サモンナイト2 | Summon Night 2
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おい・・・げん・・・ いか・・・ |
ん・・・ |
ふみゅ・・・? |
・・・で・・・つもり だ・・・!? |
ん、んん・・・??? |
ふみゅうぅ・・・? |
・・・起きるんだ! *n0!! |
あ・・・ おはよぉ、ネスぅ |
ふぁ・・・ おふぁよぉ、ネスぅ |
おはよう じゃないだろ!? |
いくら君でも、今日に 限って寝坊はするまい と思っていたが |
用心して見に来てみれ ば、案の定とは・・・ |
あれ? 俺、ネスとなにか約束 してたっけ??? |
これだ・・・ |
今日は君が、一人前の 召喚師になるための 試験の日じゃないか! |
あ!? |
んー・・・はれ? あたし、ネスとデート の約束してたっけ? |
これだ・・・ |
今日は君が、一人前の 召喚師になるための 試験の日じゃないか! |
・・・あ、そっか |
さっさと支度しないと 間に合わなくなるぞ? |
あわわわわっ!! |
はいはい わかってますって |
そもそも、君は派閥の 一員であるという自覚 が足りなさすぎだ |
授業はさぼってばかり だし、たまに顔を見せ たかと思えば、居眠り ばかりだし・・・ |
うう・・・ |
よく見てるわね ホント・・・ |
兄弟子として尋ねたい いったい今日まで 君は何をしてきた? |
それは・・・ 外で戦闘訓練 気ままに読書 |
戦闘訓練? |
ほらっ、授業でラウル 師範も言ってただろ |
ほらほら、授業でさ ラウル師範だって 言ってたでしょ? |
強い召喚術を制御する ためには、体力が必要 になってくるって! |
それは、強い召喚術が 使えるようになって からの話だろう |
基礎の召喚術すら 危なっかしい君には、 さほど関係あるまい |
うう・・・ |
むー・・・ |
ほう? |
ほらっ、いつもラウル 師範が言ってるだろ |
ほらほら、いつも ラウル師範だって 言ってるじゃない? |
雑多な知識を知ること は、召喚術を応用する 上でかかせないって! |
確かにな・・・ |
が、基礎を学ぶことを 怠っている君が、何を 応用するというんだ? |
うう・・・ |
むー・・・ |
まあ、いい とにかく、試験の日は 来てしまったんだ |
結果がどうなるにしろ 全力をつくすんだぞ |
今日まで不真面目な君 の面倒を見てくださっ た、ラウル師範のため にもな |
ああ・・・ わかってるよ・・・ |
だいじょーぶだって まかせてちょうだい♪ |
君は簡単にそういう 事を・・・! |
はいはい・・・ でさ、ネス? |
・・・なんだ? |
そこにいると、あたし 着替えられないん だけど? |
あ・・・ |
ま、別にネスが 見たいっていうなら、 あたしは構わない けどぉ? |
・・・誰がっ!? |
あらま・・・ ホント、冗談が通じ ないんだから・・・ |
今でもまだ、信じられない。 産まれも定かでない俺が こうしてここにいることが。 |
きっかけは突然だった。 たまたま拾ったきれいな石が、 俺の手の中で光を放ち、街を メチャクチャにしてしまったんだ。 |
それが「召喚術の暴発」だと いうことは、連れて行かれた 牢屋の中で聞かされた。 |
召喚術--このリィンバウムに 暮らす人々があこがれ、 同時に恐れている魔法の力。 それを使うために必要な素質を 俺はもっていたんだ。 |
そして俺は、今いる この場所へと連れてこられた。 |
蒼の派閥--召喚師を育成し 統率するための組織。 俺は、一人前の召喚師になる ために、今日までここで訓練 を受けてきたんだ。 |
そう・・・ |
選択の余地もなく・・・ |
今でもまだ、信じられないよ 産まれも定かでないあたしが こんな場所にいるってこと |
きっかけは突然 |
たまたま拾ったきれいな石が、 あたしの手の中で光を放って街を メチャクチャにしちゃったんだ・・ |
それが「召喚術の暴発」って いうことは、連れて行かれた 牢屋の中で聞かされた。 |
召喚術--このリィンバウム に暮らす人々があこがれ、 同時に恐れている魔法の力。 それを使うために必要な素質が あたしにはあった |
で、あたしは今いる この場所へ連れてこられた |
蒼の派閥--召喚師を育成し 統率するための組織。 あたしは、一人前の召喚師に なるために、今日までここで 訓練を受けてきた |
そう・・・ |
選択の余地もなしにね・・・ |
蒼の派閥 召喚師見習い *n0 ただいま参りました |
おお、待っておったぞ *n0よ |
時間ぎりぎりか・・・ てっきり試験を受ける のがこわくなって 逃げたかと思ったぞ |
お前のことじゃ。おお かたネスが起こして くれるまで眠りこけて おったのじゃろう? |
あはは・・・ |
あははは・・・ やっぱり わかります? |
フン。 大した自信ではないか |
どこの馬の骨とも 知れぬ「成り上がり」 の分際で |
!! |
むぅ! |
フリップ殿。 今の発言は、試験監督 として不謹慎ですぞ? |
・・・コホン |
では試験を開始する! *n0 |
はい |
目の前のサモナイト石 を用い、お前の助けと なる下僕を召喚して みせよ |
たしかサモナイト石に は色ごとに属性が 決まっていたっけ |
えっと・・・ 確かネスから教わった と思ったんだよな・・ |
たしかサモナイト石は 色ごとに属性が 決まっていたのよねえ |
えっと・・・ 確かネスから教わった んだけど・・・ |
どうしよう? 思い出してみる めんどくさいや |
僕たちの暮らしている リィンバウムは4つの 異なった世界と 隣り合っている |
それらの世界に魔力で 門を開き、対象を呼び 出すのが召喚術なわけ だが |
その際に使用するのが サモナイト石だ |
サモナイト石には 5種類の色があって、 それぞれ違う世界の 属性に対応している |
どの色がどの世界の 属性をもっているのか 説明できるか? |
えーと・・・ 黒のサモナイト石が 「ロレイラル」ので |
紫のサモナイト石は 「サプレス」 それから・・・ |
赤は「シルターン」で 緑は「メイトルパ」 だったと思う |
もちろん! 黒のサモナイト石が 「ロレイラル」ので |
紫のサモナイト石は 「サプレス」 それから・・・ |
赤は「シルターン」で 緑は「メイトルパ」 で、よかったよね |
この無色の石は? |
それは「無属性」 対応する世界が定かで ない石・・・だよな? |
それは「無属性」 対応する世界が定かで ない石・・・でしょ? |
では次に、それぞれの 世界の別名と、召喚獣 の特徴は? |
ロレイラルは「機界」 その名のとおり 機械仕掛けの生き物を 呼べる |
たしか、ネスの学んだ 召喚術はこれだよな? |
ロレイラルは「機界」 その名のとおり 機械仕掛けの生き物が 暮らしてる世界の術 |
ネスの学んだ召喚術は これなのよね? |
ああ、そのとおりだ |
サプレスは「霊界」で 悪魔や天使が呼べる、 俺たち人間より強い 魔力をもってるんだ |
サプレスは「霊界」で 悪魔や天使が呼べる、 あたしたち人間よりも 強い魔力をもってる |
続けて・・・ |
シルターンは 「鬼妖界」 |
俺たちと同じ人間も 暮らしているけど それだけじゃない |
鬼とか妖怪が呼べるし 人間の中でも、独特の 武術を使う者たちが たくさんいるんだ |
シルターンは 「鬼妖界」 |
あたしたちと同じ人間 も暮らしているけど それだけじゃない |
鬼とか妖怪が呼べるし 人間の中でも、独特の 武術を使う者たちが たくさんいるわね |
「シノビ」や 「サムライ」などが 有名だな |
最後は 「幻獣界」メイトルパ |
高い知能をもつ動物の 「幻獣」や、人間と獣 をかけあわせたような 「亜人」がいるんだ |
・・・どうだ? |
高い知能をもつ動物の 「幻獣」や人間と獣を かけあわせたような 「亜人」がいる |
どぉ かんぺきでしょ? |
まあ、それなりの知識 はあるようだが |
大事なのは、自分が どの属性と相性がいい のかを見極めることだ |
くれぐれも 忘れるなよ? |
俺のもつ魔力の属性と 相性がいいのは・・・ |
あたしのもつ魔力の 属性と相性がいいの は・・・ |
機属性・黒いサモナイト石 鬼属性・赤いサモナイト石 霊属性・紫のサモナイト石 獣属性・緑のサモナイト石 |
古き英知の術と 我が声によって 今ここに召喚の門を 開かん・・・ |
我が魔力に応えて 異界より来たれ・・・ |
新たなる誓約の名の下 に*n0が 命じる |
呼びかけに応えよ・・ 異界のものよ!! |
??? |
・・・・・・ |
やった・・・ なんとか、呼べたぞ |
ふうっ・・・ どうやらうまくいった みたいね |
ロレイラルの 機械兵士か これなら確かに護衛獣 として文句なしじゃ |
??? |
・・・ |
貴方ガ・・・ |
貴女ガ・・・ |
我ガ「あるじ」カ? |
え? あ、ああ! 君を召喚したのは 確かに俺だけど |
あるじ・・・って 君を呼んだのは あたしだけど |
了解シマシタ ソノヨウニ認識シマス |
デハ、御命令ヲドウゾ 我ガ「あるじ」殿 |
え、えっと・・・ |
なんか、ずいぶんと 固っ苦しい雰囲気の 護衛獣だけど・・・ |
ま、いっか? |
??? |
・・・ |
あ、あれっ? なんで、こんな子供が 出て来るんだ!? |
うまくいったかしら ・・・って、子供!? |
ふははは。 どうやら、低級な悪魔 を呼び出したようだな |
護衛獣として どれほど役に立つやら |
・・・オイ |
え? |
そこの間抜けヅラした ニンゲンのガキ!! 手前ェのことだよッ! |
間抜けヅラ・・・ |
はいはい、ボク なにかなー? |
冗談じゃねえぞ ニンゲン!! |
よくもオレを呼びつけ やがったな 高くつくぜェ? この貸しはよォ・・ |
な、なんなんだよ? この反抗的な態度はっ |
あらま、ずいぶんと ご機嫌ナナメねぇ? |
ううーん ひょっとして、かなり 厄介なの呼んじゃった のかも・・・ |
??? |
・・・・・・ |
・・・? |
ありゃ? |
??? |
ここ・・・どこ? |
え? |
??? |
おにいちゃん・・・ だれ? |
これはまた、ずいぶん 可愛らしいコが 来ちゃったわねえ |
頭にあるキツネの耳が なかったら、召喚獣に 見えないくらいに |
??? |
おねえちゃん・・・ だれ? |
こんな小さな女の子を 俺は召喚しちまったの か・・・? |
混乱してる・・・ ま、無理ないか |
ほう シルターンの妖怪か |
え? |
へっ? |
変化してまだ日は浅い ようじゃが、なかなか 強い魔力を持っておる ようじゃな |
そう、なのか? |
そうなの? |
・・・(こくん) |
見た目で判断しちゃ ダメってことね |
??? |
・・・っ!? |
やった・・・ なんとか、呼べたぞ |
でも、なんだか様子 がおかしいような |
やっりぃー! さすがはあたしっ だいせいこーっ♪ |
・・・って、あれ? なーんか、様子が おかしいわね・・・ |
なあ、君? |
ねぇ? ボク |
わーーーーーっ!! |
うわっ!? |
きゃっ!? |
ぶたないでっ! 食べないでっ!! 痛いことなんか しないでーーっ!! |
へ??? |
ボクなんか食べても おいしくありません だから食べないで! いじめないでぇ!! |
どうやら、錯乱して おるようじゃのう |
ふはははっ。 とんでもないハズレを 引いたようだな。ん? |
ぐすっ、ぐすっ・・・ |
え? この状況って ひょっとして・・・ |
あちゃあ・・・ なーんか、マズそうな 雰囲気が・・・ |
いかん! 暴発するぞっ!? |
うわあっ!! |
きゃあっ!! |
げほっ、げほっ |
やっちまった・・・ よりによって、こんな 失敗するなんて |
これじゃネスや師範に 顔向けが・・・ |
・・・・やっちゃった やっぱ、一夜漬けでも 勉強しときゃ良かった かなぁ・・・ |
どうしよ・・・ これじゃ、ネスや師範 に顔向けできないよぉ |
・・・? |
けほんっ! えほっ! |
あ、あれっ!? |
へっ!? ひょっとして |
うにゅうぅぅっ けむいですのおぉ~っ |
失敗じゃない? ちゃんと 召喚できてる!? |
呼ぼうとしてたのとは 似ても似つかない 召喚獣だけど・・・ |
でも、なんていうか 期待してたのとは全然 違う気もしたり・・・ |
むう てっきり、暴発かと 思ったんじゃが |
*n0よ お前が召喚しようと したのは、この召喚獣 で間違いないか? |
あ、は、はいっ! そうですっ!! |
こうなったら、もう なんとかしてごまかす しかない・・・ |
あっ、は、はいっ! そうですっ!! |
こうなったら、もう なんとかしてごまかす しかないわね・・・ |
はえ? |
さいわい、コイツは 見るからに無害そうな 感じだし |
試験の間だけでも ごまかせれば・・・ |
この子、見るからに おとなしそうだし |
えーい、試験の間だけ ごまかしちゃえっ! |
ともあれ お前と共に試験を 受けるべき護衛獣は ここに召喚された |
*n0よ お前の召喚した下僕と 共に、これより始まる 戦いに勝利せよ! |
ええっ!? |
ちょ、ちょっと! ちょっと待っ・・・ |
戦えだなんて、 いきなり、そんなこと 言われたって!? |
あ、あのー・・・ もしもしっ? |
そんなこと・・・ 聞いてないんですけど |
お前の戦うべき相手は この者たちだ |
ヴオォォォォッ!! |
こんなのっ 冗談じゃないぞっ!? |
ちょ、ちょっと!? |
これって、シャレに なってないよぉ!? |
優先命令ニ 該当シマシタ |
え? |
へ? |
護衛獣ノ義務ハ 召喚者ノ命ヲ守ルコト |
オ守リイタシマス あるじ殿・・・ |
(くいくい) |
え? |
おにいちゃん・・ こわいよ・・・ |
そうだよ。 俺がしっかりしなくて どうするんだよ? |
この子を・・・ 守ってやらなくちゃ! |
え、なぁに? |
おねえちゃん・・ こわいよ・・・ |
・・・大丈夫よ おねえちゃんってば 強いんだから! |
そうよね・・・ 私がこの子のこと 守ってあげなきゃ! |
んだぁ? このくせえ連中は オレにケンカを売る気 かぁ!? |
お、おい・・・ |
とりあえず やるしかないわね! |
すっこんでろッ ニンゲン!! |
あら・・・ 言ってくれるわねぇ? |
オレは今、めちゃ機嫌 が悪いんだよ・・・ |
うさ晴らしに 遊んでやらあッ!! |
ぐすっ、もうダメです オシマイですうぅぅ |
泣くんじゃない!! |
泣かないの!! |
・・・っ!? |
オシマイになりたく なかったら戦うんだ! |
男の子でしょ? 泣き言は言わないっ! |
ででで、でもっ・・・ |
俺だってこわいさ けど、戦うしかない |
俺を信じてくれ! |
あたしもいるんだから 一緒に戦えば勝てる! いーい? |
はっ、はいいい |
にゅううっ??? いったい、なにが どうなっちゃってるん ですの~!? |
モナティ、お手伝いで お庭のお掃除をしてた はずなのに・・・ |
マスターっ!? マスターは、どこに 行っちゃったん ですのおぉ~っ!? |
お、落ち着いてっ! |
ちょっ、ちょっと! お願いだから 落ち着いてってば |
うにゅうぅぅ・・・ |
詳しい説明はあとで ちゃんとするから、 今は俺の言うとおりに してくれないか? |
詳しい説明はあとで するから お願い、力を貸して |
ヴオォォォォッ!! |
じゃないと・・・ 二人ともアイツらに やられちまう だから、頼むっ! |
でないと・・・ |
二人とも、あいつに 食べられちゃうよ? |
うぅー、わかりました ですのぉ・・・? |
やった・・・ |
勝った! 勝てたぞっ!! |
やりぃーっ! |
どうやらこれで、文句 なしに試験は合格ね |
彼ラトノ戦力差ハ 明ラカナモノデシタ |
コノ勝利ハ 当然ノ結果デス・・・ |
あ・・・ そ、そうなのか? |
むー・・・ なんでわざわざ、人の 喜びに水を差すかなあ |
・・・・・・ |
ゴメンな いきなりコワイ目に あわせちゃって |
もう大丈夫だからな |
ほら? おねえちゃん 強かったでしょ |
もう大丈夫だからね |
・・・(こくん) |
チッ! 八つ当たりにもなりゃ しねぇぜ |
あーーーっ!! イラつくぅぅぅっ!! |
あれだけ暴れまくって よく言うよ・・・ |
あははは・・・っ 思いっきり、血の気が あり余ってるわねぇ |
た・・・ |
たすかったぁぁぁぁ |
お互い、無事で よかったな? |
よくがんばったわね うんうん、えらいぞ |
は、はいっ おかげさまでっ! |
ふにゅうぅ・・・ |
ありがとう 君が俺の言うことを 黙って聞いてくれた おかげだよ |
ありがとう 力を貸してくれて おかげで助かったわ |
ど・・・ どういたしましてぇ ですのぉ・・・ |
よくがんばったな *n0よ |
それだけの力があれば もう一人前じゃろう |
ラウル師範・・・ |
どうじゃな 試験官のフリップ殿? |
・・・フン! |
見習い召喚師 *n0よ 試験の結果をもって 今よりお前を・・・ |
正式な蒼の派閥の 召喚師とみなす!! |
おめでとう *n0 |
なお、派閥の一員と なったお前には、相応 の任務が命じられる |
いったん自室へと戻り 呼び出しを待つがいい ・・・以上だ! |
・・・あれ? |
・・・あら? |
・・・・・・ |
ネスじゃないか |
どうしよう? なんでこんなとこに? 心配してくれたのか 無視しちゃおう |
ネスじゃない |
どうしよう? まっててくれたの? 心配してくれんだ 無視しちゃったりして |
なんでネスが こんなとこに? |
僕がどこにいようと 君には関係あるまい |
そりゃ そうだけど・・・ |
まっててくれたの もしかして? |
何を言っているんだ |
僕がどこにいようと 君には関係あるまい |
ふーん・・・ ま、たしかにそうよね |
ひょっとして 心配して見に来て くれたのか |
心配してくれたんだ |
なんで僕がわざわざ そんなことをしなく ちゃならんのだ? |
う・・・ |
えー、冷たいなぁ? |
まあ・・・ |
君がどんな不始末を しでかすかは、不安で はあったが |
一応、僕は君の 兄弟子だしな・・・ |
ふーん・・・ ま、そういうことに しておきますか |
・・・ |
おい |
・・・・・・ |
おいっ! *n0!! |
・・・あ? |
・・・あら? ネス、いたの? |
しらじらしく 無視するんじゃない! |
まったく・・・ それが心配してやった 兄弟子への態度か・・ |
え? |
ん? |
こっちの話だッ! |
あ!? そうだ、ネスっ 俺、合格したんだぜ! |
あ、そーだっ! ネスネスぅ、あたし ちゃんと合格したわよ |
よかったな |
・・・なんだよ、それ |
もうちょっとさ 喜んでくれたっていい だろう? |
ありがと・・・って あのさ、もう少しこう 喜んでくれたって いいんじゃない? |
真面目に学んでいれば あれぐらいの試験は、 受かって当然だ |
むしろ落ちる要素が あったこと自体が 問題なんだぞ? |
う・・・ |
むー、あいかわらず きついなぁ |
はっはっは 相変わらずお前は *n0には 手厳しいのう |
ラウル師範・・・ |
ともあれ、合格したの はめでたいことじゃて よくがんばったな *n0よ |
ありがとうございます 師範! |
いいのですか、師範 本当にこんな不真面目 なヤツを、一人前と 認めてしまって? |
あのなぁ・・・ |
ネスぅ・・・ |
試験官はフリップ殿 だったんじゃぞ ネスティ |
え!? |
誰よりも平民あがりの 「成り上がり」召喚師 を嫌う彼が、認めざる をえなかったんじゃ |
*n0は それだけの結果を自分 の力で出したのさ |
立派なものじゃろう? |
・・・はい |
さて、と |
*n0よ 早く部屋に戻りなさい 呼び出しが来ていると いかんからな |
あ、はい |
はい、師範 |
それから、さっきから そこで居心地悪そうに しておる・・・ |
お前の護衛獣に きちんと挨拶をしとく ことじゃな |
え? |
ああっ、ゴメンっ!? |
・・・ |
あわわっ、すっかり 忘れてたっ!? |
あっちゃあ・・・ 今の今まで、すっかり 忘れちゃってた!? |
呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
呼び出して早々 戦わせて悪かったわね |
オ気ニナサラズニ |
自分ハ戦闘ノタメ 開発サレタ機体デス |
そうなんだ・・・ どうりで強いわけだ |
これから先 俺の護衛を君に頼む ことになるわけだけど |
よろしく頼むよ *n1? |
そっか・・・ どうりで強いわけだ |
これから先 あたしの護衛を君に 頼むわけだけど |
よろしく頼むわね *n1? |
理解シテイマス |
ソノヨウニ御命令ヲ 受ケテイマスノデ |
あ、うん・・・ |
機械だけあって すごく事務的だなあ コイツ |
ありがと・・・ |
機械だけあって 面白みにかけるわね このコ・・・ |
呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
ごめんね 怖くなかった? |
(ふるふる) |
これから君には 僕の護衛獣になって もらうんだけど・・・ |
イヤなら、元の世界に 帰してあげることも できるんだ |
これから君には あたしの護衛獣に なってもらうんだけど |
イヤなら、元の世界に 帰してあげることも できるわよ? |
どうする? |
・・・・・・ |
無理だよなぁ いくら妖怪だからって こんなに小さいんだし |
無理もないか こわかったよね いきなり戦わせて |
・・・いいよ |
え? |
おにいちゃん・・・ まもってくれた |
へっ? |
おねえちゃん・・・ まもってくれた |
あたしのこと・・・ だから・・・ |
本当にいいの? |
(こくん) |
そっか・・・ |
よろしくな *n1 |
これからよろしくね *n1 |
・・・(こくん) |
呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
おつかれさま あんた、思ったより 強いわねぇ? |
なぁに 馴れ馴れしい口 叩いてんだよ? |
わりぃと思うんなら さっさと、オレを 解放しやがれッ! |
なんだよ、その態度は |
それが召喚主に 対する態度かよ!? |
さっさと、オレを 解放しやがれッ! |
むー、言ってくれる わねぇ・・・ |
それが召喚主に対する 態度なわけ? |
勝手に主人ヅラ すんじゃねえッ!! |
誓約で縛られちまった から、命令は聞いて やるがよ・・・ |
オレは手前ェと仲良く する気はねぇんだ!! よォくおぼえとけっ ニンゲン!! |
な・・・ なんてヤツだ・・・ |
・・・はいはい |
呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
がんばったね *n1 えらい、えらい |
いいっ、いえ! ボクのほうこそっ すいませんです!! |
ご主人様の身を守るの が、召喚獣の使命なの に・・・ |
ボク、役立たずで 情けないですぅ・・・ |
おいおい、なにも 泣くことないってば! |
むー、なんですぐに 泣くかなぁ、キミは |
ででっ、でもぉ! |
戦闘に向いてない君を 無理に戦わせた俺も 悪かったんだ |
こわい目にあわせて 本当にごめんな |
戦闘に向いてない君を 無理に戦わせたのは あたしなんだから |
うん、君はがんばった あたしはそう思うよ |
ご主人様・・・ |
メイトルパに帰して あげるよ |
で、本当なら君には あたしの護衛獣として 働いてもらいたいトコ なんだけど・・・ |
メイトルパに帰った ほうが、君のためには よさそうだね? |
だだっ、ダメですっ! |
*n1? |
ボクはっ こわいのや痛いのは 苦手ですけど、でも! |
料理とか、洗濯とかっ お掃除とかならっ 上手にできる自信は ありますっ! |
ご迷惑かけたぶん お詫びがしたいんです だから・・・っ! |
ダメ、ですか? |
・・・いいや |
俺、そういうの全部 苦手だから すごく助かるよ |
ダメじゃないけど |
うう、アタシの苦手な ことばかり得意なのね このコ・・・ |
じゃ、じゃあ・・・ |
よろしく頼むぜ? |
よろしく頼むわよ♪ |
*n1 |
は、はいっ ご主人様っ! |
はい? |
はーい? |
呼び出しが来たぞ *n0 |
僕と一緒に来るんだ |
ネスと一緒に? |
・・・というわけでね 俺の失敗のせいで 君は召喚されたみたい なんだよ |
・・・そういうわけで あたしの失敗のせいで 君は召喚されたみたい なのよ |
そうだったですの |
こわい目にあわせて 本当にごめんな |
すぐに誓約を解除して 元の世界に・・・ |
迷惑かけちゃってさ ほんと、ゴメンね |
すぐに誓約を解除して 元の世界に・・・ |
待ってください ですの! |
元の世界って メイトルパに帰すって ことですよねぇ・・・ |
そうだけど? |
そういうことに なるのかなー? |
それじゃあ 困るですのぉ~っ!! |
モナティには この世界にちゃんと 別のマスターがいるん ですのぉ! |
ええっ!? |
それって どういうことなんだ? |
うそっ!? |
それって どういうこと? |
やれやれ・・・ 「二重誓約」とはな |
ネス!? |
様子が変だと思って 見に来たら、案の定だ 廊下まで聞こえたぞ? |
うう・・・ |
あっちゃー・・・ |
「二重誓約」って なんですのー??? |
「二重誓約」とは 召喚術が失敗した時に 起きる事故のひとつで |
すでに誓約を交わした 他人の召喚獣を、別の 人間が召喚してしまう ことなんだ |
その場合、より強い 魔力の持ち主のほうの 誓約が優先されること になってしまう |
でもさ、ネス 自分で言うのもなんだ けど、俺、そんな魔力 強くないぜ? |
・・・・・・ |
でもさ、ネス 自慢じゃないけど あたし、そんなに魔力 強くないわよ? |
だろうな |
むー・・・ |
君はもともと はぐれ召喚獣だったん じゃないのか? |
あ、はい・・・ ちょっと前までは そうでしたの |
多分、今の主人とは きちんと誓約をかわし てないんだろう? |
にゅうぅ、そう言えば そうですのぉ・・・ |
やはりな だったら理解できる |
最初に君が召喚された 時の誓約の魔力が 弱まってたんだ |
だから、このバカ者の 召喚術なんかで、簡単 に書き換えられて しまったんだな |
うう・・・ |
なるほどねぇ |
素直に感心するなっ! |
むー・・・ |
うにゅうぅぅ・・・ |
どうしよう、ネス? |
どうしよっか? |
別に問題はあるまい 元がはぐれだろうと、 今は君がこの召喚獣の 主人なんだ |
でも、この子はっ! ・・・モナティには、 ちゃんと別に主人が いるんだぜ!? |
それを、無理矢理に 俺の護衛獣にしちゃう なんて・・・ |
薄情ねぇ! |
モナティには、本当の 主人がいるのよ? 何とかしてあげなきゃ |
いやがってるのに 無理矢理、あたしの 護衛獣にするなんて |
だったら、試験の時に どうして失敗したって 言わなかった? |
う、それは・・・ |
そ、それは・・・ |
・・・まあ、いい いずれにしろ、これは 召喚者である君が責任 を取るべきことだ |
よく考えるんだな 自分がどうするべきか |
・・・。 |
あ・・・ |
呼び出しが来た ようだな? |
*n0よ お前に最初の 任務を与える 心して聞くがよい |
はい |
お前はこれより護衛獣 と共に、修行を兼ねた 見識を深めるための旅 に出るのだ |
なお、視察の旅の期限 は定めぬものとする |
え? |
へっ? |
蒼の派閥の一員として ふさわしき活躍を示す ことができた時 |
それをもって この任務の完了とする |
お待ちくだされ フリップ殿! |
どうかなされたか? ラウル殿 |
何をもってふさわしき 活躍とするのか 説明すべきでは!? |
それは*n0が 自分で考えるべき ことでしょう |
いくら後見人とはいえ 過保護は困りますな ラウル殿? |
じゃが・・・ |
それにこの任務は 幹部一同が協議した上 で決定したことですぞ |
不満があるのなら グラムス議長や 総帥にお言いなさい |
・・・っ |
わかりました フリップ様 |
*n0? |
その任務 お受けいたします |
ふふふ 殊勝な心がけだな *n0 |
君はバカか!? |
これは任務の名を 借りた、君を追放する ための命令だぞ!! |
わかってるさ |
わかってるわよ |
そんなの、最初から わかってる・・・ |
でも、俺はこれ以上 俺をかばったせいで 師範が立場を悪くする のはイヤなんだよ |
あたしはもうこれ以上 あたしをかばって師範 が立場を悪くするのは イヤなのっ! |
・・・ |
任務を果たしたならば お前に「家名」が与え られるそうだ |
「成り上がり」の身分 から、正式な召喚師の 家系を名乗れるのだ 奮起するがいい |
・・・以上だ! |
こうして俺は 旅立つことになった・・・ |
事実上の追放にひとしい 任務を受けたにも関わらず 俺はなぜか、取り乱したり しなかった |
なぜか? |
考えるまでもない 同じだからだ |
あの日、強引に この場所へ連れてこられ 召喚師になることを強制 された時と、同じだからだ |
だから、耐えられた 納得することができた |
どうせ選択の余地は ないのだから、と・・・ |
こうして、あたしは旅に出る ことになったわけで・・・ |
追放されちゃったってわりに 妙にさめちゃってることが 最初は自分でも不思議だった んだけど・・・ |
よく考えたら、答えは簡単 |
だって、繰り返しってこと あの日と同じことが、また 繰り返されただけ・・・ |
唐突に、この場所に連れて こられて、召喚師になれと 強制された時と同じ |
だから、平気 |
平気だよ・・・ うん・・・ |
scn101
さて・・・ 荷物の準備はこれで よし、と |
この部屋で暮らすよう になって、もう何年も 経つけど・・・ |
いざ出ていくとなると なんだか、名残惜しい 気がするな |
ま、無理もないか |
ここに来るまで、俺は ずっと宿無しみたいな もんだったし |
ふう 荷物の整理おわりっと |
この部屋で暮らすよう になって、もう何年も 経つけど・・・ |
いざ出ていくとなると なんだか、名残惜しい 気がするわね |
ま、無理もないか |
ここに来るまで、 あたしに家なんて なかったし・・・ |
・・・・ |
・・・・ 思い出をふり返る ガラじゃないよな |
・・・・ 思い出をふり返る らしくないね |
ここに連れてこられて すぐの頃は、逃げる ことばかり考えてたよ なあ |
脱走騒ぎを起こしては ネスやラウル師範に 迷惑かけたっけ・・・ |
あ・・・ そういえば・・・ |
・・・あった、あった 前にネスに書かされた 反省文! |
あはははっ 「真面目になります」 て、1000回も 書かされたっけ |
・・・うん |
これも持っていくか |
もう、ネスに叱られる 機会もなくなっちまう かもしれないし・・・ |
ここに連れてこられて すぐの頃は、逃げる ことばっかり考えてた 気がするわねえ |
脱走騒ぎを起こしては ネスやラウル師範に 迷惑かけたっけ・・・ |
あ・・・ そういえば・・・ |
・・・あった、あった 前にネスに書かされた 反省文! |
「真面目になります」 て、1000回も 書かされたのよねー |
・・・うん |
これも持っていこっか |
もう、ネスに叱られる 機会もなくなるかも しれないし・・・ |
反省文を手に入れた! |
って、ガラじゃないか こんなふうに感傷的に なるなんてさ |
ある意味、ようやく 自由の身になったんだ 楽しまなくちゃ もったいないって! |
らしくないわね こんなふうに感傷的に なるなんて |
ある意味、自由の身に なったわけでもあるし 楽しまなくちゃ もったいないよね |
あ、はーい |
はい? |
旅支度はすんだのか? |
うん、まあね |
うん、ばっちり |
なら、すぐ出発しない とダメじゃないか 遊びじゃないんだぞ? |
わかってるよ |
・・・なんだよ ちょっとぐらい 引き止めてくれたって いいのにさ・・・ |
わかってるわよ |
・・・なによ ちょっとぐらい 引き止めてくれたって いいのに・・・ |
もういいよ、ネス 見送りはここまでで |
もういいわよ、ネス 見送りはここまでで |
・・・? |
心配してくれるのは ありがたいけど、俺も 一人前になったんだ |
ここから先は、俺一人 でがんばるからさ |
心配してくれるのは うれしいけど、 あたしも一人前に なったわけだし |
ここから先は、 あたし一人でも がんばれるから |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
どうして僕が君のこと を見送らなくちゃ ならないんだ? |
え? |
へ? |
やれやれ・・・ まさか、気づいて なかったとはな |
見送りの僕が、なんで 君と同じような旅支度 をしていると思う? |
あ! |
あのあと、フリップ様 から命令が届いてな |
不本意ではあるが、 君の監視役として同行 を命じられたんだ |
ええ~っ!? |
ええ~っ!? ホントに? 嘘だろ~っ!? なんで!? |
ええ~っ!? |
ええ~っ!? ホントに? 嘘でしょ!? なんで!? |
ホントに? |
そんなくだらない嘘を ついてどうするんだ 君じゃあるまいし |
そっか・・・ あは、ははははっ |
? |
正直に言うとさ 俺、ちょっとだけ不安 だったんだよ |
でも、ネスが一緒なら 心強いや |
正直に言うとね あたしちょっとだけ 不安だったの |
でも、ネスが一緒なら 心強いわ |
・・・言っておくが |
僕は監視役として 君に同行するんだ 君を甘やかすつもりは ないぞ |
わかってるって♪ |
わかってるって♪ |
まったく・・・ |
嘘だろ~っ!? |
嘘でしょ!? |
なんだ? その、言葉の端々から にじみ出る不満そうな 態度は・・・ |
だ、だってさぁ! つまりそれって、俺が 一人前として認められ てないってことだろ |
つまりそれってば あたしが一人前 だって認められてない わけじゃない! |
事実じゃないか? |
う・・・ |
む・・・っ |
それにこの旅は、君に 致命的に足りていない 勤勉さを学ばせること も目的なんだ |
君のことだ 放っておいたら、好き 勝手にふらふらするに 決まってるからな |
見抜かれてる・・・ |
ばれてる・・・ |
残念だったな? あてが外れて |
とほほ・・・ |
むぅう・・・ |
なんで!? |
知らんよ |
おおかた、君を野放し にしておくことに 不安を感じたんだろう |
とほほ・・・ 散々な言われようだ |
なによ、それぇ? ずいぶんな言われよう じゃない |
ま、今の君の注意力の 欠如っぷりを見れば、 その不安も理解できる 気がするがな |
うう・・・ |
むう・・・ |
まあ、それはさておき |
そもそも君は、本部の あるこの街のことすら くわしくは知るまい |
あ、うん |
きちんと街をまわった ことなんて、そういや なかったもんな・・・ |
授業をさぼった時も ほとんど昼寝してたし |
えっ、うん |
きちんと街をまわった 事なんて、そういえば なかったもんね・・ |
授業をさぼった時も ほとんど昼寝してたし |
だから、まずはこの街 聖王都ゼラムについて 案内するとしよう |
*n1にも この世界の様子を見せ ておく必要があるしな |
ああ、そうだな |
*n1 わからないことがあっ たら、なんでも聞いて くれよ? |
ええ、そうね |
*n1 わからないことがあっ たら、なんでも聞いて ちょうだい |
了解シマシタ あるじ殿 |
(こくん) |
はッ! 誰が手前ェなんかに 頼るかよ・・・ |
はい、よろしくお願い します、ご主人様っ |
結局のところ、彼女は どうするんだ? |
・・・・・・ |
それなんだけどさ |
俺、モナティを彼女の 主人のところへ帰して やりたいと思ってる |
そのことなんだけど |
ネス、あたしね モナティを彼女の主人 のところへ帰してあげ たいと思ってるの |
・・・えっ? |
どうせ旅の行き先は 俺が自由に決めていい んだしさ |
ダメかな? |
だって旅の行き先は あたしが自由に決めて いいんでしょ? |
・・・ダメ? |
ダメもなにも 君の好きにすればいい |
僕が口を出すことじゃ ないからな |
・・・だってさ? |
・・・だってさ? よかったわね モナティ? |
う、にゅ、にゅうぅっ ありがとうですのぉ! |
あはは、いいんだって もともとは、俺が失敗 したせいなんだし |
あはは、いいのよ もともとは、あたしが 失敗したせいなんだし |
で、彼女の主人がいる のはどこなんだ? |
サイジェントっていう 街なんですの |
サイジェント? |
・・・! |
知ってるか、ネス? |
知ってる、ネス? |
ああ。一応、場所はな |
ホントですのー? |
聖王国の西の果て 旧王国との領土の境に ある街だ |
海路を使って、何日も かけて行く必要がある |
よし、それじゃ さっそく港へ・・・ |
へえ、それじゃ さっそく港へ・・・ |
船賃はどうするんだ? |
え? |
へ? |
言っておくが、手持ち の金では一人分の船賃 だって出ないぞ |
・・・じゃ、じゃあ! 時間はかかるだろう けど、歩いて・・・ |
えっとぉ・・・ それじゃあ、時間は かかっちゃうだろう けど、歩いて・・・ |
だとすると、何十日も 歩きづめだろうな |
げっ!? |
うそっ!? |
歩いて簡単に行けるの なら、船の必要なんて ないだろう |
つまり、現状の僕たち では無理ということだ |
そんなぁ・・・ |
心配するなって! なんとか、するからさ |
心配しないで! なんとかするから |
そう言うからには 具体的な案があるんだ ろうな? |
それは・・・ |
そら見ろ できもしないことを 安うけあいするなんて |
前から言おうと思って いたが、どうして君は そう浅はかなんだ? |
浅はかで悪かったなぁ |
浅はかで悪かったわね |
お二人とも ケンカなんかしちゃ ダメですのーっ! |
モナティのせいで お二人がケンカするの はイヤですのぉ・・・ |
モナティ・・・ |
・・・まあ、なんだ 今は無理というだけで 帰れないわけじゃない |
旅を続けるうちに、 なにか方法が見つかる かもしれないしな |
ただし、それまでの間 君にはこいつの護衛獣 になってもらうことに なるが・・・ |
わかりましたですの |
ごめんな、モナティ |
ごめんね、モナティ |
そんな、お気になさら ないでほしいですの! だって・・・ |
*n0さん だって、こんなことに なって困ってるはず です・・・ |
それは、まあ・・・ |
モナティにどれだけの ことができるのかは わからないですけど |
いっしょうけんめい がんばりますから よろしくお願いします です |
・・・うん じゃ、よろしく頼むよ |
・・・うん よろしく頼むわね |
はいですのっ! |
出発するのは まだ早いだろう |
もう少し街を回って、 旅に必要な品物を整え てから、また来よう |
そろそろ出発するか? |
どうしよう? そうしよう ちょっと待って |
さすがは聖王国の王の お城だけあるなあ 門だけ見ても、すごい 大きさだよ |
さすがは聖王国の王の お城だけあるわね 門だけ見ても、すごい 大きさだわ |
大きさもだが、この城 の一番の特色は、背後 に滝を背負っていると いう立地条件なんだ |
断崖が堅固な防壁に なると同時に、聖王家 にふさわしい偉容を 作り出している |
なるほど、たしかに 迫力あるもんな・・・ |
へ~、たしかに 迫力あるものねぇ |
そういった反面、門前 をこうした広場として 市民に開放することに よって |
閉鎖的ではない雰囲気 を作り出しているんだ |
城ひとつとっても いろいろと考えて建て られてるんだなあ |
城ひとつとっても いろいろと考えて建て られてるのね |
そういうことだ |
うわ・・・ これ、ぜーんぶ お店なんだよな? |
ひゃあ・・・ これ、ぜーんぶ お店なのよね? |
ゼラムには大陸の各街 から、様々な品物が 集まってくるからな |
これだけ数が多いと どの店で買ったらいい のか、迷いそうだな |
これだけ数が多いと どの店で買ったらいい のか、迷いそうね |
そのあたりは心配ない 例えば、そこの洋服屋 の値札を見てみろ |
いち、じゅう、ひゃく せん・・・ 1万バーム~っ!? |
扱う品物が高級なほど 値段もあがっていく 懐具合に応じて、自然 に店は決まるわけだ |
それはわかったけど、 洋服ひとつにどうして こんな値段が? |
それはわかったけど、 洋服ひとつにどうして こんな値段がつくのよ |
遠い街から輸入すれば そのぶんだけ手間賃や 輸送費がかさんでいく その結果さ |
ちなみにその服は 有名なサイジェント産 のキルカの織物さ 貴族の着る洋服だよ |
うはぁ・・・ |
うひゃ・・・ |
さて、ついでだから 旅に必要な品物を買い 足していくとしよう |
お、お金、足りるか? |
お、お金、足りる? |
言っただろう 懐具合に合わせて店は 選べるって |
あ、なるほど |
あ、納得 |
ここはまた ずいぶんとにぎやか だなぁ |
ここはまた ずいぶんとにぎやかね |
繁華街だからな ゼラムほど大きな街に なると、その規模も 大変なものになる |
夜になると、人の数は こんなものじゃないぞ |
もっといっぱい増える んですのーっ!? |
すごいな |
すごいわね |
繁華街っていわれる だけのことはあるのさ |
えっ!もっと ふえるんですか? |
繁華街っていわれる だけのことはあるのさ |
宿屋や酒場は旅人で 賑わうし、大劇場での 催し物やカジノは、夜 しか開かれないんだ |
すごいもんだなぁ |
たいしたものねえ ホント・・・ |
この繁華街と、貿易が ゼラムの主産業と いってもいいからな |
うにゅうぅぅ・・・ いーっぱい人がいてぇ 目が回りそうですのー |
モナティのいた街には こういう場所は なかったのかい? |
モナティのいた街には こういう場所は なかったの? |
あったですよ |
でも、もっとちんまり してたですの |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
あ、でも すごくおいしいご飯が 食べられるお店が あるんですの! |
そこのオムレツがもう すごぉぉ~く美味しい んですのー |
それ、俺も食べて みたいなぁ |
いいなぁ、それ あたしも食べて みたいなぁ・・・ |
ぜひぜひ、モナティが ご案内するですの! |
ああ、そのためにも 早いとこ、モナティを 帰せるようがんばるよ |
そうね、そのためにも 早いとこ、モナティを 帰せるよう がんばろっか |
*n0さん・・ |
な? |
ね? |
は、はいですぅ! |
夜になると、人の数は こんなものじゃないぞ |
すごいもんだなぁ |
すごいものねぇ |
導きの庭園 いわゆる、市民公園に あたる場所だな |
いくらなんでも、ここ ぐらい俺も知ってるよ |
蒼の派閥本部の 目と鼻の先なんだから |
いくらなんでも、 ここならあたしも 知ってるわよ |
蒼の派閥本部の 目と鼻の先なんだから |
たしかにそうだな |
多分、ここについては ネスより俺のほうが 詳しいと思うぜ |
多分、ここについては ネスよりあたしの方が 詳しいと思うわよ |
ほう? |
どこの出店が美味いか とか、どの木の上が 昼寝しやすいかとかさ |
木陰の気持ちいい 場所とか、おいしい お菓子を売ってる出店 はどれか、とかね |
・・・・・・ |
他にも・・・わっ!? |
他にも・・きゃっ!? |
きゃあっ!? |
あれ・・・? 今たしかに、なにかが ぶつかってきたと 思ったんだけど |
えっと・・・? 今たしかに、なにかが ぶつかってきたと 思ったんだけど |
*n0 もっと下を見てみろ |
あ・・・ |
ありゃ・・・ |
ひゃうぅ・・・は、鼻 ぶつけたぁ・・・ |
だ、大丈夫かい? |
だっ大丈夫? |
あ、平気ですぅ・・・ |
どういう理由があるの かはわからないが |
地面ばかり見て歩くの は、危ないからよした ほうがいい |
はい、気をつけます |
じゃあ・・・ |
気づいてたんなら注意 してやれよ? |
気づいてたんなら注意 してあげなさいよ? |
あの子が気づかなくて も、君が気づくだろう と思ってたんだが |
期待した僕が バカだったようだ あの子には悪いことを したよ |
うう、なんか遠回しに 責められてる気が |
むぅ・・・ 私が悪かったです |
他にも・・・ |
・・・! |
どいてえぇっ!! |
・・・うわあっ!? |
・・・きゃあっ!? |
ごめんなさぁい! |
あたたた・・・ |
いたたた・・・ |
*n0さんっ だ、大丈夫ですの!? |
待つんだ、モナ・・・ |
お待ちなさいっ!? このチビジャリいぃ! |
ふにゃああっ!? |
・・・遅かったか |
ああ、だから待てと 言ったのに・・・ |
な、なんなんだよ 今の騒々しい連中は? |
んもぉ・・・ なんだったのよぉ いったい!? |
うにゅううぅ・・・ |
さっきの子、まだ下を 見てうろうろしてるぞ |
また、誰かにぶつから ないといいけど・・・ |
さっきの子、まだ下を 見てうろうろしてる |
また、誰かにぶつから ないといいけど・・・ |
さっきみたいに、また はねられたりしない だろうな・・・? |
さっきみたいに、また はねられたりしない わよね・・・? |
このあたりは、やけに 立派な屋敷が多いな |
このあたりは、やけに 立派な屋敷が多いわね |
貴族や騎士の暮らす 住宅地だからな |
名のある召喚師たちも ここに住居を構えて いるんだ |
へえ・・・ |
ふーん・・・ |
蒼の派閥の召喚師では バーネット家や グレイメン家・・・ |
金の派閥のマーン家や ウォーデン家の本宅も ここらにあるはずだ |
どのみち、俺には縁の なさそうな場所だな |
どのみち、あたしには 縁のなさそうな場所ね |
・・・そうだな |
ヘヘヘ、この場所は なかなかいいなァ 気に入ったぜ |
やっぱり、悪魔も こういう屋敷とかに 住みたいものなのか? |
ケッ、なァにバカな こと言ってやがるんだ |
あら、キミも こういう屋敷とかに 住みたいの? |
ケッ、なァにバカな こと言ってやがるんだ |
オレが気に入ったって のはなァ、ここら一帯 に満ちてる悪意よ! |
いっ!? |
へ? |
ニンゲンの欲深さには つくづく感心するぜェ あちこちの屋敷から にじみ出てやがる |
ヒヒヒ、たまんねェぜ |
さ、他のトコ行くぞ! |
はい、はい・・・ 次、行くわよ |
なんだよォ? もうちょっとぐらい 楽しませろってば |
いいからっ!! |
いいから来るのっ! |
俺には、縁のなさそう な場所だな・・・ |
あたしには、ちょっと 縁のない場所だわね |
王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないんだな |
王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないのね |
まあ、家そのものはな |
ただし、道のほうは そうでもないぞ 他の街より整然として いるはずだ |
ただでさえ人の多い街 だからな、区画整理が 重要になるのさ |
しかし、いくら整理が されてたって・・・ |
こう似たような道が 多いと、見分けがつか なくなりそうだな |
しかし、いくら整理が されてたって・・・ |
こう似たような道が 多いと、見分けがつか なくなりそうね |
(きょろきょろ) |
*n1 あんまり俺から離れた ら、迷子になるぞ? |
*n1 あんまりあたしから 離れたら迷子に なるわよ? |
・・・まいご? |
そう、迷子 ひとりぼっちに なっちゃうってことさ |
そう、迷子 ひとりぼっちに なっちゃうってことよ |
!! |
あ、おい? |
ちょ、ちょっと? |
・・・(ぎゅっ) |
なにもそんな、必死に 俺の服につかまらなく たって・・・ |
なにもそんな、必死に あたしの服をにぎら なくたって・・・ |
・・・・・・ |
・・・ま、いっか |
王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないんだな |
王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないのね |
あそこに作られてる 建物がなんなのか 君はわかるか? |
あははっ、さっぱり |
やれやれ・・・ あれはな、召喚獣鉄道 の駅だよ |
ああ、そういえば授業 で習った気がする |
でも、あれってたしか 問題が山積みで中止に なったんじゃ? |
費用とか、環境の問題 とかで・・・ |
ああ、そういえば授業 で習った気がするわね |
でも、あれってたしか 問題が山積みで中止に なったんでしょ? |
費用とか、環境の問題 とかで・・・ |
ふむ、君にしてはよく 覚えていたものだ |
だがな、最近になって 開発が再開されること に決まったんだ |
金の派閥が新たに出資 をすることでな |
金の派閥・・・ |
金儲けのために召喚術 を使う連中と、我々は あまり友好的じゃない |
旅先で出くわすことも あるだろうが、極力 関わらないように気を つけるようにな |
ああ、わかったよ |
ええ、わかったわ |
・・・・・・ |
どうかしたのか? *n1 |
どうかしたの? *n1 |
あ、いえ ちょっと、気になる 匂いがしたので |
・・・そうかな? |
・・・匂い? |
僕の気のせいかも しれません |
こんなところで メイトルパと同じ匂い がするはずがないです ものね・・・ |
*n1 やっぱ、帰りたいか? |
*n1 やっぱ、帰りたい? |
い、いえっ そんなつもりだったん じゃないですよっ!? |
・・・・・・ |
ホントにっ ホントですってばぁ! |
・・・ぷっ、くくっ あははははっ! |
え・・・? |
あははは、わかってる ちょっとからかいたく なっただけだよ |
あははは、わかってる ちょっとからかいたく なっただけよ |
ひ、ひどいですよぉ ご主人様っ!! ボクっ、本気で・・・ |
ああ、こらこら 泣くなってば |
あ、ゴメンゴメン 泣かないでってばぁ |
ぐすっ・・・ |
うーん、意地悪すぎた かもな・・・反省 |
うーん、意地悪すぎた かも・・・反省 |
金の派閥か・・・ どんな連中なんだろ? |
うわぁ でっかい湖だなぁ |
窓越しになら、何度か 見てたけど・・・ |
こうして間近で見ると やっぱ、すごく大きな 湖よねぇ |
このハルシェ湖は 王城の上手にわき出る 至源の泉から、あふれ 出た水が滝となり |
低地にたまっていって できたものだ |
へえ・・・ |
そうなんだ・・・ |
ハルシェ湖はゼラムの 人々の喉を潤す貴重な 水源であると共に |
海路を使って運ばれる 物資の受け入れ口にも なっているんだ |
あれ? あの船を引っ張ってる のって、もしかして 召喚獣!? |
あら? あの船を引っ張ってる のって、もしかして 召喚獣!? |
運河をさかのぼるのは 大変だからな ああして召喚獣に船を 引かせたりもする |
てことは、海から川を のぼってくる船は みんな召喚獣に引かれ てくるのか? |
てことは、海から運河 をのぼってくる船は みんな召喚獣に引かれ てくるのかな? |
いや、そうじゃない 風と潮の満ち引きを 利用してる船のほうが ほとんどだな |
潮の満ち引き? |
ああ、潮加減によって ハルシェ湖には海水が 入りこんでくることが あるんだよ |
ええっ!? それじゃ、ここの水は 塩っからいのか!? |
へ!? それじゃ、ここの水は 塩っからいの!? |
そんなにたくさん逆流 したりするものか もしそうなら、飲み水 として使えまい? |
あ、そうか |
あ、それもそうか |
こういう湖は汽水湖と 呼ばれている ちょっと他にはお目に かかれない代物さ |
*n1 ふと、思ったんだけど |
ナンデショウカ? |
鉄ってさ、塩とか水に 弱いっていうよな |
鉄ってさ、塩とか水に 弱いっていうよね |
一般的ニハソウデスネ |
大丈夫なのか? *n1は |
大丈夫なの? *n1は |
ゴ心配ナク |
私ノ外面装甲ハ なの単位デ再結合シタ 特殊合金製デス |
??? |
強化粒子こーてぃんぐ モサレテオリマスノデ 全環境ニ対応デキマス |
と、とにかく 大丈夫ってことかい? |
と、とにかく 大丈夫ってこと??? |
問題ナシ、デス |
海の水が混じっている 湖か・・・ |
遠くで見てるだけじゃ わかんないことって あるもんだな |
遠くで見てるだけじゃ わかんないことって あるものね |
それじゃ、そろそろ 出発するとしようか |
やれやれ、出発前から 疲れちまったよ |
この先も、ずっとこの 調子だとしたら・・・ |
うう・・・ |
やれやれ、出発前から 疲れちゃった |
この先も、ずっとこの 調子だとしたら・・・ |
むう・・・ |
・・・ |
*n0? |
な、なんだいっ!? |
なんだい、じゃない |
な、なにっ!? |
なに、じゃない |
行き先を言わなければ 出発のしようがない だろう? |
行き先って・・・ 俺が決めるのかよ!? |
行き先って・・・ あたしが決めるの!? 聞いてないわよ |
当たり前だろう |
これはあくまで君の旅 なんだぞ? |
僕は監視役でしかない 全ての決定権は君に あるんだ もっとも・・・ |
あまりにそれが無茶な ものだったら、意見を 言わせてもらうがな |
要はそれって、ケチは しっかりつけるって ことじゃないか・・・ |
要はそれって、ケチは しっかりつけるって ことじゃない・・・ |
なにか言ったか? |
べ、別にっ! |
余計なこと言われる前 に、とっとと目的地を 決めようっと・・・ |
とはいえ、なにかアテ があるわけでもないし ・・・どうしよう? |
どうしよう? 北へ行こうか 南に行きたいな ネスに相談する |
うん、北へ行こう |
・・・北? |
そう、北! |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
君は馬鹿か? どうして、わざわざ 人気のない北へ行こう とするんだ!? |
げっ、そうなのか!? |
へっ、そうなの!? |
どうやらその様子だと 口から出任せで目的地 を決めようとしていた ようだな |
うう・・・ |
むう・・・ |
まったく、事前に それぐらいは調べて おくと思った僕が馬鹿 だったよ |
悔しいけど、なんにも 言い返せない・・・ |
とりあえず、南だ 南のファナンへ向かう |
君に任せておいたら、 とんでもない辺境まで 連れていかれかねん からな |
南に行きたいな、って 思うんだけど? |
ああ、それが無難だな |
ほっ・・・ |
大陸を見て回るにも、 ファナンを経由しない ことには話にならない からな |
ファナン??? |
聖王都あての物資が 荷揚げされてくる 港湾都市じゃないか |
あ、そうそう! ごめん、ごめん うっかり名前、ド忘れ しちゃってさあ |
あ、そうそう! ごめん、ごめん うっかり名前、ド忘れ してたわ |
・・・? |
忘れないように おぼえとこうっと |
あのさ、ネス じつは俺、きちんと 目的地決めてないんだ |
あのね、ネス じつはあたし きちんと目的地 決めてないの |
なんだって? |
ほ、ほらっ! なんせ俺、街の中すら きちんと知らなかった くらいだし・・・ |
ほ、ほらっ! あたし、街の中すら きちんと知らなかった くらいだし・・・ |
やれやれ、まったく 普通は事前に調べて おくものだろうに |
うう・・・ |
だって・・・ |
まあ、変にごまかそう としなかっただけ よしとしてやるか |
とりあえず、南だ 南のファナンへ向かう |
ファナン? |
聖王都あての物資が 荷揚げされてくる 港湾都市だよ |
陸路にしろ海路にしろ あの街を経由しないと 話にならないからな |
着くまでには、目的地 を決めておくんだぞ? |
うん、わかったよ |
ええ、わかったわ |
へえ~ 街の外って、こんな 景色だったんだ |
いちいち感心するな まるで田舎者だぞ |
そう言うけどさ 俺、街の外に出るの 初めてなんだぜ |
そう言うけど、あたし 街の外に出るの 初めてなのよ |
初めてって・・・君は もともと、別の街から 来たんじゃないのか? |
そうだけど、あの時は 馬車に閉じこめられっ 放しだったし・・・ |
これからどうなるのか 不安で、とても景色を 楽しんでなんかいられ なかったよ |
これからどうなるのか 不安で、とても景色を 楽しんでなんかいられ ないわよ |
そう、か |
んー、風が気持ちいい ・・・あ? |
なあ、ネス あっちの端っこにある 広場はなにかな? |
ねえ、ネス あっちの端っこにある 広場はなにかしら? |
ああ、あれは 旅行者が休むための 休憩所だな |
へえ・・・ ちょっと見てくるよ |
へえ・・・ ちょっと見てくるわね |
あ、おいっ! |
休憩所ってわりには 誰もいないぞ? |
ま、いいか このほうが貸し切り みたいで気分もいいし |
こんなところでお弁当 食べたりしたら さぞかしいい気分 でしょうねえ・・・ |
こんないい場所を 独り占めだなんて なんだかゼイタクで いいですのー |
ネスも早く来いよー! |
休憩所ってわりには 誰もいないなぁ? |
ま、いいか このほうが貸し切り みたいで気分もいいし |
こんなところでお弁当 食べたりしたら さぞかしいい気分 でしょうねえ・・・ |
こんないい場所を 独り占めだなんて なんだかゼイタクで いいですのー |
ねえ、ネスも 早くきなさいってば |
まったく まだ出発したばかりだ というのに・・・ |
そう言うなってばさ ほら、この泉の水 すごく冷たいぜ? |
・・・・・・ |
なんだよ そこまでコワイ顔 しなくてもいいだろ? |
*n0 ひとつ、いいことを 教えてやろう |
え? |
そう言わないの この泉の水冷たくて 気持ちいいわよ |
・・・・・・ |
なに、そこまで コワイ顔しなくても |
*n0 ひとつ、いいことを 教えてやろう |
へっ? |
街道の休憩所は旅人に 欠かせないが・・・ |
同時にそこは、旅人が もっとも油断しやすい 場所でもあるんだ |
警告! 我々ヲ中心ニ シテ、近ヅク熱源ガ 多数アリマス! |
そこにいるの・・・ だれ!? |
・・・!! |
あっ!? |
したがって、こういう 連中と出くわしやすい ・・・ということだ |
ひひひひっ |
囲まれてる・・・ いつの間に!? |
ハッ、よくもまあ これだけの殺気に 気がつかねェもんだな |
あきれちまうぜ・・・ |
へっへっへ お兄さんがた、命が 惜しけりゃ、あり金 まとめて出しな? |
まあ、こういう危険な 長旅にはつきものだと 思っておけ、いいな? |
それはわかったけど とりあえず、今はどう するんだよ!? |
それはわかったけど とりあえず、今はどう するのよ!? |
・・・君は馬鹿か? |
戦って切り抜けるしか ないだろう! |
ああ、ひどい目に あった・・・ |
むー、ひどい目に あっちゃった・・・ |
自業自得だな |
まわりを確かめもせず 隙を見せまくった君が 招いたことだ |
あのなぁ、ネス? |
何度も言うけど、俺は こんな風に外を出歩く のは、初めてなんだ |
こういう危険があるの なら、最初にどうして 注意してくれなかった んだよ!? |
あのねぇ、ネス? |
何度も言うけど、 あたしはこんな風に 外を出歩くのは はじめてなのよ |
こういう危険があるの なら、最初にどうして 注意してくれなかった のよ!? |
僕は監視役であって、 君の世話役じゃないぞ |
任務で仕方なく同行を しているんだ なのに、そこまで面倒 を見られるか |
うぐぐ・・・ |
むうぅ・・・ |
ともかく、こいつらを 役人に引き渡す必要が あるな |
いったん引き返さない と、仕方あるまい 出直すことにしよう |
任務で仕方なく同行を しているんだ |
仕方なく・・・ |
ネスのやつ あんな言いかたしなく たっていいじゃないか |
そりゃ、たしかに俺の 不注意であんなことに なったけどさ |
俺だって、好きでネス に迷惑かけようなんて 思ってないのに・・・ |
ネスってば あんな言いかたしなく たっていいじゃない |
たしかにあたしの 不注意で襲われたわけ だけど・・・ |
なにも、好きこのんで ネスに迷惑かけよう なんて思ってないのに |
・・・・・・ |
・・・よし、決めた! |
・・・どうしたの? |
あ、いや・・・ なんでもないんだ 気にしなくていいよ |
あ、いや・・・ なんでもないの 気にしないで |
・・・? |
おお、ようやくオレ を解放する気になった ようだな、ニンゲン? |
いや、全然 |
決めたのは、それとは 別のことだよ |
残念でした |
決めたのは、それとは 別のことよ |
・・・チッ! |
ようは、さっさと手柄 を立てて、俺が一人前 だって証明してみせれ ばいいんだよ |
そうすれば、監視役の 必要はなくなる |
ネスにこれ以上、迷惑 かけなくてすむんだ |
でもいったい、なにを どうすれば、蒼の派閥 の召喚師にふさわしい 活躍なんだろう? |
・・・・・・ |
ネス? |
そうよ、さっさと手柄 を立てればいいのよ あたしが一人前だって 証明できれば・・・ |
そうすれば、監視役の 必要はなくなる |
ネスにこれ以上、迷惑 かけずにすむだろうし うん、我ながら いい考えね♪ |
でも具体的に・・・ 何をすれば手柄になる のかしら? |
蒼の派閥の召喚師に ふさわしい活躍・・・ 認めてもらう活躍 |
むー・・・??? |
ネス? |
やれやれ。城の兵士に 事情を説明するのに、 思ったより時間が かかってしまったよ |
丸一日も無駄にしたな さあ、改めて出発だ |
おお、ネスに *n0 じゃないか? |
あ、ラウル師範 |
すいません 出発が遅れてしまって |
ホホホッ なぁに、慌てる必要 などありゃせんよ |
それより、聞いたぞ 出かけて早々に、野盗 を捕まえたらしいな? |
ええ、それがケチの つきはじめです |
*n0さえ 軽率でなければ、余計 な手間をかけずに すんだものを |
うう・・・ |
むぅ・・・ |
ネスティ、あんまり *n0を いじめてはいかんぞ? |
僕は別に、いじめて なんかいませんよ |
なら、いいがな これから先の旅は、 二人で力を合わせて いかねば成功せん |
くれぐれも ケンカしないで仲良く やるのじゃぞ? |
待てっ! 待てえぇ~っ!! |
やーだよーっ! |
な、なんだぁ? |
なっ、なに!? |
ウチの肉を返せぇ! このかっぱらいっ!! |
泥棒らしいな しかも、どうやら はぐれ召喚獣のようだ |
はぐれ召喚獣って? |
はぐれ召喚獣? |
様々な理由で仕える 主人を失った召喚獣の ことだよ |
元の世界に帰ることが できずに野生化したり ああして悪さをする |
あ、こっちへ来るぞ? |
ちょっと、ちょっと こっちへ来るわよ? |
どいて、どいてぇ! どかないと、ユエルが はねちゃうぞ~!! |
そこの人! なんとかしてそいつを 捕まえてくれ~っ! |
え、俺のこと!? |
どうしよう? よーし、わかった! 急に言われても!? |
あっ、あたし!? |
どうしよう? まかせて! 急に言われても!? |
そんなこと急に言われ たって??? |
なにをしてるんだ!? ぶつかるぞ! |
え・・・わあっ!! |
へっ・・きゃぁあ!! |
たあぁぁぁーっ! |
と、跳び越した? ・・・嘘だろぉ!? |
と、跳び越した? ・・・嘘でしょ!? |
あははっ ばいばーい♪ |
待てえぇぇぇっ!! |
呆れた運動能力だな 普通の人間には、あれ は捕まえられまい |
そ、そうかも・・・ |
ふぎゅっ!? |
さ、捕まえたぞ |
やりぃー♪ さ、おとなしくなさい |
ヤだヤだっ! 放せえぇ~っ!! |
おいおい、あきらめて おとな・・・いっ! |
あいたたたっ!! 噛みつかれたぁっ!? |
あきらめの悪い子ねぇ おとな・・・いっ! |
いたたたっ!! 噛みつきは反則よぉ! |
た、大変 血が出てるんですの~ |
だ、大丈夫だよ モナティ だからさ、君まで 泣くなってば |
だ、大丈夫よ モナティ だから、あなたまで 泣かないで |
うにゅうぅぅ・・・ |
うぅ、ホントは かなり痛いんだけど 我慢、がまん・・・ |
・・・だいじょうぶ? おにいちゃん、指から 血、でてるよ・・・ |
だいじょうぶだよ これぐらい |
・・・だいじょうぶ? おねえちゃん、指から 血、でてるよ・・・ |
だいじょうぶよ これぐらい |
・・・(ぺろっ) |
え? |
こうすれば、痛いの なくなるから・・・ じっと、してて? |
そんな気休めよりも きちんと手当てした ほうが・・・ |
いいよ、ネス |
いいのよ、ネス |
ありがとう *n1 うん、おかげで痛いの 消えちゃったぜ |
ありがとう *n1 うん、おかげで痛いの 消えちゃった |
・・・ほんと? |
ああ、ありがとな |
ええ、ありがとう |
・・・(にこっ) |
・・・イーっだ! |
逃げられたな まさに、骨折り損と いうやつだ |
ううっ、他に言葉は ないのかよ・・・ |
もぉ、手伝おうって 気はなかったわけ? |
アイツ 獣くせえだけじゃ なくて、血の匂い までしてやがったな |
え? |
へっ? |
爪や牙に染みついて いたシミ・・・ ありゃあ、ニンゲン の血だぜ? |
あの子、オルフル族 ですね |
メイトルパでも 屈指の戦闘部族か。 噛まれた程度で すんで良かったな |
ちっとも よくなーいっ! あたたた・・・ |
い、痛そう・・・ 待っててくださいね 今すぐ、手当てを しますから! |
しかし・・・ なんでそんな召喚獣 が街中にいるんだ? |
でも・・・ なんでそんな召喚獣 が街中にいるの? |
おおかた、どこかの 戦場から逃げ出して 来たんだろう |
戦場、って? |
ああいう戦闘能力の 高い召喚獣は、傭兵 として召喚される ものだからな |
主人が死んだか あるいは戦うことが イヤになったか |
そんな理由で はぐれになったん だろうな |
なんか かわいそうだな それ・・・ |
なんか かわいそうね それ・・・ |
あれ、なんだろう? この人だかりは |
あれ、なに? この人だかりは |
ああ、もう高札が 立てられたようだな |
高札? |
野盗たちの手配書だよ 昨日捕まえた連中が 根城を白状したらしい |
流砂の谷といってな 北にある、険しい谷間 に隠れていたようだ |
流砂の谷ねぇ |
重装備ノ騎士団ニハ、 不利ナ場所デスネ |
野盗も考えてるんだな |
野盗も考えてるのね |
すごいところに 隠れてるんですね |
野盗も考えてるんだな |
野盗も考えてるのね |
でも、高札を立てる 意味ってなんだ? |
でも、高札を立てる 意味ってなに? |
それはな・・・ |
よーし! これだぁっ!! |
うわっ!? |
きゃっ!? |
ふふふ、この賞金が手 に入れば、どれだけ 治療費が必要になろう と大丈夫だぜ |
で、でかい・・・ 声も、体格も・・・ |
おっおおきい・・・ 声も、体格も・・・ |
フォルテ |
この野盗団の賞金は オレがもらったーっ! |
・・・行っちまったよ |
ねぇ、ネス あれ・・・、なに? |
あれがいわゆる 冒険者という連中だ |
へえ、あれがそうか |
へえ、あれがそうなの |
彼らはこういう荒事で 旅の資金を稼ぐからな 高札は、彼らの仕事の 情報源というわけさ |
ずいぶんと自信あった みたいだな、あの人 見た目も強そうだし |
ずいぶんと自信あった みたいね。あの人 見た目も強そうだし |
背なんか、ボクたち よりずっと大きかった ですものね |
さあ、どうだろう? 冒険者というものは えてして自信家だしな |
騎士団ですら手こずる 相手に、どこまで通用 するものやら・・・ |
ハッ!デカけりゃ 強えってもんじゃねェ |
あれが冒険者 なにより自由を愛する 者たちか・・・ |
今の俺とは、まるで 別世界の人たちだよな |
冒険者・・・ なにより自由を愛する 者たちか・・・ |
自由かぁ・・・ |
王城の役人から説明を 聞いたんだがな |
あの連中は、ずいぶん 前から旅人を襲い続け ていたらしい |
前からって・・・ 知っていて、野放しに してたってのか!? |
前からって・・・ 知っていて、野放しに してたっていうの!? |
滅多なことを言うな 騎士団が定期的に遠征 をしているのは、君も 知ってるだろう? |
けど、現にああやって 野盗たちが・・・ |
連中も馬鹿じゃない 遠征があることを事前 に聞きつけて、その間 は身を隠すようだ |
騎士団が探索できない ような険しい場所にな |
いくら騎士が強くても 見つけられなかったら 退治できない? |
そういうことだ |
少数デ戦ウ戦術ノ理ニ カナッタ行動デス |
だが、ゼラムの政治家 たちも、そろそろ本気 で野盗退治を考えてる ようだぞ |
あっ、だからさっき みたいな手配書を? |
あれは気休めだ。 騎士団を翻弄する連中 が、冒険者になんとか できるはずあるまい |
これは噂だが・・・ |
我々、蒼の派閥の協力 を仰ごうという計画が 進んでいるらしい |
え? だって おきてでは政治に 関わるなって・・・ |
うそ? だって おきてでは政治に 関わるなって・・・ |
建て前と真実は別物さ |
派閥とて、街に本部を 置く以上、それなりに 協力をする必要がある それに・・・ |
野盗退治は街道を利用 する全ての人々のため だという、大義名分も あることだしな |
理屈はわかるけど なんだかなぁ |
でも、もし今の噂が 本当なら・・・ |
なあ、ネス |
ネス、ネス? |
なんだ? |
野盗をやっつけたら、 派閥の召喚師としての 手柄になるよな? |
野盗をやっつけたら、 派閥の召喚師としての 手柄になるわよね? |
な・・・!? |
なにを考えてるんだっ *n0! |
そんなことできるわけ ないだろう!? |
そそっ、そーですのっ 無茶ですのぉー!? |
できないって決めつけ るからできないって ネス、いつも俺を 叱ってたじゃないか |
ネスはいつも できないと決めつけて かかっちゃダメって しかるじゃないの |
それとこれとは 話が別物だ! |
自ら危険なことに首を 突っこむなんて、バカ のすることだ |
そんな君のバカな行為 につきあわされる、僕 の身にもなってみろ! |
う・・・ ムキになって反論 冷静に考える |
だったら、俺だけでも やってやるよ!! |
ネスは来なくていい! |
なによ! やってみなくちゃ わからないでしょう |
ネスは来なくていい! |
なに子供みたいなこと 言ってるんだ? 僕は君の監視役として 責任が・・・ |
「命令」で 「仕方なく」だろ!? |
「命令」で 「仕方なく」でしょ? |
・・・! |
俺が野盗を倒しても 野盗に倒されても どっちにしろ、ネスの 任務は終わるんだ |
どっちに転んだって 嬉しいだろ? バカな俺の世話役から 解放されてさ!! |
行くぞっ *n1! |
行くぞっ モナティ! |
野盗を倒しても 野盗に倒されても どのみちネスの 任務は終わるのよ! |
嬉しいでしょう? |
何を馬鹿なことを! |
嬉しいわよね!? バカなあたしの世話役 から解放されるんだし |
行くわよ *n1! |
行くわよ モナティ! |
了解シマシタ あるじ殿 |
あ・・・ うん・・・ |
待つんだ *n0! |
・・・・・・ |
頭を冷やせ *n0 |
・・・・・・ |
少しは落ち着け *n0 |
君はいったい、なにを あせっているんだ? |
だってさ・・・ 悔しいんだよ・・・ |
旅に出ても、ネスに 面倒や迷惑ばかり かけっぱなしでさ |
これじゃ俺、見習いの 時となんにも変わって ないじゃないか!? |
そんな、ご主人様っ? |
おにいちゃん・・・ |
・・・のよ・・ |
なんだ? |
悔しいのよ・・・っ |
旅に出ても、ネスに 面倒や迷惑ばかり かけっぱなしで・・・ |
いつもとおんなじで |
あたし、結局は 見習いのままじゃない |
そんなの、あたし もうイヤ・・・っ! |
そんな、ご主人様っ? |
おねえちゃん・・・ |
*n0・・・ |
だから俺は、早く自分 が一人前だってことを 証明したいんだ! |
一日も早く認められて ネスを俺の世話から 解放したいんだ・・・ |
・・・わかった |
だから、あたしは |
手柄を立てて一人前 だと認められたい そういうわけか? |
それだけじゃないわ |
一日も早く認められて ネスをあたしの世話 から、解放したい |
まったく・・・ |
君の気持ちはわかった だがな、*n0 |
君の力では、野盗退治 なんて不可能だ |
!? |
君に限ってじゃない 僕にだって無理だろう |
君が考えたことは そういうことなんだよ |
監視役様ノオッシャル トオリデス、あるじ殿 |
制圧作戦ヲ実行スルニ アタッテ不可欠デアル 人員ヲ、我々ハ有シテ イナイノデス |
け、けど・・・! |
だけど・・・! |
・・・ |
口だけの説明じゃ納得 しないっていう性分は 相変わらず、か |
ならば、自分の目で 確かめに行くか? |
え? |
いいの? |
野盗というものを知る ことも、見識を深める 足しにはなるだろう |
それでなお、勝てると 思ったのなら、戦って みればいいさ |
ん? |
どうした、ネス? |
なに、ネス? |
向こうから来るのは ひょっとして・・・ |
あれっ!? すっごい偶然ねー |
先輩たち!? |
フフ、お久しぶりね 元気だったかな? |
お久しぶりです ミモザ先輩 |
あはは、どうも・・・ |
先輩こそ元気そうで |
もう、相変わらず 愛想がないわねぇ キミたちは |
それに、あたしの事は 「ミモザお姉さん」 て呼ぶように言った でしょ? |
は、はぁ |
はい |
おい、ニンゲンっ 誰だよ、このやたらと 馴れ馴れしいメガネの オンナは・・・ |
*n1っ! な、なんてことを!? |
ふふふ、聞こえたわよ そこの翼の生えた ボクぅ? |
な、なんだよッ!? |
こう見えてもね おねえさん、召喚獣に お行儀を教えるのが 得意なのよ・・・ |
さあ、失礼なことを 言ったのは、この口 かなー? |
あでででっ! ひゃ、ひゃめろぉ!? |
あーあ・・・ |
あちゃあ・・・ |
自業自得だな |
おいおい、ミモザ *n0たち 困ってるじゃないか |
いいじゃないの 久しぶりなんだし |
まったく・・・ |
ギブソン先輩 ご無沙汰しています |
ああ、そうだね 二人とも元気そうで なによりだよ |
あっ、ミモザさんに ギブソンさんですの~ |
えっ? もしかしてモナティ? |
何で君がここに・・・ サイジェントに いたんじゃないのか? |
えっ!先輩達は モナティのこと 知ってるんですか? |
ああっ 前にちょっとね |
よければ、事情を 教えてくれないかな? |
あっはい・・・ 実は・・・ |
なるほど 「二重誓約」とはな |
災難だったわねぇ モナティ |
できれば本当の 主人の元に返して あげたいんですが・・ |
何とかなりませんか 先輩? |
力になりたいのは やまやまなんだが |
私達も、ちょっと 手の離せない用事で 街から出られないの |
まあ、機会を見つけて 彼女のマスターには 私たちから連絡するよ |
悪いけど、今はそれが 精一杯ってところなの ごめんね、モナティ? |
にゅううっ、それじゃ しかたないですの よろしく伝えておいて ほしいですの・・・ |
ところで、先輩 |
てっきり、まだ任務で 西に出かけているんだ と思ってました |
んー、任務自体は だいぶ前に終わってた んだけど |
色々と事情があって、 本部には顔を出さずに 次のお仕事をするハメ になっちゃってね |
*n0 あまり詮索するのは 先輩たちに失礼だぞ |
いや、構わないさ 挨拶もせずにいた私 たちも悪いんだしね |
ねえ、ひょっとして キミたちもお仕事? |
仕事っていうか・・・ |
任務と言うより・・・ |
そうか、見聞の旅に 出発するところなのか |
じゃ、ひょっとすると |
貴方の背中に隠れてる |
貴女の背中に隠れてる |
子が、護衛獣なんだ |
・・・・・・ |
ほら、*n1 ちゃんと挨拶して? |
よろしくね おチビちゃん? |
*n1 |
・・・(ぎゅっ) |
あらら・・・ |
すいません まだこの世界に慣れて ないせいか、すごく 警戒してて・・・ |
一人前の護衛獣になる までには時間がかかり そうだな |
まったくです それまで僕は、二人分 の保護者ですよ |
どういう数え方だよ それって・・・ |
どういう数え方よ それって・・・ |
そもそも、こんな旅に 出ること自体が・・・ |
*n0が しっかり勉強してたら 必要なかったんですが |
うう、また・・・ |
むぅ、また・・・ |
いや、これはこれで いい機会じゃないかな |
旅をすることで初めて 見えてくることって 案外あるものよ? |
そのとおりだ 私自身、色々と考えさ せられたものだよ |
そっか・・・ |
そっか・・・ |
あ、そーだ! これをあげちゃおう |
ふふふ 一応、一人前になった お祝いってことで |
トゲトゲオカリナを手に入れた! |
ありがとうございます ミモザ先輩 |
さて、すっかり 引き止めてしまったな すまなかった |
いえ、こちらこそ 邪魔をしてしまって |
ゼラムに戻ってきたら 顔を出してね 私たち、この先の屋敷 で仕事してるから |
はい、それじゃあ 行ってきます |
おぼえてろよォ・・・ つ、次にあったら この仕返しは絶対して やるからなァ! |
無理だと思うぞ それは・・・ |
無理だと思うわよ それは・・・ |
出かける前に先輩たち に会えるなんて、意外 だったよな? |
出かける前に先輩たち に会えるなんて、意外 だったわね? |
ああ、本当にそうだな |
ネスは特に、ギブソン 先輩の崇拝者みたいな とこがあるからなぁ |
ネスは特に、ギブソン 先輩の崇拝者みたいな とこがあるものね |
あれ、なんでこんな所 に屋台があるんだろ |
公園とか、繁華街とか に出せばいいのに |
なんでこんな場所に 屋台があるわけ? |
公園とか、繁華街とか に出せばいいのに |
夜になったら、移動を するんだろう まだ、支度中って 書いてある |
ホントだ・・・って これ、シルターン文字 じゃないか!? |
ホントだ・・・って これ、シルターン文字 じゃない!? |
言われてみれば そうだな |
いったい、なんの屋台 なんだ? |
おもしろいわね なんの屋台かしら? |
うーん、気になるなぁ あの屋台・・・ |
汽水湖ってさ、普通の 湖とどこが違うんだ? |
汽水湖ってさ、普通の 湖とどこが違うの? |
そうだな、一番わかり やすい特徴としては、 川魚も海魚もすんで るってことだろうな |
え!? だって、前にここの水 は塩からくないって |
へっ!? だって、前にここの水 は塩からくないって |
それは湖全体の話だ 場所によって、海水の 濃度が高い場所もある |
そういった場所は絶好 のエサ場になるからな 色々な魚が集まって くるものさ |
へえ・・・ |
ふーん・・・ |
川魚も海魚も獲れる のか・・・ |
釣りなんかしたら 楽しそうだなぁ |
川魚も海魚も獲れる のね・・・ |
釣りなんかしたら 楽しそうねぇ |
いい加減にしろっ! *n0 |
ついて来なくて いいって言っただろ! |
ついて来なくていいっ て言ったでしょう!? |
君が犬死にするのを ほっておけるか! |
決めつけるなよ! 俺だって召喚師なんだ ちゃんと戦える!! |
決めつけないで! 仮にも召喚師なのよ 野盗ぐらい・・・ |
バカを言うな!! 戦いってものは、君が 思ってるほど甘いもの じゃないぞ!? |
バカバカ言うなっ!! |
バカバカ言わないで! |
バカにバカと言って なにが悪い!? |
お二人とも、ケンカは やめてくださぁい! |
お二人とも、ケンカ しちゃダメですのぉ! |
だいたい、真正面から こうやって乗り込んで いくなんて無謀すぎる |
もっと用心して、警戒 するのが・・・ |
あるじ殿、騒グノハ オヤメクダサイ |
近ヅイテクル敵ノ数ヲ 正確ニ計測デキマセン |
・・・え!? |
・・・へっ!? |
へっ、こんだけ 騒いどいて よく言いやがるなァ? |
周り見えてないのかよ こいつら・・・ |
・・・え!? |
・・・へっ!? |
ガキ共が騒がしいと 思ってりゃあ・・・ |
くくくっ、いやはや 召喚師さまとはなぁ? |
ひゃっはっは!! |
こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? |
こんなにたくさん 岩陰に隠れてたの!? しゃ、シャレになって ないわよぉ・・・ |
昨日とおんなじ しくじりしやがって |
ニンゲンってのは ほんとに笑えるなァ? ヒヒヒヒ・・・ |
こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? |
こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? しゃ、シャレになって ないわよぉ・・・ |
まずい・・・ 頭上から包囲されてる この狭い谷間では こちらが不利だ |
わかってるじゃねぇか そこのメガネ? |
ワシが合図すりゃあ、 ここから矢を射かける だけで、お前ら二人は なぶり殺しよ? |
では、どうして そうしなかったんだ? |
ネス・・・ |
黙ってろ・・・! |
姿を見せるからには、 それなりの目的がある んじゃないのか? |
察しがいいなぁ くくくっ |
なぁに、簡単なこった |
お前たちがおとなしく ワシらの言うことを 聞いて、その召喚術を 役立てるなら・・・ |
命だけは助けて やろうってありがたい 話よ |
仲間になれって 言うわけか・・・ |
仲間になれって 言うわけね・・・ |
んー、どうだ? 選択の余地はあるまい |
確かにそのようだな |
ネスっ!? |
だが僕は立場上、隣の 人間の決定に従わなく てはならないのでね |
決めるのは、彼だ |
決めるのは、彼女だ |
くっくっく・・・ どうすんだぁ、おい? |
どうしよう? わかった・・・ ふざけるな!! |
どうしよう? わかったわ・・・ 馬鹿にしないで! |
わかった・・・ |
わかったわ・・・ |
ご主人様っ!? |
すまない・・・ *n1 |
ごめんね・・・ *n1 |
*n0さん・・ |
ごめんな、モナティ |
ごめんね、モナティ |
ごめんな *n1 |
ごめんね *n1 |
・・・(ふるふるっ) |
下手に逆らったら 本当に殺されてしまう |
俺はともかく、ネスを 巻き込むわけには いかない・・・ |
下手に逆らったら 本当に殺されちゃう |
あたしはともかく、 ネスを巻き込むわけ にはいかない・・・ |
くくく、利口だなぁ? |
すまない、ネス・・・ |
ごめんね、ネス・・・ |
・・・・・・ |
ふざけるな!! |
選択の余地がない だって・・・? |
ずっと、ずっと そればっかりだった! あきらめてたさ!! |
でも、もうイヤだ!! |
自由を失くして生きる なんてまっぴらだ! 俺は、もう自分に嘘を つきたくない!! |
馬鹿にしないで!! |
選択の余地がない ですって・・? |
ふざけないでよ! 何一つ自分で選べない いつも、そう思って あきらめてた・・・ |
そんなのは、 もうイヤなの! |
自由を失くして生きる なんて、まっぴらだわ あたしは、もう自分に 嘘はつかないの!! |
*n0・・・ |
ごめん、ネス・・・ 最後の最後まで バカな俺で・・・ |
ごめんね、ネス・・・ 最後の最後まで バカなあたしで・・・ |
あーっはっはっは! |
なら・・・死ねっ!! |
野盗 |
ぐぎゃああぁっ!! |
!? |
大のオトナがまぁ 子供相手に大げさな ことだねー |
あの人・・・ 街で見た冒険者? |
こういうのってキライ なんだよねー、オレ |
野盗 |
ぐひいぃぃっ!! |
すごいっ、すごいです あの人、本当に強い! |
なっ、なんだぁ なんだ貴様ぁっ!? |
・・・なっ!! |
弓矢・・・ どこからだ!? |
あそこ・・・ あの人だよ・・・ |
どうやら、野盗の頭目 は貴方みたいね |
覚悟なさい!! |
おい、そこの少年ども 逃げるなら、今だぜ! |
え? |
おい、そこの少年少女 逃げるなら、今だぜ! |
へっ? |
あとはこのかっこいい おにーさんと、そこの おっかないおねーさん が引き受けた!! |
逃げるったって この状況じゃ・・・ |
戦わずに逃げるのは まず不可能だな |
あるじ殿、コノ場合ノ 最良ノ選択ハ・・・ |
逃げられねェんならよ やるこたァひとつだろ ・・・なァ!? |
あの人たちと一緒に 野盗たちと戦う! ・・・だよな? |
あの人たちと一緒に 野盗たちと戦う! ・・・ってことよね? |
不本意だが それが正解だ! |
・・・どうだ? まだ勝てると思うか? |
・・・・・・ |
ひい、ふう・・・ にゅうううっ? すごくたくさんいる ですのーっ・・・ |
正直、僕もこれほどに 大規模な集団だとは 思ってはいなかったよ |
派閥の協力が必要だと いうのもうなずける |
ああ・・・ |
ええ・・・ |
見つからないうちに 引き上げよう |
・・・!? ネス、ちょっと待った 様子が変だぞ! |
・・・!? ネス、ちょっと待って 様子が変よ! |
? |
こいつらか ワシらを退治に来たと いう間抜けな冒険者は |
はあぁ・・・ 簡単な仕事だ、って 自信満々だったのは 誰だっけ・・・? |
あっさり捕まっちゃっ たじゃないの!? |
いや-、まさかこんな 大所帯とは思ってなく てさぁ・・・ |
あはは、まいったね- しっぱい、失敗っと |
こいつは・・・ |
おめぇら! 自分の立場ってもんが わかってんのかぁ? |
わかってるってばさ なあ、おっさん? |
・・・!! |
ちょ、ちょっと!? |
今のオレたちはまさに 絶体絶命・・・ だけど、そういう状況 こそがオイシイのさ |
奇跡の大逆転こそが 物語の王道ってね♪ |
ほぉ・・・ |
あの人、街で見かけた 冒険者だ・・・ |
そんなぁ・・・ 強そうな人だったのに |
予想どおりか 君も無茶をしていれば ああなっていたんだ |
助けよう、ネス! |
ネス、助けるわよ! |
助けるだって? そんな必要がどこに あるというんだ |
君は今、あいつら野盗 と戦うことは無茶だと 学んだばかりだろう? |
ましてや彼らと僕らは 赤の他人なんだ。 わざわざ危険を犯して 助ける必要はない |
それは、そうだけど でも・・・ |
俺は、やっぱり ほっておけないよ! 知らんぷりなんか できない!! |
赤の他人・・・ バカ言わないで! |
ネスがたしなめて くれなかったら |
あそこにいたのは あたしたちだった かもしれないのよ? |
見殺しになんか できないわ・・・ あたし、あの人たちを ほっとけない! |
*n0 待つんだ! |
俺はイヤなんだ 見ないフリで、都合の 悪いことだけを避けて 生きてくのは・・・ |
目を背けられることが 無視されるってことが どれだけ悲しいことか 俺は知ってるんだ! |
あたしはもうイヤよ 心に嘘をついて 見えないフリをして 生きていくなんて |
目を背けられることが 無視されるってことが どれだけ悲しいことか 知ってるから! |
ぐぎゃああぁっ!! |
え? |
さあ、今のうちに 逃げて!! |
今のうちに逃げて!! |
ありゃま・・・ まさか本当に助けが 来るとはねぇ |
野盗 |
ぐひいぃぃっ!! |
やれやれ 結局はこうなるのか |
召喚師だと!? |
おめぇの差し金か 冒険者っ!! |
んーにゃ、違うね だってさ・・・ |
なっ、縄が!? |
このとおり、頃合いを 見て、カッコよく反撃 するつもりだったのさ |
頭目の貴方を確実に 倒すためにね? |
ぐぐ・・・ |
ちょいと筋書きは 変わっちまったけど 大逆転といかせて もらうぜ! |
どうもありがとう おかげで助かったわ |
いえ、お気になさらず 単にこちらのバカ者が 軽率な行動をしただけ ですから |
うう・・・ |
もぉ、 そういう言い方って 無いんじゃない? |
むしろ、いらぬ手助け で邪魔をしてしまった ことが心苦しいです |
あら、そんなことは ないわよ |
こっちだって、そこの お調子者の立てた計画 だけに、不安いっぱい だったんだから |
・・・コホン |
・・・・・・ |
貴方たちが連中にスキ を作ってくれたから、 うまくいったのよ |
ありがとうございます おかげで助かりました |
いいって、いいって あんたらが連中の目を 引きつけてくれたんで 不意をつけたんだ |
こっちが感謝したい くらいだぜ、な? |
そうそう それに連中を退治する 手伝いもしてくれて 逆に助かったわ |
それは結果論ですよ |
わざわざこんな場所で 怒鳴り散らしていた このバカ者が、みんな 悪いんです |
なんだよっ! ネスだって、大声で俺 のことを怒鳴りつけて たじゃないか!? |
なによっ! ネスだって、大声で あたしのことを怒鳴り つけてたじゃない! |
原因を作ったのは君だ 僕のせいじゃない |
うう・・・ |
むう・・・ |
あー、なんだ! それはともかく・・・ |
自己紹介 まだだったよな? |
俺はフォルテ 見てのとおりの剣士だ |
私の名前はケイナよ |
ネスティ・バスク 蒼の派閥の召喚師です |
*n0です |
*n1デス ヨロシク・・・ |
・・・・・・ |
この子は *n1です ほら、ご挨拶して? |
よろしくね? *n1 |
・・・(こくん) |
あっ、こいつは *n1 |
あっ、この子は *n1 |
こらッ、ニンゲン! 勝手に名前を教えてん じゃねェ!? |
これでも、俺の護衛を している召喚獣です 一応・・・ |
これでも、あたしの 護衛をしている召喚獣 なんです。一応・・・ |
ケッ! |
はっ、はじめましてっ *n1ですっ! |
ははは、なんだよ? 声がぶるってるぜ |
あ、うう、あう・・・ |
*n1は 戦いが苦手なんです だから・・・ |
そっか・・・ しかしまあ、安心しな 野盗はみんな片づけた |
もうコワイことなんて 起きやしねーよ、な? |
は・・・はいっ! |
モナティですのっ よろしくおねがい しますですーっ! |
なあ、召喚師さんたち ついでといっちゃ悪い が、ひとつ、頼まれて くれないかい |
え? |
はい? |
ここでのびてる連中を しょっぴいてもらえる よう、騎士団を呼んで きてほしいんだ |
誰かが見張ってないと こいつらが逃げるかも しれないし・・・ |
迷惑だとは思うけど お願いできない? |
珍しいな ネスがあんなに簡単に 頼まれごとを引き受け るなんてさ |
珍しいわね ネスがあんなに簡単に 頼まれごとを引き受け るなんて |
行きがかりだからな 仕方あるまい それに・・・ |
それに? |
それに? |
彼らが一緒に戦って くれたから、僕たちは 命拾いできたんだ |
僕一人じゃ、あの状況 で君を守りきれる自信 はなかったからな |
・・・そっか |
不甲斐ないな 偉そうに監視役だとか 兄弟子とかいっても |
結局のところ 君を怒鳴りつけるだけ らしいことは、なにも できていない・・・ |
君が野盗退治なんて 無茶を言いだしたのも 僕のせいなんだろう? |
え? |
へっ? |
わかってたよ 僕に説教ばかりされて 君がずっと不愉快に 感じていたのは |
ネス・・・ |
僕はどうも あせっていたようだ |
一日も早く、君が誰に も文句のつけられない 召喚師になれるよう それだけを考えて |
君の気持ちを無視して 必要以上に、厳しく 接しようとした・・・ |
やれやれ、情けない これでは監視役として 失格だ |
・・・違うよ、ネス |
ネス・・・ そんなことないよ |
*n0? |
俺が野盗退治をしよう なんて言い出したのは ネスのせいじゃない |
迷惑かけっぱなしの 自分が情けなくて 早く一人前になりたい と思って・・・ |
はははっ ネスと同じだよ あせりすぎてたんだ |
・・・そうか |
・・・・・・ |
あわてなくても いいんだよな? |
できることから、順に がんばっていけば それでいいんだよな? |
ああ |
それまで、まだまだ 迷惑かけちゃうけどさ 勘弁してくれよな |
ネスのせいじゃない あたしが野盗を退治 するなんて無茶を 言ったのは・・・ |
早く、ネスを あたしの世話役から 解放してあげたかった からなの・・・ |
すると君はなにか? 僕をやっかい払い したいのか? |
違うわよ!? |
ただ、あたしは・・・ ネスに迷惑かけるのが イヤだっただけ・・・ |
迷惑かけっぱなしの 自分が情けなくて 早く一人前になりたい と思ったの・・・ |
・・・そうか |
でも・・・ あたしも、ネスと同じ だったのね? あせりすぎちゃって |
そうだな。君も僕も 馬鹿だ・・・あせら なくてもいい。あわて なくていいんだ |
ねえ、ネス・・・ |
なんだ |
あたしじゃじゃ馬だよ いっぱい、いぃっぱい 迷惑かけると思う |
さきにあやまっとくわ ごめんね・・・ |
・・・仕方あるまい |
なにしろ僕は 君の監視役であり 兄弟子なんだからな? |
騎士団に野盗たちを引き渡し 終える頃には、すっかり日は 暮れてしまっていた |
天空に輝く銀月の光の中 刻一刻とその形を変えながら 燃えさかる焚き火の炎を みつめつつ |
俺はあらためて、自分自身に 思いをめぐらせてみる |
俺はすねていたんだ 自分が孤独だと思いこんで 子供みたいにヤケになってた |
派閥に連れて来られる前 身よりも住む家もない俺は 多くの人々に、ゴミのように 見られていた |
派閥に入っても同じだった 「成り上がり」の存在として 陰で、あるいは公然と差別を され続けてきた |
だけど、思い出した それだけじゃないってことを |
ネスや、ラウル師範たちが そう教えてくれたってことを |
俺は孤独なんかじゃない 俺を信じて、見守ってくれる 人たちのためにも・・・ |
しっかりとした意志をもって この旅を続けていこう |
結局、騎士団が野盗を 引き取りに来たときには 夕暮れがせまって 闇が押し寄せる頃だった |
旅の始まりは 最初っから波乱ぶくみ 「幸先が良くない」って ネスが、ぼやいてた・・・ |
正直、さっきネスと話せて 良かったと思う |
思えばあんなふうに話を する機会って、近頃は なかったんじゃないかな |
派閥の中で、あたしは 「成り上がり」って理由で 避けられていたから |
自分はひとりぼっちだと ずっと思いこんでた・・・ |
でも、間違いだったんだ? 今日の出来事で、あたし それを思い出した |
ネスや、ラウル師範たちが そう教えてくれたってこと |
ひとりぼっちじゃない あたしを信じて、見守って くれる人たちのためにも |
がんばらなくちゃ、ね? |
やれやれ、こんな場所 で野宿することになる とは思わなかったよ |
仕方ないさ 下手に夜道を歩くのは 危険だっていうし |
それに、フォルテさん たちだけに後始末を 任せるわけには いかなかっただろ? |
仕方ないよ 下手に夜道を歩くのは 危険だっていうし |
それに、フォルテさん たちだけに後始末を 任せるわけには いかないでしょ? |
まあ、な |
でも、久しぶりだよな 叱られる以外で、ネス と二人で話をするの |
でも、久しぶりだよね 叱られる以外で、ネス と二人で話をするの |
別に僕だって、好きで 君を叱りつけてるわけ じゃない |
あんまり君が非常識な ことをするから、つい 口を出してしまうんだ |
うう、わかってるよ これでも |
むぅ、反省してるわよ これでも |
どうだか・・・ まあ、おいおい確かめ させてもらうとしよう |
まだまだ、旅は 始まったばかりだしな |
あーあ、結局のところ 説教されちまうのな やっぱし・・・ |
あーあ、結局のところ 説教されちゃうのね やっぱし・・・ |
コノ世界ノ通信設備ハ ヒドク非効率デスネ |
ワザワザ、治安組織ニ 出向イテ、犯罪者逮捕 ヲ依頼スルトハ |
ロレイラルじゃ、別の やり方があるのか? |
へえ、ロレイラルじゃ どうしてるの? |
無線通信トイウ技術ガ アリマス |
むせ、ん? |
簡単ニ説明スレバ 遠ク離レタ場所カラ 会話ガデキル道具デス |
自分ニモ装備サレテ イマス |
すごいなあ やって見せてくれよ! |
そんなことできるの? みせて、みせて |
構イマセンガ |
交信相手ノ受信機ノ 周波数ヲ、教エテイタ ダカナイト・・・ |
・・・・・・ |
っへ!? |
・・・・・・ |
は??? |
何、それ? |
いくら便利な道具でも 理解して使わないと 無意味ってわけか とほほ・・・ |
いくら便利な道具でも 理解して使わないと 無意味ってことね なんだかなぁ・・・ |
なんかさ、俺って 危ないことにばかり 首つっこんでさ |
*n1に コワイ思いばっかり させちゃってるよな? |
ごめんね 危ないことばかりで 迷惑かけて・・・ |
*n1に コワイ思いばっかり させてるね |
・・・・・・ |
ゴメンな |
主人失格かな? |
・・・ねえ |
ん? |
あやまるのって・・・ おかしいよ・・・? |
え? |
おにいちゃんが したいこと・・・ すれば、いいんだよ? |
あたしは・・・ ついてくから・・・ |
おにいちゃんのこと しんじてるから・・・ ついてくの・・・ |
なに? |
失格じゃないよ・・・ あやまるのも・・・ おかしいよ・・・? |
そう? |
・・・うん おねえちゃんが したいこと・・・ すればいいんだよ? |
あたしは・・・ ついてくから・・・ |
おねえちゃんのこと しんじてるから・・・ ついてくの・・・ |
*n1・・・ |
ね・・・? |
信頼してもらってる だけのことは、できる ようにならないとな ・・・がんばろう |
しんじてる・・・か そっか・・・ 応えないとね その気持ちに |
おい、ニンゲン どうして野盗の連中を 殺っちまわなかったん だよ? |
どうしてって・・・ いくらなんだって殺す 必要はないって思った だけだよ |
相変わらず乱暴ね すすんで殺す必要は ないのよ |
けッ、なァに甘いコト 言ってやがる・・・ |
戦いってもんはなァ 殺すか殺されるかって もんなんだ! わかってんのか!? |
それが、サプレス流の 戦い方か? |
サプレスでは そうだったんだね? |
おうよッ! 降参した次の瞬間に いきなり不意打ちする ヤツだっているんだ |
敵には確実にトドメを さすのが・・・ |
*n1 |
あァ? |
ひょっとして 俺のために忠告をして くれてるのか? |
心配してくれたの? あたしのこと・・・ |
なッ!? |
な、な、んなワケねえ だろうがッ!? なんでオレがニンゲン ごときに・・・ |
でも・・・ |
まるっきり 忠告だよ、いまの |
思いあがるなよな! ニンゲン!! |
テメエに死なれて はぐれにされちまうと 困るってだけだッ |
いいか!? それだけのことなんだ からなッ!? |
はいはい |
やれやれ・・・ せいぜい死なないように 気をつけるとするか |
けっこう、かわいい とこあるじゃない 気をつけなきゃね はぐれにしない為にも |
はあ・・・ |
疲れただろ しょっぱなからこんな 大立ち回りになって |
あ、いえ! そんなことないですっ |
僕なんか、ほとんど 戦いではお役に立て なかったし・・・ |
それはいいっこなし だぜ? |
*n1が 戦いが苦手だってのは よく知ってるし |
代わりに、夕食作るの がんばってくれたじゃ ないか |
フォルテさんもケイナ さんも、おいしいって 褒めてたぜ? |
疲れた? |
あ、いえ! そんなことないですっ |
あたしは疲れたわよ |
すこし・・・ |
素直でよろしい♪ あと、ありがとね? |
そっそんな! 僕なんか、ほとんど 戦いではお役に立て なかったし・・・ |
ううん、そんなこと ないわよ |
*n1が 戦いが苦手だってのは はじめから知ってる |
代わりに、夕食作るの がんばってくれたじゃ ない、おいしかった |
えっ・・・ |
あたしだけじゃないわ フォルテさんもケイナ さんも、おいしいって 褒めてたわよ |
そ、そうですかっ!? よかったぁ・・・ |
*n1が いれば、野宿をしても 食事の心配はしなくて よさそうだな・・・ |
*n1が いれば、野宿をしても 食事の心配はしなくて よさそうね・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか? とつぜんいなくなって ごめんなさいですの |
モナティはいま *n0さんという ひとのところにいますの |
いろいろじじょうがあって しばらくマスターのところには かえれません・・・ |
ですので、こうして てがみをかいて |
マスターのところに とどけてもらおうと おもってます・・・ |
あれ、モナティ さっそく手紙を書き はじめたのか? |
あらっ、モナティ さっそく手紙を書き はじめたの? はやいわね |
はいですの♪ |
でも、難しい字が 多くて・・・ |
わかんない字が あったら、遠慮せずに 聞くんだぞ |
わかんない字が あったら、遠慮せずに 聞きなさい・・・ |
*n0さんは やさしいひとですの |
それに・・・ |
なんだかちょっとだけ マスターににてるかも しれません・・・ |
それでは、いったん ペンをおきますです また、おたよりします |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
へえ、見聞の旅ねぇ |
ははは、まあホントの ところは厄介払いって 追放されたみたいな ものなんですけど |
本当のところ 厄介払いにあって 追放されたような ものなんです |
まあまあ、そう自分を 卑下しなさんな |
それに、旅での経験は 貴重だぜ? |
普通の生活じゃ絶対に 味わえないことを体験 させてくれるしな |
たとえば? |
そうですか? |
んー、そうだなぁ |
一文無しになって野草 をあさってみたりとか 化け物に追われて必死 に逃げたりとか |
うう、そういう経験は ちょっと・・・ |
フォルテさん それ本当・・・ |
・・・なーんてなっ♪ 本気にすんなよ? 冗談だからさっ |
あ、あのですねぇ! |
冗談には聞こえない ですよ |
あははは、まあなんだ とにかく旅ってのは 楽しいってことさ |
すくなくとも、今まで オレはそう感じてる じゃなきゃ、冒険稼業 なんてできねえし |
あんたらみたいな ユカイな連中とだって 知り合えたワケだしな |
あ、それは同意見かも |
そうですね いえてます、それ |
だろっ? |
お調子者だけど どうも憎めないよな この人って・・・ |
お調子者だけど いい人、みたいね この人・・・ |
悪かったわね 私たちにつきあって こんな夜遅くまで |
いえ、構いませんよ 残ることに決めたのは 俺たちなんだし |
いいえ、構わないです 残ることに決めたのは あたしたちなんだし |
でも本当、貴方たちが |
でも本当、貴女たちが |
来てくれて助かったわ |
連中をしょっぴくのも 私とアイツだけじゃ 絶対に無理だったもの |
まったく、考えなし なんだから・・・ |
ケイナさんは、ずっと フォルテさんと一緒に 旅してるんですか? |
あの 聞いていいですか? |
何かしら? |
ケイナさんは、ずっと フォルテさんと一緒に 旅してるんですか? |
ん・・・まあ、ね ちょっとワケありで 一緒に旅をしているの |
あんなお調子者だけど 一応、私の恩人だし |
え? |
恩人? |
そ、恩人・・・ 助けられる相手までは 選べないからね |
どういう理由で 二人は一緒に旅することに なったんだろう? |
どんな理由で旅を はじめたんだろう? |
scn102
で、結局 ここに戻ってくること になるわけか |
で、結局 ここに戻ってくること になるわけね・・・ |
仕方あるまい 宿代だって馬鹿になら ないんだ |
節約するに こしたことはない とはいえ・・・ |
さすがにそろそろ 文句のひとつも出て きたようだな |
お前たち! なにをモタモタして おるのだっ!? |
あ、その・・・ |
あっ、やっぱり うるさいのがきた |
黙っておれば、いつま でもブラブラしおって 派閥の任務をなんだと 思っている!? |
お言葉ですが |
我々はけして無為に 過ごしていたわけでは ありません |
野盗退治に関する顛末 は、昨晩きちんと報告 したはずです |
それはお前たちが独断 でとった行動だ 任務がとどこおる理由 にはならん! |
そもそも、冒険者など という犯罪者まがいと 手を組むとは何事だ? |
派閥の体面というもの を考えろ!! |
犯罪者って・・・ あの人たちは、そんな 人じゃありません!! |
*n0! |
・・・フン、まあいい 「成り上がり」のお前 に、体面の話をしても 意味があるまいて |
・・・っ |
むぅ・・・ |
それからこの部屋は、 近いうちに次の見習い の居室にする予定だ |
置いてある私物は処分 するからな |
あははっ いよいよ、本格的に 追放って感じだな? |
うーん・・・ いよいよ、本格的に 追放って感じよね? |
*n0・・・ |
大丈夫だよ、ネス 俺は平気だから |
大丈夫よ、ネス あたしは平気だから |
平気って、テメエ あそこまで好き放題 言われて、よく平気で いられるなァ! |
慣れちゃったからかな どうってことないよ |
いちいち気にしてたら こっちの身が 持たないわよ |
ふーん・・・ ま、テメエがそれで いいんなら、オレにゃ 関係ねえけどよ |
それより急ごうぜ フォルテさんたちと の待ち合わせの時間 そろそろだろ? |
それより急ぎましょう フォルテさんたちと の待ち合わせの時間 そろそろでしょ? |
かーっ、しかしまあ どこにでもいるんだな その手の陰険野郎は |
ほんと! なんか胸がムカムカ してきちゃうわ |
すいません・・・ せっかく食事おごって もらったのに、こんな 話なんかしちゃって |
ごめんなさい・・・ せっかく食事おごって もらったのに、こんな 話しちゃって |
ああ、気にすんなって そんなことぐらいで気 を悪くしたりしねーよ |
それにこいつの神経の 太さは筋金入りだ 消化が悪くなるなんて 心配はご無用さ |
なぁんですってぇ!? |
おぷすっ! |
あはははっ |
いちち・・・ しかし、お前さんたち これからどうすんだ? |
ファナンから街道沿い に旅する予定です |
これといってアテは ないんですけどね |
正直、いって・・・ これといってアテは ないんです |
ふーん・・・ |
なあ、もしよかったら その前にオレたちの 用事につきあって くれないか? |
用事、ですか? |
おいおい、コワイ顔は かんべんしろよ 物騒な話じゃないんだ |
レルムの村って 知ってるか? ここから北に行った 小さな村なんだが |
いえ、聞いたことない ですけど・・・ |
ほら、フォルテ あの話は、やっぱり デタラメだったのよ? |
んなことないって! ちゃんと信用できる ネタなんだし・・・ |
そのレルムって村に なにかあるんですか? |
ああ、そこにな ケガでも病気でも奇跡 で治しちまう「聖女」 がいるらしいんだ |
ええーっ!? |
聞いたこと、ないか? |
・・・一応、噂ならば |
そーら見ろぉ! |
本当、なんだ・・・ |
そうなのか、ネス? |
そうなの、ネス? |
あくまで噂だがな 真偽は定かじゃない |
なぁに、行って確かめ る価値はあるって |
うまくすりゃ、お前の 記憶が取り戻せるん だぜ? |
うん・・・ |
記憶? |
こいつはな なんでか過去の記憶を なくしちまってんだよ |
え!? |
へっ!? |
山の中で倒れていたの を、俺が見つけたんだ がな・・・ |
自分の名がケイナって こと以外は、思い出せ ないんだとさ |
そんなのって・・・ |
ケイナさん |
やあねぇ、そんな深刻 な顔をしないでよ |
普通に生活するぶんに は困ってないし、ね? |
つまり、貴方たちは 「聖女」の起こす奇跡 を頼って、彼女の記憶 を取り戻そうと? |
ま、そーゆーこった |
野盗とやりあったのも 治療に必要な寄付金を 稼ぐためってわけさ |
なるほど・・・ |
そうなんだ・・・ |
アンタたち召喚師なら 奇跡とやらが本物かを 見極められるだろ? |
同行してもらえれば、 助かるんだが・・・ どうだ? |
どうしよう? わかりました そう言われても・・・ ネスに相談しよう |
わかりました |
お、そうか! |
無理しなくていいのよ こっちの勝手なお願い なんだから |
いいんですよ それに俺も奇跡って のがどんなものか 見てみたいし |
気にしないで |
それにあたしも 奇跡ってのがどんな ものか見てみたいし |
タシカニ、興味ヲ ソソラレル情報デスネ |
本当ならすごいこと ですよね、ご主人様っ |
構わないだろ、ネス? |
構わないよね、ネス? |
まあ、よかろう |
噂の真否をたしかめる ことは、派閥としても 有益なことだしな |
そう言われても・・・ なあ? |
そうは言われても・・ ねぇ? |
なぜ、僕に同意を求め てくるんだ? |
え、だって・・・ |
へっ、だって・・・ |
前にも言ったが 決めるのは君の意志だ |
彼女のために同行する のも、関係がないと先 を急ぐも、君の自由だ |
うう、なにもそんな トゲのある言い方しな くたって・・・ |
むぅ、なにもそんな トゲのある言い方しな くたって・・・ |
いや、もういいんだ! 今のは忘れてくれ |
へ? |
たかが女一人の人生を 左右する程度の問題だ アンタたちが気にする 価値なんてないさ |
う・・・ |
む・・・ |
奇跡がデタラメだった としても、金を取られ るだけ。命まで取られ るわけじゃあなし |
うう・・・ |
むぅう・・・ |
一から出直したら それですむよな・・・ 一から、アテもなく やり直せば・・・ |
フォルテの目・・・ かなしそう・・・ |
うにゅううぅ・・・ *n0さぁんっ |
あーっ、もう わかりましたよ! わかりましたからぁ |
その真綿で首を絞める ような、イヤミはもう やめてくださいっ! |
あーっ、もう わかったわよ! わかりましたからぁ |
その真綿で首を絞める ような、イヤミはもう やめてくださいっ! |
あ、やっぱり バレてた? |
当たり前でしょ!? まったく・・・ 本当、無理しなくても いいんだからね |
私なら、大丈夫だから |
うう、そんな顔をされ ちゃうと、かえって 罪の意識が・・・ |
悩んでる、悩んでる ヒヒヒ・・・ |
で、どうする? |
どうするったって ここで断れば、俺だけ 悪者じゃないか!? |
どうするって言っても ここで断れば、あたし だけ悪者じゃない!? |
まさにそのとおりだな |
とほほ・・・ |
まあいいけどね・・・ |
どうしよう、ネス? |
ネス、どうする? |
前にも言ったが、 決めるのは君の意志だ |
うう、それはわかって るんだけど・・・ |
むう、それはわかって るけど・・・ |
まあ、彼らの言うこと に嘘はないようだし |
僕が反対する理由は ないと言っておこう |
なら、引き受けようよ 奇跡がどんなものか、 俺、見てみたいし |
なら、引き受けよっか 奇跡がどんなものか、 あたし、見てみたいし |
あまり期待しないほう がいいとは思うがな |
よーし! そうと決まれば オレたちは今から 旅の仲間だ |
かたっ苦しい 敬語とかは やめにしようや |
そうですね・・・ じゃなくて、そうだね |
そうですね・・・ じゃなくて・・・ そうね |
ふふふ 変に意識しなくても ごく自然な話し方で いいんだからね |
そうですね 自然にいきましょう |
それがいいですのっ |
では、しばらくしてか らまたここで合流する ことにしましょう |
んじゃ、後でな! |
先輩たちが仕事してる 屋敷ってここかな? |
先輩たちが仕事してる 屋敷ってここなんだ? |
住所に間違いはないが どうやら留守らしい |
うーん、残念 出かける前に挨拶して おきたかったのにな |
うーん、残念 出かける前に挨拶して おきたかったのに |
フォルテたち、まだ 来てないみたいだな |
もうすこししてから また来よう・・・ |
フォルテたち、まだ 来てないみたいね |
もうすこししてから また来よう・・・ |
よぉ、どうだ 支度はすんだか? |
どうしよう? まだです はい |
慌てなくていいから ゆっくり支度してきな |
んじゃ、出発するか! |
はぁ・・・ |
どうかしたの こんなところでため息 なんかついて? |
うん、ちょっとね 記憶が戻った後のこと を考えてたの |
ひょっとしたら 思い出さないほうが いいのかなって |
どうしてですか? |
どうして? |
もしもよ、思い出した 記憶が私にとって都合 の悪いことだったら どうする? |
!? |
忘れていたほうがいい つらいことがあったの かも知れない・・・ |
ひょっとしたら とんでもない悪人 だったのかも!? |
なーんて、考えるとね ため息も出ちゃうわけ |
そうだよな、忘れてた ほうがいいことだって たしかにあるもんな |
そうよね、忘れてた ほうがいいことだって たしかにあるもの |
とはいえ、はっきり させなくてもやっぱり 不安なのは同じだし |
あーあ・・・ |
しってるよ |
え・・・? |
おねえちゃんはね *n1と おんなじ・・・ |
シルターンから 来たんだよ? |
*n1 それ、本当か!? |
*n1 それ、本当!? |
・・・(こくん) |
ほら・・・ 似てるよね、着物? |
たしかに、作りとかは 似てるけど・・・ |
シルターン・・・ |
どうしたのかしら なんだか、その言葉 すごく気になるわ |
これは、ひょっとして 当たってるのかも しれないぞ? |
これは、ひょっとして 当たってるのかも しれないわね? |
心配しなくていいよ 記憶が戻ったって 別に今までとなんにも 変わらないって |
心配しなくていいよ 記憶が戻ったって 別に今までとなんにも 変わらないって |
そうかしら・・・ |
すくなくともさ フォルテはきっと 気にしないと思うなあ |
すくなくともさ フォルテはきっと 気にしないと思うけど |
な・・・っ! |
あ、もちろん 俺もそうだからね |
あ、もちろん あたしもね |
・・・そうよね |
なんだか、貴方に話を |
なんだか、貴女に話を |
したら、ちょっとだけ 楽になっちゃった |
ありがとう *n0 |
あれ、あそこにいる 女の子って? |
・・・・・・ |
公園で、ご主人様と ぶつかった子ですね |
相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるぞ |
相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるわよ |
相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるぞ |
相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるわよ |
・・・はうっ!? |
って、思ってた矢先に いきなり・・・ |
いたたた・・・ お、オデコぉ・・・ |
うわ、痛そう・・・ |
ちょっと、君 だいじょうぶか? |
ちょっと、貴女 だいじょうぶ? |
・・・!? |
あ、ちょっと! |
・・・行っちゃった なにも、逃げなくて もいいだろうに |
・・・行っちゃった なにも、逃げなくて もいいのに |
ご主人様、あの子 ひょっとしてなにかを 探してたんじゃない でしょうか・・・ |
探してた? |
ええ、無意識にだと 思うんですけど |
ない、ない、って つぶやいていたのが 聞こえたんです |
そうか・・・ |
耳がいいんだなあ |
耳がいいのね |
探し物かあ・・・ |
耳がいいんだなあ *n1は |
耳がいいのね *n1は |
そんなことないですよ メイトルパでは、これ が普通なんです |
見たり、聞いたり かいだりすることで 周囲の様子をうかがう ことは |
自然の中で生きていく ためには、どうしても 必要になることですし |
なるほどなあ |
こりゃ、うかつに ないしょ話なんかは できないな・・・ |
なるほどねぇ |
こりゃ、うかつに ないしょ話なんかは できないわね・・・ |
どうかしましたか ご主人様? |
いや、なんでもない なんでもないよ あはははは・・・ |
いや、なんでもない なんでもないのよ あはははは・・・ |
??? |
探し物かあ・・・ |
あの様子だと、かなり 必死なんだろうな |
でも、あんな調子じゃ |
危ないよな。怪我とか |
危ないわね。怪我とか |
するかも知れないし |
よし、次に見かけたら 注意してやるかな |
よし、次に見かけたら 声をかけてあげよう |
そうですね ぜひ、そうしてあげて ください |
あれっ?あの屋台に 誰か来てるぞ・・・ |
あれっ?あの屋台に 誰か来てる・・・ |
あれ、なんでこんな 所に屋台があるんだろ |
あ、誰か来てる・・・ |
こんにちは |
どうもすいません まだ開店の準備が 終わってないんですよ |
あ、いえ それはわかってるん ですけど |
いったい、なにを 売っている屋台なん ですか? |
ああ・・・ この屋台ではソバを 食べさせるんですよ |
・・・ソバ? |
シルターンの食べ物 なんですが、ご存じ ありませんか? |
そっか・・・ だから、お品書きが シルターン文字で 書かれてたんだ |
ちょっと待ってて くださいね・・・ |
? |
ひぃ、ふぅ、みぃ ・・・とおッ! |
わっ! 手際がすごいぞ!? |
わっ!なんだか 手際がすごい!? |
これが、ソバですよ 食べてみてください |
・・・・・・ |
・・・おいしい! |
それはなによりです |
今までこんな不思議な 味の食べ物、食べた ことないですよ |
今までこんな不思議な 味の食べ物、食べた ことないわ |
あ・・・ お金を払わないと |
結構ですよ その一杯はお近づきの しるしということで |
代わりといっては なんですが、この屋台 「蕎麦処・あかなべ」 のことを |
お知り合いにも紹介 していただけると 助かります |
もちろんですよ 機会があったら、絶対 また食べに来ます えーと・・・ |
ええ、もちろん 機会があったら、絶対 また食べに来ますし えーと・・・ |
シオンと申します あかなべの大将って 馴染みのお客さんには 呼ばれてますけどね |
それじゃ、大将 ごちそうさまでした |
はい、またのお越しを お待ちしておりますよ |
あーっ!? |
ど、どうしたんだよ モナティっ? |
ど、どうしたのよ モナティっ? |
シオンさんですの! モナティの知ってる 薬屋さんのシオンさん ですのーっ!! |
いえ、私は薬屋では なくて、ソバの屋台の 大将ですが・・・ |
モナティですのっ! ほら、忘れちゃったん ですのーっ? |
忘れるもなにも・・・ どこかでお会いした ことありましたっけ? |
うにゅうぅぅ・・・っ |
人違いじゃないのか? |
人違いじゃないの? |
そんなことないですの 絶対、絶対ですのぉ! |
あの、すいません 失礼ですけど、貴方の お名前は? |
あの、すいません 失礼ですけど、貴方の お名前は? |
シオンと申します |
ほらほらほら~っ! |
ですが、このお嬢さん とは初対面です |
・・・はえ!? |
世の中には、そっくり |
な人が三人はいると 言いますからねえ |
ははは、面白い偶然 ですねえ |
ははは、じゃない ですのーっ!? |
キツネさんみたいな その目も、のんびり したその喋り方も |
モナティ、間違えっこ ないですのっ シオンさんですのーっ |
いえいえ、別人ですよ しかも初対面です |
タヌキさんみたいな 丸顔のお嬢さん? |
ふにゅうぅぅん・・・ |
ほら、いい加減にして モナティ、行くぞ? |
ほら、いい加減にして モナティ、行くわよ |
ご迷惑かけちゃって すいませんでした |
いいえ、それよりも 次はお客としてぜひ おいでくださいね |
「蕎麦処・あかなべ」 をよろしく・・・ |
あかなべ・・・! |
こら、モナティっ! |
ふにゅにゅうぅっ あれは、あれは絶対に ワザとですのぉぉ!? |
召喚獣ヲ動力トシテ 牽引スル鉄道・・・ |
ナルホド、コノ世界 ナラデハノモノデスネ |
俺も実際に走っている ところは見たことない んだけどね |
でもさ、ロレイラルの 鉄道は機械じかけで すごく速いんだろう |
あたしも実際に走って るところは見たことが ないんだけどね |
でも、ロレイラルの 鉄道は機械じかけで すごく速いんでしょう |
エエ・・・ |
すごいよな *n1は 乗ったことあるのか? |
すごいわね *n1は 乗ったことあるの? |
イエ、でーたトシテハ 知ッテイハイマスガ 自分ハ戦闘機体トシテ 開発サレマシタノデ |
ソレニ、ろれいらるノ 交通機関ハモウ、正常 ニ機能シテオリマセン |
あ、そうか! ロレイラルは戦争で |
はいきょ同然になって いるって、ネスが・・ |
・・・悪かった |
あ、そうか! ロレイラルは戦争で |
はいきょ同然になって いるって、ネスが・・ |
・・・悪かったわ |
ナゼ、謝ルノデスカ? 失言ガアッタトハ思エ マセン |
いいんだ、とにかく 俺が謝りたいって 思ったんだから |
ごめんな *n1 |
いいのよ、とにかく あたしが謝りたいって 思ったんだから |
ごめんね *n1 |
ハイ、了解イタシ マシタ・・・? |
なあ、この湖って たしか、なんとかって いう泉の水がたまって できたんだよな? |
ねえ、この湖って たしか、なんとかって いう泉の水がたまって できたのよね? |
「至源の泉」だ |
・・・なんか、すごく 偉そうな名前だな |
・・・なんか、すごく 偉そうな名前ね |
君のその感想が適当な ものだとは思えんが その名にふさわしい 由来があるんだ |
「エルゴの王」の伝説 は知っているな |
リィンバウムを救った 英雄で、最強の召喚師 のことだろう? |
リィンバウムを救った 英雄で、最強の召喚師 のことでしょう? |
まあ・・・ 間違いではないので よしとしておこう |
そのエルゴの王が 荒れ果てた大地を癒す ために喚びだしたのが 至源の泉なんだよ |
その水はあらゆる命に 活力を与える、不思議 な力をもっていたと 伝わっている |
うわあ・・・ それってさ、今でも 効き目があるのかな? |
へえ・・・ それってさ、今でも 効き目があるの? |
さあな 本当かどうかまでは 知らんよ |
なにしろ至源の泉には 聖王家に連なる者しか 近寄ることを許されて いないんだからな |
そっか・・・ |
だけど、こんなにも 大きな湖を見てると なんだかさ |
信じたくなるよなぁ その伝説も |
そっか・・・ |
だけど、こんなにも 大きな湖を見てると なんだかさ |
信じたくなるわね その伝説も |
・・・たしかにな |
なんか、ずいぶんと 頼りない道だよな 坂とかもやたら多いし |
なんか、ずいぶんと 頼りない道よねぇ 坂とかもやたら多いし |
レルムの村は、林業や 狩猟で生計を立てて いる小さな村だからな 荒れていて当然だ |
村に続く道はどこでも 似たようなものよ |
利用するのは村人だけ 街の人間が村に出かけ る必要なんてないしね |
そうなんだ? |
そうなの? |
ま、誰だってわざわざ 野盗や化け物に襲われ たくはないからな |
こうした山奥の道は そういう連中が隠れる のにうってつけだし |
え!? |
へっ!? |
ご、ご主人様ぁ・・・ |
大丈夫だよ *n1 |
大丈夫よ *n1 |
・・・おにいちゃん |
心配するなよ 大丈夫だってば ・・・たぶん |
・・・おねえちゃん |
そんなに強く にぎらなくても 大丈夫 |
心配ないなーい! こうして大勢で歩いて いりゃ、大丈夫さ |
自分より数の多い相手 にケンカを売るほど、 連中はバカじゃ・・・ |
・・・! |
ま、まさか・・・ 化け物っ!? |
イイエ 化ケ物デハアリマセン |
*n0 落ち着いてよく見ろ |
え? |
へっ? |
人をいきなり化け物 呼ばわりとは、失礼な 小僧じゃな・・・ |
人をいきなり化け物 呼ばわりとは 失礼な・・・ |
ごめんなさい つい、びっくりして |
ふん、まあいいわい その腰の物で斬りつけ なかっただけマシじゃ |
なあ、爺さん アンタひょっとして レルムの村の人かい? |
ああ、そうじゃ わしはレルムの村の 木こりじゃが・・・ |
そういうあんたらは 何者じゃ? 見たところ、行商人 とは思えんが |
私たち、レルムの村に いる聖女の噂を聞いて 来たんですけど |
なんだ・・・ あんたらも、他の連中 と同じ目的か |
村までは まだ遠いのかい? |
村は、この坂を越えた 向こうにあるわい |
それじゃあな |
今のじいさん |
今のおじいさん |
なんか、うんざりした 顔してたけど・・・ |
気のせいかな? |
ひゅー・・・ |
・・・・・・ |
ひょっとして、ここに いる人たちって・・・ |
み~~~~~んな 聖女の奇跡を頼ろうと |
してる人たちなのか? |
してる人たちなの? |
ケッ! 奇跡、奇跡ってかぁ! |
うーん、これじゃ日が 暮れたって、私たちに 順番は回ってきそうに ないわね・・・ |
いや、それ以前に どこが列の最後部かも わからないぞ |
なーに、そんなもの 適当に列ん中に混じっ ちまえば・・・ |
ちょっとフォルテ!? それはさすがに まずいってば |
そこの野郎っ! なに勝手に列に割りこ んでやがるんだ!! |
うわっ!? |
きゃっ!? |
なんのためにわざわざ 列を作って並んでると 思ってんだよ・・・ |
あー、わりぃわりぃ どこが列の最後尾だか わかんなくてさぁ |
はっ、どうだか・・・ 最初っからドサクサで 列に入りこむつもり だったんだろうが? |
テメエらみたいな連中 がいやがるから 俺たちの苦労が絶え ねえんだッ! |
さあ、とっとと この村から 出てきやがれ!! |
ちょっと待ってくれよ そりゃ、列を乱した 俺たちも悪いけど |
出て行けってのは、 あんまりじゃないか |
ちょっと待ってよ そりゃ、順番を乱した あたしたちも悪いけど |
出て行けってのは、 あんまりじゃない? |
そうよ! だいたい なんの権利があって 貴方にそんな命令が できるわけ!? |
そうですの そうですのーっ! |
そっそんな言い方って ないと思います! |
そうだ、そうだー! もっと言ってやれーっ |
権利だァ? はっ、権利ならあるさ |
俺はこの村の自警団員 なんだからな |
ほう? それにしては ずいぶん礼儀がなって ないようだがな |
なにィ・・・? |
喧嘩腰で物を言われず とも、物の道理ぐらい 理解できるさ |
むしろ君のその高圧的 な態度は、かえって 事態を悪化させている としか思えないな |
・・・テメエっ!! |
そこまでだ!! リューグ! |
ちッ・・・ |
あ、あれっ!? 同じ顔が二人??? |
えっ、ええっ!? おっ、同じ顔が二人? |
ほー、双子とは 珍しいなあ |
どんなことがあっても お客さまに暴力をふる うなと、あれほど言い 聞かせただろう? |
口で言ってもわからん 奴らには、このほうが 早えんだよッ |
リューグ! |
はっ、やめたやめた! テメエの説教なんて まっぴらだッ |
そうやって、一人で 偽善者ぶってろ・・・ バカ兄貴がッ!! |
どうもすいません 弟のリューグが、失礼 なことをしてしまって |
いえ、注意されるよう なことをしちゃった俺 たちにも責任はあるし |
いえ、注意されるよう なことをしちゃった あたしたちにも 責任はあるし |
あんたのことよ フォルテ? |
ふんふふーん・・・♪ |
・・・こいつはっ!? |
ぐほぉっ!? |
売り言葉に買い言葉で 返してしまったことも 事実ですから |
ここは、お互いさまと しておきましょう |
そう言ってもらえると 助かります |
ところで、えっと? |
ロッカです レルムの村の自警団長 をさせてもらってます |
ロッカさん 列の一番後ろってどこ なんですか |
列、ですか? |
それなんですが、大変 もうしわけないんです けど・・・ |
ここにいる人たちの後 にも、順番待ちの人が まだ何十人も・・・ |
いいっ!? |
あちゃあ・・・っ |
本当にすいません なにしろ聖女は一人 だけなので |
しょーがないわな |
ま、これだけ長い列が できるってことは 効き目は確かってこと だろうし |
ちょっくら並ばせて もらうとすっか いくぞ、ケイナ |
あ、待ってよ フォルテってば! |
それじゃ、俺たちは どうする? |
それじゃあ あたしたちは どうする? |
あの、もし宜しければ さっきの騒ぎの経緯を 聞かせてもらいたいん ですが・・・ |
それなら、僕が行こう |
あ、俺も・・・ |
じゃ、あたしも・・・ |
君がついてくると かえって話がややこし くなりかねん |
まただよ・・・ |
むー・・・ 決めつけてるしぃ |
村の見学でもしてれば いいだろう? ついでに宿でも探して おいてくれ |
しばらくの間は、ここ に滞在することになり そうだからな |
そう言われてもなぁ |
そう言われてもねぇ |
ニンゲン どうすんだよ、おい? |
どうしたら いいって思う? |
・・・あのな |
しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
どうしよっか? |
・・・あのな |
しかたないわね 適当にぶらついてれば なんとかなるでしょ |
・・・どうするの? |
んー、そうだなぁ |
しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
んーっと、そうねぇ |
しかたないって 適当にぶらついてれば なにかあるわ |
しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
しかたないって 適当にぶらついてれば なにかあるわ |
うーん、知らないうち に森の中に入っちゃっ たみたいだな |
でも・・・ なんていうか、すごく 静かでいいところだな |
ふわあぁ・・・ なんか、眠くなって きちゃったぞ |
ちょっと昼寝でもして いこうかな |
うーん、知らないうち に森の中に入っちゃっ たみたいね |
でも・・・ なんていうか、すごく 静かでいいとこね |
ふわあぁ・・・ なんか、眠くなって きちゃった |
考えてみれば、ずっと 歩きづめだったものね |
ちょっと、休憩しても いいよね? |
ご主人様ぁ、ちゃんと 宿を探さないと・・・ |
ちょっとだけだよ |
ちょっとだけよぉ? |
ちょっとだけ・・・ |
いいのかなぁ |
あーっ *n0さん サボリはよくないん ですのーっ! |
かたいことは いいっこなしだよ |
かたいことは いいっこなしよ |
むー、怒られても モナティは知りません ですよぉ・・・ |
あるじ殿、宿ノ確保ハ ヨロシイノデスカ? |
まあ、なんとかなるさ たぶん |
まあ、なんとかなるわ たぶん |
・・・・・・ |
・・・ん? |
あわ、あわあわっ! |
きゃあああっ!? |
な、なんだぁ!? |
へっ、なに!? なんなの!? |
ど、ど、どいて くださあ~~いっ!? |
頭上ヨリ落下物接近 緊急回避ヲ・・・ |
無理だってぇーっ!? |
無理だってばーっ!? |
なんだァ!? |
あわわわっ!? |
おんなのひと・・・ |
は、はぁっ!? |
えっ!? |
ごっ、ご主人様っ! 逃げてぇぇぇっ!! |
あわわわっ!? |
ぶ、ぶつかるです のぉぉぉっ!? |
あわわわっ!? |
うわあっ! |
きゃあっ! |
なんでいきなり、木の 上から女の子が降って くるんだ??? |
なんでいきなり、木の 上から女の子が降って くるのよ??? |
いたた・・・ |
まあ、うまく受け止め られたからよかったん だけど・・・ |
大丈夫かい? |
まあ、軽いから あたしでも受け止めて あげられたけど・・・ |
えっと、大丈夫? |
あ、はい 大丈夫ですけど・・・ |
貴方のほうこそ |
貴女のほうこそ |
平気ですか? |
ああ、平気さ さすがにびっくりした けどね |
あたしは、平気 ちょっとびっくりした けどね |
ごめんなさい うっかり足を滑らせ ちゃったんです |
それはいいけどさ どうして、木になんか 登ってたの? |
それはいいけど・・・ なんで、木の上に 登ってたの? |
それは・・・ |
子猫 |
ニャー |
あれ、あんなとこに 子猫がいるぞ? |
あらら、あんなとこに 子猫がいるわね? |
あの子、あそこから 下りられなくなってる みたいなんです |
なるほどね でも、その格好で木に 登るのは、ちょっと 無茶じゃないかな |
なるほど・・・ でも、その格好で木に 登るのは、ちょっと 無茶じゃない? |
・・・見えちゃうわよ |
あ・・・はい・・・ |
ちょっと待ってなよ |
手伝ってあげる 少し待ってて |
よっ、と・・・ |
よいしょっと・・・ |
子猫 |
フーッ! |
おいおい、暴れるなよ 俺はお前を助け・・・ |
暴れないで・・・ 今、助けてあげる |
子猫 |
フギャアアアッ!! |
うわあぁっ!! |
きゃっ!! |
だ、大丈夫ですか!? |
いたたた・・・ |
あの子、しっかり自分 で下りられたみたい ですね・・・ |
そだね・・・ あいたたっ! |
大丈夫ですか!? |
少しひっかかれ ちゃったけどね |
はい、このコも無事よ |
子猫 |
ニャー |
よかった、無事で・・ ありがとうございます |
お安いご用よ? って、あたた・・・っ |
あ、じっとしてて! |
そのまま・・・ |
あれ? |
えっ? |
痛くないから・・・ ほら、痛くない・・・ |
なんだろう、痛みが 引いていく・・・ |
うそっ、痛みが ひいていく・・・ |
ふう・・・ もう、動いてもいい ですよ? |
君が治してくれたの? |
貴女が治して くれたの? |
ええ、あたしの勘違い |
のせいで、貴方に迷惑 |
のせいで、貴女に迷惑 |
かけちゃったんですし |
アメルさまぁ~! どこにいらっしゃるん ですか~!? |
あれ、もう休憩の時間 終わっちゃったのかな |
アメルさま~っ!! |
は~い! それじゃ、あたし 行きますね? |
あ・・・ |
ひょっとして・・・ あの子・・・ |
あ・・・ |
ひょっとして・・・ あの子・・・ |
あ、それから・・・ |
うわ!? |
わっ!? |
*n0さんは いらない人なんかじゃ ありませんよ |
え? |
へ? |
もっと自信をもって くださいね? |
・・・・・・ |
なあ、*n1 |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、*n1 |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
ハイ、あるじ殿ハ 名乗ラレテイマセン |
そう、だよな なのに・・・ |
なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
そう、よね なのに・・・ |
なんで、あの子は あたしの名前を? |
なあ、*n1 |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、*n1 |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
そういや、そうだな |
だよな? |
だよね? |
なあ、*n1 |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、*n1 |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
・・・(こくん) |
なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
なんで、あの子は あたしの名前を? |
なあ、*n1 |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、*n1 |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
はい、そうですね ご主人様は名乗って いないはずです |
だよな? なのに・・・ |
なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
だよね? なのに・・・ |
なんで、あの子は あたしの名前を? |
なあ、モナティ |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、モナティ |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
はえ? そうでしたっけ??? |
・・・・・・ |
うん、間違いない 教えてないはずだ なのに・・・ |
なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
うん、間違いない 教えてないはず なのに・・・ |
なんで、あの子は あたしの名前を? |
もしかして・・・ |
あのアメルって女の子 が、聖女なのか!? |
あのアメルって女の子 が、聖女なの!? |
間違いあるまい 君が出会ったその子が この村の聖女だな |
やっぱり・・・ |
事情を話しがてら ロッカから色々と話を 聞かせてもらったが |
聖女の起こす奇跡とは 相手の心に触れること によって、その苦しみ を和らげてやり |
精神的に癒すことで 肉体までも治癒させて しまうものらしい 原理は不明だがな |
はぁ、すごいですねぇ ご主人様 |
うん、そうだよな |
うん、そうよねぇ |
さいこひーりんぐト 呼バレルESP現象 ニ酷似シテイマスネ |
??? |
痛いの痛いの とんでけーってこと ですの? |
うーん・・・ |
でも、たしかに そんな感じだった気も するなぁ・・・ |
でも、たしかに そんな感じだった気も するわね・・・ |
おそらく、君の傷を 治した時に、君の心を 読みとってしまった んだろうな |
不可抗力というものだ あまり、気にするな |
そうか・・・ だからあの子は、俺の 名前や悩んでることが わかったんだ |
そっか・・・ だからあの子は、 あたしの名前や悩みが わかったのね |
いやぁ、まいったぜ 並んだはいいが、列が 進まないのなんのって |
あれ、二人とも列を 抜けて平気なの? |
あら、二人とも列を 抜けて平気なの? |
今日の面会はおしまい この順番札を持って、 また明日並んで くださいですって |
とはいえ、明日のうち に順番が回ってくるの かもあやしいがな |
そうですか |
二人ともごめんね まさか、こんな面倒な ことになってるなんて |
そんな、気にしないで ケイナさんのせいじゃ ないんだし |
とりあえず、どこかで 落ち着こうや 先のことはそれから 考えりゃいい |
*n0 宿のほうは確保できて いるのか? |
あ、あはは・・・ |
あっ、あはは・・・ すっかり忘れてた |
やれやれ・・・ 最初からあてにして なくて正解だったな |
ロッカに頼んで、僕の ほうで泊めてくれる家 を紹介してもらってる そこへ行こう |
オマエ、信用ねーのな |
・・・ほっとけ |
・・・ほっといてよ |
すいません 自警団のロッカさんの 紹介で宿を借して頂き に参りました |
ああ、聞いている |
あ、さっき出会った 木こりのじいさん? |
あら、さっき出会った 木こりのおじいさん? |
なんだ、お前たちか |
ははは、さっきは どーも |
ご迷惑おかけします |
まあ、気にするな 困った時はお互いさま じゃ・・・ |
わしの名は アグラバインじゃ 村の者はみな、アグラ 爺さんと呼んどる |
さあ、ぼけっと立っと らんで中に入れ |
へえ、意外と大きい家 なんだな・・・ |
へえ、意外と大きい家 なのね・・・ |
*n0 失礼だぞ |
わし一人なら狭くても 構わんが、子供たちの こともあるからな |
子供たち? |
あんたらにここを紹介 したロッカと、双子の 弟のリューグはな |
両親を亡くして以来 ここで育ったんじゃよ |
へえ、そうなのか |
もっとも、近頃は 自警団の仕事に追われ て、帰ってこんがな |
聖女の奇跡が噂に なったせいですか? |
まあ、な・・・ |
たしかに、あれだけ 人が集まってしまうと 大変でしょうねぇ |
聖女だの奇跡だの 祭りあげて、村の連中 は騒いどるようじゃが |
連中が喜んどるのは、 そのおかげで村の収入 が増えたことにすぎん |
わしは、そういうのは 好かん |
そうだよな |
聖女っていったって 不思議な力を使う以外 は、普通の女の子なん だもんな・・・ |
すくなくとも、俺は あの子と話していて そう思ったし |
そうよね |
聖女っていったって 不思議な力を使う以外 は、普通の女の子なん だもんね・・・ |
すくなくともあたしは あの子と話していて そう思ったわ |
お前さん アメルに会ったのか? |
あ、はい |
ええ、ちょっと・・・ |
あら、そうなの? |
たまたまね 村外れにある森の中で 話をしたんだ |
たまたまね 村外れにある森の中で 話をしたの |
アメルは昔から、あの 森で遊ぶのが好きだっ たからな・・・ |
元気そうじゃったか? |
ええ、そりゃもう 昼寝していた俺の上に 木の上から落っこちて きたんですから |
ええ。だって、お昼寝 してたあたしの上に 木の上から落っこちて きたんだもの |
どーいう聖女だよ? |
そうか・・・ フフッ、元気ならそれ で充分じゃ |
失礼ですが、貴方は 聖女となにか関係が あるのですか? |
・・・孫じゃよ |
え? |
へ? |
アメルはわしの大切な 孫娘さ・・・ |
しっかし驚いたぜ まさかあのじいさんが 聖女の身内とはなあ |
聖女がその奇跡の力に 目覚めたのは、最近の ことらしい |
事故で怪我した子供を 必死になって介抱して いるうちに、癒しの力 が発揮されたという |
それまではごく普通の 村娘として、この家で 暮らしていたそうだ |
ロッカやリューグたち と、まるで本当の兄妹 のようにな・・・ |
なーるほど とすれば、あの小僧の 露骨な敵意も、ちっと は理解できるぜ |
あのおじいさんにして みれば複雑でしょうね |
複雑って? |
複雑? |
だってそうでしょう? 奇跡の力に目覚めた ばっかりに、お孫さん と引き離されたのよ |
顔もろくに見られない のかもしれない いつでも会えるのなら |
*n0に 元気かどうかたずねた りしないと思うもの |
そっか・・・ |
おじいさん・・・ さみしそうだったね |
・・・かわいそう |
*n1・・・ |
離ればなれだなんて かわいそうですの |
うにゅうぅぅ・・・ |
二人とも、あまり深く いれこまないことだ |
僕たちはこの村の人間 ではない。横から口を 出すべきじゃない |
そーだぜェ? オマエにゃ関係ねェ ことだろうがよ |
けどっ! |
でも、ネス! |
気持ちはわかるがな *n0 |
聖女本人が嫌がってる わけじゃないんだろ? 納得をして今の状況を 受け入れてんなら |
横からとやかく言うの は、おせっかいだぜ 違うか? |
それは、そうだけど でも・・・ |
さあ、もう休もう いつまでも起きている と、明日がつらいぞ |
*n0 |
ネスやフォルテの言う ことが正しいんだって のはわかる |
*n0 |
大切なのは、あの子が 自分の境遇をどう思っ てるかだし・・・ |
*n0 |
俺がもし、あの子の 立場ならどうだろう? |
*n0 |
あんな風に、笑顔で いられるだろうか? |
*n0 |
あたしが仮にあの子の 立場ならどうだろう? |
*n0 |
あんな風に、笑顔で いられるかな? |
*n0 |
・・・・・・・・・ |
なんだっ!? |
えっ、なにっ!? |
なんだ・・・ どうして村が燃えて いるんだ!? |
なに・・・ どうして村が燃えて いるの!? |
熱源ヲ無数ニ 感知、火災デス! |
なんだって!? |
火事って!? |
くろいかげ・・・ いっぱい、いっぱい |
*n1? |
ちかづいてくる・・・ 炎のなかから・・・ こわい、こわいよぅ! おにいちゃんっ! |
ちかづいてくる・・・ 炎のなかから・・・ こわい、こわいよぅ! おねえちゃんっ! |
かっ、火事ですの!? お水っ、お水はどこに あるですのー??? |
ちょっと、モナティ おちついて |
ちょっと、モナティ おちつきなさいって |
ただの火事じゃないぜ 見ろ!! |
た、助けてくれえっ! |
・・・・・・ |
ぎゃああっ!! |
なによ、あいつら 無抵抗の人たち相手に なんてことをしてる のよ!? |
おうおう、こりゃあ まさに、問答無用って ヤツだなァ・・・ |
あ・・・・・・ |
みるなッ!! |
見るんじゃない *n1・・・ こんなこと、見る必要 なんてない・・・ |
見ないで *n1・・・ こんなこと、見る必要 なんてないわ・・・ |
・・・(ぎゅっ) |
あぁ、ひどい・・・ こんなの、こんなの 信じられない・・・ |
*n1 気をしっかりもて! |
*n1 落ちつきなさい! |
野盗か? いや、それ にしては、動きが整然 としすぎてる・・・ |
冷静に分析してる場合 じゃないだろ、ネス! |
・・・? アグラじいさんは!? |
冷静に分析してる場合 じゃないわよ、ネス! |
・・・? アグラおじいさんは? |
家ん中にはいねーぞ |
きっとアメルのところ に行ったんだ・・・ |
きっとアメルのところ に行ったのね・・・ |
*n0!? |
あるじ殿、ドコヘ!? |
放っておいたらみんな 殺される!! |
放っておいたらみんな 殺されるわ!! |
ひどい・・・ |
貴方がたは、どうして こんなひどいことを するんですかっ!? |
・・・・・・ |
・・・お前が聖女か? |
質問に答えてっ! |
・・・・・・ |
連行しろ! |
いやぁ!! |
黒騎士団員 |
・・・うがっ!? |
大丈夫か、アメル!? |
アメル!大丈夫! |
*n0・・・ さん・・・ |
女の子を力ずくでどう こうしようって根性 気に入らねえなぁ |
どういうつもりか 知らないけど、この子 は渡さないんだから! |
・・・・・・ |
だんまりかよ? ますます気にいらねえ 連中だな・・・ |
俺たちから離れないで |
アメル!あたしから 離れないで! |
は、はいっ! |
いったい、なんなんだ この連中は |
いったい、なんなのよ この連中! |
わからん・・・ だが、そこにいる彼女 を狙っていることだけ は間違いあるまい |
アメル、無事か!? |
リューグ・・・ |
お前たちが、この連中 からアメルを守って くれたのか? |
まあ、一応はな |
そうか・・・ |
ねえ、リューグ 村の人たちは、みんな はどこにいるの? |
みんな、ちゃんと逃げ られたんでしょう? そうなんだよねっ!? |
・・・・・・ |
うそ・・・ |
あいつら、一人残らず 殺しやがった |
女も、子供も、病人で さえもッ! |
そんなっ!? |
なんてことを・・・ |
なんてこと・・・ |
警告!前方ヨリ 接近スル者ガアリマス |
くる・・・くるよ つめたいかげが こっちに、くる!! |
??? |
ほう、こんなところに 隠れていたのか |
・・・!! |
??? |
ずいぶん手間がかかる とは思ったが、まさか 冒険者ごときに遅れを とっていたとはな |
漆黒の仮面 こいつが親玉なのか? |
漆黒の仮面 こいつが親玉なの? |
??? |
無駄な抵抗はよせ |
??? |
抵抗しなければ、苦痛 を感じる間もなく全て を終わらせてやろう |
ふ・・・ ふざけんじゃねェ!! |
??? |
・・・・・・ |
リューグ |
ぐああぁっ! |
リューグ!? |
なんて野郎だ・・・ 片手で、あの小僧の斧 をはじきやがった! |
ご、ご主人様ぁ・・・ |
りゅ、リューグさんが リューグさんが!? |
なにをしたのか全然 見えなかった・・・! |
くそぉ・・・ッ |
??? |
我々を邪魔する者には 等しく死の制裁が与え られる |
??? |
例外は、ない |
うおおォォ~ッ!! |
??? |
なに!? |
アグラじいさんっ! |
アグラおじいさんっ! |
無茶だ!? |
わしの家族を殺されて たまるものか・・・ |
命の重みを知らぬ輩に 好きにさせてたまる ものかァァァァッ!! |
??? |
ぬう・・・! |
みなさん、早く逃げて ください! |
ロッカ!? |
あいつは僕たちがここ で食い止めます ですから・・・ |
アメルを! その子を連れて逃げて ください!! |
あたしはいやですっ! おじいさんたちを 置いて逃げるなんて できません!! |
聞き分けのないこと 言わないで! |
貴女が逃げなくちゃ、 あの人たちのしたこと 全部が無駄になるって わからないの!? |
大丈夫だよ、アメル ちょっとお別れする だけだから |
必ず迎えに行くから 先に行っててくれ |
・・・こっちだ! |
さあ、アメル! |
アメル! |
・・・行けえぇっ!! |
ロッカ!リューグ! おじいさぁぁん!! |
走って、走って、走り続けた |
理不尽な怒りを やりきれない気持ちを 必死に振り払うようにして |
どこをどう走ったのか |
追っ手の影を振り切ったと 確信できた時には 俺たちはもう、その場から 動けぬほど疲労していた |
襲撃者におびえながら 初めて過ごす夜 |
闇の中に身をひそめながら 俺は眠ることもできず 沈んでいく月を ただ無言で見つめていた |
自分の無力さ、ふがいなさを 思い知らされた夜だった |
そんな思いを振り切るように あたしたちは ただ、ひたすらに走り続けた |
追っ手の影を振り切ったと 確信した時・・・ あたしは、もう一歩も 動きたくなかった |
疲れていたのは あたしだけじゃなく みんなもそうだった |
襲撃者におびえながら 初めて過ごす夜 |
いっそ、闇に溶けこんで しまえたら・・・ そう思いながら、沈む月を ただ無言で見つめていた |
やれやれ・・・ 次から次へと厄介な ことが続くな |
この様子では、いつに なったらファナンへ たどり着けるのやら |
あ、あのっ ネス・・・ |
ねっ、ねえっ ネス・・・ |
謝っても無意味だよ *n0 結果は変わらない |
うう・・・ |
僕に余計な気をつかう ことなんか考えずに 黙って休んでおけ |
え? |
逃げる途中で倒れでも したら、それこそ迷惑 の極みだからな |
・・・うん |
気をつかってくれてる のは、ネスのほうだ ありがとう・・・ |
気をつかってくれたのは ネスの方ね・・・ ありがとう・・・ |
どうして・・・ こんなことに・・・ |
今はなにも考えちゃ いけないよ、アメル |
疲れた身体で考えて も、よくないこと しか浮かばないから |
今はなにも考えちゃ いけないわ、アメル |
疲れた身体で考えて も、よくないこと しか浮かばないから |
でも・・・っ |
不安なのはわかる でも、俺たちはロッカ たちと約束したんだ |
君を守るって・・・ リューグやじいさんは そのためにあの場に 残ってくれた |
・・・信じよう? 「迎えに行く」って 言葉を |
そして、信じてくれ 俺たちが味方だって ことを・・・ |
不安なのはわかる けど、あたしはロッカ たちと約束したのよ |
あなたを守るって・・ リューグやおじいさん はそのためにあの場に 残ってくれたのよ |
・・・信じましょう? 「迎えに行く」って 言葉を |
そして、信じて あたしたちが味方 だってことを・・・ |
・・・うん |
守らなくちゃこの子を・・・ じいさんたちとの約束を・・・ |
守らなくちゃこの子を・・・ おじいさんたちとの約束を・・・ |
あるじ殿、見張リハ 自分ニ任セテ、休息ヲ トッテクダサイ |
人間ニハ、疲労回復ノ 睡眠ガ必要デス |
わかってるよ だけど、どうしても 周りが気になって |
わかってるわよ だけど、どうしても 周りが気になって |
あるじ殿 |
自分ノ任務ハ貴方ノ |
自分ノ任務ハ貴女ノ |
身ノ安全ヲ守ルコト デスヨ? |
ドウカ、自分ヲ信用 シテクダサイ 危険ガ迫レバ、必ズ オ守リシマスノデ |
うん、わかったよ *n1 ちゃんと休むよ |
ええ、わかったわ *n1 ちゃんと休むわね |
機械兵士は、睡眠を とらなくても平気 なのかな・・・? |
気にくわねェな あの黒い鎧の連中 一方的に斬りまくり やがって・・・ |
ああ、そうだな なにも病人まで襲う 必要はないのに |
ええ、そうよね なにも病人まで襲う 必要はないのに |
ケッ!俺が 言ってるのはそんな ことじゃねェよ |
あれだけ人を殺した くせに、奴ら、感情を ちっとも乱さねえ |
たしかに、あいつらの 落ち着きぶりは不気味 だったな・・・ |
たしかに、あいつらの 落ち着きぶりは不気味 だったわね・・・ |
感情を露わにするのが ニンゲンだろうが? |
あれじゃ人形だぜ ったく、本当に鎧の 中身は入ってんのかよ |
人形か・・・ だから、あんなことが できたのかも知れない |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
ん? |
おじいさんたち、いつ もどってくるの? |
それは・・・ |
はやく、戻ってあげて ほしいな・・・ |
だって、おねえちゃん かわいそう・・・ |
きっとすぐに戻って くるよ! |
きっと・・・ |
・・・(こくん) |
無事でいてくれよ みんな・・・ |
無事でいてね みんな・・・ |
ロッカさんたち 大丈夫でしょうか ボク、心配で・・・ |
わからないよ、正直 でも、きっと大丈夫だ |
ロッカが言ってたろ? 「迎えに行く」って アメルに |
彼は真面目だから きっと約束は守るよ だから、俺たちもそう 信じないとな |
わからないよ、正直 でも、きっと大丈夫 |
ロッカが言ったでしょ 「迎えに行く」って アメルに |
彼は真面目だから きっと約束は守るわ だから、あたしたちも そう信じないとね |
そう、ですね・・・ |
信じてあげないと いけませんよねっ? |
ああ |
ええっ |
無事でいてくれよ みんな・・・ |
無事でいてね みんな・・・ |
マスター・・・ たいへんなことに なってしまいましたの |
めがさめたら かじになってて わるいひとたちが あばれてたんですの |
わるいひとたちは せいじょのアメルさん をつかまえようと してたんですが |
*n0さんたち みんなのおかげで ぶじににげられました |
いまはモナティの おとなりでねむって ますの・・・ |
アメル、ようやく 眠れたみたいだな? |
アメル、ようやく 眠れたみたいね? |
*n0さん きがついてましたの? |
雰囲気でね・・・ でも、無理もないよ |
雰囲気でね・・・ でも、無理もないわ |
こぼしたなみだで ぬれているアメルさんの めもとはちょっぴりはれて しまっていました |
タオルでふいてあげて いたら、なんだか モナティもかなしく なってきて・・・ |
にゅっく、ううっ ご、ごめんなさいです マスター・・・ |
ないてちゃ、おてがみ かけないですよね だ、だから・・・ |
きょうはここまで つづきは、また・・・ |
ネスティが言っていた ように、襲ってきた 連中、そこらの野盗 じゃねーな |
剣さばきでわかるんだ 訓練でしみついた型が はっきり見てとれたぜ |
なるほど・・・ |
ま、それさえ気づけば なんとかあしらえる 相手だったけどな |
最後にやってきた あの仮面の騎士も? |
あいつは、ちと別格だ 一対一でやりあうには 厄介な相手だな |
だから、無理に戦おう なんて思うなよ 出くわしたら、すぐ 逃げちまえ |
カッコつけて死ぬより みっともなくても生き 延びようとすること |
それが絶対に負けねえ ための、戦いの秘訣さ |
フォルテらしい秘訣だよな・・・ でも、正しいことかも知れない |
フォルテらしい秘訣よね・・・ でも、正しいことかも知れない |
眠れないの? *n0 |
うん・・・ |
ええ・・・ |
気持ちはわかるけど すこしでも休んだほう がいいわ |
でも、こうしていても 奴らがいつ襲ってくる か、不安で・・・ |
あのね、*n0 |
これは、あそこで グースカ寝てる人間が 言っていたことの受け 売りなんだけど |
悪いことっていうのは 心配すればするほど 本当に起きやすくなる ものなんだって |
逆に居直っちゃえば 意外とあっけなく 過ぎていっちゃうの |
そんなものかな? |
そんなものなの? |
そんなものよ |
しっかりなさい? |
一番不安なのは、貴方 |
一番不安なのは、貴女 |
じゃなくて、あの子よ |
守ってあげなくちゃ |
そのためには、貴方が |
そのためには、貴女が |
しっかりしないとね |
うん・・・! |
ええ・・・! |
そうだな・・・ 俺がしっかりしないと |
そうよね・・・ しっかりしないと |
scn103
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
ん・・・・・ |
もう、朝か・・・ |
んん~っ やっぱりベッドだと ぐっすり眠った気が するなぁ |
ん・・・・・ |
もう朝なのね・・・ |
んん~っ 久しぶりのベッドだと ぐっすり眠れるわ |
オハヨウゴザイマス あるじ殿 |
おはよう *n1 |
就寝カラ、オヨソ 12時間ガ経過シテ オリマス |
そっか、俺、そんな に眠ってたんだ |
えっ?あたしってば そんなに眠ってたの |
先日カラノ疲労ヲ 考エレバ、仕方ナイ コトデショウ |
よォ、起きたか ニンゲン? |
おはよう *n1 |
おはよ *n1 |
でけえイビキかいて 眠りやがって |
昨日までの緊張感は どこいったんだよ ったく・・・ |
幸せそうに 眠りやがって |
おめえには危機感 ってものがないのかよ ったく・・・ |
そう言うなって やっと安心して眠る ことができたんだぜ |
ケッ、どうだかな? |
あらぁ *n1も 高いびき上げてた じゃない |
んだとぉ! |
ほらっ!*n1 朝ご飯食べに行くわよ |
ケッ! |
ん?なんだこの 不自然な布団の もりあがりは |
ん?なんなの この不自然な 布団のもりあがりは |
*n1!? |
ん・・・ |
いつの間に、もぐり こんできたんだ? |
いつの間に、もぐり こんできたのよ? |
ふぁ・・・ おにいちゃん・・・ |
ふぁ・・・ おねえちゃん・・・ |
おはよう・・・ |
おはよう だけど、どうして俺の ベッドにいるんだい |
*n1の ベッドはあっちだろ? |
おはよう なんであたしの ベッドにいるの |
*n1の ベッドはあっちよ? |
・・・・・・ |
ひょっとして、また こわくて眠れなかった のか? |
ひょっとして、また こわくて眠れなかった の? |
・・・(こくん) |
しょうがないなあ |
しょうがないわね |
ごめんなさい・・・ |
あんなことがあった ばかりだから、無理も ないとは思うけど |
いいかい、これからは ちゃんと一人で寝れる ようにするんだよ? |
あんなことがあった ばかりだから、無理も ないとは思うけど |
いい、これからは ちゃんと一人で寝れる ようにするのよ? |
・・・うん |
おはようございます ご主人様 ご飯の支度は、もう できてますからね |
ああ、ありがとう すぐに行くよ |
ええ、ありがとう すぐに行くわ |
でも、半日も眠って らしたなんて、よほど お疲れだったんですね |
えっ?俺、そんなに 寝てたんだ? |
えっ?あたし そんなに寝てたの? |
はい、それはもう ぐっすりと・・・ |
うーん・・・ たしかに、これだけ のんびりと眠ったのは 久しぶりかもなぁ |
うーん・・・ たしかに、これだけ のんびりと眠ったのは 久しぶりかもね |
ふにゅぅぅっ!! |
わっ!?モナティ どうしたんだっ!? |
きゃっ!?モナティ どうしたのよ!? |
・・・ルカさぁんっ ダメですのぉ~っ それふぁ、モナティ のおかず・・・ |
ふにゅ・・・ |
寝言か・・・ しかし、毎度毎度 にぎやかなことだよな |
寝言か・・・ しかし、毎度毎度 にぎやかよねぇ |
くかー・・・っ |
モナティ、起きろよ ご飯食べに行くぞ? |
モナティ、起きて ご飯食べに行くわよ |
んにゅ・・・ もうすこしぃ・・・ |
いいのか? モナティのぶんまで おかず食べちゃうぞ |
いいの? モナティのぶんまで おかず食べちゃうよ |
・・・ふぇ!? |
だ、ダメですのっ! モナティのおかず とっちゃ・・・ |
じゃ、お先に! |
ま、待ってください ですのぉぉぉ・・・ |
あら、ようやく 起きてきたみたいね |
おはようございます |
おはよう *n0 |
よぉ、先にメシに させてもらってるぜ |
みんなも起きたばかり なのか? |
みんなも起きたばかり なんだ? |
いや、僕たちはとっく に食事はすませてる |
起きたのは君が一番 最後なんだからな |
あ、ははは・・・ |
あらら・・・ |
無理もないさ あれだけ疲れ果てて いたんだからな |
ゆっくり休むことは できたかい? |
はい、おかげさまで ぐっすりと |
うん、それじゃ次は しっかり食べて体力を 回復しなくちゃね |
*n0さん はい、どうぞ |
ありがとう、アメル |
それにしても びっくりしたよ |
いきなり君たちが ここに転がりこんで 来た時にはね |
泥まみれの 傷だらけって感じ だったもんねぇ・・・ |
すいません 先輩たちの所しか 頼れる場所が思いつか なくって・・・ |
あら、うれしいこと 言ってくれるじゃない |
本当はご迷惑をかけた くなかったんですが、 本部に戻るのもまずい と思ったので |
賢明な判断だと思うよ |
派閥は無用の騒ぎを 嫌うからね。 仲間のことを考えれば 当然の選択だろう |
・・・・・・ |
そういうあんたたちは どうなんだい? 派閥の一員なら、立場 は同じだろ |
ちょっと、フォルテ! |
ところが、そうでも なかったりしちゃう のよねえ |
今の私たちって、派閥 から罰を受けてる立場 なんだもん |
え!? |
どういうことですか? |
前回の任務の時に 個人的な理由で命令に 逆らってしまってね |
除名処分になるところ を、今回の任務につく ことで、特別に許して もらったのさ |
へー! あんたたち 見かけによらず、やる もんだなあ |
信じられません 先輩ほど真面目な方が 命令違反なんて・・・ |
そうですよ ミモザ先輩だけなら わか・・・ひゃ!? |
お口は災いの元よぉ ボクー? |
お口は災いの元よぉ |
いひゃいれふっ へんふぁ~い!? |
いひゃいれふ へんふぁい |
ひゃひゃひゃひゃ! なんてツラだよ こりゃイイや |
ひゃらってあいで ひゃふけろぉぉ!? |
ひゃひゃひゃひゃ! なんてツラだよ こりゃイイや |
ひゃらってあいで ひゃふへなふぁいひょ |
いひゃいれふっ へんふぁ~い!? |
いひゃいれふ へんふぁい |
あっ、あのですね ミモザさんっ |
なぁに *n1くん |
そろそろご主人様の こと、許してあげて くれませんか・・・ |
ひょうひょう! |
ひょうひょう |
いい子ねえ、キミは でも、まだダ~メ |
ちゃんと謝るまでは こ・の・ま・ま |
いひゃい、いひゃい! ふいまへぇぇん!! |
まったく・・・ なにをやってるんだか |
やれやれ・・・ |
でも、それなら余計に 私たちがいるとご迷惑 なんじゃ・・・ |
いいって、いいって |
可愛い後輩クンたちを 守ってくれたんだもの これぐらいの面倒は 見させてよね |
とにかく今は、疲れた 身体を万全にすること が第一だよ |
それから先のことは 改めて考えればいい |
ありがたく、お言葉に 甘えさせてもらうぜ ギブソンの旦那 |
お世話になります |
すいません・・・ |
元気なかったよな アメル・・・ |
無理もないか あれだけのことが あったんだから |
ちょっと、様子を見て こようかな? |
元気なかったわね アメル・・・ |
無理もないかぁ あれだけのことが あったんだから |
少し、様子を見て こようかな? |
考えてみたら、俺たち はもう出発したことに なってるんだっけ |
あんまりウロウロして 見つかったらまずいな うん・・・ |
考えてみたら、あたし たちはもう出発したこ とになってるんだっけ |
あんまりウロウロして 見つかったらまずいわ ね・・・ |
こうやって街の人混み をながめてると・・・ |
なんだかレルムの村で 起きた出来事が、悪い 夢だったような気が してくるなあ |
こうやって街の人混み をながめてると・・・ |
なんだかレルムの村で 起きた出来事が、悪い 夢だったような気が してくるわね |
・・・ん? |
・・・・・・ |
あの人、さっきから やたらと周りを気に してるみたいだけど どうしたのかな? |
おっ、向こうから 誰か近づいてきたぞ |
あの人、さっきから やたらと周りを気に してるみたいだけど どうしたのかな? |
あっ、向こうから 誰か近づいてきた |
・・・・・・ |
・・・わかった そこまで案内を頼もう |
なんか、命令慣れして るって感じだったよな 今の人・・・ |
騎士団の関係者とか なのかもな・・・ |
なんか、命令慣れして るって感じだったわね 今の人・・・ |
騎士団の関係者とか なのかなぁ・・・ |
ありゃ、またあの子だ |
あらら、またあの子だ |
どうしよう・・・ ここにも、やっぱり 見つからない・・・ |
ぐすっ・・・ |
探し物かい? |
探し物? |
!? |
おいおい、そんなに コワイ顔するなよ 別に俺は・・・ |
そんなにコワイ顔 しないでよ 別にあたしは・・・ |
近寄らないでよ! 無礼者っ!! |
・・・は? |
どうせあの女の指図で ワタシを捕まえに きたんでしょ? |
ミニス |
おあいにくさまっ! 誰が捕まったりする もんですか!! |
おい、待てよ!? そんな勢いで走ったり したら・・・ |
ちょっと、待って? そんな勢いで走ったり したら・・・ |
・・・きゃっ!? |
う、うう・・・? |
ふう・・・ ギリギリだけど 救出成功・・・ |
あ・・・ |
このあたりは工事の 途中だから、道が でこぼこしてるんだよ |
走ったりしたら 危ないよ? |
このあたりは工事の 途中だから、道が でこぼこしてるのよ |
走ったりしたら 危ないわよ? |
手・・・ |
ん? |
わかったからっ! 手、離してっ |
あ、ゴメン・・・ |
・・・・・・ |
なにを探してるのかは 知らないけど |
ちゃんと周りも見て いないと危ないぜ 転んだり、ぶつかった りするから |
なにを探してるのかは 知らないけど |
ちゃんと周りも見て いないと危ないわよ 転んだり、ぶつかった りするから |
もしかして・・・ アナタ、公園でワタシ とぶつかった人? |
そうだよ また同じことをしてる から声をかけたんだ |
そうよ また同じことをしてる から声をかけたのよ |
・・・すいません |
まあ、それだけ大事な ものを探してるって ことなんだろうけど |
どうする? なにを探してるのかな? 探すの手伝おうか? |
いったい、なにを 探してるんだい? |
いったい、なにを 探してるの? |
あ、アナタには関係 ないでしょっ!? |
・・・・・・ |
こりゃ、よほど警戒 されてるなあ・・・ |
こりゃ、よほど警戒 されてるわね・・・ |
よかったら、俺も探す の手伝おうか? |
よかったら、あたしも 探すの手伝おうか? |
結構ですっ!! |
・・・・・・ |
あ、あの・・・っ 見つけにくいもの なので・・・ |
う、うん なら、いいんだけど |
えっ、ええ なら、いいんだけど |
・・・・・ |
助けてくれて、どうも ありがとう それじゃ・・・ |
なんだかあの子 無理に強がって、大人 ぶってたけど・・・ |
なんか、心配だなあ |
なんか、心配ね |
用事はすんだのかい? |
はぁい、アメル 用事はすんだ? |
あ・・・ |
無理に笑おうとしなく たっていいんだよ |
君が一番不安だって ことは、みんな、よく わかってるんだから |
ほらほら、あなたの わるいくせよ、それ |
えっ・・・ |
こんなときぐらい 無理して笑わなくても いいのよ |
あなたが一番不安 だってことは、みんな よくわかってるわ |
・・・・・・ |
アグラじいさんたちの ことが心配なんだろ? |
心配なんでしょう? みんなのことが |
それも、あります |
だけど、あたしが一番 心配なのは別のこと なんです |
別のこと? |
別? |
あの黒い兵士たちは あたしを連れ去ろうと してやってきました |
村に火を放って、大勢 の人を殺して・・・ |
あたしを連れて行く ためだけに、あんな ひどいことをしたん です! |
・・・・・・ |
なのに、あたしは こうしてここにいる |
あたしのせいでみんな ひどい目にあったのに あたしは・・・ |
なんて言おう? |
君のせいじゃない 俺たちが心配なの? みんなのおかげだね |
あなたは悪くない 心配してくれてるの? みんなのおかげだね |
君のせいじゃない 悪いのはあいつらだよ |
あなたは悪くない 悪いのはあいつらよ! |
でも! |
君を連れ去るだけなら 他にもやり方はあった はずだよ |
だけど、あいつらは わざわざあんな手段を 選んだんだ・・・ |
君のせいじゃないよ |
あなたを連れ去る方法 なら他にもやり方は あったはずよ |
だけど、あいつらは わざわざあんな手段を 選んだ・・・ |
あなたのせいじゃない |
俺たちが心配なの? |
あたしたちが 心配なの? |
・・・・・・ |
俺たちを、これ以上 巻き込みたくないって 思ってるんだね |
あたしたちをこれ以上 巻き込みたくないって 思ってるのね |
あたしの・・・ |
あたしのせいで迷惑を かけたくないんです! |
あたしをかばって 誰かが傷つくのはもう いや・・・! |
それぐらいなら・・・ |
あいつらの所に行く なんて言わせないぜ |
言っちゃダメよ! その先は言わないで! |
・・・! |
わかってるはずだよね そんなことをしたら 君を逃がしてくれた |
じいさんたちの気持ち が無駄になるって |
わかってるはずよ そんなことをしたら あなたを逃がした |
みんなの気持ちが 無駄になる・・・ |
わかってます |
でも・・・ あたし、つらい・・・ つらいんです |
なにもできない自分が つらいんです・・・ |
みんなのおかげだね 君のおじいさんや ロッカやリューグの |
みんなのおかげよね 君のおじいさんや ロッカやリューグの |
・・・・・・ |
無駄にしちゃいけない |
この子を逃がすために あの場に残ってくれた じいさんたちの気持ち を・・・ |
無駄にしないで |
あなたを逃がすために あの場に残ってくれた みんなの気持ちを |
君がどう思っているか はわからないけど |
俺は君を助けたことを 後悔なんかしてない ネスやみんなも、多分 同じ気持ちのはずだ |
君のことは、俺たちが 守ってみせる |
だから負けちゃダメだ あんな奴らに! |
あなたがどう思って いるのか、 わからないけど |
あたしはあなたを 助けたことを後悔 しない |
でも・・・ |
みんなもそう・・・ 多少なしくずし だったけどね |
でも、後悔はしない みんなもしてないよ きっとね・・・ |
あなたのことは、 あたしたちが 守ってあげる |
だから、自分を信じて 弱い心に負けないで! |
*n0さん・・ |
さあ、帰ろう? |
帰ろう? みんなが待ってるわ |
・・・は、はいっ |
あれ、フォルテ どこかに出かけるの? |
あら、フォルテ どこかに出かけるの? |
おお、ちょっと そこらへんをぶらぶら してくるわ |
ほれ、前に来た時は あいつの治療費稼ぎで 頭がいっぱいでな |
ろくに観光して ねーんだよ、これがな |
あ、でもそれなら ケイナさんと一緒に 行けば・・・ |
あら、でもそれなら ケイナさんと一緒に 行けば・・・ |
わかってねーなあ *n0 |
うるさいやつが一緒 じゃ、ハメを外せねえ だろうがよ? |
あははは・・・ |
あははは・・・ |
さいわい、あいつは ミモザのねーちゃんと おしゃべりに夢中だ |
絶好の機会だろぉ? |
同意を求められても なあ・・・ |
同意を求められても こまる・・・ |
ま、お前もそのうち 連れてってやるからよ |
は、はあ・・・ |
なあおい! オレも連れてけよ! |
こら、*n1 お前はまだ子供だろ |
こら、*n1 君はまだ子供なんだ から・・・ |
ケッ! ニンゲンの基準で 考えるんじゃねェよ? |
こう見えてもな オレはテメエの何十倍 も長く生きてんだ |
えっ!? |
へえ・・・ |
ってワケだからよ さあ、連れてけ!! |
・・・却下 |
!? |
お子さま連れじゃあ 気楽に楽しめん だから、却下 |
だからッ、オレは ガキじゃ・・・ |
歳じゃなくて み・た・め! そんじゃーなっ♪ |
テメエっ! 待ちやがれぇぇ!! |
あきらめるんだな? *n1 |
あきらめなさい? *n1 |
ちくしょー・・・ オレも連れていき やがれぇぇぇ!! |
入るよ、アメル |
アメル、入るわね |
あ・・・ *n0さん |
あたしに、なにかご用 ですか? |
いや、大したことじゃ ないんだけどさ |
元気なさそうだった から、ちょっと様子を 見にきたんだよ |
うん、大したことじゃ ないんだけど |
元気なさそうだった から、ちょっと様子を 見にきたの |
え? |
そんなことないですよ ほらっ、ぜんぜん元気 ですよっ♪ |
・・・ |
あはは、 あたしちょっと 用事を思い出したので |
じゃあ、またあとで! |
あ・・・ |
あら・・・ |
どう見ても、無理して 笑ってたよな。今のは |
どう見ても、無理して 笑ってたわね |
気をつかわなくたって いいのに・・・ |
やあ、*n0 私になにか用かい? |
あれ? モナティも ここにいたのか |
あら? モナティも ここにいたの |
えへへ、だって ギブソンさんたちと 会うのって久しぶり なんですの・・・ |
こっちに戻ってから そろそろ季節も ひと巡りするからね |
そう言えば、モナティ と先輩たちって どういう知り合い なんですか? |
前の任務で、私たちが 最後に訪れた街が サイジェントなんだよ |
そこで世話になった 人たちの中にいたのが 彼女の・・・ |
マスターですのっ |
なるほど・・・って あれ? すると サイジェントの街って もしかして・・・ |
やっと気がついた みたいだね? |
「無色の派閥の乱」が 起こった場所!? |
そのとおりだよ あの時、私たちを助け てくれたのが、彼女の マスターなのさ |
もちろん、彼女も がんばってくれたよ |
へえ・・・・ |
えっへん、ですの♪ |
じゃあ、モナティの マスターって人は かなりすごい召喚師 なんですね・・・ |
それはそうですの だって、マスターは エルゴの・・・ |
こら、モナティ? |
う、うにゅにゅっ! そーでした ナイショでしたの |
ナイショって・・・ |
あまりくわしいことは 話せないんだよ その人からの頼みでね |
そうでなくても 派閥の幹部たちは あの一件には過敏に なっているから |
うう、そう言われると 余計に気になるなあ |
うう、そう言われると 余計に気になるわね |
あわてなくたって きっとすぐに会える ですの! |
モナティが帰る時に *n0さんの ことは、マスターに 紹介しますです |
ああ、そっか そうだったよな |
ああ、そっか そうだったわね |
ふふふ、きっと びっくりするはずだよ |
??? |
いえ、用事というほど のものじゃないんです けど・・・ |
先輩が任務の旅で 西に行った時のことを 聞きたいなって思って |
「無色の派閥の乱」 のことか・・・ |
ええ、なにか参考に なればと思って |
しかし、あれは普通の 旅じゃなかったからな |
宝玉を盗んだ犯人の 足取りを地道に追って いく作業の連続でね とにかく大変だった |
敵の刺客にも、何度か 襲われたよ |
でも、最後には任務を 達成したんでしょう? |
派閥の記録では そうなっているがね 実際は、違うんだよ |
え!? |
宝玉は奪還できずに 犯人たちはその力で 大きな災厄を呼び こもうとしたんだ |
私たちはそれを 食い止めることで なんとか事件を終息 させただけだよ |
旅先で出会った たくさんの人たちに 助けられてね・・・ |
そうだったんですか |
その人たちって きっと、すごく立派で 強いんでしょうねえ |
ふふふ・・・ |
なんで、笑うんです? |
いや、別に・・・ |
ねえ、先輩 もっとくわしく話を 聞かせてくださいよ? |
ああ、そのうちにね |
約束ですよ? |
あら、いらっしゃい *n0 |
あ、邪魔しちゃった かな? |
あ、邪魔しちゃった? |
ううん、そんなこと ないわよ |
彼女のね、記憶の ことについて話して たのよ |
そういえば、いろいろ あって忘れてたけど |
ケイナは記憶喪失を 治すために、アメルの 奇跡を頼るつもり だったっけ・・・ |
あんなことがあった ばかりだから、アメル にお願いするのも気が 引けちゃってね |
彼女にお願いする前に ミモザさんに相談して たのよ |
貴方たち二人の先輩 |
貴女たち二人の先輩 |
なんだから、色々な ことにくわしいと 思って |
ふふふ、まぁね |
選択肢、思いっきり 間違えているような 気がするけど・・・ |
なにか言いたそうね? *n0 |
べ、別にっ! |
ほら、女同士じゃない と色々と相談しにくい こともあるのよ |
それで、なにか わかったんですか? |
それで、なにか わかったんですか? |
彼女は、おそらく シルターンに縁のある 人間よ |
*n1ちゃんが 前に言ってたこと 当たってたみたいなの |
へえ・・・ |
彼女の着ている服ね これがシルターンの 着物ってものなの |
でも、服なんて 買おうと思えば |
ふふーん それが、違うんだなあ |
彼女の服って シルターンでも特別な 衣装なのよ |
たしか、選ばれた乙女 しか着れないだとか なんだとか・・・ |
とにかく、これと似た 格好をした知り合いが そう言ってたのよ |
へえ・・・ |
選ばれたって言われて も、なんか私はピンと こないんだけど・・・ |
あの子がいてくれたら もっと色々とわかるん だろうけど |
来てもらえないん ですか? |
うん、なにせほら 知りあったのが、前の 任務の途中だったから |
あれから旅に出たって 聞いたし、ちょっと 難しいわねえ |
うーん・・・ |
でも、これだけ わかっただけでも充分 助かったもの |
ミモザさんも *n0も そんなに 気にしないでね? |
あ・・・ |
ひなたぼっこかい? *n1 |
ひなたぼっこ? *n1 |
・・・(こくん) |
ここは日当たりも よくて、気持ちがいい もんな |
・・・ふあぁぁっ |
ここは日当たりも よくて、気持ちがいい もんね |
・・・ふあぁぁっ |
おっきな・・・ あくび・・・ |
ねむいの? |
ははは、たっぷり寝た つもりなんだけどな |
ははは、たっぷり寝た つもりなんだけどね |
*n1もね おひるね、すきだよ |
そうなのか? |
そうなの? |
うん・・・ 龍神さまのおやしろの おっきな、イチョウの 木の下でね・・・ |
よく晴れた日に まるまってねるのが すき・・・ |
ああ、わかるわかる そういうのってすごく 気持ちいいもんな |
ああ、わかるわかる そういうのってすごく 気持ちいいもんね |
うん・・・ |
*n1 こんなところで なにしてるんだ? |
*n1 こんなところで なにしてるの? |
ココニハ様々ナ蔵書ガ アルト聞イタノデ りぃんばうむニツイテ ノ基本知識ヲ |
らいぶらりニでーたト シテ蓄積シテオコウカ ト思イマシテ・・・ |
勉強してたわけか |
勉強してたわけね |
大陸ノ地理的情報ハ 記録シマシタ |
続イテ、都市国家ゴト ノ特色ト、政治的立場 ヲ入力シマス・・・ |
そんなにいっぺんに 覚えるなんて、いくら なんで・・・もっ!? |
94BD90B989 A48D9182CC 8B7D90E696 4E |
8366834F83 8C8341 |
め、めちゃくちゃ すごい速さで読んでる あわわ・・・ |
・・・入力完了 でーた分類ト比較ヲ 開始シマス・・・ |
さすが機械兵士 ちょっと、うらやま しいかも・・・ |
フンフン、フフーン♪ |
ずいぶんとご機嫌だな *n1 |
ずいぶんとご機嫌ね *n1 |
あ、ご主人様っ |
*n1は 真面目だよなぁ |
自分からすすんで庭の 掃除を始めるなんて 俺にはとても真似でき そうにないもんな |
*n1は 真面目よねぇ |
自分からすすんで庭の 掃除を始めるなんて あたしにはとても真似 できそうにないもの |
そんな・・・ ボクはただ、自分に できることで |
かくまってくださった ギブソンさんたちに お礼をしなくちゃって 思っただけですよ |
そういうところが 真面目なんだよ、うん |
そういうところが 真面目なのよ、うん |
はあ・・・ そうなんでしょうか? |
*n0 ちょうどよかった 君に用事だ |
俺に用事? |
あたしに用事? |
君を案内しておきたい 場所があるんだ ついて来てくれ |
どうする? うん、わかった ちょっと今は・・・ |
うん、わかった |
ちょっと今は・・・ |
そんなこと言って 外に出かけようとして いたじゃないか |
逃げようたってそうは いかないぞ これから先、君に必要 になることなんだ |
あ、ちょっと ネスってば・・・!? |
案内したい場所って ここ、派閥の本部じゃ ないか・・・ |
案内したい場所って ここ、派閥の本部じゃ ない・・・ |
*n0 そっちの本館じゃない 用があるのは別館だ |
??? |
へっ? |
君は見るのが初めてだ ろうが、ここは召喚術 の作成を代行している 施設だよ |
作成の代行? |
知ってのとおり 召喚術を扱うためには 属性ごとに適性が必要 になってくる |
才能次第では、複数の 属性の召喚術を使える ようになる者もいるが 普通は一属性のみだ |
俺もネスも、まだ ひとつの属性だけしか 扱えないもんな |
あたしもネスも、まだ ひとつの属性だけしか 扱えないけどね |
だが、場合によっては 異なる属性の召喚術が 必要になることもある |
そんな時のために この施設があるんだ |
任意のサモナイト石と 品物を用意し、手数料 を払うことによって |
自分では誓約できない 他属性の召喚術を 代わりに作成して くれるんだよ |
へえ・・・!? |
ただし、派閥の一員で なければ利用すること はできないがな |
それって、やっぱり 外道召喚師なんかが 悪用しないため? |
それって、やっぱり 外道召喚師なんかが 悪用しないためなの? |
それだけじゃないぞ? |
誓約済みの召喚術は 一般人にだって 扱うことができる |
なにも知らない彼らが 偶然、召喚術を発動 させたら・・・ |
昔の俺みたいに 暴発させてしまうかも しれないってことか |
昔のあたしみたいに 暴発させてしまうかも しれない・・・か |
言うまでもないとは 思うが、くれぐれも 気をつけてくれ |
うん・・・ |
こんな便利な場所が あるなら、最初っから 教えてくれよなぁ |
うん、わかった |
でもさあ? こんな便利な場所が あるなら、最初っから 教えてほしかったな |
そんなことをしたら 君は自分で勉強しなく なるだろう? |
う・・・ |
ぐ・・・ |
いいか? ここは けして、楽するための 場所じゃないんだ |
自分で作成できる術は 自力で誓約するのが 召喚師の常識だろう? |
そうでなくても ここの担当者はみんな 多忙になりがちなんだ |
状況によっては 受けつけてくれない 場合もあるんだからな |
はぁい・・・ |
はいはい・・・ わかってまぁーす |
本当ならずっと黙って いるつもりだったが 場合が場合だ |
あの黒い兵士たちと 戦うには、手持ちの術 だけじゃ心もとないと 思ったからな |
なるほど・・・ |
たしかに・・・ |
誰もいない、か |
ということは・・・ |
つまみ食いをするなら 今が絶好の機会って ことだな♪ |
たしか、先輩が とっておいたケーキが このあたりに・・・ |
誰もいない、わね |
ってことは・・・ |
つまみ食いをするなら 今が絶好の機会って ことよねー♪ |
たしか、先輩が とっておいたケーキが このあたりに・・・ |
犬 |
ワンッ!ワンッ!! |
うわわわっ!? |
な、なんなんだよ? いったい・・・ |
うひゃあっ!? |
な、なんなのよぉ? いったい・・・ |
犬 |
ワンッ!ワンッ!! |
こーらっ! |
こらっ、静かになさい |
犬 |
ワンワンッ!・・・ |
まったく・・・ しかし、なんで あんなにほえて たんだろ? |
まったく・・・ しかし、なんで あんなにほえて たのかな? |
子猫 |
にー・・・ |
子猫・・・? |
ひょっとして、あの犬 このチビすけを 追いかけてきたのか |
ありゃ・・・? |
ははあ、あの犬 このおチビさんを 追いかけてたのね |
子猫 |
にー・・・ |
ほら? もう平気だからさ こっちに来いよ |
ほら? もう平気だからさ こっちにおいで |
子猫 |
ぴちゃ、ぴちゃ |
どうだ、うまいか? |
どう、おいしい? |
子猫 |
にー♪ |
よかった・・・ へばってただけで ケガはないみたいだ |
それだけがっついて ミルクが飲めるなら 平気だな? |
よかった・・・ おびえてただけで ケガはないみたい |
ふふふ・・・ ほらほら、ミルクが こぼれてるわよ? |
子猫 |
にゃー、にゃー! |
ん? どうしたんだ 袖を引っ張ったりして |
もしかして、俺に ついて来いって いってるのか? |
ん? どうしたの 袖を引っ張ったりして |
もしかして、あたしに ついて来いって いってるの? |
子猫 |
にゃー! |
あれ、ケイナだ? |
あれ、ケイナさん? |
どうしたんでしょう なんだか、慌てている みたいですけど |
ちょっと二人とも 急いでお屋敷に戻って |
どうしたんだよ いったい? |
どうしたのよ いったい? |
いいから早くっ! |
心配をかけたようだね アメル? |
よぉ・・・ |
ロッカ、リューグ!? |
よかった・・・ 二人とも、無事だった のね? |
本当だよ でも、二人ともよく ここがわかったな |
本当 でも、二人ともよく ここがわかったわね |
再開発区のあたりを うろついてたら、偶然 出くわしたんだよ |
見つけた時は、オレら 以上に、ひでえ格好に なってたんだぜ |
うるせえな なりふり構ってなんか いられるかよ |
正論だな |
でも、本当にご無事で よかったです・・・ |
外見ハトモカク 外傷ガ少ナカッタノガ ナニヨリデス |
でも、よくあの連中 から逃げられたわね |
運が良かったんです 風向きが変わって、火 があいつらに向かって くれたから |
その隙をついて 逃げられたんです |
はっ! てめえらで 放った炎にまかれて りゃ、世話ねぇぜ |
ねえ、二人とも おじいさんは? |
村を脱出する時に 僕らとは別れ別れに なってしまったんだ |
うまく逃げられたとは 思う。たぶん・・・ |
そう、なんだ・・・ |
・・・すまねえ |
ううん、二人が無事に 帰ってきてくれただけ でも、うれしいよ |
・・・(くいくい) |
え? |
だいじょうぶだよ おねえちゃん・・・ |
おじいさん・・・ きっと、無事だから だいじょうぶ・・・ |
・・・ありがとう *n1ちゃん |
なーに、あの仮面野郎 を相手にやりあった すげえじいさんだ |
滅多なことでくたばる とは思えねえよ な、*n0? |
うん、そうだよ きっと大丈夫だって |
うん、そうよ 大丈夫にきまってる |
ええ、そうですよね |
・・・ |
感動の再会は 終わったかしら? |
あ、ミモザ先輩 |
積もる話もあるだろう けど、そこの二人は 怪我人なんだから |
続きはまたあとで いいわね? |
なんて答える? |
考えすぎだよ たしかに変だな ネスは疲れているんだ |
考えすぎよ 言われてみれば ネスは疲れてるのよ |
どうする? |
・・・わかった 俺もここに残る |
・・・わかったわ あたしはここに残る |
*n0 不自然とは思わないか |
なにがだい? |
なにが? |
あの二人がここまで 無事にたどり着けた ことがだ |
俺たちの時みたいに うまく追っ手をまけた からじゃないのか? |
あたしたちの時みたい にうまく追っ手を まいたからじゃない? |
イエ、アノ時トハ 状況ガ違イマス |
けッ!なぁーに 甘いコトぬかしてんだ ニンゲン? |
よく考えてみろ |
僕たちが逃げられたの は、彼らが敵を足止め していてくれたからだ |
邪魔の入らない状態で 連中がみすみす、彼ら を逃がすと思うか? |
考えすぎだよ いくらなんでも |
それにあの二人は、俺 たちよりずっと山道に 慣れてるんだ |
だから、うまく逃げる ことができたんだよ |
考えすぎよ いくらなんでも |
それにあの二人は、 あたしたちよりずっと 山道に慣れてるのよ |
だから、うまく逃げる ことができたんでしょ |
そうですよ、ええ きっとご主人様の 言うとおりですよ |
なら、いいんだが |
言われてみると たしかに変だな |
言われてみると たしかに変ね |
タシカニ 不確定要素トシテハ 都合ガ良スギマス |
ワナノ可能性ヲ考慮 スルベキカモ シレマセン・・・ |
ワナなんじゃ ねェのか? |
ククク・・・ 意外と、アイツらも グルだったり・・・ |
*n1っ!! |
な、なんだよ タダの冗談じゃねェ かよ・・・ |
冗談でも、言って いいことと悪いことが あるんだぞ!? |
冗談でも、言って いいことと悪いことが あるのよ!? |
へえへえ、わかったよ ・・・ケッ! |
連中がなにを企んで いるのかは読めないが |
用心するに越したこと はなさそうだな |
うん、わかったよ |
そうね |
ネスは疲れてるんだよ |
ネスは疲れてるのよ |
・・・? |
ここに来てからも ずっと緊張してる気が するし、ろくに休んで ないだろう? |
ここに来てからも ずっと緊張してる気が するし、ろくに休んで ないでしょ? |
そうですの ネスティさん、無理を しすぎですの |
かも、知れないな たしかに、ちょっと 神経質になってるとは 思うよ |
ダメだよ、それじゃ 神経がもたないぜ |
ダメよ、それじゃ 気がまいっちゃう わよ |
やれやれ、まさか君に 叱られるとはな・・・ |
忠告、ありがたく 受け取っておくよ |
ケイナ |
入るわよ *n0 |
ケイナさん それに、フォルテも |
ケイナさん それに、フォルテも |
なにかあったのか? |
ああ、どうやら お客さんが団体で やって来たようだぜ |
ほーれみろ・・・ 言わんこっちゃねェ |
お客って・・・ まさか!? |
ここに間違いないな? |
部下 |
はい、イオス隊長 あの2名は、たしかに この中に隠れています |
ドウ仕掛ケル? |
この中に対象がいるか を確認しないと、動く に動けないが・・・ |
できるか? |
可能ダ シカシ、時ガ欲シイ |
やってくれ その間に、僕は陣形を 整えておこう・・・ |
あいつらが、貴方たち |
あいつらが、貴女たち |
を襲った連中なの? |
わかりません・・・ あの時は 必死だったし・・・ |
わかりません・・・ とにかくあの時は 無我夢中だったから ・・・ |
どちらにしても 友好的にはとうてい 見えないけどね |
しかし、まさか王都の 中で仕掛けてくるとは 思わなかったよ |
慢心だったな |
すいません 僕たちのせいで・・・ |
不可抗力よ 気にしないで |
さいわい、敵はまだ 私たちが気づいたとは 思っていない |
そこにつけ目がある |
どうすんだい? |
外に出て、ひとつ注意 でもしてきてやるか |
え? |
へっ? |
人の屋敷の前でなにを してるんだ、とね? |
そんなことをさせたら 先輩に迷惑が!? |
じゃあ、私はこれから アメルちゃんを連れて お散歩してこようかな |
裏口からだぞ? |
フフッ、心得てるわよ ケイナさんもどう? |
行ってこいよ オレは、旦那の護衛で 忙しいからな |
・・・うん、わかった |
みなさん・・・ |
さあ、こっち! |
*n0 君も行くんだ |
え? |
そうなの? |
・・・わかった 気をつけろよ、ネス |
・・・わかったわ ネス、気をつけてね |
それはこっちの セリフだ |
ミモザ先輩たちの足手 まといにはなるなよ |
俺もここに残るよ いつまでもあいつらに 好き勝手させるもんか |
ネスだけに、先輩の前 で格好つけさせるのも 面白くないしな |
あたしはここに残る |
ネスだけに、先輩の前 で格好つけさせるのも 面白くないもの |
む・・・ |
ははは、言われたな? |
・・・好きにしろっ |
うん、好きにする |
俺も残るぜ |
あいつらが村を襲った 連中の仲間なら、ただ じゃおかねえッ! |
よすんだ、リューグ 僕たちが出て行ったら あいつらの思うつぼ じゃないか? |
今さら関係ねぇだろ! |
兄貴はアメルんところ へ行けよ・・・ 俺はゴメンだがな! |
やれやれ、こりゃ 説得するだけ無駄って やつだな |
つけくわえるなら その時間もなさそうだ 連中が動き出したぞ |
この屋敷の者か? |
そのとおりだが なんの用事かな? |
とぼけても無駄だよ |
貴方がかくまっている 者たちを引き渡して もらいたい |
素直に引き渡せるなら 最初からかくまったり はしないだろう? |
なるほど・・・ |
総員、行動開始! 速やかに対象を確保 せよ!! |
させるかよぉッ!! |
どうやら、向こうでは 始まったらしいわね |
大丈夫でしょうか |
心配しないで ああ見えて、相棒は 強いんだから |
さあ、急いでここから 離れ・・・!? |
対象ヲ捕捉 コレヨリ確保ニ入ル |
待ち伏せてた!? |
待ち伏せ!? |
黒の・・・ヨロイ!? |
どきなさいっ! |
・・・・・ |
イイ腕ダガ、我ガ装甲 ヲ貫クニハ至ラナイナ |
こいつ、まさか・・・ |
ロレイラルの 機械兵士!? |
でーた照合完了 敵機体ノすぺっく確認 |
後方支援型LD565 射撃戦用機械兵士デス |
我ガ名ハ ゼルフィルド・・・ |
我ガ将ノ命ニヨリ ソノ少女ヲ確保スル! |
なんて答える? ロッカが正しいと思う |
リューグと同じ意見さ |
リューグと同じ意見よ |
誤算だったな これほどの召喚師が ついていたとは |
なにをすかしてやがる テメエっ! |
どうにも、これでは 分が悪いな・・・ |
前方ヨリ敵影! 射撃ガキマス!! |
おにいちゃん! まえっ!? |
おねえちゃん! まえっ!? |
・・・・・・ |
うわわっ!? |
きゃぁっ!? |
気をつけろ! そいつはロレイラルの 機械兵士だ! |
でーた照合完了 敵機体ノすぺっく確認 |
後方支援型LD565 射撃戦用機械兵士デス |
撤退スベキダ、いおす |
コノ騒ギデハ、ジキニ 王都ノ兵士タチモ ヤッテクル |
・・・やむを得まい 総員、撤退する! |
損害ハ軽微、戦闘継続 ニハ支障ナシ ダガ・・・ |
さあ、あとはお前だけ だぞ! |
あとはあなただけよぉ |
任務ノ完遂ナラズ 単体デノ対象ノ確保ハ 至難・・・ナラバ! |
ご主人様っ あぶないっ!! |
な、なんか様子が おかしいですのぉ!? |
うわわっ!? |
きゃぁ!? |
逃げていく・・・ |
ふう、どうやら 切り抜けられたようね |
結局、わかったのは あいつらの名前だけか |
槍使いのイオスと 機械兵士ゼルフィルド 二人とも強かった |
槍使いのイオスと 機械兵士ゼルフィルド 二人とも強かったわね |
あの黒騎士だけでも うんざりだってのにな |
待たせたな、みんな |
騎士団の人たちには 強盗に襲われたって ことにしといたからね |
一応、見回りを強化 してくれるって |
そうですか・・・ |
敵の正体がわかるまで は、うかつに動くのは 危険すぎる |
しばらくはここを拠点 にして、相手の出方を 探るべきだな |
でも、それじゃまた 先輩たちに迷惑が |
でも、それじゃまた 先輩たちに迷惑が |
もう、いつまでも同じ こといわないの! |
これは先輩命令よ そうよね、ギブソン? |
ああ、そうだな |
・・・はい |
先輩・・・ |
俺たちはそれでいいと して、問題なのは あの3人だな |
そうね・・・ |
俺、ちょっと様子を 見てくるよ |
あたし、様子を 見てくるわ |
僕たちがどうしたいか ですか? |
はっ、そんなもん 聞くまでもねえだろ |
相手がなんだろうが 構やしねえ・・・ 全員まとめてぶっ殺し てやるだけだ! |
そんなことできるわけ ないだろう、リューグ |
なんだと・・・ |
あいつらは、僕らが今 まで相手にしてきた ならず者連中とは違う |
現に村で一番強かった お前も、あの黒い騎士 には歯が立たなかった じゃないか!? |
言うなッ!! |
・・・っ |
二人とも、よすんだ! |
ふたりとも やめなさい! |
お、お二人ともっ 落ち着いて・・・ |
ケンカしちゃダメ ですのー! |
ああ、何度だって 言ってやるさ |
僕たちじゃあいつらに 勝てっこない! それがわからないのか リューグ!? |
それじゃどうしろって 言うんだよ・・・ |
死ぬ目にあわされて 村を滅茶苦茶にされて |
アンタは悔しくないの かよ、ええッ!? 泣き寝入りしろって 言うのかよッ!! |
それで争わずにすむの なら、そうすべきだ |
これ以上、無駄な犠牲 を出すことはない |
つくづく・・・ テメエって野郎はァ! |
リューグもロッカも もうやめて! |
・・・ちっ! |
ねえ、どうしてケンカ しなくちゃダメなの? どうして普通に、話が できないの!? |
あたしは見たくないよ こんな二人なんて 見たくない・・・ |
アメル・・・ |
*n0 とか言ったな? |
ああ |
ええ |
ご覧のとおりだ 俺とこの野郎の意見は まっぷたつさ |
で、アンタはどっちに つくんだ? |
俺は・・・ |
あたしは・・・ |
ロッカが正しいと思う |
戦わずにすむのなら 絶対にそのほうがいい |
はっ、そうかよ テメエらもバカ兄貴と 同じ、臆病者かよ |
そう思うなら、それで 構わないさ |
でも、戦えばアメルが それだけ危険な目に あうってことだけは 忘れるなよ? |
そう思うなら そう思って構わないわ |
でも、戦えばアメルが それだけ危険な目に あうってことだけは 忘れないで・・・ |
・・・・・・ |
リューグと同じ意見さ |
ロッカの言うことが 正しいのはわかる だけど・・・ |
黙っていてもあいつら は襲って来るんだ 火の粉を振り払い続け ることはできない |
元凶を断たなくちゃ 災いは終わらないんだ |
リューグと同じ意見よ |
ロッカの言うことが 正しいのはわかる けど・・・ |
黙っていてもあいつら は襲って来るのよ 火の粉を振り払い続け ることはできない |
元凶を断たなくちゃ 災いは終わらない |
そのために犠牲が出る とわかっていてもか |
そうならないための 方法を見つければいい |
そうならないための 道を探せばいい・・・ できるはずよ、きっと |
・・・・・・ |
アメルは どうしたいんだ? |
アメルは どうしたいの? |
あたしは・・・ |
みんなが無事でさえ いてくれれば、それ だけでいいんです |
それだけで・・・ |
よお |
リューグ・・・ どうしたんだよ その格好は・・・ |
リューグ・・・ どうしたの その格好は・・・ |
俺は俺のやり方を とおすだけさ お前らとはつきあって いられねえ |
まさか、一人で連中と 戦うつもりか!? |
あんた、一人で連中と 戦うつもりなの!? |
・・・・・・ |
考えなおすんだ! |
無茶よ! |
こいつはテメエに くれてやる 世話になった礼だ |
護りの指輪を手に入れた! |
アメルとバカ兄貴は 任せたぜ・・・ |
リューグ |
あばよッ! |
リューグ!! |
色々とお世話に なりました |
どうしても、行くと いうんだね |
すこしでも早くアメル を祖父に会わせて安心 させてやりたいんです |
今の僕にできることは それしか思いつかない ですから・・・ |
ロッカ・・・ |
これをあげるよ 幸運のお守りだ |
幸運の指輪を手に入れた! |
二人のことを守って やってほしい |
わかったよ、ロッカ 約束するから・・・ |
わかった、ロッカ 約束するわ・・・ |
頼んだよ |
止めることは出来なかった 去っていく彼の背中には それをはっきりと拒むだけ の決意があったから |
道はひとつではない |
幾重にも分岐し、複雑に 絡み合うその中を 迷いながら俺たちは進んで いかなくてはならない |
それが本当に正しいのか 誰にも知ることは出来ない |
それでも俺は信じたい |
彼の選んだ道と 俺たちの選んだ道が いつかどこかで 再び重なり合うことを |
たどり着くその先に 望んだ結末があることを |
あたしに彼を止める 資格があったのかな? |
たとえ止めるだけの 資格があったとしても 無理だってわかってた |
決意のこもったあの背中は 大きな岩のようにも見えた |
彼は自分のすすむべき道を 自分で選んで あたしはあたしの道を選んだ |
それがたまたま違う道だった それだけのこと・・・ 今は、そう思うことにする |
でも、きっと、いつか お互いの道はすれ違う |
あたしは信じてる 選んだ道は違っても お互いが前進を続ける限り |
いつかまた、会えるって お互いに選んだ道が 別れの道じゃなくって |
再会を約束した道だって あたしは信じてる |
襲ってきたあいつらは 黒騎士の手のものだと 思って間違いあるまい |
でも、前と比べると 一人一人の動きが ばらついていたけど |
おそらく、足りない 人手をそこらで集めて 使ったんだろう |
傭兵や冒険者の中には 金次第でどうとでも 転ぶ者も多いからな |
あのゼルフィルドって 機械兵士も? |
いや、それは違う 機械兵士はそう簡単に 使えるものではない |
召喚するにしろ、遺跡 から発掘するにしろ 手間も費用もバカには ならないはずだ |
ということは・・・ |
やつらの背後には それだけ力のある 組織がついていると いうことだ |
そしてその組織は それだけの価値を アメルに認めていると いうことにもなるな |
そこまでしてアメルを 狙うなんて、いったい どうして・・・? |
そこまでしてアメルを 狙うなんて、いったい どうして・・・? |
・・・・・・ |
元気を出せよ、アメル こうなったのは君の せいじゃない |
二人には、二人なりの 考えがあって、それで 別行動をとっただけさ |
元気を出して、アメル こうなったのはあなた のせいじゃない |
二人には、二人なりの 考えがあって、それで 別行動をとっただけよ |
それでも、やっぱり さみしいですよ・・・ |
・・・・・・ |
・・・そうね |
ロッカもリューグも 昔からよく言い争って いたけれど |
こんなことがなければ 別々に行動したりは しなかったと思います |
私のせいだ、って 思うのが間違いなのは わかってます でも・・・ |
アメル・・・ |
帰ってきてほしい それが無理ならせめて |
無事でいてほしいです 無事で・・・ |
アメルの心配 ちゃんと伝わってる はずだよな・・・ |
リューグ? |
ロッカ? |
アメルの心配 ちゃんと伝わってる はずよ・・・ |
リューグ? |
ロッカ? |
まさか、あいつらも 機械兵士を連れている とは思わなかったよ |
まさか、あいつらも 機械兵士を連れている とは思わなかったわね |
後方支援型ノ機械兵士 ハ、各種射撃兵器ト ヨリ高度ナ索敵機能ヲ 保有シテイマス |
だから、あれだけ迅速 な行動をとれたのか |
だから、あれだけ迅速 な行動をとれたのね |
間違イナイデショウ |
すぺっくデ見レバ 近距離格闘型デアル 自分ノ方ガ不利デス |
そんな・・・ |
デスガ、あるじ殿 心配ハ必要アリマセン |
ドノヨウナ事態ニ ナロウトモ、自分ハ |
貴方ヲオ守リシマス |
貴女ヲオ守リシマス |
ソレガ自分ニトッテ 最優先サレル命令ナノ デスカラ・・・ |
守ってくれるのは うれしいけど、でも どこか間違ってる気が する・・・ |
守ってくれるのは うれしいけど、でも どこか間違ってる気が する・・・ |
ワナだったな? |
う・・・ |
・・・ |
オレの言ってたとおり だったよなァ? |
ほれ、どうした? なんとか言ってみろよ ニンゲン!? |
悪かったよ・・・ |
悪かったわよ・・・ |
はァ、聞こえねぇなぁ |
俺が悪かったよ! その、お前の言うこと 信じなくて・・・ |
あたしが悪かった! その、お前の言うこと 信じなくて・・・ |
ヒャハハハハッ! そういう言葉がずっと 聞きたかったんだよ |
どうも、テメエは ニンゲンの中でも特に お人好しって種類の ようだからなァ |
ちっとは人を疑うこと をおぼえるこったな |
うう・・・ |
まァ、なんなら このオレが指南して やるからよ? ひゃははははは! |
言い返せなかった くっ、くやしい・・・ |
言い返せなかった くっ、くやしい・・・ |
ねえ・・・ どうして、あの人 いっちゃったの? |
けんか、したの? |
そうじゃないよ 俺たちとは別に、やる ことを見つけたから |
別の道に行ったんだ それだけだよ |
そうじゃないわ あたしとは別に、やる ことを見つけたから |
別の道に行ったのよ それだけ・・・ |
ひとりぼっち・・・ |
さみしくないのかな? |
それは・・・ |
そうね・・・ |
*n1は・・・ いやだな・・・ |
ひとりぼっちは・・・ いやだな・・・ |
彼は気づいてるのかな この子が心配してる ひとりきりってことの 重さを・・・ |
あたしは気づいてるの この子が心配してる ひとりきりってことの 重さを・・・ |
行っちゃいましたね |
ああ、だけど 俺にはそれでも止める ことはできなかったよ |
ええ、だけど あたしには、止める ことはできなかった |
しかたないと思います |
それに、きっと大丈夫 だとボクは思います |
え? |
だって、あのお二人は アメルさんとの約束を ちゃんと守ったじゃ ないですか |
そして、今度は ご主人様と約束をして いかれました・・・ |
だから、絶対に帰って きてくれますよ |
そうだな・・・ 俺が約束を守ったこと たしかめてもらわない と困るもんな? |
そうね・・・ あたしが約束を守った ことたしかめてもらわ ないと困るものね? |
その時のためにも 絶対に約束を守って みせないとな! |
その時のためにも 絶対に約束を守ら ないとね |
はいけい、マスター このまえは、なんだか ちぐはぐになって ごめんなさいでした |
あれからモナティたち うまくゼラムまで にげることができて |
いまはギブソンさんと ミモザさんのおうちに おせわになってます |
なんと、このおうちに おふたりだけで くらしてるんですよ? |
フィズちゃんにきいた 「どーせい」ってもの かもしれないですの |
それはさておき・・・ |
ギブソンさんと はなしてたとき マスターのことが わだいになりました |
*n0さんは マスターのことを すごいなあってほめて くれて・・・ |
モナティ、とっても じまんでしたの♪ |
こら、モナティ なにをニヤけた顔して 手紙書いてるんだよ |
あら、モナティ なにをニヤけた顔して 手紙書いてるの? |
・・・ふえ? |
そのままだと ヨダレでインクが にじんじゃうぞ? |
そのままだと ヨダレでインクが にじんじゃうわよ? |
ふにゅにゅっ!? |
*n0さん マスターとあったら きっとびっくりする はずですの・・・ |
はやく、そうなったら いいなって、モナティ おもいます |
それでは、また おてがみしますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
まさか、王都の中まで 追いかけてきやがる とはな |
オレとしたことが 油断しちまってた あいつらの尾行にも 気づかないなんてよ |
しかたないさ 油断してたっていうの なら、みんな同じだよ |
それだけ 向こうのやり方が 徹底してるって事さ |
しかたないわよ 油断してたっていうの なら、みんな同じよ |
それだけ 向こうのやり方が 徹底してるってこと |
にしても、あんな物騒 な連中が平気で街中を 歩けるなんて |
王都の警備ってのも 質が落ちたもんだぜ まったく・・・ |
前はそうじゃなかった んだ? |
巡回する兵士の数は 昔より減ってるな ま、住んでる人間の数 も増えてはいるから |
手が回らないってのも わかるんだがよ |
王都にいるから安全だって、 頭から思いこむのは危険なんだな |
王都にいるから安全だって、 頭から思いこむのは危険なのね |
なんか、自信なくし ちゃいそ・・・ |
どうして? |
私、弓の腕だったら それなりに自信あった んだけど |
あのゼルフィルドって 機械兵士には、全然 通じなかったからね |
一緒に戦ったミモザ さんの召喚術のほうが ずっとすごかったし |
比べることなんて ないって |
ケイナの弓のおかげで 俺たち、何度も助け られたし、自信もって いいと思うよ |
比べることなんて ないって |
ケイナの弓のおかげで あたしたち、何度も助 けられたし、自信もっ ていいと思うよ |
ありがと *n0 |
でもなあ、あの銃って いう武器の威力は 弓とはケタ違いだった からなぁ |
うーん・・・ 私にも使えるかしら? |
さ、さあ・・・ |
そうなれば頼もしいと思うけど 個人的にはやめてほしいなぁ 銃は・・・ |
すいません *n0さん |
無関係な貴方たちを |
無関係な貴女たちを |
すっかりまきこんで しまって・・・ |
いいんだよ、ロッカ あいつらを敵に回した のは、それとは別の ことなんだから |
アメルや君が関わって なくたって、俺は多分 あの村で戦っていたと 思うし・・・ |
いいのよ、ロッカ あいつらを敵に回した のは、それとは別の ことなんだから |
アメルや君が関わって なくたって、あたしは 多分あの村で戦ってい たと思うし・・・ |
お優しいんですね |
ははは、ネスに 言わせたら、タダの お人好しってこと らしいけどね |
そうかな、ネスに言わ せたら、タダのお人好 しってことだけどね |
リューグの奴にも 見習わせてやりたい ですよ |
復讐だなんて言っては いたけれど、あいつは ひょっとして |
僕に対する反発心で 飛び出していったの かも知れないんです |
ロッカ・・・ |
大丈夫だよ リューグは、たしかに 君のことを嫌っていた かも知れないけど |
それだけの理由で アメルを放り出して 出ていくような奴じゃ ないと思う |
ロッカ・・・ |
大丈夫だよ リューグは、たしかに 君のことを嫌っていた かも知れないけど |
それだけの理由で アメルを放り出して 出ていくような奴じゃ ないわ |
*n0さん |
だから、今は信じよう リューグが自分なりに 納得できる答えを 見つけだして |
自分から帰ってきて くれることをさ |
今は信じましょう リューグが自分なりに 納得できる答えを 見つけだして |
自分から帰ってきて くれることをね |
そうですね・・・ |
無茶だけは絶対にして くれるなよ・・・ リューグ・・・ |
口ではああ言ってても やっぱり兄弟なんだな 二人は・・・ |
口ではああ言ってても やっぱり兄弟なのね 二人は・・・ |
あいつがアメルを 置いていくなんてな |
とても信じられねえぜ |
うん、俺はてっきり アメルも連れていくの かと思ってた |
ええ、あたしはてっき りアメルも連れていく のかと思ってた |
はッ!自分一人より テメエらに任せといた ほうが、安全だって 考えたんだろうよ |
あの野郎の、そういう 妙に冷静なところが 俺は気にくわねぇんだ |
でも、俺たちは戦いを 避けないってロッカに 言ったんだぜ? |
でも、あたしたちは戦 いを避けないって ロッカに言ったのよ? |
戦うのは構わないが アメルのことは絶対に 守れっていうのさ |
ったく、厄介な課題を 置いてきやがって |
とっととジジイを 見つけて戻ってこい バカ兄貴が・・・ |
口ではああ言ってても やっぱり兄弟なんだな 二人は・・・ |
口ではああ言ってても やっぱり兄弟なのね 二人は・・・ |
scn104
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
なんて答える? |
いや、うまいよ あったかい味だね おイモ好きなの? |
ううん、美味しいわよ あったかい味よね おイモ好きなの? |
あれ、なんか今朝は いつもより料理が豪勢 じゃないか? |
あら、なんか今朝は いつもより料理が豪勢 じゃない? |
起きてくるなり 挨拶も抜きでそれか まったく・・・ |
あはは、ゴメン あんまり美味しそうな 匂いがしたからさあ |
おはよう、ネス だって、あまりにも いい匂いがしたのよ |
うまそうな匂い させてんじゃねぇか? |
だよな? *n1 |
あら、気が合うわね? *n1 |
早く食わせろって |
なんだかんだ言っても 似たもの同士だな |
う・・・ |
でも・・・ 本当においしそう ですの・・・ |
うまそうだよな モナティ |
おいしそうよね モナティ |
はいですの |
ヨダレがたれてるぞ みっともない |
あ・・・ |
結構なことじゃないか 起きてすぐ空腹を感じ るのは健康な証拠だよ |
へへへ |
スープにサラダ・・・ おっ、揚げ物まである |
でも、朝からこんなに 凝った料理をいったい 誰が? |
ギブソン先輩も ああ言ってるしね |
スープにサラダ・・・ えっ、揚げ物まである |
でも、朝からこんなに 凝った料理をいったい 誰が? |
野菜の皮も剥けない 誰かさんの作品でない ことは間違いないな うん、うん・・・ |
お黙んなさい |
ほぶっ!? |
ミモザ先輩ですか? |
んー、そう言って自慢 したいんだけどなー 私じゃないのよねぇ |
お待たせしました パン、焼き上がったん で、どうぞ召し上がっ てください |
え・・・アメル? |
へっ・・・アメル? |
あ、*n0さん おはようございます |
さあ、座って 冷めないうちにどうぞ |
あ、うん・・・ |
え、ええ・・・ |
謎はとけたかな? *n0 |
じゃ、これ、全部 アメルが作った料理 なの!? |
はい、まあ・・・ *n1くんに お手伝いしてもらえた おかげですよ |
え、でも、僕はすこし 手伝っただけですよ |
作ったのは、ほとんど アメルさんですから すっごく手際がよくて びっくりしました |
みんなで暮らしていた 時は、台所はアメルの 領分だったんですよ |
へえ、道理で・・・ |
感心してねえで食うぞ 冷めちまうだろうが |
アメルの手料理なんて ずいぶんと久しぶり なんだからな・・・ |
あ、うん |
台所に立つのって 久しぶりだから、つい 張り切りすぎちゃって |
ちょっと多すぎたかな |
問題ないなーい こんだけうまけりゃ オレはもう、どしどし 食っちまうぜぇ! |
んもう、フォルテ! 食べるかしゃべるか どっちかになさいよ |
ほう、このパン 不思議な歯触りだね |
おイモの粉を混ぜて いるんです |
村の畑でも作れる 数少ないお野菜 でしたから |
生活の知恵だな |
そういえば他の料理 にも、どこかしらに イモが使ってある ような・・・? |
あの・・・ *n0さん |
お口にあいません でしたか? |
いや、うまいよ |
ううん、美味しいわよ |
よかった・・・ |
おかわりもあります から、たくさん食べ てくださいね |
うん、それじゃ遠慮 なく食べるぞぉ♪ |
それじゃ遠慮なく |
あったかい味だね |
あったかい味よね |
え? |
いや、俺ってさ こういう家庭料理って ほとんど、食べたこと ないからさ・・・ |
なんか、うれしくて |
いや、あたしってさ こういう家庭料理 食べたことないから |
なんか、うれしくて |
・・・ |
ははは、あのさ スープのおかわり くれるかなぁ? |
あのさ、アメル スープのおかわり くれるかな? |
・・・あ、はい! よそってきますね |
大盛りで頼むよ |
大盛りでね♪ |
・・・はい |
おイモ、好きなの? |
ええ、大好きです♪ |
おイモさんはとっても すごいんですよ |
「さん」付け!? |
年に何度もとれるし 栄養もたっぷりだし |
おまけに保存も効くん ですから! |
は、はあ・・・ たしかにすごいよね |
あっ、あははは たしかにすごいわね |
ええ、ですから たくさん召し上がって くださいね |
ふう、食べた食べた 満腹だあ |
ちょっと食べ過ぎかな ・・・まっいっか! 美味しかったしね |
おなか・・・ まんまる・・・ |
・・・(さわさわ) |
あはは、よせって くすぐったいよ *n1 |
・・・(ぽむぽむ) |
まんまる、まんまる♪ |
*n0 ちょっといいか |
どうした、ネス? |
ネス、どうかした? |
ちょっと出かける用が できたんでな 夕方まで留守にするよ |
出かけるって どこへだい? |
出かけるって いったい、どこへ? |
調べ物とか、まあ いろいろだ・・・ |
くれぐれも言って おくが |
僕が留守にしてるから といって、だらけてる んじゃないぞ |
むう・・・ |
もう・・・ |
あの一件以来、連中は こちらに手を出しては きていないが |
彼女が狙われてること に変わりはないんだ くれぐれも、うかつな ことはするなよ |
わかってるよ |
わかってるわよ! 心配性なんだから |
蒼の派閥 召喚ショップ |
あれ、なんだろう この音? |
なに? この音色? |
きれいな音色ですねぇ |
あそこにいる人が 演奏してるみたいだな |
あそこにいる人が 演奏してるみたいね |
ん? |
あ、ごめんなさい 邪魔しちゃいました? |
あ、ごめんなさい お邪魔しちゃって・・ |
いえいえ、そんなこと はありませんよ |
人前でこうして楽器を 奏でることが、私の 仕事ですからね |
ひょっとして 吟遊詩人さんですか? |
ええ、そうですよ 可愛らしいお嬢さん |
私は吟遊詩人のレイム といっても、まだまだ 修行中なんですけどね |
ええっ!? そんなに上手なのに |
ええっ!? そんなに上手なのに |
ふふふ、お世辞でも 嬉しいですよ ええと・・・ |
あ、俺 *n0です |
あ、あたし *n0です |
アメルです |
*n0くんに |
*n0さんに |
アメルさんですか |
いくら演奏がうまくて も、それだけではダメ なんですよ |
本当の吟遊詩人に 必要な語るべき歌を 私はまだ持って いないのです |
語るべき歌? |
ええ、歌です まだ誰も知らない真実 の物語です |
どこかにあるはずの そんな歌を、私はこの 手で見つけたい |
へえ・・・ |
ああ、すいません 初対面の方に、こんな わけのわからないこと を言ってしまって |
ううん・・・ とても素敵ですよ |
見つかるといいですね そんな歌が |
見つかるといいですね その歌・・・ |
ありがとうございます その時には、ぜひ お二人にも聴かせて さしあげますよ |
それでは、失礼します 機会があれば、また お目にかかりましょう |
きれいな音色ですねぇ |
なんだか、向こうの ほうが騒がしい みたいですけど? |
どうする? 今度こそ捕まえてやる 関わりたくない |
どうする? かばってやる 言いきかせる |
なんだろう? |
まあいいか |
まあいっか |
どいて、どいてぇ!! |
あいつ、前に見かけた はぐれ召喚獣じゃ ないか? |
あいつ、前に見かけた はぐれ召喚獣じゃ ない? |
この泥棒めぇ・・・ 毎度毎度、好き放題に かっぱらいやがって |
今日こそ、絶対に 逃がさんぞぉっ!! |
泥棒って・・・ あの子かしら? |
両手にいっぱい 食べ物を抱えてます けど・・・ |
ふふーん、だ そんなんじゃユエルは 捕まんないよーっ? |
はあ、はあ・・・ だ、誰か・・・っ 頼むから、そいつを 捕まえてくれぇ!! |
前に捕まえようとして あいつに思いっきり かみつかれたからなあ |
またあんな目にあう のは、ゴメンだし 悪いけど、関わるのは よそう・・・ |
きゃんっ!? |
さあ今度こそ、もう 逃がさないぞ |
さあ今度こそ、もう 逃がさないわよ |
人のものを勝手に とったらいけませんよ |
ヤだヤだあっ! |
ウゥゥゥゥ・・・ ガウッ!! |
おっとっと! |
きゃあ!! |
もががが・・・!? |
そうそう噛みつかれ ちゃ痛いからな 悪いけど、その口は 閉じててもらうぞ |
そうそう噛みつかれ ちゃ痛いからね 悪いけど、その口は 閉じててもらうわよ |
むーっ、むーっ! |
ああ、どなたか 知りませんが、どうも ありがとうございます |
こいつめっ! |
あぐっ! |
ちょ、ちょっと 気持ちはわかります けど、落ち着いて! |
ちょ、ちょっと 気持ちはわかります けど、落ち着いて! |
そうですよ! 暴力はいけませんっ |
そうは言いますがねえ こっちは、毎日毎日 品物を盗まれ続けて きたんですよ? |
これぐらいしないと 腹の虫が治まりません |
・・・ぷはっ! |
ユエル、盗んでなんか いないよっ! ちゃんと、もらうねっ て言ったよっ!? |
え? |
なにを言ってるんだ 金も払わないで 偉そうに・・・ |
食べきれない獲物は みんなでわけて食べる ものじゃないかっ |
それを一人で欲張って 見せびらかして このケチ~っ! |
なっ、なんだとぉ!? |
そうか、この子は はぐれ召喚獣だから 価値観が俺たちとは 違うんだ・・・ |
自分のしたことが この世界での悪いこと だって、わかってない だけなんだ・・・ |
そうか、この子は はぐれ召喚獣だから 価値観があたし達と は違うんだ・・・ |
自分のしたことが この世界での悪いこと だって、わかってない だけなんだ・・・ |
も、もう許せんっ 憲兵に突き出して やるっ! |
・・・!! |
牢屋に放り込んで 二度と外に出られない ようにしてやるからな |
や、ヤだようっ! 閉じこめられるのは もうヤだあぁぁっ!! |
待ってください この子は、見たとおり はぐれ召喚獣です |
この世界の理屈が わからなくて、だから あんなことをしただけ だと思うんです |
待ってください この子は、見たとおり はぐれ召喚獣です |
この世界の理屈が わからなくて、だから あんなことをしただけ だと思うんです |
むう・・・ |
お願いします 許してやってください この品物の代金は お支払いしますから |
・・・? |
しかしなあ、また同じ ことをされても困るし なあ・・・ |
俺、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
あたし、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
お願いしますっ |
まあ、召喚師さんが そう言うのなら 今回だけは・・・ |
ありがとうございます |
閉じこめられるのが そんなにイヤかい? |
閉じこめられるのが そんなにイヤ? |
うう、ヤだぁ・・・ |
だったら、きちんと この人に謝るんだ |
だったら、きちんと この人に謝って |
どうして? ユエル、悪いこと してないのに・・・ |
君のいた世界では そうなのかもしれない けれど |
この世界では、食べ物 をもらう時にお金って ものが必要なんだ |
君のいた世界では そうなのかもしれない けれど |
この世界では、食べ物 をもらう時にお金って ものが必要なのよ |
おかね? |
そうだよ お金を渡さないと 泥棒になっちゃうの |
ユエル、そんなの 知らなかった・・・ |
だいたい、追いかけて くる時点で変だなって 思わなかったのか? |
だいたい、追いかけて くる時点で変だなって 思わなかったの? |
おにごっこで、遊んで たんじゃないの? |
・・・・・・ |
とにかく、貴女のした ことは悪いことなの だから、ちゃんと 謝らなくちゃね |
じゃないと、牢屋に 閉じこめられちゃうぞ |
じゃないと、牢屋に 閉じこめられちゃう わよ |
うう・・・ |
ごめんなさい・・・ |
これで許してやって くださいませんか? この品物の代金は俺が 払いますから・・・ |
これで許してやって くださいませんか? この品物の代金はあた しが払いますから |
しかしなあ、また同じ ことをされても困るし なあ・・・ |
俺、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
あたし、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
お願いしますっ |
まあ、召喚師さんが そう言うのなら 今回だけは・・・ |
ありがとうございます |
ほら・・・ |
え? |
お腹減ってたんだろ もう、食べていいから |
お腹減ってたんでしょ もう、食べていいから |
ユエル・・・ 閉じこめられなくても いいの? |
このお兄さんがね 貴女の代わりにお金を 払ってくれたの |
だから、安心して お食べなさい |
このお姉さんがね 貴女の代わりにお金を 払ってくれたの |
だから、安心して お食べなさい |
・・・うんっ♪ |
はぐっ、あむあむっ んぐんぐ・・・ |
すごい食べっぷり だなぁ |
すごい食べっぷり ねえ |
よっぽどお腹が空いて いたんですねぇ |
・・・けぷっ |
ねえ、キミたち 名前は? |
*n0だよ |
*n0よ |
アメルです |
ふーん・・・ |
ところでさ、ユエル 君はどうしてこんな所 にいるんだい? |
ところでさ、ユエル 君はどうしてこんな所 にいるの? |
・・・・・・ |
君を召喚した主人は どこにいるの? |
・・・・・・ |
きっと心配してるよ 貴女がいなくなって |
・・・心配なんかっ するはずないもん! |
あんなヤツ・・・ あんなウソつき・・・ ユエルの主人なんか じゃないよぉっ!! |
おい、待てよ!? |
あっ、待ってよ!? |
ユエル |
食べ物わけてくれて ありがとう・・・ じゃあねっ! |
ユエルちゃん 待って! |
あの子・・・ これから、どうする つもりなんだろう |
なにか、帰りたくない 事情があったみたい ですけど |
ちょっと、心配 ですよね・・・ |
それにしても、最低限 の常識すら教えてない なんて・・・ |
いったい、ユエルを 召喚した人間は どういうつもりだった んだろう? |
なあ、兄貴ィ いい加減にしとこうや |
いつまでもこんな街中 で時間を潰してても 仕方ねえって・・・ |
ええいっ! 言うなぁ、キムラン! |
私はっ、断じて本家に 戻るのが恐ろしくて 街中をうろついている のではなぁ~いっ! |
政事に関わる者として この素晴らしい治安を 誇る聖王都の視察を だなぁ・・・ |
わ、わかったから大声 あげるんじゃねえって |
周りの連中がさっき から、変な顔して見て るじゃねぇかよ・・・ |
・・・・・・ |
くらァっ! そこの小僧っ、なに |
くらァっ! そこの小娘っ、なに |
見てんだよぉ・・・ あァん!? |
わっ、まずいぞ!? 目があっちゃった |
わっ、まずい!? 目があっちゃった |
けして義姉を恐れて いるのではないのだ けして・・・ |
・・・んぎぐぎぃ!? |
兄貴ぃっ!? |
な、なんだ? あの人、いきなり どうしたんだ・・・? |
なっなに? あの人、いきなり どうしたのよ・・・? |
い、いが・・・っ ぐえええっ! 胃があぁぁぁっ!? |
ああ、やっちまった いつもの発作だ・・・ |
ほれ、兄貴 しっかりしろって? |
ぐ、が、ぎ・・・・っ |
あ、あの・・・ 胃が痛いんですか? |
ちょっと、アメルっ? |
んだぁ、テメエは? 近よんじゃ・・・ |
黙っててくださいっ! |
は、はい・・・っ |
じっとしててください すぐ、苦しくなくなり ますから・・・ |
イムラン |
ぐ、が・・・う・・・ あ・・・・・・ |
イムラン |
・・・・・・すぅ |
あんなに苦しんでいた のに、眠っちゃったよ |
あんなに苦しんでいた のに、眠っちゃった |
ウソだろォ・・・? 兄貴の胃痛は、どんな 名医もサジ投げたって ひどさなのに・・・ |
この方は、物事を悪く 考えすぎるせいで 身体を痛めていますね |
もっと気を楽にしても いいんだって、伝えて あげてください |
あ、ああ・・・ |
さあ、行きましょう? *n0さん |
あ、うん・・・ |
えっ、うん・・・ |
あいつら、いったい 何者なんだ??? |
イムラン |
聖女だぁ・・・ |
はぁ? |
イムラン |
むにゃ・・・ 聖女さまだぁ・・・ |
やれやれ、寝言かよ ったく・・・ |
どうする? やめとこう つけてみよう |
*n0さん あそこにいるのって ネスティさんじゃ ないですか? |
あれ、本当だ |
あら、本当 |
・・・・・・ |
どうしたんだろう? なんだか、いつもの ネスとは様子が違う気 がする・・・ |
用事があるとか言って たけど、それに関係 してるのかな? |
声、かけましょうか? |
いや・・・ |
えっ・・・ |
やめとこう 用事があるって 言ってたし |
そうですか? |
そうそう 下手に声かけると また叱られそうだしね |
そうそう 下手に声かけると また叱られるしね |
くすっ |
つけてみよう どこに行くのか 気になるしね |
そんな、こそこそ しなくても、本人に 聞けば・・・ |
それじゃダメだよ |
それじゃダメよ |
ネスのことだから きっとうまくはぐらか すに決まってる |
ほら、行くよ? |
ほら、行きましょう? |
あ、待ってください! |
ああ、アメル *n0と 一緒にお出かけかい? |
うん、街を案内して もらってるの ロッカも来ない? |
いや、僕はいいよ まだ稽古の途中だから |
稽古って、槍の? |
ええ、このところ 雑務ばかりで、稽古を さぼりがちでしたから |
すこしでも実戦の勘を 取り戻しておかないと |
・・・・・・ |
あたしも、戦えるよう に訓練したほうがいい のかしら・・・? |
無理しなくていいよ アメル。戦い方なんて 覚えなくてもいいんだ |
戦いなんて避けられる のなら、それに越した ことはないんだから |
でも・・・っ! |
おじいさんは、君が 普通の女の子として 幸せに暮らせること を願っていたんだ |
そしてそれは、僕の 望みでもあるんだよ |
ロッカ・・・ |
おりゃあっ! |
こんな場所で リューグは稽古をして たのか・・・ |
こんな場所で リューグは稽古をして たの・・・ |
足りねェ・・・ こんな打ち込みじゃ アイツには勝てねェ! |
ちくしょうッ! |
リューグ・・・ |
邪魔をしちゃダメだ |
邪魔をしちゃダメよ |
アメル |
でも・・・っ! |
リューグがわざわざ こんな場所で稽古を している意味を 考えるんだ |
きっと、リューグは 君に稽古してる自分の 姿を見せたくなかった んだよ |
無茶をする自分を見て 君が、余計な心配を しないようにって |
リューグがわざわざ こんな場所で稽古を している意味を 考えてあげて |
きっと、リューグは あなたに稽古してる 自分の姿を見せたく なかったのよ |
無茶をする自分を見て あなたが余計な心配を しないようにって |
・・・! |
はあ、はあ・・・っ |
バカ兄貴に・・・ 偉そうなコト、言っち まったんだ・・・ |
結果、出さなきゃあ 意味ねぇんだよッ!? |
うおおぉぉっ!! |
もう、行こう? |
もう、行きましょう? |
・・・うん |
やっぱり、あたし このままじゃいけない 気がします・・・ |
えっ? |
みんな、一生懸命 自分にできることを やろうとしているのに |
あたしだけが、なにも できてない・・・ ちゃんとしてないもの |
アメル・・・ |
変わらなくちゃ・・・ もっと、強いあたしに |
変わらなくちゃ・・・ |
邪魔をしちゃダメだ |
邪魔をしちゃダメよ |
アメル |
*n0さん あそこで座っているの *n1さん じゃないですか? |
あ、本当だ おーい、*n1 そんなところでなに してんだー? |
あら、本当 おーい、*n1 そんなところでなに してるのー? |
・・・・・・ |
*n0 |
聞こえないのかな? |
*n0 |
・・・*n1? |
・・・・・・ |
なんだか、様子が おかしくありませんか |
まさか・・・ 故障しちまったんじゃ ないだろうな!? |
まさか・・・ 故障したんじゃ ないでしょうね!? |
ええっ!? |
おい、*n1 *n1ったら! 返事しろよっ!? |
ねえ、*n1 *n1ったら! 返事してっ!? |
*n1っ!! |
・・・・・・ |
イカガナサレマシタ あるじ殿? |
ああ、よかった 故障じゃなかったのね |
故障??? |
だって、お前 いくら声をかけても 反応しないから・・・ |
だって、あなた いくら声をかけても 反応しないから・・・ |
充電もーどニ入ッテ イマシタノデ |
充電??? |
我々、機械兵士ハ 光ノえねるぎーヲ体内 ニタクワエテ、ソレヲ 動力トスルノデスガ |
ソノ間ハしすてむガ 一部停止シテシマウノ デス |
あのなあ・・・ そういうことは先に 教えておいてくれよ |
心配しちゃったじゃ ないか・・・ |
あのねぇ・・・ そういうことは先に 教えてちょうだいよ |
心配しちゃったじゃ ない・・・ |
スミマセン |
まあまあ・・・ だけど、確かにここ 日当たりいいですもの |
うとうとしちゃうのも 仕方ないと思います |
いや、アメル *n1は 別に寝ていたわけじゃ |
違うんですか? |
考エ方トシテハ、ソレ ニ近イモノナノカモ 知レナイデスネ |
人間デイウトコロノ 睡眠ト食事ヲ、同時ニ オコナッテイルノデス カラ・・・ |
よォ、どうした? *n0 |
フォルテこそ、ミモザ 先輩となにを話して いたんだい? |
フォルテこそ、ミモザ 先輩となにを話して たのよ? |
ああ、アレだ 襲ってきた連中の中に いた機械兵士のことを 聞いてたのさ |
ケイナの弓矢を平然と 受け止めちまうなんて やっかいな相手らしい からな |
機械兵士ってのは 本当に手強いのよね |
ほら、メイトルパの 召喚術って、毒や幻覚 を引き起こすものが 多いじゃない |
そういう術って、機械 相手にはイマイチ有効 じゃないのよねえ |
たしかに・・・ |
するってえと、やっぱ 近づいてぶん殴るしか ないってことかよ? |
さもなきゃ、思いきり 破壊力のある召喚術で 一気に破壊する・・・ |
どちらにしても、今の 私たちには荷が重い かもしれないわねえ |
*n0 |
ええっ!? |
な、なんだよ・・・ |
*n1が 勉強してるっ!? |
んだよォ、オレが本を 読んじゃ悪いってのか オイっ!? |
いや、別に悪いとは 言ってないけど あんまり意外だった から・・・ |
ケッ! テメエと 一緒にすんじゃねェよ ニンゲン |
必要と思えば、オレは 本だって読みゃあ 勉強だってするんだよ |
う・・・ |
テメエらニンゲンは なんでもかんでも まとめて頭につめこむ ようだがなァ |
はっきり言って ムダも大無駄だぜ? |
オレのように、興味の わいたことだけを勉強 したほうが、よっぽど 役に立つってもんだ |
それは、確かに そうかもしれない |
・・・で、いったい なにを読んでるんだ? |
・・・で、いったい なにを読んでるの? |
あ、コラっ! のぞくんじゃねェ!? |
「世界の名酒 100選」 |
・・・・・・ |
ななな、なんだよッ? |
別にっ、オレが なにを読もうと勝手 じゃねェかよォ!? |
ふう・・・ 洗濯物は、これで よしっと |
それにしても *n1って 本当に家事に慣れてる よなあ |
メトラル族ってのは みんなそうなのか? |
それにしても *n1って 本当に家事に慣れてる わね |
メトラル族って みんなそうなの? |
いいえ、違いますよ |
ボクがちょっと、普通 と違うんですよ |
違うって? |
ほら、ボクの角 途中でなくなってます よね? |
これ、小さい頃に病気 のせいで、切り取った 跡なんです・・・ |
・・・!? |
メトラルの男は、角が 完全に成長した時点で 初めて一人前として 認められるんです |
戦闘訓練に参加したり 話し合いや、狩りに 加わることが許される ようになるんですよ |
でも、ボクの角はもう 成長することなんて ないから・・・ |
半人前として、村で 女の人たちの家事仕事 を手伝ってたんです |
そんな理由があった なんて・・・ |
悪かったな。変なこと 聞いちゃって |
悪かったわね。変な こと聞いちゃって |
そんな、ご主人様っ お気になさらないで! |
ボクはもともと、弱虫 で泣き虫だったから これで良かったなって 思ってるんです |
*n1・・・ |
ただ、こんなことで しかご主人様たちの役 に立てないってことは |
護衛獣として、すごく 悔しいですけど・・・ |
よいしょっと・・・ |
お、モナティ 洗濯してたんだ? |
あら、モナティ 洗濯してたんだ? |
はいですのっ モナティ、向こうでも お洗濯やお掃除して ましたから |
ここでもお手伝い しようと思いまして |
へえ、エライなぁ |
へえ、エライわね |
そんなことないですの 当たり前のことしてる だけですの |
それでも、自分から すすんでお手伝いする |
なんて感心だよ |
なんて感心よ |
そ、そうですのっ? うにゅうぅぅ・・・ |
それじゃモナティ もっともっとがんばる ですのぉ! |
って、おい? そんなにいっぺんに カゴに入れて大丈夫 なのか!? |
って、ちょっと? そんなにいっぺんに カゴに入れて大丈夫 なの!? |
へ、平気ですのっ よっ・・・ |
ととと・・・! うにゃっ? あにゃにゃにゃ!? |
うにゅううっ! |
あーあ、言わん こっちゃない・・・ |
うう・・・ せっかく真っ白に 洗ったのにぃ・・・ |
泣くなよ、モナティ 俺も手伝ってやるから もう一度やり直そう? |
泣かないの、モナティ 手伝ってあげるから もう一度やり直そう? |
うう、すいませんのぉ *n0さぁん |
ん? お客さんかな |
あれ、 お客さん? |
あ、どうもどうも こんにちは♪ |
こんにちは |
こんにちは |
あなた、ここのお屋敷 の人ですよね |
ギブソンさんって 今、ご在宅ですか? |
なんて答える? どちら様ですか? すぐにとりつぐ |
あの、失礼ですけど どちらさまですか? |
見てわかりません? |
はあ、さっぱり |
・・・わかりません |
ヒントはですねー このバスケットですね |
ずいぶんと、大きな バスケットだなあ |
ずいぶんと、大きな バスケットですね |
いったい、なにが 入ってるんだ??? |
いったい、なにが 入ってるの??? |
ご主人様 甘い香りがします |
甘い香り? |
ええっ お菓子のような |
お菓子???? |
ああ、ちょっと待って いてください |
ちょっと待って いてください |
かしこまりましたー♪ |
どうも お待たせいたしました ご注文のケーキ、これ でよろしいですね? |
ああ、ご苦労様 いつもありがとう パッフェル |
このバスケットの中身 みんな、ケーキ!? |
呆れたでしょ? まったく、いい歳して 甘いもの大好きなんだ から・・・ |
いいじゃないか それに甘いものには 頭の働きを高める効果 があるんだぞ |
虫歯ができたって 知らないからね |
君こそ、辛いものの 食べ過ぎで、胃を悪く しても知らないぞ |
はいはい、痴話ゲンカ もよろしいんですがー |
・・・・・・ |
残りの品物は どこへ置きましょか? |
・・・いつもの所へ お願いするよ |
かしこまりました♪ ではでは・・・ |
あの人、ケーキ屋さん だったのか |
ああ、パッフェルさん といって、いつもこの 屋敷にケーキを届けて くれるんだ |
これが、ケーキなのね 私、初めて見たわ |
よかったらどうぞ 美味しいですよ |
*n0も どうだい |
どうする? いただきまーす 遠慮しときます |
いただきまーす |
ほら、この生クリーム を載せたパイ菓子が オススメだぞ? |
遠慮しときます |
うんうん *n0は お子さまじゃない ものねえ? |
いや、朝ご飯 食べ過ぎたんで・・・ |
あ、そなの |
あ、*n0さん 街まで出かけるん ですか? |
うん、ちょっと あちこち回ってみよう かなって・・・ |
ええ、ちょっと あちこち回ってみよう かなって・・・ |
あのう、でしたら あたしもついていっ ちゃいけませんか? |
お屋敷から出歩くのが 危ないってことは わかってるんですけど その・・・ |
あたし、村の外に出た ことがないから どうしても興味が わいてしまって |
*n0さんと 一緒なら、大丈夫 かなって・・・ |
そう言えば、アメルは 聖女って呼ばれるよう になってからは |
村の中でさえ、自由に 出歩けなくなってたん だっけ・・・ |
なんか、似てるよな 俺と・・・ |
そう言えば、アメルは 聖女って呼ばれるよう になってからは |
村の中でさえ、自由に 出歩けなくなってたん だっけ・・・ |
なんか、似てる あたしと・・・ |
あの、やっぱり ご迷惑ですか? |
ううん、ぜんぜん そんなことないって! 一緒においでよ |
ううん、ぜんぜん そんなことないって! 一緒においでよ |
はいっ! |
ふわあぁぁ・・・っ |
思いっきりヒマそうね ボク? |
思いっきりヒマそうね キミ? |
あ、ミモザ先輩・・・ |
いい若者が、昼間から 大あくびってのは 感心しないわねえ |
誰かさんたちみたいに 勉強しろとは言わない けど・・・ |
もうすこし有意義に 時間を使ったほうが いいんじゃないかしら |
趣味のひとつでも はじめてみるとか? |
趣味かぁ・・・ |
・・・そうだ! 釣りなんてどう? |
釣り? |
うん、たしか中庭に 使ったきりの道具が まだあったはず・・・ |
結構、面白いわよ? ハルシェ湖の魚って イキがいいし |
うまくいけば、食卓に 華をそえられるわよ? |
そうだな・・・ なんだかおもしろそう だし、試してみるか? |
そっか・・・ なんだかおもしろそう だし・・・ 試してみよっか? |
どうする!? とっさに割って入る 兵士を怒鳴りつける 呆然と見ている |
ほら、あれが 蒼の派閥の本部だよ |
ほら、あれが 蒼の派閥の本部 |
*n0さんと ネスティさんは あそこで暮らしてた んですね |
でも、なんでまた 俺たちの暮らしていた 場所なんか見たいって 思ったの? |
でも、なんであたし達 の暮らしていた場所 なんか見たいって 思ったの? |
えへへ・・・ |
懐かしい感じがした からですよ |
懐かしい? |
お二人にお会いした時 なんだか、不思議な 感じがしたんです |
胸の奥がじわぁって 熱くなるみたいな |
え・・・? |
へっ・・・? |
ずっと不思議だった けど、ここに来て わかった気がします |
森ですよ お二人も、 森に見守られて 暮らしてたんですね |
まあ、たしかに 本部の周りはたくさん 木が生えてるけど |
そうね、たしかに 本部の周りはたくさん 木が生えてるけど |
私も同じです あの村の森に見守られ て育ってきたから |
だから多分、お二人を 身近に感じるんだと 思います |
森ねえ・・・ |
森かぁ・・・ |
ここって・・・ 本部じゃないか!? |
ここって・・・ 本部じゃない!? |
・・・・・ |
入っていっちゃい ましたね |
どうしてあんなに 堂々と本部に 入れるんだよ・・・ |
ちょっと、なんで 本部なんかに用事が あったりするのよ・・ |
*n0さん? |
俺たちが聖王都に いることを秘密に しようって言ったのは ネスなのに!? |
あたしたちが聖王都に いることを秘密に しようって言ったのは ネスなのに!? |
*n0さんっ! |
あ・・・ |
へっ・・・ |
どうかしたんですか 汗がひどいですよ? |
いや、なんでもないよ ちょっとムキになり すぎちゃっただけさ |
さあ、行こう |
ごめん、なんでもない ちょっとムキになり すぎちゃっただけよ 気にしないで |
考えすぎだよ うん、きっと・・・ |
ネスのことだもんな ばれないようにうまく やってるだけさ |
考えすぎよね うん、きっと・・・ |
ネスのことだもん ばれないようにうまく やってるだけよ・・・ |
いい加減にしろっ このガキが! |
きゃあっ! |
*n0さん あれ! |
えっ? |
へっ? |
何度も言ったとおり 本部の中には召喚師 でなくては入れんのだ |
だからっ! 私は召喚師だって 言ってるじゃない!? |
あの女の子、何度か街 で見かけた子だ・・・ |
あの女の子、何度か街 で見かけた子だ・・・ |
ほぉ、だったら きちんと名を名乗って みせろ? |
それは・・・ |
ふん、ほらみろ このウソつきめが |
貴族の娘だってのも どうせウソっぱち なんだろうが |
ウソじゃないわっ! ホントなんだもん!! |
ええい、離せっ! いい加減しつこいと ぶんなぐるぞ!! |
ぐあっ! |
いたっ! |
え!? |
な、なんだお前はっ いきなり飛び出して きやがって・・・ |
あたたた・・・ いやあ、俺、この子の 知り合いなんですよ |
ご迷惑かけたようで すいません さあ、行こうか? |
いたたた・・・ あたし、この子の 知り合いなんです |
ご迷惑かけたようで すいません さあ、行きましょう? |
ちょ、ちょっと!? |
いいから、この場は 俺にあわせて! |
いいから、この場は あたしにあわせて! |
それじゃ、失礼します |
う、うむ |
よさないか! 相手は子供だぞ!? |
よしなさい! 相手は子供でしょう? |
なんだ、お前は |
誰でもいいだろう とにかく、その子に 乱暴するのはよせよ |
誰でもいいでしょ! その子に乱暴するのは よしなさい。大人げな いでしょう! |
そうですよ 女の子に手をあげる なんていけません! |
ええいっ だったら、さっさと そいつを連れてけっ! |
ああ、わかったよ |
ええ、わかったわ |
ちょ、ちょっと!? |
心配しないで さあ、行きましょう |
ダメだ・・・ 今から声をかけても 止められない! |
ダメ・・・ 今から声をかけても 止められない! |
あくぅっ! |
え!? |
な、なんだお前はっ いきなり飛び出して きやがって・・・ |
ら・・・ 乱暴はいけませんっ |
アメルっ なんて無茶を!? |
あ・・・ |
この子は私たちが 責任をもって連れて いきますから |
う、うむ まあ、よかろう |
大丈夫か、アメル ケガとかしてないか |
大丈夫、アメル ケガとかしてない? |
だいじょぶ、ですよ えへへ・・・ ちょっぴり痛かった ですけど |
ごめんなさい 私のせいで |
気にしないで あたしが勝手にした ことなんだもの |
とりあえず、場所を 変えたほうがいいな さあ、行こう |
とりあえず、場所を 変えたほうがいいわね さあ、行きましょう |
さて、と どうしてあんな場所に 入ろうとしたんだい? |
さて、と どうしてあんな場所に 入ろうとしたの? |
・・・・・ |
黙ってちゃわからない だろ? |
黙ってちゃわからない でしょう? |
赤の他人の貴方に |
赤の他人の貴女に |
説明する必要なんて ありませんっ! |
な・・・!? 助けてもらった相手に なんて態度だよ・・・ |
あらま・・・!? 気が強い子ねぇ |
そうですよ *n0さん |
えっ? |
まずは、自己紹介から きちんとしないと お話はそれからです |
は? |
いや、そういう問題 じゃあ・・・ |
アメル、そういう問題 じゃなくて・・・ |
あたしの名前はアメル こっちのお兄さんは |
あたしの名前はアメル こっちのお姉さんは |
*n0さんって いいます |
貴女のお名前は? |
え、あの、その・・・ ミニス・・・ |
ミニスちゃん、か 素敵なお名前だよね |
*n0さんも そう思いますよね? |
あ、う、うん・・・ |
へ、え、うん・・・ |
ミニスちゃんは あたしたちとお友達に なるのはイヤですか? |
えっ、その・・・ |
イヤですか? |
イヤじゃない けど・・・ |
それじゃ、これから 仲良くしましょうね ミニスちゃん |
う、うん・・・ |
さあ、これでもう あたしたちは赤の他人 じゃありませんよね |
あ! |
やるわね・・・ |
そうですよね? *n0さん |
・・・ああ、そうさ 友達だもんな |
だから、俺たち ミニスが困ってるなら 助けてあげたいよな? |
・・・ええ、そうね あたしたち友達だもん |
だから、あたしたちは ミニスが困ってるなら 助けてあげたいなぁ |
!? |
話してくれるよね どうして、あんな無茶 をしたのかを |
・・・うん |
探し物? |
うん・・・ 探してる物があそこに あるんじゃないかって 思ったんです |
何を探しているの? |
ペンダント・・・ 緑色をした、大きな石 がついてるの |
大切な物だったのに なくしちゃって もうずっと、探してる のに見つからなくて |
だから・・・っ |
そうか、それでこの子 は、ずっと街の中を うろうろしていたのか |
そうか、それでこの子 は、ずっと街の中を うろうろしていたのね |
ぐすっ・・・ うっ、ううっ・・・ |
*n0さん あの、あたし・・・ |
わかってる 一緒にペンダントを 探してあげたいって 言うんだろう? |
あたしも同じ気持ちよ 一緒にペンダントを 探しましょ! |
はい |
それなら一度、屋敷に 戻ったほうがいいな みんなにも事情を説明 したいし・・・ |
ちょっとでもミニスを 休ませてあげようよ ずっと探しづめだった みたいだし、な? |
それなら一度、屋敷に 戻ったほうがいいわね みんなにも事情を説明 したいし・・・ |
少しミニスを 休ませてあげましょう ずっと探しづめだった みたいだし? |
そうですよね うん、きっとそうした ほうがいいです |
・・・オ客様デスカ? |
よぉ、なんだよ そのガキは? |
・・・だれ? |
あれ、お客様ですか? |
ああ、そうさ |
ええ、そうよ |
俺たちの友達だ |
あたしたちの友達 |
護衛の召喚獣・・・? |
ひょっとして貴方は |
ひょっとして貴女は |
召喚師なの!? |
うん、一応は 蒼の派閥の召喚師 |
といっても、まだまだ 駆け出しだけどね |
うん、一応は 蒼の派閥の召喚師 |
といっても、まだまだ 駆け出しなんだけどね |
そうなんだ・・・ |
とりあえず座ってさ ひと息いれようか |
とりあえず座ってさ ひと息いれようよ |
じゃ、あたし お茶を入れてきますね |
にゅうっ!? |
ああ~っ!? |
ミニスちゃんが どうしてここにいるん ですの~!? |
なんだよ、モナティ ミニスのこと知って いたのか? |
あらあ、モナティ ミニスのこと知って いたの? |
ギブソンさんたちより 前に、サイジェントで 会ったことがあるん ですの |
まさか、ミニスちゃん あの時みたいに、また いえ・・・ |
わわわわ~っ!! |
にゅうっ!? |
なんだ、なんだっ!? |
なに、なに!? |
ああっ、アナタねぇ 忘れちゃったのっ? |
私の家はここ、聖王都 にあるんだからっ! 変なこと言わないでよ |
あ・・・ そうでしたっけ??? |
まったく・・・ 相変わらず、学習能力 がないんだからぁ |
うにゅうぅぅっ |
私のことより、そっち のことを説明しなさい どうして、こんな所に いるのよ? |
もしかして・・・ あんまりドジだから 捨てられた、とか? |
ちっ、違うですぅ!? これには、とっても ふかぁいワケがあるん ですのぉ・・・ |
あきれた・・・ アナタ、きちんと誓約 せずにいたワケ? |
にゅうぅぅぅ・・・っ まさかこんなことに なっちゃうなんて思い もしなくてぇ・・・ |
ま、あの人も普通とは 違うからなぁ 二重誓約なんてこと 知らなかったのね |
やけにあっさりと納得 してるとこを見ると ミニスが召喚師っての は本当なんだな |
やけにあっさりと納得 してるとこを見ると ミニスが召喚師っての は本当みたいね |
あ、そ、それは・・・ |
それはそうですのっ なんてったって ミニスちゃんのお家は 有名なマー・・・ |
わわわわ~っ!! |
にゅにゅうっ!? |
な、なんなんだよ さっきから・・・ |
な、なんなのよ さっきから・・・ |
ちょっと、モナティ こっち来なさいっ! |
ふぇえ? |
余計なことは言わなく てもいーのっ! |
え、でも・・・ |
とにかくっ いーのっ!! |
わ、わかりましたです のぉ・・・? |
なんか、いろいろ あるみたいだな あの二人・・・ |
なんか、いろいろ あるみたいね あの二人・・・ |
はい、どうぞ 熱いから気をつけてね |
ありがとう |
ミニスちゃんだっけ? それにしても災難 だったわねえ |
まったくだわ こんな小さな子に暴力 ふるうなんて |
ううん、あれは私が 悪かったんです |
ダメだって言われてる のに、無理を言って 建物の中に入ろうと したんだもの |
そう言えばさ ミニスはあの時、門番 に「召喚師だ」って 言ってたけど? |
あ、あれは・・・ |
私、まだ見習いで その・・・ |
へえ、すごいじゃない その歳で見習いなら たいしたものよ |
どこの家の師範に指導 を受けているんだい? |
そ、それは・・・ |
ギブソンさん そういう質問はしちゃ いけませんよ |
ペンダントを無くした ことは、お家の人には 内緒なんですから |
ああ、そうか すまなかったね |
いえ、気にしないで ください |
まあ、なんだ オレらも出かける時は 注意してやるよ |
早く見つかると いいわね |
さて、と そろそろ行こうか? |
あ、はいっ |
あっ、あの・・・ ミニスさん |
え? |
ボク、一生懸命 お手伝いしますから がんばりましょうね? |
・・・・・・うん |
大丈夫さ すぐ見つかるよ *n1 も手伝ってくれるし |
大丈夫 すぐ見つかるわよ *n1 も手伝ってくれるし |
索敵機能ノ及ブ範囲デ さぽーとサセテ イタダキマス |
ドウゾ、ヨロシク 小サナ召喚師殿 |
・・・・・・うん |
それじゃ 行ってきますね |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
まいったな・・・ これだけ探しても 見つからないなんて |
まいったわ・・・ これだけ探しても 見つからないなんて |
*n0さん! |
・・・・・・ |
捜索範囲ハ、マダ街ノ 半分ニモイタッテ イマセン |
アキラメルノハ マダハヤイカト |
・・・そうだな |
・・・そうよね |
まだ探す場所は いっぱい、いっぱい あるですの! |
そうですよ モナティさんの言う とおりです |
あ・・・う、うん! 大丈夫だってば 今日がダメでも明日 があるんだし |
そうよ! 大丈夫だってば 今日がダメでも明日 があるんだし |
元気を出してください ミニスさんっ |
ケッ!思いっきり 楽観しやがって・・・ 簡単にみつかりゃあ 世話ねェってもんだ |
*n1っ! |
いえ、いいんです 気休めを言われても うれしくなんかない |
ミニスちゃん・・・ |
私が悪いんだもの 大事なものだったら もっと大切に持って なくちゃダメなのに |
側にいるのが当たり前 すぎて・・・ 私、忘れてたの・・・ |
え? |
へっ? |
だから、あのコはもう 戻って来ないのっ! |
私が大事にしなかった から、怒ってどっか いっちゃったんだぁ! |
「いる」って 「あのコ」って どういうことなんだ? |
ミニスが探してるのは ペンダントなんじゃ なかったのか? |
「いる」って 「あのコ」って どういうことなの? |
ミニスが探してるのは ペンダントなんじゃ なかったの? |
うわあぁぁ~ん!! |
あきらめちゃダメだよ ミニスちゃん |
きっと見つかるよ! そのために、貴女は ずっとがんばってきた んじゃない? |
っく、でもぉ・・・! |
・・・(くいくい) |
なによぉ・・・ |
泣かないで・・・ |
・・・・・・ |
だいじょうぶだよ 怒ってなんか・・・ いないよ・・・ |
なんで、アナタに それがわかるのよ!? |
・・・・・・ |
わかってるはずだよ おねえちゃんも ほんとうは・・・ |
・・・・・・ |
それに・・・ 泣いてたら、そのコ も悲しいよね? |
!? |
だから、泣いてちゃ ダメ・・・ね? |
うん・・・ |
ミニスちゃんは、自分 が悪かったって思って いるんでしょう |
・・・うん |
だったら、ちゃんと ペンダントさんに 謝ろう |
ごめんなさいって 謝れば、きっと許して くれるはずだよ |
許して・・・ くれるかな・・・ |
大丈夫よ だってミニスちゃん こんなに一生懸命 がんばってるもの |
ペンダントさんだって わかってくれるよ ねっ? |
う、うん・・・ |
よしっ、それじゃ もうひとがんばりする としようか? |
よしっ、それじゃ もうひとがんばり しましょうか? |
ついにおいつめました わよぉ! このチビジャリっ!! |
・・・!! |
誰だっ!? |
誰っ!? |
ほほほほ げせんな平民風情に 名乗る名など・・・ |
・・・ん? |
な、なんだよ? |
な、なによ? |
そこのアナタ ひょっとして召喚師 なのかしら? |
だったら どうしたっていうんだ |
だったら どうしたっていうのよ |
ほほほほ 無知は罪ですわねぇ |
召喚師でありながら 私の名を知らないとは |
なにを偉そうにカッコ つけてるのよ? 自意識過剰じゃないの この年増女っ!! |
年増っていうな~っ! |
ひひひひひっ アレは相当 気にしてるなァ? |
おいおい あおるなよ |
ちょっと!? あおらないでよ |
あのぉ、ミニスさぁん あおらないほうがいい と思うんですが・・・ |
あの年増女には あれぐらいで ちょうどいいのよ |
まだ言うかーっ!? チビジャリぃぃっ!! |
年増に年増っていって 何が悪いのよ ふん、この大年増! |
キイィィィッ! 泣かす、泣かすうぅ! |
あのう、すいませんが あたしたち、まだ用事 がありますので・・・ |
失礼させていただき たいんですけど |
・・・・・・ |
別に構いませんわよ た・だ・し 出す物はきちんと出し てもらいますけど |
さあ、チビジャリ! ペンダントを お返しなさいっ!! |
あれは元々、誇り高き ウォーデン家の宝 当主である私、ケルマ が持つべき物なのよ |
ウォーデン家のケルマ ・・・ってことは もしかして彼女は!? |
ウォーデン家のケルマ ・・・ってことは もしかして彼女!? |
ほほほほ ようやく気づいたわね |
金の派閥の召喚師の中 でも名門中の名門 ウォーデン家のケルマ とは私のことですわ |
金の派閥の召喚師 彼女が・・・? |
あるじ殿 アノ装飾ニハナニカ 意味ガアルノデスカ? |
*n1 特にないと思う・・・ |
ソウデスカ 威嚇ヲ目的トシタモノ デハナイノデスネ |
威嚇って、おいおい そんな、動物じゃ あるまいし |
しかし、まあ なんというか・・・ |
威嚇って・・・ そんな、動物じゃ あるまいし |
しかし、まあ なんというか・・・ |
・・・(くいくい) |
あの人・・・ ぴかぴか・・・ |
・・・どうして? |
さあ・・・? |
しかし、まあ なんというか・・・ |
なにか、すごい ハデですの あの人・・・ |
確かに・・・ ハデというか なんというか・・・ |
重そうですのー |
しかし、まあ なんというか・・・ |
想像していたのとは かなり違う・・・ |
想像していたのとは かなり違うわね・・・ |
ほほほほ アナタも召喚師ならば どちらに味方するのが 得かわかるでしょ? |
三流召喚師のマーン家 の小娘に義理立てして も意味なくってよ!? |
えっ、ミニスちゃん あなた・・・? |
・・・・・・ |
まさか、君も金の派閥 の召喚師なのか!? |
まさか あなたも金の派閥の 召喚師なの!? |
ご・・・ ごめんなさいっ!! |
だましたんじゃないの 言い出せなかっただけ なのっ・・・ |
お願い、信じて・・・ |
ミニス・・・ |
ほほほほ さあ、おとなしく ペンダントをお渡し! |
待ってくれ! ペンダントは今、彼女 のところに無いんだ |
待ちなさい! ペンダントは今、彼女 のところに無いのよ |
だまされるものですか |
信じると思うか? あの年増女がよォ |
ケルマさん し、信じて くださいですのーっ! |
*n0 口で言っても無駄よ! 言って聞くような相手 じゃないのっ!! |
ワイバーンを召喚する サモナイト石の ペンダント・・・ |
力ずくでも、この手に 取り戻させていただき ますわよ~っ!! |
見回りの兵士さんには 尋ねてみた? |
うん・・・ だけど、届けられる ことはまずないだろう って言われて・・・ |
まあ、高そうな物なら 拾った人間によっては 自分のものにしちゃう だろうからなあ |
まあ、高そうな物なら 拾った人間によっては そのまま持ってかれる かもしれないしね |
ヒヒヒ、とっくの昔に 売っぱらわれちまって るかもよォ? |
う・・・っ |
*n1くん! そんなイジワルなこと 言っちゃダメでしょ? |
もう一度 お願いしておこう 見つかったら知らせて もらえるように |
もう一度、お願いして おきましょう 見つかったら知らせて もらえるように |
そうですね |
ここは人通りが多くて 探しにくいな |
ここは人通りが多くて 探しにくいわね |
ココデ紛失シタノナラ カナリ厄介デスネ |
でも、これだけ 人通りが多い場所だと かえって、足下にまで 目は向かないです |
あきらめないで 探してみましょう? |
うん・・・ |
落としたとしたら ここが一番、可能性が 高いと思うの |
そう言えば、最初に ミニスと出会ったのも ここだったっけ |
なにか心当たりが あるの? |
・・・・・・ |
あ、あのぅ 話しにくいことなら 無理に言わなくても? |
ちょっとね・・・ 仲の悪い人に、ここで 追いかけ回されたの |
だから、ひょっとして その時に・・・ |
そいつがペンダントを 持っていったって 可能性は? |
その人がペンダントを 持っていったって 可能性は? |
それはないわっ! |
もしもそうだったら あいつが今も、私を 追い回してるはずが ないもの・・・ |
? |
それで、貴女は この公園を逃げ回る ことになったのね |
それなんだけど |
あんまりしつこいから 公園を飛び出して 狭い道ばかり選んで 走り回って・・・ |
逃げきったってホッと したら、いつの間にか ペンダントの鎖が 千切れてて・・・ |
それじゃ、やっぱり どこに落としたのかは 限定できないわけか |
それじゃ、やっぱり どこに落としたのかは 限定できないわけね |
うう・・・ |
ま、いいさ ひとつひとつ街を探し ていけば、それですむ ことだからな |
ま、いいわ ひとつひとつ街を探し ていけば、それですむ ことだから |
ふりだしに戻って きちゃったな・・・ |
ここは、探さなくて いいよっ! |
えっ? |
・・・どうして? |
どうしてですか? |
あんまり、ここには いたくないのっ |
その・・・ |
お家の人に見つかる から? |
・・・! |
そう言えば、ミニスと もめていた門番が 貴族がどうとか言って いたっけ・・・ |
たしか、ミニスちゃん のお母さんって すごく厳しいんでした よねぇ? |
・・・・・・ |
わかったよ それじゃ、ここは 後回しにしよう |
わかったわ それじゃ、ここは 後回しにしましょう |
まさか、湖の中には 落ちてないと思うけど どうなんだろう? |
いくらなんでも こんな場所では落とし てないと思うわ |
水辺は危ないから 近づいてないもの |
そうですよね? ああ、よかったあ |
ねえ、よかったって どういう意味よっ!? |
あ、べっ、別に 見つからないのが よかったってことじゃ ないんですよぉ |
その、ボク・・・ 泳げないんで・・・ |
へえ、そうなんだ? *n1 泳げなかったのか へえ・・・ |
へえ、そうなの? *n1 泳げなかったんだ へえ・・・ |
ああっ、ご主人様 ひどいですよぉ 目が笑ってますぅ!? |
だって、くくく・・・ |
ほんと、失礼だわっ! |
・・・え? |
アナタもアナタよ! 泳げなくたって別に 死ぬわけじゃないん だから |
男なら、そんなことで ぐじぐじしないのっ! わかったっ!? |
は、はいぃっ! |
なんか、すごい剣幕 だったけど、ひょっと して・・・ |
ミニスも、泳げないん じゃないのか? |
なんか、すごい剣幕 だったけど、ひょっと して・・・ |
ミニスも、泳げないん じゃない? |
まったく! |
確かめようって勇気は さすがにちょっと ないけど・・・ |
ほらほら、みんな もめてないで |
別の場所を探し ましょう? |
あの子は、蒼の派閥に 入ろうとして、門番に とがめられていたんだ そうだね? |
ええ、そうです |
おかしいな・・・ |
どうしてそんな場所に ペンダントを探しに なんて行こうとしたん だろう |
街中探し回って、他に 心当たりがなくなって しまったからじゃない でしょうか・・・ |
だからって、普通は あんな場所を探そうだ なんて、考えないん じゃない? |
それは・・・ |
ひょっとするとあの子 が探しているものは 召喚術に関係ある品 なのかもしれないな |
!? |
そう考えれば、本部に 入ろうとしたのも納得 できる・・・ |
ちょっと待って くださいよ、先輩 |
見習いの召喚師が そんな品物を持たせて もらえるはずがない ですって |
俺だってこの間までは サモナイト石でさえ 満足に持たせてもらえ なかったし・・・ |
あたしだってこの間 までサモナイト石で さえ満足に持たせて もらえなかったし |
まあねぇ・・・ 黙って持ち出したんで もない限りは |
蒼の派閥の見習いが そんなもの持ってる はずないわよね |
そうだな・・・ |
かたや聖女さま かたや貴族の お嬢様ってか? |
両手に花ってのは このことだなあ *n0? |
茶化すなよ、フォルテ |
そうよ、まったく 不謹慎なんだから |
わりぃわりぃ まあ、冗談はさておく としてだな・・・ |
かたや聖女さま かたや貴族の お嬢様ってか? |
お前も気苦労が 絶えないな *n0? |
フォルテ・・・ |
・・・・・・ |
・・・ミニスが貴族の 娘ってのは、まず 間違いないとオレは 思うぜ |
うにゅ!? |
どうしたんだよ モナティ? |
どうしたのよ モナティ? |
い、いーえっ なんでもないですのぉ |
着てるもんがな、俺ら とは明らかに違う ありゃあ、相当に高価 な代物だぜ? |
フォルテ 服の善し悪し なんかわかるんだ? |
まーな オレほどの色男に なれば、それくらい は当然・・・ |
・・・ぶつわよ? |
コホン、品物の目利き は宝探しをする時には 欠かせねえからな |
なるほど、それなら 納得・・・ |
それより、私はあの子 の様子のほうが心配ね |
しゃべりかたひとつ とっても、無理をして るような気がしてね |
大人ぶってるところ なんか、そうだよな |
大人ぶってるところ なんか、そうだよね |
ひょっとして、あの子 なにかまだ、隠しごと してるのかもしれない |
うにゅにゅうっ!? |
だから、どうしたんだ モナティ? |
だから、どうしたのよ モナティ? |
なな、なんでもっ!? なんでもないですのぉ |
弱味がある人間ほど 無理に強がって見せる ものだから |
そりゃあ自分に基づく 意見か、ケイナ? |
・・・・・・ |
・・・えげっ!? |
とにかく、あの子の 様子には気をつけて あげたほうがいいわ |
わかったよ、ケイナ |
わかったわ、ケイナ |
あらためて、ここから 街を眺めてみると 広いって感じるよなあ |
あらためて、ここから 街を眺めてみると 広いって感じるなあ |
これだけ広い街の中を ペンダントひとつ 探して回るのか・・・ |
ああっ、なんだか 探す前からめまいが してきたぞ??? |
ああっ、なんだか 探す前からめまいが してきたよぉ・・・ |
ゴ心配ハ無用デス あるじ殿 |
彼女ハマダ、子供デス イクラ健脚ダッタト シテモ |
行動範囲ハ、オノズト 限定サレマス 我々ハ、ソノ範囲ヲ 探セバ良イノデス |
ああ、そっか!? そうだよなっ? |
ああ、そっか!? そうだよね? |
モットモ・・・ |
第三者ノ手ニヨッテ 対象トナル品物ガ 運バレテイタ場合ハ 話ハ別デスガ・・・ |
・・・・・・ |
イズレニセヨ、行動ヲ シナケレバ結果ガ出ル コトモアリマセン |
・・・・・・ |
まあ、こんなところで 頭をかかえてたって なんにもならないしな |
まあ、こんなところで 頭をかかえてたって なんにもならないし |
・・・(こくこく) |
よーし・・・ がんばって探すぞっ! |
はッ!ガキに つきあって落とし物を 探すなんざ・・・ |
どうせ、アメルの奴が 言い出したんだろう? |
うん・・・ まあ、俺も賛成したん だけどね |
うん・・・ まあ、あたしも賛成し たんだけどね |
ったく・・・ あいつは昔から、子供 のことになるとムキに なるからな |
いいか、もしあいつに なにかあったら *n0 承知しねぇからな? |
ええっ!? だったら、リューグも つきあってくれよ |
ええっ!? だったら、リューグも つきあってよ |
冗談じゃねぇ! ガキのお守りなんか まっぴらゴメンだ |
そんなこと言わないで お願いですのーっ? |
断るといったら お断りだッ!! |
そんなぁ・・・ |
ま、テメエでなんとか するんだな |
ううっ、無茶苦茶だよ それって・・・ |
ううっ、無茶苦茶よ それって・・・ |
まったく、アメルにも 困ったものだな |
まあ、困っている人を ほっておけないのは あの子のいいところ なんだけど・・・ |
自分が狙われていると いうことを、忘れてる んじゃないだろうな? |
まさかぁ? さすがにそれは・・・ |
・・・・・・ |
なんか、ありえそうで 心配になってきた |
うんうん・・・ あのオンナなら それぐらいのことは やりかねねェぞ? |
どうにもつかみどころ がねェ性格してるから なァ・・・ |
・・・(こくん) |
くれぐれも無茶しない ように言い聞かせて おきはしますが |
もしもの時は、どうか よろしくお願いします *n0さん |
わかったよ、ロッカ |
わかったわ、ロッカ |
なんて言おう? |
まあ、しかたないさ |
しかたないわ |
嫌ったりしないよ 説明してくれるよね |
どうする? |
悪かったよ ミニスが困っていたから |
悪かったわよ ミニスが困っていたから |
あんな発育途上の小娘 相手に、ウォーデン家 の当主たる私が負けて しまうなんて・・・ |
なんたる、なんたるっ なんたる屈辱~っ!! |
まだやる気かしら? お・ば・さ・ん |
むききき・・・ お、覚えてなさいっ! |
忘れようったって無理 だと思うな・・・ あの派手な格好じゃあ |
忘れようったって無理 よね、あれ・・・ |
ミニスちゃん 金の派閥の召喚師さん だったんだ・・・ |
あたし、ちょっとだけ びっくりしちゃった |
ほんとだよ |
ほんとね |
黙っててごめんなさい *n0 |
モナティは、最初から 知ってたんだな? |
モナティは、最初から 知ってたのね? |
はい・・・ ごめんなさいですの |
モナティを怒らないで 私が、無理に頼んで 黙っててもらったの! |
金の派閥と蒼の派閥は 仲が良くないから 私が金の派閥の子って 知ったら・・・ |
嫌われると思って だから、だから わたし・・・ |
まあ、しかたないさ 俺がミニスでも、多分 言えなかったと思うし |
しかたないわ、あたし がミニスでも、多分 言えなかったと思うし |
怒って、ないの? |
ごめんなさいって ミニスはきちんと 謝ってくれたからね |
だから、もう泣くなよ な? |
ごめんなさいって ミニスはきちんと 謝ってくれたもの |
だから、もう泣かない ねっ、ミニス? |
う、うん・・・ |
嫌ったりしないよ |
嫌うわけないじゃない |
え? |
蒼の派閥と金の派閥は たしかに仲が悪いかも しれない |
でも、それはそれさ 最初に言っただろ |
俺たちは友達だよ? |
蒼の派閥と金の派閥は たしかに仲が悪いかも しれないけどね |
でも、それはそれ 最初に言ったでしょ |
あたしたちは友達 |
!? |
そうだよミニスちゃん |
そうだよ・・・ おともだち、だよ |
みんな・・・ |
だから、気にするなよ |
だから、気にしないで |
・・・(こくん) |
そうですよ ミニスさん |
ご主人様のいうとおり ボクたちはもう友達 なんですから |
それともミニスは 蒼の派閥の友達なんて いらないかな? |
それともミニスは 蒼の派閥の友達なんて いらないの? |
そんな! そんなことないっ!! |
じゃ、問題ないよな? |
じゃ、問題なしね |
*n0・・・ |
う、うんっ! |
説明してくれるね? ミニスが俺たちに 言えなかったことを |
説明してくれるよね? ミニスがあたしたちに 言えなかったことを |
・・・うん |
それじゃ、あの子が 探していたペンダント って、召喚獣を呼ぶ 道具だったのね |
そういうことなんだ |
そういうことだって |
そのペンダントの中に いるワイバーンさんは ミニスちゃんの大切な お友達なんです |
でもって、そいつを 横から奪おうってのが ケルマって女召喚師 だと・・・ |
なんだか、ややこしい ことになってますね |
はっ、ご苦労なこった |
金の派閥のマーン家と ウォーデン家の対立は 知ってたけど |
そういう因縁があった とはな |
それで、俺からみんな にお願いしたいことが あるんだ・・・ |
それで、あたしから みんなにお願いしたい ことがあるの・・・ |
・・・来たっ!? |
・・・! |
*n0っ どういうつもりだ!? |
落ち着けよ、ネス 怒鳴らなくても ちゃんと聞いてるよ |
ネス、落ち着いて 怒鳴らなくても ちゃんと聞いてるから |
これが落ち着いて いられるか! |
あれほど、金の派閥の 連中には関わるなと 釘をさしたのに |
どうして君は、騒ぎを 引き起こすようなこと ばかりするんだっ!? |
悪かったよ 忠告に従わなかったの は、本当にすまないと 思ってる |
どれだけネスに叱られ ても、しかたないんだ って思ってる |
悪かったわよ 忠告に従わなかったの は、本当にすまないと 思ってる |
どれだけネスに叱られ ても、しかたないんだ って思ってる、けど |
・・・ |
でも、俺はバカだから 他に方法が見つけられ なかったんだよ |
あんなにも必死だった ミニスを、ほっとく なんてできなかった だから、俺は・・・ |
あたしはバカだから 他に方法が見つけられ なかったのよ |
あんなにも必死だった ミニスを、ほっとく なんてできなかった だから、あたし・・ |
先輩たちに頼みこんで 彼女のペンダント探し を手伝ってもらうこと にしたんだな? |
・・・・・・ |
そうよ・・・ |
金の派閥同士の争いに 巻き込まれるのを承知 で、彼女を手助けする というんだな? |
・・・・・・ |
ええっ |
まあ、いい 今さら僕が口を出した ところで、過ぎたこと は変わらない |
だけど、忘れるなよ? *n0 |
僕たちは僕たちで やらなくちゃならない 任務があるんだ |
それだけは絶対に 忘れるなよ |
・・・うん |
ネス、ありがと |
ネスはそう言うけどさ 本当にしかたがない ことだったんだよ |
たまたま知りあった 女の子が、金の派閥の 一員だっただけなんだ |
俺はただ、ミニスが 困っていたから・・・ |
ネスはそう言うけどさ 本当にしかたがない ことだったのよ |
たまたま知りあった 女の子が、金の派閥の 一員だっただけ |
あたしは、ミニスが 困っていたから・・・ |
君はバカか? どうしてわざわざ 赤の他人の問題に首を つっこむんだ!? |
無視すればいいものを 余計な世話を焼くから こんなことに・・・ |
ネスティさんっ! |
む・・・ |
ネスティさん それっておかしいです |
助ける相手を選ばなく ちゃいけないなんて おかしいです! |
誰も、そんなことは 言って・・・ |
言ってます! |
むむ・・・ |
もういいよ、アメル ネスが困ってる |
もういいわよ、アメル ネスが困ってる |
でも・・・ |
たしかにあたしが したことは・・・ |
・・・わかった |
ネス? |
今さら僕が口を出した ところで、過ぎたこと は変わらないんだ |
好きにすればいいさ ただし、言った以上は きちんと最後まで面倒 をみることだ |
すまない、ネス |
ありがとう、ネス |
ふん・・・ |
それにしても 今日は本当にいろいろなこと があったと思う |
知らない人とたくさん出会い 同時に、知っている人たちの 知らなかった一面を 見ることができた気がする |
充実してるっていうのは こういうことかも知れない |
中でもミニスとの出会いは 俺に少なからず 驚きを与えてくれた |
泣き虫だけど一生懸命な 小さな召喚師 |
そんな彼女のひたむきな姿は ちょっとだけ俺の負けん気を 刺激してくれたかも知れない |
負けられないよな? 同じ、新米召喚師としてさ |
疲れた・・・ 一言で表すとそんな一日 でも、おもしろかった・・・ |
なんて言ったら ネスに怒られるかな? |
だって、いろんな事があった ううん!ありすぎた・・・ 一日だった |
新しい人と会ったし いつも見てた人の知らない 顔も見れた・・・ |
それに、ミニス・マーン 小さな召喚師 |
すごい元気だった そして、一生懸命だった |
あたしがあんな立場だったら あんな風に笑えたかな? ううん、無理だと思う |
だから、あたしも同じ召喚師 として、負けてられない そう、思った |
今日は充実した一日だった あたしはそう思う |
なあ、ネス・・・ |
どうして蒼の派閥と 金の派閥は、そんなに 敵視しあってるんだ? |
ねえ、ネス・・・ |
どうして蒼の派閥と 金の派閥は、そんなに 敵視しあってるの? |
蒼の派閥は召喚術を 用いて、世界の真理を 探求する組織だ |
対する金の派閥は 営利を目的とした団体 思想からして相容れる ものじゃない |
さらに問題なのは 彼らのそうした行動が 結果的に権力者と結び つくことだ・・・ |
え? |
君も知ってるだろう? リィンバウムで起きた 戦争のほぼすべてが |
心なき召喚師の浅慮に よって、引き起こされ たものだということを |
世界の覇権をかけた 戦乱の時代も エルゴの王が没した後 の暗黒時代も |
召喚術は戦争の道具と して重宝され、多くの 犠牲者を生み出した |
そうか、だから 蒼の派閥は必要以上に 政治に関わるなって 教えてるのか・・・ |
そっか、だから 蒼の派閥は必要以上に 政治に関わるなって 教えてるのね |
そういうことだ |
金の派閥はそうした 過去の過ちを繰り返す 可能性をもつ組織 なんだよ |
無論、それが全てだと 言い切りはしないがな |
派閥同士の対立には そんな深い理由が あったのか・・・ |
派閥同士の対立には そんな深い理由が あったのか・・・ |
今日のアメルを見てて なんか、俺 びっくりしちゃったよ |
今日のアメルを見てて なんか、あたし びっくりしちゃった |
びっくりですか? |
うん、驚いた おとなしそうに見えて 意外と行動力あるし |
言いたいことがあれば ちゃんと口に出して 言っちゃうしさ |
ええ、驚いた おとなしそうに見えて 意外と行動力あるし |
言いたいことがあれば ちゃんと口に出して 言っちゃうんだもの |
ふふふっ、でも *n0さんは 知らなかっただけで |
あたしの性格って もともと、あんな感じ なんですよ? |
えっ!? |
そうなの!? |
聖女さまって呼ばれる ようになってからは それらしくしようって |
ちょっとだけ・・・ ネコ、かぶってたの |
幻滅しちゃいました? |
そ、そんなことないよ あはは・・・っ |
そ、そんなことないわ ずっといいと思う |
村が襲われてから ずっと、あたし暗い顔 ばかりしていて |
*n0さんたち に心配かけっ放し でしたよね? |
でも、いつまでも 落ちこんでたらダメだ って思ったんです だから・・・ |
いいんじゃないかな 前向きでさ |
すくなくとも、俺は 今日一日で、アメルの 色んな一面が見られて 楽しかったよ |
いいんじゃないの 前向きで・・・ |
あたしはすくなくとも 今日一日で、アメルの 色んな一面が見られて 楽しかったもの |
あ・・・・・・ |
びっくりしたのだって うれしい驚きって感じ だったもんな・・・ |
びっくりしたのだって うれしい驚きって感じ だったもんね・・・ |
結局、ぺんだんとハ 発見デキナカッタ デスネ・・・ |
まあ、あせらず気長に 探すことにするよ |
ペンダントについてる 宝石が、ワイバーンを 封じたサモナイト石だ ってわかったんだ |
そこから発する魔力を 目印にできれば *n1も 探しやすいだろ? |
まあ、あせらず気長に 探すことにしましょう |
ペンダントについてる 宝石が、ワイバーンを 封じたサモナイト石だ ってわかったもの |
そこから発する魔力を 目印にできれば *n1も 探しやすいでしょ? |
ソノコトデスガ・・・ |
自分ノせんさーデハ 魔力ヲ感知スルコトハ 不可能ナノデス |
え!? |
ろれいらるノ技術体系 ハ「科学」ト呼バレル 理論ニヨッテ完成シタ モノデス |
数字デ計算デキナイ 魔力トイウえねるぎー ハ、科学デハ扱エナイ モノナノデス |
う~ん・・・ それじゃ仕方ないか |
オ役ニタテナクテ 本当ニ恐縮デス |
*n1の せいじゃないって 気にするなよ |
*n1の せいじゃないわ 気にしないの |
万能だって思ってた *n1にも できないことって あるんだなあ・・・ |
万能だって思ってた *n1にも できないことって あるんだ・・・ |
ヒヒヒ、ニンゲンよ テメエもとうとう 恨みをかっちまった ってわけだ |
あのケルマっていう ケバいオンナ かーなーり、根に持つ 雰囲気だぜェ? |
嬉しそうな顔して なんてこと言うんだよ |
それに、俺はちゃんと 話し合いで解決しよう としたんだからな 逆恨みってやつだよ |
嬉しそうな顔して なんてこと言うのよ |
それに、あたしは 話し合いで解決しよう としたのよ、それは 逆恨みってやつよ |
けッ!逆恨みだって 立派な恨みだっての |
おうおう、見える 見えるぜェ? お前の背中にどんより からみついた・・・ |
あのオンナのどす黒い 恨みの思念がよォ? |
や、やめろよなっ!? そういうのっ!! |
や、やめなさいよ!? そういうのっ!! |
ヒヒヒヒヒ・・・ |
うう・・・ *n1め 見えないって知ってて からかってるなぁ? |
もう・・・ *n1め 見えないって知ってて からかってるなぁ? |
*n1 ずっと街を歩き回って 疲れただろ? |
*n1 ずっと街を歩き回って 疲れたでしょ? |
・・・(ふるふる) |
しかし、これだけ探し ても見つからないって ことを考えると |
ミニスには悪いけど ペンダントはもう 見つからないかも 知れないな |
しかし、これだけ探し ても見つからないって ことを考えると |
ミニスには悪いけど ペンダントはもう 見つからないかも 知れないわね |
・・・みつかるよ |
え? |
もどってくるよ だって、あのこ・・・ |
なくしたもののこと いっぱい、いっぱい 想ってるから |
*n1・・・ |
想っていればね お願いは、かなうの |
*n1も そうだったから わかるの・・・ |
人間になりたいって ずっと、ずっと 想いつづけて この姿になれたから |
そっか・・・ |
そうだよな。まだ あきらめるのは早い よな? |
そうね まだあきらめるのは 早いわよね? |
・・・(こくん) |
*n1が そう言うと、信じたく なるんだよなあ 不思議と・・・ |
*n1が そう言うと、信じたく なるのよね 不思議と・・・ |
なくしたペンダントは メイトルパにいる ワイバーンを封じた品 だったんですねぇ |
ワイバーンかぁ・・・ *n1は 見たことあるのか? |
ワイバーンかぁ・・・ *n1は 見たことあるの? |
とっ、とんでも ないですよぉっ!? |
ワイバーンは険しい山 で暮らしているとても 強い竜族の幻獣ですよ |
そんな機会なんて ボクにあったわけ ないじゃないですかぁ |
そんなにすごいんだ? |
そんなにすごいの? |
幻獣たちの中でも特に 竜族は高い知能と 強じんな身体をもって ますからねぇ |
そんな方と誓約できた ミニスさんって、正直 すごいと思いますよ |
ま、負けてるかも? 俺・・・ |
ま、負けてるかも? あたし・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか? |
またまた、マスターが びっくりするような ひとに、あいましたの |
ミニスちゃんです おぼえてますよね? |
まえとおなじで、 ウォーデンのひとに おいかけられて こまっていたのを |
*n0さんに たすけてもらって いっしょにいることに なりました |
ひさしぶりにあった ミニスちゃんは なんだか、ちょっぴり おとなっぽくて |
モナティ、ちょっと びっくりしました |
みんなもきっと おどろくとおもいます |
それでは、また おたよりしますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
ねえ、モナティ それひょっとして サイジェントに送る 手紙? |
はい、そうですの |
あのさ・・・ ちょっとだけ、私にも 書かせてくれない? |
ええ、いいですよぉ |
追伸 フラットのみんなへ |
逃げ出したくなったり することもありますが |
私はここで、ちゃんと がんばってます ミニスより |
金の派閥の話ってのは 旅先でずいぶん聞いた もんだが |
実際に関わったのは これが初めてだな |
フォルテの聞いた話 ってのは、どんなもの があったんだ? |
フォルテの聞いた話 ってのは、どんなもの があったの? |
ま、正直いって 関わり合いになりたく ねえような悪い噂 ばっかだな |
街の領主に取り入って ご機嫌とったり、悪事 の片棒かついで召喚術 を使ったり、とかな |
やっぱり・・・ |
でもな、そういう噂は なにも金の派閥だけに 限ったもんじゃねーぞ |
召喚師全部を ほとんどの連中が うさんくさいって 思ってんのが現実さ |
そうなんだ!? |
そうなの!? |
ま、そう真剣に考える ことじゃねえよ 嫉妬で悪く言われてる 部分だってあるしな |
あのお嬢様も、堅物の ネスティも・・・ それに、お前も |
ちっともおかしな連中 なんかじゃねーさ オレが保証してやるぜ |
フォルテ・・・ |
あ、けどな! あのケルマって女は 別だからなっ? |
召喚師かどうかって 以前に、性格に問題 ありありだからな |
あははははっ |
言えてる! |
召喚師であることが 偏見をもたれる原因に なることもあるのか 気をつけようっと |
召喚師であることが 偏見をもたれる原因に なることもあるのか 気をつけようっと |
あ、*n0 |
ど、どうしたんだよ ケイナっ!? 顔色が悪いよっ |
ど、どうしたのよ ケイナっ!? 顔色が悪いよっ |
だ、大丈夫よ・・・ 原因わかってるから |
昼間のあれ・・・ ケーキ・・・ |
どうも、私の胃には あわなかったみたい 胸焼けしちゃって |
あらら・・・ |
ははは、食べ慣れない ものを食べたのは 失敗だったわね・・・ |
我慢しないで、アメル に治してもらったら? 先輩たちに薬をもらう とか・・・ |
我慢しないで、アメル に治してもらったら? 先輩たちに薬をもらう とか・・・ |
ギブソンさんに勧めら れて食べた手前ね そういうわけにも いかないでしょ? |
あ・・・ |
それに、なんだか 恥ずかしいじゃない? 日頃、ロクなもの 食べてないみたいで |
心配しないで 風にあたったら気分も すこし良くなったし |
無理はしちゃダメだよ |
無理はしちゃダメよ |
ええ、ありがとう それと・・・ |
? |
フォルテのヤツには このこと、内緒ね お腹を抱えて笑うに 決まってるから! |
ははは・・・ |
女の人って、なんか 変なところで見栄を 張るんだなあ |
なんか、その気持ち 分かるような 気がする |
大丈夫でしょうか あの子を、僕たちと 必要以上に関わらせて |
おいおい ロッカもネスと同じで ミニスが俺たちの害に なるっていうのか? |
あらあら ロッカもネスと同じで ミニスがあたしたちの 害になるっていうの |
とんでもない! その逆ですよ・・・ |
僕たちは得体の知れぬ 敵に狙われてるんです |
一緒にいたら、あの子 まで巻き添えになって しまうかもしれないん ですよ!? |
そうか・・・ 俺、派閥のことばかり 考えてて・・・ |
そんな簡単なことに 気づいてなかった!? |
そうか・・・ あたし、派閥のこと ばかり考えてて・・・ |
そんな簡単なことに 気づいてなかった!? |
とはいえ、今さら 放り出すわけにも いきませんからね |
できるだけ早く あの子の目的をかなえ てあげましょう 僕も協力しますから |
ごめん、ロッカ よく考えずにあの子と 約束しちゃって・・・ |
ごめん、ロッカ よく考えずにあの子と 約束しちゃって・・・ |
いいんですよ、それは |
多分、僕が貴方の立場 |
多分、僕が貴女の立場 |
だったとしても |
同じことをしただろう と思いますから |
小さな子供が困ってる のを、ほっとけるわけ ないですからね |
ひょっとしたらネスも ロッカと同じことを 考えていたのかも しれないな・・・ |
ひょっとしたらネスも ロッカと同じことを 考えていたのかも しれないわね・・・ |
ネスティの野郎が 腹立てるのも当然だな |
テメエもアメルも つくづく危機感って ものがねぇんだからな |
うう・・・ 悪かったよ・・・ |
うう・・・ 悪かったわよ・・・ |
だがまあ、これは これで別に構わねぇか |
え? |
ニブい野郎だな? |
あのガキの面倒を見る のに夢中になってりゃ アメルの気もすこしは 紛れるだろうがよ |
ああ、そっか・・・ |
アイツは俺たち三人の 中で、末っ子みたいに 扱われてたせいかよ |
やたらと他人の世話を 焼きたがるのさ 年下に対しては特にな |
聖女にされちまって からは、そういう機会 も減ってたからな |
とりあえずは、好きに させておくさ・・・ |
アメルは、ミニスを 妹みたいに思ってるの かもしれないな・・・ |
アメルは、ミニスを 妹みたいに思ってるの かもしれないわね |
そうか、ミニスは一人 で修行してるのか |
そっか、ミニスは一人 で修行してるの |
うん、私の家に伝わる 召喚術はサプレスの ものばかりだから |
メイトルパの術を学ぶ には、私が自分で勉強 しなくちゃいけないの |
派閥の仲間から教わる ことはできないの? |
そんなの無理よ だって、召喚術は家々 ごとの秘伝だもの |
うっかり秘密をもらし たら、他の家の召喚師 に出し抜かれるって みんな思ってるのよ |
うーん、この考え方が 俺たちの派閥と決定的 に違うところなんだな |
うーん、この考え方が あたしの派閥と決定的 に違うところなんだ |
おかあさまが言うには 立派な召喚師になる ために必要なことって |
召喚術そのものだけで なくて、幅広い知識や 物の見方なんですって |
まだまだ、いっぱい 勉強しないと・・・ |
偉いな、ミニスは そんなにがんばって |
偉いわね、ミニスは そんなにがんばって |
偉い召喚師になるのは 私の夢だから それに・・・ |
約束したんだもの もう逃げない、って |
約束? |
あ、なんでもないよっ こっちのことっ! |
??? |
ミニスが言ってた 約束って、なんのこと なんだろう? |
ミニスが言ってた 約束って、なんのこと なんだろう? |
scn105
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
これでもないし これも、違う |
これでもない・・・ これも、違う |
・・・・・・ |
どう、調子は? |
さっぱりですよ |
いくら記録を探しても あの黒い兵士たちに 関連するような記述は 見あたらなくて |
ダメです |
いくら記録を探しても あの黒い兵士たちに 関連するような記述は 見あたらなくて |
簡単にあきらめるな *n0 |
連中の戦いぶりは 僕たちのような素人と 明らかに違っていた |
徹底された指揮系統と それを遵守した動きは 組織だった訓練を前提 に成立するものだ |
ネスティ殿ノ意見ニ 賛成デス。アレハ軍隊 ノ動キデシタ |
そうだとしたら やっかいな相手よね |
まっ、強い相手のほう が、ぶちのめしがいが あるってもんだがなァ |
ある意味、こいつの こういう性格は うらやましい気がする まったく・・・ |
ある意味、こいつの こういう性格は うらやましいわね まったく・・・ |
とにかく、情報が必要 なんだ。これから先の ことを考えようにも |
奴らのことを知らない ままでは、身動きの とりようがない |
それはたしかにそうだ と思うけど・・・ |
だからって、ここに ある文献の山の中から 敵の正体を探りだすの は無茶すぎだって |
そもそも、あいつらが 正規の軍隊だって保証 すらないんだし・・・ |
それはたしかにそうだ けどね・・・ |
だからって、ここに ある文献の山の中から 敵の正体を探りだすの は無茶よ・・・ |
そもそも、あいつらが 正規の軍隊だって保証 すらないんだし・・・ |
じゃあ、君は他に なにかいい方法がある というのか!? |
はいはいはーい 二人ともそこまでっ! |
一生懸命なのはわかる けど、それが空回りを しちゃ意味ないわよ |
ですが・・・ |
ひと息いれなさい 私たちも、ちょうど 休憩にするとこだから |
ね? |
それじゃ、ボク お茶の用意をして きますっ! |
収穫はあったかい? |
いえ、全然です |
そうか・・・ まあ、私たちの調査も 似たようなものだよ |
たしか・・・ 召喚師の連続しっそう 事件でしたっけ? |
たしか・・・ 召喚師の連続しっそう 事件ですよね? |
ああ、そうだよ 報告によるとまた一人 行方不明者が出たとの ことだ |
尋常じゃないですね それは・・・ |
まあ、まだ事件性が あるとはっきり確定 したわけじゃない |
地道に足取りを追って 調べていくつもりだよ 焦ってもしかたがない ことだからね |
そうそう、この手の 調査を長く続けるコツ は、根をつめないこと なのよ |
でも、それも時と場合 によるんじゃない でしょうか? |
おい、ネス |
ネス |
いたずらに時間をかけ ることで、取り返しの つかない事態を招いた りしたら・・・ |
悲観的な考えはあまり 好ましくないよ ネスティ |
僕は現実を見すえた話 をしているだけです |
ネスティ |
時間が惜しいので失礼 させてもらいます それでは! |
ちょっと、ネス どこ行くんだよ!? |
ちょっと、ネス どこ行くのよ!? |
行っちまった・・・ |
何あせってるのよ? |
ほっとけって・・・ |
*n1っ! |
じゃあ、聞くがよ 引き止めてどうする つもりなんだ? |
かえって、こじれる だけじゃねェのかよ ええ? |
・・・・・・ |
だいぶカリカリしてる みたいね、あの子 |
無理もあるまい 今の状況は彼にとって 不本意すぎるもの なんだからな |
不本意って? |
不本意・・・ですか? |
ねえ、*n0 |
貴方たちの目的って |
貴女たちの目的って |
なんだったかしら? |
あ!? |
・・・そういえば |
彼は生真面目な性格 だからな、任務の遅滞 に必要以上の責任を 感じているんだろう |
そういうトコって 昔の貴方みたいよね ギブソン? |
否定はしないよ だからこそ、彼の心境 がわかるんだしな |
ネス・・・ |
・・・・・・ |
聖王都は治安のいい街 だって授業で教わって いたし、俺もそうだと 思ってたけど・・・ |
なのに、あいつらは アメルを追って街の中 まで入ってきた |
この街は、本当に安全 なんだろうか? |
城の中から出てこない 王様たちは、今の街が どんな姿なのか知って るんだろうか? |
聖王都は治安のいい街 だって授業で教わって いたし、あたしもそう だと思ってたけど |
なのに、あいつらは アメルを追って街の中 まで入ってきた |
この街は、本当に安全 なのかしら? |
城の中から出てこない 王様たちは、今の街が どんな姿なのか知って るのかしらね? |
・・・おにいさん? |
えっ? |
こんにちは おにいさん |
あ、うん こんにちは・・・ |
誰だろう、この子 どこかで会ったかな? |
・・・おねえさん? |
えっ? |
こんにちは おねえさん |
あ、はい こんにちは・・・ |
誰、この子・・・ どこかで会ったかな? |
さっきから、ずーっと お城を見てますけど どうかしたんですか? |
ずーっとって・・・ 俺、そんなに長いこと 見ていたのかい? |
ずーっとって・・・ あたし、そんなに長い こと見てた? |
ええ、なんだか 真剣な顔で、ずーっと |
よっぽどお城が好き なんだなあって、ボク 感心してたんですよ |
いや、そうじゃないよ ちょっと考え事に夢中 になっちゃってさ |
いや、そうじゃないわ ちょっと考え事に夢中 になっちゃってね |
なぁーんだ・・・ そうだったんですか |
ところで、君は? |
ところで、あなたは? |
はい、ボクは エクスっていいます |
ここで人と会う約束を してて、待っていたん ですけど、退屈に なってきちゃって |
それで、俺に声を かけてきたってわけか |
それで、あたしに声を かけてきたってわけね |
ごめんなさい くだらないことで 邪魔をしちゃって |
いいんだよ、別に たいしたことを考えて たわけじゃないし |
ちょうどいいや お迎えが来るまで 俺でよければエクスの 話相手に・・・ |
いいのよ、別に たいしたことを考えて たわけじゃないから |
ちょうどいいわ お迎えが来るまで あたしでよければ エクスの話相手に |
エクスさまーっ! |
あ・・・ |
なる必要もなかった みたいだな、はははっ |
なる必要もなかった みたいね、はははっ |
ごめんなさい・・・ |
気にするなって それより、ほら 早く行ってあげな? |
はい、それじゃ おにいさん さようなら! |
気にしないで それより、ほら 早く行ってあげて? |
はい、それじゃ おねえさん さようなら! |
あのエクスって子供 見るからに、いい家の おぼっちゃんって感じ だったな・・・ |
ああいう子が一人で 歩いていられることを 考えてみたら・・・ |
やっぱり聖王都は 治安のいい街なのかも しれないな・・・うん |
あのエクスって子供 見るからに、いい家の おぼっちゃんって感じ だったわね・・・ |
ああいう子が一人で 歩いていられることを 考えてみたら・・・ |
やっぱり聖王都は 治安のいい街なのかも しれないわね |
あれ? あっちから 駆けてくるのは ひょっとして・・・ |
おーい パッフェルさーん |
あ、どーもどーも こんにちはーっ♪ |
そんなに走って バスケットの中身は 大丈夫なんですか |
え? |
いや、だから またケーキの配達の 途中なんでしょう? |
あー、いえいえ 今日の中身はケーキ じゃないんですよー |
ほらっ |
うわ、これって全部 手紙じゃないですか? |
そう、今の私は 郵便屋さんの時間 なんですよー |
ケーキ屋で働くのは お昼までなんですよ それから手紙の配達を しましてー・・・ |
日が沈んだら酒場の ウェイトレスさん これが私の、一日の 仕事ですねえ |
め、めちゃくちゃ 働いてるよ、この人 |
め、めちゃくちゃ 働いてる、この人 |
なんで、そこまでして 働くんですか? |
それはもちろん、お金 のために決まってる じゃないですかー |
将来のことを考えると ほら、貯金とかって 大切でしょ? |
それはわかるけど だからって・・・ |
あーっ、いけない! この調子だと、予定の 時間に配達終わらなく なっちゃいます!? |
それじゃ *n0さん お先に失礼しまーす! |
・・・行っちゃった |
感心して・・・ いいものなのかなあ? |
こんにちは *n0さん |
あ・・・ シオンの大将 どうも・・・ |
あ・・・ シオンの大将 ごぶさたしてます |
どうしたんです? 今日はいつもと比べて 元気が無いように見え ますが・・・ |
なにか、困ったこと でもあったのですか? |
あ・・・ その・・・ |
へ? あ、あははっ それは・・・ |
どうする? 相談してみようか? そんなことないですよ |
あはははっ? 別に、そんなこと ないですって! |
ほんと、気にしないで いいですから |
そうですか・・・ それならいいんですが |
くれぐれも、ご無理を してはいけませんよ? |
う、うん・・・っ |
ごまかしたの、なんか バレバレだったかも しれない・・・ |
あ、うん・・・っ |
ごまかしたの、なんか バレバレだったかも しれないわねえ・・・ |
なるほど・・・ それで、お友達と ケンカをしてしまった というわけですか |
ネスは俺のことを いつだって考えようと してくれるのに |
俺はいつも、それを 台無しにしてばかり いるような気がしてさ |
なんか、俺 ちっとも、ネスに 優しくしてない・・・ |
ネスは、あたしのこと いつだって考えていて くれてるのに |
いつも、あたし それを台無しにして ばかりいるような気が しちゃって・・・ |
なんか、あたし ちっとも、ネスに 優しくしてない・・・ |
相手に察してもらえる ものだけが、優しさの 在り方ではないですよ |
え? |
目には見えなくても 言葉で伝えなくても 本当に心でそう思って いるのなら・・・ |
貴方の気持ちはきっと 彼に届いていますよ 貴方がそう察したのと |
貴女の気持ちはきっと 彼に届いていますよ 貴女がそう察したのと |
同じようにね? |
あ・・・ |
それでは足りないと 思われるのなら 今からでも遅くは ありません・・・ |
きちんと、言葉で 伝えてあげなさい? それが一番ですよ |
ありがとう、大将 俺、そうしてみるよ |
きちんと、ネスと 話してくるよっ! |
うん、そうだよね? 大将の言うとおりかも |
あたし、きちんと ネスと話してみるわ! |
いってらっしゃい |
あれ、あそこにいるの ユエルじゃないか |
あれ、あそこにいるの ユエルじゃないの |
・・・・・・ |
どうしたんだろう? ずっとうつむいたまま みたいだけど・・・ |
どうしたんだろう? ずっとうつむいたまま みたいだけど・・・ |
はあ・・・ |
なにしてんだ ユエル? |
なにしてるのよ ユエル? |
・・・!? |
俺だよ、ほら *n0 |
あたしよ、ほら *n0 |
こ、これは違うよっ! ユエル、とったんじゃ ないんだからっ!? |
え? |
ユエル、どろぼう してないよっ!? お腹へってるけど がまんしてるもん! |
ははは、別に俺は ユエルのことを捕まえ にきたわけじゃ・・・ |
ははは、別にあたしは ユエルのことを捕まえ にきたわけじゃ・・・ |
・・・・! |
ちょっと、ユエル どうして逃げるんだよ おいっ!? |
ちょっと、ユエル どうして逃げるのよ ねえっ!? |
ユエル |
ユエル、どろぼうじゃ ないよ~っ!! |
あいつ、手の中に なにか持ってたみたい だったけど・・・ |
あの子、手の中に なにか持ってたみたい だったけど・・・ |
まさか、また!? |
まさか、また!? |
そんなわけないよな 困ったもんだな |
そんなわけないよね 困ったものね |
そんなわけないよな いくらなんでも |
そんなわけないよね いくらなんでも |
俺が信じてやらないと 向こうもきっと、俺の こと信用してくれない はずだし・・・ |
ひょっとすると あいつは、それに 気づいたから逃げたの かもしれないな? |
あたしが信じてあげな いと向こうもきっと 信用してくれない はずだし・・・ |
ひょっとすると あの子は、それに 気づいたから逃げたの かもしれないわね? |
だとしたら・・・ 悪いことしちまったな |
だとしたら・・・ 悪いことしちゃった |
困ったもんだな まったく・・・ |
次に見かけたら もっとこっぴどく 叱ってやらないとダメ かもな |
困ったものね まったく・・・ |
次に見かけたら もっとこっぴどく 叱ってやらないとダメ かもね |
ずっと思っていたこと なんだが、君たちは 他人に干渉することを 嫌ってるようだね |
え、そんなことはない と思いますけど? |
え、そんなことはない と思いますけど? |
ああ、君は違うよ だけど、他の人たちは どうだい? |
言われてみれば たしかに・・・ |
成り行きで行動を共に しているようなものだ から、仕方ないのかも しれないが |
今のままじゃいつか 息がつまってしまうぞ ネスティを見れば わかるだろう? |
そうですね・・・ そうかもしれない |
そうですね・・・ そうかもしれない |
これから先、君たちが 敵とわたりあうには 仲間同士の信頼が大切 になっていくはずだ |
そして信頼というもの は、交わし続けてきた 言葉の中から、自然に 生まれてくるんだよ |
時として、それは 圧倒的な力でさえも はねのける強さとなる |
私はこの目で そんな光景を見たこと があるんだ・・・ |
それは、先輩たちが 西で出会ったっていう 人たちのことですか? |
ああ・・・ 彼らはスラムの一角で 暮らす、ごく普通の 人々だった |
だが、彼らは宝玉を めぐる無色の派閥との 戦いに巻き込まれ ながら・・・ |
仲間を守るために戦い ぬき、ついにはそれを 退けたんだ |
すごい・・・ |
そんな彼らの中心に いたのは、君とさほど 変わらない年頃の若者 だったんだよ |
モナティがマスターと 呼んでいるのは その人のことなんだ |
どんな人だったん ですか? |
どんな人だったと 君は思う? |
どんな人だろう・・・ 行動的な人 思慮深い人 |
いつも前向きで みんなを引っ張って いく力をもっていたよ |
時として、そのせいで 厄介事を引き起こす こともあったけれど |
けしてあきらめず 行動によって解決する ような人物だった |
物事を深く見つめて 判断することができる 人だったよ |
思い悩むあまりに じれったく思える時も あったけれど |
決めたことは絶対に やりとげる、強い信念 をもっていた |
それじゃ、その人って いうのは・・・ |
その人は・・・ 男の人ですか? 女の人ですか? |
男だったよ、彼はね |
俺と同じくらいの歳で そんなことができる なんて・・・ |
そっか・・・ そうですよね、やっぱ |
女の人だよ、彼女は |
ええっ! そうなんですかっ!? |
すごすぎるよ それって・・・ |
あたしと同じ 女の子が・・・! |
なんか、同性として 尊敬したいかも・・・ |
話が横道にそれたが *n0 私が言いたいことはね |
自然に他人を思いやる ことができる気持ちを 忘れてはいけないって ことだ |
本当につらいことに 立ち向かわなくては ならなくなった時 |
支えてくれる人がいる ということは、とても 心強いものだからね |
あらら・・・ それは想像してたより 深刻だわね |
ネスが俺に弱音をはく なんて、初めてですよ |
ネスがあたしに弱音を はくなんて、初めて なんです |
ああいう生真面目な ヤツほど、心のほうは モロいんだぜ? |
で、たいていはそれが 原因で自滅すんのな |
・・・・・・ |
ねすてぃ殿ノ思考ハ 合理的デ、トモスレバ 我々、機械兵士ニ近イ モノデシタガ・・・ |
アノヨウニ、決断ニ 迷ワレルトハ・・・ |
*n1 それが人間なんだよ |
*n1 それが人間なのよ |
??? |
理論や計算だけで 割り切れない気持ちを もてあましてしまう |
それが、人間の欠点で あり、長所なんだ |
理論や計算だけで 割り切れない気持ちを もてあましちゃうの |
それが、人間の欠点で あり、長所なのよ |
ヨク、理解デキマセン |
理解しようとするん じゃなくて、感じとる ものだからな こればっかりは |
理解しようとするん じゃなくて、感じとる ものだもの こればっかりは |
それにしても・・・ |
一人であんなに思い つめる前に、どうして 俺たちに相談してくれ なかったんだろう |
それにしても・・・ |
一人であんなに思い つめる前に、どうして あたしに相談してくれ なかったのよ |
それは無理な注文ね |
だって、ネスティ 昔っから人見知りが 激しかったじゃないの |
え、ウソでしょ? |
なに、*n0 あなた、ひょっとして 気づいてなかったの? |
あの子、派閥の中では ほとんど人づきあい してなかったんだから |
!? |
養父であり師匠である ラウル様とか、なぜか 尊敬してるギブソンは ともかく・・・ |
物腰は丁寧だけど、彼 基本的に、誰にも心を 許してないもの |
だけど、ネスって 俺に対しては情け容赦 ないですよっ!? |
その割にはあたしへの 突っ込みは容赦が ないような・・・? |
特別なのよ、きっと |
貴方はあの子にとって |
貴女はあの子にとって |
数少ない、気を許せる 相手なんでしょうね |
そうかなあ・・・ |
複雑ですね |
モナティ・・・ なんとなく、わかる 気がしますの・・・ |
モナティ? |
モナティ? |
うまく説明できない ですけど・・・ |
きつい言葉をかける のは、その人のことが キライなんじゃなくて |
ホントは、すっごく 気になってるからだと 思うんですの |
だって! ホントにキライなら なんにも言ってくれ ないはずだもの・・ |
そうね・・・ モナティの言うとおり だと私も思うわ |
素直になるのって 意外と難しいものよ まして、それが大切な 相手であるほどね |
・・・・・・ |
そういった意味でも この状況はあの子に とってキツイのかもね |
面識もない大勢の人と いきなり共同生活する ことになったんだから |
そうですね・・・ |
いきなり、 今までと違った環境で 暮らせって 言われて |
混乱しない人なんて いませんよ? |
僕だって、そうだった から・・・ |
*n1・・・ |
そっか・・・ 俺、そんなこと今まで 考えもしなかったよ |
ネスのこと、わかって なかったんだ・・・ |
そっか・・・ あたし、そんなこと今 まで考えもしなかった |
ネスのこと、わかって なかったのね・・・ |
こらこら、ボク 君まで深刻になって どうするの? |
こらこら 君まで深刻になって どうするの? |
いい機会じゃない せっかくだからこの際 あの子の人見知りを 治しちゃいましょ? |
ええっ!? |
ふふふ・・・ ここは、おねーさんに 任せなさいっ♪ |
ネス、あのさ・・・ |
ネス? |
邪魔しないでくれ 僕は忙しいんだ |
・・・・ |
ムキになるなよ 頭を冷やせよ |
珍しいよね らしくないよ |
ムキになるなよ そういうのってネス らしくないぜ |
誰がムキになんか! |
本当に? |
珍しいよね ネスが感情的になる なんて・・・ |
僕が感情的だって!! |
なってるじゃない |
む・・・ |
頭を冷やせよ 先輩たちが言おうと してたこと、ネスなら わかるはずだろ? |
らしくないよ・・・ 全然、ネスらしくない |
いつものネスなら わかってるはずなのに |
・・・・・・ |
ネスがいらいらしてる 理由はわかるよ |
本当なら俺たちは とっくにゼラムを出て 南に向かってなくちゃ いけないんだから |
だけど、今みたいな ことになるなんて誰も 予想できなかったこと じゃないか |
ネスがいらいらしてる 理由はわかるよ |
本当ならあたしたちは とっくにゼラムを出て 南に向かってなくちゃ いけないのよね |
だけどさ、今みたいな ことになるなんて誰も 予想できなかったこと じゃない |
君に言われなくとも それぐらい、僕に だってわかってる! |
わかっているからこそ 余計に腹立たしいんだ |
ネス・・・ |
関わらなければ 良かったんだ・・・ |
レルムの村になんて 行かなければ! そうすれば・・・ |
ネスっ!! |
・・・すまない 今のは言い過ぎだった |
だけど、*n0 僕は不安なんだ |
たどり着くべき結末も 進むべき方向さえも 見えてこない |
こんな毎日がこれから ずっと続いたら・・・ そう考えると、僕は |
そんなはずないさ |
たしかに今の俺たちは 状況に流されてるよう に見えるけど |
それに甘んじようって 思ってなんかいない 切り開く道をそれぞれ 探してるんだ |
時間がかかってるのは 最良の方法を探そうと しているからだよ |
それだけのことさ ネスが気に病むこと なんてないんだ |
あたしはそうは 思えないの |
だって、さ。たしかに 今のあたしたちは 状況に流されてるよう に見えるけど |
それに甘んじようって 思ってなんかいない 切り開く道をそれぞれ 探してるわ |
時間がかかるのは・・ 最良の方法を探そうと しているからでしょ |
それだけのことよ ネスが気に病む必要 なんて無いよ |
そうだな・・・ 君の言うとおりだと いいんだがな・・・ |
ネス? |
悪いが、すこし一人に してくれないか? |
気持ちを切り替える 時間が欲しい・・・ |
・・・うん、わかった |
無茶しないでね・・・ |
あれ、みんな 集まってどこへ 行くんだ? |
あれ、みんな 集まってどこへ 行くの? |
ミニスを連れて ちょっと故買屋を 回ってみようと思うの |
故買屋? |
表じゃ取引きできない 品物を専門に扱ってる ような店のことさ |
落とした物が物だけに 拾われてそういう所に 並んでるかもしれねー からな |
なるほど けど、そんな場所 よくフォルテは知って たよなあ |
なるほど けど、そんな場所 よくフォルテは知って るわね |
へへへ、なーに 冒険者の常識って もんだぜ |
すっごくかたよった 常識なんだけどね 貴方の場合は |
・・・・・・ |
なにか手がかりが 見つかるといいよな ミニス? |
なにか手がかりが 見つかるといいわね ミニス? |
でも、そこにも なかったら・・・? |
探す前からそんなこと 言うのはよくないよ ミニス? |
だって・・・っ! |
まあ、とりあえず 行ってみないことには 始まらねーって |
その時はその時で また別の方法を考えれ ばいいだけのことよ そうでしょう? |
うん・・・ |
んじゃ、行ってくるわ |
ああ、気をつけて |
ええ、気をつけてね |
ちょっと、ちょっとぉ そこの若人ぉ |
・・・? |
そぉそぉ、あなたよ あ・な・た! |
ちょっと、こっちに いらっしゃいな |
あの、俺になにか 用事ですか? |
あの、あたしになにか 用事ですか? |
うーん・・・ 見れば見るほど 面白い顔だわねぇ |
なっ!? |
へっ!? |
にゃはははっ 怒んないでよぉ? |
さ、酒くさい・・・ この人、酔っぱらい だったのか・・・ |
関わるんじゃ なかった・・・ |
さ、酒くさい・・・ この人、酔っぱらい じゃないの・・・ |
あちゃあ・・・ 関わるんじゃなかった かも・・・ |
あっ!私のこと 酔っぱらいだって 思ってるなぁ? |
!? |
ほほぉ、今度は どうやって逃げようか 考えてるわけねぇ |
面倒ごとは、 兄弟子のことだけで たくさんって とこかしらぁ |
なっ、なんで そんなことまで 知ってるんだ!? |
なっ、なんで そんなことまで 知ってるのっ!? |
にゃはははっ 答えは、そりゃ簡単 |
このメイメイさんは スゴ腕の占い師さん だからねぇ・・・ |
占い師・・・? |
そぉよぉ? 当たるも八卦 当たらぬも八卦・・・ |
って、にゃははっ こっちの世界の人にゃ わかんないかぁ? |
??? |
ねぇ、あなたの名前は なんていうのぉ? |
*n0 ですけど・・・ |
ふぅーん・・・ 名前からして すこぉし変わってる わねぇ? |
よぉし、決めたわ このメイメイさんがぁ あなたを、ばっちり 占ったげる! |
えっ、でも・・・ |
いいから、いいから お店までいらっしゃい お代はタダにしといた げるからぁ? |
こんな変わった運勢の 持ち主、そうそういる もんじゃないものねぇ にゃはははは・・・ |
ここがメイメイさんの お店ですか |
そうよぉ? |
人相、手相、姓名判断 シルターン式の占いで お客さんに幸運を授け てるってわけねぇ |
シルターン式か・・・ 道理で変わった道具が 多いわけだ |
シルターン式ね・・・ 道理で変わった道具が 多いわけだわ |
でわ、まずはお手を 拝見・・・ |
むー・・・ |
どうなんですか? |
どうなんです? |
なんていうか・・・ 無茶苦茶ねぇ |
ええっ!? |
あ、悪いってこと じゃないのよぉ? |
普通の人に比べると あなたの運勢はすごく 不安定なのよねぇ |
いい方に転べば すごく幸せになれるん だけどぉ・・・ |
悪い方に転ぶと? |
最低最悪になっちゃう にゃははははっ |
笑いごとじゃない ですってばぁ!? |
笑いごとじゃない わよぉ!? |
ああ、みてもらうん じゃなかった・・・ |
まあまあ、まだ不幸と 決まったわけじゃあ ないんだしぃ・・・ |
運勢ってのは、日頃の 行い次第で、変える こともできるんだから |
心配になったら、また たずねておいでよぉ 相談に乗ったげるから にゃははははっ♪ |
は、はあ・・・ |
ああ、そぉそぉ ウチではこんなものも やってんだけど どぉ? |
これって、クジ? |
うん、そぉ こうして順番にクジを めくっていって・・・ |
絵柄が揃ったら 景品がもらえるのね? |
軽い運試しのつもりで やってみたらどぉ? にゃははははっ♪ |
そうだな・・・ よし、やってみるか! |
そうねえ・・・ よし、やってみるわ! |
毎度ありぃ♪ |
今回はお試しだから タダにしてあげたけど 次からは、ちゃあんと お代を払ってねぇ? |
いくらなんです? |
そうねえ お金じゃなくてぇ お酒でもらえなぁい? |
え? |
にゃははははっ♪ もらったお金は、すぐ 酒代になるんだものぉ |
それなら、最初っから お酒をもらったほうが 手間が省けるでしょ? |
は、はあ・・・ |
というわけだからぁ 次は、忘れずにお酒を もってきてねえ? |
誰と話す? |
ロッカと話そう |
リューグと話そう |
*n1と話そう |
本気なんですか ミモザ先輩? |
本気も本気 大真面目だけど? |
こんな状況で街の外に ピクニックに出かける なんて・・・ |
まったくだぜ なに考えてんだよ この女は・・・ |
問題ないじゃない 天気はいいし、絶好の 行楽日和だと思うけど |
そういう問題じゃ ないでしょう!? |
僕たちは今、狙われて いるんですよ なのに、のこのこ街の 外に出ていくなんて |
じゃあ、聞くけど 街の中にいたら絶対に 安全なわけ? |
それは・・・ |
まあ、どこにいようと 連中が襲ってこない 保証はねーよなぁ |
たしかにそうだけど でもねえ・・・ |
ですよねえ |
はいはいはい! つべこべ言わなーい |
わざわざアメルちゃん に頼んでお弁当だって 作ってもらってるのよ ねえ? |
あ、はい・・・ たいしたものじゃない ですけど、一応は |
とかなんとかいって このオンナ、すっげェ 気合いをいれて作って たっけなァ・・・? |
*n1くん? |
んだよ? オレは別にウソついた りしてねェぞ |
それはそうだけど わざわざ言わなく たって |
は、恥ずかしい じゃない・・・・ |
おーおー照れてやがる ヒヒヒヒヒッ |
あのね・・・ *n1もね・・ |
おてつだい、したよ? |
ほらほら、男ども これでも行きたくない って言えるわけ? |
それは・・・ |
う・・・ |
な、なんて 強引な・・・ |
な、なんて 強引な・・・ |
ミニスちゃんだって 誘ってるんだもの 今さら中止になんて できるもんですか |
どうしてもイヤなら いいわよお 私たちだけで楽しん でくるから |
なにげに脅迫にまで 及んでるし・・・ |
なにげに脅迫にまで 及んでるし・・・ |
ねー *n0? |
えっ、あたしも 共犯者ですか? |
確信犯だ・・・ とんでもなく知能犯で 確信犯だあぁ~っ!? |
それって・・・ しゃれになってないよ |
裏切り者め・・・ |
ああ、ネスのやつ すっかり俺が共犯だと 思いこんでるよ |
巻き込まれたんだって 言っても、信じてくれ ないだろうなあ とほほ・・・ |
あたしも 巻き込まれたって 言っても信じてもらえ ないだろうなぁ |
こーら、お前ら いつまで深刻ぶった顔 してんだ? |
ほっといてください |
おいおい、そう しかめっ面すんなって |
ほれ、見ろよ |
ふーん それでケイナさん ずっとあの人と一緒に 旅してたんだ? |
なんだか素敵ですよね そういう巡り合わせ |
運命の 出会いですのー♪ |
素敵なもんですか おかげで、ずううっと 苦労しっぱなしで |
とか言っちゃって しっかりよりそってる あたりが・・・ |
・・・(こくこく) |
み、ミモザさんっ!? |
女連中がああまで はしゃいでるのって 久しぶりだぜ? |
そう言われてみると そうかも・・・ |
知らないうちに オレらは、ゆとりって ものをなくしてたの かもしれねーな |
・・・・・・ |
なあ、ネスティ 今日だけは、あいつら につきあおうや? |
そうだよ、ネス 出かけたからには 楽しまないともったい ないって |
そうよ、ネス 出かけたからには 楽しまなくちゃね |
いや、しかし・・・ |
副交感神経ヲ緊張サセ 続ケルコトハ、身体ニ 好マシクアリマセン |
コノヨウナ機会ニ すとれすヲ緩和シテ オクベキデショウ |
なんだかわからんが *n1も 賛成ってことだな? |
ハイ・・・ |
一度、あんたとは ゆっくり話をしたいと 思ってたし、な? |
ああ、そうか フォルテ、ネスに気を 遣ってくれてるんだ だったら・・・ |
あっ、そっか フォルテ、ネスに気を 遣ってくれてるのね |
じゃ、俺もみんなと いろいろ話してくるよ |
じゃ、あたしもみんな と話してくるわ |
ああ、それがいい せっかくの機会だしな |
こうしていると 敵に狙われていること なんて忘れてしまい そうですね |
そうだよな 不謹慎だって言われ そうだけど |
そうよね 不謹慎だって言われる かもしれないけど |
アメルがあんなふうに はしゃぐのを見るのは 久しぶりな気がします |
ずいぶんとおてんばな 女の子だったって 爺さんから聞いたよ |
ずいぶんとおてんば だったってお爺さん から聞いたわ |
ああ、それはもう 村の子供たちと一緒に なって、野山を駆け 回ってましたよ |
聖女と呼ばれるように なってからは、そんな 機会もなくなって しまいましたけどね |
そうだろうなあ |
でしょうね |
あの子は優しいから 自分のことより周りの ことを大事にしすぎる んです・・・ |
癒しの力に目覚めた時 だってそうでした 村長に「村のためだ」 と熱心に言われて |
みんなの期待に応える ために、聖女として 祭りあげられることを 受け入れたんですよ |
なんとなくそんな気は してたけど、やっぱり 無理してたんだな |
なんとなくそんな気は してたけど、やっぱり 無理してたのね |
こんなことを言うと それこそ不謹慎かも しれませんが・・・ |
村があんなことに なって、ようやく あの子は解放された気 がするんです |
ロッカ・・・ |
ロッカ・・・ |
自警団の長をしていた 人間の言うことじゃ ないですよね? |
だけど、僕にとって アメルはちっちゃな 妹のままですから |
幸せであってほしいん です、誰よりも・・・ |
なあ、リューグ さっきから思ってたん だけどさ |
ねえ、リューグ さっきから思ってたん だけどさ |
なんだ? |
ちょっとピリピリ しすぎじゃないのか? あちこち警戒して ばかりじゃないか |
ちょっとピリピリ しすぎじゃないの? あちこち警戒して ばかりじゃない |
ほっとけ・・・ 俺が好きでしてるんだ |
でも、それじゃ リューグがちっとも 楽しめないだろ |
もっと笑って、 楽しもうよ。リューグ |
別に楽しむために 俺は来たんじゃねえ ただ・・・ |
あいつらが安心して 過ごせるようにして やりたいだけだ |
リューグ・・・ |
戦い慣れてない連中に いつ襲撃されるか わからねえ今の状況は きつすぎる |
下手をすりゃ戦う前に 神経がすりきれる 無理にでも息を抜かせ ないともたねえ |
ちと強引なやり方だが あの女はそのつもりで こんな無茶やらかした んだろう? |
うん、多分 そうだと思う |
ミモザ先輩の考えって わかんないけど 多分、そんなとこ じゃないかな? |
なら、そいつを無事に 終わらせてやるのが 俺の役目だ |
それはわかったけど じゃあ、リューグは いつ息を抜くんだよ |
意地っ張り・・・ じゃあ、リューグは いつ息を抜くの? |
・・・なめてんのか? |
俺は素人じゃねえ こんなお膳立てなんぞ なくても、自分の管理 ぐらいできる |
他人のことより 手前ェのことを心配 しとくんだな |
手前ェのようなハンパ 野郎でも、事が起きた ら貴重な戦力なんだ |
女たちを守れるぐらい の余裕はもってろよ わかったな!? |
あ、うん・・・ |
ハンパもんって・・・ あんたねぇ・・・ |
あるじ殿、ヨロシイノ デスカ? |
ドウセ会話ヲ楽シムノ ナラ、自分以外ノ方ノ ホウガ適任カト |
適任って・・・ あのなあ *n1? |
普通に話をするのに わざわざそんなこと 考えなくたって いいんだってば |
適任って・・・ あのね *n1? |
普通に話をするのに わざわざそんなこと 考えなくたって いいんだってば |
シカシ、自分ハ戦闘用 ニ製造サレタ機体デス 対話ニ関スルすぺっく ハ、高クアリマセン |
あるじ殿ニ満足シテ イタダケル会話ガ デキルトハ・・・ |
わかった、わかった それじゃ質問しよう |
*n1は 俺と会話しても楽しく ないのか? |
わかった、わかった それじゃ質問するわ |
*n1は あたしと会話しても 楽しくないの? |
イイエ、ソンナコトハ アリマセン |
自分ハ製造サレテ以来 人間ト対話スル機会ヲ モチエマセンデシタ |
デスカラ、あるじ殿ノ 話ヲ聞クノハ、非常ニ 興味深イノデス |
それと同じだよ |
それと同じよ |
? |
*n1が 当たり前だと思ってる 知識とか、考え方とか そういうものは |
知らない俺にとっては すごく興味深いし 面白いことなんだぜ? |
*n1が 当たり前だと思ってる 知識とか、考え方とか そういうものは |
知らないあたしにとっ てはすごく興味深いし 面白いことなのよ? |
・・・! |
話し方が上手とか下手 とか、そんなこと関係 ないよ |
お互いが楽しければ 会話ってのは成立する ものなんだからさ |
話し方が上手とか下手 とか、そんなこと関係 ないわ |
お互いが楽しければ 会話ってのは成立する ものなんだからさ |
互イニ、楽シム・・・ デスカ・・・ |
ケッ! オンナって のは、どこの世界でも 変わらねェのな・・・ |
くだんねェことで キャアキャア騒いで うっとォしいったら ありゃしねェ |
そんな言い方すること でもないだろう? それに、にぎやかで いいじゃないか |
そんな言い方すること でもないでしょ? それに、にぎやかで いいじゃないの |
にぎやかだァ? ニンゲン、テメエ 言葉の使い方が 間違ってやがるぜ |
ああいうのはなァ 「うっとおしい」とか 「やかましい」って 言うんだよ!? |
・・・ |
そもそも、オレはな あの空気がすっげェ キライなんだよッ |
あたしたち、みィんな なかよしでェーす♪ |
・・・ってな具合に 見せといて、内心では 信じられねェような こと考えててよ |
気持ち悪いったら ありゃしねェぜ 感情と顔を一致させろ っつーのッ!? |
・・・・・・ |
オイ? テメエ なんでさっきから 黙ってんだよ!? |
・・・! ・・・!! |
は? 後ろォ・・・? |
ずいぶんと女の子の 心理について おくわしいのねえ ボクぅ? |
げっ!? |
つきましては、 もっとお話を 聞かせてほしいって ことで・・・ |
ちょーっと、こっちに いらっしゃい? |
いででっ! み、耳ィ!? 引っ張るなあァっ!! |
お、おいっ 見てないで助けろッ! ニンゲンっ!? |
すまない・・・ 俺にはとても、そんな 勇気はないんだ・・・ |
ま、がんばって 生きて帰ってくれ |
ごめんね・・・ あたしにはとても、そ んな勇気はない・・・ |
ま、がんばって 生きて帰ってね |
*n1くん さあ、みんながお待ち かねですよ? |
たっ、助けて くれえェェェェっ!? |
*n1は あんまりしゃべるのは 得意じゃなかったけど |
どうなんだろう? ちゃんと楽しんでる のかな・・・ |
*n1は あんまりしゃべるのは 得意じゃなかったけど |
どうなんだろう? ちゃんと楽しんでる のかな・・・ |
あ、ほら見て *n1 あそこの花、すごく キレイじゃない? |
・・・(こくん) |
えっと、なんて名前 だったっけ? |
ハナビソウ・・・ |
ハナビソウ? |
バスラムのことよ シルターンでは ハナビソウって言うの |
熟すとね、実が爆ぜて 種をまき散らすから そう呼ぶのよ? |
・・・(こくん) |
バスラムの花って 染め物遊びをすると 楽しいんですよね |
えっ、そうなの!? |
教えてあげるから あとでみんなで やってみようか? |
(こくこくっ!) |
だったら、誰が一番 上手か競争しましょ |
よーし、負けないわよ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
やれやれ、俺が 心配するまでも なかったみたいかな? |
やれやれ、あたしが 心配するまでも なかったみたいね? |
やっぱり、外の空気は 街のものよりおいしい ですねえ |
*n1の 暮らしてたメイトルパ は、すごく自然が豊か なんだろう? |
*n1の 暮らしてたメイトルパ は、すごく自然が豊か なんでしょう? |
豊かというか・・・ ボクたちの生活は常に 自然と共にあるような ものなんですよ |
ボクがいたメトラルの 集落は、族長も暮らす 比較的大きなもの でしたけど |
それでも、アメルさん たちのいた村よりも 小さいんですよ |
へえ・・・ |
そんな環境ですから こうやって、みんなで お弁当をもって |
外へ遊びに出かける なんてことは、初めて の経験なんです |
それじゃ、思いっきり 楽しまないとな? |
それじゃ、思いっきり 楽しまないとね? |
はいっ♪ |
うふふ・・・ |
なんだよ、モナティ ずいぶんと嬉しそう じゃないか? |
なによ、モナティ ずいぶんと嬉しそう じゃないの? |
だって、だって みんなでお出かけって 楽しいじゃないですか |
マスターたちとも よくこうして出かけた んですの・・・ |
いいお天気にお弁当を もって遊びにいって みんなでいーっぱい おしゃべりをすると |
なんだか、もっと みんなのことが好きに なれる気がして |
だから、モナティ こういうのってすごく 楽しいんですの |
もしかすると、ミモザ 先輩が俺たちを強引に 外へ連れ出したのは |
ネスだけじゃなくて 俺たち全員を、もっと うちとけさせるため だったのかもな |
モナティが思っている ように・・・ |
もしかすると、ミモザ 先輩があたしたちを強 引に外へ連れ出したの |
ネスだけじゃなくて あたしたち全員を、 もっとうちとけさせる ためだったのかもね |
モナティが思っている ように・・・ |
*n0さん |
・・・ん? |
・・・ん? |
モナティ、みなさんと たくさんお話しして もっと仲良くなりたい ですの |
だから、いーっぱい 楽しみましょうねっ |
ああ、そうだな そうしようぜ モナティ? |
ええ、そうね そうしましょう モナティ? |
はいですのーっ! |
どうする? ぶらぶら散歩する のんびり昼寝する |
さ、到着したわよ |
へえ、こんな場所が 近くにあったなんて |
へえ、こんな場所が 近くにあるんだ |
フロト湿原だな 僕も、来るのは初めて だが・・・ |
草が青々と茂っていて すごくきれいですねえ |
足下がふわふわしてて なんだか不思議だわ お家のじゅうたん みたい |
・・・(ぽむぽむ) |
・・・? |
(ぽむぽむぽむぽむ) |
・・・♪ |
楽しそうだなあ *n1 |
楽しそうね *n1 |
すごいな、いったい どうなってるんだ? |
すごい、いったい どうなってるの? |
ソレハデスネ・・・ |
面白いだろ? 地面と草の間に、水が 溜まってるからだぜ |
詳しいな、フォルテ |
詳しいね、フォルテ |
まあな♪ |
ん、どうした? *n1 |
ん、どうしたの? *n1 |
・・・・・・ |
イエ、別ニ・・・ |
そういうどうでもいい ことだけは、やたらに 詳しいのよ、そいつは |
そんなことないですよ たいしたものです |
雑学は冒険者のメシの タネだからな |
このフロト湿原はね 見習い時代の頃からの 私のお気に入りの場所 なのよ |
ここでしか見られない 動植物も多くてね 観察するために一日中 入り浸ってたわ |
本当だ・・・ あっちにいる動物って 俺、初めて見る種類だ |
本当・・・ あっちにいる動物って 初めて見る種類! |
え! どこどこっ!? |
ほら、あそこ・・・ って、ミモザ先輩!? |
ほら、あそこ・・・ って、ミモザ先輩!? |
ミモザ |
ちょっと観察してくる から、あとのことは よろしくねぇ! |
・・・行っちゃったよ |
・・・行っちゃった |
やれやれ、困った人だ |
どうすんだよ、おい? |
いいじゃないの ここからは、それぞれ 自由行動にすれば |
今日は骨休めに 来たんだし |
それはかまわねーが オレとしてはその前に 腹ごしらえを・・・ |
私も、お腹ぺこぺこ |
はいはい、それじゃ まずはみんなでお弁当 にしましょうね |
はあ~っ 本当にこうしていると 狙われてるのが嘘 みたいだなあ |
みんなも思い思いに 羽根をのばしてる みたいだし・・・ |
俺はどうしようかなあ |
ふぅ~っ 本当にこうしていると 狙われてるのが嘘 みたい |
みんなも思い思いに 羽根をのばしてる みたいだし・・・ |
あたしは どうしよっかな |
あれ? あそこに座ってるの ネスじゃないか |
あらら? あそこに座ってるの ネスじゃない |
・・・・・・ |
また深刻な顔してるよ 困ったもんだなあ |
深刻な顔しちゃって かたいんだから |
一人でぼうっとして どうしたんだよ? |
やっほ! ネス どうしたの? |
君か・・・ |
やっぱ、ネスは こうやってみんなと 遊びに来るのって 好きじゃないか? |
やっぱ、ネスは こうやってみんなと 遊びに来るのって 好きじゃないの? |
いや、そういうわけ じゃないが |
ただ、どうしても これから先のことを 気にしてしまってな |
そのことなんだけどさ 俺、思うんだ |
無理に旅を急ぐ必要 なんてないんじゃ ないのかな・・・ |
そのことなんだけどさ あたし、思うんだ |
無理に旅を急ぐ必要 なんてないんじゃ ないのかな・・・ |
え? |
ほら、俺たちが旅に 出ようとした目的って いろいろな経験をして |
俺が一人前の召喚師に なる勉強をすること だっただろう |
ほら、あたしたちが 旅に出た目的って いろいろな経験をして |
あたしが一人前の 召喚師になる勉強を することが 目的なんでしょ |
ああ、そのとおりだ |
だったら、今こうして ここにいることだって 貴重な経験だよ |
今まで出会ったことも なかった、いろいろな 人たちと出会って |
知らなかったことや 思いもしなかったこと を知ることができた |
そう考えることって できないかな? |
だったら、今こうして ここにいることだって 貴重な経験になる そう思うの・・・ |
今まで出会ったことも なかった、いろいろな 人たちと出会って |
知らなかったことや 思いもしなかったこと を知ることができたわ |
そう考えることって できないかな? |
*n0・・・ |
ま、たしかにさ ネスの考えてるほどに 成長はできてないかも しれないけど |
昔の俺と比べたら 俺、今の自分のほうが ずっと好きだぜ |
たしかにね ネスの考えてるほどに 成長はできてないかも しれないけど |
昔のあたしと比べたら あたし絶対に 今のあたし、好きだよ |
・・・ふふっ |
? |
ははははっ 君ってやつは本当に あはははは・・・っ |
な、なんだよっ なんで笑うんだよっ? |
何よぉ 笑うことないじゃない |
いや・・・ 笑うしかないだろう そう言われたら・・・ |
僕の心配してたことを 君はとっくに、自分で 解決してたんだな |
??? |
わかんないよ? |
いや、いいんだ 気にしないでくれ |
教えなさいよ |
あはははは・・・っ |
もう、笑ってないで 教えなさいよ |
やっぱ、こういう場所 ですることっていえば 昼寝だよな |
あそこの岩なんか 日当たりもよくて 気持ちよさそうだし |
それじゃ・・・ おやすみなさあい |
やっぱ、こういう場所 ですることっていえば 昼寝かなぁ |
あそこの岩なんか 日当たりもよくて 気持ちよさそう |
それじゃ・・・ おやすみ・・・ |
*n0 |
・・・・・・ |
*n0 |
・・・ん? |
*n0 |
なんだか・・・ いきぐるし・・・ |
*n0 |
・・・にゅ? |
*n0 |
なんだか・・・ いきぐるし・・・ |
くすくすっ |
*n0 |
っは!? |
っは!? |
ああ、やっと起きて くれましたね |
・・・ひゃメル? |
何度も起こしたのに ちっとも目を覚まして くれないから |
こうして、お鼻を つまんでみました |
あ、あのね・・・ |
いけませんよ? 食べてすぐに寝ると 身体によくないです |
それに、せっかく こんなきれいな景色の 場所に来たんです |
お昼寝ばかりしてたら もったいないですよ |
それもそうだね ん~っ・・・! |
それもそうね ん~っ・・・! |
でも、本当に *n0さんって お昼寝が好きですよね |
最初に出会った時も 眠ってたし |
あははは そうだったよな |
あははは そうね・・・ |
でもあの時に、貴方と |
でもあの時に、貴女と |
出会ってなかったら |
こうしてあたしは 無事でいられなかった んですよね |
*n0さん たちには 本当に感謝して います・・・ |
感謝だなんて 俺は別に、当たり前の ことをしただけだよ |
感謝だなんて おかしいよ、あたしは 当たり前のこと しただけなんだから |
いいえ、ちっとも 当たり前じゃないです |
普通の人だったら 危険なことには関わり たくないって考える はずなのに |
貴方たちは違った |
貴女たちは違った |
無関係なはずのあたし たちを助けて、ずっと 守ってくれました |
たくさん迷惑をかけて しまってるのに・・・ |
そんな! |
気にしないで・・・ |
今のままじゃダメだと 思っています |
*n0さんたち の優しさに甘えて いるだけじゃダメなん です、でも・・・ |
あたし、勇気が足り |
ない・・・貴方たちの |
ない・・・貴女たちの |
側から離れることが こわいんです! |
いつまでも こうしていたい *n0さんたち と一緒にいたい |
アメル・・・ |
身勝手すぎますよね 自分の気持ちばかり 大事にして・・・ |
あたし、聖女失格です ちっとも優しくない |
そんなことないよ! だって・・・ |
そんなことないわ! だって・・・ |
きゃああああっ!? |
今のは!? |
やはり、連中も黙って 見過ごしては くれなかったか・・・ |
急ぐぞ*n0! |
わかった! |
ええっ! |
・・・伏せて! |
きゃああああっ!? |
・・・回避シタカ 威嚇ダッタトハイエ ヨイ反応ダ・・・ |
やっぱ、出てきたかよ 黒の機械兵士・・・! |
やっぱ、出てきたわね 黒の機械兵士・・・! |
無事デスカ!? あるじ殿! |
ナニやってんだよ!? ニンゲンっ! |
おにいちゃん!? |
おねえちゃん!? |
ご主人様っ!? |
みんな!? |
このまま王都の中に 立てこもられたら 面倒だったんだがね |
わざわざ捕まりに出て きてくれるとは・・・ 正直、助かったよ |
別に貴様のためにした ことじゃない! |
都合のいいごたくを 並べてんじゃねぇ!! |
所詮ハ素人ノ集団カ コウナルコトハ予測 デキタロウニ・・・ |
そうね まさにそのとおりよね |
ああ、こうでなくちゃ 遠出してきた意味が ねえ |
えっ? |
どういうことですか? フォルテさん |
つまりな・・・ |
行楽トハ別ノ目的ガ アッタヨウデスネ? |
ええ、つまり・・・ |
手詰まりだったのはね お互い様ってことよ |
エサをちらつかせれば 飢えきった獣は、確実 に食いついてくる |
あのねーちゃん、多分 そこまで計算してたん だろうな |
そういうことか!? |
なるほど、最初から それを狙って・・・ |
策にはめたつもりか? こざかしい! |
我々と貴様らの戦力差 を考えれば、自殺行為 にしか過ぎないぞ! |
そのあたりはまあ 気合いでおぎなうさ |
総員、全力でかかれ! |
上等だっ! 受けてたつぜ!! |
*n0 あのイオスって小僧を 絶対に逃がすなよ? |
あいつをふん捕まえ れば、こいつらの正体 がわかるはずだ! |
わかった!! |
わかったわ!! |
なんて答える? |
それがどうした! ふざけるな! それは・・・ |
それがどうしたのよ! ふざけないで! それは・・・ |
馬鹿な・・・ この連中、この前より 確実に強くなっている |
あんたらのおかげかな 度胸と根性だけは ついたんだ |
あなたたちのおかげよ あれだけ戦えば 勇気はつくわよ |
・・・・・・ |
おっと、機械兵士さん この前と同じ手はもう くわねーぜ? |
おかしな動きをすれば 仲間の命の保証はせん |
喋ってもらうぞ お前たちの正体と その目的を! |
構うな、ゼルフィルド このまま撃てっ! |
え!? |
へっ!? |
任務の遂行こそ絶対だ お前さえ生き残れば あの方に対象を届ける ことはできる |
さあ、僕ごと こいつらを撃ち殺せ! |
・・・了解シタ |
敵機体、射撃姿勢へ 移行シマス |
発砲確率ハ・・・ 限リナク100%!! |
ぼけっとしてんじゃ ねェぞ、テメエら!? |
連中は本気だッ!! |
みんな、逃げろっ!? |
みんなも逃げて! |
・・・なっ!? |
召喚術・・・ メイトルパのだっ!? |
ちょっと、ボクたち そう簡単に命を粗末に しちゃダメよー? |
ちょっと、キミたち そう簡単に命を粗末に しちゃダメよー? |
ミモザさん!? |
おせぇんだよ! ったく・・・ |
いやあ、新種発見に うかれて、気づくのが 遅れちゃったけど |
なんとか、ギリギリで 間に合ったみたいね? |
我ガ銃撃ヲ、召喚獣ノ 表皮デ弾クトハ・・・ |
おのれ・・・ 余計な邪魔をっ!? |
なに言ってんの? ほっといたら貴方 蜂の巣だったじゃない |
それに文句を言う前に その震えてる身体を なんとかなさい カッコ悪いわよぉ? |
だ・・・黙れっ! |
俺たちは殺しあいを 望んじゃいない |
ただ、おまえたちが アメルをつけ狙うこと をあきらめてくれれば それでいいんだ |
あたしたちは殺しあい を望んでないのよ |
ただ、あなたたちが アメルをつけ狙うこと をあきらめてくれれば それでいいのよ |
??? |
・・・だとすれば 貴様らの望みは永遠に かなうまいな |
え!? |
へっ!? |
??? |
なぜなら我らの任務は そこの聖女を確保して はじめて達成される ものだからだ |
黒騎士・・・! こいつも、ここに来て いたなんて!? |
黒騎士・・・! こいつも、ここに来て いたなんて!? |
これではっきりしたな やはり、こいつらは 仲間だったんだ |
??? |
イオス、そして ゼルフィルド |
??? |
俺は貴様らに、監視を 継続することのみを 命じたはずだが? |
ですが・・・っ |
??? |
命令違反の挙げ句に これ以上の醜態を俺に 見せるつもりか!? |
もっ、申しわけ ございませんっ!! |
我々ノ先走リデシタ |
なあ、黒騎士の旦那 部下への説教もいいが 状況を考えろよ |
後から出ばってきても この場の主導権はオレ たちにあるんだぜ? |
??? |
それは、さっきまでの 話だろう・・・ |
??? |
出ろっ!! |
・・・・・・ |
そんな! いつの間に!? |
完全に包囲されて しまってる・・・ |
??? |
わざわざ姿を見せなく ても、その気であれば 貴様らをまとめて始末 することはできた |
??? |
そうしなかったのは 借りを返すためだ |
借り? |
借りって? |
??? |
そこの女召喚師には 結果として部下の愚行 を止めてもらったわけ だからな |
あら、どうも そういう礼儀は守って くれるわけね |
ふざけやがって・・・ 余裕のつもりか!? |
ならば、わざわざ姿を 見せたわけを聞こう |
??? |
貴様らに宣戦勧告を するためだ |
??? |
崖城都市デグレア 特務部隊「黒の旅団」 の総司令官としてな |
デグレアだと!? |
デグレアって・・・ たしか、旧王国最大の 軍事都市じゃ・・・ |
??? |
理解したようだな 自分たちが敵に回そう としているものの 大きさを |
??? |
それを知ってなお 貴様たちは我が軍勢と 敵対するつもりか? |
それがどうした! |
あんたたちが何者でも そんなこと関係ない |
俺は決めたんだ 絶対に、アメルのこと は守ってみせる!! |
それがどうしたのよ |
あなたたちが何者でも そんなこと関係ない |
あたしは決めたの 絶対に、アメルのこと 守るって!! |
*n0さん・・ |
ふざけるな! |
俺は忘れちゃいない お前たちが、レルムの 村でしたことを・・・ |
人の命を軽んじる連中 なんかに、この子を 渡してたまるか!! |
ふざけないで! |
あたしは忘れない あなたたちがレルムの 村でしたことを・・・ |
人の命を軽んじる連中 なんかに、この子は 渡さない!! |
*n0・・・ |
それは・・・ |
ずいぶんと自信満々に 言ってくれてるけどね 黒騎士さん |
わかってるの? ここは聖王国の領土で 貴方たちのやっている ことは、軍事侵攻よ |
??? |
承知している |
ふーん・・・ なら、おぼえといて |
派閥の同胞を傷つけ まして、無用の戦乱で 世界の調和を乱そうと する者たちには |
蒼の派閥は容赦なく その力をもって介入 するってね! |
ミモザ先輩・・・ |
さあ、みんな 帰るわよ |
帰るって・・・ |
心配しないで 今ここで戦端を開けば どうなるか、あいつら だってわかってる |
聖王国に属する全ての 街と、召喚師の集団を 敵に回すことになる わけだからなあ |
それはちと困るだろ? 黒騎士の旦那 |
??? |
・・・行くがいい 今は追わん |
??? |
だが、今だけだ 次に貴様らとまみえた その時には |
??? |
このルヴァイド もはや、容赦せん それを忘れるな・・・ |
よどんでいた 混迷の霧が晴れていく けれど・・・ |
その向こうに待って いたのは太陽ではなく 不吉な嵐の到来を告げる 漆黒の雷雲だった |
崖城都市デグレア 旧王国最大の軍事都市が 差し向けてきた特務部隊 「黒の旅団」 |
やっと知り得た敵の名は あまりにも巨大すぎて 恐怖よりも、不安よりも先に 俺はただがくぜんとする |
どれだけのことができるか? してやれるのか? |
考えるほどに非力な自分を 必死に奮い立たせながら |
俺は、俺が立ち向かうべき 敵の姿を、しっかりと目に 焼きつけていた |
わからないことが やっとわかってきた |
それはしゃれになってない 重い事実だった |
なんだかなぁ・・・ |
崖城都市デグレア 旧王国最大の軍事都市が 差し向けてきた特務部隊 「黒の旅団」 |
大きな敵、大きすぎる敵 あまりにも巨大すぎて 呆然としていた |
あたしがアメルに 何をしてあげられるのか? |
敵の巨大さとあたしの気持ち |
それを天秤に掛けてみる |
本心は、少し迷った そんなに強くないよ あたしは・・・ |
でも・・・ |
アメルの力になりたい 天秤はそう傾いた 必死になって 勇気を出した |
だからこそ、あたしは 敵の姿を必死になって 脳裏に焼きつける |
好きになった自分のため そして、これからのために |
特務部隊「黒の旅団」 ・・・ |
その名のとおり 秘密裏に編成された 部隊・・・ |
道理で、資料からでは 正体をつかむことが できなかったわけか |
道理で、資料からでは 正体をつかむことが できなかったわけね |
って・・・、それは 分かったんだけど・・ |
なあ、ネス・・・ そのデグレアって そもそも、なんのこと なんだ? |
ねえ、ネス・・・ そのデグレアって そもそも、なんのこと なのかな? |
・・・・・・ |
・・・? |
・・・? |
キミはバカか!? |
い、いきなり なんてこと言うんだよ ひどいじゃないか? |
い、いきなり なんてこと言うのよ ひどいじゃない? |
ひどいのは君の物覚え のほうだっ! |
ミニスだって 知っていたんだぞ? 恥ずかしいとは思わ ないのか!? |
そんなこと言ったって 知らないものは 知らないし・・・ |
そんなこと言ったって 知らないものは 知らないし・・・ |
君の場合は知らないと いうよりも、知ろうと していないというのが 正確だ |
・・・決めた |
その質問の答えは 君自身の手で調べて 見つけてくるんだ |
えーっ!? |
えーっ、じゃない! 二階の書庫を調べれば すぐにわかるはずだ |
今後どうするかに ついてはそれからだ まったく、無駄な時間 をとらせて・・・ |
無駄って思うんなら さっさと質問に答えて くれれば・・・ |
無駄って思うんなら さっさと質問に答えて くれれば・・・ |
いいから、さっさと 調べてこいっ!? |
とほほ・・・ |
うーっ、まさか宿題を 押しつけられるハメに なるなんてなあ・・・ |
うーっ、まさか宿題を 押しつけられるハメに なるなんて・・・ |
どうしてあの時、彼は そのままあたしたちを 攻撃してこなかったん でしょうか? |
ミモザ先輩が言ってた よね?もし、あの場 で戦いを仕掛けたら |
蒼の派閥への敵対行為 とみなされてしまう だから、手を出せな かったんだよ |
ミモザ先輩が言ってた わね?もし、あの場 で戦いを仕掛けたら |
蒼の派閥への敵対行為 とみなされてしまう だから、手を出せな かったのよ |
でも、おかしいですよ あの人たちは平気で 村ひとつを焼き払える 力があるんですよ? |
あの場であたしたち 全員を殺すことぐらい できたはずです! そうすれば・・・ |
派閥に見つかる前に 目的を果たすことが できたはず・・・ |
・・・・・・ |
あたし、なんだか わからなくなってます |
厳しい言い方でしたが あの人は、部下たちの 身を案じてました |
そんな優しさをもって いる人が、レルムの村 を平然と焼き払った なんて・・・ |
どうして、そんなこと ができてしまうん でしょうか!? |
あたしには・・・ わかりません・・・ |
アメル・・・ |
黒騎士を動かしてる ものって、いったい どんな感情なんだろう? |
黒騎士を動かしてる ものって、いったい どんな感情なのかな? |
セッカクノ休息ガ 台無シニナッテシマイ マシタネ? |
そうでもないさ |
なんだかんだ言って このところ街の外には 出てなかったから |
ああいう場所で おいしい空気を吸えた だけでも、いい息抜き になったよ |
そうでもないわよ |
なんだかんだ言って このところ街の外には 出てなかったから |
ああいう場所で おいしい空気を吸えた だけでも、いい息抜き になったもの |
ナルホド・・・ |
自分モ、オモイッキリ 太陽ノ光ヲ浴ビタノデ 調子ガ良好デス |
ああ、そういえば *n1は 光を吸収して、動力源 にしてたっけ? |
ああ、そういえば *n1は 光を吸収して、動力源 にしてたっけ? |
ハイ、ヤハリ街ハ空気 ガ汚レテイルセイカ 充電効率ガ悪イノデス |
ソノ点、野外デノ充電 ハ快適デス 日差シヲサエギルモノ モアリマセンノデ |
へえ・・・ そんなもんなんだ |
ちょっと違う形だけど ああして出かけたのは *n1にも 有意義だったわけか |
ちょっと違う形だけど ああして出かけたのは *n1にも 有意義だったわけね |
テメエの先輩とかいう オンナな ありゃ、意外とやる もんだなァ・・・ |
へえ、珍しいな *n1が 他人のことをほめる なんて |
へえ、珍しいわね *n1が 他人のことをほめる なんて |
しかたねェだろうが あれだけの軍勢に 囲まれてるってのによ |
ああも見事なタンカを 見せつけられちゃ オンナだってバカにも できやしねェ・・・ |
ミモザ先輩はあれでも メイトルパの召喚師 としては、幹部クラス の使い手だからな |
ギブソン先輩もそうさ 俺と同じサプレスの術 の使い手だけど |
俺には扱えないような 強力な天使や悪魔を 制御できるんだぜ |
ミモザ先輩はあれでも メイトルパの召喚師 としては、幹部クラス の使い手だもの |
ギブソン先輩もそうよ あたしと同じサプレス の術の使い手だけど |
あたしには扱えないよ うな強力な天使や悪魔 を制御できるのよ |
あーあ、そういう スゲエ召喚師に誓約 されたんなら、オレも あきらめがつくのに |
よりによって、テメエ みたいなヘナチョコの 護衛とはなァ・・・? |
悪かったなっ! ヘナチョコで・・・ |
悪かったわね! ヘナチョコで・・・ |
ケッ、悔しかったら もっとウデを磨けよな |
テメエが、それなりに 使える召喚師になれば オレもそれなりに 服従してやらァ? |
ま、テメエにゃ無理 だろうけどよ・・・ |
よーし、その言葉 忘れるなよっ!? |
よーし、その言葉 忘れないでね!? |
いまに見てろよ *n1め ぐうの音も出なくして やるからなーっ! |
いまに見てなさい *n1め ぐうの音も出なくして やるんだから |
おにいちゃん・・・ これ・・・ |
へえ、きれいな花の 首飾りじゃないか |
おねえちゃん・・・ これ・・・ |
へえ、きれいな花の 首飾りじゃない |
みんなといっしょに つくったの |
ほら・・・ いいにおい・・・ |
ほんとだ とっても柔らかくて ほっとするような香り がするな |
ほんとだ とっても柔らかくて ほっとするような香り がするわね |
おひさまのにおいだよ それ・・・ |
そっか、だから 元気がわいてくる気が するんだな? |
そっか、だから 元気がわいてくる気が するのね? |
・・・・・・ |
これ、おにいちゃんに あげるよ・・・ |
・・・・・・ |
これ、おねえちゃんに あげるよ・・・ |
えっ? |
だって、おにいちゃん 悪いひとたちが やってきたせいで |
だって、おねえちゃん 悪いひとたちが やってきたせいで |
ゆっくり、おやすみ できなかった・・・ だから・・・ |
おひさまのにおいで 元気だして・・・ね? |
ありがとう *n1 |
また・・・ みんなで、あそこに いこうね・・・ |
ああ、そうだな その時はもっともっと *n1とも 遊ぼうな? |
ええ、そうね その時はもっともっと *n1とも 遊びましょう? |
・・・(こくん) |
ああいう時間が もっと普通にもてる ように、早くなると いいんだけどな・・・ |
ああいう時間が もっと普通にもてる ように、早くなると いいんだけど・・・ |
あの人たち・・・ 「黒の旅団」って 言ってましたっけ |
囲まれてるってことに ボクはちっとも、気が つきませんでした |
だから、それが わかった時には、本当 にこわかったです |
そんな人たちを相手に しても、ご主人さまは アメルさんを守ろうと いうんですね・・・ |
*n1は 反対なのか? |
*n1は 反対なの? |
ボクには・・・ うまく言えません |
アメルさんを助けたい だけど、そのために あんな恐ろしい黒騎士 たちを相手に・・・ |
ご主人様が、戦わなく ちゃならなくなるのが こわくて、こわくて しかたないんです! |
だって・・・ ボクにはご主人様を 守れるだけの力なんて ないから・・・っ |
*n1? |
ごめんなさ・・・ ボク・・・っく 泣くつもり、なんて うく・・・っ |
ありがとう・・・ *n1 心配してくれて |
でも、大丈夫だよ 俺だって、自分の分は わきまえてるから |
無茶はしない *n1が 心配するようなことは 絶対にしないから |
ありがとう・・・ *n1 心配してくれて |
でも、大丈夫よ あたしだって、自分の 分はわきまえてるから |
無茶はしないわ *n1が 心配するようなことは 絶対にしないから |
ほんと・・・ ですか・・・っ? |
ああ、約束する だからもう、泣くなよ |
ええ、約束・・・ だからもう泣かないで |
は、はい・・・っ |
約束を守るためには もっと、俺がしっかり しないとな・・・ |
約束を守るためには もっと、あたしが しっかりしないとね |
はいけい、マスター モナティですの |
きょうはミモザさんの ていあんで、みんなで おでかけしました |
いってきたばしょは フロトしつげん、と いうところです |
ミモザさんのひみつの ばしょだけあって めずらしいおはなや いきものが |
たくさん、たくさん ありましたです |
みんなでおべんとうを たべたり、おはなしを していると |
なんだか、マスター たちといっしょに すごしてるみたいな きもちになりました |
あ、でも、モナティ マスターのところに かえりたくなくなった わけじゃありません |
うにゅ、えと・・・ その・・・・・・ |
モナティ、手紙を書く のはいいけど そろそろ寝ないと、朝 起きられないぞ? |
じゃあ俺、先に休んで るからな |
モナティ、手紙を書く のはいいけど そろそろ寝ないと、朝 起きられないわよ? |
じゃああたしは、先に 休んでるから |
あ、はいですのー! |
モナティがそうおもう ようになったのは きっと・・・ |
*n0さんたち が、すこしずつ なかよしになっている からだとおもいます |
フラットにいたときと おんなじ、あったかい ふんいきが |
すこしずつ、みんなの あいだにできてきてる ようなきがしますの |
それが、モナティには とてもうれしいんです |
それではまた おたよりしますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
いやー、まいったぜ *n0 |
まいったって なにが? |
まいったって なにがよ? |
ネスティのことさ ほれ、行きにオレと 話をしてただろ? |
ああ、そういえば そうだったっけ |
ああ、そういえば そうだったわね |
・・・ネスのやつ もしかして、無視とか したんじゃ? |
・・・ネスったら もしかして、無視とか したんじゃ? |
いーや、それは違うぜ ちゃんと話相手にゃ なってくれたさ |
ただなあ・・・ |
ただ? |
どーいうわけか 普通の会話が、最後に は説教になっちまって たんだよなー・・・ |
げっ!? |
げっ!? |
そこにケイナのやつが 加わってきたもん だから、そりゃもー 大変で・・・ |
うう・・・ なんか、その情景が ありありと目に浮かぶ ような・・・ |
うう・・・ なんか、その情景が ありありと目に浮かぶ ような・・・ |
いいか? *n0 こいつは忠告だ・・・ |
あの二人を「同時に」 敵に回すのだけは やめとけよ? |
ああ、わかってる フォルテの尊い犠牲は 無駄にしないって! |
ええ、わかってる フォルテの尊い犠牲は 無駄にしないわ・・・ |
へへ・・・ その言葉でずいぶんと 報われたぜ・・・ |
・・・がくっ |
他人事とは限らない からな、ホント・・・ 気をつけよーっと |
他人事とは限らない からな、ホント・・・ 気をつけよーっと |
そう言えば、あれから ケイナはアメルに記憶 のことを話したのか? |
そう言えば、あれから ケイナはアメルに記憶 のことを話したの? |
ええ、ちょっと前に 話はしてみたわよ |
ってことは? |
うん、残念だけど ダメだった・・・ |
そっか・・・ |
アメルが言うにはね 私の心の中には 霧で閉ざされたような 部分があるらしくて |
その霧をとりのぞく ことができれば、記憶 が戻るんじゃないのか ってことらしいの |
どうしたら、その霧を とりのぞけるのかな? |
わからないわ そもそも、どうして そんな霧が生まれたの かさえ謎なんだもの |
でもね、今はこのまま でもいいかなって 私は思ってるの |
記憶を取り戻すよりも 先に、あの黒騎士たち をなんとかしないとね |
それはそうだけど でも・・・ |
心配しないでいいのよ *n0 |
私は、別に悲観的に なってなんかないわ むしろ、気長に構えて いこうって思うの |
アメルも、手伝うって 言ってくれたし・・・ |
そのためにも、絶対に あの子のことを守って あげなくちゃね? |
さーて・・・ がんばらないとっ! |
明るく振る舞ってる けど、やっぱりケイナ 無理してるんだろう なあ・・・ |
明るく振る舞ってる けど、やっぱりケイナ 無理してるんだろう なあ・・・ |
ネスティさんの言って いたとおりでしたね |
ああ、やっぱり あのイオスたちも 村を襲ったあの黒騎士 の仲間だったんだな |
ええ、やっぱり あのイオスたちも 村を襲ったあの黒騎士 の仲間だったのね |
ルヴァイドって 名乗ってましたよね あの人・・・ |
あんな非道をしてなお 堂々と名乗れる神経が 僕には理解できません |
軍に属する人間は みんな、ああいうもの なんでしょうか? |
さあ、それは俺にも わからないな けどさ、師範から 聞いたことがあるよ |
組織に属する人間は ともすればそのせいで 人間らしさをなくして しまうんだって |
あいつらはきっと そうなってしまったん じゃないのかな |
さあ、それはあたし にもわからない けどさ、師範から 聞いたことがあるわ |
組織に属する人間は ともすればそのせいで 人間らしさをなくして しまうんだって |
あいつらはきっと そうなってしまったん じゃないのかな |
こわいことですよね それって・・・ |
目的を果たすことだけ を優先するあまりに 他のことが見えなく なってしまうなんて |
僕はリューグのことが 心配です |
あいつも復讐のために 周りのことが見えなく なっていないといいん ですが・・・ |
そうだな でもリューグは大丈夫 だと俺は思うよ |
あいつには君やアメル のことが、ちゃんと 見えているはずだよ |
それが続く限りは やつらと同じ間違いは しないさ きっと・・・ |
そうよね でもリューグは大丈夫 だとあたしは思うわ |
彼にはあなたやアメル のことが、ちゃんと 見えているはずよ |
それが続く限りは やつらと同じ間違いは しないわ きっと・・・ |
だと、いいんですが |
リューグは今、どこで なにをしてるんだろう? |
リューグは今、どこで なにをしてるんだろう? |
結局、リューグが心配 していたとおりの状況 になっちまったな |
結局、リューグが心配 していたとおりの状況 になっちゃったわね |
まあな・・・ |
けどさ、なんとか無事 に帰ってこれたんだし これはこれでよかった んじゃないのかな |
けどさ、なんとか無事 に帰ってこれたんだし これはこれでよかった んじゃないのかな |
そうじゃねぇよ *n0 俺たちが無事に帰って これたんじゃねぇ |
あのルヴァイドって 野郎がな、俺たちを 無事に「帰した」って のが本当だ |
ハッ!見逃して もらったんだよッ!? |
忌々しいがな・・・ それを認めなけりゃあ 俺たちは今頃、ここに はいられねえ・・・ |
リューグ・・・ |
ナメられたんだよ 俺たちは、あの野郎に |
今でなくても、本気を 出せばアメルを奪える と思ってやがる |
許せねえ・・・ 絶対に、許せねぇッ! |
後悔させてやる・・・ 俺に時間を与えたって ことをな・・・! |
見逃してもらった、か たしかに、リューグの 言うとおりなのかも しれないな・・・ |
見逃してもらった、か たしかに、リューグの 言うとおりなのかも しれないな・・・ |
私、今日のことで ミモザさんを見直し ちゃったなあ・・・ |
あんなに大勢の兵士を 連れた黒騎士を相手に 一歩も引かないで |
きっぱり言い負かし ちゃうなんて、男の人 でも難しいことなん じゃない? |
まあ、そうだよな |
ええ、そうよね |
金の派閥であんなこと できそうな人って お母さまをのぞけば 思いつかないもの |
蒼の派閥の召喚師って すごいのねぇ・・・ |
こらこら、それは 買いかぶりすぎだって |
メイトルパの召喚術は 時として、本能の強い 獣も扱ったりするから |
他の系統の召喚術にも まして、術者に威厳が 必要になるって聞いた ことがある |
だから、ミモザ先輩は あんな状況でも相手に のまれずにいられたん じゃないのかな? |
こらこら、それは 買いかぶりすぎだって |
メイトルパの召喚術は 時として、本能の強い 獣も扱ったりするから |
他の系統の召喚術にも まして、術者に威厳が 必要になるって聞いた ことがあるもの |
だから、ミモザ先輩は あんな状況でも相手に のまれずにいられたん じゃないのかな? |
威厳、か・・・ 私にも、そういうこと できるのかなぁ? |
俺じゃなくてさ 直接、先輩と話して みたらどうだい? |
同じ属性の術者同士 きっと、色々と勉強に なると思うぜ |
あたしじゃなくて 直接、先輩と話して みたらどう? |
同じ属性の術者同士 きっと、色々と勉強に なると思うわよ |
うん、でも・・・ 私は金の派閥の子だし |
大丈夫だよ あの人はそういうこと 気にしないんだから |
俺から、先輩に 頼んであげてもいいし |
大丈夫だよ あの人はそういうこと 気にしないんだから |
あたしから、先輩に 頼んであげてもいいし |
ほんとにっ? |
よし、それじゃ 今から一緒にお願い しに行こうか? |
よし、それじゃ 今から一緒にお願い しに行こうか? |
うんっ! |
こういうやる気は 俺も見習わないと ダメかもなあ・・・ |
こういうやる気は あたしも見習わな いとダメかもね |
scn106
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
崖城都市デグレアか まさか、そんな名前が 出てくるとはな |
なんなんですか その、デグレアって? |
*n0 おい、ちゃんと授業で 習ったはずだぞ |
え、あ、ははは・・・ |
そうだっけ? |
デグレアはその別名の とおり、北部の大絶壁 に位置する軍事都市だ |
リィンバウムがもとは ひとつの大きな国 だったことは知ってる わよね? |
あ、それは知ってます たしか、戦争のせいで 分裂したんですよね |
あ、それは知ってます たしか、戦争のせいで 分裂したんですよね |
伝説の英雄とされる エルゴの王の血を引く 聖王家が統治するのが この「聖王国」だが |
その他にふたつの国家 が大陸には存在する |
ひとつは、西方に誕生 したばかりの「帝国」 そして、もうひとつが |
「旧王国」 聖王国と対立を続ける かつての王国の残党さ |
へえ、フォルテ よく知ってたわね |
やたらきなくさいこと が好きな連中だからな 旅してると、いやでも 耳に入ってくんのさ |
聖王家の打倒だけを 生き甲斐にしてるって 噂だもんね |
すると今度の一件も 聖王国への軍事侵攻の 一環なのでしょうか? |
そう考えるのが 自然なんだが・・・ |
ちょっと待ってくれ そんな国同士の争いに なんでアメルが関係 してくるんだよ!? |
ちょっと待ってよ そんな国同士の争いに なんでアメルが関係 するのよ!? |
そうですよ 脈絡がなさすぎます |
二人の言うとおりだ 私もそれが気になる |
女の子一人を捕まえて なにをするつもり なのかしら・・・ |
ただ、間違いないのは 領土侵犯を犯してまで 連中が彼女の身柄を 欲していることだ |
・・・・・・ |
・・・呼吸ガ乱レテ イマスガ、 大丈夫デスカ? |
ん、どうした? 顔色が悪いぞ、オマエ |
・・・おねえちゃん 大丈夫? |
あの、アメルさん? 顔色がよくないよう ですけど、大丈夫 ですか? |
アメルさん 大丈夫ですの? なんか変ですの |
うん、平気・・・ 大丈夫・・・ |
で、でもでもっ 心配いらないわよっ? |
いくらあいつらが大勢 だからって、私たちが 王都にいれば、無茶は できないもの! |
そうですの! 絶対に手出しなんて できませんですの |
そうだな、奴らだって 無茶できないよな |
そうよね、あいつらも 無茶はできないわよ |
状況的ニモ、王都ニ イル限リハ安全ナハズ デス・・・ |
・・・・・・ |
そうよね 今までも、そうやって しのいできたんだし |
これからもそうだって 保証はねえけどな |
フォルテっ! |
いや、僕も同感だ |
あの「黒の旅団」を 指揮するルヴァイドと いう男は、強い使命感 と自信をもっていた |
どうしても必要と判断 すれば、ためらわずに 強硬手段に出るだろう |
それって、まさか レルムの村を襲った時 のように!? |
それって、まさか レルムの村を襲った時 のように!? |
そーいうこった |
そうするだろうな あの連中ならよ |
僕たちは見てるんだ 敵が容赦なく村に火を 放ち、女子供や病人を 斬り捨てるのを |
そんな・・・ |
君たちがそう言うなら そうした可能性は否定 できないんだろうな |
だが今は敵の動向より 先に考えるべきことが あるんじゃないのか? |
え? |
へっ? |
これから先、君たちが どうしたいのかという ことだよ |
・・・! |
敵が国家に属する軍隊 だとわかった今なら とるべき方法はいくつ だってある |
騎士団や派閥に保護を 求めることもできる 常識で考えればそれが 最良の方法だ |
でも、それじゃ・・・ |
でも、それって 最悪の事態に・・・ |
ああ、*n0 君が心配している通り の結果になるな |
連中はためらいもせず 彼女を差し出すだろう |
たかが少女一人の身柄 で戦争が避けられると いうのなら安いものだ |
基本的ニハ、ソウ考エ ルノガ国家トイウモノ デス |
腹黒い連中の考えそう なことだなァ・・・ ニンゲンらしいや |
*n1 お前、もうちょっと 言葉を選べって! |
*n1 あんた、もうちょっと 言葉を選びなさい |
んだよ、言葉で飾って も結論はおんなじ だろォが?ケッ! |
そんな考え方って ひどすぎますっ!? |
胸クソ悪い話だがな それが政治的判断って もんだ |
そんなのダメだっ! 俺は絶対にイヤだ!! |
そんなのダメよ! 絶対に止めなくちゃ! |
落ち着くんだ *n0 |
だって・・・! |
*n0さん みなさんだって、同じ 気持ちですのっ |
モナティ・・・ |
心配しなくても ここにいるみんなは |
貴方と同じ気持ちよ |
貴女と同じ気持ちよ |
だから落ち着いて ちゃんと最後まで話を 聞きましょう |
・・・すいません |
気にすることはない 多分、君ならそう言う と思っていたからね |
だが、その思いを貫く のは大変なことだよ 生半可な覚悟ではまず できないだろうな |
・・・・・・ |
そうですよね |
よく考えてみるんだ 君たち一人一人が 本当に望んでいる事を |
結論を出すのは それからだよ |
フォルテさんたちとは 別の理由で、僕は国に 保護を求めるのは危険 だと思ってるんです |
敵対勢力が国境侵犯を 犯してまで、聖女と 呼ばれる人物を捕まえ ようとする・・・ |
聖王国の人々が、その 理由に興味を持たない と思いますか? |
あ・・・!? |
いずれにしても あの子はモノとして 扱われてしまう |
それぐらいなら・・・ |
僕はアメルを守って 最後まで戦います |
たとえそれが、あの子 を死に追いやる選択で あったとしても・・・ |
ロッカ・・・ |
蒼の派閥 召還ショップ |
またお会いしましたね |
*n0くん |
ああ、レイムさん こんにちは |
*n0さん |
ああ、レイムさん こんにちは |
どうかなされたん ですか?なにやら 沈んだ顔をなさって いるようですが |
よろしければ、私に 話してみませんか なにかのお役に立てる かもしれませんよ? |
どうする? 相談してみようか |
人に話す事じゃないな |
人に話す事じゃないわね |
・・・・・・・・ |
決断しようとしまいと 悪い結果が待っている という選択ですか |
で、具体的にそれが どのようなことなのか までは話せない、と |
すいません 相談に乗ってもらって いるのに、隠し事を したままなんて |
いいんですよ 人にはそれぞれ事情が あるものですから |
ただし、これから私が 言うことが、あいまい になってしまうのも 理解してくださいね |
はい・・・ |
結果が見えている以上 結局のところは、決断 する人の気持ちでは ないでしょうか? |
それが限られた選択 しかない状況であった としても、自分が納得 したものであるなら |
最悪の結果になろうと 悔いは残らないもの ですよ |
たしかに・・・ |
そっか・・・ |
どんな事情なのかは わかりませんが |
思い悩んでいる時は いっそ気持ちに任せて 動くのも、立派な判断 のひとつですよ |
それでは、また・・・ |
気持ちに任せる、か |
そう言えば、あれから 街でユエルのことを 見かけないけど どうしたんだろう? |
そう言えば、あれから 街でユエルのことを 見かけないけど どうしたんだろう? |
悪さをしたせいで 捕まったりしてないと いいんだけど・・・ |
悪さをしたせいで 捕まったりしてないと いいんだけど・・・ |
世の中には、どうにも ならねえ流れってもん があると、俺は思う |
どういう立場で どこに生まれてくるか なんてのが、そうさ |
けどな・・・ それは最初だけだ! |
生まれた家が 裕福であろうと 貧乏であろうと |
そこからいくらでも 人間は変わっていける はずなんだ・・・ |
押しつけられたものに 従わなくちゃならねえ 義理はねえんだッ! ・・・違うか!? |
違わないよ、リューグ 俺もそう思う |
だから、アメルだって 自分の境遇に逆らって いいはずなんだ |
違わないよ、リューグ あたしもそう思う |
問題なのは、彼女が 自分にそれを許せるか どうかなんだ・・・ |
問題なのは、彼女が 自分にそれを許せるか どうかなのよね・・・ |
バカ兄貴と違って あいつにそれをさとす 言葉を、俺は持っちゃ いねえんでな |
だから、かわりに 戦ってやるんだよ あいつの願いを邪魔し ようとする全てとな |
それが、俺の覚悟だ *n0 |
さっきはイヤなこと 言っちまって 悪かったな |
仕方がないよ フォルテの言ったこと って、俺もあたってる と思ったし・・・ |
このまま俺たちが 動かなかったら 黒騎士は確実にここを 攻めてくる |
たとえそれを退ける ことができたとしても その時点で・・・ |
仕方がないわ フォルテの言ったこと って、あたしもあたっ てると思ったし・・ |
このままあたしたちが 動かなかったら 黒騎士は確実にここを 攻めてくる |
たとえそれを退ける ことができたとしても その時点で・・・ |
アメルのことは俺たち だけの問題じゃあ なくなっちまうな |
そこから先は ギブソンの旦那が 言っていたとおりさ |
そういう最悪の結果 だけには、なって ほしくねーもんだな |
まったく、みんな 先のこと心配するのは わかるけど |
言葉に思いやりって ものが足りてないわ! |
アメルがどんな気持ち でいるのか、ちゃんと 考えてるのかしら? |
考えてる、と思うよ それは・・・ |
真剣に思っているから あそこまで言葉が 厳しくなるんだよ |
考えてる、と思うわ それは・・・ |
真剣に思っているから あそこまで言葉が 厳しくなるのよ |
それはわかってるけど でも・・・っ! |
あの子がみんなの言葉 のひとつひとつに 苦しんでいたことは 変わらないわ・・・ |
・・・・・・ |
*n0 お願い、あの子を 守ってあげて・・・ |
戦うことだけじゃない 目に見えない、心を 傷つける刃から守って あげてほしいの! |
それができるのは |
きっと、貴方だけ |
きっと、貴女だけ |
あの場ではっきりと 怒ってみせることが |
できた貴方だけなのよ |
できた貴女だけなのよ |
やはり、君の決意は 変わらないようだね |
・・・はい |
そんなすまなさそうな 顔はしなくていいさ |
さっきは厳しい物言い になったけれど、私が 言いたかったのは |
悔いが残るような決断 ならば、するべきでは ないということだよ |
それが理屈のうえでは どれだけ正しいことで あってもね |
それって、どういう ことですか? |
理性と気持ちは 別のものということさ |
私はね、以前の任務で そのことを学んだ |
自分の気持ちを無理に 抑えて、理性が正しい と命じる選択をしよう としたんだ・・・ |
つらかったな そして結局、最後には 気持ちを抑えきれなく なってしまった |
・・・・・・ |
ギブソン先輩 |
でも、そのおかげで 私はわかったのさ |
人間は理屈だけじゃ 生きていけない 感情があってこそ人間 なんだ、とね |
だから、*n0 君は君の正しいと思う ことを選べばいい |
理屈にはあわなくても 自分の気持ちに迷いが ない答えなら |
それが君にとっての 真実になるんだからね |
・・・・・・ |
・・・はいっ! |
はいっ! |
うん、いい返事だ |
なにがいけなかったん でしょうか? |
あたしは、ただ普通に 暮らしていたかった だけなのに・・・ |
あたしの知らない所で なにもかもが決まって しまう |
・・・・・・ |
せめて理由がわかるん だったら、あたし 弱音なんて吐きません けど・・・ |
わからないんです! どういう答えを出せば いいのかが!? |
どうしたら、今の状況 を変えられるのか |
わからない自分が すごくくやしい・・・ |
さっき、ギブソン先輩 と話をして、教わった ことがあるんだ |
さっき、ギブソン先輩 と話をして、教わった ことがあるの |
・・・・・・ |
悔いの残らない答えが その人にとっての真実 なんだって |
俺もそうだと思う 理屈にあった正しい 選択をしたとしても |
それが自分の気持ちと 一致してなければ 絶対に後悔すると思う だから・・・ |
アメルの今の気持ちを 教えて欲しい |
悔いの残らない答えが その人にとっての真実 なんだって |
あたしもそうだと思う 理屈にあった正しい 選択をしたとしても |
それが自分の気持ちと 一致してなければ 絶対に後悔すると思う だから・・・ |
アメルの今の気持ちを 教えて欲しいの |
あたしの、気持ち? |
君が望んでいることや 譲れないと思うもの 望まないことや不安に 感じているもの |
それを知りたいんだ |
あなたが望んでること 譲れないって思うこと 望まないことや不安に 感じていること全部 |
それを知りたいの |
同じ質問を・・・ させてくれませんか? |
あたしも知りたいです |
貴方の・・・ |
貴女の・・・ |
*n0さんが 望んでいることを |
俺は・・・ |
あたしは・・・ |
どうする? |
君を守ってあげたい 黒騎士たちが許せない よくわからない・・・ |
あなたを守りたい 黒騎士たちが許せない よくわからない・・・ |
君を守ってあげたい そう思ってる |
あなたを守りたい そう思ってるわ |
どうして? |
それは・・・ |
うまく言葉にできない だけど、同情や哀れみ とは違う気がする ただ・・・ |
どうして?って |
正直、わかんない でも、同情や哀れみ じゃないの ただ・・・ |
ただ? |
君と出会った時から 俺は感じていたんだ なんだか懐かしくて 不思議な気持ちを |
錯覚かもしれない けど、君の側にいると 心があたたかくなる 安心できるんだ |
だから、君を守りたい アメルの側にいたい |
それが俺の、正直な 今の気持ちだよ |
あなたのそばにいると 不思議とね・・・ 落ち着くの、 暖かいって感じるの |
私が聖女だって 言うのと関係してるの でしょうか? |
関係ないと思うけどね だって、はじめて 会ったときから そうだったからね |
あなたを守りたい 私のわがままな・・・ |
身勝手な願いよ それが、今の気持ち |
*n0さん・・ |
俺は許せない 黒騎士たちのやり方が |
自分たちの目的達成の ために、平気で他人の 命を奪うなんて・・・ |
絶対にしちゃいけない 許しちゃいけないこと なんだ! |
あたしは許せない 黒騎士たちのやり方が |
自分たちの目的達成の ために、平気で他人の 命を奪うなんて・・・ |
普通しないわよ そんなひどいこと それが許せないの |
*n0さん・・・ |
だから、俺は逃げない あいつらがどれだけ 恐ろしい相手でも 好き勝手はさせない |
君を渡したりはしない 絶対に・・・! |
あたしは逃げない あいつらがどれだけ こわくても 許したくないの |
だから絶対にあなたを あいつらに渡さない |
正直、よくわからない どうしたいかなんて だけど・・・ |
正直、よくわからない どうしたいかなんて だけど・・・ |
だけど? |
今、なにかしなくちゃ なにも変わらない ううん、きっと変われ なくなってしまう |
それだけは たしかなんだ・・・ |
今、なにかしなくちゃ なにも変わらない ううん、きっと変われ なくなっちゃう |
それだけは たしかなの・・・ |
あたしはずっと、自分 のせいで他の人に迷惑 をかけたくないって 思ってました |
自分が我慢してすむの なら、そうしようって いつも考えて・・・ |
今までずっと そうしてきました |
アメルは、優しいから |
あなたは、優しいから |
違うのっ!! |
優しくなんか・・・っ あたしは、こわかった だけなんです! |
思ったことを口にして 嫌われてしまうことが こわかっただけ・・・ |
本当は聖女になんて なりたくなかった! 奇跡の力なんて欲しく なかった!! |
でも・・・ 村の人たちの期待を 裏切れなかった・・・ |
アメル・・・ |
あたしは今まで 自分に嘘ばかり ついてきました でも・・・ |
あなたたちと 暮らすようになって すこしずつ わかってきたんです |
自分の気持ちを正直に 言うのはこわいけど 必要なことなんだって |
嫌われたり、迷惑を かけることになっても それでも必要なこと なんだって! |
だって・・・ そうじゃなきゃ、一人 でいるのと変わらない |
うん、そうだね 俺もそう思う |
君が他のみんなに迷惑 をかけたくないって 思うのと同じくらいに |
俺たちはみんな 君だけをつらい目には あわせたくないから |
うん、そうよね あたしもそう思う |
あなたがみんなに迷惑 をかけたくないって 思うのと同じくらいに |
あたしたちはみんな あなたをつらい目には あわせたくないのよ |
あたしは・・・ |
あたしは *n0さんと 一緒にいたいですっ! |
みんなと一緒がいい 絶対に離ればなれに なんかなりたくない! |
だから・・・ だから、あたし・・・ |
・・・わかったよ アメルの気持ち、俺 ちゃんとわかったから |
だからもう一人で全部 背負わないで |
俺が・・・ううん 俺たちが一緒に支えて あげるから・・・ |
・・・わかったわ アメルの気持ち、 ちゃんとわかったから |
だからもう一人で全部 背負わないで |
あたしが・・・いいえ あたしたちが一緒に 支えてあげるから |
う、うん・・・っ |
君らしくないな・・・ |
え? |
答えがわからず空欄の ままにしておくなんて 君のガラではない だろう? |
ダメと承知でも 直感に頼って、空白を 埋めていくのが、君 じゃなかったのか? |
・・・!! |
君はもう、本当は答え をもっているはずだ はっきりとした気持ち をもっているはずだ |
だったら、それを 選ぶしかない ・・・違うか? |
そう、だよな・・・? |
俺の考えてることは 最初からなにも変わっ ちゃいないんだ! |
そう、よね・・・? |
あたしの考えてる事は 最初からなにも変わっ ていないのよね |
ありがとう、ネス 俺、難しく考えすぎて いたんだ・・・ |
ありがとう、ネス あたし、難しく考えす ぎてたみたい・・・ |
まったく、こんなこと を僕に言わせるな |
うっ、ごめん・・・ |
わかったら、さっさと それを実行にうつせ いいな? |
ネス・・・ありがとう |
ぜい、ぜい・・・っ |
こっちとこっちを 配達したら、次は あっちをそっちまで 運んでぇ・・・ |
すごく繁盛している みたいだね? パッフェルさん |
ええ、おかげさまで でもぉ・・・ |
うああああっ??? 私一人だけじゃあ とってもおっつかない ですよぉ!? |
*n0さぁん ケーキの配達の手伝い お願いできませんか? |
えっ? |
お願いしますよぉ? ちゃんとお給金も出す ように、店長に言って おきますから・・・ |
このままじゃあ、私 忙しさで、溶けちゃう ですよぉ??? |
しかたないなあ 手伝ってあげるよ |
しかたないわね、うん 手伝ってあげるわ |
ああっ、お願いします 助かりますう・・・っ |
俺は決めたよ 黒の旅団に、アメルを 渡したりはしない |
どんなことがあっても 絶対に守ってみせる |
決めたわ 黒の旅団に、アメルを 渡さない |
どんなことがあっても 絶対に守ってみせる |
・・・だとさ? |
・・・・・・ |
これは俺個人が勝手に 決めたことだから みんなに無理を言う つもりはないよ |
自分の意志で決めて くれればいい |
もしも、賛成できない 人がい・・・ |
ったあーっ!? |
これはあたしが勝手に 決めたことだから みんなに無理を言う つもりはないわ |
自分の意志で決めて ちょうだい もしも、賛成できない 人がい・・・ |
ったあーっ!? |
つくづく・・・ どうしようもないほど 君はバカだな |
ここでケツをまくるん だったら、最初っから とっくに逃げてるぜ オレはよ? |
今さら知らんぷりして さようならってのは あんまりよねー |
そうよっ! 私たち、そんなに薄情 じゃないものっ |
じゃあ、みんな・・・ |
みんな・・・ |
乗りかかった船だ 仕方あるまいさ |
・・・優先命令ノ 書キ換エヲ実行シマス |
!? |
今ヨリ、本機体ハ 護衛対象ヲ「あるじ」 カラ・・・ |
「あるじたち」ヘト 拡大解釈シテ実行スル コトトシマス |
*n1・・・ |
ヨロシイデショウカ あるじ殿? |
ああ、それでいい ありがとう・・・ *n1 |
ええ、それでいいわ ありがとう・・・ *n1 |
そんな目で見るんじゃ ねーよ、バカが・・・ |
ケッ!こうなりゃ つきあってやらァ!! |
*n1・・・ |
あ、真剣にヤバく なった時は別だからな きっちり、帰せよな? |
・・・・・・ |
あんたらしいわ |
・・・(ぎゅっ) |
*n1? |
・・・(ふるふる) |
今まで以上にこわくて 危険なんだよ? だから・・・ |
今まで以上にこわくて 危険なのよ? だから・・・ |
いやっ! |
*n1 ついてくの・・・ |
ひとりぼっちになる ほうが、もっと・・・ いや・・・っ! |
*n1・・・ |
ついてくの、ずっと おにいちゃんと・・・ みんなと・・・ |
ついてくの、ずっと おねえちゃんと・・・ みんなと・・・ |
おまえはどうする? *n1? |
あんたはどうする? *n1? |
おつきあいしますよ ご主人さまに |
本当にいいのか? 危険なんだぞ |
本当にいいの? 危険なのよ |
途中で逃げ出すのは もう、いやなんです それに・・・ |
? |
僕がいなかったら 誰が、ご主人様の お世話をするんです? |
このままじゃ心配で 帰れないですよ |
言ってくれるなぁ お前も・・・ |
言ってくれるじゃない まったく・・・ |
ふふっ、だけど 本当のことですよね? |
ごめんな モナティ、少し 帰るのが遅くなるけど |
ごめんね モナティ、少し 帰るのが遅くなるけど |
気にしなくても いいですの |
モナティのマスターも きっと同じことを したです |
ありがとう、モナティ これが済んだら必ず つれて帰るから |
ありがとう、モナティ これが済んだら必ず つれて帰るから |
気にしなくても いいですの |
必ず、つれて帰るから 約束するから |
はい、モナティ 信じてますの・・・ |
アメルを守ることは 僕にとって当然の事 です |
無駄な質問すんな ったく・・・ |
みんな・・・ ありがとう・・・ |
・・・で、だ 方針はそれとしてな 具体的にどうするよ? |
正面からあいつらと 戦っても、かなわない のはわかってる |
だったら徹底的に 逃げ続けるしかないと 思うんだ |
くやしいけど 正面からあいつらと 戦っても勝てそうに 無いのよね |
だったら徹底的に 逃げ続けるしかないと 思うのよね |
それしかなかろうな |
国境を侵している以上 奴らも表だって大きな 動きは取れないはずだ |
小集団の利を 活かして徹底的に 引っかき回すって ワケか |
シカシ、黙ッテ行カセ テクレルデショウカ? |
それが問題だな |
それが問題よね |
しかしよ、あいつらが 黙って行かせてくれる たァ思えねェぞ? |
ま、そのほうがオレは 楽しいけどよォ? |
おまえなぁ・・・ |
あんたねぇ・・・ |
そうね・・・ 街の外で、あいつらが 待ちかまえているのは 間違いないわ |
待ち伏せはあるだろう だが、連中は僕たちが どこへ行くのかまでは 把握できていない |
カンペキな包囲は できない そこをうまくつければ きっと・・・ |
目的地はどうします? |
で、どこへ行く? |
それは・・・ |
そうね・・・ |
あのっ! |
あたし、おじいさんに 聞いたことあるんです |
村から山を越えた西に 小さな村があって そこに・・・ |
あたしの祖母にあたる 人が暮らしてるって |
それは本当なのかい? 僕は、初耳だよ |
じいさんが本当に そう言ったんだな? |
事情があって一緒には 暮らせないらしいから 今まで黙ってたけど |
今はもう、それを気に している場合じゃない と思うから! |
じゃ、決まりね? |
まずはその村に行こう そこからどうするかは また話し合って決めれ ばいいんだし・・・ |
*n0 先輩たちに、このこと は話しておくか? |
・・・いや、よそう |
ここから先は、俺たち だけの力で切り抜けて いかなくちゃならない 旅になるんだし |
不義理だとは思うけど 黙って出発したほうが いいと思う |
・・・よしましょう |
ここから先は、あたし たちの力で切り抜けて いかなくちゃいけない 旅になるのよ |
不義理だとは思うけど 黙って出発したほうが いいと思うの |
そうだな これ以上、先輩たちに 迷惑はかけられん |
暗くなるのを待って 出発しよう |
暗くなるのを待って 出発しましょう |
どうする? 山越えを試みる 街道沿いに迂回 草原を突っ切る |
さて、先輩たちには 気づかれずになんとか 出られたけど・・・ |
さて、先輩たちには 気づかれずになんとか 出られたけど・・・ |
次の問題は、どの道を 通っていくかだな |
次の問題は、どの道を 通っていくか、よね |
彼女の聞いたとおりの 道筋を行くのが確実 なんだけど・・・ |
追っ手を避けながら 山を越えるのはかなり きびしいわね |
はぐれてしまえば それこそ危険ですよ |
とはいえ、街道はまず 間違いなくあいつらに 見張られてるよな |
とはいえ、街道はまず 間違いなくあいつらに 見張られているわね |
ですね・・・ |
いっそ、この草原を 突っ切っていくか? |
え~っ!? そんなことしたら簡単 に見つかるわよっ!? |
直進するにしろ、迂回 するにしろ、彼らの 追撃はあると思った ほうがいいな |
となれば、すこしでも 立ち回りやすい場所を 選ぶべきだと僕は思う |
同感だぜ |
うーん・・・ |
うーん・・・ |
危険かも知れないけど やっぱり山を越えて いくことにしよう |
下手に回り道して 目的地を見失ったら それこそ意味がないし |
危険かも知れないけど やっぱり山を越えて いくことにしましょう |
下手に回り道して 目的地を見失ったら それこそ意味がないし |
しかし・・・ |
大丈夫ですよ、ええ 山越えの道だったら あたし、案内できるし |
君が・・・か? |
はい、だって 野山はあたしの遊び場 だったんですから |
楽な道を選びますから あたしに任せちゃって ください、ね? |
そいつは頼もしいや なあ、ネス? |
それは頼もしいわね ねえ、ネス? |
やれやれ・・・ とんでもない聖女も いたものだ、まったく |
・・・あわっ!? |
・・・あらっ!? |
ああ、ほら 暗いですから足下には 気をつけないと |
ありがとう。ロッカ おかげで転ばなくて 済んだよ |
ありがとう。ロッカ おかげで転ばなくて 済んだわ |
でも今になって考えて みると、あの時はよく こんな夜道を逃げられ たもんだよな・・・ |
無我夢中だったから なんだろうなあ |
でも今になって考えて みると、あの時はよく こんな夜道を逃げられ たものよね・・・ |
無我夢中だったから なんだろうなあ |
*n0 ひとつお願いをしたい ことがあるんですが |
ん? |
へっ? |
できれば、村の様子を 確かめておきたいと 思うんです |
もちろん、奴らの邪魔 が入らなければの話 ですけど・・・ |
やっぱり気になる? |
やっぱ、気になる? |
ええ、無茶だとは わかってるんですが |
至らないなりにも 僕らが守ってきた場所 ですから・・・ |
そっか・・・ そうだよな・・・ |
そっか・・・ そうよね・・・ |
リューグの奴が聞いて たら、きっと怒鳴って いるでしょうね |
仇を討つのに反対した くせに、都合よく感傷 にひたるな!って |
・・・・・・ |
でも、僕はあいつと 同じ道は選べなかった 死んだ人たちのための 戦いに殉じるよりも |
生き残った者を守る ために、今度こそ力を 尽くしたかったんです |
それでいいと思うな だってさ・・・ |
進んだ道は違ってても 二人が故郷を大切に 思ってるその気持ちに 違いはないんだしさ |
そうだろ? |
それでいいと思うよ だってさ・・・ |
進んだ道は違ってても 二人が故郷を大切に 思ってるその気持ちに 違いはないもの |
そうでしょ? |
そう、ですよね・・・ |
前方ニ熱源ヲ感知 複数デス! |
・・・(ぎゅっ) |
・・・あいつらか? |
・・・あいつらね? |
・・・(こくん) |
どうやら、無茶以前に 無理みたいですね これでは・・・ |
チッ、なにやってんだ お前は・・・ |
ご、ごめんっ 足下が暗くってさ つい・・・ |
ご、ごめんっ 足下が暗くって つい・・・ |
ぼけっとしてっからだ ほれ、さっさと立て |
くだんねえことで怪我 されて、いざって時に 足を引っ張られちまう のはゴメンだからな |
よぉく肝に命じとけ! |
う、うん |
少しは優しい言葉 かけてよね |
ったく、これじゃ アメルを任せるなんて 夢のまた夢だな |
えっ? |
へっ? 何よそれ・・・ |
バカ兄貴にカッコつけ といて、こんなこと 言えねえがよ・・・ |
あの黒騎士は強え 仇を討つより先に、俺 がくたばっちまうのも ありえるこった |
そうなっちまった時は お前らに、アメルを 任せるしかねえんだよ |
リューグ・・・ |
そこまでの覚悟で ルヴァイドと対決する つもりなのか!? |
そこまでの覚悟で ルヴァイドと対決する つもりなの!? |
前方ニ熱源ヲ感知 複数デス! |
・・・(ぎゅっ) |
・・・あいつらか? |
・・・あいつらね? |
・・・(こくん) |
・・・はっ! どうやら、お出迎えが 来たようだぜ!? |
第3接触予定地点ニテ 我、対象ト接触・・・ |
しみゅれーしょん ドオリノ展開ダナ |
ゼルフィルド! |
やっぱ、こっちの行動 はお見通しか・・・ |
各兵、散開シテ包囲 伝令ハ友軍ニ通達セヨ |
「小鳥は、第2の網に かかった」ト! |
まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
みんな、逃げろっ!! |
みんな、逃げてっ!! |
無駄ナコトヲ・・・ |
「黒の旅団」ノ包囲網 ハかんぺきダ! |
街道沿いに迂回して 進むことにしよう |
街道沿いに迂回して 進むことにしましょう |
でも、それじゃ すぐ見つかってしまい ませんか? |
うん、だけど あいつらには騒ぎを 大きくできない弱味も あるはずなんだ |
国境を越えて侵入した ことがばれたら、外交 問題になるからね |
うん、だけど あいつらには騒ぎを 大きくできない弱味も あるはずなのよ |
国境を越えて侵入した ことがばれたら、外交 問題になるでしょう |
なーるほど、そいつを 逆手にとるってわけか |
きゃっ!? |
おっと・・・! 大丈夫か、ミニス |
あらら・・・! 大丈夫、ミニス |
だ、大丈夫っ |
また転んだりすると 危ないし、手を つないでいこうか? |
また転んだりすると 危ないし、手を つないでいこっか? |
子供扱いしないでよね これでも旅には慣れ てるんだから・・・ |
へえ・・・ |
でも、君みたいな 貴族のお嬢様だったら 徒歩で旅なんてしない だろ? |
へえ・・・ |
でも、あなたみたいな 貴族のお嬢様だったら 徒歩で旅なんてしない でしょ? |
あのねえ・・・ 家出した人間がそんな ぜいたくできるわけ ないじゃないのっ |
家出だって!? |
家出って? |
あ!? |
まさか、ミニス ひょっとして君は今も |
まさか、ミニス ひょっとして今も |
違うわよっ! 今はちゃんとお母さま 公認で修行の旅をして るんだからね |
・・・・・・ |
ホントに? |
本当なんだもんっ!? |
わかった、わかった それよりもな、ミニス |
わかったわよ それよりもね、ミニス |
な、なによ・・・? |
俺の側から、絶対に 離れるんじゃないぞ! |
あたしの側から絶対に 離れないで! |
待ち伏せを考えもせず 街道を来るとはね 呆れたものだよ |
もっとも、おかげで 汚名返上ができそうだ |
イオスか!? |
イオス!? |
君に呼び捨てに される筋合いはないが まあ、許してやるよ |
どうせ今宵限りで 君たちの命運は尽きる んだからね |
わざわざお出迎えたァ まあ、ご苦労なこった |
勝手なことを! |
そいつはテメエだっ イオス! |
*n0さんは 貴方なんかに、 負けたりしませんの! |
伝令、急げっ ルヴァイド様に報告を するんだ! |
「小鳥は、初手の網に かかった」と! |
まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
みんな、逃げろっ!! |
みんな、逃げてっ!! |
ははは、どこへ 逃げても同じことだよ 覚悟するがいい! |
よし、草原を突っ切る ことにしよう |
よし、草原を突っ切る ことにしましょう |
視界ノ開ケタ場所ヲ 進ムノハ、自殺行為 ナノデハ・・・ |
わかってるさ でも・・・ |
わかってるわ でも・・・ |
なに考えてんだッ!? ニンゲン! |
そんなことしたら あいつらに行動が 丸見えだろォが!? |
わかってるさ でも・・・ |
わかってるわよ でも・・・ |
あの、ご主人様 さしでがましい口を ききますけど・・・ |
それだと、見つかった 時にどうするんです? 逃げ場がないですよ |
わかってるさ でも・・・ |
わかってるわよ でも・・・ |
色々考えてみたけど これが一番いい方法だ と思うんだ |
わざわざ街道を無視し て草原を行く人間なん て、俺たちぐらいしか いないだろうから |
近づいてくる人影は まず追っ手だと思って 間違いないはず。 だから・・・ |
色々考えてみたけど これが一番いい方法だ と思うの |
わざわざ街道を無視し て草原を行く人間なん て、あたしたちぐらい しかいないでしょう |
近づいてくる人影は まず追っ手だと思って 間違いないはず。 だから・・・ |
なるほど、うまく 隠れてやり過ごして しまおうというわけ だな |
うん。それにもし戦い になっても、草原だっ たら無関係の人を巻き 込まずに済むしね |
うん。それにもし戦い になっても、草原だっ たら無関係の人を巻き 込まずに済むしね |
あ・・・! |
容赦のない連中だから 目撃者がいたら、 きっと始末してしまう |
そんなことをさせる訳 にはいかないだろ? |
容赦のない連中だから 目撃者がいたら 始末しかねないわ |
そんなことをさせる訳 にはいかないでしょ? |
まいったな そういうことまで考え ていたとは・・・ |
ははっ、見直したか? |
そう言うことよ |
理解シマシタ |
お前にしちゃ、よく 考えたな・・・ |
あのなぁ・・・ |
あんたね・・・ |
なるほど・・・ そういうこと だったんですか・・・ |
あたしも賛成します *n0さんの その考えに |
よっしゃ! だったら先導役はオレ たちに任せときな |
ほら、*n0 そこの岩に気をつけて つまづくわよ |
あ、うん |
それにしても二人とも 月明かりだけでよく 足下まで見えるよな |
えっ、うん |
それにしても二人とも 月明かりだけでよく 足下まで見えるわね |
慣れだよ、なーれ 何度も似たような事を してっからな |
そうよねえ おかげでとばっちりを 受けた私まで、夜歩き に慣れちゃったもの |
まったくだ。もともと 地獄耳だったのに加え 夜目まで効くように なっちまって |
まさに凶暴女って感じ ・・・だがっ!? |
黙って歩きなさい |
あははは・・・ |
でも、心強いよ 二人がいてくれてさ |
あははは・・・ |
でも、心強いわ 二人がいてくれて |
どういたしまして だけど*n0 それは私たちだって 同じなのよ |
信じられる仲間と一緒 だから、こうして不安 に耐えられるの |
人間ってのはな・・・ 自分で思ってるほど 強いもんじゃねえ |
偉そうな口を叩いてる オレだってな、さほど 大したことができる わけじゃねーしな |
フォルテ・・・? |
ははは、ちっとばかし 弱気な発言しちまった みてーだが・・・ |
あそこに立ってる旦那 のせいってことにして 勘弁してくれよな |
・・・!? |
いい月だ・・・ |
貴様らの死出のたむけ には、勿体ないほどの 美しさだな・・・ |
ルヴァイド!? |
ルヴァイド!? |
どうして!? あれほど周りに気を つけて進んできたのに |
別に不思議ではない あらかじめ俺たちは この一帯に手勢を分散 させていたのだ |
どの方角に逃げようと 確実に貴様らを捕捉し 任務を果たすためにな |
なんて執念だ・・・ |
なんて執念よ・・・ |
まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
みんな、逃げろっ!! |
みんな、逃げてっ!! |
言ったはずだぞ 次に出会ったその時は けして容赦はせぬと |
逃がしはせん!! |
*n0さんっ あれっ!? |
松明の明かり・・・ あれが全部、敵だって いうのか!? |
松明の明かり・・・ あれが全部、敵だって いうの・・・!? |
包囲網完成マデノ時ハ 稼イダ、後ハ我ガ将ノ 采配ニ任セルダケダ |
おしまいの時間だよ ルヴァイド様の来た今 君たちに勝ち目はない |
我が兵を相手によく 戦ったと褒めてやろう が、戯れもここまでだ |
読み負けたんだ・・・ こうなったら、僕らに もう打つ手はない |
諦めちゃダメだっ! まだ、俺たちは奴らに 捕らえられたわけじゃ ない!! |
諦めちゃダメよっ! まだ、奴らに 捕らえられたわけじゃ ないわ!! |
なにか方法はないのか |
なにか方法はないの |
なにか・・・ |
おそら・・・ |
え? |
へっ? |
おそらが、ふるえてる つめたくなって・・・ なきだしそう・・・ |
匂いが・・・ |
え? |
へっ? |
風の匂いが変わった 冷たく湿って・・・ これは・・・? |
なんだ、この霧は!? |
れーだー、せんさー おーるれっど・・・ ドウイウコトダ!? |
なんなんだこれは!? くそっ、目が・・・ 目がくらむ!! |
この霧・・・ おのれ、目くらましの つもりか!? |
なにが起こったって いうんだ・・・? |
なにが起こったって いうの・・・? |
さあ、今のうちに お逃げなさい |
え!? |
へっ!? |
目くらましの霧が |
貴方たちを守っている |
貴女たちを守っている |
うちに、急いで・・・ |
今の声・・・ どこかで・・・? |
今の声・・・ どこかで・・・? |
みんな、こっちだ! |
先輩たち!? でも、どうして・・・ |
先輩たち!? でも、どうして・・・ |
あら、まさか本気で バレてなかったと 思ってたわけ、ボク? |
あら、まさか本気で バレてなかったと 思ってたわけ? |
君たちの考えそうな ことぐらいお見通しだ まったく、みずくさい 後輩どもめ! |
すいません・・・ |
じゃあ、この霧は ミモザさんたちが? |
ちょっと知り合いに 頼んで、ね |
あまり時間はない とにかく急いで包囲網 から抜け出さないと |
そうはさせんぞ! |
ルヴァイドっ!? |
嘘でしょ!? ただの霧じゃないのよ これって・・・ |
他の者は惑わせても この俺にまやかしなど 通じぬわ |
デグレアの勝利のため 絶対に聖女はこの手に 捕らえてみせる!! |
きゃああっ! |
アメル!? |
アメル!? |
お前なんかに 僕の妹を渡すものか! |
邪魔だ・・・ どけえぇっ!! |
ロッカ |
ぐあっ! |
疾く、闇の雲より現れ 黄泉の光を閃かせん |
!? |
いでよ!! |
な、なんだとぉっ!? |
ルヴァイドおぉッ!! |
!? |
もうこれ以上、テメエ にゃ何も奪わせねえ! ひとつとして、奪わせ はしねえぇっ!! |
な、なんだとぉっ!? |
おのれ・・・っ おのれえぇぇっ!! |
あれが、ルヴァイドの 素顔・・・ |
あれが、ルヴァイドの 素顔・・・ |
ここは私たちに任せて 君たちは逃げるんだ! |
でも、それじゃ・・・ |
心配しなくたって 引き際は心得てるわよ 時間を稼ぐだけ! |
*n0 負けるんじゃないぞ 本当に大切なものなら 譲らずに守るんだ |
おみやげ、期待して 待ってるからね? |
ギブソン先輩・・・ ミモザ先輩・・・ |
さあ、行け!! |
はあ、はあ・・・ |
なんの音だ? これは・・・ |
なんの音? これは・・・ |
・・・(くいくい) |
どうした? |
どうしたの? |
おにいちゃん はじめて聞く音なの |
おねえちゃん はじめて聞く音なの |
ご主人様? |
どうした? |
どうしたの? |
なんだか、変な 匂いです |
この音と関係が あるのか? |
この音と関係が あるの? |
多分・・・ |
*n0さん |
どうした? |
どうしたの? |
くんくん・・・ なんだか、変な 匂いがしますの??? |
モナティ? |
こりゃあ、潮騒だぜ 海が近くにあるんだ |
見てください、あれ! |
ファナンの灯りだ どうやら、僕たちは 逆方向に来てしまった らしいな・・・ |
どうにか逃げのびた俺たちが たどりついた場所は、潮風の 吹き抜ける海辺だった |
知らず知らず、俺たちは 目的地とは反対の方向へと 進んでいたらしい |
だが、歩を返すだけの気力は 今の俺たちに残ってなかった |
砂浜に下りた俺たちは 岩陰に隠れるようにして火を おこし、疲れた身体を休める 街の灯りを見つめながら |
海運と交易の都市ファナン それは奇しくも、俺とネスが 最初に目指した街だった |
無事逃げ切った・・・ |
でも、またしても無我夢中 そうなることは 半分想像してるとおりだった |
しかも、逃げ切った先は 予定と全く逆の方向 |
潮風の吹く海辺だった |
またしても先は見えない 闇の中・・・ 引き返す気力もなかった |
でも、弱音も吐いて いられないのよね |
砂浜の影で火をおこして みんな少しでも体を休める |
海運と交易の都市ファナン あたしたちが最初に目指した その街の灯を見ながら・・・ |
こんな形でファナンに やってくることになる とは、皮肉だな |
そう言うなってば ほら、怪我の功名って 考えれば・・・ |
そう言わないでよ ほら、怪我の功名って 考えれば・・・ |
その言葉は、こういう 時に使うべきものでは なかろう? |
うう・・・ |
うう・・・ |
それにしても、やはり 僕たちの考えること など、先輩たちには お見通しだったな |
うん、結局 最後の最後まで迷惑 かけっぱなしだった 気がする・・・ |
うん、結局 最後の最後まで迷惑 かけっぱなしだった 気がする・・・ |
借りを返そうなんて ことは無理だろうが |
目的を果たした上で きちんとお礼を言いに いきたいものだな |
それが、お二人のして くれたことに対して 僕たちが報いる最良の 方法になるはずだ |
うん、そのためにも アメルを無事に送り 届けないとな |
うん、そのためにも アメルを無事に送り 届けないとね |
ここから先は俺たちが 俺たちの手で道を切り 開いていくんだ! |
ここから先はあたしたちが あたしたちの手で道を切り 開いていくのよね |
踏み出したんですよね あたしたち・・・ |
周りに流されないよう 今いる場所を守ること だけの毎日から |
自分たちの意志で 初めて一歩、前に進み 出したんですよね? |
ああ、そうだよ そしてそのきっかけを 作ったのは、君さ |
ええ、そうよ そしてそのきっかけを 作ったのは、あなたよ |
正直、まだこわいです あたし・・・ |
自分の判断が本当に 正しかったのかどうか 不安になります |
誰だって、それは同じ だよ |
未来を見ることなんて 誰にもできないんだ だから、人は悩んだり 失敗もする |
けどさ・・・ |
それを恐れていたら いつまでたっても人は 同じ場所にしかいられ なくなっちまう |
ギブソン先輩が言って いたよ |
自分の気持ちに正直に なって決めたことが その人にとっての真実 になるんだって |
誰だって、それは同じ よ |
未来を見ることなんて 誰にもできないもの だから、人は悩んだり 失敗もするのよ |
けどさ・・・ |
それを恐れていたら いつまでたっても人は 同じ場所にしかいられ なくなっちゃう |
ギブソン先輩が言って たの |
自分の気持ちに正直に なって決めたことが その人にとっての真実 になるんだって |
自分の、気持ち・・・ |
こわいかもしれない 不安かもしれない だけど、アメルは |
後悔はしていないん だろう? |
こわいかもしれない 不安かもしれない だけど、アメルは |
後悔はしていないん でしょう? |
してません! |
うん、俺も同じだ 後悔はしちゃいない |
どれだけ失敗しても、 その気持ちを忘れさえ しなければ |
きっと、乗り越えて いけるって俺は思うよ |
ええ、あたしも同じ 後悔はしちゃいない |
どれだけ失敗しても、 その気持ちを忘れさえ しなければ |
きっと、乗り越えて いけるって思うの |
誰だって、きっと そうやって生きていく ものなんだから・・・ |
誰だって、きっと そうやって生きていく ものなんだから・・・ |
あるじ殿、先程ノ霧ハ 召喚術ナノデスカ? |
え? |
アノ霧ガ発生シタ時 自分ニ装備サレタ せんさーノ類ハ完全ニ まひシマシタ |
ニモ関ワラズ、我々ノ 進路ニ向カッテダケハ 常ニ視界ガ確保サレテ イマシタ |
そういえば・・・ |
対象ヲ選ンデ影響スル 霧ナド、物理的ニハ 不自然デス |
ソコデ、あるじ殿ナラ ゴ存知デハナイカト 思ッタノデスガ・・・ |
うーん、俺にも ちょっと見当がつか ないなあ・・・ |
ネスには聞いて みたのか? |
うーん、あたしにも ちょっと見当がつか ないなあ・・・ |
ネスには聞いて みたの? |
ヤハリ、ゴ存知ナイト ノコトデシタ |
ネスでさえ わからないのか・・・ |
ネスでさえ わからないの・・・ |
あの霧、いったい なんだったんだろう? |
あの霧、いったい なんだったんだろう? |
チッ・・・ 殺気だった気配が 完全に消えやがったぜ |
この様子だとアイツら 完全にテメエたちを 見失ったみてェだな? |
ふう・・・ ひと安心ってことか |
ふう・・・ ひと安心ってとこね |
まァな だが、これで終わり とは思えねェぞ? |
アイツらのしつこさは 悪魔のオレでさえ 呆れるほどだからなァ |
油断してると、後ろ からバッサリってこと もあり得るかもな? ヒヒヒ・・・ |
おまえって つくづく、イヤなこと ばかり言うなあ? |
あんたって つくづく、イヤなこと ばかり言うわね? |
おいおい、これでも オレは忠告してやって るつもりだぜェ!? |
ちっとは感謝しろって ニンゲン? |
感謝したくなるような 忠告にしてくれって 頼むから・・・ |
感謝したくなるような 忠告にしてほしいわ 本当に |
あの霧に包まれた時は 焦ったんだぜ? ほら*n1は 背が小さいから |
はぐれるんじゃ ないかって、 心配したよ |
あの霧に包まれた時は 焦ったのよ? ほら*n1は 背が小さいから |
はぐれるんじゃ ないかって、 心配したわ |
・・・ありがとう |
でもね・・・ だいじょうぶだよ だって・・・ |
あれは・・・ *n1の しってる霧だったもの |
えっ? |
あれはね・・・ シルターンの霧・・・ |
とおしたくない人だけ めかくしするの |
それって、一種の 結界ってことか!? |
それって、一種の 結界ってこと!? |
*n1 すぐにわかったの とおしてくれるって 聞こえたから・・・ |
だからね ちっとも、こわく なかったよ? |
そっか・・・ |
てっきり、先輩たち の仕業だって思って いたけど・・・ |
てっきり、先輩たち の仕業だって思って いたけど・・・ |
いったい、誰があんなものを 作り出したんだろう? |
いったい、誰があんなものを 作り出したんだろう? |
あううう・・・っ! |
ほら、ガマンしろって |
ほら、ガマンしなさい |
で、でもぉ・・・ あうっ、痛いぃぃ! 痛いですうぅぅっ!! |
まったく、いきなり 倒れた時にはなにかと 思ったけど |
両足がつって倒れる なんて、お前らしいと いうか・・・ |
まったく、いきなり 倒れた時にはなにかと 思ったけど |
両足がつって倒れる なんて、あなたらしい というか・・・ |
うう、面目ないですぅ ご主人さまぁ・・・ |
まあ、追われてる途中 でこうならなかった だけでも上出来かもな |
がんばったな・・・ *n1? |
まあ、追われてる途中 でこうならなかった だけでも上出来かもね |
がんばったわね・・・ *n1? |
ご主人さま・・・ |
・・・あうっ!? いたたたたたっ!! |
きっちりほぐして おかないと、後々に 響くからな |
さ、次は左足の番だ? |
きっちりほぐして おかないと、後々に 響くからね |
さ、次は左足の番よ? |
あ、あうぅ・・・っ ご主人さまぁ 勘弁してくださいよぉ |
しかし、これでよくメイトルパで 暮らしていられたって思うな 正直なとこ・・・ |
しかし、これでよくメイトルパで 暮らしていられたって思うわ 正直なとこ・・・ |
はいけい、マスター モナティですの |
モナティたちは あたらしいばしょを めざして、たびだつ ことになったです |
いきさきは、ずっと きたにあるという ちいさなむらですの |
なまえもわからない ようなばしょですけど |
そこにはアメルさんの おばあさんがくらして いるというのです |
アメルさんをぶじに そこまでおくりとどけ られたら・・・ |
次は、モナティを 送っていく番だよな? |
次は、モナティを 送っていく番よね? |
*n0さん・・ |
俺もさ、会ってみたく なってきたんだよ |
モナティがそこまで 大好きなマスターって 人にさ? そのためにも |
あたしもさ、会ってみ たくなってきたのよ |
モナティがそこまで 大好きなマスターって 人にさ? |
そのためにも モナティは もっとがんばるですの |
だから、ときどきでも いいですからマスターも モナティのぶじを いのっていてくださいです |
だいすきなマスターへ |
モナティより ・・・かしこ |
ふーっ、なんとか首が つながったってカンジ だな、毎度毎度 |
ぎりぎりでも、勝ちは 勝ちだって |
ぎりぎりでも、勝ちは 勝ちよ |
お、言うようになって きたなぁ? *n0 |
そりゃ、すぐ近くに お手本になる人がいる からね。度胸はつくよ |
そりゃ、すぐ近くに お手本になる人がいる からね。度胸がつくわ |
・・・・・・ |
なあ、*n0 オレを手本にするのは よしとけよ |
どうして? |
オレはお前が思ってる ような、立派な人間 じゃねーってこった |
そんなことないって! 剣の扱いだって上手い し、色々なこと知って るし・・・ |
そんなことないわ! 剣の扱いだって上手い し、色々なこと知って るし・・・ |
だが、どれも全部 中途半端だぜ? |
剣の腕では黒騎士の 旦那に劣り、知識では ネスティに及ばねえ |
だって、それは・・・ |
オレは昔っから どーにも、こらえ性が なくてな |
ひとつのことを丹念に やり遂げるのが苦手 なんだよ すぐに飽きちまう |
それが積み重なって 何でもできるように 見せてるだけなんだ |
・・・・・・ |
ま、おまえは オレとは根本的に違う ようだけどな? |
自分で決めたことに 最後まで責任をもとう と努力してるし |
そんなの・・・ 買いかぶりだよ |
そんなの・・・ 買いかぶりよ |
自分でわかってねえ だけだって |
オマエには、そういう 気質があると、オレは 思うぜ? |
わかってない、か でも、それはフォルテ も同じだと俺は思うよ |
わかってない、か でも、それはフォルテ も同じだと思うけど |
んーっ、さすがに 疲れちゃったわねえ |
レルムの村から逃げて きた時も、こんな感じ だったよなあ |
レルムの村から逃げて きた時も、こんな感じ だったわね |
あら、だけど 今回は「逃げる」旅 じゃないわよ? |
アメルと私たちの 意志で「向かう」旅 なんだから 大違いじゃないの |
あははは うん、そうだよな 大違いだよな |
あははは ええ、そうよね 大違いだわ |
気の持ちようひとつで 人生は楽しくも厳しく もなるぜ・・・か |
それは? |
それは? |
んー? アイツが 私と出会った頃にね 言ってた言葉よ |
あの時は無責任だって 思ったけど、こうして 思い出してみると |
意外と重みがあったり するから、あなどれ ないものよねえ |
気の持ちよう、か |
厳しい状況が、変わる わけじゃないけどさ |
どうせなら、この旅も 楽しいって感じられる ものにしたいわよね? |
うん、俺もそれには すごく賛成だよ |
ええ、あたしもそれに はすごく賛成だわ |
逃避じゃなくて 前向きな気持ちで いられるといいよな |
逃避じゃなくて 前向きな気持ちで いられるといいわね |
結局、最後まで ギブソンさんたちの お世話になってしまい ましたね |
うん、あの二人の目は ごまかせなかったよ |
あらかじめ予想して なかったら、ああまで 手際よく助けに入れる はずないもんな |
うん、あの二人の目は ごまかせなかった |
あらかじめ予想して なかったら、ああまで 手際よく助けに入れる はずないもの |
でも、これから先は 僕たちが自分の力で旅 を続けていかなくては なりません・・・ |
貴方たちに迷惑を |
貴女たちに迷惑を |
かけっぱなしの僕たち が言うようなことじゃ ないですけどね |
そのことなんだけどさ ロッカ |
もう、よそうよ そういう考え方はさ |
そのことなんだけどね ロッカ |
もう、よそうよ そういう考え方 |
え? |
自分の意志でアメルを 守っていくと決めた 時点で、俺たちはもう 対等の仲間なんだよ |
仲間同士で、 いちいちそんなこと 気にするのって おかしいだろ? |
自分の意志でアメルを 守っていくと決めた 時点で、あたしたちは 対等の仲間なのよ |
仲間同士で、 いちいちそんなこと 気にするのって おかしいじゃない |
ですが・・・ |
と・に・か・く! |
俺はロッカと 対等の仲間で いたいってこと! |
と・に・か・く! |
あたしはロッカと 対等の仲間で いたいってこと! |
*n0さん・・ |
変な遠慮なんてしたら それこそ承知しないぞ ・・・わかったか? |
変な遠慮なんてしたら それこそ承知しない わよ ・・・わかった? |
・・・はい |
生真面目なのはロッカの いいところだけど 悪いところでも あるんだよなあ・・・ |
生真面目なのはロッカの いいところだけど 悪いところでも あるのよねぇ・・・ |
やったな、リューグ 黒騎士に一撃 あびせるなんて! |
すごいわよ、リューグ 黒騎士に一撃 あびせるなんて! |
・・・・・・ |
あれだけ毎日、練習 してたもんな・・・ 当たり前といえば 当たり前かな? |
あれだけ毎日、練習 してたもんね・・・ 当たり前といえば 当たり前かな? |
ハッ! なにが当たり前だよ? |
俺はあいつを殺す気で 向かっていったんだ |
それがどうだ? カブトひとつを弾いた だけで、傷ひとつさえ つけられねェ!! |
でも・・・ |
ぶっ倒さなけりゃあ 意味ねェんだよ・・・ |
じゃなきゃ、俺の やってることなんて なんの意味もねェ!! |
意味ねェんだよ・・・ |
リューグ・・・ |
リューグのしようとしていることは 本当にただの復讐なんだろうか? |
リューグのしようとしていることは 本当にただの復讐なのかしら? |
ファナンか・・・ |
ミニスは、ファナンに 行ったことあるのか? |
ミニスは、ファナンに 行ったことあるの? |
うん、何度かは だって、あそこは 金の派閥の本部がある 街だもの |
へえ・・・ |
もともとは小さな漁村 だったのを、金の派閥 が貿易によって、今の 都市に発展させたの |
そして、今もその運営 を取り仕切ってるのが 私のお母さま・・・ |
じゃあ、ファナンには ミニスのお母さんが いるのか? |
じゃあ、ファナンには ミニスのお母さんが いるの? |
うん・・・ だけど、今はちょっと 会いたくないな |
ペンダントをなくした こと、話してないから |
いっそ、思い切って 話したほうがいいん じゃないのか? |
いっそ、思い切って 話したほうがいいん じゃないの? |
それはダメえっ!? |
おいおい、なにも そんな大声で反対 しなくたって・・・ |
あらあら、なにも そんな大声で反対 しなくたって・・・ |
とにかくっ! それだけは絶対にダメ お母さまにだけは 知られたくないの! |
ねえ、*n0 お願いだから・・・ |
わ、わかったよ もう言わないから 落ち着けってば・・・ |
わ、わかったわよ もう言わないから 落ち着いてって・・・ |
怒られるのがこわいんだろうけど ちょっと異常だよな、あれって |
怒られるのがこわいんだろうけど ちょっと異常よね、あれって |
scn107
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
どうする? お言葉に甘える 遠慮する |
*n0 |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
もしもーし? |
*n0 |
・・・んあ? |
・・・ふに? |
おぉ、起きた起きた |
・・・? |
こんなとこにひっくり 返ってなにしてんのさ あんたたち? |
行き倒れにしちゃあ ずいぶんと大所帯 だねえ |
え、と・・・君は? |
え・・・あなたは? |
あたい? あたいはモーリン ファナンの住人だよ |
日課の訓練するために やって来たらさ いきなり、あんたたち が転がってるだろ? |
びっくりして ちゃんと息をしてるか 確かめたってわけさ |
なるほど・・・ |
なるほどじゃないよ まったく、朝っぱら からひとに余計な心配 かけといて |
そっか・・・ |
そっかじゃないよ まったく、朝っぱら からひとに余計な心配 かけといて |
だいたいなんだい その格好は? |
まるで野盗かなにかに 襲われでもしたみたい じゃないのさ |
あ、いや、これは |
あ?これは、その えーっと・・・ |
ふぁ、あ・・・ |
おや、お仲間も ようやく目を覚ました ようだね |
・・・!? |
おい、*n0 そこにいるのは いったい、誰だよ? |
まさか、追っ手!? |
違うってば! この人は俺たちが 行き倒れてると思って 心配して・・・ |
違うってば! この人はあたしたちが 行き倒れてると思って 心配して・・・ |
ふーん・・・ なにやら、ワケあり みたいだねえ |
どうだい あんたたち、よけりゃ あたいの家で休んで いかないかい? |
君はバカか? 見ず知らずの人間に ほいほいついて行って どうするんだ!? |
そんなこと言ったって せっかく親切で言って くれてるんだから |
そんなこと言ったって せっかく親切で言って くれてるのよ |
そうそう、人の親切は 素直に受けとくもんさ |
さあ、ついといで! |
どうなっても知らんぞ 僕は・・・ |
気持ちは嬉しいけど 俺たちは・・・ |
ありがと 気持ちは嬉しいけど あたしたちは・・・ |
ワケありなのは承知 だって言ったろ? |
いいから、いいから 遠慮しないで ついてきなって! |
ちょ、ちょっと 引っ張らな・・・ うわあぁぁっ!? |
えっ、ちょっと 引っ張らな・・・ きゃあぁぁっ!? |
なんか、すさまじく 強引なねーちゃんだな |
ていうか・・・ すっごい力持ちかも 引きずってるし・・・ |
まあ、悪意のあるよう には見えないわね あの様子では |
(こくこく) |
しゃあない ひとつここはお邪魔 させてもらうかね |
あーうー!? |
うひゃあー!? |
さあ、着いた ここがあたいん家さ |
ケッ、想像以上に しけたとこだなァ? |
*n1! |
*n1! |
あはは、いいんだよ 本当にボロだしね |
これは・・・ 拳法の道場か? |
そうさ あたいはここの師範代 をやってんだよ |
そのわりには・・・ なんだかひっそりして ませんか? |
ずいぶんと静かだな 普通なら稽古してる 時間だろうに・・・ |
ああ、今はあたい以外 生徒はまったくいない からね |
ええっ!? |
へ!? |
館長やってんのは あたいのクソ親父なん だけどさ・・・ |
ずっと前に修行の旅に 出たっきり、ちっとも 帰りやがらなくて |
あはははっ このありさまってわけ |
あっけらかんとした顔 で言えることなのか それって??? |
このありさま、って い、いいのかしら? |
さあさ、遠慮は無用さ 男どもは適当に入って くつろいでなよ |
女連中はこっちさ 裏庭に井戸があるから 砂や汗を落としといで |
で・・・ あれからもう3日か 早いもんだな |
で・・・ あれからもう3日 早いものね |
ええ、本当に モーリンさんには感謝 しないといけませんね |
そうだよな 寝る場所だけじゃなく 食事の世話までして もらっちゃってさ |
そうよねえ 寝る場所だけじゃなく 食事の世話までして もらっちゃって |
だが、いつまでも 彼女の好意に甘えては いられんだろう |
この場所にも、いつ 黒の旅団の手が伸びて くるかも知れない |
そうですよね・・・ あんな親切な人を 巻き込んだりしたら いけませんもの |
ああ、黒騎士たちに 気づかれる前にここを 出て、目的の村まで 行かないとな |
・・・はい? |
ええ、黒騎士たちに 気づかれる前にここを 出て、目的の村まで 行かなくちゃ・・・ |
・・・はい? |
よお、みんな揃って なんの話だい? |
ウワサをすれば なんとやら、ってか ヒヒヒ・・・ |
も、モーリンさんっ? |
なんだい、そんなに 驚くことないだろ? |
ももももっ モーリンさんっ!? |
なんだい、そんなに 驚くことないだろ? |
あ、いえ・・・ |
いや、あははは モーリンのおかげで すっかり疲れもとれた なあってね |
あ、えっとね・・・ モーリンのおかげで すっかり疲れもとれた わねーって |
そりゃ良かった だったらさ、ひとつ あたいと一緒に街まで 出てみないかい? |
えっ? |
へ? |
いって来たらどうだ *n0 |
おりを見て、そろそろ 出発することを彼女に 伝えてくれ・・・ |
その間に、僕たちは 準備をしておくから |
ええっ!? |
ええっ!? |
あんたたちは 行かないのかい? |
あ、あたしはっ まだちょっと気分が |
僕も遠慮するよ 足のほうが本調子に なるまではね |
ふーん・・・ そんじゃ仕方ないか *n0 ついといで |
あーれー!? |
あわわわっ、ちょっと 引っ張らないで~!? |
はあ・・・ 見るからにド派手で 恥ずかしい建物だろ? |
いや、そこまでは 言わないけどさぁ |
いや、そこまでは 言わないけどね |
装飾が派手すぎて 近寄りがたい雰囲気は あるかも・・・ |
装飾が派手すぎて 近寄りがたい雰囲気は あるかも・・・ |
金の派閥の召喚師の 本部がここだよ |
あたいは、どうしても こいつらが好きに なれなくてさ・・・ |
街を便利にするため とはいえ、好き放題に ここらの土地を いじくったからね |
おかげで、あたいが 小さい頃のファナンの 面影は、ほとんど なくなっちまってる |
そうなんだ・・・ |
感傷だってのは わかってるんだけどさ やっぱり、ね |
・・・・・・ |
おや、あそこにいるの ミニスじゃないかい? |
本当だ・・・ ちょっと見てくるよ |
本当だ・・・ ちょっと見てくるわ |
なにしてんだ こんなところで? |
なにしてるの こんなところで? |
なにって・・・ その・・・ |
せ、せっかくだから なにか勉強のために 買い物しようかと 思っただけっ! |
ちょうどいいわ *n0 ついてきなさいよ? |
おい、いいのかよ 俺は蒼の派閥の人間 なんだけど・・・ |
えっ、いいの あたしは蒼の派閥の 人間なんだけど |
私が金の派閥だから 構わないのっ! |
い、いいのかなぁ? |
い、いいのかなぁ? |
ここがファナンの市場 歴史では聖王都より 劣るけれど |
店の数と、食べ物の 新鮮さだったら けっして負けちゃあ いないよ |
ちょっとのぞいて いってみようか? |
市場のある大通りとは また違った活気がある よね、ここはさ |
市場のある大通りとは また違った活気がある わね、ここは・・・ |
まあね。ここの連中は 裕福とはいえないけど 気持ちの優しいやつら ばかりだよ |
よお、モーリンっ オトコなんか連れて 珍しいじゃねえか |
ははは、いよいよ あの道場にも跡継ぎが できるみたいだねえ |
ばばば、バカいってん じゃないってばさ! |
ちゃんと話しただろっ こいつは今、うちで 面倒みてる旅の人だよ |
ははは、照れやがって 冗談だってのによ |
なあ、兄さん 昨日の貝の酒蒸しは どうだった? |
あ、ええ おいしかったですけど |
ひょっとして、俺たち が食べてたご飯って おばさんたちが? |
よお、モーリンっ 隣にいるのは 新しい弟子かい? |
あの寂れた道場も 少しは活気づく みたいだねえ |
まあ、確かに 寂れてるけどさ・・・ |
ちゃんと話しただろっ こいつは今、うちで 面倒みてる旅の人だよ |
そうかい そいつは残念だ |
なあ、嬢ちゃん 昨日の貝の酒蒸しは どうだった? |
あ、ええ おいしかったです |
ひょっとして、あたし が食べてたご飯って おばさんたちが? |
ああ、そうだよ ここのみんなが親切で わけてくれたもんさ |
すいませんっ あの、俺たち、お礼も 言わずにいて・・・ |
すいませんっ あの、あたしたち、 お礼言わずに・・・ |
いいってことよ モーリンにゃ、いつも 怪我人の面倒をみて もらってるからよ |
そうそう、困った時は お互いに助けあうのが 下町の心意気さ |
そんじゃ、あたいたち 他にも回るとこがある からさ |
帰りにまた寄ってきな 魚を揚げとくからね 持っておいきよ |
あいよっ! |
なんだ!? 人混みができてるぞ |
なにかしら? 人混みができてるけど |
こういう裏路地には あんまり近づくんじゃ ないよ? |
ファナンは港街だから ろくでもない奴らも 集まってくるが |
連中が好んでたむろ してるのが、こういう 場所なのさ |
うん、みんなにも 言っておくよ |
うん、みんなにも 言っておくわ |
・・・!? |
!? |
ん、どうかしたかい? |
いや・・・ なんでもないよ |
いいえ・・・ なんでもないわ |
こんなところに あいつがいるはず ないもんな・・・ |
こんなところに あの子がいるはず ないもんね・・・ |
・・・*n0 |
街の門から波止場まで をつなぐこの大通りが ファナンで一番、人が 行き来する場所だよ |
荷揚げされた品物は ここから馬車なんかで 各地へと運ばれるのさ |
食べ物や日用品は トライドラへ ぜいたく品だったら 聖王都って具合にね |
ファナンの人たちが 生活するための水は どうやって確保してる と思う? |
・・・さあ? |
・・・さあ? |
その答えがこいつ この水道橋を使って 海の水をくみあげて 使ってるのさ |
海の水だって!? |
海の水!? |
あはははっ、もちろん そのまま使ってるわけ じゃないよ |
なんでも、汲み上げた 水の中で魚の召喚獣を 養殖していて |
そいつが、 すっかり塩辛さを 抜いてくれるって 話だよ |
へえ・・・ |
ソレルクってその魚が また、珍味でさ ファナンの名物として 売られてるんだよ |
そのうちに食べさせて やるから、楽しみに してな? |
うわ・・・っ これって全部、船で 届いた品物なのか!? |
うわ・・・っ これって全部、船で 届いた品物なの!? |
ははは、呆れちまう量 だろ? |
これだけの荷物を 聖王都の港だけでは 処理しきれなくなった ことが理由で |
漁村だったファナンが 貿易港として開発 されたってわけさ |
たしかにハルシェ湖の 受け入れ港じゃ、これ だけの荷物はさばけ ないだろうなあ |
たしかにハルシェ湖の 受け入れ港じゃ、これ だけの荷物はさばけ ないものねえ |
これを管理してる 連中ってのが、 金の派閥の 召喚師だよ |
事実上、ファナンは そいつらの手で統治 されてるようなもんさ |
どうする? 事情を聞いてみる 何か食べさせる ほっておこう |
海ってのは不思議な もんだよな |
波が寄せたり引いたり して、まるで生きてる みたいでさ・・・ |
海って不思議ね・・・ |
波が寄せたり引いたり して、まるで生きてる みたい・・・ |
そういや、あんたたち は海のない場所から 来たんだったね |
うん |
ええっ、そうよ |
この銀沙の浜は ファナンがまだ漁村で しかなかった頃から ずっと |
漁師たちの働き場所 だったのさ |
上手くやればここから でも結構な魚が釣れる んだよ |
今は、潮の具合が良く ないんでダメだけどね |
え?でも、あそこで 釣りをしてる人がいる じゃないか |
えっ?でも、あそこ で釣りをしてる人が いるじゃないの |
・・・・・・ |
ありゃま、ほんとだ |
バカだねえ 釣れるわけないのに |
おーい、そこのあんた |
・・・ん? |
腰に剣を差してるぞ この人、剣士なのかな |
腰に剣を差してるけど この人、剣士かしら? |
今の潮の加減じゃあ ここで竿を出したって 無駄だよ? |
なんと! それはまことか!? |
あんたをかついだって 何の得にもなんないよ |
な・・・ なんたる不覚・・・ |
それを知っておれば 最後の路銀でこんな物 を買いはしなかったと いうのにっ!! |
あ、あのう もしもしっ? |
あ、あのぉ・・・ もしもしー? |
ああ、いかん 叫んだら空きっ腹に 響いてきたでござるよ くううう・・・ |
よっぽどお腹が空いて いるんだろうな この様子だと・・・ |
よっぽどお腹が空いて いるのね・・・ この人・・・ |
拙者、見てのとおりの 流れの剣客でござる |
けんかく? |
サムライでござるよ |
ええっ、貴方が!? |
へえ・・・ 噂には聞いてるよ なんでも異世界の剣術 を使うんだってね |
で、その おサムライさんが どうしてお腹すかして るんだい? |
行く先々で力仕事を して路銀を稼ぎ、修行 の旅をしていたのだが |
どういうわけか、この 街ではそういった仕事 が見つからず・・・ |
なるほどねえ 釣った魚を食べようと 考えたわけだ |
あの・・・ よかったら、これで ご飯を食べてください |
あの・・・ よかったら、これで ご飯を食べてください |
なんと・・・ おぬし、見ず知らずの 拙者に金を渡すという のか!? |
お腹がすいていいこと なんてひとつもないし 気にしないでどうぞ |
ありがたい・・・ ありがたいが、しかし それではあまりにも 申しわけが立たぬ |
むむむむ・・・・ |
だったらさ、今だけ 借りておくことに しといたらどうだい? |
え? |
へ? |
気の毒だけど、俺たち にしたって居候してる 身だからなあ・・・ |
気の毒だけど、あたし にしたって居候してる 身だものねぇ・・・ |
・・・・・・ |
ここは、彼女の様子を 見て決めとこう |
ここは、彼女の様子を 見て決めましょう |
あんた剣士やってるん だから、腕っぷしは 強いはずだね |
まあ、そこそこは |
よし、だったら網びき の仕事を紹介したげ ようじゃないか |
そ、それはまことで ござるかっ!? |
そんなにもうかる仕事 じゃないけど、メシは 食べさせてもらえる それでいいんならね |
充分でござるとも! ええと・・・ |
あたいはモーリン で、こっちが・・・ |
*n0だよ |
*n0よ |
お二人の親切は このカザミネ、生涯 忘れぬでござるよ |
ははは、そんな大げさ に考えなくたって いいのに・・・ |
あらら、そんな大げさ に考えなくたって いいのに・・・ |
さ、ついといで! |
しかし、遠慮している ものを無理に渡すのは どうかと僕は思うが? |
ですが、現にこれだけ 世話になってしまって いるんですよ? |
二人とも、難しい顔で なにを話してるんだ? |
二人とも、難しい顔で なにを話してるの? |
モーリンさんに、宿代 を払うって話ですよ |
あ・・・! |
彼女はいらないって 言ってますけど、食事 だってタダのはずが ないんですし・・・ |
しかし、そもそも 僕たちは客として彼女 に招かれたんだ |
これから先のことも 考えて、路銀は節約 するに越したことは ないだろう? |
それはそうですが でも・・・ |
なんか、下手に口を 出すとまずそうかも |
ここは、そーっと 退散しよう・・・ |
なんか、下手に口を 出すとまずそうかも |
ここは、そーっと 退散しちゃお・・・ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみよっかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、さすが道場 古いけどしっかりした 造りをしてるなあ |
配置ニ無駄モナク 空間ヲ有効ニ活用シテ アリマスネ |
建材ノ劣化モ、サホド 感ジラレマセン 耐久性モ高イデショウ |
へえ・・・ |
あー、さっぱりした♪ ここの水って、 すっごく冷たくて 気持ちいいよ? |
なにをのんきなことを 言ってるんだ *n0 |
今の僕たちは追われる 身の上なんだぞ? もう少し危機感をもつ べきじゃないのか |
わかってるよ。でもさ あのモーリンって人は 本当にただの親切心で |
俺たちをここに連れて きただけだと思うんだ ちょっと強引だったと は思うけど |
わかってるわよ。 でも、モーリンは ただの親切心で |
あたしたちをここへ 連れて来ただけよ |
やり方は強引だけどね |
たしかにな。オレらを ハメるつもりなら やり方がお粗末すぎる ってもんだよな |
それはそうだと思うが しかし・・・ |
あんた・・・ つくづく疑り深い性格 してんだねえ・・・ |
うわっ!? |
い、いつの間に入って きやがったんだ!? この女・・・ |
聞かれて困るような 陰口を叩いてるそっち が悪いんじゃないか |
よっと・・・ |
な、なにするんだ!? |
あんたがやせ我慢して 隠してる怪我を治して やるんだよ |
怪我だって!? |
怪我って!? ネス、本当なの? |
ネスティさん どうして隠してたり したんですか!? |
別に騒ぐようなこと じゃないんだ ちょっと足をくじいた だけさ |
だからって! アメルの力で治して もらえば・・・ |
だからって! アメルの力で治して もらえば・・・ |
こんなくだらない怪我 で、彼女に負担をかけ られるものか |
心がけは立派だけどね あんた、素人判断は 危険だよ・・・ほれ? |
ぐあっ!? |
関節が腫れちまってる 待っといで、すぐに 痛みをとってやるから |
・・・こおぉぉっ! |
召喚術? ううん、そうじゃない もっと別の力だ・・・ |
召喚術? ううん、そうじゃない もっと別の力・・・ |
ふう、どうだい? すこしはマシになった はずだよ |
・・・すまない |
「ストラ」を使うこと ができるのか、君は |
ストラ? |
治療法の一種さ。 気の力で患部の治癒力 を高めて、怪我を治し ちまうんだ |
あたいのストラは それほど強いもんじゃ ないんだけどね |
ひょっとして 君は、ネスが怪我して たから俺たちを? |
ひょっとして あなたは、ネスが 怪我してたから あたしたちを? |
そこの兄さんに 限ったことじゃないよ 気を探ってみれば まるわかりさ |
あんたたちときたら 揃いも揃って、身体に 無茶させすぎだって |
う・・・ |
あらら・・・ |
しばらく、ここで身体 を休めていくこったね じゃないと、本当に 行き倒れちまうよ? |
どうする? 腕ずくで止める 召喚術でおどす |
ふざけんじゃねえぜ おい、ババア! 俺たちは客だぞッ!? |
はんッ、他のお客に 迷惑をかける野郎はね うちじゃお断りだよ! |
とっとと出てお行き! |
なんだと・・・ おい、俺たちが誰だか わかってんのか!? |
わかってるさ 人様の船を襲って 上前はねてる、ケチな 海賊だろうが! |
なっ!? |
いきがるのは海だけに しときやがれ!! みんな、お前らのせい で迷惑してんだっ! |
なめた口ききやがって ぶっ殺してやる!! |
やめろっ! |
やめなさい! |
ぐっ・・・ なんだ、テメエっ!? |
武器をおさめて ここから立ち去るんだ じゃないと・・・ |
次は手加減しない! |
武器をおさめて ここから 立ち去りなさい さもないと・・・ |
泣かしちゃうわよ? |
やめろっ! |
やめなさい! |
なんだ、テメエは? |
武器をおさめて ここから立ち去るんだ じゃないと・・・ |
武器をおさめて ここから 立ち去りなさい さもないと・・・ |
ま、まさか・・・ お前、召喚師ッ!? |
なんだって!? |
それがわかったんなら おとなしく立ち去って くれないか? |
それがわかったんなら おとなしく立ち去る ほうがお利口よ? |
そ、そんなおどしに びびるかよっ! みんな、やっちまえ! |
やっぱりダメか・・・ |
むー、やっぱり こうなっちゃうかぁ |
ちょいと待ちなっ!! |
モーリン? |
海岸までついてきなよ ここの人たちに迷惑を かけたくないからね |
関係あるかよッ! |
おや、いいのかい? あたいはあんたたちの ためを思って言って やってんだよ |
よってたかって 袋だたきにされたいっ てのなら別だけどね |
ぐぅ・・・ |
さ、どうすんだい? 来るのか来ないのか はっきりしなっ!! |
上等だッ! そのでかい口を二度と 叩けなくしてやる!! |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
なんだい、もう音を あげるのかい? だらしないねえ |
くそぉ・・・っ この馬鹿力のデカ女め |
・・・どおぉ!? |
ねえ、あんた もういっぺん言って ごらんよ |
もっともっと グーで殴ってほしいん ならねえ!? |
ひいぃぃぃぃぃぃ! |
ちょ、ちょっと モーリンさん! 落ち着いてください! |
なんなんだ・・・ あいつ、本当に女かよ |
なあ*n0 あの様子だとオレらが 助ける必要なかったん じゃねーか? |
あははは・・・ |
あはは・・・ そうかも・・・ |
普通の旅人じゃないの は、わかってたけどさ あんた、召喚師だった んだね・・・ |
ごめん、黙ってて |
ごめんね、黙ってて |
いいんだよ 最初に詮索しないって 言ったのはあたいさ |
うん・・・ |
うん・・・ |
あいつらさ、ファナン の近海を根城にしてる 海賊なんだ |
貿易船の積み荷を狙う だけじゃなく、最近は 漁師や陸の人たちまで 襲ったりしてね |
あんな具合にあたいが 下町の用心棒みたいな ことをやってんのさ |
そうだったのか |
そうだったんだ |
・・・*n0 |
ん? |
なに? |
あんたたち、そろそろ 出発するんだろう? |
ごめんよ あたい、さっきの話さ 立ち聞きしてたんだ |
・・・そうか |
・・・そっか |
仕方ないさ もともと、あんたたち は旅の途中なんだし でも・・・ |
また、ひっそり しちまうんだねえ あの道場もさ・・・ |
・・・・・・ |
そうか・・・ |
ああ・・・ せっかく仲良く なれたのにな・・・ |
さみしくなるよ・・・ |
うん・・・ せっかく仲良く なれたのに |
さみしく なっちゃうな・・・ |
*n0さん あたし、このまま モーリンさんとお別れ したくないです |
だって・・・ お礼だってなんにも できてないのに・・・ |
・・・(くいくい) |
*n1? |
*n1? |
おにいちゃん・・・ モーリン・・・ いっしょに・・・ |
おねえちゃん・・・ モーリン・・・ いっしょに・・・ |
いけないの・・・? |
・・・・・・ |
ねえ? |
それは俺だって 同じ気持ちだよ でも、しかたがない ことなんだ |
モーリンはこの下町を 守っていかなくちゃ ならないんだ |
俺たちと一緒に旅する ことは無理なんだよ |
それはあたしだって 同じ気持ちよ でも、しかたがない じゃない |
モーリンはこの下町を 守っていかなくちゃ いけないんだもの |
あたしたちと一緒に旅 することは無理なのよ |
*n0 ひょっとして、彼女に 僕たちの事情を話して しまったのか? |
・・・・・・ |
つまり、今の言葉が 彼女の答えなんだな? |
・・・うん |
そうか・・・ |
明日になったら きちんと挨拶をして 出発しよう |
ネスティさんっ!? |
そのほうがいいんだよ モーリンのためにも 僕たちのためにも |
アメルさん ネスティさんの 言うとおりですよ |
お別れは悲しいです けど、それを顔に出し たら、モーリンさんが 心配するですのっ |
だから、アメルさん 元気を出して 笑顔でお別れしないと ダメですの・・・ |
・・・・・・ |
ほれ、*n0 一本やるよ? |
どうしたんだよ? こんなにたくさんの 魚の串揚げ |
どうしたのよ? こんなにたくさんの 魚の串揚げ |
いやな、そろそろ 出発するつもりだって 飲み屋のおばちゃんに 話をしたらさ |
せんべつだって 渡されちまってね |
最初に来た時、オレが こいつをえらく気に いってたこと、おぼえ てくれてたんだよ |
へへっ、ちょっとさ ジーンときちまったぜ 不覚にも・・・ |
・・・・・・ |
ほれ、食いなって 味は保証つきだぜ? |
07B-8 シナリオ未定 |
07B-8 シナリオ未定 |
いよいよ出発かい? |
うん、その・・・ 本当にモーリンには なんてお礼を言えば いいか・・・ |
ええ、その・・・ 本当にモーリンには なんてお礼を言えば いいか・・・ |
のわっ!? |
きゃっ!? |
あはははっ なに似合わないこと 言ってんのさっ♪ |
さあて、そんじゃ 見送りしなくちゃね ほら、さっさと荷物 取ってきなよ |
モーリン・・・ |
07B-D シナリオ未定 |
・・・・・・ |
けほっ! けほっ!? うっわぁ・・・ ススだらけだよぉ? |
おいおい、大丈夫か? ミニス・・・ |
あらら、大丈夫? ミニス・・・ |
へーき、へーき ・・・けほっ! |
みんなで 掃除してるのか? |
みんなで、掃除してる の? |
・・・(こくん) |
そうですのーっ |
アメルが思いついた ことなのよ? |
ええ、時間がないから 家の隅々までは無理 ですけど・・・ |
せめて、よく使う場所 ぐらいはお掃除をして いこうと思って |
あたしたちにできる お礼って、これぐらい しかないから |
アメルーっ こっちは片づいたわよ |
ご苦労さまです ケイナさん |
くすくす・・・ |
おねえちゃん・・・ おはな、まっくろ |
えーっ? うわ、ホントだ・・・ |
あははははっ! モナティったら、顔中 ススだらけぇ・・・ |
うにゅううぅっ そ、そんなにおかしい ですかぁ??? |
それじゃ、最後は お風呂を使わせて もらいながら、掃除 しちゃいましょうか |
あ、どうもー! *n0さーん |
パッフェルさん!? |
こっちに来てたんだ? |
あ、そうそう! 私また、ケーキ屋で バイトを始めたですよ |
この街の大通りに ゼラムのお店の2号店 があるんですが |
人手不足は相変わらず でして・・・ |
イヤな予感・・・ |
イヤな予感・・・ |
大丈夫ですよー 仕事の内容は、向こう のお店と同じですから |
ちょ、ちょっと! 俺はまだ手伝うなんて 一言も・・・ |
ちょ、ちょっと! あたしはまだ手伝う なんて一言も・・・ |
経験者がいてくれると 助かるんですよねー ほんと・・・ |
ひ、引っ張らないで! うわあぁぁ・・・!? |
すっかり世話になっち まったな、あんがとよ |
元気でね、モーリン |
ああ、そっちこそ身体 にゃ気をつけんだよ |
モーリンさん・・・ |
全部かたづいたらさ また遊びにおいで 今度は、じいさんも 連れてさ? |
は、はい・・・っ 絶対また来ますっ! |
・・・(ぎゅっ) |
おいおい・・・ |
*n1 モーリンを困らせたら ダメだろう? |
*n1 モーリンを困らせたら ダメでしょ? |
・・・(ふるふる) |
いい子だから わかっとくれよ あたいだって・・・ |
モーリンさん |
ん? |
また、遊びに来ますね ご主人さまと |
ああ、楽しみに 待ってるからね |
モーリンさん |
ん? |
モナティ、ほんとにっ ほんとに楽しかった ですの・・・ |
・・・ぐすっ |
うっく、うう・・・っ |
こらこら、泣くやつが あるかい・・・ |
今のはなんだ!? |
今のはなに!? |
・・・!! |
これは・・・ 大砲の砲撃だぞ! |
弾道ヲ計算、 射撃地点ハ・・・ |
海カラデス! |
おいおい、なんだよ 海の方からだぜ! |
間違いないよ 海賊のやつらだ! |
わざと下町だけ狙って 撃ってやがる・・・ ちくしょお、もう 勘弁できないっ!! |
モーリンっ!? |
*n0さん 僕たちも急ぎましょう |
ぼっとしてんじゃねえ 俺たちも行くぜ!! |
僕たちにとっても まんざら無関係なこと じゃないからな |
ネス、それじゃあ!? |
ああ、ちょっとした 恩返しといこうか? |
急ぎましょう! |
うーん、やっぱ こうじゃねェと 楽しくないよなッ♪ |
燃えちょる燃えちょる がはははっ いい気分じゃのう!! |
もっと撃ちまくれい! 海賊をなめたら どうなるか、徹底的に 教えたるんじゃ!! |
やめろおぉぉっ! |
船長、あいつですっ あのバカでかい図体の 女が俺たちを・・・ |
ふん! 情けないのう あんな女ごときに 尻尾を巻きよって |
やい、女!? よくも昨日は子分を 痛めつけてくれたのう |
このジャキーニ様が じきじきに落とし前を つけてやるわい!! |
望むところだよ! さあ、下りてきなっ! |
がはははは 誰がじかにお前と戦う といったかのう? |
さあ、出るんじゃあっ 化け物どもおぉっ!! |
・・・・・・ |
??? |
ウコケケケケェッ! |
な、なんだって・・・ |
がはははははっ 驚いたか!? |
今日びは金さえ積めば 海賊だって召喚術を 使えるんじゃあっ! |
ウコケケクエェッ!! |
・・・っ!! |
グゲルアアアッ!? |
大丈夫か、モーリン? |
大丈夫、モーリン? |
あ・・・ *n0・・・ |
まさか海賊の親玉が 外道召喚師とはな まったく、どんな師匠 についたのやら |
やかましいわいっ! |
どいつもこいつも なめやがって・・・ そういうつもりなら 戦争じゃあ!! |
かまやしねえから 大砲でファナン中を 火の海にしちまえい! |
おいおい、あの野郎 目がすわってやがるぞ |
これ以上、撃たせたら 街がめちゃくちゃに なっちゃうよぉ!? |
ウコケケケェッ!! |
ダメだ!? 間に合わないっ |
ダメっ!? 間に合わないっ |
や、やめろおぉっ!! |
・・・・・・ |
!? |
あの人は、昨日の サムライ・・・? |
キエエエィィィッ!! |
な!? |
う、嘘でしょおっ |
た、大砲のタマをっ 斬りやがった??? |
マサカ・・・!? 計算上デハ、絶対ニ アンナコトハ不可能 デス・・・??? |
わはははっ!? すげェ、すげェ あのニンゲン、やって くれるなァ!? |
カザミネさんっ! |
カザミネさんっ! |
カザミネさん!? ほんとにカザミネさん ですのおぉっ??? |
おう、誰かと思ったら 誓約者殿のところに 仕えていたタヌキ娘で はござらぬか |
タヌキじゃないですう モナティですのー!! |
モナティ、あの人と 知りあいだったのか? |
モナティ、あの人と 知りあいだったの? |
そうですの! カザミネさんはすごく 強いんですのー! |
大根でもニンジンでも 「いあい」でなんでも まっぷたつですのー! |
おぬしたちには ひとかたならぬ世話を 受けておるからな |
シルターンが剣客 カザミネ・・・ |
義によって 助太刀いたすっ! |
よーし・・・ みんな、いくぞっ!! |
よーし・・・ みんな、いくわよ! |
あいよっ! |
イヤじゃあぁ・・・ 陸にあがるのはイヤ なんじゃあぁぁぁっ! |
おぬし、本当に往生際 が悪いでござるなあ |
あんだけのことをした からには、きちんと 覚悟を決めてもらうよ |
下町の連中はみんな 荒っぽいんだからねえ |
ひイィィィっ!! |
モーリン、そのへんで 勘弁してやりなよ |
君に殴られたぶん だけで、そいつの頭は コブだらけじゃないか |
モーリン、そのへんで 勘弁してあげたら |
貴女に殴られたぶん だけで、そいつの頭は コブだらけじゃないの |
ほんと・・・ おいもさんみたいに でこぼこになって |
ふん! まだまだ 殴りたりないくらいさ |
あとはファナンの兵士 たちに任せようって な? |
あとはファナンの兵士 たちに任せましょう ね? |
そうだな、向こうも そのつもりで出迎えに きているようだぞ |
え? |
へ? |
貴方たちですね |
貴女たちですね |
海賊たちをやっつけて くれたのは? |
はあ、なりゆきですが 一応はそうですけど |
まあ、なりゆきですが 一応はそうですけど |
な、なんだ、こいつ? ニンゲンのくせに オンナのくせに・・・ |
み、ミョーな威圧感が ・・・ううっ??? |
*n1 おまえ なにやってんだよ? |
*n1 あんた なにやってんのよ? |
んー・・・ |
誰なんだろう、この人 こんなに兵士を連れて くるなんて |
誰なのかしら、この人 こんなに兵士を連れて くるなんて |
あら? あらあらあら あららら??? |
ど、どうかしましたか |
変ですわねえ 派閥にいる子の顔は きちんと覚えておいた つもりなのに・・・ |
やだわ、物忘れなんて 歳なのかしら? |
物忘れではないですよ 僕たちは、蒼の派閥の 人間なのですから |
金の派閥の議長 ファミィ・マーン様 |
ええーっ!? |
はえええっ!? |
じゃ、じゃあっ この人がミニスのおか ・・・っがっ!? |
そっ、それじゃ この人がミニスのおか ・・・っがっ!? |
しイィィっ!! |
まあ、そうでしたの? それならわからなくて 当然ですね |
それにしても みっともないところを お見せしてしまって |
貴方たちが助けて くれなければ、もっと 大変なことになって いたでしょうね |
ああ、まったく そのとおりだよッ!! |
モーリンさん!? |
今までぼけっとなに してたんだい? |
ファナンを守るのも あんたらの仕事だろ? それでよく偉そうに してられるねッ!? |
本当にすいません 私がいたらぬせいで ご迷惑をかけて |
二度とこんなことには ならぬよう、そこの人 たちには、きつく言い 聞かせますから |
・・・・・・・ |
連れてってくださいな あとで、私が直接 おしおきをしますから |
はっ! |
ひッ、ひいィィッ!? |
議長殿、ご指示どおり 下町の火災は最小限に 食い止めました |
えっ? |
ご苦労さまです でしたら引き続いて 壊れた建物の再建費を 算出してくださいな |
この人・・・ 海賊退治よりも 下町の人の避難を |
優先したんだ・・・ |
優先したのね・・・ |
トテモ冷静ナ 判断デス |
さて、がんばった貴方 |
さて、がんばった貴女 |
たちには、ご褒美を あげないと・・・ |
明日にでもあらためて 派閥の本部にご招待 しますわね |
は、はあ |
その時はぜひ、貴方の |
その時はぜひ、貴女の |
後ろで隠れている 私の娘も連れてきて くださいね |
!?!?!? |
それでは、また明日 ごきげんよう |
見つかっちゃったね ミニスちゃん・・・ |
あきらめろや・・・ 相手が悪すぎるぜ? |
あうう~っ!? |
結局、その日は出発どころ じゃなくなってしまった |
召喚術を使う海賊との戦い 金の派閥の議長にして ミニスのお母さんでもある ファミィさんとの出会い |
またしてもいろんなことが いっぺんに起きたせいで 疲れているはずなのに なかなか眠れない |
熱っぽい頭を冷やすために 道場の屋根にあがってみると 海原の上に月があった ゼラムとはまた違った輝きで |
あの月が満ち欠けを繰り返し めぐっていくように |
俺もまた、旅の中で色々な人 たちとめぐりあっていくこと になるんだろう |
潮騒の音を遠くに聞きながら 俺はなんとなく そんなことを考えていた |
結局出発できなかった・・・ |
もっとも、この状況で出発 できる方がおかしいけどね |
召喚術を使う海賊との戦い 金の派閥の議長にして ミニスのお母さんでもある ファミィさんとの出会い |
何かが起きるときって なんでいっぺんに 起きるのかな? |
そんなことを考えてると 目がさえて眠れなくって |
あたしは道場の屋根に登った まるで子供のように・・・ |
そこには狙い澄ましたように ファナンの月が私を待ってた |
ファナンの月はモーリン みたいに大きくて優しい |
その土地によって 月は違って見える・・・ |
あたしはこれからどんな 月を見ることになるのかな? |
あたしは旅で人と会うように きっといろんな月にも会う ことになるんだよね |
あたしは、ぼんやりと・・・ そんなことを考えてた |
海賊が召喚術を使って くるなんて、予想も しなかったよ |
海賊が召喚術を使って くるなんて、予想も しなかったわ |
志の低い召喚師の中 には、金銭と引き替え にして、召喚術を伝授 する者たちがいる |
おそらくあの海賊達も そういった連中から 術を学んだんだな |
無責任な話だなあ |
無責任な話よねぇ |
相応の魔力と、誓約を 済ませたサモナイト石 さえあれば |
召喚術を発動させる ことは誰にでも可能だ |
しかし、それを正しい 形で制御するためには 相応の訓練と知識が 不可欠となるんだ |
それを軽視すると 術の暴発や召喚獣の 暴走による事故を 引き起こしてしまう |
うん・・・ 俺もそうだったから よくわかるよ・・・ |
ええ・・・ あたしもそうだった からよくわかるわ |
召喚術を使う者は その力の恐ろしさを 忘れてはならない |
それをわきまえぬ外道 の召喚師たちを罰する のもまた、蒼の派閥の 役目なんだよ |
そう考えると 俺の受けてきた訓練って やっぱり必要なこと だったんだな・・・ |
そう考えると あたしの受けてきた訓練って やっぱり必要なこと だったのね・・・ |
下町の人たちが みんな無事で、本当に よかったですよね? |
うん、壊れた家も すぐに元に修理される みたいだし |
そうね、壊れた家も すぐに元に修理される みたいだし |
砲撃が始まった時 あたし、すごく不安に なったんです |
レルムの村みたいな ことになっていたら どうしようって |
けど、戻ってきたら みんな拍手で出迎えて くれるんだもんな |
けど、戻ってきたら みんな拍手で出迎えて くれたのよねえ |
ええ、たくさんの人が 「よくやった」って ほめてくれて |
本当にあったかい人 ばかりで・・・ |
なにもかも、きちんと 片づいたらさ また、みんなでここに 来ような? |
なにもかも、きちんと 片づいたら・・・ また、みんなでここに 来ましょうよ? |
ええ、絶対に・・・ 約束ですからね? |
ささやかだけど 親切にしてもらった みんなへの恩返しには なったかな・・・? |
ささやかだけど 親切にしてもらった みんなへの恩返しには なったかな・・・? |
・・・不条理デス |
まだ言ってるのか? *n1 |
そりゃ、たしかに俺も まさかって思ったさ |
でも現実に カザミネさんは飛んで 来た砲弾をまっぷたつ にしたじゃないか |
計算上不可能だったと しても、事実は事実と して認めないとさ |
んもぉ・・・ *n1ったら まだ、言ってるの? |
それは、たしかに あたしも驚いたわよ |
でも現実に カザミネさんは飛んで 来た砲弾をまっぷたつ にしたじゃないの |
計算上不可能だったと しても、事実は事実と して認めないと |
・・・・・・ |
それにほら、あの人は シルターンのサムライ だろう? |
向こうの剣術ってのは 精神力も含めた鍛錬を しているって話だし |
俺たちの知ってる 剣術とは、まったく 別物と考えるべきじゃ ないのかな? |
それにほら、あの人は シルターンのサムライ でしょう? |
向こうの剣術ってのは 精神力も含めた鍛錬を してるって話だし |
あたしたちの知ってる 剣術とは、まったく 別物と考えるべきじゃ ないのかしら? |
オッシャルコトハ理解 デキマス、デキマスガ シカシ・・・ |
ヤハリ、不条理デス |
計算できないことが 世の中にあるってのは どう説明してやったら いいんだろう??? |
計算できないことが 世の中にあるってのは どう説明してやったら いいのかしらね? |
いやァ、大砲ってのは 派手でいいよなァ? |
ぶっ放した時の轟音 それに、火薬が燃える 独特のあの香り・・・ |
くーっ、いかにも破壊 兵器ってカンジがまた たまらねェぜ!! |
お前ってヤツは、また 変なトコで盛りあがれ るよなぁ・・・ |
あんたって子は、また 変なトコで盛りあがれ るわよねぇ・・・ |
なァ、ニンゲン 海賊退治の褒美には アレをもらえって な?な? |
そんな物もらって どうする気だよ? |
そんな物もらって どうする気よ? |
そりゃあ、もちろん 所構わずぶっ放すに 決まってんだろォが! |
・・・やっぱり |
んだよォ? いいじゃんかよォ!? |
そんな物騒なこと 却下だ、却下っ!! |
そんな物騒なこと 却下よ、却下っ!! |
*n1 前から聞きたかった ことなんだけどさ |
*n1 前から聞きたかった ことなんだけどね |
・・・? |
君が持っているその 水晶玉は、どういう ものなんだい? |
貴方が持っているその 水晶玉は、どういう ものなの? |
これはね・・・ ほうぎょく・・・ |
宝玉? |
(こくん) |
*n1の まりょくはね、みんな この中にあるの・・・ |
おにいちゃんたちと おんなじ姿でいられる のも・・・ |
おねえちゃんたちと おんなじ姿でいられる のも・・・ |
ほうぎょくのおかげ なんだよ? |
へえ・・・ |
それだから、いつもしっかり 両手でかかえているのか |
それだから、いつもしっかり 両手でかかえているんだ |
海って本当に不思議 ですねえ、ご主人さま |
僕たちの部族は広い 草原の中で暮らしてた から、海を見るのは 初めてのはずなのに |
こうして波の音を 聞いていると、とても 懐かしい気持ちに なってしまうんです |
どうしてでしょう? |
俺も聞いた話でしか ないんだけど |
生まれる前の赤ん坊は 母親のお腹の中で 海に近い水に浸かって 育つんだってさ |
そこに伝わってくる 母親の鼓動の音は 波とよく似たうねりを 形作るんだ |
俺たちが波の音を 聞いて懐かしく感じる 理由は、そのせいなの かもな? |
あたしも聞いた話で しかないんだけど |
生まれる前の赤ん坊は お母さんのお腹の中で 海に近い水に浸かって 育つんだって |
そこに伝わってくる 母親の鼓動の音は 波とよく似たうねりを 形作るそうよ |
あたしたちが波の音を 聞いて懐かしく感じる 理由は、そのせいなの かもしれないわね? |
なるほど・・・ だから、こんなに心地 いい響きに聞こえるん ですねぇ・・・ |
あふ・・・ |
ははは、いくら心地 よくても、こんな場所 で寝たらカゼひくぞ? |
部屋に戻って休もう |
あはは、いくら心地 よくても、こんな場所 で寝たらカゼひくわよ |
部屋に戻って 休みましょ? |
ですね・・・ |
なんだか、今夜はぐっすり 眠れそうな気がするな・・・ |
なんだか、今夜はぐっすり 眠れそうな気がする・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか |
ファナンというまちで モナティたちは |
モーリンさんという おんなのひとと おともだちになりました |
モーリンさんは ジンガくんとおなじくらい ちからもちで |
セシルさんのように ストラをつかって みんなのケガをなおして くれました |
ときどき、ふざけて ゴツンされると めのなかで、おほしが チカチカしますけど |
とってもしんせつで たよれるひとです |
お、モナティ 手紙書いてんのかい? |
も、モーリンさん!? |
どれどれ、ちょっと あたいに見せてみな |
だだだっ、ダメっ! ダメですのぉぉっ!? |
ははあ、さては あたいに見せられない ようなこと、書いたん だねえ? |
うにゅうううっ!? ごっ、誤解ですのぉ! ・・・・・・ |
それから、もうひとつ |
カザミネさんとも ファナンであうことが できました |
しゅぎょうのたびは まだまだ、つづけると いってましたが |
しばらくのあいだは *n0さんたちに ついてきてくれるようです |
できたばかりの コブがいたいので ここでペンをおきます |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
・・・うにゅうぅぅっ |
うっぷ・・・ |
まだ治らないのか? フォルテ・・・ |
まだ治らないの? フォルテ・・・ |
ああ、今頃になって 効いてきやがった ちくしょー・・・ |
しかし、珍しいよなあ 陸に上がってから 船酔いで苦しむなんて |
しかし、珍しいわね 陸に上がってから 船酔いで苦しむなんて |
戦ってる時はそれなり に緊張してるから平気 だったんだがな |
決着がついた時から どうもヤバイって 思ってはいたんだ |
だったら、祝勝会で お酒なんて飲まなきゃ よかったじゃないか |
だったら、祝勝会で お酒なんて飲まなきゃ よかったのに |
しょーがねぇだろぉ? わざわざ、オレたちの ために宴会を開いて くれたんだぜ・・・ |
それに、悪酔いには 迎え酒が効くって いうし・・・ |
間違ってるよ それって・・・ |
間違ってる・・・ それって・・・ |
うう、ダメだ 夜風にあたったくらい じゃ治りもしねえ |
わりぃが、先 寝かしてもらうわ ・・・うぷっ |
お大事に・・・ |
お大事に~・・・ |
あれは絶対に 二日酔いも混じってる と思うぞ・・・ |
あれは絶対に 二日酔いも混じってる と思う、まったく |
同じ夜なのに 見る場所が変わると ずいぶんと違って 感じられるものね |
ほら、波の上で 月の光が弾けてる |
なんだか、見てると 吸い込まれそうだよ |
なんだか、見てると 吸い込まれそうね |
あのきらめきを 見てるとね・・・ |
なんだか、私 心がざわめくの |
ずっと前に、これと よく似たきらめきを 見たような気がして |
それって、なくした 記憶の手がかりじゃ ないのかな? |
ケイナがいたところが 海の近くだとか・・・ |
それって、なくした 記憶の手がかりじゃ ないかしら? |
ケイナがいたところが 海の近くだとか・・・ |
そこまでは わからないわ |
それに、あの海のもの とは違う気がするの |
私が倒れていたのは 山奥だったそうだし |
そっか・・・ |
でもね、たしかに 私はこれとよく似た きらめきの中にいた 気がするのよ |
それだけは、たしかだ と思うの・・・ |
それがなんだかわかれば 手がかりになるんだけどなあ |
海賊から街を守れた ことは良かったんです けど・・・ |
今日のことは、きっと 噂になるでしょうね |
ルヴァイドたちの耳 にも入るだろうな きっと・・・ |
ルヴァイドたちの耳 にも入っちゃうわね きっと・・・ |
できるだけ早く この街から離れたほう がいいと思います |
ゼラムの街で ギブソンさんたちに 迷惑をかけてしまった 時のように |
下町のみなさんを 巻きこむことだけは 避けないと |
ああ、そうだな |
ええ、そうよね |
俺たちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんな |
あたしたちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないものね |
今日のことは、まず ヤツらの耳に入る だろうな・・・ |
ああ、あれだけ 派手に立ち回ったら 間違いないと思う |
疑われる前に、早く 出発しないとな |
ええ、あれだけ 派手に立ち回ったら 間違いないと思う |
疑われる前に、早く 出発しないと・・・ |
ああ・・・ 連中の餌食になるのは 俺たちの村ひとつで たくさんだ |
あんな光景は 二度と見たくねぇよ 俺は・・・ |
俺たちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんな |
あたしたちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんね |
ううう・・・ |
なにもそこまで深刻に 悩むことはないだろ? |
まだペンダントを なくしたことがバレた わけじゃないんだし |
なにもそこまで深刻に 悩むことないじゃない |
まだペンダントを なくしたことがバレた わけじゃないんだし |
そんなの、わからない じゃないのっ!? |
知っていて知らんぷり するのって、お母さま の得意技なのよっ? |
と、得意技って・・・ |
と、得意技って・・・ |
ああ、どうしようっ? きっといつもみたいに お仕置きされちゃうに 決まってるよぉ!? |
考えすぎだって 大丈夫だよ・・・ |
考えすぎよぉ? 大丈夫だって・・・ |
ううう・・・ |
しかし、そんなに こわい人には見えな かったけどなあ??? |
しかし、そんなに こわい人には見えな かったけどなあ??? |
下町のみんな、無事で 本当によかったよな? |
下町のみんな、無事で 本当によかったわね? |
ああ、これというのも あの召喚師が真っ先に 避難の指示を出した おかげさ・・・ |
なのに、あたいは カッとなって、ひどい こと言っちまった |
ああっ、情けないっ! あたいはどうして いつもこうなんだろう |
気にすることないよ それだけ、モーリンが みんなを心配していた ってことじゃないか |
ファミィ議長だって それはわかってるさ? |
気にすることないわ それだけ、モーリンが みんなを心配していた ってことじゃない |
ファミィ議長だって それはわかってるわよ |
・・・ |
あの人だったら・・・ 信じていいのかも しれない・・・ |
ここで暮らすみんなの こと、任せちまっても いいのかもしれない |
それじゃ、モーリン ひょっとして・・・? |
ああ、海賊連中も あんたたちのおかげで 退治できたことだし |
あたいも、ここらで 外の世界ってもんを 見て回っといたほうが いいかもな・・・ |
あんたたちに くっついてさ? |
モーリンが来てくれる のは大歓迎なんだけど ネスにまた、文句を 言われそうだなあ |
モーリンが来てくれる のは大歓迎なんだけど ネスにまた、文句を 言われそうよねぇ |
なるほど・・・ あの娘御を祖母の村に 無事に送り届ける、か |
お主たちが旅を続けて おるのはそういった 事情でござったか |
無茶をしてるって 承知の上なんだけどね |
無茶をしてるって 承知の上なんだけどね |
よし・・・ 拙者は決めたぞ! |
お主たちの旅に同行 させてもらおう |
え?でも・・・ |
「でぐれあ」とやらの 振るまい、拙者には 見過ごせぬ |
それに、その黒騎士の 技量にも、剣士として 興味がわいたのでな |
気遣いは無用 勝手について行かせて もらうでござるぞ |
って、言われても なあ・・・ |
って、言われても ねえ・・・ |
カザミネさんが来てくれるのは うれしいけど、ネスにまた文句を 言われそうだなあ |
カザミネさんが来てくれるのは うれしいけど、ネスにまた文句を 言われそうよねぇ |
scn108
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
本当に、二人とも一緒 に来てくれるのかい |
えっ、本当に二人とも 来てくれるの? |
ああ、あんたたちさえ よければね |
拙者の旅は武者修行の ためでござる |
話に聞いたルヴァイド とやらの腕を、この目 でたしかめたいのでな |
あたいは・・・ 海賊を退治してくれた お礼ってことでさ |
しかし、いいのか? 僕たちを狙ってる相手 は一国の軍隊なんだぞ |
命のやりとりをする ことになるんだ |
だったら、なおのこと 引けないね! |
どうせ流浪のこの身 死の覚悟なしに剣の道 は極められぬ |
・・・やれやれ 本当に物好きばかりだ この世界は |
それじゃあ、ネス? |
拒む理由もないからな 同行してもらおう |
へへっ よろしく頼むよっ! |
かたじけないでござる |
おい、言っとくが 足手まといにだけは なるんじゃねえぞ |
ほぉ、誰に向かって 言ってんだい? |
ちょっとちょっと 二人とも・・・ |
ちょっとちょっと 二人とも・・・ |
おぼえとけよ? 今の言葉 |
そっちこそね |
まあ、思ったより こっちの件はあっさり 片づいたほうか |
やれやれ、思ったより あっさりとこっちは 片づいたかしらね |
あとは・・・ |
なあ、ミニス いい加減にあきらめて 一緒に行こうよ、な? |
ねえ、ミニス いい加減にあきらめて 一緒に行きましょう? |
ぜ~ったいに イヤっ!! |
お母さんは君を連れて きてほしいって言って いたんだからさ |
ミニスが一緒に来て くれないと困るんだよ |
お母さんはあなたを 連れてきて欲しいって 言ってるんだから |
ミニスが一緒に来て くれないと困るのよ |
だって、だって! ペンダントを無くした ことがばれたら・・・ |
ばれたら? |
いやいやいや~っ! 考えたくもないわよう そんなこわいことぉ! |
こわいって、いったい どうなるんだ??? |
こわいって、そこまで おびえるようなこと なのかしら? |
ま、せいぜいハデに 怒られてきな? ヒヒヒ・・・ |
あ、アンタねぇ・・・ |
ああ、人の不幸は 蜜の味だぜェ |
でもね、ミニスちゃん いつまでも、そのこと を隠しているのは よくないと思うよ? |
*n1も そうおもう・・・ |
きちんと事情を説明 して謝れば、きっと 許してもらえるさ |
そうね。ここは素直に 話しておいたほうが いいと私も思うわ |
ボクもそう思います ミニスさん |
黙ってると、 もっと怒られますよ ばれたときに・・・ |
事情を知れば、貴女の お母さんも探すのを 手伝ってくれるかも |
確カニ、ソノ方ガ 発見スル確率ハ 上ガリマスネ |
ミニスちゃん 素直に言ったほうが いいですの |
でも・・・ |
ガゼルさんと約束した んじゃないですの? もう、逃げたりなんか しないって・・・ |
うう・・・ |
どうしよう? ミニスを説得する ミニスを挑発する |
心配するなって 俺も一緒にあやまって やるからさ |
心配しないの あたしも一緒に あやまってあげるから |
・・・ほんとに? |
ああ、約束するよ |
ええ、約束! |
じゃ、行く・・・ |
よかったね *n0さんが 一緒なら大丈夫だよ |
大丈夫かどうかは わからないけど・・・ |
一人であんな目にあう よりはマシだから |
あんな目??? |
へ? |
行こう、*n0 イヤなことは早く すませたいの |
ちょ、ちょっと待てよ ミニスっ!? それってどういう意味 なんだよ・・・? |
ちょ、ちょっと待って ミニスっ!? 「あんな目」って 「どんな目」よぉ? |
ははぁん・・・ ミニスって意外と弱虫 だったんだなあ |
あららら・・・ ミニスって意外と弱虫 なのねぇ? |
なっ!? し、失礼じゃないっ! |
だってそうじゃないか ママに叱られるのが こわくて行きたくない なんてさ |
ちっちゃな子供と 変わらないじゃないか |
だってそうでしょ? ママに叱られるのが こわくて行きたくない なんて |
ちっちゃな子供と 変わらないじゃない |
ぐぎぎぎ・・・っ |
・・・わかったわよ! ついてってあげるわっ |
無理しなくていいぜ こわいんだろ? |
あら、無理しなくても いいのよぉ? |
言っておくけど! |
私だけじゃないからっ |
貴方だってその目で 真実を見たら、絶対に こわくなるからっ! |
へ? |
貴女だってその目で 真実を見たら、絶対に こわくなるからっ! |
へ? |
・・・後悔しないでよ |
ちょ、ちょっと待てよ ミニスっ!? それってどういう意味 なんだよ・・・? |
ちょ、ちょっと待って ミニスっ!? それってどういう意味 なの・・・? |
あれっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
あらっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
いらっしゃい *n0さん |
シオンさん! いつ、こっちに来たん ですか? |
着いたばかりですよ 今日がファナンでの 営業初日です |
なんでも、近く 祭りが行われると 聞いたもので |
思いきって、こちらに 二号店を作ってみたん ですよ |
二号店? |
ええ、前の屋台は ゼラムに置いてきて いますから |
はぁ・・・ |
へぇ・・・ |
で、なににしますか? |
お客さんが第一号です から、大盛りにおまけ してさしあげますよ |
そういえば、留守に する間は、この家 どうするんだ? |
そういえば、留守に する間は、この家 どうするのかな? |
そのへんは心配ないさ 下町のみんなが ちょくちょく様子を 見てくれるってさ |
もっとも、泥棒に 入ろうったって ロクなもんがないから 平気だけどね |
あははは・・・ |
あたいがまだ ガキンチョだった頃は 家はほったらかしで 旅に出てたんだ |
聖王都なんかの道場で オヤジは雇われ師範を して稼いでたよ |
もっとも、すぐに 問題起こして、クビに なってばっかだった みたいだけどねえ |
じつはさ・・・ |
あんたたちについてく ように言ってくれたの 下町の連中なのさ |
えっ? |
留守は任せて、あんた のやりたいことをして きな! ってね |
そうだったんだ・・・ |
だから、なにも心配は いらないのさ あんたたちと一緒に 旅させてもらうよ |
こちらこそ、よろしく 頼むよ |
こちらこそ、よろしく お願いね |
あいよっ! |
金の派閥の本部には もう行ってきたのか? |
いや、まだだけど |
ううん、まだだけど |
先方を待たせるのも 失礼だろう 早く行ってこい |
君が戻り次第 出発するように みんなには言っておく からな |
*n0殿は 釣りが趣味だと聞いた のだが、まことか? |
趣味っていえるほどの 腕じゃないけど、まあ 釣りは好きかな? |
趣味っていえるほどの 腕じゃないけど、まあ 釣りは好きよ? |
ふむ、ならば この釣り竿を進呈する でござるよ |
これって・・・ |
これってば・・・ |
あの時、拙者が最後の 路銀をはたいて買った 品でござるよ |
やってみてわかったが どうも、拙者は釣りに 向いておらぬようでな |
拙者の手にあっても 無用の長物。それでは 竿もあわれでござる |
ぜひ、使ってやって くだされ |
ありがとう カザミネさん それじゃ、さっそく 使ってみるよ |
ありがと カザミネさん それじゃ、さっそく 使ってみるね |
同じ召喚師の派閥でも 建物からしてまったく 違う雰囲気がするなあ |
同じ召喚師の派閥でも 建物からしてまったく 違う雰囲気がするわね |
きょろきょろしないの さっきから門番の兵士 が笑ってるわよ |
蒼の派閥の召喚師が ここに呼ばれるなんて 前代未聞なんだからっ |
貴方が恥をかけば |
貴女が恥をかけば |
蒼の派閥の人たち全員 がバカにされるのよ わかってるっ? |
わかってるよ |
こういうことはネスの ほうが向いてるのに ついてきてくれないん だもんなぁ・・・ |
でも、ミニスのことは 俺が責任をもつって 約束したし・・・ |
わかってるって |
こういうことはネスの ほうが向いてるのに ついてきてくれないん だもん・・・ |
でも、ミニスのことは あたしが責任を もつって 約束したし・・・ |
ほら、案内がきたよ? しっかりしてよねっ |
ごめんなさいね わざわざこんなところ まで呼びつけちゃって |
そこのソファに座って もう少しだけ待ってて くださいな |
あ、はいっ |
はーい |
すごい書類の山だな 机の上から、はみ出し かかってるぞ |
すごい書類の山ねえ 机の上から、はみ出し ちゃってるわ |
でも、それ以上に すごいのは・・・ |
ファミィ |
フンフン、フフ~ン♪ |
鼻歌混じりで次々と それを処理するあの人 かもしれない・・・ |
鼻歌混じりで次々と それを処理するあの人 の方かも・・・ |
はい、おしまい そこの貴方、悪いけど これを各部署に届けて くださいな |
部下 |
かしこまりましたっ |
あ、それから お茶の用意を3人分 帝国産のビスケットと 一緒にね? |
じゃあ、あらためて よく来てくれたわね *n0くん |
えっ、どうして俺の 名前を? |
じゃあ、あらためて よく来てくれたわね *n0ちゃん |
えっ、なんであたしの 名前を? |
もちろん、調べたのよ |
おかあさまっ! |
ミニスちゃん そうこわい顔しないで 仕方がなかったのよ |
うっかり聞きそびれた 私も悪かったけど |
貴方たちったら名乗っ |
貴女たちったら名乗っ |
てくれないんだもの |
失礼だとは思ったけど 調べなかったら、ここ にご招待できないもの そうでしょう? |
う・・・ |
ファミィさま 貴女はどこまで俺たち のことを・・・・ |
ファミィさま 貴女はどこまで あたしたちのことを? |
だめだめ 「さま」だなんて 他人行儀ですよ |
ファミィさんって 呼んでくださいな |
は、はあ・・・ |
は、はい・・・ |
そうね・・・ 私が知っているのは |
貴方たちのお名前と |
貴女たちのお名前と |
うちの子が聖王都で 困っているのを助けて くれたらしいこと |
それから・・・ 黒い鎧の兵士さんたち に追われてるってこと かしらね |
ほとんど全部 じゃないのっ!? |
いったい、どうやって 調べたんだ??? |
いったい、どうやって 調べたのよ??? |
あ、そうだわ! 私ったら、肝心の ご褒美を渡さなきゃ いけないのに・・・ |
ごまかさないでっ おかあさまっ! |
はい、これは領主さま からのご褒美 海賊を倒した勇者さん たちへの勲章よ |
名誉勲章を手に入れた! |
・・・・・・ |
それからこれは私から |
サモナイト石だ! |
サモナイト石! |
サモナイト石を手に入れた! |
旅をする召喚師には 必要だろうと思って 何種類かを揃えて みたんですけど |
ありがとうございます えっと・・・ ファミィ、さん |
喜んでくれて嬉しいわ |
さ、用事がすんだなら 行きましょうっ! *n0 |
おい、待てよミニス そんなに慌てなくても |
ちょっと、ミニス そんなに慌てなくても いいじゃない |
そうよ、ミニスちゃん おかあさん、まだ貴女 に用事があるんだから |
・・・!? |
さっきも言ったとおり 貴女たちのことを色々 調べたんだけど |
ひとつだけね わからないことが あったの |
貴女たちはファナンに 来るまで、何度も戦い にまきこまれてきた わけだけど・・・ |
どうして貴女のお友達 のワイバーンさんは 一緒に戦ってくれな かったのかしら? |
・・・!! |
あ、いや、それは その・・・ |
*n0くん 私はミニスちゃんに 聞いているんですよ? |
こ、こわい・・・ 笑顔なのにこわいっ! |
*n0ちゃん 私はミニスちゃんに 聞いているんですよ? |
あ、あわわ・・・ 笑顔なのにこわいっ? |
困った子ね 召喚獣のペンダントを なくすなんて・・・ |
ごっ、ごめんなさい! ごめんなさいっ おかあさまっ!! |
泣いて謝ったって ダメですよ 悪いことをしたなら おしおきです |
いや~っ! カミナリどかーんは いやあぁぁっ!! |
か、カミナリ・・・? |
さあ、ミニスちゃん 動いたらダメですよ |
ほほっ、本気だぁ!? |
し、シャレに なってないよぉ!? |
どうしよう? ファミィを止める ミニスをかばう |
ファミィさん、待って 待ってください! |
はい? |
ペンダントのことなら 俺たちもミニスと一緒 に探しますから |
だから、そのっ カミナリは勘弁して あげてください お願いします! |
ペンダントのことなら あたしたちもミニスと 一緒に探しますから |
だから、かっ カミナリは勘弁して あげてください お願いします! |
*n0・・・ |
・・・・・・ |
良かったわね、ミニス こんな優しい人たちと 一緒に旅ができて |
おかあさま? |
それじゃあ・・・ |
カミナリはやめです お尻ぺんぺんで許して あげますわ |
いっ!? |
へっ!? |
イヤあぁぁっ!! |
カミナリどかーん です! |
きゃ・・・!? |
きにゃああっ!! |
あ、あら?どうして *n0くんに? |
あうあううぅっ!! |
あ、あら?どうして *n0ちゃんに |
ちょっと!? ねえ、*n0 しっかりしなさいよぉ ねえってばぁ!! |
し、しびびび・・・ しびれたあぁぁ??? |
あぁ、よかった 生きてたよぉ・・・ |
当たり前です ちゃんと手加減して いるんですもの |
にしても、これは ちょっとミニスには きついんじゃあ、あっ ははは・・・ |
コホン まあ、とにかく・・・ |
なくしたペンダントは 絶対に見つけること わかったわね ミニスちゃん |
わかりました・・・ |
安心しろよ、ミニス 俺たちも一緒に探して やるからさ |
安心して、ミニス あたしたちも一緒に 探してあげる |
うん、ありがと *n0 |
すいませんね もうしばらく、娘の 面倒をお願いします |
お礼といっては なんですが |
この街のまわりを かぎ回ってる黒の旅団 の人たちは追っ払って おきますからね |
えっ!? |
おかあさま・・・ |
いってらっしゃい みなさんに迷惑をかけ ないようにね? |
う、うんっ いってきますっ! |
*n0さん ほら、あっちから来る のってもしかして |
あれっ、レイムさん? |
おや、これはこれは *n0くんに アメルさん |
おや、これはこれは *n0さんに アメルさん |
奇遇ですね まさか、こんなところ で会えるなんて |
*n0さん この人は? |
おい、誰だこいつは? |
ほら、前に話した 吟遊詩人のレイムさん 聖王都で知りあった |
レイムと申します みなさま、どうぞ お見知りおきを・・・ |
・・・・・・ |
こら、*n1 お前もちゃんと挨拶 しろって |
ほら、*n1 あなたもちゃんと挨拶 しなさい |
ケッ!ニンゲンに 愛想よくなんて できるかよッ |
おやおや、そんなに 君は人間が嫌いなん ですか? |
お、おうよ・・・ 特に、テメエみたいな ヤツはな! |
それは残念ですねえ 本当に・・・ |
て、テメエ・・・っ |
いい加減にしないか *n1! |
いい加減にしなさい *n1! |
すいません 口の悪いやつで本当に 困ってて・・・ |
いえ、お気になさらず 悪魔たちはみんな、彼 のように口が悪いもの なんですから |
・・・・・・ |
こら、*n1 挨拶しなくちゃ ダメだろう? |
ほら、*n1 挨拶しなくちゃ ダメでしょう? |
こんにちは、可愛い キツネのお嬢さん? |
・・・(ぎゅっ) |
あ、おいっ? |
あ、どうしたのよ? |
おやおや、これは こわがらせてしまった みたいですね・・・ |
すいません この子、人見知りが 激しくて・・・ |
いいんですよ ええ、どうかお気に なさらずに・・・ |
レイムさん、お探しの 歌は見つかりました? |
いえ、それはまだ ですが、ちょっと気に なる話を聞いたので |
三砦都市トライドラの 名はご存じですか? |
トライドラ? |
3つの砦を保有する 騎士たちの国家だな 聖王都を外敵から守る 要であり・・・ |
大絶壁を挟んだ隣国の デグレアを見張る役目 を担ってもいる |
そのデグレアが とうとう本格的に戦争 を始めるらしいんです |
戦でござると!? |
そう色めき立つなよ カザミネの旦那 その手の噂は今まで 何回もあったぜ? |
ええ、そのとおりです ですが、なんだか私は そのことが気になって しまって・・・ |
確かめてみようと トライドラまで向かう 途中なんですよ |
そうだったんですか |
けど、わざわざ 危険かもしれない場所 に行くなんて・・・ |
吟遊詩人というのは そうした噂の真偽を 知りたがってしまう ものなんですよ |
なんだい、ようするに ヤジ馬根性がすごいっ てことじゃないか |
こらっ、モーリン!? |
モーリン!? |
ははは・・・ たしかにお嬢さんの おっしゃるとおりかも 知れませんね |
*n0 いつまで世間話をして いるつもりだ? |
ああ、そうだった! 俺たちも出発しなきゃ |
そうね! あたしたち も出発しなきゃ |
それじゃ、レイムさん 失礼しますね |
なにやら雲行きが おかしいようですから お気をつけて |
ひと雨、来るかも しれませんから・・・ |
なあ、ネス 今の噂って本当のこと なのかな? |
ねえ、ネス 今の噂って本当のこと なのかな? |
デタラメだ と言いたいが・・・ |
黒の旅団が活動を開始 した理由が、今の話で 説明できてしまう |
ソウデスネ・・・ 理論トシテハ、ケシテ 破綻シテイマセン |
じゃあ・・・ |
僕にもわからない ただ、彼の話を聞いて 余計な不安を感じてる のだけは事実だな |
心配すんなって おふたりさん |
トライドラの兵士は 精鋭揃いだからな そう簡単にデグレアに 負けはしねーよ |
そうそう、たしか あんたはその街で剣を 習ったのよね |
ん?とすると・・・ フォルテ、君は騎士の 家柄だったのか |
騎士ですって? |
・・・やべっ! |
どういうことだよ それ? |
どういうこと それ? |
あの街の剣術道場は 王族の指南役を務める ほどの名門なんだ |
普通の人間がそう簡単 に習えるものでは ・・・ん? |
うわっ、雨だぜっ! 本当に降ってきやがっ たぞ!? |
まいったな、どんどん ひどくなってくる |
まいったわね、 ひどくなってる |
うう、このままじゃあ カゼひいちゃうよぉ |
ええ、ほんと・・・っ くしゅんっ! |
どこか雨を避けられる 場所はないですかね |
さすがにキツイな この降りじゃあ |
ねえ、あれ 向こうに見えるのって 建物じゃないかしら? |
望遠ニテ確認・・・ 指摘ノトオリ、アレハ 建造物デス |
うむ、たしかに城の ようなものが見えるで ござるな |
そういえばトライドラ の砦のひとつが、この あたりにあったな |
じゃあさ、あそこで 雨宿りさせてもらおう |
じゃあさ、あそこで 雨宿りしましょうよ |
あのな、そう簡単に 砦の中に入れるわけが ないだろう |
別に中に入れなくても 軒先を借りられりゃ それだけで充分さ |
よし、とにかく急いで あそこまで走ろう! |
とにかく急いであそこ まで走りましょう |
ふう、すっかり びしょ濡れだ・・・ |
ふう、すっかり びしょ濡れ・・・ |
・・・(ふるるっ) |
こらこら *n1 それじゃ周りにしぶき が飛ぶだろう? |
こらこら *n1 それじゃ周りにしぶき が飛ぶでしょう? |
あ・・・ |
ちゃんとタオルで ふきなよ。動物じゃ ないんだからさ |
ちゃんとタオルで ふきなさい。動物 じゃないんだから |
・・・わすれてた |
ホントですよ もう、体中 ぐっしょりです・・・ |
うにゅうぅ・・・ 服がひっついて 気持ち悪いですのぉ |
これは、着替えた ほうがよさそうですね |
きっ、着替え・・・ でござるか・・・ |
そーそー、それがいい ぜひ、そうしたまえ♪ |
言っとくけど こっち見たら容赦なく ぶっとばすわよ? |
信用ねェのな オマエ・・・ |
なにを言うか それが男の生き様って もんだろーがよ? |
うぅむ、たしかに 男の浪漫ではござるが |
カザミネさんまで!? |
オマエら、マジで そう思ってんのな・・ |
あはは・・・ |
*n0さん ちょっと変だとは 思いませんか? |
おい、*n0 なんか変だぞ |
変って? |
えっ、変って? |
人の気配がまったく しない。雨だとはいえ 入り口の見張りぐらい いるはずだろう |
せんさーニモ反応ガ アリマセン |
そういえば・・・ |
どれどれ ・・・って、おっ!? |
バカな! 門に鍵がかかってない なんて |
それどころじゃないぜ こいつは・・・ |
うっひゃー!? こりゃ、すげェ・・・ |
うわあぁぁぁっ!? ご、ご主人さまぁっ! |
にゅうううっ!? |
死体だ・・・ 兵士たちがみんな 死んでる!! |
・・・!? |
*n1 見るな・・・ 見るんじゃないっ! |
*n1 見ないで・・・ 見ちゃだめ! |
・・・(ぎゅっ) |
なんですって!? ひっ・・・ |
ちょっと、ミニス!? しっかりしなってば |
ひどすぎます・・・ こんなのって!? |
いったいなにが 起きたっていうのよ |
ご主人さまぁ どうして、こんな ひどいことに・・・? |
モナティ、雨のせいで においに気づけません でしたの・・・ |
む? これは・・・ |
どうかしたの? カザミネさん |
この者たちの傷から 判断すると、お互いに 殺しあったとしか思え ないのでござる |
殺しあうって・・・ なんでそんなこと!? |
それは拙者にも 皆目・・・ なんとも面妖なことで ござるよ |
信じられません 仲間どうしでこんな ことするなんて |
なんだかわからんが ヤバイのだけはたしか みたいだな |
これは早々に退散した ほうがよさそうだぜ *n0 |
ミニス |
きゃあっ!! |
どうしたんだ!? |
どうしたの!? |
今っ、そこの戸がっ ガタンって・・・ |
警告シマス! せんさーニ、生命体 ノ反応アリ!! |
おい、そこのッ!? 隠れてねェで 出てこいよ・・・ |
オレの目は節穴じゃ ねェぞッ!! |
かくれてるよ・・・ そこに! |
出てこい! さもないと、こっち からいくぞっ! |
出てきなさい! さもないと、こっち からいくわよ! |
ちょっとちょっと! 暴力沙汰はかんべん してくださいってー |
えっ、この声? |
へっ、この声? |
私はただの雇われの身 雑用係のメイド・・・ |
パッフェルさん じゃないの!? |
あれま? どうして、みなさんが こんな所に??? |
それはこっちのセリフ だよ。まあ、今ので だいたい理解したけど |
それはこっちのセリフ よ。まあ、今ので だいたい理解したけど |
また新しいお仕事を 始めたんですね |
そーなんですよー お給金が良かったんで つい・・・ |
なのに、いきなり こんなことに・・・ あー、まだ働き始めた ばかりなのにー! |
そんなことより ここでいったいなにが 起こったんだ? |
それが私もさっぱり 突然、殺し合いが 始まって・・・ |
身の危険を感じた私は 今し方まで、酒蔵の中 で隠れてたんですー |
それで、やっと静かに なったから・・・ |
外へ出ようとして 僕たちに 見つかったって ワケか |
とにかく、急いで ここから離れたほうが いいみたいだな |
とにかく、急いで ここから離れたほうが いいみたいね |
さあ、パッフェルさん も行きましょう |
えー、でも私 まだここで働いた分の お給金もらってないん ですケド・・・ |
あ、あのですね・・・ そんな場合ではない でしょう!? |
そんなもんあきらめろ 命が助かっただけでも もうけたと思え! |
いーえ! タダ働きだなんて冗談 じゃありません。ええ ありませんとも!! |
ぱぱっと行って、金庫 からいただいてきます それでわっ! |
ちょっと! パッフェルさんっ!? |
あのオンナ・・・ 度胸があるんだか バカなんだか・・・? |
ダメですのぉーっ! 一人じゃ、危ない ですのぉっ!? |
パッフェルさ~ん! パッフェルさんってば お~いっ!? |
なんて足が速いんだ もう、見失っちまった |
パッフェルさ~ん! パッフェルさんってば ねえっ!? |
なんて足が速いのよ 見失うなんて・・・ |
*n0 無茶するんじゃない 君まで迷子になったら どうする気だ!? |
だけど、彼女が・・・ |
ホールドアップ! |
・・・!? |
よーし、両手をあげて その場から動くなよ じゃないと、こいつで ズドンといくからな |
気をつけろ あの男の構えてるのは おそらく銃だ |
・・・っ |
質問はひとつだけだ シンプルにいくぜ |
お前さんたちは 「生きて」んのかい? |
へ? |
はい? |
ちゃんと生きてんのか そのフリをしてるのか どっちだって聞いてる んだよ、俺様は! |
し、質問の意味がよく わからないんだけど |
どうやら、貴方はここ でなにが起こったかを 知ってるようだな |
事情を説明して もらえると助かるが どうだろう? |
・・・・・・ |
その様子だと お前さんたちはあの イカレた連中とは違う みたいだな |
いいぜ、話してやるよ この狭っ苦しい砦の中 でおっ始まった |
胸クソの悪くなるよう な出来事をな・・・ |
死体が生き返った!? |
ああ、砦の前にあった 旅人の死体が、埋葬の 途中で生き返って暴れ 出したんだよ |
そいつにやられた者も 同じバケモノになった 死体がどんどん仲間を 増やして・・・ |
ご覧のとおりよ まったく、まるっきり 三流のホラー映画 みたいだったぜ |
ほらーえいが? |
おっと、すまんすまん この世界にゃ映画は なかったっけか |
もしや・・・ 貴方は別の世界から 召喚されてきたのか? |
そうなるのかねえ こっちに来てから日が 浅くて、今ひとつ状況 はわからんのだが |
俺様の名はレナード ステイツのロスって とこで、刑事の仕事を してたのさ |
聞いたことない地名だ やっぱり、この人は 俺たちとは違う世界の 住人なんだな・・・ |
聞いたことない地名ね やっぱり、この人は あたしたちとは違う 世界の住人なのね |
なあ、この世界じゃあ あんな風にいきなり 死体が暴れ出すもん なのかい? |
そんなことないって! なあ、ネス? |
そんなことないわよ ねえ、ネス? |
普通はな・・・ だが、そういったこと を可能にする召喚術は たしかに存在する |
なんだって!? |
なんですって!? |
「ひょうい召喚術」 という分野では |
実体のない召喚獣を 第三者にひょうい させることによって |
その者に不思議な力を 与えたり、あるいは まったく別の生き物に 変えてしまえるんだ |
そんな召喚術がある なんて、初耳だよ |
そんな召喚術がある なんて、初耳よ |
外道の術として、派閥 では修得を好まれない 分野だからな |
死体を操る召喚術も そのひとつだ。 サプレスにいる低級な 霊を召喚して |
死体にひょういさせて 不死身の兵士に仕立て あげると聞いている |
よくわからんが つまり、死体が勝手に 暴れることはないが |
召喚術ってのを使えば それをロボットみたく 自由に操れるんだな? |
*n0 もしもそいつが、まだ この砦の中にいると したら・・・ |
ダトスレバ、外デ 待機シテイル方々ガ 危険デス・・・! |
おいッ! 外の連中、ヤバイん じゃねェのか!? |
おにいちゃんっ そとが・・・ へんだよ!? |
おねえちゃんっ そとが・・・ へんだよ!? |
ご主人さまっ 他のみなさんが危険 ですっ!? |
外のみんなが 危ないですのーっ!? |
急いで戻ろう!! |
急いで戻りましょう! |
グロロロ・・・ッ |
なるほどね こういうことかい 納得、なっとく・・・ |
な、なに落ち着いてる のよっ!?こいつら 死体なのよっ!? |
泣き言を言っている 場合ではござらんぞ! 倒さねば、拙者たちも 奴らの仲間入りだ |
とはいえ、あんまり 素手で殴りたくはない 相手だね。さすがに |
グロロロロォォ・・・ |
くそっ・・・ こいつら、倒しても 倒しても起きあがって くる!? |
くたばり損ないどもが しつこいんだよッ!! |
や、やだぁ・・・ こっち来ないでよぉっ |
ミニスちゃんっ!? |
伏せろッ!! |
ゲブウゥゥゥ・・・ |
その死体は召喚術で 操られているんだ! |
操っている召喚師を なんとかしないと そいつらは何度でも 襲ってくるぞ!! |
どこにいるんだ そいつは・・・ |
どこにいるのよ そいつは・・・ |
・・・・・・!? |
レナードさんっ あの柱の影、あそこに 向かって撃って! |
おうっ! |
ほお、よく見つけたな ワシの気配を・・・ 褒めてやるぞ、カカカ |
お前が、この砦を壊滅 させた張本人か!? |
あなたが、この砦を壊 滅させた張本人!? |
いかにも、いかにも ワシの名はガレアノ カカッ、屍人使いさあ |
お似合いな呼び名だぜ その青白いツラにはよ |
カカカッ、カッ・・・ なぁに、すぐにお前ら も同じ色になるさあ |
この場に居合わせた 不運を悔いるがいい カーッカッカッカ!! |
タイムアップだぜ この世界の法律はよく しらねえがな |
お前さんのしたことは 人としてのルールを はみ出しすぎだよ |
カッカッカ・・・ そんなことは知らんな 屍人に生者の理屈を 唱えても無駄さあ |
そもそも、戦いはまだ 終わってないぞ |
グロロロォォォ!! |
なっ!? |
まさか、まだ召喚術を 使う魔力が残っていた というのか・・・!? |
そらそら、どうした? 代わりの屍人はいくら でも用意してやるぞぉ カーッカッカッカ! |
こいつ、楽しんでる 心の底から・・・!! |
ひどい・・・ こんなのひどすぎるっ |
アメル!? |
みんな泣いてる ずっと苦しみ続けて やっと安らかに眠れる と思っていたのに |
無理に起こされて またいっぱい苦しんで こんな・・・ こんなこと・・・ |
やめてえぇぇっ!! |
ウオオオォォォォォォ ォォォォォ・・・ |
アメルの身体が・・・ 光ってる・・・ |
見て、屍人たちが!? |
ォォォォ・・・ |
消えていく・・・ |
これも聖女の奇跡の力 だっていうのか? |
これも聖女の奇跡の力 だっていうの? |
こ、この力・・・っ そうか! そこの娘が あの方の求める・・・ |
くたばりやがれっ この外道があっ!! |
ガレアノ |
ぎひゃあぁぁぁっ! |
レナードさんの弾丸に貫かれて 屍人使いの身体は砦の下へと 墜落していった |
彼の行為を責めることなど 誰にもできなかった ひと時とはいえ、彼はこの砦 の一員だったのだから |
気を失ったアメルを休ませる間 俺たちは動かなくなった 人々を簡単に弔った |
パッフェルさんは結局 見つからなかった |
そして、ガレアノの死体も |
なにかが動き出している そしてその渦に間違いなく 俺たちは巻き込まれようとしている |
言いしれぬ不安を胸に抱きながら 雨の中、俺たちは ファナンへと引き返していく |
まるでそうすることで 得体の知れないなにかから 逃げようとするかのように |
弾丸は屍人使いを貫いた |
あたしたちはレナードさんを 責めるつもりはなかった |
この人は、ここにいた・・・ ここで、暮らしてた |
きっと、色々あった だから・・・ |
私がレナードさんの立場なら 同じように怒りの炎を ぶつけたと思うの |
砦から転落したガレアノ 姿を消したパッフェルさん |
二人の姿は見つからなかった |
アメルが気を失っている間に みんなで死体を弔った |
あたしたちの周りを何かが まるでとぐろを巻く 邪悪な蛇のように包んでる |
そんな感じがした |
怖かった、言いようもなく 怖かった・・・ |
アメルが目を覚まして あたしたちは逃げるように ファナンへと引き返す・・・ |
ううん・・・ あたしたちは逃げたのよ |
見えない恐怖から・・・ |
あのガレアノって 召喚師、何者だった んだろう? |
あのガレアノって 召喚師、何者だった のかしら? |
たった一人で、砦 ひとつを陥落させる なんて・・・ |
奴の素性も気になるが それより僕が気になる のは、砦を襲った目的 のほうだ |
砦の兵士を殺し合い させて、いったい 何の得があるんだ? |
まさか、面白半分で やったんじゃ・・・ |
その可能性も皆無とは いえないが、もっと あり得そうなのは |
トライドラと敵対する 国家に雇われての 破壊工作行為・・・ |
それじゃ、あいつも デグレアの関係者って ことか!? |
それじゃ、あいつも デグレアの関係者って ことなの!? |
そう断言するには 証拠がなさすぎるがな |
どのみち、今日の一件 については、本部へも 報告する必要がある |
ガレアノについての 情報も、調べてもらう ように申請しておくよ |
もしネスの予想が事実だったら デグレアはなにを 企んでいるんだろうか? |
もしネスの予想が事実だったら デグレアはなにを 企んでいるんだろう? |
こんなところに いたのか アメル・・・ |
こんなところにいたの アメル・・・ |
*n0さん |
熱があるのに こんな場所で夜風に あたったらダメだよ |
・・・・・・ |
あたし、どうして あんなことができて しまったんでしょう? |
え・・・? |
操られている人たちの 心が、触れてもいない のに流れこんできて それがかわいそうで |
頭の中が真っ白に なったと思ったら あんなことに・・・ |
・・・・・・ |
なんだか不安なんです あたし・・・ |
自分がどんどん、違う 存在に変わっていって しまうみたいで |
すごく、こわい・・・ |
気にしないほうがいい |
今日のことは、状況が 普通じゃなかったんだ だから、あんなことが 起こっただけだよ |
俺から見て、アメルは アメルのままだよ なにも変わってなんか いないって |
気にしちゃダメよ |
今日のことは、状況が 普通じゃなかったのよ だから、あんなことが 起こっただけだよ |
あたしから見てアメル はアメルのままよ なにも変わってなんか いないわよ |
・・・・・・ |
身体が弱ってるから 気持ちも弱くなってる だけさ |
さあ、戻ろう? |
身体が弱ってるから 気持ちも弱くなってる だけ |
さあ 戻りましょう? |
なにも変わっちゃいないよ 変わるはずないじゃないか・・・ |
なにも変わってなんかいない・・ 変わるはずないじゃない・・・ |
*n1は 「ほらーえいが」って 知ってるか? |
*n1は 「ほらーえいが」って 知ってる? |
ほらーえいが・・・ 映画ノ一種デスネ |
えいが? |
機械ヲ使ッテ、我々ガ 目ニシテイル情景ヲ 記録シタモノデス |
記録サレタ情景ハ再生 スルコトデ、好キナ時 ニ繰リ返シテ、見ル コトガデキマス |
へえ、それって すごいじゃないか! |
へえ、それって すごいじゃない! |
シカシ、ドコデ ソノヨウナ言葉ヲ? |
レナードさんからだよ |
レナードさんからよ |
奇妙デスネ・・・ 映画トイウ言葉ハ ろれいらるデハ死語ニ ナッテイルノデスガ |
*n1? |
トハイエ、他ノ世界ニ ソノヨウナ技術ガ アルトハ・・・ |
*n1ってば? |
・・・ナニカ? |
映画について、もっと 話を聞かせてくれよ |
映画について、もっと 話を聞かせてよ |
ワカリマシタ ソレデハ・・・ |
*n1の 説明が本当かどうか 明日、レナードさんに 聞いてみようっと |
なァ、ニンゲン・・・ |
なんだよ? |
なによ? |
オマエは あのレイムってヤツ どう思ってるんだ? |
どうって・・・ 礼儀正しくて、親切で |
自分の目的をしっかり もってる、素敵な人 だと思うよ |
自分の目的をしっかり もってる、素敵な人 だと思うけど |
・・・ケッ! エライほめようだな |
ひとつ忠告してやらァ アイツにゃ、あんまし 関わるんじゃねェ |
どうしてだよ? |
どうして? |
口先ばかりがうまい ヤツにゃ、ロクなのが いねェって決まってる もんなんだよッ |
おい、なんだよそれ? そんなのレイムさんに 失礼じゃないか!? |
なんなのよそれ? そんなのレイムさんに 失礼じゃない!? |
うるせェな! とにかく、オレは アイツと関わるのは ゴメンだからなッ! |
おい、待てよッ! *n1!? |
待ちなさい! *n1!? |
*n1のやつ 初対面で雰囲気負けを したから、きっと根に もってるんだな? |
*n1のやつ 初対面で雰囲気負けを したから、きっと根に もってるのね? |
なあ、*n1 どうしてレイムさんを こわがったんだい? |
ねえ、*n1 どうしてレイムさんを こわがったの? |
・・・・・・ |
つれて・・・ いっちゃうから・・・ |
え? |
おにいちゃんを・・・ つれてっちゃうから だから・・・ |
おねえちゃんを・・・ つれてっちゃうから だから・・・ |
*n1 なかよくしたくない あいつと・・・ |
あいつ・・・って その言い方は、おまえ 失礼だぞ? |
あいつ・・・って その言い方は、あなた 変よ? |
・・・(ふるふる) |
いいか?*n1 そりゃ、レイムさんは 吟遊詩人で、旅人だ |
あんな風に気ままに 暮らしたいって あこがれる気持ちも 俺にはあるよ |
でも、だからって 俺がみんなと別れて あの人についてくはず がないだろう? |
いい?*n1 そりゃ、レイムさんは 吟遊詩人で、旅人よ |
あんな風に気ままに 暮らしたいって あこがれる気持ちも あたしにはある |
でも、だからって あたしがみんなと別れ てあの人についてく はずがないじゃない |
・・・ほんとに? |
当たり前だよ 俺はずっと *n1たちの 側にいるって |
当たり前よ あたしはずっと *n1たちの 側にいるわよ |
やくそく、だよ? |
*n1は レイムさんに、俺を とられると思ってた みたいだな・・・ |
*n1は レイムさんに、あたし をとられると思ってた みたいね・・・ |
ねえ、ご主人さま パッフェルさん どこ行っちゃったん でしょうか? |
それがさ、変なんだよ |
俺たちと反対側から 来たレナードさんが 言うにはさ |
途中で彼女と出会いは しなかったってさ |
一本道の廊下だぞ? |
それがね、変なのよ |
あたしたちと反対側 から来たレナード さんが言うには |
途中で彼女と出会いは しなかったってさ |
一本道の廊下よ? |
き、消えちゃったって ことですかっ!? |
あるいは、途中で 襲われた・・・ |
そそそ、そんなぁ!? |
・・・ってワケないか だとしたら、騒ぎで 気づくはずだし |
・・・ってワケないか だとしたら、騒ぎで 気づくはずだもの |
・・・・・・ |
あの人のことだから 隠し通路かなんかを 知っててさ |
それを使ったんだと 思うよ |
あの人のことだから 隠し通路かなんかを 知っててさ |
それを使ったんだと 思うわよ |
抜け目なさそうだし |
そうですよね・・・ それぐらい、知って そうですもんね |
無事だとは思うけど やっぱり、心配は 心配だよなぁ |
無事だとは思うけど やっぱり、心配は 心配よねぇ |
はいけい、マスター モナティですの |
いきなりですが しつもんがあります |
マスターは 「すていつ」の 「ろす」ってばしょ しっていますか? |
レナードさんってかたと しりあったのですが |
モナティがマスターに おそわっておぼえた ようなことばを |
そのひとは、なぜか しっているのです |
ひょっとすると マスターとおんなじ ばしょから、きたひと かもしれません・・ |
ねえねえ カザミネさん・・・ |
レナードさんが 「でか」だってことも 書いておいたほうが いいでしょうか? |
手がかりは多いに 越したことはなかろう |
そーですねえ・・・ |
レナードさんは 「でか」という おしごとを していたそうで |
「ほっとどっく」と 「こーら」がこうぶつ らしいですの |
なにかわかることが あったら、モナティに おしえてくださいませ |
おたより、おまちして いますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
しかし・・・ 「甲羅」が好物とは 面妖でござるのう・・ |
死んだ人間が 襲いかかってくるって のは、ぞっとしねえな |
気味が悪いから? |
それもあるがな ほれ、生きてるヤツと 違うから、手加減の しようがねーだろ? |
あ・・・! |
二度と起きあがって こねえように、確実に トドメを刺さねえと いけなかったからな |
一度死んでるとはいえ やっぱ、後味が悪いぜ あーいうのは・・・ |
うん・・・ |
戦いじゃなくて、本当 の殺し合いになるって ことだもんな・・・ |
戦いじゃなくて、本当 の殺し合いになるって ことだもんね・・・ |
なあ、ケイナ |
ねえ、ケイナ |
ひとつ聞きたいんだ けど? |
なあに? |
その・・・ フォルテにさ 着替えとか、のぞかれ たことってあるの? |
な・・・っ!? |
ふごっ!? |
いたっ!? |
あたた・・・ な、殴んなくたって いいのにぃ・・・ |
殴られるようなこと 言うからよ! まったく・・・ |
私以外の女の子しか のぞかないから 余計に腹が立つって いうのに・・・ |
え? |
なんでもないっ!! |
結局、答えは謎のまま とほほ・・・ 殴られ損だよ・・・ |
結局、答えは謎のまま いたたっ・・・ 殴られ損よ・・・ |
アメルが奇跡の力を 使う時、彼女の手が うっすらと輝くのは目 にしてきましたけど |
さっきみたいに 全身から強い光を 放ったのは、これが 初めてですよ |
どうして、あんなこと になったんだろう? |
どうして、あんなこと になったのかしら? |
僕にもわかりません ただ・・・ |
ただ? |
村が襲われてから あの子の力が日増しに 強くなってる気が するんです |
今までは、一度に治せ なかったような傷さえ 今は一瞬で癒すことが できるようになって |
それは俺も思ってたよ 最初に治してもらった 時より、ずっと痛みが 引くのが早いし |
それはあたしも思った 最初に治してもらった 時より、ずっと痛みが 引くのが早いし |
毎日がこういう戦いの 連続ですから、自然に 力が強くなったのだと 思いますが |
それがあの子にとって いいことなのか、僕は 心配なんです・・・ |
アメルが倒れた原因が そのせいじゃなければ いいんだけど・・・ |
あのガレアノって野郎 たぶん、生きてるぜ |
そんなバカな!? だって、レナードさん の銃は命中したし |
そんな!? だって、レナードさん の銃は命中したし |
あんなに高い砦から 真っ逆さまに落下して 無事なはずが・・・ |
だが、死体は無かった |
それは・・・ |
それだけじゃねえ アメルの身体から光が 放たれた時にな |
あの野郎、死体と同じ ように苦しみやがった 俺たちはなんともねえ のにな・・・ |
それじゃ、リューグは ガレアノが人間じゃ ないっていうのか!? |
それじゃ、リューグは ガレアノが人間じゃ ないっていうの!? |
はッ、それはお前らの ような召喚師がお得意 の分野だろうが? |
素人のオレの考えだ 別に真に受けなくても かまやしねぇよ・・・ |
人間じゃなかったら ガレアノはいったい 何者なんだ??? |
人間じゃなかったら ガレアノはいったい 何者なんだろう?? |
私ね、いつも不思議に 思っていたの |
どうして、普通の人は 召喚師を最初から 嫌うんだろうって |
うん、普通の人たちは 召喚師をこわがるか 目の仇にするかの どちらかだもんな |
うん、普通の人たちは 召喚師をこわがるか 目の仇にするかの どちらかだもんね |
でもね、アイツを見て わかったような気が したの |
死んじゃった人たちを モノみたいに扱う なんて・・・ |
あんなのって ひどすぎるよっ! あんな、召喚術がある なんて!? |
ミニス・・・ |
あんなことしたら 誰だって召喚師のこと 嫌うに決まってるじゃ ないの・・・っ |
だからこそ、俺たちが しっかりしなくちゃ いけないんじゃない のかな? |
だからこそ、あたし たちがしっかりしなく ちゃいけないんじゃ ないのかしら? |
えっ? |
ラウル師範っていう 俺の師匠にあたる人が 言ってたんだ |
召喚師の犯した罪は 召喚師の手によって あがなわれなければ ならない・・・ |
そうでないと、いつか 召喚師が人々に認めて もらえなくなるって |
俺たちが召喚師として 人々の役に立つことを たくさんしていけば |
いつかきっと、みんな わかってくれるよ 召喚師の全てが、悪人 なんじゃないって |
ラウル師範っていう あたしの師匠にあたる 人が言ってたの |
召喚師の犯した罪は 召喚師の手によって あがなわれなければ ならない・・・ |
そうでないと、いつか 召喚師が人々に認めて もらえなくなるって |
あたしたちが召喚師と して人々の役に立つこ とをたくさんすれば |
いつかきっと、みんな わかってくれるわ 召喚師の全てが、悪人 なんじゃないって |
・・・そうだね |
きっと、みんな わかってくれるよね? |
ああ、そうさ |
ええ、そうね |
きっと・・・ |
それが多分 「成り上がり」の俺がやるべきこと でもあるはずなんだ・・・ |
それが多分「成り上がり」の あたしのやるべきことのはずなのよ |
アメルの奇跡の力って あんなにすごいもん だったんだねえ |
いや、あんなふうに なったのは、これが 初めてだよ |
君のストラと、あまり 変わらないなって 思ってたくらいだし |
いや、あんなふうに なったのは、これが 初めてよ |
あなたのストラと、 あまり変わらないって 思ってたくらいだし |
ストラじゃ、病気は 治せないよ。 あの子の力は別物さ |
ただ、あんまし多用 させるのはどうかと 思うけどねえ |
え? |
あれだけのことすりゃ 当然だけど、かなり 気を消耗してる |
あの子は無茶するほう だから、周りの人間が 気をつけてやんないと |
もっと深刻なことにも なりかねないよ よぉくおぼえといて やんな? |
聖女の奇跡の力も 無制限じゃないって ことか・・・ |
聖女の奇跡の力も 無制限じゃないって ことね・・・ |
死体に魔物をつかせて 操るとは、なんという 外道な・・・ |
うん、ネスも同じこと 言っていたよ あれは外道の術だって |
ええ、ネスも同じこと 言っていたわ あれは外道の術だって |
犠牲になった砦の者 たちは、さぞかし無念 だったでござろうな |
うん・・・ |
ええ・・・ |
召喚術はこの世界を 滅ぼす力であると共に 幸せをもたらす力でも ある・・・ |
拙者が世話になった 人物が、口にした言葉 でござるよ |
おぬしに このような心配は無用 とは思うが |
この言葉を胸に とどめて、よき召喚師 になってくだされ |
よき召喚師、か・・・ なにを基準にしたら そうなれるんだろう? |
よき召喚師、か・・・ なにを基準にしたら そうなれるのかしら? |
悪かったな・・・ 思わず、撃っちまって |
捕まえたほうが、都合 が良かったんだろ? |
仕方がなかったんだよ 状況が状況だし・・・ |
仕方がなかったのよ 状況が状況だし・・・ |
こっちの世界に 俺様を呼んだヤツな |
口うるさかったけど 根はいいヤツだったん だぜ? |
傭兵部屋の連中も 武器を手入れしてた 鍛冶屋のジイさまもな |
俺様の素性なんか 気にせずに、普通に 相手をしてくれてよぉ |
なのによぉッ!? |
レナードさん・・・ |
ソーリィ、ちょっと 一人にしてくれ・・・ |
お前さんに八つ当たり したかねぇんだ 頼むわ・・・ |
そうか・・・ あの砦の生き残りは レナードさんだけ だったんだ・・・ |
scn109
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
アメルの様子はどう? |
熱はさがったみたい あとはよく眠って体力 の回復を待つだけね |
本当に大丈夫なんで しょうか・・・ |
おい、本当にただの カゼなんだろうなぁ? |
心配すんじゃないよ 雨で濡れたところに あんなにたくさんの 気を消耗したんだ |
カゼぐらいひいたって 当然だろ |
そりゃそうだけど |
まあ、たしかに・・・ |
心配ならあとで会いに いってあげなさいよ |
いろいろ心配するより 顔を見せてあげたほう が、病人にとっては なによりの薬だもの |
特に、女の子にはね |
そんなものかな? |
そんなものよ |
うん、そうするわ |
ぜひそうしなさいな |
とりあえず、道場に 行くのが先だよ そろそろ、みんなも集 まってるだろうしさ |
この旦那が召喚獣ねえ どう見てもオレたちと 変わらん気がするがね |
まったく同感だ 俺様としてもいまいち 実感がないんでな |
召喚されるというのは そういうもので ござるよ。拙者もそう でござった・・・ |
そういえば、カザミネ さんもシルターンから 召喚されて きたんだよな |
そういえば、カザミネ さんもシルターンから 召喚されてきたのよね |
いかにも、戦の助っ人 として召喚されたので ござるが |
その戦いで召喚師殿が 亡くなられ、帰る方法 がなくなってしまった のでござる |
・・・、・・・ |
どうした?モナティ 考え込んで |
どうしたの? モナティ 考え込んで・・・ |
あっ、なんでもない ですの・・・ |
典型的なはぐれ召喚獣 の誕生のしかただな |
おいおい、待てよ 召喚師が死んじまうと 帰れなくなるのか? |
召喚された者を元の 世界に戻せるのは それを召喚した術者に 限られるからな |
なんてこったい!? 俺を呼んだそいつは あの砦でくたばってん だぞ・・・ |
ええっ!? |
なんですって!? |
そんな・・・ |
なあ、お前さんたちも 召喚師なんだろう なんとかならねえか? |
どうしよう? 無理だと思う なんとかするよ |
どうしよう? 無理だと思う なんとかするわ |
無理だと思う なんとかしてあげたい のはやまやまだけど |
無理だと思うわ なんとかしてあげたい のはやまやまだけど |
強引に上から術を 重ねたら、それこそ なにが起こるか わからない |
下手をすると貴方の 存在そのものが 消されてしまうかも しれないんだ |
なんだよそりゃ? ヘビーすぎだぜ・・・ |
まァ、とっとと あきらめるこったな そうすりゃ、気も楽に なるってもんだ |
*n1っ!? |
サンクス、ボーイ? だがな、俺様は意外と あきらめが悪いんでね |
そう簡単にギブアップ はしねえのさ 残念だったなあ? |
ケッ! |
なんとかするよ 今は無理だけど、でも なにか方法が・・・ |
なんとかしてみるわ 今は無理だけど、でも なにか方法が・・・ |
安請けあいはやめて おくことだな *n0 |
無理に誓約を解除 しようとすれば、彼の 存在そのものが消えて しまうんだぞ? |
で、でも・・・っ |
もめるな、もめるな *n0 ダメもとで聞いてみた だけなんだからよ |
気持ちだけありがたく もらっとくさ ありがとよ |
レナードさん・・・ |
そもそも、それ以前に 彼がどこの世界から 来たのかが問題だ |
そういえば・・・ |
たしかに・・・ |
尻尾やツノはないから メイトルパの亜人じゃ ないわよね |
すくなくとも、僕たち メトラルと交流のある 種族じゃないですね |
俺様もボウズみたいな 連中とは、娘の絵本の 中でしかつきあった ことはねえって |
サプレスも違うよな |
サプレスも違うわよね |
悪魔や天使って雰囲気 じゃないし・・・ |
ケッ! こんなオッサンが 同族でたまるかよォ? |
見た目はあたいたちと 変わりないねえ てことは、カザミネと 同じ世界かい? |
しかし、レナード殿の 使っているような短筒 はシルターンにはない でござるぞ |
(こくこく) |
ロレイラルの古い銃器 に似てはいるが・・・ |
でも、あの世界に 俺たちみたいな人間は いないんだろ? |
でも、あの世界に あたしたちみたいな 人間はいないでしょ? |
・・・そのはずだ |
コノ世界ノ人間ニ 類似スル「融機人」ハ 我々ヲ創造シタ者タチ デスガ・・・ |
幾多ノ戦争ニヨリ ろれいらるカラ滅亡 シタトサレテイマス |
融機人(ベイガー)? |
ロレイラルの機械文明 を創始したとされる 人型種族だよ |
それ以上のことは なにもわかってない ただの、伝説だ・・・ |
・・・・・・ |
あー、なんだ? 一生懸命なトコ悪いん だけどな・・・ |
どれもこれも、俺様の 知ってる世界とは すさまじくかけ離れ ちまってんだよなぁ |
うーん、だとしたら いったいレナードさん はどこから来たんだ? |
むー、だとすると レナードさんはどこ から来たのかしら? |
いいじゃねーか そんなことは |
この旦那のおかげで オレらは助かったわけ だし、それで充分さ |
そうね・・・ フォルテの言うとおり かもしれない |
それよりも レナードさんは これからどうなさるん ですか? |
なあ、おっさん あんた、これから先 どうするんだ? |
どうするったって 帰れそうにねえんなら ここでやってくしか ないんだろうが |
なにぶん、わからねえ ことが多すぎるんでな 正直、頭が痛いぜ |
それなら俺たちに協力 してくれませんか? |
ねえ、だったら あたしたちと一緒に 来てくれません? |
*n0 また君は、簡単にそう いうことを! |
僕たちと 一緒にいるって ことは・・・ |
わかってるよ いつ戦いに巻き込まれ るかもしれないって 言いたいんだろう |
けど、このままほって おけば、レナードさん 確実に「はぐれ」に なっちゃうぜ |
せめてさ、この世界の 常識を勉強してもらう 間だけでも、な? |
わかってるわよ いつ戦いに巻き込まれ るかもしれないって 言いたいんでしょう |
でも、このままほって おけば、レナードさん 確実に「はぐれ」に なるのよ |
せめて、この世界の 常識を勉強してもらう 間だけでも、ね? |
君の口から常識という 言葉が出るなんて 世も末だ |
うう・・・ |
むー・・・ |
しばらくそうさせて もらえるなら、俺様と しては願ったりだな |
危険が待っていると わかっていても? |
わかってるだけマシさ わけもわからんまま 一人でうろつくほうが ぞっとする |
なるほど・・・ |
でしたら、もう僕から 反対するようなことは ありませんね |
悪ぃな、厄介かけて |
よっしゃ、決まりっ! |
よろしくお願い申すぞ レナード殿 |
あのう、それなんです けど・・・モナティの マスターもレナードさ んと同じで |
よっつの世界とは違う 場所から召喚されたっ て聞いてますの |
本当か、モナティ? |
モナティ、それ本当? |
うむ、そう言えば 聞いたおぼえがある ような・・・ |
しかし、そんな召喚術 があるとは聞いたこと がないぞ? |
ですから、事故だって お話ですの。事故で たまたま間違って召喚 されたって |
事故・・・ たまたま・・・ |
ちょっ、モナティ!? |
あ・・・! |
はははははは・・・ そういや、呼んだ奴も そんなこと言ってた 気がするぜ・・・ |
ますます絶望的だな それは |
ででっ、ですからあ! |
マスターに会えば なにかわかるかもです きっと、なんとかなる ですのーっ!! |
モナティがそう言うの なら、そうかもな たしかめてみる必要は あるかもしれない |
ただ、それはアメルを おばあさんの村まで 送ってからだ |
レナードさん それでもいいなら 俺たちと来ませんか? |
モナティがそう言うの なら、たしかめてみる 必要はあるわね |
ただ、それはアメルを おばあさんの村まで 送ってからの話だけど |
レナードさん それでもいいなら あたしたちと 来ませんか? |
いいもなにも・・・ こっちから頼みたい くらいだぜ |
なにぶん、わからねえ ことが多すぎるんでな 厄介かけるだろうが よろしく頼むぜ |
返してっ! 返してえぇ~っ!! |
この声・・・ もしかして!? |
なんだぁ、文無しとか 言ってたくせに こんなペンダントが あるじゃねーか? |
こりゃ、見るからに 値打ちもんですぜ アニキぃ? |
それはユエルの宝物 なんだから とったらダメなの! 返してえぇっ!! |
うるせえっ! |
きゃん! |
お前のような薄汚い ガキが、こんな品物を 持ってるのが不似合い なんだよ |
おおかた、どっかから くすねてきたんだろ あぁ? |
くすねてないもんっ! 拾ったんだもん!! |
どっちだって かまやしねえよ 今から、こいつはオレ たちのもんだしなぁ |
ウウゥゥ・・・ッ |
おっ、なんだ イヌコロみたいに うなりやがって・・? |
やるってぇのか!? |
やめろ、お前たち!? |
やめなさいっ! |
!? |
なんだァ、テメエは? |
蒼の派閥の召喚師 *n0だ |
蒼の派閥の召喚師 *n0よ |
し、し、しし・・・っ 召喚師だってぇ!? |
その子からとりあげた ものを、すぐに返して やるんだ |
その子からとりあげた ものを、すぐに返して あげなさい |
さもないと・・・ |
ア、アニキぃ・・・? |
く、くそおぉ・・・っ 今日はこのくらいで カンベンしといた らあっ!? |
やれやれ・・・ |
大丈夫だったか |
ふう・・・ |
大丈夫? |
うん、ありがとう ユエルの宝物 取り返してくれて |
それにしても いつからファナンに 来てたんだ? |
それにしても いつからファナンに 来てたの? |
すこし前・・・ |
しかし、なんでまた 聖王都からこっちへ? |
けど、どうしてまた ここに来たの? |
それは・・・っ |
・・・・・・ |
ま、いいさ 言いたくなければ 無理に言わなくても |
ま、いいわ 言いたくなければ 言わなくても |
ごめんね・・・ |
それよりも ユエルの持ってる ペンダント・・・ |
どうみても、普通の ものじゃない 魔力みたいな輝きも 見えた気がする |
どうみても、普通の ものじゃないわね 魔力みたいな輝きも 見えた気がするし |
もしかして・・・ これが、ミニスが 無くして探している |
ワイバーンを召喚する |
ペンダントなのか? |
ワイバーンを召喚する |
ペンダントじゃ? |
どうしたの |
さっきから、じっと ユエルの宝物のこと 見つめて・・・ |
あ、いや・・・ きれいな石だなってさ あはははは・・・ |
あ、ううん・・・ きれいな石よねえ それ・・・ |
うんっ♪ |
でも、もしそうなら ほっとくわけには いかないし・・・ |
やっぱり、きちんと たしかめないと・・・ |
なあ、ユエル・・・ そのペンダントって もしかして、聖王都で 拾ったものか? |
ねえ、ユエル・・・ そのペンダントって もしかして、聖王都で 拾ったものじゃない |
・・・っ!? |
聞いてくれよ! もしそうなら、それを ずっと探してる子が いるんだよっ!? |
あのね、もしそうなら そのペンダントを ずっと探してる子が いるの・・・ |
え・・・っ? |
その子はミニスって 言うんだけど・・・ |
もうずっと、無くした ペンダントを探し続け ているんだよ |
もうずっと、無くした ペンダントを探し続け ているのよ |
それが見つからないと 大事な友達と二度と 会えなくなるって |
必死になって 探しているんだよ? |
必死になって 探しているの・・・ |
にどと・・・ あえない・・・ |
・・・・・・ |
なあ、ユエル? もし、君の宝物が そのペンダントなら |
その子に返してあげて くれないか? |
ねえ、ユエル? もし、あなたの宝物が そのペンダントなら |
その子に返してあげて くれないかな? |
やだッ!! |
ユエル・・・っ? |
ユエル、そんなの 信じないもんっ!! |
ウソなんでしょっ? *n0も あいつらみたいに |
ユエルのこと・・・ だまして、宝物を とりあげようとして るんでしょっ!? |
ウソじゃないよ!? 俺は・・・ |
ウソじゃないわ!? あたしは・・・ |
もう、だまされたり するもんかァ~ッ!! |
ユエル・・・ |
この世界の人間はっ! みんな、みんなっ!? |
ウソつきぃ、ばっかり なんだもん・・・っ! っく、だから・・・ |
ユエル |
ユエル・・・っ そんなこと、絶対に 信じないッ!? 信じないよぉっ!! |
ユエルっ!? |
泣いてた・・・? |
人間がウソつきだって 言ってたけど・・・ |
どうして、ユエルは あんな思いこみをして しまってるんだ? |
どうして、ユエルは あんな思いこみをして しまってるんだろう? |
あ、おい!ユエル! |
どうしちゃったん だろう、ユエル・・・ |
ちょっと!ユエル! |
どうしちゃったん だろう、ユエル・・・ |
もしかして・・・ |
ユエルがはぐれに なったことと、なにか 関係があるのか? |
ユエルがはぐれに なったことと、なにか 関係があるのかも? |
あれっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
いらっしゃい *n0さん |
なんでも、近く 祭りが行われると 聞いたもので |
思いきって、こちらに 二号店を作ってみたん ですよ |
二号店? |
ええ、前の屋台は ゼラムに置いてきて いますから |
はぁ・・・ |
で、なににしますか? |
あっ!? |
あっ!? |
よォ、ありゃあ 例のケバイねーちゃん じゃねェのか? |
ぴかぴかのヒト・・・ |
ケルマさん・・・! |
貴方は、チビジャリと |
貴女は、チビジャリと |
一緒にいた、蒼の派閥 の召喚師っ!? |
さてはあの小娘も この街にいるんですわ ねっ!? |
どうしよう? しらばっくれる 素直に認める |
なにを言ってるんだよ こんなところに・・・ |
そんなわけないわよ こんなところに・・・ |
しらばっくれたって 無駄ですわよっ! |
毎日毎日、それこそ 聖王都をくまなく捜索 したんですもの |
すごい執念・・・ |
うわ!なんて 執念深い・・・ |
ほほほ、なるほどねえ こんな場所に逃げて いたなら見つかるはず ないですわねえっ? |
まずい、まずいぞっ 完全にイっちゃってる |
むー、まずいわねえ? 完全にイっちゃってる |
あんのチビジャリめが あぁぁっ!! |
ああ、そうだよ |
ええ、そうよ |
今すぐここへ連れて おいでなさいっ! |
ダメだよ。どうせまた ペンダントのことで なんくせつけるんだろ |
ダメダメ、どうせまた ペンダントがらみの ことなんでしょう? |
私は正統な権利を主張 しているだけですっ! |
まいったなぁ・・・ 完全に頭に血が 昇っちゃってるよ |
あっちゃー・・・っ 完全に頭に血が 昇っちゃってるわねえ |
あのさ、ケルマ そのペンダントだけど |
何度も言うように今は ミニスのところにも ないんだよ |
あのね、ケルマ そのペンダントだけど |
何度も言うように今は ミニスのところにも ないんだってば |
白々しい嘘を・・・ |
本当だってば! 疑うのなら、金の派閥 の本部に行ってみなよ |
ファミィさんに聞けば 本当だってわかるさ |
本当だってば! 疑うのなら、金の派閥 の本部に行きなさいよ |
ファミィさんに聞けば 本当だってわかるわ |
むぎぎぎ・・・ いいでしょうっ! |
その代わりっ、嘘だと |
わかった時には貴方も |
わかった時には貴女も |
まとめてぶちのめして さしあげますから! |
覚悟なさいっ!! |
本当なのに・・・ |
やれやれ・・・ |
コノ様子デハ正常ナ こみゅにけーしょんハ 無理カト・・・ |
無駄よ、ムダムダ! ああいうヤツに理屈が つうじるもんかよ |
あれ、あそこにいる のは・・・? |
あら、あそこにいる のは・・・? |
やっぱり、君は帰った ほうがいいと僕は思う |
イヤよっ 私は帰らないんだから |
しかし、君だって スルゼン砦の出来事で わかっただろう? |
襲ってくるのは 黒の旅団だけじゃない 人間以外の化け物も いるんだ |
う・・・ |
僕たちでさえ、自分の 身を守れるかどうか 自信がないんだよ? |
ましてや、君のような 子供が・・・ |
子供扱いしないでっ! |
いーい、ロッカ? 私はマーン家に名を 連ねる、れっきとした 召喚師なのよっ |
自分の身ぐらい ちゃんと自分で守って みせるわよっ! |
だけど、いくら召喚術 が使えるといったって 君はまだ・・・ |
うるさい、うるさい うるさあぁぁいっ!! |
とにかく、私は絶対 帰らないんだからっ |
ごめんあそばせっ! |
あーあ。完全にムキに させちまったな あれは・・・ |
あーあ。完全にムキに させちゃったわね あれは・・・ |
*n0さん 見てたんですか? |
途中からだけどね |
本当に、彼女を このまま同行させる つもりですか? |
ロッカの心配はよく わかるよ |
だけど、ミニスは ミニスなりに、真剣に 考えて、ついてくると 決めたんだ |
幼いって理由だけで その気持ちを無下に するつもりは、俺には ないな |
ロッカの心配はよく わかるわ |
だけど、ミニスは ミニスなりに、真剣に 考えて、ついてくると 決めたんだもの |
幼いって理由だけで その気持ちを無下に するつもりは、あたし にはないわ |
そうですか・・・ |
心配しなくても あの子は自分の立場を わきまえてるよ |
俺たちが思ってるより ずっとね・・・ |
心配しなくても あの子は自分の立場を わきまえてると思うな |
あたしたちが思ってる よりもずっとね・・・ |
だといいんですが |
おい、もういっぺん 言ってみろよ? |
ああ、何度だって 言ったげるよ |
八つ当たりで稽古を 重ねたって、本当に 強くなんかなれっこ ないさ |
テメエ・・・っ! |
はんっ にらんだところで あたいにゃ、ちっとも こわかないよ |
強さの意味をはき違え |
てるような、ひよっこ が相手じゃねぇ? |
なめるなァァっ!! |
危ないっ!? |
なめてんのは・・・ どっちだいッ!! |
が・・・っ!? |
そんな・・・ リューグが一撃で!? |
あんたにゃ、一番 肝心なものが欠けてる それを知らなきゃ あたいにゃ勝てない |
あたいだけじゃない 誰とやったって おんなじさ・・・ |
よぉく考えて 自分で答えを出しな? そしたら、いつでも 再戦してやるよ |
・・・しょぉっ |
ちくしょおぉぉっ!! |
リューグ・・・ |
いったい、リューグに なにが欠けてるって いうんだ・・・? |
いったい、リューグに なにが欠けてるって いうの・・・? |
スルゼン砦で起きた 異変については、通報 という形で、知らせて おいたよ |
いずれ報告を受けて 金の派閥が対策を考え るはずだ |
わざわざ遠回しなこと しなくても、直接 知らせたら良かったん じゃないのか? |
わざわざ遠回しなこと しなくても、直接 知らせたら良かったん じゃないの? |
あのな・・・ *n0 |
いくら個人的に親しく させてもらっていても 僕たちは蒼の派閥の 人間なんだぞ? |
面倒でも、こうして 線引きしておかないと いらぬ誤解を受ける ことになるだろう? |
僕たちだけでなく 彼女にもだ |
あ・・・! |
それに、スルゼン砦は 本来ならトライドラの 管轄下にある場所だ |
外交にも関係する問題 だからな、安易に事実 を触れ回っていいもの じゃないんだよ |
なんか、すごく効率の 悪いやり方だよな それって・・・ |
なんか、すごく効率の 悪いやり方よねえ それって・・・ |
それは否定しないよ ただ、建て前は建て前 として、守らねば秩序 は保てない |
政というものは そういう理屈で動いて いるものなんだ |
*n0 |
・・・アメル? |
*n0 |
まだ眠ってるのかな? だったら、起こすのも 悪いし |
*n0 |
・・・アメル? |
*n0 |
まだ眠ってるのかな? だったら、起こすのも 悪いし |
*n0 |
様子をちょっと見る だけにして・・・ |
あ・・・ |
アメル |
え・・・? |
・・・・・・・・・ |
アメル |
きゃあああっ!? |
あわっ、あわわっ! うわわわわあっ!! |
ご、ゴメンっ! ノックしたんだけど 返事がなかったから それで・・・ |
・・・・・・ |
まさか、その・・・ ほんとにゴメンっ! |
あ、あの・・・っ 見えちゃいました? |
う、あ、見た、けどっ 背中だけっ! 他のところは全然 だからっ!? |
そうですか・・・ やっぱり・・・ |
え? |
あたしの背中って 自分では見えないけど 変な形のアザがついて るから・・・ |
恥ずかしくて・・・ |
そういえば、右肩の あたりにそんなものが 見えたような・・・ |
変ですよね、やっぱり |
そんなことないって! ちっとも変なんかじゃ ないよ |
言われるまでそんなの 気づかなかったくらい だったし、俺としては 問題ないし・・・ |
え? |
ととっ、とにかく! 気にしなくたって いいってことだよっ! |
そうですか? よかったぁ・・・ |
自分で見られない位置 だから、余計に気に してたんだろうな |
でも、あのアザ なにかの傷痕みたいに 見えたけど・・・ |
なにが原因でついた ものなんだろう? |
そりゃあ、いきなり 着替えしてるところを 見られたらびっくり するとは思うけどさ |
あたしたち、女の子 同士なんだけどなあ 一応・・・? |
・・・・・ |
まあ、あれだけ元気な 悲鳴が出るんだったら 病気のほうは、もう いいみたいよね |
あ、あの・・・っ 見えちゃいました? |
えっ? |
あたしの背中って 自分では見えないけど 変な形のアザがついて るから・・・ |
恥ずかしくて・・・ |
そういえば、右肩の あたりにそんなものが 見えたような・・・ |
変ですよね、やっぱり |
ううん、そんなの全然 気にすることなんて ないって |
あたしだって ほら、こことか ここのところとか 傷だらけだもん |
それに比べたら アメルの背中 全然きれいだよ |
そうですか? よかったぁ・・・ |
自分で見られない 位置だから、余計に 気にしてたのね |
でも、あのアザ なにかの傷痕みたいに 見えたけど・・・ |
なにが原因でついた ものなのかな? |
ところで 身体の具合はどう? |
ところで身体の 具合はもういいの? |
ええ、もう大丈夫 いつでも出発できます |
そっか でも、カゼはすぐに ぶり返すものだからな |
出発の準備が終わる までは、おとなしく 寝てるんだ |
そっか でも、カゼはなかなか しつこい病気だから |
出発の準備が終わる までは、おとなしく 寝てたほうがいいわね |
でも、寝てるのって すごく退屈なんです けど・・・ |
もうベッドから出たい なー、なんて・・・ |
アメルぅ? |
・・・はーい |
異世界っていっても やっぱり人間の暮らす 世界に変わりはねえ みてえだなあ |
さっきお前さんたちが 言ってたように、俺様 の世界にある品と リィンバウムの品は |
結構、同じものがある ようだ |
例えば、どんな物が そうですか? |
例えば、どんな物? |
食べ物や日用品の類は まんま同じ名だったり するのも多いぜ |
おかげで、衣食住には 抵抗なく馴染めそうだ |
そりゃよかった |
そっか・・・ |
ま、一番ラッキーだと 思うのは、こっちにも 紙巻きタバコがあった ってこったな |
俺様にとっちゃ、食事 と同じくらい不可欠な 品物だからよ、っと |
・・・ふぃーっ |
ま、少々風味が アバウトなのはこの際 目をつぶるさ |
・・・はーい? |
*n0さんっ た、大変ですっ!? |
どうしたんだよ アメル?そんなに あわてたりして |
どうしたのよ アメル?そんなに あわてたりして |
珍シイデスネ あめる殿ガ、ソコマデ アワテルトハ・・・ |
き、き、き・・・っ |
ああ、ほら? 落ち着いて・・・ |
ああ、ほら? 落ち着いて・・・ |
そうですよ、はい 大きく深呼吸・・・ |
すー・・・ はー・・・ |
来ちゃったんです |
来たって、誰が? |
来たって、誰がよ? |
金の派閥のケルマさん が、ミニスちゃんに 決闘を申し込みに 来ちゃったんです! |
にゃにィィィっ!? |
ケルマがぁ!? |
ケルマがっ!? |
だからっ!? いい加減、私を逆恨み するのはよしてよっ! |
逆恨みではなくってよ |
愚弟だったとはいえど ギブンは、紛れもなく ウォーデン家の末子 |
姉として、長女として そして、ウォーデンの 当主として・・・ |
弟を負かした貴女に 報復を挑むのは、至極 当然のことですわ! |
へー?よお、ミニス お前、そんなナリして やるもんだなあ・・・ |
感心すんなっ! |
あだ・・・っ!? |
そうですよ? ケンカなんかするから こういうことに なってしまうんです |
ちゃんと謝ったのかい ミニス? |
そ、そーいう問題じゃ ないんだってばぁ!? もぉ・・・!! |
だいたい、アレは 貴女の弟が悪いんじゃ ないのっ!? |
そーですのっ!? |
ミニスちゃんを ゆーかいしようとした のは、そっちのほう ですのっ! |
それはそれ これはこれですわ! |
とにかく、マーン家の 小娘に負かされた愚弟 の恥は、当主として 見過ごせませんの! |
こっちです *n0さん! |
うわぁ・・・ なんか、すごいことに なってるなぁ・・・ |
あらま・・・ なんか、すごいことに なってるわねぇ・・・ |
*n0! |
ねえ、貴方からも |
ねえ、貴女からも |
あの年増女になんとか 言ってやってよ? |
年増って言うな~っ! |
としま・・・ としまって、なに? |
ぴかぴかのひとは としま・・・なの? |
むきいぃぃぃっ!! |
どうでもいいけどさ 近所迷惑だから あんま、騒がないで やっとくれ・・・ |
そうだぞ? *n0 |
そんなこといわれ たって・・・ |
そんなことあたしに いわれてもねぇ・・・ |
だいたいさ、ケルマ。 ちゃんと俺が言った ように、ファミィさん とは話したのか? |
だいたい、ケルマ。 ちゃんとあたしが言う ように、ファミィさん とは話したの? |
無論ですわ・・・ |
ここに貴方がたがいる |
ここに貴女がたがいる |
ことは、あの女から 聞いたんですから |
い!? |
へっ!? |
お母さまったら・・・ なんてことを・・・ |
ですから、今回の件は 保護者公認ですわよ |
一対一で、私と勝負を なさいっ! ミニス・マーン!? |
うううう・・・っ |
しかし、みんな 薄情だよなあ・・・ |
一対一だからって応援 ぐらいしてやったって いいのに・・・ |
しかし、みんな 薄情よねぇ・・・ |
一対一だからって 応援ぐらいしたげても いいじゃない |
仕方あるまい アメル殿は病み上がり 他の者も、多忙だと いうことだからな |
だから、立会人として *n0殿と 拙者が来たのでは ないか? |
それはそうだけど もし、ケルマが手下を 呼んだら・・・ |
それはそうだけど もし、ケルマが手下を 呼んだりしたら・・・ |
心配いたすな |
その時は、拙者が 一命に換えても ミニス殿を守るで ござるよ |
ちょっと、なんで わざわざ、こんなに 狭っ苦しい場所を 選んだのよ・・・? |
ほーっほっほっほ! ミニス・マーン 敗れたり、ですわ!! |
!? |
この狭い洞窟の中では ご自慢のワイバーンも 呼べないでしょう? |
そのうえ、ここの岩は とても衝撃にもろいと いうオマケつき・・・ |
うかつに召喚術を 使えば、落盤が起きて ぺちゃんこですわ! |
なんだって!? |
なんですって!? |
ほーっほっほっほ! まんまと、私の策に ハマリましたわねぇ? |
・・・あのねぇ? |
だから、シルヴァーナ のペンダントは、今 私のところにないって いってるでしょ!? |
・・・・・・ |
よ、用心に用心を 重ねただけですわっ! |
それと、もうひとつ |
召喚術が使えないのは 貴女も同じじゃない |
どうやって、決闘する つもりなの? |
あ・・・ |
・・・・・・ |
バっカじゃないの? |
なんですってえぇ!? |
どうやら、復讐に 燃えるあまり、周りが 見えていなかったよう でござるな |
あ、ははは・・・ |
バカ!おおバカっ! 頭にいく栄養、みんな その胸にいっちゃって んじゃないのっ!? |
洗濯板にも満たない 小娘が、ひがみ根性で 言わないでほしい ですわねっ!? |
こ、これからっ いくらでも大きくなる もんっ!! |
ほーっほっほっほ! 親の姿から察するに 虚しい夢ですわねぇ? |
う~っ!! |
わ・・・悪口合戦に なってる・・・ |
わ・・・悪口合戦に なってる・・・ |
このぶんでは、拙者 たちの出番はなさそう でござるな |
なによっ!? いくら大きくたって お嫁の貰い手がなきゃ 意味ないわよっ!! |
!! |
私、知ってるんだから アナタが、今まで いくつ縁談を断られた かってね? |
な・・・ |
やーい、年増っ! 悔しかったら、結婚 してみなさいよ!? |
ミニス! おい、それはちょっと 言い過ぎだって!? |
ちょっと、ミニス! それはいくらなんでも シャレになって ないってば!? |
ふふ・・・ うふふふふ・・・ |
私だって・・・ 私だって、できるなら そうしたいですわよ? |
弟たちさえ、しっかり していれば・・・ 私なしでも、やって いけるなら・・・ |
婚期を逃すなんてこと 絶対なかったんですの にぃぃぃ~っ!! |
ちょ、ちょっと・・・ こんな場所で・・・ 本気なのっ!? |
落ちつけっ! ケルマ!? |
落ちついて! ケルマ!? |
うわあぁぁぁぁん!! くたばりなさいっ ですわぁぁ~っ!! |
危ない! ミニスっ!! |
きゃん!? |
大丈夫か、ミニス? |
大丈夫、ミニス? |
平気っ!それよりも ケルマが!? |
・・・!! |
落石が・・・! 間に合わないっ!? |
キエェェェェッ!! |
・・・!! |
カザミネさん! |
あ・・・? |
早く、拙者の背中に おぶさるでござる |
この洞窟、長くは もたぬぞ!? |
は・・・はいっ! |
この決闘は、勝負なし とするでござる |
*n0殿も それでよろしいな? |
う、うん・・・ |
え、ええ・・・ |
私怨に目がくもれば 勝負に勝つことなど できぬでござるぞ? ケルマ殿・・・ |
・・・・・・ |
そして、ミニス殿 言葉は時として、真剣 以上の切れ味をもつ ものでござる |
くれぐれも、忘れる ことのないようにな |
うん・・・ |
ごめんなさい・・・ ケルマ・・・ |
・・・・・・ |
では、道場に戻ると するでござるか |
あ・・・あのっ!? |
ん? |
助けてくださって ありがとうございます その・・・ |
カザミネと申す 流れの剣客でござるよ |
カザミネ様・・・ |
それから、ケルマ殿 言い忘れておったがな |
おぬしは、まだまだ 女盛りでござるよ |
! |
ゆえに、きっと良縁が 見つかるであろうて あまり、自分を卑下 してはいかぬぞ? |
では、御免・・・ |
これが、サムライって ものなのか・・・ |
これが、サムライって ものなのね・・・ |
すてき・・・ |
え? |
あの強さ!優しさ! 私は、きっとあの方と 出会う運命だったん ですわ!? |
いいっ!? |
ええ~っ!? |
カザミネさまぁ~っ! |
どうぞ、この私めと 結婚を前提に交際して くださいませぇ~っ! |
ケルマ |
カザミネさまぁ~っ! |
い・・・ いいのかな、これで? |
な・・・ なんていうか・・・ |
はあ・・・ もぉ、好きにすれば? |
あ、どうもー! *n0さーん |
パッフェルさん!? 無事だったんだ・・・ |
それはこちらのセリフ ですって |
金庫が開けられなくて 困ってたら、急に外が 騒がしくなって |
のぞいてみたら みなさん、戦ってる でしょう? |
身の危険を感じて 夢中で逃げちゃったん ですけど・・・ |
よく生きて帰って こられましたねえ? みなさん・・・ |
・・・・・・ |
ずいぶんと歩いてきた けど、それらしい村は 見あたらないな |
ずいぶんと歩いてきた けど、それらしい村は 見あたらないわね |
方角は間違ってない はずなんだが・・・ |
なら問題ないなーい そのうちに見えてくる だろうって |
でも、このままだと 森の中に入っていって しまうわよ |
なにか目印は教わって ないのかい、アメル? |
その村には目印になる ようなものはないのか アメル? |
ごめんなさい そこまでは・・・ |
ったくよォ・・・ つかえねェオンナだぜ |
やれやれ、そうなると この付近をひととおり 回ってみるしかないか |
手分けして探して みることにしよう |
手分けして探して みましょうか |
時間ハカカリマスガ ソレガ一番効率的デス |
がんばって、さがそ? おねえちゃん・・・ |
*n0さん なんだか、あたし 不安です・・・ |
心配するなよ、アメル みんなで探せば、すぐ に見つかるはずさ |
心配しないで、アメル みんなで探せば、すぐ に見つかるわよ |
・・・(こくこく) |
そうですよっ みんなで探せば、 きっとすぐに見つかる はずです |
そーですの そーですのっ |
だけど、あたし おばあさんの顔も 名前すら知らないん ですよ? |
もし村が見つかっても 本当におばあさんに 会うことができるんで しょうか・・・ |
今まで会ったことのな い孫娘のあたしを本当 に受け入れてくれるで しょうか・・・? |
どうしよう? 優しくさとす 弱気をしかる 勇気づける |
大丈夫さ |
アメルがこの村の話を 忘れずにいたのは |
おばあさんのことが ずっと気になっていた からなんだろう? |
大丈夫よ |
アメルがこの村の話を 忘れずにいたのは |
おばあさんのことが ずっと気になっていた からなんでしょう? |
ええ、そうです 父と母は亡くなったと 聞いてますから |
残っているあたしの 肉親は、おじいさんと おばあさんだけのはず だから・・・ |
会いたいって、ずっと 思ってたんだろう? |
会いたいって、ずっと 思ってたんだよね? |
・・・はい |
同じはずだよ きっと、おばあさんも |
たった一人の孫娘だろ 会いたくないなんて はずがないさ |
同じはずよ きっと、おばあさんも |
たった一人の孫娘よ 会いたくないはずが ないじゃないの |
そうでしょうか? |
ああ、だから心配 なんかしちゃダメだぜ 笑顔を見せてあげ なくちゃ! |
ええ、だから心配 なんかしちゃダメよ 笑顔を見せてあげ なくちゃね? |
・・・はいっ |
弱気になるなよ アメル |
会う前からそんなこと 言ってたらダメだ もっと自信をもって! |
俺たちもついてるから な? |
弱気じゃだめよ アメル |
会う前からそんなこと 言わないの もっと自信をもって! |
あたしたちもついてる から、ね? |
・・・はいっ |
その時はその時かな? |
えっ!? |
もし、おばあさんが 君のことを受け入れて くれなかったのなら |
その時はその時でまた 別の方法を考えれば いいだけだよ |
それでオシマイにする つもりなんて、俺には ないんだから |
もし、おばあさんが アメルのことを受け入 れてくれなかったら |
その時はその時でまた 別の方法を考えれば いいだけのことよ |
それでオシマイにする つもりなんて、あたし にはないんだもの |
*n0さん・・ |
先のことは心配しなく たっていいんだ 大事なのはね |
これから初めて会う 君のおばあさんに笑顔 を見せてあげることさ |
違うかい? |
先のことは心配しなく たっていいのよ 大事なのはね |
これから初めて会う おばあさんに笑顔を 見せたげること |
違う? |
・・・は、はいっ! |
・・・ん? あっちに見えるのは |
・・・あれ? あっちに見えるのは |
ど、どうかしましたか ご主人さま? |
どうしましたの? *n0さん |
おーい、みんな! あそこから 昇ってるのって、 煙じゃないかな |
ねえ、みんな! あそこから 昇ってるのって、 煙じゃない? |
本当だ・・・ ありゃあ、かまどか なにかの煙だね |
それじゃ、あれを目印 にしていけば |
人のいる場所にたどり 着けるでござるな |
行ってみよう! |
行ってみましょう! |
やっぱり、家があった |
ということは、ここが アメルのおばあさまの 住んでる村なんだねっ |
村ねえ・・・ それにしちゃあ、一軒 しか家がねえぞ? |
どっちにしても、人が いるなら道が聞けるさ |
どっちにしても、人が いるなら道が聞けるわ |
すいませーん! |
・・・・・・ |
? |
え、召喚獣? |
へっ、召喚獣? |
「はぐれ」か!? |
・・・! |
家の中に、入って いっちゃった・・・ |
ひょっとして、この家 あの召喚獣が住んでる なんてことは |
君はバカかっ? そんなわけないだろう |
今のはサプレスの 召喚獣だ。おそらく この家の主人の護衛獣 かなにかだろう |
てことは、この家は 召喚師のものってこと になるわけか |
しッ!扉が開くよ |
アフラーンの一族が 古き盟約によりて、今 命じる・・・ |
呪文の詠唱だと!? |
みんな、散れッ!! |
みんな、散って!! |
来たれっ!! |
あ、あぶねぇっ |
うそ、外れた・・・? |
いきなりなにするんだ 君は!? |
いきなりなにするのよ あなたは!? |
お、お黙りなさいっ 悪魔の手先のくせに! |
はあ? |
はい? |
とぼけたってダメよ ルウはちゃんと知って るんですからね |
キミたちが禁忌の森に 封印された、仲間の 悪魔を解放して・・・ |
悪いことをしようと 企んでるって事を! |
封印?悪魔? いったい、なんのこと をいってるんだ??? |
封印?悪魔? いったい、なんのこと をいってるのよ??? |
誤解ですっ! あたしたちそんなこと しに来たんじゃ・・・ |
そうだよ、俺たちは ただ君に道を聞こうと し・・・てええっ!? |
そうよ、あたしたちは ちょっと道を聞きたい な・・・あぁぁっ!? |
だまされるもんですか そうやって油断させる のが、キミたち悪魔の 得意技だもの・・・ |
二度と悪さができない ように、ルウが懲らし めてあげるわ! |
うーん・・・ |
あ、気がついた |
・・・わあっ!? |
ちょっと、落ち着いて |
あたいたちは別に あんたに危害を加える つもりなんてないよ |
そ、そ、そんなこと 言って・・・ |
油断させてからルウに とりつく気でしょう そうなんでしょう!? |
とりつくって・・・ そんな器用なこと できないってば |
とりつくって・・・ そんな器用なこと できないってば |
自分ニハ、ソノヨウナ 非科学的ナ機能ハ搭載 サレテイマセン・・・ |
うー、モナティたちを オバケといっしょに しないでほしい ですのーっ |
とりつくのなら、君が 気絶していた間のほう が簡単だったはずだ |
君もサプレスの召喚師 なら、それぐらいは 知っているだろう? |
それは、たしかに そうだけど・・・ |
とにかく、事情を説明 させてくれないか? |
そうすれば、俺たちが 悪魔の手先なんかじゃ ないってわかるはず だからさ・・・ |
とにかく、事情を説明 させてくれないかな? |
そうすれば、あたしが 悪魔の手先なんかじゃ ないってわかって もらえるから・・・ |
じゃあ、本当に 旅の人だったのね!? |
なぁんだ・・・ |
なぁんだ・・・ってね こっちはその勘違いで とんでもない目にあわ されたんだからっ! |
まったくです・・・ |
迷惑なはやとちり しやがって・・・ |
ごめんなさい でも、こんなところに 旅人がやって来ること なんてなかったから |
てっきり、森を荒らし にきた悪魔の手先だと 思って・・・ |
悪魔が森を荒らすとは どういう意味で ござるかな |
そうだよ。なんで悪魔 とか封印とかが、森に 関係してくるんだ? |
そうよ。なんで悪魔や 封印なんてものが この森と関係あるの? |
キミたち、あの森が なんて呼ばれてるのか 知らないの? |
いや・・・ |
うん・・・ |
アルミネスの森って いうんだよ、あそこは |
アルミネスだって!? |
なにか知ってるのか ネス? |
なにか知ってるの ネス? |
封印の森だよ・・・ あの森は、その昔に リィンバウムに攻めて きたサプレスの |
悪魔の軍勢が封じこめ られているという 禁忌の森だといわれて いるんだ |
ええっ!? |
おいおい、それって あれか? 天使が悪魔と戦って できたっていう・・ |
私も知ってる でも、あれっておとぎ 話なんじゃないの? |
おとぎ話じゃないわ 本当の話よ |
ルウたちアフラーンの 一族は、あの森を中心 に出るサプレスの力を 研究するために |
ずっと昔から、ここで 暮らしてるんだもの |
すると君は、派閥に 属さなかった召喚師の まつえいなのか・・ |
はばつ??? |
いや、こっちの話だ |
・・・まあ、とにかく このあたりの サプレスの魔力が 強いのは本当よ |
ほら、だからこの子 たちも元気でしょう? |
・・・♪ |
おお、そういや いつもより身体が 軽い気がするなァ? |
けど、ここのところ 森の様子がおかしいの なんだかざわついて イヤな感じで |
まるで誰かが出入りを してるみたいだった から、それで・・・ |
俺たちが荒らしてると 勘違いしたのか |
あたしたちが荒らして ると勘違いしたワケね |
ごめんなさい |
しかし、なんでまた 悪魔だなんて勘違いを するかねえ? |
あの森の奥には結界が あって、人間はその先 には入れないのよ だから・・・ |
ちょっと待って くださいっ! |
・・・アメル? |
おねえちゃん・・・ |
ねえ、ルウさん? それだと、森の奥には 人が住んでいないって ことですよね・・・ |
もちろんそうなるよ 悪魔の封印された森の 側に、村なんか作れる わけがないもの |
あっ!? |
それがもし本当なら あたしの・・・ |
あたしのおばあさん の暮らしてる村は どこにあるの・・・? |
おじいさんの言って いたことは、嘘だった っていうの!? |
落ち着いて、アメルっ きっと途中で道を 間違えただけだよ! |
落ち着いて、アメルっ きっと途中で道を 間違えただけよ! |
アメルさん 落ち着いてください! |
アメルさんっ おちつくですのぉ!? |
気休めはよしてっ!! |
ルウさんだって言って いたじゃない? 旅人が来ること自体が 珍しいって!! |
あ・・・ |
変だって思ってたの! 村の名前も目印も おじいさんは教えて くれなかった・・・ |
あたしが会いたいって 言っても、おばあさん のところに連れてって くれなかった! |
それは、事情があった からだって・・・ |
おい、アメルっ! 余計なコト考えるん じゃねえっ!! |
いや・・・ そんなの・・・ |
あたしの信じてたこと って・・・いったい、 いったい、なんだった のぉーっ!? |
今までとり乱さなかったこと のほうが、不思議だったの かもしれない |
祖父の言葉を信じてやっと たどり着いた場所 そこにあるはずの村はなく |
悪魔を封じたという 禁忌の森が広がるばかり・・ |
アメルを襲った絶望感は どれほどのものだっただろう |
間違いだと思いたかった 本当は別の場所にその村は あって、彼女の祖母はそこに いると信じたかった |
けれど、それを証明する術を 俺たちはもっていないのだ |
残された望みはひとつ 俺たち自身の目で、真実を 確かめるということだけ |
その結果がさらなる悲しみを 彼女にもたらすとしても 避けることはできなかった |
今まで取り乱さなかったこと だけでも、アメルはすごく 偉かったと思う |
だけど、さすがに これはシャレになってない |
おじいさんの言葉を信じて たどり着いた場所 そこには、村なんかなくて |
悪魔が封じられたという森が 無情に広がるだけ・・・ |
間違いと言ってあげたかった 本当は別の場所にその村は あって、彼女の祖母はそこに いるんだって |
でも、それは気休めにしか ならないことだから・・・ 言えなかった・・・ |
だからこそ、あたしたちは 真実を確かめなくちゃ いけないと思う |
その結果が、アメルをもっと 悲しませることに なったとしても・・・ |
あいまいなままで終わらせる わけにはいかなかった |
地図に表記されてない ことが、裏目だったか |
最初から、ここが 禁忌の森だと知って いれば、近づかせなど しなかったのに |
それとも・・・ やはり、必然だという ことなのか・・・? |
んー、ネスぅ? さっきから、ぼそぼそ なに言ってんだよぉ? |
むー、ネスぅ? さっきから、ぼそぼそ なに言ってんのよぉ? |
・・・っ!? |
いや、なんでもない ひとりごとだよ *n0 |
ふーん・・・ |
やれやれ・・・ 寝ぼけるクセは 相変わらずらしいな |
*n0・・・ |
寝ぼけるなって言われても ちっともおぼえがないんだけど |
うーん??? |
むぅー??? |
ケイナのおかげで なんとか、あの場は おさまったけど |
結局、アメルとは あれっきり話せず じまいか・・・ |
今は一人にしてほしい って、言ってたもんな |
・・・・・・ |
だいじょうぶだよな? |
明日になったら きっとまた、いつも みたいに笑顔で |
おはよう、って いってくれるよな? きっと・・・ |
ケイナのおかげで なんとか、あの場は おさまったけど |
結局、アメルとは あれっきり話せず じまいか・・・ |
仕方がないわよね さすがに・・・ |
・・・・・・ |
だいじょうぶよね? |
明日になったら きっとまた、いつも みたいに笑顔で |
おはよう、って いってくれるよね? きっと・・・ |
そうだよな・・・ アメル・・・ |
そうだよね・・・ アメル・・・ |
森ノ内部ヲ、デキウル 限リノ方法デ分析シテ ミマシタガ・・・ |
ナニモ反応ガ アリマセンデシタ |
そうか・・・ やっぱりこの辺りには 村なんてないのか |
そっか・・・ やっぱりこの辺りには 村なんてないのね |
イエ、あるじ殿 ソウデハナク・・・ |
分析結果ソノモノガ 白紙トシテ報告サレテ キタノデス |
なんだって!? |
へっ!? |
見エテイルハズノ樹木 ノ反応スラ、マッタク 検知サレマセン |
自分ニ致命的ナ故障ガ 生ジテイナイ限リ 考エラレル可能性ハ |
*n1が 計測できない力・・・ 魔力の影響か!? |
*n1が 計測できない力・・・ 魔力の影響ってこと? |
ソウイウコトニ ナリマス・・・ |
やっぱり、この森は 普通の森ってわけじゃ ないんだ!? |
やっぱり、この森は 普通の森ってわけじゃ ないのね・・・ |
ったく、どいつも こいつも辛気くさい顔 しやがってよォ・・・ |
これじゃ、せっかく 調子がよくたって ハメも外せねェぜ |
・・・・・・ |
口うるさいコイツで すら、文句のひとつも 返してこねェし・・・ |
あーあ、つまんねェ! |
うるさいなあ そんなに退屈だったら ルウの家で暮らしてる 仲間と遊んでこいよ |
うるさいなぁ そんなに退屈だったら ルウの家で暮らしてる 仲間と遊んだら? |
ケッ!あんな下級の 言葉もしゃべれねェ 連中と一緒にすんな! |
今はこんな姿だがなァ オレはもともと・・・ |
・・・・・・ |
・・・聞いてねェし クソッ! |
*n1のヤツ 状況を考えろっての まったく・・・ |
*n1のヤツ 状況を考えなさいよ まったく・・・ |
いいひとだよね? あの、おねえちゃん |
どうしてそう思ったん だい? *n1 |
どうしてそう思ったの *n1 |
ここの、みんなが そういってたの・・・ |
みんなって、家にいた 召喚獣たち? |
・・・(こくん) |
ごしゅじんさまは そそっかしくて だらしなかったり するけど・・・ |
かぞくみたいに みんなに、やさしく してくれるって・・・ |
へえ・・・ |
*n1には わかるよ? だって・・・ |
おにいちゃんも おんなじ、だもん ・・・ね? |
そ、そうかな? |
おねえちゃんも おんなじ、だもん ・・・ね? |
そっ、そう? |
・・・(こくん) |
・・・ところで 同じなのはどこからどこまでの 部分だったんだろうか??? |
・・・ところで 同じなのはどこからどこまでの 部分だったのかしら??? |
ご主人さまぁっ! こんな所で、夜に外へ 出るだなんて、やめて くださいよぉ・・・ |
森の悪魔たちが やって来たら、どう なさるんですか!? |
はははは、まったく *n1は 臆病だなあ |
明日はその森の周りを 調査するってのにさ |
あははは、まったく *n1は 臆病ねぇ |
明日はその森の周りを 調査するってのに |
ううっ、だって・・・ 昼間と夜は違いますぅ |
いいや、あれだけ 木がたくさん生えてる からには、中も薄暗い はずだぞぉ? |
あんまり関係ないん じゃないのかなあ |
いいや、あれだけ 木がたくさん生えてる からには、中も薄暗い はずよぉ? |
あんまり関係ないん じゃないの? |
だだっ、だったらっ! なおさら、夜のほうが 危険ですよぅ!? |
心配ないって ルウも言ってたろう? |
この家の周囲には アフラーン家秘伝の 魔よけが施してあって 悪魔は近づけ・・・ |
心配ないって、ルウも 言ってたじゃない? |
この家の周囲には アフラーン家秘伝の 魔よけが施してあって 悪魔は近づけ・・・ |
ひゃあっ!? |
・・・・・・ |
・・・も、もう寝るか 明日も早いんだしっ? |
・・・ね、寝よっか? 明日も早いんだしっ |
そそっ、そうですねっ 明日も早いんだしっ! |
き、気のせいだよな? さっきのは・・・ うん・・・多分・・・ |
き、気のせいだよね? さっきのは・・・ うん・・・多分・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか |
モナティたちは ようやく、もくてきの むらのあるばしょまで つきました・・・ |
ですが、そこには むらのかわりに |
あくまのいる、もりが ひろがっていたんです |
あくまですの 「あ・く・ま」 くまさんでは ないですの |
うにゅ、もじにすると ややこしいです |
モナティ、そろそろ 寝ないとダメだぞ |
今日はみんな同じ部屋 なんだからな |
モナティ、そろそろ 寝ないとダメよ |
今日はみんな同じ部屋 なんだから |
あ、はいっ すぐに終わりますから |
モナティ、あくまは キライですの |
だって、あのときの ことをおもいだして しまうから・・・ |
はやく、むらが みつかってくれれば いいなっておもいます |
それでは、また おたよりしますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
ルウはあんなこと 言ってたけど、オレは そうは思わねーぞ |
え? |
ほれ、例の村さ |
だけど、すぐ側に 悪魔が封印されたって いう森があるんだぜ? |
だけど、すぐ側に 悪魔が封印されたって いう森があるのよ? |
わざわざ、そんな場所 に住もうなんて思う人 なんて・・・ |
そう言ったルウが 住んでるこの場所は どこだ? |
・・・あ!? |
オレらがおとぎ話と 思いこんでた悪魔の森 だって、ちゃんとここ にあったんだ |
ジイさんの話がウソか どうかだって、この目 でたしかめんことにゃ わかんねーだろ? |
そうかもしれない うん・・・ |
ダメでもともと ハッキリさせようぜ あいまいに終わらせる ほうが、きっと |
あのお嬢ちゃんのため にならねえと思うぜ |
この目でたしかめるか こういう前向きさが フォルテだよなぁ |
この目でたしかめる こういう前向きさが フォルテなのよねぇ |
さっきは驚いたよ いきなり、平手打ち なんてするから |
さっきは驚いちゃった いきなり、平手打ち なんてするから |
あの時は、あれしか あの子を正気に返す 方法が思いつか なかったのよ |
ほほ、赤くはれてたわ かわいそうなこと しちゃったかも |
しかたないよ 俺たちなんか、見守る ことしかできなかった わけだし |
しかたないと思うな あたしたちなんか 気が動転してなんにも できなかったし |
人の心ってさ・・・ |
欠落ができた途端に すごく弱くなっちゃう ものなのよね |
欠けた部分から冷たい 不安が染みこんできて 自分で自分がどうでも よくなっちゃうの |
そんな時はね 思い切って破裂させた ほうがいいの |
あの子は優しすぎて それができなかった だから、ね・・・ |
なんか、損な役回り させちゃったんだね ごめん・・・ |
なんか、損な役回り させちゃったわね ごめん・・・ |
いいのよ、そんな きっとそれが、あの時 の私の役目だったの |
経験者にしかできない 役目だったのよ |
経験者って・・・ ケイナにもあんな時が あったってこと |
なのかな・・・ |
なのかしら・・・ |
裏目に出てしまった ようですね おじいさんのウソが |
そんな、ロッカ!? まだウソだと決まった わけじゃ・・・ |
僕もそうは思いたい ですが、この状況では とても・・・ |
信じろというほうが 無理じゃないですか? |
・・・・・・ |
おじいさんを責める つもりじゃないんです |
あの人はいつだって アメルを大切に思って いましたから |
このウソにも、なにか 理由があったはずです |
ただ、よりによって こんな時に、こんな形 でバレてほしくは なかった・・・! |
ロッカ・・・ |
もう一度、村を探して みること自体は、僕も 賛成です ですが・・・ |
きっとあの子には つらい思いをさせる ことになってしまうん でしょうね・・・ |
それでも・・・ 俺は信じたいんだよ ロッカ・・・ |
それでも・・・ あたしは信じたいよ ロッカ・・・ |
クソジジイがッ!! |
どういうつもりで あんなデタラメを アメルに吹き込み やがったんだ・・・ |
落ちつけよ、リューグ それにまだデタラメと 決まっちゃ・・・ |
落ちついて、リューグ それにまだデタラメと 決まっちゃ・・・ |
はッ!この状況を 見て、まだそんなこと が言えるってのか? |
つくづく、テメエも おめでたいヤツだぜ |
リューグっ!? |
くッ! |
あ・・・!? |
ヘッ・・・ キレイゴトだけを 信じてちゃなァ・・・ |
報われねぇんだよッ! |
ぐあっ! |
ごっ、ごめん・・・ |
ヘッ・・・ キレイゴトだけを 信じてちゃなァ・・・ |
報われねぇんだよッ! |
よォく おぼえとけ・・・! |
それでも・・・ 俺は信じたいんだよ リューグ・・・! |
それでも・・・ あたしは信じたいのよ リューグ・・・! |
私、今まで ちっとも気がついて なかった・・・ |
自分のことばかり先に 考えて、すぐ泣いたり 甘えてばかりいて |
アメルがどんな気持ち でいたかなんて、考え もしなかった・・・ |
ひどいよね? |
ずっと笑顔で、私に 優しくしてくれていた アメルのほうが |
私なんかよりずっと 不安で、つらい思いを してたのに・・・っ |
ミニス・・・ |
くやしいよぉっ!! *n0 |
わたしっ、なんにも してあげてないっ!! 助けてもらうばかりで そればかりで・・・ |
くやしいよぉ・・・っ |
・・・・・・・ |
顔をあげて、ミニス? それに気がついただけ 君は、偉いんだから |
間に合うよ、まだ 今からだって |
ミニスがアメルを 助けてあげることは できるはずだから |
・・・・・・・ |
顔をあげて、ミニス? それに気がついただけ あなたは、偉いのよ |
だいじょうぶ! 今からだって、きっと 間に合うわ |
ミニスがアメルを 助けてあげることは できるはずだもの |
ほんと・・・? |
ああ、だから 泣くのはやめて 一緒に考えるんだ |
どうすれば、アメルを 元気にしてあげられる のかを |
ええ、だから 泣くのはやめて 一緒に考えましょう |
どうすれば、アメルを 元気にしてあげられる のかを |
・・・うんっ |
その気持ちは、きっと 通じるはずだよ・・・ ミニス? |
その気持ちは、きっと 通じるはずよ・・・ ミニス? |
まさか、アメルが ああも取り乱すような ことになるなんてね |
うん・・・ でも、無理ないと思う |
初めて、自分の意志で 決めたのが、ここへの 旅だったからな |
張りつめていたものが いっぺんに切れて ああなっちゃったんだ と思うよ |
ええ、あたしも驚いた でも、無理ないと思う |
初めて、自分の意志で 決めたのが、ここへの 旅だったんだものね |
張りつめていたものが いっぺんに切れて ああなっちゃったん でしょうね・・・ |
でも、ケイナはさすが 年上だったねえ |
平手打ちひとつで あの子をおとなしく させちまうなんてさ |
ああ、俺なんか みっともなくオロオロ してただけだったし |
ああいう時は、やっぱ 女同士に任せたほうが いいのかもな・・・ |
なあ、モーリン? もしもまた、あんな ことになったら・・・ |
うん、あたしには ちょっと真似できない |
さすがは、最年長って ことなのかも・・・ |
ねえ、モーリン? もしもまた、あんな ことになったら・・・ |
承知してるよ あたいも、しばらくは 注意しておくからさ |
安心して、あんたは これから先のことを 考えとくれよ |
モーリンの言葉に 甘えさせてもらって 今は、先のことを 考えよう・・・ |
モーリンの言葉に 甘えさせてもらって 今は、先のことを 考えましょう・・・ |
カザミネさんは ルウのことどう思う? |
カザミネさんは ルウのことどう思う? |
ど、どうとはっ? |
こんな危険な場所に 一人で暮らしてるって ことだよ |
こんな危険な場所に 一人で暮らしてるって ことよ |
あ、ああ・・・ そういうことで ござるか |
そういうって・・・ どういうことだと 思ったの? |
そういうって・・・ なんで、顔を真っ赤に なんかさせてるワケ? |
いや、そのっ! なんというか・・・ |
婦女子があのようなっ は、肌もあらわな格好 でおら、おり、おる、 おるというのはっ! |
めめ目のやり場に困り つつもありっ、それは それでっ、うれしくも あるというか・・・ |
どっちなの? |
そ、そのようなこと! 拙者の口からは、とっ とても・・・ |
・・・・・・ |
カザミネさん? |
なっなんでござるか? |
さいってー・・・ |
・・・・・・ |
拙者っ、頭を冷やして くるでござるっ!! |
行っちゃった・・・ |
別にそこまで意識する ことかなあ? |
まったく・・・ |
そりゃ、俺も最初は ドキドキしたけどね |
どうして、男ってのは ああなのかしら? |
ゾンビの次はデビルか つくづく、ここが 異世界だって思い知ら される毎日だぜ |
レナードさんのいた 世界は、リィンバウム より平和な場所だった みたいだね |
レナードさんのいた 世界は、リィンバウム より平和な場所だった みたいね |
ふぃーっ・・・ 平和ってのとは、ちと 違うかもなあ |
バケモノはいないがな そのぶん、人間のやる ことがエグいことに なってんだよ |
人間が? |
俺様のやってた刑事の 仕事ってのは、ここで いう憲兵なんかと近い もんなんだが・・・ |
そりゃ、お前さん ひでぇ事件ばかりだぜ |
親が子を、子が親を 自分の都合で殺したり 道行く通行人めがけて 拳銃ぶっ放したり |
物欲しさでやるんじゃ なくて、一時の感情や 気分だけで、そうした ことを起こすのさ |
そんなこと・・・ 信じられない・・・ |
そんなのって・・・ 信じられないわ・・・ |
自分のことしか見えて いない、さみしい連中 が増えてんだよ |
考える頭があるくせに テメエでテメエを 止められねえって いうのは・・・ |
バケモノよりもタチが 悪いかもしれねえなあ |
なんだか悲しいな そういうのって・・・ |
なんだか悲しいわね そういうのって・・・ |
ふーん・・・ 今の召喚師って そんな風に組織に属す るのが普通なんだ? |
俺やネスの入ってる 蒼の派閥は、召喚術を 純粋に学問として勉強 するための機関で |
ミニスのいる金の派閥 ってのは、召喚術を 商品として利益を得る ための集まりなんだ |
あたしやネスのいる 蒼の派閥は、召喚術を 純粋に学問として勉強 するための機関で |
ミニスのいる金の派閥 ってのは、召喚術を 商品として利益を得る ための集まりなのよ |
どっちにしても ルウにはあまり興味が ないなあ・・・ |
亡くなったおばあさま から教わったんだけど |
召喚師というものは 世の中に関わるべき 存在じゃないんだって |
どうして? |
扱う力が、あまりに 大きすぎるから |
強い力を持つ者は いつか、その力を使う 誘惑に勝てなくなる |
たとえ、本人が誘惑に 耐えても、周りの人間 がそれを放っておく はずがないもの |
そうでしょう? |
それは・・・ |
だから、ルウはここで 一人で暮らしてる |
他の誰にも迷惑をかけ ないためにアフラーン の一族はずっとそう してきたの |
召喚師とは本来 そうあるべきものだと 思うから・・・ |
そうなのかもしれない だけど・・・ それで、ルウは本当に いいのか? |
そうなのかもしれない だけど・・・ それで、ルウは本当に いいの? |
scn110
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
そうだったの おばあさまのいる村を 探しにね・・・ |
彼女が小さい頃に 祖父から聞いた話だけ を頼りにここまで来た んだけど |
まさか、それがこんな 結果になるなんて |
彼女が小さい頃に 祖父から聞いた話だけ を頼りにここまで来た んだけど |
まさか、それがこんな 結果になるなんてね |
ルウ、余計なこと 言っちゃったのかしら あの子に |
そんなことないわ たしかにアメルには つらいことだったかも しれないけど |
事実は事実として 受け止めなくちゃ いけないと思うもの |
まあな・・・ |
けどな、それだったら なんでそのジイさまは こんな場所をわざわざ 指定したんだ? |
おかしいじゃねえか |
そういえば・・・ |
そうよね・・・ |
たしかに。嘘をつくの ならもっと他にうまい やり方があったはず |
ばれない嘘を つくコツって のはな・・・ |
嘘の中に何割かの 真実を混ぜて 信ぴょう性を もたせることだぜ |
てことは、なんだい? レナードの旦那は |
じいさんがこの場所を 選んだのには、なにか 理由があるって いいたいのか |
そういう可能性も考え られるってことさ |
ちょいと待っとくれよ |
本当にあの子の じいさんが嘘をついた とは、まだ決まって ないだろ? |
そうだよっ! ひょっとしたら、ルウ の知らない村があるの かもしれないんだし |
単に、もうろくしてた だけかもよォ? |
あのな・・・ *n1 |
お前にはあのじいさん がもうろくしてるよう に見えたのか? |
あのねぇ・・・ *n1 |
あんたには、あの人が そんなふうに見えたり したワケ? |
いーや、ぜんぜん |
・・・・・・ |
あんだけ殺気を放てる ジジイが、もうろく してるもんかよ・・・ |
*n1も そう、おもうよ・・・ |
嘘をついたなんて 思いたくないです あの人が・・・ |
そうだな・・・ |
そうよね・・・ |
どうなんだい、ルウ そういう可能性は あるのかな? |
どうなの、ルウ そういう可能性は あるのかしら? |
うーん、どうかな? たしかに、ルウも森の 全てを知ってるわけ じゃないから |
そういう村が新しく できたなら、知らずに いたってことも あるかも・・・ |
やっぱり、俺たち自身 の目でもう一度、この 森を調べてみる必要が あるかもしれないな |
やっぱり、あたしたち の目でもう一度、この 森を調べてみる必要が あるみたいね |
僕は反対だ *n0 |
ネス、どうして? |
ネス? |
お前さんらしくないな いつもなら、徹底して 調べるように言うクチ じゃねーか |
ここが普通の場所なら それもいいだろう しかし、そうじゃない |
悪魔の軍勢が封印され ている森なんだぞ 一刻も早く離れるべき だと僕は思う |
それはわかるけど ちょっと警戒しすぎ じゃないかしら・・・ |
そうよ、そうよっ 結界があるんでしょ? だったらこわがる必要 なんてないじゃない |
君たちは悪魔という ものの恐ろしさを わかってないんだ!! |
ちょっと、ネス そんなに怒鳴らなく たって・・・ |
ちょっと、ネス そんなに怒鳴らなく ても・・・ |
心拍数ガ上ガッテマス ドウナサイマシタ? ねすてぃ殿 |
そ、そうですよ ネスティさんらしく ないですよぉ |
ネスティさん ちょっと、変ですよ? |
・・・・・・ |
たしかにネスの言う とおりかもしれない 俺たちは楽観的すぎる のかもしれない |
でもさ、このまま 引き返してしまったら アメルはどうなる? |
たしかにネスの言う とおりかもね あたしたちは楽観的 すぎるかもしれない |
でも、このまま 引き返してしまったら アメルはどうなるの? |
・・・! |
すくなくとも、俺は 彼女が納得できるだけ のことはしてやりたい |
可能性がすこしでも あるのなら、たしかめ てやりたいんだよ |
すくなくともあたしは 彼女が納得できるだけ のことはしてあげたい |
可能性がすこしでも あるなら、たしかめる べきだと思うの |
・・・・・・ |
好きにすればいいさ だが、どうなっても 僕は知らないからな |
ネス・・・ |
僕もその意見に賛成 しますよ。でないと あの子が可哀想すぎる |
アメルの様子は? |
アメルの様子は どう? |
落ち着きはしましたが やはりまだ元気はない みたいです |
今の話は、おりをみて 僕から伝えておきます そのほうが、多分いい でしょうから |
そうしてくれると 助かるよ |
そうしてくれると 助かるわ |
それじゃ・・・ |
俺もその意見に賛成だ 結果がどうだろうと 白黒つけたほうが あいつのためになる |
アメルの様子は? |
アメルの様子は どう? |
落ち着いてはいる が、まだしばらくは そっとしといたほうが いいだろうな |
今の話は、俺から あいつに伝えとく 悪いがもうすこしだけ 待ってやってくれ |
わかった、任せるよ |
お願い・・・ |
ああ・・・ |
ふう、やれやれ これでどうにか今後の 方針は固まったな |
それにしてもネスティ のあの様子、ちょっと 変じゃなかった? |
いつもの彼らしく なかったような |
うん・・・ |
彼が不安がる気持ち ルウにはよくわかるな |
あの森に封じられてる 悪魔たちは、この世界 を侵略するために来た 軍勢だっていうもの |
普通に呼ばれる悪魔 なんかより、ずっと 強い力をもってるはず だから・・・ |
ケッ、悪かったな 普通でよ・・・ |
そのことなんだけどさ 詳しく教えてくれない かな? |
そのことなんだけど 詳しく教えてくれない かしら? |
え、*n0 本当に知らないの? |
うん、ちっとも |
うん、ちっとも |
僕も知りませんよ |
あきれた・・・ |
そう言うなって オレやお前だってさ 知ってるのはおとぎ話 でぐらいだろ? |
ここはひとつ アフラーン家に伝わる 本場物のヤツを聞かせ て貰おうじゃねーか |
(こくこく) |
さんせー、ですの! |
本場物って あんたねえ・・・ |
ルウもおばあさまから 聞かされただけだから そんなに詳しくはない んだけど・・・ |
ずっとずっと昔から リィンバウムは異世界 からやって来る敵たち に侵略されていたの |
人間はまだ召喚術を 知らなくて、強大な敵 の力に為すすべもなく 滅びそうになったわ |
でも、異世界から来た のは敵だけじゃなくて 味方もいたのよ |
サプレスの天使たちや シルターンの龍神たち |
彼らは宿敵である悪魔 や荒らぶる鬼神たちと 戦うために、人間たち に協力してくれた |
協力って 誓約とかじゃなくて? |
協力って 誓約とかじゃなくて? |
信じられない・・・ |
うん、今からじゃ とても考えられない ことだとルウも思うよ でも、本当の話 |
彼らは自分たちの意志 でリィンバウムと人間 たちを助けてくれたの |
対等の友人としてね でも・・・ |
それが失われたのは 人間が召喚術という力 におぼれたから |
どうして? |
召喚師のキミだったら わかってるはずだよ? |
召喚術は誓約によって 対象に命令を与えて 支配するものでしょう |
・・・あっ!? |
対等の友人のすること じゃねえよな、そりゃ |
たしかに・・・ |
そうね・・・ |
天使も龍神も、次々と リィンバウムを去って いってしまった |
彼らの助力をなくした 人間たちを、悪魔たち が見逃すはずない |
こうかつな大悪魔の 一人が軍勢を率いて 総攻撃を仕掛けて きたの |
それが、あの森の悪魔 たちなのね |
で、戦はどうなったの でござるか!? |
そのままだったら人間 が負けていたでしょう だけど・・・ |
たった一人だけ・・・ それでも人間を助けて くれた天使がいたの |
豊穣の天使アルミネ その天使は、大悪魔に 一騎うちを挑んで |
自分の命と引き替えに 結界を張って、大悪魔 とその軍勢を封じたと 伝わってるわ |
だからあの森は アルミネスって名前 なのか・・・ |
だからあの森は アルミネスって名前 なのね・・・ |
おとぎ話じゃそこまで 詳しくなかったわ 森や天使の名前なんて 書いてなかったし |
おとぎ話ってのは まあそういうもんだ 子供向けだからな |
ネスティが不安がるの も、なんかわかった気 がするよ |
心配しないで キミたちの案内役は ルウがしてあげるから |
え、でも・・・ |
ほっとけないでしょう キミたちだけであの森 をうろつかせるなんて 心配でしかたないし |
それに・・・ あの子に余計な不安を 与えたの、ルウだもの |
ルウ・・・ |
わかった。それじゃ よろしく頼むよ |
わかったわ。それじゃ お願いするわね |
聞きましたよ? |
以前、街を砲撃した 海賊をやっつけたのが |
貴方たちだって |
貴女たちだって |
へ? どどっ、どこから 聞いたんですかっ!? |
こういう職業をして いると、噂話にはこと かかないものでしてね |
お客さんたちの話を ちょっと小耳に挟んだ だけですよ |
まいったなあ・・・ |
あちゃあ・・・ |
ふふふ、貴方も色々と |
ふふふ、貴女も色々と |
複雑な事情がおありの ようですが・・・ |
あまり、無茶をしたら いけないですよ |
勝てたからいいものの もしかしたら、負けて 殺されてしまっていた かもしれません |
ちゃんと、そのことは わかっていますか? |
それは・・・ はい、わかってます 大丈夫ですって♪ |
大丈夫ですって♪ 俺たち、こう見えても 強いんだから! |
大丈夫ですって♪ あたしたち、結構 強いんだから! |
ですが、上には上が いるものです |
違いますか? |
それは・・・ |
自信をもつのは大切な ことでしょう |
しかし、それが慢心と なってしまった時に 人間は大きな過ちを 犯すものなんです |
そういう人たちを 私は、たくさん見て きました・・・ |
*n0さん |
貴方には、そうなって |
貴女には、そうなって |
ほしくないんですよ? |
はい・・・ ちょっと、調子に 乗りすぎてたかも しれない・・・です |
はい、わかってます |
戦うってことは そういう死ぬ可能性に 自分から飛び込んで いくようなものだし |
できれば、しなくて すむほうがいいに 決まってるんだ |
はい、わかってます |
戦うってことは そういう死ぬ可能性に 自分から飛び込んで いくようなものだし |
できれば、しなくて すむほうがいいに 決まってるものね |
そうですね・・・ |
それがわかっていると いうのでしたら |
あれは貴方にとって |
あれは貴女にとって |
それだけの意味のある 戦いだったという ことなんでしょうね |
うん、まあね・・・ |
いやいや、お客に ソバじゃなくて 説教をご馳走して しまうとは・・・ |
大変、申しわけ ありませんでした |
さあ、今日はなにを さしあげますか? |
えーっと・・・ |
あれっ? おにいさんじゃ ないですか!? |
あれっ? おねえさんじゃ ないですか!? |
え・・・? たしか、君はゼラムで 前に会った・・・ |
はい、そうです エクスです |
びっくりしたなあ おにいさんも、ここに 来てたなんて・・・ |
それは、こっちの セリフさ |
いったい、エクスは ファナンになんの用事 なんだい? |
びっくりしたなあ おねえさんも、ここに 来てたなんて・・・ |
それは、こっちの セリフよ |
いったい、エクスは ファナンになんの用事 で来たの? |
やだなあ・・・ お祭りを見に来たに 決まってるじゃない? |
祭り? |
お祭り? |
あれ、もしかして 知らないの? |
ファナンではもうすぐ 年に一度の、豊漁祭が あるんだ |
たくさんのお店や パレードや、花火で すごく賑やかなんだよ |
だから、ボク 毎年この季節には ファナンの別荘まで 遊びに来るんだ |
別荘!? |
? |
あ、いや・・・ あはははははっ なんでもないんだよ? |
うふふふっ お兄さんったら ヘンなの・・・ |
あ、いや・・・ あはははははっ なんでもないない |
うふふふっ おねえさんったら ヘンなの・・・ |
さすがは・・・ おぼっちゃま・・・ |
でも、お祭りを見に きたんじゃないって ことは・・・ |
お兄さんは、どうして ファナンに来てるの? |
仲間とさ、旅をしてる 途中なんだよ |
おねえさんはどうして ファナンに来てるの? |
仲間とさ、旅をしてる 途中なの |
お友達と一緒なの? いいなあ・・・ |
ボクは、いつでも お目付の人たちと一緒 にしか、外に出られ ないから |
今も、すぐに戻るって 約束してるし・・・ |
だろうな・・・ |
ねえ、お兄さん いつか、ボクを お兄さんのお友達と 会わせてくれない? |
そっか・・・ |
ねえ、お姉さん いつか、ボクを おねえさんのお友達と 会わせてくれない? |
ねえ、いいでしょ? |
ああ、機会があったら 会わせてあげるよ |
ええ、機会があったら 会わせてあげる |
約束だよ? それじゃ、またねっ! |
二回しか会ってない 俺に、あんなにも なついて・・・ |
二回しか会ってない あたしに、あんなにも なついて・・・ |
エクス、きっと さびしいんだろうな? |
エクス、きっと さびしいのね・・・ |
ここが封印の森か |
なるほど、たしかに 普通の森とは雰囲気が 違う気がするな |
なんだろう? なんだか、胸が騒いで しかたがない・・・ |
ここが封印の森ね |
なるほどね、たしかに 普通の森とは雰囲気が 違う気がする |
なにかしら? なんだか、胸が騒いで しかたがない・・・ |
あらためて近くで見る と、つくづくでっかい もんだねえ |
これだけ広い森 どうやって 調べてくんだい? |
ぐるりと森の外周を 廻っていくつもり 結界の内側に人は入る ことはできないから |
村があるとしたら そのあたりしかないと 思うの |
無難だな 下手に結界とやらに 近づかなきゃ、面倒も 避けられるだろうし |
何人かで固まって移動 するようにしたほうが よくないですか? |
悪魔もそうですけど これだけ森が深いと 迷う危険も無視でき ませんよ |
何人かで固まって移動 するようにしたほうが よさそうだな |
どこから何が出てきて もおかしくねえんだ 戦える用意はしといた ほうがいい・・・ |
うん、そうだな 用心に越したことは ないし |
俺は・・・ |
そうよね 用心に越したことは ないだろうし |
あたしは・・・ |
どうしよう? ネスティと行く アメルと行く なりゆき任せ |
ネスと一緒に移動する ことにしよう |
昨日のこともきちんと 話をしておきたいし |
ネスと一緒に移動する ことにしよっか |
昨日のこともきちんと 話をしておきたいし |
こうやって並んで 歩いてるとさ、旅の 最初の頃を思い出す よな・・・ |
こうやって並んで 歩いてるとさ、旅の 最初の頃を思い出す わね・・・ |
・・・・・・ |
まだ怒ってるのか? 俺たちが引き返さずに ここまで来たこと |
まだ怒ってるの? あたしたちが、結局 ここに来たことに |
・・・べつに |
隠してもわかるよ ネスは不機嫌になると いつも以上に口数が 少なくなるから |
隠してもダメダメ ネスは不機嫌になると いつも以上に口数が 少なくなるもの |
・・・・・・ |
なあ、ネス・・・ |
俺に隠し事してるだろ この森のことで |
ねえ、ネス・・・ |
あたしに隠しごと してるんじゃない? |
・・・! |
どうして、そう思う? |
昨日のネスの反対ぶり いつもと違ってた気が したから、かな? |
女の勘、かしら・・・ |
相変わらず 根拠がないな |
でも、当たってるよね |
昨日のネスの反対ぶり いつもと違ってたもの |
・・・そうか |
言えないようなこと なのか、それって? |
あたしにも・・・ 言えないようなこと なの、それって? |
・・・・・・ |
そっか・・・ なら、聞かないよ |
俺もネスの忠告を無視 してここに来たんだし おあいこだからな |
そっか・・・ なら、聞かないわ |
あたしもネスの忠告を 無視してるんだし それで、おあいこね |
いつか・・・ |
いつかきっと話す 君に話さなくてはなら ないことなんだ |
だけど、今の君には まだ話せないことだ 今は、まだ・・・ |
許してくれ |
ネス・・・? |
アメルの側にいよう きっと、まだ不安で いるだろうし・・・ |
ちょっとでも元気 づけてあげられると いいんだけどな |
アメルの側にいよう きっと、まだ不安で いると思うし・・・ |
ちょっとでも元気 づけてあげられると いいんだけどなあ |
昨日はごめんなさい あんなにみっともなく 騒いじゃって・・・ |
気にしないでいいよ 俺たちも、気にして ないんだからさ |
気にしないでよ あたしたちも、気に してないから |
・・・・・・ |
アメルは、じいさんの 話が嘘だったと、今も 思ってるのかい? |
アメルは、おじいさん の話が嘘だったと、 今も思ってる? |
・・・わかりません |
信じていたのか 信じていたかっただけ だったのか・・・ |
あの話が本当に祖父の 口から聞かされたもの だったのかも、今では 自信がなくて |
そっか・・・ |
それじゃ、あの話が もし嘘だったとしたら どう思う? |
えっ? |
じいさんのこと 恨むかい? |
おじいさんのこと 恨む? |
そんな!そんなこと 絶対にしませんっ!! |
だって、だって! おじいさんはいつも あたしのことを大切に 考えて・・・ |
わかってるじゃないか ちゃんと、アメルは |
なにを信じればいいか ちゃんと自分で答えを 見つけてる |
わかってるじゃないの ちゃんと、アメルは |
なにを信じればいいか ちゃんと自分で答えを 見つけてる |
あ・・・! |
じいさんが言ったこと が本当のことでも、嘘 だったとしても |
それは全部、君のこと を大切に考えた結果だ そうだろう? |
おじいさんが言った ことが本当のことでも 嘘だったとしても |
それは全部、あなたの ことを考えた結果 そうよね? |
うん・・・ |
だったら、それを信じ 続けていればいいのさ 不安になることなんて ないんだよ |
俺たちがついてる |
だったら、それを信じ 続けていればいいのよ 不安になることなんて ないわ |
あたしたちがついてる |
うん・・・っ |
まあ、いっか 適当にあまったとこ に入れば・・・ |
・・・いてっ!? |
なーに、ぼけっと してんだよ *n0 |
なんだよ、フォルテ いきなり・・・ |
文句を言う前に ほれ、アメルの様子を 見てみろ? |
・・・・・・ |
すっかりしょげきって あれじゃ、せっかくの 美人さんが台無しだ 勿体ねーだろ? |
う、うん・・・ |
あの子は今、必死で 不安と戦ってるんだ 誰もそれを助けてやる ことはできない |
だったら、せめて側に ついててやりな? |
彼女を守るってことは そういうことでもある と、オレは思うぜ |
・・・・・・ |
ほれ!わかったら とっとと行ってこい! |
う、うんっ! |
どうやら予想どおりに なってるようね |
へ? |
ネスティのことよ ほら? |
・・・・・・ |
もともと森に入ること に反対してたものね すすんで誰かと一緒に なる気はないみたい |
まあ、彼だったら一人 でも平気でいるとは 思うんだけど・・・ |
ちょっと、ちょっと! いくらなんだって それは・・・!? |
心配なの? |
む・・・ |
だったら、一緒に 行ってあげなさいよ |
男って変に見栄っぱり だからね、自分から 貴女に声をかけたりは しないと思うわよ |
昨日のことで彼が 引け目を感じてるなら なおさらかも? |
・・・・・・ |
あーっ、もぉ 仕方ないなあ~っ!! |
そうそう、素直が一番 ・・・二人とも、ね♪ |
おかしいな・・・ |
なにがだい? |
森の様子が違うの いつもなら、獣とかと 出くわすことぐらい あるのに |
そういえば たしかに・・・ |
たしかに妙だな さっきから鳥の声 ひとつしねえ・・・ |
ねえ・・・ なにか聞こえない? |
本当だ? 耳鳴りみたいな音が 聞こえる・・・ |
本当? 耳鳴りみたいな音が 聞こえる・・・ |
きこえるよ・・・ これは・・・ |
・・・ひめい? |
ぼ、ボクには 聞こえませんけど? |
そうか?別になにも 聞こえねえぞ |
ううん、違う たしかに森の奥から 聞こえてくる! |
ううん、違うわ たしかに森の奥から 聞こえてくる! |
おいおい、お前ら しっかりしろって? |
ちょっと、フォルテ! あんた、まさか こんなにうるさい音が 聞こえないわけ? |
どういうことなんだよ これは・・・? |
どういうことなのよ これって・・・? |
こいつァ・・・ 霊的な共鳴現象って ヤツのようだな? |
結界だわ・・・ 森の結界がなにかに 反応して、こんな音を たててるんだわ! |
魔力の共鳴だ・・・ それを僕たち召喚師の 感覚が、こんな異音と してとらえたんだ |
ううっ、頭が・・・ われそう・・・ |
おい、ニンゲン! ガキにゃ、こいつは かなりキツイぞ? |
ミニスっ!? |
ミニスさんっ しっかりしてください |
ミニスっ!? |
ミニスちゃん ミニスちゃんってば! |
しっかりしてください ですのぉ!? |
みんな、急いでここ から離れて! |
こんなこと、ルウも 初めてなの・・・ なにが起こるか わからないよ!? |
ほら、ミニス 僕の背中におぶさって 早く! |
うっ、うん・・・っ |
ちょっと、ミニス しっかりしなよ!? |
どいてろッ! |
ちょっ・・・! |
このガキは俺が背負う そのほうが早い |
あんたは他の女たちを 見てやれ・・・急げ! |
あ、ああ、わかった! |
さあ、アメル 急いで・・・!? |
・・・・・・ |
呼んでいる・・・ |
え? |
この森・・・ あたしは知ってる 呼びかけてくれたから 思い出せた・・・ |
あたしは・・・ この森を知ってる!? |
おいっ、テメエらッ! 今すぐ、そのオンナを 止めろォッ!? |
だめだよ・・・! |
それをときはなっちゃ ダメえぇぇっ! |
まただ・・・ 砦の時と同じ光だ!? |
これって・・・ 砦の時と同じ光!? |
*n0 彼女を落ちつかせろ! これ以上、結界を刺激 したら・・・ |
結界が破れちゃう!! |
グルルオォォ・・・ッ |
グルルルオォーン!! |
これが、悪魔・・・ |
あ、悪魔・・・ |
結界の中に封じられて いた、悪魔の軍勢!? |
あ・・・っ |
あたし、そんな・・・ どうして・・・!? |
ヨクも・・・ ヨクも我ラをッ コノ地に縛り続けタ ナアァァァッ!? |
コロすウゥゥゥゥ!! 殺しテヤルウゥゥッ! |
こんなのって、シャレ になってないって!? |
こいつら、倒しても キリがねーぞ!? 森の中からどんどん 出てきやがる! |
あの時と同じですのぉ カザミネさぁん!? |
まったくでござる このままでは、数で 負けるのは必至・・・ |
*n0殿 ここはひとまず、逃げ の一手でござるぞ! |
わかった みんな、とにかく こいつらを振り切るぞ |
合図をしたら それぞれ違う方角に 別れて逃げ出すんだ |
わかったわ みんな、なんとか 逃げ出しましょう |
合図をしたら それぞれ違う方角に 別れて逃げ出して! |
落ち合う場所は? |
ルウの家でいいわ あそこだったら、悪魔 も簡単に近づけない |
よし・・・ 今だっ!! |
よし・・・ 今よっ!! |
はぁ、はぁ・・・ 畜生!どうして こんなことになった んだよ・・・? |
はぁ、はぁ・・・ なんで!どうして こんなことになった のよ・・・? |
・・・・・・ |
ひょっとして、ネス 君はこうなるってこと わかってたんじゃ ないのか? |
ひょっとして、ネス あなたはこうなるって ことわかってたんじゃ ないの? |
・・・・・・ |
ネスっ!? |
ああ、そうさ! 予想してなかったわけ じゃない!! |
けどな・・・ |
彼女がそのきっかけに なるなんて、僕だって 思いもしなかったんだ |
こんな形で関わること になるなんて・・・ |
ケッ!ぞろぞろと 後ろからついてきて やがる・・・ |
追いつかれるぞッ!? |
おにいちゃん・・・ うしろ・・・! |
おねえちゃん・・・ うしろ・・・! |
逃ガすモノカァァァ! 忌々シき、召喚師ドモ 調律者の一族メェ!! |
調律者・・・? |
なんだろう・・・ その言葉、どこかで 聞いた気がする・・・ |
因果を律する・・・ ・・・なるほど・・・ |
異邦人たちよ・・・ ・・・この私に・・・ |
これがゲイル・・・ ・・・創造主・・・ 素晴らしい・・・ |
蜜月の時は・・・ ・・・後悔など・・・ |
やめろ・・・っ それだけは・・・ ちかづくなぁっ!? |
イヤダイヤダイヤダイヤダ イヤダイヤダイヤダイヤダ イヤダァァァァァァッ!! |
*n0っ 逃げるんだっ!! |
・・・!? |
死ねエェェイィッ!! |
うわあぁっ! |
きゃぁああ! |
・・・・・・! |
・・・え? |
・・・あ? |
深紅の・・・ 機械兵士・・・ |
SG216EX すぺしゃるなんばーず |
マサカ・・・ S級GLD兵器!? |
しーるどヲ展開スル 耐衝撃ノ準備ヲ・・・ |
我ガ主人ノ召喚術ガ 発動シマス! |
機界の探求者 エルジン・ノイラーム が指令する、速やかに 実行せよ・・・ |
いっけえぇっ! |
悪魔 |
グギャアァァァッ!! |
すごい・・・ 一撃で悪魔たちが!? |
なんて魔力だ・・・ |
エスガルドは残った敵 をお願い。ここは僕が 引き受けるから |
了解シタ! |
さて、と・・・ おにいさんたち 大丈夫? |
いったい、君は? |
さて、と・・・ おねえさんたち 大丈夫? |
いったい、あなたは? |
僕?僕の名前は エルジン・ノイラーム |
おにいさんたちと同じ 蒼の派閥にいた召喚師 でも今は・・・ |
おねえさんたちと同じ 蒼の派閥にいた召喚師 でも今は・・・ |
エルゴの守護者の一人 機界の探求者って 呼ばれてるんだ |
エルゴの守護者!? 君が、あの・・・ |
ん?どうやら カイナおねえちゃん うまく結界を修理して くれたみたいだね |
カイナおねえちゃーん おつかれさまぁ! |
ふう・・・ なんとか最悪の事態は 避けられましたね |
あら? |
ど、どうも・・・ |
悪魔に追われてた人 たちだよ。エスガルド と僕で助けたんだ |
そうだったんですか 災難でしたね |
まさか、貴女もエルゴ の守護者じゃ・・・ |
ええ カイナと申します |
信じられない・・・ まさか、この目で見る ことになるなんて |
なあ、ネス エルゴの守護者って いったいなんのこと なんだよ??? |
ねえ、ネス エルゴの守護者って いったいなんのこと なの??? |
詳しいお話は私から あとで説明いたします でも、まずは・・・ |
フォルテ |
うおーい! *n0 無事かあーっ!? |
仲間のみなさんに無事 を知らせてあげるのが 先ですね? |
グルルルオォーン!! |
ちくしょう! あいつら、まっすぐ 俺たちだけ追いかけて きやがる・・・ |
なんなのよ! あいつら、まっすぐ あたしたちだけ追いか けてきて・・・ |
はぁ、はぁ・・・っ |
このままじゃ アメルの体力が もたない・・・ |
このままじゃ アメルの体力が もたないわ・・・ |
*n0さん あたしはいいから 先に、逃げて・・・ |
バカを言うなっ! そんなことできるわけ ないだろう!? |
バカ言わないで!! そんなことできるわけ ないでしょう!? |
でもっ、あの悪魔は あたしのせいで外に 出てきてしまったもの なんですよっ!? |
あたしを殺そうとして いるんです・・・ だからっ! |
だから、俺は奴らから 君を守らなくちゃ いけないんだ!! |
だから、あたしは奴ら からあなたを守るの! |
・・・! |
約束しただろう? 俺は君のことを絶対に 守ってみせるって |
約束したよね? あたしはあなたのこと 守ってみせるって |
無謀デス・・・ あるじ殿!? |
他に方法はないんだよ *n1っ! |
やるしかないのよっ *n1っ! |
迎え撃つ気かよ? おもしれェ!! |
無理につきあわなくて もいいんだぞ・・・ |
ケッ!俺はただ暴れ 足りないだけだッ!! |
迎え撃つ気かよ? おもしれェ!! |
こういう時のあんたは 頼もしいわね? |
ケッ!俺はただ暴れ 足りないだけだ! |
グルルゥゥゥ・・・ッ |
俺の後ろに隠れるんだ なにがあっても、絶対 あきらめちゃダメだ! |
あたしの後ろに隠れて なにがあっても、絶対 あきらめちゃダメよ! |
今度コソ殺シてヤル モウ二度と、キサマの 光ノオリにトラワレぬ ヨウにナアァァ・・ |
忌々シき光ノ手先ドモ ソシて召喚師、調律者 ノ一族めガァッ!! |
調律者・・・? |
なんだろう・・・ その言葉、どこかで 聞いた気がする・・・ |
因果を律する・・・ なるほど・・・ |
光栄に思えよ・・・ なぜなら・・・ |
これがゲイル・・・ ・・・創造主・・・ 素晴らしい・・・ |
涙、だと・・・? どうして・・・ 誰のために・・・ |
イヤダイヤダイヤダイヤダ イヤダイヤダイヤダイヤダ イヤダァァァァァァッ!! |
*n0さん 避けてえぇぇっ!! |
・・・!? |
死ねエェェイィッ!! |
うわあぁっ! |
きゃああっ! |
・・・させませんっ! |
グゲッ!? |
・・・え? |
すずの、おと・・・? |
この音色は・・・ 鈴の音? |
鬼神さま、鬼神さま 鬼道のみこがここに お願い申しあげます |
我が前に立つ害敵を 討つ力、なにとぞ お貸しくださいませ いざや・・・ |
うなりませい! |
悪魔 |
グギャアァァァッ!! |
今のは・・・ 召喚術なのか!? |
今のは・・・ 召喚術なの!? |
エルジンくん! エスガルドさん! |
出番だよ、エスガルド 悪魔たちを結界の中へ 追い返すんだ! |
了解シタ・・・! |
SG216EX すぺしゃるなんばーず |
マサカ・・・ S級GLD兵器!? |
あ、あなたたちは? |
説明は後でいたします 一足先に、森の外まで 逃げていてください |
この者たちを再び結界 に閉じこめますから 急いで! |
あ、ああ・・・ わかった! |
え、ええ・・・ わかったわ! |
ふう・・・ なんとか最悪の事態は 避けられましたね |
ほんとほんと 危なかったもんね |
たった3人で、悪魔を 封じこめるなんて |
いったい、彼女たちは 何者なんだ・・・? |
たった3人で、悪魔を 封じこめるなんて |
いったい、彼女たちは 何者なのよ・・・? |
さて、ご挨拶が遅れて しまいましたね・・・ |
私はカイナと申します |
僕はエルジン それで、こっちは エスガルドだよ |
ヨロシク・・・ |
あ、はいっ! ご丁寧にどうも・・・ |
私たちはそれぞれの 世界のエルゴによって 遣わされた者なんです |
エルゴの守護者って いうんだけどさ 知ってる? |
いや、全然・・・ |
いえ、全然・・・ |
ごめんなさい あたしも・・・ |
謝ルコトハナイ 知ラナクテ当然ノコト ナノダカラナ |
約束どおり、きちんと 説明いたしますよ でも、まずは・・・ |
フォルテ |
うおーい! *n0 無事かあーっ!? |
仲間のみなさんに無事 を知らせてあげるのが 先ですね? |
・・・・・・! |
深紅の・・・ 機械兵士・・・? |
悪魔 |
グギャアァァァッ!! |
エスガルドさんっ!? じゃあ、じゃあ もしかして・・・! |
えーっ、どうして!? なんでモナティが こんな場所にいるの? |
やっぱり、エルジン さんですのーっ! |
挨拶ハアトダ・・・ えるじん、急ゲ! |
わかってるよ モナティ、それじゃ またあとでね! |
あ・・・! |
なあ、今の人たちも ひょっとして モナティの知り合い なのか??? |
ねえ、今の人たちも ひょっとして モナティの知り合い なの??? |
そうですのーっ モナティと同じで マスターのお手伝いを してくれてる |
エルゴの守護者さん たちですのっ♪ |
エルゴの守護者!? |
信じられない・・・ まさか、この目で見る ことになるなんて |
じゃあ、カザミネさん ともお知り合いなの? |
とーぜんですのっ♪ |
あのう、もしもし? |
は、はい? |
人違いだったら大変に 失礼なんですが・・・ |
もしかして、モナティ さんですか? |
まさか・・・ |
カイナさんも来てたん ですの!? |
や、やっぱり・・・ |
不可解すぎる・・・ 彼女のいうマスターと やらは、いったい何者 なんだ??? |
お友達が多いのね モナティちゃん いいなぁ・・・ |
カイナおねえちゃん 挨拶はあとだよっ! |
悪魔タチハ我ラガ森ニ 押シ戻ス・・・ かいな殿ハ、結界ノ 修復ヲ!! |
はい、わかりました! モナティさん、では またあとで・・・ |
結界の修復だと? そんなことまで単独で できるのか・・・ |
あの、あたしたちも お手伝いしたほうが いいんじゃ・・・? |
大丈夫ですの! カイナさんたちなら 絶対に安心ですから |
*n0さん たちは、ここで休んで いればいいですの |
ふう・・・ なんとか最悪の事態は 避けられましたね |
ほんとほんと 危なかったもんね |
たった3人で、本当に 全部終わらせるなんて |
エルゴの守護者って いったい何者なんだ? |
たった3人で、本当に 全部終わらせるなんて |
エルゴの守護者って いったい何者なのよ? |
さて、ご挨拶が遅れて しまいましたね・・・ |
私はカイナと申します |
僕はエルジン それで、こっちは エスガルドだよ |
ヨロシク・・・ |
蒼の派閥の召喚師 ネスティ・バスクです よろしく・・・ |
あ、はいっ! ご丁寧にどうも・・・ |
モナティさんからお話 は聞きました。彼女の お世話をしてくれた そうで・・・ |
ありがとうございます |
いいんですよ、そんな もとはといえば、俺が しくじっちゃったせい なんだし・・・ |
いいんですよ、そんな もとはといえば、 あたしがしくじっちゃ ったせいなんだし |
お互いにゆっくりお話 をしたいところですが でも、まずは・・・ |
フォルテ |
うおーい! *n0 無事かあーっ!? |
仲間のみなさんに無事 を知らせてあげるのが 先ですね? |
もう充分です、と 最後に、アメルはそう言った これ以上、危険をおして村を 探すことはないのだと |
伝えられていたとおり 森はまさしく禁忌の地だった 現れた悪魔たちとの戦いで 俺たちはそれを痛感した |
今まで夢物語と思っていた 伝説が、揺るがぬ現実として 俺たちの前に姿を現していく |
それらのひとつひとつが 無性に俺の心をかき乱す 自分でもわからないなにかが ひしひしと胸にせまるのだ |
それがなんなのか知りたいと いう気持ちと、知るべきでは ないという気持ちの間で 俺の心は揺れ続けていた |
もう充分です、と 最後に、アメルはそう言った これ以上、危険をおして村を 探すことはないのだと |
その言葉に、あたしたちは もう何も言えなくなる |
伝えられていたとおり 森はまさしく禁忌の地だった 悪魔たちとの戦いが そう痛感させてくれた |
伝説は事実だった・・・ そして、それをきっかけに |
あたしの中で あたしの知らない何かが ざわめきはじめる |
得体のしれないその感情を もてあましながら、あたしは 月の下で震えていた |
抱えた不安を、誰にも 告げられないままに・・・ |
それじゃ、どうしても 話すことはできないん だな・・・ |
それじゃ、 どうしても話すことは できないって 言うのね |
ああ、禁忌の森に 関することは、派閥の 極秘事項として扱われ ているものなんだ |
それを僕の独断で 昇格したばかりの君に 話すことはできないよ |
わかったよ・・・ でも、そんな極秘事項 だっていうのなら |
ネスはどうして そのことを知って いるんだ? |
わかった・・・ でも、そんな極秘事項 だっていうのなら |
ネスはどうして そのことを知って いるのよ? |
・・・!! |
それも、やっぱり 話せないことなのか? |
それも、やっぱり 話せないこと? |
ああ、そうさ 話せないことなんだ |
禁忌の森にまつわる ことの全ては、隠され 続けなくてはならない |
そうしなければ ならないんだ・・・ |
・・・わかった もう、聞かないよ |
おやすみ! |
・・・わかったわ もう、聞かない |
おやすみ! |
・・・・・・ |
なんだよ・・・ そんなに俺のことが 信用できないのかよ? ネスは・・・ |
なによ・・・ そんなにあたしのこと 信用できないの? ネスは・・・ |
結界があたしの力で 壊れてしまう瞬間 |
あの時、あたしは 感じたんです |
*n0さんと 出会った時に感じた のと同じ、懐かしい なにかを・・・ |
アメル・・・ |
あたしは、あの場所を 知っていたんです!? そんなはずないのに 知ってたんですっ! |
これってどういうこと なんでしょうか? |
あたし・・・ おかしくなって しまいそう・・・ |
俺にもわからないよ けどね、アメル |
俺もあの森に入った時 心の中がざわめく 感じがしたんだ |
あたしにもわからない けどね、アメル |
あたしもね、あの森で なんだか心がざわめく 感じがしたのよ |
えっ? |
ああ、嘘じゃない 聞きおぼえのない言葉 が頭の中で渦をまいて |
自分が自分でなくなる みたいで、とても 不安だった・・・ |
嘘なんかじゃないわ 聞きおぼえのない言葉 が頭の中で渦をまいて |
自分が自分でなくなる みたいで、とても こわかった・・・ |
あなたも そんな風に・・・ |
こんなこと言っても 慰めにもならないかも しれないけど |
君が体験したそれは 個人の異変によるもの なんかじゃないんだ |
その証拠として、俺が いるんだから・・・ |
こんなこと言っても 慰めにもならないかも しれないけど |
アメルが感じたことは 貴女だけが感じたもの なんかじゃないわ |
ここにこうして あたしがいるんだから |
・・・はい |
あの森には何かがあるんだ・・・ アメルや俺に関係する何かが! |
あの森には 何かがあるのかもしれない・・・ アメルやあたしに関係する何かが! |
*n1は エスガルドさんのこと なにか、特別な名前で 呼んでたよな? |
*n1は エスガルドさんのこと なにか、特別な名前で 呼んでたわよね? |
SG216EX ソレガ、アノ機体ノ 型式番号デス |
S級ノ素体ヲ使用シタ GLD兵器トシテ開発 サレタ、試作機体デ |
そう、それだよ! その「GLD兵器」 ってのは、なんのこと なんだ? |
そう、それよ! その「ガルド兵器」 ってのは、なんのこと なの? |
ソノ質問ハ、秘匿事項 ヘト抵触イタシマス ヨッテ、解答不能デス |
モウシワケアリマセン あるじ殿・・・ |
いいよ、いいよ! *n1は そういうふうに作られ てるんだろ? |
だったら仕方ないって 俺も興味本位で聞いた だけなんだからさ? |
ああ、いいよ! *n1は そういうふうに作られ てるんでしょう? |
だったら仕方ないわ あたしも興味本位で聞 いただけなんだから |
本当ニ、モウシワケ アリマセン・・・ |
与えられた範囲でしか 行動に自由がないって かわいそうだよな *n1・・・ |
与えられた範囲でしか 行動に自由がないって かわいそうよね *n1・・・ |
なあ、ニンゲン 気づいてっか? |
あのオンナのチカラ だんだんと、強まって きてるぜ・・・ |
結界ぶち壊すなんて 尋常じゃねェぞ? |
わかってるよ・・・ |
わかってるわよ |
どこまでいくのか わかんねェけどよォ あれじゃ・・・ |
ニンゲンとは呼べなく なるんじゃねェか? |
わかってるって 言ってるだろっ!? |
わかってるって 言ってるでしょ!? |
ケッ!んだよォ オレにあたるなよな! |
・・・ごめん |
まァ・・・ 許してやらァ・・・ |
・・・・・・ |
ケッ!オレも すっかりニンゲンに 寛容になっちまったぜ |
アーッ、忌々しいッ 先に寝るからなッ!? |
どうしたらいいんだ? どうしたら・・ |
どうしたらいいのよ? どうしたら・・・ |
カイナさんの格好 あれもやっぱり シルターンの着物 だよな? |
カイナさんの格好 あれもやっぱり シルターンの着物 よね? |
・・・(こくこく) |
*n1や ケイナおねえちゃんと おんなじ・・・ |
うん、特にケイナとは 色までそっくりだった |
なにか、意味があるの かな? |
うん、特にケイナとは 色までそっくりだった |
なにか、意味があるの かしら? |
・・・みこさん |
え? |
あれは、みこさんの きものだよ・・・ |
みこさんって、なに? |
だから・・・ みこさん、だよ? |
だから・・・??? |
うーむ、言葉の意味が わからないって時点で おてあげだよなあ |
むうぅ、言葉の意味が わからないって時点で おてあげかも・・・ |
一時は どうなることかって 思いましたけど |
守護者さんたちの おかげで、助かって 本当によかったですね ご主人さま? |
ああ、本当に 危機一髪ってところ だったよな |
ええ、本当に 危機一髪ってところ だったものね |
だけど、あの人たち どうしてこんな所に いたんでしょうか? |
地図にも載ってない 場所だって、ネスティ さんも言ってたのに |
うーん、とはいえ あれだけのことが できる人たちだからな |
きっと俺たちの思いも しないような方法で 調べたんじゃないかな |
うーん、とはいえ あれだけのことが できる人たちだしねえ |
きっとあたしたちには できないような方法で 調べたんじゃないの |
ああ、なるほど それはありそうな話 ですよねぇ・・・ |
どのみち、明日には 説明してもらえるんだ 今はそういうことに しておこうぜ |
どのみち、明日には 説明してもらえるのよ 今はそういうことに しておきましょう |
助けてもらったって事実は 変わらないんだしな・・ |
助けてもらったって事実は 変わらないんだし・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか |
モナティは、きょう カイナさんたちと であいました |
エルジンさんや エスガルドさんも いっしょです |
みなさんがいきなり いなくなったとき モナティはとっても ぎもんでしたが |
りゆうをきいて なっとくしました |
また、あくまが わるさをしないように こらしめるためだった んですね・・・ |
悪かったね、モナティ 黙って行っちゃってさ |
デスガ、他ノ者タチニ 余計ナ不安ヲ与エナイ ヨウニスルタメニハ |
事情ヲ説明スルワケニ イカナカッタコトヲ 理解シテホシイ・・・ |
それはわかりますの でも・・・ |
やっぱり、ちゃんと せつめいをして ほしかったですの |
モナティ、ちょっと おこってます |
マスター・・・ もう、こんなふうな ないしょは、やめて くださいね? |
かえったら、きちんと あやまってください そしたら、ゆるして あげます・・・ |
やくそく、ですの! |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
なあ、*n0 あの森でな・・・ |
悪魔どもが出てくる 前に、お前らには 不思議な音が聞こえ たんだよな? |
ネスも説明してたけど あれは普通の音とは 違うんだよ |
魔力と魔力のぶつかり あいが、音として認識 される現象なんだ |
魔力を扱う訓練を 積んでいなかったら 聞こえなくて当然さ |
ネスも説明してたけど あれは普通の音とは 違うのよ |
魔力と魔力のぶつかり あいが、音として認識 される現象なんだって |
魔力を扱う訓練を 積んでいなかったら 聞こえなくて当然よ |
いや、それはいい オレに聞こえないのは わかってんだ! |
けどな、それなら どうして・・・ |
ケイナのやつには 聞こえたんだ? |
!? |
錯覚、だよな? |
あいつ、神経質なとこ あるから、まわりに つられちまうってこと も多いし・・・ |
それは・・・ |
はははっ、そうさ! うん、きっとそうに 決まってるって |
あいつが・・・ 召喚師なわけ・・・ ねえよ・・・ |
フォルテ・・・ |
もし、錯覚なんかじゃ なかったとしたら ケイナは・・・? |
もし、錯覚なんかじゃ なかったとしたら ケイナは・・・? |
どうして、私にも 結界の共鳴が聞こえた のかしらねえ? |
うん、ごくまれにって 話なんだけど |
先天的に魔力に対して 敏感な体質の人も存在 するんだってさ |
先天的に魔力に対して 敏感な体質の人も存在 するんだって |
ただ、大抵そういう 人っていうのは、 耐性がついて ないから |
頭痛とかの後遺症が 残るはず・・・ なんだけど・・・? |
全然、平気だけど? |
うーん・・・ |
むー・・・ |
まあ、別にいいわ 後遺症なんて物騒な もの無いに越した ことないし |
なんか、得した気分が しちゃうわねー うんうんっ♪ |
うーん・・・ それで済ませていい ことなのかなあ? |
むうー・・・ それで済ませていい ことなのかしら? |
これから先 みなさんはどうする おつもりですか? |
とりあえず、デグレア の動きを調べてみる つもりだよ |
そのうえで、あいつら の手が出せない場所に アメルを連れていく |
とりあえず、デグレア の動きを調べてみる つもり |
そのうえで、あいつら の手が出せない場所に アメルを連れていくわ |
ですが・・・ |
送り先の村にはたどり 着けなかったんだ |
送り先の村にはたどり 着けなかったものね |
!? |
前に言ってたことは 全部、無効だよ 当然だろう? |
前に言ってたことは 全部、無効よ 当然じゃない? |
*n0さん・・ |
それで異存はないよな ロッカ? |
それで異存はないわね ロッカ? |
ええ・・・ あるはずがないですよ もちろん・・・ |
確かめなくても分かるように なってもらいたいよなあ そろそろ・・ |
確かめなくても分かるように なってもらいたいなあ そろそろ・・ |
これで、完全に ジジイのウソが確定 しちまったな |
・・・・・・ |
で、どうするよ? これから |
とりあえず、デグレア の動きを調べてみる つもりだよ |
そのうえで、あいつら の手が出せない場所に アメルを連れていく |
とりあえず、デグレア の動きを調べてみる つもり |
そのうえで、あいつら の手が出せない場所に アメルを連れていくわ |
そんな場所があるとは 思えねえがな・・・ |
最悪、作ってやるさ この俺の手で・・・! |
たとえ黒騎士を倒したとしても それで終わりじゃないんだぞ リューグ・・・!? |
たとえ黒騎士を倒したとしても それで終わりじゃないのよ リューグ・・・!? |
うう、まだ頭が くらくらしてるよぉ |
*n0は もう、平気なの? |
森にいた時は、かなり きつかったけど 今はすっかり平気だよ |
森にいた時は、かなり きつかったけど 今はすっかり平気よ |
うらやましい・・・ |
そう、ふてるなって 共鳴の頭痛がひどいっ てことは、つまり |
それだけ魔力に 関して鋭敏な感覚を 備えてるって ことなんだぜ? |
召喚師の素質が高いっ てことじゃないか |
そう、ふてないでよ 共鳴の頭痛がひどいっ てことは、つまり |
それだけ魔力に 関して鋭敏な感覚を 備えてるって ことなのよ? |
召喚師の素質が高いっ てことじゃない |
そ、そっか! ということは・・・ |
私の素質って *n0より すごいってことねっ? |
あ、いや・・・ |
うーん、やっぱり 才能のある者には常に 苦しみがつきまとう 運命なのね・・・ |
・・・・・・ |
この様子だと・・・ 訓練次第で耐性がつくってことは 言わないほうがよさげだなあ |
この様子だと・・・ 訓練次第で耐性がつくってことは 言わないほうがいいみたい |
格闘家ってのは 人間相手にあきたら なくなってくるとね |
たいてい、そうじゃ ない相手と戦おうって 気になるもんさ |
牛とか、熊とか・・・ あたいのオヤジなんか バカでかい鮫と戦って |
「鮫殺し」って呼ばれ てたっけ |
ひゃあ・・・ |
でも、それを言うなら 今日からあたいは 「悪魔殺し」だからね |
ゲンコツと蹴りが 当たる相手なら、もう どんなのが来たって やっつけてやるよ! |
ははは・・・ た、頼りにしてるよ |
あははは・・・ た、頼もしいわねぇ |
あいよっ!この モーリンねえさんに どーんっと、任しとき なって! |
なんか、変な自信つけ ちまったらしいぞ? モーリンは・・・ |
なんか、変な自信つけ ちゃったみたいだわね モーリン・・・ |
カザミネさんは 悪魔と戦ってる時も いつもと変わらずに 戦ってたけど・・・ |
やっぱり、サムライの 精神修行のおかげで 落ちつけたの? |
カザミネさんは 悪魔と戦ってる時も いつもと変わらずに 戦ってたけど・・・ |
やっぱり、サムライの 精神修行のおかげで 落ちつけたの? |
無論、それもあるが |
以前にも、拙者は あの手の連中と戦った 経験があるのでござる |
悪魔と!? |
左様・・・ だから、さほど恐れず に戦うことができた |
けして、楽だったと いうわけではござらぬ がな・・・ |
さすがは修行の旅を してるだけあるなぁ そんな経験があった なんて・・・ |
さすがは修行の旅を してるだけあるわね そんな経験があった なんて・・・ |
いつつつ・・・ この歳になっての 全力疾走はさすがに きついやね |
とはいえ、あのまま 地獄に送られちまうの も願い下げだったしな しゃあねえか・・・ |
地獄? |
おい、まさか 地獄を知らねえって いうのか? |
・・・うん |
神の使いのエンジェル や、敵対者のデビルが いるってのにか!? |
・・・紙? |
・・・・・・ |
つまらんジョークじゃ ねえようだから、説明 してやるが・・・ |
この世界じゃ 人間ってのは くたばるとどうなる? |
そりゃあ |
それは・・・ |
肉体から魂だけが 抜け落ちて・・・ |
ふむふむ |
生まれ変わりの巡りに 従って、次の世界で 別の姿に・・・ |
ストーップ! もういい、わかった! |
すでにそのあたりから して、違ってんだ こりゃ、説明したって ムダっぽいぜ・・・ |
??? |
レナードさんの世界とこっちとでは 悪魔や天使の意味が違ってるみたい だな? |
レナードさんの世界とこっちとでは 悪魔や天使の意味が違ってるみたい ねえ? |
森の中にいる悪魔の姿 を見たのは、ルウも 今日が初めてだったん だけど・・・ |
思っていた以上に凶暴 だったわ。こうして 無事でいられるのが 不思議なくらい |
うん、本当にそう思う |
追いかけ回された時は もうダメかと思った もんな・・・ |
うん、そうよね |
追いかけ回された時は もうダメかと思った もの・・・ |
それなんだけどね |
あの場にいた全員が 悪魔に追いかけられた わけじゃないのよ |
え? |
へ? |
奴らが追ったのは キミとアメル、それに ネスティみたいなの |
偶然なんじゃないのか |
偶然、じゃないの? |
偶然じゃないわ! だって・・・ |
他のみんなを追ってた 悪魔たちも、途中で きびすを返して |
キミたちの逃げた方角 に向かったのよ・・・ それでも、偶然だって いえる? |
そんな、バカな・・・ |
そんな・・・ |
アメルが狙われたのは わかるわよ 結界を破るきっかけを 作ったんだから |
だけど、キミや ネスティがどうして 狙われたのかは、ルウ にもわからないの |
なにか心当たりとか ないの? |
心当たりだなんて いきなり、そんなこと 言われても・・・ |
心当たりだなんて いきなり、そんなこと 言われても・・・ |
scn111
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
エルゴの守護者とは 世界の意志たる エルゴによって選ばれ その加護を受けた者の名 |
私たちは加護を受けた それぞれのエルゴの 代理人となって |
この世界が必要以上に 異世界の力で混乱する ことのないよう見張り |
いざことあらば 災いの原因をとりのぞく お役目を担っているの です・・・ |
つまり、貴女たちが あの森に来ていたのは 悪魔の動向を調べるの が目的だったと? |
ええ、そうです 悪魔の気配を追ううち に、あの森の結界へと たどりついたんです |
ちょっと前からなんだ けど、あちこちの街で 悪魔が関わったような 事件が急に増えてさ |
その原因をつきとめる ために、こうして調査 してるってわけ |
そんなに たくさんの悪魔が うろついてるの!? |
数ソノモノハ不明ダガ 目撃サレルホド活発ニ 悪魔ガ活動シテイルノ ガスデニ異常ナノダ |
たしかにそうだな はぐれ悪魔は、あまり 表だって動き回るよう なものじゃない |
いったい、なにが原因 なのかしら? |
心当たりがないという こともないんです |
えっ? |
今からひとつ前の季節 の巡りに、魔王召喚を 企む者たちが大規模な 儀式を行ったせいで |
霊界サプレスの魔力が リィンバウムに向けて 異常に流入した事件が あったのです |
それはもしかして 「無色の派閥の乱」の ことか!? |
俺も知ってる! 派閥から盗んだ宝玉を 使ったんだよな? |
あたしも知ってる! 派閥から盗んだ宝玉を 使ったのよね? |
ああ、そしてその奪還 の任務を命じられたの が、ギブソン先輩たち だった・・・ |
ぎぶそん殿タチハ 我ラト共ニ召喚サレタ 大悪魔ト戦ッタノダ |
ええっ!? |
へっ!? |
信じられない・・・ |
嘘じゃないってば! ギブソンさんに ミモザさん、それから そこのカザミネさん |
みんな一緒に悪魔たち と戦った仲間なんだよ ね、カザミネさん? |
うむ、いかにも |
そうだったのか・・・ |
そうだったの・・・ |
・・・・・・ |
ところで、みなさんは これからどうなされる おつもりなんですか? |
とりあえずここを出て トライドラに向かう つもりだよ |
向こうの部屋でみんな その準備をしてる |
とりあえずここを出て トライドラに向かう つもりよ |
向こうの部屋でみんな その準備をしてるわ |
トライドラ? |
フォルテの知り合いが そこにいるんだって なんでもすっごく偉い 騎士って話だよ |
フォルテの知り合いが そこにいるんだって なんでもすっごく偉い 騎士って話よ |
本当かしらねえ・・・ |
あの砦で起きた事件の ことは報告する必要が あるだろう |
黒の旅団の動向も気に なるし、無駄足には ならないはずだ |
それでしたら、一足先 に私たちは出発させて いただきましょうか? |
うん、そうだね 調査を続けないと |
他の皆さんにも挨拶を してから、まいり ましょう |
俺も知ってる! 派閥から盗んだ宝玉を 使った事件だよな? |
あたしも知ってる! 派閥から盗んだ宝玉を 使った事件だよね? |
ああ、そしてその奪還 の任務を命じられたの が、ギブソン先輩たち だった・・・ |
ぎぶそん殿タチハ 我ラト共ニ召喚サレタ 大悪魔ト戦ッタノダ |
ええっ!? |
そうですの! ギブソンさんもミモザ さんも、マスターたち と一緒になって |
無色の派閥の悪い人 たちと戦ってくれたん ですの! |
そこにいるカザミネ さんやカイナさん エルジンさんに エスガルドさんも |
みんな、みんな その時、一緒に戦った 仲間なんですの |
うむ、いかにも |
派閥では、あの事件は 単なる召喚師の造反 だって言ってたのにな |
派閥では、あの事件は 単なる召喚師の造反 だって言ってたのに |
実際は、もっと規模の 大きな事件だったと いうわけか・・・ |
だから先輩たちは あまり西でのことを 話そうとはしなかった んだな・・・ |
だから先輩たちは あまり西でのことを 話そうとはしなかった んだ・・・ |
ねえ、それじゃ ガゼルやモナティも やっぱり戦ったの? |
とーぜんですのっ! |
うーん・・・ でも、ガゼルが戦った のは当然だと思うけど |
モナティが活躍してる とこなんて、ちょっと 想像つかない・・・ |
ああ、それ言えるかも |
ああ、それ言えるかも |
ひどいですのぉ~っ! |
もなてぃ殿ハ、戦イニ 出陣スル我々ニ代ワリ 後方ニテ、子供タチヲ 守ッテイタ・・・ |
それって、つまり 留守番してたってこと じゃないの? |
あはは、そう言ったら ミもフタもないよね? |
うにゅうぅぅ・・・っ |
ところで、みなさんは これからどうなされる おつもりなんですか? |
ここを出てトライドラ に向かうつもりだよ |
向こうの部屋でみんな その準備をしてる |
ここを出てトライドラ に向かうつもりよ |
向こうの部屋でみんな その準備をしてるわ |
トライドラ? |
フォルテの知り合いが そこにいるんだって なんでもすっごく偉い 騎士って話だよ |
フォルテの知り合いが そこにいるんだって なんでもすっごく偉い 騎士って話よ |
本当かしらねえ・・・ |
あの砦で起きた事件の ことは報告する必要が あるだろう |
黒の旅団の動向も気に なるし、無駄足には ならないはずだ |
私たちもつきあいたい のですけども |
僕たちも調査を続け ないといけないんだ だからさ、モナティ 悪いけど・・・ |
わかってますの モナティのことは心配 しないでくださいです |
すこし時間がかかると 思うけど、モナティは 必ず、俺たちが元の街 まで連れて行くから |
うん、それじゃ おにいさんの言葉に 甘えさせてもらうよ |
すこし時間がかかると 思うけど、モナティは 必ずあたしたちが元の 街に連れていきます |
うん、それじゃ おねえさんの言葉に 甘えさせてもらうよ |
ゴ迷惑ヲカケルガ ドウカ、ヨロシク |
では、私達は一足先に 出発させていただき ましょう |
おお、ミーティングは 終わったのか? |
うん、だけど 彼女たちはもう出発 するってことだから |
ええっ、だけど 彼女たちはもう出発 するってことだから |
なんだい、なんだい 気ぜわしいねえ ロクに話もしてない のにさあ |
うーん、ゴメンね でも、僕たちには 僕たちでやることが あるから・・・ |
あの・・・っ 本当に、ありがとう ございました! |
貴女たちのおかげで 僕たちは悪魔から 逃げられたような ものです。本当に |
一応、礼はいっとく ありがとよ |
そんな、いいんです どうかそんなにお気に なさらないで・・・ |
すまんでござる 本来なら、拙者も力を 貸してやりたいのだが |
気ニ病ムコトハナイ かざみね殿 我々ナラ、大丈夫ダ |
気をつけてな ・・・って、あんたら に言う必要はねえか? |
あははは |
それじゃ、失礼します |
ええ、元気でね |
・・・・・・ |
・・・? |
うそっ!? |
??? |
ちょっと、どうしたの カイナおねえちゃん! |
そんなはず・・・ だけど・・・ううん 間違いない・・・!? |
えっ?えっ??? |
あ、ああ・・・っ |
ねえさまっ! |
・・・は? |
私ですっ、ねえさま! 妹のカイナですっ ケイナねえさまっ!? |
ええ~っ!? |
ちょ、ちょっと!? ・・・わっ? |
会いたかった! ぐすっ、会いたかった です・・・ねえさまぁ |
・・・どーゆうこと? |
まさか、彼女がケイナ の妹だったとは・・・ |
そういえば、名前とか 着物とか、そっくり でしたものね |
確カニ身体的ナ特徴モ 酷似シテイマスネ |
肉ヅキノ一部ニ差違ガ ミラレマスガ・・・ |
・・・・・・ |
気づかなかったわけ? カザミネさん |
いや、拙者もまさか お二人が血縁であると は・・・ |
こういう偶然って あるんだねえ |
ええ、本当に びっくりですよ |
かいな殿ハしるたーん カラえるごノ守護者ト シテ召喚サレタ身 |
我々ト出会ウマデハ ズット独リ、山奥ノ谷 デ暮ラシテイタト聞ク |
そっか・・・ だから、あんなにも 喜んだのか |
そっか・・・ だから、あんなにも 喜んだのね |
さびしかったんだよ きっと・・・ |
まあ、これでケイナが シルターン生まれだと いうことは、はっきり したわけになるな |
けどさ、ケイナは たしか記憶を無くし ちまってんだろ |
大丈夫かな・・・? |
ふう・・・ 一応、説明はしたぜ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
おうおう、なんとも いえねェ、やァな空気 になっちまってる ようだなァ・・・ |
どうしよう? なぐさめる そっとしておく |
二人とも、元気を 出して! |
良かったじゃないか こうやって出会えた だけでも・・・ そうだろ? |
二人とも、元気を 出して! |
良かったじゃない こうやって出会えた だけでも・・・ そうでしょ? |
・・・そうですね *n0さんの おっしゃるとおりです |
ねえさまのお顔を見る ことができただけでも 私にとっては幸せです |
カイナちゃん・・・ |
かいな殿・・・ 貴女ハココニ残ッタ ホウガイイ |
え、でも・・・! |
せっかく、お姉さんに 会えたんだもん このままお別れなんて ダメだよ |
心配しないで! 僕とエスガルドで ちゃんと調査は進めて おくから・・・ね? |
エルジンくん・・・ |
オレからも頼むわ 妹のあんたが側にいて くれりゃあ |
こいつも、ド忘れした ことを思い出せると 思うんだ・・・ |
フォルテ・・・ あんた・・・? |
・・・わかりました |
皆さんがよろしければ しばらく、私を同行 させてください |
どうか、お願いします |
いたい、いたいっ! 離してえぇぇ~っ!? |
ユエルっ? もしかして、また |
あいつ・・・!? |
あの子・・・!? |
おとなしくおしっ? じゃないと、また グーで殴るよっ!? |
やっぱり・・・ |
*n0・・・ |
待ってくれよ!? モーリンっ! |
ちょっと待って!? モーリンっ! |
*n0・・・ って、ちょいと!? もしかして、この 魚泥棒って・・・ |
うん・・・ |
俺の知り合いなんだよ そいつ・・・ |
知り合いなのよ あたしの・・・ |
あちゃあ・・・っ |
あたいの留守中に 食べ物泥棒が出るって 聞いて、とっ捕まえて みたんだけど・・・ |
まさか、あんたの 知り合いだったとはね |
どういうつもりだよ? ユエル・・・ |
どういうつもりなの? ユエル・・・ |
・・・・・・ |
聖王都で教えただろ? この世界じゃ、お金と 交換しなくちゃ食べ物 はもらえないって! |
もう泥棒しないって 俺に言ったじゃないか |
聖王都で教えたよね? この世界じゃ、お金と 交換しなくちゃ食べ物 はもらえないって |
もう泥棒しないって 約束したじゃない? |
あれは、ウソだって いうのか!? |
あれは、ウソだったの ユエル!? |
それは・・・っ だってぇ・・・っ |
ユエルは俺のこと |
ユエルは、あたしを |
ウソつきって言った けど・・・ |
ウソつきは、ユエル じゃないかっ!? |
ウソつきは、ユエル じゃない!? |
う、うう・・・っ ごめんなさいっ!? ごめんな・・・っ さいぃぃい・・・っ |
っく・・・っ うわあぁぁ~んっ!! |
物を盗るってことはね 一度やっちまったら クセになるものなんだ |
*n0 この子のためにも ちゃんと、罰を与えた ほうが・・・ |
ちょいと待ちなってば モーリン? |
酒場のおばちゃん? |
*n0 ここは、あたしに 任せておくれよ? |
はあ・・・ |
ねえ、あんた どうして食べ物を とったりしたんだい? |
悪いことだって わかってたんだろ? |
わかっ、てたよぉっ? *n0にィ 教わってたもんっ でも・・・っ! |
ユエルっ、お金っ もってない・・・の 探したけどっ、見つか らなくて・・・っ |
!? |
お腹すいてぇ・・・っ ガマン、できなく なっ、てぇ・・・っ |
ごめんなさいっ!? もうしないからぁっ 閉じこめたり しないでぇ~っ!? |
この子、お金が どんなものなのかも しらないのか・・・ |
ユエル・・・ |
お腹がすかなけりゃあ 盗みはしないんだね? |
うん・・・っ |
わかった・・・ |
それじゃ、あたしらが これからは、あんたに 食べ物をわけたげる |
えっ!? |
へっ!? |
でも・・・っ おかね・・・? |
無い物をとろうなんて 思ったりしないよ |
その代わり、二度と だまって盗まないって 約束しな? |
・・・うんっ |
というわけだからさ 勘弁してやりなよ? |
ま、あたいとしては みんなが納得すんなら いいんだけど・・・ |
*n0・・・ |
ごめんなさいっ! |
わかったよ、ユエル 許してあげるから |
下町のみんなに 感謝するんだぞ? |
わかったわ、ユエル 許してあげるから |
下町のみんなに 感謝するのよ? |
・・・うんっ! |
ふいーっ 道らしい道を歩くのは また随分と久しぶりな 気がするよな |
それで、フォルテさん トライドラまでは どうやって行くつもり ですか? |
で、トライドラまでは どうやって行くんだ フォルテ? |
正確な目的地ってのは トライドラじゃねーよ |
街を囲んだ3つの砦の ひとつ、ローウェン砦 に行きゃあいいんだ ダチはそこにいる |
偉い騎士って言ってた けど、本当に? |
なんだよ、ミニス さてはお前 疑ってんのか? |
だって、フォルテって いっつもウソかホント かわからないような話 するんだもん・・・ |
ヒヒヒッ 言われちまったなァ |
普段からおちゃらけて るからだぜェ? |
がーんっ!? |
お前が言うな お前が・・・ |
あんたはどうなのよ あんたは・・・ |
そっ、そんなこと ないですよっ フォルテさん! |
フォルテさんは いつもまじめに・・・ |
まじめに・・・ |
・・・・・・ |
*n1 そこで詰まったら かえって泥沼だぞ? |
*n1 そこで詰まったら かえって泥沼よ? |
ううう・・・っ |
あははははははっ! |
日頃の行いのせいよ? あ・ん・た・のっ! |
へいへい・・・ そんじゃ、きちんと 説明しておきますかね |
シャムロックってのが そいつの名前だ まあ、いわゆる同門の 剣を習った仲だがな |
今は出世して、砦の 守備隊長をしてんだよ |
守備隊長って・・・ つまり、砦で 一番偉いってこと だろっ!? |
守備隊長って・・・ つまり、砦で 一番偉いってこと でしょう!? |
フフーン、まあな どうだ、驚いたか? |
あう・・・・・・ |
とんでもない知り合い をもってるものだな つくづく、君は |
おお、そーだ! 聖女の噂もそいつから 聞いて知ったんだぜ アメル? |
え、そうなんですか? |
こんなに遠くにまで噂 になってたのか・・・ |
ハッ、火種は ここにもって わけかよ・・・ |
どこの世界でも ゴシップはこわいって ことかねえ、まったく |
ちょっとカタブツだが 信用できるヤツだって のは保証するぜ |
フォルテがああまで 言うからには、心配の 必要はなさそうだな |
むしろ心配なのは さっきからずっと 黙ってる・・・ |
フォルテがああまで 言うからには、心配の 必要はなさそうね |
むしろ心配なのは さっきからずっと 黙ってる・・・ |
どうしよう? カイナのこと ルウのこと |
どうしたんだい? 出発してからずっと 黙ってばかりだけど |
どうしたの? 出発してからずっと 黙ってばかりだけど |
えっ? あ、いえ、その・・・ |
今のねえさま、私が 知っているねえさまと ずいぶん感じが違う気 がしたものですから |
ちょっと、驚いて しまって・・・ |
そんなに 違っちゃってるんだ? |
はい、私の知っている ケイナねえさまはミコ として己を高めること を第一にしていて |
必要以上に男の人を 近づけなかったような 御方だったんです なのに・・・ |
あんたは~っ! |
あばっ!? |
あんなに乱暴になって しまって・・・ |
あ、はは・・・ でも、それはケイナが 記憶をなくしてるせい じゃないのかな? |
記憶さえ戻ればきっと 君の知ってるねえさま に戻るはずだよ 心配しなくたってさ |
・・・・・・ でも、それはケイナが 記憶をなくしてるせい じゃないの? |
・・・そうかな? |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
と、とにかくっ 心配いらないって! |
と、とにかくっ 心配いらないわよ! |
だと、いいんですけど |
で、代わりに俺達の ことを忘れちまって めでたし、めでたし と・・・ |
*n1っ!? |
なんだよ、ありえねェ 話じゃねェだろうが |
そりゃ、そうだけど でもな・・・!? |
そりゃ、そうだけど でも・・・!? |
ケッ!それがこわい と思ってるから、あの 弓オンナも不安がって んだろォがよ? |
・・・・・・ |
どうしたんだい? 出発してからずっと 黙ってばかりだけど |
どうしたの? 出発してからずっと 黙ってばかりで |
うん・・・ |
なんだか元気がない みたいだな |
ひょっとして、森の家 のことが気になってる とか? |
なんだか元気がない みたいね |
ひょっとして、森の家 のことが気になってる とか? |
うん・・・・ |
なあ、ルウ それなら無理に俺たち と一緒に来なくても いいんだぜ? |
ねえ、ルウ それなら無理にあたし たちと一緒に来なく てもいいのよ? |
・・・・・・ |
そりゃあ、君みたいに 悪魔に詳しい仲間が いてくれるのは助かる でもさ・・・ |
確かに、あなたみたい に悪魔に詳しい仲間が いてくれるのは助かる けどね・・・ |
・・・・・・ |
そんな都合に君が 無理してつきあう 必要はないって俺は 思うんだ |
そんな都合にあなたが 無理してつきあう 必要はないとあたしは 思うの |
・・・ん? |
だから、俺たちのこと は気にしないで・・・ |
だから、あたしたちの ことは気にしないで |
あれ、*n0 ルウになにか用事? |
へ? |
はえ? |
街道を歩くのって 初めてだけど、本当に 興味深いよね |
生えてる草花だって 森のとは全然違うもの 見てて飽きないわ |
ひょっとして ただ、景色に見とれて いただけ・・・??? |
で、なんの用事? |
いや、いいんだ なんでもない・・・ |
いいの、 なんでもない・・・ |
??? |
さあ、もうすぐだ この丘を越えりゃあ ローウェン砦が見える はずだぜ |
・・・!? |
そんな・・・ どうして、砦が・・・ |
攻撃されてるじゃ ないのさっ!? |
*n0! あいつらの着てる鎧 もしかしてっ!? |
間違いない・・・ 砦を攻めているのは 黒の旅団だ!! |
・・・くっ! |
ちょっと、フォルテっ どうする気よっ!? |
ルヴァイド様 国境の跳ね橋はすでに 我らがおさえました |
そうか・・・ 予定どおりだな |
あとはこの砦にいる 残存部隊を叩けば 作戦完了ですが・・・ |
コチラハ予定ヨリ 遅レテシマッテイル ヨウデスナ |
陽動の効果が薄かった 橋向こうの本隊をおと りに全兵力を吐き出さ せる計画だったが |
敵もさるものだ こちらの意図を看破し すみやかに兵を返した ・・・良将だな |
本隊ニ伝令ヲ送ッテ 挟撃ヲ仕掛ケルコトガ 打開策トミマスガ? |
相手はすでに死兵だ 命を捨てて向かって くることだろう |
勝つことはそれで可能 だが、我が軍の損害も 馬鹿にならん |
しかし、このまま砦に こもられては、らちが あきません! |
わかっている だから、こもられぬ ようにしてやるのだよ イオス |
え? |
砦の長は、戦場の理を 知る人物だ。ならば 俺もその理にのっとり 攻めるとしよう |
そうか・・・ 大絶壁をつなぐ橋は やはり奪われて しまったか・・・ |
部下 |
無念です・・・ まさか敵の一隊がすで に、国境を越えて布陣 していたなんて! |
私の油断だった 皆には、すまないこと をしてしまった |
部下 |
それは違います!? 隊長だからこそ、あの 奇襲の中で、砦を死守 できたんですっ! |
そうかも知れない しかし、同じことだ |
砦を囲まれた今、我ら にできることは降伏か ことごとく討ち死に することだけだ |
いずれにしろ、兵たち には絶望的な選択で しかない・・・ |
部下 |
シャムロック様・・・ |
敵将に告げる! 我はデグレア特務部隊 黒の旅団が総指揮官 ルヴァイドなり!! |
貴殿に同じ騎士として 提案したきことがある 聞く耳を持つならば 姿を見せよ! |
・・・・・・ |
貴殿がこの砦の長か? |
いかにも! トライドラ騎士団所属 ローウェン砦守備隊長 シャムロックだ! |
シャムロック殿よ すでに我がデグレアと トライドラを結ぶ唯一 の橋は占領した |
大絶壁の向こうで待つ 本隊も、我らの合図で 一斉にこちらへ進軍を 開始するだろう |
・・・っ |
もはやその砦にこもる ことなど無意味だ! 三砦都市の守りは既に 崩れ去ったのだ!! |
降伏を認めよう 武器を捨てて、その砦 を渡してはくれぬか? |
提案の意は理解した しかし、それはできぬ 相談というものだ |
トライドラは聖王国を 守護する楯だ。それが 死戦になろうと、戦い を放棄などできん! |
そのために貴下の兵士 をことごとく殺すか? シャムロック!? |
ぐっ・・・! |
とはいえ、貴殿の決意 騎士として当然の道理 俺の本題はここからだ |
貴殿と俺の一騎打ちに よって、この戦いを 決したい! |
・・・!? |
ルヴァイド様っ!? |
騎士の名において誓う 勝敗のいかんに関わる ことなく、砦の兵士に 危害はくわえぬと |
返答はいかにッ!? |
あれは嘘だ・・・ 奴らのやり口を考えれ ば、約束を守るはずが あるものか・・・ |
でも、湿原で囲まれた あの時には、黒騎士は 約束を守ったよ? |
うん・・・ あのひと、うそついて ないよ・・・? |
*n1? |
そうですよ・・・ あの人は嘘は一度も ついてないです |
あの時とは状況が違う 彼らはもう戦争を覚悟 して動いてるんだ |
たしかにな・・・ だが、今度もそうだと いう保証はねえ |
あんたの友達はそれが わかんない男じゃない んだろ、フォルテ? |
・・・ああ |
あいつはわかってる けどな、わかっていた としても・・・ |
あっ!? |
・・・部下の命の保証 偽りはないだろうな? |
俺も兵を率いる将だ 貴殿の意を踏みにじる つもりはない |
ならば、お相手しよう トライドラ騎士の剣技 しかとその目に刻み つけられよ!! |
存分に楽しめることを 願うぞ! |
ああいう男なんだよ あいつは! |
部下を駒として見られ ない男なんだ・・・ 騎士に向かないほどに 優しすぎんだよッ! |
フォルテさん・・・ |
彼ノ行動ハ、明ラカニ 自殺行為デス。ナンノ 利益モ生ミマセン |
ドウシテ、アノヨウナ コトガデキルノデスカ あるじ殿? |
人間だから・・・ |
? |
感情をもっている人間 だから、あんなことを してしまうんだよ |
感情をもっている人間 だから、あんなことを してしまうのよ |
人間ノ・・・ 感情・・・??? |
ケッ、あの野郎 ここで死ぬ気だな? |
ニンゲンってのは これだから、バカだ ってェんだよ |
死んだら、終わりだ ってェのによ・・・ |
見上げた人物だ しかし、それだけに 哀れすぎる |
やりきれねえよな たしかに・・・ |
どうしよう? 一騎うちを止める 動向を見守る |
悪いが、オレは行くぜ このままあいつを 見殺しにはできねえ |
待つんだ、フォルテ! 君が出ていったって どうにもならない |
待って、フォルテ! あなたが出たって どうにもならないわ |
やってみなけりゃ わかんねーだろうが! |
落ちつきなさいっ! フォルテ!? あんたらしくないわよ |
二人を囲む軍勢を見ろ 決闘に邪魔が入るのを 見逃すほど甘くはない |
だから・・・ 見捨てろってーのか! おいッ!? |
あの人は絶対に殺させ たりしないわ。相棒の 友達なら、私にとって も友達だもの! |
ケイナ、おまえ・・・ |
ねえさま・・・ |
それにこの立ちあいは まだ、尋常のもので ござる |
そこに割って入るのは シャムロック殿に汚名 を着せることになりは しないか? |
・・・っ |
俺たちが動くのは 決着がつくその時だ |
こらえてくれ フォルテ・・・ |
あたしたちが動くのは 決着がつくその時よ |
がまんして フォルテ・・・ |
・・・くそおっ! |
二人を止めよう! もしシャムロックが ルヴァイドに勝ったと したって・・・ |
イオスたちが黙ってる はずがないんだ 彼は殺されてしまう! |
二人を止めましょう! もしシャムロックが ルヴァイドに勝ったと したって・・・ |
イオスたちが黙ってる はずがないわ! 彼は殺されてしまう! |
君はバカか!? せっかくふりきった 奴らの前に、わざわざ 姿を見せる気か!? |
だからって、フォルテ の友達を見殺しに なんてできないよ!? |
だからって、フォルテ の友達を見殺しに なんてできないでしょ |
*n0 おまえ・・・ |
あたしも同じです あの人を見殺しにして まで、自分の安全を とりたくなんかない |
ぐ・・・ |
行こう、フォルテ! |
ああ・・・! ありがとよ、みんな! |
その決闘、悪いが 邪魔させてもらうぜ! |
ぬうっ・・・!? |
フォルテ様!? 貴方が、どうして こんなところにっ!? |
なーに、そいつには オレも色々とあってな |
お前だけに斬らせる わけにゃいかんのさ シャムロック! |
決闘を愚弄する気か 貴様らッ!? |
そんな理屈は俺たちに 通じないぞ! あんたたちのやり方は よく知ってるんだ |
任務のためなら どこまでも非情になる のがお前たちの流儀 じゃないか!? |
そんな理屈はあたし たちに通じないわ! あんたたちのやり方は よく知ってるもの! |
任務のためなら どこまでも非情になる のがあなたたちの流儀 じゃないの!? |
そうやって油断させた 相手をまた、皆殺しに する気ですか・・・? |
僕たちの村を滅ぼした 時のように!! |
都合のいい時だけ 騎士の理屈を振り回す んじゃねえ!! |
女子供も残らず殺して みせたお前に、騎士を 名乗る権利なんかあり はしねえんだよッ! |
・・・!! |
ルヴァイド殿!? まさか、貴殿は・・・ |
我ガ将ヲ、ソレ以上 愚弄スルナッ!! |
出てきたわよ 機械兵士たちが! |
あわわわっ! こ、これが戦争って ものなの~っ!? |
殺すな、ゼルフィルド むしろこれは好機! |
なんとしてでも聖女を 捕らえろ!デグレア の勝利を不動のものと するために!! |
承知シタ!! |
兵士 |
ぎゃあああ~っ!! |
!? |
兵士 |
う・・・ああ・・・っ |
なによ、この傷!? まるで獣にやられた みたいな・・・ |
しっかり!しっかり してくださいっ!? |
兵士 |
シャ・・・ロック さ、ま・・・ |
兵士 |
バケモノ・・・っ とりで・・・ みな・・・死・・・! |
なんだ・・・ このイヤな感じは? |
耳鳴りがする・・・ 森で感じたあの音に すごく似て・・・ まさか!? |
なに・・・ このイヤな感じは? |
耳鳴りがする・・・ 森で感じたあの音に すごく似て・・・ まさか!? |
すさまじい邪気を 砦の中から感じます これは・・・! |
あるじ殿、れーだー ニ無数ノ熱反応! |
なんだって! |
なんですって! |
コレハ・・・ 人デハ、ナイ!? |
おお、こりゃかなりの 邪気だぜェ、ニンゲン |
しかも、ケダモノ くせえときてやがる! |
けもの・・・ |
けものが・・・ *n1たち たべにくるの・・・ |
こわいよぉ・・・ おにいちゃんっ! |
こわいよぉ・・・ おねえちゃんっ! |
あそこだ! 砦の上だよっ!? |
キャハハハハハッ! |
ねェねェ、いつまで 遊んでるつもりなのォ ルヴァイドちゃ~ん? |
・・・ビーニャ? |
なにをしている!? 貴様には、本隊と共に 待機を命じたはず!! |
だーってェ・・・ ルヴァイドちゃんが あんまり待たせるんだ ものォ・・・ |
だからァ・・・ ほォらっ♪ |
魔獣 |
ギャオォォォォッ!! |
兵士 |
ひっ、ひぎゃあぁぁ! |
手伝ってあげたよっ キャハハハハッ! ほめて、ほめてェ? |
馬鹿な・・・ 勝手なことをっ!? |
ひゃあ、えげつねェ ことしやがるよなァ あのオンナ・・・ |
なんてことを・・・ ひどすぎますっ!? |
ひどいですのっ!? こんな、こんなのって ないですのぉ・・・ |
・・・・・・ |
約束が違うぞ・・・ ルヴァイド・・・? |
・・・・・・ |
キャハハハッ! みィんな、アタシの 魔獣が食べちゃうよォ キャハハハハッ!! |
ルヴァイドォォォォォ ォォォォォッ!! |
許せない・・・っ!! |
許せないっ!! ビーニャのやり方が ルヴァイドの嘘が |
これがお前のやり方か ルヴァイド!? |
これがあなたの やり方なのっ ルヴァイド!? |
・・・! |
砦の兵士の目を決闘に 引きつけて、無防備に なったところを別動隊 に襲わせる・・・ |
実に効果的な作戦だ レルムの村を焼き討ち した貴方らしい!! |
この卑怯者がッ!! |
違うっ! ルヴァイド様はそんな 命令など絶対に・・・ |
やめろ、イオス! |
しかし! |
非はこちらにある 部下の暴走を防ぐこと ができなかったのは 俺の責任だ・・・ |
でもっ!? あいつの不始末の責任 は、貴方ではなく別の 人間が・・・ |
言うなッ!! |
ルヴァイド・・・ さま・・・ |
いずれにしろ、この 勝負は無効ってこった 来い、シャムロック! |
え・・・? |
なんにもならね-かも しれないけどよ・・・ 部下のカタキぐらいは とってやろうや |
!! |
手伝うぜ、な? |
俺も戦うよ・・・ あいつのしたことは 絶対に許せない! |
あたしも戦うわよ あいつのしたことは 絶対に許せない! |
僕も同じ気持ちです どうか、手伝わせて ください |
・・・わかりました |
私に、みなさんの力を 貸してください! |
キャハハハハッ! いいよォ、アンタたち も遊びにおいで・・・ |
アタシのおもちゃに してあげる。壊れる まで遊んであげるよォ キャハハハッ!! |
あーあ! つまんないなァ こんなに簡単に倒され ちゃうなんてさァ |
アンタたち、弱すぎ! このっ!このォッ! |
魔獣 |
ギャフッ! ギャフゥゥゥン!! |
ちょっと、アナタっ! そのコたち、アナタが 召喚したんでしょ!? |
そーだよォ? だから、アタシがなに したって自由・・・ キャハハハハッ! |
無茶苦茶だわ!? あのコ、本当に召喚獣 を遊び道具としか 思ってない・・・ |
いや、違うよ・・・ 自分以外の全てのもの が、こいつにとっては おもちゃなんだ!! |
無茶苦茶よ!? あの子、本当に召喚獣 を遊び道具としか 思ってない・・・ |
いや、違う・・・ 自分以外の全てのもの が、あの子にとっては おもちゃなんだ!! |
キャハハハハッ!! |
お願いですっ もう、もう・・・ |
やめてあげて くださいっ!! |
なによぉ、アンタ 偉そうに私に命令 する気なのォ? |
お願いしますっ! これじゃ、これじゃ かわいそうすぎます! |
やーよ! だって、役立たずな こいつらが悪いん だもんねェ・・・ |
魔獣 |
ギャフッ! ギャフゥゥゥン!! |
キャハハハハッ!! |
そうやって・・・ 私の部下を殺した時も お前は笑っていたと いうのか!? |
当然でしょォ? だって楽しいんだもん |
おのれェェェェッ!! |
おっとっと! |
ふーん、そっかァ アタシみたいな子供に 本気で剣を振るうんだ アンタは・・・? |
でもダァメ!アタシ 壊すのは大好きだけど 壊されるのはヤなの だからァ・・・ |
いけない!? そこから逃げてっ!! |
アンタが壊れちゃい なァァァァッ!! |
シャムロック |
ぐああああっ! |
シャムロックさん! |
キャハハハハハッ! アハハハッ! アーハッハッハ!! |
なんなのよ、あの子 あたり構わず召喚術を 撃ちまくって・・・ |
無茶苦茶だよっ!? |
ビーニャ、やめろ! ルヴァイド様の命令に 従うんだ!! |
やーだよーっ! だってェ、ルヴァイド ちゃんって、とっても アマアマなんだもん |
このまま一気にさァ トライドラまで攻め ちゃおっかな・・・ うふふ、楽しそう |
ビーニャ!! |
我ガ将ヨ、コノ始末ハ イカニ・・・? |
個人の暴走で今後の 作戦に支障を出すこと はまかりならぬ・・・ |
ゼルフィルド、イオス あの小娘を止めろ 手荒にしても構わぬ! |
御意! |
仰せのままに! |
とばっちりを受ける 前に、脱出するぞ ニイさんの手当ては それからだ |
さあ、シャムロック オレの肩につかまれ しばらくの辛抱だ |
は、い・・・ フォルテ、さ・・・ |
ここまで離れれば 大丈夫だろう やつらも、追ってくる 様子はない |
とはいえ、相手が 相手だからな 油断は禁物だよ |
どうかな・・・ 相手が相手だけに 油断は禁物かも |
とりあえず、アメル 今のうちに シャムロックさんの 傷の手当てを |
はいっ |
それが済み次第 すこしでも遠くに |
離れよう |
離れましょう |
それにしても、あの ビーニャって召喚師 あれだけ召喚術を乱発 できるなんて・・・ |
ええ、あれだけの数の 魔獣を使役できる力 とても尋常のものとは 思えません |
・・・間違いないな |
ああ、だろうな 俺様も多分お前さんと 同じことを考えてるぜ |
あのビーニャという 召喚師、スルゼン砦を 壊滅させたガレアノの 同類に違いない |
ガレアノって・・・ キミたちが戦ったって 言ってた、屍人を操る 召喚師のこと? |
そんなバカな!? |
そんな、嘘でしょう! |
僕だってそう思う だがな・・・ |
だが、そう考えれば 屍人使いがスルゼン砦 を滅ぼした理由が説明 できるんだ |
あの二人をつなぐ 共通項は多分・・・ |
黒の旅団の一員 デグレアの侵略の布石 ということですか |
黒の旅団の一員か なるほどな・・・ そういうことかよッ! |
ぐ・・・・・・ |
おい、シャムロック! しっかりしろ!? |
大丈夫です 今までの疲れで、気を 失っただけです でも・・・ |
肉体以上に、この人の 心は傷ついてました それが、心配です |
ちゃんとした場所で 休ませる必要があるで ござるな |
そうだな・・・ |
そうよね・・・ |
気を失ったシャムロックさんを 背負うフォルテに続くように 俺たちは陥落したローウェン 砦から落ち延びていった |
黒の旅団は追ってこなかった |
それが混乱によるものなのか それとも黒騎士の意志による ものなのか、それはわからない |
ネスは言う 屍人を使うガレアノも 魔獣を操ったビーニャも おそらく同じ仲間であろうと |
確証はない けれど、俺たちはみんな それが本当であることを肌で 感じていた |
そして、もうひとつ はっきりとわかるのは デグレアがその戦意を もはや剥き出しにしたこと |
戦争が始まろうとしていた |
シャムロックさんは 気を失っていた |
フォルテの大きな体が それを背負ってた |
私達は必死になって逃げた ローウェン砦から・・・ |
とにかく必死だった |
逃げることができたのは 偶然なのか、それとも 黒騎士の罪の意識なのか 私には分からなかった |
考えると気分が悪くなった |
それは今のことを 考えようとすると、かならず ビーニャとガレアノのことが 思い浮かぶから・・・ |
あの二人は、間違いなく 同じ仲間・・・ |
間違いないと思う |
彼らは戦争にも荷担してる デグレアの先兵として・・・ |
よりいっそう気分が悪くなる |
戦端の足音は そこまで来ていたから・・・ |
やれやれ、これでまた 黒の旅団に手がかりを 与えることに なってしまったな |
そういうけどさ、もし ネスが言うとおり ガレアノとビーニャが 同類だとしたら |
どっちみち、俺たちの 動きはあいつらに 筒抜けだったってこと になるじゃないか? |
そういうけどさ、もし ネスが言うとおり ガレアノとビーニャが 同類だとしたら |
どっちみち、あたし たちの動きはあいつら に筒抜けだったってこ とになるじゃない? |
ふむ・・・ それもそうか |
どうやら、僕たちと 連中の間には、よほど の巡り合わせがある らしいな |
腐れ縁ってやつだな? |
厄介なことだよ 腐れ縁など、ひとつで 充分だというのに |
なあ、ネス その腐れ縁ってのは もしかして・・・ |
ねえ、ネス その腐れ縁ってのは もしかして・・・ |
僕の口から言わせる つもりか? はっきりと? |
・・・・・・ |
正面から攻めてこないぶん こっちの腐れ縁のほうが 厄介な気がしてきたぞ・・・ |
正面から攻めてこないぶん こっちの腐れ縁のほうが 厄介な気がするわね・・・ |
ここまで、あたしの噂 が広がっているなんて 思いもしませんでした |
俺はフォルテから聞く まで、全然知らなかっ たけどさ |
それは聖王都がやたら 広い街だったせいなの かもしれないな |
あたしはフォルテから 聞くまで、全然知らな かったわよ |
それは聖王都がやたら 広い街だったせいなの かもしれないわね |
噂が広がった原因には 心当たりがあるんです |
村の人たちは、みんな 聖女の癒しを求めて やってくる旅人からの 収入で |
貧しい村の生活が 変わるのではないかと 信じてましたから |
村人たちが、宣伝して いたってことか・・・ |
村人たちが、宣伝して いたってことね・・・ |
今にして思えば おじいさんが心配した のは、このことだった のかもしれません |
噂を聞きつけて来る人 たちが、必ずしも村に 幸福をもたらすとは 限らないって・・・ |
今になってから わかっても、しかたの ないことですけど |
ちょっと、くやしい ですよね・・・ |
・・・・・・ |
高い代償だったよな たしかに・・・ |
高い代償だったわね たしかに・・・ |
人間の感情を理解 したいだって!? |
人間の感情を理解 したいって、本気!? |
ハイ、是非 ソウシタイノデス |
あるじ殿ノ決断ハ 自分ノ見地ニヨルト 時ニ、理解ニ苦シム モノガアリマス |
論理的ニ破綻シテ イタリ、非生産的ナ モノダッタリ・・・ |
うう・・・っ |
あのね・・・っ |
デスガ、護衛獣トシテ あるじ殿ノ思考ヲ理解 デキヌコトハ、致命的 ナ問題デス |
そのために、人間の 感情を理解する必要が あるってことか・・・ |
そのために、人間の 感情を理解する必要が あるってこと・・・ |
是非、ゴ教授ヲ! |
そうは言われてもなあ *n1 |
感情ってのは、言葉の とおり「感じる」もの なんだよ |
人それぞれに感じ方は 違うし、説明なんて できっこないんだ |
そうは言われてもねぇ *n1 |
感情ってのは、言葉の とおり「感じる」もの なのよ |
人それぞれに感じ方は 違うし、説明なんて できっこないわ |
・・・・・・ |
そう、落ちこむなよ? 他人が教えることは できないけど・・・ |
*n1が 自分で見つけることは できるかもしれないぜ |
そう落ちこまないで? 他人が教えることは できないけど・・・ |
*n1が 自分で見つけることは できるかもしれない |
自分デ・・・ 見ツケル・・・? |
ああ、まずは頭の中に 入ってきたことを そのまま受け止める ことかな? |
その時、自然にふっと わいてくるもの それを見つめてみれば きっとわかってくる |
ええ、まずは頭の中に 入ってきたことを そのまま受け止める ことよ? |
その時、自然にふっと わいてくるもの |
それを見つめてみれば きっとわかってくるわ |
自然ニ、デスカ・・・ |
ああは言ったけど 機械兵士のあいつには かなり難しいことかも しれないなあ・・・ |
ああは言ったけど 機械兵士のあいつには かなり難しいことかも しれないわね・・・ |
あのビーニャとかいう ガキといい、その前の ガレアノといい |
連中の暴れっぷりは 悪魔のオレから見ても 呆れちまう・・・ 無茶苦茶すぎらァ |
*n1でも そう思うのか? |
*n1でも そう思うの? |
おい、コラ・・・ 「でも」ってのは なんだよッ、「でも」 ってのはよォ? |
だって、悪魔ってのは ああいうことを好む もんじゃないのか? |
だって、悪魔ってのは ああいうことを好む もんじゃないの? |
まァ、そりゃ 否定はしねェがよ |
けどな、あんな調子で ばかすかニンゲン殺す のは、もったいねェっ てもんだぜ・・・ |
? |
低脳なテメエにも わかるように説明する とだなァ・・・ |
あっさり殺すよりも とりついて、じわじわ いたぶっていくほうが |
悪魔にとっては うま味があるんだよ |
・・・!? |
その時々にニンゲンが 吐き出す、様々な感情 を味わいつくすのが 醍醐味なのさ |
断末魔の苦しみだけを 食い散らかすってェの は、下の下なんだよ |
な、なるほど・・・ |
なんか、とんでもないことを 力説されちまったような 気がするよ |
なんか、とんでもないことを 力説されたような気がするわね |
かわいそう・・・ だったね・・・ |
ああ、約束を裏切られ たんだ・・・ |
死んだ砦の人たちも シャムロックさんも すごく無念だと思うよ |
ええ、約束を裏切られ て・・・ |
死んだ砦の人たちも シャムロックさんも すごく無念だと思う |
ちがうの・・・ |
*n1が いってるのは・・・ あのひとのこと・・・ |
ひょっとして ルヴァイドのことか? |
ひょっとして ルヴァイドのこと? |
・・・(こくん) |
あのひと・・・ なんにもいわなかった けど・・・ |
すごく、かなしんでた やくそく・・・ まもれなくて・・・ |
*n1には わかるの・・・ きょうのあのひとは |
つめたいかげじゃ なかったから・・・ だから、わかるの |
*n1には 悪いけど・・・ |
俺には、とても 信じられないよ |
だって、あいつは 俺たちの前で、レルム の村を焼き払ってみせ たんだぞ・・・ |
*n1には 悪いけど・・・ |
あたしには、とても 信じられない |
だって、あいつは あたしたちの前で、 レルムの村を焼き払っ てみせたのよ・・・ |
・・・・・・ |
あんな虐殺をした男が 今さら、そんなことで 悲しむはずなんてある もんか・・・ |
あんな虐殺をした男が 今さら、そんなことで 悲しむはずなんてある のかしら? |
こんなことを言うのは 間違ってるのかも しれませんけど・・・ |
あのビーニャって人に 呼ばれた召喚獣たちが ボクは、かわいそうだ と思うんです |
呼ばれる立場のボク たちには、仕える相手 を選べないですから |
うん・・・ |
ええ・・・ |
ボク、思ったんです ご主人さまに召喚して もらえて、本当に よかったって・・・ |
ご主人さまは、ボクを モノじゃなくて ヒトとして見てくれる |
これって、召喚獣に とって、すごく幸せな ことなんじゃないん でしょうか? |
*n1 その考えは間違いだと 俺は思うぞ |
*n1 その考えは間違いだと あたしは思うわ |
え・・・? |
特別なことなんかじゃ ない。本当ならそれが 当たり前のはずなんだ |
この家に暮らすルウを 見れば、わかるだろ? 彼女は召喚獣と家族 みたいに暮らしてる |
ミニスだって・・・ ううん、カイナや 先輩たち、ネスティも きっと・・・ |
召喚獣をモノだなんて 思ったりしてない ビーニャみたいなのが 間違ってるんだ |
特別なことなんかじゃ ない。本当ならそれが 当たり前のはずなのよ |
この家に暮らすルウを 見れば、わかるよね? 彼女は召喚獣と家族 みたいに暮らしてる |
ミニスだって・・・ ううん、カイナや 先輩たち、ネスティも きっと・・・ |
召喚獣をモノだなんて 思ったりしてない ビーニャみたいなのが 間違ってるのよ |
ご主人さま・・・ |
だから、感謝なんか しなくたっていいんだ |
これが俺たちの 当たり前の関係なんだ からさ? |
だから、感謝なんか しなくたっていいのよ |
これがあたしたちの 当たり前の関係なのよ |
はい、でも・・・ |
やっぱり、ボクは ご主人さまに呼ばれて 幸せだと思いますっ |
・・・ありがとう *n1 |
こんな当たり前のことを 忘れてる召喚師たちが どれだけたくさん いるんだろう・・・ |
こんな当たり前のことを 忘れてる召喚師たちが どれだけたくさん いるんだろう・・・ |
はいけい、マスター モナティですの |
カイナさんたちと あったって、まえの てがみで、かきましたよね? |
あれから、すごく おどろくことが ありました |
*n0さんの なかまの、ケイナさん というかたが、なんと |
カイナさんの おねえさんだったんですの!! |
シルターンにいたはず の、おねえさんが どうしてこんなところ にいるのか |
それはわかりません |
ケイナさんが、じこで きおくをなくしている からです・・・ |
モナティさん そこからは、私から 説明させてください |
はいですのーっ |
そういった理由で 勝手ながら、しばらく 私は、ねえさまたちと 行動いたします |
側にいれば、記憶を 取り戻す助けになれる かと思うのです |
カイナのわがままを どうかお許しください |
・・・というわけです |
モナティからも おねがいします |
どうか、カイナさんを しからないであげて ください |
それでは、また おてがみいたしますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
悪かったな? ちょいと顔を出すだけ ですむ用事だったのが |
こんな大騒ぎになっち まってさ |
気にすることないよ |
気にしないでよ |
シャムロックにはな オレ、色々と借りが あるもんでな |
借りって? |
ふっふっふ・・・ 聞きたいか? |
修業時代の門限破りを 星の数ほど 手伝わせたってのを 筆頭に・・・ |
ムカつく先輩を闇討ち にする助っ人させたり 酒場で酔いつぶれた時 に迎えに来させたり |
ああ、そういえば 家出してすぐの時も あいつの部屋に転がり こんだっけか・・・ |
なんか、それって 一方的にフォルテが 迷惑かけっぱなしって いうんじゃ・・・ |
なんか、それって 一方的にフォルテが 迷惑かけっぱなしって いうんじゃ・・・ |
だから「借り」って 自覚してるだろうが? |
お前だって、ネスティ 相手に、似たような 借りを作ってるんじゃ ねーのかぁ? |
う・・・っ!? |
あはは・・・っ!? |
で、でもっ! フォルテほど破天荒な ことしてないと思うぞ ・・・たぶん |
で、でもっ! フォルテほど破天荒な ことしてないと思う ・・・たぶん、ね |
どう、ケイナ すこしはカイナさん と話ができたか? |
どう、ケイナ すこしはカイナさん と話ができた? |
それなんだけどね |
正直なところ・・・ 自分でもまだ状況に ついていけてないのよ |
だって、いきなり 「ねえさまっ」なんて 呼んでもらっても |
覚えていないんだもの どう接したらいいのか わかんないわ |
そっか・・・ たしかにそうだよな |
そっか・・・ たしかにそうだよね |
あの子が私のことを 本当に慕ってくれてる のがわかっちゃうから 余計につらいのよね |
思い出してあげられ ない自分が、なんだか 悪いことしてるみたい な気がして |
自己嫌悪・・・ |
あんまり、慌てない ほうがいいのかも しれないよ |
無理して妹だって 思うより、まずは仲間 として、接してみたら どうかな? |
あんまり、慌てない ほうがいいのかも しれないわよ |
無理して妹だって 思うより、まずは仲間 として、接してみたら どう? |
仲間として、か・・・ |
うん、それだけでも きっと、カイナさんは 喜ぶと思うよ |
うん、それだけでも きっと、カイナさんは 喜ぶと思うの |
うん・・・ とりあえず、そこから 始めてみるわ |
うち解けていけば きっと、自然に記憶も 戻るんじゃないかな? |
あのビーニャという 召喚師のとった行動は |
どうやら、ルヴァイド の意図していたものと 違っていたようですね |
ロッカも、気がついて いたんだ? |
ええ、途中で・・・ |
あれが内部分裂で なかったなら、他の敵 が僕たちに手を出して いたはずですもの |
すくなくともあの時 シャムロックとの約束 をルヴァイドは守ろう としたわけか・・・ |
すくなくともあの時 シャムロックとの約束 をルヴァイドは守ろう としたわけね・・・ |
ですが、そのことで 僕があの男を評価する つもりはありません |
あの男がレルムの村で 虐殺を行ったことは 事実ですから! |
いくら騎士として 正しい振る舞いをした ところで、なんの意味 もないですよ・・・ |
ロッカ・・・ |
非情さと高潔さ・・・ 相反するどちらが黒騎士の 本質なんだろうか・・・? |
非情さと高潔さ・・・ 相反するどちらが黒騎士の 本質なんだろう・・・? |
結局、あの騎士も まんまとハメられた ってワケだ |
あの野郎・・・ッ! つくづく、ムカつく ようなことばかり しやがって!! |
でも、リューグ ビーニャが攻撃を 始めたあの時・・・ |
イオスたちは はっきりと命令違反 だって叫んでたぜ? |
イオスたちは はっきりと命令違反 だって叫んでた |
ハッ! そんなもの 事前に芝居を決めて おきゃあ、どうとでも なるだろうがッ!? |
芝居・・・ |
部下の暴走だってこと にしちまえば、自分の 名に泥をかぶる必要も ねえ |
あの野郎の考えそうな ことだぜ・・・ |
本当に、リューグが言うように 芝居だったんだろうか? |
本当に、リューグが言うように 芝居だったのかしら? |
あのビーニャって 召喚師、いったいなに 考えてるのよっ!? |
自分で呼んだ召喚獣を いたぶるなんて・・・ |
うん、俺もあれは ひどいと思ったよ |
たしかに俺たちは 誓約によって、召喚獣 に服従を強制させてる けど・・・ |
だからって、一方的に 無理な要求をするのは 間違ってると思う |
ええ、あたしもあれは ひどいと思った |
たしかにあたしたちは 誓約によって、召喚獣 に服従を強制させてる けど・・・ |
だからって、一方的に 無理な要求をするのは 間違ってると思う |
そうだよね・・・ |
よーしっ、今度 アイツが同じこと したら、私、絶対に 許さないんだから! |
*n0も その時は、アイツを やっつける手伝いを してよねっ!? |
ああ、わかったよ 約束だ・・・ |
ええ、わかったわ 約束よ・・・ |
ビーニャのやり方を 認めるわけには いかないもんな! |
ビーニャのやり方を 認めるわけには いかないもんね! |
あれが、あんたたちの 言っていた、黒の旅団 の連中なんだね |
ああ、そうだよ |
ここまでは、うまく 目をくらましてこれた みたいだけど |
今日のことで、また 俺たちは狙われること になるだろうな・・・ |
どうする、モーリン? |
今ならまだ、君は 無関係なままで いられるんだぞ? |
ええ、そうよ |
ここまでは、うまく 目をくらましてこれた みたいだけど |
今日のことで、また あたしたちは狙われる ことになるわね・・・ |
どうする、モーリン? |
今ならまだ、モーリン は無関係なままで いられるのよ? |
はん!バカなこと 言ってんじゃないよ? *n0 |
たしかに、あいつらは あたいが思ってたより ずっと物騒な相手さ それは認めるよ |
けどね、だからって あたいは尻尾をまいて 逃げたりしないよッ! 見損なわないどくれ |
モーリン・・・ |
なぁに、あたいは もともと海賊相手に 一人でケンカやってた 女なんだよ? |
自分のことは自分で ちゃんと面倒みれるさ だから・・・ |
ついてくるな、なんて 言わないどくれよ? 頼むからさ |
うん・・・ わかったよ、モーリン |
それじゃ、これからも よろしく頼むぜ? |
ええ・・・ わかったわ、モーリン |
それじゃ、これからも よろしく頼むわよ? |
あいよっ! |
心配するまでも なかったみたいだな モーリンは・・・ |
心配するまでも なかったみたいね モーリンは・・・ |
黒騎士とやらの剣術 このたび、初めて目に したのだが・・・ |
伝え聞いたとおり 相当のもので ござったな |
カザミネさんから 見ても、やっぱり そうなんだ・・・ |
拙者の知っておる騎士 たちも、かなりの腕を もつ者たちだったが |
それらとはまた異質な 剣でござった あえて名づけるならば |
捨て身の剣・・・ |
捨て身の剣? |
敵の剣が届くより先に 必殺の一撃を叩きこむ 前提で、初めて成立 する剣理でござる |
それって、つまり 一撃で必ず相手を倒す ってことだろう!? |
そんなの、絶対に 無理だよ・・・ |
それって、つまり 一撃で必ず相手を倒す ってことでしょう!? |
そんなの、絶対に 無理よ・・・ |
そのとおりでござる だが、常にその気概で 振るわれ続ける剣は |
どとうのごとく相手を 襲い続けるであろうな |
・・・!! |
恐ろしいのは、それを 実行しうる、あの男の 精神力でござる |
なにが、あの男を そこまでの境地へと 昇らせたのやら・・・ |
黒騎士をそこまで 駆り立てるものって なんなんだろう? |
黒騎士をそこまで 駆り立てるものって なんなのかしら? |
で、砦を攻めてた あいつらが、アメルの 嬢ちゃんを狙ってる 連中ってわけだ |
ええ、そうです |
ここまでは、うまく 目をくらましてこれた みたいですけど |
今日のことで、また 俺たちは狙われること になると思います |
どうしますか? レナードさん |
今ならまだ、貴方は 無関係なままで いられるんですよ? |
ええ、そうです |
ここまでは、うまく 目をくらましてこれた みたいですけど |
今日のことで、また あたしたちは狙われる ことになると思います |
どうしますか? レナードさん |
今ならまだ、貴方は 無関係なままで いられるんですよ? |
・・・・・・ |
お前さんの兄弟子が 言ってただろうが |
あのビーニャとかいう クレイジーな小娘と 俺の雇われ先を台無し にしたガレアノは |
同じ根っこで つながってるかも しれねえんだぜ? |
だとすりゃ、とっくに 俺様も無関係じゃあ なくなってるわけだ わかるだろ? |
それじゃあ・・・? |
おうよ、このまま 捜査続行させてもらう に決まってるぜ |
なぁに、ちっとばかし リスクは高いかも しんねえが・・・ |
見知らぬ世界で細々と 暮らすよりは、こっち のほうがよっぽどマシ ってもんさ |
心配するまでも なかったみたいだな レナードさんは・・・ |
心配するまでも なかったみたいね レナードさんは・・・ |
禁忌の森ほど 恐ろしい場所は ないって思って いたけど |
森の外のほうが よっぽど物騒な気が してきたわ |
そりゃ、いきなり 戦争してる場面に 出くわしたから だって・・・ |
そりゃ、いきなり 戦争してる場面に 出くわしたから だって・・・ |
でもっ、あんなに たくさんの人を まとめて見たのって 初めてだったのよ |
街に行けば、もっと たくさんの人がいる わけでしょう? |
まあ、そうだけど |
あーっ、どうしよう? 考えただけで めまいがしそうだわ |
どうしようって 別に、普通にしてれば いいんだけど・・・ |
どうしようって 別に、普通にしてれば いいんだけど・・・ |
うーん・・・ |
なんだか変な具合に 緊張してるけど 大丈夫かなあ??? |
なんだか変な具合に 緊張してるけど 大丈夫かなあ??? |
ここのみなさんは 本当にいい人たち ばかりですね |
トライドラへ向かう 道すがら、色々な人が 私に話しかけて くれました |
きっと、黙ってる私を 心配してくださったん でしょうね・・・ |
うん、そうだと思うよ なんだかんだいって みんな、優しい連中 ばかりだからさ |
・・・って、俺が 言ったら、説得力が なくなるかな? |
ええ、そうだと思う なんだかんだいって みんな、優しい連中 ばかりだから |
・・・って、あたし が言ったら、説得力 にかけるわね? |
うふふ、そんなことは ありませんよ |
ちょっと安心しました |
ねえさまが、貴方たち |
ねえさまが、貴女たち |
みたいな方々と一緒に 過ごしていたことに |
え? |
私が知ってる場所と よく似たあたたかさが この場所にはあるから |
カイナさん・・・ |
私も・・・ みなさんのお仲間に 入れてもらえますか? |
外から来たお客様じゃ なくて、みなさんと おつきあいさせて ほしいんです |
うーん・・・? 俺たちはとっくに そのつもりだったん だけど・・・ |
えーと・・・? あたしたちはとっくに そのつもりだったん だけど・・・ |
でしたら、これからは 私のことも、カイナと 呼んでくださいませ |
「さん」づけじゃ 他人行儀ですよ? |
あ、ひょっとして 気にしてた? |
・・・ちょっぴり |
ごめん、ごめん それじゃ、これからは そうさせてもらうよ カイナ? |
ごめん、ごめん それじゃ、これからは そうさせてもらうわ カイナ? |
ええ、あらためて よろしくお願いします *n0さん |
って、自分は「さん」 づけなのな・・・ |
って、自分は「さん」 づけなのね・・・ |
まあ、いっか? カイナは、もともと このしゃべり方が普通 みたいだし・・・ |
scn112
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
う・・・ |
あ・・・ きがついた・・・ |
あ、ご主人さまっ 目を覚ましましたよ シャムロックさん! |
おお、シャムロック 心配させやがって!! |
あつっ・・・!? |
ちょっと、フォルテ いきなり大声出しちゃ ダメだってば! |
あ、わ、わりィ・・・ |
大丈夫ですか シャムロックさん? |
大丈夫ですか シャムロックさん? |
ああ、大丈夫 ちょっと頭に響いた だけだから |
それより、ここは? |
ルウの家のベッドよ 気絶した貴方をみんな でここに運んできたの |
勝手だとは思ったけど あの場所じゃ、安心 して休んでもらえない と思ったから |
勝手だとは思ったけど あの場所じゃ、安心 して休んでもらえない と思ったから |
僕たちの疲労も相当の ものだったからな 戦場に留まることは 無理だったろう |
戦場・・・ そうだ!? 砦は、ローウェン砦は あれからいったい? |
私の他に生き残った 者はどこへ!? |
それは・・・ |
・・・・・・ |
ダメ、でしたか・・・ やはり・・・ |
私たちもできる限りは 生き残りを探そうと したんだけど・・・ |
全滅、と判断するしか ないあり様だった |
すまねえ・・・ |
仕方のないことです 貴方がたのせいでは ありません |
それに、あの状況から 不甲斐ない私を救って くれただけでも、感嘆 すべきことですよ |
さすがは、フォルテ様 のお側に使える従者の 方々ですね? |
なに・・・? |
フォルテ・・・ |
「さま」~~っ??? |
あわわわわぁ~っ!! |
砦の守備隊長さんが とっても偉い騎士様が 敬語を・・・? |
こ、こいつってば 起きたばかりで、頭の 調子が今ひとつっぽい みてーだなっ!? |
なにをおっしゃってる のですか? 私なら、もう・・・ |
あいたっ!? |
いーから、話をオレに あわせろっ! |
ちょっと、フォルテっ 怪我人になにすんのよ |
な、なんでもねーって と、とにかく、オレは こいつを落ち着かせる から・・・ |
お前ら、しばらくこの 部屋から出ててくれっ な?なっ!? |
ちょ、ちょっと・・・ なんなんだよ!? |
ちょ、ちょっと・・・ なんなのよ!? |
なによ、あいつ 身勝手ねえ・・・ |
まあ、彼なりに事情が あるんだろうな 任せておくとしよう |
何か悪巧みしてるだけ の様だけど・・ |
何か悪巧みしてるだけ の様なんだけど・・ |
シカシ、アノ方デモ 動揺スルヨウナコトガ アルノデスネ・・・ |
予想外デシタ |
なんか弱味でも 握られてたりしてな ヒヒヒ・・・ |
ありえそうで 笑えない・・・ |
ありえそうで 笑えない・・・ |
よぉ、どんなもんだ 騎士の兄ちゃんの 具合はよ? |
思ったほどひどくない みたいよ。落ち着いた ら、起きてくるかな |
うむ、それは重畳 |
よかった! モーリンさんのストラ が効いたんですね |
な、なに言ってんだい あんたが治癒の奇跡で 早いとこ傷を塞いだ からだって・・・! |
二人が一生懸命に看病 したからだよ・・・ |
二人が一生懸命に看病 したからよ・・・ |
そうですよ 代わる代わるに手当て を続けたおかげです |
そうですよ お二人とも、すごく がんばってましたもの |
アメルさんも モーリンさんも おんなじくらい エライですのー! |
でも、モナティさんも がんばってくれました よね? |
そうそう、あたいたち のところに食事とか 運んでくれたりさ |
そうなの? モナティ |
そうなの? モナティ |
にゅ・・・ たしかに、それは そうですけどぉ |
そうか・・・ 疲れてるのに、よく がんばってくれたな 本当にごくろうさま |
そっか・・・ 疲れてるのに、よく がんばってくれたわ 本当にごくろうさま |
あ、ああ・・・ |
えへへ・・・ |
うにゅうう、そんな 改めてほめられると 照れくさいですのぉ |
そちらは一安心として 問題は、これから どうするかです |
どうでもいいが 他人のことより、これ から先、どうすんのか 決めようぜ |
だな・・・ あてにしてた情報も これじゃあ聞けそうに もねえだろうし |
それ以前に、デグレア が本格的に侵略行為を 開始したことが問題だ |
砦を落としたのは トライドラと全面戦争 するためだろう |
そうなれば、今までの ように旅を続けること はできなくなるぞ |
え、でも今までだって デグレアは、何度も 聖王国の領土に攻めて きたけれど |
すぐに追い払われ ちゃったじゃない? |
今までとは状況が違う 砦が落とされてるんだ |
しかし、戦の準備には それなりに時間が必要 でござろう? |
それが、唯一の救いと いったところだな |
それまでに応戦の 準備が整えられるって ことか |
それまでに応戦の 準備が整えられるって わけね |
そのためにも、伝令が 必要なんです・・・ |
シャムロックさんっ? |
ちょっと、あんた 怪我人が鎧を着こんで どうするつもりだい! |
今からトライドラまで 砦の陥落を知らせに 行くんだそーだ・・・ |
止めたんだがな どーしても言うことを 聞きやがらねえ |
フォルテさ・・・いえ 彼から、詳しい事情は 聞かせてもらいました |
お世話になった皆さん にお礼もできないのは 心苦しいですが、事態 は急を要するのです |
一刻も早く、生き残り である私がこのことを 知らせないと・・・ |
だからって、そんな 状態で行くなんて無茶 だわっ! |
傷ガ塞ガッタトハイエ 失ッタ血液ハ、マダ 回復サレテイマセン |
ケッ!どうやら コイツは、よっぽど 死にてェらしいな? |
・・・ダメだよ |
ほんとに・・・ しんじゃうよ・・・? |
無茶ですよっ!? 今だって、立ってるの がやっとみたいじゃ ないですかっ! |
そうですのー! また、倒れちゃい ますのー!! |
無茶でも、やるしか ないんです! |
私が急使として走らね ば、トライドラだけで なく、聖王国が危機に さらされる・・・ |
お前さんじゃなけりゃ ダメなのかい? |
騎士である私の言葉だ からこそ、遅滞なしに 領主まで伝わるのです |
そういうことなら 止められないな? |
そういうことなら 止められないわね? |
いたしかたあるまい |
もうひと頑張りできる かい、アメル? |
ええ、もちろんです! |
え・・・? |
俺たちが、貴方を トライドラまで無事に 送り届けるんです |
あたしたちが、貴方を トライドラまで無事に 送り届けるんです |
な、シャムロック 言っただろ? |
俺の「仲間」はきっと こうするってな |
しかし、貴方たちには 別の目的が・・・ |
戦争が始まってしまえ ば、それどころじゃ ありませんよ! |
あんたらに今ここで 負けられちまうと困る んだよ・・・ |
トライドラがデグレア を退ければ、黒の旅団 の行動を制限すること にもつながるだろう |
急ごう! |
急ぎましょう! |
おや? *n0さん ずいぶんとごぶさた でしたねえ |
うん、ちょっと 色々あってね |
本当は、買い出しが 終わったら、急いで 戻らなくちゃダメ なんだけど・・・ |
お腹、すいちゃって はははは・・・ |
えーと・・・ 色々あったもので |
本当は、買い出しが 終わったら、急いで 戻らなくちゃダメ なんだけど・・・ |
お腹、すいちゃって あははは・・・ |
それはそれは・・・ では、大盛りにして おきますね? |
さすがは大将! わかってるなあ |
さすがは大将! わかってるじゃない |
ええ、この商売 気配りなしでは渡って いけないですからね |
・・・ぶっ!? |
わっ!? |
ゲホッ!エホッ!? あ、ははは・・・っ |
この人、なんで いきなり吹き出したり したんだ・・・? |
この人、なんで いきなり吹き出したり するのよ・・・? |
ひ、ひゃはは・・っ 苦しいぃぃぃっ!? |
お客さん お行儀が悪いですよ? |
だ、だってぇ・・・ お師匠ったら、完全に とけこんでるしぃ? |
お師匠? |
お師匠ではありません 大将ですよ? 間違えないでください |
だ、ダメ・・・っ! 笑いがっ、笑いが 止まんないよぉ? あはははは・・・っ |
いい加減になさい! アカ・・・ではなくて お客さんっ!? |
??? |
さあ、食べ終わったら さっさとお勘定を 払って、お行きなさい |
隣のお客さんの 迷惑ですから |
ええっ!? だって、おしょうゆを 持ってきたご褒美って お師匠が・・・ |
お師匠ではなく 大将でしょう |
ほほう・・・ それとも、食い逃げを なさると? |
お、お代っ! ここに置きますう!? |
アカネ |
さいならぁ~っ!! |
結局のところ・・・ なんだったわけ??? 今のは・・・? |
ミニゲーム 修行 |
ミニゲーム ネコ |
ミニゲーム つり |
誰と話す? モーリンと話す カザミネと話す |
ここが、トライドラ 聖王家を守る騎士たち の街か |
ここが、トライドラ 聖王家を守る騎士たち の街なのね |
この街は聖王国を護る 騎士の育成を目的とし それに携わることで 人々は暮らしている |
街自体が、いわば巨大 なひとつの砦なんだ |
そっか、だからゼラム やファナンに比べると 地味なんだ・・・ |
これで地味なの??? |
地味かどうかはわから ないけど、暮らしてる 人間はもっと多いかな |
地味かどうかはわから ないけど、暮らしてる 人間はもっと多いかな |
うあ・・・ |
シカシ、あるじ殿ヨ ソウダトシテモ、往来 ヲ行ク人ノ数ガ少ナク アリマセンカ? |
昼日中ダトイウノニ |
ああ、そう言われると 人通りが少ないな |
休んでいるお店とかも あちこち目立つし |
ええ、そう言われると 人通りが少ないわね |
休んでいるお店とかも あちこち目立つし |
ひょっとすると、僕ら より先に伝令が到着し たのかもしれんな |
戦争を前にした緊張が 理由なら、この静けさ も理解できる |
ナルホド・・・ |
よお、ニンゲン オレは気にくわねェぞ |
なにがだよ? |
なにが? |
辛気くせぇんだよッ 騎士の街って言うから もっと荒々しい雰囲気 かと思ってりゃあ |
どいつもこいつも覇気 がねェ!感情の起伏 ってもんが、ちっとも 伝わってこねェぞ! |
そうですね この子の 言うとおりかも・・・ |
ケッ!せっかく殺気 だった空気を満喫でき ると思ったのによォ |
お前・・・ 結局、それが不満な だけか・・・ |
あんた・・・ 結局、それが不満な だけなのね・・・ |
・・・(ぎゅっ)! |
おい、どうしたんだ *n1 急に立ち止まって |
どうしたの? *n1 急に立ち止まって |
・・・やだ |
いきたくない・・・ ねえ、かえろう!? |
ちょっと、こらっ そんなとこにしゃがみ こむなよっ!? |
ちょっと、こらっ そんなとこにしゃがみ こまないで!? |
あら、珍しいわね *n1が 駄々をこねるなんて |
今まではこんなこと なかったのに・・・ ほら、ちゃんと立って *n1! |
今まではこんなこと なかったのに・・・ ほら、ちゃんと立って *n1! |
(ふるふるふるっ)! |
ここまで歩きづめ だったもの。きっと 疲れちゃったのよ |
ほら、おいで? 私がおぶってあげる |
そんな、ケイナ 悪いよ・・・ |
そんな、ケイナ 悪いわ・・・ |
いいから、いいから |
ほら、貴方が怒るから |
ほら、貴女が怒るから |
おびえちゃってるわ |
・・・(ぎゅっ) |
私なら平気だから しばらくこうしていて あげましょ、ね? |
うううぅぅぅっ |
な、なんだよ? *n1 いきなり、変な声 だして・・・ |
どっどうしたの? *n1 いきなり、変な声 だして・・・ |
す、すいません ご主人様 でも・・・・・ |
なんだかボク、この街 が怖くてしかたないん です。雰囲気が普通と 違っていて・・・ |
なんだか鼻の調子も おかしくて、血の匂い みたいな感じがするし |
なに言ってんだよ こんな街中で、そんな わけが・・・ |
なに言ってるのよ こんな街中で、そんな わけが・・・ |
いやー、あながち そうでもないかもなあ |
なんつったってここは 歴戦の騎士の国だ 街全体に戦争による血 が染みこんでんだ |
えっ!? |
その匂いに誘われてな 夜な夜な不気味な連中 がうろつくとか・・・ |
ふええぇぇぇぇっ!! |
おい、フォルテ あんまりからかうなよ |
トライドラの街が戦場 になったことは、まだ 一度もないってネスが 言ってたぞ |
フォルテ・・・ あんまりからかわない でくれる |
トライドラの街が戦場 になったことは、まだ 一度もないってネスが 言ってたわよ |
ふえぇ・・・? |
うははははっ! わりぃ、わりぃ しかしまさか、泣くと は思わなくて・・・ |
フォルテさぁぁん!? |
悪かった、悪かったよ *n1 すまねーって |
ひどいですよぉ・・・ えぐぅ・・・ |
くんくんくん・・・ うーん、気になる ですの・・・ |
どうしたんだよ モナティ |
どうしたの? モナティ |
さっきからずっと おかしな匂いがして しかたないんですの |
なまぐさいよーな すっぱいよーな くんくん・・・ |
気のせいなんじゃ ないのか? |
気のせいなんじゃ ないの? |
そんなはずは絶対に ないですのー! こう見えてもモナティ の鼻は・・・ |
ひゃなふぁ・・・ ふぁっ、ふぁ・・・ |
ひゃっくしょんっ! |
うひゃあっ!? |
きゃぁあ!? |
ううにゅうぅぅ・・・ |
ああっ、ほらほら 早くふかないと! |
ああっ、ほらほら 早くふいて!? |
にゅううう・・・ ずびばせんですのぉ |
お待たせしました 領主リゴール様との 謁見が適いそうです |
皆さん、こちらへ 城までご案内します |
静かなのは街の中だけ かと思ったけど |
静かなのは街の中だけ かと思ったけど |
この城に入ってからも ちっとも人の姿を 見かけないなあ |
この城に入ってからも ちっとも人の姿を 見かけないわね |
なあ、シャムロック お前の報告を聞いたに しては、あんまり城に 動きがねーな? |
もうすこし慌ただしい 様子を想像していたん だけどねえ |
リゴール様は、皆さん からお話を聞いたうえ で、全軍に指示を与え るつもりなのです |
城には一般の者たちも 多く出入りしています 下手な噂はそれこそ 混乱を招きますし |
なるほど・・・ |
これだけ静かなのにか ふぃーっ、なんとも 用心深いこったなあ |
領主様がおいでになる 合図は、近衛の楽隊が 知らせてくれますので |
それまではあまり緊張 しなくて結構ですよ 小声なら、話をしてて 構いませんから |
それじゃ・・・ |
それじゃ・・・ |
城の中なんて、あたい 生まれて初めてだよ |
俺だってそうだって |
あたしだってそうよ |
ど、どうしようっ あたい、ちっとも上品 じゃないし・・・ |
なにか無礼やらかして 牢屋にぶちこまれる かもしんないよぉ |
なぁに、気にすんな こっちの育ちの悪さは あっちも先刻承知さ |
せいぜい小馬鹿にして 笑われてオシマイだ もっとも・・・ |
そのわりに周りの連中 が、さっきから無関心 でいるあたり、俺様は 疑問なんだがな |
なんか、人形に囲まれ ちまってる気がするよ |
VIPの警備なんかで こうした宮殿に入った ことは何度かあるが |
異常だぜ?もっとも これが、こっちの世界 のマナーなら、話は別 だがな・・・ |
・・・あっ! |
領主様の到着です 発言をうながされたら それに従ってください |
シルターンの サムライってのは こっちでいう騎士 にあたるんだよな |
だったら カザミネさんは こういう謁見に慣れて るんじゃないのか? |
シルターンの サムライってのは こっちでいう騎士 にあたるのよね |
だったら カザミネさんは こういう謁見に慣れて るんじゃないの? |
とんでもござらん! 拙者は未だ修行の途中 主君に仕えたことなど ないのでござる |
こういった礼儀作法は ミコであるカイナ殿の ほうが、よほど詳しい でござるよ |
そうなんだ? |
へーっ |
ええ、まあ・・・ ですが、それよりも |
それよりも? |
それよりも? |
なにやら、胸騒ぎが してしかたないのです うまく言えませんが |
そこかしこから 悪意のようなものを 感じるというか |
なんと!? |
確信ではありません ですが・・・ |
*n1さんの 様子が変だったのは このせいだったのかも しれません |
お二人とも、くれぐれ も気をつけてください |
う、うん・・・ |
えっ、ええ・・・ |
・・・あっ! |
領主様の到着です 発言をうながされたら それに従ってください |
どうする? 叱る なだめる 逃げ出す |
遠路よりご苦労だった 私がトライドラの領主 リゴールだ |
さすがは騎士たちの街 を束ねる領主様だよな 貫禄があるなあ |
渋い・・・ |
さすがは騎士たちの街 を束ねる領主様ね 貫禄があるわ |
お前たちのことは シャムロックより報告 を受けておる |
陥落したローウェン砦 より、命がけでこの者 を救い出したとか |
重ねて礼を言うぞ ご苦労であった |
い、いえ・・・ それほどのことをした わけでは・・・ |
い、いえ・・・ それほどのことをした わけでは・・・ |
領主様に申し上げます かの者たちは、我らが 交戦したデグレアの 特務部隊・・・ |
黒の旅団なる者たちに 以前より狙われていた とのことであります |
それは真か? |
事実です、領主殿 黒の旅団のルヴァイド なるデグレア騎士は |
ここに控えるこの娘 アメルの身柄を欲し レルムの村を焼き討ち にかけました |
この少女は、民たちの 間で噂にのぼっていた 癒しの奇跡を用いる あの聖女なのです |
なんと・・・! アメルとやら、それは 本当なのだな? |
はい、領主様 おっしゃるとおりです |
そうか・・・ |
彼らの聞き及ぶところ デグレアは今回の侵攻 に勝利するため、彼女 を欲しております |
おそらくはその奇跡の 力が目当てかと |
・・・ |
願わくば、彼らに我が トライドラより相応の 庇護をお与えになられ ますことを・・・ |
・・・ふふっ |
領主様? |
ふふふっ、くくくっ ひゃはははは!! ひぃーっはっはっは! |
それが本当ならば またしても重ねて礼を 言わなくてはなぁ? なにしろ・・・ |
ワタクシは労せずして あの御方の望む「鍵」 を手に入れたことに なるのですからねぇ |
玉座の影から人が!? |
てめぇ・・・ いったい、何者だ!? |
ワタクシはキュラー 貴公たちのことは同輩 より耳にしております |
スルゼン砦でガレアノ を倒し、ローウェン砦 ではビーニャを退けた ご活躍とのこと |
・・・! |
チッ!不愉快の原因 はコイツかよッ!? |
やっぱり・・・ いた・・・!? |
ってことは、アレだ お前さんもデグレアの 手先ってわけかい |
仰せのとおりで しかし、ワタクシは あの二人よりいささか 勤勉でしてな |
貴公らがおいでになる 前に、命じられた仕事 を終えております ほら・・・ |
ぐっ、ぐるるぅぅっ! ぐゲっ、がアっ!? |
領主様っ!? |
ククク・・・ さあ、解放なさいませ 貴方の黒き衝動を? |
いざや、鬼へと 変じませいっ!! |
ぐゲがアぁァぁッ!! |
り、領主様っ! リゴールさまぁっ!? |
そんな・・・ 人間が、一瞬のうちに バケモノに変わる なんて!? |
鬼神ひょうい・・・ 貴方、この人に邪鬼を つかせましたね! |
クククク・・・ いかにもいかにも ワタクシは鬼神使い でして |
人の心は脆いもの トライドラに住む者の ことごとくが |
ワタクシがきっかけを 与えるだけで、簡単に 鬼へと変じましたよ |
クククククッ じつに愉快ですなぁ! |
しゃアァァむ ろオぉぉぉっク!! |
欲しイ、欲シいぞォ! 貴様の肉がァ、血ガぁ 魂がアァァァァッ!! |
あ、ああ・・・っ 嘘だ・・・嘘だぁっ! |
シャムロックさん |
シャムロックさん |
しっかりしてください シャムロックさん!? これは嘘なんかじゃ ないんです! |
認めたくないひどい ことだけど、目の前の アイツが、領主様を 変えたんだ! |
しっかりしてください シャムロックさん!? これは嘘なんかじゃ ないんです! |
認めたくないひどい ことだけど、目の前の アイツが、領主様を 変えたのよ! |
・・・! |
*n0の 言うとおりだぜ お前がふぬけてて どうすんだよ・・・ |
そんなんで聖王国を 守ることなんてできん のか、ええっ!? |
フォルテ、さま・・・ |
シャムロックさん! 取り乱したら、あいつ の思うつぼだよ!? |
シャムロックさん! 取り乱したら、あいつ の思うつぼよ!? |
だが、だが・・・っ しかし・・・!? |
*n0 シャムロックさんを 下がらせてください |
今の彼では、あいつと 戦うことは無理です 急いで! |
そいつを下がらせろ! *n0っ |
このままで終わるわけ がねぇんだ・・・ 今のそいつは、戦いの 役には立たねぇ!! |
シャムロックさん こっちへ! |
こんな状況で戦うのは 不利だ・・・ |
こんな状況で戦うのは 不利よ・・・ |
逃げるぞ、みんな! |
逃げるわよ。みんな! |
そうくると思いました ですが・・・ |
兵士 |
グぎャオおォゃゥ!! |
周りの兵士たちも すでに鬼にされている 抜かりはないという わけか・・・ |
これじゃ、逃げるの なんて無理だよぉ!? |
存分に恐怖なさい 思いきり苦しみなさい それが貴公らの心にも 鬼を招くでしょう |
クククク・・・ いざや、ゆるりと鬼に なれい!! |
キュラー! 今すぐ領主様たちを もとに戻せっ!! |
キュラー! 今すぐ領主様たちを もとに戻しなさい!! |
クククッ、お戯れを そんなことができると お思いとは・・・ |
どういうこったい!? |
鬼につかれた者は時と 共に、その魂を食われ ていく・・・ |
もはや、その男は領主 の抜け殻なのですよ 元に戻すことなど絶対 に無理なのです! |
なんだって!? |
なんてこと!? |
そんな・・・ |
ならば、せめて・・・ |
貴様だけは! このような非道をした 貴様だけは倒す!! |
シャムロック |
・・・ぐっ!? |
シャムロック!? |
いつまで遊んでる つもりだ、キュラーよ |
てめえは、ガレアノ! |
生きていたのか・・・ |
生きていたの・・・ |
ルヴァイドのヤツが お呼びだ。さっさと 戻らねば、あの御方に 迷惑がかかる |
こやつらの始末など いつでもできるさ カカカカ・・・ |
なるほど、今は貴公と ワタクシが忠実な兵士 へと造り替えた |
トライドラの者たちを 連れていくことが先決 でしょうな |
カカカカッ! 鬼と屍人からなる 悪夢の軍隊をなァ!? |
テメエらァァァっ!! |
クククッ、またいずれ お目にかかりましょう |
カーッカッカッカ!! |
しャむ・・・ ろク、よ・・・ |
領主様!? |
すマ・・・ぬ・・・ わシわ、ワしは・・・ |
しっかりなさいませ! リゴール様っ!? |
君の力でなんとか元に 戻してやれないのか カイナ!? |
あなたの力でなんとか 元に戻してやれないの カイナ!? |
もう、手遅れです ここまで鬼に侵食され てしまっていては |
命を絶つより他に この方を救う方法は ないのです・・・! |
カイナ、ちゃん・・・ |
下手にいやした所で それはついてるモノ をよみがえらせること にもなってしまう |
わかって、アメル |
ルウ、さぁん・・・ |
・・・・・・ |
下がっていてください みなさん |
それしかねーよな シャムロック お前がケジメをつける しか・・・ |
・・・・・・ |
リゴール様・・・ お許しくださいっ!! |
ぬゴオぉォォっ! |
しャむ、ロ・・・ 感謝・・・する・・・ ぞ・・・っ |
いま、この時より |
私は、この剣に賭けて 誓います・・・っ |
無惨に散った兵たちの ために、守ることすら できなかったこの街の 人々のために・・・ |
トライドラ最後の騎士 として、デグレアと 戦い続けると!! |
そして、シャムロックさんは ゆっくりと歩き出した 悲しみを思い出の中に閉じ こめて、前へと進むために |
人の心の弱さにつけこみ 身も心も鬼へと変えてしまう 鬼神使いキュラーの前に トライドラは屈した |
けれど、滅びたのではない その志は一人の騎士の中へと 受け継がれ、絶ゆることなく 生き続けていくのだから |
絶望の先にだって 必ず道は続いているのだから |
そんな彼の姿に勇気づけられ るようにして、俺たちもまた 前へと進んでいく |
向かう先は、港街ファナン デグレアが次に狙うであろう 物流の要となる都市だった |
私は、シャムロックさんの 背中を見ていた |
決意のこもった その背中を・・・ |
トライドラは姑息な 鬼神使いキュラーの前に 屈した・・・ |
でも・・・ |
『まだ終わっていない』 シャムロックさんの背中が 力強く、そう語っていた |
一番つらいのは彼だ でも、彼は再び歩き出した |
砦の陥落、故郷の滅亡 |
二度も失意の底に 叩き込まれても・・・ |
あたしたちも足に力を込める 彼の後に続くように・・・ |
向かう先は、港街ファナン デグレアが次に狙うであろう 物流の要となる都市・・・ |
これではっきりしたな |
ガレアノ、ビーニャ そして、キュラーは デグレアに雇われた 召喚師だ・・・ |
だけど、デグレアは どうやって、あんな 恐ろしい連中を味方に つけたんだろう? |
そもそも、旧王国が 聖王国と対立したのは 召喚師をめぐる立場の 違いだったんだろ? |
でも、デグレアって どうやって、あんな 恐ろしい連中を味方に つけたのかしら? |
そもそも、旧王国が 聖王国と対立したのは 召喚師をめぐる立場の 違いだったんでしょ |
ふむ、君にしては よく知っていたな? |
あのな・・・ |
あのね・・・ |
君の言うように 旧王国というのは 召喚師が権勢を握るこ とを恐れるあまりに |
徹底的な弾圧によって 排除しようとした 武門の人間たちによる 国家ではある |
だが、召喚術を否定 するためには、それを ねじふせる力が必要だ |
毒をもって毒を制する この意味がわかるか? |
つまり、召喚師に対抗 するために、召喚師を ぶつける・・・? |
つまり、召喚師に対抗 するために、召喚師を ぶつける・・・? |
ご名答だ |
あいつらは、その時の ためにデグレアが温存 していた連中だろうな |
そんな切り札を出して くるからには、今度の 奴らの侵攻は・・・ |
総力戦を覚悟したもの といえるだろうな |
それじゃ、 やっぱり戦争は 避けられないって ことか・・・ |
それじゃ、 やっぱり戦争は 避けられないって わけね・・・ |
*n0さん あたし、決めました |
もうこれからは 自分のもってる力を こわがらないって |
えっ? |
あたし、何度も この力のことを うとましく思いました |
黒の旅団に村が 襲われた原因も みなさんが危ない目に あってきたのも |
自分がこんな力を もってるせいだって 思い続けてました |
だけど・・・ |
鬼にされた人たちを 見た時・・・ 思ったんです |
鬼が、人の心を 食い荒らしてしまう 病気だとしたら |
あたしが、もっと 強い力を使えていたら 助けられたんじゃ ないのかって・・・ |
アメル・・・ |
ただの思いこみなの かもしれません |
でも、どうあっても この力を手放すことが できないのなら |
もっと、もっと 役に立つようにしたい |
この力が、あたしに とって不幸をもたらす ものだったとしても |
周りの人たちに 幸せを与えることは できると思うんです |
思いこみなんかじゃ ないと思うぜ |
だって、アメルは その力で、俺たちを 何度も助けてくれてる んだからさ! |
きっと、できるよ? |
思いこみなんかじゃ ないと思うわ |
だって、アメルは その力で、あたしたち を何度も助けてくれて るんだから! |
きっと、できるわ? |
*n0さん・・ |
力が不幸を呼ぶなら そのぶん、俺たちが 幸せにしてやればいい そうだろ・・・? |
力が不幸を呼ぶなら そのぶん、あたしたち で幸せにしてやれば いい。そうよね? |
弱リマシタ・・・ |
なにがだい? |
なにが? |
鬼ト化シタ人々ノ でーたヲ分析シテミタ ノデスガ |
外見ヤ身体能力ノ差ガ アレホド明確ナノニモ 関ワラズ・・・ |
ドウヤッテ、ソレガ 引キ起コサレテイルカ 分析デキナイノデス |
それはやっぱり 召喚術によるもの だからだよ、きっと |
それはやっぱり 召喚術によるもの だからよ、きっと |
ソレハ理解デキマス デスガ、自分ガ問題ト 考エルノハ・・・ |
変身前ニ、対象ガ鬼デ アルカ識別スル方法ガ 見ツカラナイトイウ コトナノデス |
あ・・・! |
あ・・・! |
肉体的ナ異変ノヒトツ デモ検知デキレバ ナントカナルノデスガ |
残念ナガラ、自分デハ 確認デキマセンデシタ モウシワケナイデス あるじ殿・・・ |
不意をついて襲われる危険が これまでより高くなったってことか |
不意をついて襲われる危険が これまでより高くなったってことね |
ケッ!まさか 鬼の野郎が 出しゃばってきやがる とはなァ・・・ |
*n1 なんか、おまえ 敵意むき出しって カンジじゃないか? |
*n1 なんか、あんた 敵意むき出しって カンジじゃない? |
あたりめェだろうが! ったく・・・ |
シルターンの鬼神と オレたちサプレスの 悪魔ってのはなァ |
テメエらの世界を 奪い合った宿敵同士 なんだよッ! |
ええっ!? |
あらら!? |
連中がオレたちと 同じように、ニンゲン の心につけこんで |
その感情を食らうって ところからして 気にくわねェ・・・ |
おい、*n0 間違っても、鬼に とりつかれたりなんか すんじゃねェぞ! |
*n1 おまえ・・・? |
*n1 あんた・・・? |
それぐらいなら、先に オレに食われろ! もったいねェからなッ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
変な期待をした俺が バカだった・・・ |
変な期待をしたあたしが バカだった・・・ |
*n1は 鬼と会ったことが あるのか? |
*n1は 鬼と会ったことが あるの? |
うん、あるよ・・・ |
いい、おにさんとなら |
いい鬼??? |
いい鬼??? |
・・・(こくん) |
きじんさま、って いうの・・・ |
鬼神さま・・・ それって、もしかして カイナが仕えてるって いう・・・!? |
鬼神さま・・・ それって、もしかして カイナが仕えてるって いう・・・!? |
・・・(こくこく) |
きじんさま、や りゅうじんさま、は |
おこらせるとこわい けど・・・ ふだんは、とても やさしいの |
*n1みたいな ようかいたちにも・・ にんげんにも・・・ |
へえ・・・ |
おにいちゃんに わるさをしたのは ちがう、おに・・・ |
おねえちゃんに わるさをしたのは ちがう、おに・・・ |
いっしょにしちゃ だめだよ・・・ね? |
なんにでもいいヤツと 悪いヤツがいるってことか |
なんにでもいいヤツと 悪いヤツがいるってことね |
フォルテさんも 強い人だと思って いましたけど・・・ |
そのお友達の シャムロックさんも やっぱり強いですよね |
そりゃ、砦の守備隊長 を任されていたくらい だからな |
そりゃ、砦の守備隊長 を任されていたくらい だものね |
いえ、ご主人さま ボクが言いたかった ことは、そっちの強さ じゃなくって・・・ |
心のほうの強さですよ |
ああ、そういうことか |
ああ、そういうことね |
自分の街が、あんな ひどいことにされて 絶望したって不思議 じゃないのに・・・ |
自分のやるべきことを はっきりと自覚して すぐに動き出すなんて すごいですよっ! |
ああ、ボクもあの人 を見習って、もっと 勇気を出せるように ならなくっちゃ |
そういうことなら がんばれよ? *n1 |
そういうことなら がんばりなさい? *n1 |
はいっ! |
*n1だけに限らず 俺もあの人を見習う 必要があるかもしれないな |
*n1だけに限らず あたしもあの人を見習う 必要があるかもしれない |
はいけい、マスター おげんきですか |
きょうは、おしらせ したいことがあって ペンをとりました |
トライドラが デグレアにまけて しまいました・・・ |
ネスティさんが おっしゃるには これによって、にしの かいどうがうばわれ |
そちらにも デグレアがせめてくる かもしれないそうです |
せんそう、ですの! |
・・・モナティ |
なにか、間違ってる ですか? |
いや、間違っては いないが もっと、こう・・・ |
緊張感のある文章で 報告するのが・・・ |
なあ、ネス・・・ 自分が要求しようと してることの意味が わかってるか? |
ねえ、ネス・・・ 自分が要求しようと してることの意味が わかってる? |
む・・・ |
ネスティさん? |
いや、これでいい 僕が悪かった・・・ |
??? |
そういうわけですので くれぐれも、きを つけてください |
モナティも きをつけますから |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
シャムロックのやつ オレが思ってたより 落ちこみはしなかった みてーだな・・・ |
うん、むしろ トライドラの最後の 騎士として戦うなんて |
すごく立派な決意を してたよな |
ええ、むしろ トライドラの最後の 騎士として戦うなんて |
すごく立派な決意を してたわね |
そいつはどうだろうな |
え? |
え? |
何かを決意して戦う ことは、うまく回れば すげえ力にもなるが |
正反対に働けば 命取りにだって なりかねないものだ |
生真面目なあいつだけ に、そうなった時が ちと心配なのさ オレはな・・・ |
フォルテの心配が 思い過ごしで終われば いいんだけどな・・・ |
フォルテの心配が 思い過ごしで終われば いいんだけど・・・ |
いくら考えても わからないわね・・・ |
シャムロックさんは どうして、アイツを 「様」なんて呼んだり したのかしら? |
心当たりはないの? |
心当たりはないの? |
心当たりもなにも 私は、アイツの経歴 ほとんど知らないのよ |
ええ~っ!? |
ええ~っ!? |
なによ・・・ その信じられないって 顔は? |
だって、今までずっと 一緒に旅をしてたのに それって・・・ |
だって、今までずっと 一緒に旅をしてたのに それって・・・ |
そりゃ、何度も聞いて みたことはあるわよ? |
でも、そのたびに うまいことはぐらか されちゃって |
あなただって 知ってるでしょ? ほら、スルゼン砦に 向かう途中で・・・ |
そういえば・・・ ネスの指摘を、うまく ごまかしてたっけなあ |
そういえば・・・ ネスの指摘を、うまく ごまかしてたっけ |
私が知ってるのは あいつが父親とケンカ して、家を飛び出して |
それからずっと、放浪 してるってことだけ |
そう考えると、私たち の信頼関係って意外 と薄っぺらなのかも しれないわねぇ・・ |
そうかなあ・・・ |
そうかなあ・・・ |
逆に、そういう説明が 必要ないくらいに 信頼しあっているとは いえないかなあ? |
逆に、そういう説明が 必要ないくらいに 信頼しあっているとは いえないかなあ? |
キュラーの使った あの術は、本当に 恐ろしいものですね |
シャムロックが尊敬 していた領主様でさえ 鬼になってしまったん だものな・・・ |
シャムロックが尊敬 していた領主様でさえ 鬼になってしまったん だもの・・・ |
誰だって、心の中に いくばくかの暗い感情 はあるものです |
僕にしたって、自分で それをもてあますこと がありますから |
ロッカにも、そういう 時があるんだ? |
ロッカにも、そういう 時があるんだ? |
当たり前ですよ できるだけそれを表に 出さないようにして いるだけです |
ひょっとすると 思ったことをためこむ ぶんだけ・・・ |
リューグよりも僕の ほうが、過激なことを 考えてるのかも 知れませんよ? |
ははは、まさか・・・ |
ははは、まさか・・・ |
すくなくとも、昔は 僕がする無茶を リューグが必死に 止めるなんていう |
今とまったく逆の状態 だったんですしね |
・・・・・・ |
今の二人を知ってるだけに ちょっと想像がつかないな その光景は・・・ |
今の二人を知ってるだけに ちょっと想像がつかないわね その光景は・・・ |
リューグの予想してた とおり、ガレアノは 生きてたな? |
リューグの予想してた とおり、ガレアノは 生きてたわね? |
はッ!別に当たった ところでうれしくも ありゃしねえ・・・ |
やっかいな敵が増えた だけだからな |
うん・・・ |
ええ・・・ |
連中がバケモノを 使って攻めてくるって いうのなら |
俺もそれなりの覚悟で 迎え撃ってやるさ |
召喚術なんかに 頼らなくても、人間は 鬼になれるんだ・・・ |
それを、あいつらに 思い知らせてやる この俺の手でなッ! |
リューグ・・・ |
本当にそれで いいんだろうか? 本当に・・・ |
本当にそれでいいの? 本当に・・・ |
トライドラがあんな ことになっちゃって 聖王国は、これから どうなるの? |
だって、トライドラは 「聖王国の楯」 だったんでしょ!? |
うん、たしかに トライドラが陥落した のは大変だけど・・・ |
でも、大丈夫だよ 戦いになれば、聖王国 の軍隊は、トライドラ だけじゃないんだ |
聖王都の騎士団は 精鋭揃いだし、西から 援軍だってやって来る |
蒼の派閥だって、敵が 召喚術を使ってる以上 黙っちゃいないさ |
それは、金の派閥 だって同じだろう? |
ええ、たしかに トライドラが陥落した のは大変だけど・・・ |
でも、大丈夫よ 戦いになれば聖王国の 軍隊はトライドラだけ じゃないんだから |
聖王都の騎士団は 精鋭揃いだし、西から 援軍だってやって来る |
蒼の派閥だって、敵が 召喚術を使ってる以上 黙っちゃいないわよ |
それは、金の派閥 だって同じでしょう? |
・・・! |
ファミィさんは 派閥の違う俺たちから 見ても、しっかりした 指導者だと思う |
あの人がいる限り ファナンはそう簡単に 負けないって、俺は 思うよ |
ファミィさんは 派閥の違うあたしたち から見てもしっかりし た指導者だと思うわ |
あの人がいる限り ファナンはそう簡単に 負けないって、あたし 思うよ |
うん・・・ そうだよね・・・ |
お母さまはきっと デグレアの好きには させないはずだわ |
おじさまたちだって いざとなったら 駆けつけてくれる それに・・・ |
みんなだって・・・ |
ちょっとは、安心 できたかい? |
ちょっとは、安心 できた? |
な、なによ・・・っ 今のはねっ、たまたま 弱気になっただけ なんだからっ!? |
ほんとはっ、ちっとも 不安だなんて思って ないんだからねっ!? |
わかってるって♪ |
わかってるわよ |
うーっ、だったら どうしてニヤニヤ 笑ってるのよぉ!? |
なんだかんだいって こういうところは まだまだ子供だよな? |
なんだかんだいって こういうところは まだまだ子供だよね? |
あたいも、腕っぷしの 力には、自信があった ほうだけどさ |
鬼になった連中の力と きたら、天井知らず ってカンジだったよ |
あれはやっぱり 召喚術の威力による もんなのかい? |
うーん、それが 一概にはそうとは 言えないみたいなんだ |
ヒョウイ召喚術って のは第三者を 宿主にして |
とりつかせた召喚獣の 力を使うものだけど |
宿主と召喚獣の相性に よって、効果にも差が あるらしいんだよ |
うーん、それが 一概にはそうとは 言えないみたいなのよ |
ヒョウイ召喚術って のは第三者を 宿主にして |
とりつかせた召喚獣の 力を使うものだけど |
宿主と召喚獣の相性に よって、効果にも差が あるらしいのよ |
へえ・・・ |
もともと非力な人に 力を倍にする召喚術を 使った時よりも |
力持ちの人にかけた時 のほうが、ずっと威力 が高くなるってことさ |
もともと非力な人に 力を倍にする召喚術を 使った時よりも |
力持ちの人にかけた時 のほうが、ずっと威力 が高くなるってこと |
ふーん・・・ 結局のところ、もとが しっかりしてないと 無意味ってことか |
なんか、便利なようで 不便な術だねえ |
たしかにね・・・ |
だから、ヒョウイ召喚術は あまり広まらなかったのかも しれないなあ |
だから、ヒョウイ召喚術は あまり広まらなかったのかも しれないわね |
鬼ってのは、たしか シルターンの住人 なんですよね? |
鬼ってのは、たしか シルターンの住人 なんですよね? |
住人と呼ぶには 少々、抵抗を感じるで ござるなあ |
同じシルターンのもの ではあれど、きゃつら のような妖怪たちと 人間とは・・・ |
互いに干渉しないこと によって共存している ようなものなのだ |
そういう取り決めが あるんですか? |
そういう取り決めが あるんですか? |
いや、別に・・・ ごく自然にそうなって いるのでござる |
おそらくは、長い年月 をかけて、お互いが 相容れぬものと知った 双方が・・・ |
暗黙の了解として このような関係を 作ってきたのだろうな |
へえ・・・ |
無論、常にその関係が 守られ続けているわけ ではござらぬ |
妖怪が人を害し、また 人が妖怪を害すことで 互いの和が乱された時 |
その仲立ちとなって 災いを鎮める存在が |
龍神や鬼神に仕える カイナ殿のようなミコ なのでござるよ |
ミコって、そういう 役目の人たちの呼び名 だったんだ・・・ |
ミコって、そういう 役目の人たちの呼び名 だったんだ・・・ |
だろうとは思ってたが 生きてやがったな ガレアノの野郎 |
でも、あの状況で 無事だったなんて 今でも信じられないよ |
でも、あの状況で 無事だったなんて 今でも信じられないわ |
おいおい、この世界の 住人のお前さんが そんなこと言ってちゃ いかんだろが・・・ |
召喚術が使えるんなら うまいやりようなんか いくらでもあるんじゃ ねえのか? |
安全な場所に一瞬で ワープとか、死んでも 復活しちまうとか |
いくら召喚術でも そんなに都合よくは いかないって |
死んだ人間は、死んだ ままなんだよ なにをしたって |
いくら召喚術でも そんなに都合よくは いかないわよ |
死んだ人間は、死んだ ままなのよ なにをしたって |
それじゃ・・・ アイツが人間じゃない ってのはどうだ? |
!? |
なあ、*n0 そういう可能性なら あるんじゃねえのか? |
まさか・・・!? でも、それだったら あいつの不死身ぶりも 納得できる・・・ |
まさか・・・!? でも、それだったら あいつの不死身ぶりも 納得できる・・・ |
ねえ、*n0 ネスティは前に言って たわよね |
キミたちが属してる 派閥ってところでは ヒョウイ召喚術はよく 思われてないって |
うん、たしかに言った |
うん、たしかに言った |
だとしたら、やっぱり あの召喚師たちも ルウと同じで |
どこかにひっそりと 暮らしてた召喚師って ことなのかしら? |
そう考えるのが自然 なんだろうな |
以前、俺の先輩たちが 「無色の派閥」って 連中と戦ったんだけど |
そいつらは、派閥には まったく知られてない 地下で活動する召喚師 の集まりだったんだ |
召喚術の力で、世の中 を思いどおりにしよう とするためにね |
そう考えるのが自然 なのかもね |
以前、あたしの先輩 たちが「無色の派閥」 って連中と戦ったけど |
そいつらは、派閥には まったく知られてない 地下で活動する召喚師 の集まりだったのよ |
召喚術の力で、世の中 を思いどおりにしよう とするためにね |
ルウの一族とは まったく反対の目的で 隠れてたってことね |
キュラーたちも そういった連中と同じ なんじゃないのかな |
キュラーたちも そういった連中と同じ なんじゃないのかな |
いずれにしたって あの人たちのやり方は 同じ召喚師として 許せないな・・・ |
ううん、それ以前に 人として間違ってるよ |
うん、そうだな 俺もそう思うよ |
ええ、そうよね あたしもそう思うわ |
ルウの言うとおり あいつらをこのまま放って おくわけにはいかないな |
ルウの言うとおりね あいつらをこのまま放って おくわけにはいかないわ |
無念です・・・ 私の力が至らなかった ばかりに・・・ |
シャムロックさんに あのような、つらい 役目をさせてしまって |
カイナが責任を感じる ようなことじゃないよ |
キュラーのやり方が それだけこうかつ だったってこと なんだろう? |
カイナが責任を感じる ようなことじゃないわ |
キュラーのやり方が それだけこうかつ だったってこと なんでしょ? |
あの者の使った邪鬼を ヒョウイさせる術の 恐ろしさは・・・ |
とりつかれた相手を 時と共に、鬼そのもの に変えてしまうという ところです |
それを防ぐには 心に一点の闇すら もたずにいること なのですが・・・ |
そんなこと、普通は できっこない、か |
そんなこと、普通は できっこない、か |
ええ、私でも無理です |
ですから、くれぐれも あの者には用心して ください |
人の心が完全なもので ない以上、あれほど 恐ろしい術はないです から・・・ |
見かけが派手な召喚術よりも ずっと危険だってことか・・・ |
見かけが派手な召喚術よりも ずっと危険だってことね・・・ |
すいませんでした 無理を言って ここまで連れてきて いただいたのに |
こんな形になって しまって・・・ |
そんな・・・ シャムロックさんが 悪いんじゃないですよ |
むしろ、貴方が一番の 被害者じゃないですか |
そんな・・・ シャムロックさんが 悪いんじゃないです |
むしろ、貴方が一番の 被害者じゃないですか |
・・・・・・ |
私の覚悟は すでに決まりました |
この身にかえても デグレアの企みは 絶対に成功させません |
ただ・・・ |
ただ? |
もしかすると、今の 私を突き動かしている ものは、大義ではなく |
私怨でしかないのかも しれませんね・・・ |
・・・・・・ |
そんなことはないはず だと俺は思うけど でも・・・ |
そんなことはないはず だとあたしは思うけど でも・・・ |
scn113
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
ほら、みんな ファナンの街が見えて きたよっ |
潮の香りが懐かしいで ござるな。久しぶりに 帰ってきた気がするで ござるよ |
シャムロックさんは ファナンには来たこと あるんですか? |
シャムロックさんは ファナンには来たこと あるんですか? |
護衛の任務で訪れては いますが、ほとんど街 を散策したことはない ですね |
そうなんだ・・・ じゃなくて、そうなん ですか |
へーっ、そうなんだ じゃなくて、そうなん ですか |
ふふふ、そんな無理に 敬語にこだわる必要は ありませんよ 普通に話しましょう |
あ、うん・・・ |
呼び捨てにしてくれて 構いませんよ 私もそうさせてもらう ことにしますから |
うん、わかったよ |
そっか、ありがと |
ついでにそのバカ丁寧 な物言いも直せよなあ シャムロック |
聞いてるこっちが かたっくるしさで窒息 しちまいそーだぜ |
あのですね・・・ |
あんたが礼儀知らずな だけじゃないの すこしは見習ったら どうなの? |
・・・お前もな |
フォルテ |
ぐへっ!? |
なぁーんですってぇ? |
ね、ねえさまっ 乱暴はいけませんっ! |
・・・・・・ |
気にしなくていいよ あの二人は、いっつも ああなんだから |
気にしないで あの二人は、いっつも ああなんだから |
そ、そうなんですか? |
ドウヤラ、アレガ両名 ノ間デ最適化サレタ こみゅにけーしょん ラシイノデス・・・ |
ほら、ケンカするほど なんとやら・・・って 言うじゃないですか? |
そうそう、お二人は あれが普通なんですの |
カ、カイナに賛成っ ぼーりょく反対ぃぃぃ |
・・・ふんっ! |
はあ・・・ あの人らしいというか なんというか・・・ |
それにしても なんだか前より街中が 賑やかになってる気が しないですか? |
通りのあちこちも きれいに飾られて ますし |
・・・あーっ!? |
なによ、モーリン いきなり大声だして |
すっかり忘れてたよ そういや、もうすぐ 豊漁祭だったんだ |
お祭り、ですか? |
ああ、そうだよ 漁師たちが海の恵みを 感謝する祭りさ |
夕暮れから夜遅くまで 街いっぱいに灯りを ともして騒ぐんだ |
村でいう収穫祭と同じ ようなものですね |
街の祭りってのは ずいぶんと大がかり なんだな |
ほう、それはそれは いい時に戻ってこれた ものでござるなあ |
やれやれ・・・ 祭りなどしている場合 ではないはずなのだが |
やはり、トライドラの 敗北はまだ、この街に 伝わってはいないので しょうか? |
どっちにしろ、一度 ファミィさんに会って みる必要はあるかもな |
どっちにしろ、一度 ファミィさんに会う 必要があるわね |
さーて、着いた着いた ここがあたいん家だよ |
えへへ・・・ なんか、ただいまって 言いたくなりません? |
うん、そうだよな すごくホッとするよ |
ええっ、そうね なんかホッとするわ |
なに当たり前のこと いってんだい? 二人とも |
ここはもう、あんたら の家でもあるんだ みんな、あたいの家族 みたいなもんさ |
そう思ってくれたほう が、あたいもうれしい しね・・・ |
それじゃあ・・・ ただいまーっ♪ |
あいよ、おかえりっ |
ほらっ *n0さんも! |
えっ、ああ・・・ ただいま・・・ |
ええっ・・・ ただいま |
もっと元気よく! |
た、ただいまーっ! |
はい、おかえりなさい |
家族、か・・・ なんだか、照れくさい 気もするけど・・・ |
ちょっと、いいかもな |
家族か・・・ ちょっと、照れくさい 気もするけど・・・ |
いいかも・・・ |
はあ、なるほど だいたいの状況は理解 いたしましたわ |
シャムロックさんも さぞおつらかったこと でしょうね |
ここにいる彼らに助け られなければ、私の命 はとうに無かったかと |
本当に感謝しています 生きていればこそ騎士 としての本分を果たせ るものですから |
貴方たちには |
貴女たちには |
またなにか ご褒美が必要かしら? |
そんな、いいですよ ファミィさんにはもう 充分にお世話になって るんですから |
そんな、いいですよ ファミィさんにはもう 充分にお世話になって るんですから |
遠慮しなくたって いいのに・・・ |
それより、お母さまっ 街の人たちにこのこと を早く知らせるのが先 じゃないのっ!? |
んー、そうねえ・・・ |
とりあえず、しばらく は黙っておきましょう お祭りも近いですし |
ええーっ!? |
今のファナンには大勢 の観光客がお見えに なっているんです |
そんな状態で話したり したら、それこそ街中 が大混乱になりますわ |
たしかに・・・ |
そうですね・・・ |
それに私たちが慌てて 迎撃の準備を整えよう とすれば・・・ |
かえって彼らの戦意を 煽ってしまいますよ 感づかれぬようにする 必要があるのです |
おっしゃるとおりです 的確な判断、さすがと 感心いたします |
いやだわ、もう おだてないでください |
具体的なことは、部下 を交えて話しましょう シャムロックさん 会議室へ・・・ |
それじゃ、俺たちは これで失礼します |
それじゃ、あたしたち はこれで失礼します |
あっ、そうだわ! ミニスちゃんに言って おくことがあったの |
・・・? |
ケルマちゃん、まだ 貴女のことを狙ってる みたいよ? |
うそっ!? |
こんな時だからケンカ は避けてちょうだいね でも、もし戦うことに なっちゃったら |
な・・・ なっちゃったら? |
な・・・ なっちゃったら? |
マーン家の名を辱める ような子には、きつい おしおきですからね ・・・わかった? |
は、はいっ! |
そういうことになる のな、やっぱ |
そういうことになる のね、やっぱり |
うううぅぅ・・・っ ねえ、*n0 どうしよおぉぉ!? |
・・・がんばれ! |
う~っ! 薄情者ぉ~~っ!? |
あ・・・!? *n0・・・ |
あれ、ユエル 今日は逃げないのか? |
あれ、ユエル 今日は逃げないの? |
ユエル、もう悪いこと してないもん! |
わかった、わかった からかっただけだから そんなにふくれるなよ ・・・な? |
わかった、わかった からかっただけだから そんなにふくれないで ・・・ね? |
いーっ、だ! |
みんなに聞いたけど こいつ、あれから本当 に悪さはしてないって 話だよ |
それだけじゃねえさ この子は、ここらでは ちょっとした人気者に なってんだぜ |
人気者、って・・・? |
食べ物をもらう代わり に、あちこちのお店を 手伝ってるんだってさ |
この子がね、自分で 「お礼がしたい」って 言ってきてねえ |
へえ・・・ |
だって、ユエルは おかえしにあげられる もの、持ってないから だから・・・ |
おつかいを頼めば そりゃもうかっ飛んで いってくれるし |
こないだなんか 酔っぱらいのケンカを 一人で止めちまったん だぜ? |
うひゃあ・・・ あたいも、顔負けじゃ ないのさ? |
ちっこいナリして たいしたもんだよ ほんとに・・・ |
へへへ・・・ |
よかった・・・ この調子だと、もう 俺が心配しなくても 大丈夫そうかな? |
よかった・・・ この調子だと、もう あたしが心配しなくて も大丈夫かな? |
そっか・・・ エライな、ユエルは |
そっか・・・ エライね、ユエルは |
ホント!? ねえっ *n0 ほんとに、ほんとに エライっ? |
ああ、エライよ とっても |
ええ、エライわ とっても |
へへへへへへっ♪ |
ねえ・・・ *n0 |
どうした、ユエル? |
どうしたの、ユエル? |
あのね・・・ |
ちょっといいかい ミニス |
この子が渡したい物が あるそうなんだ |
ちょっといい ミニス |
この子が渡したい物が あるそうなの |
これ・・・ |
あ~っ!? それって、私の ペンダントっ!? |
やっぱり、これが ミニスの探してた ペンダントだったのか |
やっぱり、これが ミニスの探してた ペンダントだったの |
ありがとう! アナタが、見つけて くれたのねっ? |
あ、う・・・ |
なあ、ミニス 怒らないで聞いてくれ |
そのペンダントは ずっと前から、この子 ユエルが拾って持って いたんだよ |
ねえ、ミニス 怒らないで聞いてね |
そのペンダントは ずっと前から、この子 ユエルが拾って持って いたのよ |
えっ? |
俺もそれを知ってて 今まで、ずっと黙って いたんだ |
あたしもそれを 知ってて今までずっと 黙っていたのよ |
そんな・・・ *n0 どうして、今まで 黙ってたのよっ!? |
あたしが、どれだけ シルヴァーナのこと 心配してたか、知って たんでしょっ!? |
*n0は 悪くないよっ!! |
ユエルが悪いんだよっ 渡したくないって 噛みついたりしたから |
だから、怒るなら ユエルを怒って! お願いだから・・・っ |
ユエル・・・ |
・・・・・・ |
ねえ、アナタ どうして、返したく なかったわけ!? |
その石をのぞくと ユエルのいた世界が 見えたから・・・ |
ユエル、帰りたくても 帰れないから・・・ さびしかったから だから・・・っ |
ごめんなさいっ! |
*n0 ひょっとして・・・ この子って? |
うん、そうだよ ミニス |
ユエルはメイトルパ から呼び出された 召喚獣なんだ |
そして今は、はぐれ になってしまっている |
ええ、そうよ ミニス |
ユエルはメイトルパ から呼び出された 召喚獣なのよ |
そして今は、はぐれ になっちゃったの |
そうなんだ・・・ |
彼女を連れて来たのは 自分から、持ち主に これを返したいって 言ったからだよ |
会って、きちんと 謝りたいって、ね |
彼女を連れて来たのは 自分から、持ち主に これを返したいって 言ったからよ |
会って、きちんと 謝りたいって、ね |
・・・・・・ |
そのペンダント 貸して・・・ |
う、うんっ |
シルヴァーナ? |
うん・・・うん・・・ わかったから・・・ |
ミニス? |
ミニス? |
シルヴァーナがね アナタのこと、許して ほしいって・・・ |
えっ? |
アナタが一緒にいて くれたから、自分も さびしくなかったって |
それじゃあ、ミニス? |
もとはといえば 落としちゃった私が 一番悪いんだし・・・ |
アナタが大事に守って いてくれたから、また シルヴァーナと会えた んだもの |
許してあげるよ それから・・・ |
ありがとう、ユエル 見つけてくれて |
シルヴァーナを手に入れた! |
・・・うんっ! |
よかったな、ユエル? |
よかったね、ユエル? |
でも、いいの? 私にこれを返したら さびしくなっちゃうよ |
優しいんだね ミニスって・・・ |
でもね、ユエルは もうひとりぼっちじゃ ないからいいの! |
さびしくなんかないの だから、心配しないで ねっ? |
やあ、パッフェルさん |
あら、パッフェルさん |
あ・・・!? |
今日はもう お店のほうは いいんですか? |
お、お店はぁ・・・ ちょっと・・・ 今日は・・・ |
あは、ははは・・・ |
ん?なんか様子が おかしいけど・・・ |
ん?なんか様子が おかしいけど・・・ |
もしかして・・・ サボリ? |
もしかして・・・ サボリ? |
あわわわっ!? |
サ、サボリじゃない ですよぉーっ ただ、ちょっと |
優先したい仕事が できちゃっただけで その・・・ |
て、店長には 内緒にしてくださいっ それじゃっ! |
あ、ちょっと!? |
え、ちょっと!? |
お祭りが近いから 臨時のバイトでも 始めたみたいだな あれは・・・ |
お祭りが近いから 臨時のバイトでも 始めたみたいね あれは・・・ |
ようやく・・・ ようやく見つけました わよ、チビジャリっ! |
で、出たあっ!? |
こめかみに青スジが 出てる・・・ こりゃ、本気だぞ |
こめかみに青スジが 出てる・・・ 本気になってるぅ |
もうペンダントのこと など関係ありませんわ このケルマをここまで 愚弄し続けた報い |
今日こそっ、今日こそ 償わせてさしあげます わ~っ!! |
いい加減にしてよねっ それってタダの逆恨み じゃないのっ!? |
おだまりあそばせっ! |
私は本気ですの・・・ ウォーデン家の名誉を 賭けて、最後の決闘を 申しこみますわ!! |
さあ、ミニス・マーン 返事はいかが!? |
いかがって・・・ ど、どうしよう??? |
お、俺が決めるの!? |
あっ、あたしが 決めちゃっていいの? |
こめかみに青スジが 出てる・・・ こりゃ、本気だぞ |
こめかみに青スジが 出てる・・・ 本気になってるぅ |
どうする? 決闘を受ける 断って逃げる |
お待ちなさい~っ!! 逃げないでっ、戦えぇ ぇぇぇ~~っ!! |
こ・・・断るっ! |
むきぃーっ、ななな なんですってぇ!? |
逃げるぞ、ミニスっ |
逃げるわよ、ミニスっ |
ま、待ってよっ!? *n0っ |
お待ちなさい~っ!! 逃げないでっ、戦えぇ ぇぇぇ~~っ!! |
ああ |
*n0くん |
*n0さん |
無事でなによりです |
ああ、レイムさん |
あら、レイムさん |
トライドラに向かう 路銀を稼いで、いざ 出発しようとしたら |
イヤな話を小耳に 挟んだんで、心配 していたんですよ |
え? |
え? |
街道のスルゼン砦と 大絶壁の関所にあたる ローウェン砦が |
陥落したらしいって いうんですよ |
!! |
それどころか トライドラもとっくに 攻め滅ぼされたって いうんですよ |
ですが、貴方が無事に |
ですが、貴女が無事に |
戻られたのを見ると やっぱり、でまかせ だったようですね |
これで、安心して トライドラに向かえ ますよ |
これは、本当のことを 教えておかないと まずいかな? |
これは、本当のことを 教えておかないと まずいかな? |
本当のことを・・・ 教えよう 黙っていよう |
それでは、本当に トライドラは攻め滅ぼ されたのですか!? |
ええ、俺たちはそれを 知らせるために |
トライドラの騎士さん と一緒に、ここまで 戻って来たんです |
ええ、あたしたちは それを知らせるために |
トライドラの騎士さん と一緒に、ここまで 戻って来たんです |
でも、あの堅固な都市 がどうやって・・・? |
詳しい説明はちょっと できません。領主らの 対応にも関わってくる ことですから |
ですが、トライドラに 向かうのだけは本当に 危険なんです |
詳しい説明はちょっと できません。領主らの 対応にも関わってくる ことですから |
ですが、トライドラに 向かうのだけは本当に 危険なんです |
わかりました わざわざ忠告をして くださってありがとう ございます |
やっぱり黙っていよう |
下手に話したら 俺たちの関わってる ことにまで、彼をまき こみかねないし・・ |
やっぱり黙ってよう |
下手に話したら あたしたちの関わって ることにまで、彼を まきこみかねないし |
それでは失礼しますね |
あ・・・ |
あ・・・ |
ん、なにか? |
くれぐれも気をつけて くださいね |
くれぐれも気をつけて くださいね |
ご心配ありがとう ございます |
では・・・ |
ごめんなさい・・・ レイムさん・・・ |
ごめんなさい・・・ レイムさん・・・ |
二人でなにを話して たんだい? |
二人でなにを話して たの? |
なーに、お互いの 近況をな |
立て続けの事件で こうしてゆっくりと 話す機会がなかった からね |
ああ、そうか |
あっ、そうか |
やっとひと息 つけたって感じ だもんな |
やっとひと息 つけたって感じ だものね |
これは・・・ |
邪魔したら悪いな 俺も聞きたいな |
邪魔したら悪いわね あたしも聞きたいな |
せっかくの機会だし 邪魔したら悪いな |
ここは、遠慮して おこう・・・ |
せっかくの機会だし 邪魔したら悪いわね |
ここは、遠慮して おきましょう・・・ |
さて、せっかく *n0も来て くれたことだし・・・ |
観客にも楽しめるよう に、ここらで話題を ぐるっと変えるかな |
えっ? |
そーだなあ 誠実なる騎士、我が友 シャムロックが・・・ |
修業時代に起こした 伝説的な騒動の数々 というのはどうかね? |
あのですねえ・・・ 勝手に人の過去を ねつ造しないで くださいよ!? |
伝説を作ったのは 私じゃなくて、貴方 じゃないですか!? |
そうだったっけ? |
まったく、都合が 悪くなると、すぐに とぼけるんですから |
いいですか *n0さん この人ときたら本当に ひどいんですよ? |
そもそも伝説の始まり となった騒ぎからして もう・・・ |
あ、邪魔しちゃった かな? |
あら、邪魔しちゃった かしら? |
あ、いいえ そんなことないですよ |
カイナちゃんにね これの作り方を教えて もらってたのよ |
紙細工? |
紙細工? |
折り紙という シルターンの遊びです |
ここに、こうして息を 吹き込むと・・・ ほら? |
へえ、鳥に見えるぞ |
へえ、鳥に見える |
はい、ツルという シルターンの鳥です |
他にも折り方を工夫 すれば、色々なものが 作れるんですよ |
これがね、なかなか 奥が深くて面白いのよ |
・・・って、あれ? |
ああ、ねえさま 違いますよ そこは、こうして こう・・・ |
なんか、こうしてる のを見てると |
前よりはずっと、姉妹 らしくなってきた気が するなあ・・・ |
なんか、こうしてる のを見てると |
前よりはずっと、姉妹 らしくなってきた気が するわね・・・ |
本当に、これが最後の 決闘なんだな? |
本当に、これが最後の 決闘なのね? |
私もウォーデン家の 当主を務める者ですわ 二言はございません |
よし、わかった そういうことなら勝負 しようじゃないか |
ええ、わかったわ そういうことなら勝負 しようじゃない |
*n0!? |
仕方ないよ、ミニス どこかで決着をつけて おく必要はあるんだ |
仕方ないわ、ミニス どこかで決着をつけて おく必要があるのよ |
それは、そうだけどぉ |
場所はここ。助っ人の 参加は自由としますわ でないと、お嬢ちゃん が気の毒ですものね |
むっ! |
ほほほ、祭りで賑わう 公衆の面前で、今まで の雪辱をさせていただ きますわ! |
ここは・・・ 自分が説得する ミニスに任せる |
つくづく、あの女にも 困ったもんだなあ |
やってることは ほとんど子供のケンカ じゃないですか |
子供相手に、ここまで よくムキになれるもん だぜ・・・ |
まあまあ、これが最後 だって向こうから言い 出したことなんだしさ |
まあまあ、これが最後 だって向こうから言い 出したことなんだし |
ですが、私闘のために 召喚術を使うなんて あまりよくないことだ と私は思いますけど |
まったく、バカらしい こんなことをしている 場合ではなかろうに |
予想はしてたけど さんざんな言われよう だよな・・・ |
予想はしてたけど さんざんな言われよう よね・・・ |
*n0さん これは相談なんですが |
なんとか、ケルマさん に話し合いで納得して もらうことはできない でしょうか? |
そりゃ、できればその ほうがいいと思うけど どうかなあ・・・ |
そりゃ、できればその ほうがいいと思うけど どうだろう・・・ |
無理だと思うけど |
なにをごちゃごちゃと 言ってるんですの? さあ、さっさと勝負を 始めますわよ! |
ねえ(くい、くい) |
どうしたんだい? |
どうしたの? |
なんで、あの人って いつも、ぴかぴかなの |
・・・・・・ |
さあ、いつまで待たせ れば気が済むのです |
*n1 後でね・・・ |
今は、こっちの方が 優先だからね |
*n1 後でね・・・ |
今は、こっちの方が 優先だから・・・ |
なあ、ニンゲン? あの年増とまた やるのか・・・ |
俺はパスしたいなぁ |
珍しいな・・・ お前が消極的になる なんて・・・ |
珍しいわね・・・ あんたが消極的に なるなんて・・・ |
年増は性に合わない んだよ |
・・・・・ |
何か言いました? |
な、なんでもない よっ!? |
な、なんでもない わよっ!? |
ケッ!おまけに 地獄耳ときてやがる あーあ・・・ |
さあ! 始めますわよ!! |
ちょっと待ってくれよ ケルマ |
ちょっと待ってよ!! ケルマ |
なあ、やっぱり決闘 なんてよそうよ |
ねえ、やっぱり決闘 なんてよそうよ |
この期に及んで、まだ そんな戯言をおっしゃ るというの!? |
でも、こんな通りの 真ん中で戦うなんて 無茶すぎやしないか |
野次馬も集まってきて るし、巻き込んだら 大変なことになるぞ |
でも、こんな通りの 真ん中で戦うなんて 無茶すぎるわよ |
野次馬も集まってきて るし、巻き込んだら 大変なことになるわよ |
ほーっほっほ、だから こそよろしいんじゃ ありませんの? |
平民たちの見ている前 で、白黒はっきり勝負 がつくのですもの |
とほほ・・・ 聞く耳すら もってないって カンジだよ |
なんだかなぁ・・・ 聞く耳すら もってないって カンジ |
ちょっとケルマ 貴女、本気でここで 決闘するつもりなの? |
見物してる人たちまで まきこんじゃったら どうするつもりよ |
あーら、そんな 加減ぐらい心得てます わよ、わたくしは? |
まあ、お子さまには 無理な芸当かもしれま せんけどね・・・ ほーっほっほ! |
で、できるわよっ 年増女なんかに、私が 負けるはずないもん! |
年増って言うなーっ! |
やーい、年増、年増! おお年増ぁぁっ!! |
ぐぎぎぎ・・・ 絶対に、泣かすうぅぅ |
ああっ、ますます ドロ沼になってるう |
ああっ、ますます ドロ沼になってるう |
いい加減にせぬか ケルマ殿! |
カザミネさま・・・ |
あの時、拙者はお主に 申したであろう いつまでも私怨をもつ ものではないと |
それを忘れたので ござるか!? |
貴方様に救われたご恩 忘れてはおりません こうしていても、私の 心は張り裂けそう |
愛する御方のご不況を かおうとしているの ですもの・・・ |
まあ!? |
なな、なにを言ってる でござるかっ!? |
私を抱きとめてくれた たくましいその腕へと 今すぐ全てを投げ出し てしまいたい |
わーっ、わーっ!? |
カザミネさん・・・ 貴方という人は・・・ |
誤解でござるっ! 拙者、けっしてそんな ことは・・・ |
フケツですっ! 私、もう知りません! |
ですが・・・ 私は恋する乙女である 以前に、ウォーデンの 当主なのです! |
マーン家にだけは負け られませんの! わかってくださいませ カザミネさま・・・ |
カイナ殿っ お願いだから、拙者を 信じてくだされーっ! |
・・・知りません! |
なんか、別の意味でも エライことになってる ような・・・ |
なんか、別の意味でも エライことになってる ような・・・ |
ふふふ、チビジャリ 今日の私は今までとは 違いますわよぉ |
この日のために、特別 の助っ人を用意したん ですからねえ |
助っ人だって!? |
助っ人!? |
まじーぞ 今回ばかりはあいつも 本気の本気っぽいぜ |
ウォーデンの財力なら どんなに手強い連中を 揃えていてもおかしく はないからな |
いったい、どんな相手 が出てくるんだ・・・ |
いったい、どんな相手 が出てくるの・・・ |
さあ、いらっしゃい 貴女の出番ですわよ! |
・・・!? |
はいはーい、みなさん どうもどうも こんにちはーっ♪ |
はいはい、 こんにちわですの |
モナティちゃん ご丁寧にどうもー! |
ぱ・・・ |
パッフェルさん? |
どっ、どうして パッフェルさんが!? |
まさか、助っ人って 彼女・・・??? |
まさか、助っ人って 彼女・・・??? |
そうですよー 日当2万バームで 雇われたんですもの |
あの、パッフェルさん 失礼ですけど、あなた 戦えるんですか? |
ははははっ! こりゃいいぜ? そいつになにができる っていうんだよ!? |
パッフェルさん 見せておあげなさい? |
そーですねー それじゃ、ちょっと だけ・・・ |
シルドの実を・・・ 投げて? |
はっ!! |
わわっ!? |
きゃあ!? |
おおーっ!? こいつはスゲエっ |
お、落ちてくる ところをナイフで むいちゃうなんて!? |
しかも、 食べやすい大きさに 揃ってるし・・・ |
おいおい、冗談だろ あんた、こんな特技を 隠してたのかよ・・・ |
別に隠してませんよー ギブソンさんたちから 聞いてないんですか? |
私の一番長い職歴って 暗殺者稼業なんですよ てへへ・・・ |
てへへ、って 聞いてないよーっ!? |
てへへ、って しゃれになってない! |
そうか・・・ それなら、あの砦から 無事に脱出できたのも うなずける・・・ |
ナルホド・・・ |
・・・(こくこく) |
ネスティ、貴方も冷静 に分析してる場合じゃ ないでしょ!? |
そう、それですよ 結局あの時、砦から お給金が回収できなく なっちゃってー |
予定していた貯金額に 足りないもので、臨時 にこうして昔のお仕事 を再開したわけです |
というわけで・・・ みなさん、申しわけ ないですけど覚悟して くださいねっ♪ |
ほーっほほほほ! いきますわよおぉ!! |
負けた・・・ 助っ人まで雇ったのに また負けた・・・ |
くやしいぃぃ~っ!! |
約束よっ? これでもう、私のこと をつけ狙うのはやめて もらうからね |
わかってますわ 約束は約束ですもの |
でも、間違えないで! この勝負に負けたのは 私個人の未熟さのせい であって・・・ |
ウォーデン家が マーン家に劣っている 証明にはならないん ですからね!? |
わかってるわよ そんなこと、わざわざ 言わなくても当たり前 のことじゃない |
・・・は? |
あのね、ケルマ? 私は最初っからそんな こと気にしてなかった |
どっちの家が偉いとか 優れてるとか、そんな こと考えるよりも先に |
私はまず、一人前の 召喚師になりたいのっ それだけなのっ! |
!? |
ペンダントを渡そうと しなかったのも、貴女 たちにイジワルしてた せいじゃないわ |
あの子が、最初に私の 声に応えてくれた友達 だから、離ればなれに なりたくなかった |
それだけなの・・・ |
友達、ですって? 誓約の力で服従させた だけの召喚獣がァ? |
ぷっ、くくくくっ あははははははっ! |
わ、笑わないでよ! 本当にそう思ってるん だから、私の勝手 でしょおっ!? |
なにが、おかしいん ですかっ!? |
笑うなんてひどい ですの!! |
あははは・・・ すると、私たちのして きたことというのは |
貴女から無理に友達を 奪おうとしたのと同じ だったということね |
・・・バカバカしい |
え? |
へっ? |
ケルマさん・・・? |
バカバカしいですわ 子供じみたそんな理由 にも気づかずに、家名 のことばかり考えて |
やっきになっていた 私たちが、おバカさん だと言ってるんです! |
ケルマ・・・? |
それじゃあ!? |
しかたありませんわ 小さな子供から友達を 力ずくで奪いとっても |
ウォーデンの名に泥を 塗るだけですもの チビジャリに、くれて さしあげますわっ! |
あ・・・ ありがとう、ケルマっ |
・・・ふんっ! 本当にバカバカしい! |
わ、待ってください! わわっ、私の日当はぁ どうなるんですー!? |
お客さんっ!? ケルマさぁーん!? |
さて、これでミニスの 本来の目的はかなった わけだ |
さて、これでミニスの 本来の目的はかなった わけね |
よかったですね ミニスちゃん? |
うん、みんなが助けて くれたおかげだよ ありがとう |
今度は、そのぶん私が お返ししなくちゃ |
そのことなんだけどさ その・・・ |
言っておくけど 今さら、仲間はずれは イヤだからねっ!? |
う・・・ |
やっぱり・・・ |
ドウヤラ、先手ヲ トラレタヨウデスネ? |
まあ、彼女の言い分も もっともだろうな |
ネスティさん? |
危ない場面だったら 今までにだって何度も あったんだ |
助けがあったとはいえ それを彼女はここまで 乗り越えてきた |
今さら、危険だからと いう理由で同行を拒む ことなど通用しない そうだろう? |
ネスティっ! |
ネスが・・・ ミニスの弁護をする なんて??? |
ネスが・・・ ミニスの弁護をする なんて??? |
あのな・・・ *n0? |
僕は、きちんと認める だけのことができる 相手に対しては |
年齢に関係なく 相応の権利を認める 主義なんだぞ |
てことは、歳だけ 食ってても、認めて もらえねェヤツも いるワケだ・・・ |
なァ、ニンゲン? |
そこで、どうして 俺に話をふるのかね? *n1くん |
どうして、わたしに 話をふるわけ? *n1 |
べーつーにぃぃぃ? |
・・・・・・ |
*n1 なんで、俺の顔を じっと見るんだい? |
*n1 どうして、あたしの顔 じっと見てるわけ? |
・・・(ふるふる) |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
(ふるふるふるふる) |
それじゃあ、私 お母さまにこのことを ちゃんと話してくるっ |
ま、とりあえず めでたし、めでたし ってところかな? |
ま、とりあえず めでたし、めでたし ってところかな? |
ちっとも、おめでたく ないですよー・・・ |
きゃっ!? |
パッフェルさん なんで、君がここに? |
パッフェルさん なんで、ここに? |
ケルマさんにですね 言われちゃったんです よう |
お給金に見合うだけの 働きをしてませんわ! ・・・って |
そのとおりじゃないか |
それはそうですけどー タダ働きは あんまりだって 思いません!? |
まあ、そりゃ・・・ |
まあ、そりゃ、ね |
パッフェルさんも がんばったんですし ねえ・・・? |
でしたら! ぜひぜひ、この手紙を 読んでくださいませっ |
手紙? |
なに、手紙? |
『前略、いまいましい マーン家のチビジャリと、 お節介な保護者のみなさまへ』 |
『やむをえない誤解とはいえ くだらなき理由によって そちらへと及ぼした迷惑は』 |
『品格と礼節を重んじる当家として 見過ごす訳には参りません』 |
『・・・つきましては この手紙に添えつけた 人物をこき使って下さ いませ』えぇ!? |
聞くところによれば そちらは、多くの敵に 狙われるとのこと |
役立たずの暗殺者で はありますが工夫次第 で利用価値を見つける 事もできましょう |
・・・追伸 |
そちらでの奉公が 終了したと見なされた 時点でその者には今回 の報酬を支払います |
ケルマ、ですって |
つまりだ・・・ 君は不手際を補うよう 彼女から、残業を命じ られた、と? |
そーなんですよう |
お願いですから、私に みなさんのお手伝いを させてくださいませ |
じゃないと、あたしは タダ働きに・・・ そんなの、絶対に我慢 できませんよーっ! |
・・・どうしよう? |
知らん、僕に聞くな |
あは、ははは・・・ |
お願いしますーっ 後生ですから、ねっ? お願いですってばあ! |
断れそうにもないよな こりゃあ・・・ |
断れそうにもないわね こりゃあ・・・ |
別れ別れになっていた友との 再会と、ケルマとの和解 |
それは俺たちにとっては とるにたらない結末であっても ミニスという小さな召喚師に とっては、大きな節目だった |
報告にいった母親の下から 帰ってきたミニスは、満面の 笑顔で道場の門をくぐる |
貴女がしたいと思うことを 正しいと思う方法で おやりなさい |
それが、ファミィさんが 愛娘へと送った言葉だった。 |
ならば、ミニスの答えはもう 決まっている |
俺たちも、それを拒むつもり なんてなかった |
やがて、祭りの夜がくる |
活気あふれる街のその裏側で 戦いの準備が着々と進められ ていることを、俺たちだけが 知っている |
だからこそ、今この時を 楽しんでやろうと思う |
その思い出が、いつか本当に 苦しくてつらい日々と向かい あわねばならないその時に |
自分を支える力になるのだと 知っているから・・・ |
別れ別れになっていた友との 再会と、ケルマとの和解 |
ミニスにしてみたら今日の 事件は大きな節目になった と思う |
息せき切って帰ってきた ミニスの顔はとても まぶしく見えた |
貴女がしたいと思うこと を正しいと思う方法で おやりなさい |
それがファミィさんの 言葉だった・・・ |
だったら、ミニスの答えは 最初から決まっている |
そして、むかえた祭りの夜 |
活気あふれる街のその裏側で 戦いの準備が着々と進められ ていることを、あたしたち だけが知ってる |
だからこそ、今この時を 楽しまなくちゃって思う |
その思い出が、いつか本当に 苦しくてつらい日々と向かい あわねばならないその時に |
きっと力になってくれるって あたしは信じてるから |
あのな・・・ 今がどういう状況か わかってるのか? |
わかってるよ |
でも、どのみち祭りが 終わらないことには 身動きだってとれない じゃないか? |
わかってるわよ |
でも、どのみち祭りが 終わらないことには 身動きだってとれない じゃないのよ? |
む・・・ |
なら部屋でじっとして いないで、俺たちも 祭りを楽しもうぜ |
なら部屋でじっとして いないで、あたしたち も祭りを楽しもうよ |
だが、しかし・・・ |
いいから、いいから! たまには息抜きも 必要だって |
いいから、いいから! たまには息抜きも 必要よ |
まったく・・・ 仕方のないヤツだ |
ひゃあ、すごい 賑わいぶりだなあ |
へぇ、すごい 賑わいぶりねぇ |
モーリンが得意げに 話すだけはあるな |
聖王都の建国祭に 比べても、華やかさ では引けを取らない 祭りだよ |
ゼラムの通りの大きさ だと、ここまで派手な パレードはできない もんな |
ゼラムの通りの大きさ だと、ここまで派手な パレードはできない ものね |
建国祭で思い出したが 君がやって来てから 間もない頃に |
祭り見物に抜け出して ひと騒ぎおこしたこと があったな? |
そ、そんなこと あったっけ? |
そ、そんなこと あった? |
まさか、忘れたとは 言わせないぞ |
えーと・・・ なんだっけ? |
ああ、思い出すだけで 情けない。召喚師が 素手でゴロツキと 取っ組み合いとは |
だって、あれは向こう からケンカを売って きたんだし |
カッとなって、だから つい・・・ |
だって、あれは向こう からケンカを売って きたんだし |
カッとなって、だから つい・・・ |
相手にした君が悪い |
うう・・・ |
新品の服をボロボロに して、おかげで僕が 繕うことになったんだ |
悪かったよ、あれは 今でもそう思ってる |
悪かったわよ、あれは 今でもそう思ってる |
まあ、感心したのは あれだけやられ放題に されながら |
召喚術をケンカの道具 にしなかったことか |
それだけは、今でも 評価してるよ |
ははは・・・ |
へえ・・・ あの沖で光ってるのが 全部、船なんだ? |
へえ・・・ あの沖で光ってるのが 全部、船なんだぁ? |
豊漁と航海の安全に 感謝して、海に供え物 を流してるのさ |
自然の恵みに感謝する この儀式が、本来の 祭りにあたるわけだ |
あっ、花火だ・・・ |
あっ、花火だ・・・ |
ほう、船の上から 打ち上げているのか |
きれいだなあ |
王都だと建物が邪魔に なったけど、ここは 海の上だから、すごく 見やすくていいや |
きれい・・・ |
王都だと建物が邪魔に なったけど、ここは 海の上だから、すごく 見やすくていいわね |
なあ、*n0 |
ん・・・? |
君は、変わったな |
えっ?ネス 変わったって・・・ |
本部にいた頃は 何に関してもやる気が 感じられなかったのに |
今は自分から積極的に いろいろなことに 関わろうとしている |
ただ、僕の言うことを 義務的に聞いていた時 とは大違いだよ |
ネス・・・ |
ネス・・・ |
あとは、行動に考えが ついていければ 問題ないんだがな |
そうすれば、僕が 君の世話を焼く必要は なくなる・・・ |
すこしだけ・・・ さびしいけどな・・・ |
・・・? |
さあ、そろそろ戻ろう 明日からは、また 忙しくなるぞ? |
お祭りに、あたしを? |
うん、もし良かったら 一緒に見物しないか? |
うん、もし良かったら 一緒に見物しない? |
はいっ、いきますっ! 連れてってください |
へえ、すっごい 喜びようだなあ |
すごい 喜びようねぇ |
えへへ・・・ あたし、村のお祭り しか知らないから すごく楽しみです♪ |
あ、でも・・・ 洗い物をすませないと |
だったら、手伝うよ 二人でやったほうが 早いだろ? |
だったら、手伝うわ 二人でやったほうが 早いでしょう? |
・・・すいません それじゃ、洗ったお皿 拭いてくれますか? |
うん、了解 |
ええ、わかったわ |
うわあ!ほらほら *n0さん あれ、見てください! |
ははは、アメルったら まるで子供みたいに はしゃいじゃってさ |
あはは、アメルったら まるで子供みたいに はしゃいじゃって |
もぉ、だって・・・ 本当にすごく楽しいん ですもの! |
パレードは見ていて あきないし、さっき 買った焼きイモさん だって、ほら? |
こんなにほくほくで バターもたくさん しみてて・・・ |
んーっ、とっても おいしくて幸せですっ |
お祭りで食べる物って いつもより、ずっと おいしいからね |
他にも、いろいろ 試してみるといいよ |
お祭りで食べる物って いつもより、ずっと おいしいものね |
他にも、いろいろ 試してみるといいわ |
あ・・・! *n0さん あれやってみません? |
へえ、くじ引き ハズレなし、か・・・ |
そうだな・・・ |
よし、やってみるか |
やってみよっか |
アメルもやろうよ |
このヒモを一本 引けばいいんだな? よーし・・・ |
このヒモを一本 引けばいいのね? よーし・・・ |
がんばってください! |
よっ・・・ありゃ? |
よっ・・・あらら? |
はいよ、にいちゃん! 24等賞は、ファナン 名所、時計塔の置き物 だよっ! |
はいよ、ねえちゃん! 24等賞は、ファナン 名所、時計塔の置き物 だよっ! |
時計塔の置物を手に入れた! |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
・・・いる? |
・・・いる? |
あ、ははは・・・ あたしは、遠慮しとき ます、はい・・・ |
このヒモを一本 引けばいいんだな? よーし・・・ |
このヒモを一本 引けばいいのね? よーし・・・ |
どれにしようかなあ? |
よっ・・・おっ? |
はいよ、にいちゃん! 15等賞は、かわいい 召喚獣のぬいぐるみ だよっ! |
あたしは、これ・・・ えいっ! |
大当たりぃ~っ!! |
えっ、えっ? |
6等賞は、珍しい 異世界の懐中時計だ! おねえちゃん、これは 価値もんだよぉ? |
は、はあ・・・ |
よかったじゃないか アメル |
でも、あたし あんまり時間を気に しないですし・・・ |
そうだ・・・! *n0さんに さしあげますよ |
えっ、でもそれ すごく高い物だよ? |
いいんですよ 使わないあたしが 持っていても、しかた ないですもの |
んー・・・ それじゃ、こいつと 交換ってことにしよう |
いいんですか? |
ああ、ぬいぐるみ なんて、それこそ俺が 持ってたって意味が ないしね |
異世界の懐中時計を手に入れた! |
くすっ、なんだか プレゼント交換してる みたいですね? |
うん、そうかも |
7等賞は、 豪華な髪飾りだ! おねえちゃん、これは 価値もんだよぉ? |
よかったですね *n0さん |
あたしは、これ・・・ えいっ! |
はいよ、お姉ちゃん! 15等賞は、かわいい 召喚獣のぬいぐるみ だよっ! |
かわいいじゃない それ・・・ |
そっちの方が 良かったかな・・・ |
・・・・・・ |
・・・これ *n0さんに さしあげましょうか? |
えっ、でも アメルが当てたものよ |
いいんですよ |
なんか悪いなぁ・・・ あ、そうだ! |
それじゃ、これと 交換しよっか? |
いいんですか? |
ええ、あたしは短い 髪型のほうが好きだし |
アメルが使ったほうが きっと似合うと思うわ |
ぬいぐるみを手に入れた! |
くすっ、なんだか プレゼント交換してる みたいですね? |
うん、そうかも |
うわあ・・・ |
アメルは、花火を見る のは初めてか? |
アメルは、花火を見る のは初めてなの? |
ええ・・・ こんなに、キレイな ものだったんですね |
すごいなあ・・・ |
うーん、たしかに ここまで盛大なのは 俺も初めてだよなあ |
ええっ、たしかに ここまで盛大なのは あたしも初めて |
*n0さん |
ん・・・? |
あたし、こうして 生きてこられて すごく幸せだって 思います・・・ |
何度も落ちこんで 弱音をはいて いろんな人たちに 迷惑をかけて |
本当になにもかも イヤになったりもした けれど、でも・・・ |
つらいことだけじゃ なかったから |
アメル・・・ |
今日みたいな楽しい 思い出を、あたし もっともっと作りたい |
だから、負けません 負けないように がんばりますから だから・・・ |
最後まで、見ていて くれますか? |
うん・・・ |
楽しい思い出、一緒に 作っていこうな |
つらいことを思い出す 暇なんかないくらい めいっぱいにさ? |
ええ・・・ |
楽しい思い出をみんな と作っていきましょう |
つらいことを思い出す 暇なんかないくらい めいっぱいにね? |
・・・うんっ |
祭リ、デスカ・・・ |
*n1は お祭りの意味ぐらい 知ってるだろう? |
*n1は お祭りの意味ぐらい 知ってるでしょ? |
ソレハ勿論デスガ シカシ、同行スルノハ 自分ヨリモ、他ノ方ノ ホウガ適任デハ? |
・・・ |
そんなことないさ 護衛がほしいんだ |
そんなことないわよ 護衛がほしいのよ |
そんなことないさ 祭りを楽しむのに向き 不向きなんてないって |
それに、俺は *n1と 見物したいんだよ |
そんなことないわ 祭りを楽しむのに向き 不向きなんてないもの |
それに、あたしは *n1と 見物したいのよ |
・・・了解シマシタ ソレデハ、同行サセテ イタダキマス |
ほら、祭りって 楽しいけど、いろいろ 物騒でもあるだろ? |
そういう時に *n1が 一緒だと心強いからさ |
護衛として、ついて 来てほしいんだ |
ほら、祭りって 楽しいけど、いろいろ 物騒でしょう? |
そういう時に *n1が 一緒だと心強いから |
護衛として、ついて 来てほしいのよ |
ナルホド・・・ ソレデシタラ、理解 デキマス |
同行イタシマショウ あるじ殿 |
しかし、予想以上に すごい人手だなあ |
しかし、予想以上に すごい人手ねぇ |
人口密度ガ、カナリ 高クナッテイマスネ |
これじゃ、歩くのも ひと苦労だよ |
これじゃ、歩くのも ひと苦労よ |
自分ガ、先ニタッテ なびげーしょんシマス ツイテキテクダサイ |
92C7897A8E D490FC914F 95FB82C993 478ED4・・・ |
へえ、人混みの切れ目 を計算して進むのか |
さすがは機械兵士って 感じだよなあ |
へえ、人混みの切れ目 を計算して進むのね |
さすがは機械兵士って 感じよねぇ |
・・・って、ありゃ? |
・・・って、あらら? |
・・・・・・ |
どうしたんだ? 急に立ち止まって |
どうしたの? 急に立ち止まって |
ソ、ソレガ・・・ |
わあ、この人の仮装 すっごくカッコイイ! |
きっとパレードに出る んだよ!すごいなあ |
ねえねえ、中は どうなってるのっ? |
あはははっ 子供たちに、囲まれ ちまったのか・・・ |
あはははっ 子供たちに、囲まれ ちゃったのね・・・ |
ド、ドウシマショウ? あるじ殿??? |
大した人気ぶりだった じゃないか? *n1 |
大した人気ぶりだった じゃないの? *n1 |
シカシ、オカゲデ あるじ殿ニ、迷惑 カケテシマイマシタ |
モウシワケアリマセン |
いいんだよ。見ていて 俺も楽しかったし |
いいのよ。見ていて あたしも楽しかったし |
・・・・・・ |
おっ、花火だ |
あっ、花火 |
祭リモ、ソロソロ 終ワリノヨウデスネ |
キレイだなあ |
キレイね |
・・・不思議デス |
・・・え? |
・・・え? |
アレガ、サク薬ト 金属片ノ化学反応デ 作ラレタ爆発ダトワカ ッテイルノニ・・・ |
ソレデモ、見トレテ シマウノデス |
*n1・・・ |
*n1・・・ |
最近、ヨクアルノデス 危険ガ無イト明白ナ 風景ニ対シテモ・・・ |
ドウシテナノカ、フト 目ガ離セナクナッテ シマウノデス |
故障ナノデショウカ? |
故障なんかじゃないよ *n1 |
そういうことって 人間にはさ、よくある ものなんだよ |
*n1は きっと、少しずつ 人間に近い物の感じ方 をもち始めてるんだ |
故障なんかじゃないわ *n1 |
そういうことって 人間にはさ、よくある ものなのよ |
*n1は きっと、少しずつ 人間に近い物の感じ方 をもち始めてるのね |
自分ガ・・・? |
ああ、きっとそうだよ |
ええ、きっとそうよ |
ヨク理解デキマセン |
理解する必要はないさ |
そのまま、ただ感じる がままに任せれば いいんだ |
それが、感情ってもの なんだよ |
理解する必要はないわ |
そのまま、ただ感じる がままに任せれば いいのよ |
それが、感情ってもの なんだから |
コレガ・・・ 感情トイウモノ・・・ コレガ・・・??? |
あァん? なんで、オレがテメエ と祭りに行かなくちゃ なんねェんだよ |
なんだよ、せっかく 誘ってやってるのに |
なによ、せっかく 誘ってやってるのに |
ははァ・・・ さては、他の連中には 相手にしてもらえ なかったんだなァ? |
・・・! |
わかった、もういい そういうこと言うのな ら他を当たるよ |
・・・! |
わかったもういいわよ そういうこと言うのな ら他を当たるわ |
お、おいっ ちょっと待て! |
なんだよ?どうせ 行く気はないんだろ? |
なによ?どうせ 行く気はないでしょ? |
コホン・・・ まァ、そのつもりでは あったけどなァ |
あまりにテメエが あわれだから、ひとつ 同情で行ってやらァ |
別に無理しなくたって いいんだぜ? |
別に無理しなくたって いいのよ? |
あーっ、うっせェ! ついていってやるって 言うんだから、素直に 連れてきやがれッ! |
やれやれ・・・ 素直じゃないのは どっちだよ? |
あらあら・・・ 素直じゃないのは どっちよ? |
いいね、いいねェ この乱雑っぷりは キライじゃねェなァ |
いろんな感情が ごちゃ混ぜになってて 飽きねェぜ・・・ |
ほら見ろ、やっぱり 行きたかったんじゃ ないか・・・ |
ほら見なさい、 やっぱり、行きた かったんじゃない |
ん、なんか言ったか? |
なんでもないよっ |
なんでもないわよ |
・・・おっ? あそこで配ってるのは ひょっとして、酒か! |
振るまい酒だな どこの祭りでも普通に やってることだよ |
振るまい酒ね どこの祭りでも普通に やってることよ |
くーっ・・・ いいね、いいねェ! タダ酒なんて最高じゃ ねェかよ!? |
飲ませてやろうか? |
ダメだ、ダメだ! 少しだけだぞ? |
ダメよ、ダメダメ! 少しだけよ? |
ダメだ、ダメだっ! |
ダメよ! |
んだよ・・・ タダなんだから別に いいだろォが? |
あれは大人のための ものなんだぞ |
あれは大人のための ものなのよ |
あのなァ、オレは こう見えてもテメエ より年上だぜェ? |
実際はそうでも 見た目に問題があるん だよ・・・ |
実際はそうでも 見た目に問題があるん のよ・・・ |
よォし・・・! 本当に問題があるのか 試してやろうじゃ ねェか・・・ |
あ、コラっ! *n1!? |
おっちゃん、オレにも 酒をくれッ! |
んー、ボウズ お前も飲みてえのか? よしよし・・・ |
あ~っ!? |
っはァ! んーっ、ウメえッ!! |
へっへへへ どうよ?ちゃんと 飲ませてもらえたじゃ ねェかよ・・・ |
そりゃ、こういう時は 子供でも特別に許して もらえるから・・・ |
ガキじゃねェって 言ってるだろォが!? うぃっく・・・ |
おお、そうだぜ それだけ飲めりゃあ ガキじゃねぇさ |
もう一杯、どうだ? |
いただくぜェ? ヒャハハハハッ! |
ああ、こりゃダメだ もう手がつけられない |
あらら、ダメだわ もう手がつけられない |
しかたないなぁ 少しだけだぞ・・・? |
しかたないなぁ 少しだけよ・・・? |
ヒヒヒヒヒ! そうこなくっちゃ いけねェよなぁ!! |
やれやれ・・・ まあ、今日だけは目を つぶってやるか |
見かけはああでも 一応、俺の何倍も 年上みたいだし |
やれやれ・・・ まあ、今日だけは目を つぶりますか |
見かけはああでも 一応、あたしの何倍も 年上みたいだし |
うひゃひゃひゃひゃ! |
おい、*n1 いい加減にしっかり しろよ!? |
こら、*n1 いい加減にしっかり しなさい? |
ひっかりひてるって いっへるだろォがぁ? |
まったく・・・ 調子に乗って何杯も あけるからだって |
まったく・・・ 調子に乗って何杯も あけるからよ |
酔いが冷めるまで しばらく、ここで頭を 冷やさせるか・・・ |
酔いが冷めるまで しばらく、ここで頭を 冷やさせるか・・・ |
おっ、なんらぁ!? |
花火だよ。祭りも そろそろ終わりって ことさ |
花火よ。祭りも そろそろ終わりって ことね |
もォ終わりかよォ? つまんねェな・・・ |
そんなこと言って お前は、毎日がお祭り 気分じゃないか |
好き放題に言いたい ことを言ってるし |
そんなこと言って お前は、毎日がお祭り 気分じゃない |
好き放題に言いたい ことを言ってるし |
そりゃァ、そうか? ひゃははははははっ |
けどなァ・・・ |
前の主人ってのは テメエの百倍はひでェ ヤツだったぜェ・・・ |
え・・・? |
研究だかなんだか しらねェが、呼ぶたび オレの身体を切り刻み やがって・・・ |
悪魔だって、痛ェもん は痛ェんだぞッ!? |
*n1・・・ |
ケッ!まァいいさ テメエが生きてる限り アイツはオレをもう 呼べねェ・・・ |
安心して・・・ 高いびきだぜェ・・・ |
・・・ぐおぉぉぉっ |
そういや、俺はいつも ケンカばかりで・・・ |
こいつの過去、なにも 知らなかったんだなぁ |
そういえば、あたしは いつもケンカしてて |
この子の過去、なにも 知らなかったのよねぇ |
おまつり? |
ああ、一緒に見物に 行かないか? |
ええ、一緒に見物に 行かない? |
・・・(こくこく) |
よし、それじゃ 支度をしなくちゃな |
よ~し、それじゃ 支度をしなくちゃね |
*n1 もう、できてるよ? |
これ・・・ おまつりの、服なの |
へえ、そうなのか? |
へえ、そうなの? |
うん・・・ でもね、いくのは はじめてなの・・・ |
いままでは、ずっと みていただけだから |
だから・・・ すごくたのしみだよ おにいちゃん |
だから・・・ すごくたのしみだよ おねえちゃん |
・・・(ぺろぺろ) |
おいしいかい? *n1 |
おいしい? *n1 |
うん・・・ とっても、あまいよ |
おにいちゃんは いいの・・・? |
おねえちゃんは いいの・・・? |
うん、俺はいいよ |
ええ、あたしはいいの |
さすがに、棒つき キャンディーなめては 歩けないよなあ この歳じゃ・・・ |
さすがに、棒つき キャンディーなめては 歩けないわよね この歳じゃ・・・ |
それより、ほら 口の周りがベタベタに なってる |
それより、ほら 口の周りがベタベタに なってる |
あ・・・ |
食べ終わったら ちゃんと拭くんだよ |
食べ終わったら ちゃんと拭くのよ |
・・・(こくん) |
それにしても、また 一段と人が増えてきた みたいだな・・・ |
それにしても、また 一段と人が増えてきた みたいね・・・ |
これだけの人手だと はぐれたら、本当に 大変なことになるかも しれないぞ? |
これだけの人手だと はぐれたら、本当に 大変なことになるかも しれないわね? |
どうしよう? よく言い聞かせる 手をつないでやる |
*n1 迷子にならないように 気をつけるんだぞ |
*n1 迷子にならないように 気をつけるのよ |
・・・(こくん) |
でも・・・ はぐれても、もう へいきだよ? |
・・・え? |
だって・・・ *n1 おにいちゃんなら みつけられるもん |
ずっと、いっしょに いたから・・・ おにいちゃんのかんじ おぼえちゃったの |
だって・・・ *n1 おねえちゃんなら みつけられるもん |
ずっと、いっしょに いたから・・・ おねえちゃんのかんじ おぼえちゃったの |
だから・・・ しんぱい、しないで ね? |
あ、ああ・・・ |
え、ええ・・・ |
いつまでも子供だと 思ってたけど |
*n1も 日に日にしっかりして きてるんだな・・・ |
いつまでも子供だと 思ってたけど |
*n1も 日に日にしっかりして きてるのね・・・ |
ほら、手をつなごう はぐれると大変だろ? |
ほら、手をつなごう はぐれると大変よ? |
・・・(こくん) |
おにいちゃんの手 おっきいね・・・ |
それに、とっても あったかくて・・・ *n1 すきだよ・・・ |
おねえちゃんの手 おっきいね・・・ |
それに、とっても あったかくて・・・ *n1 すきだよ・・・ |
そう言えば、手を つないでやるのって これが初めてかも しれないな? |
今までは、ずっと 俺の服のすそに しがみついてばかり だったし・・・ |
そう言えば、手を つないでやるのって これが初めてかも しれないわね? |
今までは、ずっと あたしの服のすそに しがみついてばかり だったし・・・ |
ねえ、あれはなに? |
どれどれ・・・? |
ほら、こっちだよ ほら・・・ |
わあ・・・ |
*n1は たしか、花火は見た ことあるんだよな |
*n1は たしか、花火は見た ことあるのよね |
うん・・・ でも、こんなに たくさんあがるのは はじめて・・・ |
きれい・・・ |
歩くのにも疲れたし ちょっと休憩しようか |
ほら *n1も 座りなよ? |
歩くのにも疲れたし ちょっと休憩しようか |
ほら *n1も 座りなさい? |
うん・・・ |
・・・って、こら? そこは俺の膝の上だぞ |
・・・って、こら? そこはあたしの膝の 上よ・・・ |
*n1 ここが、いいの |
まったく・・・ しょうがないやつだな *n1は |
もう・・・ しょうがないわね *n1は |
・・・・・・ |
きょうだけ・・・ だから・・・ |
えっ? |
えっ? |
あまえるのは、きょう だけだから・・・ あしたからは、いい子 にするから・・・ |
おねがい・・・ |
もしかして *n1は この先の旅がもっと 大変だって知ってて |
それで・・・ こんな風に・・・ |
もしかして *n1は この先の旅がもっと 大変だって知ってて |
それで・・・ こんな風に・・・ |
わかったよ *n1 |
今日だけ、だからな? |
わかったわ *n1 |
今日だけよ? |
・・・(こくん) |
え!ボクをお祭りに 連れていってくれるん ですか? |
ああ、一緒に行こうぜ |
ええ、一緒に 行きましょう |
ありがとうございます ご主人さまっ! |
それじゃ、明日のご飯 の下ごしらえ、大急ぎ で済ませますね |
おいおい、明日のなら 別に今やらなくたって いいじゃないか? |
あらあら、明日のなら 別に今やらなくたって いいじゃないの? |
でも、明日の朝ご飯は ご主人さまのお好きな |
ひと晩かけてじっくり 煮込んだ、チャウダー スープですよ? |
う・・・ |
だから、大急ぎで 支度しますね |
味のほうも、いつもの ままでな・・・? |
味のほうも、いつもの ままでね・・・? |
はいはい、ご心配なく |
わあ、いつにもまして すごい人手ですねえ |
大通りいっぱいに 屋台が並んでるからな |
仮装行列のパレードも あるって話だぜ |
大通りいっぱいに 屋台が並んでるもの |
仮装行列のパレードも あるって話よ |
ボク、なんだか ワクワクしてきちゃい ました |
さて、それまで 屋台でも冷やかして 時間を潰すか |
さて、それまで 屋台でも冷やかして 時間を潰しましょうか |
なにか、買われるん ですか? |
そうだな・・・ |
そうね・・・ |
たまには *n1にも なにか買ってやるか? |
たまには *n1にも なにか買って あげましょうか? |
どうしよう? 好きな物を買っていいよ 適当に選んでやるか |
なあ、おまえ そんなもので本当に 良かったのか? |
ねえ、あなた そんなもので本当に 良かったの? |
え? |
だって、包丁なんて 普通の時にだって 買えるだろ? |
もっと他に、お祭り らしいものを買えば よかったのに |
だって、包丁なんて 普通の時にだって 買えるでしょ? |
もっと他に、お祭り らしいものを買えば よかったのに |
でも、あのお店 今日だけ特別に来てる ものなんでしょう |
だったら、お祭り らしい品ですよ |
そりゃそうだけど でもなあ・・・ |
そりゃそうだけど でもねえ・・・ |
モーリンさんのお家の 包丁、ボクが使うには ちょっと重かったから 欲しかったんですよ |
ありがとうございます ご主人さまっ |
包丁を手に入れた! |
まあ、本人がこれだけ 喜んでるんだから いっか・・・? |
まあ、本人がこれだけ 喜んでるんだから いっか・・・? |
ほら、あっちの串焼き もおいしそうだぞ? |
ほら、あっちの串焼き もおいしそうよ? |
も、もういいですよぉ ご主人さまぁ・・・ |
もぉ、ボク お腹いっぱいですぅ |
*n1は 本当に小食だなあ |
まだ、焼き菓子と クレープとソーセージ と、アイスキャンディ しか食べてないのに |
*n1は 本当に小食ねぇ |
まだ、焼き菓子と クレープとソーセージ と、アイスキャンディ しか食べてないのに |
それだけ食べれば 充分ですって・・・ |
俺なら、あと 串焼きとかき氷と チョコケーキ3つは いけるのになあ |
あたしなら、あと 串焼きとかき氷と チョコケーキ3つは いけるのに |
・・・・・・ |
パレード、すごかった ですねぇ・・・ |
ああ、でも本当に すごいのはこれからさ |
ええ、でも本当に すごいのはこれからよ |
・・・? |
うわあ・・・っ!? |
祭りの最後には、海で 花火があがるのさ モーリンが言ってたよ |
祭りの最後には、海で 花火があがるのよ モーリンが言ってた |
花火、ですか・・・ なんだか、メイトルパ の火祭りのことを思い 出しちゃいますね |
火祭り? |
はい、メイトルパには 「聖なる炎」という ものがありまして |
年のめぐりごとに 部族から部族へと 持ちまわりで守って いるんです |
その受け渡しの時に お祭りがあるんですよ |
大きな焚き火をたいて そこから火の粉が キラキラ舞いあがって |
あんな風に、とっても キレイでした・・・ |
へえ・・・ |
でも、ボクは一人前と 認めてもらえなかった から・・・ |
祭りの時も、遠くから 見てることしか できなかったんです |
*n1・・・ |
でも、今日は違います ご主人さまと一緒に お祭りに参加できて |
ボク、とっても 楽しかったんですっ! |
絶対に今日のことは 忘れませんよ、ボク |
ずっと宝物にして 絶対に、忘れたり しませんから・・・ |
はいけい、マスター おげ・・・ |
モナティ、お祭りに 行くぞっ! |
モナティ、お祭りに 行くわよ! |
えっ?でも モナティ、お手紙が まだ・・・ |
そんなのあとあと! 早く行かなくちゃ パレードが終わっ ちゃうって |
それにどうせなら 祭りのことも手紙に 書いたほうが、きっと 楽しくなるぞ? |
そんなのあとあと! 早く行かなくちゃ パレードが終わっ ちゃうわ |
それにどうせなら 祭りのことも手紙に 書いたほうが、きっと 楽しくなるわよ? |
うーん・・・ それは、そうかも しれませんねえ? |
よし、それじゃ 決まりだな? |
よし、それじゃ 決まり! |
にゅうううっ やっと買えたですのぉ |
ここの屋台で売ってる アイスキャンディは すっごくおいしいって 話だからな |
ここの屋台で売ってる アイスキャンディは すっごくおいしいって 話だもの |
へえ・・・ |
どれどれ・・・ うん、さすが! 行列ができるだけの ことはあるなあ |
どれどれ・・・ うん、さすが! 行列ができるだけの ことはあるわよね |
それじゃあ モナティも・・・ |
うにゃあっ!? |
ぼけっとしてんじゃ ねえぞ、バカ野郎っ! |
おいっ、大丈夫か? まともに鼻から地面に ぶつかったぞ!? |
ねえっ、大丈夫? まともに鼻から地面に ぶつかったわよ!? |
だ、大丈夫ですのぉ でも・・・ |
アイスキャンディは 泥だらけか・・・ |
うにゅううぅぅっ まだ、ひと口も食べて ないのにぃ・・・ |
買い直すにも、あの列 じゃなあ |
・・・・・・ |
・・・ほら 食べかけで悪いけど これでガマンしてくれ |
買い直すにも、あの列 じゃねぇ |
・・・・・・ |
・・・ほら 食べかけで悪いけど これでガマンしてね |
え、でもそれじゃ *n0さんの 食べるぶんが・・・ |
いいって、いいって どんな味かはちゃんと わかったし |
それに、まだまだ 食べたい物はいっぱい あるからさ |
いいって、いいって どんな味かはちゃんと わかったんだもの |
それに、まだまだ 食べたい物はいっぱい あるもの |
にゅうぅ・・・ *n0さぁん |
・・・どうだ おいしいだろう? |
・・・どう おいしいでしょう? |
はいです・・・ とっても、おいしい ですの・・・ |
花火か・・・ 船の上から、あげて いるんだな |
花火か・・・ 船の上から、あげて いるのね |
キレイですのぉ |
マスターやフラットの みんなにも、見せて あげたいですの・・・ |
・・・・・・ |
やっぱり、向こうの街 に早く帰りたいか? |
・・・・・・ |
やっぱり、向こうの街 に早く帰りたい? |
それは・・・ |
帰りたいですの・・・ |
そっか・・・ |
でもでもっ! ただ帰りたいだけじゃ ないんですのっ |
モナティは *n0さんたち と一緒に帰りたい んです・・・ |
みんなで一緒に ずっと一緒に暮らして いきたいですのっ |
モナティ・・・ |
わかってますの これは、モナティの ワガママだって |
でも、モナティ *n0さんたち とも、おわかれ したくない・・・ |
帰りたいけど・・・っ 帰りたく、ないんです のぉ・・・っ |
ありがとう、モナティ だけど、泣くなよ? |
向こうに帰ったって 俺たちは仲間だよ いつだって、きっと 会えるからさ |
さあ、泣きやんで? そしたら帰ろう 俺たちの家へ・・・ |
ありがとう、モナティ だけど、泣かないで? |
向こうに帰ったって あたしたちは仲間よ いつだって、きっと 会えるんだから |
さあ、泣きやんで? そしたら帰りましょう あたしたちの家へ |
にゅっく・・・ は、はいですの・・・ |
おう、いいぜ 祭りだったらオレに 任せとけって |
ばっちり、楽しい ところに案内して やるからな? |
その様子だと フォルテは、ここの 祭りは初めてじゃない んだな? |
その様子だと フォルテは、ここの 祭りは初めてじゃない のね? |
へへへ、まーな? ファナンの豊漁祭は 聖王国でも屈指の 祭りだからな |
とーぜん、オイシイ ところは押さえてる ワケさ、これが |
うーん、なんか 頼もしいなあ |
うーん、なんか 頼もしいわねぇ |
へへへ、どーよ? オレの顔の広さは |
まさか、屋台の人に まで馴染みがいるとは 思わなかったよ |
おかげで、いっぱい おまけしてもらえたし |
まさか、屋台の人に まで馴染みがいるとは 思わなかったわ |
おかげで、いっぱい おまけしてもらえたし |
冒険者をやるように なってからは、祭りと 聞けば、すっとんで いったからな |
その結果が、こういう カタチで出てるのさ |
でも、どうして そんなに祭りばかりに こだわってたんだ? |
でも、どうして そんなに祭りばかりに こだわってたのよ? |
あー、それはな ずっと、憧れていた 反動ってヤツさ |
頭のカタイ親のせいで オレは子供の頃は ほとんど外で遊んだり できなかったからな |
ええっ、ホントに!? |
ええっ、ホントに!? |
へへ、意外だろー? |
だからかな? 家を飛び出してすぐ 冒険者になることを 決めたのは・・・ |
自分の足で好きなだけ 行きたい所に行ける ってのが、すごく自由 に思えたのさ |
ま、実際この稼業は それほど甘いモンじゃ ないって、すぐに思い 知らされたけどな |
へえ・・・ |
へえ・・・ |
豊漁祭の見所は パレードよりもな 最後の花火だぜ |
この磯は、ゆっくり そいつを見物するには 最高の穴場なのさ |
ホントだ・・・ すごく、よく見える |
ホントだ・・・ すごく、よく見える |
ま、次回はもっと 色気のあるお相手を 連れてくるこったな? フッフッフ・・・ |
な・・・!? |
な・・・!? |
あーっはっはっは! そんなに真面目な顔 して悩むなよぉ? |
か、からかうなって! |
か、からわないでよ! |
おーっ、しかしまあ 今年はまたいつもより 景気よく打ち上げてる よなあ? |
うー・・・ |
むぅ・・・ |
パッと咲いて パッと散る、か |
あんな風に生きること ができりゃあ、そりゃ 最高だろうなあ |
くすぶったまま だらだら生きてんのは まっぴらだぜ・・・ |
フォルテ・・・? |
フォルテ・・・? |
どんな時も、景気よく いきたいもんだぜ |
な、そうだろ? *n0 |
うん・・・ そうかもしれないな |
ええ・・・ そうかもしれない |
そういう生き方だって ありだもんな・・・? |
そういう生き方だって ありだもんね・・・? |
いいわよ? こうなったら、私も 遊んじゃうんだから! |
え? |
え? |
フォルテのやつ さんざん、祭りなら 任せとけって 言ってたくせに |
気づいたら、一人で とっくに出かけてるん だもの |
ほんと、勝手なやつ! |
あははは・・・ |
あははは・・・ |
でも、いいわ あなたが 誘ってくれたから |
このまま腹を立ててる のも、バカらしいしね |
あのさ、ケイナ? |
あのね、ケイナ? |
んー、なぁに? |
さっきから、目につく 屋台の食べ物、全部 食べてるけど・・・ |
さっきから、目につく 屋台の食べ物、全部 食べてるけど・・・ |
ヤケ食いなんかじゃ ないわよ? 言っとくけど! |
いや、お腹とか 平気かなあって |
いや、お腹とか 平気かなあって |
ああ、それは平気よ こう見えても 私だって冒険者だもの |
結構、悲惨な食生活 でも耐えられるくらい 胃腸は丈夫なのよ 心配しないで |
いや、そうじゃなくて |
食べて消化したら 蓄積されるよね? お肉になって・・・ |
いや、そうじゃなくて |
食べて消化したら 蓄積されるよね? お肉になって・・・ |
・・・!! |
と言っても、すでに 後の祭りかも |
と言っても、すでに 後の祭りかも |
あは、ははは・・・ |
あ、花火! |
そろそろ、祭りも 終わりってことか |
そろそろ、祭りも 終わりってことね |
花火もね、結構 私のお気に入りなんだ |
ぱっと弾けた火の粉が きらきら舞いながら 落ちていくのを 見てるとねえ・・・ |
やっぱり、不思議な 気持ちになるのよ |
シルターンにも花火は あるって話だからね |
忘れてる記憶が 騒ぐのかも知れないよ きっと・・・ |
シルターンにも花火は あるって話だから |
忘れてる記憶が 騒ぐのかも知れないね きっと・・・ |
うん、そうかも・・・ |
なあ、ケイナ |
ねえ、ケイナ |
ん・・・? |
カイナとは、やっぱり 相変わらずなのか? |
カイナとは、やっぱり 相変わらずなの? |
そうね・・・ やっぱりまだ、戸惑い が残ってるかな |
でもね・・・ |
妹だとは思えないけど 私は、カイナちゃんが 好きよ。これは本当 |
素直でいい子だもんな 本当に・・・ |
素直でいい子だもん 本当に・・・ |
うん・・・ |
そろそろ、戻ろうか? あんまり遅くなると 心配かけちゃうし |
そろそろ戻りましょう あんまり遅くなると 心配かけちゃうし |
そうね・・・ 戻ったら、とっちめて おかなくちゃならない 相手もいるし! |
あははは・・・ ほどほどに、な? |
あははは・・・ ほどほどにね? |
お祭りですか? |
ああ、たまには 息抜きもかねてさ 遊びに行こうぜ? |
ええ、たまには 息抜きもかねてさ 遊びに行きましょう? |
そうですね、せっかく 誘っていただいたん ですし・・・ |
おつきあいさせて いただきますよ |
さすがに賑わってる よなあ・・・ |
さすがに賑わってる わよねぇ・・・ |
これだけ大きなお祭り だと、警備する人は さぞ大変でしょうね |
ん?変なところで 感心するんだなあ |
え?変なところで 感心するのねぇ |
村の祭りの進行や警備 も、自警団の仕事 でしたから |
つい、そういう所に 目がいってしまって すいません・・・ |
それじゃ、ロッカは あんまり祭りを楽しん だことってないんだ? |
それじゃ、ロッカは あんまり祭りを楽しん だことってないの? |
ええ、それ以前に こういう大きな街の お祭りは初めてですよ |
それじゃ、今日は めいっぱい楽しんで いかないとな! |
それじゃ、今日は めいっぱい楽しんで いかないとね! |
ええ、そうですね 色々と教えてください |
今のが、花火という ものですか・・・ |
ああ、キレイだろ? |
ええ、キレイでしょ? |
ええ、とっても・・・ |
あれが召喚術じゃない なんて、信じられない くらい不思議です |
はははっ、それは 大げさじゃないかなあ |
はははっ、それは 大げさじゃないの? |
夢みたいですよ |
こうして僕が今 祭りを楽しんでいる ことが・・・ |
・・・え? |
・・・え? |
村が滅ぼされた時 正直、僕はアメルを 逃がすために死を覚悟 していました |
そんな僕が、こんな ゆったりとした時間を 過ごせるなんて・・・ |
ロッカ・・・ |
ロッカ・・・ |
ありがとうございます *n0さん |
ひさしぶりに、こんな 気持ちを味わえた それだけでも |
誘っていただいて 感謝しますよ・・・ |
ハッ、祭りなんて ガキじゃあるまいし |
でも、リューグは こういう街の祭りって 初めてなんだろう |
一度くらい、見といて 損はないと思うけど? |
でも、リューグは こういう街の祭りって 初めてなんでしょ |
一度くらい、見といて 損はないと思うけど? |
・・・・・・ |
アメルのことなら 心配いらないって フォルテやケイナと 先に出かけたよ |
アメルのことなら 心配いらないって フォルテやケイナと 先に出かけたわ |
・・・稽古の相手だ |
は? |
打ち込み稽古の相手を 戻ってきてから やるって条件なら |
テメエにつきあって やるって言ってんだよ |
えいっ! って、あれっ? またハズレた・・・ |
えいっ! って、あれっ? またハズレ・・・ |
なにやってんだよ テメエは |
うるさいなぁ こう見えて、なかなか 難しいんだぞ 輪投げって・・・ |
うるさいわねぇ こう見えて、なかなか 難しいのよ 輪投げって・・・ |
難しいとかいうより 先に、すこしは上達 してみせやがれ |
ぐぐぐ・・・ おじさん、もう一回! |
むぅう・・・ おじさん、もう一回! |
おっちゃん |
はい、毎度っ |
俺にも、一回分だ |
えっ? |
えっ? |
テメエに任せとくと 全財産すっちまいそう だからな・・・ |
いいか、よく見とけ? |
・・・! |
い、1発でとった!? |
手首を変にひねるから 明後日の方向に飛んで いっちまうんだ |
いいか・・・? |
ははは、リューグの おかげで大漁だよ |
しかし、輪投げが得意 だなんて意外だよなあ |
ははは、リューグの おかげで大漁よぉ |
しかし、輪投げが得意 だなんて意外よね |
別に・・・ 大したことじゃねえ |
村の子供はみんな 森の木で作られた オモチャで遊ぶんだ |
俺はたまたま、アレで よく遊んでた それだけのことだ |
へえ・・・ |
・・・敵かっ!? |
違うよ、リューグ ほら、花火だって |
違うわ、リューグ ほら、花火だって |
花火・・・ |
キレイだろ? |
キレイでしょ? |
ハッ、まぎらわしい音 させやがって・・・ |
てっきり、召喚術かと 思ったじゃねぇか |
なあ、リューグ・・・ |
いつも、そんなに 張りつめてて、本当に 疲れないのか? |
ねえ、リューグ・・・ |
いつも、そんなに 張りつめてて、本当に 疲れないの? |
・・・・・・ |
見ていて心配なんだよ なんだか、今にも破裂 しちゃいそうで |
見ていて心配なのよ なんだか、今にも破裂 しちゃいそうで |
余計なお世話だッ! |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
俺は、好きでこうして 生きてきたんだ |
今さら・・・ 変えられるかよ・・・ |
リューグ・・・ |
リューグ・・・ |
さあ、お遊びの時間は 終わりだぜ *n0 |
早いとこ戻って、稽古 の相手をしてもらう からなっ!? |
*n0 |
なあ、ミニス まだかぁ? |
ねえ、ミニス まだぁ? |
ちょっと待ってよ? もう・・・ |
*n0 |
そのお言葉、これで 11回目だぞ・・・? |
そのお言葉、これで 11回目よ・・・? |
・・・・・・ |
お待たせっ! |
なんだよ?別に いつもと、同じ格好 じゃないか・・・ |
なによ?別に いつもと、同じ格好 じゃない・・・ |
そんなことないわよ ちゃんと、髪だって とかし直したもの |
はあ・・・ |
女の子は、身だしなみ が大切なのよ? |
男の人とは違ってね |
はいはい・・・ |
さあ、お祭りに 行きましょ! |
うわあ、さすがに すごい人混みだなあ |
大丈夫か、ミニス? |
うわあ、さすがに すごい人混みよねぇ |
大丈夫、ミニス? |
だ、だいじょぶ・・・ まだ・・・ |
おっ、パレードが 始まるぞ! |
あっ、パレードが 始まるわよ! |
えっ、どこどこっ? |
ううっ、これじゃ ちっとも見えないよぉ |
うーん、ミニスじゃ 背伸びしたって 無理っぽいな・・・ |
うーん、ミニスじゃ 背伸びしたって 無理っぽいな・・・ |
・・・そうだ! |
・・・そうだ! |
きゃっ!? |
ほら、こうすれば よく見えるだろう? |
ほら、こうすれば よく見えるわよ? |
な、なにすんのよっ! *n0っ!? |
なにって、肩車した だけじゃ・・・ |
なにって、肩車した だけじゃ・・・ |
み、みっともないよ! おろしてったらっ!? |
でも、それじゃ せっかくのパレードを 見逃しちゃうぞ |
でも、それじゃ せっかくのパレードを 見逃しちゃうわよ |
バカバカバカぁっ! いいから、早く下ろし てってばぁ!! |
なあ、ミニス そろそろ機嫌を 治してくれよ・・・? |
ねえ、ミニス そろそろ機嫌を 治してよ・・・? |
・・・・・・ |
まいったなあ・・・ あれから、すっかり 口も聞いてくれなく なっちまったよ |
なにが、まずかった のかなあ・・・ |
まいったわね・・・ あれから、すっかり 口も聞いてくれなく なっちゃったよ |
なにが、まずかった のかしら・・・ |
わあ・・・!? |
花火か・・・ てことは、祭りも そろそろ終わりだな |
花火か・・・ てことは、祭りも そろそろ終わりね |
あ・・・ |
悪かったよ 俺のせいで、せっかく の祭り見物を台無しに しちゃってさ・・・ |
悪かったわ あたしのせいで、せっ かくの祭り見物を台無 にしちゃって・・・ |
ううん・・・ |
私が悪かったの あんなことで怒ったり なんかして・・・ |
ごめんなさい *n0 |
ミニス・・・ |
肩車が、イヤだった わけじゃないよっ? |
私のためを思って してくれたんだもの うれしかった |
けど、いきなりだもん 驚いちゃうよ |
ごめん・・・ |
ごめんね・・・ |
私ね、お父さまが いないんだ・・・ |
!? |
!? |
お母さまとお父さまは 色々な理由で結婚が できなかったの |
今はどこか、別の場所 で暮らしてるんだって |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
だから、私は お父さまに甘えたこと なんてないの |
抱っこしてもらったり 肩車してもらったり 手をつないだことも ないから・・・ |
それで、ミニスは 手をつないだりする のに過敏になっていた のか・・・ |
なあ、ミニス もう一度、肩車して やろうか? |
えっ? |
花火が終わるまで 俺がミニスのお父さん になってやるよ |
・・・・・・ |
ダメかな? |
お父さまってのは無理 があると思う・・・ |
お兄さまなら・・・ 納得してあげるけど? |
はははっ、それじゃ そういうことにして おこうか |
うん・・・ |
あたいと祭りに!? |
うん、よかったら 一緒に行こうぜ |
ちょ、ちょっと ちょっと待って! |
すーっ、はー・・・ |
・・・? |
あ、あのさっ? それって、もしかして ででっ、で・・・ |
都合が悪いんだったら 無理しなくていいぜ? |
ないないっ! そんなことっ、絶対に ないよっ!! |
やっぱり、ファナンの お祭りだったら、地元 のモーリンに案内して もらうのがいいしさ |
くわしいんだろ? |
ああ、もちろんだよ どーんっと任せて おきなって! |
うん、よかったら 一緒に行こうよ |
やっぱり、ファナンの お祭りだったら地元の モーリンの案内が 一番だろうし |
くわしいんでしょ? |
ああ、もちろんだよ どーんっと任せて おきなって! |
うん、やっぱり モーリンを誘って よかったよ |
案内してくれた屋台や 大道芸、どれもハズレ がなかったもんな |
うん、やっぱり モーリンを誘って よかったわ |
案内してくれた屋台や 大道芸、どれもハズレ がなかったものね |
ま、まあね・・・ |
ちっちゃな頃から あたいは、ずっとこの 祭りを見てきてるから |
あれ? |
あれ? |
ケンカだ!? |
おらおらっ! ここらで店を出すには オレたちの許可が いるんだよッ!! |
たしか、祭りの間は どこでも出店を出して いいんじゃ? |
たしか、祭りの間は どこでも出店を出して いいんじゃ? |
ああ、そうだよ あれはタチの悪い 言いがかりさ・・・ |
気にくわないねぇ みんなの楽しみに 水を差すなんてさぁ! |
あっ、モーリン!? |
な、なんだ てめ・・・ぐぎゃ!! |
あちゃあ・・・ |
ほんとにゴメンよ せっかく誘って くれたってのに・・・ |
あたいがカッとなった せいで、あんたまで 兵士に取り調べられる 羽目になっちまって |
気にするなよ? |
それにさ、モーリンが こてんぱんにした あのゴロツキたち |
他の屋台にも同じこと して、売り上げを 取り上げてたって話 じゃないか |
事情を知った兵士も 逆に感謝してたし いいことしたんだから なっ? |
気にしないで? |
それにさ、モーリンが こてんぱんにした あのゴロツキたち |
他の屋台にも同じこと して、売り上げを 取り上げてたって話 じゃない |
事情を知った兵士も 逆に感謝してたし いいことしたんだから ねっ? |
ああ・・・ あたいって、どうして 女の子らしく できないんだろ? |
短気で、おおざっぱで 力ばっかり強くて |
こんなんじゃあ かわいげもなんにも ありゃしないよ・・・ |
そうかな? |
モーリンが言ったこと 俺には、それほど欠点 だなんて思えないよ |
そうかな? |
モーリンが言ったこと あたしには、それほど 欠点だなんて思わない |
え・・・? |
たしかにモーリンは 短気だけど、怒るのは 筋のとおらない相手に 対してだけだろ? |
おおざっぱでも やったことに無責任な わけじゃないし |
力が強いのだって 真面目に修行を続けた 成果じゃないか |
たしかにモーリンは 短気だけど、怒るのは 筋のとおらない相手に 対してだけだもん |
おおざっぱでも やったことに無責任な わけじゃないもの |
力が強いのだって 真面目に修行を続けた 成果じゃない |
う、うん・・・ |
それに、俺たちは みんな知ってるぜ |
モーリンが、すごく 面倒見がよくて 優しい女の子だって ことをね? |
それに、あたしたちは みんな知ってるわよ |
モーリンが、すごく 面倒見がよくて 優しい女の子だって ことをね? |
あ、う・・・ |
そうやって、照れると すごく可愛いし・・・ |
や、やだあっ! |
ふぎゃっ!? |
きゃっ、ちょっと! しっかりおしよっ *n0!? |
カザミネさ・・・!? |
うわわっ・・・! |
・・・・・♪ |
ねえ、いいでしょう? カザミネさまぁ・・・ |
いや、し、しかしっ 拙者はこれから日課の 訓練が・・・ |
そんなもの、お休み したってよろしいじゃ ないですか・・・ |
せっかくのお祭り 二人で、楽しい夜を 過ごしましょう? ねぇ・・・ん |
わわわわっ! そ、それ以上くっつく のはしゃれにならんで ござるううっ!? |
カザミネさんが モテてる!? |
意外・・・ カザミネさんって 結構モテるんだ |
こりゃ、とんでもない 場面に出くわし ちまったぞ・・・ |
ここは、さりげなく 気づかれないように して・・・ |
こりゃ、とんでもない 場面に出くわし ちゃった・・・ |
ここは、さりげなく 気づかれないように して・・・ |
おおっ!? *n0殿っ 待っておったぞ! |
え゛っ!? |
ケルマ |
きゃんっ!? |
さあ、日課どおり まずは足腰を鍛える 走り込みでござるぞ |
さあ、全力で走るで ござるぞっ!? |
ちょ、ちょっと!? うわあああっ!! |
あぁん、カザミネさま お待ちになってぇ~! |
・・・で、つまり 俺を逃げるためのダシ にしたってこと? |
・・・で、つまり あたしを逃げるための ダシにしたってこと? |
すまんでござる しかし、あの状況では 他に活路が見い出せ なかったのだ・・・ |
でも、カザミネさんは ああいう豊満な女性が 好みなんじゃなかった んだっけ? |
でも、カザミネさんは ああいう豊満な女性が 好みなんじゃなかった の? |
いや、それは・・・ たしかにそうだが しかし・・・ |
拙者は、ああいう 積極的な女性は、その 苦手なのだ・・・ |
もっとこう、清楚で 恥じらいがあって そのうえで・・・ |
豊満な女性がいい、と |
そ、そうっ そのとおりでござる! |
でも、それってさ すごくぜいたくな 好みだと思うけどなあ |
でも、それってさ すごくぜいたくな 好みだと思うけどね |
う・・・っ |
しかし、すっかり 迷惑をかけてしまった でござるな・・・ |
まあ、もともと俺は カザミネさんを祭りに 誘おうと思ってたから いいけどね・・・ |
お礼に、たくさん 屋台おごって もらっちゃったし |
まあ、もともとあたし カザミネさんを祭りに 誘おうと思ってたから いいけどね・・・ |
お礼に、たくさん 屋台おごって もらっちゃったし |
おお・・・ 花火でござるな |
祭りもそろそろ 終わりみたいだな |
祭りもそろそろ 終わりみたいね |
さっきの話の続きで ござるが・・・ |
女性の好みを語る 資格など、拙者には ないのでござるよ |
未だ、剣のなんたるか すらわかっていない この身ではな |
カザミネさん・・・ |
ケルマ殿が、拙者を 憎からず思うてくれる こと、ありがたいとは 思うでござる |
だが、拙者はまだ未熟 剣の奥義をこの手に しかと掴むまでは |
精進こそが必要なのだ |
そっか・・・ |
うーん サムライってのも 大変なんだな・・・ |
でもなんか 無理っぽい気が するんだけどなあ |
見つけましたわよっ カザミネさまぁ~っ! |
いいっ!? |
す、すごい執念・・・ |
す、すごい執念・・・ |
*n0殿っ! あとは、任せたで ござるぞっ!? |
あ、ちょっと!? |
あ、ちょっと!? |
あぁ、つれない御方 だけど、そこがまた 素敵ですわぁ・・・ |
お待ちになってぇ カザミネさまぁ~っ! |
あーあ・・・ |
あらら・・・ |
俺様、パス・・・ |
ええっ?だって せっかくのお祭り なんだよ!? |
ええっ?だって せっかくのお祭り なのよ!? |
なにが楽しくて わざわざ、混雑の中に 行かにゃならんのだ |
それくらいなら こうして寝てたほうが 俺様ハッピー・・・ |
・・・ジジくさい |
! |
今、お前さん なんつった? |
だって、そうだろ? 人混みがイヤとか 寝てたほうが幸せとか 言ってるし |
だいたい、こんな早い 時間から眠るなんて 小さい子か、お年寄り ぐらいじゃ・・・ |
だって、そうじゃない 人混みがイヤとか 寝てたほうが幸せとか 言ってるし |
だいたい、こんな早い 時間から眠るなんて 小さい子か、お年寄り ぐらいじゃ・・・ |
ストーップ! |
そうまで言われちゃ 後には引けねえな |
俺様のプライドに 賭けて、行ってやろう じゃねえか。祭りに! |
いや、誇りまで 賭けなくてもいいん だけどさ・・・ |
いや、誇りまで 賭けなくてもいいん ですけど・・・ |
しかし、お前さん よく食うねえ・・・ |
だって、 屋台の軽食って、 こういう時しか 食べられないしさ |
だって、 屋台の軽食って、 こういう時しか 食べられないもの |
ま、たしかに小腹を 満たすような食い物屋 の数は少ねえからな |
デリも、スタンドも バーガーショップも 無いときてる |
俺様の好物なんか 当然のごとく存在 してねえしなあ |
レナードさんの 好物って、 なんなの? |
レナードさんの 好物って、 なんなの? |
コーラだ |
こーら??? |
こーら??? |
俺様の世界じゃ、ごく ポピュラーなドリンク なんだがな |
真っ黒な液体でな シュワシュワと泡を たててる |
甘いんだが、喉ごしに 弾ける泡が刺激的で じつにさわやかな テイストなのさ |
なんか、想像が つかないけど・・・ |
なんか、想像が つかないけど・・・ |
聞いてると、あんまし 身体にはよくなさそう にも聞こえるなあ? |
聞いてると、あんまし 身体にはよくなさそう にも聞こえるわね? |
うーん、あのチープな 味が恋しいぜ・・・ |
あっ、花火だ! |
あっ、花火だ! |
ほう、見事な ファイアワークスだな |
そっちの世界にも 花火はあるんだ? |
そっちの世界にも 花火はあるんだ? |
ああ |
そういや、最後に こいつを家族そろって 見た時は・・・ |
あいつはまだ、ミニス よりちっちゃい子供 だったなあ |
あいつ? |
あいつ? |
俺様の一人娘だよ |
えっ?レナードさん 結婚してるのっ!? |
えっ?レナードさん 結婚してるのっ!? |
そんなに驚くことも ねえだろう? |
ほれ、こいつが娘の レイチェルだ |
へえ・・・ この似顔絵のとおり なら、かなりの美人 だよなあ |
へえ・・・ この似顔絵のとおり なら、かなりの美人 よねぇ |
写真だけで、本人とは もう何年も会っては いねえが、お前さんと 同い年のはずだよ |
でも、会ってないって いうのは? |
でも、会ってないって いうのは? |
・・・家庭の事情さ |
あ・・・ ごめんなさいっ! |
いいって、いいって 気にすんな |
今の状況から考えりゃ あいつと俺様が別々に 暮らしてたのはビンゴ だったんだしよ |
ただ、な こうなるんだったら |
もうちっとばかし 親らしいことをして やりゃよかったなあ |
レナードさん・・・ |
お祭りなんていうのは 本当なら、派手にやる ものじゃないわ |
きちんと儀式を守って おごそかに行ってれば それでいいのに |
派手なパレードや出店 なんて、必要ないって ルウは思うよ・・・ |
だったら、ルウは 家で留守番してるか? |
だったら、ルウは 家で留守番してる? |
い、今のはあくまで ルウ個人としての考え であって・・・ |
街のお祭りがどんな ものか、見てみるのは 勉強になるから・・・ |
それに、せっかく 誘ってくれたんだもの 断るのも失礼でしょ? |
やれやれ・・・ 素直に、行きたいって 言えばいいのに・・・ |
やれやれ・・・ 素直に、行きたいって 言えばいいのに・・・ |
うあ・・・ |
ふふふ、あんなこと 言ってたくせに すっかり夢中に なっちゃってさ |
ふふふ、あんなこと 言ってたくせに すっかり夢中に なっちゃって |
*n0 あのお店は、なに? |
あれは、アメを火で あぶって好きな形に 細工して売ってくれる 屋台だよ |
あれは、アメを火で あぶって好きな形に 細工して売ってくれる 屋台よ |
それじゃ、こっちで 人がたくさん集まって るのは??? |
手品の大道芸かな? ほら、帽子の中から ウサギが出てきた |
手品の大道芸かな? ほら、帽子の中から ウサギが出てきた |
すごいなぁ・・・ 呪文も魔力も無しで 召喚しちゃうなんて! |
いや・・・ そうじゃなくて・・・ |
いや・・・ そうじゃなくて・・・ |
ふう・・・ なんだか、すっごく 疲れちゃったわ |
そりゃ、あれだけ はしゃぎ回ってたら 当たり前だって |
そりゃ、あれだけ はしゃぎ回ってたら 当たり前よぉ |
あ、あれは・・・ ちょっと、真剣に 観察してただけよ |
観察ねえ・・・ |
ななっ、なぁに? その疑わしげな視線は 本当だって・・・ |
・・・きゃっ! |
い、今のって いったい、なにっ!? |
今のが花火だよ 火薬を使ってあげて いるんだ |
ほら、またあがるぞ? |
今のが花火だよ 火薬を使ってあげて いるのよ |
ほら、またあがるわ? |
うあ・・・ キレイ・・・ |
うん、こんなに盛大な 花火は、俺も初めて 見るなあ・・・ |
うん、こんなに盛大な 花火は、あたしも初め て見るわね・・・ |
ルウね、キミと一緒に お祭りを見物してみて 気づいたことがあるの |
アフラーンの一族が 森に隠れていた間にも 世の中はどんどん 変わってるんだって |
本で知識を持ってても 実際に見て、触れて 確かめないと |
わからないことは いっぱいあるんだって すごく思った |
うん、それは俺にも よくわかるよ |
旅に出て、初めて 知ったことって 俺もたくさんあった からさ |
ええ、それはあたし にもよくわかるわ |
旅に出て、初めて 知ったことって あたしもたくさん あったから |
ひょっとしたら ルウの一族がしてきた ことって、間違ってた のかもね |
・・・え? |
召喚師が普通の人々の 暮らしに介入するのは やっぱり違うとルウは 思うけど・・・ |
だからって、世の中と 関わりを断とうとした のは、間違ってたの かもしれないわ |
だって・・・ それって、ある意味 現実から逃げてるのと 同じだもの |
ルウ・・・ |
あ~あ! なんだか、すごく損 しちゃった気分かなあ |
もっと早く気づいて たら、今日みたいな 楽しい事、たっくさん 味わえたのにね |
なら、今までのぶんも まとめて、これから 楽しめばいいさ |
変に構えたりしないで 興味を感じたことには 素直になってさ? |
なら、今までのぶんも まとめて、これから 楽しめばいいじゃない |
変に構えたりしないで 興味を感じたことには 素直になってね? |
うん・・・ そうだね・・・ |
お祭りですか? |
うん、 よかったら一緒に 見に行かないか |
うん、 よかったら一緒に 見に行かない? |
ええ、私でよければ 喜んで |
ところで・・・ これから行くお祭りは なんの神様のもの なのでしょうか? |
は? |
へっ? |
ですから、祭られる神 によっては、色々と 準備が必要でしょう? |
みそぎの方法とか お供えの品とか |
あのさ、カイナ・・・ |
あのね、カイナ・・・ |
はい? |
その、カミサマって なんなんだ??? |
その、カミサマって なんなの??? |
・・・あ!? |
申しわけありませんっ |
私ったら、つい シルターンにいた時の つもりで、お話をして しまって・・・ |
じゃ、シルターンでは その「カミサマ」の ために、お祭りをする わけか・・・ |
じゃ、シルターンでは その「カミサマ」の ために、お祭りをする わけなんだ・・・ |
*n0さんたち は召喚獣として鬼神や 龍神たちを呼びます よね? |
その中でも、特に力が 強い存在たちは・・・ |
シルターンでは 神様として、人々に あがめられてるんです |
なんか、ピンとこない けどなあ・・・? 召喚獣をそんなふうに あがめるなんてさ |
なんか、ピンとこない けど・・・? 召喚獣をそんなふうに あがめるなんて |
そこが私たち「鬼道」 |
の使い手と、貴方たち |
の使い手と、貴女たち |
「召喚師」の違いかも しれませんね・・・ |
ま、難しい話はいいや |
それより、せっかくの お祭りなんだからさ 楽しもうよ? |
ま、難しい話はいいわ |
それより、せっかくの お祭りなんだからさ 楽しもうよ? |
ええ、私もこちらでの 祭りは初めてなので 色々と教えてください |
よし、それじゃあ ばっちり案内して あげるよ! |
よし、それじゃあ ばっちり案内して あげる! |
どうだった? |
どうだった? |
ええ、とても 楽しかったです |
それなら、よかったよ |
それなら、よかった |
あ、花火・・・ |
祭りも、そろそろ おしまいってことか |
祭りも、そろそろ おしまいってことね |
*n0さん |
ん・・・? |
今日は、誘って くださってありがとう ございます |
はははっ、そんな 改まって感謝すること じゃないって? |
はははっ、そんな 改まって感謝すること じゃないわよ? |
いいえ・・・ |
私はミコですから 祭りの時は、いつも 儀式に参加していて |
屋台や出し物を ゆっくり見て回ったの なんて、小さな頃しか なかったんですよ |
ですから、今日は 本当に楽しかったです 子供に還ったみたいで 本当に・・・ |
カイナ・・・ |
・・・たーまやぁ! |
は!? |
シルターンでは 花火があがった時に こうやってかけ声を かけるんですよ? |
ほらっ *n0さんも ご一緒に! |
は、はあ・・・? |
・・・さんっ、はい! |
たーまやぁ! |
私と、祭りに? |
うん、このところ シャムロックはずっと 働いてばかりだし |
たまには、息抜きを したっていいだろ? |
うん、このところ シャムロックはずっと 働いてばかりだもの |
たまには、息抜きを したっていいわよ? |
しかし・・・ |
祭りが終わるまでは ファミィさんたちとの 話し合いもないんだし |
気を張りつめてばかり だともたないぞ、って フォルテも心配して いたぜ? |
祭りが終わるまでは ファミィさんたちとの 話し合いもないのよ |
気を張りつめてばかり だともたないぞ、って フォルテも心配して たもの |
そう言われてしまうと 返す言葉がないなあ |
よし、わかった それじゃ、今日は君に つきあわせてもらう ことにするよ |
そうこなくっちゃ! |
そうこなくっちゃ! |
あのさ シャムロック・・・ |
あのね シャムロック・・・ |
なんだい? |
さっきから、すれ違う 人たちが俺たちを 避けてるのは気のせい かなあ? |
さっきから、すれ違う 人たちがあたしたちを 避けてるのは気のせい かなあ? |
ああ、それはきっと 私を見回りの兵士と 勘違いしてるからじゃ ないのかな |
あ・・・ |
トライドラの祭りでも こうして警備をして 回っていたからね |
だけど、今は見回りを してるんじゃないん だしさ・・・ |
もうちょっと、その なんとかならない? |
だけど、今は見回りを してるんじゃないん だし・・・ |
もうちょっと、その なんとかならない? |
と、言われても・・・ |
おっちゃん |
おーい、そこの 騎士さまぁ! こっち来て、一杯 おやんなさいよ!? |
振るまい酒か・・・ |
せっかくだから ご馳走になったら? |
せっかくだから ご馳走になったら? |
いや、私はその 酒は苦手で・・・ |
おっちゃん |
ほらほら、旦那っ! 遠慮しないで!? |
あ・・・ ちょ、ちょっと!? |
せっかく勧めてくれて るんだし、一杯ぐらい つきあいなって |
せっかく勧めてくれて るんだし、一杯ぐらい つきあいなさいって |
しかし、私は本当に 酒はダメなんだよ? |
おっちゃん |
まあまあ、ほれ? もう騎士さまのぶんも ついじまったし・・・ |
一杯ぐらい、俺だって 飲んでも平気なんだし |
一杯ぐらい、あたしも 飲んでも平気なんだし |
うう・・・っ |
・・・いただきます! |
・・・・・・ |
おっちゃん |
おおっ、さすが! いい飲みっぷりだ!! |
ちょ、ちょっと!? 苦手だからって そんなに一気に飲んだ りしたら・・・ |
ちょ、ちょっと!? 苦手だからって そんなに一気に飲んだ りしたら・・・ |
・・・っく |
あーっはっはっは!! |
わーっ! シャムロックが 壊れたぁっ!? |
大丈夫か シャムロック? |
ああ、もう平気だよ 迷惑をかけてすまない |
気にするなよ それに・・・ |
俺もさ、つい調子に 乗って、飲むように 勧めちゃったから |
悪いと思ってるよ 本当に・・・ |
わーっ! シャムロックが 壊れたぁっ!? |
もう・・・ シャムロックったら だらしないなぁ |
ああ・・・ 我ながら、情けない |
たった一杯の酒で ひっくり返って 女性の膝を借りること になるなんて・・・ |
あ、それは気に しなくていいわよ |
あたしもつい調子に 乗って、飲むように 勧めちゃったしねえ |
ちょっとは責任 感じてるのよ? これでも・・・ |
ああ、だけど いつまでもこうしてる わけにはいかないさ |
無理しなくたって いいのよ、ホントに? |
ああ、もう平気だよ 迷惑をかけてすまない |
あ・・・ 花火だ・・・! |
あ・・・ 花火だ・・・! |
祭りも、そろそろ 終わりが近づいた ようだね |
なんだか、終わるのが 残念だよなあ |
なんだか、終わるのが 残念よねぇ |
*n0 ひとつ、聞かせて くれないか? |
え・・・? |
私と祭りを見物して 本当に楽しかったか? |
そりゃ楽しかったよ でも、どうして そんなこと聞くんだ? |
そりゃ楽しかったわよ でも、どうして そんなこと聞くのよ? |
私はね・・・ 時々、自分がひどく つまらない人間だって 思ったりするんだよ |
武門の家に生まれて 幼い頃からずっと 騎士になることだけを 目標にして |
望みどおり、私は 不相応なほどの評価を もらうことができた |
だけど、ずっと その道だけを駆け足で 走り続けてきて しまった私は・・・ |
同年代の者たちが 当たり前のように体験 するようなことを なにも知らない |
だから・・・ |
そんなことは ないんじゃないかな? |
そんなことは ないんじゃないの? |
え? |
俺、フォルテから 聞かせてもらったぜ 二人が、修業時代に やってきたこと |
ずいぶんな無茶を したんだって? |
あたしフォルテから 聞かせてもらったわ 二人が、修業時代に やってきたこと |
ずいぶんな無茶を したんだって? |
あれはっ!? 私はいつだって 巻きこまれていた だけで・・・ |
わかってるよ でも、後始末って形で 騒ぎに関わったのなら |
シャムロックだって 同じ体験をしたって いえないかな? |
わかってるわよ でも、後始末って形で 騒ぎに関わったのなら |
シャムロックだって 同じ体験をしたって いえないかな? |
あ・・・!? |
気づいてないだけだよ シャムロックはさ |
すくなくとも、俺は シャムロックが つまらない人間なんて 思ってないぜ? |
気づいてないだけよ シャムロックはさ |
すくなくともあたしは シャムロックが つまらない人間なんて 思ってないもの? |
*n0・・・ |
お、お祭り・・・ ですかぁ・・? |
うん、誘おうかと 思ったけど・・・ |
その様子だと、また 殺人的に働いてる みたいだね |
ええ、誘おうかと 思ったけど・・・ |
その様子だと、また 殺人的に働いてる みたいね |
そうなんですよー! |
あれから結局 店長にさぼってるのが バレちゃってぇ・・・ |
罰金か、残業か 二択をつきつけられ ちゃったんですよー |
だけど、今夜は他の バイトもあるし 罰金確定かと思うと なんだか・・・ |
どっと、疲れが出て きてしまったですよ ええ・・・ |
うーん、そりゃ たしかにめげるなぁ |
うーん、そりゃ たしかにめげるわね |
・・・手伝おうか? |
・・・手伝おっか? |
ああっ、その言葉を お待ちしてました! |
それじゃケーキ屋は よろしくお願い しますね? |
お礼に、食事を ごちそうさせて もらいますからっ♪ |
お礼、ねえ・・・? |
どうも、お仕事 お疲れさまでしたー♪ |
お疲れさまでしたー♪ じゃないよ まったく・・・ |
あそこまで忙しい目に あうなんて知ってたら 絶対に逃げてたよ |
お疲れさまでしたー♪ じゃないわよ まったく・・・ |
あそこまで忙しい目に あうなんて知ってたら 絶対に逃げてたもの |
祭りは、どのお店でも かきいれどきですから ねえ・・・ |
まあまあ、ですから こうやってお食事を おごってるんじゃない ですか |
さ、遠慮しないで お好きな物をどうぞ? 一番高いのでも、私が おごりますから |
だってさ・・・ 大将? |
だってさ・・・ 大将? |
一番高いソバは エビが2匹のってる 12バームのですねえ |
じゃ、それ・・・ |
じゃ、それ・・・ |
私は、いつものを くださーい |
はい、かけソバの ネギ抜き・・・ 8バームですね? |
お仕事の帰りには いつも、ここでご飯を 食べてるんですよ |
まあ、シオンの大将の ソバは、俺も好きでは あるけどさあ・・・ |
まあ、シオンの大将の ソバは、あたしも好き だけどねぇ・・・ |
ほらほら、いつまでも ふくれてたらダメです 笑って、笑って? |
まあ、今さら むくれていても仕方が ないか・・・ |
まあ、今さら むくれていても仕方が ないか・・・ |
でも、あれですねえ |
ん? |
え? |
*n0さんは なんのかんのいって 優しいですよねー? |
おだてたって、今日 みたいな無茶は、もう しないぞ? |
おだてたって、今日 みたいな無茶は、もう しないわよ? |
わかってますって ええ、もうホントに |
・・・・・・ |
あははははっ 私は長いこと、暗殺者 なんてお仕事をしてた せいで |
貴方みたいに、素直に |
貴女みたいに、素直に |
人を信じることが なかなかできないん ですよねー・・・ |
人と人との結びつき より、お金が大事って 考えちゃうんです |
だから、だまし討ち なんか平気でやって ましたよ・・・ |
・・・!? |
あっ、勿論それは 昔の話ですよっ? 今はもう、私は組織に 属していませんから |
ある人が、私が組織を 抜けるために、身代金 を払ってくれたんです |
それじゃ、もしかして パッフェルさんが 無茶苦茶に働いている のって・・・? |
はい、その人に借りた お金を返すためですよ |
本人は「いらない」と 言ってるんですけど やっぱり、借りは借り ですし・・・ |
それを精算しないと 本当の意味で、自由に なったとはいえない 気がしますしね-? |
そんな理由が、この人 にあったのか・・・ |
そんな理由が、この人 にあったの・・・ |
そういうわけですから ご用の際は、いつでも お気軽に申しつけて くださいな |
ケルマさんから お給金をもらえないと 困っちゃいますから |
それじゃ、せいぜい こき使わせてもらう ことにしようかな? |
それじゃ、せいぜい こき使わせてもらう ことにしようかな? |
え、えっと・・・ そのあたりは、一応 ほどほどということで ひとつ・・・ |
scn114
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
聖王都への伝令役を 俺たちに? |
聖王都への伝令役を あたしたちに? |
ええ、すでに聖王家へ の急使は発ったとの ことなのですが それとは別の文書を |
ファミィ議長が |
貴方とネスティさんに |
貴女とネスティさんに |
ぜひ、運んでいただき たいとおっしゃって |
わざわざ僕たち二人を 指名するということは |
その書状は、蒼の派閥 に宛てたものですね? |
ご察しのとおり 金の派閥の議長から 蒼の派閥の総帥へと 宛てた親書です |
そんな重要な役目を 俺たちなんかに任せて いいんですか? |
金の派閥の正式な使者 が運んだほうが・・・ |
そんな重要な役目を あたしたちなんかに 任せていいの? |
金の派閥の正式な使者 が運んだほうが・・・ |
君はバカか? 本来、僕らと金の派閥 は対立関係にあるもの なんだぞ |
あ・・・! |
あ・・・! |
正式な使者を出すには 面倒な内部手続きが 必要になるはずだ 当然、時間もかかる |
そもそも、蒼の派閥が 好意的に使者を迎える 保証すらない |
君は知ってるはずだ 彼らが、異端者に対し どれだけ差別的な態度 をとれるかを・・・ |
・・・たしかに |
・・言えてる |
ニンゲンってのは やたらと差別すんのが 好きだからなァ |
派閥って、なんだか おかしな集まりね 同じ召喚師なら仲良く すればいいのに |
ええ、本当だったら そのほうがいいはず ですよねぇ |
そうですのー みんな、仲良く できればいいのに |
そう言われちゃうと 身もフタもないわ いろいろ、あるのよ たぶん・・・ |
まあ、アレだ 政治の駆け引きっての は、どこの世界も 大変ってこったな |
聞いてて胸が 悪くなるってのも 同じかい? |
・・・ノーコメントだ |
いかがでしょう? |
俺は別に引き受けても かまわないけど・・・ |
あたしは別に引き受け てもかまわないけど |
僕も異論はない 一度、聖王都まで戻る 必要はあると思うしな |
そうですね 黒の旅団がトライドラ に来ている今なら |
街道の監視もゆるんで いるはずです |
派閥とかの都合なんて 俺には関係ねえがな |
村がどうなったのかは 確かめておきたいぜ |
うん、ここで じっとしてるよかさ やれることやったほう が絶対いいって! |
では、私はこのことを ファミィ議長にお伝え してきます |
じゃあ、それまでに 俺たちは出発できる ようにしておくよ |
じゃあ、それまでに あたしたちは出発でき るようにしておくわ |
*n0さん ああ、いいところに 来てくれて助かり ましたよ |
いいところって なんのことですか? |
いいところって どうしたの? |
いや、じつはですね 店の支度をしようと ここにやって来たら |
怪我をして倒れてる 人を見つけてしまって |
介抱しながら事情を 聞いてみると、これが |
貴方たちの知り合い |
貴女たちの知り合い |
らしいんですよ |
え!? |
えっ!? |
こちらの方なんですが どうでしょう? |
ロッカっ! ロッカじゃないか!? |
ロッカっ! ロッカじゃない!? |
う・・・ |
しっかりしろよ、おい ロッカっ! |
しっかりしなさいよ ロッカっ! |
*n0・・・ |
よかった・・・ やっと、見つけること ができた・・・ |
迎えに、来たんだよ 君たちの、こと・・・ |
迎えに? |
はやく、伝えて・・・ おじいさんは・・・ アグラバインさんは 生きてるって・・・ |
なんだって!? |
なんですって!? |
レルムの村で・・・ アメルのこと 待ってるって・・・ |
ロッカ!? |
ロッカ!? |
リューグっ!? リューグじゃないか! |
リューグっ!? リューグじゃないの! |
よお・・・ |
しっかりしろよ、おい リューグっ! |
しっかりしなさいよ リューグっ! |
うるせぇぞ・・・ *n0 |
テメエらが あっちこっちフラフラ しやがるから・・・ |
探すのに手間どって このありさまだぜ |
ったく、せっかく人が 迎えに来てやったって いうのによ・・・ |
迎えに? |
ジジイがな・・・ お前らを連れて、村に 来いってよ・・・ |
なんだって!? |
なんですって!? |
生きてやがったのさ あのジジイ・・・ 俺は、別にうれしくも ねえがな・・・ |
アメルにゃ・・・ いい知らせだろ・・・ な、あ・・・? |
リューグ!? |
リューグ!? |
大丈夫ですよ さっき私が飲ませた 痛み止めの薬が効いて きたんでしょう |
事情はよく解りません が、かなり無茶をして ここまで旅をしてきた ようでしたからね |
ありがとうございます シオンさん |
いえいえ、それよりも 早く彼をちゃんとした 場所で休ませてあげて ください |
ええ、そうします |
では、お気をつけて |
お、あそこを走ってる のはユエルじゃないか |
あら、あそこを走って るのはユエルじゃない |
ハァ、ハァ・・・ |
また、おつかいでも 頼まれたのかな? |
また、おつかいでも 頼まれたのかな? |
どうする? 声をかける 放っておこう |
あれだけ急いでるのを みると、よっぽど急ぎ の用事らしいな・・・ |
あれだけ急いでるのを みると、よっぽど急ぎ の用事らしいね・・・ |
邪魔しちゃ悪いし 声をかけるのはよそう |
邪魔しちゃ悪いし 声をかけるのはよそう |
おーい、ユエルぅ! おつかいかぁ? |
おーい、ユエルぅ! おつかい? |
・・・! |
あれ、気がつかないで 行っちまった・・・ |
あら、気がつかないで 行っちゃった・・・ |
変だな? あいつの耳なら聞こえ ないはずがないのに |
変よね? あの子の耳なら聞こえ ないはずがないのに |
それに、あんなに 息をきらして走ってる なんて・・・ |
それに、あんなに 息をきらして走ってる なんて・・・ |
ちょっと普通じゃ ないぞ? |
ちょっと普通じゃ ないわね? |
この街で使われる水は 召喚獣が海水から 作り出してるのよね? |
この水道橋を経由して 広がってる水道の水は みんなそうらしいよ |
金の派閥がこの設備を 作ったから、ファナン は大きな都市へと発展 したんだってさ |
この水道橋を経由して 広がってる水道の水は みんなそうらしいわ |
金の派閥がこの設備を 作ったから、ファナン は大きな都市へと発展 したんだって |
街に来て、最初に 驚いたのは人の多さ だったけど |
次に驚いたのが こんな風に召喚獣が 生活のために利用され てるってことかな |
思いつきは素晴らしい と思うけど・・・ でも、ルウはあんまり 好きじゃないかも |
どうして? |
どうして? |
だって、なんだか 召喚獣を便利な道具と してしか見ていない 気がするから・・・ |
・・・! |
・・・! |
ルウはあの家で 召喚獣たちと暮らして きたから余計に |
そんなふうに 思っちゃうのかも しれないけどね・・・ |
あたしたちと別れた リューグは 今、どうしているん でしょうか? |
あたしたちと別れた ロッカは 今、どうしているん でしょうか? |
黒の旅団がこっちで 動き出したってことは |
ゼラム周辺での活動に ひと区切りつけた証拠 だと思うんだ |
だから、前よりも ずっと危険は減ってる はずさ |
案外、先輩たちの 屋敷で帰りを 待ってるかもよ |
爺さんも一緒にさ? |
黒の旅団がこっちで 動き出したってことは |
ゼラム周辺での活動に ひと区切りつけた証拠 だと思うのよね |
だから、前よりも ずっと危険は減ってる はずよ |
案外、先輩たちの 屋敷で帰りを 待ってるかもね |
お爺さんも一緒に? |
ええ、そうだったら うれしいんですけど |
引き受けるのはかまわ ないけど、正直言うと 本部に顔を出すのは キツイなぁ・・・ |
引き受けるのはかまわ ないけど、正直言うと 本部に顔を出すのは キツイのよねぇ・・ |
安心しろ。本部へは 僕だけで報告に 行くつもりだ |
君はみんなを連れて 先にギブソン先輩の 所に行けばいい |
でも、それじゃ・・・ |
でも、それじゃ・・・ |
いや、むしろそうして くれないと困るな |
下手に君が顔を出せば 余計な騒動が起きるに 決まっている |
それで肝心の手紙を 渡せなくなったら それこそ大変だからな |
そ、そこまで 言うか・・・? |
そ、そこまで 言う・・・? |
まさか、お母さまが 蒼の派閥に手紙を出す なんて思わなかったわ |
ミニスは、あんまり 賛成じゃないのか? |
ミニスは、あんまり 賛成じゃないの? |
そういうわけじゃ ないけど・・・ |
ただ、貴方たちまで |
ただ、貴女たちまで |
お母さまの駆け引きの 道具にされちゃった みたいで |
それが、ちょっと 面白くないだけ |
ファミィさんが どう思ってるかまでは わからないけどさ |
俺もネスも、道具に されたなんて思って ないのは本当だよ |
だから、ミニスが 気にすることなんて なにもないさ |
ファミィさんが どう思ってるかまでは わからないけどね |
あたしもネスも、 道具にされたなんて 思ってないのは本当よ |
だから、ミニスが 気にすることなんて なにもないわ |
うん・・・ そう言ってもらえると すこし気が楽になるよ |
カザミネさま・・・ 私を置いて、本当に 行ってしまわれるの ですか!? |
あ・・・ |
あ・・・ |
未練でござるぞ ケルマ殿 |
拙者は修行中の身 剣の道を極めるために 安息を捨てた男で ござる・・・ |
こうして別れの時を 迎えるのもまた必定 と・・・おぉっ!? |
それでも、ケルマは カザミネ様と別れたく ありませんわ!! |
けけっ、ケルマ殿っ お離しくだされっ!? |
いいえ、離しません! 引き止めるのが無理だ というのなら・・・ |
私は、カザミネ様に ついてまいりますっ! |
あわっ、わわわっ! そっ、それは無理っ 無理でござるうっ!? |
なんだか、すさまじい ことになってるなあ |
なんだか、すさまじい ことになってるわね |
あ・・・!? |
あ・・・!? |
・・・・・・ |
カ、カイナさん・・・ |
カ、カイナさん・・・ |
お残りになったら いかがですか? カザミネさん |
かかっ、カイナ殿!? |
私たちのことなら ご心配なさらなくても 結構ですよ? |
貴方が抜けたとしても 多分、なんとかやって いけるでしょうから |
いや、拙者は 抜けるつもりなど けして!! |
行きましょう *n0さん? |
あ、うん・・・ |
えっ、うん・・・ |
どうぞ、末永く お幸せに・・・ |
か、カイナ殿っ! 誤解っ、誤解で ござるうぅぅっ!! |
カザミネさまぁ~っ |
大丈夫だよ 見た目よりもひどい ケガじゃないさ |
よかった・・・ |
最初の手当てが きちんとされてたのが よかったんだね |
ソバ屋の大将の手際 にゃあ思えないくらい 見事な処置だよ |
はぁ、あの人って つくづく器用な人 ですよねー |
しかし、気になるのは この傷の理由だな |
どうみても、途中で 誰かとやりあってつけ られたとしか思えんぜ |
とすりゃ、考えられる 相手ってのはひとつ しかねえだろーな |
黒の旅団の追っ手、か |
黒の旅団の追っ手、ね |
デグレアの侵攻の手は もうそこまで・・・ |
安易に結論を出すのは どうかと思うが |
ちょっと、みんな 相談するのはいいけど 場所を変えましょうよ |
怪我人がゆっくり 休めないでしょう? |
おこしたら・・・ かわいそうだよ・・・ |
そうですね・・・ |
そうだな 続きは、道場で話そう |
ロッカが |
リューグが |
伝えてくれた知らせを みんなに聞いてもらい たいんだ |
特に、アメルには |
ケイナの言うとおりよ 続きは、道場で 話しましょう |
ロッカが |
リューグが |
伝えてくれた知らせを みんなに聞いてもらい たいの |
特に、アメルには |
え、でも・・・ |
リューグのことなら 僕が看ている 心配しないで話を 聞いておいで |
僕はこいつが目を覚ま したら、今までのこと を説明しておくから |
うん、お願いするね ロッカ |
いいから、お前は 話を聞いてきな バカ兄貴には、俺が ついてるからよ |
弱いくせに無茶なこと しやがって・・・ |
文句のひとつも言って やらねえと、腹の虫が おさまらねぇからな |
ほれ、行ってこいよ! |
う、うん・・・ |
ソバ屋の大将というと 件の人物か? |
そうですのっ! シオンさんですのっ! |
おいおい、モナティ いい加減にしつこいぞ |
会うたびに、大将は 「人違い」だって いってるじゃないか? |
モナティ、いい加減に しつこいじゃない |
会うたびに、大将は 「人違い」だって いってるじゃないの? |
でもでも、顔も名前も おんなじで、おまけに 薬にもくわしいなんて |
モナティの知ってる シオンさんそのもの ですのーっ!! |
それじゃ、モナティは 大将がウソを ついてるって いうのか? |
それじゃ、モナティは 大将がウソを ついてるって いうの? |
うにゅ、それはぁ |
モナティ殿の見間違い でなければ、あり得る 話でござるな・・・ |
あの御仁は、その手の 乱波に長けておるし |
カザミネさんまで!? |
カザミネさんまで!? |
カイナ殿は、どう 思われるか? |
えっ? |
そ、そうですねぇ えっと・・・ |
一度お会いしてみない ことには、なんとも 言えませんよね さすがに・・・ |
うむ、もっともで ござるな・・・ |
そんなことよりも今は こちらの方の伝えて くれたお話が先ですよ |
ですよね? *n0さん |
ああ、場所を変えて 道場で説明するよ |
ええ、場所を変えて 道場で説明するわ |
にゅうぅぅ・・・ |
それ、本当なの!? |
間違いないよ |
間違いないわ |
リューグは |
ロッカは |
たしかに言ったんだ |
アグラじいさんに 頼まれて、俺たちを 呼びに来たんだって |
たしかに言ったのよ |
アグラおじいさんに 頼まれて、あたしたち を呼びに来たんだって |
おじいさんが生きて いてくれた・・・ |
無事で・・・ いてくれた・・・! |
よかったね、アメル |
・・・(こくこく) |
ええ、本当に! |
う・・ん・・・っ |
まあ、あの黒騎士相手 に真っ向から戦いを 挑んだじいさんだしな |
そう簡単にくたばりは しねえと思ってたが そのとおりだったって ワケだ・・・ |
まったく・・・ 大した死に損ないって ヤツだぜ・・・ |
じいさんはレルムの村 で俺たちを待っている そうだよ、アメル |
早く会いにいって あげよう、な? |
おじいさんはレルムの 村であたしたちを 待ってるそうよ |
早く会いにいって あげましょう、ね? |
・・・うん |
珍しいな 二人が、話をしてる なんてさ |
珍しいわね 二人が、話をしてる なんてね |
そうかな? |
ほれ、一応 俺様はスルゼン砦の 生き残りだろうが |
トライドラの人間に そのへんのことを 詳しく話しておこうと 思ってな |
ああ、そうか・・・ |
あっ、そうか・・・ |
おかげで、彼らが どれだけ勇敢だったか 知ることができました |
ありがとうございます |
礼はいらねぇさ 俺様も、お前さんに 聞いてもらったおかげ で、肩の荷が降りた |
あとは、張本人たちの カタをどうつけるかさ |
ええ、それが今の 私たちにできる唯一の 手向けですからね |
あんたたちにすりゃ 久しぶりの里帰りって わけだね |
めでたい帰郷ってわけ にゃ、いかないみたい だけどさ |
うん、だけど やっぱりうれしいよ |
住んでた頃は、あまり 好きな街だとは思って なかったけど |
離れてみると、なんか 恋しい気がしてさ |
ええ、だけど やっぱりうれしいわ |
住んでた頃は、あまり 好きな街だとは思って なかったけど |
離れてみると、なんか 恋しい気がしてね |
ふるさとってのは そういうもんさ |
どれだけ嫌っていても 変わり果てちまっても 最後には戻ってきたく なる場所なんだ |
アメルたちにとっても そういうもんだと いいんだけどねえ |
うん・・・ |
ええ・・・ |
具合はどうだい? |
具合はどう? |
*n0さん ええ、もうすっかり 大丈夫ですよ |
この子ががんばって くれたおかげですね |
・・・すぅ |
ありゃ・・・ 居眠りしてる・・・ |
あらら・・・ 居眠りしてる・・・ |
一晩中、つきそって いてくれたんですよ ほとんど眠っていない みたいで・・・ |
ほら、アメル 僕はもう平気だから 部屋でおやすみ? |
んん・・・ でもふぉ・・・ |
ほら、代わりに俺が ついてるから 寝てきなよ |
ほら、代わりにあたし がついてるから 寝なさいよ |
・・・・・・ふぁい |
ずいぶんとあの子には 心配をかけてしまって いたみたいです |
それに、貴方たちにも |
それに、貴女たちにも |
迷惑をかけてしまって |
迷惑だなんて! |
リューグに聞きました |
貴方たちがあの子を |
貴女たちがあの子を |
守るためにどれだけの ことをしてくれたか |
心からお礼を言わせて もらいます 本当に、ありがとう |
ロッカ・・・ |
聞いてください *n0さん |
あの子はこれから レルムの村で祖父と 再会することで |
今まで知らなかった 事実を聞かされる ことになるでしょう |
それは・・・ |
くわしいことは僕も 聞いてはいません ですが・・・ |
アメルの生い立ちに 関わる話だそうです |
!? |
いずれにしろ、今まで 話すのを避けていた ことです |
あの子にとって、多分 つらい話なのでしょう |
・・・・・・ |
*n0さん お願いがあります |
もしも、アメルがその ことで傷つき、苦しむ ことになってしまった その時は・・・ |
どうか、あの子を 助けてやってください お願いします! |
ロッカ・・・ |
あの子は心から、貴方 |
あの子は心から、貴女 |
のことを信頼してます 離れていたからこそ 僕にはわかるんです |
ですから、どうか アメルを・・・ |
・・・わかったよ ロッカ、約束するから |
なにがあっても 俺はアメルのことを 見捨てたりしない |
守ってみせるから |
・・・わかったわ ロッカ、約束するから |
なにがあっても あたしはアメルのこと を見捨てたりしない |
守ってみせるから |
これぐらいのケガ 一晩も寝りゃあ治るぜ 大騒ぎしやがってよ |
なのに こいつときたら・・・ |
・・・すぅ |
ありゃ・・・ 居眠りしてる・・・ |
あらら・・・ 居眠りしてる・・・ |
心配だからって 一晩中、寝ずの看病 してやがったんだよ |
言い出したら聞かない ところは、昔っから ちっとも変わらねえ |
おい、アメルっ! もういいから、お前は 部屋で寝てこいよ |
んん・・・ でもふぉ・・・ |
ほら、代わりに俺が ついてるから 寝てきなよ |
ほら、代わりにあたし がついてるから 寝てきなさい |
・・・・・・ふぁい |
ったく・・・ 手前ェが身体壊したら どうすんだよ? |
うん、アメルは 一生懸命になりすぎて 無茶しがちになるから |
ええ、アメルは 一生懸命になりすぎて 無茶しがちになるから |
ハッ・・・ 手前ェに教わらねえで も、それぐらい俺にも わかってんだよ! |
そ、そうだよな・・・ ゴメン |
うん そうだね・・・ |
でも、お互いに無事で なによりね |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
・・・聞いたぜ バカ兄貴からよ |
あいつのこと、何度も 守ってくれたらしいな |
一応、礼は言っとく ありがとよ |
うん・・・ |
あいつ、アメルな ジジイから聞かされた ばあさんの村に行こう としたんだってな |
うん、けど・・・ |
ええ、そうだけど |
見つからなかったって 言うんだろ? ハッ!当たり前だ |
ありゃ、ジジイの嘘 だったんだからな |
・・・!! |
なんですって!? |
ジジイがお前たちを 呼んでるのはな、本当 のことをアメルに話す ためなんだよ |
あいつの生い立ちに 関わる話だとさ |
傷つけねえために嘘を ついてきたってこと らしいがよ・・・ |
ふざけんじゃねェ!! |
結局、傷つけるんなら 最初っから本当のこと を教えてやってりゃあ よかったんだ・・・ |
リューグ・・・ |
傷つくとわかってて あいつを連れてなんか いきたくねえよ |
けどな・・・ そうしちまったら 今度は、俺があいつを 裏切ることになる |
できるかよッ!? |
俺はあいつに、アメル には嘘なんてつきたく ねえんだよ・・・っ |
リューグ・・・ |
あなた・・・ |
なあ・・・ *n0 約束しろよ・・・? |
お前だけは、 絶対にあいつを 裏切らねえって 約束しろよっ!? |
え・・・? |
アメルは心から、お前 を信頼してやがる 忌々しいがな、俺には わかっちまったんだ |
足りねぇんだよ・・・ 俺の力だけじゃあ あいつを支えきれるか わからねえんだよ! |
頼む・・・・・・ |
・・・わかった リューグ、約束するよ |
なにがあっても 俺はアメルのことを 裏切ったりしないよ |
絶対に・・・ |
・・・わかったわ リューグ、約束する |
なにがあっても あたしはアメルのこと を裏切らない |
絶対に・・・ |
なあ、奴らは出てくる と思うか? |
まず、間違いなく ・・・でなければ |
ゼラムからわざわざ こんなところまで 追ってこないでしょう |
私個人としては 一生会いたくないなー なんて・・・ |
ウウウゥゥッ! |
どうやら、 噂をすればって やつらしいぜ? |
つくづく、しつこい 連中だぜ・・・ |
・・・・・・ |
イオス、か・・・ |
イオス、ね・・・ |
後詰めの兵から報告を 受けた時には、よもや と思ったが |
独断で動いて正解だよ やはり、その男は 貴様らと合流するのが 目的だったわけだ |
目的地はゼラムだな? |
答える必要は、ない! |
はッ!てめえらに 教える義理はねえよ |
いいさ、別に ここで貴様らを捕らえ れば、同じことだ |
そう言って、今まで ずっと失敗してきたん じゃないのかしら? |
黙れっ!! |
これ以上、貴様らに ふり回され続けるわけ にはいかないんだ |
あの召喚師どもに 好き勝手をさせない ためにも・・・ |
「鍵」となる聖女 今日こそ渡してもらう 絶対に! |
「鍵」って・・・ どういう意味だ!? |
「鍵」って・・・ どういう意味!? |
どうしても、黙って 通してはくれないん ですね・・・? |
・・・・・・ |
下がってください アメルさん 彼らと話すことは 無意味です |
力で物事を押しとおす 者たちには、こちらも 相応の返礼をする のみ! |
ヒャッハーッ! めいっぱい、暴れ させてもらうぜェ!! |
総員、いけえぇっ!! |
させるものか! |
好きにゃさせねぇぞ 手前ェらには!! |
・・・なぜだ? |
どうして、とどめを ささない!? |
俺たちは軍隊じゃない 自分や仲間たちさえ 守ることができれば それでいいんだ |
あたしたちは軍隊とは 違うわ |
あたしやみんなを 守ることができれば それでいいの |
人殺しをしてまで 目的を果たそうなんて 思ってない |
イオス、あたしはね |
人殺しをしてまで 目的を果たそうなんて 思ってないのよ |
どんな大義のためで あろうと、非理にて 剣を振るうことは 許されはせぬ |
わかったような口を 聞くなッ!? |
貴様らの言っている ことは甘い幻想だっ! 現実を見すえてない キレイごとだ!! |
・・・!! |
ひとつの利を得ようと すれば、必ずどこかで 害が生じるんだ |
ならば、誰でも己を利 しようと考えて当然だ 貴様らとて、例外では ないだろう |
理屈が違うだけで やっていることは 同じだ ・・・違うか!? |
それは・・・ |
・・・・・・ |
そのとおりだな |
ネス!? |
君の言葉は正しい その点では評価しよう だが・・・ |
それを口にした時点で 君に僕たちの行動を 非難する資格はない |
理屈はそれぞれ違うと 君は自分で宣言したの だからな・・・ |
ですよねえ? |
く・・・っ |
黒騎士に伝えてくれ イオス |
俺たちは、俺たちの 望んでいることを絶対 にあきらめない |
それを貫くために デグレアを敵に回した としても・・・ |
絶対にあきらめない って・・・! |
黒騎士に伝えて・・・ イオス |
あたしたちは、あたし たちの望んでいること を絶対にあきらめない |
それを貫くために デグレアを敵に回した としてもね・・・ |
絶対にあきらめない って・・・! |
ここが、アメルたちの 暮らしてた村かい |
うーん・・・ なんというか・・・ |
ひどいよ・・・ こんなにむちゃくちゃ にしちゃって |
本当はもっとのどかで 緑の多い村でした あの夜が、やって来る までは・・・ |
見てみたかったわね こうなる前に |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
でも、汚れてません そんなひどいことが あった場所なのに |
空気が澄んでます 恨みやつらみの気配が 感じられません |
まったく、 信じられねぇぜ・・・ |
さぞかし、すげェと 期待してたのに こんなもんだとはよォ |
うん・・・ すごく、しずか・・・ |
そう言えば 亡くなった人たちが 見あたらない・・・? |
そう言えば 亡くなった人たちが 見あたらない・・・? |
それはきっと おじいさんのおかげ でしょう |
僕が村に戻った時 あの人は亡くなられた 人たちを丁寧に埋葬 していましたから |
怪我も満足に治って いない身体で・・・ |
ジジイだよ あいつが死んだ連中を 弔ったんだ |
俺が村に戻った時も 墓を作ってた 怪我だって満足に 治ってねぇのに |
いくら止めたって きかねぇで、毎日毎日 ずっとな・・・ |
そうだったの・・・ |
あのジイさんらしいぜ ほっとけなかったん だろーな |
誰にでもできること じゃないですよね それって・・・ |
ああ・・・ |
ええ・・・ |
すごいですの・・・ 一人で、それだけの ことをしたなんて |
ああ・・・ |
ええ・・・ |
おじいさんは 僕たちの家で君の帰り を待ってるはずだよ |
さあ、行こう? アメル |
うん・・・ |
ジジイは家にいる 俺たちの家で、お前の 帰りを待ってるはずだ |
・・・行ってやれよ |
うん・・・ |
・・・!! |
おじいさん・・・ |
そうか・・・ 無事に生きておって くれたか・・・ |
おじいさんっ! |
近づいてはならぬ! |
え!? |
そんな・・・ どうして・・・っ? |
ワシにはな、アメル お前にそう呼んで もらえる資格などない のさ・・・ |
これから話すことを 聞けば、なおさらな |
どういうことですか おじいさん!? |
黙って聞きやがれ! |
リューグ・・・ お前、なにか 知ってて・・・? |
ああ、黙ってた そのために俺は手前ェ らを連れてきたんだ |
そこのジジイに 頼まれてな・・・ |
なぜだ!? どうしてそんな大事な ことを黙ってた!? |
・・・・・・ |
やめろ、ロッカっ! 黙ってたのはリューグ だけじゃないんだ! |
俺も知ってたんだよ だから、リューグだけ 責めるのはやめてくれ 頼むから・・・ |
やめて、ロッカっ! 黙ってたのはリューグ だけじゃないの! |
あたしも知ってたのよ だから、リューグだけ 責めるのはやめて 頼むから・・・ |
*n0さん・・ |
どういうことだよ ジジイ!? |
黙って聞くんだ! |
ロッカ、手前ェ 知ってたのか・・・ クソッ、なんで俺に 話さなかった!? |
話したら、お前は きっと反対したろう だから、黙っていた |
アメルにとって必要 なことだと、思った からな・・・ |
すました顔 してんじゃねぇッ! |
やめろ、リューグっ 黙っていたのはロッカ だけじゃないんだ! |
俺も知ってたんだよ だから、ロッカだけを 責めるのはやめてくれ 頼むから・・・ |
やめて、リューグっ 黙っていたのはロッカ だけじゃないのよ! |
あたしも知ってたのよ だから、ロッカだけを 責めるのはやめて 頼むから・・・ |
*n0・・・ |
アメルよ、ワシはな お前にずっと嘘を ついておったのだ |
小さなお前がさびしい 顔をするのがつらくて ついてはならぬ嘘を ついたんじゃ・・・ |
・・・・・・ |
おばあさんのいる村の お話のことですね? |
やはり、たずねて |
いたのか・・・ |
・・・見つけることは できませんでした |
そこは恐ろしい悪魔が 封じられた森で、人間 が暮らせる場所では ありませんでした |
そうだろうな・・・ ワシが最初にたずねた 時も、そうだった |
えっ? |
ワシはな、昔 |
あの森の中へ入った ことがあるのさ |
なんだって!? |
なんですって!? |
襲われるまで、そこが 悪魔のひそむ森である ことを、ワシは知らん かった |
共に入った仲間が次々 と倒れていく中、ワシ だけがなんとか命を 拾って逃げたんじゃ |
そして・・・ |
精も根も尽き果てよう としていたワシは 森の奥で、信じられぬ ものを見つけた |
赤ん坊だった・・・ |
木の葉の山にくるまれ るようにして、赤ん坊 が眠っていたのじゃ |
もしかして・・・ それが・・・ |
ああ、お前のことだよ アメル |
お前は、あの森から ワシが連れてきた子供 なんじゃ・・・ |
だから、お前には祖母 などおらぬ。父も母も いたのかすらわからぬ |
・・・・・ |
これが、ワシがずっと お前に隠しておった ことじゃ |
今さら、こんな形で しか告げられなかった ことを、許してくれ |
すまなかった・・・ |
そっか・・・ だから、あたし あの森の景色を見て 懐かしく思えたんだ |
ふふふっ |
アメル・・・? |
顔をあげてください おじいさん あたしに謝る必要 なんてないんだから |
しかし、ワシは お前に・・・ |
嘘でもっ!! |
嘘をついててもね それでよかったって あたしには思えます だって・・・ |
そのおかげであたしは 今までずっと幸せに 暮らせたんだもの |
アメル、お前・・・? |
アメル、お前・・・? |
おじいさん あたしのことを 見つけてくれて ありがとう・・・ |
育ててくれて 本当にありがとう あたし・・・ 感謝してます・・・ |
アメル・・・っ |
おじいさぁぁんっ! |
強かったな、アメル |
もっと取り乱すかと 思ってたのに |
強かったわね、アメル |
もっと取り乱すかと 思ってたのに |
ええ、本当に |
強くなったんだよ この旅で、あいつは |
何度も何度もつらい 思いを繰り返して あいつなりに成長して いたんだろうさ |
そうか・・・ |
本当にな |
強くなったんだよ あの子は |
つらい思いから逃げる のではなく立ち向かう 強さを、あの子なりに 学んだんだ |
あの泣き虫がな・・・ |
しかし、どうして ジイさんは、あんな森 の中に入ったんだ? |
変ですよね・・・ あの森の位置は地図に も記されていないのに |
迷ったとか? |
ケッ! そんなワケあるかよ? |
そもそも、森には結界 が張られているのよ? 普通の方法じゃ入れる はずがないわ |
ああ、そっか・・・ |
仲間・・・ |
え? |
え? |
仲間と共に入った、と 彼は言っていた |
あきらかな目的地と して、あの老人が森を 目指していた証明だ |
目的って? |
それは・・・ |
ま、いいじゃねーか ごたごた考えなくても じかに、ジイさんに 聞けばよ? |
あそこまで腹くくって 話してくれたんだ 今さら、隠し事なんて しね-だろうさ |
ですよね、きっと |
とりあえず、今は 待ちましょう |
彼女が、おじいさんの 心と身体に受けた傷を 癒し終わるまでは |
ああ、そうしよう |
ええ、そうしましょう |
・・・・・・ |
ただ守られているだけじゃ なかったんだ |
自分の意志とは裏腹に 周りの都合にふり回されて 旅を続けてきたアメル |
ふさぎこんで、泣いて 旅を続ける中で、たくさんの 悲しみに耐えた彼女の心は 強くなっていた |
ロッカやリューグ それにアグラ爺さんが 思いもしなかったほどに |
禁忌の森で拾われたことも 生まれが定かでないことも あるがままに受け入れて |
それでも彼女は 心から「ありがとう」と 言うことができた |
今日まで培われてきた レルムの村での暮らしを 彼女を優しく見守り続けて きた祖父たちの存在を |
あの言葉から、俺はたしかに 感じとれた気がした |
ちょっとだけ 彼女のことがうらやましいと 思えるほどに・・・ |
正直、アメルがうらやましい とさえ思えた |
彼女は、精一杯、強くなった |
強くなるまでに、どれほど 悩んで、泣いて、苦しんだ のだろうか・・・ |
そして、強くなった みんなが思いもよらぬほど |
あたしはどうだろう・・・ 彼女のように変われたかな? |
自分の過去や何もかも 全て受け入れた上で |
「ありがとう」って 心から言うことのできた 彼女のように・・・ |
まだ、分からない |
変わってないのかもしれない あたしは・・・ |
だから・・・ |
あたしも頑張らなくちゃ アメルを守るって・・・ アメルを裏切らないって |
約束したみんなのために |
少しでも、一歩だけでも 強くなりたい・・・ 優しくなりたい・・・ |
心から、そう、思った |
あの人の話には やはり納得できない 部分が多すぎる |
まだ気にしてるのか そのこと? |
まだ気にしてるの そのこと? |
僕はとても気になる アグラバインが、共に 森に入った仲間とは 誰なのか・・・ |
そして、なんのために そこへ向かったのかが |
ただの偶然だと、俺は 思うんだけどなあ |
ただの偶然じゃない あたしはそう思うけど |
そんな簡単に片づけて いい問題じゃないって わかってるのか? |
あの森は、あえて地図 にも記されなかった 場所なんだぞ・・・ |
過ちへの戒めと 忌まわしき因縁を封じ こめた場所なんだ! |
何人であろうと 近づいてはいけない 場所なんだぞ!? |
戒めと、因縁? |
・・・!? |
それが、派閥に伝わる 機密なのか? |
ネスが隠している あの森に関わる 秘密なのか!? |
それが、派閥に伝わる 機密なの? |
ネスが隠している あの森に関わる 秘密なのね!? |
・・・・・・ |
答えてくれよっ! ネスっ!? |
答えてっ! ネスっ!? |
・・・言えないよ |
知らなければ、それで いいことなんだ 知ってしまえば・・・ |
君はきっと苦しむ 僕が今、味わっている のと同じように・・・ |
ネス・・・? |
俺や、ネスが 苦しむって、どういう ことなんだ・・・? |
あたしや、ネスが 苦しむって、どういう ことなのよ・・? |
じいさんの傷の具合は どうだった? |
おじいさんの傷の具合 はどうだったの? |
初めに負った傷が 無理をしたせいで ひどくなってました |
よほど、無理をして いたんでしょうね |
いたたまれなかったん だろうな・・・ 村が、こんな目に されたから |
いたたまれなかったん でしょうね・・・ 村が、こんな目に されたから |
そうですね・・・ |
傷を治すために おじいさんの心に 触れた時に、あたし 感じたんです |
おじいさんが この村のことを どれだけ大切に思って いたのか |
ロッカや、リューグ それに、あたしを どれだけ心配していて くれたのかを・・・ |
アメル・・・ |
やっぱり あたしはおじいさんの 孫娘です |
血がつながってなく たって、そんなこと 関係ありません だって・・・ |
ちゃんと、心が つながっているんです から・・・ |
それだけで、あたしは 充分に幸せです |
うん、そうだよな |
ええ、そうよね |
つちかってきたキズナの強さは そう簡単にほころびるものじゃ ないもんな・・・ |
つちかってきたキズナの強さは そう簡単にほころびるものじゃ ないもの・・・ |
あぐらばいん殿ハ ドウヤッテ、アノ森ノ 位置ヲ知ッタノデ ショウカ? |
自分ガ蓄積シタ限リノ 地理的ナでーたニモ ソレラシキ記述ハ 見アタラナイノニ |
文字に残されている ものだけが、情報じゃ ないってことさ |
ルウが知っていた知識 みたいに、口伝として 伝わっているもの だってあるんだから |
文字に残されている ものだけが、情報じゃ ないってことよ |
ルウが知っていた知識 みたいに、口伝として 伝わっているもの だってあるんだから |
ナルホド・・・ |
しかし、どうして そんなことを聞いたり したんだ? |
しかし、どうして そんなことを聞いたり したの? |
イエ、ねすてぃ殿ガ ソノコトヲ気ニシテ オラレタノデ・・・ |
ネスが? |
ネスが? |
エエ、アノ方ハ 以前カラ、禁忌ノ森ニ 関スルコトニ、過敏ニ 反応シテイマシタガ |
あるじ殿ハ、ナニカ 理由ヲ御存知デスカ? |
いや、俺にもそれは わからないよ |
いえ、あたしにも それはわからないわ |
ソウデスカ・・・ |
理由さえはっきりしてくれれば 俺だってすこしは考えて動ける のになあ・・・ |
理由さえはっきりしてくれれば あたしだってすこしは考えて 動けるのに・・・ |
薄々たァ感じてたがよ これではっきりしたな |
なにがだよ・・・ |
なによ・・ |
あのオンナが ニンゲンじゃねェって ことさ |
なっ!? |
えっ!? |
ザコとはいえ、悪魔が うろついてる森の中で 普通の赤ん坊が生きて られっか、あァ? |
それは・・・っ |
それは・・・っ |
それにそう考えりゃ アイツの持ってる力の 異様さにも説明がつく ってもんよ |
悪魔の森で、拾われた 聖女か・・・ ヒヒヒヒヒッ、こりゃ 傑作モンだよなァ |
*n1っ!! |
な、なんだよ・・・っ |
今みたいなことは 二度と言うんじゃない |
今みたいなことは 二度と言わないで!! |
あ、あのなァ!? オレは別にデタラメを 言ってるんじゃ・・・ |
そんなこと関係ない! とにかく、もう絶対 口にするんじゃない ・・・わかったな? |
そんなこと関係ない! とにかく、もう絶対 口にしないで ・・・わかった? |
ケッ!わかったよ 黙っといてやらァ |
ったく・・・ ムキになりやがってよ |
それぐらい、俺だって わかってるんだよ 言わないだけで みんなだって・・・ |
それぐらい、あたし だって、わかってるわ 言わないだけで みんなだって・・・ |
よかったね おねえちゃん・・・ |
おじいさんと なかなおり・・・ できて・・・ |
ああ、これでひとつ 心配事が消えたよ |
ええ、これでひとつ 心配事が消えたわ |
でもね・・・ |
おじいさんは、まだ つらそうだよ・・・ |
え? |
え? |
あのひと・・・ じぶんのせいって おもってる・・・ |
*n1たちが たいへんだったのも むらのひとが、ひどい めにあったのも |
ぜんぶ・・・ じぶんのせいだって おもってるよ・・・ |
まあ、たしかにアメル を連れて逃げたことで 俺たちは今回のことに 関わったんだけど |
村が襲われたのは 爺さんには関係のない ことじゃ・・・? |
まあ、たしかにアメル を連れて逃げたことで あたしたちは今回の ことに関わったけど |
村が襲われたのは お爺さんには関係の ないことじゃ・・・? |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
おじいさんを たすけてあげて・・・ |
おじいさんのこころ このままじゃ、きっと つぶれちゃうよ だから・・・ |
たすけてあげて・・・ |
きっとまだ、俺たちの 知らない秘密を 爺さんは抱えこんで いるんだな・・・ |
きっとまだ、あたしたち の知らない秘密を お爺さんは抱えこんで いるのね・・・ |
本当はボク、かなり 心配だったんです |
あるはずの村がないと 知った時のアメルさん の取り乱しようは すごかったですから |
今度もまた 同じことになるんじゃ ないかって・・・ |
うん、それは俺も 心配だったよ |
ええ、それはあたしも 心配だったわ |
でも、アメルさんは わかってたんですね |
おじいさんのウソが 誰のためについたもの だったのかってことを |
そうだな・・・ |
そうよね・・・ |
ねえ、ご主人様 ボクは思うんです |
本当に苦しかったのは アメルさんよりも |
アグラバインさん だったんじゃ ないのかなって |
ウソをつかれた人は それを知るまでは 傷つきませんけど |
ついたほうは、ばれる までずっと、心の痛み に耐え続けなくちゃ いけないんですもの |
ああ、ジイさんは今 やっとその苦しみから 解放されたんだな |
アメルの言葉で 今まで負い続けた傷を 癒してもらったん だからな |
ええ、お爺さんは今 やっとその苦しみから 解放されたのね |
アメルの言葉で 今まで負い続けた傷を 癒してもらったん だから |
ええ・・・ |
ウソをつくことは、なによりも 自分を深く傷つけることになる んだもんな・・・ |
ウソをつくことは、なによりも 自分を深く傷つけることになる んだもんね・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか |
やっと、アメルさんと おじいさんがあうこと ができました |
おじいさんはいままで だまっていたことを アメルさんにはなして くれました |
アメルさんは おじいさんが、もりで さずかった、こども なんだそうです |
リプレさんたちと おんなじ、おやのない こどもだったんです |
それをきいたとき モナティは、すごく おどろきましたけど |
アメルさんは なんとなく、きづいて いたのかもしれません |
うそをついていた おじいさんを、せめる こともしないで |
ただ、ありがとうって いってました・・・ |
そういえば・・・ *n0さんも ご両親がいないん でしたよね? |
まあな・・・ だけど、俺だけじゃ ないぜ? |
ここにいるみんなは なにかしらの形で 大切な人を失ったり 会えずにいるから |
そうね・・・ だけど、あたしだけ じゃないわ? |
ここにいるみんなは なにかしらの形で 大切な人を失ったり 会えずにいるから |
あ・・・! |
モナティ、ようやく わかりました |
ここのみなさんが どうして、こんなにも やさしいのかを |
きっと、さびしさを しっているから |
モナティには よくわかります だって・・・ |
さいしょのマスターが なくなられたときに モナティたちも |
たくさん、たくさん さびしいおもいを しましたから・・・ |
なんだか おもいだしたら かなしくなってきて しまいました |
きょうは、ここで ペンをおきます・・・ |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
ついしん |
はやく、マスターに あいたいです・・・ |
ああは言ったものの 実際にジイさんの姿を 見た時は驚いたぜ |
黒騎士の旦那を相手に して、ただの木こりが あれしきの怪我だけで すむなんてなあ |
きっと、アメルたちを 守ろうとする気持ちが それだけ強かったん じゃないのかな? |
きっと、アメルたちを 守ろうとする気持ちが それだけ強かったん じゃないの? |
お前の言うとおりなら さぞかし美談なんだが |
いくら気概があっても 素人があの状況で 勝ちを拾えるわけが ないだろーが |
ましてや、相手はあの ルヴァイドだぜ? |
それじゃあ・・・ |
あのジイさん・・・ どうやら、ただの 木こりじゃねぇって ことさ |
そのあたりの事情も ふくめて、きっちりと 話を聞くべきだろうな |
ただの木こりじゃないって どういうことなんだろう・・? |
ただの木こりじゃないって どういうことなのかしら・・? |
アグラ爺さんが結界を どうやって超えたのか だけど・・・ |
招かれたって考える ことはできないかしら |
招かれたって? |
招かれた? |
ほら、私たちがあの森 に入った時、アメルの 力に反応して、結界が 壊れたでしょう? |
ひょっとすると アメルにはあの結界を 操る力があるんじゃ ないのかしら・・・ |
あ・・・! |
そう考えるとね イオスが街道で彼女を 「鍵」って呼んだのも 納得できるのよ |
私たちはずっと アメルそのものが敵の 狙いだと思っていた けれど・・・ |
デグレアの本当の目的 は、あの森の中に入る ことか!? |
デグレアの本当の目的 は、あの森の中に入る こと!? |
ただのあてずっぽうよ 根拠がないわ |
そもそもルウの話じゃ 森の中は、悪魔たちで いっぱいなんでしょう |
そんな所に入ったって なんの得にもならない じゃない? |
あ、そうか・・・ |
あ、そっか・・・ |
まあ、そのあたりに なんらかの秘密がある のかもしれないけど |
推測だったら、いくら でもできるしね |
結局、知らないことが まだ多すぎるってこと なのか・・・ |
結局、知らないことが まだ多すぎるってこと なのね・・・ |
アメルがアグラ爺さん の本当の孫娘じゃない ってこと、ロッカは 知ってたのか? |
アメルがアグラ爺さん の本当の孫娘じゃない ってこと、ロッカは 知ってたのね? |
いえ、そこまでは ただ・・・ |
ただ? |
ただ? |
おじいさんがもともと あの村の住人ではない のは、僕もリューグも 知っていました |
えっ!? |
えっ!? |
傷を負ったあの人を この村へと連れてきて 面倒を見たのが |
夫婦で行商をしていた 僕たちの両親なんです |
赤ん坊だった僕には 当時のことは記憶に ないんですが・・・ |
それが縁になって 両親が他界してからは 一緒に暮らすことに なったんですよ |
そうだったのか・・・ |
そうだったの・・・ |
ですから、僕たちにも おじいさんに尋ねたい ことは、たくさん あるんです |
本人が語らない以上 詮索はしないつもりで いましたけれど |
今日のアメルを見て 決心がつきました |
明日は思いきって なにもかも聞いてみる つもりですよ |
今の僕たちは、もう 子供じゃありません |
あの人が抱え続けて きたものを、横から 支えてあげるぐらいは できると思うんです |
うん・・・ そうしてあげるのが いいと、俺も思うよ |
ええ・・・ そうしてあげるのが いいと、あたしも思う |
アメルがアグラ爺さん の本当の孫娘じゃない ってこと、リューグは 知ってたのか? |
アメルがアグラ爺さん の本当の孫娘じゃない ってこと、リューグは 知ってたのね? |
薄々とはな・・・ |
もともと、ジジイの 素性そのものが 得体がしれねえんだよ |
え? |
村の外から来たよそ者 なのさ、あのジジイは |
俺らの親が、傷だらけ だったアイツを山道で 見つけて・・・ |
この村で暮らせるよう 面倒を見たらしい |
その恩があったから 親をなくした俺たちを 引き取ったんだろうな |
そうだったのか・・・ |
そうだったの・・・ |
他に俺が知っている ことと言えば |
アイツが、かなりの 武術の使い手だって ことぐらいか |
!? |
俺らの親が死んだのは はぐれに襲われたせい なんだがよ |
そいつを倒したのが あのジジイだったんだ あの時のことは今でも よく覚えてる |
子供心にも、 アイツがただの ジジイじゃねえって 思ったぜ・・・ |
それじゃあ リューグに斧の使い方 を教えたのも? |
それじゃあ リューグに斧の使い方 を教えたのも? |
俺だけじゃねえよ バカ兄貴の使う槍も 自警団の連中も |
みんな、あのジジイが 教えたもんなのさ |
やっぱり、じいさんは ただの木こりじゃ なかったんだ!? |
やっぱり、おじいさんは ただの木こりじゃ なかったのね!? |
アメルは、本当の両親 のこと、どう思って るんだろう・・・ |
恨んだりして いないのかな? |
多分、なんとも思って ないだろうな |
覚えてない相手を 恨むことほど、難しい ことはないからね |
多分、なんとも思って ないだろうね |
覚えてない相手を 恨むことほど、難しい ことはないから |
やけにはっきりと 言いきるじゃないの? |
まあ、他人事じゃ ないからなあ |
俺も派閥に拾われる までは、一人で生きて いたわけだし |
まあ、他人事じゃ ないからねぇ |
あたしも派閥に拾われ るまでは、一人で生き ていたわけだし |
!? |
言ってなかったか? |
言ってなかった? |
バカっ、初耳よ! |
知ってたら、こんな ひどいこと聞いたり しなかったのに・・・ |
中途半端に覚えてたら 恨んでたかもしれない だろうけどさ |
最初からいないって 思ってたら、かえって なんの感情もわいて こないものだよ |
中途半端に覚えてたら 恨んでたかもしれない だろうけどね |
最初からいないって 思ってたら、かえって なんの感情もわいて こないものよ |
それで・・・ さびしくなかったの? |
今となっては、もう わからないな |
派閥で師範やネスたち と暮らし始めてからは |
一人だった頃の記憶は あんまり思い出せなく なってきてるんだ |
今となっては、もう わからないわね・・・ |
派閥で師範やネスたち と暮らし始めてからは |
一人だった頃の記憶は あんまり思い出せなく なってきてるもの |
それって、やっぱり さびしかったってこと じゃないのかな |
さびしかったから 忘れようとしてるのよ きっと・・・ |
そうか・・・ そうかも知れないな |
そうね・・・ そうかも知れない |
派閥に連れて来られたことが、 俺の中の空白を埋めることに なったのかも知れないな |
派閥に連れて来られたことが、 あたしの中の空白を埋めることに なったのかも知れない |
アメルがジイさまに 言った言葉、ちょっと ジンときちまったよ |
全てを知ったうえで あれだけのことが 言えるなんて |
やっぱり、積み重ねて きた時間の重みって もんなのかねえ |
俺も聖女になる前の アメルがどんな暮らし をしていたのかは 知らないけど |
きっと、すごく温かな 時間だったんだろうね |
あたしも聖女になる前 のアメルがどんな暮ら しをしていたのかは 知らないけどね |
きっと、すごく温かな 時間だったんでしょう |
ああ、きっとね |
アメルが誰にでも 優しいのは、きっと あのジイさまが |
拾ったあの子のことを 大切に育ててきたから だと、あたいは思うよ |
それを考えたら、血の つながりがないなんて 大したことじゃないさ |
今のアメルがいるのは あのじいさんのおかげ なんだよな・・・ |
今のアメルがいるのは おじいさんのおかげ なのね・・・ |
あのご老人、やはり ただ者ではござらぬな |
あれだけの齢を重ねて なお、壮健な肉体で おられるとは |
でもそれは、爺さんの 仕事が、木こりだから じゃ・・・ |
でもそれは、お爺さん の仕事が、木こり だからじゃ・・・ |
筋肉のつき方が違うの でござるよ |
斧を振るうのに必要な 部位だけでなく、人体 の急所にあたる部分も 鍛えあげられていた |
あれは、戦士としての 肉体でござるよ それも並みのものでは ござらぬ |
相当の修練と実戦が 年輪のように刻まれて 形づくられたもの |
だからこそ、黒騎士を 相手に生き残ることが 可能だったのでは ござらぬかな? |
なるほど・・・ |
なるほどね・・・ |
でも、じいさんは どこでそんな訓練を 積んだっていうんだ? |
でも、おじいさんは どこでそんな訓練を 積んだっていうの? |
血がつながってなく ても、親は親か・・・ |
ああ言ってもらえりゃ 人の親としては本望 だろうなあ |
俺様にゃ、望むべくも ない言葉だがね・・・ |
レナードさん? |
いや、こっちの話さ |
それより、どうする? 嬢ちゃんを守るって 旅の目的は、これで 一段落したわけだが |
これで終わったとは とてもいえないよ |
アメルを狙っている 連中は、あきらめた わけじゃないんだし |
これで終わったとは とてもいえないわね |
アメルを狙っている 連中は、あきらめた わけじゃないんだし |
だろうな・・・ |
イオスって小僧に あれだけのセリフを 叩きつけちまったんだ |
向こうだって 黙っちゃいねえだろう |
言った以上、責任は きちんととるよ |
言った以上、責任は きちんととるわよ |
決着をつける、ってか 頼もしいことだが |
あんまり無茶は するんじゃねえぞ |
ああ、わかってる |
ええ、わかってるわ |
まずはじいさんの話を 聞いてみる・・・ すべては、それからだ |
まずはおじいさんの話を 聞いてみる・・・ すべては、それからよ |
あれからすこし 考えてみたんだけど |
おじいさんが結界を 超えて森に入ったって いう話、心当たりが 見つかったの |
心当たりって? |
最初にあった時に 話したよね? |
森がざわついていて 誰かが出入りしてる みたいだって |
ルウのおばあさまも あれと同じような体験 をしたことがあるのよ |
ほら、時期的に考えて みると・・・ |
それが爺さんたち だったって、可能性が あるってことか!? |
それが爺さんたち だったって、可能性が あるってこと!? |
うん、どうやって中に 入ったのかは謎のまま だけどね |
うーん・・・ |
俺たちが知らない方法が あるのかもしれないな・・・ |
あたしたちが知らない方法が あるのかもしれないわね・・・ |
アメルさんの出生に あのような秘密が あったなんて・・・ |
うん、だけど 聞いていて疑問に 思ったんだ |
こんなことを言うと その、アメルには悪い と思うんだけど・・・ |
あんな悪魔がいる森で 小さな赤ん坊が、無事 でいられるものなん だろうか? |
ええ、だけど 聞いていて疑問に 思ったのよ |
こんなことを言うと その、アメルには悪い と思うんだけど・・・ |
あんな悪魔がいる森で 小さな赤ん坊が、無事 でいられるものなの かしら? |
よほど強力な守護や 結界に守られていた とか、いくつか理由は 考えられますけど |
一番ありえそうなのは 彼女が無意識のうちに あの奇跡の力を使って いたということです |
そういえば、アメルは ガレアノとの戦いで 屍人を退ける光を 放ったっけ・・・ |
そういえば、アメルは ガレアノとの戦いで 屍人を退ける光を 放ったわね・・・ |
あの力は、いったい なんなんだろう? 召喚術やストラとは 違うみたいだけど |
あの力は、いったい なんなのかしら? 召喚術やストラとは 違うみたいだけど |
もし、アメルさんの あの力が生来のもので あるというなら・・・ |
心当たりが ひとつだけあります |
え? |
私は以前、人間と鬼神 の間に生まれた少年と 知りあったのですが |
人の姿でありながら 彼は、鬼神に匹敵する 怪力をもっていました |
それじゃ、カイナは アメルが召喚獣と人の 混血だっていうのか? |
それじゃ、カイナは アメルが召喚獣と人の 混血だっていうの? |
あくまで推測にしか 過ぎませんが・・・ |
あり得ない話ではない ことだけは、おぼえて おいてください |
たしかにそう考えればあの不思議な 力にも説明がつくけど、でも・・・ |
たしかにそう考えればあの不思議な 力にも説明がつくけどね でも・・・ |
あのご老人が、最初に |
貴方たちを逃がすため |
貴女たちを逃がすため |
に戦ったわけか |
うん、ものすごい勢い でルヴァイドに突進を していったかと思うと |
力任せに競り合って あいつをその場から 一歩も動けない状態に したんだよ |
ええ、ものすごい勢い でルヴァイドに突進を していったかと思うと |
力任せに競り合って あいつをその場から 一歩も動けない状態に したのよ |
信じられないな・・・ |
一騎うちをした時にも 感じたんだが、黒騎士 の戦い方というのは |
圧倒的な斬撃の速さと その重みを活かした 荒々しい剣だった |
訓練を摘んだ私でさえ 受けるのが難しい それを、しのぎきって しまうとは |
怒りにまかせただけの 素人に、まぐれでも できることじゃない |
でも現に、爺さんは こうして無事に・・・ |
でも現に、お爺さんは こうして無事に・・・ |
ああ、だとすれば 答えはひとつしか ないだろう |
素人ではない、という ことだよ あのご老人は・・・ |
素人じゃない、って じゃあ、いったい? |
そこまでは、私にも わからないよ しかし・・・ |
それが一連の事件に なんらかの関わりを もっている |
私にはそんな気がして ならないんだ |
シャムロックの予想が 正しいとしたら じいさんは、いったい 何者なんだ・・・? |
シャムロックの予想が 正しいとしたら おじいさんは、いったい 何者なの・・・? |
街道で出会った あの黒い人たちが デグレアの方々ですか |
ああ、黒の旅団って 名前の、デグレアの 特務部隊だよ |
指揮をしていたのが 槍使いのイオス 他にも・・・ |
銃を使う機械兵士の ゼルフィルドや 総指揮官である黒騎士 ルヴァイドがいる |
ええ、黒の旅団って 名前の、デグレアの 特務部隊よ |
指揮をしていたのが 槍使いのイオス 他にも・・・ |
銃を使う機械兵士の ゼルフィルドや 総指揮官である黒騎士 ルヴァイドがいるわ |
ええーっ、あれで オシマイじゃないん ですかー!? |
そんなわけないって 相手は軍隊なんだから |
それにまだ パッフェルさんのいた 砦を襲撃した屍人使い ガレアノとか・・・ |
魔獣使いのビーニャや 鬼神使いのキュラー なんて連中だって 残ってるんだ |
そんなわけないって 相手は軍隊なのよ |
それにまだ パッフェルさんのいた 砦を襲撃した屍人使い ガレアノとか・・・ |
魔獣使いのビーニャや 鬼神使いのキュラー なんて連中だって 残ってるんだから |
ど、どう考えても お給金の割にあわない ですよぉ!? |
そりゃ、そうだ・・・ |
それも、そうね・・・ |
ここで放棄したって 俺は責めないよ |
お給金はもらえなく なっちゃうけど |
ここで放棄したって あたしは責めないわ |
お給金はもらえなく なっちゃうけど |
う・・・ |
どうする? |
どうする? |
あーん・・・ 私の性格を知ってて 言ってるくせにー! |
結局、報酬の増額で 納得するあたりが パッフェルさん だよなあ・・・ |
結局、報酬の増額で 納得するあたりが パッフェルさん よねぇ・・・ |
へへへ・・・・ |
どうしたんだよ ユエル?すごく ご機嫌みたいだけど |
どうしたのユエル? すごくご機嫌みたい だけど |
だって、だってね 今日からはもう夜に なってもひとりぼっち じゃないんだもん |
暗い物陰に隠れて 眠らなくったって いいんだもん |
そっか、今まで ユエルはそうやって 夜を過ごしてたのか |
そっか、今まで ユエルはそうやって 夜を過ごしてたの |
ねえねえ *n0 今日は、ユエルと 一緒に寝ようね? |
ああ・・・って ええっ!? |
ええ・・・って ええっ!? |
うん、そだよ オルフルは仲間で 身を寄せあって眠るの |
とっても暖かいから 北風だって平気だもん |
そういや、オルフルは 家を持たない種族って 言ってたっけ・・・ |
そういや、オルフルは 家を持たない種族って 言ってたっけ・・・ |
*n0は オルフルじゃないけど ユエルの仲間だもん |
だから、いいよねっ? |
ちょ、ちょっと ユエルってば・・・ |
よ、弱ったなあ・・・ どう説明したらいいん だろう??? |
まあ、いいや・・・ 今夜ぐらいはユエルの 好きにさせたげよう |
scn115
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
やはり、そのことを 語らぬわけにはいかぬ ということか・・・ |
今まで黙っていたんだ 爺さんにとって話した くないことなのは 俺たちもわかってる |
でも、敵がアメルを 狙う理由と目的を つきとめるためには |
過去になにがあったか どうしても知る必要が あるんだ |
今まで黙っていたのよ お爺さんにとって話し たくないことだって いうことなのは |
あたしたちだって わかってるわ |
でも、敵がアメルを 狙う理由と目的を つきとめるためには |
過去になにがあったか どうしても知る必要が あるのよ |
・・・・・・ |
貴方は、仲間たちと あの森に向かったと おっしゃられたが |
我々、派閥の人間さえ 知らない、禁忌の森の 場所を、どうやって 貴方は知ったのか? |
そして、入れぬはずの 森の中へ、どうやって 入っていったのか? |
包み隠さず、お話して もらいたい |
・・・わかった |
あんたたちには それを知る権利がある いや、むしろ話す義務 が、わしにあるのか |
この村が滅びた原因は あるいは、このわしに あるのやもしれぬの だからな・・・ |
えっ!? |
そっ、それって どういうことですか? |
ど・・・ どういうことですの? |
わしはもともと この村の人間ではない それどころか、聖王国 の民でもないのだ |
わしは旧王国の生まれ この村を滅ぼした デグレアの軍人なのだ |
!? |
崖城都市デグレア所属 遊撃騎士団・騎士団長 |
これが、わしが捨てた 本来の肩書きだ・・・ |
まさか・・・! それでは、貴方が デグレアの双将として 勇名を馳せた |
「獅子将軍」 アグラバインだと おっしゃるのか!? |
獅子、将軍・・・? |
旧王国の侵攻が最盛期 だった頃、デグレア軍 を率いていた、二人の 将軍の一人さ |
ただ者じゃねえとは 思ってたが、これほど の有名人だとはな |
そんな・・・ 信じられない・・・ |
はっ、ようやくこれで 納得がいったぜ |
デグレアの将軍・・・ アンタが・・・ |
やはり、おじいさんは そういった立場の人 だったんですね・・・ |
それでは、貴方が あの森に向かうことに なったのは・・・ |
デグレア議会の決定に よる軍事行動だった その目的は・・・ |
森の中にあるとされた 機械遺跡の発見と その確保だ |
機械遺跡ですって!? |
ちょっと待って! 森の中にそんなものが あるなんて、ルウも 聞いてないわよ? |
*n1 知ってるか? |
*n1 あなた、知ってる? |
イイエ、該当スル でーたハ存在シマセン |
そうか・・・ |
そう・・・ |
真偽はわからん 我々は任務に失敗して しまったからな |
わしが聞かされたのは その遺跡の中にある品 を手にできれば |
召喚術より強大な力が 我が軍のものになると いうことだった |
召喚術以上の!? |
なんか、話がどんどん 大事になってきました ですねー・・・ |
いったい、なんなんだ その力って・・・ |
いったい、なんなのよ その力って・・・ |
・・・・・・ |
では、いったい 森の中にはどうやって 入られたのですか? |
この情報をもたらした 召喚師が持参してきた これを使った |
うわあ・・・ ぴかぴかの羽根だぁ! |
この、金色の羽根は いったい? |
この、金色の羽根は いったい? |
天使の羽根だと その者は言っておった |
これって・・・ |
これって・・・ |
まちがいねェな・・・ 本物だぜ、コイツは |
そうなのか? |
そうなの? |
ああ、オレの大嫌いな ヤツらの魔力の匂いが ぷんぷんしてきやがる |
よほど、力のある天使 の羽根らしいな |
なるほど・・・ 天使の張った結界を 天使の力で中和したん ですね・・・ |
だが、その召喚師も 森が悪魔の巣窟だとは 知らなかったらしい |
後は、前に話した とおりだ・・・ |
見つけた赤子を連れて なんとか森の外まで 逃げ延びた、わしは |
ロッカとリューグの 両親に救われ、この村 へと連れてこられた |
そして、今にいたる というわけでござるか |
あのさ・・・ ジイさまが、どういう 立場の人間だったのか はわかったけど |
それがどうして、村が 襲われる原因になる わけなんだい? |
うーん、ユエルにも よくわかんないなあ? |
もしも・・・ |
もしも、デグレアが 禁忌の森にある遺跡に まだ、こだわっていた としたら? |
もしかして・・・ |
もしも、デグレアが 禁忌の森にある遺跡に まだ、こだわっている としたら? |
待ってよ! だって、それって ずっと昔のことじゃ なかったの!? |
デグレアと聖王国との 対立は、それよりも昔 から続いてるんだよ ミニス? |
あ・・・ |
あいつらはアメルを 「鍵」だって言ってた |
鍵を使って開く扉は あの森の結界のこと なんじゃないのか!? |
あいつらはアメルを 「鍵」だって言ってた |
鍵を使って開く扉は あの森の結界のこと なんじゃないの!? |
それなら、あの時 結界が破壊されたのも 納得できるかも |
レルムの村の聖女の噂 は、トライドラにまで 届いていました |
デグレアがそれを聞き つけ、興味をもった 可能性はありえます |
で、キーだと判断した 嬢ちゃんを確保すべく 村を襲撃したワケか |
・・・ならば、やはり 村を滅ぼすきっかけと なったのはわしじゃ |
でしょうね・・・ |
彼女を連れた貴方が この村で暮らしてさえ いなければ |
村人たちは、巻き添え にならなくても済んだ ということですから |
ネスっ!! |
ネスっ!! 言い過ぎよ! |
ネスティさんっ!? なんてことを おっしゃるんですか! |
ネスティさんっ! それは、ちょっと ひどいですのぉ!? |
いいんじゃ・・・ まさに、そのとおりで しかないのだからな |
じいさん・・・ |
おじいさん・・・ |
デグレアの狙いが おぼろげにわかって きたでござるな |
ええ、アメルの力で 結界を解き放ち、遺跡 にある品を手に入れる |
その力とやらの獲得を 前提において、今回の 全面侵攻を開始、か |
黒の旅団はそのための 先発部隊だったわけだ |
みなさんの存在が その計画を破綻させて しまった、と・・・ |
しかし・・・ そのような力が、実在 するのでしょうか? |
それを調べるのが 次の俺たちの目的だよ |
なければそれでよし もし、本当に存在して いたとしたら |
デグレアが利用する ことのできないように してしまえばいい |
そうだろ、ネス? |
それを調べるのが 次のあたしたちの 目的ってことよ |
なければそれでよし もし、本当に存在して いたとしたら |
デグレアが利用する ことのできないように してしまえばいいのよ |
そうでしょ、ネス? |
・・・・・・ |
ネス? |
・・・ネス? |
あまり、先走るな *n0 |
まずはゼラムに戻ろう 手紙のこともあるし 先輩たちにも挨拶して おかないと |
これから先のことは それからだ |
う、うん・・・ |
えっ、ええ・・・ |
よく帰ってきたな *n0 |
うんうん、なんだか すっかり見違え ちゃって・・・ |
前より、ずっと男前に なったかな? |
あはは・・・ |
ちょっぴり色っぽく なったんじゃない? |
そ、そっかなぁ・・・ |
バーカ、お世辞に 決まってるだろうが |
旦那たちも、無事で なによりだぜ |
ゼラムを出る時には すっかりお世話に なってしまって |
ありがとうございます おかげで、おじいさん とも再会できました |
気にすることはないよ 目的がかなったなら 手助けした甲斐もある というものさ |
それにしても・・・ |
ずいぶんと新顔さんが 増えたものねぇ |
知ってる顔も、若干 混じってるケド・・・ |
悪かったでござるな |
そんな、つれなく しないでくださいよー |
私たちがここにいる ことを、不思議だとは 思われないのですか? |
ああ、事前に彼らから 聞いていたからね |
彼ら・・・? |
やあ、みんな おかえりなさい♪ |
エルジンさん! |
やあ、*n1 また会えたねっ |
お元気そうで 安心しましたよ |
うん、キミも無事で よかったよ |
やっぱり、二人とも 年が近いから、気が あうみたいだな? |
やっぱり、二人とも 年が近いから、気が あうみたいね? |
イズレモ無事ノヨウデ ナニヨリダ・・・ |
SG216EX 貴方モ、ゴ無事デ ナニヨリデス |
デキレバ、型式番号デ 呼ブノハヤメテホシイ |
今ノ私ハ、えすがるど ナノダ。キミニモ ツケテモラッタ名前ガ アルヨウニナ? |
了解シマシタ・・・ えすがるどヨ |
お二人とも、どうして こちらに!? |
私たちの調べてること と、彼らの調査してる ことに、ちょっとした 接点が見つかってね |
協力体制ヲトッテ 調査スルコトニシタト イウワケダ・・・ |
そうだったんだ |
そうだったの |
とりあえず、お茶でも 飲みながら自己紹介を しましょっか? |
じゃあ、あたし お手伝いしますね |
みんな、こっちが 広間だよっ |
うーん、勝手知ったる 他人の家だよなあ |
うーん、勝手知ったる 他人の家よねぇ |
かたっ苦しいのかな って思いこんでたけど なかなか、面白い先輩 たちじゃないのさ? |
そう? |
そう? |
ああ、これならすぐに なじめそうだよ |
いかにも、お前さんの 先輩たちって感じだな |
そう? |
そう? |
ああ、どっちがどっち に影響されたのかまで 一目瞭然さ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
ルウが思ってたより ずっと話しやすそうな 人で安心したわ |
派閥の召喚師って いっても、特別に 偉そうにしてるわけ じゃないのね |
あの二人はまた 別格なんだけどね |
あの二人はまた 別格なんだけどね |
こんな大きなお家に 入るのって、ユエル 初めてだよ・・・ |
そういえば、ユエルは ここに来たことは 無かったっけ |
そういえば、ユエルは ここに来たことは 無かったわね |
うん・・・ 近くまで、来たことは あるけどね |
えっ? |
*n0の 後から、こっそり ついていったことが あるんだよ |
ちっとも、気が つかなかった・・・ |
ちっとも、気が つかなかった・・・ |
ところで、ネスティの 姿が見えないが? |
シャムロックさんって 騎士の方と一緒に 先に用事を済ますって 言ってました |
挨拶をしてからでも いいだろうって 言ったんですけど |
シャムロックさんって 騎士の方と一緒に 先に用事を済ますって 言ってました |
挨拶をしてからでも いいでしょ?って 言ったんですけど |
ん?どうやら 用事のほうは終わった ようだな・・・ |
ご挨拶が遅れて すいません |
はじめまして トライドラの騎士で シャムロックと 申します |
蒼の派閥の召喚師 ギブソン・ジラール です |
さあ、奥へどうぞ |
では、お邪魔させて いただきます |
さあ、ネス 俺たちも行こうぜ? |
さあ、ネス あたしたちも いきましょう |
いや・・・ まだ僕には、すませて おかなくてはならない ことがある |
? |
*n0 悪いが、あとで 導きの庭園まで来て くれないか |
君と二人だけで、話し たいことがあるんだ |
デグレアに対する 聖王都の反応はどんな ものでした? |
デグレアに対する 聖王都の反応はどんな ものでした? |
状況の把握に手一杯と いったところだよ |
やはり、トライドラが あっさり陥落して しまった事実に、動揺 は隠せないようだな |
私も参考人として 議会に呼び出されたが |
正直、八つ当たりの 相手としか見なしては もらえなかったよ |
そんな・・・ シャムロックは、別に 責められるような立場 じゃないのに!? |
ひどい・・・ シャムロックは、別に 責められるような立場 じゃないのに!? |
今の聖王国は、王政の 形こそ守られているが |
実際は、王から政権を 委任された大臣たちに 運営されてるんだ |
彼らは政治家であって 騎士ではない 結果を全てとして判断 するのが仕事なんだ |
でも、デグレアは今も 侵攻を着々と進めてる じゃないですか!? |
今一番に必要なのは より早く対策を立てる ことなのに・・・ |
でも、デグレアは今も 侵攻を着々と進めてる じゃないの!? |
今一番に必要なのは より早く対策を立てる ことなのに・・・ |
聖王が強権を振るえば もっと迅速に対応策は 打ち出せるだろうさ |
だが、それを行えば 大臣たちの反感を買う 長い目でみれば、絶対 避けるべき問題だ |
聖王としても、苦しい 立場なのだろうな きっと・・・ |
蒼の派閥 召還ショップ |
そんな・・・ ははっ、冗談だろう? |
そんな・・・ ねえっ、冗談でしょ? |
冗談ではない |
アメルの身柄を派閥へ 預け、この一件からは 手を引こうというんだ |
そんなの、できるわけ ないじゃないか!? |
そんなの、できるわけ ないじゃないの!? |
みんなで力を合わせて 必死になってきて |
ようやく、デグレアの 狙いが見えてきたって いうのに・・・ |
みんなで力を合わせて 必死になってきて |
ようやく、デグレアの 狙いが見えてきたって いうのよ・・・ |
どうして、そんなこと 言い出すんだよ!? |
どうして、そんなこと 言い出すのよ!? |
君をこれ以上、あの森 に関わらせるわけには いかない・・・ |
それが理由だ |
それは、あの森が 危険な場所だからか? |
それは、あの森が 危険な場所だから? |
・・・・・・ |
それとも、派閥の機密 に関わるようなこと だからなのか? |
それとも、派閥の機密 に関わるようなこと だからなの? |
・・・・・・ |
なんて言おう? |
なんとか言えよ! なら、辞めてやるよ! |
なんとか言いなさいよ なら、辞めてやるわ! |
なんとか言えよ!? 黙ってたら、なんにも わかんないよ!! |
なんとか 言いなさいよ!? |
好きで、黙ってる わけじゃない!! |
口にできることなら 僕はいつだって、君に 話してきた・・・ |
それができないから! 君だけは嘘でごまかし たくないから・・・っ |
だから・・・ 黙るしかないんだよ 僕は・・・ |
ネス・・・ |
ただ、ひとつだけ 言えることは・・・ |
なら、辞めてやるよ |
だったら、派閥なんて 辞めてやるわ |
・・・!? |
派閥のオキテが そうすることを 許さないっていう のなら・・・ |
派閥のオキテが そうすることを 許さないっていう のなら・・・ |
俺は、蒼の派閥を 辞めてやる!! |
あたしは、蒼の派閥を 辞めてやるわよ!! |
君はバカか!? 派閥を抜けるのが どういう意味か・・・ |
ああ、俺はバカさ!? |
ええ、あたしは バカよ!? |
ネスみたいな優等生と 違って「成り上がり」 だからな・・・ |
あたしはね ネスみたいな優等生と 違って「成り上がり」 だもの・・・ |
派閥を抜けたら どうなるかなんて 知るもんかよ!? |
派閥を抜けたら どうなるかなんて 知らないわよ!? |
優等生・・・ 僕が、か・・・? |
フフッ、フフフフッ アハハハハハハッ!! |
ネス・・・? |
ネス・・・? |
感激だよ・・・ 僕の演技が、君まで そう思うほどの出来 だったとはな!? |
今、ネスは・・・ なんて言った・・・? |
演技って・・・ なんのことだ!? |
今、ネスは・・・ なんて言ったのよ? |
演技って・・・ なんのこと!? |
それならそれで 構わない・・・ |
けどな!? これから言うことは 演技なんかじゃない! |
もしも、君があの森に どうしても行くと言う のならば、僕は・・・ |
君を殺さなくては ならなくなるんだ!! |
なん・・・だって・・ |
なん・・・ ですって・・・ |
ダレガ、ダレヲ コロスッテ・・・? |
ネスが・・・ 俺を・・・ |
ダレガ、ダレヲ コロスッテ・・・? |
ネスが・・・ あたしを・・・ |
殺す・・・!? |
殺す・・・!? |
うそよ・・・!? |
僕だって、そんなこと したくない・・・っ |
できないんだよ!? できるわけないっ!! |
そんなことをしたら 僕はきっと、自分を 許せなくなる・・・ |
自分で自分を殺さずに いられなくなるに 決まってるんだ!! |
ネス・・・ |
だけど、できなければ 他の誰かが、君を殺し にやってくる・・・ |
そして、僕は遠からず 死ぬだろう・・・ あの組織に従属する ことでしか・・・ |
僕がこの世界で・・・ 生きていく術はないの だから・・・ |
僕の話は・・・ それだけだ・・・ |
ネスが・・・ あんなになるまで 思いつめていたなんて |
俺は、知らなかった ううん・・・ 気づいてやろうとも しなかったんだ! |
ネスが・・・ あんなになるまで 思いつめていたなんて |
あたしは知らなかった ううん・・・ 気づいてやろうとも しなかったのよ! |
派閥の機密ってのは なんなんだよ!? 俺は・・・ |
派閥の機密ってのは なんなのよ!? あたしは・・・ |
いったい、どうすれば いいんだよ・・・? |
いったい、どうすれば いいの・・・? |
やあ、こんにちは *n0さん |
こんにちは、大将 |
いつ、ファナンから 戻ったの? |
祭りが終わってすぐに 引き上げたんですよ もともと、そのために 移動したんですし |
なにやら、西のほうで 戦争が始まるという噂 も聞きましたからね |
領主からの発表とは 違うんですか? |
ええ、噂そのものは 祭りが始まる前から ぽつぽつと・・・ |
やはり、噂を裏づける ようなことが実際に 起きているんですか? |
ここは・・・ 事実を教える 笑ってごまかす |
ははは、俺に そんなこと聞かれても わかんないよ |
あはは、あたしに そんなこと聞かれても わかんないわよ |
ふふふ、たしかに それはそうですよね |
で、今日はどれを さしあげますか? |
「聖王国の楯」が すでにデグレアに陥落 させられたとは・・・ |
近いうちに正式な発表 があるとは思うけど |
それまでは、今のこと は秘密にしておいて くれないかな? |
それまでは、今のこと は秘密にしておいて くれない? |
それは勿論ですよ |
しかし・・・ 驚きましたね・・・ |
なにが? |
いえね、私が聞いた |
噂というのが、貴方の |
噂というのが、貴女の |
おっしゃった事実と |
ほぼ、完全に符合する ものなんですよ |
ええっ!? |
偶然なのか、あるいは 事実を知る者が流した せいなのか・・・ |
いずれにしろ、民衆に 余計な動揺が起きない ことを願いますね |
探したよ、ネス |
探したわよ、ネス |
君か・・・ |
先輩に聞いたよ 蒼の派閥の総帥は どんな理由があっても |
ネスが言うように 人を殺して機密を守る ような人じゃないって |
先輩に聞いた 蒼の派閥の総帥は どんな理由があっても |
ネスが言うように 人を殺して機密を守る ような人じゃないって |
そうか・・・ |
それでも、君は俺を 殺すっていうのか? |
あの森に関わることで 俺とネスが、殺される っていうのか? |
それでも、ネスは あたしを殺すって いうの? |
あの森に関わることで あたしとネスが、 殺されるっていうの? |
・・・・・・ |
君にそう命令したのは 誰なんだ!? |
ネスにそんなバカな 命令をしたのは 誰なのよ!? |
答えてくれよ・・・ ネスティ!? |
答えてよ・・・ ネス!? |
命令、じゃない・・・ これは・・・ |
僕たち一族が背負って きた、義務なんだ! |
一族の義務? |
だけど、もう 運命は動き出して しまった・・・ |
僕が君のためにして やれることはもう なにも残ってはいない だから・・・ |
*n0 僕はもう、止めたり しないよ |
ネス・・・ |
最後まで、僕は君に ついていくから そう、決めたから |
君の思うとおりに してくれ・・・ |
なあ、ジイさんよ デグレアに戻ろうとは 思わなかったのかい? |
一人だけ生き延びて おめおめと帰還する ことなどできなかった それに・・・ |
戻れば、赤ん坊のこと も報告せねばならぬ そうなれば、この子は 必ず不幸になる |
あ・・・! |
あ・・・! |
じゃあ、おじいさんは あたしのために・・・ |
アメルよ、わしはな 部下を皆殺しにされた 時、死にたいと願った |
生き恥をさらすくらい ならば、死んでしまい たいと思ったんじゃ |
だがな・・・ お前と出会ったことで 生きようと思った |
お前を無事に森から 連れ出すという目的が わしを死の誘惑から 救ってくれたんじゃ |
おじいさん・・・ |
それで爺さんは騎士を 捨て、木こりとして 生きることを選んだ わけか・・・ |
爺さんにとっても アメルは命の恩人って ことだったんだな |
お爺さんにとっても アメルは命の恩人って ことだったのね |
協力して調査を始めた そうだけど、どういう ことなんだい? |
協力して調査を始めた そうだけど、どういう ことなのよ? |
悪魔が現れたって場所 をひとつずつ当たって いったらね、気になる ことを聞いたんだ |
同一人物ト思ワレル 人間ヲ目撃シタトイウ 証言ガアッタノダ |
それもね・・・ どうやらそいつ 召喚師みたいなんだよ |
それじゃ、もしかして そいつが悪魔を!? |
それじゃ、もしかして そいつが悪魔を!? |
待ってください ここまで私たちが調査 してきた悪魔たちは 誓約に縛られてない |
はぐれ召喚獣ばかり だったんですよ? |
ソノトオリダ・・・ かいな殿ト別レテ以後 遭遇シタ悪魔タチモ |
誓約ニヨッテ、命令ヲ 与エラレタモノハ 確認サレテハイナイ |
でも・・・ |
でも・・・ |
うん、ちょっと無関係 とは思えないよね? |
そこで、サプレスの 召喚術に詳しい ギブソンさんに相談 してみたってワケ |
彼らの疑問に答える ことはできなかったが 代わりに、ある事実が わかった |
私たちが追っている召 喚師の連続しっそう事 件、そのしっそうした 召喚師らの身辺にも |
彼らが疑問視する人物 とおぼしき姿が、確認 されているんだよ |
!? |
ふたつの事件に直接の 関連があるかは不明 だが、有力な手がかり には間違いない |
で、その人物を 協力して探すことに したんだよ |
なるほど、そういう 理由だったんですか |
そうか・・・ ネスティが君に そんなことを・・・ |
ギブソン先輩は ネスが隠している機密 について、御存知じゃ ないんですか!? |
ギブソン先輩は ネスが隠している機密 について、御存知じゃ ないんですか!? |
*n0 忘れてはいないか |
私も、ミモザも 蒼の派閥の一員だよ? |
・・・!! |
真実を答えるとは 限らない。それでも 同じ問いを繰り返す ことができるか? |
それは・・・ 信じていますから 覚悟しています |
覚悟してます |
信じていますから |
俺は、先輩たちのこと 信じていますから だから・・・ |
あたしは、先輩たちの ことを信じてます だから・・・ |
そうか・・・ |
それに、俺が 知りたいのは真実 じゃなくて・・・ |
どうすれば、ネスを 今の状況から救って やれるかなんです! |
それに、あたしが 知りたいのは真実 じゃなくて・・・ |
どうすれば、ネスを 今の状況から救って やれるかなんです |
お願いします! ギブソン先輩っ!! |
お願いです! ギブソン先輩っ!! |
派閥には、たしかに 機密や禁忌がいくつも 存在している |
・・・・・・ |
禁忌の森にまつわる 機密は、中でも最重要 とされるものらしい |
私が知っているのは それぐらいのことだ だが・・・ |
はっきり言えるのは 今の蒼の派閥の総帥は どんな理由であっても |
死をもって刑罰とする ような人間ではないと いうことだ |
それじゃ、ネスが 言ったことは・・・? |
それじゃ、ネスが 言ったことは・・・? |
すくなくとも、総帥が 決めたことではない |
俺・・・ もう一度、ネスに 確かめてみます! |
あたし・・・ もう一度、ネスに 確かめてみます! |
よぉ、聞いてくれよ! *n0 |
俺様がいた世界のこと ようやく理解して くれる人間がいたんだ |
レナードさんの世界の こと、ミモザ先輩は ご存知なんですか? |
レナードさんの世界の こと、ミモザ先輩は ご存知なんですか? |
私が知ってたのは この人のいた世界の 別の国のことだけどね |
ニッポンっていう名前 の国なんだけど |
彼の暮らす国ってのは 海を挟んだその東に あるんだって |
で、その世界の名は? |
で、その世界の名は? |
それが・・・ わかんないのよねぇ |
え? |
え? |
召喚術に関わる4つの 世界とは、違ったもの であることはたしか なんだけど・・・ |
おいおい、それじゃ やっぱり・・・ |
うん、悪いけど 今の私たちの召喚術の 力じゃ、帰してあげる ことは無理だわ |
マイガッ! なんてこったよ・・・ |
やっぱり、先輩たち でもダメなのか |
やっぱり、先輩たち でもダメなの |
でも、ミモザさん マスターだったら なんとかできるんじゃ ないですの? |
たしかに 可能性はあるかもね |
あのコの召喚術は 私たちとは違ったモノ だし、なにより・・・ |
貴方と同じ世界から 来た人間だってトコに 期待できるかも? |
同じ世界だと!? |
それじゃ、モナティの マスターってのは もしかして・・・ |
ええ、そうよ 今言った、 ニッポンって国から 来た人なの |
帰る、帰れねえは別に しても、同じ世界から 来た人間っていうなら |
俺様としては、会って 話がしてみたいぜ |
だったら、モナティが 帰る時に一緒に行けば いいですの |
それにはまず デグレアの侵略を なんとかしないとね |
戦争が始まったら 長旅なんてするどころ じゃなくなるもの |
そうだな・・・ |
そうね・・・ |
一緒にがんばって 早く解決させるですの レナードさんっ |
オッケー! 頼むぜ、相棒 |
熱心に本を読んでる けど、なにか調べもの でもあるのか? |
熱心に本を読んでる けど、なにか調べもの でもあるの? |
調べものっていうより 単純に、ここの本が 面白いのよ |
ルウの家にあった本は 一番新しいものでも おばあさまが買った ものだったから |
どの本を読んでも すごくためになるわ |
なるほど・・・ で、今はなにを読んで いるのかな? |
なるほど・・・ で、今はなにを読んで るのよ? |
あ、ダメっ!? |
「田舎育ちの貴女へ 聖王都の常識集」 |
こ、これはそのっ そう、あくまで復習! |
ルウは田舎者なんか じゃないからっ ちゃんと、街の常識も 知ってるんだから! |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
本当なんだからねぇ! |
あの日、ここから すべてが始まったん だよな・・・ |
あの日、ここから すべてが始まったん だよね・・・ |
アメルと出会ったのも 黒の旅団と戦うことに なったのも |
今にして思えば すごい偶然の積み重ね だよな・・・ |
今にして思えば すごい偶然の積み重ね かもしれない・・・ |
・・・・・・ |
この場所で、初めて アメルと出会った時 俺も彼女も、不思議な 気持ちを感じた |
なんだか懐かしくて 離れがたい気持ち 胸の奥が、じわって 熱くなってくような |
側にいると安心できて でも、時折 いたたまれないくらい 不安にもなる |
なんなんだろう? この気持ちは・・・ |
これって・・・ まるで・・・ |
この場所で、初めて 彼女と出会ってから |
あたしたち お互いに不思議な 気持ちを感じてる |
側にいると安心できて でも、時折 いたたまれないくらい 不安にもなる |
なんなのかしら? この気持ちは・・・ |
そっか・・・? そうだったんだ!? |
ずいぶん昔だったから 忘れてたけど・・・ |
最初にネスと出会った 時も、あたし、これと 同じ気持ちを感じてた |
でも・・・ どうして・・・ |
・・・・・・ |
・・・やめとこう これ以上、考えるのは |
今はそれよりも先に やるべきことを 果たさないと・・・ |
今はそれよりも先に やるべきことを 果たさなくちゃ・・・ |
村の人たちのお墓に 挨拶したら、みんなの ところへ戻ろう・・・ |
あれ? お墓の前に 人影が見えるぞ・・・ |
俺の他に、誰か 来たのかな・・・? |
あれ? お墓の前に 誰かいる・・・ |
あたし以外に、誰か 来たのかな・・・? |
・・・!? |
・・・・・・ |
そんな・・・っ どうして、 ルヴァイドが こんな所にっ!? |
自分たちが滅ぼした 村人たちの墓に お祈りを・・・? |
なんて・・・ つらそうな顔・・・ |
許せとは言えぬ・・・ |
恨まれるだけの 呪われるだけのことを 俺はしたのだからな |
だが、これだけは お前たちに約束しよう |
俺は逃げぬ・・・ だから、存分に俺を 恨むがいい・・・ 呪い続けるがいい |
俺は、逃げぬ 自分のしたことからは 絶対に・・・ |
もしかして・・・ |
ルヴァイドは、村を 滅ぼしたことを 悔いているのか!? |
ルヴァイドは、村を 滅ぼしたことを 悔いているの!? |
じゃなきゃ・・・ 今の言葉の、説明が つかない・・・ |
でも・・・ どうして・・・ |
その木の陰に隠れて いるのは誰だ? |
@n0 |
!? |
・・・出てこい? さもなくば、こちらも 考えがあるぞ |
・・・・・・ |
お前か・・・ |
どういうつもりなんだ ルヴァイド・・・ |
どうして、お前が 村人たちの墓になんて 来るんだよ? |
どういうつもりなの ルヴァイド・・・ |
どうして、あなたが 村人たちの墓になんて 来たりするの? |
自分たちが、皆殺しに したくせにっ!? |
・・・・・・ |
答えろよ!? ルヴァイドっ!! |
答えてっ!? ルヴァイドっ!! |
運が良かったな・・・ |
俺はもう、これ以上 この村で血を流す気は ないのでな |
さらばだ・・・ |
待てよっ!? |
質問に答えろ!? ルヴァイドォォっ!! |
待ちなさいっ!? |
質問に答えてっ!? ルヴァイドォォっ!! |
やはり、確かめに いくか・・・ |
全ての始まりがあの森 だったのなら、終わら せる方法もそこにある と、俺は思うんだ |
それにもし、爺さんの 話してくれたことが 全部本当だったなら |
今のデグレアに そんな力を渡すわけ にはいかないんだ |
全ての始まりがあの森 だったのなら、終わら せる方法もそこにある とあたしは思うのよ |
それにもし、お爺さん の話してくれたことが 全部本当だったなら |
今のデグレアに そんな力を渡すわけ にはいかないもの |
貴方にしてみれば 複雑な気持ちかもしれ ませんが・・・ |
気遣いは無用じゃよ トライドラの騎士殿 |
わしの願いは、三人の 孫たちが幸せに暮らす ことができる未来だけ |
それだけなんじゃよ |
おじいさん・・・ |
・・・・・・ |
この「天使の羽根」を 持っていくといい きっと、あんたたちを 守ってくれるだろう |
天使の羽根を手に入れた! |
あたしたち、必ずまた ここへ帰ってきます だから、待っていて おじいさん! |
さあ、行こうぜ? *n0 |
よし、出発だ! |
ええ、出発よ! |
これが、悪魔の軍勢が 封じられた森・・・ |
なんか、じめっとして いやな感じ・・・ |
はー、いかにもお宝が 眠ってそうな雰囲気は ありますねえ |
アグラ爺さんの話じゃ その天使の羽根で結界 を抜けられるってこと だったけど |
どうやって使うの かしら? |
悩む必要はなさそう ですよ、ねえさま? |
・・・!? |
アメルの身体から また、光が!? |
アメルだけじゃないよ ほらっ! |
この羽根からも まったく同じ光が!? |
この羽根からも まったく同じ光が!? |
結界が・・・ 反応してる・・・ |
前の時とは違う? 壊れるんじゃなくて 消えていく感じ・・・ |
ガルルルル・・・ッ! |
気をつけてください 向こうから、何者かが 近づいてきます! |
・・・・・・ |
グオオオォォォッ!! |
そーら、お迎えの おでましだぜェ? |
・・・くるよ! |
ふいーっ・・・ あいかわらず、熱烈な 歓迎ぶりだねぇ・・・ |
こんな物騒な歓迎は いりませんってばー! |
いかがいたす!? *n0殿 |
このまま突っ込んで 強引に突破だ!! |
このまま突っ込んで 強引に突破よ!! |
誰と調べる? ネスティ アメル *n1 |
これが、爺さんの話に でてきた遺跡・・・ |
これが、お爺さんの話 にでてきた遺跡・・・ |
すっごぉぉぉぉい!? |
はあ・・・ こりゃまた、ずいぶん でっかい建物だねえ |
信じられないわ こんなものが森の中に 隠れてたなんて |
表面に草がからまって 森の風景に溶けこんで いたのでしょうね |
しかし、見たところ かなり損傷が激しい気 がするのだが・・・ |
悪魔たちがやったの でしょうか? |
さあ、なにぶん 傷そのものが古いもの のようですから・・・ |
ぼけっと突っ立って たって始まらねーんだ とにかく、中に入って みるとしようぜ |
入るっていっても どこが入り口なのか 見当もつかないわよ |
だったら、まずは そいつを見つけること からだな |
手分けして、遺跡の 周りを調べましょう |
ちッ、めんどくせえ デカブツだぜ・・・ |
ぼやかないの! |
そうですよー 意外と、掘り出し物が 見つかるかもですよ? |
それじゃ、俺たちも 調べるとするか なあ・・・ |
それじゃ、あたしたち も調べるとしますか ねえ・・・ |
了解シマシタ あるじ殿 |
ったく・・・ メンドくせえなァ? |
・・・(こくん) |
はいっ、ご主人さま |
はいですのっ♪ |
・・・・・・ |
な・・・っ!? どうしたんだよ、ネス ひどい汗じゃないか! |
まさか、さっきの悪魔 との戦いで、怪我を したんじゃ!? |
な・・・っ!? どうしたのよ、ネス ひどい汗! |
まさか、さっきの悪魔 との戦いで、怪我を したの!? |
そうじゃない この汗の理由は・・・ |
僕が今、恐怖を感じて いる・・・そのせいだ |
!? |
情けない話だが 震えが止まらないんだ 覚悟して、ここまで 来たのに・・・ |
逃げ出したいほどに こわいんだ・・・ 僕は・・・っ! |
ネスが・・・ おびえてる・・・ |
今まで、一度だって こんなこと なかったのに・・・ |
ネスが・・・ おびえてる・・・ |
今まで、一度だって こんなこと なかったのに・・・ |
・・・・・・ |
な・・・っ!? どうしたんだ、アメル ひどい汗じゃないか! |
な・・・っ!? どうしたの、アメル ひどい汗じゃない! |
あの時と・・・ 同じなんです・・・ |
この景色を見た途端に なんだか、胸の奥が 熱くなってきて・・・ |
もうすこしで、なにか 思い出せそうな・・・ なのに・・・ |
それが・・・ ひどく、こわい・・・ こわいんです・・・っ |
こんなにも・・・ 震えて・・・ |
いったい、なにが アメルを不安にさせて いるんだ? |
こんなにも・・・ 震えて・・・ |
いったい、なにが アメルを不安にさせて いるっていうの? |
*n0 ちょっと来てっ! |
これって、召喚師が 使ってる文字だよね? |
本当だ・・・ でも、随分と古い文字 みたいだけど・・・ |
本当・・・ でも、随分と古い文字 みたいだけど・・・ |
なあ、ネスティ おまえなら、楽勝で 読めるんじゃねーか? |
・・・・・・ |
ネスティ? |
顔色が悪いようですが 大丈夫ですか? |
ああ、この文字なら ルウにも読めるわ なになに・・・ |
禁断の智を・・・ 封印する・・・ |
調律者・・・ クレスメント・・・ 異界人・・・? ライルの一族・・・ |
ル・・・ギトス??? |
はっ、なんのことだか よくわからねえぞ |
ところどころが欠けて いるから、完全に読み とれないのよ・・・ |
調律者・・・? |
調律者・・・? |
それって、悪魔たちが 俺に向かって言った 言葉じゃないか!? |
それって、悪魔たちが あたしに向かって言っ た言葉じゃない!? |
調律者・・・ クレスメント・・・ |
調律者・・・ クレスメント・・・ |
・・・!? |
な、なんだぁっ!? |
声紋チェックならびに 魔力の波動・・・ 全て、ライブラリと 一致しました・・・ |
貴方様を「調律者」 |
貴女様を「調律者」 |
クレスメントの一族で あると認めます |
当研究施設内部へ転送 いたします・・・ |
・・・!? |
*n0!? |
*n0さんっ! |
あるじ殿!? |
*n0さんっ! |
おい!ニンゲン!? |
*n0さんっ! |
おにいちゃんっ!? |
おねえちゃんっ!? |
*n0さんっ! |
ご主人さまっ!? |
*n0さんっ! |
*n0さん!? |
うわあぁぁぁぁっ!? |
きゃぁぁぁああ!? |
*n0 |
いったい、なにが 起こったんだ? |
*n0 |
真っ暗で・・・ なにも見えない・・・ |
*n0 |
いったい、なにが 起こったのよぉ? |
*n0 |
真っ暗で・・・ なにも見えない・・・ |
*n0 |
!? |
あるじ殿、オ怪我ハ アリマセンカ? |
*n1 良かった・・・ お前も一緒なのか |
*n1 良かった・・・ あなたも一緒なの |
ハイ、あるじ殿ヲ守ル ノガ、自分ノ存在意義 ナノデスカラ |
ってて・・・ ちくしょォ・・・! なんだってんだよ!? |
俺に聞かれたって わかんないよ |
あたしに聞かれたって わかんないよ |
ケッ!まったく ハラが立つったら ありゃしねェ・・・ |
おにいちゃん・・・ どこ・・・? |
おねえちゃん・・・ どこ・・・? |
*n1 ここだよ |
*n1 ここよ |
・・・(ぎゅっ) |
震えてる・・・ よっぽど、びっくり したんだな・・・ |
震えてる・・・ よっぽど、びっくり したのね・・・ |
ご主人さまぁ! ご無事ですかっ!? |
*n1 ああ、俺は平気だよ |
*n1 ええ、あたしは平気 |
よかったぁ・・・ |
*n0さぁん どこですのぉ~っ!? |
モナティ、ここだよ |
モナティ、ここよ |
うにゅうぅぅ・・・ よかったですのぉ |
いきなり、こんなとこ きちゃって・・・ |
モナティ、迷子に なっちゃったのかと 思ったですのぉ・・・ |
それにしても、ここは いったいどこなんだ? |
それにしても、ここは いったいどこなのよ? |
遺跡の内部だよ ここは |
ネスティ? それに、アメルも 無事だったのか!? |
ネスティ? それに、アメルも 無事だったのね!? |
ええ、平気です ちょっと、びっくり しちゃったけど |
さっきの光は転送を 行う装置が照射した ものだ。害はない |
物質転送装置ハ、 ろれいらるノ 科学技術ノヒトツデス |
眠っていた遺跡の機械 が、君の声紋と魔力に 反応して起動したんだ |
待ってくれよっ? なんで、俺の声なんか で反応するんだよ!? |
待ってよ? なんで、あたしの声に 反応するのよ!? |
そういえば・・・ 変ですのぉ??? |
それは・・・ |
その解答は・・・ |
貴方が調律者である |
貴女が調律者である |
クレスメント家の血を 引くからです |
誰っ!? |
どどっ、どなたか いらっしゃるん ですかっ!? |
この遺跡が、俺たちに 話しかけてるのか!? |
この遺跡が、 あたしたちに話し かけてるの!? |
そのとおりです 調律者よ |
私は、当研究施設の ナビゲーターシステム 調律者たちによって 作成された・・・ |
「ゲイル計画」の運営 ならびに、データ管理 のプログラムです |
ゲイル計画・・・? |
ゲイル計画とは 召喚術を超えた召喚術 を作り出すための プロジェクト・・・ |
召喚された対象に ロレイラルの機械工学 技術による強化改造を 施すことによって |
圧倒的な戦闘力を持つ 召喚兵器「ゲイル」と して、運用するための 計画です |
なんだって!? |
なんですって!? |
冗談じゃねェぞ!? オイッ!! |
ニンゲンごときが オレたち悪魔を呼ぶの でさえ、おこがましい ってのに・・・ |
身体をいじくって 兵器に変えるだァ? |
身の程知らずも いい加減に しやがれッ!? |
きこえる・・・ |
みんなの、なきごえが やめてっていうこえが きこえる・・・! |
ひどいよ・・・ |
*n1 こんなの、いやだよっ おにいちゃんっ!? |
*n1 こんなの、いやだよっ おねえちゃんっ!? |
ひどすぎます・・・ |
そんな理由で、勝手に 身体をいじられて 兵器にされるなんて |
僕たちのことを なんだと思っているん ですかっ!? |
こんなの・・・ 間違ってる・・・!! |
こんなのって・・・ ひどすぎますのぉ!? |
モナティたち 召喚獣は、呼びだして くださった人のために |
一生懸命、がんばって お役に立とうって 思ってるのに・・・ |
そんな兵器の部品と してしか、見てもらえ ないだなんて・・・ |
ひどすぎますのぉ!? |
*n1・・・ |
*n1・・・ |
それじゃ・・・ おじいさんの言って いた、召喚術を超える 力というのは・・・ |
ゲイル計画によって 生み出された召喚兵器 と、そのノウハウだ |
召喚獣の身体に機械を とりつけて、兵器と して運用する・・・ |
そんなことしたら その召喚獣の意志は どうなるんだよっ!? |
そんなことしたら その召喚獣の意志は どうなるのよ!? |
心配はありません ゲイルとしての強化 改造の課程で、素体と なる召喚獣の意識は |
プログラムの制御下に おかれて、完全に抹消 されます |
な・・・っ!? |
え・・・っ!? |
ゲイルとなった時点で 素体となった召喚獣は 本来の生き物では なくなるんだ・・・ |
苦痛も喜びも感じない 兵器として、破壊され るまで稼働し続ける |
自動制御の兵器として まさに理想です |
・・・これなのか? |
ネスがずっと隠してた 派閥の機密ってのは このことなのか!? |
・・・これなの? |
ネスがずっと隠してた 派閥の機密ってのは このことなの!? |
・・・・・・ |
ひどすぎますっ! 召喚獣さんたちを そんな、道具みたいに 使うなんて・・・っ |
こんな研究なんて 絶対に間違ってる!! |
こんな研究なんて 絶対に間違ってる!! |
調律者よ それは矛盾しています |
なぜなら、この計画は 融機人であるライルの 一族との技術提携に よって・・・ |
調律者たる貴方がた |
調律者たる貴女がた |
クレスメントの一族が つくりあげたもの なのです |
・・・!? |
・・・!? |
これがゲイル・・・ 創造主・・・ 素晴らしい・・・ |
なんなんだよ・・・ これは・・・? |
なんなのよ・・・ これは・・・? |
なんで、こんな言葉が 俺の頭の中に浮かんで くるんだっ!? |
なんで、こんな言葉が あたしの頭の中に浮か んでくるのよ!? |
脈拍ガ乱レテイマス あるじ殿、ドウナサレ タノデスカ!? |
おい、ニンゲンっ!? トチ狂うんじゃねェぞ |
しっかりして・・・ おにいちゃん!? |
しっかりして・・・ おねえちゃん!? |
ご主人さまっ!? おちついてください! |
*n0さん!? しっかりするですのっ |
理解していただく ために、映像記録を 再生します |
ご覧ください・・・ |
これは!? |
記録映像・・・ ほろびじょんデスネ |
うひゃっ!? なんだよ、こりゃあ? 絵が浮いてやがるぜ |
なにか・・・ うつってる・・・ |
わわっ!? 空に、絵が・・・ |
うにゅうううっ!? な、なんですのぉ? |
お空に、いきなり 絵が出たですのっ!? |
これが、調律者が 最後に手がけられた 最高のゲイル・・・ |
豊穣の天使アルミネを 素体とした召喚兵器の 戦闘記録です |
たった一機で、この数 の悪魔たちを圧倒する 機能性があります |
・・・・・・ |
そんな・・・ ここに映ってる・・・ この顔は・・・ |
そんな・・・ ここに映ってる・・・ この顔は・・・ |
うそ・・・ |
アメル・・・!? |
いやああぁぁぁっ!! |
しかし、この数分後 首領である大悪魔との 戦闘により、召喚兵器 アルミネは暴走・・ |
同行した調律者たちも 帰還されず、当施設は 機能停止に入りました |
ですが今、こうして クレスメントの一族で |
ある貴方を迎えること |
ある貴女を迎えること |
ができました・・・ |
調律者の、一族・・・ この俺が・・・ |
調律者の、一族・・・ このあたしが・・・ |
理解いただけましたか 新たなる調律者よ |
こんな恐ろしいものを つくりあげた・・・ |
こんな恐ろしいものを つくりあげた・・・ |
御命令をどうぞ? |
ウソだ・・・ |
ウソよ・・・ |
御命令を・・・ |
ウソだあぁぁぁっ!! |
ウソよぉぉおおっ!! |
*n0・・・ |
キエェェェェェッ! |
ぐ・・・っ |
あんたの居合いも 効果なし、か・・・ |
シルヴァーナの炎でも ビクともしないし これじゃ、どうにも ならないよっ!? |
あきらめんじゃねェ! 効かなきゃ、効くまで やるだけだっ!! |
しかし、彼らは本当に 遺跡の中にいるので しょうか? |
まず間違いありません あれと同じ仕組みの 機械遺跡を、私たちは 知っているんです |
ええ、そう考えて 間違いないでしょう |
もう一度よ!今度は 同じ場所を狙って 攻撃してみましょう! |
待ってろよ・・・ 今すぐ、そっちに 行ってやるからな!! |
これは・・・!? |
警告します 当研究施設への攻撃を 中止し、退去しなさい |
さもなくば、物理的に 排除行動を行います 繰り返します・・・ |
おいおい、なんか ヤバそうな雰囲気に なってきたぞ!? |
に、逃げたほうが いいんじゃないかなー なんて・・・ |
冗談じゃないよっ! *n0たちを 見殺しになんてできる もんかいっ!? |
ええ、それに 今から警告に従った ところで・・・ |
手遅れのようです!! |
GySHAaaa!! |
悪魔どもめ・・・ |
・・・いいえ! この敵は、ただの悪魔 じゃありませんっ!! |
気持ち悪い・・・ こいつら、油と血が 混じったニオイが してるよッ! |
ファンタジーの次は SFかよっ!! |
退去の意志はない ものとみなしました |
これより、召喚兵器に よる物理的排除へ移行 いたします・・・! |
みんなっ!? |
問題ありません 迎撃システムにより 侵入者は自動的に 排除されます |
あれは俺たちの仲間 なんだぞ!? 今すぐ、攻撃を やめるんだっ!! |
あれはあたしたちの 仲間なのよ!? 今すぐ、攻撃を やめなさい!! |
不可能です。ひとたび 起動した召喚兵器は 命令を完遂するまで |
絶対に停止しません |
・・・言っただろう? それが、召喚兵器と いうものなんだ |
誓約とプログラムの 二重の鎖に囚われ 永遠に命令だけを実行 し続ける生きた機械 |
それが、ゲイルなんだ |
だったら・・・ ぶち壊してでも 止めてやる! |
だったら・・・ 破壊してでも 止めてやるわ! |
今すぐ、ここから 俺たちを出してくれ! |
今すぐ、ここから あたしたちを 出しなさい!! |
しかし、それでは 調律者も迎撃システム の目標に・・・ |
いいから出せっ!? これは・・・ |
俺の命令だっ!! |
いいから出して!? これは・・・ |
あたしの命令よ!! |
ちくしょうが・・・ まるで効いてる様子が ありゃしねぇ!! |
これだけの傷を負って いるというのに・・・ 痛みを感じないとでも いうのか・・・? |
だったら、動かなく なるまでぶちのめす しかないよっ! |
・・・む!? |
みんなっ!? |
みんなっ!? |
*n0っ!? |
*n0 無事だったのね!? |
もお・・・っ 心配したんだからぁ! |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
・・・なにがあった? |
説明は後でするよ 今は・・・ |
説明は後でするわ 今は・・・ |
こいつらを ぶち壊すのが先だ!! |
こいつらを ぶち壊すのが先よ!! |
いったい、こいつらは なんだったんだい? |
召喚兵器・・・ ゲイルだよ・・・ |
召喚兵器・・・ ゲイルよ・・・ |
召喚獣の身体に機械を とりつけて作られた 生きた兵器・・・ |
召喚術を超える力って のは、こいつらのこと だったんだよっ!! |
召喚術を超える力って のは、こいつらのこと だったのよっ!! |
なんですって・・・ |
では、この者たちが 死兵のごとき猛攻を 見せたのは!? |
そういうふうに・・・ されたんです・・・ |
痛みも、恐怖も 感じないように・・・ |
そんな・・・ そんなのって!? |
ひどすぎる・・・ |
そんな・・・ だって、この森は 天使アルミネが人間を 守るために戦って |
悪魔の軍勢を封印した 場所じゃないの!? |
その伝説は・・・ ねつ造されたものだ |
え・・・? |
豊穣の天使アルミネは 自分の意志で人間を 守ったわけじゃない |
召喚兵器として戦いに 投入され、戦いの末に 大破、暴走し・・・ |
結果として、この森を 包む結界を形づくった だけに過ぎないんだ! |
ネスティさん・・・ 貴方、そのことを 知っていて・・・!? |
黙っていたのかよ 今まで・・・ |
どうして黙ってた!! ネスティっ!? |
それは・・・ |
きゃああああっ!! |
アメルっ!! |
こいつら、まだ生きて やがったのかい!? |
アメルを離しやがれっ バケモノ野郎っ!! |
自爆プログラム作動 カウントダウン・・・ |
自爆って・・・ 爆発ですかーっ!? |
20,19,18, 17・・・ |
いけない・・・ このままでは、全員が 巻き込まれます!! |
ちくしょおぉぉっ!! |
なんですって!! |
あめる殿! |
なんとかならねェの かよッ!おいっ!? |
おねえちゃんっ!? |
アメルさぁんっ!? |
ば、バクハツしちゃあ ダメですのぉぉっ!? |
逃げてくださいっ!? *n0さんっ! |
イヤだっ! 君を見殺しになんて できるものか!! |
イヤよ! あなたを見殺しに なんてできないわよ! |
守るって、守るって 約束したんだ・・・ |
守る、守るって 約束したんだから・・ |
絶対に助けてやる!! 絶対にだっ!! |
絶対に助けるのよ!! 絶対に!! |
*n0・・・ さん・・・ |
10,9,8・・・ |
どけっ! *n0!! |
ネス!? |
・・・アクセス!! |
ネスの・・・ 身体が・・・!? |
間に合ってくれっ! 頼む・・・っ!! |
4,3,2,1・・・ |
・・・・・・! |
・・・・・・! |
あるじ殿!? |
おにいちゃんっ!? |
おねえちゃんっ!? |
ニンゲンっ!? |
ご主人さまっ!? |
*n0さん!? |
生きてる・・・? |
たしかに、俺の身体は 爆発に巻きこまれた はずなのに・・・ |
生きてる・・・? |
たしかに、あたしの 身体は爆発に巻きこま れたはずなのに・・・ |
生きてる!? |
よかった・・・ |
生きていて・・・ くれた・・・ |
アメル・・・? |
アメルの背中から 光の翼が・・・ |
・・・ネスは!? |
ここにいるよ *n0 |
ネス・・・・・・ |
君にだけは・・・ この姿を見せたくは なかったよ・・・ |
なにが・・・ 起こったんだ・・・ |
貴方たち、その姿は いったい・・・? |
僕は・・・ この世界の人間じゃ ないんだ・・・ |
僕の本当の名前は ネスティ・ライル |
召喚兵器、ゲイルの 開発へと関わった |
ロレイラルの融機人 ライル家の末えいだ |
うそだ・・・? |
うそよ・・・? |
あたしも・・・ 思い出しました・・・ |
あたしのこの身体は 天使アルミネの魂の かけら・・・ |
召喚兵器となることで 戻るべき世界を 失くしてしまった 魂のかけらなんです |
やめてくれ・・・ |
やめてよ・・・ |
そして、*n0 君は・・・ |
もう、聞きたくない やめてくれえぇっ!! |
もう、聞きたくない やめて! お願いだから!? |
ゲイルを生み出した 調律者の一族 |
クレスメント家の 末えいなんだ・・・ |
うわあぁぁぁ~っ!! |
いやぁああああ!! |
scn116
召喚兵器・・・ ゲイル・・・ |
命令を遂行するだけの 生きた機械・・・ |
それを作ったのが 俺の、遠い祖先・・・ |
召喚兵器・・・ ゲイル・・・ |
命令を遂行するだけの 生きた機械・・・ |
それを作ったのが あたしの、遠い ご先祖さま・・・ |
はははは・・・っ |
みなし子だった俺が そんな大層な家の人間 だったわけだ・・・ |
あははは・・・っ |
みなし子だったあたし が、そんな大層な家の 人間だったんだ・・・ |
冗談じゃないっ!! |
そんなのイヤよっ!? |
調律者? クレスメント? |
突然、そんなもの おしつけられたって いったい、どうすりゃ いいんだよ!? |
ネスやアメル・・・ みんなに・・・ |
どんな顔して会えって 言うんだよ・・・? |
調律者? クレスメント? |
突然、そんなもの おしつけられたって いったい、どうすれば いいのよ! |
ネスやアメル・・・ みんなに・・・ |
もう、あたし・・・っ 顔向けできないよぉ? |
では、貴方たち 融機人というのは 故郷にあたる機界 ロレイラルから |
戦争を避けて亡命して きた、向こうの世界の 人間というわけですね |
おっしゃるとおりだ |
我々、融機人は 人の肉と機械の鋼を 併せもった種族 |
それゆえに、高度な 機械文明をもったが 進む方向を見誤って 身を滅ぼした |
機界大戦ノコトダナ? |
エスガルド 知ってるの!? |
えるじんヨ・・・ 私ハ本来、ソノ戦争ノ 切リ札トシテ、開発 サレテイタノダヨ |
!? |
強力な機械兵器が 用いられ続けた戦争に よって、ロレイラルは 死の大地となった |
生き延びるためには 今の肉体を捨て完全な 機械に生まれ変わるか |
故郷を捨て、別の世界 に逃げ延びるか ふたつにひとつだった |
そして、貴方たち ライルの一族は後者を 選んだのね |
ああ、だけど この世界の人々は 僕たちを歓迎しては くれなかった |
理由は、リィンバウム の人間なら、誰だって 知っていると思う |
ロレイラルもまた かつてリィンバウムを 侵略するために |
機械兵士たちを 送り込んできた存在 だったから・・・ |
・・・・・・ |
ライルの一族は迫害 されながら、安住の地 を求めてさまよった |
そして、クレスメント の一族と出会ったんだ |
調律者・・・ クレスメントの一族か |
エルゴの王が現れる 以前に、最強とされた 召喚師の一族・・・ |
その魔力は運命すらも 自在に律するとされ ゆえに、調律者の異名 で呼ばれたという |
あの伝説もまた、真実 だったのね・・・ |
彼らはライルの一族を 庇護する代償として ロレイラルの機械技術 を求めてきた |
疲れ果てていた ライルの一族は それを受け入れて しまったんだ |
その結果が、あの森で 貴方たちが見たものだ |
・・・・・・ |
最初は、攻めてきた 悪魔たちを捕獲して 実験は行われました ですが・・・ |
人間の手で捕らえる ことのできる悪魔では 召喚兵器の素体として 不十分だったんです |
思いあぐねた調律者 たちは、とうとうある おそろしいことを決断 してしまったんです |
共に悪魔や鬼神たちと 戦っている、天使や 龍神を、素体に利用 することを・・・ |
そんな!? |
では、アメル お前は・・・ |
そうです、おじいさん あたしは・・・ |
最初に素体にされた 豊穣の天使アルミネの 魂のかけら・・・ |
それが人の形をとって 生まれたものなんです |
・・・!! |
なんてことを・・・ |
悪魔たちを追い払う 手助けをしてくれて いた、天使たちを |
実験の材料に しちまったっていう のかい!? |
・・・裏切りの報いは すぐにやってきた |
アルミネが召喚兵器に 造り変えられたことを 知った、天使や龍神 たちは・・・ |
激しい怒りと失望に よって、自分たちの 世界へと引き上げて しまったんだ |
当たり前でござろう! |
次は自分たちの番かも しれないですし・・・ |
以来、彼らは召喚術に よる強制的な呼び出し によってしか |
この世界に姿を見せる ことは、なくなって しまったんだ |
つまり、お前さんたち の先祖がやっちまった ことが原因で |
リィンバウムからは 神にあたる存在が 消えちまったってこと になるのか |
・・・・・・ |
そして、それだけでは 終わらなかった |
天使たちが去った この世界を、悪魔たち が見過ごすはずが なかったんだ・・・ |
こうかつな大悪魔の 一人が軍団を率いて この世界に攻めて きました |
人間たちは自分たちの 力だけで、これと戦う ことになったんです |
力の差は・・・ 歴然でした・・・ |
はっ、当然の報いって やつだな |
リューグ! |
絶望的な戦いに勝利を もたらすため、調律者 たちは賭けにでました |
あたしを・・・ 召喚兵器となった天使 アルミネを使い・・・ |
軍団を率いる大悪魔を 倒そうとしたんです |
頭を倒して、敵を混乱 させる腹づもりだった というわけか・・・ |
異界の友の助力を 失うきっかけを作って しまった彼らには |
その代償として得た ゲイルの力を示すこと によってしか |
他の人々を納得させる 方法がなかったという 理由もありました |
アルミネと大悪魔との 戦いは、相討ちという 形で終わりました |
召喚兵器となることで 歪められた天使の魂は 転生の資格を奪われ 行き場を失い・・・ |
様々な姿にうつろい ながら、あの森の中を さまよっていたんです |
それを・・・ わしが見つけたのか |
はい・・・ |
これが、あたしの中で 目覚めた天使アルミネ の記憶の全てです |
僕の中に遺伝として 継承されている記憶は ここから先はひどくあ いまいになっている |
はっきりしているのは この戦いを境にして 召喚兵器の作成に 関する知識だけが |
一族の記憶から完全に 消えてしまったという 事実だけだ |
同様に、クレスメント の一族は、その魔力を 失っていた |
失ったって・・・ |
呪いだろう、と 居合わせた召喚師らは 口にしていた |
滅びゆく天使の最後の 意志が、呪いとなって 彼らへと降りかかり |
二度とゲイルを創造 できぬように、記憶や 魔力を奪ったのだ、と |
天罰ってわけか・・・ |
そんなのって・・・ ひどいよ・・・ |
さらに、ふたつの一族 は、人の手によっても 罰せられることに なった |
クレスメントの一族は 北の果てへと追放され |
ライルの一族は 召喚師たちの監視下に おかれ、自由なき生を 送り続けている |
まさか、ネスティ! ひょっとして、それは 今も・・・!? |
そのとおりですよ 先輩 |
現在、ライルの一族を 監視しているのは 蒼の派閥です |
もっとも、今はもう 僕一人しか生き残って いないが・・・ |
そんな!? |
そうか・・・ だから君は、派閥の 人間である私たちには |
なにも相談することが できなかったんだな |
・・・・・・ |
そして、呪いで魔力を なくしたはずの調律者 のまつえいが・・・ |
ふとしたきっかけで 魔力を取り戻したって 事実が判明しちまう |
それが・・・ *n0・・・ |
彼はなにも知らず また、知らされずに 育ってきました |
彼女はなにも知らず また、知らされずに 育ってきました |
クレスメントの報復を 恐れた派閥の判断で そして、それ以上に |
保護者のラウル師範が 彼に、人並みの幸せを 与えたいと願ったから |
保護者のラウル師範が 彼女に人並みの幸せを 与えたいと願ったから |
あの御方は、優しい人 だから・・・ |
それが今、こうして 裏目に出てしまうとは |
残酷ですね・・・ |
僕が・・・ 僕がもっと早く、彼に 真実を伝えられてさえ いれば・・・ |
勇気をもって・・・ 彼の問いかけに答えて やってさえいれば!! |
僕が・・・ 僕がもっと早く彼女に 真実を伝えられてさえ いれば・・・ |
勇気をもって・・・ 彼女の問いかけに答え てやってさえいれば! |
こんな形で、傷つけて しまうことだけは なかったんだ・・・っ |
ネスティ・・・ |
・・・・・・ |
ほっといてくれ! |
ほっといてよ! |
わかってる |
ヨロシイノデスカ あるじ殿? |
他ノ方々ガ広間デ 話シアッテイルノハ あるじ殿ニモ関ワリノ アル話デス |
参加ナサレタホウガ ヨロシイノデハナイ デショウカ? |
オイ、ニンゲン・・・ テメエ、いつまで こうしてる気だよ |
他の連中はとっくに 集まって、メガネの 話を聞いてるぜェ? |
当事者のテメエが こんなトコでイジケ ちまってる場合じゃ ねェだろうがよ!? |
おにいちゃん・・・ いいの・・・? |
みんな、まってるよ? おにいちゃんのこと まってるよ・・・ |
おねえちゃん・・・ いいの・・・? |
みんな、まってるよ? おねえちゃんのこと まってるよ・・・ |
だめだよ・・・ ひとりぼっちのままで いたら・・・ |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
いいんですか ご主人さま? |
みなさんが今している お話は、ご主人様にも 関係のあることですよ |
こんなところに 閉じこもってないで ほら、ボクと一緒に 行きましょう? |
*n0さん こんなことをしてたら ダメですの |
・・・・・・ |
*n0さんが すごくつらい気持ちで いるのは、モナティに だってわかるです |
だけど、こうして 一人っきりで部屋の中 に閉じこもってたって |
それじゃあ なんにも変わらない ですのっ!! |
モナティ・・・ |
*n0さんが ここでじっとしている 間にも、みなさんは |
*n0さんの ことを心配してますの いっぱい、いっぱい 心配してますの! |
それで・・・ 平気なんですの? |
つらい気持ちだけを どんどんふくらませて みんなにまでそれを 押しつけて・・・ |
*n0さんは 本当にそれで いいんですのっ!? |
そんなわけ ないだろうっ!? |
そんなわけ ないでしょっ!? |
俺だって、こんなこと してちゃいけないって わかってる・・・ |
だけど、どうやったら 俺の一族がやったこと に責任がとれるって いうんだよ? |
ネスや、アメル・・・ それだけじゃない! もっと大勢の人たちに 対して・・・ |
どうやって・・・ 責任をとればいいのか わからないよ・・・っ |
あたしだって、 こんなことしてちゃ いけないって わかってる・・・ |
だけど、どうしたら あたしの一族がやった ことに責任がとれるっ ていうの? |
ネスや、アメル・・・ それだけじゃないわ! もっと大勢の人たちに 対して・・・ |
どうやって・・・ 責任をとればいいのか わかんないよぉ・・・ |
モナティに・・・ |
モナティに、考えが あります! |
ほっといてくれ! |
ほっといてよ! |
俺がどんな気持ちで いるかなんて *n1に わかるもんか・・・ |
あたしがどんな気持 ちでいるかなんて |
*n1に わからないんだから! |
わかるはずないんだ 俺以外には!! |
わかるはずないのよ あたし以外には!! |
オッシャル トオリナノカモ シレマセン・・・ |
自分ハ機械兵士デス ぷろぐらむデ人間ノ ヨウニ対話スルコトハ デキテモ |
ソノ感情マデハ ヤハリ、理解デキナイ ノデショウ・・・ |
・・・! |
・・・! |
デスガ・・・ ソレユエニ、状況ヲ 正確ニ判断スルコトハ デキマス |
ケッ!ああ、そうさ テメエの言うとおり だよッ!? |
オレは悪魔だからな? テメエらニンゲンの 考えてることなんて わかんねェよ!! |
・・・! |
・・・! |
だがなァ? 今がどんな時かって コトなら、テメエより わかってるぜ・・・ |
わからないよ!? |
だって・・・! おにいちゃん こころをひらいて くれないんだもん! |
だって・・・! おねえちゃん こころをひらいて くれないんだもん! |
*n1には わからないよ・・・ みえないから、もう わからない・・・ |
・・・! |
・・・! |
まえみたいな・・・ おにいちゃんに もどってよ・・・? |
まえみたいな・・・ おねえちゃんに もどってよ・・・? |
おねがいだよ・・・ |
そんなこと ありません! |
ボクはいつもご主人 さまの側にいて、 見てきました |
いつものご主人さまは どんなにつらくても 人に当たる人じゃ ないです |
・・・! |
・・・! |
前を見てください はやく・・・いつもの 笑顔を、ボクに見せて くださいっ!? |
わかってる・・・ |
だけど、俺は こわいんだよ!? |
だけど、あたしは こわいの・・・っ |
ネスや、アメル・・・ それだけじゃない! もっと大勢の人たちに 対して・・・ |
取り返しのつかない ことを、クレスメント の一族はしてしまった |
知らなかったからと 言って、すむことじゃ ない・・・ |
ネスや、アメル・・・ それだけじゃない! もっと大勢の人たちに 対して・・・ |
取り返しのつかない ことを、クレスメント の一族はしたのよ |
知らなかったからと 言って、すむことじゃ ないわ・・・ |
俺はいったい どんな顔で、みんなに 会えばいいんだよ!? |
あたしはいったい どんな顔で、みんなに 会えばいいのよぉ!? |
あるじ殿ノ苦悩ハ 当然ダト思イマス デスガ・・・ |
事実ハ、事実トシテ 受ケ止メルシカナイノ デハナイデショウカ? |
・・・! |
残酷ナ意見ナノカモ シレマセン |
デスガ、状況ダケヲ 客観的ニ見レバ・・・ |
悩んだところでなァ やり直しなんか きくもんかよ? |
事実は事実なんだ! いい加減、覚悟決めて 受け入れやがれッ!? |
・・・! |
甘えてんじゃねェ!! |
どうして・・・ たしかめてもないのに そんなこというの? |
おにいちゃん、いつも そうしてたじゃない? |
おねえちゃん、いつも そうしてたじゃない? |
・・・! |
ご主人さまの気持ちは わかります でも、みなさんだって わかってます |
そして ボクだって・・・ |
・・・! |
さあ、立ち上がって 顔をあげてください |
ちゃんと、現実を 見つめてください! |
あるじ殿・・・ |
貴方ノナサッテイル |
貴女ノナサッテイル |
行動ハ、ヤハリ 間違ッテイマス |
現実ト向キアウコトヲ 拒否シタ時点デ・・・ |
問題ハ絶対ニ解決ニハ 至ラナイノデスカラ |
*n1・・・ |
差シ出ガマシイコトヲ 言ッテ、モウシワケ ゴザイマセンデシタ |
失礼、シマス・・・ |
テメエ、ホントは 現実を認めるのが コワイだけなんだろ? |
ハッ!だったら 一生、そこで腐ってる といいさ・・・ |
*n1・・・ |
失望したぜ・・・ |
テメエのようなフヌケ にゃあ、もう用なんか ねェ! |
・・・あばよ |
こころを閉じてたら なにも見えないし 聞こえないんだよ? |
いつものおにいちゃん にもどってよ・・・ |
*n1や みんなにやさしい あの、おにいちゃんに もどってよ!? |
いつものおねえちゃん にもどってよ・・・ |
*n1や みんなにやさしい あの、おねえちゃんに もどってよ!? |
*n1・・・ |
いまのおにいちゃんは *n1 キライ・・・っ |
いまのおねえちゃんは *n1 キライ・・・っ |
今のご主人さまは ボクよりも臆病です! |
そんなにみなさんの ことが、信じられ ないんですか・・・ |
ボクのことも・・・ もう・・・信じられ ないんですかっ!? |
*n1・・・ |
ボクは、そんな弱虫な ご主人様なんて見たく ありませんっ!! |
*n1っ!? |
*n1の 言うとおりだ・・・ |
俺はただ、逃げていた だけじゃないか? |
自分に都合のいい理由 を見つけて、現実から 逃げようとしていた だけじゃないか! |
*n1の 言うとおりだ・・・ |
あたしは、あたしは ただ、逃げていた だけじゃない? |
自分に都合のいい理由 を見つけて、現実から 逃げようとしていた だけじゃない!? |
謝らなくちゃ・・・ |
*n1に 謝らなくちゃ!? |
蒼の派閥 召還ショップ |
こんにちは |
*n0くん |
*n0さん |
レイムさん・・・ |
レイムさん・・・ |
なんだか元気がない ようですが、どうか なさったんですか? |
ええ、まあ |
ええ、ちょっと |
悩みごと、ですね その顔は・・・ |
わかるんですか!? |
わかるんですか!? |
ははは、そう驚くこと はありませんよ これでも私、吟遊詩人 なんですから |
人間がどんな時に どんな表情をするのか 自然にわかるんです |
まいったなあ・・・ |
まいったわね・・・ |
悩みを、解決できる とは限りませんが 私に、話してみては くれませんか? |
他人に話しただけでも ずいぶんと気持ちは 楽になるものですよ |
どうしよう |
全て話して楽になろう やめておこう |
気持ちはとても うれしいんですけど ちょっと・・・ |
そうですか・・・ |
ごめんなさい |
いえいえ、どうか お気になさらず |
一日も早く、貴方に |
一日も早く、貴女に |
笑顔が戻ることを 願ってますよ では・・・ |
そんなことが あったのですか・・・ |
信じられないでしょ? |
あははっ、当事者の俺 だって、まだ信じられ ないんだし・・・ |
信じられないわよね? |
あははっ、当事者の あたしだって、信じ きれないんだし・・・ |
信じていない人間に あんなに落ちこんだ顔 はできませんよ? |
*n0くん |
*n0さん |
・・・・・・ |
それに・・・ 私もまた、その森に 関する興味深い伝説を 知っているのです |
えっ!? |
貴方がたが知る伝説と |
貴女がたが知る伝説と |
おそらくは対をなす 物語・・・ |
天使アルミネと戦った 大悪魔メルギトスに まつわる伝説を |
大悪魔・・・ メルギトス・・・ |
もしかして、私たちは この時のために 運命によって出会った のかもしれません |
*n0さん・・ |
私を、みなさんの仲間 へと加えてもらうわけ にはいきませんか? |
レイムさんが、俺たち の仲間に・・・? |
レイムさんが、あたし たちの仲間に・・・? |
禁忌の森をめぐる 人と天使と悪魔の物語 |
これこそ、私が長きに わたって求め続けた 語るべき歌ではないか と思うんです |
どうかお願いします! このとおりです・・・ |
・・・わかりました |
*n1っ!! |
*n1っ!! |
あるじ殿・・・ |
ケッ・・・ |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
ご主人さま・・・ |
どうしよう きちんとあやまる 態度で示す |
俺が悪かったよ *n1が 心配してくれていた のにも気づかずに |
当たり散らしたり なんかして・・・ |
許してくれ・・・っ *n1 |
あたしが悪かったわ *n1が 心配してくれていた のにも気づかずに |
当たり散らしたり なんかして・・・ |
許して・・・っ *n1 |
ドウカ、頭ヲアゲテ クダサイ・・・ |
自分ハ、あるじ殿ニ 仕エル護衛獣ナノデス |
貴方ノ側ダケガ |
貴女ノ側ダケガ |
自分ノ存在デキル場所 ナノデス・・・ |
ケッ!テメエは いつもいつも、気づく のが遅ェんだよッ |
まァいい・・・ こうしてきちんとワビ も入れてきたことだし |
今回だけは、特別に 許してやらァ・・・ |
*n1 おにいちゃんが おにいちゃんがね |
*n1 おねえちゃんが おねえちゃんがね |
わかってくれるって しんじてたよ・・・ |
ずっと・・・ しんじてたよ・・・ |
い、いいえ・・・っ ボクこそ、生意気 言ってしまって・・・ |
許してください・・・ |
*n1っ! |
*n1っ! |
あるじ殿!? |
ごめんな・・・ *n1 |
ごめんね・・・ *n1 |
・・・・・・ |
せっかくお前が心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
すまなかった・・・ |
せっかくあなたが心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
ごめんね・・・ |
あるじ殿・・・ |
許してくれ・・・っ *n1 |
許してくれる? *n1 |
あるじ殿・・・ |
ソノヨウニ、強ク 抱キシメタリシテハ 痛イデショウニ・・・ |
自分ノ身体ハ、固クテ 冷エキッテイルデ ショウニ・・・ |
痛くない・・・ 冷たくなんかないさ! |
痛くない・・・ 冷たくなんかないわよ |
いってえぇっ!? |
ふらふら一人でこんな ところまで出歩いて |
お前、俺の護衛獣って 自覚ないだろ? |
ふらふら一人でこんな ところまで出歩いて |
あなた、あたしの 護衛獣って自覚が 足りないわよ? |
テ、テメエ・・・ さっきまであんなに ヘコんでたのに!? |
お前みたいな性悪の 護衛獣、目を離したら なにするかわかんない からな |
・・・・・・ |
あんたみたいな性悪の 護衛獣、目を離したら なにするかわかんない でしょう? |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
ケッ!つくづく とんでもねェ野郎と 誓約しちまったもんだ |
あー・・・ ツイてねェ!! |
・・・!? |
くるしいよ・・・ おにいちゃん・・・ |
くるしいよ・・・ おねえちゃん・・・ |
ごめんな・・・ *n1 |
ごめんね・・・ *n1 |
・・・・・・ |
せっかくお前が心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
本当に・・・ ごめんよ・・・ |
せっかくあなたが心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
本当に・・・ ごめんね・・・? |
おにいちゃん・・・ 泣いて・・・? |
おねえちゃん・・・ 泣いて・・・? |
許してくれ・・・っ *n1 |
許してくれる? *n1 |
・・・(こくん) |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
ご主人さま!? |
くるしいですよ・・・ そ、それに・・・っ |
は、恥ずかしいです うぅぅぅ・・・っ |
ごめんな・・・ *n1 |
ごめんね・・・ *n1 |
え・・・ |
せっかくお前が心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
本当に・・・ ごめんな・・・ |
せっかくあなたが心配 してくれたのに・・・ 当たり散らしたりして |
本当に・・・ ごめんね・・・? |
・・・・・・はい |
*n1の 言ってくれたこと 正しいと俺も思うよ |
だけど正直、俺は まだこわいんだ ネスやアメルと向き 合うのが・・・ |
どうしたら、いいと 思う? |
*n1の 言ってくれたこと 正しいとあたしも 思うの |
でもやっぱり、あたし まだこわいの ネスやアメルと向き 合うのが・・・ |
どうしたら、いいと 思う? |
ソレナラ、マズハ ドナタカニ相談シテ ミテハドウデショウ? |
キット、あるじ殿ノ チカラニナッテクレル ハズデス・・・ |
アホか、テメエは? |
なんのために今まで こんな大所帯で 動いてたんだよ |
こういう時に頼れる ヤツの一人ぐらい いねェのかよ!? |
しんぱいだったのは *n1 だけじゃないよ? |
みんな、おんなじ だから・・・ |
おにいちゃんのこと たすけてくれるはず きっと・・・ |
おねえちゃんのこと たすけてくれるはず きっと・・・ |
でしたら、まずは どなたかに相談して はどうですか? |
ご主人様を心配して いたのは、みなさん 同じですもの |
きっと、力になって くださいますよ |
そうか・・・ そうだよな! |
そっか・・・ そうよね! |
技術ってのはさ 間違いや、失敗を積み 重ねて、進歩していく ものなんだよね |
お兄さんのご先祖が 犯した間違いは たしかに大きなもの だとボクも思う |
お姉さんのご先祖が 犯した間違いは たしかに大きなもの だとボクも思う |
けどさ? その間違いが、もっと 大きな進歩につながる かも知れないんだ |
・・・!! |
ボクは、このまま お兄さんにあきらめて ほしくないなぁ |
だって、お兄さんは まだ、なにもしてない じゃない? |
ボクは、このまま お姉さんにあきらめて ほしくないなぁ |
だって、お姉さんは まだ、なにもしてない じゃない? |
たしかに・・・ |
*n0ヨ 私ハ、カツテ・・・ |
コノ世界ヲ制圧スル タメノ兵器トシテ 開発サレタ機械兵士ダ |
ソウイッタ意味デハ 召喚兵器・げいるト 変ワラヌ存在ダ |
・・・・・・ |
ダガ、私ハえるごノ 導キニヨッテ、守護者 ヘト生マレ変ワレタ |
人ヲ傷ツケルタメノ コノチカラヲ、人ヲ 守ルタメニ使ウコトヲ 知ッタノダ・・・ |
機械デアル私デスラ 変ワレタノダ |
人間デアル貴方ガ |
人間デアル貴女ガ |
変ワレヌハズガナイ |
エスガルド・・・ |
アラユル物ノ立場ハ ウツロウモノ・・・ |
マシテ、人間ハ 自ラノ意志デ変ワレル 唯一ノ生物ナノダカラ |
自分から部屋を出て きたことについては 評価してあげよう |
だが、我々はすでに 充分すぎるほど心配 させられたんだぞ |
すいません・・・ |
ごめんなさい・・・ |
まあ、過ぎたことは 仕方あるまい |
それよりも、君には やるべきことが たくさんあるだろう? |
*n1に 謝らないと・・・ |
*n1に 謝らないと・・・ |
それに、ネスティと アメルにもな |
二人とも・・・ 自分より、君のこと ばかり心配していたぞ |
二人が・・・ 俺のことを・・・? |
二人が・・・ あたしのことを? |
まったく、どうして 私の後輩たちは みんな精神的に打たれ 弱いかなあ? |
護衛獣に、やつあたり しちゃうなんて・・・ |
すいません・・・ |
ごめんなさい・・・ |
とにかく、さっさと 見つけて謝ること! いいわね? |
はい・・・ |
あの・・・? |
はい・・・ |
あの・・・? |
ん? |
ミモザ先輩は、俺が 調律者の一族だって 知っても、なんとも 思わないんですか? |
ミモザ先輩は、 あたしが調律者の 一族だって知っても |
なんとも思わないん ですか? |
あのねぇ、ボク? |
あのねぇ |
ご先祖様が何様で |
あろうと、貴方が私の |
あろうと、貴女が私の |
後輩なのは、永久不変 の真実でしょ!? |
は、はいっ! |
貴方も!ネスも! |
貴女も!ネスも! |
私にとっては、可愛い 後輩なんだから |
それで充分なの! ・・・わかった!? |
ミモザ先輩・・・ |
久しいな *n0よ? |
ラウル師範!? どうして・・・ |
お前たちが、森の遺跡 に向かう前に、ネスが たずねてきたのさ |
あやつにお前の監視を 命じた者の目を盗んで な・・・ |
そうだったんですか |
ネスを、恨むか? |
・・・・・・ |
恨むな、とは言えん お前に真実を隠し続け ておったことだけなら ワシとて同罪じゃ |
ただ、あやつの立場が 普通でなかったこと だけは解っておくれ |
えっ? |
融機人はな・・・ その特殊な身体ゆえに 病気に対する免疫が ほとんどない |
リィンバウムで生きる ためには、定期的に 投薬を受けなくては ならぬのだ |
その薬は、蒼の派閥で しか調合できぬ・・・ |
・・・!! |
ネスはな・・・ 薬によって、派閥に 縛られておったんじゃ |
よほど、こたえて おるようじゃな *n0 |
爺さん、俺・・・っ! |
おじいさん・・・ あたし・・・ |
謝ることはない |
あんたはもう充分に 自分で自分を罰しとる |
爺さん・・・ |
おじいさん・・・ |
それに、罪の重さに 潰されるには、あんた まだ若すぎる |
わしのようにだけは なるんじゃない |
それだけは、絶対に いかん・・・ |
蒼の派閥 召還ショップ |
はあ、どうすれば いいかって尋ねられ ましてもねえ・・・ |
結局のところは *n0さんが どうしたいかが全て じゃないんですか? |
俺が・・・? |
あたしが・・・? |
過ぎてしまったことを やり直すなんてことは どう逆立ちしたって 無理ですもの・・・ |
私も、しょっちゅう お仕事でポカしたり するんですけどー |
次は絶対、同じ間違い をしないぞって、自分 に言い聞かせることで がんばってるんです |
なんか、次元の低い たとえ話ですけど |
それで、いいんじゃ ないですかねー? |
ウソつきっ! |
え・・・? |
え・・・? |
*n0 あの時、ユエルに 言ったじゃないか!? |
あきらめちゃったら 絶対に欲しいものは 手に入らないって! |
・・・! |
・・・! |
ユエルは *n0に 叱られたから・・・ |
本当の自分を・・・ 取り戻すことが できたんだよ? |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
*n0にだって 絶対にできるはず だもん! |
できなかったら 何度だってユエルが 叱ってあげるから |
ウソつきになっちゃ イヤだよぉ・・・っ |
ユエル・・・ |
ユエル・・・ |
私たちシノビは 主君の命令に対しては 絶対服従のおきてを もっています |
そういった意味では あの召喚兵器たちと 大差ないのかも しれませんね |
ですが・・・ |
私たちはけして おきてがあるから それに従っているので はないのですよ |
え? |
え? |
仕える主君の器量に 心酔しているからこそ どんな困難な使命にも 従事できる |
その気持ちが根底に あって初めておきては おきてとして機能する のです |
たしかに・・・ |
そうよね・・・ |
*n0さん |
貴方にも、あるのでは |
貴女にも、あるのでは |
ないですか? |
立場や状況より先に |
貴方という人間を根底 |
貴女という人間を根底 |
から突き動かす・・・ |
絶対に譲れないものが |
譲れないもの・・・ |
それに従いなさい どれだけ無理に あがいたところで |
人間は、自分を偽る ことなどできないの ですから・・・ |
貴方たちと同じような |
貴女たちと同じような |
苦しみを背負っていた 人物を |
私は知っています |
え・・・? |
その人もまた 生まれた時から 肉親の大罪によって 運命を歪められ |
自分というものを 見失いかけていました |
ですが、その人は ある方のかけてくれた 言葉によって・・・ |
延々と続く苦しみから 救われたのだと、私に おっしゃってましたよ |
どんな・・・ 言葉だったんですか? |
どんな・・・ 言葉だったの? |
偶然なのだ・・・と |
え? |
生まれる時も、場所も 自分では決められない たまたま、こんな立場 に生まれただけで |
それを罪に感じる必要 などないのだ、と |
・・・!! |
同じ言葉を、私も貴方 |
同じ言葉を、私も貴女 |
に贈りたいと思います |
大切なのは「今まで」 ではなく「これから」 なのですから・・・ |
迷うことはないんだ |
君がどんな人間なのか 今まで共に過ごした 私たちには、ちゃんと わかっている |
真実を知ったところで 君という人間の価値は 変わっちゃいないんだ |
シャムロック・・・ |
シャムロック・・・ |
私とて騎士である以上 この手を、多くの血で 汚している |
きれい事だけじゃ 済まない世界だって 見てきたよ・・・ |
だけど、後悔だけは していないつもりだ |
幾つもの罪を重ねても なお、そこから逃げず 前へと進んでいく |
それが生きることだと 私は信じているから |
逃げずに、前へ・・・ |
逃げずに、前へ・・・ |
そいつは、お前が 決めることだよ *n0 |
人の考えや言葉を わざわざ借りなくても |
お前の中には、お前 だけの言葉が眠ってる はずだぜ? |
かけ値なしの、本当の 気持ちがな・・・ |
それはわかってるよ でも・・・ |
それはわかってるわよ でも・・・ |
なぁに、大丈夫さ? |
自分の足で歩き出して こうして、ここまで やって来た時点で |
*n0 お前はとっくに 自分で答えを見つけて いるんだぜ? |
・・・!! |
・・・!! |
だから、お前はもう 何があっても大丈夫だ オレが保証してやる |
さあ! 行って、そいつを ぶつけてきな!! |
・・・うんっ! |
・・・うんっ! |
*n0 |
前に貴方は、私に |
前に貴女は、私に |
言ってくれたよね? |
失われた記憶が戻った としても、私は私で |
なにひとつ変わらない 心配することなんか ないんだって・・・ |
・・・! |
貴方はなにも変わって |
貴女はなにも変わって |
なんかいないわ アメルも、ネスティも おんなじ・・・ |
私たちにとっては 大切な仲間だもの |
だから、心配なんか しなくてもいいのよ |
ケイナ・・・ |
二人とも、すごく |
貴方のことを気にして |
貴女のことを気にして |
つらそうだった |
早く行って、安心 させてあげなさい? いいわね? |
・・・うん |
・・・ええ |
僕たちには貴方の一族 |
僕たちには貴女の一族 |
のことを責める理由 なんてありませんよ |
だけど、デグレアが 村を襲った原因は 召喚兵器を手に入れる ためで・・・ |
だけど、デグレアが 村を襲った原因は 召喚兵器を手に入れる ためで・・・ |
そう、襲ったのは デグレアです |
貴方はそれと戦って |
貴女はそれと戦って |
アメルを今日まで守り 抜いてくれた |
感謝していますよ 今でも・・・ |
ロッカ・・・ |
*n0さん |
貴方の先祖は、大きな |
貴女の先祖は、大きな |
過ちを犯したのかも しれません |
だけどそんな理由で |
貴方が僕たちにして |
貴女が僕たちにして |
くれたことは、無意味 にはなりません! |
・・・! |
おそれないで・・・ あの子に会ってあげて ください |
きっと、貴方のことを |
きっと、貴女のことを |
待っています・・・ アメルは・・・ |
あいつな・・・ 泣いてやがった・・・ |
涙をこぼしたり、声を あげて泣いてるんじゃ ねえんだ |
俺たちを心配させない ように、心の中だけで 泣いてるのさ |
・・・・・・ |
悔しいけどな・・・ お前じゃなけりゃ あの涙は止められねえ |
あいつは、自分のため じゃなくて、お前の ために泣いているんだ |
俺のために・・・? |
あたしのため・・・? |
お前だって、わかって いるだろうが!? |
あいつが・・・っ アメルが、そういう女 だってのはよ・・・ |
・・・・・・ |
止めてやってくれよ あいつの、涙を・・・ 頼むから・・・っ |
俺じゃあ・・・ ダメなんだよ・・・っ |
リューグ・・・ |
私は、召喚兵器なんて キライだわ・・・ |
あんな可哀想なことを 召喚獣にした、調律者 たちは、もっともっと 大キライ・・・っ! |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
でも・・・ アナタのせいじゃ ないものね |
え・・・? |
え・・・? |
私だって、マーン家を 名乗ってる貴族の一員 なのよ? |
一族の背負った罪を 個人に重ねたって意味 がないことぐらい わかってるわ |
それにね・・・ 私は知ってるの |
*n0 |
貴方は、私とおんなじ |
貴女は、私とおんなじ |
召喚獣と友達になれる 人なんだって! |
ミニス・・・ |
だから、ご先祖様と 同じ間違いなんてする はずがないもの |
みんなだって、それは わかってると思うよ? |
俺様の世界の法律じゃ 親が罪人だからって その子供にまで、罪を かぶせたりはしねえ |
もっとも、世間の 風当たりに関しちゃ 大差はねぇけどな |
お前さんが思い悩むの も、無理ねえと思うさ |
・・・・・・ |
でもな、本当にコワイ のは、そういう謙虚な 気持ちなんだぜ? |
え? |
人間は弱い生き物だ 四六時中、罪の意識に さいなまれてたら すぐぶっ壊れちまう |
悩んだ挙げ句に おかしな道に進んで 取り返しのつかなく なっちまった連中を |
俺様は何人も見ている |
お前さんも、そうは なりたくねえだろ? |
それは、そうだけど でも・・・ |
「テイク・イット・ イージー」 |
・・・? |
気楽にいこうぜ、って いう意味の言葉さ 俺様の世界のな・・・ |
キツイ時には、呪文 だと思って、唱えて みるといい |
それが、俺様からの アドバイスだ |
テイク・イット・ イージー・・・ |
気楽にいこうぜ、か |
森でゲイルを見た時 ルウは、許せないって 思ったわ |
召喚獣と召喚師は あんな関係を結ぶため のものじゃないって 本気で思ったの |
・・・・・・ |
でもね・・・ |
アレは貴方の祖先が |
造ったもので、貴方が |
アレは貴女の祖先が |
造ったもので、貴女が |
したことじゃない |
貴方が罪の意識を感じ |
貴女が罪の意識を感じ |
る必要なんてないし ルウも責めたりなんか しないわ |
ルウ・・・ |
ルウは見ていたよ? |
貴方が、私の家にいる |
貴女が、私の家にいる |
召喚獣たちに、すごく なつかれていたのを |
*n1が 誓約によるもの以上に |
貴方のことをしたって |
貴女のことをしたって |
いるのを・・・ |
だから、ルウは貴方を |
だから、ルウは貴女を |
信じられるの |
他のみんなだって きっと、同じだと思う |
まったく・・・! さんざん人に心配 かけといて・・・ |
ゴメン・・・ |
ゴメン・・・ |
あんたが過去のことを どう思ってんのかは あたいにゃわかんない けどさ・・・ |
あたいにしてみりゃ 過去は過去! それだけのことさ |
先祖が悪人だろうが 今のあんたが胸張って 生きていりゃあ いいんだよ |
モーリン・・・ |
安心しなよ もしもあんたが人の道 を踏み外すようなこと になったら・・・ |
グーで殴って あたいが、引きずり 戻してやるからさ? |
それは・・・ ちょっと・・・ |
う・・・そ、それは 勘弁してほしいなぁ |
あははははっ その様子なら、まず 大丈夫みたいだね |
お主たちと似た境遇に 苦しんでいた者たちを 拙者は知っておる |
え・・・? |
え・・・? |
その者たちは、肉親の 野望の道具として この世に生を授かり |
歪められた運命の中で 居場所を求め、必死に もがいておった・・・ |
その人たちは・・・ どうなったんですか? |
その人たちは・・・ どうなったんですか? |
一方は救われ そしてもう一方は 闇へと呑みこまれて しまった・・・ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
両者の運命を分かつ きっかけとなったのは 人のきずなだ・・・ |
差し伸べられた手に もっと早く気づくこと ができておれば |
あの男も、あるいは 救われたのかもしれぬ |
*n0殿 どんな苦境に立たされ たとしても、心だけは 閉ざしてはならぬ |
お主を助けたいと願う 者たちは、こんなにも たくさんいるのだから |
カザミネさん・・・ |
カザミネさん・・・ |
そうか・・・ また俺は、忘れる ところだったんだな |
そうよ・・・ あたしったら、また 忘れちゃってたんだ |
俺には、こうやって 心配してくれる人が いる・・・ |
あたしには、こう やって心配してくれる 人がいるってこと |
ひとりぼっちなんか じゃないんだ! |
それに・・・ つらいのは、俺だけ じゃないんだ・・・ |
ひとりぼっちなんか じゃないのに! |
それに・・・ つらいのは、あたし だけじゃない・・・ |
ネスは、犯した罪の 重さに苦しみながら それでも、全てを告白 してくれた・・・ |
アメルだって・・・ 犠牲にされた自分の 境遇を悲しむより先に |
現実をしっかり受け とめようとしている |
じゃないか!? |
じゃない!? |
だから・・・ 次は、俺の番なんだ |
だから・・・ 次は、あたしの番 |
二人がやるべきことを 果たしたように・・・ |
今度は俺が、自分の 為すべき役目を果たさ なくちゃいけない! |
二人がやるべきことを 果たしたように・・・ |
今度はあたしが、自分 の為すべき役目を 果たさなくちゃ! |
過去という縛鎖を 断ちきらなくちゃ ならないんだ!! |
過去という縛鎖を 断ちきらなくちゃ ならないのよ!! |
蒼の派閥 召還ショップ |
遅くなっちまって ごめんな、ネス |
遅くなっちゃって ごめん、ネス |
*n0・・・ |
ずいぶんと遠回りに なったけど・・・ |
やっと俺、ネスに会う 勇気ができたよ 全てを受けとめる覚悟 ができたんだ |
ずいぶんと遠回りに なっちゃったけど |
やっとあたし、ネスに 会う、勇気ができたの 全てを受けとめる覚悟 ができたの |
そうか・・・ |
もう、俺は逃げないよ だから、ネス 話してくれないか |
今、思っている ことのすべてを・・・ |
あたしは逃げない だから、ネス 話してくれるかな |
ネスが今、思っている ことのすべてを・・・ |
前に約束したように お願い・・・ |
・・・わかった |
僕たちライルの一族は 君たちクレスメントの 一族と関わったことで |
おそろしい召喚兵器 ゲイルを生み出して しまった |
異界の友たちを裏切り リィンバウムの可能性 のひとつを奪った罪は |
どんなことをしても 消えはしないだろう |
ああ・・・ |
うん・・・ |
天使アルミネ・・・ いや、アメルにも すまないことをして しまったと思う |
ゲイルとなることで 彼女の魂は、帰るべき 場所を失ってしまい |
この世界をさまよって いるのだからな |
・・・・・・ |
だがな *n0 |
僕はけして クレスメントの一族を 恨んだりはしていない |
・・・え? |
両者の出会いは この世界にとっては 災厄の始まりでしかな かったかもしれない |
だけど、ライルの一族 にとっては最後の希望 だったんだよ |
調律者の一族だけが 融機人だった我々を 受け入れてくれたんだ |
たとえ、その理由が ロレイラルの機械技術 の獲得だったとしても |
排斥される日々から ライルの一族が救われ たことは事実なんだ |
・・・! |
僕の中に継承された 一族の記憶も はっきりと告げている |
クレスメントの一族 だけが、我々にとって 対等の友人だった、と |
対等だったんだ 君たちに強いられて 手を貸したんじゃない |
君が背負わされた罪は 僕の罪でもあるんだよ |
だから*n0 僕は君を恨んだり なんかしていない |
ネス・・・ |
信じて・・・ くれるか・・・? |
当たり前だろ・・・! そんなの・・・っ |
当たり前じゃない そんなの・・・っ |
*n0 本当はな・・・ |
初めて出会った頃は 僕は、君のことを 憎いと思ってたんだ |
なにも知らないまま 気ままに振る舞う 君がうらやましくて |
わざと冷たく当たった ことだってある |
うん・・・ おぼえてるよ・・・ |
うん・・・ おぼえてる・・・ |
だけど、それでも君は 僕に声をかけてくれた ずっとずっと、笑顔を 向けてくれた・・・ |
秘密を隠すために 人と距離を置き続け 機械のように生きよう としていた僕は |
君と関わることで ようやく、人としての 感情を守れたんだよ |
それは・・・ 俺だって同じだよ |
ネスが側にいて 俺のことを見守って いてくれていたから |
俺は自分が、孤独じゃ ないってことに 気づけたんだ |
それは・・・ あたしだって同じよ |
ネスが側にいて あたしのことを見守っ ていてくれていたから |
あたしは自分が、孤独 じゃないってことに 気づけたんだもの |
*n0・・・ |
これからもずっと 一緒にいてくれるよな ネス・・・? |
これからもずっと 一緒にいてくれるよね ネス・・・? |
ああ・・・ ここから先は、立場や 命令なんかじゃない |
僕自身の意志で *n0 君の側にいたい・・・ |
それが今の僕の 心からの願いなんだ |
・・・・・・ |
謝ってすむような ことじゃないのは よくわかってる |
けど、今の俺たちには それ以外にどうする こともできないから だから・・・ |
許してくれ、アメルっ このとおりだ・・・! |
謝ってすむような ことじゃないのは わかってるつもりよ |
でも、今のあたしたち にはそれ以外にどうす ることもできないから だから・・・ |
許して、アメルっ! お願い・・・っ |
本当に・・・ すまない・・・ |
顔をあげてください お二人とも |
貴方たちを責めるのが |
貴女たちを責めるのが |
間違いだってこと あたし、ちゃんと わかっていますから |
アメル、君は・・・ |
あーあ・・・ だけど、お二人とも ずるいですよね? |
・・・え? |
だって・・・ こんなにも・・・ 優しいんだもの・・・ |
恨んだりなんか できっこないですよ これじゃあ・・・ |
アメル・・・ |
さあ、帰りましょう? みんなのところへ |
もう心配しなくても いいって、3人で 伝えてあげなくちゃ |
ああ、そうだな |
ありがとう・・・ アメル・・・ |
ありがとう・・・ アメル・・・ |
遅くなっちまって ごめんよ、アメル |
遅くなって ごめん、アメル |
*n0さん・・ |
ずいぶんと遠回りに なったけど・・・ |
やっと俺、君に会う 勇気ができたよ 全てを受けとめる覚悟 ができたんだ |
ずいぶんと遠回りに なっちゃったけど |
やっとあたし、アメル に会う勇気が持てたの 全てを受けとめる覚悟 ができたの |
・・・・・・ |
もう、俺は逃げない だから、アメル 話してくれないか |
君が今、思っている ことのすべてを・・・ |
もう、あたし逃げない だからね、アメル 話してくれない |
アメルが今、思ってる ことのすべてを・・・ |
・・・わかりました |
ネスティさんから 聞きました・・・ |
天使アルミネだった あたしは、お二人の 一族に、呪いをかけた そうです・・・ |
クレスメントの一族 からは、魔力を ライルの一族からは 召喚兵器の知識を |
消し去ってしまった らしいんです・・・ |
そうか・・・ |
だから俺は 自分が召喚師の まつえいだって 知らずにいたんだな |
あははっ、どのみち みなし子だったから あんまり関係ないか? |
そっか・・・ |
だからあたしは 自分が調律者の まつえいだって 知らずにいたのね |
あははっ、どのみち みなし子だったから あんまり関係ないか? |
ごめんなさい・・・ |
アメルが謝ること なんてないよ!? |
謝らなくちゃいけない のは俺なんだ |
君を苦しめる原因を 作ったのは、俺たちの 一族なんだし・・・ |
アメルが謝ること なんてないわよ!? |
謝らなくちゃいけない のはあたしのほう |
あなたを苦しめる原因 を作ったのは、あたし たちの一族だもの |
*n0さん あたし、ちゃんと わかってます |
貴方を責めるのは |
貴女を責めるのは |
間違いだって わかってるんです |
アメル・・・ |
それに・・・ *n0さんは |
あたしに、たくさん 優しくしてくれたじゃ ありませんか? |
でも・・・ |
過去のことなんて 関係ありませんっ!! |
あたしはアメルです! 天使アルミネで ある以前に・・・ |
レルムの村の・・・ アメルなんです・・・ |
・・・・・・ |
あなただって、 おんなじです |
クレスメントの・・・ 調律者の一族である よりも先に・・・ |
あたしにとって大切な 人なんです・・・ |
あたしにとって大切な 友達なんです・・・ |
アメル・・・ |
信じて・・・ くれますか・・・? |
当たり前だろ・・・! そんなの・・・っ |
当たり前じゃない? そんなの・・・っ |
今のあたしがここに いられるのは |
貴方のおかげなんです |
貴女のおかげなんです |
不安でおかしく なりそうだった時も 悲しくて胸が張り裂け そうだった時も |
いつも、貴方は |
いつも、貴女は |
勇気づけてくれた 弱虫のあたしを、強く してくれた・・・ |
俺はただ、きっかけを 作っただけだよ |
あたしはただ、 きっかけを 作っただけよ |
おぼえていますか? |
このお屋敷を出て 初めて、自分たちで 旅立つことを決めた時 |
*n0さんは あたしに、こう言って くれましたよね? |
あたしの背負っている ものを、一緒に支えて くれるって |
ああ・・・ |
うん・・・ |
今度は、あたしが |
貴方のことを支えて |
貴女のことを支えて |
あげたい・・・ |
どれだけかかっても 構いません! |
あたしは、貴方の |
あたしは、貴女の |
*n0さんの 側にいたいんです |
アメル・・・ |
*n0さん それが、今のあたしが 心から願っている ことなんです・・・ |
・・・・・・ |
謝ってすむような ことじゃないのは よくわかってる |
けど、今の俺には それ以外にどうする こともできないから だから・・・ |
許してくれ、ネスっ このとおりだ・・・! |
謝ってすむような ことじゃないのは わかってるつもりよ |
けど、今のあたしには それ以外にどうする こともできないから だから・・・ |
許して、ネスっ! お願い・・・っ |
やれやれ・・・ |
ネス・・・? |
ネス・・・? |
ネスティ、さん? |
つくづく・・・ 君という人間は・・・ |
徹頭徹尾、言語道断の 大バカ者だな! |
な・・・っ!? |
へ・・・っ!? |
アメルっ、君もだ! |
は、はいっ? |
自分の気持ちと照らし あわせてみれば、僕が なにを考えているかは わかるだろう!? |
あ・・・ |
それじゃあ・・・ 許してくれるのか!? |
それじゃあ・・・ 許してくれるの!? |
許すもなにも そもそも、僕は君を 責めるつもりなんか ないんだ |
僕の中に継承された 一族の記憶も はっきりと告げている |
クレスメントの一族 だけが、我々にとって 対等の友人だった、と |
対等だったんだ 君たちに強いられて 手を貸したんじゃない |
君が背負わされた罪は 僕の罪でもあるんだよ |
ネスティ・・・ |
さあ、わかったら さっさと屋敷に戻るぞ |
君が謝る必要がある のは、僕じゃなくて 心配をかけたみんなに なんだからな・・・ |
・・・・・・ |
*n0さん あれはきっと・・・ |
うん、わかってるよ |
うん、わかってる |
ありがとう・・・ ネス・・・ |
許されない罪があった 取り消せない過去があった |
禁忌の森に隠されていた 真実は、なにも知らずに いた俺の心を、激しく うちのめした・・・ |
調律者という名の 罪のらく印・・・ |
その重みに、俺は戸惑い 苦しみ、もがき続けた だけど・・・ |
みんなは、そんな俺に 教えてくれた |
許されない罪なら 取り消せない過去なら 全てを受け入れたうえで 乗り越えるしかないと |
だから、俺はもう 立ち止まったりはしない |
この身を縛りつける 過去という名の縛鎖を 断ちきって・・・ |
仲間たちと共に 未来に向かって歩いて いこうと思う |
許されない罪があった 取り消せない過去があった |
禁忌の森に隠されていた 真実は、なにも知らずに 生きてきたあたしを うちのめした・・・ |
調律者という名の 罪のらく印・・・ その重みに、あたしは 泣いて、もがき続けた |
そんなあたしを 救ってくれたのは みんなの優しい思い |
許されない罪なら 取り消せない過去なら 全てを受け入れたうえで 乗り越えるしかないと |
だから、あたし もう、立ち止まらない |
この悲劇を生みだした 過去という名の縛鎖を 断ちきって・・・ |
みんなと一緒に 未来に向かって歩いて いこうと思う |
調律者が、ゲイルを 作った本来の目的は |
この世界の人間の力 だけで、リィンバウム を守れるようにする ためだったらしい |
まあ、召喚獣を利用 した時点で、本来の 目的からは逸脱してる ようなものだがな |
どうして、そんなこと 考えたんだろう? |
どうして、そんなこと 考えたのかしらね? |
そこまではわからない 彼らには、彼らなりの 事情があったんだろう |
ただ、いくら目的が 正しくても、過程を 間違えては意味がない ということだ |
答えだけあっていても 途中の式が違ってたら 点が貰えないテストと 同じだな? |
答えだけあっていても 途中の式が違ってたら 点が貰えないテストと 同じね? |
・・・・・・ |
じょ、冗談だってば! おーいっ!? |
じょ、冗談よ! ネスってば!? |
わだかまりが解けても ネスは、やっぱり ネスのままか・・・ |
わだかまりが解けても ネスは、やっぱり ネスのままね・・・ |
アルミネが、どんな 天使だったかですか? |
うん、ちょっと 知りたくなってね |
ええ、ちょっと 知りたくなって |
そうですね・・・ |
豊穣の天使と呼ばれて いただけあって、大地 に草木を芽吹かせたり |
弱っている生き物に 活力を与えることが できたみたいです |
それじゃ、アメルの 聖女の奇跡も? |
じゃ、アメルの 聖女の奇跡も? |
きっと、その力の 名残りでしょうね |
もっと早くこのことに 気づいてたら良かった のに・・・ |
なんで? |
どうして? |
だって、そうすれば 村の畑を、もっと 豊かにしてあげられた じゃないですか? |
きっと、おイモさん だって、たくさん とれたはずですよ! |
は、はあ・・・ |
むう・・・ |
天使の力って・・・ そういう使い方して いいのかなあ? |
天使の力って・・・ そういう使い方して いいのかしら? |
仲間同士ノ不和ガ 解決デキテ、本当ニ 良カッタデスネ |
うん、まあ それはそれとして *n1 |
そのカチカチの言葉 づかい、そろそろ なんとかならないか? |
ねえ・・・ それはそれとして *n1 |
そのカチカチの言葉 づかい、そろそろ なんとかならない? |
ナニカ、問題デモ アルノデショウカ? |
いや、だからさ 同じことを言うのでも もう少し、柔らかい 言いかたのほうが |
ずっと、親しみやすく なると思うんだよ |
仲直りができて よかったですね |
・・・この言い方の ほうが、ずっと人間の やりとりに近いだろ? |
いや、だからさぁ 同じことを言うのでも もう少し、柔らかい 言いかたのほうが |
もっと、親しみやすく なると思うんだけどな |
仲直りができて よかったですね |
・・・この言い方の ほうが、ずっと人間の やりとりに 近いでしょう? |
ハア・・・ ワカリマシタ・・・ |
鋭意努力イタシマス |
だから・・・ |
だからぁ・・・ |
やっぱり、こういう 要求には無理がある のかなあ? |
やっぱり、こういう 要求には無理がある のかしら? |
しかし、お前が 心配してくれるとは 正直、思わなかったよ |
でも、あんたが 心配してくれるとは 正直、思わなかったわ |
ケッ、悪かったな!? |
・・・と、悪態をつく ところだがなァ |
オレにはオレの都合も あったんだよな 実はよ・・・ |
え? |
へ? |
食い飽きちまったのさ 重っ苦しい感情はよ |
今回の騒ぎで どいつもこいつも 悩みまくってたからな |
ひとしきり味わっては みたものの、ずっと ノーテンキなテメエに くっついてたせいで |
すぐに飽きちまってな だからよォ・・・ |
・・・・・・ |
うぎゃっ!? |
つくづく・・・っ! こいつは・・・っ!! |
つくづく・・・っ! この子は・・・っ!! |
ひらいてくれたね? |
おにいちゃんの・・・ こころ・・・ |
*n1に 叱られちゃったからな |
おねえちゃんの・・・ こころ・・・ |
*n1に 叱られちゃったしね |
ごめんね・・・ |
え? |
うそだから・・・ |
*n1が おにいちゃんのこと きらいっていったの うそだから・・・ |
*n1が おねえちゃんのこと きらいっていったの うそだから・・・ |
*n1を きらわないで・・・ |
わかってるよ そんなことはね? |
俺は、あんなことで *n1を 嫌いになったりなんか しないよ |
わかってるわよ そんなこと? |
あたしはあんなことで *n1を 嫌いになったりなんか しないわよ |
おにいちゃん! |
おねえちゃん! |
・・・ととっ!? |
・・・きゃっ!? |
おにいちゃん・・・ だいすき・・・ |
おねえちゃん・・・ だいすき・・・ |
ああ、俺も *n1が大好きだよ・・・ |
ええ、あたしも *n1が大好きよ・・・ |
だけどさ *n1に 叱られるなんて 思いもしなかったよ |
だけどねぇ *n1に 叱られるなんて 思いもしなかったわ |
あ、あれは・・・ その・・・っ つい、勢いで・・・ |
そんなに縮こまること なんてないさ 俺は、感謝してるん だからさ |
そんなに縮こまること なんてないわよ あたし、感謝してるん だから |
はあ・・・ |
ずっとビクビクしてた 最初の頃に比べたら *n1も 成長したよ、うん |
ずっとビクビクしてた 最初の頃に比べたら *n1も 成長したものねぇ |
そんなぁ!? ボクなんて、まだまだ 臆病ですよぉ・・・ |
照れるな、照れるな *n1? |
照れない、照れない *n1? |
もぉ~っ!? |
本当に、強くなったよ *n1はさ |
本当に強くなったわよ *n1はね |
なにはともあれ めでたし、めでたしだ |
ずいぶんと、みんなに 心配かけちゃった けれどね |
ずいぶんと、みんなに 心配かけちゃった みたいだけどね |
あー? オレは最初っから 心配なんてしてや しなかったぜ? |
またまたぁ・・・ |
へっ? |
いや、正直なところ お前がこのまま潰れる のなら、それはそれで ほっとく気だったぞ |
・・・・・・ |
ま、そんなこと あるワケねえって わかっちゃいたんだ けどな? |
本気だったよな? 今の言葉、全部・・・ |
本気だったわね? 今の言葉、全部・・・ |
やれやれ、これで 私もひと安心って ところね |
心配させちゃって 本当にごめん |
心配させちゃって 本当にごめんなさい |
ああ、そんなこと 気にしなくていいのよ |
貴方たちとの |
貴女たちとの |
つきあいも、これだけ 長くなってるんだもの |
もう、ほとんど家族も 同然じゃない? |
それって ケイナが母さんでさ フォルテが父さ・・・ |
・・・あうっ!? |
それって ケイナがお母さんで フォルテが父さ・・・ |
・・・いたぁ!? |
私がお姉さんで |
貴方たちが弟と妹よ |
貴女たちが弟と妹よ |
くれぐれも間違えない ように・・・ね? |
ふぁい・・・ |
はぁい・・・ |
どの部分が、いったい 気に触ったんだ??? |
照れ隠しに殴るのは 勘弁してほしかったわ あうう・・・ |
ようやく、アメルに 笑顔が戻ってきて うれしいですよ |
これも・・・ |
貴方のおかげです |
貴女のおかげです |
*n0さん |
おだてないでくれよ |
おだてないでよ |
いいえ、今のあの子は 僕たちやおじいさん と同じか、それ以上に |
貴方のことを信頼して |
貴女のことを信頼して |
いるんですよ |
これからも あの子をよろしく お願いしますよ |
うん・・・ |
これからも あの子の良い友達で いてあげてください |
うん、わかってる! |
でも、ロッカ・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったよな |
でも、ロッカ・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったわね |
結局また、テメエに 頼っちまったな・・・ |
そんなことないよ |
そんなことないわよ |
別に感謝なんかしちゃ いねえよ 元はといえば、原因は テメエの先祖なんだ |
ま・・・ そのことでテメエを 責めたりはしねえがな |
こうなった以上 最後まで、責任とれよ |
え!? |
へ!? |
二度とあいつを泣かす なって、言ってんだよ |
もう俺やバカ兄貴じゃ 役不足なんだよ・・・ |
これ以上、言わせるん じゃねぇ・・・! |
う、うん・・・ |
男の俺じゃ、役不足 なんだよ・・・ |
これ以上、言わせるん じゃねぇ・・・ |
・・・わかった |
リューグの奴・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったよな |
リューグ・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったわね |
蒼の派閥が、あんな ことを秘密にしていた なんて、知らなかった |
ファミィさんには 内緒にしてくれよ? |
ファミィさんには 内緒にしてね? |
わかってるわよ そんなことぐらい |
でも、お母さまって どこからともなく 聞きつけるからなあ |
う・・・ たしかに・・・ |
もしバレても、私の せいじゃないからね 言っておくけど! |
いったい、あの人は どうやって、情報を 集めるんだろう??? |
いったい、あの人は どうやって、情報を 集めるんだろう??? |
あーあ・・・ なんか、安心したら 腹が減ってきちまった |
食べ物が喉を通らない くらい、心配して くれたんだ? |
食べ物が喉を通らない くらい、心配して くれたの? |
ていうかね・・・ 心配よりも、イライラ しちまってさ |
あんたたちが、3人で 顔を見せるまでさ ず~っと、稽古で気を 紛らわしてたんだよ |
い!? |
へ!? |
そういうわけだから これから、シオンの 大将のとこまで つきあいな |
当然、あんたの おごりでね? |
・・・はい |
・・・はぁい |
形は違っても、心配 してくれたのは同じ だもんな・・・ |
形は違っても、心配 してくれたのは同じ だもんね・・・ |
ようやく、鬼相が とれたでござるな |
鬼相・・・? |
鬼と見えるほど 思いつめた顔をして おったということで ござるよ |
俺、そんな顔 してたんだ・・・ |
あたし、そんな顔 してたんだ・・・ |
心配いたすな 今のお主の顔からは そういったものが きれいに落ちておる |
迷いは、晴れたので ござろう? |
うん・・・ まだ、すこしだけ 不安はあるけどね |
うん・・・ まだ、ちょっとだけ 不安はあるけど |
もしまた、迷いに 囚われそうになった ならば、鏡で己の顔を 見つめることだ |
鬼相は、鬼を招く ゆめゆめ、忘れぬよう にな・・・ |
・・・はい |
・・・うん |
今の言葉、忘れない ようにしないとな |
今の言葉、忘れない ようにしないとね |
いやあ・・・ 若いってのは、やっぱ いいねえ? |
な!? |
まさか・・・ レナードさん・・・ |
な!? |
まさか・・・ レナードさん・・・ |
覗かれて、困るような シーンがあったのか? |
う・・・ |
うはははっ、こうも 簡単に誘導尋問に 引っかかるとはなぁ |
レナードさんっ!! |
レナードさんっ!! |
まあまあ、そんなに 怒るなって・・・ |
うう・・・ |
むう・・・ |
ふぃーっ・・・ しかし、アレだな? |
それだけ、感情を顔に 出せるんなら、もう 大丈夫だな・・・ |
・・・え? |
もしかして・・・ それを確かめるために ワザと・・・? |
もしかして・・・ それを確かめるために ワザと・・・? |
ちょっと、自信が なくなっちゃったかも |
なにが? |
あれだけ近くで暮らし てたのに、ルウたちは あの森について、結局 なにもしらなかった |
そう考えるとね・・・ |
しょうがないと思うよ あれだけ厳重に隠され ていた秘密だったんだ |
しょうがないと思うわ あれだけ厳重に隠され ていた秘密だったもの |
そこなのよね・・・ また、不思議なのは |
え? |
へ? |
童話とかになった話は いったい、どうやって 広まったと思う? |
誰かがわざと広めたと しか、考えられないと ルウは思うの |
当時の召喚師が真実を 隠すために、広めたん じゃ・・・ |
当時の召喚師が真実を 隠すために、広めたん じゃ・・・ |
それにしては、人の 興味をかき立てる ようにできすぎてるよ あれは・・・ |
いったい、どうして そんなことをしたの かしら??? |
ルウって、結構 気にすると止まらない 性分だからなあ・・・ |
ルウって、結構 気にすると止まらない 性分だものねぇ・・・ |
私が、エルゴの守護者 として、この世界に 遣わされた時にも |
鬼神さまから 聞かされたことが あります |
リィンバウムの民は 許されない罪を犯した 者たちなのだ、と |
きっと、このこと だったんですね |
だろうね・・・ |
でしょうね・・・ |
これは、こじつけかも しれませんが・・・ |
いずれ、エルゴの王の 手によって、この世界 は結界に閉ざされて いたんです |
それまでずっと 異界の者たちの力に 頼り続けていたのなら もしかすると・・・ |
リィンバウムは これほどまでには発展 できなかったのかも しれません |
これもまた、ひとつの 可能性だったとは 考えられませんか? |
うん・・・ |
うん、そうね・・・ |
ありがとう・・・ カイナ・・・ |
ありがとう・・・ カイナ・・・ |
今回の一件で、私にも 改めて考えさせられる ことがあったよ |
罪の意識を背負って 生きることが、本当に 正しいのかをね |
シャムロック・・・ |
正直、私はまだ トライドラの人々の ことを引きずっていた |
忘れてはいけないと ずっと思ってきた けれど・・・ |
本当に大切なことさえ 忘れなければ、それで いいのかもしれない |
あの時に感じた思い それが、この胸に 焼きついてさえいれば |
仇討ちという形に こだわらずとも 私はトライドラの騎士 なのだと・・・ |
今なら、そう言える 気がするんだよ |
うん、きっと・・・ それでいいんだよ シャムロック |
うん、きっと・・・ それでいいのよ シャムロック |
本当に大切なことは 自然に自分の心へと 刻まれるものなんだ きっと・・・ |
本当に大切なことは 自然に自分の心へと 刻まれるものだもの きっと・・・ |
いやー、どうなること かと思いましたけど |
なにもかも、まあるく おさまって、ホント なによりです |
パッフェルさんも これで安心して仕事に 励めるよね? |
パッフェルさんも これで安心して仕事に 励めるわね? |
そりゃもう、今までの 分も取り返さないと |
いざという時には また、助っ人も頼める ようになったし・・・ |
ん? |
いえいえ、こっちの お話でーす♪ |
この調子だと・・・ また、助っ人に かり出されそうだな? |
この調子だと・・・ また、助っ人に かり出されそうね? |
ほう・・・ |
どうかしたんですか? |
ずいぶんと、いい顔に なりましたね・・・ *n0さん |
そ、そうですか? |
ええ、さっきまでとは 別人のようですよ |
瞳にあった迷いが すっかり消えています |
うん・・・ まだ、すこしだけ 不安はあるけどね |
うん・・・ まだ、ちょっとだけ 不安はあるけど |
それでいいんですよ |
え? |
すこし迷っている くらいが、人間には ちょうどいいんです |
完全にそれが消えて しまったら、それは もう人とは言えません |
・・・! |
ですから、安心して 迷えばいいんです |
そうすることで |
もっともっと、貴方の |
もっともっと、貴女の |
心は強くなるはずです |
私が、保証しますよ |
迷いがなくなったら人じゃない、か 確かにそうかもしれないな・・・ |
迷いがなくなったら人じゃない、か 確かにそうかもしれないわね・・・ |
仲直りができて よかったね *n0? |
おかげさまでね |
おかげさまでね |
うんうん、やっぱり *n0は こうじゃないとダメ |
でもさ・・・ ユエルは、俺のこと こわくないのか? |
もしかして、お前も あんな風にしちゃう かもしれないぞぉ? |
でもさ・・・ ユエルは、あたしの こと、こわくないの? |
もしかして、ユエルも あんな風にしちゃう かもしれないわよぉ? |
あはははっ そんなこと、絶対に ないもんねー |
*n0は ユエルのために あんなに怒ってくれた んだもん・・・ |
ユエル、ちゃんと 知ってるんだから! |
ははは・・・ お見通しってわけか |
そっか・・・ お見通しってわけね |
残念でしたー! |
そこまで信頼して くれてるんだな ユエルは・・・ |
そこまで信頼して くれてるのね ユエルは・・・ |
scn117
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
あふぁ・・・ |
イイ加減ニ目ヲ 覚マシテクダサイ? あるじ殿・・・ |
ケッ!こいつは 立ち直ったと思えば すぐこれだ・・・ |
うわ・・・ おっきな、あくび? |
ご主人さま いい加減に目を 覚ましてくださいよ |
そういうなよぉ *n1 |
ぐっすり眠れたのは ひさしぶりなんだ |
そういわないでよ *n1 |
ぐっすり眠れたのは ひさしぶりなのよ |
本当なら、まだまだ ベッドの中にいたい くらいなのに・・・ |
あら、でもそれじゃ せっかくの焼きたての パンも、冷めちゃって 悲しいですよ? |
あ・・・ |
へ・・・ |
あめる殿 オハヨウゴザイマス |
おはよう *n1さん |
おう・・・ |
おはよう *n1くん |
おねえちゃん おはよう |
おはよう *n1ちゃん |
おはようございます アメルさん |
おはよう *n1くん |
冷たい水で顔を洗って 目を覚ましてきて くださいね *n0? |
朝ご飯の支度 できてますから |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
今、アメルって 俺のこと呼び捨てに したよな? |
今、アメルって あたしのこと呼び捨て にしたわよね? |
確カニ・・・ |
そういえば・・・ |
うん・・・ |
そうですよね |
ははは・・・ |
そっか・・・ |
なんか、ちょっと うれしいかも・・・♪ |
これが、問題の遺跡に 刻まれてたっていう 文章の写しね |
破損してた部分も できるだけ正確に記録 したつもりだけど どうかしら? |
ああ、これなら なんとか解読すること も可能だろう |
時間さえもらえればね |
よろしくお願いします ギブソン先輩 |
それで、みんなは これからどうするの? |
いったん、ファナンへ 戻ろうと思ってる |
黒の旅団が次に狙って いるのは、間違いなく ファナンだからね |
いったん、ファナンへ 戻ろうと思ってます |
黒の旅団が次に狙って いるのは、間違いなく ファナンだと思うし |
道中、クレグレモ 気ヲツケルコトダ |
ありがとうございます エスガルドさん |
これを持っておいき 二人とも |
これは・・・? |
その杖と腕輪は ワシが若い頃に使って いた品物じゃ |
お前たちの助けに なるじゃろう |
双蛇の杖を手に入れた! 緑玉の腕輪を手に入れた! |
派閥の件は、心配せず ワシに任せるがいい |
お前たちには、絶対に 手は出させぬ |
ラウル師範・・・ |
義父さん・・・ |
さあ、行っておいで 行って、お前たちの 正しいと思うことを やりとげるんじゃ |
・・・はい! |
妙でござるな・・・ |
ええ、明らかに 前と街の様子が違って います |
通りを行く人たちも みな、どこか落ち着き のないような・・・ |
首筋の毛が、ぴりぴり するカンジ・・・ |
こんなの、あたいも 初めてだよ・・・ |
・・・(ぎゅっ) |
たしかに・・・ イヤな感じです・・・ |
まあ、アレだ 詮索は後回しにして まずは道場に腰を 落ち着けようや? |
そうだな |
なんだって!? |
なんですって!? |
それは本当に間違い ないことなのか ミニス? |
間違いないわ・・・ お母さまが言ってたん だもの |
ファナンの領主が正式 に布告をするより先に 誰かが・・・ |
デグレアがこの街を 狙ってるって噂を 流して歩いてるって! |
私もさっき、お店に 来たお客さんから そう聞きましたです はい・・・ |
デグレアの軍隊には 魔物たちも加わって いて、すごく強くて |
あのトライドラさえも あっという間に陥落 しちゃったって |
街の人たち、みんな おびえきっちゃってる |
マズイな、そいつは |
ファミィ議長たちが 情報を規制したのは 人心を考えてのこと でした |
ですが、こんな流言と して、情報が先走って しまったら・・・ |
かえって、人々の心に 領主への疑いを生む ことになりかねん |
ヒヒヒッ、領主の面目 丸つぶれだなァ? |
*n1!? |
ちくしょお! どこのどいつが そんなことを・・・っ |
モーリンさん・・・ |
・・・ふぃーっ |
ここはひとつ、噂の 出所を確かめておいた ほうがよさそうだな? |
では、早速 調べてみましょう |
ああ、お願いするよ |
ええ、お願いするわ |
ほっておくわけには いかない・・・ |
ほっておくわけには いかないもの・・・ |
ほら、ユエル そんなにびくびく しなくても大丈夫だよ |
うう・・・ でもぉ・・・ |
どうしたんだ 二人とも? |
どうしたのよ 二人とも? |
はあ、ユエルが下町の みんなの様子が気に なるっていうから |
連れてきてあげたのは いいんですが、ずっと 僕の背中に隠れて ばかりで・・・ |
だって・・・ みんな、まだユエルの こと、怒ってるかも しれないもん・・・ |
こわいもん・・・ |
どうする? ついていく ロッカに任せる |
だいじょうぶだよ ユエル もし、誰かが君のこと を悪く言っても |
その時はロッカが かばってくれるさ そうだろ? |
だいじょうぶよ ユエル もし、誰かがユエルの ことを悪く言っても |
その時はロッカが かばってくれるわ そうでしょ? |
ええ、悪いのは この子を操っていた 奴だって、はっきり 言ってやりますよ |
本当に、ホント? |
ああ、僕はユエルの 味方だよ |
へへへ・・・ |
だから、こそこそ しなくてもいいんだ 安心して、行って おいで? |
だから、こそこそ しなくてもいいのよ 安心して、行って きなさい? |
うんっ! |
よし、それじゃ 俺も一緒についてって やるよ |
よ~し、それじゃ あたしも一緒について いってあげる |
ホント? |
*n0さんが 一緒なら、安心だろう ユエル? |
・・・うんっ! |
だけど、ユエルが心配 しなくても、みんなは きっとわかってくれて いるはずだよ |
あの時、最後に ユエルは怪我をさせた みんなにちゃんと 謝ってるんだから |
でもね、ユエルが心配 しなくても、みんなは きっとわかってくれて いると思うよ |
あの時、最後に ユエルは怪我をさせた みんなにちゃんと 謝ってるんだから |
うん・・・ |
あ!? |
・・・!? |
ほら、ユエル 逃げたらダメだよ |
でも、でもぉ・・・ |
ユエル・・・ |
ごめんなさい! ごめんなさいっ!! |
よく戻ってきて くれたねえ・・・ ユエル! |
え・・・むぎゅ!? |
ごめんよ・・・ 一番つらかったのは あんただろうに・・・ |
オレたちゃ、びびって お前を見送ることしか できなかった |
すまんかったなぁ |
おばちゃん・・・ みんな・・・ |
う・・・っ うわあぁぁ~んっ!! |
*n0さんの 言うとおりでしたね |
よかった・・・ |
うん、本当によかった |
ええ、本当に・・・ |
・・・(きゅるるる) |
あ・・・ |
なんだ *n1 お腹が空いたのか? |
なに *n1 お腹が空いたの? |
・・・(こくん) |
そう言えば、俺も 小腹が空いてるかも |
そう言えば、あたしも そうかも・・・ |
シオンの大将のとこで ちょっと、おソバでも 食べていくか? |
シオンの大将のとこで ちょっと、おソバでも 食べていこっか? |
・・・(こくこく) |
結構じゃないですか お腹が空くのは健康な 証拠ですよ |
ははは・・・ |
俺は天ぷらソバを *n1は なんにする? |
あはは・・・ |
あたしは月見ソバね *n1は なんにする? |
・・・みえないよ |
ああ、ほら よいしょ・・・っ! |
ああ、ほら よいしょ・・・っ! |
えっと・・・ |
・・・・・・ |
・・・よめないよ |
ありゃりゃ・・・ |
あらら・・・ |
*n1さん 私のおすすめがあるん ですけど、どうです? |
じゃあ・・・ それちょうだい・・・ |
大将のオススメって? |
大将のオススメって? |
これですよ ほら、キツネソバ |
おあげだ・・・♪ |
おじょうさんは キツネの変化した妖怪 だそうですからね |
あげは、キツネの好物 だと、シルターンでは 言われてるんです |
へえ・・・ |
へえ・・・ |
・・・(はむはむ) |
おいしいか? *n1 |
どう、おいしい? *n1 |
うん・・・ あまくて・・・ とってもおいしいよ |
・・・(はむはむ) |
じゃあ、俺も自分のを 食べるか・・・ |
じゃあ、あたしも自分 のを食べよっかな |
・・・(くいくい) |
ん? |
え? |
ごちそうさま・・・ |
・・・って、おあげ 以外は、ほとんど 食べてないじゃないか |
・・・って、おあげ 以外は、ほとんど 食べてないじゃないの |
おなか・・・ いっぱい・・・ |
どうやら、好物だけで 満足してしまったよう ですね・・・ |
どうしよう、これ? |
どうしよう、これ? |
食べ物を粗末にすると 麺棒で殴られますよ |
うう・・・ 晩ご飯、食べられる かなぁ・・・? |
うう・・・ 晩ご飯、食べられる かしら・・・? |
あれ・・・? *n1のヤツと パッフェルさんだ |
あれ・・・? *n1のヤツと パッフェルさん |
あんなとこで、なにを してるんだ? |
あんなとこで、なにを してるのかしら? |
ブツはちゃんと持って きてるんだろうなァ? |
ええ、そりゃあもう ほら・・・? |
お~っ!? 間違いねェ・・・ 帝国産のブランデー! |
こいつを手に入れる には、かなり危ない橋 も渡りましたよー |
お店のケーキに使う ものを、こっそり拝借 してきたんですから |
まー、それなりに お代のほうも弾んで いただかないと・・・ |
ケッ!わかってるさ *n0に 好きなだけふっかけな |
飲んじまえば、こっち のもんだからなァ? ヒヒヒ・・・ |
うふふふ・・・ |
な、なんてヤツらだ まったく・・・ |
あ・・・!? |
な、なんて人たちなの まったく、もぉ・・・ |
あ・・・!? |
では、さっそく一口 ・・・のわっ!? |
こら! *n1くん お酒なんか、飲んだら ダメでしょう? |
あ、アメル・・・ さん・・・? |
おいっ、オンナ!? そいつはオレんだぞ! 返しやがれッ!! |
いけません! お酒は、大人になって からです! |
オレは、ガキじゃ ねェッ!? |
そうですよね パッフェルさん? |
あ・・・ |
で・す・よ・ね? |
あ、はい・・・ お客様のおっしゃる とおりですう・・・ |
では、このお酒は お返しいたしますね |
う、裏切り者~ッ!? |
さあ *n1くん 晩ご飯のお買い物に いきましょう? |
離せえェェ・・・! ちくしょうッ、オンナ オレの話を聞けェ!? |
*n1 |
お、オレのォ・・・ 酒えぇぇぇェェ・・・ |
あいつ、どうして アメルにはああまで 弱いんだろう? |
あの子、どうして アメルにはああまで 弱いのかしら? |
さあ・・・ |
やっぱり、天使と悪魔 だからなのか??? |
やっぱり、天使と悪魔 だからかしら??? |
ところで・・・ このお酒、どうしたら いいと思います? |
ちゃんとお店に返して きなさいっ! |
ちゃんとお店に返して きなさいっ! |
あ、やっぱり・・・? |
*n0 ウワサってのの出所を 突きとめたぜ |
本当に!? |
本当!? |
ああ、だがな・・・ |
お前さんにとっちゃあ ショッキングなこと かもしれねえ・・・ |
え? |
え? |
*n0 あんたは本当に強いな |
え? |
あれだけ過酷なものを 背負わされることに なったというのに |
それを受けとめ さらに前へと進もうと している・・・ |
わしには、とても 真似できんことだよ |
どうだろう |
そ、そうかな? そんなことないよ |
そ、そうかしら? そんなことないわ |
そ、そうかな? |
そ、そうかしら? |
ああ、わしは正直 あんたが、あのまま 潰れてしまうかと 思っていたが |
だが、どうやら 年寄りの余計な心配 だったようだ はははは・・・ |
そんなことないよ |
俺一人だったら きっと、潰れてた |
でも、みんなが俺を 支えてくれたから こうしてまた、前に 進めるんだ |
そんなことないわ |
あたし一人だったら きっと、潰れてた |
でもみんながあたしを 支えてくれたから こうしてまた、前に 進めたんだと思う |
・・・・・・ |
それに、罪から 逃げ続けたってさ いつかはきっと 追いつかれちゃうよ |
だって、その罪もまた 自分という存在を 形作ってる、一部 なんだからね・・・ |
それに、罪から 逃げ続けたって いつかはきっと 追いつかれるもの |
だって、その罪もまた 自分という存在を 形作ってる、一部 なんだから・・・ |
!! |
へとへとになるまで 逃げて、それで結局 追いつかれるんなら |
最初から逃げずに 立ち向かおうって 俺は思ったんだ |
最初から思いっきり 抵抗しちゃおうって あたしは思っただけよ |
全力でぶつかれば もしかしたら、勝てる かもしれないしね? |
逃げずに・・・ 立ち向かう、か・・・ |
ふふふっ、なるほど そういう戦い方も あったのだな・・・ |
ふははははははっ! |
じ、爺さんっ? |
おじいさん? |
まだ・・・ 間に合うはずだ・・・ |
今からでも・・・ まだ・・・! |
あたいはこの街が 好きだよ |
聖王都とかに比べたら ごちゃごちゃしてて 落ち着きのない街だと 思うけど・・・ |
それでも、あたいに とっちゃあ、ふたつと ない故郷なんだよ! |
モーリン・・・ |
それでみんなが笑える たわいもない噂なら いいさ・・・ |
けど、今度のは違う! 街のみんなを不必要に 怖がらせてるだけだよ |
どこのどいつか 知らないけど、もし 見つけたら・・・ |
あたいがぶっ飛ばして やるよ!絶対に!! |
あれ、ネスと *n1 じゃないか |
あれ、ネスと *n1 じゃない |
なにやって・・・ うわわわっ!? |
なにやって・・・ うひゃあっ!? |
836C8358 83658342 |
834A835E 83758363 8381834B 836C |
・・・!? !?!?!? |
・・・スキャン完了 システムに異常なしだ |
アリガトウゴザイマス ねすてぃ殿・・・ |
ね、ネス・・・っ 今のは??? |
*n1の メモリに異常がないか チェックしていたのさ |
でふらぐヲ兼ネテ 互イノ情報ノ交換モ 行イマシタ |
ホトンド、一方的ニ 自分ガでーたヲ モラッタヨウナモノ デスガ・・・ |
いや、君とのアクセス は、僕にとって有意義 なものだったよ |
なにせ・・・ |
君の主人が、日頃 僕のことをどのように 評価してたのか、知る ことができたからね |
いいっ!? |
ええっ!? |
そこへ座るんだ? *n0 |
*n1 告げ口するだなんて ひどいぞぉ!? |
*n1 告げ口するだなんて この裏切り者ーっ!? |
不可抗力デス・・・ |
カタブツメガネとは 誰をさした固有名詞 なのかな? |
ご、ごめんなさいぃ! |
そっそれは、そのぉ あは、あははっ・・・ |
なあ・・・ *n0 気づいてたか? |
え? |
トライドラが陥落した ことは、俺たち以外は 知らないはずだな |
まして、それが デグレアの仕業って ことや、奴らが魔物を 使うってのは・・・ |
まるっきり、見てきた ような言いぐさじゃ ねぇか? |
たしかに・・・!? |
前々から、妙だとは 思ってたんだ |
やつらは、いつも 俺たちの先へ先へと 行動しやがる |
監視してるにしろ あまりに正確すぎる まるで・・・ |
俺たちの考えを そのまま聞いて行動 してるみたいにな |
・・・・・・ |
気をつけろよ・・・ なんだか、きなくさい 予感がしやがる |
こ、こうかしらっ? |
ああっ、ダメですよぅ それじゃ、ケイナさん の指までむいちゃい ますよぉ!? |
ほら、包丁の持ち方は こうで・・・ |
うう゛~っ??? |
変な声でうなって なにしてるんだ? |
変な声でうなって なにしてるのよ? |
ケイナさんに頼まれて 包丁の正しい使い方を 教えてるんですよ |
ほら、食事の当番 いつまでも私だけ免除 なんて、悪いじゃない |
悪いというか・・・ |
悪いというか・・・ |
安全を第一に考えたら ごく妥当な判断だと 思うんだけど |
いろんな意味で・・・ |
安全を第一に考えたら ごく妥当な判断だと 思うんだけど |
いろんな意味で・・・ |
レナードさんや フォルテのバカですら 料理はできるじゃない |
私だって、その気に なれば・・・ |
どうする? 自分も加わる ケイナを励ます |
うん、俺もケイナの 作る料理って、食べて みたいかも |
ええ、あたしもケイナ の作る料理って、食べ てみたいかも |
そ、そう? |
よーし! がんばるわよぉ! |
け、ケイナさんっ! 包丁を持ったままで 急に手をあげちゃダメ ですってばぁ!? |
あら、やだ・・・ あははは・・・ |
ケイナさん! |
・・・ごめんなさぁい |
前途多難だなあ・・・ |
前途多難ね・・・ |
よし、俺にもひとつ 教えてくれよ *n1 |
え、でも ご主人様のお食事なら ボクが・・・ |
野菜の皮むきぐらい おぼえておいて損は ないだろう? |
*n1の 手伝いだって、できる ようになるし |
ご主人様・・・ |
これで、いいのかな? |
お上手ですねぇ! さすが、ご主人様です |
・・・・・・ |
ケイナさんは どうですか? |
わっ!わわっ! み、見ないでっ!? |
・・・・・・・ |
おいもが・・・ |
奇怪なオブジェと 化している・・・ |
うう・・・ 自己嫌悪ぉ~っ |
ねえ、あたしにも 教えてくれない *n1 |
え、でも ご主人様のお食事なら ボクが・・・ |
野菜の皮むきぐらい おぼえておいて損は ないでしょ? |
*n1と 一緒にお料理ってのも 楽しそうだし |
ご主人様・・・ |
こ、この・・・! これが・・・っ |
あわわわっ? |
く・・・っ おのれぇ・・・ |
うわわわっ? |
あたっ!? |
ああっ! だだっ、だいじょうぶ ですかぁ!? |
なんのこれしき・・・ |
まだまだやるわよ! |
ふえぇぇ・・・ これじゃあ、見ている ボクの心臓のほうが もちませんよぉ・・ |
・・・ですから これはもう、疑いよう のないことなんですよ |
・・・・・・・・ |
北へと向かう街道が 閉鎖されていることが なによりの証拠だとは 思いませんか? |
・・・・・・・・ |
デグレアによって トライドラの街は陥落 したのです |
・・・・・・・・ |
そして、彼らの次なる 標的こそ、この・・・ |
ちょいとまちなっ!! |
おや? |
レイムさん・・・ どうして、貴方が こんな噂を流してるん ですか!? |
レイムさん・・・ どうして、貴方が こんな噂を流してるん ですか!? |
そうですよ! 今すぐ やめてください!? |
落ち着いてください |
*n0くん |
*n0さん |
私はただ、吟遊詩人と して、真実を皆さんに お伝えしているだけ じゃないですか |
にしては、やけに おもしろおかしく脚色 してやしねえか? |
アナタノ 論調ニハ、明ラカナ 誘導ガミラレマスヨ |
ケッ!まったくだぜ |
まるでよ・・・ すすんで騒ぎを大きく してるみてェだなァ? |
そうだよ! あんたが親切めかして 流してる噂が・・・ |
どれだけ、街の連中に 不安を与えているのか わかってんのかい!? |
ふふふふ・・・ |
わかっている、と 答えたらどうします? |
な!? |
え・・・? |
なにもかも承知の上で 私がわざと人々の不安 をあおっていると申し あげたなら・・・ |
どうなさいます? |
やだ・・・っ! |
*n1? |
*n1? |
ダメだよ・・・ おにいちゃんっ かかわっちゃダメ!? |
ダメだよ・・・ おねえちゃんっ かかわっちゃダメ!? |
おい、ニンゲン・・・ これ以上こいつには 関わるんじゃねェぞ? |
*n1? |
*n1? あなた、へんよ・・・ |
いいから、オレの言う とおりにしやがれッ! |
どういうことですか レイムさん |
簡単なことですよ アメルさん |
この街が、不安と恐怖 によって満たされれば |
人々は逃げていきます ファナンの都市機能は マヒしていくでしょう |
攻め落とす側としては そのほうが、楽だとは 思いませんか? |
攻め落とす・・・ ですって!? |
まさか!? |
ふふふ・・・ そのとおりですよ |
さあ、みなさん 彼らにご挨拶をして さしあげなさい! |
・・・・・・ |
馬鹿な!? 黒の旅団の兵士だと! |
いつの間に、この街に 入りこみやがった!? |
不思議がることは ありませんよ |
貴方たちが最初に |
貴女たちが最初に |
この街を訪れるよりも ずっと前から |
私の部下たちは この街で、活動を開始 していたのです |
部下、だって・・・? それじゃ、レイムさん 貴方は!? |
はい・・・ 改めて、自己紹介を いたしましょう |
私はレイム |
黒の旅団の顧問召喚師 として、デグレアに 協力させていただいて いる者です |
なんだって!? |
そんな・・・? だって、アナタ・・・ 吟遊詩人じゃあ!? |
情報収拾を行うのには こうした格好のほうが 都合がいいものでして |
なるほど・・・ 私と同じ、偽装だった わけですか・・・ |
実際、この肩書きの おかげで・・・ |
貴方たちと、親しく |
貴女たちと、親しく |
なれたようなものです からねえ? |
それじゃ・・・ |
貴方が、あたしたちと 親しくしてくださった のは、全部・・・!? |
ええ、そうですよ? それが一番、都合が よかったからです |
ひどい・・・! |
ははははは! おかげで、ずいぶんと 助かりましたよ |
そうやって 貴方は、ずっと・・・ |
なにもしらない あたしたちのことを 笑っていたんですね? |
アメル・・・ |
許さない・・・ |
レイムさん・・・ 俺は、貴方のことを 許さないっ!! |
レイムさん・・・ あたしは、貴方のこと を許さないんだから! |
もとより、許しを乞う つもりもありませんよ |
だまされた貴方たちが |
だまされた貴女たちが |
悪いのですから |
キサマぁぁぁッ!! |
やれやれ、荒事は 私の領分ではないん ですけどねぇ・・・ |
仕方ありません お相手いたしましょう |
ほう、さすがです 話で聞いていたよりも ずいぶんとお強い |
降伏してください レイムさん・・・ |
あめる殿!? |
オンナ!? |
おねえちゃんっ!? |
アメルさん!? |
アメル・・・ どうして・・・? |
アメル・・・ |
こいつは、君たちを だましていたんだぞ! |
そうかもしれません でも・・・! |
なにか、理由があるの かも知れない・・・ もし、そうだったら |
話し合えば、きっと わかりあえるはずです だって、あたしたちは |
今まで、ずっと・・・ そうしてきたじゃない ですか!? |
アメル・・・ |
!? |
ふふふ・・・っ アメルさん 貴女という人は・・・ |
つくづく・・・ 愚かですねぇ!! |
あぶないっ!? |
あぶねぇっ!? |
おい!オンナっ? 大丈夫かよ! |
おねえちゃん・・・ だいじょうぶ・・・? |
レイム、さん・・・! |
今日のところは これで失礼しますよ |
逃げる気かいっ!? |
ええ・・・ この場で戦ったことで 私の目的は、ようやく 達成できましたから |
ご覧なさい 街の人たちの目を? |
今の戦いを見たことで すっかり恐怖に歪んで しまっていますねえ |
!? |
そうか! お前さん、最初から 俺様に見つかるように 行動して・・・ |
ワザと正体バラして 噂が真実だってことを アピールしやがった ワケかっ!? |
そこまで、計算して いたなんて・・・ |
ふふふ・・・ |
理由なんか・・・ ないんだ・・・ |
この人は・・・ 自分のやってることを 楽しんでるんだ!? |
理由なんか・・・ ないんだ・・・ |
この人は・・・ 自分のやってることを 楽しんでるんだ!? |
では、次は戦場で お会いしましょう? |
レイム |
あっはははははは!! |
彼が残していった 楽しげなその笑い声は・・・ |
呆然と立ちつくす、俺の耳に いつまでもこだましていた |
自分だけの歌を探したいと 夢を語った吟遊詩人 |
出会うたびに、優しく声を かけてくれた人 |
そんな彼の笑顔は 全て偽りだったのだ・・・ |
認めたくなかった でも、認めるしかなかった |
・・・特務部隊・黒の旅団 顧問召喚師レイム |
さしのべられた手さえも 平然と振り払ってみせた時 |
友と信じていた、その人は 俺たちの敵となった・・・ |
耳に残った |
彼の笑い声は・・・ いつまでもあたしの耳に 残ってた・・・ |
自分だけの歌を探したいと 夢を語った吟遊詩人 |
出会うたびに、優しく声を かけてくれた人 |
あの優しい笑顔は 作りものだったなんて |
今でも信じたくない 信じたくないよ・・・ |
でも、事実は違う・・・ 認めなきゃいけないの |
・・・特務部隊・黒の旅団 顧問召喚師レイム |
アメルのあの言葉でさえ |
あの優しさでさえも 平然と振り払ってみせた |
友だちだって信じていたあの人は |
あたしたちの敵になった・・・ |
まさか、レイムさんが 黒の旅団の一員だった なんて・・・ |
まさか、レイムさんが 黒の旅団の一員だった なんて・・・ |
おそらく、彼は君たち との何気ない会話から |
巧みに情報を聞き出し デグレアの本隊へと 知らせてたんだろうな |
ごめん・・・ 俺が、不注意だった ばっかりに・・・! |
ごめん・・・ あたしの不注意の せいで・・・! |
気にするな 気づかなかったのは 僕たちだって同じだ |
恐ろしいのは、平然と こんなやり方ができる あの男だ・・・ |
笑ってたもんな・・・ あの人・・・ |
笑ってたものね・・・ あの人・・・ |
目論見どおり、恐怖で ファナンの人々はみな 混乱するだろう |
それが頂点に達した時 デグレアは攻めてくる 間違いなく、な |
このまま、やつらの 思いどおりにさせて たまるもんか! |
このまま、あいつらの 思いどおりにさせて たまるものですか! |
ああ、まずはこの街を 守りきろう |
それがきっと デグレアの野望を阻む 第一歩になるはずだ |
負けるわけにはいかないんだ 絶対に! |
負けるわけにはいかないのよ 絶対に! |
私のしたことが また、みなさんに迷惑 かけちゃいましたね |
気持ちはわかるよ 俺だって、まだ信じ られずにいるんだ |
気持ちはわかるわ あたしだって、まだ 信じられない・・・ |
レイムさんが・・・ 黒の旅団の一員だった なんて・・・ |
でも、ひとつだけ わかったことがあるよ |
かばおうとした君を 狙って、召喚術を 使った時 |
あの人・・・ 本気だった・・・ |
でも、ひとつだけ わかったことがあるわ |
かばおうとしたアメル を狙って、召喚術を 使った時 |
あの人・・・ 本気だった・・・ |
・・・・・・ |
もしも、また あの人が同じことを するのなら・・・ |
その時は、俺 あの人を憎んでしまう かもしれないな |
もしも、また あの人が同じことを するのなら・・・ |
その時は、あたし あの人を許さないわ! 絶対に・・・ |
でも・・・ |
それでも・・・ あたし・・・ |
信じたい、か・・・ |
信じたい、のね・・・ |
れいむノトッタ戦略ハ 極メテ、理ニ適ッタ モノデス・・・ |
でまごぎーニヨリ 民衆ヲ混乱サセルコト ニヨッテ、敵軍ノ戦意 ヲ減退サセル |
勝率ヲ高メルタメニハ 有効ナ方法デス シカシ・・・ |
しかし・・・? |
しかし・・・? |
自分ハ、アマリ 好キデハアリマセン |
効率ヲ考エレバ トルベキ選択ダト 演算結果ニ出テイマス |
デスガ、原因不明ノ ふぁくたーガ、ソレヲ 選択スル自分ヲ、否定 シテイルノデス |
自分ハ・・・ 壊レテシマッタノデ ショウカ? |
壊れてなんかいないさ *n1 |
きっと、それが 「好きじゃない」って 言えることが・・・ |
壊れてなんかいないわ *n1 |
きっと、それが 「好きじゃない」って 言えることが・・・ |
君の中に、感情が 生まれかけてる証拠 なんだよ・・・ |
あなたの中に、感情が 生まれかけてる証拠 なのよ・・・ |
ケッ!だから 前にも忠告しといて やったろうが・・・ |
アイツにゃ、関わるな ってな!? |
うん・・・ |
あのオンナにも よォく言い聞かせて おくこったな |
テメエに輪をかけて おひとよしだからなァ またぞろ、おなじこと をやらかしかねねェ |
なあ・・・ *n1? |
ねえ・・・ *n1? |
あァ? |
お前、ひょっとして 最初から、あの人が デグレアの手先だって 知ってたんじゃ? |
あんた、ひょっとして 最初から、あの人が デグレアの手先だって 知ってたんじゃ? |
ば、バカ野郎ッ!? テメエ、オレが知って いて黙ってたって 言うのかよォッ!! |
そうは言ってないさ けど、お前だけが 最初からあの人のこと 警戒してたからさ |
そうは言ってないわ でも、あんただけが 最初からあの人のこと 警戒してたから |
ケッ!言っとくがな デグレアの手先なんか にゃ、オレはびびった りしねェぞ!? |
オレがアイツに近づき たくねェのは・・・! |
ないのは? |
・・・・・・ |
・・・なんでもねェ |
お、おい?待てよ! *n1!? |
ちょっと、待ちなさい *n1!? |
あいつ、どうして 途中で黙ったりなんか したんだ・・・? |
あの子、どうして 途中で黙ったりなんか したのよ・・・? |
*n1が 最初から、あの人が 苦手だったのは |
このことに、気づいて たからだったのかい? |
*n1が 最初から、あの人が 苦手だったのは |
このことに、気づいて たからだったの? |
・・・(ふるふる) |
え? 違うのか? |
え? 違うの? |
*n1 むつかしいこと・・・ わかんない・・・ |
でも・・・ |
あいつとはじめて あったとき・・・ |
まっくろだった・・・ |
真っ黒? |
・・・(こくん) |
まっくろで・・・ まっくらなの・・・ ふかい、ほらあな みたいに・・・ |
なんにもみえなくて こわかった・・・ だから・・・! |
わかったよ *n1 もう、無理に話したり しなくていいから |
わかったわ *n1 もう、無理に話したり しなくていいから |
・・・いかないでね? |
おにいちゃん・・・っ あいつに、ついていか ないでね・・・? |
おねえちゃん・・・っ あいつに、ついていか ないでね・・・? |
ああ、約束するよ 絶対ついていかないよ |
うん、約束するわ 絶対ついていかない |
・・・(ぎゅっ) |
*n1が こんなに怖がるなんて いったい・・・? |
*n1が こんなに怖がるなんて いったい・・・? |
ご主人様・・・ レイムさんのこと やっぱり、気にして ますか? |
まあね・・・ |
一応、これでも 親しい間柄だと思って いたからな |
でも、あの人の言った とおりかもしれないよ |
だまされた俺のほうが 馬鹿だったのかもな? |
そうね・・・ |
一応、これでも 親しい間柄だと思って たんだけどね・・・ |
でも、あの人の言った とおりかもしれないわ |
だまされたあたしの ほうが馬鹿だった のかもね? |
そんな!? |
ははは・・・ 人が良すぎるのも 考えものだよな? |
あはは・・・ 人が良すぎるのも 考えものだよね? |
そんなこと 言っちゃイヤですっ! |
え・・・? |
え・・・? |
ご主人様の素晴らしい ところは、誰とだって 仲良くできることじゃ ないですか!? |
なのに、御自分で それを間違いだなんて おっしゃるなんて! |
ボク・・・っ 悲しいですよぉ・・・ |
*n1・・・ |
*n1・・・ |
変わらないでください ご主人様ぁ・・・ |
お願いです・・・ 今のまま・・・ 優しいままで・・・ |
お願いですぅ・・・ |
わかったよ・・・ *n1 二度と、今みたいな ことは言わないから |
だから、もう 泣きやんで・・・ |
わかったわ・・・ *n1 二度と、今みたいな ことは言わないから |
だから、もう 泣きやんで・・・ |
知らないうちに 俺は間違った考えに 染まりかけていたのかも しれないな・・・ |
知らないうちに、 あたしは間違った考えに 染まりかけていたのかも しれない・・・ |
しかし、デグレアって のはタチの悪い害虫 みたいなもんだよなあ |
が、害虫・・・ |
が、害虫って・・・ |
だって、そーだろ? いくら退治しても しつこくわいてくるし |
知らない間に あちこちに入りこんで きやがるんだからな |
おー!そういやあ 色からして黒だもんな |
あ、ははは・・・ |
なんにしろ、一度 まとめて駆除しておく 必要がありそうだな |
え? |
レイムが言ってただろ 次は、戦場で会おう ・・・ってな? |
それじゃあ!? |
ああ、間違いなく 次にあいつと戦う時は 黒騎士の旦那たちも 揃い踏みだろうよ |
しんどそうだが、やる しかねえんだ・・・ 覚悟しとけよぉ? |
やるしかない、か ・・・うん そのとおりだよな! |
やるしかない、か ・・・そうね そのとおりよ! |
なんか、ああいうのを 見ちゃうと、やっぱり こわくなるわね・・・ |
他人が、自分のことを どんな風に見てるのか ってことがね |
そうだね・・・ |
そうね・・・ |
私ね、ときどき思うの |
いくら言葉をつくして もらっても、受け取る 本人が、自分のことを 信じていなくちゃ |
結局、意味なんか なくなっちゃうのかも しれないなあ、ってね |
うん、そうかも・・・ |
逆に、どんな目で 見られてても、自分を しっかり持っていれば |
気にすることなんて なにもないのかも しれないってことかな |
なぁーんてね? これが、なかなか 難しいんだけど・・・ |
あなたや アメルには、ちゃんと わかってるみたいね? |
え・・・? |
ケイナ、俺たちのこと 心配してくれて・・? |
ケイナ、あたしたちのこと 心配してくれて・・・? |
レイムの言ったことが もし本当だとしたら |
デグレアは今回の戦争 の準備に、かなり時間 をかけていたことに なりますね |
多分、本当だと思うよ そうじゃなかったら |
あれだけの数の兵士が 警戒を強めていた ファナンに入れるはず ないだろうし |
多分、本当だと思うわ そうじゃなかったら |
あれだけの数の兵士が 警戒を強めていた ファナンに入れるはず ないもの |
改めて、思い知らされ ましたよ |
これは戦争なんだって |
僕たちが戦ってるのは 黒騎士たちじゃなくて ひとつの都市国家 そのものなんですね |
ああ・・・ |
ええ・・・ |
できれば、こんな後味 の悪い思いは、今日で 最後にしたいですよ 本当に・・・ |
うん・・・ 俺も、ロッカと同じ 気持だよ・・・ |
うん・・・ あたしも、ロッカと 同じ気持だよ・・・ |
黒の旅団のやり口には 慣れてきたつもり だったがな・・・ |
ハッ!今日のはまた 格別だったぜ・・・ ヘドが出そうなくらい になッ!! |
リューグ・・・ |
なあ、*n0 レイムって野郎がした ことも、黒騎士の指図 なのかよ・・・ |
レルムの村の時といい トライドラでの戦いの 時といい・・・ |
デグレアは、汚ない やり方でしか戦えねえ 連中なのかよッ!? |
わからないよ・・・ 俺にも・・・ |
わからないわ・・・ あたしにも・・・ |
でも、ルヴァイドと レイムのやり方は どこか確実に違ってた |
でも、ルヴァイドと レイムのやり方は どこか確実に違ってる |
そんな気がしたよ 俺は・・・ |
そんな気がするのよ あたしは・・・ |
・・・・・・ |
もしかすると・・・ デグレアも一枚岩じゃ ないのかもしれない |
もしかすると・・・ デグレアも一枚岩じゃ ないのかもしれない |
お母さまには 事情を説明して おいたよ |
せっかく情報を もらったのに、結局 止められなかったな |
せっかく情報を もらったのに、結局 止められなかったわね |
仕方ないじゃない あんなこと、誰だって 予想もしなかったもの |
ごめんなさいって お母さま、言ってたわ 自分の監督不行届 だって・・・ |
しかし、ここまで カンペキにだまされて いたなんてなあ・・・ |
しかし、ここまで カンペキにだまされて いたなんてねぇ・・・ |
あの人、どう見たって 「善人」って雰囲気 だったものね |
つくづく、人間は顔 じゃないって思ったよ |
キレイな人が、心まで そうとは限らないって ことかい? |
キレイな人が、心まで そうとは限らないって ことかしら? |
うん、それに・・・ |
見た目が頼りなさげで だらしなくても、心が キレイな人もいるしね |
え・・・? |
あはははっ それ、言えてるかも? |
え・・・? |
あはははっ それ、言えてるかも? |
そういう雰囲気でさえ あの人は、きっと武器 にしてたんだろうな |
そういう雰囲気でさえ あの人は、きっと武器 にしてたのね・・・ |
あ~っ! 腹のムシがおさまん ないよっ!! |
落ち着けよ、モーリン |
落ち着いて、モーリン |
だって、悔しいじゃ ないのさ!? |
余所から来たヤツに 好き放題に、街中を 引っかき回されてさ |
レイムのヤツも 許せないけど、もっと 許せないのは・・・ |
あんな野郎の口車に 乗せられちまった 街の連中だよっ!? |
!? |
本当にファナンのこと 大切に思ってんのなら さぁ・・・ |
どうして、どうして 逃げないで、戦おうと しないんだいっ!? |
故郷を慕う気持ちなら どの街の奴らにだって 負けないってのが |
ファナンっ子の心意気 だったのにさぁ・・・ |
モーリン・・・ |
あたいは・・・ 逃げたりなんかする もんか!! |
一人でも、最後まで 戦ってやる・・・ ファナン育ちの意地を 見せてやるんだ! |
一人になんか させたりしないさ |
戦う時は、俺たちも 一緒なんだからな モーリン? |
一人になんか させたりしないわよ |
あたしたちも一緒よ モーリン? |
*n0・・・ |
見せてやろうぜ? デグレアの奴らに 俺たちの心意気って やつをさ! |
見せてあげましょう? デグレアの奴らに あたしたちの心意気 ってやつをね! |
ん・・・っ |
・・・あいよっ! |
モーリンにとって この街は、本当に 大切な場所なんだな |
モーリンにとって この街は、本当に 大切な場所なのね |
いくら武勇に優れた者 であろうと、なかなか 心までは鍛えられぬ |
そこをついてきた あの男の策、敵ながら さすがといえよう |
カザミネさんは あんな卑怯なやり方を 認めるんですか!? |
カザミネさんは あんな卑怯なやり方を 認めちゃうの!? |
卑怯も兵法のうち それすら、克服できて こその武人でござる |
それに、これは戦争で ござるからな・・・ |
・・・・・・ |
とはいえ、拙者も まだまだ修行が足りん |
人間は業の深きもの なかなかどうして 無我の境地には至れぬ |
俺から見れば、全然 落ち着いて見えるけど |
あたしから見れば、 全然、落ち着いて 見えるんだけど |
怒りや憎しみを殺す ことは、慣れれば たやすいからな しかし・・・ |
本能による衝動までは そう簡単にはいかぬ |
食への欲求、眠りへの 欲求、それに・・・ |
女の人への欲求? |
いやらしい欲求? |
露骨に言うものでは ござらぬぞ? |
否定はせぬが・・・ |
図星なのね・・・ |
どうやらそれが、カザミネさんが 一番克服したいものみたいだな |
どうやらそれが、カザミネさんが 一番克服したいものって事なのね |
まんまと、いっぱい 食わされちまったな |
うん・・・ 俺たちと戦うことまで 計算していたなんて |
ええ・・・ あたしたちと戦うこと まで、計算していた なんて |
知能犯・・・てよりも ありゃあ、俗に言う 劇場型の犯罪者だなあ |
劇場型? |
・・・ふぃーっ まあ、アレだ |
自分で自分のやってる ことに酔いしれちまう タイプってこったな |
やっこさん、心から 楽しんでいたろう? |
うん・・・ 本当に楽しそうに 笑ってた・・・ |
うん・・・ 本当に楽しそうに 笑ってた・・・ |
多分、あの野郎は 罪の意識なんか 感じてねえはずだ |
嬢ちゃんは、事情が あるかもしれねえって かばってたが・・・ |
俺様にゃあ わかっちまったのさ |
・・・・・・ |
あの野郎は、そうした 他人の同情に、平気で つけこむことができる |
嬢ちゃんのこと 気をつけてやれよ? |
ええ・・・ |
罪人を相手にしてきた 人の言葉なんだ 多分、正しいんだろう でも・・・ |
罪人を相手にしてきた 人の言葉なんだもの 多分、正しいのよね でも・・・ |
こもん召喚師って どういう意味? |
顧問召喚師ってのは 金の派閥の召喚師が よくやってる仕事さ |
権力者たちに召喚術の 腕を売り込んで 様々な事業に力を貸す 代わりに |
政事的な地位や報酬を 手に入れるんだ・・・ って、ネスが言ってた |
ファミィさんも ファナンに雇われてる 顧問召喚師なんだ |
顧問召喚師ってのは 金の派閥の召喚師が よくやってる仕事よ |
権力者たちに召喚術の 腕を売り込んで 様々な事業に力を貸す 代わりに |
政事的な地位や報酬を 手に入れるのよ・・・ そう、ネスが言ってた |
ファミィさんも ファナンに雇われてる 顧問召喚師なのよ |
ふーん・・・ |
じゃあ、レイムって 召喚師も、金の派閥の 一員なの? |
それは・・・ 違うんじゃないかなあ |
それは・・・ 違うんじゃないのかな |
当然、キミたちのいる 蒼の派閥の人間でも ないんだろうし |
うーん・・・ ガレアノたちといい |
派閥に属していない 召喚師って、結構いる のかもしれないわね |
言われてみれば そうかもしれないな |
言われてみれば そうかもしれないわね |
黒の旅団の顧問召喚師 あの者は、はっきりと そう言いましたね? |
それがどうかしたの? カイナ |
それがどうかしたの? カイナ |
トライドラで出会った 鬼神使いキュラーは 言っていました |
彼ら三人は、デグレア に雇われている召喚師 なのだと・・・ |
まさか!? |
ええ、そうです もしかすると、3人に 指示を与えていたのは |
あの、レイムという者 なのかもしれません |
たしかに、顧問召喚師 なんて地位だったら そういう可能性もある けど・・・でも!? |
たしかに、顧問召喚師 なんて地位だったら そういう可能性もある けど・・・でも!? |
私にも、はっきりと 見極められないんです ですが・・・ |
あの者の言葉には 得体の知れない力が ありました |
なのに・・・ |
虚ろなんです あの人の言葉には感情 がこもっていない |
こんな感覚、今まで 感じたことありません |
それが不気味で・・・ おそろしい・・・ |
そんな・・・ エルゴの守護者の君が 怖がるなんて・・・ |
そんな・・・ エルゴの守護者の あなたが怖がるなんて |
すいません・・・ こんな、みっともない 姿を見せてしまって |
いいんだよ!? 俺のほうこそ、変な こと言っちまって ゴメン・・・ |
不安な時に助けあう ために、俺たちは 一緒にいるんだからさ |
いいのよ!? あたしのほうこそ、 変なこと言って ゴメン・・・ |
不安な時に助けあう ために、あたしたちは 一緒にいるんだもの |
*n0さん・・ |
・・・はい |
エルゴの守護者である以前に カイナだって女の子なんだからな |
エルゴの守護者である以前に カイナだってあたしと同じ 女の子なのよね |
直接対決をする以前に 策略をもって、内部 から戦力を奪っていく |
おそらくトライドラの 時も似たようなことが あったのだろうな |
こうかつだけどすごく 有効なやり方だよ 本当に・・・ |
こうかつだけどすごく 有効なやり方なのよね 本当に・・・ |
水滴が長い時をかけて 少しずつ、岩盤を浸食 していくように |
こうしている間にも 黒の旅団は、聖王国を 蝕んでいくのだろう |
止めなくてはいけない これ以上は、絶対に! |
ああ、そのためにも ファナンをあいつらに 渡すわけにはいかない |
ええ、そのためにも ファナンをあいつらに 渡すわけにはいかない |
終わらせなくちゃ! こんなことは・・・ |
終わらせなくちゃ! こんなことは・・・ |
しかしまあ、見事に 化けたものですよねえ あの人・・・ |
カッコだけじゃなくて ちゃんと、歌も楽器も こなせたんでしょう? |
うん・・・ すごくきれいな演奏を してたんだ・・・ |
とても、こんなこと するような人だなんて 思えなかったよ |
ええ・・・ すごくきれいな演奏を してたのよ・・・ |
とても、こんなこと するような人だなんて 思えなかったわ |
汚れ仕事をする人間に とっては、偽装は必要 不可欠ですからねー |
ほら?私だって ケルマさんに雇われる まで、疑われずにいた ことですし・・・ |
いや、あれは・・・ 疑う以前に・・・ |
いや、あれは・・・ 疑う以前に・・・ |
いやー、まだまだ 現役でもいけるかも しれないですねえ? |
・・・・・・ |
あからさまに 不審人物だったって 言うべきかなあ? |
あからさまに 不審人物だったって 言うべきなのかしら? |
結局、俺の不注意で みんなに迷惑をかけて いたってことなのか |
結局、あたしの不注意 でみんなに迷惑をかけ てたってことなのね |
耳が痛いですねえ それは・・・ |
私も、ある意味 |
貴方たちをずっと |
貴女たちをずっと |
だまし続けていたわけ ですからね |
そんな!? シオンの大将は別だよ |
そんな!? シオンの大将は別よ |
いいえ、同じですよ |
たまたま今回は |
私が貴方の味方をして |
私が貴女の味方をして |
あの人が敵に回った だけのこと・・・ |
まったく、逆の結果に なっていた可能性も あったのですから |
・・・・・・ |
あえて、私とあの人の 間に違いがあるのだと すれば、それは・・・ |
課程と目的のどちらを 重んじているかという 一点だけでしょう |
課程と、目的・・・? |
シノビは目的達成を 至上のものとします その課程に、こだわり は持ちこみません |
ですが、あの人は 明らかに課程そのもの を楽しんでいました |
それは強みでもあり 同時に、弱味にもなり えるものです |
あの人に勝つためには それが重要な鍵となる でしょう |
もっとも・・・ |
それすらも、擬態だと いう可能性は消せない のですがね・・・? |
まずは、それを見極め なくちゃダメだって ことか・・・ |
まずは、それを見極め なくちゃダメだって いうわけね・・・ |
レイム、ウソつき だったんだね・・・ |
うん・・・ |
ユエル、ウソつきは だいっキライ!! |
みんなをだまして 笑ってたなんて、絶対 許せないもん・・・ |
ユエル・・・ |
待っててね? 次に、レイムが来たら ユエルがこてんぱんに やっつけて・・・ |
二人に、ちゃんと ごめんなさいって 言わせるから! |
絶対だから!! |
気持ちはうれしいけど 多分、無理だと思うよ ユエル・・・ |
気持ちはうれしいけど 多分、無理だと思うわ ユエル・・・ でも、ありがとう |
scn118
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
現時点でわかっている デグレアの戦力は 大きく3つにわけて 考えられます |
まず第一に、黒騎士 ルヴァイドが率いる 特務部隊・黒の旅団 |
槍使いのイオスや 機械兵士ゼルフィルド もここに含まれます |
俺たちが一番戦った 回数の多い相手だな |
あたしたちが一番 戦ってる回数の多い 相手ね |
事実上、黒騎士は 今回の侵攻の総指揮官 と見なしていいだろう |
次に、トライドラ本国 そして、ふたつの砦の 陥落に関与した、三人 の召喚師たち・・・ |
ガレアノやビーニャ キュラーたちか |
金の派閥でも 蒼の派閥でもない 召喚師たちね・・・ |
これらに加え、大絶壁 を越えて、デグレアの 本隊が進軍を開始して いるはずです |
ファナン攻略の際には これら3つの勢力が まとめて襲ってくると みていいでしょう |
あうー・・・ 景気がいいのも、考え ものですよねー・・・ |
いよいよ、本格的な戦 になるというわけで ござるな |
どれだけ来ようが ファナンには絶対に 近づけさせないよ |
それで、私たちは 具体的にどうするの? |
言っとくが、軍隊に 加わるってのはゴメン だからな |
わかってるよ リューグ |
それに俺たちが参加 したことで、かえって 軍隊の指揮が混乱する かもしれないからな |
わかってるわよ リューグ |
それに、あたしたちが 参加したことでかえっ て軍隊の指揮が混乱す るかもしれないもの |
規律とは無縁だからな オレたちは |
フォルテさん、そんな 威張るようなことじゃ ないですって・・・ |
僕たちは、僕たちしか できない方法で戦って いくべきだ |
全軍を指揮している ルヴァイドを狙うのが ネスとシャムロック そして俺の考えだ |
全軍を指揮している ルヴァイドを狙うのが |
ネスとシャムロック そしてあたしの 考えなの |
なるほど、たしかに 理に適った策ですね |
司令官を倒したならば 戦局は、こちらに有利 に働くでしょう |
そんでもって 一気にやっつける! |
混乱を起こすだけでも ファナン軍への格好の 援護になるはずです |
ナルホド、 理ニカナッテマス |
名案ですよ、それ! |
あの・・・ シャムロックさん? |
? |
今のお話では、レイム の存在について触れて いなかったように思わ れるのですが・・・ |
うん、ルウもそれが 気になっていたの |
よろしいのですか? 彼の存在は、見過ごせ ないと思うのですが |
カイナたちの疑問は もっともだと思うよ |
しかし、彼は今まで 裏方に徹して活動して いた人間だ |
表だった今回のような 戦いには、介入しない と僕は判断している |
そうなりゃ・・・ いいんだがな? |
だと・・・ いいけど・・・ |
だといいがな・・・ |
心配はいりませんよ 仮に参戦したとしても 彼は黒の旅団に属する 顧問召喚師です |
黒騎士たちの陣 あるいは、他の召喚師 たちと行動を共にして いるはずです |
それなんですが・・・ |
あたし、思うんです 黒騎士たちとあの人は 本当に行動を共にして いるのでしょうか? |
どういうことだい? アメル |
ローウェン砦での 出来事を思い出して ください |
あの時、ビーニャが 命令を無視して、魔獣 を暴れさせた時・・・ |
それを止めようとする あたしたちに、黒騎士 は一切、攻撃をして きませんでした |
それどころか、味方で あるはずの彼女に 自分の軍勢で制止を かけました |
たしかに、そうだった けど・・・ |
ハッ!どうせ 体面をつくろうために やったことだろうさ |
でも、リューグ あの時だけじゃないわ |
フロト湿原の時だって そうだった。あのまま あたしをさらっていく こともできたのに |
黙って見逃してくれた 黒騎士は、自分で口に したことは、一度も 破っていない・・・ |
そんな彼が、街の人を 混乱させるような作戦 をとるなんて、あたし 思えないんです |
(こくこく) |
そうですね・・・ あの人、そういうこと 嫌ってましたから |
アメルの言いたいこと はわかるよ |
たしかに、ルヴァイド には騎士としての信念 みたいなものがある そんな気がするんだ |
アメルの言いたいこと はわかるわ |
たしかに、ルヴァイド には騎士としての信念 みたいなものがある そんな気がするもの |
待てよ、お前ら! だったら、俺たちの村 を焼き討ちしたのは どうなるんだよ!? |
それは・・・ |
アメル?たしかに 黒騎士は一人の騎士と して、礼節を知る者 かもしれない・・・ |
だが、それはデグレア の騎士としてのことだ |
無抵抗の女子供や病人 まで犠牲にした時点で 彼にはその美徳を誇る 権利はないんだよ |
ソノトオリデス |
そいつらの言い分が 正しいな・・・? |
・・・・・・ |
あー、話がどうも 横道にそれちまってる ようだが・・・ |
つまり、嬢ちゃんは レイムが黒騎士の指揮 下にないって可能性を 心配してんだな? |
はい・・・ |
とはいえ、今の僕らに それをたしかめる術は ないのが現実だ |
警戒を怠らないように することでしか、対策 は立てられないだろう |
他に質問がなければ この計画に基づいて 行動しましょう |
*n0 すこし、いいか? |
あんたに・・・ いや、お前に頼みたい ことがある・・・ |
爺さん、その鎧は? |
おじいさん!? その鎧は・・・ |
騎士だった時に わしが使っていた 武具だ |
二度と、着るまいと ずっと封印していた ものだったが・・・ |
*n0 お前の言葉で、わしは 決心がついた |
罪からは逃げるのでは なく、向かっていって それにうち勝たねば ならんのだ・・・ |
それじゃあ!? |
それって!? |
ああ・・・ *n0 |
すべての始まりに 関わった者として わしも、お前たちと 共に戦わせてほしい |
獅子将軍アグラバイン 今一度、この戦斧を 牙にして戦おう! |
奪うためではなく 守るために・・・! |
こんにちはー! |
・・・って、あれ? |
ケイナじゃないか |
ケイナじゃない |
あら *n0 |
いらっしゃい |
ケイナも、シオンの 大将のソバを食べに 来たんだ? |
ケイナも、シオンの 大将のソバを食べに 来たの? |
ええ、まあ それもあるんだけど |
ちょっと、相談に のってもらってたの 私の記憶のことで |
あ・・・ |
一応、私も シルターンに関わりの ある人間ですからね |
で、なにか進展は あったの? |
で、なにか進展は あったの? |
そうねえ・・・ |
記憶が戻らなくても いいかなあって思える ようになったことかな |
えっ!? |
へっ!? |
それじゃ、大将 おソバ、ごちそうさま でした |
毎度あり 今度は妹さんと一緒に 来てくださいね |
ええ、そうします *n0 じゃ、お先に・・・ |
??? |
大将・・・ ケイナに、どんなこと 話したの? |
別に、大したことは 言っていませんよ |
ただ、ありのままに 全てを受け入れるのも ひとつの在り方だと |
そう、言ってあげた だけですよ? |
はあ・・・ |
むぅ・・・ |
どうしたんだ? シャムロック そんな険しい顔して |
どうしたのよ? シャムロック そんな険しい顔して |
今し方、入港した船の 乗組員から聞きました |
沖合から見てとれる ほどの軍勢が・・・ |
トライドラ付近から こちらに向かってきて いるそうです |
じゃあ!? |
ええ、そうです・・・ |
デグレアがいよいよ ファナンを攻略すべく 動きだしたんです!! |
おじいさん、僕たちに 話しておきたいことと いうのは、いったい なんなんですか? |
わざわざ、こんな所で 話す必要があるような ことなのかよ・・・ |
ああ、この話はまず お前たちだけに聞かす べきものだと考えた のでな・・・ |
ただ、秘密にする気は わしにはない だから、立会人として |
*n0に 来てもらった |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
ロッカ、リューグよ 話というのは、他でも ない・・・ |
お前たちの両親の死に まつわることだ |
!? |
・・・・・・ |
知ってのとおり、お前 たちの両親は、はぐれ 召喚獣に襲われて命を 失っておる |
ああ、おぼえてるさ。 なんせ、俺たちの目の 前で、親父たちは引き 裂かれたんだからな |
あの時、おじいさんが 来てくれなければ 僕たちも同じ運命に あっていたでしょう |
そうではない・・・ |
え? |
お前たち一家を襲った はぐれ召喚獣はな 野生化したものなど ではない・・・ |
悪魔だったんだ |
わしがあの森で手負い にした悪魔が、復讐の ためにやってきたもの だったのだ・・・ |
なん、ですって!? |
・・・・・・ |
だとしたら、二人の 両親が殺された原因と いうのは・・・ |
恩人である、お前たち の両親に、わしは災い をもたらしてしまった |
今でも、そのことは 悔い続けておる・・・ |
当たり前だ!! |
ロッカ!? |
それじゃあ、僕たちの 父さんや母さんは 無駄死にしたってこと じゃないか・・・? |
そんなのって・・・ そんなのってあんまり じゃないか!? |
・・・・・・ |
やめろ、兄貴! |
リューグ・・・ お前、どうして平気で いられるんだ!? |
なんとなく・・・ 気づいてたからな |
・・・! |
やはり、お前は 気がついておったか リューグよ |
ああ・・・もっとも 言い出すまで、黙って いるつもりだったがな |
それで、リューグは アメルたちと比べて 爺さんと距離を置いて いたのか・・・ |
それで、リューグは アメルたちと比べて おじいさんと距離を 置いてたのね・・・ |
ジジイ・・・ ひとつだけ、聞かせろ |
どうして今になって 俺たちに、そのことを 話したりした? |
この時を逃せば、もう 話す機会がないやも しれなかったのでな |
あとは、ただ わしの自己満足だ 他意はない・・・ |
これから、わしは お前たちと共に戦う ことになる・・・ |
その前に、はっきり 真実を伝えておこうと 思っただけだ 他意はない・・・ |
・・・・・・ |
その言葉、たしかに 聞き届けたぜ |
リューグ・・・! |
なあ、兄貴 今ここで、わめいても 親父やおふくろは 帰っちゃこねえんだ |
それに、ジジイは 間違いなく、俺たちを 強い男であるように 育てあげてきた |
戦うための力をもった 一人前の男としてな |
・・・違うか? |
・・・・・・ |
ロッカよ、わしには こんな方法でしか |
亡くなったお前たちの 両親に報いることが できなかった・・・ |
戦うことしか知らぬ 騎士だったわしにはな |
・・・・・・ |
*n0よ 立ち会ってくれたこと 感謝する・・・ |
*n0 |
おーい、ネスぅ? |
ネスティ |
!? |
あ・・・ 着替え・・・してた? |
ネスティ |
ノックぐらいしろ? この、そこつ者! |
あわわわっ!? ご、ゴメンっ! |
*n0 |
ネス、いるー? |
へ・・・? |
ネスティ |
・・・・・・ |
着替え・・・ してたんだ? あは、あはははは |
ネスティ |
ノックぐらいしろ? この、そこつ者! |
きゃあああ~っ!? ご、ゴメンなさぁい! |
まったく・・・ まあ、いつまでも 隠しておけるものでも ないからな・・・ |
いい機会だから 見せておこう |
これが、僕の・・・ 融機人であるという 証明だ・・・ |
本当だ・・・ 人間の身体と機械が ひとつに融合してる! |
これを見られるのが イヤで、ネスはあまり 肌をさらそうとしな かったのか・・・ |
うわ・・・ 人間の身体と機械が ひとつに融合してる! |
これを見られるのが イヤで、ネスはあまり 肌をさらそうとしな かったのね・・・ |
君たちから見れば かなり、グロテスクな 姿だろう? |
そんなことないよ!? |
たしかに、ちょっと びっくりしたけど |
でも、ネスはネスさ 俺は気にしないから |
そんなことないわ!? |
たしかに、ちょっと びっくりしたけど |
でも、ネスはネスよ あたしは気にしないわ |
それに、これはこれで カッコイイかも? なぁーんて、思ったり して・・・ |
*n0・・・ |
だから、ネスも気に することなんかないよ なっ? |
ありがとう・・・ *n0・・・ |
あのね、ネス・・・ |
触ってみても・・・ いいかな? |
構わないよ |
・・・・・・ |
冷たくない・・・ とても、あったかいよ |
生きてるんだ・・・ ネスの呼吸にあわせて ちゃんと動いてる |
*n0・・・ |
あたしたちと なんにも変わらないよ おんなじだよ |
だから、ネス? 気にしたりなんか しないで・・・ |
あたしは、ぜんぜん 気にしないから |
融機人でも、人間でも ネスは、ネスなんだ から・・・ |
ありがとう・・・ *n0・・・ |
いいでござるか? いかに手を早く動かし たところで、たかが 知れているでござる |
ふむふむ・・・ |
肝心なのは、ここ 腰の動きを使うことで 鞘も同時に動かして いけば・・・ |
きえぇぇぇぇぇっ!! |
おー! すげえ、すげえ!! |
あんな大きな水ガメが きれいに真っ二つに なるなんて・・・! |
すごいよ! カザミネさん!! |
すごいじゃない! カザミネさん!! |
お粗末・・・ |
いやー、しかし わざわざ見せて もらっといて言うのも なんだが・・・ |
カタナだっけか? その技は、そいつが あって初めて成立する もんなんだなあ |
ほう?教わりもせず それに気づくとは それだけでも大した ものでござるよ |
うまいことパクれりゃ 対黒騎士への秘密兵器 になるかって思ったり したんだが・・・ |
そうそう、うまいこと いかないってことか わっははははは! |
おいおい・・・ |
あのね・・・ |
拙者の知り合いの騎士 にも、同じ着想を得た 人物がいたでござるよ |
その人物は、己の身体 を鞘に見立て、独自の 型を模索しておったが |
完成には、まだまだ 遠いようでござった |
へえ・・・ それが完成した暁には ぜひ、教わってみたい もんだなあ |
自分で工夫するって 発想はないのかなあ? フォルテって・・・ |
自分で工夫するって 発想はないのかしら? フォルテって・・・ |
うわ!こんな大きな お釜で、いったい なにを作ってるんだ? |
わっ!こんな大きな お釜で、いったい なにを作ってるの? |
カイナさんの提案で お弁当を作っているん ですよ |
腹が減っては、戦は できないと申しますし |
持ち運びやすい おにぎりを皆さんに 持っていってもらおう と思いまして・・・ |
おにぎり? |
ほら、こうして 真ん中に具を 入れて・・・ |
ぎゅっ、ぎゅって するんだよ |
だから、おにぎりって シルターンでは言うん ですって |
へえ・・・ |
へえ・・・ |
簡単ですが、手軽に お腹がふくれるんです |
試しに、ひとつ 召し上がってみたら いかがですか? |
じゃあ・・・ |
そうね・・・ |
どれにしようか? アメルのおにぎり カイナのおにぎり ミニスのおにぎり |
いっただきまーす! |
いっただきまーす! |
どうですか? |
うん、おいしいよ だけどさ・・・ |
おにぎりの中の具まで おいもなんだね? |
うん、おいしいよ だけどね・・・ |
おにぎりの中の具まで おいもなのね? |
ええ、当然です♪ だって、栄養たっぷり なんですから |
こりゃ、たしかに すぐお腹がふくれそう だなあ・・・ |
これは、たしかに すぐお腹がふくれそう だけど・・・ |
いっただきまーす! |
いっただきまーす! |
いかがですか? |
す・・・っ |
すっぱいいぃぃっ!? |
こ、これ・・・ 中身はなんなの? |
梅干しという シルターンのお漬け物 ですよ |
私の自家製なんです よく漬かっていて おいしいでしょう? |
り、理解できない味覚 かもしれない・・・ |
この、見るからに他と 形が違ってるものは やっぱり・・・ |
この、見るからに他と 形が違ってるものは やっぱり・・・ |
・・・悪かったわね? 私の作ったものよ |
やっぱり・・・ |
やっぱり・・・ |
別にいいんだよ 食べたくなかったら! |
いや、食べるよっ? 食べたいなあー! |
いっただきまーす! |
いや、食べるわよっ? 食べたいなあー! |
いっただきまーす! |
・・・・・・ |
うまいっ! |
おいしいっっ! |
本当!? |
ああ、中に入ってる 焼き魚の身の塩気が お米といいカンジに あわさってて・・・ |
すごくおいしいよ |
ええっ、中に入ってる 焼き魚の身の塩気が お米といいカンジに あわさってて・・・ |
すっごく、おいしいわ |
よかったぁ・・・♪ |
・・・・・・ 間違っている・・・! |
それでいいのか? |
それでいいの? |
ファナンの様子は どうなっている? |
現時点マデ、大規模ナ 民衆ノ移動ハ、確認 サレテオリマセン |
あの男め・・・! あれだけ自信ありげに 言っておいて、失敗を したのでは・・・ |
味方の失敗を希望する ような発言はよせ イオス・・・ |
ですが、ルヴァイド様 本来ならばこの時点で あの者は我々と合流 しているはずです! |
姿を現さないのも 失敗したと考えたなら 納得できます・・・ |
だとしても、我々の やるべきことは同じだ |
ファナンの全戦力を 引きずり出し、本隊の 到着までに消耗させる |
その有り様を見れば 街の者たちも、抵抗の 意志をなくすだろう |
市街戦ニナレバ、大軍 ノ利点ガ失ワレマス 的確ナ判断カト・・・ |
・・・・・・ |
それにしても、やはり 私は今回の作戦には 賛同できません! |
常に最前線で戦うのは 我々、黒の旅団のみ |
本隊はいつだって 全てが終わった後に 到着するだけではない ですか!? |
元老院議会の決定は 絶対のものだ・・・ |
わかるな、イオス? |
・・・失言でした |
ゆめゆめ、忘れるな いいな・・・ |
前方ヨリ、コチラニ 接近スル一団アリ!! |
噂に聞く、金の派閥の 召喚師たちか!? |
・・・否 |
一団ノ中ニ、捕獲対象 デアル「鍵」ノ姿ヲ 確認シタ |
アレハ、ろーうぇん砦 デ遭遇シタ、召喚師ラ ノぐるーぷダ |
奴らも・・・ ここにいたのか・・・ |
ルヴァイド様、これは 好機です! |
鍵さえ手に入れば 断念していた召喚兵器 の獲得を、実現する ことができます!! |
召喚兵器か・・・ |
・・・・・・ |
決断ハイカニ 我ガ将ヨ? |
全軍、ここで待機だ 奴らとの接触を待って 鍵である聖女の確保を 優先する! |
わざわざお出迎えとは 恐縮のいたりだな |
本当よね。てっきり 私たちなんか無視して ファナンに向かうと 思ったのに |
ぬけぬけと言うものよ |
鍵となる聖女を目の前 にして、我々が黙って いるはずがあるまいに |
まあ、な・・・ |
レイムさんの姿が 見あたらない・・・ |
アメルのいうように やっぱり、黒騎士とは 別行動をしてるのか? |
レイムさんの姿が 見あたらない・・・ |
アメルのいうように やっぱり、黒騎士とは 別行動をしてるの? |
ルヴァイド! お前は、あの森の中に あるものが何なのか 知っているのか!? |
無論、知っている |
逆に尋ねよう その問いを発したのは なぜだ? |
・・・・・・ |
どうやら、一足先に お前たちは、あの中に 入ったらしいな |
貴様ら! まさか 我々より先にゲイルを 手にしたのか!? |
ゲイルなんて・・・ 召喚兵器なんて、手を 出しちゃいけないもの なんだ! |
ゲイルなんて・・・ 召喚兵器なんて、手を 出しちゃいけないもの なのよ! |
あれは、あの場所に 封印され続けるべき力 なんだ・・・ |
あれは、あの場所に 封印され続けるべき力 なの・・・ |
誰も、触れては いけない力なんだ!! |
誰も、触れては いけない力なのよ!! |
あるじ殿・・・ |
ニンゲン・・・ |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
ご主人さま・・・ |
そこまで知ったという のなら、もはや、鍵の 確保だけで済ますわけ にはいかぬな |
召喚兵器ノ確保ハ でぐれあ十数年来ノ 宿願・・・ |
その秘密の一端を 知った者を、生かして おけるものか! |
口封じ、というわけか |
ハッ、正体をあらわし やがったな、黒騎士! |
待ってください! |
アメル!? |
アメル!? |
ルヴァイドさん 貴方は、本当に わかってるんですか? |
召喚兵器が、どれだけ 恐ろしいものか・・・ |
どれだけ悲しい犠牲に よって生み出された ものなのか、わかって いるんですか!? |
・・・・・・ |
わかってるはずなんか ないんです・・・ |
じかに見た者にしか あの恐ろしさはわかる はずがない |
ゲイルにされた存在に しか、その苦しみや 悲しみは、わかりっこ ないんです!! |
フン、まるで見てきた ような言いぐさで話を するじゃないか? |
そのとおりだ、と 言ったら? |
なに・・・? |
お前たち・・・ なぜ、彼女だけが鍵と しての資格を持つのか 考えたことはあるか |
まさか!? |
アメルは、ゲイルに されてしまった天使の 生まれ変わりだ・・・ |
アメルは、ゲイルに されてしまった天使の 生まれ変わりよ・・・ |
・・・・・・ |
彼女は覚えてるんだ! 召喚兵器にまつわる 忌まわしい出来事の 全てを!! |
彼女は覚えてるのよ! 召喚兵器にまつわる 忌まわしい出来事の 全てを!! |
それでも、お前たちは 禁忌の扉を開けようと 言うのか・・・? |
答えろよ・・・ ルヴァイドっ!? |
答えなさいよ・・・ ルヴァイドっ!? |
・・・・・・ |
リューグ、待つんだ |
ジジイ・・・? |
アグラ爺さん・・・ |
おじいさん・・・ |
あのレディウスの子と よもや、こんな形で 再会することになる とはな・・・ |
あの夜に見たのは やはり、幻などでは なかったのだな・・・ |
獅子将軍・・・ アグラバイン殿・・・ |
おじいさん、黒騎士を 知ってるんですか!? |
ああ、よく知っておる じかに、手をとって 剣を教えたこともある のだからな・・・ |
!? |
ルヴァイドは、わしの 親友だった男の息子 |
デグレアの双将の一人 鷹翼将軍レディウスの 血を引く騎士だ |
なんだって!? |
なんですって!? |
ソウイウコト デシタカ・・・ |
おじいさんの・・・ おでしさん・・・? |
そんな・・・ 信じられません!? |
あの鷹翼将軍の息子 だというのか!? |
道理で、バカみてえに 強えわけだぜ・・・ |
じかにその顔を見て ようやく、確信する |
ことができた |
見違えたぞ・・・ 若き頃のお前の父と そっくりだ・・・ |
見違えたのは、貴方も 同じです・・・ アグラバイン殿? |
あの遠征で、貴方は 亡くなったのだと聞か されていましたが |
まさか、あのような 卑しき姿に身をやつし ておられたとは・・・ |
わしにとっては あの姿こそ、本来 あるべきものだったと 気づいただけだ |
デグレアを捨てたこと 悔いてはおらん |
おじいさん・・・ |
その言葉を・・・ |
処刑された父が聞けば どのように思うこと だろうな・・・ |
アグラバイン!! |
処刑!? |
処刑!? |
どういうことだ!? ルヴァイド! |
帰ってきてくださった のが、貴方なら・・・ |
父が幾度となく、そう 繰り返していたことか 貴様にはわかるまい! |
貴方さえ、戻ってきて くだされば・・・ あんなことには・・・ |
おい、お前ら! 言い争いをしてる場合 じゃねぇぞ!? |
あるじ殿、敵軍ニ 動キガ! |
おにいちゃん、あれ! |
おねえちゃん、あれ! |
な・・・!? |
待機してたデグレアの 軍隊が・・・ |
動き出してるよっ!? |
また、汚ねェ小細工 しやがったなァ? |
卑怯者っ! |
また、僕たちを だましたんですか!? |
ひきょーものっ! ひきょーものぉっ!! |
馬鹿な・・・ 何故、俺の出した命令 を無視して動く!? |
それは、私が改めて 命令したからですよ ルヴァイド? |
レイム!? |
馬鹿な・・・ |
え? |
え? |
そんなはずはない? たしかにあの時・・・ |
おじいさん!? |
お前が、どうして・・ ここにいるのだ!? |
いけませんねえ 総指揮官殿? 作戦は 定刻どおりに行って いただかないと |
そちらの不手際を棚に あげて、何を言う!? |
ヨセ、いおす! |
不手際とは心外ですね 私は、きちんと任務を 遂行しましたよ? |
人々が逃亡にまで至ら なかったことは結果論 でしかありません |
それとも、まさか 貴方がたは、平民たち が逃げぬことを理由に |
ファナンへの進軍を ためらっているとでも いうのですかねえ? |
!? |
レイムよ、侮るのも 大概にしてもらおうか |
デグレアの騎士である 俺が、そのような理由 で議会の決定に背く わけがあるまい! |
ふふふふ・・・ ええ、そうでしょう そうでしょうとも! |
元老院議会の命令は デグレアの民にとって 絶対の真実・・・ |
そして私は、その議会 によって派遣された いわば、議会の代行者 なのです |
兵を運用する権利は 私にもあるのですよ? どうかお忘れなきよう イオス特務隊長 |
く・・・っ |
旧王国の権威主義 まだ、あの悪政が健在 だというのか・・・ |
上の命令は絶対か どこも、似たような ものなのね・・・ |
旧王国の権威主義 まだ、あの悪政が健在 だというのか・・・ |
くそったれが! なにが、絶対の真実だ |
そういう特権意識が 国ってもんをねじ曲げ ちまうんだっ!! |
言うな!! |
俺は、デグレアの騎士 国家に属する騎士だ! |
命令は必ず実行する それだけが・・・ |
我が一族につけられた 反逆者という汚名を そそぐ、唯一の方法 なのだ!! |
反逆者、だって? |
反逆者、ですって? |
ルヴァイドさん・・・ 貴方は・・・!? |
この剣は、国のために 振るわれるのみ・・・ |
それが俺の・・・ 絶対の真実なのだ!! |
間違ってる・・・! |
それって 間違ってる! |
*n0・・・ |
だって、そうだろう? それじゃあ、なんの ために、個人の意志は 存在するんだよ!? |
だって、そうでしょ? それじゃあ、なんの ために、個人の意志は 存在するのよ!? |
人間は、組織のために 生きてるんじゃない |
人間は、組織のために 生きてるんじゃない |
人間を生かすために 組織は、存在してるん じゃないかっ!? |
人間を生かすために 組織は、存在してるん じゃないのっ!? |
感傷的ナ意見ダ・・・ |
言ったはずだろう? 利害というものは常に 表裏一体で存在すると |
私たちと貴様らの利は 永遠に一致すること などないのだ! |
そんな・・・ |
そんな・・・ |
もはや、言葉は無用だ |
大義のために・・・ 貴様らをここで斬る! |
それでいいのか!? |
それでいいの!? |
*n0・・・ |
本当にそれで、お前は 納得しているのか? ルヴァイド!? |
本当にそれで、あなた 納得できるの? ルヴァイド!? |
・・・・・・ |
俺は知っているんだ 貴方が、本当はこんな 戦いを望んでないって ことを・・・ |
あたしは知ってるわ 貴方が、本当はこんな 戦いを望んでないって ことを・・・ |
レルムの村の人たちの 墓前で、貴方はその罪 を悔いて、苦しんでた じゃないか!? |
レルムの村の人たちの 墓前で、貴方はその罪 を悔いて、苦しんでた じゃないっ!? |
!? |
え・・・? |
・・・・・・ |
ルヴァイド・・・ やはり、お前は・・・ |
思い出してくれよ? その気持ちを・・・ |
思い出してよ? その気持ちを・・・ |
言うな・・・っ |
間違ってると思った ことから目を背けちゃ ダメなんだよ!? |
間違ってると思った ことから、目を背け ちゃダメなのよ!? |
黙れえぇぇっ!! |
ルヴァイドさん!? |
俺はデグレアの騎士だ 余計な迷いはいらぬ! |
俺を惑わすな!! |
見せてもらいましょう 貴方の、デグレアに 対する忠誠を・・・ |
どうやら、今は 戦うより他に、道は ないようですね・・・ |
ハッ、上等だぜ? 今日こそ、白黒つけて やるッ!! |
*n0殿っ! このままでは、敵兵が ファナンに到達するで ござるぞ!? |
わかってる! ・・・でもっ!? |
わかってるわよ! ・・・けどっ!? |
ぐう・・・っ! |
貴様らに、これ以上の 邪魔はさせぬ・・・ |
ファナンは黒の旅団が 制圧する!! |
リューグ |
ぐあああっ!? |
リューグっ! しっかりおしよっ!? |
一命に替えても ここは死守するぞ! ゼルフィルド!! |
心得タ・・・! |
ダメです!? これじゃ、追いかける こともできませんっ! |
所詮、僕たちの力では これが限界だという ことなのか・・・? |
その調子ですよ・・・ もっともっと、苦しみ もがきなさい? |
自分たちの無力さを 存分にかみしめなさい あっははははは・・・ |
ほーっほっほっほ! |
!? |
・・・油断大敵っ! ですわっ!! |
なんだとっ!? |
ケルマ!? |
ケルマ!? |
ほほほ・・・まったく だらしがないったら ありませんわねえ? *n0 |
よ、余計なお世話よっ |
ま!助けてもらって おきながら、なんて 失礼なのかしら このチビジャリは! |
ほう、金の派閥の 召喚師さんのお出まし ですか・・・ |
ほーっほっほっほ! その名も高き ウォーデン家の当主 ケルマですわ |
よぉく、おぼえておく ことですわね? 北方の田舎軍隊ども! |
カッコつけてる場合 じゃないってば! |
ルウたちのことより ファナンの街が・・・ |
心配は無用ですわ |
伊達に、あの女も ファナンの顧問召喚師 をしているわけでは ないでしょうからね |
え? |
あらあらまあ・・・ ずいぶんと、大勢で いらっしゃったもの ですわねえ? |
お迎えの準備をする ほうの立場も、考えて ほしかったんですけど |
はあ・・・ 仕方ありませんねぇ |
あのー、もしもし? ガルマちゃん? |
お忙しいところ、面倒 かけて申しわけないん ですけど・・・ |
ひとつ、どかーんと 地面を揺らしちゃって くださいな? |
な、なんだ!? |
じじじ、地面がっ 揺れてるうぅぅっ!? |
あわわわっ? ごっ ご主人さまぁ~っ!! |
地震かっ!? |
いや・・・違う? これは、サプレスの 高等召喚術!? |
ぐらぐらぐら・・・ どっかーんっ♪ |
う~っ! あの女めぇ 思いっきり、ハメを 外しまくりやがり ましたわねぇ・・・ |
は、ははは・・・っ たった一発の召喚術で 軍隊を止めちゃった? |
これが、お母さまの 本気の召喚術・・・ |
凄イ・・・ ナントイウ、破壊力ダ |
うひゃひゃひゃ・・・ スゲエっ! かっくいーっ!? |
いやはや、まさか ここまでの召喚術が 使えるとは・・・ |
ははは、これは 完全に計算違いですね |
今ノ大地震ニヨッテ 我ガ軍ノ戦力ノ半数ガ 行動不能ニナッタ模様 |
作戦続行ハ、事実上 不可能カト・・・ |
おのれ・・・っ! やはり、召喚術を無効 とせねば、我々に勝機 はないのか!? |
軍団の再編を急げ! 負傷者を回収後、一時 離脱する!! |
・・・異存はあるか 顧問召喚師殿? |
仕方ないでしょう 今回は、私たちの負け のようですし・・・ |
貴方の忠誠心も、一応 見せていただきました からね? |
ルヴァイド・・・ |
*n0よ |
次で終わりだ・・・ この剣と黒騎士の名に 賭けて・・・ |
貴様たちを倒し、俺は デグレアに勝利を もたらしてみせる!! |
黒騎士ルヴァイド 俺たちは、幾度も彼と戦い ぶつかりあってきた |
だけど・・・ 今になってわかった |
俺はなにも、彼のことを 知らなかった・・・ |
彼がまた、俺たちのことを なにも知らなかったように |
永遠に交わるはずがないと 信じていた平行線 それが一瞬だけ交差した あの瞬間に・・・ |
俺は初めて、黒騎士の中に ルヴァイドという人間を 見つけていた |
俺たちとなにも変わらない |
悲しいほど、ひたむきに 己の存在価値を貫こうと する騎士の姿を・・・ |
黒騎士ルヴァイド・・・ |
今まで何度も何度も 刃を交えて戦っていたけど |
あたしは、彼のことを なにも知らなかった 彼も一人の人間だってこと 忘れていたの・・・ |
ルヴァイドには ルヴァイドなりの 戦う理由があって 苦しみ続けていたんだ |
今日、すこしだけ その真実が見えた・・・ |
彼も悩んで、苦しんで それでも自分の道を 歩き続ける人間なんだって |
あたしたちと・・・ おんなじなんだって・・・ |
なんとか、デグレアを 追い払うことができて よかったよ |
なんとか、デグレアを 追い払うことができて よかったわね |
実際には、金の派閥の ファミィ議長の介入が 勝負を決めたわけだが |
ルヴァイドたちを牽制 できたことで、僕たち なりに貢献できたろう |
最初の頃に比べると ずいぶん、まともに 戦えるようになってる もんな・・・ |
最初の頃に比べると ずいぶん、まともに 戦えるようになってる もんね・・・ |
ああ、君もずいぶんと 成長したものだ・・・ |
そ、そうかなあ? |
そっ、そうかな? |
だが、油断はするな *n0 |
デグレアの本隊を 負かしたわけじゃない それに・・・ |
屍人使いたちが 今回の戦いに姿を見せ なかったのも、僕には 気がかりだ・・・ |
敵も召喚術を使って 攻めて来れば、戦いは もっと激しいものに なるだろう |
くれぐれも、鍛錬を 怠るなよ? |
うん・・・ |
ええ・・・ |
あの三人は、どうして この戦いに加わって こなかったんだろう? |
あの三人は、どうして この戦いに加わって こなかったのかしら? |
ルヴァイドのこと アメルは、どう思う? |
ルヴァイドのこと アメルは、どう思う? |
あたしには、騎士の 在り方なんてものは わからないです でも・・・ |
あの人が、どこか無理 をしてるということは 感じとれました |
うん、俺もそう感じた |
黒騎士は、自分の心を 無理に殺そうとしてた ような気がする・・・ |
うん、あたしも そう思ってた |
黒騎士は、自分の心を 無理に殺そうとしてた ような気がする・・・ |
反逆者の汚名って いったい、なんのこと なんだろう? |
反逆者の汚名って いったい、なんのこと なのかしら? |
でも、思うんです あの人は、ちゃんと あたしたちの言葉を 受けとめてくれた |
だから、きっと 戦う以外の方法で わかりあえるはずです |
あの人の心を縛りつけ ているものさえ、断ち きることができれば きっと・・・ |
そうだな・・・ それさえわかれば きっと・・・! |
そうよね・・・ それさえわかれば きっと・・・! |
気ヅイテイマシタカ? あるじ殿・・・ |
え? |
へ? |
今回ノでぐれあノ布陣 ノ中ニ、きゅらータチ ガ加ワッテイナカッタ トイウコトヲ |
そういえば!? |
そういえば!? |
れいむニシテモ、最初 カラ参戦シテイタワケ デハアリマセン・・・ |
絶妙ノたいみんぐデ 戦局ヲ変エヨウトシテ キマシタ |
アレハ、オソラク 計画的ナモノデス |
それじゃあ *n1は レイムが・・・ |
味方であるルヴァイド たちを、最初から利用 するつもりだったって いうのか!? |
それじゃあ *n1は レイムが・・・ |
味方であるルヴァイド たちを、最初から利用 するつもりだったって いうの!? |
アクマデ、推測デハ アリマスガ・・・ |
れいむト黒騎士ノ間ニ 見ラレタ確執ヲモトニ 考エレバ、アリ得ヌ話 デハナイデショウ |
味方でさえも利用するなんて!? まさか、そんな・・・ |
味方でさえも利用するなんて!? まさか、そんな・・・ |
しかし、まあ 派手にやりやがったな あの糸目オンナ・・・ |
悪魔の力で、大地震を 引き起こすとはなァ |
うん、タダ者じゃない とは思ってたけど |
さすが、金の派閥の 議長だけはあるよなあ |
うん、タダ者じゃない とは思ってたけど |
さすが、金の派閥の 議長だけはあるわね |
ん?ちょっと待てよ |
たしか、テメエらが 拾った召喚師のチビの 母親が、あのオンナ なんだろう? |
だったら、なんで 親子で違った系統の 召喚術を使うんだよ? |
多分、父親譲りって ことじゃないのかなあ |
詳しいことは聞いた ことないけど |
多分、父親譲りって ことじゃないのかなあ |
詳しいことは聞いた ことないけどね |
ヒヒヒ・・・ なんか、複雑な背景が ありそうだなァ? |
下手に首を突っこん だりするなよ? *n1 |
下手に首を突っこむ ものじゃないわよ? *n1 |
ケッ!テメエが 言えた義理かァ? |
そうじゃなくて! 一歩間違ったら、ほら |
あの、ファミィさんを 敵に回すってことに なるんだからな? |
そうじゃなくて! 一歩間違ったら、ほら |
あの、ファミィさんを 敵に回すってことに なるのよ? |
う・・・ッ |
さすがの*n1も ファミィさんに悪さは できないだろうなあ |
さすがの*n1も ファミィさんに悪さは できないわよねぇ? |
*n1ね きょう、はじめて わかったよ・・・ |
くろいかげだって おもってたのは |
あのひとが・・・ こころ、とざすために つくったもの・・・ |
つめたいって かんじていたのは |
あのひとの中から あふれだしてきてる つらい、きもち だったの・・・ |
そうだったのか・・・ |
そっか・・・ |
でも、それじゃ ダメだよ・・・ |
こころをとざしたら なにも、みえなくなる きこえなくなるの |
前に、俺がなりかけた あの状況と、同じって ことだな? |
前に、あたしがなり かけたあの状況と 同じってこと? |
・・・(こくん) |
だれかが、ひらいて あげなくちゃダメなの |
そうじゃなきゃ あのひと、ほんとうに |
くらくて、つめたい かげになっちゃう のみこまれちゃうよ? |
*n1は そんなの、イヤだよ おにいちゃん・・・ |
*n1は そんなの、イヤだよ おねえちゃん・・・ |
*n1・・・ |
どうすれば、黒騎士に それを気づかせること ができるんだろう? |
どうすれば、黒騎士に それを気づかせること ができるのかしら? |
よかったですねぇ ファナンの街が無事で |
うん・・・ だけど、結果だけなら あれはファミィさんの お手柄だよ |
俺たちが、どれだけ 役に立ったのか・・・ |
ええっ・・・ だけど、結果だけなら あれはファミィさんの お手柄よ |
あたしたちがどれだけ 役に立ったのか・・・ |
役に立ったに決まって るじゃないですか!? |
*n1? |
みなさんがそれぞれ 一生懸命にがんばった から、勝つことが できたんです |
役に立たなかった人 なんて一人もいません ボクは、そう思います |
うん・・・ そうだよな・・・ |
*n1の 言うとおりだよな? |
うん・・・ そうかも・・・ |
*n1の 言うとおりよね |
ええ!ですから もっと自信をもって くださいな、ご主人様 |
ご主人様には、笑顔が 一番似合っているん ですから・・・ね? |
*n1が そう言ってくれると なんか、すごく勇気 づけられるな・・・ |
*n1が そう言ってくれると なんか、すごく勇気 づけられるわね |
議会の命令が絶対って 言われた時にさ・・・ |
フォルテ、本気で 怒ってたよな? |
議会の命令が絶対って 言われた時さぁ・・・ |
フォルテ、本気で 怒ってなかった? |
いやー、つい頭に 血が昇っちまってなあ |
色男としては、あれは 失敗だったぜ うん、うん・・・ |
あれは、デグレアだけ に向けた言葉じゃ なかったよね? |
あれは、デグレアだけ に向けた言葉じゃ なかったよね? |
・・・まあな |
自由になるために 家を捨てたオレだがな |
いざ、外に出てみりゃ そんなものなんざ どこにも、ありゃあ しなかった・・・ |
そこで、ようやく 気づいたのさ |
自由ってもんは、与え られるもんじゃなくて 自分で作り出していく もんだってな・・・ |
それを忘れなけりゃ どこでだって、人間は 自由でいられるんだ |
なんとなく、わかる 気がするな・・・ |
なんとなく、わかる 気がするかも・・・ |
俺も派閥で暮らしてた 時は、同じようなこと 考えてたし・・・ |
あたしも派閥で暮らし てた時は、同じような こと考えてたし・・・ |
だから、ああいう 連中を見ると、余計に ムカついてくるのさ |
自由になれることを 放棄したり、させたり するような考え方は |
オレとしちゃあ、認め たくねーってこった |
フォルテは本当に 自由ってものを大切に 思っているんだな きっと・・・ |
フォルテは本当に 自由ってものを大切に 思っているのね きっと・・・ |
もともと、私が記憶を 取り戻そうって考えて いたのってね |
自分が何者なのか わからないってことが こわかったからなの |
うん、そうだね きっと、俺も同じこと 考えると思う・・・ |
うん、そうよね きっと、あたしも同じ こと考えると思うわ |
それからしばらくして 記憶がないまま、月日 を重ねていくうちにね |
思い出せないことへの 恐怖とは逆に、今度は 思い出すことがこわく なってきたのよ |
記憶が戻った瞬間に 今の自分が、失われて しまうんじゃないか ってね・・・ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
でも、カイナちゃんと 一緒に過ごすように なって、すこし考えが 変わってきたの |
え? |
え? |
私がおぼえていない 過去の私は、あの子の 中にちゃんとあった |
私が何者なのかって 問題は、それで充分に 解決してるじゃない? |
あ・・・! |
あ・・・! |
それに、あの子は 変わってしまった私を ねえさまって呼んで くれてる・・・ |
昔の私だけじゃなく 今の私も、好きだって 言ってくれてるの |
それに気がついたらね なんか、こだわりが なくなっちゃった? |
ケイナ・・・ |
ケイナ・・・ |
無理に過去を取り戻さ なくたって、今の私は カイナを妹だって思う ことができるもの |
大将はね、ただ それを私に気づかせて くれただけ・・・ |
身勝手だと思う? |
ううん・・・ そんなことないよ! |
ううん・・・ そんなことないわ! |
それもちゃんとした答えだと 俺は思うよケイナ・・・ |
それもちゃんとした 答えじゃないかしら ケイナ・・・ |
もしかすると、僕は 自分をごまかそうと してたのかもしれない |
ロッカ? |
父母の死に、間接的に おじいさんが関与した ことに腹を立てたん じゃなくて・・・ |
今まで、それに気づき もしなかった自分が 悔しかったのかも しれません |
それじゃ、爺さんを 恨む気持ちは? |
それじゃ、おじいさん を恨む気持ちは? |
ないと言えば、嘘に なります。でも・・・ |
リューグが言っていた ように、あの人は自分 なりに責任をとろうと してくれたんです |
今まで黙っていたのも 僕たちのためを思って のことでしょうし |
こんなことですねたら アメルにも笑われて しまいますよ? |
・・・だな? |
・・・そうよね? |
おじいさんとは、明日 もう一度、話してみる つもりです |
その前に、心配かけた |
貴方に、ちゃんと報告 |
貴女に、ちゃんと報告 |
しておきたくて |
心配をかけました *n0 それから・・・ |
ありがとう |
・・・うん! |
・・・うん |
どうなることかと思ったけど ロッカが自分で答えを見つけて くれてよかったよ |
どうなることかと思ったけど ロッカが自分で答えを見つけて くれてよかったわ |
リューグは、いつから ご両親が亡くなられた 本当の理由に気づいて いたんだ? |
リューグは、いつから ご両親が亡くなられた 本当の理由に気づいて いたの? |
変だと思ってたのは かなり前からさ |
後にも、先にも あれから、村をはぐれ が襲ったことは一度も なかったしな |
ジジイに原因があると 疑うのには、そう時間 はかからなかった |
そうか・・・ |
そっか・・・ |
だから、俺は兄貴や アメルのように ジジイと接することが できなかった |
もしも、ジジイが 俺らの両親が死ぬ きっかけを作ったんだ としたら・・・ |
そんな奴に頼るのは 間違いだって、ガキの 頃から思ってたのさ |
もしかして・・・ リューグが、強くなる ことにこだわりを もってるのって |
・・・そうさ |
俺は、早く自分の力で 生きられるように なりたいと思っていた |
それがねじまがって こんなカタチになった のかもしれねえな |
今でも、そうなのか? |
本当のことを知った今 やっぱり、リューグは 爺さんと一緒にいたく ないって思うのか? |
今でも、そうなの? |
本当のことを知った今 やっぱり、リューグは お爺さんと一緒にいた くないって思うの? |
・・・・・・ |
いてっ!? |
あたっ!? |
ハッ!?だったら とっとと、おさらば してるだろうがよ? |
リューグ・・・ |
今の俺はもうガキじゃ ねえんだ・・・ ジジイの気持ちぐらい わかってやれるぜ |
それにな・・・ アメルや、バカ兄貴を ほっとけるかよ? |
ああ・・・そっか? そうだよな!? |
リューグにしてみれば 心配だもんなっ? |
ああ・・・そっか? そうよね!? |
リューグにしてみれば 心配だものね? |
・・・あいつらよりも むしろ今は、テメエが 一番心配なんだがな |
へ? |
ハッ!なんでも ねえよッ! |
っとに・・・ ニブイ女だぜ・・・ |
俺が心配しなくたって リューグはとっくに 自分で答え、見つけて いたんだな・・・ |
あたしが心配しなくて もリューグはとっくに 自分で答え、見つけて いたのね・・・ |
まさか、ケルマに 助けられるなんて 考えもしなかったよ |
うん、正直 俺もびっくりしてる |
だけど、考えてみれば 当然なんだよな |
ケルマだって 金の派閥の人間なんだ 本部のある街が危機に さらされてるのを |
黙って見てるはずが ないもんな? |
ええ、正直 あたしも驚いたわ |
だけど、考えてみれば 当然なのよね |
ケルマだって金の派閥 の人間なんだもの 本部のある街が危機に さらされてるのを |
黙って見てるはずが ないものね? |
うん・・・ |
私ね・・・ 金の派閥って、本当は 好きじゃなかったの |
いつもいつもお互いの 足を引っ張ったり お金儲けのことばかり 考えたりしてて |
大きくなったら、私も そうなるのかなって ちょっと、不安だった |
ミニス・・・ |
でも、違ったんだね? 金の派閥にだって ちゃんとした仲間同士 のきずながあった |
これからは、私 金の派閥にいることを 恥ずかしいなんて 思ったりしない! |
本当に恥ずかしいのは きっと、偏った見方 しかできてなかった 自分だって思うから |
うん・・・ そうなのかもな・・・ |
うん・・・ そうなのかもね・・・ |
偏見をもたないように するってことは、俺も 見習わなくちゃな うん・・・! |
偏見をもたないように するってことは あたしも 見習わなくちゃね |
はあ・・・ 海賊が襲ってきた時と なぁんにも変わりゃ しなかったね・・・ |
結局、ミニスの おふくろさんに頼る ことになっちまった |
そんな風に考えなくて いいんじゃないかな? |
そんな風に考えなくて いいんじゃない? |
え? |
黒の旅団を撤退させた のは、ファミィさんの 召喚術だったけどさ |
街を守ろうとした 気持ちなら、モーリン や俺たちだって、負け てないだろう? |
黒の旅団を撤退させた のは、ファミィさんの 召喚術だったけど |
街を守ろうとした 気持ちなら、モーリン やあたしたちだって 負けてないでしょ? |
あ、あたりまえだろ そんなのはっ!? |
だったら、胸を 張ってたっていいん じゃないかな? |
周りがどう見るかって ことより、大切なのは 自分がどう思えるか ってことだと思う |
だから、モーリンが 引け目を感じること なんかないのさ |
だったら、胸を 張ってたっていいん じゃないのかしら? |
周りがどう見るかって ことより、大切なのは 自分がどう思えるか ってことじゃない |
だから、モーリンが 引け目を感じること なんかないわ |
うん・・・ そうかも、知れないね |
それに、モーリンが 一生懸命だったことは ちゃんと、俺が見てた んだからさ・・・? |
それに、モーリンが 一生懸命だったことは ちゃんと、あたしも 見てたんだよ? |
今回の戦いで、改めて 黒騎士の剣を見たが |
以前にも増して その技は、研ぎ澄ま されておった |
だが・・・ |
だが? |
あの者の剣理は 捨て身となることで 力を増すものだ |
それを考えたならば あの男は今、自分の身 を案じていないという ことにはならぬか? |
あ!? |
修行によって、その 境地に達したのならば 問題はない |
だが、そうでなければ あれは、死人の剣に 他ならぬ |
死人の、剣・・・ |
振るう先に死人を作り また、使い手さえも死 に導く、破滅の剣理で ござるよ |
今のままでは 遠からず、あの者は 死ぬことになろうな |
そんな・・・ |
惜しいことでござるよ なまじ、あれだけの 才能がありながら |
ルヴァイドは・・・ そのことに、気づいて いるんだろうか・・・ |
ルヴァイドは・・・ そのことに、気づいて いるのかしら・・・ |
国家のため、ね・・・ ナショナリズムって のは、どうも俺様の肌 にゃあわねえなあ |
え? でも レナードさんのやって いた刑事ってものは |
たしか、国に属して 犯罪者を捕まえるのが 仕事なんでしょう? |
え? でも レナードさんのやって いた刑事ってものは |
たしか、国に属して 犯罪者を捕まえるのが 仕事なんでしょ? |
肩書きはそうだがな じつは、俺様は一度も そんなこと思ったこと ないんだよなあ |
ええ~っ!? |
ええ~っ!? |
・・・ふぃ~っ |
ま、アレだ? 建て前と現場の認識は 違うってこった |
俺様としちゃ、治安を 維持するために犯罪者 を取り締まるって意識 よりも・・・ |
そいつの被害にあった 連中の無念をなんとか 晴らしてやりたいって 気持ちが強いのさ |
それって、人としては 正しいと思うけど |
刑事として正しいの? |
それって、人としては 正しいと思うけど |
刑事として正しいの? |
ハハハハ・・・ いいトシして、俺様が まだ現場を走り回って ることから考えりゃ |
あんま、正しいとは 言えねえかもなあ? |
う~ん・・・ |
むうぅ・・・ |
ま、だとしても 改めようって気持ちは 俺様には、さらさら 無いけどな |
うん・・・ なんか、そのほうが レナードさんらしい 気がするよ・・・ |
うん・・・ なんか、そのほうが レナードさんらしい 気がするかも・・・ |
うーん・・・ 本当にびっくりよね |
まだ、ファミィさんの 使った召喚術について 感心してるのか? |
まだ、ファミィさんの 使った召喚術について 感心してるの? |
いいじゃない |
おばあさまの教えしか 知らないルウには 他の人の召喚術を見る ことは勉強になるの |
なるほど・・・ |
なるほど・・・ |
召喚師の知識ってのは 家ごとに門外不出の ものなんだから |
こうやって、 常に探求心を もつのが大事って 習わなかったの? |
まあ、たしかに 派閥の違う召喚師には そんな感じだけど |
蒼の派閥同士だったら 今はそれほど秘密主義 には徹してないぜ |
まあ、たしかに 派閥の違う召喚師には そんな感じだけど |
蒼の派閥同士だったら 今はそれほど秘密主義 には徹してないのよ |
うそっ!? |
本当だってば |
本当だってば |
ううーん・・・ 理解できない・・・ |
昔ながらの召喚師からすれば やっぱり派閥はおかしな所 だってことなのかなあ? |
昔ながらの召喚師からすれば やっぱり派閥はおかしな所 だってことなのかしら? |
ケイナは、このまま 記憶が戻らなくても 構わないって言ってた けど・・・ |
カイナは、それでも いいの? |
ケイナは、このまま 記憶が戻らなくても 構わないって言ってた けど・・・ |
カイナは、それでも いいの? |
はい・・・ |
ねえさまの考えを 聞かされて、私なりに 納得できましたから |
たしかに、ねえさまが 私やにいさまたちとの 思い出をなくしている のはさびしいですよ |
でも、思い出だったら これから新しく作って いくこともできると 思うんです |
もう二度と会えないと 思っていたねえさまに 会うことができただけ 私は幸せなんです |
本当に、鬼神さまに 感謝しないと・・・ |
カイナ・・・ |
それに、ねえさまは 私のことが好きだって 言ってくださいました |
私もねえさまのことが 好きです・・・ |
今のねえさまも 昔のねえさまも 同じくらい好きだって 言えます |
だから、今のままでも 私は平気なんです |
そっか・・・ |
二人がそれでいいなら もう、俺が心配する 必要はないよな? |
二人がそれでいいなら もう、あたしが心配 する必要はないわね? |
ルヴァイドの置かれて いる立場は、私にも いくらか理解できたよ |
騎士として国に仕えて いくことは、時として 個人の感情を殺すこと を要求されるからね |
シャムロックにも やっぱり、そういう ことがあったの? |
シャムロックにも やっぱり、そういう ことがあったの? |
彼の立場に比べれば とるに足らないような ことではあるけれどね |
命令に納得できずに 怒りをおぼえたことは 幾度となくあるよ |
そうなんだ・・・ |
それに耐えられたのは きっと、仕える領主を 信頼していられたから なのかもしれないな |
一騎士でしかない自分 の視点と、統治者たる 領主の視点は、当然 違ってくるものだ |
間違っていると思えた ことでも、後になって 必要だったと理解した ことだって多かった |
ルヴァイドは・・・ どうなんだろう・・・ |
やっぱり、なにかを 信じて、理不尽な命令 に従ってるのかな? |
ルヴァイドは・・・ どうなのかしら・・・ |
やっぱり、なにかを 信じて、理不尽な命令 に従ってるのかな? |
そこまではわからない が、個人の意志よりも もっと大きななにかを |
黒騎士は背負っている そんな気がするよ |
反逆者の汚名・・・ それが黒騎士の背負っている ものの正体なんだろうな |
反逆者の汚名・・・ それが黒騎士の背負っている ものの正体なのかもね |
そりゃあ、私だって 人に雇われて仕事を してる身ですよ? |
バイト先で無茶なこと 言われるのは 日常茶飯事ですし・・ |
暗殺者ギルドに 属してた頃なんか それこそ命令には 絶対服従してました |
でもね・・・ |
それじゃ、やっぱり いけないんですよ |
パッフェルさん? |
職務に忠実であるのは 大切だと思う。だけど 言われたことを、ただ 実行するのとは違う |
命令だから、 実行するって いう論理はね |
命令にかこつけて あらゆる責任を放棄 してることと、なにも 変わりはしないから |
!! |
今の黒騎士は、かつて の私なんです・・・ |
規律と意志の間で 板ばさみになって もがき続けている状態 |
どちらを最後に選ぶの かは、あの人次第です けど・・・ |
どちらを選んだって 間違いなく、あの人は なにかを失うことに なるでしょうね |
きっと・・・ |
失うもの、か・・・ パッフェルさんもやっぱり なにかを失ったんだろうか? |
失うもの、か・・・ パッフェルさんもやっぱり なにかを失ったのかしら? |
黒騎士の持つ信念が 間違っているとは 私は思いません |
命令に忠実であること 騎士にしろ、シノビに しろ、これは守るべき 大前提ですからね |
それは、たしかに そうなんだろうけど でも・・・ |
理不尽な命令に従って 動くなんて、やっぱり おかしいよ!? |
それは、たしかに そうなんでしょうけど でも・・・ |
理不尽な命令に従って 動くなんて、やっぱり おかしいわ!? |
誰かに仕えることを 選んだ時点で、それは 覚悟しておかねば ならぬことなのです |
それが納得できぬなら 最初からそういう立場 に身をおかなければ いいだけのこと |
そんな・・・ |
厳しいようですが 組織に属するという ことは、それだけ大変 なことなのです |
それに、これは 組織だけに限ったこと ではありませんよ? |
生きるということは 様々な理不尽と向かい あっていくということ |
その全てに反発だけ していては、とうてい 生きてはいけません |
俺には・・・ 納得できないよ・・・ |
あたしには・・・ 納得できないよ・・・ |
当然でしょうね 私のこの言葉もまた |
貴方が向かい合う |
貴女が向かい合う |
理不尽のひとつです |
それを受け入れるか しりぞけるか、全ては |
貴方自身が決めるべき |
貴女自身が決めるべき |
ことなのですから |
シオンさん・・・ |
自分なりの価値観を 作り上げていくこと |
それが、大人になると いうことなのかも しれませんね・・・ |
俺だけの・・・ 価値観、か・・・ |
あたしだけの・・・ 価値観、か・・・ |
ミニスの おかあさんって、 すごいんだねえ |
ああ、さすがは 金の派閥で議長を してるだけあるよなあ |
よほどの力の持ち主 じゃなけりゃ、あんな 芸当できないもんな |
ええ、さすがは 金の派閥で議長を してるだけあるわね |
よほどの力の持ち主 じゃなくちゃ、あんな 芸当できないもの |
うんうん♪ すっごい力だよねえ |
だって、地面を あんなにぐらぐらって 揺らせるんだもん |
どうすれば、あんなに 力持ちになれるの かなあ・・・? |
へ? |
へ? |
すごいなあ・・・ |
あのな、ユエル? 力ってのは、そういう 意味じゃなくて・・・ |
あのね、ユエル? 力ってのは、そういう 意味じゃなくて・・・ |
いくら力持ちでも 地面を揺するなんて 芸当は無理だってばさ そもそも・・・ |
いくら力持ちでも 地面を揺するなんて 芸当は無理だってば まったく・・・ |
まさか、こんな形で 奴の息子と戦うことに なるとはな・・・ |
戦うって決めたこと 後悔してる? |
戦うって決めたこと 後悔してるんですか? |
いや、それはない むしろ、ルヴァイドが この戦いに関わってる というのならば |
放っておくわけには いかぬ |
我が友も、きっと それを望んでおること だろうしな・・・ |
鷹翼将軍レディウス か・・・ |
鷹翼将軍レディウス もう一人、デグレアの 双将・・・ |
反逆者の汚名をそそぐ と、ルヴァイドは 言ったが |
わしの知る限りでは レディウスはそんな ことをする男では なかった・・・ |
元老院議会の決定に 反発していたわしを なだめてくれるような 人物だったのだ |
いったい、なにが あったんだろう? |
いったい、なにが あったのかしら? |
わからぬ・・・ だが、それがわしの 不在と関わっている のは違いあるまい |
爺さん・・・? |
おじいさん・・・? |
心配するな、わしは もう必要以上に自分を 責めたりはせん |
しっかりと真実を 見極めてみせる つぐないは、それから 考えよう・・・ |
・・・うん! |
爺さん、ちゃんと わかってくれてたんだ よかった・・・ |
おじいさん、ちゃんと わかってくれてたんだ よかった・・・ |
scn119
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
あれ以来、デグレアは ファナンに攻めてくる 様子がないけど |
あきらめたのかな? |
あきらめたのかしら? |
そんなわけないだろう まったく・・・ |
あるじ殿・・・ イクラナンデモ ソレハ・・・ |
テメエ、本気で バカか? |
うう・・・ |
むぅ・・・ |
敵の部隊そのものは スルゼン砦の付近へと 布陣したままです |
戦意がなくなったとは 考えにくいですね |
おそらく、彼らは 本国に指示をあおいで いるのではない でしょうか? |
その可能性は、大いに あり得るな・・・ |
今までの調子でイケる と思ってたところが どっこい、ファナンは そうはいかなかった |
さぞかし、途方に 暮れちまってること だろうさ |
いくら大軍を投じても 召喚術に対する対策が なければ |
先日の二の舞になって しまいますからね |
そうよねぇ・・・ |
あんなものを見せられ ちゃったら、そうそう 気軽に攻めこんだりは できないわよねぇ? |
ぐらぐらぐら、の どっか~ん! だもんね |
召喚術ってのが 戦いの行方をこうも 左右するもんだとはな |
ふふ~ん どう?すこしは 見直したりした? |
ハッ! まあ、な・・・ |
だけど、いちいち 遠くのデグレアまで おうかがいを立てに いくなんて |
えらく、面倒だって 思うけどねえ? |
デグレアの政治は全て 議会での決議によって 決定されるものらしい |
その手続きを無視して 行動することは、絶対 許されないと聞く |
ルヴァイドたちが 言ってた、 元老院議会って ヤツのことか |
いったい、それって なんなんだよ? |
ルヴァイドたちが 言ってた、 元老院議会って ヤツのことね |
いったい、それって なんなの? |
くわしいことは 僕よりも、騎士である 彼らに説明してもらう ほうがいいだろう |
元老院議会とは 旧王国がまだ、王国と 呼ばれていた時代の 遺臣たちの集まりだ |
デグレアの成立時に 貢献したことから 家々ごとに強い発言力 をもっていて |
聖王国を打倒して かつての王国を再興 するために、政治を しきっているという |
わしに言わせれば ただ権力にしがみつく ことしか考えておらぬ 輩だよ・・・ |
だけど、それって 聖王国の領主制度と あんまり変わらない気 がするけど・・・? |
だけど、それって 聖王国の領主制度と あんまり変わらない気 がするけど・・・? |
たしかにな |
だが、やり方がもっと 徹底してるんだよ たとえば・・・ |
職業や住む場所を 変えるのにも いちいち、許可が必要 になったりな |
ええっ!? |
バイト変えるたびに 許可がいるなんて 冗談じゃありませんよ ホント・・・! |
特に結婚には厳しい 双方の家柄に釣り合い がとれていなければ |
いくら好きあおうとも 絶対に、夫婦には なれんのだ |
そんなことまで・・・ |
帝国の政治形式を もっと厳しくしたよう なものだな |
帝国も、もともとは 旧王国から派生した 国家だからね |
だったらさ・・・ |
その元老院議会っての をなんとかしなくちゃ 戦争は終わらないって ことじゃないか!? |
だったら・・・ |
その元老院議会っての をなんとかしなくちゃ 戦争は終わらないって ことじゃないの!? |
だから、前々から そう言ってただろう? |
僕たちの敵は、国家 そのものだと |
どうすれば あきらめてくださるん でしょうか? |
完全に勝ち目がないと わからせるまで、戦う より他にあるまい |
・・・だな |
でも、それじゃ それまでに大勢の人が 傷ついてしまいます! |
たしかに、そうだ だがな、嬢ちゃん それは仕方がないこと だろうよ |
話し合いで解決でき ねえから、戦争なんて もんをおっ始めたんだ |
話を聞く気がありゃあ いきなり、ドンパチ なんてしかけねえぜ? |
そうですね・・・ |
あめる殿 コレガ戦争ナノデス |
聞き分けろよなぁ ガキじゃねェんだから |
だからって、話しあう ことをあきらめるのは 間違ってます!? |
あきらめたら・・・ そこで、もうおしまい じゃないですか・・・ |
おねえちゃん・・・ |
アメルさん・・・ |
話し合おうにも 我々は、あまりに 向こうの内情を知ら なさすぎます |
せめて、元老院の連中 の意図が、どのあたり にあるのか知ることが できればな・・・ |
・・・・・・ |
だったら、俺たちで それを調べることは できないかな? |
・・・・・・ |
だったら、 それをあたしたちで 調べるってのは どう? |
なっ!? |
・・・! |
あ、あのなー・・・ |
ダメなの? |
*n1 とっても いいとおもうけど |
さすがご主人さま! |
それは名案ですよ |
君はバカか!? |
そんな思いつきだけで 考えたことが、できる はずないだろう!? |
いえ・・・ |
あながち、不可能だと 決めつけることは できませんよ? |
シオンさん? |
デグレアが聖王国への 侵攻を最優先している というのならば |
自国に向ける目は そのぶん、弱くなって いて当然のはずです |
忍び込むことは それほど困難ではない かもしれません |
思いつきだけで 言ってるんじゃないさ |
トライドラを制圧して 自国の安全を確保した 今なら・・・ |
デグレアの目は聖王国 ばかり見てるはずだ 忍び込むことも、無理 じゃないと思うんだ |
思いつきだけで 言ってるんじゃないわ |
トライドラを制圧して 自国の安全を確保した 今なら・・・ |
デグレアの目は聖王国 ばかり見てるはずよ 忍び込むことも、無理 じゃないと思うの |
そうだよね パッフェルさん? |
そうでしょ パッフェルさん? |
な!? なんで、私に同意を 求めるですかー!? |
そういえば パッフェルさんは そうしたことがお得意 だったですよね? |
む~・・・っ たしかに、不可能じゃ ないとは思うですけど ね~・・・ |
今まで、俺たちは デグレアに対して 受け身の行動しか とってなかった |
だけど、これから先は それだけじゃダメだと 思うんだよ |
俺たちの最大の武器は なににも束縛されて いないってことだろ? |
今まで、あたしたちは デグレアに対して 受け身の行動しか とってなかった |
でも、これから先は それだけじゃダメだと 思うの |
あたしたちの最大の 武器はなににも束縛 されてないって ことでしょ? |
・・・! |
だったら、それを 生かして戦ったほうが いいに決まってる! |
デグレアの動きを 調べるってことは、今 俺たちにしかできない ことじゃないか!? |
だったら、それを 生かして戦ったほうが いいに決まってるもの |
デグレアの動きを 調べるってことは、今 あたしたちにしかでき ないことじゃない? |
たしかに・・・ いや、しかし・・・ |
ソレハ、確カニ 一理アリマス |
迷ってたって 今は仕方がないです! |
こういうときは 行動あるのみです! |
彼の考えに |
彼女の考えに |
私は賛成です |
多分、俺たちがいなく たって、ファナンは そう簡単には負けたり しないはずだ |
俺は、そう信じてる |
多分、あたしたちが いなくても、ファナン はそう簡単に負けたり しないはずよ |
あたしはそう信じてる |
*n0・・・ |
うん・・・ そうだねっ! |
止めてもムダかよ ・・・ったく! |
*n1も・・・ そうおもう・・・ |
デグレアに行こう! 行って、俺たちの目で 真実を見届けるんだ |
デグレアに 行きましょう! |
行って、あたしたちの 目で真実を 見届けるのよ |
ええ! |
なるほど・・・ たしかに、デグレアに ついての情報は必要に なるでしょうね |
さすがは *n0くん 目のつけどころが 違いますわね |
さすがは *n0ちゃん 目のつけどころが 違いますわね |
単に無茶苦茶なだけ だと思うけど・・・ |
あら? ミニスちゃん 男の魅力は、どれだけ 冒険できるかってこと じゃないかしら |
ほーっほっほっほ それがわからないとは まだまだ、お子ちゃま ですわねぇ? |
む~っ! |
私も、もうちょっと 若かったら・・・ |
*n0くんに 強引にくっついて いったでしょうに 残念ですこと |
お、お母さまっ!? |
うふふふっ |
そ、それはさておきと して・・・っ |
そんなわけで ファミィさんから街道 の通行許可をいただき たいんです |
そんなわけで ファミィさんから街道 の通行許可をいただき たいんです |
お安いご用よ さっそく今、許可書を 作ってさしあげるわ |
私たちがいない間 ファナンの街のことは 任せたからねっ? ケルマ・・・ |
ふん、誰に向かって そのようなことを口に しているつもりかしら |
そっちこそ、せいぜい ケガして泣いたり しないよう、気をつけ なさいな? |
はい、お待たせ それじゃ、気をつけて いってらっしゃいな |
はい、わかりました |
あ、ちょっと! *n0・・・ |
ん?どしたの ケルマ? |
今回の調査には あの、その・・・ カザミネ様も、ご一緒 されるんでしょう? |
そうよ |
でしたら・・・! ケルマが、ご無事を 願っております、と |
貴女の口から、伝えて おいてくださいませ |
それは構わないけど どうせなら、直接 言ってあげればいい じゃない? |
だって・・・ ご迷惑になるじゃあ ありませんの |
私、悟りましたの カザミネ様は、流れる 雲のように自由な御方 |
とどめておくことが 無理ならば、せめて 遠くから見つめて いたいと思うのです |
ケルマ・・・ 貴女、本気なのね |
・・・わかったわ ちゃんと、彼には 伝えておくから |
約束ですわよ? |
うん、女と女の約束! |
あ゛・・・ |
あれ? ルウが 買い食いだなんて 珍しいな |
あれ? ルウが 買い食いだなんて 珍しいわね |
た、たまたまだから! いつも、こんなに いっぱいお菓子なんて 食べないのよっ? |
別にいいのに・・・ |
だけど、たしかに 持ってる食べ物は どれも甘そうなもの ばっかりだな |
だけど、たしかに 持ってる食べ物は どれも甘そうなもの ばかりね |
ルウみたいに、頭を 使いっぱなしにすると 甘いものが欲しくなる ものなのよ |
どこかで、誰かが 言ってたようなセリフ だよなあ・・・? |
どこかで、誰かが 言ってたようなセリフ よねぇ・・・? |
だったら、パッフェル さんのところのケーキ 食べてみたかい? |
だったら、パッフェル さんのところのケーキ 食べてみた? |
・・・けーき? |
もしかして、ケーキを 知らないのか? |
もしかして、ケーキを 知らないの? |
し、知ってるわよぉ! たしか、お誕生日の お祝いとかに食べる ヤツでしょう? |
食べたことは・・・ ないケド・・・ |
別に、誕生日に限らず 食べていいものなんだ けどね |
別に、誕生日に限らず 食べていいものなんだ けどね |
そうなのっ!? |
・・・って、ちょっと ルウっ!? |
・・・って、ちょっと ルウっ!? |
ルウ |
それ、あげるから! 食べちゃっていいから それじゃあっ! |
そう言われても・・・ 俺一人じゃ、こんなに 食べれないってば!? |
そう言われても・・・ あたし一人でこんなに 食べきれないってば? もぉ・・・ |
自由な立場だから できること・・・か |
言われるまで、私には 思いもつかなかった 発想だな |
やろうとしてることが 無茶だってのは、また 別だろうけどね |
それでも やらないよりは、絶対 やってみるべきだと 俺は思うから・・・ |
やろうとしてることが 無茶なのは、ご愛敬ね |
それでも やらないよりは、絶対 やってみるべきだって あたしは思ったの |
その考え方には、私も 賛成するよ |
自由な立場、か |
私のような騎士には 本来、あり得ざるべき ものだよ |
誰かに仕えてこその 騎士だからね |
・・・・・・ |
ただ、こうして亡国の 騎士となって、黒騎士 の葛藤を見ることに なって・・・ |
今は、正直・・・ わからなくなっている |
騎士というものが どうあるべきものか なんのためにあるべき ものなのか |
シャムロック・・・ |
・・・ははは すまない、愚痴に なってしまったな? |
まさか、君の口から あんな建設的な意見が 出てくるとはな |
じゃあ、ネスも俺の 考えに賛成してくれる んだな? |
じゃあ、ネスもあたし の考えに賛成して くれるのね? |
思いつきそのものは たしかに、有益なもの だったからな・・・ |
ただ、問題はそれを 本当に実行できるのか ということだ |
きっと大丈夫さ! 今までだって、俺たち 無茶だと思うことでも やり遂げたんだ |
今回だって、きっと うまくいくよ |
きっと大丈夫よ! 今までだって、あたし たちは無茶なことを やり遂げたんだもの |
今回だって、きっと うまくいくわよ |
不思議だな・・・ |
言ってることは 昔と同じで、無茶苦茶 だっていうのに |
今は、心配より先に 妙な安心感を感じて しまうよ |
ネス・・・ |
もっとも・・・ 単に、僕が場慣れを してしまっただけなの かもしれんがな? |
・・・ううっ |
・・・むーっ |
しかし、不思議なもの ですね・・・ |
ばらばらに動いていた はずの私たちが *n0さんを きっかけにして |
こうしてまた、同じ 目的をめざすことに なるなんて・・・ |
まこと、縁とは異な ものでござるよ |
ええ、まるで サイジェントの時と 同じですね・・・ |
*n0さんは まだまだ未熟です ですが、そのひたむき な気持ちが・・・ |
知らず知らずに 私たちをつき動かして しまう・・・ |
本人は、きっと 自覚していないので しょうけれどね |
シオン殿は、かなり *n0殿に いれこんでおられる ように思えるが |
そうかもしれませんね たしかに・・・ |
はい、どうぞ? |
あれ? なんだか 珍しい顔ぶれが揃って いるけど・・・ |
なにを話してたの? |
あらま? なんだか 珍しい顔ぶれが揃って るけど・・・ |
なにを話してたの? |
え、えーっと・・・ |
昔話に、華を咲かせて いただけですよ |
サイジェントの話? だったら、俺にも 聞かせてほしいなあ? |
サイジェントの話? だったら、あたしにも 聞かせてほしいなあ? |
ええ、いいですとも さあどうぞ・・・ |
元老院議会か・・・ わしには、あまり良い 思い出はないな |
けど、デグレアに住む 人たちは、そのやり方 に納得してるんじゃ ないの? |
本当に不満だったら 反抗するはずだし |
けど、デグレアに住む 人たちは、そのやり方 に納得してるんじゃ ないの? |
本当に不満だったら 反抗するはずだし |
そうだな・・・ それが、なによりの 問題なのかもしれん |
大絶壁と、険しい山々 に囲まれたあの街には 外部から訪れる者が ほとんどおらぬ |
だから、古くからの しきたりに誰もが疑問 を抱かなくなって しまっておるのさ |
偉そうに非難しておる わしとて、戦の中で 初めて自国の問題点に 気づいたのだ |
あの街で普通に暮らす 者たちに、同じことを 求めるのは酷という ものだろうな・・・ |
そっか・・・ |
あれが、デグレアか |
あれが、デグレアね |
まさか、この目でまた 故郷の街を見ることに なるとはな・・・ |
この街で、おじいさん は暮らしていたのね |
まさに「崖城都市」と 呼ばれるにふさわしい 姿だな・・・ |
ここから、全てが 始まったってわけかよ |
・・・くしゅん! |
な、なんか・・・ すっごく寒くないっ? |
ど、ど、ど、ど・・・ 同感、かも・・・っ |
ああ、ほら 二人とも、そんな カッコじゃ風邪を 引いちゃうわよ? |
雪が、積もってるん ですものね |
なんだい だらしないねぇ? 二人とも |
モーリンと一緒に しないでよぉ? |
あうううう・・・ |
君の目論見どおり ここまでは、うまく 来ることができたが |
ここから先は どうするつもりだ? |
警備の手薄な場所を 探して、そこから中に 入り込むよ |
警備の手薄な場所を 探して、そこから中に 入りましょう |
それしかないですねー さすがに正門の警備は キツそうですし・・・ |
どっちにしろ、こうも 大勢で行くわけには いかねーぜ? |
わかってる・・・ みんなは、ここで 待っててくれればいい |
わかってるわ・・・ みんなは、ここで 待っててくれればいい |
行くのは・・・ シオンさんと俺だけで 充分だ |
行くのは・・・ シオンさんとあたしで 充分よ |
なんだって!? |
あるじ殿 ソレハ、アマリニモ 無茶デス!? |
ご主人さまっ 無茶ですよぉっ!? |
やはり、そのつもり でしたか・・・ |
言い出したのは 俺だからね |
言い出しっぺは あたしだもの |
だからって、君は 素人じゃないか!? |
心配するなよ こう見えても、伊達に 脱走ばっかりしてた わけじゃないさ |
身の軽さだったら 結構、自信あるんだぜ |
心配しないで こう見えても、伊達に 脱走ばっかりしてた わけじゃないわ |
身の軽さだったら 結構、自信あるのよ♪ |
しかし・・・ |
止めても無駄ですよ ネスティさん |
彼を信じて おあげなさい? |
信じておあげなさい? |
・・・・・・ |
*n0 気をつけてくださいね |
うん、ありがとう アメル |
うん、ありがとう アメル |
おい、メガネ? こいつが言い出したら 聞かねェバカなのは |
テメエが一番よく 知ってんだろうが? |
・・・・・・ |
シオンさん・・・ |
このお調子者を |
どうかよろしく お願いします |
かしこまりました では、行きましょうか |
気をつけてな |
・・・うん! |
・・・うん! |
言い出したのは俺 だからね |
パッフェルさんと 俺だけで行くよ |
言い出しっぺは あたしだもの |
パッフェルさんと あたしだけで行くわ |
無茶だ!? 君は、素人じゃ ないか!? |
心配するなよ こう見えても、伊達に 脱走ばっかりしてた わけじゃないさ |
身の軽さだったら 結構、自信あるんだぜ |
心配しないで こう見えても、伊達に 脱走ばっかりしてた わけじゃないわ |
身の軽さだったら 結構、自信あるのよ♪ |
そういう問題じゃあ ないだろう!? |
あるじ殿 ソレハ、アマリニモ 無茶デス!? |
ご主人さまっ 無茶ですよぉっ!? |
そうですよ!? 私一人ならともかく |
*n0さんの 身の安全までは保証 できませんよ!? |
わかってる・・・ |
わかってるわ・・・ |
わかってるって 言われても・・・ |
俺は、自分の目で たしかめたいんだ |
今まで、俺たちが 戦ってきたものの姿を |
どうしても、この目で たしかめたいんだよ! |
あたしは、自分の目で たしかめたいのよ |
今まで、あたしたちが 戦ってきたものの姿を |
どうしても、この目で たしかめたいのよ! |
・・・とはいえ 意気ごみだけでは 真実をたしかめられは しませんよ? |
え? この声は・・・ |
ガルルル・・・って あれ?このニオイ ユエル、知ってる!? |
こんにちは、みなさん |
シオンさん!? |
な、なんで・・・ シオンの大将がこんな 場所にいるの? |
そ、それよりも・・・ この人、今、なんにも ない所から、いきなり 出てきたよっ!? |
その格好・・・ 大将、あんた いったい・・・? |
シオン殿はな シルターンの忍の者 なのでござるよ |
シノビだって!? |
シノビですって!? |
シノビって・・・ ジャパニーズニンジャ ってことかい!? |
たしか、不思議な術を 会得した、シルターン の暗殺者と記憶して いますが・・・ |
ちょっと、カザミネ キミ、どうしてそんな こと知ってるのよ? |
シオンさんもまた 私たちと共に魔王と 戦った仲間だからです |
なんだって!? |
そんじゃ、あんたたち 最初っから、知ってて 黙ってたのかい? |
シノビというものは その正体を悟らせずに 活動するもの |
お二人には、私から 黙っていてもらうよう お願いしていたんです |
ひゃあ・・・ 私も、ちっとも気づき ませんでしたよ・・・ |
ギブソン殿とミモザ殿 からも、そう頼まれて いましたしね |
先輩たちが? |
ええ |
みなさんのことを 陰から見守りながら |
いざという時には それとなく助けるよう 頼まれていたんです |
もっとも、私が力を 使ったのは、最初だけ でしたがね・・・ |
それじゃ、黒の旅団に 包囲されたあの時 |
不思議な霧を使って 俺たちを助けてくれた のは、大将!? |
不思議な霧を使って あたしたちを助けて くれたのは、大将!? |
そういうことです |
先輩たちは、そこまで 僕らを気づかっていて くれたのか・・・ |
しかし、シオン殿 どうして今になって 正体を明かしたりした のでござるか? |
一部始終を拝見させて もらいましたが |
このままでは *n0さんを 止められそうにもない と思いましてね |
大将も、俺が行くのに 反対するのかい? |
大将も、あたしが行く のに反対? |
いいえ、その逆です |
私は、貴方が目的を |
私は、貴女が目的を |
果たすために、ご助力 させていただきます |
それだけの覚悟を |
貴方はもっているよう |
貴女はもっているよう |
ですからね |
大将・・・ |
しかし・・・ |
止めても無駄ですよ ネスティさん |
彼を信じて おあげなさい? |
信じておあげなさい? |
・・・・・・ |
*n0 気をつけてくださいね |
うん、ありがとう アメル |
うん、ありがとう アメル |
おい、メガネ? こいつが言い出したら 聞かねェバカなのは |
テメエが一番よく 知ってんだろうが? |
・・・・・・ |
シオンさん・・・ |
このお調子者を |
どうかよろしく お願いします |
かしこまりました では、行きましょうか |
気をつけてな |
・・・うん! |
・・・うん! |
妙ですね・・・ 戦争を仕掛けている 最中だというのに |
城内が静かすぎます まるで、人の気配が しません |
トライドラの時と 同じだ・・・ |
トライドラの時と 同じだわ・・・ |
あの時も、こんな風に 不気味な静けさに 包まれていた・・・ |
あの時も、こんな風に 不気味な静けさに 包まれてた・・・ |
長居は無用ということ かもしれません |
急ぎましょう? 会議室はあちらです |
うん |
ええ |
誰もいないみたい だけど・・・ |
いえ・・・ あそこをご覧なさい? |
な・・・っ!? |
あそこに倒れてるのは 元老院の議員たちじゃ ないのか? |
それに・・・ それを見下ろしている あいつらは・・・!? |
あ・・・っ!? |
あそこに倒れてるのは 元老院の議員たちじゃ ないの? |
それに・・・ それを見下ろしている あいつら・・・!? |
むう・・・ いくら、この街の気候 が寒くとも、さすがに 年月が経ちすぎたわ |
そろそろ、こいつらの 身体もガタがきておる |
しょせんはナマモノ ですからな・・・ |
ここまで使えただけで よしとするべきかと |
それに比べてさァ ルヴァイドちゃんたら 意外と使えないよねェ |
大口を叩くわりに 我らの加勢なしでは 街ひとつおとすことも できぬではないか |
まあまあ、二人とも そう責めるものでも ないでしょう |
戦いが長引くほうが 我々にとっては都合が いいのです |
それにあの男の価値は 武人としての力量より その愚直さにあるの ですから・・・ |
キャハハハッ! ホント、かわいいよね 黒騎士サマったら! |
自分に命令している 元老院議会が、屍人の 集まりだってことさえ 気づかないんだもん |
クククク・・・ まして、反逆者として 処刑されたという 御自分の父親が・・ |
真実に気づき、たった 一人で我らに挑んで 返り討ちにされたとは 思いもしますまい? |
カーッカッカッカ! まさに、親子そろって 愚かなことよ・・・ |
なんてことだ・・・ |
デグレアが、あいつら に乗っ取られていた なんて・・・!? |
黒騎士たちは・・・ そうとは知らないで 連中に操られている っていうのか!? |
なんてこと・・・ |
デグレアが、あいつら に乗っ取られていた なんて・・・!? |
黒騎士たちは・・・ そうとは知らないで 連中に操られている っていうの!? |
・・・くそぉっ!! |
・・・そんなっ!! |
そこにいるのは 誰ですかっ!? |
しまった!? |
ひきあげますよ! *n0 |
ケホッ!ゲホッ! なによ、この煙っ!? ムカつくうぅぅっ!! |
見たか、キュラーよ? |
ええ、今のはたしかに 我々の邪魔をしてきた あの召喚師・・・ |
逃がすわけには まいりますまい! |
デグレアの民よ・・・ かりそめの眠りから 今、ここによみがえれ |
この街にまぎれこんだ 命ある者をひっ捕らえ 我が前へと連れて くるのだッ!! |
ガアァァァァッ!! |
やっぱり、デグレアの 人たちもみんな屍人 や鬼に変えられていた のか・・・!? |
やっぱり、デグレアの 人たちもみんな屍人 や鬼に変えられていた のね・・・!? |
道理で、気配が 読みとれないはずです |
すいません・・・ 俺が、ドジったせいで |
すいません・・・ あたしのドジのせいで |
弁解など、今はなんの 役にも立ちませんよ |
それよりも、ここから 逃げることに全力を 傾けなさい! |
・・・はいっ! |
*n0! ふせてっ!! |
くたばりやがれっ!? ゾンビどもがぁ!! |
貴方たちみたいな お客さんは、当店では お断りですうっ!! |
みんな・・・!? |
あるじ殿、ゴ無事デ? |
お~っ!どうやら くたばっちゃいねェ ようだなァ? |
おにいちゃん? 大丈夫!? |
おねえちゃん? 大丈夫!? |
ご主人さま! 大丈夫ですか? |
待ってるだけってのは どーも、性にあわなく ってなあ・・・ |
パッフェルさんに お願いして、こっそり 街の様子を調べて もらったんです |
そしたら、スルゼン砦 の時とおんなじじゃあ ないですか・・・ |
ヤバイって思ったんで こうして、助っ人の 出前にきたわけですよ ハイ |
ほう、わざわざ 集まってくれるとは 手間が省けますな |
キュラー!? それに、ビーニャ! ガレアノも!! |
元老院議会ってのは こいつらに乗っ取られ ていたんだ・・・ |
元老院議会ってのは こいつらに乗っ取られ ていたのよ・・・ |
黒騎士たちは こいつらにだまされて 操られているんだよ! |
黒騎士たちは こいつらにだまされて 操られているのよ! |
なんだって!? |
貴様ら・・・ よくも、そのような ことを・・・!! |
キャハハハッ!! 今さら悔しがっても 手遅れだよォ? |
貴方たちにはここで 死んでもらいます |
『鍵』となる娘だけは こちらにいただかせて もらうがなぁ!? |
みなさん! まともに戦っては 数でかないませんっ! |
目くらましの霧を 使います そのうちに・・・ |
・・・オンッ! |
みんな、逃げるぞ!? |
みんな逃げるわよ!? |
もォォォっ!? また、煙にまくなんて ムカつきまくりィっ! |
絶対に、逃がしては なりませんよ! |
あいつら、まだ 追いかけてくる!? |
ハッ!しつけえ 野郎共だぜッ・・・ |
カザミネ殿っ! |
・・・心得た! |
キエェェェェェッ!! |
なッ、なんだとッ!? |
城門を・・・ まっぷたつに!? |
さあ、今のうちです! |
シオンの大将の目くらましと カザミネさんの機転によって |
俺たちは、屍人たちの街と 化した崖城都市から、無事に 逃げ出すことができた |
デグレアに巣食っていた闇 そのあまりの大きさに 俺たちは戦りつを感じていた |
元老院議会を牛耳ることで あの三人の召喚師は、なにを 企んでいるのだろうか? |
はっきりと言えるのは 彼らが、俺たちにとっての 本当の敵だということ |
そして、ルヴァイドたちは 彼らの手で踊らされていた だけの存在だったということ |
彼らの忠誠は、けして 報われないのだ・・・ |
シオンの大将の目くらましと カザミネさんの機転によって |
あたしたちは、屍人の街と 化した崖城都市から、無事に 逃げ出すことができた |
デグレアに巣食っていた闇 その大きさは、あたしの 想像をこえていた |
元老院議会を牛耳っていた あの三人の召喚師は、なにを 企んでるのだろう? |
はっきりと言えるのは 彼らが、あたしたちに とっての本当の敵ってこと |
そして、ルヴァイドたちは 彼らの手で踊らされていた だけの存在だったということ |
そんな彼らに、あたしは 哀れみを感じていた・・・ |
デグレアという国 そのものが、屍人使い たちに利用されていた とはな・・・ |
中央集権という政治の やり方を、逆手に利用 されたわけだ |
うん、俺もてっきり 戦争を挑んでいるのは デグレアの意志だと 思ってたのに・・・ |
あたしもてっきり 戦争を挑んでいるのは デグレアの意志だと 思ってたのに・・・ |
世間がそう思うのも 彼らの計算のうちなん だろうな |
同じ、だな・・・ |
え? |
かつての僕と、今の デグレアの兵士たちは まったく同じだよ |
命令されるがままに 動くだけの操り人形さ そこに疑問の入りこむ 余地なんてない |
ネス・・・ |
違うのは・・・ *n0 僕には、君がいて くれたということだ |
操り糸にがんじがらめ にされていた僕の心に 君は、無遠慮なまでに 近づいてきて |
あっけらかんとした 態度で、ことごとく それらを断ち切って しまったんだ |
な、なんか・・・ あんまり、ほめられて ないような気がする けど・・・? |
な、なんか・・・ あんまり、ほめられて ないような気がするん ですけど・・・? |
それは、受けとる君の ほうに問題があるせい じゃないのか? |
うう・・・っ |
むー・・・っ |
黒騎士たちの心にも 君のその想いが伝わる といいんだがな・・・ |
それじゃ、ネス!? |
それじゃ、ネス!? |
ああ、裏のからくりが はっきりとした今なら 戦いではなく、和解の 道もあり得るだろう |
君の行動が、その道を 開いたんだからな 今回ばかりは、素直に 認めるよ・・・ |
あははは・・・ |
うふふふ・・・ |
ネスが面と向かって 俺を認めてくれたのは 初めてかも!? |
ネスが面と向かって あたしを褒めたのって 初めてかも!? |
それじゃあ、あの方が 言ってた反逆者の汚名 っていうのは・・・? |
キュラーたちがでっち あげた、濡れ衣だった ってことだよ |
鷹翼将軍レディウスは たった一人で、祖国を 覆い尽くそうとする闇 と戦っていたんだ |
普通の人にはできる ことじゃないと思うよ |
キュラーたちがでっち あげた、濡れ衣だった ってことじゃないかな |
鷹翼将軍レディウスは たった一人で、祖国を 覆い尽くそうとする闇 と戦っていたのよ |
普通の人にはできる ことじゃないと思うわ |
ルヴァイドさんは そんなお父さんの本当 の姿を、知らされずに いたんですね |
かわいそうです・・・ お二人とも・・・ |
お二人だけじゃない 他のデグレアの兵士の みなさんだって |
様々な思いと共に この戦いに参加してる はずなのに |
それを自分たちの いいように利用しよう だなんて・・・ |
だから、俺 ルヴァイドたちに全部 話そうと思ってる |
だから、あたし ルヴァイドたちに全部 話そうと思ってるの |
*n0 それじゃ・・・? |
ああ、こんな戦いに 意味なんてないからね |
やめるように、説得を したいと思ってる |
黒騎士たちが、俺の 言葉を信じてくれるか どうかはわからない けれど・・・ |
ええ、こんな戦いに 意味なんてないわ |
やめるように、説得を しなくちゃ |
黒騎士たちが、あたし の言葉を信じてくれる かどうかはわからない けれど・・・ |
だいじょうぶですよ! |
貴方の言葉ならきっと |
貴女の言葉ならきっと |
あの人たちにも届いて くれるはずです |
だって、貴方の優しい |
だって、貴女の優しい |
その言葉は、今までに たくさんの人たちを 救ってるんですもの |
アメル・・・ |
あたしが保証しますよ だって、あたしは 他の誰よりも・・・ |
*n0 |
貴方のその優しさに |
貴女のその優しさに |
救われてるんですもの |
ありがとう、アメル |
君にそう言われると なんだか、自信が わいてくるよ・・・ |
あなたにそう言われる となんだか、自信が わいてくるわ・・・ |
るーちんわーくトシテ 運営サレルしすてむノ 盲点ヲツカレタヨウナ モノデスネ・・・ |
形トシテノ機能ガ保持 サレテイレバ、末端ノ 立場ノ者タチガ |
上層部ノ異変ニ気ヅク コトナド皆無デスカラ |
統制がとれている集団 だけに、余計にそれが 裏目に出たってことか |
統制がとれている集団 だけに、余計にそれが 裏目に出たってことね |
アル意味、でぐれあト イウ組織ノ在リ方ハ ろれいらる的ダッタト イエルノデショウ |
正常ニ機能シテイレバ 効率的デスガ、反面 とらぶるニ柔軟ニ対応 スルコトガデキナイ |
あるじ殿タチ、人間ガ 自分タチ機械兵士ニ 勝ルノハ、マサニソコ ダト思イマス |
そんなに大したこと だとは思わないん だけどなあ・・・? |
そんなに大したこと だとは思わないん だけどねぇ・・・? |
ソレハ、あるじ殿ガ 人間デアルカラデス |
自分カラスレバ ソレハ、トテモ ウラヤマシイモノデ アルノデスヨ? |
うらやましい・・・って もしかして*n1 すねてるのか??? |
うらやましい・・・って もしかして*n1 すねてるの??? |
ケッ!どいつも こいつも、ニンゲンは バカ揃いだぜ |
自分の上にいるヤツが 何者かぐらい、テメエ で把握しろってーの! |
それができないように してたのが、あいつら 三人の巧妙なところ なんじゃないか? |
それができないように してたのが、あいつら 三人の巧妙なところ なんじゃないの |
オレからすりゃあ そんなもんは、負け犬 の遠吠えでしかねェよ |
特にバカなのは あの黒騎士と、その オヤジだな |
おい!*n1 そこで、どうして 鷹翼将軍の名前が出て くるんだよ!? |
こら!*n1 そこで、どうして 鷹翼将軍の名前が出て くるワケ!? |
あの人は、一人で ガレアノたちと戦って たんじゃないか!? |
あの人は、一人で ガレアノたちと戦って たんじゃない!? |
その「一人で」って ところが、バカの極み なんじゃねェか |
相手は、街ひとつを 乗っ取ろうとしてる 連中なんだぞ? |
一人で戦って、勝てる はずなんかねェだろう がよ!? |
それは・・・ |
ケツまくって、自分 だけでも逃げときゃあ よかったんだよ |
オレなら、そうやって 後から倍返しするぜ? |
・・・・・・ |
勇気と無謀ってのはな いつだって、紙一重の もんなんだよ |
今回のテメエの行動も まさにそれよ・・・ ムキになって、無茶な ことしやがって |
*n1・・・ |
カッコつけて危険を 犯すよりも、みっとも なくても絶対に安全な 方法をとりやがれ! |
・・・わかったな? |
うん・・・ 悪かったよ・・・ |
うん・・・ 悪かったわよ・・・ |
ケッ!ニンゲンに 説教するたァ、オレも 相当ヤキが回っちまっ たもんだぜ・・・ |
悔しいけど、たしかに *n1の言ったことは 図星かもしれない・・・ |
悔しいけど、たしかに *n1の言ったことは 図星かもしれない・・・ |
あのひとたちも・・・ まっくろだったよ |
こころが、まっくろで こわかった・・・ |
キュラーたちのことを 言ってるのかい? |
キュラーたちのことを 言ってるの? |
・・・(こくん) |
*n1は そうやって、人の心が わかるみたいだけど |
それって、どうやって 見わけるんだい? |
*n1は そうやって、人の心が わかるみたいだけど |
それって、どうやって 見わけるの? |
ほうじゅを透かすとね みえるの・・・ |
そのひとのむねに とびらがあって・・・ そのなかに、いろんな 色があって・・・ |
その色で、こころが わかるんだよ? |
へえ・・・ |
でも、ふつうはとびら しまっているから いつでもみえるわけ じゃないよ・・・ |
おにいちゃんは・・・ べつだけど・・・ |
おねえちゃんは・・・ べつだけど・・・ |
えっ!? |
へっ!? |
おにいちゃんのこころ さいしょから・・・ とびら、あいてたよ? |
おねえちゃんのこころ さいしょから・・・ とびら、あいてたよ? |
そこから、みえた色 *n1の だいすきな色だった |
シルターンのそらの色 あおくて、やさしい きれいな色・・・ |
だから・・・ |
おにいちゃんに ついてきたの |
おねえちゃんに ついてきたの |
*n1・・・ |
空の色、か・・・ いつまでもそんな心を 持ち続けられたなら いいけどな・・・ |
空の色、か・・・ いつまでもそんな心を 持ち続けられたなら いいんだけど・・・ |
ボク、ずっと デグレアの人たちは ひどいって思ってたん ですけど・・・ |
今日のアレを見て すごく、そんな自分が イヤになりました |
トライドラよりも先に デグレアの人たちが あんな姿にされていた なんて・・・ |
*n1が 気に病むことはないよ |
誰だって、まさか あんなことになってる とは思いもしなかった んだからさ・・・ |
*n1が 気に病むことはないわ |
誰だって、まさか あんなことになってる とは思いもしなかった んだから・・・ |
結局、悪いのは あのビーニャたち だったんですね |
まあ、な・・・ だけど、なにもかもが あいつらのせいだとは 俺には思えないよ |
異変に気づけなかった デグレアの人たち 命令に従うだけを考え てしまってる黒騎士 |
そんなデグレアの動き になんの疑問ももって なかった俺たちだって 責められるべきさ |
そう、ね・・・ だけど、なにもかもが あいつらのせいだとは あたしには思えない |
異変に気づけなかった デグレアの人たち 命令に従うだけを考え てしまってる黒騎士 |
そんなデグレアの動き になんの疑問ももって なかったあたしたちも 責められるべきだわ |
無関心だったことが こんな事態を招いて しまったんですね |
ああ・・・ だけど、それが変だと わかった今、これ以上 戦う必要なんてない |
俺は、黒騎士を説得 してみせるよ ありのままの真実を 彼に伝えれば |
きっと、わかって くれると思うんだ |
ええ・・・ だけど、それが変だと わかった今、これ以上 戦う必要なんてない |
あたしは、黒騎士を 説得してみせる ありのままの真実を 彼に伝えれば |
きっと、わかって くれると思うの |
ええ、ボクもそれが いいと思いますよ |
ご主人様なら、きっと この戦いを止められる はずです |
ボクは、そう信じて ますから! |
*n1の 期待に応えられるよう がんばらないとな? |
*n1の 期待に応えられるよう がんばらないとね? |
いったい、奴らは どれだけの人間を まきこめば、気がすむ ってんだよ・・・ |
味方にまで、あんな ことをするなんて 信じられないよ |
味方にまで、あんな ことをするなんて 信じられないわよ |
味方、か・・・ |
もしかすると、奴らは デグレアも使い捨ての 道具にしちまうつもり なのかもな? |
そんな!? |
考えてもみな? 住民全部をバケモノに 変えたってことは |
都市としてのデグレア の価値を、台無しに してるってことだぜ? |
あ・・・! |
ただ、わからねーのは そうまでして、奴らが なにをしようとしてる のかってことだ |
どうも、イヤな予感が してたまらねえぜ |
住む人のいない都市を 手に入れて、いったい 奴らになんの得がある っていうんだろう? |
住む人のいない都市を 手に入れて、いったい 奴らになんの得がある っていうのかしら? |
どうも、引っかかる わねえ・・・ |
なにがだい、ケイナ? |
なにが、ケイナ? |
今回のデグレアといい 以前のトライドラの時 といい・・・ |
鬼神使いたちがその気 になれば、街なんて 簡単に攻め落とせる ってことじゃない? |
なのに、ファナンに 限っては、どうして それをしないのかしら |
言われてみれば たしかに・・・ |
言われてみれば たしかに・・・ |
街の内側から 侵略をしていく 連中のやり方は |
ファナンのように 召喚術で守りを固めて いる街にこそ、有効だ と思うのよ |
なのに、わざわざ 大軍で力任せに攻めて いこうとするなんて |
まるで、わざと被害を 大きくしてるような ものじゃない? |
そういえば! キュラーが言ってたよ |
これからの戦いは 長引いたほうが都合が いいんだって・・・ |
そういえば! キュラーが言ってたわ |
これからの戦いは 長引いたほうが都合が いいんだって・・・ |
都合がいいって・・・ どうしてそんな結論が 出てくるのよ!? |
それはわからないよ だけど、たしかに そう言ってあいつらは 笑ってたんだ・・・ |
それはわからないわよ だけど、たしかに そう言ってあいつらは 笑ってた・・・ |
被害を大きくして、あいつらに いったいなんの得があるって いうんだ? |
被害を大きくして、あいつらに いったいなんの得があるって いうのかしら? |
デグレアは僕にとって 絶対に許すことが できない敵でした |
村を焼き払い、人々を 容赦なく殺したことを 思い出すたびに・・・ |
同じ人間とは思えない 連中だって、ずっと 思っていました |
でも、まさかその敵が 本当の意味で、人間で なかったなんて・・・ |
デグレアの暴虐は 屍人使いたちの手で 仕組まれたものだった わけだもんな |
デグレアの暴虐は 屍人使いたちの手で 仕組まれたものだった わけだものね |
僕は、絶対にあいつら を許しません |
レルムの村の人たち トライドラの人たち そして、デグレアの人 たちのためにも |
必ず、倒してみせます 絶対に! |
ロッカ・・・ |
そうだよな・・・ あの三人だけは、許す わけにはいかないよな |
そうだよね・・・ あの三人だけは、許す わけにはいかないわね |
ハッ、まさか 戦争をふっかけた親玉 の街が、一番の被害者 だったとはな・・・ |
黒騎士たちも、結局は あの三人の召喚師たち によって踊らされてた だけだった |
彼らも、ある意味で 被害者といえるのかも しれないな・・・ |
黒騎士たちも、結局は あの三人の召喚師たち によって踊らされてた だけだったのね |
彼らも、ある意味で 被害者といえるのかも しれないわね・・・ |
だからって、ヤツらが やったことを水に流す つもりなんて、俺には ないからな? |
リューグ!? |
だまされていようが 村を焼き払ったのは 間違いなく、黒騎士の やったことなんだ |
ケジメはつけさせて もらうぜ・・・ |
この戦争は、もう意味 のないものなんだぞ! リューグ!? |
この戦争は、もう意味 のないものなのよ! リューグ!? |
わかってるさ テメエらのやることに 俺は最後までつきあう |
だが、そこから先は 俺とあの野郎の問題だ 誰にも、口は出させ たりしねえ・・・! |
たとえ、お前でもな *n0 |
ダメだよ・・・ それじゃ、ダメなんだ |
ダメだよ・・・ それじゃ、ダメなのに |
それじゃまた、誰かが 傷ついたり、悲しむ だけじゃないか!? |
それじゃまた、誰かが 傷ついたり、悲しむ だけじゃない!? |
リューグ・・・ 分かってくれっ! |
リューグの・・・ わからず屋・・・っ! |
ねえ、*n0 素直でいることって 本当にいいことなの? |
どうしたんだよ? いきなり、そんなこと 聞くなんて |
どうしたのよ? いきなり、そんなこと 聞くなんて |
みんなに会うより前の 私は、他人に心を開け ない子だった・・・ |
自分の気持ちがうまく 伝えられず、ワガママ ばかり言っていたの |
だけど、ある人たちと 出会ったことで、私は 変わることができた |
ファミィさんから 聞いてるよ。家出して いた頃の話だよな? |
ファミィさんから 聞いてるよ。家出して いた頃の話よね? |
うん・・・ |
その人たちから 私、信じるってことの 大切さを教わったわ |
でもね・・・ デグレアのやり方を 見ているうちにね |
こわくなってきたのよ 素直に人を信じるのが いいことなのか・・・ |
ミニス・・・? |
だって そうでしょ!? |
平気で嘘をついたり 約束を破ったり |
あいつら、そうやって 素直に信じた人たちを おとしいれて、笑って いるのよっ!? |
ねえ、*n0 どこから、どこまで 信じたらいいの? |
・・・・・・ |
私、こわいよ・・・ 信じてた人に裏切られ るのが、こわい! |
なあ、ミニス・・・ |
人の気持ちにまつわる ことには、絶対の答え なんてないんだよ? |
人の数だけその答えは あって、どれひとつと して同じものなんて ないんだ・・・ |
ねえ、ミニス・・・ |
人の気持ちにまつわる ことには、絶対の答え なんてないのよ? |
人の数だけその答えは あって、どれひとつと して同じものなんて ないもの・・・ |
!! |
だまされたくないから 誰も信じないっていう のも、答えのひとつさ |
でも俺は、それでも 人を信じることには 素直でいたい |
たとえ、その気持ちが 幾度となく裏切られた としても・・・ |
信じ続けたいと思うよ |
だまされたくないから 誰も信じないっていう のも、答えのひとつ |
でもあたしはそれでも 人を信じることには 素直でいたいの |
たとえ、その気持ちが 幾度となく裏切られた としても・・・ |
信じ続けたいと思うの |
*n0・・・ |
自分の気持ちを もう一度、よく考えて みるんだ |
ゆっくりでもいい でも、これはミニスが 自分で見つけなくちゃ いけない答えだから |
・・・わかるよな? |
自分の気持ちを もう一度、よく考えて みなさい |
ゆっくりでもいいから でも、これはミニスが 自分で見つけなくちゃ いけない答えなのよ |
・・・わかるよね? |
うん・・・ 私、考えてみる・・・ |
ちゃんと考えて 自分の答えを、自分で 見つけてみるっ! |
俺にはあんなふうに しか言えなかったけど わかってくれたよな? ミニス・・・ |
あたしはあんなふうに しか言えなかったけど わかってくれたよね? ミニス・・・ |
あ・・・ *n0 |
どうしたんだよ? デグレアから戻って きてから、なんだか 元気がないけど |
やっぱり、そんな 格好でいたから カゼでもひいたのか? |
どうしたのよ? デグレアから戻って きてから、なんだか 元気がないけど |
やっぱり、そんな 格好でいたから カゼでもひいたの? |
・・・・・・ |
どれどれ? |
きゃっ!? あわわわわわっ!? |
ほら、なんだか 熱っぽいぞ 顔だって赤いし |
ほら、なんだか 熱っぽいぞ 顔だって赤いし |
そそっ、それはっ! 違うんだってばさ もぉ・・・っ |
??? |
別に、身体が変って わけじゃないよ |
だったら、なにが 理由なんだ? |
だったら、いったい どうしたのよ? |
聞いても・・・ 笑わないどくれよ? |
うん |
ええ |
こわいんだよ・・・ あたい・・・ |
!? |
あたい、今までは 目の前で戦う相手しか 見てなかった。それで いいと思ってた |
でも、気づいちまった 腕っぷしの強さとは 全然、違う力ってもん があるって・・・ |
モーリン・・・ |
あの連中のやり方は 悪意に満ちてる 殴ったって、そいつは どうにもなんない! |
そう思うと、握った 拳が震えちまうんだよ |
あははは・・・ 情けないよね? あたいの取り柄ってば それだけなのにさ |
別に、こわくたって いいじゃないか? |
別に、こわくたって いいじゃない? |
・・・え? |
ガレアノたちは悪意を 武器に戦いを挑んでる |
だけど、俺たちが 同じ武器で戦う必要は ないさ。俺たちなりの やり方でいいんだ |
モーリンはモーリンの 戦い方をすればいい 迷うことなんてないよ |
もし、あいつらの悪意 に負けそうになったら その時は、俺やみんな を頼ればいい |
ちゃんと、支えて あげるからさ? |
ガレアノたちは悪意を 武器に戦いを挑んでる |
だけど、あたしたちが 同じ武器で戦う必要は ない。あたしたちなり のやり方でいいのよ |
モーリンはモーリンの 戦い方をすればいい 迷うことなんてないわ |
もし、あいつらの悪意 に負けそうになったら その時は、あたしや みんなを頼ればいい |
ちゃんと、支えて あげるから? |
*n0・・・ |
・・・なーんてね 本当のところ言うと あたしなんか、ずっと 不安続きなのよ? |
えっ!? |
ホントよ?こっそり 泣いちゃう夜だって あるんだから? |
でも、泣いてても なんにも変わんないし だから、やせ我慢して がんばってるの |
そっか・・・ |
だから、モーリンも 負けちゃわないで 一緒に、がんばろ? |
・・・うん! |
ありがと・・・ *n0 おかげで、なんだか 楽になれたよ・・・ |
うん・・・ モーリンには、やっぱ そういう元気な顔が 一番似合ってるよ |
うん・・・ モーリンには、やっぱ そういう元気な顔が 一番似合ってるよ |
考えられる限り 最悪の展開になって しまったでござるな |
黒の旅団は完全に ガレアノたちに利用 されていたってことに なるもんな・・・ |
黒の旅団は完全に ガレアノたちに利用 されていたってことに なるものね・・・ |
このこと、黒騎士に 告げるおつもりか *n0殿? |
カザミネさんは 反対なの? |
カザミネさんは 反対なの? |
反対ではござらぬ だが、拙者が心配して いるのは・・・ |
事実を知ったあの者が 完全な捨て身になって しまわぬかということ でござる |
あ・・・! |
黒騎士は今、死人の剣 破滅へ続く剣理へと 道を誤りかけておる |
このたびのこと あの者をそこから救う 鍵やもしれぬが・・・ |
場合によっては、逆に その運命を決定づけて しまうやもしれぬ |
そんな・・・ |
すべては、それを 受けとめるだけの器量 が、今の黒騎士にある かどうかということ |
結局の所、拙者らには どうすることもできぬ のでござるな・・・ |
真実を知ったその時 ルヴァイドはいったい どうなってしまうん だろう・・・? |
真実を知ったその時 ルヴァイドはいったい どうなってしまうの かしら・・・? |
しかし、この世界の ゾンビってのは 反則だぜ・・・ |
反則って? |
ああいった動く死体は 普通、頭が弱点だって ルールになってるもん なのによ |
完全にやっつけるまで 息の根が止まりゃあ しねえ |
それも、ほらー映画の 知識なの? |
それも、ほらー映画の 知識なの? |
いや、こいつはむしろ テレビゲームってもん のセオリーさ |
てれびげーむ? |
ああ、娘にせがまれて 買ってやったんだが これが結構、遊びがい があってなあ・・・ |
にしても・・・ 遊びの約束事を現実に 反映しろってのが無茶 だと思うぞ? |
とはいえ・・・ 遊びの約束事を現実に 反映しろってのが無茶 じゃないのかしら? |
なあ、ルウ? 前々から疑問に思って いたんだけどさ |
ねえ、ルウ? 前々から疑問に思って いたんだけどさ |
ん? |
外の世界を勉強するの なら、俺たちについて 回るよりも |
ギブソン先輩たちの とこで、本を読んだり したほうが早いんじゃ ないのか? |
外の世界を勉強するの なら、あたしたちに ついて回るよりも |
ギブソン先輩たちの とこで、本を読んだり したほうが早いんじゃ ないの? |
わかってないなぁ? |
ルウが、キミたちに ついて回っているのは 本では得られない知識 を得るためなのよ |
まさか、観光気分とか 思っていたんじゃない でしょうね・・・? |
違ったのか!? |
違ったの!? |
ま、いいけどね 別に・・・ |
あ、あのさっ! その、本で得られない 知識っていうのは |
たとえば、どんなもの があるのかな? |
あ、あのねっ! その、本で得られない 知識っていうのは |
たとえば、どんなもの があるのかな? |
そうね・・・ 一番、ルウが興味深い と思っているのは |
やっぱり、人間観察を することかしらね? |
ルウはほら、生まれた 時からずっと、一族の 中で育ってきたから |
他の人の考え方とか 見てるだけで、すごく 面白いし、ためにも なるの |
へえ・・・ |
ふーん・・・ |
中でも・・・ *n0? キミを観察してるのが 一番、面白いかな |
え?俺っ!? |
へ?あたしっ!? |
うん、だって ちっとも言動が一貫 してなくてバラバラ なんだもん |
すっごく興味あるよ? |
あ、あははは・・・ |
あ、あははは・・・ |
そんなに、珍妙な行動 してるのかなあ・・・ 俺って??? |
そんなに、珍妙な行動 してるのかなあ・・・ あたしって??? |
やはり、あの三人は ただの召喚師ではない ようですね・・・ |
うん、正直 ここまでの相手だとは 思ってなかったよ |
いったい、あいつらは どういう目的であんな ことしてるんだろう? |
ええ、正直 ここまでの相手だとは 思ってなかったわ |
いったい、あいつらは どういう目的であんな ことしてるのかしら? |
私にも、皆目 見当がつきません |
ですが、これでまた はっきりしたことが あります |
え? |
え? |
前の戦いで、レイムは 自分が元老院議会の 代行者だと、はっきり 口にしていました |
だとすれば、やはり 彼はなんらかの形で あの三人と関わりを もっているはずです |
!! |
!! |
ただ、わからないのは その関わりの形です |
そうだな・・・ |
そうだな・・・ |
レイムさんだって だまされている可能性 もあるんだし・・・ |
レイムさんだって だまされている可能性 もあるんだし・・・ |
とにかく私は、一度 ギブソンさんに相談を すべきだと思います |
彼ならばきっと、あの 三人の正体を知るため の手がかりを見つけて くれるでしょう |
それが一番いい方法 かもしれないな |
それが一番いい方法 かもしれないわね |
遺跡の文書のこともあるし ゼラムには一度戻ったほうが よさそうだな・・・ |
遺跡の文書のこともあるし ゼラムには一度戻ったほうが よさそうね・・・ |
デグレアが、まさか トライドラと同じ姿に なっていたとは・・・ |
この目で見た今でも まだ、信じられないよ |
ローウェン砦で戦った デグレアの軍隊は 普通の兵士たちだった みたいだけど? |
ローウェン砦で戦った デグレアの軍隊は 普通の兵士たちだった みたいだけど? |
おそらく、彼らが進発 したあとで、本格的に 街の支配が進められた んだろうな・・・ |
戦いに出た兵士は それが決着するまで 故郷に戻ることはない |
彼らは、自国の変貌を 知ることもなく、今も 戦いを続けているんだ |
なんだか、すごく やりきれないな・・・ |
なんだか、すごく やりきれないわね・・ |
しかし、それにしても あれだけの数の屍人で デグレアを埋め尽くし ておきながら |
なぜ、それを戦力と して使ってはこないの だろう? |
そういえば、そうだな |
そういえば、そうね |
ましてトライドラでは その兵力のほとんどを 鬼と化して、接収して いる・・・ |
戦った私たちには それがどれほどの脅威 なのか、痛いほどに わかっている |
戦いに勝つためには それを使わない手は ないはずなのに どうして・・・? |
やっぱりあいつらは なにか別の目的をもって 動いているんだ |
やっぱりあいつらは なにか別の目的をもって 動いているのね |
しかし、シノビって いうのはすごいもの ですよねえ |
こういうことに慣れて いない、素人さんを 連れていって |
しっかりと任務を完了 してくるんですから |
それじゃ、俺が まるっきり足手まとい だってことじゃないか |
それじゃ、あたしが まるっきり足手まとい だってことじゃない |
だって、そうですもの ホントの話 |
・・・・・・ |
いやー、まさに 匠の技って感じですね いい仕事、してますよ |
ちなみに、もし シオンの大将があそこ で加勢してくれなくて |
俺とパッフェルさんの 二人だけで潜入して いたら、どうなったと 思う? |
ちなみに、もし シオンの大将があそこ で加勢してくれなくて |
パッフェルさんと あたしの二人だけで 潜入していたら、 どうなったと思う? |
そーですねえ・・・ まあ、私は間違いなく 無事に帰還してますね |
・・・・・・ |
今の発言、きちんと ケルマに報告するから |
・・・・・・ |
今の発言、きちんと ケルマに報告するから |
え!?あ、いや! あくまで仮定の話じゃ ないですか~!? |
ちょっと、ねえ? *n0さんっ 早まっちゃいけません ですよう!? |
まったく・・・! とんでもなく頼もしい 味方だよな・・・ |
まったく・・・! とんでもなく頼もしい 味方よね・・・ |
今回は、本当に大将に 迷惑かけっぱなし だったよな・・・ |
一人のほうが、もっと 楽に潜入できていたん でしょう? |
今回は、本当に大将に 迷惑かけっぱなし だったわね・・・ |
一人のほうが、もっと 楽に潜入できていたん でしょう? |
否定はしませんよ |
ですが、貴方はあの時 |
ですが、貴女はあの時 |
はっきりと覚悟をして いましたから |
責任を感じて いたんでしょう? |
調律者の一族として 召喚兵器を求めて戦争 をしている、デグレア のことに・・・ |
ちぇ・・・ お見通しか・・・ やっぱり、大将には かなわないや |
あらら・・・ お見通しだったのね |
やっぱり、大将には かなわないなぁ |
ふふふ、伊達に貴方 |
ふふふ、伊達に貴女 |
より長い月日を生きて はいませんからね |
ですが、あまり なにもかも背負って いては、ダメですよ? |
人には、それぞれに 分というものが あります |
それをわきまえずに いては、せっかくの 勇気も無謀にしか なりません |
そうだね・・・ |
そうよね・・・ |
今回のことで貴方は |
今回のことで貴女は |
それを学んだはずです 同じ間違いは、もう してはいけませんよ |
もしかして、それを教えるために 大将は俺を連れてったのかも しれないな・・・? |
もしかして、それを教えるために 大将はあたしを連れてったの かもしれないわね |
う~・・・ |
どうしたんだよ ユエル? |
しょんぼりしちゃって お腹の調子でも 悪いのか? |
どうしたのよ ユエル? |
しょんぼりしちゃって お腹の調子でも 悪いの? |
違うよぉ・・・ |
逃げられちゃったのが 悔しいだけ・・・ |
逃げられた? |
逃げられた? |
ほら! ポケットの中 に、あんなにたくさん 雪をつめてきたのに |
なんか、知らないうち に、逃げられた・・・ どこにも、残ってない よぉ・・・ |
・・・そりゃそうだ |
・・・そりゃそうよ |
う~・・・ |
あのな、ユエル? 雪っていうのは、時間 がたつと、なくなって しまうものなんだよ |
あのね、ユエル? 雪っていうのは、時間 がたつと、なくなって しまうものなのよ |
でも! あそこに あった雪は、ちっとも そんなことなかった! |
わかった、わかった とにかく今回はもう あきらめろよ? |
そのうち、ちゃんと 雪で遊べるところへ 連れてってやるからさ |
わかった、わかった とにかく今回はもう あきらめなさい? |
そのうち、ちゃんと 雪で遊べるところへ 連れてったげるから |
ほんと!? ホントに、ホント!? |
ああ、なにもかもが 全部終わったらな |
ええ、なにもかもが 全部終わったらね |
わあ・・・! ユエル、楽しみっ♪ |
早く、そんな日が来る といいな・・・ |
早く、そんな日が来る といいよね・・・ |
そうか・・・ レディウスの奴は そういう理由で死んで いったのか・・・ |
これで、ルヴァイドの 言っていたことが理解 できた |
爺さんに戻ってきて ほしいって言っていた 理由は、きっと |
一緒に、あいつらと 戦ってほしかったから だったんだな・・・ |
おじいさんに戻って きてほしいかった 理由は、きっと |
一緒に、あいつらと 戦ってほしかったから だったのね・・・ |
悔いても仕方のない ことだが・・・ やはり、やりきれんよ |
そういえば・・・ |
ルヴァイドは、あの時 帰ってきたのが爺さん だったら・・・って 言っていたけど |
だとしたら、いったい 誰がデグレアに戻って きたんだろう? |
そういえば・・・ |
ルヴァイドは、あの時 帰ってきたのがお爺さ んだったら・・・って 言っていたけど |
だとしたら、いったい 誰がデグレアに戻って きたのかしら? |
・・・・・・ |
わしには、心当たりが ないこともない・・・ |
え!? |
しかし、どう考えても あり得ぬ話なのだ 確証がつかめるまでは まだ、話せぬ |
今しばらくだけ 待ってはくれぬか? |
わかったよ |
わかったわ |
すまんな・・・ |
爺さんの心当たりって いったい、なんなん だろう・・・? |
おじいさんの心当たりって いったいなんなのかしら? |
scn120
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
だから・・・まずは あいつらが何者なのか 知っておく必要がある と思ったんだよ |
だから・・・まずは あいつらが何者なのか 知っておく必要がある と思うの |
それで、ゼラムまで 戻ることに決めたって わけね |
うん・・・ それに、遺跡の古文書 を解読した結果だって 気になるしね? |
ええ・・・ それに、遺跡の古文書 を解読した結果だって 気になるしね? |
敵を知ることは、勝負 に勝つための鉄則で ござるからな |
ギブソンさんと ミモザさんなら・・・ |
あの三人の召喚師たち の素性について きっとなにか知って いるでしょう |
確カニ、アノ方々ノ 知識量ナラバ ナニカ有益ナ情報ガ エラレルカモ |
そうですよね お二人とも、 物知りですから・・・ |
派閥の資料をあたって いくことだってできる 無駄足にはなるまい |
でも、いいの? *n0も ネスティも |
今は、派閥の命令とは 違った行動をしている ようなものでしょう |
派閥に顔を出すことは お二人にとって都合の よくないことになるの ではないですか? |
まあね・・・ けど、もともと俺たち の任務には、はっきり した目的はないから |
うん、でもね もともとあたしたちの 任務には、はっきり した目的はないもの |
派閥の召喚師として 恥じない行動をとって いることは事実なんだ |
*n0への 非難は、僕が絶対に させないさ |
おー、見えてきたぜ? ゼラムが |
そう・・・ *n0だけは 絶対に・・・ |
ネスティさん・・・? |
君たちに頼まれていた 遺跡の古文書の解読は なんとか終わったよ |
これが、原文を直訳 した写しだ |
なんだか、こうして 改めて文章として 事実を見せられると |
自分の先祖が犯した 罪の大きさってものを 考えずにはいられなく なるよな・・・ |
なんだか、こうして 改めて文章として 事実を見せられると |
自分の先祖が犯した 罪の大きさってものを 考えずにはいられなく なっちゃうわね |
かなり、きつい非難が こもった文章だから 見てて、つらいとは 思うけど・・・ |
肝心なのは、そのこと よりも、ここの部分よ |
メルギトス・・・? |
なにかの名前みたいね これって? |
なんだろう・・・? どこかで聞いたような 気がします・・・ |
やっぱりな・・・ |
ん・・・? *n1 今、なにか 言わなかったか? |
ん・・・? *n1 今なにか言ったの? |
ケッ!テメエの 気のせいだよッ |
・・・(ぎゅっ) |
どうした? *n1 |
どうしたの? *n1 |
なんだか、こわいよ その、なまえ・・・ |
すぐ隣に、アルミネの 名前があることから 私は、これは人間の名 ではないと思う |
アルミネと同じ天使の 名か、あるいは・・・ |
アルミネと一騎うちを したという、大悪魔の 名前かもしれない |
あ・・・! |
おぼえているのか ネス? |
おぼえているの ネス? |
いや、記憶にもとづく 発言じゃない。ただの 当てずっぽうだよ |
ただ、その名には 僕もアメルと同じく 妙な引っかかりを 感じるんだ・・・ |
わかった・・・ メルギトスの名が悪魔 のものかは、改めて 調べておこう |
例の三人の召喚師に ついてもね? |
本当にすいません 先輩たちも任務がある のに、よけいな手間を かけさせて・・・ |
本当にすいません 先輩たちも任務がある のに、よけいな手間を かけさせて・・・ |
ああ、いいのよ そっちは、そろそろ ケリがつきそうだし |
本当ですか!? |
本当ですか!? |
共同調査ガ功ヲ奏シテ 問題ノ人物ノ居場所ガ 判明シタノダ |
僕とギブソンさんが 文献調査を担当してね |
ミモザお姉さんと エスガルドが、情報を 集めてきてくれたんだ |
互いの長所を生かした 連携の勝利ってトコね |
なるほど・・・ |
近いうちに、調査に 向かうつもりだったと いうわけさ |
なんか、間の悪い時に 来ちゃったのかも しれないなあ |
なんか、間の悪い時に 来ちゃったかも しれないわね |
そうですね・・・ |
こちらの件は後回しで いいとは言ったが |
ギブソン先輩の性格を 考えれば、逆に僕たち の頼みを優先するに 決まってる・・・ |
なあ、ネス 同じ派閥の任務なんだ 俺たちも、手伝うこと はできないかな? |
ねえ、ネス 同じ派閥の任務なのよ あたしたちも、手伝え ないかしら? |
僕も同じことを 考えていたよ |
どれほど役に立てるか わからないが、今まで お世話になったことを 考えれば |
それぐらいの協力は するべきだろう |
それじゃ、あたしも お手伝いします! |
あのさ、アメル 気持ちはすごく うれしいんだけどさ |
あのね、アメル 気持ちはすごく うれしいんだけど |
先輩たちの任務は いわば、派閥の失態を 処理するものなんだ |
あまり部外者が関わる ことは、かえって二人 の立場を悪くすること になってしまう |
だからさ、今回は 俺とネスだけで行くよ 他のみんなにも遠慮を してもらう |
だから、今回は あたしとネスだけで 行こうと思うの |
他のみんなにも遠慮を してもらうわ |
むー・・・ |
な、アメル? |
ね、アメル? |
はぁい・・・ |
あれ?珍しいな パッフェルさんが こんなところにいる なんて・・・ |
ていうか・・・ 隣で話しているのは 誰なんだ??? |
あれ?珍しいわね パッフェルさんが こんなところにいる なんて・・・ |
ていうか・・・ 隣で話しているのは 誰なの??? |
・・・という具合に なってるわけですよ |
なるほど・・・ では、当面のところ 懸念する必要はないと いうことだな? |
ええ、そう思います あの御方も、私と同じ 考えなのではないかと 思ってるんですケド |
そのとおり 下手に介入すべきでは ないとのことだ |
もうひとつの件の首尾 については? |
証言はとれた あとは、実行に移す 時期だけが問題だな |
今はこれまでにして おきましょう |
どうやら、見つかって しまったみたいですし |
そうだな・・・ では、また・・・ |
パッフェルさん 今の人って、誰? |
パッフェルさん 今の人って、誰? |
あ、ええ・・・ |
あの人はですね、私の パトロンのおじさま なんです |
パトロン? |
そうです、そうです ほら・・・ |
私ってば、いろんな バイトしてるですよね ある仕事の時のご縁で |
色々と私の世話をして くださってるのが 今のおじさまなんです |
へえ・・・ |
ちなみにさ どんな仕事をしていて 知りあったの? |
へえ・・・ |
ちなみにさ どんな仕事をしていて 知りあったわけ? |
うふふっ それはですねぇ? |
・・・・・・ |
な・・・っ!? |
え゛・・・っ!? |
うふふふ、ちょっと *n0さんには オトナすぎる話 でしたかしらねー? |
でわ、お先に失礼 いたしまーす♪ |
からかったのか? でも・・・あの人なら あり得そうな話では あるし・・・ |
うう~ん??? |
からかったのかな? でも・・・あの人なら あり得そうな話では あるし・・・ |
むうぅ・・・??? |
私が暗殺組織から 抜ける時に、世話を してくれた方の |
執事のようなことを してみえるのが、今の おじさまなんですよー |
へえ・・・ |
こうして、定期的に 私の近況報告を聞いて その方に、伝えて くださってるんです |
近況って・・・ パッフェルさん、今の 状況をそのまま報告 したりしたワケ? |
近況って・・・ パッフェルさん、今の 状況をそのまま報告 したりしたワケ? |
まさかぁ~! いくらなんでも、戦争 してるなんて言えない ですよぉ? |
おじさま、ひっくり 返っちゃいますって! |
だよなあ・・・ |
だよねえ・・・ |
適当にごまかして おいたんで平気ですよ もっとも・・・ |
ありのままに話しても その人は平然として 「ふーん」って言うに 決まってますけどね |
なんというか・・・ すごい、放任主義な人 なんだね |
なんというか・・・ すごい、放任主義な人 みたいね |
そういう人なんですよ ええ、ホントに |
あそこにいるのは リューグと爺さんじゃ ないか? |
なんだか、リューグ 真剣な顔をしてる みたいだけど・・・ |
あそこにいるのは リューグとおじいさん じゃないの? |
なんだか、リューグ 真剣な顔をしてる みたいだけど・・・ |
そうか・・・ あの威勢のいい娘に そんなことを言われて おったとはな・・・ |
ロッカにはこのことを 話したのか? |
ハッ、女に思いっきり 負けたなんて、兄貴に 言えるもんかよ・・・ |
あんたに話すのだって 今まで、迷ってた くらいなんだからな |
話したということは 自分で答えを見つける ことができぬと認めた わけだな? |
ああ・・・ 悔しいが、どれだけ 稽古をしても、俺には わからねえんだよ |
俺に欠けてるもんが なんなのかがな・・・ |
そうだろうて いくら修行を積んでも そればかりは見えては こんだろうさ |
・・・? |
なあ、リューグよ |
お前に欠けておるのは 技ではなく、心だ |
!? |
お前は、なんのために 強くなりたいと願う? |
アメルを守るためだ! |
黒騎士の野郎を倒して 村の連中の仇をとる ためだッ!! |
だが、アメルがお前に 守られる必要をなくし たならば、どうする? |
黒騎士を倒し、村の者 の仇をとったとして その先のお前になにが あるのだ!? |
それは・・・っ |
リューグよ、お前は より強くなることだけ を考え続けるあまりに |
等身大の自分を 見ることを、忘れて しまってはおらぬか? |
・・・・・・ |
己を知ろうとせぬ者は いくら強くなろうとも 最後には、自分自身に 負けることになる |
モーリンといったか あの娘は、そのことを お前に教えようとした のではないのかな |
俺は・・・ オレは・・・っ! |
もうすでに、アメルは わしらに守られずとも 生きていける強さを もちはじめておる |
黒の旅団との戦いも やがて決着の時を迎え ることになるだろう |
その時、おまえが 空っぽになってしまう 姿だけは、見たくは ないものだ・・・ |
師匠・・・・・ |
等身大の自分、か |
まだ、遅くないはずだ 今からでも、きっと 見つけられるはずだよ |
そうだろ・・・? リューグ・・・ |
等身大の自分・・・ |
まだ、遅くないはずよ 今からでも、きっと 見つけられるはずだわ |
そうだよね・・・? リューグ・・・ |
やあ、いらっしゃい |
おにいちゃん? |
おねえちゃん? |
姿を見かけないって 思ってたら、ここに いたのか *n1 |
姿を見かけないって 思ってたら、ここに いたの *n1 |
ええ、うちの店で 新しい品を売り出そう と思いましてね |
*n1さんに 試食をお願いしたん ですよ |
新しい品って? |
新しい品? |
これです |
これって、前に *n1が 喜んで食べていた |
おあげってヤツじゃ? |
これって、前に *n1が 喜んで食べていた |
おあげってヤツじゃ? |
いなりずし、という シルターンの食べ物 なんですよ |
おあげの中に、味を つけたご飯を詰めた ものなんです |
へえ・・・ いなりずし、かぁ? |
へえ・・・ いなりずし、かぁ? |
ソバだけではお腹が ふくれないお客さんに つまんでいただこうと 思いまして |
それで *n1に お呼びがかかったって ワケか・・・ |
それで *n1に お呼びがかかったって ワケね・・・ |
・・・(はむはむ) |
どうですか? *n1さん |
うん、あのね・・・ もうちょっとだけ あまいほうがね |
*n1は いいな・・・? |
ええ、わかりました そうしてみましょう |
あ!*n0! |
二人とも、こんな所で なにやってるんだ? |
二人とも、こんな所で なにやってるの? |
ミニスにね、ユエルが ここでどうやって 遊んでいたか教えて あげてるんだよ |
ペンダントを落とした 場所を教えてもらう だけのつもりだったん だけど・・・ |
ユエルったら、すごく 狭いところでも平気で くぐっちゃうんだもん |
すっかり、泥だらけに なっちゃったわ |
ありゃ・・・ これは、帰ったらすぐ お風呂だな |
あらら・・・ これは、帰ったらすぐ お風呂ね |
え~っ!? お風呂、キライ・・・ |
ダメだよ、ユエル? 女の子なんだから 身だしなみには気を つけないと |
う~・・・ |
私がキレイにして あげるから、ね? |
わかったよォ・・・ |
やれやれ、すっかり ミニスはユエルの お姉さん気取りって カンジだな・・・ |
あらあら、すっかり ミニスはユエルの お姉さん気取りって カンジね・・・ |
あの後ろ姿は・・・ *n1だな |
あの後ろ姿は・・・ *n1ね |
また、充電モードって のに入ってるのかな? |
また、充電モードって のに入ってるのかな? |
・・・・・・ |
*n1? |
*n1? |
あるじ殿・・・ アア、イイトコロニ 来テクダサイマシタ |
助ケテクダサイ・・・ |
へ? |
へ? |
コレデス・・・ |
子猫じゃないか? それも、こんなに たくさん・・・ |
子猫じゃないの? それも、こんなに たくさん・・・ |
充電もーどカラ、復帰 シテミレバ、彼ラガ 自分ノ身体ニマトワリ ツイテシマッテイテ |
動クニ、動ケナク ナッテ困ッテイタノ デス・・・ |
あはは、ホントだ? こいつなんか *n1の 膝で眠ってるよ |
よっぽど、居心地が いいんだろうなあ |
あはは、ホントだ? このコなんか *n1の 膝で眠ってるわ |
よっぽど、居心地が いいのね |
感心シテイナイデ 助ケテクダサイ・・・ |
わかった、わかった 今、チビたちを下ろし てやるから・・・ |
わかった、わかった 今、チビたちを下ろし てあげるから・・・ |
調査に同行させて ほしいだって? |
はい、俺とネスに 先輩たちのお手伝いを させてほしいんです |
はい、あたしとネスに 先輩たちのお手伝いを させてほしいんです |
僕たちの頼みが 先輩たちの調査を 遅らせているのは事実 なのですし |
しかし・・・ |
いいんじゃない 連れてったげれば? |
ミモザ? |
このコたちだって もう、立派な一人前よ 足手まといには ならないと思うわ |
そうでしょう ボクたち? |
そうでしょう キミたち? |
はいっ! |
ええ! |
調査する館は、結構 大きいって話だし 人手は多いほうが 助かるもの |
それは、そうだが |
どうかお願いします ギブソン先輩 |
お願いします ギブソンさん |
わかった・・・ それじゃ、君たちにも 協力してもらおう |
よし!それじゃあ 明日になったら出発よ |
貴方たちの他に エルジンとエスガルド にも同行してもらうわ いいわね? |
・・・・・・ |
どうしたの? *n0 ぼーっと突っ立って |
ちょうど、お茶を 入れたところなんだ 君も飲んでいくといい |
はあ・・・ お茶は、いいんですが |
そのテーブル狭しと 並べられているケーキ の数々は、いったい なんなんですか!? |
はあ・・・ お茶はいいんですけど |
そのテーブル狭しと 並べられているケーキ の数々は、いったい なんなんですか!? |
彼女の好物もケーキと 聞いたんでね |
パッフェルさんに 頼んで、お店のケーキ 全種類を取り寄せて みたんだよ |
みたんだよ、って どう見たって、二人で 食べきれる量じゃない ですよ? |
みたんだよ、って どう見たって、二人で 食べきれる量じゃない と思うんですけど |
そうかな? |
心配ないですっ♪ |
ルウが、責任もって 食べますからっ! |
ダメだ・・・ ルウのヤツ、異様に はりきってるし・・・ |
あちゃあ・・・ ルウったら、異様に はりきってるわ |
前から一度、こういう 無茶をしてみたいと 思ってたんだが |
彼女のおかげで、夢が かなったよ |
そ、そうですか? あははは、はは・・・ |
そ、そうですか? あははは、はは・・・ |
う~ん、シアワセ♪ |
やあ、ケイナにカイナ もしかして、これから お風呂? |
あら、ケイナにカイナ もしかして、これから お風呂? |
ええ、そうよ さっぱり汗を流して 今日のところは骨休め するつもりなの |
このお屋敷のお風呂は 広いから、くつろげて いいのよねえ |
にしても・・・ |
にしても・・・ |
・・・♪ |
なあ、カイナ どうして、そんなに はしゃいでるんだい? |
ねえ、カイナ どうして、そんなに はしゃいでるのよ? |
だって、だって ねえさまとお風呂に 入るなんて |
本当にひさしぶり なんですもの |
あ・・・ |
私が小さかった頃は 母さまの代わりに ねえさまが、お風呂に 入れてくれたんです |
髪が一人で洗えなくて いつも、ねえさまに 洗ってもらってたっけ |
懐かしいな・・・ |
うん、だったら今日は 私がカイナの髪を 洗ってあげるわね? |
え? でもそれは 小さかった頃の話 ですし・・・ |
いいから、いいから 今日は、ねえさまに 甘えておきなさい? |
・・・はい |
ケイナの記憶は 戻らないままみたい だけど・・・ |
ケイナの記憶は 戻らないままみたい だけど・・・ |
俺から見たら、二人は もう、仲のいい姉妹に しか見えないな |
あたしから見ても、 二人はもう、仲のいい 姉妹にしか見えないな |
・・・・・・ |
ちょっとだけ・・・ うらやましいかも |
うむむむ・・・ |
行くべきか・・・ 行かざるべきか・・・ |
それが問題だ・・・ |
こんなとこで、なにを うなってるんだよ フォルテ? |
こんなとこで、なにを うなってるわけ フォルテ? |
いや、な・・・ 姉妹で仲良くお風呂と いう、夢のような状況 を前にして |
オレの熱い魂が 放っておくなと叫んで いるんだが・・・ |
だが? |
問題なのは、一方が ケイナってことなんだ よなー? |
オレの本能が 命に関わる危険だ!と 告げやがるんだよ |
・・・・・・ |
やはり、止めるべきか いや・・・しかし! こんな状況は、二度と こないかも・・・ |
あーっ!悩むっ!? まさに、生涯最大級の 難問だぜっ!! |
どんな生涯だよ・・・ まったく・・・ |
勝手にやっててよ まったく・・・ |
あ、二人とも もうあがったのかい? |
あ、二人とも もうあがったの? |
ええ、お先に |
あ、その髪 やっぱり、洗って もらったんだ? |
あ、その髪 やっぱり、洗って もらったんだ? |
あ、はい・・・ やっぱり、甘えちゃう ことにしました |
その代わりに、私も ねえさまのお背中 流してさしあげました |
そっか・・・ |
そっか・・・ |
って、あれ? そのケイナの姿が 見えないけど・・・ |
って、あれ? そのケイナの姿が 見えないけど・・・ |
はあ~・・・っ |
い!? |
へっ!? |
ど、どうしたんだ? なんか、めちゃくちゃ 暗くなってる!? |
ど、どうしたのよ? なんか、めちゃくちゃ 暗くなってるけど!? |
わかってたけど・・・ まさか・・・ あんなにも差が・・・ |
姉としての・・・っ 姉としての威厳が? はあ~・・・っ |
??? |
なんとなく・・・ わかったかも? |
・・・・・・ |
む~・・・っ |
あれ? なんか、看板が出てる |
「ただいま、放浪中」 |
放浪って・・・ また、どこかでお酒を 飲んでるんだろうなあ まったく・・・ |
しようがない 出直して・・・ |
にゃははははははっ♪ |
な、なんだよ・・・ いるんじゃないか? |
な、なによ・・・ いるんじゃない? |
おーい! メイメイさーん いるんでしょう!? |
あれ・・・ もしかして・・・! |
この声は・・・ |
ああ、やっぱり お兄さんだ! |
ああ、やっぱり お姉さんだ! |
エクスじゃないか? |
エクスじゃない? |
んー、なぁにぃ? 二人とも、顔見知り だったワケなのぉ |
メイメイさんこそ? |
おぼっちゃまの エクスと、酔っぱらい |
の貴女に、どういう 接点が!? |
にゃははははっ♪ そりゃあ、もちろん ただれた秘密の関係 ってものよねぇ? |
い!? |
尽くし、尽くされる 間柄ってヤツ? にゃはははははっ♪ |
もう、メイメイ 冗談はやめてよ!? |
酔っぱらいの言うこと だから、信用しないで お兄さん? |
酔っぱらいの言うこと だから、信用しないで お姉さん? |
う、うん・・・ |
本当はね、前にボクが 危ない目にあった時に |
メイメイの術の おかげで、助かった ことがあるんだよ |
命の恩人ってこと? |
うん、そーゆーこと |
で、それ以来 お酒をおみやげにして 時々、遊びに来るの にゃははははっ♪ |
だからいつにもまして 酔っぱらいっぷりが 激しいのか・・・ |
ここへ来るぶんには お目付もついてこない からね |
たまに、息抜きを させてもらうんだ |
なるほどなあ |
そーゆーわけだからぁ 今はちょっと遠慮して ほしいなぁ? |
しばらくしたら また、営業再開するし |
ごめんね、お兄さん? |
ううん、いいさ |
ごめんね、お姉さん? |
ううん、いいわ |
別に急ぐ用でもないし それに・・・ |
メイメイ |
にゃははははっ♪ やっぱ、お酒は お米で作ったのが 最高にゃあぁぁっ♪ |
あの調子じゃ、酔いが さめるまではダメだと 思うしね? |
うん、そうかもね? |
もう、遅いよっ? お兄さん |
もう、遅いよっ? お姉さん |
うう・・・ゴメン |
ヒヒヒヒ、 叱られてやがんの |
*n0殿ハ ドウモ、朝ニ弱イ ヨウダナ? |
エエ、自分モ困リ 果テテイマス・・・ |
ホント、あきれた ねぼすけさんねぇ? |
こら、ミモザ 君が言えた義理じゃ ないだろう? |
今日だって、私が 起こしてやらなければ 寝過ごしていたくせに |
う・・・ |
やれやれ、あれだけ 昼寝ばかりしてるのに 朝まで弱いとはな |
そう言うけどさぁ 朝のまどろみはまた 格別な気持ちよさ なんだぞ・・・ |
そう言うけどねぇ 朝のまどろみはまた 格別な気持ちよさ なのよ・・・ |
ああ、わかります ベッドから出るのが もったいない気が しちゃうんですよね |
・・・(こくこく) |
ああっ、わかります 寒い朝なんかは、 たしかにそうですね |
うん、そうそう まさにアメルの言う とおり・・・ |
・・・って えええぇっ!? |
おはようございます *n0 |
アメル・・・ どうして、君が? |
えへへ、それは・・・ |
アメルお姉ちゃんはね 連れてって欲しいって ボクたちのところに 頼みにきたんだよ |
ごめんなさい・・・ でも、やっぱり あたし、みなさんの お手伝いがしたくて |
アメル・・・ 昨日、僕たちは君に 説明したはずだろう? |
僕たちだけのことなら 止めたりはしない だが、これは先輩たち の任務なんだぞ!? |
・・・・・・ |
さあ、アメル みんなの所に戻るんだ |
さあ、アメル みんなの所に戻って |
ちょっと待ってよ!? |
お姉ちゃんに来て もらったのには ちゃんと理由が あるんだってば! |
理由? |
調査対象トナル館デハ 悪魔ト出会ウ確率ガ 高イト思ワレル・・・ |
天使ノ感覚ヲ保有スル 彼女ナラバ、ソレラノ 接近ヲ、イチハヤク 察知デキルダロウ |
確カニ・・・ |
我々ノせんさーヨリ、 確実デショウネ |
ま、たしかに、 これほど確実な 方法はねェよな |
それは・・・ たしかに、そうかも しれないけど・・・ |
ボクたちが、来ても いいって言ったんだよ ちゃんと責任をもって お姉ちゃんは守る! |
ね、エスガルド? |
アア・・・ ぎぶそん殿、認メテハ イタダケヌダロウカ? |
たしかに、君たちの 判断は理屈にかなって いるようだな |
それじゃあ・・・ ギブソンさん? |
改めて、お願いするよ 我々の調査に君の力を 貸してくれないか? |
はい、よろこんで! |
よかったね・・・ おねえちゃん? |
よかったですね アメルさん? |
派閥の機密のことなら 心配いらないわよ ボクたち? |
派閥の機密のことなら 心配いらないわよ キミたち? |
え? |
へ? |
どういうことですか? |
この任務はね 派閥の総帥から、直接 任されたものなの |
勅命、ですか!? |
てことは・・・ |
我々の行動は、総帥に よって承認されている |
任務に関する限りでは 我々の判断が、おきて より優先されるんだ |
気をつかわせて すまなかったな? |
ははは・・・ |
そういうことは、早く 言ってほしいよなあ? トホホ・・・ |
そういうことは、早く 言ってほしいわよ? もう・・・ |
なんだか、見るからに 不気味な館ですね |
なにか・・・ いやなかんじが するよ・・・ |
もともとは、貴族が 別荘として使っていた 建物らしいんだけど |
放置されてから、 もうずいぶんと たっているって話よ |
本当にこんなところに 人が住んでるのかな? |
本当にこんなところに 人が住んでるのかな? |
そう思うからこそさ 隠れ家にするには うってつけなんだよ |
いずれにせよ、用心は しておいたほうがいい |
ねすてぃ殿ノ言ウ 通リデス |
侵入者ニ対スル 備エガアル可能性ハ 高イデショウ |
ドウヤッテ調査スル ぎぶそん殿? |
あまり大人数で中に 入るのは避けたいな |
私とネスティ *n0の三人で 入ってみようと思う |
君たちは建物の周囲を 調べてみてくれ |
うん、了解っ! |
うわっ!? ぺっ、ぺっ! |
うひゃっ!? ぺっ、ぺっ! |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
わっ! どうしたんですかっ! ご主人さま!? |
なにをやってるんだ *n0 |
だって、クモの巣が 顔にかかって・・・ |
これは、人の出入りが 絶えて久しいとしか 思えないな・・・ |
そうですね ミモザ先輩には悪い ですが、ハズレかも しれません |
ああ・・・ |
ろくに調べもしないで どうして、そんなこと がわかるんだよ? |
ろくに調べもしないで どうして、そんなこと がわかるのよ? |
あるじ殿、マワリヲ ヨク見テクダサイ |
まわり? クモの巣がどうか したのか? |
まわり? クモの巣だらけじゃ ないの? |
まったく・・・ つまりだな |
ケッ、相変わらず頭の 血の巡りが悪いヤツ だなァ、テメエは |
人が出入りしていると いうのなら、こんな 入り口にクモの巣が かかったりするか? |
あ・・・ |
あ・・・ |
それに、このホコリだ 私たちが歩いた後に そって、くっきり足跡 が残っている |
他の場所にはそうした 痕跡がないだろう? |
本当だ・・・! |
ホントだわ! |
つまり、僕たち以前に この館に入った者は いないということだ |
そんな・・・ |
そんな・・・ |
すまないな、無駄足を 踏ませてしまって |
早く、外に出て ミモザ先輩たちと合流 しましょう |
・・・ん? |
ちょっと待って!? |
・・・あれ? ちょっと待って!? |
どうかしたのか? *n0 |
ほら、あそこ・・・ 部屋の壁のあたりに なにか、積み重なって いませんか? |
ほら、あそこ・・・ 部屋の壁のあたりに なにか、積み重なって いない? |
廃棄された家具の類 じゃないのか? |
いや・・・ それにしては、形が 妙に不自然だ・・・ |
・・・あっ!? |
こ、これって・・・ |
・・・あっ!? |
こ、これって・・・ |
ひからびた死体の山 じゃないか!? |
ひからびた死体の山 じゃない!? |
なんだって!? |
・・・(ぎゅっ) |
ほーっ、こりゃあ 見事なミイラだなァ? |
ごっ、ごしゅ、ごしゅ ごしゅじんさま・・・ |
本当だ・・・ どれもみな、完全に ミイラ化している |
しかも、この服装や 持ち物から察するに 間違いなく・・・ |
ああ、彼らはみな 召喚師だった者たちの 亡骸に違いあるまい |
行方不明じゃなくて 殺されてたのか・・・ |
行方不明じゃなくて 殺されてたのね・・・ |
蒼の派閥以外の者たち を含めて、これほどの 数の召喚師が、犠牲に なっていたとは |
それじゃ、やっぱり ここが事件に関係ある のは間違いないって ことですね? |
それじゃ、やっぱり ここが事件に関係ある のは間違いないって ことなのね? |
そうなるな・・・ |
しかし、どうやれば こんな無惨な殺し方が できるというんだ? |
!? |
いまの・・・ なに・・・!? |
ご主人さまっ? 今の、悲鳴ですよ!? |
アメルたちか!? |
いや、違うな・・・ 今の悲鳴は、足下から 響いてきたようだ |
地下室!? |
・・・やはり どうにも、あの時に 勝るものには出会えぬ ようですね |
申しわけありませぬ なかなか、満足をして いただける素材にこと 欠きまして・・・ |
ファナンを攻略させた あかつきには、黒騎士 に命じて取り寄せる ことにしましょう |
あの街には、金の派閥 なる召喚師の集団が おりますれば・・・ |
キャハハハハッ! 楽しみだねえ? |
この声は・・・!? |
しかし、こうも使いで がないものばかりでは 困りものだな |
これでは、新たな よりしろにすることも できぬではないか |
短気はいけないよォ? ガレアノちゃん |
アタシたちの時だって そう簡単には、いかな かったんだもん |
そうですね・・・ 我らが主が、尽力して くださったからこそ今 の我々があるのです |
感謝しておりますよ レイム様・・・ |
そうかしこまらずとも いいんですよ キュラー? |
ビーニャもガレアノも 本当に、私のために よく尽くしてくれて いるんですからね |
感謝していますよ? |
レイムさま・・・ |
勿体ないお言葉です |
まさか・・・! 先輩たちの追っていた 事件も、あの三人の 仕業だったなんて |
それに、レイム やはり、あの三人と 関わりをもっていたと いうわけか・・・ |
あの野郎・・・ やっぱ、そういう ことかよ? |
・・・(ぎゅっ) |
馬鹿な・・・ |
どうしたんですか ギブソン先輩!? |
君たちが言っていた 三人の召喚師とは 本当にあいつらのこと なのか・・・? |
ええ、間違いないです |
はい、間違いないです |
ならば、これは悪い夢 としか思えない・・・ |
私は・・・ 彼らの顔を知っている 知っているんだよ |
え? |
派閥から送られてきた シッソウした召喚師 たちの人相書き・・・ |
あの三人の顔は、そこ に描かれていたものと 同じなんだ・・・ |
なんだって!? |
なんですって!? |
さて、と・・・ |
お行儀の悪いことは やめて、そろそろ顔を 見せてくれませんか? *n0さん |
・・・!? |
気づいていたという ワケか・・・ |
カーッカッカ! さすがに、二度も同じ 失態はせぬわい |
シッソウした召喚師 たちの周囲に姿を 見せていたのは、 貴様だな!? |
ほう・・・ 私のことを かぎ回っていたのは 貴方でしたか? |
蒼の派閥の召喚師 ギブソン・ジラールだ |
レイムさんっ! いったい、何のため にこんなことを!? |
血識がね・・・ 必要だったのですよ |
ちしき・・・? |
知識というものはね 血液に溶けて、全身を めぐっているのです |
ならば、その血液を すべて抜きとることが できたなら・・・ |
その人の知識をすべて いただくことも夢では ないでしょう |
我々は、これを血識と 呼んでいるのですよ |
そのために・・・ |
そのためだけに 貴様は、あれだけの数 の人間を犠牲にしたと いうのか!? |
ナニ怒ってんのよォ アンタだってさァ ニンゲンじゃないじゃ ないのさ? |
・・・!! |
融機人の身体には 一族の記憶が脈々と 受け継がれていると 聞くが・・・ |
クックックック・・・ さぞかし、血識の味も 濃いのでしょうなあ |
この魔力・・・っ まさか、貴様らは!? |
ギブソンっ!? |
おやおや、勢揃いと いうわけですか? |
すきゃんノ結果カラ 建物ノ地下ニ、不自然 ナ空間ヲ発見シタノダ |
ナイスタイミングで 間に合ったみたいだね |
レイムさん!? |
アメル・・・ やっぱり、あの人は 普通じゃない・・・ |
あの人は、楽しんで こんなひどいことを しているんだ!! |
あの人は、楽しんで こんなひどいことを しているもの!! |
ええ、そうですとも! 私は今、最高に楽しい 気分でいますよ? |
貴方たちのその顔が |
貴女たちのその顔が |
これから、苦痛に歪む と考えるだけで・・・ |
ヒヒヒヒヒヒ・・・ たまりませんねェ!? |
レイムさん・・・ 貴方は・・・ |
く、クソ・・・っ! 身体が震えやがる だとォ・・・!? |
おにいちゃん・・・ コワイ・・・っ! こわいよぉ・・・っ |
おねえちゃん・・・ コワイ・・・っ! こわいよぉ・・・っ |
ガレアノ、ビーニャ そして、キュラーよ! |
さあ、おもてなしして さしあげなさい!! |
どうやら、ボクたちの 勝ちみたいだね |
いくら魔力が強くても 戦いをこなした場数は 私たちのほうが上って ことかしら? |
ねェ? あんなこと言ってるよ アイツら・・・ |
クククク・・・ 可愛いものですね |
我々が遊んでいたこと にも気づかないとは |
ナンダト・・・? |
レイム様、そろそろ こ奴らに我々の正体を 見せてやりたいと思う のですが? |
いいでしょう 貴方たちもそろそろ 手加減には飽きたこと でしょうし・・・ |
私が許可しますよ さあ、本来の姿を 見せてあげなさい! |
では、お言葉に 甘えて・・・ |
クククククク・・・ |
キャハハハハッ! |
カーッカッカッカ!! |
なんだ・・・? あいつらの身体が 歪んでいく・・・!? |
なに・・・? あいつらの身体が 歪んでいく・・・!? |
やはり・・・ みんな、気をつけろ! |
こいつらは、人間 じゃないっ!! |
カーッカッカッカ!! |
これが、アタシたちの 本来の姿・・・ |
ニンゲンたちよ 貴公たちが、悪魔と 恐れるモノの姿だ! |
あ・・・ ああ・・・っ |
悪魔が・・・ どうして・・・!? |
気ヲツケロ、えるじん 奴ラハ、今マデ相手ニ シテキタ連中ト、格ガ 違ウヨウダ・・・! |
それはそうでしょう なにしろ、彼らは私の お気に入りです |
さらった召喚師の肉体 をよりしろに、血識に よって召喚術を学ばせ たのですからねえ? |
レイムさん、貴方は なんてことをっ!? |
レイムさん、貴方は なんてことをっ!? |
ひゃーっはっはっは! |
カアァァァァァッ!! |
なんて魔力だ・・・っ 私たちのものとは比較 にならない!? |
息がつまる・・・っ このまま、押し潰され てしまいそう・・・ |
うわあぁぁぁぁっ!! |
くそぉぉ・・・っ |
ううぅぅ・・・っ |
させない・・・ |
・・・アメル? |
*n0を みなさんを・・・ |
傷つけたりなんか させませんっ!! |
くぅ・・・っ! |
ギィヤアァァ~ッ!! |
アルミネのォ・・・ ひかりィィィィッ!? |
今ダ・・・ッ!! |
助けられちゃったわね この子の力に・・・ |
ああ、あのまま戦えば 間違いなく、私たちは 負けていた・・・ |
ありがとうエスガルド ボクたちを連れて 逃げてくれてさ |
ソレガ可能ダッタノモ 彼女ノ光ガ、アノ魔力 ヲ遮断シテクレタカラ コソダ、えるじんヨ |
ネスティさんっ? 本当にもう、あたし 平気ですから・・・ |
ダメダメ!アメルは いつもそう言って 無茶するんだから |
家につくまでは おとなしく、ネスの 背中におぶさって なさいよ? |
*n0 ひょっとして おもしろがってない ですかっ? |
ううん、ちっとも♪ |
む~・・・ |
ほら、あまり動くと 落っこちるぞ? |
あ、はいっ |
君のおかげで、僕らは 命を拾ったんだ・・・ |
これぐらいのことは させてもらわないと 僕の気がすまないよ |
そういうこと! だから、今はゆっくり 休めばいいのよ? |
・・・(こくん) |
がんばりましたもんね アメルさん・・・ |
うん・・・ |
やれやれ・・・ 彼女には、しばらく 頭があがらないな |
右ニオナジデス・・・ |
ケッ!まったく、 しまりゃしねェ・・・ |
あの・・・ *n0 |
ん? |
あたし・・・ 重くないですか? |
そんなことないよ |
あたし・・・ ちゃんと、お役に立て ましたか・・・? |
ああ、アメルは がんばってくれたよ |
だから、今はゆっくり 休めばいいんだ |
俺がちゃんと、家まで おぶっていってあげる から・・・な? |
うん・・・ |
ばらばらに散らばっていた 事件が、悪意ある者の手で ひとつの輪郭を描きはじめる |
変わり果てた召喚師たちの 亡骸と、それを為した者たち の真実の姿・・・ |
なにもかもを歪めてしまう 狂ったような彼の笑い声 |
俺たちの見たものは けして幻なんかじゃなかった |
悪魔によって操られている デグレアという国家 その悪魔たちを操って、彼は なにを為そうというのか |
問いかけても答えは返らず ただ俺は、夜風の中にそれを 探している |
得体の知れない焦りと不安を 忘れようとするように・・・ |
ばらばらに散らばっていた 事件が、悪意ある者の手で ひとつの輪郭を描きはじめる |
今日、私達が見たものは 召喚師の亡骸と 対照的な悪魔の姿・・・ |
なにもかもを歪めてしまう 狂ったような彼の笑い声 |
シャレにならない悪夢だった |
悪魔によって操られている デグレアという国家 その悪魔たちを操って、彼は なにをするつもりなんだろう |
問いかけても答えは返らず あたしは、ただ無言で 月を見つめていた |
深い闇を照らしてくれる その淡い光に救いを 求めるようにして・・・ |
ガレアノたちの正体が 悪魔だったなんて |
今までの彼らの様子を 思い返せば、予想して しかるべきことだった |
それができなかった のは、召喚対象である 悪魔が、召喚術を行使 するはずないという |
先入観が、無意識に あったせいだろうな |
血識、か・・・ それにしても、普通 そんなこと考えたりは しないよな |
血液ごと、知識や記憶 を奪いとるなんて |
血識、か・・・ それにしても、普通 そんなこと考えたりは しないわよ |
血液ごと、知識や記憶 を奪いとるだなんて |
正直、恐ろしいよ 僕は・・・ |
え? |
僕の身体を流れる血は 一族の知識と記憶を 受け継いだものだ |
あいつらにして見れば さぞかし、魅力的な ものなのだろうな |
ネス・・・ |
大丈夫だよ あいつらには、ネスに 手出しなんかさせたり するもんか! |
ネス・・・ |
大丈夫よ |
あいつらには、ネスに 手出しなんかさせたり しない! |
*n0・・・ |
だから、こわがったり なんかしないでくれよ |
ネスがそんなだと なんか、俺まで元気が なくなっちゃうからさ |
な? |
だから、こわがったり なんかしないで |
ネスがそんなだと なんか、あたしまで おちこんじゃうよ |
ね? |
やれやれ・・・ 我ながら情けないな |
兄弟子として いや、それ以前に僕は 男だというのに |
男とか女っていうのは あんまり関係ないって あたしは思うけどな |
誰だって、不安になる 時はあるんだし |
あたしは、そういう ちょっとヘコんでる ネスのことも、キライ じゃないよ? |
こんなこと言うと 叱られちゃうかも しれないけど |
なんか、ホッとするの ネスもやっぱり、普通 の人なんだなーってね |
*n0・・・ |
ねえ、ネス ちょっとそこに座って |
え? |
いいから、いいから ほら? |
・・・? |
えいっ♪ |
な・・・? *n0っ!? |
おぼえてる? 私が、生まれのことで いじめられちゃって 泣いてると・・・ |
ネスは、決まって こんなふうに抱いて、 私の頭撫でてくれた よね |
・・・・・・ |
こうしてもらってると あたし、イヤなこと 全部忘れられたんだよ |
そんなことも・・・ あったな・・・ |
ねえ、ネス・・・ つらいことがあったら こうやって、ちゃんと あたしに話してね? |
ああ・・・ |
約束、だからね・・・ |
守ってもらうだけじゃなくて これからは俺もネスのこと守って みせるよ・・・ |
守ってもらうだけじゃなくって これからはあたしもネスのこと 守ってみせる・・・ |
ガレアノたちは やっぱり、レイムさん の命令で動いていたん ですね・・・ |
しかも、その正体が 悪魔だったなんて |
ギブソン先輩の話だと 人間にとりついた 悪魔っていうのは |
そう簡単に見わける ことができないらしい 気づかなかったのも 無理はないよ |
ギブソン先輩の話だと 人間にとりついた 悪魔っていうのは |
そう簡単に見わける ことができないの 気づかなかったのも 無理はないわ |
ええ・・・ |
だけど、これでもう はっきりとわかって しまったよな |
デグレアに関する一連 の事件は、あの人の手 で引き起こされたんだ |
だけど、これでもう はっきりと わかっちゃったわね |
デグレアに関する一連 の事件は、あの人の手 で引き起こされた |
あたし・・・ 信じられません・・・ |
信じなくちゃいけない そうわかってるのに 信じたくない・・・っ |
アメル・・・ |
こわいんです! あの人のことが・・・ わからなくて・・・ |
どうして、どうして あんなひどいことして 笑っていられるの!? |
*n0 あたし、わからない? わからないよぉ・・・ |
泣かないで、アメル |
俺だってわからないよ どうして、あの人が こんなおそろしいこと をしているかなんて |
わからないし・・・ こわいよ・・・ |
泣かないで、アメル |
あたしだって わかんないよ |
どうして、あの人が こんなおそろしいこと をしているかなんて |
わからないし・・・ こわい・・・ |
*n0・・・ |
でもね、アメル 俺たちは知ってるんだ |
あの人のしたことが どれだけの人たちを 傷つけたかってことを |
でもね、アメル あたしたちは 知ってるのよ |
あの人のしたことが どれだけの人たちを 傷つけたかってことを |
・・・! |
だから、俺・・・ あの人を止めてみせる |
どんな結果になるかは わからないけど、でも ほっとくわけには いかないから! |
だから、あたし・・・ あの人を止めてみせる |
どんな結果になるかは わからないけど、でも ほっとくわけには いかないもの |
そう、ですよね・・・ |
あたしたちが止めて あげなくちゃ いけないんですよね |
うん・・・ |
うん・・・ |
ごめんなさい・・・ 泣いたりして |
だけど、これでもう 最後にしますから |
約束しますから |
だから・・・ |
アメル・・・!? |
今だけ、こうさせて ください・・・ |
*n0 弱虫のあたしに 貴方の勇気をわけて ください・・・ |
・・・・・・ |
うん・・・ |
終わらせてみせるよ 君がもう、泣かなくて すむように・・・ |
終わらせてみせるわ あなたがもう、泣かなくて すむように・・・ |
間近デ見テ、改メテ 感ジマシタ・・・ |
えすがるど殿ハ ヤハリ、自分トハ比ベ モノニナラナイホド 優秀ナ機械兵士デス |
*n1だって 負けちゃいないって 俺は思うけど? |
*n1だって 負けちゃいないって あたしは思うけど? |
デスガ、すぺっくデハ 明ラカニ、自分ハ 劣ッテイマスシ |
ソレニ、アノ場面デノ トッサノ判断力・・・ |
ヨホドノ経験ヲ積ンデ イタカラコソ、迅速ニ 我々ヲ待避サセルコト ガデキタノデショウ |
それだけかな・・・ |
それだけかな・・・ |
ト、イイマスト? |
俺、思うんだよ エスガルドの強さは その基本性能よりも |
エルジンを守ろうって 気持ちに、支えられて るんじゃないかな? |
あたし、思うのよ エスガルドの強さは その基本性能よりも |
エルジンを守ろうって 気持ちに、支えられて るんじゃないのかな? |
!! |
あの二人の関係って 主人と護衛獣っていう よりも・・・ |
もっと強いきずなで 結ばれてる気が するんだ |
あの二人の関係って 主人と護衛獣っていう よりも・・・ |
もっと強いきずなで 結ばれてる気が するのよ |
タシカニ・・・ ソウカモシレマセンネ |
見習いたいもんだよな 俺たちもさ? |
見習いたいものよね あたしたちも? |
デキルデショウカ? 自分ニ・・・ |
難しく考えること なんてないさ *n1? |
いつかきっと、自然に 変わっていけるよ 絶対に・・・ |
難しく考えること なんてないのよ *n1? |
いつかきっと、自然に 変わっていけるわ かならず・・・ |
そのためには、俺も 努力しなくちゃな? |
そのためには、あたしも 努力しなくちゃね? |
なあ、*n1 |
あの三人が悪魔だって こと、お前はどうして 気づかなかったんだ? |
ねえ、*n1 |
あの三人が悪魔だって こと、あんたはどうし て気づかなかったの? |
ケッ、そいつはな テメエのせいってもん なんだぜ? |
え? |
え? |
召喚された悪魔はなァ 誓約されることで その力を、大きく制限 されちまうんだよ |
ニンゲンごときでも 命令ができるようにな |
それじゃ、今のお前は 本来の力を抑えられて るっていうのか? |
それじゃ、今のあなた は本来の力を抑えられ てるっていうの? |
まァな・・・ |
だが、ヤツらは違うぜ 誓約なんていう足かせ に縛られてねェ・・・ |
だから、本来の力を 好き放題に使うことが できんのさ |
ちょっと待てよ? 誓約されてないって どういうことだ!? |
あの悪魔たちは レイムさんが召喚した んじゃないのか!? |
ちょっと待ってよ? 誓約されてないって どういうこと!? |
あの悪魔たちは レイムさんが召喚した んじゃないの!? |
ケッ!そいつは テメエで考えなッ!! |
それが本当だとしたら いったい、どういう ことなんだ・・・? |
それが本当だとしたら いったい、どういう ことなの・・・? |
あくま・・・ だったんだね・・・ |
ああ、正直なところ 思いもしなかったよ |
人間じゃなかった なんて・・・ |
ええ、正直なところ 思いもしなかった |
人間じゃなかった なんて・・・ |
だから・・・ みえなかったんだ |
こころ・・・ まっくらだったんだ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
どうするの・・・ おにいちゃん? |
どうするの・・・ おねえちゃん? |
あくまがあいてでも こわくないの? |
こわいさ・・・ だけど、俺は戦うよ |
ほっておくことは できないからな |
こわいわ・・・ だけど、あたしは戦う |
ほっておくことなんて できないから |
・・・(ぎゅっ) |
*n1? |
*n1? |
*n1も いっしょだよ? |
おにいちゃんと・・・ いっしょだよ・・・ |
おねえちゃんと・・・ いっしょだよ・・・ |
ああ、わかってるよ ずっと、一緒さ? |
ええ、わかってる ずっと、一緒よ? |
・・・(こくん) |
終わらせなくちゃな この子のためにも 絶対に・・・ |
終わらせなくちゃね この子のためにも 絶対に・・・ |
あの人たちがあれだけ ひどいことをして平気 でいられたのは |
悪魔だったから なんですね |
そういうことになるん だろうな、多分 |
そういうことになるん でしょうね、多分 |
ねえ、ご主人さま 悪魔たちは、どうして あんなことができるん でしょうか? |
え? |
え? |
ボクには・・・ わかりません・・・ |
人をだましたり 傷つけたりして なにが楽しいって いうんですか? |
ボクには、理解なんて できません・・・っ わかりたくもない!! |
*n1・・・ |
お前が泣くことなんて ないんだよ? |
*n1・・・ |
あなたが泣くこと なんてないのよ? |
でも・・・っ でもぉ・・・っ |
*n1を これ以上あいつらと 関わらせるのは無理かも しれない・・・ |
*n1を これ以上あいつらと 関わらせるのは無理なの かも・・・ |
は? |
だからさ・・・ 前から、ずっと気には なってたんだよ |
フォルテとケイナは その・・・ |
お互いのこと、どう 思ってるのかって |
だからぁ・・・ 前から、ずっと気には なってたのよ |
フォルテとケイナは その・・・ |
お互いのこと、どう 思ってるのかって |
どうって・・・ |
まー、言ってみりゃ オレの生涯最大の敵と いうのが・・・ |
はぐらかさないで! |
!? |
ゴメン・・・っ でも・・・ |
・・・・・・ |
好きだぜ・・・ |
あいつは、どうだか わかんねーけどな |
・・・! |
ひと目惚れってヤツさ 不覚にもな |
倒れてるあいつを 見つけた時は、本当に 天使かと思ったんだ |
なにもおぼえてない あいつを、このまま 自分のものにしたい くらいだった・・・ |
けどな・・・ オレは、卑怯者だ |
継ぐべき家を捨てて 逃げだしちまった 臆病者なんだよ |
そんな男と一緒に なって、ケイナが幸せ になれるはずがねえ |
だから・・・ オレは、この気持ちを 絶対にあいつには 知られたくねえのさ |
・・・・・・ |
だったら、俺が とっちゃっていい? |
な・・・っ!? |
ケイナって、すごく きれいで優しくてさあ 憧れてたんだよねー? 俺も・・・ |
ち、ち、ちょっと ちょっと待てえっ!? |
お姉さんとして |
!? |
あはははははっ! ほら、本音が出た? |
は、ハメやがったな? おまえ・・・っ |
素直になったほうが いいよ、フォルテ? |
俺にだってわかる くらいなんだもん ケイナだって、もう 気づいてるはずだよ |
ぐ・・・ |
だから、ずっと 待ってるんじゃない? |
*n0・・・ |
応援するからさ、俺! |
・・・・・・ |
ああ・・・ ありがとよ・・・ |
悪いな・・・ |
な、なんで 謝ったりなんか するかなあ? |
・・・・・・ |
あ、あたし・・・ 二人のこと、すごく お似合いだと思うから |
本当に、そう思うから ・・・うん! |
ああ・・・ ありがとよ・・・ |
それじゃあ・・・ おやすみ・・・っ! |
あの二人だったら すごくお似合いだよな ・・・うん♪ |
ちょっとだけ・・・ 泣いちゃうかもな 今夜は・・・ |
え? |
だからさ・・・ 前から、ずっと気には なってたんだよ |
ケイナとフォルテは その・・・ |
お互いのこと、どう 思ってるのかって |
だからね・・・ 前から、ずっと気には なってたのよ |
ケイナとフォルテは その・・・ |
お互いのこと、どう 思ってるのかって |
どうって・・・ |
アイツと私は、ほら ずっと旅をしてきた 仲間で・・・ |
はぐらかさないで! |
!? |
ゴメン・・・っ でも・・・ |
・・・・・・ |
アイツの気持ちは わかんないけど・・・ |
私は・・・ アイツのこと、好きよ |
・・・! |
この世界のことも 自分のことも |
なにもかもわからず それがこわくて・・・ |
死にたいと泣いていた 私を、アイツは何度も 叱ってくれた・・・ |
今の私になれるように 強くしてくれたの |
そんな、アイツの 優しいところが、私は 好き・・・ |
・・・・・・ |
やっと、素直に言って くれたね? |
もぉ・・・ はっきりしてくれない から、見ていてずっと 心配してたのよ? |
ごめんね・・・ |
ううん、いいの あたしのほうこそ つらいことまで言わせ ちゃって、ゴメン |
応援してるからね あたし! |
*n0・・・ |
うん・・・ ありがとう・・・ |
だから・・・ ごめんね・・・ |
な、なんで 謝ったりなんか するかなあ? |
・・・・・・ |
俺・・・ 二人のこと、すごく お似合いだと思うから |
本当に、そう思うから ・・・うん! |
うん・・・ ありがとう・・・ |
それじゃあ・・・ おやすみ・・・っ! |
ははは・・・ これって、やっぱり 失恋なのかな・・・? |
あの二人だったら すごくお似合いだよね ・・・うん♪ |
なあ、ロッカ・・・ |
ねえ、ロッカ・・・ |
なんですか? |
アメルが俺たちに 背負われて帰ってきた のに、どうして平気で いられるんだ? |
アメルがあたしたちに 背負われて帰ってきた のに、どうして平気で いられるの? |
冷たいなって 思いました? |
そうじゃないけど 前だったら、もっと 大騒ぎしてたから それが不思議で・・ |
そうじゃないけど 前だったら、もっと 大騒ぎしてたから それが不思議で・・ |
それは、信用している からですよ |
あの子のことを |
それに、貴方をね? |
それに、貴女をね? |
あ・・・ |
貴方がいた以上 アメルのことを必死で 守ろうとしたのは 間違いないですから |
それはあの子も きっと、同じはずです |
だから、こうして無事 戻ってこれた・・・ |
違いますか? |
うん・・・ |
どんなに傷つこうとも あの子が望んでそれを 受け入れたのなら |
それは、きっと必要な ことだったんでしょう それを否定する気は 僕にはないですよ |
以前の僕は 見守るということと 束縛するということを |
同じように、考えて いた気がするんです |
だけど、*n0 |
貴方とネスティさんを |
貴女とネスティさんを |
見ていて・・・ |
僕は自分の間違いに 気がついたんです |
大事な存在だからこそ 自分の腕の中だけに 抱えこんではいけない ということに・・・ |
ロッカ・・・ |
ようやく、僕も 過保護な兄から卒業 できそうです |
あの子も、リューグも もう、僕の後ろを 必死についてきていた |
小さな子供なんかじゃ ないんですから・・・ |
ロッカは・・・ アメルのこと、妹と してだけじゃなくて 本当は・・・ |
好きだったのかも しれませんね |
だけど、それはもう 恋になることは絶対に ありません |
僕にとって、やっぱり あの子は、なによりも 妹だったんです |
ロッカ・・・ |
それに、気づかせて くれたのは・・・ |
? |
いいえ・・・ なんでもありません |
それでも、ロッカは二人にとって 最高のお兄さんだと思うよ? 俺は・・・ |
ロッカ・・・ なんだか、ずっと 大人になった気がする |
なあ、リューグ・・・ |
ねえ、リューグ・・・ |
なんだ? |
アメルが俺たちに 背負われて帰ってきた のに、どうして平気で いられるんだ? |
アメルがあたしたちに 背負われて帰ってきた のに、どうして平気で いられるの? |
はっ、なにを聞くかと 思えばそんなことかよ |
だって、前だったら 俺のこと絶対にせめて いたのに・・・ |
だって、前だったら あたしのこと、絶対に せめてたのに・・・ |
あのなぁ・・・ |
せっかく人が信用して やろうって思ったのを ブチ壊す気か、おい? |
え・・・? |
へ・・・? |
おまえが手を抜いた から、あいつが倒れた わけじゃねえだろうが |
そうだろ? |
う、うん・・・ |
だったら、仕方がねえ ことだったんだろうさ |
あいつは、自分よりも 他人のことばっかり 考える女だからな |
守るほうの気苦労も 考えねえでよ・・・ |
むしろ、誰かを守ろう とばかりしているん だからな |
うん・・・ たしかに、そういう 女の子だよな アメルは・・・ |
うん・・・ たしかに、そういう 女の子だよね アメルは・・・ |
ガキん時は、もっと すごかったんだぜ? |
バカ兄貴の真似して 俺のこと、弟みたいに 扱っててさ・・・ |
泣き虫のくせに 姉さんぶって、いつも 俺の世話ばかり焼いて やがった・・・ |
リューグ・・・? |
俺はずっと、アメルを 守ってるつもりだった |
けどな、おまえたちと 一緒に行動するように なって・・・ |
俺の知らなかった あいつの顔をたくさん 見ることになった |
俺が思ってるよりも ずっと強い、あいつを 初めて知ったんだ |
きっかけはな・・・ 多分、お前だよ |
え・・・ |
俺は、今のあいつが 前よりずっと好きだぜ |
アメルがお前と 出会うことができて 本当によかったと思う |
結局のところ 俺は、あいつにとって |
いつまでたっても 弟でしかなかったって ことだな |
・・・・・・ |
そして、俺もどこかで あいつに甘えていたの かもしれねえな・・・ |
だが、それも そろそろ卒業するぜ |
あいつは・・・ アメルは、俺たちの 母親じゃねえんだしな |
リューグ・・・ |
リューグは・・・ アメルのことを・・・ |
言うなッ!! |
あいつにとって、俺は 弟なんだよ・・・ |
頼む・・・ これ以上、言わせるな |
・・・わかった |
怒鳴ったりして 悪かったな |
ううん・・・ あたしのほうこそ 余計なこと、聞いて ゴメン・・・ |
ふっ切ったつもり だったんだがな まだまだ、俺もガキ だってことか・・・ |
そんなことないよ! |
リューグは、あたし なんかよりも、ずっと 大人だと思う・・・ |
・・・はっ |
相手が変わっても 結局、やってることは おんなじかよ・・・ |
? |
さっさと部屋に戻って 寝ちまえよ? |
俺はもうすこし 一人で、風にあたって いたいんだ・・・ |
う、うん・・・ |
リューグの信頼 絶対に、裏切ったりは しないから・・・! |
リューグの背中 なんだか、前よりも ずっと広くなった気が するよ・・・ |
そんな大変なことが あったんだ・・・ |
まあ、こうして無事に 戻ってこれたから いいんだけどね |
まあ、こうして無事に 戻ってこれたから いいんだけどね |
でも、これでようやく わかった気がするわ |
ビーニャが、召喚した 魔獣を、平気で足蹴に できた理由が |
アイツにすれば、人間 も魔獣も、遊び道具に しか過ぎなかったのね |
許せないわ・・・ |
ミニス? |
召喚獣っていうのは そんなふうに扱って いいものじゃないわ! |
住む世界や言葉は違う けど、あのコたちは みんな、生きている |
私たちとおんなじよ 友達にだってなれる 仲間なんだもん! |
ミニス・・・ |
悪魔だかなんだか 知らないけど、私が 絶対にこらしめてやる |
そうじゃなきゃ アイツに呼ばれる魔獣 たちが可哀想よ・・・ |
そうでしょう? *n0 |
うん、ミニスの 言ってること、俺にも よくわかるよ |
一緒に、がんばろうな あいつらのやっている ことを、止めるんだ! |
ええ、ミニスの 言ってること、あたし にはよくわかるわ |
一緒に、がんばろう? あいつらのやっている ことを、止めるのよ! |
うんっ! |
いつの間にかミニスは 召喚師としての自分を ちゃんと見つけだして いたんだな・・・ |
いつの間にかミニスは 召喚師としての自分を ちゃんと見つけだして いたのね・・・ |
しかし、驚いたよ やけに帰りが遅いって 思ってたらさ |
アメルが背負われて 帰ってくるんだもんね |
俺たちを守るために また、あの光を使って くれたから・・・ |
それで、彼女の様子は どうなんだ? |
あたしたちを守ろうと して、またあの光を 使ってくれたの |
それで、彼女の様子は どうなの? |
前の時とおんなじさ 消耗した気は、ストラ で補給しといたよ |
悪いな。モーリンにも 負担かけちゃってさ |
ゴメンね モーリンにまで迷惑 かけちゃって |
なにいってんだい こんなの、あたいに とっちゃあ、苦にも なんないことだよ |
ストラを使う格闘家は 普段から、呼吸で自然 の気をとりこむように 訓練してるからね |
ちょっと休めば、すぐ 元気になるんだよ |
そうなんだ |
心配なのは、むしろ アメルのほうだよ |
前にも言ったけど あの子の奇跡の力はね 自分の気を消耗して 発揮されてんだよ |
訓練もしたことのない あの子の身体に それが、どれだけ負担 になっているのやら |
うん・・・ |
ええ・・・ |
まあ、でも あたいの心配しすぎ なのかもしんないなあ |
なんてったって アメルは天使の生まれ 変わりなんだ |
そのへんのところは 多分、あたいたちより うまい具合にできてる んだろうしね? |
うん・・・ きっと、そうだよな? |
うん・・・ きっと、そうだよね? |
でも、モーリンが 心配してくれたことも 一応、気をつけるよう にしておかないとな |
でも、モーリンが 心配してくれたことも 一応、気をつけるよう にしておかなきゃね |
事の次第は エスガルド殿たちから 聞かせてもらったで ござるよ |
あの三人の凶賊が 悪魔の変じたもので あったとはな・・・ |
カザミネさんは、昔 先輩たちと一緒に悪魔 と戦ったことがあるん だよね? |
カザミネさんは、昔 先輩たちと一緒に悪魔 と戦ったことがある のよね? |
いかにも・・・ |
思い出すのも苦い 嫌な戦いでござった |
それって、やっぱり 悪魔の力がそれだけ 強いってこと? |
それって、やっぱり 悪魔の力がそれだけ 強いってことなの? |
刃を交える戦いならば それを通じて、互いに 得るところもあろう |
しかし、あ奴らとの 戦いには、そういった ものがないのでござる |
殺すか、殺されるか それだけしかない |
これほど虚しい戦いは ないでござるよ |
剣を極めようとしてる カザミネさんだから 余計に思うところも あるんだろうな |
剣を極めようとしてる カザミネさんだから 余計に思うところも あるんだろうなぁ |
ふぃー・・・っ |
ガレアノの正体が 悪魔だったとはなあ? |
道理で、撃たれても 転落しても、死なねえ ワケだぜ |
感心してる場合じゃ ないよ、レナードさん |
感心してる場合じゃ ないよ、レナードさん |
わかってるって! こう見えても、俺様 それなりに動揺して いるんだぜ? |
む-・・・ |
しかし、こんなコトに なるんだったら、寝て ばかりいないで |
たまには日曜のミサ ぐらい、出ておきゃあ よかったかもな? |
? |
・・・っと? そうか、こっちにゃあ 教会なんてねえのか |
だとしたら、十字架や 聖水なんてもんが通用 するワケでもなさそう だなあ・・・ |
??? |
ま、どっちにしろ 俺様の結論はなんにも 変わりゃしねえよ |
デビルだろうが サタンだろうが 罪の報いは、必ず 受けさせてやるぜ |
絶対にな・・・ |
よくわかんないけど でも、最後の言葉は 本気だったな・・・ |
よくわかんないけど でも、最後の言葉は 本気だったわね・・・ |
なんだか、大変よね 派閥に属するのって |
任務っていうの? それで、行動を制限 されてるみたいだし |
今日だってルウたちを 連れていってくれた なら |
キミたちだけに苦労 させなかったのに? |
返す言葉もないよ ホント・・・ |
返す言葉がないわ ホント・・・ |
でも、見ていて わかったことがあるの |
蒼の派閥の召喚師も 金の派閥の召喚師も |
ルウたちみたいに 世間から遠ざかってた 召喚師より、ずっと たくましいよね |
やってることには ちょっと首をかしげる ことも多いけど |
そこは、素直に見習う べきかなって思うもの |
そっか・・・ |
でも、どうして ふたつに別れてなきゃ いけないのかしらね |
意見の違いなのは わかるけど・・・ |
エルゴの王の時代 みたいに、召喚師が 力をあわせてたほうが |
もっと、もっと 住みやすい世の中に なると思うんだけどな ルウは・・・ |
うん、俺もそう思うよ |
ええ、あたしも そう思うわ |
こういう非常時だけでなく もっと派閥同士で協力できると いいんだけどなあ・・・ |
こういう非常時だけでなく もっと派閥同士で協力できると いいんだけどね・・・ |
エルジンくんたちから なにが起こったのかは 聞かせていただき ました・・・ |
あの邪鬼使いたちは やはり、人外の化生 だったのですね? |
カイナは、気づいて いたのか? |
カイナは、気づいて いたの? |
はっきりと感じとって いたのではありません |
ただ、以前にお話した ように、私たちは かつて悪魔と戦った ことがありますから |
どこか、引っかかる ものは感じていました |
そうだったんだ |
そうだったの・・・ |
ですが、どうやら その悪魔たちは 私たちが知っている それよりも・・・ |
はるかに、力のある 存在のようですね |
先輩たちや、エルジン エスガルドでさえも 圧倒されていたもんな |
先輩たちや、エルジン エスガルドでさえも 圧倒されていたもの |
とはいえ、このまま 捨てておくことは できません |
及ばずながら、私も 戦わせていただきます |
この世界と・・・ 私にとって、大切な |
貴方がたを守るために |
貴女がたを守るために |
頼りにしてるよ カイナ・・・ |
頼りにしてるからね カイナ・・・ |
ギブソンさんたちの 追っていた事件も デグレアが関与してた ものだったんだな |
デグレアそのものが 手を下していたという 証拠はないけど |
顧問召喚師である あの人が、計画をした ことには間違いないよ |
デグレアそのものが 手を下していたという 証拠はないけど |
顧問召喚師である あの人が、計画をした ことには間違いないわ |
もはや、どこから どこまでが、あの男の 仕業なのかすら わからないが・・・ |
いずれにしろ、奴らが したことは変わらない |
多くの人々を、私欲の ために化け物に変えた あの者たちを、私は 許さないだろう |
もっとも・・・ こうした私の決意も 義憤か、私怨なのか わからないんだがな |
シャムロック・・・ |
見極めてほしい *n0 |
私が騎士として 恥じることのない男で いられるかどうか |
君の目で、しっかりと 見届けてほしいんだ |
うん・・・ わかったよ! |
ええ・・・ わかったわ! |
もしそれが間違いだったなら 俺が必ず教えてあげるよ シャムロック・・・ |
もしそれが間違いだったなら あたしが必ず教えてあげるよ シャムロック・・・ |
ひゃあ・・・ |
ついてかなくて ホントによかった ですよー・・・ |
あのなー・・・? |
あのねー・・・? |
ウソウソ、冗談ですよ やだなー? |
・・・・・・ |
でも、本当のところ ついて来てくれって 言われても、今日は 無理でしたね |
バイト? |
バイトというか・・・ 実はですね、ちょっと 恩人と会う約束が あったんですよ |
ああ、もしかして 身代金の人? |
ああ、もしかして 身代金の人? |
なんか、その略し方 には引っかかりますが |
そーいうことです 私の身元引受人さん |
ゼラムに住んでるんだ その人は? |
ゼラムに住んでるのね その人は? |
ええ、そうですよ |
俺も、一度ぐらい 会ってみたいなあ |
あたしも、一度ぐらい 会ってみたいなあ |
え゛? あ、いや、それは ちょっと・・・ |
? |
あ、あははははっ 恥ずかしがり屋さん なんですよー! その人って・・・ |
聞いてはみますけど あんまり期待しないで 欲しいかなー、と |
ホントにぃ? |
信用してくださいよー *n0さん |
うー・・・っ |
むー・・・っ |
それに・・・ |
もしかしたら、もう 知らずにどこかで 会っているかも しれませんよ? |
・・・え? |
・・・へ? |
なんだか、うまく はぐらかされた気が するなあ・・・? |
なんだか、うまく はぐらかされた気が するなあ・・・? |
血識、ですか? |
うん・・・ あの悪魔たちは そう言っていたよ |
俺たちの身体に流れる 血には、俺たちの記憶 や経験したことが全部 溶けてるんだって |
それを飲むことで あいつらは召喚術を 使えるようになったん だってさ・・・ |
ええ・・・ あの悪魔たちは そう言ってた |
あたしたちに流れてる 血には、その人の記憶 や経験したことが全部 溶けてるんだって |
それを飲むことで あいつらは召喚術を 使えるようになった っていってたわ |
ふむ・・・ |
どんな味がするんで しょうかね? |
・・・ぶっ!? |
ほら、むせないで ください? |
だ、だって・・・! |
冗談に決まっている じゃないですか |
大将が言うと、本気に 聞こえるんだよぉ |
大将が言うと、本気に 聞こえるのよぉ |
失敬な・・・ |
・・・ふふっ |
どうしたの? |
いえ、ね |
今の貴方とのやりとり |
今の貴女とのやりとり |
と、よく似たことを |
弟子としていたことを 思い出しまして・・・ |
大将の弟子って・・・ ソバ職人? |
大将の弟子って・・・ ソバ職人? |
違いますよ あちらでは、私は薬屋 の店長ですから |
本人は 「可愛い店員さん」と 名乗っていました |
薬屋ねぇ・・・? |
あ、でも「可愛い」 なんて言うからには お弟子さんは、女の子 だよな・・・ |
女の子のシノビ!? |
あ、でも「可愛い」 なんて言うからには お弟子さんは、女の子 なのね・・・ |
女の子のシノビ!? |
クノイチと言うんです もっとも・・・ |
まだまだ、至らない 未熟者ですがね |
今頃、なにを してることやら・・・ |
大将は、その子のこと すごく大切に思ってる みたいだな・・・ |
大将は、その子のこと すごく大切に思ってる みたいね・・・ |
悪魔・・・ |
ああ、俺たちの敵は デグレアそのもの じゃなくて |
それを利用していた 悪魔たちだったんだ |
ええ、あたしたちの 敵はデグレアそのもの じゃなくて |
それを利用していた 悪魔たちだったの |
ユエル・・・ 知ってるよ・・・ |
メイトルパにも 悪魔は、やってきた ことがあるもん |
悪い心をばらまいて 亜人や幻獣たちを 別の生き物に変えよう としたって・・・ |
魔獣たちは、そうして 生まれたんだって |
そうなのか・・・? |
そうなの・・・? |
・・・・・・ |
なあ、ユエル? こわいなら、ファナン に帰ってもいいんだよ |
ねえ、ユエル? こわいなら、ファナン に帰ってもいいんだよ |
ユエル、まだ *n0に お礼をしてないもん! |
最初に言っただろう? 俺は、お礼がほしくて ユエルを助けたんじゃ ないんだって |
最初に言ったでしょ? あたしは、お礼がほし くてユエルを助けたん じゃないのよ |
でも・・・っ |
俺はね・・・ ユエルを自由にして あげたかっただけだよ |
暗いところに隠れたり 逃げずにすむように してあげたかったんだ |
昔の俺も・・・ そうだったからね |
あたしはね・・・ ユエルを自由にして あげたかっただけ |
暗いところに隠れたり 逃げずにすむように してあげたかったんだ |
昔のあたしも・・・ そうだったから |
*n0・・・ |
なあ、ユエルには したいことって あるか? |
ねえ、ユエルには なにかしたいことって ある? |
したい、こと・・・? |
元の世界に帰すのは 無理になっちゃった けど・・・ |
俺、ユエルには そのぶん、この世界で 幸せになってほしいと 思ってる |
したいことを思いきり させてあげたいんだ |
元の世界に帰すのは 無理になっちゃった けど・・・ |
あたし、ユエルには そのぶん、この世界で 幸せになってほしいと 思ってるの |
したいことを思いきり させてあげたいんだ |
ユエルの・・・ したいこと・・・ |
しあわせ・・・? |
一度、ゆっくり 考えてみてごらんよ |
一度、ゆっくり 考えてみてごらんよ |
それが見つかった時 ユエルは今よりもっと 自由になれるはずだよ きっと・・・ |
それが見つかった時 ユエルは今よりもっと 自由になれるはずよ きっと・・・ |
*n0よ もう一度、繰り返して たずねるが・・・ |
あの三人の召喚師は かつて人間だったと ギブソン殿はたしかに そう言ったのだな? |
うん・・・ 間違いないよ |
俺も、帰ってから 派閥から送られてきた 人相書きを見たけど |
印象は違ってるけど 顔立ちとか、驚くほど そっくりだった |
ええ・・・ 間違いないわ |
あたしも、帰ってから 派閥から送られてきた 人相書きを見たけど |
印象は違ってるけど 顔立ちとか、驚くほど そっくりだったもの |
むう・・・ |
先輩の話だと サプレスの住人たちは 俺たちと身体の造りが 違っているから |
そのままでは、長く この世界にとどまれは しないらしいよ |
だから、悪魔たちは 人間にとりついたり その身体を乗っとって 活動するんだって |
あいつらも、だから そうしたんだと思う |
先輩の話だと サプレスの住人たちは あたしたちとは身体の 造りが違うから |
そのままでは、長く この世界にとどまれは しないらしいの |
だから、悪魔たちは 人間にとりついたり その身体を乗っとって 活動するんだって |
あいつらも、だから そうしたんだと思う |
その、とりつく相手と いうのは・・・ |
死んでしまった者で あったとしても 問題はないのか? |
え?それは・・・ 先輩に聞いてみないと |
へ?それは・・・ 先輩に聞いてみないと |
もし、それが可能なら わしの疑問のすべてが 解決する・・・! |
ちょっと、爺さん!? |
ちょ、ちょっと おじいさん!? |
わしはこれから ギブソン殿のところに 行って来る |
たしかめねばならん ことが、あるのだ! 今すぐに・・・ |
一体どうしたっていうんだよ? 爺さん・・・ |
一体どうしたっていうのよ? おじいさん・・・ |
scn121
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
とうとう、聖王家から 正式に戦争についての 布告がされた・・・ |
先輩たちは、調べが 終わるまで待つように 言っていたけど |
戦いの準備で街道が 封鎖されてしまう前に ファナンに戻らないと まずいよな? |
戦いの準備で街道が 封鎖されてしまう前に ファナンに戻らないと まずいわよね? |
ソウデスネ・・・ |
それこそ、間抜けって ヤツだな |
・・・(こくん) |
そうですよね |
たしかに、今のままの 俺たちじゃ、悪魔たち をどうにかするなんて できないけど・・・ |
たしかに、今のままの あたしたちじゃ |
悪魔たちをどうにか するなんて できないけど・・・ |
だけど、黒の旅団は 止めることができる |
俺たちが見た全てを ルヴァイドにきちんと 伝えられたなら |
戦いを止めることは できるはずなんだ |
だけど、黒の旅団は 止めることができる |
あたしたちが見た全て をルヴァイドにきちん と伝えられたなら |
戦いを止めることは できるはずだもの |
・・・だと、 いいんだがな |
準備をしておいてくれ *n1 俺は、他のみんなに 話をして・・・ |
準備をしといて *n1 あたしは、他のみんな に話をして・・・ |
!? |
ネスティ! ネスティ・バスクは どこだっ!? |
この怒鳴り声は・・・ フリップ様!? |
はい? |
*n0 |
アグラ爺さん・・・ どうしたんだよ? そんな、深刻な顔して |
おじいさん・・・ どうしたのよ? そんな、深刻な顔して |
わしとギブソン殿から お前に、話したいこと があるのだ |
爺さんと、先輩から? |
おじいさんと 先輩から? |
すまないな わざわざ来てもらって |
話というのはな あの、レイムという男 に関することだ |
! |
デグレアが、召喚兵器 の存在を知るに至った 経緯は、以前に話した であろう |
たしか・・・ この「天使の羽根」を 持っていた召喚師から 聞いたとか |
たしか・・・ この「天使の羽根」を 持っていた召喚師から 聞いたって |
それが・・・ あの男なのだ |
え? |
え? |
お前たちがレイムと 呼ぶあの男はな |
かつて、わしと共に 禁忌の森に向かった 召喚師なのだ・・・! |
でも・・・それって 爺さんがアメルを 見つけた頃のことだろ |
だったら、変だよ!? その人だって、歳を とるはずじゃ・・・ |
でも・・・それって お爺さんがアメルを 見つけた頃のこと でしょう? |
だったら、変よ!? その人だって、歳を とるはずじゃ・・・ |
その召喚師はな・・・ わしの目の前で、悪魔 |
に殺されておる |
殺され、た・・・? |
殺され、た・・・? |
悪魔がよりしろとする のは、なにも人間だけ に限ったものじゃない |
獣や草花、武器や鎧に いたるまで・・・ ありとあらゆる物に 悪魔はとりつく |
たとえ・・・ 死体であろうと・・・ |
ルヴァイドは言って おった・・・ |
帰ってきたのが、わし であれば良かったと |
・・・! |
デグレアに帰還した という人物が、悪魔に とりつかれていたなら |
すべてのつじつまが 合ってくる・・・ そう、なにもかもがだ |
あの人が・・・ 悪魔・・・ |
!? |
ネスティ! ネスティ・ライルは どこだっ!? |
この怒鳴り声は・・・ フリップ様!? |
この怒鳴り声は・・・ フリップ様!? |
ネスティ・ライルは ここにおります フリップ様・・・ |
ネスティ、貴様っ! |
ぐ・・・っ! |
よくも、私の命令に 逆らえたものよなあ? |
*n0が 一族の秘密に関わろう としたのなら・・・ |
お前の手で必ず殺せと 命じただろうがッ!? |
う、うう・・・っ |
ハア、ハア・・・っ |
禁忌の森の過ちは 召喚師である者たちに とって、最大の汚点だ |
それを素性の知れない 平民どもにまで明かし おって・・・ |
どう責任をとる気だ! |
お言葉、ですが・・・ フリップ様・・・っ |
彼らは、信用に足る者 たちです・・・ |
けして、貴方のお考え になっているような ことは、けして・・・ |
ぐあっ!? |
黙れッ!? |
だまれ |
黙れぇッ!! |
貴様は私の言うこと だけを聞いておれば いいのだ! |
出来損ないの 機械人形めがッ!! |
やめろおぉ~っ! |
やめてぇ~っ! |
*n0・・・ いいんだ・・・ |
君は・・・ 関わるな・・・っ! |
ネス・・・っ |
ほぉ、罪人同士の 哀れみあいか・・・ |
な・・・!? |
いい気になるなよ 成り上がりがッ!! |
調律者ぁ? クレスメント家ぇ? |
フン!しょせんは 過去の栄光ではないか それとも、ナニか? |
ゲイルを使って、再び この世の栄華を極める とでもほざくかッ!? |
そんなこと、俺は 考えちゃいないっ!? |
そんなこと、あたしは 考えてなんかない!? |
フン! 信じられるものかよ? |
派閥の情けで生かして もらっておる分際で 図に乗りおって・・・ |
貴様も、今ここで 制裁してくれるッ!! |
おやめなさいっ! |
なんだ、貴様は!? |
アメル・・・ |
どうして、貴方は 彼らの言葉を信じては くれないのですか? |
信じようとして くれないのですか? |
ざ、罪人の言葉など 信じられるか・・・っ |
わ・・・私にはッ わかっておるんだ!? |
貴様らは、召喚兵器を 使って、我々に復讐を 企んでるんだろッ!? |
!? |
!? |
ふ、ふははは・・・っ ほら見ろ?図星だ! |
図星なんだろう!? |
かわいそうな人・・・ |
な・・・!? |
貴方をおびやかして いるのは貴方自身・・ |
そんなに自分を 追いつめて、いったい 貴方はなにをつかもう というんですか? |
や、やめろ・・・ 近づくなぁぁぁっ!? |
もう、おやめなされ フリップ殿 |
ラウル!? |
ラウル師範・・・ |
ラウル師範・・・ |
引き上げてくださるの ならば、今見たことは わしの胸へとしまって おきましょう |
ぐ・・・ |
お引き取りくだされ フリップ殿? |
これですむと思ったら 大間違いだぞ!? ネスティ・ライル!! |
おかしな名で呼ぶのは やめていただきたい |
この子は、わしの 大切な息子・・・ ネスティ・バスクじゃ |
!! |
・・・ちッ! |
・・・・・・ |
やれやれ・・・ あのお方にも困った ものじゃて |
師範・・・ |
*n0 ひがむでないぞ? |
家名を譲るための養子 は、一人だけしか選ぶ ことができんが |
わしは、お前も自分の 子供だと思っておるん じゃからな? |
わかってます・・・っ そんなの・・・っ! |
アメルさん・・・ じゃったかな? |
あ、はいっ! |
ありがとうよ わしの子供たちを かばってくれて |
い、いえ・・・ そんな・・・ |
よく辛抱したな ネスティ? |
義父さん・・・ |
う・・・っ うわあぁぁぁぁっ!! |
それは本当なんですか ラウル様 |
ああ、そうじゃよ 今回のデグレアの 侵攻に対して |
蒼の派閥と金の派閥は 協力して、立ち向かう ことを決めたのだ |
お前たちが運んできて くれた手紙が、総帥の 決断を後押しした結果 じゃよ |
すごいっ!? すごいよ*n0 |
こんなのって初めての ことだよっ!? |
よかったですね! ミニスさん? |
ああ、派閥の成立以来 の快挙だと思う |
我々の努力がこうして 形となって報われたの ですね・・・ |
具体的なことは総帥と 金の派閥の議長の会談 によって決定されるが |
すでに向こうの議長は こちらに向かっておる とのことだ |
ファミィさんが聖王都 に来るんだ・・・ |
ファミィさんが聖王都 に来るのか・・・ |
ことが成ったならば *n0 お前たちの力が必要と なるだろう |
ギブソンも、ミモザも そのつもりで頼む |
はい! |
承知しました ラウル様 |
いよいよ、本格的に 戦争って雰囲気に なってきやがったな |
ここで見ていても 城内の慌ただしさが わかるほどですからね |
あのさ、シャムロック |
本当にいいのかい? 聖王都の騎士団に合流 しなくて・・・ |
ねえ、シャムロック |
本当にいいの? 聖王都の騎士団に合流 しなくて・・・ |
ええ、いいんですよ |
騎士団には騎士団ごと のしきたりがあります |
部外者である私が 加わってその和を乱し たくはないですから |
それに、私は 皆さんと一緒に 戦いたいんですよ |
そっか・・・ |
そっか・・・ |
ほれ、そんな心配する よりも、お前にゃ いっぱいやることが あるだろーが |
派閥との連絡役 ばっちり頼んだぜ? |
うん! |
うんっ! |
貴方は、このままで よろしいのですか? |
・・・・・・ |
気になってみえるから こんな所まで、来たの ではないのですか? |
・・・いいんだよ シャムロック |
お前がそうしたように オレも、オレのやり方 で戦っていけばいい |
それで、いいのさ |
フォルテさま・・・ |
やあぁーっ!! |
とろい突きだな! 兄貴ッ!? |
く・・・っ まだまだぁっ!! |
ロッカとリューグが 二人で稽古を・・・ |
初めてじゃないか!? |
初めてじゃないの!? |
おい、どうしたんだ *n0 きょとんとした顔 しやがって・・・ |
僕たちに、なにか用事 ですか? |
えーっと・・・ |
リューグのやつ 前にも増して、強く なりましたよ |
攻撃一辺倒だったのが 防御のことも考える ようになって |
ははは、本格的に かなわなくなってきた かもしれないです |
リューグは誰よりも 強くなることに真剣 だったから・・・ |
リューグは誰よりも 強くなることに真剣 だったから・・・ |
あいつ、なんだか 大きくなったような気 がするんです |
トゲトゲしさが消えて 張りつめていた心に ゆとりができて |
すごく、いい顔に なった気がするんです |
このまま、復讐なんて 忘れてほしいですよ 僕としては・・・ |
ロッカ・・・ |
ロッカ・・・ |
おい、兄貴っ! いつまで休憩してる つもりだよっ!? |
ああ、今行く! |
今の話、あいつには 内緒にしてくださいね |
ムキになって否定する に決まってますから |
うん、わかってる |
うん、わかった |
それじゃ、また後で |
兄貴の野郎 いきなり、稽古しよう なんて言いやがってな |
仕方ねえから こうして、つきあって やってんのさ・・・ |
その割には、なんだか 楽しそうだったけど? |
その割には、なんだか 楽しそうじゃない? |
まあな・・・ |
手合わせをすりゃ どれだけ稽古してたか 一発でわかる |
バカ兄貴はバカ兄貴 なりに、ちゃんと進歩 してやがった・・・ |
俺がとやかく口を出す までもないくらいにな |
傷つけるためじゃなく 守るための強さ、か |
兄貴のそういう生き方 今なら、すこしだけ わかる気がするぜ |
リューグ・・・ |
リューグ・・・ |
もう一勝負だ! リューグっ |
ハッ!今度はもう 手加減しねえぜ!? |
今の話、バカ兄貴にゃ 言うんじゃねえぞ? |
・・・いいな!? |
うん、わかってる |
うん、わかってる |
それじゃ、後でな |
とん、とん、とーん♪ |
ユエルと・・・ アグラ爺さん? |
ユエルと・・・ アグラおじいさん? |
ユ、ユエルや |
もう充分だ |
ほれ? *n0も 来たことだし・・・ |
ダーメ! まだ、おじいさんの肩 全然ほぐれてないもん |
肩叩きしてるのか? ユエル |
肩叩きしてるの? ユエル |
うん、そうだよ! |
おじいさん、いつも 重たい鎧つけてるから 肩がカチカチなの |
だから、ユエルが ほぐしてあげてるの! |
ははは・・・ さすがに昔のようには いかんらしいわい |
いいじゃないですか? せっかくだから ユエルの好意に甘えて おけば |
いいじゃないの? せっかくだから ユエルの好意に甘えて おけば |
しかし・・・ |
ユエル、 肩たたき上手って、 おばちゃんたちにも ほめられたもん |
だから、任せて! |
ほら? |
ほら? |
それじゃあ・・・ もうすこしだけお願い |
しようかな |
うんっ! |
とん、とん、ととん♪ とんとんとーん♪ |
まさか、本当に 蒼の派閥と金の派閥が 協力することになる なんてなあ |
まさか、本当に 蒼の派閥と金の派閥が 協力することになる なんてねぇ |
そうよねえ |
二人とも、なんだか すっきりしない顔して るけど、どうしてなの |
いいことだって ルウは思うんだけど? |
そりゃ、俺だって そう思ってるよ だけどさ・・・ |
俺たちみたいな考えの 持ち主のほうが、派閥 には少ないからさ それが不安なんだよ |
それは、あたしだって そう思ってるわよ でもね・・・ |
あたしたちみたいな 考えの持ち主のほうが 派閥には少ないから それが不安なのよ |
どちらの派閥でも 授業の中で、相手を 徹底的に非難している ものね |
長同士が和解しても 積み重ねてきた確執は そう簡単には消えない でしょうし・・・ |
下手をしたら、これが 最初で最後の機会かも しれないわね |
だったら、なおさら 積極的に交流しないと ダメじゃないの |
理解できないことと 理解しようとしない ことは、全然違うもの なのよ? |
!? |
ルウにはわかるの だって、アフラーン家 の一族は・・・ |
理解しようとせずに 森の中に閉じこもった 者たちだから |
ルウ・・・ |
キミたちと旅してきて ルウは、そのことに 気がついたのよ |
止まっていたら なにも変わらないって |
そうね・・・ ルウ、貴女の言うこと すごく正しい気がする |
やる前から悩んでたら 絶対、いい結果なんて 出ないものね? |
うん、ルウもそう思う |
どちらの派閥でもない ルウが、こんなにも 両者のことを考えて くれてるんだ |
俺も・・・ 見習わないとな! |
どちらの派閥でもない ルウが、こんなにも 両者のことを考えて くれてるんだもの |
あたしも・・・ 見習わないとね! |
ネスに命令してたのは フリップ様だったん だな・・・ |
ネスに命令してたのは フリップ様だった のね・・・ |
あの人は、派閥で扱う あらゆる品物を管理 する立場にあるんだ |
僕の必要とする薬も あの人から支給される ものだったんだよ |
それで、ネスは あの人の命令に従って いたってワケか・・・ |
それで、ネスは あの人の命令に従って いたのね・・・ |
だが、これからは違う |
義父さ・・・ 師範が手を回して これからは直接、薬が もらえるんだ |
ありがたいことだよ 本当に・・・ |
なあ、ネス 師範じゃなくてさ 義父さんって呼べば いいんだぜ? |
ねえ、ネス 師範じゃなくてさ 義父さんって 呼んでもいいのよ? |
え・・・ |
俺に気を遣うのは もうやめてくれよ |
ネスが師範のこと 義父さんって呼んで くれたほうが、俺も うれしいもん |
もう、あたしに気を 使わなくてもいいの |
ネスが師範のこと 義父さんって呼んで くれたほうが、あたし うれしいもの |
*n0・・・ |
ああ・・・わかった これからはそうするよ |
うん! |
だけど、ファミィさん 思いきった行動に出た もんだよなあ |
あえて、蒼の派閥の 本部のある聖王都まで 出向いてくるなんてさ |
だけど、ファミィさん 思いきった行動に出た ものよねぇ |
あえて、蒼の派閥の 本部のある聖王都まで 出向いてくるなんて |
相手の信用を得るのに これほど、有効な手段 もないからな |
それだけ、彼女は 今回の会談に真剣だと いうことさ |
うまくいくといいよな ホント・・・ |
うまくいくといいわね ホント・・・ |
・・・・・・ |
・・・しまった!? |
ど、どうしたんだよ ネスっ!? |
ど、どうしたのよ ネスっ!? |
レイムの館で聞いた 言葉を思い出せ! |
ヤツらは、金の派閥の 召喚師から、血識を 奪うことを画策してた じゃないか!? |
あっ!? |
あっ!? |
だとすれば、彼女の 聖王都への訪問は 奴らにとって、絶好の チャンスだ・・・ |
ファミィさんが 危ないってことか!? |
ファミィさんが 危ないってこと!? |
うそ・・・っ |
ミニス!? |
聞いていたのか・・・ ミニス・・・ |
・・・・っ!! |
ミニスっ!? |
出てきてっ! シルヴァーナ!! |
お母さまのところへ 私を連れていって!! |
待つんだ、ミニス! 君一人で行くのは 無茶だ!? |
追いかけよう、ネス! |
追いかけるわよ ネス! |
もしも予想が当たって いたなら、取り返しが つかなくなる! |
もしも予想が当たって いたなら、取り返しが つかなくなっちゃう! |
そうか・・・ エルジンたちは サイジェントに戻って いったんだ・・・ |
そっか・・・ エルジンたちは サイジェントに戻って いっちゃったんだ |
ええ、きちんと挨拶 できなくてすまないと 言っていました |
あれだけの力を持った 悪魔が現れた以上 私たちでも及ばない かもしれません |
ですから、彼らは サイジェントに戻って 加勢を連れてくること に決めたんです |
加勢・・・? |
ただ、心配なのは 彼らが到着する前に 戦いが始まってしまう ことですが・・・ |
大丈夫だよ その時は、俺たちで なんとかして見せるさ |
大丈夫よ その時はあたしたちで なんとかして見せるわ |
ですね・・・ |
すいません。なんだか 不安をあおるような ことを言ってしまって |
いいんだよ 不安なのは、誰だって おんなじなんだからさ |
いいのよ 不安なのは、誰だって おんなじだもの |
蒼の派閥の皆さんを 刺激しないように 最小限のお供だけで やってきましたが |
この方たちには それもお見通しだった ようですわねえ |
ノンキにしてる場合 じゃありませんわ ファミィ・マーン!? |
戦えるのはもう 私と貴女だけですわよ |
無駄な抵抗はよせ 抵抗するならば |
俺は女といえども 容赦なく斬り捨てる! |
なめんな、ですわっ! |
ほう・・・? |
なかなかの魔力ですね 心地よいですよ |
そんな!? 私の召喚術をまともに 受けたのに・・・ |
まさか・・・? |
おのれえぇぇっ!! |
ケルマちゃんっ ダメっ!? |
カァァァァァッ!! |
きゃあああっ!? |
キャハハハッ! 二度もおんなじこと するなんて、ホント バカなオンナ!? |
たっぷりと、自分の したことの愚かさを 味わってもらいますか クククク・・・ |
は、離しなさいっ! 離してえぇぇぇっ!! |
ケルマちゃん!? |
おとなしく降伏して いただけませんか ファミィ・マーン様? |
でないと、この女の命 保証できませんよ |
レイム・・・っ 貴様っ、黒の旅団の名 を辱める気か!? |
黙らんか、小僧! 貴様らのくだらぬ名誉 など知ったことか!? |
今回の作戦の目的は 金の派閥の議長を 捕らえて、ファナンを 無力化すること |
もとはといえば 貴公らの不甲斐なさが 招いた事態ですな? |
だからといって 人質をとるなどという 卑怯なことは・・・! |
おさえろ、イオス! |
ルヴァイド様!? |
奴らの言うとおり 我々は、今日まで ファナンを攻め落とす ことができなかった |
意見をする資格など ない・・・ |
く・・・っ! |
殊勝な心がけですねえ ルヴァイド殿・・・ それにほら、イオス殿 ご覧なさい? |
私が降伏をすれば ケルマちゃんを解放 してくださるというん ですね・・・? |
ファミィ・マーン!? |
これで、無駄な犠牲を 出さずにすみましたよ 貴方たち、黒の旅団の 兵士たちをね? |
タシカニ・・・ マトモニ戦ッテイレバ 被害ハ、倍以上ニ 達シテイタ・・・ |
・・・・・・ |
そうそう・・・ 杖もサモナイト石も 全て捨ててください |
キャハハハッ! ねえ、なんなら服も 脱がせちゃおっか? |
御婦人に失礼ですよ ビーニャ? |
それに私は、彼女の 誠実さというものを 信じていますから |
信用してもらって うれしいですわ ええと・・・ |
レイムと申します ファミィ・マーン殿 |
レイムさん、ね とりあえず、その名で お呼びしますわね |
ほう・・・? |
どうして、こいつらの 言いなりになんて なるんですの!? |
私と貴女は、互いに 敵対し続けてきた ウォーデンとマーンの 当主ですわよ!? |
同情なんて・・・っ 欲しくないですわよ! |
黙れっ! |
うあぁぁ~っ!! |
乱暴はやめてっ!? |
よしなさい、ガレアノ |
・・・はっ |
同情なんかじゃないの ケルマちゃん・・・ |
私はね・・・ 金の派閥の議長 派閥の召喚師たちは みんな、大切なの |
貴女だって同じよ? 私の大切な子供 可愛い娘の一人だもの |
・・・!! |
娘・・・? 私が・・・・・・ |
子供のためだったらね 母親は、どんな無茶も できちゃうの |
だからって・・・ |
それじゃ、貴女の 本当の子供は・・・ ミニスはどうなるって いうのよ!? |
そうね・・・ ケルマちゃんから 「ごめんね」って 伝えてちょうだいな |
バカよ・・・っ |
あなた・・・っ ホントにバカよぉ!? |
あははははは いや、なかなかの 見せ場でしたよ |
今生の別れに ふさわしいですね |
どういうことだ レイム? |
この女は、このまま 捕虜として本国に 送るという予定では なかったのか!? |
どうせ本国に送った ところで、同じですよ 彼女に待っているのは 死あるのみです |
それぐらいなら 今ここで、楽にして さしあげるのが親切と いうものでしょう |
なにを勝手な!? |
ちょっとぉ? 邪魔しちゃダメよぉ イオスちゃん |
レイム様の決定は 元老院議会の決定に 等しいものですよ |
逆らうおつもりか? |
聞こえますよ・・・ 貴女の身体に流れる 素敵な血潮の響きが |
そこに満ちあふれる 知識は、さぞや私に とって甘露となる ことでしょう |
最後に教えて いただけませんか |
貴方の本当のお名前 なんておっしゃるん ですか? |
ふふふ・・・ やはり、お気づきに なっていたのですね? |
それは・・・ |
!? |
その手を離せ・・・ レイム・・・ |
ルヴァイド様っ? |
この女は、予定どおり 本国へ連行する・・・ |
貴様のやり方は |
虫酸が走る! |
それはどうも・・・ |
きゃあっ!? |
上空ヨリ爆撃アリ! |
あれは・・・ ワイバーン!? |
お母さまっ!? ケルマぁっ! |
チビジャリっ!? |
おのれ・・・! 今すぐ、叩き落とし てくれるわ!! |
・・・ケルマちゃん! 今よっ!? |
・・・! |
油断大敵ですわっ!! |
ガレアノ |
なにィィィッ!? |
二人ともっ、早く こっちへ! |
だから、あの場で殺す べきと言ったんですよ |
この始末、どうして いただけるのですかね ルヴァイド殿? |
逃げられたのは 貴様の部下の不手際 だろう!? |
それは認めますよ ですが、貴方が邪魔を しなかったならば |
ファミィ・マーンは 確実に始末できていた のもまた、事実です |
・・・わかっている |
イオス! ゼルフィルド! この俺に続けっ!! |
黒の旅団の名に賭けて あ奴らをこのまま 逃がしてはならん!! |
はっ! |
ミニスっ! |
*n0!? みんなっ!? |
よかった、無事で! |
心配シマシタヨ みにす? |
トニカク、無事デ ヨカッタ |
ケッ!ガキが・・・ 無茶すんじゃねェよ |
よかった・・・ |
ミニスさん! 心配したんですよ!? |
ごめんなさい・・・ |
だが、ちゃんと 目的は果たしてこれた みたいだな? |
ええ、間一髪でしたわ 本当に・・・ |
ありがとう、ミニス |
おかあさま・・・っ |
感激の再会してるトコ 悪いんだがなぁ |
間一髪の状況ってのは まだまだ終わったワケ じゃなさそうだぜ? |
またしても・・・ 貴様らか・・・ |
ルヴァイド・・・ |
ルヴァイド、俺たちの 話を聞いてくれ! |
デグレアは・・・ |
ルヴァイド、 あたしたちの 話を聞いて! |
デグレアは・・・ |
くどいっ!! |
言ったはずだ・・・ 次で終わりにする、と |
今が・・・その時だ! |
ルヴァイドっ!? |
チッ、黒騎士のヤツ 問答無用かい!? |
落ち着くのだ!? ルヴァイドっ! |
今はなにを言っても 無駄でござるぞっ アグラバイン殿! |
あの者は今、自分で 自分を止められなく なっておる・・・ |
戦いへとすがりつき それのみによって 自分を保とうとして いるのでござる! |
今までの・・・ 私たちの知っていた 黒騎士じゃない・・・ |
我ガ将ニ続ケ!! |
負けはもう許されない なんとしてでも あの者たちを捕らえて みせるのだ!! |
ひゃああぁぁっ!? |
これじゃ 話を聞けだなんて 言ってられないわよ! *n0!? |
ちくしょう・・・っ どうして?どうして 戦わなくちゃいけない んだよぉぉっ!! |
なんでよ・・・っ どうして?どうして 戦わなくちゃいけない のよぉぉっ!! |
あるじ殿・・・ |
ニンゲン 今のこいつには何を 言っても無駄だ・・・ |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
ご主人さま・・・ |
・・・戦おうぜ |
リューグ、お前!? |
どうやら・・・ それより他に方法は ないようだな |
おじいさんまで!? |
今の彼と語るには 言葉ではなく 剣をもって戦う他 ありません |
左様・・・ |
やっぱ、それしか ねーワケか |
多少の荒療治も・・・ 仕方がないでしょうね |
ミニス・・・ ファミィさんと ケルマを、ゼラムまで 連れていってくれ |
ミニス・・・ ファミィさんと ケルマを、ゼラムまで 連れていって |
う、うんっ! |
*n0・・・ |
これで、最後だ こんな無意味な戦いは 最後にするんだ・・・ |
これで、終わりよ こんな無意味な戦いは 終わりにするの・・・ |
ああ・・・ |
行くぞ・・・っ ルヴァイドォォッ!! |
行くわよ・・・っ ルヴァイドォォッ!! |
・・・殺せ |
これ以上、生き恥を さらしていたくない 俺を・・・殺せ! |
・・・・・・! |
ぐあっ! |
爺さんっ!? |
おじいさんっ!? |
いい加減に目を覚ませ ルヴァイド・・・ |
貴様の父は、逃げ道を 死に求めるような 男ではなかったぞ!? |
あ・・・ |
死んでしまえば |
それで終わりだ |
逃げるでない・・・ わしのように、お前は 逃げてはならんのだ! |
甘えてんじゃねえぞ! 黒騎士!? |
貴方を殺したところで レルムの村のみんなが 生き返るわけじゃない |
死ぬことで貴方を楽に なんかさせない・・・ 貴方には、過ちを償う 義務があるんだ! |
まして、それが 第三者の悪意によって 意図された悲劇でしか なかったのならば |
なん、だと・・・? |
聞いてくれるな? ルヴァイド |
俺たちがこの目で見た デグレアの真実を 俺たちの本当の敵を! |
聞いてくれるわね? ルヴァイド |
あたしたちがこの目で 見たデグレアの真実を |
あたしたちの 本当の敵の姿を! |
おや、みなさん どうしたんですか? 戦いの手を休めて |
相手の息の根を止めて こそ、完全な決着では ありませんか |
さあ、遠慮せずに 続けてください |
決着ヲツケル意味ハ スデニ消滅シテイル |
デグレアという国家が その意味を失った今と なっては! |
あはははは、いったい 何を言っているんです お二人とも |
全ては、ここにいる 者たちから聞かせて もらった・・・ |
デグレアが、貴様の 部下たちの手によって 死の街と化したことも |
その権威を利用して 貴様が、私益のために 戦いを引き起こしたと いうことも! |
告げ口しましたね? |
*n0くん |
*n0さん |
・・・・・・ |
まいりましたねぇ |
もうすこし、貴方たち を使って、楽をさせて もらいたかったんです けれど・・・ |
ははは、どうやら そうもいかなくなって しまったようですね |
認めるというのだな? 全てを・・・ |
はい |
つけ加えるのなら・・ |
貴方のお父上である 鷹翼将軍レディウスを なぶり殺しにしたのは |
私だ、ということ ぐらいでしょうかね? |
!? |
反逆者の汚名・・・ 貴方と貴方の母君は そのせいで、迫害を され続けたそうで |
! |
貴方はよく努力された 自らの功績によって 父の罪を償うために 国家に服従してきた |
大変、助かりましたよ ありがとうございます |
馬鹿な・・・ |
それでは・・・ 俺が、やってきたこと というのは・・・ |
いったい、なんだった というんだあぁぁぁぁ ァァァァァァァッ!! |
あっはははははは!! |
黒騎士・・・ |
許せない・・・っ |
レイム、貴様ッ! それでも人間かっ!? |
ニンゲン、ね・・・ |
ニンゲンでなければ どうだというのです? |
やはり、貴様は・・・ |
おや、そこにいるのは 獅子将軍殿では ありませんか? |
おひさしぶりですね といっても、これは 私のよりしろとなった 者の記憶ですが |
しかし、本当に貴方は しぶといお方だ |
始末のために送った 悪魔も、返り討ちに してしまうのですから |
!? |
それじゃ・・・ 僕たちの両親を殺した はぐれ悪魔は・・・ |
テメエの差し金だった のかッ!! |
貴方は、いったい 何者なんだ!? |
貴方は、いったい 何者なのっ!? |
ふふふ・・・ |
メルギトス・・・ |
虚言をばらまき かん計を張り巡らせて 人間の心をもてあそぶ ことをなにより好む |
大悪魔メルギトス それが貴様の正体だ! |
ギブソン先輩!? |
メルギトスって 遺跡の碑文にあった 名前じゃない!? |
かつてリィンバウムに 攻めこみ、召喚兵器と なった天使アルミネに 封じられた大悪魔 |
それが、あいつよ! |
あの人が・・・ 悪魔・・・? |
・・・ご名答です |
ぐ・・・が・・・ ぐが・・・っ |
ぐるるがァァァッ!! |
コレハ!? |
祖国を失った絶望には さすがの黒の旅団の 精鋭たちも、耐えられ なかったようですな |
クククク・・・ たやすく鬼へと変じて くださいました |
ねえ、レイムさま もういいよね? コイツら、壊しても |
ええ、そうですね 戦争を続ける道具は もう充分ですし |
お芝居は、ここで 終わりにしましょう? |
そうこなくては・・・ |
クックックック・・・ |
キャハハハハハッ! |
カーッカッカッカ!! |
戦闘結果ノ予測不能! あるじ殿、コノママ デハ不利デスッ!? |
このままだと、 ヤベえぞ・・・ ニンゲンっ!? |
あくま・・・っ いやあぁぁぁっ!? |
なんて・・・ なんてひどいことを! |
それがどうした!? |
悪魔であろうと・・・ なんであろうと・・・ |
俺は絶対に、貴様らを 許すものかァァッ!! |
ルヴァイドさんっ!? |
よせえぇぇぇっ!! |
やめてえぇぇぇっ!! |
ニンゲンが・・・ |
小賢しいわァァッ!! |
ぐは・・・っ! |
ルヴァイドさまっ!? |
い、オス・・・っ に、げ・・・・・・っ |
うあぁぁぁぁ~っ!? |
悪魔めえぇぇぇっ!! |
たいした忠犬ですねえ |
飼い主に似て つくづく愚かですが |
あ・・・っ |
ルヴァイドっ!? イオスっ!! |
ぐは・・・っ! |
ルヴァイド様!? しっかりしてください ルヴァイドさまっ!? |
どいて! |
な!? |
死なないで! このまま、死んで しまったら・・・ |
貴方が・・・っ かわいそうすぎます! |
おまえ・・・ |
・・・・・・ |
*n1 コレヲ・・・ |
コレハ・・・ めもりーでぃすく? |
我ガ記憶ノスベテガ ココニアル |
互換性ハアルハズダ 役立テルガイイ |
・・・マサカ!? |
*n0 後ハ任セタ・・・ |
本機ハコレヨリ 自爆ぷろぐらむヲ 発動スル!! |
な・・・!? |
クタバリヤガレ! 悪魔ドモォォォッ!! |
!? |
我ガ将ヨ・・・ |
今、オ側ニ・・・ 参リマス・・・ |
我ガ将ヨ・・・ オ別レデス・・・ |
貴方ト共ニ戦エテ ヨカッタ・・・ |
馬鹿だよ・・・ どうして、自爆だ なんて・・・っ |
馬鹿よ・・・ どうして、自爆だ なんて・・・っ |
ぜるふぃるど・・・ 貴方ハ・・・ |
ダメだよ・・・っ こんなことしたら ダメなのに・・・!! |
・・・っ |
結局・・・ 救えなかった・・・っ 誰一人として!! |
うわあああ・・っ!! |
どうして・・・ どうしてこんなことに なっちゃうのよぉ!? |
ああ・・・っ |
俺は、お前にそんな 命令などしておらんぞ ゼルフィルド・・・ |
俺を置いて逝くな!? |
ゼルフィルドォォォォ ォォォッ!! |
こんなのって・・・ こんなのって・・・ |
・・・! |
ウウウゥゥゥッ!! |
・・・! |
いやはや、すっかり 服が汚れてしまい ましたよ |
あの野郎・・・ あの爆発をくらって 無傷だってのかよ!? |
化け物め・・・ |
許さないぞ・・・! メルギトス・・・っ |
人間の心をもてあそぶ だなんて・・・ |
許さないわ・・・! メルギトス・・・っ |
人間の心をもてあそぶ だなんて・・・ |
絶対に許さないぞ!! |
絶対に許さないっ!! |
ほう? |
だとすれば、貴方が |
だとすれば、貴女が |
まず怒りをぶつける べきなのは・・・ |
私ではなく、同朋では ないのですかね? |
え・・・? |
貴方は知らないだけ |
貴女は知らないだけ |
ですよ |
ニンゲンというものが 自分たちの都合だけで どれほど残酷になれる かということを |
どういうことだ!? |
いずれ、わかりますよ ふふふふ・・・ |
レイム |
あーっはっはっは! |
悪魔は去っていった やりきれない悲しみと 不安だけを残して |
虚言とかん計を司るという 大悪魔メルギトス それが、レイムさんの 本当の正体だった |
俺たちの先祖が戦い 天使アルミネの力で封印 されたはずの存在 |
それがデグレアという国を 食い荒らし、リィンバウム に再び危機をもたらそうと している |
本当の戦いはこれからなんだ |
なのに・・・ 俺は迷っている |
メルギトスが告げた言葉 それがまるでトゲのように 俺の心に刺さっている |
消えないその痛みが 重く、鈍く、警鐘のように 俺の中でこだましていた |
悪魔は去っていった やりきれない悲しみと 不安だけを残して |
虚言とかん計を司るという 大悪魔メルギトス |
それが、レイムさんの 本当の正体・・・ |
あたしたちの先祖が戦い 天使アルミネの力で封印 されたはずの存在 |
それがデグレアという国を 食い荒らし、リィンバウム に再び危機をもたらそうと しているなんて・・・ |
すべてはここから・・・ ここからが、本当の戦い |
でも・・・ あたしは迷っている |
レイムさんの告げた言葉が それがまるでトゲのように あたしの心に刺さってる |
消えないその痛みが 重く、鈍く、警鐘のように あたしの中でこだましていた |
どうやら、予想どおり メルギトスの言葉に やられてるようだな? |
ネス・・・ |
気になるんだろう? あいつが最後に、君に 言った言葉の真意が |
うん・・・ |
ギブソン先輩の話では メルギトスというのは 人の心を惑わすことを 得意とするらしい |
下手に考えようと すると、かえって策略 にはまるぞ? |
それはわかってるよ でも・・・ |
それはわかってるわよ でも・・・ |
そもそも兄弟子の僕が 考えてもわからない ことが、劣等生の君に わかるものか |
な・・・!? |
むう・・・!? |
頭がイタくなっても 知らんぞ |
ひどいっ!それは いくらネスだって 言い過ぎだぞっ!? |
あのねぇ!それは いくらネスだって 言い過ぎよっ!? |
おや、これでも かなり控えめに言った つもりなんだがな? |
ネスうぅぅ~っ!! |
はははは、そうそう そういう幼稚な反応が 君にはふさわしいぞ? |
また!? もう、絶対に許さない からなあ~っ!? |
また!? もう、絶対に許さない んだからあ~っ!? |
ありがと、ネス・・・ また、気をつかって くれて・・・ |
ありがと、ネス・・・ また、気をつかって くれたのね・・・ |
ねえ、*n0 |
あたしって バカな女の子ですか? |
え!? |
へっ!? |
だって、ほら・・・ 天使だったくせに レイムさんの正体に 気づかなかったし |
ロッカたちにもよく 言われてたんです アメルは、人のこと 信じすぎるって |
それは、バカはバカ でも、バカ正直って いうんじゃ・・・ |
それは、バカはバカ でも、バカ正直って いうんじゃ・・・ |
困りますよね これじゃ |
これから戦う相手は 人をだますのが得意な 悪魔なのに・・・ |
治さなくちゃいけない ですよね!? |
アメル・・・ |
そのままでいいよ アメル? |
そのままでいいのよ アメル? |
でも・・・ |
人を疑うことなんて 無理におぼえるような ことじゃないんだ |
たしかに、それで 傷つくこともあるかも しれないけど |
できるなら、俺は アメルには今のままで いてほしいんだ |
人を疑うことなんて 無理におぼえるような ことじゃないわ |
たしかに、それで 傷つくこともあるかも しれないけど |
できるなら、あたしは アメルには今のままで いてほしいな |
*n0・・・ |
それにほら よく言うだろう? |
バカな子ほどかわいい ・・・ってさ? |
それにほら よく言うじゃない? |
バカな子ほどかわいい ・・・ってね? |
む・・・ |
それって、なんだか あんまりほめてない 気がするんですけど? |
・・・バレた? |
・・・やっぱり? |
もぉーっ! *n0っ!? |
わ、わっ!? ちょっと、なにも そんなにポカポカ殴ら なくたって・・・ |
きゃっ、あたたっ!? ちょっと、なにも そんなにポカポカ殴ら なくたって・・・ |
バカ、バカ、バカっ! あはっ、あはははっ♪ |
ま、これで笑って くれるんなら いいよな・・・? |
ま、これで笑って くれるのなら いいよね・・・? |
ぜるふぃるどノ選択ハ 機械兵士トシテ当然ノ モノデシタ・・・ |
同ジ立場ダッタナラ 自分モ、迷ワズ自爆ヲ 選ンダデショウ |
立派ナ最期デス・・・ |
立派なんかじゃないよ あんなの・・・っ |
立派なんかじゃないわ あんなの・・・っ |
俺は認めない! あんな、簡単に命を 投げ出すなんて・・・ |
絶対、間違ってる!! |
あたしは、認めない! あんな、簡単に命を 投げ出すなんて・・・ |
絶対、間違ってる!! |
あるじ殿・・・ |
あるじ殿ハ・・・ 彼ノタメニ泣イテ クダサルノデスカ? |
当たり前だよっ!? |
当たり前よっ!? |
ヨカッタ・・・ |
自分ノ代ワリニ 泣イテクダサル方ガ イテクレテ・・・ |
*n1・・・ おまえ・・・? |
*n1・・・ あなた・・・? |
機械兵士ニハ ソウシタ機能ハ存在 シマセンカラ・・・ |
ソレガデキレバ モット、自分ハ楽ニ ナレルノデショウネ キット・・・ |
*n1 泣いてた・・・ 涙は流せないけど 泣いてたんだ・・・ |
*n1 泣いてた・・・ 涙は流せないけど 泣いてた・・・ |
*n1 お前、もしかして 最初に出会った時から |
あの人がメルギトス だってこと、気づいて いたんじゃないのか? |
*n1 あんた、もしかして 最初に出会った時から |
あの人がメルギトス だってこと、気づいて いたんじゃないの? |
まァな・・・ |
いまさら気づくとは テメエの鈍さには つくづく呆れるぜ |
ケッ、それともオレの 言い方が悪かったのか |
・・・・・・ |
で、どうする? |
メルギトスの強さは ハンパじゃねェぞ? |
それでも・・・ |
俺は、最後まで戦うよ このまま、あいつを ほっておけないから |
それでも・・・ |
あたしは最後まで戦う このまま、あいつを ほっておけないもの |
バカか、テメエは!? |
勝てねェんだよ!! ニンゲンがいくら あがいたところで |
そんなに死にたいのか ニンゲン!? |
死なないし、負ける つもりもないよ? |
死なないし、負ける つもりもないわ? |
わからねェ・・・ どうして、テメエは 笑ってられるんだ? |
笑いながら、勝ち目の ない戦いをするなんて 言えるんだよッ!? |
うん・・・ |
人間、だからかな? |
そうね・・・ |
人間、だからかな? |
・・・!! |
オレは・・・ ゴメンだからな・・・ |
わかってるよ *n1 |
お前をはぐれになんか させないさ 明日にでもサプレスに 帰してやるから |
今まで、ありがとうな |
わかってるわよ *n1 |
あんたをはぐれに なんてさせないわ 明日にでもサプレスに 帰してあげる・・・ |
今まで、ありがと |
*n0・・・ |
ウオォォォ~~ッ!! |
さびしくなるけど 仕方ないよな・・・? |
さびしくなるけど 仕方ないよね・・・? |
たすけてくれたんだね あの、きかいのひと |
みんなを、たすける ために・・・ しんじゃったんだね |
うん・・・ |
だけど、俺は 自爆なんてしてほしく なかったよ |
犠牲になんてなって ほしくなかったよ |
うん・・・ |
だけど、あたしは 自爆なんてしてほしく なかったよ |
犠牲になんてなって ほしくなかった |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
・・・・・・ |
すまない、って いってた・・・ |
え? |
いままでのこと これからのこと まかせてしまって すまない、って |
あのひとのこころ そういってたよ |
ゼルフィルドに・・・ 心が・・・? |
ゼルフィルドに・・・ 心・・・? |
(こくん) |
あのとき、はじめて *n1に みえたの・・・ |
まじりけのない すきとおったこころ |
だから、いままで きづかなかっただけ |
・・・・・・ |
あのひと・・・ じぶんのいままでに まんぞくしてた |
だから、おにいちゃん もう、かなしまないで |
だから、おねえちゃん もう、かなしまないで |
*n1・・・ |
あのひとも、きっと それじゃかなしいよ? |
うん・・・ |
あの瞬間、彼は機械兵士でなく 人として散っていったのかも しれないな |
あの瞬間、彼は機械兵士でなく 人として散っていったのかも しれない |
*n1? |
あ・・・ ご主人様・・・ |
また・・・ 悪魔たちのいいように されちゃいましたね? |
あははは・・・ |
*n1 おまえ・・・ |
*n1 あなた・・・ |
変なんですよ、ボク? |
すごく悲しいのに すごく悔しいのに |
泣けないんですよ? なんだか、からっぽに なっちゃったみたいで |
泣けないんです・・・ |
・・・・・・ |
*n1 もう無理はやめよう? |
・・・・・・ |
*n1 もう、無理はやめよ? |
え? |
お前を、俺の護衛獣 から解放してやるよ メイトルパに帰るんだ |
あなたを、あたしの 護衛獣から 解放してあげる メイトルパに帰って |
あっ、ははは・・・ |
それって・・・ ボクが、役立たず だからですか? |
こんなふうに ふぬけて、役立たずに なったからですか? |
ちが・・・ |
帰りませんよ! ボクは!? |
勝手に決めないで!? ボクは・・・っ ボクは!! |
*n1っ!? |
でもな・・・ 俺はもうお前がつらい顔してる 所、見たくなんかないんだよ! |
違うわ・・・ あたしはあなたのつらい顔を 悲しむ顔を、見たくないのよ! |
よ!なにをまた シケたツラしてんだ? |
フォルテ・・・ |
ま、大体のところは 予想がついてんだがな |
自分にもっと力が あったら、こんな結末 にはならなかった |
そんなトコだろ? |
・・・・・・ |
だがな、そいつは 思い上がりってもん でしかねえぜ? |
! |
昔は、オレも そう思ってたぜ? |
あらゆる力を身につけ ていけば、どんな人間 も救ってやれるはずだ と信じてたのさ |
けどな・・・ |
それだけじゃ 救えねえんだよ |
伸ばした手に、相手が 気づけなかったら それまでなんだよ |
でも・・・! |
お前は、よくやったさ 背負わなくていいもの までしょいこんで |
それでも、最後まで 逃げなかった |
だろう? |
うん・・・ |
だったら、もう後ろは 振り向かなくていい |
お前には、まだ これからがあるんだ |
フォルテ・・・ |
でも・・・っ あたし、やっぱり 悔しいよ・・・っ! |
泣けよ? |
オレが、ちゃんと 捕まえててやるから |
う・・・っ |
うわあぁぁぁぁっ!! |
フォルテ、なんか本当に俺の 兄さんみたいだった・・・ |
おにいちゃんってきっと こんな感じなのかな・・・ |
どうやらその様子だと また悩んでるようね? |
ケイナ・・・ |
貴方のことだから |
貴女のことだから |
多分、デグレアを救え なかったのは |
自分の力が足りない せいだったって 思ってるんでしょう? |
・・・・・・ |
だとしたら、それは 思い上がりよ |
! |
人間の気持ちなんてね 本人でさえもてあます ものじゃない? |
それを、他人が どうこうしようって ことが、無理なのよ |
でも・・・! |
私たちにできることは せいぜい、お手伝いを してあげることだけ |
貴方は、彼らの間違い |
貴女は、彼らの間違い |
を気づかせるために できるだけの努力を 惜しまなかった |
そうでしょう? |
うん・・・ |
だったら、貴方が |
だったら、貴女が |
自分を責める必要は ないわ |
私が保証してあげる |
貴方は、最後まで |
貴女は、最後まで |
がんばったんだって |
ケイナ・・・ |
でも・・・っ 俺、やっぱり・・・ 悔しいよ・・・っ! |
いいのよ、泣いても |
そのほうが、きっと 楽になれるから |
う・・・っ |
うわあぁぁぁぁっ!! |
ねえさんって、きっと こんな感じなのかな・・・ |
なんだか、ケイナ 本当に私のおねえさん みたいだった・・・ |
虚しいですね こういう結末は・・・ |
うん・・・ |
不思議ですよ 村を滅ぼされた時には 絶対に許せないと 思った黒騎士たちが |
今は、とても哀れ で・・・ 同情さえしてる僕が いるんです |
ロッカ・・・ |
おじいさんが騎士を 辞めた理由、なんだか わかった気がします |
争うことはなにも 生み出さない それどころか、多くの ものを壊してしまう |
でも・・・ |
僕はまだ、戦います そうすることで 守れるものがあると いうのなら |
失う悲しみを知った 僕たちだから、それら を守る楯になれる |
そう、思うんです |
それが、ロッカの望む 生き方なんだな・・・ |
それが、ロッカの望む 生き方なんだね・・・ |
メルギトスに向かって 斬りかかっていく あいつを見た時にな |
俺はようやく 気づいたんだよ |
どうして俺が あいつを憎まずに いられなかったのか ってことがな・・・ |
え? |
俺だったんだよ アイツは |
今の居場所がつらくて 力を手に入れれば そこから逃げられると 信じて・・・ |
必死にもがき続けた ありのままの自分から 目を背けてな |
リューグ・・・ |
ハッ!偉そうに 仇討ちなんてお題目を 掲げておきながら |
結局、俺はあいつを 自分自身にみたてて 憎んでただけさ |
それがわかったらな なんか・・・ なえちまったぜ |
そっか・・・ |
ただ、そういう気持ち は別にしてもな あいつとは、きちんと 決着をつけたかった |
剣士としてな・・・ |
黒騎士はやっぱり リューグにとって 宿敵以上の存在だった んだな・・・ |
黒騎士はやっぱり リューグにとって 宿敵以上の存在だった のね・・・ |
お母さまがね・・・ 言ってたよ・・・ |
レイムがケルマのこと 人質にして、お母さま を殺そうとした時 |
黒騎士たち、それを 止めようとしてくれた んだって・・・ |
そっか・・・ |
そうなんだ・・・ |
私、黒騎士のこと ずっとひどい人だって 思ってたけど |
色々なことを知って 今は、なんだかすごく かわいそうに思うの |
これって・・・ 自分勝手な考えかな? |
そんなことはないよ ミニス |
俺だって、同じさ あいつのこと、今は もう憎めないし・・・ |
そんなことはないわよ ミニス |
あたしだって、同じ あいつのこと、今は もう憎めないし・・・ |
もっと違った形で 出会っていたら |
私たちとあの人たち 戦わなくてよかったの かもしれないね・・・ |
うん・・・ |
悲しいね・・・ ほんのちょっとだけ 気持ちが通じなかった だけなのに・・・ |
だからこそ・・・ もうこんな悲しいこと 終わらせなくちゃ いけないんだ・・・ |
だからこそ・・・ もうこんな悲しいこと 終わらせなくちゃ いけないのよ・・・ |
結局、最後まで戦う ことしかできずに 終わっちゃったよな 俺たち・・・ |
結局、最後まで戦う ことしかできずに 終わっちゃったよね あたしたち・・・ |
そうだね・・・ |
だけど、あたいは それを後悔するのは 間違いだと思うよ |
あの時は、あれしか 方法がなかったんだよ 無理に黒騎士と話を したところで |
あいつはそれを聞ける 状態じゃなかったよ そうだろ? |
うん・・・ |
あたいたちの選択は 絶対に間違ってない |
そのあと起きちまった ことは、また別の話さ 悔しいのは、あたいも 一緒だし・・・ |
モーリン・・・ |
次は、あの悪魔たちを 徹底的にぶっとばして やるからね! |
あたいたちにはさ そうする権利 あるだろ? |
ああ・・・そうだな! |
ええ・・・そうよね! |
そうそう、そうだよ あんたはそうやって 前を向いてないとね! |
よーしっ!! |
・・・うん! |
女としちゃ、やっぱ そのほうが頼りがい あるしね・・・ |
え? |
あ、わわっ!? なんでもないよっ!! |
この気持ちを力にして 次は絶対、悪魔たちを 倒してやるぞ! |
この気持ちを力にして 次は絶対、悪魔たちを 倒すんだからっ! |
ゼルフィルドは あれで、本望だった であろうな |
!? |
己の身を惜しまず 最後まで忠義を尽くし 散っていった |
からくりの身ながら サムライの心をもって おったと思う・・・ |
そんなの、変だよ! おかしいよ!? |
死んじゃったら それで終わりなんだよ なにもないんだよ!? |
そんなの、変だわ! おかしいよ!? |
死んじゃったら それで終わりなんだよ なにもないんだよ!? |
*n0殿・・・ |
俺は、生きていて ほしかったよ |
どんなにみっともなく ても、つらくても 生きていてほしかった |
あたしは、生きていて ほしかったよ・・・ |
どんなにみっともなく ても、つらくても 生きていてほしかった |
ルヴァイドだって きっと、同じだよ 絶対に!! |
ルヴァイドだって きっと、同じよ 絶対に!! |
俺にはわからない! わからないし・・・ イヤだよ・・・っ |
あたしには わからない! わからないし・・・ イヤだよ・・・っ |
ふいー・・・っ |
なんか、いきなり アーマゲドンって感じ になってきたな |
あーまげ・・・? |
最後の決戦って意味さ 正義と悪の軍勢が ぶつかりあう戦いでな |
そして、どちらが 勝っても普通の人間は 滅びちまう・・・ |
レナードさん・・・ |
ははっ、まさか こういうスペクタクル に巻き込まれるとは 思ってなかったぜ |
普通の人間の俺様が 果たして、生き延びる ことができるやら |
・・・・・・ |
・・・悪いな つい、愚痴っちまった |
後悔はしてねえよ 最後まで、俺様は お前さんたちと一緒に 戦うぜ |
幸いなのは、もしもの ことがあったとしても 娘にそれが伝わらねえ ってことだな・・・ |
あいつの泣き顔だけは 見たくねえからな |
レナードさん・・・ |
それで本当にいいの? レナードさん・・・ |
それで本当にいいの? レナードさん・・・ |
おばあさまから 聞いたことがあるわ |
ルウたちが召喚術で 使役してる悪魔たちは 本来の力を誓約で 抑えられてるって |
だけど あのメルギトスたちは そうじゃない・・・ |
自分自身の意志で この世界にやって来て 封印されていただけの 悪魔だもんな |
自分自身の意志で この世界にやって来て 封印されていただけの 悪魔だものね |
でも、おかしいよね? |
それだけの力があるの なら、デグレアなんか 利用しなくたって |
自分の力だけで リィンバウムを支配 できると思うのに |
それは、あいつが 人間の心をもてあそぶ のが好きだからって ことじゃないのか? |
それは、あいつが 人間の心をもてあそぶ のが好きだからって ことじゃないの? |
うん、それもわかるわ |
だけど、ルウはね もしかしたら、そこに あいつの弱点があるん じゃないかと思うの |
弱点・・・ |
ルウ、そんなことまで 考えていたんだ・・・ |
弱点・・・ |
ルウ、そんなことまで 考えていたんだ・・・ |
当たり前でしょう? こわがってても、奴ら は攻めてくるんだもの |
だったら、勝つための 方法を見つけなくちゃ ダメじゃない? |
そうだよな・・・ こわがっていたって 仕方ないもんな! |
そうよね・・・ こわがっていたって 仕方ないもんね! |
もしかすると、これも 悪魔たちの計画だった のかもしれませんね |
え? |
武術というものは 身体だけでなく 心を磨くものです |
鍛えられた心は 邪悪なものをはねのけ よせつけません |
ですが、どんな人間も 深い絶望を感じた時 心は無防備になって しまう・・・ |
キュラーはそれを 狙って、黒の旅団の 兵士を鬼に変えたって いうことか!? |
キュラーはそれを 狙って、黒の旅団の 兵士を鬼に変えたって いうこと!? |
はい・・・ メルギトスが正体を 明かしたのも、それが 狙いでしょう |
くそ・・・っ! どこまで、人間の心を 利用したら気が済む っていうんだ!? |
ひどい・・・っ! どこまで、人間の心を 利用したら気が済む っていうのよ!? |
落ち着いてください *n0さん |
それこそが、あの者の 狙いなのですよ |
あ・・・! |
どんなにつらくとも 苦しくとも、惑わされ てはなりません |
そういう心にこそ 鬼は、宿るのです |
わかるよ・・・ だけど、俺はカイナ みたいに強くないから |
わかるけど・・・ だけど、あたしは カイナみたいに 強くないから |
私だって・・・ |
私だって悔しいです! 悪魔たちのやり方に なにもできなかった 自分が・・・っ!! |
カイナ・・・ |
エルゴの守護者なんて 呼ばれていても なにもできない自分が 不甲斐なくて・・・ |
だから・・・っ 私・・・っ |
ごめん・・・ 俺、ひどいこと言った |
カイナの気持ち 考えてやれなかった ごめん・・・ |
ごめん・・・ あたし ひどいこと言った |
カイナの気持ち 考えてなかったよ ごめん・・・ |
う・・・っ、ううっ うく・・・っ |
悔しくないはずが なかったんだ カイナだって・・・ |
悔しくないはず なんてなかったのよ カイナだって・・・ |
メルギトスの言葉で ようやく、理解する ことができたよ |
なぜ、黒騎士が あれほどまでに国家に 盲従しようとしていた のかが・・・ |
迫害されてたって 言ってたよね |
俺と・・・ 同じだったんだ・・・ |
迫害されてたって 言ってたよね |
あたしと・・・ 同じだ・・・ |
デグレアの民たちは 他のどの国家よりも 愛国心に厚かった |
そんな人々の中で 反逆者と呼ばれ続ける 日々は、どれほどの 苦痛だったか |
私なら、とても 生きていられないよ きっと・・・ |
シャムロック・・・ |
同情はしない・・・ それはかえって、彼の 誇りを傷つけてしまう だろうからね |
だけど、私は誓うよ 彼らの踏みにじられた 想いも背負って |
あの悪魔を、絶対に 倒してみせると |
うん・・・ |
今のシャムロックは みんなの悲しみを 背負って、戦おうと してるんだな・・・ |
今のシャムロックは みんなの悲しみを 背負って、戦おうと してるのね・・・ |
ねえ、パッフェルさん |
はい? |
メルギトスはどうして 最後に、あんなことを 言ったのかな? |
あれじゃまるで、俺が まだ誰かにだまされて いるって言ってるよう なものじゃないか |
メルギトスはどうして 最後に、あんなことを 言ったのかな? |
まるで、あたしが まだ誰かにだまされて るって言ってるみたい だったから・・・ |
そう、ですね・・・ |
あ、でも、ほらっ? ギブソンさんだって おっしゃってたじゃあ ないですか? |
メルギトスってのは ああして、人の心を かきみだすのが得意な 悪魔なんだって |
あはは、もしかしたら これもそーいう作戦 なのかもなんて、私 思ったりして・・・ |
そっか・・・! |
うん、そうだよ! そういう可能性だって あるんだよな!? |
ありがとう パッフェルさん! あははは、なんだか 気が楽になったよ |
じゃあ、おやすみ |
そっか・・・! |
うん、そうよね! そういう可能性だって あるものね!? |
ありがとう パッフェルさん! あははは、なんか ホッとしちゃった |
じゃあ、おやすみ |
あ・・・ おやすみなさいです |
・・・・・・ |
ツライですよ・・・ やっぱ・・・ |
こういうのは・・・ |
危なく、敵の作戦に 引っかかるところ だったよな・・・ |
危なく、敵の作戦に 引っかかるところ だったわ・・・ |
俺、後悔してます |
もしも、あの時 戦わずに、きちんと ルヴァイドと話をする ことができていたら |
こんなことには ならなかったかも しれないのに!? |
あたし、後悔してるの |
もしも、あの時 戦わずに、きちんと ルヴァイドと話をする ことができていたら |
こんなことには ならなかったかも しれないのに!? |
・・・・・・ |
*n0さん 「もし」という言葉は なんの意味もないもの なんですよ |
過去に起きた事柄は 絶対に覆せない それが、現実です |
でも・・・! |
それを可能にするのは たったひとつだけ |
過去を越えるだけの 未来を、作ってゆくと いうことだけです |
過去を・・・ 越える未来・・・ |
過去を・・・ 越える未来・・・ |
生きている私たちには それができるはずです そして、それこそが |
去っていった者への なによりのたむけでは ないですかね |
私は、そう思いますよ |
・・・・・・ |
越えていかなくちゃ いけないんだ・・・ だって、俺たちはまだ 生きてるんだから |
越えていかなくちゃ いけないんだ・・・ だって、あたしたちは まだ生きてるもの |
みんな・・・ 元気ないね・・・ |
うん・・・ さすがに、目の前で あんなものを見たらね |
うん・・・ さすがに、目の前で あんなものを見たらね |
ゼルフィルド・・・ もう、直らないの? |
・・・・・・ |
やだよ・・・ ユエル、こんなの! |
みんな悲しい顔して 笑うこともできない なんて、イヤだよ!? |
ユエル・・・ |
ユエルは、もう 誰もいなくなったり してほしくないよ |
こんなさびしいのは やだよぉ・・・ |
そうだな・・・ ユエルの言うとおり だよな・・・ |
そうね・・・ ユエルの言うとおり だよね・・・ |
奴らが正体を明らかに したのは、必要なもの は全て、手に入れたと いうことなのだろう |
これで、デグレアと いう国家は、完全に この世界から消滅して しまったわけだ |
そんなことないよ! 爺さん、そんな風に 考えたらダメだよ!? |
そんなことないわ! そんな風に考えたら 絶対にダメよ!? |
だが、それが現実では ないか!? |
守るべき民もなく かなえるべき理想も なくなってしまった |
そして、兵士たちは 悪魔の走狗へと 成り果てた・・・ |
これでも、デグレアは まだ滅びてはいないと 言うのか? |
滅びてないよ・・・ |
爺さんが、そうやって 心の中でいつまでも 祖国を大事に思ってる 限りは |
滅びてないわ・・・ |
おじいさんが心の中で いつまでも祖国を 大事に思ってるのなら |
デグレアは滅びない! そうじゃないの!? |
デグレアは滅びない! そうじゃないの!? |
*n0・・・ |
俺、見ていてわかった 爺さんは、 未練はないって 言ってるけど |
本当は、デグレアを 今でも大切に思ってる 自分の故郷を、大事に 思ってるんだ! |
だから、そんな悲しい ことを言ったりしちゃ ダメだよ・・・? 爺さん・・・ |
あたしね 見ててわかったの おじいさん、未練は ないって言ったけど |
本当は、デグレアを 今でも大切に思ってる 自分の故郷を、大事に 思ってるって・・・ |
だから、そんな悲しい ことを言わないで? おじいさん・・・ |
・・・すまぬ |
故郷を思う気持ちは 誰だって一緒なんだよ 俺だって・・・ |
故郷を思う気持ちは 誰だって一緒なのよ あたしだって・・・ |
scn122
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
もうこうなると 旧王国と聖王国の 戦争っていうよりも |
悪魔と人間の戦いって いったほうがいい状況 になっちまったな |
今のデグレアの軍隊は 完全にメルギトスたち の支配下に置かれて いますからね |
聖王国の騎士団は そのこと、ちゃんと わかってるのかい? |
今まで僕たちが目に してきたことを含めて 派閥の方から報告が いっているはずだ |
聖王家、蒼の派閥 金の派閥の三者間の 協議で、今後の決定が 出されるだろう |
なあ、ネス そのことだけど・・・ |
ルヴァイドやイオスは これから、いったい どうなっちゃうんだ? |
ねえ、ネス そのことだけど・・・ |
ルヴァイドやイオスは これから、いったい どうなっちゃうの? |
・・・・・・ |
普通に考えるならば 捕虜として投獄 悪くすれば極刑という ところですが・・・ |
まァ、当然 そうなるのが 妥当だろうな? |
極刑って・・・ 死刑って ことですかっ!? |
そんな!? だって、黒騎士たちも メルギトスの犠牲者 じゃないか! |
そんな!? だって、黒騎士たちも メルギトスの犠牲者 じゃない! |
情状酌量の余地がある のはたしかだがな |
とはいえ、それだけで 無罪放免ってわけにも いかねえんじゃねえか *n0? |
それは・・・ |
心配するな *n0 |
彼らは、この事件の 重要参考人でもある 短絡的な扱いをされる ことはないだろう |
だから、あの時 ギブソン先輩たちは 彼らの身柄を預かると 決めたんじゃないか |
・・・うん |
それよりも、あたしは あれからずっと お二人が沈んだまま なのが心配です |
無理もあるまい 信じていたものすべて を、根底から壊された のでござるからな |
仲間マデ、 失ッタワケ デスシ・・・ |
かわいそう・・・ |
おかしなこと 考えたりしなければ いいんだけど・・・ |
・・・・・・ |
ルヴァイド・・・ イオス・・・ |
みんな揃ってるわね? |
あ、先輩 |
本部での話し合いは 終わったんですね |
それで、どうなのっ? 金の派閥と蒼の派閥は ちゃんと協力すること になったの!? |
ええ、ミニス 派閥が協力しあう事が 正式に決まったわよ |
よかったぁ・・・ |
キミのお母さまも これで、苦労した甲斐 があったってものね? |
よかったね、ミニス! |
うんっ! |
黒騎士たちの処遇に ついては、どうなるの でしょうか? |
そのことも含めての 話になるが・・・ |
今回の件についての 派閥の見解は、国家間 の戦争ではなく |
異世界の悪魔による リィンバウムへの侵攻 とみなすことになった |
エルゴの王の時代以前 の、あの状況と同じだ ということですか? |
そうなるわね |
対処をしくじれば 聖王国だけでなく リィンバウムそのもの が滅ぼされてしまう |
そこで、蒼の派閥の 総帥から君たちへ 正式な協力を依頼 することになった |
これが、その書面だよ |
おい、待てよ・・・ もしかして、俺たちに 蒼の派閥の下に つけっていうのか? |
早とちりしないの! ほら、そこにちゃんと 書いてあるでしょ? |
この書面をもつ者の 任務においての行動を 派閥総帥の職において 全て容認する・・・ |
この書面をもつ者の 任務においての行動を 派閥総帥の職において 全て容認する・・・ |
これは、先輩たちの 持っているのと同じ 勅命の証書では!? |
そういうことだ 君たちの行動に対して 派閥は、全面的に支援 するだろう |
お墨付き、という わけですね? |
協力体制をとってる 金の派閥や、聖王家も できる限りの支援を 約束してくれてるわ |
だから、黒騎士たちの 当面の処遇なんかも |
貴方たちの判断が優先 |
貴女たちの判断が優先 |
されるってワケね? |
あ・・・! |
なるほど・・・ そのために・・・ |
でも、変な話ですけど どうしてそこまで高い 評価をくれるんです? |
俺なんか、まだ 駆け出しの召喚師で しかないのに・・・ |
でも、変な話ですけど どうしてそこまで高い 評価をくれるんです? |
あたしなんか、まだ 駆け出しの召喚師で しかないのに・・・ |
それについては 直接、総帥に尋ねて みるといい |
え? |
へ? |
一度、みんなと 会っておきたいって 総帥がおっしゃって いたの |
なんでも、話したい ことがあるんだって |
話、ですか? |
これだけの援助をして もらうんだ 挨拶ぐらいはしないと 無礼だろうな |
そうですよね・・・ |
うん、それじゃ みんなで派閥に顔を 出してみようか |
ええ、それじゃ みんなで派閥に顔を 出してみましょう |
・・・・・・ |
こんな形で、本部に 戻るなんて思っても いなかったよ |
こんな形で、本部に 戻るなんて思っても みなかったわね |
本当ニソウデスネ |
・・・(こくん) |
追放同然に、旅に 出されたんだもんな |
追放同然に、旅に 出されたんだものね |
だけど、本当に 私たちまで一緒に ついて来ていいの? |
ていうかさ、周りの 視線がものすごく イタイんだけど・・・ |
剣呑な雰囲気だな |
我々が、一緒にいる せいではないのか? |
ああ、違うのよ もともと、こういう 雰囲気の場所なの |
本当に? |
部外者に対しては 派閥の人間は排他的に なりがちだからな |
気にさわるだろうけど 今は、我慢してね |
相変わらずの空気だな ま、キライじゃ ねェがよ |
変わってませんよね。 最初の時と、 なんにも・・・ |
*n0 お前、ずっとこんな 雰囲気の中で生活して たんだな・・・ |
うん、まあね |
よく来てくれたな *n0 クレスメントの 末えいよ |
ネスティ・バスク そしてその仲間たちよ |
この人が、蒼の派閥の 総帥さん? |
いいや、このお方は グラムス・バーネット 様といって、幹部会の 議長じゃよ |
ラウル師範・・・ それに、フリップ様 |
・・・フン! |
ギブソンとミモザの 師匠と言ったほうが お前たちにはわかり やすいかのう? |
この方が・・・ |
そう持ち上げんで くださらないか ラウル殿 |
私と貴方、それに フリップ殿の3人は 同じ師について学んだ 同輩でしょうに |
じゃあ、師範たちは みんな兄弟弟子って こと? |
じゃあ、師範たちは みんな兄弟弟子って ことなの? |
ついでに言えば 私たちと君たちは その孫弟子同士って ワケね |
なんだか・・・ すごいですね・・・ |
うん、そうだよね |
え? この声・・・ |
エクス!? |
おにいさん |
おねえさん |
今日はわざわざ来て くれてありがとう |
ご指示どおり 彼らを案内して参り ました。総帥 |
うん、ギブソンも ミモザもご苦労さま |
おい、待てよ!? それじゃ、まさか このガキが・・・ |
無礼だぞ、小僧ッ!? |
いいんだよ、フリップ 誰だってボクのこの姿 を見たら、疑って当然 だと思うからね |
だけど、本当だよ |
ボクが蒼の派閥の総帥 エクス・プリマス・ ドラウニーなんだ |
エクスが、派閥の総帥 だったなんて・・・ |
エクスが、派閥の総帥 だったなんて・・・ |
ゴメンね? 今まで ナイショにしていて |
ええっ!! |
この人が・・・ こんな小さな子供が 派閥の総帥・・・?! |
たまげたでござるぞ さすがに・・・ |
ユエルよりもずっと ちっちゃいのに??? |
エクスさん・・・ 貴方は、もしかして 時を・・・? |
さすがはシルターンの エルゴの守護者さん だよね |
そういうことですよ |
私のことをご存知なの ですか? |
サイジェントの事件は 私の口から総帥に報告 してあるのでな |
そういえば そうでしたね |
そんなことより、総帥 本題に入ってはもらえ ないでしょうか |
こうしている間にも 我々にはやるべきこと があるというのに |
無駄な時間は使いたく ないものですな? |
うん、そうだね フリップの言うとおり 本題に入ろう |
イヤな話は、誰だって 早く終わらせたいもの だからね・・・ |
え? |
わざわざキミたちに 来てもらったのはね |
真実を知って もらいたかったから なんだよ |
真実? |
禁忌の森に関する キミたちも知らない 本当の伝説を・・・ |
!? |
召喚兵器アルミネと 大悪魔メルギトスが 相討ちになった後 |
調律者の一族は魔力を ライルの一族はゲイル にまつわる知識を 失うことになった |
その原因は知って いるかい? |
アルミネが最後に 呪いをかけたのだと 聞いています |
・・・・・・ |
私たちも、そう聞いて おりますが? |
違うんだよ |
え・・・? |
それも、また 人間が都合良く作った 伝説なんだ・・・ |
機械遺跡を見た時 キミたちは、不思議に 思わなかったかい? |
あの文書を刻んだのは 誰なんだろう、って |
あ!? |
そういえば、そうよ! 結界がアルミネの死と 同時に生じたのなら |
その時から、誰も あの中に入れるはずが ないもの・・・ |
どういうことなの ですか、総帥!? |
天使の呪いなんてのは ウソっぱちなんだよ |
ふたつの一族から 知識と魔力を奪った のは・・・ |
共に彼らと戦った 召喚師たちだ |
なん、だって・・・ |
なん、ですって・・・ |
どうして!? |
隠したかったのさ おそらく・・ |
ゲイルの存在を そして、それが作り 出されたせいで |
異界の友の助けを 永遠に失ったのだと いうことを・・・ |
召喚師のおごりが それを招いたのだと 知られたくなかった |
知れば、人々は 召喚師のことを否定 するだろうから |
あ・・・ |
だから、彼らは キミたちの力と知識を 奪いとって追放した |
そのうえで、残された アルミネの魔力を利用 して、あの森に結界を 作りあげたんだ |
召喚師の未来にとって 都合の悪いこと全部を 永遠に封じこめて おくために・・・ |
では、クレスメントと ライルの一族はその ためだけにいけにえに されたのですか!? |
そんな・・・ |
そして、この秘密は 蒼の派閥によって 意図的に隠されてきた |
そのために・・・ |
ライルの一族に 派閥の監視下でしか 生きることを許さず |
迫害されて苦しむ クレスメントの一族を 見殺しにしてきたんだ |
許してもらえるとは 思っていない・・・ |
うおおおぉぉぉっ!! |
ぐ・・・っ! |
ネスティ! |
当たり前だっ!? |
お前たち人間の そうした利己的な考え のせいで・・・ |
僕たち一族が どれほど苦しんだか! どんなに絶望して 死んでいったか!? |
最後の一人になった 僕の気持ちが、貴方に わかってたまるか!! |
やめろ、ネス! この人を責めたって 意味がないんだよ!? |
彼だって、俺たちと 同じなんだ・・・ |
やめて、ネス! この人を責めたって 意味がないのよ!? |
彼だって、あたしたち と同じじゃない・・・ |
先祖たちの犯した罪を 背負わされて、ずっと 苦しんでたんだ!! |
先祖たちの犯した罪を 背負わされて、ずっと 苦しんでたのよ!! |
ネスティさん・・・ もう、やめて・・・っ |
*n0・・・ アメル・・・ |
フン・・・ 話というのは、これで 終わりですかな? |
じつに、くだらん |
フリップ!今の言葉 聞き捨てならんぞ!? |
事実ではないか |
たしかに蒼の派閥は そうした事実を隠して きたかもしれん だがな・・・ |
もとはといえば クレスメントとライル のしでかした不始末が 原因ではないか!? |
私がその場にいたなら 間違いなく、皆殺しに していましたな |
フリップ・・・ お前は、なんという ことを・・・ |
だから・・・ |
だから、お前は ネスティ・ライルを 自分の道具として利用 したというんだね? |
生きるために必要な 薬と引き替えにして 操ろうとしたんだね フリップ? |
な・・・!? |
ラウルは約束を破って いないよ。僕は別の人 から聞いたんだ |
今までずっと、つらい 役を頼んでゴメンね |
パッフェル? |
ふう・・・ ホントですよ、もう |
いくら、私がウソを つくのが得意だって いったって・・・ |
だましたくない人を だますのは、すっごく キツイんですからね? エクス様 |
いったい、誰が そのような、たわけた ことを・・・っ |
またまたー・・・ 見苦しいですよう? フリップさま |
な、なんだっ!? 貴様はっ! |
パッフェルさん!? |
コレハ・・・? |
おいっ、テメエ まさかっ!? |
あ・・・? |
どど、どうしてっ パッフェルさんが!? |
彼女はな・・・ エクス様の下で働く 密偵なのだよ |
総帥と一部の者だけ しか存在を知らない 非公式のな |
パッフェルさん・・・ |
今までずっと隠してて 本当にごめんね *n0 |
これが、本当の私の 正体なの・・・ |
彼女にはね、公にする ことができない調査を やってもらってるんだ |
例えば、派閥の内部で 起こっている、様々な 不正なんかをね |
貴方がネスティさんに 脅迫をしていた現場は 私が、ばっちり拝見 させてもらいました |
言い逃れはさせません ですよ? |
ぐ・・・っ |
お前の罪はそれだけ ではないぞ、フリップ |
こいつの顔に 見覚えがあるだろう? |
ふ、フリップ様ぁ・・ |
カラウス!? |
あーっ!? ユエルに、ひどいこと させたヤツ!! |
この外道召喚師は 金銭と引き替えにして お前に召喚術を学んだ と白状している |
!? |
金の派閥に捕らわれた 海賊も、同じ証言を しているとのことだ |
どういうことか、説明 してもらえるかな? |
ぐぐぐぐ・・・・っ |
フリップ・グレイメン 今をもって、キミの 幹部召喚師としての 地位を剥奪する |
いいね? |
ここにいたのか・・・ 探したよ、ルヴァイド |
ここにいたのね・・・ 探したよ、ルヴァイド |
*n0か・・・ |
俺に、何用だ? |
用っていうか・・・ お礼を言いにきたんだ |
用っていうか・・・ お礼を言いにきたの |
礼? |
ファミィさんたちから 話は聞いたよ |
メルギトスが、彼女を 殺そうとした時 お前が、それを止めて くれたって・・・ |
ファミィさんたちから 話は聞いたわ |
メルギトスが、彼女を 殺そうとした時 あなた、それを止めて くれたんでしょ? |
・・・・・・ |
ありがとう |
感謝する必要などない |
俺はただ、本来の命令 どおり、あの女を護送 しようとしただけだ |
そうかもしれない でも、そんな理由でも 俺は感謝したいんだよ |
おかげで、ミニスも 悲しまずにすんだんだ |
あ!ミニスってのは ファミィさんの娘さ ほら、ワイバーンに 乗ってた・・・ |
そうかもね・・・ でも、あたしの感謝の 気持ちは変わらないよ |
おかげで、ミニスも 悲しまずにすんだもの |
あ!ミニスってのは ファミィさんの娘ね? ほら、ワイバーンに 乗ってた・・・ |
そうだったか・・・ |
無事に再会できたなら それでいい・・・ |
え? |
え? |
用はそれだけか? |
あ、うん・・・ |
ならば、これでもう 気もすんだろう |
あ、ルヴァイドっ? ちょっと・・・!? |
ダメかぁ・・・ もうすこし、話がした かったんだけど・・・ |
でも、ルヴァイドが ファミィさんを助けた 理由って、本当にそれ だけなのかな? |
ケルマの話だと 途中までは、あえて 静観してたらしい けど・・・ |
なにか、きっかけでも あったのかな・・・? |
ダメかぁ・・・ もうすこし、話がした かったんだけど・・・ |
でも、ルヴァイドが ファミィさんを助けた 理由って、本当にそれ だけなのかしら? |
ケルマの話だと 途中までは、あえて 静観してたらしい けど・・・ |
なにか、きっかけでも あったのかしら? |
やっぱり、まだ ここにいたみたいだ |
やっぱり、まだ ここにいたみたいね |
・・・!? |
・・・・・・ |
イオス・・・ どうして!? |
無様ですね・・・ ルヴァイド様・・・ |
イオス・・・ |
今の貴方は、本当に 隙だらけだ その気になれば 僕にでも殺せる |
忘れたなどとは 言わせないぞ! ルヴァイドっ!? |
あの時・・・ デグレアに侵攻した 僕たち帝国軍は・・・ |
貴方の指揮によって 全滅させられたんだ |
ただ一人の生き残り 捕虜となった 僕をのぞいてッ!! |
なんだって!? |
なんですって!? |
自決を勧めるべき 立場であるはずの 貴方は、僕に言った |
このまま死んで いいのか、と・・・ |
おぼえているぞ イオス |
たしかに、俺は お前にそう言った |
ひとつの約束と 引き替えに、俺の 部下になれとな |
僕はそれを受け入れた なぜなら・・・ |
俺の背中に、もし つけいる隙があるなら いつでも、その槍で 貫けばいい・・・ |
仲間の仇をとりたくば 生き続けろ・・・ |
俺は、お前と そう約束したのだから |
・・・・・・ |
ならば、どうして わざとかわせる突きを 繰り出した? |
僕は・・・っ |
僕はッ、そんな貴方を 殺すために、祖国を 裏切ったんじゃない! |
まして、形だけ・・・ 貴方に仕えてきたわけ じゃないんだ・・・ッ |
イオス・・・っ |
目を覚ましてください ルヴァイドさまっ!? |
貴方は、このまま 負け犬のままで死んで いい人じゃないッ!! |
戦ってください!? 僕に殺意を忘れさせる ほどに、強くて立派な 騎士だった・・・ |
貴方の本来の姿に 戻ってくださいっ!? |
僕以外の人間になんて 殺されたら・・・ ダメなんだ・・・っ |
ルヴァイドさまっ!! |
イオス・・・ |
・・・ッ!! |
イオス、よせ |
もう、いいのだ・・・ お前が心配するような ことは、なにもない |
すまなかったな |
ルヴァイドさま・・・ |
うっ、うう・・・っ うわあぁぁぁっ!! |
俺は、決めた・・・ |
いかなることをしても この手で行ってきた 非道の数々は、けして 償えないだろう |
俺は、それを認める 認めたうえで・・・ |
戦うことによって それを越えていこう それが・・・ |
俺の、償いの形だから |
ルヴァイド・・・ |
*n0よ 改めて、お前たちに 頼みたい・・・ |
俺の剣、メルギトス 打倒のために、役に 立ててはくれぬか? |
反対する理由なんて 俺にはないよ・・・ ルヴァイド? |
イオスも、手伝って くれるかい? |
反対する理由なんて あたしにあるわけ ないじゃない ルヴァイド? |
イオスも、手伝って くれるよね? |
ルヴァイド様が それを望むのならば 異存はない |
よっしゃ、決まりだな |
なにはともあれ めでたしでござるな? |
・・・・・・ |
ロッカ・・・ |
僕は、貴方を許した わけではありません ですが・・・ |
貴方が決めた 償いの形とやらは 最後まで、見届ける ことにしますよ |
ああ・・・ |
俺も同じだ だが、バカ兄貴ほど 甘くはねえぞ? |
今度、ふぬけたツラを 見せやがったら、俺が 叩き殺してやるからな |
肝に銘じておこう |
そんなことは、絶対 僕がさせんぞッ!? |
ははははっ これじゃ、ますます 気がぬけないね ルヴァイド? |
ああ、全くだ・・・ |
メルギトスが、あの時 俺に言っていたのは このことだったんだな |
フリップ様のことで 結局、あれ以上の話は できなかったけど |
メルギトスが、あの時 あたしに言ったのは このことだったのね |
フリップ様のことで 結局、あれ以上の話は できなかったけど |
はあ・・・ |
なんか、やりきれない 気分だよなあ |
なんか、やりきれない 気分・・・ |
ん? |
え? |
あそこにいるのは・・・ ネス? アメル? |
君か・・・ |
考えごとをしていた みたいだけど |
やっぱり、総帥から 聞いた話のことか? |
考えごとをしていた みたいだけど |
やっぱり、総帥から 聞いた話のこと? |
考えたところで どうにもならないこと ではあるがな・・・ |
君やアメルのいうこと が正しいのは、僕にも 理解できる |
隠していれば済んだ 真実を、あえて僕らに 明かしたことだけでも |
エクス総帥たちが 深い罪悪感と誠意を もって、謝罪したのは 間違いないだろう |
だがな・・・ 理解することと、納得 することは違う!? |
ネス・・・ |
全ては過去のことさ |
総帥たちにとっても 君や、アメルにしても そうなのだろう |
でも、僕にとっては そうじゃない |
なぜなら・・・ |
融機人である僕は 一族の記憶の全てを この身体に受け継いで いるのだから! |
あ・・・!? |
僕が受けた仕打ちなど 祖先たちの苦難と比べ たら、本当にかわいい ものさ・・・ |
口に出せないほどに むごい苦痛と屈辱の中 誰もが絶望しきって 死んでいったんだ |
そうした記憶をもつ 僕が、彼らの罪を そう簡単に許せると 思うか・・・? |
そんなこと、できる わけがないだろう!! |
・・・・・・ |
*n0 僕は間違ってるのか? |
過去にとらわれて 彼らを、人間たちを 憎もうとしている僕は 間違ってるのか!? |
・・・っ |
答えてくれよっ!? *n0・・・っ |
間違ってませんよ? むしろ、それこそが 正しい答えなのですし |
!? |
ご機嫌はいかがですか お二人さん? |
レイム・・・ メルギトス・・・ |
*n0・・・ |
考えごとをしていた みたいだけど |
やっぱり、総帥から 聞いた話のことか? |
考えごとをしていた みたいだけど |
やっぱり、総帥から 聞いた話のこと? |
はい・・・ |
*n0 |
貴方は、総帥さんの |
貴女は、総帥さんの |
お話を聞いて、どう 思ってるんですか? |
よくわかんないんだよ 正直なところ |
理屈ではわかるんだ 召喚師たちが、必死に 真実を隠そうと考えた 事情はさ |
魔力を奪われたのも しでかしたことを考え たら、当然だって気も するし・・・ |
だけど、なんていうか すっきりしないんだ |
よくわかんない・・・ 素直に言うとね |
理屈ではわかるの 召喚師たちが、必死に 真実を隠そうと考えた 事情は・・・ |
魔力を奪われたのも しでかしたことを考え たら、当然だって気も するし・・・ |
だけど、なんていうか すっきりしないのよね |
そうですか・・・ |
アメルはどうなんだい |
天使の呪いだなんて デタラメを言われてさ 不愉快に思ってない? |
アメルはどうなの? |
天使の呪いだなんて デタラメを言われてさ 不愉快に思ってない? |
あたしは、むしろ ホッとしちゃいました |
貴方たちが苦しむ原因 |
貴女たちが苦しむ原因 |
を作ったのが、過去の 自分じゃないって わかったから |
そっか・・・ |
こんなことを言ったら 叱られちゃうかも しれませんけど・・・ |
あたしは、このことを 隠し続けなければ ならなかった人たちの ほうが |
本当はずっと苦しんで いたんじゃないかって 思うんです |
え? |
だって・・・! いくら上手にウソを 重ねて、周りの人を ごまかしたって |
自分自身はだませない うしろめたい気持ちは ずっと自分の中に 残ってしまう |
ずっと、ずっと ごまかし続けるたびに 自分の心に、負い目と いう傷がついていく |
それって、なにより 悲しいことだって あたしは思うから |
アメル・・・ |
ごめんなさい |
貴方や |
貴女や |
ネスティさんたちに してみれば、もっと 深刻なことなのに |
あたし・・・ |
いや、いいんだよ きっと、アメルの言う とおりなんだと思う |
だまされたほうも だますほうも、互いに 傷つけあってしまう |
これって、そういう ことなんだよ きっと・・・ |
ううん、いいのよ きっと、アメルの言う とおりなんだと思う |
だまされたほうも だますほうも、互いに 傷つけあってる |
これって、そういう ことなのよ きっと・・・ |
もっとも・・・ それは、だますほうに 罪の意識がある場合の お話ですがね? |
!? |
ご機嫌はいかがですか お二人さん? |
レイム・・・ メルギトス・・・ |
いつからそこに!? |
ずっと前からですよ |
お邪魔だろうと思って 気を利かせていたの ですが |
あまりに楽しいお話 でしたので、つい口を 挟んでしまいましたよ |
楽しい、だと・・・? |
楽しい・・・ ですって・・・? |
ネスティさん 憎しみをもつことを 恥じる必要なんて ありませんとも |
貴方の怒りは正当な ものなのですから |
黙れっ、悪魔め! |
僕はお前の誘惑になど 屈したりはしないぞ 小細工はやめろ!? |
失敬ですねえ・・・ 私はいつだって 真実しか口にしては いないというのに |
それにひきかえ ニンゲンたちの なんと、ウソの巧みな ことでしょう? |
我が身かわいさのため ならば、平気で他者を おとしめ、あざむいて 利用してのける |
ふふふふ・・・ だからこそ、私たちは ニンゲンが愛しくて たまらないのですが |
黙れと言ってるんだ! |
おやおや、その顔は 理解できないといった ご様子ですね |
ま、それも無理もない ことでしょうね・・・ |
ニンゲンの論理は しょせん、ニンゲンの ものなんですから |
ニンゲンでない貴方が 理解できるはずなんて ないんですよ? |
!! |
あっはははははは! |
ネスっ!? |
いつの間に・・・? |
ずっと前からですよ |
お邪魔だろうと思って 気を利かせていたの ですが |
あまりに幼稚なお話 でしたので、つい口を 挟んでしまいましたよ |
幼稚だと・・・? |
幼稚ですって? |
ええ、そうですとも 理由は、さっきの言葉 どおりです |
だます側に罪の意識が なかったら、自責の念 など存在しようがない ではありませんか? |
そんなはずないっ!? 誰だって、自分の心は ごまかせないもの! |
では、百歩ゆずって そういうことにしても いいでしょう・・・ |
しかし、アメルさん そうして生じる痛みは しょせん、抑制された ものなんですよ |
え・・・ |
ナイフで切られた者と 切りつけた者がいたと しましょう |
切られた者は、当然 痛みを感じます 急所だったら、すぐに 死ぬかもしれません |
では、切りつけた者が 良心の痛みによって 即座に死に至ることが ありますか? |
・・・! |
ありえませんよね? |
それは・・・っ |
傷つけられた者の痛み と、傷つけた者の心の 痛みが、等しいはずが ないんですよ |
貴女のかざしたものは 口先だけのきれい事で す。これが幼稚でなく て何だというのです |
つけ加えればね 罪の意識というものは 自分を守るための 方便なのです |
良心の痛みを感じて 自分自身を断罪する 先にそうしてしまえば |
第三者に罰せられるよ りずっと楽でしょう? そうして、ニンゲンは 自分を守るんです |
なんと薄汚く こうかつな生き物 なんでしょうねえ |
ふふふふ・・・ だからこそ、私たちは ニンゲンが愛しくて たまらないのですが |
そんな・・・っ? そんなはずない・・・ そんなこと・・・っ |
アメル!? |
さて・・・ くだらない前置きは このへんにしておいて 本題に入りましょう |
私がここに来た理由は *n0さん |
貴方がたをお誘いする |
貴女がたをお誘いする |
ためなのです |
なんだと・・・ |
なによ・・・ |
ニンゲンなんかに 味方するのは、もう おやめなさい |
それよりも、私と共に この世界を思うまま もてあそんでみたくは ありませんか? |
仲間に入れって いうことか? |
仲間に入れって いうワケ? |
貴方がたの才能は |
貴女がたの才能は |
このまま消し去るには 勿体ないと思うのです |
ふざけるなっ!! |
おことわりよっ!! |
やれやれ、問答無用で 拒否されるとは・・・ 仕方ありませんね |
質はかなり落ちますが あちらの方で、この際 我慢するとしましょう |
!! |
今の爆発音は・・・ 派閥の本部の方角!? |
ここにお邪魔させて もらう前に、ちょっと 面会にいってきまして |
フリップ・グレイメン という方でしたか? 彼を、はげましてきて あげたんですよ |
貴方は、このまま 終わるには惜しいです ・・・とね? |
ひゃーっはっはっはっ はっはっは!! |
馬鹿な・・・!? 召喚術に必要な道具は とりあげて牢に入れて あったはず・・・ |
言いたいことは それだけか、グラムス |
議長の地位をかさに 偉ぶりやがって・・・ |
こうしてやる日を ずっと待っておったわ フハハハハハハ! |
馬鹿な真似はやめろ! フリップ!? |
貴様もそうだッ!? ラウルっ!! |
師範の分際のお前が どうして、私よりも 総帥に信頼される!? |
フリップ・・・ お前・・・ |
どうして・・・ 誰も、私を認めては くれんのだ・・・ |
私が「成り上がり」の 分際だからですか? 総帥・・・っ!? |
そうではない・・・ |
お前のもつ劣等感が 間違った方向にさえ 向かなければ |
私は・・・ |
メルギトスの言葉に 耳を貸したりしちゃ いけないっ!! |
*n0!? |
あいつは、貴方を利用 しているだけなんです フリップ様っ!? |
黙れエェェィッ!! |
危ないっ!? |
ムダだ・・・ 僕たちの言葉では あの人には届かない |
利用されていようが 構うものか・・・ |
お前らのように 特別な運命に選ばれて 特別な力を持った者を |
それだけで、周りから 大切にされている者を 殺せるのならば・・・ |
私は悪魔にだって 魂を売ってやる!!! |
誰が・・・っ |
誰が、好きで・・・っ こんなつらい運命や 力なんか欲しがったり するもんかよッ!? |
誰が、好きで・・・っ こんなつらい運命や 力なんか欲しがったり するのよぉっ!? |
パッフェルよ・・・ 蒼の派閥の総帥として お前に命じる! |
彼らと協力して フリップを止めるんだ どんな方法を使っても かまわない・・・ |
エクス様・・・ |
頼む・・・っ |
はは、はははっ あははははははっ!? |
あの時と同じだ・・・ 選ばれた者だけが常に 栄光を独占し・・・ |
その輝きの下では 凡人の努力など なかったことのように されてしまうッ!! |
フリップ様・・・ |
私は、絶対に敗北を 認めたりせんぞッ!? |
貴様らの情けなど 受けるものか! 死ぬまで、貴様らと 戦って・・・ |
ふぐっ!? |
! |
だったら、あんただけ くたばれよッ!? |
カラウス・・・っ? 貴様・・・あがぁ!! |
へ、へへへっ? つきあってられるかよ |
なんてことを・・・っ |
な、見ただろ? 私が、こいつにトドメ をさしたんだ・・・? |
だからさぁ、頼むよ? 勘弁してくれよっ!? |
脅されて、仕方なく 手を貸しただけなんだ 私は、悪くないんだ! |
だから・・・っ 殺すのだけは勘弁して くれよぉ~っ!? |
いかがですか? ニンゲンの本性を見た ご感想は・・・ |
メルギトス!? |
自分を守るためならば 平気で、他人を犠牲に してのける・・・ |
与えられたものだけに 満足できず、奪うこと でしか、それを満たせ ない・・・ |
貴方たちが守ろうと しているのは、こんな あさましい生き物 なのですよ |
・・・ネスティさん? |
ああ・・・ お前の言うとおりだよ メルギトス・・・ |
人間ほど身勝手で 自己中心的な生き物は いないのだろうな |
ネス!? |
ネスティさん・・・ |
僕の身体の中に 融機人としての記憶が 生き続ける限り・・・ |
人間がした仕打ちを 僕は、永遠に許すこと はできないだろう |
しかし、メルギトス! だからといって僕は お前に手を貸したりは しない!! |
僕は、人間を守る ためにお前と戦うわけ じゃない・・・ |
僕の側にいてくれる *n0 |
アメルや、一緒に旅を 続けてきたみんな 義父さんに先輩たち そういった・・・ |
僕の大切な人たちが 悲しむ姿を見たくない から戦うんだ!! |
ネス・・・ |
つまり貴方は、他の 人間は、どうなっても いいというのですね? |
そのとおりだ |
ふふふふふ・・・ あっははははははは! |
素敵な答えですよ? ならば、私としても 納得せざるをえません ね |
貴女たちが守ろうと しているのは、こんな あさましい生き物 なのですよ |
・・・アメルさん? |
たしかに、そうかも しれません・・・ |
人間はずるくて 自分勝手で、与える ことより、奪うことを 考えてしまう・・・ |
アメル!? |
アメル・・・ 君は・・・ |
でもね、レイムさん? あたし知ってるんです |
本当はそんなこと 誰も、望んでなんか いないって・・・ |
ずるいのも、自分勝手 なのも、それより他に 生きていく方法を 知らないせい |
ただ、不器用なだけ それだけなんです |
それについては まったく同感ですね |
だからこそ、私は 彼らを救ってやりたい と思っているのですよ |
今ある秩序を破壊し 服従という名の安息を 与えてやろうと しているのです |
いいえ・・・ |
彼らに、救いなんて 必要ありません |
だって、人間は自分で 変わることができる 生き物だから! |
その歩みは遅いけれど 何度も間違えたりする けれど・・・ |
自分たちだけの力で 変わっていこうとして いるんです |
あたしは、そんな 不器用な人間たちが 大好き・・・ |
だから、貴方たちに そんな彼らのことを 傷つけたりはさせま せん! |
ふふふふふ・・・ あっははははははは! |
同胞の天使たちさえも 見放したニンゲンを 貴女は、まだ信じると 言うのですか? |
つくづく、学ばない 天使ですねえ・・・ |
いいでしょう |
次に会った時には お望みどおりに殺して さしあげますよ? |
絶望に身をよじって 泣き叫びながら後悔 させてあげましょう! |
あるじ殿ニハ 自分ガ、指一本 触レサセマセン! |
上等だァ、オイ? やれるもんなら やってみやがれッ!? |
おにいちゃんは・・・ |
おねえちゃんは・・・ |
*n1が まもるの・・・っ! |
たとえそうなっても ボクは絶対、泣いたり しませんっ! |
ま、言うだけなら タダってヤツだよな? うんうん・・・ |
貴方の悪趣味に つきあうつもりなんて あるもんですか!? |
避けられないのならば 全力をもって、お相手 します・・・! |
ほざいてな・・・ しゃべれるうちにな? |
おあいにくさまっ! 私たち、そう簡単に 負けないんだから! |
その腐った性根を あたいのグーで 叩き直したげる!! |
断じて、そのような 振る舞いはさせん! 拙者が、貴様を斬る! |
そういうセリフはな ヤラレ役のもんだって 決まってんだぜ? |
ふーん・・・ やってみれば? |
悪魔よ、慎みなさい! お前の言葉におびえる 者など、ここには一人 としていません!! |
言いたいことは それだけですか? |
大口だけじゃなくて 態度で示してよね? |
では、こちらも 相応の返礼をもって お迎えしましょう |
イーッ、だ! お前みたいなウソつき 泣かせてやるっ!! |
手負いの獅子の力 侮ると命を落とすぞ! |
人間をみくびるなよ レイム! |
デグレアの過ちを 二度と繰り返させは せんぞ・・・ |
我が剣に賭けて! |
俺たちは、最後まで あきらめたりはしない |
あたしたちは最後まで あきらめたりはしない |
お前の思いどおりに なんか、絶対になって やるもんか!! |
あなたの思いどおりに なんか、絶対になって やるもんですか!? |
期待していますよ *n0さん? |
ひゃーっはっはっはっ はっはっは!! |
悪魔は言った 人間は、愚かな生き物だと |
そのとおりかも知れない |
俺たちはいつだって 傷つけあってばかりいる 本当の気持ちを隠して 偽りばかり口にしている |
でも、俺は思う・・・ |
それは多分、裏返しなんだ |
傷つけてしまうのは 優しくしてほしいから ウソを重ねてしまうのは 真実だけを求めているから |
わかっているのに どうすることもできない 人間の不器用さ |
それを愚かと呼ぶのなら 呼べばいい |
だけど・・・ それでも、俺は・・・ |
人間であることを、心から 幸せに思っているんだ |
これが最後かもしれない そんな思いを、胸に秘めて |
俺たちは今、決戦の前夜を 過ごそうとしていた・・・ |
悪魔は言った 人間は、愚かな生き物だと |
そのとおりだわ 人は口で言うほど 立派な生き物じゃないもの |
あたしたちはいつだって 傷つけあってばかりいる 本当の気持ちを隠して 偽りばかり口にしている |
でも、あたしは思う・・・ |
それは多分、裏返しだって |
傷つけてしまうのは 優しくしてほしいから ウソを重ねてしまうのは 真実だけを求めているから |
わかっているのに どうすることもできない 人間の不器用さ |
たしかに、それは 愚かなことかもしれない |
でもね・・・ それでも、あたし・・・ |
人間であることを、心から 幸せって思ってるの |
これが最後かもしれない そんな思いを、胸に秘めて |
あたしたちは今、決戦の 前夜をすごしてた・・・ |
僕は、やっぱり 人間たちのついた嘘を 許せそうにはないよ |
過去にこだわり続ける ことは、愚かなのかも しれないけど |
仕方がないと思うよ それは・・・ |
あまりにも長い年月を ライルの一族は 傷ついたまま、過ごし 続けてきたんだ |
ネスはその全てを 背負ってるんだもんな そう簡単に水に流せる わけがないさ |
仕方がないと思うわ それは・・・ |
あまりにも長い年月を ライルの一族は 傷ついたまま、過ごし 続けてきたんだもの |
ネスはその全てを 背負ってるもんね そう簡単に水に流せる わけがないもの |
うん・・・ |
でもさ、ネス それでもいつかはさ |
その傷も、きっと 癒えると俺は思うよ だって・・・ |
でもね、ネス それでもいつか・・・ |
その傷も、きっと 癒えるんじゃないかな だって・・・ |
僕たちの未来は、まだ これからだから・・・ |
だろう? |
ネス・・・ |
あの時、メルギトスに 言った言葉は本心だよ |
君と出会えたから 僕はこの世界を好きに なれたんだ・・・ |
君がいてくれたから 僕は、悪魔の誘いを はねのけられたんだよ |
ありがとう |
そ、そんな・・・っ お礼だなんて、なんか 照れくさいってば!? |
そ、そんな・・・っ お礼だなんて、なんか 照れくさいよぉ!? |
・・・・・・ |
でも、あれよね |
ああまで、はっきり ケンカを売っちゃった からには・・・ |
きちんと責任とって 勝たなくちゃダメよね |
不安なのか? |
うん・・・ ちょっぴり・・・ |
調律者の一族とか いったって、あたしは もともと落ちこぼれの 生徒だったし |
ネスやアメルみたいに 特別な力、持ってたら よかったんだけどね あははは・・・ |
こわいのを、笑って ごまかそうとするのは 昔とおんなじだな |
意地っ張りめ・・・ |
あ・・・? |
こうして頭を撫でられ てると、不安が消える って言ってたろう? |
そ、それは・・・っ! まだ、小さかった時の 話で・・・っ!? |
イヤなのか? |
う・・・ |
イヤじゃ・・・ ないよ・・・ |
なら、いい・・・ |
・・・・・・ |
安心していいんだ *n0 |
なにが起きようとも 僕が必ず、君のことを 守ってみせるから |
それって・・・ ネスが、あたしの 兄弟子だから? |
君は、本当にそうだと 思っているのか? |
・・・ううん |
バカ・・・ だったら、そんなこと 聞くんじゃない・・・ |
うん・・・ |
この戦いが終わったら 改めて、旅をやり直す ことにしよう |
戦いの旅じゃない ちゃんとした 見聞の旅を |
うん、そうだな |
ええ、そうよね |
ただし、目的地は 南じゃなくて、北だ |
君が生まれた街を 僕は、見てみたいんだ |
え・・・ |
案内してくれるか? |
うん! |
約束しようぜ、ネス そのためにも、絶対に 勝ってみせるって! |
うん! |
約束しましょう、ネス そのためにも、絶対に 勝ってみせるって! |
ああ、約束だ・・・ |
フリップ様 意識を取り戻した みたいだよ |
フリップ様 意識を取り戻した みたいよ |
よかった・・・ |
でも、どうして アメルが助けたこと 隠しちゃうんだよ? |
ふらふらになるまで 癒しの力を使ったのに どうして・・・ |
でも、どうして アメルが助けたこと 隠しちゃうわけ? |
ふらふらになるまで 癒しの力を使ったのに どうして・・・ |
あの人のためには それが一番だからです |
それに、あたしが 好きでやったことだし |
なあ、アメル・・・ 君はどうして そんなに優しいんだ? |
聖女だから? それとも、天使の 生まれ変わりだから? |
ねえ、アメル・・・ あなたはどうして そんなに優しいの? |
聖女だから? それとも、天使の 生まれ変わりだから? |
ううん・・・ *n0 |
あたしはただ 自分のもらったものを わけているだけです |
周りの人たちが あたしにくれる優しさ それがあったかくて とてもうれしいから |
みんなに同じ気持ちを 感じてほしいんです |
独り占めにしちゃう よりも、そのほうが ずっと素敵だもの |
アメル・・・ |
あたし、やっぱり 人間が大好きです |
奪ってばかりだって レイムさんは 言っていたけれど |
与えることだって ちゃんと知っています だって・・・ |
*n0 |
貴方が、たくさんの |
貴女が、たくさんの |
あったかい気持ちを 与えてくれたから |
あたしは今、こうして ここにいることが できるんですもの |
ありがとうございます |
そ、そんな・・・っ お礼だなんて、なんか 照れくさいってば!? |
そ、そんな・・・っ お礼だなんて、なんか 照れくさいよぉ!? |
・・・・・・ |
それにさ・・・ 俺だって、アメルから たくさんのものを もらってるんだぜ? |
今だってそうさ 本当は、すごく不安で 逃げ出したいくらい なのに・・・ |
君がいてくれるから がんばらなくちゃって 思うことができる |
負けないって気持ちに なれるんだ |
うれしい・・・ |
あたしが、そうやって 貴方の力になれるって ことが・・・ |
思うんだよ |
きっと一人ぼっちの ままだったら、俺たち 運命に負けていたかも しれないなって |
出会ったせいで 悲しいこともたくさん 経験したけど・・・ |
それでも、アメル 俺は、君に出会えて よかったって思ってる |
あたしもそうです *n0 |
貴方に出会えたことが 本当にうれしいの 貴方の側にいられて |
好きになった人が 貴方で・・・ |
アメル・・・ |
捕まえていてください あたしのことを・・・ |
もう二度と・・・ 離ればなれになんか ならないように・・・ |
うん・・・ |
*n0 ひとつ、お願いを 聞いてくれませんか? |
なんだい? |
なぁに? |
この戦いが終わったら |
あたしを、貴方の |
あたしを、貴女の |
生まれた場所へ連れて いってください |
え・・・ |
見てみたいんです |
貴方が暮らしていた |
貴女が暮らしていた |
本当の故郷を |
貴方のこと、もっと |
貴女のこと、もっと |
いっぱい知りたいから |
ダメですか? |
ううん! そんなことないって |
約束しよう、アメル そのためにも、絶対に 勝ってみせるから! |
ううん! そんなことないっ |
約束するわ、アメル そのためにも、絶対に 勝ってみせるから! |
ええ、約束ですよ? |
昔ノ自分ナラバ めるぎとすノ言葉ヲ 肯定シテイタデショウ |
スベテヲ計算ニヨッテ 判断スル我々ニトッテ 人間トイウモノハ |
ヒドクアイマイデ 計算シニクイ存在 デスカラ |
デスガソノアイマイナ 部分コソガ、人間ノ 真ノ価値デアルコトヲ 自分ハ知リマシタ |
計算デキナイモノ ソレハ、可能性・・・ |
あるじ殿 |
自分ハ、貴方ヲ見テ |
自分ハ、貴女ヲ見テ |
ソノ意味ヲ学ブコトガ デキタノデス |
*n1・・・ |
自分ハ、貴方ニ仕エル |
自分ハ、貴女ニ仕エル |
コトガデキタコトヲ 誇リニ思イマス |
貴方ノ側ニイラレテ |
貴女ノ側ニイラレテ |
ウレシイノデス 自分ハ・・・ |
俺もそうだよ *n1 |
お前は、俺にとって 最高の護衛獣・・・ ううん、そうじゃない |
かけがえのない 友達なんだ! |
あたしもそうよ *n1 |
あなたは、あたしに とって、最高の護衛獣 ・・・ううん それだけじゃない |
かけがえのない 友達なんだもの! |
ト・モ・ダ・チ・・・ |
自分ガ・・・ あるじ殿ノ・・・ 友達・・・ |
あるじ殿、なんて 呼んだりするのはさ もう、やめにしよう? |
名前で呼んでほしいよ そのほうが、俺 ずっとうれしいんだ |
あるじ殿、なんて 呼んだりするのは もう、やめようよ? |
名前で呼んでほしいな そのほうが、あたし ずっとうれしいもの |
ワカリマシタ・・・ デハ・・・ |
*n0? 友達トシテ、改メテ ヨロシク、オツキアイ 願イマス・・・ |
うん、こちらこそ! |
うん、こちらこそ! |
*n1・・・ お前・・・今、なんて 言ったんだ!? |
*n1・・・ あんた・・・今、 なんて言ったの!? |
そんなに驚くような ことじゃねェだろうが ったく・・・ |
サプレスに帰るのは やめたって 言ったんだよッ!? |
いいのか・・・ このままだと、お前も メルギトスと戦うこと になるんだぞ? |
いいの・・・ このままだとあんたも メルギトスと戦うこと になるのよ? |
勝てる保証なんて まるでないんだぞ!? |
勝てる保証なんて まるでないのよ!? |
わかってるぜ んなこたァ・・・ |
だがな、オレにだって メンツがあるんだ |
このまま帰ってみろ? |
手下の連中たちに ナメられちまうぜ!! |
は、はあ・・・ |
つきあってやらあ! こうなりゃ、とことん やってやるッ!! |
感謝しやがれよ・・・ *n0!? |
え・・・? お前、今・・・ 俺のこと、名前で!? |
え・・・? あなた、今・・・ あたしの名前 呼ばなかった!? |
うだーッ!? いちいち、細けェこと 気にすんじゃねェ!! |
うれしくねェのか どうなんだッ!? *n0ッ |
そ、そりゃあ うれしいよ・・・ |
お前みたいなヤツでも 俺にとっては初めての 護衛獣なんだ・・・ |
そ、そりゃあ うれしいわよ・・・ |
あんたみたいなのでも あたしには、初めての 護衛獣なんだもの |
別れたくなかったに 決まってるだろ!? |
お別れするのは やっぱり、さびしいし |
よォし・・・ いい返事だ・・・ |
お前はどうなんだよ? *n1 |
あんたはどうなのよ? *n1 |
ケッ!んなこたァ どうだっていいだろ? |
*n1! |
・・・・・・ |
今まで見たニンゲンの 中じゃ、テメエが一番 マシなんだよ・・・ |
それだけだッ!! |
そっか・・・ |
あはっ、ははは・・・ |
そっか・・・ |
あはっ、ははは・・・ |
ありがとな・・・ *n1・・・ |
ありがと・・・ *n1・・・ |
これでもう、本当に 後戻りはできなく なっちゃったな |
これでもう、本当に 後戻りはできなく なっちゃったね |
・・・(こくん) |
メルギトスたちを倒す だけの力が、俺にある とは思えないけどさ |
でも、俺には *n1や みんながいてくれる 信じてくれてる |
せめて、その期待に 応えるだけのことは してみせるから |
メルギトスたちを倒す だけの力が、あたしに あるとは思えないけど |
でも、あたしには *n1や みんながいてくれる 信じてくれてる |
せめて、その期待に 応えるだけのことは してみせるから |
だいじょうぶだよ |
おにいちゃんは・・・ |
おねえちゃんは・・・ |
きっと・・・勝つよ? |
まけたりなんか ぜったい、しないもの |
*n1・・・? |
*n1には わかるの |
あのひとにないもの おにいちゃん たくさん、もってる |
あのひとにないもの おねえちゃん たくさん、もってる |
あったかくて、つよい ちから、もってるから だからね、まけないの |
ほんとだよ? |
・・・そうだよな |
*n1は ウソつかないもんな? |
・・・そう、ね |
*n1は ウソつかないもんね? |
・・・(こくん) |
*n1 おにいちゃんがすき |
*n1 おねえちゃんがすき |
やさしくてあったかい から、だいすき・・・ |
俺もだよ *n1が 側にいてくれると なんか、ほっとする |
すごく優しい気持ちに なれる気がするんだ |
あたしもよ *n1が 側にいてくれると なんか、ほっとする |
すごく優しい気持ちに なれる気がするんだ |
おにいちゃん |
おねえちゃん |
*n1と ケッコンして? |
え? |
へ? |
ケッコンすれば ずっと、いっしょに いられるんでしょ? |
*n1 おにいちゃんと |
*n1 おねえちゃんと |
ずっと、いっしょに いたいから・・・ |
・・・わかったよ *n1 |
ケッコンしよう? 俺たちが、ずっと 一緒にいられるように |
・・・わかったわ *n1 |
ケッコンしましょ? あたしたちが、ずっと 一緒にいられるように |
それじゃ・・・ ゆびきり、して? |
・・・こう? |
ゆびきり、げんまん うそついたら はりせんぼん・・・ |
ずっと、ずーっと いっしょにいようね? おにいちゃん・・・ |
ずっと、ずーっと いっしょにいようね? おねえちゃん・・・ |
悪魔たちとの戦いは 今までより、もっと 過酷なんでしょうね |
ああ・・・ |
そうね・・・ |
ボク、考えたんです |
自分が本当に ご主人さまの護衛獣に ふさわしいのかって |
! |
答えは簡単でした これから先の戦いの ことを考えたら・・・ |
弱虫のボクなんかじゃ ご主人さまを守ること なんてできません |
もっと強くて、頼れる 護衛獣がついたほうが ご主人さまのために なると思いました |
・・・・・・ |
ボクはご主人さまに とって、一番の護衛獣 じゃない・・・ |
悔しいけど、認めます 認めますけど・・・ でも・・・っ! |
ボクにとっては ご主人さまが、一番 なんですっ!! |
他の誰にもこの場所を とられたくない! ご主人さまのお側に いたいんです・・・ |
*n1・・・ |
お願いです・・・ ボクを最後まで |
貴方の護衛獣のままで |
貴女の護衛獣のままで |
いさせてください! |
・・・わかったから もう、顔をあげてくれ *n1 |
・・・わかったわ だから、顔をあげて? *n1 |
ご主人さま・・・っ |
*n1 俺は、お前を役立たず なんて思ったこと 一度もないんだぞ? |
優しいお前が側にいて くれたから、つらい時 にだって笑えたんだ |
それは、お前だから できたことなんだよ *n1? |
あたしはね、 あなたを役立たず なんて思ったことは 一度もないのよ? |
優しいあなたが側に いてくれたからね あたし、つらい時でも 笑えたんだよ |
それは、あなただから できたことなのよ *n1? |
ボクだから・・・ できた、こと・・・? |
ああ、そうだ |
ただ、俺はね 心配だったんだ |
優しいお前が、悪魔の 仕打ちを見るたび 心を痛めているのが わかったから・・・ |
俺の側にいるせいで つらい目にあわせてる のが、イヤだったんだ |
ええ、そうよ |
ただ、あたしはね 心配だったの |
優しいあなたが、悪魔 の仕打ちを見るたび 心を痛めているのが わかったから・・・ |
あたしの側にいる せいで、つらい目に あわせちゃってるのが イヤだっただけ |
あ・・・ |
お前が、そのせいで 変わってしまうことが こわかったんだ・・・ |
あなたが、そのせいで 変わってしまうことが こわかったのよ・・・ |
ご主人さま・・・ |
変わったりなんか しませんよ、ボクは |
え・・・? |
どれだけ泣いても 落ちこんでも、ボクは ボクなんです |
だから・・・ もう、ボクのことは 心配しないでください |
貴方が笑っていられる |
貴女が笑っていられる |
ように、ボク、もっと がんばりますから! |
うん・・・ これからもよろしくな *n1? |
うん・・・ ずっと、よろしくね *n1? |
はいっ! |
*n0 ひとつ、聞かせちゃ くれねーか・・・? |
ん? |
なぁに? |
お前がメルギトスと 戦う理由ってのは なんなんだ? |
先祖の犯した罪を つぐなうためか? |
人間を守るためか? それとも、この世界の 危機を救うためか!? |
どれもそうだし だけど、どれも違うよ |
そうとも言えるし 違うとも言えるかな? |
え? |
俺はね、フォルテ 自分のために戦うんだ |
祖先の罪とか、派閥の 一員としての立場とか そうした義務感で戦う わけじゃない・・・ |
自分でそうしたいと 思うから、戦うんだよ |
あたしね、フォルテ 自分のために戦うの |
祖先の罪とか、派閥の 一員としての立場とか そうした義務感で戦う わけじゃない・・・ |
自分でそうしたいと 思うから、戦うのよ |
・・・・・・ |
ちゃんとした答えに なってないかな? |
ちゃんとした答えに なってないかしら? |
いや・・・ |
多分、オレは お前の口から その言葉を聞きたいと 思っていたはずだ |
安心、したぜ? |
フォルテ・・・ |
*n0 お前、本当にすげえな |
いいオトコになったぜ 本当に・・・ |
この世界で二番目に? |
おおー?わかってる じゃねーか・・・ |
オレの次ってことさ? |
あはははははははっ! |
*n0 お前、本当にすげえな |
いいオンナになったぜ 本当に・・・ |
ふーん?だったら 今から、乗り換える? |
あ、いや・・・ |
あははははっ、冗談よ |
フォルテの一番には なれなかったけど あたしには、あたしの 一番がいると思うし |
ああ・・・ |
きっと、見つかるさ オレが保証してやるよ |
うんっ! |
*n0 |
もしも、貴方が戦う |
もしも、貴女が戦う |
理由が・・・ |
過去のことを責任に 感じてのことだったら そんなの、考えなくて いいんだからね!? |
ケイナ・・・ 泣いてるの・・・? |
私、心配なのよ!? |
貴方が、みんなの犠牲 |
貴女が、みんなの犠牲 |
になろうとしてるん じゃないのかって! |
だって、貴方は・・・ |
だって、貴女は・・・ |
自分のことより、人の ことばかり考えちゃう 子だから・・・っ |
そんなことないよ? |
そんなことないわよ? |
え? |
俺はね、ケイナ 自分のために戦うんだ |
祖先の罪とか、派閥の 一員としての立場とか そうした義務感で戦う わけじゃない・・・ |
自分でそうしたいと 思うから、戦うんだよ |
あたしはね、ケイナ 自分のために戦うの |
祖先の罪とか、派閥の 一員としての立場とか そうした義務感で戦う わけじゃないの・・・ |
自分でそうしたいと 思うから、戦うのよ |
・・・・・・ |
ちゃんとした答えに なってないかな? |
ちゃんとした答えに なってないかしら? |
ううん・・・っ |
今の言葉だけで・・・ 安心したよ・・・ |
よかった・・・ |
ケイナ・・・ |
ダメね、私・・・ |
お姉さんらしく、貴方 のことを元気づけて あげたかったのに |
泣いちゃった・・・ |
そんなことないよ! |
本気で心配してたから 泣いてくれたんだって 俺、わかるもの |
*n0・・・ |
俺、負けないよ? ケイナのこと・・・ 姉さんのこと、泣かさ ないようがんばる! |
うん、でもね・・・ |
本当につらい時は 我慢しちゃダメよ? |
お姉さんのこと ちゃんと、頼りなさい いいわね? |
うん・・・ |
*n0 貴女、きっと幸せに なれる・・・ |
こんなに、優しくて 強い女の子なんだもの 絶対、幸せになれるわ |
ありがとう、ケイナ ううん・・・ |
お姉ちゃん・・・ |
いつだって、私は 貴女の味方だからね? |
うん・・・ |
止めたりはしないのか ロッカ? |
止めたりはしないの ロッカ? |
どうしてそう思ったり するんです? |
だって、俺のしようと してることって・・・ |
わざわざ危険の中に 飛び込んでいくような ことじゃないか |
それも、自分だけじゃ なくて、みんなにまで 迷惑かけて・・・ |
だって、あたしの しようとしてる ことって・・・ |
わざわざ危険の中に 飛び込んでいくような ことじゃない |
それも、自分だけじゃ なくて、みんなにまで 迷惑かけて・・・ |
でも・・・ それが必要だから |
貴方は、そうしようと |
貴女は、そうしようと |
決めたんですよね? |
うん・・・ |
貴方はそうやって |
貴女はそうやって |
ちゃんと、自分のした ことの意味をわかって いるじゃないですか |
そのうえで選んだ道 ならば、僕は最後まで おつきあいしますよ |
人を信じるってことは そういうことだって 僕は思うから・・・ |
ロッカ・・・ |
動かないで・・・ |
え・・・あ!? |
僕は、不器用ですから こうやってしか 気持ちを伝えることが できません・・・ |
貴女のことが・・・ 好きです・・・ |
・・・ |
だから、守りたい 束縛するのではなく 自由なままの貴女を 守りたいんです |
・・・・・・ |
迷惑なら、この腕を ほどいてください? |
ズルイよ・・・ こんな不意打ち・・・ |
あたしにだって 伝えたい言葉ぐらい あったのに・・・ |
これじゃ・・・ なにも、言えないよう |
ロッカの・・・ いじわる・・・っ |
貴方と出会うことで |
貴女と出会うことで |
今まで以上にたくさん 守りたいと思うものが 僕にはできました |
だから、僕はそれらの ために戦います |
がんばりましょう? *n0 |
うん・・・ |
ハッ、真っ正面から 悪魔にケンカを売って 平然としてやがるとは |
あのメガネじゃねえが バカか?って 言いたくなるぜ・・・ |
返す言葉もないなあ それについては |
でも、リューグ 俺、ああ言ったこと 後悔してないぜ? |
返す言葉もないわね それについて・・・ |
でもね、リューグ あたし、ああ言った こと、後悔してないよ |
テメエのツラを見りゃ それぐらいのことは 俺にだってわかるさ |
止めたところで 引かねぇって顔だぜ |
リューグもな? |
リューグもね? |
ああ・・・ ここまで来たら、もう やるしかねえだろう |
最期の最後まで つきあってやるぜ |
リューグ・・・ |
・・・・・・ |
え・・・? ちょ、ちょっとっ!? |
どうしたの、リューグ い、痛いよ・・・っ? |
こうでもしなけりゃあ テメエは、気づきも しねえからな・・・ |
え? |
一度しか言わねえぞ |
俺は、テメエのことが 好きだ・・・ッ! |
! |
だから・・・ 守ってやる・・・ |
他の誰にも傷つけたり なんかさせねえ |
俺が、お前を 守ってやる・・・ッ! |
リューグ・・・っ |
うん・・・ |
ハッ・・・ 今日の俺は、どうか しちまってるらしいぜ |
テメエに、こんなこと 言っちまうなんてな |
・・・・・・ |
とにかく・・・ そういうこった! |
約束しろよ・・・ お互い、生きて帰る ってな!? |
うん・・・ |
メルギトス、とうとう 本気で攻めてくる つもりだね・・・ |
こわいか、ミニス? |
こわい、ミニス? |
うん・・・ こわいよ・・・ |
でもね、私は 逃げたりなんかしない |
どんなにつらくたって こわくたって・・・ |
立ち向かわなくちゃ 欲しいものは、絶対に 手に入らないもの! |
それにね・・・ 信じてるから・・・ |
*n0 |
貴方のこと、私 |
貴女のこと、私 |
信じてるから・・・ |
ミニス・・・? |
あんな悪魔なんかに |
貴方が負けるはずが |
貴女が負けるはずが |
ないもの |
もし負けちゃっても 私、恨んだりしないよ 自分で信じて、決めた ことだもの? |
だったら・・・ |
俺は、ミニスの その言葉を信じて 戦うよ・・・ |
だったら・・・ |
あたしは、ミニスの その言葉を信じて 戦うわ・・・ |
俺を信じてくれた君を かならず、俺の手で 守ってみせるから! |
あたしを信じてくれた ミニスをかならず、 あたしの手で、 守ってみせるわね! |
*n0・・・ |
ありがとう |
・・・! |
初めてだからねっ 叔父様たち以外に こうしたのは・・・ |
約束やぶったら 承知しないからっ!? |
ああ、わかってるよ 約束も、君も 絶対に守ってみせるさ |
うん・・・ |
私も、守るよ・・・ |
*n0の こと、絶対に守って みせるんだから! |
がんばろう、ミニス? |
うんっ! |
*n0 あんた、最初に会った 時に比べたら |
ホントに強くなった もんだよねえ・・・ |
そ、そうかな? 自分では、なんにも 変わっちゃいない気が するんだけど・・・ |
そ、そうかな? 自分では、なんにも 変わってない気が するんだけど・・・ |
自分のことだからね 自分じゃわかんなくて 当たり前さ? |
でも、あたいには ちゃんとわかるんだ |
最初はなんだか のほほんとしててさ 頼りになりそうもない と思ってたのにね |
今じゃ、まったく その逆に思えるんだ だから、安心して命を あずけられるんだよ |
あははは・・・ |
あ!? 別に、あんたのこと バカにしてるわけじゃ ないんだよっ!? |
た、頼りなくても 頼れても、あんたはっ あんたなんだし・・・ |
そりゃ、あたいだって 女だから、頼れる男の ほうが、いいけどっ? |
だからって、あんたが 頼りないまんまでも! あたいの気持ちはっ 変わんないし・・・ |
え? |
あ・・・!? |
モーリン・・・ お前、もしかして? |
う、ううう・・・っ 黙ってる、つもり だったのに・・・ |
あたいって、どうして こう、バカなんだろ? あああぁぁ~っ!? |
うれしいよ |
・・・え? |
モーリンの気持ちを 教えてもらえて |
迷惑じゃ、ないの? |
あたいみたいな ガサツで、乱暴者で デカイ女なんかに 好かれて・・・ |
俺も、同じだよ? |
どんな女の子だろうと モーリンへの気持ちは 変わったりしないさ |
よかったぁ・・・っ |
ほら、泣くなよ いつもみたいに元気に 笑って・・・? |
う、うんっ! |
・・・よーしっ! いっちょ、気合いを 入れて、メルギトスを ぶっ飛ばすよっ!? |
うん、頼りにしてるぜ モーリン? |
ええ、頼りにしてるわ モーリン? |
あいよッ! |
いよいよ、決着を つける時が来たので ござるな? |
うん・・・ |
ええ・・・ |
これほど大きな戦に 参るのは、こちらでは 三度目でござる |
一度目は、呼ばれて 最初の戦い |
二度目は、お主の 先輩たちと共にした 魔王との決戦でござる |
今度の戦は、おそらく それらを凌駕するほど 厳しいものとなろう |
カザミネさんは こわくはないの? |
カザミネさんは こわくはないの? |
サムライというものは 朝に死し、夕べに死ぬ そうした覚悟を要する 生き方でござる |
未練はない |
そうなんだ・・・ |
俺には、ちょっと 真似できそうにないよ |
まだまだ、生きて やりたいと思うこと たくさんあるから |
そうなんだ・・・ |
あたしには、ちょっと 真似できそうにないわ |
まだまだ、生きて やりたいと思うこと たくさんあるもの |
それでいいので ござるよ |
え? |
え? |
死を恐れない覚悟も 生きようとする思いも それが真剣であれば |
必ず、お主の力になる ならば、いい・・・ |
カザミネさん・・・ |
未練はない、と拙者は 言い切ったが・・・ |
それは拙者個人の話 後に残された者たちを 省みない、得手勝手な 考えかもしれぬ |
そう思いいたったのは *n0殿 お主たちとの旅で 学んだことでござる |
死ぬ覚悟をもつことと 命を粗末にすることは 違う・・・ |
そうでござろう? |
うん、そうだよ! |
うん、そうよ! |
拙者ごときの死でも そのために、泣いて くれるという人がおる |
ならば、拙者は生きて 帰ろう・・・! *n0よ お主たちと共にな! |
うん、カザミネさん 生きるために、絶対に 勝って帰ろう! |
うん、カザミネさん 生きるために、絶対に 勝って帰ろう! |
よお、どうした? |
レナードさんこそ どうしてこんな時間に テラスなんかに? |
レナードさんこそ どうしてこんな時間に テラスなんかに? |
エクスの旦那から ちょいといい酒を 貰ったんでな |
月を見ながら、一杯 やることにしたんだよ |
どうだ?たまには つきあわねえか |
え、でも・・・ |
え、でも・・・ |
その様子からすると 眠れなくて、ここに 来たんだろう? |
飲めなくたってよ 話相手はできるだろが それによ・・・ |
今夜は、俺様も 一人で飲みたくは ねえんだ・・・ |
レナードさん・・・ |
ほれ、座れよ? |
うん・・・ |
ふいー・・・っ |
悪くねぇもんだな こうして、お前さんと 差し向かいってのも |
うん・・・ |
刑事なんて仕事を 選んじまった自分が 悪いんだろうがな |
こんな風にのんびりと 静かな夜を過ごした 記憶はさっぱりだ |
娘と遊んでやることも 話を聞いてやる時間を とってもやれなかった |
愛想をつかされるのも 当然の報いさ |
後悔先に立たず・・・ ってヤツなんだけどな |
うん・・・ |
こっちの世界に来て ようやく、夢が かなったぜ・・・ |
こうやって、子供と 差し向かいで語らう なんて夢がな |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
俺様みたいな父親じゃ お前さんにすりゃ迷惑 かもしれねえが・・・ |
う・・・ん・・・ |
*n0? |
すぅ・・・ |
眠っちまったか・・・ ふふっ、まったく 手のかかる息子だぜ? |
眠っちまったか・・・ ふふっ、まったく 手のかかる娘だぜ? |
よっ、と! |
安心して眠るんだぞ *n0 |
父さんが・・・ 守ってやるからな? |
今の状況って、まるで 伝説の再来みたいだね |
調律者とライルの一族 天使アルミネ・・・ |
それに召喚師たちが 力をあわせて、大悪魔 メルギトスと戦う |
ルウ、ちょっと ドキドキしてるよ |
伝説のとおり、勝てる かどうかは、ちょっと 自信ないけどね |
伝説のとおり、勝てる かどうかは、ちょっと 自信ないけどね |
*n0・・・? |
俺たちの使う召喚術は 昔の召喚師たちよりも 劣っているだろうし |
勝負を決めた召喚兵器 だって、今度はない あったとしても、使う 気もないし・・・ |
あはは、伝説の再来と いうには、ちょっと 分が悪そうだよ? |
あたしたちの使う 召喚術は昔の召喚師 たちよりも劣って いるみたいだし |
勝負を決めた召喚兵器 だって、今度はないわ あったとしても、使う 気もない・・・ |
あはは、伝説の再来と いうには、ちょっと 分が悪そうね? |
でも・・・ 新しく、手に入れた力 だってあるじゃない? |
え? |
信じるって心 |
それぞれの都合だけで 戦ってた、昔の人たち とは違って・・・ |
今のキミたちは ちゃんと、信頼しあう ことができる |
それが派閥の垣根を 壊し、たくさんの味方 を作ったんじゃない? |
ルウ・・・ |
ルウは、信じるよ キミが絶対、勝つって |
だって、伝説は ただ繰り返されるだけ じゃなくて、変えて いくものだもの! |
変えていくもの・・・ |
実際、キミを見ていて ルウもずいぶんと 変わったよ |
一人よりも、大勢の ほうが楽しいってこと 教えてくれたのは |
*n0 キミだもの? |
ルウ・・・ |
本当に、見ていて 飽きないよ? キミは・・・ |
このまま、一生 観察してもいいかな? |
一生・・・? |
うん、ずーっとね♪ |
なにもかも終わったら ルウ、あの森を出るわ |
もっともっと いろんなことを知って 自分を変えたいもの |
うん、ルウだったら きっと、今より素敵に 変われると思うよ |
うん、ルウだったら きっと、今より素敵に 変われると思うの |
ありがと・・・ |
その時には、色々と 面倒みてよね? |
ああ・・・ |
ええ、約束するわ |
エルジンくんから さきほど、連絡が ありました |
街道を西へと向かって デグレアの大軍団が 移動していると・・・ |
彼らの目的はおそらく サイジェントの街 なのでしょう |
なんだって!? |
なんですって!? |
心配はいりません 私の仲間たちがきっと 食い止めてくれます |
ですが・・・ |
そんな状況じゃ こっちに加勢をして もらうのは無理だって ことか・・・ |
そんな状況じゃ こっちに加勢をして もらうのは無理だって ことね・・・ |
もうしわけありません |
そんな、カイナが 悪いわけじゃないよ! |
そんな、カイナが 悪いわけじゃないわ! |
メルギトスはおそらく 私たちのとる行動を よんでいたのでしょう |
本当に恐ろしい敵です でも・・・ |
でも? |
私、不思議と不安を 感じていないんですよ |
それはきっと、貴方が |
それはきっと、貴女が |
ここにいるから |
カイナ・・・ |
魔王と戦った時も同じ でした。不吉な予感は しているのに・・・ |
それ以上の大きな力が 私たちを包んでいた 守られてるって、肌で 感じられたんです |
だから、きっと 私たちは勝てますよ |
*n0さん |
貴方が、勝ちたいと |
貴女が、勝ちたいと |
思い続けるのなら |
それがきっと、私や みなさんの力になって くれるはずですから |
ありがとう、カイナ |
一期一会、という 言葉をご存知ですか? |
え? |
一生に一度の出会い それを大切にすると いう、シルターンの 言葉です・・・ |
*n0さん |
私と貴方の出会いは |
私と貴女の出会いは |
きっと、一期一会 |
だからこそ私は 今この時を、悔いの 無いようにします |
カイナ・・・ |
貴方と出会えて |
貴女と出会えて |
よかったと、心から 思えるように・・・ |
そうだね・・・ |
俺もそうするよ 悔いの残らないよう 精一杯、最後まで がんばろう? |
そうね・・・ |
あたしもそうするわ 悔いの残らないよう 精一杯、最後まで がんばりましょ? |
はい・・・ |
*n0 私は、見つけたよ |
騎士として、自分が 本当に望むものを |
そっか・・・ 見つけたんだ・・・ |
そっか・・・ 見つけたのね・・・ |
ああ、見つけたよ 君たちと一緒に見て きたものが、それを 教えてくれたんだ |
主君に仕えることに よって、その下に集う 民の幸せを守りぬく |
それが、私の目指して いた騎士だった |
でも、組織に属するが ゆえに、見えてこない ものがあるのを、私は 知った・・・ |
組織の秩序のために やむなく犠牲にされる 者たちがあることを 知ったんだ |
仕方がないと片づける ことは簡単だ しかし、私はそれを よしとはしたくない |
だから、私は国でなく 民のための騎士に なろうと思うんだよ *n0 |
シャムロック・・・ |
どれほどのことが できるか、わからない だけど・・・ |
私の剣で、一人でも 多くの人々が、大事な ものを失わずに済むと いうのなら |
やってみる価値は あると、私は信じてる |
不可能だと思うかい? |
ううん・・・ そんなことない!? シャムロックだったら きっと、できるよ! |
ううん・・・ そんなことない!? シャムロックだったら きっと、できるわ! |
ありがとう *n0 |
君にそう言って もらえると、自信が わいてくるよ |
思えば、最初に 出会った時からずっと そうだったな・・・ |
国を失った絶望から 私が立ち上がることが できたのは |
どんな困難にもけして 屈しない、君の姿を 見ていたからなのかも しれない |
そんな・・・ かいかぶりだよ? |
そんな・・・ かいかぶりよぉ? |
君は、自分で気づいて いないだけさ |
私も、フォルテ様も 他のみんなだって そう思っているはずだ だからこそ・・・ |
みんな、君のために 力を貸したいって 思ってくれるんだよ? |
うん・・・ |
だから、私は 君のことを守りたい |
今の私を導いてくれた 君を、今の私にとって 大事だと思うものを |
必ず、守ってみせるよ この剣に誓って・・・ |
シャムロック・・・ |
あははははっ |
さすがの貴方でも |
さすがの貴女でも |
やっぱ、怒っちゃい ますよね? |
貴方たちのことを |
貴女たちのことを |
だましたうえに、その 行動を、逐一報告して いたんですもんね |
裏切り者だもの・・・ 私・・・ |
怒ってなんかないよ |
怒ってなんかないわよ |
え・・・? |
だって、俺はちゃんと わかってるから |
パッフェルさんが この秘密を守るために 何度も、つらい思いを してたってことをさ |
だって、あたし ちゃんとわかってるん だもの |
パッフェルさんが この秘密を守るために 何度も、つらい思いを してたってことをね |
*n0・・・ |
貴方は・・・ |
貴女は・・・ |
ほら、笑ってよ? しゅんとした顔なんて パッフェルさんらしく ないぞ・・・ |
接客業は、笑顔が命 なんでしょう? |
ほら、笑ってよ? しゅんとした顔なんて パッフェルさんらしく ないってば |
接客業は、笑顔が命 なんでしょう? |
は、はいっ! そうですよねっ!? |
うん、そうそう♪ |
*n0 あの、図々しくて 申しわけないんですが |
このまま最後まで 私も、おつきあいして いいですか? |
エクス様から許可は いただいてます! |
もう隠し事なしで、私 みなさんのお手伝いを したいから・・・ |
お手伝いもなにもさ パッフェルさん 忘れてない? |
お手伝いもなにも パッフェルさん 忘れてなーい? |
え? |
ちゃんと最後まで 働いてくれなくちゃ ケルマに言いつけ ちゃうぞ? |
ちゃんと最後まで 働いてくれなくちゃ ケルマに言いつけ ちゃうわよ? |
あ・・・ |
そそそ、そうでした! お給金を、フイに しちゃうなんて勿体 ないですもんね? |
うん、だから 最後までよろしくね パッフェルさん |
うん、だから 最後までよろしくね パッフェルさん |
かしこまりましたっ! |
でも、よかった・・・ |
え? |
だましちゃった相手が |
貴方みたいな子で |
貴女みたいな子で |
自分のことよりも 相手のことを考える 優しい子で・・・ |
パッフェルさん・・・ |
*n0 |
貴方はね、私が心から |
貴女はね、私が心から |
信じることができた 三人目の人・・・ |
貴方に会えて・・・ |
貴女に会えて・・・ |
よかったよ・・・ |
・・・!? |
ん・・・ これは、そのお礼よ |
あ、あう・・・ |
ふふふっ それじゃ、おやすみ? *n0 |
なんだか・・・ |
今のパッフェルさん すごく、お母さん みたいな気がしたよ |
! |
あ、ゴメン・・・ 変なこと言っちゃって |
ううん、いいの ちょっと驚いただけ |
そんなこと言われたの 初めてだから・・・ |
貴方にとって、今日 |
貴女にとって、今日 |
知らされたことは 許し難いものだった でしょうに・・・ |
よく、我慢をなさい ましたね? |
別に俺、我慢なんか してないって |
たださ、憎まれるのを わかってて、それでも 真実を教えようとした |
総帥の気持ちを 考えたら、なんだか かわいそうで・・・ |
この人も、俺と同じで 過去に苦しめられて きたんだなって思って |
それだけのことだよ |
別にあたし、我慢した わけじゃないわよ |
ただ、憎まれるのを わかってて、それでも 真実を教えてくれた |
総帥の気持ちを 考えたら、なんだか かわいそうで・・・ |
この人も、あたしと 同じで過去に苦しめ られてきたんだなって 思っただけ・・・ |
それだけのことよ |
*n0さん |
私は、あの時 |
貴方がメルギトスの |
貴女がメルギトスの |
誘惑に屈するようなら |
その場で、切り捨てる 覚悟でした・・・ |
!? |
貴方は、貴方自身が |
貴女は、貴女自身が |
思っている以上に |
この戦いの行方を左右 するだけの存在に なっているのです |
だからこそ |
メルギトスも、貴方を |
メルギトスも、貴女を |
味方に引きこもうと したのでしょう |
・・・・・・ |
ですが、どうやら 取り越し苦労だった ようですね |
強くなりましたよ |
貴方は・・・ |
貴女は・・・ |
私が思っていたよりも ずっと、強い心を 手に入れられた |
大将・・・ |
今の貴方ならば |
今の貴女ならば |
私は、安心して命を 預けられますよ |
これまでの私は かつての仲間の願いに |
よって、貴方に力を |
よって、貴女に力を |
貸して参りました |
しかし、シノビは本来 たった一人の主君に 仕えるべきもの・・・ |
命を賭けるだけの価値 があると、己が認めた 人間にのみ、従って 生きるものなのです |
*n0 |
貴方は、私の主君に |
貴女は、私の主君に |
なれますか? |
え・・・ |
貴方がそれを望まれる のならば、私は貴方に お仕えしたい |
貴女がそれを望まれる のならば、私は貴女に お仕えしたい |
で、でも・・・っ シオンの大将は サイジェントに仲間が いるんじゃ!? |
で、でも・・・っ シオンの大将は サイジェントに仲間が いるんじゃ!? |
私がおらずとも 彼らなら、大丈夫です |
それに、彼らには アカネがついています 不肖の弟子では ありますが・・・ |
あの子が自分で選んだ 主君たちなのです 私の出る幕など、ない ほうがよいでしょう |
・・・・・・ |
*n0さま ご返答は、いかに? |
俺、シオンさんが 認めてくれてるほど 自分に自信はないけど でも・・・ |
貴方がそうすることを 望んでくれるのなら シオンさんの力を 貸して欲しいよ |
あたし、シオンさんが 認めてくれてるほど 自分に自信はないけど でも・・・ |
貴方がそうすることを 望んでくれるのなら シオンさんの力を 貸して欲しいな |
ならば、私はこれより |
貴方に仕えるシノビと |
貴女に仕えるシノビと |
なりましょう |
よろしくお願いします 我が主君よ・・・ |
*n0 ユエルに言ったよね? |
恩返しなんかしなくて いいって・・・ |
ああ、言ったよ その気持ちは、今でも 変わってないさ |
ユエルには、ユエルの したいことをして 幸せになってほしい |
ええ、言ったわ その気持ちは、今でも 変わってない |
ユエルには、ユエルの したいことをして 幸せになってほしいの |
うん・・・ |
だから、ユエル 一生懸命に考えたの |
自分が何をしたいのか どうしたら幸せになれ るのか・・・ |
いっぱい、いっぱい 考えたんだよ? ホントだよ!? |
でもね・・・ わかんなかった・・・ |
だって、ユエル まだまだ、知らない ことが多いから |
ユエル・・・ |
だから、だからね! もうちょっとだけで いいから・・・ |
*n0の 側にいてもいい? |
・・・・・・ |
ユエル、ちゃんと したいこと探すから! 約束するからっ!! |
・・・ダメ? |
言っただろ、ユエル? あせる必要なんて ないって・・・ |
言ったでしょう? あせる必要なんて ないって・・・ |
それじゃあ!? |
一緒に探してやるよ ユエルがしたいこと をね? |
一緒に探してあげるよ ユエルがしたいこと をね? |
*n0・・・ ありがとう!! |
ねえ *n0 |
ん? |
今晩だけ、一緒に 寝てもいい? |
・・・いいよ |
けど、今晩だけだぞ? これから、ユエルは この世界に慣れないと いけないんだから |
・・・いいわよ |
けど、今晩だけよ? これから、ユエルは この世界に慣れないと いけないんだから |
うん・・・ 約束するよ・・・ |
そうか・・・ 鬼と化した者たちを 元に戻すことは不可能 だというのだな |
とりつかれてすぐなら 方法がないこともない そうだけど・・・ |
よりしろにされた者の 意識が、とりついた鬼 や悪魔と一体化したら どうしようもない |
トライドラの領主が そうだった・・・ |
とりつかれてすぐなら 方法がないこともない そうだけど・・・ |
よりしろにされた者の 意識が、とりついた鬼 や悪魔と一体化したら どうしようもないわ |
トライドラの領主が そうだったの・・・ |
だから、メルギトスは そうして確保した兵を 今まで温存してきたの かもしれぬな |
完全な下僕になるのを 待っておったのだろう |
うん・・・ |
しかし、こうして あやつが、わざわざ 宣戦布告をしてきた 以上・・・ |
準備は終わったという ことなのだろう そうした兵士たちとも 戦わねばなるまいな |
・・・・・・ |
気遣いはいらんよ *n0 |
わしはな、お前に はっきりと言われて わかったのだ |
例え、民たちの全てが 鬼や屍人になろうとも 国家としての形を 無くそうとも・・・ |
デグレアは滅びぬ その志は、わしの中で 生き続けておるのだ |
爺さん・・・ |
おじいさん・・・ |
わしは、わしの祖国を 救いたい・・・ |
悪魔に利用されたまま その歴史を終わらせる わけにはいかんのだ! |
うん、そうだよ! |
ええ、そうよね! |
かつて獅子将軍の名を 受けた者として わしは、この戦いに いどもう! |
同胞たちの魂の安息と わしを生み育んで くれた、祖国の名誉を 守るために・・・ |
そして・・・ *n0よ |
わしに、そのことを 思い出させてくれた お前のためにな? |
よもや、お前と こうして語ることに なろうとはな |
うん、そうだね |
ホントよね・・・ |
お前たちのおかげで 俺は、二度も救われた |
一度目は、命を そして、二度目は心を |
返しようのないほどに 大きな借りを、作って しまったな・・・ |
借りだなんて!? そんなの、気にしたり しなくていいんだよ? |
それにさ、ルヴァイド 貴方を救ったのは 俺たちだけじゃない |
ゼルフィルドやイオス それに、なにより 貴方自身が、絶望へと 立ち向かったから |
だから、貴方は 救われることができた 俺は、そう思うよ? |
借りだなんて!? そんなの、気にしたり しなくていいのよ? |
それにさ、ルヴァイド 貴方を救ったのは あたしたち だけじゃないもの |
ゼルフィルドやイオス それに、なにより 貴方自身が、絶望へと 立ち向かったから |
だから、貴方は 救われることができた あたしはそう思うよ |
・・・・・・ |
お前も、お前の周りの 仲間たちも、みんな |
そうして、心のままに 自分の光で輝くことが できるのだな |
だからこそ、全てを 黒く塗りつぶそうと した、我々は敗れたの かもしれん・・・ |
ルヴァイド・・・ |
俺は、お前たちの その力に賭けてみたく なった・・・ |
どれだけ傷つけられ ようとも、けして光を 失わない、お前たちの 強い心にな |
信じてくれるか・・・ *n0よ? |
信じるよ、ルヴァイド |
一緒に戦おう メルギトスの野望を 阻止するために! |
うん・・・ 信じるわ、ルヴァイド |
一緒に戦いましょう メルギトスの野望を 阻止するために! |
ああ・・・ |
ここに加わってから ルヴァイド様は ずいぶんと変わられた |
いい笑顔で笑って くださるようになった |
一度は、もう笑われる ことはないだろうと 思っていたのにな |
全部、お前たちの おかげだ・・・ 本当に、感謝している |
感謝なんてする必要は ないんだよ、イオス |
今の俺たちは 敵同士じゃない 共に戦う仲間だろう? |
仲間同士は、対等さ |
感謝なんてする必要は ないのよ、イオス |
今のあたしたちは 敵同士じゃないわ 共に戦う仲間でしょ? |
仲間同士は、対等よ |
仲間か・・・ |
不思議なものだな 同じ言葉でも、僕らの 知るものよりずっと 深いなにかを感じる |
今なら、理解できる 我々が勝てなかった 理由が、そこにあった ということを・・・ |
イオス・・・ |
ルヴァイド様は 君たちの、その力に 賭けるとおっしゃった |
僕もそれを信じよう いや、信じたい・・・ |
*n0よ 我々のことを最後まで 信じてくれるか? |
信じるよ、イオス |
一緒に戦おう? メルギトスの野望を 阻止するために! |
信じるわ、イオス |
一緒に戦いましょう? メルギトスの野望を 阻止するために! |
ああ・・・ |
もう眠ってる みたいだな ・・・仕方ないか |
もう寝ちゃった みたいね ・・・残念 |
どこかに 出かけてるのか ・・・残念だな |
留守、か・・・ だったら仕方ないよね |
今は、そっとして おいたほうが いいよな・・・ |
今は、そっとして おいてあげたほうが いいよね・・・ |
scn123
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
準備はできたか *n1 |
準備はどう? *n1 |
ハイ、完了シテイマス |
あァ、できてるぜ? |
・・・(こくん) |
ばっちりです ご主人さま |
それじゃ、行こうか? みんなが待ってる |
それじゃ、行きましょ みんなが待ってるわ |
あ、はーい? |
お兄さん、ボクです エクスです |
お姉さん、ボクです エクスです |
え!? |
すこし、話がしたくて 来たんだよ 入ってもいい? |
い、いらっしゃいませ エクス、総帥・・・ |
エクスでいいってば? |
総帥なんて呼ばれる より、ボクはそっちの ほうがうれしいし |
は、はあ・・・ |
それに、今日はボク おわびのために きたんだもの |
ゴメンね・・・ 今まで、お兄さんを だましてて |
本当は、ボク わざとお兄さんに 近づいたんだ |
ゴメンね・・・ 今まで、お姉さんを だましてて |
本当は、ボク わざとおねえさんに 近づいたんだ |
クレスメントのまつえ いがどんな人か自分の 目で確かめたくて・・ |
気にしてないよ、俺は |
エクスの立場なら 仕方がないと思うし |
それにさ、俺 エクスと会ってて 結構、楽しかったしね |
お兄さん・・・ |
気にしないで、エクス |
あなたの立場なら 仕方がないと思うし |
それにね、あたし エクスと会ってて 結構、楽しかったもの |
お姉さん・・・ |
ふふふっ、ホントに パッフェルの言ってた とおりだね・・・ |
え? |
お兄さんなら きちんと話せば 許してもらえるって |
へ? |
お姉さんなら きちんと話せば 許してもらえるって |
パッフェルも メイメイも、同じこと 言ってたんだよ? |
そうなんだ? |
だからね そんなお兄さん だから、ボクは安心 して・・・ |
そうなの? |
だからね そんなおねえさん だから、ボクは安心 して・・・ |
これを、俺に? |
これを、あたしに? |
うん |
お兄さんなら、きっと 役に立ててくれるはず |
間違った使い方なんか しないって、ボクは 信じるから・・・ |
受け取ってくれるよね お兄さん? |
おねえさんなら きっと役に立てて くれるはず |
間違った使い方なんか しないって、ボクは 信じるから・・・ |
受け取ってくれるよね お姉さん? |
うん・・・ |
ありがとう、エクス 俺、期待を 裏切らないって 約束するから! |
ええ・・・ |
ありがとう、エクス 正しく使うって あたし、約束するわ! |
うん、信じてるよ? |
希望の小箱を手に入れた! |
メルギトスの軍勢は トライドラを進発して 大草原を横切る進路を とりながら |
聖王都に向け、一気に 攻め上る構えを見せて いるようだ |
その数は、私たちが 予想していたよりも はるかに多いらしいの |
鬼や屍人に変えられた トライドラやデグレア の兵士が加わったせい なのですね? |
ええ、しかも それだけじゃないわ |
え? |
敵と交戦した部隊の 生き残りの者たちの 証言によれば |
倒された味方までもが その場で屍人と変わり 新たな敵となって しまうらしい・・・ |
そんなっ!? それじゃ、戦うほどに 敵の兵士は増えちゃう ってこと!? |
死体を動かしてる霊を なんとかしない限りは そうなるわね・・・ |
スルゼン砦の時と 同じってことかよ |
メルギトスの自信は これを見越してのこと だったんだな・・・ |
メルギトスの自信は これを見越してのこと だったのね・・・ |
自分がなにもせずとも 操り人形と化した兵士 たちが、勝手に仲間を 増やしていく・・・ |
あの悪魔が、いかにも 好みそうなやり方だ |
ニンゲン同士で 戦わせて、高見の見物 ってワケかよ・・・ |
亡くなった方まで、 利用するなんて・・・ |
で、どうすんだ? このままじゃ、連中の お仲間を増やしちまう だけになるぜ |
なんか、いい方法は ないのかいっ!? |
慌てないで ちゃんと、対策は できてるから |
とりつくよりしろが なくなれば、霊たちは 自然に消滅してしまう |
そこで、我々は 大草原を包囲する形で 陣を組みあげて |
召喚術と火によって 一気に、敵の軍勢を 焼き払ってしまう作戦 を決定した |
なるほど・・・ あの場所なら、火攻め には格好の条件を 満たしている |
まとめて、火葬に しちまうってわけか |
待ってください! それって、あの草原を 燃やしてしまうって ことですよね・・・ |
そんなことをしたら あそこに暮らしている 生き物は、どうなって しまうんですか!? |
そうだよ!? 燃やしちゃったら みんな、帰るところ なくなっちゃうよ! |
それに、カイナさんが 前に言ってましたよね |
魂が食べられてしまう 前なら、鬼になった人 も助けられるって! |
ええ・・・ |
助かる可能性がある 人たちまで、犠牲に してしまおうだなんて |
そんなの変です・・・ 間違ってますっ!? |
それは・・・ |
仕方がないんだよ アメル |
そうするより他に 勝つ方法がないのなら 仕方ないことなんだ |
そんな・・・ |
派閥ノ方々モ、安易ニ 決定シタノデハ ナイノデス。あめる殿 |
他の方法をとろうと しても、また別の形で 犠牲は出るだろう |
なにかを失わずには 勝つことなどできない |
この戦いは、そこまで しなくてはならない ものなんだよ、アメル |
・・・・・・ |
おねえちゃん・・・ |
しかし、問題なのは こちらの思うとおりに 相手が動いてくれるか でござるな? |
向こうにはメルギトス それに、三匹の悪魔が ついているのですし |
それなんだけどね |
敵が狙っているのは 聖王都だけじゃない みたいなの |
どういうことなの? ミモザさん |
トライドラから出た 軍勢とは、また別の 敵の兵力がみっつ |
異なる方向に向けて 移動を開始しているの |
! |
そのうちのひとつの 動きは不明だが 残りのふたつの勢力は 西を目指している |
デグレア本国と山脈を 隔てて接する、帝国領 へ向かうものと |
ギエン砦から街道を 使って、サイジェント 方面を目指している ものがそれだ |
一気に、リィンバウム そのものを手にしよう ってハラかよ・・・? |
完全に、私たちのこと なめてますよねえ? |
そっちのほうは ほっておいても いいんですか!? |
そういうわけではない だが、そこまで我々の 手が回らないのも 現実なんだ・・・ |
あの悪魔のやることだ それすらも、なにかの 策略かもしれぬが しかし・・・ |
陽動なのかもしれんな |
え? |
側にいた僕たちは あいつのやり口を イヤと言うほど目に している・・・ |
あいつは、じわじわと 相手をなぶっていき その過程を楽しむこと を得意としていた |
今のように、数任せの 軍団で攻めたことは 一度も無いんだ |
それじゃ・・・ |
それじゃあ・・・ |
聖王都に向かう軍団は オトリで、奴の狙いは また別にあるのかも しれぬということだ |
もっとも・・・ 確証はなにもないがな |
いったい、どうしたら いいんだ!? |
いったい、どうしたら いいのよ!? |
悩むことはないわ? *n0 |
貴方たちは、あくまで |
貴女たちは、あくまで |
自由な立場のまま この戦いに参加すれば いいんだもの |
そのとおりだ 君たちは、君たちの 信じる方法で戦って いけばいい |
私たちが、私たちの やり方で戦うように |
・・・はいっ! |
よーし、いい返事ね? ボク? |
よーし、いい返事ね? |
君たちの無事を祈って いるよ |
先輩たちも、どうか お気をつけて・・・ |
またここで、絶対 会いましょう!? |
ええ! |
カーッカッカッカ! おとなしくしておれば まっとうに死ねたかも しれぬものを・・・ |
そんなにワシの操り 人形になりたいか? 愚かなニンゲンめ!? |
これ以上、貴方に命を もてあそばせるわけ にはいきません だから・・・ |
あたし、貴方を止めて みせます! |
カーッカッカッカ!? 天使の言葉は、いつ 聞いても偽善に満ちて 吐き気がするわッ! |
ハッ!テメエの面を 見てるほうが、もっと 虫酸が走るぜ・・・ |
同感だぜ、リューグ? あのブサイクな野郎を さっさと始末しようや |
ニンゲンが・・・ッ! よくも、ほざきおった なあアァァッ!? |
あらあら・・・ それじゃ、ますます モテなくなっちゃうと 思うんだけどねえ? |
やかましいわッ! 貴様ら、まとめて 殺してくれるッ!! |
死して後も、永遠に 安息はないものと 思うがいいッ!? |
ふぃー・・・っ そいつは大変だなあ? まったく・・・ |
ま、とりあえず お前さんを倒してから 対策を考えるとするか |
行くぞ、みんなっ!! |
行くわよみんなっ!! |
キャハハハハハッ!? こんなトコまで わざわざ死にに来るだ なんてさァ・・・ |
ご苦労さまだねェ *n0ちゃん? |
西に向かった軍勢は お前の差し金なのか! ビーニャ!? |
西に向かった軍勢は あなたの差し金なの! ビーニャ!? |
そォだよォ? アハハハッ、だったら どうするってのさ? |
決まってるさ! あんたをぶっ倒して 止めてやるっ!! |
またまたァ・・・ できもしないことは 言わないほうがいいと 思うケド? |
できないなんて、 ルウたち思って ないんだけど? |
キャハハハハッ!? アハハハッ! あっはははは・・・ |
マジでムカつくッ! アンタたちィィッ!? |
本性を現したな・・・ 悪魔め!? |
キャハハハハハッ!! アンタたち みィんな、壊して あげるよッ!? |
アタシの下僕・・・ 血に飢えた魔獣たちの エサにしてやるッ!! |
召喚獣の気持ちなんて ちっとも考えてない アンタなんかに・・・ |
私、負けないっ! |
行くぞ、みんなっ!! |
行くわよ みんなっ!! |
まさか、貴公らが このような場所まで やってくるとは・・・ |
以前に味わった恐怖に まったくこりておられ ないようですな? |
あの時とは、ずいぶん 違うと思うんだがな キュラー? |
今のお前は一人きり それに対して僕たちは 戦力を出し惜しみして いない・・・ |
クククククク・・・ 何人増えたところで 同じことです |
メルギトス様から 留守を任された以上 このワタクシも |
最初から、本気で 戦わせてもらいます からねェッ!? |
みなさん、気を強く もってください! |
それさえ忘れなければ 邪鬼にとりつかれる ことは防げるはずです |
クックックックッ!? 無駄なコトを・・・ |
貴公ら、ことごとく 死の絶望によって 鬼となれいィィッ!! |
お前の思うようになど させるものかっ!! |
行くぞ、みんなっ!! |
行くわよ みんなっ!! |
バ、バカな・・・ッ! このワシが、ニンゲン ごときに・・・!? |
グッバイだぜ? 屍人使いガレアノよ |
あの世で、お前さんに ふさわしい裁きを 受けるんだな・・・ |
ガアァァァぁぁッ!! |
よし・・・ 帝国領に向かっていた 屍人たちは食い止める ことができたぞ! |
よし・・・ 帝国領に向かっていた 屍人たちは食い止める ことができたわ! |
イタイィィィッ!? イヤっ、イタイっ! イタいぃぃ~ッ!! |
なんで!どうして? アタシが、こんな目に あうのよオォ~ッ!? |
戻ってきただけだよ ビーニャ・・・ |
アナタが魔獣たちに 与えた苦しみが まわり回って、戻って きたの・・・ |
レイムさまぁ・・・っ アタシを・・・たすッ け・・・ぎッ!? ヤあアァぁ~ッ!! |
よし・・・ これでもう、悪魔が 西に攻め込むことは |
なくなったぞ! |
なくなったわ! |
なん、と・・・ッ? ワタクシとも あろう者が、まさか! |
ニンゲンごときにッ 不覚を・・・ッ とろうとはアァッ!? |
邪鬼使いキュラーよ お前は、言ったな? 人間の心が、鬼を生み 育くむのだと・・・ |
それだけの力が 人の中には秘められて いるということだ |
ぐ、ぬぬぬぬッ!? |
お前の敗因は それを考えもせずに いたこと・・・ |
それだけだ! |
お、おのれェェ・・・ くちおしやアアァァ ぁぁぁぁっ!! |
よし・・・ これでメルギトスの 本拠地を叩き潰すこと ができたぞ! |
やったわ・・・ これでメルギトスの 本拠地を叩き潰すこと ができたわね! |
なんとか、倒すことが できたな・・・ |
なんとか、倒すことが できたわね・・・ |
ああ、これでもう 新たに鬼に変わる者は いなくなるだろう |
それじゃ、とっとと この悪趣味な館から 退散させてもらおうぜ |
念には念を入れて 建物自体を焼き払った ほうがいいかも しれませんね |
メルギトスの野郎も これで、帰るところを なくすってわけだ |
待ッテクダサイ |
おいおい、まさか 火を放つのはよせって 言うのか? |
ソウデハアリマセン タダ、ソノ前ニ 調ベタイコトガ アルノデス |
調べたいことって? |
調べたいことって? |
ぜるふぃるどガ 残シテクレタ めもりーでぃすくニ ヨルト・・・ |
彼ガ発掘サレタ時 同時ニ、ろれいらるノ 技術デ造ラレタ剣ガ 見ツカッタソウデス |
ソノ剣ノ名ハ 「じぇねれいたー」 |
ジェネレイター・・・ |
なんか、名前からして すごく高く売れそうな 剣ですねー♪ |
その剣なら、俺も見た ことがあるぞ |
おいおい、マジかよ? |
ただし、使うことは できなかった・・・ |
刃というものが あの剣にはついて なかったのだ |
ソレハ当然デス |
「じぇねれいたー」ハ えねるぎーヲ刃トスル イワバ、光ノ剣 |
ぷろてくとヲ解除 セズニ、使ウコトハ 不可能ナノデス |
でぃすくニヨレバ 「じぇねれいたー」ハ れいむガ、ドコカヘ 持チ去ッタトノコト |
モシカスルト・・・ |
この屋敷のどこかに 隠されている可能性が あるというわけか!? |
「じぇねれいたー」デ 切断デキナイモノハ マズ存在シマセン |
入手デキレバ 心強イ武器トナルハズ |
ゼルフィルドの 遺産ってわけか・・・ |
ぜるふぃるどハ 「じぇねれいたー」ノ 所有者ニ従ウ機械兵士 ダッタノデス・・・ |
本当ナラ、貴方ニ ソノ剣ヲ託ソウトシテ |
剣ノ所在ガ判明スル マデ、ぱすわーどヲ 黙ッテイタノデス |
そうか・・・ |
ゼルフィルドよ・・・ |
ねえ、もしかして これがそうじゃない? |
これは・・・!? |
これって・・・!? |
な、なんなんですか? この、肉の塊みたいな 周りのモノはっ!? |
なんなんだ? |
なんなの? |
この肉の塊みたいな 周りのモノはっ!? |
気持ち悪いよぉ・・・ |
剣を守るための ワナでしょうか? |
いや・・・ それだけじゃない |
こいつは、剣から なんらかのエネルギー を吸収しているようだ |
それを利用して メルギトスは魔力に 変えていたのだろうな |
いずれにしても こいつをどうにか しねえことには |
あの剣をとることは 無理ってもんだぜ? |
自分ガ、取リニ イキマショウ |
*n1? |
機械ノ自分ナラバ 多少ノとらぶるニモ 対応デキマス |
オ任セクダサイ |
うん・・・ |
ええ・・・ |
!! |
*n0 |
・・・!? |
*n0 |
*n1っ!? |
近ヅクナッ!? *n0・・・ |
ドウヤラ・・・ コノ生物ハ、アラユル モノカラ、えねるぎー ヲ奪ウラシイ・・・ |
近ヅケバ・・・ 人間トテ、無事ニハ スマナイノデス!? |
*n0 |
でもっ!? |
剣ヲ起動サセルタメノ ぷろてくとハ・・・ 解除シマシタ・・・ッ |
自分ハコノママ 屋敷ヲ出テ、自爆 イタシマス・・・! |
!? |
自爆だって!? |
自爆!? |
コイツハ・・・ッ 自分ノえねるぎーヲ 吸イツクスマデ 離レナイデショウ |
コレガ、一番・・・ッ 良イ方法ナノデス |
あるじ殿・・・ 今マデ、アリガトウ ゴザイマシタ・・・ |
やめろォォォォッ!! |
やめてェェェェッ!! |
*n0ッ!? |
離レテクダサイッ!! コノママデハ・・・ |
貴方マデ、コイツノ |
貴女マデ、コイツノ |
餌食ニ・・・ッ!? |
ソレデハ、自分ノ 使命ガ・・・ッ!? |
貴方ヲ、守ルトイウ |
貴女ヲ、守ルトイウ |
最優先命令ガ・・・ |
使命なんて、そんなの 関係ないッ!! |
*n1! 俺は認めないぞっ!? |
任務なんて、そんなの 関係ないわッ!! |
*n1! あたしはね、絶対に 認めないわよッ!? |
お前を犠牲にしてっ! 友達を犠牲にして!? こんな剣を手に入れた ところで・・・ |
キミを犠牲にしてっ! 友達を犠牲にして!? こんな剣を手に入れた ところで・・・ |
ちっとも、うれしく なんかないっ!! |
うれしいわけ ないでしょッ!! |
*n0・・・ |
友達っていうのはな それだけの価値がある ものなんだぞ・・・っ *n1? |
友達っていうのはね それだけの価値がある ものなのよ・・・っ *n1? |
プロテクトってのは 解除されたって 言ったよな!? |
フォルテ・・・? |
そうか!? |
受け取れッ!? *n0っ!! |
うおぉぉぉぉぉっ!! |
いっけぇぇえっ!! |
させるものかッ!? |
ルヴァイドさまっ? |
この剣ならば、斬れぬ ものはないのだろう! *n1!? |
そうか!? |
ゼルフィルドと同じ 真似を、貴様にさせて たまるものかァッ!! |
*n1・・・ |
よかった・・・っ |
*n0・・・ |
機械だからって! 無茶ばかり・・・っ |
機械だからって! 無茶ばかり・・・っ |
*n1 自爆なんて、二度と 使うんじゃないぞ!? |
*n1 自爆なんて、二度と 使わないでよっ? |
お前はそれで満足かも しれないけど・・・ |
あんたはそれで 満足かもしれない けどね・・・ |
残された俺たちは ずっと、悲しんでいく ことになるんだ!? だから・・・っ |
残されたあたしたちは ずっと、悲しんでいく ことになるのよ!? だから・・・っ |
ワカリマシタ・・・ *n0・・・ |
ゴメンナサイ・・・ |
ゼルフィルドが お前に託したのは その剣だけではない |
その剣を託すことで お前には、自分と同じ 道を進まぬようにと 戒めたのだ・・・ |
俺は・・・ そう信じている・・・ |
・・・ハイ |
ジェネレイターを手に入れた! |
前にも増して 荒れちまったなあ この街も・・・ |
雪も積もりっぱなしで 歩くのにもひと苦労 ですよ、ホントに |
街も生き物のような ものですからね |
住人がいなくなると 死んでしまうのかも しれません・・・ |
レディウスよ・・・ お前も、さぞや胸を 痛めておるだろうな |
こんなことに・・・ なっていたとは・・・ |
く・・・ッ! |
どうだ、アメル 悪魔の気配を感じる ことはできるか? |
お城のほうから それらしい気配は するんですが |
はっきり、どこに いるのかまでは ちょっと・・・ |
いや、それで充分だ どのみち、戦うために 僕たちは来たのだから |
行くぞ? *n0 |
ちょっと待ってくれよ さっきからずっと *n1の 姿が見えないんだ |
ちょっと待って さっきからずっと *n1の 姿が見えないのよ |
*n1くんが ですか? |
あいつめ、こんな時に どこへ・・・? |
あいつったら こんな時に、もう! |
空き家をいいことに お酒でも、探し回って たりして? |
先に行っててくれよ? 俺、あいつを見つけて 追いかけるからさ |
先に行ってて? あたしは、あいつを とっちめてから おいかけるわ |
しかし、単独行動は 危険では? |
わかってるって! だいじょうぶ、すぐに 追いつくからさ |
わかってるって! だいじょうぶ、すぐに 追いつくから |
わかった・・・ だが、くれぐれも気を つけるんだぞ? |
うん! |
ええ! |
*n1め いったい、どこを ほっつき歩いてるんだ まったく・・・ |
*n1ったら いったい、どこを ほっつき歩いてるのよ まったく・・・ |
・・・ん? |
あの翼の生えた人影は *n1 だけど・・・ |
あいつが向かいあって 話してる相手は いったい、誰だ!? |
あの翼の生えた人影は *n1 だけど・・・ |
あの子が向かいあって 話してる相手は いったい、誰なの!? |
つまり、だ・・・ テメエは、このオレに ヤツの舎弟になれって 言ってんのかよ? |
なァ、ガレアノよォ? |
カカカカ・・・ ワシとて、そこまで 命知らずではないわい 狂嵐の魔公子よ? |
今でこそ、子供の姿に されておるものの お前の力はワシの主も 買っておるのだ |
だからこそ、裏切りを 勧めておるのでは ないか? |
裏切り!? |
お前とて、忌々しい 誓約に縛られたまま では、きゅうくつで 仕方なかろう? |
メルギトス様につけば それを解除することも できるのだぞ? |
ケッ!ウソっぱちは テメエらの得意技 だからなァ? |
ウソではないぞ? そのための品物も ちゃんと、ここに用意 してあるのだ |
・・・こいつは!? |
メルギトス様が鍛えた 血識を吸う力をもつ 呪いの刃さ? |
こいつを使って あのニンゲンから 血識を奪えばいいのだ |
そうすれば、誓約の 解除方法だけではなく 調律者の魔力さえも |
お前のものになるぞ 魔公子よ・・・? |
アイツの・・・ *n0の 血識を・・・ |
・・・・・・ |
カーッカッカッカ! 迷っている時間は なさそうだなあ 魔公子よ!? |
カアアアァァッ!! |
うわあぁぁっ! |
ひゃあっ!? |
*n0っ!? テメエ・・・っ まさか、聞いて・・・ |
カカカッ、どうする? 魔公子よ・・・ |
今やらねば、その前に あのニンゲンは オマエを始末しようと するだろうさ!? |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
貸せよ? そいつを・・・ |
*n1!? |
カーッカッカッカ!! それでいいのだ 裏切りなど、平然と してのける・・・ |
それが、悪魔の流儀と いうものだよなァ!? |
*n0 オレはな、誰の下にも つきたくねェのさ? |
頭ごなしに指図される なんて、まっぴらだ! だからよォ・・・ |
・・・・・・ |
わかった・・・ |
*n1 おまえの好きにして くれればいい・・・ |
わかったわ・・・ |
*n1 あんたの好きにして ちょうだい・・・ |
そうか・・・ それじゃ、遠慮なんか しねェで・・・ |
好きにさせてもらおう じゃねェかよッ!! |
ギャアアアアッ!? |
*n1!? どうしてっ!? |
ケッ!そんなことも わかんねェのかよ? テメエは・・・ |
*n0ッ! テメエが、このオレに 頭ごなしに命令したり したかよッ!? |
!! |
ウソつき野郎の手下に なり下がるくらいなら テメエんトコのほうが マシなんだよ・・・ |
*n1・・・ |
おのれエェェ・・・ッ だましおったなァ!? |
ケッ!それが悪魔の 流儀ってもんだろォ? |
アヴィスを手に入れた! |
ガアアァァァァッ!! |
屍人どもよッ! こいつらを八つ裂きに しろオォォォッ!! |
ウオォォォォ・・・ |
なんて数の屍人・・・ 100や200じゃあ きかないぞ!? |
なんて数の屍人・・・ 100や200じゃあ きかない!? |
カーッカッカッカ! そこで、屍人共の餌食 となるがいいわ |
安心しろ?すぐに 仲間たちも同じ目に あわせてやる |
このワシの手で無惨に 殺してくれるわッ!? |
あんにゃろう・・・ 完全にイッちまって やがったぜ? |
くそ・・・っ! このままじゃ、みんな あいつに殺される!? |
ダメ・・・っ! このままじゃ、みんな あいつに殺される!? |
ひとつだけ、この場を 切り抜ける方法が ないこともねェぜ? |
え? |
*n0 オレの「誓約」を 解く勇気はあるか? |
!! |
本来の力を使えりゃ こんなゴミども オレだけで充分だぜ? |
責任もって、テメエを メガネやオンナたちの とこへ行かせてやらァ |
・・・・・・ |
強制はしねェぜ オレとオマエは 対等なんだからな? |
わかった・・・ |
オマエに任せたぞっ? *n1!? |
あんたに任せるわよ *n1!? |
ケッ! 任されてやらァッ!? |
ウウウオォオォオオオ ぉぉぉォォ~ッ!!! |
これが・・・っ *n1の 本当の姿・・・!? |
こんなにもすさまじい 魔力をもった悪魔を 俺は護衛獣にしてた っていうのか!? |
これが・・・っ *n1の 本当の姿・・・!? |
こんなにもすさまじい 魔力をもった悪魔を あたしは護衛獣にして たっていうの!? |
オォォ・・・ッ ウォォォォ・・・ッ |
さァ、とっとと行きな *n0? |
*n1! 必ず、戻って来いよ? |
*n1! 無事に戻ってこないと 承知しないわよ? |
ああ・・・ |
俺のところへ、生きて 戻ってこいよっ!? |
あたしの護衛獣だって こと、忘れちゃったら 承知しないからっ!? |
あのバカ・・・? 「狂嵐の魔公子」を なんだと思ってやがる ったく・・・ |
さァ、薄汚ねェモノを まとめて一掃してやる ぜエェェェェェッ!! |
貴様らの信じておる 調律者は、すでにもう 殺してやった・・・ |
うそ・・・っ! |
デタラメを言ったら 承知しないわよ!? |
カカカカッ? 信じたくなければ そうすればいい どのみち・・・ |
次は、貴様らが死ぬ番 なのだからなァッ!? |
させるかぁッ!! |
させないッ!! |
馬鹿な・・・ッ? なぜ、貴様がここに 来れるのだ・・・ |
千を超える数の屍人を 二人だけで倒したと いうのかァッ!? |
*n1が 俺を、ここに来させて くれたんだ・・・ |
必ず帰ってくるって あいつは、俺と約束を したんだ・・・っ |
*n1が あたしを、ここに 来させてくれた・・・ |
必ず帰ってくるって あの子は、あたしと 約束したの・・・っ |
*n0・・・ |
だから・・・ 俺も約束を守る・・・ |
だから・・・ あたしも 約束を守るわ・・・ |
ガレアノっ! お前を絶対に倒す!! |
ガレアノっ! あなたを絶対に倒す! |
*n1っ!? |
*n1っ!? |
うるせェなァ・・・ 疲れてんだからよ 静かにしろっての? |
あ・・・ |
ケッ・・・! 思った以上に 手こずっちまったぜ |
これじゃ、テメエを ぶっ倒して、とんずら する計画もブチ壊し だぜ・・・っ |
*n1くん!? |
気の消耗がひどいね 待ってな?すぐに あたいが治してやるよ |
限界まで魔力を使って 戦ったんだな・・・ |
*n1・・・ ありがとう・・・ |
*n1・・・ ありがと・・・ |
だまってろ・・・っ! ったく・・・ |
なん、と・・・ッ? ワタクシとも あろう者が、まさか! |
ニンゲンごときにッ 不覚を・・・ッ とろうとはアァッ!? |
邪鬼使いキュラーよ お前は、言ったな? 人間の心が、鬼を生み 育くむのだと・・・ |
それだけの力が 人の中には秘められて いるということだ |
ぐ、ぬぬぬぬッ!? |
このまま・・・ッ おめおめと敗北する ものかアァァ~ッ!! |
うあああぁぁっ!? |
きゃああぁぁっ!? |
*n0っ!? |
いけません! キュラーは、最後の力 をふりしぼって・・・ |
*n0さんを 鬼に変える気です!! |
が、ぐが・・・っ! ぐる、るるる・・・っ がア・・・ッ!! |
おにいちゃんっ! しっかりしてえぇ!? |
おねえちゃんっ! しっかりしてえぇ!? |
ダメだ・・・ |
意識が・・・ 遠くなってく・・・ |
ダメ・・・ |
意識が・・・ 遠くなって・・・ |
まっくらだ・・・ |
なにも・・・ みえない・・・ |
ここは・・・ どこなんだ・・・? |
まっくら・・・ |
なにも・・・ みえないよ・・・ |
ここは・・・ どこなの・・・? |
貴方の心の中ですよ |
貴女の心の中ですよ |
ここは・・・ |
キュラー・・・? |
ここは、貴方の心の |
ここは、貴女の心の |
もっとも深い底の部分 |
貴方が忘れようとして |
貴女が忘れようとして |
また、忘れたつもりに なっている・・・ |
どす黒い衝動が 積もりに積もった 場所なのです・・・ |
この、身体にまとわり ついてくるドロドロと した黒い塊が・・・ |
俺の心にたまっている どす黒い衝動だって? |
そんな・・・ |
この、身体にまとわり ついてくるドロドロと した黒い塊が・・・ |
あたしの心に たまっている どす黒い衝動なの? |
そんな・・・ |
ウソをつくなっ! 俺の中に、こんな感情 なんてあるもんか!? |
お前がオレにとりつく ために仕組んだんじゃ ないのか!? |
冗談はやめてよ!? あたしの中に、 こんな感情なんて あるわけないわ!? |
あんたがあたしに とりつくために 仕組んだんでしょ!? |
ククククク・・・ッ 残念ながら、今の ワタクシには |
貴方にとりつくだけの |
貴女にとりつくだけの |
魔力が足りません このまま、滅びていく だけ・・・ |
・・・! |
ですから、ワタクシは 最後の力を使って |
貴方に仕返しをしよう |
貴女に仕返しをしよう |
と思うのです・・・ |
ククククク・・・ |
はたして、貴方は |
はたして、貴女は |
耐えられますかな? |
自分の中に息づく 生々しい闇を前にして |
鬼と成り果てるか? それとも、狂い死んで しまうのか? |
いずれにしても メルギトス様はお喜び になるでしょうな? |
ククククク・・・ッ 楽しみですなぁ? |
うわああぁぁ~っ!! |
い、いやあぁぁっ!! |
ですから、危険だと 言っているんです! |
だからって、このまま 手をこまねいて見てる よりはマシだろッ!! |
下手に手をつけたら *n0の 精神まで、バラバラに なるの! |
そうなったら、キミは 責任もてるの!? |
・・・ |
フォルテもルウも お願いだから、もっと 落ち着いて! |
いや・・・っ こんなの、こんなのっ いやだよぉ・・・っ |
バカ・・・っ 君が、いなくなったら いなくなったら・・・ |
・・・・・・ |
・・・(ぎゅっ) |
そうだったな・・・ |
あの時、俺は 止められるまで ずっと・・・ |
「成り上がり」って 俺のことをバカにした あいつの首をつかんで しめ続けたんだ・・・ |
殺したいって・・・ 思ったんだ・・・ |
なんで・・・ 忘れてたんだろう? |
そうだった・・・ |
あの時、あたしは 止められるまで 本気で・・・ |
「成り上がり」って あたしをバカにした あいつを、ナイフで 刺そうとした・・・ |
殺したいって・・・ 思った・・・ |
なんで・・・ 忘れてたんだろ? |
こわかったからですよ |
うん・・・ こわかった・・・ |
自分の中に芽生えた 殺意が、とっても こわかった・・・ |
あの時だけじゃないな いつも、いつでも 俺は思っていたんだ |
憎い・・・ 恨めしい・・・ うらやましい・・・ |
そんな気持ちをもった 自分がイヤだったから 心の奥におしこめて ふたをした・・・ |
うん・・・ こわかった・・・ |
自分の中に芽生えた 殺意が、とっても こわかった・・・ |
あの時だけじゃない いつも、いつでも あたしは心の底で 思っていたのね |
憎い・・・ 恨めしい・・・ うらやましい・・・ |
そんな気持ちをもった 自分がイヤだったから 心の奥におしこめて ふたをしたの・・・ |
ふたを開けたのは ワタクシ・・・ ですが、この衝動は |
貴方のもの・・・ |
貴女のもの・・・ |
そうだな・・・ あはははは・・・? |
俺の心って・・・ 汚いものばっかりだよ |
もう、いいや・・・ 楽になりたい・・・ |
なにも・・・ 見たくないよ・・・ 楽になりたい・・・ |
そうね・・・ あーあ・・・ |
あたしの心って こんなにも汚れ ちゃってたんだ? |
もう、いいや・・・ 楽になりたい・・・ |
なにも・・・ 見たくない・・・ 楽になりたい・・・ |
ククククク・・・ッ |
ちがうよ・・・? |
え・・・ |
きたないものだけじゃ ないんだよ・・・ |
きれいなものだって あったよね? |
なんだ・・・? この声は! この光はッ!? |
こころをとじないで! うつむかずに・・・ みつめて・・・? |
おにい、ちゃん・・・ |
おねえ、ちゃん・・・ |
*n1? |
おにいちゃんっ!! |
おねえちゃんっ!! |
なんだっ!? なにが起こったって いうんだっ!? |
ものすごい魔力・・・ これ、もしかして!? |
みんな・・・ もう泣かないで・・・ |
*n1ちゃん あなた・・・? |
この魔力は・・・ *n1 君のその宝珠の力 だというのか!? |
守ってみせる・・・ だって・・・ *n1は・・・ |
おにいちゃんの・・・ 護衛獣だからっ!! |
おねえちゃんの・・・ 護衛獣だからっ!! |
これは!? |
*n1の 身体が・・・ 変わっていく!? |
大人に・・・ 変わっていく・・・ |
宝珠の力を借りたの |
*n1が 人間になるために 集めていた魔力を 使って・・・ |
お兄ちゃんの心から *n1が あいつを追い出して みせるよ! |
お姉ちゃんの心から *n1が あいつを追い出して みせるよ! |
お兄ちゃん・・・ 帰ろうよ? 一緒に・・・ |
お姉ちゃん・・・ 帰ろうよ? 一緒に・・・ |
*n1と みんなのところに 帰ろう? |
うん・・・ |
邪魔をする気か!? 妖怪の分際でッ! |
お兄ちゃんの心を 貴方のような悪魔に 渡したりはしない・・ |
お兄ちゃんは *n1が 守るんだもの・・・ |
だから・・・っ |
お兄ちゃんの心から 出ていけえぇ~っ!! |
お姉ちゃんの心を 貴方のような悪魔に 渡したりはしない・・ |
お姉ちゃんは *n1が 守るんだもの・・・ |
だから・・・っ |
お姉ちゃんの心から 出ていけえぇ~っ!! |
ぎィやアアああぁぁァ ァァァァァァッ!? |
ニギミタマを手に入れた! |
あったかい・・・ |
なあ・・・ *n1? |
このあったかい光は お前の持っていた宝珠 のものなのか? |
あったかい・・・ |
ねえ・・・ *n1? |
このあったかい光は あなたの持ってる宝珠 のものなの? |
違うよ・・・ |
これは、お兄ちゃんの もっている光だよ? |
これは、お姉ちゃんの もっている光だよ? |
俺の、ひかり・・・? |
これが・・・ |
あたしの ひかり・・・? |
これが・・・ |
・・・(こくん) |
お兄ちゃんの心は 強い光にあふれてる だけど、光の下に影は できるから・・・ |
同じだけの闇を お兄ちゃんはもってる それは、仕方のない ことなの |
お姉ちゃんの心は 強い光にあふれてる だけど、光の下に影は できるから・・・ |
同じだけの闇を お姉ちゃんはもってる それは、仕方のない ことなの |
闇も、光もね それだけを見つめては ダメなの・・・ |
大切なのはね・・・ お兄ちゃん・・・ |
大切なのはね・・・ お姉ちゃん・・・ |
なにもかも含めて まるごと、好きでいる ことなんだよ? |
*n1・・・ |
だから、もう・・・ 自分を嫌いになったら イヤだよ? |
*n1 泣いちゃうよ? |
ああ、わかったよ *n1 約束するから・・・ |
うん、わかったわ *n1 約束するね・・・ |
・・・(こくん) |
そうか・・・ あれは、やっぱり 夢じゃなかったんだ |
そっか・・・ あれは、やっぱり 夢じゃなかったんだ |
あんたの胸で眠ってる その子が、がんばって くれたから・・・ |
あたいたちは、また あんたとこうして 話すことができたのさ |
ん・・・っ |
変化と呼ばれる妖怪は 一度、魔力を失って しまったら・・・ |
ただの動物に戻って しまう。二度と化ける ことはできなくなる |
この子は、それだけの |
覚悟で、貴方のことを |
覚悟で、貴女のことを |
守ってくれたんですね |
大したチビだぜ・・・ 本当にな? |
ありがとうな・・・ *n1・・・ |
ありがとう・・・ *n1・・・ |
おに・・・ちゃ・・・ だいすき・・・だよ |
おね・・・ちゃ・・・ だいすき・・・だよ |
キャハハハハハッ!? こんなトコまで わざわざ死にに来るだ なんてさァ・・・ |
ご苦労さまだねェ *n0ちゃん? |
西に向かった軍勢は お前の差し金なのか! ビーニャ!? |
西に向かった軍勢は あなたの差し金なの! ビーニャ!? |
そォだよォ? アハハハッ、だったら どうするってのさ? |
決まってるさ! あんたをぶっ倒して 止めてやるっ!! |
ふーん・・・ やってみればァ? |
コイツらから、無事に 逃れられたらねェ!? |
ガオォォォォォッ!! |
魔獣っ!? こんなにたくさん!! |
魔獣っ!? こんなにたくさん!! |
キャハハハッ! ばーか? 待ち伏せしてたって 気づかないなんて |
みぃぃんな、まとめて 壊れちゃいなよぉ!? |
バラバラになるな!? 固まって、いったん 逃げるんだ!! |
こっちですっ!! |
うわあっ!? |
*n1っ!? |
魔獣 |
ガァァァァッ!! |
ぐ・・・っ! 足を・・・っ!? |
く・・・っ! 足を・・・っ!? |
ご、ご主人さまっ! ご主人さまぁ~っ!? |
あーらら? おいてけぼりに なっちゃったわねぇ? |
ガルルルルル・・・ッ |
どうすんのさ? これだけの数の魔獣を 相手に、戦うワケぇ? |
く・・・っ |
ご主人さま・・・っ |
ねぇ、もしも この場で降参して アタシたちに忠誠を 誓うんだったら |
*n0ちゃん アンタだけは、助けて あげてもいいよォ? |
アンタは、レイム様の お気に入りだしぃ? |
*n1は・・・ どうなるんだよ・・・ |
*n1は・・・ どうなるのよ・・・ |
モチロン、アタシの オモチャにして 壊れるまで、遊ばせて もらうよォ? |
ひ・・・っ!? |
だったら、絶対に 降参なんてするもんか |
だったら、絶対に 降参なんてしないわ |
*n1を お前のオモチャに なんてさせるかッ!! |
*n1を あんたのオモチャに なんてさせないッ!! |
ご主人さま・・・ |
ねェ?どうして そんな役立たずの メトラルなんか かばうのさァ? |
魔力の源になる角も 変なカタチに切られ ちゃってるし・・・ |
そもそも、そいつを かばったから、アンタ 逃げ損なったワケじゃ ないのさァ? |
あ・・・っ!? |
気にするなよ? *n1 |
お前のせいじゃない あんなヤツの言うこと 聞くんじゃないぞ |
気にしちゃダメよ? *n1 |
あなたのせいじゃない あんなヤツの言うこと 聞いちゃダメだからね |
で、でもぉ・・・っ |
なに、同情ひくような カオしてんのさッ!? |
キャハハハハッ!? アンタのッ! アンタのッ!! アンタのッ!!!! |
みィぃ~んな アンタのせいさッ!? この役立たずの 弱虫護衛獣ッ!! |
黙れえぇぇぇっ!! |
うるさいっ!! |
俺の護衛獣を・・・ *n1を それ以上、侮辱するな |
あたしの護衛獣・・・ *n1を バカにしたら 承知しないわよ!? |
こいつは、俺にとって 一番の相棒なんだ!! |
あたしの大切な相棒 なんだから!! |
ううっ、う・・・っ |
なによッ!? アンタ、ちょっと 優しくしてやれば つけあがってさァ? |
ムカつくぅぅッ? マジギレェェェッ!? 超めちゃくちゃに 壊してやるゥッ!! |
*n1? 俺が、魔獣と戦うから お前は逃げるんだ |
*n1? あたしが、魔獣と 戦うから、そのスキに あなたは逃げて |
え・・・!? |
俺の今の足じゃ 走るのは無理だからさ |
みんなのところへ 行って、助けを呼んで きてほしいんだよ? |
あたしの今の足じゃ 走るのは無理っぽいし |
みんなのところへ 行って、助けを呼んで きてくれない? |
ギャオオォォゥッ!! |
行けえぇぇぇっ!? |
さあ、行って!? |
は、はいぃぃっ!! |
ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!? ごめんなさいぃっ!! |
僕がもっと・・・ もっと強かったら! しっかりしてたら!? |
弱虫じゃあ・・・ なかったら・・・っ! |
いいか・・・ *n1・・・・ |
こわいって気持ちは 俺にだって・・・ あるんだぜ? |
いい・・・? *n1・・・ |
こわいって気持ちは あたしだって・・・ おんなじなのよ? |
!? |
けどな・・・ 大切なものを本気で 守りたいって時・・・ |
勇気は・・・ そこから、生まれて くるんだよ・・・? |
でもね・・・ 大切なものを本気で 守りたいって時・・・ |
勇気は・・・ そこから、生まれて くるんだから・・・? |
ご主人さまは・・・ 足、怪我してた・・・ |
もし、ボクが・・・ 助けを呼んでくるのに 遅れたら・・・ |
ご主人さまは・・・ |
ダメだ・・・ |
ボクがやるべきことは 助けを呼ぶために 逃げることじゃない! |
ボクがやらなくちゃ いけないことはッ!! |
あーあ、もう終わりィ つまんなァい? |
う、ぐ・・・っ |
う、あ・・・っ |
いい加減、アンタで 遊ぶのも飽きちゃった |
キャハハハハハッ!? そろそろ、本格的に 壊してあげるゥッ!! |
やめろぉ~っ!? |
*n1・・・? |
馬鹿・・・っ! どうしてっ、戻って きたりするんだ・・・ |
*n1・・・? |
馬鹿・・・っ! どうしてっ、戻って きちゃうのよ・・・っ |
ボクが、貴方の |
ボクが、貴女の |
護衛獣だからです |
護衛獣の使命は 主人である召喚師の 側にあって、お守り すること・・・ |
ボクは逃げないッ! |
逃げないで、貴方を |
逃げないで、貴女を |
守ってみせる!! |
キャハハハハッ!? 角の折れたメトラルに なにができるってのさ ばーか? |
アンタが先に 壊れちゃエェェッ!? |
*n1っ!? |
うオぉぉォォ~っ!! |
なっ!? |
グギャアァァッ!? グルッ、ガガ・・・ッ |
魔獣たちが・・・ 石みたいに固まった! |
メトラルの魔眼? ち、違うッ!? こんな、いっぺんに なんて・・・ |
まさか・・・ッ 今までに一匹しか 使えなかった・・・ |
伝説の審眼ッ!?!? |
ご主人さまは・・・ ボクが・・・ 守る・・・ |
誰にも・・・ 傷つけさせない!! |
く、くるなッ!? イヤアァァァァッ!! |
くるしいィィッ!! 息がッ、血がァッ!? 止まるウゥゥッ!? |
レ、レイムさまぁっ? たす・・・ッ、け! が、がぁ・・・ッ!? |
もういいっ! やめるんだっ!? *n1っ!? |
もういいのっ! やめてっ!? *n1っ!? |
俺は無事だよ!? だから、もうよすんだ *n1・・・っ |
あたしは無事よ!? だから、もういいの *n1・・・っ |
ごしゅじ・・・ さま・・・っ |
よかったぁ・・・ |
ごめんな・・・? 優しいお前に、こんな ことさせて・・・ |
ゴメンね・・・? 優しいあなたに、 こんなことを させちゃって・・・ |
はあッ、はァ・・・ッ ハァ・・・・ッ・・・ |
猛き角笛を手に入れた! |
*n0っ だいじょうぶか!? |
*n1くん!? |
気を失ってるだけだよ |
俺を守るために・・・ *n1は 勇気をふりしぼって 戦ってくれたんだ |
気を失ってるだけよ |
あたしを守るために *n1は 勇気をふりしぼって 戦ってくれたの |
そうか・・・ こいつが・・・ |
だったら、こっからは オレたちがふんばる番 だよなァッ!? |
覚悟しろ、ビーニャ! |
な、なによッ!? よってたかってェ!? |
アンタたちなんか キライッ!! みんな、壊れちゃえば いいのよォォッ!! |
scn124
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
あれが、メルギトスの 軍勢だっていうのか? |
あれが、メルギトスの 軍勢だっていうの? |
なんという数だ・・・ こちらの戦力の、優に 数倍はあるぞ!? |
うひゃーっ、こりゃあ 向こうも完全に本気で 攻めてきてやがるな |
タシカニ、コレデハ 正面決戦ヲ挑ムノハ 無謀デス |
これほどとは・・・ |
まるで、黒い影が 草原を呑みこんでいく みたい・・・ |
なんて・・・ すごい血の 匂い・・・っ |
うう・・・っ なんか、気持ち悪く なりそうだよぉ? |
風向きに気をつけて! 毒気にあてられて しまいますよ!? |
ほら、アメル しっかりしなよっ? |
聞こえる・・・ |
鬼に変じた人たちの 生ける屍人にされて しまった人たちの 悲しい声が・・・ |
みんな・・・ ないてる・・・ |
かわいそう・・・ |
まさに、悪魔たちの 軍団にふさわしいわね |
おいおいッ、ここまで アレなのは、ヤツ個人 の趣味だっての!? |
だからといって、引く わけにはいかねぇぜ! |
ああ、そうだとも |
二人の言うとおりだ みんな、気を ひきしめていくぞ! |
二人の言うとおりよ みんな、気を ひきしめていくわよ! |
あらあら・・・ ますます、頼もしさが 増したみたいですわね *n0くん |
あらあら・・・ ますます、頼もしさが 増したみたいですわね *n0ちゃん |
お母さまっ? |
うん、本当に |
エクス様まで!? |
お二人とも、こんな ところに来ていて いいんですか!? |
お二人とも、こんな ところに来ていて いいんですか!? |
心配なさらなくても 戦いが始まったら ちゃんと働きますから ね、エクスさん? |
ええ、ファミィさん それに・・・ |
うるさいお偉方なんて いないほうが、現場の 人間たちもやりやすい ものでしょうし |
は、はあ・・・ |
これが、召喚師たちの ボスとはなあ・・・ |
あら、本気にしないで くださいましね? ほんのおちゃめです♪ |
お、お母さまっ!? |
*n0くん 本当は、貴方たちに 内緒で伝えておきたい ことがあったの |
*n0ちゃん 本当は、貴女たちに 内緒で伝えておきたい ことがあったの |
え? |
敵の軍団には、未だ 指揮官らしき者が目撃 されていないんだ |
つまり、メルギトスは この戦いに参加して いない可能性があると いうことなんだよ |
!? |
!? |
どこかに潜んで様子を うかがっているという 可能性はどうです? |
私とエクスさんが それぞれ気配を探って みたんだけど・・・ |
それらしい反応が 感じられないの |
アメルさん 貴女は、どうですか? |
ごめんなさい・・・ よくわからないんです |
この場所では、今 たくさんの魔力と 感情が入り乱れ過ぎて いるから・・・・ |
やめとけよ?悪魔の オレでも見分けがつか ねェんだからな |
・・・(こくこく) |
無理しないで、アメル |
そうよ、アメルちゃん 気にしたらダメよ? |
でも・・・ |
しかし、だとすると メルギトスはいったい どこへ・・・? |
先輩たちが言ってた 行方のしれない一団は 見つかったんですか? |
先輩たちが言ってた 行方のしれない一団は 見つかったんですか? |
いや、まだなんだ |
気になりますね それは・・・ |
ルヴァイド様 やはり、陽動では? |
うむ・・・ だが、そうする理由が 見えてこない・・・ |
これだけの数の兵を 捨て石にして、ヤツに なんの得がある? |
それは・・・ たしかに・・・ |
いずれにしろ、我々は 目の前の敵を退け 聖王都を守らなくては ならない |
だが、*n0 君たちは別だ 僕たちの指揮に従って 動く必要はない |
もとより、自分は そのつもりです |
ネスっ? |
ネスっ? |
僕は、貴方たちに協力 するつもりで来たわけ ではありませんから |
ああ、こうして 来てくれただけでも 僕は、感謝しているよ |
・・・・・・ |
見つけましたわよっ! ファミィ・マーン!? |
あら、ケルマちゃん |
エクス様もですわっ? まったく、二人とも 指揮官としての自覚が 足りませんわよ |
ごめん、ごめん |
それじゃ、そろそろ 私たちは戻るわね |
ミニスちゃん *n0くんに 迷惑かけちゃダメよ? |
ミニスちゃん *n0ちゃんに 迷惑かけちゃダメよ? |
わかってますっ! |
武運を 祈っているからね おにいさん? |
武運を 祈っているからね おねえさん? |
うん、エクスも 気をつけて・・・ |
どうやら、始まった みたいだね |
召喚師の援護を受けて 騎士たちが、敵軍を 一気に包囲していく 作戦か・・・ |
さすがは各都市から 選抜された、聖王都の 騎士団です |
化け物を相手に まるで、ひるまない! |
ま、ダテに税金で 養われてるわけじゃ ねーからな・・・ |
すごい・・・ |
どうだ、イオスよ これが、我々が雌雄を 決しようとしていた 者たちだ |
果たして、戦ったなら どうなったのか・・・ |
我々、デグレアの兵も けして劣っていたとは 思いませんっ! |
・・・そうだな |
だが、いずれにせよ 優れた兵には違いない これならば・・・ |
おかしい・・・? いくらなんでも 一方的すぎる・・・ |
これではまるで 戦力を無駄に消耗して いるとしか思えない |
ネスの言うとおりだ こんなことをして なんの得があるって いうんだ・・・? |
・・・・・・ |
ネスの言うとおりだわ こんなことをして なんの得があるって いうの・・・? |
・・・・・・ |
戦いが長引くほうが 我々にとっては都合が いいのです・・・ |
勝つことじゃなくて 戦いを長引かせること が目的・・・? |
勝つことじゃなくて 戦いを長引かせること が目的・・・? |
でも・・・ なんのために・・・ |
でも・・・ なんのために・・・ |
う・・・っ! |
あめる殿!? ドウナサイマシタ!? |
おい、オンナ・・・? 大丈夫かよッ!? |
おねえちゃん・・・ どうしたの・・・? |
アメルさんっ! 大丈夫ですかっ!? |
アメルっ! |
しっかりするんだ! |
だいじょうぶ・・・っ ちょっと、めまいが しただけだから・・・ |
それより、聞いて 二人とも・・・っ |
おかしいの・・・ 戦いが始まる前は あんなにすごかった 感情のうねりが |
さっきから急に 薄れてきてるんです |
まるで、なにかに 吸い込まれていってる みたいに・・・! |
なんだって!? |
ネス!たしか 悪魔が力の源にする ものって・・・ |
ネス!たしか 悪魔が力の源にする ものって・・・ |
ああ、そうだぜ? |
人間の、感情だ・・・ |
悪魔はそれを食らい 魔力に変えることが できる・・・ |
メルギトスの狙いは それだよっ!? |
メルギトスの狙いは それよっ!? |
しかし、ならば どうして奴はこの場で その力を使わない? |
当たり前だよ・・・ そうして集めた魔力は 別の目的に使うための ものなんだから |
当たり前よ・・・ そうして集めた魔力は 別の目的に使うための ものなんだもの |
??? |
ご主人さま、それって どういう意味ですっ? |
黒騎士たちを操って あの人は、なにを 手に入れさせようと していた? |
黒騎士たちを操って あの人は、なにを 手に入れさせようと してたの? |
*n0ヨ ソレハ、マサカ・・・ |
・・・召喚兵器! |
ルウが言ってたよな? あの結界は強い魔力に 反応することで |
破壊されてしまうかも しれないって! |
ルウが言ってたよね? あの結界は強い魔力に 反応することで |
破壊されてしまうかも しれないって! |
俺たちは、完全に メルギトスの術中に はまってたんだッ!! |
あたしたちは、完全に メルギトスの術中に はまってたのよッ!! |
だとすると、ヤツが 今いる場所は アルミネスの森か!? |
急ごう! あんなものを メルギトスに渡すわけ にはいかない!! |
急ぎましょう! あんなものを メルギトスに渡すわけ にはいかない!! |
ミニゲーム ネコ |
ミニゲーム 釣り |
ふふふふ・・・っ みなぎってきますよ 私の中に、力が・・・ |
怒り、悲しみ、恐怖 そして断末魔の絶望 |
戦争とは、なんと 甘美な宴なのでしょう くっ、くくくくっ |
しかし・・・ まだ、足りません |
あの時、天使アルミネ との戦いによって 失われてしまった 私の本来の魔力 |
それを取り戻す方法は ただひとつだけ・・・ |
さあ、受けるがいい? 禁忌の地を守り続ける 忌々しき天使の力よ! |
貴様が守ろうとした ニンゲンの、あらゆる 欲望によって・・・ |
砕け散れえィィッ!! |
ウソ・・・っ? 結界が、消えてる!? |
膨大な魔力のなごりが 感じとれます。 凍てつきそうなほどに 禍々しい力を・・・ |
・・・(ぎゅっ) |
*n0 どうやら、お前さんの 読みが当たっちまった ようだな |
手遅れだったという ことなのか!? |
いや、大丈夫だ! |
ネス? |
メルギトスは 遺跡の内部に入る方法 をもっていない・・・ |
あの転移システムは *n0、君と 僕の一族にしか 反応しないんだ! |
近ヅケバ、防衛兵器モ 始動スルデショウシ |
そうか!? |
そっか!? |
ケッ!メルギトスの 野郎、ツメがあめェん だっつーの? |
てことは、野郎が 足止めされてる間に 追いつけりゃ・・・ |
まだ、希望はあると いうことですね! |
よかったぁ・・・ |
ビビらせやがって ったく・・・ |
急ぎましょう! |
ふう・・・ 警備システムもこれで 沈黙したようですね? |
では・・・ |
ん? |
そこまでだっ!? メルギトス! |
そこまでよっ!? メルギトス! |
ほほう、これはこれは みなさん、お揃いで |
私の狙いがここだと よくわかりましたね? 褒めてさしあげますよ ははははは・・・ |
言いたいことは それだけか・・・ 悪魔め! |
その遺跡は、二度と 触れてはいけない ものなんだ |
それでも、貴方が 召喚兵器にこだわると いうのなら・・・ |
その遺跡は、二度と 触れてはいけない ものなの |
それでも、あなたが 召喚兵器にこだわると いうのなら・・・ |
メルギトス! 俺は、お前を倒して それを止めるッ!! |
メルギトス! あたしは、あなたを 倒して止めるわッ!! |
やってご覧なさい? できるというの でしたらねぇ!? |
く・・・っ くくくっ、あはははっ あははははははっ! |
さすがは調律者・・・ 出し惜しみをしては どうも、分が悪い ようですねえ? |
ま・・・ 負け惜しみなんか 言ったって、こわく ないぞっ!? |
降伏してください メルギトス・・・ いえ、レイムさん! |
貴方は今まで、人間と して生きてこれたじゃ ありませんか? |
どうして、そのままで いられないんです!? そうすれば、きっと 貴方だって・・・! |
アメル・・・ |
人間として・・・ ですか・・・ |
・・・まずい!? |
ふざけたことを ぬかすなァァッ!! |
きゃああああっ!? |
か、身体が・・・っ しびれて・・・っ |
押し潰されそ・・・っ ぐあああぁぁっ!! |
たった一撃で・・・ 身体の自由を奪って しまうなんて・・・! |
これが・・・っ メルギトスの・・・ 本気の力か!? |
これが・・・っ メルギトスの・・・ 本気の力なの!? |
しすてむえらー・・・ コンナ時ニッ!? |
こいつ・・・ッ 余力を残して いやがったなッ!? |
お・・・っ おにいちゃん・・・っ |
お・・・っ おねえちゃん・・・っ |
ご・・・っ ごしゅじんさまぁぁっ |
レイム・・・っ さん・・・っ |
本気を出したならば 貴様らのようなゴミ 物の数ではないと いうことです |
さて・・・ 邪魔者もおとなしく なったことですし |
改めて、遺跡を手に 入れさせてもらうこと にしますかね |
不可能だ・・・ メルギトス・・・ |
遺跡を起動できるのは 僕たちだけだ・・・っ |
お前が、召喚兵器を 手に入れることは 不可能なんだ!! |
知っていますとも |
この遺跡を起動させる ことができるのは クレスメントとライル の一族だけ・・・ |
魔力と声紋、それに パスワードが必要だと いうのでしょう? |
バカな・・・ どうして、そこまで 知っている・・・? |
僕でさえ知らない ことを、どうして 貴様が知っている!? |
やめろ・・・っ それだけは・・・ ちかづくなぁっ!? |
いただかせてもらい ますよ・・・ |
アナタのもつその魔力を 血識としてねェ!? |
いやだあぁぁ~っ!? |
まさか・・・? |
ふふふふ・・・ *n0さん ようやく、気づいた ようですね |
そうです・・・ いただいたのですよ? 血識として・・・ね |
愚かな召喚師たちは 自分たちがしたことと 思っていたようですが |
それもまた、私が 偽りの記憶を与えて |
そう思いこませていた だけのこと・・・ |
クレスメントの魔力も ライルの記憶も 奪ったのは、私です |
ひゃはははははっ!! ええ、美味でしたとも |
貴方たちのご先祖の |
貴女たちのご先祖の |
血識はねえ? |
そんな・・・っ! |
あ・・・ 悪魔めえぇぇぇッ!? |
ひゃははははははっ! あーっはっはっは!! |
さあ、謎解きはもう ここまでです・・・ |
調律者のまつえい クレスメントの一族の 名において! |
声紋チェックならびに 魔力の波動・・・ 全て、ライブラリと 一致しました・・・ |
貴方様を「調律者」 クレスメントの一族で あると認めます |
では、みなさん? ごきげんよう・・・ |
させるかァァァっ!! |
これ以上、貴様の好き にはさせないっ!? |
ぐう・・・っ! |
ルヴァイドっ!? イオスっ!! |
ほう・・・? いつ出てくるのかと 思っていたら |
奇襲とは・・・ 騎士として恥ずべき ではありませんか? |
黙れっ!? |
卑怯者とそしられても 今の俺には、もはや 関係ない・・・ |
それで、貴様を 倒せるのならばな!! |
ふふふふ・・・ 私好みの考え方ですよ ですが・・・ |
貴様らゴミの力などで このメルギトスを 倒せるものかァッ!! |
ぐああああぁぁっ!! |
ルヴァイドさんっ! イオスさんっ!? |
ひぃーっひっひっひ! ひゃはっ、はははっ あははははははっ!! |
くくくく・・・ ニンゲンのこうした 努力は賞賛すべきもの なのでしょうね |
弱い存在であるがゆえ に力を求めてここまで のものを生み出して しまう・・・ |
せいぜい、利用させて もらいましょうか? |
御命令を・・・ |
命令? 私の望みは、最初から ひとつだけ・・・ |
このメルギトスに ふさわしい肉体を 作り上げるのです! |
ロレイラルの機械技術 によって、極限にまで 高められた力で・・・ |
私が、あらゆる世界の 覇者となるために!! |
*n0 |
なるほどな・・・ |
なるほどね・・・ |
それが、お前の目的か メルギトス・・・ |
それが、あなたの目的 だったってワケね メルギトス・・・ |
しつこいですねえ? |
貴方も・・・ |
貴女も・・・ |
ケッ!それだけが こいつの取り柄 だからなァ? |
言っただろう? 絶対に、お前に この遺跡を利用させは しないって・・・ |
言ったでしょう? 絶対に、あなたに この遺跡は悪用させ ないって・・・ |
おにいちゃんはね ぜったいに・・・ うそは、いわないよ? |
おにいちゃんは・・・ かならず、やくそく まもるもの・・・っ! |
おねえちゃんはね ぜったいに・・・ うそは、いわないよ? |
おねえちゃんは・・・ かならず、やくそく まもるもの・・・っ! |
なぜです? どうして、かなわぬと わかっていて・・・ |
貴方は私に挑むのです |
貴女は私に挑むのです |
死にたいのですか? |
お前には・・・ 多分、わからないよ |
あなたには・・・ 多分、わからないわ |
確率デハ計レナイモノ ガコノ世界ニハアル ノデス・・・ |
人間のことをなにも 知らない、お前には |
人間のことをなにも 知らない、あなたには |
なにを言ったって! わかるもんかよッ!? |
なにを言ったって! わからないわよッ!? |
あはははははっ! この私が、ニンゲンの ことをわかってないと おっしゃるとはねえ |
ならば、貴方はなにを |
ならば、貴女はなにを |
わかっているのですか *n0よ!? |
・・・・・・ |
貴方に説明しても 無駄だと思いますよ? メルギトス・・・ |
だって、貴方にとって 言葉というものは 偽りでしかないもの ですから・・・ |
いいでしょう? そんなにまでして 死にたいのなら・・・ |
望みどおりにッ! くびり殺してくれるわ アアアァァァァッ!! |
scn125
ぐ・・・っ ぐおおおぉぉっ!? |
ぐきゃあああアアア ァァァァッ!! |
見てっ! メルギトスの身体っ! |
ボロボロになって 朽ちていく・・・ |
彼のよりしろは とうに死んでしまった 召喚師の肉体です ですから・・・ |
あるべき姿に・・・ 土に還っていくという わけですか・・・ |
諸行無常、でござるな |
これで、あの者も 忌まわしい悪魔から 解放されたということ になるか・・・ |
勝った・・・? |
勝ったの・・・? |
俺たち、メルギトスに 勝てたのかっ!? |
あたしたち、 メルギトスに 勝ったのよねっ!? |
ソノトオリデス *n0 |
我々ハ勝利ヲ 掴ンダノデス! |
ケッ!あっけなさ 過ぎて、拍子抜け しちまったぜ・・・ |
(こくこくこく)! |
そうですよっ! |
あはははははっ♪ ご主人さまっ 勝ったんですうっ! |
わはははははっ! やりやがったな! *n0っ |
やったあーっ! 勝った、勝ったーっ♪ |
あたいたちの勝ちだよ これでもう、あいつの 野望はおしまいさっ! |
見事な戦いだったぞ *n0 |
ルヴァイド・・・ |
お前のおかげで 我らも、彼の者に一矢 報いることができた |
感謝するぞ・・・ |
ルヴァイド様・・・ |
ルヴァイド、イオス ゼルフィルド・・・ |
お前たちを操っていた 悪魔は、俺たちが 倒したよ・・・ |
ルヴァイド、イオス ゼルフィルド・・・ |
あなたたちを操って いた悪魔は、ちゃんと 倒したわよ・・・ |
・・・・・・ |
これしかなかったんだ 今の俺たちには これしかな・・・ |
悪魔が滅びることに よって、彼の魂も やっと解放されたんだ |
そう考えることは できないかい? |
・・・うん |
あとは、主をなくした 屍人たちの軍団を なんとかしなくては なりませんね |
だな |
うん、そうだな 先輩たちの手伝いを しにいかなきゃ・・・ |
ええ、そうよね 先輩たちの手伝いを しにいかなきゃ・・・ |
その前に、この遺跡を 完全に廃棄しよう |
天使アルミネの結界が 失われた今、このまま 放置していくわけには いかない |
また、誰かが同じこと 繰り返しちゃうかも しれないですもんね |
できるのか、ネス? |
できるの、ネス? |
動力炉の活動を ストップさせることが できれば、なんとか なるだろう・・・ |
・・・アクセス! |
これで、一安心よね? *n0 |
ああ、これで 俺やネス、アメルが 背負っていたものも 完全に消える・・・ |
ええ、これであたしや ネス、アメルが 背負っていたものも 消える・・・ |
!? |
ぐあああぁぁっ!! |
ネスティさんっ!? |
警告!警告! 外部より、ハッキング |
未知のウィルスが 当システムを攻撃中! 防壁も効果ありません このままでは・・・ |
しスてム、がガがッ のっトらレ、ラレッ マ・・・・・・ |
ういるす・・・! 馬鹿ナ・・・? ソンナモノガ ドコカラ・・・!? |
なんだッ!?なにが 起こったってんだよッ おい、メガネっ!? |
いる・・・ あいつが・・・ まだ、いるよぉっ! |
ご、ご主人さまぁ! いったい、 どうなっちゃうん ですかぁ!? |
ウィルスじゃない! もっと、タチの悪い ものが侵入した・・・ |
あいつは・・・っ 滅びてなかったんだ! |
メルギトス |
ふふふふふ・・・ |
メルギトス |
ひゃははははっ! なかなかの具合ですよ 新しいこの身体は! |
メルギトス |
実にイイ・・・ 馴染みますよ ふはははははははっ! |
メルギトス・・・ まだ、生きていたって いうのか!? |
メルギトス・・・ まだ、生きていたって いうの!? |
メルギトス |
いけませんねえ・・・ *n0さん 忘れてしまうなんて |
メルギトス |
こうしている間にも 私の差し向けた軍団と ニンゲンたちは戦って いるのですよ・・・ |
メルギトス |
悪魔の魔力の源になる どす黒い感情を、私に 供給するためにねぇ ひゃははははっ!! |
それじゃあ・・・っ |
メルギトス |
戦争を止めない限り 今の私を滅ぼすことは できないということに なりますねえ |
陽動ダケデハ ナカッタトイウ コトカ・・・ |
なるほどなぁ・・・ ケッ!悪知恵が 働きやがるぜッ! |
メルギトス |
それにもう手遅れです この遺跡は、完全に 私の手中に落ちました |
メルギトス |
見せてあげましょう |
メルギトス |
サプレスとロレイラル ふたつの世界の力を 我が物とした・・・ |
メルギトス |
新たなる悪魔の王 メルギトスの姿をッ! |
だめ・・・っ! |
ぜんぶ、のみこまれ ちゃうよぉ!! |
床が、壁が・・・ 変わっていく! |
悪魔の力が満ちていく なにもかもが・・・ 歪められていく! |
遺跡をよりしろにして 復活する気か・・・! |
みんなっ! 逃げるんだぁーっ!! |
みんなっ! 逃げてえぇーっ!! |
メルギトス |
ふはははは・・・っ ひゃははっ、あはっ! ひゃーっはっはっはっ はっはっはァ!!! |
これは・・・ |
ヒヒヒヒヒ・・・ これガ、私ノ新たな 肉体ですよ |
この空間そのものガ 私ノ血肉デあり部品デ あるわけです |
にんげん共ノ欲望ヲ 魔力ニ変えて、永久ニ 活動する存在・・・ |
機械魔めるぎとす そうトでも、名乗っテ さしあげましょうか |
ヒゃーっはっハっはっ ハっはっハ!!!! |
敵戦力、計測・・・ 不能・・・ |
戦略ガ・・・ッ 立チマセン・・・! |
ケタが・・・ 違いすぎるぜ・・・ |
こんな化け物なんて 倒せっこねェッ! |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
みんな・・・ 死んじゃうの・・・? |
あ、あああぁぁ・・・ |
もう、ボクらの手に 負えませんよぉ! |
それでも・・・ |
それでも・・・ |
それでも!こいつを 倒さなくちゃ、俺たち の未来はないんだ!! |
それでも!こいつを 倒さなくちゃ、未来は 来ないわ!! |
あたしたち、まだ 負けたわけじゃ ありませんっ! |
そうだとも・・・ ここで、あきらめる わけにはいかない!! |
調律者ノ一族トしてノ 誇りですか・・・ |
愚かなッ! 運命ヲ律する糸ハ 既ニ、貴様ノ手から 離れたノだッ!! |
因果ノ律ハ、今 我ガめるぎとすノ手ニ アル・・・ |
いくらあがこうとも 貴様らハ勝てぬッ!! 運命ニよって、敗北 するノだアァッ! |
運命が、俺たちに 滅びをもたらそうと いうのなら・・・ |
メルギトス! お前が、その糸を操る と言うのなら・・・ |
運命が、あたしたちに 滅びをもたらそうと いうのなら・・・ |
メルギトス! あなたが、その糸を操 ると言うのなら・・・ |
俺は、その運命を 超えてみせる!! |
因果の律を超えて お前を、絶対に倒して みせるっ!! |
あたしは、その運命を 超えてみせる!! |
因果の律を超えて あなたを、絶対に倒し てみせるっ!! |
「調律者」ではなく 「超律者」の名に かけて・・・ |
「調律者」ではなく 「超律者」の名に かけて・・・ |
俺たちは、最後まで あきらめない!!!! |
あたしたちは、最後 まであきらめない!! |
ほざけェェェ! ニンゲぇェェぇン!! |
馬鹿な・・・? 私ノ言葉デ意ノままニ 操られていた、愚かな にんげんガ・・・ |
感情ニよってたやすく 翻弄される、弱い心ノ にんげんガ・・・ッ |
こノ私ヲ・・・ 倒すトいうノか・・・ |
機械魔めるぎとすヲ 倒しテノケルトいウノ カアァァァァァッ! |
ナゼダアァァァッ! |
だから、言っただろ レイムさん・・・ |
貴方は人間のことを なにも、わかっちゃ いないんだって |
言ったでしょう レイムさん・・・ |
貴方は人間のことを なにも、わかってない んだって・・・ |
人間の心は、けして 言葉や数式で表せる ものじゃない |
誰にも、理解すること なんてできないもの なんだ・・・ |
だからこそ、予想も できない奇跡を起こす 力さえ秘めてる |
レイムさん・・・ 奇跡はね、運命さえも 変えてしまうんですよ |
にんげんノ・・・ッ ココロ・・・ッ |
ふふ、フハハハッ ひャーっはッハッハ! |
たしかに・・・ 私は、解ってなかった ようですねえ・・・ |
ですが・・・ そんな私にも、意地と いうものがあります |
ウオオオオオォォォォ ォォォォォッ!!!! |
!? |
警告!未知ノ えねるぎーガ、 めるぎとすノ身体カラ 出テイマス! |
こいつは・・・っ! 源罪じゃねェかッ!! |
おにいちゃんっ、 |
おねえちゃんっ、 |
その風にさわったら ダメえっ! |
この風・・・っ すごく冷たくて・・・ イヤな匂い・・・っ! |
くくくく・・・っ その昔、楽園だった リィンバウムが・・・ |
争いの絶えない世界に 変わったのは、こいつ のせいですよ・・・ |
さあ、広がるがいい! 私の身体に蓄積された 黒き源罪よッ! |
我が命と引き替えに この世界に、さらなる 争いの種をまき散らす のだアァァァッ!! |
なんなの・・・ この、黒い風は!? |
気をつけろ、ミモザ! 化け物たちの勢いが さっきよりも激しく なってきている! |
どういうことっ!? どうして味方の兵士が お互いに殺しあって いるんですのっ!? |
この風だわ・・・ すさまじい悪意が 黒い風になって 吹きつけてくる! |
間違いない・・・ 源罪だ! |
悪魔がもたらす 人間を堕落させる 黒い力・・・ |
まずいぞ! このままでは、世界中 の生き物が欲望のまま に狂ってしまう!! |
いひっ、ふひひっ! ひゃはははっ!? ひゃーっはっはっはっ はっはっは!!!! |
このままじゃ、また 同じことの繰り返しに なっちまう・・・ |
このままじゃ、また 同じことの繰り返しに なっちゃう・・・ |
止めないと・・・っ! |
*n0 無茶はよせ! |
メルギトスの身体から 放たれているのは 強力な邪念の塊だぞ |
戦いで消耗しきった 今の君の状態では 近づく前に命を落とす ことになる!! |
*n0 無茶はやめて! |
メルギトスの身体から 放たれているのは 強力な邪念の塊です |
戦いで消耗しきった |
今の貴方の状態じゃ |
今の貴女の状態じゃ |
近づく前に、その毒に やられてしまう!! |
だからって、このまま 指をくわえて見ている なんて・・・ |
俺はイヤだよ! ちくしょう・・・っ ちくしょおォォッ!! |
あたしはイヤよ! そんなの・・・っ そんなのイヤよっ!! |
・・・・・・ |
僕が・・・ やってみよう・・・ |
ネス? |
ヤツは融合した機械を 増幅装置にして、あの 源罪の嵐を放っている ならば・・・ |
機械を停止させれば 無力化できる。それが 可能なのは、融機人で ある僕だけだ! |
待ってください! |
いくらネスティさんが 融機人でも、あの邪念 の嵐を浴びるのは危険 すぎます! |
メルギトスを止める 前に、貴方が死んで しまうかもしれないん ですよ!? |
!! |
僕は、死なないさ |
*n0 君が愛するこの世界を ヤツから守るまでは |
それまでは・・・ 絶対に・・・ |
じゃあ、その後は どうなるんだよ!? |
じゃあ、その後は どうなるの!? |
メルギトスを止めた その後も、ネスが 生きてるって保証は |
あるのか・・・ |
あるの・・・ |
俺に、そうだって 約束できるのか!? |
あたしに、そうだって 約束できるの!? |
それは・・・ |
ダメだ・・・っ! 約束できないんなら 俺は、絶対にネスを 行かせないっ!! |
世界が救われたって そんな結末なら・・・ 俺はちっともうれしく ないよ・・・ッ! |
ダメよ・・・っ! 約束できないんなら あたしは、絶対にネス を行かせないっ!! |
世界が救われたって そんな結末なら・・・ あたし、ちっとも うれしくないわ! |
*n0・・・ |
よく聞くんだ 二人とも・・・ |
ばらまかれた源罪は 長い時間をかけて 人々を蝕んでいって |
いずれまた メルギトス復活の力と なってしまうだろう |
今、止めなければ また同じことの 繰り返しになるんだ |
そして・・・ それができるのは 僕しかいないんだよ |
でも・・・っ! |
困らせないでくれよ *n0 |
僕だって、怖いんだ だけど・・・ |
*n0 君のいる世界だから 守りたいんだよ |
ネス・・・っ |
それに、忘れるな 僕は君と、約束をした じゃないか |
あ・・・ |
一緒に・・・ 俺の生まれた街まで 行くって・・・ |
あ・・・ |
一緒に・・・ あたしの生まれた街 まで行くって・・・ |
僕が今まで、君との 約束を破ったことが あったかい? |
ないよ・・・ でも・・・っ! |
信じてくれるな? |
う・・・うん・・・ |
ネスティ・・・っ |
最後の最後で やっと呼び捨てにして くれたね アメル |
あ・・・ |
しばらくの間、この きかん坊の面倒を よろしく頼むよ |
しばらくの間、この やんちゃ娘の面倒を よろしく頼むよ |
君だったら・・・ 安心できるから・・・ |
うん・・・っ |
それじゃ、行ってくる |
ネスっ! |
いっちゃやだよぉ! ネス・・・っ! |
*n0っ! 彼の気持ちを、無駄に したらダメよっ! |
でも・・・っ! |
あたしっ、まだ・・・ ネスに、好きだって 言ってあげてないのに こんな・・・っ! |
いかないでよぉ! ネスティぃぃーっ!! |
ネスティさん・・・ |
・・・ごめんなさい! |
ぐ・・・っ!? |
アメルっ!? |
心配しないで・・・ すこしの間、身体の 自由を奪っただけ |
こうでもしなければ 彼を止めることは できないと思ったから |
アメ・・・ル・・・ まさ、か・・・っ 君は・・・ッ! |
ええ、そうです |
ネスティさん 貴方の思っている とおり・・・ |
メルギトスは あたしが止めてきます |
アメル・・・ |
天使アルミネの魂を 持つあたしだったら、 源罪の風を浴びても 平気なはず・・・ |
だから、あたしが 止めてみせます! |
アメルっ! |
やめろ・・・ッ! |
君だって・・・っ! 君だって、もう限界 のはずだろうッ! |
え・・・? |
この森を包む結界は 天使アルミネの魔力を 触媒に、形成された ものなんだ・・・ |
それが破壊された ことによって、彼女は 僕たち以上に消耗して いるはずなんだ!! |
なんだって!? |
なんですって!? |
・・・・・・ |
あたしが・・・ やってみます・・・ |
アメル? |
天使アルミネの魂を もつ、あたしだったら 源罪の風を浴びても 平気なはず・・・ |
だから、あたしが 止めてみせます! |
・・・待つんだ! |
僕にはお見通しだぞ アメル・・・ |
メルギトスによって この森の結界が破壊 されてしまった時から |
君の天使としての力は 徐々に失われようと しているんだろう |
!! |
えへへ・・・ バレちゃってたんだ やっぱり・・・ |
でも、平気ですよ まだ、完全に消えては いないですし・・・ |
がんばれば、きっと なんとかなる・・・ ううん、絶対なんとか してみせますから! |
もしも・・・ |
天使の力を使いきって しまったら、アメルは どうなるんだ・・・? |
もしも・・・ |
天使の力を使いきって しまったら、アメルは どうなるの・・・? |
それは・・・ |
消えてしまう、かも しれないですね・・・ うん・・・ |
ダメだ・・・っ! 俺は、絶対にアメルを 行かせないっ!! |
ダメよ・・・っ! あたしは、絶対に アメルを 行かせないっ!! |
だって、それじゃまた 過去の過ちを繰り返す ことになるだけじゃ ないか・・・ |
だって、それじゃまた 過去の過ちを繰り返す ことになるだけじゃ ないの・・・ |
世界が救われたって そんな結末なら・・・ 俺はちっともうれしく ないよ・・・ッ! |
世界が救われたって そんな結末なら・・・ あたし、ちっとも うれしくないわ! |
*n0・・・ |
聞いてください お二人とも・・・ |
ばらまかれた源罪は 長い時間をかけて 人々を蝕んでいって |
いずれまた メルギトス復活の力と なってしまうでしょう |
今、止めなければ また同じことの 繰り返しになるの |
あたしなら・・・ それを止めることが できるんです |
でも・・・っ! |
困らせないで *n0 |
あたしだって・・・ 本当はこわいの・・・ でもね |
*n0 |
貴方のいる世界だから |
貴女のいる世界だから |
守りたいんだよ |
アメル・・・っ |
*n0 それに、あたしは |
貴方と約束してるじゃ |
貴女と約束してるじゃ |
ないですか |
あ・・・ |
一緒に・・・ 俺の生まれた街まで 行くって・・・ |
あ・・・ |
一緒に・・・ あたしの生まれた街 まで行くって・・・ |
あたし、今からすごく 楽しみにしてるんです |
貴方との旅を |
貴女との旅を |
そのためにも きちんと終わらせて おかなくちゃ・・・ |
そうでしょう? *n0 |
う・・・うん・・・ |
ネスティさん・・・ ううん、ネスティって 呼ばせてくださいね |
もっと、早くに そうやって呼び捨てに してほしかったよ |
本当に・・・ |
彼のこと、よろしく お願いしますね |
彼女のこと、よろしく お願いしますね |
ネスティなら・・・ 安心できるから・・・ |
引き受けたよ、アメル |
それじゃ・・・ いってきますね |
アメルっ! |
やめろっ! 戻ってくるんだっ!! |
*n0っ! 君も男なら、きちんと わきまえろっ! |
離してくれよッ! |
俺っ、まだアメルに 好きだって、言って あげてないんだよ! |
最後まで、守るって 約束したのにっ! なのに、こんな・・・ こんな・・・っ |
これじゃ、あべこべ じゃないかぁっ! |
アメルうぅぅぅっ! |
・・・すまない! |
あ・・・っ!? |
ネスっ!? |
心配するな・・・ すこしの間、身体の 自由を奪っただけだ |
手荒だったと思うが 強情な彼女を止める には、仕方がない |
ネス・・・ティ・・・ まさ、か・・・ 貴方・・・っ! |
正解だよ、アメル |
君にこれ以上の 無茶はさせられない からな・・・ |
ヤツを止めるのは 僕に任せてもらおう |
ネス・・・ |
ヤツは融合した機械を 増幅装置にして、あの 源罪の嵐を放っている ならば・・・ |
機械を停止させれば 無力化できる。それが 可能なのは、融機人で ある僕だけだ! |
ネスっ! |
ダメ・・・っ! |
ネスティ、さ・・・ん 貴方だって、無傷じゃ ないのに・・・っ! |
え・・・? |
メルギトスが・・・っ 遺跡と融合した時に 彼の意識は、遺跡と つながってた・・・ |
悪魔の魔力、まともに 受けたんですよ! なのに・・・っ、無理 して・・・・・・っ |
なんだって!? |
なんですって!? |
機械と融合したことが 仇になったな・・・ メルギトスよ |
アクセス!! |
がアァァァァッ!! き、貴様・・・っ この私に、ハッキング するつもりかァ! |
なぜだっ!?そんな コト、すれば、バッ キっ、貴様と、とてッ ぶ、じ、ジ・・・! |
わかってるさ・・・ |
だがな、メルギトス そうなったとしても 僕は、後悔はしない |
この世界は、僕の故郷 ではないし・・・ 人間の裏切りを許した わけでもない・・・ |
だけど・・・ |
この世界を救うことで 僕の愛する人たちの 笑顔が守れるのならば |
僕にとっては・・・ こうするだけの価値が あるんだアァァッ!! |
り、理解・・・っ! できな・・・な・・・ い・・・・ッ! |
自分が滅びて・・・っ それで、貴方は・・・ 本当に幸せだと言える のですか・・・っ? |
生きてこその・・・っ しあわせ、じゃないの です・・・かッ!? |
ああ・・・ 僕も、ずっとそうだと 思っていたさ・・・ |
だけど・・・ |
こういうのも・・・ 悪くはない・・・な |
・・・・・・・ |
こいつ・・・ |
すでに・・・ 息絶えて・・・っ!? |
ぎ・・・ッ! |
ギィヤあああぁぁぁァ ァァァ~ッ!!!!! |
ごめんよ・・・ *n0・・・ |
君との約束・・・ 守れそうにない・・・ |
生きていたところで 僕はもう、みんなとは 一緒にいられないさ |
! |
メルギトスよ・・・ 悪いが、僕はちゃんと 気がついていたんだよ |
遺跡と融合した僕を 排除する際に・・・ |
お前はウィルスという 形をとって、僕の中に 自分の一部を潜伏させ たんだろう? |
次なる、復活のために |
ぐ・・・っ |
残念だったな |
僕はもう、誰かの 操り人形になるつもり なんてないんだッ!! |
おっ、おのれええェェ ェェ~ッ!?!?!? |
ごめんよ・・・ *n0・・・ |
アメル・・・ *n0のことを よろしく・・・ |
ネスティっ! |
お前が・・・っ |
あなたが・・・っ |
お前が犠牲になったら 同じじゃないか! |
ネスが犠牲になったら 同じじゃない! |
バカだよ・・・っ! ネス・・・っ |
バカぁ・・・っ! ネスの、バカ・・・っ |
ネスぅぅぅ~ッ!!! |
あたしは・・・ あきらめない・・・ |
絶対にっ!! |
がアァァァァッ!! ア、アルミネぇぇ! 最後の、最後までッ 邪魔するかァッ!! |
なぜだっ!? そこまでして、ナゼ ニンゲンを・・・ッ 護るう・・・ッ!? |
好きだから・・・ |
豊穣の天使アルミネも レルムの村の聖女 アメルも・・・ |
人間のことが・・・ この世界のすべてが 大好きだから・・・! 愛しいから・・・! |
そして・・・ |
それを教えてくれた みんなのことを 絶対に護りたいから あきらめないの |
弱虫だったあたしに 立ち向かう勇気を くれた人たちのことを 護ってみせるの!! |
り、理解・・・っ! できな・・・な・・・ い・・・・ッ! |
自分が滅びて・・・っ それで、貴女は・・・ 本当に幸せだと言える のですか・・・っ? |
生きてこその・・・っ しあわせ、じゃないの です・・・かッ!? |
そんなことないですよ レイムさん・・・ |
あたし・・・ しあわせですよ・・・ |
このまま・・・ とけてしまいそうな くらいに・・・ |
・・・・・・・ |
こいつ・・・ |
すでに・・・ 息絶えて・・・っ!? |
ぎ・・・ッ! |
ギィヤあああぁぁぁァ ァァァ~ッ!!!!! |
ごめんね・・・ *n0・・・ |
あたし、約束・・・ 守れないみたい・・・ |
うん・・・だけどね あたしは、もうすぐ 消えてしまうから |
! |
レイムさん・・・ あたしね、ついさっき わかっちゃったんです |
結界が壊れたことで アルミネの力は この世界から消えよう としてるって・・・ |
その魂のかけらである あたしも、同じように 消え去ってしまうって |
それも、貴方の狙い だったんですよね |
ぐ・・・っ |
どうせ消えちゃうなら あたし・・・ |
大好きな人たちの ために、できるだけの ことがしたいな |
おっ、おのれええェェ ェェ~ッ!?!?!? |
ごめんね・・・ *n0・・・ |
ネスティ・・・ *n0のこと お願いね・・・ |
アメルっ! |
また・・・っ |
これじゃ、また 同じじゃないか! 繰り返しになっただけ じゃないかッ!! |
これじゃ、また 同じじゃないの! 繰り返しになっただけ じゃないのよッ!! |
イヤだよ・・・っ! アメル・・・っ |
イヤよ・・・っ! アメル・・・っ |
アメルぅぅ~ッ!!! |
このままじゃ、また 同じことの繰り返しに |
なっちまう・・・ |
なっちゃう・・・ |
止めないと・・・っ! |
*n0 無茶はやめて! |
メルギトスの身体から 放たれているのは 強力な邪念の塊だぞ |
戦いで消耗しきった 今の君の状態では 近づく前に命を落とす ことになる!! |
だからって、このまま 指をくわえて見ている なんて・・・ |
だからって、このまま 指をくわえて見ている なんて・・・ |
俺はイヤだよ! ちくしょう・・・っ ちくしょおォォッ!! |
あたしはイヤよ! そんなの・・・っ そんなのイヤよっ!! |
自分ガ、行キマショウ |
機械デアル自分ナラバ 悪意ノえねるぎーニモ 影響ハ受ケマセン 適任デス・・・ |
それはそうだが・・・ しかし・・・ |
無茶ですっ! たった一人でなんて そんなの、危険です! |
自分ノ計算ニヨレバ コノママ、めるぎとす ヲ放置シタ場合・・・ |
日没ヲ待タズシテ アノえねるぎーニヨリ 世界ハ汚染サレルデ ショウ・・・ |
そんな・・・っ |
迷ッテイル時間ナド ナイノデス! |
わかった・・・ |
わかったわ・・・ |
*n0っ! |
アリガトウ・・・ *n0・・・ |
じぇねれいたーヲ 貸シテクダサイ |
ああ・・・ |
ええ・・・ |
コノ剣ノぱわーナラ キット・・・ |
わかってるよな? *n1・・・ |
俺が今、お前に なにを言いたいかって |
わかってるわよね? *n1・・・ |
あたしが今、あなたに なにを言いたいかって |
当然デストモ・・・ *n0 |
犠牲ニナルコトデ |
貴方ヲ悲シマセタリハ |
貴女ヲ悲シマセタリハ |
シマセンヨ・・・ |
なら・・・ いいんだ・・・ |
なら・・・ いいわ・・・ |
頼んだぞ・・・ *n1っ!! |
頼んだわよ・・・ *n1っ!! |
了解ッ!! |
・・・・・・ |
申シワケアリマセン *n0ヨ |
自分ハ・・・ 今、初メテ・・・ |
貴方ニ、嘘ヲ |
貴女ニ、嘘ヲ |
ツキマシタ・・・! |
自分ニ残された ぱわーダケデハ めるぎとすヲ、倒ス コトハデキマセン |
デスガ・・・ |
ぜるふぃるどガ 自分ダケニ伝エタ コノ剣ノ、特殊機能ヲ 使ウナラ・・・ |
じぇねれーたート接続 シテ、ソノえねるぎー ヲ、体内ニ逆流サセテ トリコメバ・・・! |
ウオォォォォォッ!! |
頼ム・・・ッ コノ戦闘ガ終ワルマデ モッテクレェェッ!! |
バカめがァァッ! 源罪の風は効かずとも 同じコトよ・・・ |
ガラクタの機械兵士 ごときッ、ひねり潰し てくれるわッ! |
身の程を知れェッ! デク人形がアァァァァ ァァァッ!!!! |
左腕、機能停止・・・ 外部装甲・・・ッ 破損率、80%突破! |
*n1っ! |
負ケなイ・・・っ! |
ここデ、自分が・・・ 私が、引くわけには いかないのだッ!! |
ぬウッ!? |
あるじ殿は・・・ 機械の私を、友達だと 言ってくれた・・・ |
数式でしか、世界を 感じられなかった私に 素晴らしい宝物を 見せてくれたのだ! |
私は、それを守る! この命に替えてもっ 守ってみせるのだ!! |
バカ、な・・・? ど、どうして・・・ッ 止まらなィィィっ!? |
私は・・・ *n1は *n0の 護衛獣だ・・・! |
お前ごときに・・・っ あるじ殿を、私の大切 な友達を、傷つけさせ るものかぁーっ!! |
な・・・ッ なんたることだ! |
このメルギトスが!? 押されるだと・・・ッ この、メルギトスがッ たかが・・・・ |
デク人形の力が・・・ 破壊っ・・・破壊ッ 壊れ、れれ・・・れら ラレェェェ・・・ッ |
図に乗るなァァッ! |
ウォォォォッ! |
ハア、はあ、はアッ もはや・・・ッ 世界など、どうでも 構わ、構わ、ぬっ |
だがッ、貴様だけは 殺してくれるぞッ! |
メルギトスに恐怖を 与えた者など・・・ |
絶対にッッッ! 存在しては・・・ッ ならんのだアアアァァ ァァァァッ!!!! |
*n1 |
・・・っ! |
させませんっ!! |
な・・・? ア、アルミネェッ! |
よくがんばったね *n1くん えらかったよ・・・ |
あめる殿・・・ |
無茶なところだけは 主人に似てしまったな まったく・・・ |
だが、君のおかげで 邪念の嵐は消え去った ご苦労だったな・・・ |
ねすてぃ殿・・・ |
約束を破ったことに ついては、あとで しっかり説教してやる からな |
とりあえず、今は お疲れさま・・・ *n1 |
約束を破ったことに ついては、あとで しっかりお説教して あげるから・・・ |
とりあえず、今は お疲れさま・・・ *n1 |
*n0・・・ |
ったく・・・ ニンゲンにゃ、やっぱ ここらが限界ってか? |
え? |
つきあって・・・ |
られねェぜッ!! |
く・・・っ!? |
ひゃははははっ! あーっはっはっは!! |
これが・・・ *n1くんの 本当の姿・・・! |
*n0よォ テメエ、あれっきり 誓約をし直すこと 忘れてたろォ・・・ |
!! |
ヒヒヒヒヒッ おかげで、好き放題に できるってもんだぜェ |
*n1 まさか、貴様っ!? |
ああ、メガネ・・・ そのとおりだよ |
ブッちめてやるぜ クックック・・・ッ 今までの借り、万倍で 返してやるッ!! |
よせ・・・やめろっ! *n1! |
・・・やめてっ! *n1! |
・・・聞けねェなァ? |
よすんだ! *n1っ! 無茶な真似をするのは よせえぇぇっ! |
よしなさい! *n1っ! 無茶な真似をするのは よしてえぇぇっ! |
覚悟しやがれッ!! メルギトスゥゥッ!! |
・・・・・・ |
ヘンな気分だぜ・・・ |
このオレが、ニンゲン ごときの呼び声に こうまで、後ろ髪を 引かれるとはよォ |
あばよ・・・ *n0・・・ |
テメエほど、スゲエ 召喚師と出会ったのは 初めてだったぜ |
帝国とかいうところの 奴らとは大違いだな |
なんせ、テメエは この「狂嵐の魔公子」 であるオレを・・・ |
子供の姿に変えちまう くらい、強烈な誓約を かけてたんだぜ |
ケッ!才能だけはな 認めてやらァァッ! |
バカなァァァッ!? どうして、ニンゲンに 肩入れするゥッ!? |
お前を縛りつけていた 「誓約」は、消えて いるのにぃぃ・・・ッ |
この・・・ッ! 裏切り者めガァァァァ ァァァッ!!!! |
チィ・・・っ! |
*n1っ!? |
情けねェ声、出したり すんじゃねェッ! |
こんな野郎に・・・! このオレが・・・っ 負けるワケねェだろう がよッ!! |
ぬウッ!? |
なァ、メルギトスよ オレは別に・・・ ニンゲンに寝返った ワケじゃねェぞ |
ただな・・・ |
テメエのコトが 気にくわねェから ブチ殺してやろうって いうんだよッ!!! |
バカ、な・・・ッ そ、そんな・・・ そんな理由でェッ!? |
それにな・・・ オレは、アイツが 気に入ってんのさ |
テメエの下につくより ずっと楽しめそうだし なァァァァァッ!! |
な・・・ッ なんたることだ! |
このメルギトスが!? 押されるだと・・・ッ この、メルギトスがッ まさか・・・ |
同じ、悪魔の王である 貴様に・・・貴様にッ 劣っているなどとッ! そんな・・・ッ |
認めんぞォォォッ! |
うがぁぁっ!! |
ハア、はあ、はアッ もはや・・・ッ 世界など、どうでも 構わ、構わ、ぬっ |
だがッ、貴様だけは 殺してくれるぞッ! |
悪魔として、貴様の 存在は許せぬ・・・ |
絶対にッッッ! 存在しては・・・ッ ならんのだアアアァァ ァァァァッ!!!! |
・・・っ! |
させませんっ!! |
な・・・ ア、アルミネェッ!? |
無茶しないでよっ! *n1くん もぉ・・・っ |
オンナ・・・ テメエ、天使のくせに オレのために・・・? 泣いて・・・っ |
無茶なところだけは 主人に似てしまったな まったく・・・ |
だが、君のおかげで 邪念の嵐は消え去った ご苦労だったな・・・ |
メガネ・・・? テメエ、誰に向かって そんな偉そうに! |
これだけ暴れたんだ もう、いいだろう *n1・・・ |
これだけ暴れたんなら もう、充分でしょ *n1・・・ |
*n0・・・ |
すこしは、俺たちにも 見せ場をくれよ |
すこしは、あたしたち にも手伝わせて、ね |
・・・ケッ! しゃあねェなァ! |
だいじょうぶだよ おにいちゃん・・・ |
だいじょうぶだよ おねえちゃん・・・ |
え? |
え? |
*n1が とめるから・・・ |
あの、くろいかぜ とめてみせるからっ! |
く・・・っ!? |
*n1の 宝珠の力を使えば きっと、できるから |
おにいちゃんを |
おねえちゃんを |
助けた時みたいに 悪い心、みんな消せる はずだから・・・! |
待って! *n1ちゃん |
そんなことしたら 貴女、二度と人間には なれなくなっちゃうん でしょう! |
ただの狐さんに・・・ なっちゃうのよっ! |
いいの・・・ |
おにいちゃんの笑顔が |
おねえちゃんの笑顔が |
見られるんだったら *n1は それで、充分・・・ |
・・・だからっ!! |
よすんだ! *n1っ! 無茶な真似をするのは よせえぇぇっ! |
よしなさい! *n1っ! 無茶な真似をするのは よしてぇぇ! |
宝珠さん・・・っ! *n1に ありったけの魔力を かして・・・っ!! |
おにいちゃん・・・ |
おにいちゃん・・・っ |
おねえちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・っ |
*n1 本当は、こわいよ |
泣いて、逃げ出して おにいちゃんのとこへ 帰りたいよ・・・っ |
泣いて、逃げ出して おねえちゃんのとこへ 帰りたいよ・・・っ |
どうしたの、って 頭、撫でてほしいよ ずっと、腕の中で甘え ていたいよ・・・っ |
おにいちゃんの・・・ お嫁さんに・・・ なりたかった・・・ |
おねえちゃんの・・・ お嫁さんに・・・ なりたかった・・・ |
でもね・・・っ |
おにいちゃんが いなくなっちゃうのは もっとイヤなのっ! |
おねえちゃんが いなくなっちゃうのは もっとイヤなのっ! |
バカめがァァッ! ありったけの魔力を こめたところで・・・ |
そんな小さな「宝珠」 では、私の源罪は浄化 しきれまいに・・・ |
身の程を知れェッ! ケダモノ風情がァァァ ァァァッ!!!! |
ううぅぅ・・・っ あ、あぁぁぁ・・・っ |
*n1っ!? |
負けない・・・っ! |
貴方なんかに・・・ 絶対、負けたり・・っ しない・・・っ!! |
ぬウッ!? |
おにいちゃんはね |
おねえちゃんはね |
*n1に いっぱい、いっぱいね 優しくしてくれたよ |
ずっと一緒にいても いいんだって・・・ 結婚して、指切りして 約束してくれたの |
だから・・・っ *n1も 約束を守るのっ!! |
バカ、な・・・ッ カ、源罪が・・・ 消えていくだとッ!? |
*n1は・・・ おにいちゃんの |
*n1は・・・ おねえちゃんの |
護衛獣・・・ |
貴方なんかに・・・っ おにいちゃんの笑顔を |
貴方なんかに・・・っ おねえちゃんの笑顔を |
きれいな心を、汚させ はしない・・・!! |
な・・・ッ なんたることだ!? |
このメルギトスが!? 押されるだと・・・ッ この、メルギトスがッ たかが・・・・ |
ケダモノ風情の力で! 動きを・・・動きをッ 封じ、られ・・・られ ラレェェェ・・・ッ |
図に乗るなァァッ! |
*n1 |
きゃあぁぁっ! |
ハア、はあ、はアッ もはや・・・ッ 世界など、どうでも 構わ、構わ、ぬっ |
だがッ、貴様だけは 殺してくれるぞッ! |
メルギトスに恐怖を 与えた者など・・・ |
絶対にッッッ! 存在しては・・・ッ ならんのだアアアァァ ァァァァッ!!!! |
・・・っ! |
させませんっ!! |
な・・・ ア、アルミネェッ!? |
心配させないでよっ! *n1ちゃん もぉ・・・っ |
ごめんなさい・・・ アメル・・・ おねえちゃん・・・っ |
無茶なところだけは 主人に似てしまったな まったく・・・ |
だが、君のおかげで 邪念の嵐は消え去った ご苦労だったな・・・ |
ネスティ・・・ おにいちゃん・・・ |
ここから先は、もう 俺たちに任せるんだ *n1・・・ |
ここから先は、もう あたしたちに任せて *n1・・・ |
おにいちゃん・・・っ |
おねえちゃん・・・っ |
ただの狐に戻ったらさ 俺、泣いちゃうぞ |
ただの狐に戻ったら あたし泣いちゃうぞ |
・・・(こくん) |
メルギトスは、まだ 生きてるんですよね |
自分の意志によって あの黒い悪意の風を バラまこうとしてるん ですよね? |
*n1くん |
だったら・・・ |
僕の力でも、あいつの 動きを止めることは できるはずっ! |
よすんだ! *n1っ! 無茶な真似をするのは よせえぇぇっ! |
よしなさい! *n1っ! 無茶な真似をするのは よしてぇぇっ! |
うあぁぁぁぁぁっ!! |
ボク、どうして・・・ こんなこと、しようと してるんだろう? |
このまま走ったら 絶対、つらいことが 待ってるのに・・・ |
痛くて、苦しくて もしかしたら、死んで しまうかもしれない のに・・・ |
・・・・・・ |
そっか・・・ |
これから、起こること なんて、ボクにすれば ちっとも、つらいこと じゃなかったんだ |
本当に、一番に・・・ つらいことは・・・っ |
ご主人さまがっ! ボクの前から、消えて しまうってことだけ なんだァァァッ!! |
バカめがァァッ! いくら並外れた魔力を もっていようと・・・ |
メトラルの「魔眼」 ごときに、縛られる 私ではないわッ!! |
身の程を知れェッ! ケダモノ風情がァァァ ァァァッ!!!! |
ぐうぅっ! うぐっ、あぁ・・・っ |
*n1っ!? |
負けない・・・っ! |
逃げたりなんか・・・ 絶対、しない・・・っ するもんかっ! |
ぬウッ! |
ご主人さまは・・・ 弱虫のボクに、教えて くれたんだ・・・ |
大切なものを守りたい と思う気持ちがあれば 勇気は、そこから 生まれるんだって! |
立ち向かう心がある 限り、いつかは絶対に 勝てるんだって!! |
バカ、な・・・ッ か、身体が・・・ 重く、なるだとッ!? |
ボクは・・・ *n0の 護衛獣なんだ・・・ |
お前なんかにッ! ご主人さまを、傷つけ させたりなんかする もんかアァ~ッ!! |
な・・・ッ なんたることだ!? |
このメルギトスが!? 押されるだと・・・ッ この、メルギトスがッ たかが・・・・ |
ケダモノ風情の力で! 動きを・・・動きをッ 封じ、られ・・・られ ラレェェェ・・・ッ |
図に乗るなァァッ! |
*n1 |
あぐぅ・・・っ! |
ハア、はあ、はアッ もはや・・・ッ 世界など、どうでも 構わ、構わ、ぬっ |
だがッ、貴様だけは 殺してくれるぞッ! |
メルギトスに恐怖を 与えた者など・・・ |
絶対にッッッ! 存在しては・・・ッ ならんのだアアアァァ ァァァァッ!!!! |
・・・っ! |
させませんっ!! |
な・・・ ア、アルミネェッ!? |
よくがんばったね *n1くん えらかったよ・・・ |
アメルさん・・・っ |
無茶なところだけは 主人に似てしまったな まったく・・・ |
だが、君のおかげで 邪念の嵐は消え去った ご苦労だったな・・・ |
ネスティさん・・・っ あ、ああ・・・っ |
ほら、ここまで がんばったんだから 泣くのは、もうすこし ガマンしろって |
どうせなら、勝って うれし涙を流そうぜ *n1・・・ |
ほら、ここまで がんばったんだから 泣くのは、もうすこし ガマンなさい |
どうせなら、勝って うれし涙を流そうよ *n1・・・ |
は、はいっ! ご主人さまっ!! |
ば・・・バカなッ!? こ・・・この・・・ メルギトスが・・・ッ |
最強の機械魔となった メルギトスがああアア ぁぁァァ~っ!?!? |
おしまいにしましょう レイムさん |
往生際が悪すぎるのも 興ざめというものだぞ メルギトスよ・・・ |
貴方は負けるんだ! |
貴方は負けるのよ! |
ただのゴミとしか見て なかった、ちっぽけな 存在たちに・・・ |
ただのゴミとしか見て なかった、ちっぽけな 存在たちに・・・ |
*n1が 見せてくれた・・・ 信じることで生まれる 奇跡の力の前に!! |
*n1が 見せてくれた・・・ 信じることで生まれる 奇跡の力の前に!! |
ぎ・・・ッ! |
ギィヤあああぁぁぁァ ァァァ~ッ!!!!! |
源罪の風が・・・ やんだ・・・? |
エクス様・・・ 空から、なにかが 舞い降りてきますぞ! |
う・・・っ? |
気づいたか、イオスよ |
ルヴァイドさま・・・ |
どうやら、俺たちは この光の雫のおかげで 命を長らえることが できたらしい・・・ |
兵士たちが・・・ みんな、戦うことを やめた・・・? |
それだけじゃないわ ケルマちゃん 見て! |
屍人たちや鬼が・・・ 消えていく・・・ |
いったい、この光は なんなの・・・? |
なんて、あたたかい 光なんだ・・・ |
疲れが癒えていく いや・・・ それだけじゃない |
すごく、やすらいだ 気持ちになっていくわ |
まるで、お母さんの 腕の中に、抱かれてる みたいに・・・ |
いったい、なにが 起こったっていうの? |
・・・アレハ! |
お、おいッ! ありゃあ、いったい なんなんだッ! |
わあ・・・! |
これは・・・! いつの間に、こんなに 大きな・・・っ! |
こいつは・・・ あの遺跡が、そのまま 樹になったのか!? |
見てっ! この樹の葉っぱが あの黒い風をどんどん 吸い取ってる!! |
それだけじゃない この光の雫も あの樹から 降り注いでいるんだ |
そんなことよりも *n0たちは いったい、どこに いったんだよ!? |
*n0!? |
おいッ、ニンゲン!? 返事しやがれ・・・ *n0ッ!? |
おにいちゃん・・・ どこ? どこなの!? |
おねえちゃん・・・ どこ? どこなの!? |
ご主人さま~っ!? |
ここだよ・・・ |
ここよ・・・ |
ヨカッタ・・・! 無事ダッタノデスネ |
ケッ!無事なら さっさと、ツラ見せに きやがれッ! |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
よかったぁ・・・! ご無事だったんですね |
うん・・・ 俺たちは、無事だよ |
ええ・・・ あたしたちは、無事よ |
だけど・・・っ!! |
でも・・・っ!! |
おい、ネスティは? あいつは、どこに いるんだよ!? |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
まさか・・・! |
ネスティさんは メルギトスを止める ために・・・っ |
御自分の・・・っ 命を犠牲に・・・!! |
・・・!! |
は、はははッ う・・・ウソだろッ? |
・・・・・・ |
そんな・・・っ! |
守ってくれたんだよ ネスは・・・ |
人間のことなんか どうでもいいなんて いってたクセに・・・ |
守ってくれたのよ ネスは・・・ |
人間のことなんか どうでもいいなんて いってたクセに・・・ |
こんな姿になってまで 俺たちのこと、守って くれたんだよっ! |
こんな姿になってまで あたしたちのこと、 守ってくれたのよ! |
それじゃ、この樹は あいつが・・・!? |
ネス・・・・・・っ |
ネス・・・・・・っ |
う・・・っ うああぁぁぁぁっ!! ネスっ! ネスっ! ネスうぅ~っ!! |
う・・・っ うああぁぁぁぁっ!! ネスっ! ネスっ! ネスうぅ~っ!! |
ねえ、アメルは? あの子は、どこに いるの? |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
まさか・・・! |
アメルは・・・っ メルギトスを止める ために・・・っ |
消滅するのを覚悟で 最後の力を・・・! |
・・・!! |
は、はははッ う・・・ウソだろッ |
・・・・・・ |
そんな・・・っ! |
守ってくれたんだよ アメルは・・・ |
人間のことが好きって いうだけの理由で 今度もまた、あの時と 同じように・・・ |
守ってくれたのよ アメルは・・・ |
人間のことが好きって いうだけの理由で 今度もまた、あの時と 同じように・・・ |
こんな姿になってまで 俺たちのこと、守って くれたんだよっ! |
こんな姿になってまで あたしたちのこと、 守ってくれたのよ! |
それじゃ、この樹は あの子が・・・!? |
アメル・・・・・・っ |
アメル・・・・・・っ |
う・・・っ うああぁぁぁぁっ!! アメル・・・っ アメルうぅ~っ! |
う・・・っ うああぁぁぁぁっ!! アメル・・・っ アメルうぅ~っ! |
*n0・・・ |
scn126
*n0! あんた、ユエルを 見なかったかい!? |
どうしたんだよ? モーリン それに、ミニスも? |
なにをあわててるのよ モーリン それに、ミニスまで? |
見たのっ!? 見なかったのっ!? |
見たもなにも・・・ 今さっき、あっちへ 走ってったけど? |
見たもなにも・・・ 今さっき、あっちへ 走ってったけど? |
もしかして・・・ また、あいつ!? |
もしかして・・・ また、あの子!? |
そうじゃないよ 別に、あの子が悪さ したんじゃない |
じつは、さっき・・・ |
ユエルを召喚した人が 来てるのか!? |
ユエルを召喚した人が 来てるですって!? |
うん・・・ だけど、なんだか 様子がおかしかったの |
そいつの顔を見るなり あの子、悲鳴をあげて 逃げ出したんだよ |
あれは、どう見たって 普通じゃないよ? |
それに、その召喚師の 仲間たち・・・ |
あれは、きっと 暗殺者だよっ!? あたし、前に見たこと あるものっ!! |
暗殺者だって!? |
暗殺者!? |
ずいぶんと・・・ 手間をかけさせて くれたものだなあ? |
聖王都では見失ったが 今度はそうはいかんぞ |
こ・・・っ こないでぇ・・・っ! |
なにを言うのだ! 私は、お前の主人では ないか? |
アンタみたいな・・・ ウソつきなんか・・・ |
ユエルっ! 大キライだもんッ!! |
ふははははっ 道具でしかないお前に 好かれたいなどとは 思わんよ? |
ただな、道具としての 役目を放棄されては 困るのだ・・・ |
ギルドの幹部の方々も お怒りでな・・・ このままでは、私まで 殺されてしまうんだ |
さあ、戻って 仕事を続けるぞ? |
お前が殺す標的たちが お待ちかねだッ!? |
イヤだよぉ・・・っ |
ユエルっ、もう誰も 殺したくなんかっ ないよォォ~っ!! |
ユエルっ!? |
*n0っ!? |
はぁ? |
暗殺っていうのは どういうことだい? |
殺したくないって あんた・・・ |
いったい、その子に なにをさせてきたって 言うんだいッ!? |
ふはははは・・・っ こいつはなァ、私の 大切な道具さ? |
私の雇い主は 暗殺者の組織でね |
普通の暗殺者には 難しい標的を、そいつ を使って殺すのが 仕事なのだよ? |
!? |
!? |
ふふふふ・・・っ 高い金を払ってまで 召喚術を学んだだけの 甲斐があったものさ |
そいつは、一度も しくじったことがない 両手の指より多い数の 殺しを成功させた |
それは・・・ オマエが、ユエルを だましたからじゃ ないかッ!? |
悪い人だから・・・ やっつけてくれって ウソついて・・・ |
なんにも知らない ユエルを、利用した くせにっ!! |
それで、ユエルは この世界の常識を まったく教えられて なかったのか・・・ |
暗殺の道具として 都合がいいからって 理由だけで!? |
それで、ユエルは この世界の常識を まったく教えられて なかったのね・・・ |
暗殺の道具として 都合がいいからって 理由だけで!? |
ひどいっ!! |
アナタっ、それでも 召喚師なのっ!? |
黙れっ!! 私が、私の召喚獣を どう使おうと、自由 だろうが!? |
お前みたいな 外道召喚師なんかに ユエルを連れては いかせない・・・ |
あんたみたいな 外道召喚師なんかに ユエルを連れては いかせないわ・・・ |
覚悟しろっ!! |
覚悟なさいっ!! |
ふん、どのみち 知られた以上は お前たちも始末する つもりだよ? |
ミニスの言ってた とおりだったわけかい こいつら・・・ |
気をつけてっ!? 普通の相手じゃ ないからっ! |
これじゃ・・・ ユエルに近づけないっ |
これじゃ・・・ ユエルに近づけないわ |
ウウウゥゥ・・・ッ! |
あくまで、主人である 私に逆らうつもりか? |
ふはははは・・・っ ああ、いいだろう? |
ならば、お前につけた その首輪に物をいわす までだッ!? |
キャゥゥゥゥゥッ!? |
ユエルっ!? |
くる・・・、し・・・ あ・・・ガ・・・ッ ぐ、グぅぅゥゥッ!! |
さあ、思い知るのだ お前にかけられた 誓約の重みを・・・ |
どうあがいても お前は、私に逆らえは しないのだ!! |
が・・・ガァッ!? うグルルルぅぅッ!! |
ユエルっ!? |
下町の人たち!? |
下町の人たち!? |
な、なんだい・・!? こいつらは・・・っ |
ふん、ちょうどいい? あいつらで、試させて もらおうか・・・ |
来ちゃダメっ!? 逃げてえぇ~っ!! |
そいつらを殺せぇ!? |
ウオォォォォッ!! |
うく・・・っ! |
ユエ・・・ル・・・っ |
グルルルル・・・・ッ |
アオォォォォォッ!! |
そこまでですっ!? |
ガァ・・・ッ! |
パッフェルさんっ!? |
パッフェルさんっ!? |
どこかで見たような 面々が歩いてるなって 思ってたんですけど |
やっぱり、組織の 関係者でしたかっ!! |
のわぁぁっ!? |
あ・・・っ |
しまった、術が!? |
血だ・・・? |
ユエルの爪も・・・ 牙も・・・ 血だらけ・・・ |
また、なの・・・? |
ユエルっ、また!? |
アナタのせいじゃ ないのよっ!! ユエルっ!? |
イヤあぁぁぁっ!! |
ユエルっ!? |
*n0・・・っ |
お願いだよ・・・っ? ねえ、ユエルを・・・ |
ユエルを、殺して!! |
!! |
!! |
アイツが首輪を 使ったら、ユエル また、おかしく なっちゃうから |
おばちゃんたちに ケガさせただけじゃ なくて・・・ |
*n0たち 殺しちゃうかも しれないから・・・っ |
だから、そうなる前に ユエルを殺してっ!? |
・・・ァァァァッ!? |
ユエルっ!? |
ユエルっ!? |
だから、逃げても 無駄だと言ったろう? |
さあ、今度は そいつを殺すんだ! |
コロ、シテ・・・ッ? |
ハヤ、ク・・・ッ! |
ユエル・・・ |
ユエル・・・ |
それが、本当に お前の望んでること なのかよっ!? |
それって、ホントに あなたの望んでること なのっ!? |
!? |
死んでもいいのか? 本当に、殺されたって いいのか・・・? |
死んでもいいの? 本当に、殺されたって いいの・・・? |
ウソだろっ!? |
ウソつきっ!? |
助けてほしいって 言っていいんだよ? ユエル・・・ |
そんな、悲しい嘘は つかなくたって・・・ いいんだよ・・・っ? |
助けてほしいって 言えばいいじゃない? ユエル・・・ |
そんな、悲しい嘘は つかなくたって・・・ いいんだってば!? |
ユエ、ル・・・ゥゥ |
シニタク・・・ッ ナイ、ヨォ・・・ッ |
タスケ、テ・・・ッ? |
助けてえぇ~っ!! *n0 |
助けてあげるからな? |
助けてあげる・・・ |
俺が、絶対に・・・っ ユエルのことをっ! 助けてやるからっ!? |
あたしが、絶対に ユエルのこと・・・ 絶対に助けてあげる からねっ!? |
ひ、ヒィィィィッ!? |
逃がしゃしないよっ! |
モーリン、それよりも ユエルの怪我を治して あげてっ!? |
あの男は、私に任せて くださいませ! |
*n0・・・ |
なんだい? |
ん? |
*n0は・・・ ウソつきじゃ・・・ なかったね? |
ちゃんと・・・ ユエルのこと・・・ 助けてくれたもん・・ |
立てるかい? |
うん・・・ だいじょうぶ |
よかったぁ・・・ ユエルが、元に 戻ってくれてぇ・・・ |
ミニス・・・ ありがとう・・・ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
おば・・・ |
よらないどくれっ!! |
!! |
ばっ、化け物ぉっ!? |
あ・・・ |
ちょっとっ!? |
いいのっ、モーリン! |
仕方ないよ? だって、ユエルが 悪いんだもんね・・・ |
ケガさせたのは・・・ ユエルだもん・・・ |
ユエル・・・ |
いままで、ありがとね みんな・・・ |
それと・・・ |
ごめんねえぇ・・・っ |
行こう、ユエル? |
今日からは、俺たちが 一緒だから・・・ |
おいで、ユエル? |
今日からは あたしたちがずっと 一緒にいてあげるから だから、ね? |
う・・・ん・・・っ |
scn127
シオンの大将さんが そんなことを・・・ |
いったい、どうして そんな噂が広まって いるのかはちっとも わからないけどさ |
なんか、イヤだよな? |
いったい、どうして そんな噂が広まって いるのかはちょっと わからないけど |
なんか、イヤよね? |
そうですよね・・・ |
このところの事件と いい、あたしたちの 知らないところで |
得体の知れない なにかが動いている そんな気がして |
不安で・・・ |
あ・・・やだっ |
あはははっ 不安でお腹が 空いたって ことかな? |
あはははっ 不安でお腹が 空いたって とこかしら? |
もぉ・・・ *n0さんの いじわる・・・っ |
冗談はともかく 最近、アメル ご飯をあんまり食べて ないだろう? |
冗談はともかく 最近、アメル ご飯をあんまり食べて ないでしょ? |
あ・・・やっぱり バレちゃってましたか |
あたしが悪いんです なんか、いろいろと 考えすぎて・・・ |
ついつい、食べ物が 喉を通らなくて |
ダメだよ? こうやって、身体は ちゃんと食べ物を 欲しがってるんだ |
食べないと、そのうち 倒れちゃうぜ? |
ダメよぉ? こうやって、身体は ちゃんと食べ物を 欲しがってるもの |
食べないと、そのうち 倒れちゃうわよ? |
はい・・・ ごめんなさい・・・ |
・・・そうだ! これから、大将の店に ソバを食べにいこう? |
・・・そうだ! これから、大将の店に ソバを食べにいこ? |
これからですか? |
うん、食欲がでてる うちに、食べたほうが いいに決まってるし |
それに・・・ 俺もちょっと、小腹が 空いてたりするし? |
ええ、食欲がでてる うちに、食べたほうが いいに決まってるもの |
それに・・・ あたしも、ちょっと お腹空いたし? |
ふふっ |
なあ、行こうぜ? アメル |
ね、行きましょ? アメル |
・・・うんっ! |
こんな遅い時間に いらっしゃったのは 初めてですよねえ |
さては、恋人同士で 夜のお散歩ですか? |
な・・・! ななっ、なんてことを いうんですかぁっ!? |
そうですねえ・・・ |
もしかしちゃうと そういうことなのかも しれないですよ? |
・・・え? |
くすくすっ♪ |
あはははははははっ |
うう・・・っ 二人とも、俺で遊んで 楽しんでる・・・? |
しかし、女性だけで 夜道を歩くのは危なく ありませんか? |
お二人とも、とても 魅力的ですし |
え、そんな・・・っ |
またまた、大将ったら お世辞うまいよねぇ? |
いえいえ、お世辞など 言ってませんよ 私は、正直者ですから |
ふぅん? |
だったらさ・・・ あたしとアメル どっちが、大将の好み か教えてほしいな? |
は? |
あ、それって あたしも聞きたいかも |
・・・・・・ |
・・・コホン |
さて、なにを 差しあげましょうか? |
ごまかされてる!? |
それじゃ、大将 ごちそうさま |
それじゃ、大将 ごちそうさま |
山菜のおソバ、すごく おいしかったです |
気をつけて帰って くださいね |
本当に、最近は いろいろと物騒ですし |
うん、ありがとう それじゃ・・・ |
ええ、ありがとう それじゃ・・・ |
うう、ちょっと 食べ過ぎたかなあ? |
うう、ちょっと 食べ過ぎたかな? |
ふふふっ 大盛りだなんて 欲張るからですよ? |
うーん・・・ ついつい、そうしたく なるんだよなあ? |
うーん・・・ だって、おいしいから ついつい、ね? |
*n0さんの おソバの上に載ってた 「えびてん」って おいしそうでしたね |
うん、ソバもだけど 具のあれがまた うまいんだ |
揚げ物の料理だったら あれが最高に好きかも しれないなあ・・・ |
うん、ソバもだけど 具のあれがまた うまいんだ |
揚げ物の料理だったら あれが最高に好きかも しれないなあ・・・ |
あたし、大将に頼んで 作り方を習って きましょうか? |
え、ホントっ? |
え、ホントっ? |
*n0さんの おソバに載っていたの 生の卵でしたよね? |
うん、そうよ 「月見ソバ」って 言うんだって |
生卵を月に見立てて そういう名前をつけた みたい |
うん、そうよ 「月見ソバ」って 言うんだって |
生卵を月に見立てて そういう名前をつけた みたい |
シルターンの言葉って なんだか、面白い表現 のものが多いですよね |
うん、そうだね カザミネさんと話すと すごく実感する |
うん、そうね カザミネさんと話すと すっごく実感する |
とんでもない勘違いも ありますしね? |
そうそう! |
・・・!! |
どうしたんだよ アメル? |
急に立ち止まったり なんかして・・・ |
どうしたのよ アメル? |
急に立ち止まったり なんかして・・・ |
あぶないっ!? |
!! |
ナイフ・・・? いや、違う! これは・・・! |
??? |
・・・・・・ |
こいつは・・・っ 鬼の暗殺者!? |
そこにいる人だけじゃ ありません *n0さん!? |
屋根や物陰から・・・ こんなにたくさん!? |
??? |
我が主君・・・ キュラー様の御命令は 「聖女」の誘拐・・・ |
??? |
邪魔者は消すッ!! |
*n0さん!? |
!! |
??? |
ぐウっ!! |
・・・え? |
なるほど・・・ なかなかうまい尾行を すると思いましたが |
悪鬼へと成り果てた シノビでしたか |
シオンさん・・・ |
大事なお得意さまに このようなロウゼキを 働かれては・・・ |
私としても、見過ごす わけにはいきません |
??? |
ぐヌぬぬぬ・・・っ 死ねエェッ!! |
大将っ!? |
・・・甘い! |
??? |
なにッ!? |
心を磨くことを捨てて 外道に堕ちた時点で 貴方たちの振るう刃も 墜ちたのです・・・ |
それでは、本物の シノビを倒すことなど できませんよ? |
シオンの大将・・・ その格好は・・・? |
説明は後で・・・ 今は、この者たちを 倒すのが先決です |
助太刀いたします!! |
シオンの大将が シルターンから来た シノビだって!? |
シオンの大将が シルターンから来た シノビですって!? |
はい、そうです |
驚きだぜ・・・ |
ひゃあ・・・ 私も、ちっとも気づき ませんでしたよ・・・ |
だって、変装にしちゃ おソバ屋さんに なりきってて・・・ |
シオン殿の趣味は ソバ打ちなので ござるよ |
拙者やカイナ殿も 何度か馳走になった ことがあるのでござる |
ええ |
いやはや、道楽が 役に立って、なにより というものです |
カザミネも、カイナも 知ってたのかい!? |
シオン殿もまた 我々と共に戦った 仲間でござるからな |
知ってて・・・ 黙ってたんだ? |
あ、えーと・・・ それは、その・・・ |
お二人には、私から 黙っていてもらうよう 頼んでいたのですよ |
本来の私の役目は こちらの情報を サイジェントへと 伝えること・・・ |
*n0さん |
貴方たちを助けたのは |
貴女たちを助けたのは |
特別に頼まれて したことなんですよ |
頼まれた? |
いったい、どなたが そんなことを・・・ |
私たちが頼んだのさ |
ギブソン先輩!? |
貴方たちが、私たちに |
貴女たちが、私たちに |
黙って、ここから出て 行こうとして・・・ |
黒の旅団に囲まれた時 不思議な霧のおかげで 命拾いしたでしょ? |
あれは、シオンさんが 忍法という、シノビの 技で、作りだしたんだ |
それじゃ、あの時から ずっと・・・!? |
そういうことです |
もっとも、私が力を 使ったのは、最初だけ でしたがね・・・ |
貴方たちは、自分の力 |
貴女たちは、自分の力 |
だけで、今日までの 困難を乗り越えられて きたのです |
ご立派でしたよ? |
そっか・・・ |
そっか・・・ |
大将は、俺たちのこと を信じて、わざと手を 貸さず、見守っていて くれたんだ・・・ |
大将は、あたしたちの ことを信じて、わざと 黙って、見守ってて くれたんだね・・・ |
ごめんね、シオンさん 無茶なお願いをして |
気になさらないで ください、お二人とも |
むしろ、私のほうが 謝らねばいけません |
あくまで、影から 見守り、手助けすると いう約束を、破って しまって・・・ |
それこそ、気にされる 必要はないですよ |
そうそう、おかげで この子たちが無事で いられたんだしね? |
いえ、どんな形であれ 任務を果たせなかった のは、同じです |
ですから、その帳尻を あわせるために・・・ |
これからは隠れてでは なく、正式な助っ人と して協力させてもらえ ませんか? |
大将・・・ それじゃあ!? |
大将・・・ それじゃあ!? |
はい、貴方たちさえ |
はい、貴女たちさえ |
よろしければ・・・ |
これから、よろしく お願いいたしますね? みなさん |
うん! こちらこそ、よろしく |
うんっ! こちらこそ、よろしく |
ひどいですのっ! ひどいですの~っ!? |
やっぱり、シオンさん だったじゃないですの なのに、知らんぷり してたなんて・・・ |
ぷんぷんですのっ! モナティ、すっごく 傷ついたですの~っ! |
そんなにむくれるなよ モナティ? |
そんなにむくれないの モナティ? |
そうですよ? シオンさんにも、色々 事情があったんですし |
カイナさんたちだって モナティに内緒にした くせにぃぃ・・・? |
あ、えーと・・・ それは、その・・・ |
・・・コホン |
お二人には、私から 黙っていてもらうよう 頼んでいたのですよ |
サイジェントにいる 貴女のマスターに こちらの情報を知らせ てさしあげるのが |
本来の、私の目的 だったものですから |
正体を明かすわけには いかなかったのです どうか許してください モナティさん |
むうぅぅぅぅぅっ |
ああ、そうだ? そういえば、お手紙を 預かっていますよ |
アカネにおつかいを 頼んだ時に、こっちへ 届けてもらったんです |
フラットのみなさんの お手紙ですよ? |
えっ!? ホントですの~っ!? |
はい、どうぞ リプレさんお手製の クッキーつきですよ? |
うにゅううううっ♪ |
よかったですね? モナティさん |
はいですの~っ♪♪♪ |
さすがは・・・ シオンさんですね |
うむ、見事なまでに タヌキ娘のあしらい方 をわかっておられる |
あははは・・・ |
scn128
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
はあ!? |
今、なんて言ったの *n0? |
だから、さ サイジェントの街まで 行こうって・・・ |
えーっと・・・ だからね? |
サイジェントの街まで みんなで行こうかなあ とか、言ったりなんか して・・・ |
やっと、部屋から出て きたと思ったら・・・ |
いきなり、なんてこと 言い出すんだっ!? |
ネ、ネスティさんっ 落ち着いて!? |
キミはバカか!? 今、僕たちが真っ先に 考えなくちゃならない ことは・・・ |
召喚兵器を手に入れて 聖王国を滅ぼそうと するデグレアの野望を 止めることだろ!! |
そんなこと、わかって ますのぉ~っ!! |
・・・・・・ |
モナティ・・・? |
だから、サイジェント に行くんですのっ! サイジェントに行けば きっと・・・ |
マスターが、きっと みなさんの力になって くれますの!! |
・・・! |
なるほど・・・ そうきましたか! |
召喚兵器が、今でも 残ってるから、それを 欲しがる人たちが いるんですの! |
だったら、もう誰も 使えないように・・・ |
全部、壊しちゃえば いいんですの! |
こわ・・・??? |
モナティってば あったまいいー! |
えっへん、ですの |
わっはははっ! たしかに、お前さんの 言うとおりだぜ |
ぶっ壊しちまえば あんなもの、鉄クズの 山でしかねえやな |
しかし・・・ 壊すといっても・・・ |
俺たちの力じゃあ 壁に傷ひとつ、つける ことができなかった シロモノなんだぞ? |
だから、マスターに 来てもらうんですの! |
マスターのさずかった りんかーの力があれば ぜったい・・・ |
ぜったいに だいじょーぶですの! |
リンカー・・・ 誓約者だって!? |
うん、なんのことだか 俺はわかんなかったん だけど・・・ |
ネスは知ってるか? |
あのさ、なんのことか あたしには、わかんな かったんだけど・・・ |
やっぱ、それって すごいことなの? |
まさか・・・ それじゃ、モナティ 君のマスターは・・・ |
かつてリィンバウムを 救った、伝説の英雄 エルゴの王だって いうのか!? |
ええ~っ!? |
・・・そのとおりよ |
ミモザさん? |
黙っててくれって 頼まれてたけど、もう こうなったら隠しても 意味なさそうだし |
ね、ギブソン? |
ああ、場合が場合だ しかたあるまいさ |
そうそう、それに ばらしたのはモナティ なんだしねー? |
まったく!口の軽い タヌキでござる・・・ |
うにゅうぅぅ・・・ |
あ、あのさ? あたいたちにもわかる ように説明してくれ ないかなあ・・・ |
そーですよう! 私たち部外者には なにがどーなってるか さっぱり??? |
誓約者殿ニハ、私タチ カラモ釈明シテオク オフタリカラ説明シテ ヤッテホシイ |
新たな誓約者となった あの人にまつわる 物語を・・・ |
知らなかった・・・ 先輩たちがそんな大変 なことに関わっていた なんて・・・ |
召喚術の乱用によって この世界が滅亡の危機 にさらされた・・・ |
派閥があの事件に あまり言及しようと しなかったのは そのためだったのか |
おまけに、その危機を 救うためにエルゴの王 の後継者へと選ばれた 人物が・・・ |
別の世界から来た人間 だったんだもの なおさらね |
この件に関わったこと で、私たちは派閥から うとんじられることに なったんだよ |
無論、そのことを後悔 はしていないがね |
そういう理由だった わけですか・・・ |
そういうわけですから マスターにどーんと おまかせですのっ! |
ですがサイジェントは 聖王国の西の果ての街 なんでしょう? |
どうやって、そんな 場所まで行く気だよ? |
にゅ、それは・・・ |
そういうことなら 私に任せてっ! |
召喚獣に引かせた 自家用船とは・・・ |
ええ、マーン家自慢の 快速召喚船よ |
これなら、普通の船旅 より早く到着できるな |
よーし、それじゃ さっそく出発といこう じゃないか |
慌てなさんなって 船旅なら、色々と準備 も必要になるだろう |
水や食料だって 買いこまにゃな? |
そうだな それじゃ、手分けして 準備にかかろう! |
そうよね それじゃ、手分けして 準備をすませましょ? |
でも、びっくりしたよ モナティのマスターが エルゴの王の後継者だ なんてさ |
けど、驚いたなあ モナティのマスターが エルゴの王の後継者だ なんてね・・・ |
えへへー すごいのは、マスター だけじゃないですの |
マスターをこの世界に 呼び出すきっかけを 作った人も、すごい 召喚師なんですの |
なあ、モナティ |
ねえ、モナティ |
その人ってさ・・・ |
その召喚師は・・・ 男の人? 女の人? |
男の人ですの |
キールさんといって 物静かで、落ち着いた 感じの人ですの |
ソルさんといって 見た目はこわいけど 本当は優しい人ですの |
女の人ですの |
クラレットさんは いつもひかえめで 優しい人なんですの |
カシスさんは とっても明るくて 元気な人なんですの |
それじゃ、性格は どんな感じかな? |
その人は・・・ 行動派? 理論派? |
行動派ですねえ |
カシスさんは とっても明るくて 元気な人なんですの |
カシスさんは とっても明るくて 元気な人なんですの |
ソルさんといって 見た目はこわいけど 本当は優しい人ですの |
ソルさんといって 見た目はこわいけど 本当は優しい人ですの |
理論派ですねえ |
クラレットさんは いつもひかえめで 優しい人なんですの |
クラレットさんは いつもひかえめで 優しい人なんですの |
キールさんといって 物静かで、落ち着いた 感じの人ですの |
キールさんといって 物静かで、落ち着いた 感じの人ですの |
自分に厳しいところは ネスティさんに似てる かもしれませんね |
物の考えかたなんかは ギブソンさんに近い かもしれませんね |
気さくなところは ミモザさんに近いかも しれませんね |
芯の強いところは アメルさんに似てる かもしれませんね |
そうなんだ・・・ |
そうそう マスターのお名前は ハヤトと いうんですの |
そうそう マスターのお名前は トウヤと いうんですの |
そうそう マスターのお名前は ナツミと いうんですの |
そうそう マスターのお名前は アヤと いうんですの |
*n0さんと よく似た性格の人 なんですよ? |
へえ・・・ |
*n0さんと よく似た性格の人 なんですよ? |
へえ・・・ |
きっと、なかよく なれると思いますの |
おーい、モナティ ちょっとこっちを 手伝ってよー? |
*n1 |
あ、はいですのーっ! |
だいじょうぶですの *n0さん きっと、マスターは力 になってくれますの |
それじゃ・・・ |
*n0 |
どうした、ネス? |
どうしたの、ネス? |
彼女はああ言ってたが 本当に大丈夫だと 思うか? |
そうか・・・ |
あのさ、ネス・・・ その・・・ |
俺の先祖がしたことで 迷惑かけて・・・ ゴメン・・・ |
あのね、ネス・・・ その・・・ |
あたしのご先祖さまの せいで、すっごい迷惑 かけちゃって・・・ |
ゴメンね・・・ |
そのことはもう 気にするな |
僕もアメルも、君を 恨んだりなんかしちゃ いない |
それだけわかっていて くれれば、いいんだ |
ネス・・・ |
*n0さん |
アメル? |
モナティちゃんは ああ言ってくれたけど 本当に、大丈夫なん でしょうか? |
そうだったんですか |
あのさ、アメル・・・ その・・・ |
俺の先祖がしたことで 迷惑かけて・・・ ゴメン・・・ |
あのね、アメル・・・ その・・・ |
あたしのご先祖さまの せいで、すっごい迷惑 かけちゃって・・・ |
ゴメンね・・・ |
そのことでしたら 気にしないでください |
あたしも、それに ネスティさんも わかってますから |
*n0さんは 悪くないってことを |
だから、もう気に しないでくださいね? |
アメル・・・ |
俺は、モナティを 信じてるよ |
あいつ、落ちこんでた 俺を本気で叱ってくれ たんだ・・・ |
そのおかげで、俺は こうして前向きに なれたんだよ |
あたしは、モナティを 信じてるわよ |
あの子ったらさ 落ちこんでたあたしの こと、本気で叱って くれたのよ・・・ |
そのおかげで、あたし は、こうして前向きに なれたんだもの |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
ここが、サイジェント |
聖王国の西の果てかあ |
聖王国の西の果てね |
ああ、やっと帰って きたですの・・・ |
ゼラムやファナンと 比べると、ずいぶん ちっこい街だねえ |
大きさはともかく 街としての水準は高い ようだぞ |
召喚鉄道もひかれて いるし、水も豊かだ 工業都市の条件は全部 満たされている |
なーに、街の良し悪し なんてのは、暮らして みなくちゃわかんねえ もんさ |
そうですよね |
それじゃ、モナティ |
案内を頼むよ |
案内を頼むわね |
はいですの! それじゃ、さっそく ご案内・・・ |
おいおい、そっちは 反対方向だぜ モナティ? |
その必要はないよ モナティ? |
ちょっと、ちょっと! モナティってば そっちは反対方向 じゃないの? |
その必要はないですよ モナティさん? |
にゅ・・・? この声は・・・??? |
おかえり、モナティ 心配したぜ? |
長旅ご苦労さま モナティ |
はーい、モナティ ひさしぶりっ! |
おかえりなさい モナティさん |
マスターっ!? |
この人が、モナティの マスター・・・ |
エルゴの王を継承した 誓約者・・・ |
ふにぇぇぇぇぇんっ! ますたぁ・・・ ずっと、会いたかった ですのおぉ~っ!! |
おいおい、泣くなって もう、しょうがない やつだなあ・・・ |
やれやれ、相変わらず 泣き虫のままだな モナティは・・・ |
ほら、もう泣かないの しょうがないなあ モナティは・・・ |
モナティさんったら ほら、もう泣かないで ください・・・ね? |
にゅっく・・・っ はいぃ・・・ |
でも、マスター どうしてモナティたち が、ここにくるのが わかったんですの? |
アラカジメ、我々ガ 無線デ連絡ヲトッテ オイタノダ |
モナティをびっくり させようと思ってね |
そうだったんですの うにゅ・・・ |
きゅーっ! |
な、なにアレっ!? |
ディングだっ! わあっ、メイトルパの 仲間だあっ♪ |
ガウムも迎えに来て くれたんですの!? |
きゅきゅきゅーっ♪ |
心配してくれて ありがとうですの ガウム・・・ |
挨拶が遅れちゃって ごめんな |
俺が ハヤトだよ |
*n0です |
モナティがそちらの お世話になっちゃった みたいで・・・ |
そうだろう? ハヤト |
わかってるよ キール |
でしょ? ハヤト |
わかってるよ カシス |
そうですよね? ハヤト |
わかってるよ クラレット |
そういうわけだからさ 恨みっこなしってこと でいいかな? |
うん・・・ |
あ、うん・・・ |
なんかさ、お互い 相棒には苦労してる みたいだな? |
あ・・・ははは |
そうだな それじゃ、行こうか? |
挨拶が遅れてしまって もうしわけない |
僕が トウヤです |
*n0です |
モナティの面倒を見て くださって、本当に ありがとうございます |
だろ? トウヤ |
わかってるよ ソル |
でしょ? トウヤ |
わかってるよ カシス |
そうですよね? トウヤ |
わかってるよ クラレット |
そういうことですから あまり気にしないで ください |
うん・・・ |
あ、うん・・・ |
そうだな そのほうがいいだろう |
挨拶が遅れちゃって ごめん、ごめん |
あたしが ナツミだよ |
*n0です |
なんかさ、すっかり モナティがお世話に なっちゃったよね |
だろ? ナツミ |
わかってるわよぉ ソル |
そうだろう? ナツミ |
わかってるわよぉ キール |
そうですよね? ナツミ |
わかってるわよぉ クラレット |
そういうわけだからさ 恨みっこなしってこと でいいかな? |
うん・・・ |
あ、うん・・・ |
なんかさ、お互い 相棒には苦労してる みたいねー? |
言えてるかも・・・ |
そうよね そんじゃ、行こっか? |
挨拶が遅れてしまって すいません |
私が アヤです |
*n0です |
モナティがすっかり そちらにご迷惑をかけ てしまったようですね |
だろ? アヤ |
ええ、そうです ソルさん |
そうだろう? アヤ |
ええ、そうです キールさん |
でしょ? アヤ |
ええ、そうです カシスさん |
そういうことですから あまり気にしないで くださいね |
うん・・・ |
そうですね |
ちょっと待ったーっ! |
え・・・? |
俺のことを忘れるん じゃねぇぞ、あァん? ハヤトっ! |
俺のことを忘れるん じゃねぇぞ、あァん? トウヤっ! |
俺のことを忘れるん じゃねぇぞ、あァん? ナツミっ! |
俺のことを忘れるん じゃねぇぞ、あァん? アヤっ! |
キムランおじさま!? |
おお、ミニスっ! また一段とかわいく なりやがって・・・ うははははははっ! |
おじさまって・・・ |
キムランさんは この街の警備隊長さん で、ミニスちゃんの おじさまなんですの |
あの、いかつい顔の おっさんが・・・ |
てことは、あの人も マーン家の召喚師? |
おうよ! 俺は、マーン三兄弟 次男のキムランだ |
ファミィ姉さんから 聞かせてもらってるぜ ミニスが世話になった そうだな?あァん? |
兄弟を代表して 礼を言わせてもらうぜ ありがとよ |
あ、いえ いいんですよ あははは・・・ |
あ、ごていねいに どうも・・・ あは、ははは・・・ |
それじゃ、あらためて 出発だ |
では、あらためて 案内するよ |
じゃ、メンツが揃った ところで、行こっか? |
それでは、あらためて まいりましょうか |
あ、帰ってきたみたい だよ!? |
ただいま |
ただいま |
ただいま |
ただいま |
おじゃまします・・・ |
いらっしゃい みなさん |
こんにちは・・・ |
こんにちは |
やっほー、ミニス! |
フィズっ! 元気だった!? |
ああ、ほらほら 嬉しいのはわかるけど 挨拶はあとでね? |
さあ、奥へどうぞ お茶の用意をして ありますから |
ガゼルたちは? |
他のみんなは? |
ガゼルたちは? |
ガゼルさんたちは? |
みんな、ちゃんと 広間で待ってるよ? さあ、どうぞ |
じゃあ、あがらせて もらいます・・・ |
じゃあ、あがらせて もらいまーす・・・ |
おいらが、案内して やるよ! |
おお、来たか |
しっかし、すっげえ 人数だよなぁ・・・ |
お待ちしてましたよ みなさん |
どうも、お世話に なります |
簡単に紹介するよ まず、鎧を着てる彼が サイジェント騎士団 副団長のレイド |
レイドです どうぞ、よろしく |
こっちはエドス 石工の仕事をしてる 仲間で一番の力持ち なんだよ |
よろしくな? |
で、こいつはジンガ 格闘家で、修行の旅の 途中なんだ |
俺っちがジンガだ! アニキの一番弟子って おぼえてくれよなっ? |
簡単に紹介しよう まず、鎧を着てる彼が サイジェント騎士団 副団長のレイド |
レイドです どうぞ、よろしく |
こちらはエドス 石工の仕事をしている 仲間で一番の力持ち でもあるんだ |
よろしくな? |
それから、彼はジンガ 格闘家で、修行の旅の 途中ということだ |
俺っちがジンガだ! アニキの一番弟子って おぼえてくれよなっ? |
えーっとね 鎧を着ているのが サイジェント騎士団 副団長のレイド |
レイドです どうぞ、よろしく |
でもって、こっちが エドスね? 見たとおり、力自慢 なんだよねー |
よろしくな? |
そんでもって、ジンガ 格闘家で、修行の旅の 途中なの |
俺っちがジンガだ! アネゴの一番弟子って おぼえてくれよなっ? |
簡単に紹介しますね こちらの鎧を着た方が サイジェント騎士団 副団長のレイドさん |
レイドです どうぞ、よろしく |
エドスさんは石工で 仲間で一番の力持ち なんですよ |
よろしくな? |
赤い髪のジンガくんは 格闘家で、修行の旅の 途中なんです |
俺っちがジンガだ アネゴの一番弟子って おぼえてくれよなっ? |
ケッ!いちいち そこまで説明すること ねえだろうがよ? |
で、あそこで一人 突っ張ってるのが ガゼル |
口は悪いけどさ 悪気はないから |
で、あそこで一人 意地を張っているのが ガゼルだ |
口は悪いが 悪気はないんだ 許してやってほしい |
で、あそこで一人 すねてるのが ガゼルね? |
口は悪いけど 悪気はないからさ |
もう、ガゼルさん まだすねているん ですか? |
ごめんなさい 口は悪いけど・・・ 根は優しい人なんです |
うるせぇぞ! ったく・・・ |
あんまり、彼は歓迎 してくれてない |
みたいだな・・・ |
みたいねぇ・・・ |
私はエルカよ これでも、メトラルの 族長の娘なんだから |
く・れ・ぐ・れ・も! そこの間抜けな レビットと、一緒には しないでよねっ! |
エルカさぁん・・・ |
ユエルはオルフルだよ よろしくね、エルカ! |
・・・ふん! |
あとは・・・ |
あとは・・・ |
あとは・・・ |
あとは・・・ |
ごめん、ごめーん! あははは、つい居眠り しちゃってさあ・・・ 遅れちゃった? |
やれやれ、お前さんは つくづく時間という ものにだらしないなあ |
ウチのお店だったら お説教と減給は確実 ですねえ・・・ |
へえ?この人たちが ギブソンの後輩さん 御一行かぁ・・・ |
挨拶が先だろう アカネ? |
あ、はいはい あたしはアカネね |
「薬処・あかなべ」の 可愛い店員さんです よろしく! |
「あかなべ」・・・? |
「あかなべ」ぇっ!? |
ん、どうかした? |
いや、別に・・・ |
あ、いえいえ! なんでもないの あははは・・・ |
大将のやってる店とは |
無関係だよなあ??? |
無関係よねぇ??? |
へへっ、こう見えて アカネはシルターンの クノイチなんだぜ? |
え・・・!? |
ちょっと、ジンガっ! シノビはそう簡単に 正体を明かすもんじゃ ないってのにぃ!? |
まあまあ、どのみち 腹をわって話はせんと いかんからな |
ちぇ・・・ |
今いる仲間は、これで 全員だよ |
今いる仲間は、これで 全員だな? |
今いる仲間は、これで 全員だね? |
今いる仲間は、これで 全員ですね? |
そんじゃ、こっちも 自己紹介といくか? |
そうだな・・・ |
そうね・・・ |
・・・そんなわけで |
俺たちは、ここまで やって来たんです |
あたしたちは、ここに やって来たの |
はぁ、そいつはまた 大層な話だなあ |
デグレアの動きが 活発になっているとの 報告は受けていたよ |
まさか、そんな目的で 暗躍をしていたとはな |
戦争かぁ・・・ |
トライドラは陥落して しまいましたが、まだ 聖王都は無傷です |
召喚師たちの助力も あります。必ずや敵を はねのけるでしょう |
デグレアが召喚兵器を 手に入れなければ だがな・・・ |
ゲイルか・・・ 父上もまた、そいつを 探してたことがあるぜ |
魔王を召喚するよりも 確実に破壊をもたらす 手段になるってな |
ゲイルか・・・ 父上もまた、かつて それを求めた一人だよ |
召喚兵器ほど、信頼に たる破壊の手段はない からね・・・ |
ゲイルか・・・ そういえば、父さまも 探してたっけ・・・ |
召喚兵器は、絶対に 命令に忠実なのが 素晴らしいんだって 笑ってた・・・ |
ゲイルですか・・・ 父上もまた、それを 探していました |
魔王を召喚するよりも 確実に破壊をもたらす 手段になると・・・ |
・・・・・・ |
そんな危険な物を ほっておくわけには いかないよな? |
ほうっておけば 災厄はこちらにまで 及ぶだろうな・・・ |
要は、そいつが なくなっちゃえば いいのよね? |
見過ごすわけには いかないですよね これは・・・ |
それじゃ!? |
それじゃあ!? |
ああ、力になるよ 俺たちでよければ |
な、みんな? |
手伝わせてもらうよ 僕でよければ |
みんなは、どうだ? |
おっけー! あたしたちに まっかせなさい! |
いいよね、みんな? |
ええ、私でよければ お手伝いさせて ください |
みなさんは どうですか? |
ケッ! どうもこうも、言い 出したら聞かねえ お前だろうがよ? |
そうそう、マスターの お節介なとこは、もう 筋金入りだもの |
へへっ、久しぶりに ひと暴れできそうな 予感がするぜっ! |
よかったですね! *n0さんっ? |
ああ、モナティの おかげだよ |
これだけ助っ人が いてくれたら、すごく 頼もしいよ |
ええ、モナティの おかげよ |
これだけ助っ人が いてくれたら、すごく 頼もしいわ |
ちょっと待てよ! こっから先は、俺たち だけで充分だぜ |
あんたたちが首を つっこむ必要はねえよ |
え・・・? |
どういうことかな? |
アメルって言ったか? そこの女は、鍵として 狙われてんだろ? |
のこのこ、敵の前に 出てったら、捕まえ てくれって言ってる ようなもんだ |
全部、かたづくまで ここでじっとしてりゃ いいんだよ |
そんな!? あたしだって、今回の ことには責任が・・・ |
足手まといだって 言ってんだよ!? |
テメエっ!! |
リューグ!? |
さっきから聞いてりゃ 言いたい放題、言って くれやがってよ? |
俺たちのどこが 足手まといだって いうんだ!? |
謝るんだ、ガゼル! 彼らに失礼だろう!? |
ケッ!てめえらで なんとかできねえから ここに来たんだろうが |
だったら、おとなしく してやがれ!! |
なんだとォ・・・? |
きゅーきゅーっ!? |
ガゼルさんも リューグさんも ケンカはやめて くださいですのー! |
上等だ・・・! 足手まといかどうか ここで教えてやる!! |
ケッ!そっちこそ 思い知りやがれ!! |
やめるんだ!! 二人とも! |
二人ともっ! やめなさぁいっ!! |
な・・・っ!? |
か、身体が・・・ 動かねぇ・・・っ? |
マヒの召喚術か・・・ さすがは、調律者の まつえいだな・・・ |
マヒの召喚術・・・ 一瞬でとは、さすが ですね・・・ |
マヒの召喚術ね しばらくそうして反省 したら、ガゼル? |
さすがですね・・・ 一瞬で、マヒの召喚術 をお使いになるなんて |
たしかに俺たちは |
たしかにあたしたちは |
ハヤトを |
トウヤを |
ナツミを |
アヤを |
頼ってここへ来たよ けどさ・・・ |
全部、人任せにして 平気な顔をするため なんかじゃないんだ |
俺たちは、俺たちで できるかぎりのことを したい・・・ |
わかってくれないか? |
頼ってここへ来たわよ けどね・・・ |
全部、人任せにして それでオシマイなんて つもりはないの |
あたしたちは あたしたちなりに できる限りのことを したいのよ・・・ |
わかってくれるよね? |
・・・・・・ |
それに、アメルは 君が憎まれ役を買って 心配してくれるほど |
弱い女の子じゃ ないんだぜ? |
弱い女の子じゃないよ |
う・・・ |
・・・!? |
勝負ありね、ガゼル? |
まったく、最初っから 素直にそう言って あげればいいのに |
ガゼルさん・・・ |
と、とにかく・・・っ さっさと、俺にかけた 術を解きやがれッ!! |
ああ、ゴメンっ!? |
ふう・・・っ やってられねぇぜ ったくよォ・・・ |
もういいだろう? ガゼル |
納得したかい? ガゼル |
文句はまだある? ガゼル |
もういいでしょう? ガゼルさん |
ケッ!わかったよ 俺が、悪かった・・・ |
素直でよろしい |
そうと決まれば 旅の準備をせんとな |
私も城に行って、事情 を説明してこなくては ならないな |
おいおい、いいのか? 騎士団は今、訓練の 真っ最中で・・・ |
軍事顧問のラムダも 団長のイリアスたちも 留守にしてんだろ? あァん? |
私がいなくても、貴方 のご兄弟がいれば サイジェントの守りは 大丈夫でしょう |
キムラン、貴方もその つもりでは? |
へへ、まあな・・・ |
よろしく頼むぜ *n0? |
よろしく頼むよ *n0? |
よろしくね! *n0 |
よろしくお願いします *n0さん |
こちらこそ! |
だからさぁ・・・ ここで、こうすると こう蹴られるだろ? |
おっと!そのまえに こうしちまって コブシを叩きこもうと すりゃあ・・・ |
なら、あたいは 当然それを見て、こう 身をかわしちまうさ |
そこで、こっちで 遊ばせといた左手が 生きてくるのさっ! |
・・・・・・ |
なにやってんだ? |
なにやってんの? |
二人とも・・・ |
いや、ね 拳法の攻防の話をして たんだけどねぇ・・・ |
頭で考えても、あんま わかんねえからさ こうして型をなぞって るってワケさ! |
どうでもいいけど そんなに不安定な体制 で、よく二人とも 立ってられるな? |
どうでもいいけど そんな不安定な体制で 二人ともよく立って られるわねえ? |
まぁね? |
基本だぜ、こんなの |
・・・・・・ |
ふーん・・・ |
でさぁ・・・ どこまでやったっけ? |
えっと・・・ あ、あれっ!? |
ちょっ!?わっ! あわわわわわわっ!? |
あたたた・・・ |
ふがが・・・っ!? い、息が・・・っ |
・・・ほどほどにね |
うきゅ |
うきゅ |
うきゅ |
*n0 |
*n0だけど ちょっと、いいかな? |
うん、どうぞどうぞ 入ってくれよ |
ああ、構わないよ |
お?わざわざ たずねてきてくれる なんてうれしいなぁ |
ええ、どうぞ 入ってください |
これ、先輩たちから 預かってきた手紙 |
これ、先輩たちから 預かってきた手紙ね? |
今は別の任務があって こっちにこれないから よろしくって・・・ |
ギブソンたちは 元気かい? |
二人は、相変わらず なのかな? |
この律儀な字面は ギブソンだな? 相変わらず、き帳面 みたいねえ・・・ |
ギブソンさんも ミモザさんも お変わりないですか? |
うん、二人とも 元気だよ |
あのさ・・・ ひとつだけ、聞かせて ほしいんだ? |
ええ、二人とも 元気よ |
あのね・・・ ひとつだけ、聞きたい ことがあるんだけど |
いいかな? |
なんだい? |
なにかな? |
なぁに? |
なんです? |
どうして、世界を 救ったことを隠したり してるんだい? |
本当のことを言えば 君は英雄にだって なれたのに・・・ |
どうして、世界を 救ったことを隠したり してるの? |
本当のことを言えば 英雄にだってなれた はずなのに・・・ |
・・・・・・ |
俺さ・・・ 別に最初から、世界を 救うつもりじゃ なかったんだ |
最初は、この世界に 間違って呼ばれた はぐれ召喚獣みたいな ものだったし |
でも、ここのみんなに 助けてもらって いっぱい、優しくして もらってさ・・・ |
そんなみんなのことを 守りたいって、必死に 戦ってたら |
いつの間にか、魔王を やっつけていた それだけのことなんだ |
・・・・・・ |
正直、今でもさ 俺なんかが誓約者でも いいのかな?なんて 思ったりするよ |
けど、選ばれた以上 できるとこまでは がんばりたいからさ |
うまく言えないけど それが、俺の誓約者と しての願いなんだ |
・・・・・・ |
僕はね・・・ 別に最初から、世界を 救うつもりじゃ なかったんだよ |
最初は、この世界に 間違って呼ばれた はぐれ召喚獣みたいな ものだったし |
でも、ここのみんなに 助けてもらって 本当に親切にして もらって・・・ |
そのお礼がしたくて ただ、それだけを 願って戦っていたんだ |
魔王を倒すことに なったのは、結果論さ |
・・・・・・ |
正直、今でも 僕なんかが誓約者で いいのか?なんて 思うこともある |
でも、選ばれた以上 できる限りの力は 尽くしたいからね |
うまく言えないけど それが、僕の誓約者と しての在り方なんだ |
・・・・・・ |
あたしね・・・ 本当は、世界なんか 救うつもりじゃ なかったんだ |
召喚された理由だって 事故で、間違っただけ はぐれ召喚獣って 言われもしたよ |
けど、ここのみんなに 助けてもらって いっぱい、優しくして もらってね・・・ |
あたし、ホントに うれしかった・・・ みんなのこと、絶対に 守りたいって思った |
そしたら、魔王と戦う ことになっちゃった ただ、それだけ |
・・・・・・ |
あはは、今でもね あたしなんかが誓約者 でいいの?なぁんて 思ったりするよ |
けど、選ばれた以上 やるっきゃないじゃ ない? |
うまく言えないけど それが、あたしの 本音だよ |
・・・・・・ |
私は別に・・・ 最初から世界を救おう としたわけでは ないんです |
この世界に来たのも 偶然だったんです こわくなって泣いたり しました・・・・ |
でも、みなさんに 助けてもらって 本当に親切にして もらって・・・ |
そのお礼がしたくて ただ、それだけで 一生懸命だっただけ |
うふふ・・・ ちっとも、英雄らしく ないですよね? |
・・・・・・ |
正直、今でも 私なんかが誓約者で いいのかしら? なんて考えます |
でも、選ばれた以上 精一杯、がんばって いきたいですもの |
うまく言えませんが きっと私には、これで いいんですよ・・・ |
なんだか、わかる気が するよ・・・ |
なんだか、わかる気が する・・・ |
どうしてハヤトが |
どうしてトウヤが |
どうしてナツミが |
どうしてアヤが |
誓約者に選ばれたのか |
ギブソン先輩から 聞いているよ |
君は、無色の派閥の 一員だったそうだね? |
・・・・・・ |
だが、僕はそのことで 君を責めようという わけじゃない |
ただ、教えてほしい! |
どうやって、君が 過去の罪と向き合う 勇気を持てたのかを |
僕にも、それが必要 だから・・・ |
ネス・・・ |
教えなくてもな アンタは、もう それをもってるぜ? |
あまりに近すぎて 気づいてないだけさ |
わざわざ教わらずとも 君はもう、それを もっているよ? |
僕たちは、どこか 似ている・・・ だから、わかるんだ |
こらこら? キミは、もうそれを もってるじゃない |
だから、ここまで 来れたんでしょ? |
その答えは、貴方の すぐ側にありますよ |
本当は、お気づきに なっているのでは ありませんか? |
そうか・・・ |
それで・・・ いいんだな・・・? |
僕は、間違えては いないんだな? |
ああ・・・ |
ええ・・・ |
うん・・・ |
はい・・・ |
ありがとう ソル |
ありがとう キール |
ありがとう カシス |
ありがとう クラレット |
今の言葉で、僕は 救われたよ・・・ |
ったく・・・ 初対面の相手に召喚術 ぶっ放すか?普通? |
おかげで、チビどもに 笑われちまったぜ |
悪かったよ あの時は夢中でさ つい・・・ |
ごめんごめん あの時は夢中で・・・ つい・・・ |
まあ、いいけどな |
そこにいるそいつから 事情は聞いたしよ |
・・・・・・ |
リューグ? |
誤解されたままじゃあ シャクだったからな |
きっちり話をつけた それだけだ・・・ |
そうか・・・ |
そっか・・・ |
聞いたぜ?お前らも 親がいねえんだってな |
俺やリプレ、それに あのチビたちも同じだ みんな、孤児なのさ |
そうなんだ・・・ |
俺は、お前らの力に なるぜ・・・ |
同情じゃねぇぞ? |
俺たちも、お前らも ここまで負けずに 生きてきた仲間なんだ |
だから、力を貸すのさ そのしぶとさに敬意を 表してな? |
ガゼル・・・ |
ハッ!女の尻に 敷かれてるにしちゃあ 言うじゃねえか? |
ケッ!お姫様に かしづいてる野郎が なに言ってやがる? |
やろうってのか!? |
おもしれぇ!! |
あーあ・・・ まただよぉ・・・ |
どっちも、どっちって 思うんだけど・・・ |
ミニスは、どうやって ここのみんなと |
知りあったんだ? |
知りあったの? |
私がウォーデン家の 末っ子に誘拐されそう になった時にね・・・ |
ここのみんなが 助けてくれたことが あったの |
あんたがさ シルヴァーナと誓約 したのも、あの事件が きっかけだったよね |
懐かしいなあ・・・ |
そうだったんだ・・・ |
あれ?でも先輩たち とは面識がなかった みたいだけど・・・ |
ミニスが聖王都に 帰るのと入れ違いで ギブソンたちが やって来たんだもの |
その後のことは 知らなくて当然よ |
うん、だから ハヤトが エルゴの王の後継者 だって聞いた時は |
うん、だから トウヤが エルゴの王の後継者 だって聞いた時は |
うん、だから ナツミが エルゴの王の後継者 だって聞いた時は |
うん、だから アヤが エルゴの王の後継者 だって聞いた時は |
すっごく驚いたわよ |
あはははっ でも、ちっとも雰囲気 変わってないでしょ? |
うん、あの頃の ハヤトのままで ちょっと安心 |
うん、あの頃の トウヤのままで ちょっと安心 |
うん、あの頃の ナツミのままで ちょっと安心 |
うん、あの頃の アヤのままで ちょっと安心 |
ガゼルも、エドスも リプレお母さんも、 みんな変わってなくて すごくうれしいよ |
あたしは? |
うーん・・・ 前より、おしゃれに なったかな? |
ふふっ、わかる? |
あんたとした約束 ちゃんと守ってるもの |
私も、がんばってるよ まだまだだけど・・・ |
見ればわかるわよ あんたが、逃げずに がんばってるのは |
なんにも言わないけど ハヤトも ガゼルもね・・・ |
なんにも言わないけど トウヤも ガゼルもね・・・ |
なんにも言わないけど ナツミも ガゼルもね・・・ |
なんにも言わないけど アヤも ガゼルもね・・・ |
あんたのこと見て すごく、うれしそう だったんだから? |
え・・・? そ、そうなんだ・・・ |
この二人って・・・ 本当に仲のいい友達 |
なんだなあ・・・ |
なのねぇ・・・ |
・・・で どっちが本命? |
な・・・!? |
隠すな、隠すな 初恋の相手、二人の どっちかでしょ? |
それとも、そこの 彼氏に乗り換えたの かしら? |
・・・コホン |
あ、アナタねぇ・・・ どうして、そういう 恥ずかしいこと平気で 言うワケっ!? |
あははははっ! やーい、赤くなった♪ |
待ちなさい、フィズ! もぉ、待てえぇっ!? |
あの子って・・・ 見かけによらず おませさんだったのね |
あははは・・・ |
*n0 助けてください・・・ |
は? |
えっ? |
わはははははっ! そりゃあ傑作だなぁ? |
だろ、だろぉ!? |
いやー、あんたって すごく話がわかるヤツ だよなぁ・・・ |
いやいや、お前さんが 話し上手だからさ |
男同士の話ってのは こうでなきゃいかんな なんというか・・・ |
品の悪さも 芸のうちってか? |
おう、それそれ! わははははははっ!! |
うははははははっ!! |
なんか、独特の世界が できてる・・・ |
さっきから、ずっと あの調子なんですよ |
お酒も入ってないのに どうして??? |
おい!シャムロック お前もこっちに来て 盛り上がろうぜー!? |
俺、別の用があるから じゃ・・・ |
あっ!あたしね? 用事あるんだぁ・・・ |
見捨てる気ですか!? *n0さんっ! |
わははははははっ!! |
うははははははっ!! |
誰かぁ・・・ このお二人を止めて くださぁぁぁぁい!? |
久しぶりの里帰りは どう?カイナちゃん |
ええ、ねえさま やっぱり落ち着きます |
カイナはいつから ここで暮らすように |
なったんだ? |
なったの? |
ええと・・・ |
コノ世界ノ暦デ 約1年ガ経過シテイル |
あっという間だよね 時間ってさ・・・ |
そうですね 鬼神の谷にいた時間と 比べれば、短いはず ですのに・・・ |
それより長い時を もう、ここで過ごした 気がします |
鬼神の谷? |
ハヤトさんと |
トウヤさんと |
ナツミさんと |
アヤさんと |
出会うまで、私が 過ごしていた場所です |
エルゴの守護者はね それぞれの世界に縁の ある場所にいたんだ |
我ラハ、朽チカケタ ろれいらるノ遺跡ニテ 過ゴシテイタノダ |
そうだったの・・・ |
そのうち、ねえさまも 行ってみませんか? |
あの谷はシルターンの 加護に満ちています もしかしたら |
記憶が戻るかも・・・ |
カイナ・・・ |
記憶はともかくさ 私としては・・・ |
カイナちゃんの暮らし ていた場所ってのは 見てみたいわね? |
じゃあ・・・? |
今回の件が片づいたら 行っちゃいましょう? みんなでね! |
ええ、ねえさま! |
まったく・・・ 信じらんないわね! |
絶対に側から離れない ですのぉ・・・ |
とか言っといて あっさり行方不明に なるなんてね |
うにゅぅぅぅっ |
だからさ、エルカ それはモナティのせい じゃなくて・・・ |
フン!ちょっと 考えれば、わかること じゃないの? |
まあ、今回は幸運にも マスターに負けない ほど、おせっかいな人 だったけど・・・ |
おせっかい・・・ |
あ、あのね・・・ |
じゃなきゃ、あんた? どうなってたか わかんなかったのよ! |
エルカさん・・・ もしかして、モナティ のこと心配して・・・ |
きゅーっ! |
な!?なんでっ!! エルカが、あんた みたいな馬鹿レビット 心配すんのよ!? |
こ、このまま帰って こなくたって、別に 良かったんだからッ! |
あんたがいなくたって エルカは、ち~っとも さびしいなんて思わな かったんだから!? |
誰も、そんなことまで 言ってないって・・・ |
エルカさぁん・・・ |
なによッ? その見透かしたような 目つきは・・・!? |
ムカつくわねぇ!! |
にゅうううっ! ツメを立てたら、痛い ですのぉっ!? |
お、おいっ!? |
あららら・・・ |
きゅ! |
え? |
あれが、あの二人の いつもの、やりとり? |
きゅーっ♪ |
馬鹿レビット! 馬鹿レビットっ! 馬鹿レビット~っ!! |
うにゅううううっ!? |
なんだかなあ・・・ |
モナティを いじめたらダメっ! |
ユエルさん? |
なによっ!? あんたには・・・ |
ウウゥゥゥ・・・ッ |
う・・・ |
ガルルルルルルッ!! |
や、やだ・・・ やめてってばぁ・・・ |
ユエルさん、そうじゃ ないんですのっ 今のは、ふざけていた だけなんですの! |
そうですよねぇ? エルカさん |
・・・・・・ |
エルカさんっ? |
そ、そうよ・・・っ ちょっと、エルカが ふざけすぎたの・・・ |
ごめんなさい・・・ |
なぁーんだ? そうだったのかあ |
みんな、なかよしが 一番ですのっ! |
なかよし、なかよし♪ |
きゅーっ♪ |
うう・・・ こいつ、苦手・・・ |
あ!?*n0 兄ちゃん! |
あ!?*n0 姉ちゃん! |
アルバくん、だっけ ロッカと、なにを |
話してたんだ? |
話してたの? |
*n0 兄ちゃんたちが今まで してきた、冒険談だよ |
強いんだねぇ・・・ 兄ちゃんたちも! |
*n0 姉ちゃんたちが今まで してきた、冒険談だよ |
強いんだねぇ・・・ 姉ちゃんたちも! |
ご心配なく・・・ 話したのは、戦いの ことばかりですから |
へへへ・・・ オイラもいつかは 騎士になって |
兄ちゃんたちに 負けないぐらいに 強くなってやるんだ! |
姉ちゃんたちに 負けないぐらいに 強くなってやるんだ! |
よーし! さっそく練習だ!! |
あの子を見てたら 昔を思い出しましたよ |
僕もリューグも 小さな頃は、ああして ただ純粋に |
強くなるんだって はしゃいでました |
うん・・・ |
へえ・・・ |
アルバ君には、あの まっすぐな気持ちを 忘れないまま、大人に なってほしいですよ |
すこしだけ・・・ おじいさんの気持ちが わかった気がします |
ロッカ・・・ |
あれ?ルウと ラミちゃん・・・? |
あ・・・ |
なにか、急ぎの用事? |
いや、別に用事って わけじゃないけど |
だったら、ちょっと 後にしてくれない? |
今、この子にね ルウがおばあさまから 聞いた昔話をして あげてるの |
へえ・・・ |
おにいちゃんも おはなし・・・ ききたい? |
おねえちゃんも おはなし・・・ ききたい? |
ありがとう でも、途中だからね |
俺はいいよ |
あたしはいいわ |
じゃあ・・・ あとで、ラミが・・・ おにいちゃんにも きかせてあげるね? |
じゃあ・・・ あとで、ラミが・・・ おねえちゃんにも きかせてあげるね? |
うん、わかった 楽しみにしてるよ |
ええ、わかったわ 楽しみにしてるわね |
・・・(こくん) |
ふいーっ・・・ |
どうかしたの? レナードさん 元気がないけど |
さもあらん 最後の望みまでも 断たれたのだからな |
帰れねえらしいのよ これがな・・・ |
えっ!? |
レナード殿の世界に つながる召喚の門は 不安定で・・・ |
よほどの魔力をもつ者 でしか、渡れないと いうのでござる |
そんな・・・ |
まあ、いいさ・・・ 帰る方法そのものは あるってわかったんだ |
こうなりゃ、今から どっかの召喚師の弟子 にでもなって |
強い魔力とやらを 身につけてやるさ? |
レナード殿・・・ |
そんときゃあ 口ききを頼んだぜ? *n0 |
レナードさん・・・ |
・・・おっけー! |
・・・らじゃーっ! |
ははははっ! サンクスな・・・? |
お? いいニオイが・・・ |
ん? いいニオイ・・・ |
悪いわね お客様の貴女に 手伝ってもらうなんて |
いいえ、あたしも お料理は好きですから |
リプレさんには ちょっとかないそうも ないですけど |
そんなことないって |
いいえ、こんなに たくさんのお料理を いっぺんに作れちゃう なんて、すごいです |
そ、そうかな・・・? |
なんだか、二人とも |
すごく楽しそうだな |
すごく楽しそうね |
あれ、このお料理って おソバですか? |
ああ、それはね らーめん、っていうの |
らーめん? |
ハヤトの 大好物なの |
トウヤの 大好物なの |
ナツミの 大好物なの |
アヤの 大好物なの |
おソバと同じでね おしょうゆを使って スープを作るのよ |
へえ・・・ |
あ、そうだ! アメルは、おいもが 好きだったよね? |
おしょうゆを使った とっておきのお料理を 教えてあげるわ |
え、どんなのですか? |
肉じゃが、っていって シオンさんに教わった ものなんだけど・・・ |
こりゃ、夕飯が 楽しみだな? |
これは、夕飯が 楽しみかも? |
ふーん・・・ |
な、なんだ? ジロジロ、俺のことを 見たりして・・・? |
な、なによ? ジロジロ、あたしの こと見たりして? |
ハヤトの 時もそうだったけど やっぱ、見た目は普通 なんだよねぇ? |
トウヤの 時もそうだったけど やっぱ、見た目は普通 なんだよねぇ? |
ナツミの 時もそうだったけど やっぱ、見た目は普通 なんだよねぇ? |
アヤの 時もそうだったけど やっぱ、見た目は普通 なんだよねぇ? |
ちっとも、偉そうには 見えないわ・・・うん |
あ、あのなあ・・・? |
あ、あのねぇ・・・? |
悪かったな、ちっとも 偉そうでなくて? |
失礼だよ、アカネ? |
悪かったわね 偉そうじゃなくって? |
失礼ですよ? アカネさん |
ハヤト |
トウヤ |
ナツミ |
アヤ |
だってさー、ホントの ことじゃん? |
それより こんなとこでサボって てもいいのか? |
お店、ほったらかしの ままなんだろ? |
憎まれ口を叩くよりも 店に戻るほうが先じゃ ないのか? |
また、ほったらかしに してきたんだろう? |
それよりさ、いいの? こんなところで サボってて・・・ |
お店、ほったらかしの ままなんでしょ? |
そんなことより、早く お店に戻られたほうが よくはありませんか? |
お客さん、きっと 困ってますよ? |
あー、いいのいいの! どうせ、お客なんて 来ないんだから |
自慢じゃないけど 師匠が旅に出てから 薬ひとつ、売れたこと ないんだもん♪ |
店番するだけ 時間の無駄よぉ? |
い、いいのかなあ? それで・・・ |
ほう・・・ ひとつもですか? |
うんうん、ひとつも! ぜ~んぜん! |
・・・って? |
お、お師匠ぉ~っ!? |
じゃあ、やっぱり シオンの大将と アカネは・・・ |
ええ、そのとおり 師弟関係です これでも・・・ |
あわっ、あわあわっ! あわわわわわわっ!? |
おかえり、シオンさん 畑の様子は どうだった? |
おかえり、シオンさん 畑の様子は どうでした? |
おかえり シオンさん どう?久しぶりに 見た畑の様子は |
おかえりなさい シオンさん 畑ですけど、あれで よかったですか? |
ええ、それはもう |
これも留守中、貴方や |
これも留守中、貴女や |
おちびさんたちが 丁寧に世話してくれた おかげですよ |
ありがとうございます |
それでさっきから |
姿が見えなかったのか |
姿が見えなかったのね |
なんでぇ!? お師匠は、たしか ハヤトに 頼まれて・・・ |
なんでぇ!? お師匠は、たしか トウヤに 頼まれて・・・ |
なんでぇ!? お師匠は、たしか ナツミに 頼まれて・・・ |
なんでぇ!? お師匠は、たしか アヤに 頼まれて・・・ |
聖王都で、悪魔の動き について調べてたん じゃないの??? |
あれぇ? 言ってなかったっけ? |
シオンさんは今 *n0たちに 協力してるって |
だから、あれほど 言っておいただろう? |
シオンさんは *n0たちと 一緒に戻ってくるって |
あ、ごっめ~ん! 言い忘れちゃってた |
シオンさんは今 *n0たちと 一緒だったりするんだ これが・・・ |
あ・・・ すっかり忘れてました |
シオンさんは今 *n0さん達の お手伝いをしているん ですよ? |
ギブソン殿とミモザ殿 に頼まれましてね |
きっ・・・聞いてない よおおぉ~~っ!? |
聞いていたら どうしたんですか? アカネさん |
ごまかす方法でも 考えましたか? |
い、いいえ・・っ! 滅相もないですぅ!? |
てっきり、一人前に なったものだと思って いましたが・・・ |
どうも、根本の部分で 貴女には足りないもの が多いようですね |
ここはひとつ 師弟水いらずでお話を しましょうか? |
ひ・・・!? |
いらっしゃい? アカネさん? |
ご、ごめんなさいっ お師匠さまっ! どうか、お許しを!? |
・・・アカネさん? |
ひぃーっ! 堪忍してえぇ~っ!? |
・・・と、いつまでも 同じことをしていても 無駄ですからね |
へ・・・? |
適材適所という言葉も あります。貴女に店番 を任せた私にも、非は あったのですし |
やはり、接客には 接客の達人を使うのが 筋でしょう・・・ |
・・・まさか? |
ご紹介しましょう 新しく雇うことにした パッフェルくんです |
どうもー!わざわざ ご指名していただいて どうも、ありがとう ございまーす |
誠心誠意、がんばって 働きますので、どうぞ よろしくー♪ |
や、やっぱり・・・ |
そ、それじゃ? あたしの立場は・・・ |
ウチは、二人も店員を 雇う余裕はないので |
クビですね |
く・・・クビ・・・? |
では、参りましょうか パッフェルくん? |
はーい、店長! |
ま・・・! 待ってくださいよぉ? お師匠さまぁ~っ!? |
アカネ |
待ってえぇぇ~っ!? |
さすがはシオンさん 今ので、アカネも すこしは懲りたろうな |
彼女にはちょっと 強すぎる薬だったかな |
よくやるわねぇ 二人とも アカネ、本気で だまされてたよ |
ちょっと・・・ お薬が効きすぎたかも しれないですね・・・ |
みんな・・・ グルだったわけね |
ソルさん |
キールさん |
カシスさん |
クラレットさん |
いいんですよ もとはといえば、俺が 二重誓約しちゃった せいなんだし |
あ、気にしないで もとはといえばあたし が二重誓約しちゃった せいなんだし |
そのとおり 悪いのは、こいつです |
ネスティさんってば |
いや、誓約の更新を していなかったのは こちらの責任ですよ |
まあまあ、こっちにも ミスはあったんだし お互いさまってことで |
あの、あまりお気に なさらないでください こちらにも非はあるの ですし・・・ |
そうか、この人が モナティの言ってた |
だな・・・ |
なんだ・・・ |
はじめまして 蒼の派閥の召喚師 ネスティ・バスクです |
アメルといいます どうぞ、よろしく |
ああ、俺はソルだ よろしくな |
そっちの事情は だいたい聞いている 詳しいことは、場所を 変えて話そうぜ |
キールと言います こちらこそ、よろしく |
そちらの事情は おおまかにうかがって います。詳しい相談は 場所を変えて・・・ |
あたしはカシス よろしくねっ! |
立ち話もなんだしさ 詳しいことなんかは 場所を変えてゆっくり 話さない? |
はじめまして クラレットと申します |
お話は聞いております 詳しいことは場所を 変えて、ご相談する ことにしましょう |
いや、誓約の更新を 忘れていたこちらにも 非はあるぜ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
あれ、レイドさん どうしたんですか? むつかしい顔して |
やっぱり、許可が 出なかったんですか? |
あれ、レイドさん どうしたの? むつかしい顔して |
やっぱり、許可が 出なかったんですか? |
いや、許可を求める どころの問題じゃ なくなってしまった |
デグレアのものらしき 軍勢が、猛烈な速度で こちらに向かってきて いるらしい・・・ |
なんだって!? |
なんですって!? |
偵察兵の報告によると 指揮官らしき人物は 黒いカブトの騎士だと いうんだが・・・ |
心当たりはあるか? |
ルヴァイドだ! |
ルヴァイドだわ! |
黒騎士ってのは そいつか・・・ |
君たちの言っていた 黒騎士のことか |
そいつがウワサの 黒騎士さんね |
黒騎士・・・ ルヴァイド・・・ |
あいつら、アメルを 追ってこんなところ まで来たんだ・・・ |
そこまでして・・・ 召喚兵器なんかが |
欲しいのかよ!? |
欲しいってワケ!? |
*n0さん・・ |
*n0・・・ |
私はすぐに戻って キムランたちと迎撃に 出なくてはならない |
俺たちも行きます! 行って、戦います!! |
あたしたちも行くわ! 行って、戦う!! |
しかし・・・ |
一緒に戦ってもらおう レイド? |
ハヤト・・・ |
当然、俺たちも戦うよ この街の住人として |
あの事件から一年 街のみんながお互いに 助けあって・・・ |
やっとここまで サイジェントは復興 したんだ |
みんなの街として 生まれ変わったんだ それを、壊されるわけ にはいかない! |
俺たちの街は 俺たちの手で守る!! |
先に、君たちの力を 借りることになった みたいだね? |
トウヤ・・・ |
僕たちも戦おう この街の住人として |
あの事件から一年 街のみんながお互いに 助けあって・・・ |
やっとここまで サイジェントは復興 することができた |
みんなの街として 生まれ変わったんだ それを、壊されるわけ にはいかない! |
僕たちの街は 僕たちの手で守る!! |
んじゃ、あたしたちと 一緒に戦おっか? |
ナツミ・・・ |
意地はってる場合じゃ ないでしょ、レイド |
あの事件から一年 街のみんながお互いに 助けあって・・・ |
やっとここまで サイジェントは復興 したんじゃない? |
そう簡単に壊される わけにはいかないって あたしたちの街を! |
止めたってダ~メ あたしは、戦うよっ! |
お願いできますか? *n0さん |
アヤ・・・ |
私たちも戦います この街の住人として |
あの事件から一年 街のみんながお互いに 助けあって・・・ |
やっとここまで サイジェントは復興 したんですもの |
この街はみんなの街 だから、守るのだって みんなで力をあわせる のが当然です! |
違いますか? レイドさん |
わかったよ・・・ ハヤトそして *n0 |
わかったよ・・・ トウヤそして *n0 |
わかったよ・・・ ナツミそして *n0 |
わかったよ・・・ アヤそして *n0 |
君たちの力を、我々に 貸してくれ |
ああ、任せてくれよ レイド! |
すまないハヤト 俺たちのせいで・・・ |
ゴメンねハヤト あたしたちのせいで |
気にするなよ *n0 それよりも、今は |
俺たちみんなで力を あわせて、デグレアを 追い払うんだ! |
ありがとう、レイド 力にならせてもらうよ |
すまないトウヤ 俺たちのせいで・・・ |
ゴメンねトウヤ あたしたちのせいで |
いいんだよ *n0 いつかは、ここも 狙われていたんだ |
それより今は、力を あわせて、デグレアを 追い払おう! |
おっけー! 任せなさいって |
すまないナツミ 俺たちのせいで・・・ |
ゴメンねナツミ あたしたちのせいで |
いいって、いいって *n0 それよりもさ |
みんなで力をあわせて デグレアを、 ぎゃふんって 言わせちゃお! |
ありがとうございます レイドさん |
すまないアヤ 俺たちのせいで・・・ |
ゴメンねアヤ あたしたちのせいで |
気にしないで *n0さん それよりも、今は |
私たちみんなで力を あわせて、デグレアを 追い払いましょう! |
わかった! |
ええ! |
きぃーっ! 憎いっ、憎いっ! あぁ、憎らしいっ!! |
よりにもよって 騎士団不在のこの時に 敵が攻めてくるとは |
私の政治家生命を 台無しにする気か!? ぐぎぎぎ・・・っ |
なあ、兄貴 あんまカッカすんなよ |
ほれ、副団長殿が 助っ人を連れてきて くれたぜ? |
相変わらずだなあ イムラン |
げ・・・ ハヤト!? |
お久しぶりです イムラン政務官 |
げ・・・ トウヤ!? |
はーい、イムラン 苦労してるぅ? |
げ・・・ ナツミ!? |
イムラン政務官 ご苦労さまです |
げ・・・ アヤ!? |
おいおい、いい加減 ワシらを見て引きつる のはよしてくれ |
そうそう、失礼だよ? オ・ジ・サ・ン |
失礼なのは、貴女も 同じですよ アカネさん? |
あ、はいっ!? 気をつけますですっ! お師匠・・・ |
場合が場合でしたので 私の権限で支援を要請 させてもらいました |
まあ、よかろう・・・ この際、平民の手でも 借りたいところだ |
しかし、レイドよ また見覚えのない顔が 増えているようだが |
こいつらは、本当に 役に立つのか? |
失礼ですわよっ! イムラン叔父様っ!? |
ミ・・・ミニスっ!? なんでっ、お前がっ こんな所にっ??? |
おいおい、兄貴 ちゃんと言っただろ? |
こいつらが、ミニスと 一緒に旅をしてる 蒼の派閥の連中だよ |
あ、あの連中か!? |
一緒にいた、私が保証 してさしあげますわ この方たちは、すごく 強いんですからっ! |
そうなのか・・・? |
まあ、それなりには 一応・・・ |
どのみち、彼らは |
どのみち、彼女たちは |
俺たちと一緒に行動 するんだ |
そっちの邪魔には ならないさ |
彼らには、僕たちと |
彼女達には、僕たちと |
一緒に行動してもらう ことになります |
ご迷惑はかけませんよ |
いいじゃない? どうせ、いつもみたく あたしたちは別行動 なんだからさ |
キミたちには、迷惑 かけないようにうまく やるから・・・ね? |
彼らは私たちと |
彼女たちは私たちと |
一緒に別動隊として 動きます |
そのほうが、きっと よろしいですよね? |
それよりも、現在の 状況を教えてください |
時間は、あまり無いの でしょう? |
う、うむ・・・ |
げっ!?なんだよ あの黒いのが全部 兵隊だってのかよ!? |
ひゃあ・・・ずいぶん 奮発したもんですねー 黒騎士さんも |
ローウェン砦の時より 多いかも・・・ |
へへっ、望むところさ 俺っちとしちゃ・・・ |
いいこと言うねえ? ・・・あたいもさっ! |
どう、エスガルド? |
索敵完了・・・ 指揮官ラシキ人物ハ 陣ノホボ中央ニ |
側近ラシキ機械兵士ガ ツイテイルヨウダ |
ゼルフィルドか・・・ なら、間違いないな |
けどよ、黒騎士の旦那 をとっ捕まえて、降伏 させるのはいいが |
どーやって、そこまで 行くってんだ? |
そうよね・・・ |
心配ありませんよ ねえさま 見ていてくださいな |
マスターたちに お任せですのっ! |
いくぞっ! |
いくよ? |
いくわよっ! |
いきますよ・・・ |
ソル |
まかせろ! |
キール |
わかった! |
カシス |
おまかせっ! |
クラレット |
はいっ! |
至源の時より生じて 悠久へと響き渡る この声を聞け! |
護界の意味を知り その命を果たす者へと 大いなる力を! |
セルボルトの名の下に ソルが命じる・・・ |
護界の意味を知り その命を果たす者へと 大いなる力を! |
セルボルトの名の下に キールが命じる・・・ |
護界の意味を知り その命を果たす者へと 大いなる力を! |
セルボルトの名の下に カシスが命じる・・・ |
護界の意味を知り その命を果たす者へと 大いなる力を! |
セルボルトの名の下に クラレットが 命じる・・・ |
誓約者たる ハヤトが 汝の力を望む・・・ |
誓約者たる トウヤが 汝の力を望む・・・ |
誓約者たる ナツミが 汝の力を望む・・・ |
誓約者たる アヤが 汝の力を望む・・・ |
力を貸してくれ・・・ |
力を貸してくれ・・・ |
力を貸してね・・・ |
力を貸してね・・・ |
来いっ! |
いでよっ! |
おいでっ! |
いでよっ! |
いでよっ! |
いでよっ! |
おいでっ! |
いでよっ! |
すごい・・・っ! |
あれが・・・ 誓約者の力なのか!? |
デグレアの軍隊が 散り散りになって 逃げていく・・・ |
デグレアの軍隊が 一瞬で、散り散りに なっちゃった・・・ |
今だっ! 突っこむぞっ!! |
よっしゃああぁっ!! |
拙者たちも遅れては ならんぞ! *n0殿 |
よし・・・ みんな、行くぞっ!! |
ええ・・・ みんな、行くわよ!! |
貴様タチノ仕業カ コレハ・・・ |
観念しろ、ルヴァイド サイジェントの街には これ以上近づけさせは しないぞ!! |
観念なさい ルヴァイド? |
サイジェントの街には これ以上、一歩だって 近づけさせないから! |
・・・・・・ |
びびって、声も出ねえ のかよ・・・ ルヴァイド!? |
待て、リューグ! 様子がおかしいぞ!? |
コロ・・・コロ・・・ コロス、ロス・・・ッ |
ヌガアァァァァッ!! |
これは・・・!? |
間違いないわ この人、悪魔にとり つかれてる!? |
なんだって!? |
なんですって!? |
コロスウゥゥ・・・ッ めるる、ぎとすサマノ タメニ・・・ッ |
あるみねハ・・・ コロスウゥゥゥッ!! |
ガアァァァァ・・・ッ |
なんだよ・・・? こんなのって・・・ ありかよ・・・ |
俺が倒したかったのは そんな無様なテメエ じゃねぇぞっ!? |
ちくしょおぉ・・・っ |
リューグ・・・ |
君が幕を引いてやれ リューグ・・・ |
もう、彼を元に戻す 方法はない |
殺させるものかぁっ! |
イオスさんっ!? |
ルヴァイド様は 貴様たちなんかに 殺させやしないぞ!! |
この人を殺す権利は 僕だけにあるんだっ! 僕だけが・・・ |
この人を殺しても いいんだ・・・っ!! |
いおす・・・ |
マスターっ! なんとかできないん ですのぉ!? |
悪魔を払うことは できるかもしれない だけど・・・ |
この傷じゃ、多分もう 助からない・・・ |
悪魔を払うことは できるかもしれない しかし・・・ |
この傷では、多分もう 助からない・・・ |
悪魔を払うことは できるかもしんない けど・・・ |
この傷じゃ、多分もう 助からないよ・・・ |
悪魔を払うことは 可能かもしれません ですが・・・ |
この傷では、多分もう 助かりません・・・ |
だいじょうぶです! |
アメル・・・ まさか・・・!? |
ルヴァイドさんは 必ず、あたしの力で 助けてみせます |
だから・・・ ハヤトさん |
だから・・・ トウヤさん |
だから・・・ ナツミさん |
だから・・・ アヤさん |
お願いします! |
おまえ・・・ |
・・・・・・ |
わかった・・・ やってみるよ! |
わかった・・・ できる限りのことは してみよう! |
おっけー・・・ やったろうじゃん! |
わかりました・・・ やってみます! |
すまない・・・ 本当に・・・っ すまない・・・! |
ルヴァイド様が おかしくなられたのは 本国の使者と出会って からだった |
黒の旅団の別動隊 召喚師部隊を率いる 人物と・・・ |
ガレアノやキュラーの 元締めでござるか |
あいつらのボスなら 悪魔ぐらい人間に とりつかせたって おかしかねえぜ |
僕は無力だった・・・ あの御方の変貌を 止めることもできず |
ただ、遠くから 見ていることしか できなかった・・・ |
しかたないわよ 悪魔に関して、君は 素人だったんだし |
なあ、ポンコツよ? あんたは気づいて なかったのか? |
我ハ、将ノ命令ニ 従ウノミダ |
ソレガ、破滅ニ続ク モノデアロウト |
機械兵士らしい 思考法だな |
・・・・・・ |
つまり、だ そいつが今回の攻撃を 仕組んだってワケか |
しかしよぉ・・・ なんで、味方同士で んなことするんだよ? |
味方では・・・っ ない・・・っ! |
ルヴァイドさまっ!? |
気ガツカレタカ 我ガ将ヨ・・・ |
ちょっと、まだ 歩いたらダメだって! |
ぐぅ・・・っ! |
ルヴァイドさんっ! |
アレは・・・っ あの男は・・・ 違うんだ・・・っ |
レイム・メルギトスは 人間ではない・・・ |
奴は悪魔だ・・・っ 本物の・・・ 悪魔だったんだ!! |
なんだって!? |
なんですって!? |
信じられないよ・・・ |
信じられない・・・ |
レイムさんが黒の旅団 の一員だったなんて |
僕たちも、あの男が 君たちと面識をもって いたとは知らなかった |
しかも、悪魔だなんて そんな・・・ |
奴が話したのだ・・・ 得意げにな・・・ |
自分の本当の名は かん計と虚言を司る 大悪魔メルギトスだと |
禁忌の森に封じられた 機械遺跡の力で・・・ 本来の力を取り戻し |
再び、リィンバウムを 我が物にするのだと! |
・・・!! |
・・・!! |
・・・!! |
・・・!! |
そんな・・・! では、ルヴァイド様 我が黒の旅団は・・・ デグレアは!? |
利用されたのだ・・・ イオス・・・ |
あの悪魔の都合のいい ようにな!? |
あんたたちも、被害者 だったんだな・・・ |
許せない・・・ |
こんなのって、絶対 |
許せないっ! |
許せないよっ! |
あの時と同じですのぉ マスター・・・ |
バノッサさんたちと おんなじですのぉ!? |
・・・・・・ |
ハヤト |
ハヤト |
ハヤト |
・・・・・・ |
トウヤ |
トウヤ |
トウヤ |
・・・・・・ |
ナツミ |
ナツミ |
ナツミ |
・・・・・・ |
アヤ |
アヤ |
アヤ |
わかってるよ キール |
わかってるよ カシス |
わかってるよ クラレット |
あの時と同じような 悲しいことは、もう たくさんだよ! |
わかってる ソル |
わかってる カシス |
わかってる クラレット |
あの時と同じ過ちを 繰り返させるわけには いかない・・・! |
うん、そうだよね ソル |
うん、そうだよね キール |
うん、そうだよね クラレット |
あんな悲しいことは もう絶対、起こしちゃ いけないよね・・・ |
わかっています ソル |
わかっています キール |
わかっています カシス |
あんな悲しい出来事は もう繰り返しては いけないんです! |
約束するよ・・・ ルヴァイド |
デグレアの暴走は 俺たちが絶対に止める |
だから、お前は身体を 治すんだ |
約束するわ・・・ ルヴァイド |
デグレアの暴走は あたしたちが絶対に 止めるから |
だから、安心して身体 を治しなさい |
・・・・・・ |
デグレアが、悪魔に 操られていたと証明 できるのは貴方だけだ |
全てが終わった時 きっと、その事実が 必要となる・・・ |
それが、貴方にできる 唯一の罪滅ぼしでは ありませんか? |
・・・すまん |
さあ、後はみんなに 任せて、貴方はベッド で休まなくちゃ・・・ |
リプレ・・・ |
リプレ・・・ |
リプレ・・・ |
リプレさん・・・ |
わかってるよ? 留守のことなら 心配しないで |
あたしたちだって いつまでも子供じゃ ないんですからね |
オイラたちに 任せてくれよ! |
*n0 おにいちゃんたちを |
*n0 おねえちゃんたちを |
たすけてあげて・・・ ・・・ね? |
おまえら・・・ |
きゅーっ! |
ガウムも、 任せて!って 言ってますの |
そういうこと だから・・・ |
思いっきり やっちゃいなさいっ! |
来てくれたか・・・ ハヤト |
来てくれたか・・・ トウヤ |
来てくれたか・・・ ナツミ |
来てくれたか・・・ アヤ |
本当だったら、歓迎 パーティーのひとつも したいとこだけど |
街の様子は・・・ 見てくれたわよね? |
かなりの騒ぎになって いるようだな |
まさに、ハチの巣を 突っついたって感じ? |
ここに至って、ついに 聖王から正式な開戦の 布告が出されたんだ |
遅いっつーの・・・ あのクソおやじ・・・ |
フォルテさまっ! |
戦況は良くないのか? |
ああ、ファナンまでが 陥落してしまった |
なんだって!? |
そ、それじゃ・・・ お母さまはっ!? |
心配ないわよ ファナンの人たちは 徹底抗戦より、確実に 逃げる道を選んだの |
聖王都の軍と合流して 反撃に出るためにね |
よかったあ・・・ |
安心しな、ミニス あの人が本気になりゃ 俺たちが束になっても 勝てねぇんだからよ |
でも、気にくわないよ あたいたちの街が デグレアに乗っ取られ ちまったなんて! |
そのとおりだッ!! |
金の派閥の総本部に 辺境の野蛮人ごときが 薄汚れた足のままで 踏みこむとは・・・ |
憎いッ!憎いッ!! あ~っ、憎らしいッ! |
イムラン・マーン? 貴方まで、どうして ここに・・・!? |
どうもこうもあるか これは外交問題だッ! |
我が街がこうむった 損害を、デグレアに 弁償させるまで・・・ |
断固抗議だッ! 抗議あるのみだッ!! |
無理って言っても 聞かなくてさ・・・ |
無理だと、僕からも 説明したんだが・・・ |
ずっとこの調子なのよ はぁ・・・ |
と、いう理由なんです はい・・・ |
それより、ねえ ルヴァイドが言ってた ことなんだけど |
レイム・メルギトス のことね・・・ |
君たちが機械遺跡から 書き写してきた碑文に メルギトスという名は たしかにあった |
彼の言葉は、信ずるに 値すると私は思う |
やはり・・・ |
だとすれば あたしたちのやるべき ことはひとつです |
機械遺跡を破壊し メルギトスの野望を 打ち砕く・・・ |
二度と、こんなことが 起こらないように! |
二度と、こんなことを 起こさせないように! |
声紋チェックならびに 魔力の波動・・・ 全て、ライブラリと 一致しました・・・ |
貴方様を「調律者」 クレスメントの一族で あると認めます |
御命令をどうぞ・・・ |
キャハハハッ! ばっかだねぇ、コイツ すっかりだまされて るよ |
カカカカ・・・ まあ、所詮はニンゲン ごときの手で作られた ものだからなあ |
そう馬鹿にするもの じゃありませんよ ガレアノ、ビーニャ? |
彼らは無力であるが 故に、苦労を惜しまず これほどのものを作り あげたのです |
私たち悪魔のように 最初から力のある存在 には、考えもつかない 発想でしょう? |
おおせのとおりです |
わかってるよぉ? レイムさまぁ・・・ |
それにしても・・・ 長うございましたな レイム様 |
ええ、そうですね キュラー |
サプレスならば、瞬き にも満たぬ時でしたが |
ニンゲンとして 振るまい続けるには 少々、長すぎたかも 知れません・・・ |
ですが、それも今を もって終わりです! |
ニンゲンどもに戦争を けしかけ、多くの血を 流させ・・・ |
キャハハハッ! それを吸いとった力で アルミネの結界なんか ぶち壊しっ!! |
そして今、貴方さまは 本来の姿を取り戻すの です・・・ |
レイムという古びた よりしろを捨て去って 我ら悪魔たちの支配者 メルギトス様へと! |
そうはさせんぞ! レイム・メルギトス! |
おや・・・? |
*n0くんに |
*n0さんに |
アメルさんたちじゃ ないですか |
ははあ・・・さては ルヴァイドは失敗して しまったようですねぇ |
せっかく、ニンゲン 以上の力を与えて 差し上げたのに・・・ |
ふざけたことぬかすな テメェっ!? |
レイムさん、あたし 信じられません!? |
貴方が、大悪魔だった なんて・・・ |
私も、途中までは 貴女が天使アルミネの 生まれ変わりだとは 知りませんでしたよ |
ふふふ・・・ 知っていたなら・・・ |
真っ先にくびり殺して たんですけどねぇ!? |
・・・!? |
レイムさん・・・ |
ああ、そうそう |
*n0くんと |
*n0さんと |
ネスティくんには感謝 していますよ? |
貴方たちのご先祖から |
貴女たちのご先祖から |
いただいた記憶と魔力 のおかげで・・・ |
私はこの遺跡について 知ることができたの ですからねぇ? |
なんだと・・・!? |
それじゃ、俺やネスの 一族が、記憶や魔力を 失った原因は・・・ |
それじゃ、あたしや ネスの一族が、記憶や 魔力を失った原因は |
ええ、天使の呪いじゃ ありませんよ? |
この私が、おいしく いただかせてもらった のですから・・・ ヒーッヒッヒッヒ! |
あ・・・っ 悪魔めえぇぇぇっ!? |
こ、この・・・っ 悪魔めえぇぇぇっ!? |
怒鳴られついでに もうひとつ、お教え しましょう |
そこにいる誓約者さん |
貴女たちのことです |
貴方たちのことです |
!? |
!? |
!? |
!? |
テメエ、俺たちのこと 知ってんのかよ・・・ |
伊達に吟遊詩人だった わけじゃないですよ? サイジェントにも足を 運んでいるのです |
あの時のご活躍ぶり かなり楽しく聞かせて もらいましたよ |
ふん! それはどうもっ!! |
今になって、私たちが 動き出したきっかけは |
貴女たちのおかげでも |
貴方たちのおかげでも |
あるんですよ? |
まさか・・・ |
まさか・・・ |
まさか・・・ |
まさか・・・ |
無色の派閥の儀式に よって開かれた門 そこから流れこんだ サプレスの力は・・・ |
あの戦いで減退した 私の魔力を大きく回復 させてくれたのです! |
で、デタラメ言ってん じゃねぇっ! |
デタラメなものですか その証拠に・・・ |
アメルさんが奇跡の力 に目覚めたのもまた 同じ頃というお話では ありませんか? |
・・・!! |
貴女たちとて、無関係 |
貴方たちとて、無関係 |
ではないのですよ 特に・・・ |
無色の派閥の一員と して、儀式に荷担した ソル! 貴方にはねぇ!? |
馬鹿な・・・! |
俺のしたことが・・・ こんな形で・・・っ また・・・ |
無関係の人たちを 苦しめてるっていう のかあぁぁぁっ!? |
惑わされるんじゃねぇ ソル!? |
無色の派閥の一員と して、儀式に荷担した キール! 貴方にはねぇ!? |
そんな・・・! |
僕のしたことは・・・ やはり・・・ |
永遠に許されないこと なのかあぁぁぁっ!? |
惑わされるんじゃねぇ キール!? |
無色の派閥の一員と して、儀式に荷担した カシス! 貴女にはねぇ!? |
ウソ・・・? |
それじゃ、あたしが この人たちが苦しむ 原因なんじゃない? |
あたしの・・・っ あたしのせいでっ! うわあぁぁぁぁっ!? |
惑わされるんじゃねぇ カシス!? |
無色の派閥の一員と して、儀式に荷担した クラレット! 貴女にはねぇ!? |
いや・・・っ |
もう許してくださいっ 私は、私は・・・っ |
ううっ、うっ うわあぁぁぁぁっ!! |
惑わされるんじゃねぇ クラレット!? |
私たちは知っている 君がどれだけ苦しんで きたのかを・・・ |
あの苦しみだけで もう、お前さんは充分 罰されているんだ! |
そうだぜ・・・ 俺らだって、あんたを 恨んじゃいねえさ |
俺たちだって同じだよ |
あたしたちだって おんなじだよ! |
ソル |
キール |
カシス |
クラレット |
貴方だけが悪いんじゃ |
貴方だけが悪いんじゃ |
貴女だけが悪いんじゃ |
貴女だけが悪いんじゃ |
ありません・・・ |
罪への罰は・・・ それを悔いた時、もう 下されているんだ! |
みんな・・・ |
みんな・・・ |
みんな・・・ |
みんな・・・ |
あはははははははっ! |
素晴らしい! じつに素晴らしい ニンゲン愛ですねぇ! |
笑うなよ・・・ |
お前が・・・っ 笑うなあぁぁぁっ!! |
笑うな・・・ |
貴様が・・・っ 笑うなあぁぁぁっ!! |
笑わないでよ・・・ |
あんたに・・・っ そんな資格なんか ないわよっ!! |
おかしいですか・・・ |
そんなに・・・っ そんなに、おかしいん ですかっ!? |
落ち着いて・・・! ハヤト |
落ち着いて・・・! トウヤ |
落ち着いて・・・! ナツミ |
落ち着いて・・・! アヤ |
メルギトスは、かん計 と虚言を司る悪魔 なんだ |
奴の言葉に、これ以上 耳を貸す必要はない! |
フン!言われんでも こんな三下の演説に 引っかかるイムラン様 ではないわッ! |
さあ、さっさと この世界から退場して もらおうではないか! |
クククク・・・ 退場するのはどちらで しょうかね? |
言っておくけどねぇ? アンタたちが勝手に 魔王呼ばわりしてた アイツ・・・ |
アタシたちの世界じゃ せいぜい並みの実力の 持ち主なんだよぉ? きゃははははっ!! |
見せてやろう・・・ 誓約に縛られていない 本当の悪魔の恐ろしさ というものを・・・ |
カーッカッカッカ!! |
キャハハハハハッ!! |
クーックックック!! |
負けるものか・・・ |
負けるもんですか |
ああ、絶対に・・・ |
勝つのは・・・ 俺たち、人間だっ!! |
ああ、絶対だ・・・ |
勝つのは・・・ 僕たち、人間だっ!! |
うん、絶対・・・ |
勝つのは・・・ あたしたち人間だっ! |
ええ、絶対に・・・ |
勝つのは・・・ 私たち人間ですっ!! |
愚かですねぇ・・・ |
身の程を知れいッ!? ニンゲンがアァァァァ ァァァァァァァッ!! |
馬鹿な・・・? 私の言葉で意のままに 操られていた、愚かな ニンゲンが・・・ |
感情によってたやすく 翻弄される、弱い心の ニンゲンが・・・っ? |
この私を・・・ 倒すというのか・・・ |
大悪魔メルギトスを 倒してのけるというの かあァァァァァッ!? |
なぜだァァァァッ!? |
メルギトス・・・ きっと、貴方には わからないよ・・・ |
俺たち人間のことを ゲームの駒としてしか 見てなかった貴方には |
メルギトス・・・ きっと、貴方には わからないわ・・・ |
あたしたち人間の ことをゲームの駒と してしか見てなかった 貴方には |
負けた理由なんて 永遠にわかるもんか! |
負けた理由なんて 永遠にわからないわ! |
ゲーム・・・ |
ふふふ・・・っ *n0さん さすがですねぇ? |
うまいこと・・・ おっしゃいます・・・ |
レイムさん・・・ |
だがなァ!? このゲームに終わり などあるものかッ!! |
この世界に生きる者が |
さい疑心と欲望に まみれ続ける限りは |
メルギトスは何度でも よみがえるッ!! その姿を変えて・・・ 何度でも!!!!! |
ひひっ、ひひひっ!? ひゃははは・・・っ ひゃーっはっは!!! |
なら、そのたびに 俺たちは戦ってやる! 何度でも!! |
ならば、僕たちは そのたびに戦うだけだ 何度でも・・・! |
何回やっても同じだよ あたしたちは負けない ・・・負けっこない! |
それでも・・・ 私たちは負けません きっと・・・! |
人間の心は弱い だが、弱いからこそ きっと・・・ |
人に・・・ 優しくできるんです |
みんな下がれっ! このまま、一気に 封印をかけるっ!! |
いくぜ!? カイナ!エルジン! エスガルド! |
みんな下がるんだ! このまま、一気に 封印をかける!! |
守護者たちよ! 力を貸してくれ!! |
みんな下がって! このまま、一気に 封印するからっ!! |
カイナ!エルジン! エスガルド! いくよぉっ!? |
みなさん下がって! このまま、一気に 封印します!! |
守護者のみなさんっ! お力を!! |
えるごノ守護者ノ 名ニオイテ・・・ |
今、ここに! 新たなる封印を! |
生み出す者への・・・ 助けとならんことを 伏して願います |
我ら四者の魔力の全て 彼の者に預ける・・・ |
トウヤっ! |
ナツミっ! |
アヤっ! |
我ら四者の魔力の全て 彼の者に預ける・・・ |
ハヤトっ! |
ナツミっ! |
アヤっ! |
我ら四者の魔力の全て 彼の者に預ける・・・ |
ハヤトっ! |
トウヤっ! |
アヤっ! |
我ら四者の魔力の全て 彼の者に預ける・・・ |
ハヤトっ! |
トウヤっ! |
ナツミっ! |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
誓約者と・・・! |
誓約者と・・・! |
誓約者と・・・! |
誓約者と・・・! |
調律者の名の下に! |
新たなる封印を、今 ここに為さしめん!! |
新たなる封印を、今 ここに為さしめん!! |
いいでしょう・・・ |
今回は、私の負けです おとなしく封印されて さしあげますよ・・・ |
ですが・・・ どうかお忘れなきよう ニンゲンのみなさま? |
禁忌の箱を、解き放つ その鍵は・・・ |
貴方たちの心の奥で |
貴女たちの心の奥で |
いつだって、鈍い光を 放っているんですよ |
ふふふふ・・・ では、また・・・ |
なあ、本当にもう 帰っちまうのかよ? |
そうだよ! もっと、ゆっくりして いけばいいのに・・・ |
ありがとう でも、やっぱり 俺たちは帰らないとね |
ありがとう でも、やっぱり あたしたちは 帰らないとね |
みなさんのおかげで ゆっくり休むことも できましたし・・・ |
なにより、傷の癒えた ルヴァイドを連れて 戻らなくてはならない |
戦争は終わったけれど まだ、その後始末は これからなんだ |
そのために、俺たちが できることは、きっと たくさんあると思う |
だから、帰るよ それを果たすためにね |
戦争は終わったけれど まだ、その後始末は これからなのよ |
そのために、あたし たちができることは、 きっと、たくさん あると思うの |
だから、帰るの それを果たすために |
そういうことなら 引き止めるわけには いかんなあ・・・ |
がんばろうぜ? お互いにな・・・ |
見守っているよ? ここからね・・・ |
がんばろうねっ? お互いにさ・・・ |
がんばりましょう? お互いに・・・ |
ああ、そうだな |
今回の件については 我が騎士団からも 聖王家に報告させて もらったよ |
ありのままに、ね |
ご厚恩、感謝の言葉も ありません |
世話になったな・・・ 本当に・・・ |
気にしなくていいよ 困ってる時は、お互い さまなんだから |
げんき・・・ だしてね・・・? |
ああ・・・ |
あとは・・・ |
ほら、モナティ いつまでも泣いてたら ダメだろう? |
モナティ? ちゃんとお別れの挨拶 をしないとな・・・ |
ほら、モナティ いつまでも泣いてたら 笑われちゃうわよ? |
モナティさん お見送りは、笑顔で してあげましょう? |
にゅっく・・・ ううっ、ひっく・・・ |
モナティ、今まで |
ありがとうな? |
ありがとうね? |
にゅっく・・・ *n0さぁん |
ごめんなさいですのぉ モナティ、お役にぃ たてなくてぇ・・・ |
護衛獣にぃ・・・っ なって、あげられなく てぇ・・・ううぅっ! |
うにえぇぇ~んっ!! |
そんなことないよ? |
モナティは、ちゃんと |
役に立ってくれたよ 俺の護衛獣として |
だから、もう泣くなよ |
役に立ってくれたわ あたしの護衛獣として |
だから もう泣いちゃダメ? |
は、はい・・・っ! |
心配しないで・・・ モナティちゃん |
あたしが、代わりに *n0さんの 護衛獣になります! |
え・・・? |
にゅ・・・? |
えええぇぇぇ~っ!? |
あたし、サプレスの 天使なんですよ しかも、はぐれです |
ですから、あたし *n0さんの 護衛獣に立候補 しちゃいます! |
それなら、モナティも 安心ですのぉ! |
ちょ、ちょっと!? |
いや、案外そのほうが いいかもしれない |
二重誓約の可能性は 彼女にもあるんだぞ? |
あ・・・う・・・ |
では・・・ あらためて、よろしく お願いしますね |
ご主人さま? |
マスター? |
心配することはないよ モナティ? |
今日から、僕が 君の役目を引き継いで *n0の 護衛獣になろう |
へ・・・? |
にゅ・・・? |
えええぇぇぇ~っ!? |
僕はロレイラルの 融機人だ 資格はあるだろう? |
君のようなお調子者に ついてきてくれる 護衛獣など、そうそう いないだろうしな |
それなら、モナティも 安心ですのぉ! |
ちょ、ちょっと!? |
それじゃ、お二人は ずーっと一緒ってこと ですよね? |
ああ、たっぷり時間を かけて、再教育させて もらうとするか |
あ・・・う・・・ |
そういうわけだ 覚悟を決めてもらうぞ |
ご主人さま? |
マスター? |
今まで・・・ ありがとぉ・・・ ございました・・・っ |
*n0 マスター・・・っ! |
うん・・・ |
また、会おうな? *n0 |
また会おう・・・ *n0 |
じゃ、またね? *n0 |
また会いましょう? *n0さん |
ああ、約束するよ |
ええ、約束するわ |
誓約者の名の下に? |
誓約者の名の下に? |
誓約者の名の下に? |
誓約者の名の下に? |
誓約者と・・・ |
調律者の名の下に! |
ああ、なるほど・・・ |
それは名案だな |
うわあ・・・ アメルってば積極的? |
うわあ・・・ ネスティってば積極的 |
ええ、安心です |
scn129
むかし、むかしの・・・ その昔・・・ |
メルギトスという それはそれは、ずる賢い 悪魔がおりました |
メルギトスは 嘘をつくことが なによりも大好きで |
その嘘で、ニンゲンたちを 困らせたり、泣かせたりしては |
面白がって手を叩き とても楽しげに 笑っているのでした |
ですが、メルギトスは 遠い世界に暮らす悪魔です |
そうそう、思うとおりに ニンゲンたちと遊ぶことは できません |
メルギトスは考えました |
いつでも、好きなだけ ニンゲンたちと遊ぶための 方法はないものか? |
考えて、考えて・・・ 気の遠くなるほどの時間を かけて・・・ |
メルギトスは、ようやく よい考えを思いつきました |
そうだ・・・ ニンゲンの世界で、私が 暮らせばいいんだ? |
ですが、ニンゲンの世界で 悪魔が暮らすためには いろいろと準備が必要です |
そこで、メルギトスは お手伝いを頼むことに 決めました |
彼のもっている 不思議な魔法の力を わけてあげるかわりに |
あるニンゲンと 秘密の取り引きをする ことにしたのです |
それは・・・ |
これが、私の知る 大悪魔メルギトスに ついての物語です |
・・・って それだけかい!? |
肝心な部分は さっぱりじゃない? |
申しわけありません ですが、私の見た本も ここから先は書かれて なかったんです |
秘密というだけあって やはり、悪魔が 隠してしまったのかも しれませんね? |
でも、この話だけでも ずいぶんといろいろな ことがわかるよ |
メルギトスは、きっと その人間を利用して この世界に来たんだな |
でも、この話だけでも ずいぶんといろいろな ことがわかるじゃない |
メルギトスは、きっと その人間を利用して この世界に来たのね |
しかし、いったい どこのどいつだ!? 悪魔に手を貸したって 野郎は・・・ |
ネスティさん 貴方が受け継いでいる 記憶に、該当するもの はないんですか? |
残念ながら、僕にも 心当たりはない |
いつ頃のことなのか わからないと、記憶を 検索しようもないんだ |
そうよね・・・ おとぎ話みたいだから いつ頃かなんて はっきりしないし |
あるいは、本当に そうしたホラ話かも しれないぜ? |
それについては・・・ 私にも、否定できない のがつらいですね |
でもっ、まったくの デタラメってことは ないと思うよ!? |
でも、まったくの デタラメってことは ないと思うわ!? |
先輩たちに、調べて もらったんだけど メルギトスって悪魔は 実在するんだ! |
それに・・・ あの遺跡に刻まれてた 碑文にも・・・ |
メルギトスって名が 刻まれてたらしいんだ |
先輩たちに、調べて もらったんだけど メルギトスって悪魔は 実在するのよ! |
それに・・・ あの遺跡に刻まれてた 碑文にも・・・ |
メルギトスって名が 刻まれてたらしいの |
!? |
なんだって!? |
そいつは、ちょっと 見過ごすわけには いかねーな・・・? |
俺たちの先祖が戦った 悪魔の名前は、今まで はっきりしてなかった けど・・・ |
もしかしたら、それが メルギトスだったかも しれないんだよ? |
あたしたちの先祖が 戦った悪魔の名前は、 今まではっきりして なかったけど・・・ |
もしかしたら、それが メルギトスだったかも しれないの |
おっしゃるとおりです *n0さん |
私にその本を見せて くださった方も そう言っていたんです |
それじゃあ!? |
それじゃあ!? |
ちょいと待った! |
細かいコト、気にして 悪いんだがな・・・ |
当時の記憶を持ってる ネスティや嬢ちゃんで さえ知らないことを |
知ってた、そいつは 何者なんだい? |
・・・! |
どこのどなたかまでは 私も知らないんです |
なにしろ、まだ私が 吟遊詩人になる前の ことですから ただ・・・ |
ただ? |
自分は召喚師なのだと その人はおっしゃって いました。それだけは 間違いありません |
召喚師だって!? |
それが本当だったら 今までの話もかなり 真実味がありますね? |
アフラーン家のように 世間から隠れていた 召喚師の家系なのかも 知れないが・・・ |
しかし・・・ |
私が吟遊詩人になった きっかけは、この話を 聞いたことなんですよ |
で、あんたは 吟遊詩人として真実が 知りたいってわけだ? |
ええ、そうです |
失われた物語の結末を 私は、どうしても この目にしたいのです |
はっきりしたことは わかんねーが・・・ |
今の話と、あの遺跡が 無関係でないってのは 間違いなさそうだな? |
うん、だから もう一度、あの遺跡を 調べたいんだよ |
ネスやアメルの話を 疑ってるってわけじゃ ないけど・・・ |
やっぱり、俺 自分の手できちんと たしかめたいんだよ |
そしたら、きっと 現実を受けとめられる だけの勇気がもてると 思うから・・・っ |
ええ、だから もう一度、あの遺跡を 調べたいのよ |
ネスやアメルの話を 疑ってるってわけじゃ ないけど・・・ |
やっぱり、あたし 自分の手できちんと たしかめたいの |
そしたら、きっと 現実を受けとめられる だけの勇気がもてると 思うから・・・ |
*n0さん・・ |
わかった・・・ |
それが必要というなら 仕方あるまいさ |
ありがとう・・・ ネスも、アメルも 俺のワガママ、聞いて くれて・・・ |
ありがと・・・ ネスも、アメルも あたしのワガママ 聞いてくれて・・・ |
私も、ご一緒させて もらえますか? |
もちろんだよっ! |
レイムさんのおかげで 俺、真実と向き合う 決心がついたんだもの |
もちろんよ! |
レイムさんのおかげで あたし、真実と 向き合う決心が ついたんだものね |
けど、大丈夫なの? あの森の中は、悪魔の 巣窟なのよ? |
心配はいりませんよ |
一人で旅をする関係で 私も、身を守る芸当は 心得ていますし・・・ |
けして、ご迷惑は かけませんよ |
その言葉、忘れんじゃ ねぇぞ・・・? |
よろしくお願いします レイムさん |
ケッ!言っとくが どうなっても、オレは 知らねェからなッ!? |
*n1 こいつといっしょは イヤなのに・・・ |
どうぞ、よろしく? レイムさん |
よし、それじゃあ さっそく出発しよう! |
よし、それじゃあ さっそく出発よ! |
ミニゲーム ネコ |
ミニゲーム 釣り |
これが、噂の機械遺跡 ですか・・・ |
うん・・・ |
今、起こってる戦争の きっかけとなったのが この遺跡の存在なんだ |
ええ・・・ |
今、起こってる戦争の きっかけとなったのが この遺跡の存在なの |
気に食わねぇな・・・ |
なにがだい? |
結界が開くと同時に 襲ってきた悪魔たちが どうして今日に限って しかけてこねえんだ |
そう言えば、たしかに 静かすぎるな? |
でも、周りに危険な ニオイはしないよ? |
なんか、肩すかしを くった気分ね・・・ |
まあいいじゃねえか 面倒がなくてよ |
みんな、集まってくれ 遺跡を起動させるから |
みんな、集まって 遺跡を起動させるから |
おっ、いよいよ あの怪しげな光を 浴びるワケだな? |
だ、だいじょうぶ かなあ・・・? |
それじゃあ、中に 入るよ? |
それじゃあ、中に 入るわよ? |
うわ~っ!? |
これが、あの遺跡の 中身ですか・・・ |
なんか、お宝の山って カンジですねー |
ふぃーっ、 こいつはハリウッドも 真っ青ってやつだな |
御命令を・・・ |
だっ、誰だいっ!? |
はははは、今のは ここの機械の声ですよ |
そうなのでしょう? ネスティさん |
ああ、そうだが・・・ |
よぉ、それで ここからどうすんだ? |
ここの機械から メルギトスについての 情報を引き出そうと 思うんだけど・・・ |
ここの機械から メルギトスについての 情報を引き出そうと 思うんだけど・・・ |
そこのコンソールから 入力すればいい クレスメントの魔力に 反応して動くはずだ |
わかったよ よし、それじゃ・・・ |
うん、わかったわ それじゃ・・・ |
フ・レ・ル・ナ・・・ |
えっ? |
イマスグニ・・・ ココカラ・・・ タチサルノダ・・・ |
おい、なにを ぼけっとしてんだよ? |
あ、うん・・・ |
あ、うん・・・ |
空耳だったのかな? |
空耳だったのかな? |
立チ去ルノダ・・・ |
また・・・!? |
過去ト同ジ過チヲ マタ、繰リ返ソウト イウノカ・・・? |
そうじゃないよ? 俺は、その過ちを 繰り返さないために こうして・・・ |
そうじゃないわ? あたしは、その過ちを 繰り返さないために こうして・・・ |
嘘をつくなッ!! |
!? |
調律者という虚名を 得るために、魔力を 欲したように・・・ |
今度は、あの者と どんな取り引きをする つもりなのだッ!? |
取り引き、って・・・ |
じゃあ、レイムさんが 話してくれた伝説で |
メルギトスの手伝いを した人間っていうのは もしかして!? |
どうしても・・・ 立チ去ラヌトイウナラ シカタナイ・・・ |
オマエノ、ニクタイヲ ノットルマデダッ!! |
うがあぁぁ~っ!! |
きゃあぁぁ~っ!! |
あるじ殿!? |
ニンゲンッ!? |
おにいちゃんっ!? |
おねえちゃんっ!? |
ご主人さまっ!? |
しっかりしてっ!? |
う、ぐ、ガ・・・ッ ギ、が、ガぐぅ・・っ |
う、ぐ、ガ・・・ッ ギ、が、ガぐぅ・・っ |
ウオォォォォォッ!! |
ウオォォォォォッ!! |
ど、どうしたのよっ? そんな、オバケ みたいな声なんか 出して・・・っ |
なにが起こったと いうのでござる!? |
気をつけて!? あれはもう・・・ |
おい、そりゃあ どういうことだっ!? |
この遺跡に残ってた 調律者の一族の怨念が |
*n0の 肉体にとりついて 操っているんだわ!? |
怨念ですって!? |
厄介なことですね これは・・・ |
キ、サマ・・・っ よ、ク、も・・・ッ? |
キ、サマ・・・っ よ、ク、も・・・ッ? |
近づケさせヌゥッ!? もウ、利用されルのは マっぴラだァぁッ!! |
近づケさせヌゥッ!? もウ、利用されルのは マっぴラだァぁッ!! |
・・・まずい!? |
しっかりしてよぉ!? *n0っ! |
無駄ですよ・・・ 意識はもう完全に 支配されています |
元に戻す方法は ただひとつだけ |
戦い、とりついた 怨念を弱らせてしまう しかないでしょう |
どうやら、それしか 方法はないようね? |
あんま、気は すすまねーけどな |
しかし、それでは *n0を 傷つけることに!? |
今は、レイムさんを 信じましょう!? ネスティさんっ? |
だいじょうぶさ? あたいも、アメルも ここにいるんだ |
すぐに、ケガなんて 治したげるから! |
・・・ネスティ? |
く・・・っ! |
いきますよ・・・ みなさん!? |
う・・・っ・・・ |
う・・・っ・・・ |
*n0さんっ? |
よかった・・・ どうやら意識も戻って くれたようだ・・・ |
ハッ、ったく・・・ 心配かけさせやがって |
どこも、痛むとこは ないかい? |
うん・・・ |
うん、大丈夫・・・ |
そんなことよりもっ! レイムさんは!? |
そんなことよりもっ! レイムさんは!? |
そういえば・・・? |
まずいんだっ!! あの人を、ほって おいたらダメなんだ! |
ダメなのよっ!! あの人を、ほって おいたらダメなの! |
おい、落ち着けって? |
どういうことなのか わかるように説明して くれないか |
とりつかれていた時 俺の頭の中にも 一族の記憶が流れこん できたんだよ・・・ |
メルギトスがこの世界 にやってくるきっかけ をつくったのは・・・ |
とりつかれていた時 あたしの頭の中にも 一族の記憶が流れ こんできたの・・・ |
メルギトスが この世界にやっくる きっかけを つくったのは・・・ |
調律者の一族・・・ 俺の祖先だったんだ! |
調律者の一族・・・ あたしの 祖先だったのよ!! |
な、なんだって!? |
バカな・・・!? そんな記憶は・・・っ |
ネスが知らないのも 当然だよ・・・ |
クレスメントの一族が メルギトスと取り引き したのは、ライルの 一族と出会う前さ |
ネスが知らないのも 当然だわ・・・ |
クレスメントの一族が メルギトスと取り引き したのは、ライルの 一族と出会う前なの |
しかし、なんでまた そんなことを!? |
より優れた召喚師に なるためだよ・・・ |
調律者と呼ばれる だけの魔力を手にする ために、彼らは悪魔と 取り引きをしたんだ |
より優れた召喚師に なるためよ・・・ |
調律者と呼ばれる だけの魔力を手にする ために、彼らは悪魔と 取り引きをしたの |
そんな・・・っ |
ですが、それと レイムさんとの間に どんな関係が!? |
それは・・・っ |
それは・・・っ |
なんなのっ!? |
これは・・・っ 遺跡が、僕の知らない 動作をしている!? |
あっはははははっ! |
心配ありませんよ? 私が、この遺跡本来の 使い道を試している だけですから |
テメエの仕業か!? |
バカな!? どうして、お前に そんなことができると いうんだ!! |
クレスメントと ライルの一族にしか この遺跡の機能は使え ないはずなのに? |
どういうことだか 説明をしてもらえるん でしょうね? |
私が説明しなくても |
*n0くんは |
*n0さんは |
もう、ご存知なのでは ありませんか? |
全部、知ってるんだよ あの人は・・・ |
ライルの一族の記憶も クレスメントの魔力も もってるんだ・・・ |
全部、知ってるのよ あの人は・・・ |
ライルの一族の記憶も クレスメントの魔力も もってるの・・・ |
俺たちの祖先から 奪いとって、使うこと ができるんだよっ!? |
あたしたちの祖先から 奪いとって、使うこと ができるのよっ!? |
奪いとった、だと? |
はい、ご名答です |
ちょっと待てよ!? もし、そうだって いうんなら・・・ |
あいつは、いったい どれだけ長いこと 生きてるってんだ!? |
とても人間とは・・・ |
・・・!! |
人間じゃねえって ことか・・・っ!? |
レイムさん・・・ 貴方は、まさか!? |
ふふふふふ・・・っ? |
むかし、むかしの そのむかし・・・ |
メルギトスという それはそれは ずる賢い悪魔が おりました・・・ |
あの物語の続きのこと なんですがね |
本当は、ちゃんと あるんですよ? |
メルギトスが手伝いを 頼んだ相手というのは クレスメントという 召喚師の一族・・・ |
取り引きの内容はね この世界とサプレスを つなぐ通路を、開いて もらうことでした |
この遺跡は、もともと その門を開くための 儀式の地の上に建って いるんですよ? |
なんだって!? |
だけど、彼らは途中で 気がついたんだ・・・ |
自分たちがしたことが 恐ろしい間違いだった ということに! |
だけど、彼らは途中で 気がついた・・・ |
自分たちがしたことが 恐ろしい間違いだった ということに! |
だから、約束の儀式を 行わなかった それどころか・・・ |
儀式の地に、こんな 施設を作りあげて 門が絶対に開かない ようにしたんです |
傑作ですよねえ? 嘘つきの悪魔が ニンゲンの嘘に 引っかかったんです |
おとぎ話だったら ここで、おしまいです |
ですが、メルギトスは 執念深い悪魔でしてね |
自力で別の門を開き この世界に来たのです |
自分をだました ニンゲンに、仕返しを するためにね? |
だけど、調律者たちは メルギトスの復讐を 予期していた・・・ |
そのために、召喚兵器 を創造し、現れた悪魔 を倒そうとしたんだ |
けれど、調律者たちは メルギトスの復讐を 予期していた・・・ |
そのために、召喚兵器 を創造し、現れた悪魔 を倒そうとしたのよ |
結果は相討ちでした しかし、メルギトスは 執念深いのです |
人々の記憶を奪い 与えた魔力を取り返し じっと、復活の時を 待っていた・・・ |
レイムという人間の ふりをして、ずうっと 待っていたんですよ? この時をねぇっ!? |
あんたが・・・っ |
悪魔メルギトスっ!? |
あははははははっ! あはっ?ふはははっ ひゃーっはっはっはっ はっはっは!!!! |
あたしたちを、ずっと だましていたって ことですかっ!? |
外道が・・・っ! |
警告!空間ニ 異様ナ歪ミヲ感知! コレハ・・・ |
ヒヒヒヒ・・・ッ こいつはまた、随分と 懐かしい空気だぜェ! |
くるよ・・・っ? まっくらなやみが もうすぐ・・・ |
こわい・・・っ! こわいよっ! おにいちゃんっ!? |
こわい・・・っ! こわいよっ! おねえちゃんっ!? |
ふふふふ・・・ そろそろ、開き始めた ようですかねえ |
ほら、ご覧なさい? |
これは・・・!? |
これは・・・!? |
この魔力の感じは・・ サプレスのもの!? |
間違いありません あれは霊界サプレスに つづく穴・・・ |
メルギトスの目的は サプレスとこの世界を つないでしまうこと だったんです! |
そのとおりですよ 門さえ開けば、私は いつでもこの世界に やってこれます |
それどころか・・・ ありとあらゆる悪魔が 好き放題に行き来する ことになるのです |
ひゃはははははっ!? なんて、なんて 素晴らしいのでしょう |
これこそ、私が 待ち焦がれていた物語 の結末にふさわしい! |
めでたし、めでたしと いうことですかねぇ? ひゃーっはっはっはっ はっはっはァ!? |
悪魔めえぇ~っ!? |
んなふざけた結末を 誰が認めるかッ!! |
エンターテイメント としちゃ、ド最低の フィナーレだぜ!? |
ならば・・・ 貴方たちの手で 筋書きを変えられては いかがですか? |
私の後を追いかけて こちらの世界に来る 勇気があるというの でしたらねぇ!? |
くヒっ!グひヒっ? いーっヒッヒッヒッヒ あーッはッはッはッは っハっハっハ!! |
変えてみせるさ・・・ |
変えてみせる・・・ |
そうするだけの責任が 俺には、あるんだ!! |
そうするだけの責任が あたしには、 あるんだもの!! |
ならば、それは僕も 同じことだ・・・ |
あいつはこの遺跡を 利用して、門を開いた |
ライルの一族として 絶対に、見過ごすわけ にはいかない!! |
オレたちだって 無関係じゃねーぞ? |
そうよっ!? 私たちも戦うわ!! |
みなさんは、ここで 待っていてください |
馬鹿なことを言うな アメル!? |
三人だけだなんて そんなの、無茶よ!? |
この向こうにあるのは 異世界なんだ・・・ |
普通の人間が 行くのは危険すぎる。 ワナだってあるかも しれない |
なら、なおのこと お前らだけじゃ!? |
リューグ・・・ 俺たちは、別に 死にに行くわけじゃ ないんだぜ? |
リューグ・・・ あたしたちは、別に 死にに行くわけじゃ ないわよ? |
あるじ殿・・・ |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
ご主人さま・・・ |
だいじょうぶですよ? かならず、あたしたち 戻ってきますから |
三人とも揃って・・・ 無事に・・・ |
僕たちを信じて 待っていてほしい |
・・・わかった |
約束だからね・・・? |
ここが、サプレス・・ |
ここが、サプレス・・ |
なんて、禍々しい景色 なんだ・・・ |
ここは、サプレスでも 最下層の空間です |
悪意によどんだ魔力に 満ちた、悪魔たちの 領域・・・ |
・・・!? |
・・・!? |
ククククク・・・ッ ようこそ私の世界へ? |
メルギトスっ!? |
*n0くん 貴方たちの勇気には |
*n0さん 貴女たちの勇気には |
敬意を表しますよ? |
ご褒美にィ・・・ くびり殺してさしあげ ましょォォォォッ!? |
ふざけるなっ!! |
貴方の好きになんて させませんっ!! |
俺の祖先が犯してきた 許されない罪・・・ |
あたしの祖先が 犯してきた 許されない罪・・・ |
その償いを・・・ 今、ここで果たすッ! |
その償いを・・・ 果たしてみせるッ! |
できるものかよおおぉ ぉぉォォォォッ!! |
やったのか・・・? |
いいえ・・・ まだですっ!? メルギトスは、まだ 生きていますっ!! |
くくくく・・・っ ええ、そのとおりです |
たった今、復活させて もらいましたよ? |
なんだって!? |
なんですって!? |
おやおや、不勉強は いけませんねぇ? |
サプレスにいる悪魔は |
貴方たちの世界にいる |
貴女たちの世界にいる |
時とは違って・・・ |
肉体をもたない 精神生命体として 活動しているのです つまり・・・ |
けしてッけして! 殺すことなどできは しないのだあああぁぁ ぁァァァァっ!! |
それじゃ、この世界に いる限り、俺たちに 勝ち目はないって ことじゃないか!? |
それじゃ、この世界に いる限り、あたしたち に勝ち目はないって ことじゃない!? |
そういうことに・・・ なります・・・ |
だから、こいつは 僕たちをこの世界へ 連れこんだのか・・・ |
ひゃはははははッ!! 今さら、気づいても 遅いわァァァァ!? |
勝てない・・・っ |
いくら倒したところで 復活してきちまうっ? このままじゃ・・・ |
ダメだ・・・っ |
いくら倒したところで 復活してくるんだもの このままじゃ・・・ |
ちくしょおぉぉっ!! |
どうしたらいいって いうのよぉ~っ!? |
ネスティさん・・・ |
・・・そうだな? それしか、あるまい |
*n0さんっ! |
貴方は、ここから |
貴女は、ここから |
逃げてくださいっ!! |
えっ!? |
えっ!? |
ここは、僕とアメルで 食い止める・・・ |
その間に君は脱出して 門を封印するんだ!! |
そんな!? だって、それじゃ 二人は・・・ |
そんな!? だって、それじゃ 二人は・・・ |
ネスとアメルまで 封印しちゃうってこと じゃないかッ!? |
イヤだよっ!? そんなの、俺、絶対に イヤだっ!! |
ネスとアメルまで 封印しちゃうってこと じゃないのよッ!? |
イヤっ!? そんなの、あたし、 絶対にイヤよぉっ!! |
聞くんだっ!? *n0 |
誰かが、外から この門を閉じないと みんな、殺されて しまうんですよ!? |
クレスメントの記憶を 継承した君にしか 門を封印することは できないんだ・・・ |
でも・・・っ!? それでも、俺は・・・ 俺は・・・ぁ・・・っ |
でも・・・っ!? それでもあたし・・・ あたしは・・・っ |
お願い・・・っ あたしたちだったら 平気ですから・・・っ |
だから・・・ |
アメル・・・っ |
それに、彼女の癒しが 続く限りは、僕も戦い 続けることができる |
ネスぅ・・・っ |
俺じゃなきゃ・・・ 俺が戻らなきゃ・・・ |
ダメ・・・っ なんだよね・・・っ? |
ああ・・・ 君にしか、できない ことなんだよ? |
*n0さん・・ |
わかった・・・っ |
わかったよ・・・っ! |
・・・わかったわ |
ありがとう・・・ *n0・・・ |
みんなに、よろしく 伝えておいてくれ |
いつか・・・っ |
いつか、きっと・・・ そいつを倒す方法を 見つけて帰るからっ? |
いつか・・・っ |
いつか、きっと・・・ そいつを倒す方法を 見つけて帰るからっ? |
約束してよ・・・っ! 二人とも、それまで 無事でいるって!? |
約束してよ・・・っ! 二人とも、それまで 絶対生きてるって!? |
ああ、約束するよ? 絶対に・・・ |
待っていますからね? あたし・・・ |
いかせるゥゥゥッ!? もぉのォかアアアァァ ァァァァっ!!!! |
・・・!! |
急げえぇぇっ!? |
ネス・・・っ アメルぅ・・・っ |
ごめんよぉぉ~っ!! |
ごめんねぇぇ~っ!! |
*n0っ!? |
メルギトスの野郎は 倒せたのかっ!? |
倒せなかったよ・・・ |
倒せなかった・・・ |
えっ? |
サプレスでは、悪魔は 不死身なんだ・・・ |
だからね・・・ 俺だけ、逃げたんだ? |
サプレスでは、悪魔は 不死身なのよ・・・ |
だから・・・っ あたしだけがね 逃げてきたの・・・ |
二人が・・・逃がして くれたんだよっ!? |
二人が・・・逃がして くれたのよっ!? |
!! |
ソレデハ、オ二人ハ モハヤ・・・ |
そんな・・・っ? それじゃ、お二人は まだあの中で!? |
俺しか、この門を 封印できないからって |
メルギトスを止める ために・・・っ まだ、あの中で戦って るんだよぉっ!? |
あたししか、この門を 封印できないからって |
メルギトスを止める ために・・・っ まだ、あの中で戦って るのよぉっ!? |
そんな・・・っ そんなのって・・・? |
アメルが・・・ それを望んだんだな? |
う・・・ん・・・っ |
う・・・ん・・・っ |
そうか・・・ |
だったら、お前さんは 自分の役目をきちんと 果たさなきゃな・・・ |
うん・・・っ |
うん・・・っ |
そんな・・・っ それじゃ、あの二人は どうなるのよっ!? |
言うなッ、ケイナっ! |
こいつが・・・ 一番、つらいんだぜ? |
自分の手で、封印を しなくちゃならねえ こいつが・・・っ |
フォルテ・・・っ? うう・・・っ うわあぁぁぁ~っ!? |
ネスティ・・・ |
アメル・・・ |
俺、絶対に約束を 守るから・・・ |
いつか、必ず 二人のことを助けに 戻るから・・・ |
ネスティ・・・ |
アメル・・・ |
あたし、絶対に約束を 守るからね・・・ |
いつか、必ず 二人のことを助けに 戻るから・・・ |
うおおおおおぉぉぉぉ ぉぉぉっ!!!!! |
うわあああぁぁぁぁ ぁぁぁっ!!!! |
愛しい者たちの名を呼ぶ 悲痛な俺の声をはね返しつつ |
愛しい者たちの名を呼ぶ 悲痛な声をはね返しつつ |
霊界へとつながるその門は 静かに、静かに消滅していった |
気の遠くなるほどの 昔から続いてきた 調律者と悪魔の物語は |
苦い痛みをともなって こうして幕を閉じたのである |
だけど・・・ |
こんな結末を俺は認めない! |
こんな結末をあたしは認めない! |
今この瞬間も、たった二人で メルギトスと戦い続けている ネスとアメルのためにも |
いつか、かならず 俺はこの場所に戻ってくる |
いつか、かならず あたしはこの場所に戻ってくる |
悲しい物語の結末を 書き換えられるだけの力を 身につけて、きっと・・・ |
きっと!! |
scn130
戦いは終わった・・・ |
源罪の嵐によって リィンバウムに混乱と破壊を もたらそうとした メルギトスの最後の企みは |
彼の命がけの行動によって 完全に潰えたのだ・・・ |
彼女の命がけの行動によって 完全に潰えたのだ・・・ |
禁忌の森に隠されていた 忌まわしき召喚兵器たちは 永遠に抹消されて |
そこには、今・・・ 一本の巨木がそびえている |
聖なる大樹 |
人々が、その樹のことを そう呼ぶようになってから |
二度めの季節が・・・ 巡ろうとしていた・・・ |
・・・*n0? |
まったく・・・! さっきから、何回 呼んだと思ってるんだ |
ごめん、ごめん・・・ |
ごめん、ごめん・・・ |
まあ、今日に限っては 仕方がないがな |
アメルのことを 考えていたんだろう |
うん・・・ |
うん・・・ |
メルギトスは滅び去り 戦いの爪跡も、すでに 消えつつある・・・ |
だが、僕たちの戦いは まだ終わってはいない あの日から、ずっと 続いている・・・ |
まして・・・ *n0 |
彼女のことを誰よりも 好きだった、君に とってはな・・・ |
あの日の今日・・・ アメルはいなくなって しまったんだよな |
笑顔のまま・・・ 永遠に・・・ |
あの日の今日・・・ アメルはいなくなって しまったんだよね |
笑顔のまま・・・ 永遠に・・・ |
*n0・・・ |
望みを捨てるな! そのために、僕たちは ここにいるんだろ! |
彼女を助ける方法は 必ず、あるはずなんだ きっと・・・! |
それに、今日は みんなが彼女に会いに 来る日でもあるんだぞ |
しっかりするんだ |
うん・・・ わかってるよ わかってはいるん だけどさ・・・ |
だけど・・・っ |
うん・・・ わかってるよ わかってはいるんだよ だけどね・・・ |
でもね・・・っ |
まだ、すこし時間が あるな・・・ |
一足先に・・・ 彼女に挨拶をしに 行くか? |
え、でも・・・ |
え・・・ |
そんな、沈んだ顔の ままでは、みんなに 余計な心配をかける だけだからな |
アメルと会って・・・ 叱ってもらってこい |
うん・・・ |
うん・・・ |
早いものだな・・・ |
あれから、もう 季節がふたつも巡って いったなんて・・・ |
聖なる大樹・・・ |
この樹がアメルだって 知っているのは、多分 俺たちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
聖なる大樹・・・ |
この樹がアメルだって 知っているのは、多分 あたしたちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
だからこそ・・・ |
僕たちはこの樹の いや、彼女の護人に なったんだ・・・ |
いつか、この樹の中で 眠っている彼女が 目覚めるのを信じて |
はははは・・・っ 起きるかどうかさえも わかってないのにな |
あははは・・・っ 起きるかどうかさえも わかってないのにね |
不甲斐ないな・・・ |
これだけの月日を 使って、調べていると いうのに・・・ |
手がかりさえも・・・ つかめずに・・・ッ |
ネス・・・? |
ごめん、俺・・・ 自分一人だけ、勝手に 悲しんでると思って |
ネスの気持ち・・・ 考えてなかった・・・ ひどいことしてた!? |
ネス・・・? |
ごめん、あたし・・・ 自分一人だけ、勝手に 悲しんでると思って |
ネスの気持ち・・・ 考えてなかった・・・ ひどいことしてた!? |
いいんだ・・・ それよりも・・・ |
笑ってあげなくちゃな 彼女のために・・・ |
僕たちは、笑って いなくちゃいけない 彼女の分まで、幸せに ならなくちゃ・・・ |
うん・・・ |
うん・・・ そうだよね・・・ |
聞こえるかい、アメル |
君の愛したこの世界は 今もこうして息づいているよ |
相変わらず、俺たちは 不器用な生き方ばかりしか できてないけど・・・ |
でも、君は言ってたよね |
人間は自分自身の力だけで 変われるんだって・・・ |
そんな人間のことが 愛しいって・・・ |
だから、俺も信じるよ |
いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、俺たちを 見守っていてくれるかい? |
なあ? アメル・・・ |
アメル、聞こえる? |
あなたの愛したこの世界は 今もこうして息づいてる |
相変わらず、あたしたちは 不器用な生き方しかできない みたいだけど・・・ |
でも、あなたは言ったよね |
人間は自分自身の力だけで 変われるんだって・・・ |
そんな人間のことが 愛しいって・・・ |
だから、あたしも信じるわ |
いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを 見守っていてね |
ねえ? アメル・・・ |
そろそろ戻ろう みんなも、じきに 集まってくるだろうし |
*n1だけに 応対させておいたら 心配だからな |
うん、それじゃ・・・ |
ええ、それじゃ・・・ |
いるよ・・・ |
えっ? |
えっ? |
ここに・・・ ここに、いるよ |
どうしたんだ? |
この声は・・・ まさか・・・っ? |
この声は・・・ まさか・・・っ? |
やくそくを・・・ したから・・・ |
かえって・・・ きたんだよ・・・ |
アメルの声だ・・・っ 間違いないっ! |
アメルの声よ・・・っ 間違いないわっ! |
なにを言ってるんだ! 僕には、なにも・・・ |
ほら、ここ・・・ あなたの・・・ すぐ、そばに・・・ |
アメルっ! |
アメルっ! |
*n0っ! どこへ行くんだ!? |
アメル・・・っ!! |
アメル・・・っ!! |
そんな・・・ 信じられない・・・ |
僕まで・・・ 幻を見ているとでも いうのか・・・!? |
幻なんかじゃない!! |
アメルは・・・っ 帰ってきてくれたんだ |
俺とした約束のために 帰ってきたんだよ! |
幻じゃないわよ!! |
アメルは・・・っ 帰ってきてくれたのよ |
あたしとした 約束のために 帰ってきたのよ! |
ん・・・っ ふぁ、あ・・・っ |
アメルっ |
アメルっ |
あ・・・っ *n0・・・ |
おはようございます |
お、おはよう・・・っ |
お、おはよう・・・っ |
あたし、ちょっと 寝坊しちゃったみたい ですね・・・ |
お腹すいてるでしょ? ごめんね、すぐに ご飯の用意しますから |
いいんだよ・・・っ 今、俺・・・っ 胸がいっぱいだからっ いいんだ・・・っ! |
い、いいのよっ 今、あたし・・・っ 胸がいっぱいだからっ いいの・・・っ! |
どうしたんですか? なにか、悲しいことが あったんですか? |
アメル・・・っ!! |
アメル・・・っ!! |
あ・・・っ は、恥ずかしいですよ *n0 |
ネスティ、見てるよ それに、あたし 服をどこかでなくした みたいで・・・っ |
裸、だから・・・ |
好きだよ・・・! アメル・・・っ |
だから、もう絶対に どこへも行かせない! |
ずっと、このまま 俺の側にいてくれよ お願いだから・・・っ |
うん・・・ あたしも、貴方のこと 好きですよ・・・ |
だから・・・ もう、泣かないで |
あたしの大好きな 貴方の笑顔を、見せて ください・・・ね |
あ・・・っ い、痛いですってば *n0 |
アメル・・・っ 本当に、ホントにっ アメルなんだよなっ |
アメルなのね・・・っ 本当に、ホントにっ アメルなのね・・・っ |
ええ、そうです・・・ あたし・・・ アメルですよ・・・ |
だから・・・ もう、泣かないで |
あたしの大好きな |
貴方の笑顔を、見せて |
貴女の笑顔を、見せて |
ください・・・ね |
うん・・・っ |
他のみなさんは? |
もうすぐ、会えるよ すぐに・・・ |
きっと、君のことを みんなも・・・ 待ってたから・・・ |
もうすぐ、会えるわ すぐに・・・ |
ずっと、アメルのこと みんなも・・・ 待ってたんだから |
大変!それじゃあ お出迎えの準備を しないと・・・ |
手伝ってくれますか? *n0 |
ああ、もちろんだよ! |
ええ、もちろんよ! |
それじゃあ、急いで 戻りましょう |
あっ、アメル! |
あっ、アメル! |
はい・・・ |
ひとつだけ、まだ 君に言いたいことが あったんだ・・・ |
肝心なこと、あなたに 言い忘れてたよ・・・ |
ぼうっとしてたけど どこか、身体の調子が おかしいんですか? |
ううん、平気だよ 心配しないで |
ううん、平気よ 心配しないで |
もしかして、また ネスティのことを? |
うん・・・ |
うん・・・ |
そうですよね |
戦いは終わって 聖王国にも平和が 戻ったけれど・・・ |
貴方やあたしに |
貴女やあたしに |
とっては、それはまだ 終わっていないこと なんですから |
特に・・・ *n0 |
彼のことを誰よりも 好きだった、貴女に とっては・・・ |
あの日の今日・・・ ネスは、いなくなって しまったんだよな |
俺たちを・・・ おいてけぼりにして 一人っきりでさ |
あの日の今日・・・ ネスは、いなくなって しまったのよね |
あたしたちを・・・ おいてけぼりにして 一人っきりでさ |
*n0・・・ |
でも、だからこそね 今日は笑顔でいないと ダメだと思うの |
みんなも、ネスに 会いに来てくれるし だから・・・っ! |
うん・・・ わかってるよ わかってはいるん だけどさ・・・ |
だけど・・・っ |
うん・・・ わかってるよ わかってはいるんだよ だけどね・・・ |
だけど・・・っ |
ねえ、*n0 一足先に、彼に挨拶を しに行きませんか? |
え、でも・・・ |
え・・・ |
みんなが来るまでには まだ、すこし時間が あるし・・・ |
あたしじゃ、やっぱり *n0を 叱るのは無理だから |
ネスティに・・・ 叱ってもらいましょ |
うん・・・ |
うん・・・ |
早いものですね・・・ |
あれから、もう 季節がふたつも巡って いったなんて・・・ |
聖なる大樹・・・ |
この樹が、ネスだって 知っているのは、多分 俺たちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
聖なる大樹・・・ |
この樹が、ネスだって 知っているのは、多分 あたしたちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
だから・・・ |
あたしたちはこの樹の ううん、彼の護人に なった・・・ |
いつか、この樹の中で 眠りについている彼が 起きるのを信じて |
はははは・・・っ 起きるかどうかさえも わかってないのにな |
あははは・・・っ 起きるかどうかさえも わかってないのにね |
あたしが・・・ |
あたしの天使の力が もっと強かったら! |
ネスティを・・・ 助けられたのかも しれないのに・・・っ |
泣かないで、アメル 君のせいじゃないさ |
なにもできないのは 俺だっておんなじだよ それに・・・ |
さっき、言ったよね 今日だけは、笑顔で いなきゃダメだって |
泣かないで、アメル あなたのせいじゃない |
なにもできないのは あたしだっておなじよ それに・・・ |
さっき、言ったよね 今日だけは、笑顔で いなきゃダメだって |
ごめんなさい・・・ あたしまで、泣いたり しちゃって・・・ |
あたしたちが笑顔じゃ ないと、きっと彼に 叱られますもんね |
彼の分まで、幸せに ならなくちゃ・・・ |
うん・・・ |
うん・・・ そうだよね・・・ |
聞こえるかい、ネス |
君のおかげで、俺たちは こうして生きているよ・・・ |
ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで 自分勝手だけど・・・ |
でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして 生きてるんだ |
だから、俺は信じるよ |
いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、俺たちを 見守っていてくれるかい? |
なあ ネス・・・ |
ネス、聞こえる? |
あなたのおかげで、 あたしたちは こうして生きているわ・・・ |
ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで 自分勝手だけど・・・ |
でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして 生きようとしている |
だから、あたしも 信じていいよね |
いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを 見守っていてくれるよね? |
戻りましょうか みんなも、じきに 集まってくるだろうし |
*n1一人じゃ きっと困っちゃいます もんね |
うん、それじゃ・・・ |
ええ、それじゃ・・・ |
ここだよ・・・ |
えっ? |
えっ? |
ほら、ここさ・・・ ここに、いるんだよ |
どうしたんです? |
この声は・・・ まさか・・・っ? |
この声は・・・ まさか・・・っ? |
やくそく・・・ したからな・・・ |
かえって・・・ きたんだよ・・・ |
ネスの声だ・・・っ 間違いないっ! |
ネスの声・・・っ 間違いないわっ! |
え!?あたしには なにも・・・ |
どこを、みてるんだ きみの・・・ すぐ、そばだよ・・・ |
ネスっ! |
ネスっ! |
*n0っ! どこへ行くのっ!? |
ネス・・・っ!! |
ネス・・・っ!! |
え・・・っ 本当、に・・・っ? |
あたし・・・っ 夢を見ちゃってるん ですか・・・ |
夢なんかじゃない!! |
ネスは・・・っ 帰ってきてくれたんだ |
俺とした約束のために 帰ってきたんだよ! |
夢なんかじゃない!! |
ネスは・・・っ 帰ってきてくれたのよ |
あたしとした 約束のために 帰ってきたのよ! |
ん・・・っ んん・・・っ? |
ネスっ |
ネスっ |
やれやれ、騒々しいな まったく・・・ |
寝起きぐらいは そっとしておいてくれ *n0 |
あ、ゴメン・・・っ |
あ、ゴメン・・・っ |
しかし、どういう 風の吹き回しなんだ |
君が僕より先に起きて いるだなんて・・・ もしかして、これは 悪い夢か? |
夢じゃないよっ! もし夢だったら、俺っ 一生、ネスのことを 恨むから・・・っ! |
夢じゃないわよっ! もし夢なら、あたし 一生、ネスのこと 恨むもん・・・っ! |
・・・君はバカか? |
どういう理屈で、僕が 君に恨まれなくちゃ ならなくなるんだ まったく・・・ |
ネス・・・っ!! |
ネス・・・っ!! |
な・・・っ!? は、はしたないぞっ *n0! |
アメルも見てるだろ だいたい、今の僕は 服をなくしたせいで 裸なんだぞ・・・っ |
誤解をっ、招くような ことは・・・! |
好き、大好きだよっ! ネスティ・・・っ |
だから、もう絶対に どこへも行かないで! |
ずっと、このまま あたしの側にいてね お願い・・・っ |
やれやれ・・・ 本当に君は、昔っから 甘えんぼうだな |
心配するな・・・ どこにも行かないさ |
君は、僕にとって この世界で一番大切な たった一人の、女の子 なんだからな・・・ |
な・・・っ なんのつもりだっ!? *n0 |
ネスだよな・・・っ 本当に、ホントにっ ネスなんだよなっ! |
ネスなのね・・・っ 本当に、ホントにっ ネスなのね・・・っ |
当たり前だろう まったく・・・ 僕は、ネスティだとも |
わかったら・・・ いい加減に離れてくれ |
うん・・・っ |
うん・・・っ |
他のみんなは? |
もうすぐ、会えるよ すぐに・・・ |
きっと、君のことを みんなも・・・ 待ってたから・・・ |
もうすぐ、会えるよ すぐに・・・ |
ずっと、あなたのこと みんなも・・・ 待ってたんだもの |
そういうことは もっと、早く言うべき だろうに・・・! |
うん・・・っ これからは、絶対に そうするよっ! |
うん・・・っ これからは、絶対に そうするわ |
急いで戻るぞ |
あっ、ネス! |
あっ、ネス! |
・・・どうした? |
ひとつだけ、まだ 言ってないことが あったんだよ・・・ |
肝心なこと、あなたに 言い忘れてたよ・・・ |
おかえり・・・ |
*n1 |
イイ・・・キテ・・・ マセ・・・ |
*n0 |
ん・・・ |
んん・・・ |
*n1 |
・・・デ・・・ツモリ デ・・・!? |
*n0 |
ん、んん・・・??? |
ん、んん・・・??? |
*n1 |
・・・起キナサイ! *n0!! |
ふぁ・・・? おはよぉ・・・っ *n1・・・ |
ふぁ・・・? おふぁよぉ・・・っ *n1・・・ |
オハヨウ、デハ アリマセン! |
先程カラ、何度モ 起コシタトイウノニ マッタク・・・ |
朝食ノ仕度ハトックニ デキテイルンデス あめるニ怒ラレテモ 知リマセンヨ? |
いっ!? |
へっ!? |
*n1 |
オラ・・・テメ・・・ まで・・・ |
*n0 |
ん・・・ |
ん・・・ |
*n1 |
・・・で・・・つもり だ・・・ッ!? |
*n0 |
ん、んん・・・??? |
ん、んん・・・??? |
*n1 |
さっさと起きやがれ! *n0ッ!! |
ふぁ・・・? おはよぉ・・・っ *n1・・・ |
ふぁ・・・? おふぁよぉ・・・っ *n1・・・ |
ケッ!なァにが おはよぉ、だ ったく・・・ |
わざわざ、オレが 起こしに来てやった ってのに・・・ |
メシはもうとっくに できてんだぜ アイツに怒られても 知らねェぞ? |
いっ!? |
へっ!? |
*n1 |
おに・・・きて・・・ だよ・・・ |
おね・・・きて・・・ だよ・・・ |
*n0 |
ん・・・ |
ん・・・ |
*n1 |
・・・よ・・・さだよ ね・・・!? |
*n0 |
ん、んん・・・??? |
ん、んん・・・??? |
*n1 |
・・・にいちゃん おにいちゃんってば! |
・・・ねえちゃん おねえちゃんってば! |
ふぁ・・・? おはよぉ・・・っ *n1・・・ |
ふぁ・・・? おふぁよぉ・・・っ *n1・・・ |
もう・・・ やっと、おきた・・・ |
*n1 さっきから、ずっと よんでたのに・・・ |
あさごはんだって はやくしないと、また アメルおねえちゃんに しかられるよ? |
いっ!? |
へっ!? |
*n1 |
ほら・・・きて・・・ ませ・・・ |
*n0 |
ん・・・ |
ん・・・ |
*n1 |
・・・ま・・・さまっ てば・・・!? |
*n0 |
ん、んん・・・??? |
ん、んん・・・??? |
*n1 |
・・・起きてください ご主人さまっ!! |
ふぁ・・・? おはよぉ・・・っ *n1・・・ |
ふぁ・・・? おふぁよぉ・・・っ *n1・・・ |
おはようごさいます ・・・じゃなくて! |
いい加減、起こしたら すぐに目を覚まして くださいよぉ・・・ |
朝食の仕度はとっくに できているんですよ アメルさんに、また 叱られますよぉ? |
いっ!? |
へっ!? |
もぉ・・・ *n0も *n1くんも ねぼすけなんだから |
もぉ・・・ *n0も *n1ちゃんも ねぼすけなんだから |
せっかく焼きたての パンだったのに 冷めちゃいましたよ |
イツモ、ゴ迷惑カケテ 本当ニスイマセン あめる・・・ |
ケッ!オレまで ひとまとめにすんじゃ ねェよ・・・アメル |
*n1は・・・ ちゃんと、おきたよ |
あっ、ボクはちゃんと 起きてましたよ お洗濯、すませて おきましたから |
へいへい・・・ どーせ、俺がみんな 悪いんですよーだ |
はいはい・・・ どーせ、あたしが みんな悪いん ですよーだ |
だからといって 開きなおればいいと いうものではあるまい |
どうだろう、アメル 寝坊の罰として 朝食を抜くというのは |
あ、なるほど・・・ |
ちょ、ちょっとっ それだけは、ホントに 勘弁してくれよっ! |
ちょ、ちょっとっ それって、シャレに なってないってば! |
なあ、アメルぅ・・・ お願いだからさぁ |
ねえ、アメルぅ・・・ 勘弁してよぉ |
どーしようかなぁ? |
朝食ハ、人間ニトッテ 欠カスベキモノデハ アリマセン・・・ |
デスカラ、ソレダケハ 勘弁シテアゲテハ クダサイマセンカ? |
ふふふっ、それじゃあ 今日のところは *n1くんに 免じて・・・ね |
なっさけねェなァ おい、見てみろよ このツラ・・・ |
メシを抜かれたら 本気で泣きそうだぜ 食べさせてやれよ |
ふふふっ、それじゃあ 今日のところは *n1くんに 免じて・・・ね |
それは・・・ ちょっと、かわいそう かも・・・ |
アメルおねえちゃん ゆるしてあげて おねがい・・・ |
ふふふっ、それじゃあ 今日のところは *n1ちゃんに 免じて・・・ね |
朝ご飯を抜かれたら ご主人さま、きっと 勉強に身が入らないと 思いますよ |
ですから・・・ ね、アメルさん ネスティさんもっ |
ふふふっ、それじゃあ 今日のところは *n1くんに 免じて・・・ね |
よかったぁっ!! |
やりぃーっ!! |
*n1に 感謝しておくんだぞ *n0 |
うんっ! うんっ! ありがとな *n1っ♪ |
うんっ! うんっ! ありがとね *n1っ♪ |
イエイエ、ソンナ 友達ジャナイデスカ |
うんっ! うんっ! ありがとな *n1っ♪ |
うんっ! うんっ! ありがとね *n1っ♪ |
ヒヒヒ・・・ッ この貸しはでけェぞォ *n0 |
うんっ! うんっ! ありがとな *n1っ♪ |
うんっ! うんっ! ありがとね *n1っ♪ |
・・・(こくん) |
うんっ! うんっ! ありがとな *n1っ♪ |
うんっ! うんっ! ありがとね *n1っ♪ |
いいんですよ ご主人さま、それより いっぱい食べて、目を さましてくださいね |
食事が済んだら 昨日のおさらいとして 試験をするからな |
いっ!? |
いっ!? |
戦いで学んできた君の 召喚術は、技術だけが 先行して、理論を無視 してるからな |
この機会に、みっちり 追いついてもらわなく ては、困るんだ |
うう・・・っ |
むう・・・っ |
言ッテオキマスガ 今回ハ、かんにんぐハ 手伝イマセンヨ |
おーっ! 一難去って、また 一難だなァ |
おべんきょう・・・ *n1も いっしょにするよ |
「ふぁいと」ですっ! ご主人さまっ!! |
じゃあ、あたし お勉強が終わるまでに おいものケーキ 焼いておきますね |
ありつけるかどうかは 試験の点次第だがな |
トホホ・・・ |
あちゃあ・・・っ |
頑張ッテクダサイ *n0 |
ま、ダメだったら オレがテメエの分も 食ってやるからよォ |
(ぽむぽむ) |
・・・がんばろうね |
「がっつ」ですっ! ご主人さまっ!! |
仕方アリマセンヨ ソレハ・・・ |
ねすてぃハ、貴方ニ |
ねすてぃハ、貴女ニ |
スコシデモ多ク 知識ヲツケテ欲シイト 思ッテルノデス |
イズレ、必ズ 復活スルデアロウ |
めるぎとすトノ 再戦ノ前ニ・・・ |
めるぎとすハ 人間ノ欲望ヤ妬ミヲ 糧トスル悪魔デス |
バラマカレタ源罪ヲ キッカケニ、復活スル 可能性ハ、ホボ確実ト 思ワレマス・・・ |
心配ハワカリマス |
シカシ、ソノタメニ 我々ハコウシテ、共ニ 暮ラシテイルノデハ アリマセンカ? |
次ナル戦イデ、全テノ 決着ヲツケルタメニ 今、コノ時ヲ・・・ |
ソウデストモ! |
護衛獣ノ・・・ ソシテ、私ノ使命ハ *n0 |
貴方ヲ守ルコト |
貴女ヲ守ルコト |
メガネの野郎も 必死なのさ |
なにしろ、限られた 時間をつかって テメエを強くしなきゃ ならねェんだ・・・ |
間違いなく、復讐に やってくる・・・ |
メルギトスの野郎に 負けねェようにな |
召喚されたんじゃねェ アイツは、倒されても 送還されたことには ならねェからな |
ばらまいた源罪を 利用して、復活の時を どこかで待ってるに 違いねェんだ・・・ |
ケッ!シケたツラァ してんじゃねェよ |
テメエらはそのために こうして、集まって 準備してるんじゃねェ のかよ? |
今度こそ、あの野郎を ぶっちめるためによ |
ま、せいぜい がんばるこったな |
ケッ!つくづく 護衛獣づかいのあらい ヤツだな、テメエは |
しかたないよ・・・ うん・・・ |
ネスティおにいちゃん ひっし、なんだよ おにいちゃんのこと つよくするために |
ネスティおにいちゃん ひっし、なんだよ おねえちゃんのこと つよくするために |
きっと、また・・・ やってくる・・・ |
あいつに、まけたり しないように・・・ |
あいつ、わらってた じぶんは、なんどでも かえってくるって |
みんなのこころが よごれているかぎり なんどでも・・・ |
・・・(ぎゅっ) |
だいじょうぶだよね だって、みんな ここにいるんだもの |
いつかきっと・・・ あいつも、かえって これなくなるよね |
(こくこく)! |
うん・・・ *n1は おにいちゃんと ずっといっしょだよ |
うん・・・ *n1は おねえちゃんと ずっといっしょだよ |
仕方がないですよ それは・・・ |
ネスティさんは ご主人さまのために わざと厳しくしてるん ですもの・・・ |
いつか、必ず 復活してしまうはずの |
メルギトスと、再び 戦う時のために・・・ |
メルギトスは 人の弱い心を利用して 力とする悪魔です |
この世から争いが なくならない限りは 完全に滅ぼすことなど できないんですよね |
心配はわかります |
だけど、そのために ボクたちは、こうして 一緒に暮らしてるん じゃないですか |
あいつが戻ってきても 絶対負けないように |
今、この時を 精一杯にがんばって 生きてるんでしょう |
勝てますよ、きっと! |
は、はいっ! ボクにできることは たかが知れてるかも しれないけど・・・ |
しかし、ネスも 毎日毎日、本当に ひどいよなぁ・・・ |
戦いが終わって みんなで暮らし始めて から、ずっと勉強づけ だなんてさ |
しかし、ネスも 毎日毎日、ひどいと 思わない? |
戦いが終わって みんなで暮らし始めて から、ずっと勉強づけ なんだもの |
うん・・・ わかってるよ、それは |
あの最後の戦いで メルギトスは倒すこと ができたけど・・・ |
リィンバウム中に ばらまかれてしまった 源罪までは、消し去る ことはできなかった |
うん・・・ わかってる、それは |
あの最後の戦いで メルギトスは倒すこと ができたけど・・・ |
リィンバウム中に ばらまかれてしまった 源罪までは、消し去る ことはできなかった |
それは、今日かも しれないし 明日かもしれない |
ううん・・・ もう、すでに復活して 新たなかん計を巡らせ ているのかも・・ |
それは、今日かも しれないし 明日かもしれない |
ううん・・・ もう、すでに復活して 新たなかん計を巡らせ ているのかも・・ |
うん、そうだよな |
強くならなくちゃな 俺たちが、今度こそ 全てを終わらせないと |
ええ、そうね・・・ |
強くならなくちゃ あたしたちが、 今度こそ全てを 終わらせなくちゃね |
その時には、また 頼りにさせてもらうぜ *n1 |
その時には、また 頼りにさせてもらうわ *n1 |
聞こえるかい、ネス |
君のおかげで、俺たちは こうして生きているよ・・・ |
ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで 自分勝手だけど・・・ |
でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして 生きてるんだ |
だから、俺は信じるよ |
いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、俺たちを 見守っていてくれるかい? |
なあ ネス・・・ |
ネス、聞こえる? |
あなたのおかげで、 あたしたちは こうして生きているわ・・・ |
ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで 自分勝手だけど・・・ |
でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして 生きようとしている |
だから、あたしも 信じていいよね |
いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを 見守っていてくれるよね? |
聞こえるかい、アメル |
君の愛したこの世界は 今もこうして息づいているよ |
相変わらず、俺たちは 不器用な生き方ばかりしか できてないけど・・・ |
でも、君は言ってたよね |
人間は自分自身の力だけで 変われるんだって・・・ |
そんな人間のことが 愛しいって・・・ |
だから、俺も信じるよ |
いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、俺たちを 見守っていてくれるかい? |
なあ アメル・・・ |
アメル、聞こえる? |
あなたの愛したこの世界は 今もこうして息づいてる |
相変わらず、あたしたちは 不器用な生き方しかできない みたいだけど・・・ |
でも、あなたは言ったよね |
人間は自分自身の力だけで 変われるんだって・・・ |
そんな人間のことが 愛しいって・・・ |
だから、あたしも信じるわ |
いつかきっと・・・ 誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって |
だから・・・ ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを 見守っていてね |
ねえ アメル・・・ |
・・・*n0? |
元気がねーぞ ぼけーっとしてたら カビちまうだろうに |
あれっ、フォルテ どうしてこんなとこに いるんだい? |
あれ、フォルテ・・・ どうしてこんなとこに いるの? |
ああ、ケイナを 鬼神の谷まで送った 帰りに、お前らの顔 を見に来たんだが |
その様子じゃ、まだ ひきずってるな |
ネスティのこと |
アメルのこと |
うん・・・ |
うん・・・ |
忘れろ、なんて無理な ことは言うつもりも ねーけどよ・・・ |
あんま、思いつめて ばかりってのも、ちと マズイと思うぜ |
お前にそんな顔を させるために ネスは、ああなった わけじゃねーだろ? |
お前にそんな顔を させるために アメルは、ああなった わけじゃねーだろ? |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
ふう・・・ こりゃ、オレの手には おえねーな |
当事者のトコへ行って きっちり、お説教して もらうとすっか |
え? |
え? |
オレも、まだアイツに 挨拶してねーしな |
オレも、まだアメルに 挨拶してねーしな |
さあ、案内しろよ |
うん・・・ |
うん・・・ |
しかし、見るたびに すげーと思うぜ |
こいつのおかけで リィンバウムが滅亡 せずにすんだんだよな |
あらゆる邪念を吸収し 澄んだ空気に浄化して くれてるとはな・・・ |
あの日からずっと この樹は、そうして 俺たちの世界を守って くれてるんだ |
あの日からずっと この樹は、そうやって あたしたちの世界を 守ってくれている |
聖なる大樹、か |
早いもんだな・・・ |
ネスティが、この樹に 生まれ変わってから |
アメルが、この樹に 生まれ変わってから |
もう、季節も・・・ ふた巡りか・・・ |
そうだね・・・ |
そうね・・・ |
お前らが、ここに 残って、この樹の護人 になるって言い出した 時は、心配したぜ |
はははは・・・っ ぶん殴って、お前を 連れ出そうとしたっけ なあ・・・ |
そんなこともあったね うん・・・ |
そんなこともあったね うん・・・ |
だが、お前らは結局 自分の意志でここに 残るって決めちまった |
うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
ええ、あたしは あの時、たしかに 聞いた気がしたの |
帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
それに、アメルだって 言ってくれたんだ |
ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
それに、アメルだって 言ってくれたわ |
ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
それに、ネスだって 言ってくれたんだ |
アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
それに、ネスだって 言ってくれたわ |
アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
オレはな・・・ 正直、今でもお前らが ここで暮らすことには 反対だ・・・ |
・・・! |
・・・! |
けどよ、人の生き方は 誰かに迷惑をかけねー 限りは、自由なんだよ |
オレ自身、そうやって 生きてきてるからな 偉そうなことは・・・ 言えねーよ・・・ |
フォルテ・・・ |
わかってはいるんだよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
でも、もうすこしだけ 待っていたいんだよ 俺は・・・ |
フォルテ・・・ |
わかってはいるのよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
でも、もうすこしだけ 待っていたいの あたしは・・・ |
わかってるさ 誰かに教わらずとも お前は、自分で答えが 出せるってのはな |
だから、オレはもう お前を止めない 信じて、待つことに 決めた・・・ |
フォルテ・・・ |
フォルテ・・・ |
忘れるなよ オレもケイナも いつだって、お前らの 味方だってことをな |
ありがとう、フォルテ |
ありがとう、フォルテ |
約束するよ、フォルテ 俺は、いつまでも 今のままじゃいない |
約束するわ、フォルテ あたしは、いつまでも 今のままじゃいない |
ネスが守ってくれた 未来に続く時を・・・ 絶対に、無駄にしたり しないから |
アメルが守ってくれた 未来に続く時を・・・ 絶対に、無駄にしたり しないから |
おう、約束だぜ! |
うんっ! |
そろそろ、戻ろうか *n1も 心配してるだろうし |
うんっ! |
そろそろ、戻ろっか *n1も 心配してるだろうし |
アメルも、もうすぐ 買い出しから帰って くるから・・・ |
ネスも、もうすぐ 買い出しから帰って くるから・・・ |
なあ・・・ *n0よ |
ん? |
ん? |
お前、やっぱ いいオトコだぜ |
オレよりも・・・ ずっとな・・・ |
お前、やっぱ いいオンナだぜ |
オレが現役だったら 絶対にほっとかねえ くらいにな |
元気ないじゃない さっきから見てたけど ため息ばっかり・・・ |
あれっ、ケイナ どうしてこんなとこに いるんだい? |
あれ、ケイナ・・・ どうしてこんなとこに いるの? |
近くまで来たから |
貴方たちの様子を見に |
貴女たちの様子を見に |
きたんだけど・・・ |
その様子だと、まだ ひきずってるみたいね |
ネスティのこと・・・ |
アメルのこと・・・ |
うん・・・ |
忘れろなんて無理は 言わないけどね |
あんまり、思いつめて ばかりいるのは、絶対 よくないわよ |
あの子だって |
そんな情けない貴方の |
そんな情けない貴女の |
顔を見たら、悲しむと 思うし・・・ |
・・・・・・ |
ねえ、ちょっとだけ 散歩にいかない? |
私も、まだ彼に 挨拶していないし |
私も、まだ彼女に 挨拶していないし |
うん、そうだな・・・ |
ええ、そうね・・・ |
ふう・・・っ いつ来ても、ここの 空気はおいしいわ |
やっぱり、この樹が 周りの汚れたものを 吸い取って |
キレイにしてくれてる おかげかしらね |
うん、きっと そうだと思うよ |
あの日からずっと この樹は、そうして 俺たちの世界を守って くれてるんだ |
ええ、きっと そうだと思う |
あの日からずっと この樹は、こうやって あたしたちの世界を 守ってくれてる |
聖なる大樹、か |
早いものよね・・・ |
ネスティが、この樹に 生まれ変わってから |
アメルが、この樹に 生まれ変わってから |
もう、季節も ふた巡りになるのよね |
そうだね・・・ |
そうね・・・ |
貴方たちが、この森に |
貴女たちが、この森に |
残って、この樹の護人 になるって言い出した 時は、大騒ぎだった |
フォルテのヤツなんか |
力ずくで、貴方のこと |
力ずくで、貴女のこと |
連れ出そうとしたけど |
でも、貴方たちは |
でも、貴女たちは |
けっきょく、ここで 暮らしはじめた |
うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
ええ、あたし あの時、たしかに 聞いた気がしたの |
帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
それに、アメルだって 言ってくれたんだ |
それに、アメルだって 言ってくれたわ |
ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
それに、ネスだって 言ってくれたんだ |
それに、ネスだって 言ってくれたわ |
アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
でも・・・ いつまで、待っている つもりなの? |
待っている間にも |
貴方の時間は、過ぎて |
貴女の時間は、過ぎて |
いってしまうのよ! |
ケイナ・・・ |
ごめんね・・・ ただ、私は心配なのよ |
貴方たちが、このまま |
貴女たちが、このまま |
待ち続ける日々の中に 埋もれていってしまい そうで・・・ |
心配、なの・・・っ |
ありがとう、ケイナ |
わかってはいるんだよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
でも、もうすこしだけ 待っていたいんだよ 俺は・・・ |
ありがと、ケイナ |
わかってはいるのよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
でも、もうすこしだけ 待っていたいの あたしは・・・ |
うん・・・っ |
約束するよ、ケイナ 俺は、いつまでも 今のままじゃいない |
約束するわ、ケイナ あたしは、いつまでも 今のままじゃいない |
ネスが守ってくれた 未来に続く時を・・・ 絶対に、無駄にしたり しないから |
アメルが守ってくれた 未来に続く時を・・・ 絶対に、無駄にしたり しないから |
約束よ・・・ |
うん |
そろそろ、戻ろうか *n1も 心配してるだろうし |
ええ |
そろそろ、戻ろっか *n1も 心配してるだろうし |
アメルも、もうすぐ 買い出しから帰って くるから・・・ |
ネスも、もうすぐ 買い出しから帰って くるから・・・ |
*n0っ! |
ケイナ・・・? |
ん? |
忘れないでいてね 私も、アイツも・・・ |
いつだって、貴方の |
いつだって、貴女の |
味方だってこと! |
もしかして、また 考えていたんですか? |
ネスティさんの ことを・・・ |
あの子のことを・・・ |
うん・・・ |
ええ・・・ |
毎日今みたいに 過ごしてるわけじゃ ないですよね |
だとしたら ちょっと心配ですよ 僕は・・・ |
貴女と一緒にここで 暮らすようになって ずいぶんと経ちますが |
やはり、まだ あの時のことは 忘れられそうにない みたいですね |
うん・・・ よくないな、って 思ってはいるんだけど |
つい、さ 一人でいると 思い出しちゃってさ |
うん・・・ よくないな、って 思ってはいるんだけど |
つい、ね 一人でいると 思い出しちゃって |
無理もないですよ 特に、今日は・・・ |
彼がいなくなって ちょうど、二年目に なる日ですからね |
あの子がいなくなって ちょうど、二年目に なる日ですからね |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
さあ、行きましょう 他のみんながたずねて きてくれる前に |
彼の身の回りを きれいに掃除して あげないと・・・ |
あの子の身の回りを きれいに掃除して あげないと・・・ |
うん・・・ |
そうね・・・ |
集めた落ち葉は まとめて、この袋に 入れておきますね |
ご苦労さま、ロッカ |
樹皮の痛んでる部分も 処置したし、なんとか みんなが来る前に 作業が終わったよ |
ご苦労さま、ロッカ |
樹皮の痛んでる部分も 処置したし、なんとか みんなが来る前に 作業が終わったわ |
せっかく、みんなが 揃うんですからね |
うん、本当にそうだな |
聖なる大樹・・・ |
ええ、そうよね |
聖なる大樹・・・ |
この樹がネスだって 知っているのは、多分 |
俺たちだけ・・・ |
あたしたちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
彼のおかげで、僕らは 救われたんです |
本当に、感謝しないと |
この樹がアメルだって 知っているのは、多分 |
俺たちだけ・・・ |
あたしたちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
あの子のおかげで 僕らは救われたんです |
本当に、感謝しないと |
ですが・・・ 本音を言えば、僕にも 悔いがありますよ |
こんな形の結末しか 迎えられなかったのは 今でも残念です |
それに・・・ *n0 |
貴方が、こうして |
貴女が、こうして |
暮らしていることも |
ロッカ・・・ |
聖なる大樹の護人 いったい、いつまで 続けるつもりですか? |
いくら待ち続けても 彼が帰ってくる 保証はないんですよ |
いくら待ち続けても あの子が帰ってくる 保証はないんですよ |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
ええ、わかってるのよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
*n0・・・ |
でも、もうすこしだけ 待っていたいんだよ 俺は・・・ |
でも、もうすこしだけ 待っていたいの あたしは・・・ |
信じているんですね |
彼が最後に、貴方と |
彼が最後に、貴女と |
交わした約束を・・・ |
あの子が最後に、 |
貴方と交わした |
貴女と交わした |
約束を・・・ |
うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
ええ、あたしはね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
僕も・・・ 信じたいです・・・ |
ありがとう・・・ ロッカ・・・ |
ありがとう・・・ ロッカ・・・ |
でも、キミまで無理に あたしにつきあう必要 はないんだよ |
別に無理はしてない ですよ、僕は |
僕がここにいるのは 自分で望んで、決めた ことなんですから |
彼の代わりには 一生かかっても なれないでしょうが |
僕は、貴女を守りたい もう後悔だけは したくないんです |
ロッカ・・・ |
あの子もきっと それを望んでくれる はずです・・・ |
うん・・・っ |
そろそろ戻りましょう リューグのやつも やって来る頃ですし |
あれ?リューグは たしか、旅に出てたん じゃなかったっけ |
あら?リューグは たしか、旅に出てたん じゃなかったの |
前にパッフェルさんが 手紙を持ってきて くれたんですよ |
闘戯都市での生活も 飽きたから、そろそろ 帰ってくるって |
そうか・・・ |
そっか・・・ |
また一段と、腕を あげたようですからね 手合わせするのが 楽しみですよ |
爺さんもルヴァイドも 言ってたよ 二人には、もう教える ことはないって |
お爺さんもルヴァイド も言ってたわ 二人には、もう教える ことはないって |
そんな、まだまだ 僕たちは未熟ですよ |
本当の強さは、技では なく、心にあるんです |
そこに至るまでには もっと、自分を磨いて いかないと・・・ |
ロッカらしいな そういう考え方はさ |
ロッカらしいわね そういう考え方はね |
ところで、この集めた 落ち葉はどうします? |
みんなが来たらさ これで焚き火をして おイモを焼こうかって 思うんだけど |
みんなが来たらさ これで焚き火をして おイモを焼こうかって 思うんだけど |
うん、そうですね それはいい考えかも |
なあ、ロッカ |
ねえ、ロッカ |
はい? |
初めて出会った時より ずいぶんと、ロッカは 変わったと思うよ |
なんていうか、前より ずっと大きくなった そんな気がする |
*n0 それは、貴方も同じ じゃないですか? |
ありがとう・・・ 側にいてくれて・・・ |
キミがいてくれたから あたし、悲しみに 負けずにすんだんだと 思ってる・・・ |
ロッカは、いつだって あたしを気づかって くれてるから・・・ |
*n0 それは、貴女も同じ じゃないですか? |
なにやってんだよ? 人をさんざん待たせ やがって・・・ |
メシを食べたら 外に出て待ってろって 言ったのはお前だろ? |
ああ、ゴメン うっかりしちゃってた |
うん、ゴメン・・・ うっかりしてたわ |
うっかりって・・・ お前なあ・・・ |
ハッ!たまに遊びに 来てみれば、案の定 ポカやらかしやがって |
ネスティの言い草じゃ ねえが、もうすこし シャキッとしろよな |
ハッ!よくもそう 毎日毎日、うっかりを 連発できるもんだな |
一緒に暮らしてる俺の 迷惑も考えやがれよ ったく・・・ |
うう・・・っ ホントにゴメン・・・ |
むぅ・・・ ホントにゴメン・・・ |
で、どうすんだよ? 用事ってのは、やめに すんのか? |
ダメだよ! 他のみんなが来る前に きちんとキレイにして あげないと・・・ |
ダメよ! 他のみんなが来る前に きちんとキレイにして あげないと・・・ |
だったら、さっさと 道具もって ついて来いよ |
もたもたしてたら あの野郎の掃除なんて 終わらねえぜ |
もたもたしてたら あいつを洗ってなんか いられねえぜ |
ちょ、ちょっと! 急ぐからさ、リューグ 待ってくれってば! |
ちょ、ちょっと! 急ぐからさ、リューグ 待ってってばぁ! |
散らばってた落ち葉は まとめて、袋に詰めて おいたぜ |
ご苦労さま、リューグ |
樹皮の痛んでる部分も 処置したし、なんとか みんなが来る前に 作業が終わったよ |
ご苦労さま、リューグ |
樹皮の痛んでる部分も 処置したし、なんとか みんなが来る前に 作業が終わったわ |
枝の間引きに、雑草の 引き抜き・・・ |
お前の庭師っぷりも すっかり板についたな |
ははははっ さすがに、二年近くも こうしてればね |
二年か・・・ 早いもんだぜ・・・ |
ネスティの野郎が この樹になっちまって から、もうそんなにも 経つんだな・・・ |
アメルのやつが この樹になっちまって から、もうそんなにも 経つんだな・・・ |
うん、本当にそうだな |
聖なる大樹・・・ |
ええ、そうよね |
聖なる大樹・・・ |
この樹がネスだって 知っているのは、多分 |
俺たちだけ・・・ |
あたしたちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
ああ、一日も 休むことなくな・・・ |
ハッ、きちょうめんな あいつらしいって つくづく思うぜ |
この樹がアメルだって 知っているのは、多分 |
俺たちだけ・・・ |
あたしたちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
ああ、一日も 休むことなくな・・・ |
ハッ、お人好しにも ほどかあるだろうに ったく・・・ |
誰に感謝されるわけ でもねえのに、損な役 回りを引き受けて いっちまいやがって |
お人好しすぎなんだよ あいつは・・・ |
リューグ・・・ |
リューグ・・・ |
もっとも、それに輪を かけてバカなのは テメエだがな・・・ |
聖なる大樹の護人 いったい、いつまで 続けるつもりなんだ? |
いくら待ち続けたって あいつが帰ってくる 保証はねえんだぞ? |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
アメルだって・・・ 悲しむもんな |
ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
アメルだって・・・ 悲しむもんね |
*n0・・・ |
でも、もうすこしだけ 待っていたいんだよ 俺は・・・ |
でも、もうすこしだけ 待っていたいの あたしは・・・ |
ま、お前の人生だしな 俺が口を出すような ことじゃねえ |
それだけ、はっきりと 自分のことがわかって るなら、なおさらだ |
ありがとう・・・ リューグ・・・ |
ありがとう・・・ リューグ・・・ |
でも、それはキミも 同じなんだよ |
あたしにつきあって ここで、過ごすこと なんてないんだよ |
ハッ!それこそ 余計なお世話だぜ |
俺は好きで、お前の 側にいるんだ |
あいつの代わりには 一生かかっても なれねえがな・・・ |
もう二度と、大切な ものを奪われるのは ごめんだからな・・・ |
俺は、お前を守る 守りたいんだ・・・ |
リューグ・・・ |
うん・・・っ |
さて、戻るぜ そろそろ、バカ兄貴 たちも来る頃だし |
そう言えば、ロッカは 村を再建するんだって 言ってたけど・・・ |
どうなんだろう? |
どうなのかしら? |
うまくいってるのかな |
おい、愚問だぜ クソ真面目なあいつが しくじったりするわけ ねぇだろうが・・・ |
それに、ジジイや 黒騎士たちだって 一緒なんだぜ |
そうだよな・・・ ルヴァイドとイオスも 手伝ってるんだし |
そうだよね・・・ ルヴァイドとイオスも 手伝ってるんだし |
それだけで、あいつの 罪が許されるなんて 俺は思ってねえが |
顔を見せたら、今度は もうすこし、ちゃんと 話ができる気はするぜ |
そうか・・・ |
そっか・・・ |
ところで、この集めた 落ち葉はどうすんだ? |
みんなが来たらさ これで焚き火をして おイモを焼こうかって 思うんだけど |
はははははっ そいつはいいかもな |
なあ、リューグ |
ねえ、リューグ |
ん? |
お前、ずいぶんと 変わったよな |
なんていうか、前より ずっと男らしくなった 強くなったよ・・・ |
ありがとう・・・ 側にいてくれて・・・ |
キミがいてくれたから あたし、悲しみに 負けずにすんだんだと 思ってる・・・ |
リューグ、本当に 強くて、頼りがいが あるから・・・ |
ハッ! くだんねえことを 言ってんじゃねえよ |
んもぉー・・・っ さっきからなに話して も上の空なんだもん! |
せっかくゼラムから 遊びに来たのに そんなんじゃ、私 帰っちゃうよっ! |
ごめん、ごめん もうしないから、機嫌 直してくれよ、な? |
ごめん、ごめん もうしないから、機嫌 直してよ、ね? |
ふーんだっ! 信用できないもんっ! |
まいったなあ・・・ |
・・・そうだ! |
あちゃあ・・・・っ |
・・・そうだ! |
なあ、ミニス ちょっと俺と一緒に 外へ出ないか? |
ねえ、ミニス ちょっと、あたしと 一緒に外へ出ない? |
外へ? |
ああ、そうさ ミニスに、見せたい ものがあるんだよ |
ええ、そうよ ミニスに、見せたい ものがあるの |
うわあっ♪ |
バスラムの花が 樹のまわり一面に 咲いてるわ! |
ねえ、*n0 これって、もしかして あの時の・・・ |
うん、そうだよ ミニスが蒔いた種が この真っ赤な花畑を つくったんだ |
ええ、そうよ ミニスが蒔いた種が この真っ赤な花畑を つくったの |
ネスがさびしくない ようにって、蒔いて くれたんだよな |
ネスがさびしくない ようにって、蒔いて くれたのよね |
うん、ネスティが 喜んでくれるといいな って思ったから・・・ |
アメルがさびしくない ようにって、蒔いて くれたんだよな |
アメルがさびしくない ようにって、蒔いて くれたのよね |
うん、バスラムの花は アメルと一緒に染め物 遊びをした、思い出の 花だから・・・ |
そっか・・・ こんな花畑が できちゃうくらいに |
あれから、時間が 経っちゃったんだね |
ああ、もうすぐ季節も ふた巡りするかな |
ええ、もうすぐ季節も ふた巡りするものね |
でも・・・ あなたや アメルにとっては |
まだ、なんにも 終わってないんだよね きっと・・・ |
だから、こうやって ネスティがみんなを 守るために変わった |
でも・・・ あなたや ネスティにとっては |
まだ、なんにも 終わってないんだよね きっと・・・ |
だから、こうやって アメルがみんなを 守るために変わった |
この聖なる大樹を 護っているんでしょ |
ミニス・・・ |
ミニス・・・ |
本当は、さっきだって わかってたんだよ |
*n0が ネスティのことを 考えてたんだって |
*n0が アメルのことを 考えてたんだって |
でもね・・・ いつまでも、昔のこと ばかり、考えてるのは よくないよっ |
私、心配なの・・・ あなたたちの ことが・・・ |
ありがとう、ミニス |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
ありがとう、ミニス |
うん、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
うん・・・ |
そろそろ戻ろうか? 風がまた、強くなって きたし・・・ |
そろそろ戻ろっか? 風がまた、強くなって きたし・・・ |
うん、そうだね |
アメルも、そろそろ 食事にしようって 言ってたし |
ネスも、そろそろ 食事にしようって 言ってたし |
うん、私もお母さまと 焼いたプリンを 持ってきてるから |
デザートに、一緒に 食べようね |
へえ、そいつは 楽しみだなあ |
あら、それは 楽しみねえ |
さ、行こっか |
ミニス |
ミニス |
ん、なぁに? |
この花畑、俺 大切にするからな |
この花畑、あたし 大切にするからね |
うんっ♪ |
なんだい、なんだい ぼーっとしちまってさ ほら、しゃきっと おしよっ♪ |
げほっ!げほっ!? |
ありゃ・・・ ちょいと強すぎた? |
ひどいよ、モーリン いきなり背中を叩く なんてさあ・・・ |
ひどいよ、モーリン いきなり背中を叩く なんて・・・ |
ううっ、ゴメン・・・ でも、あんただって 悪いんだよ |
さっきから、さんざん 呼んでんのに、ずっと うわのそらでさあ |
ここんとこ、毎日 そんなんばっかだもの 一緒にいるあたいまで 暗くなっちまうよ |
せっかく泊まりに来た ってのに、そんなじゃ あたい、困っちまうよ |
そっか・・・ 俺、そんなにぼーっと してたんだ・・・ |
そっか・・・ あたし、そんなに ぼーっとしちゃって たんだ・・・ |
たしかに、このところ あまりよく眠れて ないしな・・・ |
たしかに、このところ あまりよく眠れて ないものね・・・ |
夕べだって、あんた うなされてたし |
え? |
え? |
何度もネスティの名を 呼んでたよ・・・ すごく、悲しそうにさ |
何度もアメルの名を 呼んでたよ・・・ すごく、悲しそうにさ |
ゴメン・・・ うるさかったよな |
ゴメン・・・ うるさかったでしょ |
それは、別に いいんだけどさ・・・ |
やっぱり、まだ あの時のことは忘れ られないかい? |
うん・・・ |
・・・・・・ |
うん・・・ |
・・・・・・ |
ほら、またぁ! そうやって黙りこむ |
しょうがないねぇ |
*n0 ちょいと、そこらを 散歩しに行こうよ |
散歩か・・・ |
散歩・・・ |
じっとしてるから 余計なことばっかり 考えちまうんだよ |
外の空気を吸えば ちっとは、気分も しゃっきりするさ |
うん、そうだな |
うん、そうするわ |
早いもんだね・・・ |
あれから、もう 季節がふたつも巡って いったなんて・・・ |
そうだな・・・ |
そうね・・・ |
あたいがここで あんたと暮らすって 決めたあの日から そんなに経つんだね |
あんたがここで 暮らすって決めた あの日から そんなに経つんだね |
そして・・・ |
ネスティが、この樹に 姿を変えちまって からさ・・・ |
アメルが、この樹に 姿を変えちまって からさ・・・ |
聖なる大樹・・・ |
この樹がネスだって 知っているのは、多分 |
俺たちだけ・・・ |
あたしたちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
あたいたちは、あの時 この樹のおかげで 明日を奪われずに すんだんだ |
あれほど、人間のこと 嫌っていたはずの ネスティのおかげでね |
この樹がアメルだって 知っているのは、多分 |
俺たちだけ・・・ |
あたしたちだけ・・・ |
あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも |
あたいたちは、あの時 この樹のおかげで 明日を奪われずに すんだんだ |
人間のことをずっと 好きでいてくれた アメルのおかげでね |
本当に、いくら感謝 しても足りないよ |
うん・・・ |
ええ・・・ |
だけどさ・・・ いい加減に、そろそろ 起きてほしいねえ |
うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
うん、あたしね あの時、たしかに 聞いた気がしたの |
帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
それに、アメルだって |
言ってくれたんだ |
言ってくれたわ |
ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
それに、ネスだって |
言ってくれたんだ |
言ってくれたわ |
アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
でもさ、時々・・・ 不安になっちゃうんだ |
あれは錯覚だったん じゃないかって・・・ |
絶対に帰ってくるさ |
だって、あんたが こうやって、ここで 待ってるんだもの |
モーリン・・・ |
モーリン・・・ |
信じることが あんたの一番の得意技 ・・・だろ? |
うん・・・ そうだよな |
うん・・・ そうよね |
ふぁ、あ・・・っ |
なんか、ほっとしたら 急に眠くなって きちゃったな・・・ |
ふわぁ・・・っ |
なんか、ほっとしたら 急に眠くなって きちゃった・・・ |
ここで昼寝してったら どうだい? |
あたいがひざ枕 してやるからさ・・・ |
あたいもつきあって やるからさ・・・ |
ゆっくり、身体を 休めたほうがいいよ |
そうだな・・・ それも悪くないか |
そうね・・・ それも悪くないかも |
そうだ!どうせなら 眠る前に、あたいが ストラをかけたげるよ |
ほら、じっとして・・ |
ん・・・ |
なあ、モーリン? |
ん・・・ |
ねえ、モーリン? |
なんだい? |
ファナンの街は 変わりない? |
まあね ただ、前よりも ゴロツキは減ったよ |
ユエルのやつが あたいの二代目として がんばってくれてる からね |
そっか・・・ |
ありがとな・・・ モーリンがいてくれて 俺、すごくうれしいよ |
ひとりぼっちだったら きっと、もっと ふさぎこんでたから |
あたいは、ただ あんたの側にいたいと 思っただけさ |
でも、そう言って もらえると、ちょっと うれしいかな・・・ |
ほい、おしまい! |
ゆっくり眠って ちょっとでも、元気に なっておくれよ |
*n1殿に 聞いたでござるよ |
まだ、あの時のことを 気にしているらしいで ござるな |
うん・・・ |
引きずったって 意味がないことなの かもしれないけど |
どうしても、ね |
ええ・・・ |
引きずったって 意味がないことなの かもしれないけど |
どうしても、ね |
さもあらん |
拙者とて、未だに あれが悪い夢だった のではないかと |
そう願ってしまう時が あるのだからな |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
すこし、外の空気を 吸いにいかぬか? |
よどんだものを 吐き出さねば、人は 生きてなどいけないで ござるぞ |
うん、そうだな・・・ |
ええ、そうね・・・ |
早いものでござるよ |
あれから、もう 季節がふたつも巡って しまったでござる |
もう、そんなに 経っちゃったんだな |
もう、そんなに 経っちゃったのね |
時の流れは早い されど、人がそれと 等しく成長するのは 困難というものだ |
未だ、剣の道は見えず いやはや、拙者も 未熟でござるよ |
でも、あきらめる気は ないんでしょう? |
でも、あきらめる気は ないんでしょう? |
うむ |
たとえ、至らずとも 拙者は最後まで この道をゆくでござる |
*n0殿 お主が、最後に聞いた という・・・ |
ネスティ殿の言葉を 信じ、こうして大樹の 護人となったようにな |
アメル殿の言葉を 信じ、こうして大樹の 護人となったようにな |
錯覚だったかも しれないけど、でも |
俺はあの時、たしかに 聞いた気がするんだ |
錯覚だったかも しれないけど、でも |
あたしはあの時、 たしかに聞いた 気がするの |
ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
錯覚ではないと 拙者は思っておるよ |
だからこそ アメル殿も *n1殿も |
こうして、お主と共に 彼が帰ってくる日を 待ち続けられるので ござろうからな |
アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
錯覚ではないと 拙者は思っておるよ |
だからこそ ネスティ殿も *n1殿も |
こうして、お主と共に 彼女が帰ってくる日を 待ち続けられるので ござろうからな |
うん・・・ |
かなうと・・・ よいでござるな |
お主の信じておる ものが・・・ |
うん・・・ カザミネさんの 信じてるものもね |
うん・・・ カザミネさんの 信じてるものもね |
まったくでござるよ 待たせ続けるのも 彼女にも申しわけが 立たぬし・・・ |
そうだよ いい加減に覚悟して なるようになっちゃえ ばいいのにさ |
そうよ いい加減に 観念しちゃいなさいよ 男らしくないわよ |
勘弁してくだされ!? それでなくても ミニス殿たちから 会うたびに・・・ |
先越しちゃうわよ? などと、せっつかれて おるのでござるから |
あはははははっ ミニスなら、本当に やりかねないよなあ |
あはははははっ ミニスなら、本当に やりかねないわね |
さて・・・ そろそろ、戻ると いたそうか |
アメル殿も、食事の 仕度をしていたようで ござるし |
ネスティ殿も、じきに 買い出しから戻られる であろうし |
ねえ、カザミネさん |
ねえ、カザミネさん |
なんでござるか? |
俺、信じ続けたって いいんだよね? |
自分の決めたこと この願いを、最後まで 信じていいんだよね? |
あたし、信じ続けても いいんだよね? |
自分の決めたこと この願いを、最後まで 信じていいんだよね? |
*n0殿よ それで、お主が 後悔しないのならば |
それに・・・ 信じ続けて、お主は今 ここに立っておるのだ |
どうしたんだ? |
ははぁ、さてはまた ネスティ坊やのこと 考えてたな |
ははぁ、さてはまた 嬢ちゃんのことを 考えてたな |
うん・・・ |
ええ・・・ |
メランコリックな 気分になっちまうのも わかるがなあ・・・ |
もうそろそろ 吹っ切ったほうが いいんじゃねえか? |
あれから、もう2年に なるんだぜ・・・ |
うん・・・ |
うん・・・ |
ふぃー・・・っ まったく、困った 息子だぜ・・・ |
ふぃー・・・っ まったく、困った 娘だぜ・・・ |
ちょっと、俺様に ついてきな |
え・・・? ちょ、ちょっと! レナードさんってば |
え・・・? ちょ、ちょっと! レナードさんってば |
んー・・・っ さすがにここの空気は ウマイなあ |
ヤニで汚れちまった 俺様の肺の中身まで まっさらにしてくれる ようだぜ |
この聖なる大樹は あらゆる汚れたものを 吸い取って、浄化して くれてるんだ・・・ |
空気だけじゃなくて 邪悪な魔力や、人間の 欲望まで・・・ |
この聖なる大樹は あらゆる汚れたものを 吸い取って、浄化して くれてるの・・・ |
空気だけじゃなくて 邪悪な魔力や、人間の 欲望まで・・・ |
こいつのおかげで この世界は破滅から 救われたんだからな |
あの坊や、最後まで 後々のことを考えて くれたんだろうな |
嬢ちゃん、最後まで 後々のことを考えて くれたんだろうな |
きっと、お前さんの 未来のためにな |
俺の・・・ 未来のために・・・ |
あたしの・・・ 未来のために・・・ |
あー、だからな その・・・ つまり、アレだ! |
お前さんがそんなザマ じゃ、ネスティ坊やの 立場がないだろう |
お前さんがそんなザマ じゃ、お嬢ちゃんの 立場がないだろう |
違うかい? |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
アメルだって・・・ 悲しむもんな |
ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
アメルだって・・・ 悲しむもんね |
すまねえな 説教みたいなこと 言っちまって・・・ |
いいんだよ だって・・・ |
レナードさんはさ 俺の、父親代わりを してくれてるんだもの |
叱ってくれてさ 本当に、ありがとう |
いいのよ だって・・・ |
レナードさんはさ あたしの、父親 代わりをしてくれて るんだもの |
叱ってくれてね 本当に、ありがとう |
*n0・・・ |
さて、と・・・ そろそろ小屋に戻るか |
うん、そうだね |
今日のぶんの講義も しないといけないし |
ええ、そうしましょう |
今日のぶんの講義も しないといけないし |
おいおい、待てよ? 俺様はもう、召喚術を 習うつもりは・・・ |
ダメだよ 始めた以上、きちんと やりとげなくちゃ |
ダメよー 始めた以上、きちんと やりとげなくっちゃ |
ネスだって、いつも そう言ってたし |
じゃないと、俺が ネスに怒られるもん |
じゃないと、あたしが ネスに怒られちゃうわ |
元の世界に帰る方法 見つけるんでしょ? |
元の世界に帰る方法 見つけるんでしょう? |
そんなこと言って お前さん、俺様が いなくなったら 寂しいだろうが? |
だったら、召喚術は マスターしないほうが きっと・・・ |
あ、その心配はないよ |
だって、今の調子じゃ レナードさん、当分 まともに召喚術を使え そうにないもん |
ううん、当面は その心配はないって あたし、思ってるし |
だって、今の調子じゃ レナードさん、当分 まともに召喚術を使え そうにないもん |
な・・・ッ!? |
言ってくれたなぁっ このガキぃ~っ! |
あはははっ♪ だって、本当のこと だもんねーっ |
あはははっ♪ だって、本当のこと でしょー |
ったく・・・ |
まったく・・・ ぼーっとしてたら 頭の中があったまって とけちゃうわよ |
ごめん、ごめん |
ごめん、ごめん |
どうかしらねぇ? 一緒に暮らすように なってから、ずーっと そればっかりだし |
たまには意表をついた 行動して、観察してる ルウを、驚かせて ほしいんだけど? |
あ・・・ あのなぁ・・・!? |
うん、そうそう! そういう顔とか キミらしくっていいよ |
うう・・・っ |
せっかく遊びにきて あげたのに、これじゃ つまらないよ |
うん・・・ |
ま、気持ちはわかるん だけどね・・・ |
ねえ、散歩しない? |
外の空気を吸ったら すこしは気分が・・・ |
うん、そうだな・・・ |
ええ、そうね・・・ |
早いものよね・・・ |
あれから、もう 季節がふたつも巡って いったなんて・・・ |
あの戦いで 荒れ果てた街とかも 今では、すっかり元に 戻ったんだろう? |
あの戦いで 荒れ果てた街とかも 今では、すっかり元に 戻ったんでしょう? |
うん、そうね 前と同じままじゃない けれど・・・ |
街の人たちは、みんな 普通に暮らしてるよ |
そっか・・・ |
そっか・・・ |
ゼラムまで買い出しに 行った時にね ギブソンさんたちと 会ったんだけど |
派閥同士の交流会に 招待された時にね ギブソンさんたちと 会ったんだけど |
キミのこと すごく心配してたよ たまには、顔を見せて あげなくちゃ |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
アメルだって・・・ 悲しむもんな |
ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
アメルだって・・・ 悲しむもんね |
うん・・・ |
そうそう! ゼラムで思い出したわ |
パッフェルさん ついに、自分のお店を 出しちゃったのよ |
ほんとに!? |
ホントに!? |
地道に稼いだお金と バイトの経験がものを いったみたいね |
ケーキの味のほうも 最高だったし・・・ |
ルウ・・・ よ・だ・れ |
ルウ・・・ よ・だ・れ |
あ・・・っ? あははは・・・っ |
あはははははっ! |
今度は、一緒に 食べに行こうね |
ああ・・・ |
うん・・・ |
そろそろ戻ろうか? なんだか、風 強くなってきたし |
なあ、ルウ・・・ |
ねえ、ルウ・・・ |
なぁに? |
俺と暮らすことにして 後悔してないか? |
街に出るのをやめて この木の護人になった 俺につきあって・・・ |
君は、本当に それでいいのか? |
ありがとう・・・ 君がいてくれて 俺、うれしいよ |
ありがとう・・・ 貴女がいてくれて あたし、うれしいよ |
・・・バカね そんなこと 当たり前じゃない |
また、あの時のこと 考えていたんですね |
うん・・・ |
ごめんな せっかく カイナが遠くから来て くれたっていうのに |
うん・・・ |
ごめんね せっかく カイナが遠くから来て くれたっていうのに |
いいんですよ 私もまだ、時々 思い出してしまうん ですから・・・ |
一番につらい思いを |
された貴方だったら |
された貴女だったら |
なおさらですもの |
・・・・・・ |
すこし、森の空気を 吸いにいきませんか? |
私、まだ彼に 挨拶していませんし |
私、まだ彼女に 挨拶していませんし |
うん、そうだな・・・ |
ええ、そうね・・・ |
早いものです・・・ |
あれから、もう 季節がふたつも巡って しまったんですね |
サイジェントの様子は どうなの? |
サイジェントの様子は どう? |
はい、おかげさまで みなさん、元気にして います |
以前に、貴方が尋ねて |
以前に、貴女が尋ねて |
くださった時より 街もずいぶんと復興 しましたし・・・ |
あの時は無理を言って カイナやエルジンたち には、本当に迷惑を かけたよなあ |
こんなところまで 彼らを、呼びつけたり しちゃったし・・・ |
あの時は無理を言って カイナやエルジンたち には、本当に迷惑を かけちゃったわね |
こんなところまで 彼らを、呼びつけたり しちゃったし・・・ |
あの方も、ずっと 気にしていましたよ |
自分の力でも どうにもできなくて すまない、って・・・ |
いいんだよ 望みがあるんだって わかっただけで うれしかったんだし |
いいんだってば 望みがあるんだって わかっただけで うれしかったもの |
ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
それがわかって |
俺、本当に救われた 気がしたんだ |
あたし、本当に 救われた気がしたのよ |
だから・・・ こうして、この森で 大樹の護人になると 決めたのですね |
目覚める時は 永遠に来ないのかも しれませんよ |
・・・・・・ |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
・・・・・・ |
ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
アメルだって・・・ 悲しむもんな |
アメルだって・・・ 悲しむもんね |
ええ、そうですよ きっと・・・ |
そう言えば・・・ ケイナねえさまと フォルテにいさまから |
久しぶりに、手紙を もらったんですよ |
へえ・・・ あの二人、今は 北の闘戯都市なんかに 行ってたんだ? |
あらあら・・・ あの二人、今は 北の闘戯都市なんかに 行ってたんだ? |
なんでも報酬の全額を にいさまが、賭けで 負けてしまって・・・ |
こっちに戻って また、地道に稼ぐこと にするそうです |
あはははははっ! 相変わらずだよなあ あの二人らしいよ |
あはははははっ! 相変わらず あの二人らしいわね |
うふふふ、本当に そうですよね |
帰ってきたら、一緒に おみやげ話を聞かせて もらいましょうね |
ああ、そうだな |
ええ、そうね |
そろそろ戻りましょう 風がまた、強くなって きましたし・・・ |
なあ、カイナ・・・ |
ねえ、カイナ・・・ |
はい |
きっと、いつかは 幸せになれるよな みんな・・・ |
きっと、いつかは 幸せになれるよね みんな・・・ |
ええ・・・ |
だって、そのために あの人は、この世界を 人間を守ってくれたん ですもの・・・ |
どうかしたのか? 元気がないようだが |
シャムロック・・・ |
遊びに来てたんだ? |
シャムロック・・・ |
遊びに来てたんだ? |
ああ、新しい街も なんとか復興したと 言えるだけの形には なったからね |
監督の任務も終了さ それで、聖王都に戻る 前に、様子を見にきて みたんだが・・・ |
やはり、まだ 彼は、帰ってはいない ようだね・・・ |
やはり、まだ・・・ 彼女は帰ってはいない ようだね・・・ |
うん・・・ |
ええ・・・ |
なら、挨拶をしに 行かないとな |
彼が眠っている 聖なる大樹まで |
彼女が眠っている 聖なる大樹まで |
つきあってくれるかい *n0 |
もちろんだよ |
もちろんよ |
早いものだ・・・ |
あれから、もう 季節がふたつも巡って いこうとしている |
君たちが、この大樹の 護人になると決めた 時には、不安だったが |
こうして、ちゃんと つとめを果たしている 立派だと思うよ |
みんな反対したのに シャムロックは 最初から、俺たちの 味方だったよね |
みんな反対したのに シャムロックは 最初から、あたしたち の味方だったわね |
信じたいと思ったから だよ、私も・・・ |
君たちが最後に聞いた という、彼の言葉を |
君たちが最後に聞いた という、彼女の言葉を |
うん、俺はね あの時、たしかに 聞いた気がしたんだよ |
うん、あたしは あの時、たしかに 聞いた気がしたの |
帰ってくるよ、って そう言ってくれた ネスの声を・・・ |
それに、アメルだって 言ってくれたんだ |
それに、アメルだって 言ってくれたわ |
ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
帰ってきます、って そう言ってくれた アメルの声を・・・ |
それに、ネスだって 言ってくれたんだ |
それに、ネスだって 言ってくれたわ |
アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
でもね、時々・・・ 不安になっちゃうんだ |
でもね、時々・・・ 不安になっちゃうの |
あれは錯覚だったん じゃないかって・・・ |
君らしくないな *n0 |
え? |
え? |
絶望の中にあっても あきらめなければ そこに必ず、希望は 見えてくる・・・ |
私にそう教えてくれた のは、君じゃないか |
シャムロック・・・ |
シャムロック・・・ |
信じ続けよう いつか、必ず 彼は帰ってくるとね |
信じ続けよう いつか、必ず 彼女は帰ってくるとね |
うん・・・ |
ええ・・・ |
そういえば、俺 |
アメルから聞いて |
ネスから聞いて |
初めて知ったんだけど |
シャムロック 新しい街の領主を 辞退したんだって? |
そういえば、あたし |
アメルから聞いて |
ネスから聞いて |
初めて知ったんだけど |
シャムロック 新しい街の領主を 辞退したんだって? |
まあ、ね・・・ |
旧トライドラ領と 旧デグレア領が併合 された、あの街は 聖王都より広いんだ |
とても、私なんかには できそうにもないと 思ったからね |
そんなことないと 思うんだけどな |
それに・・・ 私には、それよりも やりたいと思うことが あっただろう |
それって、もしかして 民のための騎士に なるってこと? |
ああ、そうだよ それが、どうやら実現 できそうなんだ |
ほんとに! |
ホントに! |
ファミィ議長の口添え もあって、聖王家から 許可がいただけたんだ |
どの組織からも自由で 民を守ることを第一に 考えて行動する騎士団 |
これから、私は それを確立するために 働こうと思うんだよ |
シャムロックなら きっと、できるよ! |
シャムロックなら きっと、できるわよ! |
ありがとう |
*n0 それに・・・ |
ネスティ 私は、君たちとここで 約束をするよ・・・ |
アメル 私は、君たちとここで 約束をするよ・・・ |
君たちが守ってくれた この世界の未来を けして、悲しいものに したりしないと! |
うん・・・ |
うん・・・ |
「巡りの大樹」 自由騎士団の名に かけて、私は誓うよ |
お久しぶりですう♪ *n0さん |
パッフェルさん? あれ、どうして こんなところに!? |
いえね、エクス様に 金の派閥の本部まで おつかいするように 頼まれまして・・・ |
ファナンまで来たんで ちょっと、ご機嫌を うかがおうかな、と |
そうなんだ・・・ |
そうだったの・・・ |
でも、その様子だと あんまり、元気じゃあ ないみたいですね |
そんなことはないさ いつも、こんなふうに ぼけーっとしてるわけ じゃないよ |
ただ、さ・・・ もうすぐ、あの日が やってくると思うとね |
そんなことないわよ いつも、こんなふうに ぼけーっとしてるわけ じゃないもの |
ただ、さ・・・ もうすぐ、あの日が やってくると思うとね |
そういえば・・・ そうでしたね・・・ |
そうそう! 私まだ、彼に挨拶を してなかったですよ |
そうそう! 私まだ、彼女に挨拶を してなかったですよ |
*n0さん 一緒に、ついて来て くれませんか? |
うん、わかったよ |
ええ、わかったわ |
あれから・・・ もう季節もふた巡りに なるんですか・・・ |
ホント、早いですよね 月日が経つのは |
エクス総帥たちとは あれっきり会ってない けど、どうだい? |
変わりはないかい? |
エクス総帥たちとは あれっきり会ってない けど、どう? |
変わりはない? |
あの人は相変わらず ですよ |
事務仕事はほとんど グラムス様に任せきり で、ふらふらしてます |
そうなんだ |
ことに、あの戦い以来 ファミィ議長と 意気投合して、行動を 共にしてますから |
護衛役になってる私や ケルマさんからしたら かなり、頭イタイです ホントに・・・ |
あはははっ、そいつは 大変だなあ |
あはははっ、それは 大変そうね |
笑いごとじゃなくて 大変なんですよう |
金の派閥との友好化の ための内部改革に デグレアとトライドラ の再興のお手伝い |
人手不足は、今でも 同じなの・・・ |
・・・・・・ |
*n0さん そろそろ、戻ってきて くれませんか? |
それは、総帥の望んだ ことなのかい? |
それは、総帥の望んだ ことなの? |
ええ、だけど・・・ けしてエクス様だけが 言っていることでは ないんですよ |
ギブソン師範に ミモザ師範・・・ ラウル様やグラムス様 ファミィ議長たちも |
みんな、貴方が |
みんな、貴女が |
帰ってくるその日を 待っているんです |
・・・・・・ |
聖なる大樹の護人に なることを望んだ |
貴方の気持ちは |
貴女の気持ちは |
わかっています |
彼が帰ってくる日を 信じて、待ち続けて いるのも・・・ |
彼女が帰ってくる日を 信じて、待ち続けて いるのも・・・ |
でもね・・・ *n0・・・ |
同じように貴方の |
同じように貴女の |
帰りを待つ人たちが いるということも |
どうか、忘れないで |
パッフェルさん・・・ |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
パッフェルさん・・・ |
ええ、わかってるのよ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
爺さんたちと一緒に レルムの村で孤児の 世話をすることにした アメルみたいに |
俺も、前向きになって 生きないとさ |
ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
お爺さんたちと一緒に レルムの村で孤児の 世話をすることにした アメルみたいに |
あたしも、前向きに なって生きないと |
ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
あの戦いで生き残った 悪魔たちを退治する 勅命を受けて、旅して いるネスみたいに |
俺も、前向きになって 生きないとさ |
アメルだって・・・ 悲しむもんな |
あの戦いで生き残った 悪魔たちを退治する 勅命を受けて、旅して いるネスみたいに |
あたしも、前向きに なって生きないと |
アメルだって・・・ 悲しむもんね |
すいません・・・ 出過ぎたことを言って |
ううん・・・ いいんだよ・・・ |
ううん・・・ いいのよ・・・ |
そろそろ戻って お茶にしません? |
あの店のケーキ おみやげにもって きてるんですよ |
お、いいねえ |
あら、いいわね |
しかし、まさか 街に出たルウさんが 召喚師からケーキ屋に なるなんて・・・ |
正直、驚きですよねえ |
ルウはもともと 凝り性だったしね |
ルウはもともと 凝り性だったしね |
その人の人生は その人のものですから |
後悔しないように 生きられたら、それで 充分なのかもしれない ですねえ・・・ |
なーんて、言って みたりして |
パッフェルさんは どうなんだい? |
今の自分の生き方に 後悔はしてないかい? |
パッフェルさんは どうなの? |
今の自分の生き方に 後悔してない? |
もちろんですよぉ♪ |
ただいま戻りました *n0さん |
シオンさん・・・ |
お疲れさま さっそくで悪いけどさ 話のほう、聞かせて くれるかな |
シオンさん・・・ |
お疲れさま さっそくで悪いけど 話のほう、聞かせて くれるかな |
わかりました では、外に出て お話をしましょうか |
彼にも、一緒に 聞いてもらいたい ですからね |
彼女にも、一緒に 聞いてもらいたい ですからね |
うん、そうだね |
ええ、そうね |
早いものですね・・・ |
あれから、もう 季節がふたつも巡って しまったなんて |
どうだった? サイジェントの街にも 顔を出したんでしょ? |
どうだった? サイジェントの街にも 顔を出したんでしょ? |
ええ、移動の途中に すこしだけ寄らせて いただきました |
みんな、相変わらず だったかい? |
みんな、相変わらず だった? |
それはもう・・・ |
凝りもせずに さぼっていた弟子にも たっぷりとお仕置きを してきましたよ |
まったく、いつまでも 手のかかることです |
あははは・・・ |
あちらの面々の他にも 色々な方たちに お会いしましたよ |
ギブソンさんや ミモザさん、蒼や金の 派閥のみなさん・・・ |
みんな、貴方のことを |
みんな、貴女のことを |
心配していましたよ |
一生、この場所で 過ごすつもりなのかと |
・・・・・・ |
そろそろ、顔を見せて あげてもいいのでは ないですか? |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
アメルみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
ネスにさ・・・ 叱られるもんな |
アメルみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
ネスにさ・・・ 叱られるもんね |
ネスみたいに 俺も、前向きになって 生きないとさ |
アメルだって・・・ 悲しむもんな |
ネスみたいに あたしも、前向きに なって生きないと |
アメルだって・・・ 悲しむもんね |
彼女は今、村の復興の ために、がんばって いるそうですよ |
ロッカさんや リューグさんたちと 一緒になってね |
彼は今、派閥を抜けて エスガルドさんたちと 旅をしているそうです |
各地の機械遺跡を めぐって、彼女を元に 戻す方法を見つけると おっしゃってました |
そうか・・・ |
そっか・・・ |
貴方がただ、感傷に |
貴女がただ、感傷に |
浸っているわけでない ことはわかっています |
貴方なりのやり方で 彼から受け継いだ この世界を守ろうと していることも |
貴方なりのやり方で 彼女から受け継いだ この世界を守ろうと していることも |
私はただ |
そんな貴方が |
そんな貴女が |
一日でも早く |
自分の幸せを見つける ことができるように なればいいと、心から 願っているのです |
シオンさん・・・ |
では・・・ ご報告をさせて いただきましょうか |
うん |
ええ、お願い |
貴方が懸念したように |
貴女が懸念したように |
散り散りになった 悪魔たちは |
やはり、帝国領に 潜伏しているようです それらしき騒ぎを 聞きつけました |
見過ごすわけには いかないな・・・ |
急ごう、シオンさん |
一人でも多くの人の 大切なものを守ること |
見過ごすわけには いかないわね・・・ |
急ぎましょう シオンさん |
一人でも多くの人の 大切なものを守ること |
それが、ネスのして くれたことへの・・・ |
それが、アメルのして くれたことへの・・・ |
俺なりの答えだから! |
あたしなりの 答えだから! |
そして・・・ |
私は、そんな貴方と |
私は、そんな貴女と |
共にゆく道を選んだ シノビです・・・ |
元気、ないね・・・ どうしたの? |
もしかして、ユエルの 作ったご飯食べたから お腹がイタイの!? |
そうじゃないって ただ、ちょっと・・・ |
そうじゃないって ただ、ちょっと・・・ |
ネスのことをさ 考えてたんだよ |
ネスのことをね 考えてたのよ |
アメルのことをさ 考えてたんだよ |
アメルのことをね 考えてたのよ |
あ・・・ |
ゴメンな いつまでも、同じこと ばっかり考えててさ |
ゴメンね いつまでも、同じこと ばっかり考えてて |
いいんだよっ! 仕方ないことだって ユエル、思うもん! |
*n0は ネスのこと、すごく 大切に思ってたもの |
*n0は アメルのこと、すごく 大切に思ってたもの |
だから・・・ 仕方ないよ・・・ |
ユエル・・・ |
なあ、ユエル ちょっと散歩しに いかないか? |
ユエル・・・ |
ねえ、ユエル ちょっと散歩しに いかない? |
お散歩? |
ああ、どうも 家の中にいると じめっとした気分に なっちゃうからさ |
ええ、どうも 家の中にいると じめっとした気分に なっちゃうから |
ネスの様子を 見がてら、森の中を ぶらつこうぜ |
ネスの様子を 見がてら、森の中を ぶらつきましょう |
アメルの様子を 見がてら、森の中を ぶらつこうぜ |
アメルの様子を 見がてら、森の中を ぶらつきましょう |
うんっ♪ |
ここの空気って いつも優しいニオイが するから、好きだな |
この聖なる大樹は あらゆる汚れたものを 吸い取って、浄化して くれてるんだ・・・ |
空気だけじゃなくて 邪悪な魔力や、人間の 欲望まで・・・ |
この聖なる大樹は あらゆる汚れたものを 吸い取って、浄化して くれてるのよ・・・ |
空気だけじゃなくて 邪悪な魔力や、人間の 欲望まで・・・ |
スゴイよねぇ |
この樹のおかげで みんな、こうやって 平和に暮らすことが できるんだもの |
ユエルたち、ネスに 感謝しなくちゃね |
アメルのおかげで みんな、こうやって 平和に暮らすことが できるんだよね |
ユエルたち、アメルに 感謝しなくちゃね |
そうだな・・・ |
そうね・・・ |
ありがとう、ネスっ *n0も ユエルたちも 元気でいるよっ♪ |
*n0は ユエルが守るからっ! ネスのぶんまで がんばるからっ! |
だから・・・ 安心して、そこから 見ていてねっ |
ありがとう、アメルっ *n0も ユエルたちも 元気でいるよっ♪ |
*n0は ユエルが守るからっ! アメルのぶんまで がんばるからっ! |
だから・・・ 安心して、そこから 見ていてねっ |
ユエル・・・? |
えへへへっ♪ |
ユエル、まだまだ *n0に 迷惑かけてるけどね |
いつかきっと 役に立ちたいなって 思ってるの |
ネスみたいに 頭はよくない けど・・・ |
アメルみたいに お料理は上手じゃ ないけど・・・ |
ユエルにできることは なんだって *n0に してあげたいの |
だから、ちょっとで いいから・・・ |
前みたいに、笑顔に なってほしいな |
! |
・・・ダメ? |
ダメじゃないよ |
ありがとう、ユエル 心配してくれて |
ダメじゃないわ |
ありがとう、ユエル 心配してくれて |
うんっ♪ |
そろそろ戻ろうか 風がまた、強くなって きたし・・・ |
そろそろ戻ろっか 風がまた、強くなって きたし・・・ |
あ~っ!? |
ど、どうしたんだよ? |
ど、どうしたのっ? |
風が強くなるから 洗濯物をしまってって *n1に 頼まれてたの・・・ |
忘れてたよぉ! |
もしかして・・・ あっちの空に飛んで いくシーツは・・・ |
もしかして・・・ あっちの空に飛んで いくシーツは・・・ |
あーっ!? 待てえぇぇぇっ!! |
やれやれ・・・ このぶんだと、他の 洗濯物も同じ運命に なってそうだな |
あらあら・・・ このぶんだと、他の 洗濯物も同じ運命に なってたりして |
ごめんなさい・・・ |
仕方ないさ ほら、それよりも 早く追いかけよう! |
気にしないの ほら、それより早く 追いかけましょう! |
*n0・・・ |
二人で洗い直せば すぐに終わるさ |
二人で洗い直せば すぐに終わるもの |
そのような顔は お前には似合わないと わしは思うのだが |
ネスティは、はたして どうだろうな |
アメルは、はたして どうだろうな |
ははは・・・ 返す言葉もないよ 爺さん |
あはは・・・ 返す言葉もないかな ホント・・・ |
まあ、いいさ 今日だけは特別だ |
お前の兄が、新しい姿 に生まれ変わって |
わしの孫娘が新しい姿 に生まれ変わって |
ちょうど、二歳になる 日なのだからな |
うん・・・ |
ええ・・・ |
どれ、お祝いの言葉を 言いに行くとするかな |
*n0 お前も一緒に来て くれるだろう? |
元気そうだな 相変わらず |
風に葉がそよぐ音も 心地よさ気で・・・ |
まるで、笑っている ようだ |
・・・・・・ |
爺さんは、どうして そんな風に考えられる ようになれたの? |
俺には、無理だよ! まだ・・・ 悲しいだけで・・・っ |
笑い声なんて・・・ 聞こえなくて・・・っ |
・・・・・・ |
お爺さんは、どうして そんな風に考えられる ようになれたの? |
あたしには、無理よ! まだ・・・ 悲しいだけで・・・っ |
笑い声なんて・・・ 聞こえなくて・・・っ |
*n0よ |
この樹の護人である お前が、泣いたりして どうするのだ |
つらいのはわかる 悲しいのもわかる だがな・・・ |
お前の笑顔を誰よりも 望んでいたからこそ 愛していたからこそ |
ネスティは、この道を 選んだのだぞ |
アメルは、この道を 選んだのだぞ |
爺さん・・・っ |
おじいさん・・・っ |
さあ、笑っておあげ お前の笑顔こそが この樹にとって |
澄んだ水よりも 太陽の光よりも 一番の喜びになるの だから・・・ |
うん・・・っ! |
うん・・・っ! |
ほら、この子が 教えてくれているよ |
*n0 お前と、この子に 会うために |
みんなが、もうすぐ ここに来るとな |
みんなが・・・? |
みんなが・・・? |
ああ、そうだとも |
ロッカとリューグも アメルと一緒に お前の帰りを待って いるはずだ |
ロッカとリューグも ネスティと一緒に お前の帰りを待って いるはずだ |
さあ、涙をふいて みんなを迎えるための 仕度をせんとな |
爺さん・・・ |
おじいさん・・・ |
ん? |
爺さんは、俺のことを どうしてこんなにも 優しくしてくれるの? |
おじいさんは あたしに、どうして こんなにも優しく してくれるの? |
俺は・・・ 爺さんに迷惑ばかり かけてるだけなのに! |
あたしは・・・ おじいさんに迷惑 かけてばかりなのに! |
俺は・・・っ 爺さんから、アメルを 奪うきっかけを作って しまったのに! |
あたしは・・・っ おじいさんから アメルを奪うきっかけ を作ったのに! |
*n0よ それはな・・・ |
ルヴァイド・・・ それに、イオスも! |
ルヴァイド・・・ それに、イオスも! |
何度か戸を叩いたが 返事がなかったのでな |
無礼を承知で あがらせてもらった |
いくら森の中とはいえ 不用心だぞ 戸も開けっ放しとは |
うん・・・ けど、閉めちゃったら かわいそうだから |
戻ってきた時に・・・ かわいそう、だからさ |
うん・・・ けど、閉めちゃったら かわいそうだよね |
戻ってきた時に・・・ かわいそう、だもの |
お前・・・まだ・・・ |
うん・・・ |
うん・・・ |
そう思うのなら それもいいだろう |
だが、今はすこし 俺につきあえ |
話しておきたいことが あるんだ |
この樹が・・・ 僕たちのことを 救ってくれたんだな |
失われるはずだった ものを、守って くれたんだな・・・ |
ネスったらさ・・・ 他の人たちなんか どうでもいいって 言ってたくせに |
こんな姿になってまで みんなを守ろうとして くれて・・・ |
意地っぱりだよ 本当に・・・ |
意地っぱりなのよね ホントに・・・ |
アメルったらさ・・・ 最後まで、自分よりも 他人のことばかり 考えてさ |
こんな姿になってまで みんなを守ろうとして くれて・・・ |
強情なんだもんな 本当に・・・ |
強情なんだもん ホントに・・・ |
そうしてまで 守りたいものがあった ということだ |
お前は、それがなにか わかっているはずだぞ *n0 |
うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
ええ、わかってるわ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃ いけないって・・・ |
だけど、アメルが 言ってくれたんだよ |
だけど、アメルが 言ってくれたのよ |
ネスは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
だけど、ネスが 言ってくれたんだよ |
だけど、ネスが 言ってくれたのよ |
アメルは生きている この木の中で眠って いるだけだって・・・ |
いつか、目覚めたら 帰ってくるかも しれないって・・・ |
だから、お前たちは ここで大樹の護人と して生きると決めた |
でも、それは 限りなく・・・ |
よせ、イオス |
しかし・・・ |
お前の言うことは 正しいのだろう |
だが、俺もまた 信じていたいのだ |
運命を超える力を 信じ続けることで この世界を悪魔から 救った・・・ |
*n0の 力をな・・・ |
ルヴァイド様・・・ |
今日、俺が来たのはな *n0 お前に別れを告げる ためだ・・・ |
え? |
シャムロックの夢に 俺も、賭けてみること にしたのでな |
それじゃあ・・・ 本当にあの計画を!? |
それじゃあ・・・ 本当にあの計画を!? |
ああ、幸いにも 金の派閥からの援助を 受けることができた |
どこの権力にも属さぬ 民のためだけの騎士団 |
それが、いよいよ 始動するのだ |
前歴は不問だという ことだからな |
我々のような者でも なにかの役には立てて もらえるだろう |
でも、再興した ばかりのデグレアは どうするんだ? |
でも、再興した ばかりのデグレアは どうするのよ? |
エクス総帥は ルヴァイドを、新しい 領主に推薦するって 言ってたのに・・・ |
剣を振ることしか 俺にはできんよ 辞退させてもらった |
そんな・・・ |
これからのデグレアは 新しい血によって 生まれ変わる |
その澄んだ血に濁りを 加えたくない・・・ ルヴァイド様は、そう 決意されたんだ |
そうか・・・ |
そっか・・・ |
用事はそれだけだ 邪魔をしたな |
もう行くのか!? |
もう行っちゃうの!? |
アメルだって、すぐに 買い出しから帰って くるのに・・・ |
ネスだって、すぐに 買い出しから帰って くるのに・・・ |
最初の任務は、もう 始まっているんだ |
すこしでも、早く それを果たさないと |
お前がお前らしく 生き続けるのならば |
いつかまた どこかで出会うことも あるだろう |
ルヴァイドっ! イオスっ! |
・・・・・・ |
ありがとう! 俺のこと、元気づけて くれて!! |
ありがとう! あたしのこと、元気 づけてくれて!! |
ありがとう、か・・・ |
それは、僕たちが 言うべき言葉なのかも しれませんね ルヴァイド様・・・ |
ああ・・・ |