
| カイナのわがままを どうかお許しください |
| ・・・というわけです |
| モナティからも おねがいします |
| どうか、カイナさんを しからないであげて ください |
| それでは、また おてがみいたしますの |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| 悪かったな? ちょいと顔を出すだけ ですむ用事だったのが |
| こんな大騒ぎになっち まってさ |
| 気にすることないよ |
| 気にしないでよ |
| シャムロックにはな オレ、色々と借りが あるもんでな |
| 借りって? |
| ふっふっふ・・・ 聞きたいか? |
| 修業時代の門限破りを 星の数ほど 手伝わせたってのを 筆頭に・・・ |
| ムカつく先輩を闇討ち にする助っ人させたり 酒場で酔いつぶれた時 に迎えに来させたり |
| ああ、そういえば 家出してすぐの時も あいつの部屋に転がり こんだっけか・・・ |
| なんか、それって 一方的にフォルテが 迷惑かけっぱなしって いうんじゃ・・・ |
| なんか、それって 一方的にフォルテが 迷惑かけっぱなしって いうんじゃ・・・ |
| だから「借り」って 自覚してるだろうが? |
| お前だって、ネスティ 相手に、似たような 借りを作ってるんじゃ ねーのかぁ? |
| う・・・っ!? |
| あはは・・・っ!? |
| で、でもっ! フォルテほど破天荒な ことしてないと思うぞ ・・・たぶん |
| で、でもっ! フォルテほど破天荒な ことしてないと思う ・・・たぶん、ね |
| どう、ケイナ すこしはカイナさん と話ができたか? |
| どう、ケイナ すこしはカイナさん と話ができた? |
| それなんだけどね |
| 正直なところ・・・ 自分でもまだ状況に ついていけてないのよ |
| だって、いきなり 「ねえさまっ」なんて 呼んでもらっても |
| 覚えていないんだもの どう接したらいいのか わかんないわ |
| そっか・・・ たしかにそうだよな |
| そっか・・・ たしかにそうだよね |
| あの子が私のことを 本当に慕ってくれてる のがわかっちゃうから 余計につらいのよね |
| 思い出してあげられ ない自分が、なんだか 悪いことしてるみたい な気がして |
| 自己嫌悪・・・ |
| あんまり、慌てない ほうがいいのかも しれないよ |
| 無理して妹だって 思うより、まずは仲間 として、接してみたら どうかな? |
| あんまり、慌てない ほうがいいのかも しれないわよ |
| 無理して妹だって 思うより、まずは仲間 として、接してみたら どう? |
| 仲間として、か・・・ |
| うん、それだけでも きっと、カイナさんは 喜ぶと思うよ |
| うん、それだけでも きっと、カイナさんは 喜ぶと思うの |
| うん・・・ とりあえず、そこから 始めてみるわ |
| うち解けていけば きっと、自然に記憶も 戻るんじゃないかな? |
| あのビーニャという 召喚師のとった行動は |
| どうやら、ルヴァイド の意図していたものと 違っていたようですね |
| ロッカも、気がついて いたんだ? |
| ええ、途中で・・・ |
| あれが内部分裂で なかったなら、他の敵 が僕たちに手を出して いたはずですもの |
| すくなくともあの時 シャムロックとの約束 をルヴァイドは守ろう としたわけか・・・ |
| すくなくともあの時 シャムロックとの約束 をルヴァイドは守ろう としたわけね・・・ |
| ですが、そのことで 僕があの男を評価する つもりはありません |
| あの男がレルムの村で 虐殺を行ったことは 事実ですから! |
| いくら騎士として 正しい振る舞いをした ところで、なんの意味 もないですよ・・・ |
| ロッカ・・・ |
| 非情さと高潔さ・・・ 相反するどちらが黒騎士の 本質なんだろうか・・・? |
| 非情さと高潔さ・・・ 相反するどちらが黒騎士の 本質なんだろう・・・? |
| 結局、あの騎士も まんまとハメられた ってワケだ |
| あの野郎・・・ッ! つくづく、ムカつく ようなことばかり しやがって!! |
| でも、リューグ ビーニャが攻撃を 始めたあの時・・・ |
| イオスたちは はっきりと命令違反 だって叫んでたぜ? |
| イオスたちは はっきりと命令違反 だって叫んでた |
| ハッ! そんなもの 事前に芝居を決めて おきゃあ、どうとでも なるだろうがッ!? |
| 芝居・・・ |
| 部下の暴走だってこと にしちまえば、自分の 名に泥をかぶる必要も ねえ |
| あの野郎の考えそうな ことだぜ・・・ |
| 本当に、リューグが言うように 芝居だったんだろうか? |
| 本当に、リューグが言うように 芝居だったのかしら? |
| あのビーニャって 召喚師、いったいなに 考えてるのよっ!? |
| 自分で呼んだ召喚獣を いたぶるなんて・・・ |
| うん、俺もあれは ひどいと思ったよ |
| たしかに俺たちは 誓約によって、召喚獣 に服従を強制させてる けど・・・ |
| だからって、一方的に 無理な要求をするのは 間違ってると思う |
| ええ、あたしもあれは ひどいと思った |
| たしかにあたしたちは 誓約によって、召喚獣 に服従を強制させてる けど・・・ |
| だからって、一方的に 無理な要求をするのは 間違ってると思う |
| そうだよね・・・ |
| よーしっ、今度 アイツが同じこと したら、私、絶対に 許さないんだから! |
| *n0も その時は、アイツを やっつける手伝いを してよねっ!? |
| ああ、わかったよ 約束だ・・・ |
| ええ、わかったわ 約束よ・・・ |
| ビーニャのやり方を 認めるわけには いかないもんな! |
| ビーニャのやり方を 認めるわけには いかないもんね! |
| あれが、あんたたちの 言っていた、黒の旅団 の連中なんだね |
| ああ、そうだよ |
| ここまでは、うまく 目をくらましてこれた みたいだけど |
| 今日のことで、また 俺たちは狙われること になるだろうな・・・ |
| どうする、モーリン? |
| 今ならまだ、君は 無関係なままで いられるんだぞ? |
| ええ、そうよ |
| ここまでは、うまく 目をくらましてこれた みたいだけど |
| 今日のことで、また あたしたちは狙われる ことになるわね・・・ |
| どうする、モーリン? |
| 今ならまだ、モーリン は無関係なままで いられるのよ? |
| はん!バカなこと 言ってんじゃないよ? *n0 |
| たしかに、あいつらは あたいが思ってたより ずっと物騒な相手さ それは認めるよ |
| けどね、だからって あたいは尻尾をまいて 逃げたりしないよッ! 見損なわないどくれ |
| モーリン・・・ |
| なぁに、あたいは もともと海賊相手に 一人でケンカやってた 女なんだよ? |
| 自分のことは自分で ちゃんと面倒みれるさ だから・・・ |
| ついてくるな、なんて 言わないどくれよ? 頼むからさ |
| うん・・・ わかったよ、モーリン |
| それじゃ、これからも よろしく頼むぜ? |
| ええ・・・ わかったわ、モーリン |
| それじゃ、これからも よろしく頼むわよ? |
| あいよっ! |
| 心配するまでも なかったみたいだな モーリンは・・・ |
| 心配するまでも なかったみたいね モーリンは・・・ |
| 黒騎士とやらの剣術 このたび、初めて目に したのだが・・・ |
| 伝え聞いたとおり 相当のもので ござったな |
| カザミネさんから 見ても、やっぱり そうなんだ・・・ |
| 拙者の知っておる騎士 たちも、かなりの腕を もつ者たちだったが |
| それらとはまた異質な 剣でござった あえて名づけるならば |
| 捨て身の剣・・・ |
| 捨て身の剣? |
| 敵の剣が届くより先に 必殺の一撃を叩きこむ 前提で、初めて成立 する剣理でござる |
| それって、つまり 一撃で必ず相手を倒す ってことだろう!? |
| そんなの、絶対に 無理だよ・・・ |
| それって、つまり 一撃で必ず相手を倒す ってことでしょう!? |
| そんなの、絶対に 無理よ・・・ |
| そのとおりでござる だが、常にその気概で 振るわれ続ける剣は |
| どとうのごとく相手を 襲い続けるであろうな |
| ・・・!! |
| 恐ろしいのは、それを 実行しうる、あの男の 精神力でござる |
| なにが、あの男を そこまでの境地へと 昇らせたのやら・・・ |
| 黒騎士をそこまで 駆り立てるものって なんなんだろう? |
| 黒騎士をそこまで 駆り立てるものって なんなのかしら? |
| で、砦を攻めてた あいつらが、アメルの 嬢ちゃんを狙ってる 連中ってわけだ |
| ええ、そうです |
| ここまでは、うまく 目をくらましてこれた みたいですけど |
| 今日のことで、また 俺たちは狙われること になると思います |
| どうしますか? レナードさん |
| 今ならまだ、貴方は 無関係なままで いられるんですよ? |
| ええ、そうです |
| ここまでは、うまく 目をくらましてこれた みたいですけど |
| 今日のことで、また あたしたちは狙われる ことになると思います |
| どうしますか? レナードさん |
| 今ならまだ、貴方は 無関係なままで いられるんですよ? |
| ・・・・・・ |
| お前さんの兄弟子が 言ってただろうが |
| あのビーニャとかいう クレイジーな小娘と 俺の雇われ先を台無し にしたガレアノは |
| 同じ根っこで つながってるかも しれねえんだぜ? |
| だとすりゃ、とっくに 俺様も無関係じゃあ なくなってるわけだ わかるだろ? |
| それじゃあ・・・? |
| おうよ、このまま 捜査続行させてもらう に決まってるぜ |
| なぁに、ちっとばかし リスクは高いかも しんねえが・・・ |
| 見知らぬ世界で細々と 暮らすよりは、こっち のほうがよっぽどマシ ってもんさ |
| 心配するまでも なかったみたいだな レナードさんは・・・ |
| 心配するまでも なかったみたいね レナードさんは・・・ |
| 禁忌の森ほど 恐ろしい場所は ないって思って いたけど |
| 森の外のほうが よっぽど物騒な気が してきたわ |
| そりゃ、いきなり 戦争してる場面に 出くわしたから だって・・・ |
| そりゃ、いきなり 戦争してる場面に 出くわしたから だって・・・ |
| でもっ、あんなに たくさんの人を まとめて見たのって 初めてだったのよ |
| 街に行けば、もっと たくさんの人がいる わけでしょう? |
| まあ、そうだけど |
| あーっ、どうしよう? 考えただけで めまいがしそうだわ |
| どうしようって 別に、普通にしてれば いいんだけど・・・ |
| どうしようって 別に、普通にしてれば いいんだけど・・・ |
| うーん・・・ |
| なんだか変な具合に 緊張してるけど 大丈夫かなあ??? |
| なんだか変な具合に 緊張してるけど 大丈夫かなあ??? |
| ここのみなさんは 本当にいい人たち ばかりですね |
| トライドラへ向かう 道すがら、色々な人が 私に話しかけて くれました |
| きっと、黙ってる私を 心配してくださったん でしょうね・・・ |
| うん、そうだと思うよ なんだかんだいって みんな、優しい連中 ばかりだからさ |
| ・・・って、俺が 言ったら、説得力が なくなるかな? |
| ええ、そうだと思う なんだかんだいって みんな、優しい連中 ばかりだから |
| ・・・って、あたし が言ったら、説得力 にかけるわね? |
| うふふ、そんなことは ありませんよ |
| ちょっと安心しました |
| ねえさまが、貴方たち |
| ねえさまが、貴女たち |
| みたいな方々と一緒に 過ごしていたことに |
| え? |
| 私が知ってる場所と よく似たあたたかさが この場所にはあるから |
| カイナさん・・・ |
| 私も・・・ みなさんのお仲間に 入れてもらえますか? |
| 外から来たお客様じゃ なくて、みなさんと おつきあいさせて ほしいんです |
| うーん・・・? 俺たちはとっくに そのつもりだったん だけど・・・ |
| えーと・・・? あたしたちはとっくに そのつもりだったん だけど・・・ |
| でしたら、これからは 私のことも、カイナと 呼んでくださいませ |
| 「さん」づけじゃ 他人行儀ですよ? |
| あ、ひょっとして 気にしてた? |
| ・・・ちょっぴり |
| ごめん、ごめん それじゃ、これからは そうさせてもらうよ カイナ? |
| ごめん、ごめん それじゃ、これからは そうさせてもらうわ カイナ? |
| ええ、あらためて よろしくお願いします *n0さん |
| って、自分は「さん」 づけなのな・・・ |
| って、自分は「さん」 づけなのね・・・ |
| まあ、いっか? カイナは、もともと このしゃべり方が普通 みたいだし・・・ |
scn112
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| う・・・ |
| あ・・・ きがついた・・・ |
| あ、ご主人さまっ 目を覚ましましたよ シャムロックさん! |
| おお、シャムロック 心配させやがって!! |
| あつっ・・・!? |
| ちょっと、フォルテ いきなり大声出しちゃ ダメだってば! |
| あ、わ、わりィ・・・ |
| 大丈夫ですか シャムロックさん? |
| 大丈夫ですか シャムロックさん? |
| ああ、大丈夫 ちょっと頭に響いた だけだから |
| それより、ここは? |
| ルウの家のベッドよ 気絶した貴方をみんな でここに運んできたの |
| 勝手だとは思ったけど あの場所じゃ、安心 して休んでもらえない と思ったから |
| 勝手だとは思ったけど あの場所じゃ、安心 して休んでもらえない と思ったから |
| 僕たちの疲労も相当の ものだったからな 戦場に留まることは 無理だったろう |
| 戦場・・・ そうだ!? 砦は、ローウェン砦は あれからいったい? |
| 私の他に生き残った 者はどこへ!? |
| それは・・・ |
| ・・・・・・ |
| ダメ、でしたか・・・ やはり・・・ |
| 私たちもできる限りは 生き残りを探そうと したんだけど・・・ |
| 全滅、と判断するしか ないあり様だった |
| すまねえ・・・ |
| 仕方のないことです 貴方がたのせいでは ありません |
| それに、あの状況から 不甲斐ない私を救って くれただけでも、感嘆 すべきことですよ |
| さすがは、フォルテ様 のお側に使える従者の 方々ですね? |
| なに・・・? |
| フォルテ・・・ |
| 「さま」~~っ??? |
| あわわわわぁ~っ!! |
| 砦の守備隊長さんが とっても偉い騎士様が 敬語を・・・? |
| こ、こいつってば 起きたばかりで、頭の 調子が今ひとつっぽい みてーだなっ!? |
| なにをおっしゃってる のですか? 私なら、もう・・・ |
| あいたっ!? |
| いーから、話をオレに あわせろっ! |
| ちょっと、フォルテっ 怪我人になにすんのよ |
| な、なんでもねーって と、とにかく、オレは こいつを落ち着かせる から・・・ |
| お前ら、しばらくこの 部屋から出ててくれっ な?なっ!? |
| ちょ、ちょっと・・・ なんなんだよ!? |
| ちょ、ちょっと・・・ なんなのよ!? |
| なによ、あいつ 身勝手ねえ・・・ |
| まあ、彼なりに事情が あるんだろうな 任せておくとしよう |
| 何か悪巧みしてるだけ の様だけど・・ |
| 何か悪巧みしてるだけ の様なんだけど・・ |
| シカシ、アノ方デモ 動揺スルヨウナコトガ アルノデスネ・・・ |
| 予想外デシタ |
| なんか弱味でも 握られてたりしてな ヒヒヒ・・・ |
| ありえそうで 笑えない・・・ |
| ありえそうで 笑えない・・・ |
| よぉ、どんなもんだ 騎士の兄ちゃんの 具合はよ? |
| 思ったほどひどくない みたいよ。落ち着いた ら、起きてくるかな |
| うむ、それは重畳 |
| よかった! モーリンさんのストラ が効いたんですね |
| な、なに言ってんだい あんたが治癒の奇跡で 早いとこ傷を塞いだ からだって・・・! |
| 二人が一生懸命に看病 したからだよ・・・ |
| 二人が一生懸命に看病 したからよ・・・ |
| そうですよ 代わる代わるに手当て を続けたおかげです |
| そうですよ お二人とも、すごく がんばってましたもの |
| アメルさんも モーリンさんも おんなじくらい エライですのー! |
| でも、モナティさんも がんばってくれました よね? |
| そうそう、あたいたち のところに食事とか 運んでくれたりさ |
| そうなの? モナティ |
| そうなの? モナティ |
| にゅ・・・ たしかに、それは そうですけどぉ |
| そうか・・・ 疲れてるのに、よく がんばってくれたな 本当にごくろうさま |
| そっか・・・ 疲れてるのに、よく がんばってくれたわ 本当にごくろうさま |
| あ、ああ・・・ |
| えへへ・・・ |
| うにゅうう、そんな 改めてほめられると 照れくさいですのぉ |
| そちらは一安心として 問題は、これから どうするかです |
| どうでもいいが 他人のことより、これ から先、どうすんのか 決めようぜ |
| だな・・・ あてにしてた情報も これじゃあ聞けそうに もねえだろうし |
| それ以前に、デグレア が本格的に侵略行為を 開始したことが問題だ |
| 砦を落としたのは トライドラと全面戦争 するためだろう |
| そうなれば、今までの ように旅を続けること はできなくなるぞ |
| え、でも今までだって デグレアは、何度も 聖王国の領土に攻めて きたけれど |
| すぐに追い払われ ちゃったじゃない? |
| 今までとは状況が違う 砦が落とされてるんだ |
| しかし、戦の準備には それなりに時間が必要 でござろう? |
| それが、唯一の救いと いったところだな |
| それまでに応戦の 準備が整えられるって ことか |
| それまでに応戦の 準備が整えられるって わけね |
| そのためにも、伝令が 必要なんです・・・ |
| シャムロックさんっ? |
| ちょっと、あんた 怪我人が鎧を着こんで どうするつもりだい! |
| 今からトライドラまで 砦の陥落を知らせに 行くんだそーだ・・・ |
| 止めたんだがな どーしても言うことを 聞きやがらねえ |
| フォルテさ・・・いえ 彼から、詳しい事情は 聞かせてもらいました |
| お世話になった皆さん にお礼もできないのは 心苦しいですが、事態 は急を要するのです |
| 一刻も早く、生き残り である私がこのことを 知らせないと・・・ |
| だからって、そんな 状態で行くなんて無茶 だわっ! |
| 傷ガ塞ガッタトハイエ 失ッタ血液ハ、マダ 回復サレテイマセン |
| ケッ!どうやら コイツは、よっぽど 死にてェらしいな? |
| ・・・ダメだよ |
| ほんとに・・・ しんじゃうよ・・・? |
| 無茶ですよっ!? 今だって、立ってるの がやっとみたいじゃ ないですかっ! |
| そうですのー! また、倒れちゃい ますのー!! |
| 無茶でも、やるしか ないんです! |
| 私が急使として走らね ば、トライドラだけで なく、聖王国が危機に さらされる・・・ |
| お前さんじゃなけりゃ ダメなのかい? |
| 騎士である私の言葉だ からこそ、遅滞なしに 領主まで伝わるのです |
| そういうことなら 止められないな? |
| そういうことなら 止められないわね? |
| いたしかたあるまい |
| もうひと頑張りできる かい、アメル? |
| ええ、もちろんです! |
| え・・・? |
| 俺たちが、貴方を トライドラまで無事に 送り届けるんです |
| あたしたちが、貴方を トライドラまで無事に 送り届けるんです |
| な、シャムロック 言っただろ? |
| 俺の「仲間」はきっと こうするってな |
| しかし、貴方たちには 別の目的が・・・ |
| 戦争が始まってしまえ ば、それどころじゃ ありませんよ! |
| あんたらに今ここで 負けられちまうと困る んだよ・・・ |
| トライドラがデグレア を退ければ、黒の旅団 の行動を制限すること にもつながるだろう |
| 急ごう! |
| 急ぎましょう! |
| おや? *n0さん ずいぶんとごぶさた でしたねえ |
| うん、ちょっと 色々あってね |
| 本当は、買い出しが 終わったら、急いで 戻らなくちゃダメ なんだけど・・・ |
| お腹、すいちゃって はははは・・・ |
| えーと・・・ 色々あったもので |
| 本当は、買い出しが 終わったら、急いで 戻らなくちゃダメ なんだけど・・・ |
| お腹、すいちゃって あははは・・・ |
| それはそれは・・・ では、大盛りにして おきますね? |
| さすがは大将! わかってるなあ |
| さすがは大将! わかってるじゃない |
| ええ、この商売 気配りなしでは渡って いけないですからね |
| ・・・ぶっ!? |
| わっ!? |
| ゲホッ!エホッ!? あ、ははは・・・っ |
| この人、なんで いきなり吹き出したり したんだ・・・? |
| この人、なんで いきなり吹き出したり するのよ・・・? |
| ひ、ひゃはは・・っ 苦しいぃぃぃっ!? |
| お客さん お行儀が悪いですよ? |
| だ、だってぇ・・・ お師匠ったら、完全に とけこんでるしぃ? |
| お師匠? |
| お師匠ではありません 大将ですよ? 間違えないでください |
| だ、ダメ・・・っ! 笑いがっ、笑いが 止まんないよぉ? あはははは・・・っ |
| いい加減になさい! アカ・・・ではなくて お客さんっ!? |
| ??? |
| さあ、食べ終わったら さっさとお勘定を 払って、お行きなさい |
| 隣のお客さんの 迷惑ですから |
| ええっ!? だって、おしょうゆを 持ってきたご褒美って お師匠が・・・ |
| お師匠ではなく 大将でしょう |
| ほほう・・・ それとも、食い逃げを なさると? |
| お、お代っ! ここに置きますう!? |
| アカネ |
| さいならぁ~っ!! |
| 結局のところ・・・ なんだったわけ??? 今のは・・・? |
| ミニゲーム 修行 |
| ミニゲーム ネコ |
| ミニゲーム つり |
| 誰と話す? モーリンと話す カザミネと話す |
| ここが、トライドラ 聖王家を守る騎士たち の街か |
| ここが、トライドラ 聖王家を守る騎士たち の街なのね |
| この街は聖王国を護る 騎士の育成を目的とし それに携わることで 人々は暮らしている |
| 街自体が、いわば巨大 なひとつの砦なんだ |
| そっか、だからゼラム やファナンに比べると 地味なんだ・・・ |
| これで地味なの??? |
| 地味かどうかはわから ないけど、暮らしてる 人間はもっと多いかな |
| 地味かどうかはわから ないけど、暮らしてる 人間はもっと多いかな |
| うあ・・・ |
| シカシ、あるじ殿ヨ ソウダトシテモ、往来 ヲ行ク人ノ数ガ少ナク アリマセンカ? |
| 昼日中ダトイウノニ |
| ああ、そう言われると 人通りが少ないな |
| 休んでいるお店とかも あちこち目立つし |
| ええ、そう言われると 人通りが少ないわね |
| 休んでいるお店とかも あちこち目立つし |
| ひょっとすると、僕ら より先に伝令が到着し たのかもしれんな |
| 戦争を前にした緊張が 理由なら、この静けさ も理解できる |
| ナルホド・・・ |
| よお、ニンゲン オレは気にくわねェぞ |
| なにがだよ? |
| なにが? |
| 辛気くせぇんだよッ 騎士の街って言うから もっと荒々しい雰囲気 かと思ってりゃあ |
| どいつもこいつも覇気 がねェ!感情の起伏 ってもんが、ちっとも 伝わってこねェぞ! |
| そうですね この子の 言うとおりかも・・・ |
| ケッ!せっかく殺気 だった空気を満喫でき ると思ったのによォ |
| お前・・・ 結局、それが不満な だけか・・・ |
| あんた・・・ 結局、それが不満な だけなのね・・・ |
| ・・・(ぎゅっ)! |
| おい、どうしたんだ *n1 急に立ち止まって |
| どうしたの? *n1 急に立ち止まって |
| ・・・やだ |
| いきたくない・・・ ねえ、かえろう!? |
| ちょっと、こらっ そんなとこにしゃがみ こむなよっ!? |
| ちょっと、こらっ そんなとこにしゃがみ こまないで!? |
| あら、珍しいわね *n1が 駄々をこねるなんて |
| 今まではこんなこと なかったのに・・・ ほら、ちゃんと立って *n1! |
| 今まではこんなこと なかったのに・・・ ほら、ちゃんと立って *n1! |
| (ふるふるふるっ)! |
| ここまで歩きづめ だったもの。きっと 疲れちゃったのよ |
| ほら、おいで? 私がおぶってあげる |
| そんな、ケイナ 悪いよ・・・ |
| そんな、ケイナ 悪いわ・・・ |
| いいから、いいから |
| ほら、貴方が怒るから |
| ほら、貴女が怒るから |
| おびえちゃってるわ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| 私なら平気だから しばらくこうしていて あげましょ、ね? |
| うううぅぅぅっ |
| な、なんだよ? *n1 いきなり、変な声 だして・・・ |
| どっどうしたの? *n1 いきなり、変な声 だして・・・ |
| す、すいません ご主人様 でも・・・・・ |
| なんだかボク、この街 が怖くてしかたないん です。雰囲気が普通と 違っていて・・・ |
| なんだか鼻の調子も おかしくて、血の匂い みたいな感じがするし |
| なに言ってんだよ こんな街中で、そんな わけが・・・ |
| なに言ってるのよ こんな街中で、そんな わけが・・・ |
| いやー、あながち そうでもないかもなあ |
| なんつったってここは 歴戦の騎士の国だ 街全体に戦争による血 が染みこんでんだ |
| えっ!? |
| その匂いに誘われてな 夜な夜な不気味な連中 がうろつくとか・・・ |
| ふええぇぇぇぇっ!! |
| おい、フォルテ あんまりからかうなよ |
| トライドラの街が戦場 になったことは、まだ 一度もないってネスが 言ってたぞ |
| フォルテ・・・ あんまりからかわない でくれる |
| トライドラの街が戦場 になったことは、まだ 一度もないってネスが 言ってたわよ |
| ふえぇ・・・? |
| うははははっ! わりぃ、わりぃ しかしまさか、泣くと は思わなくて・・・ |
| フォルテさぁぁん!? |
| 悪かった、悪かったよ *n1 すまねーって |
| ひどいですよぉ・・・ えぐぅ・・・ |
| くんくんくん・・・ うーん、気になる ですの・・・ |
| どうしたんだよ モナティ |
| どうしたの? モナティ |
| さっきからずっと おかしな匂いがして しかたないんですの |
| なまぐさいよーな すっぱいよーな くんくん・・・ |
| 気のせいなんじゃ ないのか? |
| 気のせいなんじゃ ないの? |
| そんなはずは絶対に ないですのー! こう見えてもモナティ の鼻は・・・ |
| ひゃなふぁ・・・ ふぁっ、ふぁ・・・ |
| ひゃっくしょんっ! |
| うひゃあっ!? |
| きゃぁあ!? |
| ううにゅうぅぅ・・・ |
| ああっ、ほらほら 早くふかないと! |
| ああっ、ほらほら 早くふいて!? |
| にゅううう・・・ ずびばせんですのぉ |
| お待たせしました 領主リゴール様との 謁見が適いそうです |
| 皆さん、こちらへ 城までご案内します |
| 静かなのは街の中だけ かと思ったけど |
| 静かなのは街の中だけ かと思ったけど |
| この城に入ってからも ちっとも人の姿を 見かけないなあ |
| この城に入ってからも ちっとも人の姿を 見かけないわね |
| なあ、シャムロック お前の報告を聞いたに しては、あんまり城に 動きがねーな? |
| もうすこし慌ただしい 様子を想像していたん だけどねえ |
| リゴール様は、皆さん からお話を聞いたうえ で、全軍に指示を与え るつもりなのです |
| 城には一般の者たちも 多く出入りしています 下手な噂はそれこそ 混乱を招きますし |
| なるほど・・・ |
| これだけ静かなのにか ふぃーっ、なんとも 用心深いこったなあ |
| 領主様がおいでになる 合図は、近衛の楽隊が 知らせてくれますので |
| それまではあまり緊張 しなくて結構ですよ 小声なら、話をしてて 構いませんから |
| それじゃ・・・ |
| それじゃ・・・ |
| 城の中なんて、あたい 生まれて初めてだよ |
| 俺だってそうだって |
| あたしだってそうよ |
| ど、どうしようっ あたい、ちっとも上品 じゃないし・・・ |
| なにか無礼やらかして 牢屋にぶちこまれる かもしんないよぉ |
| なぁに、気にすんな こっちの育ちの悪さは あっちも先刻承知さ |
| せいぜい小馬鹿にして 笑われてオシマイだ もっとも・・・ |
| そのわりに周りの連中 が、さっきから無関心 でいるあたり、俺様は 疑問なんだがな |
| なんか、人形に囲まれ ちまってる気がするよ |
| VIPの警備なんかで こうした宮殿に入った ことは何度かあるが |
| 異常だぜ?もっとも これが、こっちの世界 のマナーなら、話は別 だがな・・・ |
| ・・・あっ! |
| 領主様の到着です 発言をうながされたら それに従ってください |
| シルターンの サムライってのは こっちでいう騎士 にあたるんだよな |
| だったら カザミネさんは こういう謁見に慣れて るんじゃないのか? |
| シルターンの サムライってのは こっちでいう騎士 にあたるのよね |
| だったら カザミネさんは こういう謁見に慣れて るんじゃないの? |
| とんでもござらん! 拙者は未だ修行の途中 主君に仕えたことなど ないのでござる |
| こういった礼儀作法は ミコであるカイナ殿の ほうが、よほど詳しい でござるよ |
| そうなんだ? |
| へーっ |
| ええ、まあ・・・ ですが、それよりも |
| それよりも? |
| それよりも? |
| なにやら、胸騒ぎが してしかたないのです うまく言えませんが |
| そこかしこから 悪意のようなものを 感じるというか |
| なんと!? |
| 確信ではありません ですが・・・ |
| *n1さんの 様子が変だったのは このせいだったのかも しれません |
| お二人とも、くれぐれ も気をつけてください |
| う、うん・・・ |
| えっ、ええ・・・ |
| ・・・あっ! |
| 領主様の到着です 発言をうながされたら それに従ってください |
| どうする? 叱る なだめる 逃げ出す |
| 遠路よりご苦労だった 私がトライドラの領主 リゴールだ |
| さすがは騎士たちの街 を束ねる領主様だよな 貫禄があるなあ |
| 渋い・・・ |
| さすがは騎士たちの街 を束ねる領主様ね 貫禄があるわ |
| お前たちのことは シャムロックより報告 を受けておる |
| 陥落したローウェン砦 より、命がけでこの者 を救い出したとか |
| 重ねて礼を言うぞ ご苦労であった |
| い、いえ・・・ それほどのことをした わけでは・・・ |
| い、いえ・・・ それほどのことをした わけでは・・・ |
| 領主様に申し上げます かの者たちは、我らが 交戦したデグレアの 特務部隊・・・ |
| 黒の旅団なる者たちに 以前より狙われていた とのことであります |
| それは真か? |
| 事実です、領主殿 黒の旅団のルヴァイド なるデグレア騎士は |
| ここに控えるこの娘 アメルの身柄を欲し レルムの村を焼き討ち にかけました |
| この少女は、民たちの 間で噂にのぼっていた 癒しの奇跡を用いる あの聖女なのです |
| なんと・・・! アメルとやら、それは 本当なのだな? |
| はい、領主様 おっしゃるとおりです |
| そうか・・・ |
| 彼らの聞き及ぶところ デグレアは今回の侵攻 に勝利するため、彼女 を欲しております |
| おそらくはその奇跡の 力が目当てかと |
| ・・・ |
| 願わくば、彼らに我が トライドラより相応の 庇護をお与えになられ ますことを・・・ |
| ・・・ふふっ |
| 領主様? |
| ふふふっ、くくくっ ひゃはははは!! ひぃーっはっはっは! |
| それが本当ならば またしても重ねて礼を 言わなくてはなぁ? なにしろ・・・ |
| ワタクシは労せずして あの御方の望む「鍵」 を手に入れたことに なるのですからねぇ |
| 玉座の影から人が!? |
| てめぇ・・・ いったい、何者だ!? |
| ワタクシはキュラー 貴公たちのことは同輩 より耳にしております |
| スルゼン砦でガレアノ を倒し、ローウェン砦 ではビーニャを退けた ご活躍とのこと |
| ・・・! |
| チッ!不愉快の原因 はコイツかよッ!? |
| やっぱり・・・ いた・・・!? |
| ってことは、アレだ お前さんもデグレアの 手先ってわけかい |
| 仰せのとおりで しかし、ワタクシは あの二人よりいささか 勤勉でしてな |
| 貴公らがおいでになる 前に、命じられた仕事 を終えております ほら・・・ |
| ぐっ、ぐるるぅぅっ! ぐゲっ、がアっ!? |
| 領主様っ!? |
| ククク・・・ さあ、解放なさいませ 貴方の黒き衝動を? |
| いざや、鬼へと 変じませいっ!! |
| ぐゲがアぁァぁッ!! |
| り、領主様っ! リゴールさまぁっ!? |
| そんな・・・ 人間が、一瞬のうちに バケモノに変わる なんて!? |
| 鬼神ひょうい・・・ 貴方、この人に邪鬼を つかせましたね! |
| クククク・・・ いかにもいかにも ワタクシは鬼神使い でして |
| 人の心は脆いもの トライドラに住む者の ことごとくが |
| ワタクシがきっかけを 与えるだけで、簡単に 鬼へと変じましたよ |
| クククククッ じつに愉快ですなぁ! |
| しゃアァァむ ろオぉぉぉっク!! |
| 欲しイ、欲シいぞォ! 貴様の肉がァ、血ガぁ 魂がアァァァァッ!! |
| あ、ああ・・・っ 嘘だ・・・嘘だぁっ! |
| シャムロックさん |
| シャムロックさん |
| しっかりしてください シャムロックさん!? これは嘘なんかじゃ ないんです! |
| 認めたくないひどい ことだけど、目の前の アイツが、領主様を 変えたんだ! |
| しっかりしてください シャムロックさん!? これは嘘なんかじゃ ないんです! |
| 認めたくないひどい ことだけど、目の前の アイツが、領主様を 変えたのよ! |
| ・・・! |
| *n0の 言うとおりだぜ お前がふぬけてて どうすんだよ・・・ |
| そんなんで聖王国を 守ることなんてできん のか、ええっ!? |
| フォルテ、さま・・・ |
| シャムロックさん! 取り乱したら、あいつ の思うつぼだよ!? |
| シャムロックさん! 取り乱したら、あいつ の思うつぼよ!? |
| だが、だが・・・っ しかし・・・!? |
| *n0 シャムロックさんを 下がらせてください |
| 今の彼では、あいつと 戦うことは無理です 急いで! |
| そいつを下がらせろ! *n0っ |
| このままで終わるわけ がねぇんだ・・・ 今のそいつは、戦いの 役には立たねぇ!! |
| シャムロックさん こっちへ! |
| こんな状況で戦うのは 不利だ・・・ |
| こんな状況で戦うのは 不利よ・・・ |
| 逃げるぞ、みんな! |
| 逃げるわよ。みんな! |
| そうくると思いました ですが・・・ |
| 兵士 |
| グぎャオおォゃゥ!! |
| 周りの兵士たちも すでに鬼にされている 抜かりはないという わけか・・・ |
| これじゃ、逃げるの なんて無理だよぉ!? |
| 存分に恐怖なさい 思いきり苦しみなさい それが貴公らの心にも 鬼を招くでしょう |
| クククク・・・ いざや、ゆるりと鬼に なれい!! |
| キュラー! 今すぐ領主様たちを もとに戻せっ!! |
| キュラー! 今すぐ領主様たちを もとに戻しなさい!! |
| クククッ、お戯れを そんなことができると お思いとは・・・ |
| どういうこったい!? |
| 鬼につかれた者は時と 共に、その魂を食われ ていく・・・ |
| もはや、その男は領主 の抜け殻なのですよ 元に戻すことなど絶対 に無理なのです! |
| なんだって!? |
| なんてこと!? |
| そんな・・・ |
| ならば、せめて・・・ |
| 貴様だけは! このような非道をした 貴様だけは倒す!! |
| シャムロック |
| ・・・ぐっ!? |
| シャムロック!? |
| いつまで遊んでる つもりだ、キュラーよ |
| てめえは、ガレアノ! |
| 生きていたのか・・・ |
| 生きていたの・・・ |
| ルヴァイドのヤツが お呼びだ。さっさと 戻らねば、あの御方に 迷惑がかかる |
| こやつらの始末など いつでもできるさ カカカカ・・・ |
| なるほど、今は貴公と ワタクシが忠実な兵士 へと造り替えた |
| トライドラの者たちを 連れていくことが先決 でしょうな |
| カカカカッ! 鬼と屍人からなる 悪夢の軍隊をなァ!? |
| テメエらァァァっ!! |
| クククッ、またいずれ お目にかかりましょう |
| カーッカッカッカ!! |
| しャむ・・・ ろク、よ・・・ |
| 領主様!? |
| すマ・・・ぬ・・・ わシわ、ワしは・・・ |
| しっかりなさいませ! リゴール様っ!? |
| 君の力でなんとか元に 戻してやれないのか カイナ!? |
| あなたの力でなんとか 元に戻してやれないの カイナ!? |
| もう、手遅れです ここまで鬼に侵食され てしまっていては |
| 命を絶つより他に この方を救う方法は ないのです・・・! |
| カイナ、ちゃん・・・ |
| 下手にいやした所で それはついてるモノ をよみがえらせること にもなってしまう |
| わかって、アメル |
| ルウ、さぁん・・・ |
| ・・・・・・ |
| 下がっていてください みなさん |
| それしかねーよな シャムロック お前がケジメをつける しか・・・ |
| ・・・・・・ |
| リゴール様・・・ お許しくださいっ!! |
| ぬゴオぉォォっ! |
| しャむ、ロ・・・ 感謝・・・する・・・ ぞ・・・っ |
| いま、この時より |
| 私は、この剣に賭けて 誓います・・・っ |
| 無惨に散った兵たちの ために、守ることすら できなかったこの街の 人々のために・・・ |
| トライドラ最後の騎士 として、デグレアと 戦い続けると!! |
| そして、シャムロックさんは ゆっくりと歩き出した 悲しみを思い出の中に閉じ こめて、前へと進むために |
| 人の心の弱さにつけこみ 身も心も鬼へと変えてしまう 鬼神使いキュラーの前に トライドラは屈した |
| けれど、滅びたのではない その志は一人の騎士の中へと 受け継がれ、絶ゆることなく 生き続けていくのだから |
| 絶望の先にだって 必ず道は続いているのだから |
| そんな彼の姿に勇気づけられ るようにして、俺たちもまた 前へと進んでいく |
| 向かう先は、港街ファナン デグレアが次に狙うであろう 物流の要となる都市だった |
| 私は、シャムロックさんの 背中を見ていた |
| 決意のこもった その背中を・・・ |
| トライドラは姑息な 鬼神使いキュラーの前に 屈した・・・ |
| でも・・・ |
| 『まだ終わっていない』 シャムロックさんの背中が 力強く、そう語っていた |
| 一番つらいのは彼だ でも、彼は再び歩き出した |
| 砦の陥落、故郷の滅亡 |
| 二度も失意の底に 叩き込まれても・・・ |
| あたしたちも足に力を込める 彼の後に続くように・・・ |
| 向かう先は、港街ファナン デグレアが次に狙うであろう 物流の要となる都市・・・ |
| これではっきりしたな |
| ガレアノ、ビーニャ そして、キュラーは デグレアに雇われた 召喚師だ・・・ |
| だけど、デグレアは どうやって、あんな 恐ろしい連中を味方に つけたんだろう? |
| そもそも、旧王国が 聖王国と対立したのは 召喚師をめぐる立場の 違いだったんだろ? |
| でも、デグレアって どうやって、あんな 恐ろしい連中を味方に つけたのかしら? |
| そもそも、旧王国が 聖王国と対立したのは 召喚師をめぐる立場の 違いだったんでしょ |
| ふむ、君にしては よく知っていたな? |
| あのな・・・ |
| あのね・・・ |
| 君の言うように 旧王国というのは 召喚師が権勢を握るこ とを恐れるあまりに |
| 徹底的な弾圧によって 排除しようとした 武門の人間たちによる 国家ではある |
| だが、召喚術を否定 するためには、それを ねじふせる力が必要だ |
| 毒をもって毒を制する この意味がわかるか? |
| つまり、召喚師に対抗 するために、召喚師を ぶつける・・・? |
| つまり、召喚師に対抗 するために、召喚師を ぶつける・・・? |
| ご名答だ |
| あいつらは、その時の ためにデグレアが温存 していた連中だろうな |
| そんな切り札を出して くるからには、今度の 奴らの侵攻は・・・ |
| 総力戦を覚悟したもの といえるだろうな |
| それじゃ、 やっぱり戦争は 避けられないって ことか・・・ |
| それじゃ、 やっぱり戦争は 避けられないって わけね・・・ |
| *n0さん あたし、決めました |
| もうこれからは 自分のもってる力を こわがらないって |
| えっ? |
| あたし、何度も この力のことを うとましく思いました |
| 黒の旅団に村が 襲われた原因も みなさんが危ない目に あってきたのも |
| 自分がこんな力を もってるせいだって 思い続けてました |
| だけど・・・ |
| 鬼にされた人たちを 見た時・・・ 思ったんです |
| 鬼が、人の心を 食い荒らしてしまう 病気だとしたら |
| あたしが、もっと 強い力を使えていたら 助けられたんじゃ ないのかって・・・ |
| アメル・・・ |
| ただの思いこみなの かもしれません |
| でも、どうあっても この力を手放すことが できないのなら |
| もっと、もっと 役に立つようにしたい |
| この力が、あたしに とって不幸をもたらす ものだったとしても |
| 周りの人たちに 幸せを与えることは できると思うんです |
| 思いこみなんかじゃ ないと思うぜ |
| だって、アメルは その力で、俺たちを 何度も助けてくれてる んだからさ! |
| きっと、できるよ? |
| 思いこみなんかじゃ ないと思うわ |
| だって、アメルは その力で、あたしたち を何度も助けてくれて るんだから! |
| きっと、できるわ? |
| *n0さん・・ |
| 力が不幸を呼ぶなら そのぶん、俺たちが 幸せにしてやればいい そうだろ・・・? |
| 力が不幸を呼ぶなら そのぶん、あたしたち で幸せにしてやれば いい。そうよね? |
| 弱リマシタ・・・ |
| なにがだい? |
| なにが? |
| 鬼ト化シタ人々ノ でーたヲ分析シテミタ ノデスガ |
| 外見ヤ身体能力ノ差ガ アレホド明確ナノニモ 関ワラズ・・・ |
| ドウヤッテ、ソレガ 引キ起コサレテイルカ 分析デキナイノデス |
| それはやっぱり 召喚術によるもの だからだよ、きっと |
| それはやっぱり 召喚術によるもの だからよ、きっと |
| ソレハ理解デキマス デスガ、自分ガ問題ト 考エルノハ・・・ |
| 変身前ニ、対象ガ鬼デ アルカ識別スル方法ガ 見ツカラナイトイウ コトナノデス |
| あ・・・! |
| あ・・・! |
| 肉体的ナ異変ノヒトツ デモ検知デキレバ ナントカナルノデスガ |
| 残念ナガラ、自分デハ 確認デキマセンデシタ モウシワケナイデス あるじ殿・・・ |
| 不意をついて襲われる危険が これまでより高くなったってことか |
| 不意をついて襲われる危険が これまでより高くなったってことね |
| ケッ!まさか 鬼の野郎が 出しゃばってきやがる とはなァ・・・ |
| *n1 なんか、おまえ 敵意むき出しって カンジじゃないか? |
| *n1 なんか、あんた 敵意むき出しって カンジじゃない? |
| あたりめェだろうが! ったく・・・ |
| シルターンの鬼神と オレたちサプレスの 悪魔ってのはなァ |
| テメエらの世界を 奪い合った宿敵同士 なんだよッ! |
| ええっ!? |
| あらら!? |
| 連中がオレたちと 同じように、ニンゲン の心につけこんで |
| その感情を食らうって ところからして 気にくわねェ・・・ |
| おい、*n0 間違っても、鬼に とりつかれたりなんか すんじゃねェぞ! |
| *n1 おまえ・・・? |
| *n1 あんた・・・? |
| それぐらいなら、先に オレに食われろ! もったいねェからなッ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 変な期待をした俺が バカだった・・・ |
| 変な期待をしたあたしが バカだった・・・ |
| *n1は 鬼と会ったことが あるのか? |
| *n1は 鬼と会ったことが あるの? |
| うん、あるよ・・・ |
| いい、おにさんとなら |
| いい鬼??? |
| いい鬼??? |
| ・・・(こくん) |
| きじんさま、って いうの・・・ |
| 鬼神さま・・・ それって、もしかして カイナが仕えてるって いう・・・!? |
| 鬼神さま・・・ それって、もしかして カイナが仕えてるって いう・・・!? |
| ・・・(こくこく) |
| きじんさま、や りゅうじんさま、は |
| おこらせるとこわい けど・・・ ふだんは、とても やさしいの |
| *n1みたいな ようかいたちにも・・ にんげんにも・・・ |
| へえ・・・ |
| おにいちゃんに わるさをしたのは ちがう、おに・・・ |
| おねえちゃんに わるさをしたのは ちがう、おに・・・ |
| いっしょにしちゃ だめだよ・・・ね? |
| なんにでもいいヤツと 悪いヤツがいるってことか |
| なんにでもいいヤツと 悪いヤツがいるってことね |
| フォルテさんも 強い人だと思って いましたけど・・・ |
| そのお友達の シャムロックさんも やっぱり強いですよね |
| そりゃ、砦の守備隊長 を任されていたくらい だからな |
| そりゃ、砦の守備隊長 を任されていたくらい だものね |
| いえ、ご主人さま ボクが言いたかった ことは、そっちの強さ じゃなくって・・・ |
| 心のほうの強さですよ |
| ああ、そういうことか |
| ああ、そういうことね |
| 自分の街が、あんな ひどいことにされて 絶望したって不思議 じゃないのに・・・ |
| 自分のやるべきことを はっきりと自覚して すぐに動き出すなんて すごいですよっ! |
| ああ、ボクもあの人 を見習って、もっと 勇気を出せるように ならなくっちゃ |
| そういうことなら がんばれよ? *n1 |
| そういうことなら がんばりなさい? *n1 |
| はいっ! |
| *n1だけに限らず 俺もあの人を見習う 必要があるかもしれないな |
| *n1だけに限らず あたしもあの人を見習う 必要があるかもしれない |
| はいけい、マスター おげんきですか |
| きょうは、おしらせ したいことがあって ペンをとりました |
| トライドラが デグレアにまけて しまいました・・・ |
| ネスティさんが おっしゃるには これによって、にしの かいどうがうばわれ |
| そちらにも デグレアがせめてくる かもしれないそうです |
| せんそう、ですの! |
| ・・・モナティ |
| なにか、間違ってる ですか? |
| いや、間違っては いないが もっと、こう・・・ |
| 緊張感のある文章で 報告するのが・・・ |
| なあ、ネス・・・ 自分が要求しようと してることの意味が わかってるか? |
| ねえ、ネス・・・ 自分が要求しようと してることの意味が わかってる? |
| む・・・ |
| ネスティさん? |
| いや、これでいい 僕が悪かった・・・ |
| ??? |
| そういうわけですので くれぐれも、きを つけてください |
| モナティも きをつけますから |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| シャムロックのやつ オレが思ってたより 落ちこみはしなかった みてーだな・・・ |
| うん、むしろ トライドラの最後の 騎士として戦うなんて |
| すごく立派な決意を してたよな |
| ええ、むしろ トライドラの最後の 騎士として戦うなんて |
| すごく立派な決意を してたわね |
| そいつはどうだろうな |
| え? |
| え? |
| 何かを決意して戦う ことは、うまく回れば すげえ力にもなるが |
| 正反対に働けば 命取りにだって なりかねないものだ |
| 生真面目なあいつだけ に、そうなった時が ちと心配なのさ オレはな・・・ |
| フォルテの心配が 思い過ごしで終われば いいんだけどな・・・ |
| フォルテの心配が 思い過ごしで終われば いいんだけど・・・ |
| いくら考えても わからないわね・・・ |
| シャムロックさんは どうして、アイツを 「様」なんて呼んだり したのかしら? |
| 心当たりはないの? |
| 心当たりはないの? |
| 心当たりもなにも 私は、アイツの経歴 ほとんど知らないのよ |
| ええ~っ!? |
| ええ~っ!? |
| なによ・・・ その信じられないって 顔は? |
| だって、今までずっと 一緒に旅をしてたのに それって・・・ |
| だって、今までずっと 一緒に旅をしてたのに それって・・・ |
| そりゃ、何度も聞いて みたことはあるわよ? |
| でも、そのたびに うまいことはぐらか されちゃって |
| あなただって 知ってるでしょ? ほら、スルゼン砦に 向かう途中で・・・ |
| そういえば・・・ ネスの指摘を、うまく ごまかしてたっけなあ |
| そういえば・・・ ネスの指摘を、うまく ごまかしてたっけ |
| 私が知ってるのは あいつが父親とケンカ して、家を飛び出して |
| それからずっと、放浪 してるってことだけ |
| そう考えると、私たち の信頼関係って意外 と薄っぺらなのかも しれないわねぇ・・ |
| そうかなあ・・・ |
| そうかなあ・・・ |
| 逆に、そういう説明が 必要ないくらいに 信頼しあっているとは いえないかなあ? |
| 逆に、そういう説明が 必要ないくらいに 信頼しあっているとは いえないかなあ? |
| キュラーの使った あの術は、本当に 恐ろしいものですね |
| シャムロックが尊敬 していた領主様でさえ 鬼になってしまったん だものな・・・ |
| シャムロックが尊敬 していた領主様でさえ 鬼になってしまったん だもの・・・ |
| 誰だって、心の中に いくばくかの暗い感情 はあるものです |
| 僕にしたって、自分で それをもてあますこと がありますから |
| ロッカにも、そういう 時があるんだ? |
| ロッカにも、そういう 時があるんだ? |
| 当たり前ですよ できるだけそれを表に 出さないようにして いるだけです |
| ひょっとすると 思ったことをためこむ ぶんだけ・・・ |
| リューグよりも僕の ほうが、過激なことを 考えてるのかも 知れませんよ? |
| ははは、まさか・・・ |
| ははは、まさか・・・ |
| すくなくとも、昔は 僕がする無茶を リューグが必死に 止めるなんていう |
| 今とまったく逆の状態 だったんですしね |
| ・・・・・・ |
| 今の二人を知ってるだけに ちょっと想像がつかないな その光景は・・・ |
| 今の二人を知ってるだけに ちょっと想像がつかないわね その光景は・・・ |
| リューグの予想してた とおり、ガレアノは 生きてたな? |
| リューグの予想してた とおり、ガレアノは 生きてたわね? |
| はッ!別に当たった ところでうれしくも ありゃしねえ・・・ |
| やっかいな敵が増えた だけだからな |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| 連中がバケモノを 使って攻めてくるって いうのなら |
| 俺もそれなりの覚悟で 迎え撃ってやるさ |
| 召喚術なんかに 頼らなくても、人間は 鬼になれるんだ・・・ |
| それを、あいつらに 思い知らせてやる この俺の手でなッ! |
| リューグ・・・ |
| 本当にそれで いいんだろうか? 本当に・・・ |
| 本当にそれでいいの? 本当に・・・ |
| トライドラがあんな ことになっちゃって 聖王国は、これから どうなるの? |
| だって、トライドラは 「聖王国の楯」 だったんでしょ!? |
| うん、たしかに トライドラが陥落した のは大変だけど・・・ |
| でも、大丈夫だよ 戦いになれば、聖王国 の軍隊は、トライドラ だけじゃないんだ |
| 聖王都の騎士団は 精鋭揃いだし、西から 援軍だってやって来る |
| 蒼の派閥だって、敵が 召喚術を使ってる以上 黙っちゃいないさ |
| それは、金の派閥 だって同じだろう? |
| ええ、たしかに トライドラが陥落した のは大変だけど・・・ |
| でも、大丈夫よ 戦いになれば聖王国の 軍隊はトライドラだけ じゃないんだから |
| 聖王都の騎士団は 精鋭揃いだし、西から 援軍だってやって来る |
| 蒼の派閥だって、敵が 召喚術を使ってる以上 黙っちゃいないわよ |
| それは、金の派閥 だって同じでしょう? |
| ・・・! |
| ファミィさんは 派閥の違う俺たちから 見ても、しっかりした 指導者だと思う |
| あの人がいる限り ファナンはそう簡単に 負けないって、俺は 思うよ |
| ファミィさんは 派閥の違うあたしたち から見てもしっかりし た指導者だと思うわ |
| あの人がいる限り ファナンはそう簡単に 負けないって、あたし 思うよ |
| うん・・・ そうだよね・・・ |
| お母さまはきっと デグレアの好きには させないはずだわ |
| おじさまたちだって いざとなったら 駆けつけてくれる それに・・・ |
| みんなだって・・・ |
| ちょっとは、安心 できたかい? |
| ちょっとは、安心 できた? |
| な、なによ・・・っ 今のはねっ、たまたま 弱気になっただけ なんだからっ!? |
| ほんとはっ、ちっとも 不安だなんて思って ないんだからねっ!? |
| わかってるって♪ |
| わかってるわよ |
| うーっ、だったら どうしてニヤニヤ 笑ってるのよぉ!? |
| なんだかんだいって こういうところは まだまだ子供だよな? |
| なんだかんだいって こういうところは まだまだ子供だよね? |
| あたいも、腕っぷしの 力には、自信があった ほうだけどさ |
| 鬼になった連中の力と きたら、天井知らず ってカンジだったよ |
| あれはやっぱり 召喚術の威力による もんなのかい? |
| うーん、それが 一概にはそうとは 言えないみたいなんだ |
| ヒョウイ召喚術って のは第三者を 宿主にして |
| とりつかせた召喚獣の 力を使うものだけど |
| 宿主と召喚獣の相性に よって、効果にも差が あるらしいんだよ |
| うーん、それが 一概にはそうとは 言えないみたいなのよ |
| ヒョウイ召喚術って のは第三者を 宿主にして |
| とりつかせた召喚獣の 力を使うものだけど |
| 宿主と召喚獣の相性に よって、効果にも差が あるらしいのよ |
| へえ・・・ |
| もともと非力な人に 力を倍にする召喚術を 使った時よりも |
| 力持ちの人にかけた時 のほうが、ずっと威力 が高くなるってことさ |
| もともと非力な人に 力を倍にする召喚術を 使った時よりも |
| 力持ちの人にかけた時 のほうが、ずっと威力 が高くなるってこと |
| ふーん・・・ 結局のところ、もとが しっかりしてないと 無意味ってことか |
| なんか、便利なようで 不便な術だねえ |
| たしかにね・・・ |
| だから、ヒョウイ召喚術は あまり広まらなかったのかも しれないなあ |
| だから、ヒョウイ召喚術は あまり広まらなかったのかも しれないわね |
| 鬼ってのは、たしか シルターンの住人 なんですよね? |
| 鬼ってのは、たしか シルターンの住人 なんですよね? |
| 住人と呼ぶには 少々、抵抗を感じるで ござるなあ |
| 同じシルターンのもの ではあれど、きゃつら のような妖怪たちと 人間とは・・・ |
| 互いに干渉しないこと によって共存している ようなものなのだ |
| そういう取り決めが あるんですか? |
| そういう取り決めが あるんですか? |
| いや、別に・・・ ごく自然にそうなって いるのでござる |
| おそらくは、長い年月 をかけて、お互いが 相容れぬものと知った 双方が・・・ |
| 暗黙の了解として このような関係を 作ってきたのだろうな |
| へえ・・・ |
| 無論、常にその関係が 守られ続けているわけ ではござらぬ |
| 妖怪が人を害し、また 人が妖怪を害すことで 互いの和が乱された時 |
| その仲立ちとなって 災いを鎮める存在が |
| 龍神や鬼神に仕える カイナ殿のようなミコ なのでござるよ |
| ミコって、そういう 役目の人たちの呼び名 だったんだ・・・ |
| ミコって、そういう 役目の人たちの呼び名 だったんだ・・・ |
| だろうとは思ってたが 生きてやがったな ガレアノの野郎 |
| でも、あの状況で 無事だったなんて 今でも信じられないよ |
| でも、あの状況で 無事だったなんて 今でも信じられないわ |
| おいおい、この世界の 住人のお前さんが そんなこと言ってちゃ いかんだろが・・・ |
| 召喚術が使えるんなら うまいやりようなんか いくらでもあるんじゃ ねえのか? |
| 安全な場所に一瞬で ワープとか、死んでも 復活しちまうとか |
| いくら召喚術でも そんなに都合よくは いかないって |
| 死んだ人間は、死んだ ままなんだよ なにをしたって |
| いくら召喚術でも そんなに都合よくは いかないわよ |
| 死んだ人間は、死んだ ままなのよ なにをしたって |
| それじゃ・・・ アイツが人間じゃない ってのはどうだ? |
| !? |
| なあ、*n0 そういう可能性なら あるんじゃねえのか? |
| まさか・・・!? でも、それだったら あいつの不死身ぶりも 納得できる・・・ |
| まさか・・・!? でも、それだったら あいつの不死身ぶりも 納得できる・・・ |
| ねえ、*n0 ネスティは前に言って たわよね |
| キミたちが属してる 派閥ってところでは ヒョウイ召喚術はよく 思われてないって |
| うん、たしかに言った |
| うん、たしかに言った |
| だとしたら、やっぱり あの召喚師たちも ルウと同じで |
| どこかにひっそりと 暮らしてた召喚師って ことなのかしら? |
| そう考えるのが自然 なんだろうな |
| 以前、俺の先輩たちが 「無色の派閥」って 連中と戦ったんだけど |
| そいつらは、派閥には まったく知られてない 地下で活動する召喚師 の集まりだったんだ |
| 召喚術の力で、世の中 を思いどおりにしよう とするためにね |
| そう考えるのが自然 なのかもね |
| 以前、あたしの先輩 たちが「無色の派閥」 って連中と戦ったけど |
| そいつらは、派閥には まったく知られてない 地下で活動する召喚師 の集まりだったのよ |
| 召喚術の力で、世の中 を思いどおりにしよう とするためにね |
| ルウの一族とは まったく反対の目的で 隠れてたってことね |
| キュラーたちも そういった連中と同じ なんじゃないのかな |
| キュラーたちも そういった連中と同じ なんじゃないのかな |
| いずれにしたって あの人たちのやり方は 同じ召喚師として 許せないな・・・ |
| ううん、それ以前に 人として間違ってるよ |
| うん、そうだな 俺もそう思うよ |
| ええ、そうよね あたしもそう思うわ |
| ルウの言うとおり あいつらをこのまま放って おくわけにはいかないな |
| ルウの言うとおりね あいつらをこのまま放って おくわけにはいかないわ |
| 無念です・・・ 私の力が至らなかった ばかりに・・・ |
| シャムロックさんに あのような、つらい 役目をさせてしまって |
| カイナが責任を感じる ようなことじゃないよ |
| キュラーのやり方が それだけこうかつ だったってこと なんだろう? |
| カイナが責任を感じる ようなことじゃないわ |
| キュラーのやり方が それだけこうかつ だったってこと なんでしょ? |
| あの者の使った邪鬼を ヒョウイさせる術の 恐ろしさは・・・ |
| とりつかれた相手を 時と共に、鬼そのもの に変えてしまうという ところです |
| それを防ぐには 心に一点の闇すら もたずにいること なのですが・・・ |
| そんなこと、普通は できっこない、か |
| そんなこと、普通は できっこない、か |
| ええ、私でも無理です |
| ですから、くれぐれも あの者には用心して ください |
| 人の心が完全なもので ない以上、あれほど 恐ろしい術はないです から・・・ |
| 見かけが派手な召喚術よりも ずっと危険だってことか・・・ |
| 見かけが派手な召喚術よりも ずっと危険だってことね・・・ |
| すいませんでした 無理を言って ここまで連れてきて いただいたのに |
| こんな形になって しまって・・・ |
| そんな・・・ シャムロックさんが 悪いんじゃないですよ |
| むしろ、貴方が一番の 被害者じゃないですか |
| そんな・・・ シャムロックさんが 悪いんじゃないです |
| むしろ、貴方が一番の 被害者じゃないですか |
| ・・・・・・ |
| 私の覚悟は すでに決まりました |
| この身にかえても デグレアの企みは 絶対に成功させません |
| ただ・・・ |
| ただ? |
| もしかすると、今の 私を突き動かしている ものは、大義ではなく |
| 私怨でしかないのかも しれませんね・・・ |
| ・・・・・・ |
| そんなことはないはず だと俺は思うけど でも・・・ |
| そんなことはないはず だとあたしは思うけど でも・・・ |
scn113
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| ほら、みんな ファナンの街が見えて きたよっ |
| 潮の香りが懐かしいで ござるな。久しぶりに 帰ってきた気がするで ござるよ |
| シャムロックさんは ファナンには来たこと あるんですか? |
| シャムロックさんは ファナンには来たこと あるんですか? |
| 護衛の任務で訪れては いますが、ほとんど街 を散策したことはない ですね |
| そうなんだ・・・ じゃなくて、そうなん ですか |
| へーっ、そうなんだ じゃなくて、そうなん ですか |
| ふふふ、そんな無理に 敬語にこだわる必要は ありませんよ 普通に話しましょう |
| あ、うん・・・ |
| 呼び捨てにしてくれて 構いませんよ 私もそうさせてもらう ことにしますから |
| うん、わかったよ |
| そっか、ありがと |
| ついでにそのバカ丁寧 な物言いも直せよなあ シャムロック |
| 聞いてるこっちが かたっくるしさで窒息 しちまいそーだぜ |
| あのですね・・・ |
| あんたが礼儀知らずな だけじゃないの すこしは見習ったら どうなの? |
| ・・・お前もな |
| フォルテ |
| ぐへっ!? |
| なぁーんですってぇ? |
| ね、ねえさまっ 乱暴はいけませんっ! |
| ・・・・・・ |
| 気にしなくていいよ あの二人は、いっつも ああなんだから |
| 気にしないで あの二人は、いっつも ああなんだから |
| そ、そうなんですか? |
| ドウヤラ、アレガ両名 ノ間デ最適化サレタ こみゅにけーしょん ラシイノデス・・・ |
| ほら、ケンカするほど なんとやら・・・って 言うじゃないですか? |
| そうそう、お二人は あれが普通なんですの |
| カ、カイナに賛成っ ぼーりょく反対ぃぃぃ |
| ・・・ふんっ! |
| はあ・・・ あの人らしいというか なんというか・・・ |
| それにしても なんだか前より街中が 賑やかになってる気が しないですか? |
| 通りのあちこちも きれいに飾られて ますし |
| ・・・あーっ!? |
| なによ、モーリン いきなり大声だして |
| すっかり忘れてたよ そういや、もうすぐ 豊漁祭だったんだ |
| お祭り、ですか? |
| ああ、そうだよ 漁師たちが海の恵みを 感謝する祭りさ |
| 夕暮れから夜遅くまで 街いっぱいに灯りを ともして騒ぐんだ |
| 村でいう収穫祭と同じ ようなものですね |
| 街の祭りってのは ずいぶんと大がかり なんだな |
| ほう、それはそれは いい時に戻ってこれた ものでござるなあ |
| やれやれ・・・ 祭りなどしている場合 ではないはずなのだが |
| やはり、トライドラの 敗北はまだ、この街に 伝わってはいないので しょうか? |
| どっちにしろ、一度 ファミィさんに会って みる必要はあるかもな |
| どっちにしろ、一度 ファミィさんに会う 必要があるわね |
| さーて、着いた着いた ここがあたいん家だよ |
| えへへ・・・ なんか、ただいまって 言いたくなりません? |
| うん、そうだよな すごくホッとするよ |
| ええっ、そうね なんかホッとするわ |
| なに当たり前のこと いってんだい? 二人とも |
| ここはもう、あんたら の家でもあるんだ みんな、あたいの家族 みたいなもんさ |
| そう思ってくれたほう が、あたいもうれしい しね・・・ |
| それじゃあ・・・ ただいまーっ♪ |
| あいよ、おかえりっ |
| ほらっ *n0さんも! |
| えっ、ああ・・・ ただいま・・・ |
| ええっ・・・ ただいま |
| もっと元気よく! |
| た、ただいまーっ! |
| はい、おかえりなさい |
| 家族、か・・・ なんだか、照れくさい 気もするけど・・・ |
| ちょっと、いいかもな |
| 家族か・・・ ちょっと、照れくさい 気もするけど・・・ |
| いいかも・・・ |
| はあ、なるほど だいたいの状況は理解 いたしましたわ |
| シャムロックさんも さぞおつらかったこと でしょうね |
| ここにいる彼らに助け られなければ、私の命 はとうに無かったかと |
| 本当に感謝しています 生きていればこそ騎士 としての本分を果たせ るものですから |
| 貴方たちには |
| 貴女たちには |
| またなにか ご褒美が必要かしら? |
| そんな、いいですよ ファミィさんにはもう 充分にお世話になって るんですから |
| そんな、いいですよ ファミィさんにはもう 充分にお世話になって るんですから |
| 遠慮しなくたって いいのに・・・ |
| それより、お母さまっ 街の人たちにこのこと を早く知らせるのが先 じゃないのっ!? |
| んー、そうねえ・・・ |
| とりあえず、しばらく は黙っておきましょう お祭りも近いですし |
| ええーっ!? |
| 今のファナンには大勢 の観光客がお見えに なっているんです |
| そんな状態で話したり したら、それこそ街中 が大混乱になりますわ |
| たしかに・・・ |
| そうですね・・・ |
| それに私たちが慌てて 迎撃の準備を整えよう とすれば・・・ |
| かえって彼らの戦意を 煽ってしまいますよ 感づかれぬようにする 必要があるのです |
| おっしゃるとおりです 的確な判断、さすがと 感心いたします |
| いやだわ、もう おだてないでください |
| 具体的なことは、部下 を交えて話しましょう シャムロックさん 会議室へ・・・ |
| それじゃ、俺たちは これで失礼します |
| それじゃ、あたしたち はこれで失礼します |
| あっ、そうだわ! ミニスちゃんに言って おくことがあったの |
| ・・・? |
| ケルマちゃん、まだ 貴女のことを狙ってる みたいよ? |
| うそっ!? |
| こんな時だからケンカ は避けてちょうだいね でも、もし戦うことに なっちゃったら |
| な・・・ なっちゃったら? |
| な・・・ なっちゃったら? |
| マーン家の名を辱める ような子には、きつい おしおきですからね ・・・わかった? |
| は、はいっ! |
| そういうことになる のな、やっぱ |
| そういうことになる のね、やっぱり |
| うううぅぅ・・・っ ねえ、*n0 どうしよおぉぉ!? |
| ・・・がんばれ! |
| う~っ! 薄情者ぉ~~っ!? |
| あ・・・!? *n0・・・ |
| あれ、ユエル 今日は逃げないのか? |
| あれ、ユエル 今日は逃げないの? |
| ユエル、もう悪いこと してないもん! |
| わかった、わかった からかっただけだから そんなにふくれるなよ ・・・な? |
| わかった、わかった からかっただけだから そんなにふくれないで ・・・ね? |
| いーっ、だ! |
| みんなに聞いたけど こいつ、あれから本当 に悪さはしてないって 話だよ |
| それだけじゃねえさ この子は、ここらでは ちょっとした人気者に なってんだぜ |
| 人気者、って・・・? |
| 食べ物をもらう代わり に、あちこちのお店を 手伝ってるんだってさ |
| この子がね、自分で 「お礼がしたい」って 言ってきてねえ |
| へえ・・・ |
| だって、ユエルは おかえしにあげられる もの、持ってないから だから・・・ |
| おつかいを頼めば そりゃもうかっ飛んで いってくれるし |
| こないだなんか 酔っぱらいのケンカを 一人で止めちまったん だぜ? |
| うひゃあ・・・ あたいも、顔負けじゃ ないのさ? |
| ちっこいナリして たいしたもんだよ ほんとに・・・ |
| へへへ・・・ |
| よかった・・・ この調子だと、もう 俺が心配しなくても 大丈夫そうかな? |
| よかった・・・ この調子だと、もう あたしが心配しなくて も大丈夫かな? |
| そっか・・・ エライな、ユエルは |
| そっか・・・ エライね、ユエルは |
| ホント!? ねえっ *n0 ほんとに、ほんとに エライっ? |
| ああ、エライよ とっても |
| ええ、エライわ とっても |
| へへへへへへっ♪ |
| ねえ・・・ *n0 |
| どうした、ユエル? |
| どうしたの、ユエル? |
| あのね・・・ |
| ちょっといいかい ミニス |
| この子が渡したい物が あるそうなんだ |
| ちょっといい ミニス |
| この子が渡したい物が あるそうなの |
| これ・・・ |
| あ~っ!? それって、私の ペンダントっ!? |
| やっぱり、これが ミニスの探してた ペンダントだったのか |
| やっぱり、これが ミニスの探してた ペンダントだったの |
| ありがとう! アナタが、見つけて くれたのねっ? |
| あ、う・・・ |
| なあ、ミニス 怒らないで聞いてくれ |
| そのペンダントは ずっと前から、この子 ユエルが拾って持って いたんだよ |
| ねえ、ミニス 怒らないで聞いてね |
| そのペンダントは ずっと前から、この子 ユエルが拾って持って いたのよ |
| えっ? |
| 俺もそれを知ってて 今まで、ずっと黙って いたんだ |
| あたしもそれを 知ってて今までずっと 黙っていたのよ |
| そんな・・・ *n0 どうして、今まで 黙ってたのよっ!? |
| あたしが、どれだけ シルヴァーナのこと 心配してたか、知って たんでしょっ!? |
| *n0は 悪くないよっ!! |
| ユエルが悪いんだよっ 渡したくないって 噛みついたりしたから |
| だから、怒るなら ユエルを怒って! お願いだから・・・っ |
| ユエル・・・ |
| ・・・・・・ |
| ねえ、アナタ どうして、返したく なかったわけ!? |
| その石をのぞくと ユエルのいた世界が 見えたから・・・ |
| ユエル、帰りたくても 帰れないから・・・ さびしかったから だから・・・っ |
| ごめんなさいっ! |
| *n0 ひょっとして・・・ この子って? |
| うん、そうだよ ミニス |
| ユエルはメイトルパ から呼び出された 召喚獣なんだ |
| そして今は、はぐれ になってしまっている |
| ええ、そうよ ミニス |
| ユエルはメイトルパ から呼び出された 召喚獣なのよ |
| そして今は、はぐれ になっちゃったの |
| そうなんだ・・・ |
| 彼女を連れて来たのは 自分から、持ち主に これを返したいって 言ったからだよ |
| 会って、きちんと 謝りたいって、ね |
| 彼女を連れて来たのは 自分から、持ち主に これを返したいって 言ったからよ |
| 会って、きちんと 謝りたいって、ね |
| ・・・・・・ |
| そのペンダント 貸して・・・ |
| う、うんっ |
| シルヴァーナ? |
| うん・・・うん・・・ わかったから・・・ |
| ミニス? |
| ミニス? |
| シルヴァーナがね アナタのこと、許して ほしいって・・・ |
| えっ? |
| アナタが一緒にいて くれたから、自分も さびしくなかったって |
| それじゃあ、ミニス? |
| もとはといえば 落としちゃった私が 一番悪いんだし・・・ |
| アナタが大事に守って いてくれたから、また シルヴァーナと会えた んだもの |
| 許してあげるよ それから・・・ |
| ありがとう、ユエル 見つけてくれて |
| シルヴァーナを手に入れた! |
| ・・・うんっ! |
| よかったな、ユエル? |
| よかったね、ユエル? |
| でも、いいの? 私にこれを返したら さびしくなっちゃうよ |
| 優しいんだね ミニスって・・・ |
| でもね、ユエルは もうひとりぼっちじゃ ないからいいの! |
| さびしくなんかないの だから、心配しないで ねっ? |
| やあ、パッフェルさん |
| あら、パッフェルさん |
| あ・・・!? |
| 今日はもう お店のほうは いいんですか? |
| お、お店はぁ・・・ ちょっと・・・ 今日は・・・ |
| あは、ははは・・・ |
| ん?なんか様子が おかしいけど・・・ |
| ん?なんか様子が おかしいけど・・・ |
| もしかして・・・ サボリ? |
| もしかして・・・ サボリ? |
| あわわわっ!? |
| サ、サボリじゃない ですよぉーっ ただ、ちょっと |
| 優先したい仕事が できちゃっただけで その・・・ |
| て、店長には 内緒にしてくださいっ それじゃっ! |
| あ、ちょっと!? |
| え、ちょっと!? |
| お祭りが近いから 臨時のバイトでも 始めたみたいだな あれは・・・ |
| お祭りが近いから 臨時のバイトでも 始めたみたいね あれは・・・ |
| ようやく・・・ ようやく見つけました わよ、チビジャリっ! |
| で、出たあっ!? |
| こめかみに青スジが 出てる・・・ こりゃ、本気だぞ |
| こめかみに青スジが 出てる・・・ 本気になってるぅ |
| もうペンダントのこと など関係ありませんわ このケルマをここまで 愚弄し続けた報い |
| 今日こそっ、今日こそ 償わせてさしあげます わ~っ!! |
| いい加減にしてよねっ それってタダの逆恨み じゃないのっ!? |
| おだまりあそばせっ! |
| 私は本気ですの・・・ ウォーデン家の名誉を 賭けて、最後の決闘を 申しこみますわ!! |
| さあ、ミニス・マーン 返事はいかが!? |
| いかがって・・・ ど、どうしよう??? |
| お、俺が決めるの!? |
| あっ、あたしが 決めちゃっていいの? |
| こめかみに青スジが 出てる・・・ こりゃ、本気だぞ |
| こめかみに青スジが 出てる・・・ 本気になってるぅ |
| どうする? 決闘を受ける 断って逃げる |
| お待ちなさい~っ!! 逃げないでっ、戦えぇ ぇぇぇ~~っ!! |
| こ・・・断るっ! |
| むきぃーっ、ななな なんですってぇ!? |
| 逃げるぞ、ミニスっ |
| 逃げるわよ、ミニスっ |
| ま、待ってよっ!? *n0っ |
| お待ちなさい~っ!! 逃げないでっ、戦えぇ ぇぇぇ~~っ!! |
| ああ |
| *n0くん |
| *n0さん |
| 無事でなによりです |
| ああ、レイムさん |
| あら、レイムさん |
| トライドラに向かう 路銀を稼いで、いざ 出発しようとしたら |
| イヤな話を小耳に 挟んだんで、心配 していたんですよ |
| え? |
| え? |
| 街道のスルゼン砦と 大絶壁の関所にあたる ローウェン砦が |
| 陥落したらしいって いうんですよ |
| !! |
| それどころか トライドラもとっくに 攻め滅ぼされたって いうんですよ |
| ですが、貴方が無事に |
| ですが、貴女が無事に |
| 戻られたのを見ると やっぱり、でまかせ だったようですね |
| これで、安心して トライドラに向かえ ますよ |
| これは、本当のことを 教えておかないと まずいかな? |
| これは、本当のことを 教えておかないと まずいかな? |
| 本当のことを・・・ 教えよう 黙っていよう |
| それでは、本当に トライドラは攻め滅ぼ されたのですか!? |
| ええ、俺たちはそれを 知らせるために |
| トライドラの騎士さん と一緒に、ここまで 戻って来たんです |
| ええ、あたしたちは それを知らせるために |
| トライドラの騎士さん と一緒に、ここまで 戻って来たんです |
| でも、あの堅固な都市 がどうやって・・・? |
| 詳しい説明はちょっと できません。領主らの 対応にも関わってくる ことですから |
| ですが、トライドラに 向かうのだけは本当に 危険なんです |
| 詳しい説明はちょっと できません。領主らの 対応にも関わってくる ことですから |
| ですが、トライドラに 向かうのだけは本当に 危険なんです |
| わかりました わざわざ忠告をして くださってありがとう ございます |
| やっぱり黙っていよう |
| 下手に話したら 俺たちの関わってる ことにまで、彼をまき こみかねないし・・ |
| やっぱり黙ってよう |
| 下手に話したら あたしたちの関わって ることにまで、彼を まきこみかねないし |
| それでは失礼しますね |
| あ・・・ |
| あ・・・ |
| ん、なにか? |
| くれぐれも気をつけて くださいね |
| くれぐれも気をつけて くださいね |
| ご心配ありがとう ございます |
| では・・・ |
| ごめんなさい・・・ レイムさん・・・ |
| ごめんなさい・・・ レイムさん・・・ |
| 二人でなにを話して たんだい? |
| 二人でなにを話して たの? |
| なーに、お互いの 近況をな |
| 立て続けの事件で こうしてゆっくりと 話す機会がなかった からね |
| ああ、そうか |
| あっ、そうか |
| やっとひと息 つけたって感じ だもんな |
| やっとひと息 つけたって感じ だものね |
| これは・・・ |
| 邪魔したら悪いな 俺も聞きたいな |
| 邪魔したら悪いわね あたしも聞きたいな |
| せっかくの機会だし 邪魔したら悪いな |
| ここは、遠慮して おこう・・・ |
| せっかくの機会だし 邪魔したら悪いわね |
| ここは、遠慮して おきましょう・・・ |
| さて、せっかく *n0も来て くれたことだし・・・ |
| 観客にも楽しめるよう に、ここらで話題を ぐるっと変えるかな |
| えっ? |
| そーだなあ 誠実なる騎士、我が友 シャムロックが・・・ |
| 修業時代に起こした 伝説的な騒動の数々 というのはどうかね? |
| あのですねえ・・・ 勝手に人の過去を ねつ造しないで くださいよ!? |
| 伝説を作ったのは 私じゃなくて、貴方 じゃないですか!? |
| そうだったっけ? |
| まったく、都合が 悪くなると、すぐに とぼけるんですから |
| いいですか *n0さん この人ときたら本当に ひどいんですよ? |
| そもそも伝説の始まり となった騒ぎからして もう・・・ |
| あ、邪魔しちゃった かな? |
| あら、邪魔しちゃった かしら? |
| あ、いいえ そんなことないですよ |
| カイナちゃんにね これの作り方を教えて もらってたのよ |
| 紙細工? |
| 紙細工? |
| 折り紙という シルターンの遊びです |
| ここに、こうして息を 吹き込むと・・・ ほら? |
| へえ、鳥に見えるぞ |
| へえ、鳥に見える |
| はい、ツルという シルターンの鳥です |
| 他にも折り方を工夫 すれば、色々なものが 作れるんですよ |
| これがね、なかなか 奥が深くて面白いのよ |
| ・・・って、あれ? |
| ああ、ねえさま 違いますよ そこは、こうして こう・・・ |
| なんか、こうしてる のを見てると |
| 前よりはずっと、姉妹 らしくなってきた気が するなあ・・・ |
| なんか、こうしてる のを見てると |
| 前よりはずっと、姉妹 らしくなってきた気が するわね・・・ |
| 本当に、これが最後の 決闘なんだな? |
| 本当に、これが最後の 決闘なのね? |
| 私もウォーデン家の 当主を務める者ですわ 二言はございません |
| よし、わかった そういうことなら勝負 しようじゃないか |
| ええ、わかったわ そういうことなら勝負 しようじゃない |
| *n0!? |
| 仕方ないよ、ミニス どこかで決着をつけて おく必要はあるんだ |
| 仕方ないわ、ミニス どこかで決着をつけて おく必要があるのよ |
| それは、そうだけどぉ |
| 場所はここ。助っ人の 参加は自由としますわ でないと、お嬢ちゃん が気の毒ですものね |
| むっ! |
| ほほほ、祭りで賑わう 公衆の面前で、今まで の雪辱をさせていただ きますわ! |
| ここは・・・ 自分が説得する ミニスに任せる |
| つくづく、あの女にも 困ったもんだなあ |
| やってることは ほとんど子供のケンカ じゃないですか |
| 子供相手に、ここまで よくムキになれるもん だぜ・・・ |
| まあまあ、これが最後 だって向こうから言い 出したことなんだしさ |
| まあまあ、これが最後 だって向こうから言い 出したことなんだし |
| ですが、私闘のために 召喚術を使うなんて あまりよくないことだ と私は思いますけど |
| まったく、バカらしい こんなことをしている 場合ではなかろうに |
| 予想はしてたけど さんざんな言われよう だよな・・・ |
| 予想はしてたけど さんざんな言われよう よね・・・ |
| *n0さん これは相談なんですが |
| なんとか、ケルマさん に話し合いで納得して もらうことはできない でしょうか? |
| そりゃ、できればその ほうがいいと思うけど どうかなあ・・・ |
| そりゃ、できればその ほうがいいと思うけど どうだろう・・・ |
| 無理だと思うけど |
| なにをごちゃごちゃと 言ってるんですの? さあ、さっさと勝負を 始めますわよ! |
| ねえ(くい、くい) |
| どうしたんだい? |
| どうしたの? |
| なんで、あの人って いつも、ぴかぴかなの |
| ・・・・・・ |
| さあ、いつまで待たせ れば気が済むのです |
| *n1 後でね・・・ |
| 今は、こっちの方が 優先だからね |
| *n1 後でね・・・ |
| 今は、こっちの方が 優先だから・・・ |
| なあ、ニンゲン? あの年増とまた やるのか・・・ |
| 俺はパスしたいなぁ |
| 珍しいな・・・ お前が消極的になる なんて・・・ |
| 珍しいわね・・・ あんたが消極的に なるなんて・・・ |
| 年増は性に合わない んだよ |
| ・・・・・ |
| 何か言いました? |
| な、なんでもない よっ!? |
| な、なんでもない わよっ!? |
| ケッ!おまけに 地獄耳ときてやがる あーあ・・・ |
| さあ! 始めますわよ!! |
| ちょっと待ってくれよ ケルマ |
| ちょっと待ってよ!! ケルマ |
| なあ、やっぱり決闘 なんてよそうよ |
| ねえ、やっぱり決闘 なんてよそうよ |
| この期に及んで、まだ そんな戯言をおっしゃ るというの!? |
| でも、こんな通りの 真ん中で戦うなんて 無茶すぎやしないか |
| 野次馬も集まってきて るし、巻き込んだら 大変なことになるぞ |
| でも、こんな通りの 真ん中で戦うなんて 無茶すぎるわよ |
| 野次馬も集まってきて るし、巻き込んだら 大変なことになるわよ |
| ほーっほっほ、だから こそよろしいんじゃ ありませんの? |
| 平民たちの見ている前 で、白黒はっきり勝負 がつくのですもの |
| とほほ・・・ 聞く耳すら もってないって カンジだよ |
| なんだかなぁ・・・ 聞く耳すら もってないって カンジ |
| ちょっとケルマ 貴女、本気でここで 決闘するつもりなの? |
| 見物してる人たちまで まきこんじゃったら どうするつもりよ |
| あーら、そんな 加減ぐらい心得てます わよ、わたくしは? |
| まあ、お子さまには 無理な芸当かもしれま せんけどね・・・ ほーっほっほ! |
| で、できるわよっ 年増女なんかに、私が 負けるはずないもん! |
| 年増って言うなーっ! |
| やーい、年増、年増! おお年増ぁぁっ!! |
| ぐぎぎぎ・・・ 絶対に、泣かすうぅぅ |
| ああっ、ますます ドロ沼になってるう |
| ああっ、ますます ドロ沼になってるう |
| いい加減にせぬか ケルマ殿! |
| カザミネさま・・・ |
| あの時、拙者はお主に 申したであろう いつまでも私怨をもつ ものではないと |
| それを忘れたので ござるか!? |
| 貴方様に救われたご恩 忘れてはおりません こうしていても、私の 心は張り裂けそう |
| 愛する御方のご不況を かおうとしているの ですもの・・・ |
| まあ!? |
| なな、なにを言ってる でござるかっ!? |
| 私を抱きとめてくれた たくましいその腕へと 今すぐ全てを投げ出し てしまいたい |
| わーっ、わーっ!? |
| カザミネさん・・・ 貴方という人は・・・ |
| 誤解でござるっ! 拙者、けっしてそんな ことは・・・ |
| フケツですっ! 私、もう知りません! |
| ですが・・・ 私は恋する乙女である 以前に、ウォーデンの 当主なのです! |
| マーン家にだけは負け られませんの! わかってくださいませ カザミネさま・・・ |
| カイナ殿っ お願いだから、拙者を 信じてくだされーっ! |
| ・・・知りません! |
| なんか、別の意味でも エライことになってる ような・・・ |
| なんか、別の意味でも エライことになってる ような・・・ |
| ふふふ、チビジャリ 今日の私は今までとは 違いますわよぉ |
| この日のために、特別 の助っ人を用意したん ですからねえ |
| 助っ人だって!? |
| 助っ人!? |
| まじーぞ 今回ばかりはあいつも 本気の本気っぽいぜ |
| ウォーデンの財力なら どんなに手強い連中を 揃えていてもおかしく はないからな |
| いったい、どんな相手 が出てくるんだ・・・ |
| いったい、どんな相手 が出てくるの・・・ |
| さあ、いらっしゃい 貴女の出番ですわよ! |
| ・・・!? |
| はいはーい、みなさん どうもどうも こんにちはーっ♪ |
| はいはい、 こんにちわですの |
| モナティちゃん ご丁寧にどうもー! |
| ぱ・・・ |
| パッフェルさん? |
| どっ、どうして パッフェルさんが!? |
| まさか、助っ人って 彼女・・・??? |
| まさか、助っ人って 彼女・・・??? |
| そうですよー 日当2万バームで 雇われたんですもの |
| あの、パッフェルさん 失礼ですけど、あなた 戦えるんですか? |
| ははははっ! こりゃいいぜ? そいつになにができる っていうんだよ!? |
| パッフェルさん 見せておあげなさい? |
| そーですねー それじゃ、ちょっと だけ・・・ |
| シルドの実を・・・ 投げて? |
| はっ!! |
| わわっ!? |
| きゃあ!? |
| おおーっ!? こいつはスゲエっ |
| お、落ちてくる ところをナイフで むいちゃうなんて!? |
| しかも、 食べやすい大きさに 揃ってるし・・・ |
| おいおい、冗談だろ あんた、こんな特技を 隠してたのかよ・・・ |
| 別に隠してませんよー ギブソンさんたちから 聞いてないんですか? |
| 私の一番長い職歴って 暗殺者稼業なんですよ てへへ・・・ |
| てへへ、って 聞いてないよーっ!? |
| てへへ、って しゃれになってない! |
| そうか・・・ それなら、あの砦から 無事に脱出できたのも うなずける・・・ |
| ナルホド・・・ |
| ・・・(こくこく) |
| ネスティ、貴方も冷静 に分析してる場合じゃ ないでしょ!? |
| そう、それですよ 結局あの時、砦から お給金が回収できなく なっちゃってー |
| 予定していた貯金額に 足りないもので、臨時 にこうして昔のお仕事 を再開したわけです |
| というわけで・・・ みなさん、申しわけ ないですけど覚悟して くださいねっ♪ |
| ほーっほほほほ! いきますわよおぉ!! |
| 負けた・・・ 助っ人まで雇ったのに また負けた・・・ |
| くやしいぃぃ~っ!! |
| 約束よっ? これでもう、私のこと をつけ狙うのはやめて もらうからね |
| わかってますわ 約束は約束ですもの |
| でも、間違えないで! この勝負に負けたのは 私個人の未熟さのせい であって・・・ |
| ウォーデン家が マーン家に劣っている 証明にはならないん ですからね!? |
| わかってるわよ そんなこと、わざわざ 言わなくても当たり前 のことじゃない |
| ・・・は? |
| あのね、ケルマ? 私は最初っからそんな こと気にしてなかった |
| どっちの家が偉いとか 優れてるとか、そんな こと考えるよりも先に |
| 私はまず、一人前の 召喚師になりたいのっ それだけなのっ! |
| !? |
| ペンダントを渡そうと しなかったのも、貴女 たちにイジワルしてた せいじゃないわ |
| あの子が、最初に私の 声に応えてくれた友達 だから、離ればなれに なりたくなかった |
| それだけなの・・・ |
| 友達、ですって? 誓約の力で服従させた だけの召喚獣がァ? |
| ぷっ、くくくくっ あははははははっ! |
| わ、笑わないでよ! 本当にそう思ってるん だから、私の勝手 でしょおっ!? |
| なにが、おかしいん ですかっ!? |
| 笑うなんてひどい ですの!! |
| あははは・・・ すると、私たちのして きたことというのは |
| 貴女から無理に友達を 奪おうとしたのと同じ だったということね |
| ・・・バカバカしい |
| え? |
| へっ? |
| ケルマさん・・・? |
| バカバカしいですわ 子供じみたそんな理由 にも気づかずに、家名 のことばかり考えて |
| やっきになっていた 私たちが、おバカさん だと言ってるんです! |
| ケルマ・・・? |
| それじゃあ!? |
| しかたありませんわ 小さな子供から友達を 力ずくで奪いとっても |
| ウォーデンの名に泥を 塗るだけですもの チビジャリに、くれて さしあげますわっ! |
| あ・・・ ありがとう、ケルマっ |
| ・・・ふんっ! 本当にバカバカしい! |
| わ、待ってください! わわっ、私の日当はぁ どうなるんですー!? |
| お客さんっ!? ケルマさぁーん!? |
| さて、これでミニスの 本来の目的はかなった わけだ |
| さて、これでミニスの 本来の目的はかなった わけね |
| よかったですね ミニスちゃん? |
| うん、みんなが助けて くれたおかげだよ ありがとう |
| 今度は、そのぶん私が お返ししなくちゃ |
| そのことなんだけどさ その・・・ |
| 言っておくけど 今さら、仲間はずれは イヤだからねっ!? |
| う・・・ |
| やっぱり・・・ |
| ドウヤラ、先手ヲ トラレタヨウデスネ? |
| まあ、彼女の言い分も もっともだろうな |
| ネスティさん? |
| 危ない場面だったら 今までにだって何度も あったんだ |
| 助けがあったとはいえ それを彼女はここまで 乗り越えてきた |
| 今さら、危険だからと いう理由で同行を拒む ことなど通用しない そうだろう? |
| ネスティっ! |
| ネスが・・・ ミニスの弁護をする なんて??? |
| ネスが・・・ ミニスの弁護をする なんて??? |
| あのな・・・ *n0? |
| 僕は、きちんと認める だけのことができる 相手に対しては |
| 年齢に関係なく 相応の権利を認める 主義なんだぞ |
| てことは、歳だけ 食ってても、認めて もらえねェヤツも いるワケだ・・・ |
| なァ、ニンゲン? |
| そこで、どうして 俺に話をふるのかね? *n1くん |
| どうして、わたしに 話をふるわけ? *n1 |
| べーつーにぃぃぃ? |
| ・・・・・・ |
| *n1 なんで、俺の顔を じっと見るんだい? |
| *n1 どうして、あたしの顔 じっと見てるわけ? |
| ・・・(ふるふる) |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| (ふるふるふるふる) |
| それじゃあ、私 お母さまにこのことを ちゃんと話してくるっ |
| ま、とりあえず めでたし、めでたし ってところかな? |
| ま、とりあえず めでたし、めでたし ってところかな? |
| ちっとも、おめでたく ないですよー・・・ |
| きゃっ!? |
| パッフェルさん なんで、君がここに? |
| パッフェルさん なんで、ここに? |
| ケルマさんにですね 言われちゃったんです よう |
| お給金に見合うだけの 働きをしてませんわ! ・・・って |
| そのとおりじゃないか |
| それはそうですけどー タダ働きは あんまりだって 思いません!? |
| まあ、そりゃ・・・ |
| まあ、そりゃ、ね |
| パッフェルさんも がんばったんですし ねえ・・・? |
| でしたら! ぜひぜひ、この手紙を 読んでくださいませっ |
| 手紙? |
| なに、手紙? |
| 『前略、いまいましい マーン家のチビジャリと、 お節介な保護者のみなさまへ』 |
| 『やむをえない誤解とはいえ くだらなき理由によって そちらへと及ぼした迷惑は』 |
| 『品格と礼節を重んじる当家として 見過ごす訳には参りません』 |
| 『・・・つきましては この手紙に添えつけた 人物をこき使って下さ いませ』えぇ!? |
| 聞くところによれば そちらは、多くの敵に 狙われるとのこと |
| 役立たずの暗殺者で はありますが工夫次第 で利用価値を見つける 事もできましょう |
| ・・・追伸 |
| そちらでの奉公が 終了したと見なされた 時点でその者には今回 の報酬を支払います |
| ケルマ、ですって |
| つまりだ・・・ 君は不手際を補うよう 彼女から、残業を命じ られた、と? |
| そーなんですよう |
| お願いですから、私に みなさんのお手伝いを させてくださいませ |
| じゃないと、あたしは タダ働きに・・・ そんなの、絶対に我慢 できませんよーっ! |
| ・・・どうしよう? |
| 知らん、僕に聞くな |
| あは、ははは・・・ |
| お願いしますーっ 後生ですから、ねっ? お願いですってばあ! |
| 断れそうにもないよな こりゃあ・・・ |
| 断れそうにもないわね こりゃあ・・・ |
| 別れ別れになっていた友との 再会と、ケルマとの和解 |
| それは俺たちにとっては とるにたらない結末であっても ミニスという小さな召喚師に とっては、大きな節目だった |
| 報告にいった母親の下から 帰ってきたミニスは、満面の 笑顔で道場の門をくぐる |
| 貴女がしたいと思うことを 正しいと思う方法で おやりなさい |
| それが、ファミィさんが 愛娘へと送った言葉だった。 |
| ならば、ミニスの答えはもう 決まっている |
| 俺たちも、それを拒むつもり なんてなかった |
| やがて、祭りの夜がくる |
| 活気あふれる街のその裏側で 戦いの準備が着々と進められ ていることを、俺たちだけが 知っている |
| だからこそ、今この時を 楽しんでやろうと思う |
| その思い出が、いつか本当に 苦しくてつらい日々と向かい あわねばならないその時に |
| 自分を支える力になるのだと 知っているから・・・ |
| 別れ別れになっていた友との 再会と、ケルマとの和解 |
| ミニスにしてみたら今日の 事件は大きな節目になった と思う |
| 息せき切って帰ってきた ミニスの顔はとても まぶしく見えた |
| 貴女がしたいと思うこと を正しいと思う方法で おやりなさい |
| それがファミィさんの 言葉だった・・・ |
| だったら、ミニスの答えは 最初から決まっている |
| そして、むかえた祭りの夜 |
| 活気あふれる街のその裏側で 戦いの準備が着々と進められ ていることを、あたしたち だけが知ってる |
| だからこそ、今この時を 楽しまなくちゃって思う |
| その思い出が、いつか本当に 苦しくてつらい日々と向かい あわねばならないその時に |
| きっと力になってくれるって あたしは信じてるから |
| あのな・・・ 今がどういう状況か わかってるのか? |
| わかってるよ |
| でも、どのみち祭りが 終わらないことには 身動きだってとれない じゃないか? |
| わかってるわよ |
| でも、どのみち祭りが 終わらないことには 身動きだってとれない じゃないのよ? |
| む・・・ |
| なら部屋でじっとして いないで、俺たちも 祭りを楽しもうぜ |
| なら部屋でじっとして いないで、あたしたち も祭りを楽しもうよ |
| だが、しかし・・・ |
| いいから、いいから! たまには息抜きも 必要だって |
| いいから、いいから! たまには息抜きも 必要よ |
| まったく・・・ 仕方のないヤツだ |
| ひゃあ、すごい 賑わいぶりだなあ |
| へぇ、すごい 賑わいぶりねぇ |
| モーリンが得意げに 話すだけはあるな |
| 聖王都の建国祭に 比べても、華やかさ では引けを取らない 祭りだよ |
| ゼラムの通りの大きさ だと、ここまで派手な パレードはできない もんな |
| ゼラムの通りの大きさ だと、ここまで派手な パレードはできない ものね |
| 建国祭で思い出したが 君がやって来てから 間もない頃に |
| 祭り見物に抜け出して ひと騒ぎおこしたこと があったな? |
| そ、そんなこと あったっけ? |
| そ、そんなこと あった? |
| まさか、忘れたとは 言わせないぞ |
| えーと・・・ なんだっけ? |
| ああ、思い出すだけで 情けない。召喚師が 素手でゴロツキと 取っ組み合いとは |
| だって、あれは向こう からケンカを売って きたんだし |
| カッとなって、だから つい・・・ |
| だって、あれは向こう からケンカを売って きたんだし |
| カッとなって、だから つい・・・ |
| 相手にした君が悪い |
| うう・・・ |
| 新品の服をボロボロに して、おかげで僕が 繕うことになったんだ |
| 悪かったよ、あれは 今でもそう思ってる |
| 悪かったわよ、あれは 今でもそう思ってる |
| まあ、感心したのは あれだけやられ放題に されながら |
| 召喚術をケンカの道具 にしなかったことか |
| それだけは、今でも 評価してるよ |
| ははは・・・ |
| へえ・・・ あの沖で光ってるのが 全部、船なんだ? |
| へえ・・・ あの沖で光ってるのが 全部、船なんだぁ? |
| 豊漁と航海の安全に 感謝して、海に供え物 を流してるのさ |
| 自然の恵みに感謝する この儀式が、本来の 祭りにあたるわけだ |
| あっ、花火だ・・・ |
| あっ、花火だ・・・ |
| ほう、船の上から 打ち上げているのか |
| きれいだなあ |
| 王都だと建物が邪魔に なったけど、ここは 海の上だから、すごく 見やすくていいや |
| きれい・・・ |
| 王都だと建物が邪魔に なったけど、ここは 海の上だから、すごく 見やすくていいわね |
| なあ、*n0 |
| ん・・・? |
| 君は、変わったな |
| えっ?ネス 変わったって・・・ |
| 本部にいた頃は 何に関してもやる気が 感じられなかったのに |
| 今は自分から積極的に いろいろなことに 関わろうとしている |
| ただ、僕の言うことを 義務的に聞いていた時 とは大違いだよ |
| ネス・・・ |
| ネス・・・ |
| あとは、行動に考えが ついていければ 問題ないんだがな |
| そうすれば、僕が 君の世話を焼く必要は なくなる・・・ |
| すこしだけ・・・ さびしいけどな・・・ |
| ・・・? |
| さあ、そろそろ戻ろう 明日からは、また 忙しくなるぞ? |
| お祭りに、あたしを? |
| うん、もし良かったら 一緒に見物しないか? |
| うん、もし良かったら 一緒に見物しない? |
| はいっ、いきますっ! 連れてってください |
| へえ、すっごい 喜びようだなあ |
| すごい 喜びようねぇ |
| えへへ・・・ あたし、村のお祭り しか知らないから すごく楽しみです♪ |
| あ、でも・・・ 洗い物をすませないと |
| だったら、手伝うよ 二人でやったほうが 早いだろ? |
| だったら、手伝うわ 二人でやったほうが 早いでしょう? |
| ・・・すいません それじゃ、洗ったお皿 拭いてくれますか? |
| うん、了解 |
| ええ、わかったわ |
| うわあ!ほらほら *n0さん あれ、見てください! |
| ははは、アメルったら まるで子供みたいに はしゃいじゃってさ |
| あはは、アメルったら まるで子供みたいに はしゃいじゃって |
| もぉ、だって・・・ 本当にすごく楽しいん ですもの! |
| パレードは見ていて あきないし、さっき 買った焼きイモさん だって、ほら? |
| こんなにほくほくで バターもたくさん しみてて・・・ |
| んーっ、とっても おいしくて幸せですっ |
| お祭りで食べる物って いつもより、ずっと おいしいからね |
| 他にも、いろいろ 試してみるといいよ |
| お祭りで食べる物って いつもより、ずっと おいしいものね |
| 他にも、いろいろ 試してみるといいわ |
| あ・・・! *n0さん あれやってみません? |
| へえ、くじ引き ハズレなし、か・・・ |
| そうだな・・・ |
| よし、やってみるか |
| やってみよっか |
| アメルもやろうよ |
| このヒモを一本 引けばいいんだな? よーし・・・ |
| このヒモを一本 引けばいいのね? よーし・・・ |
| がんばってください! |
| よっ・・・ありゃ? |
| よっ・・・あらら? |
| はいよ、にいちゃん! 24等賞は、ファナン 名所、時計塔の置き物 だよっ! |
| はいよ、ねえちゃん! 24等賞は、ファナン 名所、時計塔の置き物 だよっ! |
| 時計塔の置物を手に入れた! |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・いる? |
| ・・・いる? |
| あ、ははは・・・ あたしは、遠慮しとき ます、はい・・・ |
| このヒモを一本 引けばいいんだな? よーし・・・ |
| このヒモを一本 引けばいいのね? よーし・・・ |
| どれにしようかなあ? |
| よっ・・・おっ? |
| はいよ、にいちゃん! 15等賞は、かわいい 召喚獣のぬいぐるみ だよっ! |
| あたしは、これ・・・ えいっ! |
| 大当たりぃ~っ!! |
| えっ、えっ? |
| 6等賞は、珍しい 異世界の懐中時計だ! おねえちゃん、これは 価値もんだよぉ? |
| は、はあ・・・ |
| よかったじゃないか アメル |
| でも、あたし あんまり時間を気に しないですし・・・ |
| そうだ・・・! *n0さんに さしあげますよ |
| えっ、でもそれ すごく高い物だよ? |
| いいんですよ 使わないあたしが 持っていても、しかた ないですもの |
| んー・・・ それじゃ、こいつと 交換ってことにしよう |
| いいんですか? |
| ああ、ぬいぐるみ なんて、それこそ俺が 持ってたって意味が ないしね |
| 異世界の懐中時計を手に入れた! |
| くすっ、なんだか プレゼント交換してる みたいですね? |
| うん、そうかも |
| 7等賞は、 豪華な髪飾りだ! おねえちゃん、これは 価値もんだよぉ? |
| よかったですね *n0さん |
| あたしは、これ・・・ えいっ! |
| はいよ、お姉ちゃん! 15等賞は、かわいい 召喚獣のぬいぐるみ だよっ! |
| かわいいじゃない それ・・・ |
| そっちの方が 良かったかな・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・これ *n0さんに さしあげましょうか? |
| えっ、でも アメルが当てたものよ |
| いいんですよ |
| なんか悪いなぁ・・・ あ、そうだ! |
| それじゃ、これと 交換しよっか? |
| いいんですか? |
| ええ、あたしは短い 髪型のほうが好きだし |
| アメルが使ったほうが きっと似合うと思うわ |
| ぬいぐるみを手に入れた! |
| くすっ、なんだか プレゼント交換してる みたいですね? |
| うん、そうかも |
| うわあ・・・ |
| アメルは、花火を見る のは初めてか? |
| アメルは、花火を見る のは初めてなの? |
| ええ・・・ こんなに、キレイな ものだったんですね |
| すごいなあ・・・ |
| うーん、たしかに ここまで盛大なのは 俺も初めてだよなあ |
| ええっ、たしかに ここまで盛大なのは あたしも初めて |
| *n0さん |
| ん・・・? |
| あたし、こうして 生きてこられて すごく幸せだって 思います・・・ |
| 何度も落ちこんで 弱音をはいて いろんな人たちに 迷惑をかけて |
| 本当になにもかも イヤになったりもした けれど、でも・・・ |
| つらいことだけじゃ なかったから |
| アメル・・・ |
| 今日みたいな楽しい 思い出を、あたし もっともっと作りたい |
| だから、負けません 負けないように がんばりますから だから・・・ |
| 最後まで、見ていて くれますか? |
| うん・・・ |
| 楽しい思い出、一緒に 作っていこうな |
| つらいことを思い出す 暇なんかないくらい めいっぱいにさ? |
| ええ・・・ |
| 楽しい思い出をみんな と作っていきましょう |
| つらいことを思い出す 暇なんかないくらい めいっぱいにね? |
| ・・・うんっ |
| 祭リ、デスカ・・・ |
| *n1は お祭りの意味ぐらい 知ってるだろう? |
| *n1は お祭りの意味ぐらい 知ってるでしょ? |
| ソレハ勿論デスガ シカシ、同行スルノハ 自分ヨリモ、他ノ方ノ ホウガ適任デハ? |
| ・・・ |
| そんなことないさ 護衛がほしいんだ |
| そんなことないわよ 護衛がほしいのよ |
| そんなことないさ 祭りを楽しむのに向き 不向きなんてないって |
| それに、俺は *n1と 見物したいんだよ |
| そんなことないわ 祭りを楽しむのに向き 不向きなんてないもの |
| それに、あたしは *n1と 見物したいのよ |
| ・・・了解シマシタ ソレデハ、同行サセテ イタダキマス |
| ほら、祭りって 楽しいけど、いろいろ 物騒でもあるだろ? |
| そういう時に *n1が 一緒だと心強いからさ |
| 護衛として、ついて 来てほしいんだ |
| ほら、祭りって 楽しいけど、いろいろ 物騒でしょう? |
| そういう時に *n1が 一緒だと心強いから |
| 護衛として、ついて 来てほしいのよ |
| ナルホド・・・ ソレデシタラ、理解 デキマス |
| 同行イタシマショウ あるじ殿 |
| しかし、予想以上に すごい人手だなあ |
| しかし、予想以上に すごい人手ねぇ |
| 人口密度ガ、カナリ 高クナッテイマスネ |
| これじゃ、歩くのも ひと苦労だよ |
| これじゃ、歩くのも ひと苦労よ |
| 自分ガ、先ニタッテ なびげーしょんシマス ツイテキテクダサイ |
| 92C7897A8E D490FC914F 95FB82C993 478ED4・・・ |
| へえ、人混みの切れ目 を計算して進むのか |
| さすがは機械兵士って 感じだよなあ |
| へえ、人混みの切れ目 を計算して進むのね |
| さすがは機械兵士って 感じよねぇ |
| ・・・って、ありゃ? |
| ・・・って、あらら? |
| ・・・・・・ |
| どうしたんだ? 急に立ち止まって |
| どうしたの? 急に立ち止まって |
| ソ、ソレガ・・・ |
| わあ、この人の仮装 すっごくカッコイイ! |
| きっとパレードに出る んだよ!すごいなあ |
| ねえねえ、中は どうなってるのっ? |
| あはははっ 子供たちに、囲まれ ちまったのか・・・ |
| あはははっ 子供たちに、囲まれ ちゃったのね・・・ |
| ド、ドウシマショウ? あるじ殿??? |
| 大した人気ぶりだった じゃないか? *n1 |
| 大した人気ぶりだった じゃないの? *n1 |
| シカシ、オカゲデ あるじ殿ニ、迷惑 カケテシマイマシタ |
| モウシワケアリマセン |
| いいんだよ。見ていて 俺も楽しかったし |
| いいのよ。見ていて あたしも楽しかったし |
| ・・・・・・ |
| おっ、花火だ |
| あっ、花火 |
| 祭リモ、ソロソロ 終ワリノヨウデスネ |
| キレイだなあ |
| キレイね |
| ・・・不思議デス |
| ・・・え? |
| ・・・え? |
| アレガ、サク薬ト 金属片ノ化学反応デ 作ラレタ爆発ダトワカ ッテイルノニ・・・ |
| ソレデモ、見トレテ シマウノデス |
| *n1・・・ |
| *n1・・・ |
| 最近、ヨクアルノデス 危険ガ無イト明白ナ 風景ニ対シテモ・・・ |
| ドウシテナノカ、フト 目ガ離セナクナッテ シマウノデス |
| 故障ナノデショウカ? |
| 故障なんかじゃないよ *n1 |
| そういうことって 人間にはさ、よくある ものなんだよ |
| *n1は きっと、少しずつ 人間に近い物の感じ方 をもち始めてるんだ |
| 故障なんかじゃないわ *n1 |
| そういうことって 人間にはさ、よくある ものなのよ |
| *n1は きっと、少しずつ 人間に近い物の感じ方 をもち始めてるのね |
| 自分ガ・・・? |
| ああ、きっとそうだよ |
| ええ、きっとそうよ |
| ヨク理解デキマセン |
| 理解する必要はないさ |
| そのまま、ただ感じる がままに任せれば いいんだ |
| それが、感情ってもの なんだよ |
| 理解する必要はないわ |
| そのまま、ただ感じる がままに任せれば いいのよ |
| それが、感情ってもの なんだから |
| コレガ・・・ 感情トイウモノ・・・ コレガ・・・??? |
| あァん? なんで、オレがテメエ と祭りに行かなくちゃ なんねェんだよ |
| なんだよ、せっかく 誘ってやってるのに |
| なによ、せっかく 誘ってやってるのに |
| ははァ・・・ さては、他の連中には 相手にしてもらえ なかったんだなァ? |
| ・・・! |
| わかった、もういい そういうこと言うのな ら他を当たるよ |
| ・・・! |
| わかったもういいわよ そういうこと言うのな ら他を当たるわ |
| お、おいっ ちょっと待て! |
| なんだよ?どうせ 行く気はないんだろ? |
| なによ?どうせ 行く気はないでしょ? |
| コホン・・・ まァ、そのつもりでは あったけどなァ |
| あまりにテメエが あわれだから、ひとつ 同情で行ってやらァ |
| 別に無理しなくたって いいんだぜ? |
| 別に無理しなくたって いいのよ? |
| あーっ、うっせェ! ついていってやるって 言うんだから、素直に 連れてきやがれッ! |
| やれやれ・・・ 素直じゃないのは どっちだよ? |
| あらあら・・・ 素直じゃないのは どっちよ? |
| いいね、いいねェ この乱雑っぷりは キライじゃねェなァ |
| いろんな感情が ごちゃ混ぜになってて 飽きねェぜ・・・ |
| ほら見ろ、やっぱり 行きたかったんじゃ ないか・・・ |
| ほら見なさい、 やっぱり、行きた かったんじゃない |
| ん、なんか言ったか? |
| なんでもないよっ |
| なんでもないわよ |
| ・・・おっ? あそこで配ってるのは ひょっとして、酒か! |
| 振るまい酒だな どこの祭りでも普通に やってることだよ |
| 振るまい酒ね どこの祭りでも普通に やってることよ |
| くーっ・・・ いいね、いいねェ! タダ酒なんて最高じゃ ねェかよ!? |
| 飲ませてやろうか? |
| ダメだ、ダメだ! 少しだけだぞ? |
| ダメよ、ダメダメ! 少しだけよ? |
| ダメだ、ダメだっ! |
| ダメよ! |
| んだよ・・・ タダなんだから別に いいだろォが? |
| あれは大人のための ものなんだぞ |
| あれは大人のための ものなのよ |
| あのなァ、オレは こう見えてもテメエ より年上だぜェ? |
| 実際はそうでも 見た目に問題があるん だよ・・・ |
| 実際はそうでも 見た目に問題があるん のよ・・・ |
| よォし・・・! 本当に問題があるのか 試してやろうじゃ ねェか・・・ |
| あ、コラっ! *n1!? |
| おっちゃん、オレにも 酒をくれッ! |
| んー、ボウズ お前も飲みてえのか? よしよし・・・ |
| あ~っ!? |
| っはァ! んーっ、ウメえッ!! |
| へっへへへ どうよ?ちゃんと 飲ませてもらえたじゃ ねェかよ・・・ |
| そりゃ、こういう時は 子供でも特別に許して もらえるから・・・ |
| ガキじゃねェって 言ってるだろォが!? うぃっく・・・ |
| おお、そうだぜ それだけ飲めりゃあ ガキじゃねぇさ |
| もう一杯、どうだ? |
| いただくぜェ? ヒャハハハハッ! |
| ああ、こりゃダメだ もう手がつけられない |
| あらら、ダメだわ もう手がつけられない |
| しかたないなぁ 少しだけだぞ・・・? |
| しかたないなぁ 少しだけよ・・・? |
| ヒヒヒヒヒ! そうこなくっちゃ いけねェよなぁ!! |
| やれやれ・・・ まあ、今日だけは目を つぶってやるか |
| 見かけはああでも 一応、俺の何倍も 年上みたいだし |
| やれやれ・・・ まあ、今日だけは目を つぶりますか |
| 見かけはああでも 一応、あたしの何倍も 年上みたいだし |
| うひゃひゃひゃひゃ! |
| おい、*n1 いい加減にしっかり しろよ!? |
| こら、*n1 いい加減にしっかり しなさい? |
| ひっかりひてるって いっへるだろォがぁ? |
| まったく・・・ 調子に乗って何杯も あけるからだって |
| まったく・・・ 調子に乗って何杯も あけるからよ |
| 酔いが冷めるまで しばらく、ここで頭を 冷やさせるか・・・ |
| 酔いが冷めるまで しばらく、ここで頭を 冷やさせるか・・・ |
| おっ、なんらぁ!? |
| 花火だよ。祭りも そろそろ終わりって ことさ |
| 花火よ。祭りも そろそろ終わりって ことね |
| もォ終わりかよォ? つまんねェな・・・ |
| そんなこと言って お前は、毎日がお祭り 気分じゃないか |
| 好き放題に言いたい ことを言ってるし |
| そんなこと言って お前は、毎日がお祭り 気分じゃない |
| 好き放題に言いたい ことを言ってるし |
| そりゃァ、そうか? ひゃははははははっ |
| けどなァ・・・ |
| 前の主人ってのは テメエの百倍はひでェ ヤツだったぜェ・・・ |
| え・・・? |
| 研究だかなんだか しらねェが、呼ぶたび オレの身体を切り刻み やがって・・・ |
| 悪魔だって、痛ェもん は痛ェんだぞッ!? |
| *n1・・・ |
| ケッ!まァいいさ テメエが生きてる限り アイツはオレをもう 呼べねェ・・・ |
| 安心して・・・ 高いびきだぜェ・・・ |
| ・・・ぐおぉぉぉっ |
| そういや、俺はいつも ケンカばかりで・・・ |
| こいつの過去、なにも 知らなかったんだなぁ |
| そういえば、あたしは いつもケンカしてて |
| この子の過去、なにも 知らなかったのよねぇ |
| おまつり? |
| ああ、一緒に見物に 行かないか? |
| ええ、一緒に見物に 行かない? |
| ・・・(こくこく) |
| よし、それじゃ 支度をしなくちゃな |
| よ~し、それじゃ 支度をしなくちゃね |
| *n1 もう、できてるよ? |
| これ・・・ おまつりの、服なの |
| へえ、そうなのか? |
| へえ、そうなの? |
| うん・・・ でもね、いくのは はじめてなの・・・ |
| いままでは、ずっと みていただけだから |
| だから・・・ すごくたのしみだよ おにいちゃん |
| だから・・・ すごくたのしみだよ おねえちゃん |
| ・・・(ぺろぺろ) |
| おいしいかい? *n1 |
| おいしい? *n1 |
| うん・・・ とっても、あまいよ |
| おにいちゃんは いいの・・・? |
| おねえちゃんは いいの・・・? |
| うん、俺はいいよ |
| ええ、あたしはいいの |
| さすがに、棒つき キャンディーなめては 歩けないよなあ この歳じゃ・・・ |
| さすがに、棒つき キャンディーなめては 歩けないわよね この歳じゃ・・・ |
| それより、ほら 口の周りがベタベタに なってる |
| それより、ほら 口の周りがベタベタに なってる |
| あ・・・ |
| 食べ終わったら ちゃんと拭くんだよ |
| 食べ終わったら ちゃんと拭くのよ |
| ・・・(こくん) |
| それにしても、また 一段と人が増えてきた みたいだな・・・ |
| それにしても、また 一段と人が増えてきた みたいね・・・ |
| これだけの人手だと はぐれたら、本当に 大変なことになるかも しれないぞ? |
| これだけの人手だと はぐれたら、本当に 大変なことになるかも しれないわね? |
| どうしよう? よく言い聞かせる 手をつないでやる |
| *n1 迷子にならないように 気をつけるんだぞ |
| *n1 迷子にならないように 気をつけるのよ |
| ・・・(こくん) |
| でも・・・ はぐれても、もう へいきだよ? |
| ・・・え? |
| だって・・・ *n1 おにいちゃんなら みつけられるもん |
| ずっと、いっしょに いたから・・・ おにいちゃんのかんじ おぼえちゃったの |
| だって・・・ *n1 おねえちゃんなら みつけられるもん |
| ずっと、いっしょに いたから・・・ おねえちゃんのかんじ おぼえちゃったの |
| だから・・・ しんぱい、しないで ね? |
| あ、ああ・・・ |
| え、ええ・・・ |
| いつまでも子供だと 思ってたけど |
| *n1も 日に日にしっかりして きてるんだな・・・ |
| いつまでも子供だと 思ってたけど |
| *n1も 日に日にしっかりして きてるのね・・・ |
| ほら、手をつなごう はぐれると大変だろ? |
| ほら、手をつなごう はぐれると大変よ? |
| ・・・(こくん) |
| おにいちゃんの手 おっきいね・・・ |
| それに、とっても あったかくて・・・ *n1 すきだよ・・・ |
| おねえちゃんの手 おっきいね・・・ |
| それに、とっても あったかくて・・・ *n1 すきだよ・・・ |
| そう言えば、手を つないでやるのって これが初めてかも しれないな? |
| 今までは、ずっと 俺の服のすそに しがみついてばかり だったし・・・ |
| そう言えば、手を つないでやるのって これが初めてかも しれないわね? |
| 今までは、ずっと あたしの服のすそに しがみついてばかり だったし・・・ |
| ねえ、あれはなに? |
| どれどれ・・・? |
| ほら、こっちだよ ほら・・・ |
| わあ・・・ |
| *n1は たしか、花火は見た ことあるんだよな |
| *n1は たしか、花火は見た ことあるのよね |
| うん・・・ でも、こんなに たくさんあがるのは はじめて・・・ |
| きれい・・・ |
| 歩くのにも疲れたし ちょっと休憩しようか |
| ほら *n1も 座りなよ? |
| 歩くのにも疲れたし ちょっと休憩しようか |
| ほら *n1も 座りなさい? |
| うん・・・ |
| ・・・って、こら? そこは俺の膝の上だぞ |
| ・・・って、こら? そこはあたしの膝の 上よ・・・ |
| *n1 ここが、いいの |
| まったく・・・ しょうがないやつだな *n1は |
| もう・・・ しょうがないわね *n1は |
| ・・・・・・ |
| きょうだけ・・・ だから・・・ |
| えっ? |
| えっ? |
| あまえるのは、きょう だけだから・・・ あしたからは、いい子 にするから・・・ |
| おねがい・・・ |
| もしかして *n1は この先の旅がもっと 大変だって知ってて |
| それで・・・ こんな風に・・・ |
| もしかして *n1は この先の旅がもっと 大変だって知ってて |
| それで・・・ こんな風に・・・ |
| わかったよ *n1 |
| 今日だけ、だからな? |
| わかったわ *n1 |
| 今日だけよ? |
| ・・・(こくん) |
| え!ボクをお祭りに 連れていってくれるん ですか? |
| ああ、一緒に行こうぜ |
| ええ、一緒に 行きましょう |
| ありがとうございます ご主人さまっ! |
| それじゃ、明日のご飯 の下ごしらえ、大急ぎ で済ませますね |
| おいおい、明日のなら 別に今やらなくたって いいじゃないか? |
| あらあら、明日のなら 別に今やらなくたって いいじゃないの? |
| でも、明日の朝ご飯は ご主人さまのお好きな |
| ひと晩かけてじっくり 煮込んだ、チャウダー スープですよ? |
| う・・・ |
| だから、大急ぎで 支度しますね |
| 味のほうも、いつもの ままでな・・・? |
| 味のほうも、いつもの ままでね・・・? |
| はいはい、ご心配なく |
| わあ、いつにもまして すごい人手ですねえ |
| 大通りいっぱいに 屋台が並んでるからな |
| 仮装行列のパレードも あるって話だぜ |
| 大通りいっぱいに 屋台が並んでるもの |
| 仮装行列のパレードも あるって話よ |
| ボク、なんだか ワクワクしてきちゃい ました |
| さて、それまで 屋台でも冷やかして 時間を潰すか |
| さて、それまで 屋台でも冷やかして 時間を潰しましょうか |
| なにか、買われるん ですか? |
| そうだな・・・ |
| そうね・・・ |
| たまには *n1にも なにか買ってやるか? |
| たまには *n1にも なにか買って あげましょうか? |
| どうしよう? 好きな物を買っていいよ 適当に選んでやるか |
| なあ、おまえ そんなもので本当に 良かったのか? |
| ねえ、あなた そんなもので本当に 良かったの? |
| え? |
| だって、包丁なんて 普通の時にだって 買えるだろ? |
| もっと他に、お祭り らしいものを買えば よかったのに |
| だって、包丁なんて 普通の時にだって 買えるでしょ? |
| もっと他に、お祭り らしいものを買えば よかったのに |
| でも、あのお店 今日だけ特別に来てる ものなんでしょう |
| だったら、お祭り らしい品ですよ |
| そりゃそうだけど でもなあ・・・ |
| そりゃそうだけど でもねえ・・・ |
| モーリンさんのお家の 包丁、ボクが使うには ちょっと重かったから 欲しかったんですよ |
| ありがとうございます ご主人さまっ |
| 包丁を手に入れた! |
| まあ、本人がこれだけ 喜んでるんだから いっか・・・? |
| まあ、本人がこれだけ 喜んでるんだから いっか・・・? |
| ほら、あっちの串焼き もおいしそうだぞ? |
| ほら、あっちの串焼き もおいしそうよ? |
| も、もういいですよぉ ご主人さまぁ・・・ |
| もぉ、ボク お腹いっぱいですぅ |
| *n1は 本当に小食だなあ |
| まだ、焼き菓子と クレープとソーセージ と、アイスキャンディ しか食べてないのに |
| *n1は 本当に小食ねぇ |
| まだ、焼き菓子と クレープとソーセージ と、アイスキャンディ しか食べてないのに |
| それだけ食べれば 充分ですって・・・ |
| 俺なら、あと 串焼きとかき氷と チョコケーキ3つは いけるのになあ |
| あたしなら、あと 串焼きとかき氷と チョコケーキ3つは いけるのに |
| ・・・・・・ |
| パレード、すごかった ですねぇ・・・ |
| ああ、でも本当に すごいのはこれからさ |
| ええ、でも本当に すごいのはこれからよ |
| ・・・? |
| うわあ・・・っ!? |
| 祭りの最後には、海で 花火があがるのさ モーリンが言ってたよ |
| 祭りの最後には、海で 花火があがるのよ モーリンが言ってた |
| 花火、ですか・・・ なんだか、メイトルパ の火祭りのことを思い 出しちゃいますね |
| 火祭り? |
| はい、メイトルパには 「聖なる炎」という ものがありまして |
| 年のめぐりごとに 部族から部族へと 持ちまわりで守って いるんです |
| その受け渡しの時に お祭りがあるんですよ |
| 大きな焚き火をたいて そこから火の粉が キラキラ舞いあがって |
| あんな風に、とっても キレイでした・・・ |
| へえ・・・ |
| でも、ボクは一人前と 認めてもらえなかった から・・・ |
| 祭りの時も、遠くから 見てることしか できなかったんです |
| *n1・・・ |
| でも、今日は違います ご主人さまと一緒に お祭りに参加できて |
| ボク、とっても 楽しかったんですっ! |
| 絶対に今日のことは 忘れませんよ、ボク |
| ずっと宝物にして 絶対に、忘れたり しませんから・・・ |
| はいけい、マスター おげ・・・ |
| モナティ、お祭りに 行くぞっ! |
| モナティ、お祭りに 行くわよ! |
| えっ?でも モナティ、お手紙が まだ・・・ |
| そんなのあとあと! 早く行かなくちゃ パレードが終わっ ちゃうって |
| それにどうせなら 祭りのことも手紙に 書いたほうが、きっと 楽しくなるぞ? |
| そんなのあとあと! 早く行かなくちゃ パレードが終わっ ちゃうわ |
| それにどうせなら 祭りのことも手紙に 書いたほうが、きっと 楽しくなるわよ? |
| うーん・・・ それは、そうかも しれませんねえ? |
| よし、それじゃ 決まりだな? |
| よし、それじゃ 決まり! |
| にゅうううっ やっと買えたですのぉ |
| ここの屋台で売ってる アイスキャンディは すっごくおいしいって 話だからな |
| ここの屋台で売ってる アイスキャンディは すっごくおいしいって 話だもの |
| へえ・・・ |
| どれどれ・・・ うん、さすが! 行列ができるだけの ことはあるなあ |
| どれどれ・・・ うん、さすが! 行列ができるだけの ことはあるわよね |
| それじゃあ モナティも・・・ |
| うにゃあっ!? |
| ぼけっとしてんじゃ ねえぞ、バカ野郎っ! |
| おいっ、大丈夫か? まともに鼻から地面に ぶつかったぞ!? |
| ねえっ、大丈夫? まともに鼻から地面に ぶつかったわよ!? |
| だ、大丈夫ですのぉ でも・・・ |
| アイスキャンディは 泥だらけか・・・ |
| うにゅううぅぅっ まだ、ひと口も食べて ないのにぃ・・・ |
| 買い直すにも、あの列 じゃなあ |
| ・・・・・・ |
| ・・・ほら 食べかけで悪いけど これでガマンしてくれ |
| 買い直すにも、あの列 じゃねぇ |
| ・・・・・・ |
| ・・・ほら 食べかけで悪いけど これでガマンしてね |
| え、でもそれじゃ *n0さんの 食べるぶんが・・・ |
| いいって、いいって どんな味かはちゃんと わかったし |
| それに、まだまだ 食べたい物はいっぱい あるからさ |
| いいって、いいって どんな味かはちゃんと わかったんだもの |
| それに、まだまだ 食べたい物はいっぱい あるもの |
| にゅうぅ・・・ *n0さぁん |
| ・・・どうだ おいしいだろう? |
| ・・・どう おいしいでしょう? |
| はいです・・・ とっても、おいしい ですの・・・ |
| 花火か・・・ 船の上から、あげて いるんだな |
| 花火か・・・ 船の上から、あげて いるのね |
| キレイですのぉ |
| マスターやフラットの みんなにも、見せて あげたいですの・・・ |
| ・・・・・・ |
| やっぱり、向こうの街 に早く帰りたいか? |
| ・・・・・・ |
| やっぱり、向こうの街 に早く帰りたい? |
| それは・・・ |
| 帰りたいですの・・・ |
| そっか・・・ |
| でもでもっ! ただ帰りたいだけじゃ ないんですのっ |
| モナティは *n0さんたち と一緒に帰りたい んです・・・ |
| みんなで一緒に ずっと一緒に暮らして いきたいですのっ |
| モナティ・・・ |
| わかってますの これは、モナティの ワガママだって |
| でも、モナティ *n0さんたち とも、おわかれ したくない・・・ |
| 帰りたいけど・・・っ 帰りたく、ないんです のぉ・・・っ |
| ありがとう、モナティ だけど、泣くなよ? |
| 向こうに帰ったって 俺たちは仲間だよ いつだって、きっと 会えるからさ |
| さあ、泣きやんで? そしたら帰ろう 俺たちの家へ・・・ |
| ありがとう、モナティ だけど、泣かないで? |
| 向こうに帰ったって あたしたちは仲間よ いつだって、きっと 会えるんだから |
| さあ、泣きやんで? そしたら帰りましょう あたしたちの家へ |
| にゅっく・・・ は、はいですの・・・ |
| おう、いいぜ 祭りだったらオレに 任せとけって |
| ばっちり、楽しい ところに案内して やるからな? |
| その様子だと フォルテは、ここの 祭りは初めてじゃない んだな? |
| その様子だと フォルテは、ここの 祭りは初めてじゃない のね? |
| へへへ、まーな? ファナンの豊漁祭は 聖王国でも屈指の 祭りだからな |
| とーぜん、オイシイ ところは押さえてる ワケさ、これが |
| うーん、なんか 頼もしいなあ |
| うーん、なんか 頼もしいわねぇ |
| へへへ、どーよ? オレの顔の広さは |
| まさか、屋台の人に まで馴染みがいるとは 思わなかったよ |
| おかげで、いっぱい おまけしてもらえたし |
| まさか、屋台の人に まで馴染みがいるとは 思わなかったわ |
| おかげで、いっぱい おまけしてもらえたし |
| 冒険者をやるように なってからは、祭りと 聞けば、すっとんで いったからな |
| その結果が、こういう カタチで出てるのさ |
| でも、どうして そんなに祭りばかりに こだわってたんだ? |
| でも、どうして そんなに祭りばかりに こだわってたのよ? |
| あー、それはな ずっと、憧れていた 反動ってヤツさ |
| 頭のカタイ親のせいで オレは子供の頃は ほとんど外で遊んだり できなかったからな |
| ええっ、ホントに!? |
| ええっ、ホントに!? |
| へへ、意外だろー? |
| だからかな? 家を飛び出してすぐ 冒険者になることを 決めたのは・・・ |
| 自分の足で好きなだけ 行きたい所に行ける ってのが、すごく自由 に思えたのさ |
| ま、実際この稼業は それほど甘いモンじゃ ないって、すぐに思い 知らされたけどな |
| へえ・・・ |
| へえ・・・ |
| 豊漁祭の見所は パレードよりもな 最後の花火だぜ |
| この磯は、ゆっくり そいつを見物するには 最高の穴場なのさ |
| ホントだ・・・ すごく、よく見える |
| ホントだ・・・ すごく、よく見える |
| ま、次回はもっと 色気のあるお相手を 連れてくるこったな? フッフッフ・・・ |
| な・・・!? |
| な・・・!? |
| あーっはっはっは! そんなに真面目な顔 して悩むなよぉ? |
| か、からかうなって! |
| か、からわないでよ! |
| おーっ、しかしまあ 今年はまたいつもより 景気よく打ち上げてる よなあ? |
| うー・・・ |
| むぅ・・・ |
| パッと咲いて パッと散る、か |
| あんな風に生きること ができりゃあ、そりゃ 最高だろうなあ |
| くすぶったまま だらだら生きてんのは まっぴらだぜ・・・ |
| フォルテ・・・? |
| フォルテ・・・? |
| どんな時も、景気よく いきたいもんだぜ |
| な、そうだろ? *n0 |
| うん・・・ そうかもしれないな |
| ええ・・・ そうかもしれない |
| そういう生き方だって ありだもんな・・・? |
| そういう生き方だって ありだもんね・・・? |
| いいわよ? こうなったら、私も 遊んじゃうんだから! |
| え? |
| え? |
| フォルテのやつ さんざん、祭りなら 任せとけって 言ってたくせに |
| 気づいたら、一人で とっくに出かけてるん だもの |
| ほんと、勝手なやつ! |
| あははは・・・ |
| あははは・・・ |
| でも、いいわ あなたが 誘ってくれたから |
| このまま腹を立ててる のも、バカらしいしね |
| あのさ、ケイナ? |
| あのね、ケイナ? |
| んー、なぁに? |
| さっきから、目につく 屋台の食べ物、全部 食べてるけど・・・ |
| さっきから、目につく 屋台の食べ物、全部 食べてるけど・・・ |
| ヤケ食いなんかじゃ ないわよ? 言っとくけど! |
| いや、お腹とか 平気かなあって |
| いや、お腹とか 平気かなあって |
| ああ、それは平気よ こう見えても 私だって冒険者だもの |
| 結構、悲惨な食生活 でも耐えられるくらい 胃腸は丈夫なのよ 心配しないで |
| いや、そうじゃなくて |
| 食べて消化したら 蓄積されるよね? お肉になって・・・ |
| いや、そうじゃなくて |
| 食べて消化したら 蓄積されるよね? お肉になって・・・ |
| ・・・!! |
| と言っても、すでに 後の祭りかも |
| と言っても、すでに 後の祭りかも |
| あは、ははは・・・ |
| あ、花火! |
| そろそろ、祭りも 終わりってことか |
| そろそろ、祭りも 終わりってことね |
| 花火もね、結構 私のお気に入りなんだ |
| ぱっと弾けた火の粉が きらきら舞いながら 落ちていくのを 見てるとねえ・・・ |
| やっぱり、不思議な 気持ちになるのよ |
| シルターンにも花火は あるって話だからね |
| 忘れてる記憶が 騒ぐのかも知れないよ きっと・・・ |
| シルターンにも花火は あるって話だから |
| 忘れてる記憶が 騒ぐのかも知れないね きっと・・・ |
| うん、そうかも・・・ |
| なあ、ケイナ |
| ねえ、ケイナ |
| ん・・・? |
| カイナとは、やっぱり 相変わらずなのか? |
| カイナとは、やっぱり 相変わらずなの? |
| そうね・・・ やっぱりまだ、戸惑い が残ってるかな |
| でもね・・・ |
| 妹だとは思えないけど 私は、カイナちゃんが 好きよ。これは本当 |
| 素直でいい子だもんな 本当に・・・ |
| 素直でいい子だもん 本当に・・・ |
| うん・・・ |
| そろそろ、戻ろうか? あんまり遅くなると 心配かけちゃうし |
| そろそろ戻りましょう あんまり遅くなると 心配かけちゃうし |
| そうね・・・ 戻ったら、とっちめて おかなくちゃならない 相手もいるし! |
| あははは・・・ ほどほどに、な? |
| あははは・・・ ほどほどにね? |
| お祭りですか? |
| ああ、たまには 息抜きもかねてさ 遊びに行こうぜ? |
| ええ、たまには 息抜きもかねてさ 遊びに行きましょう? |
| そうですね、せっかく 誘っていただいたん ですし・・・ |
| おつきあいさせて いただきますよ |
| さすがに賑わってる よなあ・・・ |
| さすがに賑わってる わよねぇ・・・ |
| これだけ大きなお祭り だと、警備する人は さぞ大変でしょうね |
| ん?変なところで 感心するんだなあ |
| え?変なところで 感心するのねぇ |
| 村の祭りの進行や警備 も、自警団の仕事 でしたから |
| つい、そういう所に 目がいってしまって すいません・・・ |
| それじゃ、ロッカは あんまり祭りを楽しん だことってないんだ? |
| それじゃ、ロッカは あんまり祭りを楽しん だことってないの? |
| ええ、それ以前に こういう大きな街の お祭りは初めてですよ |
| それじゃ、今日は めいっぱい楽しんで いかないとな! |
| それじゃ、今日は めいっぱい楽しんで いかないとね! |
| ええ、そうですね 色々と教えてください |
| 今のが、花火という ものですか・・・ |
| ああ、キレイだろ? |
| ええ、キレイでしょ? |
| ええ、とっても・・・ |
| あれが召喚術じゃない なんて、信じられない くらい不思議です |
| はははっ、それは 大げさじゃないかなあ |
| はははっ、それは 大げさじゃないの? |
| 夢みたいですよ |
| こうして僕が今 祭りを楽しんでいる ことが・・・ |
| ・・・え? |
| ・・・え? |
| 村が滅ぼされた時 正直、僕はアメルを 逃がすために死を覚悟 していました |
| そんな僕が、こんな ゆったりとした時間を 過ごせるなんて・・・ |
| ロッカ・・・ |
| ロッカ・・・ |
| ありがとうございます *n0さん |
| ひさしぶりに、こんな 気持ちを味わえた それだけでも |
| 誘っていただいて 感謝しますよ・・・ |
| ハッ、祭りなんて ガキじゃあるまいし |
| でも、リューグは こういう街の祭りって 初めてなんだろう |
| 一度くらい、見といて 損はないと思うけど? |
| でも、リューグは こういう街の祭りって 初めてなんでしょ |
| 一度くらい、見といて 損はないと思うけど? |
| ・・・・・・ |
| アメルのことなら 心配いらないって フォルテやケイナと 先に出かけたよ |
| アメルのことなら 心配いらないって フォルテやケイナと 先に出かけたわ |
| ・・・稽古の相手だ |
| は? |
| 打ち込み稽古の相手を 戻ってきてから やるって条件なら |
| テメエにつきあって やるって言ってんだよ |
| えいっ! って、あれっ? またハズレた・・・ |
| えいっ! って、あれっ? またハズレ・・・ |
| なにやってんだよ テメエは |
| うるさいなぁ こう見えて、なかなか 難しいんだぞ 輪投げって・・・ |
| うるさいわねぇ こう見えて、なかなか 難しいのよ 輪投げって・・・ |
| 難しいとかいうより 先に、すこしは上達 してみせやがれ |
| ぐぐぐ・・・ おじさん、もう一回! |
| むぅう・・・ おじさん、もう一回! |
| おっちゃん |
| はい、毎度っ |
| 俺にも、一回分だ |
| えっ? |
| えっ? |
| テメエに任せとくと 全財産すっちまいそう だからな・・・ |
| いいか、よく見とけ? |
| ・・・! |
| い、1発でとった!? |
| 手首を変にひねるから 明後日の方向に飛んで いっちまうんだ |
| いいか・・・? |
| ははは、リューグの おかげで大漁だよ |
| しかし、輪投げが得意 だなんて意外だよなあ |
| ははは、リューグの おかげで大漁よぉ |
| しかし、輪投げが得意 だなんて意外よね |
| 別に・・・ 大したことじゃねえ |
| 村の子供はみんな 森の木で作られた オモチャで遊ぶんだ |
| 俺はたまたま、アレで よく遊んでた それだけのことだ |
| へえ・・・ |
| ・・・敵かっ!? |
| 違うよ、リューグ ほら、花火だって |
| 違うわ、リューグ ほら、花火だって |
| 花火・・・ |
| キレイだろ? |
| キレイでしょ? |
| ハッ、まぎらわしい音 させやがって・・・ |
| てっきり、召喚術かと 思ったじゃねぇか |
| なあ、リューグ・・・ |
| いつも、そんなに 張りつめてて、本当に 疲れないのか? |
| ねえ、リューグ・・・ |
| いつも、そんなに 張りつめてて、本当に 疲れないの? |
| ・・・・・・ |
| 見ていて心配なんだよ なんだか、今にも破裂 しちゃいそうで |
| 見ていて心配なのよ なんだか、今にも破裂 しちゃいそうで |
| 余計なお世話だッ! |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 俺は、好きでこうして 生きてきたんだ |
| 今さら・・・ 変えられるかよ・・・ |
| リューグ・・・ |
| リューグ・・・ |
| さあ、お遊びの時間は 終わりだぜ *n0 |
| 早いとこ戻って、稽古 の相手をしてもらう からなっ!? |
| *n0 |
| なあ、ミニス まだかぁ? |
| ねえ、ミニス まだぁ? |
| ちょっと待ってよ? もう・・・ |
| *n0 |
| そのお言葉、これで 11回目だぞ・・・? |
| そのお言葉、これで 11回目よ・・・? |
| ・・・・・・ |
| お待たせっ! |
| なんだよ?別に いつもと、同じ格好 じゃないか・・・ |
| なによ?別に いつもと、同じ格好 じゃない・・・ |
| そんなことないわよ ちゃんと、髪だって とかし直したもの |
| はあ・・・ |
| 女の子は、身だしなみ が大切なのよ? |
| 男の人とは違ってね |
| はいはい・・・ |
| さあ、お祭りに 行きましょ! |
| うわあ、さすがに すごい人混みだなあ |
| 大丈夫か、ミニス? |
| うわあ、さすがに すごい人混みよねぇ |
| 大丈夫、ミニス? |
| だ、だいじょぶ・・・ まだ・・・ |
| おっ、パレードが 始まるぞ! |
| あっ、パレードが 始まるわよ! |
| えっ、どこどこっ? |
| ううっ、これじゃ ちっとも見えないよぉ |
| うーん、ミニスじゃ 背伸びしたって 無理っぽいな・・・ |
| うーん、ミニスじゃ 背伸びしたって 無理っぽいな・・・ |
| ・・・そうだ! |
| ・・・そうだ! |
| きゃっ!? |
| ほら、こうすれば よく見えるだろう? |
| ほら、こうすれば よく見えるわよ? |
| な、なにすんのよっ! *n0っ!? |
| なにって、肩車した だけじゃ・・・ |
| なにって、肩車した だけじゃ・・・ |
| み、みっともないよ! おろしてったらっ!? |
| でも、それじゃ せっかくのパレードを 見逃しちゃうぞ |
| でも、それじゃ せっかくのパレードを 見逃しちゃうわよ |
| バカバカバカぁっ! いいから、早く下ろし てってばぁ!! |
| なあ、ミニス そろそろ機嫌を 治してくれよ・・・? |
| ねえ、ミニス そろそろ機嫌を 治してよ・・・? |
| ・・・・・・ |
| まいったなあ・・・ あれから、すっかり 口も聞いてくれなく なっちまったよ |
| なにが、まずかった のかなあ・・・ |
| まいったわね・・・ あれから、すっかり 口も聞いてくれなく なっちゃったよ |
| なにが、まずかった のかしら・・・ |
| わあ・・・!? |
| 花火か・・・ てことは、祭りも そろそろ終わりだな |
| 花火か・・・ てことは、祭りも そろそろ終わりね |
| あ・・・ |
| 悪かったよ 俺のせいで、せっかく の祭り見物を台無しに しちゃってさ・・・ |
| 悪かったわ あたしのせいで、せっ かくの祭り見物を台無 にしちゃって・・・ |
| ううん・・・ |
| 私が悪かったの あんなことで怒ったり なんかして・・・ |
| ごめんなさい *n0 |
| ミニス・・・ |
| 肩車が、イヤだった わけじゃないよっ? |
| 私のためを思って してくれたんだもの うれしかった |
| けど、いきなりだもん 驚いちゃうよ |
| ごめん・・・ |
| ごめんね・・・ |
| 私ね、お父さまが いないんだ・・・ |
| !? |
| !? |
| お母さまとお父さまは 色々な理由で結婚が できなかったの |
| 今はどこか、別の場所 で暮らしてるんだって |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| だから、私は お父さまに甘えたこと なんてないの |
| 抱っこしてもらったり 肩車してもらったり 手をつないだことも ないから・・・ |
| それで、ミニスは 手をつないだりする のに過敏になっていた のか・・・ |
| なあ、ミニス もう一度、肩車して やろうか? |
| えっ? |
| 花火が終わるまで 俺がミニスのお父さん になってやるよ |
| ・・・・・・ |
| ダメかな? |
| お父さまってのは無理 があると思う・・・ |
| お兄さまなら・・・ 納得してあげるけど? |
| はははっ、それじゃ そういうことにして おこうか |
| うん・・・ |
| あたいと祭りに!? |
| うん、よかったら 一緒に行こうぜ |
| ちょ、ちょっと ちょっと待って! |
| すーっ、はー・・・ |
| ・・・? |
| あ、あのさっ? それって、もしかして ででっ、で・・・ |
| 都合が悪いんだったら 無理しなくていいぜ? |
| ないないっ! そんなことっ、絶対に ないよっ!! |
| やっぱり、ファナンの お祭りだったら、地元 のモーリンに案内して もらうのがいいしさ |
| くわしいんだろ? |
| ああ、もちろんだよ どーんっと任せて おきなって! |
| うん、よかったら 一緒に行こうよ |
| やっぱり、ファナンの お祭りだったら地元の モーリンの案内が 一番だろうし |
| くわしいんでしょ? |
| ああ、もちろんだよ どーんっと任せて おきなって! |
| うん、やっぱり モーリンを誘って よかったよ |
| 案内してくれた屋台や 大道芸、どれもハズレ がなかったもんな |
| うん、やっぱり モーリンを誘って よかったわ |
| 案内してくれた屋台や 大道芸、どれもハズレ がなかったものね |
| ま、まあね・・・ |
| ちっちゃな頃から あたいは、ずっとこの 祭りを見てきてるから |
| あれ? |
| あれ? |
| ケンカだ!? |
| おらおらっ! ここらで店を出すには オレたちの許可が いるんだよッ!! |
| たしか、祭りの間は どこでも出店を出して いいんじゃ? |
| たしか、祭りの間は どこでも出店を出して いいんじゃ? |
| ああ、そうだよ あれはタチの悪い 言いがかりさ・・・ |
| 気にくわないねぇ みんなの楽しみに 水を差すなんてさぁ! |
| あっ、モーリン!? |
| な、なんだ てめ・・・ぐぎゃ!! |
| あちゃあ・・・ |
| ほんとにゴメンよ せっかく誘って くれたってのに・・・ |
| あたいがカッとなった せいで、あんたまで 兵士に取り調べられる 羽目になっちまって |
| 気にするなよ? |
| それにさ、モーリンが こてんぱんにした あのゴロツキたち |
| 他の屋台にも同じこと して、売り上げを 取り上げてたって話 じゃないか |
| 事情を知った兵士も 逆に感謝してたし いいことしたんだから なっ? |
| 気にしないで? |
| それにさ、モーリンが こてんぱんにした あのゴロツキたち |
| 他の屋台にも同じこと して、売り上げを 取り上げてたって話 じゃない |
| 事情を知った兵士も 逆に感謝してたし いいことしたんだから ねっ? |
| ああ・・・ あたいって、どうして 女の子らしく できないんだろ? |
| 短気で、おおざっぱで 力ばっかり強くて |
| こんなんじゃあ かわいげもなんにも ありゃしないよ・・・ |
| そうかな? |
| モーリンが言ったこと 俺には、それほど欠点 だなんて思えないよ |
| そうかな? |
| モーリンが言ったこと あたしには、それほど 欠点だなんて思わない |
| え・・・? |
| たしかにモーリンは 短気だけど、怒るのは 筋のとおらない相手に 対してだけだろ? |
| おおざっぱでも やったことに無責任な わけじゃないし |
| 力が強いのだって 真面目に修行を続けた 成果じゃないか |
| たしかにモーリンは 短気だけど、怒るのは 筋のとおらない相手に 対してだけだもん |
| おおざっぱでも やったことに無責任な わけじゃないもの |
| 力が強いのだって 真面目に修行を続けた 成果じゃない |
| う、うん・・・ |
| それに、俺たちは みんな知ってるぜ |
| モーリンが、すごく 面倒見がよくて 優しい女の子だって ことをね? |
| それに、あたしたちは みんな知ってるわよ |
| モーリンが、すごく 面倒見がよくて 優しい女の子だって ことをね? |
| あ、う・・・ |
| そうやって、照れると すごく可愛いし・・・ |
| や、やだあっ! |
| ふぎゃっ!? |
| きゃっ、ちょっと! しっかりおしよっ *n0!? |
| カザミネさ・・・!? |
| うわわっ・・・! |
| ・・・・・♪ |
| ねえ、いいでしょう? カザミネさまぁ・・・ |
| いや、し、しかしっ 拙者はこれから日課の 訓練が・・・ |
| そんなもの、お休み したってよろしいじゃ ないですか・・・ |
| せっかくのお祭り 二人で、楽しい夜を 過ごしましょう? ねぇ・・・ん |
| わわわわっ! そ、それ以上くっつく のはしゃれにならんで ござるううっ!? |
| カザミネさんが モテてる!? |
| 意外・・・ カザミネさんって 結構モテるんだ |
| こりゃ、とんでもない 場面に出くわし ちまったぞ・・・ |
| ここは、さりげなく 気づかれないように して・・・ |
| こりゃ、とんでもない 場面に出くわし ちゃった・・・ |
| ここは、さりげなく 気づかれないように して・・・ |
| おおっ!? *n0殿っ 待っておったぞ! |
| え゛っ!? |
| ケルマ |
| きゃんっ!? |
| さあ、日課どおり まずは足腰を鍛える 走り込みでござるぞ |
| さあ、全力で走るで ござるぞっ!? |
| ちょ、ちょっと!? うわあああっ!! |
| あぁん、カザミネさま お待ちになってぇ~! |
| ・・・で、つまり 俺を逃げるためのダシ にしたってこと? |
| ・・・で、つまり あたしを逃げるための ダシにしたってこと? |
| すまんでござる しかし、あの状況では 他に活路が見い出せ なかったのだ・・・ |
| でも、カザミネさんは ああいう豊満な女性が 好みなんじゃなかった んだっけ? |
| でも、カザミネさんは ああいう豊満な女性が 好みなんじゃなかった の? |
| いや、それは・・・ たしかにそうだが しかし・・・ |
| 拙者は、ああいう 積極的な女性は、その 苦手なのだ・・・ |
| もっとこう、清楚で 恥じらいがあって そのうえで・・・ |
| 豊満な女性がいい、と |
| そ、そうっ そのとおりでござる! |
| でも、それってさ すごくぜいたくな 好みだと思うけどなあ |
| でも、それってさ すごくぜいたくな 好みだと思うけどね |
| う・・・っ |
| しかし、すっかり 迷惑をかけてしまった でござるな・・・ |
| まあ、もともと俺は カザミネさんを祭りに 誘おうと思ってたから いいけどね・・・ |
| お礼に、たくさん 屋台おごって もらっちゃったし |
| まあ、もともとあたし カザミネさんを祭りに 誘おうと思ってたから いいけどね・・・ |
| お礼に、たくさん 屋台おごって もらっちゃったし |
| おお・・・ 花火でござるな |
| 祭りもそろそろ 終わりみたいだな |
| 祭りもそろそろ 終わりみたいね |
| さっきの話の続きで ござるが・・・ |
| 女性の好みを語る 資格など、拙者には ないのでござるよ |
| 未だ、剣のなんたるか すらわかっていない この身ではな |
| カザミネさん・・・ |
| ケルマ殿が、拙者を 憎からず思うてくれる こと、ありがたいとは 思うでござる |
| だが、拙者はまだ未熟 剣の奥義をこの手に しかと掴むまでは |
| 精進こそが必要なのだ |
| そっか・・・ |
| うーん サムライってのも 大変なんだな・・・ |
| でもなんか 無理っぽい気が するんだけどなあ |
| 見つけましたわよっ カザミネさまぁ~っ! |
| いいっ!? |
| す、すごい執念・・・ |
| す、すごい執念・・・ |
| *n0殿っ! あとは、任せたで ござるぞっ!? |
| あ、ちょっと!? |
| あ、ちょっと!? |
| あぁ、つれない御方 だけど、そこがまた 素敵ですわぁ・・・ |
| お待ちになってぇ カザミネさまぁ~っ! |
| あーあ・・・ |
| あらら・・・ |
| 俺様、パス・・・ |
| ええっ?だって せっかくのお祭り なんだよ!? |
| ええっ?だって せっかくのお祭り なのよ!? |
| なにが楽しくて わざわざ、混雑の中に 行かにゃならんのだ |
| それくらいなら こうして寝てたほうが 俺様ハッピー・・・ |
| ・・・ジジくさい |
| ! |
| 今、お前さん なんつった? |
| だって、そうだろ? 人混みがイヤとか 寝てたほうが幸せとか 言ってるし |
| だいたい、こんな早い 時間から眠るなんて 小さい子か、お年寄り ぐらいじゃ・・・ |
| だって、そうじゃない 人混みがイヤとか 寝てたほうが幸せとか 言ってるし |
| だいたい、こんな早い 時間から眠るなんて 小さい子か、お年寄り ぐらいじゃ・・・ |
| ストーップ! |
| そうまで言われちゃ 後には引けねえな |
| 俺様のプライドに 賭けて、行ってやろう じゃねえか。祭りに! |
| いや、誇りまで 賭けなくてもいいん だけどさ・・・ |
| いや、誇りまで 賭けなくてもいいん ですけど・・・ |
| しかし、お前さん よく食うねえ・・・ |
| だって、 屋台の軽食って、 こういう時しか 食べられないしさ |
| だって、 屋台の軽食って、 こういう時しか 食べられないもの |
| ま、たしかに小腹を 満たすような食い物屋 の数は少ねえからな |
| デリも、スタンドも バーガーショップも 無いときてる |
| 俺様の好物なんか 当然のごとく存在 してねえしなあ |
| レナードさんの 好物って、 なんなの? |
| レナードさんの 好物って、 なんなの? |
| コーラだ |
| こーら??? |
| こーら??? |
| 俺様の世界じゃ、ごく ポピュラーなドリンク なんだがな |
| 真っ黒な液体でな シュワシュワと泡を たててる |
| 甘いんだが、喉ごしに 弾ける泡が刺激的で じつにさわやかな テイストなのさ |
| なんか、想像が つかないけど・・・ |
| なんか、想像が つかないけど・・・ |
| 聞いてると、あんまし 身体にはよくなさそう にも聞こえるなあ? |
| 聞いてると、あんまし 身体にはよくなさそう にも聞こえるわね? |
| うーん、あのチープな 味が恋しいぜ・・・ |
| あっ、花火だ! |
| あっ、花火だ! |
| ほう、見事な ファイアワークスだな |
| そっちの世界にも 花火はあるんだ? |
| そっちの世界にも 花火はあるんだ? |
| ああ |
| そういや、最後に こいつを家族そろって 見た時は・・・ |
| あいつはまだ、ミニス よりちっちゃい子供 だったなあ |
| あいつ? |
| あいつ? |
| 俺様の一人娘だよ |
| えっ?レナードさん 結婚してるのっ!? |
| えっ?レナードさん 結婚してるのっ!? |
| そんなに驚くことも ねえだろう? |
| ほれ、こいつが娘の レイチェルだ |
| へえ・・・ この似顔絵のとおり なら、かなりの美人 だよなあ |
| へえ・・・ この似顔絵のとおり なら、かなりの美人 よねぇ |
| 写真だけで、本人とは もう何年も会っては いねえが、お前さんと 同い年のはずだよ |
| でも、会ってないって いうのは? |
| でも、会ってないって いうのは? |
| ・・・家庭の事情さ |
| あ・・・ ごめんなさいっ! |
| いいって、いいって 気にすんな |
| 今の状況から考えりゃ あいつと俺様が別々に 暮らしてたのはビンゴ だったんだしよ |
| ただ、な こうなるんだったら |
| もうちっとばかし 親らしいことをして やりゃよかったなあ |
| レナードさん・・・ |
| お祭りなんていうのは 本当なら、派手にやる ものじゃないわ |
| きちんと儀式を守って おごそかに行ってれば それでいいのに |
| 派手なパレードや出店 なんて、必要ないって ルウは思うよ・・・ |
| だったら、ルウは 家で留守番してるか? |
| だったら、ルウは 家で留守番してる? |
| い、今のはあくまで ルウ個人としての考え であって・・・ |
| 街のお祭りがどんな ものか、見てみるのは 勉強になるから・・・ |
| それに、せっかく 誘ってくれたんだもの 断るのも失礼でしょ? |
| やれやれ・・・ 素直に、行きたいって 言えばいいのに・・・ |
| やれやれ・・・ 素直に、行きたいって 言えばいいのに・・・ |
| うあ・・・ |
| ふふふ、あんなこと 言ってたくせに すっかり夢中に なっちゃってさ |
| ふふふ、あんなこと 言ってたくせに すっかり夢中に なっちゃって |
| *n0 あのお店は、なに? |
| あれは、アメを火で あぶって好きな形に 細工して売ってくれる 屋台だよ |
| あれは、アメを火で あぶって好きな形に 細工して売ってくれる 屋台よ |
| それじゃ、こっちで 人がたくさん集まって るのは??? |
| 手品の大道芸かな? ほら、帽子の中から ウサギが出てきた |
| 手品の大道芸かな? ほら、帽子の中から ウサギが出てきた |
| すごいなぁ・・・ 呪文も魔力も無しで 召喚しちゃうなんて! |
| いや・・・ そうじゃなくて・・・ |
| いや・・・ そうじゃなくて・・・ |
| ふう・・・ なんだか、すっごく 疲れちゃったわ |
| そりゃ、あれだけ はしゃぎ回ってたら 当たり前だって |
| そりゃ、あれだけ はしゃぎ回ってたら 当たり前よぉ |
| あ、あれは・・・ ちょっと、真剣に 観察してただけよ |
| 観察ねえ・・・ |
| ななっ、なぁに? その疑わしげな視線は 本当だって・・・ |
| ・・・きゃっ! |
| い、今のって いったい、なにっ!? |
| 今のが花火だよ 火薬を使ってあげて いるんだ |
| ほら、またあがるぞ? |
| 今のが花火だよ 火薬を使ってあげて いるのよ |
| ほら、またあがるわ? |
| うあ・・・ キレイ・・・ |
| うん、こんなに盛大な 花火は、俺も初めて 見るなあ・・・ |
| うん、こんなに盛大な 花火は、あたしも初め て見るわね・・・ |
| ルウね、キミと一緒に お祭りを見物してみて 気づいたことがあるの |
| アフラーンの一族が 森に隠れていた間にも 世の中はどんどん 変わってるんだって |
| 本で知識を持ってても 実際に見て、触れて 確かめないと |
| わからないことは いっぱいあるんだって すごく思った |
| うん、それは俺にも よくわかるよ |
| 旅に出て、初めて 知ったことって 俺もたくさんあった からさ |
| ええ、それはあたし にもよくわかるわ |
| 旅に出て、初めて 知ったことって あたしもたくさん あったから |
| ひょっとしたら ルウの一族がしてきた ことって、間違ってた のかもね |
| ・・・え? |
| 召喚師が普通の人々の 暮らしに介入するのは やっぱり違うとルウは 思うけど・・・ |
| だからって、世の中と 関わりを断とうとした のは、間違ってたの かもしれないわ |
| だって・・・ それって、ある意味 現実から逃げてるのと 同じだもの |
| ルウ・・・ |
| あ~あ! なんだか、すごく損 しちゃった気分かなあ |
| もっと早く気づいて たら、今日みたいな 楽しい事、たっくさん 味わえたのにね |
| なら、今までのぶんも まとめて、これから 楽しめばいいさ |
| 変に構えたりしないで 興味を感じたことには 素直になってさ? |
| なら、今までのぶんも まとめて、これから 楽しめばいいじゃない |
| 変に構えたりしないで 興味を感じたことには 素直になってね? |
| うん・・・ そうだね・・・ |
| お祭りですか? |
| うん、 よかったら一緒に 見に行かないか |
| うん、 よかったら一緒に 見に行かない? |
| ええ、私でよければ 喜んで |
| ところで・・・ これから行くお祭りは なんの神様のもの なのでしょうか? |
| は? |
| へっ? |
| ですから、祭られる神 によっては、色々と 準備が必要でしょう? |
| みそぎの方法とか お供えの品とか |
| あのさ、カイナ・・・ |
| あのね、カイナ・・・ |
| はい? |
| その、カミサマって なんなんだ??? |
| その、カミサマって なんなの??? |
| ・・・あ!? |
| 申しわけありませんっ |
| 私ったら、つい シルターンにいた時の つもりで、お話をして しまって・・・ |
| じゃ、シルターンでは その「カミサマ」の ために、お祭りをする わけか・・・ |
| じゃ、シルターンでは その「カミサマ」の ために、お祭りをする わけなんだ・・・ |
| *n0さんたち は召喚獣として鬼神や 龍神たちを呼びます よね? |
| その中でも、特に力が 強い存在たちは・・・ |
| シルターンでは 神様として、人々に あがめられてるんです |
| なんか、ピンとこない けどなあ・・・? 召喚獣をそんなふうに あがめるなんてさ |
| なんか、ピンとこない けど・・・? 召喚獣をそんなふうに あがめるなんて |
| そこが私たち「鬼道」 |
| の使い手と、貴方たち |
| の使い手と、貴女たち |
| 「召喚師」の違いかも しれませんね・・・ |
| ま、難しい話はいいや |
| それより、せっかくの お祭りなんだからさ 楽しもうよ? |
| ま、難しい話はいいわ |
| それより、せっかくの お祭りなんだからさ 楽しもうよ? |
| ええ、私もこちらでの 祭りは初めてなので 色々と教えてください |
| よし、それじゃあ ばっちり案内して あげるよ! |
| よし、それじゃあ ばっちり案内して あげる! |
| どうだった? |
| どうだった? |
| ええ、とても 楽しかったです |
| それなら、よかったよ |
| それなら、よかった |
| あ、花火・・・ |
| 祭りも、そろそろ おしまいってことか |
| 祭りも、そろそろ おしまいってことね |
| *n0さん |
| ん・・・? |
| 今日は、誘って くださってありがとう ございます |
| はははっ、そんな 改まって感謝すること じゃないって? |
| はははっ、そんな 改まって感謝すること じゃないわよ? |
| いいえ・・・ |
| 私はミコですから 祭りの時は、いつも 儀式に参加していて |
| 屋台や出し物を ゆっくり見て回ったの なんて、小さな頃しか なかったんですよ |
| ですから、今日は 本当に楽しかったです 子供に還ったみたいで 本当に・・・ |
| カイナ・・・ |
| ・・・たーまやぁ! |
| は!? |
| シルターンでは 花火があがった時に こうやってかけ声を かけるんですよ? |
| ほらっ *n0さんも ご一緒に! |
| は、はあ・・・? |
| ・・・さんっ、はい! |
| たーまやぁ! |
| 私と、祭りに? |
| うん、このところ シャムロックはずっと 働いてばかりだし |
| たまには、息抜きを したっていいだろ? |
| うん、このところ シャムロックはずっと 働いてばかりだもの |
| たまには、息抜きを したっていいわよ? |
| しかし・・・ |
| 祭りが終わるまでは ファミィさんたちとの 話し合いもないんだし |
| 気を張りつめてばかり だともたないぞ、って フォルテも心配して いたぜ? |
| 祭りが終わるまでは ファミィさんたちとの 話し合いもないのよ |
| 気を張りつめてばかり だともたないぞ、って フォルテも心配して たもの |
| そう言われてしまうと 返す言葉がないなあ |
| よし、わかった それじゃ、今日は君に つきあわせてもらう ことにするよ |
| そうこなくっちゃ! |
| そうこなくっちゃ! |
| あのさ シャムロック・・・ |
| あのね シャムロック・・・ |
| なんだい? |
| さっきから、すれ違う 人たちが俺たちを 避けてるのは気のせい かなあ? |
| さっきから、すれ違う 人たちがあたしたちを 避けてるのは気のせい かなあ? |
| ああ、それはきっと 私を見回りの兵士と 勘違いしてるからじゃ ないのかな |
| あ・・・ |
| トライドラの祭りでも こうして警備をして 回っていたからね |
| だけど、今は見回りを してるんじゃないん だしさ・・・ |
| もうちょっと、その なんとかならない? |
| だけど、今は見回りを してるんじゃないん だし・・・ |
| もうちょっと、その なんとかならない? |
| と、言われても・・・ |
| おっちゃん |
| おーい、そこの 騎士さまぁ! こっち来て、一杯 おやんなさいよ!? |
| 振るまい酒か・・・ |
| せっかくだから ご馳走になったら? |
| せっかくだから ご馳走になったら? |
| いや、私はその 酒は苦手で・・・ |
| おっちゃん |
| ほらほら、旦那っ! 遠慮しないで!? |
| あ・・・ ちょ、ちょっと!? |
| せっかく勧めてくれて るんだし、一杯ぐらい つきあいなって |
| せっかく勧めてくれて るんだし、一杯ぐらい つきあいなさいって |
| しかし、私は本当に 酒はダメなんだよ? |
| おっちゃん |
| まあまあ、ほれ? もう騎士さまのぶんも ついじまったし・・・ |
| 一杯ぐらい、俺だって 飲んでも平気なんだし |
| 一杯ぐらい、あたしも 飲んでも平気なんだし |
| うう・・・っ |
| ・・・いただきます! |
| ・・・・・・ |
| おっちゃん |
| おおっ、さすが! いい飲みっぷりだ!! |
| ちょ、ちょっと!? 苦手だからって そんなに一気に飲んだ りしたら・・・ |
| ちょ、ちょっと!? 苦手だからって そんなに一気に飲んだ りしたら・・・ |
| ・・・っく |
| あーっはっはっは!! |
| わーっ! シャムロックが 壊れたぁっ!? |
| 大丈夫か シャムロック? |
| ああ、もう平気だよ 迷惑をかけてすまない |
| 気にするなよ それに・・・ |
| 俺もさ、つい調子に 乗って、飲むように 勧めちゃったから |
| 悪いと思ってるよ 本当に・・・ |
| わーっ! シャムロックが 壊れたぁっ!? |
| もう・・・ シャムロックったら だらしないなぁ |
| ああ・・・ 我ながら、情けない |
| たった一杯の酒で ひっくり返って 女性の膝を借りること になるなんて・・・ |
| あ、それは気に しなくていいわよ |
| あたしもつい調子に 乗って、飲むように 勧めちゃったしねえ |
| ちょっとは責任 感じてるのよ? これでも・・・ |
| ああ、だけど いつまでもこうしてる わけにはいかないさ |
| 無理しなくたって いいのよ、ホントに? |
| ああ、もう平気だよ 迷惑をかけてすまない |
| あ・・・ 花火だ・・・! |
| あ・・・ 花火だ・・・! |
| 祭りも、そろそろ 終わりが近づいた ようだね |
| なんだか、終わるのが 残念だよなあ |
| なんだか、終わるのが 残念よねぇ |
| *n0 ひとつ、聞かせて くれないか? |
| え・・・? |
| 私と祭りを見物して 本当に楽しかったか? |
| そりゃ楽しかったよ でも、どうして そんなこと聞くんだ? |
| そりゃ楽しかったわよ でも、どうして そんなこと聞くのよ? |
| 私はね・・・ 時々、自分がひどく つまらない人間だって 思ったりするんだよ |
| 武門の家に生まれて 幼い頃からずっと 騎士になることだけを 目標にして |
| 望みどおり、私は 不相応なほどの評価を もらうことができた |
| だけど、ずっと その道だけを駆け足で 走り続けてきて しまった私は・・・ |
| 同年代の者たちが 当たり前のように体験 するようなことを なにも知らない |
| だから・・・ |
| そんなことは ないんじゃないかな? |
| そんなことは ないんじゃないの? |
| え? |
| 俺、フォルテから 聞かせてもらったぜ 二人が、修業時代に やってきたこと |
| ずいぶんな無茶を したんだって? |
| あたしフォルテから 聞かせてもらったわ 二人が、修業時代に やってきたこと |
| ずいぶんな無茶を したんだって? |
| あれはっ!? 私はいつだって 巻きこまれていた だけで・・・ |
| わかってるよ でも、後始末って形で 騒ぎに関わったのなら |
| シャムロックだって 同じ体験をしたって いえないかな? |
| わかってるわよ でも、後始末って形で 騒ぎに関わったのなら |
| シャムロックだって 同じ体験をしたって いえないかな? |
| あ・・・!? |
| 気づいてないだけだよ シャムロックはさ |
| すくなくとも、俺は シャムロックが つまらない人間なんて 思ってないぜ? |
| 気づいてないだけよ シャムロックはさ |
| すくなくともあたしは シャムロックが つまらない人間なんて 思ってないもの? |
| *n0・・・ |
| お、お祭り・・・ ですかぁ・・? |
| うん、誘おうかと 思ったけど・・・ |
| その様子だと、また 殺人的に働いてる みたいだね |
| ええ、誘おうかと 思ったけど・・・ |
| その様子だと、また 殺人的に働いてる みたいね |
| そうなんですよー! |
| あれから結局 店長にさぼってるのが バレちゃってぇ・・・ |
| 罰金か、残業か 二択をつきつけられ ちゃったんですよー |
| だけど、今夜は他の バイトもあるし 罰金確定かと思うと なんだか・・・ |
| どっと、疲れが出て きてしまったですよ ええ・・・ |
| うーん、そりゃ たしかにめげるなぁ |
| うーん、そりゃ たしかにめげるわね |
| ・・・手伝おうか? |
| ・・・手伝おっか? |
| ああっ、その言葉を お待ちしてました! |
| それじゃケーキ屋は よろしくお願い しますね? |
| お礼に、食事を ごちそうさせて もらいますからっ♪ |
| お礼、ねえ・・・? |
| どうも、お仕事 お疲れさまでしたー♪ |
| お疲れさまでしたー♪ じゃないよ まったく・・・ |
| あそこまで忙しい目に あうなんて知ってたら 絶対に逃げてたよ |
| お疲れさまでしたー♪ じゃないわよ まったく・・・ |
| あそこまで忙しい目に あうなんて知ってたら 絶対に逃げてたもの |
| 祭りは、どのお店でも かきいれどきですから ねえ・・・ |
| まあまあ、ですから こうやってお食事を おごってるんじゃない ですか |
| さ、遠慮しないで お好きな物をどうぞ? 一番高いのでも、私が おごりますから |
| だってさ・・・ 大将? |
| だってさ・・・ 大将? |
| 一番高いソバは エビが2匹のってる 12バームのですねえ |
| じゃ、それ・・・ |
| じゃ、それ・・・ |
| 私は、いつものを くださーい |
| はい、かけソバの ネギ抜き・・・ 8バームですね? |
| お仕事の帰りには いつも、ここでご飯を 食べてるんですよ |
| まあ、シオンの大将の ソバは、俺も好きでは あるけどさあ・・・ |
| まあ、シオンの大将の ソバは、あたしも好き だけどねぇ・・・ |
| ほらほら、いつまでも ふくれてたらダメです 笑って、笑って? |
| まあ、今さら むくれていても仕方が ないか・・・ |
| まあ、今さら むくれていても仕方が ないか・・・ |
| でも、あれですねえ |
| ん? |
| え? |
| *n0さんは なんのかんのいって 優しいですよねー? |
| おだてたって、今日 みたいな無茶は、もう しないぞ? |
| おだてたって、今日 みたいな無茶は、もう しないわよ? |
| わかってますって ええ、もうホントに |
| ・・・・・・ |
| あははははっ 私は長いこと、暗殺者 なんてお仕事をしてた せいで |
| 貴方みたいに、素直に |
| 貴女みたいに、素直に |
| 人を信じることが なかなかできないん ですよねー・・・ |
| 人と人との結びつき より、お金が大事って 考えちゃうんです |
| だから、だまし討ち なんか平気でやって ましたよ・・・ |
| ・・・!? |
| あっ、勿論それは 昔の話ですよっ? 今はもう、私は組織に 属していませんから |
| ある人が、私が組織を 抜けるために、身代金 を払ってくれたんです |
| それじゃ、もしかして パッフェルさんが 無茶苦茶に働いている のって・・・? |
| はい、その人に借りた お金を返すためですよ |
| 本人は「いらない」と 言ってるんですけど やっぱり、借りは借り ですし・・・ |
| それを精算しないと 本当の意味で、自由に なったとはいえない 気がしますしね-? |
| そんな理由が、この人 にあったのか・・・ |
| そんな理由が、この人 にあったの・・・ |
| そういうわけですから ご用の際は、いつでも お気軽に申しつけて くださいな |
| ケルマさんから お給金をもらえないと 困っちゃいますから |
| それじゃ、せいぜい こき使わせてもらう ことにしようかな? |
| それじゃ、せいぜい こき使わせてもらう ことにしようかな? |
| え、えっと・・・ そのあたりは、一応 ほどほどということで ひとつ・・・ |
scn114
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| 聖王都への伝令役を 俺たちに? |
| 聖王都への伝令役を あたしたちに? |
| ええ、すでに聖王家へ の急使は発ったとの ことなのですが それとは別の文書を |
| ファミィ議長が |
| 貴方とネスティさんに |
| 貴女とネスティさんに |
| ぜひ、運んでいただき たいとおっしゃって |
| わざわざ僕たち二人を 指名するということは |
| その書状は、蒼の派閥 に宛てたものですね? |
| ご察しのとおり 金の派閥の議長から 蒼の派閥の総帥へと 宛てた親書です |
| そんな重要な役目を 俺たちなんかに任せて いいんですか? |
| 金の派閥の正式な使者 が運んだほうが・・・ |
| そんな重要な役目を あたしたちなんかに 任せていいの? |
| 金の派閥の正式な使者 が運んだほうが・・・ |
| 君はバカか? 本来、僕らと金の派閥 は対立関係にあるもの なんだぞ |
| あ・・・! |
| あ・・・! |
| 正式な使者を出すには 面倒な内部手続きが 必要になるはずだ 当然、時間もかかる |
| そもそも、蒼の派閥が 好意的に使者を迎える 保証すらない |
| 君は知ってるはずだ 彼らが、異端者に対し どれだけ差別的な態度 をとれるかを・・・ |
| ・・・たしかに |
| ・・言えてる |
| ニンゲンってのは やたらと差別すんのが 好きだからなァ |
| 派閥って、なんだか おかしな集まりね 同じ召喚師なら仲良く すればいいのに |
| ええ、本当だったら そのほうがいいはず ですよねぇ |
| そうですのー みんな、仲良く できればいいのに |
| そう言われちゃうと 身もフタもないわ いろいろ、あるのよ たぶん・・・ |
| まあ、アレだ 政治の駆け引きっての は、どこの世界も 大変ってこったな |
| 聞いてて胸が 悪くなるってのも 同じかい? |
| ・・・ノーコメントだ |
| いかがでしょう? |
| 俺は別に引き受けても かまわないけど・・・ |
| あたしは別に引き受け てもかまわないけど |
| 僕も異論はない 一度、聖王都まで戻る 必要はあると思うしな |
| そうですね 黒の旅団がトライドラ に来ている今なら |
| 街道の監視もゆるんで いるはずです |
| 派閥とかの都合なんて 俺には関係ねえがな |
| 村がどうなったのかは 確かめておきたいぜ |
| うん、ここで じっとしてるよかさ やれることやったほう が絶対いいって! |
| では、私はこのことを ファミィ議長にお伝え してきます |
| じゃあ、それまでに 俺たちは出発できる ようにしておくよ |
| じゃあ、それまでに あたしたちは出発でき るようにしておくわ |
| *n0さん ああ、いいところに 来てくれて助かり ましたよ |
| いいところって なんのことですか? |
| いいところって どうしたの? |
| いや、じつはですね 店の支度をしようと ここにやって来たら |
| 怪我をして倒れてる 人を見つけてしまって |
| 介抱しながら事情を 聞いてみると、これが |
| 貴方たちの知り合い |
| 貴女たちの知り合い |
| らしいんですよ |
| え!? |
| えっ!? |
| こちらの方なんですが どうでしょう? |
| ロッカっ! ロッカじゃないか!? |
| ロッカっ! ロッカじゃない!? |
| う・・・ |
| しっかりしろよ、おい ロッカっ! |
| しっかりしなさいよ ロッカっ! |
| *n0・・・ |
| よかった・・・ やっと、見つけること ができた・・・ |
| 迎えに、来たんだよ 君たちの、こと・・・ |
| 迎えに? |
| はやく、伝えて・・・ おじいさんは・・・ アグラバインさんは 生きてるって・・・ |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| レルムの村で・・・ アメルのこと 待ってるって・・・ |
| ロッカ!? |
| ロッカ!? |
| リューグっ!? リューグじゃないか! |
| リューグっ!? リューグじゃないの! |
| よお・・・ |
| しっかりしろよ、おい リューグっ! |
| しっかりしなさいよ リューグっ! |
| うるせぇぞ・・・ *n0 |
| テメエらが あっちこっちフラフラ しやがるから・・・ |
| 探すのに手間どって このありさまだぜ |
| ったく、せっかく人が 迎えに来てやったって いうのによ・・・ |
| 迎えに? |
| ジジイがな・・・ お前らを連れて、村に 来いってよ・・・ |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 生きてやがったのさ あのジジイ・・・ 俺は、別にうれしくも ねえがな・・・ |
| アメルにゃ・・・ いい知らせだろ・・・ な、あ・・・? |
| リューグ!? |
| リューグ!? |
| 大丈夫ですよ さっき私が飲ませた 痛み止めの薬が効いて きたんでしょう |
| 事情はよく解りません が、かなり無茶をして ここまで旅をしてきた ようでしたからね |
| ありがとうございます シオンさん |
| いえいえ、それよりも 早く彼をちゃんとした 場所で休ませてあげて ください |
| ええ、そうします |
| では、お気をつけて |
| お、あそこを走ってる のはユエルじゃないか |
| あら、あそこを走って るのはユエルじゃない |
| ハァ、ハァ・・・ |
| また、おつかいでも 頼まれたのかな? |
| また、おつかいでも 頼まれたのかな? |
| どうする? 声をかける 放っておこう |
| あれだけ急いでるのを みると、よっぽど急ぎ の用事らしいな・・・ |
| あれだけ急いでるのを みると、よっぽど急ぎ の用事らしいね・・・ |
| 邪魔しちゃ悪いし 声をかけるのはよそう |
| 邪魔しちゃ悪いし 声をかけるのはよそう |
| おーい、ユエルぅ! おつかいかぁ? |
| おーい、ユエルぅ! おつかい? |
| ・・・! |
| あれ、気がつかないで 行っちまった・・・ |
| あら、気がつかないで 行っちゃった・・・ |
| 変だな? あいつの耳なら聞こえ ないはずがないのに |
| 変よね? あの子の耳なら聞こえ ないはずがないのに |
| それに、あんなに 息をきらして走ってる なんて・・・ |
| それに、あんなに 息をきらして走ってる なんて・・・ |
| ちょっと普通じゃ ないぞ? |
| ちょっと普通じゃ ないわね? |
| この街で使われる水は 召喚獣が海水から 作り出してるのよね? |
| この水道橋を経由して 広がってる水道の水は みんなそうらしいよ |
| 金の派閥がこの設備を 作ったから、ファナン は大きな都市へと発展 したんだってさ |
| この水道橋を経由して 広がってる水道の水は みんなそうらしいわ |
| 金の派閥がこの設備を 作ったから、ファナン は大きな都市へと発展 したんだって |
| 街に来て、最初に 驚いたのは人の多さ だったけど |
| 次に驚いたのが こんな風に召喚獣が 生活のために利用され てるってことかな |
| 思いつきは素晴らしい と思うけど・・・ でも、ルウはあんまり 好きじゃないかも |
| どうして? |
| どうして? |
| だって、なんだか 召喚獣を便利な道具と してしか見ていない 気がするから・・・ |
| ・・・! |
| ・・・! |
| ルウはあの家で 召喚獣たちと暮らして きたから余計に |
| そんなふうに 思っちゃうのかも しれないけどね・・・ |
| あたしたちと別れた リューグは 今、どうしているん でしょうか? |
| あたしたちと別れた ロッカは 今、どうしているん でしょうか? |
| 黒の旅団がこっちで 動き出したってことは |
| ゼラム周辺での活動に ひと区切りつけた証拠 だと思うんだ |
| だから、前よりも ずっと危険は減ってる はずさ |
| 案外、先輩たちの 屋敷で帰りを 待ってるかもよ |
| 爺さんも一緒にさ? |
| 黒の旅団がこっちで 動き出したってことは |
| ゼラム周辺での活動に ひと区切りつけた証拠 だと思うのよね |
| だから、前よりも ずっと危険は減ってる はずよ |
| 案外、先輩たちの 屋敷で帰りを 待ってるかもね |
| お爺さんも一緒に? |
| ええ、そうだったら うれしいんですけど |
| 引き受けるのはかまわ ないけど、正直言うと 本部に顔を出すのは キツイなぁ・・・ |
| 引き受けるのはかまわ ないけど、正直言うと 本部に顔を出すのは キツイのよねぇ・・ |
| 安心しろ。本部へは 僕だけで報告に 行くつもりだ |
| 君はみんなを連れて 先にギブソン先輩の 所に行けばいい |
| でも、それじゃ・・・ |
| でも、それじゃ・・・ |
| いや、むしろそうして くれないと困るな |
| 下手に君が顔を出せば 余計な騒動が起きるに 決まっている |
| それで肝心の手紙を 渡せなくなったら それこそ大変だからな |
| そ、そこまで 言うか・・・? |
| そ、そこまで 言う・・・? |
| まさか、お母さまが 蒼の派閥に手紙を出す なんて思わなかったわ |
| ミニスは、あんまり 賛成じゃないのか? |
| ミニスは、あんまり 賛成じゃないの? |
| そういうわけじゃ ないけど・・・ |
| ただ、貴方たちまで |
| ただ、貴女たちまで |
| お母さまの駆け引きの 道具にされちゃった みたいで |
| それが、ちょっと 面白くないだけ |
| ファミィさんが どう思ってるかまでは わからないけどさ |
| 俺もネスも、道具に されたなんて思って ないのは本当だよ |
| だから、ミニスが 気にすることなんて なにもないさ |
| ファミィさんが どう思ってるかまでは わからないけどね |
| あたしもネスも、 道具にされたなんて 思ってないのは本当よ |
| だから、ミニスが 気にすることなんて なにもないわ |
| うん・・・ そう言ってもらえると すこし気が楽になるよ |
| カザミネさま・・・ 私を置いて、本当に 行ってしまわれるの ですか!? |
| あ・・・ |
| あ・・・ |
| 未練でござるぞ ケルマ殿 |
| 拙者は修行中の身 剣の道を極めるために 安息を捨てた男で ござる・・・ |
| こうして別れの時を 迎えるのもまた必定 と・・・おぉっ!? |
| それでも、ケルマは カザミネ様と別れたく ありませんわ!! |
| けけっ、ケルマ殿っ お離しくだされっ!? |
| いいえ、離しません! 引き止めるのが無理だ というのなら・・・ |
| 私は、カザミネ様に ついてまいりますっ! |
| あわっ、わわわっ! そっ、それは無理っ 無理でござるうっ!? |
| なんだか、すさまじい ことになってるなあ |
| なんだか、すさまじい ことになってるわね |
| あ・・・!? |
| あ・・・!? |
| ・・・・・・ |
| カ、カイナさん・・・ |
| カ、カイナさん・・・ |
| お残りになったら いかがですか? カザミネさん |
| かかっ、カイナ殿!? |
| 私たちのことなら ご心配なさらなくても 結構ですよ? |
| 貴方が抜けたとしても 多分、なんとかやって いけるでしょうから |
| いや、拙者は 抜けるつもりなど けして!! |
| 行きましょう *n0さん? |
| あ、うん・・・ |
| えっ、うん・・・ |
| どうぞ、末永く お幸せに・・・ |
| か、カイナ殿っ! 誤解っ、誤解で ござるうぅぅっ!! |
| カザミネさまぁ~っ |
| 大丈夫だよ 見た目よりもひどい ケガじゃないさ |
| よかった・・・ |
| 最初の手当てが きちんとされてたのが よかったんだね |
| ソバ屋の大将の手際 にゃあ思えないくらい 見事な処置だよ |
| はぁ、あの人って つくづく器用な人 ですよねー |
| しかし、気になるのは この傷の理由だな |
| どうみても、途中で 誰かとやりあってつけ られたとしか思えんぜ |
| とすりゃ、考えられる 相手ってのはひとつ しかねえだろーな |
| 黒の旅団の追っ手、か |
| 黒の旅団の追っ手、ね |
| デグレアの侵攻の手は もうそこまで・・・ |
| 安易に結論を出すのは どうかと思うが |
| ちょっと、みんな 相談するのはいいけど 場所を変えましょうよ |
| 怪我人がゆっくり 休めないでしょう? |
| おこしたら・・・ かわいそうだよ・・・ |
| そうですね・・・ |
| そうだな 続きは、道場で話そう |
| ロッカが |
| リューグが |
| 伝えてくれた知らせを みんなに聞いてもらい たいんだ |
| 特に、アメルには |
| ケイナの言うとおりよ 続きは、道場で 話しましょう |
| ロッカが |
| リューグが |
| 伝えてくれた知らせを みんなに聞いてもらい たいの |
| 特に、アメルには |
| え、でも・・・ |
| リューグのことなら 僕が看ている 心配しないで話を 聞いておいで |
| 僕はこいつが目を覚ま したら、今までのこと を説明しておくから |
| うん、お願いするね ロッカ |
| いいから、お前は 話を聞いてきな バカ兄貴には、俺が ついてるからよ |
| 弱いくせに無茶なこと しやがって・・・ |
| 文句のひとつも言って やらねえと、腹の虫が おさまらねぇからな |
| ほれ、行ってこいよ! |
| う、うん・・・ |
| ソバ屋の大将というと 件の人物か? |
| そうですのっ! シオンさんですのっ! |
| おいおい、モナティ いい加減にしつこいぞ |
| 会うたびに、大将は 「人違い」だって いってるじゃないか? |
| モナティ、いい加減に しつこいじゃない |
| 会うたびに、大将は 「人違い」だって いってるじゃないの? |
| でもでも、顔も名前も おんなじで、おまけに 薬にもくわしいなんて |
| モナティの知ってる シオンさんそのもの ですのーっ!! |
| それじゃ、モナティは 大将がウソを ついてるって いうのか? |
| それじゃ、モナティは 大将がウソを ついてるって いうの? |
| うにゅ、それはぁ |
| モナティ殿の見間違い でなければ、あり得る 話でござるな・・・ |
| あの御仁は、その手の 乱波に長けておるし |
| カザミネさんまで!? |
| カザミネさんまで!? |
| カイナ殿は、どう 思われるか? |
| えっ? |
| そ、そうですねぇ えっと・・・ |
| 一度お会いしてみない ことには、なんとも 言えませんよね さすがに・・・ |
| うむ、もっともで ござるな・・・ |
| そんなことよりも今は こちらの方の伝えて くれたお話が先ですよ |
| ですよね? *n0さん |
| ああ、場所を変えて 道場で説明するよ |
| ええ、場所を変えて 道場で説明するわ |
| にゅうぅぅ・・・ |
| それ、本当なの!? |
| 間違いないよ |
| 間違いないわ |
| リューグは |
| ロッカは |
| たしかに言ったんだ |
| アグラじいさんに 頼まれて、俺たちを 呼びに来たんだって |
| たしかに言ったのよ |
| アグラおじいさんに 頼まれて、あたしたち を呼びに来たんだって |
| おじいさんが生きて いてくれた・・・ |
| 無事で・・・ いてくれた・・・! |
| よかったね、アメル |
| ・・・(こくこく) |
| ええ、本当に! |
| う・・ん・・・っ |
| まあ、あの黒騎士相手 に真っ向から戦いを 挑んだじいさんだしな |
| そう簡単にくたばりは しねえと思ってたが そのとおりだったって ワケだ・・・ |
| まったく・・・ 大した死に損ないって ヤツだぜ・・・ |
| じいさんはレルムの村 で俺たちを待っている そうだよ、アメル |
| 早く会いにいって あげよう、な? |
| おじいさんはレルムの 村であたしたちを 待ってるそうよ |
| 早く会いにいって あげましょう、ね? |
| ・・・うん |
| 珍しいな 二人が、話をしてる なんてさ |
| 珍しいわね 二人が、話をしてる なんてね |
| そうかな? |
| ほれ、一応 俺様はスルゼン砦の 生き残りだろうが |
| トライドラの人間に そのへんのことを 詳しく話しておこうと 思ってな |
| ああ、そうか・・・ |
| あっ、そうか・・・ |
| おかげで、彼らが どれだけ勇敢だったか 知ることができました |
| ありがとうございます |
| 礼はいらねぇさ 俺様も、お前さんに 聞いてもらったおかげ で、肩の荷が降りた |
| あとは、張本人たちの カタをどうつけるかさ |
| ええ、それが今の 私たちにできる唯一の 手向けですからね |
| あんたたちにすりゃ 久しぶりの里帰りって わけだね |
| めでたい帰郷ってわけ にゃ、いかないみたい だけどさ |
| うん、だけど やっぱりうれしいよ |
| 住んでた頃は、あまり 好きな街だとは思って なかったけど |
| 離れてみると、なんか 恋しい気がしてさ |
| ええ、だけど やっぱりうれしいわ |
| 住んでた頃は、あまり 好きな街だとは思って なかったけど |
| 離れてみると、なんか 恋しい気がしてね |
| ふるさとってのは そういうもんさ |
| どれだけ嫌っていても 変わり果てちまっても 最後には戻ってきたく なる場所なんだ |
| アメルたちにとっても そういうもんだと いいんだけどねえ |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| 具合はどうだい? |
| 具合はどう? |
| *n0さん ええ、もうすっかり 大丈夫ですよ |
| この子ががんばって くれたおかげですね |
| ・・・すぅ |
| ありゃ・・・ 居眠りしてる・・・ |
| あらら・・・ 居眠りしてる・・・ |
| 一晩中、つきそって いてくれたんですよ ほとんど眠っていない みたいで・・・ |
| ほら、アメル 僕はもう平気だから 部屋でおやすみ? |
| んん・・・ でもふぉ・・・ |
| ほら、代わりに俺が ついてるから 寝てきなよ |
| ほら、代わりにあたし がついてるから 寝なさいよ |
| ・・・・・・ふぁい |
| ずいぶんとあの子には 心配をかけてしまって いたみたいです |
| それに、貴方たちにも |
| それに、貴女たちにも |
| 迷惑をかけてしまって |
| 迷惑だなんて! |
| リューグに聞きました |
| 貴方たちがあの子を |
| 貴女たちがあの子を |
| 守るためにどれだけの ことをしてくれたか |
| 心からお礼を言わせて もらいます 本当に、ありがとう |
| ロッカ・・・ |
| 聞いてください *n0さん |
| あの子はこれから レルムの村で祖父と 再会することで |
| 今まで知らなかった 事実を聞かされる ことになるでしょう |
| それは・・・ |
| くわしいことは僕も 聞いてはいません ですが・・・ |
| アメルの生い立ちに 関わる話だそうです |
| !? |
| いずれにしろ、今まで 話すのを避けていた ことです |
| あの子にとって、多分 つらい話なのでしょう |
| ・・・・・・ |
| *n0さん お願いがあります |
| もしも、アメルがその ことで傷つき、苦しむ ことになってしまった その時は・・・ |
| どうか、あの子を 助けてやってください お願いします! |
| ロッカ・・・ |
| あの子は心から、貴方 |
| あの子は心から、貴女 |
| のことを信頼してます 離れていたからこそ 僕にはわかるんです |
| ですから、どうか アメルを・・・ |
| ・・・わかったよ ロッカ、約束するから |
| なにがあっても 俺はアメルのことを 見捨てたりしない |
| 守ってみせるから |
| ・・・わかったわ ロッカ、約束するから |
| なにがあっても あたしはアメルのこと を見捨てたりしない |
| 守ってみせるから |
| これぐらいのケガ 一晩も寝りゃあ治るぜ 大騒ぎしやがってよ |
| なのに こいつときたら・・・ |
| ・・・すぅ |
| ありゃ・・・ 居眠りしてる・・・ |
| あらら・・・ 居眠りしてる・・・ |
| 心配だからって 一晩中、寝ずの看病 してやがったんだよ |
| 言い出したら聞かない ところは、昔っから ちっとも変わらねえ |
| おい、アメルっ! もういいから、お前は 部屋で寝てこいよ |
| んん・・・ でもふぉ・・・ |
| ほら、代わりに俺が ついてるから 寝てきなよ |
| ほら、代わりにあたし がついてるから 寝てきなさい |
| ・・・・・・ふぁい |
| ったく・・・ 手前ェが身体壊したら どうすんだよ? |
| うん、アメルは 一生懸命になりすぎて 無茶しがちになるから |
| ええ、アメルは 一生懸命になりすぎて 無茶しがちになるから |
| ハッ・・・ 手前ェに教わらねえで も、それぐらい俺にも わかってんだよ! |
| そ、そうだよな・・・ ゴメン |
| うん そうだね・・・ |
| でも、お互いに無事で なによりね |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・聞いたぜ バカ兄貴からよ |
| あいつのこと、何度も 守ってくれたらしいな |
| 一応、礼は言っとく ありがとよ |
| うん・・・ |
| あいつ、アメルな ジジイから聞かされた ばあさんの村に行こう としたんだってな |
| うん、けど・・・ |
| ええ、そうだけど |
| 見つからなかったって 言うんだろ? ハッ!当たり前だ |
| ありゃ、ジジイの嘘 だったんだからな |
| ・・・!! |
| なんですって!? |
| ジジイがお前たちを 呼んでるのはな、本当 のことをアメルに話す ためなんだよ |
| あいつの生い立ちに 関わる話だとさ |
| 傷つけねえために嘘を ついてきたってこと らしいがよ・・・ |
| ふざけんじゃねェ!! |
| 結局、傷つけるんなら 最初っから本当のこと を教えてやってりゃあ よかったんだ・・・ |
| リューグ・・・ |
| 傷つくとわかってて あいつを連れてなんか いきたくねえよ |
| けどな・・・ そうしちまったら 今度は、俺があいつを 裏切ることになる |
| できるかよッ!? |
| 俺はあいつに、アメル には嘘なんてつきたく ねえんだよ・・・っ |
| リューグ・・・ |
| あなた・・・ |
| なあ・・・ *n0 約束しろよ・・・? |
| お前だけは、 絶対にあいつを 裏切らねえって 約束しろよっ!? |
| え・・・? |
| アメルは心から、お前 を信頼してやがる 忌々しいがな、俺には わかっちまったんだ |
| 足りねぇんだよ・・・ 俺の力だけじゃあ あいつを支えきれるか わからねえんだよ! |
| 頼む・・・・・・ |
| ・・・わかった リューグ、約束するよ |
| なにがあっても 俺はアメルのことを 裏切ったりしないよ |
| 絶対に・・・ |
| ・・・わかったわ リューグ、約束する |
| なにがあっても あたしはアメルのこと を裏切らない |
| 絶対に・・・ |
| なあ、奴らは出てくる と思うか? |
| まず、間違いなく ・・・でなければ |
| ゼラムからわざわざ こんなところまで 追ってこないでしょう |
| 私個人としては 一生会いたくないなー なんて・・・ |
| ウウウゥゥッ! |
| どうやら、 噂をすればって やつらしいぜ? |
| つくづく、しつこい 連中だぜ・・・ |
| ・・・・・・ |
| イオス、か・・・ |
| イオス、ね・・・ |
| 後詰めの兵から報告を 受けた時には、よもや と思ったが |
| 独断で動いて正解だよ やはり、その男は 貴様らと合流するのが 目的だったわけだ |
| 目的地はゼラムだな? |
| 答える必要は、ない! |
| はッ!てめえらに 教える義理はねえよ |
| いいさ、別に ここで貴様らを捕らえ れば、同じことだ |
| そう言って、今まで ずっと失敗してきたん じゃないのかしら? |
| 黙れっ!! |
| これ以上、貴様らに ふり回され続けるわけ にはいかないんだ |
| あの召喚師どもに 好き勝手をさせない ためにも・・・ |
| 「鍵」となる聖女 今日こそ渡してもらう 絶対に! |
| 「鍵」って・・・ どういう意味だ!? |
| 「鍵」って・・・ どういう意味!? |
| どうしても、黙って 通してはくれないん ですね・・・? |
| ・・・・・・ |
| 下がってください アメルさん 彼らと話すことは 無意味です |
| 力で物事を押しとおす 者たちには、こちらも 相応の返礼をする のみ! |
| ヒャッハーッ! めいっぱい、暴れ させてもらうぜェ!! |
| 総員、いけえぇっ!! |
| させるものか! |
| 好きにゃさせねぇぞ 手前ェらには!! |
| ・・・なぜだ? |
| どうして、とどめを ささない!? |
| 俺たちは軍隊じゃない 自分や仲間たちさえ 守ることができれば それでいいんだ |
| あたしたちは軍隊とは 違うわ |
| あたしやみんなを 守ることができれば それでいいの |
| 人殺しをしてまで 目的を果たそうなんて 思ってない |
| イオス、あたしはね |
| 人殺しをしてまで 目的を果たそうなんて 思ってないのよ |
| どんな大義のためで あろうと、非理にて 剣を振るうことは 許されはせぬ |
| わかったような口を 聞くなッ!? |
| 貴様らの言っている ことは甘い幻想だっ! 現実を見すえてない キレイごとだ!! |
| ・・・!! |
| ひとつの利を得ようと すれば、必ずどこかで 害が生じるんだ |
| ならば、誰でも己を利 しようと考えて当然だ 貴様らとて、例外では ないだろう |
| 理屈が違うだけで やっていることは 同じだ ・・・違うか!? |
| それは・・・ |
| ・・・・・・ |
| そのとおりだな |
| ネス!? |
| 君の言葉は正しい その点では評価しよう だが・・・ |
| それを口にした時点で 君に僕たちの行動を 非難する資格はない |
| 理屈はそれぞれ違うと 君は自分で宣言したの だからな・・・ |
| ですよねえ? |
| く・・・っ |
| 黒騎士に伝えてくれ イオス |
| 俺たちは、俺たちの 望んでいることを絶対 にあきらめない |
| それを貫くために デグレアを敵に回した としても・・・ |
| 絶対にあきらめない って・・・! |
| 黒騎士に伝えて・・・ イオス |
| あたしたちは、あたし たちの望んでいること を絶対にあきらめない |
| それを貫くために デグレアを敵に回した としてもね・・・ |
| 絶対にあきらめない って・・・! |
| ここが、アメルたちの 暮らしてた村かい |
| うーん・・・ なんというか・・・ |
| ひどいよ・・・ こんなにむちゃくちゃ にしちゃって |
| 本当はもっとのどかで 緑の多い村でした あの夜が、やって来る までは・・・ |
| 見てみたかったわね こうなる前に |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| でも、汚れてません そんなひどいことが あった場所なのに |
| 空気が澄んでます 恨みやつらみの気配が 感じられません |
| まったく、 信じられねぇぜ・・・ |
| さぞかし、すげェと 期待してたのに こんなもんだとはよォ |
| うん・・・ すごく、しずか・・・ |
| そう言えば 亡くなった人たちが 見あたらない・・・? |
| そう言えば 亡くなった人たちが 見あたらない・・・? |
| それはきっと おじいさんのおかげ でしょう |
| 僕が村に戻った時 あの人は亡くなられた 人たちを丁寧に埋葬 していましたから |
| 怪我も満足に治って いない身体で・・・ |
| ジジイだよ あいつが死んだ連中を 弔ったんだ |
| 俺が村に戻った時も 墓を作ってた 怪我だって満足に 治ってねぇのに |
| いくら止めたって きかねぇで、毎日毎日 ずっとな・・・ |
| そうだったの・・・ |
| あのジイさんらしいぜ ほっとけなかったん だろーな |
| 誰にでもできること じゃないですよね それって・・・ |
| ああ・・・ |
| ええ・・・ |
| すごいですの・・・ 一人で、それだけの ことをしたなんて |
| ああ・・・ |
| ええ・・・ |
| おじいさんは 僕たちの家で君の帰り を待ってるはずだよ |
| さあ、行こう? アメル |
| うん・・・ |
| ジジイは家にいる 俺たちの家で、お前の 帰りを待ってるはずだ |
| ・・・行ってやれよ |
| うん・・・ |
| ・・・!! |
| おじいさん・・・ |
| そうか・・・ 無事に生きておって くれたか・・・ |
| おじいさんっ! |
| 近づいてはならぬ! |
| え!? |
| そんな・・・ どうして・・・っ? |
| ワシにはな、アメル お前にそう呼んで もらえる資格などない のさ・・・ |
| これから話すことを 聞けば、なおさらな |
| どういうことですか おじいさん!? |
| 黙って聞きやがれ! |
| リューグ・・・ お前、なにか 知ってて・・・? |
| ああ、黙ってた そのために俺は手前ェ らを連れてきたんだ |
| そこのジジイに 頼まれてな・・・ |
| なぜだ!? どうしてそんな大事な ことを黙ってた!? |
| ・・・・・・ |
| やめろ、ロッカっ! 黙ってたのはリューグ だけじゃないんだ! |
| 俺も知ってたんだよ だから、リューグだけ 責めるのはやめてくれ 頼むから・・・ |
| やめて、ロッカっ! 黙ってたのはリューグ だけじゃないの! |
| あたしも知ってたのよ だから、リューグだけ 責めるのはやめて 頼むから・・・ |
| *n0さん・・ |
| どういうことだよ ジジイ!? |
| 黙って聞くんだ! |
| ロッカ、手前ェ 知ってたのか・・・ クソッ、なんで俺に 話さなかった!? |
| 話したら、お前は きっと反対したろう だから、黙っていた |
| アメルにとって必要 なことだと、思った からな・・・ |
| すました顔 してんじゃねぇッ! |
| やめろ、リューグっ 黙っていたのはロッカ だけじゃないんだ! |
| 俺も知ってたんだよ だから、ロッカだけを 責めるのはやめてくれ 頼むから・・・ |
| やめて、リューグっ 黙っていたのはロッカ だけじゃないのよ! |
| あたしも知ってたのよ だから、ロッカだけを 責めるのはやめて 頼むから・・・ |
| *n0・・・ |
| アメルよ、ワシはな お前にずっと嘘を ついておったのだ |
| 小さなお前がさびしい 顔をするのがつらくて ついてはならぬ嘘を ついたんじゃ・・・ |
| ・・・・・・ |
| おばあさんのいる村の お話のことですね? |
| やはり、たずねて |
| いたのか・・・ |
| ・・・見つけることは できませんでした |
| そこは恐ろしい悪魔が 封じられた森で、人間 が暮らせる場所では ありませんでした |
| そうだろうな・・・ ワシが最初にたずねた 時も、そうだった |
| えっ? |
| ワシはな、昔 |
| あの森の中へ入った ことがあるのさ |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 襲われるまで、そこが 悪魔のひそむ森である ことを、ワシは知らん かった |
| 共に入った仲間が次々 と倒れていく中、ワシ だけがなんとか命を 拾って逃げたんじゃ |
| そして・・・ |
| 精も根も尽き果てよう としていたワシは 森の奥で、信じられぬ ものを見つけた |
| 赤ん坊だった・・・ |
| 木の葉の山にくるまれ るようにして、赤ん坊 が眠っていたのじゃ |
| もしかして・・・ それが・・・ |
| ああ、お前のことだよ アメル |
| お前は、あの森から ワシが連れてきた子供 なんじゃ・・・ |
| だから、お前には祖母 などおらぬ。父も母も いたのかすらわからぬ |
| ・・・・・ |
| これが、ワシがずっと お前に隠しておった ことじゃ |
| 今さら、こんな形で しか告げられなかった ことを、許してくれ |
| すまなかった・・・ |
| そっか・・・ だから、あたし あの森の景色を見て 懐かしく思えたんだ |
| ふふふっ |
| アメル・・・? |
| 顔をあげてください おじいさん あたしに謝る必要 なんてないんだから |
| しかし、ワシは お前に・・・ |
| 嘘でもっ!! |
| 嘘をついててもね それでよかったって あたしには思えます だって・・・ |
| そのおかげであたしは 今までずっと幸せに 暮らせたんだもの |
| アメル、お前・・・? |
| アメル、お前・・・? |
| おじいさん あたしのことを 見つけてくれて ありがとう・・・ |
| 育ててくれて 本当にありがとう あたし・・・ 感謝してます・・・ |
| アメル・・・っ |
| おじいさぁぁんっ! |
| 強かったな、アメル |
| もっと取り乱すかと 思ってたのに |
| 強かったわね、アメル |
| もっと取り乱すかと 思ってたのに |
| ええ、本当に |
| 強くなったんだよ この旅で、あいつは |
| 何度も何度もつらい 思いを繰り返して あいつなりに成長して いたんだろうさ |
| そうか・・・ |
| 本当にな |
| 強くなったんだよ あの子は |
| つらい思いから逃げる のではなく立ち向かう 強さを、あの子なりに 学んだんだ |
| あの泣き虫がな・・・ |
| しかし、どうして ジイさんは、あんな森 の中に入ったんだ? |
| 変ですよね・・・ あの森の位置は地図に も記されていないのに |
| 迷ったとか? |
| ケッ! そんなワケあるかよ? |
| そもそも、森には結界 が張られているのよ? 普通の方法じゃ入れる はずがないわ |
| ああ、そっか・・・ |
| 仲間・・・ |
| え? |
| え? |
| 仲間と共に入った、と 彼は言っていた |
| あきらかな目的地と して、あの老人が森を 目指していた証明だ |
| 目的って? |
| それは・・・ |
| ま、いいじゃねーか ごたごた考えなくても じかに、ジイさんに 聞けばよ? |
| あそこまで腹くくって 話してくれたんだ 今さら、隠し事なんて しね-だろうさ |
| ですよね、きっと |
| とりあえず、今は 待ちましょう |
| 彼女が、おじいさんの 心と身体に受けた傷を 癒し終わるまでは |
| ああ、そうしよう |
| ええ、そうしましょう |
| ・・・・・・ |
| ただ守られているだけじゃ なかったんだ |
| 自分の意志とは裏腹に 周りの都合にふり回されて 旅を続けてきたアメル |
| ふさぎこんで、泣いて 旅を続ける中で、たくさんの 悲しみに耐えた彼女の心は 強くなっていた |
| ロッカやリューグ それにアグラ爺さんが 思いもしなかったほどに |
| 禁忌の森で拾われたことも 生まれが定かでないことも あるがままに受け入れて |
| それでも彼女は 心から「ありがとう」と 言うことができた |
| 今日まで培われてきた レルムの村での暮らしを 彼女を優しく見守り続けて きた祖父たちの存在を |
| あの言葉から、俺はたしかに 感じとれた気がした |
| ちょっとだけ 彼女のことがうらやましいと 思えるほどに・・・ |
| 正直、アメルがうらやましい とさえ思えた |
| 彼女は、精一杯、強くなった |
| 強くなるまでに、どれほど 悩んで、泣いて、苦しんだ のだろうか・・・ |
| そして、強くなった みんなが思いもよらぬほど |
| あたしはどうだろう・・・ 彼女のように変われたかな? |
| 自分の過去や何もかも 全て受け入れた上で |
| 「ありがとう」って 心から言うことのできた 彼女のように・・・ |
| まだ、分からない |
| 変わってないのかもしれない あたしは・・・ |
| だから・・・ |
| あたしも頑張らなくちゃ アメルを守るって・・・ アメルを裏切らないって |
| 約束したみんなのために |
| 少しでも、一歩だけでも 強くなりたい・・・ 優しくなりたい・・・ |
| 心から、そう、思った |
| あの人の話には やはり納得できない 部分が多すぎる |
| まだ気にしてるのか そのこと? |
| まだ気にしてるの そのこと? |
| 僕はとても気になる アグラバインが、共に 森に入った仲間とは 誰なのか・・・ |
| そして、なんのために そこへ向かったのかが |
| ただの偶然だと、俺は 思うんだけどなあ |
| ただの偶然じゃない あたしはそう思うけど |
| そんな簡単に片づけて いい問題じゃないって わかってるのか? |
| あの森は、あえて地図 にも記されなかった 場所なんだぞ・・・ |
| 過ちへの戒めと 忌まわしき因縁を封じ こめた場所なんだ! |
| 何人であろうと 近づいてはいけない 場所なんだぞ!? |
| 戒めと、因縁? |
| ・・・!? |
| それが、派閥に伝わる 機密なのか? |
| ネスが隠している あの森に関わる 秘密なのか!? |
| それが、派閥に伝わる 機密なの? |
| ネスが隠している あの森に関わる 秘密なのね!? |
| ・・・・・・ |
| 答えてくれよっ! ネスっ!? |
| 答えてっ! ネスっ!? |
| ・・・言えないよ |
| 知らなければ、それで いいことなんだ 知ってしまえば・・・ |
| 君はきっと苦しむ 僕が今、味わっている のと同じように・・・ |
| ネス・・・? |
| 俺や、ネスが 苦しむって、どういう ことなんだ・・・? |
| あたしや、ネスが 苦しむって、どういう ことなのよ・・? |
| じいさんの傷の具合は どうだった? |
| おじいさんの傷の具合 はどうだったの? |
| 初めに負った傷が 無理をしたせいで ひどくなってました |
| よほど、無理をして いたんでしょうね |
| いたたまれなかったん だろうな・・・ 村が、こんな目に されたから |
| いたたまれなかったん でしょうね・・・ 村が、こんな目に されたから |
| そうですね・・・ |
| 傷を治すために おじいさんの心に 触れた時に、あたし 感じたんです |
| おじいさんが この村のことを どれだけ大切に思って いたのか |
| ロッカや、リューグ それに、あたしを どれだけ心配していて くれたのかを・・・ |
| アメル・・・ |
| やっぱり あたしはおじいさんの 孫娘です |
| 血がつながってなく たって、そんなこと 関係ありません だって・・・ |
| ちゃんと、心が つながっているんです から・・・ |
| それだけで、あたしは 充分に幸せです |
| うん、そうだよな |
| ええ、そうよね |
| つちかってきたキズナの強さは そう簡単にほころびるものじゃ ないもんな・・・ |
| つちかってきたキズナの強さは そう簡単にほころびるものじゃ ないもの・・・ |
| あぐらばいん殿ハ ドウヤッテ、アノ森ノ 位置ヲ知ッタノデ ショウカ? |
| 自分ガ蓄積シタ限リノ 地理的ナでーたニモ ソレラシキ記述ハ 見アタラナイノニ |
| 文字に残されている ものだけが、情報じゃ ないってことさ |
| ルウが知っていた知識 みたいに、口伝として 伝わっているもの だってあるんだから |
| 文字に残されている ものだけが、情報じゃ ないってことよ |
| ルウが知っていた知識 みたいに、口伝として 伝わっているもの だってあるんだから |
| ナルホド・・・ |
| しかし、どうして そんなことを聞いたり したんだ? |
| しかし、どうして そんなことを聞いたり したの? |
| イエ、ねすてぃ殿ガ ソノコトヲ気ニシテ オラレタノデ・・・ |
| ネスが? |
| ネスが? |
| エエ、アノ方ハ 以前カラ、禁忌ノ森ニ 関スルコトニ、過敏ニ 反応シテイマシタガ |
| あるじ殿ハ、ナニカ 理由ヲ御存知デスカ? |
| いや、俺にもそれは わからないよ |
| いえ、あたしにも それはわからないわ |
| ソウデスカ・・・ |
| 理由さえはっきりしてくれれば 俺だってすこしは考えて動ける のになあ・・・ |
| 理由さえはっきりしてくれれば あたしだってすこしは考えて 動けるのに・・・ |
| 薄々たァ感じてたがよ これではっきりしたな |
| なにがだよ・・・ |
| なによ・・ |
| あのオンナが ニンゲンじゃねェって ことさ |
| なっ!? |
| えっ!? |
| ザコとはいえ、悪魔が うろついてる森の中で 普通の赤ん坊が生きて られっか、あァ? |
| それは・・・っ |
| それは・・・っ |
| それにそう考えりゃ アイツの持ってる力の 異様さにも説明がつく ってもんよ |
| 悪魔の森で、拾われた 聖女か・・・ ヒヒヒヒヒッ、こりゃ 傑作モンだよなァ |
| *n1っ!! |
| な、なんだよ・・・っ |
| 今みたいなことは 二度と言うんじゃない |
| 今みたいなことは 二度と言わないで!! |
| あ、あのなァ!? オレは別にデタラメを 言ってるんじゃ・・・ |
| そんなこと関係ない! とにかく、もう絶対 口にするんじゃない ・・・わかったな? |
| そんなこと関係ない! とにかく、もう絶対 口にしないで ・・・わかった? |
| ケッ!わかったよ 黙っといてやらァ |
| ったく・・・ ムキになりやがってよ |
| それぐらい、俺だって わかってるんだよ 言わないだけで みんなだって・・・ |
| それぐらい、あたし だって、わかってるわ 言わないだけで みんなだって・・・ |
| よかったね おねえちゃん・・・ |
| おじいさんと なかなおり・・・ できて・・・ |
| ああ、これでひとつ 心配事が消えたよ |
| ええ、これでひとつ 心配事が消えたわ |
| でもね・・・ |
| おじいさんは、まだ つらそうだよ・・・ |
| え? |
| え? |
| あのひと・・・ じぶんのせいって おもってる・・・ |
| *n1たちが たいへんだったのも むらのひとが、ひどい めにあったのも |
| ぜんぶ・・・ じぶんのせいだって おもってるよ・・・ |
| まあ、たしかにアメル を連れて逃げたことで 俺たちは今回のことに 関わったんだけど |
| 村が襲われたのは 爺さんには関係のない ことじゃ・・・? |
| まあ、たしかにアメル を連れて逃げたことで あたしたちは今回の ことに関わったけど |
| 村が襲われたのは お爺さんには関係の ないことじゃ・・・? |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| おじいさんを たすけてあげて・・・ |
| おじいさんのこころ このままじゃ、きっと つぶれちゃうよ だから・・・ |
| たすけてあげて・・・ |
| きっとまだ、俺たちの 知らない秘密を 爺さんは抱えこんで いるんだな・・・ |
| きっとまだ、あたしたち の知らない秘密を お爺さんは抱えこんで いるのね・・・ |
| 本当はボク、かなり 心配だったんです |
| あるはずの村がないと 知った時のアメルさん の取り乱しようは すごかったですから |
| 今度もまた 同じことになるんじゃ ないかって・・・ |
| うん、それは俺も 心配だったよ |
| ええ、それはあたしも 心配だったわ |
| でも、アメルさんは わかってたんですね |
| おじいさんのウソが 誰のためについたもの だったのかってことを |
| そうだな・・・ |
| そうよね・・・ |
| ねえ、ご主人様 ボクは思うんです |
| 本当に苦しかったのは アメルさんよりも |
| アグラバインさん だったんじゃ ないのかなって |
| ウソをつかれた人は それを知るまでは 傷つきませんけど |
| ついたほうは、ばれる までずっと、心の痛み に耐え続けなくちゃ いけないんですもの |
| ああ、ジイさんは今 やっとその苦しみから 解放されたんだな |
| アメルの言葉で 今まで負い続けた傷を 癒してもらったん だからな |
| ええ、お爺さんは今 やっとその苦しみから 解放されたのね |
| アメルの言葉で 今まで負い続けた傷を 癒してもらったん だから |
| ええ・・・ |
| ウソをつくことは、なによりも 自分を深く傷つけることになる んだもんな・・・ |
| ウソをつくことは、なによりも 自分を深く傷つけることになる んだもんね・・・ |
| はいけい、マスター おげんきですか |
| やっと、アメルさんと おじいさんがあうこと ができました |
| おじいさんはいままで だまっていたことを アメルさんにはなして くれました |
| アメルさんは おじいさんが、もりで さずかった、こども なんだそうです |
| リプレさんたちと おんなじ、おやのない こどもだったんです |
| それをきいたとき モナティは、すごく おどろきましたけど |
| アメルさんは なんとなく、きづいて いたのかもしれません |
| うそをついていた おじいさんを、せめる こともしないで |
| ただ、ありがとうって いってました・・・ |
| そういえば・・・ *n0さんも ご両親がいないん でしたよね? |
| まあな・・・ だけど、俺だけじゃ ないぜ? |
| ここにいるみんなは なにかしらの形で 大切な人を失ったり 会えずにいるから |
| そうね・・・ だけど、あたしだけ じゃないわ? |
| ここにいるみんなは なにかしらの形で 大切な人を失ったり 会えずにいるから |
| あ・・・! |
| モナティ、ようやく わかりました |
| ここのみなさんが どうして、こんなにも やさしいのかを |
| きっと、さびしさを しっているから |
| モナティには よくわかります だって・・・ |
| さいしょのマスターが なくなられたときに モナティたちも |
| たくさん、たくさん さびしいおもいを しましたから・・・ |
| なんだか おもいだしたら かなしくなってきて しまいました |
| きょうは、ここで ペンをおきます・・・ |
| だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
| ついしん |
| はやく、マスターに あいたいです・・・ |
| ああは言ったものの 実際にジイさんの姿を 見た時は驚いたぜ |
| 黒騎士の旦那を相手に して、ただの木こりが あれしきの怪我だけで すむなんてなあ |
| きっと、アメルたちを 守ろうとする気持ちが それだけ強かったん じゃないのかな? |
| きっと、アメルたちを 守ろうとする気持ちが それだけ強かったん じゃないの? |
| お前の言うとおりなら さぞかし美談なんだが |
| いくら気概があっても 素人があの状況で 勝ちを拾えるわけが ないだろーが |
| ましてや、相手はあの ルヴァイドだぜ? |
| それじゃあ・・・ |
| あのジイさん・・・ どうやら、ただの 木こりじゃねぇって ことさ |
| そのあたりの事情も ふくめて、きっちりと 話を聞くべきだろうな |
| ただの木こりじゃないって どういうことなんだろう・・? |
| ただの木こりじゃないって どういうことなのかしら・・? |
| アグラ爺さんが結界を どうやって超えたのか だけど・・・ |
| 招かれたって考える ことはできないかしら |
| 招かれたって? |
| 招かれた? |
| ほら、私たちがあの森 に入った時、アメルの 力に反応して、結界が 壊れたでしょう? |
| ひょっとすると アメルにはあの結界を 操る力があるんじゃ ないのかしら・・・ |
| あ・・・! |
| そう考えるとね イオスが街道で彼女を 「鍵」って呼んだのも 納得できるのよ |
| 私たちはずっと アメルそのものが敵の 狙いだと思っていた けれど・・・ |
| デグレアの本当の目的 は、あの森の中に入る ことか!? |
| デグレアの本当の目的 は、あの森の中に入る こと!? |
| ただのあてずっぽうよ 根拠がないわ |
| そもそもルウの話じゃ 森の中は、悪魔たちで いっぱいなんでしょう |
| そんな所に入ったって なんの得にもならない じゃない? |
| あ、そうか・・・ |
| あ、そっか・・・ |
| まあ、そのあたりに なんらかの秘密がある のかもしれないけど |
| 推測だったら、いくら でもできるしね |
| 結局、知らないことが まだ多すぎるってこと なのか・・・ |
| 結局、知らないことが まだ多すぎるってこと なのね・・・ |
| アメルがアグラ爺さん の本当の孫娘じゃない ってこと、ロッカは 知ってたのか? |
| アメルがアグラ爺さん の本当の孫娘じゃない ってこと、ロッカは 知ってたのね? |
| いえ、そこまでは ただ・・・ |
| ただ? |
| ただ? |
| おじいさんがもともと あの村の住人ではない のは、僕もリューグも 知っていました |
| えっ!? |
| えっ!? |
| 傷を負ったあの人を この村へと連れてきて 面倒を見たのが |
| 夫婦で行商をしていた 僕たちの両親なんです |
| 赤ん坊だった僕には 当時のことは記憶に ないんですが・・・ |
| それが縁になって 両親が他界してからは 一緒に暮らすことに なったんですよ |
| そうだったのか・・・ |
| そうだったの・・・ |
| ですから、僕たちにも おじいさんに尋ねたい ことは、たくさん あるんです |
| 本人が語らない以上 詮索はしないつもりで いましたけれど |
| 今日のアメルを見て 決心がつきました |
| 明日は思いきって なにもかも聞いてみる つもりですよ |
| 今の僕たちは、もう 子供じゃありません |
| あの人が抱え続けて きたものを、横から 支えてあげるぐらいは できると思うんです |
| うん・・・ そうしてあげるのが いいと、俺も思うよ |
| ええ・・・ そうしてあげるのが いいと、あたしも思う |
| アメルがアグラ爺さん の本当の孫娘じゃない ってこと、リューグは 知ってたのか? |
| アメルがアグラ爺さん の本当の孫娘じゃない ってこと、リューグは 知ってたのね? |
| 薄々とはな・・・ |
| もともと、ジジイの 素性そのものが 得体がしれねえんだよ |
| え? |
| 村の外から来たよそ者 なのさ、あのジジイは |
| 俺らの親が、傷だらけ だったアイツを山道で 見つけて・・・ |
| この村で暮らせるよう 面倒を見たらしい |
| その恩があったから 親をなくした俺たちを 引き取ったんだろうな |
| そうだったのか・・・ |
| そうだったの・・・ |
| 他に俺が知っている ことと言えば |
| アイツが、かなりの 武術の使い手だって ことぐらいか |
| !? |
| 俺らの親が死んだのは はぐれに襲われたせい なんだがよ |
| そいつを倒したのが あのジジイだったんだ あの時のことは今でも よく覚えてる |
| 子供心にも、 アイツがただの ジジイじゃねえって 思ったぜ・・・ |
| それじゃあ リューグに斧の使い方 を教えたのも? |
| それじゃあ リューグに斧の使い方 を教えたのも? |
| 俺だけじゃねえよ バカ兄貴の使う槍も 自警団の連中も |
| みんな、あのジジイが 教えたもんなのさ |
| やっぱり、じいさんは ただの木こりじゃ なかったんだ!? |
| やっぱり、おじいさんは ただの木こりじゃ なかったのね!? |
| アメルは、本当の両親 のこと、どう思って るんだろう・・・ |
| 恨んだりして いないのかな? |
| 多分、なんとも思って ないだろうな |
| 覚えてない相手を 恨むことほど、難しい ことはないからね |
| 多分、なんとも思って ないだろうね |
| 覚えてない相手を 恨むことほど、難しい ことはないから |
| やけにはっきりと 言いきるじゃないの? |
| まあ、他人事じゃ ないからなあ |
| 俺も派閥に拾われる までは、一人で生きて いたわけだし |
| まあ、他人事じゃ ないからねぇ |
| あたしも派閥に拾われ るまでは、一人で生き ていたわけだし |
| !? |
| 言ってなかったか? |
| 言ってなかった? |
| バカっ、初耳よ! |
| 知ってたら、こんな ひどいこと聞いたり しなかったのに・・・ |
| 中途半端に覚えてたら 恨んでたかもしれない だろうけどさ |
| 最初からいないって 思ってたら、かえって なんの感情もわいて こないものだよ |
| 中途半端に覚えてたら 恨んでたかもしれない だろうけどね |
| 最初からいないって 思ってたら、かえって なんの感情もわいて こないものよ |
| それで・・・ さびしくなかったの? |
| 今となっては、もう わからないな |
| 派閥で師範やネスたち と暮らし始めてからは |
| 一人だった頃の記憶は あんまり思い出せなく なってきてるんだ |
| 今となっては、もう わからないわね・・・ |
| 派閥で師範やネスたち と暮らし始めてからは |
| 一人だった頃の記憶は あんまり思い出せなく なってきてるもの |
| それって、やっぱり さびしかったってこと じゃないのかな |
| さびしかったから 忘れようとしてるのよ きっと・・・ |
| そうか・・・ そうかも知れないな |
| そうね・・・ そうかも知れない |
| 派閥に連れて来られたことが、 俺の中の空白を埋めることに なったのかも知れないな |
| 派閥に連れて来られたことが、 あたしの中の空白を埋めることに なったのかも知れない |
| アメルがジイさまに 言った言葉、ちょっと ジンときちまったよ |
| 全てを知ったうえで あれだけのことが 言えるなんて |
| やっぱり、積み重ねて きた時間の重みって もんなのかねえ |
| 俺も聖女になる前の アメルがどんな暮らし をしていたのかは 知らないけど |
| きっと、すごく温かな 時間だったんだろうね |
| あたしも聖女になる前 のアメルがどんな暮ら しをしていたのかは 知らないけどね |
| きっと、すごく温かな 時間だったんでしょう |
| ああ、きっとね |
| アメルが誰にでも 優しいのは、きっと あのジイさまが |
| 拾ったあの子のことを 大切に育ててきたから だと、あたいは思うよ |
| それを考えたら、血の つながりがないなんて 大したことじゃないさ |
| 今のアメルがいるのは あのじいさんのおかげ なんだよな・・・ |
| 今のアメルがいるのは おじいさんのおかげ なのね・・・ |
| あのご老人、やはり ただ者ではござらぬな |
| あれだけの齢を重ねて なお、壮健な肉体で おられるとは |
| でもそれは、爺さんの 仕事が、木こりだから じゃ・・・ |
| でもそれは、お爺さん の仕事が、木こり だからじゃ・・・ |
| 筋肉のつき方が違うの でござるよ |
| 斧を振るうのに必要な 部位だけでなく、人体 の急所にあたる部分も 鍛えあげられていた |
| あれは、戦士としての 肉体でござるよ それも並みのものでは ござらぬ |
| 相当の修練と実戦が 年輪のように刻まれて 形づくられたもの |
| だからこそ、黒騎士を 相手に生き残ることが 可能だったのでは ござらぬかな? |
| なるほど・・・ |
| なるほどね・・・ |
| でも、じいさんは どこでそんな訓練を 積んだっていうんだ? |
| でも、おじいさんは どこでそんな訓練を 積んだっていうの? |
| 血がつながってなく ても、親は親か・・・ |
| ああ言ってもらえりゃ 人の親としては本望 だろうなあ |
| 俺様にゃ、望むべくも ない言葉だがね・・・ |
| レナードさん? |
| いや、こっちの話さ |
| それより、どうする? 嬢ちゃんを守るって 旅の目的は、これで 一段落したわけだが |
| これで終わったとは とてもいえないよ |
| アメルを狙っている 連中は、あきらめた わけじゃないんだし |
| これで終わったとは とてもいえないわね |
| アメルを狙っている 連中は、あきらめた わけじゃないんだし |
| だろうな・・・ |
| イオスって小僧に あれだけのセリフを 叩きつけちまったんだ |
| 向こうだって 黙っちゃいねえだろう |
| 言った以上、責任は きちんととるよ |
| 言った以上、責任は きちんととるわよ |
| 決着をつける、ってか 頼もしいことだが |
| あんまり無茶は するんじゃねえぞ |
| ああ、わかってる |
| ええ、わかってるわ |
| まずはじいさんの話を 聞いてみる・・・ すべては、それからだ |
| まずはおじいさんの話を 聞いてみる・・・ すべては、それからよ |
| あれからすこし 考えてみたんだけど |
| おじいさんが結界を 超えて森に入ったって いう話、心当たりが 見つかったの |
| 心当たりって? |
| 最初にあった時に 話したよね? |
| 森がざわついていて 誰かが出入りしてる みたいだって |
| ルウのおばあさまも あれと同じような体験 をしたことがあるのよ |
| ほら、時期的に考えて みると・・・ |
| それが爺さんたち だったって、可能性が あるってことか!? |
| それが爺さんたち だったって、可能性が あるってこと!? |
| うん、どうやって中に 入ったのかは謎のまま だけどね |
| うーん・・・ |
| 俺たちが知らない方法が あるのかもしれないな・・・ |
| あたしたちが知らない方法が あるのかもしれないわね・・・ |
| アメルさんの出生に あのような秘密が あったなんて・・・ |
| うん、だけど 聞いていて疑問に 思ったんだ |
| こんなことを言うと その、アメルには悪い と思うんだけど・・・ |
| あんな悪魔がいる森で 小さな赤ん坊が、無事 でいられるものなん だろうか? |
| ええ、だけど 聞いていて疑問に 思ったのよ |
| こんなことを言うと その、アメルには悪い と思うんだけど・・・ |
| あんな悪魔がいる森で 小さな赤ん坊が、無事 でいられるものなの かしら? |
| よほど強力な守護や 結界に守られていた とか、いくつか理由は 考えられますけど |
| 一番ありえそうなのは 彼女が無意識のうちに あの奇跡の力を使って いたということです |
| そういえば、アメルは ガレアノとの戦いで 屍人を退ける光を 放ったっけ・・・ |
| そういえば、アメルは ガレアノとの戦いで 屍人を退ける光を 放ったわね・・・ |
| あの力は、いったい なんなんだろう? 召喚術やストラとは 違うみたいだけど |
| あの力は、いったい なんなのかしら? 召喚術やストラとは 違うみたいだけど |
| もし、アメルさんの あの力が生来のもので あるというなら・・・ |
| 心当たりが ひとつだけあります |
| え? |
| 私は以前、人間と鬼神 の間に生まれた少年と 知りあったのですが |
| 人の姿でありながら 彼は、鬼神に匹敵する 怪力をもっていました |
| それじゃ、カイナは アメルが召喚獣と人の 混血だっていうのか? |
| それじゃ、カイナは アメルが召喚獣と人の 混血だっていうの? |
| あくまで推測にしか 過ぎませんが・・・ |
| あり得ない話ではない ことだけは、おぼえて おいてください |
| たしかにそう考えればあの不思議な 力にも説明がつくけど、でも・・・ |
| たしかにそう考えればあの不思議な 力にも説明がつくけどね でも・・・ |
| あのご老人が、最初に |
| 貴方たちを逃がすため |
| 貴女たちを逃がすため |
| に戦ったわけか |
| うん、ものすごい勢い でルヴァイドに突進を していったかと思うと |
| 力任せに競り合って あいつをその場から 一歩も動けない状態に したんだよ |
| ええ、ものすごい勢い でルヴァイドに突進を していったかと思うと |
| 力任せに競り合って あいつをその場から 一歩も動けない状態に したのよ |
| 信じられないな・・・ |
| 一騎うちをした時にも 感じたんだが、黒騎士 の戦い方というのは |
| 圧倒的な斬撃の速さと その重みを活かした 荒々しい剣だった |
| 訓練を摘んだ私でさえ 受けるのが難しい それを、しのぎきって しまうとは |
| 怒りにまかせただけの 素人に、まぐれでも できることじゃない |
| でも現に、爺さんは こうして無事に・・・ |
| でも現に、お爺さんは こうして無事に・・・ |
| ああ、だとすれば 答えはひとつしか ないだろう |
| 素人ではない、という ことだよ あのご老人は・・・ |
| 素人じゃない、って じゃあ、いったい? |
| そこまでは、私にも わからないよ しかし・・・ |
| それが一連の事件に なんらかの関わりを もっている |
| 私にはそんな気がして ならないんだ |
| シャムロックの予想が 正しいとしたら じいさんは、いったい 何者なんだ・・・? |
| シャムロックの予想が 正しいとしたら おじいさんは、いったい 何者なの・・・? |
| 街道で出会った あの黒い人たちが デグレアの方々ですか |
| ああ、黒の旅団って 名前の、デグレアの 特務部隊だよ |
| 指揮をしていたのが 槍使いのイオス 他にも・・・ |
| 銃を使う機械兵士の ゼルフィルドや 総指揮官である黒騎士 ルヴァイドがいる |
| ええ、黒の旅団って 名前の、デグレアの 特務部隊よ |
| 指揮をしていたのが 槍使いのイオス 他にも・・・ |
| 銃を使う機械兵士の ゼルフィルドや 総指揮官である黒騎士 ルヴァイドがいるわ |
| ええーっ、あれで オシマイじゃないん ですかー!? |
| そんなわけないって 相手は軍隊なんだから |
| それにまだ パッフェルさんのいた 砦を襲撃した屍人使い ガレアノとか・・・ |
| 魔獣使いのビーニャや 鬼神使いのキュラー なんて連中だって 残ってるんだ |
| そんなわけないって 相手は軍隊なのよ |
| それにまだ パッフェルさんのいた 砦を襲撃した屍人使い ガレアノとか・・・ |
| 魔獣使いのビーニャや 鬼神使いのキュラー なんて連中だって 残ってるんだから |
| ど、どう考えても お給金の割にあわない ですよぉ!? |
| そりゃ、そうだ・・・ |
| それも、そうね・・・ |
| ここで放棄したって 俺は責めないよ |
| お給金はもらえなく なっちゃうけど |
| ここで放棄したって あたしは責めないわ |
| お給金はもらえなく なっちゃうけど |
| う・・・ |
| どうする? |
| どうする? |
| あーん・・・ 私の性格を知ってて 言ってるくせにー! |
| 結局、報酬の増額で 納得するあたりが パッフェルさん だよなあ・・・ |
| 結局、報酬の増額で 納得するあたりが パッフェルさん よねぇ・・・ |
| へへへ・・・・ |
| どうしたんだよ ユエル?すごく ご機嫌みたいだけど |
| どうしたのユエル? すごくご機嫌みたい だけど |
| だって、だってね 今日からはもう夜に なってもひとりぼっち じゃないんだもん |
| 暗い物陰に隠れて 眠らなくったって いいんだもん |
| そっか、今まで ユエルはそうやって 夜を過ごしてたのか |
| そっか、今まで ユエルはそうやって 夜を過ごしてたの |
| ねえねえ *n0 今日は、ユエルと 一緒に寝ようね? |
| ああ・・・って ええっ!? |
| ええ・・・って ええっ!? |
| うん、そだよ オルフルは仲間で 身を寄せあって眠るの |
| とっても暖かいから 北風だって平気だもん |
| そういや、オルフルは 家を持たない種族って 言ってたっけ・・・ |
| そういや、オルフルは 家を持たない種族って 言ってたっけ・・・ |
| *n0は オルフルじゃないけど ユエルの仲間だもん |
| だから、いいよねっ? |
| ちょ、ちょっと ユエルってば・・・ |
| よ、弱ったなあ・・・ どう説明したらいいん だろう??? |
| まあ、いいや・・・ 今夜ぐらいはユエルの 好きにさせたげよう |
scn115
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| やはり、そのことを 語らぬわけにはいかぬ ということか・・・ |
| 今まで黙っていたんだ 爺さんにとって話した くないことなのは 俺たちもわかってる |
| でも、敵がアメルを 狙う理由と目的を つきとめるためには |
| 過去になにがあったか どうしても知る必要が あるんだ |
| 今まで黙っていたのよ お爺さんにとって話し たくないことだって いうことなのは |
| あたしたちだって わかってるわ |
| でも、敵がアメルを 狙う理由と目的を つきとめるためには |
| 過去になにがあったか どうしても知る必要が あるのよ |
| ・・・・・・ |
| 貴方は、仲間たちと あの森に向かったと おっしゃられたが |
| 我々、派閥の人間さえ 知らない、禁忌の森の 場所を、どうやって 貴方は知ったのか? |
| そして、入れぬはずの 森の中へ、どうやって 入っていったのか? |
| 包み隠さず、お話して もらいたい |
| ・・・わかった |
| あんたたちには それを知る権利がある いや、むしろ話す義務 が、わしにあるのか |
| この村が滅びた原因は あるいは、このわしに あるのやもしれぬの だからな・・・ |
| えっ!? |
| そっ、それって どういうことですか? |
| ど・・・ どういうことですの? |
| わしはもともと この村の人間ではない それどころか、聖王国 の民でもないのだ |
| わしは旧王国の生まれ この村を滅ぼした デグレアの軍人なのだ |
| !? |
| 崖城都市デグレア所属 遊撃騎士団・騎士団長 |
| これが、わしが捨てた 本来の肩書きだ・・・ |
| まさか・・・! それでは、貴方が デグレアの双将として 勇名を馳せた |
| 「獅子将軍」 アグラバインだと おっしゃるのか!? |
| 獅子、将軍・・・? |
| 旧王国の侵攻が最盛期 だった頃、デグレア軍 を率いていた、二人の 将軍の一人さ |
| ただ者じゃねえとは 思ってたが、これほど の有名人だとはな |
| そんな・・・ 信じられない・・・ |
| はっ、ようやくこれで 納得がいったぜ |
| デグレアの将軍・・・ アンタが・・・ |
| やはり、おじいさんは そういった立場の人 だったんですね・・・ |
| それでは、貴方が あの森に向かうことに なったのは・・・ |
| デグレア議会の決定に よる軍事行動だった その目的は・・・ |
| 森の中にあるとされた 機械遺跡の発見と その確保だ |
| 機械遺跡ですって!? |
| ちょっと待って! 森の中にそんなものが あるなんて、ルウも 聞いてないわよ? |
| *n1 知ってるか? |
| *n1 あなた、知ってる? |
| イイエ、該当スル でーたハ存在シマセン |
| そうか・・・ |
| そう・・・ |
| 真偽はわからん 我々は任務に失敗して しまったからな |
| わしが聞かされたのは その遺跡の中にある品 を手にできれば |
| 召喚術より強大な力が 我が軍のものになると いうことだった |
| 召喚術以上の!? |
| なんか、話がどんどん 大事になってきました ですねー・・・ |
| いったい、なんなんだ その力って・・・ |
| いったい、なんなのよ その力って・・・ |
| ・・・・・・ |
| では、いったい 森の中にはどうやって 入られたのですか? |
| この情報をもたらした 召喚師が持参してきた これを使った |
| うわあ・・・ ぴかぴかの羽根だぁ! |
| この、金色の羽根は いったい? |
| この、金色の羽根は いったい? |
| 天使の羽根だと その者は言っておった |
| これって・・・ |
| これって・・・ |
| まちがいねェな・・・ 本物だぜ、コイツは |
| そうなのか? |
| そうなの? |
| ああ、オレの大嫌いな ヤツらの魔力の匂いが ぷんぷんしてきやがる |
| よほど、力のある天使 の羽根らしいな |
| なるほど・・・ 天使の張った結界を 天使の力で中和したん ですね・・・ |
| だが、その召喚師も 森が悪魔の巣窟だとは 知らなかったらしい |
| 後は、前に話した とおりだ・・・ |
| 見つけた赤子を連れて なんとか森の外まで 逃げ延びた、わしは |
| ロッカとリューグの 両親に救われ、この村 へと連れてこられた |
| そして、今にいたる というわけでござるか |
| あのさ・・・ ジイさまが、どういう 立場の人間だったのか はわかったけど |
| それがどうして、村が 襲われる原因になる わけなんだい? |
| うーん、ユエルにも よくわかんないなあ? |
| もしも・・・ |
| もしも、デグレアが 禁忌の森にある遺跡に まだ、こだわっていた としたら? |
| もしかして・・・ |
| もしも、デグレアが 禁忌の森にある遺跡に まだ、こだわっている としたら? |
| 待ってよ! だって、それって ずっと昔のことじゃ なかったの!? |
| デグレアと聖王国との 対立は、それよりも昔 から続いてるんだよ ミニス? |
| あ・・・ |
| あいつらはアメルを 「鍵」だって言ってた |
| 鍵を使って開く扉は あの森の結界のこと なんじゃないのか!? |
| あいつらはアメルを 「鍵」だって言ってた |
| 鍵を使って開く扉は あの森の結界のこと なんじゃないの!? |
| それなら、あの時 結界が破壊されたのも 納得できるかも |
| レルムの村の聖女の噂 は、トライドラにまで 届いていました |
| デグレアがそれを聞き つけ、興味をもった 可能性はありえます |
| で、キーだと判断した 嬢ちゃんを確保すべく 村を襲撃したワケか |
| ・・・ならば、やはり 村を滅ぼすきっかけと なったのはわしじゃ |
| でしょうね・・・ |
| 彼女を連れた貴方が この村で暮らしてさえ いなければ |
| 村人たちは、巻き添え にならなくても済んだ ということですから |
| ネスっ!! |
| ネスっ!! 言い過ぎよ! |
| ネスティさんっ!? なんてことを おっしゃるんですか! |
| ネスティさんっ! それは、ちょっと ひどいですのぉ!? |
| いいんじゃ・・・ まさに、そのとおりで しかないのだからな |
| じいさん・・・ |
| おじいさん・・・ |
| デグレアの狙いが おぼろげにわかって きたでござるな |
| ええ、アメルの力で 結界を解き放ち、遺跡 にある品を手に入れる |
| その力とやらの獲得を 前提において、今回の 全面侵攻を開始、か |
| 黒の旅団はそのための 先発部隊だったわけだ |
| みなさんの存在が その計画を破綻させて しまった、と・・・ |
| しかし・・・ そのような力が、実在 するのでしょうか? |
| それを調べるのが 次の俺たちの目的だよ |
| なければそれでよし もし、本当に存在して いたとしたら |
| デグレアが利用する ことのできないように してしまえばいい |
| そうだろ、ネス? |
| それを調べるのが 次のあたしたちの 目的ってことよ |
| なければそれでよし もし、本当に存在して いたとしたら |
| デグレアが利用する ことのできないように してしまえばいいのよ |
| そうでしょ、ネス? |
| ・・・・・・ |
| ネス? |
| ・・・ネス? |
| あまり、先走るな *n0 |
| まずはゼラムに戻ろう 手紙のこともあるし 先輩たちにも挨拶して おかないと |
| これから先のことは それからだ |
| う、うん・・・ |
| えっ、ええ・・・ |
| よく帰ってきたな *n0 |
| うんうん、なんだか すっかり見違え ちゃって・・・ |
| 前より、ずっと男前に なったかな? |
| あはは・・・ |
| ちょっぴり色っぽく なったんじゃない? |
| そ、そっかなぁ・・・ |
| バーカ、お世辞に 決まってるだろうが |
| 旦那たちも、無事で なによりだぜ |
| ゼラムを出る時には すっかりお世話に なってしまって |
| ありがとうございます おかげで、おじいさん とも再会できました |
| 気にすることはないよ 目的がかなったなら 手助けした甲斐もある というものさ |
| それにしても・・・ |
| ずいぶんと新顔さんが 増えたものねぇ |
| 知ってる顔も、若干 混じってるケド・・・ |
| 悪かったでござるな |
| そんな、つれなく しないでくださいよー |
| 私たちがここにいる ことを、不思議だとは 思われないのですか? |
| ああ、事前に彼らから 聞いていたからね |
| 彼ら・・・? |
| やあ、みんな おかえりなさい♪ |
| エルジンさん! |
| やあ、*n1 また会えたねっ |
| お元気そうで 安心しましたよ |
| うん、キミも無事で よかったよ |
| やっぱり、二人とも 年が近いから、気が あうみたいだな? |
| やっぱり、二人とも 年が近いから、気が あうみたいね? |
| イズレモ無事ノヨウデ ナニヨリダ・・・ |
| SG216EX 貴方モ、ゴ無事デ ナニヨリデス |
| デキレバ、型式番号デ 呼ブノハヤメテホシイ |
| 今ノ私ハ、えすがるど ナノダ。キミニモ ツケテモラッタ名前ガ アルヨウニナ? |
| 了解シマシタ・・・ えすがるどヨ |
| お二人とも、どうして こちらに!? |
| 私たちの調べてること と、彼らの調査してる ことに、ちょっとした 接点が見つかってね |
| 協力体制ヲトッテ 調査スルコトニシタト イウワケダ・・・ |
| そうだったんだ |
| そうだったの |
| とりあえず、お茶でも 飲みながら自己紹介を しましょっか? |
| じゃあ、あたし お手伝いしますね |
| みんな、こっちが 広間だよっ |
| うーん、勝手知ったる 他人の家だよなあ |
| うーん、勝手知ったる 他人の家よねぇ |
| かたっ苦しいのかな って思いこんでたけど なかなか、面白い先輩 たちじゃないのさ? |
| そう? |
| そう? |
| ああ、これならすぐに なじめそうだよ |
| いかにも、お前さんの 先輩たちって感じだな |
| そう? |
| そう? |
| ああ、どっちがどっち に影響されたのかまで 一目瞭然さ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ルウが思ってたより ずっと話しやすそうな 人で安心したわ |
| 派閥の召喚師って いっても、特別に 偉そうにしてるわけ じゃないのね |
| あの二人はまた 別格なんだけどね |
| あの二人はまた 別格なんだけどね |
| こんな大きなお家に 入るのって、ユエル 初めてだよ・・・ |
| そういえば、ユエルは ここに来たことは 無かったっけ |
| そういえば、ユエルは ここに来たことは 無かったわね |
| うん・・・ 近くまで、来たことは あるけどね |
| えっ? |
| *n0の 後から、こっそり ついていったことが あるんだよ |
| ちっとも、気が つかなかった・・・ |
| ちっとも、気が つかなかった・・・ |
| ところで、ネスティの 姿が見えないが? |
| シャムロックさんって 騎士の方と一緒に 先に用事を済ますって 言ってました |
| 挨拶をしてからでも いいだろうって 言ったんですけど |
| シャムロックさんって 騎士の方と一緒に 先に用事を済ますって 言ってました |
| 挨拶をしてからでも いいでしょ?って 言ったんですけど |
| ん?どうやら 用事のほうは終わった ようだな・・・ |
| ご挨拶が遅れて すいません |
| はじめまして トライドラの騎士で シャムロックと 申します |
| 蒼の派閥の召喚師 ギブソン・ジラール です |
| さあ、奥へどうぞ |
| では、お邪魔させて いただきます |
| さあ、ネス 俺たちも行こうぜ? |
| さあ、ネス あたしたちも いきましょう |
| いや・・・ まだ僕には、すませて おかなくてはならない ことがある |
| ? |
| *n0 悪いが、あとで 導きの庭園まで来て くれないか |
| 君と二人だけで、話し たいことがあるんだ |
| デグレアに対する 聖王都の反応はどんな ものでした? |
| デグレアに対する 聖王都の反応はどんな ものでした? |
| 状況の把握に手一杯と いったところだよ |
| やはり、トライドラが あっさり陥落して しまった事実に、動揺 は隠せないようだな |
| 私も参考人として 議会に呼び出されたが |
| 正直、八つ当たりの 相手としか見なしては もらえなかったよ |
| そんな・・・ シャムロックは、別に 責められるような立場 じゃないのに!? |
| ひどい・・・ シャムロックは、別に 責められるような立場 じゃないのに!? |
| 今の聖王国は、王政の 形こそ守られているが |
| 実際は、王から政権を 委任された大臣たちに 運営されてるんだ |
| 彼らは政治家であって 騎士ではない 結果を全てとして判断 するのが仕事なんだ |
| でも、デグレアは今も 侵攻を着々と進めてる じゃないですか!? |
| 今一番に必要なのは より早く対策を立てる ことなのに・・・ |
| でも、デグレアは今も 侵攻を着々と進めてる じゃないの!? |
| 今一番に必要なのは より早く対策を立てる ことなのに・・・ |
| 聖王が強権を振るえば もっと迅速に対応策は 打ち出せるだろうさ |
| だが、それを行えば 大臣たちの反感を買う 長い目でみれば、絶対 避けるべき問題だ |
| 聖王としても、苦しい 立場なのだろうな きっと・・・ |
| 蒼の派閥 召還ショップ |
| そんな・・・ ははっ、冗談だろう? |
| そんな・・・ ねえっ、冗談でしょ? |
| 冗談ではない |
| アメルの身柄を派閥へ 預け、この一件からは 手を引こうというんだ |
| そんなの、できるわけ ないじゃないか!? |
| そんなの、できるわけ ないじゃないの!? |
| みんなで力を合わせて 必死になってきて |
| ようやく、デグレアの 狙いが見えてきたって いうのに・・・ |
| みんなで力を合わせて 必死になってきて |
| ようやく、デグレアの 狙いが見えてきたって いうのよ・・・ |
| どうして、そんなこと 言い出すんだよ!? |
| どうして、そんなこと 言い出すのよ!? |
| 君をこれ以上、あの森 に関わらせるわけには いかない・・・ |
| それが理由だ |
| それは、あの森が 危険な場所だからか? |
| それは、あの森が 危険な場所だから? |
| ・・・・・・ |
| それとも、派閥の機密 に関わるようなこと だからなのか? |
| それとも、派閥の機密 に関わるようなこと だからなの? |
| ・・・・・・ |
| なんて言おう? |
| なんとか言えよ! なら、辞めてやるよ! |
| なんとか言いなさいよ なら、辞めてやるわ! |
| なんとか言えよ!? 黙ってたら、なんにも わかんないよ!! |
| なんとか 言いなさいよ!? |
| 好きで、黙ってる わけじゃない!! |
| 口にできることなら 僕はいつだって、君に 話してきた・・・ |
| それができないから! 君だけは嘘でごまかし たくないから・・・っ |
| だから・・・ 黙るしかないんだよ 僕は・・・ |
| ネス・・・ |
| ただ、ひとつだけ 言えることは・・・ |
| なら、辞めてやるよ |
| だったら、派閥なんて 辞めてやるわ |
| ・・・!? |
| 派閥のオキテが そうすることを 許さないっていう のなら・・・ |
| 派閥のオキテが そうすることを 許さないっていう のなら・・・ |
| 俺は、蒼の派閥を 辞めてやる!! |
| あたしは、蒼の派閥を 辞めてやるわよ!! |
| 君はバカか!? 派閥を抜けるのが どういう意味か・・・ |
| ああ、俺はバカさ!? |
| ええ、あたしは バカよ!? |
| ネスみたいな優等生と 違って「成り上がり」 だからな・・・ |
| あたしはね ネスみたいな優等生と 違って「成り上がり」 だもの・・・ |
| 派閥を抜けたら どうなるかなんて 知るもんかよ!? |
| 派閥を抜けたら どうなるかなんて 知らないわよ!? |
| 優等生・・・ 僕が、か・・・? |
| フフッ、フフフフッ アハハハハハハッ!! |
| ネス・・・? |
| ネス・・・? |
| 感激だよ・・・ 僕の演技が、君まで そう思うほどの出来 だったとはな!? |
| 今、ネスは・・・ なんて言った・・・? |
| 演技って・・・ なんのことだ!? |
| 今、ネスは・・・ なんて言ったのよ? |
| 演技って・・・ なんのこと!? |
| それならそれで 構わない・・・ |
| けどな!? これから言うことは 演技なんかじゃない! |
| もしも、君があの森に どうしても行くと言う のならば、僕は・・・ |
| 君を殺さなくては ならなくなるんだ!! |
| なん・・・だって・・ |
| なん・・・ ですって・・・ |
| ダレガ、ダレヲ コロスッテ・・・? |
| ネスが・・・ 俺を・・・ |
| ダレガ、ダレヲ コロスッテ・・・? |
| ネスが・・・ あたしを・・・ |
| 殺す・・・!? |
| 殺す・・・!? |
| うそよ・・・!? |
| 僕だって、そんなこと したくない・・・っ |
| できないんだよ!? できるわけないっ!! |
| そんなことをしたら 僕はきっと、自分を 許せなくなる・・・ |
| 自分で自分を殺さずに いられなくなるに 決まってるんだ!! |
| ネス・・・ |
| だけど、できなければ 他の誰かが、君を殺し にやってくる・・・ |
| そして、僕は遠からず 死ぬだろう・・・ あの組織に従属する ことでしか・・・ |
| 僕がこの世界で・・・ 生きていく術はないの だから・・・ |
| 僕の話は・・・ それだけだ・・・ |
| ネスが・・・ あんなになるまで 思いつめていたなんて |
| 俺は、知らなかった ううん・・・ 気づいてやろうとも しなかったんだ! |
| ネスが・・・ あんなになるまで 思いつめていたなんて |
| あたしは知らなかった ううん・・・ 気づいてやろうとも しなかったのよ! |
| 派閥の機密ってのは なんなんだよ!? 俺は・・・ |
| 派閥の機密ってのは なんなのよ!? あたしは・・・ |
| いったい、どうすれば いいんだよ・・・? |
| いったい、どうすれば いいの・・・? |
| やあ、こんにちは *n0さん |
| こんにちは、大将 |
| いつ、ファナンから 戻ったの? |
| 祭りが終わってすぐに 引き上げたんですよ もともと、そのために 移動したんですし |
| なにやら、西のほうで 戦争が始まるという噂 も聞きましたからね |
| 領主からの発表とは 違うんですか? |
| ええ、噂そのものは 祭りが始まる前から ぽつぽつと・・・ |
| やはり、噂を裏づける ようなことが実際に 起きているんですか? |
| ここは・・・ 事実を教える 笑ってごまかす |
| ははは、俺に そんなこと聞かれても わかんないよ |
| あはは、あたしに そんなこと聞かれても わかんないわよ |
| ふふふ、たしかに それはそうですよね |
| で、今日はどれを さしあげますか? |
| 「聖王国の楯」が すでにデグレアに陥落 させられたとは・・・ |
| 近いうちに正式な発表 があるとは思うけど |
| それまでは、今のこと は秘密にしておいて くれないかな? |
| それまでは、今のこと は秘密にしておいて くれない? |
| それは勿論ですよ |
| しかし・・・ 驚きましたね・・・ |
| なにが? |
| いえね、私が聞いた |
| 噂というのが、貴方の |
| 噂というのが、貴女の |
| おっしゃった事実と |
| ほぼ、完全に符合する ものなんですよ |
| ええっ!? |
| 偶然なのか、あるいは 事実を知る者が流した せいなのか・・・ |
| いずれにしろ、民衆に 余計な動揺が起きない ことを願いますね |
| 探したよ、ネス |
| 探したわよ、ネス |
| 君か・・・ |
| 先輩に聞いたよ 蒼の派閥の総帥は どんな理由があっても |
| ネスが言うように 人を殺して機密を守る ような人じゃないって |
| 先輩に聞いた 蒼の派閥の総帥は どんな理由があっても |
| ネスが言うように 人を殺して機密を守る ような人じゃないって |
| そうか・・・ |
| それでも、君は俺を 殺すっていうのか? |
| あの森に関わることで 俺とネスが、殺される っていうのか? |
| それでも、ネスは あたしを殺すって いうの? |
| あの森に関わることで あたしとネスが、 殺されるっていうの? |
| ・・・・・・ |
| 君にそう命令したのは 誰なんだ!? |
| ネスにそんなバカな 命令をしたのは 誰なのよ!? |
| 答えてくれよ・・・ ネスティ!? |
| 答えてよ・・・ ネス!? |
| 命令、じゃない・・・ これは・・・ |
| 僕たち一族が背負って きた、義務なんだ! |
| 一族の義務? |
| だけど、もう 運命は動き出して しまった・・・ |
| 僕が君のためにして やれることはもう なにも残ってはいない だから・・・ |
| *n0 僕はもう、止めたり しないよ |
| ネス・・・ |
| 最後まで、僕は君に ついていくから そう、決めたから |
| 君の思うとおりに してくれ・・・ |
| なあ、ジイさんよ デグレアに戻ろうとは 思わなかったのかい? |
| 一人だけ生き延びて おめおめと帰還する ことなどできなかった それに・・・ |
| 戻れば、赤ん坊のこと も報告せねばならぬ そうなれば、この子は 必ず不幸になる |
| あ・・・! |
| あ・・・! |
| じゃあ、おじいさんは あたしのために・・・ |
| アメルよ、わしはな 部下を皆殺しにされた 時、死にたいと願った |
| 生き恥をさらすくらい ならば、死んでしまい たいと思ったんじゃ |
| だがな・・・ お前と出会ったことで 生きようと思った |
| お前を無事に森から 連れ出すという目的が わしを死の誘惑から 救ってくれたんじゃ |
| おじいさん・・・ |
| それで爺さんは騎士を 捨て、木こりとして 生きることを選んだ わけか・・・ |
| 爺さんにとっても アメルは命の恩人って ことだったんだな |
| お爺さんにとっても アメルは命の恩人って ことだったのね |
| 協力して調査を始めた そうだけど、どういう ことなんだい? |
| 協力して調査を始めた そうだけど、どういう ことなのよ? |
| 悪魔が現れたって場所 をひとつずつ当たって いったらね、気になる ことを聞いたんだ |
| 同一人物ト思ワレル 人間ヲ目撃シタトイウ 証言ガアッタノダ |
| それもね・・・ どうやらそいつ 召喚師みたいなんだよ |
| それじゃ、もしかして そいつが悪魔を!? |
| それじゃ、もしかして そいつが悪魔を!? |
| 待ってください ここまで私たちが調査 してきた悪魔たちは 誓約に縛られてない |
| はぐれ召喚獣ばかり だったんですよ? |
| ソノトオリダ・・・ かいな殿ト別レテ以後 遭遇シタ悪魔タチモ |
| 誓約ニヨッテ、命令ヲ 与エラレタモノハ 確認サレテハイナイ |
| でも・・・ |
| でも・・・ |
| うん、ちょっと無関係 とは思えないよね? |
| そこで、サプレスの 召喚術に詳しい ギブソンさんに相談 してみたってワケ |
| 彼らの疑問に答える ことはできなかったが 代わりに、ある事実が わかった |
| 私たちが追っている召 喚師の連続しっそう事 件、そのしっそうした 召喚師らの身辺にも |
| 彼らが疑問視する人物 とおぼしき姿が、確認 されているんだよ |
| !? |
| ふたつの事件に直接の 関連があるかは不明 だが、有力な手がかり には間違いない |
| で、その人物を 協力して探すことに したんだよ |
| なるほど、そういう 理由だったんですか |
| そうか・・・ ネスティが君に そんなことを・・・ |
| ギブソン先輩は ネスが隠している機密 について、御存知じゃ ないんですか!? |
| ギブソン先輩は ネスが隠している機密 について、御存知じゃ ないんですか!? |
| *n0 忘れてはいないか |
| 私も、ミモザも 蒼の派閥の一員だよ? |
| ・・・!! |
| 真実を答えるとは 限らない。それでも 同じ問いを繰り返す ことができるか? |
| それは・・・ 信じていますから 覚悟しています |
| 覚悟してます |
| 信じていますから |
| 俺は、先輩たちのこと 信じていますから だから・・・ |
| あたしは、先輩たちの ことを信じてます だから・・・ |
| そうか・・・ |
| それに、俺が 知りたいのは真実 じゃなくて・・・ |
| どうすれば、ネスを 今の状況から救って やれるかなんです! |
| それに、あたしが 知りたいのは真実 じゃなくて・・・ |
| どうすれば、ネスを 今の状況から救って やれるかなんです |
| お願いします! ギブソン先輩っ!! |
| お願いです! ギブソン先輩っ!! |
| 派閥には、たしかに 機密や禁忌がいくつも 存在している |
| ・・・・・・ |
| 禁忌の森にまつわる 機密は、中でも最重要 とされるものらしい |
| 私が知っているのは それぐらいのことだ だが・・・ |
| はっきり言えるのは 今の蒼の派閥の総帥は どんな理由であっても |
| 死をもって刑罰とする ような人間ではないと いうことだ |
| それじゃ、ネスが 言ったことは・・・? |
| それじゃ、ネスが 言ったことは・・・? |
| すくなくとも、総帥が 決めたことではない |
| 俺・・・ もう一度、ネスに 確かめてみます! |
| あたし・・・ もう一度、ネスに 確かめてみます! |
| よぉ、聞いてくれよ! *n0 |
| 俺様がいた世界のこと ようやく理解して くれる人間がいたんだ |
| レナードさんの世界の こと、ミモザ先輩は ご存知なんですか? |
| レナードさんの世界の こと、ミモザ先輩は ご存知なんですか? |
| 私が知ってたのは この人のいた世界の 別の国のことだけどね |
| ニッポンっていう名前 の国なんだけど |
| 彼の暮らす国ってのは 海を挟んだその東に あるんだって |
| で、その世界の名は? |
| で、その世界の名は? |
| それが・・・ わかんないのよねぇ |
| え? |
| え? |
| 召喚術に関わる4つの 世界とは、違ったもの であることはたしか なんだけど・・・ |
| おいおい、それじゃ やっぱり・・・ |
| うん、悪いけど 今の私たちの召喚術の 力じゃ、帰してあげる ことは無理だわ |
| マイガッ! なんてこったよ・・・ |
| やっぱり、先輩たち でもダメなのか |
| やっぱり、先輩たち でもダメなの |
| でも、ミモザさん マスターだったら なんとかできるんじゃ ないですの? |
| たしかに 可能性はあるかもね |
| あのコの召喚術は 私たちとは違ったモノ だし、なにより・・・ |
| 貴方と同じ世界から 来た人間だってトコに 期待できるかも? |
| 同じ世界だと!? |
| それじゃ、モナティの マスターってのは もしかして・・・ |
| ええ、そうよ 今言った、 ニッポンって国から 来た人なの |
| 帰る、帰れねえは別に しても、同じ世界から 来た人間っていうなら |
| 俺様としては、会って 話がしてみたいぜ |
| だったら、モナティが 帰る時に一緒に行けば いいですの |
| それにはまず デグレアの侵略を なんとかしないとね |
| 戦争が始まったら 長旅なんてするどころ じゃなくなるもの |
| そうだな・・・ |
| そうね・・・ |
| 一緒にがんばって 早く解決させるですの レナードさんっ |
| オッケー! 頼むぜ、相棒 |
| 熱心に本を読んでる けど、なにか調べもの でもあるのか? |
| 熱心に本を読んでる けど、なにか調べもの でもあるの? |
| 調べものっていうより 単純に、ここの本が 面白いのよ |
| ルウの家にあった本は 一番新しいものでも おばあさまが買った ものだったから |
| どの本を読んでも すごくためになるわ |
| なるほど・・・ で、今はなにを読んで いるのかな? |
| なるほど・・・ で、今はなにを読んで るのよ? |
| あ、ダメっ!? |
| 「田舎育ちの貴女へ 聖王都の常識集」 |
| こ、これはそのっ そう、あくまで復習! |
| ルウは田舎者なんか じゃないからっ ちゃんと、街の常識も 知ってるんだから! |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 本当なんだからねぇ! |
| あの日、ここから すべてが始まったん だよな・・・ |
| あの日、ここから すべてが始まったん だよね・・・ |
| アメルと出会ったのも 黒の旅団と戦うことに なったのも |
| 今にして思えば すごい偶然の積み重ね だよな・・・ |
| 今にして思えば すごい偶然の積み重ね かもしれない・・・ |
| ・・・・・・ |
| この場所で、初めて アメルと出会った時 俺も彼女も、不思議な 気持ちを感じた |
| なんだか懐かしくて 離れがたい気持ち 胸の奥が、じわって 熱くなってくような |
| 側にいると安心できて でも、時折 いたたまれないくらい 不安にもなる |
| なんなんだろう? この気持ちは・・・ |
| これって・・・ まるで・・・ |
| この場所で、初めて 彼女と出会ってから |
| あたしたち お互いに不思議な 気持ちを感じてる |
| 側にいると安心できて でも、時折 いたたまれないくらい 不安にもなる |
| なんなのかしら? この気持ちは・・・ |
| そっか・・・? そうだったんだ!? |
| ずいぶん昔だったから 忘れてたけど・・・ |
| 最初にネスと出会った 時も、あたし、これと 同じ気持ちを感じてた |
| でも・・・ どうして・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・やめとこう これ以上、考えるのは |
| 今はそれよりも先に やるべきことを 果たさないと・・・ |
| 今はそれよりも先に やるべきことを 果たさなくちゃ・・・ |
| 村の人たちのお墓に 挨拶したら、みんなの ところへ戻ろう・・・ |
| あれ? お墓の前に 人影が見えるぞ・・・ |
| 俺の他に、誰か 来たのかな・・・? |
| あれ? お墓の前に 誰かいる・・・ |
| あたし以外に、誰か 来たのかな・・・? |
| ・・・!? |
| ・・・・・・ |
| そんな・・・っ どうして、 ルヴァイドが こんな所にっ!? |
| 自分たちが滅ぼした 村人たちの墓に お祈りを・・・? |
| なんて・・・ つらそうな顔・・・ |
| 許せとは言えぬ・・・ |
| 恨まれるだけの 呪われるだけのことを 俺はしたのだからな |
| だが、これだけは お前たちに約束しよう |
| 俺は逃げぬ・・・ だから、存分に俺を 恨むがいい・・・ 呪い続けるがいい |
| 俺は、逃げぬ 自分のしたことからは 絶対に・・・ |
| もしかして・・・ |
| ルヴァイドは、村を 滅ぼしたことを 悔いているのか!? |
| ルヴァイドは、村を 滅ぼしたことを 悔いているの!? |
| じゃなきゃ・・・ 今の言葉の、説明が つかない・・・ |
| でも・・・ どうして・・・ |
| その木の陰に隠れて いるのは誰だ? |
| @n0 |
| !? |
| ・・・出てこい? さもなくば、こちらも 考えがあるぞ |
| ・・・・・・ |
| お前か・・・ |
| どういうつもりなんだ ルヴァイド・・・ |
| どうして、お前が 村人たちの墓になんて 来るんだよ? |
| どういうつもりなの ルヴァイド・・・ |
| どうして、あなたが 村人たちの墓になんて 来たりするの? |
| 自分たちが、皆殺しに したくせにっ!? |
| ・・・・・・ |
| 答えろよ!? ルヴァイドっ!! |
| 答えてっ!? ルヴァイドっ!! |
| 運が良かったな・・・ |
| 俺はもう、これ以上 この村で血を流す気は ないのでな |
| さらばだ・・・ |
| 待てよっ!? |
| 質問に答えろ!? ルヴァイドォォっ!! |
| 待ちなさいっ!? |
| 質問に答えてっ!? ルヴァイドォォっ!! |
| やはり、確かめに いくか・・・ |
| 全ての始まりがあの森 だったのなら、終わら せる方法もそこにある と、俺は思うんだ |
| それにもし、爺さんの 話してくれたことが 全部本当だったなら |
| 今のデグレアに そんな力を渡すわけ にはいかないんだ |
| 全ての始まりがあの森 だったのなら、終わら せる方法もそこにある とあたしは思うのよ |
| それにもし、お爺さん の話してくれたことが 全部本当だったなら |
| 今のデグレアに そんな力を渡すわけ にはいかないもの |
| 貴方にしてみれば 複雑な気持ちかもしれ ませんが・・・ |
| 気遣いは無用じゃよ トライドラの騎士殿 |
| わしの願いは、三人の 孫たちが幸せに暮らす ことができる未来だけ |
| それだけなんじゃよ |
| おじいさん・・・ |
| ・・・・・・ |
| この「天使の羽根」を 持っていくといい きっと、あんたたちを 守ってくれるだろう |
| 天使の羽根を手に入れた! |
| あたしたち、必ずまた ここへ帰ってきます だから、待っていて おじいさん! |
| さあ、行こうぜ? *n0 |
| よし、出発だ! |
| ええ、出発よ! |
| これが、悪魔の軍勢が 封じられた森・・・ |
| なんか、じめっとして いやな感じ・・・ |
| はー、いかにもお宝が 眠ってそうな雰囲気は ありますねえ |
| アグラ爺さんの話じゃ その天使の羽根で結界 を抜けられるってこと だったけど |
| どうやって使うの かしら? |
| 悩む必要はなさそう ですよ、ねえさま? |
| ・・・!? |
| アメルの身体から また、光が!? |
| アメルだけじゃないよ ほらっ! |
| この羽根からも まったく同じ光が!? |
| この羽根からも まったく同じ光が!? |
| 結界が・・・ 反応してる・・・ |
| 前の時とは違う? 壊れるんじゃなくて 消えていく感じ・・・ |
| ガルルルル・・・ッ! |
| 気をつけてください 向こうから、何者かが 近づいてきます! |
| ・・・・・・ |
| グオオオォォォッ!! |
| そーら、お迎えの おでましだぜェ? |
| ・・・くるよ! |
| ふいーっ・・・ あいかわらず、熱烈な 歓迎ぶりだねぇ・・・ |
| こんな物騒な歓迎は いりませんってばー! |
| いかがいたす!? *n0殿 |
| このまま突っ込んで 強引に突破だ!! |
| このまま突っ込んで 強引に突破よ!! |
| 誰と調べる? ネスティ アメル *n1 |
| これが、爺さんの話に でてきた遺跡・・・ |
| これが、お爺さんの話 にでてきた遺跡・・・ |
| すっごぉぉぉぉい!? |
| はあ・・・ こりゃまた、ずいぶん でっかい建物だねえ |
| 信じられないわ こんなものが森の中に 隠れてたなんて |
| 表面に草がからまって 森の風景に溶けこんで いたのでしょうね |
| しかし、見たところ かなり損傷が激しい気 がするのだが・・・ |
| 悪魔たちがやったの でしょうか? |
| さあ、なにぶん 傷そのものが古いもの のようですから・・・ |
| ぼけっと突っ立って たって始まらねーんだ とにかく、中に入って みるとしようぜ |
| 入るっていっても どこが入り口なのか 見当もつかないわよ |
| だったら、まずは そいつを見つけること からだな |
| 手分けして、遺跡の 周りを調べましょう |
| ちッ、めんどくせえ デカブツだぜ・・・ |
| ぼやかないの! |
| そうですよー 意外と、掘り出し物が 見つかるかもですよ? |
| それじゃ、俺たちも 調べるとするか なあ・・・ |
| それじゃ、あたしたち も調べるとしますか ねえ・・・ |
| 了解シマシタ あるじ殿 |
| ったく・・・ メンドくせえなァ? |
| ・・・(こくん) |
| はいっ、ご主人さま |
| はいですのっ♪ |
| ・・・・・・ |
| な・・・っ!? どうしたんだよ、ネス ひどい汗じゃないか! |
| まさか、さっきの悪魔 との戦いで、怪我を したんじゃ!? |
| な・・・っ!? どうしたのよ、ネス ひどい汗! |
| まさか、さっきの悪魔 との戦いで、怪我を したの!? |
| そうじゃない この汗の理由は・・・ |
| 僕が今、恐怖を感じて いる・・・そのせいだ |
| !? |
| 情けない話だが 震えが止まらないんだ 覚悟して、ここまで 来たのに・・・ |
| 逃げ出したいほどに こわいんだ・・・ 僕は・・・っ! |
| ネスが・・・ おびえてる・・・ |
| 今まで、一度だって こんなこと なかったのに・・・ |
| ネスが・・・ おびえてる・・・ |
| 今まで、一度だって こんなこと なかったのに・・・ |
| ・・・・・・ |
| な・・・っ!? どうしたんだ、アメル ひどい汗じゃないか! |
| な・・・っ!? どうしたの、アメル ひどい汗じゃない! |
| あの時と・・・ 同じなんです・・・ |
| この景色を見た途端に なんだか、胸の奥が 熱くなってきて・・・ |
| もうすこしで、なにか 思い出せそうな・・・ なのに・・・ |
| それが・・・ ひどく、こわい・・・ こわいんです・・・っ |
| こんなにも・・・ 震えて・・・ |
| いったい、なにが アメルを不安にさせて いるんだ? |
| こんなにも・・・ 震えて・・・ |
| いったい、なにが アメルを不安にさせて いるっていうの? |
| *n0 ちょっと来てっ! |
| これって、召喚師が 使ってる文字だよね? |
| 本当だ・・・ でも、随分と古い文字 みたいだけど・・・ |
| 本当・・・ でも、随分と古い文字 みたいだけど・・・ |
| なあ、ネスティ おまえなら、楽勝で 読めるんじゃねーか? |
| ・・・・・・ |
| ネスティ? |
| 顔色が悪いようですが 大丈夫ですか? |
| ああ、この文字なら ルウにも読めるわ なになに・・・ |
| 禁断の智を・・・ 封印する・・・ |
| 調律者・・・ クレスメント・・・ 異界人・・・? ライルの一族・・・ |
| ル・・・ギトス??? |
| はっ、なんのことだか よくわからねえぞ |
| ところどころが欠けて いるから、完全に読み とれないのよ・・・ |
| 調律者・・・? |
| 調律者・・・? |
| それって、悪魔たちが 俺に向かって言った 言葉じゃないか!? |
| それって、悪魔たちが あたしに向かって言っ た言葉じゃない!? |
| 調律者・・・ クレスメント・・・ |
| 調律者・・・ クレスメント・・・ |
| ・・・!? |
| な、なんだぁっ!? |
| 声紋チェックならびに 魔力の波動・・・ 全て、ライブラリと 一致しました・・・ |
| 貴方様を「調律者」 |
| 貴女様を「調律者」 |
| クレスメントの一族で あると認めます |
| 当研究施設内部へ転送 いたします・・・ |
| ・・・!? |
| *n0!? |
| *n0さんっ! |
| あるじ殿!? |
| *n0さんっ! |
| おい!ニンゲン!? |
| *n0さんっ! |
| おにいちゃんっ!? |
| おねえちゃんっ!? |
| *n0さんっ! |
| ご主人さまっ!? |
| *n0さんっ! |
| *n0さん!? |
| うわあぁぁぁぁっ!? |
| きゃぁぁぁああ!? |
| *n0 |
| いったい、なにが 起こったんだ? |
| *n0 |
| 真っ暗で・・・ なにも見えない・・・ |
| *n0 |
| いったい、なにが 起こったのよぉ? |
| *n0 |
| 真っ暗で・・・ なにも見えない・・・ |
| *n0 |
| !? |
| あるじ殿、オ怪我ハ アリマセンカ? |
| *n1 良かった・・・ お前も一緒なのか |
| *n1 良かった・・・ あなたも一緒なの |
| ハイ、あるじ殿ヲ守ル ノガ、自分ノ存在意義 ナノデスカラ |
| ってて・・・ ちくしょォ・・・! なんだってんだよ!? |
| 俺に聞かれたって わかんないよ |
| あたしに聞かれたって わかんないよ |
| ケッ!まったく ハラが立つったら ありゃしねェ・・・ |
| おにいちゃん・・・ どこ・・・? |
| おねえちゃん・・・ どこ・・・? |
| *n1 ここだよ |
| *n1 ここよ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| 震えてる・・・ よっぽど、びっくり したんだな・・・ |
| 震えてる・・・ よっぽど、びっくり したのね・・・ |
| ご主人さまぁ! ご無事ですかっ!? |
| *n1 ああ、俺は平気だよ |
| *n1 ええ、あたしは平気 |
| よかったぁ・・・ |
| *n0さぁん どこですのぉ~っ!? |
| モナティ、ここだよ |
| モナティ、ここよ |
| うにゅうぅぅ・・・ よかったですのぉ |
| いきなり、こんなとこ きちゃって・・・ |
| モナティ、迷子に なっちゃったのかと 思ったですのぉ・・・ |
| それにしても、ここは いったいどこなんだ? |
| それにしても、ここは いったいどこなのよ? |
| 遺跡の内部だよ ここは |
| ネスティ? それに、アメルも 無事だったのか!? |
| ネスティ? それに、アメルも 無事だったのね!? |
| ええ、平気です ちょっと、びっくり しちゃったけど |
| さっきの光は転送を 行う装置が照射した ものだ。害はない |
| 物質転送装置ハ、 ろれいらるノ 科学技術ノヒトツデス |
| 眠っていた遺跡の機械 が、君の声紋と魔力に 反応して起動したんだ |
| 待ってくれよっ? なんで、俺の声なんか で反応するんだよ!? |
| 待ってよ? なんで、あたしの声に 反応するのよ!? |
| そういえば・・・ 変ですのぉ??? |
| それは・・・ |
| その解答は・・・ |
| 貴方が調律者である |
| 貴女が調律者である |
| クレスメント家の血を 引くからです |
| 誰っ!? |
| どどっ、どなたか いらっしゃるん ですかっ!? |
| この遺跡が、俺たちに 話しかけてるのか!? |
| この遺跡が、 あたしたちに話し かけてるの!? |
| そのとおりです 調律者よ |
| 私は、当研究施設の ナビゲーターシステム 調律者たちによって 作成された・・・ |
| 「ゲイル計画」の運営 ならびに、データ管理 のプログラムです |
| ゲイル計画・・・? |
| ゲイル計画とは 召喚術を超えた召喚術 を作り出すための プロジェクト・・・ |
| 召喚された対象に ロレイラルの機械工学 技術による強化改造を 施すことによって |
| 圧倒的な戦闘力を持つ 召喚兵器「ゲイル」と して、運用するための 計画です |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 冗談じゃねェぞ!? オイッ!! |
| ニンゲンごときが オレたち悪魔を呼ぶの でさえ、おこがましい ってのに・・・ |
| 身体をいじくって 兵器に変えるだァ? |
| 身の程知らずも いい加減に しやがれッ!? |
| きこえる・・・ |
| みんなの、なきごえが やめてっていうこえが きこえる・・・! |
| ひどいよ・・・ |
| *n1 こんなの、いやだよっ おにいちゃんっ!? |
| *n1 こんなの、いやだよっ おねえちゃんっ!? |
| ひどすぎます・・・ |
| そんな理由で、勝手に 身体をいじられて 兵器にされるなんて |
| 僕たちのことを なんだと思っているん ですかっ!? |
| こんなの・・・ 間違ってる・・・!! |
| こんなのって・・・ ひどすぎますのぉ!? |
| モナティたち 召喚獣は、呼びだして くださった人のために |
| 一生懸命、がんばって お役に立とうって 思ってるのに・・・ |
| そんな兵器の部品と してしか、見てもらえ ないだなんて・・・ |
| ひどすぎますのぉ!? |
| *n1・・・ |
| *n1・・・ |
| それじゃ・・・ おじいさんの言って いた、召喚術を超える 力というのは・・・ |
| ゲイル計画によって 生み出された召喚兵器 と、そのノウハウだ |
| 召喚獣の身体に機械を とりつけて、兵器と して運用する・・・ |
| そんなことしたら その召喚獣の意志は どうなるんだよっ!? |
| そんなことしたら その召喚獣の意志は どうなるのよ!? |
| 心配はありません ゲイルとしての強化 改造の課程で、素体と なる召喚獣の意識は |
| プログラムの制御下に おかれて、完全に抹消 されます |
| な・・・っ!? |
| え・・・っ!? |
| ゲイルとなった時点で 素体となった召喚獣は 本来の生き物では なくなるんだ・・・ |
| 苦痛も喜びも感じない 兵器として、破壊され るまで稼働し続ける |
| 自動制御の兵器として まさに理想です |
| ・・・これなのか? |
| ネスがずっと隠してた 派閥の機密ってのは このことなのか!? |
| ・・・これなの? |
| ネスがずっと隠してた 派閥の機密ってのは このことなの!? |
| ・・・・・・ |
| ひどすぎますっ! 召喚獣さんたちを そんな、道具みたいに 使うなんて・・・っ |
| こんな研究なんて 絶対に間違ってる!! |
| こんな研究なんて 絶対に間違ってる!! |
| 調律者よ それは矛盾しています |
| なぜなら、この計画は 融機人であるライルの 一族との技術提携に よって・・・ |
| 調律者たる貴方がた |
| 調律者たる貴女がた |
| クレスメントの一族が つくりあげたもの なのです |
| ・・・!? |
| ・・・!? |
| これがゲイル・・・ 創造主・・・ 素晴らしい・・・ |
| なんなんだよ・・・ これは・・・? |
| なんなのよ・・・ これは・・・? |
| なんで、こんな言葉が 俺の頭の中に浮かんで くるんだっ!? |
| なんで、こんな言葉が あたしの頭の中に浮か んでくるのよ!? |
| 脈拍ガ乱レテイマス あるじ殿、ドウナサレ タノデスカ!? |
| おい、ニンゲンっ!? トチ狂うんじゃねェぞ |
| しっかりして・・・ おにいちゃん!? |
| しっかりして・・・ おねえちゃん!? |
| ご主人さまっ!? おちついてください! |
| *n0さん!? しっかりするですのっ |
| 理解していただく ために、映像記録を 再生します |
| ご覧ください・・・ |
| これは!? |
| 記録映像・・・ ほろびじょんデスネ |
| うひゃっ!? なんだよ、こりゃあ? 絵が浮いてやがるぜ |
| なにか・・・ うつってる・・・ |
| わわっ!? 空に、絵が・・・ |
| うにゅうううっ!? な、なんですのぉ? |
| お空に、いきなり 絵が出たですのっ!? |
| これが、調律者が 最後に手がけられた 最高のゲイル・・・ |
| 豊穣の天使アルミネを 素体とした召喚兵器の 戦闘記録です |
| たった一機で、この数 の悪魔たちを圧倒する 機能性があります |
| ・・・・・・ |
| そんな・・・ ここに映ってる・・・ この顔は・・・ |
| そんな・・・ ここに映ってる・・・ この顔は・・・ |
| うそ・・・ |
| アメル・・・!? |
| いやああぁぁぁっ!! |
| しかし、この数分後 首領である大悪魔との 戦闘により、召喚兵器 アルミネは暴走・・ |
| 同行した調律者たちも 帰還されず、当施設は 機能停止に入りました |
| ですが今、こうして クレスメントの一族で |
| ある貴方を迎えること |
| ある貴女を迎えること |
| ができました・・・ |
| 調律者の、一族・・・ この俺が・・・ |
| 調律者の、一族・・・ このあたしが・・・ |
| 理解いただけましたか 新たなる調律者よ |
| こんな恐ろしいものを つくりあげた・・・ |
| こんな恐ろしいものを つくりあげた・・・ |
| 御命令をどうぞ? |
| ウソだ・・・ |
| ウソよ・・・ |
| 御命令を・・・ |
| ウソだあぁぁぁっ!! |
| ウソよぉぉおおっ!! |
| *n0・・・ |
| キエェェェェェッ! |
| ぐ・・・っ |
| あんたの居合いも 効果なし、か・・・ |
| シルヴァーナの炎でも ビクともしないし これじゃ、どうにも ならないよっ!? |
| あきらめんじゃねェ! 効かなきゃ、効くまで やるだけだっ!! |
| しかし、彼らは本当に 遺跡の中にいるので しょうか? |
| まず間違いありません あれと同じ仕組みの 機械遺跡を、私たちは 知っているんです |
| ええ、そう考えて 間違いないでしょう |
| もう一度よ!今度は 同じ場所を狙って 攻撃してみましょう! |
| 待ってろよ・・・ 今すぐ、そっちに 行ってやるからな!! |
| これは・・・!? |
| 警告します 当研究施設への攻撃を 中止し、退去しなさい |
| さもなくば、物理的に 排除行動を行います 繰り返します・・・ |
| おいおい、なんか ヤバそうな雰囲気に なってきたぞ!? |
| に、逃げたほうが いいんじゃないかなー なんて・・・ |
| 冗談じゃないよっ! *n0たちを 見殺しになんてできる もんかいっ!? |
| ええ、それに 今から警告に従った ところで・・・ |
| 手遅れのようです!! |
| GySHAaaa!! |
| 悪魔どもめ・・・ |
| ・・・いいえ! この敵は、ただの悪魔 じゃありませんっ!! |
| 気持ち悪い・・・ こいつら、油と血が 混じったニオイが してるよッ! |
| ファンタジーの次は SFかよっ!! |
| 退去の意志はない ものとみなしました |
| これより、召喚兵器に よる物理的排除へ移行 いたします・・・! |
| みんなっ!? |
| 問題ありません 迎撃システムにより 侵入者は自動的に 排除されます |
| あれは俺たちの仲間 なんだぞ!? 今すぐ、攻撃を やめるんだっ!! |
| あれはあたしたちの 仲間なのよ!? 今すぐ、攻撃を やめなさい!! |
| 不可能です。ひとたび 起動した召喚兵器は 命令を完遂するまで |
| 絶対に停止しません |
| ・・・言っただろう? それが、召喚兵器と いうものなんだ |
| 誓約とプログラムの 二重の鎖に囚われ 永遠に命令だけを実行 し続ける生きた機械 |
| それが、ゲイルなんだ |
| だったら・・・ ぶち壊してでも 止めてやる! |
| だったら・・・ 破壊してでも 止めてやるわ! |
| 今すぐ、ここから 俺たちを出してくれ! |
| 今すぐ、ここから あたしたちを 出しなさい!! |
| しかし、それでは 調律者も迎撃システム の目標に・・・ |
| いいから出せっ!? これは・・・ |
| 俺の命令だっ!! |
| いいから出して!? これは・・・ |
| あたしの命令よ!! |
| ちくしょうが・・・ まるで効いてる様子が ありゃしねぇ!! |
| これだけの傷を負って いるというのに・・・ 痛みを感じないとでも いうのか・・・? |
| だったら、動かなく なるまでぶちのめす しかないよっ! |
| ・・・む!? |
| みんなっ!? |
| みんなっ!? |
| *n0っ!? |
| *n0 無事だったのね!? |
| もお・・・っ 心配したんだからぁ! |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・なにがあった? |
| 説明は後でするよ 今は・・・ |
| 説明は後でするわ 今は・・・ |
| こいつらを ぶち壊すのが先だ!! |
| こいつらを ぶち壊すのが先よ!! |
| いったい、こいつらは なんだったんだい? |
| 召喚兵器・・・ ゲイルだよ・・・ |
| 召喚兵器・・・ ゲイルよ・・・ |
| 召喚獣の身体に機械を とりつけて作られた 生きた兵器・・・ |
| 召喚術を超える力って のは、こいつらのこと だったんだよっ!! |
| 召喚術を超える力って のは、こいつらのこと だったのよっ!! |
| なんですって・・・ |
| では、この者たちが 死兵のごとき猛攻を 見せたのは!? |
| そういうふうに・・・ されたんです・・・ |
| 痛みも、恐怖も 感じないように・・・ |
| そんな・・・ そんなのって!? |
| ひどすぎる・・・ |
| そんな・・・ だって、この森は 天使アルミネが人間を 守るために戦って |
| 悪魔の軍勢を封印した 場所じゃないの!? |
| その伝説は・・・ ねつ造されたものだ |
| え・・・? |
| 豊穣の天使アルミネは 自分の意志で人間を 守ったわけじゃない |
| 召喚兵器として戦いに 投入され、戦いの末に 大破、暴走し・・・ |
| 結果として、この森を 包む結界を形づくった だけに過ぎないんだ! |
| ネスティさん・・・ 貴方、そのことを 知っていて・・・!? |
| 黙っていたのかよ 今まで・・・ |
| どうして黙ってた!! ネスティっ!? |
| それは・・・ |
| きゃああああっ!! |
| アメルっ!! |
| こいつら、まだ生きて やがったのかい!? |
| アメルを離しやがれっ バケモノ野郎っ!! |
| 自爆プログラム作動 カウントダウン・・・ |
| 自爆って・・・ 爆発ですかーっ!? |
| 20,19,18, 17・・・ |
| いけない・・・ このままでは、全員が 巻き込まれます!! |
| ちくしょおぉぉっ!! |
| なんですって!! |
| あめる殿! |
| なんとかならねェの かよッ!おいっ!? |
| おねえちゃんっ!? |
| アメルさぁんっ!? |
| ば、バクハツしちゃあ ダメですのぉぉっ!? |
| 逃げてくださいっ!? *n0さんっ! |
| イヤだっ! 君を見殺しになんて できるものか!! |
| イヤよ! あなたを見殺しに なんてできないわよ! |
| 守るって、守るって 約束したんだ・・・ |
| 守る、守るって 約束したんだから・・ |
| 絶対に助けてやる!! 絶対にだっ!! |
| 絶対に助けるのよ!! 絶対に!! |
| *n0・・・ さん・・・ |
| 10,9,8・・・ |
| どけっ! *n0!! |
| ネス!? |
| ・・・アクセス!! |
| ネスの・・・ 身体が・・・!? |
| 間に合ってくれっ! 頼む・・・っ!! |
| 4,3,2,1・・・ |
| ・・・・・・! |
| ・・・・・・! |
| あるじ殿!? |
| おにいちゃんっ!? |
| おねえちゃんっ!? |
| ニンゲンっ!? |
| ご主人さまっ!? |
| *n0さん!? |
| 生きてる・・・? |
| たしかに、俺の身体は 爆発に巻きこまれた はずなのに・・・ |
| 生きてる・・・? |
| たしかに、あたしの 身体は爆発に巻きこま れたはずなのに・・・ |
| 生きてる!? |
| よかった・・・ |
| 生きていて・・・ くれた・・・ |
| アメル・・・? |
| アメルの背中から 光の翼が・・・ |
| ・・・ネスは!? |
| ここにいるよ *n0 |
| ネス・・・・・・ |
| 君にだけは・・・ この姿を見せたくは なかったよ・・・ |
| なにが・・・ 起こったんだ・・・ |
| 貴方たち、その姿は いったい・・・? |
| 僕は・・・ この世界の人間じゃ ないんだ・・・ |
| 僕の本当の名前は ネスティ・ライル |
| 召喚兵器、ゲイルの 開発へと関わった |
| ロレイラルの融機人 ライル家の末えいだ |
| うそだ・・・? |
| うそよ・・・? |
| あたしも・・・ 思い出しました・・・ |
| あたしのこの身体は 天使アルミネの魂の かけら・・・ |
| 召喚兵器となることで 戻るべき世界を 失くしてしまった 魂のかけらなんです |
| やめてくれ・・・ |
| やめてよ・・・ |
| そして、*n0 君は・・・ |
| もう、聞きたくない やめてくれえぇっ!! |
| もう、聞きたくない やめて! お願いだから!? |
| ゲイルを生み出した 調律者の一族 |
| クレスメント家の 末えいなんだ・・・ |
| うわあぁぁぁ~っ!! |
| いやぁああああ!! |
scn116
| 召喚兵器・・・ ゲイル・・・ |
| 命令を遂行するだけの 生きた機械・・・ |
| それを作ったのが 俺の、遠い祖先・・・ |
| 召喚兵器・・・ ゲイル・・・ |
| 命令を遂行するだけの 生きた機械・・・ |
| それを作ったのが あたしの、遠い ご先祖さま・・・ |
| はははは・・・っ |
| みなし子だった俺が そんな大層な家の人間 だったわけだ・・・ |
| あははは・・・っ |
| みなし子だったあたし が、そんな大層な家の 人間だったんだ・・・ |
| 冗談じゃないっ!! |
| そんなのイヤよっ!? |
| 調律者? クレスメント? |
| 突然、そんなもの おしつけられたって いったい、どうすりゃ いいんだよ!? |
| ネスやアメル・・・ みんなに・・・ |
| どんな顔して会えって 言うんだよ・・・? |
| 調律者? クレスメント? |
| 突然、そんなもの おしつけられたって いったい、どうすれば いいのよ! |
| ネスやアメル・・・ みんなに・・・ |
| もう、あたし・・・っ 顔向けできないよぉ? |
| では、貴方たち 融機人というのは 故郷にあたる機界 ロレイラルから |
| 戦争を避けて亡命して きた、向こうの世界の 人間というわけですね |
| おっしゃるとおりだ |
| 我々、融機人は 人の肉と機械の鋼を 併せもった種族 |
| それゆえに、高度な 機械文明をもったが 進む方向を見誤って 身を滅ぼした |
| 機界大戦ノコトダナ? |
| エスガルド 知ってるの!? |
| えるじんヨ・・・ 私ハ本来、ソノ戦争ノ 切リ札トシテ、開発 サレテイタノダヨ |
| !? |
| 強力な機械兵器が 用いられ続けた戦争に よって、ロレイラルは 死の大地となった |
| 生き延びるためには 今の肉体を捨て完全な 機械に生まれ変わるか |
| 故郷を捨て、別の世界 に逃げ延びるか ふたつにひとつだった |
| そして、貴方たち ライルの一族は後者を 選んだのね |
| ああ、だけど この世界の人々は 僕たちを歓迎しては くれなかった |
| 理由は、リィンバウム の人間なら、誰だって 知っていると思う |
| ロレイラルもまた かつてリィンバウムを 侵略するために |
| 機械兵士たちを 送り込んできた存在 だったから・・・ |
| ・・・・・・ |
| ライルの一族は迫害 されながら、安住の地 を求めてさまよった |
| そして、クレスメント の一族と出会ったんだ |
| 調律者・・・ クレスメントの一族か |
| エルゴの王が現れる 以前に、最強とされた 召喚師の一族・・・ |
| その魔力は運命すらも 自在に律するとされ ゆえに、調律者の異名 で呼ばれたという |
| あの伝説もまた、真実 だったのね・・・ |
| 彼らはライルの一族を 庇護する代償として ロレイラルの機械技術 を求めてきた |
| 疲れ果てていた ライルの一族は それを受け入れて しまったんだ |
| その結果が、あの森で 貴方たちが見たものだ |
| ・・・・・・ |
| 最初は、攻めてきた 悪魔たちを捕獲して 実験は行われました ですが・・・ |
| 人間の手で捕らえる ことのできる悪魔では 召喚兵器の素体として 不十分だったんです |
| 思いあぐねた調律者 たちは、とうとうある おそろしいことを決断 してしまったんです |
| 共に悪魔や鬼神たちと 戦っている、天使や 龍神を、素体に利用 することを・・・ |
| そんな!? |
| では、アメル お前は・・・ |
| そうです、おじいさん あたしは・・・ |
| 最初に素体にされた 豊穣の天使アルミネの 魂のかけら・・・ |
| それが人の形をとって 生まれたものなんです |
| ・・・!! |
| なんてことを・・・ |
| 悪魔たちを追い払う 手助けをしてくれて いた、天使たちを |
| 実験の材料に しちまったっていう のかい!? |
| ・・・裏切りの報いは すぐにやってきた |
| アルミネが召喚兵器に 造り変えられたことを 知った、天使や龍神 たちは・・・ |
| 激しい怒りと失望に よって、自分たちの 世界へと引き上げて しまったんだ |
| 当たり前でござろう! |
| 次は自分たちの番かも しれないですし・・・ |
| 以来、彼らは召喚術に よる強制的な呼び出し によってしか |
| この世界に姿を見せる ことは、なくなって しまったんだ |
| つまり、お前さんたち の先祖がやっちまった ことが原因で |
| リィンバウムからは 神にあたる存在が 消えちまったってこと になるのか |
| ・・・・・・ |
| そして、それだけでは 終わらなかった |
| 天使たちが去った この世界を、悪魔たち が見過ごすはずが なかったんだ・・・ |
| こうかつな大悪魔の 一人が軍団を率いて この世界に攻めて きました |
| 人間たちは自分たちの 力だけで、これと戦う ことになったんです |
| 力の差は・・・ 歴然でした・・・ |
| はっ、当然の報いって やつだな |
| リューグ! |
| 絶望的な戦いに勝利を もたらすため、調律者 たちは賭けにでました |
| あたしを・・・ 召喚兵器となった天使 アルミネを使い・・・ |
| 軍団を率いる大悪魔を 倒そうとしたんです |
| 頭を倒して、敵を混乱 させる腹づもりだった というわけか・・・ |
| 異界の友の助力を 失うきっかけを作って しまった彼らには |
| その代償として得た ゲイルの力を示すこと によってしか |
| 他の人々を納得させる 方法がなかったという 理由もありました |
| アルミネと大悪魔との 戦いは、相討ちという 形で終わりました |
| 召喚兵器となることで 歪められた天使の魂は 転生の資格を奪われ 行き場を失い・・・ |
| 様々な姿にうつろい ながら、あの森の中を さまよっていたんです |
| それを・・・ わしが見つけたのか |
| はい・・・ |
| これが、あたしの中で 目覚めた天使アルミネ の記憶の全てです |
| 僕の中に遺伝として 継承されている記憶は ここから先はひどくあ いまいになっている |
| はっきりしているのは この戦いを境にして 召喚兵器の作成に 関する知識だけが |
| 一族の記憶から完全に 消えてしまったという 事実だけだ |
| 同様に、クレスメント の一族は、その魔力を 失っていた |
| 失ったって・・・ |
| 呪いだろう、と 居合わせた召喚師らは 口にしていた |
| 滅びゆく天使の最後の 意志が、呪いとなって 彼らへと降りかかり |
| 二度とゲイルを創造 できぬように、記憶や 魔力を奪ったのだ、と |
| 天罰ってわけか・・・ |
| そんなのって・・・ ひどいよ・・・ |
| さらに、ふたつの一族 は、人の手によっても 罰せられることに なった |
| クレスメントの一族は 北の果てへと追放され |
| ライルの一族は 召喚師たちの監視下に おかれ、自由なき生を 送り続けている |
| まさか、ネスティ! ひょっとして、それは 今も・・・!? |
| そのとおりですよ 先輩 |
| 現在、ライルの一族を 監視しているのは 蒼の派閥です |
| もっとも、今はもう 僕一人しか生き残って いないが・・・ |
| そんな!? |
| そうか・・・ だから君は、派閥の 人間である私たちには |
| なにも相談することが できなかったんだな |
| ・・・・・・ |
| そして、呪いで魔力を なくしたはずの調律者 のまつえいが・・・ |
| ふとしたきっかけで 魔力を取り戻したって 事実が判明しちまう |
| それが・・・ *n0・・・ |
| 彼はなにも知らず また、知らされずに 育ってきました |
| 彼女はなにも知らず また、知らされずに 育ってきました |
| クレスメントの報復を 恐れた派閥の判断で そして、それ以上に |
| 保護者のラウル師範が 彼に、人並みの幸せを 与えたいと願ったから |
| 保護者のラウル師範が 彼女に人並みの幸せを 与えたいと願ったから |
| あの御方は、優しい人 だから・・・ |
| それが今、こうして 裏目に出てしまうとは |
| 残酷ですね・・・ |
| 僕が・・・ 僕がもっと早く、彼に 真実を伝えられてさえ いれば・・・ |
| 勇気をもって・・・ 彼の問いかけに答えて やってさえいれば!! |
| 僕が・・・ 僕がもっと早く彼女に 真実を伝えられてさえ いれば・・・ |
| 勇気をもって・・・ 彼女の問いかけに答え てやってさえいれば! |
| こんな形で、傷つけて しまうことだけは なかったんだ・・・っ |
| ネスティ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ほっといてくれ! |
| ほっといてよ! |
| わかってる |
| ヨロシイノデスカ あるじ殿? |
| 他ノ方々ガ広間デ 話シアッテイルノハ あるじ殿ニモ関ワリノ アル話デス |
| 参加ナサレタホウガ ヨロシイノデハナイ デショウカ? |
| オイ、ニンゲン・・・ テメエ、いつまで こうしてる気だよ |
| 他の連中はとっくに 集まって、メガネの 話を聞いてるぜェ? |
| 当事者のテメエが こんなトコでイジケ ちまってる場合じゃ ねェだろうがよ!? |
| おにいちゃん・・・ いいの・・・? |
| みんな、まってるよ? おにいちゃんのこと まってるよ・・・ |
| おねえちゃん・・・ いいの・・・? |
| みんな、まってるよ? おねえちゃんのこと まってるよ・・・ |
| だめだよ・・・ ひとりぼっちのままで いたら・・・ |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| いいんですか ご主人さま? |
| みなさんが今している お話は、ご主人様にも 関係のあることですよ |
| こんなところに 閉じこもってないで ほら、ボクと一緒に 行きましょう? |
| *n0さん こんなことをしてたら ダメですの |
| ・・・・・・ |
| *n0さんが すごくつらい気持ちで いるのは、モナティに だってわかるです |
| だけど、こうして 一人っきりで部屋の中 に閉じこもってたって |
| それじゃあ なんにも変わらない ですのっ!! |
| モナティ・・・ |
| *n0さんが ここでじっとしている 間にも、みなさんは |
| *n0さんの ことを心配してますの いっぱい、いっぱい 心配してますの! |
| それで・・・ 平気なんですの? |
| つらい気持ちだけを どんどんふくらませて みんなにまでそれを 押しつけて・・・ |
| *n0さんは 本当にそれで いいんですのっ!? |
| そんなわけ ないだろうっ!? |
| そんなわけ ないでしょっ!? |
| 俺だって、こんなこと してちゃいけないって わかってる・・・ |
| だけど、どうやったら 俺の一族がやったこと に責任がとれるって いうんだよ? |
| ネスや、アメル・・・ それだけじゃない! もっと大勢の人たちに 対して・・・ |
| どうやって・・・ 責任をとればいいのか わからないよ・・・っ |
| あたしだって、 こんなことしてちゃ いけないって わかってる・・・ |
| だけど、どうしたら あたしの一族がやった ことに責任がとれるっ ていうの? |
| ネスや、アメル・・・ それだけじゃないわ! もっと大勢の人たちに 対して・・・ |
| どうやって・・・ 責任をとればいいのか わかんないよぉ・・・ |
| モナティに・・・ |
| モナティに、考えが あります! |
| ほっといてくれ! |
| ほっといてよ! |
| 俺がどんな気持ちで いるかなんて *n1に わかるもんか・・・ |
| あたしがどんな気持 ちでいるかなんて |
| *n1に わからないんだから! |
| わかるはずないんだ 俺以外には!! |
| わかるはずないのよ あたし以外には!! |
| オッシャル トオリナノカモ シレマセン・・・ |
| 自分ハ機械兵士デス ぷろぐらむデ人間ノ ヨウニ対話スルコトハ デキテモ |
| ソノ感情マデハ ヤハリ、理解デキナイ ノデショウ・・・ |
| ・・・! |
| ・・・! |
| デスガ・・・ ソレユエニ、状況ヲ 正確ニ判断スルコトハ デキマス |
| ケッ!ああ、そうさ テメエの言うとおり だよッ!? |
| オレは悪魔だからな? テメエらニンゲンの 考えてることなんて わかんねェよ!! |
| ・・・! |
| ・・・! |
| だがなァ? 今がどんな時かって コトなら、テメエより わかってるぜ・・・ |
| わからないよ!? |
| だって・・・! おにいちゃん こころをひらいて くれないんだもん! |
| だって・・・! おねえちゃん こころをひらいて くれないんだもん! |
| *n1には わからないよ・・・ みえないから、もう わからない・・・ |
| ・・・! |
| ・・・! |
| まえみたいな・・・ おにいちゃんに もどってよ・・・? |
| まえみたいな・・・ おねえちゃんに もどってよ・・・? |
| おねがいだよ・・・ |
| そんなこと ありません! |
| ボクはいつもご主人 さまの側にいて、 見てきました |
| いつものご主人さまは どんなにつらくても 人に当たる人じゃ ないです |
| ・・・! |
| ・・・! |
| 前を見てください はやく・・・いつもの 笑顔を、ボクに見せて くださいっ!? |
| わかってる・・・ |
| だけど、俺は こわいんだよ!? |
| だけど、あたしは こわいの・・・っ |
| ネスや、アメル・・・ それだけじゃない! もっと大勢の人たちに 対して・・・ |
| 取り返しのつかない ことを、クレスメント の一族はしてしまった |
| 知らなかったからと 言って、すむことじゃ ない・・・ |
| ネスや、アメル・・・ それだけじゃない! もっと大勢の人たちに 対して・・・ |
| 取り返しのつかない ことを、クレスメント の一族はしたのよ |
| 知らなかったからと 言って、すむことじゃ ないわ・・・ |
| 俺はいったい どんな顔で、みんなに 会えばいいんだよ!? |
| あたしはいったい どんな顔で、みんなに 会えばいいのよぉ!? |
| あるじ殿ノ苦悩ハ 当然ダト思イマス デスガ・・・ |
| 事実ハ、事実トシテ 受ケ止メルシカナイノ デハナイデショウカ? |
| ・・・! |
| 残酷ナ意見ナノカモ シレマセン |
| デスガ、状況ダケヲ 客観的ニ見レバ・・・ |
| 悩んだところでなァ やり直しなんか きくもんかよ? |
| 事実は事実なんだ! いい加減、覚悟決めて 受け入れやがれッ!? |
| ・・・! |
| 甘えてんじゃねェ!! |
| どうして・・・ たしかめてもないのに そんなこというの? |
| おにいちゃん、いつも そうしてたじゃない? |
| おねえちゃん、いつも そうしてたじゃない? |
| ・・・! |
| ご主人さまの気持ちは わかります でも、みなさんだって わかってます |
| そして ボクだって・・・ |
| ・・・! |
| さあ、立ち上がって 顔をあげてください |
| ちゃんと、現実を 見つめてください! |
| あるじ殿・・・ |
| 貴方ノナサッテイル |
| 貴女ノナサッテイル |
| 行動ハ、ヤハリ 間違ッテイマス |
| 現実ト向キアウコトヲ 拒否シタ時点デ・・・ |
| 問題ハ絶対ニ解決ニハ 至ラナイノデスカラ |
| *n1・・・ |
| 差シ出ガマシイコトヲ 言ッテ、モウシワケ ゴザイマセンデシタ |
| 失礼、シマス・・・ |
| テメエ、ホントは 現実を認めるのが コワイだけなんだろ? |
| ハッ!だったら 一生、そこで腐ってる といいさ・・・ |
| *n1・・・ |
| 失望したぜ・・・ |
| テメエのようなフヌケ にゃあ、もう用なんか ねェ! |
| ・・・あばよ |
| こころを閉じてたら なにも見えないし 聞こえないんだよ? |
| いつものおにいちゃん にもどってよ・・・ |
| *n1や みんなにやさしい あの、おにいちゃんに もどってよ!? |
| いつものおねえちゃん にもどってよ・・・ |
| *n1や みんなにやさしい あの、おねえちゃんに もどってよ!? |
| *n1・・・ |
| いまのおにいちゃんは *n1 キライ・・・っ |
| いまのおねえちゃんは *n1 キライ・・・っ |
| 今のご主人さまは ボクよりも臆病です! |
| そんなにみなさんの ことが、信じられ ないんですか・・・ |
| ボクのことも・・・ もう・・・信じられ ないんですかっ!? |
| *n1・・・ |
| ボクは、そんな弱虫な ご主人様なんて見たく ありませんっ!! |
| *n1っ!? |
| *n1の 言うとおりだ・・・ |
| 俺はただ、逃げていた だけじゃないか? |
| 自分に都合のいい理由 を見つけて、現実から 逃げようとしていた だけじゃないか! |
| *n1の 言うとおりだ・・・ |
| あたしは、あたしは ただ、逃げていた だけじゃない? |
| 自分に都合のいい理由 を見つけて、現実から 逃げようとしていた だけじゃない!? |
| 謝らなくちゃ・・・ |
| *n1に 謝らなくちゃ!? |
| 蒼の派閥 召還ショップ |
| こんにちは |
| *n0くん |
| *n0さん |
| レイムさん・・・ |
| レイムさん・・・ |
| なんだか元気がない ようですが、どうか なさったんですか? |
| ええ、まあ |
| ええ、ちょっと |
| 悩みごと、ですね その顔は・・・ |
| わかるんですか!? |
| わかるんですか!? |
| ははは、そう驚くこと はありませんよ これでも私、吟遊詩人 なんですから |
| 人間がどんな時に どんな表情をするのか 自然にわかるんです |
| まいったなあ・・・ |
| まいったわね・・・ |
| 悩みを、解決できる とは限りませんが 私に、話してみては くれませんか? |
| 他人に話しただけでも ずいぶんと気持ちは 楽になるものですよ |
| どうしよう |
| 全て話して楽になろう やめておこう |
| 気持ちはとても うれしいんですけど ちょっと・・・ |
| そうですか・・・ |
| ごめんなさい |
| いえいえ、どうか お気になさらず |
| 一日も早く、貴方に |
| 一日も早く、貴女に |
| 笑顔が戻ることを 願ってますよ では・・・ |
| そんなことが あったのですか・・・ |
| 信じられないでしょ? |
| あははっ、当事者の俺 だって、まだ信じられ ないんだし・・・ |
| 信じられないわよね? |
| あははっ、当事者の あたしだって、信じ きれないんだし・・・ |
| 信じていない人間に あんなに落ちこんだ顔 はできませんよ? |
| *n0くん |
| *n0さん |
| ・・・・・・ |
| それに・・・ 私もまた、その森に 関する興味深い伝説を 知っているのです |
| えっ!? |
| 貴方がたが知る伝説と |
| 貴女がたが知る伝説と |
| おそらくは対をなす 物語・・・ |
| 天使アルミネと戦った 大悪魔メルギトスに まつわる伝説を |
| 大悪魔・・・ メルギトス・・・ |
| もしかして、私たちは この時のために 運命によって出会った のかもしれません |
| *n0さん・・ |
| 私を、みなさんの仲間 へと加えてもらうわけ にはいきませんか? |
| レイムさんが、俺たち の仲間に・・・? |
| レイムさんが、あたし たちの仲間に・・・? |
| 禁忌の森をめぐる 人と天使と悪魔の物語 |
| これこそ、私が長きに わたって求め続けた 語るべき歌ではないか と思うんです |
| どうかお願いします! このとおりです・・・ |
| ・・・わかりました |
| *n1っ!! |
| *n1っ!! |
| あるじ殿・・・ |
| ケッ・・・ |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| ご主人さま・・・ |
| どうしよう きちんとあやまる 態度で示す |
| 俺が悪かったよ *n1が 心配してくれていた のにも気づかずに |
| 当たり散らしたり なんかして・・・ |
| 許してくれ・・・っ *n1 |
| あたしが悪かったわ *n1が 心配してくれていた のにも気づかずに |
| 当たり散らしたり なんかして・・・ |
| 許して・・・っ *n1 |
| ドウカ、頭ヲアゲテ クダサイ・・・ |
| 自分ハ、あるじ殿ニ 仕エル護衛獣ナノデス |
| 貴方ノ側ダケガ |
| 貴女ノ側ダケガ |
| 自分ノ存在デキル場所 ナノデス・・・ |
| ケッ!テメエは いつもいつも、気づく のが遅ェんだよッ |
| まァいい・・・ こうしてきちんとワビ も入れてきたことだし |
| 今回だけは、特別に 許してやらァ・・・ |
| *n1 おにいちゃんが おにいちゃんがね |
| *n1 おねえちゃんが おねえちゃんがね |
| わかってくれるって しんじてたよ・・・ |
| ずっと・・・ しんじてたよ・・・ |
| い、いいえ・・・っ ボクこそ、生意気 言ってしまって・・・ |
| 許してください・・・ |
| *n1っ! |
| *n1っ! |
| あるじ殿!? |
| ごめんな・・・ *n1 |
| ごめんね・・・ *n1 |
| ・・・・・・ |
| せっかくお前が心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
| すまなかった・・・ |
| せっかくあなたが心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
| ごめんね・・・ |
| あるじ殿・・・ |
| 許してくれ・・・っ *n1 |
| 許してくれる? *n1 |
| あるじ殿・・・ |
| ソノヨウニ、強ク 抱キシメタリシテハ 痛イデショウニ・・・ |
| 自分ノ身体ハ、固クテ 冷エキッテイルデ ショウニ・・・ |
| 痛くない・・・ 冷たくなんかないさ! |
| 痛くない・・・ 冷たくなんかないわよ |
| いってえぇっ!? |
| ふらふら一人でこんな ところまで出歩いて |
| お前、俺の護衛獣って 自覚ないだろ? |
| ふらふら一人でこんな ところまで出歩いて |
| あなた、あたしの 護衛獣って自覚が 足りないわよ? |
| テ、テメエ・・・ さっきまであんなに ヘコんでたのに!? |
| お前みたいな性悪の 護衛獣、目を離したら なにするかわかんない からな |
| ・・・・・・ |
| あんたみたいな性悪の 護衛獣、目を離したら なにするかわかんない でしょう? |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ケッ!つくづく とんでもねェ野郎と 誓約しちまったもんだ |
| あー・・・ ツイてねェ!! |
| ・・・!? |
| くるしいよ・・・ おにいちゃん・・・ |
| くるしいよ・・・ おねえちゃん・・・ |
| ごめんな・・・ *n1 |
| ごめんね・・・ *n1 |
| ・・・・・・ |
| せっかくお前が心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
| 本当に・・・ ごめんよ・・・ |
| せっかくあなたが心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
| 本当に・・・ ごめんね・・・? |
| おにいちゃん・・・ 泣いて・・・? |
| おねえちゃん・・・ 泣いて・・・? |
| 許してくれ・・・っ *n1 |
| 許してくれる? *n1 |
| ・・・(こくん) |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| ご主人さま!? |
| くるしいですよ・・・ そ、それに・・・っ |
| は、恥ずかしいです うぅぅぅ・・・っ |
| ごめんな・・・ *n1 |
| ごめんね・・・ *n1 |
| え・・・ |
| せっかくお前が心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
| 本当に・・・ ごめんな・・・ |
| せっかくあなたが心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
| 本当に・・・ ごめんね・・・? |
| ・・・・・・はい |
| *n1の 言ってくれたこと 正しいと俺も思うよ |
| だけど正直、俺は まだこわいんだ ネスやアメルと向き 合うのが・・・ |
| どうしたら、いいと 思う? |
| *n1の 言ってくれたこと 正しいとあたしも 思うの |
| でもやっぱり、あたし まだこわいの ネスやアメルと向き 合うのが・・・ |
| どうしたら、いいと 思う? |
| ソレナラ、マズハ ドナタカニ相談シテ ミテハドウデショウ? |
| キット、あるじ殿ノ チカラニナッテクレル ハズデス・・・ |
| アホか、テメエは? |
| なんのために今まで こんな大所帯で 動いてたんだよ |
| こういう時に頼れる ヤツの一人ぐらい いねェのかよ!? |
| しんぱいだったのは *n1 だけじゃないよ? |
| みんな、おんなじ だから・・・ |
| おにいちゃんのこと たすけてくれるはず きっと・・・ |
| おねえちゃんのこと たすけてくれるはず きっと・・・ |
| でしたら、まずは どなたかに相談して はどうですか? |
| ご主人様を心配して いたのは、みなさん 同じですもの |
| きっと、力になって くださいますよ |
| そうか・・・ そうだよな! |
| そっか・・・ そうよね! |
| 技術ってのはさ 間違いや、失敗を積み 重ねて、進歩していく ものなんだよね |
| お兄さんのご先祖が 犯した間違いは たしかに大きなもの だとボクも思う |
| お姉さんのご先祖が 犯した間違いは たしかに大きなもの だとボクも思う |
| けどさ? その間違いが、もっと 大きな進歩につながる かも知れないんだ |
| ・・・!! |
| ボクは、このまま お兄さんにあきらめて ほしくないなぁ |
| だって、お兄さんは まだ、なにもしてない じゃない? |
| ボクは、このまま お姉さんにあきらめて ほしくないなぁ |
| だって、お姉さんは まだ、なにもしてない じゃない? |
| たしかに・・・ |
| *n0ヨ 私ハ、カツテ・・・ |
| コノ世界ヲ制圧スル タメノ兵器トシテ 開発サレタ機械兵士ダ |
| ソウイッタ意味デハ 召喚兵器・げいるト 変ワラヌ存在ダ |
| ・・・・・・ |
| ダガ、私ハえるごノ 導キニヨッテ、守護者 ヘト生マレ変ワレタ |
| 人ヲ傷ツケルタメノ コノチカラヲ、人ヲ 守ルタメニ使ウコトヲ 知ッタノダ・・・ |
| 機械デアル私デスラ 変ワレタノダ |
| 人間デアル貴方ガ |
| 人間デアル貴女ガ |
| 変ワレヌハズガナイ |
| エスガルド・・・ |
| アラユル物ノ立場ハ ウツロウモノ・・・ |
| マシテ、人間ハ 自ラノ意志デ変ワレル 唯一ノ生物ナノダカラ |
| 自分から部屋を出て きたことについては 評価してあげよう |
| だが、我々はすでに 充分すぎるほど心配 させられたんだぞ |
| すいません・・・ |
| ごめんなさい・・・ |
| まあ、過ぎたことは 仕方あるまい |
| それよりも、君には やるべきことが たくさんあるだろう? |
| *n1に 謝らないと・・・ |
| *n1に 謝らないと・・・ |
| それに、ネスティと アメルにもな |
| 二人とも・・・ 自分より、君のこと ばかり心配していたぞ |
| 二人が・・・ 俺のことを・・・? |
| 二人が・・・ あたしのことを? |
| まったく、どうして 私の後輩たちは みんな精神的に打たれ 弱いかなあ? |
| 護衛獣に、やつあたり しちゃうなんて・・・ |
| すいません・・・ |
| ごめんなさい・・・ |
| とにかく、さっさと 見つけて謝ること! いいわね? |
| はい・・・ |
| あの・・・? |
| はい・・・ |
| あの・・・? |
| ん? |
| ミモザ先輩は、俺が 調律者の一族だって 知っても、なんとも 思わないんですか? |
| ミモザ先輩は、 あたしが調律者の 一族だって知っても |
| なんとも思わないん ですか? |
| あのねぇ、ボク? |
| あのねぇ |
| ご先祖様が何様で |
| あろうと、貴方が私の |
| あろうと、貴女が私の |
| 後輩なのは、永久不変 の真実でしょ!? |
| は、はいっ! |
| 貴方も!ネスも! |
| 貴女も!ネスも! |
| 私にとっては、可愛い 後輩なんだから |
| それで充分なの! ・・・わかった!? |
| ミモザ先輩・・・ |
| 久しいな *n0よ? |
| ラウル師範!? どうして・・・ |
| お前たちが、森の遺跡 に向かう前に、ネスが たずねてきたのさ |
| あやつにお前の監視を 命じた者の目を盗んで な・・・ |
| そうだったんですか |
| ネスを、恨むか? |
| ・・・・・・ |
| 恨むな、とは言えん お前に真実を隠し続け ておったことだけなら ワシとて同罪じゃ |
| ただ、あやつの立場が 普通でなかったこと だけは解っておくれ |
| えっ? |
| 融機人はな・・・ その特殊な身体ゆえに 病気に対する免疫が ほとんどない |
| リィンバウムで生きる ためには、定期的に 投薬を受けなくては ならぬのだ |
| その薬は、蒼の派閥で しか調合できぬ・・・ |
| ・・・!! |
| ネスはな・・・ 薬によって、派閥に 縛られておったんじゃ |
| よほど、こたえて おるようじゃな *n0 |
| 爺さん、俺・・・っ! |
| おじいさん・・・ あたし・・・ |
| 謝ることはない |
| あんたはもう充分に 自分で自分を罰しとる |
| 爺さん・・・ |
| おじいさん・・・ |
| それに、罪の重さに 潰されるには、あんた まだ若すぎる |
| わしのようにだけは なるんじゃない |
| それだけは、絶対に いかん・・・ |
| 蒼の派閥 召還ショップ |
| はあ、どうすれば いいかって尋ねられ ましてもねえ・・・ |
| 結局のところは *n0さんが どうしたいかが全て じゃないんですか? |
| 俺が・・・? |
| あたしが・・・? |
| 過ぎてしまったことを やり直すなんてことは どう逆立ちしたって 無理ですもの・・・ |
| 私も、しょっちゅう お仕事でポカしたり するんですけどー |
| 次は絶対、同じ間違い をしないぞって、自分 に言い聞かせることで がんばってるんです |
| なんか、次元の低い たとえ話ですけど |
| それで、いいんじゃ ないですかねー? |
| ウソつきっ! |
| え・・・? |
| え・・・? |
| *n0 あの時、ユエルに 言ったじゃないか!? |
| あきらめちゃったら 絶対に欲しいものは 手に入らないって! |
| ・・・! |
| ・・・! |
| ユエルは *n0に 叱られたから・・・ |
| 本当の自分を・・・ 取り戻すことが できたんだよ? |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| *n0にだって 絶対にできるはず だもん! |
| できなかったら 何度だってユエルが 叱ってあげるから |
| ウソつきになっちゃ イヤだよぉ・・・っ |
| ユエル・・・ |
| ユエル・・・ |
| 私たちシノビは 主君の命令に対しては 絶対服従のおきてを もっています |
| そういった意味では あの召喚兵器たちと 大差ないのかも しれませんね |
| ですが・・・ |
| 私たちはけして おきてがあるから それに従っているので はないのですよ |
| え? |
| え? |
| 仕える主君の器量に 心酔しているからこそ どんな困難な使命にも 従事できる |
| その気持ちが根底に あって初めておきては おきてとして機能する のです |
| たしかに・・・ |
| そうよね・・・ |
| *n0さん |
| 貴方にも、あるのでは |
| 貴女にも、あるのでは |
| ないですか? |
| 立場や状況より先に |
| 貴方という人間を根底 |
| 貴女という人間を根底 |
| から突き動かす・・・ |
| 絶対に譲れないものが |
| 譲れないもの・・・ |
| それに従いなさい どれだけ無理に あがいたところで |
| 人間は、自分を偽る ことなどできないの ですから・・・ |
| 貴方たちと同じような |
| 貴女たちと同じような |
| 苦しみを背負っていた 人物を |
| 私は知っています |
| え・・・? |
| その人もまた 生まれた時から 肉親の大罪によって 運命を歪められ |
| 自分というものを 見失いかけていました |
| ですが、その人は ある方のかけてくれた 言葉によって・・・ |
| 延々と続く苦しみから 救われたのだと、私に おっしゃってましたよ |
| どんな・・・ 言葉だったんですか? |
| どんな・・・ 言葉だったの? |
| 偶然なのだ・・・と |
| え? |
| 生まれる時も、場所も 自分では決められない たまたま、こんな立場 に生まれただけで |
| それを罪に感じる必要 などないのだ、と |
| ・・・!! |
| 同じ言葉を、私も貴方 |
| 同じ言葉を、私も貴女 |
| に贈りたいと思います |
| 大切なのは「今まで」 ではなく「これから」 なのですから・・・ |
| 迷うことはないんだ |
| 君がどんな人間なのか 今まで共に過ごした 私たちには、ちゃんと わかっている |
| 真実を知ったところで 君という人間の価値は 変わっちゃいないんだ |
| シャムロック・・・ |
| シャムロック・・・ |
| 私とて騎士である以上 この手を、多くの血で 汚している |
| きれい事だけじゃ 済まない世界だって 見てきたよ・・・ |
| だけど、後悔だけは していないつもりだ |
| 幾つもの罪を重ねても なお、そこから逃げず 前へと進んでいく |
| それが生きることだと 私は信じているから |
| 逃げずに、前へ・・・ |
| 逃げずに、前へ・・・ |
| そいつは、お前が 決めることだよ *n0 |
| 人の考えや言葉を わざわざ借りなくても |
| お前の中には、お前 だけの言葉が眠ってる はずだぜ? |
| かけ値なしの、本当の 気持ちがな・・・ |
| それはわかってるよ でも・・・ |
| それはわかってるわよ でも・・・ |
| なぁに、大丈夫さ? |
| 自分の足で歩き出して こうして、ここまで やって来た時点で |
| *n0 お前はとっくに 自分で答えを見つけて いるんだぜ? |
| ・・・!! |
| ・・・!! |
| だから、お前はもう 何があっても大丈夫だ オレが保証してやる |
| さあ! 行って、そいつを ぶつけてきな!! |
| ・・・うんっ! |
| ・・・うんっ! |
| *n0 |
| 前に貴方は、私に |
| 前に貴女は、私に |
| 言ってくれたよね? |
| 失われた記憶が戻った としても、私は私で |
| なにひとつ変わらない 心配することなんか ないんだって・・・ |
| ・・・! |
| 貴方はなにも変わって |
| 貴女はなにも変わって |
| なんかいないわ アメルも、ネスティも おんなじ・・・ |
| 私たちにとっては 大切な仲間だもの |
| だから、心配なんか しなくてもいいのよ |
| ケイナ・・・ |
| 二人とも、すごく |
| 貴方のことを気にして |
| 貴女のことを気にして |
| つらそうだった |
| 早く行って、安心 させてあげなさい? いいわね? |
| ・・・うん |
| ・・・ええ |
| 僕たちには貴方の一族 |
| 僕たちには貴女の一族 |
| のことを責める理由 なんてありませんよ |
| だけど、デグレアが 村を襲った原因は 召喚兵器を手に入れる ためで・・・ |
| だけど、デグレアが 村を襲った原因は 召喚兵器を手に入れる ためで・・・ |
| そう、襲ったのは デグレアです |
| 貴方はそれと戦って |
| 貴女はそれと戦って |
| アメルを今日まで守り 抜いてくれた |
| 感謝していますよ 今でも・・・ |
| ロッカ・・・ |
| *n0さん |
| 貴方の先祖は、大きな |
| 貴女の先祖は、大きな |
| 過ちを犯したのかも しれません |
| だけどそんな理由で |
| 貴方が僕たちにして |
| 貴女が僕たちにして |
| くれたことは、無意味 にはなりません! |
| ・・・! |
| おそれないで・・・ あの子に会ってあげて ください |
| きっと、貴方のことを |
| きっと、貴女のことを |
| 待っています・・・ アメルは・・・ |
| あいつな・・・ 泣いてやがった・・・ |
| 涙をこぼしたり、声を あげて泣いてるんじゃ ねえんだ |
| 俺たちを心配させない ように、心の中だけで 泣いてるのさ |
| ・・・・・・ |
| 悔しいけどな・・・ お前じゃなけりゃ あの涙は止められねえ |
| あいつは、自分のため じゃなくて、お前の ために泣いているんだ |
| 俺のために・・・? |
| あたしのため・・・? |
| お前だって、わかって いるだろうが!? |
| あいつが・・・っ アメルが、そういう女 だってのはよ・・・ |
| ・・・・・・ |
| 止めてやってくれよ あいつの、涙を・・・ 頼むから・・・っ |
| 俺じゃあ・・・ ダメなんだよ・・・っ |
| リューグ・・・ |
| 私は、召喚兵器なんて キライだわ・・・ |
| あんな可哀想なことを 召喚獣にした、調律者 たちは、もっともっと 大キライ・・・っ! |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| でも・・・ アナタのせいじゃ ないものね |
| え・・・? |
| え・・・? |
| 私だって、マーン家を 名乗ってる貴族の一員 なのよ? |
| 一族の背負った罪を 個人に重ねたって意味 がないことぐらい わかってるわ |
| それにね・・・ 私は知ってるの |
| *n0 |
| 貴方は、私とおんなじ |
| 貴女は、私とおんなじ |
| 召喚獣と友達になれる 人なんだって! |
| ミニス・・・ |
| だから、ご先祖様と 同じ間違いなんてする はずがないもの |
| みんなだって、それは わかってると思うよ? |
| 俺様の世界の法律じゃ 親が罪人だからって その子供にまで、罪を かぶせたりはしねえ |
| もっとも、世間の 風当たりに関しちゃ 大差はねぇけどな |
| お前さんが思い悩むの も、無理ねえと思うさ |
| ・・・・・・ |
| でもな、本当にコワイ のは、そういう謙虚な 気持ちなんだぜ? |
| え? |
| 人間は弱い生き物だ 四六時中、罪の意識に さいなまれてたら すぐぶっ壊れちまう |
| 悩んだ挙げ句に おかしな道に進んで 取り返しのつかなく なっちまった連中を |
| 俺様は何人も見ている |
| お前さんも、そうは なりたくねえだろ? |
| それは、そうだけど でも・・・ |
| 「テイク・イット・ イージー」 |
| ・・・? |
| 気楽にいこうぜ、って いう意味の言葉さ 俺様の世界のな・・・ |
| キツイ時には、呪文 だと思って、唱えて みるといい |
| それが、俺様からの アドバイスだ |
| テイク・イット・ イージー・・・ |
| 気楽にいこうぜ、か |
| 森でゲイルを見た時 ルウは、許せないって 思ったわ |
| 召喚獣と召喚師は あんな関係を結ぶため のものじゃないって 本気で思ったの |
| ・・・・・・ |
| でもね・・・ |
| アレは貴方の祖先が |
| 造ったもので、貴方が |
| アレは貴女の祖先が |
| 造ったもので、貴女が |
| したことじゃない |
| 貴方が罪の意識を感じ |
| 貴女が罪の意識を感じ |
| る必要なんてないし ルウも責めたりなんか しないわ |
| ルウ・・・ |
| ルウは見ていたよ? |
| 貴方が、私の家にいる |
| 貴女が、私の家にいる |
| 召喚獣たちに、すごく なつかれていたのを |
| *n1が 誓約によるもの以上に |
| 貴方のことをしたって |
| 貴女のことをしたって |
| いるのを・・・ |
| だから、ルウは貴方を |
| だから、ルウは貴女を |
| 信じられるの |
| 他のみんなだって きっと、同じだと思う |
| まったく・・・! さんざん人に心配 かけといて・・・ |
| ゴメン・・・ |
| ゴメン・・・ |
| あんたが過去のことを どう思ってんのかは あたいにゃわかんない けどさ・・・ |
| あたいにしてみりゃ 過去は過去! それだけのことさ |
| 先祖が悪人だろうが 今のあんたが胸張って 生きていりゃあ いいんだよ |
| モーリン・・・ |
| 安心しなよ もしもあんたが人の道 を踏み外すようなこと になったら・・・ |
| グーで殴って あたいが、引きずり 戻してやるからさ? |
| それは・・・ ちょっと・・・ |
| う・・・そ、それは 勘弁してほしいなぁ |
| あははははっ その様子なら、まず 大丈夫みたいだね |
| お主たちと似た境遇に 苦しんでいた者たちを 拙者は知っておる |
| え・・・? |
| え・・・? |
| その者たちは、肉親の 野望の道具として この世に生を授かり |
| 歪められた運命の中で 居場所を求め、必死に もがいておった・・・ |
| その人たちは・・・ どうなったんですか? |
| その人たちは・・・ どうなったんですか? |
| 一方は救われ そしてもう一方は 闇へと呑みこまれて しまった・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 両者の運命を分かつ きっかけとなったのは 人のきずなだ・・・ |
| 差し伸べられた手に もっと早く気づくこと ができておれば |
| あの男も、あるいは 救われたのかもしれぬ |
| *n0殿 どんな苦境に立たされ たとしても、心だけは 閉ざしてはならぬ |
| お主を助けたいと願う 者たちは、こんなにも たくさんいるのだから |
| カザミネさん・・・ |
| カザミネさん・・・ |
| そうか・・・ また俺は、忘れる ところだったんだな |
| そうよ・・・ あたしったら、また 忘れちゃってたんだ |
| 俺には、こうやって 心配してくれる人が いる・・・ |
| あたしには、こう やって心配してくれる 人がいるってこと |
| ひとりぼっちなんか じゃないんだ! |
| それに・・・ つらいのは、俺だけ じゃないんだ・・・ |
| ひとりぼっちなんか じゃないのに! |
| それに・・・ つらいのは、あたし だけじゃない・・・ |
| ネスは、犯した罪の 重さに苦しみながら それでも、全てを告白 してくれた・・・ |
| アメルだって・・・ 犠牲にされた自分の 境遇を悲しむより先に |
| 現実をしっかり受け とめようとしている |
| じゃないか!? |
| じゃない!? |
| だから・・・ 次は、俺の番なんだ |
| だから・・・ 次は、あたしの番 |
| 二人がやるべきことを 果たしたように・・・ |
| 今度は俺が、自分の 為すべき役目を果たさ なくちゃいけない! |
| 二人がやるべきことを 果たしたように・・・ |
| 今度はあたしが、自分 の為すべき役目を 果たさなくちゃ! |
| 過去という縛鎖を 断ちきらなくちゃ ならないんだ!! |
| 過去という縛鎖を 断ちきらなくちゃ ならないのよ!! |
| 蒼の派閥 召還ショップ |
| 遅くなっちまって ごめんな、ネス |
| 遅くなっちゃって ごめん、ネス |
| *n0・・・ |
| ずいぶんと遠回りに なったけど・・・ |
| やっと俺、ネスに会う 勇気ができたよ 全てを受けとめる覚悟 ができたんだ |
| ずいぶんと遠回りに なっちゃったけど |
| やっとあたし、ネスに 会う、勇気ができたの 全てを受けとめる覚悟 ができたの |
| そうか・・・ |
| もう、俺は逃げないよ だから、ネス 話してくれないか |
| 今、思っている ことのすべてを・・・ |
| あたしは逃げない だから、ネス 話してくれるかな |
| ネスが今、思っている ことのすべてを・・・ |
| 前に約束したように お願い・・・ |
| ・・・わかった |
| 僕たちライルの一族は 君たちクレスメントの 一族と関わったことで |
| おそろしい召喚兵器 ゲイルを生み出して しまった |
| 異界の友たちを裏切り リィンバウムの可能性 のひとつを奪った罪は |
| どんなことをしても 消えはしないだろう |
| ああ・・・ |
| うん・・・ |
| 天使アルミネ・・・ いや、アメルにも すまないことをして しまったと思う |
| ゲイルとなることで 彼女の魂は、帰るべき 場所を失ってしまい |
| この世界をさまよって いるのだからな |
| ・・・・・・ |
| だがな *n0 |
| 僕はけして クレスメントの一族を 恨んだりはしていない |
| ・・・え? |
| 両者の出会いは この世界にとっては 災厄の始まりでしかな かったかもしれない |
| だけど、ライルの一族 にとっては最後の希望 だったんだよ |
| 調律者の一族だけが 融機人だった我々を 受け入れてくれたんだ |
| たとえ、その理由が ロレイラルの機械技術 の獲得だったとしても |
| 排斥される日々から ライルの一族が救われ たことは事実なんだ |
| ・・・! |
| 僕の中に継承された 一族の記憶も はっきりと告げている |
| クレスメントの一族 だけが、我々にとって 対等の友人だった、と |
| 対等だったんだ 君たちに強いられて 手を貸したんじゃない |
| 君が背負わされた罪は 僕の罪でもあるんだよ |
| だから*n0 僕は君を恨んだり なんかしていない |
| ネス・・・ |
| 信じて・・・ くれるか・・・? |
| 当たり前だろ・・・! そんなの・・・っ |
| 当たり前じゃない そんなの・・・っ |
| *n0 本当はな・・・ |
| 初めて出会った頃は 僕は、君のことを 憎いと思ってたんだ |
| なにも知らないまま 気ままに振る舞う 君がうらやましくて |
| わざと冷たく当たった ことだってある |
| うん・・・ おぼえてるよ・・・ |
| うん・・・ おぼえてる・・・ |
| だけど、それでも君は 僕に声をかけてくれた ずっとずっと、笑顔を 向けてくれた・・・ |
| 秘密を隠すために 人と距離を置き続け 機械のように生きよう としていた僕は |
| 君と関わることで ようやく、人としての 感情を守れたんだよ |
| それは・・・ 俺だって同じだよ |
| ネスが側にいて 俺のことを見守って いてくれていたから |
| 俺は自分が、孤独じゃ ないってことに 気づけたんだ |
| それは・・・ あたしだって同じよ |
| ネスが側にいて あたしのことを見守っ ていてくれていたから |
| あたしは自分が、孤独 じゃないってことに 気づけたんだもの |
| *n0・・・ |
| これからもずっと 一緒にいてくれるよな ネス・・・? |
| これからもずっと 一緒にいてくれるよね ネス・・・? |
| ああ・・・ ここから先は、立場や 命令なんかじゃない |
| 僕自身の意志で *n0 君の側にいたい・・・ |
| それが今の僕の 心からの願いなんだ |
| ・・・・・・ |
| 謝ってすむような ことじゃないのは よくわかってる |
| けど、今の俺たちには それ以外にどうする こともできないから だから・・・ |
| 許してくれ、アメルっ このとおりだ・・・! |
| 謝ってすむような ことじゃないのは わかってるつもりよ |
| でも、今のあたしたち にはそれ以外にどうす ることもできないから だから・・・ |
| 許して、アメルっ! お願い・・・っ |
| 本当に・・・ すまない・・・ |
| 顔をあげてください お二人とも |
| 貴方たちを責めるのが |
| 貴女たちを責めるのが |
| 間違いだってこと あたし、ちゃんと わかっていますから |
| アメル、君は・・・ |
| あーあ・・・ だけど、お二人とも ずるいですよね? |
| ・・・え? |
| だって・・・ こんなにも・・・ 優しいんだもの・・・ |
| 恨んだりなんか できっこないですよ これじゃあ・・・ |
| アメル・・・ |
| さあ、帰りましょう? みんなのところへ |
| もう心配しなくても いいって、3人で 伝えてあげなくちゃ |
| ああ、そうだな |
| ありがとう・・・ アメル・・・ |
| ありがとう・・・ アメル・・・ |
| 遅くなっちまって ごめんよ、アメル |
| 遅くなって ごめん、アメル |
| *n0さん・・ |
| ずいぶんと遠回りに なったけど・・・ |
| やっと俺、君に会う 勇気ができたよ 全てを受けとめる覚悟 ができたんだ |
| ずいぶんと遠回りに なっちゃったけど |
| やっとあたし、アメル に会う勇気が持てたの 全てを受けとめる覚悟 ができたの |
| ・・・・・・ |
| もう、俺は逃げない だから、アメル 話してくれないか |
| 君が今、思っている ことのすべてを・・・ |
| もう、あたし逃げない だからね、アメル 話してくれない |
| アメルが今、思ってる ことのすべてを・・・ |
| ・・・わかりました |
| ネスティさんから 聞きました・・・ |
| 天使アルミネだった あたしは、お二人の 一族に、呪いをかけた そうです・・・ |
| クレスメントの一族 からは、魔力を ライルの一族からは 召喚兵器の知識を |
| 消し去ってしまった らしいんです・・・ |
| そうか・・・ |
| だから俺は 自分が召喚師の まつえいだって 知らずにいたんだな |
| あははっ、どのみち みなし子だったから あんまり関係ないか? |
| そっか・・・ |
| だからあたしは 自分が調律者の まつえいだって 知らずにいたのね |
| あははっ、どのみち みなし子だったから あんまり関係ないか? |
| ごめんなさい・・・ |
| アメルが謝ること なんてないよ!? |
| 謝らなくちゃいけない のは俺なんだ |
| 君を苦しめる原因を 作ったのは、俺たちの 一族なんだし・・・ |
| アメルが謝ること なんてないわよ!? |
| 謝らなくちゃいけない のはあたしのほう |
| あなたを苦しめる原因 を作ったのは、あたし たちの一族だもの |
| *n0さん あたし、ちゃんと わかってます |
| 貴方を責めるのは |
| 貴女を責めるのは |
| 間違いだって わかってるんです |
| アメル・・・ |
| それに・・・ *n0さんは |
| あたしに、たくさん 優しくしてくれたじゃ ありませんか? |
| でも・・・ |
| 過去のことなんて 関係ありませんっ!! |
| あたしはアメルです! 天使アルミネで ある以前に・・・ |
| レルムの村の・・・ アメルなんです・・・ |
| ・・・・・・ |
| あなただって、 おんなじです |
| クレスメントの・・・ 調律者の一族である よりも先に・・・ |
| あたしにとって大切な 人なんです・・・ |
| あたしにとって大切な 友達なんです・・・ |
| アメル・・・ |
| 信じて・・・ くれますか・・・? |
| 当たり前だろ・・・! そんなの・・・っ |
| 当たり前じゃない? そんなの・・・っ |
| 今のあたしがここに いられるのは |
| 貴方のおかげなんです |
| 貴女のおかげなんです |
| 不安でおかしく なりそうだった時も 悲しくて胸が張り裂け そうだった時も |
| いつも、貴方は |
| いつも、貴女は |
| 勇気づけてくれた 弱虫のあたしを、強く してくれた・・・ |
| 俺はただ、きっかけを 作っただけだよ |
| あたしはただ、 きっかけを 作っただけよ |
| おぼえていますか? |
| このお屋敷を出て 初めて、自分たちで 旅立つことを決めた時 |
| *n0さんは あたしに、こう言って くれましたよね? |
| あたしの背負っている ものを、一緒に支えて くれるって |
| ああ・・・ |
| うん・・・ |
| 今度は、あたしが |
| 貴方のことを支えて |
| 貴女のことを支えて |
| あげたい・・・ |
| どれだけかかっても 構いません! |
| あたしは、貴方の |
| あたしは、貴女の |
| *n0さんの 側にいたいんです |
| アメル・・・ |
| *n0さん それが、今のあたしが 心から願っている ことなんです・・・ |
| ・・・・・・ |
| 謝ってすむような ことじゃないのは よくわかってる |
| けど、今の俺には それ以外にどうする こともできないから だから・・・ |
| 許してくれ、ネスっ このとおりだ・・・! |
| 謝ってすむような ことじゃないのは わかってるつもりよ |
| けど、今のあたしには それ以外にどうする こともできないから だから・・・ |
| 許して、ネスっ! お願い・・・っ |
| やれやれ・・・ |
| ネス・・・? |
| ネス・・・? |
| ネスティ、さん? |
| つくづく・・・ 君という人間は・・・ |
| 徹頭徹尾、言語道断の 大バカ者だな! |
| な・・・っ!? |
| へ・・・っ!? |
| アメルっ、君もだ! |
| は、はいっ? |
| 自分の気持ちと照らし あわせてみれば、僕が なにを考えているかは わかるだろう!? |
| あ・・・ |
| それじゃあ・・・ 許してくれるのか!? |
| それじゃあ・・・ 許してくれるの!? |
| 許すもなにも そもそも、僕は君を 責めるつもりなんか ないんだ |
| 僕の中に継承された 一族の記憶も はっきりと告げている |
| クレスメントの一族 だけが、我々にとって 対等の友人だった、と |
| 対等だったんだ 君たちに強いられて 手を貸したんじゃない |
| 君が背負わされた罪は 僕の罪でもあるんだよ |
| ネスティ・・・ |
| さあ、わかったら さっさと屋敷に戻るぞ |
| 君が謝る必要がある のは、僕じゃなくて 心配をかけたみんなに なんだからな・・・ |
| ・・・・・・ |
| *n0さん あれはきっと・・・ |
| うん、わかってるよ |
| うん、わかってる |
| ありがとう・・・ ネス・・・ |
| 許されない罪があった 取り消せない過去があった |
| 禁忌の森に隠されていた 真実は、なにも知らずに いた俺の心を、激しく うちのめした・・・ |
| 調律者という名の 罪のらく印・・・ |
| その重みに、俺は戸惑い 苦しみ、もがき続けた だけど・・・ |
| みんなは、そんな俺に 教えてくれた |
| 許されない罪なら 取り消せない過去なら 全てを受け入れたうえで 乗り越えるしかないと |
| だから、俺はもう 立ち止まったりはしない |
| この身を縛りつける 過去という名の縛鎖を 断ちきって・・・ |
| 仲間たちと共に 未来に向かって歩いて いこうと思う |
| 許されない罪があった 取り消せない過去があった |
| 禁忌の森に隠されていた 真実は、なにも知らずに 生きてきたあたしを うちのめした・・・ |
| 調律者という名の 罪のらく印・・・ その重みに、あたしは 泣いて、もがき続けた |
| そんなあたしを 救ってくれたのは みんなの優しい思い |
| 許されない罪なら 取り消せない過去なら 全てを受け入れたうえで 乗り越えるしかないと |
| だから、あたし もう、立ち止まらない |
| この悲劇を生みだした 過去という名の縛鎖を 断ちきって・・・ |
| みんなと一緒に 未来に向かって歩いて いこうと思う |
| 調律者が、ゲイルを 作った本来の目的は |
| この世界の人間の力 だけで、リィンバウム を守れるようにする ためだったらしい |
| まあ、召喚獣を利用 した時点で、本来の 目的からは逸脱してる ようなものだがな |
| どうして、そんなこと 考えたんだろう? |
| どうして、そんなこと 考えたのかしらね? |
| そこまではわからない 彼らには、彼らなりの 事情があったんだろう |
| ただ、いくら目的が 正しくても、過程を 間違えては意味がない ということだ |
| 答えだけあっていても 途中の式が違ってたら 点が貰えないテストと 同じだな? |
| 答えだけあっていても 途中の式が違ってたら 点が貰えないテストと 同じね? |
| ・・・・・・ |
| じょ、冗談だってば! おーいっ!? |
| じょ、冗談よ! ネスってば!? |
| わだかまりが解けても ネスは、やっぱり ネスのままか・・・ |
| わだかまりが解けても ネスは、やっぱり ネスのままね・・・ |
| アルミネが、どんな 天使だったかですか? |
| うん、ちょっと 知りたくなってね |
| ええ、ちょっと 知りたくなって |
| そうですね・・・ |
| 豊穣の天使と呼ばれて いただけあって、大地 に草木を芽吹かせたり |
| 弱っている生き物に 活力を与えることが できたみたいです |
| それじゃ、アメルの 聖女の奇跡も? |
| じゃ、アメルの 聖女の奇跡も? |
| きっと、その力の 名残りでしょうね |
| もっと早くこのことに 気づいてたら良かった のに・・・ |
| なんで? |
| どうして? |
| だって、そうすれば 村の畑を、もっと 豊かにしてあげられた じゃないですか? |
| きっと、おイモさん だって、たくさん とれたはずですよ! |
| は、はあ・・・ |
| むう・・・ |
| 天使の力って・・・ そういう使い方して いいのかなあ? |
| 天使の力って・・・ そういう使い方して いいのかしら? |
| 仲間同士ノ不和ガ 解決デキテ、本当ニ 良カッタデスネ |
| うん、まあ それはそれとして *n1 |
| そのカチカチの言葉 づかい、そろそろ なんとかならないか? |
| ねえ・・・ それはそれとして *n1 |
| そのカチカチの言葉 づかい、そろそろ なんとかならない? |
| ナニカ、問題デモ アルノデショウカ? |
| いや、だからさ 同じことを言うのでも もう少し、柔らかい 言いかたのほうが |
| ずっと、親しみやすく なると思うんだよ |
| 仲直りができて よかったですね |
| ・・・この言い方の ほうが、ずっと人間の やりとりに近いだろ? |
| いや、だからさぁ 同じことを言うのでも もう少し、柔らかい 言いかたのほうが |
| もっと、親しみやすく なると思うんだけどな |
| 仲直りができて よかったですね |
| ・・・この言い方の ほうが、ずっと人間の やりとりに 近いでしょう? |
| ハア・・・ ワカリマシタ・・・ |
| 鋭意努力イタシマス |
| だから・・・ |
| だからぁ・・・ |
| やっぱり、こういう 要求には無理がある のかなあ? |
| やっぱり、こういう 要求には無理がある のかしら? |
| しかし、お前が 心配してくれるとは 正直、思わなかったよ |
| でも、あんたが 心配してくれるとは 正直、思わなかったわ |
| ケッ、悪かったな!? |
| ・・・と、悪態をつく ところだがなァ |
| オレにはオレの都合も あったんだよな 実はよ・・・ |
| え? |
| へ? |
| 食い飽きちまったのさ 重っ苦しい感情はよ |
| 今回の騒ぎで どいつもこいつも 悩みまくってたからな |
| ひとしきり味わっては みたものの、ずっと ノーテンキなテメエに くっついてたせいで |
| すぐに飽きちまってな だからよォ・・・ |
| ・・・・・・ |
| うぎゃっ!? |
| つくづく・・・っ! こいつは・・・っ!! |
| つくづく・・・っ! この子は・・・っ!! |
| ひらいてくれたね? |
| おにいちゃんの・・・ こころ・・・ |
| *n1に 叱られちゃったからな |
| おねえちゃんの・・・ こころ・・・ |
| *n1に 叱られちゃったしね |
| ごめんね・・・ |
| え? |
| うそだから・・・ |
| *n1が おにいちゃんのこと きらいっていったの うそだから・・・ |
| *n1が おねえちゃんのこと きらいっていったの うそだから・・・ |
| *n1を きらわないで・・・ |
| わかってるよ そんなことはね? |
| 俺は、あんなことで *n1を 嫌いになったりなんか しないよ |
| わかってるわよ そんなこと? |
| あたしはあんなことで *n1を 嫌いになったりなんか しないわよ |
| おにいちゃん! |
| おねえちゃん! |
| ・・・ととっ!? |
| ・・・きゃっ!? |
| おにいちゃん・・・ だいすき・・・ |
| おねえちゃん・・・ だいすき・・・ |
| ああ、俺も *n1が大好きだよ・・・ |
| ええ、あたしも *n1が大好きよ・・・ |
| だけどさ *n1に 叱られるなんて 思いもしなかったよ |
| だけどねぇ *n1に 叱られるなんて 思いもしなかったわ |
| あ、あれは・・・ その・・・っ つい、勢いで・・・ |
| そんなに縮こまること なんてないさ 俺は、感謝してるん だからさ |
| そんなに縮こまること なんてないわよ あたし、感謝してるん だから |
| はあ・・・ |
| ずっとビクビクしてた 最初の頃に比べたら *n1も 成長したよ、うん |
| ずっとビクビクしてた 最初の頃に比べたら *n1も 成長したものねぇ |
| そんなぁ!? ボクなんて、まだまだ 臆病ですよぉ・・・ |
| 照れるな、照れるな *n1? |
| 照れない、照れない *n1? |
| もぉ~っ!? |
| 本当に、強くなったよ *n1はさ |
| 本当に強くなったわよ *n1はね |
| なにはともあれ めでたし、めでたしだ |
| ずいぶんと、みんなに 心配かけちゃった けれどね |
| ずいぶんと、みんなに 心配かけちゃった みたいだけどね |
| あー? オレは最初っから 心配なんてしてや しなかったぜ? |
| またまたぁ・・・ |
| へっ? |
| いや、正直なところ お前がこのまま潰れる のなら、それはそれで ほっとく気だったぞ |
| ・・・・・・ |
| ま、そんなこと あるワケねえって わかっちゃいたんだ けどな? |
| 本気だったよな? 今の言葉、全部・・・ |
| 本気だったわね? 今の言葉、全部・・・ |
| やれやれ、これで 私もひと安心って ところね |
| 心配させちゃって 本当にごめん |
| 心配させちゃって 本当にごめんなさい |
| ああ、そんなこと 気にしなくていいのよ |
| 貴方たちとの |
| 貴女たちとの |
| つきあいも、これだけ 長くなってるんだもの |
| もう、ほとんど家族も 同然じゃない? |
| それって ケイナが母さんでさ フォルテが父さ・・・ |
| ・・・あうっ!? |
| それって ケイナがお母さんで フォルテが父さ・・・ |
| ・・・いたぁ!? |
| 私がお姉さんで |
| 貴方たちが弟と妹よ |
| 貴女たちが弟と妹よ |
| くれぐれも間違えない ように・・・ね? |
| ふぁい・・・ |
| はぁい・・・ |
| どの部分が、いったい 気に触ったんだ??? |
| 照れ隠しに殴るのは 勘弁してほしかったわ あうう・・・ |
| ようやく、アメルに 笑顔が戻ってきて うれしいですよ |
| これも・・・ |
| 貴方のおかげです |
| 貴女のおかげです |
| *n0さん |
| おだてないでくれよ |
| おだてないでよ |
| いいえ、今のあの子は 僕たちやおじいさん と同じか、それ以上に |
| 貴方のことを信頼して |
| 貴女のことを信頼して |
| いるんですよ |
| これからも あの子をよろしく お願いしますよ |
| うん・・・ |
| これからも あの子の良い友達で いてあげてください |
| うん、わかってる! |
| でも、ロッカ・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったよな |
| でも、ロッカ・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったわね |
| 結局また、テメエに 頼っちまったな・・・ |
| そんなことないよ |
| そんなことないわよ |
| 別に感謝なんかしちゃ いねえよ 元はといえば、原因は テメエの先祖なんだ |
| ま・・・ そのことでテメエを 責めたりはしねえがな |
| こうなった以上 最後まで、責任とれよ |
| え!? |
| へ!? |
| 二度とあいつを泣かす なって、言ってんだよ |
| もう俺やバカ兄貴じゃ 役不足なんだよ・・・ |
| これ以上、言わせるん じゃねぇ・・・! |
| う、うん・・・ |
| 男の俺じゃ、役不足 なんだよ・・・ |
| これ以上、言わせるん じゃねぇ・・・ |
| ・・・わかった |
| リューグの奴・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったよな |
| リューグ・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったわね |
| 蒼の派閥が、あんな ことを秘密にしていた なんて、知らなかった |
| ファミィさんには 内緒にしてくれよ? |
| ファミィさんには 内緒にしてね? |
| わかってるわよ そんなことぐらい |
| でも、お母さまって どこからともなく 聞きつけるからなあ |
| う・・・ たしかに・・・ |
| もしバレても、私の せいじゃないからね 言っておくけど! |
| いったい、あの人は どうやって、情報を 集めるんだろう??? |
| いったい、あの人は どうやって、情報を 集めるんだろう??? |
| あーあ・・・ なんか、安心したら 腹が減ってきちまった |
| 食べ物が喉を通らない くらい、心配して くれたんだ? |
| 食べ物が喉を通らない くらい、心配して くれたの? |
| ていうかね・・・ 心配よりも、イライラ しちまってさ |
| あんたたちが、3人で 顔を見せるまでさ ず~っと、稽古で気を 紛らわしてたんだよ |
| い!? |
| へ!? |
| そういうわけだから これから、シオンの 大将のとこまで つきあいな |
| 当然、あんたの おごりでね? |
| ・・・はい |
| ・・・はぁい |
| 形は違っても、心配 してくれたのは同じ だもんな・・・ |
| 形は違っても、心配 してくれたのは同じ だもんね・・・ |
| ようやく、鬼相が とれたでござるな |
| 鬼相・・・? |
| 鬼と見えるほど 思いつめた顔をして おったということで ござるよ |
| 俺、そんな顔 してたんだ・・・ |
| あたし、そんな顔 してたんだ・・・ |
| 心配いたすな 今のお主の顔からは そういったものが きれいに落ちておる |
| 迷いは、晴れたので ござろう? |
| うん・・・ まだ、すこしだけ 不安はあるけどね |
| うん・・・ まだ、ちょっとだけ 不安はあるけど |
| もしまた、迷いに 囚われそうになった ならば、鏡で己の顔を 見つめることだ |
| 鬼相は、鬼を招く ゆめゆめ、忘れぬよう にな・・・ |
| ・・・はい |
| ・・・うん |
| 今の言葉、忘れない ようにしないとな |
| 今の言葉、忘れない ようにしないとね |
| いやあ・・・ 若いってのは、やっぱ いいねえ? |
| な!? |
| まさか・・・ レナードさん・・・ |
| な!? |
| まさか・・・ レナードさん・・・ |
| 覗かれて、困るような シーンがあったのか? |
| う・・・ |
| うはははっ、こうも 簡単に誘導尋問に 引っかかるとはなぁ |
| レナードさんっ!! |
| レナードさんっ!! |
| まあまあ、そんなに 怒るなって・・・ |
| うう・・・ |
| むう・・・ |
| ふぃーっ・・・ しかし、アレだな? |
| それだけ、感情を顔に 出せるんなら、もう 大丈夫だな・・・ |
| ・・・え? |
| もしかして・・・ それを確かめるために ワザと・・・? |
| もしかして・・・ それを確かめるために ワザと・・・? |
| ちょっと、自信が なくなっちゃったかも |
| なにが? |
| あれだけ近くで暮らし てたのに、ルウたちは あの森について、結局 なにもしらなかった |
| そう考えるとね・・・ |
| しょうがないと思うよ あれだけ厳重に隠され ていた秘密だったんだ |
| しょうがないと思うわ あれだけ厳重に隠され ていた秘密だったもの |
| そこなのよね・・・ また、不思議なのは |
| え? |
| へ? |
| 童話とかになった話は いったい、どうやって 広まったと思う? |
| 誰かがわざと広めたと しか、考えられないと ルウは思うの |
| 当時の召喚師が真実を 隠すために、広めたん じゃ・・・ |
| 当時の召喚師が真実を 隠すために、広めたん じゃ・・・ |
| それにしては、人の 興味をかき立てる ようにできすぎてるよ あれは・・・ |
| いったい、どうして そんなことをしたの かしら??? |
| ルウって、結構 気にすると止まらない 性分だからなあ・・・ |
| ルウって、結構 気にすると止まらない 性分だものねぇ・・・ |
| 私が、エルゴの守護者 として、この世界に 遣わされた時にも |
| 鬼神さまから 聞かされたことが あります |
| リィンバウムの民は 許されない罪を犯した 者たちなのだ、と |
| きっと、このこと だったんですね |
| だろうね・・・ |
| でしょうね・・・ |
| これは、こじつけかも しれませんが・・・ |
| いずれ、エルゴの王の 手によって、この世界 は結界に閉ざされて いたんです |
| それまでずっと 異界の者たちの力に 頼り続けていたのなら もしかすると・・・ |
| リィンバウムは これほどまでには発展 できなかったのかも しれません |
| これもまた、ひとつの 可能性だったとは 考えられませんか? |
| うん・・・ |
| うん、そうね・・・ |
| ありがとう・・・ カイナ・・・ |
| ありがとう・・・ カイナ・・・ |
| 今回の一件で、私にも 改めて考えさせられる ことがあったよ |
| 罪の意識を背負って 生きることが、本当に 正しいのかをね |
| シャムロック・・・ |
| 正直、私はまだ トライドラの人々の ことを引きずっていた |
| 忘れてはいけないと ずっと思ってきた けれど・・・ |
| 本当に大切なことさえ 忘れなければ、それで いいのかもしれない |
| あの時に感じた思い それが、この胸に 焼きついてさえいれば |
| 仇討ちという形に こだわらずとも 私はトライドラの騎士 なのだと・・・ |
| 今なら、そう言える 気がするんだよ |
| うん、きっと・・・ それでいいんだよ シャムロック |
| うん、きっと・・・ それでいいのよ シャムロック |
| 本当に大切なことは 自然に自分の心へと 刻まれるものなんだ きっと・・・ |
| 本当に大切なことは 自然に自分の心へと 刻まれるものだもの きっと・・・ |
| いやー、どうなること かと思いましたけど |
| なにもかも、まあるく おさまって、ホント なによりです |
| パッフェルさんも これで安心して仕事に 励めるよね? |
| パッフェルさんも これで安心して仕事に 励めるわね? |
| そりゃもう、今までの 分も取り返さないと |
| いざという時には また、助っ人も頼める ようになったし・・・ |
| ん? |
| いえいえ、こっちの お話でーす♪ |
| この調子だと・・・ また、助っ人に かり出されそうだな? |
| この調子だと・・・ また、助っ人に かり出されそうね? |
| ほう・・・ |
| どうかしたんですか? |
| ずいぶんと、いい顔に なりましたね・・・ *n0さん |
| そ、そうですか? |
| ええ、さっきまでとは 別人のようですよ |
| 瞳にあった迷いが すっかり消えています |
| うん・・・ まだ、すこしだけ 不安はあるけどね |
| うん・・・ まだ、ちょっとだけ 不安はあるけど |
| それでいいんですよ |
| え? |
| すこし迷っている くらいが、人間には ちょうどいいんです |
| 完全にそれが消えて しまったら、それは もう人とは言えません |
| ・・・! |
| ですから、安心して 迷えばいいんです |
| そうすることで |
| もっともっと、貴方の |
| もっともっと、貴女の |
| 心は強くなるはずです |
| 私が、保証しますよ |
| 迷いがなくなったら人じゃない、か 確かにそうかもしれないな・・・ |
| 迷いがなくなったら人じゃない、か 確かにそうかもしれないわね・・・ |
| 仲直りができて よかったね *n0? |
| おかげさまでね |
| おかげさまでね |
| うんうん、やっぱり *n0は こうじゃないとダメ |
| でもさ・・・ ユエルは、俺のこと こわくないのか? |
| もしかして、お前も あんな風にしちゃう かもしれないぞぉ? |
| でもさ・・・ ユエルは、あたしの こと、こわくないの? |
| もしかして、ユエルも あんな風にしちゃう かもしれないわよぉ? |
| あはははっ そんなこと、絶対に ないもんねー |
| *n0は ユエルのために あんなに怒ってくれた んだもん・・・ |
| ユエル、ちゃんと 知ってるんだから! |
| ははは・・・ お見通しってわけか |
| そっか・・・ お見通しってわけね |
| 残念でしたー! |
| そこまで信頼して くれてるんだな ユエルは・・・ |
| そこまで信頼して くれてるのね ユエルは・・・ |
scn117
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| あふぁ・・・ |
| イイ加減ニ目ヲ 覚マシテクダサイ? あるじ殿・・・ |
| ケッ!こいつは 立ち直ったと思えば すぐこれだ・・・ |
| うわ・・・ おっきな、あくび? |
| ご主人さま いい加減に目を 覚ましてくださいよ |
| そういうなよぉ *n1 |
| ぐっすり眠れたのは ひさしぶりなんだ |
| そういわないでよ *n1 |
| ぐっすり眠れたのは ひさしぶりなのよ |
| 本当なら、まだまだ ベッドの中にいたい くらいなのに・・・ |
| あら、でもそれじゃ せっかくの焼きたての パンも、冷めちゃって 悲しいですよ? |
| あ・・・ |
| へ・・・ |
| あめる殿 オハヨウゴザイマス |
| おはよう *n1さん |
| おう・・・ |
| おはよう *n1くん |
| おねえちゃん おはよう |
| おはよう *n1ちゃん |
| おはようございます アメルさん |
| おはよう *n1くん |
| 冷たい水で顔を洗って 目を覚ましてきて くださいね *n0? |
| 朝ご飯の支度 できてますから |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 今、アメルって 俺のこと呼び捨てに したよな? |
| 今、アメルって あたしのこと呼び捨て にしたわよね? |
| 確カニ・・・ |
| そういえば・・・ |
| うん・・・ |
| そうですよね |
| ははは・・・ |
| そっか・・・ |
| なんか、ちょっと うれしいかも・・・♪ |
| これが、問題の遺跡に 刻まれてたっていう 文章の写しね |
| 破損してた部分も できるだけ正確に記録 したつもりだけど どうかしら? |
| ああ、これなら なんとか解読すること も可能だろう |
| 時間さえもらえればね |
| よろしくお願いします ギブソン先輩 |
| それで、みんなは これからどうするの? |
| いったん、ファナンへ 戻ろうと思ってる |
| 黒の旅団が次に狙って いるのは、間違いなく ファナンだからね |
| いったん、ファナンへ 戻ろうと思ってます |
| 黒の旅団が次に狙って いるのは、間違いなく ファナンだと思うし |
| 道中、クレグレモ 気ヲツケルコトダ |
| ありがとうございます エスガルドさん |
| これを持っておいき 二人とも |
| これは・・・? |
| その杖と腕輪は ワシが若い頃に使って いた品物じゃ |
| お前たちの助けに なるじゃろう |
| 双蛇の杖を手に入れた! 緑玉の腕輪を手に入れた! |
| 派閥の件は、心配せず ワシに任せるがいい |
| お前たちには、絶対に 手は出させぬ |
| ラウル師範・・・ |
| 義父さん・・・ |
| さあ、行っておいで 行って、お前たちの 正しいと思うことを やりとげるんじゃ |
| ・・・はい! |
| 妙でござるな・・・ |
| ええ、明らかに 前と街の様子が違って います |
| 通りを行く人たちも みな、どこか落ち着き のないような・・・ |
| 首筋の毛が、ぴりぴり するカンジ・・・ |
| こんなの、あたいも 初めてだよ・・・ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| たしかに・・・ イヤな感じです・・・ |
| まあ、アレだ 詮索は後回しにして まずは道場に腰を 落ち着けようや? |
| そうだな |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| それは本当に間違い ないことなのか ミニス? |
| 間違いないわ・・・ お母さまが言ってたん だもの |
| ファナンの領主が正式 に布告をするより先に 誰かが・・・ |
| デグレアがこの街を 狙ってるって噂を 流して歩いてるって! |
| 私もさっき、お店に 来たお客さんから そう聞きましたです はい・・・ |
| デグレアの軍隊には 魔物たちも加わって いて、すごく強くて |
| あのトライドラさえも あっという間に陥落 しちゃったって |
| 街の人たち、みんな おびえきっちゃってる |
| マズイな、そいつは |
| ファミィ議長たちが 情報を規制したのは 人心を考えてのこと でした |
| ですが、こんな流言と して、情報が先走って しまったら・・・ |
| かえって、人々の心に 領主への疑いを生む ことになりかねん |
| ヒヒヒッ、領主の面目 丸つぶれだなァ? |
| *n1!? |
| ちくしょお! どこのどいつが そんなことを・・・っ |
| モーリンさん・・・ |
| ・・・ふぃーっ |
| ここはひとつ、噂の 出所を確かめておいた ほうがよさそうだな? |
| では、早速 調べてみましょう |
| ああ、お願いするよ |
| ええ、お願いするわ |
| ほっておくわけには いかない・・・ |
| ほっておくわけには いかないもの・・・ |
| ほら、ユエル そんなにびくびく しなくても大丈夫だよ |
| うう・・・ でもぉ・・・ |
| どうしたんだ 二人とも? |
| どうしたのよ 二人とも? |
| はあ、ユエルが下町の みんなの様子が気に なるっていうから |
| 連れてきてあげたのは いいんですが、ずっと 僕の背中に隠れて ばかりで・・・ |
| だって・・・ みんな、まだユエルの こと、怒ってるかも しれないもん・・・ |
| こわいもん・・・ |
| どうする? ついていく ロッカに任せる |
| だいじょうぶだよ ユエル もし、誰かが君のこと を悪く言っても |
| その時はロッカが かばってくれるさ そうだろ? |
| だいじょうぶよ ユエル もし、誰かがユエルの ことを悪く言っても |
| その時はロッカが かばってくれるわ そうでしょ? |
| ええ、悪いのは この子を操っていた 奴だって、はっきり 言ってやりますよ |
| 本当に、ホント? |
| ああ、僕はユエルの 味方だよ |
| へへへ・・・ |
| だから、こそこそ しなくてもいいんだ 安心して、行って おいで? |
| だから、こそこそ しなくてもいいのよ 安心して、行って きなさい? |
| うんっ! |
| よし、それじゃ 俺も一緒についてって やるよ |
| よ~し、それじゃ あたしも一緒について いってあげる |
| ホント? |
| *n0さんが 一緒なら、安心だろう ユエル? |
| ・・・うんっ! |
| だけど、ユエルが心配 しなくても、みんなは きっとわかってくれて いるはずだよ |
| あの時、最後に ユエルは怪我をさせた みんなにちゃんと 謝ってるんだから |
| でもね、ユエルが心配 しなくても、みんなは きっとわかってくれて いると思うよ |
| あの時、最後に ユエルは怪我をさせた みんなにちゃんと 謝ってるんだから |
| うん・・・ |
| あ!? |
| ・・・!? |
| ほら、ユエル 逃げたらダメだよ |
| でも、でもぉ・・・ |
| ユエル・・・ |
| ごめんなさい! ごめんなさいっ!! |
| よく戻ってきて くれたねえ・・・ ユエル! |
| え・・・むぎゅ!? |
| ごめんよ・・・ 一番つらかったのは あんただろうに・・・ |
| オレたちゃ、びびって お前を見送ることしか できなかった |
| すまんかったなぁ |
| おばちゃん・・・ みんな・・・ |
| う・・・っ うわあぁぁ~んっ!! |
| *n0さんの 言うとおりでしたね |
| よかった・・・ |
| うん、本当によかった |
| ええ、本当に・・・ |
| ・・・(きゅるるる) |
| あ・・・ |
| なんだ *n1 お腹が空いたのか? |
| なに *n1 お腹が空いたの? |
| ・・・(こくん) |
| そう言えば、俺も 小腹が空いてるかも |
| そう言えば、あたしも そうかも・・・ |
| シオンの大将のとこで ちょっと、おソバでも 食べていくか? |
| シオンの大将のとこで ちょっと、おソバでも 食べていこっか? |
| ・・・(こくこく) |
| 結構じゃないですか お腹が空くのは健康な 証拠ですよ |
| ははは・・・ |
| 俺は天ぷらソバを *n1は なんにする? |
| あはは・・・ |
| あたしは月見ソバね *n1は なんにする? |
| ・・・みえないよ |
| ああ、ほら よいしょ・・・っ! |
| ああ、ほら よいしょ・・・っ! |
| えっと・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・よめないよ |
| ありゃりゃ・・・ |
| あらら・・・ |
| *n1さん 私のおすすめがあるん ですけど、どうです? |
| じゃあ・・・ それちょうだい・・・ |
| 大将のオススメって? |
| 大将のオススメって? |
| これですよ ほら、キツネソバ |
| おあげだ・・・♪ |
| おじょうさんは キツネの変化した妖怪 だそうですからね |
| あげは、キツネの好物 だと、シルターンでは 言われてるんです |
| へえ・・・ |
| へえ・・・ |
| ・・・(はむはむ) |
| おいしいか? *n1 |
| どう、おいしい? *n1 |
| うん・・・ あまくて・・・ とってもおいしいよ |
| ・・・(はむはむ) |
| じゃあ、俺も自分のを 食べるか・・・ |
| じゃあ、あたしも自分 のを食べよっかな |
| ・・・(くいくい) |
| ん? |
| え? |
| ごちそうさま・・・ |
| ・・・って、おあげ 以外は、ほとんど 食べてないじゃないか |
| ・・・って、おあげ 以外は、ほとんど 食べてないじゃないの |
| おなか・・・ いっぱい・・・ |
| どうやら、好物だけで 満足してしまったよう ですね・・・ |
| どうしよう、これ? |
| どうしよう、これ? |
| 食べ物を粗末にすると 麺棒で殴られますよ |
| うう・・・ 晩ご飯、食べられる かなぁ・・・? |
| うう・・・ 晩ご飯、食べられる かしら・・・? |
| あれ・・・? *n1のヤツと パッフェルさんだ |
| あれ・・・? *n1のヤツと パッフェルさん |
| あんなとこで、なにを してるんだ? |
| あんなとこで、なにを してるのかしら? |
| ブツはちゃんと持って きてるんだろうなァ? |
| ええ、そりゃあもう ほら・・・? |
| お~っ!? 間違いねェ・・・ 帝国産のブランデー! |
| こいつを手に入れる には、かなり危ない橋 も渡りましたよー |
| お店のケーキに使う ものを、こっそり拝借 してきたんですから |
| まー、それなりに お代のほうも弾んで いただかないと・・・ |
| ケッ!わかってるさ *n0に 好きなだけふっかけな |
| 飲んじまえば、こっち のもんだからなァ? ヒヒヒ・・・ |
| うふふふ・・・ |
| な、なんてヤツらだ まったく・・・ |
| あ・・・!? |
| な、なんて人たちなの まったく、もぉ・・・ |
| あ・・・!? |
| では、さっそく一口 ・・・のわっ!? |
| こら! *n1くん お酒なんか、飲んだら ダメでしょう? |
| あ、アメル・・・ さん・・・? |
| おいっ、オンナ!? そいつはオレんだぞ! 返しやがれッ!! |
| いけません! お酒は、大人になって からです! |
| オレは、ガキじゃ ねェッ!? |
| そうですよね パッフェルさん? |
| あ・・・ |
| で・す・よ・ね? |
| あ、はい・・・ お客様のおっしゃる とおりですう・・・ |
| では、このお酒は お返しいたしますね |
| う、裏切り者~ッ!? |
| さあ *n1くん 晩ご飯のお買い物に いきましょう? |
| 離せえェェ・・・! ちくしょうッ、オンナ オレの話を聞けェ!? |
| *n1 |
| お、オレのォ・・・ 酒えぇぇぇェェ・・・ |
| あいつ、どうして アメルにはああまで 弱いんだろう? |
| あの子、どうして アメルにはああまで 弱いのかしら? |
| さあ・・・ |
| やっぱり、天使と悪魔 だからなのか??? |
| やっぱり、天使と悪魔 だからかしら??? |
| ところで・・・ このお酒、どうしたら いいと思います? |
| ちゃんとお店に返して きなさいっ! |
| ちゃんとお店に返して きなさいっ! |
| あ、やっぱり・・・? |
| *n0 ウワサってのの出所を 突きとめたぜ |
| 本当に!? |
| 本当!? |
| ああ、だがな・・・ |
| お前さんにとっちゃあ ショッキングなこと かもしれねえ・・・ |
| え? |
| え? |
| *n0 あんたは本当に強いな |
| え? |
| あれだけ過酷なものを 背負わされることに なったというのに |
| それを受けとめ さらに前へと進もうと している・・・ |
| わしには、とても 真似できんことだよ |
| どうだろう |
| そ、そうかな? そんなことないよ |
| そ、そうかしら? そんなことないわ |
| そ、そうかな? |
| そ、そうかしら? |
| ああ、わしは正直 あんたが、あのまま 潰れてしまうかと 思っていたが |
| だが、どうやら 年寄りの余計な心配 だったようだ はははは・・・ |
| そんなことないよ |
| 俺一人だったら きっと、潰れてた |
| でも、みんなが俺を 支えてくれたから こうしてまた、前に 進めるんだ |
| そんなことないわ |
| あたし一人だったら きっと、潰れてた |
| でもみんながあたしを 支えてくれたから こうしてまた、前に 進めたんだと思う |
| ・・・・・・ |
| それに、罪から 逃げ続けたってさ いつかはきっと 追いつかれちゃうよ |
| だって、その罪もまた 自分という存在を 形作ってる、一部 なんだからね・・・ |
| それに、罪から 逃げ続けたって いつかはきっと 追いつかれるもの |
| だって、その罪もまた 自分という存在を 形作ってる、一部 なんだから・・・ |
| !! |
| へとへとになるまで 逃げて、それで結局 追いつかれるんなら |
| 最初から逃げずに 立ち向かおうって 俺は思ったんだ |
| 最初から思いっきり 抵抗しちゃおうって あたしは思っただけよ |
| 全力でぶつかれば もしかしたら、勝てる かもしれないしね? |
| 逃げずに・・・ 立ち向かう、か・・・ |
| ふふふっ、なるほど そういう戦い方も あったのだな・・・ |
| ふははははははっ! |
| じ、爺さんっ? |
| おじいさん? |
| まだ・・・ 間に合うはずだ・・・ |
| 今からでも・・・ まだ・・・! |
| あたいはこの街が 好きだよ |
| 聖王都とかに比べたら ごちゃごちゃしてて 落ち着きのない街だと 思うけど・・・ |
| それでも、あたいに とっちゃあ、ふたつと ない故郷なんだよ! |
| モーリン・・・ |
| それでみんなが笑える たわいもない噂なら いいさ・・・ |
| けど、今度のは違う! 街のみんなを不必要に 怖がらせてるだけだよ |
| どこのどいつか 知らないけど、もし 見つけたら・・・ |
| あたいがぶっ飛ばして やるよ!絶対に!! |
| あれ、ネスと *n1 じゃないか |
| あれ、ネスと *n1 じゃない |
| なにやって・・・ うわわわっ!? |
| なにやって・・・ うひゃあっ!? |
| 836C8358 83658342 |
| 834A835E 83758363 8381834B 836C |
| ・・・!? !?!?!? |
| ・・・スキャン完了 システムに異常なしだ |
| アリガトウゴザイマス ねすてぃ殿・・・ |
| ね、ネス・・・っ 今のは??? |
| *n1の メモリに異常がないか チェックしていたのさ |
| でふらぐヲ兼ネテ 互イノ情報ノ交換モ 行イマシタ |
| ホトンド、一方的ニ 自分ガでーたヲ モラッタヨウナモノ デスガ・・・ |
| いや、君とのアクセス は、僕にとって有意義 なものだったよ |
| なにせ・・・ |
| 君の主人が、日頃 僕のことをどのように 評価してたのか、知る ことができたからね |
| いいっ!? |
| ええっ!? |
| そこへ座るんだ? *n0 |
| *n1 告げ口するだなんて ひどいぞぉ!? |
| *n1 告げ口するだなんて この裏切り者ーっ!? |
| 不可抗力デス・・・ |
| カタブツメガネとは 誰をさした固有名詞 なのかな? |
| ご、ごめんなさいぃ! |
| そっそれは、そのぉ あは、あははっ・・・ |
| なあ・・・ *n0 気づいてたか? |
| え? |
| トライドラが陥落した ことは、俺たち以外は 知らないはずだな |
| まして、それが デグレアの仕業って ことや、奴らが魔物を 使うってのは・・・ |
| まるっきり、見てきた ような言いぐさじゃ ねぇか? |
| たしかに・・・!? |
| 前々から、妙だとは 思ってたんだ |
| やつらは、いつも 俺たちの先へ先へと 行動しやがる |
| 監視してるにしろ あまりに正確すぎる まるで・・・ |
| 俺たちの考えを そのまま聞いて行動 してるみたいにな |
| ・・・・・・ |
| 気をつけろよ・・・ なんだか、きなくさい 予感がしやがる |
| こ、こうかしらっ? |
| ああっ、ダメですよぅ それじゃ、ケイナさん の指までむいちゃい ますよぉ!? |
| ほら、包丁の持ち方は こうで・・・ |
| うう゛~っ??? |
| 変な声でうなって なにしてるんだ? |
| 変な声でうなって なにしてるのよ? |
| ケイナさんに頼まれて 包丁の正しい使い方を 教えてるんですよ |
| ほら、食事の当番 いつまでも私だけ免除 なんて、悪いじゃない |
| 悪いというか・・・ |
| 悪いというか・・・ |
| 安全を第一に考えたら ごく妥当な判断だと 思うんだけど |
| いろんな意味で・・・ |
| 安全を第一に考えたら ごく妥当な判断だと 思うんだけど |
| いろんな意味で・・・ |
| レナードさんや フォルテのバカですら 料理はできるじゃない |
| 私だって、その気に なれば・・・ |
| どうする? 自分も加わる ケイナを励ます |
| うん、俺もケイナの 作る料理って、食べて みたいかも |
| ええ、あたしもケイナ の作る料理って、食べ てみたいかも |
| そ、そう? |
| よーし! がんばるわよぉ! |
| け、ケイナさんっ! 包丁を持ったままで 急に手をあげちゃダメ ですってばぁ!? |
| あら、やだ・・・ あははは・・・ |
| ケイナさん! |
| ・・・ごめんなさぁい |
| 前途多難だなあ・・・ |
| 前途多難ね・・・ |
| よし、俺にもひとつ 教えてくれよ *n1 |
| え、でも ご主人様のお食事なら ボクが・・・ |
| 野菜の皮むきぐらい おぼえておいて損は ないだろう? |
| *n1の 手伝いだって、できる ようになるし |
| ご主人様・・・ |
| これで、いいのかな? |
| お上手ですねぇ! さすが、ご主人様です |
| ・・・・・・ |
| ケイナさんは どうですか? |
| わっ!わわっ! み、見ないでっ!? |
| ・・・・・・・ |
| おいもが・・・ |
| 奇怪なオブジェと 化している・・・ |
| うう・・・ 自己嫌悪ぉ~っ |
| ねえ、あたしにも 教えてくれない *n1 |
| え、でも ご主人様のお食事なら ボクが・・・ |
| 野菜の皮むきぐらい おぼえておいて損は ないでしょ? |
| *n1と 一緒にお料理ってのも 楽しそうだし |
| ご主人様・・・ |
| こ、この・・・! これが・・・っ |
| あわわわっ? |
| く・・・っ おのれぇ・・・ |
| うわわわっ? |
| あたっ!? |
| ああっ! だだっ、だいじょうぶ ですかぁ!? |
| なんのこれしき・・・ |
| まだまだやるわよ! |
| ふえぇぇ・・・ これじゃあ、見ている ボクの心臓のほうが もちませんよぉ・・ |
| ・・・ですから これはもう、疑いよう のないことなんですよ |
| ・・・・・・・・ |
| 北へと向かう街道が 閉鎖されていることが なによりの証拠だとは 思いませんか? |
| ・・・・・・・・ |
| デグレアによって トライドラの街は陥落 したのです |
| ・・・・・・・・ |
| そして、彼らの次なる 標的こそ、この・・・ |
| ちょいとまちなっ!! |
| おや? |
| レイムさん・・・ どうして、貴方が こんな噂を流してるん ですか!? |
| レイムさん・・・ どうして、貴方が こんな噂を流してるん ですか!? |
| そうですよ! 今すぐ やめてください!? |
| 落ち着いてください |
| *n0くん |
| *n0さん |
| 私はただ、吟遊詩人と して、真実を皆さんに お伝えしているだけ じゃないですか |
| にしては、やけに おもしろおかしく脚色 してやしねえか? |
| アナタノ 論調ニハ、明ラカナ 誘導ガミラレマスヨ |
| ケッ!まったくだぜ |
| まるでよ・・・ すすんで騒ぎを大きく してるみてェだなァ? |
| そうだよ! あんたが親切めかして 流してる噂が・・・ |
| どれだけ、街の連中に 不安を与えているのか わかってんのかい!? |
| ふふふふ・・・ |
| わかっている、と 答えたらどうします? |
| な!? |
| え・・・? |
| なにもかも承知の上で 私がわざと人々の不安 をあおっていると申し あげたなら・・・ |
| どうなさいます? |
| やだ・・・っ! |
| *n1? |
| *n1? |
| ダメだよ・・・ おにいちゃんっ かかわっちゃダメ!? |
| ダメだよ・・・ おねえちゃんっ かかわっちゃダメ!? |
| おい、ニンゲン・・・ これ以上こいつには 関わるんじゃねェぞ? |
| *n1? |
| *n1? あなた、へんよ・・・ |
| いいから、オレの言う とおりにしやがれッ! |
| どういうことですか レイムさん |
| 簡単なことですよ アメルさん |
| この街が、不安と恐怖 によって満たされれば |
| 人々は逃げていきます ファナンの都市機能は マヒしていくでしょう |
| 攻め落とす側としては そのほうが、楽だとは 思いませんか? |
| 攻め落とす・・・ ですって!? |
| まさか!? |
| ふふふ・・・ そのとおりですよ |
| さあ、みなさん 彼らにご挨拶をして さしあげなさい! |
| ・・・・・・ |
| 馬鹿な!? 黒の旅団の兵士だと! |
| いつの間に、この街に 入りこみやがった!? |
| 不思議がることは ありませんよ |
| 貴方たちが最初に |
| 貴女たちが最初に |
| この街を訪れるよりも ずっと前から |
| 私の部下たちは この街で、活動を開始 していたのです |
| 部下、だって・・・? それじゃ、レイムさん 貴方は!? |
| はい・・・ 改めて、自己紹介を いたしましょう |
| 私はレイム |
| 黒の旅団の顧問召喚師 として、デグレアに 協力させていただいて いる者です |
| なんだって!? |
| そんな・・・? だって、アナタ・・・ 吟遊詩人じゃあ!? |
| 情報収拾を行うのには こうした格好のほうが 都合がいいものでして |
| なるほど・・・ 私と同じ、偽装だった わけですか・・・ |
| 実際、この肩書きの おかげで・・・ |
| 貴方たちと、親しく |
| 貴女たちと、親しく |
| なれたようなものです からねえ? |
| それじゃ・・・ |
| 貴方が、あたしたちと 親しくしてくださった のは、全部・・・!? |
| ええ、そうですよ? それが一番、都合が よかったからです |
| ひどい・・・! |
| ははははは! おかげで、ずいぶんと 助かりましたよ |
| そうやって 貴方は、ずっと・・・ |
| なにもしらない あたしたちのことを 笑っていたんですね? |
| アメル・・・ |
| 許さない・・・ |
| レイムさん・・・ 俺は、貴方のことを 許さないっ!! |
| レイムさん・・・ あたしは、貴方のこと を許さないんだから! |
| もとより、許しを乞う つもりもありませんよ |
| だまされた貴方たちが |
| だまされた貴女たちが |
| 悪いのですから |
| キサマぁぁぁッ!! |
| やれやれ、荒事は 私の領分ではないん ですけどねぇ・・・ |
| 仕方ありません お相手いたしましょう |
| ほう、さすがです 話で聞いていたよりも ずいぶんとお強い |
| 降伏してください レイムさん・・・ |
| あめる殿!? |
| オンナ!? |
| おねえちゃんっ!? |
| アメルさん!? |
| アメル・・・ どうして・・・? |
| アメル・・・ |
| こいつは、君たちを だましていたんだぞ! |
| そうかもしれません でも・・・! |
| なにか、理由があるの かも知れない・・・ もし、そうだったら |
| 話し合えば、きっと わかりあえるはずです だって、あたしたちは |
| 今まで、ずっと・・・ そうしてきたじゃない ですか!? |
| アメル・・・ |
| !? |
| ふふふ・・・っ アメルさん 貴女という人は・・・ |
| つくづく・・・ 愚かですねぇ!! |
| あぶないっ!? |
| あぶねぇっ!? |
| おい!オンナっ? 大丈夫かよ! |
| おねえちゃん・・・ だいじょうぶ・・・? |
| レイム、さん・・・! |
| 今日のところは これで失礼しますよ |
| 逃げる気かいっ!? |
| ええ・・・ この場で戦ったことで 私の目的は、ようやく 達成できましたから |
| ご覧なさい 街の人たちの目を? |
| 今の戦いを見たことで すっかり恐怖に歪んで しまっていますねえ |
| !? |
| そうか! お前さん、最初から 俺様に見つかるように 行動して・・・ |
| ワザと正体バラして 噂が真実だってことを アピールしやがった ワケかっ!? |
| そこまで、計算して いたなんて・・・ |
| ふふふ・・・ |
| 理由なんか・・・ ないんだ・・・ |
| この人は・・・ 自分のやってることを 楽しんでるんだ!? |
| 理由なんか・・・ ないんだ・・・ |
| この人は・・・ 自分のやってることを 楽しんでるんだ!? |
| では、次は戦場で お会いしましょう? |
| レイム |
| あっはははははは!! |
| 彼が残していった 楽しげなその笑い声は・・・ |
| 呆然と立ちつくす、俺の耳に いつまでもこだましていた |
| 自分だけの歌を探したいと 夢を語った吟遊詩人 |
| 出会うたびに、優しく声を かけてくれた人 |
| そんな彼の笑顔は 全て偽りだったのだ・・・ |
| 認めたくなかった でも、認めるしかなかった |
| ・・・特務部隊・黒の旅団 顧問召喚師レイム |
| さしのべられた手さえも 平然と振り払ってみせた時 |
| 友と信じていた、その人は 俺たちの敵となった・・・ |
| 耳に残った |
| 彼の笑い声は・・・ いつまでもあたしの耳に 残ってた・・・ |
| 自分だけの歌を探したいと 夢を語った吟遊詩人 |
| 出会うたびに、優しく声を かけてくれた人 |
| あの優しい笑顔は 作りものだったなんて |
| 今でも信じたくない 信じたくないよ・・・ |
| でも、事実は違う・・・ 認めなきゃいけないの |
| ・・・特務部隊・黒の旅団 顧問召喚師レイム |
| アメルのあの言葉でさえ |
| あの優しさでさえも 平然と振り払ってみせた |
| 友だちだって信じていたあの人は |
| あたしたちの敵になった・・・ |
| まさか、レイムさんが 黒の旅団の一員だった なんて・・・ |
| まさか、レイムさんが 黒の旅団の一員だった なんて・・・ |
| おそらく、彼は君たち との何気ない会話から |
| 巧みに情報を聞き出し デグレアの本隊へと 知らせてたんだろうな |
| ごめん・・・ 俺が、不注意だった ばっかりに・・・! |
| ごめん・・・ あたしの不注意の せいで・・・! |
| 気にするな 気づかなかったのは 僕たちだって同じだ |
| 恐ろしいのは、平然と こんなやり方ができる あの男だ・・・ |
| 笑ってたもんな・・・ あの人・・・ |
| 笑ってたものね・・・ あの人・・・ |
| 目論見どおり、恐怖で ファナンの人々はみな 混乱するだろう |
| それが頂点に達した時 デグレアは攻めてくる 間違いなく、な |
| このまま、やつらの 思いどおりにさせて たまるもんか! |
| このまま、あいつらの 思いどおりにさせて たまるものですか! |
| ああ、まずはこの街を 守りきろう |
| それがきっと デグレアの野望を阻む 第一歩になるはずだ |
| 負けるわけにはいかないんだ 絶対に! |
| 負けるわけにはいかないのよ 絶対に! |
| 私のしたことが また、みなさんに迷惑 かけちゃいましたね |
| 気持ちはわかるよ 俺だって、まだ信じ られずにいるんだ |
| 気持ちはわかるわ あたしだって、まだ 信じられない・・・ |
| レイムさんが・・・ 黒の旅団の一員だった なんて・・・ |
| でも、ひとつだけ わかったことがあるよ |
| かばおうとした君を 狙って、召喚術を 使った時 |
| あの人・・・ 本気だった・・・ |
| でも、ひとつだけ わかったことがあるわ |
| かばおうとしたアメル を狙って、召喚術を 使った時 |
| あの人・・・ 本気だった・・・ |
| ・・・・・・ |
| もしも、また あの人が同じことを するのなら・・・ |
| その時は、俺 あの人を憎んでしまう かもしれないな |
| もしも、また あの人が同じことを するのなら・・・ |
| その時は、あたし あの人を許さないわ! 絶対に・・・ |
| でも・・・ |
| それでも・・・ あたし・・・ |
| 信じたい、か・・・ |
| 信じたい、のね・・・ |
| れいむノトッタ戦略ハ 極メテ、理ニ適ッタ モノデス・・・ |
| でまごぎーニヨリ 民衆ヲ混乱サセルコト ニヨッテ、敵軍ノ戦意 ヲ減退サセル |
| 勝率ヲ高メルタメニハ 有効ナ方法デス シカシ・・・ |
| しかし・・・? |
| しかし・・・? |
| 自分ハ、アマリ 好キデハアリマセン |
| 効率ヲ考エレバ トルベキ選択ダト 演算結果ニ出テイマス |
| デスガ、原因不明ノ ふぁくたーガ、ソレヲ 選択スル自分ヲ、否定 シテイルノデス |
| 自分ハ・・・ 壊レテシマッタノデ ショウカ? |
| 壊れてなんかいないさ *n1 |
| きっと、それが 「好きじゃない」って 言えることが・・・ |
| 壊れてなんかいないわ *n1 |
| きっと、それが 「好きじゃない」って 言えることが・・・ |
| 君の中に、感情が 生まれかけてる証拠 なんだよ・・・ |
| あなたの中に、感情が 生まれかけてる証拠 なのよ・・・ |
| ケッ!だから 前にも忠告しといて やったろうが・・・ |
| アイツにゃ、関わるな ってな!? |
| うん・・・ |
| あのオンナにも よォく言い聞かせて おくこったな |
| テメエに輪をかけて おひとよしだからなァ またぞろ、おなじこと をやらかしかねねェ |
| なあ・・・ *n1? |
| ねえ・・・ *n1? |
| あァ? |
| お前、ひょっとして 最初から、あの人が デグレアの手先だって 知ってたんじゃ? |
| あんた、ひょっとして 最初から、あの人が デグレアの手先だって 知ってたんじゃ? |
| ば、バカ野郎ッ!? テメエ、オレが知って いて黙ってたって 言うのかよォッ!! |
| そうは言ってないさ けど、お前だけが 最初からあの人のこと 警戒してたからさ |
| そうは言ってないわ でも、あんただけが 最初からあの人のこと 警戒してたから |
| ケッ!言っとくがな デグレアの手先なんか にゃ、オレはびびった りしねェぞ!? |
| オレがアイツに近づき たくねェのは・・・! |
| ないのは? |
| ・・・・・・ |
| ・・・なんでもねェ |
| お、おい?待てよ! *n1!? |
| ちょっと、待ちなさい *n1!? |
| あいつ、どうして 途中で黙ったりなんか したんだ・・・? |
| あの子、どうして 途中で黙ったりなんか したのよ・・・? |
| *n1が 最初から、あの人が 苦手だったのは |
| このことに、気づいて たからだったのかい? |
| *n1が 最初から、あの人が 苦手だったのは |
| このことに、気づいて たからだったの? |
| ・・・(ふるふる) |
| え? 違うのか? |
| え? 違うの? |
| *n1 むつかしいこと・・・ わかんない・・・ |
| でも・・・ |
| あいつとはじめて あったとき・・・ |
| まっくろだった・・・ |
| 真っ黒? |
| ・・・(こくん) |
| まっくろで・・・ まっくらなの・・・ ふかい、ほらあな みたいに・・・ |
| なんにもみえなくて こわかった・・・ だから・・・! |
| わかったよ *n1 もう、無理に話したり しなくていいから |
| わかったわ *n1 もう、無理に話したり しなくていいから |
| ・・・いかないでね? |
| おにいちゃん・・・っ あいつに、ついていか ないでね・・・? |
| おねえちゃん・・・っ あいつに、ついていか ないでね・・・? |
| ああ、約束するよ 絶対ついていかないよ |
| うん、約束するわ 絶対ついていかない |
| ・・・(ぎゅっ) |
| *n1が こんなに怖がるなんて いったい・・・? |
| *n1が こんなに怖がるなんて いったい・・・? |
| ご主人様・・・ レイムさんのこと やっぱり、気にして ますか? |
| まあね・・・ |
| 一応、これでも 親しい間柄だと思って いたからな |
| でも、あの人の言った とおりかもしれないよ |
| だまされた俺のほうが 馬鹿だったのかもな? |
| そうね・・・ |
| 一応、これでも 親しい間柄だと思って たんだけどね・・・ |
| でも、あの人の言った とおりかもしれないわ |
| だまされたあたしの ほうが馬鹿だった のかもね? |
| そんな!? |
| ははは・・・ 人が良すぎるのも 考えものだよな? |
| あはは・・・ 人が良すぎるのも 考えものだよね? |
| そんなこと 言っちゃイヤですっ! |
| え・・・? |
| え・・・? |
| ご主人様の素晴らしい ところは、誰とだって 仲良くできることじゃ ないですか!? |
| なのに、御自分で それを間違いだなんて おっしゃるなんて! |
| ボク・・・っ 悲しいですよぉ・・・ |
| *n1・・・ |
| *n1・・・ |
| 変わらないでください ご主人様ぁ・・・ |
| お願いです・・・ 今のまま・・・ 優しいままで・・・ |
| お願いですぅ・・・ |
| わかったよ・・・ *n1 二度と、今みたいな ことは言わないから |
| だから、もう 泣きやんで・・・ |
| わかったわ・・・ *n1 二度と、今みたいな ことは言わないから |
| だから、もう 泣きやんで・・・ |
| 知らないうちに 俺は間違った考えに 染まりかけていたのかも しれないな・・・ |
| 知らないうちに、 あたしは間違った考えに 染まりかけていたのかも しれない・・・ |
| しかし、デグレアって のはタチの悪い害虫 みたいなもんだよなあ |
| が、害虫・・・ |
| が、害虫って・・・ |
| だって、そーだろ? いくら退治しても しつこくわいてくるし |
| 知らない間に あちこちに入りこんで きやがるんだからな |
| おー!そういやあ 色からして黒だもんな |
| あ、ははは・・・ |
| なんにしろ、一度 まとめて駆除しておく 必要がありそうだな |
| え? |
| レイムが言ってただろ 次は、戦場で会おう ・・・ってな? |
| それじゃあ!? |
| ああ、間違いなく 次にあいつと戦う時は 黒騎士の旦那たちも 揃い踏みだろうよ |
| しんどそうだが、やる しかねえんだ・・・ 覚悟しとけよぉ? |
| やるしかない、か ・・・うん そのとおりだよな! |
| やるしかない、か ・・・そうね そのとおりよ! |
| なんか、ああいうのを 見ちゃうと、やっぱり こわくなるわね・・・ |
| 他人が、自分のことを どんな風に見てるのか ってことがね |
| そうだね・・・ |
| そうね・・・ |
| 私ね、ときどき思うの |
| いくら言葉をつくして もらっても、受け取る 本人が、自分のことを 信じていなくちゃ |
| 結局、意味なんか なくなっちゃうのかも しれないなあ、ってね |
| うん、そうかも・・・ |
| 逆に、どんな目で 見られてても、自分を しっかり持っていれば |
| 気にすることなんて なにもないのかも しれないってことかな |
| なぁーんてね? これが、なかなか 難しいんだけど・・・ |
| あなたや アメルには、ちゃんと わかってるみたいね? |
| え・・・? |
| ケイナ、俺たちのこと 心配してくれて・・? |
| ケイナ、あたしたちのこと 心配してくれて・・・? |
| レイムの言ったことが もし本当だとしたら |
| デグレアは今回の戦争 の準備に、かなり時間 をかけていたことに なりますね |
| 多分、本当だと思うよ そうじゃなかったら |
| あれだけの数の兵士が 警戒を強めていた ファナンに入れるはず ないだろうし |
| 多分、本当だと思うわ そうじゃなかったら |
| あれだけの数の兵士が 警戒を強めていた ファナンに入れるはず ないもの |
| 改めて、思い知らされ ましたよ |
| これは戦争なんだって |
| 僕たちが戦ってるのは 黒騎士たちじゃなくて ひとつの都市国家 そのものなんですね |
| ああ・・・ |
| ええ・・・ |
| できれば、こんな後味 の悪い思いは、今日で 最後にしたいですよ 本当に・・・ |
| うん・・・ 俺も、ロッカと同じ 気持だよ・・・ |
| うん・・・ あたしも、ロッカと 同じ気持だよ・・・ |
| 黒の旅団のやり口には 慣れてきたつもり だったがな・・・ |
| ハッ!今日のはまた 格別だったぜ・・・ ヘドが出そうなくらい になッ!! |
| リューグ・・・ |
| なあ、*n0 レイムって野郎がした ことも、黒騎士の指図 なのかよ・・・ |
| レルムの村の時といい トライドラでの戦いの 時といい・・・ |
| デグレアは、汚ない やり方でしか戦えねえ 連中なのかよッ!? |
| わからないよ・・・ 俺にも・・・ |
| わからないわ・・・ あたしにも・・・ |
| でも、ルヴァイドと レイムのやり方は どこか確実に違ってた |
| でも、ルヴァイドと レイムのやり方は どこか確実に違ってる |
| そんな気がしたよ 俺は・・・ |
| そんな気がするのよ あたしは・・・ |
| ・・・・・・ |
| もしかすると・・・ デグレアも一枚岩じゃ ないのかもしれない |
| もしかすると・・・ デグレアも一枚岩じゃ ないのかもしれない |
| お母さまには 事情を説明して おいたよ |
| せっかく情報を もらったのに、結局 止められなかったな |
| せっかく情報を もらったのに、結局 止められなかったわね |
| 仕方ないじゃない あんなこと、誰だって 予想もしなかったもの |
| ごめんなさいって お母さま、言ってたわ 自分の監督不行届 だって・・・ |
| しかし、ここまで カンペキにだまされて いたなんてなあ・・・ |
| しかし、ここまで カンペキにだまされて いたなんてねぇ・・・ |
| あの人、どう見たって 「善人」って雰囲気 だったものね |
| つくづく、人間は顔 じゃないって思ったよ |
| キレイな人が、心まで そうとは限らないって ことかい? |
| キレイな人が、心まで そうとは限らないって ことかしら? |
| うん、それに・・・ |
| 見た目が頼りなさげで だらしなくても、心が キレイな人もいるしね |
| え・・・? |
| あはははっ それ、言えてるかも? |
| え・・・? |
| あはははっ それ、言えてるかも? |
| そういう雰囲気でさえ あの人は、きっと武器 にしてたんだろうな |
| そういう雰囲気でさえ あの人は、きっと武器 にしてたのね・・・ |
| あ~っ! 腹のムシがおさまん ないよっ!! |
| 落ち着けよ、モーリン |
| 落ち着いて、モーリン |
| だって、悔しいじゃ ないのさ!? |
| 余所から来たヤツに 好き放題に、街中を 引っかき回されてさ |
| レイムのヤツも 許せないけど、もっと 許せないのは・・・ |
| あんな野郎の口車に 乗せられちまった 街の連中だよっ!? |
| !? |
| 本当にファナンのこと 大切に思ってんのなら さぁ・・・ |
| どうして、どうして 逃げないで、戦おうと しないんだいっ!? |
| 故郷を慕う気持ちなら どの街の奴らにだって 負けないってのが |
| ファナンっ子の心意気 だったのにさぁ・・・ |
| モーリン・・・ |
| あたいは・・・ 逃げたりなんかする もんか!! |
| 一人でも、最後まで 戦ってやる・・・ ファナン育ちの意地を 見せてやるんだ! |
| 一人になんか させたりしないさ |
| 戦う時は、俺たちも 一緒なんだからな モーリン? |
| 一人になんか させたりしないわよ |
| あたしたちも一緒よ モーリン? |
| *n0・・・ |
| 見せてやろうぜ? デグレアの奴らに 俺たちの心意気って やつをさ! |
| 見せてあげましょう? デグレアの奴らに あたしたちの心意気 ってやつをね! |
| ん・・・っ |
| ・・・あいよっ! |
| モーリンにとって この街は、本当に 大切な場所なんだな |
| モーリンにとって この街は、本当に 大切な場所なのね |
| いくら武勇に優れた者 であろうと、なかなか 心までは鍛えられぬ |
| そこをついてきた あの男の策、敵ながら さすがといえよう |
| カザミネさんは あんな卑怯なやり方を 認めるんですか!? |
| カザミネさんは あんな卑怯なやり方を 認めちゃうの!? |
| 卑怯も兵法のうち それすら、克服できて こその武人でござる |
| それに、これは戦争で ござるからな・・・ |
| ・・・・・・ |
| とはいえ、拙者も まだまだ修行が足りん |
| 人間は業の深きもの なかなかどうして 無我の境地には至れぬ |
| 俺から見れば、全然 落ち着いて見えるけど |
| あたしから見れば、 全然、落ち着いて 見えるんだけど |
| 怒りや憎しみを殺す ことは、慣れれば たやすいからな しかし・・・ |
| 本能による衝動までは そう簡単にはいかぬ |
| 食への欲求、眠りへの 欲求、それに・・・ |
| 女の人への欲求? |
| いやらしい欲求? |
| 露骨に言うものでは ござらぬぞ? |
| 否定はせぬが・・・ |
| 図星なのね・・・ |
| どうやらそれが、カザミネさんが 一番克服したいものみたいだな |
| どうやらそれが、カザミネさんが 一番克服したいものって事なのね |
| まんまと、いっぱい 食わされちまったな |
| うん・・・ 俺たちと戦うことまで 計算していたなんて |
| ええ・・・ あたしたちと戦うこと まで、計算していた なんて |
| 知能犯・・・てよりも ありゃあ、俗に言う 劇場型の犯罪者だなあ |
| 劇場型? |
| ・・・ふぃーっ まあ、アレだ |
| 自分で自分のやってる ことに酔いしれちまう タイプってこったな |
| やっこさん、心から 楽しんでいたろう? |
| うん・・・ 本当に楽しそうに 笑ってた・・・ |
| うん・・・ 本当に楽しそうに 笑ってた・・・ |
| 多分、あの野郎は 罪の意識なんか 感じてねえはずだ |
| 嬢ちゃんは、事情が あるかもしれねえって かばってたが・・・ |
| 俺様にゃあ わかっちまったのさ |
| ・・・・・・ |
| あの野郎は、そうした 他人の同情に、平気で つけこむことができる |
| 嬢ちゃんのこと 気をつけてやれよ? |
| ええ・・・ |
| 罪人を相手にしてきた 人の言葉なんだ 多分、正しいんだろう でも・・・ |
| 罪人を相手にしてきた 人の言葉なんだもの 多分、正しいのよね でも・・・ |
| こもん召喚師って どういう意味? |
| 顧問召喚師ってのは 金の派閥の召喚師が よくやってる仕事さ |
| 権力者たちに召喚術の 腕を売り込んで 様々な事業に力を貸す 代わりに |
| 政事的な地位や報酬を 手に入れるんだ・・・ って、ネスが言ってた |
| ファミィさんも ファナンに雇われてる 顧問召喚師なんだ |
| 顧問召喚師ってのは 金の派閥の召喚師が よくやってる仕事よ |
| 権力者たちに召喚術の 腕を売り込んで 様々な事業に力を貸す 代わりに |
| 政事的な地位や報酬を 手に入れるのよ・・・ そう、ネスが言ってた |
| ファミィさんも ファナンに雇われてる 顧問召喚師なのよ |
| ふーん・・・ |
| じゃあ、レイムって 召喚師も、金の派閥の 一員なの? |
| それは・・・ 違うんじゃないかなあ |
| それは・・・ 違うんじゃないのかな |
| 当然、キミたちのいる 蒼の派閥の人間でも ないんだろうし |
| うーん・・・ ガレアノたちといい |
| 派閥に属していない 召喚師って、結構いる のかもしれないわね |
| 言われてみれば そうかもしれないな |
| 言われてみれば そうかもしれないわね |
| 黒の旅団の顧問召喚師 あの者は、はっきりと そう言いましたね? |
| それがどうかしたの? カイナ |
| それがどうかしたの? カイナ |
| トライドラで出会った 鬼神使いキュラーは 言っていました |
| 彼ら三人は、デグレア に雇われている召喚師 なのだと・・・ |
| まさか!? |
| ええ、そうです もしかすると、3人に 指示を与えていたのは |
| あの、レイムという者 なのかもしれません |
| たしかに、顧問召喚師 なんて地位だったら そういう可能性もある けど・・・でも!? |
| たしかに、顧問召喚師 なんて地位だったら そういう可能性もある けど・・・でも!? |
| 私にも、はっきりと 見極められないんです ですが・・・ |
| あの者の言葉には 得体の知れない力が ありました |
| なのに・・・ |
| 虚ろなんです あの人の言葉には感情 がこもっていない |
| こんな感覚、今まで 感じたことありません |
| それが不気味で・・・ おそろしい・・・ |
| そんな・・・ エルゴの守護者の君が 怖がるなんて・・・ |
| そんな・・・ エルゴの守護者の あなたが怖がるなんて |
| すいません・・・ こんな、みっともない 姿を見せてしまって |
| いいんだよ!? 俺のほうこそ、変な こと言っちまって ゴメン・・・ |
| 不安な時に助けあう ために、俺たちは 一緒にいるんだからさ |
| いいのよ!? あたしのほうこそ、 変なこと言って ゴメン・・・ |
| 不安な時に助けあう ために、あたしたちは 一緒にいるんだもの |
| *n0さん・・ |
| ・・・はい |
| エルゴの守護者である以前に カイナだって女の子なんだからな |
| エルゴの守護者である以前に カイナだってあたしと同じ 女の子なのよね |
| 直接対決をする以前に 策略をもって、内部 から戦力を奪っていく |
| おそらくトライドラの 時も似たようなことが あったのだろうな |
| こうかつだけどすごく 有効なやり方だよ 本当に・・・ |
| こうかつだけどすごく 有効なやり方なのよね 本当に・・・ |
| 水滴が長い時をかけて 少しずつ、岩盤を浸食 していくように |
| こうしている間にも 黒の旅団は、聖王国を 蝕んでいくのだろう |
| 止めなくてはいけない これ以上は、絶対に! |
| ああ、そのためにも ファナンをあいつらに 渡すわけにはいかない |
| ええ、そのためにも ファナンをあいつらに 渡すわけにはいかない |
| 終わらせなくちゃ! こんなことは・・・ |
| 終わらせなくちゃ! こんなことは・・・ |
| しかしまあ、見事に 化けたものですよねえ あの人・・・ |
| カッコだけじゃなくて ちゃんと、歌も楽器も こなせたんでしょう? |
| うん・・・ すごくきれいな演奏を してたんだ・・・ |
| とても、こんなこと するような人だなんて 思えなかったよ |
| ええ・・・ すごくきれいな演奏を してたのよ・・・ |
| とても、こんなこと するような人だなんて 思えなかったわ |
| 汚れ仕事をする人間に とっては、偽装は必要 不可欠ですからねー |
| ほら?私だって ケルマさんに雇われる まで、疑われずにいた ことですし・・・ |
| いや、あれは・・・ 疑う以前に・・・ |
| いや、あれは・・・ 疑う以前に・・・ |
| いやー、まだまだ 現役でもいけるかも しれないですねえ? |
| ・・・・・・ |
| あからさまに 不審人物だったって 言うべきかなあ? |
| あからさまに 不審人物だったって 言うべきなのかしら? |
| 結局、俺の不注意で みんなに迷惑をかけて いたってことなのか |
| 結局、あたしの不注意 でみんなに迷惑をかけ てたってことなのね |
| 耳が痛いですねえ それは・・・ |
| 私も、ある意味 |
| 貴方たちをずっと |
| 貴女たちをずっと |
| だまし続けていたわけ ですからね |
| そんな!? シオンの大将は別だよ |
| そんな!? シオンの大将は別よ |
| いいえ、同じですよ |
| たまたま今回は |
| 私が貴方の味方をして |
| 私が貴女の味方をして |
| あの人が敵に回った だけのこと・・・ |
| まったく、逆の結果に なっていた可能性も あったのですから |
| ・・・・・・ |
| あえて、私とあの人の 間に違いがあるのだと すれば、それは・・・ |
| 課程と目的のどちらを 重んじているかという 一点だけでしょう |
| 課程と、目的・・・? |
| シノビは目的達成を 至上のものとします その課程に、こだわり は持ちこみません |
| ですが、あの人は 明らかに課程そのもの を楽しんでいました |
| それは強みでもあり 同時に、弱味にもなり えるものです |
| あの人に勝つためには それが重要な鍵となる でしょう |
| もっとも・・・ |
| それすらも、擬態だと いう可能性は消せない のですがね・・・? |
| まずは、それを見極め なくちゃダメだって ことか・・・ |
| まずは、それを見極め なくちゃダメだって いうわけね・・・ |
| レイム、ウソつき だったんだね・・・ |
| うん・・・ |
| ユエル、ウソつきは だいっキライ!! |
| みんなをだまして 笑ってたなんて、絶対 許せないもん・・・ |
| ユエル・・・ |
| 待っててね? 次に、レイムが来たら ユエルがこてんぱんに やっつけて・・・ |
| 二人に、ちゃんと ごめんなさいって 言わせるから! |
| 絶対だから!! |
| 気持ちはうれしいけど 多分、無理だと思うよ ユエル・・・ |
| 気持ちはうれしいけど 多分、無理だと思うわ ユエル・・・ でも、ありがとう |
scn118
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| 現時点でわかっている デグレアの戦力は 大きく3つにわけて 考えられます |
| まず第一に、黒騎士 ルヴァイドが率いる 特務部隊・黒の旅団 |
| 槍使いのイオスや 機械兵士ゼルフィルド もここに含まれます |
| 俺たちが一番戦った 回数の多い相手だな |
| あたしたちが一番 戦ってる回数の多い 相手ね |
| 事実上、黒騎士は 今回の侵攻の総指揮官 と見なしていいだろう |
| 次に、トライドラ本国 そして、ふたつの砦の 陥落に関与した、三人 の召喚師たち・・・ |
| ガレアノやビーニャ キュラーたちか |
| 金の派閥でも 蒼の派閥でもない 召喚師たちね・・・ |
| これらに加え、大絶壁 を越えて、デグレアの 本隊が進軍を開始して いるはずです |
| ファナン攻略の際には これら3つの勢力が まとめて襲ってくると みていいでしょう |
| あうー・・・ 景気がいいのも、考え ものですよねー・・・ |
| いよいよ、本格的な戦 になるというわけで ござるな |
| どれだけ来ようが ファナンには絶対に 近づけさせないよ |
| それで、私たちは 具体的にどうするの? |
| 言っとくが、軍隊に 加わるってのはゴメン だからな |
| わかってるよ リューグ |
| それに俺たちが参加 したことで、かえって 軍隊の指揮が混乱する かもしれないからな |
| わかってるわよ リューグ |
| それに、あたしたちが 参加したことでかえっ て軍隊の指揮が混乱す るかもしれないもの |
| 規律とは無縁だからな オレたちは |
| フォルテさん、そんな 威張るようなことじゃ ないですって・・・ |
| 僕たちは、僕たちしか できない方法で戦って いくべきだ |
| 全軍を指揮している ルヴァイドを狙うのが ネスとシャムロック そして俺の考えだ |
| 全軍を指揮している ルヴァイドを狙うのが |
| ネスとシャムロック そしてあたしの 考えなの |
| なるほど、たしかに 理に適った策ですね |
| 司令官を倒したならば 戦局は、こちらに有利 に働くでしょう |
| そんでもって 一気にやっつける! |
| 混乱を起こすだけでも ファナン軍への格好の 援護になるはずです |
| ナルホド、 理ニカナッテマス |
| 名案ですよ、それ! |
| あの・・・ シャムロックさん? |
| ? |
| 今のお話では、レイム の存在について触れて いなかったように思わ れるのですが・・・ |
| うん、ルウもそれが 気になっていたの |
| よろしいのですか? 彼の存在は、見過ごせ ないと思うのですが |
| カイナたちの疑問は もっともだと思うよ |
| しかし、彼は今まで 裏方に徹して活動して いた人間だ |
| 表だった今回のような 戦いには、介入しない と僕は判断している |
| そうなりゃ・・・ いいんだがな? |
| だと・・・ いいけど・・・ |
| だといいがな・・・ |
| 心配はいりませんよ 仮に参戦したとしても 彼は黒の旅団に属する 顧問召喚師です |
| 黒騎士たちの陣 あるいは、他の召喚師 たちと行動を共にして いるはずです |
| それなんですが・・・ |
| あたし、思うんです 黒騎士たちとあの人は 本当に行動を共にして いるのでしょうか? |
| どういうことだい? アメル |
| ローウェン砦での 出来事を思い出して ください |
| あの時、ビーニャが 命令を無視して、魔獣 を暴れさせた時・・・ |
| それを止めようとする あたしたちに、黒騎士 は一切、攻撃をして きませんでした |
| それどころか、味方で あるはずの彼女に 自分の軍勢で制止を かけました |
| たしかに、そうだった けど・・・ |
| ハッ!どうせ 体面をつくろうために やったことだろうさ |
| でも、リューグ あの時だけじゃないわ |
| フロト湿原の時だって そうだった。あのまま あたしをさらっていく こともできたのに |
| 黙って見逃してくれた 黒騎士は、自分で口に したことは、一度も 破っていない・・・ |
| そんな彼が、街の人を 混乱させるような作戦 をとるなんて、あたし 思えないんです |
| (こくこく) |
| そうですね・・・ あの人、そういうこと 嫌ってましたから |
| アメルの言いたいこと はわかるよ |
| たしかに、ルヴァイド には騎士としての信念 みたいなものがある そんな気がするんだ |
| アメルの言いたいこと はわかるわ |
| たしかに、ルヴァイド には騎士としての信念 みたいなものがある そんな気がするもの |
| 待てよ、お前ら! だったら、俺たちの村 を焼き討ちしたのは どうなるんだよ!? |
| それは・・・ |
| アメル?たしかに 黒騎士は一人の騎士と して、礼節を知る者 かもしれない・・・ |
| だが、それはデグレア の騎士としてのことだ |
| 無抵抗の女子供や病人 まで犠牲にした時点で 彼にはその美徳を誇る 権利はないんだよ |
| ソノトオリデス |
| そいつらの言い分が 正しいな・・・? |
| ・・・・・・ |
| あー、話がどうも 横道にそれちまってる ようだが・・・ |
| つまり、嬢ちゃんは レイムが黒騎士の指揮 下にないって可能性を 心配してんだな? |
| はい・・・ |
| とはいえ、今の僕らに それをたしかめる術は ないのが現実だ |
| 警戒を怠らないように することでしか、対策 は立てられないだろう |
| 他に質問がなければ この計画に基づいて 行動しましょう |
| *n0 すこし、いいか? |
| あんたに・・・ いや、お前に頼みたい ことがある・・・ |
| 爺さん、その鎧は? |
| おじいさん!? その鎧は・・・ |
| 騎士だった時に わしが使っていた 武具だ |
| 二度と、着るまいと ずっと封印していた ものだったが・・・ |
| *n0 お前の言葉で、わしは 決心がついた |
| 罪からは逃げるのでは なく、向かっていって それにうち勝たねば ならんのだ・・・ |
| それじゃあ!? |
| それって!? |
| ああ・・・ *n0 |
| すべての始まりに 関わった者として わしも、お前たちと 共に戦わせてほしい |
| 獅子将軍アグラバイン 今一度、この戦斧を 牙にして戦おう! |
| 奪うためではなく 守るために・・・! |
| こんにちはー! |
| ・・・って、あれ? |
| ケイナじゃないか |
| ケイナじゃない |
| あら *n0 |
| いらっしゃい |
| ケイナも、シオンの 大将のソバを食べに 来たんだ? |
| ケイナも、シオンの 大将のソバを食べに 来たの? |
| ええ、まあ それもあるんだけど |
| ちょっと、相談に のってもらってたの 私の記憶のことで |
| あ・・・ |
| 一応、私も シルターンに関わりの ある人間ですからね |
| で、なにか進展は あったの? |
| で、なにか進展は あったの? |
| そうねえ・・・ |
| 記憶が戻らなくても いいかなあって思える ようになったことかな |
| えっ!? |
| へっ!? |
| それじゃ、大将 おソバ、ごちそうさま でした |
| 毎度あり 今度は妹さんと一緒に 来てくださいね |
| ええ、そうします *n0 じゃ、お先に・・・ |
| ??? |
| 大将・・・ ケイナに、どんなこと 話したの? |
| 別に、大したことは 言っていませんよ |
| ただ、ありのままに 全てを受け入れるのも ひとつの在り方だと |
| そう、言ってあげた だけですよ? |
| はあ・・・ |
| むぅ・・・ |
| どうしたんだ? シャムロック そんな険しい顔して |
| どうしたのよ? シャムロック そんな険しい顔して |
| 今し方、入港した船の 乗組員から聞きました |
| 沖合から見てとれる ほどの軍勢が・・・ |
| トライドラ付近から こちらに向かってきて いるそうです |
| じゃあ!? |
| ええ、そうです・・・ |
| デグレアがいよいよ ファナンを攻略すべく 動きだしたんです!! |
| おじいさん、僕たちに 話しておきたいことと いうのは、いったい なんなんですか? |
| わざわざ、こんな所で 話す必要があるような ことなのかよ・・・ |
| ああ、この話はまず お前たちだけに聞かす べきものだと考えた のでな・・・ |
| ただ、秘密にする気は わしにはない だから、立会人として |
| *n0に 来てもらった |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ロッカ、リューグよ 話というのは、他でも ない・・・ |
| お前たちの両親の死に まつわることだ |
| !? |
| ・・・・・・ |
| 知ってのとおり、お前 たちの両親は、はぐれ 召喚獣に襲われて命を 失っておる |
| ああ、おぼえてるさ。 なんせ、俺たちの目の 前で、親父たちは引き 裂かれたんだからな |
| あの時、おじいさんが 来てくれなければ 僕たちも同じ運命に あっていたでしょう |
| そうではない・・・ |
| え? |
| お前たち一家を襲った はぐれ召喚獣はな 野生化したものなど ではない・・・ |
| 悪魔だったんだ |
| わしがあの森で手負い にした悪魔が、復讐の ためにやってきたもの だったのだ・・・ |
| なん、ですって!? |
| ・・・・・・ |
| だとしたら、二人の 両親が殺された原因と いうのは・・・ |
| 恩人である、お前たち の両親に、わしは災い をもたらしてしまった |
| 今でも、そのことは 悔い続けておる・・・ |
| 当たり前だ!! |
| ロッカ!? |
| それじゃあ、僕たちの 父さんや母さんは 無駄死にしたってこと じゃないか・・・? |
| そんなのって・・・ そんなのってあんまり じゃないか!? |
| ・・・・・・ |
| やめろ、兄貴! |
| リューグ・・・ お前、どうして平気で いられるんだ!? |
| なんとなく・・・ 気づいてたからな |
| ・・・! |
| やはり、お前は 気がついておったか リューグよ |
| ああ・・・もっとも 言い出すまで、黙って いるつもりだったがな |
| それで、リューグは アメルたちと比べて 爺さんと距離を置いて いたのか・・・ |
| それで、リューグは アメルたちと比べて おじいさんと距離を 置いてたのね・・・ |
| ジジイ・・・ ひとつだけ、聞かせろ |
| どうして今になって 俺たちに、そのことを 話したりした? |
| この時を逃せば、もう 話す機会がないやも しれなかったのでな |
| あとは、ただ わしの自己満足だ 他意はない・・・ |
| これから、わしは お前たちと共に戦う ことになる・・・ |
| その前に、はっきり 真実を伝えておこうと 思っただけだ 他意はない・・・ |
| ・・・・・・ |
| その言葉、たしかに 聞き届けたぜ |
| リューグ・・・! |
| なあ、兄貴 今ここで、わめいても 親父やおふくろは 帰っちゃこねえんだ |
| それに、ジジイは 間違いなく、俺たちを 強い男であるように 育てあげてきた |
| 戦うための力をもった 一人前の男としてな |
| ・・・違うか? |
| ・・・・・・ |
| ロッカよ、わしには こんな方法でしか |
| 亡くなったお前たちの 両親に報いることが できなかった・・・ |
| 戦うことしか知らぬ 騎士だったわしにはな |
| ・・・・・・ |
| *n0よ 立ち会ってくれたこと 感謝する・・・ |
| *n0 |
| おーい、ネスぅ? |
| ネスティ |
| !? |
| あ・・・ 着替え・・・してた? |
| ネスティ |
| ノックぐらいしろ? この、そこつ者! |
| あわわわっ!? ご、ゴメンっ! |
| *n0 |
| ネス、いるー? |
| へ・・・? |
| ネスティ |
| ・・・・・・ |
| 着替え・・・ してたんだ? あは、あはははは |
| ネスティ |
| ノックぐらいしろ? この、そこつ者! |
| きゃあああ~っ!? ご、ゴメンなさぁい! |
| まったく・・・ まあ、いつまでも 隠しておけるものでも ないからな・・・ |
| いい機会だから 見せておこう |
| これが、僕の・・・ 融機人であるという 証明だ・・・ |
| 本当だ・・・ 人間の身体と機械が ひとつに融合してる! |
| これを見られるのが イヤで、ネスはあまり 肌をさらそうとしな かったのか・・・ |
| うわ・・・ 人間の身体と機械が ひとつに融合してる! |
| これを見られるのが イヤで、ネスはあまり 肌をさらそうとしな かったのね・・・ |
| 君たちから見れば かなり、グロテスクな 姿だろう? |
| そんなことないよ!? |
| たしかに、ちょっと びっくりしたけど |
| でも、ネスはネスさ 俺は気にしないから |
| そんなことないわ!? |
| たしかに、ちょっと びっくりしたけど |
| でも、ネスはネスよ あたしは気にしないわ |
| それに、これはこれで カッコイイかも? なぁーんて、思ったり して・・・ |
| *n0・・・ |
| だから、ネスも気に することなんかないよ なっ? |
| ありがとう・・・ *n0・・・ |
| あのね、ネス・・・ |
| 触ってみても・・・ いいかな? |
| 構わないよ |
| ・・・・・・ |
| 冷たくない・・・ とても、あったかいよ |
| 生きてるんだ・・・ ネスの呼吸にあわせて ちゃんと動いてる |
| *n0・・・ |
| あたしたちと なんにも変わらないよ おんなじだよ |
| だから、ネス? 気にしたりなんか しないで・・・ |
| あたしは、ぜんぜん 気にしないから |
| 融機人でも、人間でも ネスは、ネスなんだ から・・・ |
| ありがとう・・・ *n0・・・ |
| いいでござるか? いかに手を早く動かし たところで、たかが 知れているでござる |
| ふむふむ・・・ |
| 肝心なのは、ここ 腰の動きを使うことで 鞘も同時に動かして いけば・・・ |
| きえぇぇぇぇぇっ!! |
| おー! すげえ、すげえ!! |
| あんな大きな水ガメが きれいに真っ二つに なるなんて・・・! |
| すごいよ! カザミネさん!! |
| すごいじゃない! カザミネさん!! |
| お粗末・・・ |
| いやー、しかし わざわざ見せて もらっといて言うのも なんだが・・・ |
| カタナだっけか? その技は、そいつが あって初めて成立する もんなんだなあ |
| ほう?教わりもせず それに気づくとは それだけでも大した ものでござるよ |
| うまいことパクれりゃ 対黒騎士への秘密兵器 になるかって思ったり したんだが・・・ |
| そうそう、うまいこと いかないってことか わっははははは! |
| おいおい・・・ |
| あのね・・・ |
| 拙者の知り合いの騎士 にも、同じ着想を得た 人物がいたでござるよ |
| その人物は、己の身体 を鞘に見立て、独自の 型を模索しておったが |
| 完成には、まだまだ 遠いようでござった |
| へえ・・・ それが完成した暁には ぜひ、教わってみたい もんだなあ |
| 自分で工夫するって 発想はないのかなあ? フォルテって・・・ |
| 自分で工夫するって 発想はないのかしら? フォルテって・・・ |
| うわ!こんな大きな お釜で、いったい なにを作ってるんだ? |
| わっ!こんな大きな お釜で、いったい なにを作ってるの? |
| カイナさんの提案で お弁当を作っているん ですよ |
| 腹が減っては、戦は できないと申しますし |
| 持ち運びやすい おにぎりを皆さんに 持っていってもらおう と思いまして・・・ |
| おにぎり? |
| ほら、こうして 真ん中に具を 入れて・・・ |
| ぎゅっ、ぎゅって するんだよ |
| だから、おにぎりって シルターンでは言うん ですって |
| へえ・・・ |
| へえ・・・ |
| 簡単ですが、手軽に お腹がふくれるんです |
| 試しに、ひとつ 召し上がってみたら いかがですか? |
| じゃあ・・・ |
| そうね・・・ |
| どれにしようか? アメルのおにぎり カイナのおにぎり ミニスのおにぎり |
| いっただきまーす! |
| いっただきまーす! |
| どうですか? |
| うん、おいしいよ だけどさ・・・ |
| おにぎりの中の具まで おいもなんだね? |
| うん、おいしいよ だけどね・・・ |
| おにぎりの中の具まで おいもなのね? |
| ええ、当然です♪ だって、栄養たっぷり なんですから |
| こりゃ、たしかに すぐお腹がふくれそう だなあ・・・ |
| これは、たしかに すぐお腹がふくれそう だけど・・・ |
| いっただきまーす! |
| いっただきまーす! |
| いかがですか? |
| す・・・っ |
| すっぱいいぃぃっ!? |
| こ、これ・・・ 中身はなんなの? |
| 梅干しという シルターンのお漬け物 ですよ |
| 私の自家製なんです よく漬かっていて おいしいでしょう? |
| り、理解できない味覚 かもしれない・・・ |
| この、見るからに他と 形が違ってるものは やっぱり・・・ |
| この、見るからに他と 形が違ってるものは やっぱり・・・ |
| ・・・悪かったわね? 私の作ったものよ |
| やっぱり・・・ |
| やっぱり・・・ |
| 別にいいんだよ 食べたくなかったら! |
| いや、食べるよっ? 食べたいなあー! |
| いっただきまーす! |
| いや、食べるわよっ? 食べたいなあー! |
| いっただきまーす! |
| ・・・・・・ |
| うまいっ! |
| おいしいっっ! |
| 本当!? |
| ああ、中に入ってる 焼き魚の身の塩気が お米といいカンジに あわさってて・・・ |
| すごくおいしいよ |
| ええっ、中に入ってる 焼き魚の身の塩気が お米といいカンジに あわさってて・・・ |
| すっごく、おいしいわ |
| よかったぁ・・・♪ |
| ・・・・・・ 間違っている・・・! |
| それでいいのか? |
| それでいいの? |
| ファナンの様子は どうなっている? |
| 現時点マデ、大規模ナ 民衆ノ移動ハ、確認 サレテオリマセン |
| あの男め・・・! あれだけ自信ありげに 言っておいて、失敗を したのでは・・・ |
| 味方の失敗を希望する ような発言はよせ イオス・・・ |
| ですが、ルヴァイド様 本来ならばこの時点で あの者は我々と合流 しているはずです! |
| 姿を現さないのも 失敗したと考えたなら 納得できます・・・ |
| だとしても、我々の やるべきことは同じだ |
| ファナンの全戦力を 引きずり出し、本隊の 到着までに消耗させる |
| その有り様を見れば 街の者たちも、抵抗の 意志をなくすだろう |
| 市街戦ニナレバ、大軍 ノ利点ガ失ワレマス 的確ナ判断カト・・・ |
| ・・・・・・ |
| それにしても、やはり 私は今回の作戦には 賛同できません! |
| 常に最前線で戦うのは 我々、黒の旅団のみ |
| 本隊はいつだって 全てが終わった後に 到着するだけではない ですか!? |
| 元老院議会の決定は 絶対のものだ・・・ |
| わかるな、イオス? |
| ・・・失言でした |
| ゆめゆめ、忘れるな いいな・・・ |
| 前方ヨリ、コチラニ 接近スル一団アリ!! |
| 噂に聞く、金の派閥の 召喚師たちか!? |
| ・・・否 |
| 一団ノ中ニ、捕獲対象 デアル「鍵」ノ姿ヲ 確認シタ |
| アレハ、ろーうぇん砦 デ遭遇シタ、召喚師ラ ノぐるーぷダ |
| 奴らも・・・ ここにいたのか・・・ |
| ルヴァイド様、これは 好機です! |
| 鍵さえ手に入れば 断念していた召喚兵器 の獲得を、実現する ことができます!! |
| 召喚兵器か・・・ |
| ・・・・・・ |
| 決断ハイカニ 我ガ将ヨ? |
| 全軍、ここで待機だ 奴らとの接触を待って 鍵である聖女の確保を 優先する! |
| わざわざお出迎えとは 恐縮のいたりだな |
| 本当よね。てっきり 私たちなんか無視して ファナンに向かうと 思ったのに |
| ぬけぬけと言うものよ |
| 鍵となる聖女を目の前 にして、我々が黙って いるはずがあるまいに |
| まあ、な・・・ |
| レイムさんの姿が 見あたらない・・・ |
| アメルのいうように やっぱり、黒騎士とは 別行動をしてるのか? |
| レイムさんの姿が 見あたらない・・・ |
| アメルのいうように やっぱり、黒騎士とは 別行動をしてるの? |
| ルヴァイド! お前は、あの森の中に あるものが何なのか 知っているのか!? |
| 無論、知っている |
| 逆に尋ねよう その問いを発したのは なぜだ? |
| ・・・・・・ |
| どうやら、一足先に お前たちは、あの中に 入ったらしいな |
| 貴様ら! まさか 我々より先にゲイルを 手にしたのか!? |
| ゲイルなんて・・・ 召喚兵器なんて、手を 出しちゃいけないもの なんだ! |
| ゲイルなんて・・・ 召喚兵器なんて、手を 出しちゃいけないもの なのよ! |
| あれは、あの場所に 封印され続けるべき力 なんだ・・・ |
| あれは、あの場所に 封印され続けるべき力 なの・・・ |
| 誰も、触れては いけない力なんだ!! |
| 誰も、触れては いけない力なのよ!! |
| あるじ殿・・・ |
| ニンゲン・・・ |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| ご主人さま・・・ |
| そこまで知ったという のなら、もはや、鍵の 確保だけで済ますわけ にはいかぬな |
| 召喚兵器ノ確保ハ でぐれあ十数年来ノ 宿願・・・ |
| その秘密の一端を 知った者を、生かして おけるものか! |
| 口封じ、というわけか |
| ハッ、正体をあらわし やがったな、黒騎士! |
| 待ってください! |
| アメル!? |
| アメル!? |
| ルヴァイドさん 貴方は、本当に わかってるんですか? |
| 召喚兵器が、どれだけ 恐ろしいものか・・・ |
| どれだけ悲しい犠牲に よって生み出された ものなのか、わかって いるんですか!? |
| ・・・・・・ |
| わかってるはずなんか ないんです・・・ |
| じかに見た者にしか あの恐ろしさはわかる はずがない |
| ゲイルにされた存在に しか、その苦しみや 悲しみは、わかりっこ ないんです!! |
| フン、まるで見てきた ような言いぐさで話を するじゃないか? |
| そのとおりだ、と 言ったら? |
| なに・・・? |
| お前たち・・・ なぜ、彼女だけが鍵と しての資格を持つのか 考えたことはあるか |
| まさか!? |
| アメルは、ゲイルに されてしまった天使の 生まれ変わりだ・・・ |
| アメルは、ゲイルに されてしまった天使の 生まれ変わりよ・・・ |
| ・・・・・・ |
| 彼女は覚えてるんだ! 召喚兵器にまつわる 忌まわしい出来事の 全てを!! |
| 彼女は覚えてるのよ! 召喚兵器にまつわる 忌まわしい出来事の 全てを!! |
| それでも、お前たちは 禁忌の扉を開けようと 言うのか・・・? |
| 答えろよ・・・ ルヴァイドっ!? |
| 答えなさいよ・・・ ルヴァイドっ!? |
| ・・・・・・ |
| リューグ、待つんだ |
| ジジイ・・・? |
| アグラ爺さん・・・ |
| おじいさん・・・ |
| あのレディウスの子と よもや、こんな形で 再会することになる とはな・・・ |
| あの夜に見たのは やはり、幻などでは なかったのだな・・・ |
| 獅子将軍・・・ アグラバイン殿・・・ |
| おじいさん、黒騎士を 知ってるんですか!? |
| ああ、よく知っておる じかに、手をとって 剣を教えたこともある のだからな・・・ |
| !? |
| ルヴァイドは、わしの 親友だった男の息子 |
| デグレアの双将の一人 鷹翼将軍レディウスの 血を引く騎士だ |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| ソウイウコト デシタカ・・・ |
| おじいさんの・・・ おでしさん・・・? |
| そんな・・・ 信じられません!? |
| あの鷹翼将軍の息子 だというのか!? |
| 道理で、バカみてえに 強えわけだぜ・・・ |
| じかにその顔を見て ようやく、確信する |
| ことができた |
| 見違えたぞ・・・ 若き頃のお前の父と そっくりだ・・・ |
| 見違えたのは、貴方も 同じです・・・ アグラバイン殿? |
| あの遠征で、貴方は 亡くなったのだと聞か されていましたが |
| まさか、あのような 卑しき姿に身をやつし ておられたとは・・・ |
| わしにとっては あの姿こそ、本来 あるべきものだったと 気づいただけだ |
| デグレアを捨てたこと 悔いてはおらん |
| おじいさん・・・ |
| その言葉を・・・ |
| 処刑された父が聞けば どのように思うこと だろうな・・・ |
| アグラバイン!! |
| 処刑!? |
| 処刑!? |
| どういうことだ!? ルヴァイド! |
| 帰ってきてくださった のが、貴方なら・・・ |
| 父が幾度となく、そう 繰り返していたことか 貴様にはわかるまい! |
| 貴方さえ、戻ってきて くだされば・・・ あんなことには・・・ |
| おい、お前ら! 言い争いをしてる場合 じゃねぇぞ!? |
| あるじ殿、敵軍ニ 動キガ! |
| おにいちゃん、あれ! |
| おねえちゃん、あれ! |
| な・・・!? |
| 待機してたデグレアの 軍隊が・・・ |
| 動き出してるよっ!? |
| また、汚ねェ小細工 しやがったなァ? |
| 卑怯者っ! |
| また、僕たちを だましたんですか!? |
| ひきょーものっ! ひきょーものぉっ!! |
| 馬鹿な・・・ 何故、俺の出した命令 を無視して動く!? |
| それは、私が改めて 命令したからですよ ルヴァイド? |
| レイム!? |
| 馬鹿な・・・ |
| え? |
| え? |
| そんなはずはない? たしかにあの時・・・ |
| おじいさん!? |
| お前が、どうして・・ ここにいるのだ!? |
| いけませんねえ 総指揮官殿? 作戦は 定刻どおりに行って いただかないと |
| そちらの不手際を棚に あげて、何を言う!? |
| ヨセ、いおす! |
| 不手際とは心外ですね 私は、きちんと任務を 遂行しましたよ? |
| 人々が逃亡にまで至ら なかったことは結果論 でしかありません |
| それとも、まさか 貴方がたは、平民たち が逃げぬことを理由に |
| ファナンへの進軍を ためらっているとでも いうのですかねえ? |
| !? |
| レイムよ、侮るのも 大概にしてもらおうか |
| デグレアの騎士である 俺が、そのような理由 で議会の決定に背く わけがあるまい! |
| ふふふふ・・・ ええ、そうでしょう そうでしょうとも! |
| 元老院議会の命令は デグレアの民にとって 絶対の真実・・・ |
| そして私は、その議会 によって派遣された いわば、議会の代行者 なのです |
| 兵を運用する権利は 私にもあるのですよ? どうかお忘れなきよう イオス特務隊長 |
| く・・・っ |
| 旧王国の権威主義 まだ、あの悪政が健在 だというのか・・・ |
| 上の命令は絶対か どこも、似たような ものなのね・・・ |
| 旧王国の権威主義 まだ、あの悪政が健在 だというのか・・・ |
| くそったれが! なにが、絶対の真実だ |
| そういう特権意識が 国ってもんをねじ曲げ ちまうんだっ!! |
| 言うな!! |
| 俺は、デグレアの騎士 国家に属する騎士だ! |
| 命令は必ず実行する それだけが・・・ |
| 我が一族につけられた 反逆者という汚名を そそぐ、唯一の方法 なのだ!! |
| 反逆者、だって? |
| 反逆者、ですって? |
| ルヴァイドさん・・・ 貴方は・・・!? |
| この剣は、国のために 振るわれるのみ・・・ |
| それが俺の・・・ 絶対の真実なのだ!! |
| 間違ってる・・・! |
| それって 間違ってる! |
| *n0・・・ |
| だって、そうだろう? それじゃあ、なんの ために、個人の意志は 存在するんだよ!? |
| だって、そうでしょ? それじゃあ、なんの ために、個人の意志は 存在するのよ!? |
| 人間は、組織のために 生きてるんじゃない |
| 人間は、組織のために 生きてるんじゃない |
| 人間を生かすために 組織は、存在してるん じゃないかっ!? |
| 人間を生かすために 組織は、存在してるん じゃないのっ!? |
| 感傷的ナ意見ダ・・・ |
| 言ったはずだろう? 利害というものは常に 表裏一体で存在すると |
| 私たちと貴様らの利は 永遠に一致すること などないのだ! |
| そんな・・・ |
| そんな・・・ |
| もはや、言葉は無用だ |
| 大義のために・・・ 貴様らをここで斬る! |
| それでいいのか!? |
| それでいいの!? |
| *n0・・・ |
| 本当にそれで、お前は 納得しているのか? ルヴァイド!? |
| 本当にそれで、あなた 納得できるの? ルヴァイド!? |
| ・・・・・・ |
| 俺は知っているんだ 貴方が、本当はこんな 戦いを望んでないって ことを・・・ |
| あたしは知ってるわ 貴方が、本当はこんな 戦いを望んでないって ことを・・・ |
| レルムの村の人たちの 墓前で、貴方はその罪 を悔いて、苦しんでた じゃないか!? |
| レルムの村の人たちの 墓前で、貴方はその罪 を悔いて、苦しんでた じゃないっ!? |
| !? |
| え・・・? |
| ・・・・・・ |
| ルヴァイド・・・ やはり、お前は・・・ |
| 思い出してくれよ? その気持ちを・・・ |
| 思い出してよ? その気持ちを・・・ |
| 言うな・・・っ |
| 間違ってると思った ことから目を背けちゃ ダメなんだよ!? |
| 間違ってると思った ことから、目を背け ちゃダメなのよ!? |
| 黙れえぇぇっ!! |
| ルヴァイドさん!? |
| 俺はデグレアの騎士だ 余計な迷いはいらぬ! |
| 俺を惑わすな!! |
| 見せてもらいましょう 貴方の、デグレアに 対する忠誠を・・・ |
| どうやら、今は 戦うより他に、道は ないようですね・・・ |
| ハッ、上等だぜ? 今日こそ、白黒つけて やるッ!! |
| *n0殿っ! このままでは、敵兵が ファナンに到達するで ござるぞ!? |
| わかってる! ・・・でもっ!? |
| わかってるわよ! ・・・けどっ!? |
| ぐう・・・っ! |
| 貴様らに、これ以上の 邪魔はさせぬ・・・ |
| ファナンは黒の旅団が 制圧する!! |
| リューグ |
| ぐあああっ!? |
| リューグっ! しっかりおしよっ!? |
| 一命に替えても ここは死守するぞ! ゼルフィルド!! |
| 心得タ・・・! |
| ダメです!? これじゃ、追いかける こともできませんっ! |
| 所詮、僕たちの力では これが限界だという ことなのか・・・? |
| その調子ですよ・・・ もっともっと、苦しみ もがきなさい? |
| 自分たちの無力さを 存分にかみしめなさい あっははははは・・・ |
| ほーっほっほっほ! |
| !? |
| ・・・油断大敵っ! ですわっ!! |
| なんだとっ!? |
| ケルマ!? |
| ケルマ!? |
| ほほほ・・・まったく だらしがないったら ありませんわねえ? *n0 |
| よ、余計なお世話よっ |
| ま!助けてもらって おきながら、なんて 失礼なのかしら このチビジャリは! |
| ほう、金の派閥の 召喚師さんのお出まし ですか・・・ |
| ほーっほっほっほ! その名も高き ウォーデン家の当主 ケルマですわ |
| よぉく、おぼえておく ことですわね? 北方の田舎軍隊ども! |
| カッコつけてる場合 じゃないってば! |
| ルウたちのことより ファナンの街が・・・ |
| 心配は無用ですわ |
| 伊達に、あの女も ファナンの顧問召喚師 をしているわけでは ないでしょうからね |
| え? |
| あらあらまあ・・・ ずいぶんと、大勢で いらっしゃったもの ですわねえ? |
| お迎えの準備をする ほうの立場も、考えて ほしかったんですけど |
| はあ・・・ 仕方ありませんねぇ |
| あのー、もしもし? ガルマちゃん? |
| お忙しいところ、面倒 かけて申しわけないん ですけど・・・ |
| ひとつ、どかーんと 地面を揺らしちゃって くださいな? |
| な、なんだ!? |
| じじじ、地面がっ 揺れてるうぅぅっ!? |
| あわわわっ? ごっ ご主人さまぁ~っ!! |
| 地震かっ!? |
| いや・・・違う? これは、サプレスの 高等召喚術!? |
| ぐらぐらぐら・・・ どっかーんっ♪ |
| う~っ! あの女めぇ 思いっきり、ハメを 外しまくりやがり ましたわねぇ・・・ |
| は、ははは・・・っ たった一発の召喚術で 軍隊を止めちゃった? |
| これが、お母さまの 本気の召喚術・・・ |
| 凄イ・・・ ナントイウ、破壊力ダ |
| うひゃひゃひゃ・・・ スゲエっ! かっくいーっ!? |
| いやはや、まさか ここまでの召喚術が 使えるとは・・・ |
| ははは、これは 完全に計算違いですね |
| 今ノ大地震ニヨッテ 我ガ軍ノ戦力ノ半数ガ 行動不能ニナッタ模様 |
| 作戦続行ハ、事実上 不可能カト・・・ |
| おのれ・・・っ! やはり、召喚術を無効 とせねば、我々に勝機 はないのか!? |
| 軍団の再編を急げ! 負傷者を回収後、一時 離脱する!! |
| ・・・異存はあるか 顧問召喚師殿? |
| 仕方ないでしょう 今回は、私たちの負け のようですし・・・ |
| 貴方の忠誠心も、一応 見せていただきました からね? |
| ルヴァイド・・・ |
| *n0よ |
| 次で終わりだ・・・ この剣と黒騎士の名に 賭けて・・・ |
| 貴様たちを倒し、俺は デグレアに勝利を もたらしてみせる!! |
| 黒騎士ルヴァイド 俺たちは、幾度も彼と戦い ぶつかりあってきた |
| だけど・・・ 今になってわかった |
| 俺はなにも、彼のことを 知らなかった・・・ |
| 彼がまた、俺たちのことを なにも知らなかったように |
| 永遠に交わるはずがないと 信じていた平行線 それが一瞬だけ交差した あの瞬間に・・・ |
| 俺は初めて、黒騎士の中に ルヴァイドという人間を 見つけていた |
| 俺たちとなにも変わらない |
| 悲しいほど、ひたむきに 己の存在価値を貫こうと する騎士の姿を・・・ |
| 黒騎士ルヴァイド・・・ |
| 今まで何度も何度も 刃を交えて戦っていたけど |
| あたしは、彼のことを なにも知らなかった 彼も一人の人間だってこと 忘れていたの・・・ |
| ルヴァイドには ルヴァイドなりの 戦う理由があって 苦しみ続けていたんだ |
| 今日、すこしだけ その真実が見えた・・・ |
| 彼も悩んで、苦しんで それでも自分の道を 歩き続ける人間なんだって |
| あたしたちと・・・ おんなじなんだって・・・ |
| なんとか、デグレアを 追い払うことができて よかったよ |
| なんとか、デグレアを 追い払うことができて よかったわね |
| 実際には、金の派閥の ファミィ議長の介入が 勝負を決めたわけだが |
| ルヴァイドたちを牽制 できたことで、僕たち なりに貢献できたろう |
| 最初の頃に比べると ずいぶん、まともに 戦えるようになってる もんな・・・ |
| 最初の頃に比べると ずいぶん、まともに 戦えるようになってる もんね・・・ |
| ああ、君もずいぶんと 成長したものだ・・・ |
| そ、そうかなあ? |
| そっ、そうかな? |
| だが、油断はするな *n0 |
| デグレアの本隊を 負かしたわけじゃない それに・・・ |
| 屍人使いたちが 今回の戦いに姿を見せ なかったのも、僕には 気がかりだ・・・ |
| 敵も召喚術を使って 攻めて来れば、戦いは もっと激しいものに なるだろう |
| くれぐれも、鍛錬を 怠るなよ? |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| あの三人は、どうして この戦いに加わって こなかったんだろう? |
| あの三人は、どうして この戦いに加わって こなかったのかしら? |
| ルヴァイドのこと アメルは、どう思う? |
| ルヴァイドのこと アメルは、どう思う? |
| あたしには、騎士の 在り方なんてものは わからないです でも・・・ |
| あの人が、どこか無理 をしてるということは 感じとれました |
| うん、俺もそう感じた |
| 黒騎士は、自分の心を 無理に殺そうとしてた ような気がする・・・ |
| うん、あたしも そう思ってた |
| 黒騎士は、自分の心を 無理に殺そうとしてた ような気がする・・・ |
| 反逆者の汚名って いったい、なんのこと なんだろう? |
| 反逆者の汚名って いったい、なんのこと なのかしら? |
| でも、思うんです あの人は、ちゃんと あたしたちの言葉を 受けとめてくれた |
| だから、きっと 戦う以外の方法で わかりあえるはずです |
| あの人の心を縛りつけ ているものさえ、断ち きることができれば きっと・・・ |
| そうだな・・・ それさえわかれば きっと・・・! |
| そうよね・・・ それさえわかれば きっと・・・! |
| 気ヅイテイマシタカ? あるじ殿・・・ |
| え? |
| へ? |
| 今回ノでぐれあノ布陣 ノ中ニ、きゅらータチ ガ加ワッテイナカッタ トイウコトヲ |
| そういえば!? |
| そういえば!? |
| れいむニシテモ、最初 カラ参戦シテイタワケ デハアリマセン・・・ |
| 絶妙ノたいみんぐデ 戦局ヲ変エヨウトシテ キマシタ |
| アレハ、オソラク 計画的ナモノデス |
| それじゃあ *n1は レイムが・・・ |
| 味方であるルヴァイド たちを、最初から利用 するつもりだったって いうのか!? |
| それじゃあ *n1は レイムが・・・ |
| 味方であるルヴァイド たちを、最初から利用 するつもりだったって いうの!? |
| アクマデ、推測デハ アリマスガ・・・ |
| れいむト黒騎士ノ間ニ 見ラレタ確執ヲモトニ 考エレバ、アリ得ヌ話 デハナイデショウ |
| 味方でさえも利用するなんて!? まさか、そんな・・・ |
| 味方でさえも利用するなんて!? まさか、そんな・・・ |
| しかし、まあ 派手にやりやがったな あの糸目オンナ・・・ |
| 悪魔の力で、大地震を 引き起こすとはなァ |
| うん、タダ者じゃない とは思ってたけど |
| さすが、金の派閥の 議長だけはあるよなあ |
| うん、タダ者じゃない とは思ってたけど |
| さすが、金の派閥の 議長だけはあるわね |
| ん?ちょっと待てよ |
| たしか、テメエらが 拾った召喚師のチビの 母親が、あのオンナ なんだろう? |
| だったら、なんで 親子で違った系統の 召喚術を使うんだよ? |
| 多分、父親譲りって ことじゃないのかなあ |
| 詳しいことは聞いた ことないけど |
| 多分、父親譲りって ことじゃないのかなあ |
| 詳しいことは聞いた ことないけどね |
| ヒヒヒ・・・ なんか、複雑な背景が ありそうだなァ? |
| 下手に首を突っこん だりするなよ? *n1 |
| 下手に首を突っこむ ものじゃないわよ? *n1 |
| ケッ!テメエが 言えた義理かァ? |
| そうじゃなくて! 一歩間違ったら、ほら |
| あの、ファミィさんを 敵に回すってことに なるんだからな? |
| そうじゃなくて! 一歩間違ったら、ほら |
| あの、ファミィさんを 敵に回すってことに なるのよ? |
| う・・・ッ |
| さすがの*n1も ファミィさんに悪さは できないだろうなあ |
| さすがの*n1も ファミィさんに悪さは できないわよねぇ? |
| *n1ね きょう、はじめて わかったよ・・・ |
| くろいかげだって おもってたのは |
| あのひとが・・・ こころ、とざすために つくったもの・・・ |
| つめたいって かんじていたのは |
| あのひとの中から あふれだしてきてる つらい、きもち だったの・・・ |
| そうだったのか・・・ |
| そっか・・・ |
| でも、それじゃ ダメだよ・・・ |
| こころをとざしたら なにも、みえなくなる きこえなくなるの |
| 前に、俺がなりかけた あの状況と、同じって ことだな? |
| 前に、あたしがなり かけたあの状況と 同じってこと? |
| ・・・(こくん) |
| だれかが、ひらいて あげなくちゃダメなの |
| そうじゃなきゃ あのひと、ほんとうに |
| くらくて、つめたい かげになっちゃう のみこまれちゃうよ? |
| *n1は そんなの、イヤだよ おにいちゃん・・・ |
| *n1は そんなの、イヤだよ おねえちゃん・・・ |
| *n1・・・ |
| どうすれば、黒騎士に それを気づかせること ができるんだろう? |
| どうすれば、黒騎士に それを気づかせること ができるのかしら? |
| よかったですねぇ ファナンの街が無事で |
| うん・・・ だけど、結果だけなら あれはファミィさんの お手柄だよ |
| 俺たちが、どれだけ 役に立ったのか・・・ |
| ええっ・・・ だけど、結果だけなら あれはファミィさんの お手柄よ |
| あたしたちがどれだけ 役に立ったのか・・・ |
| 役に立ったに決まって るじゃないですか!? |
| *n1? |
| みなさんがそれぞれ 一生懸命にがんばった から、勝つことが できたんです |
| 役に立たなかった人 なんて一人もいません ボクは、そう思います |
| うん・・・ そうだよな・・・ |
| *n1の 言うとおりだよな? |
| うん・・・ そうかも・・・ |
| *n1の 言うとおりよね |
| ええ!ですから もっと自信をもって くださいな、ご主人様 |
| ご主人様には、笑顔が 一番似合っているん ですから・・・ね? |
| *n1が そう言ってくれると なんか、すごく勇気 づけられるな・・・ |
| *n1が そう言ってくれると なんか、すごく勇気 づけられるわね |
| 議会の命令が絶対って 言われた時にさ・・・ |
| フォルテ、本気で 怒ってたよな? |
| 議会の命令が絶対って 言われた時さぁ・・・ |
| フォルテ、本気で 怒ってなかった? |
| いやー、つい頭に 血が昇っちまってなあ |
| 色男としては、あれは 失敗だったぜ うん、うん・・・ |
| あれは、デグレアだけ に向けた言葉じゃ なかったよね? |
| あれは、デグレアだけ に向けた言葉じゃ なかったよね? |
| ・・・まあな |
| 自由になるために 家を捨てたオレだがな |
| いざ、外に出てみりゃ そんなものなんざ どこにも、ありゃあ しなかった・・・ |
| そこで、ようやく 気づいたのさ |
| 自由ってもんは、与え られるもんじゃなくて 自分で作り出していく もんだってな・・・ |
| それを忘れなけりゃ どこでだって、人間は 自由でいられるんだ |
| なんとなく、わかる 気がするな・・・ |
| なんとなく、わかる 気がするかも・・・ |
| 俺も派閥で暮らしてた 時は、同じようなこと 考えてたし・・・ |
| あたしも派閥で暮らし てた時は、同じような こと考えてたし・・・ |
| だから、ああいう 連中を見ると、余計に ムカついてくるのさ |
| 自由になれることを 放棄したり、させたり するような考え方は |
| オレとしちゃあ、認め たくねーってこった |
| フォルテは本当に 自由ってものを大切に 思っているんだな きっと・・・ |
| フォルテは本当に 自由ってものを大切に 思っているのね きっと・・・ |
| もともと、私が記憶を 取り戻そうって考えて いたのってね |
| 自分が何者なのか わからないってことが こわかったからなの |
| うん、そうだね きっと、俺も同じこと 考えると思う・・・ |
| うん、そうよね きっと、あたしも同じ こと考えると思うわ |
| それからしばらくして 記憶がないまま、月日 を重ねていくうちにね |
| 思い出せないことへの 恐怖とは逆に、今度は 思い出すことがこわく なってきたのよ |
| 記憶が戻った瞬間に 今の自分が、失われて しまうんじゃないか ってね・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| でも、カイナちゃんと 一緒に過ごすように なって、すこし考えが 変わってきたの |
| え? |
| え? |
| 私がおぼえていない 過去の私は、あの子の 中にちゃんとあった |
| 私が何者なのかって 問題は、それで充分に 解決してるじゃない? |
| あ・・・! |
| あ・・・! |
| それに、あの子は 変わってしまった私を ねえさまって呼んで くれてる・・・ |
| 昔の私だけじゃなく 今の私も、好きだって 言ってくれてるの |
| それに気がついたらね なんか、こだわりが なくなっちゃった? |
| ケイナ・・・ |
| ケイナ・・・ |
| 無理に過去を取り戻さ なくたって、今の私は カイナを妹だって思う ことができるもの |
| 大将はね、ただ それを私に気づかせて くれただけ・・・ |
| 身勝手だと思う? |
| ううん・・・ そんなことないよ! |
| ううん・・・ そんなことないわ! |
| それもちゃんとした答えだと 俺は思うよケイナ・・・ |
| それもちゃんとした 答えじゃないかしら ケイナ・・・ |
| もしかすると、僕は 自分をごまかそうと してたのかもしれない |
| ロッカ? |
| 父母の死に、間接的に おじいさんが関与した ことに腹を立てたん じゃなくて・・・ |
| 今まで、それに気づき もしなかった自分が 悔しかったのかも しれません |
| それじゃ、爺さんを 恨む気持ちは? |
| それじゃ、おじいさん を恨む気持ちは? |
| ないと言えば、嘘に なります。でも・・・ |
| リューグが言っていた ように、あの人は自分 なりに責任をとろうと してくれたんです |
| 今まで黙っていたのも 僕たちのためを思って のことでしょうし |
| こんなことですねたら アメルにも笑われて しまいますよ? |
| ・・・だな? |
| ・・・そうよね? |
| おじいさんとは、明日 もう一度、話してみる つもりです |
| その前に、心配かけた |
| 貴方に、ちゃんと報告 |
| 貴女に、ちゃんと報告 |
| しておきたくて |
| 心配をかけました *n0 それから・・・ |
| ありがとう |
| ・・・うん! |
| ・・・うん |
| どうなることかと思ったけど ロッカが自分で答えを見つけて くれてよかったよ |
| どうなることかと思ったけど ロッカが自分で答えを見つけて くれてよかったわ |
| リューグは、いつから ご両親が亡くなられた 本当の理由に気づいて いたんだ? |
| リューグは、いつから ご両親が亡くなられた 本当の理由に気づいて いたの? |
| 変だと思ってたのは かなり前からさ |
| 後にも、先にも あれから、村をはぐれ が襲ったことは一度も なかったしな |
| ジジイに原因があると 疑うのには、そう時間 はかからなかった |
| そうか・・・ |
| そっか・・・ |
| だから、俺は兄貴や アメルのように ジジイと接することが できなかった |
| もしも、ジジイが 俺らの両親が死ぬ きっかけを作ったんだ としたら・・・ |
| そんな奴に頼るのは 間違いだって、ガキの 頃から思ってたのさ |
| もしかして・・・ リューグが、強くなる ことにこだわりを もってるのって |
| ・・・そうさ |
| 俺は、早く自分の力で 生きられるように なりたいと思っていた |
| それがねじまがって こんなカタチになった のかもしれねえな |
| 今でも、そうなのか? |
| 本当のことを知った今 やっぱり、リューグは 爺さんと一緒にいたく ないって思うのか? |
| 今でも、そうなの? |
| 本当のことを知った今 やっぱり、リューグは お爺さんと一緒にいた くないって思うの? |
| ・・・・・・ |
| いてっ!? |
| あたっ!? |
| ハッ!?だったら とっとと、おさらば してるだろうがよ? |
| リューグ・・・ |
| 今の俺はもうガキじゃ ねえんだ・・・ ジジイの気持ちぐらい わかってやれるぜ |
| それにな・・・ アメルや、バカ兄貴を ほっとけるかよ? |
| ああ・・・そっか? そうだよな!? |
| リューグにしてみれば 心配だもんなっ? |
| ああ・・・そっか? そうよね!? |
| リューグにしてみれば 心配だものね? |
| ・・・あいつらよりも むしろ今は、テメエが 一番心配なんだがな |
| へ? |
| ハッ!なんでも ねえよッ! |
| っとに・・・ ニブイ女だぜ・・・ |
| 俺が心配しなくたって リューグはとっくに 自分で答え、見つけて いたんだな・・・ |
| あたしが心配しなくて もリューグはとっくに 自分で答え、見つけて いたのね・・・ |
| まさか、ケルマに 助けられるなんて 考えもしなかったよ |
| うん、正直 俺もびっくりしてる |
| だけど、考えてみれば 当然なんだよな |
| ケルマだって 金の派閥の人間なんだ 本部のある街が危機に さらされてるのを |
| 黙って見てるはずが ないもんな? |
| ええ、正直 あたしも驚いたわ |
| だけど、考えてみれば 当然なのよね |
| ケルマだって金の派閥 の人間なんだもの 本部のある街が危機に さらされてるのを |
| 黙って見てるはずが ないものね? |
| うん・・・ |
| 私ね・・・ 金の派閥って、本当は 好きじゃなかったの |
| いつもいつもお互いの 足を引っ張ったり お金儲けのことばかり 考えたりしてて |
| 大きくなったら、私も そうなるのかなって ちょっと、不安だった |
| ミニス・・・ |
| でも、違ったんだね? 金の派閥にだって ちゃんとした仲間同士 のきずながあった |
| これからは、私 金の派閥にいることを 恥ずかしいなんて 思ったりしない! |
| 本当に恥ずかしいのは きっと、偏った見方 しかできてなかった 自分だって思うから |
| うん・・・ そうなのかもな・・・ |
| うん・・・ そうなのかもね・・・ |
| 偏見をもたないように するってことは、俺も 見習わなくちゃな うん・・・! |
| 偏見をもたないように するってことは あたしも 見習わなくちゃね |
| はあ・・・ 海賊が襲ってきた時と なぁんにも変わりゃ しなかったね・・・ |
| 結局、ミニスの おふくろさんに頼る ことになっちまった |
| そんな風に考えなくて いいんじゃないかな? |
| そんな風に考えなくて いいんじゃない? |
| え? |
| 黒の旅団を撤退させた のは、ファミィさんの 召喚術だったけどさ |
| 街を守ろうとした 気持ちなら、モーリン や俺たちだって、負け てないだろう? |
| 黒の旅団を撤退させた のは、ファミィさんの 召喚術だったけど |
| 街を守ろうとした 気持ちなら、モーリン やあたしたちだって 負けてないでしょ? |
| あ、あたりまえだろ そんなのはっ!? |
| だったら、胸を 張ってたっていいん じゃないかな? |
| 周りがどう見るかって ことより、大切なのは 自分がどう思えるか ってことだと思う |
| だから、モーリンが 引け目を感じること なんかないのさ |
| だったら、胸を 張ってたっていいん じゃないのかしら? |
| 周りがどう見るかって ことより、大切なのは 自分がどう思えるか ってことじゃない |
| だから、モーリンが 引け目を感じること なんかないわ |
| うん・・・ そうかも、知れないね |
| それに、モーリンが 一生懸命だったことは ちゃんと、俺が見てた んだからさ・・・? |
| それに、モーリンが 一生懸命だったことは ちゃんと、あたしも 見てたんだよ? |
| 今回の戦いで、改めて 黒騎士の剣を見たが |
| 以前にも増して その技は、研ぎ澄ま されておった |
| だが・・・ |
| だが? |
| あの者の剣理は 捨て身となることで 力を増すものだ |
| それを考えたならば あの男は今、自分の身 を案じていないという ことにはならぬか? |
| あ!? |
| 修行によって、その 境地に達したのならば 問題はない |
| だが、そうでなければ あれは、死人の剣に 他ならぬ |
| 死人の、剣・・・ |
| 振るう先に死人を作り また、使い手さえも死 に導く、破滅の剣理で ござるよ |
| 今のままでは 遠からず、あの者は 死ぬことになろうな |
| そんな・・・ |
| 惜しいことでござるよ なまじ、あれだけの 才能がありながら |
| ルヴァイドは・・・ そのことに、気づいて いるんだろうか・・・ |
| ルヴァイドは・・・ そのことに、気づいて いるのかしら・・・ |
| 国家のため、ね・・・ ナショナリズムって のは、どうも俺様の肌 にゃあわねえなあ |
| え? でも レナードさんのやって いた刑事ってものは |
| たしか、国に属して 犯罪者を捕まえるのが 仕事なんでしょう? |
| え? でも レナードさんのやって いた刑事ってものは |
| たしか、国に属して 犯罪者を捕まえるのが 仕事なんでしょ? |
| 肩書きはそうだがな じつは、俺様は一度も そんなこと思ったこと ないんだよなあ |
| ええ~っ!? |
| ええ~っ!? |
| ・・・ふぃ~っ |
| ま、アレだ? 建て前と現場の認識は 違うってこった |
| 俺様としちゃ、治安を 維持するために犯罪者 を取り締まるって意識 よりも・・・ |
| そいつの被害にあった 連中の無念をなんとか 晴らしてやりたいって 気持ちが強いのさ |
| それって、人としては 正しいと思うけど |
| 刑事として正しいの? |
| それって、人としては 正しいと思うけど |
| 刑事として正しいの? |
| ハハハハ・・・ いいトシして、俺様が まだ現場を走り回って ることから考えりゃ |
| あんま、正しいとは 言えねえかもなあ? |
| う~ん・・・ |
| むうぅ・・・ |
| ま、だとしても 改めようって気持ちは 俺様には、さらさら 無いけどな |
| うん・・・ なんか、そのほうが レナードさんらしい 気がするよ・・・ |
| うん・・・ なんか、そのほうが レナードさんらしい 気がするかも・・・ |
| うーん・・・ 本当にびっくりよね |
| まだ、ファミィさんの 使った召喚術について 感心してるのか? |
| まだ、ファミィさんの 使った召喚術について 感心してるの? |
| いいじゃない |
| おばあさまの教えしか 知らないルウには 他の人の召喚術を見る ことは勉強になるの |
| なるほど・・・ |
| なるほど・・・ |
| 召喚師の知識ってのは 家ごとに門外不出の ものなんだから |
| こうやって、 常に探求心を もつのが大事って 習わなかったの? |
| まあ、たしかに 派閥の違う召喚師には そんな感じだけど |
| 蒼の派閥同士だったら 今はそれほど秘密主義 には徹してないぜ |
| まあ、たしかに 派閥の違う召喚師には そんな感じだけど |
| 蒼の派閥同士だったら 今はそれほど秘密主義 には徹してないのよ |
| うそっ!? |
| 本当だってば |
| 本当だってば |
| ううーん・・・ 理解できない・・・ |
| 昔ながらの召喚師からすれば やっぱり派閥はおかしな所 だってことなのかなあ? |
| 昔ながらの召喚師からすれば やっぱり派閥はおかしな所 だってことなのかしら? |
| ケイナは、このまま 記憶が戻らなくても 構わないって言ってた けど・・・ |
| カイナは、それでも いいの? |
| ケイナは、このまま 記憶が戻らなくても 構わないって言ってた けど・・・ |
| カイナは、それでも いいの? |
| はい・・・ |
| ねえさまの考えを 聞かされて、私なりに 納得できましたから |
| たしかに、ねえさまが 私やにいさまたちとの 思い出をなくしている のはさびしいですよ |
| でも、思い出だったら これから新しく作って いくこともできると 思うんです |
| もう二度と会えないと 思っていたねえさまに 会うことができただけ 私は幸せなんです |
| 本当に、鬼神さまに 感謝しないと・・・ |
| カイナ・・・ |
| それに、ねえさまは 私のことが好きだって 言ってくださいました |
| 私もねえさまのことが 好きです・・・ |
| 今のねえさまも 昔のねえさまも 同じくらい好きだって 言えます |
| だから、今のままでも 私は平気なんです |
| そっか・・・ |
| 二人がそれでいいなら もう、俺が心配する 必要はないよな? |
| 二人がそれでいいなら もう、あたしが心配 する必要はないわね? |
| ルヴァイドの置かれて いる立場は、私にも いくらか理解できたよ |
| 騎士として国に仕えて いくことは、時として 個人の感情を殺すこと を要求されるからね |
| シャムロックにも やっぱり、そういう ことがあったの? |
| シャムロックにも やっぱり、そういう ことがあったの? |
| 彼の立場に比べれば とるに足らないような ことではあるけれどね |
| 命令に納得できずに 怒りをおぼえたことは 幾度となくあるよ |
| そうなんだ・・・ |
| それに耐えられたのは きっと、仕える領主を 信頼していられたから なのかもしれないな |
| 一騎士でしかない自分 の視点と、統治者たる 領主の視点は、当然 違ってくるものだ |
| 間違っていると思えた ことでも、後になって 必要だったと理解した ことだって多かった |
| ルヴァイドは・・・ どうなんだろう・・・ |
| やっぱり、なにかを 信じて、理不尽な命令 に従ってるのかな? |
| ルヴァイドは・・・ どうなのかしら・・・ |
| やっぱり、なにかを 信じて、理不尽な命令 に従ってるのかな? |
| そこまではわからない が、個人の意志よりも もっと大きななにかを |
| 黒騎士は背負っている そんな気がするよ |
| 反逆者の汚名・・・ それが黒騎士の背負っている ものの正体なんだろうな |
| 反逆者の汚名・・・ それが黒騎士の背負っている ものの正体なのかもね |
| そりゃあ、私だって 人に雇われて仕事を してる身ですよ? |
| バイト先で無茶なこと 言われるのは 日常茶飯事ですし・・ |
| 暗殺者ギルドに 属してた頃なんか それこそ命令には 絶対服従してました |
| でもね・・・ |
| それじゃ、やっぱり いけないんですよ |
| パッフェルさん? |
| 職務に忠実であるのは 大切だと思う。だけど 言われたことを、ただ 実行するのとは違う |
| 命令だから、 実行するって いう論理はね |
| 命令にかこつけて あらゆる責任を放棄 してることと、なにも 変わりはしないから |
| !! |
| 今の黒騎士は、かつて の私なんです・・・ |
| 規律と意志の間で 板ばさみになって もがき続けている状態 |
| どちらを最後に選ぶの かは、あの人次第です けど・・・ |
| どちらを選んだって 間違いなく、あの人は なにかを失うことに なるでしょうね |
| きっと・・・ |
| 失うもの、か・・・ パッフェルさんもやっぱり なにかを失ったんだろうか? |
| 失うもの、か・・・ パッフェルさんもやっぱり なにかを失ったのかしら? |
| 黒騎士の持つ信念が 間違っているとは 私は思いません |
| 命令に忠実であること 騎士にしろ、シノビに しろ、これは守るべき 大前提ですからね |
| それは、たしかに そうなんだろうけど でも・・・ |
| 理不尽な命令に従って 動くなんて、やっぱり おかしいよ!? |
| それは、たしかに そうなんでしょうけど でも・・・ |
| 理不尽な命令に従って 動くなんて、やっぱり おかしいわ!? |
| 誰かに仕えることを 選んだ時点で、それは 覚悟しておかねば ならぬことなのです |
| それが納得できぬなら 最初からそういう立場 に身をおかなければ いいだけのこと |
| そんな・・・ |
| 厳しいようですが 組織に属するという ことは、それだけ大変 なことなのです |
| それに、これは 組織だけに限ったこと ではありませんよ? |
| 生きるということは 様々な理不尽と向かい あっていくということ |
| その全てに反発だけ していては、とうてい 生きてはいけません |
| 俺には・・・ 納得できないよ・・・ |
| あたしには・・・ 納得できないよ・・・ |
| 当然でしょうね 私のこの言葉もまた |
| 貴方が向かい合う |
| 貴女が向かい合う |
| 理不尽のひとつです |
| それを受け入れるか しりぞけるか、全ては |
| 貴方自身が決めるべき |
| 貴女自身が決めるべき |
| ことなのですから |
| シオンさん・・・ |
| 自分なりの価値観を 作り上げていくこと |
| それが、大人になると いうことなのかも しれませんね・・・ |
| 俺だけの・・・ 価値観、か・・・ |
| あたしだけの・・・ 価値観、か・・・ |
| ミニスの おかあさんって、 すごいんだねえ |
| ああ、さすがは 金の派閥で議長を してるだけあるよなあ |
| よほどの力の持ち主 じゃなけりゃ、あんな 芸当できないもんな |
| ええ、さすがは 金の派閥で議長を してるだけあるわね |
| よほどの力の持ち主 じゃなくちゃ、あんな 芸当できないもの |
| うんうん♪ すっごい力だよねえ |
| だって、地面を あんなにぐらぐらって 揺らせるんだもん |
| どうすれば、あんなに 力持ちになれるの かなあ・・・? |
| へ? |
| へ? |
| すごいなあ・・・ |
| あのな、ユエル? 力ってのは、そういう 意味じゃなくて・・・ |
| あのね、ユエル? 力ってのは、そういう 意味じゃなくて・・・ |
| いくら力持ちでも 地面を揺するなんて 芸当は無理だってばさ そもそも・・・ |
| いくら力持ちでも 地面を揺するなんて 芸当は無理だってば まったく・・・ |
| まさか、こんな形で 奴の息子と戦うことに なるとはな・・・ |
| 戦うって決めたこと 後悔してる? |
| 戦うって決めたこと 後悔してるんですか? |
| いや、それはない むしろ、ルヴァイドが この戦いに関わってる というのならば |
| 放っておくわけには いかぬ |
| 我が友も、きっと それを望んでおること だろうしな・・・ |
| 鷹翼将軍レディウス か・・・ |
| 鷹翼将軍レディウス もう一人、デグレアの 双将・・・ |
| 反逆者の汚名をそそぐ と、ルヴァイドは 言ったが |
| わしの知る限りでは レディウスはそんな ことをする男では なかった・・・ |
| 元老院議会の決定に 反発していたわしを なだめてくれるような 人物だったのだ |
| いったい、なにが あったんだろう? |
| いったい、なにが あったのかしら? |
| わからぬ・・・ だが、それがわしの 不在と関わっている のは違いあるまい |
| 爺さん・・・? |
| おじいさん・・・? |
| 心配するな、わしは もう必要以上に自分を 責めたりはせん |
| しっかりと真実を 見極めてみせる つぐないは、それから 考えよう・・・ |
| ・・・うん! |
| 爺さん、ちゃんと わかってくれてたんだ よかった・・・ |
| おじいさん、ちゃんと わかってくれてたんだ よかった・・・ |
scn119
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| あれ以来、デグレアは ファナンに攻めてくる 様子がないけど |
| あきらめたのかな? |
| あきらめたのかしら? |
| そんなわけないだろう まったく・・・ |
| あるじ殿・・・ イクラナンデモ ソレハ・・・ |
| テメエ、本気で バカか? |
| うう・・・ |
| むぅ・・・ |
| 敵の部隊そのものは スルゼン砦の付近へと 布陣したままです |
| 戦意がなくなったとは 考えにくいですね |
| おそらく、彼らは 本国に指示をあおいで いるのではない でしょうか? |
| その可能性は、大いに あり得るな・・・ |
| 今までの調子でイケる と思ってたところが どっこい、ファナンは そうはいかなかった |
| さぞかし、途方に 暮れちまってること だろうさ |
| いくら大軍を投じても 召喚術に対する対策が なければ |
| 先日の二の舞になって しまいますからね |
| そうよねぇ・・・ |
| あんなものを見せられ ちゃったら、そうそう 気軽に攻めこんだりは できないわよねぇ? |
| ぐらぐらぐら、の どっか~ん! だもんね |
| 召喚術ってのが 戦いの行方をこうも 左右するもんだとはな |
| ふふ~ん どう?すこしは 見直したりした? |
| ハッ! まあ、な・・・ |
| だけど、いちいち 遠くのデグレアまで おうかがいを立てに いくなんて |
| えらく、面倒だって 思うけどねえ? |
| デグレアの政治は全て 議会での決議によって 決定されるものらしい |
| その手続きを無視して 行動することは、絶対 許されないと聞く |
| ルヴァイドたちが 言ってた、 元老院議会って ヤツのことか |
| いったい、それって なんなんだよ? |
| ルヴァイドたちが 言ってた、 元老院議会って ヤツのことね |
| いったい、それって なんなの? |
| くわしいことは 僕よりも、騎士である 彼らに説明してもらう ほうがいいだろう |
| 元老院議会とは 旧王国がまだ、王国と 呼ばれていた時代の 遺臣たちの集まりだ |
| デグレアの成立時に 貢献したことから 家々ごとに強い発言力 をもっていて |
| 聖王国を打倒して かつての王国を再興 するために、政治を しきっているという |
| わしに言わせれば ただ権力にしがみつく ことしか考えておらぬ 輩だよ・・・ |
| だけど、それって 聖王国の領主制度と あんまり変わらない気 がするけど・・・? |
| だけど、それって 聖王国の領主制度と あんまり変わらない気 がするけど・・・? |
| たしかにな |
| だが、やり方がもっと 徹底してるんだよ たとえば・・・ |
| 職業や住む場所を 変えるのにも いちいち、許可が必要 になったりな |
| ええっ!? |
| バイト変えるたびに 許可がいるなんて 冗談じゃありませんよ ホント・・・! |
| 特に結婚には厳しい 双方の家柄に釣り合い がとれていなければ |
| いくら好きあおうとも 絶対に、夫婦には なれんのだ |
| そんなことまで・・・ |
| 帝国の政治形式を もっと厳しくしたよう なものだな |
| 帝国も、もともとは 旧王国から派生した 国家だからね |
| だったらさ・・・ |
| その元老院議会っての をなんとかしなくちゃ 戦争は終わらないって ことじゃないか!? |
| だったら・・・ |
| その元老院議会っての をなんとかしなくちゃ 戦争は終わらないって ことじゃないの!? |
| だから、前々から そう言ってただろう? |
| 僕たちの敵は、国家 そのものだと |
| どうすれば あきらめてくださるん でしょうか? |
| 完全に勝ち目がないと わからせるまで、戦う より他にあるまい |
| ・・・だな |
| でも、それじゃ それまでに大勢の人が 傷ついてしまいます! |
| たしかに、そうだ だがな、嬢ちゃん それは仕方がないこと だろうよ |
| 話し合いで解決でき ねえから、戦争なんて もんをおっ始めたんだ |
| 話を聞く気がありゃあ いきなり、ドンパチ なんてしかけねえぜ? |
| そうですね・・・ |
| あめる殿 コレガ戦争ナノデス |
| 聞き分けろよなぁ ガキじゃねェんだから |
| だからって、話しあう ことをあきらめるのは 間違ってます!? |
| あきらめたら・・・ そこで、もうおしまい じゃないですか・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| アメルさん・・・ |
| 話し合おうにも 我々は、あまりに 向こうの内情を知ら なさすぎます |
| せめて、元老院の連中 の意図が、どのあたり にあるのか知ることが できればな・・・ |
| ・・・・・・ |
| だったら、俺たちで それを調べることは できないかな? |
| ・・・・・・ |
| だったら、 それをあたしたちで 調べるってのは どう? |
| なっ!? |
| ・・・! |
| あ、あのなー・・・ |
| ダメなの? |
| *n1 とっても いいとおもうけど |
| さすがご主人さま! |
| それは名案ですよ |
| 君はバカか!? |
| そんな思いつきだけで 考えたことが、できる はずないだろう!? |
| いえ・・・ |
| あながち、不可能だと 決めつけることは できませんよ? |
| シオンさん? |
| デグレアが聖王国への 侵攻を最優先している というのならば |
| 自国に向ける目は そのぶん、弱くなって いて当然のはずです |
| 忍び込むことは それほど困難ではない かもしれません |
| 思いつきだけで 言ってるんじゃないさ |
| トライドラを制圧して 自国の安全を確保した 今なら・・・ |
| デグレアの目は聖王国 ばかり見てるはずだ 忍び込むことも、無理 じゃないと思うんだ |
| 思いつきだけで 言ってるんじゃないわ |
| トライドラを制圧して 自国の安全を確保した 今なら・・・ |
| デグレアの目は聖王国 ばかり見てるはずよ 忍び込むことも、無理 じゃないと思うの |
| そうだよね パッフェルさん? |
| そうでしょ パッフェルさん? |
| な!? なんで、私に同意を 求めるですかー!? |
| そういえば パッフェルさんは そうしたことがお得意 だったですよね? |
| む~・・・っ たしかに、不可能じゃ ないとは思うですけど ね~・・・ |
| 今まで、俺たちは デグレアに対して 受け身の行動しか とってなかった |
| だけど、これから先は それだけじゃダメだと 思うんだよ |
| 俺たちの最大の武器は なににも束縛されて いないってことだろ? |
| 今まで、あたしたちは デグレアに対して 受け身の行動しか とってなかった |
| でも、これから先は それだけじゃダメだと 思うの |
| あたしたちの最大の 武器はなににも束縛 されてないって ことでしょ? |
| ・・・! |
| だったら、それを 生かして戦ったほうが いいに決まってる! |
| デグレアの動きを 調べるってことは、今 俺たちにしかできない ことじゃないか!? |
| だったら、それを 生かして戦ったほうが いいに決まってるもの |
| デグレアの動きを 調べるってことは、今 あたしたちにしかでき ないことじゃない? |
| たしかに・・・ いや、しかし・・・ |
| ソレハ、確カニ 一理アリマス |
| 迷ってたって 今は仕方がないです! |
| こういうときは 行動あるのみです! |
| 彼の考えに |
| 彼女の考えに |
| 私は賛成です |
| 多分、俺たちがいなく たって、ファナンは そう簡単には負けたり しないはずだ |
| 俺は、そう信じてる |
| 多分、あたしたちが いなくても、ファナン はそう簡単に負けたり しないはずよ |
| あたしはそう信じてる |
| *n0・・・ |
| うん・・・ そうだねっ! |
| 止めてもムダかよ ・・・ったく! |
| *n1も・・・ そうおもう・・・ |
| デグレアに行こう! 行って、俺たちの目で 真実を見届けるんだ |
| デグレアに 行きましょう! |
| 行って、あたしたちの 目で真実を 見届けるのよ |
| ええ! |
| なるほど・・・ たしかに、デグレアに ついての情報は必要に なるでしょうね |
| さすがは *n0くん 目のつけどころが 違いますわね |
| さすがは *n0ちゃん 目のつけどころが 違いますわね |
| 単に無茶苦茶なだけ だと思うけど・・・ |
| あら? ミニスちゃん 男の魅力は、どれだけ 冒険できるかってこと じゃないかしら |
| ほーっほっほっほ それがわからないとは まだまだ、お子ちゃま ですわねぇ? |
| む~っ! |
| 私も、もうちょっと 若かったら・・・ |
| *n0くんに 強引にくっついて いったでしょうに 残念ですこと |
| お、お母さまっ!? |
| うふふふっ |
| そ、それはさておきと して・・・っ |
| そんなわけで ファミィさんから街道 の通行許可をいただき たいんです |
| そんなわけで ファミィさんから街道 の通行許可をいただき たいんです |
| お安いご用よ さっそく今、許可書を 作ってさしあげるわ |
| 私たちがいない間 ファナンの街のことは 任せたからねっ? ケルマ・・・ |
| ふん、誰に向かって そのようなことを口に しているつもりかしら |
| そっちこそ、せいぜい ケガして泣いたり しないよう、気をつけ なさいな? |
| はい、お待たせ それじゃ、気をつけて いってらっしゃいな |
| はい、わかりました |
| あ、ちょっと! *n0・・・ |
| ん?どしたの ケルマ? |
| 今回の調査には あの、その・・・ カザミネ様も、ご一緒 されるんでしょう? |
| そうよ |
| でしたら・・・! ケルマが、ご無事を 願っております、と |
| 貴女の口から、伝えて おいてくださいませ |
| それは構わないけど どうせなら、直接 言ってあげればいい じゃない? |
| だって・・・ ご迷惑になるじゃあ ありませんの |
| 私、悟りましたの カザミネ様は、流れる 雲のように自由な御方 |
| とどめておくことが 無理ならば、せめて 遠くから見つめて いたいと思うのです |
| ケルマ・・・ 貴女、本気なのね |
| ・・・わかったわ ちゃんと、彼には 伝えておくから |
| 約束ですわよ? |
| うん、女と女の約束! |
| あ゛・・・ |
| あれ? ルウが 買い食いだなんて 珍しいな |
| あれ? ルウが 買い食いだなんて 珍しいわね |
| た、たまたまだから! いつも、こんなに いっぱいお菓子なんて 食べないのよっ? |
| 別にいいのに・・・ |
| だけど、たしかに 持ってる食べ物は どれも甘そうなもの ばっかりだな |
| だけど、たしかに 持ってる食べ物は どれも甘そうなもの ばかりね |
| ルウみたいに、頭を 使いっぱなしにすると 甘いものが欲しくなる ものなのよ |
| どこかで、誰かが 言ってたようなセリフ だよなあ・・・? |
| どこかで、誰かが 言ってたようなセリフ よねぇ・・・? |
| だったら、パッフェル さんのところのケーキ 食べてみたかい? |
| だったら、パッフェル さんのところのケーキ 食べてみた? |
| ・・・けーき? |
| もしかして、ケーキを 知らないのか? |
| もしかして、ケーキを 知らないの? |
| し、知ってるわよぉ! たしか、お誕生日の お祝いとかに食べる ヤツでしょう? |
| 食べたことは・・・ ないケド・・・ |
| 別に、誕生日に限らず 食べていいものなんだ けどね |
| 別に、誕生日に限らず 食べていいものなんだ けどね |
| そうなのっ!? |
| ・・・って、ちょっと ルウっ!? |
| ・・・って、ちょっと ルウっ!? |
| ルウ |
| それ、あげるから! 食べちゃっていいから それじゃあっ! |
| そう言われても・・・ 俺一人じゃ、こんなに 食べれないってば!? |
| そう言われても・・・ あたし一人でこんなに 食べきれないってば? もぉ・・・ |
| 自由な立場だから できること・・・か |
| 言われるまで、私には 思いもつかなかった 発想だな |
| やろうとしてることが 無茶だってのは、また 別だろうけどね |
| それでも やらないよりは、絶対 やってみるべきだと 俺は思うから・・・ |
| やろうとしてることが 無茶なのは、ご愛敬ね |
| それでも やらないよりは、絶対 やってみるべきだって あたしは思ったの |
| その考え方には、私も 賛成するよ |
| 自由な立場、か |
| 私のような騎士には 本来、あり得ざるべき ものだよ |
| 誰かに仕えてこその 騎士だからね |
| ・・・・・・ |
| ただ、こうして亡国の 騎士となって、黒騎士 の葛藤を見ることに なって・・・ |
| 今は、正直・・・ わからなくなっている |
| 騎士というものが どうあるべきものか なんのためにあるべき ものなのか |
| シャムロック・・・ |
| ・・・ははは すまない、愚痴に なってしまったな? |
| まさか、君の口から あんな建設的な意見が 出てくるとはな |
| じゃあ、ネスも俺の 考えに賛成してくれる んだな? |
| じゃあ、ネスもあたし の考えに賛成して くれるのね? |
| 思いつきそのものは たしかに、有益なもの だったからな・・・ |
| ただ、問題はそれを 本当に実行できるのか ということだ |
| きっと大丈夫さ! 今までだって、俺たち 無茶だと思うことでも やり遂げたんだ |
| 今回だって、きっと うまくいくよ |
| きっと大丈夫よ! 今までだって、あたし たちは無茶なことを やり遂げたんだもの |
| 今回だって、きっと うまくいくわよ |
| 不思議だな・・・ |
| 言ってることは 昔と同じで、無茶苦茶 だっていうのに |
| 今は、心配より先に 妙な安心感を感じて しまうよ |
| ネス・・・ |
| もっとも・・・ 単に、僕が場慣れを してしまっただけなの かもしれんがな? |
| ・・・ううっ |
| ・・・むーっ |
| しかし、不思議なもの ですね・・・ |
| ばらばらに動いていた はずの私たちが *n0さんを きっかけにして |
| こうしてまた、同じ 目的をめざすことに なるなんて・・・ |
| まこと、縁とは異な ものでござるよ |
| ええ、まるで サイジェントの時と 同じですね・・・ |
| *n0さんは まだまだ未熟です ですが、そのひたむき な気持ちが・・・ |
| 知らず知らずに 私たちをつき動かして しまう・・・ |
| 本人は、きっと 自覚していないので しょうけれどね |
| シオン殿は、かなり *n0殿に いれこんでおられる ように思えるが |
| そうかもしれませんね たしかに・・・ |
| はい、どうぞ? |
| あれ? なんだか 珍しい顔ぶれが揃って いるけど・・・ |
| なにを話してたの? |
| あらま? なんだか 珍しい顔ぶれが揃って るけど・・・ |
| なにを話してたの? |
| え、えーっと・・・ |
| 昔話に、華を咲かせて いただけですよ |
| サイジェントの話? だったら、俺にも 聞かせてほしいなあ? |
| サイジェントの話? だったら、あたしにも 聞かせてほしいなあ? |
| ええ、いいですとも さあどうぞ・・・ |
| 元老院議会か・・・ わしには、あまり良い 思い出はないな |
| けど、デグレアに住む 人たちは、そのやり方 に納得してるんじゃ ないの? |
| 本当に不満だったら 反抗するはずだし |
| けど、デグレアに住む 人たちは、そのやり方 に納得してるんじゃ ないの? |
| 本当に不満だったら 反抗するはずだし |
| そうだな・・・ それが、なによりの 問題なのかもしれん |
| 大絶壁と、険しい山々 に囲まれたあの街には 外部から訪れる者が ほとんどおらぬ |
| だから、古くからの しきたりに誰もが疑問 を抱かなくなって しまっておるのさ |
| 偉そうに非難しておる わしとて、戦の中で 初めて自国の問題点に 気づいたのだ |
| あの街で普通に暮らす 者たちに、同じことを 求めるのは酷という ものだろうな・・・ |
| そっか・・・ |
| あれが、デグレアか |
| あれが、デグレアね |
| まさか、この目でまた 故郷の街を見ることに なるとはな・・・ |
| この街で、おじいさん は暮らしていたのね |
| まさに「崖城都市」と 呼ばれるにふさわしい 姿だな・・・ |
| ここから、全てが 始まったってわけかよ |
| ・・・くしゅん! |
| な、なんか・・・ すっごく寒くないっ? |
| ど、ど、ど、ど・・・ 同感、かも・・・っ |
| ああ、ほら 二人とも、そんな カッコじゃ風邪を 引いちゃうわよ? |
| 雪が、積もってるん ですものね |
| なんだい だらしないねぇ? 二人とも |
| モーリンと一緒に しないでよぉ? |
| あうううう・・・ |
| 君の目論見どおり ここまでは、うまく 来ることができたが |
| ここから先は どうするつもりだ? |
| 警備の手薄な場所を 探して、そこから中に 入り込むよ |
| 警備の手薄な場所を 探して、そこから中に 入りましょう |
| それしかないですねー さすがに正門の警備は キツそうですし・・・ |
| どっちにしろ、こうも 大勢で行くわけには いかねーぜ? |
| わかってる・・・ みんなは、ここで 待っててくれればいい |
| わかってるわ・・・ みんなは、ここで 待っててくれればいい |
| 行くのは・・・ シオンさんと俺だけで 充分だ |
| 行くのは・・・ シオンさんとあたしで 充分よ |
| なんだって!? |
| あるじ殿 ソレハ、アマリニモ 無茶デス!? |
| ご主人さまっ 無茶ですよぉっ!? |
| やはり、そのつもり でしたか・・・ |
| 言い出したのは 俺だからね |
| 言い出しっぺは あたしだもの |
| だからって、君は 素人じゃないか!? |
| 心配するなよ こう見えても、伊達に 脱走ばっかりしてた わけじゃないさ |
| 身の軽さだったら 結構、自信あるんだぜ |
| 心配しないで こう見えても、伊達に 脱走ばっかりしてた わけじゃないわ |
| 身の軽さだったら 結構、自信あるのよ♪ |
| しかし・・・ |
| 止めても無駄ですよ ネスティさん |
| 彼を信じて おあげなさい? |
| 信じておあげなさい? |
| ・・・・・・ |
| *n0 気をつけてくださいね |
| うん、ありがとう アメル |
| うん、ありがとう アメル |
| おい、メガネ? こいつが言い出したら 聞かねェバカなのは |
| テメエが一番よく 知ってんだろうが? |
| ・・・・・・ |
| シオンさん・・・ |
| このお調子者を |
| どうかよろしく お願いします |
| かしこまりました では、行きましょうか |
| 気をつけてな |
| ・・・うん! |
| ・・・うん! |
| 言い出したのは俺 だからね |
| パッフェルさんと 俺だけで行くよ |
| 言い出しっぺは あたしだもの |
| パッフェルさんと あたしだけで行くわ |
| 無茶だ!? 君は、素人じゃ ないか!? |
| 心配するなよ こう見えても、伊達に 脱走ばっかりしてた わけじゃないさ |
| 身の軽さだったら 結構、自信あるんだぜ |
| 心配しないで こう見えても、伊達に 脱走ばっかりしてた わけじゃないわ |
| 身の軽さだったら 結構、自信あるのよ♪ |
| そういう問題じゃあ ないだろう!? |
| あるじ殿 ソレハ、アマリニモ 無茶デス!? |
| ご主人さまっ 無茶ですよぉっ!? |
| そうですよ!? 私一人ならともかく |
| *n0さんの 身の安全までは保証 できませんよ!? |
| わかってる・・・ |
| わかってるわ・・・ |
| わかってるって 言われても・・・ |
| 俺は、自分の目で たしかめたいんだ |
| 今まで、俺たちが 戦ってきたものの姿を |
| どうしても、この目で たしかめたいんだよ! |
| あたしは、自分の目で たしかめたいのよ |
| 今まで、あたしたちが 戦ってきたものの姿を |
| どうしても、この目で たしかめたいのよ! |
| ・・・とはいえ 意気ごみだけでは 真実をたしかめられは しませんよ? |
| え? この声は・・・ |
| ガルルル・・・って あれ?このニオイ ユエル、知ってる!? |
| こんにちは、みなさん |
| シオンさん!? |
| な、なんで・・・ シオンの大将がこんな 場所にいるの? |
| そ、それよりも・・・ この人、今、なんにも ない所から、いきなり 出てきたよっ!? |
| その格好・・・ 大将、あんた いったい・・・? |
| シオン殿はな シルターンの忍の者 なのでござるよ |
| シノビだって!? |
| シノビですって!? |
| シノビって・・・ ジャパニーズニンジャ ってことかい!? |
| たしか、不思議な術を 会得した、シルターン の暗殺者と記憶して いますが・・・ |
| ちょっと、カザミネ キミ、どうしてそんな こと知ってるのよ? |
| シオンさんもまた 私たちと共に魔王と 戦った仲間だからです |
| なんだって!? |
| そんじゃ、あんたたち 最初っから、知ってて 黙ってたのかい? |
| シノビというものは その正体を悟らせずに 活動するもの |
| お二人には、私から 黙っていてもらうよう お願いしていたんです |
| ひゃあ・・・ 私も、ちっとも気づき ませんでしたよ・・・ |
| ギブソン殿とミモザ殿 からも、そう頼まれて いましたしね |
| 先輩たちが? |
| ええ |
| みなさんのことを 陰から見守りながら |
| いざという時には それとなく助けるよう 頼まれていたんです |
| もっとも、私が力を 使ったのは、最初だけ でしたがね・・・ |
| それじゃ、黒の旅団に 包囲されたあの時 |
| 不思議な霧を使って 俺たちを助けてくれた のは、大将!? |
| 不思議な霧を使って あたしたちを助けて くれたのは、大将!? |
| そういうことです |
| 先輩たちは、そこまで 僕らを気づかっていて くれたのか・・・ |
| しかし、シオン殿 どうして今になって 正体を明かしたりした のでござるか? |
| 一部始終を拝見させて もらいましたが |
| このままでは *n0さんを 止められそうにもない と思いましてね |
| 大将も、俺が行くのに 反対するのかい? |
| 大将も、あたしが行く のに反対? |
| いいえ、その逆です |
| 私は、貴方が目的を |
| 私は、貴女が目的を |
| 果たすために、ご助力 させていただきます |
| それだけの覚悟を |
| 貴方はもっているよう |
| 貴女はもっているよう |
| ですからね |
| 大将・・・ |
| しかし・・・ |
| 止めても無駄ですよ ネスティさん |
| 彼を信じて おあげなさい? |
| 信じておあげなさい? |
| ・・・・・・ |
| *n0 気をつけてくださいね |
| うん、ありがとう アメル |
| うん、ありがとう アメル |
| おい、メガネ? こいつが言い出したら 聞かねェバカなのは |
| テメエが一番よく 知ってんだろうが? |
| ・・・・・・ |
| シオンさん・・・ |
| このお調子者を |
| どうかよろしく お願いします |
| かしこまりました では、行きましょうか |
| 気をつけてな |
| ・・・うん! |
| ・・・うん! |
| 妙ですね・・・ 戦争を仕掛けている 最中だというのに |
| 城内が静かすぎます まるで、人の気配が しません |
| トライドラの時と 同じだ・・・ |
| トライドラの時と 同じだわ・・・ |
| あの時も、こんな風に 不気味な静けさに 包まれていた・・・ |
| あの時も、こんな風に 不気味な静けさに 包まれてた・・・ |
| 長居は無用ということ かもしれません |
| 急ぎましょう? 会議室はあちらです |
| うん |
| ええ |
| 誰もいないみたい だけど・・・ |
| いえ・・・ あそこをご覧なさい? |
| な・・・っ!? |
| あそこに倒れてるのは 元老院の議員たちじゃ ないのか? |
| それに・・・ それを見下ろしている あいつらは・・・!? |
| あ・・・っ!? |
| あそこに倒れてるのは 元老院の議員たちじゃ ないの? |
| それに・・・ それを見下ろしている あいつら・・・!? |
| むう・・・ いくら、この街の気候 が寒くとも、さすがに 年月が経ちすぎたわ |
| そろそろ、こいつらの 身体もガタがきておる |
| しょせんはナマモノ ですからな・・・ |
| ここまで使えただけで よしとするべきかと |
| それに比べてさァ ルヴァイドちゃんたら 意外と使えないよねェ |
| 大口を叩くわりに 我らの加勢なしでは 街ひとつおとすことも できぬではないか |
| まあまあ、二人とも そう責めるものでも ないでしょう |
| 戦いが長引くほうが 我々にとっては都合が いいのです |
| それにあの男の価値は 武人としての力量より その愚直さにあるの ですから・・・ |
| キャハハハッ! ホント、かわいいよね 黒騎士サマったら! |
| 自分に命令している 元老院議会が、屍人の 集まりだってことさえ 気づかないんだもん |
| クククク・・・ まして、反逆者として 処刑されたという 御自分の父親が・・ |
| 真実に気づき、たった 一人で我らに挑んで 返り討ちにされたとは 思いもしますまい? |
| カーッカッカッカ! まさに、親子そろって 愚かなことよ・・・ |
| なんてことだ・・・ |
| デグレアが、あいつら に乗っ取られていた なんて・・・!? |
| 黒騎士たちは・・・ そうとは知らないで 連中に操られている っていうのか!? |
| なんてこと・・・ |
| デグレアが、あいつら に乗っ取られていた なんて・・・!? |
| 黒騎士たちは・・・ そうとは知らないで 連中に操られている っていうの!? |
| ・・・くそぉっ!! |
| ・・・そんなっ!! |
| そこにいるのは 誰ですかっ!? |
| しまった!? |
| ひきあげますよ! *n0 |
| ケホッ!ゲホッ! なによ、この煙っ!? ムカつくうぅぅっ!! |
| 見たか、キュラーよ? |
| ええ、今のはたしかに 我々の邪魔をしてきた あの召喚師・・・ |
| 逃がすわけには まいりますまい! |
| デグレアの民よ・・・ かりそめの眠りから 今、ここによみがえれ |
| この街にまぎれこんだ 命ある者をひっ捕らえ 我が前へと連れて くるのだッ!! |
| ガアァァァァッ!! |
| やっぱり、デグレアの 人たちもみんな屍人 や鬼に変えられていた のか・・・!? |
| やっぱり、デグレアの 人たちもみんな屍人 や鬼に変えられていた のね・・・!? |
| 道理で、気配が 読みとれないはずです |
| すいません・・・ 俺が、ドジったせいで |
| すいません・・・ あたしのドジのせいで |
| 弁解など、今はなんの 役にも立ちませんよ |
| それよりも、ここから 逃げることに全力を 傾けなさい! |
| ・・・はいっ! |
| *n0! ふせてっ!! |
| くたばりやがれっ!? ゾンビどもがぁ!! |
| 貴方たちみたいな お客さんは、当店では お断りですうっ!! |
| みんな・・・!? |
| あるじ殿、ゴ無事デ? |
| お~っ!どうやら くたばっちゃいねェ ようだなァ? |
| おにいちゃん? 大丈夫!? |
| おねえちゃん? 大丈夫!? |
| ご主人さま! 大丈夫ですか? |
| 待ってるだけってのは どーも、性にあわなく ってなあ・・・ |
| パッフェルさんに お願いして、こっそり 街の様子を調べて もらったんです |
| そしたら、スルゼン砦 の時とおんなじじゃあ ないですか・・・ |
| ヤバイって思ったんで こうして、助っ人の 出前にきたわけですよ ハイ |
| ほう、わざわざ 集まってくれるとは 手間が省けますな |
| キュラー!? それに、ビーニャ! ガレアノも!! |
| 元老院議会ってのは こいつらに乗っ取られ ていたんだ・・・ |
| 元老院議会ってのは こいつらに乗っ取られ ていたのよ・・・ |
| 黒騎士たちは こいつらにだまされて 操られているんだよ! |
| 黒騎士たちは こいつらにだまされて 操られているのよ! |
| なんだって!? |
| 貴様ら・・・ よくも、そのような ことを・・・!! |
| キャハハハッ!! 今さら悔しがっても 手遅れだよォ? |
| 貴方たちにはここで 死んでもらいます |
| 『鍵』となる娘だけは こちらにいただかせて もらうがなぁ!? |
| みなさん! まともに戦っては 数でかないませんっ! |
| 目くらましの霧を 使います そのうちに・・・ |
| ・・・オンッ! |
| みんな、逃げるぞ!? |
| みんな逃げるわよ!? |
| もォォォっ!? また、煙にまくなんて ムカつきまくりィっ! |
| 絶対に、逃がしては なりませんよ! |
| あいつら、まだ 追いかけてくる!? |
| ハッ!しつけえ 野郎共だぜッ・・・ |
| カザミネ殿っ! |
| ・・・心得た! |
| キエェェェェェッ!! |
| なッ、なんだとッ!? |
| 城門を・・・ まっぷたつに!? |
| さあ、今のうちです! |
| シオンの大将の目くらましと カザミネさんの機転によって |
| 俺たちは、屍人たちの街と 化した崖城都市から、無事に 逃げ出すことができた |
| デグレアに巣食っていた闇 そのあまりの大きさに 俺たちは戦りつを感じていた |
| 元老院議会を牛耳ることで あの三人の召喚師は、なにを 企んでいるのだろうか? |
| はっきりと言えるのは 彼らが、俺たちにとっての 本当の敵だということ |
| そして、ルヴァイドたちは 彼らの手で踊らされていた だけの存在だったということ |
| 彼らの忠誠は、けして 報われないのだ・・・ |
| シオンの大将の目くらましと カザミネさんの機転によって |
| あたしたちは、屍人の街と 化した崖城都市から、無事に 逃げ出すことができた |
| デグレアに巣食っていた闇 その大きさは、あたしの 想像をこえていた |
| 元老院議会を牛耳っていた あの三人の召喚師は、なにを 企んでるのだろう? |
| はっきりと言えるのは 彼らが、あたしたちに とっての本当の敵ってこと |
| そして、ルヴァイドたちは 彼らの手で踊らされていた だけの存在だったということ |
| そんな彼らに、あたしは 哀れみを感じていた・・・ |
| デグレアという国 そのものが、屍人使い たちに利用されていた とはな・・・ |
| 中央集権という政治の やり方を、逆手に利用 されたわけだ |
| うん、俺もてっきり 戦争を挑んでいるのは デグレアの意志だと 思ってたのに・・・ |
| あたしもてっきり 戦争を挑んでいるのは デグレアの意志だと 思ってたのに・・・ |
| 世間がそう思うのも 彼らの計算のうちなん だろうな |
| 同じ、だな・・・ |
| え? |
| かつての僕と、今の デグレアの兵士たちは まったく同じだよ |
| 命令されるがままに 動くだけの操り人形さ そこに疑問の入りこむ 余地なんてない |
| ネス・・・ |
| 違うのは・・・ *n0 僕には、君がいて くれたということだ |
| 操り糸にがんじがらめ にされていた僕の心に 君は、無遠慮なまでに 近づいてきて |
| あっけらかんとした 態度で、ことごとく それらを断ち切って しまったんだ |
| な、なんか・・・ あんまり、ほめられて ないような気がする けど・・・? |
| な、なんか・・・ あんまり、ほめられて ないような気がするん ですけど・・・? |
| それは、受けとる君の ほうに問題があるせい じゃないのか? |
| うう・・・っ |
| むー・・・っ |
| 黒騎士たちの心にも 君のその想いが伝わる といいんだがな・・・ |
| それじゃ、ネス!? |
| それじゃ、ネス!? |
| ああ、裏のからくりが はっきりとした今なら 戦いではなく、和解の 道もあり得るだろう |
| 君の行動が、その道を 開いたんだからな 今回ばかりは、素直に 認めるよ・・・ |
| あははは・・・ |
| うふふふ・・・ |
| ネスが面と向かって 俺を認めてくれたのは 初めてかも!? |
| ネスが面と向かって あたしを褒めたのって 初めてかも!? |
| それじゃあ、あの方が 言ってた反逆者の汚名 っていうのは・・・? |
| キュラーたちがでっち あげた、濡れ衣だった ってことだよ |
| 鷹翼将軍レディウスは たった一人で、祖国を 覆い尽くそうとする闇 と戦っていたんだ |
| 普通の人にはできる ことじゃないと思うよ |
| キュラーたちがでっち あげた、濡れ衣だった ってことじゃないかな |
| 鷹翼将軍レディウスは たった一人で、祖国を 覆い尽くそうとする闇 と戦っていたのよ |
| 普通の人にはできる ことじゃないと思うわ |
| ルヴァイドさんは そんなお父さんの本当 の姿を、知らされずに いたんですね |
| かわいそうです・・・ お二人とも・・・ |
| お二人だけじゃない 他のデグレアの兵士の みなさんだって |
| 様々な思いと共に この戦いに参加してる はずなのに |
| それを自分たちの いいように利用しよう だなんて・・・ |
| だから、俺 ルヴァイドたちに全部 話そうと思ってる |
| だから、あたし ルヴァイドたちに全部 話そうと思ってるの |
| *n0 それじゃ・・・? |
| ああ、こんな戦いに 意味なんてないからね |
| やめるように、説得を したいと思ってる |
| 黒騎士たちが、俺の 言葉を信じてくれるか どうかはわからない けれど・・・ |
| ええ、こんな戦いに 意味なんてないわ |
| やめるように、説得を しなくちゃ |
| 黒騎士たちが、あたし の言葉を信じてくれる かどうかはわからない けれど・・・ |
| だいじょうぶですよ! |
| 貴方の言葉ならきっと |
| 貴女の言葉ならきっと |
| あの人たちにも届いて くれるはずです |
| だって、貴方の優しい |
| だって、貴女の優しい |
| その言葉は、今までに たくさんの人たちを 救ってるんですもの |
| アメル・・・ |
| あたしが保証しますよ だって、あたしは 他の誰よりも・・・ |
| *n0 |
| 貴方のその優しさに |
| 貴女のその優しさに |
| 救われてるんですもの |
| ありがとう、アメル |
| 君にそう言われると なんだか、自信が わいてくるよ・・・ |
| あなたにそう言われる となんだか、自信が わいてくるわ・・・ |
| るーちんわーくトシテ 運営サレルしすてむノ 盲点ヲツカレタヨウナ モノデスネ・・・ |
| 形トシテノ機能ガ保持 サレテイレバ、末端ノ 立場ノ者タチガ |
| 上層部ノ異変ニ気ヅク コトナド皆無デスカラ |
| 統制がとれている集団 だけに、余計にそれが 裏目に出たってことか |
| 統制がとれている集団 だけに、余計にそれが 裏目に出たってことね |
| アル意味、でぐれあト イウ組織ノ在リ方ハ ろれいらる的ダッタト イエルノデショウ |
| 正常ニ機能シテイレバ 効率的デスガ、反面 とらぶるニ柔軟ニ対応 スルコトガデキナイ |
| あるじ殿タチ、人間ガ 自分タチ機械兵士ニ 勝ルノハ、マサニソコ ダト思イマス |
| そんなに大したこと だとは思わないん だけどなあ・・・? |
| そんなに大したこと だとは思わないん だけどねぇ・・・? |
| ソレハ、あるじ殿ガ 人間デアルカラデス |
| 自分カラスレバ ソレハ、トテモ ウラヤマシイモノデ アルノデスヨ? |
| うらやましい・・・って もしかして*n1 すねてるのか??? |
| うらやましい・・・って もしかして*n1 すねてるの??? |
| ケッ!どいつも こいつも、ニンゲンは バカ揃いだぜ |
| 自分の上にいるヤツが 何者かぐらい、テメエ で把握しろってーの! |
| それができないように してたのが、あいつら 三人の巧妙なところ なんじゃないか? |
| それができないように してたのが、あいつら 三人の巧妙なところ なんじゃないの |
| オレからすりゃあ そんなもんは、負け犬 の遠吠えでしかねェよ |
| 特にバカなのは あの黒騎士と、その オヤジだな |
| おい!*n1 そこで、どうして 鷹翼将軍の名前が出て くるんだよ!? |
| こら!*n1 そこで、どうして 鷹翼将軍の名前が出て くるワケ!? |
| あの人は、一人で ガレアノたちと戦って たんじゃないか!? |
| あの人は、一人で ガレアノたちと戦って たんじゃない!? |
| その「一人で」って ところが、バカの極み なんじゃねェか |
| 相手は、街ひとつを 乗っ取ろうとしてる 連中なんだぞ? |
| 一人で戦って、勝てる はずなんかねェだろう がよ!? |
| それは・・・ |
| ケツまくって、自分 だけでも逃げときゃあ よかったんだよ |
| オレなら、そうやって 後から倍返しするぜ? |
| ・・・・・・ |
| 勇気と無謀ってのはな いつだって、紙一重の もんなんだよ |
| 今回のテメエの行動も まさにそれよ・・・ ムキになって、無茶な ことしやがって |
| *n1・・・ |
| カッコつけて危険を 犯すよりも、みっとも なくても絶対に安全な 方法をとりやがれ! |
| ・・・わかったな? |
| うん・・・ 悪かったよ・・・ |
| うん・・・ 悪かったわよ・・・ |
| ケッ!ニンゲンに 説教するたァ、オレも 相当ヤキが回っちまっ たもんだぜ・・・ |
| 悔しいけど、たしかに *n1の言ったことは 図星かもしれない・・・ |
| 悔しいけど、たしかに *n1の言ったことは 図星かもしれない・・・ |
| あのひとたちも・・・ まっくろだったよ |
| こころが、まっくろで こわかった・・・ |
| キュラーたちのことを 言ってるのかい? |
| キュラーたちのことを 言ってるの? |
| ・・・(こくん) |
| *n1は そうやって、人の心が わかるみたいだけど |
| それって、どうやって 見わけるんだい? |
| *n1は そうやって、人の心が わかるみたいだけど |
| それって、どうやって 見わけるの? |
| ほうじゅを透かすとね みえるの・・・ |
| そのひとのむねに とびらがあって・・・ そのなかに、いろんな 色があって・・・ |
| その色で、こころが わかるんだよ? |
| へえ・・・ |
| でも、ふつうはとびら しまっているから いつでもみえるわけ じゃないよ・・・ |
| おにいちゃんは・・・ べつだけど・・・ |
| おねえちゃんは・・・ べつだけど・・・ |
| えっ!? |
| へっ!? |
| おにいちゃんのこころ さいしょから・・・ とびら、あいてたよ? |
| おねえちゃんのこころ さいしょから・・・ とびら、あいてたよ? |
| そこから、みえた色 *n1の だいすきな色だった |
| シルターンのそらの色 あおくて、やさしい きれいな色・・・ |
| だから・・・ |
| おにいちゃんに ついてきたの |
| おねえちゃんに ついてきたの |
| *n1・・・ |
| 空の色、か・・・ いつまでもそんな心を 持ち続けられたなら いいけどな・・・ |
| 空の色、か・・・ いつまでもそんな心を 持ち続けられたなら いいんだけど・・・ |
| ボク、ずっと デグレアの人たちは ひどいって思ってたん ですけど・・・ |
| 今日のアレを見て すごく、そんな自分が イヤになりました |
| トライドラよりも先に デグレアの人たちが あんな姿にされていた なんて・・・ |
| *n1が 気に病むことはないよ |
| 誰だって、まさか あんなことになってる とは思いもしなかった んだからさ・・・ |
| *n1が 気に病むことはないわ |
| 誰だって、まさか あんなことになってる とは思いもしなかった んだから・・・ |
| 結局、悪いのは あのビーニャたち だったんですね |
| まあ、な・・・ だけど、なにもかもが あいつらのせいだとは 俺には思えないよ |
| 異変に気づけなかった デグレアの人たち 命令に従うだけを考え てしまってる黒騎士 |
| そんなデグレアの動き になんの疑問ももって なかった俺たちだって 責められるべきさ |
| そう、ね・・・ だけど、なにもかもが あいつらのせいだとは あたしには思えない |
| 異変に気づけなかった デグレアの人たち 命令に従うだけを考え てしまってる黒騎士 |
| そんなデグレアの動き になんの疑問ももって なかったあたしたちも 責められるべきだわ |
| 無関心だったことが こんな事態を招いて しまったんですね |
| ああ・・・ だけど、それが変だと わかった今、これ以上 戦う必要なんてない |
| 俺は、黒騎士を説得 してみせるよ ありのままの真実を 彼に伝えれば |
| きっと、わかって くれると思うんだ |
| ええ・・・ だけど、それが変だと わかった今、これ以上 戦う必要なんてない |
| あたしは、黒騎士を 説得してみせる ありのままの真実を 彼に伝えれば |
| きっと、わかって くれると思うの |
| ええ、ボクもそれが いいと思いますよ |
| ご主人様なら、きっと この戦いを止められる はずです |
| ボクは、そう信じて ますから! |
| *n1の 期待に応えられるよう がんばらないとな? |
| *n1の 期待に応えられるよう がんばらないとね? |
| いったい、奴らは どれだけの人間を まきこめば、気がすむ ってんだよ・・・ |
| 味方にまで、あんな ことをするなんて 信じられないよ |
| 味方にまで、あんな ことをするなんて 信じられないわよ |
| 味方、か・・・ |
| もしかすると、奴らは デグレアも使い捨ての 道具にしちまうつもり なのかもな? |
| そんな!? |
| 考えてもみな? 住民全部をバケモノに 変えたってことは |
| 都市としてのデグレア の価値を、台無しに してるってことだぜ? |
| あ・・・! |
| ただ、わからねーのは そうまでして、奴らが なにをしようとしてる のかってことだ |
| どうも、イヤな予感が してたまらねえぜ |
| 住む人のいない都市を 手に入れて、いったい 奴らになんの得がある っていうんだろう? |
| 住む人のいない都市を 手に入れて、いったい 奴らになんの得がある っていうのかしら? |
| どうも、引っかかる わねえ・・・ |
| なにがだい、ケイナ? |
| なにが、ケイナ? |
| 今回のデグレアといい 以前のトライドラの時 といい・・・ |
| 鬼神使いたちがその気 になれば、街なんて 簡単に攻め落とせる ってことじゃない? |
| なのに、ファナンに 限っては、どうして それをしないのかしら |
| 言われてみれば たしかに・・・ |
| 言われてみれば たしかに・・・ |
| 街の内側から 侵略をしていく 連中のやり方は |
| ファナンのように 召喚術で守りを固めて いる街にこそ、有効だ と思うのよ |
| なのに、わざわざ 大軍で力任せに攻めて いこうとするなんて |
| まるで、わざと被害を 大きくしてるような ものじゃない? |
| そういえば! キュラーが言ってたよ |
| これからの戦いは 長引いたほうが都合が いいんだって・・・ |
| そういえば! キュラーが言ってたわ |
| これからの戦いは 長引いたほうが都合が いいんだって・・・ |
| 都合がいいって・・・ どうしてそんな結論が 出てくるのよ!? |
| それはわからないよ だけど、たしかに そう言ってあいつらは 笑ってたんだ・・・ |
| それはわからないわよ だけど、たしかに そう言ってあいつらは 笑ってた・・・ |
| 被害を大きくして、あいつらに いったいなんの得があるって いうんだ? |
| 被害を大きくして、あいつらに いったいなんの得があるって いうのかしら? |
| デグレアは僕にとって 絶対に許すことが できない敵でした |
| 村を焼き払い、人々を 容赦なく殺したことを 思い出すたびに・・・ |
| 同じ人間とは思えない 連中だって、ずっと 思っていました |
| でも、まさかその敵が 本当の意味で、人間で なかったなんて・・・ |
| デグレアの暴虐は 屍人使いたちの手で 仕組まれたものだった わけだもんな |
| デグレアの暴虐は 屍人使いたちの手で 仕組まれたものだった わけだものね |
| 僕は、絶対にあいつら を許しません |
| レルムの村の人たち トライドラの人たち そして、デグレアの人 たちのためにも |
| 必ず、倒してみせます 絶対に! |
| ロッカ・・・ |
| そうだよな・・・ あの三人だけは、許す わけにはいかないよな |
| そうだよね・・・ あの三人だけは、許す わけにはいかないわね |
| ハッ、まさか 戦争をふっかけた親玉 の街が、一番の被害者 だったとはな・・・ |
| 黒騎士たちも、結局は あの三人の召喚師たち によって踊らされてた だけだった |
| 彼らも、ある意味で 被害者といえるのかも しれないな・・・ |
| 黒騎士たちも、結局は あの三人の召喚師たち によって踊らされてた だけだったのね |
| 彼らも、ある意味で 被害者といえるのかも しれないわね・・・ |
| だからって、ヤツらが やったことを水に流す つもりなんて、俺には ないからな? |
| リューグ!? |
| だまされていようが 村を焼き払ったのは 間違いなく、黒騎士の やったことなんだ |
| ケジメはつけさせて もらうぜ・・・ |
| この戦争は、もう意味 のないものなんだぞ! リューグ!? |
| この戦争は、もう意味 のないものなのよ! リューグ!? |
| わかってるさ テメエらのやることに 俺は最後までつきあう |
| だが、そこから先は 俺とあの野郎の問題だ 誰にも、口は出させ たりしねえ・・・! |
| たとえ、お前でもな *n0 |
| ダメだよ・・・ それじゃ、ダメなんだ |
| ダメだよ・・・ それじゃ、ダメなのに |
| それじゃまた、誰かが 傷ついたり、悲しむ だけじゃないか!? |
| それじゃまた、誰かが 傷ついたり、悲しむ だけじゃない!? |
| リューグ・・・ 分かってくれっ! |
| リューグの・・・ わからず屋・・・っ! |
| ねえ、*n0 素直でいることって 本当にいいことなの? |
| どうしたんだよ? いきなり、そんなこと 聞くなんて |
| どうしたのよ? いきなり、そんなこと 聞くなんて |
| みんなに会うより前の 私は、他人に心を開け ない子だった・・・ |
| 自分の気持ちがうまく 伝えられず、ワガママ ばかり言っていたの |
| だけど、ある人たちと 出会ったことで、私は 変わることができた |
| ファミィさんから 聞いてるよ。家出して いた頃の話だよな? |
| ファミィさんから 聞いてるよ。家出して いた頃の話よね? |
| うん・・・ |
| その人たちから 私、信じるってことの 大切さを教わったわ |
| でもね・・・ デグレアのやり方を 見ているうちにね |
| こわくなってきたのよ 素直に人を信じるのが いいことなのか・・・ |
| ミニス・・・? |
| だって そうでしょ!? |
| 平気で嘘をついたり 約束を破ったり |
| あいつら、そうやって 素直に信じた人たちを おとしいれて、笑って いるのよっ!? |
| ねえ、*n0 どこから、どこまで 信じたらいいの? |
| ・・・・・・ |
| 私、こわいよ・・・ 信じてた人に裏切られ るのが、こわい! |
| なあ、ミニス・・・ |
| 人の気持ちにまつわる ことには、絶対の答え なんてないんだよ? |
| 人の数だけその答えは あって、どれひとつと して同じものなんて ないんだ・・・ |
| ねえ、ミニス・・・ |
| 人の気持ちにまつわる ことには、絶対の答え なんてないのよ? |
| 人の数だけその答えは あって、どれひとつと して同じものなんて ないもの・・・ |
| !! |
| だまされたくないから 誰も信じないっていう のも、答えのひとつさ |
| でも俺は、それでも 人を信じることには 素直でいたい |
| たとえ、その気持ちが 幾度となく裏切られた としても・・・ |
| 信じ続けたいと思うよ |
| だまされたくないから 誰も信じないっていう のも、答えのひとつ |
| でもあたしはそれでも 人を信じることには 素直でいたいの |
| たとえ、その気持ちが 幾度となく裏切られた としても・・・ |
| 信じ続けたいと思うの |
| *n0・・・ |
| 自分の気持ちを もう一度、よく考えて みるんだ |
| ゆっくりでもいい でも、これはミニスが 自分で見つけなくちゃ いけない答えだから |
| ・・・わかるよな? |
| 自分の気持ちを もう一度、よく考えて みなさい |
| ゆっくりでもいいから でも、これはミニスが 自分で見つけなくちゃ いけない答えなのよ |
| ・・・わかるよね? |
| うん・・・ 私、考えてみる・・・ |
| ちゃんと考えて 自分の答えを、自分で 見つけてみるっ! |
| 俺にはあんなふうに しか言えなかったけど わかってくれたよな? ミニス・・・ |
| あたしはあんなふうに しか言えなかったけど わかってくれたよね? ミニス・・・ |
| あ・・・ *n0 |
| どうしたんだよ? デグレアから戻って きてから、なんだか 元気がないけど |
| やっぱり、そんな 格好でいたから カゼでもひいたのか? |
| どうしたのよ? デグレアから戻って きてから、なんだか 元気がないけど |
| やっぱり、そんな 格好でいたから カゼでもひいたの? |
| ・・・・・・ |
| どれどれ? |
| きゃっ!? あわわわわわっ!? |
| ほら、なんだか 熱っぽいぞ 顔だって赤いし |
| ほら、なんだか 熱っぽいぞ 顔だって赤いし |
| そそっ、それはっ! 違うんだってばさ もぉ・・・っ |
| ??? |
| 別に、身体が変って わけじゃないよ |
| だったら、なにが 理由なんだ? |
| だったら、いったい どうしたのよ? |
| 聞いても・・・ 笑わないどくれよ? |
| うん |
| ええ |
| こわいんだよ・・・ あたい・・・ |
| !? |
| あたい、今までは 目の前で戦う相手しか 見てなかった。それで いいと思ってた |
| でも、気づいちまった 腕っぷしの強さとは 全然、違う力ってもん があるって・・・ |
| モーリン・・・ |
| あの連中のやり方は 悪意に満ちてる 殴ったって、そいつは どうにもなんない! |
| そう思うと、握った 拳が震えちまうんだよ |
| あははは・・・ 情けないよね? あたいの取り柄ってば それだけなのにさ |
| 別に、こわくたって いいじゃないか? |
| 別に、こわくたって いいじゃない? |
| ・・・え? |
| ガレアノたちは悪意を 武器に戦いを挑んでる |
| だけど、俺たちが 同じ武器で戦う必要は ないさ。俺たちなりの やり方でいいんだ |
| モーリンはモーリンの 戦い方をすればいい 迷うことなんてないよ |
| もし、あいつらの悪意 に負けそうになったら その時は、俺やみんな を頼ればいい |
| ちゃんと、支えて あげるからさ? |
| ガレアノたちは悪意を 武器に戦いを挑んでる |
| だけど、あたしたちが 同じ武器で戦う必要は ない。あたしたちなり のやり方でいいのよ |
| モーリンはモーリンの 戦い方をすればいい 迷うことなんてないわ |
| もし、あいつらの悪意 に負けそうになったら その時は、あたしや みんなを頼ればいい |
| ちゃんと、支えて あげるから? |
| *n0・・・ |
| ・・・なーんてね 本当のところ言うと あたしなんか、ずっと 不安続きなのよ? |
| えっ!? |
| ホントよ?こっそり 泣いちゃう夜だって あるんだから? |
| でも、泣いてても なんにも変わんないし だから、やせ我慢して がんばってるの |
| そっか・・・ |
| だから、モーリンも 負けちゃわないで 一緒に、がんばろ? |
| ・・・うん! |
| ありがと・・・ *n0 おかげで、なんだか 楽になれたよ・・・ |
| うん・・・ モーリンには、やっぱ そういう元気な顔が 一番似合ってるよ |
| うん・・・ モーリンには、やっぱ そういう元気な顔が 一番似合ってるよ |
| 考えられる限り 最悪の展開になって しまったでござるな |
| 黒の旅団は完全に ガレアノたちに利用 されていたってことに なるもんな・・・ |
| 黒の旅団は完全に ガレアノたちに利用 されていたってことに なるものね・・・ |
| このこと、黒騎士に 告げるおつもりか *n0殿? |
| カザミネさんは 反対なの? |
| カザミネさんは 反対なの? |
| 反対ではござらぬ だが、拙者が心配して いるのは・・・ |
| 事実を知ったあの者が 完全な捨て身になって しまわぬかということ でござる |
| あ・・・! |
| 黒騎士は今、死人の剣 破滅へ続く剣理へと 道を誤りかけておる |
| このたびのこと あの者をそこから救う 鍵やもしれぬが・・・ |
| 場合によっては、逆に その運命を決定づけて しまうやもしれぬ |
| そんな・・・ |
| すべては、それを 受けとめるだけの器量 が、今の黒騎士にある かどうかということ |
| 結局の所、拙者らには どうすることもできぬ のでござるな・・・ |
| 真実を知ったその時 ルヴァイドはいったい どうなってしまうん だろう・・・? |
| 真実を知ったその時 ルヴァイドはいったい どうなってしまうの かしら・・・? |
| しかし、この世界の ゾンビってのは 反則だぜ・・・ |
| 反則って? |
| ああいった動く死体は 普通、頭が弱点だって ルールになってるもん なのによ |
| 完全にやっつけるまで 息の根が止まりゃあ しねえ |
| それも、ほらー映画の 知識なの? |
| それも、ほらー映画の 知識なの? |
| いや、こいつはむしろ テレビゲームってもん のセオリーさ |
| てれびげーむ? |
| ああ、娘にせがまれて 買ってやったんだが これが結構、遊びがい があってなあ・・・ |
| にしても・・・ 遊びの約束事を現実に 反映しろってのが無茶 だと思うぞ? |
| とはいえ・・・ 遊びの約束事を現実に 反映しろってのが無茶 じゃないのかしら? |
| なあ、ルウ? 前々から疑問に思って いたんだけどさ |
| ねえ、ルウ? 前々から疑問に思って いたんだけどさ |
| ん? |
| 外の世界を勉強するの なら、俺たちについて 回るよりも |
| ギブソン先輩たちの とこで、本を読んだり したほうが早いんじゃ ないのか? |
| 外の世界を勉強するの なら、あたしたちに ついて回るよりも |
| ギブソン先輩たちの とこで、本を読んだり したほうが早いんじゃ ないの? |
| わかってないなぁ? |
| ルウが、キミたちに ついて回っているのは 本では得られない知識 を得るためなのよ |
| まさか、観光気分とか 思っていたんじゃない でしょうね・・・? |
| 違ったのか!? |
| 違ったの!? |
| ま、いいけどね 別に・・・ |
| あ、あのさっ! その、本で得られない 知識っていうのは |
| たとえば、どんなもの があるのかな? |
| あ、あのねっ! その、本で得られない 知識っていうのは |
| たとえば、どんなもの があるのかな? |
| そうね・・・ 一番、ルウが興味深い と思っているのは |
| やっぱり、人間観察を することかしらね? |
| ルウはほら、生まれた 時からずっと、一族の 中で育ってきたから |
| 他の人の考え方とか 見てるだけで、すごく 面白いし、ためにも なるの |
| へえ・・・ |
| ふーん・・・ |
| 中でも・・・ *n0? キミを観察してるのが 一番、面白いかな |
| え?俺っ!? |
| へ?あたしっ!? |
| うん、だって ちっとも言動が一貫 してなくてバラバラ なんだもん |
| すっごく興味あるよ? |
| あ、あははは・・・ |
| あ、あははは・・・ |
| そんなに、珍妙な行動 してるのかなあ・・・ 俺って??? |
| そんなに、珍妙な行動 してるのかなあ・・・ あたしって??? |
| やはり、あの三人は ただの召喚師ではない ようですね・・・ |
| うん、正直 ここまでの相手だとは 思ってなかったよ |
| いったい、あいつらは どういう目的であんな ことしてるんだろう? |
| ええ、正直 ここまでの相手だとは 思ってなかったわ |
| いったい、あいつらは どういう目的であんな ことしてるのかしら? |
| 私にも、皆目 見当がつきません |
| ですが、これでまた はっきりしたことが あります |
| え? |
| え? |
| 前の戦いで、レイムは 自分が元老院議会の 代行者だと、はっきり 口にしていました |
| だとすれば、やはり 彼はなんらかの形で あの三人と関わりを もっているはずです |
| !! |
| !! |
| ただ、わからないのは その関わりの形です |
| そうだな・・・ |
| そうだな・・・ |
| レイムさんだって だまされている可能性 もあるんだし・・・ |
| レイムさんだって だまされている可能性 もあるんだし・・・ |
| とにかく私は、一度 ギブソンさんに相談を すべきだと思います |
| 彼ならばきっと、あの 三人の正体を知るため の手がかりを見つけて くれるでしょう |
| それが一番いい方法 かもしれないな |
| それが一番いい方法 かもしれないわね |
| 遺跡の文書のこともあるし ゼラムには一度戻ったほうが よさそうだな・・・ |
| 遺跡の文書のこともあるし ゼラムには一度戻ったほうが よさそうね・・・ |
| デグレアが、まさか トライドラと同じ姿に なっていたとは・・・ |
| この目で見た今でも まだ、信じられないよ |
| ローウェン砦で戦った デグレアの軍隊は 普通の兵士たちだった みたいだけど? |
| ローウェン砦で戦った デグレアの軍隊は 普通の兵士たちだった みたいだけど? |
| おそらく、彼らが進発 したあとで、本格的に 街の支配が進められた んだろうな・・・ |
| 戦いに出た兵士は それが決着するまで 故郷に戻ることはない |
| 彼らは、自国の変貌を 知ることもなく、今も 戦いを続けているんだ |
| なんだか、すごく やりきれないな・・・ |
| なんだか、すごく やりきれないわね・・ |
| しかし、それにしても あれだけの数の屍人で デグレアを埋め尽くし ておきながら |
| なぜ、それを戦力と して使ってはこないの だろう? |
| そういえば、そうだな |
| そういえば、そうね |
| ましてトライドラでは その兵力のほとんどを 鬼と化して、接収して いる・・・ |
| 戦った私たちには それがどれほどの脅威 なのか、痛いほどに わかっている |
| 戦いに勝つためには それを使わない手は ないはずなのに どうして・・・? |
| やっぱりあいつらは なにか別の目的をもって 動いているんだ |
| やっぱりあいつらは なにか別の目的をもって 動いているのね |
| しかし、シノビって いうのはすごいもの ですよねえ |
| こういうことに慣れて いない、素人さんを 連れていって |
| しっかりと任務を完了 してくるんですから |
| それじゃ、俺が まるっきり足手まとい だってことじゃないか |
| それじゃ、あたしが まるっきり足手まとい だってことじゃない |
| だって、そうですもの ホントの話 |
| ・・・・・・ |
| いやー、まさに 匠の技って感じですね いい仕事、してますよ |
| ちなみに、もし シオンの大将があそこ で加勢してくれなくて |
| 俺とパッフェルさんの 二人だけで潜入して いたら、どうなったと 思う? |
| ちなみに、もし シオンの大将があそこ で加勢してくれなくて |
| パッフェルさんと あたしの二人だけで 潜入していたら、 どうなったと思う? |
| そーですねえ・・・ まあ、私は間違いなく 無事に帰還してますね |
| ・・・・・・ |
| 今の発言、きちんと ケルマに報告するから |
| ・・・・・・ |
| 今の発言、きちんと ケルマに報告するから |
| え!?あ、いや! あくまで仮定の話じゃ ないですか~!? |
| ちょっと、ねえ? *n0さんっ 早まっちゃいけません ですよう!? |
| まったく・・・! とんでもなく頼もしい 味方だよな・・・ |
| まったく・・・! とんでもなく頼もしい 味方よね・・・ |
| 今回は、本当に大将に 迷惑かけっぱなし だったよな・・・ |
| 一人のほうが、もっと 楽に潜入できていたん でしょう? |
| 今回は、本当に大将に 迷惑かけっぱなし だったわね・・・ |
| 一人のほうが、もっと 楽に潜入できていたん でしょう? |
| 否定はしませんよ |
| ですが、貴方はあの時 |
| ですが、貴女はあの時 |
| はっきりと覚悟をして いましたから |
| 責任を感じて いたんでしょう? |
| 調律者の一族として 召喚兵器を求めて戦争 をしている、デグレア のことに・・・ |
| ちぇ・・・ お見通しか・・・ やっぱり、大将には かなわないや |
| あらら・・・ お見通しだったのね |
| やっぱり、大将には かなわないなぁ |
| ふふふ、伊達に貴方 |
| ふふふ、伊達に貴女 |
| より長い月日を生きて はいませんからね |
| ですが、あまり なにもかも背負って いては、ダメですよ? |
| 人には、それぞれに 分というものが あります |
| それをわきまえずに いては、せっかくの 勇気も無謀にしか なりません |
| そうだね・・・ |
| そうよね・・・ |
| 今回のことで貴方は |
| 今回のことで貴女は |
| それを学んだはずです 同じ間違いは、もう してはいけませんよ |
| もしかして、それを教えるために 大将は俺を連れてったのかも しれないな・・・? |
| もしかして、それを教えるために 大将はあたしを連れてったの かもしれないわね |
| う~・・・ |
| どうしたんだよ ユエル? |
| しょんぼりしちゃって お腹の調子でも 悪いのか? |
| どうしたのよ ユエル? |
| しょんぼりしちゃって お腹の調子でも 悪いの? |
| 違うよぉ・・・ |
| 逃げられちゃったのが 悔しいだけ・・・ |
| 逃げられた? |
| 逃げられた? |
| ほら! ポケットの中 に、あんなにたくさん 雪をつめてきたのに |
| なんか、知らないうち に、逃げられた・・・ どこにも、残ってない よぉ・・・ |
| ・・・そりゃそうだ |
| ・・・そりゃそうよ |
| う~・・・ |
| あのな、ユエル? 雪っていうのは、時間 がたつと、なくなって しまうものなんだよ |
| あのね、ユエル? 雪っていうのは、時間 がたつと、なくなって しまうものなのよ |
| でも! あそこに あった雪は、ちっとも そんなことなかった! |
| わかった、わかった とにかく今回はもう あきらめろよ? |
| そのうち、ちゃんと 雪で遊べるところへ 連れてってやるからさ |
| わかった、わかった とにかく今回はもう あきらめなさい? |
| そのうち、ちゃんと 雪で遊べるところへ 連れてったげるから |
| ほんと!? ホントに、ホント!? |
| ああ、なにもかもが 全部終わったらな |
| ええ、なにもかもが 全部終わったらね |
| わあ・・・! ユエル、楽しみっ♪ |
| 早く、そんな日が来る といいな・・・ |
| 早く、そんな日が来る といいよね・・・ |
| そうか・・・ レディウスの奴は そういう理由で死んで いったのか・・・ |
| これで、ルヴァイドの 言っていたことが理解 できた |
| 爺さんに戻ってきて ほしいって言っていた 理由は、きっと |
| 一緒に、あいつらと 戦ってほしかったから だったんだな・・・ |
| おじいさんに戻って きてほしいかった 理由は、きっと |
| 一緒に、あいつらと 戦ってほしかったから だったのね・・・ |
| 悔いても仕方のない ことだが・・・ やはり、やりきれんよ |
| そういえば・・・ |
| ルヴァイドは、あの時 帰ってきたのが爺さん だったら・・・って 言っていたけど |
| だとしたら、いったい 誰がデグレアに戻って きたんだろう? |
| そういえば・・・ |
| ルヴァイドは、あの時 帰ってきたのがお爺さ んだったら・・・って 言っていたけど |
| だとしたら、いったい 誰がデグレアに戻って きたのかしら? |
| ・・・・・・ |
| わしには、心当たりが ないこともない・・・ |
| え!? |
| しかし、どう考えても あり得ぬ話なのだ 確証がつかめるまでは まだ、話せぬ |
| 今しばらくだけ 待ってはくれぬか? |
| わかったよ |
| わかったわ |
| すまんな・・・ |
| 爺さんの心当たりって いったい、なんなん だろう・・・? |
| おじいさんの心当たりって いったいなんなのかしら? |
scn120
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| だから・・・まずは あいつらが何者なのか 知っておく必要がある と思ったんだよ |
| だから・・・まずは あいつらが何者なのか 知っておく必要がある と思うの |
| それで、ゼラムまで 戻ることに決めたって わけね |
| うん・・・ それに、遺跡の古文書 を解読した結果だって 気になるしね? |
| ええ・・・ それに、遺跡の古文書 を解読した結果だって 気になるしね? |
| 敵を知ることは、勝負 に勝つための鉄則で ござるからな |
| ギブソンさんと ミモザさんなら・・・ |
| あの三人の召喚師たち の素性について きっとなにか知って いるでしょう |
| 確カニ、アノ方々ノ 知識量ナラバ ナニカ有益ナ情報ガ エラレルカモ |
| そうですよね お二人とも、 物知りですから・・・ |
| 派閥の資料をあたって いくことだってできる 無駄足にはなるまい |
| でも、いいの? *n0も ネスティも |
| 今は、派閥の命令とは 違った行動をしている ようなものでしょう |
| 派閥に顔を出すことは お二人にとって都合の よくないことになるの ではないですか? |
| まあね・・・ けど、もともと俺たち の任務には、はっきり した目的はないから |
| うん、でもね もともとあたしたちの 任務には、はっきり した目的はないもの |
| 派閥の召喚師として 恥じない行動をとって いることは事実なんだ |
| *n0への 非難は、僕が絶対に させないさ |
| おー、見えてきたぜ? ゼラムが |
| そう・・・ *n0だけは 絶対に・・・ |
| ネスティさん・・・? |
| 君たちに頼まれていた 遺跡の古文書の解読は なんとか終わったよ |
| これが、原文を直訳 した写しだ |
| なんだか、こうして 改めて文章として 事実を見せられると |
| 自分の先祖が犯した 罪の大きさってものを 考えずにはいられなく なるよな・・・ |
| なんだか、こうして 改めて文章として 事実を見せられると |
| 自分の先祖が犯した 罪の大きさってものを 考えずにはいられなく なっちゃうわね |
| かなり、きつい非難が こもった文章だから 見てて、つらいとは 思うけど・・・ |
| 肝心なのは、そのこと よりも、ここの部分よ |
| メルギトス・・・? |
| なにかの名前みたいね これって? |
| なんだろう・・・? どこかで聞いたような 気がします・・・ |
| やっぱりな・・・ |
| ん・・・? *n1 今、なにか 言わなかったか? |
| ん・・・? *n1 今なにか言ったの? |
| ケッ!テメエの 気のせいだよッ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| どうした? *n1 |
| どうしたの? *n1 |
| なんだか、こわいよ その、なまえ・・・ |
| すぐ隣に、アルミネの 名前があることから 私は、これは人間の名 ではないと思う |
| アルミネと同じ天使の 名か、あるいは・・・ |
| アルミネと一騎うちを したという、大悪魔の 名前かもしれない |
| あ・・・! |
| おぼえているのか ネス? |
| おぼえているの ネス? |
| いや、記憶にもとづく 発言じゃない。ただの 当てずっぽうだよ |
| ただ、その名には 僕もアメルと同じく 妙な引っかかりを 感じるんだ・・・ |
| わかった・・・ メルギトスの名が悪魔 のものかは、改めて 調べておこう |
| 例の三人の召喚師に ついてもね? |
| 本当にすいません 先輩たちも任務がある のに、よけいな手間を かけさせて・・・ |
| 本当にすいません 先輩たちも任務がある のに、よけいな手間を かけさせて・・・ |
| ああ、いいのよ そっちは、そろそろ ケリがつきそうだし |
| 本当ですか!? |
| 本当ですか!? |
| 共同調査ガ功ヲ奏シテ 問題ノ人物ノ居場所ガ 判明シタノダ |
| 僕とギブソンさんが 文献調査を担当してね |
| ミモザお姉さんと エスガルドが、情報を 集めてきてくれたんだ |
| 互いの長所を生かした 連携の勝利ってトコね |
| なるほど・・・ |
| 近いうちに、調査に 向かうつもりだったと いうわけさ |
| なんか、間の悪い時に 来ちゃったのかも しれないなあ |
| なんか、間の悪い時に 来ちゃったかも しれないわね |
| そうですね・・・ |
| こちらの件は後回しで いいとは言ったが |
| ギブソン先輩の性格を 考えれば、逆に僕たち の頼みを優先するに 決まってる・・・ |
| なあ、ネス 同じ派閥の任務なんだ 俺たちも、手伝うこと はできないかな? |
| ねえ、ネス 同じ派閥の任務なのよ あたしたちも、手伝え ないかしら? |
| 僕も同じことを 考えていたよ |
| どれほど役に立てるか わからないが、今まで お世話になったことを 考えれば |
| それぐらいの協力は するべきだろう |
| それじゃ、あたしも お手伝いします! |
| あのさ、アメル 気持ちはすごく うれしいんだけどさ |
| あのね、アメル 気持ちはすごく うれしいんだけど |
| 先輩たちの任務は いわば、派閥の失態を 処理するものなんだ |
| あまり部外者が関わる ことは、かえって二人 の立場を悪くすること になってしまう |
| だからさ、今回は 俺とネスだけで行くよ 他のみんなにも遠慮を してもらう |
| だから、今回は あたしとネスだけで 行こうと思うの |
| 他のみんなにも遠慮を してもらうわ |
| むー・・・ |
| な、アメル? |
| ね、アメル? |
| はぁい・・・ |
| あれ?珍しいな パッフェルさんが こんなところにいる なんて・・・ |
| ていうか・・・ 隣で話しているのは 誰なんだ??? |
| あれ?珍しいわね パッフェルさんが こんなところにいる なんて・・・ |
| ていうか・・・ 隣で話しているのは 誰なの??? |
| ・・・という具合に なってるわけですよ |
| なるほど・・・ では、当面のところ 懸念する必要はないと いうことだな? |
| ええ、そう思います あの御方も、私と同じ 考えなのではないかと 思ってるんですケド |
| そのとおり 下手に介入すべきでは ないとのことだ |
| もうひとつの件の首尾 については? |
| 証言はとれた あとは、実行に移す 時期だけが問題だな |
| 今はこれまでにして おきましょう |
| どうやら、見つかって しまったみたいですし |
| そうだな・・・ では、また・・・ |
| パッフェルさん 今の人って、誰? |
| パッフェルさん 今の人って、誰? |
| あ、ええ・・・ |
| あの人はですね、私の パトロンのおじさま なんです |
| パトロン? |
| そうです、そうです ほら・・・ |
| 私ってば、いろんな バイトしてるですよね ある仕事の時のご縁で |
| 色々と私の世話をして くださってるのが 今のおじさまなんです |
| へえ・・・ |
| ちなみにさ どんな仕事をしていて 知りあったの? |
| へえ・・・ |
| ちなみにさ どんな仕事をしていて 知りあったわけ? |
| うふふっ それはですねぇ? |
| ・・・・・・ |
| な・・・っ!? |
| え゛・・・っ!? |
| うふふふ、ちょっと *n0さんには オトナすぎる話 でしたかしらねー? |
| でわ、お先に失礼 いたしまーす♪ |
| からかったのか? でも・・・あの人なら あり得そうな話では あるし・・・ |
| うう~ん??? |
| からかったのかな? でも・・・あの人なら あり得そうな話では あるし・・・ |
| むうぅ・・・??? |
| 私が暗殺組織から 抜ける時に、世話を してくれた方の |
| 執事のようなことを してみえるのが、今の おじさまなんですよー |
| へえ・・・ |
| こうして、定期的に 私の近況報告を聞いて その方に、伝えて くださってるんです |
| 近況って・・・ パッフェルさん、今の 状況をそのまま報告 したりしたワケ? |
| 近況って・・・ パッフェルさん、今の 状況をそのまま報告 したりしたワケ? |
| まさかぁ~! いくらなんでも、戦争 してるなんて言えない ですよぉ? |
| おじさま、ひっくり 返っちゃいますって! |
| だよなあ・・・ |
| だよねえ・・・ |
| 適当にごまかして おいたんで平気ですよ もっとも・・・ |
| ありのままに話しても その人は平然として 「ふーん」って言うに 決まってますけどね |
| なんというか・・・ すごい、放任主義な人 なんだね |
| なんというか・・・ すごい、放任主義な人 みたいね |
| そういう人なんですよ ええ、ホントに |
| あそこにいるのは リューグと爺さんじゃ ないか? |
| なんだか、リューグ 真剣な顔をしてる みたいだけど・・・ |
| あそこにいるのは リューグとおじいさん じゃないの? |
| なんだか、リューグ 真剣な顔をしてる みたいだけど・・・ |
| そうか・・・ あの威勢のいい娘に そんなことを言われて おったとはな・・・ |
| ロッカにはこのことを 話したのか? |
| ハッ、女に思いっきり 負けたなんて、兄貴に 言えるもんかよ・・・ |
| あんたに話すのだって 今まで、迷ってた くらいなんだからな |
| 話したということは 自分で答えを見つける ことができぬと認めた わけだな? |
| ああ・・・ 悔しいが、どれだけ 稽古をしても、俺には わからねえんだよ |
| 俺に欠けてるもんが なんなのかがな・・・ |
| そうだろうて いくら修行を積んでも そればかりは見えては こんだろうさ |
| ・・・? |
| なあ、リューグよ |
| お前に欠けておるのは 技ではなく、心だ |
| !? |
| お前は、なんのために 強くなりたいと願う? |
| アメルを守るためだ! |
| 黒騎士の野郎を倒して 村の連中の仇をとる ためだッ!! |
| だが、アメルがお前に 守られる必要をなくし たならば、どうする? |
| 黒騎士を倒し、村の者 の仇をとったとして その先のお前になにが あるのだ!? |
| それは・・・っ |
| リューグよ、お前は より強くなることだけ を考え続けるあまりに |
| 等身大の自分を 見ることを、忘れて しまってはおらぬか? |
| ・・・・・・ |
| 己を知ろうとせぬ者は いくら強くなろうとも 最後には、自分自身に 負けることになる |
| モーリンといったか あの娘は、そのことを お前に教えようとした のではないのかな |
| 俺は・・・ オレは・・・っ! |
| もうすでに、アメルは わしらに守られずとも 生きていける強さを もちはじめておる |
| 黒の旅団との戦いも やがて決着の時を迎え ることになるだろう |
| その時、おまえが 空っぽになってしまう 姿だけは、見たくは ないものだ・・・ |
| 師匠・・・・・ |
| 等身大の自分、か |
| まだ、遅くないはずだ 今からでも、きっと 見つけられるはずだよ |
| そうだろ・・・? リューグ・・・ |
| 等身大の自分・・・ |
| まだ、遅くないはずよ 今からでも、きっと 見つけられるはずだわ |
| そうだよね・・・? リューグ・・・ |
| やあ、いらっしゃい |
| おにいちゃん? |
| おねえちゃん? |
| 姿を見かけないって 思ってたら、ここに いたのか *n1 |
| 姿を見かけないって 思ってたら、ここに いたの *n1 |
| ええ、うちの店で 新しい品を売り出そう と思いましてね |
| *n1さんに 試食をお願いしたん ですよ |
| 新しい品って? |
| 新しい品? |
| これです |
| これって、前に *n1が 喜んで食べていた |
| おあげってヤツじゃ? |
| これって、前に *n1が 喜んで食べていた |
| おあげってヤツじゃ? |
| いなりずし、という シルターンの食べ物 なんですよ |
| おあげの中に、味を つけたご飯を詰めた ものなんです |
| へえ・・・ いなりずし、かぁ? |
| へえ・・・ いなりずし、かぁ? |
| ソバだけではお腹が ふくれないお客さんに つまんでいただこうと 思いまして |
| それで *n1に お呼びがかかったって ワケか・・・ |
| それで *n1に お呼びがかかったって ワケね・・・ |
| ・・・(はむはむ) |
| どうですか? *n1さん |
| うん、あのね・・・ もうちょっとだけ あまいほうがね |
| *n1は いいな・・・? |
| ええ、わかりました そうしてみましょう |
| あ!*n0! |
| 二人とも、こんな所で なにやってるんだ? |
| 二人とも、こんな所で なにやってるの? |
| ミニスにね、ユエルが ここでどうやって 遊んでいたか教えて あげてるんだよ |
| ペンダントを落とした 場所を教えてもらう だけのつもりだったん だけど・・・ |
| ユエルったら、すごく 狭いところでも平気で くぐっちゃうんだもん |
| すっかり、泥だらけに なっちゃったわ |
| ありゃ・・・ これは、帰ったらすぐ お風呂だな |
| あらら・・・ これは、帰ったらすぐ お風呂ね |
| え~っ!? お風呂、キライ・・・ |
| ダメだよ、ユエル? 女の子なんだから 身だしなみには気を つけないと |
| う~・・・ |
| 私がキレイにして あげるから、ね? |
| わかったよォ・・・ |
| やれやれ、すっかり ミニスはユエルの お姉さん気取りって カンジだな・・・ |
| あらあら、すっかり ミニスはユエルの お姉さん気取りって カンジね・・・ |
| あの後ろ姿は・・・ *n1だな |
| あの後ろ姿は・・・ *n1ね |
| また、充電モードって のに入ってるのかな? |
| また、充電モードって のに入ってるのかな? |
| ・・・・・・ |
| *n1? |
| *n1? |
| あるじ殿・・・ アア、イイトコロニ 来テクダサイマシタ |
| 助ケテクダサイ・・・ |
| へ? |
| へ? |
| コレデス・・・ |
| 子猫じゃないか? それも、こんなに たくさん・・・ |
| 子猫じゃないの? それも、こんなに たくさん・・・ |
| 充電もーどカラ、復帰 シテミレバ、彼ラガ 自分ノ身体ニマトワリ ツイテシマッテイテ |
| 動クニ、動ケナク ナッテ困ッテイタノ デス・・・ |
| あはは、ホントだ? こいつなんか *n1の 膝で眠ってるよ |
| よっぽど、居心地が いいんだろうなあ |
| あはは、ホントだ? このコなんか *n1の 膝で眠ってるわ |
| よっぽど、居心地が いいのね |
| 感心シテイナイデ 助ケテクダサイ・・・ |
| わかった、わかった 今、チビたちを下ろし てやるから・・・ |
| わかった、わかった 今、チビたちを下ろし てあげるから・・・ |
| 調査に同行させて ほしいだって? |
| はい、俺とネスに 先輩たちのお手伝いを させてほしいんです |
| はい、あたしとネスに 先輩たちのお手伝いを させてほしいんです |
| 僕たちの頼みが 先輩たちの調査を 遅らせているのは事実 なのですし |
| しかし・・・ |
| いいんじゃない 連れてったげれば? |
| ミモザ? |
| このコたちだって もう、立派な一人前よ 足手まといには ならないと思うわ |
| そうでしょう ボクたち? |
| そうでしょう キミたち? |
| はいっ! |
| ええ! |
| 調査する館は、結構 大きいって話だし 人手は多いほうが 助かるもの |
| それは、そうだが |
| どうかお願いします ギブソン先輩 |
| お願いします ギブソンさん |
| わかった・・・ それじゃ、君たちにも 協力してもらおう |
| よし!それじゃあ 明日になったら出発よ |
| 貴方たちの他に エルジンとエスガルド にも同行してもらうわ いいわね? |
| ・・・・・・ |
| どうしたの? *n0 ぼーっと突っ立って |
| ちょうど、お茶を 入れたところなんだ 君も飲んでいくといい |
| はあ・・・ お茶は、いいんですが |
| そのテーブル狭しと 並べられているケーキ の数々は、いったい なんなんですか!? |
| はあ・・・ お茶はいいんですけど |
| そのテーブル狭しと 並べられているケーキ の数々は、いったい なんなんですか!? |
| 彼女の好物もケーキと 聞いたんでね |
| パッフェルさんに 頼んで、お店のケーキ 全種類を取り寄せて みたんだよ |
| みたんだよ、って どう見たって、二人で 食べきれる量じゃない ですよ? |
| みたんだよ、って どう見たって、二人で 食べきれる量じゃない と思うんですけど |
| そうかな? |
| 心配ないですっ♪ |
| ルウが、責任もって 食べますからっ! |
| ダメだ・・・ ルウのヤツ、異様に はりきってるし・・・ |
| あちゃあ・・・ ルウったら、異様に はりきってるわ |
| 前から一度、こういう 無茶をしてみたいと 思ってたんだが |
| 彼女のおかげで、夢が かなったよ |
| そ、そうですか? あははは、はは・・・ |
| そ、そうですか? あははは、はは・・・ |
| う~ん、シアワセ♪ |
| やあ、ケイナにカイナ もしかして、これから お風呂? |
| あら、ケイナにカイナ もしかして、これから お風呂? |
| ええ、そうよ さっぱり汗を流して 今日のところは骨休め するつもりなの |
| このお屋敷のお風呂は 広いから、くつろげて いいのよねえ |
| にしても・・・ |
| にしても・・・ |
| ・・・♪ |
| なあ、カイナ どうして、そんなに はしゃいでるんだい? |
| ねえ、カイナ どうして、そんなに はしゃいでるのよ? |
| だって、だって ねえさまとお風呂に 入るなんて |
| 本当にひさしぶり なんですもの |
| あ・・・ |
| 私が小さかった頃は 母さまの代わりに ねえさまが、お風呂に 入れてくれたんです |
| 髪が一人で洗えなくて いつも、ねえさまに 洗ってもらってたっけ |
| 懐かしいな・・・ |
| うん、だったら今日は 私がカイナの髪を 洗ってあげるわね? |
| え? でもそれは 小さかった頃の話 ですし・・・ |
| いいから、いいから 今日は、ねえさまに 甘えておきなさい? |
| ・・・はい |
| ケイナの記憶は 戻らないままみたい だけど・・・ |
| ケイナの記憶は 戻らないままみたい だけど・・・ |
| 俺から見たら、二人は もう、仲のいい姉妹に しか見えないな |
| あたしから見ても、 二人はもう、仲のいい 姉妹にしか見えないな |
| ・・・・・・ |
| ちょっとだけ・・・ うらやましいかも |
| うむむむ・・・ |
| 行くべきか・・・ 行かざるべきか・・・ |
| それが問題だ・・・ |
| こんなとこで、なにを うなってるんだよ フォルテ? |
| こんなとこで、なにを うなってるわけ フォルテ? |
| いや、な・・・ 姉妹で仲良くお風呂と いう、夢のような状況 を前にして |
| オレの熱い魂が 放っておくなと叫んで いるんだが・・・ |
| だが? |
| 問題なのは、一方が ケイナってことなんだ よなー? |
| オレの本能が 命に関わる危険だ!と 告げやがるんだよ |
| ・・・・・・ |
| やはり、止めるべきか いや・・・しかし! こんな状況は、二度と こないかも・・・ |
| あーっ!悩むっ!? まさに、生涯最大級の 難問だぜっ!! |
| どんな生涯だよ・・・ まったく・・・ |
| 勝手にやっててよ まったく・・・ |
| あ、二人とも もうあがったのかい? |
| あ、二人とも もうあがったの? |
| ええ、お先に |
| あ、その髪 やっぱり、洗って もらったんだ? |
| あ、その髪 やっぱり、洗って もらったんだ? |
| あ、はい・・・ やっぱり、甘えちゃう ことにしました |
| その代わりに、私も ねえさまのお背中 流してさしあげました |
| そっか・・・ |
| そっか・・・ |
| って、あれ? そのケイナの姿が 見えないけど・・・ |
| って、あれ? そのケイナの姿が 見えないけど・・・ |
| はあ~・・・っ |
| い!? |
| へっ!? |
| ど、どうしたんだ? なんか、めちゃくちゃ 暗くなってる!? |
| ど、どうしたのよ? なんか、めちゃくちゃ 暗くなってるけど!? |
| わかってたけど・・・ まさか・・・ あんなにも差が・・・ |
| 姉としての・・・っ 姉としての威厳が? はあ~・・・っ |
| ??? |
| なんとなく・・・ わかったかも? |
| ・・・・・・ |
| む~・・・っ |
| あれ? なんか、看板が出てる |
| 「ただいま、放浪中」 |
| 放浪って・・・ また、どこかでお酒を 飲んでるんだろうなあ まったく・・・ |
| しようがない 出直して・・・ |
| にゃははははははっ♪ |
| な、なんだよ・・・ いるんじゃないか? |
| な、なによ・・・ いるんじゃない? |
| おーい! メイメイさーん いるんでしょう!? |
| あれ・・・ もしかして・・・! |
| この声は・・・ |
| ああ、やっぱり お兄さんだ! |
| ああ、やっぱり お姉さんだ! |
| エクスじゃないか? |
| エクスじゃない? |
| んー、なぁにぃ? 二人とも、顔見知り だったワケなのぉ |
| メイメイさんこそ? |
| おぼっちゃまの エクスと、酔っぱらい |
| の貴女に、どういう 接点が!? |
| にゃははははっ♪ そりゃあ、もちろん ただれた秘密の関係 ってものよねぇ? |
| い!? |
| 尽くし、尽くされる 間柄ってヤツ? にゃはははははっ♪ |
| もう、メイメイ 冗談はやめてよ!? |
| 酔っぱらいの言うこと だから、信用しないで お兄さん? |
| 酔っぱらいの言うこと だから、信用しないで お姉さん? |
| う、うん・・・ |
| 本当はね、前にボクが 危ない目にあった時に |
| メイメイの術の おかげで、助かった ことがあるんだよ |
| 命の恩人ってこと? |
| うん、そーゆーこと |
| で、それ以来 お酒をおみやげにして 時々、遊びに来るの にゃははははっ♪ |
| だからいつにもまして 酔っぱらいっぷりが 激しいのか・・・ |
| ここへ来るぶんには お目付もついてこない からね |
| たまに、息抜きを させてもらうんだ |
| なるほどなあ |
| そーゆーわけだからぁ 今はちょっと遠慮して ほしいなぁ? |
| しばらくしたら また、営業再開するし |
| ごめんね、お兄さん? |
| ううん、いいさ |
| ごめんね、お姉さん? |
| ううん、いいわ |
| 別に急ぐ用でもないし それに・・・ |
| メイメイ |
| にゃははははっ♪ やっぱ、お酒は お米で作ったのが 最高にゃあぁぁっ♪ |
| あの調子じゃ、酔いが さめるまではダメだと 思うしね? |
| うん、そうかもね? |
| もう、遅いよっ? お兄さん |
| もう、遅いよっ? お姉さん |
| うう・・・ゴメン |
| ヒヒヒヒ、 叱られてやがんの |
| *n0殿ハ ドウモ、朝ニ弱イ ヨウダナ? |
| エエ、自分モ困リ 果テテイマス・・・ |
| ホント、あきれた ねぼすけさんねぇ? |
| こら、ミモザ 君が言えた義理じゃ ないだろう? |
| 今日だって、私が 起こしてやらなければ 寝過ごしていたくせに |
| う・・・ |
| やれやれ、あれだけ 昼寝ばかりしてるのに 朝まで弱いとはな |
| そう言うけどさぁ 朝のまどろみはまた 格別な気持ちよさ なんだぞ・・・ |
| そう言うけどねぇ 朝のまどろみはまた 格別な気持ちよさ なのよ・・・ |
| ああ、わかります ベッドから出るのが もったいない気が しちゃうんですよね |
| ・・・(こくこく) |
| ああっ、わかります 寒い朝なんかは、 たしかにそうですね |
| うん、そうそう まさにアメルの言う とおり・・・ |
| ・・・って えええぇっ!? |
| おはようございます *n0 |
| アメル・・・ どうして、君が? |
| えへへ、それは・・・ |
| アメルお姉ちゃんはね 連れてって欲しいって ボクたちのところに 頼みにきたんだよ |
| ごめんなさい・・・ でも、やっぱり あたし、みなさんの お手伝いがしたくて |
| アメル・・・ 昨日、僕たちは君に 説明したはずだろう? |
| 僕たちだけのことなら 止めたりはしない だが、これは先輩たち の任務なんだぞ!? |
| ・・・・・・ |
| さあ、アメル みんなの所に戻るんだ |
| さあ、アメル みんなの所に戻って |
| ちょっと待ってよ!? |
| お姉ちゃんに来て もらったのには ちゃんと理由が あるんだってば! |
| 理由? |
| 調査対象トナル館デハ 悪魔ト出会ウ確率ガ 高イト思ワレル・・・ |
| 天使ノ感覚ヲ保有スル 彼女ナラバ、ソレラノ 接近ヲ、イチハヤク 察知デキルダロウ |
| 確カニ・・・ |
| 我々ノせんさーヨリ、 確実デショウネ |
| ま、たしかに、 これほど確実な 方法はねェよな |
| それは・・・ たしかに、そうかも しれないけど・・・ |
| ボクたちが、来ても いいって言ったんだよ ちゃんと責任をもって お姉ちゃんは守る! |
| ね、エスガルド? |
| アア・・・ ぎぶそん殿、認メテハ イタダケヌダロウカ? |
| たしかに、君たちの 判断は理屈にかなって いるようだな |
| それじゃあ・・・ ギブソンさん? |
| 改めて、お願いするよ 我々の調査に君の力を 貸してくれないか? |
| はい、よろこんで! |
| よかったね・・・ おねえちゃん? |
| よかったですね アメルさん? |
| 派閥の機密のことなら 心配いらないわよ ボクたち? |
| 派閥の機密のことなら 心配いらないわよ キミたち? |
| え? |
| へ? |
| どういうことですか? |
| この任務はね 派閥の総帥から、直接 任されたものなの |
| 勅命、ですか!? |
| てことは・・・ |
| 我々の行動は、総帥に よって承認されている |
| 任務に関する限りでは 我々の判断が、おきて より優先されるんだ |
| 気をつかわせて すまなかったな? |
| ははは・・・ |
| そういうことは、早く 言ってほしいよなあ? トホホ・・・ |
| そういうことは、早く 言ってほしいわよ? もう・・・ |
| なんだか、見るからに 不気味な館ですね |
| なにか・・・ いやなかんじが するよ・・・ |
| もともとは、貴族が 別荘として使っていた 建物らしいんだけど |
| 放置されてから、 もうずいぶんと たっているって話よ |
| 本当にこんなところに 人が住んでるのかな? |
| 本当にこんなところに 人が住んでるのかな? |
| そう思うからこそさ 隠れ家にするには うってつけなんだよ |
| いずれにせよ、用心は しておいたほうがいい |
| ねすてぃ殿ノ言ウ 通リデス |
| 侵入者ニ対スル 備エガアル可能性ハ 高イデショウ |
| ドウヤッテ調査スル ぎぶそん殿? |
| あまり大人数で中に 入るのは避けたいな |
| 私とネスティ *n0の三人で 入ってみようと思う |
| 君たちは建物の周囲を 調べてみてくれ |
| うん、了解っ! |
| うわっ!? ぺっ、ぺっ! |
| うひゃっ!? ぺっ、ぺっ! |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| わっ! どうしたんですかっ! ご主人さま!? |
| なにをやってるんだ *n0 |
| だって、クモの巣が 顔にかかって・・・ |
| これは、人の出入りが 絶えて久しいとしか 思えないな・・・ |
| そうですね ミモザ先輩には悪い ですが、ハズレかも しれません |
| ああ・・・ |
| ろくに調べもしないで どうして、そんなこと がわかるんだよ? |
| ろくに調べもしないで どうして、そんなこと がわかるのよ? |
| あるじ殿、マワリヲ ヨク見テクダサイ |
| まわり? クモの巣がどうか したのか? |
| まわり? クモの巣だらけじゃ ないの? |
| まったく・・・ つまりだな |
| ケッ、相変わらず頭の 血の巡りが悪いヤツ だなァ、テメエは |
| 人が出入りしていると いうのなら、こんな 入り口にクモの巣が かかったりするか? |
| あ・・・ |
| あ・・・ |
| それに、このホコリだ 私たちが歩いた後に そって、くっきり足跡 が残っている |
| 他の場所にはそうした 痕跡がないだろう? |
| 本当だ・・・! |
| ホントだわ! |
| つまり、僕たち以前に この館に入った者は いないということだ |
| そんな・・・ |
| そんな・・・ |
| すまないな、無駄足を 踏ませてしまって |
| 早く、外に出て ミモザ先輩たちと合流 しましょう |
| ・・・ん? |
| ちょっと待って!? |
| ・・・あれ? ちょっと待って!? |
| どうかしたのか? *n0 |
| ほら、あそこ・・・ 部屋の壁のあたりに なにか、積み重なって いませんか? |
| ほら、あそこ・・・ 部屋の壁のあたりに なにか、積み重なって いない? |
| 廃棄された家具の類 じゃないのか? |
| いや・・・ それにしては、形が 妙に不自然だ・・・ |
| ・・・あっ!? |
| こ、これって・・・ |
| ・・・あっ!? |
| こ、これって・・・ |
| ひからびた死体の山 じゃないか!? |
| ひからびた死体の山 じゃない!? |
| なんだって!? |
| ・・・(ぎゅっ) |
| ほーっ、こりゃあ 見事なミイラだなァ? |
| ごっ、ごしゅ、ごしゅ ごしゅじんさま・・・ |
| 本当だ・・・ どれもみな、完全に ミイラ化している |
| しかも、この服装や 持ち物から察するに 間違いなく・・・ |
| ああ、彼らはみな 召喚師だった者たちの 亡骸に違いあるまい |
| 行方不明じゃなくて 殺されてたのか・・・ |
| 行方不明じゃなくて 殺されてたのね・・・ |
| 蒼の派閥以外の者たち を含めて、これほどの 数の召喚師が、犠牲に なっていたとは |
| それじゃ、やっぱり ここが事件に関係ある のは間違いないって ことですね? |
| それじゃ、やっぱり ここが事件に関係ある のは間違いないって ことなのね? |
| そうなるな・・・ |
| しかし、どうやれば こんな無惨な殺し方が できるというんだ? |
| !? |
| いまの・・・ なに・・・!? |
| ご主人さまっ? 今の、悲鳴ですよ!? |
| アメルたちか!? |
| いや、違うな・・・ 今の悲鳴は、足下から 響いてきたようだ |
| 地下室!? |
| ・・・やはり どうにも、あの時に 勝るものには出会えぬ ようですね |
| 申しわけありませぬ なかなか、満足をして いただける素材にこと 欠きまして・・・ |
| ファナンを攻略させた あかつきには、黒騎士 に命じて取り寄せる ことにしましょう |
| あの街には、金の派閥 なる召喚師の集団が おりますれば・・・ |
| キャハハハハッ! 楽しみだねえ? |
| この声は・・・!? |
| しかし、こうも使いで がないものばかりでは 困りものだな |
| これでは、新たな よりしろにすることも できぬではないか |
| 短気はいけないよォ? ガレアノちゃん |
| アタシたちの時だって そう簡単には、いかな かったんだもん |
| そうですね・・・ 我らが主が、尽力して くださったからこそ今 の我々があるのです |
| 感謝しておりますよ レイム様・・・ |
| そうかしこまらずとも いいんですよ キュラー? |
| ビーニャもガレアノも 本当に、私のために よく尽くしてくれて いるんですからね |
| 感謝していますよ? |
| レイムさま・・・ |
| 勿体ないお言葉です |
| まさか・・・! 先輩たちの追っていた 事件も、あの三人の 仕業だったなんて |
| それに、レイム やはり、あの三人と 関わりをもっていたと いうわけか・・・ |
| あの野郎・・・ やっぱ、そういう ことかよ? |
| ・・・(ぎゅっ) |
| 馬鹿な・・・ |
| どうしたんですか ギブソン先輩!? |
| 君たちが言っていた 三人の召喚師とは 本当にあいつらのこと なのか・・・? |
| ええ、間違いないです |
| はい、間違いないです |
| ならば、これは悪い夢 としか思えない・・・ |
| 私は・・・ 彼らの顔を知っている 知っているんだよ |
| え? |
| 派閥から送られてきた シッソウした召喚師 たちの人相書き・・・ |
| あの三人の顔は、そこ に描かれていたものと 同じなんだ・・・ |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| さて、と・・・ |
| お行儀の悪いことは やめて、そろそろ顔を 見せてくれませんか? *n0さん |
| ・・・!? |
| 気づいていたという ワケか・・・ |
| カーッカッカ! さすがに、二度も同じ 失態はせぬわい |
| シッソウした召喚師 たちの周囲に姿を 見せていたのは、 貴様だな!? |
| ほう・・・ 私のことを かぎ回っていたのは 貴方でしたか? |
| 蒼の派閥の召喚師 ギブソン・ジラールだ |
| レイムさんっ! いったい、何のため にこんなことを!? |
| 血識がね・・・ 必要だったのですよ |
| ちしき・・・? |
| 知識というものはね 血液に溶けて、全身を めぐっているのです |
| ならば、その血液を すべて抜きとることが できたなら・・・ |
| その人の知識をすべて いただくことも夢では ないでしょう |
| 我々は、これを血識と 呼んでいるのですよ |
| そのために・・・ |
| そのためだけに 貴様は、あれだけの数 の人間を犠牲にしたと いうのか!? |
| ナニ怒ってんのよォ アンタだってさァ ニンゲンじゃないじゃ ないのさ? |
| ・・・!! |
| 融機人の身体には 一族の記憶が脈々と 受け継がれていると 聞くが・・・ |
| クックックック・・・ さぞかし、血識の味も 濃いのでしょうなあ |
| この魔力・・・っ まさか、貴様らは!? |
| ギブソンっ!? |
| おやおや、勢揃いと いうわけですか? |
| すきゃんノ結果カラ 建物ノ地下ニ、不自然 ナ空間ヲ発見シタノダ |
| ナイスタイミングで 間に合ったみたいだね |
| レイムさん!? |
| アメル・・・ やっぱり、あの人は 普通じゃない・・・ |
| あの人は、楽しんで こんなひどいことを しているんだ!! |
| あの人は、楽しんで こんなひどいことを しているもの!! |
| ええ、そうですとも! 私は今、最高に楽しい 気分でいますよ? |
| 貴方たちのその顔が |
| 貴女たちのその顔が |
| これから、苦痛に歪む と考えるだけで・・・ |
| ヒヒヒヒヒヒ・・・ たまりませんねェ!? |
| レイムさん・・・ 貴方は・・・ |
| く、クソ・・・っ! 身体が震えやがる だとォ・・・!? |
| おにいちゃん・・・ コワイ・・・っ! こわいよぉ・・・っ |
| おねえちゃん・・・ コワイ・・・っ! こわいよぉ・・・っ |
| ガレアノ、ビーニャ そして、キュラーよ! |
| さあ、おもてなしして さしあげなさい!! |
| どうやら、ボクたちの 勝ちみたいだね |
| いくら魔力が強くても 戦いをこなした場数は 私たちのほうが上って ことかしら? |
| ねェ? あんなこと言ってるよ アイツら・・・ |
| クククク・・・ 可愛いものですね |
| 我々が遊んでいたこと にも気づかないとは |
| ナンダト・・・? |
| レイム様、そろそろ こ奴らに我々の正体を 見せてやりたいと思う のですが? |
| いいでしょう 貴方たちもそろそろ 手加減には飽きたこと でしょうし・・・ |
| 私が許可しますよ さあ、本来の姿を 見せてあげなさい! |
| では、お言葉に 甘えて・・・ |
| クククククク・・・ |
| キャハハハハッ! |
| カーッカッカッカ!! |
| なんだ・・・? あいつらの身体が 歪んでいく・・・!? |
| なに・・・? あいつらの身体が 歪んでいく・・・!? |
| やはり・・・ みんな、気をつけろ! |
| こいつらは、人間 じゃないっ!! |
| カーッカッカッカ!! |
| これが、アタシたちの 本来の姿・・・ |
| ニンゲンたちよ 貴公たちが、悪魔と 恐れるモノの姿だ! |
| あ・・・ ああ・・・っ |
| 悪魔が・・・ どうして・・・!? |
| 気ヲツケロ、えるじん 奴ラハ、今マデ相手ニ シテキタ連中ト、格ガ 違ウヨウダ・・・! |
| それはそうでしょう なにしろ、彼らは私の お気に入りです |
| さらった召喚師の肉体 をよりしろに、血識に よって召喚術を学ばせ たのですからねえ? |
| レイムさん、貴方は なんてことをっ!? |
| レイムさん、貴方は なんてことをっ!? |
| ひゃーっはっはっは! |
| カアァァァァァッ!! |
| なんて魔力だ・・・っ 私たちのものとは比較 にならない!? |
| 息がつまる・・・っ このまま、押し潰され てしまいそう・・・ |
| うわあぁぁぁぁっ!! |
| くそぉぉ・・・っ |
| ううぅぅ・・・っ |
| させない・・・ |
| ・・・アメル? |
| *n0を みなさんを・・・ |
| 傷つけたりなんか させませんっ!! |
| くぅ・・・っ! |
| ギィヤアァァ~ッ!! |
| アルミネのォ・・・ ひかりィィィィッ!? |
| 今ダ・・・ッ!! |
| 助けられちゃったわね この子の力に・・・ |
| ああ、あのまま戦えば 間違いなく、私たちは 負けていた・・・ |
| ありがとうエスガルド ボクたちを連れて 逃げてくれてさ |
| ソレガ可能ダッタノモ 彼女ノ光ガ、アノ魔力 ヲ遮断シテクレタカラ コソダ、えるじんヨ |
| ネスティさんっ? 本当にもう、あたし 平気ですから・・・ |
| ダメダメ!アメルは いつもそう言って 無茶するんだから |
| 家につくまでは おとなしく、ネスの 背中におぶさって なさいよ? |
| *n0 ひょっとして おもしろがってない ですかっ? |
| ううん、ちっとも♪ |
| む~・・・ |
| ほら、あまり動くと 落っこちるぞ? |
| あ、はいっ |
| 君のおかげで、僕らは 命を拾ったんだ・・・ |
| これぐらいのことは させてもらわないと 僕の気がすまないよ |
| そういうこと! だから、今はゆっくり 休めばいいのよ? |
| ・・・(こくん) |
| がんばりましたもんね アメルさん・・・ |
| うん・・・ |
| やれやれ・・・ 彼女には、しばらく 頭があがらないな |
| 右ニオナジデス・・・ |
| ケッ!まったく、 しまりゃしねェ・・・ |
| あの・・・ *n0 |
| ん? |
| あたし・・・ 重くないですか? |
| そんなことないよ |
| あたし・・・ ちゃんと、お役に立て ましたか・・・? |
| ああ、アメルは がんばってくれたよ |
| だから、今はゆっくり 休めばいいんだ |
| 俺がちゃんと、家まで おぶっていってあげる から・・・な? |
| うん・・・ |
| ばらばらに散らばっていた 事件が、悪意ある者の手で ひとつの輪郭を描きはじめる |
| 変わり果てた召喚師たちの 亡骸と、それを為した者たち の真実の姿・・・ |
| なにもかもを歪めてしまう 狂ったような彼の笑い声 |
| 俺たちの見たものは けして幻なんかじゃなかった |
| 悪魔によって操られている デグレアという国家 その悪魔たちを操って、彼は なにを為そうというのか |
| 問いかけても答えは返らず ただ俺は、夜風の中にそれを 探している |
| 得体の知れない焦りと不安を 忘れようとするように・・・ |
| ばらばらに散らばっていた 事件が、悪意ある者の手で ひとつの輪郭を描きはじめる |
| 今日、私達が見たものは 召喚師の亡骸と 対照的な悪魔の姿・・・ |
| なにもかもを歪めてしまう 狂ったような彼の笑い声 |
| シャレにならない悪夢だった |
| 悪魔によって操られている デグレアという国家 その悪魔たちを操って、彼は なにをするつもりなんだろう |
| 問いかけても答えは返らず あたしは、ただ無言で 月を見つめていた |
| 深い闇を照らしてくれる その淡い光に救いを 求めるようにして・・・ |
| ガレアノたちの正体が 悪魔だったなんて |
| 今までの彼らの様子を 思い返せば、予想して しかるべきことだった |
| それができなかった のは、召喚対象である 悪魔が、召喚術を行使 するはずないという |
| 先入観が、無意識に あったせいだろうな |
| 血識、か・・・ それにしても、普通 そんなこと考えたりは しないよな |
| 血液ごと、知識や記憶 を奪いとるなんて |
| 血識、か・・・ それにしても、普通 そんなこと考えたりは しないわよ |
| 血液ごと、知識や記憶 を奪いとるだなんて |
| 正直、恐ろしいよ 僕は・・・ |
| え? |
| 僕の身体を流れる血は 一族の知識と記憶を 受け継いだものだ |
| あいつらにして見れば さぞかし、魅力的な ものなのだろうな |
| ネス・・・ |
| 大丈夫だよ あいつらには、ネスに 手出しなんかさせたり するもんか! |
| ネス・・・ |
| 大丈夫よ |
| あいつらには、ネスに 手出しなんかさせたり しない! |
| *n0・・・ |
| だから、こわがったり なんかしないでくれよ |
| ネスがそんなだと なんか、俺まで元気が なくなっちゃうからさ |
| な? |
| だから、こわがったり なんかしないで |
| ネスがそんなだと なんか、あたしまで おちこんじゃうよ |
| ね? |
| やれやれ・・・ 我ながら情けないな |
| 兄弟子として いや、それ以前に僕は 男だというのに |
| 男とか女っていうのは あんまり関係ないって あたしは思うけどな |
| 誰だって、不安になる 時はあるんだし |
| あたしは、そういう ちょっとヘコんでる ネスのことも、キライ じゃないよ? |
| こんなこと言うと 叱られちゃうかも しれないけど |
| なんか、ホッとするの ネスもやっぱり、普通 の人なんだなーってね |
| *n0・・・ |
| ねえ、ネス ちょっとそこに座って |
| え? |
| いいから、いいから ほら? |
| ・・・? |
| えいっ♪ |
| な・・・? *n0っ!? |
| おぼえてる? 私が、生まれのことで いじめられちゃって 泣いてると・・・ |
| ネスは、決まって こんなふうに抱いて、 私の頭撫でてくれた よね |
| ・・・・・・ |
| こうしてもらってると あたし、イヤなこと 全部忘れられたんだよ |
| そんなことも・・・ あったな・・・ |
| ねえ、ネス・・・ つらいことがあったら こうやって、ちゃんと あたしに話してね? |
| ああ・・・ |
| 約束、だからね・・・ |
| 守ってもらうだけじゃなくて これからは俺もネスのこと守って みせるよ・・・ |
| 守ってもらうだけじゃなくって これからはあたしもネスのこと 守ってみせる・・・ |
| ガレアノたちは やっぱり、レイムさん の命令で動いていたん ですね・・・ |
| しかも、その正体が 悪魔だったなんて |
| ギブソン先輩の話だと 人間にとりついた 悪魔っていうのは |
| そう簡単に見わける ことができないらしい 気づかなかったのも 無理はないよ |
| ギブソン先輩の話だと 人間にとりついた 悪魔っていうのは |
| そう簡単に見わける ことができないの 気づかなかったのも 無理はないわ |
| ええ・・・ |
| だけど、これでもう はっきりとわかって しまったよな |
| デグレアに関する一連 の事件は、あの人の手 で引き起こされたんだ |
| だけど、これでもう はっきりと わかっちゃったわね |
| デグレアに関する一連 の事件は、あの人の手 で引き起こされた |
| あたし・・・ 信じられません・・・ |
| 信じなくちゃいけない そうわかってるのに 信じたくない・・・っ |
| アメル・・・ |
| こわいんです! あの人のことが・・・ わからなくて・・・ |
| どうして、どうして あんなひどいことして 笑っていられるの!? |
| *n0 あたし、わからない? わからないよぉ・・・ |
| 泣かないで、アメル |
| 俺だってわからないよ どうして、あの人が こんなおそろしいこと をしているかなんて |
| わからないし・・・ こわいよ・・・ |
| 泣かないで、アメル |
| あたしだって わかんないよ |
| どうして、あの人が こんなおそろしいこと をしているかなんて |
| わからないし・・・ こわい・・・ |
| *n0・・・ |
| でもね、アメル 俺たちは知ってるんだ |
| あの人のしたことが どれだけの人たちを 傷つけたかってことを |
| でもね、アメル あたしたちは 知ってるのよ |
| あの人のしたことが どれだけの人たちを 傷つけたかってことを |
| ・・・! |
| だから、俺・・・ あの人を止めてみせる |
| どんな結果になるかは わからないけど、でも ほっとくわけには いかないから! |
| だから、あたし・・・ あの人を止めてみせる |
| どんな結果になるかは わからないけど、でも ほっとくわけには いかないもの |
| そう、ですよね・・・ |
| あたしたちが止めて あげなくちゃ いけないんですよね |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| ごめんなさい・・・ 泣いたりして |
| だけど、これでもう 最後にしますから |
| 約束しますから |
| だから・・・ |
| アメル・・・!? |
| 今だけ、こうさせて ください・・・ |
| *n0 弱虫のあたしに 貴方の勇気をわけて ください・・・ |
| ・・・・・・ |
| うん・・・ |
| 終わらせてみせるよ 君がもう、泣かなくて すむように・・・ |
| 終わらせてみせるわ あなたがもう、泣かなくて すむように・・・ |
| 間近デ見テ、改メテ 感ジマシタ・・・ |
| えすがるど殿ハ ヤハリ、自分トハ比ベ モノニナラナイホド 優秀ナ機械兵士デス |
| *n1だって 負けちゃいないって 俺は思うけど? |
| *n1だって 負けちゃいないって あたしは思うけど? |
| デスガ、すぺっくデハ 明ラカニ、自分ハ 劣ッテイマスシ |
| ソレニ、アノ場面デノ トッサノ判断力・・・ |
| ヨホドノ経験ヲ積ンデ イタカラコソ、迅速ニ 我々ヲ待避サセルコト ガデキタノデショウ |
| それだけかな・・・ |
| それだけかな・・・ |
| ト、イイマスト? |
| 俺、思うんだよ エスガルドの強さは その基本性能よりも |
| エルジンを守ろうって 気持ちに、支えられて るんじゃないかな? |
| あたし、思うのよ エスガルドの強さは その基本性能よりも |
| エルジンを守ろうって 気持ちに、支えられて るんじゃないのかな? |
| !! |
| あの二人の関係って 主人と護衛獣っていう よりも・・・ |
| もっと強いきずなで 結ばれてる気が するんだ |
| あの二人の関係って 主人と護衛獣っていう よりも・・・ |
| もっと強いきずなで 結ばれてる気が するのよ |
| タシカニ・・・ ソウカモシレマセンネ |
| 見習いたいもんだよな 俺たちもさ? |
| 見習いたいものよね あたしたちも? |
| デキルデショウカ? 自分ニ・・・ |
| 難しく考えること なんてないさ *n1? |
| いつかきっと、自然に 変わっていけるよ 絶対に・・・ |
| 難しく考えること なんてないのよ *n1? |
| いつかきっと、自然に 変わっていけるわ かならず・・・ |
| そのためには、俺も 努力しなくちゃな? |
| そのためには、あたしも 努力しなくちゃね? |
| なあ、*n1 |
| あの三人が悪魔だって こと、お前はどうして 気づかなかったんだ? |
| ねえ、*n1 |
| あの三人が悪魔だって こと、あんたはどうし て気づかなかったの? |
| ケッ、そいつはな テメエのせいってもん なんだぜ? |
| え? |
| え? |
| 召喚された悪魔はなァ 誓約されることで その力を、大きく制限 されちまうんだよ |
| ニンゲンごときでも 命令ができるようにな |
| それじゃ、今のお前は 本来の力を抑えられて るっていうのか? |
| それじゃ、今のあなた は本来の力を抑えられ てるっていうの? |
| まァな・・・ |
| だが、ヤツらは違うぜ 誓約なんていう足かせ に縛られてねェ・・・ |
| だから、本来の力を 好き放題に使うことが できんのさ |
| ちょっと待てよ? 誓約されてないって どういうことだ!? |
| あの悪魔たちは レイムさんが召喚した んじゃないのか!? |
| ちょっと待ってよ? 誓約されてないって どういうこと!? |
| あの悪魔たちは レイムさんが召喚した んじゃないの!? |
| ケッ!そいつは テメエで考えなッ!! |
| それが本当だとしたら いったい、どういう ことなんだ・・・? |
| それが本当だとしたら いったい、どういう ことなの・・・? |
| あくま・・・ だったんだね・・・ |
| ああ、正直なところ 思いもしなかったよ |
| 人間じゃなかった なんて・・・ |
| ええ、正直なところ 思いもしなかった |
| 人間じゃなかった なんて・・・ |
| だから・・・ みえなかったんだ |
| こころ・・・ まっくらだったんだ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| どうするの・・・ おにいちゃん? |
| どうするの・・・ おねえちゃん? |
| あくまがあいてでも こわくないの? |
| こわいさ・・・ だけど、俺は戦うよ |
| ほっておくことは できないからな |
| こわいわ・・・ だけど、あたしは戦う |
| ほっておくことなんて できないから |
| ・・・(ぎゅっ) |
| *n1? |
| *n1? |
| *n1も いっしょだよ? |
| おにいちゃんと・・・ いっしょだよ・・・ |
| おねえちゃんと・・・ いっしょだよ・・・ |
| ああ、わかってるよ ずっと、一緒さ? |
| ええ、わかってる ずっと、一緒よ? |
| ・・・(こくん) |
| 終わらせなくちゃな この子のためにも 絶対に・・・ |
| 終わらせなくちゃね この子のためにも 絶対に・・・ |
| あの人たちがあれだけ ひどいことをして平気 でいられたのは |
| 悪魔だったから なんですね |
| そういうことになるん だろうな、多分 |
| そういうことになるん でしょうね、多分 |
| ねえ、ご主人さま 悪魔たちは、どうして あんなことができるん でしょうか? |
| え? |
| え? |
| ボクには・・・ わかりません・・・ |
| 人をだましたり 傷つけたりして なにが楽しいって いうんですか? |
| ボクには、理解なんて できません・・・っ わかりたくもない!! |
| *n1・・・ |
| お前が泣くことなんて ないんだよ? |
| *n1・・・ |
| あなたが泣くこと なんてないのよ? |
| でも・・・っ でもぉ・・・っ |
| *n1を これ以上あいつらと 関わらせるのは無理かも しれない・・・ |
| *n1を これ以上あいつらと 関わらせるのは無理なの かも・・・ |
| は? |
| だからさ・・・ 前から、ずっと気には なってたんだよ |
| フォルテとケイナは その・・・ |
| お互いのこと、どう 思ってるのかって |
| だからぁ・・・ 前から、ずっと気には なってたのよ |
| フォルテとケイナは その・・・ |
| お互いのこと、どう 思ってるのかって |
| どうって・・・ |
| まー、言ってみりゃ オレの生涯最大の敵と いうのが・・・ |
| はぐらかさないで! |
| !? |
| ゴメン・・・っ でも・・・ |
| ・・・・・・ |
| 好きだぜ・・・ |
| あいつは、どうだか わかんねーけどな |
| ・・・! |
| ひと目惚れってヤツさ 不覚にもな |
| 倒れてるあいつを 見つけた時は、本当に 天使かと思ったんだ |
| なにもおぼえてない あいつを、このまま 自分のものにしたい くらいだった・・・ |
| けどな・・・ オレは、卑怯者だ |
| 継ぐべき家を捨てて 逃げだしちまった 臆病者なんだよ |
| そんな男と一緒に なって、ケイナが幸せ になれるはずがねえ |
| だから・・・ オレは、この気持ちを 絶対にあいつには 知られたくねえのさ |
| ・・・・・・ |
| だったら、俺が とっちゃっていい? |
| な・・・っ!? |
| ケイナって、すごく きれいで優しくてさあ 憧れてたんだよねー? 俺も・・・ |
| ち、ち、ちょっと ちょっと待てえっ!? |
| お姉さんとして |
| !? |
| あはははははっ! ほら、本音が出た? |
| は、ハメやがったな? おまえ・・・っ |
| 素直になったほうが いいよ、フォルテ? |
| 俺にだってわかる くらいなんだもん ケイナだって、もう 気づいてるはずだよ |
| ぐ・・・ |
| だから、ずっと 待ってるんじゃない? |
| *n0・・・ |
| 応援するからさ、俺! |
| ・・・・・・ |
| ああ・・・ ありがとよ・・・ |
| 悪いな・・・ |
| な、なんで 謝ったりなんか するかなあ? |
| ・・・・・・ |
| あ、あたし・・・ 二人のこと、すごく お似合いだと思うから |
| 本当に、そう思うから ・・・うん! |
| ああ・・・ ありがとよ・・・ |
| それじゃあ・・・ おやすみ・・・っ! |
| あの二人だったら すごくお似合いだよな ・・・うん♪ |
| ちょっとだけ・・・ 泣いちゃうかもな 今夜は・・・ |
| え? |
| だからさ・・・ 前から、ずっと気には なってたんだよ |
| ケイナとフォルテは その・・・ |
| お互いのこと、どう 思ってるのかって |
| だからね・・・ 前から、ずっと気には なってたのよ |
| ケイナとフォルテは その・・・ |
| お互いのこと、どう 思ってるのかって |
| どうって・・・ |
| アイツと私は、ほら ずっと旅をしてきた 仲間で・・・ |
| はぐらかさないで! |
| !? |
| ゴメン・・・っ でも・・・ |
| ・・・・・・ |
| アイツの気持ちは わかんないけど・・・ |
| 私は・・・ アイツのこと、好きよ |
| ・・・! |
| この世界のことも 自分のことも |
| なにもかもわからず それがこわくて・・・ |
| 死にたいと泣いていた 私を、アイツは何度も 叱ってくれた・・・ |
| 今の私になれるように 強くしてくれたの |
| そんな、アイツの 優しいところが、私は 好き・・・ |
| ・・・・・・ |
| やっと、素直に言って くれたね? |
| もぉ・・・ はっきりしてくれない から、見ていてずっと 心配してたのよ? |
| ごめんね・・・ |
| ううん、いいの あたしのほうこそ つらいことまで言わせ ちゃって、ゴメン |
| 応援してるからね あたし! |
| *n0・・・ |
| うん・・・ ありがとう・・・ |
| だから・・・ ごめんね・・・ |
| な、なんで 謝ったりなんか するかなあ? |
| ・・・・・・ |
| 俺・・・ 二人のこと、すごく お似合いだと思うから |
| 本当に、そう思うから ・・・うん! |
| うん・・・ ありがとう・・・ |
| それじゃあ・・・ おやすみ・・・っ! |
| ははは・・・ これって、やっぱり 失恋なのかな・・・? |
| あの二人だったら すごくお似合いだよね ・・・うん♪ |
| なあ、ロッカ・・・ |
| ねえ、ロッカ・・・ |
| なんですか? |
| アメルが俺たちに 背負われて帰ってきた のに、どうして平気で いられるんだ? |
| アメルがあたしたちに 背負われて帰ってきた のに、どうして平気で いられるの? |
| 冷たいなって 思いました? |
| そうじゃないけど 前だったら、もっと 大騒ぎしてたから それが不思議で・・ |
| そうじゃないけど 前だったら、もっと 大騒ぎしてたから それが不思議で・・ |
| それは、信用している からですよ |
| あの子のことを |
| それに、貴方をね? |
| それに、貴女をね? |
| あ・・・ |
| 貴方がいた以上 アメルのことを必死で 守ろうとしたのは 間違いないですから |
| それはあの子も きっと、同じはずです |
| だから、こうして無事 戻ってこれた・・・ |
| 違いますか? |
| うん・・・ |
| どんなに傷つこうとも あの子が望んでそれを 受け入れたのなら |
| それは、きっと必要な ことだったんでしょう それを否定する気は 僕にはないですよ |
| 以前の僕は 見守るということと 束縛するということを |
| 同じように、考えて いた気がするんです |
| だけど、*n0 |
| 貴方とネスティさんを |
| 貴女とネスティさんを |
| 見ていて・・・ |
| 僕は自分の間違いに 気がついたんです |
| 大事な存在だからこそ 自分の腕の中だけに 抱えこんではいけない ということに・・・ |
| ロッカ・・・ |
| ようやく、僕も 過保護な兄から卒業 できそうです |
| あの子も、リューグも もう、僕の後ろを 必死についてきていた |
| 小さな子供なんかじゃ ないんですから・・・ |
| ロッカは・・・ アメルのこと、妹と してだけじゃなくて 本当は・・・ |
| 好きだったのかも しれませんね |
| だけど、それはもう 恋になることは絶対に ありません |
| 僕にとって、やっぱり あの子は、なによりも 妹だったんです |
| ロッカ・・・ |
| それに、気づかせて くれたのは・・・ |
| ? |
| いいえ・・・ なんでもありません |
| それでも、ロッカは二人にとって 最高のお兄さんだと思うよ? 俺は・・・ |
| ロッカ・・・ なんだか、ずっと 大人になった気がする |
| なあ、リューグ・・・ |
| ねえ、リューグ・・・ |
| なんだ? |
| アメルが俺たちに 背負われて帰ってきた のに、どうして平気で いられるんだ? |
| アメルがあたしたちに 背負われて帰ってきた のに、どうして平気で いられるの? |
| はっ、なにを聞くかと 思えばそんなことかよ |
| だって、前だったら 俺のこと絶対にせめて いたのに・・・ |
| だって、前だったら あたしのこと、絶対に せめてたのに・・・ |
| あのなぁ・・・ |
| せっかく人が信用して やろうって思ったのを ブチ壊す気か、おい? |
| え・・・? |
| へ・・・? |
| おまえが手を抜いた から、あいつが倒れた わけじゃねえだろうが |
| そうだろ? |
| う、うん・・・ |
| だったら、仕方がねえ ことだったんだろうさ |
| あいつは、自分よりも 他人のことばっかり 考える女だからな |
| 守るほうの気苦労も 考えねえでよ・・・ |
| むしろ、誰かを守ろう とばかりしているん だからな |
| うん・・・ たしかに、そういう 女の子だよな アメルは・・・ |
| うん・・・ たしかに、そういう 女の子だよね アメルは・・・ |
| ガキん時は、もっと すごかったんだぜ? |
| バカ兄貴の真似して 俺のこと、弟みたいに 扱っててさ・・・ |
| 泣き虫のくせに 姉さんぶって、いつも 俺の世話ばかり焼いて やがった・・・ |
| リューグ・・・? |
| 俺はずっと、アメルを 守ってるつもりだった |
| けどな、おまえたちと 一緒に行動するように なって・・・ |
| 俺の知らなかった あいつの顔をたくさん 見ることになった |
| 俺が思ってるよりも ずっと強い、あいつを 初めて知ったんだ |
| きっかけはな・・・ 多分、お前だよ |
| え・・・ |
| 俺は、今のあいつが 前よりずっと好きだぜ |
| アメルがお前と 出会うことができて 本当によかったと思う |
| 結局のところ 俺は、あいつにとって |
| いつまでたっても 弟でしかなかったって ことだな |
| ・・・・・・ |
| そして、俺もどこかで あいつに甘えていたの かもしれねえな・・・ |
| だが、それも そろそろ卒業するぜ |
| あいつは・・・ アメルは、俺たちの 母親じゃねえんだしな |
| リューグ・・・ |
| リューグは・・・ アメルのことを・・・ |
| 言うなッ!! |
| あいつにとって、俺は 弟なんだよ・・・ |
| 頼む・・・ これ以上、言わせるな |
| ・・・わかった |
| 怒鳴ったりして 悪かったな |
| ううん・・・ あたしのほうこそ 余計なこと、聞いて ゴメン・・・ |
| ふっ切ったつもり だったんだがな まだまだ、俺もガキ だってことか・・・ |
| そんなことないよ! |
| リューグは、あたし なんかよりも、ずっと 大人だと思う・・・ |
| ・・・はっ |
| 相手が変わっても 結局、やってることは おんなじかよ・・・ |
| ? |
| さっさと部屋に戻って 寝ちまえよ? |
| 俺はもうすこし 一人で、風にあたって いたいんだ・・・ |
| う、うん・・・ |
| リューグの信頼 絶対に、裏切ったりは しないから・・・! |
| リューグの背中 なんだか、前よりも ずっと広くなった気が するよ・・・ |
| そんな大変なことが あったんだ・・・ |
| まあ、こうして無事に 戻ってこれたから いいんだけどね |
| まあ、こうして無事に 戻ってこれたから いいんだけどね |
| でも、これでようやく わかった気がするわ |
| ビーニャが、召喚した 魔獣を、平気で足蹴に できた理由が |
| アイツにすれば、人間 も魔獣も、遊び道具に しか過ぎなかったのね |
| 許せないわ・・・ |
| ミニス? |
| 召喚獣っていうのは そんなふうに扱って いいものじゃないわ! |
| 住む世界や言葉は違う けど、あのコたちは みんな、生きている |
| 私たちとおんなじよ 友達にだってなれる 仲間なんだもん! |
| ミニス・・・ |
| 悪魔だかなんだか 知らないけど、私が 絶対にこらしめてやる |
| そうじゃなきゃ アイツに呼ばれる魔獣 たちが可哀想よ・・・ |
| そうでしょう? *n0 |
| うん、ミニスの 言ってること、俺にも よくわかるよ |
| 一緒に、がんばろうな あいつらのやっている ことを、止めるんだ! |
| ええ、ミニスの 言ってること、あたし にはよくわかるわ |
| 一緒に、がんばろう? あいつらのやっている ことを、止めるのよ! |
| うんっ! |
| いつの間にかミニスは 召喚師としての自分を ちゃんと見つけだして いたんだな・・・ |
| いつの間にかミニスは 召喚師としての自分を ちゃんと見つけだして いたのね・・・ |
| しかし、驚いたよ やけに帰りが遅いって 思ってたらさ |
| アメルが背負われて 帰ってくるんだもんね |
| 俺たちを守るために また、あの光を使って くれたから・・・ |
| それで、彼女の様子は どうなんだ? |
| あたしたちを守ろうと して、またあの光を 使ってくれたの |
| それで、彼女の様子は どうなの? |
| 前の時とおんなじさ 消耗した気は、ストラ で補給しといたよ |
| 悪いな。モーリンにも 負担かけちゃってさ |
| ゴメンね モーリンにまで迷惑 かけちゃって |
| なにいってんだい こんなの、あたいに とっちゃあ、苦にも なんないことだよ |
| ストラを使う格闘家は 普段から、呼吸で自然 の気をとりこむように 訓練してるからね |
| ちょっと休めば、すぐ 元気になるんだよ |
| そうなんだ |
| 心配なのは、むしろ アメルのほうだよ |
| 前にも言ったけど あの子の奇跡の力はね 自分の気を消耗して 発揮されてんだよ |
| 訓練もしたことのない あの子の身体に それが、どれだけ負担 になっているのやら |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| まあ、でも あたいの心配しすぎ なのかもしんないなあ |
| なんてったって アメルは天使の生まれ 変わりなんだ |
| そのへんのところは 多分、あたいたちより うまい具合にできてる んだろうしね? |
| うん・・・ きっと、そうだよな? |
| うん・・・ きっと、そうだよね? |
| でも、モーリンが 心配してくれたことも 一応、気をつけるよう にしておかないとな |
| でも、モーリンが 心配してくれたことも 一応、気をつけるよう にしておかなきゃね |
| 事の次第は エスガルド殿たちから 聞かせてもらったで ござるよ |
| あの三人の凶賊が 悪魔の変じたもので あったとはな・・・ |
| カザミネさんは、昔 先輩たちと一緒に悪魔 と戦ったことがあるん だよね? |
| カザミネさんは、昔 先輩たちと一緒に悪魔 と戦ったことがある のよね? |
| いかにも・・・ |
| 思い出すのも苦い 嫌な戦いでござった |
| それって、やっぱり 悪魔の力がそれだけ 強いってこと? |
| それって、やっぱり 悪魔の力がそれだけ 強いってことなの? |
| 刃を交える戦いならば それを通じて、互いに 得るところもあろう |
| しかし、あ奴らとの 戦いには、そういった ものがないのでござる |
| 殺すか、殺されるか それだけしかない |
| これほど虚しい戦いは ないでござるよ |
| 剣を極めようとしてる カザミネさんだから 余計に思うところも あるんだろうな |
| 剣を極めようとしてる カザミネさんだから 余計に思うところも あるんだろうなぁ |
| ふぃー・・・っ |
| ガレアノの正体が 悪魔だったとはなあ? |
| 道理で、撃たれても 転落しても、死なねえ ワケだぜ |
| 感心してる場合じゃ ないよ、レナードさん |
| 感心してる場合じゃ ないよ、レナードさん |
| わかってるって! こう見えても、俺様 それなりに動揺して いるんだぜ? |
| む-・・・ |
| しかし、こんなコトに なるんだったら、寝て ばかりいないで |
| たまには日曜のミサ ぐらい、出ておきゃあ よかったかもな? |
| ? |
| ・・・っと? そうか、こっちにゃあ 教会なんてねえのか |
| だとしたら、十字架や 聖水なんてもんが通用 するワケでもなさそう だなあ・・・ |
| ??? |
| ま、どっちにしろ 俺様の結論はなんにも 変わりゃしねえよ |
| デビルだろうが サタンだろうが 罪の報いは、必ず 受けさせてやるぜ |
| 絶対にな・・・ |
| よくわかんないけど でも、最後の言葉は 本気だったな・・・ |
| よくわかんないけど でも、最後の言葉は 本気だったわね・・・ |
| なんだか、大変よね 派閥に属するのって |
| 任務っていうの? それで、行動を制限 されてるみたいだし |
| 今日だってルウたちを 連れていってくれた なら |
| キミたちだけに苦労 させなかったのに? |
| 返す言葉もないよ ホント・・・ |
| 返す言葉がないわ ホント・・・ |
| でも、見ていて わかったことがあるの |
| 蒼の派閥の召喚師も 金の派閥の召喚師も |
| ルウたちみたいに 世間から遠ざかってた 召喚師より、ずっと たくましいよね |
| やってることには ちょっと首をかしげる ことも多いけど |
| そこは、素直に見習う べきかなって思うもの |
| そっか・・・ |
| でも、どうして ふたつに別れてなきゃ いけないのかしらね |
| 意見の違いなのは わかるけど・・・ |
| エルゴの王の時代 みたいに、召喚師が 力をあわせてたほうが |
| もっと、もっと 住みやすい世の中に なると思うんだけどな ルウは・・・ |
| うん、俺もそう思うよ |
| ええ、あたしも そう思うわ |
| こういう非常時だけでなく もっと派閥同士で協力できると いいんだけどなあ・・・ |
| こういう非常時だけでなく もっと派閥同士で協力できると いいんだけどね・・・ |
| エルジンくんたちから なにが起こったのかは 聞かせていただき ました・・・ |
| あの邪鬼使いたちは やはり、人外の化生 だったのですね? |
| カイナは、気づいて いたのか? |
| カイナは、気づいて いたの? |
| はっきりと感じとって いたのではありません |
| ただ、以前にお話した ように、私たちは かつて悪魔と戦った ことがありますから |
| どこか、引っかかる ものは感じていました |
| そうだったんだ |
| そうだったの・・・ |
| ですが、どうやら その悪魔たちは 私たちが知っている それよりも・・・ |
| はるかに、力のある 存在のようですね |
| 先輩たちや、エルジン エスガルドでさえも 圧倒されていたもんな |
| 先輩たちや、エルジン エスガルドでさえも 圧倒されていたもの |
| とはいえ、このまま 捨てておくことは できません |
| 及ばずながら、私も 戦わせていただきます |
| この世界と・・・ 私にとって、大切な |
| 貴方がたを守るために |
| 貴女がたを守るために |
| 頼りにしてるよ カイナ・・・ |
| 頼りにしてるからね カイナ・・・ |
| ギブソンさんたちの 追っていた事件も デグレアが関与してた ものだったんだな |
| デグレアそのものが 手を下していたという 証拠はないけど |
| 顧問召喚師である あの人が、計画をした ことには間違いないよ |
| デグレアそのものが 手を下していたという 証拠はないけど |
| 顧問召喚師である あの人が、計画をした ことには間違いないわ |
| もはや、どこから どこまでが、あの男の 仕業なのかすら わからないが・・・ |
| いずれにしろ、奴らが したことは変わらない |
| 多くの人々を、私欲の ために化け物に変えた あの者たちを、私は 許さないだろう |
| もっとも・・・ こうした私の決意も 義憤か、私怨なのか わからないんだがな |
| シャムロック・・・ |
| 見極めてほしい *n0 |
| 私が騎士として 恥じることのない男で いられるかどうか |
| 君の目で、しっかりと 見届けてほしいんだ |
| うん・・・ わかったよ! |
| ええ・・・ わかったわ! |
| もしそれが間違いだったなら 俺が必ず教えてあげるよ シャムロック・・・ |
| もしそれが間違いだったなら あたしが必ず教えてあげるよ シャムロック・・・ |
| ひゃあ・・・ |
| ついてかなくて ホントによかった ですよー・・・ |
| あのなー・・・? |
| あのねー・・・? |
| ウソウソ、冗談ですよ やだなー? |
| ・・・・・・ |
| でも、本当のところ ついて来てくれって 言われても、今日は 無理でしたね |
| バイト? |
| バイトというか・・・ 実はですね、ちょっと 恩人と会う約束が あったんですよ |
| ああ、もしかして 身代金の人? |
| ああ、もしかして 身代金の人? |
| なんか、その略し方 には引っかかりますが |
| そーいうことです 私の身元引受人さん |
| ゼラムに住んでるんだ その人は? |
| ゼラムに住んでるのね その人は? |
| ええ、そうですよ |
| 俺も、一度ぐらい 会ってみたいなあ |
| あたしも、一度ぐらい 会ってみたいなあ |
| え゛? あ、いや、それは ちょっと・・・ |
| ? |
| あ、あははははっ 恥ずかしがり屋さん なんですよー! その人って・・・ |
| 聞いてはみますけど あんまり期待しないで 欲しいかなー、と |
| ホントにぃ? |
| 信用してくださいよー *n0さん |
| うー・・・っ |
| むー・・・っ |
| それに・・・ |
| もしかしたら、もう 知らずにどこかで 会っているかも しれませんよ? |
| ・・・え? |
| ・・・へ? |
| なんだか、うまく はぐらかされた気が するなあ・・・? |
| なんだか、うまく はぐらかされた気が するなあ・・・? |
| 血識、ですか? |
| うん・・・ あの悪魔たちは そう言っていたよ |
| 俺たちの身体に流れる 血には、俺たちの記憶 や経験したことが全部 溶けてるんだって |
| それを飲むことで あいつらは召喚術を 使えるようになったん だってさ・・・ |
| ええ・・・ あの悪魔たちは そう言ってた |
| あたしたちに流れてる 血には、その人の記憶 や経験したことが全部 溶けてるんだって |
| それを飲むことで あいつらは召喚術を 使えるようになった っていってたわ |
| ふむ・・・ |
| どんな味がするんで しょうかね? |
| ・・・ぶっ!? |
| ほら、むせないで ください? |
| だ、だって・・・! |
| 冗談に決まっている じゃないですか |
| 大将が言うと、本気に 聞こえるんだよぉ |
| 大将が言うと、本気に 聞こえるのよぉ |
| 失敬な・・・ |
| ・・・ふふっ |
| どうしたの? |
| いえ、ね |
| 今の貴方とのやりとり |
| 今の貴女とのやりとり |
| と、よく似たことを |
| 弟子としていたことを 思い出しまして・・・ |
| 大将の弟子って・・・ ソバ職人? |
| 大将の弟子って・・・ ソバ職人? |
| 違いますよ あちらでは、私は薬屋 の店長ですから |
| 本人は 「可愛い店員さん」と 名乗っていました |
| 薬屋ねぇ・・・? |
| あ、でも「可愛い」 なんて言うからには お弟子さんは、女の子 だよな・・・ |
| 女の子のシノビ!? |
| あ、でも「可愛い」 なんて言うからには お弟子さんは、女の子 なのね・・・ |
| 女の子のシノビ!? |
| クノイチと言うんです もっとも・・・ |
| まだまだ、至らない 未熟者ですがね |
| 今頃、なにを してることやら・・・ |
| 大将は、その子のこと すごく大切に思ってる みたいだな・・・ |
| 大将は、その子のこと すごく大切に思ってる みたいね・・・ |
| 悪魔・・・ |
| ああ、俺たちの敵は デグレアそのもの じゃなくて |
| それを利用していた 悪魔たちだったんだ |
| ええ、あたしたちの 敵はデグレアそのもの じゃなくて |
| それを利用していた 悪魔たちだったの |
| ユエル・・・ 知ってるよ・・・ |
| メイトルパにも 悪魔は、やってきた ことがあるもん |
| 悪い心をばらまいて 亜人や幻獣たちを 別の生き物に変えよう としたって・・・ |
| 魔獣たちは、そうして 生まれたんだって |
| そうなのか・・・? |
| そうなの・・・? |
| ・・・・・・ |
| なあ、ユエル? こわいなら、ファナン に帰ってもいいんだよ |
| ねえ、ユエル? こわいなら、ファナン に帰ってもいいんだよ |
| ユエル、まだ *n0に お礼をしてないもん! |
| 最初に言っただろう? 俺は、お礼がほしくて ユエルを助けたんじゃ ないんだって |
| 最初に言ったでしょ? あたしは、お礼がほし くてユエルを助けたん じゃないのよ |
| でも・・・っ |
| 俺はね・・・ ユエルを自由にして あげたかっただけだよ |
| 暗いところに隠れたり 逃げずにすむように してあげたかったんだ |
| 昔の俺も・・・ そうだったからね |
| あたしはね・・・ ユエルを自由にして あげたかっただけ |
| 暗いところに隠れたり 逃げずにすむように してあげたかったんだ |
| 昔のあたしも・・・ そうだったから |
| *n0・・・ |
| なあ、ユエルには したいことって あるか? |
| ねえ、ユエルには なにかしたいことって ある? |
| したい、こと・・・? |
| 元の世界に帰すのは 無理になっちゃった けど・・・ |
| 俺、ユエルには そのぶん、この世界で 幸せになってほしいと 思ってる |
| したいことを思いきり させてあげたいんだ |
| 元の世界に帰すのは 無理になっちゃった けど・・・ |
| あたし、ユエルには そのぶん、この世界で 幸せになってほしいと 思ってるの |
| したいことを思いきり させてあげたいんだ |
| ユエルの・・・ したいこと・・・ |
| しあわせ・・・? |
| 一度、ゆっくり 考えてみてごらんよ |
| 一度、ゆっくり 考えてみてごらんよ |
| それが見つかった時 ユエルは今よりもっと 自由になれるはずだよ きっと・・・ |
| それが見つかった時 ユエルは今よりもっと 自由になれるはずよ きっと・・・ |
| *n0よ もう一度、繰り返して たずねるが・・・ |
| あの三人の召喚師は かつて人間だったと ギブソン殿はたしかに そう言ったのだな? |
| うん・・・ 間違いないよ |
| 俺も、帰ってから 派閥から送られてきた 人相書きを見たけど |
| 印象は違ってるけど 顔立ちとか、驚くほど そっくりだった |
| ええ・・・ 間違いないわ |
| あたしも、帰ってから 派閥から送られてきた 人相書きを見たけど |
| 印象は違ってるけど 顔立ちとか、驚くほど そっくりだったもの |
| むう・・・ |
| 先輩の話だと サプレスの住人たちは 俺たちと身体の造りが 違っているから |
| そのままでは、長く この世界にとどまれは しないらしいよ |
| だから、悪魔たちは 人間にとりついたり その身体を乗っとって 活動するんだって |
| あいつらも、だから そうしたんだと思う |
| 先輩の話だと サプレスの住人たちは あたしたちとは身体の 造りが違うから |
| そのままでは、長く この世界にとどまれは しないらしいの |
| だから、悪魔たちは 人間にとりついたり その身体を乗っとって 活動するんだって |
| あいつらも、だから そうしたんだと思う |
| その、とりつく相手と いうのは・・・ |
| 死んでしまった者で あったとしても 問題はないのか? |
| え?それは・・・ 先輩に聞いてみないと |
| へ?それは・・・ 先輩に聞いてみないと |
| もし、それが可能なら わしの疑問のすべてが 解決する・・・! |
| ちょっと、爺さん!? |
| ちょ、ちょっと おじいさん!? |
| わしはこれから ギブソン殿のところに 行って来る |
| たしかめねばならん ことが、あるのだ! 今すぐに・・・ |
| 一体どうしたっていうんだよ? 爺さん・・・ |
| 一体どうしたっていうのよ? おじいさん・・・ |
scn121
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| とうとう、聖王家から 正式に戦争についての 布告がされた・・・ |
| 先輩たちは、調べが 終わるまで待つように 言っていたけど |
| 戦いの準備で街道が 封鎖されてしまう前に ファナンに戻らないと まずいよな? |
| 戦いの準備で街道が 封鎖されてしまう前に ファナンに戻らないと まずいわよね? |
| ソウデスネ・・・ |
| それこそ、間抜けって ヤツだな |
| ・・・(こくん) |
| そうですよね |
| たしかに、今のままの 俺たちじゃ、悪魔たち をどうにかするなんて できないけど・・・ |
| たしかに、今のままの あたしたちじゃ |
| 悪魔たちをどうにか するなんて できないけど・・・ |
| だけど、黒の旅団は 止めることができる |
| 俺たちが見た全てを ルヴァイドにきちんと 伝えられたなら |
| 戦いを止めることは できるはずなんだ |
| だけど、黒の旅団は 止めることができる |
| あたしたちが見た全て をルヴァイドにきちん と伝えられたなら |
| 戦いを止めることは できるはずだもの |
| ・・・だと、 いいんだがな |
| 準備をしておいてくれ *n1 俺は、他のみんなに 話をして・・・ |
| 準備をしといて *n1 あたしは、他のみんな に話をして・・・ |
| !? |
| ネスティ! ネスティ・バスクは どこだっ!? |
| この怒鳴り声は・・・ フリップ様!? |
| はい? |
| *n0 |
| アグラ爺さん・・・ どうしたんだよ? そんな、深刻な顔して |
| おじいさん・・・ どうしたのよ? そんな、深刻な顔して |
| わしとギブソン殿から お前に、話したいこと があるのだ |
| 爺さんと、先輩から? |
| おじいさんと 先輩から? |
| すまないな わざわざ来てもらって |
| 話というのはな あの、レイムという男 に関することだ |
| ! |
| デグレアが、召喚兵器 の存在を知るに至った 経緯は、以前に話した であろう |
| たしか・・・ この「天使の羽根」を 持っていた召喚師から 聞いたとか |
| たしか・・・ この「天使の羽根」を 持っていた召喚師から 聞いたって |
| それが・・・ あの男なのだ |
| え? |
| え? |
| お前たちがレイムと 呼ぶあの男はな |
| かつて、わしと共に 禁忌の森に向かった 召喚師なのだ・・・! |
| でも・・・それって 爺さんがアメルを 見つけた頃のことだろ |
| だったら、変だよ!? その人だって、歳を とるはずじゃ・・・ |
| でも・・・それって お爺さんがアメルを 見つけた頃のこと でしょう? |
| だったら、変よ!? その人だって、歳を とるはずじゃ・・・ |
| その召喚師はな・・・ わしの目の前で、悪魔 |
| に殺されておる |
| 殺され、た・・・? |
| 殺され、た・・・? |
| 悪魔がよりしろとする のは、なにも人間だけ に限ったものじゃない |
| 獣や草花、武器や鎧に いたるまで・・・ ありとあらゆる物に 悪魔はとりつく |
| たとえ・・・ 死体であろうと・・・ |
| ルヴァイドは言って おった・・・ |
| 帰ってきたのが、わし であれば良かったと |
| ・・・! |
| デグレアに帰還した という人物が、悪魔に とりつかれていたなら |
| すべてのつじつまが 合ってくる・・・ そう、なにもかもがだ |
| あの人が・・・ 悪魔・・・ |
| !? |
| ネスティ! ネスティ・ライルは どこだっ!? |
| この怒鳴り声は・・・ フリップ様!? |
| この怒鳴り声は・・・ フリップ様!? |
| ネスティ・ライルは ここにおります フリップ様・・・ |
| ネスティ、貴様っ! |
| ぐ・・・っ! |
| よくも、私の命令に 逆らえたものよなあ? |
| *n0が 一族の秘密に関わろう としたのなら・・・ |
| お前の手で必ず殺せと 命じただろうがッ!? |
| う、うう・・・っ |
| ハア、ハア・・・っ |
| 禁忌の森の過ちは 召喚師である者たちに とって、最大の汚点だ |
| それを素性の知れない 平民どもにまで明かし おって・・・ |
| どう責任をとる気だ! |
| お言葉、ですが・・・ フリップ様・・・っ |
| 彼らは、信用に足る者 たちです・・・ |
| けして、貴方のお考え になっているような ことは、けして・・・ |
| ぐあっ!? |
| 黙れッ!? |
| だまれ |
| 黙れぇッ!! |
| 貴様は私の言うこと だけを聞いておれば いいのだ! |
| 出来損ないの 機械人形めがッ!! |
| やめろおぉ~っ! |
| やめてぇ~っ! |
| *n0・・・ いいんだ・・・ |
| 君は・・・ 関わるな・・・っ! |
| ネス・・・っ |
| ほぉ、罪人同士の 哀れみあいか・・・ |
| な・・・!? |
| いい気になるなよ 成り上がりがッ!! |
| 調律者ぁ? クレスメント家ぇ? |
| フン!しょせんは 過去の栄光ではないか それとも、ナニか? |
| ゲイルを使って、再び この世の栄華を極める とでもほざくかッ!? |
| そんなこと、俺は 考えちゃいないっ!? |
| そんなこと、あたしは 考えてなんかない!? |
| フン! 信じられるものかよ? |
| 派閥の情けで生かして もらっておる分際で 図に乗りおって・・・ |
| 貴様も、今ここで 制裁してくれるッ!! |
| おやめなさいっ! |
| なんだ、貴様は!? |
| アメル・・・ |
| どうして、貴方は 彼らの言葉を信じては くれないのですか? |
| 信じようとして くれないのですか? |
| ざ、罪人の言葉など 信じられるか・・・っ |
| わ・・・私にはッ わかっておるんだ!? |
| 貴様らは、召喚兵器を 使って、我々に復讐を 企んでるんだろッ!? |
| !? |
| !? |
| ふ、ふははは・・・っ ほら見ろ?図星だ! |
| 図星なんだろう!? |
| かわいそうな人・・・ |
| な・・・!? |
| 貴方をおびやかして いるのは貴方自身・・ |
| そんなに自分を 追いつめて、いったい 貴方はなにをつかもう というんですか? |
| や、やめろ・・・ 近づくなぁぁぁっ!? |
| もう、おやめなされ フリップ殿 |
| ラウル!? |
| ラウル師範・・・ |
| ラウル師範・・・ |
| 引き上げてくださるの ならば、今見たことは わしの胸へとしまって おきましょう |
| ぐ・・・ |
| お引き取りくだされ フリップ殿? |
| これですむと思ったら 大間違いだぞ!? ネスティ・ライル!! |
| おかしな名で呼ぶのは やめていただきたい |
| この子は、わしの 大切な息子・・・ ネスティ・バスクじゃ |
| !! |
| ・・・ちッ! |
| ・・・・・・ |
| やれやれ・・・ あのお方にも困った ものじゃて |
| 師範・・・ |
| *n0 ひがむでないぞ? |
| 家名を譲るための養子 は、一人だけしか選ぶ ことができんが |
| わしは、お前も自分の 子供だと思っておるん じゃからな? |
| わかってます・・・っ そんなの・・・っ! |
| アメルさん・・・ じゃったかな? |
| あ、はいっ! |
| ありがとうよ わしの子供たちを かばってくれて |
| い、いえ・・・ そんな・・・ |
| よく辛抱したな ネスティ? |
| 義父さん・・・ |
| う・・・っ うわあぁぁぁぁっ!! |
| それは本当なんですか ラウル様 |
| ああ、そうじゃよ 今回のデグレアの 侵攻に対して |
| 蒼の派閥と金の派閥は 協力して、立ち向かう ことを決めたのだ |
| お前たちが運んできて くれた手紙が、総帥の 決断を後押しした結果 じゃよ |
| すごいっ!? すごいよ*n0 |
| こんなのって初めての ことだよっ!? |
| よかったですね! ミニスさん? |
| ああ、派閥の成立以来 の快挙だと思う |
| 我々の努力がこうして 形となって報われたの ですね・・・ |
| 具体的なことは総帥と 金の派閥の議長の会談 によって決定されるが |
| すでに向こうの議長は こちらに向かっておる とのことだ |
| ファミィさんが聖王都 に来るんだ・・・ |
| ファミィさんが聖王都 に来るのか・・・ |
| ことが成ったならば *n0 お前たちの力が必要と なるだろう |
| ギブソンも、ミモザも そのつもりで頼む |
| はい! |
| 承知しました ラウル様 |
| いよいよ、本格的に 戦争って雰囲気に なってきやがったな |
| ここで見ていても 城内の慌ただしさが わかるほどですからね |
| あのさ、シャムロック |
| 本当にいいのかい? 聖王都の騎士団に合流 しなくて・・・ |
| ねえ、シャムロック |
| 本当にいいの? 聖王都の騎士団に合流 しなくて・・・ |
| ええ、いいんですよ |
| 騎士団には騎士団ごと のしきたりがあります |
| 部外者である私が 加わってその和を乱し たくはないですから |
| それに、私は 皆さんと一緒に 戦いたいんですよ |
| そっか・・・ |
| そっか・・・ |
| ほれ、そんな心配する よりも、お前にゃ いっぱいやることが あるだろーが |
| 派閥との連絡役 ばっちり頼んだぜ? |
| うん! |
| うんっ! |
| 貴方は、このままで よろしいのですか? |
| ・・・・・・ |
| 気になってみえるから こんな所まで、来たの ではないのですか? |
| ・・・いいんだよ シャムロック |
| お前がそうしたように オレも、オレのやり方 で戦っていけばいい |
| それで、いいのさ |
| フォルテさま・・・ |
| やあぁーっ!! |
| とろい突きだな! 兄貴ッ!? |
| く・・・っ まだまだぁっ!! |
| ロッカとリューグが 二人で稽古を・・・ |
| 初めてじゃないか!? |
| 初めてじゃないの!? |
| おい、どうしたんだ *n0 きょとんとした顔 しやがって・・・ |
| 僕たちに、なにか用事 ですか? |
| えーっと・・・ |
| リューグのやつ 前にも増して、強く なりましたよ |
| 攻撃一辺倒だったのが 防御のことも考える ようになって |
| ははは、本格的に かなわなくなってきた かもしれないです |
| リューグは誰よりも 強くなることに真剣 だったから・・・ |
| リューグは誰よりも 強くなることに真剣 だったから・・・ |
| あいつ、なんだか 大きくなったような気 がするんです |
| トゲトゲしさが消えて 張りつめていた心に ゆとりができて |
| すごく、いい顔に なった気がするんです |
| このまま、復讐なんて 忘れてほしいですよ 僕としては・・・ |
| ロッカ・・・ |
| ロッカ・・・ |
| おい、兄貴っ! いつまで休憩してる つもりだよっ!? |
| ああ、今行く! |
| 今の話、あいつには 内緒にしてくださいね |
| ムキになって否定する に決まってますから |
| うん、わかってる |
| うん、わかった |
| それじゃ、また後で |
| 兄貴の野郎 いきなり、稽古しよう なんて言いやがってな |
| 仕方ねえから こうして、つきあって やってんのさ・・・ |
| その割には、なんだか 楽しそうだったけど? |
| その割には、なんだか 楽しそうじゃない? |
| まあな・・・ |
| 手合わせをすりゃ どれだけ稽古してたか 一発でわかる |
| バカ兄貴はバカ兄貴 なりに、ちゃんと進歩 してやがった・・・ |
| 俺がとやかく口を出す までもないくらいにな |
| 傷つけるためじゃなく 守るための強さ、か |
| 兄貴のそういう生き方 今なら、すこしだけ わかる気がするぜ |
| リューグ・・・ |
| リューグ・・・ |
| もう一勝負だ! リューグっ |
| ハッ!今度はもう 手加減しねえぜ!? |
| 今の話、バカ兄貴にゃ 言うんじゃねえぞ? |
| ・・・いいな!? |
| うん、わかってる |
| うん、わかってる |
| それじゃ、後でな |
| とん、とん、とーん♪ |
| ユエルと・・・ アグラ爺さん? |
| ユエルと・・・ アグラおじいさん? |
| ユ、ユエルや |
| もう充分だ |
| ほれ? *n0も 来たことだし・・・ |
| ダーメ! まだ、おじいさんの肩 全然ほぐれてないもん |
| 肩叩きしてるのか? ユエル |
| 肩叩きしてるの? ユエル |
| うん、そうだよ! |
| おじいさん、いつも 重たい鎧つけてるから 肩がカチカチなの |
| だから、ユエルが ほぐしてあげてるの! |
| ははは・・・ さすがに昔のようには いかんらしいわい |
| いいじゃないですか? せっかくだから ユエルの好意に甘えて おけば |
| いいじゃないの? せっかくだから ユエルの好意に甘えて おけば |
| しかし・・・ |
| ユエル、 肩たたき上手って、 おばちゃんたちにも ほめられたもん |
| だから、任せて! |
| ほら? |
| ほら? |
| それじゃあ・・・ もうすこしだけお願い |
| しようかな |
| うんっ! |
| とん、とん、ととん♪ とんとんとーん♪ |
| まさか、本当に 蒼の派閥と金の派閥が 協力することになる なんてなあ |
| まさか、本当に 蒼の派閥と金の派閥が 協力することになる なんてねぇ |
| そうよねえ |
| 二人とも、なんだか すっきりしない顔して るけど、どうしてなの |
| いいことだって ルウは思うんだけど? |
| そりゃ、俺だって そう思ってるよ だけどさ・・・ |
| 俺たちみたいな考えの 持ち主のほうが、派閥 には少ないからさ それが不安なんだよ |
| それは、あたしだって そう思ってるわよ でもね・・・ |
| あたしたちみたいな 考えの持ち主のほうが 派閥には少ないから それが不安なのよ |
| どちらの派閥でも 授業の中で、相手を 徹底的に非難している ものね |
| 長同士が和解しても 積み重ねてきた確執は そう簡単には消えない でしょうし・・・ |
| 下手をしたら、これが 最初で最後の機会かも しれないわね |
| だったら、なおさら 積極的に交流しないと ダメじゃないの |
| 理解できないことと 理解しようとしない ことは、全然違うもの なのよ? |
| !? |
| ルウにはわかるの だって、アフラーン家 の一族は・・・ |
| 理解しようとせずに 森の中に閉じこもった 者たちだから |
| ルウ・・・ |
| キミたちと旅してきて ルウは、そのことに 気がついたのよ |
| 止まっていたら なにも変わらないって |
| そうね・・・ ルウ、貴女の言うこと すごく正しい気がする |
| やる前から悩んでたら 絶対、いい結果なんて 出ないものね? |
| うん、ルウもそう思う |
| どちらの派閥でもない ルウが、こんなにも 両者のことを考えて くれてるんだ |
| 俺も・・・ 見習わないとな! |
| どちらの派閥でもない ルウが、こんなにも 両者のことを考えて くれてるんだもの |
| あたしも・・・ 見習わないとね! |
| ネスに命令してたのは フリップ様だったん だな・・・ |
| ネスに命令してたのは フリップ様だった のね・・・ |
| あの人は、派閥で扱う あらゆる品物を管理 する立場にあるんだ |
| 僕の必要とする薬も あの人から支給される ものだったんだよ |
| それで、ネスは あの人の命令に従って いたってワケか・・・ |
| それで、ネスは あの人の命令に従って いたのね・・・ |
| だが、これからは違う |
| 義父さ・・・ 師範が手を回して これからは直接、薬が もらえるんだ |
| ありがたいことだよ 本当に・・・ |
| なあ、ネス 師範じゃなくてさ 義父さんって呼べば いいんだぜ? |
| ねえ、ネス 師範じゃなくてさ 義父さんって 呼んでもいいのよ? |
| え・・・ |
| 俺に気を遣うのは もうやめてくれよ |
| ネスが師範のこと 義父さんって呼んで くれたほうが、俺も うれしいもん |
| もう、あたしに気を 使わなくてもいいの |
| ネスが師範のこと 義父さんって呼んで くれたほうが、あたし うれしいもの |
| *n0・・・ |
| ああ・・・わかった これからはそうするよ |
| うん! |
| だけど、ファミィさん 思いきった行動に出た もんだよなあ |
| あえて、蒼の派閥の 本部のある聖王都まで 出向いてくるなんてさ |
| だけど、ファミィさん 思いきった行動に出た ものよねぇ |
| あえて、蒼の派閥の 本部のある聖王都まで 出向いてくるなんて |
| 相手の信用を得るのに これほど、有効な手段 もないからな |
| それだけ、彼女は 今回の会談に真剣だと いうことさ |
| うまくいくといいよな ホント・・・ |
| うまくいくといいわね ホント・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・しまった!? |
| ど、どうしたんだよ ネスっ!? |
| ど、どうしたのよ ネスっ!? |
| レイムの館で聞いた 言葉を思い出せ! |
| ヤツらは、金の派閥の 召喚師から、血識を 奪うことを画策してた じゃないか!? |
| あっ!? |
| あっ!? |
| だとすれば、彼女の 聖王都への訪問は 奴らにとって、絶好の チャンスだ・・・ |
| ファミィさんが 危ないってことか!? |
| ファミィさんが 危ないってこと!? |
| うそ・・・っ |
| ミニス!? |
| 聞いていたのか・・・ ミニス・・・ |
| ・・・・っ!! |
| ミニスっ!? |
| 出てきてっ! シルヴァーナ!! |
| お母さまのところへ 私を連れていって!! |
| 待つんだ、ミニス! 君一人で行くのは 無茶だ!? |
| 追いかけよう、ネス! |
| 追いかけるわよ ネス! |
| もしも予想が当たって いたなら、取り返しが つかなくなる! |
| もしも予想が当たって いたなら、取り返しが つかなくなっちゃう! |
| そうか・・・ エルジンたちは サイジェントに戻って いったんだ・・・ |
| そっか・・・ エルジンたちは サイジェントに戻って いっちゃったんだ |
| ええ、きちんと挨拶 できなくてすまないと 言っていました |
| あれだけの力を持った 悪魔が現れた以上 私たちでも及ばない かもしれません |
| ですから、彼らは サイジェントに戻って 加勢を連れてくること に決めたんです |
| 加勢・・・? |
| ただ、心配なのは 彼らが到着する前に 戦いが始まってしまう ことですが・・・ |
| 大丈夫だよ その時は、俺たちで なんとかして見せるさ |
| 大丈夫よ その時はあたしたちで なんとかして見せるわ |
| ですね・・・ |
| すいません。なんだか 不安をあおるような ことを言ってしまって |
| いいんだよ 不安なのは、誰だって おんなじなんだからさ |
| いいのよ 不安なのは、誰だって おんなじだもの |
| 蒼の派閥の皆さんを 刺激しないように 最小限のお供だけで やってきましたが |
| この方たちには それもお見通しだった ようですわねえ |
| ノンキにしてる場合 じゃありませんわ ファミィ・マーン!? |
| 戦えるのはもう 私と貴女だけですわよ |
| 無駄な抵抗はよせ 抵抗するならば |
| 俺は女といえども 容赦なく斬り捨てる! |
| なめんな、ですわっ! |
| ほう・・・? |
| なかなかの魔力ですね 心地よいですよ |
| そんな!? 私の召喚術をまともに 受けたのに・・・ |
| まさか・・・? |
| おのれえぇぇっ!! |
| ケルマちゃんっ ダメっ!? |
| カァァァァァッ!! |
| きゃあああっ!? |
| キャハハハッ! 二度もおんなじこと するなんて、ホント バカなオンナ!? |
| たっぷりと、自分の したことの愚かさを 味わってもらいますか クククク・・・ |
| は、離しなさいっ! 離してえぇぇぇっ!! |
| ケルマちゃん!? |
| おとなしく降伏して いただけませんか ファミィ・マーン様? |
| でないと、この女の命 保証できませんよ |
| レイム・・・っ 貴様っ、黒の旅団の名 を辱める気か!? |
| 黙らんか、小僧! 貴様らのくだらぬ名誉 など知ったことか!? |
| 今回の作戦の目的は 金の派閥の議長を 捕らえて、ファナンを 無力化すること |
| もとはといえば 貴公らの不甲斐なさが 招いた事態ですな? |
| だからといって 人質をとるなどという 卑怯なことは・・・! |
| おさえろ、イオス! |
| ルヴァイド様!? |
| 奴らの言うとおり 我々は、今日まで ファナンを攻め落とす ことができなかった |
| 意見をする資格など ない・・・ |
| く・・・っ! |
| 殊勝な心がけですねえ ルヴァイド殿・・・ それにほら、イオス殿 ご覧なさい? |
| 私が降伏をすれば ケルマちゃんを解放 してくださるというん ですね・・・? |
| ファミィ・マーン!? |
| これで、無駄な犠牲を 出さずにすみましたよ 貴方たち、黒の旅団の 兵士たちをね? |
| タシカニ・・・ マトモニ戦ッテイレバ 被害ハ、倍以上ニ 達シテイタ・・・ |
| ・・・・・・ |
| そうそう・・・ 杖もサモナイト石も 全て捨ててください |
| キャハハハッ! ねえ、なんなら服も 脱がせちゃおっか? |
| 御婦人に失礼ですよ ビーニャ? |
| それに私は、彼女の 誠実さというものを 信じていますから |
| 信用してもらって うれしいですわ ええと・・・ |
| レイムと申します ファミィ・マーン殿 |
| レイムさん、ね とりあえず、その名で お呼びしますわね |
| ほう・・・? |
| どうして、こいつらの 言いなりになんて なるんですの!? |
| 私と貴女は、互いに 敵対し続けてきた ウォーデンとマーンの 当主ですわよ!? |
| 同情なんて・・・っ 欲しくないですわよ! |
| 黙れっ! |
| うあぁぁ~っ!! |
| 乱暴はやめてっ!? |
| よしなさい、ガレアノ |
| ・・・はっ |
| 同情なんかじゃないの ケルマちゃん・・・ |
| 私はね・・・ 金の派閥の議長 派閥の召喚師たちは みんな、大切なの |
| 貴女だって同じよ? 私の大切な子供 可愛い娘の一人だもの |
| ・・・!! |
| 娘・・・? 私が・・・・・・ |
| 子供のためだったらね 母親は、どんな無茶も できちゃうの |
| だからって・・・ |
| それじゃ、貴女の 本当の子供は・・・ ミニスはどうなるって いうのよ!? |
| そうね・・・ ケルマちゃんから 「ごめんね」って 伝えてちょうだいな |
| バカよ・・・っ |
| あなた・・・っ ホントにバカよぉ!? |
| あははははは いや、なかなかの 見せ場でしたよ |
| 今生の別れに ふさわしいですね |
| どういうことだ レイム? |
| この女は、このまま 捕虜として本国に 送るという予定では なかったのか!? |
| どうせ本国に送った ところで、同じですよ 彼女に待っているのは 死あるのみです |
| それぐらいなら 今ここで、楽にして さしあげるのが親切と いうものでしょう |
| なにを勝手な!? |
| ちょっとぉ? 邪魔しちゃダメよぉ イオスちゃん |
| レイム様の決定は 元老院議会の決定に 等しいものですよ |
| 逆らうおつもりか? |
| 聞こえますよ・・・ 貴女の身体に流れる 素敵な血潮の響きが |
| そこに満ちあふれる 知識は、さぞや私に とって甘露となる ことでしょう |
| 最後に教えて いただけませんか |
| 貴方の本当のお名前 なんておっしゃるん ですか? |
| ふふふ・・・ やはり、お気づきに なっていたのですね? |
| それは・・・ |
| !? |
| その手を離せ・・・ レイム・・・ |
| ルヴァイド様っ? |
| この女は、予定どおり 本国へ連行する・・・ |
| 貴様のやり方は |
| 虫酸が走る! |
| それはどうも・・・ |
| きゃあっ!? |
| 上空ヨリ爆撃アリ! |
| あれは・・・ ワイバーン!? |
| お母さまっ!? ケルマぁっ! |
| チビジャリっ!? |
| おのれ・・・! 今すぐ、叩き落とし てくれるわ!! |
| ・・・ケルマちゃん! 今よっ!? |
| ・・・! |
| 油断大敵ですわっ!! |
| ガレアノ |
| なにィィィッ!? |
| 二人ともっ、早く こっちへ! |
| だから、あの場で殺す べきと言ったんですよ |
| この始末、どうして いただけるのですかね ルヴァイド殿? |
| 逃げられたのは 貴様の部下の不手際 だろう!? |
| それは認めますよ ですが、貴方が邪魔を しなかったならば |
| ファミィ・マーンは 確実に始末できていた のもまた、事実です |
| ・・・わかっている |
| イオス! ゼルフィルド! この俺に続けっ!! |
| 黒の旅団の名に賭けて あ奴らをこのまま 逃がしてはならん!! |
| はっ! |
| ミニスっ! |
| *n0!? みんなっ!? |
| よかった、無事で! |
| 心配シマシタヨ みにす? |
| トニカク、無事デ ヨカッタ |
| ケッ!ガキが・・・ 無茶すんじゃねェよ |
| よかった・・・ |
| ミニスさん! 心配したんですよ!? |
| ごめんなさい・・・ |
| だが、ちゃんと 目的は果たしてこれた みたいだな? |
| ええ、間一髪でしたわ 本当に・・・ |
| ありがとう、ミニス |
| おかあさま・・・っ |
| 感激の再会してるトコ 悪いんだがなぁ |
| 間一髪の状況ってのは まだまだ終わったワケ じゃなさそうだぜ? |
| またしても・・・ 貴様らか・・・ |
| ルヴァイド・・・ |
| ルヴァイド、俺たちの 話を聞いてくれ! |
| デグレアは・・・ |
| ルヴァイド、 あたしたちの 話を聞いて! |
| デグレアは・・・ |
| くどいっ!! |
| 言ったはずだ・・・ 次で終わりにする、と |
| 今が・・・その時だ! |
| ルヴァイドっ!? |
| チッ、黒騎士のヤツ 問答無用かい!? |
| 落ち着くのだ!? ルヴァイドっ! |
| 今はなにを言っても 無駄でござるぞっ アグラバイン殿! |
| あの者は今、自分で 自分を止められなく なっておる・・・ |
| 戦いへとすがりつき それのみによって 自分を保とうとして いるのでござる! |
| 今までの・・・ 私たちの知っていた 黒騎士じゃない・・・ |
| 我ガ将ニ続ケ!! |
| 負けはもう許されない なんとしてでも あの者たちを捕らえて みせるのだ!! |
| ひゃああぁぁっ!? |
| これじゃ 話を聞けだなんて 言ってられないわよ! *n0!? |
| ちくしょう・・・っ どうして?どうして 戦わなくちゃいけない んだよぉぉっ!! |
| なんでよ・・・っ どうして?どうして 戦わなくちゃいけない のよぉぉっ!! |
| あるじ殿・・・ |
| ニンゲン 今のこいつには何を 言っても無駄だ・・・ |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| ご主人さま・・・ |
| ・・・戦おうぜ |
| リューグ、お前!? |
| どうやら・・・ それより他に方法は ないようだな |
| おじいさんまで!? |
| 今の彼と語るには 言葉ではなく 剣をもって戦う他 ありません |
| 左様・・・ |
| やっぱ、それしか ねーワケか |
| 多少の荒療治も・・・ 仕方がないでしょうね |
| ミニス・・・ ファミィさんと ケルマを、ゼラムまで 連れていってくれ |
| ミニス・・・ ファミィさんと ケルマを、ゼラムまで 連れていって |
| う、うんっ! |
| *n0・・・ |
| これで、最後だ こんな無意味な戦いは 最後にするんだ・・・ |
| これで、終わりよ こんな無意味な戦いは 終わりにするの・・・ |
| ああ・・・ |
| 行くぞ・・・っ ルヴァイドォォッ!! |
| 行くわよ・・・っ ルヴァイドォォッ!! |
| ・・・殺せ |
| これ以上、生き恥を さらしていたくない 俺を・・・殺せ! |
| ・・・・・・! |
| ぐあっ! |
| 爺さんっ!? |
| おじいさんっ!? |
| いい加減に目を覚ませ ルヴァイド・・・ |
| 貴様の父は、逃げ道を 死に求めるような 男ではなかったぞ!? |
| あ・・・ |
| 死んでしまえば |
| それで終わりだ |
| 逃げるでない・・・ わしのように、お前は 逃げてはならんのだ! |
| 甘えてんじゃねえぞ! 黒騎士!? |
| 貴方を殺したところで レルムの村のみんなが 生き返るわけじゃない |
| 死ぬことで貴方を楽に なんかさせない・・・ 貴方には、過ちを償う 義務があるんだ! |
| まして、それが 第三者の悪意によって 意図された悲劇でしか なかったのならば |
| なん、だと・・・? |
| 聞いてくれるな? ルヴァイド |
| 俺たちがこの目で見た デグレアの真実を 俺たちの本当の敵を! |
| 聞いてくれるわね? ルヴァイド |
| あたしたちがこの目で 見たデグレアの真実を |
| あたしたちの 本当の敵の姿を! |
| おや、みなさん どうしたんですか? 戦いの手を休めて |
| 相手の息の根を止めて こそ、完全な決着では ありませんか |
| さあ、遠慮せずに 続けてください |
| 決着ヲツケル意味ハ スデニ消滅シテイル |
| デグレアという国家が その意味を失った今と なっては! |
| あはははは、いったい 何を言っているんです お二人とも |
| 全ては、ここにいる 者たちから聞かせて もらった・・・ |
| デグレアが、貴様の 部下たちの手によって 死の街と化したことも |
| その権威を利用して 貴様が、私益のために 戦いを引き起こしたと いうことも! |
| 告げ口しましたね? |
| *n0くん |
| *n0さん |
| ・・・・・・ |
| まいりましたねぇ |
| もうすこし、貴方たち を使って、楽をさせて もらいたかったんです けれど・・・ |
| ははは、どうやら そうもいかなくなって しまったようですね |
| 認めるというのだな? 全てを・・・ |
| はい |
| つけ加えるのなら・・ |
| 貴方のお父上である 鷹翼将軍レディウスを なぶり殺しにしたのは |
| 私だ、ということ ぐらいでしょうかね? |
| !? |
| 反逆者の汚名・・・ 貴方と貴方の母君は そのせいで、迫害を され続けたそうで |
| ! |
| 貴方はよく努力された 自らの功績によって 父の罪を償うために 国家に服従してきた |
| 大変、助かりましたよ ありがとうございます |
| 馬鹿な・・・ |
| それでは・・・ 俺が、やってきたこと というのは・・・ |
| いったい、なんだった というんだあぁぁぁぁ ァァァァァァァッ!! |
| あっはははははは!! |
| 黒騎士・・・ |
| 許せない・・・っ |
| レイム、貴様ッ! それでも人間かっ!? |
| ニンゲン、ね・・・ |
| ニンゲンでなければ どうだというのです? |
| やはり、貴様は・・・ |
| おや、そこにいるのは 獅子将軍殿では ありませんか? |
| おひさしぶりですね といっても、これは 私のよりしろとなった 者の記憶ですが |
| しかし、本当に貴方は しぶといお方だ |
| 始末のために送った 悪魔も、返り討ちに してしまうのですから |
| !? |
| それじゃ・・・ 僕たちの両親を殺した はぐれ悪魔は・・・ |
| テメエの差し金だった のかッ!! |
| 貴方は、いったい 何者なんだ!? |
| 貴方は、いったい 何者なのっ!? |
| ふふふ・・・ |
| メルギトス・・・ |
| 虚言をばらまき かん計を張り巡らせて 人間の心をもてあそぶ ことをなにより好む |
| 大悪魔メルギトス それが貴様の正体だ! |
| ギブソン先輩!? |
| メルギトスって 遺跡の碑文にあった 名前じゃない!? |
| かつてリィンバウムに 攻めこみ、召喚兵器と なった天使アルミネに 封じられた大悪魔 |
| それが、あいつよ! |
| あの人が・・・ 悪魔・・・? |
| ・・・ご名答です |
| ぐ・・・が・・・ ぐが・・・っ |
| ぐるるがァァァッ!! |
| コレハ!? |
| 祖国を失った絶望には さすがの黒の旅団の 精鋭たちも、耐えられ なかったようですな |
| クククク・・・ たやすく鬼へと変じて くださいました |
| ねえ、レイムさま もういいよね? コイツら、壊しても |
| ええ、そうですね 戦争を続ける道具は もう充分ですし |
| お芝居は、ここで 終わりにしましょう? |
| そうこなくては・・・ |
| クックックック・・・ |
| キャハハハハハッ! |
| カーッカッカッカ!! |
| 戦闘結果ノ予測不能! あるじ殿、コノママ デハ不利デスッ!? |
| このままだと、 ヤベえぞ・・・ ニンゲンっ!? |
| あくま・・・っ いやあぁぁぁっ!? |
| なんて・・・ なんてひどいことを! |
| それがどうした!? |
| 悪魔であろうと・・・ なんであろうと・・・ |
| 俺は絶対に、貴様らを 許すものかァァッ!! |
| ルヴァイドさんっ!? |
| よせえぇぇぇっ!! |
| やめてえぇぇぇっ!! |
| ニンゲンが・・・ |
| 小賢しいわァァッ!! |
| ぐは・・・っ! |
| ルヴァイドさまっ!? |
| い、オス・・・っ に、げ・・・・・・っ |
| うあぁぁぁぁ~っ!? |
| 悪魔めえぇぇぇっ!! |
| たいした忠犬ですねえ |
| 飼い主に似て つくづく愚かですが |
| あ・・・っ |
| ルヴァイドっ!? イオスっ!! |
| ぐは・・・っ! |
| ルヴァイド様!? しっかりしてください ルヴァイドさまっ!? |
| どいて! |
| な!? |
| 死なないで! このまま、死んで しまったら・・・ |
| 貴方が・・・っ かわいそうすぎます! |
| おまえ・・・ |
| ・・・・・・ |
| *n1 コレヲ・・・ |
| コレハ・・・ めもりーでぃすく? |
| 我ガ記憶ノスベテガ ココニアル |
| 互換性ハアルハズダ 役立テルガイイ |
| ・・・マサカ!? |
| *n0 後ハ任セタ・・・ |
| 本機ハコレヨリ 自爆ぷろぐらむヲ 発動スル!! |
| な・・・!? |
| クタバリヤガレ! 悪魔ドモォォォッ!! |
| !? |
| 我ガ将ヨ・・・ |
| 今、オ側ニ・・・ 参リマス・・・ |
| 我ガ将ヨ・・・ オ別レデス・・・ |
| 貴方ト共ニ戦エテ ヨカッタ・・・ |
| 馬鹿だよ・・・ どうして、自爆だ なんて・・・っ |
| 馬鹿よ・・・ どうして、自爆だ なんて・・・っ |
| ぜるふぃるど・・・ 貴方ハ・・・ |
| ダメだよ・・・っ こんなことしたら ダメなのに・・・!! |
| ・・・っ |
| 結局・・・ 救えなかった・・・っ 誰一人として!! |
| うわあああ・・っ!! |
| どうして・・・ どうしてこんなことに なっちゃうのよぉ!? |
| ああ・・・っ |
| 俺は、お前にそんな 命令などしておらんぞ ゼルフィルド・・・ |
| 俺を置いて逝くな!? |
| ゼルフィルドォォォォ ォォォッ!! |
| こんなのって・・・ こんなのって・・・ |
| ・・・! |
| ウウウゥゥゥッ!! |
| ・・・! |
| いやはや、すっかり 服が汚れてしまい ましたよ |
| あの野郎・・・ あの爆発をくらって 無傷だってのかよ!? |
| 化け物め・・・ |
| 許さないぞ・・・! メルギトス・・・っ |
| 人間の心をもてあそぶ だなんて・・・ |
| 許さないわ・・・! メルギトス・・・っ |
| 人間の心をもてあそぶ だなんて・・・ |
| 絶対に許さないぞ!! |
| 絶対に許さないっ!! |
| ほう? |
| だとすれば、貴方が |
| だとすれば、貴女が |
| まず怒りをぶつける べきなのは・・・ |
| 私ではなく、同朋では ないのですかね? |
| え・・・? |
| 貴方は知らないだけ |
| 貴女は知らないだけ |
| ですよ |
| ニンゲンというものが 自分たちの都合だけで どれほど残酷になれる かということを |
| どういうことだ!? |
| いずれ、わかりますよ ふふふふ・・・ |
| レイム |
| あーっはっはっは! |
| 悪魔は去っていった やりきれない悲しみと 不安だけを残して |
| 虚言とかん計を司るという 大悪魔メルギトス それが、レイムさんの 本当の正体だった |
| 俺たちの先祖が戦い 天使アルミネの力で封印 されたはずの存在 |
| それがデグレアという国を 食い荒らし、リィンバウム に再び危機をもたらそうと している |
| 本当の戦いはこれからなんだ |
| なのに・・・ 俺は迷っている |
| メルギトスが告げた言葉 それがまるでトゲのように 俺の心に刺さっている |
| 消えないその痛みが 重く、鈍く、警鐘のように 俺の中でこだましていた |
| 悪魔は去っていった やりきれない悲しみと 不安だけを残して |
| 虚言とかん計を司るという 大悪魔メルギトス |
| それが、レイムさんの 本当の正体・・・ |
| あたしたちの先祖が戦い 天使アルミネの力で封印 されたはずの存在 |
| それがデグレアという国を 食い荒らし、リィンバウム に再び危機をもたらそうと しているなんて・・・ |
| すべてはここから・・・ ここからが、本当の戦い |
| でも・・・ あたしは迷っている |
| レイムさんの告げた言葉が それがまるでトゲのように あたしの心に刺さってる |
| 消えないその痛みが 重く、鈍く、警鐘のように あたしの中でこだましていた |
| どうやら、予想どおり メルギトスの言葉に やられてるようだな? |
| ネス・・・ |
| 気になるんだろう? あいつが最後に、君に 言った言葉の真意が |
| うん・・・ |
| ギブソン先輩の話では メルギトスというのは 人の心を惑わすことを 得意とするらしい |
| 下手に考えようと すると、かえって策略 にはまるぞ? |
| それはわかってるよ でも・・・ |
| それはわかってるわよ でも・・・ |
| そもそも兄弟子の僕が 考えてもわからない ことが、劣等生の君に わかるものか |
| な・・・!? |
| むう・・・!? |
| 頭がイタくなっても 知らんぞ |
| ひどいっ!それは いくらネスだって 言い過ぎだぞっ!? |
| あのねぇ!それは いくらネスだって 言い過ぎよっ!? |
| おや、これでも かなり控えめに言った つもりなんだがな? |
| ネスうぅぅ~っ!! |
| はははは、そうそう そういう幼稚な反応が 君にはふさわしいぞ? |
| また!? もう、絶対に許さない からなあ~っ!? |
| また!? もう、絶対に許さない んだからあ~っ!? |
| ありがと、ネス・・・ また、気をつかって くれて・・・ |
| ありがと、ネス・・・ また、気をつかって くれたのね・・・ |
| ねえ、*n0 |
| あたしって バカな女の子ですか? |
| え!? |
| へっ!? |
| だって、ほら・・・ 天使だったくせに レイムさんの正体に 気づかなかったし |
| ロッカたちにもよく 言われてたんです アメルは、人のこと 信じすぎるって |
| それは、バカはバカ でも、バカ正直って いうんじゃ・・・ |
| それは、バカはバカ でも、バカ正直って いうんじゃ・・・ |
| 困りますよね これじゃ |
| これから戦う相手は 人をだますのが得意な 悪魔なのに・・・ |
| 治さなくちゃいけない ですよね!? |
| アメル・・・ |
| そのままでいいよ アメル? |
| そのままでいいのよ アメル? |
| でも・・・ |
| 人を疑うことなんて 無理におぼえるような ことじゃないんだ |
| たしかに、それで 傷つくこともあるかも しれないけど |
| できるなら、俺は アメルには今のままで いてほしいんだ |
| 人を疑うことなんて 無理におぼえるような ことじゃないわ |
| たしかに、それで 傷つくこともあるかも しれないけど |
| できるなら、あたしは アメルには今のままで いてほしいな |
| *n0・・・ |
| それにほら よく言うだろう? |
| バカな子ほどかわいい ・・・ってさ? |
| それにほら よく言うじゃない? |
| バカな子ほどかわいい ・・・ってね? |
| む・・・ |
| それって、なんだか あんまりほめてない 気がするんですけど? |
| ・・・バレた? |
| ・・・やっぱり? |
| もぉーっ! *n0っ!? |
| わ、わっ!? ちょっと、なにも そんなにポカポカ殴ら なくたって・・・ |
| きゃっ、あたたっ!? ちょっと、なにも そんなにポカポカ殴ら なくたって・・・ |
| バカ、バカ、バカっ! あはっ、あはははっ♪ |
| ま、これで笑って くれるんなら いいよな・・・? |
| ま、これで笑って くれるのなら いいよね・・・? |
| ぜるふぃるどノ選択ハ 機械兵士トシテ当然ノ モノデシタ・・・ |
| 同ジ立場ダッタナラ 自分モ、迷ワズ自爆ヲ 選ンダデショウ |
| 立派ナ最期デス・・・ |
| 立派なんかじゃないよ あんなの・・・っ |
| 立派なんかじゃないわ あんなの・・・っ |
| 俺は認めない! あんな、簡単に命を 投げ出すなんて・・・ |
| 絶対、間違ってる!! |
| あたしは、認めない! あんな、簡単に命を 投げ出すなんて・・・ |
| 絶対、間違ってる!! |
| あるじ殿・・・ |
| あるじ殿ハ・・・ 彼ノタメニ泣イテ クダサルノデスカ? |
| 当たり前だよっ!? |
| 当たり前よっ!? |
| ヨカッタ・・・ |
| 自分ノ代ワリニ 泣イテクダサル方ガ イテクレテ・・・ |
| *n1・・・ おまえ・・・? |
| *n1・・・ あなた・・・? |
| 機械兵士ニハ ソウシタ機能ハ存在 シマセンカラ・・・ |
| ソレガデキレバ モット、自分ハ楽ニ ナレルノデショウネ キット・・・ |
| *n1 泣いてた・・・ 涙は流せないけど 泣いてたんだ・・・ |
| *n1 泣いてた・・・ 涙は流せないけど 泣いてた・・・ |
| *n1 お前、もしかして 最初に出会った時から |
| あの人がメルギトス だってこと、気づいて いたんじゃないのか? |
| *n1 あんた、もしかして 最初に出会った時から |
| あの人がメルギトス だってこと、気づいて いたんじゃないの? |
| まァな・・・ |
| いまさら気づくとは テメエの鈍さには つくづく呆れるぜ |
| ケッ、それともオレの 言い方が悪かったのか |
| ・・・・・・ |
| で、どうする? |
| メルギトスの強さは ハンパじゃねェぞ? |
| それでも・・・ |
| 俺は、最後まで戦うよ このまま、あいつを ほっておけないから |
| それでも・・・ |
| あたしは最後まで戦う このまま、あいつを ほっておけないもの |
| バカか、テメエは!? |
| 勝てねェんだよ!! ニンゲンがいくら あがいたところで |
| そんなに死にたいのか ニンゲン!? |
| 死なないし、負ける つもりもないよ? |
| 死なないし、負ける つもりもないわ? |
| わからねェ・・・ どうして、テメエは 笑ってられるんだ? |
| 笑いながら、勝ち目の ない戦いをするなんて 言えるんだよッ!? |
| うん・・・ |
| 人間、だからかな? |
| そうね・・・ |
| 人間、だからかな? |
| ・・・!! |
| オレは・・・ ゴメンだからな・・・ |
| わかってるよ *n1 |
| お前をはぐれになんか させないさ 明日にでもサプレスに 帰してやるから |
| 今まで、ありがとうな |
| わかってるわよ *n1 |
| あんたをはぐれに なんてさせないわ 明日にでもサプレスに 帰してあげる・・・ |
| 今まで、ありがと |
| *n0・・・ |
| ウオォォォ~~ッ!! |
| さびしくなるけど 仕方ないよな・・・? |
| さびしくなるけど 仕方ないよね・・・? |
| たすけてくれたんだね あの、きかいのひと |
| みんなを、たすける ために・・・ しんじゃったんだね |
| うん・・・ |
| だけど、俺は 自爆なんてしてほしく なかったよ |
| 犠牲になんてなって ほしくなかったよ |
| うん・・・ |
| だけど、あたしは 自爆なんてしてほしく なかったよ |
| 犠牲になんてなって ほしくなかった |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| ・・・・・・ |
| すまない、って いってた・・・ |
| え? |
| いままでのこと これからのこと まかせてしまって すまない、って |
| あのひとのこころ そういってたよ |
| ゼルフィルドに・・・ 心が・・・? |
| ゼルフィルドに・・・ 心・・・? |
| (こくん) |
| あのとき、はじめて *n1に みえたの・・・ |
| まじりけのない すきとおったこころ |
| だから、いままで きづかなかっただけ |
| ・・・・・・ |
| あのひと・・・ じぶんのいままでに まんぞくしてた |
| だから、おにいちゃん もう、かなしまないで |
| だから、おねえちゃん もう、かなしまないで |
| *n1・・・ |
| あのひとも、きっと それじゃかなしいよ? |
| うん・・・ |
| あの瞬間、彼は機械兵士でなく 人として散っていったのかも しれないな |
| あの瞬間、彼は機械兵士でなく 人として散っていったのかも しれない |
| *n1? |
| あ・・・ ご主人様・・・ |
| また・・・ 悪魔たちのいいように されちゃいましたね? |
| あははは・・・ |
| *n1 おまえ・・・ |
| *n1 あなた・・・ |
| 変なんですよ、ボク? |
| すごく悲しいのに すごく悔しいのに |
| 泣けないんですよ? なんだか、からっぽに なっちゃったみたいで |
| 泣けないんです・・・ |
| ・・・・・・ |
| *n1 もう無理はやめよう? |
| ・・・・・・ |
| *n1 もう、無理はやめよ? |
| え? |
| お前を、俺の護衛獣 から解放してやるよ メイトルパに帰るんだ |
| あなたを、あたしの 護衛獣から 解放してあげる メイトルパに帰って |
| あっ、ははは・・・ |
| それって・・・ ボクが、役立たず だからですか? |
| こんなふうに ふぬけて、役立たずに なったからですか? |
| ちが・・・ |
| 帰りませんよ! ボクは!? |
| 勝手に決めないで!? ボクは・・・っ ボクは!! |
| *n1っ!? |
| でもな・・・ 俺はもうお前がつらい顔してる 所、見たくなんかないんだよ! |
| 違うわ・・・ あたしはあなたのつらい顔を 悲しむ顔を、見たくないのよ! |
| よ!なにをまた シケたツラしてんだ? |
| フォルテ・・・ |
| ま、大体のところは 予想がついてんだがな |
| 自分にもっと力が あったら、こんな結末 にはならなかった |
| そんなトコだろ? |
| ・・・・・・ |
| だがな、そいつは 思い上がりってもん でしかねえぜ? |
| ! |
| 昔は、オレも そう思ってたぜ? |
| あらゆる力を身につけ ていけば、どんな人間 も救ってやれるはずだ と信じてたのさ |
| けどな・・・ |
| それだけじゃ 救えねえんだよ |
| 伸ばした手に、相手が 気づけなかったら それまでなんだよ |
| でも・・・! |
| お前は、よくやったさ 背負わなくていいもの までしょいこんで |
| それでも、最後まで 逃げなかった |
| だろう? |
| うん・・・ |
| だったら、もう後ろは 振り向かなくていい |
| お前には、まだ これからがあるんだ |
| フォルテ・・・ |
| でも・・・っ あたし、やっぱり 悔しいよ・・・っ! |
| 泣けよ? |
| オレが、ちゃんと 捕まえててやるから |
| う・・・っ |
| うわあぁぁぁぁっ!! |
| フォルテ、なんか本当に俺の 兄さんみたいだった・・・ |
| おにいちゃんってきっと こんな感じなのかな・・・ |
| どうやらその様子だと また悩んでるようね? |
| ケイナ・・・ |
| 貴方のことだから |
| 貴女のことだから |
| 多分、デグレアを救え なかったのは |
| 自分の力が足りない せいだったって 思ってるんでしょう? |
| ・・・・・・ |
| だとしたら、それは 思い上がりよ |
| ! |
| 人間の気持ちなんてね 本人でさえもてあます ものじゃない? |
| それを、他人が どうこうしようって ことが、無理なのよ |
| でも・・・! |
| 私たちにできることは せいぜい、お手伝いを してあげることだけ |
| 貴方は、彼らの間違い |
| 貴女は、彼らの間違い |
| を気づかせるために できるだけの努力を 惜しまなかった |
| そうでしょう? |
| うん・・・ |
| だったら、貴方が |
| だったら、貴女が |
| 自分を責める必要は ないわ |
| 私が保証してあげる |
| 貴方は、最後まで |
| 貴女は、最後まで |
| がんばったんだって |
| ケイナ・・・ |
| でも・・・っ 俺、やっぱり・・・ 悔しいよ・・・っ! |
| いいのよ、泣いても |
| そのほうが、きっと 楽になれるから |
| う・・・っ |
| うわあぁぁぁぁっ!! |
| ねえさんって、きっと こんな感じなのかな・・・ |
| なんだか、ケイナ 本当に私のおねえさん みたいだった・・・ |
| 虚しいですね こういう結末は・・・ |
| うん・・・ |
| 不思議ですよ 村を滅ぼされた時には 絶対に許せないと 思った黒騎士たちが |
| 今は、とても哀れ で・・・ 同情さえしてる僕が いるんです |
| ロッカ・・・ |
| おじいさんが騎士を 辞めた理由、なんだか わかった気がします |
| 争うことはなにも 生み出さない それどころか、多くの ものを壊してしまう |
| でも・・・ |
| 僕はまだ、戦います そうすることで 守れるものがあると いうのなら |
| 失う悲しみを知った 僕たちだから、それら を守る楯になれる |
| そう、思うんです |
| それが、ロッカの望む 生き方なんだな・・・ |
| それが、ロッカの望む 生き方なんだね・・・ |
| メルギトスに向かって 斬りかかっていく あいつを見た時にな |
| 俺はようやく 気づいたんだよ |
| どうして俺が あいつを憎まずに いられなかったのか ってことがな・・・ |
| え? |
| 俺だったんだよ アイツは |
| 今の居場所がつらくて 力を手に入れれば そこから逃げられると 信じて・・・ |
| 必死にもがき続けた ありのままの自分から 目を背けてな |
| リューグ・・・ |
| ハッ!偉そうに 仇討ちなんてお題目を 掲げておきながら |
| 結局、俺はあいつを 自分自身にみたてて 憎んでただけさ |
| それがわかったらな なんか・・・ なえちまったぜ |
| そっか・・・ |
| ただ、そういう気持ち は別にしてもな あいつとは、きちんと 決着をつけたかった |
| 剣士としてな・・・ |
| 黒騎士はやっぱり リューグにとって 宿敵以上の存在だった んだな・・・ |
| 黒騎士はやっぱり リューグにとって 宿敵以上の存在だった のね・・・ |
| お母さまがね・・・ 言ってたよ・・・ |
| レイムがケルマのこと 人質にして、お母さま を殺そうとした時 |
| 黒騎士たち、それを 止めようとしてくれた んだって・・・ |
| そっか・・・ |
| そうなんだ・・・ |
| 私、黒騎士のこと ずっとひどい人だって 思ってたけど |
| 色々なことを知って 今は、なんだかすごく かわいそうに思うの |
| これって・・・ 自分勝手な考えかな? |
| そんなことはないよ ミニス |
| 俺だって、同じさ あいつのこと、今は もう憎めないし・・・ |
| そんなことはないわよ ミニス |
| あたしだって、同じ あいつのこと、今は もう憎めないし・・・ |
| もっと違った形で 出会っていたら |
| 私たちとあの人たち 戦わなくてよかったの かもしれないね・・・ |
| うん・・・ |
| 悲しいね・・・ ほんのちょっとだけ 気持ちが通じなかった だけなのに・・・ |
| だからこそ・・・ もうこんな悲しいこと 終わらせなくちゃ いけないんだ・・・ |
| だからこそ・・・ もうこんな悲しいこと 終わらせなくちゃ いけないのよ・・・ |
| 結局、最後まで戦う ことしかできずに 終わっちゃったよな 俺たち・・・ |
| 結局、最後まで戦う ことしかできずに 終わっちゃったよね あたしたち・・・ |
| そうだね・・・ |
| だけど、あたいは それを後悔するのは 間違いだと思うよ |
| あの時は、あれしか 方法がなかったんだよ 無理に黒騎士と話を したところで |
| あいつはそれを聞ける 状態じゃなかったよ そうだろ? |
| うん・・・ |
| あたいたちの選択は 絶対に間違ってない |
| そのあと起きちまった ことは、また別の話さ 悔しいのは、あたいも 一緒だし・・・ |
| モーリン・・・ |
| 次は、あの悪魔たちを 徹底的にぶっとばして やるからね! |
| あたいたちにはさ そうする権利 あるだろ? |
| ああ・・・そうだな! |
| ええ・・・そうよね! |
| そうそう、そうだよ あんたはそうやって 前を向いてないとね! |
| よーしっ!! |
| ・・・うん! |
| 女としちゃ、やっぱ そのほうが頼りがい あるしね・・・ |
| え? |
| あ、わわっ!? なんでもないよっ!! |
| この気持ちを力にして 次は絶対、悪魔たちを 倒してやるぞ! |
| この気持ちを力にして 次は絶対、悪魔たちを 倒すんだからっ! |
| ゼルフィルドは あれで、本望だった であろうな |
| !? |
| 己の身を惜しまず 最後まで忠義を尽くし 散っていった |
| からくりの身ながら サムライの心をもって おったと思う・・・ |
| そんなの、変だよ! おかしいよ!? |
| 死んじゃったら それで終わりなんだよ なにもないんだよ!? |
| そんなの、変だわ! おかしいよ!? |
| 死んじゃったら それで終わりなんだよ なにもないんだよ!? |
| *n0殿・・・ |
| 俺は、生きていて ほしかったよ |
| どんなにみっともなく ても、つらくても 生きていてほしかった |
| あたしは、生きていて ほしかったよ・・・ |
| どんなにみっともなく ても、つらくても 生きていてほしかった |
| ルヴァイドだって きっと、同じだよ 絶対に!! |
| ルヴァイドだって きっと、同じよ 絶対に!! |
| 俺にはわからない! わからないし・・・ イヤだよ・・・っ |
| あたしには わからない! わからないし・・・ イヤだよ・・・っ |
| ふいー・・・っ |
| なんか、いきなり アーマゲドンって感じ になってきたな |
| あーまげ・・・? |
| 最後の決戦って意味さ 正義と悪の軍勢が ぶつかりあう戦いでな |
| そして、どちらが 勝っても普通の人間は 滅びちまう・・・ |
| レナードさん・・・ |
| ははっ、まさか こういうスペクタクル に巻き込まれるとは 思ってなかったぜ |
| 普通の人間の俺様が 果たして、生き延びる ことができるやら |
| ・・・・・・ |
| ・・・悪いな つい、愚痴っちまった |
| 後悔はしてねえよ 最後まで、俺様は お前さんたちと一緒に 戦うぜ |
| 幸いなのは、もしもの ことがあったとしても 娘にそれが伝わらねえ ってことだな・・・ |
| あいつの泣き顔だけは 見たくねえからな |
| レナードさん・・・ |
| それで本当にいいの? レナードさん・・・ |
| それで本当にいいの? レナードさん・・・ |
| おばあさまから 聞いたことがあるわ |
| ルウたちが召喚術で 使役してる悪魔たちは 本来の力を誓約で 抑えられてるって |
| だけど あのメルギトスたちは そうじゃない・・・ |
| 自分自身の意志で この世界にやって来て 封印されていただけの 悪魔だもんな |
| 自分自身の意志で この世界にやって来て 封印されていただけの 悪魔だものね |
| でも、おかしいよね? |
| それだけの力があるの なら、デグレアなんか 利用しなくたって |
| 自分の力だけで リィンバウムを支配 できると思うのに |
| それは、あいつが 人間の心をもてあそぶ のが好きだからって ことじゃないのか? |
| それは、あいつが 人間の心をもてあそぶ のが好きだからって ことじゃないの? |
| うん、それもわかるわ |
| だけど、ルウはね もしかしたら、そこに あいつの弱点があるん じゃないかと思うの |
| 弱点・・・ |
| ルウ、そんなことまで 考えていたんだ・・・ |
| 弱点・・・ |
| ルウ、そんなことまで 考えていたんだ・・・ |
| 当たり前でしょう? こわがってても、奴ら は攻めてくるんだもの |
| だったら、勝つための 方法を見つけなくちゃ ダメじゃない? |
| そうだよな・・・ こわがっていたって 仕方ないもんな! |
| そうよね・・・ こわがっていたって 仕方ないもんね! |
| もしかすると、これも 悪魔たちの計画だった のかもしれませんね |
| え? |
| 武術というものは 身体だけでなく 心を磨くものです |
| 鍛えられた心は 邪悪なものをはねのけ よせつけません |
| ですが、どんな人間も 深い絶望を感じた時 心は無防備になって しまう・・・ |
| キュラーはそれを 狙って、黒の旅団の 兵士を鬼に変えたって いうことか!? |
| キュラーはそれを 狙って、黒の旅団の 兵士を鬼に変えたって いうこと!? |
| はい・・・ メルギトスが正体を 明かしたのも、それが 狙いでしょう |
| くそ・・・っ! どこまで、人間の心を 利用したら気が済む っていうんだ!? |
| ひどい・・・っ! どこまで、人間の心を 利用したら気が済む っていうのよ!? |
| 落ち着いてください *n0さん |
| それこそが、あの者の 狙いなのですよ |
| あ・・・! |
| どんなにつらくとも 苦しくとも、惑わされ てはなりません |
| そういう心にこそ 鬼は、宿るのです |
| わかるよ・・・ だけど、俺はカイナ みたいに強くないから |
| わかるけど・・・ だけど、あたしは カイナみたいに 強くないから |
| 私だって・・・ |
| 私だって悔しいです! 悪魔たちのやり方に なにもできなかった 自分が・・・っ!! |
| カイナ・・・ |
| エルゴの守護者なんて 呼ばれていても なにもできない自分が 不甲斐なくて・・・ |
| だから・・・っ 私・・・っ |
| ごめん・・・ 俺、ひどいこと言った |
| カイナの気持ち 考えてやれなかった ごめん・・・ |
| ごめん・・・ あたし ひどいこと言った |
| カイナの気持ち 考えてなかったよ ごめん・・・ |
| う・・・っ、ううっ うく・・・っ |
| 悔しくないはずが なかったんだ カイナだって・・・ |
| 悔しくないはず なんてなかったのよ カイナだって・・・ |
| メルギトスの言葉で ようやく、理解する ことができたよ |
| なぜ、黒騎士が あれほどまでに国家に 盲従しようとしていた のかが・・・ |
| 迫害されてたって 言ってたよね |
| 俺と・・・ 同じだったんだ・・・ |
| 迫害されてたって 言ってたよね |
| あたしと・・・ 同じだ・・・ |
| デグレアの民たちは 他のどの国家よりも 愛国心に厚かった |
| そんな人々の中で 反逆者と呼ばれ続ける 日々は、どれほどの 苦痛だったか |
| 私なら、とても 生きていられないよ きっと・・・ |
| シャムロック・・・ |
| 同情はしない・・・ それはかえって、彼の 誇りを傷つけてしまう だろうからね |
| だけど、私は誓うよ 彼らの踏みにじられた 想いも背負って |
| あの悪魔を、絶対に 倒してみせると |
| うん・・・ |
| 今のシャムロックは みんなの悲しみを 背負って、戦おうと してるんだな・・・ |
| 今のシャムロックは みんなの悲しみを 背負って、戦おうと してるのね・・・ |
| ねえ、パッフェルさん |
| はい? |
| メルギトスはどうして 最後に、あんなことを 言ったのかな? |
| あれじゃまるで、俺が まだ誰かにだまされて いるって言ってるよう なものじゃないか |
| メルギトスはどうして 最後に、あんなことを 言ったのかな? |
| まるで、あたしが まだ誰かにだまされて るって言ってるみたい だったから・・・ |
| そう、ですね・・・ |
| あ、でも、ほらっ? ギブソンさんだって おっしゃってたじゃあ ないですか? |
| メルギトスってのは ああして、人の心を かきみだすのが得意な 悪魔なんだって |
| あはは、もしかしたら これもそーいう作戦 なのかもなんて、私 思ったりして・・・ |
| そっか・・・! |
| うん、そうだよ! そういう可能性だって あるんだよな!? |
| ありがとう パッフェルさん! あははは、なんだか 気が楽になったよ |
| じゃあ、おやすみ |
| そっか・・・! |
| うん、そうよね! そういう可能性だって あるものね!? |
| ありがとう パッフェルさん! あははは、なんか ホッとしちゃった |
| じゃあ、おやすみ |
| あ・・・ おやすみなさいです |
| ・・・・・・ |
| ツライですよ・・・ やっぱ・・・ |
| こういうのは・・・ |
| 危なく、敵の作戦に 引っかかるところ だったよな・・・ |
| 危なく、敵の作戦に 引っかかるところ だったわ・・・ |
| 俺、後悔してます |
| もしも、あの時 戦わずに、きちんと ルヴァイドと話をする ことができていたら |
| こんなことには ならなかったかも しれないのに!? |
| あたし、後悔してるの |
| もしも、あの時 戦わずに、きちんと ルヴァイドと話をする ことができていたら |
| こんなことには ならなかったかも しれないのに!? |
| ・・・・・・ |
| *n0さん 「もし」という言葉は なんの意味もないもの なんですよ |
| 過去に起きた事柄は 絶対に覆せない それが、現実です |
| でも・・・! |
| それを可能にするのは たったひとつだけ |
| 過去を越えるだけの 未来を、作ってゆくと いうことだけです |
| 過去を・・・ 越える未来・・・ |
| 過去を・・・ 越える未来・・・ |
| 生きている私たちには それができるはずです そして、それこそが |
| 去っていった者への なによりのたむけでは ないですかね |
| 私は、そう思いますよ |
| ・・・・・・ |
| 越えていかなくちゃ いけないんだ・・・ だって、俺たちはまだ 生きてるんだから |
| 越えていかなくちゃ いけないんだ・・・ だって、あたしたちは まだ生きてるもの |
| みんな・・・ 元気ないね・・・ |
| うん・・・ さすがに、目の前で あんなものを見たらね |
| うん・・・ さすがに、目の前で あんなものを見たらね |
| ゼルフィルド・・・ もう、直らないの? |
| ・・・・・・ |
| やだよ・・・ ユエル、こんなの! |
| みんな悲しい顔して 笑うこともできない なんて、イヤだよ!? |
| ユエル・・・ |
| ユエルは、もう 誰もいなくなったり してほしくないよ |
| こんなさびしいのは やだよぉ・・・ |
| そうだな・・・ ユエルの言うとおり だよな・・・ |
| そうね・・・ ユエルの言うとおり だよね・・・ |
| 奴らが正体を明らかに したのは、必要なもの は全て、手に入れたと いうことなのだろう |
| これで、デグレアと いう国家は、完全に この世界から消滅して しまったわけだ |
| そんなことないよ! 爺さん、そんな風に 考えたらダメだよ!? |
| そんなことないわ! そんな風に考えたら 絶対にダメよ!? |
| だが、それが現実では ないか!? |
| 守るべき民もなく かなえるべき理想も なくなってしまった |
| そして、兵士たちは 悪魔の走狗へと 成り果てた・・・ |
| これでも、デグレアは まだ滅びてはいないと 言うのか? |
| 滅びてないよ・・・ |
| 爺さんが、そうやって 心の中でいつまでも 祖国を大事に思ってる 限りは |
| 滅びてないわ・・・ |
| おじいさんが心の中で いつまでも祖国を 大事に思ってるのなら |
| デグレアは滅びない! そうじゃないの!? |
| デグレアは滅びない! そうじゃないの!? |
| *n0・・・ |
| 俺、見ていてわかった 爺さんは、 未練はないって 言ってるけど |
| 本当は、デグレアを 今でも大切に思ってる 自分の故郷を、大事に 思ってるんだ! |
| だから、そんな悲しい ことを言ったりしちゃ ダメだよ・・・? 爺さん・・・ |
| あたしね 見ててわかったの おじいさん、未練は ないって言ったけど |
| 本当は、デグレアを 今でも大切に思ってる 自分の故郷を、大事に 思ってるって・・・ |
| だから、そんな悲しい ことを言わないで? おじいさん・・・ |
| ・・・すまぬ |
| 故郷を思う気持ちは 誰だって一緒なんだよ 俺だって・・・ |
| 故郷を思う気持ちは 誰だって一緒なのよ あたしだって・・・ |
scn122
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| もうこうなると 旧王国と聖王国の 戦争っていうよりも |
| 悪魔と人間の戦いって いったほうがいい状況 になっちまったな |
| 今のデグレアの軍隊は 完全にメルギトスたち の支配下に置かれて いますからね |
| 聖王国の騎士団は そのこと、ちゃんと わかってるのかい? |
| 今まで僕たちが目に してきたことを含めて 派閥の方から報告が いっているはずだ |
| 聖王家、蒼の派閥 金の派閥の三者間の 協議で、今後の決定が 出されるだろう |
| なあ、ネス そのことだけど・・・ |
| ルヴァイドやイオスは これから、いったい どうなっちゃうんだ? |
| ねえ、ネス そのことだけど・・・ |
| ルヴァイドやイオスは これから、いったい どうなっちゃうの? |
| ・・・・・・ |
| 普通に考えるならば 捕虜として投獄 悪くすれば極刑という ところですが・・・ |
| まァ、当然 そうなるのが 妥当だろうな? |
| 極刑って・・・ 死刑って ことですかっ!? |
| そんな!? だって、黒騎士たちも メルギトスの犠牲者 じゃないか! |
| そんな!? だって、黒騎士たちも メルギトスの犠牲者 じゃない! |
| 情状酌量の余地がある のはたしかだがな |
| とはいえ、それだけで 無罪放免ってわけにも いかねえんじゃねえか *n0? |
| それは・・・ |
| 心配するな *n0 |
| 彼らは、この事件の 重要参考人でもある 短絡的な扱いをされる ことはないだろう |
| だから、あの時 ギブソン先輩たちは 彼らの身柄を預かると 決めたんじゃないか |
| ・・・うん |
| それよりも、あたしは あれからずっと お二人が沈んだまま なのが心配です |
| 無理もあるまい 信じていたものすべて を、根底から壊された のでござるからな |
| 仲間マデ、 失ッタワケ デスシ・・・ |
| かわいそう・・・ |
| おかしなこと 考えたりしなければ いいんだけど・・・ |
| ・・・・・・ |
| ルヴァイド・・・ イオス・・・ |
| みんな揃ってるわね? |
| あ、先輩 |
| 本部での話し合いは 終わったんですね |
| それで、どうなのっ? 金の派閥と蒼の派閥は ちゃんと協力すること になったの!? |
| ええ、ミニス 派閥が協力しあう事が 正式に決まったわよ |
| よかったぁ・・・ |
| キミのお母さまも これで、苦労した甲斐 があったってものね? |
| よかったね、ミニス! |
| うんっ! |
| 黒騎士たちの処遇に ついては、どうなるの でしょうか? |
| そのことも含めての 話になるが・・・ |
| 今回の件についての 派閥の見解は、国家間 の戦争ではなく |
| 異世界の悪魔による リィンバウムへの侵攻 とみなすことになった |
| エルゴの王の時代以前 の、あの状況と同じだ ということですか? |
| そうなるわね |
| 対処をしくじれば 聖王国だけでなく リィンバウムそのもの が滅ぼされてしまう |
| そこで、蒼の派閥の 総帥から君たちへ 正式な協力を依頼 することになった |
| これが、その書面だよ |
| おい、待てよ・・・ もしかして、俺たちに 蒼の派閥の下に つけっていうのか? |
| 早とちりしないの! ほら、そこにちゃんと 書いてあるでしょ? |
| この書面をもつ者の 任務においての行動を 派閥総帥の職において 全て容認する・・・ |
| この書面をもつ者の 任務においての行動を 派閥総帥の職において 全て容認する・・・ |
| これは、先輩たちの 持っているのと同じ 勅命の証書では!? |
| そういうことだ 君たちの行動に対して 派閥は、全面的に支援 するだろう |
| お墨付き、という わけですね? |
| 協力体制をとってる 金の派閥や、聖王家も できる限りの支援を 約束してくれてるわ |
| だから、黒騎士たちの 当面の処遇なんかも |
| 貴方たちの判断が優先 |
| 貴女たちの判断が優先 |
| されるってワケね? |
| あ・・・! |
| なるほど・・・ そのために・・・ |
| でも、変な話ですけど どうしてそこまで高い 評価をくれるんです? |
| 俺なんか、まだ 駆け出しの召喚師で しかないのに・・・ |
| でも、変な話ですけど どうしてそこまで高い 評価をくれるんです? |
| あたしなんか、まだ 駆け出しの召喚師で しかないのに・・・ |
| それについては 直接、総帥に尋ねて みるといい |
| え? |
| へ? |
| 一度、みんなと 会っておきたいって 総帥がおっしゃって いたの |
| なんでも、話したい ことがあるんだって |
| 話、ですか? |
| これだけの援助をして もらうんだ 挨拶ぐらいはしないと 無礼だろうな |
| そうですよね・・・ |
| うん、それじゃ みんなで派閥に顔を 出してみようか |
| ええ、それじゃ みんなで派閥に顔を 出してみましょう |
| ・・・・・・ |
| こんな形で、本部に 戻るなんて思っても いなかったよ |
| こんな形で、本部に 戻るなんて思っても みなかったわね |
| 本当ニソウデスネ |
| ・・・(こくん) |
| 追放同然に、旅に 出されたんだもんな |
| 追放同然に、旅に 出されたんだものね |
| だけど、本当に 私たちまで一緒に ついて来ていいの? |
| ていうかさ、周りの 視線がものすごく イタイんだけど・・・ |
| 剣呑な雰囲気だな |
| 我々が、一緒にいる せいではないのか? |
| ああ、違うのよ もともと、こういう 雰囲気の場所なの |
| 本当に? |
| 部外者に対しては 派閥の人間は排他的に なりがちだからな |
| 気にさわるだろうけど 今は、我慢してね |
| 相変わらずの空気だな ま、キライじゃ ねェがよ |
| 変わってませんよね。 最初の時と、 なんにも・・・ |
| *n0 お前、ずっとこんな 雰囲気の中で生活して たんだな・・・ |
| うん、まあね |
| よく来てくれたな *n0 クレスメントの 末えいよ |
| ネスティ・バスク そしてその仲間たちよ |
| この人が、蒼の派閥の 総帥さん? |
| いいや、このお方は グラムス・バーネット 様といって、幹部会の 議長じゃよ |
| ラウル師範・・・ それに、フリップ様 |
| ・・・フン! |
| ギブソンとミモザの 師匠と言ったほうが お前たちにはわかり やすいかのう? |
| この方が・・・ |
| そう持ち上げんで くださらないか ラウル殿 |
| 私と貴方、それに フリップ殿の3人は 同じ師について学んだ 同輩でしょうに |
| じゃあ、師範たちは みんな兄弟弟子って こと? |
| じゃあ、師範たちは みんな兄弟弟子って ことなの? |
| ついでに言えば 私たちと君たちは その孫弟子同士って ワケね |
| なんだか・・・ すごいですね・・・ |
| うん、そうだよね |
| え? この声・・・ |
| エクス!? |
| おにいさん |
| おねえさん |
| 今日はわざわざ来て くれてありがとう |
| ご指示どおり 彼らを案内して参り ました。総帥 |
| うん、ギブソンも ミモザもご苦労さま |
| おい、待てよ!? それじゃ、まさか このガキが・・・ |
| 無礼だぞ、小僧ッ!? |
| いいんだよ、フリップ 誰だってボクのこの姿 を見たら、疑って当然 だと思うからね |
| だけど、本当だよ |
| ボクが蒼の派閥の総帥 エクス・プリマス・ ドラウニーなんだ |
| エクスが、派閥の総帥 だったなんて・・・ |
| エクスが、派閥の総帥 だったなんて・・・ |
| ゴメンね? 今まで ナイショにしていて |
| ええっ!! |
| この人が・・・ こんな小さな子供が 派閥の総帥・・・?! |
| たまげたでござるぞ さすがに・・・ |
| ユエルよりもずっと ちっちゃいのに??? |
| エクスさん・・・ 貴方は、もしかして 時を・・・? |
| さすがはシルターンの エルゴの守護者さん だよね |
| そういうことですよ |
| 私のことをご存知なの ですか? |
| サイジェントの事件は 私の口から総帥に報告 してあるのでな |
| そういえば そうでしたね |
| そんなことより、総帥 本題に入ってはもらえ ないでしょうか |
| こうしている間にも 我々にはやるべきこと があるというのに |
| 無駄な時間は使いたく ないものですな? |
| うん、そうだね フリップの言うとおり 本題に入ろう |
| イヤな話は、誰だって 早く終わらせたいもの だからね・・・ |
| え? |
| わざわざキミたちに 来てもらったのはね |
| 真実を知って もらいたかったから なんだよ |
| 真実? |
| 禁忌の森に関する キミたちも知らない 本当の伝説を・・・ |
| !? |
| 召喚兵器アルミネと 大悪魔メルギトスが 相討ちになった後 |
| 調律者の一族は魔力を ライルの一族はゲイル にまつわる知識を 失うことになった |
| その原因は知って いるかい? |
| アルミネが最後に 呪いをかけたのだと 聞いています |
| ・・・・・・ |
| 私たちも、そう聞いて おりますが? |
| 違うんだよ |
| え・・・? |
| それも、また 人間が都合良く作った 伝説なんだ・・・ |
| 機械遺跡を見た時 キミたちは、不思議に 思わなかったかい? |
| あの文書を刻んだのは 誰なんだろう、って |
| あ!? |
| そういえば、そうよ! 結界がアルミネの死と 同時に生じたのなら |
| その時から、誰も あの中に入れるはずが ないもの・・・ |
| どういうことなの ですか、総帥!? |
| 天使の呪いなんてのは ウソっぱちなんだよ |
| ふたつの一族から 知識と魔力を奪った のは・・・ |
| 共に彼らと戦った 召喚師たちだ |
| なん、だって・・・ |
| なん、ですって・・・ |
| どうして!? |
| 隠したかったのさ おそらく・・ |
| ゲイルの存在を そして、それが作り 出されたせいで |
| 異界の友の助けを 永遠に失ったのだと いうことを・・・ |
| 召喚師のおごりが それを招いたのだと 知られたくなかった |
| 知れば、人々は 召喚師のことを否定 するだろうから |
| あ・・・ |
| だから、彼らは キミたちの力と知識を 奪いとって追放した |
| そのうえで、残された アルミネの魔力を利用 して、あの森に結界を 作りあげたんだ |
| 召喚師の未来にとって 都合の悪いこと全部を 永遠に封じこめて おくために・・・ |
| では、クレスメントと ライルの一族はその ためだけにいけにえに されたのですか!? |
| そんな・・・ |
| そして、この秘密は 蒼の派閥によって 意図的に隠されてきた |
| そのために・・・ |
| ライルの一族に 派閥の監視下でしか 生きることを許さず |
| 迫害されて苦しむ クレスメントの一族を 見殺しにしてきたんだ |
| 許してもらえるとは 思っていない・・・ |
| うおおおぉぉぉっ!! |
| ぐ・・・っ! |
| ネスティ! |
| 当たり前だっ!? |
| お前たち人間の そうした利己的な考え のせいで・・・ |
| 僕たち一族が どれほど苦しんだか! どんなに絶望して 死んでいったか!? |
| 最後の一人になった 僕の気持ちが、貴方に わかってたまるか!! |
| やめろ、ネス! この人を責めたって 意味がないんだよ!? |
| 彼だって、俺たちと 同じなんだ・・・ |
| やめて、ネス! この人を責めたって 意味がないのよ!? |
| 彼だって、あたしたち と同じじゃない・・・ |
| 先祖たちの犯した罪を 背負わされて、ずっと 苦しんでたんだ!! |
| 先祖たちの犯した罪を 背負わされて、ずっと 苦しんでたのよ!! |
| ネスティさん・・・ もう、やめて・・・っ |
| *n0・・・ アメル・・・ |
| フン・・・ 話というのは、これで 終わりですかな? |
| じつに、くだらん |
| フリップ!今の言葉 聞き捨てならんぞ!? |
| 事実ではないか |
| たしかに蒼の派閥は そうした事実を隠して きたかもしれん だがな・・・ |
| もとはといえば クレスメントとライル のしでかした不始末が 原因ではないか!? |
| 私がその場にいたなら 間違いなく、皆殺しに していましたな |
| フリップ・・・ お前は、なんという ことを・・・ |
| だから・・・ |
| だから、お前は ネスティ・ライルを 自分の道具として利用 したというんだね? |
| 生きるために必要な 薬と引き替えにして 操ろうとしたんだね フリップ? |
| な・・・!? |
| ラウルは約束を破って いないよ。僕は別の人 から聞いたんだ |
| 今までずっと、つらい 役を頼んでゴメンね |
| パッフェル? |
| ふう・・・ ホントですよ、もう |
| いくら、私がウソを つくのが得意だって いったって・・・ |
| だましたくない人を だますのは、すっごく キツイんですからね? エクス様 |
| いったい、誰が そのような、たわけた ことを・・・っ |
| またまたー・・・ 見苦しいですよう? フリップさま |
| な、なんだっ!? 貴様はっ! |
| パッフェルさん!? |
| コレハ・・・? |
| おいっ、テメエ まさかっ!? |
| あ・・・? |
| どど、どうしてっ パッフェルさんが!? |
| 彼女はな・・・ エクス様の下で働く 密偵なのだよ |
| 総帥と一部の者だけ しか存在を知らない 非公式のな |
| パッフェルさん・・・ |
| 今までずっと隠してて 本当にごめんね *n0 |
| これが、本当の私の 正体なの・・・ |
| 彼女にはね、公にする ことができない調査を やってもらってるんだ |
| 例えば、派閥の内部で 起こっている、様々な 不正なんかをね |
| 貴方がネスティさんに 脅迫をしていた現場は 私が、ばっちり拝見 させてもらいました |
| 言い逃れはさせません ですよ? |
| ぐ・・・っ |
| お前の罪はそれだけ ではないぞ、フリップ |
| こいつの顔に 見覚えがあるだろう? |
| ふ、フリップ様ぁ・・ |
| カラウス!? |
| あーっ!? ユエルに、ひどいこと させたヤツ!! |
| この外道召喚師は 金銭と引き替えにして お前に召喚術を学んだ と白状している |
| !? |
| 金の派閥に捕らわれた 海賊も、同じ証言を しているとのことだ |
| どういうことか、説明 してもらえるかな? |
| ぐぐぐぐ・・・・っ |
| フリップ・グレイメン 今をもって、キミの 幹部召喚師としての 地位を剥奪する |
| いいね? |
| ここにいたのか・・・ 探したよ、ルヴァイド |
| ここにいたのね・・・ 探したよ、ルヴァイド |
| *n0か・・・ |
| 俺に、何用だ? |
| 用っていうか・・・ お礼を言いにきたんだ |
| 用っていうか・・・ お礼を言いにきたの |
| 礼? |
| ファミィさんたちから 話は聞いたよ |
| メルギトスが、彼女を 殺そうとした時 お前が、それを止めて くれたって・・・ |
| ファミィさんたちから 話は聞いたわ |
| メルギトスが、彼女を 殺そうとした時 あなた、それを止めて くれたんでしょ? |
| ・・・・・・ |
| ありがとう |
| 感謝する必要などない |
| 俺はただ、本来の命令 どおり、あの女を護送 しようとしただけだ |
| そうかもしれない でも、そんな理由でも 俺は感謝したいんだよ |
| おかげで、ミニスも 悲しまずにすんだんだ |
| あ!ミニスってのは ファミィさんの娘さ ほら、ワイバーンに 乗ってた・・・ |
| そうかもね・・・ でも、あたしの感謝の 気持ちは変わらないよ |
| おかげで、ミニスも 悲しまずにすんだもの |
| あ!ミニスってのは ファミィさんの娘ね? ほら、ワイバーンに 乗ってた・・・ |
| そうだったか・・・ |
| 無事に再会できたなら それでいい・・・ |
| え? |
| え? |
| 用はそれだけか? |
| あ、うん・・・ |
| ならば、これでもう 気もすんだろう |
| あ、ルヴァイドっ? ちょっと・・・!? |
| ダメかぁ・・・ もうすこし、話がした かったんだけど・・・ |
| でも、ルヴァイドが ファミィさんを助けた 理由って、本当にそれ だけなのかな? |
| ケルマの話だと 途中までは、あえて 静観してたらしい けど・・・ |
| なにか、きっかけでも あったのかな・・・? |
| ダメかぁ・・・ もうすこし、話がした かったんだけど・・・ |
| でも、ルヴァイドが ファミィさんを助けた 理由って、本当にそれ だけなのかしら? |
| ケルマの話だと 途中までは、あえて 静観してたらしい けど・・・ |
| なにか、きっかけでも あったのかしら? |
| やっぱり、まだ ここにいたみたいだ |
| やっぱり、まだ ここにいたみたいね |
| ・・・!? |
| ・・・・・・ |
| イオス・・・ どうして!? |
| 無様ですね・・・ ルヴァイド様・・・ |
| イオス・・・ |
| 今の貴方は、本当に 隙だらけだ その気になれば 僕にでも殺せる |
| 忘れたなどとは 言わせないぞ! ルヴァイドっ!? |
| あの時・・・ デグレアに侵攻した 僕たち帝国軍は・・・ |
| 貴方の指揮によって 全滅させられたんだ |
| ただ一人の生き残り 捕虜となった 僕をのぞいてッ!! |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 自決を勧めるべき 立場であるはずの 貴方は、僕に言った |
| このまま死んで いいのか、と・・・ |
| おぼえているぞ イオス |
| たしかに、俺は お前にそう言った |
| ひとつの約束と 引き替えに、俺の 部下になれとな |
| 僕はそれを受け入れた なぜなら・・・ |
| 俺の背中に、もし つけいる隙があるなら いつでも、その槍で 貫けばいい・・・ |
| 仲間の仇をとりたくば 生き続けろ・・・ |
| 俺は、お前と そう約束したのだから |
| ・・・・・・ |
| ならば、どうして わざとかわせる突きを 繰り出した? |
| 僕は・・・っ |
| 僕はッ、そんな貴方を 殺すために、祖国を 裏切ったんじゃない! |
| まして、形だけ・・・ 貴方に仕えてきたわけ じゃないんだ・・・ッ |
| イオス・・・っ |
| 目を覚ましてください ルヴァイドさまっ!? |
| 貴方は、このまま 負け犬のままで死んで いい人じゃないッ!! |
| 戦ってください!? 僕に殺意を忘れさせる ほどに、強くて立派な 騎士だった・・・ |
| 貴方の本来の姿に 戻ってくださいっ!? |
| 僕以外の人間になんて 殺されたら・・・ ダメなんだ・・・っ |
| ルヴァイドさまっ!! |
| イオス・・・ |
| ・・・ッ!! |
| イオス、よせ |
| もう、いいのだ・・・ お前が心配するような ことは、なにもない |
| すまなかったな |
| ルヴァイドさま・・・ |
| うっ、うう・・・っ うわあぁぁぁっ!! |
| 俺は、決めた・・・ |
| いかなることをしても この手で行ってきた 非道の数々は、けして 償えないだろう |
| 俺は、それを認める 認めたうえで・・・ |
| 戦うことによって それを越えていこう それが・・・ |
| 俺の、償いの形だから |
| ルヴァイド・・・ |
| *n0よ 改めて、お前たちに 頼みたい・・・ |
| 俺の剣、メルギトス 打倒のために、役に 立ててはくれぬか? |
| 反対する理由なんて 俺にはないよ・・・ ルヴァイド? |
| イオスも、手伝って くれるかい? |
| 反対する理由なんて あたしにあるわけ ないじゃない ルヴァイド? |
| イオスも、手伝って くれるよね? |
| ルヴァイド様が それを望むのならば 異存はない |
| よっしゃ、決まりだな |
| なにはともあれ めでたしでござるな? |
| ・・・・・・ |
| ロッカ・・・ |
| 僕は、貴方を許した わけではありません ですが・・・ |
| 貴方が決めた 償いの形とやらは 最後まで、見届ける ことにしますよ |
| ああ・・・ |
| 俺も同じだ だが、バカ兄貴ほど 甘くはねえぞ? |
| 今度、ふぬけたツラを 見せやがったら、俺が 叩き殺してやるからな |
| 肝に銘じておこう |
| そんなことは、絶対 僕がさせんぞッ!? |
| ははははっ これじゃ、ますます 気がぬけないね ルヴァイド? |
| ああ、全くだ・・・ |
| メルギトスが、あの時 俺に言っていたのは このことだったんだな |
| フリップ様のことで 結局、あれ以上の話は できなかったけど |
| メルギトスが、あの時 あたしに言ったのは このことだったのね |
| フリップ様のことで 結局、あれ以上の話は できなかったけど |
| はあ・・・ |
| なんか、やりきれない 気分だよなあ |
| なんか、やりきれない 気分・・・ |
| ん? |
| え? |
| あそこにいるのは・・・ ネス? アメル? |
| 君か・・・ |
| 考えごとをしていた みたいだけど |
| やっぱり、総帥から 聞いた話のことか? |
| 考えごとをしていた みたいだけど |
| やっぱり、総帥から 聞いた話のこと? |
| 考えたところで どうにもならないこと ではあるがな・・・ |
| 君やアメルのいうこと が正しいのは、僕にも 理解できる |
| 隠していれば済んだ 真実を、あえて僕らに 明かしたことだけでも |
| エクス総帥たちが 深い罪悪感と誠意を もって、謝罪したのは 間違いないだろう |
| だがな・・・ 理解することと、納得 することは違う!? |
| ネス・・・ |
| 全ては過去のことさ |
| 総帥たちにとっても 君や、アメルにしても そうなのだろう |
| でも、僕にとっては そうじゃない |
| なぜなら・・・ |
| 融機人である僕は 一族の記憶の全てを この身体に受け継いで いるのだから! |
| あ・・・!? |
| 僕が受けた仕打ちなど 祖先たちの苦難と比べ たら、本当にかわいい ものさ・・・ |
| 口に出せないほどに むごい苦痛と屈辱の中 誰もが絶望しきって 死んでいったんだ |
| そうした記憶をもつ 僕が、彼らの罪を そう簡単に許せると 思うか・・・? |
| そんなこと、できる わけがないだろう!! |
| ・・・・・・ |
| *n0 僕は間違ってるのか? |
| 過去にとらわれて 彼らを、人間たちを 憎もうとしている僕は 間違ってるのか!? |
| ・・・っ |
| 答えてくれよっ!? *n0・・・っ |
| 間違ってませんよ? むしろ、それこそが 正しい答えなのですし |
| !? |
| ご機嫌はいかがですか お二人さん? |
| レイム・・・ メルギトス・・・ |
| *n0・・・ |
| 考えごとをしていた みたいだけど |
| やっぱり、総帥から 聞いた話のことか? |
| 考えごとをしていた みたいだけど |
| やっぱり、総帥から 聞いた話のこと? |
| はい・・・ |
| *n0 |
| 貴方は、総帥さんの |
| 貴女は、総帥さんの |
| お話を聞いて、どう 思ってるんですか? |
| よくわかんないんだよ 正直なところ |
| 理屈ではわかるんだ 召喚師たちが、必死に 真実を隠そうと考えた 事情はさ |
| 魔力を奪われたのも しでかしたことを考え たら、当然だって気も するし・・・ |
| だけど、なんていうか すっきりしないんだ |
| よくわかんない・・・ 素直に言うとね |
| 理屈ではわかるの 召喚師たちが、必死に 真実を隠そうと考えた 事情は・・・ |
| 魔力を奪われたのも しでかしたことを考え たら、当然だって気も するし・・・ |
| だけど、なんていうか すっきりしないのよね |
| そうですか・・・ |
| アメルはどうなんだい |
| 天使の呪いだなんて デタラメを言われてさ 不愉快に思ってない? |
| アメルはどうなの? |
| 天使の呪いだなんて デタラメを言われてさ 不愉快に思ってない? |
| あたしは、むしろ ホッとしちゃいました |
| 貴方たちが苦しむ原因 |
| 貴女たちが苦しむ原因 |
| を作ったのが、過去の 自分じゃないって わかったから |
| そっか・・・ |
| こんなことを言ったら 叱られちゃうかも しれませんけど・・・ |
| あたしは、このことを 隠し続けなければ ならなかった人たちの ほうが |
| 本当はずっと苦しんで いたんじゃないかって 思うんです |
| え? |
| だって・・・! いくら上手にウソを 重ねて、周りの人を ごまかしたって |
| 自分自身はだませない うしろめたい気持ちは ずっと自分の中に 残ってしまう |
| ずっと、ずっと ごまかし続けるたびに 自分の心に、負い目と いう傷がついていく |
| それって、なにより 悲しいことだって あたしは思うから |
| アメル・・・ |
| ごめんなさい |
| 貴方や |
| 貴女や |
| ネスティさんたちに してみれば、もっと 深刻なことなのに |
| あたし・・・ |
| いや、いいんだよ きっと、アメルの言う とおりなんだと思う |
| だまされたほうも だますほうも、互いに 傷つけあってしまう |
| これって、そういう ことなんだよ きっと・・・ |
| ううん、いいのよ きっと、アメルの言う とおりなんだと思う |
| だまされたほうも だますほうも、互いに 傷つけあってる |
| これって、そういう ことなのよ きっと・・・ |
| もっとも・・・ それは、だますほうに 罪の意識がある場合の お話ですがね? |
| !? |
| ご機嫌はいかがですか お二人さん? |
| レイム・・・ メルギトス・・・ |
| いつからそこに!? |
| ずっと前からですよ |
| お邪魔だろうと思って 気を利かせていたの ですが |
| あまりに楽しいお話 でしたので、つい口を 挟んでしまいましたよ |
| 楽しい、だと・・・? |
| 楽しい・・・ ですって・・・? |
| ネスティさん 憎しみをもつことを 恥じる必要なんて ありませんとも |
| 貴方の怒りは正当な ものなのですから |
| 黙れっ、悪魔め! |
| 僕はお前の誘惑になど 屈したりはしないぞ 小細工はやめろ!? |
| 失敬ですねえ・・・ 私はいつだって 真実しか口にしては いないというのに |
| それにひきかえ ニンゲンたちの なんと、ウソの巧みな ことでしょう? |
| 我が身かわいさのため ならば、平気で他者を おとしめ、あざむいて 利用してのける |
| ふふふふ・・・ だからこそ、私たちは ニンゲンが愛しくて たまらないのですが |
| 黙れと言ってるんだ! |
| おやおや、その顔は 理解できないといった ご様子ですね |
| ま、それも無理もない ことでしょうね・・・ |
| ニンゲンの論理は しょせん、ニンゲンの ものなんですから |
| ニンゲンでない貴方が 理解できるはずなんて ないんですよ? |
| !! |
| あっはははははは! |
| ネスっ!? |
| いつの間に・・・? |
| ずっと前からですよ |
| お邪魔だろうと思って 気を利かせていたの ですが |
| あまりに幼稚なお話 でしたので、つい口を 挟んでしまいましたよ |
| 幼稚だと・・・? |
| 幼稚ですって? |
| ええ、そうですとも 理由は、さっきの言葉 どおりです |
| だます側に罪の意識が なかったら、自責の念 など存在しようがない ではありませんか? |
| そんなはずないっ!? 誰だって、自分の心は ごまかせないもの! |
| では、百歩ゆずって そういうことにしても いいでしょう・・・ |
| しかし、アメルさん そうして生じる痛みは しょせん、抑制された ものなんですよ |
| え・・・ |
| ナイフで切られた者と 切りつけた者がいたと しましょう |
| 切られた者は、当然 痛みを感じます 急所だったら、すぐに 死ぬかもしれません |
| では、切りつけた者が 良心の痛みによって 即座に死に至ることが ありますか? |
| ・・・! |
| ありえませんよね? |
| それは・・・っ |
| 傷つけられた者の痛み と、傷つけた者の心の 痛みが、等しいはずが ないんですよ |
| 貴女のかざしたものは 口先だけのきれい事で す。これが幼稚でなく て何だというのです |
| つけ加えればね 罪の意識というものは 自分を守るための 方便なのです |
| 良心の痛みを感じて 自分自身を断罪する 先にそうしてしまえば |
| 第三者に罰せられるよ りずっと楽でしょう? そうして、ニンゲンは 自分を守るんです |
| なんと薄汚く こうかつな生き物 なんでしょうねえ |
| ふふふふ・・・ だからこそ、私たちは ニンゲンが愛しくて たまらないのですが |
| そんな・・・っ? そんなはずない・・・ そんなこと・・・っ |
| アメル!? |
| さて・・・ くだらない前置きは このへんにしておいて 本題に入りましょう |
| 私がここに来た理由は *n0さん |
| 貴方がたをお誘いする |
| 貴女がたをお誘いする |
| ためなのです |
| なんだと・・・ |
| なによ・・・ |
| ニンゲンなんかに 味方するのは、もう おやめなさい |
| それよりも、私と共に この世界を思うまま もてあそんでみたくは ありませんか? |
| 仲間に入れって いうことか? |
| 仲間に入れって いうワケ? |
| 貴方がたの才能は |
| 貴女がたの才能は |
| このまま消し去るには 勿体ないと思うのです |
| ふざけるなっ!! |
| おことわりよっ!! |
| やれやれ、問答無用で 拒否されるとは・・・ 仕方ありませんね |
| 質はかなり落ちますが あちらの方で、この際 我慢するとしましょう |
| !! |
| 今の爆発音は・・・ 派閥の本部の方角!? |
| ここにお邪魔させて もらう前に、ちょっと 面会にいってきまして |
| フリップ・グレイメン という方でしたか? 彼を、はげましてきて あげたんですよ |
| 貴方は、このまま 終わるには惜しいです ・・・とね? |
| ひゃーっはっはっはっ はっはっは!! |
| 馬鹿な・・・!? 召喚術に必要な道具は とりあげて牢に入れて あったはず・・・ |
| 言いたいことは それだけか、グラムス |
| 議長の地位をかさに 偉ぶりやがって・・・ |
| こうしてやる日を ずっと待っておったわ フハハハハハハ! |
| 馬鹿な真似はやめろ! フリップ!? |
| 貴様もそうだッ!? ラウルっ!! |
| 師範の分際のお前が どうして、私よりも 総帥に信頼される!? |
| フリップ・・・ お前・・・ |
| どうして・・・ 誰も、私を認めては くれんのだ・・・ |
| 私が「成り上がり」の 分際だからですか? 総帥・・・っ!? |
| そうではない・・・ |
| お前のもつ劣等感が 間違った方向にさえ 向かなければ |
| 私は・・・ |
| メルギトスの言葉に 耳を貸したりしちゃ いけないっ!! |
| *n0!? |
| あいつは、貴方を利用 しているだけなんです フリップ様っ!? |
| 黙れエェェィッ!! |
| 危ないっ!? |
| ムダだ・・・ 僕たちの言葉では あの人には届かない |
| 利用されていようが 構うものか・・・ |
| お前らのように 特別な運命に選ばれて 特別な力を持った者を |
| それだけで、周りから 大切にされている者を 殺せるのならば・・・ |
| 私は悪魔にだって 魂を売ってやる!!! |
| 誰が・・・っ |
| 誰が、好きで・・・っ こんなつらい運命や 力なんか欲しがったり するもんかよッ!? |
| 誰が、好きで・・・っ こんなつらい運命や 力なんか欲しがったり するのよぉっ!? |
| パッフェルよ・・・ 蒼の派閥の総帥として お前に命じる! |
| 彼らと協力して フリップを止めるんだ どんな方法を使っても かまわない・・・ |
| エクス様・・・ |
| 頼む・・・っ |
| はは、はははっ あははははははっ!? |
| あの時と同じだ・・・ 選ばれた者だけが常に 栄光を独占し・・・ |
| その輝きの下では 凡人の努力など なかったことのように されてしまうッ!! |
| フリップ様・・・ |
| 私は、絶対に敗北を 認めたりせんぞッ!? |
| 貴様らの情けなど 受けるものか! 死ぬまで、貴様らと 戦って・・・ |
| ふぐっ!? |
| ! |
| だったら、あんただけ くたばれよッ!? |
| カラウス・・・っ? 貴様・・・あがぁ!! |
| へ、へへへっ? つきあってられるかよ |
| なんてことを・・・っ |
| な、見ただろ? 私が、こいつにトドメ をさしたんだ・・・? |
| だからさぁ、頼むよ? 勘弁してくれよっ!? |
| 脅されて、仕方なく 手を貸しただけなんだ 私は、悪くないんだ! |
| だから・・・っ 殺すのだけは勘弁して くれよぉ~っ!? |
| いかがですか? ニンゲンの本性を見た ご感想は・・・ |
| メルギトス!? |
| 自分を守るためならば 平気で、他人を犠牲に してのける・・・ |
| 与えられたものだけに 満足できず、奪うこと でしか、それを満たせ ない・・・ |
| 貴方たちが守ろうと しているのは、こんな あさましい生き物 なのですよ |
| ・・・ネスティさん? |
| ああ・・・ お前の言うとおりだよ メルギトス・・・ |
| 人間ほど身勝手で 自己中心的な生き物は いないのだろうな |
| ネス!? |
| ネスティさん・・・ |
| 僕の身体の中に 融機人としての記憶が 生き続ける限り・・・ |
| 人間がした仕打ちを 僕は、永遠に許すこと はできないだろう |
| しかし、メルギトス! だからといって僕は お前に手を貸したりは しない!! |
| 僕は、人間を守る ためにお前と戦うわけ じゃない・・・ |
| 僕の側にいてくれる *n0 |
| アメルや、一緒に旅を 続けてきたみんな 義父さんに先輩たち そういった・・・ |
| 僕の大切な人たちが 悲しむ姿を見たくない から戦うんだ!! |
| ネス・・・ |
| つまり貴方は、他の 人間は、どうなっても いいというのですね? |
| そのとおりだ |
| ふふふふふ・・・ あっははははははは! |
| 素敵な答えですよ? ならば、私としても 納得せざるをえません ね |
| 貴女たちが守ろうと しているのは、こんな あさましい生き物 なのですよ |
| ・・・アメルさん? |
| たしかに、そうかも しれません・・・ |
| 人間はずるくて 自分勝手で、与える ことより、奪うことを 考えてしまう・・・ |
| アメル!? |
| アメル・・・ 君は・・・ |
| でもね、レイムさん? あたし知ってるんです |
| 本当はそんなこと 誰も、望んでなんか いないって・・・ |
| ずるいのも、自分勝手 なのも、それより他に 生きていく方法を 知らないせい |
| ただ、不器用なだけ それだけなんです |
| それについては まったく同感ですね |
| だからこそ、私は 彼らを救ってやりたい と思っているのですよ |
| 今ある秩序を破壊し 服従という名の安息を 与えてやろうと しているのです |
| いいえ・・・ |
| 彼らに、救いなんて 必要ありません |
| だって、人間は自分で 変わることができる 生き物だから! |
| その歩みは遅いけれど 何度も間違えたりする けれど・・・ |
| 自分たちだけの力で 変わっていこうとして いるんです |
| あたしは、そんな 不器用な人間たちが 大好き・・・ |
| だから、貴方たちに そんな彼らのことを 傷つけたりはさせま せん! |
| ふふふふふ・・・ あっははははははは! |
| 同胞の天使たちさえも 見放したニンゲンを 貴女は、まだ信じると 言うのですか? |
| つくづく、学ばない 天使ですねえ・・・ |
| いいでしょう |
| 次に会った時には お望みどおりに殺して さしあげますよ? |
| 絶望に身をよじって 泣き叫びながら後悔 させてあげましょう! |
| あるじ殿ニハ 自分ガ、指一本 触レサセマセン! |
| 上等だァ、オイ? やれるもんなら やってみやがれッ!? |
| おにいちゃんは・・・ |
| おねえちゃんは・・・ |
| *n1が まもるの・・・っ! |
| たとえそうなっても ボクは絶対、泣いたり しませんっ! |
| ま、言うだけなら タダってヤツだよな? うんうん・・・ |
| 貴方の悪趣味に つきあうつもりなんて あるもんですか!? |
| 避けられないのならば 全力をもって、お相手 します・・・! |
| ほざいてな・・・ しゃべれるうちにな? |
| おあいにくさまっ! 私たち、そう簡単に 負けないんだから! |
| その腐った性根を あたいのグーで 叩き直したげる!! |
| 断じて、そのような 振る舞いはさせん! 拙者が、貴様を斬る! |
| そういうセリフはな ヤラレ役のもんだって 決まってんだぜ? |
| ふーん・・・ やってみれば? |
| 悪魔よ、慎みなさい! お前の言葉におびえる 者など、ここには一人 としていません!! |
| 言いたいことは それだけですか? |
| 大口だけじゃなくて 態度で示してよね? |
| では、こちらも 相応の返礼をもって お迎えしましょう |
| イーッ、だ! お前みたいなウソつき 泣かせてやるっ!! |
| 手負いの獅子の力 侮ると命を落とすぞ! |
| 人間をみくびるなよ レイム! |
| デグレアの過ちを 二度と繰り返させは せんぞ・・・ |
| 我が剣に賭けて! |
| 俺たちは、最後まで あきらめたりはしない |
| あたしたちは最後まで あきらめたりはしない |
| お前の思いどおりに なんか、絶対になって やるもんか!! |
| あなたの思いどおりに なんか、絶対になって やるもんですか!? |
| 期待していますよ *n0さん? |
| ひゃーっはっはっはっ はっはっは!! |
| 悪魔は言った 人間は、愚かな生き物だと |
| そのとおりかも知れない |
| 俺たちはいつだって 傷つけあってばかりいる 本当の気持ちを隠して 偽りばかり口にしている |
| でも、俺は思う・・・ |
| それは多分、裏返しなんだ |
| 傷つけてしまうのは 優しくしてほしいから ウソを重ねてしまうのは 真実だけを求めているから |
| わかっているのに どうすることもできない 人間の不器用さ |
| それを愚かと呼ぶのなら 呼べばいい |
| だけど・・・ それでも、俺は・・・ |
| 人間であることを、心から 幸せに思っているんだ |
| これが最後かもしれない そんな思いを、胸に秘めて |
| 俺たちは今、決戦の前夜を 過ごそうとしていた・・・ |
| 悪魔は言った 人間は、愚かな生き物だと |
| そのとおりだわ 人は口で言うほど 立派な生き物じゃないもの |
| あたしたちはいつだって 傷つけあってばかりいる 本当の気持ちを隠して 偽りばかり口にしている |
| でも、あたしは思う・・・ |
| それは多分、裏返しだって |
| 傷つけてしまうのは 優しくしてほしいから ウソを重ねてしまうのは 真実だけを求めているから |
| わかっているのに どうすることもできない 人間の不器用さ |
| たしかに、それは 愚かなことかもしれない |
| でもね・・・ それでも、あたし・・・ |
| 人間であることを、心から 幸せって思ってるの |
| これが最後かもしれない そんな思いを、胸に秘めて |
| あたしたちは今、決戦の 前夜をすごしてた・・・ |
| 僕は、やっぱり 人間たちのついた嘘を 許せそうにはないよ |
| 過去にこだわり続ける ことは、愚かなのかも しれないけど |
| 仕方がないと思うよ それは・・・ |
| あまりにも長い年月を ライルの一族は 傷ついたまま、過ごし 続けてきたんだ |
| ネスはその全てを 背負ってるんだもんな そう簡単に水に流せる わけがないさ |
| 仕方がないと思うわ それは・・・ |
| あまりにも長い年月を ライルの一族は 傷ついたまま、過ごし 続けてきたんだもの |
| ネスはその全てを 背負ってるもんね そう簡単に水に流せる わけがないもの |
| うん・・・ |
| でもさ、ネス それでもいつかはさ |
| その傷も、きっと 癒えると俺は思うよ だって・・・ |
| でもね、ネス それでもいつか・・・ |
| その傷も、きっと 癒えるんじゃないかな だって・・・ |
| 僕たちの未来は、まだ これからだから・・・ |
| だろう? |
| ネス・・・ |
| あの時、メルギトスに 言った言葉は本心だよ |
| 君と出会えたから 僕はこの世界を好きに なれたんだ・・・ |
| 君がいてくれたから 僕は、悪魔の誘いを はねのけられたんだよ |
| ありがとう |
| そ、そんな・・・っ お礼だなんて、なんか 照れくさいってば!? |
| そ、そんな・・・っ お礼だなんて、なんか 照れくさいよぉ!? |
| ・・・・・・ |
| でも、あれよね |
| ああまで、はっきり ケンカを売っちゃった からには・・・ |
| きちんと責任とって 勝たなくちゃダメよね |
| 不安なのか? |
| うん・・・ ちょっぴり・・・ |
| 調律者の一族とか いったって、あたしは もともと落ちこぼれの 生徒だったし |
| ネスやアメルみたいに 特別な力、持ってたら よかったんだけどね あははは・・・ |
| こわいのを、笑って ごまかそうとするのは 昔とおんなじだな |
| 意地っ張りめ・・・ |
| あ・・・? |
| こうして頭を撫でられ てると、不安が消える って言ってたろう? |
| そ、それは・・・っ! まだ、小さかった時の 話で・・・っ!? |
| イヤなのか? |
| う・・・ |
| イヤじゃ・・・ ないよ・・・ |
| なら、いい・・・ |
| ・・・・・・ |
| 安心していいんだ *n0 |
| なにが起きようとも 僕が必ず、君のことを 守ってみせるから |
| それって・・・ ネスが、あたしの 兄弟子だから? |
| 君は、本当にそうだと 思っているのか? |
| ・・・ううん |
| バカ・・・ だったら、そんなこと 聞くんじゃない・・・ |
| うん・・・ |
| この戦いが終わったら 改めて、旅をやり直す ことにしよう |
| 戦いの旅じゃない ちゃんとした 見聞の旅を |
| うん、そうだな |
| ええ、そうよね |
| ただし、目的地は 南じゃなくて、北だ |
| 君が生まれた街を 僕は、見てみたいんだ |
| え・・・ |
| 案内してくれるか? |
| うん! |
| 約束しようぜ、ネス そのためにも、絶対に 勝ってみせるって! |
| うん! |
| 約束しましょう、ネス そのためにも、絶対に 勝ってみせるって! |
| ああ、約束だ・・・ |
| フリップ様 意識を取り戻した みたいだよ |
| フリップ様 意識を取り戻した みたいよ |
| よかった・・・ |
| でも、どうして アメルが助けたこと 隠しちゃうんだよ? |
| ふらふらになるまで 癒しの力を使ったのに どうして・・・ |
| でも、どうして アメルが助けたこと 隠しちゃうわけ? |
| ふらふらになるまで 癒しの力を使ったのに どうして・・・ |
| あの人のためには それが一番だからです |
| それに、あたしが 好きでやったことだし |
| なあ、アメル・・・ 君はどうして そんなに優しいんだ? |
| 聖女だから? それとも、天使の 生まれ変わりだから? |
| ねえ、アメル・・・ あなたはどうして そんなに優しいの? |
| 聖女だから? それとも、天使の 生まれ変わりだから? |
| ううん・・・ *n0 |
| あたしはただ 自分のもらったものを わけているだけです |
| 周りの人たちが あたしにくれる優しさ それがあったかくて とてもうれしいから |
| みんなに同じ気持ちを 感じてほしいんです |
| 独り占めにしちゃう よりも、そのほうが ずっと素敵だもの |
| アメル・・・ |
| あたし、やっぱり 人間が大好きです |
| 奪ってばかりだって レイムさんは 言っていたけれど |
| 与えることだって ちゃんと知っています だって・・・ |
| *n0 |
| 貴方が、たくさんの |
| 貴女が、たくさんの |
| あったかい気持ちを 与えてくれたから |
| あたしは今、こうして ここにいることが できるんですもの |
| ありがとうございます |
| そ、そんな・・・っ お礼だなんて、なんか 照れくさいってば!? |
| そ、そんな・・・っ お礼だなんて、なんか 照れくさいよぉ!? |
| ・・・・・・ |
| それにさ・・・ 俺だって、アメルから たくさんのものを もらってるんだぜ? |
| 今だってそうさ 本当は、すごく不安で 逃げ出したいくらい なのに・・・ |
| 君がいてくれるから がんばらなくちゃって 思うことができる |
| 負けないって気持ちに なれるんだ |
| うれしい・・・ |
| あたしが、そうやって 貴方の力になれるって ことが・・・ |
| 思うんだよ |
| きっと一人ぼっちの ままだったら、俺たち 運命に負けていたかも しれないなって |
| 出会ったせいで 悲しいこともたくさん 経験したけど・・・ |
| それでも、アメル 俺は、君に出会えて よかったって思ってる |
| あたしもそうです *n0 |
| 貴方に出会えたことが 本当にうれしいの 貴方の側にいられて |
| 好きになった人が 貴方で・・・ |
| アメル・・・ |
| 捕まえていてください あたしのことを・・・ |
| もう二度と・・・ 離ればなれになんか ならないように・・・ |
| うん・・・ |
| *n0 ひとつ、お願いを 聞いてくれませんか? |
| なんだい? |
| なぁに? |
| この戦いが終わったら |
| あたしを、貴方の |
| あたしを、貴女の |
| 生まれた場所へ連れて いってください |
| え・・・ |
| 見てみたいんです |
| 貴方が暮らしていた |
| 貴女が暮らしていた |
| 本当の故郷を |
| 貴方のこと、もっと |
| 貴女のこと、もっと |
| いっぱい知りたいから |
| ダメですか? |
| ううん! そんなことないって |
| 約束しよう、アメル そのためにも、絶対に 勝ってみせるから! |
| ううん! そんなことないっ |
| 約束するわ、アメル そのためにも、絶対に 勝ってみせるから! |
| ええ、約束ですよ? |
| 昔ノ自分ナラバ めるぎとすノ言葉ヲ 肯定シテイタデショウ |
| スベテヲ計算ニヨッテ 判断スル我々ニトッテ 人間トイウモノハ |
| ヒドクアイマイデ 計算シニクイ存在 デスカラ |
| デスガソノアイマイナ 部分コソガ、人間ノ 真ノ価値デアルコトヲ 自分ハ知リマシタ |
| 計算デキナイモノ ソレハ、可能性・・・ |
| あるじ殿 |
| 自分ハ、貴方ヲ見テ |
| 自分ハ、貴女ヲ見テ |
| ソノ意味ヲ学ブコトガ デキタノデス |
| *n1・・・ |
| 自分ハ、貴方ニ仕エル |
| 自分ハ、貴女ニ仕エル |
| コトガデキタコトヲ 誇リニ思イマス |
| 貴方ノ側ニイラレテ |
| 貴女ノ側ニイラレテ |
| ウレシイノデス 自分ハ・・・ |
| 俺もそうだよ *n1 |
| お前は、俺にとって 最高の護衛獣・・・ ううん、そうじゃない |
| かけがえのない 友達なんだ! |
| あたしもそうよ *n1 |
| あなたは、あたしに とって、最高の護衛獣 ・・・ううん それだけじゃない |
| かけがえのない 友達なんだもの! |
| ト・モ・ダ・チ・・・ |
| 自分ガ・・・ あるじ殿ノ・・・ 友達・・・ |
| あるじ殿、なんて 呼んだりするのはさ もう、やめにしよう? |
| 名前で呼んでほしいよ そのほうが、俺 ずっとうれしいんだ |
| あるじ殿、なんて 呼んだりするのは もう、やめようよ? |
| 名前で呼んでほしいな そのほうが、あたし ずっとうれしいもの |
| ワカリマシタ・・・ デハ・・・ |
| *n0? 友達トシテ、改メテ ヨロシク、オツキアイ 願イマス・・・ |
| うん、こちらこそ! |
| うん、こちらこそ! |
| *n1・・・ お前・・・今、なんて 言ったんだ!? |
| *n1・・・ あんた・・・今、 なんて言ったの!? |
| そんなに驚くような ことじゃねェだろうが ったく・・・ |
| サプレスに帰るのは やめたって 言ったんだよッ!? |
| いいのか・・・ このままだと、お前も メルギトスと戦うこと になるんだぞ? |
| いいの・・・ このままだとあんたも メルギトスと戦うこと になるのよ? |
| 勝てる保証なんて まるでないんだぞ!? |
| 勝てる保証なんて まるでないのよ!? |
| わかってるぜ んなこたァ・・・ |
| だがな、オレにだって メンツがあるんだ |
| このまま帰ってみろ? |
| 手下の連中たちに ナメられちまうぜ!! |
| は、はあ・・・ |
| つきあってやらあ! こうなりゃ、とことん やってやるッ!! |
| 感謝しやがれよ・・・ *n0!? |
| え・・・? お前、今・・・ 俺のこと、名前で!? |
| え・・・? あなた、今・・・ あたしの名前 呼ばなかった!? |
| うだーッ!? いちいち、細けェこと 気にすんじゃねェ!! |
| うれしくねェのか どうなんだッ!? *n0ッ |
| そ、そりゃあ うれしいよ・・・ |
| お前みたいなヤツでも 俺にとっては初めての 護衛獣なんだ・・・ |
| そ、そりゃあ うれしいわよ・・・ |
| あんたみたいなのでも あたしには、初めての 護衛獣なんだもの |
| 別れたくなかったに 決まってるだろ!? |
| お別れするのは やっぱり、さびしいし |
| よォし・・・ いい返事だ・・・ |
| お前はどうなんだよ? *n1 |
| あんたはどうなのよ? *n1 |
| ケッ!んなこたァ どうだっていいだろ? |
| *n1! |
| ・・・・・・ |
| 今まで見たニンゲンの 中じゃ、テメエが一番 マシなんだよ・・・ |
| それだけだッ!! |
| そっか・・・ |
| あはっ、ははは・・・ |
| そっか・・・ |
| あはっ、ははは・・・ |
| ありがとな・・・ *n1・・・ |
| ありがと・・・ *n1・・・ |
| これでもう、本当に 後戻りはできなく なっちゃったな |
| これでもう、本当に 後戻りはできなく なっちゃったね |
| ・・・(こくん) |
| メルギトスたちを倒す だけの力が、俺にある とは思えないけどさ |
| でも、俺には *n1や みんながいてくれる 信じてくれてる |
| せめて、その期待に 応えるだけのことは してみせるから |
| メルギトスたちを倒す だけの力が、あたしに あるとは思えないけど |
| でも、あたしには *n1や みんながいてくれる 信じてくれてる |
| せめて、その期待に 応えるだけのことは してみせるから |
| だいじょうぶだよ |
| おにいちゃんは・・・ |
| おねえちゃんは・・・ |
| きっと・・・勝つよ? |
| まけたりなんか ぜったい、しないもの |
| *n1・・・? |
| *n1には わかるの |
| あのひとにないもの おにいちゃん たくさん、もってる |
| あのひとにないもの おねえちゃん たくさん、もってる |
| あったかくて、つよい ちから、もってるから だからね、まけないの |
| ほんとだよ? |
| ・・・そうだよな |
| *n1は ウソつかないもんな? |
| ・・・そう、ね |
| *n1は ウソつかないもんね? |
| ・・・(こくん) |
| *n1 おにいちゃんがすき |
| *n1 おねえちゃんがすき |
| やさしくてあったかい から、だいすき・・・ |
| 俺もだよ *n1が 側にいてくれると なんか、ほっとする |
| すごく優しい気持ちに なれる気がするんだ |
| あたしもよ *n1が 側にいてくれると なんか、ほっとする |
| すごく優しい気持ちに なれる気がするんだ |
| おにいちゃん |
| おねえちゃん |
| *n1と ケッコンして? |
| え? |
| へ? |
| ケッコンすれば ずっと、いっしょに いられるんでしょ? |
| *n1 おにいちゃんと |
| *n1 おねえちゃんと |
| ずっと、いっしょに いたいから・・・ |
| ・・・わかったよ *n1 |
| ケッコンしよう? 俺たちが、ずっと 一緒にいられるように |
| ・・・わかったわ *n1 |
| ケッコンしましょ? あたしたちが、ずっと 一緒にいられるように |
| それじゃ・・・ ゆびきり、して? |
| ・・・こう? |
| ゆびきり、げんまん うそついたら はりせんぼん・・・ |
| ずっと、ずーっと いっしょにいようね? おにいちゃん・・・ |
| ずっと、ずーっと いっしょにいようね? おねえちゃん・・・ |
| 悪魔たちとの戦いは 今までより、もっと 過酷なんでしょうね |
| ああ・・・ |
| そうね・・・ |
| ボク、考えたんです |
| 自分が本当に ご主人さまの護衛獣に ふさわしいのかって |
| ! |
| 答えは簡単でした これから先の戦いの ことを考えたら・・・ |
| 弱虫のボクなんかじゃ ご主人さまを守ること なんてできません |
| もっと強くて、頼れる 護衛獣がついたほうが ご主人さまのために なると思いました |
| ・・・・・・ |
| ボクはご主人さまに とって、一番の護衛獣 じゃない・・・ |
| 悔しいけど、認めます 認めますけど・・・ でも・・・っ! |
| ボクにとっては ご主人さまが、一番 なんですっ!! |
| 他の誰にもこの場所を とられたくない! ご主人さまのお側に いたいんです・・・ |
| *n1・・・ |
| お願いです・・・ ボクを最後まで |
| 貴方の護衛獣のままで |
| 貴女の護衛獣のままで |
| いさせてください! |
| ・・・わかったから もう、顔をあげてくれ *n1 |
| ・・・わかったわ だから、顔をあげて? *n1 |
| ご主人さま・・・っ |
| *n1 俺は、お前を役立たず なんて思ったこと 一度もないんだぞ? |
| 優しいお前が側にいて くれたから、つらい時 にだって笑えたんだ |
| それは、お前だから できたことなんだよ *n1? |
| あたしはね、 あなたを役立たず なんて思ったことは 一度もないのよ? |
| 優しいあなたが側に いてくれたからね あたし、つらい時でも 笑えたんだよ |
| それは、あなただから できたことなのよ *n1? |
| ボクだから・・・ できた、こと・・・? |
| ああ、そうだ |
| ただ、俺はね 心配だったんだ |
| 優しいお前が、悪魔の 仕打ちを見るたび 心を痛めているのが わかったから・・・ |
| 俺の側にいるせいで つらい目にあわせてる のが、イヤだったんだ |
| ええ、そうよ |
| ただ、あたしはね 心配だったの |
| 優しいあなたが、悪魔 の仕打ちを見るたび 心を痛めているのが わかったから・・・ |
| あたしの側にいる せいで、つらい目に あわせちゃってるのが イヤだっただけ |
| あ・・・ |
| お前が、そのせいで 変わってしまうことが こわかったんだ・・・ |
| あなたが、そのせいで 変わってしまうことが こわかったのよ・・・ |
| ご主人さま・・・ |
| 変わったりなんか しませんよ、ボクは |
| え・・・? |
| どれだけ泣いても 落ちこんでも、ボクは ボクなんです |
| だから・・・ もう、ボクのことは 心配しないでください |
| 貴方が笑っていられる |
| 貴女が笑っていられる |
| ように、ボク、もっと がんばりますから! |
| うん・・・ これからもよろしくな *n1? |
| うん・・・ ずっと、よろしくね *n1? |
| はいっ! |
| *n0 ひとつ、聞かせちゃ くれねーか・・・? |
| ん? |
| なぁに? |
| お前がメルギトスと 戦う理由ってのは なんなんだ? |
| 先祖の犯した罪を つぐなうためか? |
| 人間を守るためか? それとも、この世界の 危機を救うためか!? |
| どれもそうだし だけど、どれも違うよ |
| そうとも言えるし 違うとも言えるかな? |
| え? |
| 俺はね、フォルテ 自分のために戦うんだ |
| 祖先の罪とか、派閥の 一員としての立場とか そうした義務感で戦う わけじゃない・・・ |
| 自分でそうしたいと 思うから、戦うんだよ |
| あたしね、フォルテ 自分のために戦うの |
| 祖先の罪とか、派閥の 一員としての立場とか そうした義務感で戦う わけじゃない・・・ |
| 自分でそうしたいと 思うから、戦うのよ |
| ・・・・・・ |
| ちゃんとした答えに なってないかな? |
| ちゃんとした答えに なってないかしら? |
| いや・・・ |
| 多分、オレは お前の口から その言葉を聞きたいと 思っていたはずだ |
| 安心、したぜ? |
| フォルテ・・・ |
| *n0 お前、本当にすげえな |
| いいオトコになったぜ 本当に・・・ |
| この世界で二番目に? |
| おおー?わかってる じゃねーか・・・ |
| オレの次ってことさ? |
| あはははははははっ! |
| *n0 お前、本当にすげえな |
| いいオンナになったぜ 本当に・・・ |
| ふーん?だったら 今から、乗り換える? |
| あ、いや・・・ |
| あははははっ、冗談よ |
| フォルテの一番には なれなかったけど あたしには、あたしの 一番がいると思うし |
| ああ・・・ |
| きっと、見つかるさ オレが保証してやるよ |
| うんっ! |
| *n0 |
| もしも、貴方が戦う |
| もしも、貴女が戦う |
| 理由が・・・ |
| 過去のことを責任に 感じてのことだったら そんなの、考えなくて いいんだからね!? |
| ケイナ・・・ 泣いてるの・・・? |
| 私、心配なのよ!? |
| 貴方が、みんなの犠牲 |
| 貴女が、みんなの犠牲 |
| になろうとしてるん じゃないのかって! |
| だって、貴方は・・・ |
| だって、貴女は・・・ |
| 自分のことより、人の ことばかり考えちゃう 子だから・・・っ |
| そんなことないよ? |
| そんなことないわよ? |
| え? |
| 俺はね、ケイナ 自分のために戦うんだ |
| 祖先の罪とか、派閥の 一員としての立場とか そうした義務感で戦う わけじゃない・・・ |
| 自分でそうしたいと 思うから、戦うんだよ |
| あたしはね、ケイナ 自分のために戦うの |
| 祖先の罪とか、派閥の 一員としての立場とか そうした義務感で戦う わけじゃないの・・・ |
| 自分でそうしたいと 思うから、戦うのよ |
| ・・・・・・ |
| ちゃんとした答えに なってないかな? |
| ちゃんとした答えに なってないかしら? |
| ううん・・・っ |
| 今の言葉だけで・・・ 安心したよ・・・ |
| よかった・・・ |
| ケイナ・・・ |
| ダメね、私・・・ |
| お姉さんらしく、貴方 のことを元気づけて あげたかったのに |
| 泣いちゃった・・・ |
| そんなことないよ! |
| 本気で心配してたから 泣いてくれたんだって 俺、わかるもの |
| *n0・・・ |
| 俺、負けないよ? ケイナのこと・・・ 姉さんのこと、泣かさ ないようがんばる! |
| うん、でもね・・・ |
| 本当につらい時は 我慢しちゃダメよ? |
| お姉さんのこと ちゃんと、頼りなさい いいわね? |
| うん・・・ |
| *n0 貴女、きっと幸せに なれる・・・ |
| こんなに、優しくて 強い女の子なんだもの 絶対、幸せになれるわ |
| ありがとう、ケイナ ううん・・・ |
| お姉ちゃん・・・ |
| いつだって、私は 貴女の味方だからね? |
| うん・・・ |
| 止めたりはしないのか ロッカ? |
| 止めたりはしないの ロッカ? |
| どうしてそう思ったり するんです? |
| だって、俺のしようと してることって・・・ |
| わざわざ危険の中に 飛び込んでいくような ことじゃないか |
| それも、自分だけじゃ なくて、みんなにまで 迷惑かけて・・・ |
| だって、あたしの しようとしてる ことって・・・ |
| わざわざ危険の中に 飛び込んでいくような ことじゃない |
| それも、自分だけじゃ なくて、みんなにまで 迷惑かけて・・・ |
| でも・・・ それが必要だから |
| 貴方は、そうしようと |
| 貴女は、そうしようと |
| 決めたんですよね? |
| うん・・・ |
| 貴方はそうやって |
| 貴女はそうやって |
| ちゃんと、自分のした ことの意味をわかって いるじゃないですか |
| そのうえで選んだ道 ならば、僕は最後まで おつきあいしますよ |
| 人を信じるってことは そういうことだって 僕は思うから・・・ |
| ロッカ・・・ |
| 動かないで・・・ |
| え・・・あ!? |
| 僕は、不器用ですから こうやってしか 気持ちを伝えることが できません・・・ |
| 貴女のことが・・・ 好きです・・・ |
| ・・・ |
| だから、守りたい 束縛するのではなく 自由なままの貴女を 守りたいんです |
| ・・・・・・ |
| 迷惑なら、この腕を ほどいてください? |
| ズルイよ・・・ こんな不意打ち・・・ |
| あたしにだって 伝えたい言葉ぐらい あったのに・・・ |
| これじゃ・・・ なにも、言えないよう |
| ロッカの・・・ いじわる・・・っ |
| 貴方と出会うことで |
| 貴女と出会うことで |
| 今まで以上にたくさん 守りたいと思うものが 僕にはできました |
| だから、僕はそれらの ために戦います |
| がんばりましょう? *n0 |
| うん・・・ |
| ハッ、真っ正面から 悪魔にケンカを売って 平然としてやがるとは |
| あのメガネじゃねえが バカか?って 言いたくなるぜ・・・ |
| 返す言葉もないなあ それについては |
| でも、リューグ 俺、ああ言ったこと 後悔してないぜ? |
| 返す言葉もないわね それについて・・・ |
| でもね、リューグ あたし、ああ言った こと、後悔してないよ |
| テメエのツラを見りゃ それぐらいのことは 俺にだってわかるさ |
| 止めたところで 引かねぇって顔だぜ |
| リューグもな? |
| リューグもね? |
| ああ・・・ ここまで来たら、もう やるしかねえだろう |
| 最期の最後まで つきあってやるぜ |
| リューグ・・・ |
| ・・・・・・ |
| え・・・? ちょ、ちょっとっ!? |
| どうしたの、リューグ い、痛いよ・・・っ? |
| こうでもしなけりゃあ テメエは、気づきも しねえからな・・・ |
| え? |
| 一度しか言わねえぞ |
| 俺は、テメエのことが 好きだ・・・ッ! |
| ! |
| だから・・・ 守ってやる・・・ |
| 他の誰にも傷つけたり なんかさせねえ |
| 俺が、お前を 守ってやる・・・ッ! |
| リューグ・・・っ |
| うん・・・ |
| ハッ・・・ 今日の俺は、どうか しちまってるらしいぜ |
| テメエに、こんなこと 言っちまうなんてな |
| ・・・・・・ |
| とにかく・・・ そういうこった! |
| 約束しろよ・・・ お互い、生きて帰る ってな!? |
| うん・・・ |
| メルギトス、とうとう 本気で攻めてくる つもりだね・・・ |
| こわいか、ミニス? |
| こわい、ミニス? |
| うん・・・ こわいよ・・・ |
| でもね、私は 逃げたりなんかしない |
| どんなにつらくたって こわくたって・・・ |
| 立ち向かわなくちゃ 欲しいものは、絶対に 手に入らないもの! |
| それにね・・・ 信じてるから・・・ |
| *n0 |
| 貴方のこと、私 |
| 貴女のこと、私 |
| 信じてるから・・・ |
| ミニス・・・? |
| あんな悪魔なんかに |
| 貴方が負けるはずが |
| 貴女が負けるはずが |
| ないもの |
| もし負けちゃっても 私、恨んだりしないよ 自分で信じて、決めた ことだもの? |
| だったら・・・ |
| 俺は、ミニスの その言葉を信じて 戦うよ・・・ |
| だったら・・・ |
| あたしは、ミニスの その言葉を信じて 戦うわ・・・ |
| 俺を信じてくれた君を かならず、俺の手で 守ってみせるから! |
| あたしを信じてくれた ミニスをかならず、 あたしの手で、 守ってみせるわね! |
| *n0・・・ |
| ありがとう |
| ・・・! |
| 初めてだからねっ 叔父様たち以外に こうしたのは・・・ |
| 約束やぶったら 承知しないからっ!? |
| ああ、わかってるよ 約束も、君も 絶対に守ってみせるさ |
| うん・・・ |
| 私も、守るよ・・・ |
| *n0の こと、絶対に守って みせるんだから! |
| がんばろう、ミニス? |
| うんっ! |
| *n0 あんた、最初に会った 時に比べたら |
| ホントに強くなった もんだよねえ・・・ |
| そ、そうかな? 自分では、なんにも 変わっちゃいない気が するんだけど・・・ |
| そ、そうかな? 自分では、なんにも 変わってない気が するんだけど・・・ |
| 自分のことだからね 自分じゃわかんなくて 当たり前さ? |
| でも、あたいには ちゃんとわかるんだ |
| 最初はなんだか のほほんとしててさ 頼りになりそうもない と思ってたのにね |
| 今じゃ、まったく その逆に思えるんだ だから、安心して命を あずけられるんだよ |
| あははは・・・ |
| あ!? 別に、あんたのこと バカにしてるわけじゃ ないんだよっ!? |
| た、頼りなくても 頼れても、あんたはっ あんたなんだし・・・ |
| そりゃ、あたいだって 女だから、頼れる男の ほうが、いいけどっ? |
| だからって、あんたが 頼りないまんまでも! あたいの気持ちはっ 変わんないし・・・ |
| え? |
| あ・・・!? |
| モーリン・・・ お前、もしかして? |
| う、ううう・・・っ 黙ってる、つもり だったのに・・・ |
| あたいって、どうして こう、バカなんだろ? あああぁぁ~っ!? |
| うれしいよ |
| ・・・え? |
| モーリンの気持ちを 教えてもらえて |
| 迷惑じゃ、ないの? |
| あたいみたいな ガサツで、乱暴者で デカイ女なんかに 好かれて・・・ |
| 俺も、同じだよ? |
| どんな女の子だろうと モーリンへの気持ちは 変わったりしないさ |
| よかったぁ・・・っ |
| ほら、泣くなよ いつもみたいに元気に 笑って・・・? |
| う、うんっ! |
| ・・・よーしっ! いっちょ、気合いを 入れて、メルギトスを ぶっ飛ばすよっ!? |
| うん、頼りにしてるぜ モーリン? |
| ええ、頼りにしてるわ モーリン? |
| あいよッ! |
| いよいよ、決着を つける時が来たので ござるな? |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| これほど大きな戦に 参るのは、こちらでは 三度目でござる |
| 一度目は、呼ばれて 最初の戦い |
| 二度目は、お主の 先輩たちと共にした 魔王との決戦でござる |
| 今度の戦は、おそらく それらを凌駕するほど 厳しいものとなろう |
| カザミネさんは こわくはないの? |
| カザミネさんは こわくはないの? |
| サムライというものは 朝に死し、夕べに死ぬ そうした覚悟を要する 生き方でござる |
| 未練はない |
| そうなんだ・・・ |
| 俺には、ちょっと 真似できそうにないよ |
| まだまだ、生きて やりたいと思うこと たくさんあるから |
| そうなんだ・・・ |
| あたしには、ちょっと 真似できそうにないわ |
| まだまだ、生きて やりたいと思うこと たくさんあるもの |
| それでいいので ござるよ |
| え? |
| え? |
| 死を恐れない覚悟も 生きようとする思いも それが真剣であれば |
| 必ず、お主の力になる ならば、いい・・・ |
| カザミネさん・・・ |
| 未練はない、と拙者は 言い切ったが・・・ |
| それは拙者個人の話 後に残された者たちを 省みない、得手勝手な 考えかもしれぬ |
| そう思いいたったのは *n0殿 お主たちとの旅で 学んだことでござる |
| 死ぬ覚悟をもつことと 命を粗末にすることは 違う・・・ |
| そうでござろう? |
| うん、そうだよ! |
| うん、そうよ! |
| 拙者ごときの死でも そのために、泣いて くれるという人がおる |
| ならば、拙者は生きて 帰ろう・・・! *n0よ お主たちと共にな! |
| うん、カザミネさん 生きるために、絶対に 勝って帰ろう! |
| うん、カザミネさん 生きるために、絶対に 勝って帰ろう! |
| よお、どうした? |
| レナードさんこそ どうしてこんな時間に テラスなんかに? |
| レナードさんこそ どうしてこんな時間に テラスなんかに? |
| エクスの旦那から ちょいといい酒を 貰ったんでな |
| 月を見ながら、一杯 やることにしたんだよ |
| どうだ?たまには つきあわねえか |
| え、でも・・・ |
| え、でも・・・ |
| その様子からすると 眠れなくて、ここに 来たんだろう? |
| 飲めなくたってよ 話相手はできるだろが それによ・・・ |
| 今夜は、俺様も 一人で飲みたくは ねえんだ・・・ |
| レナードさん・・・ |
| ほれ、座れよ? |
| うん・・・ |
| ふいー・・・っ |
| 悪くねぇもんだな こうして、お前さんと 差し向かいってのも |
| うん・・・ |
| 刑事なんて仕事を 選んじまった自分が 悪いんだろうがな |
| こんな風にのんびりと 静かな夜を過ごした 記憶はさっぱりだ |
| 娘と遊んでやることも 話を聞いてやる時間を とってもやれなかった |
| 愛想をつかされるのも 当然の報いさ |
| 後悔先に立たず・・・ ってヤツなんだけどな |
| うん・・・ |
| こっちの世界に来て ようやく、夢が かなったぜ・・・ |
| こうやって、子供と 差し向かいで語らう なんて夢がな |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 俺様みたいな父親じゃ お前さんにすりゃ迷惑 かもしれねえが・・・ |
| う・・・ん・・・ |
| *n0? |
| すぅ・・・ |
| 眠っちまったか・・・ ふふっ、まったく 手のかかる息子だぜ? |
| 眠っちまったか・・・ ふふっ、まったく 手のかかる娘だぜ? |
| よっ、と! |
| 安心して眠るんだぞ *n0 |
| 父さんが・・・ 守ってやるからな? |
| 今の状況って、まるで 伝説の再来みたいだね |
| 調律者とライルの一族 天使アルミネ・・・ |
| それに召喚師たちが 力をあわせて、大悪魔 メルギトスと戦う |
| ルウ、ちょっと ドキドキしてるよ |
| 伝説のとおり、勝てる かどうかは、ちょっと 自信ないけどね |
| 伝説のとおり、勝てる かどうかは、ちょっと 自信ないけどね |
| *n0・・・? |
| 俺たちの使う召喚術は 昔の召喚師たちよりも 劣っているだろうし |
| 勝負を決めた召喚兵器 だって、今度はない あったとしても、使う 気もないし・・・ |
| あはは、伝説の再来と いうには、ちょっと 分が悪そうだよ? |
| あたしたちの使う 召喚術は昔の召喚師 たちよりも劣って いるみたいだし |
| 勝負を決めた召喚兵器 だって、今度はないわ あったとしても、使う 気もない・・・ |
| あはは、伝説の再来と いうには、ちょっと 分が悪そうね? |
| でも・・・ 新しく、手に入れた力 だってあるじゃない? |
| え? |
| 信じるって心 |
| それぞれの都合だけで 戦ってた、昔の人たち とは違って・・・ |
| 今のキミたちは ちゃんと、信頼しあう ことができる |
| それが派閥の垣根を 壊し、たくさんの味方 を作ったんじゃない? |
| ルウ・・・ |
| ルウは、信じるよ キミが絶対、勝つって |
| だって、伝説は ただ繰り返されるだけ じゃなくて、変えて いくものだもの! |
| 変えていくもの・・・ |
| 実際、キミを見ていて ルウもずいぶんと 変わったよ |
| 一人よりも、大勢の ほうが楽しいってこと 教えてくれたのは |
| *n0 キミだもの? |
| ルウ・・・ |
| 本当に、見ていて 飽きないよ? キミは・・・ |
| このまま、一生 観察してもいいかな? |
| 一生・・・? |
| うん、ずーっとね♪ |
| なにもかも終わったら ルウ、あの森を出るわ |
| もっともっと いろんなことを知って 自分を変えたいもの |
| うん、ルウだったら きっと、今より素敵に 変われると思うよ |
| うん、ルウだったら きっと、今より素敵に 変われると思うの |
| ありがと・・・ |
| その時には、色々と 面倒みてよね? |
| ああ・・・ |
| ええ、約束するわ |
| エルジンくんから さきほど、連絡が ありました |
| 街道を西へと向かって デグレアの大軍団が 移動していると・・・ |
| 彼らの目的はおそらく サイジェントの街 なのでしょう |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 心配はいりません 私の仲間たちがきっと 食い止めてくれます |
| ですが・・・ |
| そんな状況じゃ こっちに加勢をして もらうのは無理だって ことか・・・ |
| そんな状況じゃ こっちに加勢をして もらうのは無理だって ことね・・・ |
| もうしわけありません |
| そんな、カイナが 悪いわけじゃないよ! |
| そんな、カイナが 悪いわけじゃないわ! |
| メルギトスはおそらく 私たちのとる行動を よんでいたのでしょう |
| 本当に恐ろしい敵です でも・・・ |
| でも? |
| 私、不思議と不安を 感じていないんですよ |
| それはきっと、貴方が |
| それはきっと、貴女が |
| ここにいるから |
| カイナ・・・ |
| 魔王と戦った時も同じ でした。不吉な予感は しているのに・・・ |
| それ以上の大きな力が 私たちを包んでいた 守られてるって、肌で 感じられたんです |
| だから、きっと 私たちは勝てますよ |
| *n0さん |
| 貴方が、勝ちたいと |
| 貴女が、勝ちたいと |
| 思い続けるのなら |
| それがきっと、私や みなさんの力になって くれるはずですから |
| ありがとう、カイナ |
| 一期一会、という 言葉をご存知ですか? |
| え? |
| 一生に一度の出会い それを大切にすると いう、シルターンの 言葉です・・・ |
| *n0さん |
| 私と貴方の出会いは |
| 私と貴女の出会いは |
| きっと、一期一会 |
| だからこそ私は 今この時を、悔いの 無いようにします |
| カイナ・・・ |
| 貴方と出会えて |
| 貴女と出会えて |
| よかったと、心から 思えるように・・・ |
| そうだね・・・ |
| 俺もそうするよ 悔いの残らないよう 精一杯、最後まで がんばろう? |
| そうね・・・ |
| あたしもそうするわ 悔いの残らないよう 精一杯、最後まで がんばりましょ? |
| はい・・・ |
| *n0 私は、見つけたよ |
| 騎士として、自分が 本当に望むものを |
| そっか・・・ 見つけたんだ・・・ |
| そっか・・・ 見つけたのね・・・ |
| ああ、見つけたよ 君たちと一緒に見て きたものが、それを 教えてくれたんだ |
| 主君に仕えることに よって、その下に集う 民の幸せを守りぬく |
| それが、私の目指して いた騎士だった |
| でも、組織に属するが ゆえに、見えてこない ものがあるのを、私は 知った・・・ |
| 組織の秩序のために やむなく犠牲にされる 者たちがあることを 知ったんだ |
| 仕方がないと片づける ことは簡単だ しかし、私はそれを よしとはしたくない |
| だから、私は国でなく 民のための騎士に なろうと思うんだよ *n0 |
| シャムロック・・・ |
| どれほどのことが できるか、わからない だけど・・・ |
| 私の剣で、一人でも 多くの人々が、大事な ものを失わずに済むと いうのなら |
| やってみる価値は あると、私は信じてる |
| 不可能だと思うかい? |
| ううん・・・ そんなことない!? シャムロックだったら きっと、できるよ! |
| ううん・・・ そんなことない!? シャムロックだったら きっと、できるわ! |
| ありがとう *n0 |
| 君にそう言って もらえると、自信が わいてくるよ |
| 思えば、最初に 出会った時からずっと そうだったな・・・ |
| 国を失った絶望から 私が立ち上がることが できたのは |
| どんな困難にもけして 屈しない、君の姿を 見ていたからなのかも しれない |
| そんな・・・ かいかぶりだよ? |
| そんな・・・ かいかぶりよぉ? |
| 君は、自分で気づいて いないだけさ |
| 私も、フォルテ様も 他のみんなだって そう思っているはずだ だからこそ・・・ |
| みんな、君のために 力を貸したいって 思ってくれるんだよ? |
| うん・・・ |
| だから、私は 君のことを守りたい |
| 今の私を導いてくれた 君を、今の私にとって 大事だと思うものを |
| 必ず、守ってみせるよ この剣に誓って・・・ |
| シャムロック・・・ |
| あははははっ |
| さすがの貴方でも |
| さすがの貴女でも |
| やっぱ、怒っちゃい ますよね? |
| 貴方たちのことを |
| 貴女たちのことを |
| だましたうえに、その 行動を、逐一報告して いたんですもんね |
| 裏切り者だもの・・・ 私・・・ |
| 怒ってなんかないよ |
| 怒ってなんかないわよ |
| え・・・? |
| だって、俺はちゃんと わかってるから |
| パッフェルさんが この秘密を守るために 何度も、つらい思いを してたってことをさ |
| だって、あたし ちゃんとわかってるん だもの |
| パッフェルさんが この秘密を守るために 何度も、つらい思いを してたってことをね |
| *n0・・・ |
| 貴方は・・・ |
| 貴女は・・・ |
| ほら、笑ってよ? しゅんとした顔なんて パッフェルさんらしく ないぞ・・・ |
| 接客業は、笑顔が命 なんでしょう? |
| ほら、笑ってよ? しゅんとした顔なんて パッフェルさんらしく ないってば |
| 接客業は、笑顔が命 なんでしょう? |
| は、はいっ! そうですよねっ!? |
| うん、そうそう♪ |
| *n0 あの、図々しくて 申しわけないんですが |
| このまま最後まで 私も、おつきあいして いいですか? |
| エクス様から許可は いただいてます! |
| もう隠し事なしで、私 みなさんのお手伝いを したいから・・・ |
| お手伝いもなにもさ パッフェルさん 忘れてない? |
| お手伝いもなにも パッフェルさん 忘れてなーい? |
| え? |
| ちゃんと最後まで 働いてくれなくちゃ ケルマに言いつけ ちゃうぞ? |
| ちゃんと最後まで 働いてくれなくちゃ ケルマに言いつけ ちゃうわよ? |
| あ・・・ |
| そそそ、そうでした! お給金を、フイに しちゃうなんて勿体 ないですもんね? |
| うん、だから 最後までよろしくね パッフェルさん |
| うん、だから 最後までよろしくね パッフェルさん |
| かしこまりましたっ! |
| でも、よかった・・・ |
| え? |
| だましちゃった相手が |
| 貴方みたいな子で |
| 貴女みたいな子で |
| 自分のことよりも 相手のことを考える 優しい子で・・・ |
| パッフェルさん・・・ |
| *n0 |
| 貴方はね、私が心から |
| 貴女はね、私が心から |
| 信じることができた 三人目の人・・・ |
| 貴方に会えて・・・ |
| 貴女に会えて・・・ |
| よかったよ・・・ |
| ・・・!? |
| ん・・・ これは、そのお礼よ |
| あ、あう・・・ |
| ふふふっ それじゃ、おやすみ? *n0 |
| なんだか・・・ |
| 今のパッフェルさん すごく、お母さん みたいな気がしたよ |
| ! |
| あ、ゴメン・・・ 変なこと言っちゃって |
| ううん、いいの ちょっと驚いただけ |
| そんなこと言われたの 初めてだから・・・ |
| 貴方にとって、今日 |
| 貴女にとって、今日 |
| 知らされたことは 許し難いものだった でしょうに・・・ |
| よく、我慢をなさい ましたね? |
| 別に俺、我慢なんか してないって |
| たださ、憎まれるのを わかってて、それでも 真実を教えようとした |
| 総帥の気持ちを 考えたら、なんだか かわいそうで・・・ |
| この人も、俺と同じで 過去に苦しめられて きたんだなって思って |
| それだけのことだよ |
| 別にあたし、我慢した わけじゃないわよ |
| ただ、憎まれるのを わかってて、それでも 真実を教えてくれた |
| 総帥の気持ちを 考えたら、なんだか かわいそうで・・・ |
| この人も、あたしと 同じで過去に苦しめ られてきたんだなって 思っただけ・・・ |
| それだけのことよ |
| *n0さん |
| 私は、あの時 |
| 貴方がメルギトスの |
| 貴女がメルギトスの |
| 誘惑に屈するようなら |
| その場で、切り捨てる 覚悟でした・・・ |
| !? |
| 貴方は、貴方自身が |
| 貴女は、貴女自身が |
| 思っている以上に |
| この戦いの行方を左右 するだけの存在に なっているのです |
| だからこそ |
| メルギトスも、貴方を |
| メルギトスも、貴女を |
| 味方に引きこもうと したのでしょう |
| ・・・・・・ |
| ですが、どうやら 取り越し苦労だった ようですね |
| 強くなりましたよ |
| 貴方は・・・ |
| 貴女は・・・ |
| 私が思っていたよりも ずっと、強い心を 手に入れられた |
| 大将・・・ |
| 今の貴方ならば |
| 今の貴女ならば |
| 私は、安心して命を 預けられますよ |
| これまでの私は かつての仲間の願いに |
| よって、貴方に力を |
| よって、貴女に力を |
| 貸して参りました |
| しかし、シノビは本来 たった一人の主君に 仕えるべきもの・・・ |
| 命を賭けるだけの価値 があると、己が認めた 人間にのみ、従って 生きるものなのです |
| *n0 |
| 貴方は、私の主君に |
| 貴女は、私の主君に |
| なれますか? |
| え・・・ |
| 貴方がそれを望まれる のならば、私は貴方に お仕えしたい |
| 貴女がそれを望まれる のならば、私は貴女に お仕えしたい |
| で、でも・・・っ シオンの大将は サイジェントに仲間が いるんじゃ!? |
| で、でも・・・っ シオンの大将は サイジェントに仲間が いるんじゃ!? |
| 私がおらずとも 彼らなら、大丈夫です |
| それに、彼らには アカネがついています 不肖の弟子では ありますが・・・ |
| あの子が自分で選んだ 主君たちなのです 私の出る幕など、ない ほうがよいでしょう |
| ・・・・・・ |
| *n0さま ご返答は、いかに? |
| 俺、シオンさんが 認めてくれてるほど 自分に自信はないけど でも・・・ |
| 貴方がそうすることを 望んでくれるのなら シオンさんの力を 貸して欲しいよ |
| あたし、シオンさんが 認めてくれてるほど 自分に自信はないけど でも・・・ |
| 貴方がそうすることを 望んでくれるのなら シオンさんの力を 貸して欲しいな |
| ならば、私はこれより |
| 貴方に仕えるシノビと |
| 貴女に仕えるシノビと |
| なりましょう |
| よろしくお願いします 我が主君よ・・・ |
| *n0 ユエルに言ったよね? |
| 恩返しなんかしなくて いいって・・・ |
| ああ、言ったよ その気持ちは、今でも 変わってないさ |
| ユエルには、ユエルの したいことをして 幸せになってほしい |
| ええ、言ったわ その気持ちは、今でも 変わってない |
| ユエルには、ユエルの したいことをして 幸せになってほしいの |
| うん・・・ |
| だから、ユエル 一生懸命に考えたの |
| 自分が何をしたいのか どうしたら幸せになれ るのか・・・ |
| いっぱい、いっぱい 考えたんだよ? ホントだよ!? |
| でもね・・・ わかんなかった・・・ |
| だって、ユエル まだまだ、知らない ことが多いから |
| ユエル・・・ |
| だから、だからね! もうちょっとだけで いいから・・・ |
| *n0の 側にいてもいい? |
| ・・・・・・ |
| ユエル、ちゃんと したいこと探すから! 約束するからっ!! |
| ・・・ダメ? |
| 言っただろ、ユエル? あせる必要なんて ないって・・・ |
| 言ったでしょう? あせる必要なんて ないって・・・ |
| それじゃあ!? |
| 一緒に探してやるよ ユエルがしたいこと をね? |
| 一緒に探してあげるよ ユエルがしたいこと をね? |
| *n0・・・ ありがとう!! |
| ねえ *n0 |
| ん? |
| 今晩だけ、一緒に 寝てもいい? |
| ・・・いいよ |
| けど、今晩だけだぞ? これから、ユエルは この世界に慣れないと いけないんだから |
| ・・・いいわよ |
| けど、今晩だけよ? これから、ユエルは この世界に慣れないと いけないんだから |
| うん・・・ 約束するよ・・・ |
| そうか・・・ 鬼と化した者たちを 元に戻すことは不可能 だというのだな |
| とりつかれてすぐなら 方法がないこともない そうだけど・・・ |
| よりしろにされた者の 意識が、とりついた鬼 や悪魔と一体化したら どうしようもない |
| トライドラの領主が そうだった・・・ |
| とりつかれてすぐなら 方法がないこともない そうだけど・・・ |
| よりしろにされた者の 意識が、とりついた鬼 や悪魔と一体化したら どうしようもないわ |
| トライドラの領主が そうだったの・・・ |
| だから、メルギトスは そうして確保した兵を 今まで温存してきたの かもしれぬな |
| 完全な下僕になるのを 待っておったのだろう |
| うん・・・ |
| しかし、こうして あやつが、わざわざ 宣戦布告をしてきた 以上・・・ |
| 準備は終わったという ことなのだろう そうした兵士たちとも 戦わねばなるまいな |
| ・・・・・・ |
| 気遣いはいらんよ *n0 |
| わしはな、お前に はっきりと言われて わかったのだ |
| 例え、民たちの全てが 鬼や屍人になろうとも 国家としての形を 無くそうとも・・・ |
| デグレアは滅びぬ その志は、わしの中で 生き続けておるのだ |
| 爺さん・・・ |
| おじいさん・・・ |
| わしは、わしの祖国を 救いたい・・・ |
| 悪魔に利用されたまま その歴史を終わらせる わけにはいかんのだ! |
| うん、そうだよ! |
| ええ、そうよね! |
| かつて獅子将軍の名を 受けた者として わしは、この戦いに いどもう! |
| 同胞たちの魂の安息と わしを生み育んで くれた、祖国の名誉を 守るために・・・ |
| そして・・・ *n0よ |
| わしに、そのことを 思い出させてくれた お前のためにな? |
| よもや、お前と こうして語ることに なろうとはな |
| うん、そうだね |
| ホントよね・・・ |
| お前たちのおかげで 俺は、二度も救われた |
| 一度目は、命を そして、二度目は心を |
| 返しようのないほどに 大きな借りを、作って しまったな・・・ |
| 借りだなんて!? そんなの、気にしたり しなくていいんだよ? |
| それにさ、ルヴァイド 貴方を救ったのは 俺たちだけじゃない |
| ゼルフィルドやイオス それに、なにより 貴方自身が、絶望へと 立ち向かったから |
| だから、貴方は 救われることができた 俺は、そう思うよ? |
| 借りだなんて!? そんなの、気にしたり しなくていいのよ? |
| それにさ、ルヴァイド 貴方を救ったのは あたしたち だけじゃないもの |
| ゼルフィルドやイオス それに、なにより 貴方自身が、絶望へと 立ち向かったから |
| だから、貴方は 救われることができた あたしはそう思うよ |
| ・・・・・・ |
| お前も、お前の周りの 仲間たちも、みんな |
| そうして、心のままに 自分の光で輝くことが できるのだな |
| だからこそ、全てを 黒く塗りつぶそうと した、我々は敗れたの かもしれん・・・ |
| ルヴァイド・・・ |
| 俺は、お前たちの その力に賭けてみたく なった・・・ |
| どれだけ傷つけられ ようとも、けして光を 失わない、お前たちの 強い心にな |
| 信じてくれるか・・・ *n0よ? |
| 信じるよ、ルヴァイド |
| 一緒に戦おう メルギトスの野望を 阻止するために! |
| うん・・・ 信じるわ、ルヴァイド |
| 一緒に戦いましょう メルギトスの野望を 阻止するために! |
| ああ・・・ |
| ここに加わってから ルヴァイド様は ずいぶんと変わられた |
| いい笑顔で笑って くださるようになった |
| 一度は、もう笑われる ことはないだろうと 思っていたのにな |
| 全部、お前たちの おかげだ・・・ 本当に、感謝している |
| 感謝なんてする必要は ないんだよ、イオス |
| 今の俺たちは 敵同士じゃない 共に戦う仲間だろう? |
| 仲間同士は、対等さ |
| 感謝なんてする必要は ないのよ、イオス |
| 今のあたしたちは 敵同士じゃないわ 共に戦う仲間でしょ? |
| 仲間同士は、対等よ |
| 仲間か・・・ |
| 不思議なものだな 同じ言葉でも、僕らの 知るものよりずっと 深いなにかを感じる |
| 今なら、理解できる 我々が勝てなかった 理由が、そこにあった ということを・・・ |
| イオス・・・ |
| ルヴァイド様は 君たちの、その力に 賭けるとおっしゃった |
| 僕もそれを信じよう いや、信じたい・・・ |
| *n0よ 我々のことを最後まで 信じてくれるか? |
| 信じるよ、イオス |
| 一緒に戦おう? メルギトスの野望を 阻止するために! |
| 信じるわ、イオス |
| 一緒に戦いましょう? メルギトスの野望を 阻止するために! |
| ああ・・・ |
| もう眠ってる みたいだな ・・・仕方ないか |
| もう寝ちゃった みたいね ・・・残念 |
| どこかに 出かけてるのか ・・・残念だな |
| 留守、か・・・ だったら仕方ないよね |
| 今は、そっとして おいたほうが いいよな・・・ |
| 今は、そっとして おいてあげたほうが いいよね・・・ |
scn123
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| 準備はできたか *n1 |
| 準備はどう? *n1 |
| ハイ、完了シテイマス |
| あァ、できてるぜ? |
| ・・・(こくん) |
| ばっちりです ご主人さま |
| それじゃ、行こうか? みんなが待ってる |
| それじゃ、行きましょ みんなが待ってるわ |
| あ、はーい? |
| お兄さん、ボクです エクスです |
| お姉さん、ボクです エクスです |
| え!? |
| すこし、話がしたくて 来たんだよ 入ってもいい? |
| い、いらっしゃいませ エクス、総帥・・・ |
| エクスでいいってば? |
| 総帥なんて呼ばれる より、ボクはそっちの ほうがうれしいし |
| は、はあ・・・ |
| それに、今日はボク おわびのために きたんだもの |
| ゴメンね・・・ 今まで、お兄さんを だましてて |
| 本当は、ボク わざとお兄さんに 近づいたんだ |
| ゴメンね・・・ 今まで、お姉さんを だましてて |
| 本当は、ボク わざとおねえさんに 近づいたんだ |
| クレスメントのまつえ いがどんな人か自分の 目で確かめたくて・・ |
| 気にしてないよ、俺は |
| エクスの立場なら 仕方がないと思うし |
| それにさ、俺 エクスと会ってて 結構、楽しかったしね |
| お兄さん・・・ |
| 気にしないで、エクス |
| あなたの立場なら 仕方がないと思うし |
| それにね、あたし エクスと会ってて 結構、楽しかったもの |
| お姉さん・・・ |
| ふふふっ、ホントに パッフェルの言ってた とおりだね・・・ |
| え? |
| お兄さんなら きちんと話せば 許してもらえるって |
| へ? |
| お姉さんなら きちんと話せば 許してもらえるって |
| パッフェルも メイメイも、同じこと 言ってたんだよ? |
| そうなんだ? |
| だからね そんなお兄さん だから、ボクは安心 して・・・ |
| そうなの? |
| だからね そんなおねえさん だから、ボクは安心 して・・・ |
| これを、俺に? |
| これを、あたしに? |
| うん |
| お兄さんなら、きっと 役に立ててくれるはず |
| 間違った使い方なんか しないって、ボクは 信じるから・・・ |
| 受け取ってくれるよね お兄さん? |
| おねえさんなら きっと役に立てて くれるはず |
| 間違った使い方なんか しないって、ボクは 信じるから・・・ |
| 受け取ってくれるよね お姉さん? |
| うん・・・ |
| ありがとう、エクス 俺、期待を 裏切らないって 約束するから! |
| ええ・・・ |
| ありがとう、エクス 正しく使うって あたし、約束するわ! |
| うん、信じてるよ? |
| 希望の小箱を手に入れた! |
| メルギトスの軍勢は トライドラを進発して 大草原を横切る進路を とりながら |
| 聖王都に向け、一気に 攻め上る構えを見せて いるようだ |
| その数は、私たちが 予想していたよりも はるかに多いらしいの |
| 鬼や屍人に変えられた トライドラやデグレア の兵士が加わったせい なのですね? |
| ええ、しかも それだけじゃないわ |
| え? |
| 敵と交戦した部隊の 生き残りの者たちの 証言によれば |
| 倒された味方までもが その場で屍人と変わり 新たな敵となって しまうらしい・・・ |
| そんなっ!? それじゃ、戦うほどに 敵の兵士は増えちゃう ってこと!? |
| 死体を動かしてる霊を なんとかしない限りは そうなるわね・・・ |
| スルゼン砦の時と 同じってことかよ |
| メルギトスの自信は これを見越してのこと だったんだな・・・ |
| メルギトスの自信は これを見越してのこと だったのね・・・ |
| 自分がなにもせずとも 操り人形と化した兵士 たちが、勝手に仲間を 増やしていく・・・ |
| あの悪魔が、いかにも 好みそうなやり方だ |
| ニンゲン同士で 戦わせて、高見の見物 ってワケかよ・・・ |
| 亡くなった方まで、 利用するなんて・・・ |
| で、どうすんだ? このままじゃ、連中の お仲間を増やしちまう だけになるぜ |
| なんか、いい方法は ないのかいっ!? |
| 慌てないで ちゃんと、対策は できてるから |
| とりつくよりしろが なくなれば、霊たちは 自然に消滅してしまう |
| そこで、我々は 大草原を包囲する形で 陣を組みあげて |
| 召喚術と火によって 一気に、敵の軍勢を 焼き払ってしまう作戦 を決定した |
| なるほど・・・ あの場所なら、火攻め には格好の条件を 満たしている |
| まとめて、火葬に しちまうってわけか |
| 待ってください! それって、あの草原を 燃やしてしまうって ことですよね・・・ |
| そんなことをしたら あそこに暮らしている 生き物は、どうなって しまうんですか!? |
| そうだよ!? 燃やしちゃったら みんな、帰るところ なくなっちゃうよ! |
| それに、カイナさんが 前に言ってましたよね |
| 魂が食べられてしまう 前なら、鬼になった人 も助けられるって! |
| ええ・・・ |
| 助かる可能性がある 人たちまで、犠牲に してしまおうだなんて |
| そんなの変です・・・ 間違ってますっ!? |
| それは・・・ |
| 仕方がないんだよ アメル |
| そうするより他に 勝つ方法がないのなら 仕方ないことなんだ |
| そんな・・・ |
| 派閥ノ方々モ、安易ニ 決定シタノデハ ナイノデス。あめる殿 |
| 他の方法をとろうと しても、また別の形で 犠牲は出るだろう |
| なにかを失わずには 勝つことなどできない |
| この戦いは、そこまで しなくてはならない ものなんだよ、アメル |
| ・・・・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| しかし、問題なのは こちらの思うとおりに 相手が動いてくれるか でござるな? |
| 向こうにはメルギトス それに、三匹の悪魔が ついているのですし |
| それなんだけどね |
| 敵が狙っているのは 聖王都だけじゃない みたいなの |
| どういうことなの? ミモザさん |
| トライドラから出た 軍勢とは、また別の 敵の兵力がみっつ |
| 異なる方向に向けて 移動を開始しているの |
| ! |
| そのうちのひとつの 動きは不明だが 残りのふたつの勢力は 西を目指している |
| デグレア本国と山脈を 隔てて接する、帝国領 へ向かうものと |
| ギエン砦から街道を 使って、サイジェント 方面を目指している ものがそれだ |
| 一気に、リィンバウム そのものを手にしよう ってハラかよ・・・? |
| 完全に、私たちのこと なめてますよねえ? |
| そっちのほうは ほっておいても いいんですか!? |
| そういうわけではない だが、そこまで我々の 手が回らないのも 現実なんだ・・・ |
| あの悪魔のやることだ それすらも、なにかの 策略かもしれぬが しかし・・・ |
| 陽動なのかもしれんな |
| え? |
| 側にいた僕たちは あいつのやり口を イヤと言うほど目に している・・・ |
| あいつは、じわじわと 相手をなぶっていき その過程を楽しむこと を得意としていた |
| 今のように、数任せの 軍団で攻めたことは 一度も無いんだ |
| それじゃ・・・ |
| それじゃあ・・・ |
| 聖王都に向かう軍団は オトリで、奴の狙いは また別にあるのかも しれぬということだ |
| もっとも・・・ 確証はなにもないがな |
| いったい、どうしたら いいんだ!? |
| いったい、どうしたら いいのよ!? |
| 悩むことはないわ? *n0 |
| 貴方たちは、あくまで |
| 貴女たちは、あくまで |
| 自由な立場のまま この戦いに参加すれば いいんだもの |
| そのとおりだ 君たちは、君たちの 信じる方法で戦って いけばいい |
| 私たちが、私たちの やり方で戦うように |
| ・・・はいっ! |
| よーし、いい返事ね? ボク? |
| よーし、いい返事ね? |
| 君たちの無事を祈って いるよ |
| 先輩たちも、どうか お気をつけて・・・ |
| またここで、絶対 会いましょう!? |
| ええ! |
| カーッカッカッカ! おとなしくしておれば まっとうに死ねたかも しれぬものを・・・ |
| そんなにワシの操り 人形になりたいか? 愚かなニンゲンめ!? |
| これ以上、貴方に命を もてあそばせるわけ にはいきません だから・・・ |
| あたし、貴方を止めて みせます! |
| カーッカッカッカ!? 天使の言葉は、いつ 聞いても偽善に満ちて 吐き気がするわッ! |
| ハッ!テメエの面を 見てるほうが、もっと 虫酸が走るぜ・・・ |
| 同感だぜ、リューグ? あのブサイクな野郎を さっさと始末しようや |
| ニンゲンが・・・ッ! よくも、ほざきおった なあアァァッ!? |
| あらあら・・・ それじゃ、ますます モテなくなっちゃうと 思うんだけどねえ? |
| やかましいわッ! 貴様ら、まとめて 殺してくれるッ!! |
| 死して後も、永遠に 安息はないものと 思うがいいッ!? |
| ふぃー・・・っ そいつは大変だなあ? まったく・・・ |
| ま、とりあえず お前さんを倒してから 対策を考えるとするか |
| 行くぞ、みんなっ!! |
| 行くわよみんなっ!! |
| キャハハハハハッ!? こんなトコまで わざわざ死にに来るだ なんてさァ・・・ |
| ご苦労さまだねェ *n0ちゃん? |
| 西に向かった軍勢は お前の差し金なのか! ビーニャ!? |
| 西に向かった軍勢は あなたの差し金なの! ビーニャ!? |
| そォだよォ? アハハハッ、だったら どうするってのさ? |
| 決まってるさ! あんたをぶっ倒して 止めてやるっ!! |
| またまたァ・・・ できもしないことは 言わないほうがいいと 思うケド? |
| できないなんて、 ルウたち思って ないんだけど? |
| キャハハハハッ!? アハハハッ! あっはははは・・・ |
| マジでムカつくッ! アンタたちィィッ!? |
| 本性を現したな・・・ 悪魔め!? |
| キャハハハハハッ!! アンタたち みィんな、壊して あげるよッ!? |
| アタシの下僕・・・ 血に飢えた魔獣たちの エサにしてやるッ!! |
| 召喚獣の気持ちなんて ちっとも考えてない アンタなんかに・・・ |
| 私、負けないっ! |
| 行くぞ、みんなっ!! |
| 行くわよ みんなっ!! |
| まさか、貴公らが このような場所まで やってくるとは・・・ |
| 以前に味わった恐怖に まったくこりておられ ないようですな? |
| あの時とは、ずいぶん 違うと思うんだがな キュラー? |
| 今のお前は一人きり それに対して僕たちは 戦力を出し惜しみして いない・・・ |
| クククククク・・・ 何人増えたところで 同じことです |
| メルギトス様から 留守を任された以上 このワタクシも |
| 最初から、本気で 戦わせてもらいます からねェッ!? |
| みなさん、気を強く もってください! |
| それさえ忘れなければ 邪鬼にとりつかれる ことは防げるはずです |
| クックックックッ!? 無駄なコトを・・・ |
| 貴公ら、ことごとく 死の絶望によって 鬼となれいィィッ!! |
| お前の思うようになど させるものかっ!! |
| 行くぞ、みんなっ!! |
| 行くわよ みんなっ!! |
| バ、バカな・・・ッ! このワシが、ニンゲン ごときに・・・!? |
| グッバイだぜ? 屍人使いガレアノよ |
| あの世で、お前さんに ふさわしい裁きを 受けるんだな・・・ |
| ガアァァァぁぁッ!! |
| よし・・・ 帝国領に向かっていた 屍人たちは食い止める ことができたぞ! |
| よし・・・ 帝国領に向かっていた 屍人たちは食い止める ことができたわ! |
| イタイィィィッ!? イヤっ、イタイっ! イタいぃぃ~ッ!! |
| なんで!どうして? アタシが、こんな目に あうのよオォ~ッ!? |
| 戻ってきただけだよ ビーニャ・・・ |
| アナタが魔獣たちに 与えた苦しみが まわり回って、戻って きたの・・・ |
| レイムさまぁ・・・っ アタシを・・・たすッ け・・・ぎッ!? ヤあアァぁ~ッ!! |
| よし・・・ これでもう、悪魔が 西に攻め込むことは |
| なくなったぞ! |
| なくなったわ! |
| なん、と・・・ッ? ワタクシとも あろう者が、まさか! |
| ニンゲンごときにッ 不覚を・・・ッ とろうとはアァッ!? |
| 邪鬼使いキュラーよ お前は、言ったな? 人間の心が、鬼を生み 育くむのだと・・・ |
| それだけの力が 人の中には秘められて いるということだ |
| ぐ、ぬぬぬぬッ!? |
| お前の敗因は それを考えもせずに いたこと・・・ |
| それだけだ! |
| お、おのれェェ・・・ くちおしやアアァァ ぁぁぁぁっ!! |
| よし・・・ これでメルギトスの 本拠地を叩き潰すこと ができたぞ! |
| やったわ・・・ これでメルギトスの 本拠地を叩き潰すこと ができたわね! |
| なんとか、倒すことが できたな・・・ |
| なんとか、倒すことが できたわね・・・ |
| ああ、これでもう 新たに鬼に変わる者は いなくなるだろう |
| それじゃ、とっとと この悪趣味な館から 退散させてもらおうぜ |
| 念には念を入れて 建物自体を焼き払った ほうがいいかも しれませんね |
| メルギトスの野郎も これで、帰るところを なくすってわけだ |
| 待ッテクダサイ |
| おいおい、まさか 火を放つのはよせって 言うのか? |
| ソウデハアリマセン タダ、ソノ前ニ 調ベタイコトガ アルノデス |
| 調べたいことって? |
| 調べたいことって? |
| ぜるふぃるどガ 残シテクレタ めもりーでぃすくニ ヨルト・・・ |
| 彼ガ発掘サレタ時 同時ニ、ろれいらるノ 技術デ造ラレタ剣ガ 見ツカッタソウデス |
| ソノ剣ノ名ハ 「じぇねれいたー」 |
| ジェネレイター・・・ |
| なんか、名前からして すごく高く売れそうな 剣ですねー♪ |
| その剣なら、俺も見た ことがあるぞ |
| おいおい、マジかよ? |
| ただし、使うことは できなかった・・・ |
| 刃というものが あの剣にはついて なかったのだ |
| ソレハ当然デス |
| 「じぇねれいたー」ハ えねるぎーヲ刃トスル イワバ、光ノ剣 |
| ぷろてくとヲ解除 セズニ、使ウコトハ 不可能ナノデス |
| でぃすくニヨレバ 「じぇねれいたー」ハ れいむガ、ドコカヘ 持チ去ッタトノコト |
| モシカスルト・・・ |
| この屋敷のどこかに 隠されている可能性が あるというわけか!? |
| 「じぇねれいたー」デ 切断デキナイモノハ マズ存在シマセン |
| 入手デキレバ 心強イ武器トナルハズ |
| ゼルフィルドの 遺産ってわけか・・・ |
| ぜるふぃるどハ 「じぇねれいたー」ノ 所有者ニ従ウ機械兵士 ダッタノデス・・・ |
| 本当ナラ、貴方ニ ソノ剣ヲ託ソウトシテ |
| 剣ノ所在ガ判明スル マデ、ぱすわーどヲ 黙ッテイタノデス |
| そうか・・・ |
| ゼルフィルドよ・・・ |
| ねえ、もしかして これがそうじゃない? |
| これは・・・!? |
| これって・・・!? |
| な、なんなんですか? この、肉の塊みたいな 周りのモノはっ!? |
| なんなんだ? |
| なんなの? |
| この肉の塊みたいな 周りのモノはっ!? |
| 気持ち悪いよぉ・・・ |
| 剣を守るための ワナでしょうか? |
| いや・・・ それだけじゃない |
| こいつは、剣から なんらかのエネルギー を吸収しているようだ |
| それを利用して メルギトスは魔力に 変えていたのだろうな |
| いずれにしても こいつをどうにか しねえことには |
| あの剣をとることは 無理ってもんだぜ? |
| 自分ガ、取リニ イキマショウ |
| *n1? |
| 機械ノ自分ナラバ 多少ノとらぶるニモ 対応デキマス |
| オ任セクダサイ |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| !! |
| *n0 |
| ・・・!? |
| *n0 |
| *n1っ!? |
| 近ヅクナッ!? *n0・・・ |
| ドウヤラ・・・ コノ生物ハ、アラユル モノカラ、えねるぎー ヲ奪ウラシイ・・・ |
| 近ヅケバ・・・ 人間トテ、無事ニハ スマナイノデス!? |
| *n0 |
| でもっ!? |
| 剣ヲ起動サセルタメノ ぷろてくとハ・・・ 解除シマシタ・・・ッ |
| 自分ハコノママ 屋敷ヲ出テ、自爆 イタシマス・・・! |
| !? |
| 自爆だって!? |
| 自爆!? |
| コイツハ・・・ッ 自分ノえねるぎーヲ 吸イツクスマデ 離レナイデショウ |
| コレガ、一番・・・ッ 良イ方法ナノデス |
| あるじ殿・・・ 今マデ、アリガトウ ゴザイマシタ・・・ |
| やめろォォォォッ!! |
| やめてェェェェッ!! |
| *n0ッ!? |
| 離レテクダサイッ!! コノママデハ・・・ |
| 貴方マデ、コイツノ |
| 貴女マデ、コイツノ |
| 餌食ニ・・・ッ!? |
| ソレデハ、自分ノ 使命ガ・・・ッ!? |
| 貴方ヲ、守ルトイウ |
| 貴女ヲ、守ルトイウ |
| 最優先命令ガ・・・ |
| 使命なんて、そんなの 関係ないッ!! |
| *n1! 俺は認めないぞっ!? |
| 任務なんて、そんなの 関係ないわッ!! |
| *n1! あたしはね、絶対に 認めないわよッ!? |
| お前を犠牲にしてっ! 友達を犠牲にして!? こんな剣を手に入れた ところで・・・ |
| キミを犠牲にしてっ! 友達を犠牲にして!? こんな剣を手に入れた ところで・・・ |
| ちっとも、うれしく なんかないっ!! |
| うれしいわけ ないでしょッ!! |
| *n0・・・ |
| 友達っていうのはな それだけの価値がある ものなんだぞ・・・っ *n1? |
| 友達っていうのはね それだけの価値がある ものなのよ・・・っ *n1? |
| プロテクトってのは 解除されたって 言ったよな!? |
| フォルテ・・・? |
| そうか!? |
| 受け取れッ!? *n0っ!! |
| うおぉぉぉぉぉっ!! |
| いっけぇぇえっ!! |
| させるものかッ!? |
| ルヴァイドさまっ? |
| この剣ならば、斬れぬ ものはないのだろう! *n1!? |
| そうか!? |
| ゼルフィルドと同じ 真似を、貴様にさせて たまるものかァッ!! |
| *n1・・・ |
| よかった・・・っ |
| *n0・・・ |
| 機械だからって! 無茶ばかり・・・っ |
| 機械だからって! 無茶ばかり・・・っ |
| *n1 自爆なんて、二度と 使うんじゃないぞ!? |
| *n1 自爆なんて、二度と 使わないでよっ? |
| お前はそれで満足かも しれないけど・・・ |
| あんたはそれで 満足かもしれない けどね・・・ |
| 残された俺たちは ずっと、悲しんでいく ことになるんだ!? だから・・・っ |
| 残されたあたしたちは ずっと、悲しんでいく ことになるのよ!? だから・・・っ |
| ワカリマシタ・・・ *n0・・・ |
| ゴメンナサイ・・・ |
| ゼルフィルドが お前に託したのは その剣だけではない |
| その剣を託すことで お前には、自分と同じ 道を進まぬようにと 戒めたのだ・・・ |
| 俺は・・・ そう信じている・・・ |
| ・・・ハイ |
| ジェネレイターを手に入れた! |
| 前にも増して 荒れちまったなあ この街も・・・ |
| 雪も積もりっぱなしで 歩くのにもひと苦労 ですよ、ホントに |
| 街も生き物のような ものですからね |
| 住人がいなくなると 死んでしまうのかも しれません・・・ |
| レディウスよ・・・ お前も、さぞや胸を 痛めておるだろうな |
| こんなことに・・・ なっていたとは・・・ |
| く・・・ッ! |
| どうだ、アメル 悪魔の気配を感じる ことはできるか? |
| お城のほうから それらしい気配は するんですが |
| はっきり、どこに いるのかまでは ちょっと・・・ |
| いや、それで充分だ どのみち、戦うために 僕たちは来たのだから |
| 行くぞ? *n0 |
| ちょっと待ってくれよ さっきからずっと *n1の 姿が見えないんだ |
| ちょっと待って さっきからずっと *n1の 姿が見えないのよ |
| *n1くんが ですか? |
| あいつめ、こんな時に どこへ・・・? |
| あいつったら こんな時に、もう! |
| 空き家をいいことに お酒でも、探し回って たりして? |
| 先に行っててくれよ? 俺、あいつを見つけて 追いかけるからさ |
| 先に行ってて? あたしは、あいつを とっちめてから おいかけるわ |
| しかし、単独行動は 危険では? |
| わかってるって! だいじょうぶ、すぐに 追いつくからさ |
| わかってるって! だいじょうぶ、すぐに 追いつくから |
| わかった・・・ だが、くれぐれも気を つけるんだぞ? |
| うん! |
| ええ! |
| *n1め いったい、どこを ほっつき歩いてるんだ まったく・・・ |
| *n1ったら いったい、どこを ほっつき歩いてるのよ まったく・・・ |
| ・・・ん? |
| あの翼の生えた人影は *n1 だけど・・・ |
| あいつが向かいあって 話してる相手は いったい、誰だ!? |
| あの翼の生えた人影は *n1 だけど・・・ |
| あの子が向かいあって 話してる相手は いったい、誰なの!? |
| つまり、だ・・・ テメエは、このオレに ヤツの舎弟になれって 言ってんのかよ? |
| なァ、ガレアノよォ? |
| カカカカ・・・ ワシとて、そこまで 命知らずではないわい 狂嵐の魔公子よ? |
| 今でこそ、子供の姿に されておるものの お前の力はワシの主も 買っておるのだ |
| だからこそ、裏切りを 勧めておるのでは ないか? |
| 裏切り!? |
| お前とて、忌々しい 誓約に縛られたまま では、きゅうくつで 仕方なかろう? |
| メルギトス様につけば それを解除することも できるのだぞ? |
| ケッ!ウソっぱちは テメエらの得意技 だからなァ? |
| ウソではないぞ? そのための品物も ちゃんと、ここに用意 してあるのだ |
| ・・・こいつは!? |
| メルギトス様が鍛えた 血識を吸う力をもつ 呪いの刃さ? |
| こいつを使って あのニンゲンから 血識を奪えばいいのだ |
| そうすれば、誓約の 解除方法だけではなく 調律者の魔力さえも |
| お前のものになるぞ 魔公子よ・・・? |
| アイツの・・・ *n0の 血識を・・・ |
| ・・・・・・ |
| カーッカッカッカ! 迷っている時間は なさそうだなあ 魔公子よ!? |
| カアアアァァッ!! |
| うわあぁぁっ! |
| ひゃあっ!? |
| *n0っ!? テメエ・・・っ まさか、聞いて・・・ |
| カカカッ、どうする? 魔公子よ・・・ |
| 今やらねば、その前に あのニンゲンは オマエを始末しようと するだろうさ!? |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 貸せよ? そいつを・・・ |
| *n1!? |
| カーッカッカッカ!! それでいいのだ 裏切りなど、平然と してのける・・・ |
| それが、悪魔の流儀と いうものだよなァ!? |
| *n0 オレはな、誰の下にも つきたくねェのさ? |
| 頭ごなしに指図される なんて、まっぴらだ! だからよォ・・・ |
| ・・・・・・ |
| わかった・・・ |
| *n1 おまえの好きにして くれればいい・・・ |
| わかったわ・・・ |
| *n1 あんたの好きにして ちょうだい・・・ |
| そうか・・・ それじゃ、遠慮なんか しねェで・・・ |
| 好きにさせてもらおう じゃねェかよッ!! |
| ギャアアアアッ!? |
| *n1!? どうしてっ!? |
| ケッ!そんなことも わかんねェのかよ? テメエは・・・ |
| *n0ッ! テメエが、このオレに 頭ごなしに命令したり したかよッ!? |
| !! |
| ウソつき野郎の手下に なり下がるくらいなら テメエんトコのほうが マシなんだよ・・・ |
| *n1・・・ |
| おのれエェェ・・・ッ だましおったなァ!? |
| ケッ!それが悪魔の 流儀ってもんだろォ? |
| アヴィスを手に入れた! |
| ガアアァァァァッ!! |
| 屍人どもよッ! こいつらを八つ裂きに しろオォォォッ!! |
| ウオォォォォ・・・ |
| なんて数の屍人・・・ 100や200じゃあ きかないぞ!? |
| なんて数の屍人・・・ 100や200じゃあ きかない!? |
| カーッカッカッカ! そこで、屍人共の餌食 となるがいいわ |
| 安心しろ?すぐに 仲間たちも同じ目に あわせてやる |
| このワシの手で無惨に 殺してくれるわッ!? |
| あんにゃろう・・・ 完全にイッちまって やがったぜ? |
| くそ・・・っ! このままじゃ、みんな あいつに殺される!? |
| ダメ・・・っ! このままじゃ、みんな あいつに殺される!? |
| ひとつだけ、この場を 切り抜ける方法が ないこともねェぜ? |
| え? |
| *n0 オレの「誓約」を 解く勇気はあるか? |
| !! |
| 本来の力を使えりゃ こんなゴミども オレだけで充分だぜ? |
| 責任もって、テメエを メガネやオンナたちの とこへ行かせてやらァ |
| ・・・・・・ |
| 強制はしねェぜ オレとオマエは 対等なんだからな? |
| わかった・・・ |
| オマエに任せたぞっ? *n1!? |
| あんたに任せるわよ *n1!? |
| ケッ! 任されてやらァッ!? |
| ウウウオォオォオオオ ぉぉぉォォ~ッ!!! |
| これが・・・っ *n1の 本当の姿・・・!? |
| こんなにもすさまじい 魔力をもった悪魔を 俺は護衛獣にしてた っていうのか!? |
| これが・・・っ *n1の 本当の姿・・・!? |
| こんなにもすさまじい 魔力をもった悪魔を あたしは護衛獣にして たっていうの!? |
| オォォ・・・ッ ウォォォォ・・・ッ |
| さァ、とっとと行きな *n0? |
| *n1! 必ず、戻って来いよ? |
| *n1! 無事に戻ってこないと 承知しないわよ? |
| ああ・・・ |
| 俺のところへ、生きて 戻ってこいよっ!? |
| あたしの護衛獣だって こと、忘れちゃったら 承知しないからっ!? |
| あのバカ・・・? 「狂嵐の魔公子」を なんだと思ってやがる ったく・・・ |
| さァ、薄汚ねェモノを まとめて一掃してやる ぜエェェェェェッ!! |
| 貴様らの信じておる 調律者は、すでにもう 殺してやった・・・ |
| うそ・・・っ! |
| デタラメを言ったら 承知しないわよ!? |
| カカカカッ? 信じたくなければ そうすればいい どのみち・・・ |
| 次は、貴様らが死ぬ番 なのだからなァッ!? |
| させるかぁッ!! |
| させないッ!! |
| 馬鹿な・・・ッ? なぜ、貴様がここに 来れるのだ・・・ |
| 千を超える数の屍人を 二人だけで倒したと いうのかァッ!? |
| *n1が 俺を、ここに来させて くれたんだ・・・ |
| 必ず帰ってくるって あいつは、俺と約束を したんだ・・・っ |
| *n1が あたしを、ここに 来させてくれた・・・ |
| 必ず帰ってくるって あの子は、あたしと 約束したの・・・っ |
| *n0・・・ |
| だから・・・ 俺も約束を守る・・・ |
| だから・・・ あたしも 約束を守るわ・・・ |
| ガレアノっ! お前を絶対に倒す!! |
| ガレアノっ! あなたを絶対に倒す! |
| *n1っ!? |
| *n1っ!? |
| うるせェなァ・・・ 疲れてんだからよ 静かにしろっての? |
| あ・・・ |
| ケッ・・・! 思った以上に 手こずっちまったぜ |
| これじゃ、テメエを ぶっ倒して、とんずら する計画もブチ壊し だぜ・・・っ |
| *n1くん!? |
| 気の消耗がひどいね 待ってな?すぐに あたいが治してやるよ |
| 限界まで魔力を使って 戦ったんだな・・・ |
| *n1・・・ ありがとう・・・ |
| *n1・・・ ありがと・・・ |
| だまってろ・・・っ! ったく・・・ |
| なん、と・・・ッ? ワタクシとも あろう者が、まさか! |
| ニンゲンごときにッ 不覚を・・・ッ とろうとはアァッ!? |
| 邪鬼使いキュラーよ お前は、言ったな? 人間の心が、鬼を生み 育くむのだと・・・ |
| それだけの力が 人の中には秘められて いるということだ |
| ぐ、ぬぬぬぬッ!? |
| このまま・・・ッ おめおめと敗北する ものかアァァ~ッ!! |
| うあああぁぁっ!? |
| きゃああぁぁっ!? |
| *n0っ!? |
| いけません! キュラーは、最後の力 をふりしぼって・・・ |
| *n0さんを 鬼に変える気です!! |
| が、ぐが・・・っ! ぐる、るるる・・・っ がア・・・ッ!! |
| おにいちゃんっ! しっかりしてえぇ!? |
| おねえちゃんっ! しっかりしてえぇ!? |
| ダメだ・・・ |
| 意識が・・・ 遠くなってく・・・ |
| ダメ・・・ |
| 意識が・・・ 遠くなって・・・ |
| まっくらだ・・・ |
| なにも・・・ みえない・・・ |
| ここは・・・ どこなんだ・・・? |
| まっくら・・・ |
| なにも・・・ みえないよ・・・ |
| ここは・・・ どこなの・・・? |
| 貴方の心の中ですよ |
| 貴女の心の中ですよ |
| ここは・・・ |
| キュラー・・・? |
| ここは、貴方の心の |
| ここは、貴女の心の |
| もっとも深い底の部分 |
| 貴方が忘れようとして |
| 貴女が忘れようとして |
| また、忘れたつもりに なっている・・・ |
| どす黒い衝動が 積もりに積もった 場所なのです・・・ |
| この、身体にまとわり ついてくるドロドロと した黒い塊が・・・ |
| 俺の心にたまっている どす黒い衝動だって? |
| そんな・・・ |
| この、身体にまとわり ついてくるドロドロと した黒い塊が・・・ |
| あたしの心に たまっている どす黒い衝動なの? |
| そんな・・・ |
| ウソをつくなっ! 俺の中に、こんな感情 なんてあるもんか!? |
| お前がオレにとりつく ために仕組んだんじゃ ないのか!? |
| 冗談はやめてよ!? あたしの中に、 こんな感情なんて あるわけないわ!? |
| あんたがあたしに とりつくために 仕組んだんでしょ!? |
| ククククク・・・ッ 残念ながら、今の ワタクシには |
| 貴方にとりつくだけの |
| 貴女にとりつくだけの |
| 魔力が足りません このまま、滅びていく だけ・・・ |
| ・・・! |
| ですから、ワタクシは 最後の力を使って |
| 貴方に仕返しをしよう |
| 貴女に仕返しをしよう |
| と思うのです・・・ |
| ククククク・・・ |
| はたして、貴方は |
| はたして、貴女は |
| 耐えられますかな? |
| 自分の中に息づく 生々しい闇を前にして |
| 鬼と成り果てるか? それとも、狂い死んで しまうのか? |
| いずれにしても メルギトス様はお喜び になるでしょうな? |
| ククククク・・・ッ 楽しみですなぁ? |
| うわああぁぁ~っ!! |
| い、いやあぁぁっ!! |
| ですから、危険だと 言っているんです! |
| だからって、このまま 手をこまねいて見てる よりはマシだろッ!! |
| 下手に手をつけたら *n0の 精神まで、バラバラに なるの! |
| そうなったら、キミは 責任もてるの!? |
| ・・・ |
| フォルテもルウも お願いだから、もっと 落ち着いて! |
| いや・・・っ こんなの、こんなのっ いやだよぉ・・・っ |
| バカ・・・っ 君が、いなくなったら いなくなったら・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| そうだったな・・・ |
| あの時、俺は 止められるまで ずっと・・・ |
| 「成り上がり」って 俺のことをバカにした あいつの首をつかんで しめ続けたんだ・・・ |
| 殺したいって・・・ 思ったんだ・・・ |
| なんで・・・ 忘れてたんだろう? |
| そうだった・・・ |
| あの時、あたしは 止められるまで 本気で・・・ |
| 「成り上がり」って あたしをバカにした あいつを、ナイフで 刺そうとした・・・ |
| 殺したいって・・・ 思った・・・ |
| なんで・・・ 忘れてたんだろ? |
| こわかったからですよ |
| うん・・・ こわかった・・・ |
| 自分の中に芽生えた 殺意が、とっても こわかった・・・ |
| あの時だけじゃないな いつも、いつでも 俺は思っていたんだ |
| 憎い・・・ 恨めしい・・・ うらやましい・・・ |
| そんな気持ちをもった 自分がイヤだったから 心の奥におしこめて ふたをした・・・ |
| うん・・・ こわかった・・・ |
| 自分の中に芽生えた 殺意が、とっても こわかった・・・ |
| あの時だけじゃない いつも、いつでも あたしは心の底で 思っていたのね |
| 憎い・・・ 恨めしい・・・ うらやましい・・・ |
| そんな気持ちをもった 自分がイヤだったから 心の奥におしこめて ふたをしたの・・・ |
| ふたを開けたのは ワタクシ・・・ ですが、この衝動は |
| 貴方のもの・・・ |
| 貴女のもの・・・ |
| そうだな・・・ あはははは・・・? |
| 俺の心って・・・ 汚いものばっかりだよ |
| もう、いいや・・・ 楽になりたい・・・ |
| なにも・・・ 見たくないよ・・・ 楽になりたい・・・ |
| そうね・・・ あーあ・・・ |
| あたしの心って こんなにも汚れ ちゃってたんだ? |
| もう、いいや・・・ 楽になりたい・・・ |
| なにも・・・ 見たくない・・・ 楽になりたい・・・ |
| ククククク・・・ッ |
| ちがうよ・・・? |
| え・・・ |
| きたないものだけじゃ ないんだよ・・・ |
| きれいなものだって あったよね? |
| なんだ・・・? この声は! この光はッ!? |
| こころをとじないで! うつむかずに・・・ みつめて・・・? |
| おにい、ちゃん・・・ |
| おねえ、ちゃん・・・ |
| *n1? |
| おにいちゃんっ!! |
| おねえちゃんっ!! |
| なんだっ!? なにが起こったって いうんだっ!? |
| ものすごい魔力・・・ これ、もしかして!? |
| みんな・・・ もう泣かないで・・・ |
| *n1ちゃん あなた・・・? |
| この魔力は・・・ *n1 君のその宝珠の力 だというのか!? |
| 守ってみせる・・・ だって・・・ *n1は・・・ |
| おにいちゃんの・・・ 護衛獣だからっ!! |
| おねえちゃんの・・・ 護衛獣だからっ!! |
| これは!? |
| *n1の 身体が・・・ 変わっていく!? |
| 大人に・・・ 変わっていく・・・ |
| 宝珠の力を借りたの |
| *n1が 人間になるために 集めていた魔力を 使って・・・ |
| お兄ちゃんの心から *n1が あいつを追い出して みせるよ! |
| お姉ちゃんの心から *n1が あいつを追い出して みせるよ! |
| お兄ちゃん・・・ 帰ろうよ? 一緒に・・・ |
| お姉ちゃん・・・ 帰ろうよ? 一緒に・・・ |
| *n1と みんなのところに 帰ろう? |
| うん・・・ |
| 邪魔をする気か!? 妖怪の分際でッ! |
| お兄ちゃんの心を 貴方のような悪魔に 渡したりはしない・・ |
| お兄ちゃんは *n1が 守るんだもの・・・ |
| だから・・・っ |
| お兄ちゃんの心から 出ていけえぇ~っ!! |
| お姉ちゃんの心を 貴方のような悪魔に 渡したりはしない・・ |
| お姉ちゃんは *n1が 守るんだもの・・・ |
| だから・・・っ |
| お姉ちゃんの心から 出ていけえぇ~っ!! |
| ぎィやアアああぁぁァ ァァァァァァッ!? |
| ニギミタマを手に入れた! |
| あったかい・・・ |
| なあ・・・ *n1? |
| このあったかい光は お前の持っていた宝珠 のものなのか? |
| あったかい・・・ |
| ねえ・・・ *n1? |
| このあったかい光は あなたの持ってる宝珠 のものなの? |
| 違うよ・・・ |
| これは、お兄ちゃんの もっている光だよ? |
| これは、お姉ちゃんの もっている光だよ? |
| 俺の、ひかり・・・? |
| これが・・・ |
| あたしの ひかり・・・? |
| これが・・・ |
| ・・・(こくん) |
| お兄ちゃんの心は 強い光にあふれてる だけど、光の下に影は できるから・・・ |
| 同じだけの闇を お兄ちゃんはもってる それは、仕方のない ことなの |
| お姉ちゃんの心は 強い光にあふれてる だけど、光の下に影は できるから・・・ |
| 同じだけの闇を お姉ちゃんはもってる それは、仕方のない ことなの |
| 闇も、光もね それだけを見つめては ダメなの・・・ |
| 大切なのはね・・・ お兄ちゃん・・・ |
| 大切なのはね・・・ お姉ちゃん・・・ |
| なにもかも含めて まるごと、好きでいる ことなんだよ? |
| *n1・・・ |
| だから、もう・・・ 自分を嫌いになったら イヤだよ? |
| *n1 泣いちゃうよ? |
| ああ、わかったよ *n1 約束するから・・・ |
| うん、わかったわ *n1 約束するね・・・ |
| ・・・(こくん) |
| そうか・・・ あれは、やっぱり 夢じゃなかったんだ |
| そっか・・・ あれは、やっぱり 夢じゃなかったんだ |
| あんたの胸で眠ってる その子が、がんばって くれたから・・・ |
| あたいたちは、また あんたとこうして 話すことができたのさ |
| ん・・・っ |
| 変化と呼ばれる妖怪は 一度、魔力を失って しまったら・・・ |
| ただの動物に戻って しまう。二度と化ける ことはできなくなる |
| この子は、それだけの |
| 覚悟で、貴方のことを |
| 覚悟で、貴女のことを |
| 守ってくれたんですね |
| 大したチビだぜ・・・ 本当にな? |
| ありがとうな・・・ *n1・・・ |
| ありがとう・・・ *n1・・・ |
| おに・・・ちゃ・・・ だいすき・・・だよ |
| おね・・・ちゃ・・・ だいすき・・・だよ |
| キャハハハハハッ!? こんなトコまで わざわざ死にに来るだ なんてさァ・・・ |
| ご苦労さまだねェ *n0ちゃん? |
| 西に向かった軍勢は お前の差し金なのか! ビーニャ!? |
| 西に向かった軍勢は あなたの差し金なの! ビーニャ!? |
| そォだよォ? アハハハッ、だったら どうするってのさ? |
| 決まってるさ! あんたをぶっ倒して 止めてやるっ!! |
| ふーん・・・ やってみればァ? |
| コイツらから、無事に 逃れられたらねェ!? |
| ガオォォォォォッ!! |
| 魔獣っ!? こんなにたくさん!! |
| 魔獣っ!? こんなにたくさん!! |
| キャハハハッ! ばーか? 待ち伏せしてたって 気づかないなんて |
| みぃぃんな、まとめて 壊れちゃいなよぉ!? |
| バラバラになるな!? 固まって、いったん 逃げるんだ!! |
| こっちですっ!! |
| うわあっ!? |
| *n1っ!? |
| 魔獣 |
| ガァァァァッ!! |
| ぐ・・・っ! 足を・・・っ!? |
| く・・・っ! 足を・・・っ!? |
| ご、ご主人さまっ! ご主人さまぁ~っ!? |
| あーらら? おいてけぼりに なっちゃったわねぇ? |
| ガルルルルル・・・ッ |
| どうすんのさ? これだけの数の魔獣を 相手に、戦うワケぇ? |
| く・・・っ |
| ご主人さま・・・っ |
| ねぇ、もしも この場で降参して アタシたちに忠誠を 誓うんだったら |
| *n0ちゃん アンタだけは、助けて あげてもいいよォ? |
| アンタは、レイム様の お気に入りだしぃ? |
| *n1は・・・ どうなるんだよ・・・ |
| *n1は・・・ どうなるのよ・・・ |
| モチロン、アタシの オモチャにして 壊れるまで、遊ばせて もらうよォ? |
| ひ・・・っ!? |
| だったら、絶対に 降参なんてするもんか |
| だったら、絶対に 降参なんてしないわ |
| *n1を お前のオモチャに なんてさせるかッ!! |
| *n1を あんたのオモチャに なんてさせないッ!! |
| ご主人さま・・・ |
| ねェ?どうして そんな役立たずの メトラルなんか かばうのさァ? |
| 魔力の源になる角も 変なカタチに切られ ちゃってるし・・・ |
| そもそも、そいつを かばったから、アンタ 逃げ損なったワケじゃ ないのさァ? |
| あ・・・っ!? |
| 気にするなよ? *n1 |
| お前のせいじゃない あんなヤツの言うこと 聞くんじゃないぞ |
| 気にしちゃダメよ? *n1 |
| あなたのせいじゃない あんなヤツの言うこと 聞いちゃダメだからね |
| で、でもぉ・・・っ |
| なに、同情ひくような カオしてんのさッ!? |
| キャハハハハッ!? アンタのッ! アンタのッ!! アンタのッ!!!! |
| みィぃ~んな アンタのせいさッ!? この役立たずの 弱虫護衛獣ッ!! |
| 黙れえぇぇぇっ!! |
| うるさいっ!! |
| 俺の護衛獣を・・・ *n1を それ以上、侮辱するな |
| あたしの護衛獣・・・ *n1を バカにしたら 承知しないわよ!? |
| こいつは、俺にとって 一番の相棒なんだ!! |
| あたしの大切な相棒 なんだから!! |
| ううっ、う・・・っ |
| なによッ!? アンタ、ちょっと 優しくしてやれば つけあがってさァ? |
| ムカつくぅぅッ? マジギレェェェッ!? 超めちゃくちゃに 壊してやるゥッ!! |
| *n1? 俺が、魔獣と戦うから お前は逃げるんだ |
| *n1? あたしが、魔獣と 戦うから、そのスキに あなたは逃げて |
| え・・・!? |
| 俺の今の足じゃ 走るのは無理だからさ |
| みんなのところへ 行って、助けを呼んで きてほしいんだよ? |
| あたしの今の足じゃ 走るのは無理っぽいし |
| みんなのところへ 行って、助けを呼んで きてくれない? |
| ギャオオォォゥッ!! |
| 行けえぇぇぇっ!? |
| さあ、行って!? |
| は、はいぃぃっ!! |
| ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!? ごめんなさいぃっ!! |
| 僕がもっと・・・ もっと強かったら! しっかりしてたら!? |
| 弱虫じゃあ・・・ なかったら・・・っ! |
| いいか・・・ *n1・・・・ |
| こわいって気持ちは 俺にだって・・・ あるんだぜ? |
| いい・・・? *n1・・・ |
| こわいって気持ちは あたしだって・・・ おんなじなのよ? |
| !? |
| けどな・・・ 大切なものを本気で 守りたいって時・・・ |
| 勇気は・・・ そこから、生まれて くるんだよ・・・? |
| でもね・・・ 大切なものを本気で 守りたいって時・・・ |
| 勇気は・・・ そこから、生まれて くるんだから・・・? |
| ご主人さまは・・・ 足、怪我してた・・・ |
| もし、ボクが・・・ 助けを呼んでくるのに 遅れたら・・・ |
| ご主人さまは・・・ |
| ダメだ・・・ |
| ボクがやるべきことは 助けを呼ぶために 逃げることじゃない! |
| ボクがやらなくちゃ いけないことはッ!! |
| あーあ、もう終わりィ つまんなァい? |
| う、ぐ・・・っ |
| う、あ・・・っ |
| いい加減、アンタで 遊ぶのも飽きちゃった |
| キャハハハハハッ!? そろそろ、本格的に 壊してあげるゥッ!! |
| やめろぉ~っ!? |
| *n1・・・? |
| 馬鹿・・・っ! どうしてっ、戻って きたりするんだ・・・ |
| *n1・・・? |
| 馬鹿・・・っ! どうしてっ、戻って きちゃうのよ・・・っ |
| ボクが、貴方の |
| ボクが、貴女の |
| 護衛獣だからです |
| 護衛獣の使命は 主人である召喚師の 側にあって、お守り すること・・・ |
| ボクは逃げないッ! |
| 逃げないで、貴方を |
| 逃げないで、貴女を |
| 守ってみせる!! |
| キャハハハハッ!? 角の折れたメトラルに なにができるってのさ ばーか? |
| アンタが先に 壊れちゃエェェッ!? |
| *n1っ!? |
| うオぉぉォォ~っ!! |
| なっ!? |
| グギャアァァッ!? グルッ、ガガ・・・ッ |
| 魔獣たちが・・・ 石みたいに固まった! |
| メトラルの魔眼? ち、違うッ!? こんな、いっぺんに なんて・・・ |
| まさか・・・ッ 今までに一匹しか 使えなかった・・・ |
| 伝説の審眼ッ!?!? |
| ご主人さまは・・・ ボクが・・・ 守る・・・ |
| 誰にも・・・ 傷つけさせない!! |
| く、くるなッ!? イヤアァァァァッ!! |
| くるしいィィッ!! 息がッ、血がァッ!? 止まるウゥゥッ!? |
| レ、レイムさまぁっ? たす・・・ッ、け! が、がぁ・・・ッ!? |
| もういいっ! やめるんだっ!? *n1っ!? |
| もういいのっ! やめてっ!? *n1っ!? |
| 俺は無事だよ!? だから、もうよすんだ *n1・・・っ |
| あたしは無事よ!? だから、もういいの *n1・・・っ |
| ごしゅじ・・・ さま・・・っ |
| よかったぁ・・・ |
| ごめんな・・・? 優しいお前に、こんな ことさせて・・・ |
| ゴメンね・・・? 優しいあなたに、 こんなことを させちゃって・・・ |
| はあッ、はァ・・・ッ ハァ・・・・ッ・・・ |
| 猛き角笛を手に入れた! |
| *n0っ だいじょうぶか!? |
| *n1くん!? |
| 気を失ってるだけだよ |
| 俺を守るために・・・ *n1は 勇気をふりしぼって 戦ってくれたんだ |
| 気を失ってるだけよ |
| あたしを守るために *n1は 勇気をふりしぼって 戦ってくれたの |
| そうか・・・ こいつが・・・ |
| だったら、こっからは オレたちがふんばる番 だよなァッ!? |
| 覚悟しろ、ビーニャ! |
| な、なによッ!? よってたかってェ!? |
| アンタたちなんか キライッ!! みんな、壊れちゃえば いいのよォォッ!! |
scn124
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| あれが、メルギトスの 軍勢だっていうのか? |
| あれが、メルギトスの 軍勢だっていうの? |
| なんという数だ・・・ こちらの戦力の、優に 数倍はあるぞ!? |
| うひゃーっ、こりゃあ 向こうも完全に本気で 攻めてきてやがるな |
| タシカニ、コレデハ 正面決戦ヲ挑ムノハ 無謀デス |
| これほどとは・・・ |
| まるで、黒い影が 草原を呑みこんでいく みたい・・・ |
| なんて・・・ すごい血の 匂い・・・っ |
| うう・・・っ なんか、気持ち悪く なりそうだよぉ? |
| 風向きに気をつけて! 毒気にあてられて しまいますよ!? |
| ほら、アメル しっかりしなよっ? |
| 聞こえる・・・ |
| 鬼に変じた人たちの 生ける屍人にされて しまった人たちの 悲しい声が・・・ |
| みんな・・・ ないてる・・・ |
| かわいそう・・・ |
| まさに、悪魔たちの 軍団にふさわしいわね |
| おいおいッ、ここまで アレなのは、ヤツ個人 の趣味だっての!? |
| だからといって、引く わけにはいかねぇぜ! |
| ああ、そうだとも |
| 二人の言うとおりだ みんな、気を ひきしめていくぞ! |
| 二人の言うとおりよ みんな、気を ひきしめていくわよ! |
| あらあら・・・ ますます、頼もしさが 増したみたいですわね *n0くん |
| あらあら・・・ ますます、頼もしさが 増したみたいですわね *n0ちゃん |
| お母さまっ? |
| うん、本当に |
| エクス様まで!? |
| お二人とも、こんな ところに来ていて いいんですか!? |
| お二人とも、こんな ところに来ていて いいんですか!? |
| 心配なさらなくても 戦いが始まったら ちゃんと働きますから ね、エクスさん? |
| ええ、ファミィさん それに・・・ |
| うるさいお偉方なんて いないほうが、現場の 人間たちもやりやすい ものでしょうし |
| は、はあ・・・ |
| これが、召喚師たちの ボスとはなあ・・・ |
| あら、本気にしないで くださいましね? ほんのおちゃめです♪ |
| お、お母さまっ!? |
| *n0くん 本当は、貴方たちに 内緒で伝えておきたい ことがあったの |
| *n0ちゃん 本当は、貴女たちに 内緒で伝えておきたい ことがあったの |
| え? |
| 敵の軍団には、未だ 指揮官らしき者が目撃 されていないんだ |
| つまり、メルギトスは この戦いに参加して いない可能性があると いうことなんだよ |
| !? |
| !? |
| どこかに潜んで様子を うかがっているという 可能性はどうです? |
| 私とエクスさんが それぞれ気配を探って みたんだけど・・・ |
| それらしい反応が 感じられないの |
| アメルさん 貴女は、どうですか? |
| ごめんなさい・・・ よくわからないんです |
| この場所では、今 たくさんの魔力と 感情が入り乱れ過ぎて いるから・・・・ |
| やめとけよ?悪魔の オレでも見分けがつか ねェんだからな |
| ・・・(こくこく) |
| 無理しないで、アメル |
| そうよ、アメルちゃん 気にしたらダメよ? |
| でも・・・ |
| しかし、だとすると メルギトスはいったい どこへ・・・? |
| 先輩たちが言ってた 行方のしれない一団は 見つかったんですか? |
| 先輩たちが言ってた 行方のしれない一団は 見つかったんですか? |
| いや、まだなんだ |
| 気になりますね それは・・・ |
| ルヴァイド様 やはり、陽動では? |
| うむ・・・ だが、そうする理由が 見えてこない・・・ |
| これだけの数の兵を 捨て石にして、ヤツに なんの得がある? |
| それは・・・ たしかに・・・ |
| いずれにしろ、我々は 目の前の敵を退け 聖王都を守らなくては ならない |
| だが、*n0 君たちは別だ 僕たちの指揮に従って 動く必要はない |
| もとより、自分は そのつもりです |
| ネスっ? |
| ネスっ? |
| 僕は、貴方たちに協力 するつもりで来たわけ ではありませんから |
| ああ、こうして 来てくれただけでも 僕は、感謝しているよ |
| ・・・・・・ |
| 見つけましたわよっ! ファミィ・マーン!? |
| あら、ケルマちゃん |
| エクス様もですわっ? まったく、二人とも 指揮官としての自覚が 足りませんわよ |
| ごめん、ごめん |
| それじゃ、そろそろ 私たちは戻るわね |
| ミニスちゃん *n0くんに 迷惑かけちゃダメよ? |
| ミニスちゃん *n0ちゃんに 迷惑かけちゃダメよ? |
| わかってますっ! |
| 武運を 祈っているからね おにいさん? |
| 武運を 祈っているからね おねえさん? |
| うん、エクスも 気をつけて・・・ |
| どうやら、始まった みたいだね |
| 召喚師の援護を受けて 騎士たちが、敵軍を 一気に包囲していく 作戦か・・・ |
| さすがは各都市から 選抜された、聖王都の 騎士団です |
| 化け物を相手に まるで、ひるまない! |
| ま、ダテに税金で 養われてるわけじゃ ねーからな・・・ |
| すごい・・・ |
| どうだ、イオスよ これが、我々が雌雄を 決しようとしていた 者たちだ |
| 果たして、戦ったなら どうなったのか・・・ |
| 我々、デグレアの兵も けして劣っていたとは 思いませんっ! |
| ・・・そうだな |
| だが、いずれにせよ 優れた兵には違いない これならば・・・ |
| おかしい・・・? いくらなんでも 一方的すぎる・・・ |
| これではまるで 戦力を無駄に消耗して いるとしか思えない |
| ネスの言うとおりだ こんなことをして なんの得があるって いうんだ・・・? |
| ・・・・・・ |
| ネスの言うとおりだわ こんなことをして なんの得があるって いうの・・・? |
| ・・・・・・ |
| 戦いが長引くほうが 我々にとっては都合が いいのです・・・ |
| 勝つことじゃなくて 戦いを長引かせること が目的・・・? |
| 勝つことじゃなくて 戦いを長引かせること が目的・・・? |
| でも・・・ なんのために・・・ |
| でも・・・ なんのために・・・ |
| う・・・っ! |
| あめる殿!? ドウナサイマシタ!? |
| おい、オンナ・・・? 大丈夫かよッ!? |
| おねえちゃん・・・ どうしたの・・・? |
| アメルさんっ! 大丈夫ですかっ!? |
| アメルっ! |
| しっかりするんだ! |
| だいじょうぶ・・・っ ちょっと、めまいが しただけだから・・・ |
| それより、聞いて 二人とも・・・っ |
| おかしいの・・・ 戦いが始まる前は あんなにすごかった 感情のうねりが |
| さっきから急に 薄れてきてるんです |
| まるで、なにかに 吸い込まれていってる みたいに・・・! |
| なんだって!? |
| ネス!たしか 悪魔が力の源にする ものって・・・ |
| ネス!たしか 悪魔が力の源にする ものって・・・ |
| ああ、そうだぜ? |
| 人間の、感情だ・・・ |
| 悪魔はそれを食らい 魔力に変えることが できる・・・ |
| メルギトスの狙いは それだよっ!? |
| メルギトスの狙いは それよっ!? |
| しかし、ならば どうして奴はこの場で その力を使わない? |
| 当たり前だよ・・・ そうして集めた魔力は 別の目的に使うための ものなんだから |
| 当たり前よ・・・ そうして集めた魔力は 別の目的に使うための ものなんだもの |
| ??? |
| ご主人さま、それって どういう意味ですっ? |
| 黒騎士たちを操って あの人は、なにを 手に入れさせようと していた? |
| 黒騎士たちを操って あの人は、なにを 手に入れさせようと してたの? |
| *n0ヨ ソレハ、マサカ・・・ |
| ・・・召喚兵器! |
| ルウが言ってたよな? あの結界は強い魔力に 反応することで |
| 破壊されてしまうかも しれないって! |
| ルウが言ってたよね? あの結界は強い魔力に 反応することで |
| 破壊されてしまうかも しれないって! |
| 俺たちは、完全に メルギトスの術中に はまってたんだッ!! |
| あたしたちは、完全に メルギトスの術中に はまってたのよッ!! |
| だとすると、ヤツが 今いる場所は アルミネスの森か!? |
| 急ごう! あんなものを メルギトスに渡すわけ にはいかない!! |
| 急ぎましょう! あんなものを メルギトスに渡すわけ にはいかない!! |
| ミニゲーム ネコ |
| ミニゲーム 釣り |
| ふふふふ・・・っ みなぎってきますよ 私の中に、力が・・・ |
| 怒り、悲しみ、恐怖 そして断末魔の絶望 |
| 戦争とは、なんと 甘美な宴なのでしょう くっ、くくくくっ |
| しかし・・・ まだ、足りません |
| あの時、天使アルミネ との戦いによって 失われてしまった 私の本来の魔力 |
| それを取り戻す方法は ただひとつだけ・・・ |
| さあ、受けるがいい? 禁忌の地を守り続ける 忌々しき天使の力よ! |
| 貴様が守ろうとした ニンゲンの、あらゆる 欲望によって・・・ |
| 砕け散れえィィッ!! |
| ウソ・・・っ? 結界が、消えてる!? |
| 膨大な魔力のなごりが 感じとれます。 凍てつきそうなほどに 禍々しい力を・・・ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| *n0 どうやら、お前さんの 読みが当たっちまった ようだな |
| 手遅れだったという ことなのか!? |
| いや、大丈夫だ! |
| ネス? |
| メルギトスは 遺跡の内部に入る方法 をもっていない・・・ |
| あの転移システムは *n0、君と 僕の一族にしか 反応しないんだ! |
| 近ヅケバ、防衛兵器モ 始動スルデショウシ |
| そうか!? |
| そっか!? |
| ケッ!メルギトスの 野郎、ツメがあめェん だっつーの? |
| てことは、野郎が 足止めされてる間に 追いつけりゃ・・・ |
| まだ、希望はあると いうことですね! |
| よかったぁ・・・ |
| ビビらせやがって ったく・・・ |
| 急ぎましょう! |
| ふう・・・ 警備システムもこれで 沈黙したようですね? |
| では・・・ |
| ん? |
| そこまでだっ!? メルギトス! |
| そこまでよっ!? メルギトス! |
| ほほう、これはこれは みなさん、お揃いで |
| 私の狙いがここだと よくわかりましたね? 褒めてさしあげますよ ははははは・・・ |
| 言いたいことは それだけか・・・ 悪魔め! |
| その遺跡は、二度と 触れてはいけない ものなんだ |
| それでも、貴方が 召喚兵器にこだわると いうのなら・・・ |
| その遺跡は、二度と 触れてはいけない ものなの |
| それでも、あなたが 召喚兵器にこだわると いうのなら・・・ |
| メルギトス! 俺は、お前を倒して それを止めるッ!! |
| メルギトス! あたしは、あなたを 倒して止めるわッ!! |
| やってご覧なさい? できるというの でしたらねぇ!? |
| く・・・っ くくくっ、あはははっ あははははははっ! |
| さすがは調律者・・・ 出し惜しみをしては どうも、分が悪い ようですねえ? |
| ま・・・ 負け惜しみなんか 言ったって、こわく ないぞっ!? |
| 降伏してください メルギトス・・・ いえ、レイムさん! |
| 貴方は今まで、人間と して生きてこれたじゃ ありませんか? |
| どうして、そのままで いられないんです!? そうすれば、きっと 貴方だって・・・! |
| アメル・・・ |
| 人間として・・・ ですか・・・ |
| ・・・まずい!? |
| ふざけたことを ぬかすなァァッ!! |
| きゃああああっ!? |
| か、身体が・・・っ しびれて・・・っ |
| 押し潰されそ・・・っ ぐあああぁぁっ!! |
| たった一撃で・・・ 身体の自由を奪って しまうなんて・・・! |
| これが・・・っ メルギトスの・・・ 本気の力か!? |
| これが・・・っ メルギトスの・・・ 本気の力なの!? |
| しすてむえらー・・・ コンナ時ニッ!? |
| こいつ・・・ッ 余力を残して いやがったなッ!? |
| お・・・っ おにいちゃん・・・っ |
| お・・・っ おねえちゃん・・・っ |
| ご・・・っ ごしゅじんさまぁぁっ |
| レイム・・・っ さん・・・っ |
| 本気を出したならば 貴様らのようなゴミ 物の数ではないと いうことです |
| さて・・・ 邪魔者もおとなしく なったことですし |
| 改めて、遺跡を手に 入れさせてもらうこと にしますかね |
| 不可能だ・・・ メルギトス・・・ |
| 遺跡を起動できるのは 僕たちだけだ・・・っ |
| お前が、召喚兵器を 手に入れることは 不可能なんだ!! |
| 知っていますとも |
| この遺跡を起動させる ことができるのは クレスメントとライル の一族だけ・・・ |
| 魔力と声紋、それに パスワードが必要だと いうのでしょう? |
| バカな・・・ どうして、そこまで 知っている・・・? |
| 僕でさえ知らない ことを、どうして 貴様が知っている!? |
| やめろ・・・っ それだけは・・・ ちかづくなぁっ!? |
| いただかせてもらい ますよ・・・ |
| アナタのもつその魔力を 血識としてねェ!? |
| いやだあぁぁ~っ!? |
| まさか・・・? |
| ふふふふ・・・ *n0さん ようやく、気づいた ようですね |
| そうです・・・ いただいたのですよ? 血識として・・・ね |
| 愚かな召喚師たちは 自分たちがしたことと 思っていたようですが |
| それもまた、私が 偽りの記憶を与えて |
| そう思いこませていた だけのこと・・・ |
| クレスメントの魔力も ライルの記憶も 奪ったのは、私です |
| ひゃはははははっ!! ええ、美味でしたとも |
| 貴方たちのご先祖の |
| 貴女たちのご先祖の |
| 血識はねえ? |
| そんな・・・っ! |
| あ・・・ 悪魔めえぇぇぇッ!? |
| ひゃははははははっ! あーっはっはっは!! |
| さあ、謎解きはもう ここまでです・・・ |
| 調律者のまつえい クレスメントの一族の 名において! |
| 声紋チェックならびに 魔力の波動・・・ 全て、ライブラリと 一致しました・・・ |
| 貴方様を「調律者」 クレスメントの一族で あると認めます |
| では、みなさん? ごきげんよう・・・ |
| させるかァァァっ!! |
| これ以上、貴様の好き にはさせないっ!? |
| ぐう・・・っ! |
| ルヴァイドっ!? イオスっ!! |
| ほう・・・? いつ出てくるのかと 思っていたら |
| 奇襲とは・・・ 騎士として恥ずべき ではありませんか? |
| 黙れっ!? |
| 卑怯者とそしられても 今の俺には、もはや 関係ない・・・ |
| それで、貴様を 倒せるのならばな!! |
| ふふふふ・・・ 私好みの考え方ですよ ですが・・・ |
| 貴様らゴミの力などで このメルギトスを 倒せるものかァッ!! |
| ぐああああぁぁっ!! |
| ルヴァイドさんっ! イオスさんっ!? |
| ひぃーっひっひっひ! ひゃはっ、はははっ あははははははっ!! |
| くくくく・・・ ニンゲンのこうした 努力は賞賛すべきもの なのでしょうね |
| 弱い存在であるがゆえ に力を求めてここまで のものを生み出して しまう・・・ |
| せいぜい、利用させて もらいましょうか? |
| 御命令を・・・ |
| 命令? 私の望みは、最初から ひとつだけ・・・ |
| このメルギトスに ふさわしい肉体を 作り上げるのです! |
| ロレイラルの機械技術 によって、極限にまで 高められた力で・・・ |
| 私が、あらゆる世界の 覇者となるために!! |
| *n0 |
| なるほどな・・・ |
| なるほどね・・・ |
| それが、お前の目的か メルギトス・・・ |
| それが、あなたの目的 だったってワケね メルギトス・・・ |
| しつこいですねえ? |
| 貴方も・・・ |
| 貴女も・・・ |
| ケッ!それだけが こいつの取り柄 だからなァ? |
| 言っただろう? 絶対に、お前に この遺跡を利用させは しないって・・・ |
| 言ったでしょう? 絶対に、あなたに この遺跡は悪用させ ないって・・・ |
| おにいちゃんはね ぜったいに・・・ うそは、いわないよ? |
| おにいちゃんは・・・ かならず、やくそく まもるもの・・・っ! |
| おねえちゃんはね ぜったいに・・・ うそは、いわないよ? |
| おねえちゃんは・・・ かならず、やくそく まもるもの・・・っ! |
| なぜです? どうして、かなわぬと わかっていて・・・ |
| 貴方は私に挑むのです |
| 貴女は私に挑むのです |
| 死にたいのですか? |
| お前には・・・ 多分、わからないよ |
| あなたには・・・ 多分、わからないわ |
| 確率デハ計レナイモノ ガコノ世界ニハアル ノデス・・・ |
| 人間のことをなにも 知らない、お前には |
| 人間のことをなにも 知らない、あなたには |
| なにを言ったって! わかるもんかよッ!? |
| なにを言ったって! わからないわよッ!? |
| あはははははっ! この私が、ニンゲンの ことをわかってないと おっしゃるとはねえ |
| ならば、貴方はなにを |
| ならば、貴女はなにを |
| わかっているのですか *n0よ!? |
| ・・・・・・ |
| 貴方に説明しても 無駄だと思いますよ? メルギトス・・・ |
| だって、貴方にとって 言葉というものは 偽りでしかないもの ですから・・・ |
| いいでしょう? そんなにまでして 死にたいのなら・・・ |
| 望みどおりにッ! くびり殺してくれるわ アアアァァァァッ!! |
scn125
| ぐ・・・っ ぐおおおぉぉっ!? |
| ぐきゃあああアアア ァァァァッ!! |
| 見てっ! メルギトスの身体っ! |
| ボロボロになって 朽ちていく・・・ |
| 彼のよりしろは とうに死んでしまった 召喚師の肉体です ですから・・・ |
| あるべき姿に・・・ 土に還っていくという わけですか・・・ |
| 諸行無常、でござるな |
| これで、あの者も 忌まわしい悪魔から 解放されたということ になるか・・・ |
| 勝った・・・? |
| 勝ったの・・・? |
| 俺たち、メルギトスに 勝てたのかっ!? |
| あたしたち、 メルギトスに 勝ったのよねっ!? |
| ソノトオリデス *n0 |
| 我々ハ勝利ヲ 掴ンダノデス! |
| ケッ!あっけなさ 過ぎて、拍子抜け しちまったぜ・・・ |
| (こくこくこく)! |
| そうですよっ! |
| あはははははっ♪ ご主人さまっ 勝ったんですうっ! |
| わはははははっ! やりやがったな! *n0っ |
| やったあーっ! 勝った、勝ったーっ♪ |
| あたいたちの勝ちだよ これでもう、あいつの 野望はおしまいさっ! |
| 見事な戦いだったぞ *n0 |
| ルヴァイド・・・ |
| お前のおかげで 我らも、彼の者に一矢 報いることができた |
| 感謝するぞ・・・ |
| ルヴァイド様・・・ |
| ルヴァイド、イオス ゼルフィルド・・・ |
| お前たちを操っていた 悪魔は、俺たちが 倒したよ・・・ |
| ルヴァイド、イオス ゼルフィルド・・・ |
| あなたたちを操って いた悪魔は、ちゃんと 倒したわよ・・・ |
| ・・・・・・ |
| これしかなかったんだ 今の俺たちには これしかな・・・ |
| 悪魔が滅びることに よって、彼の魂も やっと解放されたんだ |
| そう考えることは できないかい? |
| ・・・うん |
| あとは、主をなくした 屍人たちの軍団を なんとかしなくては なりませんね |
| だな |
| うん、そうだな 先輩たちの手伝いを しにいかなきゃ・・・ |
| ええ、そうよね 先輩たちの手伝いを しにいかなきゃ・・・ |
| その前に、この遺跡を 完全に廃棄しよう |
| 天使アルミネの結界が 失われた今、このまま 放置していくわけには いかない |
| また、誰かが同じこと 繰り返しちゃうかも しれないですもんね |
| できるのか、ネス? |
| できるの、ネス? |
| 動力炉の活動を ストップさせることが できれば、なんとか なるだろう・・・ |
| ・・・アクセス! |
| これで、一安心よね? *n0 |
| ああ、これで 俺やネス、アメルが 背負っていたものも 完全に消える・・・ |
| ええ、これであたしや ネス、アメルが 背負っていたものも 消える・・・ |
| !? |
| ぐあああぁぁっ!! |
| ネスティさんっ!? |
| 警告!警告! 外部より、ハッキング |
| 未知のウィルスが 当システムを攻撃中! 防壁も効果ありません このままでは・・・ |
| しスてム、がガがッ のっトらレ、ラレッ マ・・・・・・ |
| ういるす・・・! 馬鹿ナ・・・? ソンナモノガ ドコカラ・・・!? |
| なんだッ!?なにが 起こったってんだよッ おい、メガネっ!? |
| いる・・・ あいつが・・・ まだ、いるよぉっ! |
| ご、ご主人さまぁ! いったい、 どうなっちゃうん ですかぁ!? |
| ウィルスじゃない! もっと、タチの悪い ものが侵入した・・・ |
| あいつは・・・っ 滅びてなかったんだ! |
| メルギトス |
| ふふふふふ・・・ |
| メルギトス |
| ひゃははははっ! なかなかの具合ですよ 新しいこの身体は! |
| メルギトス |
| 実にイイ・・・ 馴染みますよ ふはははははははっ! |
| メルギトス・・・ まだ、生きていたって いうのか!? |
| メルギトス・・・ まだ、生きていたって いうの!? |
| メルギトス |
| いけませんねえ・・・ *n0さん 忘れてしまうなんて |
| メルギトス |
| こうしている間にも 私の差し向けた軍団と ニンゲンたちは戦って いるのですよ・・・ |
| メルギトス |
| 悪魔の魔力の源になる どす黒い感情を、私に 供給するためにねぇ ひゃははははっ!! |
| それじゃあ・・・っ |
| メルギトス |
| 戦争を止めない限り 今の私を滅ぼすことは できないということに なりますねえ |
| 陽動ダケデハ ナカッタトイウ コトカ・・・ |
| なるほどなぁ・・・ ケッ!悪知恵が 働きやがるぜッ! |
| メルギトス |
| それにもう手遅れです この遺跡は、完全に 私の手中に落ちました |
| メルギトス |
| 見せてあげましょう |
| メルギトス |
| サプレスとロレイラル ふたつの世界の力を 我が物とした・・・ |
| メルギトス |
| 新たなる悪魔の王 メルギトスの姿をッ! |
| だめ・・・っ! |
| ぜんぶ、のみこまれ ちゃうよぉ!! |
| 床が、壁が・・・ 変わっていく! |
| 悪魔の力が満ちていく なにもかもが・・・ 歪められていく! |
| 遺跡をよりしろにして 復活する気か・・・! |
| みんなっ! 逃げるんだぁーっ!! |
| みんなっ! 逃げてえぇーっ!! |
| メルギトス |
| ふはははは・・・っ ひゃははっ、あはっ! ひゃーっはっはっはっ はっはっはァ!!! |
| これは・・・ |
| ヒヒヒヒヒ・・・ これガ、私ノ新たな 肉体ですよ |
| この空間そのものガ 私ノ血肉デあり部品デ あるわけです |
| にんげん共ノ欲望ヲ 魔力ニ変えて、永久ニ 活動する存在・・・ |
| 機械魔めるぎとす そうトでも、名乗っテ さしあげましょうか |
| ヒゃーっはっハっはっ ハっはっハ!!!! |
| 敵戦力、計測・・・ 不能・・・ |
| 戦略ガ・・・ッ 立チマセン・・・! |
| ケタが・・・ 違いすぎるぜ・・・ |
| こんな化け物なんて 倒せっこねェッ! |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| みんな・・・ 死んじゃうの・・・? |
| あ、あああぁぁ・・・ |
| もう、ボクらの手に 負えませんよぉ! |
| それでも・・・ |
| それでも・・・ |
| それでも!こいつを 倒さなくちゃ、俺たち の未来はないんだ!! |
| それでも!こいつを 倒さなくちゃ、未来は 来ないわ!! |
| あたしたち、まだ 負けたわけじゃ ありませんっ! |
| そうだとも・・・ ここで、あきらめる わけにはいかない!! |
| 調律者ノ一族トしてノ 誇りですか・・・ |
| 愚かなッ! 運命ヲ律する糸ハ 既ニ、貴様ノ手から 離れたノだッ!! |
| 因果ノ律ハ、今 我ガめるぎとすノ手ニ アル・・・ |
| いくらあがこうとも 貴様らハ勝てぬッ!! 運命ニよって、敗北 するノだアァッ! |
| 運命が、俺たちに 滅びをもたらそうと いうのなら・・・ |
| メルギトス! お前が、その糸を操る と言うのなら・・・ |
| 運命が、あたしたちに 滅びをもたらそうと いうのなら・・・ |
| メルギトス! あなたが、その糸を操 ると言うのなら・・・ |
| 俺は、その運命を 超えてみせる!! |
| 因果の律を超えて お前を、絶対に倒して みせるっ!! |
| あたしは、その運命を 超えてみせる!! |
| 因果の律を超えて あなたを、絶対に倒し てみせるっ!! |
| 「調律者」ではなく 「超律者」の名に かけて・・・ |
| 「調律者」ではなく 「超律者」の名に かけて・・・ |
| 俺たちは、最後まで あきらめない!!!! |
| あたしたちは、最後 まであきらめない!! |
| ほざけェェェ! ニンゲぇェェぇン!! |
| 馬鹿な・・・? 私ノ言葉デ意ノままニ 操られていた、愚かな にんげんガ・・・ |
| 感情ニよってたやすく 翻弄される、弱い心ノ にんげんガ・・・ッ |
| こノ私ヲ・・・ 倒すトいうノか・・・ |
| 機械魔めるぎとすヲ 倒しテノケルトいウノ カアァァァァァッ! |
| ナゼダアァァァッ! |
| だから、言っただろ レイムさん・・・ |
| 貴方は人間のことを なにも、わかっちゃ いないんだって |
| 言ったでしょう レイムさん・・・ |
| 貴方は人間のことを なにも、わかってない んだって・・・ |
| 人間の心は、けして 言葉や数式で表せる ものじゃない |
| 誰にも、理解すること なんてできないもの なんだ・・・ |
| だからこそ、予想も できない奇跡を起こす 力さえ秘めてる |
| レイムさん・・・ 奇跡はね、運命さえも 変えてしまうんですよ |
| にんげんノ・・・ッ ココロ・・・ッ |
| ふふ、フハハハッ ひャーっはッハッハ! |
| たしかに・・・ 私は、解ってなかった ようですねえ・・・ |
| ですが・・・ そんな私にも、意地と いうものがあります |
| ウオオオオオォォォォ ォォォォォッ!!!! |
| !? |
| 警告!未知ノ えねるぎーガ、 めるぎとすノ身体カラ 出テイマス! |
| こいつは・・・っ! 源罪じゃねェかッ!! |
| おにいちゃんっ、 |
| おねえちゃんっ、 |
| その風にさわったら ダメえっ! |
| この風・・・っ すごく冷たくて・・・ イヤな匂い・・・っ! |
| くくくく・・・っ その昔、楽園だった リィンバウムが・・・ |
| 争いの絶えない世界に 変わったのは、こいつ のせいですよ・・・ |
| さあ、広がるがいい! 私の身体に蓄積された 黒き源罪よッ! |
| 我が命と引き替えに この世界に、さらなる 争いの種をまき散らす のだアァァァッ!! |
| なんなの・・・ この、黒い風は!? |
| 気をつけろ、ミモザ! 化け物たちの勢いが さっきよりも激しく なってきている! |
| どういうことっ!? どうして味方の兵士が お互いに殺しあって いるんですのっ!? |
| この風だわ・・・ すさまじい悪意が 黒い風になって 吹きつけてくる! |
| 間違いない・・・ 源罪だ! |
| 悪魔がもたらす 人間を堕落させる 黒い力・・・ |
| まずいぞ! このままでは、世界中 の生き物が欲望のまま に狂ってしまう!! |
| いひっ、ふひひっ! ひゃはははっ!? ひゃーっはっはっはっ はっはっは!!!! |
| このままじゃ、また 同じことの繰り返しに なっちまう・・・ |
| このままじゃ、また 同じことの繰り返しに なっちゃう・・・ |
| 止めないと・・・っ! |
| *n0 無茶はよせ! |
| メルギトスの身体から 放たれているのは 強力な邪念の塊だぞ |
| 戦いで消耗しきった 今の君の状態では 近づく前に命を落とす ことになる!! |
| *n0 無茶はやめて! |
| メルギトスの身体から 放たれているのは 強力な邪念の塊です |
| 戦いで消耗しきった |
| 今の貴方の状態じゃ |
| 今の貴女の状態じゃ |
| 近づく前に、その毒に やられてしまう!! |
| だからって、このまま 指をくわえて見ている なんて・・・ |
| 俺はイヤだよ! ちくしょう・・・っ ちくしょおォォッ!! |
| あたしはイヤよ! そんなの・・・っ そんなのイヤよっ!! |
| ・・・・・・ |
| 僕が・・・ やってみよう・・・ |
| ネス? |
| ヤツは融合した機械を 増幅装置にして、あの 源罪の嵐を放っている ならば・・・ |
| 機械を停止させれば 無力化できる。それが 可能なのは、融機人で ある僕だけだ! |
| 待ってください! |
| いくらネスティさんが 融機人でも、あの邪念 の嵐を浴びるのは危険 すぎます! |
| メルギトスを止める 前に、貴方が死んで しまうかもしれないん ですよ!? |
| !! |
| 僕は、死なないさ |
| *n0 君が愛するこの世界を ヤツから守るまでは |
| それまでは・・・ 絶対に・・・ |
| じゃあ、その後は どうなるんだよ!? |
| じゃあ、その後は どうなるの!? |
| メルギトスを止めた その後も、ネスが 生きてるって保証は |
| あるのか・・・ |
| あるの・・・ |
| 俺に、そうだって 約束できるのか!? |
| あたしに、そうだって 約束できるの!? |
| それは・・・ |
| ダメだ・・・っ! 約束できないんなら 俺は、絶対にネスを 行かせないっ!! |
| 世界が救われたって そんな結末なら・・・ 俺はちっともうれしく ないよ・・・ッ! |
| ダメよ・・・っ! 約束できないんなら あたしは、絶対にネス を行かせないっ!! |
| 世界が救われたって そんな結末なら・・・ あたし、ちっとも うれしくないわ! |
| *n0・・・ |
| よく聞くんだ 二人とも・・・ |
| ばらまかれた源罪は 長い時間をかけて 人々を蝕んでいって |
| いずれまた メルギトス復活の力と なってしまうだろう |
| 今、止めなければ また同じことの 繰り返しになるんだ |
| そして・・・ それができるのは 僕しかいないんだよ |
| でも・・・っ! |
| 困らせないでくれよ *n0 |
| 僕だって、怖いんだ だけど・・・ |
| *n0 君のいる世界だから 守りたいんだよ |
| ネス・・・っ |
| それに、忘れるな 僕は君と、約束をした じゃないか |
| あ・・・ |
| 一緒に・・・ 俺の生まれた街まで 行くって・・・ |
| あ・・・ |
| 一緒に・・・ あたしの生まれた街 まで行くって・・・ |
| 僕が今まで、君との 約束を破ったことが あったかい? |
| ないよ・・・ でも・・・っ! |
| 信じてくれるな? |
| う・・・うん・・・ |
| ネスティ・・・っ |
| 最後の最後で やっと呼び捨てにして くれたね アメル |
| あ・・・ |
| しばらくの間、この きかん坊の面倒を よろしく頼むよ |
| しばらくの間、この やんちゃ娘の面倒を よろしく頼むよ |
| 君だったら・・・ 安心できるから・・・ |
| うん・・・っ |
| それじゃ、行ってくる |
| ネスっ! |
| いっちゃやだよぉ! ネス・・・っ! |
| *n0っ! 彼の気持ちを、無駄に したらダメよっ! |
| でも・・・っ! |
| あたしっ、まだ・・・ ネスに、好きだって 言ってあげてないのに こんな・・・っ! |
| いかないでよぉ! ネスティぃぃーっ!! |
| ネスティさん・・・ |
| ・・・ごめんなさい! |
| ぐ・・・っ!? |
| アメルっ!? |
| 心配しないで・・・ すこしの間、身体の 自由を奪っただけ |
| こうでもしなければ 彼を止めることは できないと思ったから |
| アメ・・・ル・・・ まさ、か・・・っ 君は・・・ッ! |
| ええ、そうです |
| ネスティさん 貴方の思っている とおり・・・ |
| メルギトスは あたしが止めてきます |
| アメル・・・ |
| 天使アルミネの魂を 持つあたしだったら、 源罪の風を浴びても 平気なはず・・・ |
| だから、あたしが 止めてみせます! |
| アメルっ! |
| やめろ・・・ッ! |
| 君だって・・・っ! 君だって、もう限界 のはずだろうッ! |
| え・・・? |
| この森を包む結界は 天使アルミネの魔力を 触媒に、形成された ものなんだ・・・ |
| それが破壊された ことによって、彼女は 僕たち以上に消耗して いるはずなんだ!! |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| ・・・・・・ |
| あたしが・・・ やってみます・・・ |
| アメル? |
| 天使アルミネの魂を もつ、あたしだったら 源罪の風を浴びても 平気なはず・・・ |
| だから、あたしが 止めてみせます! |
| ・・・待つんだ! |
| 僕にはお見通しだぞ アメル・・・ |
| メルギトスによって この森の結界が破壊 されてしまった時から |
| 君の天使としての力は 徐々に失われようと しているんだろう |
| !! |
| えへへ・・・ バレちゃってたんだ やっぱり・・・ |
| でも、平気ですよ まだ、完全に消えては いないですし・・・ |
| がんばれば、きっと なんとかなる・・・ ううん、絶対なんとか してみせますから! |
| もしも・・・ |
| 天使の力を使いきって しまったら、アメルは どうなるんだ・・・? |
| もしも・・・ |
| 天使の力を使いきって しまったら、アメルは どうなるの・・・? |
| それは・・・ |
| 消えてしまう、かも しれないですね・・・ うん・・・ |
| ダメだ・・・っ! 俺は、絶対にアメルを 行かせないっ!! |
| ダメよ・・・っ! あたしは、絶対に アメルを 行かせないっ!! |
| だって、それじゃまた 過去の過ちを繰り返す ことになるだけじゃ ないか・・・ |
| だって、それじゃまた 過去の過ちを繰り返す ことになるだけじゃ ないの・・・ |
| 世界が救われたって そんな結末なら・・・ 俺はちっともうれしく ないよ・・・ッ! |
| 世界が救われたって そんな結末なら・・・ あたし、ちっとも うれしくないわ! |
| *n0・・・ |
| 聞いてください お二人とも・・・ |
| ばらまかれた源罪は 長い時間をかけて 人々を蝕んでいって |
| いずれまた メルギトス復活の力と なってしまうでしょう |
| 今、止めなければ また同じことの 繰り返しになるの |
| あたしなら・・・ それを止めることが できるんです |
| でも・・・っ! |
| 困らせないで *n0 |
| あたしだって・・・ 本当はこわいの・・・ でもね |
| *n0 |
| 貴方のいる世界だから |
| 貴女のいる世界だから |
| 守りたいんだよ |
| アメル・・・っ |
| *n0 それに、あたしは |
| 貴方と約束してるじゃ |
| 貴女と約束してるじゃ |
| ないですか |
| あ・・・ |
| 一緒に・・・ 俺の生まれた街まで 行くって・・・ |
| あ・・・ |
| 一緒に・・・ あたしの生まれた街 まで行くって・・・ |
| あたし、今からすごく 楽しみにしてるんです |
| 貴方との旅を |
| 貴女との旅を |
| そのためにも きちんと終わらせて おかなくちゃ・・・ |
| そうでしょう? *n0 |
| う・・・うん・・・ |
| ネスティさん・・・ ううん、ネスティって 呼ばせてくださいね |
| もっと、早くに そうやって呼び捨てに してほしかったよ |
| 本当に・・・ |
| 彼のこと、よろしく お願いしますね |
| 彼女のこと、よろしく お願いしますね |
| ネスティなら・・・ 安心できるから・・・ |
| 引き受けたよ、アメル |
| それじゃ・・・ いってきますね |
| アメルっ! |
| やめろっ! 戻ってくるんだっ!! |
| *n0っ! 君も男なら、きちんと わきまえろっ! |
| 離してくれよッ! |
| 俺っ、まだアメルに 好きだって、言って あげてないんだよ! |
| 最後まで、守るって 約束したのにっ! なのに、こんな・・・ こんな・・・っ |
| これじゃ、あべこべ じゃないかぁっ! |
| アメルうぅぅぅっ! |
| ・・・すまない! |
| あ・・・っ!? |
| ネスっ!? |
| 心配するな・・・ すこしの間、身体の 自由を奪っただけだ |
| 手荒だったと思うが 強情な彼女を止める には、仕方がない |
| ネス・・・ティ・・・ まさ、か・・・ 貴方・・・っ! |
| 正解だよ、アメル |
| 君にこれ以上の 無茶はさせられない からな・・・ |
| ヤツを止めるのは 僕に任せてもらおう |
| ネス・・・ |
| ヤツは融合した機械を 増幅装置にして、あの 源罪の嵐を放っている ならば・・・ |
| 機械を停止させれば 無力化できる。それが 可能なのは、融機人で ある僕だけだ! |
| ネスっ! |
| ダメ・・・っ! |
| ネスティ、さ・・・ん 貴方だって、無傷じゃ ないのに・・・っ! |
| え・・・? |
| メルギトスが・・・っ 遺跡と融合した時に 彼の意識は、遺跡と つながってた・・・ |
| 悪魔の魔力、まともに 受けたんですよ! なのに・・・っ、無理 して・・・・・・っ |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 機械と融合したことが 仇になったな・・・ メルギトスよ |
| アクセス!! |
| がアァァァァッ!! き、貴様・・・っ この私に、ハッキング するつもりかァ! |
| なぜだっ!?そんな コト、すれば、バッ キっ、貴様と、とてッ ぶ、じ、ジ・・・! |
| わかってるさ・・・ |
| だがな、メルギトス そうなったとしても 僕は、後悔はしない |
| この世界は、僕の故郷 ではないし・・・ 人間の裏切りを許した わけでもない・・・ |
| だけど・・・ |
| この世界を救うことで 僕の愛する人たちの 笑顔が守れるのならば |
| 僕にとっては・・・ こうするだけの価値が あるんだアァァッ!! |
| り、理解・・・っ! できな・・・な・・・ い・・・・ッ! |
| 自分が滅びて・・・っ それで、貴方は・・・ 本当に幸せだと言える のですか・・・っ? |
| 生きてこその・・・っ しあわせ、じゃないの です・・・かッ!? |
| ああ・・・ 僕も、ずっとそうだと 思っていたさ・・・ |
| だけど・・・ |
| こういうのも・・・ 悪くはない・・・な |
| ・・・・・・・ |
| こいつ・・・ |
| すでに・・・ 息絶えて・・・っ!? |
| ぎ・・・ッ! |
| ギィヤあああぁぁぁァ ァァァ~ッ!!!!! |
| ごめんよ・・・ *n0・・・ |
| 君との約束・・・ 守れそうにない・・・ |
| 生きていたところで 僕はもう、みんなとは 一緒にいられないさ |
| ! |
| メルギトスよ・・・ 悪いが、僕はちゃんと 気がついていたんだよ |
| 遺跡と融合した僕を 排除する際に・・・ |
| お前はウィルスという 形をとって、僕の中に 自分の一部を潜伏させ たんだろう? |
| 次なる、復活のために |
| ぐ・・・っ |
| 残念だったな |
| 僕はもう、誰かの 操り人形になるつもり なんてないんだッ!! |
| おっ、おのれええェェ ェェ~ッ!?!?!? |
| ごめんよ・・・ *n0・・・ |
| アメル・・・ *n0のことを よろしく・・・ |
| ネスティっ! |
| お前が・・・っ |
| あなたが・・・っ |
| お前が犠牲になったら 同じじゃないか! |
| ネスが犠牲になったら 同じじゃない! |
| バカだよ・・・っ! ネス・・・っ |
| バカぁ・・・っ! ネスの、バカ・・・っ |
| ネスぅぅぅ~ッ!!! |
| あたしは・・・ あきらめない・・・ |
| 絶対にっ!! |
| がアァァァァッ!! ア、アルミネぇぇ! 最後の、最後までッ 邪魔するかァッ!! |
| なぜだっ!? そこまでして、ナゼ ニンゲンを・・・ッ 護るう・・・ッ!? |
| 好きだから・・・ |
| 豊穣の天使アルミネも レルムの村の聖女 アメルも・・・ |
| 人間のことが・・・ この世界のすべてが 大好きだから・・・! 愛しいから・・・! |
| そして・・・ |
| それを教えてくれた みんなのことを 絶対に護りたいから あきらめないの |
| 弱虫だったあたしに 立ち向かう勇気を くれた人たちのことを 護ってみせるの!! |
| り、理解・・・っ! できな・・・な・・・ い・・・・ッ! |
| 自分が滅びて・・・っ それで、貴女は・・・ 本当に幸せだと言える のですか・・・っ? |
| 生きてこその・・・っ しあわせ、じゃないの です・・・かッ!? |
| そんなことないですよ レイムさん・・・ |
| あたし・・・ しあわせですよ・・・ |
| このまま・・・ とけてしまいそうな くらいに・・・ |
| ・・・・・・・ |
| こいつ・・・ |
| すでに・・・ 息絶えて・・・っ!? |
| ぎ・・・ッ! |
| ギィヤあああぁぁぁァ ァァァ~ッ!!!!! |
| ごめんね・・・ *n0・・・ |
| あたし、約束・・・ 守れないみたい・・・ |
| うん・・・だけどね あたしは、もうすぐ 消えてしまうから |
| ! |
| レイムさん・・・ あたしね、ついさっき わかっちゃったんです |
| 結界が壊れたことで アルミネの力は この世界から消えよう としてるって・・・ |
| その魂のかけらである あたしも、同じように 消え去ってしまうって |
| それも、貴方の狙い だったんですよね |
| ぐ・・・っ |
| どうせ消えちゃうなら あたし・・・ |
| 大好きな人たちの ために、できるだけの ことがしたいな |
| おっ、おのれええェェ ェェ~ッ!?!?!? |
| ごめんね・・・ *n0・・・ |
| ネスティ・・・ *n0のこと お願いね・・・ |
| アメルっ! |
| また・・・っ |
| これじゃ、また 同じじゃないか! 繰り返しになっただけ じゃないかッ!! |
| これじゃ、また 同じじゃないの! 繰り返しになっただけ じゃないのよッ!! |
| イヤだよ・・・っ! アメル・・・っ |
| イヤよ・・・っ! アメル・・・っ |
| アメルぅぅ~ッ!!! |
| このままじゃ、また 同じことの繰り返しに |
| なっちまう・・・ |
| なっちゃう・・・ |
| 止めないと・・・っ! |
| *n0 無茶はやめて! |
| メルギトスの身体から 放たれているのは 強力な邪念の塊だぞ |
| 戦いで消耗しきった 今の君の状態では 近づく前に命を落とす ことになる!! |
| だからって、このまま 指をくわえて見ている なんて・・・ |
| だからって、このまま 指をくわえて見ている なんて・・・ |
| 俺はイヤだよ! ちくしょう・・・っ ちくしょおォォッ!! |
| あたしはイヤよ! そんなの・・・っ そんなのイヤよっ!! |
| 自分ガ、行キマショウ |
| 機械デアル自分ナラバ 悪意ノえねるぎーニモ 影響ハ受ケマセン 適任デス・・・ |
| それはそうだが・・・ しかし・・・ |
| 無茶ですっ! たった一人でなんて そんなの、危険です! |
| 自分ノ計算ニヨレバ コノママ、めるぎとす ヲ放置シタ場合・・・ |
| 日没ヲ待タズシテ アノえねるぎーニヨリ 世界ハ汚染サレルデ ショウ・・・ |
| そんな・・・っ |
| 迷ッテイル時間ナド ナイノデス! |
| わかった・・・ |
| わかったわ・・・ |
| *n0っ! |
| アリガトウ・・・ *n0・・・ |
| じぇねれいたーヲ 貸シテクダサイ |
| ああ・・・ |
| ええ・・・ |
| コノ剣ノぱわーナラ キット・・・ |
| わかってるよな? *n1・・・ |
| 俺が今、お前に なにを言いたいかって |
| わかってるわよね? *n1・・・ |
| あたしが今、あなたに なにを言いたいかって |
| 当然デストモ・・・ *n0 |
| 犠牲ニナルコトデ |
| 貴方ヲ悲シマセタリハ |
| 貴女ヲ悲シマセタリハ |
| シマセンヨ・・・ |
| なら・・・ いいんだ・・・ |
| なら・・・ いいわ・・・ |
| 頼んだぞ・・・ *n1っ!! |
| 頼んだわよ・・・ *n1っ!! |
| 了解ッ!! |
| ・・・・・・ |
| 申シワケアリマセン *n0ヨ |
| 自分ハ・・・ 今、初メテ・・・ |
| 貴方ニ、嘘ヲ |
| 貴女ニ、嘘ヲ |
| ツキマシタ・・・! |
| 自分ニ残された ぱわーダケデハ めるぎとすヲ、倒ス コトハデキマセン |
| デスガ・・・ |
| ぜるふぃるどガ 自分ダケニ伝エタ コノ剣ノ、特殊機能ヲ 使ウナラ・・・ |
| じぇねれーたート接続 シテ、ソノえねるぎー ヲ、体内ニ逆流サセテ トリコメバ・・・! |
| ウオォォォォォッ!! |
| 頼ム・・・ッ コノ戦闘ガ終ワルマデ モッテクレェェッ!! |
| バカめがァァッ! 源罪の風は効かずとも 同じコトよ・・・ |
| ガラクタの機械兵士 ごときッ、ひねり潰し てくれるわッ! |
| 身の程を知れェッ! デク人形がアァァァァ ァァァッ!!!! |
| 左腕、機能停止・・・ 外部装甲・・・ッ 破損率、80%突破! |
| *n1っ! |
| 負ケなイ・・・っ! |
| ここデ、自分が・・・ 私が、引くわけには いかないのだッ!! |
| ぬウッ!? |
| あるじ殿は・・・ 機械の私を、友達だと 言ってくれた・・・ |
| 数式でしか、世界を 感じられなかった私に 素晴らしい宝物を 見せてくれたのだ! |
| 私は、それを守る! この命に替えてもっ 守ってみせるのだ!! |
| バカ、な・・・? ど、どうして・・・ッ 止まらなィィィっ!? |
| 私は・・・ *n1は *n0の 護衛獣だ・・・! |
| お前ごときに・・・っ あるじ殿を、私の大切 な友達を、傷つけさせ るものかぁーっ!! |
| な・・・ッ なんたることだ! |
| このメルギトスが!? 押されるだと・・・ッ この、メルギトスがッ たかが・・・・ |
| デク人形の力が・・・ 破壊っ・・・破壊ッ 壊れ、れれ・・・れら ラレェェェ・・・ッ |
| 図に乗るなァァッ! |
| ウォォォォッ! |
| ハア、はあ、はアッ もはや・・・ッ 世界など、どうでも 構わ、構わ、ぬっ |
| だがッ、貴様だけは 殺してくれるぞッ! |
| メルギトスに恐怖を 与えた者など・・・ |
| 絶対にッッッ! 存在しては・・・ッ ならんのだアアアァァ ァァァァッ!!!! |
| *n1 |
| ・・・っ! |
| させませんっ!! |
| な・・・? ア、アルミネェッ! |
| よくがんばったね *n1くん えらかったよ・・・ |
| あめる殿・・・ |
| 無茶なところだけは 主人に似てしまったな まったく・・・ |
| だが、君のおかげで 邪念の嵐は消え去った ご苦労だったな・・・ |
| ねすてぃ殿・・・ |
| 約束を破ったことに ついては、あとで しっかり説教してやる からな |
| とりあえず、今は お疲れさま・・・ *n1 |
| 約束を破ったことに ついては、あとで しっかりお説教して あげるから・・・ |
| とりあえず、今は お疲れさま・・・ *n1 |
| *n0・・・ |
| ったく・・・ ニンゲンにゃ、やっぱ ここらが限界ってか? |
| え? |
| つきあって・・・ |
| られねェぜッ!! |
| く・・・っ!? |
| ひゃははははっ! あーっはっはっは!! |
| これが・・・ *n1くんの 本当の姿・・・! |
| *n0よォ テメエ、あれっきり 誓約をし直すこと 忘れてたろォ・・・ |
| !! |
| ヒヒヒヒヒッ おかげで、好き放題に できるってもんだぜェ |
| *n1 まさか、貴様っ!? |
| ああ、メガネ・・・ そのとおりだよ |
| ブッちめてやるぜ クックック・・・ッ 今までの借り、万倍で 返してやるッ!! |
| よせ・・・やめろっ! *n1! |
| ・・・やめてっ! *n1! |
| ・・・聞けねェなァ? |
| よすんだ! *n1っ! 無茶な真似をするのは よせえぇぇっ! |
| よしなさい! *n1っ! 無茶な真似をするのは よしてえぇぇっ! |
| 覚悟しやがれッ!! メルギトスゥゥッ!! |
| ・・・・・・ |
| ヘンな気分だぜ・・・ |
| このオレが、ニンゲン ごときの呼び声に こうまで、後ろ髪を 引かれるとはよォ |
| あばよ・・・ *n0・・・ |
| テメエほど、スゲエ 召喚師と出会ったのは 初めてだったぜ |
| 帝国とかいうところの 奴らとは大違いだな |
| なんせ、テメエは この「狂嵐の魔公子」 であるオレを・・・ |
| 子供の姿に変えちまう くらい、強烈な誓約を かけてたんだぜ |
| ケッ!才能だけはな 認めてやらァァッ! |
| バカなァァァッ!? どうして、ニンゲンに 肩入れするゥッ!? |
| お前を縛りつけていた 「誓約」は、消えて いるのにぃぃ・・・ッ |
| この・・・ッ! 裏切り者めガァァァァ ァァァッ!!!! |
| チィ・・・っ! |
| *n1っ!? |
| 情けねェ声、出したり すんじゃねェッ! |
| こんな野郎に・・・! このオレが・・・っ 負けるワケねェだろう がよッ!! |
| ぬウッ!? |
| なァ、メルギトスよ オレは別に・・・ ニンゲンに寝返った ワケじゃねェぞ |
| ただな・・・ |
| テメエのコトが 気にくわねェから ブチ殺してやろうって いうんだよッ!!! |
| バカ、な・・・ッ そ、そんな・・・ そんな理由でェッ!? |
| それにな・・・ オレは、アイツが 気に入ってんのさ |
| テメエの下につくより ずっと楽しめそうだし なァァァァァッ!! |
| な・・・ッ なんたることだ! |
| このメルギトスが!? 押されるだと・・・ッ この、メルギトスがッ まさか・・・ |
| 同じ、悪魔の王である 貴様に・・・貴様にッ 劣っているなどとッ! そんな・・・ッ |
| 認めんぞォォォッ! |
| うがぁぁっ!! |
| ハア、はあ、はアッ もはや・・・ッ 世界など、どうでも 構わ、構わ、ぬっ |
| だがッ、貴様だけは 殺してくれるぞッ! |
| 悪魔として、貴様の 存在は許せぬ・・・ |
| 絶対にッッッ! 存在しては・・・ッ ならんのだアアアァァ ァァァァッ!!!! |
| ・・・っ! |
| させませんっ!! |
| な・・・ ア、アルミネェッ!? |
| 無茶しないでよっ! *n1くん もぉ・・・っ |
| オンナ・・・ テメエ、天使のくせに オレのために・・・? 泣いて・・・っ |
| 無茶なところだけは 主人に似てしまったな まったく・・・ |
| だが、君のおかげで 邪念の嵐は消え去った ご苦労だったな・・・ |
| メガネ・・・? テメエ、誰に向かって そんな偉そうに! |
| これだけ暴れたんだ もう、いいだろう *n1・・・ |
| これだけ暴れたんなら もう、充分でしょ *n1・・・ |
| *n0・・・ |
| すこしは、俺たちにも 見せ場をくれよ |
| すこしは、あたしたち にも手伝わせて、ね |
| ・・・ケッ! しゃあねェなァ! |
| だいじょうぶだよ おにいちゃん・・・ |
| だいじょうぶだよ おねえちゃん・・・ |
| え? |
| え? |
| *n1が とめるから・・・ |
| あの、くろいかぜ とめてみせるからっ! |
| く・・・っ!? |
| *n1の 宝珠の力を使えば きっと、できるから |
| おにいちゃんを |
| おねえちゃんを |
| 助けた時みたいに 悪い心、みんな消せる はずだから・・・! |
| 待って! *n1ちゃん |
| そんなことしたら 貴女、二度と人間には なれなくなっちゃうん でしょう! |
| ただの狐さんに・・・ なっちゃうのよっ! |
| いいの・・・ |
| おにいちゃんの笑顔が |
| おねえちゃんの笑顔が |
| 見られるんだったら *n1は それで、充分・・・ |
| ・・・だからっ!! |
| よすんだ! *n1っ! 無茶な真似をするのは よせえぇぇっ! |
| よしなさい! *n1っ! 無茶な真似をするのは よしてぇぇ! |
| 宝珠さん・・・っ! *n1に ありったけの魔力を かして・・・っ!! |
| おにいちゃん・・・ |
| おにいちゃん・・・っ |
| おねえちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・っ |
| *n1 本当は、こわいよ |
| 泣いて、逃げ出して おにいちゃんのとこへ 帰りたいよ・・・っ |
| 泣いて、逃げ出して おねえちゃんのとこへ 帰りたいよ・・・っ |
| どうしたの、って 頭、撫でてほしいよ ずっと、腕の中で甘え ていたいよ・・・っ |
| おにいちゃんの・・・ お嫁さんに・・・ なりたかった・・・ |
| おねえちゃんの・・・ お嫁さんに・・・ なりたかった・・・ |
| でもね・・・っ |
| おにいちゃんが いなくなっちゃうのは もっとイヤなのっ! |
| おねえちゃんが いなくなっちゃうのは もっとイヤなのっ! |
| バカめがァァッ! ありったけの魔力を こめたところで・・・ |
| そんな小さな「宝珠」 では、私の源罪は浄化 しきれまいに・・・ |
| 身の程を知れェッ! ケダモノ風情がァァァ ァァァッ!!!! |
| ううぅぅ・・・っ あ、あぁぁぁ・・・っ |
| *n1っ!? |
| 負けない・・・っ! |
| 貴方なんかに・・・ 絶対、負けたり・・っ しない・・・っ!! |
| ぬウッ!? |
| おにいちゃんはね |
| おねえちゃんはね |
| *n1に いっぱい、いっぱいね 優しくしてくれたよ |
| ずっと一緒にいても いいんだって・・・ 結婚して、指切りして 約束してくれたの |
| だから・・・っ *n1も 約束を守るのっ!! |
| バカ、な・・・ッ カ、源罪が・・・ 消えていくだとッ!? |
| *n1は・・・ おにいちゃんの |
| *n1は・・・ おねえちゃんの |
| 護衛獣・・・ |
| 貴方なんかに・・・っ おにいちゃんの笑顔を |
| 貴方なんかに・・・っ おねえちゃんの笑顔を |
| きれいな心を、汚させ はしない・・・!! |
| な・・・ッ なんたることだ!? |
| このメルギトスが!? 押されるだと・・・ッ この、メルギトスがッ たかが・・・・ |
| ケダモノ風情の力で! 動きを・・・動きをッ 封じ、られ・・・られ ラレェェェ・・・ッ |
| 図に乗るなァァッ! |
| *n1 |
| きゃあぁぁっ! |
| ハア、はあ、はアッ もはや・・・ッ 世界など、どうでも 構わ、構わ、ぬっ |
| だがッ、貴様だけは 殺してくれるぞッ! |
| メルギトスに恐怖を 与えた者など・・・ |
| 絶対にッッッ! 存在しては・・・ッ ならんのだアアアァァ ァァァァッ!!!! |
| ・・・っ! |
| させませんっ!! |
| な・・・ ア、アルミネェッ!? |
| 心配させないでよっ! *n1ちゃん もぉ・・・っ |
| ごめんなさい・・・ アメル・・・ おねえちゃん・・・っ |
| 無茶なところだけは 主人に似てしまったな まったく・・・ |
| だが、君のおかげで 邪念の嵐は消え去った ご苦労だったな・・・ |
| ネスティ・・・ おにいちゃん・・・ |
| ここから先は、もう 俺たちに任せるんだ *n1・・・ |
| ここから先は、もう あたしたちに任せて *n1・・・ |
| おにいちゃん・・・っ |
| おねえちゃん・・・っ |
| ただの狐に戻ったらさ 俺、泣いちゃうぞ |
| ただの狐に戻ったら あたし泣いちゃうぞ |
| ・・・(こくん) |
| メルギトスは、まだ 生きてるんですよね |
| 自分の意志によって あの黒い悪意の風を バラまこうとしてるん ですよね? |
| *n1くん |
| だったら・・・ |
| 僕の力でも、あいつの 動きを止めることは できるはずっ! |
| よすんだ! *n1っ! 無茶な真似をするのは よせえぇぇっ! |
| よしなさい! *n1っ! 無茶な真似をするのは よしてぇぇっ! |
| うあぁぁぁぁぁっ!! |
| ボク、どうして・・・ こんなこと、しようと してるんだろう? |
| このまま走ったら 絶対、つらいことが 待ってるのに・・・ |
| 痛くて、苦しくて もしかしたら、死んで しまうかもしれない のに・・・ |
| ・・・・・・ |
| そっか・・・ |
| これから、起こること なんて、ボクにすれば ちっとも、つらいこと じゃなかったんだ |
| 本当に、一番に・・・ つらいことは・・・っ |
| ご主人さまがっ! ボクの前から、消えて しまうってことだけ なんだァァァッ!! |
| バカめがァァッ! いくら並外れた魔力を もっていようと・・・ |
| メトラルの「魔眼」 ごときに、縛られる 私ではないわッ!! |
| 身の程を知れェッ! ケダモノ風情がァァァ ァァァッ!!!! |
| ぐうぅっ! うぐっ、あぁ・・・っ |
| *n1っ!? |
| 負けない・・・っ! |
| 逃げたりなんか・・・ 絶対、しない・・・っ するもんかっ! |
| ぬウッ! |
| ご主人さまは・・・ 弱虫のボクに、教えて くれたんだ・・・ |
| 大切なものを守りたい と思う気持ちがあれば 勇気は、そこから 生まれるんだって! |
| 立ち向かう心がある 限り、いつかは絶対に 勝てるんだって!! |
| バカ、な・・・ッ か、身体が・・・ 重く、なるだとッ!? |
| ボクは・・・ *n0の 護衛獣なんだ・・・ |
| お前なんかにッ! ご主人さまを、傷つけ させたりなんかする もんかアァ~ッ!! |
| な・・・ッ なんたることだ!? |
| このメルギトスが!? 押されるだと・・・ッ この、メルギトスがッ たかが・・・・ |
| ケダモノ風情の力で! 動きを・・・動きをッ 封じ、られ・・・られ ラレェェェ・・・ッ |
| 図に乗るなァァッ! |
| *n1 |
| あぐぅ・・・っ! |
| ハア、はあ、はアッ もはや・・・ッ 世界など、どうでも 構わ、構わ、ぬっ |
| だがッ、貴様だけは 殺してくれるぞッ! |
| メルギトスに恐怖を 与えた者など・・・ |
| 絶対にッッッ! 存在しては・・・ッ ならんのだアアアァァ ァァァァッ!!!! |
| ・・・っ! |
| させませんっ!! |
| な・・・ ア、アルミネェッ!? |
| よくがんばったね *n1くん えらかったよ・・・ |
| アメルさん・・・っ |
| 無茶なところだけは 主人に似てしまったな まったく・・・ |
| だが、君のおかげで 邪念の嵐は消え去った ご苦労だったな・・・ |
| ネスティさん・・・っ あ、ああ・・・っ |
| ほら、ここまで がんばったんだから 泣くのは、もうすこし ガマンしろって |
| どうせなら、勝って うれし涙を流そうぜ *n1・・・ |
| ほら、ここまで がんばったんだから 泣くのは、もうすこし ガマンなさい |
| どうせなら、勝って うれし涙を流そうよ *n1・・・ |
| は、はいっ! ご主人さまっ!! |
| ば・・・バカなッ!? こ・・・この・・・ メルギトスが・・・ッ |
| 最強の機械魔となった メルギトスがああアア ぁぁァァ~っ!?!? |
| おしまいにしましょう レイムさん |
| 往生際が悪すぎるのも 興ざめというものだぞ メルギトスよ・・・ |
| 貴方は負けるんだ! |
| 貴方は負けるのよ! |
| ただのゴミとしか見て なかった、ちっぽけな 存在たちに・・・ |
| ただのゴミとしか見て なかった、ちっぽけな 存在たちに・・・ |
| *n1が 見せてくれた・・・ 信じることで生まれる 奇跡の力の前に!! |
| *n1が 見せてくれた・・・ 信じることで生まれる 奇跡の力の前に!! |
| ぎ・・・ッ! |
| ギィヤあああぁぁぁァ ァァァ~ッ!!!!! |
| 源罪の風が・・・ やんだ・・・? |
| エクス様・・・ 空から、なにかが 舞い降りてきますぞ! |
| う・・・っ? |
| 気づいたか、イオスよ |
| ルヴァイドさま・・・ |
| どうやら、俺たちは この光の雫のおかげで 命を長らえることが できたらしい・・・ |
| 兵士たちが・・・ みんな、戦うことを やめた・・・? |
| それだけじゃないわ ケルマちゃん 見て! |
| 屍人たちや鬼が・・・ 消えていく・・・ |
| いったい、この光は なんなの・・・? |
| なんて、あたたかい 光なんだ・・・ |
| 疲れが癒えていく いや・・・ それだけじゃない |
| すごく、やすらいだ 気持ちになっていくわ |
| まるで、お母さんの 腕の中に、抱かれてる みたいに・・・ |
| いったい、なにが 起こったっていうの? |
| ・・・アレハ! |
| お、おいッ! ありゃあ、いったい なんなんだッ! |
| わあ・・・! |
| これは・・・! いつの間に、こんなに 大きな・・・っ! |
| こいつは・・・ あの遺跡が、そのまま 樹になったのか!? |
| 見てっ! この樹の葉っぱが あの黒い風をどんどん 吸い取ってる!! |
| それだけじゃない この光の雫も あの樹から 降り注いでいるんだ |
| そんなことよりも *n0たちは いったい、どこに いったんだよ!? |
| *n0!? |
| おいッ、ニンゲン!? 返事しやがれ・・・ *n0ッ!? |
| おにいちゃん・・・ どこ? どこなの!? |
| おねえちゃん・・・ どこ? どこなの!? |
| ご主人さま~っ!? |
| ここだよ・・・ |
| ここよ・・・ |
| ヨカッタ・・・! 無事ダッタノデスネ |
| ケッ!無事なら さっさと、ツラ見せに きやがれッ! |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| よかったぁ・・・! ご無事だったんですね |
| うん・・・ 俺たちは、無事だよ |
| ええ・・・ あたしたちは、無事よ |
| だけど・・・っ!! |
| でも・・・っ!! |
| おい、ネスティは? あいつは、どこに いるんだよ!? |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| まさか・・・! |
| ネスティさんは メルギトスを止める ために・・・っ |
| 御自分の・・・っ 命を犠牲に・・・!! |
| ・・・!! |
| は、はははッ う・・・ウソだろッ? |
| ・・・・・・ |
| そんな・・・っ! |
| 守ってくれたんだよ ネスは・・・ |
| 人間のことなんか どうでもいいなんて いってたクセに・・・ |
| 守ってくれたのよ ネスは・・・ |
| 人間のことなんか どうでもいいなんて いってたクセに・・・ |
| こんな姿になってまで 俺たちのこと、守って くれたんだよっ! |
| こんな姿になってまで あたしたちのこと、 守ってくれたのよ! |
| それじゃ、この樹は あいつが・・・!? |
| ネス・・・・・・っ |
| ネス・・・・・・っ |
| う・・・っ うああぁぁぁぁっ!! ネスっ! ネスっ! ネスうぅ~っ!! |
| う・・・っ うああぁぁぁぁっ!! ネスっ! ネスっ! ネスうぅ~っ!! |
| ねえ、アメルは? あの子は、どこに いるの? |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| まさか・・・! |
| アメルは・・・っ メルギトスを止める ために・・・っ |
| 消滅するのを覚悟で 最後の力を・・・! |
| ・・・!! |
| は、はははッ う・・・ウソだろッ |
| ・・・・・・ |
| そんな・・・っ! |
| 守ってくれたんだよ アメルは・・・ |
| 人間のことが好きって いうだけの理由で 今度もまた、あの時と 同じように・・・ |
| 守ってくれたのよ アメルは・・・ |
| 人間のことが好きって いうだけの理由で 今度もまた、あの時と 同じように・・・ |
| こんな姿になってまで 俺たちのこと、守って くれたんだよっ! |
| こんな姿になってまで あたしたちのこと、 守ってくれたのよ! |
| それじゃ、この樹は あの子が・・・!? |
| アメル・・・・・・っ |
| アメル・・・・・・っ |
| う・・・っ うああぁぁぁぁっ!! アメル・・・っ アメルうぅ~っ! |
| う・・・っ うああぁぁぁぁっ!! アメル・・・っ アメルうぅ~っ! |
| *n0・・・ |
scn126
| *n0! あんた、ユエルを 見なかったかい!? |
| どうしたんだよ? モーリン それに、ミニスも? |
| なにをあわててるのよ モーリン それに、ミニスまで? |
| 見たのっ!? 見なかったのっ!? |
| 見たもなにも・・・ 今さっき、あっちへ 走ってったけど? |
| 見たもなにも・・・ 今さっき、あっちへ 走ってったけど? |
| もしかして・・・ また、あいつ!? |
| もしかして・・・ また、あの子!? |
| そうじゃないよ 別に、あの子が悪さ したんじゃない |
| じつは、さっき・・・ |
| ユエルを召喚した人が 来てるのか!? |
| ユエルを召喚した人が 来てるですって!? |
| うん・・・ だけど、なんだか 様子がおかしかったの |
| そいつの顔を見るなり あの子、悲鳴をあげて 逃げ出したんだよ |
| あれは、どう見たって 普通じゃないよ? |
| それに、その召喚師の 仲間たち・・・ |
| あれは、きっと 暗殺者だよっ!? あたし、前に見たこと あるものっ!! |
| 暗殺者だって!? |
| 暗殺者!? |
| ずいぶんと・・・ 手間をかけさせて くれたものだなあ? |
| 聖王都では見失ったが 今度はそうはいかんぞ |
| こ・・・っ こないでぇ・・・っ! |
| なにを言うのだ! 私は、お前の主人では ないか? |
| アンタみたいな・・・ ウソつきなんか・・・ |
| ユエルっ! 大キライだもんッ!! |
| ふははははっ 道具でしかないお前に 好かれたいなどとは 思わんよ? |
| ただな、道具としての 役目を放棄されては 困るのだ・・・ |
| ギルドの幹部の方々も お怒りでな・・・ このままでは、私まで 殺されてしまうんだ |
| さあ、戻って 仕事を続けるぞ? |
| お前が殺す標的たちが お待ちかねだッ!? |
| イヤだよぉ・・・っ |
| ユエルっ、もう誰も 殺したくなんかっ ないよォォ~っ!! |
| ユエルっ!? |
| *n0っ!? |
| はぁ? |
| 暗殺っていうのは どういうことだい? |
| 殺したくないって あんた・・・ |
| いったい、その子に なにをさせてきたって 言うんだいッ!? |
| ふはははは・・・っ こいつはなァ、私の 大切な道具さ? |
| 私の雇い主は 暗殺者の組織でね |
| 普通の暗殺者には 難しい標的を、そいつ を使って殺すのが 仕事なのだよ? |
| !? |
| !? |
| ふふふふ・・・っ 高い金を払ってまで 召喚術を学んだだけの 甲斐があったものさ |
| そいつは、一度も しくじったことがない 両手の指より多い数の 殺しを成功させた |
| それは・・・ オマエが、ユエルを だましたからじゃ ないかッ!? |
| 悪い人だから・・・ やっつけてくれって ウソついて・・・ |
| なんにも知らない ユエルを、利用した くせにっ!! |
| それで、ユエルは この世界の常識を まったく教えられて なかったのか・・・ |
| 暗殺の道具として 都合がいいからって 理由だけで!? |
| それで、ユエルは この世界の常識を まったく教えられて なかったのね・・・ |
| 暗殺の道具として 都合がいいからって 理由だけで!? |
| ひどいっ!! |
| アナタっ、それでも 召喚師なのっ!? |
| 黙れっ!! 私が、私の召喚獣を どう使おうと、自由 だろうが!? |
| お前みたいな 外道召喚師なんかに ユエルを連れては いかせない・・・ |
| あんたみたいな 外道召喚師なんかに ユエルを連れては いかせないわ・・・ |
| 覚悟しろっ!! |
| 覚悟なさいっ!! |
| ふん、どのみち 知られた以上は お前たちも始末する つもりだよ? |
| ミニスの言ってた とおりだったわけかい こいつら・・・ |
| 気をつけてっ!? 普通の相手じゃ ないからっ! |
| これじゃ・・・ ユエルに近づけないっ |
| これじゃ・・・ ユエルに近づけないわ |
| ウウウゥゥ・・・ッ! |
| あくまで、主人である 私に逆らうつもりか? |
| ふはははは・・・っ ああ、いいだろう? |
| ならば、お前につけた その首輪に物をいわす までだッ!? |
| キャゥゥゥゥゥッ!? |
| ユエルっ!? |
| くる・・・、し・・・ あ・・・ガ・・・ッ ぐ、グぅぅゥゥッ!! |
| さあ、思い知るのだ お前にかけられた 誓約の重みを・・・ |
| どうあがいても お前は、私に逆らえは しないのだ!! |
| が・・・ガァッ!? うグルルルぅぅッ!! |
| ユエルっ!? |
| 下町の人たち!? |
| 下町の人たち!? |
| な、なんだい・・!? こいつらは・・・っ |
| ふん、ちょうどいい? あいつらで、試させて もらおうか・・・ |
| 来ちゃダメっ!? 逃げてえぇ~っ!! |
| そいつらを殺せぇ!? |
| ウオォォォォッ!! |
| うく・・・っ! |
| ユエ・・・ル・・・っ |
| グルルルル・・・・ッ |
| アオォォォォォッ!! |
| そこまでですっ!? |
| ガァ・・・ッ! |
| パッフェルさんっ!? |
| パッフェルさんっ!? |
| どこかで見たような 面々が歩いてるなって 思ってたんですけど |
| やっぱり、組織の 関係者でしたかっ!! |
| のわぁぁっ!? |
| あ・・・っ |
| しまった、術が!? |
| 血だ・・・? |
| ユエルの爪も・・・ 牙も・・・ 血だらけ・・・ |
| また、なの・・・? |
| ユエルっ、また!? |
| アナタのせいじゃ ないのよっ!! ユエルっ!? |
| イヤあぁぁぁっ!! |
| ユエルっ!? |
| *n0・・・っ |
| お願いだよ・・・っ? ねえ、ユエルを・・・ |
| ユエルを、殺して!! |
| !! |
| !! |
| アイツが首輪を 使ったら、ユエル また、おかしく なっちゃうから |
| おばちゃんたちに ケガさせただけじゃ なくて・・・ |
| *n0たち 殺しちゃうかも しれないから・・・っ |
| だから、そうなる前に ユエルを殺してっ!? |
| ・・・ァァァァッ!? |
| ユエルっ!? |
| ユエルっ!? |
| だから、逃げても 無駄だと言ったろう? |
| さあ、今度は そいつを殺すんだ! |
| コロ、シテ・・・ッ? |
| ハヤ、ク・・・ッ! |
| ユエル・・・ |
| ユエル・・・ |
| それが、本当に お前の望んでること なのかよっ!? |
| それって、ホントに あなたの望んでること なのっ!? |
| !? |
| 死んでもいいのか? 本当に、殺されたって いいのか・・・? |
| 死んでもいいの? 本当に、殺されたって いいの・・・? |
| ウソだろっ!? |
| ウソつきっ!? |
| 助けてほしいって 言っていいんだよ? ユエル・・・ |
| そんな、悲しい嘘は つかなくたって・・・ いいんだよ・・・っ? |
| 助けてほしいって 言えばいいじゃない? ユエル・・・ |
| そんな、悲しい嘘は つかなくたって・・・ いいんだってば!? |
| ユエ、ル・・・ゥゥ |
| シニタク・・・ッ ナイ、ヨォ・・・ッ |
| タスケ、テ・・・ッ? |
| 助けてえぇ~っ!! *n0 |
| 助けてあげるからな? |
| 助けてあげる・・・ |
| 俺が、絶対に・・・っ ユエルのことをっ! 助けてやるからっ!? |
| あたしが、絶対に ユエルのこと・・・ 絶対に助けてあげる からねっ!? |
| ひ、ヒィィィィッ!? |
| 逃がしゃしないよっ! |
| モーリン、それよりも ユエルの怪我を治して あげてっ!? |
| あの男は、私に任せて くださいませ! |
| *n0・・・ |
| なんだい? |
| ん? |
| *n0は・・・ ウソつきじゃ・・・ なかったね? |
| ちゃんと・・・ ユエルのこと・・・ 助けてくれたもん・・ |
| 立てるかい? |
| うん・・・ だいじょうぶ |
| よかったぁ・・・ ユエルが、元に 戻ってくれてぇ・・・ |
| ミニス・・・ ありがとう・・・ |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| おば・・・ |
| よらないどくれっ!! |
| !! |
| ばっ、化け物ぉっ!? |
| あ・・・ |
| ちょっとっ!? |
| いいのっ、モーリン! |
| 仕方ないよ? だって、ユエルが 悪いんだもんね・・・ |
| ケガさせたのは・・・ ユエルだもん・・・ |
| ユエル・・・ |
| いままで、ありがとね みんな・・・ |
| それと・・・ |
| ごめんねえぇ・・・っ |
| 行こう、ユエル? |
| 今日からは、俺たちが 一緒だから・・・ |
| おいで、ユエル? |
| 今日からは あたしたちがずっと 一緒にいてあげるから だから、ね? |
| う・・・ん・・・っ |
scn127
| シオンの大将さんが そんなことを・・・ |
| いったい、どうして そんな噂が広まって いるのかはちっとも わからないけどさ |
| なんか、イヤだよな? |
| いったい、どうして そんな噂が広まって いるのかはちょっと わからないけど |
| なんか、イヤよね? |
| そうですよね・・・ |
| このところの事件と いい、あたしたちの 知らないところで |
| 得体の知れない なにかが動いている そんな気がして |
| 不安で・・・ |
| あ・・・やだっ |
| あはははっ 不安でお腹が 空いたって ことかな? |
| あはははっ 不安でお腹が 空いたって とこかしら? |
| もぉ・・・ *n0さんの いじわる・・・っ |
| 冗談はともかく 最近、アメル ご飯をあんまり食べて ないだろう? |
| 冗談はともかく 最近、アメル ご飯をあんまり食べて ないでしょ? |
| あ・・・やっぱり バレちゃってましたか |
| あたしが悪いんです なんか、いろいろと 考えすぎて・・・ |
| ついつい、食べ物が 喉を通らなくて |
| ダメだよ? こうやって、身体は ちゃんと食べ物を 欲しがってるんだ |
| 食べないと、そのうち 倒れちゃうぜ? |
| ダメよぉ? こうやって、身体は ちゃんと食べ物を 欲しがってるもの |
| 食べないと、そのうち 倒れちゃうわよ? |
| はい・・・ ごめんなさい・・・ |
| ・・・そうだ! これから、大将の店に ソバを食べにいこう? |
| ・・・そうだ! これから、大将の店に ソバを食べにいこ? |
| これからですか? |
| うん、食欲がでてる うちに、食べたほうが いいに決まってるし |
| それに・・・ 俺もちょっと、小腹が 空いてたりするし? |
| ええ、食欲がでてる うちに、食べたほうが いいに決まってるもの |
| それに・・・ あたしも、ちょっと お腹空いたし? |
| ふふっ |
| なあ、行こうぜ? アメル |
| ね、行きましょ? アメル |
| ・・・うんっ! |
| こんな遅い時間に いらっしゃったのは 初めてですよねえ |
| さては、恋人同士で 夜のお散歩ですか? |
| な・・・! ななっ、なんてことを いうんですかぁっ!? |
| そうですねえ・・・ |
| もしかしちゃうと そういうことなのかも しれないですよ? |
| ・・・え? |
| くすくすっ♪ |
| あはははははははっ |
| うう・・・っ 二人とも、俺で遊んで 楽しんでる・・・? |
| しかし、女性だけで 夜道を歩くのは危なく ありませんか? |
| お二人とも、とても 魅力的ですし |
| え、そんな・・・っ |
| またまた、大将ったら お世辞うまいよねぇ? |
| いえいえ、お世辞など 言ってませんよ 私は、正直者ですから |
| ふぅん? |
| だったらさ・・・ あたしとアメル どっちが、大将の好み か教えてほしいな? |
| は? |
| あ、それって あたしも聞きたいかも |
| ・・・・・・ |
| ・・・コホン |
| さて、なにを 差しあげましょうか? |
| ごまかされてる!? |
| それじゃ、大将 ごちそうさま |
| それじゃ、大将 ごちそうさま |
| 山菜のおソバ、すごく おいしかったです |
| 気をつけて帰って くださいね |
| 本当に、最近は いろいろと物騒ですし |
| うん、ありがとう それじゃ・・・ |
| ええ、ありがとう それじゃ・・・ |
| うう、ちょっと 食べ過ぎたかなあ? |
| うう、ちょっと 食べ過ぎたかな? |
| ふふふっ 大盛りだなんて 欲張るからですよ? |
| うーん・・・ ついつい、そうしたく なるんだよなあ? |
| うーん・・・ だって、おいしいから ついつい、ね? |
| *n0さんの おソバの上に載ってた 「えびてん」って おいしそうでしたね |
| うん、ソバもだけど 具のあれがまた うまいんだ |
| 揚げ物の料理だったら あれが最高に好きかも しれないなあ・・・ |
| うん、ソバもだけど 具のあれがまた うまいんだ |
| 揚げ物の料理だったら あれが最高に好きかも しれないなあ・・・ |
| あたし、大将に頼んで 作り方を習って きましょうか? |
| え、ホントっ? |
| え、ホントっ? |
| *n0さんの おソバに載っていたの 生の卵でしたよね? |
| うん、そうよ 「月見ソバ」って 言うんだって |
| 生卵を月に見立てて そういう名前をつけた みたい |
| うん、そうよ 「月見ソバ」って 言うんだって |
| 生卵を月に見立てて そういう名前をつけた みたい |
| シルターンの言葉って なんだか、面白い表現 のものが多いですよね |
| うん、そうだね カザミネさんと話すと すごく実感する |
| うん、そうね カザミネさんと話すと すっごく実感する |
| とんでもない勘違いも ありますしね? |
| そうそう! |
| ・・・!! |
| どうしたんだよ アメル? |
| 急に立ち止まったり なんかして・・・ |
| どうしたのよ アメル? |
| 急に立ち止まったり なんかして・・・ |
| あぶないっ!? |
| !! |
| ナイフ・・・? いや、違う! これは・・・! |
| ??? |
| ・・・・・・ |
| こいつは・・・っ 鬼の暗殺者!? |
| そこにいる人だけじゃ ありません *n0さん!? |
| 屋根や物陰から・・・ こんなにたくさん!? |
| ??? |
| 我が主君・・・ キュラー様の御命令は 「聖女」の誘拐・・・ |
| ??? |
| 邪魔者は消すッ!! |
| *n0さん!? |
| !! |
| ??? |
| ぐウっ!! |
| ・・・え? |
| なるほど・・・ なかなかうまい尾行を すると思いましたが |
| 悪鬼へと成り果てた シノビでしたか |
| シオンさん・・・ |
| 大事なお得意さまに このようなロウゼキを 働かれては・・・ |
| 私としても、見過ごす わけにはいきません |
| ??? |
| ぐヌぬぬぬ・・・っ 死ねエェッ!! |
| 大将っ!? |
| ・・・甘い! |
| ??? |
| なにッ!? |
| 心を磨くことを捨てて 外道に堕ちた時点で 貴方たちの振るう刃も 墜ちたのです・・・ |
| それでは、本物の シノビを倒すことなど できませんよ? |
| シオンの大将・・・ その格好は・・・? |
| 説明は後で・・・ 今は、この者たちを 倒すのが先決です |
| 助太刀いたします!! |
| シオンの大将が シルターンから来た シノビだって!? |
| シオンの大将が シルターンから来た シノビですって!? |
| はい、そうです |
| 驚きだぜ・・・ |
| ひゃあ・・・ 私も、ちっとも気づき ませんでしたよ・・・ |
| だって、変装にしちゃ おソバ屋さんに なりきってて・・・ |
| シオン殿の趣味は ソバ打ちなので ござるよ |
| 拙者やカイナ殿も 何度か馳走になった ことがあるのでござる |
| ええ |
| いやはや、道楽が 役に立って、なにより というものです |
| カザミネも、カイナも 知ってたのかい!? |
| シオン殿もまた 我々と共に戦った 仲間でござるからな |
| 知ってて・・・ 黙ってたんだ? |
| あ、えーと・・・ それは、その・・・ |
| お二人には、私から 黙っていてもらうよう 頼んでいたのですよ |
| 本来の私の役目は こちらの情報を サイジェントへと 伝えること・・・ |
| *n0さん |
| 貴方たちを助けたのは |
| 貴女たちを助けたのは |
| 特別に頼まれて したことなんですよ |
| 頼まれた? |
| いったい、どなたが そんなことを・・・ |
| 私たちが頼んだのさ |
| ギブソン先輩!? |
| 貴方たちが、私たちに |
| 貴女たちが、私たちに |
| 黙って、ここから出て 行こうとして・・・ |
| 黒の旅団に囲まれた時 不思議な霧のおかげで 命拾いしたでしょ? |
| あれは、シオンさんが 忍法という、シノビの 技で、作りだしたんだ |
| それじゃ、あの時から ずっと・・・!? |
| そういうことです |
| もっとも、私が力を 使ったのは、最初だけ でしたがね・・・ |
| 貴方たちは、自分の力 |
| 貴女たちは、自分の力 |
| だけで、今日までの 困難を乗り越えられて きたのです |
| ご立派でしたよ? |
| そっか・・・ |
| そっか・・・ |
| 大将は、俺たちのこと を信じて、わざと手を 貸さず、見守っていて くれたんだ・・・ |
| 大将は、あたしたちの ことを信じて、わざと 黙って、見守ってて くれたんだね・・・ |
| ごめんね、シオンさん 無茶なお願いをして |
| 気になさらないで ください、お二人とも |
| むしろ、私のほうが 謝らねばいけません |
| あくまで、影から 見守り、手助けすると いう約束を、破って しまって・・・ |
| それこそ、気にされる 必要はないですよ |
| そうそう、おかげで この子たちが無事で いられたんだしね? |
| いえ、どんな形であれ 任務を果たせなかった のは、同じです |
| ですから、その帳尻を あわせるために・・・ |
| これからは隠れてでは なく、正式な助っ人と して協力させてもらえ ませんか? |
| 大将・・・ それじゃあ!? |
| 大将・・・ それじゃあ!? |
| はい、貴方たちさえ |
| はい、貴女たちさえ |
| よろしければ・・・ |
| これから、よろしく お願いいたしますね? みなさん |
| うん! こちらこそ、よろしく |
| うんっ! こちらこそ、よろしく |
| ひどいですのっ! ひどいですの~っ!? |
| やっぱり、シオンさん だったじゃないですの なのに、知らんぷり してたなんて・・・ |
| ぷんぷんですのっ! モナティ、すっごく 傷ついたですの~っ! |
| そんなにむくれるなよ モナティ? |
| そんなにむくれないの モナティ? |
| そうですよ? シオンさんにも、色々 事情があったんですし |
| カイナさんたちだって モナティに内緒にした くせにぃぃ・・・? |
| あ、えーと・・・ それは、その・・・ |
| ・・・コホン |
| お二人には、私から 黙っていてもらうよう 頼んでいたのですよ |
| サイジェントにいる 貴女のマスターに こちらの情報を知らせ てさしあげるのが |
| 本来の、私の目的 だったものですから |
| 正体を明かすわけには いかなかったのです どうか許してください モナティさん |
| むうぅぅぅぅぅっ |
| ああ、そうだ? そういえば、お手紙を 預かっていますよ |
| アカネにおつかいを 頼んだ時に、こっちへ 届けてもらったんです |
| フラットのみなさんの お手紙ですよ? |
| えっ!? ホントですの~っ!? |
| はい、どうぞ リプレさんお手製の クッキーつきですよ? |
| うにゅううううっ♪ |
| よかったですね? モナティさん |
| はいですの~っ♪♪♪ |
| さすがは・・・ シオンさんですね |
| うむ、見事なまでに タヌキ娘のあしらい方 をわかっておられる |
| あははは・・・ |
scn128
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| はあ!? |
| 今、なんて言ったの *n0? |
| だから、さ サイジェントの街まで 行こうって・・・ |
| えーっと・・・ だからね? |
| サイジェントの街まで みんなで行こうかなあ とか、言ったりなんか して・・・ |
| やっと、部屋から出て きたと思ったら・・・ |
| いきなり、なんてこと 言い出すんだっ!? |
| ネ、ネスティさんっ 落ち着いて!? |
| キミはバカか!? 今、僕たちが真っ先に 考えなくちゃならない ことは・・・ |
| 召喚兵器を手に入れて 聖王国を滅ぼそうと するデグレアの野望を 止めることだろ!! |
| そんなこと、わかって ますのぉ~っ!! |
| ・・・・・・ |
| モナティ・・・? |
| だから、サイジェント に行くんですのっ! サイジェントに行けば きっと・・・ |
| マスターが、きっと みなさんの力になって くれますの!! |
| ・・・! |
| なるほど・・・ そうきましたか! |
| 召喚兵器が、今でも 残ってるから、それを 欲しがる人たちが いるんですの! |
| だったら、もう誰も 使えないように・・・ |
| 全部、壊しちゃえば いいんですの! |
| こわ・・・??? |
| モナティってば あったまいいー! |
| えっへん、ですの |
| わっはははっ! たしかに、お前さんの 言うとおりだぜ |
| ぶっ壊しちまえば あんなもの、鉄クズの 山でしかねえやな |
| しかし・・・ 壊すといっても・・・ |
| 俺たちの力じゃあ 壁に傷ひとつ、つける ことができなかった シロモノなんだぞ? |
| だから、マスターに 来てもらうんですの! |
| マスターのさずかった りんかーの力があれば ぜったい・・・ |
| ぜったいに だいじょーぶですの! |
| リンカー・・・ 誓約者だって!? |
| うん、なんのことだか 俺はわかんなかったん だけど・・・ |
| ネスは知ってるか? |
| あのさ、なんのことか あたしには、わかんな かったんだけど・・・ |
| やっぱ、それって すごいことなの? |
| まさか・・・ それじゃ、モナティ 君のマスターは・・・ |
| かつてリィンバウムを 救った、伝説の英雄 エルゴの王だって いうのか!? |
| ええ~っ!? |
| ・・・そのとおりよ |
| ミモザさん? |
| 黙っててくれって 頼まれてたけど、もう こうなったら隠しても 意味なさそうだし |
| ね、ギブソン? |
| ああ、場合が場合だ しかたあるまいさ |
| そうそう、それに ばらしたのはモナティ なんだしねー? |
| まったく!口の軽い タヌキでござる・・・ |
| うにゅうぅぅ・・・ |
| あ、あのさ? あたいたちにもわかる ように説明してくれ ないかなあ・・・ |
| そーですよう! 私たち部外者には なにがどーなってるか さっぱり??? |
| 誓約者殿ニハ、私タチ カラモ釈明シテオク オフタリカラ説明シテ ヤッテホシイ |
| 新たな誓約者となった あの人にまつわる 物語を・・・ |
| 知らなかった・・・ 先輩たちがそんな大変 なことに関わっていた なんて・・・ |
| 召喚術の乱用によって この世界が滅亡の危機 にさらされた・・・ |
| 派閥があの事件に あまり言及しようと しなかったのは そのためだったのか |
| おまけに、その危機を 救うためにエルゴの王 の後継者へと選ばれた 人物が・・・ |
| 別の世界から来た人間 だったんだもの なおさらね |
| この件に関わったこと で、私たちは派閥から うとんじられることに なったんだよ |
| 無論、そのことを後悔 はしていないがね |
| そういう理由だった わけですか・・・ |
| そういうわけですから マスターにどーんと おまかせですのっ! |
| ですがサイジェントは 聖王国の西の果ての街 なんでしょう? |
| どうやって、そんな 場所まで行く気だよ? |
| にゅ、それは・・・ |
| そういうことなら 私に任せてっ! |
| 召喚獣に引かせた 自家用船とは・・・ |
| ええ、マーン家自慢の 快速召喚船よ |
| これなら、普通の船旅 より早く到着できるな |
| よーし、それじゃ さっそく出発といこう じゃないか |
| 慌てなさんなって 船旅なら、色々と準備 も必要になるだろう |
| 水や食料だって 買いこまにゃな? |
| そうだな それじゃ、手分けして 準備にかかろう! |
| そうよね それじゃ、手分けして 準備をすませましょ? |
| でも、びっくりしたよ モナティのマスターが エルゴの王の後継者だ なんてさ |
| けど、驚いたなあ モナティのマスターが エルゴの王の後継者だ なんてね・・・ |
| えへへー すごいのは、マスター だけじゃないですの |
| マスターをこの世界に 呼び出すきっかけを 作った人も、すごい 召喚師なんですの |
| なあ、モナティ |
| ねえ、モナティ |
| その人ってさ・・・ |
| その召喚師は・・・ 男の人? 女の人? |
| 男の人ですの |
| キールさんといって 物静かで、落ち着いた 感じの人ですの |
| ソルさんといって 見た目はこわいけど 本当は優しい人ですの |
| 女の人ですの |
| クラレットさんは いつもひかえめで 優しい人なんですの |
| カシスさんは とっても明るくて 元気な人なんですの |
| それじゃ、性格は どんな感じかな? |
| その人は・・・ 行動派? 理論派? |
| 行動派ですねえ |
| カシスさんは とっても明るくて 元気な人なんですの |
| カシスさんは とっても明るくて 元気な人なんですの |
| ソルさんといって 見た目はこわいけど 本当は優しい人ですの |
| ソルさんといって 見た目はこわいけど 本当は優しい人ですの |
| 理論派ですねえ |
| クラレットさんは いつもひかえめで 優しい人なんですの |
| クラレットさんは いつもひかえめで 優しい人なんですの |
| キールさんといって 物静かで、落ち着いた 感じの人ですの |
| キールさんといって 物静かで、落ち着いた 感じの人ですの |
| 自分に厳しいところは ネスティさんに似てる かもしれませんね |
| 物の考えかたなんかは ギブソンさんに近い かもしれませんね |
| 気さくなところは ミモザさんに近いかも しれませんね |
| 芯の強いところは アメルさんに似てる かもしれませんね |
| そうなんだ・・・ |
| そうそう マスターのお名前は ハヤトと いうんですの |
| そうそう マスターのお名前は トウヤと いうんですの |
| そうそう マスターのお名前は ナツミと いうんですの |
| そうそう マスターのお名前は アヤと いうんですの |
| *n0さんと よく似た性格の人 なんですよ? |
| へえ・・・ |
| *n0さんと よく似た性格の人 なんですよ? |
| へえ・・・ |
| きっと、なかよく なれると思いますの |
| おーい、モナティ ちょっとこっちを 手伝ってよー? |
| *n1 |
| あ、はいですのーっ! |
| だいじょうぶですの *n0さん きっと、マスターは力 になってくれますの |
| それじゃ・・・ |
| *n0 |
| どうした、ネス? |
| どうしたの、ネス? |
| 彼女はああ言ってたが 本当に大丈夫だと 思うか? |
| そうか・・・ |
| あのさ、ネス・・・ その・・・ |
| 俺の先祖がしたことで 迷惑かけて・・・ ゴメン・・・ |
| あのね、ネス・・・ その・・・ |
| あたしのご先祖さまの せいで、すっごい迷惑 かけちゃって・・・ |
| ゴメンね・・・ |
| そのことはもう 気にするな |
| 僕もアメルも、君を 恨んだりなんかしちゃ いない |
| それだけわかっていて くれれば、いいんだ |
| ネス・・・ |
| *n0さん |
| アメル? |
| モナティちゃんは ああ言ってくれたけど 本当に、大丈夫なん でしょうか? |
| そうだったんですか |
| あのさ、アメル・・・ その・・・ |
| 俺の先祖がしたことで 迷惑かけて・・・ ゴメン・・・ |
| あのね、アメル・・・ その・・・ |
| あたしのご先祖さまの せいで、すっごい迷惑 かけちゃって・・・ |
| ゴメンね・・・ |
| そのことでしたら 気にしないでください |
| あたしも、それに ネスティさんも わかってますから |
| *n0さんは 悪くないってことを |
| だから、もう気に しないでくださいね? |
| アメル・・・ |
| 俺は、モナティを 信じてるよ |
| あいつ、落ちこんでた 俺を本気で叱ってくれ たんだ・・・ |
| そのおかげで、俺は こうして前向きに なれたんだよ |
| あたしは、モナティを 信じてるわよ |
| あの子ったらさ 落ちこんでたあたしの こと、本気で叱って くれたのよ・・・ |
| そのおかげで、あたし は、こうして前向きに なれたんだもの |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| ここが、サイジェント |
| 聖王国の西の果てかあ |
| 聖王国の西の果てね |
| ああ、やっと帰って きたですの・・・ |
| ゼラムやファナンと 比べると、ずいぶん ちっこい街だねえ |
| 大きさはともかく 街としての水準は高い ようだぞ |
| 召喚鉄道もひかれて いるし、水も豊かだ 工業都市の条件は全部 満たされている |
| なーに、街の良し悪し なんてのは、暮らして みなくちゃわかんねえ もんさ |
| そうですよね |
| それじゃ、モナティ |
| 案内を頼むよ |
| 案内を頼むわね |
| はいですの! それじゃ、さっそく ご案内・・・ |
| おいおい、そっちは 反対方向だぜ モナティ? |
| その必要はないよ モナティ? |
| ちょっと、ちょっと! モナティってば そっちは反対方向 じゃないの? |
| その必要はないですよ モナティさん? |
| にゅ・・・? この声は・・・??? |
| おかえり、モナティ 心配したぜ? |
| 長旅ご苦労さま モナティ |
| はーい、モナティ ひさしぶりっ! |
| おかえりなさい モナティさん |
| マスターっ!? |
| この人が、モナティの マスター・・・ |
| エルゴの王を継承した 誓約者・・・ |
| ふにぇぇぇぇぇんっ! ますたぁ・・・ ずっと、会いたかった ですのおぉ~っ!! |
| おいおい、泣くなって もう、しょうがない やつだなあ・・・ |
| やれやれ、相変わらず 泣き虫のままだな モナティは・・・ |
| ほら、もう泣かないの しょうがないなあ モナティは・・・ |
| モナティさんったら ほら、もう泣かないで ください・・・ね? |
| にゅっく・・・っ はいぃ・・・ |
| でも、マスター どうしてモナティたち が、ここにくるのが わかったんですの? |
| アラカジメ、我々ガ 無線デ連絡ヲトッテ オイタノダ |
| モナティをびっくり させようと思ってね |
| そうだったんですの うにゅ・・・ |
| きゅーっ! |
| な、なにアレっ!? |
| ディングだっ! わあっ、メイトルパの 仲間だあっ♪ |
| ガウムも迎えに来て くれたんですの!? |
| きゅきゅきゅーっ♪ |
| 心配してくれて ありがとうですの ガウム・・・ |
| 挨拶が遅れちゃって ごめんな |
| 俺が ハヤトだよ |
| *n0です |
| モナティがそちらの お世話になっちゃった みたいで・・・ |
| そうだろう? ハヤト |
| わかってるよ キール |
| でしょ? ハヤト |
| わかってるよ カシス |
| そうですよね? ハヤト |
| わかってるよ クラレット |
| そういうわけだからさ 恨みっこなしってこと でいいかな? |
| うん・・・ |
| あ、うん・・・ |
| なんかさ、お互い 相棒には苦労してる みたいだな? |
| あ・・・ははは |
| そうだな それじゃ、行こうか? |
| 挨拶が遅れてしまって もうしわけない |
| 僕が トウヤです |
| *n0です |
| モナティの面倒を見て くださって、本当に ありがとうございます |
| だろ? トウヤ |
| わかってるよ ソル |
| でしょ? トウヤ |
| わかってるよ カシス |
| そうですよね? トウヤ |
| わかってるよ クラレット |
| そういうことですから あまり気にしないで ください |
| うん・・・ |
| あ、うん・・・ |
| そうだな そのほうがいいだろう |
| 挨拶が遅れちゃって ごめん、ごめん |
| あたしが ナツミだよ |
| *n0です |
| なんかさ、すっかり モナティがお世話に なっちゃったよね |
| だろ? ナツミ |
| わかってるわよぉ ソル |
| そうだろう? ナツミ |
| わかってるわよぉ キール |
| そうですよね? ナツミ |
| わかってるわよぉ クラレット |
| そういうわけだからさ 恨みっこなしってこと でいいかな? |
| うん・・・ |
| あ、うん・・・ |
| なんかさ、お互い 相棒には苦労してる みたいねー? |
| 言えてるかも・・・ |
| そうよね そんじゃ、行こっか? |
| 挨拶が遅れてしまって すいません |
| 私が アヤです |
| *n0です |
| モナティがすっかり そちらにご迷惑をかけ てしまったようですね |
| だろ? アヤ |
| ええ、そうです ソルさん |
| そうだろう? アヤ |
| ええ、そうです キールさん |
| でしょ? アヤ |
| ええ、そうです カシスさん |
| そういうことですから あまり気にしないで くださいね |
| うん・・・ |
| そうですね |
| ちょっと待ったーっ! |
| え・・・? |
| 俺のことを忘れるん じゃねぇぞ、あァん? ハヤトっ! |
| 俺のことを忘れるん じゃねぇぞ、あァん? トウヤっ! |
| 俺のことを忘れるん じゃねぇぞ、あァん? ナツミっ! |
| 俺のことを忘れるん じゃねぇぞ、あァん? アヤっ! |
| キムランおじさま!? |
| おお、ミニスっ! また一段とかわいく なりやがって・・・ うははははははっ! |
| おじさまって・・・ |
| キムランさんは この街の警備隊長さん で、ミニスちゃんの おじさまなんですの |
| あの、いかつい顔の おっさんが・・・ |
| てことは、あの人も マーン家の召喚師? |
| おうよ! 俺は、マーン三兄弟 次男のキムランだ |
| ファミィ姉さんから 聞かせてもらってるぜ ミニスが世話になった そうだな?あァん? |
| 兄弟を代表して 礼を言わせてもらうぜ ありがとよ |
| あ、いえ いいんですよ あははは・・・ |
| あ、ごていねいに どうも・・・ あは、ははは・・・ |
| それじゃ、あらためて 出発だ |
| では、あらためて 案内するよ |
| じゃ、メンツが揃った ところで、行こっか? |
| それでは、あらためて まいりましょうか |
| あ、帰ってきたみたい だよ!? |
| ただいま |
| ただいま |
| ただいま |
| ただいま |
| おじゃまします・・・ |
| いらっしゃい みなさん |
| こんにちは・・・ |
| こんにちは |
| やっほー、ミニス! |
| フィズっ! 元気だった!? |
| ああ、ほらほら 嬉しいのはわかるけど 挨拶はあとでね? |
| さあ、奥へどうぞ お茶の用意をして ありますから |
| ガゼルたちは? |
| 他のみんなは? |
| ガゼルたちは? |
| ガゼルさんたちは? |
| みんな、ちゃんと 広間で待ってるよ? さあ、どうぞ |
| じゃあ、あがらせて もらいます・・・ |
| じゃあ、あがらせて もらいまーす・・・ |
| おいらが、案内して やるよ! |
| おお、来たか |
| しっかし、すっげえ 人数だよなぁ・・・ |
| お待ちしてましたよ みなさん |
| どうも、お世話に なります |
| 簡単に紹介するよ まず、鎧を着てる彼が サイジェント騎士団 副団長のレイド |
| レイドです どうぞ、よろしく |
| こっちはエドス 石工の仕事をしてる 仲間で一番の力持ち なんだよ |
| よろしくな? |
| で、こいつはジンガ 格闘家で、修行の旅の 途中なんだ |
| 俺っちがジンガだ! アニキの一番弟子って おぼえてくれよなっ? |
| 簡単に紹介しよう まず、鎧を着てる彼が サイジェント騎士団 副団長のレイド |
| レイドです どうぞ、よろしく |
| こちらはエドス 石工の仕事をしている 仲間で一番の力持ち でもあるんだ |
| よろしくな? |
| それから、彼はジンガ 格闘家で、修行の旅の 途中ということだ |
| 俺っちがジンガだ! アニキの一番弟子って おぼえてくれよなっ? |
| えーっとね 鎧を着ているのが サイジェント騎士団 副団長のレイド |
| レイドです どうぞ、よろしく |
| でもって、こっちが エドスね? 見たとおり、力自慢 なんだよねー |
| よろしくな? |
| そんでもって、ジンガ 格闘家で、修行の旅の 途中なの |
| 俺っちがジンガだ! アネゴの一番弟子って おぼえてくれよなっ? |
| 簡単に紹介しますね こちらの鎧を着た方が サイジェント騎士団 副団長のレイドさん |
| レイドです どうぞ、よろしく |
| エドスさんは石工で 仲間で一番の力持ち なんですよ |
| よろしくな? |
| 赤い髪のジンガくんは 格闘家で、修行の旅の 途中なんです |
| 俺っちがジンガだ アネゴの一番弟子って おぼえてくれよなっ? |
| ケッ!いちいち そこまで説明すること ねえだろうがよ? |
| で、あそこで一人 突っ張ってるのが ガゼル |
| 口は悪いけどさ 悪気はないから |
| で、あそこで一人 意地を張っているのが ガゼルだ |
| 口は悪いが 悪気はないんだ 許してやってほしい |
| で、あそこで一人 すねてるのが ガゼルね? |
| 口は悪いけど 悪気はないからさ |
| もう、ガゼルさん まだすねているん ですか? |
| ごめんなさい 口は悪いけど・・・ 根は優しい人なんです |
| うるせぇぞ! ったく・・・ |
| あんまり、彼は歓迎 してくれてない |
| みたいだな・・・ |
| みたいねぇ・・・ |
| 私はエルカよ これでも、メトラルの 族長の娘なんだから |
| く・れ・ぐ・れ・も! そこの間抜けな レビットと、一緒には しないでよねっ! |
| エルカさぁん・・・ |
| ユエルはオルフルだよ よろしくね、エルカ! |
| ・・・ふん! |
| あとは・・・ |
| あとは・・・ |
| あとは・・・ |
| あとは・・・ |
| ごめん、ごめーん! あははは、つい居眠り しちゃってさあ・・・ 遅れちゃった? |
| やれやれ、お前さんは つくづく時間という ものにだらしないなあ |
| ウチのお店だったら お説教と減給は確実 ですねえ・・・ |
| へえ?この人たちが ギブソンの後輩さん 御一行かぁ・・・ |
| 挨拶が先だろう アカネ? |
| あ、はいはい あたしはアカネね |
| 「薬処・あかなべ」の 可愛い店員さんです よろしく! |
| 「あかなべ」・・・? |
| 「あかなべ」ぇっ!? |
| ん、どうかした? |
| いや、別に・・・ |
| あ、いえいえ! なんでもないの あははは・・・ |
| 大将のやってる店とは |
| 無関係だよなあ??? |
| 無関係よねぇ??? |
| へへっ、こう見えて アカネはシルターンの クノイチなんだぜ? |
| え・・・!? |
| ちょっと、ジンガっ! シノビはそう簡単に 正体を明かすもんじゃ ないってのにぃ!? |
| まあまあ、どのみち 腹をわって話はせんと いかんからな |
| ちぇ・・・ |
| 今いる仲間は、これで 全員だよ |
| 今いる仲間は、これで 全員だな? |
| 今いる仲間は、これで 全員だね? |
| 今いる仲間は、これで 全員ですね? |
| そんじゃ、こっちも 自己紹介といくか? |
| そうだな・・・ |
| そうね・・・ |
| ・・・そんなわけで |
| 俺たちは、ここまで やって来たんです |
| あたしたちは、ここに やって来たの |
| はぁ、そいつはまた 大層な話だなあ |
| デグレアの動きが 活発になっているとの 報告は受けていたよ |
| まさか、そんな目的で 暗躍をしていたとはな |
| 戦争かぁ・・・ |
| トライドラは陥落して しまいましたが、まだ 聖王都は無傷です |
| 召喚師たちの助力も あります。必ずや敵を はねのけるでしょう |
| デグレアが召喚兵器を 手に入れなければ だがな・・・ |
| ゲイルか・・・ 父上もまた、そいつを 探してたことがあるぜ |
| 魔王を召喚するよりも 確実に破壊をもたらす 手段になるってな |
| ゲイルか・・・ 父上もまた、かつて それを求めた一人だよ |
| 召喚兵器ほど、信頼に たる破壊の手段はない からね・・・ |
| ゲイルか・・・ そういえば、父さまも 探してたっけ・・・ |
| 召喚兵器は、絶対に 命令に忠実なのが 素晴らしいんだって 笑ってた・・・ |
| ゲイルですか・・・ 父上もまた、それを 探していました |
| 魔王を召喚するよりも 確実に破壊をもたらす 手段になると・・・ |
| ・・・・・・ |
| そんな危険な物を ほっておくわけには いかないよな? |
| ほうっておけば 災厄はこちらにまで 及ぶだろうな・・・ |
| 要は、そいつが なくなっちゃえば いいのよね? |
| 見過ごすわけには いかないですよね これは・・・ |
| それじゃ!? |
| それじゃあ!? |
| ああ、力になるよ 俺たちでよければ |
| な、みんな? |
| 手伝わせてもらうよ 僕でよければ |
| みんなは、どうだ? |
| おっけー! あたしたちに まっかせなさい! |
| いいよね、みんな? |
| ええ、私でよければ お手伝いさせて ください |
| みなさんは どうですか? |
| ケッ! どうもこうも、言い 出したら聞かねえ お前だろうがよ? |
| そうそう、マスターの お節介なとこは、もう 筋金入りだもの |
| へへっ、久しぶりに ひと暴れできそうな 予感がするぜっ! |
| よかったですね! *n0さんっ? |
| ああ、モナティの おかげだよ |
| これだけ助っ人が いてくれたら、すごく 頼もしいよ |
| ええ、モナティの おかげよ |
| これだけ助っ人が いてくれたら、すごく 頼もしいわ |
| ちょっと待てよ! こっから先は、俺たち だけで充分だぜ |
| あんたたちが首を つっこむ必要はねえよ |
| え・・・? |
| どういうことかな? |
| アメルって言ったか? そこの女は、鍵として 狙われてんだろ? |
| のこのこ、敵の前に 出てったら、捕まえ てくれって言ってる ようなもんだ |
| 全部、かたづくまで ここでじっとしてりゃ いいんだよ |
| そんな!? あたしだって、今回の ことには責任が・・・ |
| 足手まといだって 言ってんだよ!? |
| テメエっ!! |
| リューグ!? |
| さっきから聞いてりゃ 言いたい放題、言って くれやがってよ? |
| 俺たちのどこが 足手まといだって いうんだ!? |
| 謝るんだ、ガゼル! 彼らに失礼だろう!? |
| ケッ!てめえらで なんとかできねえから ここに来たんだろうが |
| だったら、おとなしく してやがれ!! |
| なんだとォ・・・? |
| きゅーきゅーっ!? |
| ガゼルさんも リューグさんも ケンカはやめて くださいですのー! |
| 上等だ・・・! 足手まといかどうか ここで教えてやる!! |
| ケッ!そっちこそ 思い知りやがれ!! |
| やめるんだ!! 二人とも! |
| 二人ともっ! やめなさぁいっ!! |
| な・・・っ!? |
| か、身体が・・・ 動かねぇ・・・っ? |
| マヒの召喚術か・・・ さすがは、調律者の まつえいだな・・・ |
| マヒの召喚術・・・ 一瞬でとは、さすが ですね・・・ |
| マヒの召喚術ね しばらくそうして反省 したら、ガゼル? |
| さすがですね・・・ 一瞬で、マヒの召喚術 をお使いになるなんて |
| たしかに俺たちは |
| たしかにあたしたちは |
| ハヤトを |
| トウヤを |
| ナツミを |
| アヤを |
| 頼ってここへ来たよ けどさ・・・ |
| 全部、人任せにして 平気な顔をするため なんかじゃないんだ |
| 俺たちは、俺たちで できるかぎりのことを したい・・・ |
| わかってくれないか? |
| 頼ってここへ来たわよ けどね・・・ |
| 全部、人任せにして それでオシマイなんて つもりはないの |
| あたしたちは あたしたちなりに できる限りのことを したいのよ・・・ |
| わかってくれるよね? |
| ・・・・・・ |
| それに、アメルは 君が憎まれ役を買って 心配してくれるほど |
| 弱い女の子じゃ ないんだぜ? |
| 弱い女の子じゃないよ |
| う・・・ |
| ・・・!? |
| 勝負ありね、ガゼル? |
| まったく、最初っから 素直にそう言って あげればいいのに |
| ガゼルさん・・・ |
| と、とにかく・・・っ さっさと、俺にかけた 術を解きやがれッ!! |
| ああ、ゴメンっ!? |
| ふう・・・っ やってられねぇぜ ったくよォ・・・ |
| もういいだろう? ガゼル |
| 納得したかい? ガゼル |
| 文句はまだある? ガゼル |
| もういいでしょう? ガゼルさん |
| ケッ!わかったよ 俺が、悪かった・・・ |
| 素直でよろしい |
| そうと決まれば 旅の準備をせんとな |
| 私も城に行って、事情 を説明してこなくては ならないな |
| おいおい、いいのか? 騎士団は今、訓練の 真っ最中で・・・ |
| 軍事顧問のラムダも 団長のイリアスたちも 留守にしてんだろ? あァん? |
| 私がいなくても、貴方 のご兄弟がいれば サイジェントの守りは 大丈夫でしょう |
| キムラン、貴方もその つもりでは? |
| へへ、まあな・・・ |
| よろしく頼むぜ *n0? |
| よろしく頼むよ *n0? |
| よろしくね! *n0 |
| よろしくお願いします *n0さん |
| こちらこそ! |
| だからさぁ・・・ ここで、こうすると こう蹴られるだろ? |
| おっと!そのまえに こうしちまって コブシを叩きこもうと すりゃあ・・・ |
| なら、あたいは 当然それを見て、こう 身をかわしちまうさ |
| そこで、こっちで 遊ばせといた左手が 生きてくるのさっ! |
| ・・・・・・ |
| なにやってんだ? |
| なにやってんの? |
| 二人とも・・・ |
| いや、ね 拳法の攻防の話をして たんだけどねぇ・・・ |
| 頭で考えても、あんま わかんねえからさ こうして型をなぞって るってワケさ! |
| どうでもいいけど そんなに不安定な体制 で、よく二人とも 立ってられるな? |
| どうでもいいけど そんな不安定な体制で 二人ともよく立って られるわねえ? |
| まぁね? |
| 基本だぜ、こんなの |
| ・・・・・・ |
| ふーん・・・ |
| でさぁ・・・ どこまでやったっけ? |
| えっと・・・ あ、あれっ!? |
| ちょっ!?わっ! あわわわわわわっ!? |
| あたたた・・・ |
| ふがが・・・っ!? い、息が・・・っ |
| ・・・ほどほどにね |
| うきゅ |
| うきゅ |
| うきゅ |
| *n0 |
| *n0だけど ちょっと、いいかな? |
| うん、どうぞどうぞ 入ってくれよ |
| ああ、構わないよ |
| お?わざわざ たずねてきてくれる なんてうれしいなぁ |
| ええ、どうぞ 入ってください |
| これ、先輩たちから 預かってきた手紙 |
| これ、先輩たちから 預かってきた手紙ね? |
| 今は別の任務があって こっちにこれないから よろしくって・・・ |
| ギブソンたちは 元気かい? |
| 二人は、相変わらず なのかな? |
| この律儀な字面は ギブソンだな? 相変わらず、き帳面 みたいねえ・・・ |
| ギブソンさんも ミモザさんも お変わりないですか? |
| うん、二人とも 元気だよ |
| あのさ・・・ ひとつだけ、聞かせて ほしいんだ? |
| ええ、二人とも 元気よ |
| あのね・・・ ひとつだけ、聞きたい ことがあるんだけど |
| いいかな? |
| なんだい? |
| なにかな? |
| なぁに? |
| なんです? |
| どうして、世界を 救ったことを隠したり してるんだい? |
| 本当のことを言えば 君は英雄にだって なれたのに・・・ |
| どうして、世界を 救ったことを隠したり してるの? |
| 本当のことを言えば 英雄にだってなれた はずなのに・・・ |
| ・・・・・・ |
| 俺さ・・・ 別に最初から、世界を 救うつもりじゃ なかったんだ |
| 最初は、この世界に 間違って呼ばれた はぐれ召喚獣みたいな ものだったし |
| でも、ここのみんなに 助けてもらって いっぱい、優しくして もらってさ・・・ |
| そんなみんなのことを 守りたいって、必死に 戦ってたら |
| いつの間にか、魔王を やっつけていた それだけのことなんだ |
| ・・・・・・ |
| 正直、今でもさ 俺なんかが誓約者でも いいのかな?なんて 思ったりするよ |
| けど、選ばれた以上 できるとこまでは がんばりたいからさ |
| うまく言えないけど それが、俺の誓約者と しての願いなんだ |
| ・・・・・・ |
| 僕はね・・・ 別に最初から、世界を 救うつもりじゃ なかったんだよ |
| 最初は、この世界に 間違って呼ばれた はぐれ召喚獣みたいな ものだったし |
| でも、ここのみんなに 助けてもらって 本当に親切にして もらって・・・ |
| そのお礼がしたくて ただ、それだけを 願って戦っていたんだ |
| 魔王を倒すことに なったのは、結果論さ |
| ・・・・・・ |
| 正直、今でも 僕なんかが誓約者で いいのか?なんて 思うこともある |
| でも、選ばれた以上 できる限りの力は 尽くしたいからね |
| うまく言えないけど それが、僕の誓約者と しての在り方なんだ |
| ・・・・・・ |
| あたしね・・・ 本当は、世界なんか 救うつもりじゃ なかったんだ |
| 召喚された理由だって 事故で、間違っただけ はぐれ召喚獣って 言われもしたよ |
| けど、ここのみんなに 助けてもらって いっぱい、優しくして もらってね・・・ |
| あたし、ホントに うれしかった・・・ みんなのこと、絶対に 守りたいって思った |
| そしたら、魔王と戦う ことになっちゃった ただ、それだけ |
| ・・・・・・ |
| あはは、今でもね あたしなんかが誓約者 でいいの?なぁんて 思ったりするよ |
| けど、選ばれた以上 やるっきゃないじゃ ない? |
| うまく言えないけど それが、あたしの 本音だよ |
| ・・・・・・ |
| 私は別に・・・ 最初から世界を救おう としたわけでは ないんです |
| この世界に来たのも 偶然だったんです こわくなって泣いたり しました・・・・ |
| でも、みなさんに 助けてもらって 本当に親切にして もらって・・・ |
| そのお礼がしたくて ただ、それだけで 一生懸命だっただけ |
| うふふ・・・ ちっとも、英雄らしく ないですよね? |
| ・・・・・・ |
| 正直、今でも 私なんかが誓約者で いいのかしら? なんて考えます |
| でも、選ばれた以上 精一杯、がんばって いきたいですもの |
| うまく言えませんが きっと私には、これで いいんですよ・・・ |
| なんだか、わかる気が するよ・・・ |
| なんだか、わかる気が する・・・ |
| どうしてハヤトが |
| どうしてトウヤが |
| どうしてナツミが |
| どうしてアヤが |
| 誓約者に選ばれたのか |
| ギブソン先輩から 聞いているよ |
| 君は、無色の派閥の 一員だったそうだね? |
| ・・・・・・ |
| だが、僕はそのことで 君を責めようという わけじゃない |
| ただ、教えてほしい! |
| どうやって、君が 過去の罪と向き合う 勇気を持てたのかを |
| 僕にも、それが必要 だから・・・ |
| ネス・・・ |
| 教えなくてもな アンタは、もう それをもってるぜ? |
| あまりに近すぎて 気づいてないだけさ |
| わざわざ教わらずとも 君はもう、それを もっているよ? |
| 僕たちは、どこか 似ている・・・ だから、わかるんだ |
| こらこら? キミは、もうそれを もってるじゃない |
| だから、ここまで 来れたんでしょ? |
| その答えは、貴方の すぐ側にありますよ |
| 本当は、お気づきに なっているのでは ありませんか? |
| そうか・・・ |
| それで・・・ いいんだな・・・? |
| 僕は、間違えては いないんだな? |
| ああ・・・ |
| ええ・・・ |
| うん・・・ |
| はい・・・ |
| ありがとう ソル |
| ありがとう キール |
| ありがとう カシス |
| ありがとう クラレット |
| 今の言葉で、僕は 救われたよ・・・ |
| ったく・・・ 初対面の相手に召喚術 ぶっ放すか?普通? |
| おかげで、チビどもに 笑われちまったぜ |
| 悪かったよ あの時は夢中でさ つい・・・ |
| ごめんごめん あの時は夢中で・・・ つい・・・ |
| まあ、いいけどな |
| そこにいるそいつから 事情は聞いたしよ |
| ・・・・・・ |
| リューグ? |
| 誤解されたままじゃあ シャクだったからな |
| きっちり話をつけた それだけだ・・・ |
| そうか・・・ |
| そっか・・・ |
| 聞いたぜ?お前らも 親がいねえんだってな |
| 俺やリプレ、それに あのチビたちも同じだ みんな、孤児なのさ |
| そうなんだ・・・ |
| 俺は、お前らの力に なるぜ・・・ |
| 同情じゃねぇぞ? |
| 俺たちも、お前らも ここまで負けずに 生きてきた仲間なんだ |
| だから、力を貸すのさ そのしぶとさに敬意を 表してな? |
| ガゼル・・・ |
| ハッ!女の尻に 敷かれてるにしちゃあ 言うじゃねえか? |
| ケッ!お姫様に かしづいてる野郎が なに言ってやがる? |
| やろうってのか!? |
| おもしれぇ!! |
| あーあ・・・ まただよぉ・・・ |
| どっちも、どっちって 思うんだけど・・・ |
| ミニスは、どうやって ここのみんなと |
| 知りあったんだ? |
| 知りあったの? |
| 私がウォーデン家の 末っ子に誘拐されそう になった時にね・・・ |
| ここのみんなが 助けてくれたことが あったの |
| あんたがさ シルヴァーナと誓約 したのも、あの事件が きっかけだったよね |
| 懐かしいなあ・・・ |
| そうだったんだ・・・ |
| あれ?でも先輩たち とは面識がなかった みたいだけど・・・ |
| ミニスが聖王都に 帰るのと入れ違いで ギブソンたちが やって来たんだもの |
| その後のことは 知らなくて当然よ |
| うん、だから ハヤトが エルゴの王の後継者 だって聞いた時は |
| うん、だから トウヤが エルゴの王の後継者 だって聞いた時は |
| うん、だから ナツミが エルゴの王の後継者 だって聞いた時は |
| うん、だから アヤが エルゴの王の後継者 だって聞いた時は |
| すっごく驚いたわよ |
| あはははっ でも、ちっとも雰囲気 変わってないでしょ? |
| うん、あの頃の ハヤトのままで ちょっと安心 |
| うん、あの頃の トウヤのままで ちょっと安心 |
| うん、あの頃の ナツミのままで ちょっと安心 |
| うん、あの頃の アヤのままで ちょっと安心 |
| ガゼルも、エドスも リプレお母さんも、 みんな変わってなくて すごくうれしいよ |
| あたしは? |
| うーん・・・ 前より、おしゃれに なったかな? |
| ふふっ、わかる? |
| あんたとした約束 ちゃんと守ってるもの |
| 私も、がんばってるよ まだまだだけど・・・ |
| 見ればわかるわよ あんたが、逃げずに がんばってるのは |
| なんにも言わないけど ハヤトも ガゼルもね・・・ |
| なんにも言わないけど トウヤも ガゼルもね・・・ |
| なんにも言わないけど ナツミも ガゼルもね・・・ |
| なんにも言わないけど アヤも ガゼルもね・・・ |
| あんたのこと見て すごく、うれしそう だったんだから? |
| え・・・? そ、そうなんだ・・・ |
| この二人って・・・ 本当に仲のいい友達 |
| なんだなあ・・・ |
| なのねぇ・・・ |
| ・・・で どっちが本命? |
| な・・・!? |
| 隠すな、隠すな 初恋の相手、二人の どっちかでしょ? |
| それとも、そこの 彼氏に乗り換えたの かしら? |
| ・・・コホン |
| あ、アナタねぇ・・・ どうして、そういう 恥ずかしいこと平気で 言うワケっ!? |
| あははははっ! やーい、赤くなった♪ |
| 待ちなさい、フィズ! もぉ、待てえぇっ!? |
| あの子って・・・ 見かけによらず おませさんだったのね |
| あははは・・・ |
| *n0 助けてください・・・ |
| は? |
| えっ? |
| わはははははっ! そりゃあ傑作だなぁ? |
| だろ、だろぉ!? |
| いやー、あんたって すごく話がわかるヤツ だよなぁ・・・ |
| いやいや、お前さんが 話し上手だからさ |
| 男同士の話ってのは こうでなきゃいかんな なんというか・・・ |
| 品の悪さも 芸のうちってか? |
| おう、それそれ! わははははははっ!! |
| うははははははっ!! |
| なんか、独特の世界が できてる・・・ |
| さっきから、ずっと あの調子なんですよ |
| お酒も入ってないのに どうして??? |
| おい!シャムロック お前もこっちに来て 盛り上がろうぜー!? |
| 俺、別の用があるから じゃ・・・ |
| あっ!あたしね? 用事あるんだぁ・・・ |
| 見捨てる気ですか!? *n0さんっ! |
| わははははははっ!! |
| うははははははっ!! |
| 誰かぁ・・・ このお二人を止めて くださぁぁぁぁい!? |
| 久しぶりの里帰りは どう?カイナちゃん |
| ええ、ねえさま やっぱり落ち着きます |
| カイナはいつから ここで暮らすように |
| なったんだ? |
| なったの? |
| ええと・・・ |
| コノ世界ノ暦デ 約1年ガ経過シテイル |
| あっという間だよね 時間ってさ・・・ |
| そうですね 鬼神の谷にいた時間と 比べれば、短いはず ですのに・・・ |
| それより長い時を もう、ここで過ごした 気がします |
| 鬼神の谷? |
| ハヤトさんと |
| トウヤさんと |
| ナツミさんと |
| アヤさんと |
| 出会うまで、私が 過ごしていた場所です |
| エルゴの守護者はね それぞれの世界に縁の ある場所にいたんだ |
| 我ラハ、朽チカケタ ろれいらるノ遺跡ニテ 過ゴシテイタノダ |
| そうだったの・・・ |
| そのうち、ねえさまも 行ってみませんか? |
| あの谷はシルターンの 加護に満ちています もしかしたら |
| 記憶が戻るかも・・・ |
| カイナ・・・ |
| 記憶はともかくさ 私としては・・・ |
| カイナちゃんの暮らし ていた場所ってのは 見てみたいわね? |
| じゃあ・・・? |
| 今回の件が片づいたら 行っちゃいましょう? みんなでね! |
| ええ、ねえさま! |
| まったく・・・ 信じらんないわね! |
| 絶対に側から離れない ですのぉ・・・ |
| とか言っといて あっさり行方不明に なるなんてね |
| うにゅぅぅぅっ |
| だからさ、エルカ それはモナティのせい じゃなくて・・・ |
| フン!ちょっと 考えれば、わかること じゃないの? |
| まあ、今回は幸運にも マスターに負けない ほど、おせっかいな人 だったけど・・・ |
| おせっかい・・・ |
| あ、あのね・・・ |
| じゃなきゃ、あんた? どうなってたか わかんなかったのよ! |
| エルカさん・・・ もしかして、モナティ のこと心配して・・・ |
| きゅーっ! |
| な!?なんでっ!! エルカが、あんた みたいな馬鹿レビット 心配すんのよ!? |
| こ、このまま帰って こなくたって、別に 良かったんだからッ! |
| あんたがいなくたって エルカは、ち~っとも さびしいなんて思わな かったんだから!? |
| 誰も、そんなことまで 言ってないって・・・ |
| エルカさぁん・・・ |
| なによッ? その見透かしたような 目つきは・・・!? |
| ムカつくわねぇ!! |
| にゅうううっ! ツメを立てたら、痛い ですのぉっ!? |
| お、おいっ!? |
| あららら・・・ |
| きゅ! |
| え? |
| あれが、あの二人の いつもの、やりとり? |
| きゅーっ♪ |
| 馬鹿レビット! 馬鹿レビットっ! 馬鹿レビット~っ!! |
| うにゅううううっ!? |
| なんだかなあ・・・ |
| モナティを いじめたらダメっ! |
| ユエルさん? |
| なによっ!? あんたには・・・ |
| ウウゥゥゥ・・・ッ |
| う・・・ |
| ガルルルルルルッ!! |
| や、やだ・・・ やめてってばぁ・・・ |
| ユエルさん、そうじゃ ないんですのっ 今のは、ふざけていた だけなんですの! |
| そうですよねぇ? エルカさん |
| ・・・・・・ |
| エルカさんっ? |
| そ、そうよ・・・っ ちょっと、エルカが ふざけすぎたの・・・ |
| ごめんなさい・・・ |
| なぁーんだ? そうだったのかあ |
| みんな、なかよしが 一番ですのっ! |
| なかよし、なかよし♪ |
| きゅーっ♪ |
| うう・・・ こいつ、苦手・・・ |
| あ!?*n0 兄ちゃん! |
| あ!?*n0 姉ちゃん! |
| アルバくん、だっけ ロッカと、なにを |
| 話してたんだ? |
| 話してたの? |
| *n0 兄ちゃんたちが今まで してきた、冒険談だよ |
| 強いんだねぇ・・・ 兄ちゃんたちも! |
| *n0 姉ちゃんたちが今まで してきた、冒険談だよ |
| 強いんだねぇ・・・ 姉ちゃんたちも! |
| ご心配なく・・・ 話したのは、戦いの ことばかりですから |
| へへへ・・・ オイラもいつかは 騎士になって |
| 兄ちゃんたちに 負けないぐらいに 強くなってやるんだ! |
| 姉ちゃんたちに 負けないぐらいに 強くなってやるんだ! |
| よーし! さっそく練習だ!! |
| あの子を見てたら 昔を思い出しましたよ |
| 僕もリューグも 小さな頃は、ああして ただ純粋に |
| 強くなるんだって はしゃいでました |
| うん・・・ |
| へえ・・・ |
| アルバ君には、あの まっすぐな気持ちを 忘れないまま、大人に なってほしいですよ |
| すこしだけ・・・ おじいさんの気持ちが わかった気がします |
| ロッカ・・・ |
| あれ?ルウと ラミちゃん・・・? |
| あ・・・ |
| なにか、急ぎの用事? |
| いや、別に用事って わけじゃないけど |
| だったら、ちょっと 後にしてくれない? |
| 今、この子にね ルウがおばあさまから 聞いた昔話をして あげてるの |
| へえ・・・ |
| おにいちゃんも おはなし・・・ ききたい? |
| おねえちゃんも おはなし・・・ ききたい? |
| ありがとう でも、途中だからね |
| 俺はいいよ |
| あたしはいいわ |
| じゃあ・・・ あとで、ラミが・・・ おにいちゃんにも きかせてあげるね? |
| じゃあ・・・ あとで、ラミが・・・ おねえちゃんにも きかせてあげるね? |
| うん、わかった 楽しみにしてるよ |
| ええ、わかったわ 楽しみにしてるわね |
| ・・・(こくん) |
| ふいーっ・・・ |
| どうかしたの? レナードさん 元気がないけど |
| さもあらん 最後の望みまでも 断たれたのだからな |
| 帰れねえらしいのよ これがな・・・ |
| えっ!? |
| レナード殿の世界に つながる召喚の門は 不安定で・・・ |
| よほどの魔力をもつ者 でしか、渡れないと いうのでござる |
| そんな・・・ |
| まあ、いいさ・・・ 帰る方法そのものは あるってわかったんだ |
| こうなりゃ、今から どっかの召喚師の弟子 にでもなって |
| 強い魔力とやらを 身につけてやるさ? |
| レナード殿・・・ |
| そんときゃあ 口ききを頼んだぜ? *n0 |
| レナードさん・・・ |
| ・・・おっけー! |
| ・・・らじゃーっ! |
| ははははっ! サンクスな・・・? |
| お? いいニオイが・・・ |
| ん? いいニオイ・・・ |
| 悪いわね お客様の貴女に 手伝ってもらうなんて |
| いいえ、あたしも お料理は好きですから |
| リプレさんには ちょっとかないそうも ないですけど |
| そんなことないって |
| いいえ、こんなに たくさんのお料理を いっぺんに作れちゃう なんて、すごいです |
| そ、そうかな・・・? |
| なんだか、二人とも |
| すごく楽しそうだな |
| すごく楽しそうね |
| あれ、このお料理って おソバですか? |
| ああ、それはね らーめん、っていうの |
| らーめん? |
| ハヤトの 大好物なの |
| トウヤの 大好物なの |
| ナツミの 大好物なの |
| アヤの 大好物なの |
| おソバと同じでね おしょうゆを使って スープを作るのよ |
| へえ・・・ |
| あ、そうだ! アメルは、おいもが 好きだったよね? |
| おしょうゆを使った とっておきのお料理を 教えてあげるわ |
| え、どんなのですか? |
| 肉じゃが、っていって シオンさんに教わった ものなんだけど・・・ |
| こりゃ、夕飯が 楽しみだな? |
| これは、夕飯が 楽しみかも? |
| ふーん・・・ |
| な、なんだ? ジロジロ、俺のことを 見たりして・・・? |
| な、なによ? ジロジロ、あたしの こと見たりして? |
| ハヤトの 時もそうだったけど やっぱ、見た目は普通 なんだよねぇ? |
| トウヤの 時もそうだったけど やっぱ、見た目は普通 なんだよねぇ? |
| ナツミの 時もそうだったけど やっぱ、見た目は普通 なんだよねぇ? |
| アヤの 時もそうだったけど やっぱ、見た目は普通 なんだよねぇ? |
| ちっとも、偉そうには 見えないわ・・・うん |
| あ、あのなあ・・・? |
| あ、あのねぇ・・・? |
| 悪かったな、ちっとも 偉そうでなくて? |
| 失礼だよ、アカネ? |
| 悪かったわね 偉そうじゃなくって? |
| 失礼ですよ? アカネさん |
| ハヤト |
| トウヤ |
| ナツミ |
| アヤ |
| だってさー、ホントの ことじゃん? |
| それより こんなとこでサボって てもいいのか? |
| お店、ほったらかしの ままなんだろ? |
| 憎まれ口を叩くよりも 店に戻るほうが先じゃ ないのか? |
| また、ほったらかしに してきたんだろう? |
| それよりさ、いいの? こんなところで サボってて・・・ |
| お店、ほったらかしの ままなんでしょ? |
| そんなことより、早く お店に戻られたほうが よくはありませんか? |
| お客さん、きっと 困ってますよ? |
| あー、いいのいいの! どうせ、お客なんて 来ないんだから |
| 自慢じゃないけど 師匠が旅に出てから 薬ひとつ、売れたこと ないんだもん♪ |
| 店番するだけ 時間の無駄よぉ? |
| い、いいのかなあ? それで・・・ |
| ほう・・・ ひとつもですか? |
| うんうん、ひとつも! ぜ~んぜん! |
| ・・・って? |
| お、お師匠ぉ~っ!? |
| じゃあ、やっぱり シオンの大将と アカネは・・・ |
| ええ、そのとおり 師弟関係です これでも・・・ |
| あわっ、あわあわっ! あわわわわわわっ!? |
| おかえり、シオンさん 畑の様子は どうだった? |
| おかえり、シオンさん 畑の様子は どうでした? |
| おかえり シオンさん どう?久しぶりに 見た畑の様子は |
| おかえりなさい シオンさん 畑ですけど、あれで よかったですか? |
| ええ、それはもう |
| これも留守中、貴方や |
| これも留守中、貴女や |
| おちびさんたちが 丁寧に世話してくれた おかげですよ |
| ありがとうございます |
| それでさっきから |
| 姿が見えなかったのか |
| 姿が見えなかったのね |
| なんでぇ!? お師匠は、たしか ハヤトに 頼まれて・・・ |
| なんでぇ!? お師匠は、たしか トウヤに 頼まれて・・・ |
| なんでぇ!? お師匠は、たしか ナツミに 頼まれて・・・ |
| なんでぇ!? お師匠は、たしか アヤに 頼まれて・・・ |
| 聖王都で、悪魔の動き について調べてたん じゃないの??? |
| あれぇ? 言ってなかったっけ? |
| シオンさんは今 *n0たちに 協力してるって |
| だから、あれほど 言っておいただろう? |
| シオンさんは *n0たちと 一緒に戻ってくるって |
| あ、ごっめ~ん! 言い忘れちゃってた |
| シオンさんは今 *n0たちと 一緒だったりするんだ これが・・・ |
| あ・・・ すっかり忘れてました |
| シオンさんは今 *n0さん達の お手伝いをしているん ですよ? |
| ギブソン殿とミモザ殿 に頼まれましてね |
| きっ・・・聞いてない よおおぉ~~っ!? |
| 聞いていたら どうしたんですか? アカネさん |
| ごまかす方法でも 考えましたか? |
| い、いいえ・・っ! 滅相もないですぅ!? |
| てっきり、一人前に なったものだと思って いましたが・・・ |
| どうも、根本の部分で 貴女には足りないもの が多いようですね |
| ここはひとつ 師弟水いらずでお話を しましょうか? |
| ひ・・・!? |
| いらっしゃい? アカネさん? |
| ご、ごめんなさいっ お師匠さまっ! どうか、お許しを!? |
| ・・・アカネさん? |
| ひぃーっ! 堪忍してえぇ~っ!? |
| ・・・と、いつまでも 同じことをしていても 無駄ですからね |
| へ・・・? |
| 適材適所という言葉も あります。貴女に店番 を任せた私にも、非は あったのですし |
| やはり、接客には 接客の達人を使うのが 筋でしょう・・・ |
| ・・・まさか? |
| ご紹介しましょう 新しく雇うことにした パッフェルくんです |
| どうもー!わざわざ ご指名していただいて どうも、ありがとう ございまーす |
| 誠心誠意、がんばって 働きますので、どうぞ よろしくー♪ |
| や、やっぱり・・・ |
| そ、それじゃ? あたしの立場は・・・ |
| ウチは、二人も店員を 雇う余裕はないので |
| クビですね |
| く・・・クビ・・・? |
| では、参りましょうか パッフェルくん? |
| はーい、店長! |
| ま・・・! 待ってくださいよぉ? お師匠さまぁ~っ!? |
| アカネ |
| 待ってえぇぇ~っ!? |
| さすがはシオンさん 今ので、アカネも すこしは懲りたろうな |
| 彼女にはちょっと 強すぎる薬だったかな |
| よくやるわねぇ 二人とも アカネ、本気で だまされてたよ |
| ちょっと・・・ お薬が効きすぎたかも しれないですね・・・ |
| みんな・・・ グルだったわけね |
| ソルさん |
| キールさん |
| カシスさん |
| クラレットさん |
| いいんですよ もとはといえば、俺が 二重誓約しちゃった せいなんだし |
| あ、気にしないで もとはといえばあたし が二重誓約しちゃった せいなんだし |
| そのとおり 悪いのは、こいつです |
| ネスティさんってば |
| いや、誓約の更新を していなかったのは こちらの責任ですよ |
| まあまあ、こっちにも ミスはあったんだし お互いさまってことで |
| あの、あまりお気に なさらないでください こちらにも非はあるの ですし・・・ |
| そうか、この人が モナティの言ってた |
| だな・・・ |
| なんだ・・・ |
| はじめまして 蒼の派閥の召喚師 ネスティ・バスクです |
| アメルといいます どうぞ、よろしく |
| ああ、俺はソルだ よろしくな |
| そっちの事情は だいたい聞いている 詳しいことは、場所を 変えて話そうぜ |
| キールと言います こちらこそ、よろしく |
| そちらの事情は おおまかにうかがって います。詳しい相談は 場所を変えて・・・ |
| あたしはカシス よろしくねっ! |
| 立ち話もなんだしさ 詳しいことなんかは 場所を変えてゆっくり 話さない? |
| はじめまして クラレットと申します |
| お話は聞いております 詳しいことは場所を 変えて、ご相談する ことにしましょう |
| いや、誓約の更新を 忘れていたこちらにも 非はあるぜ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| あれ? この店って もしかして・・・ |
| あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
| メイメイさん?! やっぱり・・・ |
| ど、どうして?! いつの間に・・?! |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・ |
| さあ、今日のご用は なあにぃ? |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
| 試練を受けたい |
| 召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
| あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
| うん、また今度 寄らせてもらうから |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| 貴方の運命に関する |
| 貴女の運命に関する |
| ことなんだけど・・・ |
| 最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
| う・・・っ |
| き、気をつけるよ |
| き、気をつけるわ |
| あ、*n0 ちょっと待って? |
| ん? |
| ・・・・ |
| ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
| ??? |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
| しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
| 毎度ありぃ♪ |
| こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
| おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
| あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
| にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
| あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
| 縁結び??? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
| 召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
| 信頼関係をよくする って・・・? |
| 召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
| 召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
| へぇ・・・ |
| ふーん・・・ |
| んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
| うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
| 姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
| はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
| 神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
| 願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
| この者へと 貸し与え給え |
| 天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
| こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
| ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
| それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
| ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
| まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
| 何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
| にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
| この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
| にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
| お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
| でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
| 新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
| ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
| すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
| ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
| すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
| フゥゥゥ・・・ |
| と、まあ こんなトコかな? |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
| 改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
| よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
| それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
| 本当に? |
| ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
| どうしよう? やってみる やめておく |
| そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
| そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
| そうこなくっちゃ! |
| 今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
| 今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
| そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
| へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
| まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
| なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
| 護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
| せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
| どうしよう? 稽古をする やめとく |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| さて、と・・・ 時間もあることだし |
| ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
| どうしよう? 釣りをする やめとく |
| ・・・あっ エサがないや |
| これじゃあ釣りは できないよな |
| むー・・・ エサがない |
| これじゃあ 何も釣れないよね |
| 本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
| オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
| コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
| オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
| 現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
| こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
| わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
| ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
| ごくろうさま おにいちゃん |
| ごくろうさま おねえちゃん |
| ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
| ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
| お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
| うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
| なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
| 今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
| ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
| うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
| これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
| あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
| お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
| そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
| うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
| スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
| ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
| これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
| こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
| パッフェルさん 相変わらず |
| 忙しそうだな |
| 忙しそうね |
| ちょっと 手伝ってあげようかな |
| どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
| いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
| お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
| んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
| あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
| おっ、チビすけ 今日も元気か? |
| あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
| 子猫 |
| にゃー! |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| 子猫 |
| にゃー! |
| あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
| もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
| あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
| もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
| 子猫 |
| にゃー、にゃー |
| そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
| そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
| これを、俺に? |
| これ、あたしに? |
| 子猫 |
| にゃー |
| はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
| ありがとな、チビすけ |
| そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| これを、俺に? |
| ありがとな、チビすけ |
| これ、あたしに? |
| ありがとね おチビさん? |
| 子猫 |
| にゃー♪ |
| あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
| まあ、いいか・・・ |
| あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
| おーい おチビさーん・・・ |
| ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
| 貴方たち、いつもは |
| 貴女たち、いつもは |
| なにやってんのぉ? |
| へ? |
| だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
| なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
| まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
| う・・・っ? す、するどいっ!? |
| さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
| ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
| な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
| ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
| それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
| にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
| え!? |
| ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
| お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
| だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
| んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
| ここは・・・ いったい・・・? |
| お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
| にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
| ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
| んー、そうみたいね? |
| だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
| 黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
| ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
| い、いいのかなぁ? それで・・・ |
| それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| 泉の中に、門が!? |
| その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
| ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
| ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
| それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
| メイメイさん・・・ |
| 貴方は、いったい |
| 貴女は、いったい |
| どうしてこんなことが できるんです??? |
| にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
| ・・・・・・ |
| ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
| エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
| ・・・・・・ |
| 帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
| 死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
| それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
| 万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
| 四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
| 星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
| 王命に於いて 疾く、為したまえ! |
| ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
| どうしよう? |
| まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
| どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
| おかえりぃ~っ♪ |
| 無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
| おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
| がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
| あれ、レイドさん どうしたんですか? むつかしい顔して |
| やっぱり、許可が 出なかったんですか? |
| あれ、レイドさん どうしたの? むつかしい顔して |
| やっぱり、許可が 出なかったんですか? |
| いや、許可を求める どころの問題じゃ なくなってしまった |
| デグレアのものらしき 軍勢が、猛烈な速度で こちらに向かってきて いるらしい・・・ |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 偵察兵の報告によると 指揮官らしき人物は 黒いカブトの騎士だと いうんだが・・・ |
| 心当たりはあるか? |
| ルヴァイドだ! |
| ルヴァイドだわ! |
| 黒騎士ってのは そいつか・・・ |
| 君たちの言っていた 黒騎士のことか |
| そいつがウワサの 黒騎士さんね |
| 黒騎士・・・ ルヴァイド・・・ |
| あいつら、アメルを 追ってこんなところ まで来たんだ・・・ |
| そこまでして・・・ 召喚兵器なんかが |
| 欲しいのかよ!? |
| 欲しいってワケ!? |
| *n0さん・・ |
| *n0・・・ |
| 私はすぐに戻って キムランたちと迎撃に 出なくてはならない |
| 俺たちも行きます! 行って、戦います!! |
| あたしたちも行くわ! 行って、戦う!! |
| しかし・・・ |
| 一緒に戦ってもらおう レイド? |
| ハヤト・・・ |
| 当然、俺たちも戦うよ この街の住人として |
| あの事件から一年 街のみんながお互いに 助けあって・・・ |
| やっとここまで サイジェントは復興 したんだ |
| みんなの街として 生まれ変わったんだ それを、壊されるわけ にはいかない! |
| 俺たちの街は 俺たちの手で守る!! |
| 先に、君たちの力を 借りることになった みたいだね? |
| トウヤ・・・ |
| 僕たちも戦おう この街の住人として |
| あの事件から一年 街のみんながお互いに 助けあって・・・ |
| やっとここまで サイジェントは復興 することができた |
| みんなの街として 生まれ変わったんだ それを、壊されるわけ にはいかない! |
| 僕たちの街は 僕たちの手で守る!! |
| んじゃ、あたしたちと 一緒に戦おっか? |
| ナツミ・・・ |
| 意地はってる場合じゃ ないでしょ、レイド |
| あの事件から一年 街のみんながお互いに 助けあって・・・ |
| やっとここまで サイジェントは復興 したんじゃない? |
| そう簡単に壊される わけにはいかないって あたしたちの街を! |
| 止めたってダ~メ あたしは、戦うよっ! |
| お願いできますか? *n0さん |
| アヤ・・・ |
| 私たちも戦います この街の住人として |
| あの事件から一年 街のみんながお互いに 助けあって・・・ |
| やっとここまで サイジェントは復興 したんですもの |
| この街はみんなの街 だから、守るのだって みんなで力をあわせる のが当然です! |
| 違いますか? レイドさん |
| わかったよ・・・ ハヤトそして *n0 |
| わかったよ・・・ トウヤそして *n0 |
| わかったよ・・・ ナツミそして *n0 |
| わかったよ・・・ アヤそして *n0 |
| 君たちの力を、我々に 貸してくれ |
| ああ、任せてくれよ レイド! |
| すまないハヤト 俺たちのせいで・・・ |
| ゴメンねハヤト あたしたちのせいで |
| 気にするなよ *n0 それよりも、今は |
| 俺たちみんなで力を あわせて、デグレアを 追い払うんだ! |
| ありがとう、レイド 力にならせてもらうよ |
| すまないトウヤ 俺たちのせいで・・・ |
| ゴメンねトウヤ あたしたちのせいで |
| いいんだよ *n0 いつかは、ここも 狙われていたんだ |
| それより今は、力を あわせて、デグレアを 追い払おう! |
| おっけー! 任せなさいって |
| すまないナツミ 俺たちのせいで・・・ |
| ゴメンねナツミ あたしたちのせいで |
| いいって、いいって *n0 それよりもさ |
| みんなで力をあわせて デグレアを、 ぎゃふんって 言わせちゃお! |
| ありがとうございます レイドさん |
| すまないアヤ 俺たちのせいで・・・ |
| ゴメンねアヤ あたしたちのせいで |
| 気にしないで *n0さん それよりも、今は |
| 私たちみんなで力を あわせて、デグレアを 追い払いましょう! |
| わかった! |
| ええ! |
| きぃーっ! 憎いっ、憎いっ! あぁ、憎らしいっ!! |
| よりにもよって 騎士団不在のこの時に 敵が攻めてくるとは |
| 私の政治家生命を 台無しにする気か!? ぐぎぎぎ・・・っ |
| なあ、兄貴 あんまカッカすんなよ |
| ほれ、副団長殿が 助っ人を連れてきて くれたぜ? |
| 相変わらずだなあ イムラン |
| げ・・・ ハヤト!? |
| お久しぶりです イムラン政務官 |
| げ・・・ トウヤ!? |
| はーい、イムラン 苦労してるぅ? |
| げ・・・ ナツミ!? |
| イムラン政務官 ご苦労さまです |
| げ・・・ アヤ!? |
| おいおい、いい加減 ワシらを見て引きつる のはよしてくれ |
| そうそう、失礼だよ? オ・ジ・サ・ン |
| 失礼なのは、貴女も 同じですよ アカネさん? |
| あ、はいっ!? 気をつけますですっ! お師匠・・・ |
| 場合が場合でしたので 私の権限で支援を要請 させてもらいました |
| まあ、よかろう・・・ この際、平民の手でも 借りたいところだ |
| しかし、レイドよ また見覚えのない顔が 増えているようだが |
| こいつらは、本当に 役に立つのか? |
| 失礼ですわよっ! イムラン叔父様っ!? |
| ミ・・・ミニスっ!? なんでっ、お前がっ こんな所にっ??? |
| おいおい、兄貴 ちゃんと言っただろ? |
| こいつらが、ミニスと 一緒に旅をしてる 蒼の派閥の連中だよ |
| あ、あの連中か!? |
| 一緒にいた、私が保証 してさしあげますわ この方たちは、すごく 強いんですからっ! |
| そうなのか・・・? |
| まあ、それなりには 一応・・・ |
| どのみち、彼らは |
| どのみち、彼女たちは |
| 俺たちと一緒に行動 するんだ |
| そっちの邪魔には ならないさ |
| 彼らには、僕たちと |
| 彼女達には、僕たちと |
| 一緒に行動してもらう ことになります |
| ご迷惑はかけませんよ |
| いいじゃない? どうせ、いつもみたく あたしたちは別行動 なんだからさ |
| キミたちには、迷惑 かけないようにうまく やるから・・・ね? |
| 彼らは私たちと |
| 彼女たちは私たちと |
| 一緒に別動隊として 動きます |
| そのほうが、きっと よろしいですよね? |
| それよりも、現在の 状況を教えてください |
| 時間は、あまり無いの でしょう? |
| う、うむ・・・ |
| げっ!?なんだよ あの黒いのが全部 兵隊だってのかよ!? |
| ひゃあ・・・ずいぶん 奮発したもんですねー 黒騎士さんも |
| ローウェン砦の時より 多いかも・・・ |
| へへっ、望むところさ 俺っちとしちゃ・・・ |
| いいこと言うねえ? ・・・あたいもさっ! |
| どう、エスガルド? |
| 索敵完了・・・ 指揮官ラシキ人物ハ 陣ノホボ中央ニ |
| 側近ラシキ機械兵士ガ ツイテイルヨウダ |
| ゼルフィルドか・・・ なら、間違いないな |
| けどよ、黒騎士の旦那 をとっ捕まえて、降伏 させるのはいいが |
| どーやって、そこまで 行くってんだ? |
| そうよね・・・ |
| 心配ありませんよ ねえさま 見ていてくださいな |
| マスターたちに お任せですのっ! |
| いくぞっ! |
| いくよ? |
| いくわよっ! |
| いきますよ・・・ |
| ソル |
| まかせろ! |
| キール |
| わかった! |
| カシス |
| おまかせっ! |
| クラレット |
| はいっ! |
| 至源の時より生じて 悠久へと響き渡る この声を聞け! |
| 護界の意味を知り その命を果たす者へと 大いなる力を! |
| セルボルトの名の下に ソルが命じる・・・ |
| 護界の意味を知り その命を果たす者へと 大いなる力を! |
| セルボルトの名の下に キールが命じる・・・ |
| 護界の意味を知り その命を果たす者へと 大いなる力を! |
| セルボルトの名の下に カシスが命じる・・・ |
| 護界の意味を知り その命を果たす者へと 大いなる力を! |
| セルボルトの名の下に クラレットが 命じる・・・ |
| 誓約者たる ハヤトが 汝の力を望む・・・ |
| 誓約者たる トウヤが 汝の力を望む・・・ |
| 誓約者たる ナツミが 汝の力を望む・・・ |
| 誓約者たる アヤが 汝の力を望む・・・ |
| 力を貸してくれ・・・ |
| 力を貸してくれ・・・ |
| 力を貸してね・・・ |
| 力を貸してね・・・ |
| 来いっ! |
| いでよっ! |
| おいでっ! |
| いでよっ! |
| いでよっ! |
| いでよっ! |
| おいでっ! |
| いでよっ! |
| すごい・・・っ! |
| あれが・・・ 誓約者の力なのか!? |
| デグレアの軍隊が 散り散りになって 逃げていく・・・ |
| デグレアの軍隊が 一瞬で、散り散りに なっちゃった・・・ |
| 今だっ! 突っこむぞっ!! |
| よっしゃああぁっ!! |
| 拙者たちも遅れては ならんぞ! *n0殿 |
| よし・・・ みんな、行くぞっ!! |
| ええ・・・ みんな、行くわよ!! |
| 貴様タチノ仕業カ コレハ・・・ |
| 観念しろ、ルヴァイド サイジェントの街には これ以上近づけさせは しないぞ!! |
| 観念なさい ルヴァイド? |
| サイジェントの街には これ以上、一歩だって 近づけさせないから! |
| ・・・・・・ |
| びびって、声も出ねえ のかよ・・・ ルヴァイド!? |
| 待て、リューグ! 様子がおかしいぞ!? |
| コロ・・・コロ・・・ コロス、ロス・・・ッ |
| ヌガアァァァァッ!! |
| これは・・・!? |
| 間違いないわ この人、悪魔にとり つかれてる!? |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| コロスウゥゥ・・・ッ めるる、ぎとすサマノ タメニ・・・ッ |
| あるみねハ・・・ コロスウゥゥゥッ!! |
| ガアァァァァ・・・ッ |
| なんだよ・・・? こんなのって・・・ ありかよ・・・ |
| 俺が倒したかったのは そんな無様なテメエ じゃねぇぞっ!? |
| ちくしょおぉ・・・っ |
| リューグ・・・ |
| 君が幕を引いてやれ リューグ・・・ |
| もう、彼を元に戻す 方法はない |
| 殺させるものかぁっ! |
| イオスさんっ!? |
| ルヴァイド様は 貴様たちなんかに 殺させやしないぞ!! |
| この人を殺す権利は 僕だけにあるんだっ! 僕だけが・・・ |
| この人を殺しても いいんだ・・・っ!! |
| いおす・・・ |
| マスターっ! なんとかできないん ですのぉ!? |
| 悪魔を払うことは できるかもしれない だけど・・・ |
| この傷じゃ、多分もう 助からない・・・ |
| 悪魔を払うことは できるかもしれない しかし・・・ |
| この傷では、多分もう 助からない・・・ |
| 悪魔を払うことは できるかもしんない けど・・・ |
| この傷じゃ、多分もう 助からないよ・・・ |
| 悪魔を払うことは 可能かもしれません ですが・・・ |
| この傷では、多分もう 助かりません・・・ |
| だいじょうぶです! |
| アメル・・・ まさか・・・!? |
| ルヴァイドさんは 必ず、あたしの力で 助けてみせます |
| だから・・・ ハヤトさん |
| だから・・・ トウヤさん |
| だから・・・ ナツミさん |
| だから・・・ アヤさん |
| お願いします! |
| おまえ・・・ |
| ・・・・・・ |
| わかった・・・ やってみるよ! |
| わかった・・・ できる限りのことは してみよう! |
| おっけー・・・ やったろうじゃん! |
| わかりました・・・ やってみます! |
| すまない・・・ 本当に・・・っ すまない・・・! |
| ルヴァイド様が おかしくなられたのは 本国の使者と出会って からだった |
| 黒の旅団の別動隊 召喚師部隊を率いる 人物と・・・ |
| ガレアノやキュラーの 元締めでござるか |
| あいつらのボスなら 悪魔ぐらい人間に とりつかせたって おかしかねえぜ |
| 僕は無力だった・・・ あの御方の変貌を 止めることもできず |
| ただ、遠くから 見ていることしか できなかった・・・ |
| しかたないわよ 悪魔に関して、君は 素人だったんだし |
| なあ、ポンコツよ? あんたは気づいて なかったのか? |
| 我ハ、将ノ命令ニ 従ウノミダ |
| ソレガ、破滅ニ続ク モノデアロウト |
| 機械兵士らしい 思考法だな |
| ・・・・・・ |
| つまり、だ そいつが今回の攻撃を 仕組んだってワケか |
| しかしよぉ・・・ なんで、味方同士で んなことするんだよ? |
| 味方では・・・っ ない・・・っ! |
| ルヴァイドさまっ!? |
| 気ガツカレタカ 我ガ将ヨ・・・ |
| ちょっと、まだ 歩いたらダメだって! |
| ぐぅ・・・っ! |
| ルヴァイドさんっ! |
| アレは・・・っ あの男は・・・ 違うんだ・・・っ |
| レイム・メルギトスは 人間ではない・・・ |
| 奴は悪魔だ・・・っ 本物の・・・ 悪魔だったんだ!! |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| 信じられないよ・・・ |
| 信じられない・・・ |
| レイムさんが黒の旅団 の一員だったなんて |
| 僕たちも、あの男が 君たちと面識をもって いたとは知らなかった |
| しかも、悪魔だなんて そんな・・・ |
| 奴が話したのだ・・・ 得意げにな・・・ |
| 自分の本当の名は かん計と虚言を司る 大悪魔メルギトスだと |
| 禁忌の森に封じられた 機械遺跡の力で・・・ 本来の力を取り戻し |
| 再び、リィンバウムを 我が物にするのだと! |
| ・・・!! |
| ・・・!! |
| ・・・!! |
| ・・・!! |
| そんな・・・! では、ルヴァイド様 我が黒の旅団は・・・ デグレアは!? |
| 利用されたのだ・・・ イオス・・・ |
| あの悪魔の都合のいい ようにな!? |
| あんたたちも、被害者 だったんだな・・・ |
| 許せない・・・ |
| こんなのって、絶対 |
| 許せないっ! |
| 許せないよっ! |
| あの時と同じですのぉ マスター・・・ |
| バノッサさんたちと おんなじですのぉ!? |
| ・・・・・・ |
| ハヤト |
| ハヤト |
| ハヤト |
| ・・・・・・ |
| トウヤ |
| トウヤ |
| トウヤ |
| ・・・・・・ |
| ナツミ |
| ナツミ |
| ナツミ |
| ・・・・・・ |
| アヤ |
| アヤ |
| アヤ |
| わかってるよ キール |
| わかってるよ カシス |
| わかってるよ クラレット |
| あの時と同じような 悲しいことは、もう たくさんだよ! |
| わかってる ソル |
| わかってる カシス |
| わかってる クラレット |
| あの時と同じ過ちを 繰り返させるわけには いかない・・・! |
| うん、そうだよね ソル |
| うん、そうだよね キール |
| うん、そうだよね クラレット |
| あんな悲しいことは もう絶対、起こしちゃ いけないよね・・・ |
| わかっています ソル |
| わかっています キール |
| わかっています カシス |
| あんな悲しい出来事は もう繰り返しては いけないんです! |
| 約束するよ・・・ ルヴァイド |
| デグレアの暴走は 俺たちが絶対に止める |
| だから、お前は身体を 治すんだ |
| 約束するわ・・・ ルヴァイド |
| デグレアの暴走は あたしたちが絶対に 止めるから |
| だから、安心して身体 を治しなさい |
| ・・・・・・ |
| デグレアが、悪魔に 操られていたと証明 できるのは貴方だけだ |
| 全てが終わった時 きっと、その事実が 必要となる・・・ |
| それが、貴方にできる 唯一の罪滅ぼしでは ありませんか? |
| ・・・すまん |
| さあ、後はみんなに 任せて、貴方はベッド で休まなくちゃ・・・ |
| リプレ・・・ |
| リプレ・・・ |
| リプレ・・・ |
| リプレさん・・・ |
| わかってるよ? 留守のことなら 心配しないで |
| あたしたちだって いつまでも子供じゃ ないんですからね |
| オイラたちに 任せてくれよ! |
| *n0 おにいちゃんたちを |
| *n0 おねえちゃんたちを |
| たすけてあげて・・・ ・・・ね? |
| おまえら・・・ |
| きゅーっ! |
| ガウムも、 任せて!って 言ってますの |
| そういうこと だから・・・ |
| 思いっきり やっちゃいなさいっ! |
| 来てくれたか・・・ ハヤト |
| 来てくれたか・・・ トウヤ |
| 来てくれたか・・・ ナツミ |
| 来てくれたか・・・ アヤ |
| 本当だったら、歓迎 パーティーのひとつも したいとこだけど |
| 街の様子は・・・ 見てくれたわよね? |
| かなりの騒ぎになって いるようだな |
| まさに、ハチの巣を 突っついたって感じ? |
| ここに至って、ついに 聖王から正式な開戦の 布告が出されたんだ |
| 遅いっつーの・・・ あのクソおやじ・・・ |
| フォルテさまっ! |
| 戦況は良くないのか? |
| ああ、ファナンまでが 陥落してしまった |
| なんだって!? |
| そ、それじゃ・・・ お母さまはっ!? |
| 心配ないわよ ファナンの人たちは 徹底抗戦より、確実に 逃げる道を選んだの |
| 聖王都の軍と合流して 反撃に出るためにね |
| よかったあ・・・ |
| 安心しな、ミニス あの人が本気になりゃ 俺たちが束になっても 勝てねぇんだからよ |
| でも、気にくわないよ あたいたちの街が デグレアに乗っ取られ ちまったなんて! |
| そのとおりだッ!! |
| 金の派閥の総本部に 辺境の野蛮人ごときが 薄汚れた足のままで 踏みこむとは・・・ |
| 憎いッ!憎いッ!! あ~っ、憎らしいッ! |
| イムラン・マーン? 貴方まで、どうして ここに・・・!? |
| どうもこうもあるか これは外交問題だッ! |
| 我が街がこうむった 損害を、デグレアに 弁償させるまで・・・ |
| 断固抗議だッ! 抗議あるのみだッ!! |
| 無理って言っても 聞かなくてさ・・・ |
| 無理だと、僕からも 説明したんだが・・・ |
| ずっとこの調子なのよ はぁ・・・ |
| と、いう理由なんです はい・・・ |
| それより、ねえ ルヴァイドが言ってた ことなんだけど |
| レイム・メルギトス のことね・・・ |
| 君たちが機械遺跡から 書き写してきた碑文に メルギトスという名は たしかにあった |
| 彼の言葉は、信ずるに 値すると私は思う |
| やはり・・・ |
| だとすれば あたしたちのやるべき ことはひとつです |
| 機械遺跡を破壊し メルギトスの野望を 打ち砕く・・・ |
| 二度と、こんなことが 起こらないように! |
| 二度と、こんなことを 起こさせないように! |
| 声紋チェックならびに 魔力の波動・・・ 全て、ライブラリと 一致しました・・・ |
| 貴方様を「調律者」 クレスメントの一族で あると認めます |
| 御命令をどうぞ・・・ |
| キャハハハッ! ばっかだねぇ、コイツ すっかりだまされて るよ |
| カカカカ・・・ まあ、所詮はニンゲン ごときの手で作られた ものだからなあ |
| そう馬鹿にするもの じゃありませんよ ガレアノ、ビーニャ? |
| 彼らは無力であるが 故に、苦労を惜しまず これほどのものを作り あげたのです |
| 私たち悪魔のように 最初から力のある存在 には、考えもつかない 発想でしょう? |
| おおせのとおりです |
| わかってるよぉ? レイムさまぁ・・・ |
| それにしても・・・ 長うございましたな レイム様 |
| ええ、そうですね キュラー |
| サプレスならば、瞬き にも満たぬ時でしたが |
| ニンゲンとして 振るまい続けるには 少々、長すぎたかも 知れません・・・ |
| ですが、それも今を もって終わりです! |
| ニンゲンどもに戦争を けしかけ、多くの血を 流させ・・・ |
| キャハハハッ! それを吸いとった力で アルミネの結界なんか ぶち壊しっ!! |
| そして今、貴方さまは 本来の姿を取り戻すの です・・・ |
| レイムという古びた よりしろを捨て去って 我ら悪魔たちの支配者 メルギトス様へと! |
| そうはさせんぞ! レイム・メルギトス! |
| おや・・・? |
| *n0くんに |
| *n0さんに |
| アメルさんたちじゃ ないですか |
| ははあ・・・さては ルヴァイドは失敗して しまったようですねぇ |
| せっかく、ニンゲン 以上の力を与えて 差し上げたのに・・・ |
| ふざけたことぬかすな テメェっ!? |
| レイムさん、あたし 信じられません!? |
| 貴方が、大悪魔だった なんて・・・ |
| 私も、途中までは 貴女が天使アルミネの 生まれ変わりだとは 知りませんでしたよ |
| ふふふ・・・ 知っていたなら・・・ |
| 真っ先にくびり殺して たんですけどねぇ!? |
| ・・・!? |
| レイムさん・・・ |
| ああ、そうそう |
| *n0くんと |
| *n0さんと |
| ネスティくんには感謝 していますよ? |
| 貴方たちのご先祖から |
| 貴女たちのご先祖から |
| いただいた記憶と魔力 のおかげで・・・ |
| 私はこの遺跡について 知ることができたの ですからねぇ? |
| なんだと・・・!? |
| それじゃ、俺やネスの 一族が、記憶や魔力を 失った原因は・・・ |
| それじゃ、あたしや ネスの一族が、記憶や 魔力を失った原因は |
| ええ、天使の呪いじゃ ありませんよ? |
| この私が、おいしく いただかせてもらった のですから・・・ ヒーッヒッヒッヒ! |
| あ・・・っ 悪魔めえぇぇぇっ!? |
| こ、この・・・っ 悪魔めえぇぇぇっ!? |
| 怒鳴られついでに もうひとつ、お教え しましょう |
| そこにいる誓約者さん |
| 貴女たちのことです |
| 貴方たちのことです |
| !? |
| !? |
| !? |
| !? |
| テメエ、俺たちのこと 知ってんのかよ・・・ |
| 伊達に吟遊詩人だった わけじゃないですよ? サイジェントにも足を 運んでいるのです |
| あの時のご活躍ぶり かなり楽しく聞かせて もらいましたよ |
| ふん! それはどうもっ!! |
| 今になって、私たちが 動き出したきっかけは |
| 貴女たちのおかげでも |
| 貴方たちのおかげでも |
| あるんですよ? |
| まさか・・・ |
| まさか・・・ |
| まさか・・・ |
| まさか・・・ |
| 無色の派閥の儀式に よって開かれた門 そこから流れこんだ サプレスの力は・・・ |
| あの戦いで減退した 私の魔力を大きく回復 させてくれたのです! |
| で、デタラメ言ってん じゃねぇっ! |
| デタラメなものですか その証拠に・・・ |
| アメルさんが奇跡の力 に目覚めたのもまた 同じ頃というお話では ありませんか? |
| ・・・!! |
| 貴女たちとて、無関係 |
| 貴方たちとて、無関係 |
| ではないのですよ 特に・・・ |
| 無色の派閥の一員と して、儀式に荷担した ソル! 貴方にはねぇ!? |
| 馬鹿な・・・! |
| 俺のしたことが・・・ こんな形で・・・っ また・・・ |
| 無関係の人たちを 苦しめてるっていう のかあぁぁぁっ!? |
| 惑わされるんじゃねぇ ソル!? |
| 無色の派閥の一員と して、儀式に荷担した キール! 貴方にはねぇ!? |
| そんな・・・! |
| 僕のしたことは・・・ やはり・・・ |
| 永遠に許されないこと なのかあぁぁぁっ!? |
| 惑わされるんじゃねぇ キール!? |
| 無色の派閥の一員と して、儀式に荷担した カシス! 貴女にはねぇ!? |
| ウソ・・・? |
| それじゃ、あたしが この人たちが苦しむ 原因なんじゃない? |
| あたしの・・・っ あたしのせいでっ! うわあぁぁぁぁっ!? |
| 惑わされるんじゃねぇ カシス!? |
| 無色の派閥の一員と して、儀式に荷担した クラレット! 貴女にはねぇ!? |
| いや・・・っ |
| もう許してくださいっ 私は、私は・・・っ |
| ううっ、うっ うわあぁぁぁぁっ!! |
| 惑わされるんじゃねぇ クラレット!? |
| 私たちは知っている 君がどれだけ苦しんで きたのかを・・・ |
| あの苦しみだけで もう、お前さんは充分 罰されているんだ! |
| そうだぜ・・・ 俺らだって、あんたを 恨んじゃいねえさ |
| 俺たちだって同じだよ |
| あたしたちだって おんなじだよ! |
| ソル |
| キール |
| カシス |
| クラレット |
| 貴方だけが悪いんじゃ |
| 貴方だけが悪いんじゃ |
| 貴女だけが悪いんじゃ |
| 貴女だけが悪いんじゃ |
| ありません・・・ |
| 罪への罰は・・・ それを悔いた時、もう 下されているんだ! |
| みんな・・・ |
| みんな・・・ |
| みんな・・・ |
| みんな・・・ |
| あはははははははっ! |
| 素晴らしい! じつに素晴らしい ニンゲン愛ですねぇ! |
| 笑うなよ・・・ |
| お前が・・・っ 笑うなあぁぁぁっ!! |
| 笑うな・・・ |
| 貴様が・・・っ 笑うなあぁぁぁっ!! |
| 笑わないでよ・・・ |
| あんたに・・・っ そんな資格なんか ないわよっ!! |
| おかしいですか・・・ |
| そんなに・・・っ そんなに、おかしいん ですかっ!? |
| 落ち着いて・・・! ハヤト |
| 落ち着いて・・・! トウヤ |
| 落ち着いて・・・! ナツミ |
| 落ち着いて・・・! アヤ |
| メルギトスは、かん計 と虚言を司る悪魔 なんだ |
| 奴の言葉に、これ以上 耳を貸す必要はない! |
| フン!言われんでも こんな三下の演説に 引っかかるイムラン様 ではないわッ! |
| さあ、さっさと この世界から退場して もらおうではないか! |
| クククク・・・ 退場するのはどちらで しょうかね? |
| 言っておくけどねぇ? アンタたちが勝手に 魔王呼ばわりしてた アイツ・・・ |
| アタシたちの世界じゃ せいぜい並みの実力の 持ち主なんだよぉ? きゃははははっ!! |
| 見せてやろう・・・ 誓約に縛られていない 本当の悪魔の恐ろしさ というものを・・・ |
| カーッカッカッカ!! |
| キャハハハハハッ!! |
| クーックックック!! |
| 負けるものか・・・ |
| 負けるもんですか |
| ああ、絶対に・・・ |
| 勝つのは・・・ 俺たち、人間だっ!! |
| ああ、絶対だ・・・ |
| 勝つのは・・・ 僕たち、人間だっ!! |
| うん、絶対・・・ |
| 勝つのは・・・ あたしたち人間だっ! |
| ええ、絶対に・・・ |
| 勝つのは・・・ 私たち人間ですっ!! |
| 愚かですねぇ・・・ |
| 身の程を知れいッ!? ニンゲンがアァァァァ ァァァァァァァッ!! |
| 馬鹿な・・・? 私の言葉で意のままに 操られていた、愚かな ニンゲンが・・・ |
| 感情によってたやすく 翻弄される、弱い心の ニンゲンが・・・っ? |
| この私を・・・ 倒すというのか・・・ |
| 大悪魔メルギトスを 倒してのけるというの かあァァァァァッ!? |
| なぜだァァァァッ!? |
| メルギトス・・・ きっと、貴方には わからないよ・・・ |
| 俺たち人間のことを ゲームの駒としてしか 見てなかった貴方には |
| メルギトス・・・ きっと、貴方には わからないわ・・・ |
| あたしたち人間の ことをゲームの駒と してしか見てなかった 貴方には |
| 負けた理由なんて 永遠にわかるもんか! |
| 負けた理由なんて 永遠にわからないわ! |
| ゲーム・・・ |
| ふふふ・・・っ *n0さん さすがですねぇ? |
| うまいこと・・・ おっしゃいます・・・ |
| レイムさん・・・ |
| だがなァ!? このゲームに終わり などあるものかッ!! |
| この世界に生きる者が |
| さい疑心と欲望に まみれ続ける限りは |
| メルギトスは何度でも よみがえるッ!! その姿を変えて・・・ 何度でも!!!!! |
| ひひっ、ひひひっ!? ひゃははは・・・っ ひゃーっはっは!!! |
| なら、そのたびに 俺たちは戦ってやる! 何度でも!! |
| ならば、僕たちは そのたびに戦うだけだ 何度でも・・・! |
| 何回やっても同じだよ あたしたちは負けない ・・・負けっこない! |
| それでも・・・ 私たちは負けません きっと・・・! |
| 人間の心は弱い だが、弱いからこそ きっと・・・ |
| 人に・・・ 優しくできるんです |
| みんな下がれっ! このまま、一気に 封印をかけるっ!! |
| いくぜ!? カイナ!エルジン! エスガルド! |
| みんな下がるんだ! このまま、一気に 封印をかける!! |
| 守護者たちよ! 力を貸してくれ!! |
| みんな下がって! このまま、一気に 封印するからっ!! |
| カイナ!エルジン! エスガルド! いくよぉっ!? |
| みなさん下がって! このまま、一気に 封印します!! |
| 守護者のみなさんっ! お力を!! |
| えるごノ守護者ノ 名ニオイテ・・・ |
| 今、ここに! 新たなる封印を! |
| 生み出す者への・・・ 助けとならんことを 伏して願います |
| 我ら四者の魔力の全て 彼の者に預ける・・・ |
| トウヤっ! |
| ナツミっ! |
| アヤっ! |
| 我ら四者の魔力の全て 彼の者に預ける・・・ |
| ハヤトっ! |
| ナツミっ! |
| アヤっ! |
| 我ら四者の魔力の全て 彼の者に預ける・・・ |
| ハヤトっ! |
| トウヤっ! |
| アヤっ! |
| 我ら四者の魔力の全て 彼の者に預ける・・・ |
| ハヤトっ! |
| トウヤっ! |
| ナツミっ! |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| 誓約者と・・・! |
| 誓約者と・・・! |
| 誓約者と・・・! |
| 誓約者と・・・! |
| 調律者の名の下に! |
| 新たなる封印を、今 ここに為さしめん!! |
| 新たなる封印を、今 ここに為さしめん!! |
| いいでしょう・・・ |
| 今回は、私の負けです おとなしく封印されて さしあげますよ・・・ |
| ですが・・・ どうかお忘れなきよう ニンゲンのみなさま? |
| 禁忌の箱を、解き放つ その鍵は・・・ |
| 貴方たちの心の奥で |
| 貴女たちの心の奥で |
| いつだって、鈍い光を 放っているんですよ |
| ふふふふ・・・ では、また・・・ |
| なあ、本当にもう 帰っちまうのかよ? |
| そうだよ! もっと、ゆっくりして いけばいいのに・・・ |
| ありがとう でも、やっぱり 俺たちは帰らないとね |
| ありがとう でも、やっぱり あたしたちは 帰らないとね |
| みなさんのおかげで ゆっくり休むことも できましたし・・・ |
| なにより、傷の癒えた ルヴァイドを連れて 戻らなくてはならない |
| 戦争は終わったけれど まだ、その後始末は これからなんだ |
| そのために、俺たちが できることは、きっと たくさんあると思う |
| だから、帰るよ それを果たすためにね |
| 戦争は終わったけれど まだ、その後始末は これからなのよ |
| そのために、あたし たちができることは、 きっと、たくさん あると思うの |
| だから、帰るの それを果たすために |
| そういうことなら 引き止めるわけには いかんなあ・・・ |
| がんばろうぜ? お互いにな・・・ |
| 見守っているよ? ここからね・・・ |
| がんばろうねっ? お互いにさ・・・ |
| がんばりましょう? お互いに・・・ |
| ああ、そうだな |
| 今回の件については 我が騎士団からも 聖王家に報告させて もらったよ |
| ありのままに、ね |
| ご厚恩、感謝の言葉も ありません |
| 世話になったな・・・ 本当に・・・ |
| 気にしなくていいよ 困ってる時は、お互い さまなんだから |
| げんき・・・ だしてね・・・? |
| ああ・・・ |
| あとは・・・ |
| ほら、モナティ いつまでも泣いてたら ダメだろう? |
| モナティ? ちゃんとお別れの挨拶 をしないとな・・・ |
| ほら、モナティ いつまでも泣いてたら 笑われちゃうわよ? |
| モナティさん お見送りは、笑顔で してあげましょう? |
| にゅっく・・・ ううっ、ひっく・・・ |
| モナティ、今まで |
| ありがとうな? |
| ありがとうね? |
| にゅっく・・・ *n0さぁん |
| ごめんなさいですのぉ モナティ、お役にぃ たてなくてぇ・・・ |
| 護衛獣にぃ・・・っ なって、あげられなく てぇ・・・ううぅっ! |
| うにえぇぇ~んっ!! |
| そんなことないよ? |
| モナティは、ちゃんと |
| 役に立ってくれたよ 俺の護衛獣として |
| だから、もう泣くなよ |
| 役に立ってくれたわ あたしの護衛獣として |
| だから もう泣いちゃダメ? |
| は、はい・・・っ! |
| 心配しないで・・・ モナティちゃん |
| あたしが、代わりに *n0さんの 護衛獣になります! |
| え・・・? |
| にゅ・・・? |
| えええぇぇぇ~っ!? |
| あたし、サプレスの 天使なんですよ しかも、はぐれです |
| ですから、あたし *n0さんの 護衛獣に立候補 しちゃいます! |
| それなら、モナティも 安心ですのぉ! |
| ちょ、ちょっと!? |
| いや、案外そのほうが いいかもしれない |
| 二重誓約の可能性は 彼女にもあるんだぞ? |
| あ・・・う・・・ |
| では・・・ あらためて、よろしく お願いしますね |
| ご主人さま? |
| マスター? |
| 心配することはないよ モナティ? |
| 今日から、僕が 君の役目を引き継いで *n0の 護衛獣になろう |
| へ・・・? |
| にゅ・・・? |
| えええぇぇぇ~っ!? |
| 僕はロレイラルの 融機人だ 資格はあるだろう? |
| 君のようなお調子者に ついてきてくれる 護衛獣など、そうそう いないだろうしな |
| それなら、モナティも 安心ですのぉ! |
| ちょ、ちょっと!? |
| それじゃ、お二人は ずーっと一緒ってこと ですよね? |
| ああ、たっぷり時間を かけて、再教育させて もらうとするか |
| あ・・・う・・・ |
| そういうわけだ 覚悟を決めてもらうぞ |
| ご主人さま? |
| マスター? |
| 今まで・・・ ありがとぉ・・・ ございました・・・っ |
| *n0 マスター・・・っ! |
| うん・・・ |
| また、会おうな? *n0 |
| また会おう・・・ *n0 |
| じゃ、またね? *n0 |
| また会いましょう? *n0さん |
| ああ、約束するよ |
| ええ、約束するわ |
| 誓約者の名の下に? |
| 誓約者の名の下に? |
| 誓約者の名の下に? |
| 誓約者の名の下に? |
| 誓約者と・・・ |
| 調律者の名の下に! |
| ああ、なるほど・・・ |
| それは名案だな |
| うわあ・・・ アメルってば積極的? |
| うわあ・・・ ネスティってば積極的 |
| ええ、安心です |
scn129
| むかし、むかしの・・・ その昔・・・ |
| メルギトスという それはそれは、ずる賢い 悪魔がおりました |
| メルギトスは 嘘をつくことが なによりも大好きで |
| その嘘で、ニンゲンたちを 困らせたり、泣かせたりしては |
| 面白がって手を叩き とても楽しげに 笑っているのでした |
| ですが、メルギトスは 遠い世界に暮らす悪魔です |
| そうそう、思うとおりに ニンゲンたちと遊ぶことは できません |
| メルギトスは考えました |
| いつでも、好きなだけ ニンゲンたちと遊ぶための 方法はないものか? |
| 考えて、考えて・・・ 気の遠くなるほどの時間を かけて・・・ |
| メルギトスは、ようやく よい考えを思いつきました |
| そうだ・・・ ニンゲンの世界で、私が 暮らせばいいんだ? |
| ですが、ニンゲンの世界で 悪魔が暮らすためには いろいろと準備が必要です |
| そこで、メルギトスは お手伝いを頼むことに 決めました |
| 彼のもっている 不思議な魔法の力を わけてあげるかわりに |
| あるニンゲンと 秘密の取り引きをする ことにしたのです |
| それは・・・ |
| これが、私の知る 大悪魔メルギトスに ついての物語です |
| ・・・って それだけかい!? |
| 肝心な部分は さっぱりじゃない? |
| 申しわけありません ですが、私の見た本も ここから先は書かれて なかったんです |
| 秘密というだけあって やはり、悪魔が 隠してしまったのかも しれませんね? |
| でも、この話だけでも ずいぶんといろいろな ことがわかるよ |
| メルギトスは、きっと その人間を利用して この世界に来たんだな |
| でも、この話だけでも ずいぶんといろいろな ことがわかるじゃない |
| メルギトスは、きっと その人間を利用して この世界に来たのね |
| しかし、いったい どこのどいつだ!? 悪魔に手を貸したって 野郎は・・・ |
| ネスティさん 貴方が受け継いでいる 記憶に、該当するもの はないんですか? |
| 残念ながら、僕にも 心当たりはない |
| いつ頃のことなのか わからないと、記憶を 検索しようもないんだ |
| そうよね・・・ おとぎ話みたいだから いつ頃かなんて はっきりしないし |
| あるいは、本当に そうしたホラ話かも しれないぜ? |
| それについては・・・ 私にも、否定できない のがつらいですね |
| でもっ、まったくの デタラメってことは ないと思うよ!? |
| でも、まったくの デタラメってことは ないと思うわ!? |
| 先輩たちに、調べて もらったんだけど メルギトスって悪魔は 実在するんだ! |
| それに・・・ あの遺跡に刻まれてた 碑文にも・・・ |
| メルギトスって名が 刻まれてたらしいんだ |
| 先輩たちに、調べて もらったんだけど メルギトスって悪魔は 実在するのよ! |
| それに・・・ あの遺跡に刻まれてた 碑文にも・・・ |
| メルギトスって名が 刻まれてたらしいの |
| !? |
| なんだって!? |
| そいつは、ちょっと 見過ごすわけには いかねーな・・・? |
| 俺たちの先祖が戦った 悪魔の名前は、今まで はっきりしてなかった けど・・・ |
| もしかしたら、それが メルギトスだったかも しれないんだよ? |
| あたしたちの先祖が 戦った悪魔の名前は、 今まではっきりして なかったけど・・・ |
| もしかしたら、それが メルギトスだったかも しれないの |
| おっしゃるとおりです *n0さん |
| 私にその本を見せて くださった方も そう言っていたんです |
| それじゃあ!? |
| それじゃあ!? |
| ちょいと待った! |
| 細かいコト、気にして 悪いんだがな・・・ |
| 当時の記憶を持ってる ネスティや嬢ちゃんで さえ知らないことを |
| 知ってた、そいつは 何者なんだい? |
| ・・・! |
| どこのどなたかまでは 私も知らないんです |
| なにしろ、まだ私が 吟遊詩人になる前の ことですから ただ・・・ |
| ただ? |
| 自分は召喚師なのだと その人はおっしゃって いました。それだけは 間違いありません |
| 召喚師だって!? |
| それが本当だったら 今までの話もかなり 真実味がありますね? |
| アフラーン家のように 世間から隠れていた 召喚師の家系なのかも 知れないが・・・ |
| しかし・・・ |
| 私が吟遊詩人になった きっかけは、この話を 聞いたことなんですよ |
| で、あんたは 吟遊詩人として真実が 知りたいってわけだ? |
| ええ、そうです |
| 失われた物語の結末を 私は、どうしても この目にしたいのです |
| はっきりしたことは わかんねーが・・・ |
| 今の話と、あの遺跡が 無関係でないってのは 間違いなさそうだな? |
| うん、だから もう一度、あの遺跡を 調べたいんだよ |
| ネスやアメルの話を 疑ってるってわけじゃ ないけど・・・ |
| やっぱり、俺 自分の手できちんと たしかめたいんだよ |
| そしたら、きっと 現実を受けとめられる だけの勇気がもてると 思うから・・・っ |
| ええ、だから もう一度、あの遺跡を 調べたいのよ |
| ネスやアメルの話を 疑ってるってわけじゃ ないけど・・・ |
| やっぱり、あたし 自分の手できちんと たしかめたいの |
| そしたら、きっと 現実を受けとめられる だけの勇気がもてると 思うから・・・ |
| *n0さん・・ |
| わかった・・・ |
| それが必要というなら 仕方あるまいさ |
| ありがとう・・・ ネスも、アメルも 俺のワガママ、聞いて くれて・・・ |
| ありがと・・・ ネスも、アメルも あたしのワガママ 聞いてくれて・・・ |
| 私も、ご一緒させて もらえますか? |
| もちろんだよっ! |
| レイムさんのおかげで 俺、真実と向き合う 決心がついたんだもの |
| もちろんよ! |
| レイムさんのおかげで あたし、真実と 向き合う決心が ついたんだものね |
| けど、大丈夫なの? あの森の中は、悪魔の 巣窟なのよ? |
| 心配はいりませんよ |
| 一人で旅をする関係で 私も、身を守る芸当は 心得ていますし・・・ |
| けして、ご迷惑は かけませんよ |
| その言葉、忘れんじゃ ねぇぞ・・・? |
| よろしくお願いします レイムさん |
| ケッ!言っとくが どうなっても、オレは 知らねェからなッ!? |
| *n1 こいつといっしょは イヤなのに・・・ |
| どうぞ、よろしく? レイムさん |
| よし、それじゃあ さっそく出発しよう! |
| よし、それじゃあ さっそく出発よ! |
| ミニゲーム ネコ |
| ミニゲーム 釣り |
| これが、噂の機械遺跡 ですか・・・ |
| うん・・・ |
| 今、起こってる戦争の きっかけとなったのが この遺跡の存在なんだ |
| ええ・・・ |
| 今、起こってる戦争の きっかけとなったのが この遺跡の存在なの |
| 気に食わねぇな・・・ |
| なにがだい? |
| 結界が開くと同時に 襲ってきた悪魔たちが どうして今日に限って しかけてこねえんだ |
| そう言えば、たしかに 静かすぎるな? |
| でも、周りに危険な ニオイはしないよ? |
| なんか、肩すかしを くった気分ね・・・ |
| まあいいじゃねえか 面倒がなくてよ |
| みんな、集まってくれ 遺跡を起動させるから |
| みんな、集まって 遺跡を起動させるから |
| おっ、いよいよ あの怪しげな光を 浴びるワケだな? |
| だ、だいじょうぶ かなあ・・・? |
| それじゃあ、中に 入るよ? |
| それじゃあ、中に 入るわよ? |
| うわ~っ!? |
| これが、あの遺跡の 中身ですか・・・ |
| なんか、お宝の山って カンジですねー |
| ふぃーっ、 こいつはハリウッドも 真っ青ってやつだな |
| 御命令を・・・ |
| だっ、誰だいっ!? |
| はははは、今のは ここの機械の声ですよ |
| そうなのでしょう? ネスティさん |
| ああ、そうだが・・・ |
| よぉ、それで ここからどうすんだ? |
| ここの機械から メルギトスについての 情報を引き出そうと 思うんだけど・・・ |
| ここの機械から メルギトスについての 情報を引き出そうと 思うんだけど・・・ |
| そこのコンソールから 入力すればいい クレスメントの魔力に 反応して動くはずだ |
| わかったよ よし、それじゃ・・・ |
| うん、わかったわ それじゃ・・・ |
| フ・レ・ル・ナ・・・ |
| えっ? |
| イマスグニ・・・ ココカラ・・・ タチサルノダ・・・ |
| おい、なにを ぼけっとしてんだよ? |
| あ、うん・・・ |
| あ、うん・・・ |
| 空耳だったのかな? |
| 空耳だったのかな? |
| 立チ去ルノダ・・・ |
| また・・・!? |
| 過去ト同ジ過チヲ マタ、繰リ返ソウト イウノカ・・・? |
| そうじゃないよ? 俺は、その過ちを 繰り返さないために こうして・・・ |
| そうじゃないわ? あたしは、その過ちを 繰り返さないために こうして・・・ |
| 嘘をつくなッ!! |
| !? |
| 調律者という虚名を 得るために、魔力を 欲したように・・・ |
| 今度は、あの者と どんな取り引きをする つもりなのだッ!? |
| 取り引き、って・・・ |
| じゃあ、レイムさんが 話してくれた伝説で |
| メルギトスの手伝いを した人間っていうのは もしかして!? |
| どうしても・・・ 立チ去ラヌトイウナラ シカタナイ・・・ |
| オマエノ、ニクタイヲ ノットルマデダッ!! |
| うがあぁぁ~っ!! |
| きゃあぁぁ~っ!! |
| あるじ殿!? |
| ニンゲンッ!? |
| おにいちゃんっ!? |
| おねえちゃんっ!? |
| ご主人さまっ!? |
| しっかりしてっ!? |
| う、ぐ、ガ・・・ッ ギ、が、ガぐぅ・・っ |
| う、ぐ、ガ・・・ッ ギ、が、ガぐぅ・・っ |
| ウオォォォォォッ!! |
| ウオォォォォォッ!! |
| ど、どうしたのよっ? そんな、オバケ みたいな声なんか 出して・・・っ |
| なにが起こったと いうのでござる!? |
| 気をつけて!? あれはもう・・・ |
| おい、そりゃあ どういうことだっ!? |
| この遺跡に残ってた 調律者の一族の怨念が |
| *n0の 肉体にとりついて 操っているんだわ!? |
| 怨念ですって!? |
| 厄介なことですね これは・・・ |
| キ、サマ・・・っ よ、ク、も・・・ッ? |
| キ、サマ・・・っ よ、ク、も・・・ッ? |
| 近づケさせヌゥッ!? もウ、利用されルのは マっぴラだァぁッ!! |
| 近づケさせヌゥッ!? もウ、利用されルのは マっぴラだァぁッ!! |
| ・・・まずい!? |
| しっかりしてよぉ!? *n0っ! |
| 無駄ですよ・・・ 意識はもう完全に 支配されています |
| 元に戻す方法は ただひとつだけ |
| 戦い、とりついた 怨念を弱らせてしまう しかないでしょう |
| どうやら、それしか 方法はないようね? |
| あんま、気は すすまねーけどな |
| しかし、それでは *n0を 傷つけることに!? |
| 今は、レイムさんを 信じましょう!? ネスティさんっ? |
| だいじょうぶさ? あたいも、アメルも ここにいるんだ |
| すぐに、ケガなんて 治したげるから! |
| ・・・ネスティ? |
| く・・・っ! |
| いきますよ・・・ みなさん!? |
| う・・・っ・・・ |
| う・・・っ・・・ |
| *n0さんっ? |
| よかった・・・ どうやら意識も戻って くれたようだ・・・ |
| ハッ、ったく・・・ 心配かけさせやがって |
| どこも、痛むとこは ないかい? |
| うん・・・ |
| うん、大丈夫・・・ |
| そんなことよりもっ! レイムさんは!? |
| そんなことよりもっ! レイムさんは!? |
| そういえば・・・? |
| まずいんだっ!! あの人を、ほって おいたらダメなんだ! |
| ダメなのよっ!! あの人を、ほって おいたらダメなの! |
| おい、落ち着けって? |
| どういうことなのか わかるように説明して くれないか |
| とりつかれていた時 俺の頭の中にも 一族の記憶が流れこん できたんだよ・・・ |
| メルギトスがこの世界 にやってくるきっかけ をつくったのは・・・ |
| とりつかれていた時 あたしの頭の中にも 一族の記憶が流れ こんできたの・・・ |
| メルギトスが この世界にやっくる きっかけを つくったのは・・・ |
| 調律者の一族・・・ 俺の祖先だったんだ! |
| 調律者の一族・・・ あたしの 祖先だったのよ!! |
| な、なんだって!? |
| バカな・・・!? そんな記憶は・・・っ |
| ネスが知らないのも 当然だよ・・・ |
| クレスメントの一族が メルギトスと取り引き したのは、ライルの 一族と出会う前さ |
| ネスが知らないのも 当然だわ・・・ |
| クレスメントの一族が メルギトスと取り引き したのは、ライルの 一族と出会う前なの |
| しかし、なんでまた そんなことを!? |
| より優れた召喚師に なるためだよ・・・ |
| 調律者と呼ばれる だけの魔力を手にする ために、彼らは悪魔と 取り引きをしたんだ |
| より優れた召喚師に なるためよ・・・ |
| 調律者と呼ばれる だけの魔力を手にする ために、彼らは悪魔と 取り引きをしたの |
| そんな・・・っ |
| ですが、それと レイムさんとの間に どんな関係が!? |
| それは・・・っ |
| それは・・・っ |
| なんなのっ!? |
| これは・・・っ 遺跡が、僕の知らない 動作をしている!? |
| あっはははははっ! |
| 心配ありませんよ? 私が、この遺跡本来の 使い道を試している だけですから |
| テメエの仕業か!? |
| バカな!? どうして、お前に そんなことができると いうんだ!! |
| クレスメントと ライルの一族にしか この遺跡の機能は使え ないはずなのに? |
| どういうことだか 説明をしてもらえるん でしょうね? |
| 私が説明しなくても |
| *n0くんは |
| *n0さんは |
| もう、ご存知なのでは ありませんか? |
| 全部、知ってるんだよ あの人は・・・ |
| ライルの一族の記憶も クレスメントの魔力も もってるんだ・・・ |
| 全部、知ってるのよ あの人は・・・ |
| ライルの一族の記憶も クレスメントの魔力も もってるの・・・ |
| 俺たちの祖先から 奪いとって、使うこと ができるんだよっ!? |
| あたしたちの祖先から 奪いとって、使うこと ができるのよっ!? |
| 奪いとった、だと? |
| はい、ご名答です |
| ちょっと待てよ!? もし、そうだって いうんなら・・・ |
| あいつは、いったい どれだけ長いこと 生きてるってんだ!? |
| とても人間とは・・・ |
| ・・・!! |
| 人間じゃねえって ことか・・・っ!? |
| レイムさん・・・ 貴方は、まさか!? |
| ふふふふふ・・・っ? |
| むかし、むかしの そのむかし・・・ |
| メルギトスという それはそれは ずる賢い悪魔が おりました・・・ |
| あの物語の続きのこと なんですがね |
| 本当は、ちゃんと あるんですよ? |
| メルギトスが手伝いを 頼んだ相手というのは クレスメントという 召喚師の一族・・・ |
| 取り引きの内容はね この世界とサプレスを つなぐ通路を、開いて もらうことでした |
| この遺跡は、もともと その門を開くための 儀式の地の上に建って いるんですよ? |
| なんだって!? |
| だけど、彼らは途中で 気がついたんだ・・・ |
| 自分たちがしたことが 恐ろしい間違いだった ということに! |
| だけど、彼らは途中で 気がついた・・・ |
| 自分たちがしたことが 恐ろしい間違いだった ということに! |
| だから、約束の儀式を 行わなかった それどころか・・・ |
| 儀式の地に、こんな 施設を作りあげて 門が絶対に開かない ようにしたんです |
| 傑作ですよねえ? 嘘つきの悪魔が ニンゲンの嘘に 引っかかったんです |
| おとぎ話だったら ここで、おしまいです |
| ですが、メルギトスは 執念深い悪魔でしてね |
| 自力で別の門を開き この世界に来たのです |
| 自分をだました ニンゲンに、仕返しを するためにね? |
| だけど、調律者たちは メルギトスの復讐を 予期していた・・・ |
| そのために、召喚兵器 を創造し、現れた悪魔 を倒そうとしたんだ |
| けれど、調律者たちは メルギトスの復讐を 予期していた・・・ |
| そのために、召喚兵器 を創造し、現れた悪魔 を倒そうとしたのよ |
| 結果は相討ちでした しかし、メルギトスは 執念深いのです |
| 人々の記憶を奪い 与えた魔力を取り返し じっと、復活の時を 待っていた・・・ |
| レイムという人間の ふりをして、ずうっと 待っていたんですよ? この時をねぇっ!? |
| あんたが・・・っ |
| 悪魔メルギトスっ!? |
| あははははははっ! あはっ?ふはははっ ひゃーっはっはっはっ はっはっは!!!! |
| あたしたちを、ずっと だましていたって ことですかっ!? |
| 外道が・・・っ! |
| 警告!空間ニ 異様ナ歪ミヲ感知! コレハ・・・ |
| ヒヒヒヒ・・・ッ こいつはまた、随分と 懐かしい空気だぜェ! |
| くるよ・・・っ? まっくらなやみが もうすぐ・・・ |
| こわい・・・っ! こわいよっ! おにいちゃんっ!? |
| こわい・・・っ! こわいよっ! おねえちゃんっ!? |
| ふふふふ・・・ そろそろ、開き始めた ようですかねえ |
| ほら、ご覧なさい? |
| これは・・・!? |
| これは・・・!? |
| この魔力の感じは・・ サプレスのもの!? |
| 間違いありません あれは霊界サプレスに つづく穴・・・ |
| メルギトスの目的は サプレスとこの世界を つないでしまうこと だったんです! |
| そのとおりですよ 門さえ開けば、私は いつでもこの世界に やってこれます |
| それどころか・・・ ありとあらゆる悪魔が 好き放題に行き来する ことになるのです |
| ひゃはははははっ!? なんて、なんて 素晴らしいのでしょう |
| これこそ、私が 待ち焦がれていた物語 の結末にふさわしい! |
| めでたし、めでたしと いうことですかねぇ? ひゃーっはっはっはっ はっはっはァ!? |
| 悪魔めえぇ~っ!? |
| んなふざけた結末を 誰が認めるかッ!! |
| エンターテイメント としちゃ、ド最低の フィナーレだぜ!? |
| ならば・・・ 貴方たちの手で 筋書きを変えられては いかがですか? |
| 私の後を追いかけて こちらの世界に来る 勇気があるというの でしたらねぇ!? |
| くヒっ!グひヒっ? いーっヒッヒッヒッヒ あーッはッはッはッは っハっハっハ!! |
| 変えてみせるさ・・・ |
| 変えてみせる・・・ |
| そうするだけの責任が 俺には、あるんだ!! |
| そうするだけの責任が あたしには、 あるんだもの!! |
| ならば、それは僕も 同じことだ・・・ |
| あいつはこの遺跡を 利用して、門を開いた |
| ライルの一族として 絶対に、見過ごすわけ にはいかない!! |
| オレたちだって 無関係じゃねーぞ? |
| そうよっ!? 私たちも戦うわ!! |
| みなさんは、ここで 待っていてください |
| 馬鹿なことを言うな アメル!? |
| 三人だけだなんて そんなの、無茶よ!? |
| この向こうにあるのは 異世界なんだ・・・ |
| 普通の人間が 行くのは危険すぎる。 ワナだってあるかも しれない |
| なら、なおのこと お前らだけじゃ!? |
| リューグ・・・ 俺たちは、別に 死にに行くわけじゃ ないんだぜ? |
| リューグ・・・ あたしたちは、別に 死にに行くわけじゃ ないわよ? |
| あるじ殿・・・ |
| おにいちゃん・・・ |
| おねえちゃん・・・ |
| ご主人さま・・・ |
| だいじょうぶですよ? かならず、あたしたち 戻ってきますから |
| 三人とも揃って・・・ 無事に・・・ |
| 僕たちを信じて 待っていてほしい |
| ・・・わかった |
| 約束だからね・・・? |
| ここが、サプレス・・ |
| ここが、サプレス・・ |
| なんて、禍々しい景色 なんだ・・・ |
| ここは、サプレスでも 最下層の空間です |
| 悪意によどんだ魔力に 満ちた、悪魔たちの 領域・・・ |
| ・・・!? |
| ・・・!? |
| ククククク・・・ッ ようこそ私の世界へ? |
| メルギトスっ!? |
| *n0くん 貴方たちの勇気には |
| *n0さん 貴女たちの勇気には |
| 敬意を表しますよ? |
| ご褒美にィ・・・ くびり殺してさしあげ ましょォォォォッ!? |
| ふざけるなっ!! |
| 貴方の好きになんて させませんっ!! |
| 俺の祖先が犯してきた 許されない罪・・・ |
| あたしの祖先が 犯してきた 許されない罪・・・ |
| その償いを・・・ 今、ここで果たすッ! |
| その償いを・・・ 果たしてみせるッ! |
| できるものかよおおぉ ぉぉォォォォッ!! |
| やったのか・・・? |
| いいえ・・・ まだですっ!? メルギトスは、まだ 生きていますっ!! |
| くくくく・・・っ ええ、そのとおりです |
| たった今、復活させて もらいましたよ? |
| なんだって!? |
| なんですって!? |
| おやおや、不勉強は いけませんねぇ? |
| サプレスにいる悪魔は |
| 貴方たちの世界にいる |
| 貴女たちの世界にいる |
| 時とは違って・・・ |
| 肉体をもたない 精神生命体として 活動しているのです つまり・・・ |
| けしてッけして! 殺すことなどできは しないのだあああぁぁ ぁァァァァっ!! |
| それじゃ、この世界に いる限り、俺たちに 勝ち目はないって ことじゃないか!? |
| それじゃ、この世界に いる限り、あたしたち に勝ち目はないって ことじゃない!? |
| そういうことに・・・ なります・・・ |
| だから、こいつは 僕たちをこの世界へ 連れこんだのか・・・ |
| ひゃはははははッ!! 今さら、気づいても 遅いわァァァァ!? |
| 勝てない・・・っ |
| いくら倒したところで 復活してきちまうっ? このままじゃ・・・ |
| ダメだ・・・っ |
| いくら倒したところで 復活してくるんだもの このままじゃ・・・ |
| ちくしょおぉぉっ!! |
| どうしたらいいって いうのよぉ~っ!? |
| ネスティさん・・・ |
| ・・・そうだな? それしか、あるまい |
| *n0さんっ! |
| 貴方は、ここから |
| 貴女は、ここから |
| 逃げてくださいっ!! |
| えっ!? |
| えっ!? |
| ここは、僕とアメルで 食い止める・・・ |
| その間に君は脱出して 門を封印するんだ!! |
| そんな!? だって、それじゃ 二人は・・・ |
| そんな!? だって、それじゃ 二人は・・・ |
| ネスとアメルまで 封印しちゃうってこと じゃないかッ!? |
| イヤだよっ!? そんなの、俺、絶対に イヤだっ!! |
| ネスとアメルまで 封印しちゃうってこと じゃないのよッ!? |
| イヤっ!? そんなの、あたし、 絶対にイヤよぉっ!! |
| 聞くんだっ!? *n0 |
| 誰かが、外から この門を閉じないと みんな、殺されて しまうんですよ!? |
| クレスメントの記憶を 継承した君にしか 門を封印することは できないんだ・・・ |
| でも・・・っ!? それでも、俺は・・・ 俺は・・・ぁ・・・っ |
| でも・・・っ!? それでもあたし・・・ あたしは・・・っ |
| お願い・・・っ あたしたちだったら 平気ですから・・・っ |
| だから・・・ |
| アメル・・・っ |
| それに、彼女の癒しが 続く限りは、僕も戦い 続けることができる |
| ネスぅ・・・っ |
| 俺じゃなきゃ・・・ 俺が戻らなきゃ・・・ |
| ダメ・・・っ なんだよね・・・っ? |
| ああ・・・ 君にしか、できない ことなんだよ? |
| *n0さん・・ |
| わかった・・・っ |
| わかったよ・・・っ! |
| ・・・わかったわ |
| ありがとう・・・ *n0・・・ |
| みんなに、よろしく 伝えておいてくれ |
| いつか・・・っ |
| いつか、きっと・・・ そいつを倒す方法を 見つけて帰るからっ? |
| いつか・・・っ |
| いつか、きっと・・・ そいつを倒す方法を 見つけて帰るからっ? |
| 約束してよ・・・っ! 二人とも、それまで 無事でいるって!? |
| 約束してよ・・・っ! 二人とも、それまで 絶対生きてるって!? |
| ああ、約束するよ? 絶対に・・・ |
| 待っていますからね? あたし・・・ |
| いかせるゥゥゥッ!? もぉのォかアアアァァ ァァァァっ!!!! |
| ・・・!! |
| 急げえぇぇっ!? |
| ネス・・・っ アメルぅ・・・っ |
| ごめんよぉぉ~っ!! |
| ごめんねぇぇ~っ!! |
| *n0っ!? |
| メルギトスの野郎は 倒せたのかっ!? |
| 倒せなかったよ・・・ |
| 倒せなかった・・・ |
| えっ? |
| サプレスでは、悪魔は 不死身なんだ・・・ |
| だからね・・・ 俺だけ、逃げたんだ? |
| サプレスでは、悪魔は 不死身なのよ・・・ |
| だから・・・っ あたしだけがね 逃げてきたの・・・ |
| 二人が・・・逃がして くれたんだよっ!? |
| 二人が・・・逃がして くれたのよっ!? |
| !! |
| ソレデハ、オ二人ハ モハヤ・・・ |
| そんな・・・っ? それじゃ、お二人は まだあの中で!? |
| 俺しか、この門を 封印できないからって |
| メルギトスを止める ために・・・っ まだ、あの中で戦って るんだよぉっ!? |
| あたししか、この門を 封印できないからって |
| メルギトスを止める ために・・・っ まだ、あの中で戦って るのよぉっ!? |
| そんな・・・っ そんなのって・・・? |
| アメルが・・・ それを望んだんだな? |
| う・・・ん・・・っ |
| う・・・ん・・・っ |
| そうか・・・ |
| だったら、お前さんは 自分の役目をきちんと 果たさなきゃな・・・ |
| うん・・・っ |
| うん・・・っ |
| そんな・・・っ それじゃ、あの二人は どうなるのよっ!? |
| 言うなッ、ケイナっ! |
| こいつが・・・ 一番、つらいんだぜ? |
| 自分の手で、封印を しなくちゃならねえ こいつが・・・っ |
| フォルテ・・・っ? うう・・・っ うわあぁぁぁ~っ!? |
| ネスティ・・・ |
| アメル・・・ |
| 俺、絶対に約束を 守るから・・・ |
| いつか、必ず 二人のことを助けに 戻るから・・・ |
| ネスティ・・・ |
| アメル・・・ |
| あたし、絶対に約束を 守るからね・・・ |
| いつか、必ず 二人のことを助けに 戻るから・・・ |
| うおおおおおぉぉぉぉ ぉぉぉっ!!!!! |
| うわあああぁぁぁぁ ぁぁぁっ!!!! |
| 愛しい者たちの名を呼ぶ 悲痛な俺の声をはね返しつつ |
| 愛しい者たちの名を呼ぶ 悲痛な声をはね返しつつ |
| 霊界へとつながるその門は 静かに、静かに消滅していった |
| 気の遠くなるほどの 昔から続いてきた 調律者と悪魔の物語は |
| 苦い痛みをともなって こうして幕を閉じたのである |
| だけど・・・ |
| こんな結末を俺は認めない! |
| こんな結末をあたしは認めない! |
| 今この瞬間も、たった二人で メルギトスと戦い続けている ネスとアメルのためにも |
| いつか、かならず 俺はこの場所に戻ってくる |
| いつか、かならず あたしはこの場所に戻ってくる |
| 悲しい物語の結末を 書き換えられるだけの力を 身につけて、きっと・・・ |
| きっと!! |
scn130
| 戦いは終わった・・・ |
| 源罪の嵐によって リィンバウムに混乱と破壊を もたらそうとした メルギトスの最後の企みは |
| 彼の命がけの行動によって 完全に潰えたのだ・・・ |
| 彼女の命がけの行動によって 完全に潰えたのだ・・・ |
| 禁忌の森に隠されていた 忌まわしき召喚兵器たちは 永遠に抹消されて |
| そこには、今・・・ 一本の巨木がそびえている |
| 聖なる大樹 |
| 人々が、その樹のことを そう呼ぶようになってから |
| 二度めの季節が・・・ 巡ろうとしていた・・・ |
| ・・・*n0? |
| まったく・・・! さっきから、何回 呼んだと思ってるんだ |
| ごめん、ごめん・・・ |
| ごめん、ごめん・・・ |
| まあ、今日に限っては 仕方がないがな |
| アメルのことを 考えていたんだろう |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| メルギトスは滅び去り 戦いの爪跡も、すでに 消えつつある・・・ |
| だが、僕たちの戦いは まだ終わってはいない あの日から、ずっと 続いている・・・ |
| まして・・・ *n0 |
| 彼女のことを誰よりも 好きだった、君に とってはな・・・ |
| あの日の今日・・・ アメルはいなくなって しまったんだよな |
| 笑顔のまま・・・ 永遠に・・・ |
| あの日の今日・・・ アメルはいなくなって しまったんだよね |
| 笑顔のまま・・・ 永遠に・・・ |
| *n0・・・ |
| 望みを捨てるな! そのために、僕たちは ここにいるんだろ! |
| 彼女を助ける方法は 必ず、あるはずなんだ きっと・・・! |
| それに、今日は みんなが彼女に会いに 来る日でもあるんだぞ |
| しっかりするんだ |
| うん・・・ わかってるよ わかってはいるん だけどさ・・・ |
| だけど・・・っ |
| うん・・・ わかってるよ わかってはいるんだよ だけどね・・・ |
| でもね・・・っ |
| まだ、すこし時間が あるな・・・ |
| 一足先に・・・ 彼女に挨拶をしに 行くか? |
| え、でも・・・ |
| え・・・ |
| そんな、沈んだ顔の ままでは、みんなに 余計な心配をかける だけだからな |
| アメルと会って・・・ 叱ってもらってこい |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| 早いものだな・・・ |
| あれから、もう 季節がふたつも巡って いったなんて・・・ |
| 聖なる大樹・・・ |
| この樹がアメルだって 知っているのは、多分 俺たちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| 聖なる大樹・・・ |
| この樹がアメルだって 知っているのは、多分 あたしたちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| だからこそ・・・ |
| 僕たちはこの樹の いや、彼女の護人に なったんだ・・・ |
| いつか、この樹の中で 眠っている彼女が 目覚めるのを信じて |
| はははは・・・っ 起きるかどうかさえも わかってないのにな |
| あははは・・・っ 起きるかどうかさえも わかってないのにね |
| 不甲斐ないな・・・ |
| これだけの月日を 使って、調べていると いうのに・・・ |
| 手がかりさえも・・・ つかめずに・・・ッ |
| ネス・・・? |
| ごめん、俺・・・ 自分一人だけ、勝手に 悲しんでると思って |
| ネスの気持ち・・・ 考えてなかった・・・ ひどいことしてた!? |
| ネス・・・? |
| ごめん、あたし・・・ 自分一人だけ、勝手に 悲しんでると思って |
| ネスの気持ち・・・ 考えてなかった・・・ ひどいことしてた!? |
| いいんだ・・・ それよりも・・・ |
| 笑ってあげなくちゃな 彼女のために・・・ |
| 僕たちは、笑って いなくちゃいけない 彼女の分まで、幸せに ならなくちゃ・・・ |
| うん・・・ |
| うん・・・ そうだよね・・・ |
| 聞こえるかい、アメル |
| 君の愛したこの世界は 今もこうして息づいているよ |
| 相変わらず、俺たちは 不器用な生き方ばかりしか できてないけど・・・ |
| でも、君は言ってたよね |
| 人間は自分自身の力だけで 変われるんだって・・・ |
| そんな人間のことが 愛しいって・・・ |
| だから、俺も信じるよ |
| いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
| だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、俺たちを 見守っていてくれるかい? |
| なあ? アメル・・・ |
| アメル、聞こえる? |
| あなたの愛したこの世界は 今もこうして息づいてる |
| 相変わらず、あたしたちは 不器用な生き方しかできない みたいだけど・・・ |
| でも、あなたは言ったよね |
| 人間は自分自身の力だけで 変われるんだって・・・ |
| そんな人間のことが 愛しいって・・・ |
| だから、あたしも信じるわ |
| いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
| だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを 見守っていてね |
| ねえ? アメル・・・ |
| そろそろ戻ろう みんなも、じきに 集まってくるだろうし |
| *n1だけに 応対させておいたら 心配だからな |
| うん、それじゃ・・・ |
| ええ、それじゃ・・・ |
| いるよ・・・ |
| えっ? |
| えっ? |
| ここに・・・ ここに、いるよ |
| どうしたんだ? |
| この声は・・・ まさか・・・っ? |
| この声は・・・ まさか・・・っ? |
| やくそくを・・・ したから・・・ |
| かえって・・・ きたんだよ・・・ |
| アメルの声だ・・・っ 間違いないっ! |
| アメルの声よ・・・っ 間違いないわっ! |
| なにを言ってるんだ! 僕には、なにも・・・ |
| ほら、ここ・・・ あなたの・・・ すぐ、そばに・・・ |
| アメルっ! |
| アメルっ! |
| *n0っ! どこへ行くんだ!? |
| アメル・・・っ!! |
| アメル・・・っ!! |
| そんな・・・ 信じられない・・・ |
| 僕まで・・・ 幻を見ているとでも いうのか・・・!? |
| 幻なんかじゃない!! |
| アメルは・・・っ 帰ってきてくれたんだ |
| 俺とした約束のために 帰ってきたんだよ! |
| 幻じゃないわよ!! |
| アメルは・・・っ 帰ってきてくれたのよ |
| あたしとした 約束のために 帰ってきたのよ! |
| ん・・・っ ふぁ、あ・・・っ |
| アメルっ |
| アメルっ |
| あ・・・っ *n0・・・ |
| おはようございます |
| お、おはよう・・・っ |
| お、おはよう・・・っ |
| あたし、ちょっと 寝坊しちゃったみたい ですね・・・ |
| お腹すいてるでしょ? ごめんね、すぐに ご飯の用意しますから |
| いいんだよ・・・っ 今、俺・・・っ 胸がいっぱいだからっ いいんだ・・・っ! |
| い、いいのよっ 今、あたし・・・っ 胸がいっぱいだからっ いいの・・・っ! |
| どうしたんですか? なにか、悲しいことが あったんですか? |
| アメル・・・っ!! |
| アメル・・・っ!! |
| あ・・・っ は、恥ずかしいですよ *n0 |
| ネスティ、見てるよ それに、あたし 服をどこかでなくした みたいで・・・っ |
| 裸、だから・・・ |
| 好きだよ・・・! アメル・・・っ |
| だから、もう絶対に どこへも行かせない! |
| ずっと、このまま 俺の側にいてくれよ お願いだから・・・っ |
| うん・・・ あたしも、貴方のこと 好きですよ・・・ |
| だから・・・ もう、泣かないで |
| あたしの大好きな 貴方の笑顔を、見せて ください・・・ね |
| あ・・・っ い、痛いですってば *n0 |
| アメル・・・っ 本当に、ホントにっ アメルなんだよなっ |
| アメルなのね・・・っ 本当に、ホントにっ アメルなのね・・・っ |
| ええ、そうです・・・ あたし・・・ アメルですよ・・・ |
| だから・・・ もう、泣かないで |
| あたしの大好きな |
| 貴方の笑顔を、見せて |
| 貴女の笑顔を、見せて |
| ください・・・ね |
| うん・・・っ |
| 他のみなさんは? |
| もうすぐ、会えるよ すぐに・・・ |
| きっと、君のことを みんなも・・・ 待ってたから・・・ |
| もうすぐ、会えるわ すぐに・・・ |
| ずっと、アメルのこと みんなも・・・ 待ってたんだから |
| 大変!それじゃあ お出迎えの準備を しないと・・・ |
| 手伝ってくれますか? *n0 |
| ああ、もちろんだよ! |
| ええ、もちろんよ! |
| それじゃあ、急いで 戻りましょう |
| あっ、アメル! |
| あっ、アメル! |
| はい・・・ |
| ひとつだけ、まだ 君に言いたいことが あったんだ・・・ |
| 肝心なこと、あなたに 言い忘れてたよ・・・ |
| ぼうっとしてたけど どこか、身体の調子が おかしいんですか? |
| ううん、平気だよ 心配しないで |
| ううん、平気よ 心配しないで |
| もしかして、また ネスティのことを? |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| そうですよね |
| 戦いは終わって 聖王国にも平和が 戻ったけれど・・・ |
| 貴方やあたしに |
| 貴女やあたしに |
| とっては、それはまだ 終わっていないこと なんですから |
| 特に・・・ *n0 |
| 彼のことを誰よりも 好きだった、貴女に とっては・・・ |
| あの日の今日・・・ ネスは、いなくなって しまったんだよな |
| 俺たちを・・・ おいてけぼりにして 一人っきりでさ |
| あの日の今日・・・ ネスは、いなくなって しまったのよね |
| あたしたちを・・・ おいてけぼりにして 一人っきりでさ |
| *n0・・・ |
| でも、だからこそね 今日は笑顔でいないと ダメだと思うの |
| みんなも、ネスに 会いに来てくれるし だから・・・っ! |
| うん・・・ わかってるよ わかってはいるん だけどさ・・・ |
| だけど・・・っ |
| うん・・・ わかってるよ わかってはいるんだよ だけどね・・・ |
| だけど・・・っ |
| ねえ、*n0 一足先に、彼に挨拶を しに行きませんか? |
| え、でも・・・ |
| え・・・ |
| みんなが来るまでには まだ、すこし時間が あるし・・・ |
| あたしじゃ、やっぱり *n0を 叱るのは無理だから |
| ネスティに・・・ 叱ってもらいましょ |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| 早いものですね・・・ |
| あれから、もう 季節がふたつも巡って いったなんて・・・ |
| 聖なる大樹・・・ |
| この樹が、ネスだって 知っているのは、多分 俺たちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| 聖なる大樹・・・ |
| この樹が、ネスだって 知っているのは、多分 あたしたちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| だから・・・ |
| あたしたちはこの樹の ううん、彼の護人に なった・・・ |
| いつか、この樹の中で 眠りについている彼が 起きるのを信じて |
| はははは・・・っ 起きるかどうかさえも わかってないのにな |
| あははは・・・っ 起きるかどうかさえも わかってないのにね |
| あたしが・・・ |
| あたしの天使の力が もっと強かったら! |
| ネスティを・・・ 助けられたのかも しれないのに・・・っ |
| 泣かないで、アメル 君のせいじゃないさ |
| なにもできないのは 俺だっておんなじだよ それに・・・ |
| さっき、言ったよね 今日だけは、笑顔で いなきゃダメだって |
| 泣かないで、アメル あなたのせいじゃない |
| なにもできないのは あたしだっておなじよ それに・・・ |
| さっき、言ったよね 今日だけは、笑顔で いなきゃダメだって |
| ごめんなさい・・・ あたしまで、泣いたり しちゃって・・・ |
| あたしたちが笑顔じゃ ないと、きっと彼に 叱られますもんね |
| 彼の分まで、幸せに ならなくちゃ・・・ |
| うん・・・ |
| うん・・・ そうだよね・・・ |
| 聞こえるかい、ネス |
| 君のおかげで、俺たちは こうして生きているよ・・・ |
| ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで 自分勝手だけど・・・ |
| でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして 生きてるんだ |
| だから、俺は信じるよ |
| いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
| だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、俺たちを 見守っていてくれるかい? |
| なあ ネス・・・ |
| ネス、聞こえる? |
| あなたのおかげで、 あたしたちは こうして生きているわ・・・ |
| ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで 自分勝手だけど・・・ |
| でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして 生きようとしている |
| だから、あたしも 信じていいよね |
| いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
| だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを 見守っていてくれるよね? |
| 戻りましょうか みんなも、じきに 集まってくるだろうし |
| *n1一人じゃ きっと困っちゃいます もんね |
| うん、それじゃ・・・ |
| ええ、それじゃ・・・ |
| ここだよ・・・ |
| えっ? |
| えっ? |
| ほら、ここさ・・・ ここに、いるんだよ |
| どうしたんです? |
| この声は・・・ まさか・・・っ? |
| この声は・・・ まさか・・・っ? |
| やくそく・・・ したからな・・・ |
| かえって・・・ きたんだよ・・・ |
| ネスの声だ・・・っ 間違いないっ! |
| ネスの声・・・っ 間違いないわっ! |
| え!?あたしには なにも・・・ |
| どこを、みてるんだ きみの・・・ すぐ、そばだよ・・・ |
| ネスっ! |
| ネスっ! |
| *n0っ! どこへ行くのっ!? |
| ネス・・・っ!! |
| ネス・・・っ!! |
| え・・・っ 本当、に・・・っ? |
| あたし・・・っ 夢を見ちゃってるん ですか・・・ |
| 夢なんかじゃない!! |
| ネスは・・・っ 帰ってきてくれたんだ |
| 俺とした約束のために 帰ってきたんだよ! |
| 夢なんかじゃない!! |
| ネスは・・・っ 帰ってきてくれたのよ |
| あたしとした 約束のために 帰ってきたのよ! |
| ん・・・っ んん・・・っ? |
| ネスっ |
| ネスっ |
| やれやれ、騒々しいな まったく・・・ |
| 寝起きぐらいは そっとしておいてくれ *n0 |
| あ、ゴメン・・・っ |
| あ、ゴメン・・・っ |
| しかし、どういう 風の吹き回しなんだ |
| 君が僕より先に起きて いるだなんて・・・ もしかして、これは 悪い夢か? |
| 夢じゃないよっ! もし夢だったら、俺っ 一生、ネスのことを 恨むから・・・っ! |
| 夢じゃないわよっ! もし夢なら、あたし 一生、ネスのこと 恨むもん・・・っ! |
| ・・・君はバカか? |
| どういう理屈で、僕が 君に恨まれなくちゃ ならなくなるんだ まったく・・・ |
| ネス・・・っ!! |
| ネス・・・っ!! |
| な・・・っ!? は、はしたないぞっ *n0! |
| アメルも見てるだろ だいたい、今の僕は 服をなくしたせいで 裸なんだぞ・・・っ |
| 誤解をっ、招くような ことは・・・! |
| 好き、大好きだよっ! ネスティ・・・っ |
| だから、もう絶対に どこへも行かないで! |
| ずっと、このまま あたしの側にいてね お願い・・・っ |
| やれやれ・・・ 本当に君は、昔っから 甘えんぼうだな |
| 心配するな・・・ どこにも行かないさ |
| 君は、僕にとって この世界で一番大切な たった一人の、女の子 なんだからな・・・ |
| な・・・っ なんのつもりだっ!? *n0 |
| ネスだよな・・・っ 本当に、ホントにっ ネスなんだよなっ! |
| ネスなのね・・・っ 本当に、ホントにっ ネスなのね・・・っ |
| 当たり前だろう まったく・・・ 僕は、ネスティだとも |
| わかったら・・・ いい加減に離れてくれ |
| うん・・・っ |
| うん・・・っ |
| 他のみんなは? |
| もうすぐ、会えるよ すぐに・・・ |
| きっと、君のことを みんなも・・・ 待ってたから・・・ |
| もうすぐ、会えるよ すぐに・・・ |
| ずっと、あなたのこと みんなも・・・ 待ってたんだもの |
| そういうことは もっと、早く言うべき だろうに・・・! |
| うん・・・っ これからは、絶対に そうするよっ! |
| うん・・・っ これからは、絶対に そうするわ |
| 急いで戻るぞ |
| あっ、ネス! |
| あっ、ネス! |
| ・・・どうした? |
| ひとつだけ、まだ 言ってないことが あったんだよ・・・ |
| 肝心なこと、あなたに 言い忘れてたよ・・・ |
| おかえり・・・ |
| *n1 |
| イイ・・・キテ・・・ マセ・・・ |
| *n0 |
| ん・・・ |
| んん・・・ |
| *n1 |
| ・・・デ・・・ツモリ デ・・・!? |
| *n0 |
| ん、んん・・・??? |
| ん、んん・・・??? |
| *n1 |
| ・・・起キナサイ! *n0!! |
| ふぁ・・・? おはよぉ・・・っ *n1・・・ |
| ふぁ・・・? おふぁよぉ・・・っ *n1・・・ |
| オハヨウ、デハ アリマセン! |
| 先程カラ、何度モ 起コシタトイウノニ マッタク・・・ |
| 朝食ノ仕度ハトックニ デキテイルンデス あめるニ怒ラレテモ 知リマセンヨ? |
| いっ!? |
| へっ!? |
| *n1 |
| オラ・・・テメ・・・ まで・・・ |
| *n0 |
| ん・・・ |
| ん・・・ |
| *n1 |
| ・・・で・・・つもり だ・・・ッ!? |
| *n0 |
| ん、んん・・・??? |
| ん、んん・・・??? |
| *n1 |
| さっさと起きやがれ! *n0ッ!! |
| ふぁ・・・? おはよぉ・・・っ *n1・・・ |
| ふぁ・・・? おふぁよぉ・・・っ *n1・・・ |
| ケッ!なァにが おはよぉ、だ ったく・・・ |
| わざわざ、オレが 起こしに来てやった ってのに・・・ |
| メシはもうとっくに できてんだぜ アイツに怒られても 知らねェぞ? |
| いっ!? |
| へっ!? |
| *n1 |
| おに・・・きて・・・ だよ・・・ |
| おね・・・きて・・・ だよ・・・ |
| *n0 |
| ん・・・ |
| ん・・・ |
| *n1 |
| ・・・よ・・・さだよ ね・・・!? |
| *n0 |
| ん、んん・・・??? |
| ん、んん・・・??? |
| *n1 |
| ・・・にいちゃん おにいちゃんってば! |
| ・・・ねえちゃん おねえちゃんってば! |
| ふぁ・・・? おはよぉ・・・っ *n1・・・ |
| ふぁ・・・? おふぁよぉ・・・っ *n1・・・ |
| もう・・・ やっと、おきた・・・ |
| *n1 さっきから、ずっと よんでたのに・・・ |
| あさごはんだって はやくしないと、また アメルおねえちゃんに しかられるよ? |
| いっ!? |
| へっ!? |
| *n1 |
| ほら・・・きて・・・ ませ・・・ |
| *n0 |
| ん・・・ |
| ん・・・ |
| *n1 |
| ・・・ま・・・さまっ てば・・・!? |
| *n0 |
| ん、んん・・・??? |
| ん、んん・・・??? |
| *n1 |
| ・・・起きてください ご主人さまっ!! |
| ふぁ・・・? おはよぉ・・・っ *n1・・・ |
| ふぁ・・・? おふぁよぉ・・・っ *n1・・・ |
| おはようごさいます ・・・じゃなくて! |
| いい加減、起こしたら すぐに目を覚まして くださいよぉ・・・ |
| 朝食の仕度はとっくに できているんですよ アメルさんに、また 叱られますよぉ? |
| いっ!? |
| へっ!? |
| もぉ・・・ *n0も *n1くんも ねぼすけなんだから |
| もぉ・・・ *n0も *n1ちゃんも ねぼすけなんだから |
| せっかく焼きたての パンだったのに 冷めちゃいましたよ |
| イツモ、ゴ迷惑カケテ 本当ニスイマセン あめる・・・ |
| ケッ!オレまで ひとまとめにすんじゃ ねェよ・・・アメル |
| *n1は・・・ ちゃんと、おきたよ |
| あっ、ボクはちゃんと 起きてましたよ お洗濯、すませて おきましたから |
| へいへい・・・ どーせ、俺がみんな 悪いんですよーだ |
| はいはい・・・ どーせ、あたしが みんな悪いん ですよーだ |
| だからといって 開きなおればいいと いうものではあるまい |
| どうだろう、アメル 寝坊の罰として 朝食を抜くというのは |
| あ、なるほど・・・ |
| ちょ、ちょっとっ それだけは、ホントに 勘弁してくれよっ! |
| ちょ、ちょっとっ それって、シャレに なってないってば! |
| なあ、アメルぅ・・・ お願いだからさぁ |
| ねえ、アメルぅ・・・ 勘弁してよぉ |
| どーしようかなぁ? |
| 朝食ハ、人間ニトッテ 欠カスベキモノデハ アリマセン・・・ |
| デスカラ、ソレダケハ 勘弁シテアゲテハ クダサイマセンカ? |
| ふふふっ、それじゃあ 今日のところは *n1くんに 免じて・・・ね |
| なっさけねェなァ おい、見てみろよ このツラ・・・ |
| メシを抜かれたら 本気で泣きそうだぜ 食べさせてやれよ |
| ふふふっ、それじゃあ 今日のところは *n1くんに 免じて・・・ね |
| それは・・・ ちょっと、かわいそう かも・・・ |
| アメルおねえちゃん ゆるしてあげて おねがい・・・ |
| ふふふっ、それじゃあ 今日のところは *n1ちゃんに 免じて・・・ね |
| 朝ご飯を抜かれたら ご主人さま、きっと 勉強に身が入らないと 思いますよ |
| ですから・・・ ね、アメルさん ネスティさんもっ |
| ふふふっ、それじゃあ 今日のところは *n1くんに 免じて・・・ね |
| よかったぁっ!! |
| やりぃーっ!! |
| *n1に 感謝しておくんだぞ *n0 |
| うんっ! うんっ! ありがとな *n1っ♪ |
| うんっ! うんっ! ありがとね *n1っ♪ |
| イエイエ、ソンナ 友達ジャナイデスカ |
| うんっ! うんっ! ありがとな *n1っ♪ |
| うんっ! うんっ! ありがとね *n1っ♪ |
| ヒヒヒ・・・ッ この貸しはでけェぞォ *n0 |
| うんっ! うんっ! ありがとな *n1っ♪ |
| うんっ! うんっ! ありがとね *n1っ♪ |
| ・・・(こくん) |
| うんっ! うんっ! ありがとな *n1っ♪ |
| うんっ! うんっ! ありがとね *n1っ♪ |
| いいんですよ ご主人さま、それより いっぱい食べて、目を さましてくださいね |
| 食事が済んだら 昨日のおさらいとして 試験をするからな |
| いっ!? |
| いっ!? |
| 戦いで学んできた君の 召喚術は、技術だけが 先行して、理論を無視 してるからな |
| この機会に、みっちり 追いついてもらわなく ては、困るんだ |
| うう・・・っ |
| むう・・・っ |
| 言ッテオキマスガ 今回ハ、かんにんぐハ 手伝イマセンヨ |
| おーっ! 一難去って、また 一難だなァ |
| おべんきょう・・・ *n1も いっしょにするよ |
| 「ふぁいと」ですっ! ご主人さまっ!! |
| じゃあ、あたし お勉強が終わるまでに おいものケーキ 焼いておきますね |
| ありつけるかどうかは 試験の点次第だがな |
| トホホ・・・ |
| あちゃあ・・・っ |
| 頑張ッテクダサイ *n0 |
| ま、ダメだったら オレがテメエの分も 食ってやるからよォ |
| (ぽむぽむ) |
| ・・・がんばろうね |
| 「がっつ」ですっ! ご主人さまっ!! |
| 仕方アリマセンヨ ソレハ・・・ |
| ねすてぃハ、貴方ニ |
| ねすてぃハ、貴女ニ |
| スコシデモ多ク 知識ヲツケテ欲シイト 思ッテルノデス |
| イズレ、必ズ 復活スルデアロウ |
| めるぎとすトノ 再戦ノ前ニ・・・ |
| めるぎとすハ 人間ノ欲望ヤ妬ミヲ 糧トスル悪魔デス |
| バラマカレタ源罪ヲ キッカケニ、復活スル 可能性ハ、ホボ確実ト 思ワレマス・・・ |
| 心配ハワカリマス |
| シカシ、ソノタメニ 我々ハコウシテ、共ニ 暮ラシテイルノデハ アリマセンカ? |
| 次ナル戦イデ、全テノ 決着ヲツケルタメニ 今、コノ時ヲ・・・ |
| ソウデストモ! |
| 護衛獣ノ・・・ ソシテ、私ノ使命ハ *n0 |
| 貴方ヲ守ルコト |
| 貴女ヲ守ルコト |
| メガネの野郎も 必死なのさ |
| なにしろ、限られた 時間をつかって テメエを強くしなきゃ ならねェんだ・・・ |
| 間違いなく、復讐に やってくる・・・ |
| メルギトスの野郎に 負けねェようにな |
| 召喚されたんじゃねェ アイツは、倒されても 送還されたことには ならねェからな |
| ばらまいた源罪を 利用して、復活の時を どこかで待ってるに 違いねェんだ・・・ |
| ケッ!シケたツラァ してんじゃねェよ |
| テメエらはそのために こうして、集まって 準備してるんじゃねェ のかよ? |
| 今度こそ、あの野郎を ぶっちめるためによ |
| ま、せいぜい がんばるこったな |
| ケッ!つくづく 護衛獣づかいのあらい ヤツだな、テメエは |
| しかたないよ・・・ うん・・・ |
| ネスティおにいちゃん ひっし、なんだよ おにいちゃんのこと つよくするために |
| ネスティおにいちゃん ひっし、なんだよ おねえちゃんのこと つよくするために |
| きっと、また・・・ やってくる・・・ |
| あいつに、まけたり しないように・・・ |
| あいつ、わらってた じぶんは、なんどでも かえってくるって |
| みんなのこころが よごれているかぎり なんどでも・・・ |
| ・・・(ぎゅっ) |
| だいじょうぶだよね だって、みんな ここにいるんだもの |
| いつかきっと・・・ あいつも、かえって これなくなるよね |
| (こくこく)! |
| うん・・・ *n1は おにいちゃんと ずっといっしょだよ |
| うん・・・ *n1は おねえちゃんと ずっといっしょだよ |
| 仕方がないですよ それは・・・ |
| ネスティさんは ご主人さまのために わざと厳しくしてるん ですもの・・・ |
| いつか、必ず 復活してしまうはずの |
| メルギトスと、再び 戦う時のために・・・ |
| メルギトスは 人の弱い心を利用して 力とする悪魔です |
| この世から争いが なくならない限りは 完全に滅ぼすことなど できないんですよね |
| 心配はわかります |
| だけど、そのために ボクたちは、こうして 一緒に暮らしてるん じゃないですか |
| あいつが戻ってきても 絶対負けないように |
| 今、この時を 精一杯にがんばって 生きてるんでしょう |
| 勝てますよ、きっと! |
| は、はいっ! ボクにできることは たかが知れてるかも しれないけど・・・ |
| しかし、ネスも 毎日毎日、本当に ひどいよなぁ・・・ |
| 戦いが終わって みんなで暮らし始めて から、ずっと勉強づけ だなんてさ |
| しかし、ネスも 毎日毎日、ひどいと 思わない? |
| 戦いが終わって みんなで暮らし始めて から、ずっと勉強づけ なんだもの |
| うん・・・ わかってるよ、それは |
| あの最後の戦いで メルギトスは倒すこと ができたけど・・・ |
| リィンバウム中に ばらまかれてしまった 源罪までは、消し去る ことはできなかった |
| うん・・・ わかってる、それは |
| あの最後の戦いで メルギトスは倒すこと ができたけど・・・ |
| リィンバウム中に ばらまかれてしまった 源罪までは、消し去る ことはできなかった |
| それは、今日かも しれないし 明日かもしれない |
| ううん・・・ もう、すでに復活して 新たなかん計を巡らせ ているのかも・・ |
| それは、今日かも しれないし 明日かもしれない |
| ううん・・・ もう、すでに復活して 新たなかん計を巡らせ ているのかも・・ |
| うん、そうだよな |
| 強くならなくちゃな 俺たちが、今度こそ 全てを終わらせないと |
| ええ、そうね・・・ |
| 強くならなくちゃ あたしたちが、 今度こそ全てを 終わらせなくちゃね |
| その時には、また 頼りにさせてもらうぜ *n1 |
| その時には、また 頼りにさせてもらうわ *n1 |
| 聞こえるかい、ネス |
| 君のおかげで、俺たちは こうして生きているよ・・・ |
| ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで 自分勝手だけど・・・ |
| でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして 生きてるんだ |
| だから、俺は信じるよ |
| いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
| だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、俺たちを 見守っていてくれるかい? |
| なあ ネス・・・ |
| ネス、聞こえる? |
| あなたのおかげで、 あたしたちは こうして生きているわ・・・ |
| ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで 自分勝手だけど・・・ |
| でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして 生きようとしている |
| だから、あたしも 信じていいよね |
| いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
| だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを 見守っていてくれるよね? |
| 聞こえるかい、アメル |
| 君の愛したこの世界は 今もこうして息づいているよ |
| 相変わらず、俺たちは 不器用な生き方ばかりしか できてないけど・・・ |
| でも、君は言ってたよね |
| 人間は自分自身の力だけで 変われるんだって・・・ |
| そんな人間のことが 愛しいって・・・ |
| だから、俺も信じるよ |
| いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
| だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、俺たちを 見守っていてくれるかい? |
| なあ アメル・・・ |
| アメル、聞こえる? |
| あなたの愛したこの世界は 今もこうして息づいてる |
| 相変わらず、あたしたちは 不器用な生き方しかできない みたいだけど・・・ |
| でも、あなたは言ったよね |
| 人間は自分自身の力だけで 変われるんだって・・・ |
| そんな人間のことが 愛しいって・・・ |
| だから、あたしも信じるわ |
| いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
| だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを 見守っていてね |
| ねえ アメル・・・ |
| ・・・*n0? |
| 元気がねーぞ ぼけーっとしてたら カビちまうだろうに |
| あれっ、フォルテ どうしてこんなとこに いるんだい? |
| あれ、フォルテ・・・ どうしてこんなとこに いるの? |
| ああ、ケイナを 鬼神の谷まで送った 帰りに、お前らの顔 を見に来たんだが |
| その様子じゃ、まだ ひきずってるな |
| ネスティのこと |
| アメルのこと |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| 忘れろ、なんて無理な ことは言うつもりも ねーけどよ・・・ |
| あんま、思いつめて ばかりってのも、ちと マズイと思うぜ |
| お前にそんな顔を させるために ネスは、ああなった わけじゃねーだろ? |
| お前にそんな顔を させるために アメルは、ああなった わけじゃねーだろ? |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| ふう・・・ こりゃ、オレの手には おえねーな |
| 当事者のトコへ行って きっちり、お説教して もらうとすっか |
| え? |
| え? |
| オレも、まだアイツに 挨拶してねーしな |
| オレも、まだアメルに 挨拶してねーしな |
| さあ、案内しろよ |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| しかし、見るたびに すげーと思うぜ |
| こいつのおかけで リィンバウムが滅亡 せずにすんだんだよな |
| あらゆる邪念を吸収し 澄んだ空気に浄化して くれてるとはな・・・ |
| あの日からずっと この樹は、そうして 俺たちの世界を守って くれてるんだ |
| あの日からずっと この樹は、そうやって あたしたちの世界を 守ってくれている |
| 聖なる大樹、か |
| 早いもんだな・・・ |
| ネスティが、この樹に 生まれ変わってから |
| アメルが、この樹に 生まれ変わってから |
| もう、季節も・・・ ふた巡りか・・・ |
| そうだね・・・ |
| そうね・・・ |
| お前らが、ここに 残って、この樹の護人 になるって言い出した 時は、心配したぜ |
| はははは・・・っ ぶん殴って、お前を 連れ出そうとしたっけ なあ・・・ |
| そんなこともあったね うん・・・ |
| そんなこともあったね うん・・・ |
| だが、お前らは結局 自分の意志でここに 残るって決めちまった |
| うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
| ええ、あたしは あの時、たしかに 聞いた気がしたの |
| 帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
| それに、アメルだって 言ってくれたんだ |
| ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| 帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
| それに、アメルだって 言ってくれたわ |
| ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| 帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
| それに、ネスだって 言ってくれたんだ |
| アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| 帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
| それに、ネスだって 言ってくれたわ |
| アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| オレはな・・・ 正直、今でもお前らが ここで暮らすことには 反対だ・・・ |
| ・・・! |
| ・・・! |
| けどよ、人の生き方は 誰かに迷惑をかけねー 限りは、自由なんだよ |
| オレ自身、そうやって 生きてきてるからな 偉そうなことは・・・ 言えねーよ・・・ |
| フォルテ・・・ |
| わかってはいるんだよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| でも、もうすこしだけ 待っていたいんだよ 俺は・・・ |
| フォルテ・・・ |
| わかってはいるのよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| でも、もうすこしだけ 待っていたいの あたしは・・・ |
| わかってるさ 誰かに教わらずとも お前は、自分で答えが 出せるってのはな |
| だから、オレはもう お前を止めない 信じて、待つことに 決めた・・・ |
| フォルテ・・・ |
| フォルテ・・・ |
| 忘れるなよ オレもケイナも いつだって、お前らの 味方だってことをな |
| ありがとう、フォルテ |
| ありがとう、フォルテ |
| 約束するよ、フォルテ 俺は、いつまでも 今のままじゃいない |
| 約束するわ、フォルテ あたしは、いつまでも 今のままじゃいない |
| ネスが守ってくれた 未来に続く時を・・・ 絶対に、無駄にしたり しないから |
| アメルが守ってくれた 未来に続く時を・・・ 絶対に、無駄にしたり しないから |
| おう、約束だぜ! |
| うんっ! |
| そろそろ、戻ろうか *n1も 心配してるだろうし |
| うんっ! |
| そろそろ、戻ろっか *n1も 心配してるだろうし |
| アメルも、もうすぐ 買い出しから帰って くるから・・・ |
| ネスも、もうすぐ 買い出しから帰って くるから・・・ |
| なあ・・・ *n0よ |
| ん? |
| ん? |
| お前、やっぱ いいオトコだぜ |
| オレよりも・・・ ずっとな・・・ |
| お前、やっぱ いいオンナだぜ |
| オレが現役だったら 絶対にほっとかねえ くらいにな |
| 元気ないじゃない さっきから見てたけど ため息ばっかり・・・ |
| あれっ、ケイナ どうしてこんなとこに いるんだい? |
| あれ、ケイナ・・・ どうしてこんなとこに いるの? |
| 近くまで来たから |
| 貴方たちの様子を見に |
| 貴女たちの様子を見に |
| きたんだけど・・・ |
| その様子だと、まだ ひきずってるみたいね |
| ネスティのこと・・・ |
| アメルのこと・・・ |
| うん・・・ |
| 忘れろなんて無理は 言わないけどね |
| あんまり、思いつめて ばかりいるのは、絶対 よくないわよ |
| あの子だって |
| そんな情けない貴方の |
| そんな情けない貴女の |
| 顔を見たら、悲しむと 思うし・・・ |
| ・・・・・・ |
| ねえ、ちょっとだけ 散歩にいかない? |
| 私も、まだ彼に 挨拶していないし |
| 私も、まだ彼女に 挨拶していないし |
| うん、そうだな・・・ |
| ええ、そうね・・・ |
| ふう・・・っ いつ来ても、ここの 空気はおいしいわ |
| やっぱり、この樹が 周りの汚れたものを 吸い取って |
| キレイにしてくれてる おかげかしらね |
| うん、きっと そうだと思うよ |
| あの日からずっと この樹は、そうして 俺たちの世界を守って くれてるんだ |
| ええ、きっと そうだと思う |
| あの日からずっと この樹は、こうやって あたしたちの世界を 守ってくれてる |
| 聖なる大樹、か |
| 早いものよね・・・ |
| ネスティが、この樹に 生まれ変わってから |
| アメルが、この樹に 生まれ変わってから |
| もう、季節も ふた巡りになるのよね |
| そうだね・・・ |
| そうね・・・ |
| 貴方たちが、この森に |
| 貴女たちが、この森に |
| 残って、この樹の護人 になるって言い出した 時は、大騒ぎだった |
| フォルテのヤツなんか |
| 力ずくで、貴方のこと |
| 力ずくで、貴女のこと |
| 連れ出そうとしたけど |
| でも、貴方たちは |
| でも、貴女たちは |
| けっきょく、ここで 暮らしはじめた |
| うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
| ええ、あたし あの時、たしかに 聞いた気がしたの |
| 帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
| それに、アメルだって 言ってくれたんだ |
| それに、アメルだって 言ってくれたわ |
| ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| 帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
| それに、ネスだって 言ってくれたんだ |
| それに、ネスだって 言ってくれたわ |
| アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| でも・・・ いつまで、待っている つもりなの? |
| 待っている間にも |
| 貴方の時間は、過ぎて |
| 貴女の時間は、過ぎて |
| いってしまうのよ! |
| ケイナ・・・ |
| ごめんね・・・ ただ、私は心配なのよ |
| 貴方たちが、このまま |
| 貴女たちが、このまま |
| 待ち続ける日々の中に 埋もれていってしまい そうで・・・ |
| 心配、なの・・・っ |
| ありがとう、ケイナ |
| わかってはいるんだよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| でも、もうすこしだけ 待っていたいんだよ 俺は・・・ |
| ありがと、ケイナ |
| わかってはいるのよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| でも、もうすこしだけ 待っていたいの あたしは・・・ |
| うん・・・っ |
| 約束するよ、ケイナ 俺は、いつまでも 今のままじゃいない |
| 約束するわ、ケイナ あたしは、いつまでも 今のままじゃいない |
| ネスが守ってくれた 未来に続く時を・・・ 絶対に、無駄にしたり しないから |
| アメルが守ってくれた 未来に続く時を・・・ 絶対に、無駄にしたり しないから |
| 約束よ・・・ |
| うん |
| そろそろ、戻ろうか *n1も 心配してるだろうし |
| ええ |
| そろそろ、戻ろっか *n1も 心配してるだろうし |
| アメルも、もうすぐ 買い出しから帰って くるから・・・ |
| ネスも、もうすぐ 買い出しから帰って くるから・・・ |
| *n0っ! |
| ケイナ・・・? |
| ん? |
| 忘れないでいてね 私も、アイツも・・・ |
| いつだって、貴方の |
| いつだって、貴女の |
| 味方だってこと! |
| もしかして、また 考えていたんですか? |
| ネスティさんの ことを・・・ |
| あの子のことを・・・ |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| 毎日今みたいに 過ごしてるわけじゃ ないですよね |
| だとしたら ちょっと心配ですよ 僕は・・・ |
| 貴女と一緒にここで 暮らすようになって ずいぶんと経ちますが |
| やはり、まだ あの時のことは 忘れられそうにない みたいですね |
| うん・・・ よくないな、って 思ってはいるんだけど |
| つい、さ 一人でいると 思い出しちゃってさ |
| うん・・・ よくないな、って 思ってはいるんだけど |
| つい、ね 一人でいると 思い出しちゃって |
| 無理もないですよ 特に、今日は・・・ |
| 彼がいなくなって ちょうど、二年目に なる日ですからね |
| あの子がいなくなって ちょうど、二年目に なる日ですからね |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| さあ、行きましょう 他のみんながたずねて きてくれる前に |
| 彼の身の回りを きれいに掃除して あげないと・・・ |
| あの子の身の回りを きれいに掃除して あげないと・・・ |
| うん・・・ |
| そうね・・・ |
| 集めた落ち葉は まとめて、この袋に 入れておきますね |
| ご苦労さま、ロッカ |
| 樹皮の痛んでる部分も 処置したし、なんとか みんなが来る前に 作業が終わったよ |
| ご苦労さま、ロッカ |
| 樹皮の痛んでる部分も 処置したし、なんとか みんなが来る前に 作業が終わったわ |
| せっかく、みんなが 揃うんですからね |
| うん、本当にそうだな |
| 聖なる大樹・・・ |
| ええ、そうよね |
| 聖なる大樹・・・ |
| この樹がネスだって 知っているのは、多分 |
| 俺たちだけ・・・ |
| あたしたちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| 彼のおかげで、僕らは 救われたんです |
| 本当に、感謝しないと |
| この樹がアメルだって 知っているのは、多分 |
| 俺たちだけ・・・ |
| あたしたちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| あの子のおかげで 僕らは救われたんです |
| 本当に、感謝しないと |
| ですが・・・ 本音を言えば、僕にも 悔いがありますよ |
| こんな形の結末しか 迎えられなかったのは 今でも残念です |
| それに・・・ *n0 |
| 貴方が、こうして |
| 貴女が、こうして |
| 暮らしていることも |
| ロッカ・・・ |
| 聖なる大樹の護人 いったい、いつまで 続けるつもりですか? |
| いくら待ち続けても 彼が帰ってくる 保証はないんですよ |
| いくら待ち続けても あの子が帰ってくる 保証はないんですよ |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| ええ、わかってるのよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| *n0・・・ |
| でも、もうすこしだけ 待っていたいんだよ 俺は・・・ |
| でも、もうすこしだけ 待っていたいの あたしは・・・ |
| 信じているんですね |
| 彼が最後に、貴方と |
| 彼が最後に、貴女と |
| 交わした約束を・・・ |
| あの子が最後に、 |
| 貴方と交わした |
| 貴女と交わした |
| 約束を・・・ |
| うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
| ええ、あたしはね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
| 帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
| 帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
| 僕も・・・ 信じたいです・・・ |
| ありがとう・・・ ロッカ・・・ |
| ありがとう・・・ ロッカ・・・ |
| でも、キミまで無理に あたしにつきあう必要 はないんだよ |
| 別に無理はしてない ですよ、僕は |
| 僕がここにいるのは 自分で望んで、決めた ことなんですから |
| 彼の代わりには 一生かかっても なれないでしょうが |
| 僕は、貴女を守りたい もう後悔だけは したくないんです |
| ロッカ・・・ |
| あの子もきっと それを望んでくれる はずです・・・ |
| うん・・・っ |
| そろそろ戻りましょう リューグのやつも やって来る頃ですし |
| あれ?リューグは たしか、旅に出てたん じゃなかったっけ |
| あら?リューグは たしか、旅に出てたん じゃなかったの |
| 前にパッフェルさんが 手紙を持ってきて くれたんですよ |
| 闘戯都市での生活も 飽きたから、そろそろ 帰ってくるって |
| そうか・・・ |
| そっか・・・ |
| また一段と、腕を あげたようですからね 手合わせするのが 楽しみですよ |
| 爺さんもルヴァイドも 言ってたよ 二人には、もう教える ことはないって |
| お爺さんもルヴァイド も言ってたわ 二人には、もう教える ことはないって |
| そんな、まだまだ 僕たちは未熟ですよ |
| 本当の強さは、技では なく、心にあるんです |
| そこに至るまでには もっと、自分を磨いて いかないと・・・ |
| ロッカらしいな そういう考え方はさ |
| ロッカらしいわね そういう考え方はね |
| ところで、この集めた 落ち葉はどうします? |
| みんなが来たらさ これで焚き火をして おイモを焼こうかって 思うんだけど |
| みんなが来たらさ これで焚き火をして おイモを焼こうかって 思うんだけど |
| うん、そうですね それはいい考えかも |
| なあ、ロッカ |
| ねえ、ロッカ |
| はい? |
| 初めて出会った時より ずいぶんと、ロッカは 変わったと思うよ |
| なんていうか、前より ずっと大きくなった そんな気がする |
| *n0 それは、貴方も同じ じゃないですか? |
| ありがとう・・・ 側にいてくれて・・・ |
| キミがいてくれたから あたし、悲しみに 負けずにすんだんだと 思ってる・・・ |
| ロッカは、いつだって あたしを気づかって くれてるから・・・ |
| *n0 それは、貴女も同じ じゃないですか? |
| なにやってんだよ? 人をさんざん待たせ やがって・・・ |
| メシを食べたら 外に出て待ってろって 言ったのはお前だろ? |
| ああ、ゴメン うっかりしちゃってた |
| うん、ゴメン・・・ うっかりしてたわ |
| うっかりって・・・ お前なあ・・・ |
| ハッ!たまに遊びに 来てみれば、案の定 ポカやらかしやがって |
| ネスティの言い草じゃ ねえが、もうすこし シャキッとしろよな |
| ハッ!よくもそう 毎日毎日、うっかりを 連発できるもんだな |
| 一緒に暮らしてる俺の 迷惑も考えやがれよ ったく・・・ |
| うう・・・っ ホントにゴメン・・・ |
| むぅ・・・ ホントにゴメン・・・ |
| で、どうすんだよ? 用事ってのは、やめに すんのか? |
| ダメだよ! 他のみんなが来る前に きちんとキレイにして あげないと・・・ |
| ダメよ! 他のみんなが来る前に きちんとキレイにして あげないと・・・ |
| だったら、さっさと 道具もって ついて来いよ |
| もたもたしてたら あの野郎の掃除なんて 終わらねえぜ |
| もたもたしてたら あいつを洗ってなんか いられねえぜ |
| ちょ、ちょっと! 急ぐからさ、リューグ 待ってくれってば! |
| ちょ、ちょっと! 急ぐからさ、リューグ 待ってってばぁ! |
| 散らばってた落ち葉は まとめて、袋に詰めて おいたぜ |
| ご苦労さま、リューグ |
| 樹皮の痛んでる部分も 処置したし、なんとか みんなが来る前に 作業が終わったよ |
| ご苦労さま、リューグ |
| 樹皮の痛んでる部分も 処置したし、なんとか みんなが来る前に 作業が終わったわ |
| 枝の間引きに、雑草の 引き抜き・・・ |
| お前の庭師っぷりも すっかり板についたな |
| ははははっ さすがに、二年近くも こうしてればね |
| 二年か・・・ 早いもんだぜ・・・ |
| ネスティの野郎が この樹になっちまって から、もうそんなにも 経つんだな・・・ |
| アメルのやつが この樹になっちまって から、もうそんなにも 経つんだな・・・ |
| うん、本当にそうだな |
| 聖なる大樹・・・ |
| ええ、そうよね |
| 聖なる大樹・・・ |
| この樹がネスだって 知っているのは、多分 |
| 俺たちだけ・・・ |
| あたしたちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| ああ、一日も 休むことなくな・・・ |
| ハッ、きちょうめんな あいつらしいって つくづく思うぜ |
| この樹がアメルだって 知っているのは、多分 |
| 俺たちだけ・・・ |
| あたしたちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| ああ、一日も 休むことなくな・・・ |
| ハッ、お人好しにも ほどかあるだろうに ったく・・・ |
| 誰に感謝されるわけ でもねえのに、損な役 回りを引き受けて いっちまいやがって |
| お人好しすぎなんだよ あいつは・・・ |
| リューグ・・・ |
| リューグ・・・ |
| もっとも、それに輪を かけてバカなのは テメエだがな・・・ |
| 聖なる大樹の護人 いったい、いつまで 続けるつもりなんだ? |
| いくら待ち続けたって あいつが帰ってくる 保証はねえんだぞ? |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
| アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
| ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| アメルだって・・・ 悲しむもんな |
| ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| アメルだって・・・ 悲しむもんね |
| *n0・・・ |
| でも、もうすこしだけ 待っていたいんだよ 俺は・・・ |
| でも、もうすこしだけ 待っていたいの あたしは・・・ |
| ま、お前の人生だしな 俺が口を出すような ことじゃねえ |
| それだけ、はっきりと 自分のことがわかって るなら、なおさらだ |
| ありがとう・・・ リューグ・・・ |
| ありがとう・・・ リューグ・・・ |
| でも、それはキミも 同じなんだよ |
| あたしにつきあって ここで、過ごすこと なんてないんだよ |
| ハッ!それこそ 余計なお世話だぜ |
| 俺は好きで、お前の 側にいるんだ |
| あいつの代わりには 一生かかっても なれねえがな・・・ |
| もう二度と、大切な ものを奪われるのは ごめんだからな・・・ |
| 俺は、お前を守る 守りたいんだ・・・ |
| リューグ・・・ |
| うん・・・っ |
| さて、戻るぜ そろそろ、バカ兄貴 たちも来る頃だし |
| そう言えば、ロッカは 村を再建するんだって 言ってたけど・・・ |
| どうなんだろう? |
| どうなのかしら? |
| うまくいってるのかな |
| おい、愚問だぜ クソ真面目なあいつが しくじったりするわけ ねぇだろうが・・・ |
| それに、ジジイや 黒騎士たちだって 一緒なんだぜ |
| そうだよな・・・ ルヴァイドとイオスも 手伝ってるんだし |
| そうだよね・・・ ルヴァイドとイオスも 手伝ってるんだし |
| それだけで、あいつの 罪が許されるなんて 俺は思ってねえが |
| 顔を見せたら、今度は もうすこし、ちゃんと 話ができる気はするぜ |
| そうか・・・ |
| そっか・・・ |
| ところで、この集めた 落ち葉はどうすんだ? |
| みんなが来たらさ これで焚き火をして おイモを焼こうかって 思うんだけど |
| はははははっ そいつはいいかもな |
| なあ、リューグ |
| ねえ、リューグ |
| ん? |
| お前、ずいぶんと 変わったよな |
| なんていうか、前より ずっと男らしくなった 強くなったよ・・・ |
| ありがとう・・・ 側にいてくれて・・・ |
| キミがいてくれたから あたし、悲しみに 負けずにすんだんだと 思ってる・・・ |
| リューグ、本当に 強くて、頼りがいが あるから・・・ |
| ハッ! くだんねえことを 言ってんじゃねえよ |
| んもぉー・・・っ さっきからなに話して も上の空なんだもん! |
| せっかくゼラムから 遊びに来たのに そんなんじゃ、私 帰っちゃうよっ! |
| ごめん、ごめん もうしないから、機嫌 直してくれよ、な? |
| ごめん、ごめん もうしないから、機嫌 直してよ、ね? |
| ふーんだっ! 信用できないもんっ! |
| まいったなあ・・・ |
| ・・・そうだ! |
| あちゃあ・・・・っ |
| ・・・そうだ! |
| なあ、ミニス ちょっと俺と一緒に 外へ出ないか? |
| ねえ、ミニス ちょっと、あたしと 一緒に外へ出ない? |
| 外へ? |
| ああ、そうさ ミニスに、見せたい ものがあるんだよ |
| ええ、そうよ ミニスに、見せたい ものがあるの |
| うわあっ♪ |
| バスラムの花が 樹のまわり一面に 咲いてるわ! |
| ねえ、*n0 これって、もしかして あの時の・・・ |
| うん、そうだよ ミニスが蒔いた種が この真っ赤な花畑を つくったんだ |
| ええ、そうよ ミニスが蒔いた種が この真っ赤な花畑を つくったの |
| ネスがさびしくない ようにって、蒔いて くれたんだよな |
| ネスがさびしくない ようにって、蒔いて くれたのよね |
| うん、ネスティが 喜んでくれるといいな って思ったから・・・ |
| アメルがさびしくない ようにって、蒔いて くれたんだよな |
| アメルがさびしくない ようにって、蒔いて くれたのよね |
| うん、バスラムの花は アメルと一緒に染め物 遊びをした、思い出の 花だから・・・ |
| そっか・・・ こんな花畑が できちゃうくらいに |
| あれから、時間が 経っちゃったんだね |
| ああ、もうすぐ季節も ふた巡りするかな |
| ええ、もうすぐ季節も ふた巡りするものね |
| でも・・・ あなたや アメルにとっては |
| まだ、なんにも 終わってないんだよね きっと・・・ |
| だから、こうやって ネスティがみんなを 守るために変わった |
| でも・・・ あなたや ネスティにとっては |
| まだ、なんにも 終わってないんだよね きっと・・・ |
| だから、こうやって アメルがみんなを 守るために変わった |
| この聖なる大樹を 護っているんでしょ |
| ミニス・・・ |
| ミニス・・・ |
| 本当は、さっきだって わかってたんだよ |
| *n0が ネスティのことを 考えてたんだって |
| *n0が アメルのことを 考えてたんだって |
| でもね・・・ いつまでも、昔のこと ばかり、考えてるのは よくないよっ |
| 私、心配なの・・・ あなたたちの ことが・・・ |
| ありがとう、ミニス |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| ありがとう、ミニス |
| うん、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| うん・・・ |
| そろそろ戻ろうか? 風がまた、強くなって きたし・・・ |
| そろそろ戻ろっか? 風がまた、強くなって きたし・・・ |
| うん、そうだね |
| アメルも、そろそろ 食事にしようって 言ってたし |
| ネスも、そろそろ 食事にしようって 言ってたし |
| うん、私もお母さまと 焼いたプリンを 持ってきてるから |
| デザートに、一緒に 食べようね |
| へえ、そいつは 楽しみだなあ |
| あら、それは 楽しみねえ |
| さ、行こっか |
| ミニス |
| ミニス |
| ん、なぁに? |
| この花畑、俺 大切にするからな |
| この花畑、あたし 大切にするからね |
| うんっ♪ |
| なんだい、なんだい ぼーっとしちまってさ ほら、しゃきっと おしよっ♪ |
| げほっ!げほっ!? |
| ありゃ・・・ ちょいと強すぎた? |
| ひどいよ、モーリン いきなり背中を叩く なんてさあ・・・ |
| ひどいよ、モーリン いきなり背中を叩く なんて・・・ |
| ううっ、ゴメン・・・ でも、あんただって 悪いんだよ |
| さっきから、さんざん 呼んでんのに、ずっと うわのそらでさあ |
| ここんとこ、毎日 そんなんばっかだもの 一緒にいるあたいまで 暗くなっちまうよ |
| せっかく泊まりに来た ってのに、そんなじゃ あたい、困っちまうよ |
| そっか・・・ 俺、そんなにぼーっと してたんだ・・・ |
| そっか・・・ あたし、そんなに ぼーっとしちゃって たんだ・・・ |
| たしかに、このところ あまりよく眠れて ないしな・・・ |
| たしかに、このところ あまりよく眠れて ないものね・・・ |
| 夕べだって、あんた うなされてたし |
| え? |
| え? |
| 何度もネスティの名を 呼んでたよ・・・ すごく、悲しそうにさ |
| 何度もアメルの名を 呼んでたよ・・・ すごく、悲しそうにさ |
| ゴメン・・・ うるさかったよな |
| ゴメン・・・ うるさかったでしょ |
| それは、別に いいんだけどさ・・・ |
| やっぱり、まだ あの時のことは忘れ られないかい? |
| うん・・・ |
| ・・・・・・ |
| うん・・・ |
| ・・・・・・ |
| ほら、またぁ! そうやって黙りこむ |
| しょうがないねぇ |
| *n0 ちょいと、そこらを 散歩しに行こうよ |
| 散歩か・・・ |
| 散歩・・・ |
| じっとしてるから 余計なことばっかり 考えちまうんだよ |
| 外の空気を吸えば ちっとは、気分も しゃっきりするさ |
| うん、そうだな |
| うん、そうするわ |
| 早いもんだね・・・ |
| あれから、もう 季節がふたつも巡って いったなんて・・・ |
| そうだな・・・ |
| そうね・・・ |
| あたいがここで あんたと暮らすって 決めたあの日から そんなに経つんだね |
| あんたがここで 暮らすって決めた あの日から そんなに経つんだね |
| そして・・・ |
| ネスティが、この樹に 姿を変えちまって からさ・・・ |
| アメルが、この樹に 姿を変えちまって からさ・・・ |
| 聖なる大樹・・・ |
| この樹がネスだって 知っているのは、多分 |
| 俺たちだけ・・・ |
| あたしたちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| あたいたちは、あの時 この樹のおかげで 明日を奪われずに すんだんだ |
| あれほど、人間のこと 嫌っていたはずの ネスティのおかげでね |
| この樹がアメルだって 知っているのは、多分 |
| 俺たちだけ・・・ |
| あたしたちだけ・・・ |
| あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
| あたいたちは、あの時 この樹のおかげで 明日を奪われずに すんだんだ |
| 人間のことをずっと 好きでいてくれた アメルのおかげでね |
| 本当に、いくら感謝 しても足りないよ |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| だけどさ・・・ いい加減に、そろそろ 起きてほしいねえ |
| うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
| うん、あたしね あの時、たしかに 聞いた気がしたの |
| 帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
| それに、アメルだって |
| 言ってくれたんだ |
| 言ってくれたわ |
| ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| 帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
| それに、ネスだって |
| 言ってくれたんだ |
| 言ってくれたわ |
| アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| でもさ、時々・・・ 不安になっちゃうんだ |
| あれは錯覚だったん じゃないかって・・・ |
| 絶対に帰ってくるさ |
| だって、あんたが こうやって、ここで 待ってるんだもの |
| モーリン・・・ |
| モーリン・・・ |
| 信じることが あんたの一番の得意技 ・・・だろ? |
| うん・・・ そうだよな |
| うん・・・ そうよね |
| ふぁ、あ・・・っ |
| なんか、ほっとしたら 急に眠くなって きちゃったな・・・ |
| ふわぁ・・・っ |
| なんか、ほっとしたら 急に眠くなって きちゃった・・・ |
| ここで昼寝してったら どうだい? |
| あたいがひざ枕 してやるからさ・・・ |
| あたいもつきあって やるからさ・・・ |
| ゆっくり、身体を 休めたほうがいいよ |
| そうだな・・・ それも悪くないか |
| そうね・・・ それも悪くないかも |
| そうだ!どうせなら 眠る前に、あたいが ストラをかけたげるよ |
| ほら、じっとして・・ |
| ん・・・ |
| なあ、モーリン? |
| ん・・・ |
| ねえ、モーリン? |
| なんだい? |
| ファナンの街は 変わりない? |
| まあね ただ、前よりも ゴロツキは減ったよ |
| ユエルのやつが あたいの二代目として がんばってくれてる からね |
| そっか・・・ |
| ありがとな・・・ モーリンがいてくれて 俺、すごくうれしいよ |
| ひとりぼっちだったら きっと、もっと ふさぎこんでたから |
| あたいは、ただ あんたの側にいたいと 思っただけさ |
| でも、そう言って もらえると、ちょっと うれしいかな・・・ |
| ほい、おしまい! |
| ゆっくり眠って ちょっとでも、元気に なっておくれよ |
| *n1殿に 聞いたでござるよ |
| まだ、あの時のことを 気にしているらしいで ござるな |
| うん・・・ |
| 引きずったって 意味がないことなの かもしれないけど |
| どうしても、ね |
| ええ・・・ |
| 引きずったって 意味がないことなの かもしれないけど |
| どうしても、ね |
| さもあらん |
| 拙者とて、未だに あれが悪い夢だった のではないかと |
| そう願ってしまう時が あるのだからな |
| ・・・・・・ |
| ・・・・・・ |
| すこし、外の空気を 吸いにいかぬか? |
| よどんだものを 吐き出さねば、人は 生きてなどいけないで ござるぞ |
| うん、そうだな・・・ |
| ええ、そうね・・・ |
| 早いものでござるよ |
| あれから、もう 季節がふたつも巡って しまったでござる |
| もう、そんなに 経っちゃったんだな |
| もう、そんなに 経っちゃったのね |
| 時の流れは早い されど、人がそれと 等しく成長するのは 困難というものだ |
| 未だ、剣の道は見えず いやはや、拙者も 未熟でござるよ |
| でも、あきらめる気は ないんでしょう? |
| でも、あきらめる気は ないんでしょう? |
| うむ |
| たとえ、至らずとも 拙者は最後まで この道をゆくでござる |
| *n0殿 お主が、最後に聞いた という・・・ |
| ネスティ殿の言葉を 信じ、こうして大樹の 護人となったようにな |
| アメル殿の言葉を 信じ、こうして大樹の 護人となったようにな |
| 錯覚だったかも しれないけど、でも |
| 俺はあの時、たしかに 聞いた気がするんだ |
| 錯覚だったかも しれないけど、でも |
| あたしはあの時、 たしかに聞いた 気がするの |
| ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| 錯覚ではないと 拙者は思っておるよ |
| だからこそ アメル殿も *n1殿も |
| こうして、お主と共に 彼が帰ってくる日を 待ち続けられるので ござろうからな |
| アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| 錯覚ではないと 拙者は思っておるよ |
| だからこそ ネスティ殿も *n1殿も |
| こうして、お主と共に 彼女が帰ってくる日を 待ち続けられるので ござろうからな |
| うん・・・ |
| かなうと・・・ よいでござるな |
| お主の信じておる ものが・・・ |
| うん・・・ カザミネさんの 信じてるものもね |
| うん・・・ カザミネさんの 信じてるものもね |
| まったくでござるよ 待たせ続けるのも 彼女にも申しわけが 立たぬし・・・ |
| そうだよ いい加減に覚悟して なるようになっちゃえ ばいいのにさ |
| そうよ いい加減に 観念しちゃいなさいよ 男らしくないわよ |
| 勘弁してくだされ!? それでなくても ミニス殿たちから 会うたびに・・・ |
| 先越しちゃうわよ? などと、せっつかれて おるのでござるから |
| あはははははっ ミニスなら、本当に やりかねないよなあ |
| あはははははっ ミニスなら、本当に やりかねないわね |
| さて・・・ そろそろ、戻ると いたそうか |
| アメル殿も、食事の 仕度をしていたようで ござるし |
| ネスティ殿も、じきに 買い出しから戻られる であろうし |
| ねえ、カザミネさん |
| ねえ、カザミネさん |
| なんでござるか? |
| 俺、信じ続けたって いいんだよね? |
| 自分の決めたこと この願いを、最後まで 信じていいんだよね? |
| あたし、信じ続けても いいんだよね? |
| 自分の決めたこと この願いを、最後まで 信じていいんだよね? |
| *n0殿よ それで、お主が 後悔しないのならば |
| それに・・・ 信じ続けて、お主は今 ここに立っておるのだ |
| どうしたんだ? |
| ははぁ、さてはまた ネスティ坊やのこと 考えてたな |
| ははぁ、さてはまた 嬢ちゃんのことを 考えてたな |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| メランコリックな 気分になっちまうのも わかるがなあ・・・ |
| もうそろそろ 吹っ切ったほうが いいんじゃねえか? |
| あれから、もう2年に なるんだぜ・・・ |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| ふぃー・・・っ まったく、困った 息子だぜ・・・ |
| ふぃー・・・っ まったく、困った 娘だぜ・・・ |
| ちょっと、俺様に ついてきな |
| え・・・? ちょ、ちょっと! レナードさんってば |
| え・・・? ちょ、ちょっと! レナードさんってば |
| んー・・・っ さすがにここの空気は ウマイなあ |
| ヤニで汚れちまった 俺様の肺の中身まで まっさらにしてくれる ようだぜ |
| この聖なる大樹は あらゆる汚れたものを 吸い取って、浄化して くれてるんだ・・・ |
| 空気だけじゃなくて 邪悪な魔力や、人間の 欲望まで・・・ |
| この聖なる大樹は あらゆる汚れたものを 吸い取って、浄化して くれてるの・・・ |
| 空気だけじゃなくて 邪悪な魔力や、人間の 欲望まで・・・ |
| こいつのおかげで この世界は破滅から 救われたんだからな |
| あの坊や、最後まで 後々のことを考えて くれたんだろうな |
| 嬢ちゃん、最後まで 後々のことを考えて くれたんだろうな |
| きっと、お前さんの 未来のためにな |
| 俺の・・・ 未来のために・・・ |
| あたしの・・・ 未来のために・・・ |
| あー、だからな その・・・ つまり、アレだ! |
| お前さんがそんなザマ じゃ、ネスティ坊やの 立場がないだろう |
| お前さんがそんなザマ じゃ、お嬢ちゃんの 立場がないだろう |
| 違うかい? |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
| アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
| ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| アメルだって・・・ 悲しむもんな |
| ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| アメルだって・・・ 悲しむもんね |
| すまねえな 説教みたいなこと 言っちまって・・・ |
| いいんだよ だって・・・ |
| レナードさんはさ 俺の、父親代わりを してくれてるんだもの |
| 叱ってくれてさ 本当に、ありがとう |
| いいのよ だって・・・ |
| レナードさんはさ あたしの、父親 代わりをしてくれて るんだもの |
| 叱ってくれてね 本当に、ありがとう |
| *n0・・・ |
| さて、と・・・ そろそろ小屋に戻るか |
| うん、そうだね |
| 今日のぶんの講義も しないといけないし |
| ええ、そうしましょう |
| 今日のぶんの講義も しないといけないし |
| おいおい、待てよ? 俺様はもう、召喚術を 習うつもりは・・・ |
| ダメだよ 始めた以上、きちんと やりとげなくちゃ |
| ダメよー 始めた以上、きちんと やりとげなくっちゃ |
| ネスだって、いつも そう言ってたし |
| じゃないと、俺が ネスに怒られるもん |
| じゃないと、あたしが ネスに怒られちゃうわ |
| 元の世界に帰る方法 見つけるんでしょ? |
| 元の世界に帰る方法 見つけるんでしょう? |
| そんなこと言って お前さん、俺様が いなくなったら 寂しいだろうが? |
| だったら、召喚術は マスターしないほうが きっと・・・ |
| あ、その心配はないよ |
| だって、今の調子じゃ レナードさん、当分 まともに召喚術を使え そうにないもん |
| ううん、当面は その心配はないって あたし、思ってるし |
| だって、今の調子じゃ レナードさん、当分 まともに召喚術を使え そうにないもん |
| な・・・ッ!? |
| 言ってくれたなぁっ このガキぃ~っ! |
| あはははっ♪ だって、本当のこと だもんねーっ |
| あはははっ♪ だって、本当のこと でしょー |
| ったく・・・ |
| まったく・・・ ぼーっとしてたら 頭の中があったまって とけちゃうわよ |
| ごめん、ごめん |
| ごめん、ごめん |
| どうかしらねぇ? 一緒に暮らすように なってから、ずーっと そればっかりだし |
| たまには意表をついた 行動して、観察してる ルウを、驚かせて ほしいんだけど? |
| あ・・・ あのなぁ・・・!? |
| うん、そうそう! そういう顔とか キミらしくっていいよ |
| うう・・・っ |
| せっかく遊びにきて あげたのに、これじゃ つまらないよ |
| うん・・・ |
| ま、気持ちはわかるん だけどね・・・ |
| ねえ、散歩しない? |
| 外の空気を吸ったら すこしは気分が・・・ |
| うん、そうだな・・・ |
| ええ、そうね・・・ |
| 早いものよね・・・ |
| あれから、もう 季節がふたつも巡って いったなんて・・・ |
| あの戦いで 荒れ果てた街とかも 今では、すっかり元に 戻ったんだろう? |
| あの戦いで 荒れ果てた街とかも 今では、すっかり元に 戻ったんでしょう? |
| うん、そうね 前と同じままじゃない けれど・・・ |
| 街の人たちは、みんな 普通に暮らしてるよ |
| そっか・・・ |
| そっか・・・ |
| ゼラムまで買い出しに 行った時にね ギブソンさんたちと 会ったんだけど |
| 派閥同士の交流会に 招待された時にね ギブソンさんたちと 会ったんだけど |
| キミのこと すごく心配してたよ たまには、顔を見せて あげなくちゃ |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
| アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
| ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| アメルだって・・・ 悲しむもんな |
| ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| アメルだって・・・ 悲しむもんね |
| うん・・・ |
| そうそう! ゼラムで思い出したわ |
| パッフェルさん ついに、自分のお店を 出しちゃったのよ |
| ほんとに!? |
| ホントに!? |
| 地道に稼いだお金と バイトの経験がものを いったみたいね |
| ケーキの味のほうも 最高だったし・・・ |
| ルウ・・・ よ・だ・れ |
| ルウ・・・ よ・だ・れ |
| あ・・・っ? あははは・・・っ |
| あはははははっ! |
| 今度は、一緒に 食べに行こうね |
| ああ・・・ |
| うん・・・ |
| そろそろ戻ろうか? なんだか、風 強くなってきたし |
| なあ、ルウ・・・ |
| ねえ、ルウ・・・ |
| なぁに? |
| 俺と暮らすことにして 後悔してないか? |
| 街に出るのをやめて この木の護人になった 俺につきあって・・・ |
| 君は、本当に それでいいのか? |
| ありがとう・・・ 君がいてくれて 俺、うれしいよ |
| ありがとう・・・ 貴女がいてくれて あたし、うれしいよ |
| ・・・バカね そんなこと 当たり前じゃない |
| また、あの時のこと 考えていたんですね |
| うん・・・ |
| ごめんな せっかく カイナが遠くから来て くれたっていうのに |
| うん・・・ |
| ごめんね せっかく カイナが遠くから来て くれたっていうのに |
| いいんですよ 私もまだ、時々 思い出してしまうん ですから・・・ |
| 一番につらい思いを |
| された貴方だったら |
| された貴女だったら |
| なおさらですもの |
| ・・・・・・ |
| すこし、森の空気を 吸いにいきませんか? |
| 私、まだ彼に 挨拶していませんし |
| 私、まだ彼女に 挨拶していませんし |
| うん、そうだな・・・ |
| ええ、そうね・・・ |
| 早いものです・・・ |
| あれから、もう 季節がふたつも巡って しまったんですね |
| サイジェントの様子は どうなの? |
| サイジェントの様子は どう? |
| はい、おかげさまで みなさん、元気にして います |
| 以前に、貴方が尋ねて |
| 以前に、貴女が尋ねて |
| くださった時より 街もずいぶんと復興 しましたし・・・ |
| あの時は無理を言って カイナやエルジンたち には、本当に迷惑を かけたよなあ |
| こんなところまで 彼らを、呼びつけたり しちゃったし・・・ |
| あの時は無理を言って カイナやエルジンたち には、本当に迷惑を かけちゃったわね |
| こんなところまで 彼らを、呼びつけたり しちゃったし・・・ |
| あの方も、ずっと 気にしていましたよ |
| 自分の力でも どうにもできなくて すまない、って・・・ |
| いいんだよ 望みがあるんだって わかっただけで うれしかったんだし |
| いいんだってば 望みがあるんだって わかっただけで うれしかったもの |
| ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| それがわかって |
| 俺、本当に救われた 気がしたんだ |
| あたし、本当に 救われた気がしたのよ |
| だから・・・ こうして、この森で 大樹の護人になると 決めたのですね |
| 目覚める時は 永遠に来ないのかも しれませんよ |
| ・・・・・・ |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| ・・・・・・ |
| ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
| ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| アメルだって・・・ 悲しむもんな |
| アメルだって・・・ 悲しむもんね |
| ええ、そうですよ きっと・・・ |
| そう言えば・・・ ケイナねえさまと フォルテにいさまから |
| 久しぶりに、手紙を もらったんですよ |
| へえ・・・ あの二人、今は 北の闘戯都市なんかに 行ってたんだ? |
| あらあら・・・ あの二人、今は 北の闘戯都市なんかに 行ってたんだ? |
| なんでも報酬の全額を にいさまが、賭けで 負けてしまって・・・ |
| こっちに戻って また、地道に稼ぐこと にするそうです |
| あはははははっ! 相変わらずだよなあ あの二人らしいよ |
| あはははははっ! 相変わらず あの二人らしいわね |
| うふふふ、本当に そうですよね |
| 帰ってきたら、一緒に おみやげ話を聞かせて もらいましょうね |
| ああ、そうだな |
| ええ、そうね |
| そろそろ戻りましょう 風がまた、強くなって きましたし・・・ |
| なあ、カイナ・・・ |
| ねえ、カイナ・・・ |
| はい |
| きっと、いつかは 幸せになれるよな みんな・・・ |
| きっと、いつかは 幸せになれるよね みんな・・・ |
| ええ・・・ |
| だって、そのために あの人は、この世界を 人間を守ってくれたん ですもの・・・ |
| どうかしたのか? 元気がないようだが |
| シャムロック・・・ |
| 遊びに来てたんだ? |
| シャムロック・・・ |
| 遊びに来てたんだ? |
| ああ、新しい街も なんとか復興したと 言えるだけの形には なったからね |
| 監督の任務も終了さ それで、聖王都に戻る 前に、様子を見にきて みたんだが・・・ |
| やはり、まだ 彼は、帰ってはいない ようだね・・・ |
| やはり、まだ・・・ 彼女は帰ってはいない ようだね・・・ |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| なら、挨拶をしに 行かないとな |
| 彼が眠っている 聖なる大樹まで |
| 彼女が眠っている 聖なる大樹まで |
| つきあってくれるかい *n0 |
| もちろんだよ |
| もちろんよ |
| 早いものだ・・・ |
| あれから、もう 季節がふたつも巡って いこうとしている |
| 君たちが、この大樹の 護人になると決めた 時には、不安だったが |
| こうして、ちゃんと つとめを果たしている 立派だと思うよ |
| みんな反対したのに シャムロックは 最初から、俺たちの 味方だったよね |
| みんな反対したのに シャムロックは 最初から、あたしたち の味方だったわね |
| 信じたいと思ったから だよ、私も・・・ |
| 君たちが最後に聞いた という、彼の言葉を |
| 君たちが最後に聞いた という、彼女の言葉を |
| うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
| うん、あたしは あの時、たしかに 聞いた気がしたの |
| 帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
| それに、アメルだって 言ってくれたんだ |
| それに、アメルだって 言ってくれたわ |
| ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| 帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
| それに、ネスだって 言ってくれたんだ |
| それに、ネスだって 言ってくれたわ |
| アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| でもね、時々・・・ 不安になっちゃうんだ |
| でもね、時々・・・ 不安になっちゃうの |
| あれは錯覚だったん じゃないかって・・・ |
| 君らしくないな *n0 |
| え? |
| え? |
| 絶望の中にあっても あきらめなければ そこに必ず、希望は 見えてくる・・・ |
| 私にそう教えてくれた のは、君じゃないか |
| シャムロック・・・ |
| シャムロック・・・ |
| 信じ続けよう いつか、必ず 彼は帰ってくるとね |
| 信じ続けよう いつか、必ず 彼女は帰ってくるとね |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| そういえば、俺 |
| アメルから聞いて |
| ネスから聞いて |
| 初めて知ったんだけど |
| シャムロック 新しい街の領主を 辞退したんだって? |
| そういえば、あたし |
| アメルから聞いて |
| ネスから聞いて |
| 初めて知ったんだけど |
| シャムロック 新しい街の領主を 辞退したんだって? |
| まあ、ね・・・ |
| 旧トライドラ領と 旧デグレア領が併合 された、あの街は 聖王都より広いんだ |
| とても、私なんかには できそうにもないと 思ったからね |
| そんなことないと 思うんだけどな |
| それに・・・ 私には、それよりも やりたいと思うことが あっただろう |
| それって、もしかして 民のための騎士に なるってこと? |
| ああ、そうだよ それが、どうやら実現 できそうなんだ |
| ほんとに! |
| ホントに! |
| ファミィ議長の口添え もあって、聖王家から 許可がいただけたんだ |
| どの組織からも自由で 民を守ることを第一に 考えて行動する騎士団 |
| これから、私は それを確立するために 働こうと思うんだよ |
| シャムロックなら きっと、できるよ! |
| シャムロックなら きっと、できるわよ! |
| ありがとう |
| *n0 それに・・・ |
| ネスティ 私は、君たちとここで 約束をするよ・・・ |
| アメル 私は、君たちとここで 約束をするよ・・・ |
| 君たちが守ってくれた この世界の未来を けして、悲しいものに したりしないと! |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| 「巡りの大樹」 自由騎士団の名に かけて、私は誓うよ |
| お久しぶりですう♪ *n0さん |
| パッフェルさん? あれ、どうして こんなところに!? |
| いえね、エクス様に 金の派閥の本部まで おつかいするように 頼まれまして・・・ |
| ファナンまで来たんで ちょっと、ご機嫌を うかがおうかな、と |
| そうなんだ・・・ |
| そうだったの・・・ |
| でも、その様子だと あんまり、元気じゃあ ないみたいですね |
| そんなことはないさ いつも、こんなふうに ぼけーっとしてるわけ じゃないよ |
| ただ、さ・・・ もうすぐ、あの日が やってくると思うとね |
| そんなことないわよ いつも、こんなふうに ぼけーっとしてるわけ じゃないもの |
| ただ、さ・・・ もうすぐ、あの日が やってくると思うとね |
| そういえば・・・ そうでしたね・・・ |
| そうそう! 私まだ、彼に挨拶を してなかったですよ |
| そうそう! 私まだ、彼女に挨拶を してなかったですよ |
| *n0さん 一緒に、ついて来て くれませんか? |
| うん、わかったよ |
| ええ、わかったわ |
| あれから・・・ もう季節もふた巡りに なるんですか・・・ |
| ホント、早いですよね 月日が経つのは |
| エクス総帥たちとは あれっきり会ってない けど、どうだい? |
| 変わりはないかい? |
| エクス総帥たちとは あれっきり会ってない けど、どう? |
| 変わりはない? |
| あの人は相変わらず ですよ |
| 事務仕事はほとんど グラムス様に任せきり で、ふらふらしてます |
| そうなんだ |
| ことに、あの戦い以来 ファミィ議長と 意気投合して、行動を 共にしてますから |
| 護衛役になってる私や ケルマさんからしたら かなり、頭イタイです ホントに・・・ |
| あはははっ、そいつは 大変だなあ |
| あはははっ、それは 大変そうね |
| 笑いごとじゃなくて 大変なんですよう |
| 金の派閥との友好化の ための内部改革に デグレアとトライドラ の再興のお手伝い |
| 人手不足は、今でも 同じなの・・・ |
| ・・・・・・ |
| *n0さん そろそろ、戻ってきて くれませんか? |
| それは、総帥の望んだ ことなのかい? |
| それは、総帥の望んだ ことなの? |
| ええ、だけど・・・ けしてエクス様だけが 言っていることでは ないんですよ |
| ギブソン師範に ミモザ師範・・・ ラウル様やグラムス様 ファミィ議長たちも |
| みんな、貴方が |
| みんな、貴女が |
| 帰ってくるその日を 待っているんです |
| ・・・・・・ |
| 聖なる大樹の護人に なることを望んだ |
| 貴方の気持ちは |
| 貴女の気持ちは |
| わかっています |
| 彼が帰ってくる日を 信じて、待ち続けて いるのも・・・ |
| 彼女が帰ってくる日を 信じて、待ち続けて いるのも・・・ |
| でもね・・・ *n0・・・ |
| 同じように貴方の |
| 同じように貴女の |
| 帰りを待つ人たちが いるということも |
| どうか、忘れないで |
| パッフェルさん・・・ |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| パッフェルさん・・・ |
| ええ、わかってるのよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| 爺さんたちと一緒に レルムの村で孤児の 世話をすることにした アメルみたいに |
| 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
| お爺さんたちと一緒に レルムの村で孤児の 世話をすることにした アメルみたいに |
| あたしも、前向きに なって生きないと |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
| あの戦いで生き残った 悪魔たちを退治する 勅命を受けて、旅して いるネスみたいに |
| 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| アメルだって・・・ 悲しむもんな |
| あの戦いで生き残った 悪魔たちを退治する 勅命を受けて、旅して いるネスみたいに |
| あたしも、前向きに なって生きないと |
| アメルだって・・・ 悲しむもんね |
| すいません・・・ 出過ぎたことを言って |
| ううん・・・ いいんだよ・・・ |
| ううん・・・ いいのよ・・・ |
| そろそろ戻って お茶にしません? |
| あの店のケーキ おみやげにもって きてるんですよ |
| お、いいねえ |
| あら、いいわね |
| しかし、まさか 街に出たルウさんが 召喚師からケーキ屋に なるなんて・・・ |
| 正直、驚きですよねえ |
| ルウはもともと 凝り性だったしね |
| ルウはもともと 凝り性だったしね |
| その人の人生は その人のものですから |
| 後悔しないように 生きられたら、それで 充分なのかもしれない ですねえ・・・ |
| なーんて、言って みたりして |
| パッフェルさんは どうなんだい? |
| 今の自分の生き方に 後悔はしてないかい? |
| パッフェルさんは どうなの? |
| 今の自分の生き方に 後悔してない? |
| もちろんですよぉ♪ |
| ただいま戻りました *n0さん |
| シオンさん・・・ |
| お疲れさま さっそくで悪いけどさ 話のほう、聞かせて くれるかな |
| シオンさん・・・ |
| お疲れさま さっそくで悪いけど 話のほう、聞かせて くれるかな |
| わかりました では、外に出て お話をしましょうか |
| 彼にも、一緒に 聞いてもらいたい ですからね |
| 彼女にも、一緒に 聞いてもらいたい ですからね |
| うん、そうだね |
| ええ、そうね |
| 早いものですね・・・ |
| あれから、もう 季節がふたつも巡って しまったなんて |
| どうだった? サイジェントの街にも 顔を出したんでしょ? |
| どうだった? サイジェントの街にも 顔を出したんでしょ? |
| ええ、移動の途中に すこしだけ寄らせて いただきました |
| みんな、相変わらず だったかい? |
| みんな、相変わらず だった? |
| それはもう・・・ |
| 凝りもせずに さぼっていた弟子にも たっぷりとお仕置きを してきましたよ |
| まったく、いつまでも 手のかかることです |
| あははは・・・ |
| あちらの面々の他にも 色々な方たちに お会いしましたよ |
| ギブソンさんや ミモザさん、蒼や金の 派閥のみなさん・・・ |
| みんな、貴方のことを |
| みんな、貴女のことを |
| 心配していましたよ |
| 一生、この場所で 過ごすつもりなのかと |
| ・・・・・・ |
| そろそろ、顔を見せて あげてもいいのでは ないですか? |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
| アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
| ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
| アメルだって・・・ 悲しむもんな |
| ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
| アメルだって・・・ 悲しむもんね |
| 彼女は今、村の復興の ために、がんばって いるそうですよ |
| ロッカさんや リューグさんたちと 一緒になってね |
| 彼は今、派閥を抜けて エスガルドさんたちと 旅をしているそうです |
| 各地の機械遺跡を めぐって、彼女を元に 戻す方法を見つけると おっしゃってました |
| そうか・・・ |
| そっか・・・ |
| 貴方がただ、感傷に |
| 貴女がただ、感傷に |
| 浸っているわけでない ことはわかっています |
| 貴方なりのやり方で 彼から受け継いだ この世界を守ろうと していることも |
| 貴方なりのやり方で 彼女から受け継いだ この世界を守ろうと していることも |
| 私はただ |
| そんな貴方が |
| そんな貴女が |
| 一日でも早く |
| 自分の幸せを見つける ことができるように なればいいと、心から 願っているのです |
| シオンさん・・・ |
| では・・・ ご報告をさせて いただきましょうか |
| うん |
| ええ、お願い |
| 貴方が懸念したように |
| 貴女が懸念したように |
| 散り散りになった 悪魔たちは |
| やはり、帝国領に 潜伏しているようです それらしき騒ぎを 聞きつけました |
| 見過ごすわけには いかないな・・・ |
| 急ごう、シオンさん |
| 一人でも多くの人の 大切なものを守ること |
| 見過ごすわけには いかないわね・・・ |
| 急ぎましょう シオンさん |
| 一人でも多くの人の 大切なものを守ること |
| それが、ネスのして くれたことへの・・・ |
| それが、アメルのして くれたことへの・・・ |
| 俺なりの答えだから! |
| あたしなりの 答えだから! |
| そして・・・ |
| 私は、そんな貴方と |
| 私は、そんな貴女と |
| 共にゆく道を選んだ シノビです・・・ |
| 元気、ないね・・・ どうしたの? |
| もしかして、ユエルの 作ったご飯食べたから お腹がイタイの!? |
| そうじゃないって ただ、ちょっと・・・ |
| そうじゃないって ただ、ちょっと・・・ |
| ネスのことをさ 考えてたんだよ |
| ネスのことをね 考えてたのよ |
| アメルのことをさ 考えてたんだよ |
| アメルのことをね 考えてたのよ |
| あ・・・ |
| ゴメンな いつまでも、同じこと ばっかり考えててさ |
| ゴメンね いつまでも、同じこと ばっかり考えてて |
| いいんだよっ! 仕方ないことだって ユエル、思うもん! |
| *n0は ネスのこと、すごく 大切に思ってたもの |
| *n0は アメルのこと、すごく 大切に思ってたもの |
| だから・・・ 仕方ないよ・・・ |
| ユエル・・・ |
| なあ、ユエル ちょっと散歩しに いかないか? |
| ユエル・・・ |
| ねえ、ユエル ちょっと散歩しに いかない? |
| お散歩? |
| ああ、どうも 家の中にいると じめっとした気分に なっちゃうからさ |
| ええ、どうも 家の中にいると じめっとした気分に なっちゃうから |
| ネスの様子を 見がてら、森の中を ぶらつこうぜ |
| ネスの様子を 見がてら、森の中を ぶらつきましょう |
| アメルの様子を 見がてら、森の中を ぶらつこうぜ |
| アメルの様子を 見がてら、森の中を ぶらつきましょう |
| うんっ♪ |
| ここの空気って いつも優しいニオイが するから、好きだな |
| この聖なる大樹は あらゆる汚れたものを 吸い取って、浄化して くれてるんだ・・・ |
| 空気だけじゃなくて 邪悪な魔力や、人間の 欲望まで・・・ |
| この聖なる大樹は あらゆる汚れたものを 吸い取って、浄化して くれてるのよ・・・ |
| 空気だけじゃなくて 邪悪な魔力や、人間の 欲望まで・・・ |
| スゴイよねぇ |
| この樹のおかげで みんな、こうやって 平和に暮らすことが できるんだもの |
| ユエルたち、ネスに 感謝しなくちゃね |
| アメルのおかげで みんな、こうやって 平和に暮らすことが できるんだよね |
| ユエルたち、アメルに 感謝しなくちゃね |
| そうだな・・・ |
| そうね・・・ |
| ありがとう、ネスっ *n0も ユエルたちも 元気でいるよっ♪ |
| *n0は ユエルが守るからっ! ネスのぶんまで がんばるからっ! |
| だから・・・ 安心して、そこから 見ていてねっ |
| ありがとう、アメルっ *n0も ユエルたちも 元気でいるよっ♪ |
| *n0は ユエルが守るからっ! アメルのぶんまで がんばるからっ! |
| だから・・・ 安心して、そこから 見ていてねっ |
| ユエル・・・? |
| えへへへっ♪ |
| ユエル、まだまだ *n0に 迷惑かけてるけどね |
| いつかきっと 役に立ちたいなって 思ってるの |
| ネスみたいに 頭はよくない けど・・・ |
| アメルみたいに お料理は上手じゃ ないけど・・・ |
| ユエルにできることは なんだって *n0に してあげたいの |
| だから、ちょっとで いいから・・・ |
| 前みたいに、笑顔に なってほしいな |
| ! |
| ・・・ダメ? |
| ダメじゃないよ |
| ありがとう、ユエル 心配してくれて |
| ダメじゃないわ |
| ありがとう、ユエル 心配してくれて |
| うんっ♪ |
| そろそろ戻ろうか 風がまた、強くなって きたし・・・ |
| そろそろ戻ろっか 風がまた、強くなって きたし・・・ |
| あ~っ!? |
| ど、どうしたんだよ? |
| ど、どうしたのっ? |
| 風が強くなるから 洗濯物をしまってって *n1に 頼まれてたの・・・ |
| 忘れてたよぉ! |
| もしかして・・・ あっちの空に飛んで いくシーツは・・・ |
| もしかして・・・ あっちの空に飛んで いくシーツは・・・ |
| あーっ!? 待てえぇぇぇっ!! |
| やれやれ・・・ このぶんだと、他の 洗濯物も同じ運命に なってそうだな |
| あらあら・・・ このぶんだと、他の 洗濯物も同じ運命に なってたりして |
| ごめんなさい・・・ |
| 仕方ないさ ほら、それよりも 早く追いかけよう! |
| 気にしないの ほら、それより早く 追いかけましょう! |
| *n0・・・ |
| 二人で洗い直せば すぐに終わるさ |
| 二人で洗い直せば すぐに終わるもの |
| そのような顔は お前には似合わないと わしは思うのだが |
| ネスティは、はたして どうだろうな |
| アメルは、はたして どうだろうな |
| ははは・・・ 返す言葉もないよ 爺さん |
| あはは・・・ 返す言葉もないかな ホント・・・ |
| まあ、いいさ 今日だけは特別だ |
| お前の兄が、新しい姿 に生まれ変わって |
| わしの孫娘が新しい姿 に生まれ変わって |
| ちょうど、二歳になる 日なのだからな |
| うん・・・ |
| ええ・・・ |
| どれ、お祝いの言葉を 言いに行くとするかな |
| *n0 お前も一緒に来て くれるだろう? |
| 元気そうだな 相変わらず |
| 風に葉がそよぐ音も 心地よさ気で・・・ |
| まるで、笑っている ようだ |
| ・・・・・・ |
| 爺さんは、どうして そんな風に考えられる ようになれたの? |
| 俺には、無理だよ! まだ・・・ 悲しいだけで・・・っ |
| 笑い声なんて・・・ 聞こえなくて・・・っ |
| ・・・・・・ |
| お爺さんは、どうして そんな風に考えられる ようになれたの? |
| あたしには、無理よ! まだ・・・ 悲しいだけで・・・っ |
| 笑い声なんて・・・ 聞こえなくて・・・っ |
| *n0よ |
| この樹の護人である お前が、泣いたりして どうするのだ |
| つらいのはわかる 悲しいのもわかる だがな・・・ |
| お前の笑顔を誰よりも 望んでいたからこそ 愛していたからこそ |
| ネスティは、この道を 選んだのだぞ |
| アメルは、この道を 選んだのだぞ |
| 爺さん・・・っ |
| おじいさん・・・っ |
| さあ、笑っておあげ お前の笑顔こそが この樹にとって |
| 澄んだ水よりも 太陽の光よりも 一番の喜びになるの だから・・・ |
| うん・・・っ! |
| うん・・・っ! |
| ほら、この子が 教えてくれているよ |
| *n0 お前と、この子に 会うために |
| みんなが、もうすぐ ここに来るとな |
| みんなが・・・? |
| みんなが・・・? |
| ああ、そうだとも |
| ロッカとリューグも アメルと一緒に お前の帰りを待って いるはずだ |
| ロッカとリューグも ネスティと一緒に お前の帰りを待って いるはずだ |
| さあ、涙をふいて みんなを迎えるための 仕度をせんとな |
| 爺さん・・・ |
| おじいさん・・・ |
| ん? |
| 爺さんは、俺のことを どうしてこんなにも 優しくしてくれるの? |
| おじいさんは あたしに、どうして こんなにも優しく してくれるの? |
| 俺は・・・ 爺さんに迷惑ばかり かけてるだけなのに! |
| あたしは・・・ おじいさんに迷惑 かけてばかりなのに! |
| 俺は・・・っ 爺さんから、アメルを 奪うきっかけを作って しまったのに! |
| あたしは・・・っ おじいさんから アメルを奪うきっかけ を作ったのに! |
| *n0よ それはな・・・ |
| ルヴァイド・・・ それに、イオスも! |
| ルヴァイド・・・ それに、イオスも! |
| 何度か戸を叩いたが 返事がなかったのでな |
| 無礼を承知で あがらせてもらった |
| いくら森の中とはいえ 不用心だぞ 戸も開けっ放しとは |
| うん・・・ けど、閉めちゃったら かわいそうだから |
| 戻ってきた時に・・・ かわいそう、だからさ |
| うん・・・ けど、閉めちゃったら かわいそうだよね |
| 戻ってきた時に・・・ かわいそう、だもの |
| お前・・・まだ・・・ |
| うん・・・ |
| うん・・・ |
| そう思うのなら それもいいだろう |
| だが、今はすこし 俺につきあえ |
| 話しておきたいことが あるんだ |
| この樹が・・・ 僕たちのことを 救ってくれたんだな |
| 失われるはずだった ものを、守って くれたんだな・・・ |
| ネスったらさ・・・ 他の人たちなんか どうでもいいって 言ってたくせに |
| こんな姿になってまで みんなを守ろうとして くれて・・・ |
| 意地っぱりだよ 本当に・・・ |
| 意地っぱりなのよね ホントに・・・ |
| アメルったらさ・・・ 最後まで、自分よりも 他人のことばかり 考えてさ |
| こんな姿になってまで みんなを守ろうとして くれて・・・ |
| 強情なんだもんな 本当に・・・ |
| 強情なんだもん ホントに・・・ |
| そうしてまで 守りたいものがあった ということだ |
| お前は、それがなにか わかっているはずだぞ *n0 |
| うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
| だけど、アメルが 言ってくれたんだよ |
| だけど、アメルが 言ってくれたのよ |
| ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| だけど、ネスが 言ってくれたんだよ |
| だけど、ネスが 言ってくれたのよ |
| アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
| いつか、目覚めたら 帰ってくるかも しれないって・・・ |
| だから、お前たちは ここで大樹の護人と して生きると決めた |
| でも、それは 限りなく・・・ |
| よせ、イオス |
| しかし・・・ |
| お前の言うことは 正しいのだろう |
| だが、俺もまた 信じていたいのだ |
| 運命を超える力を 信じ続けることで この世界を悪魔から 救った・・・ |
| *n0の 力をな・・・ |
| ルヴァイド様・・・ |
| 今日、俺が来たのはな *n0 お前に別れを告げる ためだ・・・ |
| え? |
| シャムロックの夢に 俺も、賭けてみること にしたのでな |
| それじゃあ・・・ 本当にあの計画を!? |
| それじゃあ・・・ 本当にあの計画を!? |
| ああ、幸いにも 金の派閥からの援助を 受けることができた |
| どこの権力にも属さぬ 民のためだけの騎士団 |
| それが、いよいよ 始動するのだ |
| 前歴は不問だという ことだからな |
| 我々のような者でも なにかの役には立てて もらえるだろう |
| でも、再興した ばかりのデグレアは どうするんだ? |
| でも、再興した ばかりのデグレアは どうするのよ? |
| エクス総帥は ルヴァイドを、新しい 領主に推薦するって 言ってたのに・・・ |
| 剣を振ることしか 俺にはできんよ 辞退させてもらった |
| そんな・・・ |
| これからのデグレアは 新しい血によって 生まれ変わる |
| その澄んだ血に濁りを 加えたくない・・・ ルヴァイド様は、そう 決意されたんだ |
| そうか・・・ |
| そっか・・・ |
| 用事はそれだけだ 邪魔をしたな |
| もう行くのか!? |
| もう行っちゃうの!? |
| アメルだって、すぐに 買い出しから帰って くるのに・・・ |
| ネスだって、すぐに 買い出しから帰って くるのに・・・ |
| 最初の任務は、もう 始まっているんだ |
| すこしでも、早く それを果たさないと |
| お前がお前らしく 生き続けるのならば |
| いつかまた どこかで出会うことも あるだろう |
| ルヴァイドっ! イオスっ! |
| ・・・・・・ |
| ありがとう! 俺のこと、元気づけて くれて!! |
| ありがとう! あたしのこと、元気 づけてくれて!! |
| ありがとう、か・・・ |
| それは、僕たちが 言うべき言葉なのかも しれませんね ルヴァイド様・・・ |
| ああ・・・ |