サモンナイト2 | Summon Night 2

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おい・・・げん・・・
いか・・・
ん・・・
ふみゅ・・・?
・・・で・・・つもり
だ・・・!?
ん、んん・・・???
ふみゅうぅ・・・?
・・・起きるんだ!
*n0!!
あ・・・
おはよぉ、ネスぅ
ふぁ・・・
おふぁよぉ、ネスぅ
おはよう
じゃないだろ!?
いくら君でも、今日に
限って寝坊はするまい
と思っていたが
用心して見に来てみれ
ば、案の定とは・・・
あれ?
俺、ネスとなにか約束
してたっけ???
これだ・・・
今日は君が、一人前の
召喚師になるための
試験の日じゃないか!
あ!?
んー・・・はれ?
あたし、ネスとデート
の約束してたっけ?
これだ・・・
今日は君が、一人前の
召喚師になるための
試験の日じゃないか!
・・・あ、そっか
さっさと支度しないと
間に合わなくなるぞ?
あわわわわっ!!
はいはい
わかってますって
そもそも、君は派閥の
一員であるという自覚
が足りなさすぎだ
授業はさぼってばかり
だし、たまに顔を見せ
たかと思えば、居眠り
ばかりだし・・・
うう・・・
よく見てるわね
ホント・・・
兄弟子として尋ねたい
いったい今日まで
君は何をしてきた?
それは・・・
 外で戦闘訓練
 気ままに読書
戦闘訓練?
ほらっ、授業でラウル
師範も言ってただろ
ほらほら、授業でさ
ラウル師範だって
言ってたでしょ?
強い召喚術を制御する
ためには、体力が必要
になってくるって!
それは、強い召喚術が
使えるようになって
からの話だろう
基礎の召喚術すら
危なっかしい君には、
さほど関係あるまい
うう・・・
むー・・・
ほう?
ほらっ、いつもラウル
師範が言ってるだろ
ほらほら、いつも
ラウル師範だって
言ってるじゃない?
雑多な知識を知ること
は、召喚術を応用する
上でかかせないって!
確かにな・・・
が、基礎を学ぶことを
怠っている君が、何を
応用するというんだ?
うう・・・
むー・・・
まあ、いい
とにかく、試験の日は
来てしまったんだ
結果がどうなるにしろ
全力をつくすんだぞ
今日まで不真面目な君
の面倒を見てくださっ
た、ラウル師範のため
にもな
ああ・・・
わかってるよ・・・
だいじょーぶだって
まかせてちょうだい♪
君は簡単にそういう
事を・・・!
はいはい・・・
でさ、ネス?
・・・なんだ?
そこにいると、あたし
着替えられないん
だけど?
あ・・・
ま、別にネスが
見たいっていうなら、
あたしは構わない
けどぉ?
・・・誰がっ!?
あらま・・・
ホント、冗談が通じ
ないんだから・・・
今でもまだ、信じられない。
産まれも定かでない俺が
こうしてここにいることが。
きっかけは突然だった。
たまたま拾ったきれいな石が、
俺の手の中で光を放ち、街を
メチャクチャにしてしまったんだ。
それが「召喚術の暴発」だと
いうことは、連れて行かれた
牢屋の中で聞かされた。
召喚術--このリィンバウムに
暮らす人々があこがれ、
同時に恐れている魔法の力。
それを使うために必要な素質を
俺はもっていたんだ。
そして俺は、今いる
この場所へと連れてこられた。
蒼の派閥--召喚師を育成し
統率するための組織。
俺は、一人前の召喚師になる
ために、今日までここで訓練
を受けてきたんだ。
そう・・・
選択の余地もなく・・・
今でもまだ、信じられないよ
産まれも定かでないあたしが
こんな場所にいるってこと
きっかけは突然
たまたま拾ったきれいな石が、
あたしの手の中で光を放って街を
メチャクチャにしちゃったんだ・・
それが「召喚術の暴発」って
いうことは、連れて行かれた
牢屋の中で聞かされた。
召喚術--このリィンバウム
に暮らす人々があこがれ、
同時に恐れている魔法の力。
それを使うために必要な素質が
あたしにはあった
で、あたしは今いる
この場所へ連れてこられた
蒼の派閥--召喚師を育成し
統率するための組織。
あたしは、一人前の召喚師に
なるために、今日までここで
訓練を受けてきた
そう・・・
選択の余地もなしにね・・・
蒼の派閥
召喚師見習い
*n0
ただいま参りました
おお、待っておったぞ
*n0よ
時間ぎりぎりか・・・
てっきり試験を受ける
のがこわくなって
逃げたかと思ったぞ
お前のことじゃ。おお
かたネスが起こして
くれるまで眠りこけて
おったのじゃろう?
あはは・・・
あははは・・・
やっぱり
わかります?
フン。
大した自信ではないか
どこの馬の骨とも
知れぬ「成り上がり」
の分際で
!!
むぅ!
フリップ殿。
今の発言は、試験監督
として不謹慎ですぞ?
・・・コホン
では試験を開始する!
*n0
はい
目の前のサモナイト石
を用い、お前の助けと
なる下僕を召喚して
みせよ
たしかサモナイト石に
は色ごとに属性が
決まっていたっけ
えっと・・・
確かネスから教わった
と思ったんだよな・・
たしかサモナイト石は
色ごとに属性が
決まっていたのよねえ
えっと・・・
確かネスから教わった
んだけど・・・
どうしよう?
 思い出してみる
 めんどくさいや
僕たちの暮らしている
リィンバウムは4つの
異なった世界と
隣り合っている
それらの世界に魔力で
門を開き、対象を呼び
出すのが召喚術なわけ
だが
その際に使用するのが
サモナイト石だ
サモナイト石には
5種類の色があって、
それぞれ違う世界の
属性に対応している
どの色がどの世界の
属性をもっているのか
説明できるか?
えーと・・・
黒のサモナイト石が
「ロレイラル」ので
紫のサモナイト石は
「サプレス」
それから・・・
赤は「シルターン」で
緑は「メイトルパ」
だったと思う
もちろん!
黒のサモナイト石が
「ロレイラル」ので
紫のサモナイト石は
「サプレス」
それから・・・
赤は「シルターン」で
緑は「メイトルパ」
で、よかったよね
この無色の石は?
それは「無属性」
対応する世界が定かで
ない石・・・だよな?
それは「無属性」
対応する世界が定かで
ない石・・・でしょ?
では次に、それぞれの
世界の別名と、召喚獣
の特徴は?
ロレイラルは「機界」
その名のとおり
機械仕掛けの生き物を
呼べる
たしか、ネスの学んだ
召喚術はこれだよな?
ロレイラルは「機界」
その名のとおり
機械仕掛けの生き物が
暮らしてる世界の術
ネスの学んだ召喚術は
これなのよね?
ああ、そのとおりだ
サプレスは「霊界」で
悪魔や天使が呼べる、
俺たち人間より強い
魔力をもってるんだ
サプレスは「霊界」で
悪魔や天使が呼べる、
あたしたち人間よりも
強い魔力をもってる
続けて・・・
シルターンは
「鬼妖界」
俺たちと同じ人間も
暮らしているけど
それだけじゃない
鬼とか妖怪が呼べるし
人間の中でも、独特の
武術を使う者たちが
たくさんいるんだ
シルターンは
「鬼妖界」
あたしたちと同じ人間
も暮らしているけど
それだけじゃない
鬼とか妖怪が呼べるし
人間の中でも、独特の
武術を使う者たちが
たくさんいるわね
「シノビ」や
「サムライ」などが
有名だな
最後は
「幻獣界」メイトルパ
高い知能をもつ動物の
「幻獣」や、人間と獣
をかけあわせたような
「亜人」がいるんだ
・・・どうだ?
高い知能をもつ動物の
「幻獣」や人間と獣を
かけあわせたような
「亜人」がいる
どぉ
かんぺきでしょ?
まあ、それなりの知識
はあるようだが
大事なのは、自分が
どの属性と相性がいい
のかを見極めることだ
くれぐれも
忘れるなよ?
俺のもつ魔力の属性と
相性がいいのは・・・
あたしのもつ魔力の
属性と相性がいいの
は・・・
 機属性・黒いサモナイト石
 鬼属性・赤いサモナイト石
 霊属性・紫のサモナイト石
 獣属性・緑のサモナイト石
古き英知の術と
我が声によって
今ここに召喚の門を
開かん・・・
我が魔力に応えて
異界より来たれ・・・
新たなる誓約の名の下
に*n0が
命じる
呼びかけに応えよ・・
異界のものよ!!
???
・・・・・・
やった・・・
なんとか、呼べたぞ
ふうっ・・・
どうやらうまくいった
みたいね
ロレイラルの
機械兵士か
これなら確かに護衛獣
として文句なしじゃ
???
・・・
貴方ガ・・・
貴女ガ・・・
我ガ「あるじ」カ?
え? あ、ああ!
君を召喚したのは
確かに俺だけど
あるじ・・・って
君を呼んだのは
あたしだけど
了解シマシタ
ソノヨウニ認識シマス
デハ、御命令ヲドウゾ
我ガ「あるじ」殿
え、えっと・・・
なんか、ずいぶんと
固っ苦しい雰囲気の
護衛獣だけど・・・
ま、いっか?
???
・・・
あ、あれっ?
なんで、こんな子供が
出て来るんだ!?
うまくいったかしら
・・・って、子供!?
ふははは。
どうやら、低級な悪魔
を呼び出したようだな
護衛獣として
どれほど役に立つやら
・・・オイ
え?
そこの間抜けヅラした
ニンゲンのガキ!!
手前ェのことだよッ!
間抜けヅラ・・・
はいはい、ボク
なにかなー?
冗談じゃねえぞ
ニンゲン!!
よくもオレを呼びつけ
やがったな
高くつくぜェ?
この貸しはよォ・・
な、なんなんだよ?
この反抗的な態度はっ
あらま、ずいぶんと
ご機嫌ナナメねぇ?
ううーん
ひょっとして、かなり
厄介なの呼んじゃった
のかも・・・
???
・・・・・・
・・・?
ありゃ?
???
ここ・・・どこ?
え?
???
おにいちゃん・・・
だれ?
これはまた、ずいぶん
可愛らしいコが
来ちゃったわねえ
頭にあるキツネの耳が
なかったら、召喚獣に
見えないくらいに
???
おねえちゃん・・・
だれ?
こんな小さな女の子を
俺は召喚しちまったの
か・・・?
混乱してる・・・
ま、無理ないか
ほう
シルターンの妖怪か
え?
へっ?
変化してまだ日は浅い
ようじゃが、なかなか
強い魔力を持っておる
ようじゃな
そう、なのか?
そうなの?
・・・(こくん)
見た目で判断しちゃ
ダメってことね
???
・・・っ!?
やった・・・
なんとか、呼べたぞ
でも、なんだか様子
がおかしいような
やっりぃー!
さすがはあたしっ
だいせいこーっ♪
・・・って、あれ?
なーんか、様子が
おかしいわね・・・
なあ、君?
ねぇ? ボク
わーーーーーっ!!
うわっ!?
きゃっ!?
ぶたないでっ!
食べないでっ!!
痛いことなんか
しないでーーっ!!
へ???
ボクなんか食べても
おいしくありません
だから食べないで!
いじめないでぇ!!
どうやら、錯乱して
おるようじゃのう
ふはははっ。
とんでもないハズレを
引いたようだな。ん?
ぐすっ、ぐすっ・・・
え?
この状況って
ひょっとして・・・
あちゃあ・・・
なーんか、マズそうな
雰囲気が・・・
いかん!
暴発するぞっ!?
うわあっ!!
きゃあっ!!
げほっ、げほっ
やっちまった・・・
よりによって、こんな
失敗するなんて
これじゃネスや師範に
顔向けが・・・
・・・・やっちゃった
やっぱ、一夜漬けでも
勉強しときゃ良かった
かなぁ・・・
どうしよ・・・
これじゃ、ネスや師範
に顔向けできないよぉ
・・・?
けほんっ!
えほっ!
あ、あれっ!?
へっ!?
ひょっとして
うにゅうぅぅっ
けむいですのおぉ~っ
失敗じゃない?
ちゃんと
召喚できてる!?
呼ぼうとしてたのとは
似ても似つかない
召喚獣だけど・・・
でも、なんていうか
期待してたのとは全然
違う気もしたり・・・
むう
てっきり、暴発かと
思ったんじゃが
*n0よ
お前が召喚しようと
したのは、この召喚獣
で間違いないか?
あ、は、はいっ!
そうですっ!!
こうなったら、もう
なんとかしてごまかす
しかない・・・
あっ、は、はいっ!
そうですっ!!
こうなったら、もう
なんとかしてごまかす
しかないわね・・・
はえ?
さいわい、コイツは
見るからに無害そうな
感じだし
試験の間だけでも
ごまかせれば・・・
この子、見るからに
おとなしそうだし
えーい、試験の間だけ
ごまかしちゃえっ!
ともあれ
お前と共に試験を
受けるべき護衛獣は
ここに召喚された
*n0よ
お前の召喚した下僕と
共に、これより始まる
戦いに勝利せよ!
ええっ!?
ちょ、ちょっと!
ちょっと待っ・・・
戦えだなんて、
いきなり、そんなこと
言われたって!?
あ、あのー・・・
もしもしっ?
そんなこと・・・
聞いてないんですけど
お前の戦うべき相手は
この者たちだ
ヴオォォォォッ!!
こんなのっ
冗談じゃないぞっ!?
ちょ、ちょっと!?
これって、シャレに
なってないよぉ!?
優先命令ニ
該当シマシタ
え?
へ?
護衛獣ノ義務ハ
召喚者ノ命ヲ守ルコト
オ守リイタシマス
あるじ殿・・・
(くいくい)
え?
おにいちゃん・・
こわいよ・・・
そうだよ。
俺がしっかりしなくて
どうするんだよ?
この子を・・・
守ってやらなくちゃ!
え、なぁに?
おねえちゃん・・
こわいよ・・・
・・・大丈夫よ
おねえちゃんってば
強いんだから!
そうよね・・・
私がこの子のこと
守ってあげなきゃ!
んだぁ?
このくせえ連中は
オレにケンカを売る気
かぁ!?
お、おい・・・
とりあえず
やるしかないわね!
すっこんでろッ
ニンゲン!!
あら・・・
言ってくれるわねぇ?
オレは今、めちゃ機嫌
が悪いんだよ・・・
うさ晴らしに
遊んでやらあッ!!
ぐすっ、もうダメです
オシマイですうぅぅ
泣くんじゃない!!
泣かないの!!
・・・っ!?
オシマイになりたく
なかったら戦うんだ!
男の子でしょ?
泣き言は言わないっ!
ででで、でもっ・・・
俺だってこわいさ
けど、戦うしかない
俺を信じてくれ!
あたしもいるんだから
一緒に戦えば勝てる!
いーい?
はっ、はいいい
にゅううっ???
いったい、なにが
どうなっちゃってるん
ですの~!?
モナティ、お手伝いで
お庭のお掃除をしてた
はずなのに・・・
マスターっ!?
マスターは、どこに
行っちゃったん
ですのおぉ~っ!?
お、落ち着いてっ!
ちょっ、ちょっと!
お願いだから
落ち着いてってば
うにゅうぅぅ・・・
詳しい説明はあとで
ちゃんとするから、
今は俺の言うとおりに
してくれないか?
詳しい説明はあとで
するから
お願い、力を貸して
ヴオォォォォッ!!
じゃないと・・・
二人ともアイツらに
やられちまう
だから、頼むっ!
でないと・・・
二人とも、あいつに
食べられちゃうよ?
うぅー、わかりました
ですのぉ・・・?
やった・・・
勝った!
勝てたぞっ!!
やりぃーっ!
どうやらこれで、文句
なしに試験は合格ね
彼ラトノ戦力差ハ
明ラカナモノデシタ
コノ勝利ハ
当然ノ結果デス・・・
あ・・・
そ、そうなのか?
むー・・・
なんでわざわざ、人の
喜びに水を差すかなあ
・・・・・・
ゴメンな
いきなりコワイ目に
あわせちゃって
もう大丈夫だからな
ほら? おねえちゃん
強かったでしょ
もう大丈夫だからね
・・・(こくん)
チッ!
八つ当たりにもなりゃ
しねぇぜ
あーーーっ!!
イラつくぅぅぅっ!!
あれだけ暴れまくって
よく言うよ・・・
あははは・・・っ
思いっきり、血の気が
あり余ってるわねぇ
た・・・
たすかったぁぁぁぁ
お互い、無事で
よかったな?
よくがんばったわね
うんうん、えらいぞ
は、はいっ
おかげさまでっ!
ふにゅうぅ・・・
ありがとう
君が俺の言うことを
黙って聞いてくれた
おかげだよ
ありがとう
力を貸してくれて
おかげで助かったわ
ど・・・
どういたしましてぇ
ですのぉ・・・
よくがんばったな
*n0よ
それだけの力があれば
もう一人前じゃろう
ラウル師範・・・
どうじゃな
試験官のフリップ殿?
・・・フン!
見習い召喚師
*n0よ
試験の結果をもって
今よりお前を・・・
正式な蒼の派閥の
召喚師とみなす!!
おめでとう
*n0
なお、派閥の一員と
なったお前には、相応
の任務が命じられる
いったん自室へと戻り
呼び出しを待つがいい
・・・以上だ!
・・・あれ?
・・・あら?
・・・・・・
ネスじゃないか
どうしよう?
 なんでこんなとこに?
 心配してくれたのか
 無視しちゃおう
ネスじゃない
どうしよう?
 まっててくれたの?
 心配してくれんだ
 無視しちゃったりして
なんでネスが
こんなとこに?
僕がどこにいようと
君には関係あるまい
そりゃ
そうだけど・・・
まっててくれたの
もしかして?
何を言っているんだ
僕がどこにいようと
君には関係あるまい
ふーん・・・
ま、たしかにそうよね
ひょっとして
心配して見に来て
くれたのか
心配してくれたんだ
なんで僕がわざわざ
そんなことをしなく
ちゃならんのだ?
う・・・
えー、冷たいなぁ?
まあ・・・
君がどんな不始末を
しでかすかは、不安で
はあったが
一応、僕は君の
兄弟子だしな・・・
ふーん・・・
ま、そういうことに
しておきますか
・・・
おい
・・・・・・
おいっ!
*n0!!
・・・あ?
・・・あら?
ネス、いたの?
しらじらしく
無視するんじゃない!
まったく・・・
それが心配してやった
兄弟子への態度か・・
え?
ん?
こっちの話だッ!
あ!?
そうだ、ネスっ
俺、合格したんだぜ!
あ、そーだっ!
ネスネスぅ、あたし
ちゃんと合格したわよ
よかったな
・・・なんだよ、それ
もうちょっとさ
喜んでくれたっていい
だろう?
ありがと・・・って
あのさ、もう少しこう
喜んでくれたって
いいんじゃない?
真面目に学んでいれば
あれぐらいの試験は、
受かって当然だ
むしろ落ちる要素が
あったこと自体が
問題なんだぞ?
う・・・
むー、あいかわらず
きついなぁ
はっはっは
相変わらずお前は
*n0には
手厳しいのう
ラウル師範・・・
ともあれ、合格したの
はめでたいことじゃて
よくがんばったな
*n0よ
ありがとうございます
師範!
いいのですか、師範
本当にこんな不真面目
なヤツを、一人前と
認めてしまって?
あのなぁ・・・
ネスぅ・・・
試験官はフリップ殿
だったんじゃぞ
ネスティ
え!?
誰よりも平民あがりの
「成り上がり」召喚師
を嫌う彼が、認めざる
をえなかったんじゃ
*n0は
それだけの結果を自分
の力で出したのさ
立派なものじゃろう?
・・・はい
さて、と
*n0よ
早く部屋に戻りなさい
呼び出しが来ていると
いかんからな
あ、はい
はい、師範
それから、さっきから
そこで居心地悪そうに
しておる・・・
お前の護衛獣に
きちんと挨拶をしとく
ことじゃな
え?
ああっ、ゴメンっ!?
・・・
あわわっ、すっかり
忘れてたっ!?
あっちゃあ・・・
今の今まで、すっかり
忘れちゃってた!?
呼び出して早々に
戦わせちゃって
すまなかったな?
呼び出して早々
戦わせて悪かったわね
オ気ニナサラズニ
自分ハ戦闘ノタメ
開発サレタ機体デス
そうなんだ・・・
どうりで強いわけだ
これから先
俺の護衛を君に頼む
ことになるわけだけど
よろしく頼むよ
*n1?
そっか・・・
どうりで強いわけだ
これから先
あたしの護衛を君に
頼むわけだけど
よろしく頼むわね
*n1?
理解シテイマス
ソノヨウニ御命令ヲ
受ケテイマスノデ
あ、うん・・・
機械だけあって
すごく事務的だなあ
コイツ
ありがと・・・
機械だけあって
面白みにかけるわね
このコ・・・
呼び出して早々に
戦わせちゃって
すまなかったな?
ごめんね
怖くなかった?
(ふるふる)
これから君には
僕の護衛獣になって
もらうんだけど・・・
イヤなら、元の世界に
帰してあげることも
できるんだ
これから君には
あたしの護衛獣に
なってもらうんだけど
イヤなら、元の世界に
帰してあげることも
できるわよ?
どうする?
・・・・・・
無理だよなぁ
いくら妖怪だからって
こんなに小さいんだし
無理もないか
こわかったよね
いきなり戦わせて
・・・いいよ
え?
おにいちゃん・・・
まもってくれた
へっ?
おねえちゃん・・・
まもってくれた
あたしのこと・・・
だから・・・
本当にいいの?
(こくん)
そっか・・・
よろしくな
*n1
これからよろしくね
*n1
・・・(こくん)
呼び出して早々に
戦わせちゃって
すまなかったな?
おつかれさま
あんた、思ったより
強いわねぇ?
なぁに
馴れ馴れしい口
叩いてんだよ?
わりぃと思うんなら
さっさと、オレを
解放しやがれッ!
なんだよ、その態度は
それが召喚主に
対する態度かよ!?
さっさと、オレを
解放しやがれッ!
むー、言ってくれる
わねぇ・・・
それが召喚主に対する
態度なわけ?
勝手に主人ヅラ
すんじゃねえッ!!
誓約で縛られちまった
から、命令は聞いて
やるがよ・・・
オレは手前ェと仲良く
する気はねぇんだ!!
よォくおぼえとけっ
ニンゲン!!
な・・・
なんてヤツだ・・・
・・・はいはい
呼び出して早々に
戦わせちゃって
すまなかったな?
がんばったね
*n1
えらい、えらい
いいっ、いえ!
ボクのほうこそっ
すいませんです!!
ご主人様の身を守るの
が、召喚獣の使命なの
に・・・
ボク、役立たずで
情けないですぅ・・・
おいおい、なにも
泣くことないってば!
むー、なんですぐに
泣くかなぁ、キミは
ででっ、でもぉ!
戦闘に向いてない君を
無理に戦わせた俺も
悪かったんだ
こわい目にあわせて
本当にごめんな
戦闘に向いてない君を
無理に戦わせたのは
あたしなんだから
うん、君はがんばった
あたしはそう思うよ
ご主人様・・・
メイトルパに帰して
あげるよ
で、本当なら君には
あたしの護衛獣として
働いてもらいたいトコ
なんだけど・・・
メイトルパに帰った
ほうが、君のためには
よさそうだね?
だだっ、ダメですっ!
*n1?
ボクはっ
こわいのや痛いのは
苦手ですけど、でも!
料理とか、洗濯とかっ
お掃除とかならっ
上手にできる自信は
ありますっ!
ご迷惑かけたぶん
お詫びがしたいんです
だから・・・っ!
ダメ、ですか?
・・・いいや
俺、そういうの全部
苦手だから
すごく助かるよ
ダメじゃないけど
うう、アタシの苦手な
ことばかり得意なのね
このコ・・・
じゃ、じゃあ・・・
よろしく頼むぜ?
よろしく頼むわよ♪
*n1
は、はいっ
ご主人様っ!
はい?
はーい?
呼び出しが来たぞ
*n0
僕と一緒に来るんだ
ネスと一緒に?
・・・というわけでね
俺の失敗のせいで
君は召喚されたみたい
なんだよ
・・・そういうわけで
あたしの失敗のせいで
君は召喚されたみたい
なのよ
そうだったですの
こわい目にあわせて
本当にごめんな
すぐに誓約を解除して
元の世界に・・・
迷惑かけちゃってさ
ほんと、ゴメンね
すぐに誓約を解除して
元の世界に・・・
待ってください
ですの!
元の世界って
メイトルパに帰すって
ことですよねぇ・・・
そうだけど?
そういうことに
なるのかなー?
それじゃあ
困るですのぉ~っ!!
モナティには
この世界にちゃんと
別のマスターがいるん
ですのぉ!
ええっ!?
それって
どういうことなんだ?
うそっ!?
それって
どういうこと?
やれやれ・・・
「二重誓約」とはな
ネス!?
様子が変だと思って
見に来たら、案の定だ
廊下まで聞こえたぞ?
うう・・・
あっちゃー・・・
「二重誓約」って
なんですのー???
「二重誓約」とは
召喚術が失敗した時に
起きる事故のひとつで
すでに誓約を交わした
他人の召喚獣を、別の
人間が召喚してしまう
ことなんだ
その場合、より強い
魔力の持ち主のほうの
誓約が優先されること
になってしまう
でもさ、ネス
自分で言うのもなんだ
けど、俺、そんな魔力
強くないぜ?
・・・・・・
でもさ、ネス
自慢じゃないけど
あたし、そんなに魔力
強くないわよ?
だろうな
むー・・・
君はもともと
はぐれ召喚獣だったん
じゃないのか?
あ、はい・・・
ちょっと前までは
そうでしたの
多分、今の主人とは
きちんと誓約をかわし
てないんだろう?
にゅうぅ、そう言えば
そうですのぉ・・・
やはりな
だったら理解できる
最初に君が召喚された
時の誓約の魔力が
弱まってたんだ
だから、このバカ者の
召喚術なんかで、簡単
に書き換えられて
しまったんだな
うう・・・
なるほどねぇ
素直に感心するなっ!
むー・・・
うにゅうぅぅ・・・
どうしよう、ネス?
どうしよっか?
別に問題はあるまい
元がはぐれだろうと、
今は君がこの召喚獣の
主人なんだ
でも、この子はっ!
・・・モナティには、
ちゃんと別に主人が
いるんだぜ!?
それを、無理矢理に
俺の護衛獣にしちゃう
なんて・・・
薄情ねぇ!
モナティには、本当の
主人がいるのよ?
何とかしてあげなきゃ
いやがってるのに
無理矢理、あたしの
護衛獣にするなんて
だったら、試験の時に
どうして失敗したって
言わなかった?
う、それは・・・
そ、それは・・・
・・・まあ、いい
いずれにしろ、これは
召喚者である君が責任
を取るべきことだ
よく考えるんだな
自分がどうするべきか
・・・。
あ・・・
呼び出しが来た
ようだな?
*n0よ
お前に最初の
任務を与える
心して聞くがよい
はい
お前はこれより護衛獣
と共に、修行を兼ねた
見識を深めるための旅
に出るのだ
なお、視察の旅の期限
は定めぬものとする
え?
へっ?
蒼の派閥の一員として
ふさわしき活躍を示す
ことができた時
それをもって
この任務の完了とする
お待ちくだされ
フリップ殿!
どうかなされたか?
ラウル殿
何をもってふさわしき
活躍とするのか
説明すべきでは!?
それは*n0が
自分で考えるべき
ことでしょう
いくら後見人とはいえ
過保護は困りますな
ラウル殿?
じゃが・・・
それにこの任務は
幹部一同が協議した上
で決定したことですぞ
不満があるのなら
グラムス議長や
総帥にお言いなさい
・・・っ
わかりました
フリップ様
*n0?
その任務
お受けいたします
ふふふ
殊勝な心がけだな
*n0
君はバカか!?
これは任務の名を
借りた、君を追放する
ための命令だぞ!!
わかってるさ
わかってるわよ
そんなの、最初から
わかってる・・・
でも、俺はこれ以上
俺をかばったせいで
師範が立場を悪くする
のはイヤなんだよ
あたしはもうこれ以上
あたしをかばって師範
が立場を悪くするのは
イヤなのっ!
・・・
任務を果たしたならば
お前に「家名」が与え
られるそうだ
「成り上がり」の身分
から、正式な召喚師の
家系を名乗れるのだ
奮起するがいい
・・・以上だ!
こうして俺は
旅立つことになった・・・
事実上の追放にひとしい
任務を受けたにも関わらず
俺はなぜか、取り乱したり
しなかった
なぜか?
考えるまでもない
同じだからだ
あの日、強引に
この場所へ連れてこられ
召喚師になることを強制
された時と、同じだからだ
だから、耐えられた
納得することができた
どうせ選択の余地は
ないのだから、と・・・
こうして、あたしは旅に出る
ことになったわけで・・・
追放されちゃったってわりに
妙にさめちゃってることが
最初は自分でも不思議だった
んだけど・・・
よく考えたら、答えは簡単
だって、繰り返しってこと
あの日と同じことが、また
繰り返されただけ・・・
唐突に、この場所に連れて
こられて、召喚師になれと
強制された時と同じ
だから、平気
平気だよ・・・
うん・・・

scn101

さて・・・
荷物の準備はこれで
よし、と
この部屋で暮らすよう
になって、もう何年も
経つけど・・・
いざ出ていくとなると
なんだか、名残惜しい
気がするな
ま、無理もないか
ここに来るまで、俺は
ずっと宿無しみたいな
もんだったし
ふう
荷物の整理おわりっと
この部屋で暮らすよう
になって、もう何年も
経つけど・・・
いざ出ていくとなると
なんだか、名残惜しい
気がするわね
ま、無理もないか
ここに来るまで、
あたしに家なんて
なかったし・・・
・・・・
・・・・
 思い出をふり返る
 ガラじゃないよな
・・・・
 思い出をふり返る
 らしくないね
ここに連れてこられて
すぐの頃は、逃げる
ことばかり考えてたよ
なあ
脱走騒ぎを起こしては
ネスやラウル師範に
迷惑かけたっけ・・・
あ・・・
そういえば・・・
・・・あった、あった
前にネスに書かされた
反省文!
あはははっ
「真面目になります」
て、1000回も
書かされたっけ
・・・うん
これも持っていくか
もう、ネスに叱られる
機会もなくなっちまう
かもしれないし・・・
ここに連れてこられて
すぐの頃は、逃げる
ことばっかり考えてた
気がするわねえ
脱走騒ぎを起こしては
ネスやラウル師範に
迷惑かけたっけ・・・
あ・・・
そういえば・・・
・・・あった、あった
前にネスに書かされた
反省文!
「真面目になります」
て、1000回も
書かされたのよねー
・・・うん
これも持っていこっか
もう、ネスに叱られる
機会もなくなるかも
しれないし・・・
反省文を手に入れた!
って、ガラじゃないか
こんなふうに感傷的に
なるなんてさ
ある意味、ようやく
自由の身になったんだ
楽しまなくちゃ
もったいないって!
らしくないわね
こんなふうに感傷的に
なるなんて
ある意味、自由の身に
なったわけでもあるし
楽しまなくちゃ
もったいないよね
あ、はーい
はい?
旅支度はすんだのか?
うん、まあね
うん、ばっちり
なら、すぐ出発しない
とダメじゃないか
遊びじゃないんだぞ?
わかってるよ
・・・なんだよ
ちょっとぐらい
引き止めてくれたって
いいのにさ・・・
わかってるわよ
・・・なによ
ちょっとぐらい
引き止めてくれたって
いいのに・・・
もういいよ、ネス
見送りはここまでで
もういいわよ、ネス
見送りはここまでで
・・・?
心配してくれるのは
ありがたいけど、俺も
一人前になったんだ
ここから先は、俺一人
でがんばるからさ
心配してくれるのは
うれしいけど、
あたしも一人前に
なったわけだし
ここから先は、
あたし一人でも
がんばれるから
・・・・・・
・・・・・・
どうして僕が君のこと
を見送らなくちゃ
ならないんだ?
え?
へ?
やれやれ・・・
まさか、気づいて
なかったとはな
見送りの僕が、なんで
君と同じような旅支度
をしていると思う?
あ!
あのあと、フリップ様
から命令が届いてな
不本意ではあるが、
君の監視役として同行
を命じられたんだ
ええ~っ!?
ええ~っ!?
 ホントに?
 嘘だろ~っ!?
 なんで!?
ええ~っ!?
ええ~っ!?
 ホントに?
 嘘でしょ!?
 なんで!?
ホントに?
そんなくだらない嘘を
ついてどうするんだ
君じゃあるまいし
そっか・・・
あは、ははははっ
正直に言うとさ
俺、ちょっとだけ不安
だったんだよ
でも、ネスが一緒なら
心強いや
正直に言うとね
あたしちょっとだけ
不安だったの
でも、ネスが一緒なら
心強いわ
・・・言っておくが
僕は監視役として
君に同行するんだ
君を甘やかすつもりは
ないぞ
わかってるって♪
わかってるって♪
まったく・・・
嘘だろ~っ!?
嘘でしょ!?
なんだ?
その、言葉の端々から
にじみ出る不満そうな
態度は・・・
だ、だってさぁ!
つまりそれって、俺が
一人前として認められ
てないってことだろ
つまりそれってば
あたしが一人前
だって認められてない
わけじゃない!
事実じゃないか?
う・・・
む・・・っ
それにこの旅は、君に
致命的に足りていない
勤勉さを学ばせること
も目的なんだ
君のことだ
放っておいたら、好き
勝手にふらふらするに
決まってるからな
見抜かれてる・・・
ばれてる・・・
残念だったな?
あてが外れて
とほほ・・・
むぅう・・・
なんで!?
知らんよ
おおかた、君を野放し
にしておくことに
不安を感じたんだろう
とほほ・・・
散々な言われようだ
なによ、それぇ?
ずいぶんな言われよう
じゃない
ま、今の君の注意力の
欠如っぷりを見れば、
その不安も理解できる
気がするがな
うう・・・
むう・・・
まあ、それはさておき
そもそも君は、本部の
あるこの街のことすら
くわしくは知るまい
あ、うん
きちんと街をまわった
ことなんて、そういや
なかったもんな・・・
授業をさぼった時も
ほとんど昼寝してたし
えっ、うん
きちんと街をまわった
事なんて、そういえば
なかったもんね・・
授業をさぼった時も
ほとんど昼寝してたし
だから、まずはこの街
聖王都ゼラムについて
案内するとしよう
*n1にも
この世界の様子を見せ
ておく必要があるしな
ああ、そうだな
*n1
わからないことがあっ
たら、なんでも聞いて
くれよ?
ええ、そうね
*n1
わからないことがあっ
たら、なんでも聞いて
ちょうだい
了解シマシタ
あるじ殿
(こくん)
はッ!
誰が手前ェなんかに
頼るかよ・・・
はい、よろしくお願い
します、ご主人様っ
結局のところ、彼女は
どうするんだ?
・・・・・・
それなんだけどさ
俺、モナティを彼女の
主人のところへ帰して
やりたいと思ってる
そのことなんだけど
ネス、あたしね
モナティを彼女の主人
のところへ帰してあげ
たいと思ってるの
・・・えっ?
どうせ旅の行き先は
俺が自由に決めていい
んだしさ
ダメかな?
だって旅の行き先は
あたしが自由に決めて
いいんでしょ?
・・・ダメ?
ダメもなにも
君の好きにすればいい
僕が口を出すことじゃ
ないからな
・・・だってさ?
・・・だってさ?
よかったわね
モナティ?
う、にゅ、にゅうぅっ
ありがとうですのぉ!
あはは、いいんだって
もともとは、俺が失敗
したせいなんだし
あはは、いいのよ
もともとは、あたしが
失敗したせいなんだし
で、彼女の主人がいる
のはどこなんだ?
サイジェントっていう
街なんですの
サイジェント?
・・・!
知ってるか、ネス?
知ってる、ネス?
ああ。一応、場所はな
ホントですのー?
聖王国の西の果て
旧王国との領土の境に
ある街だ
海路を使って、何日も
かけて行く必要がある
よし、それじゃ
さっそく港へ・・・
へえ、それじゃ
さっそく港へ・・・
船賃はどうするんだ?
え?
へ?
言っておくが、手持ち
の金では一人分の船賃
だって出ないぞ
・・・じゃ、じゃあ!
時間はかかるだろう
けど、歩いて・・・
えっとぉ・・・
それじゃあ、時間は
かかっちゃうだろう
けど、歩いて・・・
だとすると、何十日も
歩きづめだろうな
げっ!?
うそっ!?
歩いて簡単に行けるの
なら、船の必要なんて
ないだろう
つまり、現状の僕たち
では無理ということだ
そんなぁ・・・
心配するなって!
なんとか、するからさ
心配しないで!
なんとかするから
そう言うからには
具体的な案があるんだ
ろうな?
それは・・・
そら見ろ
できもしないことを
安うけあいするなんて
前から言おうと思って
いたが、どうして君は
そう浅はかなんだ?
浅はかで悪かったなぁ
浅はかで悪かったわね
お二人とも
ケンカなんかしちゃ
ダメですのーっ!
モナティのせいで
お二人がケンカするの
はイヤですのぉ・・・
モナティ・・・
・・・まあ、なんだ
今は無理というだけで
帰れないわけじゃない
旅を続けるうちに、
なにか方法が見つかる
かもしれないしな
ただし、それまでの間
君にはこいつの護衛獣
になってもらうことに
なるが・・・
わかりましたですの
ごめんな、モナティ
ごめんね、モナティ
そんな、お気になさら
ないでほしいですの!
だって・・・
*n0さん
だって、こんなことに
なって困ってるはず
です・・・
それは、まあ・・・
モナティにどれだけの
ことができるのかは
わからないですけど
いっしょうけんめい
がんばりますから
よろしくお願いします
です
・・・うん
じゃ、よろしく頼むよ
・・・うん
よろしく頼むわね
はいですのっ!
出発するのは
まだ早いだろう
もう少し街を回って、
旅に必要な品物を整え
てから、また来よう
そろそろ出発するか?
どうしよう?
 そうしよう
 ちょっと待って
さすがは聖王国の王の
お城だけあるなあ
門だけ見ても、すごい
大きさだよ
さすがは聖王国の王の
お城だけあるわね
門だけ見ても、すごい
大きさだわ
大きさもだが、この城
の一番の特色は、背後
に滝を背負っていると
いう立地条件なんだ
断崖が堅固な防壁に
なると同時に、聖王家
にふさわしい偉容を
作り出している
なるほど、たしかに
迫力あるもんな・・・
へ~、たしかに
迫力あるものねぇ
そういった反面、門前
をこうした広場として
市民に開放することに
よって
閉鎖的ではない雰囲気
を作り出しているんだ
城ひとつとっても
いろいろと考えて建て
られてるんだなあ
城ひとつとっても
いろいろと考えて建て
られてるのね
そういうことだ
うわ・・・
これ、ぜーんぶ
お店なんだよな?
ひゃあ・・・
これ、ぜーんぶ
お店なのよね?
ゼラムには大陸の各街
から、様々な品物が
集まってくるからな
これだけ数が多いと
どの店で買ったらいい
のか、迷いそうだな
これだけ数が多いと
どの店で買ったらいい
のか、迷いそうね
そのあたりは心配ない
例えば、そこの洋服屋
の値札を見てみろ
いち、じゅう、ひゃく
せん・・・
1万バーム~っ!?
扱う品物が高級なほど
値段もあがっていく
懐具合に応じて、自然
に店は決まるわけだ
それはわかったけど、
洋服ひとつにどうして
こんな値段が?
それはわかったけど、
洋服ひとつにどうして
こんな値段がつくのよ
遠い街から輸入すれば
そのぶんだけ手間賃や
輸送費がかさんでいく
その結果さ
ちなみにその服は
有名なサイジェント産
のキルカの織物さ
貴族の着る洋服だよ
うはぁ・・・
うひゃ・・・
さて、ついでだから
旅に必要な品物を買い
足していくとしよう
お、お金、足りるか?
お、お金、足りる?
言っただろう
懐具合に合わせて店は
選べるって
あ、なるほど
あ、納得
ここはまた
ずいぶんとにぎやか
だなぁ
ここはまた
ずいぶんとにぎやかね
繁華街だからな
ゼラムほど大きな街に
なると、その規模も
大変なものになる
夜になると、人の数は
こんなものじゃないぞ
もっといっぱい増える
んですのーっ!?
すごいな
すごいわね
繁華街っていわれる
だけのことはあるのさ
えっ!もっと
ふえるんですか?
繁華街っていわれる
だけのことはあるのさ
宿屋や酒場は旅人で
賑わうし、大劇場での
催し物やカジノは、夜
しか開かれないんだ
すごいもんだなぁ
たいしたものねえ
ホント・・・
この繁華街と、貿易が
ゼラムの主産業と
いってもいいからな
うにゅうぅぅ・・・
いーっぱい人がいてぇ
目が回りそうですのー
モナティのいた街には
こういう場所は
なかったのかい?
モナティのいた街には
こういう場所は
なかったの?
あったですよ
でも、もっとちんまり
してたですの
へぇ・・・
ふーん・・・
あ、でも
すごくおいしいご飯が
食べられるお店が
あるんですの!
そこのオムレツがもう
すごぉぉ~く美味しい
んですのー
それ、俺も食べて
みたいなぁ
いいなぁ、それ
あたしも食べて
みたいなぁ・・・
ぜひぜひ、モナティが
ご案内するですの!
ああ、そのためにも
早いとこ、モナティを
帰せるようがんばるよ
そうね、そのためにも
早いとこ、モナティを
帰せるよう
がんばろっか
*n0さん・・
な?
ね?
は、はいですぅ!
夜になると、人の数は
こんなものじゃないぞ
すごいもんだなぁ
すごいものねぇ
導きの庭園
いわゆる、市民公園に
あたる場所だな
いくらなんでも、ここ
ぐらい俺も知ってるよ
蒼の派閥本部の
目と鼻の先なんだから
いくらなんでも、
ここならあたしも
知ってるわよ
蒼の派閥本部の
目と鼻の先なんだから
たしかにそうだな
多分、ここについては
ネスより俺のほうが
詳しいと思うぜ
多分、ここについては
ネスよりあたしの方が
詳しいと思うわよ
ほう?
どこの出店が美味いか
とか、どの木の上が
昼寝しやすいかとかさ
木陰の気持ちいい
場所とか、おいしい
お菓子を売ってる出店
はどれか、とかね
・・・・・・
他にも・・・わっ!?
他にも・・きゃっ!?
きゃあっ!?
あれ・・・?
今たしかに、なにかが
ぶつかってきたと
思ったんだけど
えっと・・・?
今たしかに、なにかが
ぶつかってきたと
思ったんだけど
*n0
もっと下を見てみろ
あ・・・
ありゃ・・・
ひゃうぅ・・・は、鼻
ぶつけたぁ・・・
だ、大丈夫かい?
だっ大丈夫?
あ、平気ですぅ・・・
どういう理由があるの
かはわからないが
地面ばかり見て歩くの
は、危ないからよした
ほうがいい
はい、気をつけます
じゃあ・・・
気づいてたんなら注意
してやれよ?
気づいてたんなら注意
してあげなさいよ?
あの子が気づかなくて
も、君が気づくだろう
と思ってたんだが
期待した僕が
バカだったようだ
あの子には悪いことを
したよ
うう、なんか遠回しに
責められてる気が
むぅ・・・
私が悪かったです
他にも・・・
・・・!
どいてえぇっ!!
・・・うわあっ!?
・・・きゃあっ!?
ごめんなさぁい!
あたたた・・・
いたたた・・・
*n0さんっ
だ、大丈夫ですの!?
待つんだ、モナ・・・
お待ちなさいっ!?
このチビジャリいぃ!
ふにゃああっ!?
・・・遅かったか
ああ、だから待てと
言ったのに・・・
な、なんなんだよ
今の騒々しい連中は?
んもぉ・・・
なんだったのよぉ
いったい!?
うにゅううぅ・・・
さっきの子、まだ下を
見てうろうろしてるぞ
また、誰かにぶつから
ないといいけど・・・
さっきの子、まだ下を
見てうろうろしてる
また、誰かにぶつから
ないといいけど・・・
さっきみたいに、また
はねられたりしない
だろうな・・・?
さっきみたいに、また
はねられたりしない
わよね・・・?
このあたりは、やけに
立派な屋敷が多いな
このあたりは、やけに
立派な屋敷が多いわね
貴族や騎士の暮らす
住宅地だからな
名のある召喚師たちも
ここに住居を構えて
いるんだ
へえ・・・
ふーん・・・
蒼の派閥の召喚師では
バーネット家や
グレイメン家・・・
金の派閥のマーン家や
ウォーデン家の本宅も
ここらにあるはずだ
どのみち、俺には縁の
なさそうな場所だな
どのみち、あたしには
縁のなさそうな場所ね
・・・そうだな
ヘヘヘ、この場所は
なかなかいいなァ
気に入ったぜ
やっぱり、悪魔も
こういう屋敷とかに
住みたいものなのか?
ケッ、なァにバカな
こと言ってやがるんだ
あら、キミも
こういう屋敷とかに
住みたいの?
ケッ、なァにバカな
こと言ってやがるんだ
オレが気に入ったって
のはなァ、ここら一帯
に満ちてる悪意よ!
いっ!?
へ?
ニンゲンの欲深さには
つくづく感心するぜェ
あちこちの屋敷から
にじみ出てやがる
ヒヒヒ、たまんねェぜ
さ、他のトコ行くぞ!
はい、はい・・・
次、行くわよ
なんだよォ?
もうちょっとぐらい
楽しませろってば
いいからっ!!
いいから来るのっ!
俺には、縁のなさそう
な場所だな・・・
あたしには、ちょっと
縁のない場所だわね
王都っていっても
普通の人の暮らす家は
変わらないんだな
王都っていっても
普通の人の暮らす家は
変わらないのね
まあ、家そのものはな
ただし、道のほうは
そうでもないぞ
他の街より整然として
いるはずだ
ただでさえ人の多い街
だからな、区画整理が
重要になるのさ
しかし、いくら整理が
されてたって・・・
こう似たような道が
多いと、見分けがつか
なくなりそうだな
しかし、いくら整理が
されてたって・・・
こう似たような道が
多いと、見分けがつか
なくなりそうね
(きょろきょろ)
*n1
あんまり俺から離れた
ら、迷子になるぞ?
*n1
あんまりあたしから
離れたら迷子に
なるわよ?
・・・まいご?
そう、迷子
ひとりぼっちに
なっちゃうってことさ
そう、迷子
ひとりぼっちに
なっちゃうってことよ
!!
あ、おい?
ちょ、ちょっと?
・・・(ぎゅっ)
なにもそんな、必死に
俺の服につかまらなく
たって・・・
なにもそんな、必死に
あたしの服をにぎら
なくたって・・・
・・・・・・
・・・ま、いっか
王都っていっても
普通の人の暮らす家は
変わらないんだな
王都っていっても
普通の人の暮らす家は
変わらないのね
あそこに作られてる
建物がなんなのか
君はわかるか?
あははっ、さっぱり
やれやれ・・・
あれはな、召喚獣鉄道
の駅だよ
ああ、そういえば授業
で習った気がする
でも、あれってたしか
問題が山積みで中止に
なったんじゃ?
費用とか、環境の問題
とかで・・・
ああ、そういえば授業
で習った気がするわね
でも、あれってたしか
問題が山積みで中止に
なったんでしょ?
費用とか、環境の問題
とかで・・・
ふむ、君にしてはよく
覚えていたものだ
だがな、最近になって
開発が再開されること
に決まったんだ
金の派閥が新たに出資
をすることでな
金の派閥・・・
金儲けのために召喚術
を使う連中と、我々は
あまり友好的じゃない
旅先で出くわすことも
あるだろうが、極力
関わらないように気を
つけるようにな
ああ、わかったよ
ええ、わかったわ
・・・・・・
どうかしたのか?
*n1
どうかしたの?
*n1
あ、いえ
ちょっと、気になる
匂いがしたので
・・・そうかな?
・・・匂い?
僕の気のせいかも
しれません
こんなところで
メイトルパと同じ匂い
がするはずがないです
ものね・・・
*n1
やっぱ、帰りたいか?
*n1
やっぱ、帰りたい?
い、いえっ
そんなつもりだったん
じゃないですよっ!?
・・・・・・
ホントにっ
ホントですってばぁ!
・・・ぷっ、くくっ
あははははっ!
え・・・?
あははは、わかってる
ちょっとからかいたく
なっただけだよ
あははは、わかってる
ちょっとからかいたく
なっただけよ
ひ、ひどいですよぉ
ご主人様っ!!
ボクっ、本気で・・・
ああ、こらこら
泣くなってば
あ、ゴメンゴメン
泣かないでってばぁ
ぐすっ・・・
うーん、意地悪すぎた
かもな・・・反省
うーん、意地悪すぎた
かも・・・反省
金の派閥か・・・
どんな連中なんだろ?
うわぁ
でっかい湖だなぁ
窓越しになら、何度か
見てたけど・・・
こうして間近で見ると
やっぱ、すごく大きな
湖よねぇ
このハルシェ湖は
王城の上手にわき出る
至源の泉から、あふれ
出た水が滝となり
低地にたまっていって
できたものだ
へえ・・・
そうなんだ・・・
ハルシェ湖はゼラムの
人々の喉を潤す貴重な
水源であると共に
海路を使って運ばれる
物資の受け入れ口にも
なっているんだ
あれ?
あの船を引っ張ってる
のって、もしかして
召喚獣!?
あら?
あの船を引っ張ってる
のって、もしかして
召喚獣!?
運河をさかのぼるのは
大変だからな
ああして召喚獣に船を
引かせたりもする
てことは、海から川を
のぼってくる船は
みんな召喚獣に引かれ
てくるのか?
てことは、海から運河
をのぼってくる船は
みんな召喚獣に引かれ
てくるのかな?
いや、そうじゃない
風と潮の満ち引きを
利用してる船のほうが
ほとんどだな
潮の満ち引き?
ああ、潮加減によって
ハルシェ湖には海水が
入りこんでくることが
あるんだよ
ええっ!?
それじゃ、ここの水は
塩っからいのか!?
へ!?
それじゃ、ここの水は
塩っからいの!?
そんなにたくさん逆流
したりするものか
もしそうなら、飲み水
として使えまい?
あ、そうか
あ、それもそうか
こういう湖は汽水湖と
呼ばれている
ちょっと他にはお目に
かかれない代物さ
*n1
ふと、思ったんだけど
ナンデショウカ?
鉄ってさ、塩とか水に
弱いっていうよな
鉄ってさ、塩とか水に
弱いっていうよね
一般的ニハソウデスネ
大丈夫なのか?
*n1は
大丈夫なの?
*n1は
ゴ心配ナク
私ノ外面装甲ハ
なの単位デ再結合シタ
特殊合金製デス
???
強化粒子こーてぃんぐ
モサレテオリマスノデ
全環境ニ対応デキマス
と、とにかく
大丈夫ってことかい?
と、とにかく
大丈夫ってこと???
問題ナシ、デス
海の水が混じっている
湖か・・・
遠くで見てるだけじゃ
わかんないことって
あるもんだな
遠くで見てるだけじゃ
わかんないことって
あるものね
それじゃ、そろそろ
出発するとしようか
やれやれ、出発前から
疲れちまったよ
この先も、ずっとこの
調子だとしたら・・・
うう・・・
やれやれ、出発前から
疲れちゃった
この先も、ずっとこの
調子だとしたら・・・
むう・・・
・・・
*n0?
な、なんだいっ!?
なんだい、じゃない
な、なにっ!?
なに、じゃない
行き先を言わなければ
出発のしようがない
だろう?
行き先って・・・
俺が決めるのかよ!?
行き先って・・・
あたしが決めるの!?
聞いてないわよ
当たり前だろう
これはあくまで君の旅
なんだぞ?
僕は監視役でしかない
全ての決定権は君に
あるんだ
もっとも・・・
あまりにそれが無茶な
ものだったら、意見を
言わせてもらうがな
要はそれって、ケチは
しっかりつけるって
ことじゃないか・・・
要はそれって、ケチは
しっかりつけるって
ことじゃない・・・
なにか言ったか?
べ、別にっ!
余計なこと言われる前
に、とっとと目的地を
決めようっと・・・
とはいえ、なにかアテ
があるわけでもないし
・・・どうしよう?
どうしよう?
 北へ行こうか
 南に行きたいな
 ネスに相談する
うん、北へ行こう
・・・北?
そう、北!
・・・・・・
・・・・・・
君は馬鹿か?
どうして、わざわざ
人気のない北へ行こう
とするんだ!?
げっ、そうなのか!?
へっ、そうなの!?
どうやらその様子だと
口から出任せで目的地
を決めようとしていた
ようだな
うう・・・
むう・・・
まったく、事前に
それぐらいは調べて
おくと思った僕が馬鹿
だったよ
悔しいけど、なんにも
言い返せない・・・
とりあえず、南だ
南のファナンへ向かう
君に任せておいたら、
とんでもない辺境まで
連れていかれかねん
からな
南に行きたいな、って
思うんだけど?
ああ、それが無難だな
ほっ・・・
大陸を見て回るにも、
ファナンを経由しない
ことには話にならない
からな
ファナン???
聖王都あての物資が
荷揚げされてくる
港湾都市じゃないか
あ、そうそう!
ごめん、ごめん
うっかり名前、ド忘れ
しちゃってさあ
あ、そうそう!
ごめん、ごめん
うっかり名前、ド忘れ
してたわ
・・・?
忘れないように
おぼえとこうっと
あのさ、ネス
じつは俺、きちんと
目的地決めてないんだ
あのね、ネス
じつはあたし
きちんと目的地
決めてないの
なんだって?
ほ、ほらっ!
なんせ俺、街の中すら
きちんと知らなかった
くらいだし・・・
ほ、ほらっ!
あたし、街の中すら
きちんと知らなかった
くらいだし・・・
やれやれ、まったく
普通は事前に調べて
おくものだろうに
うう・・・
だって・・・
まあ、変にごまかそう
としなかっただけ
よしとしてやるか
とりあえず、南だ
南のファナンへ向かう
ファナン?
聖王都あての物資が
荷揚げされてくる
港湾都市だよ
陸路にしろ海路にしろ
あの街を経由しないと
話にならないからな
着くまでには、目的地
を決めておくんだぞ?
うん、わかったよ
ええ、わかったわ
へえ~
街の外って、こんな
景色だったんだ
いちいち感心するな
まるで田舎者だぞ
そう言うけどさ
俺、街の外に出るの
初めてなんだぜ
そう言うけど、あたし
街の外に出るの
初めてなのよ
初めてって・・・君は
もともと、別の街から
来たんじゃないのか?
そうだけど、あの時は
馬車に閉じこめられっ
放しだったし・・・
これからどうなるのか
不安で、とても景色を
楽しんでなんかいられ
なかったよ
これからどうなるのか
不安で、とても景色を
楽しんでなんかいられ
ないわよ
そう、か
んー、風が気持ちいい
・・・あ?
なあ、ネス
あっちの端っこにある
広場はなにかな?
ねえ、ネス
あっちの端っこにある
広場はなにかしら?
ああ、あれは
旅行者が休むための
休憩所だな
へえ・・・
ちょっと見てくるよ
へえ・・・
ちょっと見てくるわね
あ、おいっ!
休憩所ってわりには
誰もいないぞ?
ま、いいか
このほうが貸し切り
みたいで気分もいいし
こんなところでお弁当
食べたりしたら
さぞかしいい気分
でしょうねえ・・・
こんないい場所を
独り占めだなんて
なんだかゼイタクで
いいですのー
ネスも早く来いよー!
休憩所ってわりには
誰もいないなぁ?
ま、いいか
このほうが貸し切り
みたいで気分もいいし
こんなところでお弁当
食べたりしたら
さぞかしいい気分
でしょうねえ・・・
こんないい場所を
独り占めだなんて
なんだかゼイタクで
いいですのー
ねえ、ネスも
早くきなさいってば
まったく
まだ出発したばかりだ
というのに・・・
そう言うなってばさ
ほら、この泉の水
すごく冷たいぜ?
・・・・・・
なんだよ
そこまでコワイ顔
しなくてもいいだろ?
*n0
ひとつ、いいことを
教えてやろう
え?
そう言わないの
この泉の水冷たくて
気持ちいいわよ
・・・・・・
なに、そこまで
コワイ顔しなくても
*n0
ひとつ、いいことを
教えてやろう
へっ?
街道の休憩所は旅人に
欠かせないが・・・
同時にそこは、旅人が
もっとも油断しやすい
場所でもあるんだ
警告! 我々ヲ中心ニ
シテ、近ヅク熱源ガ
多数アリマス!
そこにいるの・・・
だれ!?
・・・!!
あっ!?
したがって、こういう
連中と出くわしやすい
・・・ということだ
ひひひひっ
囲まれてる・・・
いつの間に!?
ハッ、よくもまあ
これだけの殺気に
気がつかねェもんだな
あきれちまうぜ・・・
へっへっへ
お兄さんがた、命が
惜しけりゃ、あり金
まとめて出しな?
まあ、こういう危険な
長旅にはつきものだと
思っておけ、いいな?
それはわかったけど
とりあえず、今はどう
するんだよ!?
それはわかったけど
とりあえず、今はどう
するのよ!?
・・・君は馬鹿か?
戦って切り抜けるしか
ないだろう!
ああ、ひどい目に
あった・・・
むー、ひどい目に
あっちゃった・・・
自業自得だな
まわりを確かめもせず
隙を見せまくった君が
招いたことだ
あのなぁ、ネス?
何度も言うけど、俺は
こんな風に外を出歩く
のは、初めてなんだ
こういう危険があるの
なら、最初にどうして
注意してくれなかった
んだよ!?
あのねぇ、ネス?
何度も言うけど、
あたしはこんな風に
外を出歩くのは
はじめてなのよ
こういう危険があるの
なら、最初にどうして
注意してくれなかった
のよ!?
僕は監視役であって、
君の世話役じゃないぞ
任務で仕方なく同行を
しているんだ
なのに、そこまで面倒
を見られるか
うぐぐ・・・
むうぅ・・・
ともかく、こいつらを
役人に引き渡す必要が
あるな
いったん引き返さない
と、仕方あるまい
出直すことにしよう
任務で仕方なく同行を
しているんだ
仕方なく・・・
ネスのやつ
あんな言いかたしなく
たっていいじゃないか
そりゃ、たしかに俺の
不注意であんなことに
なったけどさ
俺だって、好きでネス
に迷惑かけようなんて
思ってないのに・・・
ネスってば
あんな言いかたしなく
たっていいじゃない
たしかにあたしの
不注意で襲われたわけ
だけど・・・
なにも、好きこのんで
ネスに迷惑かけよう
なんて思ってないのに
・・・・・・
・・・よし、決めた!
・・・どうしたの?
あ、いや・・・
なんでもないんだ
気にしなくていいよ
あ、いや・・・
なんでもないの
気にしないで
・・・?
おお、ようやくオレ
を解放する気になった
ようだな、ニンゲン?
いや、全然
決めたのは、それとは
別のことだよ
残念でした
決めたのは、それとは
別のことよ
・・・チッ!
ようは、さっさと手柄
を立てて、俺が一人前
だって証明してみせれ
ばいいんだよ
そうすれば、監視役の
必要はなくなる
ネスにこれ以上、迷惑
かけなくてすむんだ
でもいったい、なにを
どうすれば、蒼の派閥
の召喚師にふさわしい
活躍なんだろう?
・・・・・・
ネス?
そうよ、さっさと手柄
を立てればいいのよ
あたしが一人前だって
証明できれば・・・
そうすれば、監視役の
必要はなくなる
ネスにこれ以上、迷惑
かけずにすむだろうし
うん、我ながら
いい考えね♪
でも具体的に・・・
何をすれば手柄になる
のかしら?
蒼の派閥の召喚師に
ふさわしい活躍・・・
認めてもらう活躍
むー・・・???
ネス?
やれやれ。城の兵士に
事情を説明するのに、
思ったより時間が
かかってしまったよ
丸一日も無駄にしたな
さあ、改めて出発だ
おお、ネスに
*n0
じゃないか?
あ、ラウル師範
すいません
出発が遅れてしまって
ホホホッ
なぁに、慌てる必要
などありゃせんよ
それより、聞いたぞ
出かけて早々に、野盗
を捕まえたらしいな?
ええ、それがケチの
つきはじめです
*n0さえ
軽率でなければ、余計
な手間をかけずに
すんだものを
うう・・・
むぅ・・・
ネスティ、あんまり
*n0を
いじめてはいかんぞ?
僕は別に、いじめて
なんかいませんよ
なら、いいがな
これから先の旅は、
二人で力を合わせて
いかねば成功せん
くれぐれも
ケンカしないで仲良く
やるのじゃぞ?
待てっ!
待てえぇ~っ!!
やーだよーっ!
な、なんだぁ?
なっ、なに!?
ウチの肉を返せぇ!
このかっぱらいっ!!
泥棒らしいな
しかも、どうやら
はぐれ召喚獣のようだ
はぐれ召喚獣って?
はぐれ召喚獣?
様々な理由で仕える
主人を失った召喚獣の
ことだよ
元の世界に帰ることが
できずに野生化したり
ああして悪さをする
あ、こっちへ来るぞ?
ちょっと、ちょっと
こっちへ来るわよ?
どいて、どいてぇ!
どかないと、ユエルが
はねちゃうぞ~!!
そこの人!
なんとかしてそいつを
捕まえてくれ~っ!
え、俺のこと!?
どうしよう?
 よーし、わかった!
 急に言われても!?
あっ、あたし!?
どうしよう?
 まかせて!
 急に言われても!?
そんなこと急に言われ
たって???
なにをしてるんだ!?
ぶつかるぞ!
え・・・わあっ!!
へっ・・きゃぁあ!!
たあぁぁぁーっ!
と、跳び越した?
・・・嘘だろぉ!?
と、跳び越した?
・・・嘘でしょ!?
あははっ
ばいばーい♪
待てえぇぇぇっ!!
呆れた運動能力だな
普通の人間には、あれ
は捕まえられまい
そ、そうかも・・・
ふぎゅっ!?
さ、捕まえたぞ
やりぃー♪
さ、おとなしくなさい
ヤだヤだっ!
放せえぇ~っ!!
おいおい、あきらめて
おとな・・・いっ!
あいたたたっ!!
噛みつかれたぁっ!?
あきらめの悪い子ねぇ
おとな・・・いっ!
いたたたっ!!
噛みつきは反則よぉ!
た、大変
血が出てるんですの~
だ、大丈夫だよ
モナティ
だからさ、君まで
泣くなってば
だ、大丈夫よ
モナティ
だから、あなたまで
泣かないで
うにゅうぅぅ・・・
うぅ、ホントは
かなり痛いんだけど
我慢、がまん・・・
・・・だいじょうぶ?
おにいちゃん、指から
血、でてるよ・・・
だいじょうぶだよ
これぐらい
・・・だいじょうぶ?
おねえちゃん、指から
血、でてるよ・・・
だいじょうぶよ
これぐらい
・・・(ぺろっ)
え?
こうすれば、痛いの
なくなるから・・・
じっと、してて?
そんな気休めよりも
きちんと手当てした
ほうが・・・
いいよ、ネス
いいのよ、ネス
ありがとう
*n1
うん、おかげで痛いの
消えちゃったぜ
ありがとう
*n1
うん、おかげで痛いの
消えちゃった
・・・ほんと?
ああ、ありがとな
ええ、ありがとう
・・・(にこっ)
・・・イーっだ!
逃げられたな
まさに、骨折り損と
いうやつだ
ううっ、他に言葉は
ないのかよ・・・
もぉ、手伝おうって
気はなかったわけ?
アイツ
獣くせえだけじゃ
なくて、血の匂い
までしてやがったな
え?
へっ?
爪や牙に染みついて
いたシミ・・・
ありゃあ、ニンゲン
の血だぜ?
あの子、オルフル族
ですね
メイトルパでも
屈指の戦闘部族か。
噛まれた程度で
すんで良かったな
ちっとも
よくなーいっ!
あたたた・・・
い、痛そう・・・
待っててくださいね
今すぐ、手当てを
しますから!
しかし・・・
なんでそんな召喚獣
が街中にいるんだ?
でも・・・
なんでそんな召喚獣
が街中にいるの?
おおかた、どこかの
戦場から逃げ出して
来たんだろう
戦場、って?
ああいう戦闘能力の
高い召喚獣は、傭兵
として召喚される
ものだからな
主人が死んだか
あるいは戦うことが
イヤになったか
そんな理由で
はぐれになったん
だろうな
なんか
かわいそうだな
それ・・・
なんか
かわいそうね
それ・・・
あれ、なんだろう?
この人だかりは
あれ、なに?
この人だかりは
ああ、もう高札が
立てられたようだな
高札?
野盗たちの手配書だよ
昨日捕まえた連中が
根城を白状したらしい
流砂の谷といってな
北にある、険しい谷間
に隠れていたようだ
流砂の谷ねぇ
重装備ノ騎士団ニハ、
不利ナ場所デスネ
野盗も考えてるんだな
野盗も考えてるのね
すごいところに
隠れてるんですね
野盗も考えてるんだな
野盗も考えてるのね
でも、高札を立てる
意味ってなんだ?
でも、高札を立てる
意味ってなに?
それはな・・・
よーし!
これだぁっ!!
うわっ!?
きゃっ!?
ふふふ、この賞金が手
に入れば、どれだけ
治療費が必要になろう
と大丈夫だぜ
で、でかい・・・
声も、体格も・・・
おっおおきい・・・
声も、体格も・・・
フォルテ
この野盗団の賞金は
オレがもらったーっ!
・・・行っちまったよ
ねぇ、ネス
あれ・・・、なに?
あれがいわゆる
冒険者という連中だ
へえ、あれがそうか
へえ、あれがそうなの
彼らはこういう荒事で
旅の資金を稼ぐからな
高札は、彼らの仕事の
情報源というわけさ
ずいぶんと自信あった
みたいだな、あの人
見た目も強そうだし
ずいぶんと自信あった
みたいね。あの人
見た目も強そうだし
背なんか、ボクたち
よりずっと大きかった
ですものね
さあ、どうだろう?
冒険者というものは
えてして自信家だしな
騎士団ですら手こずる
相手に、どこまで通用
するものやら・・・
ハッ!デカけりゃ
強えってもんじゃねェ
あれが冒険者
なにより自由を愛する
者たちか・・・
今の俺とは、まるで
別世界の人たちだよな
冒険者・・・
なにより自由を愛する
者たちか・・・
自由かぁ・・・
王城の役人から説明を
聞いたんだがな
あの連中は、ずいぶん
前から旅人を襲い続け
ていたらしい
前からって・・・
知っていて、野放しに
してたってのか!?
前からって・・・
知っていて、野放しに
してたっていうの!?
滅多なことを言うな
騎士団が定期的に遠征
をしているのは、君も
知ってるだろう?
けど、現にああやって
野盗たちが・・・
連中も馬鹿じゃない
遠征があることを事前
に聞きつけて、その間
は身を隠すようだ
騎士団が探索できない
ような険しい場所にな
いくら騎士が強くても
見つけられなかったら
退治できない?
そういうことだ
少数デ戦ウ戦術ノ理ニ
カナッタ行動デス
だが、ゼラムの政治家
たちも、そろそろ本気
で野盗退治を考えてる
ようだぞ
あっ、だからさっき
みたいな手配書を?
あれは気休めだ。
騎士団を翻弄する連中
が、冒険者になんとか
できるはずあるまい
これは噂だが・・・
我々、蒼の派閥の協力
を仰ごうという計画が
進んでいるらしい
え? だって
おきてでは政治に
関わるなって・・・
うそ? だって
おきてでは政治に
関わるなって・・・
建て前と真実は別物さ
派閥とて、街に本部を
置く以上、それなりに
協力をする必要がある
それに・・・
野盗退治は街道を利用
する全ての人々のため
だという、大義名分も
あることだしな
理屈はわかるけど
なんだかなぁ
でも、もし今の噂が
本当なら・・・
なあ、ネス
ネス、ネス?
なんだ?
野盗をやっつけたら、
派閥の召喚師としての
手柄になるよな?
野盗をやっつけたら、
派閥の召喚師としての
手柄になるわよね?
な・・・!?
なにを考えてるんだっ
*n0!
そんなことできるわけ
ないだろう!?
そそっ、そーですのっ
無茶ですのぉー!?
できないって決めつけ
るからできないって
ネス、いつも俺を
叱ってたじゃないか
ネスはいつも
できないと決めつけて
かかっちゃダメって
しかるじゃないの
それとこれとは
話が別物だ!
自ら危険なことに首を
突っこむなんて、バカ
のすることだ
そんな君のバカな行為
につきあわされる、僕
の身にもなってみろ!
う・・・
 ムキになって反論
 冷静に考える
だったら、俺だけでも
やってやるよ!!
ネスは来なくていい!
なによ!
やってみなくちゃ
わからないでしょう
ネスは来なくていい!
なに子供みたいなこと
言ってるんだ?
僕は君の監視役として
責任が・・・
「命令」で
「仕方なく」だろ!?
「命令」で
「仕方なく」でしょ?
・・・!
俺が野盗を倒しても
野盗に倒されても
どっちにしろ、ネスの
任務は終わるんだ
どっちに転んだって
嬉しいだろ?
バカな俺の世話役から
解放されてさ!!
行くぞっ
*n1!
行くぞっ
モナティ!
野盗を倒しても
野盗に倒されても
どのみちネスの
任務は終わるのよ!
嬉しいでしょう?
何を馬鹿なことを!
嬉しいわよね!?
バカなあたしの世話役
から解放されるんだし
行くわよ
*n1!
行くわよ
モナティ!
了解シマシタ
あるじ殿
あ・・・
うん・・・
待つんだ
*n0!
・・・・・・
頭を冷やせ
*n0
・・・・・・
少しは落ち着け
*n0
君はいったい、なにを
あせっているんだ?
だってさ・・・
悔しいんだよ・・・
旅に出ても、ネスに
面倒や迷惑ばかり
かけっぱなしでさ
これじゃ俺、見習いの
時となんにも変わって
ないじゃないか!?
そんな、ご主人様っ?
おにいちゃん・・・
・・・のよ・・
なんだ?
悔しいのよ・・・っ
旅に出ても、ネスに
面倒や迷惑ばかり
かけっぱなしで・・・
いつもとおんなじで
あたし、結局は
見習いのままじゃない
そんなの、あたし
もうイヤ・・・っ!
そんな、ご主人様っ?
おねえちゃん・・・
*n0・・・
だから俺は、早く自分
が一人前だってことを
証明したいんだ!
一日も早く認められて
ネスを俺の世話から
解放したいんだ・・・
・・・わかった
だから、あたしは
手柄を立てて一人前
だと認められたい
そういうわけか?
それだけじゃないわ
一日も早く認められて
ネスをあたしの世話
から、解放したい
まったく・・・
君の気持ちはわかった
だがな、*n0
君の力では、野盗退治
なんて不可能だ
!?
君に限ってじゃない
僕にだって無理だろう
君が考えたことは
そういうことなんだよ
監視役様ノオッシャル
トオリデス、あるじ殿
制圧作戦ヲ実行スルニ
アタッテ不可欠デアル
人員ヲ、我々ハ有シテ
イナイノデス
け、けど・・・!
だけど・・・!
・・・
口だけの説明じゃ納得
しないっていう性分は
相変わらず、か
ならば、自分の目で
確かめに行くか?
え?
いいの?
野盗というものを知る
ことも、見識を深める
足しにはなるだろう
それでなお、勝てると
思ったのなら、戦って
みればいいさ
ん?
どうした、ネス?
なに、ネス?
向こうから来るのは
ひょっとして・・・
あれっ!?
すっごい偶然ねー
先輩たち!?
フフ、お久しぶりね
元気だったかな?
お久しぶりです
ミモザ先輩
あはは、どうも・・・
先輩こそ元気そうで
もう、相変わらず
愛想がないわねぇ
キミたちは
それに、あたしの事は
「ミモザお姉さん」
て呼ぶように言った
でしょ?
は、はぁ
はい
おい、ニンゲンっ
誰だよ、このやたらと
馴れ馴れしいメガネの
オンナは・・・
*n1っ!
な、なんてことを!?
ふふふ、聞こえたわよ
そこの翼の生えた
ボクぅ?
な、なんだよッ!?
こう見えてもね
おねえさん、召喚獣に
お行儀を教えるのが
得意なのよ・・・
さあ、失礼なことを
言ったのは、この口
かなー?
あでででっ!
ひゃ、ひゃめろぉ!?
あーあ・・・
あちゃあ・・・
自業自得だな
おいおい、ミモザ
*n0たち
困ってるじゃないか
いいじゃないの
久しぶりなんだし
まったく・・・
ギブソン先輩
ご無沙汰しています
ああ、そうだね
二人とも元気そうで
なによりだよ
あっ、ミモザさんに
ギブソンさんですの~
えっ?
もしかしてモナティ?
何で君がここに・・・
サイジェントに
いたんじゃないのか?
えっ!先輩達は
モナティのこと
知ってるんですか?
ああっ
前にちょっとね
よければ、事情を
教えてくれないかな?
あっはい・・・
実は・・・
なるほど
「二重誓約」とはな
災難だったわねぇ
モナティ
できれば本当の
主人の元に返して
あげたいんですが・・
何とかなりませんか
先輩?
力になりたいのは
やまやまなんだが
私達も、ちょっと
手の離せない用事で
街から出られないの
まあ、機会を見つけて
彼女のマスターには
私たちから連絡するよ
悪いけど、今はそれが
精一杯ってところなの
ごめんね、モナティ?
にゅううっ、それじゃ
しかたないですの
よろしく伝えておいて
ほしいですの・・・
ところで、先輩
てっきり、まだ任務で
西に出かけているんだ
と思ってました
んー、任務自体は
だいぶ前に終わってた
んだけど
色々と事情があって、
本部には顔を出さずに
次のお仕事をするハメ
になっちゃってね
*n0
あまり詮索するのは
先輩たちに失礼だぞ
いや、構わないさ
挨拶もせずにいた私
たちも悪いんだしね
ねえ、ひょっとして
キミたちもお仕事?
仕事っていうか・・・
任務と言うより・・・
そうか、見聞の旅に
出発するところなのか
じゃ、ひょっとすると
貴方の背中に隠れてる
貴女の背中に隠れてる
子が、護衛獣なんだ
・・・・・・
ほら、*n1
ちゃんと挨拶して?
よろしくね
おチビちゃん?
*n1
・・・(ぎゅっ)
あらら・・・
すいません
まだこの世界に慣れて
ないせいか、すごく
警戒してて・・・
一人前の護衛獣になる
までには時間がかかり
そうだな
まったくです
それまで僕は、二人分
の保護者ですよ
どういう数え方だよ
それって・・・
どういう数え方よ
それって・・・
そもそも、こんな旅に
出ること自体が・・・
*n0が
しっかり勉強してたら
必要なかったんですが
うう、また・・・
むぅ、また・・・
いや、これはこれで
いい機会じゃないかな
旅をすることで初めて
見えてくることって
案外あるものよ?
そのとおりだ
私自身、色々と考えさ
せられたものだよ
そっか・・・
そっか・・・
あ、そーだ!
これをあげちゃおう
ふふふ
一応、一人前になった
お祝いってことで
トゲトゲオカリナを手に入れた!
ありがとうございます
ミモザ先輩
さて、すっかり
引き止めてしまったな
すまなかった
いえ、こちらこそ
邪魔をしてしまって
ゼラムに戻ってきたら
顔を出してね
私たち、この先の屋敷
で仕事してるから
はい、それじゃあ
行ってきます
おぼえてろよォ・・・
つ、次にあったら
この仕返しは絶対して
やるからなァ!
無理だと思うぞ
それは・・・
無理だと思うわよ
それは・・・
出かける前に先輩たち
に会えるなんて、意外
だったよな?
出かける前に先輩たち
に会えるなんて、意外
だったわね?
ああ、本当にそうだな
ネスは特に、ギブソン
先輩の崇拝者みたいな
とこがあるからなぁ
ネスは特に、ギブソン
先輩の崇拝者みたいな
とこがあるものね
あれ、なんでこんな所
に屋台があるんだろ
公園とか、繁華街とか
に出せばいいのに
なんでこんな場所に
屋台があるわけ?
公園とか、繁華街とか
に出せばいいのに
夜になったら、移動を
するんだろう
まだ、支度中って
書いてある
ホントだ・・・って
これ、シルターン文字
じゃないか!?
ホントだ・・・って
これ、シルターン文字
じゃない!?
言われてみれば
そうだな
いったい、なんの屋台
なんだ?
おもしろいわね
なんの屋台かしら?
うーん、気になるなぁ
あの屋台・・・
汽水湖ってさ、普通の
湖とどこが違うんだ?
汽水湖ってさ、普通の
湖とどこが違うの?
そうだな、一番わかり
やすい特徴としては、
川魚も海魚もすんで
るってことだろうな
え!?
だって、前にここの水
は塩からくないって
へっ!?
だって、前にここの水
は塩からくないって
それは湖全体の話だ
場所によって、海水の
濃度が高い場所もある
そういった場所は絶好
のエサ場になるからな
色々な魚が集まって
くるものさ
へえ・・・
ふーん・・・
川魚も海魚も獲れる
のか・・・
釣りなんかしたら
楽しそうだなぁ
川魚も海魚も獲れる
のね・・・
釣りなんかしたら
楽しそうねぇ
いい加減にしろっ!
*n0
ついて来なくて
いいって言っただろ!
ついて来なくていいっ
て言ったでしょう!?
君が犬死にするのを
ほっておけるか!
決めつけるなよ!
俺だって召喚師なんだ
ちゃんと戦える!!
決めつけないで!
仮にも召喚師なのよ
野盗ぐらい・・・
バカを言うな!!
戦いってものは、君が
思ってるほど甘いもの
じゃないぞ!?
バカバカ言うなっ!!
バカバカ言わないで!
バカにバカと言って
なにが悪い!?
お二人とも、ケンカは
やめてくださぁい!
お二人とも、ケンカ
しちゃダメですのぉ!
だいたい、真正面から
こうやって乗り込んで
いくなんて無謀すぎる
もっと用心して、警戒
するのが・・・
あるじ殿、騒グノハ
オヤメクダサイ
近ヅイテクル敵ノ数ヲ
正確ニ計測デキマセン
・・・え!?
・・・へっ!?
へっ、こんだけ
騒いどいて
よく言いやがるなァ?
周り見えてないのかよ
こいつら・・・
・・・え!?
・・・へっ!?
ガキ共が騒がしいと
思ってりゃあ・・・
くくくっ、いやはや
召喚師さまとはなぁ?
ひゃっはっは!!
こんなにたくさん
岩陰に隠れてた!?
こんなにたくさん
岩陰に隠れてたの!?
しゃ、シャレになって
ないわよぉ・・・
昨日とおんなじ
しくじりしやがって
ニンゲンってのは
ほんとに笑えるなァ?
ヒヒヒヒ・・・
こんなにたくさん
岩陰に隠れてた!?
こんなにたくさん
岩陰に隠れてた!?
しゃ、シャレになって
ないわよぉ・・・
まずい・・・
頭上から包囲されてる
この狭い谷間では
こちらが不利だ
わかってるじゃねぇか
そこのメガネ?
ワシが合図すりゃあ、
ここから矢を射かける
だけで、お前ら二人は
なぶり殺しよ?
では、どうして
そうしなかったんだ?
ネス・・・
黙ってろ・・・!
姿を見せるからには、
それなりの目的がある
んじゃないのか?
察しがいいなぁ
くくくっ
なぁに、簡単なこった
お前たちがおとなしく
ワシらの言うことを
聞いて、その召喚術を
役立てるなら・・・
命だけは助けて
やろうってありがたい
話よ
仲間になれって
言うわけか・・・
仲間になれって
言うわけね・・・
んー、どうだ?
選択の余地はあるまい
確かにそのようだな
ネスっ!?
だが僕は立場上、隣の
人間の決定に従わなく
てはならないのでね
決めるのは、彼だ
決めるのは、彼女だ
くっくっく・・・
どうすんだぁ、おい?
どうしよう?
 わかった・・・
 ふざけるな!!
どうしよう?
 わかったわ・・・
 馬鹿にしないで!
わかった・・・
わかったわ・・・
ご主人様っ!?
すまない・・・
*n1
ごめんね・・・
*n1
*n0さん・・
ごめんな、モナティ
ごめんね、モナティ
ごめんな
*n1
ごめんね
*n1
・・・(ふるふるっ)
下手に逆らったら
本当に殺されてしまう
俺はともかく、ネスを
巻き込むわけには
いかない・・・
下手に逆らったら
本当に殺されちゃう
あたしはともかく、
ネスを巻き込むわけ
にはいかない・・・
くくく、利口だなぁ?
すまない、ネス・・・
ごめんね、ネス・・・
・・・・・・
ふざけるな!!
選択の余地がない
だって・・・?
ずっと、ずっと
そればっかりだった!
あきらめてたさ!!
でも、もうイヤだ!!
自由を失くして生きる
なんてまっぴらだ!
俺は、もう自分に嘘を
つきたくない!!
馬鹿にしないで!!
選択の余地がない
ですって・・?
ふざけないでよ!
何一つ自分で選べない
いつも、そう思って
あきらめてた・・・
そんなのは、
もうイヤなの!
自由を失くして生きる
なんて、まっぴらだわ
あたしは、もう自分に
嘘はつかないの!!
*n0・・・
ごめん、ネス・・・
最後の最後まで
バカな俺で・・・
ごめんね、ネス・・・
最後の最後まで
バカなあたしで・・・
あーっはっはっは!
なら・・・死ねっ!!
野盗
ぐぎゃああぁっ!!
!?
大のオトナがまぁ
子供相手に大げさな
ことだねー
あの人・・・
街で見た冒険者?
こういうのってキライ
なんだよねー、オレ
野盗
ぐひいぃぃっ!!
すごいっ、すごいです
あの人、本当に強い!
なっ、なんだぁ
なんだ貴様ぁっ!?
・・・なっ!!
弓矢・・・
どこからだ!?
あそこ・・・
あの人だよ・・・
どうやら、野盗の頭目
は貴方みたいね
覚悟なさい!!
おい、そこの少年ども
逃げるなら、今だぜ!
え?
おい、そこの少年少女
逃げるなら、今だぜ!
へっ?
あとはこのかっこいい
おにーさんと、そこの
おっかないおねーさん
が引き受けた!!
逃げるったって
この状況じゃ・・・
戦わずに逃げるのは
まず不可能だな
あるじ殿、コノ場合ノ
最良ノ選択ハ・・・
逃げられねェんならよ
やるこたァひとつだろ
・・・なァ!?
あの人たちと一緒に
野盗たちと戦う!
・・・だよな?
あの人たちと一緒に
野盗たちと戦う!
・・・ってことよね?
不本意だが
それが正解だ!
・・・どうだ?
まだ勝てると思うか?
・・・・・・
ひい、ふう・・・
にゅうううっ?
すごくたくさんいる
ですのーっ・・・
正直、僕もこれほどに
大規模な集団だとは
思ってはいなかったよ
派閥の協力が必要だと
いうのもうなずける
ああ・・・
ええ・・・
見つからないうちに
引き上げよう
・・・!?
ネス、ちょっと待った
様子が変だぞ!
・・・!?
ネス、ちょっと待って
様子が変よ!
こいつらか
ワシらを退治に来たと
いう間抜けな冒険者は
はあぁ・・・
簡単な仕事だ、って
自信満々だったのは
誰だっけ・・・?
あっさり捕まっちゃっ
たじゃないの!?
いや-、まさかこんな
大所帯とは思ってなく
てさぁ・・・
あはは、まいったね-
しっぱい、失敗っと
こいつは・・・
おめぇら!
自分の立場ってもんが
わかってんのかぁ?
わかってるってばさ
なあ、おっさん?
・・・!!
ちょ、ちょっと!?
今のオレたちはまさに
絶体絶命・・・
だけど、そういう状況
こそがオイシイのさ
奇跡の大逆転こそが
物語の王道ってね♪
ほぉ・・・
あの人、街で見かけた
冒険者だ・・・
そんなぁ・・・
強そうな人だったのに
予想どおりか
君も無茶をしていれば
ああなっていたんだ
助けよう、ネス!
ネス、助けるわよ!
助けるだって?
そんな必要がどこに
あるというんだ
君は今、あいつら野盗
と戦うことは無茶だと
学んだばかりだろう?
ましてや彼らと僕らは
赤の他人なんだ。
わざわざ危険を犯して
助ける必要はない
それは、そうだけど
でも・・・
俺は、やっぱり
ほっておけないよ!
知らんぷりなんか
できない!!
赤の他人・・・
バカ言わないで!
ネスがたしなめて
くれなかったら
あそこにいたのは
あたしたちだった
かもしれないのよ?
見殺しになんか
できないわ・・・
あたし、あの人たちを
ほっとけない!
*n0
待つんだ!
俺はイヤなんだ
見ないフリで、都合の
悪いことだけを避けて
生きてくのは・・・
目を背けられることが
無視されるってことが
どれだけ悲しいことか
俺は知ってるんだ!
あたしはもうイヤよ
心に嘘をついて
見えないフリをして
生きていくなんて
目を背けられることが
無視されるってことが
どれだけ悲しいことか
知ってるから!
ぐぎゃああぁっ!!
え?
さあ、今のうちに
逃げて!!
今のうちに逃げて!!
ありゃま・・・
まさか本当に助けが
来るとはねぇ
野盗
ぐひいぃぃっ!!
やれやれ
結局はこうなるのか
召喚師だと!?
おめぇの差し金か
冒険者っ!!
んーにゃ、違うね
だってさ・・・
なっ、縄が!?
このとおり、頃合いを
見て、カッコよく反撃
するつもりだったのさ
頭目の貴方を確実に
倒すためにね?
ぐぐ・・・
ちょいと筋書きは
変わっちまったけど
大逆転といかせて
もらうぜ!
どうもありがとう
おかげで助かったわ
いえ、お気になさらず
単にこちらのバカ者が
軽率な行動をしただけ
ですから
うう・・・
もぉ、
そういう言い方って
無いんじゃない?
むしろ、いらぬ手助け
で邪魔をしてしまった
ことが心苦しいです
あら、そんなことは
ないわよ
こっちだって、そこの
お調子者の立てた計画
だけに、不安いっぱい
だったんだから
・・・コホン
・・・・・・
貴方たちが連中にスキ
を作ってくれたから、
うまくいったのよ
ありがとうございます
おかげで助かりました
いいって、いいって
あんたらが連中の目を
引きつけてくれたんで
不意をつけたんだ
こっちが感謝したい
くらいだぜ、な?
そうそう
それに連中を退治する
手伝いもしてくれて
逆に助かったわ
それは結果論ですよ
わざわざこんな場所で
怒鳴り散らしていた
このバカ者が、みんな
悪いんです
なんだよっ!
ネスだって、大声で俺
のことを怒鳴りつけて
たじゃないか!?
なによっ!
ネスだって、大声で
あたしのことを怒鳴り
つけてたじゃない!
原因を作ったのは君だ
僕のせいじゃない
うう・・・
むう・・・
あー、なんだ!
それはともかく・・・
自己紹介
まだだったよな?
俺はフォルテ
見てのとおりの剣士だ
私の名前はケイナよ
ネスティ・バスク
蒼の派閥の召喚師です
*n0です
*n1デス
ヨロシク・・・
・・・・・・
この子は
*n1です
ほら、ご挨拶して?
よろしくね?
*n1
・・・(こくん)
あっ、こいつは
*n1
あっ、この子は
*n1
こらッ、ニンゲン!
勝手に名前を教えてん
じゃねェ!?
これでも、俺の護衛を
している召喚獣です
一応・・・
これでも、あたしの
護衛をしている召喚獣
なんです。一応・・・
ケッ!
はっ、はじめましてっ
*n1ですっ!
ははは、なんだよ?
声がぶるってるぜ
あ、うう、あう・・・
*n1は
戦いが苦手なんです
だから・・・
そっか・・・
しかしまあ、安心しな
野盗はみんな片づけた
もうコワイことなんて
起きやしねーよ、な?
は・・・はいっ!
モナティですのっ
よろしくおねがい
しますですーっ!
なあ、召喚師さんたち
ついでといっちゃ悪い
が、ひとつ、頼まれて
くれないかい
え?
はい?
ここでのびてる連中を
しょっぴいてもらえる
よう、騎士団を呼んで
きてほしいんだ
誰かが見張ってないと
こいつらが逃げるかも
しれないし・・・
迷惑だとは思うけど
お願いできない?
珍しいな
ネスがあんなに簡単に
頼まれごとを引き受け
るなんてさ
珍しいわね
ネスがあんなに簡単に
頼まれごとを引き受け
るなんて
行きがかりだからな
仕方あるまい
それに・・・
それに?
それに?
彼らが一緒に戦って
くれたから、僕たちは
命拾いできたんだ
僕一人じゃ、あの状況
で君を守りきれる自信
はなかったからな
・・・そっか
不甲斐ないな
偉そうに監視役だとか
兄弟子とかいっても
結局のところ
君を怒鳴りつけるだけ
らしいことは、なにも
できていない・・・
君が野盗退治なんて
無茶を言いだしたのも
僕のせいなんだろう?
え?
へっ?
わかってたよ
僕に説教ばかりされて
君がずっと不愉快に
感じていたのは
ネス・・・
僕はどうも
あせっていたようだ
一日も早く、君が誰に
も文句のつけられない
召喚師になれるよう
それだけを考えて
君の気持ちを無視して
必要以上に、厳しく
接しようとした・・・
やれやれ、情けない
これでは監視役として
失格だ
・・・違うよ、ネス
ネス・・・
そんなことないよ
*n0?
俺が野盗退治をしよう
なんて言い出したのは
ネスのせいじゃない
迷惑かけっぱなしの
自分が情けなくて
早く一人前になりたい
と思って・・・
はははっ
ネスと同じだよ
あせりすぎてたんだ
・・・そうか
・・・・・・
あわてなくても
いいんだよな?
できることから、順に
がんばっていけば
それでいいんだよな?
ああ
それまで、まだまだ
迷惑かけちゃうけどさ
勘弁してくれよな
ネスのせいじゃない
あたしが野盗を退治
するなんて無茶を
言ったのは・・・
早く、ネスを
あたしの世話役から
解放してあげたかった
からなの・・・
すると君はなにか?
僕をやっかい払い
したいのか?
違うわよ!?
ただ、あたしは・・・
ネスに迷惑かけるのが
イヤだっただけ・・・
迷惑かけっぱなしの
自分が情けなくて
早く一人前になりたい
と思ったの・・・
・・・そうか
でも・・・
あたしも、ネスと同じ
だったのね?
あせりすぎちゃって
そうだな。君も僕も
馬鹿だ・・・あせら
なくてもいい。あわて
なくていいんだ
ねえ、ネス・・・
なんだ
あたしじゃじゃ馬だよ
いっぱい、いぃっぱい
迷惑かけると思う
さきにあやまっとくわ
ごめんね・・・
・・・仕方あるまい
なにしろ僕は
君の監視役であり
兄弟子なんだからな?
騎士団に野盗たちを引き渡し
終える頃には、すっかり日は
暮れてしまっていた
天空に輝く銀月の光の中
刻一刻とその形を変えながら
燃えさかる焚き火の炎を
みつめつつ
俺はあらためて、自分自身に
思いをめぐらせてみる
俺はすねていたんだ
自分が孤独だと思いこんで
子供みたいにヤケになってた
派閥に連れて来られる前
身よりも住む家もない俺は
多くの人々に、ゴミのように
見られていた
派閥に入っても同じだった
「成り上がり」の存在として
陰で、あるいは公然と差別を
され続けてきた
だけど、思い出した
それだけじゃないってことを
ネスや、ラウル師範たちが
そう教えてくれたってことを
俺は孤独なんかじゃない
俺を信じて、見守ってくれる
人たちのためにも・・・
しっかりとした意志をもって
この旅を続けていこう
結局、騎士団が野盗を
引き取りに来たときには
夕暮れがせまって
闇が押し寄せる頃だった
旅の始まりは
最初っから波乱ぶくみ
「幸先が良くない」って
ネスが、ぼやいてた・・・
正直、さっきネスと話せて
良かったと思う
思えばあんなふうに話を
する機会って、近頃は
なかったんじゃないかな
派閥の中で、あたしは
「成り上がり」って理由で
避けられていたから
自分はひとりぼっちだと
ずっと思いこんでた・・・
でも、間違いだったんだ?
今日の出来事で、あたし
それを思い出した
ネスや、ラウル師範たちが
そう教えてくれたってこと
ひとりぼっちじゃない
あたしを信じて、見守って
くれる人たちのためにも
がんばらなくちゃ、ね?
やれやれ、こんな場所
で野宿することになる
とは思わなかったよ
仕方ないさ
下手に夜道を歩くのは
危険だっていうし
それに、フォルテさん
たちだけに後始末を
任せるわけには
いかなかっただろ?
仕方ないよ
下手に夜道を歩くのは
危険だっていうし
それに、フォルテさん
たちだけに後始末を
任せるわけには
いかないでしょ?
まあ、な
でも、久しぶりだよな
叱られる以外で、ネス
と二人で話をするの
でも、久しぶりだよね
叱られる以外で、ネス
と二人で話をするの
別に僕だって、好きで
君を叱りつけてるわけ
じゃない
あんまり君が非常識な
ことをするから、つい
口を出してしまうんだ
うう、わかってるよ
これでも
むぅ、反省してるわよ
これでも
どうだか・・・
まあ、おいおい確かめ
させてもらうとしよう
まだまだ、旅は
始まったばかりだしな
あーあ、結局のところ
説教されちまうのな
やっぱし・・・
あーあ、結局のところ
説教されちゃうのね
やっぱし・・・
コノ世界ノ通信設備ハ
ヒドク非効率デスネ
ワザワザ、治安組織ニ
出向イテ、犯罪者逮捕
ヲ依頼スルトハ
ロレイラルじゃ、別の
やり方があるのか?
へえ、ロレイラルじゃ
どうしてるの?
無線通信トイウ技術ガ
アリマス
むせ、ん?
簡単ニ説明スレバ
遠ク離レタ場所カラ
会話ガデキル道具デス
自分ニモ装備サレテ
イマス
すごいなあ
やって見せてくれよ!
そんなことできるの?
みせて、みせて
構イマセンガ
交信相手ノ受信機ノ
周波数ヲ、教エテイタ
ダカナイト・・・
・・・・・・
っへ!?
・・・・・・
は???
何、それ?
いくら便利な道具でも
理解して使わないと
無意味ってわけか
とほほ・・・
いくら便利な道具でも
理解して使わないと
無意味ってことね
なんだかなぁ・・・
なんかさ、俺って
危ないことにばかり
首つっこんでさ
*n1に
コワイ思いばっかり
させちゃってるよな?
ごめんね
危ないことばかりで
迷惑かけて・・・
*n1に
コワイ思いばっかり
させてるね
・・・・・・
ゴメンな
主人失格かな?
・・・ねえ
ん?
あやまるのって・・・
おかしいよ・・・?
え?
おにいちゃんが
したいこと・・・
すれば、いいんだよ?
あたしは・・・
ついてくから・・・
おにいちゃんのこと
しんじてるから・・・
ついてくの・・・
なに?
失格じゃないよ・・・
あやまるのも・・・
おかしいよ・・・?
そう?
・・・うん
おねえちゃんが
したいこと・・・
すればいいんだよ?
あたしは・・・
ついてくから・・・
おねえちゃんのこと
しんじてるから・・・
ついてくの・・・
*n1・・・
ね・・・?
信頼してもらってる
だけのことは、できる
ようにならないとな
・・・がんばろう
しんじてる・・・か
そっか・・・
応えないとね
その気持ちに
おい、ニンゲン
どうして野盗の連中を
殺っちまわなかったん
だよ?
どうしてって・・・
いくらなんだって殺す
必要はないって思った
だけだよ
相変わらず乱暴ね
すすんで殺す必要は
ないのよ
けッ、なァに甘いコト
言ってやがる・・・
戦いってもんはなァ
殺すか殺されるかって
もんなんだ!
わかってんのか!?
それが、サプレス流の
戦い方か?
サプレスでは
そうだったんだね?
おうよッ!
降参した次の瞬間に
いきなり不意打ちする
ヤツだっているんだ
敵には確実にトドメを
さすのが・・・
*n1
あァ?
ひょっとして
俺のために忠告をして
くれてるのか?
心配してくれたの?
あたしのこと・・・
なッ!?
な、な、んなワケねえ
だろうがッ!?
なんでオレがニンゲン
ごときに・・・
でも・・・
まるっきり
忠告だよ、いまの
思いあがるなよな!
ニンゲン!!
テメエに死なれて
はぐれにされちまうと
困るってだけだッ
いいか!?
それだけのことなんだ
からなッ!?
はいはい
やれやれ・・・
せいぜい死なないように
気をつけるとするか
けっこう、かわいい
とこあるじゃない
気をつけなきゃね
はぐれにしない為にも
はあ・・・
疲れただろ
しょっぱなからこんな
大立ち回りになって
あ、いえ!
そんなことないですっ
僕なんか、ほとんど
戦いではお役に立て
なかったし・・・
それはいいっこなし
だぜ?
*n1が
戦いが苦手だってのは
よく知ってるし
代わりに、夕食作るの
がんばってくれたじゃ
ないか
フォルテさんもケイナ
さんも、おいしいって
褒めてたぜ?
疲れた?
あ、いえ!
そんなことないですっ
あたしは疲れたわよ
すこし・・・
素直でよろしい♪
あと、ありがとね?
そっそんな!
僕なんか、ほとんど
戦いではお役に立て
なかったし・・・
ううん、そんなこと
ないわよ
*n1が
戦いが苦手だってのは
はじめから知ってる
代わりに、夕食作るの
がんばってくれたじゃ
ない、おいしかった
えっ・・・
あたしだけじゃないわ
フォルテさんもケイナ
さんも、おいしいって
褒めてたわよ
そ、そうですかっ!?
よかったぁ・・・
*n1が
いれば、野宿をしても
食事の心配はしなくて
よさそうだな・・・
*n1が
いれば、野宿をしても
食事の心配はしなくて
よさそうね・・・
はいけい、マスター
おげんきですか?
とつぜんいなくなって
ごめんなさいですの
モナティはいま
*n0さんという
ひとのところにいますの
いろいろじじょうがあって
しばらくマスターのところには
かえれません・・・
ですので、こうして
てがみをかいて
マスターのところに
とどけてもらおうと
おもってます・・・
あれ、モナティ
さっそく手紙を書き
はじめたのか?
あらっ、モナティ
さっそく手紙を書き
はじめたの?
はやいわね
はいですの♪
でも、難しい字が
多くて・・・
わかんない字が
あったら、遠慮せずに
聞くんだぞ
わかんない字が
あったら、遠慮せずに
聞きなさい・・・
*n0さんは
やさしいひとですの
それに・・・
なんだかちょっとだけ
マスターににてるかも
しれません・・・
それでは、いったん
ペンをおきますです
また、おたよりします
だいすきなマスターへ
モナティより
   ・・・かしこ
へえ、見聞の旅ねぇ
ははは、まあホントの
ところは厄介払いって
追放されたみたいな
ものなんですけど
本当のところ
厄介払いにあって
追放されたような
ものなんです
まあまあ、そう自分を
卑下しなさんな
それに、旅での経験は
貴重だぜ?
普通の生活じゃ絶対に
味わえないことを体験
させてくれるしな
たとえば?
そうですか?
んー、そうだなぁ
一文無しになって野草
をあさってみたりとか
化け物に追われて必死
に逃げたりとか
うう、そういう経験は
ちょっと・・・
フォルテさん
それ本当・・・
・・・なーんてなっ♪
本気にすんなよ?
冗談だからさっ
あ、あのですねぇ!
冗談には聞こえない
ですよ
あははは、まあなんだ
とにかく旅ってのは
楽しいってことさ
すくなくとも、今まで
オレはそう感じてる
じゃなきゃ、冒険稼業
なんてできねえし
あんたらみたいな
ユカイな連中とだって
知り合えたワケだしな
あ、それは同意見かも
そうですね
いえてます、それ
だろっ?
お調子者だけど
どうも憎めないよな
この人って・・・
お調子者だけど
いい人、みたいね
この人・・・
悪かったわね
私たちにつきあって
こんな夜遅くまで
いえ、構いませんよ
残ることに決めたのは
俺たちなんだし
いいえ、構わないです
残ることに決めたのは
あたしたちなんだし
でも本当、貴方たちが
でも本当、貴女たちが
来てくれて助かったわ
連中をしょっぴくのも
私とアイツだけじゃ
絶対に無理だったもの
まったく、考えなし
なんだから・・・
ケイナさんは、ずっと
フォルテさんと一緒に
旅してるんですか?
あの
聞いていいですか?
何かしら?
ケイナさんは、ずっと
フォルテさんと一緒に
旅してるんですか?
ん・・・まあ、ね
ちょっとワケありで
一緒に旅をしているの
あんなお調子者だけど
一応、私の恩人だし
え?
恩人?
そ、恩人・・・
助けられる相手までは
選べないからね
どういう理由で
二人は一緒に旅することに
なったんだろう?
どんな理由で旅を
はじめたんだろう?

scn102

で、結局
ここに戻ってくること
になるわけか
で、結局
ここに戻ってくること
になるわけね・・・
仕方あるまい
宿代だって馬鹿になら
ないんだ
節約するに
こしたことはない
とはいえ・・・
さすがにそろそろ
文句のひとつも出て
きたようだな
お前たち!
なにをモタモタして
おるのだっ!?
あ、その・・・
あっ、やっぱり
うるさいのがきた
黙っておれば、いつま
でもブラブラしおって
派閥の任務をなんだと
思っている!?
お言葉ですが
我々はけして無為に
過ごしていたわけでは
ありません
野盗退治に関する顛末
は、昨晩きちんと報告
したはずです
それはお前たちが独断
でとった行動だ
任務がとどこおる理由
にはならん!
そもそも、冒険者など
という犯罪者まがいと
手を組むとは何事だ?
派閥の体面というもの
を考えろ!!
犯罪者って・・・
あの人たちは、そんな
人じゃありません!!
*n0!
・・・フン、まあいい
「成り上がり」のお前
に、体面の話をしても
意味があるまいて
・・・っ
むぅ・・・
それからこの部屋は、
近いうちに次の見習い
の居室にする予定だ
置いてある私物は処分
するからな
あははっ
いよいよ、本格的に
追放って感じだな?
うーん・・・
いよいよ、本格的に
追放って感じよね?
*n0・・・
大丈夫だよ、ネス
俺は平気だから
大丈夫よ、ネス
あたしは平気だから
平気って、テメエ
あそこまで好き放題
言われて、よく平気で
いられるなァ!
慣れちゃったからかな
どうってことないよ
いちいち気にしてたら
こっちの身が
持たないわよ
ふーん・・・
ま、テメエがそれで
いいんなら、オレにゃ
関係ねえけどよ
それより急ごうぜ
フォルテさんたちと
の待ち合わせの時間
そろそろだろ?
それより急ぎましょう
フォルテさんたちと
の待ち合わせの時間
そろそろでしょ?
かーっ、しかしまあ
どこにでもいるんだな
その手の陰険野郎は
ほんと!
なんか胸がムカムカ
してきちゃうわ
すいません・・・
せっかく食事おごって
もらったのに、こんな
話なんかしちゃって
ごめんなさい・・・
せっかく食事おごって
もらったのに、こんな
話しちゃって
ああ、気にすんなって
そんなことぐらいで気
を悪くしたりしねーよ
それにこいつの神経の
太さは筋金入りだ
消化が悪くなるなんて
心配はご無用さ
なぁんですってぇ!?
おぷすっ!
あはははっ
いちち・・・
しかし、お前さんたち
これからどうすんだ?
ファナンから街道沿い
に旅する予定です
これといってアテは
ないんですけどね
正直、いって・・・
これといってアテは
ないんです
ふーん・・・
なあ、もしよかったら
その前にオレたちの
用事につきあって
くれないか?
用事、ですか?
おいおい、コワイ顔は
かんべんしろよ
物騒な話じゃないんだ
レルムの村って
知ってるか?
ここから北に行った
小さな村なんだが
いえ、聞いたことない
ですけど・・・
ほら、フォルテ
あの話は、やっぱり
デタラメだったのよ?
んなことないって!
ちゃんと信用できる
ネタなんだし・・・
そのレルムって村に
なにかあるんですか?
ああ、そこにな
ケガでも病気でも奇跡
で治しちまう「聖女」
がいるらしいんだ
ええーっ!?
聞いたこと、ないか?
・・・一応、噂ならば
そーら見ろぉ!
本当、なんだ・・・
そうなのか、ネス?
そうなの、ネス?
あくまで噂だがな
真偽は定かじゃない
なぁに、行って確かめ
る価値はあるって
うまくすりゃ、お前の
記憶が取り戻せるん
だぜ?
うん・・・
記憶?
こいつはな
なんでか過去の記憶を
なくしちまってんだよ
え!?
へっ!?
山の中で倒れていたの
を、俺が見つけたんだ
がな・・・
自分の名がケイナって
こと以外は、思い出せ
ないんだとさ
そんなのって・・・
ケイナさん
やあねぇ、そんな深刻
な顔をしないでよ
普通に生活するぶんに
は困ってないし、ね?
つまり、貴方たちは
「聖女」の起こす奇跡
を頼って、彼女の記憶
を取り戻そうと?
ま、そーゆーこった
野盗とやりあったのも
治療に必要な寄付金を
稼ぐためってわけさ
なるほど・・・
そうなんだ・・・
アンタたち召喚師なら
奇跡とやらが本物かを
見極められるだろ?
同行してもらえれば、
助かるんだが・・・
どうだ?
どうしよう?
 わかりました
 そう言われても・・・
 ネスに相談しよう
わかりました
お、そうか!
無理しなくていいのよ
こっちの勝手なお願い
なんだから
いいんですよ
それに俺も奇跡って
のがどんなものか
見てみたいし
気にしないで
それにあたしも
奇跡ってのがどんな
ものか見てみたいし
タシカニ、興味ヲ
ソソラレル情報デスネ
本当ならすごいこと
ですよね、ご主人様っ
構わないだろ、ネス?
構わないよね、ネス?
まあ、よかろう
噂の真否をたしかめる
ことは、派閥としても
有益なことだしな
そう言われても・・・
なあ?
そうは言われても・・
ねぇ?
なぜ、僕に同意を求め
てくるんだ?
え、だって・・・
へっ、だって・・・
前にも言ったが
決めるのは君の意志だ
彼女のために同行する
のも、関係がないと先
を急ぐも、君の自由だ
うう、なにもそんな
トゲのある言い方しな
くたって・・・
むぅ、なにもそんな
トゲのある言い方しな
くたって・・・
いや、もういいんだ!
今のは忘れてくれ
へ?
たかが女一人の人生を
左右する程度の問題だ
アンタたちが気にする
価値なんてないさ
う・・・
む・・・
奇跡がデタラメだった
としても、金を取られ
るだけ。命まで取られ
るわけじゃあなし
うう・・・
むぅう・・・
一から出直したら
それですむよな・・・
一から、アテもなく
やり直せば・・・
フォルテの目・・・
かなしそう・・・
うにゅううぅ・・・
*n0さぁんっ
あーっ、もう
わかりましたよ!
わかりましたからぁ
その真綿で首を絞める
ような、イヤミはもう
やめてくださいっ!
あーっ、もう
わかったわよ!
わかりましたからぁ
その真綿で首を絞める
ような、イヤミはもう
やめてくださいっ!
あ、やっぱり
バレてた?
当たり前でしょ!?
まったく・・・
本当、無理しなくても
いいんだからね
私なら、大丈夫だから
うう、そんな顔をされ
ちゃうと、かえって
罪の意識が・・・
悩んでる、悩んでる
ヒヒヒ・・・
で、どうする?
どうするったって
ここで断れば、俺だけ
悪者じゃないか!?
どうするって言っても
ここで断れば、あたし
だけ悪者じゃない!?
まさにそのとおりだな
とほほ・・・
まあいいけどね・・・
どうしよう、ネス?
ネス、どうする?
前にも言ったが、
決めるのは君の意志だ
うう、それはわかって
るんだけど・・・
むう、それはわかって
るけど・・・
まあ、彼らの言うこと
に嘘はないようだし
僕が反対する理由は
ないと言っておこう
なら、引き受けようよ
奇跡がどんなものか、
俺、見てみたいし
なら、引き受けよっか
奇跡がどんなものか、
あたし、見てみたいし
あまり期待しないほう
がいいとは思うがな
よーし!
そうと決まれば
オレたちは今から
旅の仲間だ
かたっ苦しい
敬語とかは
やめにしようや
そうですね・・・
じゃなくて、そうだね
そうですね・・・
じゃなくて・・・
そうね
ふふふ
変に意識しなくても
ごく自然な話し方で
いいんだからね
そうですね
自然にいきましょう
それがいいですのっ
では、しばらくしてか
らまたここで合流する
ことにしましょう
んじゃ、後でな!
先輩たちが仕事してる
屋敷ってここかな?
先輩たちが仕事してる
屋敷ってここなんだ?
住所に間違いはないが
どうやら留守らしい
うーん、残念
出かける前に挨拶して
おきたかったのにな
うーん、残念
出かける前に挨拶して
おきたかったのに
フォルテたち、まだ
来てないみたいだな
もうすこししてから
また来よう・・・
フォルテたち、まだ
来てないみたいね
もうすこししてから
また来よう・・・
よぉ、どうだ
支度はすんだか?
どうしよう?
 まだです
 はい
慌てなくていいから
ゆっくり支度してきな
んじゃ、出発するか!
はぁ・・・
どうかしたの
こんなところでため息
なんかついて?
うん、ちょっとね
記憶が戻った後のこと
を考えてたの
ひょっとしたら
思い出さないほうが
いいのかなって
どうしてですか?
どうして?
もしもよ、思い出した
記憶が私にとって都合
の悪いことだったら
どうする?
!?
忘れていたほうがいい
つらいことがあったの
かも知れない・・・
ひょっとしたら
とんでもない悪人
だったのかも!?
なーんて、考えるとね
ため息も出ちゃうわけ
そうだよな、忘れてた
ほうがいいことだって
たしかにあるもんな
そうよね、忘れてた
ほうがいいことだって
たしかにあるもの
とはいえ、はっきり
させなくてもやっぱり
不安なのは同じだし
あーあ・・・
しってるよ
え・・・?
おねえちゃんはね
*n1と
おんなじ・・・
シルターンから
来たんだよ?
*n1
それ、本当か!?
*n1
それ、本当!?
・・・(こくん)
ほら・・・
似てるよね、着物?
たしかに、作りとかは
似てるけど・・・
シルターン・・・
どうしたのかしら
なんだか、その言葉
すごく気になるわ
これは、ひょっとして
当たってるのかも
しれないぞ?
これは、ひょっとして
当たってるのかも
しれないわね?
心配しなくていいよ
記憶が戻ったって
別に今までとなんにも
変わらないって
心配しなくていいよ
記憶が戻ったって
別に今までとなんにも
変わらないって
そうかしら・・・
すくなくともさ
フォルテはきっと
気にしないと思うなあ
すくなくともさ
フォルテはきっと
気にしないと思うけど
な・・・っ!
あ、もちろん
俺もそうだからね
あ、もちろん
あたしもね
・・・そうよね
なんだか、貴方に話を
なんだか、貴女に話を
したら、ちょっとだけ
楽になっちゃった
ありがとう
*n0
あれ、あそこにいる
女の子って?
・・・・・・
公園で、ご主人様と
ぶつかった子ですね
相変わらず地面ばかり
見て、あれじゃまた
ぶつかるぞ
相変わらず地面ばかり
見て、あれじゃまた
ぶつかるわよ
相変わらず地面ばかり
見て、あれじゃまた
ぶつかるぞ
相変わらず地面ばかり
見て、あれじゃまた
ぶつかるわよ
・・・はうっ!?
って、思ってた矢先に
いきなり・・・
いたたた・・・
お、オデコぉ・・・
うわ、痛そう・・・
ちょっと、君
だいじょうぶか?
ちょっと、貴女
だいじょうぶ?
・・・!?
あ、ちょっと!
・・・行っちゃった
なにも、逃げなくて
もいいだろうに
・・・行っちゃった
なにも、逃げなくて
もいいのに
ご主人様、あの子
ひょっとしてなにかを
探してたんじゃない
でしょうか・・・
探してた?
ええ、無意識にだと
思うんですけど
ない、ない、って
つぶやいていたのが
聞こえたんです
そうか・・・
 耳がいいんだなあ
 耳がいいのね
 探し物かあ・・・
耳がいいんだなあ
*n1は
耳がいいのね
*n1は
そんなことないですよ
メイトルパでは、これ
が普通なんです
見たり、聞いたり
かいだりすることで
周囲の様子をうかがう
ことは
自然の中で生きていく
ためには、どうしても
必要になることですし
なるほどなあ
こりゃ、うかつに
ないしょ話なんかは
できないな・・・
なるほどねぇ
こりゃ、うかつに
ないしょ話なんかは
できないわね・・・
どうかしましたか
ご主人様?
いや、なんでもない
なんでもないよ
あはははは・・・
いや、なんでもない
なんでもないのよ
あはははは・・・
???
探し物かあ・・・
あの様子だと、かなり
必死なんだろうな
でも、あんな調子じゃ
危ないよな。怪我とか
危ないわね。怪我とか
するかも知れないし
よし、次に見かけたら
注意してやるかな
よし、次に見かけたら
声をかけてあげよう
そうですね
ぜひ、そうしてあげて
ください
あれっ?あの屋台に
誰か来てるぞ・・・
あれっ?あの屋台に
誰か来てる・・・
あれ、なんでこんな
所に屋台があるんだろ
あ、誰か来てる・・・
こんにちは
どうもすいません
まだ開店の準備が
終わってないんですよ
あ、いえ
それはわかってるん
ですけど
いったい、なにを
売っている屋台なん
ですか?
ああ・・・
この屋台ではソバを
食べさせるんですよ
・・・ソバ?
シルターンの食べ物
なんですが、ご存じ
ありませんか?
そっか・・・
だから、お品書きが
シルターン文字で
書かれてたんだ
ちょっと待ってて
くださいね・・・
ひぃ、ふぅ、みぃ
・・・とおッ!
わっ!
手際がすごいぞ!?
わっ!なんだか
手際がすごい!?
これが、ソバですよ
食べてみてください
・・・・・・
・・・おいしい!
それはなによりです
今までこんな不思議な
味の食べ物、食べた
ことないですよ
今までこんな不思議な
味の食べ物、食べた
ことないわ
あ・・・
お金を払わないと
結構ですよ
その一杯はお近づきの
しるしということで
代わりといっては
なんですが、この屋台
「蕎麦処・あかなべ」
のことを
お知り合いにも紹介
していただけると
助かります
もちろんですよ
機会があったら、絶対
また食べに来ます
えーと・・・
ええ、もちろん
機会があったら、絶対
また食べに来ますし
えーと・・・
シオンと申します
あかなべの大将って
馴染みのお客さんには
呼ばれてますけどね
それじゃ、大将
ごちそうさまでした
はい、またのお越しを
お待ちしておりますよ
あーっ!?
ど、どうしたんだよ
モナティっ?
ど、どうしたのよ
モナティっ?
シオンさんですの!
モナティの知ってる
薬屋さんのシオンさん
ですのーっ!!
いえ、私は薬屋では
なくて、ソバの屋台の
大将ですが・・・
モナティですのっ!
ほら、忘れちゃったん
ですのーっ?
忘れるもなにも・・・
どこかでお会いした
ことありましたっけ?
うにゅうぅぅ・・・っ
人違いじゃないのか?
人違いじゃないの?
そんなことないですの
絶対、絶対ですのぉ!
あの、すいません
失礼ですけど、貴方の
お名前は?
あの、すいません
失礼ですけど、貴方の
お名前は?
シオンと申します
ほらほらほら~っ!
ですが、このお嬢さん
とは初対面です
・・・はえ!?
世の中には、そっくり
な人が三人はいると
言いますからねえ
ははは、面白い偶然
ですねえ
ははは、じゃない
ですのーっ!?
キツネさんみたいな
その目も、のんびり
したその喋り方も
モナティ、間違えっこ
ないですのっ
シオンさんですのーっ
いえいえ、別人ですよ
しかも初対面です
タヌキさんみたいな
丸顔のお嬢さん?
ふにゅうぅぅん・・・
ほら、いい加減にして
モナティ、行くぞ?
ほら、いい加減にして
モナティ、行くわよ
ご迷惑かけちゃって
すいませんでした
いいえ、それよりも
次はお客としてぜひ
おいでくださいね
「蕎麦処・あかなべ」
 をよろしく・・・
あかなべ・・・!
こら、モナティっ!
ふにゅにゅうぅっ
あれは、あれは絶対に
ワザとですのぉぉ!?
召喚獣ヲ動力トシテ
牽引スル鉄道・・・
ナルホド、コノ世界
ナラデハノモノデスネ
俺も実際に走っている
ところは見たことない
んだけどね
でもさ、ロレイラルの
鉄道は機械じかけで
すごく速いんだろう
あたしも実際に走って
るところは見たことが
ないんだけどね
でも、ロレイラルの
鉄道は機械じかけで
すごく速いんでしょう
エエ・・・
すごいよな
*n1は
乗ったことあるのか?
すごいわね
*n1は
乗ったことあるの?
イエ、でーたトシテハ
知ッテイハイマスガ
自分ハ戦闘機体トシテ
開発サレマシタノデ
ソレニ、ろれいらるノ
交通機関ハモウ、正常
ニ機能シテオリマセン
あ、そうか!
ロレイラルは戦争で
はいきょ同然になって
いるって、ネスが・・
・・・悪かった
あ、そうか!
ロレイラルは戦争で
はいきょ同然になって
いるって、ネスが・・
・・・悪かったわ
ナゼ、謝ルノデスカ?
失言ガアッタトハ思エ
マセン
いいんだ、とにかく
俺が謝りたいって
思ったんだから
ごめんな
*n1
いいのよ、とにかく
あたしが謝りたいって
思ったんだから
ごめんね
*n1
ハイ、了解イタシ
マシタ・・・?
なあ、この湖って
たしか、なんとかって
いう泉の水がたまって
できたんだよな?
ねえ、この湖って
たしか、なんとかって
いう泉の水がたまって
できたのよね?
「至源の泉」だ
・・・なんか、すごく
偉そうな名前だな
・・・なんか、すごく
偉そうな名前ね
君のその感想が適当な
ものだとは思えんが
その名にふさわしい
由来があるんだ
「エルゴの王」の伝説
は知っているな
リィンバウムを救った
英雄で、最強の召喚師
のことだろう?
リィンバウムを救った
英雄で、最強の召喚師
のことでしょう?
まあ・・・
間違いではないので
よしとしておこう
そのエルゴの王が
荒れ果てた大地を癒す
ために喚びだしたのが
至源の泉なんだよ
その水はあらゆる命に
活力を与える、不思議
な力をもっていたと
伝わっている
うわあ・・・
それってさ、今でも
効き目があるのかな?
へえ・・・
それってさ、今でも
効き目があるの?
さあな
本当かどうかまでは
知らんよ
なにしろ至源の泉には
聖王家に連なる者しか
近寄ることを許されて
いないんだからな
そっか・・・
だけど、こんなにも
大きな湖を見てると
なんだかさ
信じたくなるよなぁ
その伝説も
そっか・・・
だけど、こんなにも
大きな湖を見てると
なんだかさ
信じたくなるわね
その伝説も
・・・たしかにな
なんか、ずいぶんと
頼りない道だよな
坂とかもやたら多いし
なんか、ずいぶんと
頼りない道よねぇ
坂とかもやたら多いし
レルムの村は、林業や
狩猟で生計を立てて
いる小さな村だからな
荒れていて当然だ
村に続く道はどこでも
似たようなものよ
利用するのは村人だけ
街の人間が村に出かけ
る必要なんてないしね
そうなんだ?
そうなの?
ま、誰だってわざわざ
野盗や化け物に襲われ
たくはないからな
こうした山奥の道は
そういう連中が隠れる
のにうってつけだし
え!?
へっ!?
ご、ご主人様ぁ・・・
大丈夫だよ
*n1
大丈夫よ
*n1
・・・おにいちゃん
心配するなよ
大丈夫だってば
・・・たぶん
・・・おねえちゃん
そんなに強く
にぎらなくても
大丈夫
心配ないなーい!
こうして大勢で歩いて
いりゃ、大丈夫さ
自分より数の多い相手
にケンカを売るほど、
連中はバカじゃ・・・
・・・!
ま、まさか・・・
化け物っ!?
イイエ
化ケ物デハアリマセン
*n0
落ち着いてよく見ろ
え?
へっ?
人をいきなり化け物
呼ばわりとは、失礼な
小僧じゃな・・・
人をいきなり化け物
呼ばわりとは
失礼な・・・
ごめんなさい
つい、びっくりして
ふん、まあいいわい
その腰の物で斬りつけ
なかっただけマシじゃ
なあ、爺さん
アンタひょっとして
レルムの村の人かい?
ああ、そうじゃ
わしはレルムの村の
木こりじゃが・・・
そういうあんたらは
何者じゃ?
見たところ、行商人
とは思えんが
私たち、レルムの村に
いる聖女の噂を聞いて
来たんですけど
なんだ・・・
あんたらも、他の連中
と同じ目的か
村までは
まだ遠いのかい?
村は、この坂を越えた
向こうにあるわい
それじゃあな
今のじいさん
今のおじいさん
なんか、うんざりした
顔してたけど・・・
気のせいかな?
ひゅー・・・
・・・・・・
ひょっとして、ここに
いる人たちって・・・
み~~~~~んな
聖女の奇跡を頼ろうと
してる人たちなのか?
してる人たちなの?
ケッ!
奇跡、奇跡ってかぁ!
うーん、これじゃ日が
暮れたって、私たちに
順番は回ってきそうに
ないわね・・・
いや、それ以前に
どこが列の最後部かも
わからないぞ
なーに、そんなもの
適当に列ん中に混じっ
ちまえば・・・
ちょっとフォルテ!?
それはさすがに
まずいってば
そこの野郎っ!
なに勝手に列に割りこ
んでやがるんだ!!
うわっ!?
きゃっ!?
なんのためにわざわざ
列を作って並んでると
思ってんだよ・・・
あー、わりぃわりぃ
どこが列の最後尾だか
わかんなくてさぁ
はっ、どうだか・・・
最初っからドサクサで
列に入りこむつもり
だったんだろうが?
テメエらみたいな連中
がいやがるから
俺たちの苦労が絶え
ねえんだッ!
さあ、とっとと
この村から
出てきやがれ!!
ちょっと待ってくれよ
そりゃ、列を乱した
俺たちも悪いけど
出て行けってのは、
あんまりじゃないか
ちょっと待ってよ
そりゃ、順番を乱した
あたしたちも悪いけど
出て行けってのは、
あんまりじゃない?
そうよ! だいたい
なんの権利があって
貴方にそんな命令が
できるわけ!?
そうですの
そうですのーっ!
そっそんな言い方って
ないと思います!
そうだ、そうだー!
もっと言ってやれーっ
権利だァ?
はっ、権利ならあるさ
俺はこの村の自警団員
なんだからな
ほう? それにしては
ずいぶん礼儀がなって
ないようだがな
なにィ・・・?
喧嘩腰で物を言われず
とも、物の道理ぐらい
理解できるさ
むしろ君のその高圧的
な態度は、かえって
事態を悪化させている
としか思えないな
・・・テメエっ!!
そこまでだ!!
リューグ!
ちッ・・・
あ、あれっ!?
同じ顔が二人???
えっ、ええっ!?
おっ、同じ顔が二人?
ほー、双子とは
珍しいなあ
どんなことがあっても
お客さまに暴力をふる
うなと、あれほど言い
聞かせただろう?
口で言ってもわからん
奴らには、このほうが
早えんだよッ
リューグ!
はっ、やめたやめた!
テメエの説教なんて
まっぴらだッ
そうやって、一人で
偽善者ぶってろ・・・
バカ兄貴がッ!!
どうもすいません
弟のリューグが、失礼
なことをしてしまって
いえ、注意されるよう
なことをしちゃった俺
たちにも責任はあるし
いえ、注意されるよう
なことをしちゃった
あたしたちにも
責任はあるし
あんたのことよ
フォルテ?
ふんふふーん・・・♪
・・・こいつはっ!?
ぐほぉっ!?
売り言葉に買い言葉で
返してしまったことも
事実ですから
ここは、お互いさまと
しておきましょう
そう言ってもらえると
助かります
ところで、えっと?
ロッカです
レルムの村の自警団長
をさせてもらってます
ロッカさん
列の一番後ろってどこ
なんですか
列、ですか?
それなんですが、大変
もうしわけないんです
けど・・・
ここにいる人たちの後
にも、順番待ちの人が
まだ何十人も・・・
いいっ!?
あちゃあ・・・っ
本当にすいません
なにしろ聖女は一人
だけなので
しょーがないわな
ま、これだけ長い列が
できるってことは
効き目は確かってこと
だろうし
ちょっくら並ばせて
もらうとすっか
いくぞ、ケイナ
あ、待ってよ
フォルテってば!
それじゃ、俺たちは
どうする?
それじゃあ
あたしたちは
どうする?
あの、もし宜しければ
さっきの騒ぎの経緯を
聞かせてもらいたいん
ですが・・・
それなら、僕が行こう
あ、俺も・・・
じゃ、あたしも・・・
君がついてくると
かえって話がややこし
くなりかねん
まただよ・・・
むー・・・
決めつけてるしぃ
村の見学でもしてれば
いいだろう?
ついでに宿でも探して
おいてくれ
しばらくの間は、ここ
に滞在することになり
そうだからな
そう言われてもなぁ
そう言われてもねぇ
ニンゲン
どうすんだよ、おい?
どうしたら
いいって思う?
・・・あのな
しかたない
適当にぶらついてれば
なんとかなるさ
どうしよっか?
・・・あのな
しかたないわね
適当にぶらついてれば
なんとかなるでしょ
・・・どうするの?
んー、そうだなぁ
しかたない
適当にぶらついてれば
なんとかなるさ
んーっと、そうねぇ
しかたないって
適当にぶらついてれば
なにかあるわ
しかたない
適当にぶらついてれば
なんとかなるさ
しかたないって
適当にぶらついてれば
なにかあるわ
うーん、知らないうち
に森の中に入っちゃっ
たみたいだな
でも・・・
なんていうか、すごく
静かでいいところだな
ふわあぁ・・・
なんか、眠くなって
きちゃったぞ
ちょっと昼寝でもして
いこうかな
うーん、知らないうち
に森の中に入っちゃっ
たみたいね
でも・・・
なんていうか、すごく
静かでいいとこね
ふわあぁ・・・
なんか、眠くなって
きちゃった
考えてみれば、ずっと
歩きづめだったものね
ちょっと、休憩しても
いいよね?
ご主人様ぁ、ちゃんと
宿を探さないと・・・
ちょっとだけだよ
ちょっとだけよぉ?
ちょっとだけ・・・
いいのかなぁ
あーっ
*n0さん
サボリはよくないん
ですのーっ!
かたいことは
いいっこなしだよ
かたいことは
いいっこなしよ
むー、怒られても
モナティは知りません
ですよぉ・・・
あるじ殿、宿ノ確保ハ
ヨロシイノデスカ?
まあ、なんとかなるさ
たぶん
まあ、なんとかなるわ
たぶん
・・・・・・
・・・ん?
あわ、あわあわっ!
きゃあああっ!?
な、なんだぁ!?
へっ、なに!?
なんなの!?
ど、ど、どいて
くださあ~~いっ!?
頭上ヨリ落下物接近
緊急回避ヲ・・・
無理だってぇーっ!?
無理だってばーっ!?
なんだァ!?
あわわわっ!?
おんなのひと・・・
は、はぁっ!?
えっ!?
ごっ、ご主人様っ!
逃げてぇぇぇっ!!
あわわわっ!?
ぶ、ぶつかるです
のぉぉぉっ!?
あわわわっ!?
うわあっ!
きゃあっ!
なんでいきなり、木の
上から女の子が降って
くるんだ???
なんでいきなり、木の
上から女の子が降って
くるのよ???
いたた・・・
まあ、うまく受け止め
られたからよかったん
だけど・・・
大丈夫かい?
まあ、軽いから
あたしでも受け止めて
あげられたけど・・・
えっと、大丈夫?
あ、はい
大丈夫ですけど・・・
貴方のほうこそ
貴女のほうこそ
平気ですか?
ああ、平気さ
さすがにびっくりした
けどね
あたしは、平気
ちょっとびっくりした
けどね
ごめんなさい
うっかり足を滑らせ
ちゃったんです
それはいいけどさ
どうして、木になんか
登ってたの?
それはいいけど・・・
なんで、木の上に
登ってたの?
それは・・・
子猫
ニャー
あれ、あんなとこに
子猫がいるぞ?
あらら、あんなとこに
子猫がいるわね?
あの子、あそこから
下りられなくなってる
みたいなんです
なるほどね
でも、その格好で木に
登るのは、ちょっと
無茶じゃないかな
なるほど・・・
でも、その格好で木に
登るのは、ちょっと
無茶じゃない?
・・・見えちゃうわよ
あ・・・はい・・・
ちょっと待ってなよ
手伝ってあげる
少し待ってて
よっ、と・・・
よいしょっと・・・
子猫
フーッ!
おいおい、暴れるなよ
俺はお前を助け・・・
暴れないで・・・
今、助けてあげる
子猫
フギャアアアッ!!
うわあぁっ!!
きゃっ!!
だ、大丈夫ですか!?
いたたた・・・
あの子、しっかり自分
で下りられたみたい
ですね・・・
そだね・・・
あいたたっ!
大丈夫ですか!?
少しひっかかれ
ちゃったけどね
はい、このコも無事よ
子猫
ニャー
よかった、無事で・・
ありがとうございます
お安いご用よ?
って、あたた・・・っ
あ、じっとしてて!
そのまま・・・
あれ?
えっ?
痛くないから・・・
ほら、痛くない・・・
なんだろう、痛みが
引いていく・・・
うそっ、痛みが
ひいていく・・・
ふう・・・
もう、動いてもいい
ですよ?
君が治してくれたの?
貴女が治して
くれたの?
ええ、あたしの勘違い
のせいで、貴方に迷惑
のせいで、貴女に迷惑
かけちゃったんですし
アメルさまぁ~!
どこにいらっしゃるん
ですか~!?
あれ、もう休憩の時間
終わっちゃったのかな
アメルさま~っ!!
は~い!
それじゃ、あたし
行きますね?
あ・・・
ひょっとして・・・
あの子・・・
あ・・・
ひょっとして・・・
あの子・・・
あ、それから・・・
うわ!?
わっ!?
*n0さんは
いらない人なんかじゃ
ありませんよ
え?
へ?
もっと自信をもって
くださいね?
・・・・・・
なあ、*n1
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、*n1
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
ハイ、あるじ殿ハ
名乗ラレテイマセン
そう、だよな
なのに・・・
なんで、あの子は
俺の名前を・・・?
そう、よね
なのに・・・
なんで、あの子は
あたしの名前を?
なあ、*n1
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、*n1
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
そういや、そうだな
だよな?
だよね?
なあ、*n1
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、*n1
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
・・・(こくん)
なんで、あの子は
俺の名前を・・・?
なんで、あの子は
あたしの名前を?
なあ、*n1
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、*n1
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
はい、そうですね
ご主人様は名乗って
いないはずです
だよな?
なのに・・・
なんで、あの子は
俺の名前を・・・?
だよね?
なのに・・・
なんで、あの子は
あたしの名前を?
なあ、モナティ
俺、あの女の子に名前
教えてないよな?
ねぇ、モナティ
あたし、あの女の子に
名前教えてないよね?
はえ?
そうでしたっけ???
・・・・・・
うん、間違いない
教えてないはずだ
なのに・・・
なんで、あの子は
俺の名前を・・・?
うん、間違いない
教えてないはず
なのに・・・
なんで、あの子は
あたしの名前を?
もしかして・・・
あのアメルって女の子
が、聖女なのか!?
あのアメルって女の子
が、聖女なの!?
間違いあるまい
君が出会ったその子が
この村の聖女だな
やっぱり・・・
事情を話しがてら
ロッカから色々と話を
聞かせてもらったが
聖女の起こす奇跡とは
相手の心に触れること
によって、その苦しみ
を和らげてやり
精神的に癒すことで
肉体までも治癒させて
しまうものらしい
原理は不明だがな
はぁ、すごいですねぇ
ご主人様
うん、そうだよな
うん、そうよねぇ
さいこひーりんぐト
呼バレルESP現象
ニ酷似シテイマスネ
???
痛いの痛いの
とんでけーってこと
ですの?
うーん・・・
でも、たしかに
そんな感じだった気も
するなぁ・・・
でも、たしかに
そんな感じだった気も
するわね・・・
おそらく、君の傷を
治した時に、君の心を
読みとってしまった
んだろうな
不可抗力というものだ
あまり、気にするな
そうか・・・
だからあの子は、俺の
名前や悩んでることが
わかったんだ
そっか・・・
だからあの子は、
あたしの名前や悩みが
わかったのね
いやぁ、まいったぜ
並んだはいいが、列が
進まないのなんのって
あれ、二人とも列を
抜けて平気なの?
あら、二人とも列を
抜けて平気なの?
今日の面会はおしまい
この順番札を持って、
また明日並んで
くださいですって
とはいえ、明日のうち
に順番が回ってくるの
かもあやしいがな
そうですか
二人ともごめんね
まさか、こんな面倒な
ことになってるなんて
そんな、気にしないで
ケイナさんのせいじゃ
ないんだし
とりあえず、どこかで
落ち着こうや
先のことはそれから
考えりゃいい
*n0
宿のほうは確保できて
いるのか?
あ、あはは・・・
あっ、あはは・・・
すっかり忘れてた
やれやれ・・・
最初からあてにして
なくて正解だったな
ロッカに頼んで、僕の
ほうで泊めてくれる家
を紹介してもらってる
そこへ行こう
オマエ、信用ねーのな
・・・ほっとけ
・・・ほっといてよ
すいません
自警団のロッカさんの
紹介で宿を借して頂き
に参りました
ああ、聞いている
あ、さっき出会った
木こりのじいさん?
あら、さっき出会った
木こりのおじいさん?
なんだ、お前たちか
ははは、さっきは
どーも
ご迷惑おかけします
まあ、気にするな
困った時はお互いさま
じゃ・・・
わしの名は
アグラバインじゃ
村の者はみな、アグラ
爺さんと呼んどる
さあ、ぼけっと立っと
らんで中に入れ
へえ、意外と大きい家
なんだな・・・
へえ、意外と大きい家
なのね・・・
*n0
失礼だぞ
わし一人なら狭くても
構わんが、子供たちの
こともあるからな
子供たち?
あんたらにここを紹介
したロッカと、双子の
弟のリューグはな
両親を亡くして以来
ここで育ったんじゃよ
へえ、そうなのか
もっとも、近頃は
自警団の仕事に追われ
て、帰ってこんがな
聖女の奇跡が噂に
なったせいですか?
まあ、な・・・
たしかに、あれだけ
人が集まってしまうと
大変でしょうねぇ
聖女だの奇跡だの
祭りあげて、村の連中
は騒いどるようじゃが
連中が喜んどるのは、
そのおかげで村の収入
が増えたことにすぎん
わしは、そういうのは
好かん
そうだよな
聖女っていったって
不思議な力を使う以外
は、普通の女の子なん
だもんな・・・
すくなくとも、俺は
あの子と話していて
そう思ったし
そうよね
聖女っていったって
不思議な力を使う以外
は、普通の女の子なん
だもんね・・・
すくなくともあたしは
あの子と話していて
そう思ったわ
お前さん
アメルに会ったのか?
あ、はい
ええ、ちょっと・・・
あら、そうなの?
たまたまね
村外れにある森の中で
話をしたんだ
たまたまね
村外れにある森の中で
話をしたの
アメルは昔から、あの
森で遊ぶのが好きだっ
たからな・・・
元気そうじゃったか?
ええ、そりゃもう
昼寝していた俺の上に
木の上から落っこちて
きたんですから
ええ。だって、お昼寝
してたあたしの上に
木の上から落っこちて
きたんだもの
どーいう聖女だよ?
そうか・・・
フフッ、元気ならそれ
で充分じゃ
失礼ですが、貴方は
聖女となにか関係が
あるのですか?
・・・孫じゃよ
え?
へ?
アメルはわしの大切な
孫娘さ・・・
しっかし驚いたぜ
まさかあのじいさんが
聖女の身内とはなあ
聖女がその奇跡の力に
目覚めたのは、最近の
ことらしい
事故で怪我した子供を
必死になって介抱して
いるうちに、癒しの力
が発揮されたという
それまではごく普通の
村娘として、この家で
暮らしていたそうだ
ロッカやリューグたち
と、まるで本当の兄妹
のようにな・・・
なーるほど
とすれば、あの小僧の
露骨な敵意も、ちっと
は理解できるぜ
あのおじいさんにして
みれば複雑でしょうね
複雑って?
複雑?
だってそうでしょう?
奇跡の力に目覚めた
ばっかりに、お孫さん
と引き離されたのよ
顔もろくに見られない
のかもしれない
いつでも会えるのなら
*n0に
元気かどうかたずねた
りしないと思うもの
そっか・・・
おじいさん・・・
さみしそうだったね
・・・かわいそう
*n1・・・
離ればなれだなんて
かわいそうですの
うにゅうぅぅ・・・
二人とも、あまり深く
いれこまないことだ
僕たちはこの村の人間
ではない。横から口を
出すべきじゃない
そーだぜェ?
オマエにゃ関係ねェ
ことだろうがよ
けどっ!
でも、ネス!
気持ちはわかるがな
*n0
聖女本人が嫌がってる
わけじゃないんだろ?
納得をして今の状況を
受け入れてんなら
横からとやかく言うの
は、おせっかいだぜ
違うか?
それは、そうだけど
でも・・・
さあ、もう休もう
いつまでも起きている
と、明日がつらいぞ
*n0
ネスやフォルテの言う
ことが正しいんだって
のはわかる
*n0
大切なのは、あの子が
自分の境遇をどう思っ
てるかだし・・・
*n0
俺がもし、あの子の
立場ならどうだろう?
*n0
あんな風に、笑顔で
いられるだろうか?
*n0
あたしが仮にあの子の
立場ならどうだろう?
*n0
あんな風に、笑顔で
いられるかな?
*n0
・・・・・・・・・
なんだっ!?
えっ、なにっ!?
なんだ・・・
どうして村が燃えて
いるんだ!?
なに・・・
どうして村が燃えて
いるの!?
熱源ヲ無数ニ
感知、火災デス!
なんだって!?
火事って!?
くろいかげ・・・
いっぱい、いっぱい
*n1?
ちかづいてくる・・・
炎のなかから・・・
こわい、こわいよぅ!
おにいちゃんっ!
ちかづいてくる・・・
炎のなかから・・・
こわい、こわいよぅ!
おねえちゃんっ!
かっ、火事ですの!?
お水っ、お水はどこに
あるですのー???
ちょっと、モナティ
おちついて
ちょっと、モナティ
おちつきなさいって
ただの火事じゃないぜ
見ろ!!
た、助けてくれえっ!
・・・・・・
ぎゃああっ!!
なによ、あいつら
無抵抗の人たち相手に
なんてことをしてる
のよ!?
おうおう、こりゃあ
まさに、問答無用って
ヤツだなァ・・・
あ・・・・・・
みるなッ!!
見るんじゃない
*n1・・・
こんなこと、見る必要
なんてない・・・
見ないで
*n1・・・
こんなこと、見る必要
なんてないわ・・・
・・・(ぎゅっ)
あぁ、ひどい・・・
こんなの、こんなの
信じられない・・・
*n1
気をしっかりもて!
*n1
落ちつきなさい!
野盗か? いや、それ
にしては、動きが整然
としすぎてる・・・
冷静に分析してる場合
じゃないだろ、ネス!
・・・?
アグラじいさんは!?
冷静に分析してる場合
じゃないわよ、ネス!
・・・?
アグラおじいさんは?
家ん中にはいねーぞ
きっとアメルのところ
に行ったんだ・・・
きっとアメルのところ
に行ったのね・・・
*n0!?
あるじ殿、ドコヘ!?
放っておいたらみんな
殺される!!
放っておいたらみんな
殺されるわ!!
ひどい・・・
貴方がたは、どうして
こんなひどいことを
するんですかっ!?
・・・・・・
・・・お前が聖女か?
質問に答えてっ!
・・・・・・
連行しろ!
いやぁ!!
黒騎士団員
・・・うがっ!?
大丈夫か、アメル!?
アメル!大丈夫!
*n0・・・
さん・・・
女の子を力ずくでどう
こうしようって根性
気に入らねえなぁ
どういうつもりか
知らないけど、この子
は渡さないんだから!
・・・・・・
だんまりかよ?
ますます気にいらねえ
連中だな・・・
俺たちから離れないで
アメル!あたしから
離れないで!
は、はいっ!
いったい、なんなんだ
この連中は
いったい、なんなのよ
この連中!
わからん・・・
だが、そこにいる彼女
を狙っていることだけ
は間違いあるまい
アメル、無事か!?
リューグ・・・
お前たちが、この連中
からアメルを守って
くれたのか?
まあ、一応はな
そうか・・・
ねえ、リューグ
村の人たちは、みんな
はどこにいるの?
みんな、ちゃんと逃げ
られたんでしょう?
そうなんだよねっ!?
・・・・・・
うそ・・・
あいつら、一人残らず
殺しやがった
女も、子供も、病人で
さえもッ!
そんなっ!?
なんてことを・・・
なんてこと・・・
警告!前方ヨリ
接近スル者ガアリマス
くる・・・くるよ
つめたいかげが
こっちに、くる!!
???
ほう、こんなところに
隠れていたのか
・・・!!
???
ずいぶん手間がかかる
とは思ったが、まさか
冒険者ごときに遅れを
とっていたとはな
漆黒の仮面
こいつが親玉なのか?
漆黒の仮面
こいつが親玉なの?
???
無駄な抵抗はよせ
???
抵抗しなければ、苦痛
を感じる間もなく全て
を終わらせてやろう
ふ・・・
ふざけんじゃねェ!!
???
・・・・・・
リューグ
ぐああぁっ!
リューグ!?
なんて野郎だ・・・
片手で、あの小僧の斧
をはじきやがった!
ご、ご主人様ぁ・・・
りゅ、リューグさんが
リューグさんが!?
なにをしたのか全然
見えなかった・・・!
くそぉ・・・ッ
???
我々を邪魔する者には
等しく死の制裁が与え
られる
???
例外は、ない
うおおォォ~ッ!!
???
なに!?
アグラじいさんっ!
アグラおじいさんっ!
無茶だ!?
わしの家族を殺されて
たまるものか・・・
命の重みを知らぬ輩に
好きにさせてたまる
ものかァァァァッ!!
???
ぬう・・・!
みなさん、早く逃げて
ください!
ロッカ!?
あいつは僕たちがここ
で食い止めます
ですから・・・
アメルを!
その子を連れて逃げて
ください!!
あたしはいやですっ!
おじいさんたちを
置いて逃げるなんて
できません!!
聞き分けのないこと
言わないで!
貴女が逃げなくちゃ、
あの人たちのしたこと
全部が無駄になるって
わからないの!?
大丈夫だよ、アメル
ちょっとお別れする
だけだから
必ず迎えに行くから
先に行っててくれ
・・・こっちだ!
さあ、アメル!
アメル!
・・・行けえぇっ!!
ロッカ!リューグ!
おじいさぁぁん!!
走って、走って、走り続けた
理不尽な怒りを
やりきれない気持ちを
必死に振り払うようにして
どこをどう走ったのか
追っ手の影を振り切ったと
確信できた時には
俺たちはもう、その場から
動けぬほど疲労していた
襲撃者におびえながら
初めて過ごす夜
闇の中に身をひそめながら
俺は眠ることもできず
沈んでいく月を
ただ無言で見つめていた
自分の無力さ、ふがいなさを
思い知らされた夜だった
そんな思いを振り切るように
あたしたちは
ただ、ひたすらに走り続けた
追っ手の影を振り切ったと
確信した時・・・
あたしは、もう一歩も
動きたくなかった
疲れていたのは
あたしだけじゃなく
みんなもそうだった
襲撃者におびえながら
初めて過ごす夜
いっそ、闇に溶けこんで
しまえたら・・・
そう思いながら、沈む月を
ただ無言で見つめていた
やれやれ・・・
次から次へと厄介な
ことが続くな
この様子では、いつに
なったらファナンへ
たどり着けるのやら
あ、あのっ
ネス・・・
ねっ、ねえっ
ネス・・・
謝っても無意味だよ
*n0
結果は変わらない
うう・・・
僕に余計な気をつかう
ことなんか考えずに
黙って休んでおけ
え?
逃げる途中で倒れでも
したら、それこそ迷惑
の極みだからな
・・・うん
気をつかってくれてる
のは、ネスのほうだ
ありがとう・・・
気をつかってくれたのは
ネスの方ね・・・
ありがとう・・・
どうして・・・
こんなことに・・・
今はなにも考えちゃ
いけないよ、アメル
疲れた身体で考えて
も、よくないこと
しか浮かばないから
今はなにも考えちゃ
いけないわ、アメル
疲れた身体で考えて
も、よくないこと
しか浮かばないから
でも・・・っ
不安なのはわかる
でも、俺たちはロッカ
たちと約束したんだ
君を守るって・・・
リューグやじいさんは
そのためにあの場に
残ってくれた
・・・信じよう?
「迎えに行く」って
言葉を
そして、信じてくれ
俺たちが味方だって
ことを・・・
不安なのはわかる
けど、あたしはロッカ
たちと約束したのよ
あなたを守るって・・
リューグやおじいさん
はそのためにあの場に
残ってくれたのよ
・・・信じましょう?
「迎えに行く」って
言葉を
そして、信じて
あたしたちが味方
だってことを・・・
・・・うん
守らなくちゃこの子を・・・
じいさんたちとの約束を・・・
守らなくちゃこの子を・・・
おじいさんたちとの約束を・・・
あるじ殿、見張リハ
自分ニ任セテ、休息ヲ
トッテクダサイ
人間ニハ、疲労回復ノ
睡眠ガ必要デス
わかってるよ
だけど、どうしても
周りが気になって
わかってるわよ
だけど、どうしても
周りが気になって
あるじ殿
自分ノ任務ハ貴方ノ
自分ノ任務ハ貴女ノ
身ノ安全ヲ守ルコト
デスヨ?
ドウカ、自分ヲ信用
シテクダサイ
危険ガ迫レバ、必ズ
オ守リシマスノデ
うん、わかったよ
*n1
ちゃんと休むよ
ええ、わかったわ
*n1
ちゃんと休むわね
機械兵士は、睡眠を
とらなくても平気
なのかな・・・?
気にくわねェな
あの黒い鎧の連中
一方的に斬りまくり
やがって・・・
ああ、そうだな
なにも病人まで襲う
必要はないのに
ええ、そうよね
なにも病人まで襲う
必要はないのに
ケッ!俺が
言ってるのはそんな
ことじゃねェよ
あれだけ人を殺した
くせに、奴ら、感情を
ちっとも乱さねえ
たしかに、あいつらの
落ち着きぶりは不気味
だったな・・・
たしかに、あいつらの
落ち着きぶりは不気味
だったわね・・・
感情を露わにするのが
ニンゲンだろうが?
あれじゃ人形だぜ
ったく、本当に鎧の
中身は入ってんのかよ
人形か・・・
だから、あんなことが
できたのかも知れない
おにいちゃん・・・
おねえちゃん・・・
ん?
おじいさんたち、いつ
もどってくるの?
それは・・・
はやく、戻ってあげて
ほしいな・・・
だって、おねえちゃん
かわいそう・・・
きっとすぐに戻って
くるよ!
きっと・・・
・・・(こくん)
無事でいてくれよ
みんな・・・
無事でいてね
みんな・・・
ロッカさんたち
大丈夫でしょうか
ボク、心配で・・・
わからないよ、正直
でも、きっと大丈夫だ
ロッカが言ってたろ?
「迎えに行く」って
アメルに
彼は真面目だから
きっと約束は守るよ
だから、俺たちもそう
信じないとな
わからないよ、正直
でも、きっと大丈夫
ロッカが言ったでしょ
「迎えに行く」って
アメルに
彼は真面目だから
きっと約束は守るわ
だから、あたしたちも
そう信じないとね
そう、ですね・・・
信じてあげないと
いけませんよねっ?
ああ
ええっ
無事でいてくれよ
みんな・・・
無事でいてね
みんな・・・
マスター・・・
たいへんなことに
なってしまいましたの
めがさめたら
かじになってて
わるいひとたちが
あばれてたんですの
わるいひとたちは
せいじょのアメルさん
をつかまえようと
してたんですが
*n0さんたち
みんなのおかげで
ぶじににげられました
いまはモナティの
おとなりでねむって
ますの・・・
アメル、ようやく
眠れたみたいだな?
アメル、ようやく
眠れたみたいね?
*n0さん
きがついてましたの?
雰囲気でね・・・
でも、無理もないよ
雰囲気でね・・・
でも、無理もないわ
こぼしたなみだで
ぬれているアメルさんの
めもとはちょっぴりはれて
しまっていました
タオルでふいてあげて
いたら、なんだか
モナティもかなしく
なってきて・・・
にゅっく、ううっ
ご、ごめんなさいです
マスター・・・
ないてちゃ、おてがみ
かけないですよね
だ、だから・・・
きょうはここまで
つづきは、また・・・
ネスティが言っていた
ように、襲ってきた
連中、そこらの野盗
じゃねーな
剣さばきでわかるんだ
訓練でしみついた型が
はっきり見てとれたぜ
なるほど・・・
ま、それさえ気づけば
なんとかあしらえる
相手だったけどな
最後にやってきた
あの仮面の騎士も?
あいつは、ちと別格だ
一対一でやりあうには
厄介な相手だな
だから、無理に戦おう
なんて思うなよ
出くわしたら、すぐ
逃げちまえ
カッコつけて死ぬより
みっともなくても生き
延びようとすること
それが絶対に負けねえ
ための、戦いの秘訣さ
フォルテらしい秘訣だよな・・・
でも、正しいことかも知れない
フォルテらしい秘訣よね・・・
でも、正しいことかも知れない
眠れないの?
*n0
うん・・・
ええ・・・
気持ちはわかるけど
すこしでも休んだほう
がいいわ
でも、こうしていても
奴らがいつ襲ってくる
か、不安で・・・
あのね、*n0
これは、あそこで
グースカ寝てる人間が
言っていたことの受け
売りなんだけど
悪いことっていうのは
心配すればするほど
本当に起きやすくなる
ものなんだって
逆に居直っちゃえば
意外とあっけなく
過ぎていっちゃうの
そんなものかな?
そんなものなの?
そんなものよ
しっかりなさい?
一番不安なのは、貴方
一番不安なのは、貴女
じゃなくて、あの子よ
守ってあげなくちゃ
そのためには、貴方が
そのためには、貴女が
しっかりしないとね
うん・・・!
ええ・・・!
そうだな・・・
俺がしっかりしないと
そうよね・・・
しっかりしないと

scn103

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
ん・・・・・
もう、朝か・・・
んん~っ
やっぱりベッドだと
ぐっすり眠った気が
するなぁ
ん・・・・・
もう朝なのね・・・
んん~っ
久しぶりのベッドだと
ぐっすり眠れるわ
オハヨウゴザイマス
あるじ殿
おはよう
*n1
就寝カラ、オヨソ
12時間ガ経過シテ
オリマス
そっか、俺、そんな
に眠ってたんだ
えっ?あたしってば
そんなに眠ってたの
先日カラノ疲労ヲ
考エレバ、仕方ナイ
コトデショウ
よォ、起きたか
ニンゲン?
おはよう
*n1
おはよ
*n1
でけえイビキかいて
眠りやがって
昨日までの緊張感は
どこいったんだよ
ったく・・・
幸せそうに
眠りやがって
おめえには危機感
ってものがないのかよ
ったく・・・
そう言うなって
やっと安心して眠る
ことができたんだぜ
ケッ、どうだかな?
あらぁ
*n1も
高いびき上げてた
じゃない
んだとぉ!
ほらっ!*n1
朝ご飯食べに行くわよ
ケッ!
ん?なんだこの
不自然な布団の
もりあがりは
ん?なんなの
この不自然な
布団のもりあがりは
*n1!?
ん・・・
いつの間に、もぐり
こんできたんだ?
いつの間に、もぐり
こんできたのよ?
ふぁ・・・
おにいちゃん・・・
ふぁ・・・
おねえちゃん・・・
おはよう・・・
おはよう
だけど、どうして俺の
ベッドにいるんだい
*n1の
ベッドはあっちだろ?
おはよう
なんであたしの
ベッドにいるの
*n1の
ベッドはあっちよ?
・・・・・・
ひょっとして、また
こわくて眠れなかった
のか?
ひょっとして、また
こわくて眠れなかった
の?
・・・(こくん)
しょうがないなあ
しょうがないわね
ごめんなさい・・・
あんなことがあった
ばかりだから、無理も
ないとは思うけど
いいかい、これからは
ちゃんと一人で寝れる
ようにするんだよ?
あんなことがあった
ばかりだから、無理も
ないとは思うけど
いい、これからは
ちゃんと一人で寝れる
ようにするのよ?
・・・うん
おはようございます
ご主人様
ご飯の支度は、もう
できてますからね
ああ、ありがとう
すぐに行くよ
ええ、ありがとう
すぐに行くわ
でも、半日も眠って
らしたなんて、よほど
お疲れだったんですね
えっ?俺、そんなに
寝てたんだ?
えっ?あたし
そんなに寝てたの?
はい、それはもう
ぐっすりと・・・
うーん・・・
たしかに、これだけ
のんびりと眠ったのは
久しぶりかもなぁ
うーん・・・
たしかに、これだけ
のんびりと眠ったのは
久しぶりかもね
ふにゅぅぅっ!!
わっ!?モナティ
どうしたんだっ!?
きゃっ!?モナティ
どうしたのよ!?
・・・ルカさぁんっ
ダメですのぉ~っ
それふぁ、モナティ
のおかず・・・
ふにゅ・・・
寝言か・・・
しかし、毎度毎度
にぎやかなことだよな
寝言か・・・
しかし、毎度毎度
にぎやかよねぇ
くかー・・・っ
モナティ、起きろよ
ご飯食べに行くぞ?
モナティ、起きて
ご飯食べに行くわよ
んにゅ・・・
もうすこしぃ・・・
いいのか?
モナティのぶんまで
おかず食べちゃうぞ
いいの?
モナティのぶんまで
おかず食べちゃうよ
・・・ふぇ!?
だ、ダメですのっ!
モナティのおかず
とっちゃ・・・
じゃ、お先に!
ま、待ってください
ですのぉぉぉ・・・
あら、ようやく
起きてきたみたいね
おはようございます
おはよう
*n0
よぉ、先にメシに
させてもらってるぜ
みんなも起きたばかり
なのか?
みんなも起きたばかり
なんだ?
いや、僕たちはとっく
に食事はすませてる
起きたのは君が一番
最後なんだからな
あ、ははは・・・
あらら・・・
無理もないさ
あれだけ疲れ果てて
いたんだからな
ゆっくり休むことは
できたかい?
はい、おかげさまで
ぐっすりと
うん、それじゃ次は
しっかり食べて体力を
回復しなくちゃね
*n0さん
はい、どうぞ
ありがとう、アメル
それにしても
びっくりしたよ
いきなり君たちが
ここに転がりこんで
来た時にはね
泥まみれの
傷だらけって感じ
だったもんねぇ・・・
すいません
先輩たちの所しか
頼れる場所が思いつか
なくって・・・
あら、うれしいこと
言ってくれるじゃない
本当はご迷惑をかけた
くなかったんですが、
本部に戻るのもまずい
と思ったので
賢明な判断だと思うよ
派閥は無用の騒ぎを
嫌うからね。
仲間のことを考えれば
当然の選択だろう
・・・・・・
そういうあんたたちは
どうなんだい?
派閥の一員なら、立場
は同じだろ
ちょっと、フォルテ!
ところが、そうでも
なかったりしちゃう
のよねえ
今の私たちって、派閥
から罰を受けてる立場
なんだもん
え!?
どういうことですか?
前回の任務の時に
個人的な理由で命令に
逆らってしまってね
除名処分になるところ
を、今回の任務につく
ことで、特別に許して
もらったのさ
へー! あんたたち
見かけによらず、やる
もんだなあ
信じられません
先輩ほど真面目な方が
命令違反なんて・・・
そうですよ
ミモザ先輩だけなら
わか・・・ひゃ!?
お口は災いの元よぉ
ボクー?
お口は災いの元よぉ
いひゃいれふっ
へんふぁ~い!?
いひゃいれふ
へんふぁい
ひゃひゃひゃひゃ!
なんてツラだよ
こりゃイイや
ひゃらってあいで
ひゃふけろぉぉ!?
ひゃひゃひゃひゃ!
なんてツラだよ
こりゃイイや
ひゃらってあいで
ひゃふへなふぁいひょ
いひゃいれふっ
へんふぁ~い!?
いひゃいれふ
へんふぁい
あっ、あのですね
ミモザさんっ
なぁに
*n1くん
そろそろご主人様の
こと、許してあげて
くれませんか・・・
ひょうひょう!
ひょうひょう
いい子ねえ、キミは
でも、まだダ~メ
ちゃんと謝るまでは
こ・の・ま・ま
いひゃい、いひゃい!
ふいまへぇぇん!!
まったく・・・
なにをやってるんだか
やれやれ・・・
でも、それなら余計に
私たちがいるとご迷惑
なんじゃ・・・
いいって、いいって
可愛い後輩クンたちを
守ってくれたんだもの
これぐらいの面倒は
見させてよね
とにかく今は、疲れた
身体を万全にすること
が第一だよ
それから先のことは
改めて考えればいい
ありがたく、お言葉に
甘えさせてもらうぜ
ギブソンの旦那
お世話になります
すいません・・・
元気なかったよな
アメル・・・
無理もないか
あれだけのことが
あったんだから
ちょっと、様子を見て
こようかな?
元気なかったわね
アメル・・・
無理もないかぁ
あれだけのことが
あったんだから
少し、様子を見て
こようかな?
考えてみたら、俺たち
はもう出発したことに
なってるんだっけ
あんまりウロウロして
見つかったらまずいな
うん・・・
考えてみたら、あたし
たちはもう出発したこ
とになってるんだっけ
あんまりウロウロして
見つかったらまずいわ
ね・・・
こうやって街の人混み
をながめてると・・・
なんだかレルムの村で
起きた出来事が、悪い
夢だったような気が
してくるなあ
こうやって街の人混み
をながめてると・・・
なんだかレルムの村で
起きた出来事が、悪い
夢だったような気が
してくるわね
・・・ん?
・・・・・・
あの人、さっきから
やたらと周りを気に
してるみたいだけど
どうしたのかな?
おっ、向こうから
誰か近づいてきたぞ
あの人、さっきから
やたらと周りを気に
してるみたいだけど
どうしたのかな?
あっ、向こうから
誰か近づいてきた
・・・・・・
・・・わかった
そこまで案内を頼もう
なんか、命令慣れして
るって感じだったよな
今の人・・・
騎士団の関係者とか
なのかもな・・・
なんか、命令慣れして
るって感じだったわね
今の人・・・
騎士団の関係者とか
なのかなぁ・・・
ありゃ、またあの子だ
あらら、またあの子だ
どうしよう・・・
ここにも、やっぱり
見つからない・・・
ぐすっ・・・
探し物かい?
探し物?
!?
おいおい、そんなに
コワイ顔するなよ
別に俺は・・・
そんなにコワイ顔
しないでよ
別にあたしは・・・
近寄らないでよ!
無礼者っ!!
・・・は?
どうせあの女の指図で
ワタシを捕まえに
きたんでしょ?
ミニス
おあいにくさまっ!
誰が捕まったりする
もんですか!!
おい、待てよ!?
そんな勢いで走ったり
したら・・・
ちょっと、待って?
そんな勢いで走ったり
したら・・・
・・・きゃっ!?
う、うう・・・?
ふう・・・
ギリギリだけど
救出成功・・・
あ・・・
このあたりは工事の
途中だから、道が
でこぼこしてるんだよ
走ったりしたら
危ないよ?
このあたりは工事の
途中だから、道が
でこぼこしてるのよ
走ったりしたら
危ないわよ?
手・・・
ん?
わかったからっ!
手、離してっ
あ、ゴメン・・・
・・・・・・
なにを探してるのかは
知らないけど
ちゃんと周りも見て
いないと危ないぜ
転んだり、ぶつかった
りするから
なにを探してるのかは
知らないけど
ちゃんと周りも見て
いないと危ないわよ
転んだり、ぶつかった
りするから
もしかして・・・
アナタ、公園でワタシ
とぶつかった人?
そうだよ
また同じことをしてる
から声をかけたんだ
そうよ
また同じことをしてる
から声をかけたのよ
・・・すいません
まあ、それだけ大事な
ものを探してるって
ことなんだろうけど
どうする?
 なにを探してるのかな?
 探すの手伝おうか?
いったい、なにを
探してるんだい?
いったい、なにを
探してるの?
あ、アナタには関係
ないでしょっ!?
・・・・・・
こりゃ、よほど警戒
されてるなあ・・・
こりゃ、よほど警戒
されてるわね・・・
よかったら、俺も探す
の手伝おうか?
よかったら、あたしも
探すの手伝おうか?
結構ですっ!!
・・・・・・
あ、あの・・・っ
見つけにくいもの
なので・・・
う、うん
なら、いいんだけど
えっ、ええ
なら、いいんだけど
・・・・・
助けてくれて、どうも
ありがとう
それじゃ・・・
なんだかあの子
無理に強がって、大人
ぶってたけど・・・
なんか、心配だなあ
なんか、心配ね
用事はすんだのかい?
はぁい、アメル
用事はすんだ?
あ・・・
無理に笑おうとしなく
たっていいんだよ
君が一番不安だって
ことは、みんな、よく
わかってるんだから
ほらほら、あなたの
わるいくせよ、それ
えっ・・・
こんなときぐらい
無理して笑わなくても
いいのよ
あなたが一番不安
だってことは、みんな
よくわかってるわ
・・・・・・
アグラじいさんたちの
ことが心配なんだろ?
心配なんでしょう?
みんなのことが
それも、あります
だけど、あたしが一番
心配なのは別のこと
なんです
別のこと?
別?
あの黒い兵士たちは
あたしを連れ去ろうと
してやってきました
村に火を放って、大勢
の人を殺して・・・
あたしを連れて行く
ためだけに、あんな
ひどいことをしたん
です!
・・・・・・
なのに、あたしは
こうしてここにいる
あたしのせいでみんな
ひどい目にあったのに
あたしは・・・
なんて言おう?
 君のせいじゃない
 俺たちが心配なの?
 みんなのおかげだね
 あなたは悪くない
 心配してくれてるの?
 みんなのおかげだね
君のせいじゃない
悪いのはあいつらだよ
あなたは悪くない
悪いのはあいつらよ!
でも!
君を連れ去るだけなら
他にもやり方はあった
はずだよ
だけど、あいつらは
わざわざあんな手段を
選んだんだ・・・
君のせいじゃないよ
あなたを連れ去る方法
なら他にもやり方は
あったはずよ
だけど、あいつらは
わざわざあんな手段を
選んだ・・・
あなたのせいじゃない
俺たちが心配なの?
あたしたちが
心配なの?
・・・・・・
俺たちを、これ以上
巻き込みたくないって
思ってるんだね
あたしたちをこれ以上
巻き込みたくないって
思ってるのね
あたしの・・・
あたしのせいで迷惑を
かけたくないんです!
あたしをかばって
誰かが傷つくのはもう
いや・・・!
それぐらいなら・・・
あいつらの所に行く
なんて言わせないぜ
言っちゃダメよ!
その先は言わないで!
・・・!
わかってるはずだよね
そんなことをしたら
君を逃がしてくれた
じいさんたちの気持ち
が無駄になるって
わかってるはずよ
そんなことをしたら
あなたを逃がした
みんなの気持ちが
無駄になる・・・
わかってます
でも・・・
あたし、つらい・・・
つらいんです
なにもできない自分が
つらいんです・・・
みんなのおかげだね
君のおじいさんや
ロッカやリューグの
みんなのおかげよね
君のおじいさんや
ロッカやリューグの
・・・・・・
無駄にしちゃいけない
この子を逃がすために
あの場に残ってくれた
じいさんたちの気持ち
を・・・
無駄にしないで
あなたを逃がすために
あの場に残ってくれた
みんなの気持ちを
君がどう思っているか
はわからないけど
俺は君を助けたことを
後悔なんかしてない
ネスやみんなも、多分
同じ気持ちのはずだ
君のことは、俺たちが
守ってみせる
だから負けちゃダメだ
あんな奴らに!
あなたがどう思って
いるのか、
わからないけど
あたしはあなたを
助けたことを後悔
しない
でも・・・
みんなもそう・・・
多少なしくずし
だったけどね
でも、後悔はしない
みんなもしてないよ
きっとね・・・
あなたのことは、
あたしたちが
守ってあげる
だから、自分を信じて
弱い心に負けないで!
*n0さん・・
さあ、帰ろう?
帰ろう?
みんなが待ってるわ
・・・は、はいっ
あれ、フォルテ
どこかに出かけるの?
あら、フォルテ
どこかに出かけるの?
おお、ちょっと
そこらへんをぶらぶら
してくるわ
ほれ、前に来た時は
あいつの治療費稼ぎで
頭がいっぱいでな
ろくに観光して
ねーんだよ、これがな
あ、でもそれなら
ケイナさんと一緒に
行けば・・・
あら、でもそれなら
ケイナさんと一緒に
行けば・・・
わかってねーなあ
*n0
うるさいやつが一緒
じゃ、ハメを外せねえ
だろうがよ?
あははは・・・
あははは・・・
さいわい、あいつは
ミモザのねーちゃんと
おしゃべりに夢中だ
絶好の機会だろぉ?
同意を求められても
なあ・・・
同意を求められても
こまる・・・
ま、お前もそのうち
連れてってやるからよ
は、はあ・・・
なあおい!
オレも連れてけよ!
こら、*n1
お前はまだ子供だろ
こら、*n1
君はまだ子供なんだ
から・・・
ケッ!
ニンゲンの基準で
考えるんじゃねェよ?
こう見えてもな
オレはテメエの何十倍
も長く生きてんだ
えっ!?
へえ・・・
ってワケだからよ
さあ、連れてけ!!
・・・却下
!?
お子さま連れじゃあ
気楽に楽しめん
だから、却下
だからッ、オレは
ガキじゃ・・・
歳じゃなくて
み・た・め!
そんじゃーなっ♪
テメエっ!
待ちやがれぇぇ!!
あきらめるんだな?
*n1
あきらめなさい?
*n1
ちくしょー・・・
オレも連れていき
やがれぇぇぇ!!
入るよ、アメル
アメル、入るわね
あ・・・
*n0さん
あたしに、なにかご用
ですか?
いや、大したことじゃ
ないんだけどさ
元気なさそうだった
から、ちょっと様子を
見にきたんだよ
うん、大したことじゃ
ないんだけど
元気なさそうだった
から、ちょっと様子を
見にきたの
え?
そんなことないですよ
ほらっ、ぜんぜん元気
ですよっ♪
・・・
あはは、
あたしちょっと
用事を思い出したので
じゃあ、またあとで!
あ・・・
あら・・・
どう見ても、無理して
笑ってたよな。今のは
どう見ても、無理して
笑ってたわね
気をつかわなくたって
いいのに・・・
やあ、*n0
私になにか用かい?
あれ? モナティも
ここにいたのか
あら? モナティも
ここにいたの
えへへ、だって
ギブソンさんたちと
会うのって久しぶり
なんですの・・・
こっちに戻ってから
そろそろ季節も
ひと巡りするからね
そう言えば、モナティ
と先輩たちって
どういう知り合い
なんですか?
前の任務で、私たちが
最後に訪れた街が
サイジェントなんだよ
そこで世話になった
人たちの中にいたのが
彼女の・・・
マスターですのっ
なるほど・・・って
あれ? すると
サイジェントの街って
もしかして・・・
やっと気がついた
みたいだね?
「無色の派閥の乱」が
 起こった場所!?
そのとおりだよ
あの時、私たちを助け
てくれたのが、彼女の
マスターなのさ
もちろん、彼女も
がんばってくれたよ
へえ・・・・
えっへん、ですの♪
じゃあ、モナティの
マスターって人は
かなりすごい召喚師
なんですね・・・
それはそうですの
だって、マスターは
エルゴの・・・
こら、モナティ?
う、うにゅにゅっ!
そーでした
ナイショでしたの
ナイショって・・・
あまりくわしいことは
話せないんだよ
その人からの頼みでね
そうでなくても
派閥の幹部たちは
あの一件には過敏に
なっているから
うう、そう言われると
余計に気になるなあ
うう、そう言われると
余計に気になるわね
あわてなくたって
きっとすぐに会える
ですの!
モナティが帰る時に
*n0さんの
ことは、マスターに
紹介しますです
ああ、そっか
そうだったよな
ああ、そっか
そうだったわね
ふふふ、きっと
びっくりするはずだよ
???
いえ、用事というほど
のものじゃないんです
けど・・・
先輩が任務の旅で
西に行った時のことを
聞きたいなって思って
「無色の派閥の乱」
 のことか・・・
ええ、なにか参考に
なればと思って
しかし、あれは普通の
旅じゃなかったからな
宝玉を盗んだ犯人の
足取りを地道に追って
いく作業の連続でね
とにかく大変だった
敵の刺客にも、何度か
襲われたよ
でも、最後には任務を
達成したんでしょう?
派閥の記録では
そうなっているがね
実際は、違うんだよ
え!?
宝玉は奪還できずに
犯人たちはその力で
大きな災厄を呼び
こもうとしたんだ
私たちはそれを
食い止めることで
なんとか事件を終息
させただけだよ
旅先で出会った
たくさんの人たちに
助けられてね・・・
そうだったんですか
その人たちって
きっと、すごく立派で
強いんでしょうねえ
ふふふ・・・
なんで、笑うんです?
いや、別に・・・
ねえ、先輩
もっとくわしく話を
聞かせてくださいよ?
ああ、そのうちにね
約束ですよ?
あら、いらっしゃい
*n0
あ、邪魔しちゃった
かな?
あ、邪魔しちゃった?
ううん、そんなこと
ないわよ
彼女のね、記憶の
ことについて話して
たのよ
そういえば、いろいろ
あって忘れてたけど
ケイナは記憶喪失を
治すために、アメルの
奇跡を頼るつもり
だったっけ・・・
あんなことがあった
ばかりだから、アメル
にお願いするのも気が
引けちゃってね
彼女にお願いする前に
ミモザさんに相談して
たのよ
貴方たち二人の先輩
貴女たち二人の先輩
なんだから、色々な
ことにくわしいと
思って
ふふふ、まぁね
選択肢、思いっきり
間違えているような
気がするけど・・・
なにか言いたそうね?
*n0
べ、別にっ!
ほら、女同士じゃない
と色々と相談しにくい
こともあるのよ
それで、なにか
わかったんですか?
それで、なにか
わかったんですか?
彼女は、おそらく
シルターンに縁のある
人間よ
*n1ちゃんが
前に言ってたこと
当たってたみたいなの
へえ・・・
彼女の着ている服ね
これがシルターンの
着物ってものなの
でも、服なんて
買おうと思えば
ふふーん
それが、違うんだなあ
彼女の服って
シルターンでも特別な
衣装なのよ
たしか、選ばれた乙女
しか着れないだとか
なんだとか・・・
とにかく、これと似た
格好をした知り合いが
そう言ってたのよ
へえ・・・
選ばれたって言われて
も、なんか私はピンと
こないんだけど・・・
あの子がいてくれたら
もっと色々とわかるん
だろうけど
来てもらえないん
ですか?
うん、なにせほら
知りあったのが、前の
任務の途中だったから
あれから旅に出たって
聞いたし、ちょっと
難しいわねえ
うーん・・・
でも、これだけ
わかっただけでも充分
助かったもの
ミモザさんも
*n0も
そんなに
気にしないでね?
あ・・・
ひなたぼっこかい?
*n1
ひなたぼっこ?
*n1
・・・(こくん)
ここは日当たりも
よくて、気持ちがいい
もんな
・・・ふあぁぁっ
ここは日当たりも
よくて、気持ちがいい
もんね
・・・ふあぁぁっ
おっきな・・・
あくび・・・
ねむいの?
ははは、たっぷり寝た
つもりなんだけどな
ははは、たっぷり寝た
つもりなんだけどね
*n1もね
おひるね、すきだよ
そうなのか?
そうなの?
うん・・・
龍神さまのおやしろの
おっきな、イチョウの
木の下でね・・・
よく晴れた日に
まるまってねるのが
すき・・・
ああ、わかるわかる
そういうのってすごく
気持ちいいもんな
ああ、わかるわかる
そういうのってすごく
気持ちいいもんね
うん・・・
*n1
こんなところで
なにしてるんだ?
*n1
こんなところで
なにしてるの?
ココニハ様々ナ蔵書ガ
アルト聞イタノデ
りぃんばうむニツイテ
ノ基本知識ヲ
らいぶらりニでーたト
シテ蓄積シテオコウカ
ト思イマシテ・・・
勉強してたわけか
勉強してたわけね
大陸ノ地理的情報ハ
記録シマシタ
続イテ、都市国家ゴト
ノ特色ト、政治的立場
ヲ入力シマス・・・
そんなにいっぺんに
覚えるなんて、いくら
なんで・・・もっ!?
94BD90B989
A48D9182CC
8B7D90E696
4E
8366834F83
8C8341
め、めちゃくちゃ
すごい速さで読んでる
あわわ・・・
・・・入力完了
でーた分類ト比較ヲ
開始シマス・・・
さすが機械兵士
ちょっと、うらやま
しいかも・・・
フンフン、フフーン♪
ずいぶんとご機嫌だな
*n1
ずいぶんとご機嫌ね
*n1
あ、ご主人様っ
*n1は
真面目だよなぁ
自分からすすんで庭の
掃除を始めるなんて
俺にはとても真似でき
そうにないもんな
*n1は
真面目よねぇ
自分からすすんで庭の
掃除を始めるなんて
あたしにはとても真似
できそうにないもの
そんな・・・
ボクはただ、自分に
できることで
かくまってくださった
ギブソンさんたちに
お礼をしなくちゃって
思っただけですよ
そういうところが
真面目なんだよ、うん
そういうところが
真面目なのよ、うん
はあ・・・
そうなんでしょうか?
*n0
ちょうどよかった
君に用事だ
俺に用事?
あたしに用事?
君を案内しておきたい
場所があるんだ
ついて来てくれ
どうする?
 うん、わかった
 ちょっと今は・・・
うん、わかった
ちょっと今は・・・
そんなこと言って
外に出かけようとして
いたじゃないか
逃げようたってそうは
いかないぞ
これから先、君に必要
になることなんだ
あ、ちょっと
ネスってば・・・!?
案内したい場所って
ここ、派閥の本部じゃ
ないか・・・
案内したい場所って
ここ、派閥の本部じゃ
ない・・・
*n0
そっちの本館じゃない
用があるのは別館だ
???
へっ?
君は見るのが初めてだ
ろうが、ここは召喚術
の作成を代行している
施設だよ
作成の代行?
知ってのとおり
召喚術を扱うためには
属性ごとに適性が必要
になってくる
才能次第では、複数の
属性の召喚術を使える
ようになる者もいるが
普通は一属性のみだ
俺もネスも、まだ
ひとつの属性だけしか
扱えないもんな
あたしもネスも、まだ
ひとつの属性だけしか
扱えないけどね
だが、場合によっては
異なる属性の召喚術が
必要になることもある
そんな時のために
この施設があるんだ
任意のサモナイト石と
品物を用意し、手数料
を払うことによって
自分では誓約できない
他属性の召喚術を
代わりに作成して
くれるんだよ
へえ・・・!?
ただし、派閥の一員で
なければ利用すること
はできないがな
それって、やっぱり
外道召喚師なんかが
悪用しないため?
それって、やっぱり
外道召喚師なんかが
悪用しないためなの?
それだけじゃないぞ?
誓約済みの召喚術は
一般人にだって
扱うことができる
なにも知らない彼らが
偶然、召喚術を発動
させたら・・・
昔の俺みたいに
暴発させてしまうかも
しれないってことか
昔のあたしみたいに
暴発させてしまうかも
しれない・・・か
言うまでもないとは
思うが、くれぐれも
気をつけてくれ
うん・・・
こんな便利な場所が
あるなら、最初っから
教えてくれよなぁ
うん、わかった
でもさあ?
こんな便利な場所が
あるなら、最初っから
教えてほしかったな
そんなことをしたら
君は自分で勉強しなく
なるだろう?
う・・・
ぐ・・・
いいか? ここは
けして、楽するための
場所じゃないんだ
自分で作成できる術は
自力で誓約するのが
召喚師の常識だろう?
そうでなくても
ここの担当者はみんな
多忙になりがちなんだ
状況によっては
受けつけてくれない
場合もあるんだからな
はぁい・・・
はいはい・・・
わかってまぁーす
本当ならずっと黙って
いるつもりだったが
場合が場合だ
あの黒い兵士たちと
戦うには、手持ちの術
だけじゃ心もとないと
思ったからな
なるほど・・・
たしかに・・・
誰もいない、か
ということは・・・
つまみ食いをするなら
今が絶好の機会って
ことだな♪
たしか、先輩が
とっておいたケーキが
このあたりに・・・
誰もいない、わね
ってことは・・・
つまみ食いをするなら
今が絶好の機会って
ことよねー♪
たしか、先輩が
とっておいたケーキが
このあたりに・・・
ワンッ!ワンッ!!
うわわわっ!?
な、なんなんだよ?
いったい・・・
うひゃあっ!?
な、なんなのよぉ?
いったい・・・
ワンッ!ワンッ!!
こーらっ!
こらっ、静かになさい
ワンワンッ!・・・
まったく・・・
しかし、なんで
あんなにほえて
たんだろ?
まったく・・・
しかし、なんで
あんなにほえて
たのかな?
子猫
にー・・・
子猫・・・?
ひょっとして、あの犬
このチビすけを
追いかけてきたのか
ありゃ・・・?
ははあ、あの犬
このおチビさんを
追いかけてたのね
子猫
にー・・・
ほら?
もう平気だからさ
こっちに来いよ
ほら?
もう平気だからさ
こっちにおいで
子猫
ぴちゃ、ぴちゃ
どうだ、うまいか?
どう、おいしい?
子猫
にー♪
よかった・・・
へばってただけで
ケガはないみたいだ
それだけがっついて
ミルクが飲めるなら
平気だな?
よかった・・・
おびえてただけで
ケガはないみたい
ふふふ・・・
ほらほら、ミルクが
こぼれてるわよ?
子猫
にゃー、にゃー!
ん? どうしたんだ
袖を引っ張ったりして
もしかして、俺に
ついて来いって
いってるのか?
ん? どうしたの
袖を引っ張ったりして
もしかして、あたしに
ついて来いって
いってるの?
子猫
にゃー!
あれ、ケイナだ?
あれ、ケイナさん?
どうしたんでしょう
なんだか、慌てている
みたいですけど
ちょっと二人とも
急いでお屋敷に戻って
どうしたんだよ
いったい?
どうしたのよ
いったい?
いいから早くっ!
心配をかけたようだね
アメル?
よぉ・・・
ロッカ、リューグ!?
よかった・・・
二人とも、無事だった
のね?
本当だよ
でも、二人ともよく
ここがわかったな
本当
でも、二人ともよく
ここがわかったわね
再開発区のあたりを
うろついてたら、偶然
出くわしたんだよ
見つけた時は、オレら
以上に、ひでえ格好に
なってたんだぜ
うるせえな
なりふり構ってなんか
いられるかよ
正論だな
でも、本当にご無事で
よかったです・・・
外見ハトモカク
外傷ガ少ナカッタノガ
ナニヨリデス
でも、よくあの連中
から逃げられたわね
運が良かったんです
風向きが変わって、火
があいつらに向かって
くれたから
その隙をついて
逃げられたんです
はっ! てめえらで
放った炎にまかれて
りゃ、世話ねぇぜ
ねえ、二人とも
おじいさんは?
村を脱出する時に
僕らとは別れ別れに
なってしまったんだ
うまく逃げられたとは
思う。たぶん・・・
そう、なんだ・・・
・・・すまねえ
ううん、二人が無事に
帰ってきてくれただけ
でも、うれしいよ
・・・(くいくい)
え?
だいじょうぶだよ
おねえちゃん・・・
おじいさん・・・
きっと、無事だから
だいじょうぶ・・・
・・・ありがとう
*n1ちゃん
なーに、あの仮面野郎
を相手にやりあった
すげえじいさんだ
滅多なことでくたばる
とは思えねえよ
な、*n0?
うん、そうだよ
きっと大丈夫だって
うん、そうよ
大丈夫にきまってる
ええ、そうですよね
・・・
感動の再会は
終わったかしら?
あ、ミモザ先輩
積もる話もあるだろう
けど、そこの二人は
怪我人なんだから
続きはまたあとで
いいわね?
なんて答える?
 考えすぎだよ
 たしかに変だな
 ネスは疲れているんだ
 考えすぎよ
 言われてみれば
 ネスは疲れてるのよ
どうする?
 ・・・わかった
 俺もここに残る
 ・・・わかったわ
 あたしはここに残る
*n0
不自然とは思わないか
なにがだい?
なにが?
あの二人がここまで
無事にたどり着けた
ことがだ
俺たちの時みたいに
うまく追っ手をまけた
からじゃないのか?
あたしたちの時みたい
にうまく追っ手を
まいたからじゃない?
イエ、アノ時トハ
状況ガ違イマス
けッ!なぁーに
甘いコトぬかしてんだ
ニンゲン?
よく考えてみろ
僕たちが逃げられたの
は、彼らが敵を足止め
していてくれたからだ
邪魔の入らない状態で
連中がみすみす、彼ら
を逃がすと思うか?
考えすぎだよ
いくらなんでも
それにあの二人は、俺
たちよりずっと山道に
慣れてるんだ
だから、うまく逃げる
ことができたんだよ
考えすぎよ
いくらなんでも
それにあの二人は、
あたしたちよりずっと
山道に慣れてるのよ
だから、うまく逃げる
ことができたんでしょ
そうですよ、ええ
きっとご主人様の
言うとおりですよ
なら、いいんだが
言われてみると
たしかに変だな
言われてみると
たしかに変ね
タシカニ
不確定要素トシテハ
都合ガ良スギマス
ワナノ可能性ヲ考慮
スルベキカモ
シレマセン・・・
ワナなんじゃ
ねェのか?
ククク・・・
意外と、アイツらも
グルだったり・・・
*n1っ!!
な、なんだよ
タダの冗談じゃねェ
かよ・・・
冗談でも、言って
いいことと悪いことが
あるんだぞ!?
冗談でも、言って
いいことと悪いことが
あるのよ!?
へえへえ、わかったよ
・・・ケッ!
連中がなにを企んで
いるのかは読めないが
用心するに越したこと
はなさそうだな
うん、わかったよ
そうね
ネスは疲れてるんだよ
ネスは疲れてるのよ
・・・?
ここに来てからも
ずっと緊張してる気が
するし、ろくに休んで
ないだろう?
ここに来てからも
ずっと緊張してる気が
するし、ろくに休んで
ないでしょ?
そうですの
ネスティさん、無理を
しすぎですの
かも、知れないな
たしかに、ちょっと
神経質になってるとは
思うよ
ダメだよ、それじゃ
神経がもたないぜ
ダメよ、それじゃ
気がまいっちゃう
わよ
やれやれ、まさか君に
叱られるとはな・・・
忠告、ありがたく
受け取っておくよ
ケイナ
入るわよ
*n0
ケイナさん
それに、フォルテも
ケイナさん
それに、フォルテも
なにかあったのか?
ああ、どうやら
お客さんが団体で
やって来たようだぜ
ほーれみろ・・・
言わんこっちゃねェ
お客って・・・
まさか!?
ここに間違いないな?
部下
はい、イオス隊長
あの2名は、たしかに
この中に隠れています
ドウ仕掛ケル?
この中に対象がいるか
を確認しないと、動く
に動けないが・・・
できるか?
可能ダ
シカシ、時ガ欲シイ
やってくれ
その間に、僕は陣形を
整えておこう・・・
あいつらが、貴方たち
あいつらが、貴女たち
を襲った連中なの?
わかりません・・・
あの時は
必死だったし・・・
わかりません・・・
とにかくあの時は
無我夢中だったから
・・・
どちらにしても
友好的にはとうてい
見えないけどね
しかし、まさか王都の
中で仕掛けてくるとは
思わなかったよ
慢心だったな
すいません
僕たちのせいで・・・
不可抗力よ
気にしないで
さいわい、敵はまだ
私たちが気づいたとは
思っていない
そこにつけ目がある
どうすんだい?
外に出て、ひとつ注意
でもしてきてやるか
え?
へっ?
人の屋敷の前でなにを
してるんだ、とね?
そんなことをさせたら
先輩に迷惑が!?
じゃあ、私はこれから
アメルちゃんを連れて
お散歩してこようかな
裏口からだぞ?
フフッ、心得てるわよ
ケイナさんもどう?
行ってこいよ
オレは、旦那の護衛で
忙しいからな
・・・うん、わかった
みなさん・・・
さあ、こっち!
*n0
君も行くんだ
え?
そうなの?
・・・わかった
気をつけろよ、ネス
・・・わかったわ
ネス、気をつけてね
それはこっちの
セリフだ
ミモザ先輩たちの足手
まといにはなるなよ
俺もここに残るよ
いつまでもあいつらに
好き勝手させるもんか
ネスだけに、先輩の前
で格好つけさせるのも
面白くないしな
あたしはここに残る
ネスだけに、先輩の前
で格好つけさせるのも
面白くないもの
む・・・
ははは、言われたな?
・・・好きにしろっ
うん、好きにする
俺も残るぜ
あいつらが村を襲った
連中の仲間なら、ただ
じゃおかねえッ!
よすんだ、リューグ
僕たちが出て行ったら
あいつらの思うつぼ
じゃないか?
今さら関係ねぇだろ!
兄貴はアメルんところ
へ行けよ・・・
俺はゴメンだがな!
やれやれ、こりゃ
説得するだけ無駄って
やつだな
つけくわえるなら
その時間もなさそうだ
連中が動き出したぞ
この屋敷の者か?
そのとおりだが
なんの用事かな?
とぼけても無駄だよ
貴方がかくまっている
者たちを引き渡して
もらいたい
素直に引き渡せるなら
最初からかくまったり
はしないだろう?
なるほど・・・
総員、行動開始!
速やかに対象を確保
せよ!!
させるかよぉッ!!
どうやら、向こうでは
始まったらしいわね
大丈夫でしょうか
心配しないで
ああ見えて、相棒は
強いんだから
さあ、急いでここから
離れ・・・!?
対象ヲ捕捉
コレヨリ確保ニ入ル
待ち伏せてた!?
待ち伏せ!?
黒の・・・ヨロイ!?
どきなさいっ!
・・・・・
イイ腕ダガ、我ガ装甲
ヲ貫クニハ至ラナイナ
こいつ、まさか・・・
ロレイラルの
機械兵士!?
でーた照合完了
敵機体ノすぺっく確認
後方支援型LD565
射撃戦用機械兵士デス
我ガ名ハ
ゼルフィルド・・・
我ガ将ノ命ニヨリ
ソノ少女ヲ確保スル!
なんて答える?
 ロッカが正しいと思う
 リューグと同じ意見さ
 リューグと同じ意見よ
誤算だったな
これほどの召喚師が
ついていたとは
なにをすかしてやがる
テメエっ!
どうにも、これでは
分が悪いな・・・
前方ヨリ敵影!
射撃ガキマス!!
おにいちゃん!
まえっ!?
おねえちゃん!
まえっ!?
・・・・・・
うわわっ!?
きゃぁっ!?
気をつけろ!
そいつはロレイラルの
機械兵士だ!
でーた照合完了
敵機体ノすぺっく確認
後方支援型LD565
射撃戦用機械兵士デス
撤退スベキダ、いおす
コノ騒ギデハ、ジキニ
王都ノ兵士タチモ
ヤッテクル
・・・やむを得まい
総員、撤退する!
損害ハ軽微、戦闘継続
ニハ支障ナシ
ダガ・・・
さあ、あとはお前だけ
だぞ!
あとはあなただけよぉ
任務ノ完遂ナラズ
単体デノ対象ノ確保ハ
至難・・・ナラバ!
ご主人様っ
あぶないっ!!
な、なんか様子が
おかしいですのぉ!?
うわわっ!?
きゃぁ!?
逃げていく・・・
ふう、どうやら
切り抜けられたようね
結局、わかったのは
あいつらの名前だけか
槍使いのイオスと
機械兵士ゼルフィルド
二人とも強かった
槍使いのイオスと
機械兵士ゼルフィルド
二人とも強かったわね
あの黒騎士だけでも
うんざりだってのにな
待たせたな、みんな
騎士団の人たちには
強盗に襲われたって
ことにしといたからね
一応、見回りを強化
してくれるって
そうですか・・・
敵の正体がわかるまで
は、うかつに動くのは
危険すぎる
しばらくはここを拠点
にして、相手の出方を
探るべきだな
でも、それじゃまた
先輩たちに迷惑が
でも、それじゃまた
先輩たちに迷惑が
もう、いつまでも同じ
こといわないの!
これは先輩命令よ
そうよね、ギブソン?
ああ、そうだな
・・・はい
先輩・・・
俺たちはそれでいいと
して、問題なのは
あの3人だな
そうね・・・
俺、ちょっと様子を
見てくるよ
あたし、様子を
見てくるわ
僕たちがどうしたいか
ですか?
はっ、そんなもん
聞くまでもねえだろ
相手がなんだろうが
構やしねえ・・・
全員まとめてぶっ殺し
てやるだけだ!
そんなことできるわけ
ないだろう、リューグ
なんだと・・・
あいつらは、僕らが今
まで相手にしてきた
ならず者連中とは違う
現に村で一番強かった
お前も、あの黒い騎士
には歯が立たなかった
じゃないか!?
言うなッ!!
・・・っ
二人とも、よすんだ!
ふたりとも
やめなさい!
お、お二人ともっ
落ち着いて・・・
ケンカしちゃダメ
ですのー!
ああ、何度だって
言ってやるさ
僕たちじゃあいつらに
勝てっこない!
それがわからないのか
リューグ!?
それじゃどうしろって
言うんだよ・・・
死ぬ目にあわされて
村を滅茶苦茶にされて
アンタは悔しくないの
かよ、ええッ!?
泣き寝入りしろって
言うのかよッ!!
それで争わずにすむの
なら、そうすべきだ
これ以上、無駄な犠牲
を出すことはない
つくづく・・・
テメエって野郎はァ!
リューグもロッカも
もうやめて!
・・・ちっ!
ねえ、どうしてケンカ
しなくちゃダメなの?
どうして普通に、話が
できないの!?
あたしは見たくないよ
こんな二人なんて
見たくない・・・
アメル・・・
*n0
とか言ったな?
ああ
ええ
ご覧のとおりだ
俺とこの野郎の意見は
まっぷたつさ
で、アンタはどっちに
つくんだ?
俺は・・・
あたしは・・・
ロッカが正しいと思う
戦わずにすむのなら
絶対にそのほうがいい
はっ、そうかよ
テメエらもバカ兄貴と
同じ、臆病者かよ
そう思うなら、それで
構わないさ
でも、戦えばアメルが
それだけ危険な目に
あうってことだけは
忘れるなよ?
そう思うなら
そう思って構わないわ
でも、戦えばアメルが
それだけ危険な目に
あうってことだけは
忘れないで・・・
・・・・・・
リューグと同じ意見さ
ロッカの言うことが
正しいのはわかる
だけど・・・
黙っていてもあいつら
は襲って来るんだ
火の粉を振り払い続け
ることはできない
元凶を断たなくちゃ
災いは終わらないんだ
リューグと同じ意見よ
ロッカの言うことが
正しいのはわかる
けど・・・
黙っていてもあいつら
は襲って来るのよ
火の粉を振り払い続け
ることはできない
元凶を断たなくちゃ
災いは終わらない
そのために犠牲が出る
とわかっていてもか
そうならないための
方法を見つければいい
そうならないための
道を探せばいい・・・
できるはずよ、きっと
・・・・・・
アメルは
どうしたいんだ?
アメルは
どうしたいの?
あたしは・・・
みんなが無事でさえ
いてくれれば、それ
だけでいいんです
それだけで・・・
よお
リューグ・・・
どうしたんだよ
その格好は・・・
リューグ・・・
どうしたの
その格好は・・・
俺は俺のやり方を
とおすだけさ
お前らとはつきあって
いられねえ
まさか、一人で連中と
戦うつもりか!?
あんた、一人で連中と
戦うつもりなの!?
・・・・・・
考えなおすんだ!
無茶よ!
こいつはテメエに
くれてやる
世話になった礼だ
護りの指輪を手に入れた!
アメルとバカ兄貴は
任せたぜ・・・
リューグ
あばよッ!
リューグ!!
色々とお世話に
なりました
どうしても、行くと
いうんだね
すこしでも早くアメル
を祖父に会わせて安心
させてやりたいんです
今の僕にできることは
それしか思いつかない
ですから・・・
ロッカ・・・
これをあげるよ
幸運のお守りだ
幸運の指輪を手に入れた!
二人のことを守って
やってほしい
わかったよ、ロッカ
約束するから・・・
わかった、ロッカ
約束するわ・・・
頼んだよ
止めることは出来なかった
去っていく彼の背中には
それをはっきりと拒むだけ
の決意があったから
道はひとつではない
幾重にも分岐し、複雑に
絡み合うその中を
迷いながら俺たちは進んで
いかなくてはならない
それが本当に正しいのか
誰にも知ることは出来ない
それでも俺は信じたい
彼の選んだ道と
俺たちの選んだ道が
いつかどこかで
再び重なり合うことを
たどり着くその先に
望んだ結末があることを
あたしに彼を止める
資格があったのかな?
たとえ止めるだけの
資格があったとしても
無理だってわかってた
決意のこもったあの背中は
大きな岩のようにも見えた
彼は自分のすすむべき道を
自分で選んで
あたしはあたしの道を選んだ
それがたまたま違う道だった
それだけのこと・・・
今は、そう思うことにする
でも、きっと、いつか
お互いの道はすれ違う
あたしは信じてる
選んだ道は違っても
お互いが前進を続ける限り
いつかまた、会えるって
お互いに選んだ道が
別れの道じゃなくって
再会を約束した道だって
あたしは信じてる
襲ってきたあいつらは
黒騎士の手のものだと
思って間違いあるまい
でも、前と比べると
一人一人の動きが
ばらついていたけど
おそらく、足りない
人手をそこらで集めて
使ったんだろう
傭兵や冒険者の中には
金次第でどうとでも
転ぶ者も多いからな
あのゼルフィルドって
機械兵士も?
いや、それは違う
機械兵士はそう簡単に
使えるものではない
召喚するにしろ、遺跡
から発掘するにしろ
手間も費用もバカには
ならないはずだ
ということは・・・
やつらの背後には
それだけ力のある
組織がついていると
いうことだ
そしてその組織は
それだけの価値を
アメルに認めていると
いうことにもなるな
そこまでしてアメルを
狙うなんて、いったい
どうして・・・?
そこまでしてアメルを
狙うなんて、いったい
どうして・・・?
・・・・・・
元気を出せよ、アメル
こうなったのは君の
せいじゃない
二人には、二人なりの
考えがあって、それで
別行動をとっただけさ
元気を出して、アメル
こうなったのはあなた
のせいじゃない
二人には、二人なりの
考えがあって、それで
別行動をとっただけよ
それでも、やっぱり
さみしいですよ・・・
・・・・・・
・・・そうね
ロッカもリューグも
昔からよく言い争って
いたけれど
こんなことがなければ
別々に行動したりは
しなかったと思います
私のせいだ、って
思うのが間違いなのは
わかってます
でも・・・
アメル・・・
帰ってきてほしい
それが無理ならせめて
無事でいてほしいです
無事で・・・
アメルの心配
ちゃんと伝わってる
はずだよな・・・
リューグ?
ロッカ?
アメルの心配
ちゃんと伝わってる
はずよ・・・
リューグ?
ロッカ?
まさか、あいつらも
機械兵士を連れている
とは思わなかったよ
まさか、あいつらも
機械兵士を連れている
とは思わなかったわね
後方支援型ノ機械兵士
ハ、各種射撃兵器ト
ヨリ高度ナ索敵機能ヲ
保有シテイマス
だから、あれだけ迅速
な行動をとれたのか
だから、あれだけ迅速
な行動をとれたのね
間違イナイデショウ
すぺっくデ見レバ
近距離格闘型デアル
自分ノ方ガ不利デス
そんな・・・
デスガ、あるじ殿
心配ハ必要アリマセン
ドノヨウナ事態ニ
ナロウトモ、自分ハ
貴方ヲオ守リシマス
貴女ヲオ守リシマス
ソレガ自分ニトッテ
最優先サレル命令ナノ
デスカラ・・・
守ってくれるのは
うれしいけど、でも
どこか間違ってる気が
する・・・
守ってくれるのは
うれしいけど、でも
どこか間違ってる気が
する・・・
ワナだったな?
う・・・
・・・
オレの言ってたとおり
だったよなァ?
ほれ、どうした?
なんとか言ってみろよ
ニンゲン!?
悪かったよ・・・
悪かったわよ・・・
はァ、聞こえねぇなぁ
俺が悪かったよ!
その、お前の言うこと
信じなくて・・・
あたしが悪かった!
その、お前の言うこと
信じなくて・・・
ヒャハハハハッ!
そういう言葉がずっと
聞きたかったんだよ
どうも、テメエは
ニンゲンの中でも特に
お人好しって種類の
ようだからなァ
ちっとは人を疑うこと
をおぼえるこったな
うう・・・
まァ、なんなら
このオレが指南して
やるからよ?
ひゃははははは!
言い返せなかった
くっ、くやしい・・・
言い返せなかった
くっ、くやしい・・・
ねえ・・・
どうして、あの人
いっちゃったの?
けんか、したの?
そうじゃないよ
俺たちとは別に、やる
ことを見つけたから
別の道に行ったんだ
それだけだよ
そうじゃないわ
あたしとは別に、やる
ことを見つけたから
別の道に行ったのよ
それだけ・・・
ひとりぼっち・・・
さみしくないのかな?
それは・・・
そうね・・・
*n1は・・・
いやだな・・・
ひとりぼっちは・・・
いやだな・・・
彼は気づいてるのかな
この子が心配してる
ひとりきりってことの
重さを・・・
あたしは気づいてるの
この子が心配してる
ひとりきりってことの
重さを・・・
行っちゃいましたね
ああ、だけど
俺にはそれでも止める
ことはできなかったよ
ええ、だけど
あたしには、止める
ことはできなかった
しかたないと思います
それに、きっと大丈夫
だとボクは思います
え?
だって、あのお二人は
アメルさんとの約束を
ちゃんと守ったじゃ
ないですか
そして、今度は
ご主人様と約束をして
いかれました・・・
だから、絶対に帰って
きてくれますよ
そうだな・・・
俺が約束を守ったこと
たしかめてもらわない
と困るもんな?
そうね・・・
あたしが約束を守った
ことたしかめてもらわ
ないと困るものね?
その時のためにも
絶対に約束を守って
みせないとな!
その時のためにも
絶対に約束を守ら
ないとね
はいけい、マスター
このまえは、なんだか
ちぐはぐになって
ごめんなさいでした
あれからモナティたち
うまくゼラムまで
にげることができて
いまはギブソンさんと
ミモザさんのおうちに
おせわになってます
なんと、このおうちに
おふたりだけで
くらしてるんですよ?
フィズちゃんにきいた
「どーせい」ってもの
かもしれないですの
それはさておき・・・
ギブソンさんと
はなしてたとき
マスターのことが
わだいになりました
*n0さんは
マスターのことを
すごいなあってほめて
くれて・・・
モナティ、とっても
じまんでしたの♪
こら、モナティ
なにをニヤけた顔して
手紙書いてるんだよ
あら、モナティ
なにをニヤけた顔して
手紙書いてるの?
・・・ふえ?
そのままだと
ヨダレでインクが
にじんじゃうぞ?
そのままだと
ヨダレでインクが
にじんじゃうわよ?
ふにゅにゅっ!?
*n0さん
マスターとあったら
きっとびっくりする
はずですの・・・
はやく、そうなったら
いいなって、モナティ
おもいます
それでは、また
おてがみしますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
まさか、王都の中まで
追いかけてきやがる
とはな
オレとしたことが
油断しちまってた
あいつらの尾行にも
気づかないなんてよ
しかたないさ
油断してたっていうの
なら、みんな同じだよ
それだけ
向こうのやり方が
徹底してるって事さ
しかたないわよ
油断してたっていうの
なら、みんな同じよ
それだけ
向こうのやり方が
徹底してるってこと
にしても、あんな物騒
な連中が平気で街中を
歩けるなんて
王都の警備ってのも
質が落ちたもんだぜ
まったく・・・
前はそうじゃなかった
んだ?
巡回する兵士の数は
昔より減ってるな
ま、住んでる人間の数
も増えてはいるから
手が回らないってのも
わかるんだがよ
 王都にいるから安全だって、
頭から思いこむのは危険なんだな
 王都にいるから安全だって、
頭から思いこむのは危険なのね
なんか、自信なくし
ちゃいそ・・・
どうして?
私、弓の腕だったら
それなりに自信あった
んだけど
あのゼルフィルドって
機械兵士には、全然
通じなかったからね
一緒に戦ったミモザ
さんの召喚術のほうが
ずっとすごかったし
比べることなんて
ないって
ケイナの弓のおかげで
俺たち、何度も助け
られたし、自信もって
いいと思うよ
比べることなんて
ないって
ケイナの弓のおかげで
あたしたち、何度も助
けられたし、自信もっ
ていいと思うよ
ありがと
*n0
でもなあ、あの銃って
いう武器の威力は
弓とはケタ違いだった
からなぁ
うーん・・・
私にも使えるかしら?
さ、さあ・・・
そうなれば頼もしいと思うけど
個人的にはやめてほしいなぁ
銃は・・・
すいません
*n0さん
無関係な貴方たちを
無関係な貴女たちを
すっかりまきこんで
しまって・・・
いいんだよ、ロッカ
あいつらを敵に回した
のは、それとは別の
ことなんだから
アメルや君が関わって
なくたって、俺は多分
あの村で戦っていたと
思うし・・・
いいのよ、ロッカ
あいつらを敵に回した
のは、それとは別の
ことなんだから
アメルや君が関わって
なくたって、あたしは
多分あの村で戦ってい
たと思うし・・・
お優しいんですね
ははは、ネスに
言わせたら、タダの
お人好しってこと
らしいけどね
そうかな、ネスに言わ
せたら、タダのお人好
しってことだけどね
リューグの奴にも
見習わせてやりたい
ですよ
復讐だなんて言っては
いたけれど、あいつは
ひょっとして
僕に対する反発心で
飛び出していったの
かも知れないんです
ロッカ・・・
大丈夫だよ
リューグは、たしかに
君のことを嫌っていた
かも知れないけど
それだけの理由で
アメルを放り出して
出ていくような奴じゃ
ないと思う
ロッカ・・・
大丈夫だよ
リューグは、たしかに
君のことを嫌っていた
かも知れないけど
それだけの理由で
アメルを放り出して
出ていくような奴じゃ
ないわ
*n0さん
だから、今は信じよう
リューグが自分なりに
納得できる答えを
見つけだして
自分から帰ってきて
くれることをさ
今は信じましょう
リューグが自分なりに
納得できる答えを
見つけだして
自分から帰ってきて
くれることをね
そうですね・・・
無茶だけは絶対にして
くれるなよ・・・
リューグ・・・
口ではああ言ってても
やっぱり兄弟なんだな
二人は・・・
口ではああ言ってても
やっぱり兄弟なのね
二人は・・・
あいつがアメルを
置いていくなんてな
とても信じられねえぜ
うん、俺はてっきり
アメルも連れていくの
かと思ってた
ええ、あたしはてっき
りアメルも連れていく
のかと思ってた
はッ!自分一人より
テメエらに任せといた
ほうが、安全だって
考えたんだろうよ
あの野郎の、そういう
妙に冷静なところが
俺は気にくわねぇんだ
でも、俺たちは戦いを
避けないってロッカに
言ったんだぜ?
でも、あたしたちは戦
いを避けないって
ロッカに言ったのよ?
戦うのは構わないが
アメルのことは絶対に
守れっていうのさ
ったく、厄介な課題を
置いてきやがって
とっととジジイを
見つけて戻ってこい
バカ兄貴が・・・
口ではああ言ってても
やっぱり兄弟なんだな
二人は・・・
口ではああ言ってても
やっぱり兄弟なのね
二人は・・・

scn104

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
なんて答える?
 いや、うまいよ
 あったかい味だね
 おイモ好きなの?
 ううん、美味しいわよ
 あったかい味よね
 おイモ好きなの?
あれ、なんか今朝は
いつもより料理が豪勢
じゃないか?
あら、なんか今朝は
いつもより料理が豪勢
じゃない?
起きてくるなり
挨拶も抜きでそれか
まったく・・・
あはは、ゴメン
あんまり美味しそうな
匂いがしたからさあ
おはよう、ネス
だって、あまりにも
いい匂いがしたのよ
うまそうな匂い
させてんじゃねぇか?
だよな?
*n1
あら、気が合うわね?
*n1
早く食わせろって
なんだかんだ言っても
似たもの同士だな
う・・・
でも・・・
本当においしそう
ですの・・・
うまそうだよな
モナティ
おいしそうよね
モナティ
はいですの
ヨダレがたれてるぞ
みっともない
あ・・・
結構なことじゃないか
起きてすぐ空腹を感じ
るのは健康な証拠だよ
へへへ
スープにサラダ・・・
おっ、揚げ物まである
でも、朝からこんなに
凝った料理をいったい
誰が?
ギブソン先輩も
ああ言ってるしね
スープにサラダ・・・
えっ、揚げ物まである
でも、朝からこんなに
凝った料理をいったい
誰が?
野菜の皮も剥けない
誰かさんの作品でない
ことは間違いないな
うん、うん・・・
お黙んなさい
ほぶっ!?
ミモザ先輩ですか?
んー、そう言って自慢
したいんだけどなー
私じゃないのよねぇ
お待たせしました
パン、焼き上がったん
で、どうぞ召し上がっ
てください
え・・・アメル?
へっ・・・アメル?
あ、*n0さん
おはようございます
さあ、座って
冷めないうちにどうぞ
あ、うん・・・
え、ええ・・・
謎はとけたかな?
*n0
じゃ、これ、全部
アメルが作った料理
なの!?
はい、まあ・・・
*n1くんに
お手伝いしてもらえた
おかげですよ
え、でも、僕はすこし
手伝っただけですよ
作ったのは、ほとんど
アメルさんですから
すっごく手際がよくて
びっくりしました
みんなで暮らしていた
時は、台所はアメルの
領分だったんですよ
へえ、道理で・・・
感心してねえで食うぞ
冷めちまうだろうが
アメルの手料理なんて
ずいぶんと久しぶり
なんだからな・・・
あ、うん
台所に立つのって
久しぶりだから、つい
張り切りすぎちゃって
ちょっと多すぎたかな
問題ないなーい
こんだけうまけりゃ
オレはもう、どしどし
食っちまうぜぇ!
んもう、フォルテ!
食べるかしゃべるか
どっちかになさいよ
ほう、このパン
不思議な歯触りだね
おイモの粉を混ぜて
いるんです
村の畑でも作れる
数少ないお野菜
でしたから
生活の知恵だな
そういえば他の料理
にも、どこかしらに
イモが使ってある
ような・・・?
あの・・・
*n0さん
お口にあいません
でしたか?
いや、うまいよ
ううん、美味しいわよ
よかった・・・
おかわりもあります
から、たくさん食べ
てくださいね
うん、それじゃ遠慮
なく食べるぞぉ♪
それじゃ遠慮なく
あったかい味だね
あったかい味よね
え?
いや、俺ってさ
こういう家庭料理って
ほとんど、食べたこと
ないからさ・・・
なんか、うれしくて
いや、あたしってさ
こういう家庭料理
食べたことないから
なんか、うれしくて
・・・
ははは、あのさ
スープのおかわり
くれるかなぁ?
あのさ、アメル
スープのおかわり
くれるかな?
・・・あ、はい!
よそってきますね
大盛りで頼むよ
大盛りでね♪
・・・はい
おイモ、好きなの?
ええ、大好きです♪
おイモさんはとっても
すごいんですよ
「さん」付け!?
年に何度もとれるし
栄養もたっぷりだし
おまけに保存も効くん
ですから!
は、はあ・・・
たしかにすごいよね
あっ、あははは
たしかにすごいわね
ええ、ですから
たくさん召し上がって
くださいね
ふう、食べた食べた
満腹だあ
ちょっと食べ過ぎかな
・・・まっいっか!
美味しかったしね
おなか・・・
まんまる・・・
・・・(さわさわ)
あはは、よせって
くすぐったいよ
*n1
・・・(ぽむぽむ)
まんまる、まんまる♪
*n0
ちょっといいか
どうした、ネス?
ネス、どうかした?
ちょっと出かける用が
できたんでな
夕方まで留守にするよ
出かけるって
どこへだい?
出かけるって
いったい、どこへ?
調べ物とか、まあ
いろいろだ・・・
くれぐれも言って
おくが
僕が留守にしてるから
といって、だらけてる
んじゃないぞ
むう・・・
もう・・・
あの一件以来、連中は
こちらに手を出しては
きていないが
彼女が狙われてること
に変わりはないんだ
くれぐれも、うかつな
ことはするなよ
わかってるよ
わかってるわよ!
心配性なんだから
蒼の派閥
召喚ショップ
あれ、なんだろう
この音?
なに? この音色?
きれいな音色ですねぇ
あそこにいる人が
演奏してるみたいだな
あそこにいる人が
演奏してるみたいね
ん?
あ、ごめんなさい
邪魔しちゃいました?
あ、ごめんなさい
お邪魔しちゃって・・
いえいえ、そんなこと
はありませんよ
人前でこうして楽器を
奏でることが、私の
仕事ですからね
ひょっとして
吟遊詩人さんですか?
ええ、そうですよ
可愛らしいお嬢さん
私は吟遊詩人のレイム
といっても、まだまだ
修行中なんですけどね
ええっ!?
そんなに上手なのに
ええっ!?
そんなに上手なのに
ふふふ、お世辞でも
嬉しいですよ
ええと・・・
あ、俺
*n0です
あ、あたし
*n0です
アメルです
*n0くんに
*n0さんに
アメルさんですか
いくら演奏がうまくて
も、それだけではダメ
なんですよ
本当の吟遊詩人に
必要な語るべき歌を
私はまだ持って
いないのです
語るべき歌?
ええ、歌です
まだ誰も知らない真実
の物語です
どこかにあるはずの
そんな歌を、私はこの
手で見つけたい
へえ・・・
ああ、すいません
初対面の方に、こんな
わけのわからないこと
を言ってしまって
ううん・・・
とても素敵ですよ
見つかるといいですね
そんな歌が
見つかるといいですね
その歌・・・
ありがとうございます
その時には、ぜひ
お二人にも聴かせて
さしあげますよ
それでは、失礼します
機会があれば、また
お目にかかりましょう
きれいな音色ですねぇ
なんだか、向こうの
ほうが騒がしい
みたいですけど?
どうする?
 今度こそ捕まえてやる
 関わりたくない
どうする?
 かばってやる
 言いきかせる
なんだろう?
まあいいか
まあいっか
どいて、どいてぇ!!
あいつ、前に見かけた
はぐれ召喚獣じゃ
ないか?
あいつ、前に見かけた
はぐれ召喚獣じゃ
ない?
この泥棒めぇ・・・
毎度毎度、好き放題に
かっぱらいやがって
今日こそ、絶対に
逃がさんぞぉっ!!
泥棒って・・・
あの子かしら?
両手にいっぱい
食べ物を抱えてます
けど・・・
ふふーん、だ
そんなんじゃユエルは
捕まんないよーっ?
はあ、はあ・・・
だ、誰か・・・っ
頼むから、そいつを
捕まえてくれぇ!!
前に捕まえようとして
あいつに思いっきり
かみつかれたからなあ
またあんな目にあう
のは、ゴメンだし
悪いけど、関わるのは
よそう・・・
きゃんっ!?
さあ今度こそ、もう
逃がさないぞ
さあ今度こそ、もう
逃がさないわよ
人のものを勝手に
とったらいけませんよ
ヤだヤだあっ!
ウゥゥゥゥ・・・
ガウッ!!
おっとっと!
きゃあ!!
もががが・・・!?
そうそう噛みつかれ
ちゃ痛いからな
悪いけど、その口は
閉じててもらうぞ
そうそう噛みつかれ
ちゃ痛いからね
悪いけど、その口は
閉じててもらうわよ
むーっ、むーっ!
ああ、どなたか
知りませんが、どうも
ありがとうございます
こいつめっ!
あぐっ!
ちょ、ちょっと
気持ちはわかります
けど、落ち着いて!
ちょ、ちょっと
気持ちはわかります
けど、落ち着いて!
そうですよ!
暴力はいけませんっ
そうは言いますがねえ
こっちは、毎日毎日
品物を盗まれ続けて
きたんですよ?
これぐらいしないと
腹の虫が治まりません
・・・ぷはっ!
ユエル、盗んでなんか
いないよっ!
ちゃんと、もらうねっ
て言ったよっ!?
え?
なにを言ってるんだ
金も払わないで
偉そうに・・・
食べきれない獲物は
みんなでわけて食べる
ものじゃないかっ
それを一人で欲張って
見せびらかして
このケチ~っ!
なっ、なんだとぉ!?
そうか、この子は
はぐれ召喚獣だから
価値観が俺たちとは
違うんだ・・・
自分のしたことが
この世界での悪いこと
だって、わかってない
だけなんだ・・・
そうか、この子は
はぐれ召喚獣だから
価値観があたし達と
は違うんだ・・・
自分のしたことが
この世界での悪いこと
だって、わかってない
だけなんだ・・・
も、もう許せんっ
憲兵に突き出して
やるっ!
・・・!!
牢屋に放り込んで
二度と外に出られない
ようにしてやるからな
や、ヤだようっ!
閉じこめられるのは
もうヤだあぁぁっ!!
待ってください
この子は、見たとおり
はぐれ召喚獣です
この世界の理屈が
わからなくて、だから
あんなことをしただけ
だと思うんです
待ってください
この子は、見たとおり
はぐれ召喚獣です
この世界の理屈が
わからなくて、だから
あんなことをしただけ
だと思うんです
むう・・・
お願いします
許してやってください
この品物の代金は
お支払いしますから
・・・?
しかしなあ、また同じ
ことをされても困るし
なあ・・・
俺、こう見えても
蒼の派閥の召喚師です
召喚獣のことは、兵士
よりくわしいです
二度としないように
言い聞かせておきます
から、どうか・・・
あたし、こう見えても
蒼の派閥の召喚師です
召喚獣のことは、兵士
よりくわしいです
二度としないように
言い聞かせておきます
から、どうか・・・
お願いしますっ
まあ、召喚師さんが
そう言うのなら
今回だけは・・・
ありがとうございます
閉じこめられるのが
そんなにイヤかい?
閉じこめられるのが
そんなにイヤ?
うう、ヤだぁ・・・
だったら、きちんと
この人に謝るんだ
だったら、きちんと
この人に謝って
どうして?
ユエル、悪いこと
してないのに・・・
君のいた世界では
そうなのかもしれない
けれど
この世界では、食べ物
をもらう時にお金って
ものが必要なんだ
君のいた世界では
そうなのかもしれない
けれど
この世界では、食べ物
をもらう時にお金って
ものが必要なのよ
おかね?
そうだよ
お金を渡さないと
泥棒になっちゃうの
ユエル、そんなの
知らなかった・・・
だいたい、追いかけて
くる時点で変だなって
思わなかったのか?
だいたい、追いかけて
くる時点で変だなって
思わなかったの?
おにごっこで、遊んで
たんじゃないの?
・・・・・・
とにかく、貴女のした
ことは悪いことなの
だから、ちゃんと
謝らなくちゃね
じゃないと、牢屋に
閉じこめられちゃうぞ
じゃないと、牢屋に
閉じこめられちゃう
わよ
うう・・・
ごめんなさい・・・
これで許してやって
くださいませんか?
この品物の代金は俺が
払いますから・・・
これで許してやって
くださいませんか?
この品物の代金はあた
しが払いますから
しかしなあ、また同じ
ことをされても困るし
なあ・・・
俺、こう見えても
蒼の派閥の召喚師です
召喚獣のことは、兵士
よりくわしいです
二度としないように
言い聞かせておきます
から、どうか・・・
あたし、こう見えても
蒼の派閥の召喚師です
召喚獣のことは、兵士
よりくわしいです
二度としないように
言い聞かせておきます
から、どうか・・・
お願いしますっ
まあ、召喚師さんが
そう言うのなら
今回だけは・・・
ありがとうございます
ほら・・・
え?
お腹減ってたんだろ
もう、食べていいから
お腹減ってたんでしょ
もう、食べていいから
ユエル・・・
閉じこめられなくても
いいの?
このお兄さんがね
貴女の代わりにお金を
払ってくれたの
だから、安心して
お食べなさい
このお姉さんがね
貴女の代わりにお金を
払ってくれたの
だから、安心して
お食べなさい
・・・うんっ♪
はぐっ、あむあむっ
んぐんぐ・・・
すごい食べっぷり
だなぁ
すごい食べっぷり
ねえ
よっぽどお腹が空いて
いたんですねぇ
・・・けぷっ
ねえ、キミたち
名前は?
*n0だよ
*n0よ
アメルです
ふーん・・・
ところでさ、ユエル
君はどうしてこんな所
にいるんだい?
ところでさ、ユエル
君はどうしてこんな所
にいるの?
・・・・・・
君を召喚した主人は
どこにいるの?
・・・・・・
きっと心配してるよ
貴女がいなくなって
・・・心配なんかっ
するはずないもん!
あんなヤツ・・・
あんなウソつき・・・
ユエルの主人なんか
じゃないよぉっ!!
おい、待てよ!?
あっ、待ってよ!?
ユエル
食べ物わけてくれて
ありがとう・・・
じゃあねっ!
ユエルちゃん
待って!
あの子・・・
これから、どうする
つもりなんだろう
なにか、帰りたくない
事情があったみたい
ですけど
ちょっと、心配
ですよね・・・
それにしても、最低限
の常識すら教えてない
なんて・・・
いったい、ユエルを
召喚した人間は
どういうつもりだった
んだろう?
なあ、兄貴ィ
いい加減にしとこうや
いつまでもこんな街中
で時間を潰してても
仕方ねえって・・・
ええいっ!
言うなぁ、キムラン!
私はっ、断じて本家に
戻るのが恐ろしくて
街中をうろついている
のではなぁ~いっ!
政事に関わる者として
この素晴らしい治安を
誇る聖王都の視察を
だなぁ・・・
わ、わかったから大声
あげるんじゃねえって
周りの連中がさっき
から、変な顔して見て
るじゃねぇかよ・・・
・・・・・・
くらァっ!
そこの小僧っ、なに
くらァっ!
そこの小娘っ、なに
見てんだよぉ・・・
あァん!?
わっ、まずいぞ!?
目があっちゃった
わっ、まずい!?
目があっちゃった
けして義姉を恐れて
いるのではないのだ
けして・・・
・・・んぎぐぎぃ!?
兄貴ぃっ!?
な、なんだ?
あの人、いきなり
どうしたんだ・・・?
なっなに?
あの人、いきなり
どうしたのよ・・・?
い、いが・・・っ
ぐえええっ!
胃があぁぁぁっ!?
ああ、やっちまった
いつもの発作だ・・・
ほれ、兄貴
しっかりしろって?
ぐ、が、ぎ・・・・っ
あ、あの・・・
胃が痛いんですか?
ちょっと、アメルっ?
んだぁ、テメエは?
近よんじゃ・・・
黙っててくださいっ!
は、はい・・・っ
じっとしててください
すぐ、苦しくなくなり
ますから・・・
イムラン
ぐ、が・・・う・・・
あ・・・・・・
イムラン
・・・・・・すぅ
あんなに苦しんでいた
のに、眠っちゃったよ
あんなに苦しんでいた
のに、眠っちゃった
ウソだろォ・・・?
兄貴の胃痛は、どんな
名医もサジ投げたって
ひどさなのに・・・
この方は、物事を悪く
考えすぎるせいで
身体を痛めていますね
もっと気を楽にしても
いいんだって、伝えて
あげてください
あ、ああ・・・
さあ、行きましょう?
*n0さん
あ、うん・・・
えっ、うん・・・
あいつら、いったい
何者なんだ???
イムラン
聖女だぁ・・・
はぁ?
イムラン
むにゃ・・・
聖女さまだぁ・・・
やれやれ、寝言かよ
ったく・・・
どうする?
 やめとこう
 つけてみよう
*n0さん
あそこにいるのって
ネスティさんじゃ
ないですか?
あれ、本当だ
あら、本当
・・・・・・
どうしたんだろう?
なんだか、いつもの
ネスとは様子が違う気
がする・・・
用事があるとか言って
たけど、それに関係
してるのかな?
声、かけましょうか?
いや・・・
えっ・・・
やめとこう
用事があるって
言ってたし
そうですか?
そうそう
下手に声かけると
また叱られそうだしね
そうそう
下手に声かけると
また叱られるしね
くすっ
つけてみよう
どこに行くのか
気になるしね
そんな、こそこそ
しなくても、本人に
聞けば・・・
それじゃダメだよ
それじゃダメよ
ネスのことだから
きっとうまくはぐらか
すに決まってる
ほら、行くよ?
ほら、行きましょう?
あ、待ってください!
ああ、アメル
*n0と
一緒にお出かけかい?
うん、街を案内して
もらってるの
ロッカも来ない?
いや、僕はいいよ
まだ稽古の途中だから
稽古って、槍の?
ええ、このところ
雑務ばかりで、稽古を
さぼりがちでしたから
すこしでも実戦の勘を
取り戻しておかないと
・・・・・・
あたしも、戦えるよう
に訓練したほうがいい
のかしら・・・?
無理しなくていいよ
アメル。戦い方なんて
覚えなくてもいいんだ
戦いなんて避けられる
のなら、それに越した
ことはないんだから
でも・・・っ!
おじいさんは、君が
普通の女の子として
幸せに暮らせること
を願っていたんだ
そしてそれは、僕の
望みでもあるんだよ
ロッカ・・・
おりゃあっ!
こんな場所で
リューグは稽古をして
たのか・・・
こんな場所で
リューグは稽古をして
たの・・・
足りねェ・・・
こんな打ち込みじゃ
アイツには勝てねェ!
ちくしょうッ!
リューグ・・・
邪魔をしちゃダメだ
邪魔をしちゃダメよ
アメル
でも・・・っ!
リューグがわざわざ
こんな場所で稽古を
している意味を
考えるんだ
きっと、リューグは
君に稽古してる自分の
姿を見せたくなかった
んだよ
無茶をする自分を見て
君が、余計な心配を
しないようにって
リューグがわざわざ
こんな場所で稽古を
している意味を
考えてあげて
きっと、リューグは
あなたに稽古してる
自分の姿を見せたく
なかったのよ
無茶をする自分を見て
あなたが余計な心配を
しないようにって
・・・!
はあ、はあ・・・っ
バカ兄貴に・・・
偉そうなコト、言っち
まったんだ・・・
結果、出さなきゃあ
意味ねぇんだよッ!?
うおおぉぉっ!!
もう、行こう?
もう、行きましょう?
・・・うん
やっぱり、あたし
このままじゃいけない
気がします・・・
えっ?
みんな、一生懸命
自分にできることを
やろうとしているのに
あたしだけが、なにも
できてない・・・
ちゃんとしてないもの
アメル・・・
変わらなくちゃ・・・
もっと、強いあたしに
変わらなくちゃ・・・
邪魔をしちゃダメだ
邪魔をしちゃダメよ
アメル
*n0さん
あそこで座っているの
*n1さん
じゃないですか?
あ、本当だ
おーい、*n1
そんなところでなに
してんだー?
あら、本当
おーい、*n1
そんなところでなに
してるのー?
・・・・・・
*n0
聞こえないのかな?
*n0
・・・*n1?
・・・・・・
なんだか、様子が
おかしくありませんか
まさか・・・
故障しちまったんじゃ
ないだろうな!?
まさか・・・
故障したんじゃ
ないでしょうね!?
ええっ!?
おい、*n1
*n1ったら!
返事しろよっ!?
ねえ、*n1
*n1ったら!
返事してっ!?
*n1っ!!
・・・・・・
イカガナサレマシタ
あるじ殿?
ああ、よかった
故障じゃなかったのね
故障???
だって、お前
いくら声をかけても
反応しないから・・・
だって、あなた
いくら声をかけても
反応しないから・・・
充電もーどニ入ッテ
イマシタノデ
充電???
我々、機械兵士ハ
光ノえねるぎーヲ体内
ニタクワエテ、ソレヲ
動力トスルノデスガ
ソノ間ハしすてむガ
一部停止シテシマウノ
デス
あのなあ・・・
そういうことは先に
教えておいてくれよ
心配しちゃったじゃ
ないか・・・
あのねぇ・・・
そういうことは先に
教えてちょうだいよ
心配しちゃったじゃ
ない・・・
スミマセン
まあまあ・・・
だけど、確かにここ
日当たりいいですもの
うとうとしちゃうのも
仕方ないと思います
いや、アメル
*n1は
別に寝ていたわけじゃ
違うんですか?
考エ方トシテハ、ソレ
ニ近イモノナノカモ
知レナイデスネ
人間デイウトコロノ
睡眠ト食事ヲ、同時ニ
オコナッテイルノデス
カラ・・・
よォ、どうした?
*n0
フォルテこそ、ミモザ
先輩となにを話して
いたんだい?
フォルテこそ、ミモザ
先輩となにを話して
たのよ?
ああ、アレだ
襲ってきた連中の中に
いた機械兵士のことを
聞いてたのさ
ケイナの弓矢を平然と
受け止めちまうなんて
やっかいな相手らしい
からな
機械兵士ってのは
本当に手強いのよね
ほら、メイトルパの
召喚術って、毒や幻覚
を引き起こすものが
多いじゃない
そういう術って、機械
相手にはイマイチ有効
じゃないのよねえ
たしかに・・・
するってえと、やっぱ
近づいてぶん殴るしか
ないってことかよ?
さもなきゃ、思いきり
破壊力のある召喚術で
一気に破壊する・・・
どちらにしても、今の
私たちには荷が重い
かもしれないわねえ
*n0
ええっ!?
な、なんだよ・・・
*n1が
勉強してるっ!?
んだよォ、オレが本を
読んじゃ悪いってのか
オイっ!?
いや、別に悪いとは
言ってないけど
あんまり意外だった
から・・・
ケッ! テメエと
一緒にすんじゃねェよ
ニンゲン
必要と思えば、オレは
本だって読みゃあ
勉強だってするんだよ
う・・・
テメエらニンゲンは
なんでもかんでも
まとめて頭につめこむ
ようだがなァ
はっきり言って
ムダも大無駄だぜ?
オレのように、興味の
わいたことだけを勉強
したほうが、よっぽど
役に立つってもんだ
それは、確かに
そうかもしれない
・・・で、いったい
なにを読んでるんだ?
・・・で、いったい
なにを読んでるの?
あ、コラっ!
のぞくんじゃねェ!?
「世界の名酒
    100選」
・・・・・・
ななな、なんだよッ?
別にっ、オレが
なにを読もうと勝手
じゃねェかよォ!?
ふう・・・
洗濯物は、これで
よしっと
それにしても
*n1って
本当に家事に慣れてる
よなあ
メトラル族ってのは
みんなそうなのか?
それにしても
*n1って
本当に家事に慣れてる
わね
メトラル族って
みんなそうなの?
いいえ、違いますよ
ボクがちょっと、普通
と違うんですよ
違うって?
ほら、ボクの角
途中でなくなってます
よね?
これ、小さい頃に病気
のせいで、切り取った
跡なんです・・・
・・・!?
メトラルの男は、角が
完全に成長した時点で
初めて一人前として
認められるんです
戦闘訓練に参加したり
話し合いや、狩りに
加わることが許される
ようになるんですよ
でも、ボクの角はもう
成長することなんて
ないから・・・
半人前として、村で
女の人たちの家事仕事
を手伝ってたんです
そんな理由があった
なんて・・・
悪かったな。変なこと
聞いちゃって
悪かったわね。変な
こと聞いちゃって
そんな、ご主人様っ
お気になさらないで!
ボクはもともと、弱虫
で泣き虫だったから
これで良かったなって
思ってるんです
*n1・・・
ただ、こんなことで
しかご主人様たちの役
に立てないってことは
護衛獣として、すごく
悔しいですけど・・・
よいしょっと・・・
お、モナティ
洗濯してたんだ?
あら、モナティ
洗濯してたんだ?
はいですのっ
モナティ、向こうでも
お洗濯やお掃除して
ましたから
ここでもお手伝い
しようと思いまして
へえ、エライなぁ
へえ、エライわね
そんなことないですの
当たり前のことしてる
だけですの
それでも、自分から
すすんでお手伝いする
なんて感心だよ
なんて感心よ
そ、そうですのっ?
うにゅうぅぅ・・・
それじゃモナティ
もっともっとがんばる
ですのぉ!
って、おい?
そんなにいっぺんに
カゴに入れて大丈夫
なのか!?
って、ちょっと?
そんなにいっぺんに
カゴに入れて大丈夫
なの!?
へ、平気ですのっ
よっ・・・
ととと・・・!
うにゃっ?
あにゃにゃにゃ!?
うにゅううっ!
あーあ、言わん
こっちゃない・・・
うう・・・
せっかく真っ白に
洗ったのにぃ・・・
泣くなよ、モナティ
俺も手伝ってやるから
もう一度やり直そう?
泣かないの、モナティ
手伝ってあげるから
もう一度やり直そう?
うう、すいませんのぉ
*n0さぁん
ん?
お客さんかな
あれ、
お客さん?
あ、どうもどうも
こんにちは♪
こんにちは
こんにちは
あなた、ここのお屋敷
の人ですよね
ギブソンさんって
今、ご在宅ですか?
なんて答える?
 どちら様ですか?
 すぐにとりつぐ
あの、失礼ですけど
どちらさまですか?
見てわかりません?
はあ、さっぱり
・・・わかりません
ヒントはですねー
このバスケットですね
ずいぶんと、大きな
バスケットだなあ
ずいぶんと、大きな
バスケットですね
いったい、なにが
入ってるんだ???
いったい、なにが
入ってるの???
ご主人様
甘い香りがします
甘い香り?
ええっ
お菓子のような
お菓子????
ああ、ちょっと待って
いてください
ちょっと待って
いてください
かしこまりましたー♪
どうも
お待たせいたしました
ご注文のケーキ、これ
でよろしいですね?
ああ、ご苦労様
いつもありがとう
パッフェル
このバスケットの中身
みんな、ケーキ!?
呆れたでしょ?
まったく、いい歳して
甘いもの大好きなんだ
から・・・
いいじゃないか
それに甘いものには
頭の働きを高める効果
があるんだぞ
虫歯ができたって
知らないからね
君こそ、辛いものの
食べ過ぎで、胃を悪く
しても知らないぞ
はいはい、痴話ゲンカ
もよろしいんですがー
・・・・・・
残りの品物は
どこへ置きましょか?
・・・いつもの所へ
お願いするよ
かしこまりました♪
ではでは・・・
あの人、ケーキ屋さん
だったのか
ああ、パッフェルさん
といって、いつもこの
屋敷にケーキを届けて
くれるんだ
これが、ケーキなのね
私、初めて見たわ
よかったらどうぞ
美味しいですよ
*n0も
どうだい
どうする?
 いただきまーす
 遠慮しときます
いただきまーす
ほら、この生クリーム
を載せたパイ菓子が
オススメだぞ?
遠慮しときます
うんうん
*n0は
お子さまじゃない
ものねえ?
いや、朝ご飯
食べ過ぎたんで・・・
あ、そなの
あ、*n0さん
街まで出かけるん
ですか?
うん、ちょっと
あちこち回ってみよう
かなって・・・
ええ、ちょっと
あちこち回ってみよう
かなって・・・
あのう、でしたら
あたしもついていっ
ちゃいけませんか?
お屋敷から出歩くのが
危ないってことは
わかってるんですけど
その・・・
あたし、村の外に出た
ことがないから
どうしても興味が
わいてしまって
*n0さんと
一緒なら、大丈夫
かなって・・・
そう言えば、アメルは
聖女って呼ばれるよう
になってからは
村の中でさえ、自由に
出歩けなくなってたん
だっけ・・・
なんか、似てるよな
俺と・・・
そう言えば、アメルは
聖女って呼ばれるよう
になってからは
村の中でさえ、自由に
出歩けなくなってたん
だっけ・・・
なんか、似てる
あたしと・・・
あの、やっぱり
ご迷惑ですか?
ううん、ぜんぜん
そんなことないって!
一緒においでよ
ううん、ぜんぜん
そんなことないって!
一緒においでよ
はいっ!
ふわあぁぁ・・・っ
思いっきりヒマそうね
ボク?
思いっきりヒマそうね
キミ?
あ、ミモザ先輩・・・
いい若者が、昼間から
大あくびってのは
感心しないわねえ
誰かさんたちみたいに
勉強しろとは言わない
けど・・・
もうすこし有意義に
時間を使ったほうが
いいんじゃないかしら
趣味のひとつでも
はじめてみるとか?
趣味かぁ・・・
・・・そうだ!
釣りなんてどう?
釣り?
うん、たしか中庭に
使ったきりの道具が
まだあったはず・・・
結構、面白いわよ?
ハルシェ湖の魚って
イキがいいし
うまくいけば、食卓に
華をそえられるわよ?
そうだな・・・
なんだかおもしろそう
だし、試してみるか?
そっか・・・
なんだかおもしろそう
だし・・・
試してみよっか?
どうする!?
 とっさに割って入る
 兵士を怒鳴りつける
 呆然と見ている
ほら、あれが
蒼の派閥の本部だよ
ほら、あれが
蒼の派閥の本部
*n0さんと
ネスティさんは
あそこで暮らしてた
んですね
でも、なんでまた
俺たちの暮らしていた
場所なんか見たいって
思ったの?
でも、なんであたし達
の暮らしていた場所
なんか見たいって
思ったの?
えへへ・・・
懐かしい感じがした
からですよ
懐かしい?
お二人にお会いした時
なんだか、不思議な
感じがしたんです
胸の奥がじわぁって
熱くなるみたいな
え・・・?
へっ・・・?
ずっと不思議だった
けど、ここに来て
わかった気がします
森ですよ
お二人も、
森に見守られて
暮らしてたんですね
まあ、たしかに
本部の周りはたくさん
木が生えてるけど
そうね、たしかに
本部の周りはたくさん
木が生えてるけど
私も同じです
あの村の森に見守られ
て育ってきたから
だから多分、お二人を
身近に感じるんだと
思います
森ねえ・・・
森かぁ・・・
ここって・・・
本部じゃないか!?
ここって・・・
本部じゃない!?
・・・・・
入っていっちゃい
ましたね
どうしてあんなに
堂々と本部に
入れるんだよ・・・
ちょっと、なんで
本部なんかに用事が
あったりするのよ・・
*n0さん?
俺たちが聖王都に
いることを秘密に
しようって言ったのは
ネスなのに!?
あたしたちが聖王都に
いることを秘密に
しようって言ったのは
ネスなのに!?
*n0さんっ!
あ・・・
へっ・・・
どうかしたんですか
汗がひどいですよ?
いや、なんでもないよ
ちょっとムキになり
すぎちゃっただけさ
さあ、行こう
ごめん、なんでもない
ちょっとムキになり
すぎちゃっただけよ
気にしないで
考えすぎだよ
うん、きっと・・・
ネスのことだもんな
ばれないようにうまく
やってるだけさ
考えすぎよね
うん、きっと・・・
ネスのことだもん
ばれないようにうまく
やってるだけよ・・・
いい加減にしろっ
このガキが!
きゃあっ!
*n0さん
あれ!
えっ?
へっ?
何度も言ったとおり
本部の中には召喚師
でなくては入れんのだ
だからっ!
私は召喚師だって
言ってるじゃない!?
あの女の子、何度か街
で見かけた子だ・・・
あの女の子、何度か街
で見かけた子だ・・・
ほぉ、だったら
きちんと名を名乗って
みせろ?
それは・・・
ふん、ほらみろ
このウソつきめが
貴族の娘だってのも
どうせウソっぱち
なんだろうが
ウソじゃないわっ!
ホントなんだもん!!
ええい、離せっ!
いい加減しつこいと
ぶんなぐるぞ!!
ぐあっ!
いたっ!
え!?
な、なんだお前はっ
いきなり飛び出して
きやがって・・・
あたたた・・・
いやあ、俺、この子の
知り合いなんですよ
ご迷惑かけたようで
すいません
さあ、行こうか?
いたたた・・・
あたし、この子の
知り合いなんです
ご迷惑かけたようで
すいません
さあ、行きましょう?
ちょ、ちょっと!?
いいから、この場は
俺にあわせて!
いいから、この場は
あたしにあわせて!
それじゃ、失礼します
う、うむ
よさないか!
相手は子供だぞ!?
よしなさい!
相手は子供でしょう?
なんだ、お前は
誰でもいいだろう
とにかく、その子に
乱暴するのはよせよ
誰でもいいでしょ!
その子に乱暴するのは
よしなさい。大人げな
いでしょう!
そうですよ
女の子に手をあげる
なんていけません!
ええいっ
だったら、さっさと
そいつを連れてけっ!
ああ、わかったよ
ええ、わかったわ
ちょ、ちょっと!?
心配しないで
さあ、行きましょう
ダメだ・・・
今から声をかけても
止められない!
ダメ・・・
今から声をかけても
止められない!
あくぅっ!
え!?
な、なんだお前はっ
いきなり飛び出して
きやがって・・・
ら・・・
乱暴はいけませんっ
アメルっ
なんて無茶を!?
あ・・・
この子は私たちが
責任をもって連れて
いきますから
う、うむ
まあ、よかろう
大丈夫か、アメル
ケガとかしてないか
大丈夫、アメル
ケガとかしてない?
だいじょぶ、ですよ
えへへ・・・
ちょっぴり痛かった
ですけど
ごめんなさい
私のせいで
気にしないで
あたしが勝手にした
ことなんだもの
とりあえず、場所を
変えたほうがいいな
さあ、行こう
とりあえず、場所を
変えたほうがいいわね
さあ、行きましょう
さて、と
どうしてあんな場所に
入ろうとしたんだい?
さて、と
どうしてあんな場所に
入ろうとしたの?
・・・・・
黙ってちゃわからない
だろ?
黙ってちゃわからない
でしょう?
赤の他人の貴方に
赤の他人の貴女に
説明する必要なんて
ありませんっ!
な・・・!?
助けてもらった相手に
なんて態度だよ・・・
あらま・・・!?
気が強い子ねぇ
そうですよ
*n0さん
えっ?
まずは、自己紹介から
きちんとしないと
お話はそれからです
は?
いや、そういう問題
じゃあ・・・
アメル、そういう問題
じゃなくて・・・
あたしの名前はアメル
こっちのお兄さんは
あたしの名前はアメル
こっちのお姉さんは
*n0さんって
いいます
貴女のお名前は?
え、あの、その・・・
ミニス・・・
ミニスちゃん、か
素敵なお名前だよね
*n0さんも
そう思いますよね?
あ、う、うん・・・
へ、え、うん・・・
ミニスちゃんは
あたしたちとお友達に
なるのはイヤですか?
えっ、その・・・
イヤですか?
イヤじゃない
けど・・・
それじゃ、これから
仲良くしましょうね
ミニスちゃん
う、うん・・・
さあ、これでもう
あたしたちは赤の他人
じゃありませんよね
あ!
やるわね・・・
そうですよね?
*n0さん
・・・ああ、そうさ
友達だもんな
だから、俺たち
ミニスが困ってるなら
助けてあげたいよな?
・・・ええ、そうね
あたしたち友達だもん
だから、あたしたちは
ミニスが困ってるなら
助けてあげたいなぁ
!?
話してくれるよね
どうして、あんな無茶
をしたのかを
・・・うん
探し物?
うん・・・
探してる物があそこに
あるんじゃないかって
思ったんです
何を探しているの?
ペンダント・・・
緑色をした、大きな石
がついてるの
大切な物だったのに
なくしちゃって
もうずっと、探してる
のに見つからなくて
だから・・・っ
そうか、それでこの子
は、ずっと街の中を
うろうろしていたのか
そうか、それでこの子
は、ずっと街の中を
うろうろしていたのね
ぐすっ・・・
うっ、ううっ・・・
*n0さん
あの、あたし・・・
わかってる
一緒にペンダントを
探してあげたいって
言うんだろう?
あたしも同じ気持ちよ
一緒にペンダントを
探しましょ!
はい
それなら一度、屋敷に
戻ったほうがいいな
みんなにも事情を説明
したいし・・・
ちょっとでもミニスを
休ませてあげようよ
ずっと探しづめだった
みたいだし、な?
それなら一度、屋敷に
戻ったほうがいいわね
みんなにも事情を説明
したいし・・・
少しミニスを
休ませてあげましょう
ずっと探しづめだった
みたいだし?
そうですよね
うん、きっとそうした
ほうがいいです
・・・オ客様デスカ?
よぉ、なんだよ
そのガキは?
・・・だれ?
あれ、お客様ですか?
ああ、そうさ
ええ、そうよ
俺たちの友達だ
あたしたちの友達
護衛の召喚獣・・・?
ひょっとして貴方は
ひょっとして貴女は
召喚師なの!?
うん、一応は
蒼の派閥の召喚師
といっても、まだまだ
駆け出しだけどね
うん、一応は
蒼の派閥の召喚師
といっても、まだまだ
駆け出しなんだけどね
そうなんだ・・・
とりあえず座ってさ
ひと息いれようか
とりあえず座ってさ
ひと息いれようよ
じゃ、あたし
お茶を入れてきますね
にゅうっ!?
ああ~っ!?
ミニスちゃんが
どうしてここにいるん
ですの~!?
なんだよ、モナティ
ミニスのこと知って
いたのか?
あらあ、モナティ
ミニスのこと知って
いたの?
ギブソンさんたちより
前に、サイジェントで
会ったことがあるん
ですの
まさか、ミニスちゃん
あの時みたいに、また
いえ・・・
わわわわ~っ!!
にゅうっ!?
なんだ、なんだっ!?
なに、なに!?
ああっ、アナタねぇ
忘れちゃったのっ?
私の家はここ、聖王都
にあるんだからっ!
変なこと言わないでよ
あ・・・
そうでしたっけ???
まったく・・・
相変わらず、学習能力
がないんだからぁ
うにゅうぅぅっ
私のことより、そっち
のことを説明しなさい
どうして、こんな所に
いるのよ?
もしかして・・・
あんまりドジだから
捨てられた、とか?
ちっ、違うですぅ!?
これには、とっても
ふかぁいワケがあるん
ですのぉ・・・
あきれた・・・
アナタ、きちんと誓約
せずにいたワケ?
にゅうぅぅぅ・・・っ
まさかこんなことに
なっちゃうなんて思い
もしなくてぇ・・・
ま、あの人も普通とは
違うからなぁ
二重誓約なんてこと
知らなかったのね
やけにあっさりと納得
してるとこを見ると
ミニスが召喚師っての
は本当なんだな
やけにあっさりと納得
してるとこを見ると
ミニスが召喚師っての
は本当みたいね
あ、そ、それは・・・
それはそうですのっ
なんてったって
ミニスちゃんのお家は
有名なマー・・・
わわわわ~っ!!
にゅにゅうっ!?
な、なんなんだよ
さっきから・・・
な、なんなのよ
さっきから・・・
ちょっと、モナティ
こっち来なさいっ!
ふぇえ?
余計なことは言わなく
てもいーのっ!
え、でも・・・
とにかくっ
いーのっ!!
わ、わかりましたです
のぉ・・・?
なんか、いろいろ
あるみたいだな
あの二人・・・
なんか、いろいろ
あるみたいね
あの二人・・・
はい、どうぞ
熱いから気をつけてね
ありがとう
ミニスちゃんだっけ?
それにしても災難
だったわねえ
まったくだわ
こんな小さな子に暴力
ふるうなんて
ううん、あれは私が
悪かったんです
ダメだって言われてる
のに、無理を言って
建物の中に入ろうと
したんだもの
そう言えばさ
ミニスはあの時、門番
に「召喚師だ」って
言ってたけど?
あ、あれは・・・
私、まだ見習いで
その・・・
へえ、すごいじゃない
その歳で見習いなら
たいしたものよ
どこの家の師範に指導
を受けているんだい?
そ、それは・・・
ギブソンさん
そういう質問はしちゃ
いけませんよ
ペンダントを無くした
ことは、お家の人には
内緒なんですから
ああ、そうか
すまなかったね
いえ、気にしないで
ください
まあ、なんだ
オレらも出かける時は
注意してやるよ
早く見つかると
いいわね
さて、と
そろそろ行こうか?
あ、はいっ
あっ、あの・・・
ミニスさん
え?
ボク、一生懸命
お手伝いしますから
がんばりましょうね?
・・・・・・うん
大丈夫さ
すぐ見つかるよ
*n1
も手伝ってくれるし
大丈夫
すぐ見つかるわよ
*n1
も手伝ってくれるし
索敵機能ノ及ブ範囲デ
さぽーとサセテ
イタダキマス
ドウゾ、ヨロシク
小サナ召喚師殿
・・・・・・うん
それじゃ
行ってきますね
あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
まいったな・・・
これだけ探しても
見つからないなんて
まいったわ・・・
これだけ探しても
見つからないなんて
*n0さん!
・・・・・・
捜索範囲ハ、マダ街ノ
半分ニモイタッテ
イマセン
アキラメルノハ
マダハヤイカト
・・・そうだな
・・・そうよね
まだ探す場所は
いっぱい、いっぱい
あるですの!
そうですよ
モナティさんの言う
とおりです
あ・・・う、うん!
大丈夫だってば
今日がダメでも明日
があるんだし
そうよ!
大丈夫だってば
今日がダメでも明日
があるんだし
元気を出してください
ミニスさんっ
ケッ!思いっきり
楽観しやがって・・・
簡単にみつかりゃあ
世話ねェってもんだ
*n1っ!
いえ、いいんです
気休めを言われても
うれしくなんかない
ミニスちゃん・・・
私が悪いんだもの
大事なものだったら
もっと大切に持って
なくちゃダメなのに
側にいるのが当たり前
すぎて・・・
私、忘れてたの・・・
え?
へっ?
だから、あのコはもう
戻って来ないのっ!
私が大事にしなかった
から、怒ってどっか
いっちゃったんだぁ!
「いる」って
「あのコ」って
どういうことなんだ?
ミニスが探してるのは
ペンダントなんじゃ
なかったのか?
「いる」って
「あのコ」って
どういうことなの?
ミニスが探してるのは
ペンダントなんじゃ
なかったの?
うわあぁぁ~ん!!
あきらめちゃダメだよ
ミニスちゃん
きっと見つかるよ!
そのために、貴女は
ずっとがんばってきた
んじゃない?
っく、でもぉ・・・!
・・・(くいくい)
なによぉ・・・
泣かないで・・・
・・・・・・
だいじょうぶだよ
怒ってなんか・・・
いないよ・・・
なんで、アナタに
それがわかるのよ!?
・・・・・・
わかってるはずだよ
おねえちゃんも
ほんとうは・・・
・・・・・・
それに・・・
泣いてたら、そのコ
も悲しいよね?
!?
だから、泣いてちゃ
ダメ・・・ね?
うん・・・
ミニスちゃんは、自分
が悪かったって思って
いるんでしょう
・・・うん
だったら、ちゃんと
ペンダントさんに
謝ろう
ごめんなさいって
謝れば、きっと許して
くれるはずだよ
許して・・・
くれるかな・・・
大丈夫よ
だってミニスちゃん
こんなに一生懸命
がんばってるもの
ペンダントさんだって
わかってくれるよ
ねっ?
う、うん・・・
よしっ、それじゃ
もうひとがんばりする
としようか?
よしっ、それじゃ
もうひとがんばり
しましょうか?
ついにおいつめました
わよぉ!
このチビジャリっ!!
・・・!!
誰だっ!?
誰っ!?
ほほほほ
げせんな平民風情に
名乗る名など・・・
・・・ん?
な、なんだよ?
な、なによ?
そこのアナタ
ひょっとして召喚師
なのかしら?
だったら
どうしたっていうんだ
だったら
どうしたっていうのよ
ほほほほ
無知は罪ですわねぇ
召喚師でありながら
私の名を知らないとは
なにを偉そうにカッコ
つけてるのよ?
自意識過剰じゃないの
この年増女っ!!
年増っていうな~っ!
ひひひひひっ
アレは相当
気にしてるなァ?
おいおい
あおるなよ
ちょっと!?
あおらないでよ
あのぉ、ミニスさぁん
あおらないほうがいい
と思うんですが・・・
あの年増女には
あれぐらいで
ちょうどいいのよ
まだ言うかーっ!?
チビジャリぃぃっ!!
年増に年増っていって
何が悪いのよ
ふん、この大年増!
キイィィィッ!
泣かす、泣かすうぅ!
あのう、すいませんが
あたしたち、まだ用事
がありますので・・・
失礼させていただき
たいんですけど
・・・・・・
別に構いませんわよ
た・だ・し
出す物はきちんと出し
てもらいますけど
さあ、チビジャリ!
ペンダントを
お返しなさいっ!!
あれは元々、誇り高き
ウォーデン家の宝
当主である私、ケルマ
が持つべき物なのよ
ウォーデン家のケルマ
・・・ってことは
もしかして彼女は!?
ウォーデン家のケルマ
・・・ってことは
もしかして彼女!?
ほほほほ
ようやく気づいたわね
金の派閥の召喚師の中
でも名門中の名門
ウォーデン家のケルマ
とは私のことですわ
金の派閥の召喚師
彼女が・・・?
あるじ殿
アノ装飾ニハナニカ
意味ガアルノデスカ?
*n1
特にないと思う・・・
ソウデスカ
威嚇ヲ目的トシタモノ
デハナイノデスネ
威嚇って、おいおい
そんな、動物じゃ
あるまいし
しかし、まあ
なんというか・・・
威嚇って・・・
そんな、動物じゃ
あるまいし
しかし、まあ
なんというか・・・
・・・(くいくい)
あの人・・・
ぴかぴか・・・
・・・どうして?
さあ・・・?
しかし、まあ
なんというか・・・
なにか、すごい
ハデですの
あの人・・・
確かに・・・
ハデというか
なんというか・・・
重そうですのー
しかし、まあ
なんというか・・・
想像していたのとは
かなり違う・・・
想像していたのとは
かなり違うわね・・・
ほほほほ
アナタも召喚師ならば
どちらに味方するのが
得かわかるでしょ?
三流召喚師のマーン家
の小娘に義理立てして
も意味なくってよ!?
えっ、ミニスちゃん
あなた・・・?
・・・・・・
まさか、君も金の派閥
の召喚師なのか!?
まさか
あなたも金の派閥の
召喚師なの!?
ご・・・
ごめんなさいっ!!
だましたんじゃないの
言い出せなかっただけ
なのっ・・・
お願い、信じて・・・
ミニス・・・
ほほほほ
さあ、おとなしく
ペンダントをお渡し!
待ってくれ!
ペンダントは今、彼女
のところに無いんだ
待ちなさい!
ペンダントは今、彼女
のところに無いのよ
だまされるものですか
信じると思うか?
あの年増女がよォ
ケルマさん
し、信じて
くださいですのーっ!
*n0
口で言っても無駄よ!
言って聞くような相手
じゃないのっ!!
ワイバーンを召喚する
サモナイト石の
ペンダント・・・
力ずくでも、この手に
取り戻させていただき
ますわよ~っ!!
見回りの兵士さんには
尋ねてみた?
うん・・・
だけど、届けられる
ことはまずないだろう
って言われて・・・
まあ、高そうな物なら
拾った人間によっては
自分のものにしちゃう
だろうからなあ
まあ、高そうな物なら
拾った人間によっては
そのまま持ってかれる
かもしれないしね
ヒヒヒ、とっくの昔に
売っぱらわれちまって
るかもよォ?
う・・・っ
*n1くん!
そんなイジワルなこと
言っちゃダメでしょ?
もう一度
お願いしておこう
見つかったら知らせて
もらえるように
もう一度、お願いして
おきましょう
見つかったら知らせて
もらえるように
そうですね
ここは人通りが多くて
探しにくいな
ここは人通りが多くて
探しにくいわね
ココデ紛失シタノナラ
カナリ厄介デスネ
でも、これだけ
人通りが多い場所だと
かえって、足下にまで
目は向かないです
あきらめないで
探してみましょう?
うん・・・
落としたとしたら
ここが一番、可能性が
高いと思うの
そう言えば、最初に
ミニスと出会ったのも
ここだったっけ
なにか心当たりが
あるの?
・・・・・・
あ、あのぅ
話しにくいことなら
無理に言わなくても?
ちょっとね・・・
仲の悪い人に、ここで
追いかけ回されたの
だから、ひょっとして
その時に・・・
そいつがペンダントを
持っていったって
可能性は?
その人がペンダントを
持っていったって
可能性は?
それはないわっ!
もしもそうだったら
あいつが今も、私を
追い回してるはずが
ないもの・・・
それで、貴女は
この公園を逃げ回る
ことになったのね
それなんだけど
あんまりしつこいから
公園を飛び出して
狭い道ばかり選んで
走り回って・・・
逃げきったってホッと
したら、いつの間にか
ペンダントの鎖が
千切れてて・・・
それじゃ、やっぱり
どこに落としたのかは
限定できないわけか
それじゃ、やっぱり
どこに落としたのかは
限定できないわけね
うう・・・
ま、いいさ
ひとつひとつ街を探し
ていけば、それですむ
ことだからな
ま、いいわ
ひとつひとつ街を探し
ていけば、それですむ
ことだから
ふりだしに戻って
きちゃったな・・・
ここは、探さなくて
いいよっ!
えっ?
・・・どうして?
どうしてですか?
あんまり、ここには
いたくないのっ
その・・・
お家の人に見つかる
から?
・・・!
そう言えば、ミニスと
もめていた門番が
貴族がどうとか言って
いたっけ・・・
たしか、ミニスちゃん
のお母さんって
すごく厳しいんでした
よねぇ?
・・・・・・
わかったよ
それじゃ、ここは
後回しにしよう
わかったわ
それじゃ、ここは
後回しにしましょう
まさか、湖の中には
落ちてないと思うけど
どうなんだろう?
いくらなんでも
こんな場所では落とし
てないと思うわ
水辺は危ないから
近づいてないもの
そうですよね?
ああ、よかったあ
ねえ、よかったって
どういう意味よっ!?
あ、べっ、別に
見つからないのが
よかったってことじゃ
ないんですよぉ
その、ボク・・・
泳げないんで・・・
へえ、そうなんだ?
*n1
泳げなかったのか
へえ・・・
へえ、そうなの?
*n1
泳げなかったんだ
へえ・・・
ああっ、ご主人様
ひどいですよぉ
目が笑ってますぅ!?
だって、くくく・・・
ほんと、失礼だわっ!
・・・え?
アナタもアナタよ!
泳げなくたって別に
死ぬわけじゃないん
だから
男なら、そんなことで
ぐじぐじしないのっ!
わかったっ!?
は、はいぃっ!
なんか、すごい剣幕
だったけど、ひょっと
して・・・
ミニスも、泳げないん
じゃないのか?
なんか、すごい剣幕
だったけど、ひょっと
して・・・
ミニスも、泳げないん
じゃない?
まったく!
確かめようって勇気は
さすがにちょっと
ないけど・・・
ほらほら、みんな
もめてないで
別の場所を探し
ましょう?
あの子は、蒼の派閥に
入ろうとして、門番に
とがめられていたんだ
そうだね?
ええ、そうです
おかしいな・・・
どうしてそんな場所に
ペンダントを探しに
なんて行こうとしたん
だろう
街中探し回って、他に
心当たりがなくなって
しまったからじゃない
でしょうか・・・
だからって、普通は
あんな場所を探そうだ
なんて、考えないん
じゃない?
それは・・・
ひょっとするとあの子
が探しているものは
召喚術に関係ある品
なのかもしれないな
!?
そう考えれば、本部に
入ろうとしたのも納得
できる・・・
ちょっと待って
くださいよ、先輩
見習いの召喚師が
そんな品物を持たせて
もらえるはずがない
ですって
俺だってこの間までは
サモナイト石でさえ
満足に持たせてもらえ
なかったし・・・
あたしだってこの間
までサモナイト石で
さえ満足に持たせて
もらえなかったし
まあねぇ・・・
黙って持ち出したんで
もない限りは
蒼の派閥の見習いが
そんなもの持ってる
はずないわよね
そうだな・・・
かたや聖女さま
かたや貴族の
お嬢様ってか?
両手に花ってのは
このことだなあ
*n0?
茶化すなよ、フォルテ
そうよ、まったく
不謹慎なんだから
わりぃわりぃ
まあ、冗談はさておく
としてだな・・・
かたや聖女さま
かたや貴族の
お嬢様ってか?
お前も気苦労が
絶えないな
*n0?
フォルテ・・・
・・・・・・
・・・ミニスが貴族の
娘ってのは、まず
間違いないとオレは
思うぜ
うにゅ!?
どうしたんだよ
モナティ?
どうしたのよ
モナティ?
い、いーえっ
なんでもないですのぉ
着てるもんがな、俺ら
とは明らかに違う
ありゃあ、相当に高価
な代物だぜ?
フォルテ
服の善し悪し
なんかわかるんだ?
まーな
オレほどの色男に
なれば、それくらい
は当然・・・
・・・ぶつわよ?
コホン、品物の目利き
は宝探しをする時には
欠かせねえからな
なるほど、それなら
納得・・・
それより、私はあの子
の様子のほうが心配ね
しゃべりかたひとつ
とっても、無理をして
るような気がしてね
大人ぶってるところ
なんか、そうだよな
大人ぶってるところ
なんか、そうだよね
ひょっとして、あの子
なにかまだ、隠しごと
してるのかもしれない
うにゅにゅうっ!?
だから、どうしたんだ
モナティ?
だから、どうしたのよ
モナティ?
なな、なんでもっ!?
なんでもないですのぉ
弱味がある人間ほど
無理に強がって見せる
ものだから
そりゃあ自分に基づく
意見か、ケイナ?
・・・・・・
・・・えげっ!?
とにかく、あの子の
様子には気をつけて
あげたほうがいいわ
わかったよ、ケイナ
わかったわ、ケイナ
あらためて、ここから
街を眺めてみると
広いって感じるよなあ
あらためて、ここから
街を眺めてみると
広いって感じるなあ
これだけ広い街の中を
ペンダントひとつ
探して回るのか・・・
ああっ、なんだか
探す前からめまいが
してきたぞ???
ああっ、なんだか
探す前からめまいが
してきたよぉ・・・
ゴ心配ハ無用デス
あるじ殿
彼女ハマダ、子供デス
イクラ健脚ダッタト
シテモ
行動範囲ハ、オノズト
限定サレマス
我々ハ、ソノ範囲ヲ
探セバ良イノデス
ああ、そっか!?
そうだよなっ?
ああ、そっか!?
そうだよね?
モットモ・・・
第三者ノ手ニヨッテ
対象トナル品物ガ
運バレテイタ場合ハ
話ハ別デスガ・・・
・・・・・・
イズレニセヨ、行動ヲ
シナケレバ結果ガ出ル
コトモアリマセン
・・・・・・
まあ、こんなところで
頭をかかえてたって
なんにもならないしな
まあ、こんなところで
頭をかかえてたって
なんにもならないし
・・・(こくこく)
よーし・・・
がんばって探すぞっ!
はッ!ガキに
つきあって落とし物を
探すなんざ・・・
どうせ、アメルの奴が
言い出したんだろう?
うん・・・
まあ、俺も賛成したん
だけどね
うん・・・
まあ、あたしも賛成し
たんだけどね
ったく・・・
あいつは昔から、子供
のことになるとムキに
なるからな
いいか、もしあいつに
なにかあったら
*n0
承知しねぇからな?
ええっ!?
だったら、リューグも
つきあってくれよ
ええっ!?
だったら、リューグも
つきあってよ
冗談じゃねぇ!
ガキのお守りなんか
まっぴらゴメンだ
そんなこと言わないで
お願いですのーっ?
断るといったら
お断りだッ!!
そんなぁ・・・
ま、テメエでなんとか
するんだな
ううっ、無茶苦茶だよ
それって・・・
ううっ、無茶苦茶よ
それって・・・
まったく、アメルにも
困ったものだな
まあ、困っている人を
ほっておけないのは
あの子のいいところ
なんだけど・・・
自分が狙われていると
いうことを、忘れてる
んじゃないだろうな?
まさかぁ?
さすがにそれは・・・
・・・・・・
なんか、ありえそうで
心配になってきた
うんうん・・・
あのオンナなら
それぐらいのことは
やりかねねェぞ?
どうにもつかみどころ
がねェ性格してるから
なァ・・・
・・・(こくん)
くれぐれも無茶しない
ように言い聞かせて
おきはしますが
もしもの時は、どうか
よろしくお願いします
*n0さん
わかったよ、ロッカ
わかったわ、ロッカ
なんて言おう?
 まあ、しかたないさ
 しかたないわ
 嫌ったりしないよ
 説明してくれるよね
どうする?
 悪かったよ
 ミニスが困っていたから
 悪かったわよ
 ミニスが困っていたから
あんな発育途上の小娘
相手に、ウォーデン家
の当主たる私が負けて
しまうなんて・・・
なんたる、なんたるっ
なんたる屈辱~っ!!
まだやる気かしら?
お・ば・さ・ん
むききき・・・
お、覚えてなさいっ!
忘れようったって無理
だと思うな・・・
あの派手な格好じゃあ
忘れようったって無理
よね、あれ・・・
ミニスちゃん
金の派閥の召喚師さん
だったんだ・・・
あたし、ちょっとだけ
びっくりしちゃった
ほんとだよ
ほんとね
黙っててごめんなさい
*n0
モナティは、最初から
知ってたんだな?
モナティは、最初から
知ってたのね?
はい・・・
ごめんなさいですの
モナティを怒らないで
私が、無理に頼んで
黙っててもらったの!
金の派閥と蒼の派閥は
仲が良くないから
私が金の派閥の子って
知ったら・・・
嫌われると思って
だから、だから
わたし・・・
まあ、しかたないさ
俺がミニスでも、多分
言えなかったと思うし
しかたないわ、あたし
がミニスでも、多分
言えなかったと思うし
怒って、ないの?
ごめんなさいって
ミニスはきちんと
謝ってくれたからね
だから、もう泣くなよ
な?
ごめんなさいって
ミニスはきちんと
謝ってくれたもの
だから、もう泣かない
ねっ、ミニス?
う、うん・・・
嫌ったりしないよ
嫌うわけないじゃない
え?
蒼の派閥と金の派閥は
たしかに仲が悪いかも
しれない
でも、それはそれさ
最初に言っただろ
俺たちは友達だよ?
蒼の派閥と金の派閥は
たしかに仲が悪いかも
しれないけどね
でも、それはそれ
最初に言ったでしょ
あたしたちは友達
!?
そうだよミニスちゃん
そうだよ・・・
おともだち、だよ
みんな・・・
だから、気にするなよ
だから、気にしないで
・・・(こくん)
そうですよ
ミニスさん
ご主人様のいうとおり
ボクたちはもう友達
なんですから
それともミニスは
蒼の派閥の友達なんて
いらないかな?
それともミニスは
蒼の派閥の友達なんて
いらないの?
そんな!
そんなことないっ!!
じゃ、問題ないよな?
じゃ、問題なしね
*n0・・・
う、うんっ!
説明してくれるね?
ミニスが俺たちに
言えなかったことを
説明してくれるよね?
ミニスがあたしたちに
言えなかったことを
・・・うん
それじゃ、あの子が
探していたペンダント
って、召喚獣を呼ぶ
道具だったのね
そういうことなんだ
そういうことだって
そのペンダントの中に
いるワイバーンさんは
ミニスちゃんの大切な
お友達なんです
でもって、そいつを
横から奪おうってのが
ケルマって女召喚師
だと・・・
なんだか、ややこしい
ことになってますね
はっ、ご苦労なこった
金の派閥のマーン家と
ウォーデン家の対立は
知ってたけど
そういう因縁があった
とはな
それで、俺からみんな
にお願いしたいことが
あるんだ・・・
それで、あたしから
みんなにお願いしたい
ことがあるの・・・
・・・来たっ!?
・・・!
*n0っ
どういうつもりだ!?
落ち着けよ、ネス
怒鳴らなくても
ちゃんと聞いてるよ
ネス、落ち着いて
怒鳴らなくても
ちゃんと聞いてるから
これが落ち着いて
いられるか!
あれほど、金の派閥の
連中には関わるなと
釘をさしたのに
どうして君は、騒ぎを
引き起こすようなこと
ばかりするんだっ!?
悪かったよ
忠告に従わなかったの
は、本当にすまないと
思ってる
どれだけネスに叱られ
ても、しかたないんだ
って思ってる
悪かったわよ
忠告に従わなかったの
は、本当にすまないと
思ってる
どれだけネスに叱られ
ても、しかたないんだ
って思ってる、けど
・・・
でも、俺はバカだから
他に方法が見つけられ
なかったんだよ
あんなにも必死だった
ミニスを、ほっとく
なんてできなかった
だから、俺は・・・
あたしはバカだから
他に方法が見つけられ
なかったのよ
あんなにも必死だった
ミニスを、ほっとく
なんてできなかった
だから、あたし・・
先輩たちに頼みこんで
彼女のペンダント探し
を手伝ってもらうこと
にしたんだな?
・・・・・・
そうよ・・・
金の派閥同士の争いに
巻き込まれるのを承知
で、彼女を手助けする
というんだな?
・・・・・・
ええっ
まあ、いい
今さら僕が口を出した
ところで、過ぎたこと
は変わらない
だけど、忘れるなよ?
*n0
僕たちは僕たちで
やらなくちゃならない
任務があるんだ
それだけは絶対に
忘れるなよ
・・・うん
ネス、ありがと
ネスはそう言うけどさ
本当にしかたがない
ことだったんだよ
たまたま知りあった
女の子が、金の派閥の
一員だっただけなんだ
俺はただ、ミニスが
困っていたから・・・
ネスはそう言うけどさ
本当にしかたがない
ことだったのよ
たまたま知りあった
女の子が、金の派閥の
一員だっただけ
あたしは、ミニスが
困っていたから・・・
君はバカか?
どうしてわざわざ
赤の他人の問題に首を
つっこむんだ!?
無視すればいいものを
余計な世話を焼くから
こんなことに・・・
ネスティさんっ!
む・・・
ネスティさん
それっておかしいです
助ける相手を選ばなく
ちゃいけないなんて
おかしいです!
誰も、そんなことは
言って・・・
言ってます!
むむ・・・
もういいよ、アメル
ネスが困ってる
もういいわよ、アメル
ネスが困ってる
でも・・・
たしかにあたしが
したことは・・・
・・・わかった
ネス?
今さら僕が口を出した
ところで、過ぎたこと
は変わらないんだ
好きにすればいいさ
ただし、言った以上は
きちんと最後まで面倒
をみることだ
すまない、ネス
ありがとう、ネス
ふん・・・
それにしても
今日は本当にいろいろなこと
があったと思う
知らない人とたくさん出会い
同時に、知っている人たちの
知らなかった一面を
見ることができた気がする
充実してるっていうのは
こういうことかも知れない
中でもミニスとの出会いは
俺に少なからず
驚きを与えてくれた
泣き虫だけど一生懸命な
小さな召喚師
そんな彼女のひたむきな姿は
ちょっとだけ俺の負けん気を
刺激してくれたかも知れない
負けられないよな?
同じ、新米召喚師としてさ
疲れた・・・
一言で表すとそんな一日
でも、おもしろかった・・・
なんて言ったら
ネスに怒られるかな?
だって、いろんな事があった
ううん!ありすぎた・・・
一日だった
新しい人と会ったし
いつも見てた人の知らない
顔も見れた・・・
それに、ミニス・マーン
小さな召喚師
すごい元気だった
そして、一生懸命だった
あたしがあんな立場だったら
あんな風に笑えたかな?
ううん、無理だと思う
だから、あたしも同じ召喚師
として、負けてられない
そう、思った
今日は充実した一日だった
あたしはそう思う
なあ、ネス・・・
どうして蒼の派閥と
金の派閥は、そんなに
敵視しあってるんだ?
ねえ、ネス・・・
どうして蒼の派閥と
金の派閥は、そんなに
敵視しあってるの?
蒼の派閥は召喚術を
用いて、世界の真理を
探求する組織だ
対する金の派閥は
営利を目的とした団体
思想からして相容れる
ものじゃない
さらに問題なのは
彼らのそうした行動が
結果的に権力者と結び
つくことだ・・・
え?
君も知ってるだろう?
リィンバウムで起きた
戦争のほぼすべてが
心なき召喚師の浅慮に
よって、引き起こされ
たものだということを
世界の覇権をかけた
戦乱の時代も
エルゴの王が没した後
の暗黒時代も
召喚術は戦争の道具と
して重宝され、多くの
犠牲者を生み出した
そうか、だから
蒼の派閥は必要以上に
政治に関わるなって
教えてるのか・・・
そっか、だから
蒼の派閥は必要以上に
政治に関わるなって
教えてるのね
そういうことだ
金の派閥はそうした
過去の過ちを繰り返す
可能性をもつ組織
なんだよ
無論、それが全てだと
言い切りはしないがな
派閥同士の対立には
そんな深い理由が
あったのか・・・
派閥同士の対立には
そんな深い理由が
あったのか・・・
今日のアメルを見てて
なんか、俺
びっくりしちゃったよ
今日のアメルを見てて
なんか、あたし
びっくりしちゃった
びっくりですか?
うん、驚いた
おとなしそうに見えて
意外と行動力あるし
言いたいことがあれば
ちゃんと口に出して
言っちゃうしさ
ええ、驚いた
おとなしそうに見えて
意外と行動力あるし
言いたいことがあれば
ちゃんと口に出して
言っちゃうんだもの
ふふふっ、でも
*n0さんは
知らなかっただけで
あたしの性格って
もともと、あんな感じ
なんですよ?
えっ!?
そうなの!?
聖女さまって呼ばれる
ようになってからは
それらしくしようって
ちょっとだけ・・・
ネコ、かぶってたの
幻滅しちゃいました?
そ、そんなことないよ
あはは・・・っ
そ、そんなことないわ
ずっといいと思う
村が襲われてから
ずっと、あたし暗い顔
ばかりしていて
*n0さんたち
に心配かけっ放し
でしたよね?
でも、いつまでも
落ちこんでたらダメだ
って思ったんです
だから・・・
いいんじゃないかな
前向きでさ
すくなくとも、俺は
今日一日で、アメルの
色んな一面が見られて
楽しかったよ
いいんじゃないの
前向きで・・・
あたしはすくなくとも
今日一日で、アメルの
色んな一面が見られて
楽しかったもの
あ・・・・・・
びっくりしたのだって
うれしい驚きって感じ
だったもんな・・・
びっくりしたのだって
うれしい驚きって感じ
だったもんね・・・
結局、ぺんだんとハ
発見デキナカッタ
デスネ・・・
まあ、あせらず気長に
探すことにするよ
ペンダントについてる
宝石が、ワイバーンを
封じたサモナイト石だ
ってわかったんだ
そこから発する魔力を
目印にできれば
*n1も
探しやすいだろ?
まあ、あせらず気長に
探すことにしましょう
ペンダントについてる
宝石が、ワイバーンを
封じたサモナイト石だ
ってわかったもの
そこから発する魔力を
目印にできれば
*n1も
探しやすいでしょ?
ソノコトデスガ・・・
自分ノせんさーデハ
魔力ヲ感知スルコトハ
不可能ナノデス
え!?
ろれいらるノ技術体系
ハ「科学」ト呼バレル
理論ニヨッテ完成シタ
モノデス
数字デ計算デキナイ
魔力トイウえねるぎー
ハ、科学デハ扱エナイ
モノナノデス
う~ん・・・
それじゃ仕方ないか
オ役ニタテナクテ
本当ニ恐縮デス
*n1の
せいじゃないって
気にするなよ
*n1の
せいじゃないわ
気にしないの
万能だって思ってた
*n1にも
できないことって
あるんだなあ・・・
万能だって思ってた
*n1にも
できないことって
あるんだ・・・
ヒヒヒ、ニンゲンよ
テメエもとうとう
恨みをかっちまった
ってわけだ
あのケルマっていう
ケバいオンナ
かーなーり、根に持つ
雰囲気だぜェ?
嬉しそうな顔して
なんてこと言うんだよ
それに、俺はちゃんと
話し合いで解決しよう
としたんだからな
逆恨みってやつだよ
嬉しそうな顔して
なんてこと言うのよ
それに、あたしは
話し合いで解決しよう
としたのよ、それは
逆恨みってやつよ
けッ!逆恨みだって
立派な恨みだっての
おうおう、見える
見えるぜェ?
お前の背中にどんより
からみついた・・・
あのオンナのどす黒い
恨みの思念がよォ?
や、やめろよなっ!?
そういうのっ!!
や、やめなさいよ!?
そういうのっ!!
ヒヒヒヒヒ・・・
うう・・・
*n1め
見えないって知ってて
からかってるなぁ?
もう・・・
*n1め
見えないって知ってて
からかってるなぁ?
*n1
ずっと街を歩き回って
疲れただろ?
*n1
ずっと街を歩き回って
疲れたでしょ?
・・・(ふるふる)
しかし、これだけ探し
ても見つからないって
ことを考えると
ミニスには悪いけど
ペンダントはもう
見つからないかも
知れないな
しかし、これだけ探し
ても見つからないって
ことを考えると
ミニスには悪いけど
ペンダントはもう
見つからないかも
知れないわね
・・・みつかるよ
え?
もどってくるよ
だって、あのこ・・・
なくしたもののこと
いっぱい、いっぱい
想ってるから
*n1・・・
想っていればね
お願いは、かなうの
*n1も
そうだったから
わかるの・・・
人間になりたいって
ずっと、ずっと
想いつづけて
この姿になれたから
そっか・・・
そうだよな。まだ
あきらめるのは早い
よな?
そうね
まだあきらめるのは
早いわよね?
・・・(こくん)
*n1が
そう言うと、信じたく
なるんだよなあ
不思議と・・・
*n1が
そう言うと、信じたく
なるのよね
不思議と・・・
なくしたペンダントは
メイトルパにいる
ワイバーンを封じた品
だったんですねぇ
ワイバーンかぁ・・・
*n1は
見たことあるのか?
ワイバーンかぁ・・・
*n1は
見たことあるの?
とっ、とんでも
ないですよぉっ!?
ワイバーンは険しい山
で暮らしているとても
強い竜族の幻獣ですよ
そんな機会なんて
ボクにあったわけ
ないじゃないですかぁ
そんなにすごいんだ?
そんなにすごいの?
幻獣たちの中でも特に
竜族は高い知能と
強じんな身体をもって
ますからねぇ
そんな方と誓約できた
ミニスさんって、正直
すごいと思いますよ
ま、負けてるかも?
俺・・・
ま、負けてるかも?
あたし・・・
はいけい、マスター
おげんきですか?
またまた、マスターが
びっくりするような
ひとに、あいましたの
ミニスちゃんです
おぼえてますよね?
まえとおなじで、
ウォーデンのひとに
おいかけられて
こまっていたのを
*n0さんに
たすけてもらって
いっしょにいることに
なりました
ひさしぶりにあった
ミニスちゃんは
なんだか、ちょっぴり
おとなっぽくて
モナティ、ちょっと
びっくりしました
みんなもきっと
おどろくとおもいます
それでは、また
おたよりしますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
ねえ、モナティ
それひょっとして
サイジェントに送る
手紙?
はい、そうですの
あのさ・・・
ちょっとだけ、私にも
書かせてくれない?
ええ、いいですよぉ
追伸
フラットのみんなへ
逃げ出したくなったり
することもありますが
私はここで、ちゃんと
がんばってます
     ミニスより
金の派閥の話ってのは
旅先でずいぶん聞いた
もんだが
実際に関わったのは
これが初めてだな
フォルテの聞いた話
ってのは、どんなもの
があったんだ?
フォルテの聞いた話
ってのは、どんなもの
があったの?
ま、正直いって
関わり合いになりたく
ねえような悪い噂
ばっかだな
街の領主に取り入って
ご機嫌とったり、悪事
の片棒かついで召喚術
を使ったり、とかな
やっぱり・・・
でもな、そういう噂は
なにも金の派閥だけに
限ったもんじゃねーぞ
召喚師全部を
ほとんどの連中が
うさんくさいって
思ってんのが現実さ
そうなんだ!?
そうなの!?
ま、そう真剣に考える
ことじゃねえよ
嫉妬で悪く言われてる
部分だってあるしな
あのお嬢様も、堅物の
ネスティも・・・
それに、お前も
ちっともおかしな連中
なんかじゃねーさ
オレが保証してやるぜ
フォルテ・・・
あ、けどな!
あのケルマって女は
別だからなっ?
召喚師かどうかって
以前に、性格に問題
ありありだからな
あははははっ
言えてる!
召喚師であることが
偏見をもたれる原因に
なることもあるのか
気をつけようっと
召喚師であることが
偏見をもたれる原因に
なることもあるのか
気をつけようっと
あ、*n0
ど、どうしたんだよ
ケイナっ!?
顔色が悪いよっ
ど、どうしたのよ
ケイナっ!?
顔色が悪いよっ
だ、大丈夫よ・・・
原因わかってるから
昼間のあれ・・・
ケーキ・・・
どうも、私の胃には
あわなかったみたい
胸焼けしちゃって
あらら・・・
ははは、食べ慣れない
ものを食べたのは
失敗だったわね・・・
我慢しないで、アメル
に治してもらったら?
先輩たちに薬をもらう
とか・・・
我慢しないで、アメル
に治してもらったら?
先輩たちに薬をもらう
とか・・・
ギブソンさんに勧めら
れて食べた手前ね
そういうわけにも
いかないでしょ?
あ・・・
それに、なんだか
恥ずかしいじゃない?
日頃、ロクなもの
食べてないみたいで
心配しないで
風にあたったら気分も
すこし良くなったし
無理はしちゃダメだよ
無理はしちゃダメよ
ええ、ありがとう
それと・・・
フォルテのヤツには
このこと、内緒ね
お腹を抱えて笑うに
決まってるから!
ははは・・・
女の人って、なんか
変なところで見栄を
張るんだなあ
なんか、その気持ち
分かるような
気がする
大丈夫でしょうか
あの子を、僕たちと
必要以上に関わらせて
おいおい
ロッカもネスと同じで
ミニスが俺たちの害に
なるっていうのか?
あらあら
ロッカもネスと同じで
ミニスがあたしたちの
害になるっていうの
とんでもない!
その逆ですよ・・・
僕たちは得体の知れぬ
敵に狙われてるんです
一緒にいたら、あの子
まで巻き添えになって
しまうかもしれないん
ですよ!?
そうか・・・
俺、派閥のことばかり
考えてて・・・
そんな簡単なことに
気づいてなかった!?
そうか・・・
あたし、派閥のこと
ばかり考えてて・・・
そんな簡単なことに
気づいてなかった!?
とはいえ、今さら
放り出すわけにも
いきませんからね
できるだけ早く
あの子の目的をかなえ
てあげましょう
僕も協力しますから
ごめん、ロッカ
よく考えずにあの子と
約束しちゃって・・・
ごめん、ロッカ
よく考えずにあの子と
約束しちゃって・・・
いいんですよ、それは
多分、僕が貴方の立場
多分、僕が貴女の立場
だったとしても
同じことをしただろう
と思いますから
小さな子供が困ってる
のを、ほっとけるわけ
ないですからね
ひょっとしたらネスも
ロッカと同じことを
考えていたのかも
しれないな・・・
ひょっとしたらネスも
ロッカと同じことを
考えていたのかも
しれないわね・・・
ネスティの野郎が
腹立てるのも当然だな
テメエもアメルも
つくづく危機感って
ものがねぇんだからな
うう・・・
悪かったよ・・・
うう・・・
悪かったわよ・・・
だがまあ、これは
これで別に構わねぇか
え?
ニブい野郎だな?
あのガキの面倒を見る
のに夢中になってりゃ
アメルの気もすこしは
紛れるだろうがよ
ああ、そっか・・・
アイツは俺たち三人の
中で、末っ子みたいに
扱われてたせいかよ
やたらと他人の世話を
焼きたがるのさ
年下に対しては特にな
聖女にされちまって
からは、そういう機会
も減ってたからな
とりあえずは、好きに
させておくさ・・・
アメルは、ミニスを
妹みたいに思ってるの
かもしれないな・・・
アメルは、ミニスを
妹みたいに思ってるの
かもしれないわね
そうか、ミニスは一人
で修行してるのか
そっか、ミニスは一人
で修行してるの
うん、私の家に伝わる
召喚術はサプレスの
ものばかりだから
メイトルパの術を学ぶ
には、私が自分で勉強
しなくちゃいけないの
派閥の仲間から教わる
ことはできないの?
そんなの無理よ
だって、召喚術は家々
ごとの秘伝だもの
うっかり秘密をもらし
たら、他の家の召喚師
に出し抜かれるって
みんな思ってるのよ
うーん、この考え方が
俺たちの派閥と決定的
に違うところなんだな
うーん、この考え方が
あたしの派閥と決定的
に違うところなんだ
おかあさまが言うには
立派な召喚師になる
ために必要なことって
召喚術そのものだけで
なくて、幅広い知識や
物の見方なんですって
まだまだ、いっぱい
勉強しないと・・・
偉いな、ミニスは
そんなにがんばって
偉いわね、ミニスは
そんなにがんばって
偉い召喚師になるのは
私の夢だから
それに・・・
約束したんだもの
もう逃げない、って
約束?
あ、なんでもないよっ
こっちのことっ!
???
ミニスが言ってた
約束って、なんのこと
なんだろう?
ミニスが言ってた
約束って、なんのこと
なんだろう?

scn105

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
これでもないし
これも、違う
これでもない・・・
これも、違う
・・・・・・
どう、調子は?
さっぱりですよ
いくら記録を探しても
あの黒い兵士たちに
関連するような記述は
見あたらなくて
ダメです
いくら記録を探しても
あの黒い兵士たちに
関連するような記述は
見あたらなくて
簡単にあきらめるな
*n0
連中の戦いぶりは
僕たちのような素人と
明らかに違っていた
徹底された指揮系統と
それを遵守した動きは
組織だった訓練を前提
に成立するものだ
ネスティ殿ノ意見ニ
賛成デス。アレハ軍隊
ノ動キデシタ
そうだとしたら
やっかいな相手よね
まっ、強い相手のほう
が、ぶちのめしがいが
あるってもんだがなァ
ある意味、こいつの
こういう性格は
うらやましい気がする
まったく・・・
ある意味、こいつの
こういう性格は
うらやましいわね
まったく・・・
とにかく、情報が必要
なんだ。これから先の
ことを考えようにも
奴らのことを知らない
ままでは、身動きの
とりようがない
それはたしかにそうだ
と思うけど・・・
だからって、ここに
ある文献の山の中から
敵の正体を探りだすの
は無茶すぎだって
そもそも、あいつらが
正規の軍隊だって保証
すらないんだし・・・
それはたしかにそうだ
けどね・・・
だからって、ここに
ある文献の山の中から
敵の正体を探りだすの
は無茶よ・・・
そもそも、あいつらが
正規の軍隊だって保証
すらないんだし・・・
じゃあ、君は他に
なにかいい方法がある
というのか!?
はいはいはーい
二人ともそこまでっ!
一生懸命なのはわかる
けど、それが空回りを
しちゃ意味ないわよ
ですが・・・
ひと息いれなさい
私たちも、ちょうど
休憩にするとこだから
ね?
それじゃ、ボク
お茶の用意をして
きますっ!
収穫はあったかい?
いえ、全然です
そうか・・・
まあ、私たちの調査も
似たようなものだよ
たしか・・・
召喚師の連続しっそう
事件でしたっけ?
たしか・・・
召喚師の連続しっそう
事件ですよね?
ああ、そうだよ
報告によるとまた一人
行方不明者が出たとの
ことだ
尋常じゃないですね
それは・・・
まあ、まだ事件性が
あるとはっきり確定
したわけじゃない
地道に足取りを追って
調べていくつもりだよ
焦ってもしかたがない
ことだからね
そうそう、この手の
調査を長く続けるコツ
は、根をつめないこと
なのよ
でも、それも時と場合
によるんじゃない
でしょうか?
おい、ネス
ネス
いたずらに時間をかけ
ることで、取り返しの
つかない事態を招いた
りしたら・・・
悲観的な考えはあまり
好ましくないよ
ネスティ
僕は現実を見すえた話
をしているだけです
ネスティ
時間が惜しいので失礼
させてもらいます
それでは!
ちょっと、ネス
どこ行くんだよ!?
ちょっと、ネス
どこ行くのよ!?
行っちまった・・・
何あせってるのよ?
ほっとけって・・・
*n1っ!
じゃあ、聞くがよ
引き止めてどうする
つもりなんだ?
かえって、こじれる
だけじゃねェのかよ
ええ?
・・・・・・
だいぶカリカリしてる
みたいね、あの子
無理もあるまい
今の状況は彼にとって
不本意すぎるもの
なんだからな
不本意って?
不本意・・・ですか?
ねえ、*n0
貴方たちの目的って
貴女たちの目的って
なんだったかしら?
あ!?
・・・そういえば
彼は生真面目な性格
だからな、任務の遅滞
に必要以上の責任を
感じているんだろう
そういうトコって
昔の貴方みたいよね
ギブソン?
否定はしないよ
だからこそ、彼の心境
がわかるんだしな
ネス・・・
・・・・・・
聖王都は治安のいい街
だって授業で教わって
いたし、俺もそうだと
思ってたけど・・・
なのに、あいつらは
アメルを追って街の中
まで入ってきた
この街は、本当に安全
なんだろうか?
城の中から出てこない
王様たちは、今の街が
どんな姿なのか知って
るんだろうか?
聖王都は治安のいい街
だって授業で教わって
いたし、あたしもそう
だと思ってたけど
なのに、あいつらは
アメルを追って街の中
まで入ってきた
この街は、本当に安全
なのかしら?
城の中から出てこない
王様たちは、今の街が
どんな姿なのか知って
るのかしらね?
・・・おにいさん?
えっ?
こんにちは
おにいさん
あ、うん
こんにちは・・・
誰だろう、この子
どこかで会ったかな?
・・・おねえさん?
えっ?
こんにちは
おねえさん
あ、はい
こんにちは・・・
誰、この子・・・
どこかで会ったかな?
さっきから、ずーっと
お城を見てますけど
どうかしたんですか?
ずーっとって・・・
俺、そんなに長いこと
見ていたのかい?
ずーっとって・・・
あたし、そんなに長い
こと見てた?
ええ、なんだか
真剣な顔で、ずーっと
よっぽどお城が好き
なんだなあって、ボク
感心してたんですよ
いや、そうじゃないよ
ちょっと考え事に夢中
になっちゃってさ
いや、そうじゃないわ
ちょっと考え事に夢中
になっちゃってね
なぁーんだ・・・
そうだったんですか
ところで、君は?
ところで、あなたは?
はい、ボクは
エクスっていいます
ここで人と会う約束を
してて、待っていたん
ですけど、退屈に
なってきちゃって
それで、俺に声を
かけてきたってわけか
それで、あたしに声を
かけてきたってわけね
ごめんなさい
くだらないことで
邪魔をしちゃって
いいんだよ、別に
たいしたことを考えて
たわけじゃないし
ちょうどいいや
お迎えが来るまで
俺でよければエクスの
話相手に・・・
いいのよ、別に
たいしたことを考えて
たわけじゃないから
ちょうどいいわ
お迎えが来るまで
あたしでよければ
エクスの話相手に
エクスさまーっ!
あ・・・
なる必要もなかった
みたいだな、はははっ
なる必要もなかった
みたいね、はははっ
ごめんなさい・・・
気にするなって
それより、ほら
早く行ってあげな?
はい、それじゃ
おにいさん
さようなら!
気にしないで
それより、ほら
早く行ってあげて?
はい、それじゃ
おねえさん
さようなら!
あのエクスって子供
見るからに、いい家の
おぼっちゃんって感じ
だったな・・・
ああいう子が一人で
歩いていられることを
考えてみたら・・・
やっぱり聖王都は
治安のいい街なのかも
しれないな・・・うん
あのエクスって子供
見るからに、いい家の
おぼっちゃんって感じ
だったわね・・・
ああいう子が一人で
歩いていられることを
考えてみたら・・・
やっぱり聖王都は
治安のいい街なのかも
しれないわね
あれ? あっちから
駆けてくるのは
ひょっとして・・・
おーい
パッフェルさーん
あ、どーもどーも
こんにちはーっ♪
そんなに走って
バスケットの中身は
大丈夫なんですか
え?
いや、だから
またケーキの配達の
途中なんでしょう?
あー、いえいえ
今日の中身はケーキ
じゃないんですよー
ほらっ
うわ、これって全部
手紙じゃないですか?
そう、今の私は
郵便屋さんの時間
なんですよー
ケーキ屋で働くのは
お昼までなんですよ
それから手紙の配達を
しましてー・・・
日が沈んだら酒場の
ウェイトレスさん
これが私の、一日の
仕事ですねえ
め、めちゃくちゃ
働いてるよ、この人
め、めちゃくちゃ
働いてる、この人
なんで、そこまでして
働くんですか?
それはもちろん、お金
のために決まってる
じゃないですかー
将来のことを考えると
ほら、貯金とかって
大切でしょ?
それはわかるけど
だからって・・・
あーっ、いけない!
この調子だと、予定の
時間に配達終わらなく
なっちゃいます!?
それじゃ
*n0さん
お先に失礼しまーす!
・・・行っちゃった
感心して・・・
いいものなのかなあ?
こんにちは
*n0さん
あ・・・
シオンの大将
どうも・・・
あ・・・
シオンの大将
ごぶさたしてます
どうしたんです?
今日はいつもと比べて
元気が無いように見え
ますが・・・
なにか、困ったこと
でもあったのですか?
あ・・・
その・・・
へ? あ、あははっ
それは・・・
どうする?
 相談してみようか?
 そんなことないですよ
あはははっ?
別に、そんなこと
ないですって!
ほんと、気にしないで
いいですから
そうですか・・・
それならいいんですが
くれぐれも、ご無理を
してはいけませんよ?
う、うん・・・っ
ごまかしたの、なんか
バレバレだったかも
しれない・・・
あ、うん・・・っ
ごまかしたの、なんか
バレバレだったかも
しれないわねえ・・・
なるほど・・・
それで、お友達と
ケンカをしてしまった
というわけですか
ネスは俺のことを
いつだって考えようと
してくれるのに
俺はいつも、それを
台無しにしてばかり
いるような気がしてさ
なんか、俺
ちっとも、ネスに
優しくしてない・・・
ネスは、あたしのこと
いつだって考えていて
くれてるのに
いつも、あたし
それを台無しにして
ばかりいるような気が
しちゃって・・・
なんか、あたし
ちっとも、ネスに
優しくしてない・・・
相手に察してもらえる
ものだけが、優しさの
在り方ではないですよ
え?
目には見えなくても
言葉で伝えなくても
本当に心でそう思って
いるのなら・・・
貴方の気持ちはきっと
彼に届いていますよ
貴方がそう察したのと
貴女の気持ちはきっと
彼に届いていますよ
貴女がそう察したのと
同じようにね?
あ・・・
それでは足りないと
思われるのなら
今からでも遅くは
ありません・・・
きちんと、言葉で
伝えてあげなさい?
それが一番ですよ
ありがとう、大将
俺、そうしてみるよ
きちんと、ネスと
話してくるよっ!
うん、そうだよね?
大将の言うとおりかも
あたし、きちんと
ネスと話してみるわ!
いってらっしゃい
あれ、あそこにいるの
ユエルじゃないか
あれ、あそこにいるの
ユエルじゃないの
・・・・・・
どうしたんだろう?
ずっとうつむいたまま
みたいだけど・・・
どうしたんだろう?
ずっとうつむいたまま
みたいだけど・・・
はあ・・・
なにしてんだ
ユエル?
なにしてるのよ
ユエル?
・・・!?
俺だよ、ほら
*n0
あたしよ、ほら
*n0
こ、これは違うよっ!
ユエル、とったんじゃ
ないんだからっ!?
え?
ユエル、どろぼう
してないよっ!?
お腹へってるけど
がまんしてるもん!
ははは、別に俺は
ユエルのことを捕まえ
にきたわけじゃ・・・
ははは、別にあたしは
ユエルのことを捕まえ
にきたわけじゃ・・・
・・・・!
ちょっと、ユエル
どうして逃げるんだよ
おいっ!?
ちょっと、ユエル
どうして逃げるのよ
ねえっ!?
ユエル
ユエル、どろぼうじゃ
ないよ~っ!!
あいつ、手の中に
なにか持ってたみたい
だったけど・・・
あの子、手の中に
なにか持ってたみたい
だったけど・・・
まさか、また!?
まさか、また!?
 そんなわけないよな
 困ったもんだな
 そんなわけないよね
 困ったものね
そんなわけないよな
いくらなんでも
そんなわけないよね
いくらなんでも
俺が信じてやらないと
向こうもきっと、俺の
こと信用してくれない
はずだし・・・
ひょっとすると
あいつは、それに
気づいたから逃げたの
かもしれないな?
あたしが信じてあげな
いと向こうもきっと
信用してくれない
はずだし・・・
ひょっとすると
あの子は、それに
気づいたから逃げたの
かもしれないわね?
だとしたら・・・
悪いことしちまったな
だとしたら・・・
悪いことしちゃった
困ったもんだな
まったく・・・
次に見かけたら
もっとこっぴどく
叱ってやらないとダメ
かもな
困ったものね
まったく・・・
次に見かけたら
もっとこっぴどく
叱ってやらないとダメ
かもね
ずっと思っていたこと
なんだが、君たちは
他人に干渉することを
嫌ってるようだね
え、そんなことはない
と思いますけど?
え、そんなことはない
と思いますけど?
ああ、君は違うよ
だけど、他の人たちは
どうだい?
言われてみれば
たしかに・・・
成り行きで行動を共に
しているようなものだ
から、仕方ないのかも
しれないが
今のままじゃいつか
息がつまってしまうぞ
ネスティを見れば
わかるだろう?
そうですね・・・
そうかもしれない
そうですね・・・
そうかもしれない
これから先、君たちが
敵とわたりあうには
仲間同士の信頼が大切
になっていくはずだ
そして信頼というもの
は、交わし続けてきた
言葉の中から、自然に
生まれてくるんだよ
時として、それは
圧倒的な力でさえも
はねのける強さとなる
私はこの目で
そんな光景を見たこと
があるんだ・・・
それは、先輩たちが
西で出会ったっていう
人たちのことですか?
ああ・・・
彼らはスラムの一角で
暮らす、ごく普通の
人々だった
だが、彼らは宝玉を
めぐる無色の派閥との
戦いに巻き込まれ
ながら・・・
仲間を守るために戦い
ぬき、ついにはそれを
退けたんだ
すごい・・・
そんな彼らの中心に
いたのは、君とさほど
変わらない年頃の若者
だったんだよ
モナティがマスターと
呼んでいるのは
その人のことなんだ
どんな人だったん
ですか?
どんな人だったと
君は思う?
どんな人だろう・・・
 行動的な人
 思慮深い人
いつも前向きで
みんなを引っ張って
いく力をもっていたよ
時として、そのせいで
厄介事を引き起こす
こともあったけれど
けしてあきらめず
行動によって解決する
ような人物だった
物事を深く見つめて
判断することができる
人だったよ
思い悩むあまりに
じれったく思える時も
あったけれど
決めたことは絶対に
やりとげる、強い信念
をもっていた
それじゃ、その人って
いうのは・・・
その人は・・・
 男の人ですか?
 女の人ですか?
男だったよ、彼はね
俺と同じくらいの歳で
そんなことができる
なんて・・・
そっか・・・
そうですよね、やっぱ
女の人だよ、彼女は
ええっ!
そうなんですかっ!?
すごすぎるよ
それって・・・
あたしと同じ
女の子が・・・!
なんか、同性として
尊敬したいかも・・・
話が横道にそれたが
*n0
私が言いたいことはね
自然に他人を思いやる
ことができる気持ちを
忘れてはいけないって
ことだ
本当につらいことに
立ち向かわなくては
ならなくなった時
支えてくれる人がいる
ということは、とても
心強いものだからね
あらら・・・
それは想像してたより
深刻だわね
ネスが俺に弱音をはく
なんて、初めてですよ
ネスがあたしに弱音を
はくなんて、初めて
なんです
ああいう生真面目な
ヤツほど、心のほうは
モロいんだぜ?
で、たいていはそれが
原因で自滅すんのな
・・・・・・
ねすてぃ殿ノ思考ハ
合理的デ、トモスレバ
我々、機械兵士ニ近イ
モノデシタガ・・・
アノヨウニ、決断ニ
迷ワレルトハ・・・
*n1
それが人間なんだよ
*n1
それが人間なのよ
???
理論や計算だけで
割り切れない気持ちを
もてあましてしまう
それが、人間の欠点で
あり、長所なんだ
理論や計算だけで
割り切れない気持ちを
もてあましちゃうの
それが、人間の欠点で
あり、長所なのよ
ヨク、理解デキマセン
理解しようとするん
じゃなくて、感じとる
ものだからな
こればっかりは
理解しようとするん
じゃなくて、感じとる
ものだもの
こればっかりは
それにしても・・・
一人であんなに思い
つめる前に、どうして
俺たちに相談してくれ
なかったんだろう
それにしても・・・
一人であんなに思い
つめる前に、どうして
あたしに相談してくれ
なかったのよ
それは無理な注文ね
だって、ネスティ
昔っから人見知りが
激しかったじゃないの
え、ウソでしょ?
なに、*n0
あなた、ひょっとして
気づいてなかったの?
あの子、派閥の中では
ほとんど人づきあい
してなかったんだから
!?
養父であり師匠である
ラウル様とか、なぜか
尊敬してるギブソンは
ともかく・・・
物腰は丁寧だけど、彼
基本的に、誰にも心を
許してないもの
だけど、ネスって
俺に対しては情け容赦
ないですよっ!?
その割にはあたしへの
突っ込みは容赦が
ないような・・・?
特別なのよ、きっと
貴方はあの子にとって
貴女はあの子にとって
数少ない、気を許せる
相手なんでしょうね
そうかなあ・・・
複雑ですね
モナティ・・・
なんとなく、わかる
気がしますの・・・
モナティ?
モナティ?
うまく説明できない
ですけど・・・
きつい言葉をかける
のは、その人のことが
キライなんじゃなくて
ホントは、すっごく
気になってるからだと
思うんですの
だって!
ホントにキライなら
なんにも言ってくれ
ないはずだもの・・
そうね・・・
モナティの言うとおり
だと私も思うわ
素直になるのって
意外と難しいものよ
まして、それが大切な
相手であるほどね
・・・・・・
そういった意味でも
この状況はあの子に
とってキツイのかもね
面識もない大勢の人と
いきなり共同生活する
ことになったんだから
そうですね・・・
いきなり、
今までと違った環境で
暮らせって
言われて
混乱しない人なんて
いませんよ?
僕だって、そうだった
から・・・
*n1・・・
そっか・・・
俺、そんなこと今まで
考えもしなかったよ
ネスのこと、わかって
なかったんだ・・・
そっか・・・
あたし、そんなこと今
まで考えもしなかった
ネスのこと、わかって
なかったのね・・・
こらこら、ボク
君まで深刻になって
どうするの?
こらこら
君まで深刻になって
どうするの?
いい機会じゃない
せっかくだからこの際
あの子の人見知りを
治しちゃいましょ?
ええっ!?
ふふふ・・・
ここは、おねーさんに
任せなさいっ♪
ネス、あのさ・・・
ネス?
邪魔しないでくれ
僕は忙しいんだ
・・・・
 ムキになるなよ
 頭を冷やせよ
 珍しいよね
 らしくないよ
ムキになるなよ
そういうのってネス
らしくないぜ
誰がムキになんか!
本当に?
珍しいよね
ネスが感情的になる
なんて・・・
僕が感情的だって!!
なってるじゃない
む・・・
頭を冷やせよ
先輩たちが言おうと
してたこと、ネスなら
わかるはずだろ?
らしくないよ・・・
全然、ネスらしくない
いつものネスなら
わかってるはずなのに
・・・・・・
ネスがいらいらしてる
理由はわかるよ
本当なら俺たちは
とっくにゼラムを出て
南に向かってなくちゃ
いけないんだから
だけど、今みたいな
ことになるなんて誰も
予想できなかったこと
じゃないか
ネスがいらいらしてる
理由はわかるよ
本当ならあたしたちは
とっくにゼラムを出て
南に向かってなくちゃ
いけないのよね
だけどさ、今みたいな
ことになるなんて誰も
予想できなかったこと
じゃない
君に言われなくとも
それぐらい、僕に
だってわかってる!
わかっているからこそ
余計に腹立たしいんだ
ネス・・・
関わらなければ
良かったんだ・・・
レルムの村になんて
行かなければ!
そうすれば・・・
ネスっ!!
・・・すまない
今のは言い過ぎだった
だけど、*n0
僕は不安なんだ
たどり着くべき結末も
進むべき方向さえも
見えてこない
こんな毎日がこれから
ずっと続いたら・・・
そう考えると、僕は
そんなはずないさ
たしかに今の俺たちは
状況に流されてるよう
に見えるけど
それに甘んじようって
思ってなんかいない
切り開く道をそれぞれ
探してるんだ
時間がかかってるのは
最良の方法を探そうと
しているからだよ
それだけのことさ
ネスが気に病むこと
なんてないんだ
あたしはそうは
思えないの
だって、さ。たしかに
今のあたしたちは
状況に流されてるよう
に見えるけど
それに甘んじようって
思ってなんかいない
切り開く道をそれぞれ
探してるわ
時間がかかるのは・・
最良の方法を探そうと
しているからでしょ
それだけのことよ
ネスが気に病む必要
なんて無いよ
そうだな・・・
君の言うとおりだと
いいんだがな・・・
ネス?
悪いが、すこし一人に
してくれないか?
気持ちを切り替える
時間が欲しい・・・
・・・うん、わかった
無茶しないでね・・・
あれ、みんな
集まってどこへ
行くんだ?
あれ、みんな
集まってどこへ
行くの?
ミニスを連れて
ちょっと故買屋を
回ってみようと思うの
故買屋?
表じゃ取引きできない
品物を専門に扱ってる
ような店のことさ
落とした物が物だけに
拾われてそういう所に
並んでるかもしれねー
からな
なるほど
けど、そんな場所
よくフォルテは知って
たよなあ
なるほど
けど、そんな場所
よくフォルテは知って
るわね
へへへ、なーに
冒険者の常識って
もんだぜ
すっごくかたよった
常識なんだけどね
貴方の場合は
・・・・・・
なにか手がかりが
見つかるといいよな
ミニス?
なにか手がかりが
見つかるといいわね
ミニス?
でも、そこにも
なかったら・・・?
探す前からそんなこと
言うのはよくないよ
ミニス?
だって・・・っ!
まあ、とりあえず
行ってみないことには
始まらねーって
その時はその時で
また別の方法を考えれ
ばいいだけのことよ
そうでしょう?
うん・・・
んじゃ、行ってくるわ
ああ、気をつけて
ええ、気をつけてね
ちょっと、ちょっとぉ
そこの若人ぉ
・・・?
そぉそぉ、あなたよ
あ・な・た!
ちょっと、こっちに
いらっしゃいな
あの、俺になにか
用事ですか?
あの、あたしになにか
用事ですか?
うーん・・・
見れば見るほど
面白い顔だわねぇ
なっ!?
へっ!?
にゃはははっ
怒んないでよぉ?
さ、酒くさい・・・
この人、酔っぱらい
だったのか・・・
関わるんじゃ
なかった・・・
さ、酒くさい・・・
この人、酔っぱらい
じゃないの・・・
あちゃあ・・・
関わるんじゃなかった
かも・・・
あっ!私のこと
酔っぱらいだって
思ってるなぁ?
!?
ほほぉ、今度は
どうやって逃げようか
考えてるわけねぇ
面倒ごとは、
兄弟子のことだけで
たくさんって
とこかしらぁ
なっ、なんで
そんなことまで
知ってるんだ!?
なっ、なんで
そんなことまで
知ってるのっ!?
にゃはははっ
答えは、そりゃ簡単
このメイメイさんは
スゴ腕の占い師さん
だからねぇ・・・
占い師・・・?
そぉよぉ?
当たるも八卦
当たらぬも八卦・・・
って、にゃははっ
こっちの世界の人にゃ
わかんないかぁ?
???
ねぇ、あなたの名前は
なんていうのぉ?
*n0
ですけど・・・
ふぅーん・・・
名前からして
すこぉし変わってる
わねぇ?
よぉし、決めたわ
このメイメイさんがぁ
あなたを、ばっちり
占ったげる!
えっ、でも・・・
いいから、いいから
お店までいらっしゃい
お代はタダにしといた
げるからぁ?
こんな変わった運勢の
持ち主、そうそういる
もんじゃないものねぇ
にゃはははは・・・
ここがメイメイさんの
お店ですか
そうよぉ?
人相、手相、姓名判断
シルターン式の占いで
お客さんに幸運を授け
てるってわけねぇ
シルターン式か・・・
道理で変わった道具が
多いわけだ
シルターン式ね・・・
道理で変わった道具が
多いわけだわ
でわ、まずはお手を
拝見・・・
むー・・・
どうなんですか?
どうなんです?
なんていうか・・・
無茶苦茶ねぇ
ええっ!?
あ、悪いってこと
じゃないのよぉ?
普通の人に比べると
あなたの運勢はすごく
不安定なのよねぇ
いい方に転べば
すごく幸せになれるん
だけどぉ・・・
悪い方に転ぶと?
最低最悪になっちゃう
にゃははははっ
笑いごとじゃない
ですってばぁ!?
笑いごとじゃない
わよぉ!?
ああ、みてもらうん
じゃなかった・・・
まあまあ、まだ不幸と
決まったわけじゃあ
ないんだしぃ・・・
運勢ってのは、日頃の
行い次第で、変える
こともできるんだから
心配になったら、また
たずねておいでよぉ
相談に乗ったげるから
にゃははははっ♪
は、はあ・・・
ああ、そぉそぉ
ウチではこんなものも
やってんだけど
どぉ?
これって、クジ?
うん、そぉ
こうして順番にクジを
めくっていって・・・
絵柄が揃ったら
景品がもらえるのね?
軽い運試しのつもりで
やってみたらどぉ?
にゃははははっ♪
そうだな・・・
よし、やってみるか!
そうねえ・・・
よし、やってみるわ!
毎度ありぃ♪
今回はお試しだから
タダにしてあげたけど
次からは、ちゃあんと
お代を払ってねぇ?
いくらなんです?
そうねえ
お金じゃなくてぇ
お酒でもらえなぁい?
え?
にゃははははっ♪
もらったお金は、すぐ
酒代になるんだものぉ
それなら、最初っから
お酒をもらったほうが
手間が省けるでしょ?
は、はあ・・・
というわけだからぁ
次は、忘れずにお酒を
もってきてねえ?
誰と話す?
 ロッカと話そう
 リューグと話そう
 *n1と話そう
本気なんですか
ミモザ先輩?
本気も本気
大真面目だけど?
こんな状況で街の外に
ピクニックに出かける
なんて・・・
まったくだぜ
なに考えてんだよ
この女は・・・
問題ないじゃない
天気はいいし、絶好の
行楽日和だと思うけど
そういう問題じゃ
ないでしょう!?
僕たちは今、狙われて
いるんですよ
なのに、のこのこ街の
外に出ていくなんて
じゃあ、聞くけど
街の中にいたら絶対に
安全なわけ?
それは・・・
まあ、どこにいようと
連中が襲ってこない
保証はねーよなぁ
たしかにそうだけど
でもねえ・・・
ですよねえ
はいはいはい!
つべこべ言わなーい
わざわざアメルちゃん
に頼んでお弁当だって
作ってもらってるのよ
ねえ?
あ、はい・・・
たいしたものじゃない
ですけど、一応は
とかなんとかいって
このオンナ、すっげェ
気合いをいれて作って
たっけなァ・・・?
*n1くん?
んだよ?
オレは別にウソついた
りしてねェぞ
それはそうだけど
わざわざ言わなく
たって
は、恥ずかしい
じゃない・・・・
おーおー照れてやがる
ヒヒヒヒヒッ
あのね・・・
*n1もね・・
おてつだい、したよ?
ほらほら、男ども
これでも行きたくない
って言えるわけ?
それは・・・
う・・・
な、なんて
強引な・・・
な、なんて
強引な・・・
ミニスちゃんだって
誘ってるんだもの
今さら中止になんて
できるもんですか
どうしてもイヤなら
いいわよお
私たちだけで楽しん
でくるから
なにげに脅迫にまで
及んでるし・・・
なにげに脅迫にまで
及んでるし・・・
ねー
*n0?
えっ、あたしも
共犯者ですか?
確信犯だ・・・
とんでもなく知能犯で
確信犯だあぁ~っ!?
それって・・・
しゃれになってないよ
裏切り者め・・・
ああ、ネスのやつ
すっかり俺が共犯だと
思いこんでるよ
巻き込まれたんだって
言っても、信じてくれ
ないだろうなあ
とほほ・・・
あたしも
巻き込まれたって
言っても信じてもらえ
ないだろうなぁ
こーら、お前ら
いつまで深刻ぶった顔
してんだ?
ほっといてください
おいおい、そう
しかめっ面すんなって
ほれ、見ろよ
ふーん
それでケイナさん
ずっとあの人と一緒に
旅してたんだ?
なんだか素敵ですよね
そういう巡り合わせ
運命の
出会いですのー♪
素敵なもんですか
おかげで、ずううっと
苦労しっぱなしで
とか言っちゃって
しっかりよりそってる
あたりが・・・
・・・(こくこく)
み、ミモザさんっ!?
女連中がああまで
はしゃいでるのって
久しぶりだぜ?
そう言われてみると
そうかも・・・
知らないうちに
オレらは、ゆとりって
ものをなくしてたの
かもしれねーな
・・・・・・
なあ、ネスティ
今日だけは、あいつら
につきあおうや?
そうだよ、ネス
出かけたからには
楽しまないともったい
ないって
そうよ、ネス
出かけたからには
楽しまなくちゃね
いや、しかし・・・
副交感神経ヲ緊張サセ
続ケルコトハ、身体ニ
好マシクアリマセン
コノヨウナ機会ニ
すとれすヲ緩和シテ
オクベキデショウ
なんだかわからんが
*n1も
賛成ってことだな?
ハイ・・・
一度、あんたとは
ゆっくり話をしたいと
思ってたし、な?
ああ、そうか
フォルテ、ネスに気を
遣ってくれてるんだ
だったら・・・
あっ、そっか
フォルテ、ネスに気を
遣ってくれてるのね
じゃ、俺もみんなと
いろいろ話してくるよ
じゃ、あたしもみんな
と話してくるわ
ああ、それがいい
せっかくの機会だしな
こうしていると
敵に狙われていること
なんて忘れてしまい
そうですね
そうだよな
不謹慎だって言われ
そうだけど
そうよね
不謹慎だって言われる
かもしれないけど
アメルがあんなふうに
はしゃぐのを見るのは
久しぶりな気がします
ずいぶんとおてんばな
女の子だったって
爺さんから聞いたよ
ずいぶんとおてんば
だったってお爺さん
から聞いたわ
ああ、それはもう
村の子供たちと一緒に
なって、野山を駆け
回ってましたよ
聖女と呼ばれるように
なってからは、そんな
機会もなくなって
しまいましたけどね
そうだろうなあ
でしょうね
あの子は優しいから
自分のことより周りの
ことを大事にしすぎる
んです・・・
癒しの力に目覚めた時
だってそうでした
村長に「村のためだ」
と熱心に言われて
みんなの期待に応える
ために、聖女として
祭りあげられることを
受け入れたんですよ
なんとなくそんな気は
してたけど、やっぱり
無理してたんだな
なんとなくそんな気は
してたけど、やっぱり
無理してたのね
こんなことを言うと
それこそ不謹慎かも
しれませんが・・・
村があんなことに
なって、ようやく
あの子は解放された気
がするんです
ロッカ・・・
ロッカ・・・
自警団の長をしていた
人間の言うことじゃ
ないですよね?
だけど、僕にとって
アメルはちっちゃな
妹のままですから
幸せであってほしいん
です、誰よりも・・・
なあ、リューグ
さっきから思ってたん
だけどさ
ねえ、リューグ
さっきから思ってたん
だけどさ
なんだ?
ちょっとピリピリ
しすぎじゃないのか?
あちこち警戒して
ばかりじゃないか
ちょっとピリピリ
しすぎじゃないの?
あちこち警戒して
ばかりじゃない
ほっとけ・・・
俺が好きでしてるんだ
でも、それじゃ
リューグがちっとも
楽しめないだろ
もっと笑って、
楽しもうよ。リューグ
別に楽しむために
俺は来たんじゃねえ
ただ・・・
あいつらが安心して
過ごせるようにして
やりたいだけだ
リューグ・・・
戦い慣れてない連中に
いつ襲撃されるか
わからねえ今の状況は
きつすぎる
下手をすりゃ戦う前に
神経がすりきれる
無理にでも息を抜かせ
ないともたねえ
ちと強引なやり方だが
あの女はそのつもりで
こんな無茶やらかした
んだろう?
うん、多分
そうだと思う
ミモザ先輩の考えって
わかんないけど
多分、そんなとこ
じゃないかな?
なら、そいつを無事に
終わらせてやるのが
俺の役目だ
それはわかったけど
じゃあ、リューグは
いつ息を抜くんだよ
意地っ張り・・・
じゃあ、リューグは
いつ息を抜くの?
・・・なめてんのか?
俺は素人じゃねえ
こんなお膳立てなんぞ
なくても、自分の管理
ぐらいできる
他人のことより
手前ェのことを心配
しとくんだな
手前ェのようなハンパ
野郎でも、事が起きた
ら貴重な戦力なんだ
女たちを守れるぐらい
の余裕はもってろよ
わかったな!?
あ、うん・・・
ハンパもんって・・・
あんたねぇ・・・
あるじ殿、ヨロシイノ
デスカ?
ドウセ会話ヲ楽シムノ
ナラ、自分以外ノ方ノ
ホウガ適任カト
適任って・・・
あのなあ
*n1?
普通に話をするのに
わざわざそんなこと
考えなくたって
いいんだってば
適任って・・・
あのね
*n1?
普通に話をするのに
わざわざそんなこと
考えなくたって
いいんだってば
シカシ、自分ハ戦闘用
ニ製造サレタ機体デス
対話ニ関スルすぺっく
ハ、高クアリマセン
あるじ殿ニ満足シテ
イタダケル会話ガ
デキルトハ・・・
わかった、わかった
それじゃ質問しよう
*n1は
俺と会話しても楽しく
ないのか?
わかった、わかった
それじゃ質問するわ
*n1は
あたしと会話しても
楽しくないの?
イイエ、ソンナコトハ
アリマセン
自分ハ製造サレテ以来
人間ト対話スル機会ヲ
モチエマセンデシタ
デスカラ、あるじ殿ノ
話ヲ聞クノハ、非常ニ
興味深イノデス
それと同じだよ
それと同じよ
*n1が
当たり前だと思ってる
知識とか、考え方とか
そういうものは
知らない俺にとっては
すごく興味深いし
面白いことなんだぜ?
*n1が
当たり前だと思ってる
知識とか、考え方とか
そういうものは
知らないあたしにとっ
てはすごく興味深いし
面白いことなのよ?
・・・!
話し方が上手とか下手
とか、そんなこと関係
ないよ
お互いが楽しければ
会話ってのは成立する
ものなんだからさ
話し方が上手とか下手
とか、そんなこと関係
ないわ
お互いが楽しければ
会話ってのは成立する
ものなんだからさ
互イニ、楽シム・・・
デスカ・・・
ケッ! オンナって
のは、どこの世界でも
変わらねェのな・・・
くだんねェことで
キャアキャア騒いで
うっとォしいったら
ありゃしねェ
そんな言い方すること
でもないだろう?
それに、にぎやかで
いいじゃないか
そんな言い方すること
でもないでしょ?
それに、にぎやかで
いいじゃないの
にぎやかだァ?
ニンゲン、テメエ
言葉の使い方が
間違ってやがるぜ
ああいうのはなァ
「うっとおしい」とか
「やかましい」って
言うんだよ!?
・・・
そもそも、オレはな
あの空気がすっげェ
キライなんだよッ
あたしたち、みィんな
なかよしでェーす♪
・・・ってな具合に
見せといて、内心では
信じられねェような
こと考えててよ
気持ち悪いったら
ありゃしねェぜ
感情と顔を一致させろ
っつーのッ!?
・・・・・・
オイ? テメエ
なんでさっきから
黙ってんだよ!?
・・・!
・・・!!
は?
後ろォ・・・?
ずいぶんと女の子の
心理について
おくわしいのねえ
ボクぅ?
げっ!?
つきましては、
もっとお話を
聞かせてほしいって
ことで・・・
ちょーっと、こっちに
いらっしゃい?
いででっ!
み、耳ィ!?
引っ張るなあァっ!!
お、おいっ
見てないで助けろッ!
ニンゲンっ!?
すまない・・・
俺にはとても、そんな
勇気はないんだ・・・
ま、がんばって
生きて帰ってくれ
ごめんね・・・
あたしにはとても、そ
んな勇気はない・・・
ま、がんばって
生きて帰ってね
*n1くん
さあ、みんながお待ち
かねですよ?
たっ、助けて
くれえェェェェっ!?
*n1は
あんまりしゃべるのは
得意じゃなかったけど
どうなんだろう?
ちゃんと楽しんでる
のかな・・・
*n1は
あんまりしゃべるのは
得意じゃなかったけど
どうなんだろう?
ちゃんと楽しんでる
のかな・・・
あ、ほら見て
*n1
あそこの花、すごく
キレイじゃない?
・・・(こくん)
えっと、なんて名前
だったっけ?
ハナビソウ・・・
ハナビソウ?
バスラムのことよ
シルターンでは
ハナビソウって言うの
熟すとね、実が爆ぜて
種をまき散らすから
そう呼ぶのよ?
・・・(こくん)
バスラムの花って
染め物遊びをすると
楽しいんですよね
えっ、そうなの!?
教えてあげるから
あとでみんなで
やってみようか?
(こくこくっ!)
だったら、誰が一番
上手か競争しましょ
よーし、負けないわよ
・・・・・・
・・・・・・
やれやれ、俺が
心配するまでも
なかったみたいかな?
やれやれ、あたしが
心配するまでも
なかったみたいね?
やっぱり、外の空気は
街のものよりおいしい
ですねえ
*n1の
暮らしてたメイトルパ
は、すごく自然が豊か
なんだろう?
*n1の
暮らしてたメイトルパ
は、すごく自然が豊か
なんでしょう?
豊かというか・・・
ボクたちの生活は常に
自然と共にあるような
ものなんですよ
ボクがいたメトラルの
集落は、族長も暮らす
比較的大きなもの
でしたけど
それでも、アメルさん
たちのいた村よりも
小さいんですよ
へえ・・・
そんな環境ですから
こうやって、みんなで
お弁当をもって
外へ遊びに出かける
なんてことは、初めて
の経験なんです
それじゃ、思いっきり
楽しまないとな?
それじゃ、思いっきり
楽しまないとね?
はいっ♪
うふふ・・・
なんだよ、モナティ
ずいぶんと嬉しそう
じゃないか?
なによ、モナティ
ずいぶんと嬉しそう
じゃないの?
だって、だって
みんなでお出かけって
楽しいじゃないですか
マスターたちとも
よくこうして出かけた
んですの・・・
いいお天気にお弁当を
もって遊びにいって
みんなでいーっぱい
おしゃべりをすると
なんだか、もっと
みんなのことが好きに
なれる気がして
だから、モナティ
こういうのってすごく
楽しいんですの
もしかすると、ミモザ
先輩が俺たちを強引に
外へ連れ出したのは
ネスだけじゃなくて
俺たち全員を、もっと
うちとけさせるため
だったのかもな
モナティが思っている
ように・・・
もしかすると、ミモザ
先輩があたしたちを強
引に外へ連れ出したの
ネスだけじゃなくて
あたしたち全員を、
もっとうちとけさせる
ためだったのかもね
モナティが思っている
ように・・・
*n0さん
・・・ん?
・・・ん?
モナティ、みなさんと
たくさんお話しして
もっと仲良くなりたい
ですの
だから、いーっぱい
楽しみましょうねっ
ああ、そうだな
そうしようぜ
モナティ?
ええ、そうね
そうしましょう
モナティ?
はいですのーっ!
どうする?
 ぶらぶら散歩する
 のんびり昼寝する
さ、到着したわよ
へえ、こんな場所が
近くにあったなんて
へえ、こんな場所が
近くにあるんだ
フロト湿原だな
僕も、来るのは初めて
だが・・・
草が青々と茂っていて
すごくきれいですねえ
足下がふわふわしてて
なんだか不思議だわ
お家のじゅうたん
みたい
・・・(ぽむぽむ)
・・・?
(ぽむぽむぽむぽむ)
・・・♪
楽しそうだなあ
*n1
楽しそうね
*n1
すごいな、いったい
どうなってるんだ?
すごい、いったい
どうなってるの?
ソレハデスネ・・・
面白いだろ?
地面と草の間に、水が
溜まってるからだぜ
詳しいな、フォルテ
詳しいね、フォルテ
まあな♪
ん、どうした?
*n1
ん、どうしたの?
*n1
・・・・・・
イエ、別ニ・・・
そういうどうでもいい
ことだけは、やたらに
詳しいのよ、そいつは
そんなことないですよ
たいしたものです
雑学は冒険者のメシの
タネだからな
このフロト湿原はね
見習い時代の頃からの
私のお気に入りの場所
なのよ
ここでしか見られない
動植物も多くてね
観察するために一日中
入り浸ってたわ
本当だ・・・
あっちにいる動物って
俺、初めて見る種類だ
本当・・・
あっちにいる動物って
初めて見る種類!
え!
どこどこっ!?
ほら、あそこ・・・
って、ミモザ先輩!?
ほら、あそこ・・・
って、ミモザ先輩!?
ミモザ
ちょっと観察してくる
から、あとのことは
よろしくねぇ!
・・・行っちゃったよ
・・・行っちゃった
やれやれ、困った人だ
どうすんだよ、おい?
いいじゃないの
ここからは、それぞれ
自由行動にすれば
今日は骨休めに
来たんだし
それはかまわねーが
オレとしてはその前に
腹ごしらえを・・・
私も、お腹ぺこぺこ
はいはい、それじゃ
まずはみんなでお弁当
にしましょうね
はあ~っ
本当にこうしていると
狙われてるのが嘘
みたいだなあ
みんなも思い思いに
羽根をのばしてる
みたいだし・・・
俺はどうしようかなあ
ふぅ~っ
本当にこうしていると
狙われてるのが嘘
みたい
みんなも思い思いに
羽根をのばしてる
みたいだし・・・
あたしは
どうしよっかな
あれ?
あそこに座ってるの
ネスじゃないか
あらら?
あそこに座ってるの
ネスじゃない
・・・・・・
また深刻な顔してるよ
困ったもんだなあ
深刻な顔しちゃって
かたいんだから
一人でぼうっとして
どうしたんだよ?
やっほ! ネス
どうしたの?
君か・・・
やっぱ、ネスは
こうやってみんなと
遊びに来るのって
好きじゃないか?
やっぱ、ネスは
こうやってみんなと
遊びに来るのって
好きじゃないの?
いや、そういうわけ
じゃないが
ただ、どうしても
これから先のことを
気にしてしまってな
そのことなんだけどさ
俺、思うんだ
無理に旅を急ぐ必要
なんてないんじゃ
ないのかな・・・
そのことなんだけどさ
あたし、思うんだ
無理に旅を急ぐ必要
なんてないんじゃ
ないのかな・・・
え?
ほら、俺たちが旅に
出ようとした目的って
いろいろな経験をして
俺が一人前の召喚師に
なる勉強をすること
だっただろう
ほら、あたしたちが
旅に出た目的って
いろいろな経験をして
あたしが一人前の
召喚師になる勉強を
することが
目的なんでしょ
ああ、そのとおりだ
だったら、今こうして
ここにいることだって
貴重な経験だよ
今まで出会ったことも
なかった、いろいろな
人たちと出会って
知らなかったことや
思いもしなかったこと
を知ることができた
そう考えることって
できないかな?
だったら、今こうして
ここにいることだって
貴重な経験になる
そう思うの・・・
今まで出会ったことも
なかった、いろいろな
人たちと出会って
知らなかったことや
思いもしなかったこと
を知ることができたわ
そう考えることって
できないかな?
*n0・・・
ま、たしかにさ
ネスの考えてるほどに
成長はできてないかも
しれないけど
昔の俺と比べたら
俺、今の自分のほうが
ずっと好きだぜ
たしかにね
ネスの考えてるほどに
成長はできてないかも
しれないけど
昔のあたしと比べたら
あたし絶対に
今のあたし、好きだよ
・・・ふふっ
ははははっ
君ってやつは本当に
あはははは・・・っ
な、なんだよっ
なんで笑うんだよっ?
何よぉ
笑うことないじゃない
いや・・・
笑うしかないだろう
そう言われたら・・・
僕の心配してたことを
君はとっくに、自分で
解決してたんだな
???
わかんないよ?
いや、いいんだ
気にしないでくれ
教えなさいよ
あはははは・・・っ
もう、笑ってないで
教えなさいよ
やっぱ、こういう場所
ですることっていえば
昼寝だよな
あそこの岩なんか
日当たりもよくて
気持ちよさそうだし
それじゃ・・・
おやすみなさあい
やっぱ、こういう場所
ですることっていえば
昼寝かなぁ
あそこの岩なんか
日当たりもよくて
気持ちよさそう
それじゃ・・・
おやすみ・・・
*n0
・・・・・・
*n0
・・・ん?
*n0
なんだか・・・
いきぐるし・・・
*n0
・・・にゅ?
*n0
なんだか・・・
いきぐるし・・・
くすくすっ
*n0
っは!?
っは!?
ああ、やっと起きて
くれましたね
・・・ひゃメル?
何度も起こしたのに
ちっとも目を覚まして
くれないから
こうして、お鼻を
つまんでみました
あ、あのね・・・
いけませんよ?
食べてすぐに寝ると
身体によくないです
それに、せっかく
こんなきれいな景色の
場所に来たんです
お昼寝ばかりしてたら
もったいないですよ
それもそうだね
ん~っ・・・!
それもそうね
ん~っ・・・!
でも、本当に
*n0さんって
お昼寝が好きですよね
最初に出会った時も
眠ってたし
あははは
そうだったよな
あははは
そうね・・・
でもあの時に、貴方と
でもあの時に、貴女と
出会ってなかったら
こうしてあたしは
無事でいられなかった
んですよね
*n0さん
たちには
本当に感謝して
います・・・
感謝だなんて
俺は別に、当たり前の
ことをしただけだよ
感謝だなんて
おかしいよ、あたしは
当たり前のこと
しただけなんだから
いいえ、ちっとも
当たり前じゃないです
普通の人だったら
危険なことには関わり
たくないって考える
はずなのに
貴方たちは違った
貴女たちは違った
無関係なはずのあたし
たちを助けて、ずっと
守ってくれました
たくさん迷惑をかけて
しまってるのに・・・
そんな!
気にしないで・・・
今のままじゃダメだと
思っています
*n0さんたち
の優しさに甘えて
いるだけじゃダメなん
です、でも・・・
あたし、勇気が足り
ない・・・貴方たちの
ない・・・貴女たちの
側から離れることが
こわいんです!
いつまでも
こうしていたい
*n0さんたち
と一緒にいたい
アメル・・・
身勝手すぎますよね
自分の気持ちばかり
大事にして・・・
あたし、聖女失格です
ちっとも優しくない
そんなことないよ!
だって・・・
そんなことないわ!
だって・・・
きゃああああっ!?
今のは!?
やはり、連中も黙って
見過ごしては
くれなかったか・・・
急ぐぞ*n0!
わかった!
ええっ!
・・・伏せて!
きゃああああっ!?
・・・回避シタカ
威嚇ダッタトハイエ
ヨイ反応ダ・・・
やっぱ、出てきたかよ
黒の機械兵士・・・!
やっぱ、出てきたわね
黒の機械兵士・・・!
無事デスカ!?
あるじ殿!
ナニやってんだよ!?
ニンゲンっ!
おにいちゃん!?
おねえちゃん!?
ご主人様っ!?
みんな!?
このまま王都の中に
立てこもられたら
面倒だったんだがね
わざわざ捕まりに出て
きてくれるとは・・・
正直、助かったよ
別に貴様のためにした
ことじゃない!
都合のいいごたくを
並べてんじゃねぇ!!
所詮ハ素人ノ集団カ
コウナルコトハ予測
デキタロウニ・・・
そうね
まさにそのとおりよね
ああ、こうでなくちゃ
遠出してきた意味が
ねえ
えっ?
どういうことですか?
フォルテさん
つまりな・・・
行楽トハ別ノ目的ガ
アッタヨウデスネ?
ええ、つまり・・・
手詰まりだったのはね
お互い様ってことよ
エサをちらつかせれば
飢えきった獣は、確実
に食いついてくる
あのねーちゃん、多分
そこまで計算してたん
だろうな
そういうことか!?
なるほど、最初から
それを狙って・・・
策にはめたつもりか?
こざかしい!
我々と貴様らの戦力差
を考えれば、自殺行為
にしか過ぎないぞ!
そのあたりはまあ
気合いでおぎなうさ
総員、全力でかかれ!
上等だっ!
受けてたつぜ!!
*n0
あのイオスって小僧を
絶対に逃がすなよ?
あいつをふん捕まえ
れば、こいつらの正体
がわかるはずだ!
わかった!!
わかったわ!!
なんて答える?
 それがどうした!
 ふざけるな!
 それは・・・
 それがどうしたのよ!
 ふざけないで!
 それは・・・
馬鹿な・・・
この連中、この前より
確実に強くなっている
あんたらのおかげかな
度胸と根性だけは
ついたんだ
あなたたちのおかげよ
あれだけ戦えば
勇気はつくわよ
・・・・・・
おっと、機械兵士さん
この前と同じ手はもう
くわねーぜ?
おかしな動きをすれば
仲間の命の保証はせん
喋ってもらうぞ
お前たちの正体と
その目的を!
構うな、ゼルフィルド
このまま撃てっ!
え!?
へっ!?
任務の遂行こそ絶対だ
お前さえ生き残れば
あの方に対象を届ける
ことはできる
さあ、僕ごと
こいつらを撃ち殺せ!
・・・了解シタ
敵機体、射撃姿勢へ
移行シマス
発砲確率ハ・・・
限リナク100%!!
ぼけっとしてんじゃ
ねェぞ、テメエら!?
連中は本気だッ!!
みんな、逃げろっ!?
みんなも逃げて!
・・・なっ!?
召喚術・・・
メイトルパのだっ!?
ちょっと、ボクたち
そう簡単に命を粗末に
しちゃダメよー?
ちょっと、キミたち
そう簡単に命を粗末に
しちゃダメよー?
ミモザさん!?
おせぇんだよ!
ったく・・・
いやあ、新種発見に
うかれて、気づくのが
遅れちゃったけど
なんとか、ギリギリで
間に合ったみたいね?
我ガ銃撃ヲ、召喚獣ノ
表皮デ弾クトハ・・・
おのれ・・・
余計な邪魔をっ!?
なに言ってんの?
ほっといたら貴方
蜂の巣だったじゃない
それに文句を言う前に
その震えてる身体を
なんとかなさい
カッコ悪いわよぉ?
だ・・・黙れっ!
俺たちは殺しあいを
望んじゃいない
ただ、おまえたちが
アメルをつけ狙うこと
をあきらめてくれれば
それでいいんだ
あたしたちは殺しあい
を望んでないのよ
ただ、あなたたちが
アメルをつけ狙うこと
をあきらめてくれれば
それでいいのよ
???
・・・だとすれば
貴様らの望みは永遠に
かなうまいな
え!?
へっ!?
???
なぜなら我らの任務は
そこの聖女を確保して
はじめて達成される
ものだからだ
黒騎士・・・!
こいつも、ここに来て
いたなんて!?
黒騎士・・・!
こいつも、ここに来て
いたなんて!?
これではっきりしたな
やはり、こいつらは
仲間だったんだ
???
イオス、そして
ゼルフィルド
???
俺は貴様らに、監視を
継続することのみを
命じたはずだが?
ですが・・・っ
???
命令違反の挙げ句に
これ以上の醜態を俺に
見せるつもりか!?
もっ、申しわけ
ございませんっ!!
我々ノ先走リデシタ
なあ、黒騎士の旦那
部下への説教もいいが
状況を考えろよ
後から出ばってきても
この場の主導権はオレ
たちにあるんだぜ?
???
それは、さっきまでの
話だろう・・・
???
出ろっ!!
・・・・・・
そんな!
いつの間に!?
完全に包囲されて
しまってる・・・
???
わざわざ姿を見せなく
ても、その気であれば
貴様らをまとめて始末
することはできた
???
そうしなかったのは
借りを返すためだ
借り?
借りって?
???
そこの女召喚師には
結果として部下の愚行
を止めてもらったわけ
だからな
あら、どうも
そういう礼儀は守って
くれるわけね
ふざけやがって・・・
余裕のつもりか!?
ならば、わざわざ姿を
見せたわけを聞こう
???
貴様らに宣戦勧告を
するためだ
???
崖城都市デグレア
特務部隊「黒の旅団」
の総司令官としてな
デグレアだと!?
デグレアって・・・
たしか、旧王国最大の
軍事都市じゃ・・・
???
理解したようだな
自分たちが敵に回そう
としているものの
大きさを
???
それを知ってなお
貴様たちは我が軍勢と
敵対するつもりか?
それがどうした!
あんたたちが何者でも
そんなこと関係ない
俺は決めたんだ
絶対に、アメルのこと
は守ってみせる!!
それがどうしたのよ
あなたたちが何者でも
そんなこと関係ない
あたしは決めたの
絶対に、アメルのこと
守るって!!
*n0さん・・
ふざけるな!
俺は忘れちゃいない
お前たちが、レルムの
村でしたことを・・・
人の命を軽んじる連中
なんかに、この子を
渡してたまるか!!
ふざけないで!
あたしは忘れない
あなたたちがレルムの
村でしたことを・・・
人の命を軽んじる連中
なんかに、この子は
渡さない!!
*n0・・・
それは・・・
ずいぶんと自信満々に
言ってくれてるけどね
黒騎士さん
わかってるの?
ここは聖王国の領土で
貴方たちのやっている
ことは、軍事侵攻よ
???
承知している
ふーん・・・
なら、おぼえといて
派閥の同胞を傷つけ
まして、無用の戦乱で
世界の調和を乱そうと
する者たちには
蒼の派閥は容赦なく
その力をもって介入
するってね!
ミモザ先輩・・・
さあ、みんな
帰るわよ
帰るって・・・
心配しないで
今ここで戦端を開けば
どうなるか、あいつら
だってわかってる
聖王国に属する全ての
街と、召喚師の集団を
敵に回すことになる
わけだからなあ
それはちと困るだろ?
黒騎士の旦那
???
・・・行くがいい
今は追わん
???
だが、今だけだ
次に貴様らとまみえた
その時には
???
このルヴァイド
もはや、容赦せん
それを忘れるな・・・
よどんでいた
混迷の霧が晴れていく
けれど・・・
その向こうに待って
いたのは太陽ではなく
不吉な嵐の到来を告げる
漆黒の雷雲だった
崖城都市デグレア
旧王国最大の軍事都市が
差し向けてきた特務部隊
「黒の旅団」
やっと知り得た敵の名は
あまりにも巨大すぎて
恐怖よりも、不安よりも先に
俺はただがくぜんとする
どれだけのことができるか?
してやれるのか?
考えるほどに非力な自分を
必死に奮い立たせながら
俺は、俺が立ち向かうべき
敵の姿を、しっかりと目に
焼きつけていた
わからないことが
やっとわかってきた
それはしゃれになってない
重い事実だった
なんだかなぁ・・・
崖城都市デグレア
旧王国最大の軍事都市が
差し向けてきた特務部隊
「黒の旅団」
大きな敵、大きすぎる敵
あまりにも巨大すぎて
呆然としていた
あたしがアメルに
何をしてあげられるのか?
敵の巨大さとあたしの気持ち
それを天秤に掛けてみる
本心は、少し迷った
そんなに強くないよ
あたしは・・・
でも・・・
アメルの力になりたい
天秤はそう傾いた
必死になって
勇気を出した
だからこそ、あたしは
敵の姿を必死になって
脳裏に焼きつける
好きになった自分のため
そして、これからのために
特務部隊「黒の旅団」
・・・
その名のとおり
秘密裏に編成された
部隊・・・
道理で、資料からでは
正体をつかむことが
できなかったわけか
道理で、資料からでは
正体をつかむことが
できなかったわけね
って・・・、それは
分かったんだけど・・
なあ、ネス・・・
そのデグレアって
そもそも、なんのこと
なんだ?
ねえ、ネス・・・
そのデグレアって
そもそも、なんのこと
なのかな?
・・・・・・
・・・?
・・・?
キミはバカか!?
い、いきなり
なんてこと言うんだよ
ひどいじゃないか?
い、いきなり
なんてこと言うのよ
ひどいじゃない?
ひどいのは君の物覚え
のほうだっ!
ミニスだって
知っていたんだぞ?
恥ずかしいとは思わ
ないのか!?
そんなこと言ったって
知らないものは
知らないし・・・
そんなこと言ったって
知らないものは
知らないし・・・
君の場合は知らないと
いうよりも、知ろうと
していないというのが
正確だ
・・・決めた
その質問の答えは
君自身の手で調べて
見つけてくるんだ
えーっ!?
えーっ、じゃない!
二階の書庫を調べれば
すぐにわかるはずだ
今後どうするかに
ついてはそれからだ
まったく、無駄な時間
をとらせて・・・
無駄って思うんなら
さっさと質問に答えて
くれれば・・・
無駄って思うんなら
さっさと質問に答えて
くれれば・・・
いいから、さっさと
調べてこいっ!?
とほほ・・・
うーっ、まさか宿題を
押しつけられるハメに
なるなんてなあ・・・
うーっ、まさか宿題を
押しつけられるハメに
なるなんて・・・
どうしてあの時、彼は
そのままあたしたちを
攻撃してこなかったん
でしょうか?
ミモザ先輩が言ってた
よね?もし、あの場
で戦いを仕掛けたら
蒼の派閥への敵対行為
とみなされてしまう
だから、手を出せな
かったんだよ
ミモザ先輩が言ってた
わね?もし、あの場
で戦いを仕掛けたら
蒼の派閥への敵対行為
とみなされてしまう
だから、手を出せな
かったのよ
でも、おかしいですよ
あの人たちは平気で
村ひとつを焼き払える
力があるんですよ?
あの場であたしたち
全員を殺すことぐらい
できたはずです!
そうすれば・・・
派閥に見つかる前に
目的を果たすことが
できたはず・・・
・・・・・・
あたし、なんだか
わからなくなってます
厳しい言い方でしたが
あの人は、部下たちの
身を案じてました
そんな優しさをもって
いる人が、レルムの村
を平然と焼き払った
なんて・・・
どうして、そんなこと
ができてしまうん
でしょうか!?
あたしには・・・
わかりません・・・
アメル・・・
黒騎士を動かしてる
ものって、いったい
どんな感情なんだろう?
黒騎士を動かしてる
ものって、いったい
どんな感情なのかな?
セッカクノ休息ガ
台無シニナッテシマイ
マシタネ?
そうでもないさ
なんだかんだ言って
このところ街の外には
出てなかったから
ああいう場所で
おいしい空気を吸えた
だけでも、いい息抜き
になったよ
そうでもないわよ
なんだかんだ言って
このところ街の外には
出てなかったから
ああいう場所で
おいしい空気を吸えた
だけでも、いい息抜き
になったもの
ナルホド・・・
自分モ、オモイッキリ
太陽ノ光ヲ浴ビタノデ
調子ガ良好デス
ああ、そういえば
*n1は
光を吸収して、動力源
にしてたっけ?
ああ、そういえば
*n1は
光を吸収して、動力源
にしてたっけ?
ハイ、ヤハリ街ハ空気
ガ汚レテイルセイカ
充電効率ガ悪イノデス
ソノ点、野外デノ充電
ハ快適デス
日差シヲサエギルモノ
モアリマセンノデ
へえ・・・
そんなもんなんだ
ちょっと違う形だけど
ああして出かけたのは
*n1にも
有意義だったわけか
ちょっと違う形だけど
ああして出かけたのは
*n1にも
有意義だったわけね
テメエの先輩とかいう
オンナな
ありゃ、意外とやる
もんだなァ・・・
へえ、珍しいな
*n1が
他人のことをほめる
なんて
へえ、珍しいわね
*n1が
他人のことをほめる
なんて
しかたねェだろうが
あれだけの軍勢に
囲まれてるってのによ
ああも見事なタンカを
見せつけられちゃ
オンナだってバカにも
できやしねェ・・・
ミモザ先輩はあれでも
メイトルパの召喚師
としては、幹部クラス
の使い手だからな
ギブソン先輩もそうさ
俺と同じサプレスの術
の使い手だけど
俺には扱えないような
強力な天使や悪魔を
制御できるんだぜ
ミモザ先輩はあれでも
メイトルパの召喚師
としては、幹部クラス
の使い手だもの
ギブソン先輩もそうよ
あたしと同じサプレス
の術の使い手だけど
あたしには扱えないよ
うな強力な天使や悪魔
を制御できるのよ
あーあ、そういう
スゲエ召喚師に誓約
されたんなら、オレも
あきらめがつくのに
よりによって、テメエ
みたいなヘナチョコの
護衛とはなァ・・・?
悪かったなっ!
ヘナチョコで・・・
悪かったわね!
ヘナチョコで・・・
ケッ、悔しかったら
もっとウデを磨けよな
テメエが、それなりに
使える召喚師になれば
オレもそれなりに
服従してやらァ?
ま、テメエにゃ無理
だろうけどよ・・・
よーし、その言葉
忘れるなよっ!?
よーし、その言葉
忘れないでね!?
いまに見てろよ
*n1め
ぐうの音も出なくして
やるからなーっ!
いまに見てなさい
*n1め
ぐうの音も出なくして
やるんだから
おにいちゃん・・・
これ・・・
へえ、きれいな花の
首飾りじゃないか
おねえちゃん・・・
これ・・・
へえ、きれいな花の
首飾りじゃない
みんなといっしょに
つくったの
ほら・・・
いいにおい・・・
ほんとだ
とっても柔らかくて
ほっとするような香り
がするな
ほんとだ
とっても柔らかくて
ほっとするような香り
がするわね
おひさまのにおいだよ
それ・・・
そっか、だから
元気がわいてくる気が
するんだな?
そっか、だから
元気がわいてくる気が
するのね?
・・・・・・
これ、おにいちゃんに
あげるよ・・・
・・・・・・
これ、おねえちゃんに
あげるよ・・・
えっ?
だって、おにいちゃん
悪いひとたちが
やってきたせいで
だって、おねえちゃん
悪いひとたちが
やってきたせいで
ゆっくり、おやすみ
できなかった・・・
だから・・・
おひさまのにおいで
元気だして・・・ね?
ありがとう
*n1
また・・・
みんなで、あそこに
いこうね・・・
ああ、そうだな
その時はもっともっと
*n1とも
遊ぼうな?
ええ、そうね
その時はもっともっと
*n1とも
遊びましょう?
・・・(こくん)
ああいう時間が
もっと普通にもてる
ように、早くなると
いいんだけどな・・・
ああいう時間が
もっと普通にもてる
ように、早くなると
いいんだけど・・・
あの人たち・・・
「黒の旅団」って
言ってましたっけ
囲まれてるってことに
ボクはちっとも、気が
つきませんでした
だから、それが
わかった時には、本当
にこわかったです
そんな人たちを相手に
しても、ご主人さまは
アメルさんを守ろうと
いうんですね・・・
*n1は
反対なのか?
*n1は
反対なの?
ボクには・・・
うまく言えません
アメルさんを助けたい
だけど、そのために
あんな恐ろしい黒騎士
たちを相手に・・・
ご主人様が、戦わなく
ちゃならなくなるのが
こわくて、こわくて
しかたないんです!
だって・・・
ボクにはご主人様を
守れるだけの力なんて
ないから・・・っ
*n1?
ごめんなさ・・・
ボク・・・っく
泣くつもり、なんて
うく・・・っ
ありがとう・・・
*n1
心配してくれて
でも、大丈夫だよ
俺だって、自分の分は
わきまえてるから
無茶はしない
*n1が
心配するようなことは
絶対にしないから
ありがとう・・・
*n1
心配してくれて
でも、大丈夫よ
あたしだって、自分の
分はわきまえてるから
無茶はしないわ
*n1が
心配するようなことは
絶対にしないから
ほんと・・・
ですか・・・っ?
ああ、約束する
だからもう、泣くなよ
ええ、約束・・・
だからもう泣かないで
は、はい・・・っ
約束を守るためには
もっと、俺がしっかり
しないとな・・・
約束を守るためには
もっと、あたしが
しっかりしないとね
はいけい、マスター
モナティですの
きょうはミモザさんの
ていあんで、みんなで
おでかけしました
いってきたばしょは
フロトしつげん、と
いうところです
ミモザさんのひみつの
ばしょだけあって
めずらしいおはなや
いきものが
たくさん、たくさん
ありましたです
みんなでおべんとうを
たべたり、おはなしを
していると
なんだか、マスター
たちといっしょに
すごしてるみたいな
きもちになりました
あ、でも、モナティ
マスターのところに
かえりたくなくなった
わけじゃありません
うにゅ、えと・・・
その・・・・・・
モナティ、手紙を書く
のはいいけど
そろそろ寝ないと、朝
起きられないぞ?
じゃあ俺、先に休んで
るからな
モナティ、手紙を書く
のはいいけど
そろそろ寝ないと、朝
起きられないわよ?
じゃああたしは、先に
休んでるから
あ、はいですのー!
モナティがそうおもう
ようになったのは
きっと・・・
*n0さんたち
が、すこしずつ
なかよしになっている
からだとおもいます
フラットにいたときと
おんなじ、あったかい
ふんいきが
すこしずつ、みんなの
あいだにできてきてる
ようなきがしますの
それが、モナティには
とてもうれしいんです
それではまた
おたよりしますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
いやー、まいったぜ
*n0
まいったって
なにが?
まいったって
なにがよ?
ネスティのことさ
ほれ、行きにオレと
話をしてただろ?
ああ、そういえば
そうだったっけ
ああ、そういえば
そうだったわね
・・・ネスのやつ
もしかして、無視とか
したんじゃ?
・・・ネスったら
もしかして、無視とか
したんじゃ?
いーや、それは違うぜ
ちゃんと話相手にゃ
なってくれたさ
ただなあ・・・
ただ?
どーいうわけか
普通の会話が、最後に
は説教になっちまって
たんだよなー・・・
げっ!?
げっ!?
そこにケイナのやつが
加わってきたもん
だから、そりゃもー
大変で・・・
うう・・・
なんか、その情景が
ありありと目に浮かぶ
ような・・・
うう・・・
なんか、その情景が
ありありと目に浮かぶ
ような・・・
いいか?
*n0
こいつは忠告だ・・・
あの二人を「同時に」
敵に回すのだけは
やめとけよ?
ああ、わかってる
フォルテの尊い犠牲は
無駄にしないって!
ええ、わかってる
フォルテの尊い犠牲は
無駄にしないわ・・・
へへ・・・
その言葉でずいぶんと
報われたぜ・・・
・・・がくっ
他人事とは限らない
からな、ホント・・・
気をつけよーっと
他人事とは限らない
からな、ホント・・・
気をつけよーっと
そう言えば、あれから
ケイナはアメルに記憶
のことを話したのか?
そう言えば、あれから
ケイナはアメルに記憶
のことを話したの?
ええ、ちょっと前に
話はしてみたわよ
ってことは?
うん、残念だけど
ダメだった・・・
そっか・・・
アメルが言うにはね
私の心の中には
霧で閉ざされたような
部分があるらしくて
その霧をとりのぞく
ことができれば、記憶
が戻るんじゃないのか
ってことらしいの
どうしたら、その霧を
とりのぞけるのかな?
わからないわ
そもそも、どうして
そんな霧が生まれたの
かさえ謎なんだもの
でもね、今はこのまま
でもいいかなって
私は思ってるの
記憶を取り戻すよりも
先に、あの黒騎士たち
をなんとかしないとね
それはそうだけど
でも・・・
心配しないでいいのよ
*n0
私は、別に悲観的に
なってなんかないわ
むしろ、気長に構えて
いこうって思うの
アメルも、手伝うって
言ってくれたし・・・
そのためにも、絶対に
あの子のことを守って
あげなくちゃね?
さーて・・・
がんばらないとっ!
明るく振る舞ってる
けど、やっぱりケイナ
無理してるんだろう
なあ・・・
明るく振る舞ってる
けど、やっぱりケイナ
無理してるんだろう
なあ・・・
ネスティさんの言って
いたとおりでしたね
ああ、やっぱり
あのイオスたちも
村を襲ったあの黒騎士
の仲間だったんだな
ええ、やっぱり
あのイオスたちも
村を襲ったあの黒騎士
の仲間だったのね
ルヴァイドって
名乗ってましたよね
あの人・・・
あんな非道をしてなお
堂々と名乗れる神経が
僕には理解できません
軍に属する人間は
みんな、ああいうもの
なんでしょうか?
さあ、それは俺にも
わからないな
けどさ、師範から
聞いたことがあるよ
組織に属する人間は
ともすればそのせいで
人間らしさをなくして
しまうんだって
あいつらはきっと
そうなってしまったん
じゃないのかな
さあ、それはあたし
にもわからない
けどさ、師範から
聞いたことがあるわ
組織に属する人間は
ともすればそのせいで
人間らしさをなくして
しまうんだって
あいつらはきっと
そうなってしまったん
じゃないのかな
こわいことですよね
それって・・・
目的を果たすことだけ
を優先するあまりに
他のことが見えなく
なってしまうなんて
僕はリューグのことが
心配です
あいつも復讐のために
周りのことが見えなく
なっていないといいん
ですが・・・
そうだな
でもリューグは大丈夫
だと俺は思うよ
あいつには君やアメル
のことが、ちゃんと
見えているはずだよ
それが続く限りは
やつらと同じ間違いは
しないさ
きっと・・・
そうよね
でもリューグは大丈夫
だとあたしは思うわ
彼にはあなたやアメル
のことが、ちゃんと
見えているはずよ
それが続く限りは
やつらと同じ間違いは
しないわ
きっと・・・
だと、いいんですが
リューグは今、どこで
なにをしてるんだろう?
リューグは今、どこで
なにをしてるんだろう?
結局、リューグが心配
していたとおりの状況
になっちまったな
結局、リューグが心配
していたとおりの状況
になっちゃったわね
まあな・・・
けどさ、なんとか無事
に帰ってこれたんだし
これはこれでよかった
んじゃないのかな
けどさ、なんとか無事
に帰ってこれたんだし
これはこれでよかった
んじゃないのかな
そうじゃねぇよ
*n0
俺たちが無事に帰って
これたんじゃねぇ
あのルヴァイドって
野郎がな、俺たちを
無事に「帰した」って
のが本当だ
ハッ!見逃して
もらったんだよッ!?
忌々しいがな・・・
それを認めなけりゃあ
俺たちは今頃、ここに
はいられねえ・・・
リューグ・・・
ナメられたんだよ
俺たちは、あの野郎に
今でなくても、本気を
出せばアメルを奪える
と思ってやがる
許せねえ・・・
絶対に、許せねぇッ!
後悔させてやる・・・
俺に時間を与えたって
ことをな・・・!
見逃してもらった、か
たしかに、リューグの
言うとおりなのかも
しれないな・・・
見逃してもらった、か
たしかに、リューグの
言うとおりなのかも
しれないな・・・
私、今日のことで
ミモザさんを見直し
ちゃったなあ・・・
あんなに大勢の兵士を
連れた黒騎士を相手に
一歩も引かないで
きっぱり言い負かし
ちゃうなんて、男の人
でも難しいことなん
じゃない?
まあ、そうだよな
ええ、そうよね
金の派閥であんなこと
できそうな人って
お母さまをのぞけば
思いつかないもの
蒼の派閥の召喚師って
すごいのねぇ・・・
こらこら、それは
買いかぶりすぎだって
メイトルパの召喚術は
時として、本能の強い
獣も扱ったりするから
他の系統の召喚術にも
まして、術者に威厳が
必要になるって聞いた
ことがある
だから、ミモザ先輩は
あんな状況でも相手に
のまれずにいられたん
じゃないのかな?
こらこら、それは
買いかぶりすぎだって
メイトルパの召喚術は
時として、本能の強い
獣も扱ったりするから
他の系統の召喚術にも
まして、術者に威厳が
必要になるって聞いた
ことがあるもの
だから、ミモザ先輩は
あんな状況でも相手に
のまれずにいられたん
じゃないのかな?
威厳、か・・・
私にも、そういうこと
できるのかなぁ?
俺じゃなくてさ
直接、先輩と話して
みたらどうだい?
同じ属性の術者同士
きっと、色々と勉強に
なると思うぜ
あたしじゃなくて
直接、先輩と話して
みたらどう?
同じ属性の術者同士
きっと、色々と勉強に
なると思うわよ
うん、でも・・・
私は金の派閥の子だし
大丈夫だよ
あの人はそういうこと
気にしないんだから
俺から、先輩に
頼んであげてもいいし
大丈夫だよ
あの人はそういうこと
気にしないんだから
あたしから、先輩に
頼んであげてもいいし
ほんとにっ?
よし、それじゃ
今から一緒にお願い
しに行こうか?
よし、それじゃ
今から一緒にお願い
しに行こうか?
うんっ!
こういうやる気は
俺も見習わないと
ダメかもなあ・・・
こういうやる気は
あたしも見習わな
いとダメかもね

scn106

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
崖城都市デグレアか
まさか、そんな名前が
出てくるとはな
なんなんですか
その、デグレアって?
*n0
おい、ちゃんと授業で
習ったはずだぞ
え、あ、ははは・・・
そうだっけ?
デグレアはその別名の
とおり、北部の大絶壁
に位置する軍事都市だ
リィンバウムがもとは
ひとつの大きな国
だったことは知ってる
わよね?
あ、それは知ってます
たしか、戦争のせいで
分裂したんですよね
あ、それは知ってます
たしか、戦争のせいで
分裂したんですよね
伝説の英雄とされる
エルゴの王の血を引く
聖王家が統治するのが
この「聖王国」だが
その他にふたつの国家
が大陸には存在する
ひとつは、西方に誕生
したばかりの「帝国」
そして、もうひとつが
「旧王国」
聖王国と対立を続ける
かつての王国の残党さ
へえ、フォルテ
よく知ってたわね
やたらきなくさいこと
が好きな連中だからな
旅してると、いやでも
耳に入ってくんのさ
聖王家の打倒だけを
生き甲斐にしてるって
噂だもんね
すると今度の一件も
聖王国への軍事侵攻の
一環なのでしょうか?
そう考えるのが
自然なんだが・・・
ちょっと待ってくれ
そんな国同士の争いに
なんでアメルが関係
してくるんだよ!?
ちょっと待ってよ
そんな国同士の争いに
なんでアメルが関係
するのよ!?
そうですよ
脈絡がなさすぎます
二人の言うとおりだ
私もそれが気になる
女の子一人を捕まえて
なにをするつもり
なのかしら・・・
ただ、間違いないのは
領土侵犯を犯してまで
連中が彼女の身柄を
欲していることだ
・・・・・・
・・・呼吸ガ乱レテ
イマスガ、
大丈夫デスカ?
ん、どうした?
顔色が悪いぞ、オマエ
・・・おねえちゃん
大丈夫?
あの、アメルさん?
顔色がよくないよう
ですけど、大丈夫
ですか?
アメルさん
大丈夫ですの?
なんか変ですの
うん、平気・・・
大丈夫・・・
で、でもでもっ
心配いらないわよっ?
いくらあいつらが大勢
だからって、私たちが
王都にいれば、無茶は
できないもの!
そうですの!
絶対に手出しなんて
できませんですの
そうだな、奴らだって
無茶できないよな
そうよね、あいつらも
無茶はできないわよ
状況的ニモ、王都ニ
イル限リハ安全ナハズ
デス・・・
・・・・・・
そうよね
今までも、そうやって
しのいできたんだし
これからもそうだって
保証はねえけどな
フォルテっ!
いや、僕も同感だ
あの「黒の旅団」を
指揮するルヴァイドと
いう男は、強い使命感
と自信をもっていた
どうしても必要と判断
すれば、ためらわずに
強硬手段に出るだろう
それって、まさか
レルムの村を襲った時
のように!?
それって、まさか
レルムの村を襲った時
のように!?
そーいうこった
そうするだろうな
あの連中ならよ
僕たちは見てるんだ
敵が容赦なく村に火を
放ち、女子供や病人を
斬り捨てるのを
そんな・・・
君たちがそう言うなら
そうした可能性は否定
できないんだろうな
だが今は敵の動向より
先に考えるべきことが
あるんじゃないのか?
え?
へっ?
これから先、君たちが
どうしたいのかという
ことだよ
・・・!
敵が国家に属する軍隊
だとわかった今なら
とるべき方法はいくつ
だってある
騎士団や派閥に保護を
求めることもできる
常識で考えればそれが
最良の方法だ
でも、それじゃ・・・
でも、それって
最悪の事態に・・・
ああ、*n0
君が心配している通り
の結果になるな
連中はためらいもせず
彼女を差し出すだろう
たかが少女一人の身柄
で戦争が避けられると
いうのなら安いものだ
基本的ニハ、ソウ考エ
ルノガ国家トイウモノ
デス
腹黒い連中の考えそう
なことだなァ・・・
ニンゲンらしいや
*n1
お前、もうちょっと
言葉を選べって!
*n1
あんた、もうちょっと
言葉を選びなさい
んだよ、言葉で飾って
も結論はおんなじ
だろォが?ケッ!
そんな考え方って
ひどすぎますっ!?
胸クソ悪い話だがな
それが政治的判断って
もんだ
そんなのダメだっ!
俺は絶対にイヤだ!!
そんなのダメよ!
絶対に止めなくちゃ!
落ち着くんだ
*n0
だって・・・!
*n0さん
みなさんだって、同じ
気持ちですのっ
モナティ・・・
心配しなくても
ここにいるみんなは
貴方と同じ気持ちよ
貴女と同じ気持ちよ
だから落ち着いて
ちゃんと最後まで話を
聞きましょう
・・・すいません
気にすることはない
多分、君ならそう言う
と思っていたからね
だが、その思いを貫く
のは大変なことだよ
生半可な覚悟ではまず
できないだろうな
・・・・・・
そうですよね
よく考えてみるんだ
君たち一人一人が
本当に望んでいる事を
結論を出すのは
それからだよ
フォルテさんたちとは
別の理由で、僕は国に
保護を求めるのは危険
だと思ってるんです
敵対勢力が国境侵犯を
犯してまで、聖女と
呼ばれる人物を捕まえ
ようとする・・・
聖王国の人々が、その
理由に興味を持たない
と思いますか?
あ・・・!?
いずれにしても
あの子はモノとして
扱われてしまう
それぐらいなら・・・
僕はアメルを守って
最後まで戦います
たとえそれが、あの子
を死に追いやる選択で
あったとしても・・・
ロッカ・・・
蒼の派閥
召還ショップ
またお会いしましたね
*n0くん
ああ、レイムさん
こんにちは
*n0さん
ああ、レイムさん
こんにちは
どうかなされたん
ですか?なにやら
沈んだ顔をなさって
いるようですが
よろしければ、私に
話してみませんか
なにかのお役に立てる
かもしれませんよ?
どうする?
 相談してみようか
 人に話す事じゃないな
 人に話す事じゃないわね
・・・・・・・・
決断しようとしまいと
悪い結果が待っている
という選択ですか
で、具体的にそれが
どのようなことなのか
までは話せない、と
すいません
相談に乗ってもらって
いるのに、隠し事を
したままなんて
いいんですよ
人にはそれぞれ事情が
あるものですから
ただし、これから私が
言うことが、あいまい
になってしまうのも
理解してくださいね
はい・・・
結果が見えている以上
結局のところは、決断
する人の気持ちでは
ないでしょうか?
それが限られた選択
しかない状況であった
としても、自分が納得
したものであるなら
最悪の結果になろうと
悔いは残らないもの
ですよ
たしかに・・・
そっか・・・
どんな事情なのかは
わかりませんが
思い悩んでいる時は
いっそ気持ちに任せて
動くのも、立派な判断
のひとつですよ
それでは、また・・・
気持ちに任せる、か
そう言えば、あれから
街でユエルのことを
見かけないけど
どうしたんだろう?
そう言えば、あれから
街でユエルのことを
見かけないけど
どうしたんだろう?
悪さをしたせいで
捕まったりしてないと
いいんだけど・・・
悪さをしたせいで
捕まったりしてないと
いいんだけど・・・
世の中には、どうにも
ならねえ流れってもん
があると、俺は思う
どういう立場で
どこに生まれてくるか
なんてのが、そうさ
けどな・・・
それは最初だけだ!
生まれた家が
裕福であろうと
貧乏であろうと
そこからいくらでも
人間は変わっていける
はずなんだ・・・
押しつけられたものに
従わなくちゃならねえ
義理はねえんだッ!
・・・違うか!?
違わないよ、リューグ
俺もそう思う
だから、アメルだって
自分の境遇に逆らって
いいはずなんだ
違わないよ、リューグ
あたしもそう思う
問題なのは、彼女が
自分にそれを許せるか
どうかなんだ・・・
問題なのは、彼女が
自分にそれを許せるか
どうかなのよね・・・
バカ兄貴と違って
あいつにそれをさとす
言葉を、俺は持っちゃ
いねえんでな
だから、かわりに
戦ってやるんだよ
あいつの願いを邪魔し
ようとする全てとな
それが、俺の覚悟だ
*n0
さっきはイヤなこと
言っちまって
悪かったな
仕方がないよ
フォルテの言ったこと
って、俺もあたってる
と思ったし・・・
このまま俺たちが
動かなかったら
黒騎士は確実にここを
攻めてくる
たとえそれを退ける
ことができたとしても
その時点で・・・
仕方がないわ
フォルテの言ったこと
って、あたしもあたっ
てると思ったし・・
このままあたしたちが
動かなかったら
黒騎士は確実にここを
攻めてくる
たとえそれを退ける
ことができたとしても
その時点で・・・
アメルのことは俺たち
だけの問題じゃあ
なくなっちまうな
そこから先は
ギブソンの旦那が
言っていたとおりさ
そういう最悪の結果
だけには、なって
ほしくねーもんだな
まったく、みんな
先のこと心配するのは
わかるけど
言葉に思いやりって
ものが足りてないわ!
アメルがどんな気持ち
でいるのか、ちゃんと
考えてるのかしら?
考えてる、と思うよ
それは・・・
真剣に思っているから
あそこまで言葉が
厳しくなるんだよ
考えてる、と思うわ
それは・・・
真剣に思っているから
あそこまで言葉が
厳しくなるのよ
それはわかってるけど
でも・・・っ!
あの子がみんなの言葉
のひとつひとつに
苦しんでいたことは
変わらないわ・・・
・・・・・・
*n0
お願い、あの子を
守ってあげて・・・
戦うことだけじゃない
目に見えない、心を
傷つける刃から守って
あげてほしいの!
それができるのは
きっと、貴方だけ
きっと、貴女だけ
あの場ではっきりと
怒ってみせることが
できた貴方だけなのよ
できた貴女だけなのよ
やはり、君の決意は
変わらないようだね
・・・はい
そんなすまなさそうな
顔はしなくていいさ
さっきは厳しい物言い
になったけれど、私が
言いたかったのは
悔いが残るような決断
ならば、するべきでは
ないということだよ
それが理屈のうえでは
どれだけ正しいことで
あってもね
それって、どういう
ことですか?
理性と気持ちは
別のものということさ
私はね、以前の任務で
そのことを学んだ
自分の気持ちを無理に
抑えて、理性が正しい
と命じる選択をしよう
としたんだ・・・
つらかったな
そして結局、最後には
気持ちを抑えきれなく
なってしまった
・・・・・・
ギブソン先輩
でも、そのおかげで
私はわかったのさ
人間は理屈だけじゃ
生きていけない
感情があってこそ人間
なんだ、とね
だから、*n0
君は君の正しいと思う
ことを選べばいい
理屈にはあわなくても
自分の気持ちに迷いが
ない答えなら
それが君にとっての
真実になるんだからね
・・・・・・
・・・はいっ!
はいっ!
うん、いい返事だ
なにがいけなかったん
でしょうか?
あたしは、ただ普通に
暮らしていたかった
だけなのに・・・
あたしの知らない所で
なにもかもが決まって
しまう
・・・・・・
せめて理由がわかるん
だったら、あたし
弱音なんて吐きません
けど・・・
わからないんです!
どういう答えを出せば
いいのかが!?
どうしたら、今の状況
を変えられるのか
わからない自分が
すごくくやしい・・・
さっき、ギブソン先輩
と話をして、教わった
ことがあるんだ
さっき、ギブソン先輩
と話をして、教わった
ことがあるの
・・・・・・
悔いの残らない答えが
その人にとっての真実
なんだって
俺もそうだと思う
理屈にあった正しい
選択をしたとしても
それが自分の気持ちと
一致してなければ
絶対に後悔すると思う
だから・・・
アメルの今の気持ちを
教えて欲しい
悔いの残らない答えが
その人にとっての真実
なんだって
あたしもそうだと思う
理屈にあった正しい
選択をしたとしても
それが自分の気持ちと
一致してなければ
絶対に後悔すると思う
だから・・・
アメルの今の気持ちを
教えて欲しいの
あたしの、気持ち?
君が望んでいることや
譲れないと思うもの
望まないことや不安に
感じているもの
それを知りたいんだ
あなたが望んでること
譲れないって思うこと
望まないことや不安に
感じていること全部
それを知りたいの
同じ質問を・・・
させてくれませんか?
あたしも知りたいです
貴方の・・・
貴女の・・・
*n0さんが
望んでいることを
俺は・・・
あたしは・・・
どうする?
 君を守ってあげたい
 黒騎士たちが許せない
 よくわからない・・・
 あなたを守りたい
 黒騎士たちが許せない
 よくわからない・・・
君を守ってあげたい
そう思ってる
あなたを守りたい
そう思ってるわ
どうして?
それは・・・
うまく言葉にできない
だけど、同情や哀れみ
とは違う気がする
ただ・・・
どうして?って
正直、わかんない
でも、同情や哀れみ
じゃないの
ただ・・・
ただ?
君と出会った時から
俺は感じていたんだ
なんだか懐かしくて
不思議な気持ちを
錯覚かもしれない
けど、君の側にいると
心があたたかくなる
安心できるんだ
だから、君を守りたい
アメルの側にいたい
それが俺の、正直な
今の気持ちだよ
あなたのそばにいると
不思議とね・・・
落ち着くの、
暖かいって感じるの
私が聖女だって
言うのと関係してるの
でしょうか?
関係ないと思うけどね
だって、はじめて
会ったときから
そうだったからね
あなたを守りたい
私のわがままな・・・
身勝手な願いよ
それが、今の気持ち
*n0さん・・
俺は許せない
黒騎士たちのやり方が
自分たちの目的達成の
ために、平気で他人の
命を奪うなんて・・・
絶対にしちゃいけない
許しちゃいけないこと
なんだ!
あたしは許せない
黒騎士たちのやり方が
自分たちの目的達成の
ために、平気で他人の
命を奪うなんて・・・
普通しないわよ
そんなひどいこと
それが許せないの
*n0さん・・・
だから、俺は逃げない
あいつらがどれだけ
恐ろしい相手でも
好き勝手はさせない
君を渡したりはしない
絶対に・・・!
あたしは逃げない
あいつらがどれだけ
こわくても
許したくないの
だから絶対にあなたを
あいつらに渡さない
正直、よくわからない
どうしたいかなんて
だけど・・・
正直、よくわからない
どうしたいかなんて
だけど・・・
だけど?
今、なにかしなくちゃ
なにも変わらない
ううん、きっと変われ
なくなってしまう
それだけは
たしかなんだ・・・
今、なにかしなくちゃ
なにも変わらない
ううん、きっと変われ
なくなっちゃう
それだけは
たしかなの・・・
あたしはずっと、自分
のせいで他の人に迷惑
をかけたくないって
思ってました
自分が我慢してすむの
なら、そうしようって
いつも考えて・・・
今までずっと
そうしてきました
アメルは、優しいから
あなたは、優しいから
違うのっ!!
優しくなんか・・・っ
あたしは、こわかった
だけなんです!
思ったことを口にして
嫌われてしまうことが
こわかっただけ・・・
本当は聖女になんて
なりたくなかった!
奇跡の力なんて欲しく
なかった!!
でも・・・
村の人たちの期待を
裏切れなかった・・・
アメル・・・
あたしは今まで
自分に嘘ばかり
ついてきました
でも・・・
あなたたちと
暮らすようになって
すこしずつ
わかってきたんです
自分の気持ちを正直に
言うのはこわいけど
必要なことなんだって
嫌われたり、迷惑を
かけることになっても
それでも必要なこと
なんだって!
だって・・・
そうじゃなきゃ、一人
でいるのと変わらない
うん、そうだね
俺もそう思う
君が他のみんなに迷惑
をかけたくないって
思うのと同じくらいに
俺たちはみんな
君だけをつらい目には
あわせたくないから
うん、そうよね
あたしもそう思う
あなたがみんなに迷惑
をかけたくないって
思うのと同じくらいに
あたしたちはみんな
あなたをつらい目には
あわせたくないのよ
あたしは・・・
あたしは
*n0さんと
一緒にいたいですっ!
みんなと一緒がいい
絶対に離ればなれに
なんかなりたくない!
だから・・・
だから、あたし・・・
・・・わかったよ
アメルの気持ち、俺
ちゃんとわかったから
だからもう一人で全部
背負わないで
俺が・・・ううん
俺たちが一緒に支えて
あげるから・・・
・・・わかったわ
アメルの気持ち、
ちゃんとわかったから
だからもう一人で全部
背負わないで
あたしが・・・いいえ
あたしたちが一緒に
支えてあげるから
う、うん・・・っ
君らしくないな・・・
え?
答えがわからず空欄の
ままにしておくなんて
君のガラではない
だろう?
ダメと承知でも
直感に頼って、空白を
埋めていくのが、君
じゃなかったのか?
・・・!!
君はもう、本当は答え
をもっているはずだ
はっきりとした気持ち
をもっているはずだ
だったら、それを
選ぶしかない
・・・違うか?
そう、だよな・・・?
俺の考えてることは
最初からなにも変わっ
ちゃいないんだ!
そう、よね・・・?
あたしの考えてる事は
最初からなにも変わっ
ていないのよね
ありがとう、ネス
俺、難しく考えすぎて
いたんだ・・・
ありがとう、ネス
あたし、難しく考えす
ぎてたみたい・・・
まったく、こんなこと
を僕に言わせるな
うっ、ごめん・・・
わかったら、さっさと
それを実行にうつせ
いいな?
ネス・・・ありがとう
ぜい、ぜい・・・っ
こっちとこっちを
配達したら、次は
あっちをそっちまで
運んでぇ・・・
すごく繁盛している
みたいだね?
パッフェルさん
ええ、おかげさまで
でもぉ・・・
うああああっ???
私一人だけじゃあ
とってもおっつかない
ですよぉ!?
*n0さぁん
ケーキの配達の手伝い
お願いできませんか?
えっ?
お願いしますよぉ?
ちゃんとお給金も出す
ように、店長に言って
おきますから・・・
このままじゃあ、私
忙しさで、溶けちゃう
ですよぉ???
しかたないなあ
手伝ってあげるよ
しかたないわね、うん
手伝ってあげるわ
ああっ、お願いします
助かりますう・・・っ
俺は決めたよ
黒の旅団に、アメルを
渡したりはしない
どんなことがあっても
絶対に守ってみせる
決めたわ
黒の旅団に、アメルを
渡さない
どんなことがあっても
絶対に守ってみせる
・・・だとさ?
・・・・・・
これは俺個人が勝手に
決めたことだから
みんなに無理を言う
つもりはないよ
自分の意志で決めて
くれればいい
もしも、賛成できない
人がい・・・
ったあーっ!?
これはあたしが勝手に
決めたことだから
みんなに無理を言う
つもりはないわ
自分の意志で決めて
ちょうだい
もしも、賛成できない
人がい・・・
ったあーっ!?
つくづく・・・
どうしようもないほど
君はバカだな
ここでケツをまくるん
だったら、最初っから
とっくに逃げてるぜ
オレはよ?
今さら知らんぷりして
さようならってのは
あんまりよねー
そうよっ!
私たち、そんなに薄情
じゃないものっ
じゃあ、みんな・・・
みんな・・・
乗りかかった船だ
仕方あるまいさ
・・・優先命令ノ
書キ換エヲ実行シマス
!?
今ヨリ、本機体ハ
護衛対象ヲ「あるじ」
カラ・・・
「あるじたち」ヘト
拡大解釈シテ実行スル
コトトシマス
*n1・・・
ヨロシイデショウカ
あるじ殿?
ああ、それでいい
ありがとう・・・
*n1
ええ、それでいいわ
ありがとう・・・
*n1
そんな目で見るんじゃ
ねーよ、バカが・・・
ケッ!こうなりゃ
つきあってやらァ!!
*n1・・・
あ、真剣にヤバく
なった時は別だからな
きっちり、帰せよな?
・・・・・・
あんたらしいわ
・・・(ぎゅっ)
*n1?
・・・(ふるふる)
今まで以上にこわくて
危険なんだよ?
だから・・・
今まで以上にこわくて
危険なのよ?
だから・・・
いやっ!
*n1
ついてくの・・・
ひとりぼっちになる
ほうが、もっと・・・
いや・・・っ!
*n1・・・
ついてくの、ずっと
おにいちゃんと・・・
みんなと・・・
ついてくの、ずっと
おねえちゃんと・・・
みんなと・・・
おまえはどうする?
*n1?
あんたはどうする?
*n1?
おつきあいしますよ
ご主人さまに
本当にいいのか?
危険なんだぞ
本当にいいの?
危険なのよ
途中で逃げ出すのは
もう、いやなんです
それに・・・
僕がいなかったら
誰が、ご主人様の
お世話をするんです?
このままじゃ心配で
帰れないですよ
言ってくれるなぁ
お前も・・・
言ってくれるじゃない
まったく・・・
ふふっ、だけど
本当のことですよね?
ごめんな
モナティ、少し
帰るのが遅くなるけど
ごめんね
モナティ、少し
帰るのが遅くなるけど
気にしなくても
いいですの
モナティのマスターも
きっと同じことを
したです
ありがとう、モナティ
これが済んだら必ず
つれて帰るから
ありがとう、モナティ
これが済んだら必ず
つれて帰るから
気にしなくても
いいですの
必ず、つれて帰るから
約束するから
はい、モナティ
信じてますの・・・
アメルを守ることは
僕にとって当然の事
です
無駄な質問すんな
ったく・・・
みんな・・・
ありがとう・・・
・・・で、だ
方針はそれとしてな
具体的にどうするよ?
正面からあいつらと
戦っても、かなわない
のはわかってる
だったら徹底的に
逃げ続けるしかないと
思うんだ
くやしいけど
正面からあいつらと
戦っても勝てそうに
無いのよね
だったら徹底的に
逃げ続けるしかないと
思うのよね
それしかなかろうな
国境を侵している以上
奴らも表だって大きな
動きは取れないはずだ
小集団の利を
活かして徹底的に
引っかき回すって
ワケか
シカシ、黙ッテ行カセ
テクレルデショウカ?
それが問題だな
それが問題よね
しかしよ、あいつらが
黙って行かせてくれる
たァ思えねェぞ?
ま、そのほうがオレは
楽しいけどよォ?
おまえなぁ・・・
あんたねぇ・・・
そうね・・・
街の外で、あいつらが
待ちかまえているのは
間違いないわ
待ち伏せはあるだろう
だが、連中は僕たちが
どこへ行くのかまでは
把握できていない
カンペキな包囲は
できない
そこをうまくつければ
きっと・・・
目的地はどうします?
で、どこへ行く?
それは・・・
そうね・・・
あのっ!
あたし、おじいさんに
聞いたことあるんです
村から山を越えた西に
小さな村があって
そこに・・・
あたしの祖母にあたる
人が暮らしてるって
それは本当なのかい?
僕は、初耳だよ
じいさんが本当に
そう言ったんだな?
事情があって一緒には
暮らせないらしいから
今まで黙ってたけど
今はもう、それを気に
している場合じゃない
と思うから!
じゃ、決まりね?
まずはその村に行こう
そこからどうするかは
また話し合って決めれ
ばいいんだし・・・
*n0
先輩たちに、このこと
は話しておくか?
・・・いや、よそう
ここから先は、俺たち
だけの力で切り抜けて
いかなくちゃならない
旅になるんだし
不義理だとは思うけど
黙って出発したほうが
いいと思う
・・・よしましょう
ここから先は、あたし
たちの力で切り抜けて
いかなくちゃいけない
旅になるのよ
不義理だとは思うけど
黙って出発したほうが
いいと思うの
そうだな
これ以上、先輩たちに
迷惑はかけられん
暗くなるのを待って
出発しよう
暗くなるのを待って
出発しましょう
どうする?
 山越えを試みる
 街道沿いに迂回
 草原を突っ切る
さて、先輩たちには
気づかれずになんとか
出られたけど・・・
さて、先輩たちには
気づかれずになんとか
出られたけど・・・
次の問題は、どの道を
通っていくかだな
次の問題は、どの道を
通っていくか、よね
彼女の聞いたとおりの
道筋を行くのが確実
なんだけど・・・
追っ手を避けながら
山を越えるのはかなり
きびしいわね
はぐれてしまえば
それこそ危険ですよ
とはいえ、街道はまず
間違いなくあいつらに
見張られてるよな
とはいえ、街道はまず
間違いなくあいつらに
見張られているわね
ですね・・・
いっそ、この草原を
突っ切っていくか?
え~っ!?
そんなことしたら簡単
に見つかるわよっ!?
直進するにしろ、迂回
するにしろ、彼らの
追撃はあると思った
ほうがいいな
となれば、すこしでも
立ち回りやすい場所を
選ぶべきだと僕は思う
同感だぜ
うーん・・・
うーん・・・
危険かも知れないけど
やっぱり山を越えて
いくことにしよう
下手に回り道して
目的地を見失ったら
それこそ意味がないし
危険かも知れないけど
やっぱり山を越えて
いくことにしましょう
下手に回り道して
目的地を見失ったら
それこそ意味がないし
しかし・・・
大丈夫ですよ、ええ
山越えの道だったら
あたし、案内できるし
君が・・・か?
はい、だって
野山はあたしの遊び場
だったんですから
楽な道を選びますから
あたしに任せちゃって
ください、ね?
そいつは頼もしいや
なあ、ネス?
それは頼もしいわね
ねえ、ネス?
やれやれ・・・
とんでもない聖女も
いたものだ、まったく
・・・あわっ!?
・・・あらっ!?
ああ、ほら
暗いですから足下には
気をつけないと
ありがとう。ロッカ
おかげで転ばなくて
済んだよ
ありがとう。ロッカ
おかげで転ばなくて
済んだわ
でも今になって考えて
みると、あの時はよく
こんな夜道を逃げられ
たもんだよな・・・
無我夢中だったから
なんだろうなあ
でも今になって考えて
みると、あの時はよく
こんな夜道を逃げられ
たものよね・・・
無我夢中だったから
なんだろうなあ
*n0
ひとつお願いをしたい
ことがあるんですが
ん?
へっ?
できれば、村の様子を
確かめておきたいと
思うんです
もちろん、奴らの邪魔
が入らなければの話
ですけど・・・
やっぱり気になる?
やっぱ、気になる?
ええ、無茶だとは
わかってるんですが
至らないなりにも
僕らが守ってきた場所
ですから・・・
そっか・・・
そうだよな・・・
そっか・・・
そうよね・・・
リューグの奴が聞いて
たら、きっと怒鳴って
いるでしょうね
仇を討つのに反対した
くせに、都合よく感傷
にひたるな!って
・・・・・・
でも、僕はあいつと
同じ道は選べなかった
死んだ人たちのための
戦いに殉じるよりも
生き残った者を守る
ために、今度こそ力を
尽くしたかったんです
それでいいと思うな
だってさ・・・
進んだ道は違ってても
二人が故郷を大切に
思ってるその気持ちに
違いはないんだしさ
そうだろ?
それでいいと思うよ
だってさ・・・
進んだ道は違ってても
二人が故郷を大切に
思ってるその気持ちに
違いはないもの
そうでしょ?
そう、ですよね・・・
前方ニ熱源ヲ感知
複数デス!
・・・(ぎゅっ)
・・・あいつらか?
・・・あいつらね?
・・・(こくん)
どうやら、無茶以前に
無理みたいですね
これでは・・・
チッ、なにやってんだ
お前は・・・
ご、ごめんっ
足下が暗くってさ
つい・・・
ご、ごめんっ
足下が暗くって
つい・・・
ぼけっとしてっからだ
ほれ、さっさと立て
くだんねえことで怪我
されて、いざって時に
足を引っ張られちまう
のはゴメンだからな
よぉく肝に命じとけ!
う、うん
少しは優しい言葉
かけてよね
ったく、これじゃ
アメルを任せるなんて
夢のまた夢だな
えっ?
へっ?
何よそれ・・・
バカ兄貴にカッコつけ
といて、こんなこと
言えねえがよ・・・
あの黒騎士は強え
仇を討つより先に、俺
がくたばっちまうのも
ありえるこった
そうなっちまった時は
お前らに、アメルを
任せるしかねえんだよ
リューグ・・・
そこまでの覚悟で
ルヴァイドと対決する
つもりなのか!?
そこまでの覚悟で
ルヴァイドと対決する
つもりなの!?
前方ニ熱源ヲ感知
複数デス!
・・・(ぎゅっ)
・・・あいつらか?
・・・あいつらね?
・・・(こくん)
・・・はっ!
どうやら、お出迎えが
来たようだぜ!?
第3接触予定地点ニテ
我、対象ト接触・・・
しみゅれーしょん
ドオリノ展開ダナ
ゼルフィルド!
やっぱ、こっちの行動
はお見通しか・・・
各兵、散開シテ包囲
伝令ハ友軍ニ通達セヨ
「小鳥は、第2の網に
かかった」ト!
まずい! 敵はここで
僕たちを足止めして
別動隊で完全に包囲
する気だぞ!?
みんな、逃げろっ!!
みんな、逃げてっ!!
無駄ナコトヲ・・・
「黒の旅団」ノ包囲網
ハかんぺきダ!
街道沿いに迂回して
進むことにしよう
街道沿いに迂回して
進むことにしましょう
でも、それじゃ
すぐ見つかってしまい
ませんか?
うん、だけど
あいつらには騒ぎを
大きくできない弱味も
あるはずなんだ
国境を越えて侵入した
ことがばれたら、外交
問題になるからね
うん、だけど
あいつらには騒ぎを
大きくできない弱味も
あるはずなのよ
国境を越えて侵入した
ことがばれたら、外交
問題になるでしょう
なーるほど、そいつを
逆手にとるってわけか
きゃっ!?
おっと・・・!
大丈夫か、ミニス
あらら・・・!
大丈夫、ミニス
だ、大丈夫っ
また転んだりすると
危ないし、手を
つないでいこうか?
また転んだりすると
危ないし、手を
つないでいこっか?
子供扱いしないでよね
これでも旅には慣れ
てるんだから・・・
へえ・・・
でも、君みたいな
貴族のお嬢様だったら
徒歩で旅なんてしない
だろ?
へえ・・・
でも、あなたみたいな
貴族のお嬢様だったら
徒歩で旅なんてしない
でしょ?
あのねえ・・・
家出した人間がそんな
ぜいたくできるわけ
ないじゃないのっ
家出だって!?
家出って?
あ!?
まさか、ミニス
ひょっとして君は今も
まさか、ミニス
ひょっとして今も
違うわよっ!
今はちゃんとお母さま
公認で修行の旅をして
るんだからね
・・・・・・
ホントに?
本当なんだもんっ!?
わかった、わかった
それよりもな、ミニス
わかったわよ
それよりもね、ミニス
な、なによ・・・?
俺の側から、絶対に
離れるんじゃないぞ!
あたしの側から絶対に
離れないで!
待ち伏せを考えもせず
街道を来るとはね
呆れたものだよ
もっとも、おかげで
汚名返上ができそうだ
イオスか!?
イオス!?
君に呼び捨てに
される筋合いはないが
まあ、許してやるよ
どうせ今宵限りで
君たちの命運は尽きる
んだからね
わざわざお出迎えたァ
まあ、ご苦労なこった
勝手なことを!
そいつはテメエだっ
イオス!
*n0さんは
貴方なんかに、
負けたりしませんの!
伝令、急げっ
ルヴァイド様に報告を
するんだ!
「小鳥は、初手の網に
かかった」と!
まずい! 敵はここで
僕たちを足止めして
別動隊で完全に包囲
する気だぞ!?
みんな、逃げろっ!!
みんな、逃げてっ!!
ははは、どこへ
逃げても同じことだよ
覚悟するがいい!
よし、草原を突っ切る
ことにしよう
よし、草原を突っ切る
ことにしましょう
視界ノ開ケタ場所ヲ
進ムノハ、自殺行為
ナノデハ・・・
わかってるさ
でも・・・
わかってるわ
でも・・・
なに考えてんだッ!?
ニンゲン!
そんなことしたら
あいつらに行動が
丸見えだろォが!?
わかってるさ
でも・・・
わかってるわよ
でも・・・
あの、ご主人様
さしでがましい口を
ききますけど・・・
それだと、見つかった
時にどうするんです?
逃げ場がないですよ
わかってるさ
でも・・・
わかってるわよ
でも・・・
色々考えてみたけど
これが一番いい方法だ
と思うんだ
わざわざ街道を無視し
て草原を行く人間なん
て、俺たちぐらいしか
いないだろうから
近づいてくる人影は
まず追っ手だと思って
間違いないはず。
だから・・・
色々考えてみたけど
これが一番いい方法だ
と思うの
わざわざ街道を無視し
て草原を行く人間なん
て、あたしたちぐらい
しかいないでしょう
近づいてくる人影は
まず追っ手だと思って
間違いないはず。
だから・・・
なるほど、うまく
隠れてやり過ごして
しまおうというわけ
だな
うん。それにもし戦い
になっても、草原だっ
たら無関係の人を巻き
込まずに済むしね
うん。それにもし戦い
になっても、草原だっ
たら無関係の人を巻き
込まずに済むしね
あ・・・!
容赦のない連中だから
目撃者がいたら、
きっと始末してしまう
そんなことをさせる訳
にはいかないだろ?
容赦のない連中だから
目撃者がいたら
始末しかねないわ
そんなことをさせる訳
にはいかないでしょ?
まいったな
そういうことまで考え
ていたとは・・・
ははっ、見直したか?
そう言うことよ
理解シマシタ
お前にしちゃ、よく
考えたな・・・
あのなぁ・・・
あんたね・・・
なるほど・・・
そういうこと
だったんですか・・・
あたしも賛成します
*n0さんの
その考えに
よっしゃ!
だったら先導役はオレ
たちに任せときな
ほら、*n0
そこの岩に気をつけて
つまづくわよ
あ、うん
それにしても二人とも
月明かりだけでよく
足下まで見えるよな
えっ、うん
それにしても二人とも
月明かりだけでよく
足下まで見えるわね
慣れだよ、なーれ
何度も似たような事を
してっからな
そうよねえ
おかげでとばっちりを
受けた私まで、夜歩き
に慣れちゃったもの
まったくだ。もともと
地獄耳だったのに加え
夜目まで効くように
なっちまって
まさに凶暴女って感じ
・・・だがっ!?
黙って歩きなさい
あははは・・・
でも、心強いよ
二人がいてくれてさ
あははは・・・
でも、心強いわ
二人がいてくれて
どういたしまして
だけど*n0
それは私たちだって
同じなのよ
信じられる仲間と一緒
だから、こうして不安
に耐えられるの
人間ってのはな・・・
自分で思ってるほど
強いもんじゃねえ
偉そうな口を叩いてる
オレだってな、さほど
大したことができる
わけじゃねーしな
フォルテ・・・?
ははは、ちっとばかし
弱気な発言しちまった
みてーだが・・・
あそこに立ってる旦那
のせいってことにして
勘弁してくれよな
・・・!?
いい月だ・・・
貴様らの死出のたむけ
には、勿体ないほどの
美しさだな・・・
ルヴァイド!?
ルヴァイド!?
どうして!?
あれほど周りに気を
つけて進んできたのに
別に不思議ではない
あらかじめ俺たちは
この一帯に手勢を分散
させていたのだ
どの方角に逃げようと
確実に貴様らを捕捉し
任務を果たすためにな
なんて執念だ・・・
なんて執念よ・・・
まずい! 敵はここで
僕たちを足止めして
別動隊で完全に包囲
する気だぞ!?
みんな、逃げろっ!!
みんな、逃げてっ!!
言ったはずだぞ
次に出会ったその時は
けして容赦はせぬと
逃がしはせん!!
*n0さんっ
あれっ!?
松明の明かり・・・
あれが全部、敵だって
いうのか!?
松明の明かり・・・
あれが全部、敵だって
いうの・・・!?
包囲網完成マデノ時ハ
稼イダ、後ハ我ガ将ノ
采配ニ任セルダケダ
おしまいの時間だよ
ルヴァイド様の来た今
君たちに勝ち目はない
我が兵を相手によく
戦ったと褒めてやろう
が、戯れもここまでだ
読み負けたんだ・・・
こうなったら、僕らに
もう打つ手はない
諦めちゃダメだっ!
まだ、俺たちは奴らに
捕らえられたわけじゃ
ない!!
諦めちゃダメよっ!
まだ、奴らに
捕らえられたわけじゃ
ないわ!!
なにか方法はないのか
なにか方法はないの
なにか・・・
おそら・・・
え?
へっ?
おそらが、ふるえてる
つめたくなって・・・
なきだしそう・・・
匂いが・・・
え?
へっ?
風の匂いが変わった
冷たく湿って・・・
これは・・・?
なんだ、この霧は!?
れーだー、せんさー
おーるれっど・・・
ドウイウコトダ!?
なんなんだこれは!?
くそっ、目が・・・
目がくらむ!!
この霧・・・
おのれ、目くらましの
つもりか!?
なにが起こったって
いうんだ・・・?
なにが起こったって
いうの・・・?
さあ、今のうちに
お逃げなさい
え!?
へっ!?
目くらましの霧が
貴方たちを守っている
貴女たちを守っている
うちに、急いで・・・
今の声・・・
どこかで・・・?
今の声・・・
どこかで・・・?
みんな、こっちだ!
先輩たち!?
でも、どうして・・・
先輩たち!?
でも、どうして・・・
あら、まさか本気で
バレてなかったと
思ってたわけ、ボク?
あら、まさか本気で
バレてなかったと
思ってたわけ?
君たちの考えそうな
ことぐらいお見通しだ
まったく、みずくさい
後輩どもめ!
すいません・・・
じゃあ、この霧は
ミモザさんたちが?
ちょっと知り合いに
頼んで、ね
あまり時間はない
とにかく急いで包囲網
から抜け出さないと
そうはさせんぞ!
ルヴァイドっ!?
嘘でしょ!?
ただの霧じゃないのよ
これって・・・
他の者は惑わせても
この俺にまやかしなど
通じぬわ
デグレアの勝利のため
絶対に聖女はこの手に
捕らえてみせる!!
きゃああっ!
アメル!?
アメル!?
お前なんかに
僕の妹を渡すものか!
邪魔だ・・・
どけえぇっ!!
ロッカ
ぐあっ!
疾く、闇の雲より現れ
黄泉の光を閃かせん
!?
いでよ!!
な、なんだとぉっ!?
ルヴァイドおぉッ!!
!?
もうこれ以上、テメエ
にゃ何も奪わせねえ!
ひとつとして、奪わせ
はしねえぇっ!!
な、なんだとぉっ!?
おのれ・・・っ
おのれえぇぇっ!!
あれが、ルヴァイドの
素顔・・・
あれが、ルヴァイドの
素顔・・・
ここは私たちに任せて
君たちは逃げるんだ!
でも、それじゃ・・・
心配しなくたって
引き際は心得てるわよ
時間を稼ぐだけ!
*n0
負けるんじゃないぞ
本当に大切なものなら
譲らずに守るんだ
おみやげ、期待して
待ってるからね?
ギブソン先輩・・・
ミモザ先輩・・・
さあ、行け!!
はあ、はあ・・・
なんの音だ?
これは・・・
なんの音?
これは・・・
・・・(くいくい)
どうした?
どうしたの?
おにいちゃん
はじめて聞く音なの
おねえちゃん
はじめて聞く音なの
ご主人様?
どうした?
どうしたの?
なんだか、変な
匂いです
この音と関係が
あるのか?
この音と関係が
あるの?
多分・・・
*n0さん
どうした?
どうしたの?
くんくん・・・
なんだか、変な
匂いがしますの???
モナティ?
こりゃあ、潮騒だぜ
海が近くにあるんだ
見てください、あれ!
ファナンの灯りだ
どうやら、僕たちは
逆方向に来てしまった
らしいな・・・
どうにか逃げのびた俺たちが
たどりついた場所は、潮風の
吹き抜ける海辺だった
知らず知らず、俺たちは
目的地とは反対の方向へと
進んでいたらしい
だが、歩を返すだけの気力は
今の俺たちに残ってなかった
砂浜に下りた俺たちは
岩陰に隠れるようにして火を
おこし、疲れた身体を休める
街の灯りを見つめながら
海運と交易の都市ファナン
それは奇しくも、俺とネスが
最初に目指した街だった
無事逃げ切った・・・
でも、またしても無我夢中
そうなることは
半分想像してるとおりだった
しかも、逃げ切った先は
予定と全く逆の方向
潮風の吹く海辺だった
またしても先は見えない
闇の中・・・
引き返す気力もなかった
でも、弱音も吐いて
いられないのよね
砂浜の影で火をおこして
みんな少しでも体を休める
海運と交易の都市ファナン
あたしたちが最初に目指した
その街の灯を見ながら・・・
こんな形でファナンに
やってくることになる
とは、皮肉だな
そう言うなってば
ほら、怪我の功名って
考えれば・・・
そう言わないでよ
ほら、怪我の功名って
考えれば・・・
その言葉は、こういう
時に使うべきものでは
なかろう?
うう・・・
うう・・・
それにしても、やはり
僕たちの考えること
など、先輩たちには
お見通しだったな
うん、結局
最後の最後まで迷惑
かけっぱなしだった
気がする・・・
うん、結局
最後の最後まで迷惑
かけっぱなしだった
気がする・・・
借りを返そうなんて
ことは無理だろうが
目的を果たした上で
きちんとお礼を言いに
いきたいものだな
それが、お二人のして
くれたことに対して
僕たちが報いる最良の
方法になるはずだ
うん、そのためにも
アメルを無事に送り
届けないとな
うん、そのためにも
アメルを無事に送り
届けないとね
ここから先は俺たちが
俺たちの手で道を切り
開いていくんだ!
ここから先はあたしたちが
あたしたちの手で道を切り
開いていくのよね
踏み出したんですよね
あたしたち・・・
周りに流されないよう
今いる場所を守ること
だけの毎日から
自分たちの意志で
初めて一歩、前に進み
出したんですよね?
ああ、そうだよ
そしてそのきっかけを
作ったのは、君さ
ええ、そうよ
そしてそのきっかけを
作ったのは、あなたよ
正直、まだこわいです
あたし・・・
自分の判断が本当に
正しかったのかどうか
不安になります
誰だって、それは同じ
だよ
未来を見ることなんて
誰にもできないんだ
だから、人は悩んだり
失敗もする
けどさ・・・
それを恐れていたら
いつまでたっても人は
同じ場所にしかいられ
なくなっちまう
ギブソン先輩が言って
いたよ
自分の気持ちに正直に
なって決めたことが
その人にとっての真実
になるんだって
誰だって、それは同じ
未来を見ることなんて
誰にもできないもの
だから、人は悩んだり
失敗もするのよ
けどさ・・・
それを恐れていたら
いつまでたっても人は
同じ場所にしかいられ
なくなっちゃう
ギブソン先輩が言って
たの
自分の気持ちに正直に
なって決めたことが
その人にとっての真実
になるんだって
自分の、気持ち・・・
こわいかもしれない
不安かもしれない
だけど、アメルは
後悔はしていないん
だろう?
こわいかもしれない
不安かもしれない
だけど、アメルは
後悔はしていないん
でしょう?
してません!
うん、俺も同じだ
後悔はしちゃいない
どれだけ失敗しても、
その気持ちを忘れさえ
しなければ
きっと、乗り越えて
いけるって俺は思うよ
ええ、あたしも同じ
後悔はしちゃいない
どれだけ失敗しても、
その気持ちを忘れさえ
しなければ
きっと、乗り越えて
いけるって思うの
誰だって、きっと
そうやって生きていく
ものなんだから・・・
誰だって、きっと
そうやって生きていく
ものなんだから・・・
あるじ殿、先程ノ霧ハ
召喚術ナノデスカ?
え?
アノ霧ガ発生シタ時
自分ニ装備サレタ
せんさーノ類ハ完全ニ
まひシマシタ
ニモ関ワラズ、我々ノ
進路ニ向カッテダケハ
常ニ視界ガ確保サレテ
イマシタ
そういえば・・・
対象ヲ選ンデ影響スル
霧ナド、物理的ニハ
不自然デス
ソコデ、あるじ殿ナラ
ゴ存知デハナイカト
思ッタノデスガ・・・
うーん、俺にも
ちょっと見当がつか
ないなあ・・・
ネスには聞いて
みたのか?
うーん、あたしにも
ちょっと見当がつか
ないなあ・・・
ネスには聞いて
みたの?
ヤハリ、ゴ存知ナイト
ノコトデシタ
ネスでさえ
わからないのか・・・
ネスでさえ
わからないの・・・
あの霧、いったい
なんだったんだろう?
あの霧、いったい
なんだったんだろう?
チッ・・・
殺気だった気配が
完全に消えやがったぜ
この様子だとアイツら
完全にテメエたちを
見失ったみてェだな?
ふう・・・
ひと安心ってことか
ふう・・・
ひと安心ってとこね
まァな
だが、これで終わり
とは思えねェぞ?
アイツらのしつこさは
悪魔のオレでさえ
呆れるほどだからなァ
油断してると、後ろ
からバッサリってこと
もあり得るかもな?
ヒヒヒ・・・
おまえって
つくづく、イヤなこと
ばかり言うなあ?
あんたって
つくづく、イヤなこと
ばかり言うわね?
おいおい、これでも
オレは忠告してやって
るつもりだぜェ!?
ちっとは感謝しろって
ニンゲン?
感謝したくなるような
忠告にしてくれって
頼むから・・・
感謝したくなるような
忠告にしてほしいわ
本当に
あの霧に包まれた時は
焦ったんだぜ?
ほら*n1は
背が小さいから
はぐれるんじゃ
ないかって、
心配したよ
あの霧に包まれた時は
焦ったのよ?
ほら*n1は
背が小さいから
はぐれるんじゃ
ないかって、
心配したわ
・・・ありがとう
でもね・・・
だいじょうぶだよ
だって・・・
あれは・・・
*n1の
しってる霧だったもの
えっ?
あれはね・・・
シルターンの霧・・・
とおしたくない人だけ
めかくしするの
それって、一種の
結界ってことか!?
それって、一種の
結界ってこと!?
*n1
すぐにわかったの
とおしてくれるって
聞こえたから・・・
だからね
ちっとも、こわく
なかったよ?
そっか・・・
てっきり、先輩たち
の仕業だって思って
いたけど・・・
てっきり、先輩たち
の仕業だって思って
いたけど・・・
いったい、誰があんなものを
作り出したんだろう?
いったい、誰があんなものを
作り出したんだろう?
あううう・・・っ!
ほら、ガマンしろって
ほら、ガマンしなさい
で、でもぉ・・・
あうっ、痛いぃぃ!
痛いですうぅぅっ!!
まったく、いきなり
倒れた時にはなにかと
思ったけど
両足がつって倒れる
なんて、お前らしいと
いうか・・・
まったく、いきなり
倒れた時にはなにかと
思ったけど
両足がつって倒れる
なんて、あなたらしい
というか・・・
うう、面目ないですぅ
ご主人さまぁ・・・
まあ、追われてる途中
でこうならなかった
だけでも上出来かもな
がんばったな・・・
*n1?
まあ、追われてる途中
でこうならなかった
だけでも上出来かもね
がんばったわね・・・
*n1?
ご主人さま・・・
・・・あうっ!?
いたたたたたっ!!
きっちりほぐして
おかないと、後々に
響くからな
さ、次は左足の番だ?
きっちりほぐして
おかないと、後々に
響くからね
さ、次は左足の番よ?
あ、あうぅ・・・っ
ご主人さまぁ
勘弁してくださいよぉ
しかし、これでよくメイトルパで
暮らしていられたって思うな
正直なとこ・・・
しかし、これでよくメイトルパで
暮らしていられたって思うわ
正直なとこ・・・
はいけい、マスター
モナティですの
モナティたちは
あたらしいばしょを
めざして、たびだつ
ことになったです
いきさきは、ずっと
きたにあるという
ちいさなむらですの
なまえもわからない
ようなばしょですけど
そこにはアメルさんの
おばあさんがくらして
いるというのです
アメルさんをぶじに
そこまでおくりとどけ
られたら・・・
次は、モナティを
送っていく番だよな?
次は、モナティを
送っていく番よね?
*n0さん・・
俺もさ、会ってみたく
なってきたんだよ
モナティがそこまで
大好きなマスターって
人にさ?
そのためにも
あたしもさ、会ってみ
たくなってきたのよ
モナティがそこまで
大好きなマスターって
人にさ?
そのためにも
モナティは
もっとがんばるですの
だから、ときどきでも
いいですからマスターも
モナティのぶじを
いのっていてくださいです
だいすきなマスターへ
モナティより
   ・・・かしこ
ふーっ、なんとか首が
つながったってカンジ
だな、毎度毎度
ぎりぎりでも、勝ちは
勝ちだって
ぎりぎりでも、勝ちは
勝ちよ
お、言うようになって
きたなぁ?
*n0
そりゃ、すぐ近くに
お手本になる人がいる
からね。度胸はつくよ
そりゃ、すぐ近くに
お手本になる人がいる
からね。度胸がつくわ
・・・・・・
なあ、*n0
オレを手本にするのは
よしとけよ
どうして?
オレはお前が思ってる
ような、立派な人間
じゃねーってこった
そんなことないって!
剣の扱いだって上手い
し、色々なこと知って
るし・・・
そんなことないわ!
剣の扱いだって上手い
し、色々なこと知って
るし・・・
だが、どれも全部
中途半端だぜ?
剣の腕では黒騎士の
旦那に劣り、知識では
ネスティに及ばねえ
だって、それは・・・
オレは昔っから
どーにも、こらえ性が
なくてな
ひとつのことを丹念に
やり遂げるのが苦手
なんだよ
すぐに飽きちまう
それが積み重なって
何でもできるように
見せてるだけなんだ
・・・・・・
ま、おまえは
オレとは根本的に違う
ようだけどな?
自分で決めたことに
最後まで責任をもとう
と努力してるし
そんなの・・・
買いかぶりだよ
そんなの・・・
買いかぶりよ
自分でわかってねえ
だけだって
オマエには、そういう
気質があると、オレは
思うぜ?
わかってない、か
でも、それはフォルテ
も同じだと俺は思うよ
わかってない、か
でも、それはフォルテ
も同じだと思うけど
んーっ、さすがに
疲れちゃったわねえ
レルムの村から逃げて
きた時も、こんな感じ
だったよなあ
レルムの村から逃げて
きた時も、こんな感じ
だったわね
あら、だけど
今回は「逃げる」旅
じゃないわよ?
アメルと私たちの
意志で「向かう」旅
なんだから
大違いじゃないの
あははは
うん、そうだよな
大違いだよな
あははは
ええ、そうよね
大違いだわ
気の持ちようひとつで
人生は楽しくも厳しく
もなるぜ・・・か
それは?
それは?
んー? アイツが
私と出会った頃にね
言ってた言葉よ
あの時は無責任だって
思ったけど、こうして
思い出してみると
意外と重みがあったり
するから、あなどれ
ないものよねえ
気の持ちよう、か
厳しい状況が、変わる
わけじゃないけどさ
どうせなら、この旅も
楽しいって感じられる
ものにしたいわよね?
うん、俺もそれには
すごく賛成だよ
ええ、あたしもそれに
はすごく賛成だわ
逃避じゃなくて
前向きな気持ちで
いられるといいよな
逃避じゃなくて
前向きな気持ちで
いられるといいわね
結局、最後まで
ギブソンさんたちの
お世話になってしまい
ましたね
うん、あの二人の目は
ごまかせなかったよ
あらかじめ予想して
なかったら、ああまで
手際よく助けに入れる
はずないもんな
うん、あの二人の目は
ごまかせなかった
あらかじめ予想して
なかったら、ああまで
手際よく助けに入れる
はずないもの
でも、これから先は
僕たちが自分の力で旅
を続けていかなくては
なりません・・・
貴方たちに迷惑を
貴女たちに迷惑を
かけっぱなしの僕たち
が言うようなことじゃ
ないですけどね
そのことなんだけどさ
ロッカ
もう、よそうよ
そういう考え方はさ
そのことなんだけどね
ロッカ
もう、よそうよ
そういう考え方
え?
自分の意志でアメルを
守っていくと決めた
時点で、俺たちはもう
対等の仲間なんだよ
仲間同士で、
いちいちそんなこと
気にするのって
おかしいだろ?
自分の意志でアメルを
守っていくと決めた
時点で、あたしたちは
対等の仲間なのよ
仲間同士で、
いちいちそんなこと
気にするのって
おかしいじゃない
ですが・・・
と・に・か・く!
俺はロッカと
対等の仲間で
いたいってこと!
と・に・か・く!
あたしはロッカと
対等の仲間で
いたいってこと!
*n0さん・・
変な遠慮なんてしたら
それこそ承知しないぞ
・・・わかったか?
変な遠慮なんてしたら
それこそ承知しない
わよ
・・・わかった?
・・・はい
生真面目なのはロッカの
いいところだけど
悪いところでも
あるんだよなあ・・・
生真面目なのはロッカの
いいところだけど
悪いところでも
あるのよねぇ・・・
やったな、リューグ
黒騎士に一撃
あびせるなんて!
すごいわよ、リューグ
黒騎士に一撃
あびせるなんて!
・・・・・・
あれだけ毎日、練習
してたもんな・・・
当たり前といえば
当たり前かな?
あれだけ毎日、練習
してたもんね・・・
当たり前といえば
当たり前かな?
ハッ!
なにが当たり前だよ?
俺はあいつを殺す気で
向かっていったんだ
それがどうだ?
カブトひとつを弾いた
だけで、傷ひとつさえ
つけられねェ!!
でも・・・
ぶっ倒さなけりゃあ
意味ねェんだよ・・・
じゃなきゃ、俺の
やってることなんて
なんの意味もねェ!!
意味ねェんだよ・・・
リューグ・・・
リューグのしようとしていることは
本当にただの復讐なんだろうか?
リューグのしようとしていることは
本当にただの復讐なのかしら?
ファナンか・・・
ミニスは、ファナンに
行ったことあるのか?
ミニスは、ファナンに
行ったことあるの?
うん、何度かは
だって、あそこは
金の派閥の本部がある
街だもの
へえ・・・
もともとは小さな漁村
だったのを、金の派閥
が貿易によって、今の
都市に発展させたの
そして、今もその運営
を取り仕切ってるのが
私のお母さま・・・
じゃあ、ファナンには
ミニスのお母さんが
いるのか?
じゃあ、ファナンには
ミニスのお母さんが
いるの?
うん・・・
だけど、今はちょっと
会いたくないな
ペンダントをなくした
こと、話してないから
いっそ、思い切って
話したほうがいいん
じゃないのか?
いっそ、思い切って
話したほうがいいん
じゃないの?
それはダメえっ!?
おいおい、なにも
そんな大声で反対
しなくたって・・・
あらあら、なにも
そんな大声で反対
しなくたって・・・
とにかくっ!
それだけは絶対にダメ
お母さまにだけは
知られたくないの!
ねえ、*n0
お願いだから・・・
わ、わかったよ
もう言わないから
落ち着けってば・・・
わ、わかったわよ
もう言わないから
落ち着いてって・・・
怒られるのがこわいんだろうけど
ちょっと異常だよな、あれって
怒られるのがこわいんだろうけど
ちょっと異常よね、あれって

scn107

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
どうする?
 お言葉に甘える
 遠慮する
*n0
・・・・・・
・・・・・・
もしもーし?
*n0
・・・んあ?
・・・ふに?
おぉ、起きた起きた
・・・?
こんなとこにひっくり
返ってなにしてんのさ
あんたたち?
行き倒れにしちゃあ
ずいぶんと大所帯
だねえ
え、と・・・君は?
え・・・あなたは?
あたい?
あたいはモーリン
ファナンの住人だよ
日課の訓練するために
やって来たらさ
いきなり、あんたたち
が転がってるだろ?
びっくりして
ちゃんと息をしてるか
確かめたってわけさ
なるほど・・・
なるほどじゃないよ
まったく、朝っぱら
からひとに余計な心配
かけといて
そっか・・・
そっかじゃないよ
まったく、朝っぱら
からひとに余計な心配
かけといて
だいたいなんだい
その格好は?
まるで野盗かなにかに
襲われでもしたみたい
じゃないのさ
あ、いや、これは
あ?これは、その
えーっと・・・
ふぁ、あ・・・
おや、お仲間も
ようやく目を覚ました
ようだね
・・・!?
おい、*n0
そこにいるのは
いったい、誰だよ?
まさか、追っ手!?
違うってば!
この人は俺たちが
行き倒れてると思って
心配して・・・
違うってば!
この人はあたしたちが
行き倒れてると思って
心配して・・・
ふーん・・・
なにやら、ワケあり
みたいだねえ
どうだい
あんたたち、よけりゃ
あたいの家で休んで
いかないかい?
君はバカか?
見ず知らずの人間に
ほいほいついて行って
どうするんだ!?
そんなこと言ったって
せっかく親切で言って
くれてるんだから
そんなこと言ったって
せっかく親切で言って
くれてるのよ
そうそう、人の親切は
素直に受けとくもんさ
さあ、ついといで!
どうなっても知らんぞ
僕は・・・
気持ちは嬉しいけど
俺たちは・・・
ありがと
気持ちは嬉しいけど
あたしたちは・・・
ワケありなのは承知
だって言ったろ?
いいから、いいから
遠慮しないで
ついてきなって!
ちょ、ちょっと
引っ張らな・・・
うわあぁぁっ!?
えっ、ちょっと
引っ張らな・・・
きゃあぁぁっ!?
なんか、すさまじく
強引なねーちゃんだな
ていうか・・・
すっごい力持ちかも
引きずってるし・・・
まあ、悪意のあるよう
には見えないわね
あの様子では
(こくこく)
しゃあない
ひとつここはお邪魔
させてもらうかね
あーうー!?
うひゃあー!?
さあ、着いた
ここがあたいん家さ
ケッ、想像以上に
しけたとこだなァ?
*n1!
*n1!
あはは、いいんだよ
本当にボロだしね
これは・・・
拳法の道場か?
そうさ
あたいはここの師範代
をやってんだよ
そのわりには・・・
なんだかひっそりして
ませんか?
ずいぶんと静かだな
普通なら稽古してる
時間だろうに・・・
ああ、今はあたい以外
生徒はまったくいない
からね
ええっ!?
へ!?
館長やってんのは
あたいのクソ親父なん
だけどさ・・・
ずっと前に修行の旅に
出たっきり、ちっとも
帰りやがらなくて
あはははっ
このありさまってわけ
あっけらかんとした顔
で言えることなのか
それって???
このありさま、って
い、いいのかしら?
さあさ、遠慮は無用さ
男どもは適当に入って
くつろいでなよ
女連中はこっちさ
裏庭に井戸があるから
砂や汗を落としといで
で・・・
あれからもう3日か
早いもんだな
で・・・
あれからもう3日
早いものね
ええ、本当に
モーリンさんには感謝
しないといけませんね
そうだよな
寝る場所だけじゃなく
食事の世話までして
もらっちゃってさ
そうよねえ
寝る場所だけじゃなく
食事の世話までして
もらっちゃって
だが、いつまでも
彼女の好意に甘えては
いられんだろう
この場所にも、いつ
黒の旅団の手が伸びて
くるかも知れない
そうですよね・・・
あんな親切な人を
巻き込んだりしたら
いけませんもの
ああ、黒騎士たちに
気づかれる前にここを
出て、目的の村まで
行かないとな
・・・はい?
ええ、黒騎士たちに
気づかれる前にここを
出て、目的の村まで
行かなくちゃ・・・
・・・はい?
よお、みんな揃って
なんの話だい?
ウワサをすれば
なんとやら、ってか
ヒヒヒ・・・
も、モーリンさんっ?
なんだい、そんなに
驚くことないだろ?
ももももっ
モーリンさんっ!?
なんだい、そんなに
驚くことないだろ?
あ、いえ・・・
いや、あははは
モーリンのおかげで
すっかり疲れもとれた
なあってね
あ、えっとね・・・
モーリンのおかげで
すっかり疲れもとれた
わねーって
そりゃ良かった
だったらさ、ひとつ
あたいと一緒に街まで
出てみないかい?
えっ?
へ?
いって来たらどうだ
*n0
おりを見て、そろそろ
出発することを彼女に
伝えてくれ・・・
その間に、僕たちは
準備をしておくから
ええっ!?
ええっ!?
あんたたちは
行かないのかい?
あ、あたしはっ
まだちょっと気分が
僕も遠慮するよ
足のほうが本調子に
なるまではね
ふーん・・・
そんじゃ仕方ないか
*n0
ついといで
あーれー!?
あわわわっ、ちょっと
引っ張らないで~!?
はあ・・・
見るからにド派手で
恥ずかしい建物だろ?
いや、そこまでは
言わないけどさぁ
いや、そこまでは
言わないけどね
装飾が派手すぎて
近寄りがたい雰囲気は
あるかも・・・
装飾が派手すぎて
近寄りがたい雰囲気は
あるかも・・・
金の派閥の召喚師の
本部がここだよ
あたいは、どうしても
こいつらが好きに
なれなくてさ・・・
街を便利にするため
とはいえ、好き放題に
ここらの土地を
いじくったからね
おかげで、あたいが
小さい頃のファナンの
面影は、ほとんど
なくなっちまってる
そうなんだ・・・
感傷だってのは
わかってるんだけどさ
やっぱり、ね
・・・・・・
おや、あそこにいるの
ミニスじゃないかい?
本当だ・・・
ちょっと見てくるよ
本当だ・・・
ちょっと見てくるわ
なにしてんだ
こんなところで?
なにしてるの
こんなところで?
なにって・・・
その・・・
せ、せっかくだから
なにか勉強のために
買い物しようかと
思っただけっ!
ちょうどいいわ
*n0
ついてきなさいよ?
おい、いいのかよ
俺は蒼の派閥の人間
なんだけど・・・
えっ、いいの
あたしは蒼の派閥の
人間なんだけど
私が金の派閥だから
構わないのっ!
い、いいのかなぁ?
い、いいのかなぁ?
ここがファナンの市場
歴史では聖王都より
劣るけれど
店の数と、食べ物の
新鮮さだったら
けっして負けちゃあ
いないよ
ちょっとのぞいて
いってみようか?
市場のある大通りとは
また違った活気がある
よね、ここはさ
市場のある大通りとは
また違った活気がある
わね、ここは・・・
まあね。ここの連中は
裕福とはいえないけど
気持ちの優しいやつら
ばかりだよ
よお、モーリンっ
オトコなんか連れて
珍しいじゃねえか
ははは、いよいよ
あの道場にも跡継ぎが
できるみたいだねえ
ばばば、バカいってん
じゃないってばさ!
ちゃんと話しただろっ
こいつは今、うちで
面倒みてる旅の人だよ
ははは、照れやがって
冗談だってのによ
なあ、兄さん
昨日の貝の酒蒸しは
どうだった?
あ、ええ
おいしかったですけど
ひょっとして、俺たち
が食べてたご飯って
おばさんたちが?
よお、モーリンっ
隣にいるのは
新しい弟子かい?
あの寂れた道場も
少しは活気づく
みたいだねえ
まあ、確かに
寂れてるけどさ・・・
ちゃんと話しただろっ
こいつは今、うちで
面倒みてる旅の人だよ
そうかい
そいつは残念だ
なあ、嬢ちゃん
昨日の貝の酒蒸しは
どうだった?
あ、ええ
おいしかったです
ひょっとして、あたし
が食べてたご飯って
おばさんたちが?
ああ、そうだよ
ここのみんなが親切で
わけてくれたもんさ
すいませんっ
あの、俺たち、お礼も
言わずにいて・・・
すいませんっ
あの、あたしたち、
お礼言わずに・・・
いいってことよ
モーリンにゃ、いつも
怪我人の面倒をみて
もらってるからよ
そうそう、困った時は
お互いに助けあうのが
下町の心意気さ
そんじゃ、あたいたち
他にも回るとこがある
からさ
帰りにまた寄ってきな
魚を揚げとくからね
持っておいきよ
あいよっ!
なんだ!?
人混みができてるぞ
なにかしら?
人混みができてるけど
こういう裏路地には
あんまり近づくんじゃ
ないよ?
ファナンは港街だから
ろくでもない奴らも
集まってくるが
連中が好んでたむろ
してるのが、こういう
場所なのさ
うん、みんなにも
言っておくよ
うん、みんなにも
言っておくわ
・・・!?
!?
ん、どうかしたかい?
いや・・・
なんでもないよ
いいえ・・・
なんでもないわ
こんなところに
あいつがいるはず
ないもんな・・・
こんなところに
あの子がいるはず
ないもんね・・・
・・・*n0
街の門から波止場まで
をつなぐこの大通りが
ファナンで一番、人が
行き来する場所だよ
荷揚げされた品物は
ここから馬車なんかで
各地へと運ばれるのさ
食べ物や日用品は
トライドラへ
ぜいたく品だったら
聖王都って具合にね
ファナンの人たちが
生活するための水は
どうやって確保してる
と思う?
・・・さあ?
・・・さあ?
その答えがこいつ
この水道橋を使って
海の水をくみあげて
使ってるのさ
海の水だって!?
海の水!?
あはははっ、もちろん
そのまま使ってるわけ
じゃないよ
なんでも、汲み上げた
水の中で魚の召喚獣を
養殖していて
そいつが、
すっかり塩辛さを
抜いてくれるって
話だよ
へえ・・・
ソレルクってその魚が
また、珍味でさ
ファナンの名物として
売られてるんだよ
そのうちに食べさせて
やるから、楽しみに
してな?
うわ・・・っ
これって全部、船で
届いた品物なのか!?
うわ・・・っ
これって全部、船で
届いた品物なの!?
ははは、呆れちまう量
だろ?
これだけの荷物を
聖王都の港だけでは
処理しきれなくなった
ことが理由で
漁村だったファナンが
貿易港として開発
されたってわけさ
たしかにハルシェ湖の
受け入れ港じゃ、これ
だけの荷物はさばけ
ないだろうなあ
たしかにハルシェ湖の
受け入れ港じゃ、これ
だけの荷物はさばけ
ないものねえ
これを管理してる
連中ってのが、
金の派閥の
召喚師だよ
事実上、ファナンは
そいつらの手で統治
されてるようなもんさ
どうする?
 事情を聞いてみる
 何か食べさせる
 ほっておこう
海ってのは不思議な
もんだよな
波が寄せたり引いたり
して、まるで生きてる
みたいでさ・・・
海って不思議ね・・・
波が寄せたり引いたり
して、まるで生きてる
みたい・・・
そういや、あんたたち
は海のない場所から
来たんだったね
うん
ええっ、そうよ
この銀沙の浜は
ファナンがまだ漁村で
しかなかった頃から
ずっと
漁師たちの働き場所
だったのさ
上手くやればここから
でも結構な魚が釣れる
んだよ
今は、潮の具合が良く
ないんでダメだけどね
え?でも、あそこで
釣りをしてる人がいる
じゃないか
えっ?でも、あそこ
で釣りをしてる人が
いるじゃないの
・・・・・・
ありゃま、ほんとだ
バカだねえ
釣れるわけないのに
おーい、そこのあんた
・・・ん?
腰に剣を差してるぞ
この人、剣士なのかな
腰に剣を差してるけど
この人、剣士かしら?
今の潮の加減じゃあ
ここで竿を出したって
無駄だよ?
なんと!
それはまことか!?
あんたをかついだって
何の得にもなんないよ
な・・・
なんたる不覚・・・
それを知っておれば
最後の路銀でこんな物
を買いはしなかったと
いうのにっ!!
あ、あのう
もしもしっ?
あ、あのぉ・・・
もしもしー?
ああ、いかん
叫んだら空きっ腹に
響いてきたでござるよ
くううう・・・
よっぽどお腹が空いて
いるんだろうな
この様子だと・・・
よっぽどお腹が空いて
いるのね・・・
この人・・・
拙者、見てのとおりの
流れの剣客でござる
けんかく?
サムライでござるよ
ええっ、貴方が!?
へえ・・・
噂には聞いてるよ
なんでも異世界の剣術
を使うんだってね
で、その
おサムライさんが
どうしてお腹すかして
るんだい?
行く先々で力仕事を
して路銀を稼ぎ、修行
の旅をしていたのだが
どういうわけか、この
街ではそういった仕事
が見つからず・・・
なるほどねえ
釣った魚を食べようと
考えたわけだ
あの・・・
よかったら、これで
ご飯を食べてください
あの・・・
よかったら、これで
ご飯を食べてください
なんと・・・
おぬし、見ず知らずの
拙者に金を渡すという
のか!?
お腹がすいていいこと
なんてひとつもないし
気にしないでどうぞ
ありがたい・・・
ありがたいが、しかし
それではあまりにも
申しわけが立たぬ
むむむむ・・・・
だったらさ、今だけ
借りておくことに
しといたらどうだい?
え?
へ?
気の毒だけど、俺たち
にしたって居候してる
身だからなあ・・・
気の毒だけど、あたし
にしたって居候してる
身だものねぇ・・・
・・・・・・
ここは、彼女の様子を
見て決めとこう
ここは、彼女の様子を
見て決めましょう
あんた剣士やってるん
だから、腕っぷしは
強いはずだね
まあ、そこそこは
よし、だったら網びき
の仕事を紹介したげ
ようじゃないか
そ、それはまことで
ござるかっ!?
そんなにもうかる仕事
じゃないけど、メシは
食べさせてもらえる
それでいいんならね
充分でござるとも!
ええと・・・
あたいはモーリン
で、こっちが・・・
*n0だよ
*n0よ
お二人の親切は
このカザミネ、生涯
忘れぬでござるよ
ははは、そんな大げさ
に考えなくたって
いいのに・・・
あらら、そんな大げさ
に考えなくたって
いいのに・・・
さ、ついといで!
しかし、遠慮している
ものを無理に渡すのは
どうかと僕は思うが?
ですが、現にこれだけ
世話になってしまって
いるんですよ?
二人とも、難しい顔で
なにを話してるんだ?
二人とも、難しい顔で
なにを話してるの?
モーリンさんに、宿代
を払うって話ですよ
あ・・・!
彼女はいらないって
言ってますけど、食事
だってタダのはずが
ないんですし・・・
しかし、そもそも
僕たちは客として彼女
に招かれたんだ
これから先のことも
考えて、路銀は節約
するに越したことは
ないだろう?
それはそうですが
でも・・・
なんか、下手に口を
出すとまずそうかも
ここは、そーっと
退散しよう・・・
なんか、下手に口を
出すとまずそうかも
ここは、そーっと
退散しちゃお・・・
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみよっかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、さすが道場
古いけどしっかりした
造りをしてるなあ
配置ニ無駄モナク
空間ヲ有効ニ活用シテ
アリマスネ
建材ノ劣化モ、サホド
感ジラレマセン
耐久性モ高イデショウ
へえ・・・
あー、さっぱりした♪
ここの水って、
すっごく冷たくて
気持ちいいよ?
なにをのんきなことを
言ってるんだ
*n0
今の僕たちは追われる
身の上なんだぞ?
もう少し危機感をもつ
べきじゃないのか
わかってるよ。でもさ
あのモーリンって人は
本当にただの親切心で
俺たちをここに連れて
きただけだと思うんだ
ちょっと強引だったと
は思うけど
わかってるわよ。
でも、モーリンは
ただの親切心で
あたしたちをここへ
連れて来ただけよ
やり方は強引だけどね
たしかにな。オレらを
ハメるつもりなら
やり方がお粗末すぎる
ってもんだよな
それはそうだと思うが
しかし・・・
あんた・・・
つくづく疑り深い性格
してんだねえ・・・
うわっ!?
い、いつの間に入って
きやがったんだ!?
この女・・・
聞かれて困るような
陰口を叩いてるそっち
が悪いんじゃないか
よっと・・・
な、なにするんだ!?
あんたがやせ我慢して
隠してる怪我を治して
やるんだよ
怪我だって!?
怪我って!?
ネス、本当なの?
ネスティさん
どうして隠してたり
したんですか!?
別に騒ぐようなこと
じゃないんだ
ちょっと足をくじいた
だけさ
だからって!
アメルの力で治して
もらえば・・・
だからって!
アメルの力で治して
もらえば・・・
こんなくだらない怪我
で、彼女に負担をかけ
られるものか
心がけは立派だけどね
あんた、素人判断は
危険だよ・・・ほれ?
ぐあっ!?
関節が腫れちまってる
待っといで、すぐに
痛みをとってやるから
・・・こおぉぉっ!
召喚術?
ううん、そうじゃない
もっと別の力だ・・・
召喚術?
ううん、そうじゃない
もっと別の力・・・
ふう、どうだい?
すこしはマシになった
はずだよ
・・・すまない
「ストラ」を使うこと
ができるのか、君は
ストラ?
治療法の一種さ。
気の力で患部の治癒力
を高めて、怪我を治し
ちまうんだ
あたいのストラは
それほど強いもんじゃ
ないんだけどね
ひょっとして
君は、ネスが怪我して
たから俺たちを?
ひょっとして
あなたは、ネスが
怪我してたから
あたしたちを?
そこの兄さんに
限ったことじゃないよ
気を探ってみれば
まるわかりさ
あんたたちときたら
揃いも揃って、身体に
無茶させすぎだって
う・・・
あらら・・・
しばらく、ここで身体
を休めていくこったね
じゃないと、本当に
行き倒れちまうよ?
どうする?
 腕ずくで止める
 召喚術でおどす
ふざけんじゃねえぜ
おい、ババア!
俺たちは客だぞッ!?
はんッ、他のお客に
迷惑をかける野郎はね
うちじゃお断りだよ!
とっとと出てお行き!
なんだと・・・
おい、俺たちが誰だか
わかってんのか!?
わかってるさ
人様の船を襲って
上前はねてる、ケチな
海賊だろうが!
なっ!?
いきがるのは海だけに
しときやがれ!!
みんな、お前らのせい
で迷惑してんだっ!
なめた口ききやがって
ぶっ殺してやる!!
やめろっ!
やめなさい!
ぐっ・・・
なんだ、テメエっ!?
武器をおさめて
ここから立ち去るんだ
じゃないと・・・
次は手加減しない!
武器をおさめて
ここから
立ち去りなさい
さもないと・・・
泣かしちゃうわよ?
やめろっ!
やめなさい!
なんだ、テメエは?
武器をおさめて
ここから立ち去るんだ
じゃないと・・・
武器をおさめて
ここから
立ち去りなさい
さもないと・・・
ま、まさか・・・
お前、召喚師ッ!?
なんだって!?
それがわかったんなら
おとなしく立ち去って
くれないか?
それがわかったんなら
おとなしく立ち去る
ほうがお利口よ?
そ、そんなおどしに
びびるかよっ!
みんな、やっちまえ!
やっぱりダメか・・・
むー、やっぱり
こうなっちゃうかぁ
ちょいと待ちなっ!!
モーリン?
海岸までついてきなよ
ここの人たちに迷惑を
かけたくないからね
関係あるかよッ!
おや、いいのかい?
あたいはあんたたちの
ためを思って言って
やってんだよ
よってたかって
袋だたきにされたいっ
てのなら別だけどね
ぐぅ・・・
さ、どうすんだい?
来るのか来ないのか
はっきりしなっ!!
上等だッ!
そのでかい口を二度と
叩けなくしてやる!!
あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
なんだい、もう音を
あげるのかい?
だらしないねえ
くそぉ・・・っ
この馬鹿力のデカ女め
・・・どおぉ!?
ねえ、あんた
もういっぺん言って
ごらんよ
もっともっと
グーで殴ってほしいん
ならねえ!?
ひいぃぃぃぃぃぃ!
ちょ、ちょっと
モーリンさん!
落ち着いてください!
なんなんだ・・・
あいつ、本当に女かよ
なあ*n0
あの様子だとオレらが
助ける必要なかったん
じゃねーか?
あははは・・・
あはは・・・
そうかも・・・
普通の旅人じゃないの
は、わかってたけどさ
あんた、召喚師だった
んだね・・・
ごめん、黙ってて
ごめんね、黙ってて
いいんだよ
最初に詮索しないって
言ったのはあたいさ
うん・・・
うん・・・
あいつらさ、ファナン
の近海を根城にしてる
海賊なんだ
貿易船の積み荷を狙う
だけじゃなく、最近は
漁師や陸の人たちまで
襲ったりしてね
あんな具合にあたいが
下町の用心棒みたいな
ことをやってんのさ
そうだったのか
そうだったんだ
・・・*n0
ん?
なに?
あんたたち、そろそろ
出発するんだろう?
ごめんよ
あたい、さっきの話さ
立ち聞きしてたんだ
・・・そうか
・・・そっか
仕方ないさ
もともと、あんたたち
は旅の途中なんだし
でも・・・
また、ひっそり
しちまうんだねえ
あの道場もさ・・・
・・・・・・
そうか・・・
ああ・・・
せっかく仲良く
なれたのにな・・・
さみしくなるよ・・・
うん・・・
せっかく仲良く
なれたのに
さみしく
なっちゃうな・・・
*n0さん
あたし、このまま
モーリンさんとお別れ
したくないです
だって・・・
お礼だってなんにも
できてないのに・・・
・・・(くいくい)
*n1?
*n1?
おにいちゃん・・・
モーリン・・・
いっしょに・・・
おねえちゃん・・・
モーリン・・・
いっしょに・・・
いけないの・・・?
・・・・・・
ねえ?
それは俺だって
同じ気持ちだよ
でも、しかたがない
ことなんだ
モーリンはこの下町を
守っていかなくちゃ
ならないんだ
俺たちと一緒に旅する
ことは無理なんだよ
それはあたしだって
同じ気持ちよ
でも、しかたがない
じゃない
モーリンはこの下町を
守っていかなくちゃ
いけないんだもの
あたしたちと一緒に旅
することは無理なのよ
*n0
ひょっとして、彼女に
僕たちの事情を話して
しまったのか?
・・・・・・
つまり、今の言葉が
彼女の答えなんだな?
・・・うん
そうか・・・
明日になったら
きちんと挨拶をして
出発しよう
ネスティさんっ!?
そのほうがいいんだよ
モーリンのためにも
僕たちのためにも
アメルさん
ネスティさんの
言うとおりですよ
お別れは悲しいです
けど、それを顔に出し
たら、モーリンさんが
心配するですのっ
だから、アメルさん
元気を出して
笑顔でお別れしないと
ダメですの・・・
・・・・・・
ほれ、*n0
一本やるよ?
どうしたんだよ?
こんなにたくさんの
魚の串揚げ
どうしたのよ?
こんなにたくさんの
魚の串揚げ
いやな、そろそろ
出発するつもりだって
飲み屋のおばちゃんに
話をしたらさ
せんべつだって
渡されちまってね
最初に来た時、オレが
こいつをえらく気に
いってたこと、おぼえ
てくれてたんだよ
へへっ、ちょっとさ
ジーンときちまったぜ
不覚にも・・・
・・・・・・
ほれ、食いなって
味は保証つきだぜ?
07B-8
シナリオ未定
07B-8
シナリオ未定
いよいよ出発かい?
うん、その・・・
本当にモーリンには
なんてお礼を言えば
いいか・・・
ええ、その・・・
本当にモーリンには
なんてお礼を言えば
いいか・・・
のわっ!?
きゃっ!?
あはははっ
なに似合わないこと
言ってんのさっ♪
さあて、そんじゃ
見送りしなくちゃね
ほら、さっさと荷物
取ってきなよ
モーリン・・・
07B-D
シナリオ未定
・・・・・・
けほっ! けほっ!?
うっわぁ・・・
ススだらけだよぉ?
おいおい、大丈夫か?
ミニス・・・
あらら、大丈夫?
ミニス・・・
へーき、へーき
・・・けほっ!
みんなで
掃除してるのか?
みんなで、掃除してる
の?
・・・(こくん)
そうですのーっ
アメルが思いついた
ことなのよ?
ええ、時間がないから
家の隅々までは無理
ですけど・・・
せめて、よく使う場所
ぐらいはお掃除をして
いこうと思って
あたしたちにできる
お礼って、これぐらい
しかないから
アメルーっ
こっちは片づいたわよ
ご苦労さまです
ケイナさん
くすくす・・・
おねえちゃん・・・
おはな、まっくろ
えーっ?
うわ、ホントだ・・・
あははははっ!
モナティったら、顔中
ススだらけぇ・・・
うにゅううぅっ
そ、そんなにおかしい
ですかぁ???
それじゃ、最後は
お風呂を使わせて
もらいながら、掃除
しちゃいましょうか
あ、どうもー!
*n0さーん
パッフェルさん!?
こっちに来てたんだ?
あ、そうそう!
私また、ケーキ屋で
バイトを始めたですよ
この街の大通りに
ゼラムのお店の2号店
があるんですが
人手不足は相変わらず
でして・・・
イヤな予感・・・
イヤな予感・・・
大丈夫ですよー
仕事の内容は、向こう
のお店と同じですから
ちょ、ちょっと!
俺はまだ手伝うなんて
一言も・・・
ちょ、ちょっと!
あたしはまだ手伝う
なんて一言も・・・
経験者がいてくれると
助かるんですよねー
ほんと・・・
ひ、引っ張らないで!
うわあぁぁ・・・!?
すっかり世話になっち
まったな、あんがとよ
元気でね、モーリン
ああ、そっちこそ身体
にゃ気をつけんだよ
モーリンさん・・・
全部かたづいたらさ
また遊びにおいで
今度は、じいさんも
連れてさ?
は、はい・・・っ
絶対また来ますっ!
・・・(ぎゅっ)
おいおい・・・
*n1
モーリンを困らせたら
ダメだろう?
*n1
モーリンを困らせたら
ダメでしょ?
・・・(ふるふる)
いい子だから
わかっとくれよ
あたいだって・・・
モーリンさん
ん?
また、遊びに来ますね
ご主人さまと
ああ、楽しみに
待ってるからね
モーリンさん
ん?
モナティ、ほんとにっ
ほんとに楽しかった
ですの・・・
・・・ぐすっ
うっく、うう・・・っ
こらこら、泣くやつが
あるかい・・・
今のはなんだ!?
今のはなに!?
・・・!!
これは・・・
大砲の砲撃だぞ!
弾道ヲ計算、
射撃地点ハ・・・
海カラデス!
おいおい、なんだよ
海の方からだぜ!
間違いないよ
海賊のやつらだ!
わざと下町だけ狙って
撃ってやがる・・・
ちくしょお、もう
勘弁できないっ!!
モーリンっ!?
*n0さん
僕たちも急ぎましょう
ぼっとしてんじゃねえ
俺たちも行くぜ!!
僕たちにとっても
まんざら無関係なこと
じゃないからな
ネス、それじゃあ!?
ああ、ちょっとした
恩返しといこうか?
急ぎましょう!
うーん、やっぱ
こうじゃねェと
楽しくないよなッ♪
燃えちょる燃えちょる
がはははっ
いい気分じゃのう!!
もっと撃ちまくれい!
海賊をなめたら
どうなるか、徹底的に
教えたるんじゃ!!
やめろおぉぉっ!
船長、あいつですっ
あのバカでかい図体の
女が俺たちを・・・
ふん! 情けないのう
あんな女ごときに
尻尾を巻きよって
やい、女!?
よくも昨日は子分を
痛めつけてくれたのう
このジャキーニ様が
じきじきに落とし前を
つけてやるわい!!
望むところだよ!
さあ、下りてきなっ!
がはははは
誰がじかにお前と戦う
といったかのう?
さあ、出るんじゃあっ
化け物どもおぉっ!!
・・・・・・
???
ウコケケケケェッ!
な、なんだって・・・
がはははははっ
驚いたか!?
今日びは金さえ積めば
海賊だって召喚術を
使えるんじゃあっ!
ウコケケクエェッ!!
・・・っ!!
グゲルアアアッ!?
大丈夫か、モーリン?
大丈夫、モーリン?
あ・・・
*n0・・・
まさか海賊の親玉が
外道召喚師とはな
まったく、どんな師匠
についたのやら
やかましいわいっ!
どいつもこいつも
なめやがって・・・
そういうつもりなら
戦争じゃあ!!
かまやしねえから
大砲でファナン中を
火の海にしちまえい!
おいおい、あの野郎
目がすわってやがるぞ
これ以上、撃たせたら
街がめちゃくちゃに
なっちゃうよぉ!?
ウコケケケェッ!!
ダメだ!?
間に合わないっ
ダメっ!?
間に合わないっ
や、やめろおぉっ!!
・・・・・・
!?
あの人は、昨日の
サムライ・・・?
キエエエィィィッ!!
な!?
う、嘘でしょおっ
た、大砲のタマをっ
斬りやがった???
マサカ・・・!?
計算上デハ、絶対ニ
アンナコトハ不可能
デス・・・???
わはははっ!?
すげェ、すげェ
あのニンゲン、やって
くれるなァ!?
カザミネさんっ!
カザミネさんっ!
カザミネさん!?
ほんとにカザミネさん
ですのおぉっ???
おう、誰かと思ったら
誓約者殿のところに
仕えていたタヌキ娘で
はござらぬか
タヌキじゃないですう
モナティですのー!!
モナティ、あの人と
知りあいだったのか?
モナティ、あの人と
知りあいだったの?
そうですの!
カザミネさんはすごく
強いんですのー!
大根でもニンジンでも
「いあい」でなんでも
まっぷたつですのー!
おぬしたちには
ひとかたならぬ世話を
受けておるからな
シルターンが剣客
カザミネ・・・
義によって
助太刀いたすっ!
よーし・・・
みんな、いくぞっ!!
よーし・・・
みんな、いくわよ!
あいよっ!
イヤじゃあぁ・・・
陸にあがるのはイヤ
なんじゃあぁぁぁっ!
おぬし、本当に往生際
が悪いでござるなあ
あんだけのことをした
からには、きちんと
覚悟を決めてもらうよ
下町の連中はみんな
荒っぽいんだからねえ
ひイィィィっ!!
モーリン、そのへんで
勘弁してやりなよ
君に殴られたぶん
だけで、そいつの頭は
コブだらけじゃないか
モーリン、そのへんで
勘弁してあげたら
貴女に殴られたぶん
だけで、そいつの頭は
コブだらけじゃないの
ほんと・・・
おいもさんみたいに
でこぼこになって
ふん! まだまだ
殴りたりないくらいさ
あとはファナンの兵士
たちに任せようって
な?
あとはファナンの兵士
たちに任せましょう
ね?
そうだな、向こうも
そのつもりで出迎えに
きているようだぞ
え?
へ?
貴方たちですね
貴女たちですね
海賊たちをやっつけて
くれたのは?
はあ、なりゆきですが
一応はそうですけど
まあ、なりゆきですが
一応はそうですけど
な、なんだ、こいつ?
ニンゲンのくせに
オンナのくせに・・・
み、ミョーな威圧感が
・・・ううっ???
*n1
おまえ
なにやってんだよ?
*n1
あんた
なにやってんのよ?
んー・・・
誰なんだろう、この人
こんなに兵士を連れて
くるなんて
誰なのかしら、この人
こんなに兵士を連れて
くるなんて
あら? あらあらあら
あららら???
ど、どうかしましたか
変ですわねえ
派閥にいる子の顔は
きちんと覚えておいた
つもりなのに・・・
やだわ、物忘れなんて
歳なのかしら?
物忘れではないですよ
僕たちは、蒼の派閥の
人間なのですから
金の派閥の議長
ファミィ・マーン様
ええーっ!?
はえええっ!?
じゃ、じゃあっ
この人がミニスのおか
・・・っがっ!?
そっ、それじゃ
この人がミニスのおか
・・・っがっ!?
しイィィっ!!
まあ、そうでしたの?
それならわからなくて
当然ですね
それにしても
みっともないところを
お見せしてしまって
貴方たちが助けて
くれなければ、もっと
大変なことになって
いたでしょうね
ああ、まったく
そのとおりだよッ!!
モーリンさん!?
今までぼけっとなに
してたんだい?
ファナンを守るのも
あんたらの仕事だろ?
それでよく偉そうに
してられるねッ!?
本当にすいません
私がいたらぬせいで
ご迷惑をかけて
二度とこんなことには
ならぬよう、そこの人
たちには、きつく言い
聞かせますから
・・・・・・・
連れてってくださいな
あとで、私が直接
おしおきをしますから
はっ!
ひッ、ひいィィッ!?
議長殿、ご指示どおり
下町の火災は最小限に
食い止めました
えっ?
ご苦労さまです
でしたら引き続いて
壊れた建物の再建費を
算出してくださいな
この人・・・
海賊退治よりも
下町の人の避難を
優先したんだ・・・
優先したのね・・・
トテモ冷静ナ
判断デス
さて、がんばった貴方
さて、がんばった貴女
たちには、ご褒美を
あげないと・・・
明日にでもあらためて
派閥の本部にご招待
しますわね
は、はあ
その時はぜひ、貴方の
その時はぜひ、貴女の
後ろで隠れている
私の娘も連れてきて
くださいね
!?!?!?
それでは、また明日
ごきげんよう
見つかっちゃったね
ミニスちゃん・・・
あきらめろや・・・
相手が悪すぎるぜ?
あうう~っ!?
結局、その日は出発どころ
じゃなくなってしまった
召喚術を使う海賊との戦い
金の派閥の議長にして
ミニスのお母さんでもある
ファミィさんとの出会い
またしてもいろんなことが
いっぺんに起きたせいで
疲れているはずなのに
なかなか眠れない
熱っぽい頭を冷やすために
道場の屋根にあがってみると
海原の上に月があった
ゼラムとはまた違った輝きで
あの月が満ち欠けを繰り返し
めぐっていくように
俺もまた、旅の中で色々な人
たちとめぐりあっていくこと
になるんだろう
潮騒の音を遠くに聞きながら
俺はなんとなく
そんなことを考えていた
結局出発できなかった・・・
もっとも、この状況で出発
できる方がおかしいけどね
召喚術を使う海賊との戦い
金の派閥の議長にして
ミニスのお母さんでもある
ファミィさんとの出会い
何かが起きるときって
なんでいっぺんに
起きるのかな?
そんなことを考えてると
目がさえて眠れなくって
あたしは道場の屋根に登った
まるで子供のように・・・
そこには狙い澄ましたように
ファナンの月が私を待ってた
ファナンの月はモーリン
みたいに大きくて優しい
その土地によって
月は違って見える・・・
あたしはこれからどんな
月を見ることになるのかな?
あたしは旅で人と会うように
きっといろんな月にも会う
ことになるんだよね
あたしは、ぼんやりと・・・
そんなことを考えてた
海賊が召喚術を使って
くるなんて、予想も
しなかったよ
海賊が召喚術を使って
くるなんて、予想も
しなかったわ
志の低い召喚師の中
には、金銭と引き替え
にして、召喚術を伝授
する者たちがいる
おそらくあの海賊達も
そういった連中から
術を学んだんだな
無責任な話だなあ
無責任な話よねぇ
相応の魔力と、誓約を
済ませたサモナイト石
さえあれば
召喚術を発動させる
ことは誰にでも可能だ
しかし、それを正しい
形で制御するためには
相応の訓練と知識が
不可欠となるんだ
それを軽視すると
術の暴発や召喚獣の
暴走による事故を
引き起こしてしまう
うん・・・
俺もそうだったから
よくわかるよ・・・
ええ・・・
あたしもそうだった
からよくわかるわ
召喚術を使う者は
その力の恐ろしさを
忘れてはならない
それをわきまえぬ外道
の召喚師たちを罰する
のもまた、蒼の派閥の
役目なんだよ
そう考えると
俺の受けてきた訓練って
やっぱり必要なこと
だったんだな・・・
そう考えると
あたしの受けてきた訓練って
やっぱり必要なこと
だったのね・・・
下町の人たちが
みんな無事で、本当に
よかったですよね?
うん、壊れた家も
すぐに元に修理される
みたいだし
そうね、壊れた家も
すぐに元に修理される
みたいだし
砲撃が始まった時
あたし、すごく不安に
なったんです
レルムの村みたいな
ことになっていたら
どうしようって
けど、戻ってきたら
みんな拍手で出迎えて
くれるんだもんな
けど、戻ってきたら
みんな拍手で出迎えて
くれたのよねえ
ええ、たくさんの人が
「よくやった」って
ほめてくれて
本当にあったかい人
ばかりで・・・
なにもかも、きちんと
片づいたらさ
また、みんなでここに
来ような?
なにもかも、きちんと
片づいたら・・・
また、みんなでここに
来ましょうよ?
ええ、絶対に・・・
約束ですからね?
ささやかだけど
親切にしてもらった
みんなへの恩返しには
なったかな・・・?
ささやかだけど
親切にしてもらった
みんなへの恩返しには
なったかな・・・?
・・・不条理デス
まだ言ってるのか?
*n1
そりゃ、たしかに俺も
まさかって思ったさ
でも現実に
カザミネさんは飛んで
来た砲弾をまっぷたつ
にしたじゃないか
計算上不可能だったと
しても、事実は事実と
して認めないとさ
んもぉ・・・
*n1ったら
まだ、言ってるの?
それは、たしかに
あたしも驚いたわよ
でも現実に
カザミネさんは飛んで
来た砲弾をまっぷたつ
にしたじゃないの
計算上不可能だったと
しても、事実は事実と
して認めないと
・・・・・・
それにほら、あの人は
シルターンのサムライ
だろう?
向こうの剣術ってのは
精神力も含めた鍛錬を
しているって話だし
俺たちの知ってる
剣術とは、まったく
別物と考えるべきじゃ
ないのかな?
それにほら、あの人は
シルターンのサムライ
でしょう?
向こうの剣術ってのは
精神力も含めた鍛錬を
してるって話だし
あたしたちの知ってる
剣術とは、まったく
別物と考えるべきじゃ
ないのかしら?
オッシャルコトハ理解
デキマス、デキマスガ
シカシ・・・
ヤハリ、不条理デス
計算できないことが
世の中にあるってのは
どう説明してやったら
いいんだろう???
計算できないことが
世の中にあるってのは
どう説明してやったら
いいのかしらね?
いやァ、大砲ってのは
派手でいいよなァ?
ぶっ放した時の轟音
それに、火薬が燃える
独特のあの香り・・・
くーっ、いかにも破壊
兵器ってカンジがまた
たまらねェぜ!!
お前ってヤツは、また
変なトコで盛りあがれ
るよなぁ・・・
あんたって子は、また
変なトコで盛りあがれ
るわよねぇ・・・
なァ、ニンゲン
海賊退治の褒美には
アレをもらえって
な?な?
そんな物もらって
どうする気だよ?
そんな物もらって
どうする気よ?
そりゃあ、もちろん
所構わずぶっ放すに
決まってんだろォが!
・・・やっぱり
んだよォ?
いいじゃんかよォ!?
そんな物騒なこと
却下だ、却下っ!!
そんな物騒なこと
却下よ、却下っ!!
*n1
前から聞きたかった
ことなんだけどさ
*n1
前から聞きたかった
ことなんだけどね
・・・?
君が持っているその
水晶玉は、どういう
ものなんだい?
貴方が持っているその
水晶玉は、どういう
ものなの?
これはね・・・
ほうぎょく・・・
宝玉?
(こくん)
*n1の
まりょくはね、みんな
この中にあるの・・・
おにいちゃんたちと
おんなじ姿でいられる
のも・・・
おねえちゃんたちと
おんなじ姿でいられる
のも・・・
ほうぎょくのおかげ
なんだよ?
へえ・・・
それだから、いつもしっかり
両手でかかえているのか
それだから、いつもしっかり
両手でかかえているんだ
海って本当に不思議
ですねえ、ご主人さま
僕たちの部族は広い
草原の中で暮らしてた
から、海を見るのは
初めてのはずなのに
こうして波の音を
聞いていると、とても
懐かしい気持ちに
なってしまうんです
どうしてでしょう?
俺も聞いた話でしか
ないんだけど
生まれる前の赤ん坊は
母親のお腹の中で
海に近い水に浸かって
育つんだってさ
そこに伝わってくる
母親の鼓動の音は
波とよく似たうねりを
形作るんだ
俺たちが波の音を
聞いて懐かしく感じる
理由は、そのせいなの
かもな?
あたしも聞いた話で
しかないんだけど
生まれる前の赤ん坊は
お母さんのお腹の中で
海に近い水に浸かって
育つんだって
そこに伝わってくる
母親の鼓動の音は
波とよく似たうねりを
形作るそうよ
あたしたちが波の音を
聞いて懐かしく感じる
理由は、そのせいなの
かもしれないわね?
なるほど・・・
だから、こんなに心地
いい響きに聞こえるん
ですねぇ・・・
あふ・・・
ははは、いくら心地
よくても、こんな場所
で寝たらカゼひくぞ?
部屋に戻って休もう
あはは、いくら心地
よくても、こんな場所
で寝たらカゼひくわよ
部屋に戻って
休みましょ?
ですね・・・
なんだか、今夜はぐっすり
眠れそうな気がするな・・・
なんだか、今夜はぐっすり
眠れそうな気がする・・・
はいけい、マスター
おげんきですか
ファナンというまちで
モナティたちは
モーリンさんという
おんなのひとと
おともだちになりました
モーリンさんは
ジンガくんとおなじくらい
ちからもちで
セシルさんのように
ストラをつかって
みんなのケガをなおして
くれました
ときどき、ふざけて
ゴツンされると
めのなかで、おほしが
チカチカしますけど
とってもしんせつで
たよれるひとです
お、モナティ
手紙書いてんのかい?
も、モーリンさん!?
どれどれ、ちょっと
あたいに見せてみな
だだだっ、ダメっ!
ダメですのぉぉっ!?
ははあ、さては
あたいに見せられない
ようなこと、書いたん
だねえ?
うにゅうううっ!?
ごっ、誤解ですのぉ!
・・・・・・
それから、もうひとつ
カザミネさんとも
ファナンであうことが
できました
しゅぎょうのたびは
まだまだ、つづけると
いってましたが
しばらくのあいだは
*n0さんたちに
ついてきてくれるようです
できたばかりの
コブがいたいので
ここでペンをおきます
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
・・・うにゅうぅぅっ
うっぷ・・・
まだ治らないのか?
フォルテ・・・
まだ治らないの?
フォルテ・・・
ああ、今頃になって
効いてきやがった
ちくしょー・・・
しかし、珍しいよなあ
陸に上がってから
船酔いで苦しむなんて
しかし、珍しいわね
陸に上がってから
船酔いで苦しむなんて
戦ってる時はそれなり
に緊張してるから平気
だったんだがな
決着がついた時から
どうもヤバイって
思ってはいたんだ
だったら、祝勝会で
お酒なんて飲まなきゃ
よかったじゃないか
だったら、祝勝会で
お酒なんて飲まなきゃ
よかったのに
しょーがねぇだろぉ?
わざわざ、オレたちの
ために宴会を開いて
くれたんだぜ・・・
それに、悪酔いには
迎え酒が効くって
いうし・・・
間違ってるよ
それって・・・
間違ってる・・・
それって・・・
うう、ダメだ
夜風にあたったくらい
じゃ治りもしねえ
わりぃが、先
寝かしてもらうわ
・・・うぷっ
お大事に・・・
お大事に~・・・
あれは絶対に
二日酔いも混じってる
と思うぞ・・・
あれは絶対に
二日酔いも混じってる
と思う、まったく
同じ夜なのに
見る場所が変わると
ずいぶんと違って
感じられるものね
ほら、波の上で
月の光が弾けてる
なんだか、見てると
吸い込まれそうだよ
なんだか、見てると
吸い込まれそうね
あのきらめきを
見てるとね・・・
なんだか、私
心がざわめくの
ずっと前に、これと
よく似たきらめきを
見たような気がして
それって、なくした
記憶の手がかりじゃ
ないのかな?
ケイナがいたところが
海の近くだとか・・・
それって、なくした
記憶の手がかりじゃ
ないかしら?
ケイナがいたところが
海の近くだとか・・・
そこまでは
わからないわ
それに、あの海のもの
とは違う気がするの
私が倒れていたのは
山奥だったそうだし
そっか・・・
でもね、たしかに
私はこれとよく似た
きらめきの中にいた
気がするのよ
それだけは、たしかだ
と思うの・・・
それがなんだかわかれば
手がかりになるんだけどなあ
海賊から街を守れた
ことは良かったんです
けど・・・
今日のことは、きっと
噂になるでしょうね
ルヴァイドたちの耳
にも入るだろうな
きっと・・・
ルヴァイドたちの耳
にも入っちゃうわね
きっと・・・
できるだけ早く
この街から離れたほう
がいいと思います
ゼラムの街で
ギブソンさんたちに
迷惑をかけてしまった
時のように
下町のみなさんを
巻きこむことだけは
避けないと
ああ、そうだな
ええ、そうよね
俺たちの事情で
あの人たちに迷惑は
かけられないもんな
あたしたちの事情で
あの人たちに迷惑は
かけられないものね
今日のことは、まず
ヤツらの耳に入る
だろうな・・・
ああ、あれだけ
派手に立ち回ったら
間違いないと思う
疑われる前に、早く
出発しないとな
ええ、あれだけ
派手に立ち回ったら
間違いないと思う
疑われる前に、早く
出発しないと・・・
ああ・・・
連中の餌食になるのは
俺たちの村ひとつで
たくさんだ
あんな光景は
二度と見たくねぇよ
俺は・・・
俺たちの事情で
あの人たちに迷惑は
かけられないもんな
あたしたちの事情で
あの人たちに迷惑は
かけられないもんね
ううう・・・
なにもそこまで深刻に
悩むことはないだろ?
まだペンダントを
なくしたことがバレた
わけじゃないんだし
なにもそこまで深刻に
悩むことないじゃない
まだペンダントを
なくしたことがバレた
わけじゃないんだし
そんなの、わからない
じゃないのっ!?
知っていて知らんぷり
するのって、お母さま
の得意技なのよっ?
と、得意技って・・・
と、得意技って・・・
ああ、どうしようっ?
きっといつもみたいに
お仕置きされちゃうに
決まってるよぉ!?
考えすぎだって
大丈夫だよ・・・
考えすぎよぉ?
大丈夫だって・・・
ううう・・・
しかし、そんなに
こわい人には見えな
かったけどなあ???
しかし、そんなに
こわい人には見えな
かったけどなあ???
下町のみんな、無事で
本当によかったよな?
下町のみんな、無事で
本当によかったわね?
ああ、これというのも
あの召喚師が真っ先に
避難の指示を出した
おかげさ・・・
なのに、あたいは
カッとなって、ひどい
こと言っちまった
ああっ、情けないっ!
あたいはどうして
いつもこうなんだろう
気にすることないよ
それだけ、モーリンが
みんなを心配していた
ってことじゃないか
ファミィ議長だって
それはわかってるさ?
気にすることないわ
それだけ、モーリンが
みんなを心配していた
ってことじゃない
ファミィ議長だって
それはわかってるわよ
・・・
あの人だったら・・・
信じていいのかも
しれない・・・
ここで暮らすみんなの
こと、任せちまっても
いいのかもしれない
それじゃ、モーリン
ひょっとして・・・?
ああ、海賊連中も
あんたたちのおかげで
退治できたことだし
あたいも、ここらで
外の世界ってもんを
見て回っといたほうが
いいかもな・・・
あんたたちに
くっついてさ?
モーリンが来てくれる
のは大歓迎なんだけど
ネスにまた、文句を
言われそうだなあ
モーリンが来てくれる
のは大歓迎なんだけど
ネスにまた、文句を
言われそうよねぇ
なるほど・・・
あの娘御を祖母の村に
無事に送り届ける、か
お主たちが旅を続けて
おるのはそういった
事情でござったか
無茶をしてるって
承知の上なんだけどね
無茶をしてるって
承知の上なんだけどね
よし・・・
拙者は決めたぞ!
お主たちの旅に同行
させてもらおう
え?でも・・・
「でぐれあ」とやらの
振るまい、拙者には
見過ごせぬ
それに、その黒騎士の
技量にも、剣士として
興味がわいたのでな
気遣いは無用
勝手について行かせて
もらうでござるぞ
って、言われても
なあ・・・
って、言われても
ねえ・・・
カザミネさんが来てくれるのは
うれしいけど、ネスにまた文句を
言われそうだなあ
カザミネさんが来てくれるのは
うれしいけど、ネスにまた文句を
言われそうよねぇ

scn108

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
本当に、二人とも一緒
に来てくれるのかい
えっ、本当に二人とも
来てくれるの?
ああ、あんたたちさえ
よければね
拙者の旅は武者修行の
ためでござる
話に聞いたルヴァイド
とやらの腕を、この目
でたしかめたいのでな
あたいは・・・
海賊を退治してくれた
お礼ってことでさ
しかし、いいのか?
僕たちを狙ってる相手
は一国の軍隊なんだぞ
命のやりとりをする
ことになるんだ
だったら、なおのこと
引けないね!
どうせ流浪のこの身
死の覚悟なしに剣の道
は極められぬ
・・・やれやれ
本当に物好きばかりだ
この世界は
それじゃあ、ネス?
拒む理由もないからな
同行してもらおう
へへっ
よろしく頼むよっ!
かたじけないでござる
おい、言っとくが
足手まといにだけは
なるんじゃねえぞ
ほぉ、誰に向かって
言ってんだい?
ちょっとちょっと
二人とも・・・
ちょっとちょっと
二人とも・・・
おぼえとけよ?
今の言葉
そっちこそね
まあ、思ったより
こっちの件はあっさり
片づいたほうか
やれやれ、思ったより
あっさりとこっちは
片づいたかしらね
あとは・・・
なあ、ミニス
いい加減にあきらめて
一緒に行こうよ、な?
ねえ、ミニス
いい加減にあきらめて
一緒に行きましょう?
ぜ~ったいに
イヤっ!!
お母さんは君を連れて
きてほしいって言って
いたんだからさ
ミニスが一緒に来て
くれないと困るんだよ
お母さんはあなたを
連れてきて欲しいって
言ってるんだから
ミニスが一緒に来て
くれないと困るのよ
だって、だって!
ペンダントを無くした
ことがばれたら・・・
ばれたら?
いやいやいや~っ!
考えたくもないわよう
そんなこわいことぉ!
こわいって、いったい
どうなるんだ???
こわいって、そこまで
おびえるようなこと
なのかしら?
ま、せいぜいハデに
怒られてきな?
ヒヒヒ・・・
あ、アンタねぇ・・・
ああ、人の不幸は
蜜の味だぜェ
でもね、ミニスちゃん
いつまでも、そのこと
を隠しているのは
よくないと思うよ?
*n1も
そうおもう・・・
きちんと事情を説明
して謝れば、きっと
許してもらえるさ
そうね。ここは素直に
話しておいたほうが
いいと私も思うわ
ボクもそう思います
ミニスさん
黙ってると、
もっと怒られますよ
ばれたときに・・・
事情を知れば、貴女の
お母さんも探すのを
手伝ってくれるかも
確カニ、ソノ方ガ
発見スル確率ハ
上ガリマスネ
ミニスちゃん
素直に言ったほうが
いいですの
でも・・・
ガゼルさんと約束した
んじゃないですの?
もう、逃げたりなんか
しないって・・・
うう・・・
どうしよう?
 ミニスを説得する
 ミニスを挑発する
心配するなって
俺も一緒にあやまって
やるからさ
心配しないの
あたしも一緒に
あやまってあげるから
・・・ほんとに?
ああ、約束するよ
ええ、約束!
じゃ、行く・・・
よかったね
*n0さんが
一緒なら大丈夫だよ
大丈夫かどうかは
わからないけど・・・
一人であんな目にあう
よりはマシだから
あんな目???
へ?
行こう、*n0
イヤなことは早く
すませたいの
ちょ、ちょっと待てよ
ミニスっ!?
それってどういう意味
なんだよ・・・?
ちょ、ちょっと待って
ミニスっ!?
「あんな目」って
「どんな目」よぉ?
ははぁん・・・
ミニスって意外と弱虫
だったんだなあ
あららら・・・
ミニスって意外と弱虫
なのねぇ?
なっ!?
し、失礼じゃないっ!
だってそうじゃないか
ママに叱られるのが
こわくて行きたくない
なんてさ
ちっちゃな子供と
変わらないじゃないか
だってそうでしょ?
ママに叱られるのが
こわくて行きたくない
なんて
ちっちゃな子供と
変わらないじゃない
ぐぎぎぎ・・・っ
・・・わかったわよ!
ついてってあげるわっ
無理しなくていいぜ
こわいんだろ?
あら、無理しなくても
いいのよぉ?
言っておくけど!
私だけじゃないからっ
貴方だってその目で
真実を見たら、絶対に
こわくなるからっ!
へ?
貴女だってその目で
真実を見たら、絶対に
こわくなるからっ!
へ?
・・・後悔しないでよ
ちょ、ちょっと待てよ
ミニスっ!?
それってどういう意味
なんだよ・・・?
ちょ、ちょっと待って
ミニスっ!?
それってどういう意味
なの・・・?
あれっ!?
この、見覚えのある
屋台は・・・
あらっ!?
この、見覚えのある
屋台は・・・
いらっしゃい
*n0さん
シオンさん!
いつ、こっちに来たん
ですか?
着いたばかりですよ
今日がファナンでの
営業初日です
なんでも、近く
祭りが行われると
聞いたもので
思いきって、こちらに
二号店を作ってみたん
ですよ
二号店?
ええ、前の屋台は
ゼラムに置いてきて
いますから
はぁ・・・
へぇ・・・
で、なににしますか?
お客さんが第一号です
から、大盛りにおまけ
してさしあげますよ
そういえば、留守に
する間は、この家
どうするんだ?
そういえば、留守に
する間は、この家
どうするのかな?
そのへんは心配ないさ
下町のみんなが
ちょくちょく様子を
見てくれるってさ
もっとも、泥棒に
入ろうったって
ロクなもんがないから
平気だけどね
あははは・・・
あたいがまだ
ガキンチョだった頃は
家はほったらかしで
旅に出てたんだ
聖王都なんかの道場で
オヤジは雇われ師範を
して稼いでたよ
もっとも、すぐに
問題起こして、クビに
なってばっかだった
みたいだけどねえ
じつはさ・・・
あんたたちについてく
ように言ってくれたの
下町の連中なのさ
えっ?
留守は任せて、あんた
のやりたいことをして
きな! ってね
そうだったんだ・・・
だから、なにも心配は
いらないのさ
あんたたちと一緒に
旅させてもらうよ
こちらこそ、よろしく
頼むよ
こちらこそ、よろしく
お願いね
あいよっ!
金の派閥の本部には
もう行ってきたのか?
いや、まだだけど
ううん、まだだけど
先方を待たせるのも
失礼だろう
早く行ってこい
君が戻り次第
出発するように
みんなには言っておく
からな
*n0殿は
釣りが趣味だと聞いた
のだが、まことか?
趣味っていえるほどの
腕じゃないけど、まあ
釣りは好きかな?
趣味っていえるほどの
腕じゃないけど、まあ
釣りは好きよ?
ふむ、ならば
この釣り竿を進呈する
でござるよ
これって・・・
これってば・・・
あの時、拙者が最後の
路銀をはたいて買った
品でござるよ
やってみてわかったが
どうも、拙者は釣りに
向いておらぬようでな
拙者の手にあっても
無用の長物。それでは
竿もあわれでござる
ぜひ、使ってやって
くだされ
ありがとう
カザミネさん
それじゃ、さっそく
使ってみるよ
ありがと
カザミネさん
それじゃ、さっそく
使ってみるね
同じ召喚師の派閥でも
建物からしてまったく
違う雰囲気がするなあ
同じ召喚師の派閥でも
建物からしてまったく
違う雰囲気がするわね
きょろきょろしないの
さっきから門番の兵士
が笑ってるわよ
蒼の派閥の召喚師が
ここに呼ばれるなんて
前代未聞なんだからっ
貴方が恥をかけば
貴女が恥をかけば
蒼の派閥の人たち全員
がバカにされるのよ
わかってるっ?
わかってるよ
こういうことはネスの
ほうが向いてるのに
ついてきてくれないん
だもんなぁ・・・
でも、ミニスのことは
俺が責任をもつって
約束したし・・・
わかってるって
こういうことはネスの
ほうが向いてるのに
ついてきてくれないん
だもん・・・
でも、ミニスのことは
あたしが責任を
もつって
約束したし・・・
ほら、案内がきたよ?
しっかりしてよねっ
ごめんなさいね
わざわざこんなところ
まで呼びつけちゃって
そこのソファに座って
もう少しだけ待ってて
くださいな
あ、はいっ
はーい
すごい書類の山だな
机の上から、はみ出し
かかってるぞ
すごい書類の山ねえ
机の上から、はみ出し
ちゃってるわ
でも、それ以上に
すごいのは・・・
ファミィ
フンフン、フフ~ン♪
鼻歌混じりで次々と
それを処理するあの人
かもしれない・・・
鼻歌混じりで次々と
それを処理するあの人
の方かも・・・
はい、おしまい
そこの貴方、悪いけど
これを各部署に届けて
くださいな
部下
かしこまりましたっ
あ、それから
お茶の用意を3人分
帝国産のビスケットと
一緒にね?
じゃあ、あらためて
よく来てくれたわね
*n0くん
えっ、どうして俺の
名前を?
じゃあ、あらためて
よく来てくれたわね
*n0ちゃん
えっ、なんであたしの
名前を?
もちろん、調べたのよ
おかあさまっ!
ミニスちゃん
そうこわい顔しないで
仕方がなかったのよ
うっかり聞きそびれた
私も悪かったけど
貴方たちったら名乗っ
貴女たちったら名乗っ
てくれないんだもの
失礼だとは思ったけど
調べなかったら、ここ
にご招待できないもの
そうでしょう?
う・・・
ファミィさま
貴女はどこまで俺たち
のことを・・・・
ファミィさま
貴女はどこまで
あたしたちのことを?
だめだめ
「さま」だなんて
他人行儀ですよ
ファミィさんって
呼んでくださいな
は、はあ・・・
は、はい・・・
そうね・・・
私が知っているのは
貴方たちのお名前と
貴女たちのお名前と
うちの子が聖王都で
困っているのを助けて
くれたらしいこと
それから・・・
黒い鎧の兵士さんたち
に追われてるってこと
かしらね
ほとんど全部
じゃないのっ!?
いったい、どうやって
調べたんだ???
いったい、どうやって
調べたのよ???
あ、そうだわ!
私ったら、肝心の
ご褒美を渡さなきゃ
いけないのに・・・
ごまかさないでっ
おかあさまっ!
はい、これは領主さま
からのご褒美
海賊を倒した勇者さん
たちへの勲章よ
名誉勲章を手に入れた!
・・・・・・
それからこれは私から
サモナイト石だ!
サモナイト石!
サモナイト石を手に入れた!
旅をする召喚師には
必要だろうと思って
何種類かを揃えて
みたんですけど
ありがとうございます
えっと・・・
ファミィ、さん
喜んでくれて嬉しいわ
さ、用事がすんだなら
行きましょうっ!
*n0
おい、待てよミニス
そんなに慌てなくても
ちょっと、ミニス
そんなに慌てなくても
いいじゃない
そうよ、ミニスちゃん
おかあさん、まだ貴女
に用事があるんだから
・・・!?
さっきも言ったとおり
貴女たちのことを色々
調べたんだけど
ひとつだけね
わからないことが
あったの
貴女たちはファナンに
来るまで、何度も戦い
にまきこまれてきた
わけだけど・・・
どうして貴女のお友達
のワイバーンさんは
一緒に戦ってくれな
かったのかしら?
・・・!!
あ、いや、それは
その・・・
*n0くん
私はミニスちゃんに
聞いているんですよ?
こ、こわい・・・
笑顔なのにこわいっ!
*n0ちゃん
私はミニスちゃんに
聞いているんですよ?
あ、あわわ・・・
笑顔なのにこわいっ?
困った子ね
召喚獣のペンダントを
なくすなんて・・・
ごっ、ごめんなさい!
ごめんなさいっ
おかあさまっ!!
泣いて謝ったって
ダメですよ
悪いことをしたなら
おしおきです
いや~っ!
カミナリどかーんは
いやあぁぁっ!!
か、カミナリ・・・?
さあ、ミニスちゃん
動いたらダメですよ
ほほっ、本気だぁ!?
し、シャレに
なってないよぉ!?
どうしよう?
 ファミィを止める
 ミニスをかばう
ファミィさん、待って
待ってください!
はい?
ペンダントのことなら
俺たちもミニスと一緒
に探しますから
だから、そのっ
カミナリは勘弁して
あげてください
お願いします!
ペンダントのことなら
あたしたちもミニスと
一緒に探しますから
だから、かっ
カミナリは勘弁して
あげてください
お願いします!
*n0・・・
・・・・・・
良かったわね、ミニス
こんな優しい人たちと
一緒に旅ができて
おかあさま?
それじゃあ・・・
カミナリはやめです
お尻ぺんぺんで許して
あげますわ
いっ!?
へっ!?
イヤあぁぁっ!!
カミナリどかーん
です!
きゃ・・・!?
きにゃああっ!!
あ、あら?どうして
*n0くんに?
あうあううぅっ!!
あ、あら?どうして
*n0ちゃんに
ちょっと!?
ねえ、*n0
しっかりしなさいよぉ
ねえってばぁ!!
し、しびびび・・・
しびれたあぁぁ???
あぁ、よかった
生きてたよぉ・・・
当たり前です
ちゃんと手加減して
いるんですもの
にしても、これは
ちょっとミニスには
きついんじゃあ、あっ
ははは・・・
コホン
まあ、とにかく・・・
なくしたペンダントは
絶対に見つけること
わかったわね
ミニスちゃん
わかりました・・・
安心しろよ、ミニス
俺たちも一緒に探して
やるからさ
安心して、ミニス
あたしたちも一緒に
探してあげる
うん、ありがと
*n0
すいませんね
もうしばらく、娘の
面倒をお願いします
お礼といっては
なんですが
この街のまわりを
かぎ回ってる黒の旅団
の人たちは追っ払って
おきますからね
えっ!?
おかあさま・・・
いってらっしゃい
みなさんに迷惑をかけ
ないようにね?
う、うんっ
いってきますっ!
*n0さん
ほら、あっちから来る
のってもしかして
あれっ、レイムさん?
おや、これはこれは
*n0くんに
アメルさん
おや、これはこれは
*n0さんに
アメルさん
奇遇ですね
まさか、こんなところ
で会えるなんて
*n0さん
この人は?
おい、誰だこいつは?
ほら、前に話した
吟遊詩人のレイムさん
聖王都で知りあった
レイムと申します
みなさま、どうぞ
お見知りおきを・・・
・・・・・・
こら、*n1
お前もちゃんと挨拶
しろって
ほら、*n1
あなたもちゃんと挨拶
しなさい
ケッ!ニンゲンに
愛想よくなんて
できるかよッ
おやおや、そんなに
君は人間が嫌いなん
ですか?
お、おうよ・・・
特に、テメエみたいな
ヤツはな!
それは残念ですねえ
本当に・・・
て、テメエ・・・っ
いい加減にしないか
*n1!
いい加減にしなさい
*n1!
すいません
口の悪いやつで本当に
困ってて・・・
いえ、お気になさらず
悪魔たちはみんな、彼
のように口が悪いもの
なんですから
・・・・・・
こら、*n1
挨拶しなくちゃ
ダメだろう?
ほら、*n1
挨拶しなくちゃ
ダメでしょう?
こんにちは、可愛い
キツネのお嬢さん?
・・・(ぎゅっ)
あ、おいっ?
あ、どうしたのよ?
おやおや、これは
こわがらせてしまった
みたいですね・・・
すいません
この子、人見知りが
激しくて・・・
いいんですよ
ええ、どうかお気に
なさらずに・・・
レイムさん、お探しの
歌は見つかりました?
いえ、それはまだ
ですが、ちょっと気に
なる話を聞いたので
三砦都市トライドラの
名はご存じですか?
トライドラ?
3つの砦を保有する
騎士たちの国家だな
聖王都を外敵から守る
要であり・・・
大絶壁を挟んだ隣国の
デグレアを見張る役目
を担ってもいる
そのデグレアが
とうとう本格的に戦争
を始めるらしいんです
戦でござると!?
そう色めき立つなよ
カザミネの旦那
その手の噂は今まで
何回もあったぜ?
ええ、そのとおりです
ですが、なんだか私は
そのことが気になって
しまって・・・
確かめてみようと
トライドラまで向かう
途中なんですよ
そうだったんですか
けど、わざわざ
危険かもしれない場所
に行くなんて・・・
吟遊詩人というのは
そうした噂の真偽を
知りたがってしまう
ものなんですよ
なんだい、ようするに
ヤジ馬根性がすごいっ
てことじゃないか
こらっ、モーリン!?
モーリン!?
ははは・・・
たしかにお嬢さんの
おっしゃるとおりかも
知れませんね
*n0
いつまで世間話をして
いるつもりだ?
ああ、そうだった!
俺たちも出発しなきゃ
そうね! あたしたち
も出発しなきゃ
それじゃ、レイムさん
失礼しますね
なにやら雲行きが
おかしいようですから
お気をつけて
ひと雨、来るかも
しれませんから・・・
なあ、ネス
今の噂って本当のこと
なのかな?
ねえ、ネス
今の噂って本当のこと
なのかな?
デタラメだ
と言いたいが・・・
黒の旅団が活動を開始
した理由が、今の話で
説明できてしまう
ソウデスネ・・・
理論トシテハ、ケシテ
破綻シテイマセン
じゃあ・・・
僕にもわからない
ただ、彼の話を聞いて
余計な不安を感じてる
のだけは事実だな
心配すんなって
おふたりさん
トライドラの兵士は
精鋭揃いだからな
そう簡単にデグレアに
負けはしねーよ
そうそう、たしか
あんたはその街で剣を
習ったのよね
ん?とすると・・・
フォルテ、君は騎士の
家柄だったのか
騎士ですって?
・・・やべっ!
どういうことだよ
それ?
どういうこと
それ?
あの街の剣術道場は
王族の指南役を務める
ほどの名門なんだ
普通の人間がそう簡単
に習えるものでは
・・・ん?
うわっ、雨だぜっ!
本当に降ってきやがっ
たぞ!?
まいったな、どんどん
ひどくなってくる
まいったわね、
ひどくなってる
うう、このままじゃあ
カゼひいちゃうよぉ
ええ、ほんと・・・っ
くしゅんっ!
どこか雨を避けられる
場所はないですかね
さすがにキツイな
この降りじゃあ
ねえ、あれ
向こうに見えるのって
建物じゃないかしら?
望遠ニテ確認・・・
指摘ノトオリ、アレハ
建造物デス
うむ、たしかに城の
ようなものが見えるで
ござるな
そういえばトライドラ
の砦のひとつが、この
あたりにあったな
じゃあさ、あそこで
雨宿りさせてもらおう
じゃあさ、あそこで
雨宿りしましょうよ
あのな、そう簡単に
砦の中に入れるわけが
ないだろう
別に中に入れなくても
軒先を借りられりゃ
それだけで充分さ
よし、とにかく急いで
あそこまで走ろう!
とにかく急いであそこ
まで走りましょう
ふう、すっかり
びしょ濡れだ・・・
ふう、すっかり
びしょ濡れ・・・
・・・(ふるるっ)
こらこら
*n1
それじゃ周りにしぶき
が飛ぶだろう?
こらこら
*n1
それじゃ周りにしぶき
が飛ぶでしょう?
あ・・・
ちゃんとタオルで
ふきなよ。動物じゃ
ないんだからさ
ちゃんとタオルで
ふきなさい。動物
じゃないんだから
・・・わすれてた
ホントですよ
もう、体中
ぐっしょりです・・・
うにゅうぅ・・・
服がひっついて
気持ち悪いですのぉ
これは、着替えた
ほうがよさそうですね
きっ、着替え・・・
でござるか・・・
そーそー、それがいい
ぜひ、そうしたまえ♪
言っとくけど
こっち見たら容赦なく
ぶっとばすわよ?
信用ねェのな
オマエ・・・
なにを言うか
それが男の生き様って
もんだろーがよ?
うぅむ、たしかに
男の浪漫ではござるが
カザミネさんまで!?
オマエら、マジで
そう思ってんのな・・
あはは・・・
*n0さん
ちょっと変だとは
思いませんか?
おい、*n0
なんか変だぞ
変って?
えっ、変って?
人の気配がまったく
しない。雨だとはいえ
入り口の見張りぐらい
いるはずだろう
せんさーニモ反応ガ
アリマセン
そういえば・・・
どれどれ
・・・って、おっ!?
バカな!
門に鍵がかかってない
なんて
それどころじゃないぜ
こいつは・・・
うっひゃー!?
こりゃ、すげェ・・・
うわあぁぁぁっ!?
ご、ご主人さまぁっ!
にゅうううっ!?
死体だ・・・
兵士たちがみんな
死んでる!!
・・・!?
*n1
見るな・・・
見るんじゃないっ!
*n1
見ないで・・・
見ちゃだめ!
・・・(ぎゅっ)
なんですって!?
ひっ・・・
ちょっと、ミニス!?
しっかりしなってば
ひどすぎます・・・
こんなのって!?
いったいなにが
起きたっていうのよ
ご主人さまぁ
どうして、こんな
ひどいことに・・・?
モナティ、雨のせいで
においに気づけません
でしたの・・・
む? これは・・・
どうかしたの?
カザミネさん
この者たちの傷から
判断すると、お互いに
殺しあったとしか思え
ないのでござる
殺しあうって・・・
なんでそんなこと!?
それは拙者にも
皆目・・・
なんとも面妖なことで
ござるよ
信じられません
仲間どうしでこんな
ことするなんて
なんだかわからんが
ヤバイのだけはたしか
みたいだな
これは早々に退散した
ほうがよさそうだぜ
*n0
ミニス
きゃあっ!!
どうしたんだ!?
どうしたの!?
今っ、そこの戸がっ
ガタンって・・・
警告シマス!
せんさーニ、生命体
ノ反応アリ!!
おい、そこのッ!?
隠れてねェで
出てこいよ・・・
オレの目は節穴じゃ
ねェぞッ!!
かくれてるよ・・・
そこに!
出てこい!
さもないと、こっち
からいくぞっ!
出てきなさい!
さもないと、こっち
からいくわよ!
ちょっとちょっと!
暴力沙汰はかんべん
してくださいってー
えっ、この声?
へっ、この声?
私はただの雇われの身
雑用係のメイド・・・
パッフェルさん
じゃないの!?
あれま?
どうして、みなさんが
こんな所に???
それはこっちのセリフ
だよ。まあ、今ので
だいたい理解したけど
それはこっちのセリフ
よ。まあ、今ので
だいたい理解したけど
また新しいお仕事を
始めたんですね
そーなんですよー
お給金が良かったんで
つい・・・
なのに、いきなり
こんなことに・・・
あー、まだ働き始めた
ばかりなのにー!
そんなことより
ここでいったいなにが
起こったんだ?
それが私もさっぱり
突然、殺し合いが
始まって・・・
身の危険を感じた私は
今し方まで、酒蔵の中
で隠れてたんですー
それで、やっと静かに
なったから・・・
外へ出ようとして
僕たちに
見つかったって
ワケか
とにかく、急いで
ここから離れたほうが
いいみたいだな
とにかく、急いで
ここから離れたほうが
いいみたいね
さあ、パッフェルさん
も行きましょう
えー、でも私
まだここで働いた分の
お給金もらってないん
ですケド・・・
あ、あのですね・・・
そんな場合ではない
でしょう!?
そんなもんあきらめろ
命が助かっただけでも
もうけたと思え!
いーえ!
タダ働きだなんて冗談
じゃありません。ええ
ありませんとも!!
ぱぱっと行って、金庫
からいただいてきます
それでわっ!
ちょっと!
パッフェルさんっ!?
あのオンナ・・・
度胸があるんだか
バカなんだか・・・?
ダメですのぉーっ!
一人じゃ、危ない
ですのぉっ!?
パッフェルさ~ん!
パッフェルさんってば
お~いっ!?
なんて足が速いんだ
もう、見失っちまった
パッフェルさ~ん!
パッフェルさんってば
ねえっ!?
なんて足が速いのよ
見失うなんて・・・
*n0
無茶するんじゃない
君まで迷子になったら
どうする気だ!?
だけど、彼女が・・・
ホールドアップ!
・・・!?
よーし、両手をあげて
その場から動くなよ
じゃないと、こいつで
ズドンといくからな
気をつけろ
あの男の構えてるのは
おそらく銃だ
・・・っ
質問はひとつだけだ
シンプルにいくぜ
お前さんたちは
「生きて」んのかい?
へ?
はい?
ちゃんと生きてんのか
そのフリをしてるのか
どっちだって聞いてる
んだよ、俺様は!
し、質問の意味がよく
わからないんだけど
どうやら、貴方はここ
でなにが起こったかを
知ってるようだな
事情を説明して
もらえると助かるが
どうだろう?
・・・・・・
その様子だと
お前さんたちはあの
イカレた連中とは違う
みたいだな
いいぜ、話してやるよ
この狭っ苦しい砦の中
でおっ始まった
胸クソの悪くなるよう
な出来事をな・・・
死体が生き返った!?
ああ、砦の前にあった
旅人の死体が、埋葬の
途中で生き返って暴れ
出したんだよ
そいつにやられた者も
同じバケモノになった
死体がどんどん仲間を
増やして・・・
ご覧のとおりよ
まったく、まるっきり
三流のホラー映画
みたいだったぜ
ほらーえいが?
おっと、すまんすまん
この世界にゃ映画は
なかったっけか
もしや・・・
貴方は別の世界から
召喚されてきたのか?
そうなるのかねえ
こっちに来てから日が
浅くて、今ひとつ状況
はわからんのだが
俺様の名はレナード
ステイツのロスって
とこで、刑事の仕事を
してたのさ
聞いたことない地名だ
やっぱり、この人は
俺たちとは違う世界の
住人なんだな・・・
聞いたことない地名ね
やっぱり、この人は
あたしたちとは違う
世界の住人なのね
なあ、この世界じゃあ
あんな風にいきなり
死体が暴れ出すもん
なのかい?
そんなことないって!
なあ、ネス?
そんなことないわよ
ねえ、ネス?
普通はな・・・
だが、そういったこと
を可能にする召喚術は
たしかに存在する
なんだって!?
なんですって!?
「ひょうい召喚術」
という分野では
実体のない召喚獣を
第三者にひょうい
させることによって
その者に不思議な力を
与えたり、あるいは
まったく別の生き物に
変えてしまえるんだ
そんな召喚術がある
なんて、初耳だよ
そんな召喚術がある
なんて、初耳よ
外道の術として、派閥
では修得を好まれない
分野だからな
死体を操る召喚術も
そのひとつだ。
サプレスにいる低級な
霊を召喚して
死体にひょういさせて
不死身の兵士に仕立て
あげると聞いている
よくわからんが
つまり、死体が勝手に
暴れることはないが
召喚術ってのを使えば
それをロボットみたく
自由に操れるんだな?
*n0
もしもそいつが、まだ
この砦の中にいると
したら・・・
ダトスレバ、外デ
待機シテイル方々ガ
危険デス・・・!
おいッ!
外の連中、ヤバイん
じゃねェのか!?
おにいちゃんっ
そとが・・・
へんだよ!?
おねえちゃんっ
そとが・・・
へんだよ!?
ご主人さまっ
他のみなさんが危険
ですっ!?
外のみんなが
危ないですのーっ!?
急いで戻ろう!!
急いで戻りましょう!
グロロロ・・・ッ
なるほどね
こういうことかい
納得、なっとく・・・
な、なに落ち着いてる
のよっ!?こいつら
死体なのよっ!?
泣き言を言っている
場合ではござらんぞ!
倒さねば、拙者たちも
奴らの仲間入りだ
とはいえ、あんまり
素手で殴りたくはない
相手だね。さすがに
グロロロロォォ・・・
くそっ・・・
こいつら、倒しても
倒しても起きあがって
くる!?
くたばり損ないどもが
しつこいんだよッ!!
や、やだぁ・・・
こっち来ないでよぉっ
ミニスちゃんっ!?
伏せろッ!!
ゲブウゥゥゥ・・・
その死体は召喚術で
操られているんだ!
操っている召喚師を
なんとかしないと
そいつらは何度でも
襲ってくるぞ!!
どこにいるんだ
そいつは・・・
どこにいるのよ
そいつは・・・
・・・・・・!?
レナードさんっ
あの柱の影、あそこに
向かって撃って!
おうっ!
ほお、よく見つけたな
ワシの気配を・・・
褒めてやるぞ、カカカ
お前が、この砦を壊滅
させた張本人か!?
あなたが、この砦を壊
滅させた張本人!?
いかにも、いかにも
ワシの名はガレアノ
カカッ、屍人使いさあ
お似合いな呼び名だぜ
その青白いツラにはよ
カカカッ、カッ・・・
なぁに、すぐにお前ら
も同じ色になるさあ
この場に居合わせた
不運を悔いるがいい
カーッカッカッカ!!
タイムアップだぜ
この世界の法律はよく
しらねえがな
お前さんのしたことは
人としてのルールを
はみ出しすぎだよ
カッカッカ・・・
そんなことは知らんな
屍人に生者の理屈を
唱えても無駄さあ
そもそも、戦いはまだ
終わってないぞ
グロロロォォォ!!
なっ!?
まさか、まだ召喚術を
使う魔力が残っていた
というのか・・・!?
そらそら、どうした?
代わりの屍人はいくら
でも用意してやるぞぉ
カーッカッカッカ!
こいつ、楽しんでる
心の底から・・・!!
ひどい・・・
こんなのひどすぎるっ
アメル!?
みんな泣いてる
ずっと苦しみ続けて
やっと安らかに眠れる
と思っていたのに
無理に起こされて
またいっぱい苦しんで
こんな・・・
こんなこと・・・
やめてえぇぇっ!!
ウオオオォォォォォォ
ォォォォォ・・・
アメルの身体が・・・
光ってる・・・
見て、屍人たちが!?
ォォォォ・・・
消えていく・・・
これも聖女の奇跡の力
だっていうのか?
これも聖女の奇跡の力
だっていうの?
こ、この力・・・っ
そうか! そこの娘が
あの方の求める・・・
くたばりやがれっ
この外道があっ!!
ガレアノ
ぎひゃあぁぁぁっ!
レナードさんの弾丸に貫かれて
屍人使いの身体は砦の下へと
墜落していった
彼の行為を責めることなど
誰にもできなかった
ひと時とはいえ、彼はこの砦
の一員だったのだから
気を失ったアメルを休ませる間
俺たちは動かなくなった
人々を簡単に弔った
パッフェルさんは結局
見つからなかった
そして、ガレアノの死体も
なにかが動き出している
そしてその渦に間違いなく
俺たちは巻き込まれようとしている
言いしれぬ不安を胸に抱きながら
雨の中、俺たちは
ファナンへと引き返していく
まるでそうすることで
得体の知れないなにかから
逃げようとするかのように
弾丸は屍人使いを貫いた
あたしたちはレナードさんを
責めるつもりはなかった
この人は、ここにいた・・・
ここで、暮らしてた
きっと、色々あった
だから・・・
私がレナードさんの立場なら
同じように怒りの炎を
ぶつけたと思うの
砦から転落したガレアノ
姿を消したパッフェルさん
二人の姿は見つからなかった
アメルが気を失っている間に
みんなで死体を弔った
あたしたちの周りを何かが
まるでとぐろを巻く
邪悪な蛇のように包んでる
そんな感じがした
怖かった、言いようもなく
怖かった・・・
アメルが目を覚まして
あたしたちは逃げるように
ファナンへと引き返す・・・
ううん・・・
あたしたちは逃げたのよ
見えない恐怖から・・・
あのガレアノって
召喚師、何者だった
んだろう?
あのガレアノって
召喚師、何者だった
のかしら?
たった一人で、砦
ひとつを陥落させる
なんて・・・
奴の素性も気になるが
それより僕が気になる
のは、砦を襲った目的
のほうだ
砦の兵士を殺し合い
させて、いったい
何の得があるんだ?
まさか、面白半分で
やったんじゃ・・・
その可能性も皆無とは
いえないが、もっと
あり得そうなのは
トライドラと敵対する
国家に雇われての
破壊工作行為・・・
それじゃ、あいつも
デグレアの関係者って
ことか!?
それじゃ、あいつも
デグレアの関係者って
ことなの!?
そう断言するには
証拠がなさすぎるがな
どのみち、今日の一件
については、本部へも
報告する必要がある
ガレアノについての
情報も、調べてもらう
ように申請しておくよ
もしネスの予想が事実だったら
デグレアはなにを
企んでいるんだろうか?
もしネスの予想が事実だったら
デグレアはなにを
企んでいるんだろう?
こんなところに
いたのか
アメル・・・
こんなところにいたの
アメル・・・
*n0さん
熱があるのに
こんな場所で夜風に
あたったらダメだよ
・・・・・・
あたし、どうして
あんなことができて
しまったんでしょう?
え・・・?
操られている人たちの
心が、触れてもいない
のに流れこんできて
それがかわいそうで
頭の中が真っ白に
なったと思ったら
あんなことに・・・
・・・・・・
なんだか不安なんです
あたし・・・
自分がどんどん、違う
存在に変わっていって
しまうみたいで
すごく、こわい・・・
気にしないほうがいい
今日のことは、状況が
普通じゃなかったんだ
だから、あんなことが
起こっただけだよ
俺から見て、アメルは
アメルのままだよ
なにも変わってなんか
いないって
気にしちゃダメよ
今日のことは、状況が
普通じゃなかったのよ
だから、あんなことが
起こっただけだよ
あたしから見てアメル
はアメルのままよ
なにも変わってなんか
いないわよ
・・・・・・
身体が弱ってるから
気持ちも弱くなってる
だけさ
さあ、戻ろう?
身体が弱ってるから
気持ちも弱くなってる
だけ
さあ
戻りましょう?
なにも変わっちゃいないよ
変わるはずないじゃないか・・・
なにも変わってなんかいない・・
変わるはずないじゃない・・・
*n1は
「ほらーえいが」って
知ってるか?
*n1は
「ほらーえいが」って
知ってる?
ほらーえいが・・・
映画ノ一種デスネ
えいが?
機械ヲ使ッテ、我々ガ
目ニシテイル情景ヲ
記録シタモノデス
記録サレタ情景ハ再生
スルコトデ、好キナ時
ニ繰リ返シテ、見ル
コトガデキマス
へえ、それって
すごいじゃないか!
へえ、それって
すごいじゃない!
シカシ、ドコデ
ソノヨウナ言葉ヲ?
レナードさんからだよ
レナードさんからよ
奇妙デスネ・・・
映画トイウ言葉ハ
ろれいらるデハ死語ニ
ナッテイルノデスガ
*n1?
トハイエ、他ノ世界ニ
ソノヨウナ技術ガ
アルトハ・・・
*n1ってば?
・・・ナニカ?
映画について、もっと
話を聞かせてくれよ
映画について、もっと
話を聞かせてよ
ワカリマシタ
ソレデハ・・・
*n1の
説明が本当かどうか
明日、レナードさんに
聞いてみようっと
なァ、ニンゲン・・・
なんだよ?
なによ?
オマエは
あのレイムってヤツ
どう思ってるんだ?
どうって・・・
礼儀正しくて、親切で
自分の目的をしっかり
もってる、素敵な人
だと思うよ
自分の目的をしっかり
もってる、素敵な人
だと思うけど
・・・ケッ!
エライほめようだな
ひとつ忠告してやらァ
アイツにゃ、あんまし
関わるんじゃねェ
どうしてだよ?
どうして?
口先ばかりがうまい
ヤツにゃ、ロクなのが
いねェって決まってる
もんなんだよッ
おい、なんだよそれ?
そんなのレイムさんに
失礼じゃないか!?
なんなのよそれ?
そんなのレイムさんに
失礼じゃない!?
うるせェな!
とにかく、オレは
アイツと関わるのは
ゴメンだからなッ!
おい、待てよッ!
*n1!?
待ちなさい!
*n1!?
*n1のやつ
初対面で雰囲気負けを
したから、きっと根に
もってるんだな?
*n1のやつ
初対面で雰囲気負けを
したから、きっと根に
もってるのね?
なあ、*n1
どうしてレイムさんを
こわがったんだい?
ねえ、*n1
どうしてレイムさんを
こわがったの?
・・・・・・
つれて・・・
いっちゃうから・・・
え?
おにいちゃんを・・・
つれてっちゃうから
だから・・・
おねえちゃんを・・・
つれてっちゃうから
だから・・・
*n1
なかよくしたくない
あいつと・・・
あいつ・・・って
その言い方は、おまえ
失礼だぞ?
あいつ・・・って
その言い方は、あなた
変よ?
・・・(ふるふる)
いいか?*n1
そりゃ、レイムさんは
吟遊詩人で、旅人だ
あんな風に気ままに
暮らしたいって
あこがれる気持ちも
俺にはあるよ
でも、だからって
俺がみんなと別れて
あの人についてくはず
がないだろう?
いい?*n1
そりゃ、レイムさんは
吟遊詩人で、旅人よ
あんな風に気ままに
暮らしたいって
あこがれる気持ちも
あたしにはある
でも、だからって
あたしがみんなと別れ
てあの人についてく
はずがないじゃない
・・・ほんとに?
当たり前だよ
俺はずっと
*n1たちの
側にいるって
当たり前よ
あたしはずっと
*n1たちの
側にいるわよ
やくそく、だよ?
*n1は
レイムさんに、俺を
とられると思ってた
みたいだな・・・
*n1は
レイムさんに、あたし
をとられると思ってた
みたいね・・・
ねえ、ご主人さま
パッフェルさん
どこ行っちゃったん
でしょうか?
それがさ、変なんだよ
俺たちと反対側から
来たレナードさんが
言うにはさ
途中で彼女と出会いは
しなかったってさ
一本道の廊下だぞ?
それがね、変なのよ
あたしたちと反対側
から来たレナード
さんが言うには
途中で彼女と出会いは
しなかったってさ
一本道の廊下よ?
き、消えちゃったって
ことですかっ!?
あるいは、途中で
襲われた・・・
そそそ、そんなぁ!?
・・・ってワケないか
だとしたら、騒ぎで
気づくはずだし
・・・ってワケないか
だとしたら、騒ぎで
気づくはずだもの
・・・・・・
あの人のことだから
隠し通路かなんかを
知っててさ
それを使ったんだと
思うよ
あの人のことだから
隠し通路かなんかを
知っててさ
それを使ったんだと
思うわよ
抜け目なさそうだし
そうですよね・・・
それぐらい、知って
そうですもんね
無事だとは思うけど
やっぱり、心配は
心配だよなぁ
無事だとは思うけど
やっぱり、心配は
心配よねぇ
はいけい、マスター
モナティですの
いきなりですが
しつもんがあります
マスターは
「すていつ」の
「ろす」ってばしょ
しっていますか?
レナードさんってかたと
しりあったのですが
モナティがマスターに
おそわっておぼえた
ようなことばを
そのひとは、なぜか
しっているのです
ひょっとすると
マスターとおんなじ
ばしょから、きたひと
かもしれません・・
ねえねえ
カザミネさん・・・
レナードさんが
「でか」だってことも
書いておいたほうが
いいでしょうか?
手がかりは多いに
越したことはなかろう
そーですねえ・・・
レナードさんは
「でか」という
おしごとを
していたそうで
「ほっとどっく」と
「こーら」がこうぶつ
らしいですの
なにかわかることが
あったら、モナティに
おしえてくださいませ
おたより、おまちして
いますの
だいすきなマスターへ
モナティより
    ・・・かしこ
しかし・・・
「甲羅」が好物とは
面妖でござるのう・・
死んだ人間が
襲いかかってくるって
のは、ぞっとしねえな
気味が悪いから?
それもあるがな
ほれ、生きてるヤツと
違うから、手加減の
しようがねーだろ?
あ・・・!
二度と起きあがって
こねえように、確実に
トドメを刺さねえと
いけなかったからな
一度死んでるとはいえ
やっぱ、後味が悪いぜ
あーいうのは・・・
うん・・・
戦いじゃなくて、本当
の殺し合いになるって
ことだもんな・・・
戦いじゃなくて、本当
の殺し合いになるって
ことだもんね・・・
なあ、ケイナ
ねえ、ケイナ
ひとつ聞きたいんだ
けど?
なあに?
その・・・
フォルテにさ
着替えとか、のぞかれ
たことってあるの?
な・・・っ!?
ふごっ!?
いたっ!?
あたた・・・
な、殴んなくたって
いいのにぃ・・・
殴られるようなこと
言うからよ!
まったく・・・
私以外の女の子しか
のぞかないから
余計に腹が立つって
いうのに・・・
え?
なんでもないっ!!
結局、答えは謎のまま
とほほ・・・
殴られ損だよ・・・
結局、答えは謎のまま
いたたっ・・・
殴られ損よ・・・
アメルが奇跡の力を
使う時、彼女の手が
うっすらと輝くのは目
にしてきましたけど
さっきみたいに
全身から強い光を
放ったのは、これが
初めてですよ
どうして、あんなこと
になったんだろう?
どうして、あんなこと
になったのかしら?
僕にもわかりません
ただ・・・
ただ?
村が襲われてから
あの子の力が日増しに
強くなってる気が
するんです
今までは、一度に治せ
なかったような傷さえ
今は一瞬で癒すことが
できるようになって
それは俺も思ってたよ
最初に治してもらった
時より、ずっと痛みが
引くのが早いし
それはあたしも思った
最初に治してもらった
時より、ずっと痛みが
引くのが早いし
毎日がこういう戦いの
連続ですから、自然に
力が強くなったのだと
思いますが
それがあの子にとって
いいことなのか、僕は
心配なんです・・・
アメルが倒れた原因が
そのせいじゃなければ
いいんだけど・・・
あのガレアノって野郎
たぶん、生きてるぜ
そんなバカな!?
だって、レナードさん
の銃は命中したし
そんな!?
だって、レナードさん
の銃は命中したし
あんなに高い砦から
真っ逆さまに落下して
無事なはずが・・・
だが、死体は無かった
それは・・・
それだけじゃねえ
アメルの身体から光が
放たれた時にな
あの野郎、死体と同じ
ように苦しみやがった
俺たちはなんともねえ
のにな・・・
それじゃ、リューグは
ガレアノが人間じゃ
ないっていうのか!?
それじゃ、リューグは
ガレアノが人間じゃ
ないっていうの!?
はッ、それはお前らの
ような召喚師がお得意
の分野だろうが?
素人のオレの考えだ
別に真に受けなくても
かまやしねぇよ・・・
人間じゃなかったら
ガレアノはいったい
何者なんだ???
人間じゃなかったら
ガレアノはいったい
何者なんだろう??
私ね、いつも不思議に
思っていたの
どうして、普通の人は
召喚師を最初から
嫌うんだろうって
うん、普通の人たちは
召喚師をこわがるか
目の仇にするかの
どちらかだもんな
うん、普通の人たちは
召喚師をこわがるか
目の仇にするかの
どちらかだもんね
でもね、アイツを見て
わかったような気が
したの
死んじゃった人たちを
モノみたいに扱う
なんて・・・
あんなのって
ひどすぎるよっ!
あんな、召喚術がある
なんて!?
ミニス・・・
あんなことしたら
誰だって召喚師のこと
嫌うに決まってるじゃ
ないの・・・っ
だからこそ、俺たちが
しっかりしなくちゃ
いけないんじゃない
のかな?
だからこそ、あたし
たちがしっかりしなく
ちゃいけないんじゃ
ないのかしら?
えっ?
ラウル師範っていう
俺の師匠にあたる人が
言ってたんだ
召喚師の犯した罪は
召喚師の手によって
あがなわれなければ
ならない・・・
そうでないと、いつか
召喚師が人々に認めて
もらえなくなるって
俺たちが召喚師として
人々の役に立つことを
たくさんしていけば
いつかきっと、みんな
わかってくれるよ
召喚師の全てが、悪人
なんじゃないって
ラウル師範っていう
あたしの師匠にあたる
人が言ってたの
召喚師の犯した罪は
召喚師の手によって
あがなわれなければ
ならない・・・
そうでないと、いつか
召喚師が人々に認めて
もらえなくなるって
あたしたちが召喚師と
して人々の役に立つこ
とをたくさんすれば
いつかきっと、みんな
わかってくれるわ
召喚師の全てが、悪人
なんじゃないって
・・・そうだね
きっと、みんな
わかってくれるよね?
ああ、そうさ
ええ、そうね
きっと・・・
それが多分
「成り上がり」の俺がやるべきこと
でもあるはずなんだ・・・
それが多分「成り上がり」の
あたしのやるべきことのはずなのよ
アメルの奇跡の力って
あんなにすごいもん
だったんだねえ
いや、あんなふうに
なったのは、これが
初めてだよ
君のストラと、あまり
変わらないなって
思ってたくらいだし
いや、あんなふうに
なったのは、これが
初めてよ
あなたのストラと、
あまり変わらないって
思ってたくらいだし
ストラじゃ、病気は
治せないよ。
あの子の力は別物さ
ただ、あんまし多用
させるのはどうかと
思うけどねえ
え?
あれだけのことすりゃ
当然だけど、かなり
気を消耗してる
あの子は無茶するほう
だから、周りの人間が
気をつけてやんないと
もっと深刻なことにも
なりかねないよ
よぉくおぼえといて
やんな?
聖女の奇跡の力も
無制限じゃないって
ことか・・・
聖女の奇跡の力も
無制限じゃないって
ことね・・・
死体に魔物をつかせて
操るとは、なんという
外道な・・・
うん、ネスも同じこと
言っていたよ
あれは外道の術だって
ええ、ネスも同じこと
言っていたわ
あれは外道の術だって
犠牲になった砦の者
たちは、さぞかし無念
だったでござろうな
うん・・・
ええ・・・
召喚術はこの世界を
滅ぼす力であると共に
幸せをもたらす力でも
ある・・・
拙者が世話になった
人物が、口にした言葉
でござるよ
おぬしに
このような心配は無用
とは思うが
この言葉を胸に
とどめて、よき召喚師
になってくだされ
よき召喚師、か・・・
なにを基準にしたら
そうなれるんだろう?
よき召喚師、か・・・
なにを基準にしたら
そうなれるのかしら?
悪かったな・・・
思わず、撃っちまって
捕まえたほうが、都合
が良かったんだろ?
仕方がなかったんだよ
状況が状況だし・・・
仕方がなかったのよ
状況が状況だし・・・
こっちの世界に
俺様を呼んだヤツな
口うるさかったけど
根はいいヤツだったん
だぜ?
傭兵部屋の連中も
武器を手入れしてた
鍛冶屋のジイさまもな
俺様の素性なんか
気にせずに、普通に
相手をしてくれてよぉ
なのによぉッ!?
レナードさん・・・
ソーリィ、ちょっと
一人にしてくれ・・・
お前さんに八つ当たり
したかねぇんだ
頼むわ・・・
そうか・・・
あの砦の生き残りは
レナードさんだけ
だったんだ・・・

scn109

あ、*n0
いらっしゃーい♪
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
あれ?
この店って
もしかして・・・
あ、*n0
いらっしゃーい♪
メイメイさん?!
やっぱり・・・
ど、どうして?!
いつの間に・・?!
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・
さあ、今日のご用は
なあにぃ?
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 クジで運試し
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
どうしよう?
 お店を出る
 召喚獣のことで相談
 試練を受けたい
召喚獣のことで相談
 戻る
 召喚獣とのふれあい
 召喚獣の改名相談
あれ、もしかして
もう帰っちゃうのぉ?
つまんないなぁ・・・
うん、また今度
寄らせてもらうから
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
貴方の運命に関する
貴女の運命に関する
ことなんだけど・・・
最近の行い、ちょっと
悪いみたいねぇ・・・
気をつけないと、後で
後悔するわよぉ?
う・・・っ
き、気をつけるよ
き、気をつけるわ
あ、*n0
ちょっと待って?
ん?
・・・・
ううん・・・
なんでもない・・・
にゃは、にゃはははっ
???
しかし・・・
ホント、不思議な
人だよなあ・・・
しかし・・・
ホント、不思議な
人だなあ・・・
毎度ありぃ♪
こらこら、若人ぉ?
お酒をくれなくちゃあ
ダメだってばぁ・・・
ありゃ・・・?
これって、いわゆる
ハズレってヤツ?
にゃ、にゃはははっ
おおあたりぃぃっ!!
それも1等賞!!
にゃははははははっ♪
今日はツイてるねぇ
あったりぃぃぃっ!
にゃははははっ♪
おめでとぉ、2等賞の
景品はこれねぇ?
にゃははははっ♪
当たりでぇ~す
・・・3等だけどね?
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
この、新しく増えてる
召喚獣のことで相談
っていうのは・・・?
あー、それはねぇ
「縁結び」みたいな
ものかな?
縁結び???
召喚獣と召喚主の
信頼関係をよくする
場を設けたりぃ・・・
召喚獣につけた
「真の名」を
新しくつけ直すこと
ができるのねぇ?
信頼関係をよくする
って・・・?
召喚獣と召喚主の
信頼関係がよく
なればぁ・・・
召喚獣の潜在能力を
引き出してぇ、強力な
召喚術も使えるよう
になるのねぇ?
へぇ・・・
ふーん・・・
んーふふふふ・・・っ
メイメイさんの
おすすめでぇ~す♪
うまく活用してぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
うまく活用してぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
さあ、どのコの名前を
変えたいのかなぁ?
姓は星なり・・・
名は命なり・・・
天地万象・・・
星命流転・・・
百邪万精・・・
破邪龍声・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう・・・っ
さ、これでオシマイね
にゃははははっ♪
はーい、それじゃあ
このお酒、お代として
いただくわねぇ?
神秘の術にて
招かれし
異界の朋友よ
願わくば誓約を
越えた絆を求め
築く場を
この者へと
貸し与え給え
天地万象・・・
星命流転・・・
龍命祈願・・・
約定解放・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
がんばってねぇ?
こらこら、若人ぉ?
サモナイトペンを用意
しなくちゃあダメ
だってばぁ・・・
ありゃ・・・?
サモナイトペンが
なくなっちゃった
みたいねぇ・・・
それじゃあ
また持ってきてねぇ?
にゃははははっ♪
ありゃ・・・?
怒らせちゃった
みたいねぇ?
まぁでも
サモナイトペンが
あればぁ・・・
何度でもできるから
そんなに落ち込まない
でねぇ?
にゃははははっ♪
にゃははははっ♪
おめでとぉ
仲良くなれた
みたいねぇ?
この調子でぇ
どんどん召喚獣と
信頼関係を築いて
ねぇ?
にゃははははっ♪
召喚獣との信頼関係を
築いたみたいねぇ?
お気に入りになったたら
召喚獣の潜在能力を
引き出せるように
なるわよぉ?
でもぉ・・・
お気に入りにできる
のは、一人につき
ひとつだけぇ
新しい縁をつなぐとぉ
古い縁は消えちゃう
から気をつけてねぇ?
ま、浮気はいけない
ってことねぇ?
にゃははははっ♪
この調子でぇ
貴方の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
この調子でぇ
貴女の幸せな未来を
つかまえてねぇ?
にゃはははははっ♪
すぅー・・・っ
はぁぁー・・・っ
すぅぅぅ・・・・・・
ハイッ! フンッ!!
ハイィィィッ!!!!
すごいっ!?
あっという間に、マト
が倒されていく!!
フゥゥゥ・・・
と、まあ
こんなトコかな?
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいなあ
改めて見たけど
やっぱり、モーリンの
拳法ってすごいわねえ
よ、よしとくれよっ?
そんな、照れちまう
じゃないかい・・・
それに、地道に鍛錬を
重ねれば、あんたにも
これぐらいは、できる
ようになるよ?
本当に?
ああ、そうさ
なんだったら、試しに
やってみるかい?
どうしよう?
 やってみる
 やめておく
そうだな・・・
それじゃ、ちょっと
やってみるか?
そうねえ・・・
ちょっと面白そうだし
やってみようかな?
そうこなくっちゃ!
今は遠慮しとくよ
悪いけど・・・
今は遠慮しとくわ
ゴメンね?
そうかい?
ま、気が向いたら
いつでもおいで
へえ、ずいぶんとやる
もんじゃないか!?
これなら、まず不覚は
とりっこないね?
まあまあだね・・・
基本はできてんだから
あとは地道に鍛錬を
続けることさ?
なっさけないねぇ!?
はあ・・・
あんた、それで本当に
男の子かい?
護身くらいはできた
ほうがいいからね
ほら、あたいが基本
から教えたげるよ?
せっかく道場まで
来たんだし、ちょっと
稽古でもしようかな?
どうしよう?
 稽古をする
 やめとく
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
さて、と・・・
時間もあることだし
ちょっと、竿でも
出してこようかな?
どうしよう?
 釣りをする
 やめとく
・・・あっ
エサがないや
これじゃあ釣りは
できないよな
むー・・・
エサがない
これじゃあ
何も釣れないよね
本日ノ釣果モ上々デス
コレナラ、皆サンニ
満足シテイタダケル
デショウ
オメデトウゴザイマス
あるじ殿!
自己べすと、更新デス
コレハ・・・ハタシテ
魚ト呼ンデイイ生物
ナノデショウカ???
オツカレサマデシタ
あるじ殿。
釣ッタ魚ハ、台所マデ
運ンデオキマス
現実ハ、ヤハリ
しみゅれーしょんノ
ヨウニハイカナイト
イウコトデスネ・・
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おにいちゃん?
こんなに、いっぱい!
大漁だね
おねえちゃん?
わ!? おっきな
おさかな・・・
おにいちゃん
すごいね!
わ!? おっきな
おさかな・・・
おねえちゃん
すごいね!
ねえ?
このおさかな・・・
食べられるの???
ごくろうさま
おにいちゃん
ごくろうさま
おねえちゃん
ざんねんだったね・・
おにいちゃん・・・
ざんねんだったね・・
おねえちゃん・・・
お~? ま、ニンゲン
なにがしか取り柄は
あるってコトだな
うお・・・!?
ま、まぐれにしちゃ
やるじゃねェかよ・・
なあ・・・
こんなゲテモン
本当に食う気かよ?
今夜のメシは魚かァ
ヒヒヒ、楽しみだぜ
ケッ!
使えねェヤツだなァ
・・・テメエはよォ?
うわあ! こんなに
大漁だなんてさすがは
ご主人様ですねぇ!
これだけ大きなお魚だ
と、料理のしがいも
ありますよね?
あ、あの・・・
これって、どう料理し
たらいいんでしょう?
お疲れさまです
ご主人様。
さっそく、料理に
かかりますね?
そんなに情けない顔し
ないでください。
運が悪かっただけ
ですよ、ね?
うにゅううっ♪
大漁ですのっ!
スゴイですの・・・!
こんな大きなお魚さん
見たことないですの!
ふにゅうぅぅ・・・
なんだか
このお魚さん
コワイですのぉ・・
これで、今晩のオカズ
はバッチリですのっ♪
こんな日もあるですの
気を落とさないで
くださいの
パッフェルさん
相変わらず
忙しそうだな
忙しそうね
ちょっと
手伝ってあげようかな
どうしよう?
 配達を手伝う
 やめておく
いやー、さすがです♪
もう大助かりですよ
次の機会も、ぜひまた
お願いしますね?
お手伝いしてくれて
どうも、ありがとう
ございました♪
んー・・・
まあ、慣れてないから
仕方ないですよね?
あ、ははは・・・っ
苦情の山ですよぉ!?
私、クビにされちゃう
かもぉ!?
おっ、チビすけ
今日も元気か?
あっ、おチビさん
今日も元気かな?
子猫
にゃー!
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
子猫
にゃー!
あれ!?
お前、どうして
こんなところに
いるんだ???
もしかして・・・
俺たちのあとを
おっかけてきたとか?
あれ!?
キミ、どうして
こんなところに
いるの???
もしかして・・・
あたしたちのあとを
おっかけてきたとか?
子猫
にゃー、にゃー
そっか・・・
あははは、すごいな
お前は
そっか・・・
あははっ、すごいわね
キミは
子猫
にゃー♪
どうしよう?
 ネコと遊ぶ
 やめておく
これを、俺に?
これ、あたしに?
子猫
にゃー
はははっ、そっか
恩返しのつもりだな
ありがとな、チビすけ
そっかぁ・・・
恩返しのつもりなのね
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
これを、俺に?
ありがとな、チビすけ
これ、あたしに?
ありがとね
おチビさん?
子猫
にゃー♪
あれー?
どこに行っちゃった
んだろう?
まあ、いいか・・・
あれれ?
どこに行っちゃった
んだろう?
おーい
おチビさーん・・・
ねぇ、若人ぉ?
前から聞きたいって
思ってたんだけどね
貴方たち、いつもは
貴女たち、いつもは
なにやってんのぉ?
へ?
だってぇ、働いてる
ようには見えないしぃ
なぁんとなく、剣呑な
気を感じるのよねえ?
まるでぇ、四六時中
戦ってるみたいなぁ?
う・・・っ?
す、するどいっ!?
さぁ、若人ぉ?
このメイメイさんが
納得できるように
説明なさいよぉ!?
ふぅーん・・・
そーゆう事情なワケね
なるほどぉ・・・
な、成り行きで
説明しちゃったけど
よかったのかなぁ?
ねぇねぇ、それじゃあ
もしかして強くなろう
とかって、考えたり
してなぁい?
それはまあ、たしかに
そういうことは考えて
いるけど・・・
にゃははははっ♪
だったら、いい訓練の
場所があるわよぉ?
え!?
ま、お得意さんには
たまには、オマケして
あげないとねぇ?
お仲間を連れてきたら
その場所に連れてって
あげるわよぉ
ほら、呼んできて?
だっ、だいじょうぶ
なのかなぁ???
んーふふふふ・・・っ
このメイメイさんに
どぉーんと任せなさい
にゃははははっ♪
ここは・・・
いったい・・・?
お、おいっ!?
ここはひょっとして
「至源の泉」じゃ
ねえのかっ!!
にゃはははっ♪
大当たりぃぃぃっ♪
ってことは、ここは
聖王家の人間以外
立入禁止の場所って
ことじゃ!?
んー、そうみたいね?
だけどぉ、ここじゃ
ないと条件が揃って
いないんだもの
黙ってりゃあ
わかんないわよぉ?
にゃははははっ♪
ま、たしかにそりゃ
そーだがよ・・・
い、いいのかなぁ?
それで・・・
それじゃ、さっさと
始めるわよぉ?
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
泉の中に、門が!?
その門はねぇ、世界の
狭間にある特別な空間
につながってるのよ
ロレイラルにぃ
サプレスでしょお
シルターンにぃ
メイトルパぁ・・・
ありとあらゆる世界で
様々な戦いを、試練と
して受けられるのね
それが本当だとしたら
とんでもないことじゃ
ないか!?
メイメイさん・・・
貴方は、いったい
貴女は、いったい
どうしてこんなことが
できるんです???
にゃははははっ♪
それはぁ、
乙女の秘密って
コトでぇ・・・
・・・・・・
ただ、この至源の泉が
あるからこそ、できる
芸当なんだってのは
忘れないでねぇ?
エルゴの王の力・・・
ということか・・・
・・・・・・
帰りたくなったら
いつでも、帰れるよう
になってるけどぉ
死んじゃったら
それまでだからねぇ?
にゃははははっ♪
それじゃあ
いってらっしゃーい♪
万物に至る源の泉よ
願わくば、我が声を
受けて、その真なる
姿を示さんことを
四界天輪・・・
陰陽太極・・・
龍命祈願・・・
自在解門・・・
星の巡りよ・・・
克己を望む者たちに
果て無き試練の門を
開きたまえ・・・
王命に於いて
疾く、為したまえ!
ふう、それじゃあ
ほどほどに
がんばってねぇ?
どうしよう?
 まだまだいけるぞ
 今回はこのへんでやめよう
 どんどんいっちゃおう
 今回はこのへんでやめよう
おかえりぃ~っ♪
無理は禁物だものねぇ
自信がついたら、また
挑戦してねぇ?
おつかれさまぁ・・・
また試練を受けたく
なったら、来てねぇ?
がんばったみたいねぇ
来た時とは、ずいぶん
気の輝きが違うもの
にゃはははっ♪
アメルの様子はどう?
熱はさがったみたい
あとはよく眠って体力
の回復を待つだけね
本当に大丈夫なんで
しょうか・・・
おい、本当にただの
カゼなんだろうなぁ?
心配すんじゃないよ
雨で濡れたところに
あんなにたくさんの
気を消耗したんだ
カゼぐらいひいたって
当然だろ
そりゃそうだけど
まあ、たしかに・・・
心配ならあとで会いに
いってあげなさいよ
いろいろ心配するより
顔を見せてあげたほう
が、病人にとっては
なによりの薬だもの
特に、女の子にはね
そんなものかな?
そんなものよ
うん、そうするわ
ぜひそうしなさいな
とりあえず、道場に
行くのが先だよ
そろそろ、みんなも集
まってるだろうしさ
この旦那が召喚獣ねえ
どう見てもオレたちと
変わらん気がするがね
まったく同感だ
俺様としてもいまいち
実感がないんでな
召喚されるというのは
そういうもので
ござるよ。拙者もそう
でござった・・・
そういえば、カザミネ
さんもシルターンから
召喚されて
きたんだよな
そういえば、カザミネ
さんもシルターンから
召喚されてきたのよね
いかにも、戦の助っ人
として召喚されたので
ござるが
その戦いで召喚師殿が
亡くなられ、帰る方法
がなくなってしまった
のでござる
・・・、・・・
どうした?モナティ
考え込んで
どうしたの?
モナティ
考え込んで・・・
あっ、なんでもない
ですの・・・
典型的なはぐれ召喚獣
の誕生のしかただな
おいおい、待てよ
召喚師が死んじまうと
帰れなくなるのか?
召喚された者を元の
世界に戻せるのは
それを召喚した術者に
限られるからな
なんてこったい!?
俺を呼んだそいつは
あの砦でくたばってん
だぞ・・・
ええっ!?
なんですって!?
そんな・・・
なあ、お前さんたちも
召喚師なんだろう
なんとかならねえか?
どうしよう?
 無理だと思う
 なんとかするよ
どうしよう?
 無理だと思う
 なんとかするわ
無理だと思う
なんとかしてあげたい
のはやまやまだけど
無理だと思うわ
なんとかしてあげたい
のはやまやまだけど
強引に上から術を
重ねたら、それこそ
なにが起こるか
わからない
下手をすると貴方の
存在そのものが
消されてしまうかも
しれないんだ
なんだよそりゃ?
ヘビーすぎだぜ・・・
まァ、とっとと
あきらめるこったな
そうすりゃ、気も楽に
なるってもんだ
*n1っ!?
サンクス、ボーイ?
だがな、俺様は意外と
あきらめが悪いんでね
そう簡単にギブアップ
はしねえのさ
残念だったなあ?
ケッ!
なんとかするよ
今は無理だけど、でも
なにか方法が・・・
なんとかしてみるわ
今は無理だけど、でも
なにか方法が・・・
安請けあいはやめて
おくことだな
*n0
無理に誓約を解除
しようとすれば、彼の
存在そのものが消えて
しまうんだぞ?
で、でも・・・っ
もめるな、もめるな
*n0
ダメもとで聞いてみた
だけなんだからよ
気持ちだけありがたく
もらっとくさ
ありがとよ
レナードさん・・・
そもそも、それ以前に
彼がどこの世界から
来たのかが問題だ
そういえば・・・
たしかに・・・
尻尾やツノはないから
メイトルパの亜人じゃ
ないわよね
すくなくとも、僕たち
メトラルと交流のある
種族じゃないですね
俺様もボウズみたいな
連中とは、娘の絵本の
中でしかつきあった
ことはねえって
サプレスも違うよな
サプレスも違うわよね
悪魔や天使って雰囲気
じゃないし・・・
ケッ!
こんなオッサンが
同族でたまるかよォ?
見た目はあたいたちと
変わりないねえ
てことは、カザミネと
同じ世界かい?
しかし、レナード殿の
使っているような短筒
はシルターンにはない
でござるぞ
(こくこく)
ロレイラルの古い銃器
に似てはいるが・・・
でも、あの世界に
俺たちみたいな人間は
いないんだろ?
でも、あの世界に
あたしたちみたいな
人間はいないでしょ?
・・・そのはずだ
コノ世界ノ人間ニ
類似スル「融機人」ハ
我々ヲ創造シタ者タチ
デスガ・・・
幾多ノ戦争ニヨリ
ろれいらるカラ滅亡
シタトサレテイマス
融機人(ベイガー)?
ロレイラルの機械文明
を創始したとされる
人型種族だよ
それ以上のことは
なにもわかってない
ただの、伝説だ・・・
・・・・・・
あー、なんだ?
一生懸命なトコ悪いん
だけどな・・・
どれもこれも、俺様の
知ってる世界とは
すさまじくかけ離れ
ちまってんだよなぁ
うーん、だとしたら
いったいレナードさん
はどこから来たんだ?
むー、だとすると
レナードさんはどこ
から来たのかしら?
いいじゃねーか
そんなことは
この旦那のおかげで
オレらは助かったわけ
だし、それで充分さ
そうね・・・
フォルテの言うとおり
かもしれない
それよりも
レナードさんは
これからどうなさるん
ですか?
なあ、おっさん
あんた、これから先
どうするんだ?
どうするったって
帰れそうにねえんなら
ここでやってくしか
ないんだろうが
なにぶん、わからねえ
ことが多すぎるんでな
正直、頭が痛いぜ
それなら俺たちに協力
してくれませんか?
ねえ、だったら
あたしたちと一緒に
来てくれません?
*n0
また君は、簡単にそう
いうことを!
僕たちと
一緒にいるって
ことは・・・
わかってるよ
いつ戦いに巻き込まれ
るかもしれないって
言いたいんだろう
けど、このままほって
おけば、レナードさん
確実に「はぐれ」に
なっちゃうぜ
せめてさ、この世界の
常識を勉強してもらう
間だけでも、な?
わかってるわよ
いつ戦いに巻き込まれ
るかもしれないって
言いたいんでしょう
でも、このままほって
おけば、レナードさん
確実に「はぐれ」に
なるのよ
せめて、この世界の
常識を勉強してもらう
間だけでも、ね?
君の口から常識という
言葉が出るなんて
世も末だ
うう・・・
むー・・・
しばらくそうさせて
もらえるなら、俺様と
しては願ったりだな
危険が待っていると
わかっていても?
わかってるだけマシさ
わけもわからんまま
一人でうろつくほうが
ぞっとする
なるほど・・・
でしたら、もう僕から
反対するようなことは
ありませんね
悪ぃな、厄介かけて
よっしゃ、決まりっ!
よろしくお願い申すぞ
レナード殿
あのう、それなんです
けど・・・モナティの
マスターもレナードさ
んと同じで
よっつの世界とは違う
場所から召喚されたっ
て聞いてますの
本当か、モナティ?
モナティ、それ本当?
うむ、そう言えば
聞いたおぼえがある
ような・・・
しかし、そんな召喚術
があるとは聞いたこと
がないぞ?
ですから、事故だって
お話ですの。事故で
たまたま間違って召喚
されたって
事故・・・
たまたま・・・
ちょっ、モナティ!?
あ・・・!
はははははは・・・
そういや、呼んだ奴も
そんなこと言ってた
気がするぜ・・・
ますます絶望的だな
それは
ででっ、ですからあ!
マスターに会えば
なにかわかるかもです
きっと、なんとかなる
ですのーっ!!
モナティがそう言うの
なら、そうかもな
たしかめてみる必要は
あるかもしれない
ただ、それはアメルを
おばあさんの村まで
送ってからだ
レナードさん
それでもいいなら
俺たちと来ませんか?
モナティがそう言うの
なら、たしかめてみる
必要はあるわね
ただ、それはアメルを
おばあさんの村まで
送ってからの話だけど
レナードさん
それでもいいなら
あたしたちと
来ませんか?
いいもなにも・・・
こっちから頼みたい
くらいだぜ
なにぶん、わからねえ
ことが多すぎるんでな
厄介かけるだろうが
よろしく頼むぜ
返してっ!
返してえぇ~っ!!
この声・・・
もしかして!?
なんだぁ、文無しとか
言ってたくせに
こんなペンダントが
あるじゃねーか?
こりゃ、見るからに
値打ちもんですぜ
アニキぃ?
それはユエルの宝物
なんだから
とったらダメなの!
返してえぇっ!!
うるせえっ!
きゃん!
お前のような薄汚い
ガキが、こんな品物を
持ってるのが不似合い
なんだよ
おおかた、どっかから
くすねてきたんだろ
あぁ?
くすねてないもんっ!
拾ったんだもん!!
どっちだって
かまやしねえよ
今から、こいつはオレ
たちのもんだしなぁ
ウウゥゥ・・・ッ
おっ、なんだ
イヌコロみたいに
うなりやがって・・?
やるってぇのか!?
やめろ、お前たち!?
やめなさいっ!
!?
なんだァ、テメエは?
蒼の派閥の召喚師
*n0だ
蒼の派閥の召喚師
*n0よ
し、し、しし・・・っ
召喚師だってぇ!?
その子からとりあげた
ものを、すぐに返して
やるんだ
その子からとりあげた
ものを、すぐに返して
あげなさい
さもないと・・・
ア、アニキぃ・・・?
く、くそおぉ・・・っ
今日はこのくらいで
カンベンしといた
らあっ!?
やれやれ・・・
大丈夫だったか
ふう・・・
大丈夫?
うん、ありがとう
ユエルの宝物
取り返してくれて
それにしても
いつからファナンに
来てたんだ?
それにしても
いつからファナンに
来てたの?
すこし前・・・
しかし、なんでまた
聖王都からこっちへ?
けど、どうしてまた
ここに来たの?
それは・・・っ
・・・・・・
ま、いいさ
言いたくなければ
無理に言わなくても
ま、いいわ
言いたくなければ
言わなくても
ごめんね・・・
それよりも
ユエルの持ってる
ペンダント・・・
どうみても、普通の
ものじゃない
魔力みたいな輝きも
見えた気がする
どうみても、普通の
ものじゃないわね
魔力みたいな輝きも
見えた気がするし
もしかして・・・
これが、ミニスが
無くして探している
ワイバーンを召喚する
ペンダントなのか?
ワイバーンを召喚する
ペンダントじゃ?
どうしたの
さっきから、じっと
ユエルの宝物のこと
見つめて・・・
あ、いや・・・
きれいな石だなってさ
あはははは・・・
あ、ううん・・・
きれいな石よねえ
それ・・・
うんっ♪
でも、もしそうなら
ほっとくわけには
いかないし・・・
やっぱり、きちんと
たしかめないと・・・
なあ、ユエル・・・
そのペンダントって
もしかして、聖王都で
拾ったものか?
ねえ、ユエル・・・
そのペンダントって
もしかして、聖王都で
拾ったものじゃない
・・・っ!?
聞いてくれよ!
もしそうなら、それを
ずっと探してる子が
いるんだよっ!?
あのね、もしそうなら
そのペンダントを
ずっと探してる子が
いるの・・・
え・・・っ?
その子はミニスって
言うんだけど・・・
もうずっと、無くした
ペンダントを探し続け
ているんだよ
もうずっと、無くした
ペンダントを探し続け
ているのよ
それが見つからないと
大事な友達と二度と
会えなくなるって
必死になって
探しているんだよ?
必死になって
探しているの・・・
にどと・・・
あえない・・・
・・・・・・
なあ、ユエル?
もし、君の宝物が
そのペンダントなら
その子に返してあげて
くれないか?
ねえ、ユエル?
もし、あなたの宝物が
そのペンダントなら
その子に返してあげて
くれないかな?
やだッ!!
ユエル・・・っ?
ユエル、そんなの
信じないもんっ!!
ウソなんでしょっ?
*n0も
あいつらみたいに
ユエルのこと・・・
だまして、宝物を
とりあげようとして
るんでしょっ!?
ウソじゃないよ!?
俺は・・・
ウソじゃないわ!?
あたしは・・・
もう、だまされたり
するもんかァ~ッ!!
ユエル・・・
この世界の人間はっ!
みんな、みんなっ!?
ウソつきぃ、ばっかり
なんだもん・・・っ!
っく、だから・・・
ユエル
ユエル・・・っ
そんなこと、絶対に
信じないッ!?
信じないよぉっ!!
ユエルっ!?
泣いてた・・・?
人間がウソつきだって
言ってたけど・・・
どうして、ユエルは
あんな思いこみをして
しまってるんだ?
どうして、ユエルは
あんな思いこみをして
しまってるんだろう?
あ、おい!ユエル!
どうしちゃったん
だろう、ユエル・・・
ちょっと!ユエル!
どうしちゃったん
だろう、ユエル・・・
もしかして・・・
ユエルがはぐれに
なったことと、なにか
関係があるのか?
ユエルがはぐれに
なったことと、なにか
関係があるのかも?
あれっ!?
この、見覚えのある
屋台は・・・
いらっしゃい
*n0さん
なんでも、近く
祭りが行われると
聞いたもので
思いきって、こちらに
二号店を作ってみたん
ですよ
二号店?
ええ、前の屋台は
ゼラムに置いてきて
いますから
はぁ・・・
で、なににしますか?
あっ!?
あっ!?
よォ、ありゃあ
例のケバイねーちゃん
じゃねェのか?
ぴかぴかのヒト・・・
ケルマさん・・・!
貴方は、チビジャリと
貴女は、チビジャリと
一緒にいた、蒼の派閥
の召喚師っ!?
さてはあの小娘も
この街にいるんですわ
ねっ!?
どうしよう?
 しらばっくれる
 素直に認める
なにを言ってるんだよ
こんなところに・・・
そんなわけないわよ
こんなところに・・・
しらばっくれたって
無駄ですわよっ!
毎日毎日、それこそ
聖王都をくまなく捜索
したんですもの
すごい執念・・・
うわ!なんて
執念深い・・・
ほほほ、なるほどねえ
こんな場所に逃げて
いたなら見つかるはず
ないですわねえっ?
まずい、まずいぞっ
完全にイっちゃってる
むー、まずいわねえ?
完全にイっちゃってる
あんのチビジャリめが
あぁぁっ!!
ああ、そうだよ
ええ、そうよ
今すぐここへ連れて
おいでなさいっ!
ダメだよ。どうせまた
ペンダントのことで
なんくせつけるんだろ
ダメダメ、どうせまた
ペンダントがらみの
ことなんでしょう?
私は正統な権利を主張
しているだけですっ!
まいったなぁ・・・
完全に頭に血が
昇っちゃってるよ
あっちゃー・・・っ
完全に頭に血が
昇っちゃってるわねえ
あのさ、ケルマ
そのペンダントだけど
何度も言うように今は
ミニスのところにも
ないんだよ
あのね、ケルマ
そのペンダントだけど
何度も言うように今は
ミニスのところにも
ないんだってば
白々しい嘘を・・・
本当だってば!
疑うのなら、金の派閥
の本部に行ってみなよ
ファミィさんに聞けば
本当だってわかるさ
本当だってば!
疑うのなら、金の派閥
の本部に行きなさいよ
ファミィさんに聞けば
本当だってわかるわ
むぎぎぎ・・・
いいでしょうっ!
その代わりっ、嘘だと
わかった時には貴方も
わかった時には貴女も
まとめてぶちのめして
さしあげますから!
覚悟なさいっ!!
本当なのに・・・
やれやれ・・・
コノ様子デハ正常ナ
こみゅにけーしょんハ
無理カト・・・
無駄よ、ムダムダ!
ああいうヤツに理屈が
つうじるもんかよ
あれ、あそこにいる
のは・・・?
あら、あそこにいる
のは・・・?
やっぱり、君は帰った
ほうがいいと僕は思う
イヤよっ
私は帰らないんだから
しかし、君だって
スルゼン砦の出来事で
わかっただろう?
襲ってくるのは
黒の旅団だけじゃない
人間以外の化け物も
いるんだ
う・・・
僕たちでさえ、自分の
身を守れるかどうか
自信がないんだよ?
ましてや、君のような
子供が・・・
子供扱いしないでっ!
いーい、ロッカ?
私はマーン家に名を
連ねる、れっきとした
召喚師なのよっ
自分の身ぐらい
ちゃんと自分で守って
みせるわよっ!
だけど、いくら召喚術
が使えるといったって
君はまだ・・・
うるさい、うるさい
うるさあぁぁいっ!!
とにかく、私は絶対
帰らないんだからっ
ごめんあそばせっ!
あーあ。完全にムキに
させちまったな
あれは・・・
あーあ。完全にムキに
させちゃったわね
あれは・・・
*n0さん
見てたんですか?
途中からだけどね
本当に、彼女を
このまま同行させ