サモンナイト2 | Summon Night 2
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おい・・・げん・・・ いか・・・ |
ん・・・ |
ふみゅ・・・? |
・・・で・・・つもり だ・・・!? |
ん、んん・・・??? |
ふみゅうぅ・・・? |
・・・起きるんだ! *n0!! |
あ・・・ おはよぉ、ネスぅ |
ふぁ・・・ おふぁよぉ、ネスぅ |
おはよう じゃないだろ!? |
いくら君でも、今日に 限って寝坊はするまい と思っていたが |
用心して見に来てみれ ば、案の定とは・・・ |
あれ? 俺、ネスとなにか約束 してたっけ??? |
これだ・・・ |
今日は君が、一人前の 召喚師になるための 試験の日じゃないか! |
あ!? |
んー・・・はれ? あたし、ネスとデート の約束してたっけ? |
これだ・・・ |
今日は君が、一人前の 召喚師になるための 試験の日じゃないか! |
・・・あ、そっか |
さっさと支度しないと 間に合わなくなるぞ? |
あわわわわっ!! |
はいはい わかってますって |
そもそも、君は派閥の 一員であるという自覚 が足りなさすぎだ |
授業はさぼってばかり だし、たまに顔を見せ たかと思えば、居眠り ばかりだし・・・ |
うう・・・ |
よく見てるわね ホント・・・ |
兄弟子として尋ねたい いったい今日まで 君は何をしてきた? |
それは・・・ 外で戦闘訓練 気ままに読書 |
戦闘訓練? |
ほらっ、授業でラウル 師範も言ってただろ |
ほらほら、授業でさ ラウル師範だって 言ってたでしょ? |
強い召喚術を制御する ためには、体力が必要 になってくるって! |
それは、強い召喚術が 使えるようになって からの話だろう |
基礎の召喚術すら 危なっかしい君には、 さほど関係あるまい |
うう・・・ |
むー・・・ |
ほう? |
ほらっ、いつもラウル 師範が言ってるだろ |
ほらほら、いつも ラウル師範だって 言ってるじゃない? |
雑多な知識を知ること は、召喚術を応用する 上でかかせないって! |
確かにな・・・ |
が、基礎を学ぶことを 怠っている君が、何を 応用するというんだ? |
うう・・・ |
むー・・・ |
まあ、いい とにかく、試験の日は 来てしまったんだ |
結果がどうなるにしろ 全力をつくすんだぞ |
今日まで不真面目な君 の面倒を見てくださっ た、ラウル師範のため にもな |
ああ・・・ わかってるよ・・・ |
だいじょーぶだって まかせてちょうだい♪ |
君は簡単にそういう 事を・・・! |
はいはい・・・ でさ、ネス? |
・・・なんだ? |
そこにいると、あたし 着替えられないん だけど? |
あ・・・ |
ま、別にネスが 見たいっていうなら、 あたしは構わない けどぉ? |
・・・誰がっ!? |
あらま・・・ ホント、冗談が通じ ないんだから・・・ |
今でもまだ、信じられない。 産まれも定かでない俺が こうしてここにいることが。 |
きっかけは突然だった。 たまたま拾ったきれいな石が、 俺の手の中で光を放ち、街を メチャクチャにしてしまったんだ。 |
それが「召喚術の暴発」だと いうことは、連れて行かれた 牢屋の中で聞かされた。 |
召喚術--このリィンバウムに 暮らす人々があこがれ、 同時に恐れている魔法の力。 それを使うために必要な素質を 俺はもっていたんだ。 |
そして俺は、今いる この場所へと連れてこられた。 |
蒼の派閥--召喚師を育成し 統率するための組織。 俺は、一人前の召喚師になる ために、今日までここで訓練 を受けてきたんだ。 |
そう・・・ |
選択の余地もなく・・・ |
今でもまだ、信じられないよ 産まれも定かでないあたしが こんな場所にいるってこと |
きっかけは突然 |
たまたま拾ったきれいな石が、 あたしの手の中で光を放って街を メチャクチャにしちゃったんだ・・ |
それが「召喚術の暴発」って いうことは、連れて行かれた 牢屋の中で聞かされた。 |
召喚術--このリィンバウム に暮らす人々があこがれ、 同時に恐れている魔法の力。 それを使うために必要な素質が あたしにはあった |
で、あたしは今いる この場所へ連れてこられた |
蒼の派閥--召喚師を育成し 統率するための組織。 あたしは、一人前の召喚師に なるために、今日までここで 訓練を受けてきた |
そう・・・ |
選択の余地もなしにね・・・ |
蒼の派閥 召喚師見習い *n0 ただいま参りました |
おお、待っておったぞ *n0よ |
時間ぎりぎりか・・・ てっきり試験を受ける のがこわくなって 逃げたかと思ったぞ |
お前のことじゃ。おお かたネスが起こして くれるまで眠りこけて おったのじゃろう? |
あはは・・・ |
あははは・・・ やっぱり わかります? |
フン。 大した自信ではないか |
どこの馬の骨とも 知れぬ「成り上がり」 の分際で |
!! |
むぅ! |
フリップ殿。 今の発言は、試験監督 として不謹慎ですぞ? |
・・・コホン |
では試験を開始する! *n0 |
はい |
目の前のサモナイト石 を用い、お前の助けと なる下僕を召喚して みせよ |
たしかサモナイト石に は色ごとに属性が 決まっていたっけ |
えっと・・・ 確かネスから教わった と思ったんだよな・・ |
たしかサモナイト石は 色ごとに属性が 決まっていたのよねえ |
えっと・・・ 確かネスから教わった んだけど・・・ |
どうしよう? 思い出してみる めんどくさいや |
僕たちの暮らしている リィンバウムは4つの 異なった世界と 隣り合っている |
それらの世界に魔力で 門を開き、対象を呼び 出すのが召喚術なわけ だが |
その際に使用するのが サモナイト石だ |
サモナイト石には 5種類の色があって、 それぞれ違う世界の 属性に対応している |
どの色がどの世界の 属性をもっているのか 説明できるか? |
えーと・・・ 黒のサモナイト石が 「ロレイラル」ので |
紫のサモナイト石は 「サプレス」 それから・・・ |
赤は「シルターン」で 緑は「メイトルパ」 だったと思う |
もちろん! 黒のサモナイト石が 「ロレイラル」ので |
紫のサモナイト石は 「サプレス」 それから・・・ |
赤は「シルターン」で 緑は「メイトルパ」 で、よかったよね |
この無色の石は? |
それは「無属性」 対応する世界が定かで ない石・・・だよな? |
それは「無属性」 対応する世界が定かで ない石・・・でしょ? |
では次に、それぞれの 世界の別名と、召喚獣 の特徴は? |
ロレイラルは「機界」 その名のとおり 機械仕掛けの生き物を 呼べる |
たしか、ネスの学んだ 召喚術はこれだよな? |
ロレイラルは「機界」 その名のとおり 機械仕掛けの生き物が 暮らしてる世界の術 |
ネスの学んだ召喚術は これなのよね? |
ああ、そのとおりだ |
サプレスは「霊界」で 悪魔や天使が呼べる、 俺たち人間より強い 魔力をもってるんだ |
サプレスは「霊界」で 悪魔や天使が呼べる、 あたしたち人間よりも 強い魔力をもってる |
続けて・・・ |
シルターンは 「鬼妖界」 |
俺たちと同じ人間も 暮らしているけど それだけじゃない |
鬼とか妖怪が呼べるし 人間の中でも、独特の 武術を使う者たちが たくさんいるんだ |
シルターンは 「鬼妖界」 |
あたしたちと同じ人間 も暮らしているけど それだけじゃない |
鬼とか妖怪が呼べるし 人間の中でも、独特の 武術を使う者たちが たくさんいるわね |
「シノビ」や 「サムライ」などが 有名だな |
最後は 「幻獣界」メイトルパ |
高い知能をもつ動物の 「幻獣」や、人間と獣 をかけあわせたような 「亜人」がいるんだ |
・・・どうだ? |
高い知能をもつ動物の 「幻獣」や人間と獣を かけあわせたような 「亜人」がいる |
どぉ かんぺきでしょ? |
まあ、それなりの知識 はあるようだが |
大事なのは、自分が どの属性と相性がいい のかを見極めることだ |
くれぐれも 忘れるなよ? |
俺のもつ魔力の属性と 相性がいいのは・・・ |
あたしのもつ魔力の 属性と相性がいいの は・・・ |
機属性・黒いサモナイト石 鬼属性・赤いサモナイト石 霊属性・紫のサモナイト石 獣属性・緑のサモナイト石 |
古き英知の術と 我が声によって 今ここに召喚の門を 開かん・・・ |
我が魔力に応えて 異界より来たれ・・・ |
新たなる誓約の名の下 に*n0が 命じる |
呼びかけに応えよ・・ 異界のものよ!! |
??? |
・・・・・・ |
やった・・・ なんとか、呼べたぞ |
ふうっ・・・ どうやらうまくいった みたいね |
ロレイラルの 機械兵士か これなら確かに護衛獣 として文句なしじゃ |
??? |
・・・ |
貴方ガ・・・ |
貴女ガ・・・ |
我ガ「あるじ」カ? |
え? あ、ああ! 君を召喚したのは 確かに俺だけど |
あるじ・・・って 君を呼んだのは あたしだけど |
了解シマシタ ソノヨウニ認識シマス |
デハ、御命令ヲドウゾ 我ガ「あるじ」殿 |
え、えっと・・・ |
なんか、ずいぶんと 固っ苦しい雰囲気の 護衛獣だけど・・・ |
ま、いっか? |
??? |
・・・ |
あ、あれっ? なんで、こんな子供が 出て来るんだ!? |
うまくいったかしら ・・・って、子供!? |
ふははは。 どうやら、低級な悪魔 を呼び出したようだな |
護衛獣として どれほど役に立つやら |
・・・オイ |
え? |
そこの間抜けヅラした ニンゲンのガキ!! 手前ェのことだよッ! |
間抜けヅラ・・・ |
はいはい、ボク なにかなー? |
冗談じゃねえぞ ニンゲン!! |
よくもオレを呼びつけ やがったな 高くつくぜェ? この貸しはよォ・・ |
な、なんなんだよ? この反抗的な態度はっ |
あらま、ずいぶんと ご機嫌ナナメねぇ? |
ううーん ひょっとして、かなり 厄介なの呼んじゃった のかも・・・ |
??? |
・・・・・・ |
・・・? |
ありゃ? |
??? |
ここ・・・どこ? |
え? |
??? |
おにいちゃん・・・ だれ? |
これはまた、ずいぶん 可愛らしいコが 来ちゃったわねえ |
頭にあるキツネの耳が なかったら、召喚獣に 見えないくらいに |
??? |
おねえちゃん・・・ だれ? |
こんな小さな女の子を 俺は召喚しちまったの か・・・? |
混乱してる・・・ ま、無理ないか |
ほう シルターンの妖怪か |
え? |
へっ? |
変化してまだ日は浅い ようじゃが、なかなか 強い魔力を持っておる ようじゃな |
そう、なのか? |
そうなの? |
・・・(こくん) |
見た目で判断しちゃ ダメってことね |
??? |
・・・っ!? |
やった・・・ なんとか、呼べたぞ |
でも、なんだか様子 がおかしいような |
やっりぃー! さすがはあたしっ だいせいこーっ♪ |
・・・って、あれ? なーんか、様子が おかしいわね・・・ |
なあ、君? |
ねぇ? ボク |
わーーーーーっ!! |
うわっ!? |
きゃっ!? |
ぶたないでっ! 食べないでっ!! 痛いことなんか しないでーーっ!! |
へ??? |
ボクなんか食べても おいしくありません だから食べないで! いじめないでぇ!! |
どうやら、錯乱して おるようじゃのう |
ふはははっ。 とんでもないハズレを 引いたようだな。ん? |
ぐすっ、ぐすっ・・・ |
え? この状況って ひょっとして・・・ |
あちゃあ・・・ なーんか、マズそうな 雰囲気が・・・ |
いかん! 暴発するぞっ!? |
うわあっ!! |
きゃあっ!! |
げほっ、げほっ |
やっちまった・・・ よりによって、こんな 失敗するなんて |
これじゃネスや師範に 顔向けが・・・ |
・・・・やっちゃった やっぱ、一夜漬けでも 勉強しときゃ良かった かなぁ・・・ |
どうしよ・・・ これじゃ、ネスや師範 に顔向けできないよぉ |
・・・? |
けほんっ! えほっ! |
あ、あれっ!? |
へっ!? ひょっとして |
うにゅうぅぅっ けむいですのおぉ~っ |
失敗じゃない? ちゃんと 召喚できてる!? |
呼ぼうとしてたのとは 似ても似つかない 召喚獣だけど・・・ |
でも、なんていうか 期待してたのとは全然 違う気もしたり・・・ |
むう てっきり、暴発かと 思ったんじゃが |
*n0よ お前が召喚しようと したのは、この召喚獣 で間違いないか? |
あ、は、はいっ! そうですっ!! |
こうなったら、もう なんとかしてごまかす しかない・・・ |
あっ、は、はいっ! そうですっ!! |
こうなったら、もう なんとかしてごまかす しかないわね・・・ |
はえ? |
さいわい、コイツは 見るからに無害そうな 感じだし |
試験の間だけでも ごまかせれば・・・ |
この子、見るからに おとなしそうだし |
えーい、試験の間だけ ごまかしちゃえっ! |
ともあれ お前と共に試験を 受けるべき護衛獣は ここに召喚された |
*n0よ お前の召喚した下僕と 共に、これより始まる 戦いに勝利せよ! |
ええっ!? |
ちょ、ちょっと! ちょっと待っ・・・ |
戦えだなんて、 いきなり、そんなこと 言われたって!? |
あ、あのー・・・ もしもしっ? |
そんなこと・・・ 聞いてないんですけど |
お前の戦うべき相手は この者たちだ |
ヴオォォォォッ!! |
こんなのっ 冗談じゃないぞっ!? |
ちょ、ちょっと!? |
これって、シャレに なってないよぉ!? |
優先命令ニ 該当シマシタ |
え? |
へ? |
護衛獣ノ義務ハ 召喚者ノ命ヲ守ルコト |
オ守リイタシマス あるじ殿・・・ |
(くいくい) |
え? |
おにいちゃん・・ こわいよ・・・ |
そうだよ。 俺がしっかりしなくて どうするんだよ? |
この子を・・・ 守ってやらなくちゃ! |
え、なぁに? |
おねえちゃん・・ こわいよ・・・ |
・・・大丈夫よ おねえちゃんってば 強いんだから! |
そうよね・・・ 私がこの子のこと 守ってあげなきゃ! |
んだぁ? このくせえ連中は オレにケンカを売る気 かぁ!? |
お、おい・・・ |
とりあえず やるしかないわね! |
すっこんでろッ ニンゲン!! |
あら・・・ 言ってくれるわねぇ? |
オレは今、めちゃ機嫌 が悪いんだよ・・・ |
うさ晴らしに 遊んでやらあッ!! |
ぐすっ、もうダメです オシマイですうぅぅ |
泣くんじゃない!! |
泣かないの!! |
・・・っ!? |
オシマイになりたく なかったら戦うんだ! |
男の子でしょ? 泣き言は言わないっ! |
ででで、でもっ・・・ |
俺だってこわいさ けど、戦うしかない |
俺を信じてくれ! |
あたしもいるんだから 一緒に戦えば勝てる! いーい? |
はっ、はいいい |
にゅううっ??? いったい、なにが どうなっちゃってるん ですの~!? |
モナティ、お手伝いで お庭のお掃除をしてた はずなのに・・・ |
マスターっ!? マスターは、どこに 行っちゃったん ですのおぉ~っ!? |
お、落ち着いてっ! |
ちょっ、ちょっと! お願いだから 落ち着いてってば |
うにゅうぅぅ・・・ |
詳しい説明はあとで ちゃんとするから、 今は俺の言うとおりに してくれないか? |
詳しい説明はあとで するから お願い、力を貸して |
ヴオォォォォッ!! |
じゃないと・・・ 二人ともアイツらに やられちまう だから、頼むっ! |
でないと・・・ |
二人とも、あいつに 食べられちゃうよ? |
うぅー、わかりました ですのぉ・・・? |
やった・・・ |
勝った! 勝てたぞっ!! |
やりぃーっ! |
どうやらこれで、文句 なしに試験は合格ね |
彼ラトノ戦力差ハ 明ラカナモノデシタ |
コノ勝利ハ 当然ノ結果デス・・・ |
あ・・・ そ、そうなのか? |
むー・・・ なんでわざわざ、人の 喜びに水を差すかなあ |
・・・・・・ |
ゴメンな いきなりコワイ目に あわせちゃって |
もう大丈夫だからな |
ほら? おねえちゃん 強かったでしょ |
もう大丈夫だからね |
・・・(こくん) |
チッ! 八つ当たりにもなりゃ しねぇぜ |
あーーーっ!! イラつくぅぅぅっ!! |
あれだけ暴れまくって よく言うよ・・・ |
あははは・・・っ 思いっきり、血の気が あり余ってるわねぇ |
た・・・ |
たすかったぁぁぁぁ |
お互い、無事で よかったな? |
よくがんばったわね うんうん、えらいぞ |
は、はいっ おかげさまでっ! |
ふにゅうぅ・・・ |
ありがとう 君が俺の言うことを 黙って聞いてくれた おかげだよ |
ありがとう 力を貸してくれて おかげで助かったわ |
ど・・・ どういたしましてぇ ですのぉ・・・ |
よくがんばったな *n0よ |
それだけの力があれば もう一人前じゃろう |
ラウル師範・・・ |
どうじゃな 試験官のフリップ殿? |
・・・フン! |
見習い召喚師 *n0よ 試験の結果をもって 今よりお前を・・・ |
正式な蒼の派閥の 召喚師とみなす!! |
おめでとう *n0 |
なお、派閥の一員と なったお前には、相応 の任務が命じられる |
いったん自室へと戻り 呼び出しを待つがいい ・・・以上だ! |
・・・あれ? |
・・・あら? |
・・・・・・ |
ネスじゃないか |
どうしよう? なんでこんなとこに? 心配してくれたのか 無視しちゃおう |
ネスじゃない |
どうしよう? まっててくれたの? 心配してくれんだ 無視しちゃったりして |
なんでネスが こんなとこに? |
僕がどこにいようと 君には関係あるまい |
そりゃ そうだけど・・・ |
まっててくれたの もしかして? |
何を言っているんだ |
僕がどこにいようと 君には関係あるまい |
ふーん・・・ ま、たしかにそうよね |
ひょっとして 心配して見に来て くれたのか |
心配してくれたんだ |
なんで僕がわざわざ そんなことをしなく ちゃならんのだ? |
う・・・ |
えー、冷たいなぁ? |
まあ・・・ |
君がどんな不始末を しでかすかは、不安で はあったが |
一応、僕は君の 兄弟子だしな・・・ |
ふーん・・・ ま、そういうことに しておきますか |
・・・ |
おい |
・・・・・・ |
おいっ! *n0!! |
・・・あ? |
・・・あら? ネス、いたの? |
しらじらしく 無視するんじゃない! |
まったく・・・ それが心配してやった 兄弟子への態度か・・ |
え? |
ん? |
こっちの話だッ! |
あ!? そうだ、ネスっ 俺、合格したんだぜ! |
あ、そーだっ! ネスネスぅ、あたし ちゃんと合格したわよ |
よかったな |
・・・なんだよ、それ |
もうちょっとさ 喜んでくれたっていい だろう? |
ありがと・・・って あのさ、もう少しこう 喜んでくれたって いいんじゃない? |
真面目に学んでいれば あれぐらいの試験は、 受かって当然だ |
むしろ落ちる要素が あったこと自体が 問題なんだぞ? |
う・・・ |
むー、あいかわらず きついなぁ |
はっはっは 相変わらずお前は *n0には 手厳しいのう |
ラウル師範・・・ |
ともあれ、合格したの はめでたいことじゃて よくがんばったな *n0よ |
ありがとうございます 師範! |
いいのですか、師範 本当にこんな不真面目 なヤツを、一人前と 認めてしまって? |
あのなぁ・・・ |
ネスぅ・・・ |
試験官はフリップ殿 だったんじゃぞ ネスティ |
え!? |
誰よりも平民あがりの 「成り上がり」召喚師 を嫌う彼が、認めざる をえなかったんじゃ |
*n0は それだけの結果を自分 の力で出したのさ |
立派なものじゃろう? |
・・・はい |
さて、と |
*n0よ 早く部屋に戻りなさい 呼び出しが来ていると いかんからな |
あ、はい |
はい、師範 |
それから、さっきから そこで居心地悪そうに しておる・・・ |
お前の護衛獣に きちんと挨拶をしとく ことじゃな |
え? |
ああっ、ゴメンっ!? |
・・・ |
あわわっ、すっかり 忘れてたっ!? |
あっちゃあ・・・ 今の今まで、すっかり 忘れちゃってた!? |
呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
呼び出して早々 戦わせて悪かったわね |
オ気ニナサラズニ |
自分ハ戦闘ノタメ 開発サレタ機体デス |
そうなんだ・・・ どうりで強いわけだ |
これから先 俺の護衛を君に頼む ことになるわけだけど |
よろしく頼むよ *n1? |
そっか・・・ どうりで強いわけだ |
これから先 あたしの護衛を君に 頼むわけだけど |
よろしく頼むわね *n1? |
理解シテイマス |
ソノヨウニ御命令ヲ 受ケテイマスノデ |
あ、うん・・・ |
機械だけあって すごく事務的だなあ コイツ |
ありがと・・・ |
機械だけあって 面白みにかけるわね このコ・・・ |
呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
ごめんね 怖くなかった? |
(ふるふる) |
これから君には 僕の護衛獣になって もらうんだけど・・・ |
イヤなら、元の世界に 帰してあげることも できるんだ |
これから君には あたしの護衛獣に なってもらうんだけど |
イヤなら、元の世界に 帰してあげることも できるわよ? |
どうする? |
・・・・・・ |
無理だよなぁ いくら妖怪だからって こんなに小さいんだし |
無理もないか こわかったよね いきなり戦わせて |
・・・いいよ |
え? |
おにいちゃん・・・ まもってくれた |
へっ? |
おねえちゃん・・・ まもってくれた |
あたしのこと・・・ だから・・・ |
本当にいいの? |
(こくん) |
そっか・・・ |
よろしくな *n1 |
これからよろしくね *n1 |
・・・(こくん) |
呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
おつかれさま あんた、思ったより 強いわねぇ? |
なぁに 馴れ馴れしい口 叩いてんだよ? |
わりぃと思うんなら さっさと、オレを 解放しやがれッ! |
なんだよ、その態度は |
それが召喚主に 対する態度かよ!? |
さっさと、オレを 解放しやがれッ! |
むー、言ってくれる わねぇ・・・ |
それが召喚主に対する 態度なわけ? |
勝手に主人ヅラ すんじゃねえッ!! |
誓約で縛られちまった から、命令は聞いて やるがよ・・・ |
オレは手前ェと仲良く する気はねぇんだ!! よォくおぼえとけっ ニンゲン!! |
な・・・ なんてヤツだ・・・ |
・・・はいはい |
呼び出して早々に 戦わせちゃって すまなかったな? |
がんばったね *n1 えらい、えらい |
いいっ、いえ! ボクのほうこそっ すいませんです!! |
ご主人様の身を守るの が、召喚獣の使命なの に・・・ |
ボク、役立たずで 情けないですぅ・・・ |
おいおい、なにも 泣くことないってば! |
むー、なんですぐに 泣くかなぁ、キミは |
ででっ、でもぉ! |
戦闘に向いてない君を 無理に戦わせた俺も 悪かったんだ |
こわい目にあわせて 本当にごめんな |
戦闘に向いてない君を 無理に戦わせたのは あたしなんだから |
うん、君はがんばった あたしはそう思うよ |
ご主人様・・・ |
メイトルパに帰して あげるよ |
で、本当なら君には あたしの護衛獣として 働いてもらいたいトコ なんだけど・・・ |
メイトルパに帰った ほうが、君のためには よさそうだね? |
だだっ、ダメですっ! |
*n1? |
ボクはっ こわいのや痛いのは 苦手ですけど、でも! |
料理とか、洗濯とかっ お掃除とかならっ 上手にできる自信は ありますっ! |
ご迷惑かけたぶん お詫びがしたいんです だから・・・っ! |
ダメ、ですか? |
・・・いいや |
俺、そういうの全部 苦手だから すごく助かるよ |
ダメじゃないけど |
うう、アタシの苦手な ことばかり得意なのね このコ・・・ |
じゃ、じゃあ・・・ |
よろしく頼むぜ? |
よろしく頼むわよ♪ |
*n1 |
は、はいっ ご主人様っ! |
はい? |
はーい? |
呼び出しが来たぞ *n0 |
僕と一緒に来るんだ |
ネスと一緒に? |
・・・というわけでね 俺の失敗のせいで 君は召喚されたみたい なんだよ |
・・・そういうわけで あたしの失敗のせいで 君は召喚されたみたい なのよ |
そうだったですの |
こわい目にあわせて 本当にごめんな |
すぐに誓約を解除して 元の世界に・・・ |
迷惑かけちゃってさ ほんと、ゴメンね |
すぐに誓約を解除して 元の世界に・・・ |
待ってください ですの! |
元の世界って メイトルパに帰すって ことですよねぇ・・・ |
そうだけど? |
そういうことに なるのかなー? |
それじゃあ 困るですのぉ~っ!! |
モナティには この世界にちゃんと 別のマスターがいるん ですのぉ! |
ええっ!? |
それって どういうことなんだ? |
うそっ!? |
それって どういうこと? |
やれやれ・・・ 「二重誓約」とはな |
ネス!? |
様子が変だと思って 見に来たら、案の定だ 廊下まで聞こえたぞ? |
うう・・・ |
あっちゃー・・・ |
「二重誓約」って なんですのー??? |
「二重誓約」とは 召喚術が失敗した時に 起きる事故のひとつで |
すでに誓約を交わした 他人の召喚獣を、別の 人間が召喚してしまう ことなんだ |
その場合、より強い 魔力の持ち主のほうの 誓約が優先されること になってしまう |
でもさ、ネス 自分で言うのもなんだ けど、俺、そんな魔力 強くないぜ? |
・・・・・・ |
でもさ、ネス 自慢じゃないけど あたし、そんなに魔力 強くないわよ? |
だろうな |
むー・・・ |
君はもともと はぐれ召喚獣だったん じゃないのか? |
あ、はい・・・ ちょっと前までは そうでしたの |
多分、今の主人とは きちんと誓約をかわし てないんだろう? |
にゅうぅ、そう言えば そうですのぉ・・・ |
やはりな だったら理解できる |
最初に君が召喚された 時の誓約の魔力が 弱まってたんだ |
だから、このバカ者の 召喚術なんかで、簡単 に書き換えられて しまったんだな |
うう・・・ |
なるほどねぇ |
素直に感心するなっ! |
むー・・・ |
うにゅうぅぅ・・・ |
どうしよう、ネス? |
どうしよっか? |
別に問題はあるまい 元がはぐれだろうと、 今は君がこの召喚獣の 主人なんだ |
でも、この子はっ! ・・・モナティには、 ちゃんと別に主人が いるんだぜ!? |
それを、無理矢理に 俺の護衛獣にしちゃう なんて・・・ |
薄情ねぇ! |
モナティには、本当の 主人がいるのよ? 何とかしてあげなきゃ |
いやがってるのに 無理矢理、あたしの 護衛獣にするなんて |
だったら、試験の時に どうして失敗したって 言わなかった? |
う、それは・・・ |
そ、それは・・・ |
・・・まあ、いい いずれにしろ、これは 召喚者である君が責任 を取るべきことだ |
よく考えるんだな 自分がどうするべきか |
・・・。 |
あ・・・ |
呼び出しが来た ようだな? |
*n0よ お前に最初の 任務を与える 心して聞くがよい |
はい |
お前はこれより護衛獣 と共に、修行を兼ねた 見識を深めるための旅 に出るのだ |
なお、視察の旅の期限 は定めぬものとする |
え? |
へっ? |
蒼の派閥の一員として ふさわしき活躍を示す ことができた時 |
それをもって この任務の完了とする |
お待ちくだされ フリップ殿! |
どうかなされたか? ラウル殿 |
何をもってふさわしき 活躍とするのか 説明すべきでは!? |
それは*n0が 自分で考えるべき ことでしょう |
いくら後見人とはいえ 過保護は困りますな ラウル殿? |
じゃが・・・ |
それにこの任務は 幹部一同が協議した上 で決定したことですぞ |
不満があるのなら グラムス議長や 総帥にお言いなさい |
・・・っ |
わかりました フリップ様 |
*n0? |
その任務 お受けいたします |
ふふふ 殊勝な心がけだな *n0 |
君はバカか!? |
これは任務の名を 借りた、君を追放する ための命令だぞ!! |
わかってるさ |
わかってるわよ |
そんなの、最初から わかってる・・・ |
でも、俺はこれ以上 俺をかばったせいで 師範が立場を悪くする のはイヤなんだよ |
あたしはもうこれ以上 あたしをかばって師範 が立場を悪くするのは イヤなのっ! |
・・・ |
任務を果たしたならば お前に「家名」が与え られるそうだ |
「成り上がり」の身分 から、正式な召喚師の 家系を名乗れるのだ 奮起するがいい |
・・・以上だ! |
こうして俺は 旅立つことになった・・・ |
事実上の追放にひとしい 任務を受けたにも関わらず 俺はなぜか、取り乱したり しなかった |
なぜか? |
考えるまでもない 同じだからだ |
あの日、強引に この場所へ連れてこられ 召喚師になることを強制 された時と、同じだからだ |
だから、耐えられた 納得することができた |
どうせ選択の余地は ないのだから、と・・・ |
こうして、あたしは旅に出る ことになったわけで・・・ |
追放されちゃったってわりに 妙にさめちゃってることが 最初は自分でも不思議だった んだけど・・・ |
よく考えたら、答えは簡単 |
だって、繰り返しってこと あの日と同じことが、また 繰り返されただけ・・・ |
唐突に、この場所に連れて こられて、召喚師になれと 強制された時と同じ |
だから、平気 |
平気だよ・・・ うん・・・ |
scn101
さて・・・ 荷物の準備はこれで よし、と |
この部屋で暮らすよう になって、もう何年も 経つけど・・・ |
いざ出ていくとなると なんだか、名残惜しい 気がするな |
ま、無理もないか |
ここに来るまで、俺は ずっと宿無しみたいな もんだったし |
ふう 荷物の整理おわりっと |
この部屋で暮らすよう になって、もう何年も 経つけど・・・ |
いざ出ていくとなると なんだか、名残惜しい 気がするわね |
ま、無理もないか |
ここに来るまで、 あたしに家なんて なかったし・・・ |
・・・・ |
・・・・ 思い出をふり返る ガラじゃないよな |
・・・・ 思い出をふり返る らしくないね |
ここに連れてこられて すぐの頃は、逃げる ことばかり考えてたよ なあ |
脱走騒ぎを起こしては ネスやラウル師範に 迷惑かけたっけ・・・ |
あ・・・ そういえば・・・ |
・・・あった、あった 前にネスに書かされた 反省文! |
あはははっ 「真面目になります」 て、1000回も 書かされたっけ |
・・・うん |
これも持っていくか |
もう、ネスに叱られる 機会もなくなっちまう かもしれないし・・・ |
ここに連れてこられて すぐの頃は、逃げる ことばっかり考えてた 気がするわねえ |
脱走騒ぎを起こしては ネスやラウル師範に 迷惑かけたっけ・・・ |
あ・・・ そういえば・・・ |
・・・あった、あった 前にネスに書かされた 反省文! |
「真面目になります」 て、1000回も 書かされたのよねー |
・・・うん |
これも持っていこっか |
もう、ネスに叱られる 機会もなくなるかも しれないし・・・ |
反省文を手に入れた! |
って、ガラじゃないか こんなふうに感傷的に なるなんてさ |
ある意味、ようやく 自由の身になったんだ 楽しまなくちゃ もったいないって! |
らしくないわね こんなふうに感傷的に なるなんて |
ある意味、自由の身に なったわけでもあるし 楽しまなくちゃ もったいないよね |
あ、はーい |
はい? |
旅支度はすんだのか? |
うん、まあね |
うん、ばっちり |
なら、すぐ出発しない とダメじゃないか 遊びじゃないんだぞ? |
わかってるよ |
・・・なんだよ ちょっとぐらい 引き止めてくれたって いいのにさ・・・ |
わかってるわよ |
・・・なによ ちょっとぐらい 引き止めてくれたって いいのに・・・ |
もういいよ、ネス 見送りはここまでで |
もういいわよ、ネス 見送りはここまでで |
・・・? |
心配してくれるのは ありがたいけど、俺も 一人前になったんだ |
ここから先は、俺一人 でがんばるからさ |
心配してくれるのは うれしいけど、 あたしも一人前に なったわけだし |
ここから先は、 あたし一人でも がんばれるから |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
どうして僕が君のこと を見送らなくちゃ ならないんだ? |
え? |
へ? |
やれやれ・・・ まさか、気づいて なかったとはな |
見送りの僕が、なんで 君と同じような旅支度 をしていると思う? |
あ! |
あのあと、フリップ様 から命令が届いてな |
不本意ではあるが、 君の監視役として同行 を命じられたんだ |
ええ~っ!? |
ええ~っ!? ホントに? 嘘だろ~っ!? なんで!? |
ええ~っ!? |
ええ~っ!? ホントに? 嘘でしょ!? なんで!? |
ホントに? |
そんなくだらない嘘を ついてどうするんだ 君じゃあるまいし |
そっか・・・ あは、ははははっ |
? |
正直に言うとさ 俺、ちょっとだけ不安 だったんだよ |
でも、ネスが一緒なら 心強いや |
正直に言うとね あたしちょっとだけ 不安だったの |
でも、ネスが一緒なら 心強いわ |
・・・言っておくが |
僕は監視役として 君に同行するんだ 君を甘やかすつもりは ないぞ |
わかってるって♪ |
わかってるって♪ |
まったく・・・ |
嘘だろ~っ!? |
嘘でしょ!? |
なんだ? その、言葉の端々から にじみ出る不満そうな 態度は・・・ |
だ、だってさぁ! つまりそれって、俺が 一人前として認められ てないってことだろ |
つまりそれってば あたしが一人前 だって認められてない わけじゃない! |
事実じゃないか? |
う・・・ |
む・・・っ |
それにこの旅は、君に 致命的に足りていない 勤勉さを学ばせること も目的なんだ |
君のことだ 放っておいたら、好き 勝手にふらふらするに 決まってるからな |
見抜かれてる・・・ |
ばれてる・・・ |
残念だったな? あてが外れて |
とほほ・・・ |
むぅう・・・ |
なんで!? |
知らんよ |
おおかた、君を野放し にしておくことに 不安を感じたんだろう |
とほほ・・・ 散々な言われようだ |
なによ、それぇ? ずいぶんな言われよう じゃない |
ま、今の君の注意力の 欠如っぷりを見れば、 その不安も理解できる 気がするがな |
うう・・・ |
むう・・・ |
まあ、それはさておき |
そもそも君は、本部の あるこの街のことすら くわしくは知るまい |
あ、うん |
きちんと街をまわった ことなんて、そういや なかったもんな・・・ |
授業をさぼった時も ほとんど昼寝してたし |
えっ、うん |
きちんと街をまわった 事なんて、そういえば なかったもんね・・ |
授業をさぼった時も ほとんど昼寝してたし |
だから、まずはこの街 聖王都ゼラムについて 案内するとしよう |
*n1にも この世界の様子を見せ ておく必要があるしな |
ああ、そうだな |
*n1 わからないことがあっ たら、なんでも聞いて くれよ? |
ええ、そうね |
*n1 わからないことがあっ たら、なんでも聞いて ちょうだい |
了解シマシタ あるじ殿 |
(こくん) |
はッ! 誰が手前ェなんかに 頼るかよ・・・ |
はい、よろしくお願い します、ご主人様っ |
結局のところ、彼女は どうするんだ? |
・・・・・・ |
それなんだけどさ |
俺、モナティを彼女の 主人のところへ帰して やりたいと思ってる |
そのことなんだけど |
ネス、あたしね モナティを彼女の主人 のところへ帰してあげ たいと思ってるの |
・・・えっ? |
どうせ旅の行き先は 俺が自由に決めていい んだしさ |
ダメかな? |
だって旅の行き先は あたしが自由に決めて いいんでしょ? |
・・・ダメ? |
ダメもなにも 君の好きにすればいい |
僕が口を出すことじゃ ないからな |
・・・だってさ? |
・・・だってさ? よかったわね モナティ? |
う、にゅ、にゅうぅっ ありがとうですのぉ! |
あはは、いいんだって もともとは、俺が失敗 したせいなんだし |
あはは、いいのよ もともとは、あたしが 失敗したせいなんだし |
で、彼女の主人がいる のはどこなんだ? |
サイジェントっていう 街なんですの |
サイジェント? |
・・・! |
知ってるか、ネス? |
知ってる、ネス? |
ああ。一応、場所はな |
ホントですのー? |
聖王国の西の果て 旧王国との領土の境に ある街だ |
海路を使って、何日も かけて行く必要がある |
よし、それじゃ さっそく港へ・・・ |
へえ、それじゃ さっそく港へ・・・ |
船賃はどうするんだ? |
え? |
へ? |
言っておくが、手持ち の金では一人分の船賃 だって出ないぞ |
・・・じゃ、じゃあ! 時間はかかるだろう けど、歩いて・・・ |
えっとぉ・・・ それじゃあ、時間は かかっちゃうだろう けど、歩いて・・・ |
だとすると、何十日も 歩きづめだろうな |
げっ!? |
うそっ!? |
歩いて簡単に行けるの なら、船の必要なんて ないだろう |
つまり、現状の僕たち では無理ということだ |
そんなぁ・・・ |
心配するなって! なんとか、するからさ |
心配しないで! なんとかするから |
そう言うからには 具体的な案があるんだ ろうな? |
それは・・・ |
そら見ろ できもしないことを 安うけあいするなんて |
前から言おうと思って いたが、どうして君は そう浅はかなんだ? |
浅はかで悪かったなぁ |
浅はかで悪かったわね |
お二人とも ケンカなんかしちゃ ダメですのーっ! |
モナティのせいで お二人がケンカするの はイヤですのぉ・・・ |
モナティ・・・ |
・・・まあ、なんだ 今は無理というだけで 帰れないわけじゃない |
旅を続けるうちに、 なにか方法が見つかる かもしれないしな |
ただし、それまでの間 君にはこいつの護衛獣 になってもらうことに なるが・・・ |
わかりましたですの |
ごめんな、モナティ |
ごめんね、モナティ |
そんな、お気になさら ないでほしいですの! だって・・・ |
*n0さん だって、こんなことに なって困ってるはず です・・・ |
それは、まあ・・・ |
モナティにどれだけの ことができるのかは わからないですけど |
いっしょうけんめい がんばりますから よろしくお願いします です |
・・・うん じゃ、よろしく頼むよ |
・・・うん よろしく頼むわね |
はいですのっ! |
出発するのは まだ早いだろう |
もう少し街を回って、 旅に必要な品物を整え てから、また来よう |
そろそろ出発するか? |
どうしよう? そうしよう ちょっと待って |
さすがは聖王国の王の お城だけあるなあ 門だけ見ても、すごい 大きさだよ |
さすがは聖王国の王の お城だけあるわね 門だけ見ても、すごい 大きさだわ |
大きさもだが、この城 の一番の特色は、背後 に滝を背負っていると いう立地条件なんだ |
断崖が堅固な防壁に なると同時に、聖王家 にふさわしい偉容を 作り出している |
なるほど、たしかに 迫力あるもんな・・・ |
へ~、たしかに 迫力あるものねぇ |
そういった反面、門前 をこうした広場として 市民に開放することに よって |
閉鎖的ではない雰囲気 を作り出しているんだ |
城ひとつとっても いろいろと考えて建て られてるんだなあ |
城ひとつとっても いろいろと考えて建て られてるのね |
そういうことだ |
うわ・・・ これ、ぜーんぶ お店なんだよな? |
ひゃあ・・・ これ、ぜーんぶ お店なのよね? |
ゼラムには大陸の各街 から、様々な品物が 集まってくるからな |
これだけ数が多いと どの店で買ったらいい のか、迷いそうだな |
これだけ数が多いと どの店で買ったらいい のか、迷いそうね |
そのあたりは心配ない 例えば、そこの洋服屋 の値札を見てみろ |
いち、じゅう、ひゃく せん・・・ 1万バーム~っ!? |
扱う品物が高級なほど 値段もあがっていく 懐具合に応じて、自然 に店は決まるわけだ |
それはわかったけど、 洋服ひとつにどうして こんな値段が? |
それはわかったけど、 洋服ひとつにどうして こんな値段がつくのよ |
遠い街から輸入すれば そのぶんだけ手間賃や 輸送費がかさんでいく その結果さ |
ちなみにその服は 有名なサイジェント産 のキルカの織物さ 貴族の着る洋服だよ |
うはぁ・・・ |
うひゃ・・・ |
さて、ついでだから 旅に必要な品物を買い 足していくとしよう |
お、お金、足りるか? |
お、お金、足りる? |
言っただろう 懐具合に合わせて店は 選べるって |
あ、なるほど |
あ、納得 |
ここはまた ずいぶんとにぎやか だなぁ |
ここはまた ずいぶんとにぎやかね |
繁華街だからな ゼラムほど大きな街に なると、その規模も 大変なものになる |
夜になると、人の数は こんなものじゃないぞ |
もっといっぱい増える んですのーっ!? |
すごいな |
すごいわね |
繁華街っていわれる だけのことはあるのさ |
えっ!もっと ふえるんですか? |
繁華街っていわれる だけのことはあるのさ |
宿屋や酒場は旅人で 賑わうし、大劇場での 催し物やカジノは、夜 しか開かれないんだ |
すごいもんだなぁ |
たいしたものねえ ホント・・・ |
この繁華街と、貿易が ゼラムの主産業と いってもいいからな |
うにゅうぅぅ・・・ いーっぱい人がいてぇ 目が回りそうですのー |
モナティのいた街には こういう場所は なかったのかい? |
モナティのいた街には こういう場所は なかったの? |
あったですよ |
でも、もっとちんまり してたですの |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
あ、でも すごくおいしいご飯が 食べられるお店が あるんですの! |
そこのオムレツがもう すごぉぉ~く美味しい んですのー |
それ、俺も食べて みたいなぁ |
いいなぁ、それ あたしも食べて みたいなぁ・・・ |
ぜひぜひ、モナティが ご案内するですの! |
ああ、そのためにも 早いとこ、モナティを 帰せるようがんばるよ |
そうね、そのためにも 早いとこ、モナティを 帰せるよう がんばろっか |
*n0さん・・ |
な? |
ね? |
は、はいですぅ! |
夜になると、人の数は こんなものじゃないぞ |
すごいもんだなぁ |
すごいものねぇ |
導きの庭園 いわゆる、市民公園に あたる場所だな |
いくらなんでも、ここ ぐらい俺も知ってるよ |
蒼の派閥本部の 目と鼻の先なんだから |
いくらなんでも、 ここならあたしも 知ってるわよ |
蒼の派閥本部の 目と鼻の先なんだから |
たしかにそうだな |
多分、ここについては ネスより俺のほうが 詳しいと思うぜ |
多分、ここについては ネスよりあたしの方が 詳しいと思うわよ |
ほう? |
どこの出店が美味いか とか、どの木の上が 昼寝しやすいかとかさ |
木陰の気持ちいい 場所とか、おいしい お菓子を売ってる出店 はどれか、とかね |
・・・・・・ |
他にも・・・わっ!? |
他にも・・きゃっ!? |
きゃあっ!? |
あれ・・・? 今たしかに、なにかが ぶつかってきたと 思ったんだけど |
えっと・・・? 今たしかに、なにかが ぶつかってきたと 思ったんだけど |
*n0 もっと下を見てみろ |
あ・・・ |
ありゃ・・・ |
ひゃうぅ・・・は、鼻 ぶつけたぁ・・・ |
だ、大丈夫かい? |
だっ大丈夫? |
あ、平気ですぅ・・・ |
どういう理由があるの かはわからないが |
地面ばかり見て歩くの は、危ないからよした ほうがいい |
はい、気をつけます |
じゃあ・・・ |
気づいてたんなら注意 してやれよ? |
気づいてたんなら注意 してあげなさいよ? |
あの子が気づかなくて も、君が気づくだろう と思ってたんだが |
期待した僕が バカだったようだ あの子には悪いことを したよ |
うう、なんか遠回しに 責められてる気が |
むぅ・・・ 私が悪かったです |
他にも・・・ |
・・・! |
どいてえぇっ!! |
・・・うわあっ!? |
・・・きゃあっ!? |
ごめんなさぁい! |
あたたた・・・ |
いたたた・・・ |
*n0さんっ だ、大丈夫ですの!? |
待つんだ、モナ・・・ |
お待ちなさいっ!? このチビジャリいぃ! |
ふにゃああっ!? |
・・・遅かったか |
ああ、だから待てと 言ったのに・・・ |
な、なんなんだよ 今の騒々しい連中は? |
んもぉ・・・ なんだったのよぉ いったい!? |
うにゅううぅ・・・ |
さっきの子、まだ下を 見てうろうろしてるぞ |
また、誰かにぶつから ないといいけど・・・ |
さっきの子、まだ下を 見てうろうろしてる |
また、誰かにぶつから ないといいけど・・・ |
さっきみたいに、また はねられたりしない だろうな・・・? |
さっきみたいに、また はねられたりしない わよね・・・? |
このあたりは、やけに 立派な屋敷が多いな |
このあたりは、やけに 立派な屋敷が多いわね |
貴族や騎士の暮らす 住宅地だからな |
名のある召喚師たちも ここに住居を構えて いるんだ |
へえ・・・ |
ふーん・・・ |
蒼の派閥の召喚師では バーネット家や グレイメン家・・・ |
金の派閥のマーン家や ウォーデン家の本宅も ここらにあるはずだ |
どのみち、俺には縁の なさそうな場所だな |
どのみち、あたしには 縁のなさそうな場所ね |
・・・そうだな |
ヘヘヘ、この場所は なかなかいいなァ 気に入ったぜ |
やっぱり、悪魔も こういう屋敷とかに 住みたいものなのか? |
ケッ、なァにバカな こと言ってやがるんだ |
あら、キミも こういう屋敷とかに 住みたいの? |
ケッ、なァにバカな こと言ってやがるんだ |
オレが気に入ったって のはなァ、ここら一帯 に満ちてる悪意よ! |
いっ!? |
へ? |
ニンゲンの欲深さには つくづく感心するぜェ あちこちの屋敷から にじみ出てやがる |
ヒヒヒ、たまんねェぜ |
さ、他のトコ行くぞ! |
はい、はい・・・ 次、行くわよ |
なんだよォ? もうちょっとぐらい 楽しませろってば |
いいからっ!! |
いいから来るのっ! |
俺には、縁のなさそう な場所だな・・・ |
あたしには、ちょっと 縁のない場所だわね |
王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないんだな |
王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないのね |
まあ、家そのものはな |
ただし、道のほうは そうでもないぞ 他の街より整然として いるはずだ |
ただでさえ人の多い街 だからな、区画整理が 重要になるのさ |
しかし、いくら整理が されてたって・・・ |
こう似たような道が 多いと、見分けがつか なくなりそうだな |
しかし、いくら整理が されてたって・・・ |
こう似たような道が 多いと、見分けがつか なくなりそうね |
(きょろきょろ) |
*n1 あんまり俺から離れた ら、迷子になるぞ? |
*n1 あんまりあたしから 離れたら迷子に なるわよ? |
・・・まいご? |
そう、迷子 ひとりぼっちに なっちゃうってことさ |
そう、迷子 ひとりぼっちに なっちゃうってことよ |
!! |
あ、おい? |
ちょ、ちょっと? |
・・・(ぎゅっ) |
なにもそんな、必死に 俺の服につかまらなく たって・・・ |
なにもそんな、必死に あたしの服をにぎら なくたって・・・ |
・・・・・・ |
・・・ま、いっか |
王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないんだな |
王都っていっても 普通の人の暮らす家は 変わらないのね |
あそこに作られてる 建物がなんなのか 君はわかるか? |
あははっ、さっぱり |
やれやれ・・・ あれはな、召喚獣鉄道 の駅だよ |
ああ、そういえば授業 で習った気がする |
でも、あれってたしか 問題が山積みで中止に なったんじゃ? |
費用とか、環境の問題 とかで・・・ |
ああ、そういえば授業 で習った気がするわね |
でも、あれってたしか 問題が山積みで中止に なったんでしょ? |
費用とか、環境の問題 とかで・・・ |
ふむ、君にしてはよく 覚えていたものだ |
だがな、最近になって 開発が再開されること に決まったんだ |
金の派閥が新たに出資 をすることでな |
金の派閥・・・ |
金儲けのために召喚術 を使う連中と、我々は あまり友好的じゃない |
旅先で出くわすことも あるだろうが、極力 関わらないように気を つけるようにな |
ああ、わかったよ |
ええ、わかったわ |
・・・・・・ |
どうかしたのか? *n1 |
どうかしたの? *n1 |
あ、いえ ちょっと、気になる 匂いがしたので |
・・・そうかな? |
・・・匂い? |
僕の気のせいかも しれません |
こんなところで メイトルパと同じ匂い がするはずがないです ものね・・・ |
*n1 やっぱ、帰りたいか? |
*n1 やっぱ、帰りたい? |
い、いえっ そんなつもりだったん じゃないですよっ!? |
・・・・・・ |
ホントにっ ホントですってばぁ! |
・・・ぷっ、くくっ あははははっ! |
え・・・? |
あははは、わかってる ちょっとからかいたく なっただけだよ |
あははは、わかってる ちょっとからかいたく なっただけよ |
ひ、ひどいですよぉ ご主人様っ!! ボクっ、本気で・・・ |
ああ、こらこら 泣くなってば |
あ、ゴメンゴメン 泣かないでってばぁ |
ぐすっ・・・ |
うーん、意地悪すぎた かもな・・・反省 |
うーん、意地悪すぎた かも・・・反省 |
金の派閥か・・・ どんな連中なんだろ? |
うわぁ でっかい湖だなぁ |
窓越しになら、何度か 見てたけど・・・ |
こうして間近で見ると やっぱ、すごく大きな 湖よねぇ |
このハルシェ湖は 王城の上手にわき出る 至源の泉から、あふれ 出た水が滝となり |
低地にたまっていって できたものだ |
へえ・・・ |
そうなんだ・・・ |
ハルシェ湖はゼラムの 人々の喉を潤す貴重な 水源であると共に |
海路を使って運ばれる 物資の受け入れ口にも なっているんだ |
あれ? あの船を引っ張ってる のって、もしかして 召喚獣!? |
あら? あの船を引っ張ってる のって、もしかして 召喚獣!? |
運河をさかのぼるのは 大変だからな ああして召喚獣に船を 引かせたりもする |
てことは、海から川を のぼってくる船は みんな召喚獣に引かれ てくるのか? |
てことは、海から運河 をのぼってくる船は みんな召喚獣に引かれ てくるのかな? |
いや、そうじゃない 風と潮の満ち引きを 利用してる船のほうが ほとんどだな |
潮の満ち引き? |
ああ、潮加減によって ハルシェ湖には海水が 入りこんでくることが あるんだよ |
ええっ!? それじゃ、ここの水は 塩っからいのか!? |
へ!? それじゃ、ここの水は 塩っからいの!? |
そんなにたくさん逆流 したりするものか もしそうなら、飲み水 として使えまい? |
あ、そうか |
あ、それもそうか |
こういう湖は汽水湖と 呼ばれている ちょっと他にはお目に かかれない代物さ |
*n1 ふと、思ったんだけど |
ナンデショウカ? |
鉄ってさ、塩とか水に 弱いっていうよな |
鉄ってさ、塩とか水に 弱いっていうよね |
一般的ニハソウデスネ |
大丈夫なのか? *n1は |
大丈夫なの? *n1は |
ゴ心配ナク |
私ノ外面装甲ハ なの単位デ再結合シタ 特殊合金製デス |
??? |
強化粒子こーてぃんぐ モサレテオリマスノデ 全環境ニ対応デキマス |
と、とにかく 大丈夫ってことかい? |
と、とにかく 大丈夫ってこと??? |
問題ナシ、デス |
海の水が混じっている 湖か・・・ |
遠くで見てるだけじゃ わかんないことって あるもんだな |
遠くで見てるだけじゃ わかんないことって あるものね |
それじゃ、そろそろ 出発するとしようか |
やれやれ、出発前から 疲れちまったよ |
この先も、ずっとこの 調子だとしたら・・・ |
うう・・・ |
やれやれ、出発前から 疲れちゃった |
この先も、ずっとこの 調子だとしたら・・・ |
むう・・・ |
・・・ |
*n0? |
な、なんだいっ!? |
なんだい、じゃない |
な、なにっ!? |
なに、じゃない |
行き先を言わなければ 出発のしようがない だろう? |
行き先って・・・ 俺が決めるのかよ!? |
行き先って・・・ あたしが決めるの!? 聞いてないわよ |
当たり前だろう |
これはあくまで君の旅 なんだぞ? |
僕は監視役でしかない 全ての決定権は君に あるんだ もっとも・・・ |
あまりにそれが無茶な ものだったら、意見を 言わせてもらうがな |
要はそれって、ケチは しっかりつけるって ことじゃないか・・・ |
要はそれって、ケチは しっかりつけるって ことじゃない・・・ |
なにか言ったか? |
べ、別にっ! |
余計なこと言われる前 に、とっとと目的地を 決めようっと・・・ |
とはいえ、なにかアテ があるわけでもないし ・・・どうしよう? |
どうしよう? 北へ行こうか 南に行きたいな ネスに相談する |
うん、北へ行こう |
・・・北? |
そう、北! |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
君は馬鹿か? どうして、わざわざ 人気のない北へ行こう とするんだ!? |
げっ、そうなのか!? |
へっ、そうなの!? |
どうやらその様子だと 口から出任せで目的地 を決めようとしていた ようだな |
うう・・・ |
むう・・・ |
まったく、事前に それぐらいは調べて おくと思った僕が馬鹿 だったよ |
悔しいけど、なんにも 言い返せない・・・ |
とりあえず、南だ 南のファナンへ向かう |
君に任せておいたら、 とんでもない辺境まで 連れていかれかねん からな |
南に行きたいな、って 思うんだけど? |
ああ、それが無難だな |
ほっ・・・ |
大陸を見て回るにも、 ファナンを経由しない ことには話にならない からな |
ファナン??? |
聖王都あての物資が 荷揚げされてくる 港湾都市じゃないか |
あ、そうそう! ごめん、ごめん うっかり名前、ド忘れ しちゃってさあ |
あ、そうそう! ごめん、ごめん うっかり名前、ド忘れ してたわ |
・・・? |
忘れないように おぼえとこうっと |
あのさ、ネス じつは俺、きちんと 目的地決めてないんだ |
あのね、ネス じつはあたし きちんと目的地 決めてないの |
なんだって? |
ほ、ほらっ! なんせ俺、街の中すら きちんと知らなかった くらいだし・・・ |
ほ、ほらっ! あたし、街の中すら きちんと知らなかった くらいだし・・・ |
やれやれ、まったく 普通は事前に調べて おくものだろうに |
うう・・・ |
だって・・・ |
まあ、変にごまかそう としなかっただけ よしとしてやるか |
とりあえず、南だ 南のファナンへ向かう |
ファナン? |
聖王都あての物資が 荷揚げされてくる 港湾都市だよ |
陸路にしろ海路にしろ あの街を経由しないと 話にならないからな |
着くまでには、目的地 を決めておくんだぞ? |
うん、わかったよ |
ええ、わかったわ |
へえ~ 街の外って、こんな 景色だったんだ |
いちいち感心するな まるで田舎者だぞ |
そう言うけどさ 俺、街の外に出るの 初めてなんだぜ |
そう言うけど、あたし 街の外に出るの 初めてなのよ |
初めてって・・・君は もともと、別の街から 来たんじゃないのか? |
そうだけど、あの時は 馬車に閉じこめられっ 放しだったし・・・ |
これからどうなるのか 不安で、とても景色を 楽しんでなんかいられ なかったよ |
これからどうなるのか 不安で、とても景色を 楽しんでなんかいられ ないわよ |
そう、か |
んー、風が気持ちいい ・・・あ? |
なあ、ネス あっちの端っこにある 広場はなにかな? |
ねえ、ネス あっちの端っこにある 広場はなにかしら? |
ああ、あれは 旅行者が休むための 休憩所だな |
へえ・・・ ちょっと見てくるよ |
へえ・・・ ちょっと見てくるわね |
あ、おいっ! |
休憩所ってわりには 誰もいないぞ? |
ま、いいか このほうが貸し切り みたいで気分もいいし |
こんなところでお弁当 食べたりしたら さぞかしいい気分 でしょうねえ・・・ |
こんないい場所を 独り占めだなんて なんだかゼイタクで いいですのー |
ネスも早く来いよー! |
休憩所ってわりには 誰もいないなぁ? |
ま、いいか このほうが貸し切り みたいで気分もいいし |
こんなところでお弁当 食べたりしたら さぞかしいい気分 でしょうねえ・・・ |
こんないい場所を 独り占めだなんて なんだかゼイタクで いいですのー |
ねえ、ネスも 早くきなさいってば |
まったく まだ出発したばかりだ というのに・・・ |
そう言うなってばさ ほら、この泉の水 すごく冷たいぜ? |
・・・・・・ |
なんだよ そこまでコワイ顔 しなくてもいいだろ? |
*n0 ひとつ、いいことを 教えてやろう |
え? |
そう言わないの この泉の水冷たくて 気持ちいいわよ |
・・・・・・ |
なに、そこまで コワイ顔しなくても |
*n0 ひとつ、いいことを 教えてやろう |
へっ? |
街道の休憩所は旅人に 欠かせないが・・・ |
同時にそこは、旅人が もっとも油断しやすい 場所でもあるんだ |
警告! 我々ヲ中心ニ シテ、近ヅク熱源ガ 多数アリマス! |
そこにいるの・・・ だれ!? |
・・・!! |
あっ!? |
したがって、こういう 連中と出くわしやすい ・・・ということだ |
ひひひひっ |
囲まれてる・・・ いつの間に!? |
ハッ、よくもまあ これだけの殺気に 気がつかねェもんだな |
あきれちまうぜ・・・ |
へっへっへ お兄さんがた、命が 惜しけりゃ、あり金 まとめて出しな? |
まあ、こういう危険な 長旅にはつきものだと 思っておけ、いいな? |
それはわかったけど とりあえず、今はどう するんだよ!? |
それはわかったけど とりあえず、今はどう するのよ!? |
・・・君は馬鹿か? |
戦って切り抜けるしか ないだろう! |
ああ、ひどい目に あった・・・ |
むー、ひどい目に あっちゃった・・・ |
自業自得だな |
まわりを確かめもせず 隙を見せまくった君が 招いたことだ |
あのなぁ、ネス? |
何度も言うけど、俺は こんな風に外を出歩く のは、初めてなんだ |
こういう危険があるの なら、最初にどうして 注意してくれなかった んだよ!? |
あのねぇ、ネス? |
何度も言うけど、 あたしはこんな風に 外を出歩くのは はじめてなのよ |
こういう危険があるの なら、最初にどうして 注意してくれなかった のよ!? |
僕は監視役であって、 君の世話役じゃないぞ |
任務で仕方なく同行を しているんだ なのに、そこまで面倒 を見られるか |
うぐぐ・・・ |
むうぅ・・・ |
ともかく、こいつらを 役人に引き渡す必要が あるな |
いったん引き返さない と、仕方あるまい 出直すことにしよう |
任務で仕方なく同行を しているんだ |
仕方なく・・・ |
ネスのやつ あんな言いかたしなく たっていいじゃないか |
そりゃ、たしかに俺の 不注意であんなことに なったけどさ |
俺だって、好きでネス に迷惑かけようなんて 思ってないのに・・・ |
ネスってば あんな言いかたしなく たっていいじゃない |
たしかにあたしの 不注意で襲われたわけ だけど・・・ |
なにも、好きこのんで ネスに迷惑かけよう なんて思ってないのに |
・・・・・・ |
・・・よし、決めた! |
・・・どうしたの? |
あ、いや・・・ なんでもないんだ 気にしなくていいよ |
あ、いや・・・ なんでもないの 気にしないで |
・・・? |
おお、ようやくオレ を解放する気になった ようだな、ニンゲン? |
いや、全然 |
決めたのは、それとは 別のことだよ |
残念でした |
決めたのは、それとは 別のことよ |
・・・チッ! |
ようは、さっさと手柄 を立てて、俺が一人前 だって証明してみせれ ばいいんだよ |
そうすれば、監視役の 必要はなくなる |
ネスにこれ以上、迷惑 かけなくてすむんだ |
でもいったい、なにを どうすれば、蒼の派閥 の召喚師にふさわしい 活躍なんだろう? |
・・・・・・ |
ネス? |
そうよ、さっさと手柄 を立てればいいのよ あたしが一人前だって 証明できれば・・・ |
そうすれば、監視役の 必要はなくなる |
ネスにこれ以上、迷惑 かけずにすむだろうし うん、我ながら いい考えね♪ |
でも具体的に・・・ 何をすれば手柄になる のかしら? |
蒼の派閥の召喚師に ふさわしい活躍・・・ 認めてもらう活躍 |
むー・・・??? |
ネス? |
やれやれ。城の兵士に 事情を説明するのに、 思ったより時間が かかってしまったよ |
丸一日も無駄にしたな さあ、改めて出発だ |
おお、ネスに *n0 じゃないか? |
あ、ラウル師範 |
すいません 出発が遅れてしまって |
ホホホッ なぁに、慌てる必要 などありゃせんよ |
それより、聞いたぞ 出かけて早々に、野盗 を捕まえたらしいな? |
ええ、それがケチの つきはじめです |
*n0さえ 軽率でなければ、余計 な手間をかけずに すんだものを |
うう・・・ |
むぅ・・・ |
ネスティ、あんまり *n0を いじめてはいかんぞ? |
僕は別に、いじめて なんかいませんよ |
なら、いいがな これから先の旅は、 二人で力を合わせて いかねば成功せん |
くれぐれも ケンカしないで仲良く やるのじゃぞ? |
待てっ! 待てえぇ~っ!! |
やーだよーっ! |
な、なんだぁ? |
なっ、なに!? |
ウチの肉を返せぇ! このかっぱらいっ!! |
泥棒らしいな しかも、どうやら はぐれ召喚獣のようだ |
はぐれ召喚獣って? |
はぐれ召喚獣? |
様々な理由で仕える 主人を失った召喚獣の ことだよ |
元の世界に帰ることが できずに野生化したり ああして悪さをする |
あ、こっちへ来るぞ? |
ちょっと、ちょっと こっちへ来るわよ? |
どいて、どいてぇ! どかないと、ユエルが はねちゃうぞ~!! |
そこの人! なんとかしてそいつを 捕まえてくれ~っ! |
え、俺のこと!? |
どうしよう? よーし、わかった! 急に言われても!? |
あっ、あたし!? |
どうしよう? まかせて! 急に言われても!? |
そんなこと急に言われ たって??? |
なにをしてるんだ!? ぶつかるぞ! |
え・・・わあっ!! |
へっ・・きゃぁあ!! |
たあぁぁぁーっ! |
と、跳び越した? ・・・嘘だろぉ!? |
と、跳び越した? ・・・嘘でしょ!? |
あははっ ばいばーい♪ |
待てえぇぇぇっ!! |
呆れた運動能力だな 普通の人間には、あれ は捕まえられまい |
そ、そうかも・・・ |
ふぎゅっ!? |
さ、捕まえたぞ |
やりぃー♪ さ、おとなしくなさい |
ヤだヤだっ! 放せえぇ~っ!! |
おいおい、あきらめて おとな・・・いっ! |
あいたたたっ!! 噛みつかれたぁっ!? |
あきらめの悪い子ねぇ おとな・・・いっ! |
いたたたっ!! 噛みつきは反則よぉ! |
た、大変 血が出てるんですの~ |
だ、大丈夫だよ モナティ だからさ、君まで 泣くなってば |
だ、大丈夫よ モナティ だから、あなたまで 泣かないで |
うにゅうぅぅ・・・ |
うぅ、ホントは かなり痛いんだけど 我慢、がまん・・・ |
・・・だいじょうぶ? おにいちゃん、指から 血、でてるよ・・・ |
だいじょうぶだよ これぐらい |
・・・だいじょうぶ? おねえちゃん、指から 血、でてるよ・・・ |
だいじょうぶよ これぐらい |
・・・(ぺろっ) |
え? |
こうすれば、痛いの なくなるから・・・ じっと、してて? |
そんな気休めよりも きちんと手当てした ほうが・・・ |
いいよ、ネス |
いいのよ、ネス |
ありがとう *n1 うん、おかげで痛いの 消えちゃったぜ |
ありがとう *n1 うん、おかげで痛いの 消えちゃった |
・・・ほんと? |
ああ、ありがとな |
ええ、ありがとう |
・・・(にこっ) |
・・・イーっだ! |
逃げられたな まさに、骨折り損と いうやつだ |
ううっ、他に言葉は ないのかよ・・・ |
もぉ、手伝おうって 気はなかったわけ? |
アイツ 獣くせえだけじゃ なくて、血の匂い までしてやがったな |
え? |
へっ? |
爪や牙に染みついて いたシミ・・・ ありゃあ、ニンゲン の血だぜ? |
あの子、オルフル族 ですね |
メイトルパでも 屈指の戦闘部族か。 噛まれた程度で すんで良かったな |
ちっとも よくなーいっ! あたたた・・・ |
い、痛そう・・・ 待っててくださいね 今すぐ、手当てを しますから! |
しかし・・・ なんでそんな召喚獣 が街中にいるんだ? |
でも・・・ なんでそんな召喚獣 が街中にいるの? |
おおかた、どこかの 戦場から逃げ出して 来たんだろう |
戦場、って? |
ああいう戦闘能力の 高い召喚獣は、傭兵 として召喚される ものだからな |
主人が死んだか あるいは戦うことが イヤになったか |
そんな理由で はぐれになったん だろうな |
なんか かわいそうだな それ・・・ |
なんか かわいそうね それ・・・ |
あれ、なんだろう? この人だかりは |
あれ、なに? この人だかりは |
ああ、もう高札が 立てられたようだな |
高札? |
野盗たちの手配書だよ 昨日捕まえた連中が 根城を白状したらしい |
流砂の谷といってな 北にある、険しい谷間 に隠れていたようだ |
流砂の谷ねぇ |
重装備ノ騎士団ニハ、 不利ナ場所デスネ |
野盗も考えてるんだな |
野盗も考えてるのね |
すごいところに 隠れてるんですね |
野盗も考えてるんだな |
野盗も考えてるのね |
でも、高札を立てる 意味ってなんだ? |
でも、高札を立てる 意味ってなに? |
それはな・・・ |
よーし! これだぁっ!! |
うわっ!? |
きゃっ!? |
ふふふ、この賞金が手 に入れば、どれだけ 治療費が必要になろう と大丈夫だぜ |
で、でかい・・・ 声も、体格も・・・ |
おっおおきい・・・ 声も、体格も・・・ |
フォルテ |
この野盗団の賞金は オレがもらったーっ! |
・・・行っちまったよ |
ねぇ、ネス あれ・・・、なに? |
あれがいわゆる 冒険者という連中だ |
へえ、あれがそうか |
へえ、あれがそうなの |
彼らはこういう荒事で 旅の資金を稼ぐからな 高札は、彼らの仕事の 情報源というわけさ |
ずいぶんと自信あった みたいだな、あの人 見た目も強そうだし |
ずいぶんと自信あった みたいね。あの人 見た目も強そうだし |
背なんか、ボクたち よりずっと大きかった ですものね |
さあ、どうだろう? 冒険者というものは えてして自信家だしな |
騎士団ですら手こずる 相手に、どこまで通用 するものやら・・・ |
ハッ!デカけりゃ 強えってもんじゃねェ |
あれが冒険者 なにより自由を愛する 者たちか・・・ |
今の俺とは、まるで 別世界の人たちだよな |
冒険者・・・ なにより自由を愛する 者たちか・・・ |
自由かぁ・・・ |
王城の役人から説明を 聞いたんだがな |
あの連中は、ずいぶん 前から旅人を襲い続け ていたらしい |
前からって・・・ 知っていて、野放しに してたってのか!? |
前からって・・・ 知っていて、野放しに してたっていうの!? |
滅多なことを言うな 騎士団が定期的に遠征 をしているのは、君も 知ってるだろう? |
けど、現にああやって 野盗たちが・・・ |
連中も馬鹿じゃない 遠征があることを事前 に聞きつけて、その間 は身を隠すようだ |
騎士団が探索できない ような険しい場所にな |
いくら騎士が強くても 見つけられなかったら 退治できない? |
そういうことだ |
少数デ戦ウ戦術ノ理ニ カナッタ行動デス |
だが、ゼラムの政治家 たちも、そろそろ本気 で野盗退治を考えてる ようだぞ |
あっ、だからさっき みたいな手配書を? |
あれは気休めだ。 騎士団を翻弄する連中 が、冒険者になんとか できるはずあるまい |
これは噂だが・・・ |
我々、蒼の派閥の協力 を仰ごうという計画が 進んでいるらしい |
え? だって おきてでは政治に 関わるなって・・・ |
うそ? だって おきてでは政治に 関わるなって・・・ |
建て前と真実は別物さ |
派閥とて、街に本部を 置く以上、それなりに 協力をする必要がある それに・・・ |
野盗退治は街道を利用 する全ての人々のため だという、大義名分も あることだしな |
理屈はわかるけど なんだかなぁ |
でも、もし今の噂が 本当なら・・・ |
なあ、ネス |
ネス、ネス? |
なんだ? |
野盗をやっつけたら、 派閥の召喚師としての 手柄になるよな? |
野盗をやっつけたら、 派閥の召喚師としての 手柄になるわよね? |
な・・・!? |
なにを考えてるんだっ *n0! |
そんなことできるわけ ないだろう!? |
そそっ、そーですのっ 無茶ですのぉー!? |
できないって決めつけ るからできないって ネス、いつも俺を 叱ってたじゃないか |
ネスはいつも できないと決めつけて かかっちゃダメって しかるじゃないの |
それとこれとは 話が別物だ! |
自ら危険なことに首を 突っこむなんて、バカ のすることだ |
そんな君のバカな行為 につきあわされる、僕 の身にもなってみろ! |
う・・・ ムキになって反論 冷静に考える |
だったら、俺だけでも やってやるよ!! |
ネスは来なくていい! |
なによ! やってみなくちゃ わからないでしょう |
ネスは来なくていい! |
なに子供みたいなこと 言ってるんだ? 僕は君の監視役として 責任が・・・ |
「命令」で 「仕方なく」だろ!? |
「命令」で 「仕方なく」でしょ? |
・・・! |
俺が野盗を倒しても 野盗に倒されても どっちにしろ、ネスの 任務は終わるんだ |
どっちに転んだって 嬉しいだろ? バカな俺の世話役から 解放されてさ!! |
行くぞっ *n1! |
行くぞっ モナティ! |
野盗を倒しても 野盗に倒されても どのみちネスの 任務は終わるのよ! |
嬉しいでしょう? |
何を馬鹿なことを! |
嬉しいわよね!? バカなあたしの世話役 から解放されるんだし |
行くわよ *n1! |
行くわよ モナティ! |
了解シマシタ あるじ殿 |
あ・・・ うん・・・ |
待つんだ *n0! |
・・・・・・ |
頭を冷やせ *n0 |
・・・・・・ |
少しは落ち着け *n0 |
君はいったい、なにを あせっているんだ? |
だってさ・・・ 悔しいんだよ・・・ |
旅に出ても、ネスに 面倒や迷惑ばかり かけっぱなしでさ |
これじゃ俺、見習いの 時となんにも変わって ないじゃないか!? |
そんな、ご主人様っ? |
おにいちゃん・・・ |
・・・のよ・・ |
なんだ? |
悔しいのよ・・・っ |
旅に出ても、ネスに 面倒や迷惑ばかり かけっぱなしで・・・ |
いつもとおんなじで |
あたし、結局は 見習いのままじゃない |
そんなの、あたし もうイヤ・・・っ! |
そんな、ご主人様っ? |
おねえちゃん・・・ |
*n0・・・ |
だから俺は、早く自分 が一人前だってことを 証明したいんだ! |
一日も早く認められて ネスを俺の世話から 解放したいんだ・・・ |
・・・わかった |
だから、あたしは |
手柄を立てて一人前 だと認められたい そういうわけか? |
それだけじゃないわ |
一日も早く認められて ネスをあたしの世話 から、解放したい |
まったく・・・ |
君の気持ちはわかった だがな、*n0 |
君の力では、野盗退治 なんて不可能だ |
!? |
君に限ってじゃない 僕にだって無理だろう |
君が考えたことは そういうことなんだよ |
監視役様ノオッシャル トオリデス、あるじ殿 |
制圧作戦ヲ実行スルニ アタッテ不可欠デアル 人員ヲ、我々ハ有シテ イナイノデス |
け、けど・・・! |
だけど・・・! |
・・・ |
口だけの説明じゃ納得 しないっていう性分は 相変わらず、か |
ならば、自分の目で 確かめに行くか? |
え? |
いいの? |
野盗というものを知る ことも、見識を深める 足しにはなるだろう |
それでなお、勝てると 思ったのなら、戦って みればいいさ |
ん? |
どうした、ネス? |
なに、ネス? |
向こうから来るのは ひょっとして・・・ |
あれっ!? すっごい偶然ねー |
先輩たち!? |
フフ、お久しぶりね 元気だったかな? |
お久しぶりです ミモザ先輩 |
あはは、どうも・・・ |
先輩こそ元気そうで |
もう、相変わらず 愛想がないわねぇ キミたちは |
それに、あたしの事は 「ミモザお姉さん」 て呼ぶように言った でしょ? |
は、はぁ |
はい |
おい、ニンゲンっ 誰だよ、このやたらと 馴れ馴れしいメガネの オンナは・・・ |
*n1っ! な、なんてことを!? |
ふふふ、聞こえたわよ そこの翼の生えた ボクぅ? |
な、なんだよッ!? |
こう見えてもね おねえさん、召喚獣に お行儀を教えるのが 得意なのよ・・・ |
さあ、失礼なことを 言ったのは、この口 かなー? |
あでででっ! ひゃ、ひゃめろぉ!? |
あーあ・・・ |
あちゃあ・・・ |
自業自得だな |
おいおい、ミモザ *n0たち 困ってるじゃないか |
いいじゃないの 久しぶりなんだし |
まったく・・・ |
ギブソン先輩 ご無沙汰しています |
ああ、そうだね 二人とも元気そうで なによりだよ |
あっ、ミモザさんに ギブソンさんですの~ |
えっ? もしかしてモナティ? |
何で君がここに・・・ サイジェントに いたんじゃないのか? |
えっ!先輩達は モナティのこと 知ってるんですか? |
ああっ 前にちょっとね |
よければ、事情を 教えてくれないかな? |
あっはい・・・ 実は・・・ |
なるほど 「二重誓約」とはな |
災難だったわねぇ モナティ |
できれば本当の 主人の元に返して あげたいんですが・・ |
何とかなりませんか 先輩? |
力になりたいのは やまやまなんだが |
私達も、ちょっと 手の離せない用事で 街から出られないの |
まあ、機会を見つけて 彼女のマスターには 私たちから連絡するよ |
悪いけど、今はそれが 精一杯ってところなの ごめんね、モナティ? |
にゅううっ、それじゃ しかたないですの よろしく伝えておいて ほしいですの・・・ |
ところで、先輩 |
てっきり、まだ任務で 西に出かけているんだ と思ってました |
んー、任務自体は だいぶ前に終わってた んだけど |
色々と事情があって、 本部には顔を出さずに 次のお仕事をするハメ になっちゃってね |
*n0 あまり詮索するのは 先輩たちに失礼だぞ |
いや、構わないさ 挨拶もせずにいた私 たちも悪いんだしね |
ねえ、ひょっとして キミたちもお仕事? |
仕事っていうか・・・ |
任務と言うより・・・ |
そうか、見聞の旅に 出発するところなのか |
じゃ、ひょっとすると |
貴方の背中に隠れてる |
貴女の背中に隠れてる |
子が、護衛獣なんだ |
・・・・・・ |
ほら、*n1 ちゃんと挨拶して? |
よろしくね おチビちゃん? |
*n1 |
・・・(ぎゅっ) |
あらら・・・ |
すいません まだこの世界に慣れて ないせいか、すごく 警戒してて・・・ |
一人前の護衛獣になる までには時間がかかり そうだな |
まったくです それまで僕は、二人分 の保護者ですよ |
どういう数え方だよ それって・・・ |
どういう数え方よ それって・・・ |
そもそも、こんな旅に 出ること自体が・・・ |
*n0が しっかり勉強してたら 必要なかったんですが |
うう、また・・・ |
むぅ、また・・・ |
いや、これはこれで いい機会じゃないかな |
旅をすることで初めて 見えてくることって 案外あるものよ? |
そのとおりだ 私自身、色々と考えさ せられたものだよ |
そっか・・・ |
そっか・・・ |
あ、そーだ! これをあげちゃおう |
ふふふ 一応、一人前になった お祝いってことで |
トゲトゲオカリナを手に入れた! |
ありがとうございます ミモザ先輩 |
さて、すっかり 引き止めてしまったな すまなかった |
いえ、こちらこそ 邪魔をしてしまって |
ゼラムに戻ってきたら 顔を出してね 私たち、この先の屋敷 で仕事してるから |
はい、それじゃあ 行ってきます |
おぼえてろよォ・・・ つ、次にあったら この仕返しは絶対して やるからなァ! |
無理だと思うぞ それは・・・ |
無理だと思うわよ それは・・・ |
出かける前に先輩たち に会えるなんて、意外 だったよな? |
出かける前に先輩たち に会えるなんて、意外 だったわね? |
ああ、本当にそうだな |
ネスは特に、ギブソン 先輩の崇拝者みたいな とこがあるからなぁ |
ネスは特に、ギブソン 先輩の崇拝者みたいな とこがあるものね |
あれ、なんでこんな所 に屋台があるんだろ |
公園とか、繁華街とか に出せばいいのに |
なんでこんな場所に 屋台があるわけ? |
公園とか、繁華街とか に出せばいいのに |
夜になったら、移動を するんだろう まだ、支度中って 書いてある |
ホントだ・・・って これ、シルターン文字 じゃないか!? |
ホントだ・・・って これ、シルターン文字 じゃない!? |
言われてみれば そうだな |
いったい、なんの屋台 なんだ? |
おもしろいわね なんの屋台かしら? |
うーん、気になるなぁ あの屋台・・・ |
汽水湖ってさ、普通の 湖とどこが違うんだ? |
汽水湖ってさ、普通の 湖とどこが違うの? |
そうだな、一番わかり やすい特徴としては、 川魚も海魚もすんで るってことだろうな |
え!? だって、前にここの水 は塩からくないって |
へっ!? だって、前にここの水 は塩からくないって |
それは湖全体の話だ 場所によって、海水の 濃度が高い場所もある |
そういった場所は絶好 のエサ場になるからな 色々な魚が集まって くるものさ |
へえ・・・ |
ふーん・・・ |
川魚も海魚も獲れる のか・・・ |
釣りなんかしたら 楽しそうだなぁ |
川魚も海魚も獲れる のね・・・ |
釣りなんかしたら 楽しそうねぇ |
いい加減にしろっ! *n0 |
ついて来なくて いいって言っただろ! |
ついて来なくていいっ て言ったでしょう!? |
君が犬死にするのを ほっておけるか! |
決めつけるなよ! 俺だって召喚師なんだ ちゃんと戦える!! |
決めつけないで! 仮にも召喚師なのよ 野盗ぐらい・・・ |
バカを言うな!! 戦いってものは、君が 思ってるほど甘いもの じゃないぞ!? |
バカバカ言うなっ!! |
バカバカ言わないで! |
バカにバカと言って なにが悪い!? |
お二人とも、ケンカは やめてくださぁい! |
お二人とも、ケンカ しちゃダメですのぉ! |
だいたい、真正面から こうやって乗り込んで いくなんて無謀すぎる |
もっと用心して、警戒 するのが・・・ |
あるじ殿、騒グノハ オヤメクダサイ |
近ヅイテクル敵ノ数ヲ 正確ニ計測デキマセン |
・・・え!? |
・・・へっ!? |
へっ、こんだけ 騒いどいて よく言いやがるなァ? |
周り見えてないのかよ こいつら・・・ |
・・・え!? |
・・・へっ!? |
ガキ共が騒がしいと 思ってりゃあ・・・ |
くくくっ、いやはや 召喚師さまとはなぁ? |
ひゃっはっは!! |
こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? |
こんなにたくさん 岩陰に隠れてたの!? しゃ、シャレになって ないわよぉ・・・ |
昨日とおんなじ しくじりしやがって |
ニンゲンってのは ほんとに笑えるなァ? ヒヒヒヒ・・・ |
こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? |
こんなにたくさん 岩陰に隠れてた!? しゃ、シャレになって ないわよぉ・・・ |
まずい・・・ 頭上から包囲されてる この狭い谷間では こちらが不利だ |
わかってるじゃねぇか そこのメガネ? |
ワシが合図すりゃあ、 ここから矢を射かける だけで、お前ら二人は なぶり殺しよ? |
では、どうして そうしなかったんだ? |
ネス・・・ |
黙ってろ・・・! |
姿を見せるからには、 それなりの目的がある んじゃないのか? |
察しがいいなぁ くくくっ |
なぁに、簡単なこった |
お前たちがおとなしく ワシらの言うことを 聞いて、その召喚術を 役立てるなら・・・ |
命だけは助けて やろうってありがたい 話よ |
仲間になれって 言うわけか・・・ |
仲間になれって 言うわけね・・・ |
んー、どうだ? 選択の余地はあるまい |
確かにそのようだな |
ネスっ!? |
だが僕は立場上、隣の 人間の決定に従わなく てはならないのでね |
決めるのは、彼だ |
決めるのは、彼女だ |
くっくっく・・・ どうすんだぁ、おい? |
どうしよう? わかった・・・ ふざけるな!! |
どうしよう? わかったわ・・・ 馬鹿にしないで! |
わかった・・・ |
わかったわ・・・ |
ご主人様っ!? |
すまない・・・ *n1 |
ごめんね・・・ *n1 |
*n0さん・・ |
ごめんな、モナティ |
ごめんね、モナティ |
ごめんな *n1 |
ごめんね *n1 |
・・・(ふるふるっ) |
下手に逆らったら 本当に殺されてしまう |
俺はともかく、ネスを 巻き込むわけには いかない・・・ |
下手に逆らったら 本当に殺されちゃう |
あたしはともかく、 ネスを巻き込むわけ にはいかない・・・ |
くくく、利口だなぁ? |
すまない、ネス・・・ |
ごめんね、ネス・・・ |
・・・・・・ |
ふざけるな!! |
選択の余地がない だって・・・? |
ずっと、ずっと そればっかりだった! あきらめてたさ!! |
でも、もうイヤだ!! |
自由を失くして生きる なんてまっぴらだ! 俺は、もう自分に嘘を つきたくない!! |
馬鹿にしないで!! |
選択の余地がない ですって・・? |
ふざけないでよ! 何一つ自分で選べない いつも、そう思って あきらめてた・・・ |
そんなのは、 もうイヤなの! |
自由を失くして生きる なんて、まっぴらだわ あたしは、もう自分に 嘘はつかないの!! |
*n0・・・ |
ごめん、ネス・・・ 最後の最後まで バカな俺で・・・ |
ごめんね、ネス・・・ 最後の最後まで バカなあたしで・・・ |
あーっはっはっは! |
なら・・・死ねっ!! |
野盗 |
ぐぎゃああぁっ!! |
!? |
大のオトナがまぁ 子供相手に大げさな ことだねー |
あの人・・・ 街で見た冒険者? |
こういうのってキライ なんだよねー、オレ |
野盗 |
ぐひいぃぃっ!! |
すごいっ、すごいです あの人、本当に強い! |
なっ、なんだぁ なんだ貴様ぁっ!? |
・・・なっ!! |
弓矢・・・ どこからだ!? |
あそこ・・・ あの人だよ・・・ |
どうやら、野盗の頭目 は貴方みたいね |
覚悟なさい!! |
おい、そこの少年ども 逃げるなら、今だぜ! |
え? |
おい、そこの少年少女 逃げるなら、今だぜ! |
へっ? |
あとはこのかっこいい おにーさんと、そこの おっかないおねーさん が引き受けた!! |
逃げるったって この状況じゃ・・・ |
戦わずに逃げるのは まず不可能だな |
あるじ殿、コノ場合ノ 最良ノ選択ハ・・・ |
逃げられねェんならよ やるこたァひとつだろ ・・・なァ!? |
あの人たちと一緒に 野盗たちと戦う! ・・・だよな? |
あの人たちと一緒に 野盗たちと戦う! ・・・ってことよね? |
不本意だが それが正解だ! |
・・・どうだ? まだ勝てると思うか? |
・・・・・・ |
ひい、ふう・・・ にゅうううっ? すごくたくさんいる ですのーっ・・・ |
正直、僕もこれほどに 大規模な集団だとは 思ってはいなかったよ |
派閥の協力が必要だと いうのもうなずける |
ああ・・・ |
ええ・・・ |
見つからないうちに 引き上げよう |
・・・!? ネス、ちょっと待った 様子が変だぞ! |
・・・!? ネス、ちょっと待って 様子が変よ! |
? |
こいつらか ワシらを退治に来たと いう間抜けな冒険者は |
はあぁ・・・ 簡単な仕事だ、って 自信満々だったのは 誰だっけ・・・? |
あっさり捕まっちゃっ たじゃないの!? |
いや-、まさかこんな 大所帯とは思ってなく てさぁ・・・ |
あはは、まいったね- しっぱい、失敗っと |
こいつは・・・ |
おめぇら! 自分の立場ってもんが わかってんのかぁ? |
わかってるってばさ なあ、おっさん? |
・・・!! |
ちょ、ちょっと!? |
今のオレたちはまさに 絶体絶命・・・ だけど、そういう状況 こそがオイシイのさ |
奇跡の大逆転こそが 物語の王道ってね♪ |
ほぉ・・・ |
あの人、街で見かけた 冒険者だ・・・ |
そんなぁ・・・ 強そうな人だったのに |
予想どおりか 君も無茶をしていれば ああなっていたんだ |
助けよう、ネス! |
ネス、助けるわよ! |
助けるだって? そんな必要がどこに あるというんだ |
君は今、あいつら野盗 と戦うことは無茶だと 学んだばかりだろう? |
ましてや彼らと僕らは 赤の他人なんだ。 わざわざ危険を犯して 助ける必要はない |
それは、そうだけど でも・・・ |
俺は、やっぱり ほっておけないよ! 知らんぷりなんか できない!! |
赤の他人・・・ バカ言わないで! |
ネスがたしなめて くれなかったら |
あそこにいたのは あたしたちだった かもしれないのよ? |
見殺しになんか できないわ・・・ あたし、あの人たちを ほっとけない! |
*n0 待つんだ! |
俺はイヤなんだ 見ないフリで、都合の 悪いことだけを避けて 生きてくのは・・・ |
目を背けられることが 無視されるってことが どれだけ悲しいことか 俺は知ってるんだ! |
あたしはもうイヤよ 心に嘘をついて 見えないフリをして 生きていくなんて |
目を背けられることが 無視されるってことが どれだけ悲しいことか 知ってるから! |
ぐぎゃああぁっ!! |
え? |
さあ、今のうちに 逃げて!! |
今のうちに逃げて!! |
ありゃま・・・ まさか本当に助けが 来るとはねぇ |
野盗 |
ぐひいぃぃっ!! |
やれやれ 結局はこうなるのか |
召喚師だと!? |
おめぇの差し金か 冒険者っ!! |
んーにゃ、違うね だってさ・・・ |
なっ、縄が!? |
このとおり、頃合いを 見て、カッコよく反撃 するつもりだったのさ |
頭目の貴方を確実に 倒すためにね? |
ぐぐ・・・ |
ちょいと筋書きは 変わっちまったけど 大逆転といかせて もらうぜ! |
どうもありがとう おかげで助かったわ |
いえ、お気になさらず 単にこちらのバカ者が 軽率な行動をしただけ ですから |
うう・・・ |
もぉ、 そういう言い方って 無いんじゃない? |
むしろ、いらぬ手助け で邪魔をしてしまった ことが心苦しいです |
あら、そんなことは ないわよ |
こっちだって、そこの お調子者の立てた計画 だけに、不安いっぱい だったんだから |
・・・コホン |
・・・・・・ |
貴方たちが連中にスキ を作ってくれたから、 うまくいったのよ |
ありがとうございます おかげで助かりました |
いいって、いいって あんたらが連中の目を 引きつけてくれたんで 不意をつけたんだ |
こっちが感謝したい くらいだぜ、な? |
そうそう それに連中を退治する 手伝いもしてくれて 逆に助かったわ |
それは結果論ですよ |
わざわざこんな場所で 怒鳴り散らしていた このバカ者が、みんな 悪いんです |
なんだよっ! ネスだって、大声で俺 のことを怒鳴りつけて たじゃないか!? |
なによっ! ネスだって、大声で あたしのことを怒鳴り つけてたじゃない! |
原因を作ったのは君だ 僕のせいじゃない |
うう・・・ |
むう・・・ |
あー、なんだ! それはともかく・・・ |
自己紹介 まだだったよな? |
俺はフォルテ 見てのとおりの剣士だ |
私の名前はケイナよ |
ネスティ・バスク 蒼の派閥の召喚師です |
*n0です |
*n1デス ヨロシク・・・ |
・・・・・・ |
この子は *n1です ほら、ご挨拶して? |
よろしくね? *n1 |
・・・(こくん) |
あっ、こいつは *n1 |
あっ、この子は *n1 |
こらッ、ニンゲン! 勝手に名前を教えてん じゃねェ!? |
これでも、俺の護衛を している召喚獣です 一応・・・ |
これでも、あたしの 護衛をしている召喚獣 なんです。一応・・・ |
ケッ! |
はっ、はじめましてっ *n1ですっ! |
ははは、なんだよ? 声がぶるってるぜ |
あ、うう、あう・・・ |
*n1は 戦いが苦手なんです だから・・・ |
そっか・・・ しかしまあ、安心しな 野盗はみんな片づけた |
もうコワイことなんて 起きやしねーよ、な? |
は・・・はいっ! |
モナティですのっ よろしくおねがい しますですーっ! |
なあ、召喚師さんたち ついでといっちゃ悪い が、ひとつ、頼まれて くれないかい |
え? |
はい? |
ここでのびてる連中を しょっぴいてもらえる よう、騎士団を呼んで きてほしいんだ |
誰かが見張ってないと こいつらが逃げるかも しれないし・・・ |
迷惑だとは思うけど お願いできない? |
珍しいな ネスがあんなに簡単に 頼まれごとを引き受け るなんてさ |
珍しいわね ネスがあんなに簡単に 頼まれごとを引き受け るなんて |
行きがかりだからな 仕方あるまい それに・・・ |
それに? |
それに? |
彼らが一緒に戦って くれたから、僕たちは 命拾いできたんだ |
僕一人じゃ、あの状況 で君を守りきれる自信 はなかったからな |
・・・そっか |
不甲斐ないな 偉そうに監視役だとか 兄弟子とかいっても |
結局のところ 君を怒鳴りつけるだけ らしいことは、なにも できていない・・・ |
君が野盗退治なんて 無茶を言いだしたのも 僕のせいなんだろう? |
え? |
へっ? |
わかってたよ 僕に説教ばかりされて 君がずっと不愉快に 感じていたのは |
ネス・・・ |
僕はどうも あせっていたようだ |
一日も早く、君が誰に も文句のつけられない 召喚師になれるよう それだけを考えて |
君の気持ちを無視して 必要以上に、厳しく 接しようとした・・・ |
やれやれ、情けない これでは監視役として 失格だ |
・・・違うよ、ネス |
ネス・・・ そんなことないよ |
*n0? |
俺が野盗退治をしよう なんて言い出したのは ネスのせいじゃない |
迷惑かけっぱなしの 自分が情けなくて 早く一人前になりたい と思って・・・ |
はははっ ネスと同じだよ あせりすぎてたんだ |
・・・そうか |
・・・・・・ |
あわてなくても いいんだよな? |
できることから、順に がんばっていけば それでいいんだよな? |
ああ |
それまで、まだまだ 迷惑かけちゃうけどさ 勘弁してくれよな |
ネスのせいじゃない あたしが野盗を退治 するなんて無茶を 言ったのは・・・ |
早く、ネスを あたしの世話役から 解放してあげたかった からなの・・・ |
すると君はなにか? 僕をやっかい払い したいのか? |
違うわよ!? |
ただ、あたしは・・・ ネスに迷惑かけるのが イヤだっただけ・・・ |
迷惑かけっぱなしの 自分が情けなくて 早く一人前になりたい と思ったの・・・ |
・・・そうか |
でも・・・ あたしも、ネスと同じ だったのね? あせりすぎちゃって |
そうだな。君も僕も 馬鹿だ・・・あせら なくてもいい。あわて なくていいんだ |
ねえ、ネス・・・ |
なんだ |
あたしじゃじゃ馬だよ いっぱい、いぃっぱい 迷惑かけると思う |
さきにあやまっとくわ ごめんね・・・ |
・・・仕方あるまい |
なにしろ僕は 君の監視役であり 兄弟子なんだからな? |
騎士団に野盗たちを引き渡し 終える頃には、すっかり日は 暮れてしまっていた |
天空に輝く銀月の光の中 刻一刻とその形を変えながら 燃えさかる焚き火の炎を みつめつつ |
俺はあらためて、自分自身に 思いをめぐらせてみる |
俺はすねていたんだ 自分が孤独だと思いこんで 子供みたいにヤケになってた |
派閥に連れて来られる前 身よりも住む家もない俺は 多くの人々に、ゴミのように 見られていた |
派閥に入っても同じだった 「成り上がり」の存在として 陰で、あるいは公然と差別を され続けてきた |
だけど、思い出した それだけじゃないってことを |
ネスや、ラウル師範たちが そう教えてくれたってことを |
俺は孤独なんかじゃない 俺を信じて、見守ってくれる 人たちのためにも・・・ |
しっかりとした意志をもって この旅を続けていこう |
結局、騎士団が野盗を 引き取りに来たときには 夕暮れがせまって 闇が押し寄せる頃だった |
旅の始まりは 最初っから波乱ぶくみ 「幸先が良くない」って ネスが、ぼやいてた・・・ |
正直、さっきネスと話せて 良かったと思う |
思えばあんなふうに話を する機会って、近頃は なかったんじゃないかな |
派閥の中で、あたしは 「成り上がり」って理由で 避けられていたから |
自分はひとりぼっちだと ずっと思いこんでた・・・ |
でも、間違いだったんだ? 今日の出来事で、あたし それを思い出した |
ネスや、ラウル師範たちが そう教えてくれたってこと |
ひとりぼっちじゃない あたしを信じて、見守って くれる人たちのためにも |
がんばらなくちゃ、ね? |
やれやれ、こんな場所 で野宿することになる とは思わなかったよ |
仕方ないさ 下手に夜道を歩くのは 危険だっていうし |
それに、フォルテさん たちだけに後始末を 任せるわけには いかなかっただろ? |
仕方ないよ 下手に夜道を歩くのは 危険だっていうし |
それに、フォルテさん たちだけに後始末を 任せるわけには いかないでしょ? |
まあ、な |
でも、久しぶりだよな 叱られる以外で、ネス と二人で話をするの |
でも、久しぶりだよね 叱られる以外で、ネス と二人で話をするの |
別に僕だって、好きで 君を叱りつけてるわけ じゃない |
あんまり君が非常識な ことをするから、つい 口を出してしまうんだ |
うう、わかってるよ これでも |
むぅ、反省してるわよ これでも |
どうだか・・・ まあ、おいおい確かめ させてもらうとしよう |
まだまだ、旅は 始まったばかりだしな |
あーあ、結局のところ 説教されちまうのな やっぱし・・・ |
あーあ、結局のところ 説教されちゃうのね やっぱし・・・ |
コノ世界ノ通信設備ハ ヒドク非効率デスネ |
ワザワザ、治安組織ニ 出向イテ、犯罪者逮捕 ヲ依頼スルトハ |
ロレイラルじゃ、別の やり方があるのか? |
へえ、ロレイラルじゃ どうしてるの? |
無線通信トイウ技術ガ アリマス |
むせ、ん? |
簡単ニ説明スレバ 遠ク離レタ場所カラ 会話ガデキル道具デス |
自分ニモ装備サレテ イマス |
すごいなあ やって見せてくれよ! |
そんなことできるの? みせて、みせて |
構イマセンガ |
交信相手ノ受信機ノ 周波数ヲ、教エテイタ ダカナイト・・・ |
・・・・・・ |
っへ!? |
・・・・・・ |
は??? |
何、それ? |
いくら便利な道具でも 理解して使わないと 無意味ってわけか とほほ・・・ |
いくら便利な道具でも 理解して使わないと 無意味ってことね なんだかなぁ・・・ |
なんかさ、俺って 危ないことにばかり 首つっこんでさ |
*n1に コワイ思いばっかり させちゃってるよな? |
ごめんね 危ないことばかりで 迷惑かけて・・・ |
*n1に コワイ思いばっかり させてるね |
・・・・・・ |
ゴメンな |
主人失格かな? |
・・・ねえ |
ん? |
あやまるのって・・・ おかしいよ・・・? |
え? |
おにいちゃんが したいこと・・・ すれば、いいんだよ? |
あたしは・・・ ついてくから・・・ |
おにいちゃんのこと しんじてるから・・・ ついてくの・・・ |
なに? |
失格じゃないよ・・・ あやまるのも・・・ おかしいよ・・・? |
そう? |
・・・うん おねえちゃんが したいこと・・・ すればいいんだよ? |
あたしは・・・ ついてくから・・・ |
おねえちゃんのこと しんじてるから・・・ ついてくの・・・ |
*n1・・・ |
ね・・・? |
信頼してもらってる だけのことは、できる ようにならないとな ・・・がんばろう |
しんじてる・・・か そっか・・・ 応えないとね その気持ちに |
おい、ニンゲン どうして野盗の連中を 殺っちまわなかったん だよ? |
どうしてって・・・ いくらなんだって殺す 必要はないって思った だけだよ |
相変わらず乱暴ね すすんで殺す必要は ないのよ |
けッ、なァに甘いコト 言ってやがる・・・ |
戦いってもんはなァ 殺すか殺されるかって もんなんだ! わかってんのか!? |
それが、サプレス流の 戦い方か? |
サプレスでは そうだったんだね? |
おうよッ! 降参した次の瞬間に いきなり不意打ちする ヤツだっているんだ |
敵には確実にトドメを さすのが・・・ |
*n1 |
あァ? |
ひょっとして 俺のために忠告をして くれてるのか? |
心配してくれたの? あたしのこと・・・ |
なッ!? |
な、な、んなワケねえ だろうがッ!? なんでオレがニンゲン ごときに・・・ |
でも・・・ |
まるっきり 忠告だよ、いまの |
思いあがるなよな! ニンゲン!! |
テメエに死なれて はぐれにされちまうと 困るってだけだッ |
いいか!? それだけのことなんだ からなッ!? |
はいはい |
やれやれ・・・ せいぜい死なないように 気をつけるとするか |
けっこう、かわいい とこあるじゃない 気をつけなきゃね はぐれにしない為にも |
はあ・・・ |
疲れただろ しょっぱなからこんな 大立ち回りになって |
あ、いえ! そんなことないですっ |
僕なんか、ほとんど 戦いではお役に立て なかったし・・・ |
それはいいっこなし だぜ? |
*n1が 戦いが苦手だってのは よく知ってるし |
代わりに、夕食作るの がんばってくれたじゃ ないか |
フォルテさんもケイナ さんも、おいしいって 褒めてたぜ? |
疲れた? |
あ、いえ! そんなことないですっ |
あたしは疲れたわよ |
すこし・・・ |
素直でよろしい♪ あと、ありがとね? |
そっそんな! 僕なんか、ほとんど 戦いではお役に立て なかったし・・・ |
ううん、そんなこと ないわよ |
*n1が 戦いが苦手だってのは はじめから知ってる |
代わりに、夕食作るの がんばってくれたじゃ ない、おいしかった |
えっ・・・ |
あたしだけじゃないわ フォルテさんもケイナ さんも、おいしいって 褒めてたわよ |
そ、そうですかっ!? よかったぁ・・・ |
*n1が いれば、野宿をしても 食事の心配はしなくて よさそうだな・・・ |
*n1が いれば、野宿をしても 食事の心配はしなくて よさそうね・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか? とつぜんいなくなって ごめんなさいですの |
モナティはいま *n0さんという ひとのところにいますの |
いろいろじじょうがあって しばらくマスターのところには かえれません・・・ |
ですので、こうして てがみをかいて |
マスターのところに とどけてもらおうと おもってます・・・ |
あれ、モナティ さっそく手紙を書き はじめたのか? |
あらっ、モナティ さっそく手紙を書き はじめたの? はやいわね |
はいですの♪ |
でも、難しい字が 多くて・・・ |
わかんない字が あったら、遠慮せずに 聞くんだぞ |
わかんない字が あったら、遠慮せずに 聞きなさい・・・ |
*n0さんは やさしいひとですの |
それに・・・ |
なんだかちょっとだけ マスターににてるかも しれません・・・ |
それでは、いったん ペンをおきますです また、おたよりします |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
へえ、見聞の旅ねぇ |
ははは、まあホントの ところは厄介払いって 追放されたみたいな ものなんですけど |
本当のところ 厄介払いにあって 追放されたような ものなんです |
まあまあ、そう自分を 卑下しなさんな |
それに、旅での経験は 貴重だぜ? |
普通の生活じゃ絶対に 味わえないことを体験 させてくれるしな |
たとえば? |
そうですか? |
んー、そうだなぁ |
一文無しになって野草 をあさってみたりとか 化け物に追われて必死 に逃げたりとか |
うう、そういう経験は ちょっと・・・ |
フォルテさん それ本当・・・ |
・・・なーんてなっ♪ 本気にすんなよ? 冗談だからさっ |
あ、あのですねぇ! |
冗談には聞こえない ですよ |
あははは、まあなんだ とにかく旅ってのは 楽しいってことさ |
すくなくとも、今まで オレはそう感じてる じゃなきゃ、冒険稼業 なんてできねえし |
あんたらみたいな ユカイな連中とだって 知り合えたワケだしな |
あ、それは同意見かも |
そうですね いえてます、それ |
だろっ? |
お調子者だけど どうも憎めないよな この人って・・・ |
お調子者だけど いい人、みたいね この人・・・ |
悪かったわね 私たちにつきあって こんな夜遅くまで |
いえ、構いませんよ 残ることに決めたのは 俺たちなんだし |
いいえ、構わないです 残ることに決めたのは あたしたちなんだし |
でも本当、貴方たちが |
でも本当、貴女たちが |
来てくれて助かったわ |
連中をしょっぴくのも 私とアイツだけじゃ 絶対に無理だったもの |
まったく、考えなし なんだから・・・ |
ケイナさんは、ずっと フォルテさんと一緒に 旅してるんですか? |
あの 聞いていいですか? |
何かしら? |
ケイナさんは、ずっと フォルテさんと一緒に 旅してるんですか? |
ん・・・まあ、ね ちょっとワケありで 一緒に旅をしているの |
あんなお調子者だけど 一応、私の恩人だし |
え? |
恩人? |
そ、恩人・・・ 助けられる相手までは 選べないからね |
どういう理由で 二人は一緒に旅することに なったんだろう? |
どんな理由で旅を はじめたんだろう? |
scn102
で、結局 ここに戻ってくること になるわけか |
で、結局 ここに戻ってくること になるわけね・・・ |
仕方あるまい 宿代だって馬鹿になら ないんだ |
節約するに こしたことはない とはいえ・・・ |
さすがにそろそろ 文句のひとつも出て きたようだな |
お前たち! なにをモタモタして おるのだっ!? |
あ、その・・・ |
あっ、やっぱり うるさいのがきた |
黙っておれば、いつま でもブラブラしおって 派閥の任務をなんだと 思っている!? |
お言葉ですが |
我々はけして無為に 過ごしていたわけでは ありません |
野盗退治に関する顛末 は、昨晩きちんと報告 したはずです |
それはお前たちが独断 でとった行動だ 任務がとどこおる理由 にはならん! |
そもそも、冒険者など という犯罪者まがいと 手を組むとは何事だ? |
派閥の体面というもの を考えろ!! |
犯罪者って・・・ あの人たちは、そんな 人じゃありません!! |
*n0! |
・・・フン、まあいい 「成り上がり」のお前 に、体面の話をしても 意味があるまいて |
・・・っ |
むぅ・・・ |
それからこの部屋は、 近いうちに次の見習い の居室にする予定だ |
置いてある私物は処分 するからな |
あははっ いよいよ、本格的に 追放って感じだな? |
うーん・・・ いよいよ、本格的に 追放って感じよね? |
*n0・・・ |
大丈夫だよ、ネス 俺は平気だから |
大丈夫よ、ネス あたしは平気だから |
平気って、テメエ あそこまで好き放題 言われて、よく平気で いられるなァ! |
慣れちゃったからかな どうってことないよ |
いちいち気にしてたら こっちの身が 持たないわよ |
ふーん・・・ ま、テメエがそれで いいんなら、オレにゃ 関係ねえけどよ |
それより急ごうぜ フォルテさんたちと の待ち合わせの時間 そろそろだろ? |
それより急ぎましょう フォルテさんたちと の待ち合わせの時間 そろそろでしょ? |
かーっ、しかしまあ どこにでもいるんだな その手の陰険野郎は |
ほんと! なんか胸がムカムカ してきちゃうわ |
すいません・・・ せっかく食事おごって もらったのに、こんな 話なんかしちゃって |
ごめんなさい・・・ せっかく食事おごって もらったのに、こんな 話しちゃって |
ああ、気にすんなって そんなことぐらいで気 を悪くしたりしねーよ |
それにこいつの神経の 太さは筋金入りだ 消化が悪くなるなんて 心配はご無用さ |
なぁんですってぇ!? |
おぷすっ! |
あはははっ |
いちち・・・ しかし、お前さんたち これからどうすんだ? |
ファナンから街道沿い に旅する予定です |
これといってアテは ないんですけどね |
正直、いって・・・ これといってアテは ないんです |
ふーん・・・ |
なあ、もしよかったら その前にオレたちの 用事につきあって くれないか? |
用事、ですか? |
おいおい、コワイ顔は かんべんしろよ 物騒な話じゃないんだ |
レルムの村って 知ってるか? ここから北に行った 小さな村なんだが |
いえ、聞いたことない ですけど・・・ |
ほら、フォルテ あの話は、やっぱり デタラメだったのよ? |
んなことないって! ちゃんと信用できる ネタなんだし・・・ |
そのレルムって村に なにかあるんですか? |
ああ、そこにな ケガでも病気でも奇跡 で治しちまう「聖女」 がいるらしいんだ |
ええーっ!? |
聞いたこと、ないか? |
・・・一応、噂ならば |
そーら見ろぉ! |
本当、なんだ・・・ |
そうなのか、ネス? |
そうなの、ネス? |
あくまで噂だがな 真偽は定かじゃない |
なぁに、行って確かめ る価値はあるって |
うまくすりゃ、お前の 記憶が取り戻せるん だぜ? |
うん・・・ |
記憶? |
こいつはな なんでか過去の記憶を なくしちまってんだよ |
え!? |
へっ!? |
山の中で倒れていたの を、俺が見つけたんだ がな・・・ |
自分の名がケイナって こと以外は、思い出せ ないんだとさ |
そんなのって・・・ |
ケイナさん |
やあねぇ、そんな深刻 な顔をしないでよ |
普通に生活するぶんに は困ってないし、ね? |
つまり、貴方たちは 「聖女」の起こす奇跡 を頼って、彼女の記憶 を取り戻そうと? |
ま、そーゆーこった |
野盗とやりあったのも 治療に必要な寄付金を 稼ぐためってわけさ |
なるほど・・・ |
そうなんだ・・・ |
アンタたち召喚師なら 奇跡とやらが本物かを 見極められるだろ? |
同行してもらえれば、 助かるんだが・・・ どうだ? |
どうしよう? わかりました そう言われても・・・ ネスに相談しよう |
わかりました |
お、そうか! |
無理しなくていいのよ こっちの勝手なお願い なんだから |
いいんですよ それに俺も奇跡って のがどんなものか 見てみたいし |
気にしないで |
それにあたしも 奇跡ってのがどんな ものか見てみたいし |
タシカニ、興味ヲ ソソラレル情報デスネ |
本当ならすごいこと ですよね、ご主人様っ |
構わないだろ、ネス? |
構わないよね、ネス? |
まあ、よかろう |
噂の真否をたしかめる ことは、派閥としても 有益なことだしな |
そう言われても・・・ なあ? |
そうは言われても・・ ねぇ? |
なぜ、僕に同意を求め てくるんだ? |
え、だって・・・ |
へっ、だって・・・ |
前にも言ったが 決めるのは君の意志だ |
彼女のために同行する のも、関係がないと先 を急ぐも、君の自由だ |
うう、なにもそんな トゲのある言い方しな くたって・・・ |
むぅ、なにもそんな トゲのある言い方しな くたって・・・ |
いや、もういいんだ! 今のは忘れてくれ |
へ? |
たかが女一人の人生を 左右する程度の問題だ アンタたちが気にする 価値なんてないさ |
う・・・ |
む・・・ |
奇跡がデタラメだった としても、金を取られ るだけ。命まで取られ るわけじゃあなし |
うう・・・ |
むぅう・・・ |
一から出直したら それですむよな・・・ 一から、アテもなく やり直せば・・・ |
フォルテの目・・・ かなしそう・・・ |
うにゅううぅ・・・ *n0さぁんっ |
あーっ、もう わかりましたよ! わかりましたからぁ |
その真綿で首を絞める ような、イヤミはもう やめてくださいっ! |
あーっ、もう わかったわよ! わかりましたからぁ |
その真綿で首を絞める ような、イヤミはもう やめてくださいっ! |
あ、やっぱり バレてた? |
当たり前でしょ!? まったく・・・ 本当、無理しなくても いいんだからね |
私なら、大丈夫だから |
うう、そんな顔をされ ちゃうと、かえって 罪の意識が・・・ |
悩んでる、悩んでる ヒヒヒ・・・ |
で、どうする? |
どうするったって ここで断れば、俺だけ 悪者じゃないか!? |
どうするって言っても ここで断れば、あたし だけ悪者じゃない!? |
まさにそのとおりだな |
とほほ・・・ |
まあいいけどね・・・ |
どうしよう、ネス? |
ネス、どうする? |
前にも言ったが、 決めるのは君の意志だ |
うう、それはわかって るんだけど・・・ |
むう、それはわかって るけど・・・ |
まあ、彼らの言うこと に嘘はないようだし |
僕が反対する理由は ないと言っておこう |
なら、引き受けようよ 奇跡がどんなものか、 俺、見てみたいし |
なら、引き受けよっか 奇跡がどんなものか、 あたし、見てみたいし |
あまり期待しないほう がいいとは思うがな |
よーし! そうと決まれば オレたちは今から 旅の仲間だ |
かたっ苦しい 敬語とかは やめにしようや |
そうですね・・・ じゃなくて、そうだね |
そうですね・・・ じゃなくて・・・ そうね |
ふふふ 変に意識しなくても ごく自然な話し方で いいんだからね |
そうですね 自然にいきましょう |
それがいいですのっ |
では、しばらくしてか らまたここで合流する ことにしましょう |
んじゃ、後でな! |
先輩たちが仕事してる 屋敷ってここかな? |
先輩たちが仕事してる 屋敷ってここなんだ? |
住所に間違いはないが どうやら留守らしい |
うーん、残念 出かける前に挨拶して おきたかったのにな |
うーん、残念 出かける前に挨拶して おきたかったのに |
フォルテたち、まだ 来てないみたいだな |
もうすこししてから また来よう・・・ |
フォルテたち、まだ 来てないみたいね |
もうすこししてから また来よう・・・ |
よぉ、どうだ 支度はすんだか? |
どうしよう? まだです はい |
慌てなくていいから ゆっくり支度してきな |
んじゃ、出発するか! |
はぁ・・・ |
どうかしたの こんなところでため息 なんかついて? |
うん、ちょっとね 記憶が戻った後のこと を考えてたの |
ひょっとしたら 思い出さないほうが いいのかなって |
どうしてですか? |
どうして? |
もしもよ、思い出した 記憶が私にとって都合 の悪いことだったら どうする? |
!? |
忘れていたほうがいい つらいことがあったの かも知れない・・・ |
ひょっとしたら とんでもない悪人 だったのかも!? |
なーんて、考えるとね ため息も出ちゃうわけ |
そうだよな、忘れてた ほうがいいことだって たしかにあるもんな |
そうよね、忘れてた ほうがいいことだって たしかにあるもの |
とはいえ、はっきり させなくてもやっぱり 不安なのは同じだし |
あーあ・・・ |
しってるよ |
え・・・? |
おねえちゃんはね *n1と おんなじ・・・ |
シルターンから 来たんだよ? |
*n1 それ、本当か!? |
*n1 それ、本当!? |
・・・(こくん) |
ほら・・・ 似てるよね、着物? |
たしかに、作りとかは 似てるけど・・・ |
シルターン・・・ |
どうしたのかしら なんだか、その言葉 すごく気になるわ |
これは、ひょっとして 当たってるのかも しれないぞ? |
これは、ひょっとして 当たってるのかも しれないわね? |
心配しなくていいよ 記憶が戻ったって 別に今までとなんにも 変わらないって |
心配しなくていいよ 記憶が戻ったって 別に今までとなんにも 変わらないって |
そうかしら・・・ |
すくなくともさ フォルテはきっと 気にしないと思うなあ |
すくなくともさ フォルテはきっと 気にしないと思うけど |
な・・・っ! |
あ、もちろん 俺もそうだからね |
あ、もちろん あたしもね |
・・・そうよね |
なんだか、貴方に話を |
なんだか、貴女に話を |
したら、ちょっとだけ 楽になっちゃった |
ありがとう *n0 |
あれ、あそこにいる 女の子って? |
・・・・・・ |
公園で、ご主人様と ぶつかった子ですね |
相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるぞ |
相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるわよ |
相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるぞ |
相変わらず地面ばかり 見て、あれじゃまた ぶつかるわよ |
・・・はうっ!? |
って、思ってた矢先に いきなり・・・ |
いたたた・・・ お、オデコぉ・・・ |
うわ、痛そう・・・ |
ちょっと、君 だいじょうぶか? |
ちょっと、貴女 だいじょうぶ? |
・・・!? |
あ、ちょっと! |
・・・行っちゃった なにも、逃げなくて もいいだろうに |
・・・行っちゃった なにも、逃げなくて もいいのに |
ご主人様、あの子 ひょっとしてなにかを 探してたんじゃない でしょうか・・・ |
探してた? |
ええ、無意識にだと 思うんですけど |
ない、ない、って つぶやいていたのが 聞こえたんです |
そうか・・・ |
耳がいいんだなあ |
耳がいいのね |
探し物かあ・・・ |
耳がいいんだなあ *n1は |
耳がいいのね *n1は |
そんなことないですよ メイトルパでは、これ が普通なんです |
見たり、聞いたり かいだりすることで 周囲の様子をうかがう ことは |
自然の中で生きていく ためには、どうしても 必要になることですし |
なるほどなあ |
こりゃ、うかつに ないしょ話なんかは できないな・・・ |
なるほどねぇ |
こりゃ、うかつに ないしょ話なんかは できないわね・・・ |
どうかしましたか ご主人様? |
いや、なんでもない なんでもないよ あはははは・・・ |
いや、なんでもない なんでもないのよ あはははは・・・ |
??? |
探し物かあ・・・ |
あの様子だと、かなり 必死なんだろうな |
でも、あんな調子じゃ |
危ないよな。怪我とか |
危ないわね。怪我とか |
するかも知れないし |
よし、次に見かけたら 注意してやるかな |
よし、次に見かけたら 声をかけてあげよう |
そうですね ぜひ、そうしてあげて ください |
あれっ?あの屋台に 誰か来てるぞ・・・ |
あれっ?あの屋台に 誰か来てる・・・ |
あれ、なんでこんな 所に屋台があるんだろ |
あ、誰か来てる・・・ |
こんにちは |
どうもすいません まだ開店の準備が 終わってないんですよ |
あ、いえ それはわかってるん ですけど |
いったい、なにを 売っている屋台なん ですか? |
ああ・・・ この屋台ではソバを 食べさせるんですよ |
・・・ソバ? |
シルターンの食べ物 なんですが、ご存じ ありませんか? |
そっか・・・ だから、お品書きが シルターン文字で 書かれてたんだ |
ちょっと待ってて くださいね・・・ |
? |
ひぃ、ふぅ、みぃ ・・・とおッ! |
わっ! 手際がすごいぞ!? |
わっ!なんだか 手際がすごい!? |
これが、ソバですよ 食べてみてください |
・・・・・・ |
・・・おいしい! |
それはなによりです |
今までこんな不思議な 味の食べ物、食べた ことないですよ |
今までこんな不思議な 味の食べ物、食べた ことないわ |
あ・・・ お金を払わないと |
結構ですよ その一杯はお近づきの しるしということで |
代わりといっては なんですが、この屋台 「蕎麦処・あかなべ」 のことを |
お知り合いにも紹介 していただけると 助かります |
もちろんですよ 機会があったら、絶対 また食べに来ます えーと・・・ |
ええ、もちろん 機会があったら、絶対 また食べに来ますし えーと・・・ |
シオンと申します あかなべの大将って 馴染みのお客さんには 呼ばれてますけどね |
それじゃ、大将 ごちそうさまでした |
はい、またのお越しを お待ちしておりますよ |
あーっ!? |
ど、どうしたんだよ モナティっ? |
ど、どうしたのよ モナティっ? |
シオンさんですの! モナティの知ってる 薬屋さんのシオンさん ですのーっ!! |
いえ、私は薬屋では なくて、ソバの屋台の 大将ですが・・・ |
モナティですのっ! ほら、忘れちゃったん ですのーっ? |
忘れるもなにも・・・ どこかでお会いした ことありましたっけ? |
うにゅうぅぅ・・・っ |
人違いじゃないのか? |
人違いじゃないの? |
そんなことないですの 絶対、絶対ですのぉ! |
あの、すいません 失礼ですけど、貴方の お名前は? |
あの、すいません 失礼ですけど、貴方の お名前は? |
シオンと申します |
ほらほらほら~っ! |
ですが、このお嬢さん とは初対面です |
・・・はえ!? |
世の中には、そっくり |
な人が三人はいると 言いますからねえ |
ははは、面白い偶然 ですねえ |
ははは、じゃない ですのーっ!? |
キツネさんみたいな その目も、のんびり したその喋り方も |
モナティ、間違えっこ ないですのっ シオンさんですのーっ |
いえいえ、別人ですよ しかも初対面です |
タヌキさんみたいな 丸顔のお嬢さん? |
ふにゅうぅぅん・・・ |
ほら、いい加減にして モナティ、行くぞ? |
ほら、いい加減にして モナティ、行くわよ |
ご迷惑かけちゃって すいませんでした |
いいえ、それよりも 次はお客としてぜひ おいでくださいね |
「蕎麦処・あかなべ」 をよろしく・・・ |
あかなべ・・・! |
こら、モナティっ! |
ふにゅにゅうぅっ あれは、あれは絶対に ワザとですのぉぉ!? |
召喚獣ヲ動力トシテ 牽引スル鉄道・・・ |
ナルホド、コノ世界 ナラデハノモノデスネ |
俺も実際に走っている ところは見たことない んだけどね |
でもさ、ロレイラルの 鉄道は機械じかけで すごく速いんだろう |
あたしも実際に走って るところは見たことが ないんだけどね |
でも、ロレイラルの 鉄道は機械じかけで すごく速いんでしょう |
エエ・・・ |
すごいよな *n1は 乗ったことあるのか? |
すごいわね *n1は 乗ったことあるの? |
イエ、でーたトシテハ 知ッテイハイマスガ 自分ハ戦闘機体トシテ 開発サレマシタノデ |
ソレニ、ろれいらるノ 交通機関ハモウ、正常 ニ機能シテオリマセン |
あ、そうか! ロレイラルは戦争で |
はいきょ同然になって いるって、ネスが・・ |
・・・悪かった |
あ、そうか! ロレイラルは戦争で |
はいきょ同然になって いるって、ネスが・・ |
・・・悪かったわ |
ナゼ、謝ルノデスカ? 失言ガアッタトハ思エ マセン |
いいんだ、とにかく 俺が謝りたいって 思ったんだから |
ごめんな *n1 |
いいのよ、とにかく あたしが謝りたいって 思ったんだから |
ごめんね *n1 |
ハイ、了解イタシ マシタ・・・? |
なあ、この湖って たしか、なんとかって いう泉の水がたまって できたんだよな? |
ねえ、この湖って たしか、なんとかって いう泉の水がたまって できたのよね? |
「至源の泉」だ |
・・・なんか、すごく 偉そうな名前だな |
・・・なんか、すごく 偉そうな名前ね |
君のその感想が適当な ものだとは思えんが その名にふさわしい 由来があるんだ |
「エルゴの王」の伝説 は知っているな |
リィンバウムを救った 英雄で、最強の召喚師 のことだろう? |
リィンバウムを救った 英雄で、最強の召喚師 のことでしょう? |
まあ・・・ 間違いではないので よしとしておこう |
そのエルゴの王が 荒れ果てた大地を癒す ために喚びだしたのが 至源の泉なんだよ |
その水はあらゆる命に 活力を与える、不思議 な力をもっていたと 伝わっている |
うわあ・・・ それってさ、今でも 効き目があるのかな? |
へえ・・・ それってさ、今でも 効き目があるの? |
さあな 本当かどうかまでは 知らんよ |
なにしろ至源の泉には 聖王家に連なる者しか 近寄ることを許されて いないんだからな |
そっか・・・ |
だけど、こんなにも 大きな湖を見てると なんだかさ |
信じたくなるよなぁ その伝説も |
そっか・・・ |
だけど、こんなにも 大きな湖を見てると なんだかさ |
信じたくなるわね その伝説も |
・・・たしかにな |
なんか、ずいぶんと 頼りない道だよな 坂とかもやたら多いし |
なんか、ずいぶんと 頼りない道よねぇ 坂とかもやたら多いし |
レルムの村は、林業や 狩猟で生計を立てて いる小さな村だからな 荒れていて当然だ |
村に続く道はどこでも 似たようなものよ |
利用するのは村人だけ 街の人間が村に出かけ る必要なんてないしね |
そうなんだ? |
そうなの? |
ま、誰だってわざわざ 野盗や化け物に襲われ たくはないからな |
こうした山奥の道は そういう連中が隠れる のにうってつけだし |
え!? |
へっ!? |
ご、ご主人様ぁ・・・ |
大丈夫だよ *n1 |
大丈夫よ *n1 |
・・・おにいちゃん |
心配するなよ 大丈夫だってば ・・・たぶん |
・・・おねえちゃん |
そんなに強く にぎらなくても 大丈夫 |
心配ないなーい! こうして大勢で歩いて いりゃ、大丈夫さ |
自分より数の多い相手 にケンカを売るほど、 連中はバカじゃ・・・ |
・・・! |
ま、まさか・・・ 化け物っ!? |
イイエ 化ケ物デハアリマセン |
*n0 落ち着いてよく見ろ |
え? |
へっ? |
人をいきなり化け物 呼ばわりとは、失礼な 小僧じゃな・・・ |
人をいきなり化け物 呼ばわりとは 失礼な・・・ |
ごめんなさい つい、びっくりして |
ふん、まあいいわい その腰の物で斬りつけ なかっただけマシじゃ |
なあ、爺さん アンタひょっとして レルムの村の人かい? |
ああ、そうじゃ わしはレルムの村の 木こりじゃが・・・ |
そういうあんたらは 何者じゃ? 見たところ、行商人 とは思えんが |
私たち、レルムの村に いる聖女の噂を聞いて 来たんですけど |
なんだ・・・ あんたらも、他の連中 と同じ目的か |
村までは まだ遠いのかい? |
村は、この坂を越えた 向こうにあるわい |
それじゃあな |
今のじいさん |
今のおじいさん |
なんか、うんざりした 顔してたけど・・・ |
気のせいかな? |
ひゅー・・・ |
・・・・・・ |
ひょっとして、ここに いる人たちって・・・ |
み~~~~~んな 聖女の奇跡を頼ろうと |
してる人たちなのか? |
してる人たちなの? |
ケッ! 奇跡、奇跡ってかぁ! |
うーん、これじゃ日が 暮れたって、私たちに 順番は回ってきそうに ないわね・・・ |
いや、それ以前に どこが列の最後部かも わからないぞ |
なーに、そんなもの 適当に列ん中に混じっ ちまえば・・・ |
ちょっとフォルテ!? それはさすがに まずいってば |
そこの野郎っ! なに勝手に列に割りこ んでやがるんだ!! |
うわっ!? |
きゃっ!? |
なんのためにわざわざ 列を作って並んでると 思ってんだよ・・・ |
あー、わりぃわりぃ どこが列の最後尾だか わかんなくてさぁ |
はっ、どうだか・・・ 最初っからドサクサで 列に入りこむつもり だったんだろうが? |
テメエらみたいな連中 がいやがるから 俺たちの苦労が絶え ねえんだッ! |
さあ、とっとと この村から 出てきやがれ!! |
ちょっと待ってくれよ そりゃ、列を乱した 俺たちも悪いけど |
出て行けってのは、 あんまりじゃないか |
ちょっと待ってよ そりゃ、順番を乱した あたしたちも悪いけど |
出て行けってのは、 あんまりじゃない? |
そうよ! だいたい なんの権利があって 貴方にそんな命令が できるわけ!? |
そうですの そうですのーっ! |
そっそんな言い方って ないと思います! |
そうだ、そうだー! もっと言ってやれーっ |
権利だァ? はっ、権利ならあるさ |
俺はこの村の自警団員 なんだからな |
ほう? それにしては ずいぶん礼儀がなって ないようだがな |
なにィ・・・? |
喧嘩腰で物を言われず とも、物の道理ぐらい 理解できるさ |
むしろ君のその高圧的 な態度は、かえって 事態を悪化させている としか思えないな |
・・・テメエっ!! |
そこまでだ!! リューグ! |
ちッ・・・ |
あ、あれっ!? 同じ顔が二人??? |
えっ、ええっ!? おっ、同じ顔が二人? |
ほー、双子とは 珍しいなあ |
どんなことがあっても お客さまに暴力をふる うなと、あれほど言い 聞かせただろう? |
口で言ってもわからん 奴らには、このほうが 早えんだよッ |
リューグ! |
はっ、やめたやめた! テメエの説教なんて まっぴらだッ |
そうやって、一人で 偽善者ぶってろ・・・ バカ兄貴がッ!! |
どうもすいません 弟のリューグが、失礼 なことをしてしまって |
いえ、注意されるよう なことをしちゃった俺 たちにも責任はあるし |
いえ、注意されるよう なことをしちゃった あたしたちにも 責任はあるし |
あんたのことよ フォルテ? |
ふんふふーん・・・♪ |
・・・こいつはっ!? |
ぐほぉっ!? |
売り言葉に買い言葉で 返してしまったことも 事実ですから |
ここは、お互いさまと しておきましょう |
そう言ってもらえると 助かります |
ところで、えっと? |
ロッカです レルムの村の自警団長 をさせてもらってます |
ロッカさん 列の一番後ろってどこ なんですか |
列、ですか? |
それなんですが、大変 もうしわけないんです けど・・・ |
ここにいる人たちの後 にも、順番待ちの人が まだ何十人も・・・ |
いいっ!? |
あちゃあ・・・っ |
本当にすいません なにしろ聖女は一人 だけなので |
しょーがないわな |
ま、これだけ長い列が できるってことは 効き目は確かってこと だろうし |
ちょっくら並ばせて もらうとすっか いくぞ、ケイナ |
あ、待ってよ フォルテってば! |
それじゃ、俺たちは どうする? |
それじゃあ あたしたちは どうする? |
あの、もし宜しければ さっきの騒ぎの経緯を 聞かせてもらいたいん ですが・・・ |
それなら、僕が行こう |
あ、俺も・・・ |
じゃ、あたしも・・・ |
君がついてくると かえって話がややこし くなりかねん |
まただよ・・・ |
むー・・・ 決めつけてるしぃ |
村の見学でもしてれば いいだろう? ついでに宿でも探して おいてくれ |
しばらくの間は、ここ に滞在することになり そうだからな |
そう言われてもなぁ |
そう言われてもねぇ |
ニンゲン どうすんだよ、おい? |
どうしたら いいって思う? |
・・・あのな |
しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
どうしよっか? |
・・・あのな |
しかたないわね 適当にぶらついてれば なんとかなるでしょ |
・・・どうするの? |
んー、そうだなぁ |
しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
んーっと、そうねぇ |
しかたないって 適当にぶらついてれば なにかあるわ |
しかたない 適当にぶらついてれば なんとかなるさ |
しかたないって 適当にぶらついてれば なにかあるわ |
うーん、知らないうち に森の中に入っちゃっ たみたいだな |
でも・・・ なんていうか、すごく 静かでいいところだな |
ふわあぁ・・・ なんか、眠くなって きちゃったぞ |
ちょっと昼寝でもして いこうかな |
うーん、知らないうち に森の中に入っちゃっ たみたいね |
でも・・・ なんていうか、すごく 静かでいいとこね |
ふわあぁ・・・ なんか、眠くなって きちゃった |
考えてみれば、ずっと 歩きづめだったものね |
ちょっと、休憩しても いいよね? |
ご主人様ぁ、ちゃんと 宿を探さないと・・・ |
ちょっとだけだよ |
ちょっとだけよぉ? |
ちょっとだけ・・・ |
いいのかなぁ |
あーっ *n0さん サボリはよくないん ですのーっ! |
かたいことは いいっこなしだよ |
かたいことは いいっこなしよ |
むー、怒られても モナティは知りません ですよぉ・・・ |
あるじ殿、宿ノ確保ハ ヨロシイノデスカ? |
まあ、なんとかなるさ たぶん |
まあ、なんとかなるわ たぶん |
・・・・・・ |
・・・ん? |
あわ、あわあわっ! |
きゃあああっ!? |
な、なんだぁ!? |
へっ、なに!? なんなの!? |
ど、ど、どいて くださあ~~いっ!? |
頭上ヨリ落下物接近 緊急回避ヲ・・・ |
無理だってぇーっ!? |
無理だってばーっ!? |
なんだァ!? |
あわわわっ!? |
おんなのひと・・・ |
は、はぁっ!? |
えっ!? |
ごっ、ご主人様っ! 逃げてぇぇぇっ!! |
あわわわっ!? |
ぶ、ぶつかるです のぉぉぉっ!? |
あわわわっ!? |
うわあっ! |
きゃあっ! |
なんでいきなり、木の 上から女の子が降って くるんだ??? |
なんでいきなり、木の 上から女の子が降って くるのよ??? |
いたた・・・ |
まあ、うまく受け止め られたからよかったん だけど・・・ |
大丈夫かい? |
まあ、軽いから あたしでも受け止めて あげられたけど・・・ |
えっと、大丈夫? |
あ、はい 大丈夫ですけど・・・ |
貴方のほうこそ |
貴女のほうこそ |
平気ですか? |
ああ、平気さ さすがにびっくりした けどね |
あたしは、平気 ちょっとびっくりした けどね |
ごめんなさい うっかり足を滑らせ ちゃったんです |
それはいいけどさ どうして、木になんか 登ってたの? |
それはいいけど・・・ なんで、木の上に 登ってたの? |
それは・・・ |
子猫 |
ニャー |
あれ、あんなとこに 子猫がいるぞ? |
あらら、あんなとこに 子猫がいるわね? |
あの子、あそこから 下りられなくなってる みたいなんです |
なるほどね でも、その格好で木に 登るのは、ちょっと 無茶じゃないかな |
なるほど・・・ でも、その格好で木に 登るのは、ちょっと 無茶じゃない? |
・・・見えちゃうわよ |
あ・・・はい・・・ |
ちょっと待ってなよ |
手伝ってあげる 少し待ってて |
よっ、と・・・ |
よいしょっと・・・ |
子猫 |
フーッ! |
おいおい、暴れるなよ 俺はお前を助け・・・ |
暴れないで・・・ 今、助けてあげる |
子猫 |
フギャアアアッ!! |
うわあぁっ!! |
きゃっ!! |
だ、大丈夫ですか!? |
いたたた・・・ |
あの子、しっかり自分 で下りられたみたい ですね・・・ |
そだね・・・ あいたたっ! |
大丈夫ですか!? |
少しひっかかれ ちゃったけどね |
はい、このコも無事よ |
子猫 |
ニャー |
よかった、無事で・・ ありがとうございます |
お安いご用よ? って、あたた・・・っ |
あ、じっとしてて! |
そのまま・・・ |
あれ? |
えっ? |
痛くないから・・・ ほら、痛くない・・・ |
なんだろう、痛みが 引いていく・・・ |
うそっ、痛みが ひいていく・・・ |
ふう・・・ もう、動いてもいい ですよ? |
君が治してくれたの? |
貴女が治して くれたの? |
ええ、あたしの勘違い |
のせいで、貴方に迷惑 |
のせいで、貴女に迷惑 |
かけちゃったんですし |
アメルさまぁ~! どこにいらっしゃるん ですか~!? |
あれ、もう休憩の時間 終わっちゃったのかな |
アメルさま~っ!! |
は~い! それじゃ、あたし 行きますね? |
あ・・・ |
ひょっとして・・・ あの子・・・ |
あ・・・ |
ひょっとして・・・ あの子・・・ |
あ、それから・・・ |
うわ!? |
わっ!? |
*n0さんは いらない人なんかじゃ ありませんよ |
え? |
へ? |
もっと自信をもって くださいね? |
・・・・・・ |
なあ、*n1 |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、*n1 |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
ハイ、あるじ殿ハ 名乗ラレテイマセン |
そう、だよな なのに・・・ |
なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
そう、よね なのに・・・ |
なんで、あの子は あたしの名前を? |
なあ、*n1 |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、*n1 |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
そういや、そうだな |
だよな? |
だよね? |
なあ、*n1 |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、*n1 |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
・・・(こくん) |
なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
なんで、あの子は あたしの名前を? |
なあ、*n1 |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、*n1 |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
はい、そうですね ご主人様は名乗って いないはずです |
だよな? なのに・・・ |
なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
だよね? なのに・・・ |
なんで、あの子は あたしの名前を? |
なあ、モナティ |
俺、あの女の子に名前 教えてないよな? |
ねぇ、モナティ |
あたし、あの女の子に 名前教えてないよね? |
はえ? そうでしたっけ??? |
・・・・・・ |
うん、間違いない 教えてないはずだ なのに・・・ |
なんで、あの子は 俺の名前を・・・? |
うん、間違いない 教えてないはず なのに・・・ |
なんで、あの子は あたしの名前を? |
もしかして・・・ |
あのアメルって女の子 が、聖女なのか!? |
あのアメルって女の子 が、聖女なの!? |
間違いあるまい 君が出会ったその子が この村の聖女だな |
やっぱり・・・ |
事情を話しがてら ロッカから色々と話を 聞かせてもらったが |
聖女の起こす奇跡とは 相手の心に触れること によって、その苦しみ を和らげてやり |
精神的に癒すことで 肉体までも治癒させて しまうものらしい 原理は不明だがな |
はぁ、すごいですねぇ ご主人様 |
うん、そうだよな |
うん、そうよねぇ |
さいこひーりんぐト 呼バレルESP現象 ニ酷似シテイマスネ |
??? |
痛いの痛いの とんでけーってこと ですの? |
うーん・・・ |
でも、たしかに そんな感じだった気も するなぁ・・・ |
でも、たしかに そんな感じだった気も するわね・・・ |
おそらく、君の傷を 治した時に、君の心を 読みとってしまった んだろうな |
不可抗力というものだ あまり、気にするな |
そうか・・・ だからあの子は、俺の 名前や悩んでることが わかったんだ |
そっか・・・ だからあの子は、 あたしの名前や悩みが わかったのね |
いやぁ、まいったぜ 並んだはいいが、列が 進まないのなんのって |
あれ、二人とも列を 抜けて平気なの? |
あら、二人とも列を 抜けて平気なの? |
今日の面会はおしまい この順番札を持って、 また明日並んで くださいですって |
とはいえ、明日のうち に順番が回ってくるの かもあやしいがな |
そうですか |
二人ともごめんね まさか、こんな面倒な ことになってるなんて |
そんな、気にしないで ケイナさんのせいじゃ ないんだし |
とりあえず、どこかで 落ち着こうや 先のことはそれから 考えりゃいい |
*n0 宿のほうは確保できて いるのか? |
あ、あはは・・・ |
あっ、あはは・・・ すっかり忘れてた |
やれやれ・・・ 最初からあてにして なくて正解だったな |
ロッカに頼んで、僕の ほうで泊めてくれる家 を紹介してもらってる そこへ行こう |
オマエ、信用ねーのな |
・・・ほっとけ |
・・・ほっといてよ |
すいません 自警団のロッカさんの 紹介で宿を借して頂き に参りました |
ああ、聞いている |
あ、さっき出会った 木こりのじいさん? |
あら、さっき出会った 木こりのおじいさん? |
なんだ、お前たちか |
ははは、さっきは どーも |
ご迷惑おかけします |
まあ、気にするな 困った時はお互いさま じゃ・・・ |
わしの名は アグラバインじゃ 村の者はみな、アグラ 爺さんと呼んどる |
さあ、ぼけっと立っと らんで中に入れ |
へえ、意外と大きい家 なんだな・・・ |
へえ、意外と大きい家 なのね・・・ |
*n0 失礼だぞ |
わし一人なら狭くても 構わんが、子供たちの こともあるからな |
子供たち? |
あんたらにここを紹介 したロッカと、双子の 弟のリューグはな |
両親を亡くして以来 ここで育ったんじゃよ |
へえ、そうなのか |
もっとも、近頃は 自警団の仕事に追われ て、帰ってこんがな |
聖女の奇跡が噂に なったせいですか? |
まあ、な・・・ |
たしかに、あれだけ 人が集まってしまうと 大変でしょうねぇ |
聖女だの奇跡だの 祭りあげて、村の連中 は騒いどるようじゃが |
連中が喜んどるのは、 そのおかげで村の収入 が増えたことにすぎん |
わしは、そういうのは 好かん |
そうだよな |
聖女っていったって 不思議な力を使う以外 は、普通の女の子なん だもんな・・・ |
すくなくとも、俺は あの子と話していて そう思ったし |
そうよね |
聖女っていったって 不思議な力を使う以外 は、普通の女の子なん だもんね・・・ |
すくなくともあたしは あの子と話していて そう思ったわ |
お前さん アメルに会ったのか? |
あ、はい |
ええ、ちょっと・・・ |
あら、そうなの? |
たまたまね 村外れにある森の中で 話をしたんだ |
たまたまね 村外れにある森の中で 話をしたの |
アメルは昔から、あの 森で遊ぶのが好きだっ たからな・・・ |
元気そうじゃったか? |
ええ、そりゃもう 昼寝していた俺の上に 木の上から落っこちて きたんですから |
ええ。だって、お昼寝 してたあたしの上に 木の上から落っこちて きたんだもの |
どーいう聖女だよ? |
そうか・・・ フフッ、元気ならそれ で充分じゃ |
失礼ですが、貴方は 聖女となにか関係が あるのですか? |
・・・孫じゃよ |
え? |
へ? |
アメルはわしの大切な 孫娘さ・・・ |
しっかし驚いたぜ まさかあのじいさんが 聖女の身内とはなあ |
聖女がその奇跡の力に 目覚めたのは、最近の ことらしい |
事故で怪我した子供を 必死になって介抱して いるうちに、癒しの力 が発揮されたという |
それまではごく普通の 村娘として、この家で 暮らしていたそうだ |
ロッカやリューグたち と、まるで本当の兄妹 のようにな・・・ |
なーるほど とすれば、あの小僧の 露骨な敵意も、ちっと は理解できるぜ |
あのおじいさんにして みれば複雑でしょうね |
複雑って? |
複雑? |
だってそうでしょう? 奇跡の力に目覚めた ばっかりに、お孫さん と引き離されたのよ |
顔もろくに見られない のかもしれない いつでも会えるのなら |
*n0に 元気かどうかたずねた りしないと思うもの |
そっか・・・ |
おじいさん・・・ さみしそうだったね |
・・・かわいそう |
*n1・・・ |
離ればなれだなんて かわいそうですの |
うにゅうぅぅ・・・ |
二人とも、あまり深く いれこまないことだ |
僕たちはこの村の人間 ではない。横から口を 出すべきじゃない |
そーだぜェ? オマエにゃ関係ねェ ことだろうがよ |
けどっ! |
でも、ネス! |
気持ちはわかるがな *n0 |
聖女本人が嫌がってる わけじゃないんだろ? 納得をして今の状況を 受け入れてんなら |
横からとやかく言うの は、おせっかいだぜ 違うか? |
それは、そうだけど でも・・・ |
さあ、もう休もう いつまでも起きている と、明日がつらいぞ |
*n0 |
ネスやフォルテの言う ことが正しいんだって のはわかる |
*n0 |
大切なのは、あの子が 自分の境遇をどう思っ てるかだし・・・ |
*n0 |
俺がもし、あの子の 立場ならどうだろう? |
*n0 |
あんな風に、笑顔で いられるだろうか? |
*n0 |
あたしが仮にあの子の 立場ならどうだろう? |
*n0 |
あんな風に、笑顔で いられるかな? |
*n0 |
・・・・・・・・・ |
なんだっ!? |
えっ、なにっ!? |
なんだ・・・ どうして村が燃えて いるんだ!? |
なに・・・ どうして村が燃えて いるの!? |
熱源ヲ無数ニ 感知、火災デス! |
なんだって!? |
火事って!? |
くろいかげ・・・ いっぱい、いっぱい |
*n1? |
ちかづいてくる・・・ 炎のなかから・・・ こわい、こわいよぅ! おにいちゃんっ! |
ちかづいてくる・・・ 炎のなかから・・・ こわい、こわいよぅ! おねえちゃんっ! |
かっ、火事ですの!? お水っ、お水はどこに あるですのー??? |
ちょっと、モナティ おちついて |
ちょっと、モナティ おちつきなさいって |
ただの火事じゃないぜ 見ろ!! |
た、助けてくれえっ! |
・・・・・・ |
ぎゃああっ!! |
なによ、あいつら 無抵抗の人たち相手に なんてことをしてる のよ!? |
おうおう、こりゃあ まさに、問答無用って ヤツだなァ・・・ |
あ・・・・・・ |
みるなッ!! |
見るんじゃない *n1・・・ こんなこと、見る必要 なんてない・・・ |
見ないで *n1・・・ こんなこと、見る必要 なんてないわ・・・ |
・・・(ぎゅっ) |
あぁ、ひどい・・・ こんなの、こんなの 信じられない・・・ |
*n1 気をしっかりもて! |
*n1 落ちつきなさい! |
野盗か? いや、それ にしては、動きが整然 としすぎてる・・・ |
冷静に分析してる場合 じゃないだろ、ネス! |
・・・? アグラじいさんは!? |
冷静に分析してる場合 じゃないわよ、ネス! |
・・・? アグラおじいさんは? |
家ん中にはいねーぞ |
きっとアメルのところ に行ったんだ・・・ |
きっとアメルのところ に行ったのね・・・ |
*n0!? |
あるじ殿、ドコヘ!? |
放っておいたらみんな 殺される!! |
放っておいたらみんな 殺されるわ!! |
ひどい・・・ |
貴方がたは、どうして こんなひどいことを するんですかっ!? |
・・・・・・ |
・・・お前が聖女か? |
質問に答えてっ! |
・・・・・・ |
連行しろ! |
いやぁ!! |
黒騎士団員 |
・・・うがっ!? |
大丈夫か、アメル!? |
アメル!大丈夫! |
*n0・・・ さん・・・ |
女の子を力ずくでどう こうしようって根性 気に入らねえなぁ |
どういうつもりか 知らないけど、この子 は渡さないんだから! |
・・・・・・ |
だんまりかよ? ますます気にいらねえ 連中だな・・・ |
俺たちから離れないで |
アメル!あたしから 離れないで! |
は、はいっ! |
いったい、なんなんだ この連中は |
いったい、なんなのよ この連中! |
わからん・・・ だが、そこにいる彼女 を狙っていることだけ は間違いあるまい |
アメル、無事か!? |
リューグ・・・ |
お前たちが、この連中 からアメルを守って くれたのか? |
まあ、一応はな |
そうか・・・ |
ねえ、リューグ 村の人たちは、みんな はどこにいるの? |
みんな、ちゃんと逃げ られたんでしょう? そうなんだよねっ!? |
・・・・・・ |
うそ・・・ |
あいつら、一人残らず 殺しやがった |
女も、子供も、病人で さえもッ! |
そんなっ!? |
なんてことを・・・ |
なんてこと・・・ |
警告!前方ヨリ 接近スル者ガアリマス |
くる・・・くるよ つめたいかげが こっちに、くる!! |
??? |
ほう、こんなところに 隠れていたのか |
・・・!! |
??? |
ずいぶん手間がかかる とは思ったが、まさか 冒険者ごときに遅れを とっていたとはな |
漆黒の仮面 こいつが親玉なのか? |
漆黒の仮面 こいつが親玉なの? |
??? |
無駄な抵抗はよせ |
??? |
抵抗しなければ、苦痛 を感じる間もなく全て を終わらせてやろう |
ふ・・・ ふざけんじゃねェ!! |
??? |
・・・・・・ |
リューグ |
ぐああぁっ! |
リューグ!? |
なんて野郎だ・・・ 片手で、あの小僧の斧 をはじきやがった! |
ご、ご主人様ぁ・・・ |
りゅ、リューグさんが リューグさんが!? |
なにをしたのか全然 見えなかった・・・! |
くそぉ・・・ッ |
??? |
我々を邪魔する者には 等しく死の制裁が与え られる |
??? |
例外は、ない |
うおおォォ~ッ!! |
??? |
なに!? |
アグラじいさんっ! |
アグラおじいさんっ! |
無茶だ!? |
わしの家族を殺されて たまるものか・・・ |
命の重みを知らぬ輩に 好きにさせてたまる ものかァァァァッ!! |
??? |
ぬう・・・! |
みなさん、早く逃げて ください! |
ロッカ!? |
あいつは僕たちがここ で食い止めます ですから・・・ |
アメルを! その子を連れて逃げて ください!! |
あたしはいやですっ! おじいさんたちを 置いて逃げるなんて できません!! |
聞き分けのないこと 言わないで! |
貴女が逃げなくちゃ、 あの人たちのしたこと 全部が無駄になるって わからないの!? |
大丈夫だよ、アメル ちょっとお別れする だけだから |
必ず迎えに行くから 先に行っててくれ |
・・・こっちだ! |
さあ、アメル! |
アメル! |
・・・行けえぇっ!! |
ロッカ!リューグ! おじいさぁぁん!! |
走って、走って、走り続けた |
理不尽な怒りを やりきれない気持ちを 必死に振り払うようにして |
どこをどう走ったのか |
追っ手の影を振り切ったと 確信できた時には 俺たちはもう、その場から 動けぬほど疲労していた |
襲撃者におびえながら 初めて過ごす夜 |
闇の中に身をひそめながら 俺は眠ることもできず 沈んでいく月を ただ無言で見つめていた |
自分の無力さ、ふがいなさを 思い知らされた夜だった |
そんな思いを振り切るように あたしたちは ただ、ひたすらに走り続けた |
追っ手の影を振り切ったと 確信した時・・・ あたしは、もう一歩も 動きたくなかった |
疲れていたのは あたしだけじゃなく みんなもそうだった |
襲撃者におびえながら 初めて過ごす夜 |
いっそ、闇に溶けこんで しまえたら・・・ そう思いながら、沈む月を ただ無言で見つめていた |
やれやれ・・・ 次から次へと厄介な ことが続くな |
この様子では、いつに なったらファナンへ たどり着けるのやら |
あ、あのっ ネス・・・ |
ねっ、ねえっ ネス・・・ |
謝っても無意味だよ *n0 結果は変わらない |
うう・・・ |
僕に余計な気をつかう ことなんか考えずに 黙って休んでおけ |
え? |
逃げる途中で倒れでも したら、それこそ迷惑 の極みだからな |
・・・うん |
気をつかってくれてる のは、ネスのほうだ ありがとう・・・ |
気をつかってくれたのは ネスの方ね・・・ ありがとう・・・ |
どうして・・・ こんなことに・・・ |
今はなにも考えちゃ いけないよ、アメル |
疲れた身体で考えて も、よくないこと しか浮かばないから |
今はなにも考えちゃ いけないわ、アメル |
疲れた身体で考えて も、よくないこと しか浮かばないから |
でも・・・っ |
不安なのはわかる でも、俺たちはロッカ たちと約束したんだ |
君を守るって・・・ リューグやじいさんは そのためにあの場に 残ってくれた |
・・・信じよう? 「迎えに行く」って 言葉を |
そして、信じてくれ 俺たちが味方だって ことを・・・ |
不安なのはわかる けど、あたしはロッカ たちと約束したのよ |
あなたを守るって・・ リューグやおじいさん はそのためにあの場に 残ってくれたのよ |
・・・信じましょう? 「迎えに行く」って 言葉を |
そして、信じて あたしたちが味方 だってことを・・・ |
・・・うん |
守らなくちゃこの子を・・・ じいさんたちとの約束を・・・ |
守らなくちゃこの子を・・・ おじいさんたちとの約束を・・・ |
あるじ殿、見張リハ 自分ニ任セテ、休息ヲ トッテクダサイ |
人間ニハ、疲労回復ノ 睡眠ガ必要デス |
わかってるよ だけど、どうしても 周りが気になって |
わかってるわよ だけど、どうしても 周りが気になって |
あるじ殿 |
自分ノ任務ハ貴方ノ |
自分ノ任務ハ貴女ノ |
身ノ安全ヲ守ルコト デスヨ? |
ドウカ、自分ヲ信用 シテクダサイ 危険ガ迫レバ、必ズ オ守リシマスノデ |
うん、わかったよ *n1 ちゃんと休むよ |
ええ、わかったわ *n1 ちゃんと休むわね |
機械兵士は、睡眠を とらなくても平気 なのかな・・・? |
気にくわねェな あの黒い鎧の連中 一方的に斬りまくり やがって・・・ |
ああ、そうだな なにも病人まで襲う 必要はないのに |
ええ、そうよね なにも病人まで襲う 必要はないのに |
ケッ!俺が 言ってるのはそんな ことじゃねェよ |
あれだけ人を殺した くせに、奴ら、感情を ちっとも乱さねえ |
たしかに、あいつらの 落ち着きぶりは不気味 だったな・・・ |
たしかに、あいつらの 落ち着きぶりは不気味 だったわね・・・ |
感情を露わにするのが ニンゲンだろうが? |
あれじゃ人形だぜ ったく、本当に鎧の 中身は入ってんのかよ |
人形か・・・ だから、あんなことが できたのかも知れない |
おにいちゃん・・・ |
おねえちゃん・・・ |
ん? |
おじいさんたち、いつ もどってくるの? |
それは・・・ |
はやく、戻ってあげて ほしいな・・・ |
だって、おねえちゃん かわいそう・・・ |
きっとすぐに戻って くるよ! |
きっと・・・ |
・・・(こくん) |
無事でいてくれよ みんな・・・ |
無事でいてね みんな・・・ |
ロッカさんたち 大丈夫でしょうか ボク、心配で・・・ |
わからないよ、正直 でも、きっと大丈夫だ |
ロッカが言ってたろ? 「迎えに行く」って アメルに |
彼は真面目だから きっと約束は守るよ だから、俺たちもそう 信じないとな |
わからないよ、正直 でも、きっと大丈夫 |
ロッカが言ったでしょ 「迎えに行く」って アメルに |
彼は真面目だから きっと約束は守るわ だから、あたしたちも そう信じないとね |
そう、ですね・・・ |
信じてあげないと いけませんよねっ? |
ああ |
ええっ |
無事でいてくれよ みんな・・・ |
無事でいてね みんな・・・ |
マスター・・・ たいへんなことに なってしまいましたの |
めがさめたら かじになってて わるいひとたちが あばれてたんですの |
わるいひとたちは せいじょのアメルさん をつかまえようと してたんですが |
*n0さんたち みんなのおかげで ぶじににげられました |
いまはモナティの おとなりでねむって ますの・・・ |
アメル、ようやく 眠れたみたいだな? |
アメル、ようやく 眠れたみたいね? |
*n0さん きがついてましたの? |
雰囲気でね・・・ でも、無理もないよ |
雰囲気でね・・・ でも、無理もないわ |
こぼしたなみだで ぬれているアメルさんの めもとはちょっぴりはれて しまっていました |
タオルでふいてあげて いたら、なんだか モナティもかなしく なってきて・・・ |
にゅっく、ううっ ご、ごめんなさいです マスター・・・ |
ないてちゃ、おてがみ かけないですよね だ、だから・・・ |
きょうはここまで つづきは、また・・・ |
ネスティが言っていた ように、襲ってきた 連中、そこらの野盗 じゃねーな |
剣さばきでわかるんだ 訓練でしみついた型が はっきり見てとれたぜ |
なるほど・・・ |
ま、それさえ気づけば なんとかあしらえる 相手だったけどな |
最後にやってきた あの仮面の騎士も? |
あいつは、ちと別格だ 一対一でやりあうには 厄介な相手だな |
だから、無理に戦おう なんて思うなよ 出くわしたら、すぐ 逃げちまえ |
カッコつけて死ぬより みっともなくても生き 延びようとすること |
それが絶対に負けねえ ための、戦いの秘訣さ |
フォルテらしい秘訣だよな・・・ でも、正しいことかも知れない |
フォルテらしい秘訣よね・・・ でも、正しいことかも知れない |
眠れないの? *n0 |
うん・・・ |
ええ・・・ |
気持ちはわかるけど すこしでも休んだほう がいいわ |
でも、こうしていても 奴らがいつ襲ってくる か、不安で・・・ |
あのね、*n0 |
これは、あそこで グースカ寝てる人間が 言っていたことの受け 売りなんだけど |
悪いことっていうのは 心配すればするほど 本当に起きやすくなる ものなんだって |
逆に居直っちゃえば 意外とあっけなく 過ぎていっちゃうの |
そんなものかな? |
そんなものなの? |
そんなものよ |
しっかりなさい? |
一番不安なのは、貴方 |
一番不安なのは、貴女 |
じゃなくて、あの子よ |
守ってあげなくちゃ |
そのためには、貴方が |
そのためには、貴女が |
しっかりしないとね |
うん・・・! |
ええ・・・! |
そうだな・・・ 俺がしっかりしないと |
そうよね・・・ しっかりしないと |
scn103
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
ん・・・・・ |
もう、朝か・・・ |
んん~っ やっぱりベッドだと ぐっすり眠った気が するなぁ |
ん・・・・・ |
もう朝なのね・・・ |
んん~っ 久しぶりのベッドだと ぐっすり眠れるわ |
オハヨウゴザイマス あるじ殿 |
おはよう *n1 |
就寝カラ、オヨソ 12時間ガ経過シテ オリマス |
そっか、俺、そんな に眠ってたんだ |
えっ?あたしってば そんなに眠ってたの |
先日カラノ疲労ヲ 考エレバ、仕方ナイ コトデショウ |
よォ、起きたか ニンゲン? |
おはよう *n1 |
おはよ *n1 |
でけえイビキかいて 眠りやがって |
昨日までの緊張感は どこいったんだよ ったく・・・ |
幸せそうに 眠りやがって |
おめえには危機感 ってものがないのかよ ったく・・・ |
そう言うなって やっと安心して眠る ことができたんだぜ |
ケッ、どうだかな? |
あらぁ *n1も 高いびき上げてた じゃない |
んだとぉ! |
ほらっ!*n1 朝ご飯食べに行くわよ |
ケッ! |
ん?なんだこの 不自然な布団の もりあがりは |
ん?なんなの この不自然な 布団のもりあがりは |
*n1!? |
ん・・・ |
いつの間に、もぐり こんできたんだ? |
いつの間に、もぐり こんできたのよ? |
ふぁ・・・ おにいちゃん・・・ |
ふぁ・・・ おねえちゃん・・・ |
おはよう・・・ |
おはよう だけど、どうして俺の ベッドにいるんだい |
*n1の ベッドはあっちだろ? |
おはよう なんであたしの ベッドにいるの |
*n1の ベッドはあっちよ? |
・・・・・・ |
ひょっとして、また こわくて眠れなかった のか? |
ひょっとして、また こわくて眠れなかった の? |
・・・(こくん) |
しょうがないなあ |
しょうがないわね |
ごめんなさい・・・ |
あんなことがあった ばかりだから、無理も ないとは思うけど |
いいかい、これからは ちゃんと一人で寝れる ようにするんだよ? |
あんなことがあった ばかりだから、無理も ないとは思うけど |
いい、これからは ちゃんと一人で寝れる ようにするのよ? |
・・・うん |
おはようございます ご主人様 ご飯の支度は、もう できてますからね |
ああ、ありがとう すぐに行くよ |
ええ、ありがとう すぐに行くわ |
でも、半日も眠って らしたなんて、よほど お疲れだったんですね |
えっ?俺、そんなに 寝てたんだ? |
えっ?あたし そんなに寝てたの? |
はい、それはもう ぐっすりと・・・ |
うーん・・・ たしかに、これだけ のんびりと眠ったのは 久しぶりかもなぁ |
うーん・・・ たしかに、これだけ のんびりと眠ったのは 久しぶりかもね |
ふにゅぅぅっ!! |
わっ!?モナティ どうしたんだっ!? |
きゃっ!?モナティ どうしたのよ!? |
・・・ルカさぁんっ ダメですのぉ~っ それふぁ、モナティ のおかず・・・ |
ふにゅ・・・ |
寝言か・・・ しかし、毎度毎度 にぎやかなことだよな |
寝言か・・・ しかし、毎度毎度 にぎやかよねぇ |
くかー・・・っ |
モナティ、起きろよ ご飯食べに行くぞ? |
モナティ、起きて ご飯食べに行くわよ |
んにゅ・・・ もうすこしぃ・・・ |
いいのか? モナティのぶんまで おかず食べちゃうぞ |
いいの? モナティのぶんまで おかず食べちゃうよ |
・・・ふぇ!? |
だ、ダメですのっ! モナティのおかず とっちゃ・・・ |
じゃ、お先に! |
ま、待ってください ですのぉぉぉ・・・ |
あら、ようやく 起きてきたみたいね |
おはようございます |
おはよう *n0 |
よぉ、先にメシに させてもらってるぜ |
みんなも起きたばかり なのか? |
みんなも起きたばかり なんだ? |
いや、僕たちはとっく に食事はすませてる |
起きたのは君が一番 最後なんだからな |
あ、ははは・・・ |
あらら・・・ |
無理もないさ あれだけ疲れ果てて いたんだからな |
ゆっくり休むことは できたかい? |
はい、おかげさまで ぐっすりと |
うん、それじゃ次は しっかり食べて体力を 回復しなくちゃね |
*n0さん はい、どうぞ |
ありがとう、アメル |
それにしても びっくりしたよ |
いきなり君たちが ここに転がりこんで 来た時にはね |
泥まみれの 傷だらけって感じ だったもんねぇ・・・ |
すいません 先輩たちの所しか 頼れる場所が思いつか なくって・・・ |
あら、うれしいこと 言ってくれるじゃない |
本当はご迷惑をかけた くなかったんですが、 本部に戻るのもまずい と思ったので |
賢明な判断だと思うよ |
派閥は無用の騒ぎを 嫌うからね。 仲間のことを考えれば 当然の選択だろう |
・・・・・・ |
そういうあんたたちは どうなんだい? 派閥の一員なら、立場 は同じだろ |
ちょっと、フォルテ! |
ところが、そうでも なかったりしちゃう のよねえ |
今の私たちって、派閥 から罰を受けてる立場 なんだもん |
え!? |
どういうことですか? |
前回の任務の時に 個人的な理由で命令に 逆らってしまってね |
除名処分になるところ を、今回の任務につく ことで、特別に許して もらったのさ |
へー! あんたたち 見かけによらず、やる もんだなあ |
信じられません 先輩ほど真面目な方が 命令違反なんて・・・ |
そうですよ ミモザ先輩だけなら わか・・・ひゃ!? |
お口は災いの元よぉ ボクー? |
お口は災いの元よぉ |
いひゃいれふっ へんふぁ~い!? |
いひゃいれふ へんふぁい |
ひゃひゃひゃひゃ! なんてツラだよ こりゃイイや |
ひゃらってあいで ひゃふけろぉぉ!? |
ひゃひゃひゃひゃ! なんてツラだよ こりゃイイや |
ひゃらってあいで ひゃふへなふぁいひょ |
いひゃいれふっ へんふぁ~い!? |
いひゃいれふ へんふぁい |
あっ、あのですね ミモザさんっ |
なぁに *n1くん |
そろそろご主人様の こと、許してあげて くれませんか・・・ |
ひょうひょう! |
ひょうひょう |
いい子ねえ、キミは でも、まだダ~メ |
ちゃんと謝るまでは こ・の・ま・ま |
いひゃい、いひゃい! ふいまへぇぇん!! |
まったく・・・ なにをやってるんだか |
やれやれ・・・ |
でも、それなら余計に 私たちがいるとご迷惑 なんじゃ・・・ |
いいって、いいって |
可愛い後輩クンたちを 守ってくれたんだもの これぐらいの面倒は 見させてよね |
とにかく今は、疲れた 身体を万全にすること が第一だよ |
それから先のことは 改めて考えればいい |
ありがたく、お言葉に 甘えさせてもらうぜ ギブソンの旦那 |
お世話になります |
すいません・・・ |
元気なかったよな アメル・・・ |
無理もないか あれだけのことが あったんだから |
ちょっと、様子を見て こようかな? |
元気なかったわね アメル・・・ |
無理もないかぁ あれだけのことが あったんだから |
少し、様子を見て こようかな? |
考えてみたら、俺たち はもう出発したことに なってるんだっけ |
あんまりウロウロして 見つかったらまずいな うん・・・ |
考えてみたら、あたし たちはもう出発したこ とになってるんだっけ |
あんまりウロウロして 見つかったらまずいわ ね・・・ |
こうやって街の人混み をながめてると・・・ |
なんだかレルムの村で 起きた出来事が、悪い 夢だったような気が してくるなあ |
こうやって街の人混み をながめてると・・・ |
なんだかレルムの村で 起きた出来事が、悪い 夢だったような気が してくるわね |
・・・ん? |
・・・・・・ |
あの人、さっきから やたらと周りを気に してるみたいだけど どうしたのかな? |
おっ、向こうから 誰か近づいてきたぞ |
あの人、さっきから やたらと周りを気に してるみたいだけど どうしたのかな? |
あっ、向こうから 誰か近づいてきた |
・・・・・・ |
・・・わかった そこまで案内を頼もう |
なんか、命令慣れして るって感じだったよな 今の人・・・ |
騎士団の関係者とか なのかもな・・・ |
なんか、命令慣れして るって感じだったわね 今の人・・・ |
騎士団の関係者とか なのかなぁ・・・ |
ありゃ、またあの子だ |
あらら、またあの子だ |
どうしよう・・・ ここにも、やっぱり 見つからない・・・ |
ぐすっ・・・ |
探し物かい? |
探し物? |
!? |
おいおい、そんなに コワイ顔するなよ 別に俺は・・・ |
そんなにコワイ顔 しないでよ 別にあたしは・・・ |
近寄らないでよ! 無礼者っ!! |
・・・は? |
どうせあの女の指図で ワタシを捕まえに きたんでしょ? |
ミニス |
おあいにくさまっ! 誰が捕まったりする もんですか!! |
おい、待てよ!? そんな勢いで走ったり したら・・・ |
ちょっと、待って? そんな勢いで走ったり したら・・・ |
・・・きゃっ!? |
う、うう・・・? |
ふう・・・ ギリギリだけど 救出成功・・・ |
あ・・・ |
このあたりは工事の 途中だから、道が でこぼこしてるんだよ |
走ったりしたら 危ないよ? |
このあたりは工事の 途中だから、道が でこぼこしてるのよ |
走ったりしたら 危ないわよ? |
手・・・ |
ん? |
わかったからっ! 手、離してっ |
あ、ゴメン・・・ |
・・・・・・ |
なにを探してるのかは 知らないけど |
ちゃんと周りも見て いないと危ないぜ 転んだり、ぶつかった りするから |
なにを探してるのかは 知らないけど |
ちゃんと周りも見て いないと危ないわよ 転んだり、ぶつかった りするから |
もしかして・・・ アナタ、公園でワタシ とぶつかった人? |
そうだよ また同じことをしてる から声をかけたんだ |
そうよ また同じことをしてる から声をかけたのよ |
・・・すいません |
まあ、それだけ大事な ものを探してるって ことなんだろうけど |
どうする? なにを探してるのかな? 探すの手伝おうか? |
いったい、なにを 探してるんだい? |
いったい、なにを 探してるの? |
あ、アナタには関係 ないでしょっ!? |
・・・・・・ |
こりゃ、よほど警戒 されてるなあ・・・ |
こりゃ、よほど警戒 されてるわね・・・ |
よかったら、俺も探す の手伝おうか? |
よかったら、あたしも 探すの手伝おうか? |
結構ですっ!! |
・・・・・・ |
あ、あの・・・っ 見つけにくいもの なので・・・ |
う、うん なら、いいんだけど |
えっ、ええ なら、いいんだけど |
・・・・・ |
助けてくれて、どうも ありがとう それじゃ・・・ |
なんだかあの子 無理に強がって、大人 ぶってたけど・・・ |
なんか、心配だなあ |
なんか、心配ね |
用事はすんだのかい? |
はぁい、アメル 用事はすんだ? |
あ・・・ |
無理に笑おうとしなく たっていいんだよ |
君が一番不安だって ことは、みんな、よく わかってるんだから |
ほらほら、あなたの わるいくせよ、それ |
えっ・・・ |
こんなときぐらい 無理して笑わなくても いいのよ |
あなたが一番不安 だってことは、みんな よくわかってるわ |
・・・・・・ |
アグラじいさんたちの ことが心配なんだろ? |
心配なんでしょう? みんなのことが |
それも、あります |
だけど、あたしが一番 心配なのは別のこと なんです |
別のこと? |
別? |
あの黒い兵士たちは あたしを連れ去ろうと してやってきました |
村に火を放って、大勢 の人を殺して・・・ |
あたしを連れて行く ためだけに、あんな ひどいことをしたん です! |
・・・・・・ |
なのに、あたしは こうしてここにいる |
あたしのせいでみんな ひどい目にあったのに あたしは・・・ |
なんて言おう? |
君のせいじゃない 俺たちが心配なの? みんなのおかげだね |
あなたは悪くない 心配してくれてるの? みんなのおかげだね |
君のせいじゃない 悪いのはあいつらだよ |
あなたは悪くない 悪いのはあいつらよ! |
でも! |
君を連れ去るだけなら 他にもやり方はあった はずだよ |
だけど、あいつらは わざわざあんな手段を 選んだんだ・・・ |
君のせいじゃないよ |
あなたを連れ去る方法 なら他にもやり方は あったはずよ |
だけど、あいつらは わざわざあんな手段を 選んだ・・・ |
あなたのせいじゃない |
俺たちが心配なの? |
あたしたちが 心配なの? |
・・・・・・ |
俺たちを、これ以上 巻き込みたくないって 思ってるんだね |
あたしたちをこれ以上 巻き込みたくないって 思ってるのね |
あたしの・・・ |
あたしのせいで迷惑を かけたくないんです! |
あたしをかばって 誰かが傷つくのはもう いや・・・! |
それぐらいなら・・・ |
あいつらの所に行く なんて言わせないぜ |
言っちゃダメよ! その先は言わないで! |
・・・! |
わかってるはずだよね そんなことをしたら 君を逃がしてくれた |
じいさんたちの気持ち が無駄になるって |
わかってるはずよ そんなことをしたら あなたを逃がした |
みんなの気持ちが 無駄になる・・・ |
わかってます |
でも・・・ あたし、つらい・・・ つらいんです |
なにもできない自分が つらいんです・・・ |
みんなのおかげだね 君のおじいさんや ロッカやリューグの |
みんなのおかげよね 君のおじいさんや ロッカやリューグの |
・・・・・・ |
無駄にしちゃいけない |
この子を逃がすために あの場に残ってくれた じいさんたちの気持ち を・・・ |
無駄にしないで |
あなたを逃がすために あの場に残ってくれた みんなの気持ちを |
君がどう思っているか はわからないけど |
俺は君を助けたことを 後悔なんかしてない ネスやみんなも、多分 同じ気持ちのはずだ |
君のことは、俺たちが 守ってみせる |
だから負けちゃダメだ あんな奴らに! |
あなたがどう思って いるのか、 わからないけど |
あたしはあなたを 助けたことを後悔 しない |
でも・・・ |
みんなもそう・・・ 多少なしくずし だったけどね |
でも、後悔はしない みんなもしてないよ きっとね・・・ |
あなたのことは、 あたしたちが 守ってあげる |
だから、自分を信じて 弱い心に負けないで! |
*n0さん・・ |
さあ、帰ろう? |
帰ろう? みんなが待ってるわ |
・・・は、はいっ |
あれ、フォルテ どこかに出かけるの? |
あら、フォルテ どこかに出かけるの? |
おお、ちょっと そこらへんをぶらぶら してくるわ |
ほれ、前に来た時は あいつの治療費稼ぎで 頭がいっぱいでな |
ろくに観光して ねーんだよ、これがな |
あ、でもそれなら ケイナさんと一緒に 行けば・・・ |
あら、でもそれなら ケイナさんと一緒に 行けば・・・ |
わかってねーなあ *n0 |
うるさいやつが一緒 じゃ、ハメを外せねえ だろうがよ? |
あははは・・・ |
あははは・・・ |
さいわい、あいつは ミモザのねーちゃんと おしゃべりに夢中だ |
絶好の機会だろぉ? |
同意を求められても なあ・・・ |
同意を求められても こまる・・・ |
ま、お前もそのうち 連れてってやるからよ |
は、はあ・・・ |
なあおい! オレも連れてけよ! |
こら、*n1 お前はまだ子供だろ |
こら、*n1 君はまだ子供なんだ から・・・ |
ケッ! ニンゲンの基準で 考えるんじゃねェよ? |
こう見えてもな オレはテメエの何十倍 も長く生きてんだ |
えっ!? |
へえ・・・ |
ってワケだからよ さあ、連れてけ!! |
・・・却下 |
!? |
お子さま連れじゃあ 気楽に楽しめん だから、却下 |
だからッ、オレは ガキじゃ・・・ |
歳じゃなくて み・た・め! そんじゃーなっ♪ |
テメエっ! 待ちやがれぇぇ!! |
あきらめるんだな? *n1 |
あきらめなさい? *n1 |
ちくしょー・・・ オレも連れていき やがれぇぇぇ!! |
入るよ、アメル |
アメル、入るわね |
あ・・・ *n0さん |
あたしに、なにかご用 ですか? |
いや、大したことじゃ ないんだけどさ |
元気なさそうだった から、ちょっと様子を 見にきたんだよ |
うん、大したことじゃ ないんだけど |
元気なさそうだった から、ちょっと様子を 見にきたの |
え? |
そんなことないですよ ほらっ、ぜんぜん元気 ですよっ♪ |
・・・ |
あはは、 あたしちょっと 用事を思い出したので |
じゃあ、またあとで! |
あ・・・ |
あら・・・ |
どう見ても、無理して 笑ってたよな。今のは |
どう見ても、無理して 笑ってたわね |
気をつかわなくたって いいのに・・・ |
やあ、*n0 私になにか用かい? |
あれ? モナティも ここにいたのか |
あら? モナティも ここにいたの |
えへへ、だって ギブソンさんたちと 会うのって久しぶり なんですの・・・ |
こっちに戻ってから そろそろ季節も ひと巡りするからね |
そう言えば、モナティ と先輩たちって どういう知り合い なんですか? |
前の任務で、私たちが 最後に訪れた街が サイジェントなんだよ |
そこで世話になった 人たちの中にいたのが 彼女の・・・ |
マスターですのっ |
なるほど・・・って あれ? すると サイジェントの街って もしかして・・・ |
やっと気がついた みたいだね? |
「無色の派閥の乱」が 起こった場所!? |
そのとおりだよ あの時、私たちを助け てくれたのが、彼女の マスターなのさ |
もちろん、彼女も がんばってくれたよ |
へえ・・・・ |
えっへん、ですの♪ |
じゃあ、モナティの マスターって人は かなりすごい召喚師 なんですね・・・ |
それはそうですの だって、マスターは エルゴの・・・ |
こら、モナティ? |
う、うにゅにゅっ! そーでした ナイショでしたの |
ナイショって・・・ |
あまりくわしいことは 話せないんだよ その人からの頼みでね |
そうでなくても 派閥の幹部たちは あの一件には過敏に なっているから |
うう、そう言われると 余計に気になるなあ |
うう、そう言われると 余計に気になるわね |
あわてなくたって きっとすぐに会える ですの! |
モナティが帰る時に *n0さんの ことは、マスターに 紹介しますです |
ああ、そっか そうだったよな |
ああ、そっか そうだったわね |
ふふふ、きっと びっくりするはずだよ |
??? |
いえ、用事というほど のものじゃないんです けど・・・ |
先輩が任務の旅で 西に行った時のことを 聞きたいなって思って |
「無色の派閥の乱」 のことか・・・ |
ええ、なにか参考に なればと思って |
しかし、あれは普通の 旅じゃなかったからな |
宝玉を盗んだ犯人の 足取りを地道に追って いく作業の連続でね とにかく大変だった |
敵の刺客にも、何度か 襲われたよ |
でも、最後には任務を 達成したんでしょう? |
派閥の記録では そうなっているがね 実際は、違うんだよ |
え!? |
宝玉は奪還できずに 犯人たちはその力で 大きな災厄を呼び こもうとしたんだ |
私たちはそれを 食い止めることで なんとか事件を終息 させただけだよ |
旅先で出会った たくさんの人たちに 助けられてね・・・ |
そうだったんですか |
その人たちって きっと、すごく立派で 強いんでしょうねえ |
ふふふ・・・ |
なんで、笑うんです? |
いや、別に・・・ |
ねえ、先輩 もっとくわしく話を 聞かせてくださいよ? |
ああ、そのうちにね |
約束ですよ? |
あら、いらっしゃい *n0 |
あ、邪魔しちゃった かな? |
あ、邪魔しちゃった? |
ううん、そんなこと ないわよ |
彼女のね、記憶の ことについて話して たのよ |
そういえば、いろいろ あって忘れてたけど |
ケイナは記憶喪失を 治すために、アメルの 奇跡を頼るつもり だったっけ・・・ |
あんなことがあった ばかりだから、アメル にお願いするのも気が 引けちゃってね |
彼女にお願いする前に ミモザさんに相談して たのよ |
貴方たち二人の先輩 |
貴女たち二人の先輩 |
なんだから、色々な ことにくわしいと 思って |
ふふふ、まぁね |
選択肢、思いっきり 間違えているような 気がするけど・・・ |
なにか言いたそうね? *n0 |
べ、別にっ! |
ほら、女同士じゃない と色々と相談しにくい こともあるのよ |
それで、なにか わかったんですか? |
それで、なにか わかったんですか? |
彼女は、おそらく シルターンに縁のある 人間よ |
*n1ちゃんが 前に言ってたこと 当たってたみたいなの |
へえ・・・ |
彼女の着ている服ね これがシルターンの 着物ってものなの |
でも、服なんて 買おうと思えば |
ふふーん それが、違うんだなあ |
彼女の服って シルターンでも特別な 衣装なのよ |
たしか、選ばれた乙女 しか着れないだとか なんだとか・・・ |
とにかく、これと似た 格好をした知り合いが そう言ってたのよ |
へえ・・・ |
選ばれたって言われて も、なんか私はピンと こないんだけど・・・ |
あの子がいてくれたら もっと色々とわかるん だろうけど |
来てもらえないん ですか? |
うん、なにせほら 知りあったのが、前の 任務の途中だったから |
あれから旅に出たって 聞いたし、ちょっと 難しいわねえ |
うーん・・・ |
でも、これだけ わかっただけでも充分 助かったもの |
ミモザさんも *n0も そんなに 気にしないでね? |
あ・・・ |
ひなたぼっこかい? *n1 |
ひなたぼっこ? *n1 |
・・・(こくん) |
ここは日当たりも よくて、気持ちがいい もんな |
・・・ふあぁぁっ |
ここは日当たりも よくて、気持ちがいい もんね |
・・・ふあぁぁっ |
おっきな・・・ あくび・・・ |
ねむいの? |
ははは、たっぷり寝た つもりなんだけどな |
ははは、たっぷり寝た つもりなんだけどね |
*n1もね おひるね、すきだよ |
そうなのか? |
そうなの? |
うん・・・ 龍神さまのおやしろの おっきな、イチョウの 木の下でね・・・ |
よく晴れた日に まるまってねるのが すき・・・ |
ああ、わかるわかる そういうのってすごく 気持ちいいもんな |
ああ、わかるわかる そういうのってすごく 気持ちいいもんね |
うん・・・ |
*n1 こんなところで なにしてるんだ? |
*n1 こんなところで なにしてるの? |
ココニハ様々ナ蔵書ガ アルト聞イタノデ りぃんばうむニツイテ ノ基本知識ヲ |
らいぶらりニでーたト シテ蓄積シテオコウカ ト思イマシテ・・・ |
勉強してたわけか |
勉強してたわけね |
大陸ノ地理的情報ハ 記録シマシタ |
続イテ、都市国家ゴト ノ特色ト、政治的立場 ヲ入力シマス・・・ |
そんなにいっぺんに 覚えるなんて、いくら なんで・・・もっ!? |
94BD90B989 A48D9182CC 8B7D90E696 4E |
8366834F83 8C8341 |
め、めちゃくちゃ すごい速さで読んでる あわわ・・・ |
・・・入力完了 でーた分類ト比較ヲ 開始シマス・・・ |
さすが機械兵士 ちょっと、うらやま しいかも・・・ |
フンフン、フフーン♪ |
ずいぶんとご機嫌だな *n1 |
ずいぶんとご機嫌ね *n1 |
あ、ご主人様っ |
*n1は 真面目だよなぁ |
自分からすすんで庭の 掃除を始めるなんて 俺にはとても真似でき そうにないもんな |
*n1は 真面目よねぇ |
自分からすすんで庭の 掃除を始めるなんて あたしにはとても真似 できそうにないもの |
そんな・・・ ボクはただ、自分に できることで |
かくまってくださった ギブソンさんたちに お礼をしなくちゃって 思っただけですよ |
そういうところが 真面目なんだよ、うん |
そういうところが 真面目なのよ、うん |
はあ・・・ そうなんでしょうか? |
*n0 ちょうどよかった 君に用事だ |
俺に用事? |
あたしに用事? |
君を案内しておきたい 場所があるんだ ついて来てくれ |
どうする? うん、わかった ちょっと今は・・・ |
うん、わかった |
ちょっと今は・・・ |
そんなこと言って 外に出かけようとして いたじゃないか |
逃げようたってそうは いかないぞ これから先、君に必要 になることなんだ |
あ、ちょっと ネスってば・・・!? |
案内したい場所って ここ、派閥の本部じゃ ないか・・・ |
案内したい場所って ここ、派閥の本部じゃ ない・・・ |
*n0 そっちの本館じゃない 用があるのは別館だ |
??? |
へっ? |
君は見るのが初めてだ ろうが、ここは召喚術 の作成を代行している 施設だよ |
作成の代行? |
知ってのとおり 召喚術を扱うためには 属性ごとに適性が必要 になってくる |
才能次第では、複数の 属性の召喚術を使える ようになる者もいるが 普通は一属性のみだ |
俺もネスも、まだ ひとつの属性だけしか 扱えないもんな |
あたしもネスも、まだ ひとつの属性だけしか 扱えないけどね |
だが、場合によっては 異なる属性の召喚術が 必要になることもある |
そんな時のために この施設があるんだ |
任意のサモナイト石と 品物を用意し、手数料 を払うことによって |
自分では誓約できない 他属性の召喚術を 代わりに作成して くれるんだよ |
へえ・・・!? |
ただし、派閥の一員で なければ利用すること はできないがな |
それって、やっぱり 外道召喚師なんかが 悪用しないため? |
それって、やっぱり 外道召喚師なんかが 悪用しないためなの? |
それだけじゃないぞ? |
誓約済みの召喚術は 一般人にだって 扱うことができる |
なにも知らない彼らが 偶然、召喚術を発動 させたら・・・ |
昔の俺みたいに 暴発させてしまうかも しれないってことか |
昔のあたしみたいに 暴発させてしまうかも しれない・・・か |
言うまでもないとは 思うが、くれぐれも 気をつけてくれ |
うん・・・ |
こんな便利な場所が あるなら、最初っから 教えてくれよなぁ |
うん、わかった |
でもさあ? こんな便利な場所が あるなら、最初っから 教えてほしかったな |
そんなことをしたら 君は自分で勉強しなく なるだろう? |
う・・・ |
ぐ・・・ |
いいか? ここは けして、楽するための 場所じゃないんだ |
自分で作成できる術は 自力で誓約するのが 召喚師の常識だろう? |
そうでなくても ここの担当者はみんな 多忙になりがちなんだ |
状況によっては 受けつけてくれない 場合もあるんだからな |
はぁい・・・ |
はいはい・・・ わかってまぁーす |
本当ならずっと黙って いるつもりだったが 場合が場合だ |
あの黒い兵士たちと 戦うには、手持ちの術 だけじゃ心もとないと 思ったからな |
なるほど・・・ |
たしかに・・・ |
誰もいない、か |
ということは・・・ |
つまみ食いをするなら 今が絶好の機会って ことだな♪ |
たしか、先輩が とっておいたケーキが このあたりに・・・ |
誰もいない、わね |
ってことは・・・ |
つまみ食いをするなら 今が絶好の機会って ことよねー♪ |
たしか、先輩が とっておいたケーキが このあたりに・・・ |
犬 |
ワンッ!ワンッ!! |
うわわわっ!? |
な、なんなんだよ? いったい・・・ |
うひゃあっ!? |
な、なんなのよぉ? いったい・・・ |
犬 |
ワンッ!ワンッ!! |
こーらっ! |
こらっ、静かになさい |
犬 |
ワンワンッ!・・・ |
まったく・・・ しかし、なんで あんなにほえて たんだろ? |
まったく・・・ しかし、なんで あんなにほえて たのかな? |
子猫 |
にー・・・ |
子猫・・・? |
ひょっとして、あの犬 このチビすけを 追いかけてきたのか |
ありゃ・・・? |
ははあ、あの犬 このおチビさんを 追いかけてたのね |
子猫 |
にー・・・ |
ほら? もう平気だからさ こっちに来いよ |
ほら? もう平気だからさ こっちにおいで |
子猫 |
ぴちゃ、ぴちゃ |
どうだ、うまいか? |
どう、おいしい? |
子猫 |
にー♪ |
よかった・・・ へばってただけで ケガはないみたいだ |
それだけがっついて ミルクが飲めるなら 平気だな? |
よかった・・・ おびえてただけで ケガはないみたい |
ふふふ・・・ ほらほら、ミルクが こぼれてるわよ? |
子猫 |
にゃー、にゃー! |
ん? どうしたんだ 袖を引っ張ったりして |
もしかして、俺に ついて来いって いってるのか? |
ん? どうしたの 袖を引っ張ったりして |
もしかして、あたしに ついて来いって いってるの? |
子猫 |
にゃー! |
あれ、ケイナだ? |
あれ、ケイナさん? |
どうしたんでしょう なんだか、慌てている みたいですけど |
ちょっと二人とも 急いでお屋敷に戻って |
どうしたんだよ いったい? |
どうしたのよ いったい? |
いいから早くっ! |
心配をかけたようだね アメル? |
よぉ・・・ |
ロッカ、リューグ!? |
よかった・・・ 二人とも、無事だった のね? |
本当だよ でも、二人ともよく ここがわかったな |
本当 でも、二人ともよく ここがわかったわね |
再開発区のあたりを うろついてたら、偶然 出くわしたんだよ |
見つけた時は、オレら 以上に、ひでえ格好に なってたんだぜ |
うるせえな なりふり構ってなんか いられるかよ |
正論だな |
でも、本当にご無事で よかったです・・・ |
外見ハトモカク 外傷ガ少ナカッタノガ ナニヨリデス |
でも、よくあの連中 から逃げられたわね |
運が良かったんです 風向きが変わって、火 があいつらに向かって くれたから |
その隙をついて 逃げられたんです |
はっ! てめえらで 放った炎にまかれて りゃ、世話ねぇぜ |
ねえ、二人とも おじいさんは? |
村を脱出する時に 僕らとは別れ別れに なってしまったんだ |
うまく逃げられたとは 思う。たぶん・・・ |
そう、なんだ・・・ |
・・・すまねえ |
ううん、二人が無事に 帰ってきてくれただけ でも、うれしいよ |
・・・(くいくい) |
え? |
だいじょうぶだよ おねえちゃん・・・ |
おじいさん・・・ きっと、無事だから だいじょうぶ・・・ |
・・・ありがとう *n1ちゃん |
なーに、あの仮面野郎 を相手にやりあった すげえじいさんだ |
滅多なことでくたばる とは思えねえよ な、*n0? |
うん、そうだよ きっと大丈夫だって |
うん、そうよ 大丈夫にきまってる |
ええ、そうですよね |
・・・ |
感動の再会は 終わったかしら? |
あ、ミモザ先輩 |
積もる話もあるだろう けど、そこの二人は 怪我人なんだから |
続きはまたあとで いいわね? |
なんて答える? |
考えすぎだよ たしかに変だな ネスは疲れているんだ |
考えすぎよ 言われてみれば ネスは疲れてるのよ |
どうする? |
・・・わかった 俺もここに残る |
・・・わかったわ あたしはここに残る |
*n0 不自然とは思わないか |
なにがだい? |
なにが? |
あの二人がここまで 無事にたどり着けた ことがだ |
俺たちの時みたいに うまく追っ手をまけた からじゃないのか? |
あたしたちの時みたい にうまく追っ手を まいたからじゃない? |
イエ、アノ時トハ 状況ガ違イマス |
けッ!なぁーに 甘いコトぬかしてんだ ニンゲン? |
よく考えてみろ |
僕たちが逃げられたの は、彼らが敵を足止め していてくれたからだ |
邪魔の入らない状態で 連中がみすみす、彼ら を逃がすと思うか? |
考えすぎだよ いくらなんでも |
それにあの二人は、俺 たちよりずっと山道に 慣れてるんだ |
だから、うまく逃げる ことができたんだよ |
考えすぎよ いくらなんでも |
それにあの二人は、 あたしたちよりずっと 山道に慣れてるのよ |
だから、うまく逃げる ことができたんでしょ |
そうですよ、ええ きっとご主人様の 言うとおりですよ |
なら、いいんだが |
言われてみると たしかに変だな |
言われてみると たしかに変ね |
タシカニ 不確定要素トシテハ 都合ガ良スギマス |
ワナノ可能性ヲ考慮 スルベキカモ シレマセン・・・ |
ワナなんじゃ ねェのか? |
ククク・・・ 意外と、アイツらも グルだったり・・・ |
*n1っ!! |
な、なんだよ タダの冗談じゃねェ かよ・・・ |
冗談でも、言って いいことと悪いことが あるんだぞ!? |
冗談でも、言って いいことと悪いことが あるのよ!? |
へえへえ、わかったよ ・・・ケッ! |
連中がなにを企んで いるのかは読めないが |
用心するに越したこと はなさそうだな |
うん、わかったよ |
そうね |
ネスは疲れてるんだよ |
ネスは疲れてるのよ |
・・・? |
ここに来てからも ずっと緊張してる気が するし、ろくに休んで ないだろう? |
ここに来てからも ずっと緊張してる気が するし、ろくに休んで ないでしょ? |
そうですの ネスティさん、無理を しすぎですの |
かも、知れないな たしかに、ちょっと 神経質になってるとは 思うよ |
ダメだよ、それじゃ 神経がもたないぜ |
ダメよ、それじゃ 気がまいっちゃう わよ |
やれやれ、まさか君に 叱られるとはな・・・ |
忠告、ありがたく 受け取っておくよ |
ケイナ |
入るわよ *n0 |
ケイナさん それに、フォルテも |
ケイナさん それに、フォルテも |
なにかあったのか? |
ああ、どうやら お客さんが団体で やって来たようだぜ |
ほーれみろ・・・ 言わんこっちゃねェ |
お客って・・・ まさか!? |
ここに間違いないな? |
部下 |
はい、イオス隊長 あの2名は、たしかに この中に隠れています |
ドウ仕掛ケル? |
この中に対象がいるか を確認しないと、動く に動けないが・・・ |
できるか? |
可能ダ シカシ、時ガ欲シイ |
やってくれ その間に、僕は陣形を 整えておこう・・・ |
あいつらが、貴方たち |
あいつらが、貴女たち |
を襲った連中なの? |
わかりません・・・ あの時は 必死だったし・・・ |
わかりません・・・ とにかくあの時は 無我夢中だったから ・・・ |
どちらにしても 友好的にはとうてい 見えないけどね |
しかし、まさか王都の 中で仕掛けてくるとは 思わなかったよ |
慢心だったな |
すいません 僕たちのせいで・・・ |
不可抗力よ 気にしないで |
さいわい、敵はまだ 私たちが気づいたとは 思っていない |
そこにつけ目がある |
どうすんだい? |
外に出て、ひとつ注意 でもしてきてやるか |
え? |
へっ? |
人の屋敷の前でなにを してるんだ、とね? |
そんなことをさせたら 先輩に迷惑が!? |
じゃあ、私はこれから アメルちゃんを連れて お散歩してこようかな |
裏口からだぞ? |
フフッ、心得てるわよ ケイナさんもどう? |
行ってこいよ オレは、旦那の護衛で 忙しいからな |
・・・うん、わかった |
みなさん・・・ |
さあ、こっち! |
*n0 君も行くんだ |
え? |
そうなの? |
・・・わかった 気をつけろよ、ネス |
・・・わかったわ ネス、気をつけてね |
それはこっちの セリフだ |
ミモザ先輩たちの足手 まといにはなるなよ |
俺もここに残るよ いつまでもあいつらに 好き勝手させるもんか |
ネスだけに、先輩の前 で格好つけさせるのも 面白くないしな |
あたしはここに残る |
ネスだけに、先輩の前 で格好つけさせるのも 面白くないもの |
む・・・ |
ははは、言われたな? |
・・・好きにしろっ |
うん、好きにする |
俺も残るぜ |
あいつらが村を襲った 連中の仲間なら、ただ じゃおかねえッ! |
よすんだ、リューグ 僕たちが出て行ったら あいつらの思うつぼ じゃないか? |
今さら関係ねぇだろ! |
兄貴はアメルんところ へ行けよ・・・ 俺はゴメンだがな! |
やれやれ、こりゃ 説得するだけ無駄って やつだな |
つけくわえるなら その時間もなさそうだ 連中が動き出したぞ |
この屋敷の者か? |
そのとおりだが なんの用事かな? |
とぼけても無駄だよ |
貴方がかくまっている 者たちを引き渡して もらいたい |
素直に引き渡せるなら 最初からかくまったり はしないだろう? |
なるほど・・・ |
総員、行動開始! 速やかに対象を確保 せよ!! |
させるかよぉッ!! |
どうやら、向こうでは 始まったらしいわね |
大丈夫でしょうか |
心配しないで ああ見えて、相棒は 強いんだから |
さあ、急いでここから 離れ・・・!? |
対象ヲ捕捉 コレヨリ確保ニ入ル |
待ち伏せてた!? |
待ち伏せ!? |
黒の・・・ヨロイ!? |
どきなさいっ! |
・・・・・ |
イイ腕ダガ、我ガ装甲 ヲ貫クニハ至ラナイナ |
こいつ、まさか・・・ |
ロレイラルの 機械兵士!? |
でーた照合完了 敵機体ノすぺっく確認 |
後方支援型LD565 射撃戦用機械兵士デス |
我ガ名ハ ゼルフィルド・・・ |
我ガ将ノ命ニヨリ ソノ少女ヲ確保スル! |
なんて答える? ロッカが正しいと思う |
リューグと同じ意見さ |
リューグと同じ意見よ |
誤算だったな これほどの召喚師が ついていたとは |
なにをすかしてやがる テメエっ! |
どうにも、これでは 分が悪いな・・・ |
前方ヨリ敵影! 射撃ガキマス!! |
おにいちゃん! まえっ!? |
おねえちゃん! まえっ!? |
・・・・・・ |
うわわっ!? |
きゃぁっ!? |
気をつけろ! そいつはロレイラルの 機械兵士だ! |
でーた照合完了 敵機体ノすぺっく確認 |
後方支援型LD565 射撃戦用機械兵士デス |
撤退スベキダ、いおす |
コノ騒ギデハ、ジキニ 王都ノ兵士タチモ ヤッテクル |
・・・やむを得まい 総員、撤退する! |
損害ハ軽微、戦闘継続 ニハ支障ナシ ダガ・・・ |
さあ、あとはお前だけ だぞ! |
あとはあなただけよぉ |
任務ノ完遂ナラズ 単体デノ対象ノ確保ハ 至難・・・ナラバ! |
ご主人様っ あぶないっ!! |
な、なんか様子が おかしいですのぉ!? |
うわわっ!? |
きゃぁ!? |
逃げていく・・・ |
ふう、どうやら 切り抜けられたようね |
結局、わかったのは あいつらの名前だけか |
槍使いのイオスと 機械兵士ゼルフィルド 二人とも強かった |
槍使いのイオスと 機械兵士ゼルフィルド 二人とも強かったわね |
あの黒騎士だけでも うんざりだってのにな |
待たせたな、みんな |
騎士団の人たちには 強盗に襲われたって ことにしといたからね |
一応、見回りを強化 してくれるって |
そうですか・・・ |
敵の正体がわかるまで は、うかつに動くのは 危険すぎる |
しばらくはここを拠点 にして、相手の出方を 探るべきだな |
でも、それじゃまた 先輩たちに迷惑が |
でも、それじゃまた 先輩たちに迷惑が |
もう、いつまでも同じ こといわないの! |
これは先輩命令よ そうよね、ギブソン? |
ああ、そうだな |
・・・はい |
先輩・・・ |
俺たちはそれでいいと して、問題なのは あの3人だな |
そうね・・・ |
俺、ちょっと様子を 見てくるよ |
あたし、様子を 見てくるわ |
僕たちがどうしたいか ですか? |
はっ、そんなもん 聞くまでもねえだろ |
相手がなんだろうが 構やしねえ・・・ 全員まとめてぶっ殺し てやるだけだ! |
そんなことできるわけ ないだろう、リューグ |
なんだと・・・ |
あいつらは、僕らが今 まで相手にしてきた ならず者連中とは違う |
現に村で一番強かった お前も、あの黒い騎士 には歯が立たなかった じゃないか!? |
言うなッ!! |
・・・っ |
二人とも、よすんだ! |
ふたりとも やめなさい! |
お、お二人ともっ 落ち着いて・・・ |
ケンカしちゃダメ ですのー! |
ああ、何度だって 言ってやるさ |
僕たちじゃあいつらに 勝てっこない! それがわからないのか リューグ!? |
それじゃどうしろって 言うんだよ・・・ |
死ぬ目にあわされて 村を滅茶苦茶にされて |
アンタは悔しくないの かよ、ええッ!? 泣き寝入りしろって 言うのかよッ!! |
それで争わずにすむの なら、そうすべきだ |
これ以上、無駄な犠牲 を出すことはない |
つくづく・・・ テメエって野郎はァ! |
リューグもロッカも もうやめて! |
・・・ちっ! |
ねえ、どうしてケンカ しなくちゃダメなの? どうして普通に、話が できないの!? |
あたしは見たくないよ こんな二人なんて 見たくない・・・ |
アメル・・・ |
*n0 とか言ったな? |
ああ |
ええ |
ご覧のとおりだ 俺とこの野郎の意見は まっぷたつさ |
で、アンタはどっちに つくんだ? |
俺は・・・ |
あたしは・・・ |
ロッカが正しいと思う |
戦わずにすむのなら 絶対にそのほうがいい |
はっ、そうかよ テメエらもバカ兄貴と 同じ、臆病者かよ |
そう思うなら、それで 構わないさ |
でも、戦えばアメルが それだけ危険な目に あうってことだけは 忘れるなよ? |
そう思うなら そう思って構わないわ |
でも、戦えばアメルが それだけ危険な目に あうってことだけは 忘れないで・・・ |
・・・・・・ |
リューグと同じ意見さ |
ロッカの言うことが 正しいのはわかる だけど・・・ |
黙っていてもあいつら は襲って来るんだ 火の粉を振り払い続け ることはできない |
元凶を断たなくちゃ 災いは終わらないんだ |
リューグと同じ意見よ |
ロッカの言うことが 正しいのはわかる けど・・・ |
黙っていてもあいつら は襲って来るのよ 火の粉を振り払い続け ることはできない |
元凶を断たなくちゃ 災いは終わらない |
そのために犠牲が出る とわかっていてもか |
そうならないための 方法を見つければいい |
そうならないための 道を探せばいい・・・ できるはずよ、きっと |
・・・・・・ |
アメルは どうしたいんだ? |
アメルは どうしたいの? |
あたしは・・・ |
みんなが無事でさえ いてくれれば、それ だけでいいんです |
それだけで・・・ |
よお |
リューグ・・・ どうしたんだよ その格好は・・・ |
リューグ・・・ どうしたの その格好は・・・ |
俺は俺のやり方を とおすだけさ お前らとはつきあって いられねえ |
まさか、一人で連中と 戦うつもりか!? |
あんた、一人で連中と 戦うつもりなの!? |
・・・・・・ |
考えなおすんだ! |
無茶よ! |
こいつはテメエに くれてやる 世話になった礼だ |
護りの指輪を手に入れた! |
アメルとバカ兄貴は 任せたぜ・・・ |
リューグ |
あばよッ! |
リューグ!! |
色々とお世話に なりました |
どうしても、行くと いうんだね |
すこしでも早くアメル を祖父に会わせて安心 させてやりたいんです |
今の僕にできることは それしか思いつかない ですから・・・ |
ロッカ・・・ |
これをあげるよ 幸運のお守りだ |
幸運の指輪を手に入れた! |
二人のことを守って やってほしい |
わかったよ、ロッカ 約束するから・・・ |
わかった、ロッカ 約束するわ・・・ |
頼んだよ |
止めることは出来なかった 去っていく彼の背中には それをはっきりと拒むだけ の決意があったから |
道はひとつではない |
幾重にも分岐し、複雑に 絡み合うその中を 迷いながら俺たちは進んで いかなくてはならない |
それが本当に正しいのか 誰にも知ることは出来ない |
それでも俺は信じたい |
彼の選んだ道と 俺たちの選んだ道が いつかどこかで 再び重なり合うことを |
たどり着くその先に 望んだ結末があることを |
あたしに彼を止める 資格があったのかな? |
たとえ止めるだけの 資格があったとしても 無理だってわかってた |
決意のこもったあの背中は 大きな岩のようにも見えた |
彼は自分のすすむべき道を 自分で選んで あたしはあたしの道を選んだ |
それがたまたま違う道だった それだけのこと・・・ 今は、そう思うことにする |
でも、きっと、いつか お互いの道はすれ違う |
あたしは信じてる 選んだ道は違っても お互いが前進を続ける限り |
いつかまた、会えるって お互いに選んだ道が 別れの道じゃなくって |
再会を約束した道だって あたしは信じてる |
襲ってきたあいつらは 黒騎士の手のものだと 思って間違いあるまい |
でも、前と比べると 一人一人の動きが ばらついていたけど |
おそらく、足りない 人手をそこらで集めて 使ったんだろう |
傭兵や冒険者の中には 金次第でどうとでも 転ぶ者も多いからな |
あのゼルフィルドって 機械兵士も? |
いや、それは違う 機械兵士はそう簡単に 使えるものではない |
召喚するにしろ、遺跡 から発掘するにしろ 手間も費用もバカには ならないはずだ |
ということは・・・ |
やつらの背後には それだけ力のある 組織がついていると いうことだ |
そしてその組織は それだけの価値を アメルに認めていると いうことにもなるな |
そこまでしてアメルを 狙うなんて、いったい どうして・・・? |
そこまでしてアメルを 狙うなんて、いったい どうして・・・? |
・・・・・・ |
元気を出せよ、アメル こうなったのは君の せいじゃない |
二人には、二人なりの 考えがあって、それで 別行動をとっただけさ |
元気を出して、アメル こうなったのはあなた のせいじゃない |
二人には、二人なりの 考えがあって、それで 別行動をとっただけよ |
それでも、やっぱり さみしいですよ・・・ |
・・・・・・ |
・・・そうね |
ロッカもリューグも 昔からよく言い争って いたけれど |
こんなことがなければ 別々に行動したりは しなかったと思います |
私のせいだ、って 思うのが間違いなのは わかってます でも・・・ |
アメル・・・ |
帰ってきてほしい それが無理ならせめて |
無事でいてほしいです 無事で・・・ |
アメルの心配 ちゃんと伝わってる はずだよな・・・ |
リューグ? |
ロッカ? |
アメルの心配 ちゃんと伝わってる はずよ・・・ |
リューグ? |
ロッカ? |
まさか、あいつらも 機械兵士を連れている とは思わなかったよ |
まさか、あいつらも 機械兵士を連れている とは思わなかったわね |
後方支援型ノ機械兵士 ハ、各種射撃兵器ト ヨリ高度ナ索敵機能ヲ 保有シテイマス |
だから、あれだけ迅速 な行動をとれたのか |
だから、あれだけ迅速 な行動をとれたのね |
間違イナイデショウ |
すぺっくデ見レバ 近距離格闘型デアル 自分ノ方ガ不利デス |
そんな・・・ |
デスガ、あるじ殿 心配ハ必要アリマセン |
ドノヨウナ事態ニ ナロウトモ、自分ハ |
貴方ヲオ守リシマス |
貴女ヲオ守リシマス |
ソレガ自分ニトッテ 最優先サレル命令ナノ デスカラ・・・ |
守ってくれるのは うれしいけど、でも どこか間違ってる気が する・・・ |
守ってくれるのは うれしいけど、でも どこか間違ってる気が する・・・ |
ワナだったな? |
う・・・ |
・・・ |
オレの言ってたとおり だったよなァ? |
ほれ、どうした? なんとか言ってみろよ ニンゲン!? |
悪かったよ・・・ |
悪かったわよ・・・ |
はァ、聞こえねぇなぁ |
俺が悪かったよ! その、お前の言うこと 信じなくて・・・ |
あたしが悪かった! その、お前の言うこと 信じなくて・・・ |
ヒャハハハハッ! そういう言葉がずっと 聞きたかったんだよ |
どうも、テメエは ニンゲンの中でも特に お人好しって種類の ようだからなァ |
ちっとは人を疑うこと をおぼえるこったな |
うう・・・ |
まァ、なんなら このオレが指南して やるからよ? ひゃははははは! |
言い返せなかった くっ、くやしい・・・ |
言い返せなかった くっ、くやしい・・・ |
ねえ・・・ どうして、あの人 いっちゃったの? |
けんか、したの? |
そうじゃないよ 俺たちとは別に、やる ことを見つけたから |
別の道に行ったんだ それだけだよ |
そうじゃないわ あたしとは別に、やる ことを見つけたから |
別の道に行ったのよ それだけ・・・ |
ひとりぼっち・・・ |
さみしくないのかな? |
それは・・・ |
そうね・・・ |
*n1は・・・ いやだな・・・ |
ひとりぼっちは・・・ いやだな・・・ |
彼は気づいてるのかな この子が心配してる ひとりきりってことの 重さを・・・ |
あたしは気づいてるの この子が心配してる ひとりきりってことの 重さを・・・ |
行っちゃいましたね |
ああ、だけど 俺にはそれでも止める ことはできなかったよ |
ええ、だけど あたしには、止める ことはできなかった |
しかたないと思います |
それに、きっと大丈夫 だとボクは思います |
え? |
だって、あのお二人は アメルさんとの約束を ちゃんと守ったじゃ ないですか |
そして、今度は ご主人様と約束をして いかれました・・・ |
だから、絶対に帰って きてくれますよ |
そうだな・・・ 俺が約束を守ったこと たしかめてもらわない と困るもんな? |
そうね・・・ あたしが約束を守った ことたしかめてもらわ ないと困るものね? |
その時のためにも 絶対に約束を守って みせないとな! |
その時のためにも 絶対に約束を守ら ないとね |
はいけい、マスター このまえは、なんだか ちぐはぐになって ごめんなさいでした |
あれからモナティたち うまくゼラムまで にげることができて |
いまはギブソンさんと ミモザさんのおうちに おせわになってます |
なんと、このおうちに おふたりだけで くらしてるんですよ? |
フィズちゃんにきいた 「どーせい」ってもの かもしれないですの |
それはさておき・・・ |
ギブソンさんと はなしてたとき マスターのことが わだいになりました |
*n0さんは マスターのことを すごいなあってほめて くれて・・・ |
モナティ、とっても じまんでしたの♪ |
こら、モナティ なにをニヤけた顔して 手紙書いてるんだよ |
あら、モナティ なにをニヤけた顔して 手紙書いてるの? |
・・・ふえ? |
そのままだと ヨダレでインクが にじんじゃうぞ? |
そのままだと ヨダレでインクが にじんじゃうわよ? |
ふにゅにゅっ!? |
*n0さん マスターとあったら きっとびっくりする はずですの・・・ |
はやく、そうなったら いいなって、モナティ おもいます |
それでは、また おてがみしますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
まさか、王都の中まで 追いかけてきやがる とはな |
オレとしたことが 油断しちまってた あいつらの尾行にも 気づかないなんてよ |
しかたないさ 油断してたっていうの なら、みんな同じだよ |
それだけ 向こうのやり方が 徹底してるって事さ |
しかたないわよ 油断してたっていうの なら、みんな同じよ |
それだけ 向こうのやり方が 徹底してるってこと |
にしても、あんな物騒 な連中が平気で街中を 歩けるなんて |
王都の警備ってのも 質が落ちたもんだぜ まったく・・・ |
前はそうじゃなかった んだ? |
巡回する兵士の数は 昔より減ってるな ま、住んでる人間の数 も増えてはいるから |
手が回らないってのも わかるんだがよ |
王都にいるから安全だって、 頭から思いこむのは危険なんだな |
王都にいるから安全だって、 頭から思いこむのは危険なのね |
なんか、自信なくし ちゃいそ・・・ |
どうして? |
私、弓の腕だったら それなりに自信あった んだけど |
あのゼルフィルドって 機械兵士には、全然 通じなかったからね |
一緒に戦ったミモザ さんの召喚術のほうが ずっとすごかったし |
比べることなんて ないって |
ケイナの弓のおかげで 俺たち、何度も助け られたし、自信もって いいと思うよ |
比べることなんて ないって |
ケイナの弓のおかげで あたしたち、何度も助 けられたし、自信もっ ていいと思うよ |
ありがと *n0 |
でもなあ、あの銃って いう武器の威力は 弓とはケタ違いだった からなぁ |
うーん・・・ 私にも使えるかしら? |
さ、さあ・・・ |
そうなれば頼もしいと思うけど 個人的にはやめてほしいなぁ 銃は・・・ |
すいません *n0さん |
無関係な貴方たちを |
無関係な貴女たちを |
すっかりまきこんで しまって・・・ |
いいんだよ、ロッカ あいつらを敵に回した のは、それとは別の ことなんだから |
アメルや君が関わって なくたって、俺は多分 あの村で戦っていたと 思うし・・・ |
いいのよ、ロッカ あいつらを敵に回した のは、それとは別の ことなんだから |
アメルや君が関わって なくたって、あたしは 多分あの村で戦ってい たと思うし・・・ |
お優しいんですね |
ははは、ネスに 言わせたら、タダの お人好しってこと らしいけどね |
そうかな、ネスに言わ せたら、タダのお人好 しってことだけどね |
リューグの奴にも 見習わせてやりたい ですよ |
復讐だなんて言っては いたけれど、あいつは ひょっとして |
僕に対する反発心で 飛び出していったの かも知れないんです |
ロッカ・・・ |
大丈夫だよ リューグは、たしかに 君のことを嫌っていた かも知れないけど |
それだけの理由で アメルを放り出して 出ていくような奴じゃ ないと思う |
ロッカ・・・ |
大丈夫だよ リューグは、たしかに 君のことを嫌っていた かも知れないけど |
それだけの理由で アメルを放り出して 出ていくような奴じゃ ないわ |
*n0さん |
だから、今は信じよう リューグが自分なりに 納得できる答えを 見つけだして |
自分から帰ってきて くれることをさ |
今は信じましょう リューグが自分なりに 納得できる答えを 見つけだして |
自分から帰ってきて くれることをね |
そうですね・・・ |
無茶だけは絶対にして くれるなよ・・・ リューグ・・・ |
口ではああ言ってても やっぱり兄弟なんだな 二人は・・・ |
口ではああ言ってても やっぱり兄弟なのね 二人は・・・ |
あいつがアメルを 置いていくなんてな |
とても信じられねえぜ |
うん、俺はてっきり アメルも連れていくの かと思ってた |
ええ、あたしはてっき りアメルも連れていく のかと思ってた |
はッ!自分一人より テメエらに任せといた ほうが、安全だって 考えたんだろうよ |
あの野郎の、そういう 妙に冷静なところが 俺は気にくわねぇんだ |
でも、俺たちは戦いを 避けないってロッカに 言ったんだぜ? |
でも、あたしたちは戦 いを避けないって ロッカに言ったのよ? |
戦うのは構わないが アメルのことは絶対に 守れっていうのさ |
ったく、厄介な課題を 置いてきやがって |
とっととジジイを 見つけて戻ってこい バカ兄貴が・・・ |
口ではああ言ってても やっぱり兄弟なんだな 二人は・・・ |
口ではああ言ってても やっぱり兄弟なのね 二人は・・・ |
scn104
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
なんて答える? |
いや、うまいよ あったかい味だね おイモ好きなの? |
ううん、美味しいわよ あったかい味よね おイモ好きなの? |
あれ、なんか今朝は いつもより料理が豪勢 じゃないか? |
あら、なんか今朝は いつもより料理が豪勢 じゃない? |
起きてくるなり 挨拶も抜きでそれか まったく・・・ |
あはは、ゴメン あんまり美味しそうな 匂いがしたからさあ |
おはよう、ネス だって、あまりにも いい匂いがしたのよ |
うまそうな匂い させてんじゃねぇか? |
だよな? *n1 |
あら、気が合うわね? *n1 |
早く食わせろって |
なんだかんだ言っても 似たもの同士だな |
う・・・ |
でも・・・ 本当においしそう ですの・・・ |
うまそうだよな モナティ |
おいしそうよね モナティ |
はいですの |
ヨダレがたれてるぞ みっともない |
あ・・・ |
結構なことじゃないか 起きてすぐ空腹を感じ るのは健康な証拠だよ |
へへへ |
スープにサラダ・・・ おっ、揚げ物まである |
でも、朝からこんなに 凝った料理をいったい 誰が? |
ギブソン先輩も ああ言ってるしね |
スープにサラダ・・・ えっ、揚げ物まである |
でも、朝からこんなに 凝った料理をいったい 誰が? |
野菜の皮も剥けない 誰かさんの作品でない ことは間違いないな うん、うん・・・ |
お黙んなさい |
ほぶっ!? |
ミモザ先輩ですか? |
んー、そう言って自慢 したいんだけどなー 私じゃないのよねぇ |
お待たせしました パン、焼き上がったん で、どうぞ召し上がっ てください |
え・・・アメル? |
へっ・・・アメル? |
あ、*n0さん おはようございます |
さあ、座って 冷めないうちにどうぞ |
あ、うん・・・ |
え、ええ・・・ |
謎はとけたかな? *n0 |
じゃ、これ、全部 アメルが作った料理 なの!? |
はい、まあ・・・ *n1くんに お手伝いしてもらえた おかげですよ |
え、でも、僕はすこし 手伝っただけですよ |
作ったのは、ほとんど アメルさんですから すっごく手際がよくて びっくりしました |
みんなで暮らしていた 時は、台所はアメルの 領分だったんですよ |
へえ、道理で・・・ |
感心してねえで食うぞ 冷めちまうだろうが |
アメルの手料理なんて ずいぶんと久しぶり なんだからな・・・ |
あ、うん |
台所に立つのって 久しぶりだから、つい 張り切りすぎちゃって |
ちょっと多すぎたかな |
問題ないなーい こんだけうまけりゃ オレはもう、どしどし 食っちまうぜぇ! |
んもう、フォルテ! 食べるかしゃべるか どっちかになさいよ |
ほう、このパン 不思議な歯触りだね |
おイモの粉を混ぜて いるんです |
村の畑でも作れる 数少ないお野菜 でしたから |
生活の知恵だな |
そういえば他の料理 にも、どこかしらに イモが使ってある ような・・・? |
あの・・・ *n0さん |
お口にあいません でしたか? |
いや、うまいよ |
ううん、美味しいわよ |
よかった・・・ |
おかわりもあります から、たくさん食べ てくださいね |
うん、それじゃ遠慮 なく食べるぞぉ♪ |
それじゃ遠慮なく |
あったかい味だね |
あったかい味よね |
え? |
いや、俺ってさ こういう家庭料理って ほとんど、食べたこと ないからさ・・・ |
なんか、うれしくて |
いや、あたしってさ こういう家庭料理 食べたことないから |
なんか、うれしくて |
・・・ |
ははは、あのさ スープのおかわり くれるかなぁ? |
あのさ、アメル スープのおかわり くれるかな? |
・・・あ、はい! よそってきますね |
大盛りで頼むよ |
大盛りでね♪ |
・・・はい |
おイモ、好きなの? |
ええ、大好きです♪ |
おイモさんはとっても すごいんですよ |
「さん」付け!? |
年に何度もとれるし 栄養もたっぷりだし |
おまけに保存も効くん ですから! |
は、はあ・・・ たしかにすごいよね |
あっ、あははは たしかにすごいわね |
ええ、ですから たくさん召し上がって くださいね |
ふう、食べた食べた 満腹だあ |
ちょっと食べ過ぎかな ・・・まっいっか! 美味しかったしね |
おなか・・・ まんまる・・・ |
・・・(さわさわ) |
あはは、よせって くすぐったいよ *n1 |
・・・(ぽむぽむ) |
まんまる、まんまる♪ |
*n0 ちょっといいか |
どうした、ネス? |
ネス、どうかした? |
ちょっと出かける用が できたんでな 夕方まで留守にするよ |
出かけるって どこへだい? |
出かけるって いったい、どこへ? |
調べ物とか、まあ いろいろだ・・・ |
くれぐれも言って おくが |
僕が留守にしてるから といって、だらけてる んじゃないぞ |
むう・・・ |
もう・・・ |
あの一件以来、連中は こちらに手を出しては きていないが |
彼女が狙われてること に変わりはないんだ くれぐれも、うかつな ことはするなよ |
わかってるよ |
わかってるわよ! 心配性なんだから |
蒼の派閥 召喚ショップ |
あれ、なんだろう この音? |
なに? この音色? |
きれいな音色ですねぇ |
あそこにいる人が 演奏してるみたいだな |
あそこにいる人が 演奏してるみたいね |
ん? |
あ、ごめんなさい 邪魔しちゃいました? |
あ、ごめんなさい お邪魔しちゃって・・ |
いえいえ、そんなこと はありませんよ |
人前でこうして楽器を 奏でることが、私の 仕事ですからね |
ひょっとして 吟遊詩人さんですか? |
ええ、そうですよ 可愛らしいお嬢さん |
私は吟遊詩人のレイム といっても、まだまだ 修行中なんですけどね |
ええっ!? そんなに上手なのに |
ええっ!? そんなに上手なのに |
ふふふ、お世辞でも 嬉しいですよ ええと・・・ |
あ、俺 *n0です |
あ、あたし *n0です |
アメルです |
*n0くんに |
*n0さんに |
アメルさんですか |
いくら演奏がうまくて も、それだけではダメ なんですよ |
本当の吟遊詩人に 必要な語るべき歌を 私はまだ持って いないのです |
語るべき歌? |
ええ、歌です まだ誰も知らない真実 の物語です |
どこかにあるはずの そんな歌を、私はこの 手で見つけたい |
へえ・・・ |
ああ、すいません 初対面の方に、こんな わけのわからないこと を言ってしまって |
ううん・・・ とても素敵ですよ |
見つかるといいですね そんな歌が |
見つかるといいですね その歌・・・ |
ありがとうございます その時には、ぜひ お二人にも聴かせて さしあげますよ |
それでは、失礼します 機会があれば、また お目にかかりましょう |
きれいな音色ですねぇ |
なんだか、向こうの ほうが騒がしい みたいですけど? |
どうする? 今度こそ捕まえてやる 関わりたくない |
どうする? かばってやる 言いきかせる |
なんだろう? |
まあいいか |
まあいっか |
どいて、どいてぇ!! |
あいつ、前に見かけた はぐれ召喚獣じゃ ないか? |
あいつ、前に見かけた はぐれ召喚獣じゃ ない? |
この泥棒めぇ・・・ 毎度毎度、好き放題に かっぱらいやがって |
今日こそ、絶対に 逃がさんぞぉっ!! |
泥棒って・・・ あの子かしら? |
両手にいっぱい 食べ物を抱えてます けど・・・ |
ふふーん、だ そんなんじゃユエルは 捕まんないよーっ? |
はあ、はあ・・・ だ、誰か・・・っ 頼むから、そいつを 捕まえてくれぇ!! |
前に捕まえようとして あいつに思いっきり かみつかれたからなあ |
またあんな目にあう のは、ゴメンだし 悪いけど、関わるのは よそう・・・ |
きゃんっ!? |
さあ今度こそ、もう 逃がさないぞ |
さあ今度こそ、もう 逃がさないわよ |
人のものを勝手に とったらいけませんよ |
ヤだヤだあっ! |
ウゥゥゥゥ・・・ ガウッ!! |
おっとっと! |
きゃあ!! |
もががが・・・!? |
そうそう噛みつかれ ちゃ痛いからな 悪いけど、その口は 閉じててもらうぞ |
そうそう噛みつかれ ちゃ痛いからね 悪いけど、その口は 閉じててもらうわよ |
むーっ、むーっ! |
ああ、どなたか 知りませんが、どうも ありがとうございます |
こいつめっ! |
あぐっ! |
ちょ、ちょっと 気持ちはわかります けど、落ち着いて! |
ちょ、ちょっと 気持ちはわかります けど、落ち着いて! |
そうですよ! 暴力はいけませんっ |
そうは言いますがねえ こっちは、毎日毎日 品物を盗まれ続けて きたんですよ? |
これぐらいしないと 腹の虫が治まりません |
・・・ぷはっ! |
ユエル、盗んでなんか いないよっ! ちゃんと、もらうねっ て言ったよっ!? |
え? |
なにを言ってるんだ 金も払わないで 偉そうに・・・ |
食べきれない獲物は みんなでわけて食べる ものじゃないかっ |
それを一人で欲張って 見せびらかして このケチ~っ! |
なっ、なんだとぉ!? |
そうか、この子は はぐれ召喚獣だから 価値観が俺たちとは 違うんだ・・・ |
自分のしたことが この世界での悪いこと だって、わかってない だけなんだ・・・ |
そうか、この子は はぐれ召喚獣だから 価値観があたし達と は違うんだ・・・ |
自分のしたことが この世界での悪いこと だって、わかってない だけなんだ・・・ |
も、もう許せんっ 憲兵に突き出して やるっ! |
・・・!! |
牢屋に放り込んで 二度と外に出られない ようにしてやるからな |
や、ヤだようっ! 閉じこめられるのは もうヤだあぁぁっ!! |
待ってください この子は、見たとおり はぐれ召喚獣です |
この世界の理屈が わからなくて、だから あんなことをしただけ だと思うんです |
待ってください この子は、見たとおり はぐれ召喚獣です |
この世界の理屈が わからなくて、だから あんなことをしただけ だと思うんです |
むう・・・ |
お願いします 許してやってください この品物の代金は お支払いしますから |
・・・? |
しかしなあ、また同じ ことをされても困るし なあ・・・ |
俺、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
あたし、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
お願いしますっ |
まあ、召喚師さんが そう言うのなら 今回だけは・・・ |
ありがとうございます |
閉じこめられるのが そんなにイヤかい? |
閉じこめられるのが そんなにイヤ? |
うう、ヤだぁ・・・ |
だったら、きちんと この人に謝るんだ |
だったら、きちんと この人に謝って |
どうして? ユエル、悪いこと してないのに・・・ |
君のいた世界では そうなのかもしれない けれど |
この世界では、食べ物 をもらう時にお金って ものが必要なんだ |
君のいた世界では そうなのかもしれない けれど |
この世界では、食べ物 をもらう時にお金って ものが必要なのよ |
おかね? |
そうだよ お金を渡さないと 泥棒になっちゃうの |
ユエル、そんなの 知らなかった・・・ |
だいたい、追いかけて くる時点で変だなって 思わなかったのか? |
だいたい、追いかけて くる時点で変だなって 思わなかったの? |
おにごっこで、遊んで たんじゃないの? |
・・・・・・ |
とにかく、貴女のした ことは悪いことなの だから、ちゃんと 謝らなくちゃね |
じゃないと、牢屋に 閉じこめられちゃうぞ |
じゃないと、牢屋に 閉じこめられちゃう わよ |
うう・・・ |
ごめんなさい・・・ |
これで許してやって くださいませんか? この品物の代金は俺が 払いますから・・・ |
これで許してやって くださいませんか? この品物の代金はあた しが払いますから |
しかしなあ、また同じ ことをされても困るし なあ・・・ |
俺、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
あたし、こう見えても 蒼の派閥の召喚師です 召喚獣のことは、兵士 よりくわしいです |
二度としないように 言い聞かせておきます から、どうか・・・ |
お願いしますっ |
まあ、召喚師さんが そう言うのなら 今回だけは・・・ |
ありがとうございます |
ほら・・・ |
え? |
お腹減ってたんだろ もう、食べていいから |
お腹減ってたんでしょ もう、食べていいから |
ユエル・・・ 閉じこめられなくても いいの? |
このお兄さんがね 貴女の代わりにお金を 払ってくれたの |
だから、安心して お食べなさい |
このお姉さんがね 貴女の代わりにお金を 払ってくれたの |
だから、安心して お食べなさい |
・・・うんっ♪ |
はぐっ、あむあむっ んぐんぐ・・・ |
すごい食べっぷり だなぁ |
すごい食べっぷり ねえ |
よっぽどお腹が空いて いたんですねぇ |
・・・けぷっ |
ねえ、キミたち 名前は? |
*n0だよ |
*n0よ |
アメルです |
ふーん・・・ |
ところでさ、ユエル 君はどうしてこんな所 にいるんだい? |
ところでさ、ユエル 君はどうしてこんな所 にいるの? |
・・・・・・ |
君を召喚した主人は どこにいるの? |
・・・・・・ |
きっと心配してるよ 貴女がいなくなって |
・・・心配なんかっ するはずないもん! |
あんなヤツ・・・ あんなウソつき・・・ ユエルの主人なんか じゃないよぉっ!! |
おい、待てよ!? |
あっ、待ってよ!? |
ユエル |
食べ物わけてくれて ありがとう・・・ じゃあねっ! |
ユエルちゃん 待って! |
あの子・・・ これから、どうする つもりなんだろう |
なにか、帰りたくない 事情があったみたい ですけど |
ちょっと、心配 ですよね・・・ |
それにしても、最低限 の常識すら教えてない なんて・・・ |
いったい、ユエルを 召喚した人間は どういうつもりだった んだろう? |
なあ、兄貴ィ いい加減にしとこうや |
いつまでもこんな街中 で時間を潰してても 仕方ねえって・・・ |
ええいっ! 言うなぁ、キムラン! |
私はっ、断じて本家に 戻るのが恐ろしくて 街中をうろついている のではなぁ~いっ! |
政事に関わる者として この素晴らしい治安を 誇る聖王都の視察を だなぁ・・・ |
わ、わかったから大声 あげるんじゃねえって |
周りの連中がさっき から、変な顔して見て るじゃねぇかよ・・・ |
・・・・・・ |
くらァっ! そこの小僧っ、なに |
くらァっ! そこの小娘っ、なに |
見てんだよぉ・・・ あァん!? |
わっ、まずいぞ!? 目があっちゃった |
わっ、まずい!? 目があっちゃった |
けして義姉を恐れて いるのではないのだ けして・・・ |
・・・んぎぐぎぃ!? |
兄貴ぃっ!? |
な、なんだ? あの人、いきなり どうしたんだ・・・? |
なっなに? あの人、いきなり どうしたのよ・・・? |
い、いが・・・っ ぐえええっ! 胃があぁぁぁっ!? |
ああ、やっちまった いつもの発作だ・・・ |
ほれ、兄貴 しっかりしろって? |
ぐ、が、ぎ・・・・っ |
あ、あの・・・ 胃が痛いんですか? |
ちょっと、アメルっ? |
んだぁ、テメエは? 近よんじゃ・・・ |
黙っててくださいっ! |
は、はい・・・っ |
じっとしててください すぐ、苦しくなくなり ますから・・・ |
イムラン |
ぐ、が・・・う・・・ あ・・・・・・ |
イムラン |
・・・・・・すぅ |
あんなに苦しんでいた のに、眠っちゃったよ |
あんなに苦しんでいた のに、眠っちゃった |
ウソだろォ・・・? 兄貴の胃痛は、どんな 名医もサジ投げたって ひどさなのに・・・ |
この方は、物事を悪く 考えすぎるせいで 身体を痛めていますね |
もっと気を楽にしても いいんだって、伝えて あげてください |
あ、ああ・・・ |
さあ、行きましょう? *n0さん |
あ、うん・・・ |
えっ、うん・・・ |
あいつら、いったい 何者なんだ??? |
イムラン |
聖女だぁ・・・ |
はぁ? |
イムラン |
むにゃ・・・ 聖女さまだぁ・・・ |
やれやれ、寝言かよ ったく・・・ |
どうする? やめとこう つけてみよう |
*n0さん あそこにいるのって ネスティさんじゃ ないですか? |
あれ、本当だ |
あら、本当 |
・・・・・・ |
どうしたんだろう? なんだか、いつもの ネスとは様子が違う気 がする・・・ |
用事があるとか言って たけど、それに関係 してるのかな? |
声、かけましょうか? |
いや・・・ |
えっ・・・ |
やめとこう 用事があるって 言ってたし |
そうですか? |
そうそう 下手に声かけると また叱られそうだしね |
そうそう 下手に声かけると また叱られるしね |
くすっ |
つけてみよう どこに行くのか 気になるしね |
そんな、こそこそ しなくても、本人に 聞けば・・・ |
それじゃダメだよ |
それじゃダメよ |
ネスのことだから きっとうまくはぐらか すに決まってる |
ほら、行くよ? |
ほら、行きましょう? |
あ、待ってください! |
ああ、アメル *n0と 一緒にお出かけかい? |
うん、街を案内して もらってるの ロッカも来ない? |
いや、僕はいいよ まだ稽古の途中だから |
稽古って、槍の? |
ええ、このところ 雑務ばかりで、稽古を さぼりがちでしたから |
すこしでも実戦の勘を 取り戻しておかないと |
・・・・・・ |
あたしも、戦えるよう に訓練したほうがいい のかしら・・・? |
無理しなくていいよ アメル。戦い方なんて 覚えなくてもいいんだ |
戦いなんて避けられる のなら、それに越した ことはないんだから |
でも・・・っ! |
おじいさんは、君が 普通の女の子として 幸せに暮らせること を願っていたんだ |
そしてそれは、僕の 望みでもあるんだよ |
ロッカ・・・ |
おりゃあっ! |
こんな場所で リューグは稽古をして たのか・・・ |
こんな場所で リューグは稽古をして たの・・・ |
足りねェ・・・ こんな打ち込みじゃ アイツには勝てねェ! |
ちくしょうッ! |
リューグ・・・ |
邪魔をしちゃダメだ |
邪魔をしちゃダメよ |
アメル |
でも・・・っ! |
リューグがわざわざ こんな場所で稽古を している意味を 考えるんだ |
きっと、リューグは 君に稽古してる自分の 姿を見せたくなかった んだよ |
無茶をする自分を見て 君が、余計な心配を しないようにって |
リューグがわざわざ こんな場所で稽古を している意味を 考えてあげて |
きっと、リューグは あなたに稽古してる 自分の姿を見せたく なかったのよ |
無茶をする自分を見て あなたが余計な心配を しないようにって |
・・・! |
はあ、はあ・・・っ |
バカ兄貴に・・・ 偉そうなコト、言っち まったんだ・・・ |
結果、出さなきゃあ 意味ねぇんだよッ!? |
うおおぉぉっ!! |
もう、行こう? |
もう、行きましょう? |
・・・うん |
やっぱり、あたし このままじゃいけない 気がします・・・ |
えっ? |
みんな、一生懸命 自分にできることを やろうとしているのに |
あたしだけが、なにも できてない・・・ ちゃんとしてないもの |
アメル・・・ |
変わらなくちゃ・・・ もっと、強いあたしに |
変わらなくちゃ・・・ |
邪魔をしちゃダメだ |
邪魔をしちゃダメよ |
アメル |
*n0さん あそこで座っているの *n1さん じゃないですか? |
あ、本当だ おーい、*n1 そんなところでなに してんだー? |
あら、本当 おーい、*n1 そんなところでなに してるのー? |
・・・・・・ |
*n0 |
聞こえないのかな? |
*n0 |
・・・*n1? |
・・・・・・ |
なんだか、様子が おかしくありませんか |
まさか・・・ 故障しちまったんじゃ ないだろうな!? |
まさか・・・ 故障したんじゃ ないでしょうね!? |
ええっ!? |
おい、*n1 *n1ったら! 返事しろよっ!? |
ねえ、*n1 *n1ったら! 返事してっ!? |
*n1っ!! |
・・・・・・ |
イカガナサレマシタ あるじ殿? |
ああ、よかった 故障じゃなかったのね |
故障??? |
だって、お前 いくら声をかけても 反応しないから・・・ |
だって、あなた いくら声をかけても 反応しないから・・・ |
充電もーどニ入ッテ イマシタノデ |
充電??? |
我々、機械兵士ハ 光ノえねるぎーヲ体内 ニタクワエテ、ソレヲ 動力トスルノデスガ |
ソノ間ハしすてむガ 一部停止シテシマウノ デス |
あのなあ・・・ そういうことは先に 教えておいてくれよ |
心配しちゃったじゃ ないか・・・ |
あのねぇ・・・ そういうことは先に 教えてちょうだいよ |
心配しちゃったじゃ ない・・・ |
スミマセン |
まあまあ・・・ だけど、確かにここ 日当たりいいですもの |
うとうとしちゃうのも 仕方ないと思います |
いや、アメル *n1は 別に寝ていたわけじゃ |
違うんですか? |
考エ方トシテハ、ソレ ニ近イモノナノカモ 知レナイデスネ |
人間デイウトコロノ 睡眠ト食事ヲ、同時ニ オコナッテイルノデス カラ・・・ |
よォ、どうした? *n0 |
フォルテこそ、ミモザ 先輩となにを話して いたんだい? |
フォルテこそ、ミモザ 先輩となにを話して たのよ? |
ああ、アレだ 襲ってきた連中の中に いた機械兵士のことを 聞いてたのさ |
ケイナの弓矢を平然と 受け止めちまうなんて やっかいな相手らしい からな |
機械兵士ってのは 本当に手強いのよね |
ほら、メイトルパの 召喚術って、毒や幻覚 を引き起こすものが 多いじゃない |
そういう術って、機械 相手にはイマイチ有効 じゃないのよねえ |
たしかに・・・ |
するってえと、やっぱ 近づいてぶん殴るしか ないってことかよ? |
さもなきゃ、思いきり 破壊力のある召喚術で 一気に破壊する・・・ |
どちらにしても、今の 私たちには荷が重い かもしれないわねえ |
*n0 |
ええっ!? |
な、なんだよ・・・ |
*n1が 勉強してるっ!? |
んだよォ、オレが本を 読んじゃ悪いってのか オイっ!? |
いや、別に悪いとは 言ってないけど あんまり意外だった から・・・ |
ケッ! テメエと 一緒にすんじゃねェよ ニンゲン |
必要と思えば、オレは 本だって読みゃあ 勉強だってするんだよ |
う・・・ |
テメエらニンゲンは なんでもかんでも まとめて頭につめこむ ようだがなァ |
はっきり言って ムダも大無駄だぜ? |
オレのように、興味の わいたことだけを勉強 したほうが、よっぽど 役に立つってもんだ |
それは、確かに そうかもしれない |
・・・で、いったい なにを読んでるんだ? |
・・・で、いったい なにを読んでるの? |
あ、コラっ! のぞくんじゃねェ!? |
「世界の名酒 100選」 |
・・・・・・ |
ななな、なんだよッ? |
別にっ、オレが なにを読もうと勝手 じゃねェかよォ!? |
ふう・・・ 洗濯物は、これで よしっと |
それにしても *n1って 本当に家事に慣れてる よなあ |
メトラル族ってのは みんなそうなのか? |
それにしても *n1って 本当に家事に慣れてる わね |
メトラル族って みんなそうなの? |
いいえ、違いますよ |
ボクがちょっと、普通 と違うんですよ |
違うって? |
ほら、ボクの角 途中でなくなってます よね? |
これ、小さい頃に病気 のせいで、切り取った 跡なんです・・・ |
・・・!? |
メトラルの男は、角が 完全に成長した時点で 初めて一人前として 認められるんです |
戦闘訓練に参加したり 話し合いや、狩りに 加わることが許される ようになるんですよ |
でも、ボクの角はもう 成長することなんて ないから・・・ |
半人前として、村で 女の人たちの家事仕事 を手伝ってたんです |
そんな理由があった なんて・・・ |
悪かったな。変なこと 聞いちゃって |
悪かったわね。変な こと聞いちゃって |
そんな、ご主人様っ お気になさらないで! |
ボクはもともと、弱虫 で泣き虫だったから これで良かったなって 思ってるんです |
*n1・・・ |
ただ、こんなことで しかご主人様たちの役 に立てないってことは |
護衛獣として、すごく 悔しいですけど・・・ |
よいしょっと・・・ |
お、モナティ 洗濯してたんだ? |
あら、モナティ 洗濯してたんだ? |
はいですのっ モナティ、向こうでも お洗濯やお掃除して ましたから |
ここでもお手伝い しようと思いまして |
へえ、エライなぁ |
へえ、エライわね |
そんなことないですの 当たり前のことしてる だけですの |
それでも、自分から すすんでお手伝いする |
なんて感心だよ |
なんて感心よ |
そ、そうですのっ? うにゅうぅぅ・・・ |
それじゃモナティ もっともっとがんばる ですのぉ! |
って、おい? そんなにいっぺんに カゴに入れて大丈夫 なのか!? |
って、ちょっと? そんなにいっぺんに カゴに入れて大丈夫 なの!? |
へ、平気ですのっ よっ・・・ |
ととと・・・! うにゃっ? あにゃにゃにゃ!? |
うにゅううっ! |
あーあ、言わん こっちゃない・・・ |
うう・・・ せっかく真っ白に 洗ったのにぃ・・・ |
泣くなよ、モナティ 俺も手伝ってやるから もう一度やり直そう? |
泣かないの、モナティ 手伝ってあげるから もう一度やり直そう? |
うう、すいませんのぉ *n0さぁん |
ん? お客さんかな |
あれ、 お客さん? |
あ、どうもどうも こんにちは♪ |
こんにちは |
こんにちは |
あなた、ここのお屋敷 の人ですよね |
ギブソンさんって 今、ご在宅ですか? |
なんて答える? どちら様ですか? すぐにとりつぐ |
あの、失礼ですけど どちらさまですか? |
見てわかりません? |
はあ、さっぱり |
・・・わかりません |
ヒントはですねー このバスケットですね |
ずいぶんと、大きな バスケットだなあ |
ずいぶんと、大きな バスケットですね |
いったい、なにが 入ってるんだ??? |
いったい、なにが 入ってるの??? |
ご主人様 甘い香りがします |
甘い香り? |
ええっ お菓子のような |
お菓子???? |
ああ、ちょっと待って いてください |
ちょっと待って いてください |
かしこまりましたー♪ |
どうも お待たせいたしました ご注文のケーキ、これ でよろしいですね? |
ああ、ご苦労様 いつもありがとう パッフェル |
このバスケットの中身 みんな、ケーキ!? |
呆れたでしょ? まったく、いい歳して 甘いもの大好きなんだ から・・・ |
いいじゃないか それに甘いものには 頭の働きを高める効果 があるんだぞ |
虫歯ができたって 知らないからね |
君こそ、辛いものの 食べ過ぎで、胃を悪く しても知らないぞ |
はいはい、痴話ゲンカ もよろしいんですがー |
・・・・・・ |
残りの品物は どこへ置きましょか? |
・・・いつもの所へ お願いするよ |
かしこまりました♪ ではでは・・・ |
あの人、ケーキ屋さん だったのか |
ああ、パッフェルさん といって、いつもこの 屋敷にケーキを届けて くれるんだ |
これが、ケーキなのね 私、初めて見たわ |
よかったらどうぞ 美味しいですよ |
*n0も どうだい |
どうする? いただきまーす 遠慮しときます |
いただきまーす |
ほら、この生クリーム を載せたパイ菓子が オススメだぞ? |
遠慮しときます |
うんうん *n0は お子さまじゃない ものねえ? |
いや、朝ご飯 食べ過ぎたんで・・・ |
あ、そなの |
あ、*n0さん 街まで出かけるん ですか? |
うん、ちょっと あちこち回ってみよう かなって・・・ |
ええ、ちょっと あちこち回ってみよう かなって・・・ |
あのう、でしたら あたしもついていっ ちゃいけませんか? |
お屋敷から出歩くのが 危ないってことは わかってるんですけど その・・・ |
あたし、村の外に出た ことがないから どうしても興味が わいてしまって |
*n0さんと 一緒なら、大丈夫 かなって・・・ |
そう言えば、アメルは 聖女って呼ばれるよう になってからは |
村の中でさえ、自由に 出歩けなくなってたん だっけ・・・ |
なんか、似てるよな 俺と・・・ |
そう言えば、アメルは 聖女って呼ばれるよう になってからは |
村の中でさえ、自由に 出歩けなくなってたん だっけ・・・ |
なんか、似てる あたしと・・・ |
あの、やっぱり ご迷惑ですか? |
ううん、ぜんぜん そんなことないって! 一緒においでよ |
ううん、ぜんぜん そんなことないって! 一緒においでよ |
はいっ! |
ふわあぁぁ・・・っ |
思いっきりヒマそうね ボク? |
思いっきりヒマそうね キミ? |
あ、ミモザ先輩・・・ |
いい若者が、昼間から 大あくびってのは 感心しないわねえ |
誰かさんたちみたいに 勉強しろとは言わない けど・・・ |
もうすこし有意義に 時間を使ったほうが いいんじゃないかしら |
趣味のひとつでも はじめてみるとか? |
趣味かぁ・・・ |
・・・そうだ! 釣りなんてどう? |
釣り? |
うん、たしか中庭に 使ったきりの道具が まだあったはず・・・ |
結構、面白いわよ? ハルシェ湖の魚って イキがいいし |
うまくいけば、食卓に 華をそえられるわよ? |
そうだな・・・ なんだかおもしろそう だし、試してみるか? |
そっか・・・ なんだかおもしろそう だし・・・ 試してみよっか? |
どうする!? とっさに割って入る 兵士を怒鳴りつける 呆然と見ている |
ほら、あれが 蒼の派閥の本部だよ |
ほら、あれが 蒼の派閥の本部 |
*n0さんと ネスティさんは あそこで暮らしてた んですね |
でも、なんでまた 俺たちの暮らしていた 場所なんか見たいって 思ったの? |
でも、なんであたし達 の暮らしていた場所 なんか見たいって 思ったの? |
えへへ・・・ |
懐かしい感じがした からですよ |
懐かしい? |
お二人にお会いした時 なんだか、不思議な 感じがしたんです |
胸の奥がじわぁって 熱くなるみたいな |
え・・・? |
へっ・・・? |
ずっと不思議だった けど、ここに来て わかった気がします |
森ですよ お二人も、 森に見守られて 暮らしてたんですね |
まあ、たしかに 本部の周りはたくさん 木が生えてるけど |
そうね、たしかに 本部の周りはたくさん 木が生えてるけど |
私も同じです あの村の森に見守られ て育ってきたから |
だから多分、お二人を 身近に感じるんだと 思います |
森ねえ・・・ |
森かぁ・・・ |
ここって・・・ 本部じゃないか!? |
ここって・・・ 本部じゃない!? |
・・・・・ |
入っていっちゃい ましたね |
どうしてあんなに 堂々と本部に 入れるんだよ・・・ |
ちょっと、なんで 本部なんかに用事が あったりするのよ・・ |
*n0さん? |
俺たちが聖王都に いることを秘密に しようって言ったのは ネスなのに!? |
あたしたちが聖王都に いることを秘密に しようって言ったのは ネスなのに!? |
*n0さんっ! |
あ・・・ |
へっ・・・ |
どうかしたんですか 汗がひどいですよ? |
いや、なんでもないよ ちょっとムキになり すぎちゃっただけさ |
さあ、行こう |
ごめん、なんでもない ちょっとムキになり すぎちゃっただけよ 気にしないで |
考えすぎだよ うん、きっと・・・ |
ネスのことだもんな ばれないようにうまく やってるだけさ |
考えすぎよね うん、きっと・・・ |
ネスのことだもん ばれないようにうまく やってるだけよ・・・ |
いい加減にしろっ このガキが! |
きゃあっ! |
*n0さん あれ! |
えっ? |
へっ? |
何度も言ったとおり 本部の中には召喚師 でなくては入れんのだ |
だからっ! 私は召喚師だって 言ってるじゃない!? |
あの女の子、何度か街 で見かけた子だ・・・ |
あの女の子、何度か街 で見かけた子だ・・・ |
ほぉ、だったら きちんと名を名乗って みせろ? |
それは・・・ |
ふん、ほらみろ このウソつきめが |
貴族の娘だってのも どうせウソっぱち なんだろうが |
ウソじゃないわっ! ホントなんだもん!! |
ええい、離せっ! いい加減しつこいと ぶんなぐるぞ!! |
ぐあっ! |
いたっ! |
え!? |
な、なんだお前はっ いきなり飛び出して きやがって・・・ |
あたたた・・・ いやあ、俺、この子の 知り合いなんですよ |
ご迷惑かけたようで すいません さあ、行こうか? |
いたたた・・・ あたし、この子の 知り合いなんです |
ご迷惑かけたようで すいません さあ、行きましょう? |
ちょ、ちょっと!? |
いいから、この場は 俺にあわせて! |
いいから、この場は あたしにあわせて! |
それじゃ、失礼します |
う、うむ |
よさないか! 相手は子供だぞ!? |
よしなさい! 相手は子供でしょう? |
なんだ、お前は |
誰でもいいだろう とにかく、その子に 乱暴するのはよせよ |
誰でもいいでしょ! その子に乱暴するのは よしなさい。大人げな いでしょう! |
そうですよ 女の子に手をあげる なんていけません! |
ええいっ だったら、さっさと そいつを連れてけっ! |
ああ、わかったよ |
ええ、わかったわ |
ちょ、ちょっと!? |
心配しないで さあ、行きましょう |
ダメだ・・・ 今から声をかけても 止められない! |
ダメ・・・ 今から声をかけても 止められない! |
あくぅっ! |
え!? |
な、なんだお前はっ いきなり飛び出して きやがって・・・ |
ら・・・ 乱暴はいけませんっ |
アメルっ なんて無茶を!? |
あ・・・ |
この子は私たちが 責任をもって連れて いきますから |
う、うむ まあ、よかろう |
大丈夫か、アメル ケガとかしてないか |
大丈夫、アメル ケガとかしてない? |
だいじょぶ、ですよ えへへ・・・ ちょっぴり痛かった ですけど |
ごめんなさい 私のせいで |
気にしないで あたしが勝手にした ことなんだもの |
とりあえず、場所を 変えたほうがいいな さあ、行こう |
とりあえず、場所を 変えたほうがいいわね さあ、行きましょう |
さて、と どうしてあんな場所に 入ろうとしたんだい? |
さて、と どうしてあんな場所に 入ろうとしたの? |
・・・・・ |
黙ってちゃわからない だろ? |
黙ってちゃわからない でしょう? |
赤の他人の貴方に |
赤の他人の貴女に |
説明する必要なんて ありませんっ! |
な・・・!? 助けてもらった相手に なんて態度だよ・・・ |
あらま・・・!? 気が強い子ねぇ |
そうですよ *n0さん |
えっ? |
まずは、自己紹介から きちんとしないと お話はそれからです |
は? |
いや、そういう問題 じゃあ・・・ |
アメル、そういう問題 じゃなくて・・・ |
あたしの名前はアメル こっちのお兄さんは |
あたしの名前はアメル こっちのお姉さんは |
*n0さんって いいます |
貴女のお名前は? |
え、あの、その・・・ ミニス・・・ |
ミニスちゃん、か 素敵なお名前だよね |
*n0さんも そう思いますよね? |
あ、う、うん・・・ |
へ、え、うん・・・ |
ミニスちゃんは あたしたちとお友達に なるのはイヤですか? |
えっ、その・・・ |
イヤですか? |
イヤじゃない けど・・・ |
それじゃ、これから 仲良くしましょうね ミニスちゃん |
う、うん・・・ |
さあ、これでもう あたしたちは赤の他人 じゃありませんよね |
あ! |
やるわね・・・ |
そうですよね? *n0さん |
・・・ああ、そうさ 友達だもんな |
だから、俺たち ミニスが困ってるなら 助けてあげたいよな? |
・・・ええ、そうね あたしたち友達だもん |
だから、あたしたちは ミニスが困ってるなら 助けてあげたいなぁ |
!? |
話してくれるよね どうして、あんな無茶 をしたのかを |
・・・うん |
探し物? |
うん・・・ 探してる物があそこに あるんじゃないかって 思ったんです |
何を探しているの? |
ペンダント・・・ 緑色をした、大きな石 がついてるの |
大切な物だったのに なくしちゃって もうずっと、探してる のに見つからなくて |
だから・・・っ |
そうか、それでこの子 は、ずっと街の中を うろうろしていたのか |
そうか、それでこの子 は、ずっと街の中を うろうろしていたのね |
ぐすっ・・・ うっ、ううっ・・・ |
*n0さん あの、あたし・・・ |
わかってる 一緒にペンダントを 探してあげたいって 言うんだろう? |
あたしも同じ気持ちよ 一緒にペンダントを 探しましょ! |
はい |
それなら一度、屋敷に 戻ったほうがいいな みんなにも事情を説明 したいし・・・ |
ちょっとでもミニスを 休ませてあげようよ ずっと探しづめだった みたいだし、な? |
それなら一度、屋敷に 戻ったほうがいいわね みんなにも事情を説明 したいし・・・ |
少しミニスを 休ませてあげましょう ずっと探しづめだった みたいだし? |
そうですよね うん、きっとそうした ほうがいいです |
・・・オ客様デスカ? |
よぉ、なんだよ そのガキは? |
・・・だれ? |
あれ、お客様ですか? |
ああ、そうさ |
ええ、そうよ |
俺たちの友達だ |
あたしたちの友達 |
護衛の召喚獣・・・? |
ひょっとして貴方は |
ひょっとして貴女は |
召喚師なの!? |
うん、一応は 蒼の派閥の召喚師 |
といっても、まだまだ 駆け出しだけどね |
うん、一応は 蒼の派閥の召喚師 |
といっても、まだまだ 駆け出しなんだけどね |
そうなんだ・・・ |
とりあえず座ってさ ひと息いれようか |
とりあえず座ってさ ひと息いれようよ |
じゃ、あたし お茶を入れてきますね |
にゅうっ!? |
ああ~っ!? |
ミニスちゃんが どうしてここにいるん ですの~!? |
なんだよ、モナティ ミニスのこと知って いたのか? |
あらあ、モナティ ミニスのこと知って いたの? |
ギブソンさんたちより 前に、サイジェントで 会ったことがあるん ですの |
まさか、ミニスちゃん あの時みたいに、また いえ・・・ |
わわわわ~っ!! |
にゅうっ!? |
なんだ、なんだっ!? |
なに、なに!? |
ああっ、アナタねぇ 忘れちゃったのっ? |
私の家はここ、聖王都 にあるんだからっ! 変なこと言わないでよ |
あ・・・ そうでしたっけ??? |
まったく・・・ 相変わらず、学習能力 がないんだからぁ |
うにゅうぅぅっ |
私のことより、そっち のことを説明しなさい どうして、こんな所に いるのよ? |
もしかして・・・ あんまりドジだから 捨てられた、とか? |
ちっ、違うですぅ!? これには、とっても ふかぁいワケがあるん ですのぉ・・・ |
あきれた・・・ アナタ、きちんと誓約 せずにいたワケ? |
にゅうぅぅぅ・・・っ まさかこんなことに なっちゃうなんて思い もしなくてぇ・・・ |
ま、あの人も普通とは 違うからなぁ 二重誓約なんてこと 知らなかったのね |
やけにあっさりと納得 してるとこを見ると ミニスが召喚師っての は本当なんだな |
やけにあっさりと納得 してるとこを見ると ミニスが召喚師っての は本当みたいね |
あ、そ、それは・・・ |
それはそうですのっ なんてったって ミニスちゃんのお家は 有名なマー・・・ |
わわわわ~っ!! |
にゅにゅうっ!? |
な、なんなんだよ さっきから・・・ |
な、なんなのよ さっきから・・・ |
ちょっと、モナティ こっち来なさいっ! |
ふぇえ? |
余計なことは言わなく てもいーのっ! |
え、でも・・・ |
とにかくっ いーのっ!! |
わ、わかりましたです のぉ・・・? |
なんか、いろいろ あるみたいだな あの二人・・・ |
なんか、いろいろ あるみたいね あの二人・・・ |
はい、どうぞ 熱いから気をつけてね |
ありがとう |
ミニスちゃんだっけ? それにしても災難 だったわねえ |
まったくだわ こんな小さな子に暴力 ふるうなんて |
ううん、あれは私が 悪かったんです |
ダメだって言われてる のに、無理を言って 建物の中に入ろうと したんだもの |
そう言えばさ ミニスはあの時、門番 に「召喚師だ」って 言ってたけど? |
あ、あれは・・・ |
私、まだ見習いで その・・・ |
へえ、すごいじゃない その歳で見習いなら たいしたものよ |
どこの家の師範に指導 を受けているんだい? |
そ、それは・・・ |
ギブソンさん そういう質問はしちゃ いけませんよ |
ペンダントを無くした ことは、お家の人には 内緒なんですから |
ああ、そうか すまなかったね |
いえ、気にしないで ください |
まあ、なんだ オレらも出かける時は 注意してやるよ |
早く見つかると いいわね |
さて、と そろそろ行こうか? |
あ、はいっ |
あっ、あの・・・ ミニスさん |
え? |
ボク、一生懸命 お手伝いしますから がんばりましょうね? |
・・・・・・うん |
大丈夫さ すぐ見つかるよ *n1 も手伝ってくれるし |
大丈夫 すぐ見つかるわよ *n1 も手伝ってくれるし |
索敵機能ノ及ブ範囲デ さぽーとサセテ イタダキマス |
ドウゾ、ヨロシク 小サナ召喚師殿 |
・・・・・・うん |
それじゃ 行ってきますね |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
まいったな・・・ これだけ探しても 見つからないなんて |
まいったわ・・・ これだけ探しても 見つからないなんて |
*n0さん! |
・・・・・・ |
捜索範囲ハ、マダ街ノ 半分ニモイタッテ イマセン |
アキラメルノハ マダハヤイカト |
・・・そうだな |
・・・そうよね |
まだ探す場所は いっぱい、いっぱい あるですの! |
そうですよ モナティさんの言う とおりです |
あ・・・う、うん! 大丈夫だってば 今日がダメでも明日 があるんだし |
そうよ! 大丈夫だってば 今日がダメでも明日 があるんだし |
元気を出してください ミニスさんっ |
ケッ!思いっきり 楽観しやがって・・・ 簡単にみつかりゃあ 世話ねェってもんだ |
*n1っ! |
いえ、いいんです 気休めを言われても うれしくなんかない |
ミニスちゃん・・・ |
私が悪いんだもの 大事なものだったら もっと大切に持って なくちゃダメなのに |
側にいるのが当たり前 すぎて・・・ 私、忘れてたの・・・ |
え? |
へっ? |
だから、あのコはもう 戻って来ないのっ! |
私が大事にしなかった から、怒ってどっか いっちゃったんだぁ! |
「いる」って 「あのコ」って どういうことなんだ? |
ミニスが探してるのは ペンダントなんじゃ なかったのか? |
「いる」って 「あのコ」って どういうことなの? |
ミニスが探してるのは ペンダントなんじゃ なかったの? |
うわあぁぁ~ん!! |
あきらめちゃダメだよ ミニスちゃん |
きっと見つかるよ! そのために、貴女は ずっとがんばってきた んじゃない? |
っく、でもぉ・・・! |
・・・(くいくい) |
なによぉ・・・ |
泣かないで・・・ |
・・・・・・ |
だいじょうぶだよ 怒ってなんか・・・ いないよ・・・ |
なんで、アナタに それがわかるのよ!? |
・・・・・・ |
わかってるはずだよ おねえちゃんも ほんとうは・・・ |
・・・・・・ |
それに・・・ 泣いてたら、そのコ も悲しいよね? |
!? |
だから、泣いてちゃ ダメ・・・ね? |
うん・・・ |
ミニスちゃんは、自分 が悪かったって思って いるんでしょう |
・・・うん |
だったら、ちゃんと ペンダントさんに 謝ろう |
ごめんなさいって 謝れば、きっと許して くれるはずだよ |
許して・・・ くれるかな・・・ |
大丈夫よ だってミニスちゃん こんなに一生懸命 がんばってるもの |
ペンダントさんだって わかってくれるよ ねっ? |
う、うん・・・ |
よしっ、それじゃ もうひとがんばりする としようか? |
よしっ、それじゃ もうひとがんばり しましょうか? |
ついにおいつめました わよぉ! このチビジャリっ!! |
・・・!! |
誰だっ!? |
誰っ!? |
ほほほほ げせんな平民風情に 名乗る名など・・・ |
・・・ん? |
な、なんだよ? |
な、なによ? |
そこのアナタ ひょっとして召喚師 なのかしら? |
だったら どうしたっていうんだ |
だったら どうしたっていうのよ |
ほほほほ 無知は罪ですわねぇ |
召喚師でありながら 私の名を知らないとは |
なにを偉そうにカッコ つけてるのよ? 自意識過剰じゃないの この年増女っ!! |
年増っていうな~っ! |
ひひひひひっ アレは相当 気にしてるなァ? |
おいおい あおるなよ |
ちょっと!? あおらないでよ |
あのぉ、ミニスさぁん あおらないほうがいい と思うんですが・・・ |
あの年増女には あれぐらいで ちょうどいいのよ |
まだ言うかーっ!? チビジャリぃぃっ!! |
年増に年増っていって 何が悪いのよ ふん、この大年増! |
キイィィィッ! 泣かす、泣かすうぅ! |
あのう、すいませんが あたしたち、まだ用事 がありますので・・・ |
失礼させていただき たいんですけど |
・・・・・・ |
別に構いませんわよ た・だ・し 出す物はきちんと出し てもらいますけど |
さあ、チビジャリ! ペンダントを お返しなさいっ!! |
あれは元々、誇り高き ウォーデン家の宝 当主である私、ケルマ が持つべき物なのよ |
ウォーデン家のケルマ ・・・ってことは もしかして彼女は!? |
ウォーデン家のケルマ ・・・ってことは もしかして彼女!? |
ほほほほ ようやく気づいたわね |
金の派閥の召喚師の中 でも名門中の名門 ウォーデン家のケルマ とは私のことですわ |
金の派閥の召喚師 彼女が・・・? |
あるじ殿 アノ装飾ニハナニカ 意味ガアルノデスカ? |
*n1 特にないと思う・・・ |
ソウデスカ 威嚇ヲ目的トシタモノ デハナイノデスネ |
威嚇って、おいおい そんな、動物じゃ あるまいし |
しかし、まあ なんというか・・・ |
威嚇って・・・ そんな、動物じゃ あるまいし |
しかし、まあ なんというか・・・ |
・・・(くいくい) |
あの人・・・ ぴかぴか・・・ |
・・・どうして? |
さあ・・・? |
しかし、まあ なんというか・・・ |
なにか、すごい ハデですの あの人・・・ |
確かに・・・ ハデというか なんというか・・・ |
重そうですのー |
しかし、まあ なんというか・・・ |
想像していたのとは かなり違う・・・ |
想像していたのとは かなり違うわね・・・ |
ほほほほ アナタも召喚師ならば どちらに味方するのが 得かわかるでしょ? |
三流召喚師のマーン家 の小娘に義理立てして も意味なくってよ!? |
えっ、ミニスちゃん あなた・・・? |
・・・・・・ |
まさか、君も金の派閥 の召喚師なのか!? |
まさか あなたも金の派閥の 召喚師なの!? |
ご・・・ ごめんなさいっ!! |
だましたんじゃないの 言い出せなかっただけ なのっ・・・ |
お願い、信じて・・・ |
ミニス・・・ |
ほほほほ さあ、おとなしく ペンダントをお渡し! |
待ってくれ! ペンダントは今、彼女 のところに無いんだ |
待ちなさい! ペンダントは今、彼女 のところに無いのよ |
だまされるものですか |
信じると思うか? あの年増女がよォ |
ケルマさん し、信じて くださいですのーっ! |
*n0 口で言っても無駄よ! 言って聞くような相手 じゃないのっ!! |
ワイバーンを召喚する サモナイト石の ペンダント・・・ |
力ずくでも、この手に 取り戻させていただき ますわよ~っ!! |
見回りの兵士さんには 尋ねてみた? |
うん・・・ だけど、届けられる ことはまずないだろう って言われて・・・ |
まあ、高そうな物なら 拾った人間によっては 自分のものにしちゃう だろうからなあ |
まあ、高そうな物なら 拾った人間によっては そのまま持ってかれる かもしれないしね |
ヒヒヒ、とっくの昔に 売っぱらわれちまって るかもよォ? |
う・・・っ |
*n1くん! そんなイジワルなこと 言っちゃダメでしょ? |
もう一度 お願いしておこう 見つかったら知らせて もらえるように |
もう一度、お願いして おきましょう 見つかったら知らせて もらえるように |
そうですね |
ここは人通りが多くて 探しにくいな |
ここは人通りが多くて 探しにくいわね |
ココデ紛失シタノナラ カナリ厄介デスネ |
でも、これだけ 人通りが多い場所だと かえって、足下にまで 目は向かないです |
あきらめないで 探してみましょう? |
うん・・・ |
落としたとしたら ここが一番、可能性が 高いと思うの |
そう言えば、最初に ミニスと出会ったのも ここだったっけ |
なにか心当たりが あるの? |
・・・・・・ |
あ、あのぅ 話しにくいことなら 無理に言わなくても? |
ちょっとね・・・ 仲の悪い人に、ここで 追いかけ回されたの |
だから、ひょっとして その時に・・・ |
そいつがペンダントを 持っていったって 可能性は? |
その人がペンダントを 持っていったって 可能性は? |
それはないわっ! |
もしもそうだったら あいつが今も、私を 追い回してるはずが ないもの・・・ |
? |
それで、貴女は この公園を逃げ回る ことになったのね |
それなんだけど |
あんまりしつこいから 公園を飛び出して 狭い道ばかり選んで 走り回って・・・ |
逃げきったってホッと したら、いつの間にか ペンダントの鎖が 千切れてて・・・ |
それじゃ、やっぱり どこに落としたのかは 限定できないわけか |
それじゃ、やっぱり どこに落としたのかは 限定できないわけね |
うう・・・ |
ま、いいさ ひとつひとつ街を探し ていけば、それですむ ことだからな |
ま、いいわ ひとつひとつ街を探し ていけば、それですむ ことだから |
ふりだしに戻って きちゃったな・・・ |
ここは、探さなくて いいよっ! |
えっ? |
・・・どうして? |
どうしてですか? |
あんまり、ここには いたくないのっ |
その・・・ |
お家の人に見つかる から? |
・・・! |
そう言えば、ミニスと もめていた門番が 貴族がどうとか言って いたっけ・・・ |
たしか、ミニスちゃん のお母さんって すごく厳しいんでした よねぇ? |
・・・・・・ |
わかったよ それじゃ、ここは 後回しにしよう |
わかったわ それじゃ、ここは 後回しにしましょう |
まさか、湖の中には 落ちてないと思うけど どうなんだろう? |
いくらなんでも こんな場所では落とし てないと思うわ |
水辺は危ないから 近づいてないもの |
そうですよね? ああ、よかったあ |
ねえ、よかったって どういう意味よっ!? |
あ、べっ、別に 見つからないのが よかったってことじゃ ないんですよぉ |
その、ボク・・・ 泳げないんで・・・ |
へえ、そうなんだ? *n1 泳げなかったのか へえ・・・ |
へえ、そうなの? *n1 泳げなかったんだ へえ・・・ |
ああっ、ご主人様 ひどいですよぉ 目が笑ってますぅ!? |
だって、くくく・・・ |
ほんと、失礼だわっ! |
・・・え? |
アナタもアナタよ! 泳げなくたって別に 死ぬわけじゃないん だから |
男なら、そんなことで ぐじぐじしないのっ! わかったっ!? |
は、はいぃっ! |
なんか、すごい剣幕 だったけど、ひょっと して・・・ |
ミニスも、泳げないん じゃないのか? |
なんか、すごい剣幕 だったけど、ひょっと して・・・ |
ミニスも、泳げないん じゃない? |
まったく! |
確かめようって勇気は さすがにちょっと ないけど・・・ |
ほらほら、みんな もめてないで |
別の場所を探し ましょう? |
あの子は、蒼の派閥に 入ろうとして、門番に とがめられていたんだ そうだね? |
ええ、そうです |
おかしいな・・・ |
どうしてそんな場所に ペンダントを探しに なんて行こうとしたん だろう |
街中探し回って、他に 心当たりがなくなって しまったからじゃない でしょうか・・・ |
だからって、普通は あんな場所を探そうだ なんて、考えないん じゃない? |
それは・・・ |
ひょっとするとあの子 が探しているものは 召喚術に関係ある品 なのかもしれないな |
!? |
そう考えれば、本部に 入ろうとしたのも納得 できる・・・ |
ちょっと待って くださいよ、先輩 |
見習いの召喚師が そんな品物を持たせて もらえるはずがない ですって |
俺だってこの間までは サモナイト石でさえ 満足に持たせてもらえ なかったし・・・ |
あたしだってこの間 までサモナイト石で さえ満足に持たせて もらえなかったし |
まあねぇ・・・ 黙って持ち出したんで もない限りは |
蒼の派閥の見習いが そんなもの持ってる はずないわよね |
そうだな・・・ |
かたや聖女さま かたや貴族の お嬢様ってか? |
両手に花ってのは このことだなあ *n0? |
茶化すなよ、フォルテ |
そうよ、まったく 不謹慎なんだから |
わりぃわりぃ まあ、冗談はさておく としてだな・・・ |
かたや聖女さま かたや貴族の お嬢様ってか? |
お前も気苦労が 絶えないな *n0? |
フォルテ・・・ |
・・・・・・ |
・・・ミニスが貴族の 娘ってのは、まず 間違いないとオレは 思うぜ |
うにゅ!? |
どうしたんだよ モナティ? |
どうしたのよ モナティ? |
い、いーえっ なんでもないですのぉ |
着てるもんがな、俺ら とは明らかに違う ありゃあ、相当に高価 な代物だぜ? |
フォルテ 服の善し悪し なんかわかるんだ? |
まーな オレほどの色男に なれば、それくらい は当然・・・ |
・・・ぶつわよ? |
コホン、品物の目利き は宝探しをする時には 欠かせねえからな |
なるほど、それなら 納得・・・ |
それより、私はあの子 の様子のほうが心配ね |
しゃべりかたひとつ とっても、無理をして るような気がしてね |
大人ぶってるところ なんか、そうだよな |
大人ぶってるところ なんか、そうだよね |
ひょっとして、あの子 なにかまだ、隠しごと してるのかもしれない |
うにゅにゅうっ!? |
だから、どうしたんだ モナティ? |
だから、どうしたのよ モナティ? |
なな、なんでもっ!? なんでもないですのぉ |
弱味がある人間ほど 無理に強がって見せる ものだから |
そりゃあ自分に基づく 意見か、ケイナ? |
・・・・・・ |
・・・えげっ!? |
とにかく、あの子の 様子には気をつけて あげたほうがいいわ |
わかったよ、ケイナ |
わかったわ、ケイナ |
あらためて、ここから 街を眺めてみると 広いって感じるよなあ |
あらためて、ここから 街を眺めてみると 広いって感じるなあ |
これだけ広い街の中を ペンダントひとつ 探して回るのか・・・ |
ああっ、なんだか 探す前からめまいが してきたぞ??? |
ああっ、なんだか 探す前からめまいが してきたよぉ・・・ |
ゴ心配ハ無用デス あるじ殿 |
彼女ハマダ、子供デス イクラ健脚ダッタト シテモ |
行動範囲ハ、オノズト 限定サレマス 我々ハ、ソノ範囲ヲ 探セバ良イノデス |
ああ、そっか!? そうだよなっ? |
ああ、そっか!? そうだよね? |
モットモ・・・ |
第三者ノ手ニヨッテ 対象トナル品物ガ 運バレテイタ場合ハ 話ハ別デスガ・・・ |
・・・・・・ |
イズレニセヨ、行動ヲ シナケレバ結果ガ出ル コトモアリマセン |
・・・・・・ |
まあ、こんなところで 頭をかかえてたって なんにもならないしな |
まあ、こんなところで 頭をかかえてたって なんにもならないし |
・・・(こくこく) |
よーし・・・ がんばって探すぞっ! |
はッ!ガキに つきあって落とし物を 探すなんざ・・・ |
どうせ、アメルの奴が 言い出したんだろう? |
うん・・・ まあ、俺も賛成したん だけどね |
うん・・・ まあ、あたしも賛成し たんだけどね |
ったく・・・ あいつは昔から、子供 のことになるとムキに なるからな |
いいか、もしあいつに なにかあったら *n0 承知しねぇからな? |
ええっ!? だったら、リューグも つきあってくれよ |
ええっ!? だったら、リューグも つきあってよ |
冗談じゃねぇ! ガキのお守りなんか まっぴらゴメンだ |
そんなこと言わないで お願いですのーっ? |
断るといったら お断りだッ!! |
そんなぁ・・・ |
ま、テメエでなんとか するんだな |
ううっ、無茶苦茶だよ それって・・・ |
ううっ、無茶苦茶よ それって・・・ |
まったく、アメルにも 困ったものだな |
まあ、困っている人を ほっておけないのは あの子のいいところ なんだけど・・・ |
自分が狙われていると いうことを、忘れてる んじゃないだろうな? |
まさかぁ? さすがにそれは・・・ |
・・・・・・ |
なんか、ありえそうで 心配になってきた |
うんうん・・・ あのオンナなら それぐらいのことは やりかねねェぞ? |
どうにもつかみどころ がねェ性格してるから なァ・・・ |
・・・(こくん) |
くれぐれも無茶しない ように言い聞かせて おきはしますが |
もしもの時は、どうか よろしくお願いします *n0さん |
わかったよ、ロッカ |
わかったわ、ロッカ |
なんて言おう? |
まあ、しかたないさ |
しかたないわ |
嫌ったりしないよ 説明してくれるよね |
どうする? |
悪かったよ ミニスが困っていたから |
悪かったわよ ミニスが困っていたから |
あんな発育途上の小娘 相手に、ウォーデン家 の当主たる私が負けて しまうなんて・・・ |
なんたる、なんたるっ なんたる屈辱~っ!! |
まだやる気かしら? お・ば・さ・ん |
むききき・・・ お、覚えてなさいっ! |
忘れようったって無理 だと思うな・・・ あの派手な格好じゃあ |
忘れようったって無理 よね、あれ・・・ |
ミニスちゃん 金の派閥の召喚師さん だったんだ・・・ |
あたし、ちょっとだけ びっくりしちゃった |
ほんとだよ |
ほんとね |
黙っててごめんなさい *n0 |
モナティは、最初から 知ってたんだな? |
モナティは、最初から 知ってたのね? |
はい・・・ ごめんなさいですの |
モナティを怒らないで 私が、無理に頼んで 黙っててもらったの! |
金の派閥と蒼の派閥は 仲が良くないから 私が金の派閥の子って 知ったら・・・ |
嫌われると思って だから、だから わたし・・・ |
まあ、しかたないさ 俺がミニスでも、多分 言えなかったと思うし |
しかたないわ、あたし がミニスでも、多分 言えなかったと思うし |
怒って、ないの? |
ごめんなさいって ミニスはきちんと 謝ってくれたからね |
だから、もう泣くなよ な? |
ごめんなさいって ミニスはきちんと 謝ってくれたもの |
だから、もう泣かない ねっ、ミニス? |
う、うん・・・ |
嫌ったりしないよ |
嫌うわけないじゃない |
え? |
蒼の派閥と金の派閥は たしかに仲が悪いかも しれない |
でも、それはそれさ 最初に言っただろ |
俺たちは友達だよ? |
蒼の派閥と金の派閥は たしかに仲が悪いかも しれないけどね |
でも、それはそれ 最初に言ったでしょ |
あたしたちは友達 |
!? |
そうだよミニスちゃん |
そうだよ・・・ おともだち、だよ |
みんな・・・ |
だから、気にするなよ |
だから、気にしないで |
・・・(こくん) |
そうですよ ミニスさん |
ご主人様のいうとおり ボクたちはもう友達 なんですから |
それともミニスは 蒼の派閥の友達なんて いらないかな? |
それともミニスは 蒼の派閥の友達なんて いらないの? |
そんな! そんなことないっ!! |
じゃ、問題ないよな? |
じゃ、問題なしね |
*n0・・・ |
う、うんっ! |
説明してくれるね? ミニスが俺たちに 言えなかったことを |
説明してくれるよね? ミニスがあたしたちに 言えなかったことを |
・・・うん |
それじゃ、あの子が 探していたペンダント って、召喚獣を呼ぶ 道具だったのね |
そういうことなんだ |
そういうことだって |
そのペンダントの中に いるワイバーンさんは ミニスちゃんの大切な お友達なんです |
でもって、そいつを 横から奪おうってのが ケルマって女召喚師 だと・・・ |
なんだか、ややこしい ことになってますね |
はっ、ご苦労なこった |
金の派閥のマーン家と ウォーデン家の対立は 知ってたけど |
そういう因縁があった とはな |
それで、俺からみんな にお願いしたいことが あるんだ・・・ |
それで、あたしから みんなにお願いしたい ことがあるの・・・ |
・・・来たっ!? |
・・・! |
*n0っ どういうつもりだ!? |
落ち着けよ、ネス 怒鳴らなくても ちゃんと聞いてるよ |
ネス、落ち着いて 怒鳴らなくても ちゃんと聞いてるから |
これが落ち着いて いられるか! |
あれほど、金の派閥の 連中には関わるなと 釘をさしたのに |
どうして君は、騒ぎを 引き起こすようなこと ばかりするんだっ!? |
悪かったよ 忠告に従わなかったの は、本当にすまないと 思ってる |
どれだけネスに叱られ ても、しかたないんだ って思ってる |
悪かったわよ 忠告に従わなかったの は、本当にすまないと 思ってる |
どれだけネスに叱られ ても、しかたないんだ って思ってる、けど |
・・・ |
でも、俺はバカだから 他に方法が見つけられ なかったんだよ |
あんなにも必死だった ミニスを、ほっとく なんてできなかった だから、俺は・・・ |
あたしはバカだから 他に方法が見つけられ なかったのよ |
あんなにも必死だった ミニスを、ほっとく なんてできなかった だから、あたし・・ |
先輩たちに頼みこんで 彼女のペンダント探し を手伝ってもらうこと にしたんだな? |
・・・・・・ |
そうよ・・・ |
金の派閥同士の争いに 巻き込まれるのを承知 で、彼女を手助けする というんだな? |
・・・・・・ |
ええっ |
まあ、いい 今さら僕が口を出した ところで、過ぎたこと は変わらない |
だけど、忘れるなよ? *n0 |
僕たちは僕たちで やらなくちゃならない 任務があるんだ |
それだけは絶対に 忘れるなよ |
・・・うん |
ネス、ありがと |
ネスはそう言うけどさ 本当にしかたがない ことだったんだよ |
たまたま知りあった 女の子が、金の派閥の 一員だっただけなんだ |
俺はただ、ミニスが 困っていたから・・・ |
ネスはそう言うけどさ 本当にしかたがない ことだったのよ |
たまたま知りあった 女の子が、金の派閥の 一員だっただけ |
あたしは、ミニスが 困っていたから・・・ |
君はバカか? どうしてわざわざ 赤の他人の問題に首を つっこむんだ!? |
無視すればいいものを 余計な世話を焼くから こんなことに・・・ |
ネスティさんっ! |
む・・・ |
ネスティさん それっておかしいです |
助ける相手を選ばなく ちゃいけないなんて おかしいです! |
誰も、そんなことは 言って・・・ |
言ってます! |
むむ・・・ |
もういいよ、アメル ネスが困ってる |
もういいわよ、アメル ネスが困ってる |
でも・・・ |
たしかにあたしが したことは・・・ |
・・・わかった |
ネス? |
今さら僕が口を出した ところで、過ぎたこと は変わらないんだ |
好きにすればいいさ ただし、言った以上は きちんと最後まで面倒 をみることだ |
すまない、ネス |
ありがとう、ネス |
ふん・・・ |
それにしても 今日は本当にいろいろなこと があったと思う |
知らない人とたくさん出会い 同時に、知っている人たちの 知らなかった一面を 見ることができた気がする |
充実してるっていうのは こういうことかも知れない |
中でもミニスとの出会いは 俺に少なからず 驚きを与えてくれた |
泣き虫だけど一生懸命な 小さな召喚師 |
そんな彼女のひたむきな姿は ちょっとだけ俺の負けん気を 刺激してくれたかも知れない |
負けられないよな? 同じ、新米召喚師としてさ |
疲れた・・・ 一言で表すとそんな一日 でも、おもしろかった・・・ |
なんて言ったら ネスに怒られるかな? |
だって、いろんな事があった ううん!ありすぎた・・・ 一日だった |
新しい人と会ったし いつも見てた人の知らない 顔も見れた・・・ |
それに、ミニス・マーン 小さな召喚師 |
すごい元気だった そして、一生懸命だった |
あたしがあんな立場だったら あんな風に笑えたかな? ううん、無理だと思う |
だから、あたしも同じ召喚師 として、負けてられない そう、思った |
今日は充実した一日だった あたしはそう思う |
なあ、ネス・・・ |
どうして蒼の派閥と 金の派閥は、そんなに 敵視しあってるんだ? |
ねえ、ネス・・・ |
どうして蒼の派閥と 金の派閥は、そんなに 敵視しあってるの? |
蒼の派閥は召喚術を 用いて、世界の真理を 探求する組織だ |
対する金の派閥は 営利を目的とした団体 思想からして相容れる ものじゃない |
さらに問題なのは 彼らのそうした行動が 結果的に権力者と結び つくことだ・・・ |
え? |
君も知ってるだろう? リィンバウムで起きた 戦争のほぼすべてが |
心なき召喚師の浅慮に よって、引き起こされ たものだということを |
世界の覇権をかけた 戦乱の時代も エルゴの王が没した後 の暗黒時代も |
召喚術は戦争の道具と して重宝され、多くの 犠牲者を生み出した |
そうか、だから 蒼の派閥は必要以上に 政治に関わるなって 教えてるのか・・・ |
そっか、だから 蒼の派閥は必要以上に 政治に関わるなって 教えてるのね |
そういうことだ |
金の派閥はそうした 過去の過ちを繰り返す 可能性をもつ組織 なんだよ |
無論、それが全てだと 言い切りはしないがな |
派閥同士の対立には そんな深い理由が あったのか・・・ |
派閥同士の対立には そんな深い理由が あったのか・・・ |
今日のアメルを見てて なんか、俺 びっくりしちゃったよ |
今日のアメルを見てて なんか、あたし びっくりしちゃった |
びっくりですか? |
うん、驚いた おとなしそうに見えて 意外と行動力あるし |
言いたいことがあれば ちゃんと口に出して 言っちゃうしさ |
ええ、驚いた おとなしそうに見えて 意外と行動力あるし |
言いたいことがあれば ちゃんと口に出して 言っちゃうんだもの |
ふふふっ、でも *n0さんは 知らなかっただけで |
あたしの性格って もともと、あんな感じ なんですよ? |
えっ!? |
そうなの!? |
聖女さまって呼ばれる ようになってからは それらしくしようって |
ちょっとだけ・・・ ネコ、かぶってたの |
幻滅しちゃいました? |
そ、そんなことないよ あはは・・・っ |
そ、そんなことないわ ずっといいと思う |
村が襲われてから ずっと、あたし暗い顔 ばかりしていて |
*n0さんたち に心配かけっ放し でしたよね? |
でも、いつまでも 落ちこんでたらダメだ って思ったんです だから・・・ |
いいんじゃないかな 前向きでさ |
すくなくとも、俺は 今日一日で、アメルの 色んな一面が見られて 楽しかったよ |
いいんじゃないの 前向きで・・・ |
あたしはすくなくとも 今日一日で、アメルの 色んな一面が見られて 楽しかったもの |
あ・・・・・・ |
びっくりしたのだって うれしい驚きって感じ だったもんな・・・ |
びっくりしたのだって うれしい驚きって感じ だったもんね・・・ |
結局、ぺんだんとハ 発見デキナカッタ デスネ・・・ |
まあ、あせらず気長に 探すことにするよ |
ペンダントについてる 宝石が、ワイバーンを 封じたサモナイト石だ ってわかったんだ |
そこから発する魔力を 目印にできれば *n1も 探しやすいだろ? |
まあ、あせらず気長に 探すことにしましょう |
ペンダントについてる 宝石が、ワイバーンを 封じたサモナイト石だ ってわかったもの |
そこから発する魔力を 目印にできれば *n1も 探しやすいでしょ? |
ソノコトデスガ・・・ |
自分ノせんさーデハ 魔力ヲ感知スルコトハ 不可能ナノデス |
え!? |
ろれいらるノ技術体系 ハ「科学」ト呼バレル 理論ニヨッテ完成シタ モノデス |
数字デ計算デキナイ 魔力トイウえねるぎー ハ、科学デハ扱エナイ モノナノデス |
う~ん・・・ それじゃ仕方ないか |
オ役ニタテナクテ 本当ニ恐縮デス |
*n1の せいじゃないって 気にするなよ |
*n1の せいじゃないわ 気にしないの |
万能だって思ってた *n1にも できないことって あるんだなあ・・・ |
万能だって思ってた *n1にも できないことって あるんだ・・・ |
ヒヒヒ、ニンゲンよ テメエもとうとう 恨みをかっちまった ってわけだ |
あのケルマっていう ケバいオンナ かーなーり、根に持つ 雰囲気だぜェ? |
嬉しそうな顔して なんてこと言うんだよ |
それに、俺はちゃんと 話し合いで解決しよう としたんだからな 逆恨みってやつだよ |
嬉しそうな顔して なんてこと言うのよ |
それに、あたしは 話し合いで解決しよう としたのよ、それは 逆恨みってやつよ |
けッ!逆恨みだって 立派な恨みだっての |
おうおう、見える 見えるぜェ? お前の背中にどんより からみついた・・・ |
あのオンナのどす黒い 恨みの思念がよォ? |
や、やめろよなっ!? そういうのっ!! |
や、やめなさいよ!? そういうのっ!! |
ヒヒヒヒヒ・・・ |
うう・・・ *n1め 見えないって知ってて からかってるなぁ? |
もう・・・ *n1め 見えないって知ってて からかってるなぁ? |
*n1 ずっと街を歩き回って 疲れただろ? |
*n1 ずっと街を歩き回って 疲れたでしょ? |
・・・(ふるふる) |
しかし、これだけ探し ても見つからないって ことを考えると |
ミニスには悪いけど ペンダントはもう 見つからないかも 知れないな |
しかし、これだけ探し ても見つからないって ことを考えると |
ミニスには悪いけど ペンダントはもう 見つからないかも 知れないわね |
・・・みつかるよ |
え? |
もどってくるよ だって、あのこ・・・ |
なくしたもののこと いっぱい、いっぱい 想ってるから |
*n1・・・ |
想っていればね お願いは、かなうの |
*n1も そうだったから わかるの・・・ |
人間になりたいって ずっと、ずっと 想いつづけて この姿になれたから |
そっか・・・ |
そうだよな。まだ あきらめるのは早い よな? |
そうね まだあきらめるのは 早いわよね? |
・・・(こくん) |
*n1が そう言うと、信じたく なるんだよなあ 不思議と・・・ |
*n1が そう言うと、信じたく なるのよね 不思議と・・・ |
なくしたペンダントは メイトルパにいる ワイバーンを封じた品 だったんですねぇ |
ワイバーンかぁ・・・ *n1は 見たことあるのか? |
ワイバーンかぁ・・・ *n1は 見たことあるの? |
とっ、とんでも ないですよぉっ!? |
ワイバーンは険しい山 で暮らしているとても 強い竜族の幻獣ですよ |
そんな機会なんて ボクにあったわけ ないじゃないですかぁ |
そんなにすごいんだ? |
そんなにすごいの? |
幻獣たちの中でも特に 竜族は高い知能と 強じんな身体をもって ますからねぇ |
そんな方と誓約できた ミニスさんって、正直 すごいと思いますよ |
ま、負けてるかも? 俺・・・ |
ま、負けてるかも? あたし・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか? |
またまた、マスターが びっくりするような ひとに、あいましたの |
ミニスちゃんです おぼえてますよね? |
まえとおなじで、 ウォーデンのひとに おいかけられて こまっていたのを |
*n0さんに たすけてもらって いっしょにいることに なりました |
ひさしぶりにあった ミニスちゃんは なんだか、ちょっぴり おとなっぽくて |
モナティ、ちょっと びっくりしました |
みんなもきっと おどろくとおもいます |
それでは、また おたよりしますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
ねえ、モナティ それひょっとして サイジェントに送る 手紙? |
はい、そうですの |
あのさ・・・ ちょっとだけ、私にも 書かせてくれない? |
ええ、いいですよぉ |
追伸 フラットのみんなへ |
逃げ出したくなったり することもありますが |
私はここで、ちゃんと がんばってます ミニスより |
金の派閥の話ってのは 旅先でずいぶん聞いた もんだが |
実際に関わったのは これが初めてだな |
フォルテの聞いた話 ってのは、どんなもの があったんだ? |
フォルテの聞いた話 ってのは、どんなもの があったの? |
ま、正直いって 関わり合いになりたく ねえような悪い噂 ばっかだな |
街の領主に取り入って ご機嫌とったり、悪事 の片棒かついで召喚術 を使ったり、とかな |
やっぱり・・・ |
でもな、そういう噂は なにも金の派閥だけに 限ったもんじゃねーぞ |
召喚師全部を ほとんどの連中が うさんくさいって 思ってんのが現実さ |
そうなんだ!? |
そうなの!? |
ま、そう真剣に考える ことじゃねえよ 嫉妬で悪く言われてる 部分だってあるしな |
あのお嬢様も、堅物の ネスティも・・・ それに、お前も |
ちっともおかしな連中 なんかじゃねーさ オレが保証してやるぜ |
フォルテ・・・ |
あ、けどな! あのケルマって女は 別だからなっ? |
召喚師かどうかって 以前に、性格に問題 ありありだからな |
あははははっ |
言えてる! |
召喚師であることが 偏見をもたれる原因に なることもあるのか 気をつけようっと |
召喚師であることが 偏見をもたれる原因に なることもあるのか 気をつけようっと |
あ、*n0 |
ど、どうしたんだよ ケイナっ!? 顔色が悪いよっ |
ど、どうしたのよ ケイナっ!? 顔色が悪いよっ |
だ、大丈夫よ・・・ 原因わかってるから |
昼間のあれ・・・ ケーキ・・・ |
どうも、私の胃には あわなかったみたい 胸焼けしちゃって |
あらら・・・ |
ははは、食べ慣れない ものを食べたのは 失敗だったわね・・・ |
我慢しないで、アメル に治してもらったら? 先輩たちに薬をもらう とか・・・ |
我慢しないで、アメル に治してもらったら? 先輩たちに薬をもらう とか・・・ |
ギブソンさんに勧めら れて食べた手前ね そういうわけにも いかないでしょ? |
あ・・・ |
それに、なんだか 恥ずかしいじゃない? 日頃、ロクなもの 食べてないみたいで |
心配しないで 風にあたったら気分も すこし良くなったし |
無理はしちゃダメだよ |
無理はしちゃダメよ |
ええ、ありがとう それと・・・ |
? |
フォルテのヤツには このこと、内緒ね お腹を抱えて笑うに 決まってるから! |
ははは・・・ |
女の人って、なんか 変なところで見栄を 張るんだなあ |
なんか、その気持ち 分かるような 気がする |
大丈夫でしょうか あの子を、僕たちと 必要以上に関わらせて |
おいおい ロッカもネスと同じで ミニスが俺たちの害に なるっていうのか? |
あらあら ロッカもネスと同じで ミニスがあたしたちの 害になるっていうの |
とんでもない! その逆ですよ・・・ |
僕たちは得体の知れぬ 敵に狙われてるんです |
一緒にいたら、あの子 まで巻き添えになって しまうかもしれないん ですよ!? |
そうか・・・ 俺、派閥のことばかり 考えてて・・・ |
そんな簡単なことに 気づいてなかった!? |
そうか・・・ あたし、派閥のこと ばかり考えてて・・・ |
そんな簡単なことに 気づいてなかった!? |
とはいえ、今さら 放り出すわけにも いきませんからね |
できるだけ早く あの子の目的をかなえ てあげましょう 僕も協力しますから |
ごめん、ロッカ よく考えずにあの子と 約束しちゃって・・・ |
ごめん、ロッカ よく考えずにあの子と 約束しちゃって・・・ |
いいんですよ、それは |
多分、僕が貴方の立場 |
多分、僕が貴女の立場 |
だったとしても |
同じことをしただろう と思いますから |
小さな子供が困ってる のを、ほっとけるわけ ないですからね |
ひょっとしたらネスも ロッカと同じことを 考えていたのかも しれないな・・・ |
ひょっとしたらネスも ロッカと同じことを 考えていたのかも しれないわね・・・ |
ネスティの野郎が 腹立てるのも当然だな |
テメエもアメルも つくづく危機感って ものがねぇんだからな |
うう・・・ 悪かったよ・・・ |
うう・・・ 悪かったわよ・・・ |
だがまあ、これは これで別に構わねぇか |
え? |
ニブい野郎だな? |
あのガキの面倒を見る のに夢中になってりゃ アメルの気もすこしは 紛れるだろうがよ |
ああ、そっか・・・ |
アイツは俺たち三人の 中で、末っ子みたいに 扱われてたせいかよ |
やたらと他人の世話を 焼きたがるのさ 年下に対しては特にな |
聖女にされちまって からは、そういう機会 も減ってたからな |
とりあえずは、好きに させておくさ・・・ |
アメルは、ミニスを 妹みたいに思ってるの かもしれないな・・・ |
アメルは、ミニスを 妹みたいに思ってるの かもしれないわね |
そうか、ミニスは一人 で修行してるのか |
そっか、ミニスは一人 で修行してるの |
うん、私の家に伝わる 召喚術はサプレスの ものばかりだから |
メイトルパの術を学ぶ には、私が自分で勉強 しなくちゃいけないの |
派閥の仲間から教わる ことはできないの? |
そんなの無理よ だって、召喚術は家々 ごとの秘伝だもの |
うっかり秘密をもらし たら、他の家の召喚師 に出し抜かれるって みんな思ってるのよ |
うーん、この考え方が 俺たちの派閥と決定的 に違うところなんだな |
うーん、この考え方が あたしの派閥と決定的 に違うところなんだ |
おかあさまが言うには 立派な召喚師になる ために必要なことって |
召喚術そのものだけで なくて、幅広い知識や 物の見方なんですって |
まだまだ、いっぱい 勉強しないと・・・ |
偉いな、ミニスは そんなにがんばって |
偉いわね、ミニスは そんなにがんばって |
偉い召喚師になるのは 私の夢だから それに・・・ |
約束したんだもの もう逃げない、って |
約束? |
あ、なんでもないよっ こっちのことっ! |
??? |
ミニスが言ってた 約束って、なんのこと なんだろう? |
ミニスが言ってた 約束って、なんのこと なんだろう? |
scn105
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
これでもないし これも、違う |
これでもない・・・ これも、違う |
・・・・・・ |
どう、調子は? |
さっぱりですよ |
いくら記録を探しても あの黒い兵士たちに 関連するような記述は 見あたらなくて |
ダメです |
いくら記録を探しても あの黒い兵士たちに 関連するような記述は 見あたらなくて |
簡単にあきらめるな *n0 |
連中の戦いぶりは 僕たちのような素人と 明らかに違っていた |
徹底された指揮系統と それを遵守した動きは 組織だった訓練を前提 に成立するものだ |
ネスティ殿ノ意見ニ 賛成デス。アレハ軍隊 ノ動キデシタ |
そうだとしたら やっかいな相手よね |
まっ、強い相手のほう が、ぶちのめしがいが あるってもんだがなァ |
ある意味、こいつの こういう性格は うらやましい気がする まったく・・・ |
ある意味、こいつの こういう性格は うらやましいわね まったく・・・ |
とにかく、情報が必要 なんだ。これから先の ことを考えようにも |
奴らのことを知らない ままでは、身動きの とりようがない |
それはたしかにそうだ と思うけど・・・ |
だからって、ここに ある文献の山の中から 敵の正体を探りだすの は無茶すぎだって |
そもそも、あいつらが 正規の軍隊だって保証 すらないんだし・・・ |
それはたしかにそうだ けどね・・・ |
だからって、ここに ある文献の山の中から 敵の正体を探りだすの は無茶よ・・・ |
そもそも、あいつらが 正規の軍隊だって保証 すらないんだし・・・ |
じゃあ、君は他に なにかいい方法がある というのか!? |
はいはいはーい 二人ともそこまでっ! |
一生懸命なのはわかる けど、それが空回りを しちゃ意味ないわよ |
ですが・・・ |
ひと息いれなさい 私たちも、ちょうど 休憩にするとこだから |
ね? |
それじゃ、ボク お茶の用意をして きますっ! |
収穫はあったかい? |
いえ、全然です |
そうか・・・ まあ、私たちの調査も 似たようなものだよ |
たしか・・・ 召喚師の連続しっそう 事件でしたっけ? |
たしか・・・ 召喚師の連続しっそう 事件ですよね? |
ああ、そうだよ 報告によるとまた一人 行方不明者が出たとの ことだ |
尋常じゃないですね それは・・・ |
まあ、まだ事件性が あるとはっきり確定 したわけじゃない |
地道に足取りを追って 調べていくつもりだよ 焦ってもしかたがない ことだからね |
そうそう、この手の 調査を長く続けるコツ は、根をつめないこと なのよ |
でも、それも時と場合 によるんじゃない でしょうか? |
おい、ネス |
ネス |
いたずらに時間をかけ ることで、取り返しの つかない事態を招いた りしたら・・・ |
悲観的な考えはあまり 好ましくないよ ネスティ |
僕は現実を見すえた話 をしているだけです |
ネスティ |
時間が惜しいので失礼 させてもらいます それでは! |
ちょっと、ネス どこ行くんだよ!? |
ちょっと、ネス どこ行くのよ!? |
行っちまった・・・ |
何あせってるのよ? |
ほっとけって・・・ |
*n1っ! |
じゃあ、聞くがよ 引き止めてどうする つもりなんだ? |
かえって、こじれる だけじゃねェのかよ ええ? |
・・・・・・ |
だいぶカリカリしてる みたいね、あの子 |
無理もあるまい 今の状況は彼にとって 不本意すぎるもの なんだからな |
不本意って? |
不本意・・・ですか? |
ねえ、*n0 |
貴方たちの目的って |
貴女たちの目的って |
なんだったかしら? |
あ!? |
・・・そういえば |
彼は生真面目な性格 だからな、任務の遅滞 に必要以上の責任を 感じているんだろう |
そういうトコって 昔の貴方みたいよね ギブソン? |
否定はしないよ だからこそ、彼の心境 がわかるんだしな |
ネス・・・ |
・・・・・・ |
聖王都は治安のいい街 だって授業で教わって いたし、俺もそうだと 思ってたけど・・・ |
なのに、あいつらは アメルを追って街の中 まで入ってきた |
この街は、本当に安全 なんだろうか? |
城の中から出てこない 王様たちは、今の街が どんな姿なのか知って るんだろうか? |
聖王都は治安のいい街 だって授業で教わって いたし、あたしもそう だと思ってたけど |
なのに、あいつらは アメルを追って街の中 まで入ってきた |
この街は、本当に安全 なのかしら? |
城の中から出てこない 王様たちは、今の街が どんな姿なのか知って るのかしらね? |
・・・おにいさん? |
えっ? |
こんにちは おにいさん |
あ、うん こんにちは・・・ |
誰だろう、この子 どこかで会ったかな? |
・・・おねえさん? |
えっ? |
こんにちは おねえさん |
あ、はい こんにちは・・・ |
誰、この子・・・ どこかで会ったかな? |
さっきから、ずーっと お城を見てますけど どうかしたんですか? |
ずーっとって・・・ 俺、そんなに長いこと 見ていたのかい? |
ずーっとって・・・ あたし、そんなに長い こと見てた? |
ええ、なんだか 真剣な顔で、ずーっと |
よっぽどお城が好き なんだなあって、ボク 感心してたんですよ |
いや、そうじゃないよ ちょっと考え事に夢中 になっちゃってさ |
いや、そうじゃないわ ちょっと考え事に夢中 になっちゃってね |
なぁーんだ・・・ そうだったんですか |
ところで、君は? |
ところで、あなたは? |
はい、ボクは エクスっていいます |
ここで人と会う約束を してて、待っていたん ですけど、退屈に なってきちゃって |
それで、俺に声を かけてきたってわけか |
それで、あたしに声を かけてきたってわけね |
ごめんなさい くだらないことで 邪魔をしちゃって |
いいんだよ、別に たいしたことを考えて たわけじゃないし |
ちょうどいいや お迎えが来るまで 俺でよければエクスの 話相手に・・・ |
いいのよ、別に たいしたことを考えて たわけじゃないから |
ちょうどいいわ お迎えが来るまで あたしでよければ エクスの話相手に |
エクスさまーっ! |
あ・・・ |
なる必要もなかった みたいだな、はははっ |
なる必要もなかった みたいね、はははっ |
ごめんなさい・・・ |
気にするなって それより、ほら 早く行ってあげな? |
はい、それじゃ おにいさん さようなら! |
気にしないで それより、ほら 早く行ってあげて? |
はい、それじゃ おねえさん さようなら! |
あのエクスって子供 見るからに、いい家の おぼっちゃんって感じ だったな・・・ |
ああいう子が一人で 歩いていられることを 考えてみたら・・・ |
やっぱり聖王都は 治安のいい街なのかも しれないな・・・うん |
あのエクスって子供 見るからに、いい家の おぼっちゃんって感じ だったわね・・・ |
ああいう子が一人で 歩いていられることを 考えてみたら・・・ |
やっぱり聖王都は 治安のいい街なのかも しれないわね |
あれ? あっちから 駆けてくるのは ひょっとして・・・ |
おーい パッフェルさーん |
あ、どーもどーも こんにちはーっ♪ |
そんなに走って バスケットの中身は 大丈夫なんですか |
え? |
いや、だから またケーキの配達の 途中なんでしょう? |
あー、いえいえ 今日の中身はケーキ じゃないんですよー |
ほらっ |
うわ、これって全部 手紙じゃないですか? |
そう、今の私は 郵便屋さんの時間 なんですよー |
ケーキ屋で働くのは お昼までなんですよ それから手紙の配達を しましてー・・・ |
日が沈んだら酒場の ウェイトレスさん これが私の、一日の 仕事ですねえ |
め、めちゃくちゃ 働いてるよ、この人 |
め、めちゃくちゃ 働いてる、この人 |
なんで、そこまでして 働くんですか? |
それはもちろん、お金 のために決まってる じゃないですかー |
将来のことを考えると ほら、貯金とかって 大切でしょ? |
それはわかるけど だからって・・・ |
あーっ、いけない! この調子だと、予定の 時間に配達終わらなく なっちゃいます!? |
それじゃ *n0さん お先に失礼しまーす! |
・・・行っちゃった |
感心して・・・ いいものなのかなあ? |
こんにちは *n0さん |
あ・・・ シオンの大将 どうも・・・ |
あ・・・ シオンの大将 ごぶさたしてます |
どうしたんです? 今日はいつもと比べて 元気が無いように見え ますが・・・ |
なにか、困ったこと でもあったのですか? |
あ・・・ その・・・ |
へ? あ、あははっ それは・・・ |
どうする? 相談してみようか? そんなことないですよ |
あはははっ? 別に、そんなこと ないですって! |
ほんと、気にしないで いいですから |
そうですか・・・ それならいいんですが |
くれぐれも、ご無理を してはいけませんよ? |
う、うん・・・っ |
ごまかしたの、なんか バレバレだったかも しれない・・・ |
あ、うん・・・っ |
ごまかしたの、なんか バレバレだったかも しれないわねえ・・・ |
なるほど・・・ それで、お友達と ケンカをしてしまった というわけですか |
ネスは俺のことを いつだって考えようと してくれるのに |
俺はいつも、それを 台無しにしてばかり いるような気がしてさ |
なんか、俺 ちっとも、ネスに 優しくしてない・・・ |
ネスは、あたしのこと いつだって考えていて くれてるのに |
いつも、あたし それを台無しにして ばかりいるような気が しちゃって・・・ |
なんか、あたし ちっとも、ネスに 優しくしてない・・・ |
相手に察してもらえる ものだけが、優しさの 在り方ではないですよ |
え? |
目には見えなくても 言葉で伝えなくても 本当に心でそう思って いるのなら・・・ |
貴方の気持ちはきっと 彼に届いていますよ 貴方がそう察したのと |
貴女の気持ちはきっと 彼に届いていますよ 貴女がそう察したのと |
同じようにね? |
あ・・・ |
それでは足りないと 思われるのなら 今からでも遅くは ありません・・・ |
きちんと、言葉で 伝えてあげなさい? それが一番ですよ |
ありがとう、大将 俺、そうしてみるよ |
きちんと、ネスと 話してくるよっ! |
うん、そうだよね? 大将の言うとおりかも |
あたし、きちんと ネスと話してみるわ! |
いってらっしゃい |
あれ、あそこにいるの ユエルじゃないか |
あれ、あそこにいるの ユエルじゃないの |
・・・・・・ |
どうしたんだろう? ずっとうつむいたまま みたいだけど・・・ |
どうしたんだろう? ずっとうつむいたまま みたいだけど・・・ |
はあ・・・ |
なにしてんだ ユエル? |
なにしてるのよ ユエル? |
・・・!? |
俺だよ、ほら *n0 |
あたしよ、ほら *n0 |
こ、これは違うよっ! ユエル、とったんじゃ ないんだからっ!? |
え? |
ユエル、どろぼう してないよっ!? お腹へってるけど がまんしてるもん! |
ははは、別に俺は ユエルのことを捕まえ にきたわけじゃ・・・ |
ははは、別にあたしは ユエルのことを捕まえ にきたわけじゃ・・・ |
・・・・! |
ちょっと、ユエル どうして逃げるんだよ おいっ!? |
ちょっと、ユエル どうして逃げるのよ ねえっ!? |
ユエル |
ユエル、どろぼうじゃ ないよ~っ!! |
あいつ、手の中に なにか持ってたみたい だったけど・・・ |
あの子、手の中に なにか持ってたみたい だったけど・・・ |
まさか、また!? |
まさか、また!? |
そんなわけないよな 困ったもんだな |
そんなわけないよね 困ったものね |
そんなわけないよな いくらなんでも |
そんなわけないよね いくらなんでも |
俺が信じてやらないと 向こうもきっと、俺の こと信用してくれない はずだし・・・ |
ひょっとすると あいつは、それに 気づいたから逃げたの かもしれないな? |
あたしが信じてあげな いと向こうもきっと 信用してくれない はずだし・・・ |
ひょっとすると あの子は、それに 気づいたから逃げたの かもしれないわね? |
だとしたら・・・ 悪いことしちまったな |
だとしたら・・・ 悪いことしちゃった |
困ったもんだな まったく・・・ |
次に見かけたら もっとこっぴどく 叱ってやらないとダメ かもな |
困ったものね まったく・・・ |
次に見かけたら もっとこっぴどく 叱ってやらないとダメ かもね |
ずっと思っていたこと なんだが、君たちは 他人に干渉することを 嫌ってるようだね |
え、そんなことはない と思いますけど? |
え、そんなことはない と思いますけど? |
ああ、君は違うよ だけど、他の人たちは どうだい? |
言われてみれば たしかに・・・ |
成り行きで行動を共に しているようなものだ から、仕方ないのかも しれないが |
今のままじゃいつか 息がつまってしまうぞ ネスティを見れば わかるだろう? |
そうですね・・・ そうかもしれない |
そうですね・・・ そうかもしれない |
これから先、君たちが 敵とわたりあうには 仲間同士の信頼が大切 になっていくはずだ |
そして信頼というもの は、交わし続けてきた 言葉の中から、自然に 生まれてくるんだよ |
時として、それは 圧倒的な力でさえも はねのける強さとなる |
私はこの目で そんな光景を見たこと があるんだ・・・ |
それは、先輩たちが 西で出会ったっていう 人たちのことですか? |
ああ・・・ 彼らはスラムの一角で 暮らす、ごく普通の 人々だった |
だが、彼らは宝玉を めぐる無色の派閥との 戦いに巻き込まれ ながら・・・ |
仲間を守るために戦い ぬき、ついにはそれを 退けたんだ |
すごい・・・ |
そんな彼らの中心に いたのは、君とさほど 変わらない年頃の若者 だったんだよ |
モナティがマスターと 呼んでいるのは その人のことなんだ |
どんな人だったん ですか? |
どんな人だったと 君は思う? |
どんな人だろう・・・ 行動的な人 思慮深い人 |
いつも前向きで みんなを引っ張って いく力をもっていたよ |
時として、そのせいで 厄介事を引き起こす こともあったけれど |
けしてあきらめず 行動によって解決する ような人物だった |
物事を深く見つめて 判断することができる 人だったよ |
思い悩むあまりに じれったく思える時も あったけれど |
決めたことは絶対に やりとげる、強い信念 をもっていた |
それじゃ、その人って いうのは・・・ |
その人は・・・ 男の人ですか? 女の人ですか? |
男だったよ、彼はね |
俺と同じくらいの歳で そんなことができる なんて・・・ |
そっか・・・ そうですよね、やっぱ |
女の人だよ、彼女は |
ええっ! そうなんですかっ!? |
すごすぎるよ それって・・・ |
あたしと同じ 女の子が・・・! |
なんか、同性として 尊敬したいかも・・・ |
話が横道にそれたが *n0 私が言いたいことはね |
自然に他人を思いやる ことができる気持ちを 忘れてはいけないって ことだ |
本当につらいことに 立ち向かわなくては ならなくなった時 |
支えてくれる人がいる ということは、とても 心強いものだからね |
あらら・・・ それは想像してたより 深刻だわね |
ネスが俺に弱音をはく なんて、初めてですよ |
ネスがあたしに弱音を はくなんて、初めて なんです |
ああいう生真面目な ヤツほど、心のほうは モロいんだぜ? |
で、たいていはそれが 原因で自滅すんのな |
・・・・・・ |
ねすてぃ殿ノ思考ハ 合理的デ、トモスレバ 我々、機械兵士ニ近イ モノデシタガ・・・ |
アノヨウニ、決断ニ 迷ワレルトハ・・・ |
*n1 それが人間なんだよ |
*n1 それが人間なのよ |
??? |
理論や計算だけで 割り切れない気持ちを もてあましてしまう |
それが、人間の欠点で あり、長所なんだ |
理論や計算だけで 割り切れない気持ちを もてあましちゃうの |
それが、人間の欠点で あり、長所なのよ |
ヨク、理解デキマセン |
理解しようとするん じゃなくて、感じとる ものだからな こればっかりは |
理解しようとするん じゃなくて、感じとる ものだもの こればっかりは |
それにしても・・・ |
一人であんなに思い つめる前に、どうして 俺たちに相談してくれ なかったんだろう |
それにしても・・・ |
一人であんなに思い つめる前に、どうして あたしに相談してくれ なかったのよ |
それは無理な注文ね |
だって、ネスティ 昔っから人見知りが 激しかったじゃないの |
え、ウソでしょ? |
なに、*n0 あなた、ひょっとして 気づいてなかったの? |
あの子、派閥の中では ほとんど人づきあい してなかったんだから |
!? |
養父であり師匠である ラウル様とか、なぜか 尊敬してるギブソンは ともかく・・・ |
物腰は丁寧だけど、彼 基本的に、誰にも心を 許してないもの |
だけど、ネスって 俺に対しては情け容赦 ないですよっ!? |
その割にはあたしへの 突っ込みは容赦が ないような・・・? |
特別なのよ、きっと |
貴方はあの子にとって |
貴女はあの子にとって |
数少ない、気を許せる 相手なんでしょうね |
そうかなあ・・・ |
複雑ですね |
モナティ・・・ なんとなく、わかる 気がしますの・・・ |
モナティ? |
モナティ? |
うまく説明できない ですけど・・・ |
きつい言葉をかける のは、その人のことが キライなんじゃなくて |
ホントは、すっごく 気になってるからだと 思うんですの |
だって! ホントにキライなら なんにも言ってくれ ないはずだもの・・ |
そうね・・・ モナティの言うとおり だと私も思うわ |
素直になるのって 意外と難しいものよ まして、それが大切な 相手であるほどね |
・・・・・・ |
そういった意味でも この状況はあの子に とってキツイのかもね |
面識もない大勢の人と いきなり共同生活する ことになったんだから |
そうですね・・・ |
いきなり、 今までと違った環境で 暮らせって 言われて |
混乱しない人なんて いませんよ? |
僕だって、そうだった から・・・ |
*n1・・・ |
そっか・・・ 俺、そんなこと今まで 考えもしなかったよ |
ネスのこと、わかって なかったんだ・・・ |
そっか・・・ あたし、そんなこと今 まで考えもしなかった |
ネスのこと、わかって なかったのね・・・ |
こらこら、ボク 君まで深刻になって どうするの? |
こらこら 君まで深刻になって どうするの? |
いい機会じゃない せっかくだからこの際 あの子の人見知りを 治しちゃいましょ? |
ええっ!? |
ふふふ・・・ ここは、おねーさんに 任せなさいっ♪ |
ネス、あのさ・・・ |
ネス? |
邪魔しないでくれ 僕は忙しいんだ |
・・・・ |
ムキになるなよ 頭を冷やせよ |
珍しいよね らしくないよ |
ムキになるなよ そういうのってネス らしくないぜ |
誰がムキになんか! |
本当に? |
珍しいよね ネスが感情的になる なんて・・・ |
僕が感情的だって!! |
なってるじゃない |
む・・・ |
頭を冷やせよ 先輩たちが言おうと してたこと、ネスなら わかるはずだろ? |
らしくないよ・・・ 全然、ネスらしくない |
いつものネスなら わかってるはずなのに |
・・・・・・ |
ネスがいらいらしてる 理由はわかるよ |
本当なら俺たちは とっくにゼラムを出て 南に向かってなくちゃ いけないんだから |
だけど、今みたいな ことになるなんて誰も 予想できなかったこと じゃないか |
ネスがいらいらしてる 理由はわかるよ |
本当ならあたしたちは とっくにゼラムを出て 南に向かってなくちゃ いけないのよね |
だけどさ、今みたいな ことになるなんて誰も 予想できなかったこと じゃない |
君に言われなくとも それぐらい、僕に だってわかってる! |
わかっているからこそ 余計に腹立たしいんだ |
ネス・・・ |
関わらなければ 良かったんだ・・・ |
レルムの村になんて 行かなければ! そうすれば・・・ |
ネスっ!! |
・・・すまない 今のは言い過ぎだった |
だけど、*n0 僕は不安なんだ |
たどり着くべき結末も 進むべき方向さえも 見えてこない |
こんな毎日がこれから ずっと続いたら・・・ そう考えると、僕は |
そんなはずないさ |
たしかに今の俺たちは 状況に流されてるよう に見えるけど |
それに甘んじようって 思ってなんかいない 切り開く道をそれぞれ 探してるんだ |
時間がかかってるのは 最良の方法を探そうと しているからだよ |
それだけのことさ ネスが気に病むこと なんてないんだ |
あたしはそうは 思えないの |
だって、さ。たしかに 今のあたしたちは 状況に流されてるよう に見えるけど |
それに甘んじようって 思ってなんかいない 切り開く道をそれぞれ 探してるわ |
時間がかかるのは・・ 最良の方法を探そうと しているからでしょ |
それだけのことよ ネスが気に病む必要 なんて無いよ |
そうだな・・・ 君の言うとおりだと いいんだがな・・・ |
ネス? |
悪いが、すこし一人に してくれないか? |
気持ちを切り替える 時間が欲しい・・・ |
・・・うん、わかった |
無茶しないでね・・・ |
あれ、みんな 集まってどこへ 行くんだ? |
あれ、みんな 集まってどこへ 行くの? |
ミニスを連れて ちょっと故買屋を 回ってみようと思うの |
故買屋? |
表じゃ取引きできない 品物を専門に扱ってる ような店のことさ |
落とした物が物だけに 拾われてそういう所に 並んでるかもしれねー からな |
なるほど けど、そんな場所 よくフォルテは知って たよなあ |
なるほど けど、そんな場所 よくフォルテは知って るわね |
へへへ、なーに 冒険者の常識って もんだぜ |
すっごくかたよった 常識なんだけどね 貴方の場合は |
・・・・・・ |
なにか手がかりが 見つかるといいよな ミニス? |
なにか手がかりが 見つかるといいわね ミニス? |
でも、そこにも なかったら・・・? |
探す前からそんなこと 言うのはよくないよ ミニス? |
だって・・・っ! |
まあ、とりあえず 行ってみないことには 始まらねーって |
その時はその時で また別の方法を考えれ ばいいだけのことよ そうでしょう? |
うん・・・ |
んじゃ、行ってくるわ |
ああ、気をつけて |
ええ、気をつけてね |
ちょっと、ちょっとぉ そこの若人ぉ |
・・・? |
そぉそぉ、あなたよ あ・な・た! |
ちょっと、こっちに いらっしゃいな |
あの、俺になにか 用事ですか? |
あの、あたしになにか 用事ですか? |
うーん・・・ 見れば見るほど 面白い顔だわねぇ |
なっ!? |
へっ!? |
にゃはははっ 怒んないでよぉ? |
さ、酒くさい・・・ この人、酔っぱらい だったのか・・・ |
関わるんじゃ なかった・・・ |
さ、酒くさい・・・ この人、酔っぱらい じゃないの・・・ |
あちゃあ・・・ 関わるんじゃなかった かも・・・ |
あっ!私のこと 酔っぱらいだって 思ってるなぁ? |
!? |
ほほぉ、今度は どうやって逃げようか 考えてるわけねぇ |
面倒ごとは、 兄弟子のことだけで たくさんって とこかしらぁ |
なっ、なんで そんなことまで 知ってるんだ!? |
なっ、なんで そんなことまで 知ってるのっ!? |
にゃはははっ 答えは、そりゃ簡単 |
このメイメイさんは スゴ腕の占い師さん だからねぇ・・・ |
占い師・・・? |
そぉよぉ? 当たるも八卦 当たらぬも八卦・・・ |
って、にゃははっ こっちの世界の人にゃ わかんないかぁ? |
??? |
ねぇ、あなたの名前は なんていうのぉ? |
*n0 ですけど・・・ |
ふぅーん・・・ 名前からして すこぉし変わってる わねぇ? |
よぉし、決めたわ このメイメイさんがぁ あなたを、ばっちり 占ったげる! |
えっ、でも・・・ |
いいから、いいから お店までいらっしゃい お代はタダにしといた げるからぁ? |
こんな変わった運勢の 持ち主、そうそういる もんじゃないものねぇ にゃはははは・・・ |
ここがメイメイさんの お店ですか |
そうよぉ? |
人相、手相、姓名判断 シルターン式の占いで お客さんに幸運を授け てるってわけねぇ |
シルターン式か・・・ 道理で変わった道具が 多いわけだ |
シルターン式ね・・・ 道理で変わった道具が 多いわけだわ |
でわ、まずはお手を 拝見・・・ |
むー・・・ |
どうなんですか? |
どうなんです? |
なんていうか・・・ 無茶苦茶ねぇ |
ええっ!? |
あ、悪いってこと じゃないのよぉ? |
普通の人に比べると あなたの運勢はすごく 不安定なのよねぇ |
いい方に転べば すごく幸せになれるん だけどぉ・・・ |
悪い方に転ぶと? |
最低最悪になっちゃう にゃははははっ |
笑いごとじゃない ですってばぁ!? |
笑いごとじゃない わよぉ!? |
ああ、みてもらうん じゃなかった・・・ |
まあまあ、まだ不幸と 決まったわけじゃあ ないんだしぃ・・・ |
運勢ってのは、日頃の 行い次第で、変える こともできるんだから |
心配になったら、また たずねておいでよぉ 相談に乗ったげるから にゃははははっ♪ |
は、はあ・・・ |
ああ、そぉそぉ ウチではこんなものも やってんだけど どぉ? |
これって、クジ? |
うん、そぉ こうして順番にクジを めくっていって・・・ |
絵柄が揃ったら 景品がもらえるのね? |
軽い運試しのつもりで やってみたらどぉ? にゃははははっ♪ |
そうだな・・・ よし、やってみるか! |
そうねえ・・・ よし、やってみるわ! |
毎度ありぃ♪ |
今回はお試しだから タダにしてあげたけど 次からは、ちゃあんと お代を払ってねぇ? |
いくらなんです? |
そうねえ お金じゃなくてぇ お酒でもらえなぁい? |
え? |
にゃははははっ♪ もらったお金は、すぐ 酒代になるんだものぉ |
それなら、最初っから お酒をもらったほうが 手間が省けるでしょ? |
は、はあ・・・ |
というわけだからぁ 次は、忘れずにお酒を もってきてねえ? |
誰と話す? |
ロッカと話そう |
リューグと話そう |
*n1と話そう |
本気なんですか ミモザ先輩? |
本気も本気 大真面目だけど? |
こんな状況で街の外に ピクニックに出かける なんて・・・ |
まったくだぜ なに考えてんだよ この女は・・・ |
問題ないじゃない 天気はいいし、絶好の 行楽日和だと思うけど |
そういう問題じゃ ないでしょう!? |
僕たちは今、狙われて いるんですよ なのに、のこのこ街の 外に出ていくなんて |
じゃあ、聞くけど 街の中にいたら絶対に 安全なわけ? |
それは・・・ |
まあ、どこにいようと 連中が襲ってこない 保証はねーよなぁ |
たしかにそうだけど でもねえ・・・ |
ですよねえ |
はいはいはい! つべこべ言わなーい |
わざわざアメルちゃん に頼んでお弁当だって 作ってもらってるのよ ねえ? |
あ、はい・・・ たいしたものじゃない ですけど、一応は |
とかなんとかいって このオンナ、すっげェ 気合いをいれて作って たっけなァ・・・? |
*n1くん? |
んだよ? オレは別にウソついた りしてねェぞ |
それはそうだけど わざわざ言わなく たって |
は、恥ずかしい じゃない・・・・ |
おーおー照れてやがる ヒヒヒヒヒッ |
あのね・・・ *n1もね・・ |
おてつだい、したよ? |
ほらほら、男ども これでも行きたくない って言えるわけ? |
それは・・・ |
う・・・ |
な、なんて 強引な・・・ |
な、なんて 強引な・・・ |
ミニスちゃんだって 誘ってるんだもの 今さら中止になんて できるもんですか |
どうしてもイヤなら いいわよお 私たちだけで楽しん でくるから |
なにげに脅迫にまで 及んでるし・・・ |
なにげに脅迫にまで 及んでるし・・・ |
ねー *n0? |
えっ、あたしも 共犯者ですか? |
確信犯だ・・・ とんでもなく知能犯で 確信犯だあぁ~っ!? |
それって・・・ しゃれになってないよ |
裏切り者め・・・ |
ああ、ネスのやつ すっかり俺が共犯だと 思いこんでるよ |
巻き込まれたんだって 言っても、信じてくれ ないだろうなあ とほほ・・・ |
あたしも 巻き込まれたって 言っても信じてもらえ ないだろうなぁ |
こーら、お前ら いつまで深刻ぶった顔 してんだ? |
ほっといてください |
おいおい、そう しかめっ面すんなって |
ほれ、見ろよ |
ふーん それでケイナさん ずっとあの人と一緒に 旅してたんだ? |
なんだか素敵ですよね そういう巡り合わせ |
運命の 出会いですのー♪ |
素敵なもんですか おかげで、ずううっと 苦労しっぱなしで |
とか言っちゃって しっかりよりそってる あたりが・・・ |
・・・(こくこく) |
み、ミモザさんっ!? |
女連中がああまで はしゃいでるのって 久しぶりだぜ? |
そう言われてみると そうかも・・・ |
知らないうちに オレらは、ゆとりって ものをなくしてたの かもしれねーな |
・・・・・・ |
なあ、ネスティ 今日だけは、あいつら につきあおうや? |
そうだよ、ネス 出かけたからには 楽しまないともったい ないって |
そうよ、ネス 出かけたからには 楽しまなくちゃね |
いや、しかし・・・ |
副交感神経ヲ緊張サセ 続ケルコトハ、身体ニ 好マシクアリマセン |
コノヨウナ機会ニ すとれすヲ緩和シテ オクベキデショウ |
なんだかわからんが *n1も 賛成ってことだな? |
ハイ・・・ |
一度、あんたとは ゆっくり話をしたいと 思ってたし、な? |
ああ、そうか フォルテ、ネスに気を 遣ってくれてるんだ だったら・・・ |
あっ、そっか フォルテ、ネスに気を 遣ってくれてるのね |
じゃ、俺もみんなと いろいろ話してくるよ |
じゃ、あたしもみんな と話してくるわ |
ああ、それがいい せっかくの機会だしな |
こうしていると 敵に狙われていること なんて忘れてしまい そうですね |
そうだよな 不謹慎だって言われ そうだけど |
そうよね 不謹慎だって言われる かもしれないけど |
アメルがあんなふうに はしゃぐのを見るのは 久しぶりな気がします |
ずいぶんとおてんばな 女の子だったって 爺さんから聞いたよ |
ずいぶんとおてんば だったってお爺さん から聞いたわ |
ああ、それはもう 村の子供たちと一緒に なって、野山を駆け 回ってましたよ |
聖女と呼ばれるように なってからは、そんな 機会もなくなって しまいましたけどね |
そうだろうなあ |
でしょうね |
あの子は優しいから 自分のことより周りの ことを大事にしすぎる んです・・・ |
癒しの力に目覚めた時 だってそうでした 村長に「村のためだ」 と熱心に言われて |
みんなの期待に応える ために、聖女として 祭りあげられることを 受け入れたんですよ |
なんとなくそんな気は してたけど、やっぱり 無理してたんだな |
なんとなくそんな気は してたけど、やっぱり 無理してたのね |
こんなことを言うと それこそ不謹慎かも しれませんが・・・ |
村があんなことに なって、ようやく あの子は解放された気 がするんです |
ロッカ・・・ |
ロッカ・・・ |
自警団の長をしていた 人間の言うことじゃ ないですよね? |
だけど、僕にとって アメルはちっちゃな 妹のままですから |
幸せであってほしいん です、誰よりも・・・ |
なあ、リューグ さっきから思ってたん だけどさ |
ねえ、リューグ さっきから思ってたん だけどさ |
なんだ? |
ちょっとピリピリ しすぎじゃないのか? あちこち警戒して ばかりじゃないか |
ちょっとピリピリ しすぎじゃないの? あちこち警戒して ばかりじゃない |
ほっとけ・・・ 俺が好きでしてるんだ |
でも、それじゃ リューグがちっとも 楽しめないだろ |
もっと笑って、 楽しもうよ。リューグ |
別に楽しむために 俺は来たんじゃねえ ただ・・・ |
あいつらが安心して 過ごせるようにして やりたいだけだ |
リューグ・・・ |
戦い慣れてない連中に いつ襲撃されるか わからねえ今の状況は きつすぎる |
下手をすりゃ戦う前に 神経がすりきれる 無理にでも息を抜かせ ないともたねえ |
ちと強引なやり方だが あの女はそのつもりで こんな無茶やらかした んだろう? |
うん、多分 そうだと思う |
ミモザ先輩の考えって わかんないけど 多分、そんなとこ じゃないかな? |
なら、そいつを無事に 終わらせてやるのが 俺の役目だ |
それはわかったけど じゃあ、リューグは いつ息を抜くんだよ |
意地っ張り・・・ じゃあ、リューグは いつ息を抜くの? |
・・・なめてんのか? |
俺は素人じゃねえ こんなお膳立てなんぞ なくても、自分の管理 ぐらいできる |
他人のことより 手前ェのことを心配 しとくんだな |
手前ェのようなハンパ 野郎でも、事が起きた ら貴重な戦力なんだ |
女たちを守れるぐらい の余裕はもってろよ わかったな!? |
あ、うん・・・ |
ハンパもんって・・・ あんたねぇ・・・ |
あるじ殿、ヨロシイノ デスカ? |
ドウセ会話ヲ楽シムノ ナラ、自分以外ノ方ノ ホウガ適任カト |
適任って・・・ あのなあ *n1? |
普通に話をするのに わざわざそんなこと 考えなくたって いいんだってば |
適任って・・・ あのね *n1? |
普通に話をするのに わざわざそんなこと 考えなくたって いいんだってば |
シカシ、自分ハ戦闘用 ニ製造サレタ機体デス 対話ニ関スルすぺっく ハ、高クアリマセン |
あるじ殿ニ満足シテ イタダケル会話ガ デキルトハ・・・ |
わかった、わかった それじゃ質問しよう |
*n1は 俺と会話しても楽しく ないのか? |
わかった、わかった それじゃ質問するわ |
*n1は あたしと会話しても 楽しくないの? |
イイエ、ソンナコトハ アリマセン |
自分ハ製造サレテ以来 人間ト対話スル機会ヲ モチエマセンデシタ |
デスカラ、あるじ殿ノ 話ヲ聞クノハ、非常ニ 興味深イノデス |
それと同じだよ |
それと同じよ |
? |
*n1が 当たり前だと思ってる 知識とか、考え方とか そういうものは |
知らない俺にとっては すごく興味深いし 面白いことなんだぜ? |
*n1が 当たり前だと思ってる 知識とか、考え方とか そういうものは |
知らないあたしにとっ てはすごく興味深いし 面白いことなのよ? |
・・・! |
話し方が上手とか下手 とか、そんなこと関係 ないよ |
お互いが楽しければ 会話ってのは成立する ものなんだからさ |
話し方が上手とか下手 とか、そんなこと関係 ないわ |
お互いが楽しければ 会話ってのは成立する ものなんだからさ |
互イニ、楽シム・・・ デスカ・・・ |
ケッ! オンナって のは、どこの世界でも 変わらねェのな・・・ |
くだんねェことで キャアキャア騒いで うっとォしいったら ありゃしねェ |
そんな言い方すること でもないだろう? それに、にぎやかで いいじゃないか |
そんな言い方すること でもないでしょ? それに、にぎやかで いいじゃないの |
にぎやかだァ? ニンゲン、テメエ 言葉の使い方が 間違ってやがるぜ |
ああいうのはなァ 「うっとおしい」とか 「やかましい」って 言うんだよ!? |
・・・ |
そもそも、オレはな あの空気がすっげェ キライなんだよッ |
あたしたち、みィんな なかよしでェーす♪ |
・・・ってな具合に 見せといて、内心では 信じられねェような こと考えててよ |
気持ち悪いったら ありゃしねェぜ 感情と顔を一致させろ っつーのッ!? |
・・・・・・ |
オイ? テメエ なんでさっきから 黙ってんだよ!? |
・・・! ・・・!! |
は? 後ろォ・・・? |
ずいぶんと女の子の 心理について おくわしいのねえ ボクぅ? |
げっ!? |
つきましては、 もっとお話を 聞かせてほしいって ことで・・・ |
ちょーっと、こっちに いらっしゃい? |
いででっ! み、耳ィ!? 引っ張るなあァっ!! |
お、おいっ 見てないで助けろッ! ニンゲンっ!? |
すまない・・・ 俺にはとても、そんな 勇気はないんだ・・・ |
ま、がんばって 生きて帰ってくれ |
ごめんね・・・ あたしにはとても、そ んな勇気はない・・・ |
ま、がんばって 生きて帰ってね |
*n1くん さあ、みんながお待ち かねですよ? |
たっ、助けて くれえェェェェっ!? |
*n1は あんまりしゃべるのは 得意じゃなかったけど |
どうなんだろう? ちゃんと楽しんでる のかな・・・ |
*n1は あんまりしゃべるのは 得意じゃなかったけど |
どうなんだろう? ちゃんと楽しんでる のかな・・・ |
あ、ほら見て *n1 あそこの花、すごく キレイじゃない? |
・・・(こくん) |
えっと、なんて名前 だったっけ? |
ハナビソウ・・・ |
ハナビソウ? |
バスラムのことよ シルターンでは ハナビソウって言うの |
熟すとね、実が爆ぜて 種をまき散らすから そう呼ぶのよ? |
・・・(こくん) |
バスラムの花って 染め物遊びをすると 楽しいんですよね |
えっ、そうなの!? |
教えてあげるから あとでみんなで やってみようか? |
(こくこくっ!) |
だったら、誰が一番 上手か競争しましょ |
よーし、負けないわよ |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
やれやれ、俺が 心配するまでも なかったみたいかな? |
やれやれ、あたしが 心配するまでも なかったみたいね? |
やっぱり、外の空気は 街のものよりおいしい ですねえ |
*n1の 暮らしてたメイトルパ は、すごく自然が豊か なんだろう? |
*n1の 暮らしてたメイトルパ は、すごく自然が豊か なんでしょう? |
豊かというか・・・ ボクたちの生活は常に 自然と共にあるような ものなんですよ |
ボクがいたメトラルの 集落は、族長も暮らす 比較的大きなもの でしたけど |
それでも、アメルさん たちのいた村よりも 小さいんですよ |
へえ・・・ |
そんな環境ですから こうやって、みんなで お弁当をもって |
外へ遊びに出かける なんてことは、初めて の経験なんです |
それじゃ、思いっきり 楽しまないとな? |
それじゃ、思いっきり 楽しまないとね? |
はいっ♪ |
うふふ・・・ |
なんだよ、モナティ ずいぶんと嬉しそう じゃないか? |
なによ、モナティ ずいぶんと嬉しそう じゃないの? |
だって、だって みんなでお出かけって 楽しいじゃないですか |
マスターたちとも よくこうして出かけた んですの・・・ |
いいお天気にお弁当を もって遊びにいって みんなでいーっぱい おしゃべりをすると |
なんだか、もっと みんなのことが好きに なれる気がして |
だから、モナティ こういうのってすごく 楽しいんですの |
もしかすると、ミモザ 先輩が俺たちを強引に 外へ連れ出したのは |
ネスだけじゃなくて 俺たち全員を、もっと うちとけさせるため だったのかもな |
モナティが思っている ように・・・ |
もしかすると、ミモザ 先輩があたしたちを強 引に外へ連れ出したの |
ネスだけじゃなくて あたしたち全員を、 もっとうちとけさせる ためだったのかもね |
モナティが思っている ように・・・ |
*n0さん |
・・・ん? |
・・・ん? |
モナティ、みなさんと たくさんお話しして もっと仲良くなりたい ですの |
だから、いーっぱい 楽しみましょうねっ |
ああ、そうだな そうしようぜ モナティ? |
ええ、そうね そうしましょう モナティ? |
はいですのーっ! |
どうする? ぶらぶら散歩する のんびり昼寝する |
さ、到着したわよ |
へえ、こんな場所が 近くにあったなんて |
へえ、こんな場所が 近くにあるんだ |
フロト湿原だな 僕も、来るのは初めて だが・・・ |
草が青々と茂っていて すごくきれいですねえ |
足下がふわふわしてて なんだか不思議だわ お家のじゅうたん みたい |
・・・(ぽむぽむ) |
・・・? |
(ぽむぽむぽむぽむ) |
・・・♪ |
楽しそうだなあ *n1 |
楽しそうね *n1 |
すごいな、いったい どうなってるんだ? |
すごい、いったい どうなってるの? |
ソレハデスネ・・・ |
面白いだろ? 地面と草の間に、水が 溜まってるからだぜ |
詳しいな、フォルテ |
詳しいね、フォルテ |
まあな♪ |
ん、どうした? *n1 |
ん、どうしたの? *n1 |
・・・・・・ |
イエ、別ニ・・・ |
そういうどうでもいい ことだけは、やたらに 詳しいのよ、そいつは |
そんなことないですよ たいしたものです |
雑学は冒険者のメシの タネだからな |
このフロト湿原はね 見習い時代の頃からの 私のお気に入りの場所 なのよ |
ここでしか見られない 動植物も多くてね 観察するために一日中 入り浸ってたわ |
本当だ・・・ あっちにいる動物って 俺、初めて見る種類だ |
本当・・・ あっちにいる動物って 初めて見る種類! |
え! どこどこっ!? |
ほら、あそこ・・・ って、ミモザ先輩!? |
ほら、あそこ・・・ って、ミモザ先輩!? |
ミモザ |
ちょっと観察してくる から、あとのことは よろしくねぇ! |
・・・行っちゃったよ |
・・・行っちゃった |
やれやれ、困った人だ |
どうすんだよ、おい? |
いいじゃないの ここからは、それぞれ 自由行動にすれば |
今日は骨休めに 来たんだし |
それはかまわねーが オレとしてはその前に 腹ごしらえを・・・ |
私も、お腹ぺこぺこ |
はいはい、それじゃ まずはみんなでお弁当 にしましょうね |
はあ~っ 本当にこうしていると 狙われてるのが嘘 みたいだなあ |
みんなも思い思いに 羽根をのばしてる みたいだし・・・ |
俺はどうしようかなあ |
ふぅ~っ 本当にこうしていると 狙われてるのが嘘 みたい |
みんなも思い思いに 羽根をのばしてる みたいだし・・・ |
あたしは どうしよっかな |
あれ? あそこに座ってるの ネスじゃないか |
あらら? あそこに座ってるの ネスじゃない |
・・・・・・ |
また深刻な顔してるよ 困ったもんだなあ |
深刻な顔しちゃって かたいんだから |
一人でぼうっとして どうしたんだよ? |
やっほ! ネス どうしたの? |
君か・・・ |
やっぱ、ネスは こうやってみんなと 遊びに来るのって 好きじゃないか? |
やっぱ、ネスは こうやってみんなと 遊びに来るのって 好きじゃないの? |
いや、そういうわけ じゃないが |
ただ、どうしても これから先のことを 気にしてしまってな |
そのことなんだけどさ 俺、思うんだ |
無理に旅を急ぐ必要 なんてないんじゃ ないのかな・・・ |
そのことなんだけどさ あたし、思うんだ |
無理に旅を急ぐ必要 なんてないんじゃ ないのかな・・・ |
え? |
ほら、俺たちが旅に 出ようとした目的って いろいろな経験をして |
俺が一人前の召喚師に なる勉強をすること だっただろう |
ほら、あたしたちが 旅に出た目的って いろいろな経験をして |
あたしが一人前の 召喚師になる勉強を することが 目的なんでしょ |
ああ、そのとおりだ |
だったら、今こうして ここにいることだって 貴重な経験だよ |
今まで出会ったことも なかった、いろいろな 人たちと出会って |
知らなかったことや 思いもしなかったこと を知ることができた |
そう考えることって できないかな? |
だったら、今こうして ここにいることだって 貴重な経験になる そう思うの・・・ |
今まで出会ったことも なかった、いろいろな 人たちと出会って |
知らなかったことや 思いもしなかったこと を知ることができたわ |
そう考えることって できないかな? |
*n0・・・ |
ま、たしかにさ ネスの考えてるほどに 成長はできてないかも しれないけど |
昔の俺と比べたら 俺、今の自分のほうが ずっと好きだぜ |
たしかにね ネスの考えてるほどに 成長はできてないかも しれないけど |
昔のあたしと比べたら あたし絶対に 今のあたし、好きだよ |
・・・ふふっ |
? |
ははははっ 君ってやつは本当に あはははは・・・っ |
な、なんだよっ なんで笑うんだよっ? |
何よぉ 笑うことないじゃない |
いや・・・ 笑うしかないだろう そう言われたら・・・ |
僕の心配してたことを 君はとっくに、自分で 解決してたんだな |
??? |
わかんないよ? |
いや、いいんだ 気にしないでくれ |
教えなさいよ |
あはははは・・・っ |
もう、笑ってないで 教えなさいよ |
やっぱ、こういう場所 ですることっていえば 昼寝だよな |
あそこの岩なんか 日当たりもよくて 気持ちよさそうだし |
それじゃ・・・ おやすみなさあい |
やっぱ、こういう場所 ですることっていえば 昼寝かなぁ |
あそこの岩なんか 日当たりもよくて 気持ちよさそう |
それじゃ・・・ おやすみ・・・ |
*n0 |
・・・・・・ |
*n0 |
・・・ん? |
*n0 |
なんだか・・・ いきぐるし・・・ |
*n0 |
・・・にゅ? |
*n0 |
なんだか・・・ いきぐるし・・・ |
くすくすっ |
*n0 |
っは!? |
っは!? |
ああ、やっと起きて くれましたね |
・・・ひゃメル? |
何度も起こしたのに ちっとも目を覚まして くれないから |
こうして、お鼻を つまんでみました |
あ、あのね・・・ |
いけませんよ? 食べてすぐに寝ると 身体によくないです |
それに、せっかく こんなきれいな景色の 場所に来たんです |
お昼寝ばかりしてたら もったいないですよ |
それもそうだね ん~っ・・・! |
それもそうね ん~っ・・・! |
でも、本当に *n0さんって お昼寝が好きですよね |
最初に出会った時も 眠ってたし |
あははは そうだったよな |
あははは そうね・・・ |
でもあの時に、貴方と |
でもあの時に、貴女と |
出会ってなかったら |
こうしてあたしは 無事でいられなかった んですよね |
*n0さん たちには 本当に感謝して います・・・ |
感謝だなんて 俺は別に、当たり前の ことをしただけだよ |
感謝だなんて おかしいよ、あたしは 当たり前のこと しただけなんだから |
いいえ、ちっとも 当たり前じゃないです |
普通の人だったら 危険なことには関わり たくないって考える はずなのに |
貴方たちは違った |
貴女たちは違った |
無関係なはずのあたし たちを助けて、ずっと 守ってくれました |
たくさん迷惑をかけて しまってるのに・・・ |
そんな! |
気にしないで・・・ |
今のままじゃダメだと 思っています |
*n0さんたち の優しさに甘えて いるだけじゃダメなん です、でも・・・ |
あたし、勇気が足り |
ない・・・貴方たちの |
ない・・・貴女たちの |
側から離れることが こわいんです! |
いつまでも こうしていたい *n0さんたち と一緒にいたい |
アメル・・・ |
身勝手すぎますよね 自分の気持ちばかり 大事にして・・・ |
あたし、聖女失格です ちっとも優しくない |
そんなことないよ! だって・・・ |
そんなことないわ! だって・・・ |
きゃああああっ!? |
今のは!? |
やはり、連中も黙って 見過ごしては くれなかったか・・・ |
急ぐぞ*n0! |
わかった! |
ええっ! |
・・・伏せて! |
きゃああああっ!? |
・・・回避シタカ 威嚇ダッタトハイエ ヨイ反応ダ・・・ |
やっぱ、出てきたかよ 黒の機械兵士・・・! |
やっぱ、出てきたわね 黒の機械兵士・・・! |
無事デスカ!? あるじ殿! |
ナニやってんだよ!? ニンゲンっ! |
おにいちゃん!? |
おねえちゃん!? |
ご主人様っ!? |
みんな!? |
このまま王都の中に 立てこもられたら 面倒だったんだがね |
わざわざ捕まりに出て きてくれるとは・・・ 正直、助かったよ |
別に貴様のためにした ことじゃない! |
都合のいいごたくを 並べてんじゃねぇ!! |
所詮ハ素人ノ集団カ コウナルコトハ予測 デキタロウニ・・・ |
そうね まさにそのとおりよね |
ああ、こうでなくちゃ 遠出してきた意味が ねえ |
えっ? |
どういうことですか? フォルテさん |
つまりな・・・ |
行楽トハ別ノ目的ガ アッタヨウデスネ? |
ええ、つまり・・・ |
手詰まりだったのはね お互い様ってことよ |
エサをちらつかせれば 飢えきった獣は、確実 に食いついてくる |
あのねーちゃん、多分 そこまで計算してたん だろうな |
そういうことか!? |
なるほど、最初から それを狙って・・・ |
策にはめたつもりか? こざかしい! |
我々と貴様らの戦力差 を考えれば、自殺行為 にしか過ぎないぞ! |
そのあたりはまあ 気合いでおぎなうさ |
総員、全力でかかれ! |
上等だっ! 受けてたつぜ!! |
*n0 あのイオスって小僧を 絶対に逃がすなよ? |
あいつをふん捕まえ れば、こいつらの正体 がわかるはずだ! |
わかった!! |
わかったわ!! |
なんて答える? |
それがどうした! ふざけるな! それは・・・ |
それがどうしたのよ! ふざけないで! それは・・・ |
馬鹿な・・・ この連中、この前より 確実に強くなっている |
あんたらのおかげかな 度胸と根性だけは ついたんだ |
あなたたちのおかげよ あれだけ戦えば 勇気はつくわよ |
・・・・・・ |
おっと、機械兵士さん この前と同じ手はもう くわねーぜ? |
おかしな動きをすれば 仲間の命の保証はせん |
喋ってもらうぞ お前たちの正体と その目的を! |
構うな、ゼルフィルド このまま撃てっ! |
え!? |
へっ!? |
任務の遂行こそ絶対だ お前さえ生き残れば あの方に対象を届ける ことはできる |
さあ、僕ごと こいつらを撃ち殺せ! |
・・・了解シタ |
敵機体、射撃姿勢へ 移行シマス |
発砲確率ハ・・・ 限リナク100%!! |
ぼけっとしてんじゃ ねェぞ、テメエら!? |
連中は本気だッ!! |
みんな、逃げろっ!? |
みんなも逃げて! |
・・・なっ!? |
召喚術・・・ メイトルパのだっ!? |
ちょっと、ボクたち そう簡単に命を粗末に しちゃダメよー? |
ちょっと、キミたち そう簡単に命を粗末に しちゃダメよー? |
ミモザさん!? |
おせぇんだよ! ったく・・・ |
いやあ、新種発見に うかれて、気づくのが 遅れちゃったけど |
なんとか、ギリギリで 間に合ったみたいね? |
我ガ銃撃ヲ、召喚獣ノ 表皮デ弾クトハ・・・ |
おのれ・・・ 余計な邪魔をっ!? |
なに言ってんの? ほっといたら貴方 蜂の巣だったじゃない |
それに文句を言う前に その震えてる身体を なんとかなさい カッコ悪いわよぉ? |
だ・・・黙れっ! |
俺たちは殺しあいを 望んじゃいない |
ただ、おまえたちが アメルをつけ狙うこと をあきらめてくれれば それでいいんだ |
あたしたちは殺しあい を望んでないのよ |
ただ、あなたたちが アメルをつけ狙うこと をあきらめてくれれば それでいいのよ |
??? |
・・・だとすれば 貴様らの望みは永遠に かなうまいな |
え!? |
へっ!? |
??? |
なぜなら我らの任務は そこの聖女を確保して はじめて達成される ものだからだ |
黒騎士・・・! こいつも、ここに来て いたなんて!? |
黒騎士・・・! こいつも、ここに来て いたなんて!? |
これではっきりしたな やはり、こいつらは 仲間だったんだ |
??? |
イオス、そして ゼルフィルド |
??? |
俺は貴様らに、監視を 継続することのみを 命じたはずだが? |
ですが・・・っ |
??? |
命令違反の挙げ句に これ以上の醜態を俺に 見せるつもりか!? |
もっ、申しわけ ございませんっ!! |
我々ノ先走リデシタ |
なあ、黒騎士の旦那 部下への説教もいいが 状況を考えろよ |
後から出ばってきても この場の主導権はオレ たちにあるんだぜ? |
??? |
それは、さっきまでの 話だろう・・・ |
??? |
出ろっ!! |
・・・・・・ |
そんな! いつの間に!? |
完全に包囲されて しまってる・・・ |
??? |
わざわざ姿を見せなく ても、その気であれば 貴様らをまとめて始末 することはできた |
??? |
そうしなかったのは 借りを返すためだ |
借り? |
借りって? |
??? |
そこの女召喚師には 結果として部下の愚行 を止めてもらったわけ だからな |
あら、どうも そういう礼儀は守って くれるわけね |
ふざけやがって・・・ 余裕のつもりか!? |
ならば、わざわざ姿を 見せたわけを聞こう |
??? |
貴様らに宣戦勧告を するためだ |
??? |
崖城都市デグレア 特務部隊「黒の旅団」 の総司令官としてな |
デグレアだと!? |
デグレアって・・・ たしか、旧王国最大の 軍事都市じゃ・・・ |
??? |
理解したようだな 自分たちが敵に回そう としているものの 大きさを |
??? |
それを知ってなお 貴様たちは我が軍勢と 敵対するつもりか? |
それがどうした! |
あんたたちが何者でも そんなこと関係ない |
俺は決めたんだ 絶対に、アメルのこと は守ってみせる!! |
それがどうしたのよ |
あなたたちが何者でも そんなこと関係ない |
あたしは決めたの 絶対に、アメルのこと 守るって!! |
*n0さん・・ |
ふざけるな! |
俺は忘れちゃいない お前たちが、レルムの 村でしたことを・・・ |
人の命を軽んじる連中 なんかに、この子を 渡してたまるか!! |
ふざけないで! |
あたしは忘れない あなたたちがレルムの 村でしたことを・・・ |
人の命を軽んじる連中 なんかに、この子は 渡さない!! |
*n0・・・ |
それは・・・ |
ずいぶんと自信満々に 言ってくれてるけどね 黒騎士さん |
わかってるの? ここは聖王国の領土で 貴方たちのやっている ことは、軍事侵攻よ |
??? |
承知している |
ふーん・・・ なら、おぼえといて |
派閥の同胞を傷つけ まして、無用の戦乱で 世界の調和を乱そうと する者たちには |
蒼の派閥は容赦なく その力をもって介入 するってね! |
ミモザ先輩・・・ |
さあ、みんな 帰るわよ |
帰るって・・・ |
心配しないで 今ここで戦端を開けば どうなるか、あいつら だってわかってる |
聖王国に属する全ての 街と、召喚師の集団を 敵に回すことになる わけだからなあ |
それはちと困るだろ? 黒騎士の旦那 |
??? |
・・・行くがいい 今は追わん |
??? |
だが、今だけだ 次に貴様らとまみえた その時には |
??? |
このルヴァイド もはや、容赦せん それを忘れるな・・・ |
よどんでいた 混迷の霧が晴れていく けれど・・・ |
その向こうに待って いたのは太陽ではなく 不吉な嵐の到来を告げる 漆黒の雷雲だった |
崖城都市デグレア 旧王国最大の軍事都市が 差し向けてきた特務部隊 「黒の旅団」 |
やっと知り得た敵の名は あまりにも巨大すぎて 恐怖よりも、不安よりも先に 俺はただがくぜんとする |
どれだけのことができるか? してやれるのか? |
考えるほどに非力な自分を 必死に奮い立たせながら |
俺は、俺が立ち向かうべき 敵の姿を、しっかりと目に 焼きつけていた |
わからないことが やっとわかってきた |
それはしゃれになってない 重い事実だった |
なんだかなぁ・・・ |
崖城都市デグレア 旧王国最大の軍事都市が 差し向けてきた特務部隊 「黒の旅団」 |
大きな敵、大きすぎる敵 あまりにも巨大すぎて 呆然としていた |
あたしがアメルに 何をしてあげられるのか? |
敵の巨大さとあたしの気持ち |
それを天秤に掛けてみる |
本心は、少し迷った そんなに強くないよ あたしは・・・ |
でも・・・ |
アメルの力になりたい 天秤はそう傾いた 必死になって 勇気を出した |
だからこそ、あたしは 敵の姿を必死になって 脳裏に焼きつける |
好きになった自分のため そして、これからのために |
特務部隊「黒の旅団」 ・・・ |
その名のとおり 秘密裏に編成された 部隊・・・ |
道理で、資料からでは 正体をつかむことが できなかったわけか |
道理で、資料からでは 正体をつかむことが できなかったわけね |
って・・・、それは 分かったんだけど・・ |
なあ、ネス・・・ そのデグレアって そもそも、なんのこと なんだ? |
ねえ、ネス・・・ そのデグレアって そもそも、なんのこと なのかな? |
・・・・・・ |
・・・? |
・・・? |
キミはバカか!? |
い、いきなり なんてこと言うんだよ ひどいじゃないか? |
い、いきなり なんてこと言うのよ ひどいじゃない? |
ひどいのは君の物覚え のほうだっ! |
ミニスだって 知っていたんだぞ? 恥ずかしいとは思わ ないのか!? |
そんなこと言ったって 知らないものは 知らないし・・・ |
そんなこと言ったって 知らないものは 知らないし・・・ |
君の場合は知らないと いうよりも、知ろうと していないというのが 正確だ |
・・・決めた |
その質問の答えは 君自身の手で調べて 見つけてくるんだ |
えーっ!? |
えーっ、じゃない! 二階の書庫を調べれば すぐにわかるはずだ |
今後どうするかに ついてはそれからだ まったく、無駄な時間 をとらせて・・・ |
無駄って思うんなら さっさと質問に答えて くれれば・・・ |
無駄って思うんなら さっさと質問に答えて くれれば・・・ |
いいから、さっさと 調べてこいっ!? |
とほほ・・・ |
うーっ、まさか宿題を 押しつけられるハメに なるなんてなあ・・・ |
うーっ、まさか宿題を 押しつけられるハメに なるなんて・・・ |
どうしてあの時、彼は そのままあたしたちを 攻撃してこなかったん でしょうか? |
ミモザ先輩が言ってた よね?もし、あの場 で戦いを仕掛けたら |
蒼の派閥への敵対行為 とみなされてしまう だから、手を出せな かったんだよ |
ミモザ先輩が言ってた わね?もし、あの場 で戦いを仕掛けたら |
蒼の派閥への敵対行為 とみなされてしまう だから、手を出せな かったのよ |
でも、おかしいですよ あの人たちは平気で 村ひとつを焼き払える 力があるんですよ? |
あの場であたしたち 全員を殺すことぐらい できたはずです! そうすれば・・・ |
派閥に見つかる前に 目的を果たすことが できたはず・・・ |
・・・・・・ |
あたし、なんだか わからなくなってます |
厳しい言い方でしたが あの人は、部下たちの 身を案じてました |
そんな優しさをもって いる人が、レルムの村 を平然と焼き払った なんて・・・ |
どうして、そんなこと ができてしまうん でしょうか!? |
あたしには・・・ わかりません・・・ |
アメル・・・ |
黒騎士を動かしてる ものって、いったい どんな感情なんだろう? |
黒騎士を動かしてる ものって、いったい どんな感情なのかな? |
セッカクノ休息ガ 台無シニナッテシマイ マシタネ? |
そうでもないさ |
なんだかんだ言って このところ街の外には 出てなかったから |
ああいう場所で おいしい空気を吸えた だけでも、いい息抜き になったよ |
そうでもないわよ |
なんだかんだ言って このところ街の外には 出てなかったから |
ああいう場所で おいしい空気を吸えた だけでも、いい息抜き になったもの |
ナルホド・・・ |
自分モ、オモイッキリ 太陽ノ光ヲ浴ビタノデ 調子ガ良好デス |
ああ、そういえば *n1は 光を吸収して、動力源 にしてたっけ? |
ああ、そういえば *n1は 光を吸収して、動力源 にしてたっけ? |
ハイ、ヤハリ街ハ空気 ガ汚レテイルセイカ 充電効率ガ悪イノデス |
ソノ点、野外デノ充電 ハ快適デス 日差シヲサエギルモノ モアリマセンノデ |
へえ・・・ そんなもんなんだ |
ちょっと違う形だけど ああして出かけたのは *n1にも 有意義だったわけか |
ちょっと違う形だけど ああして出かけたのは *n1にも 有意義だったわけね |
テメエの先輩とかいう オンナな ありゃ、意外とやる もんだなァ・・・ |
へえ、珍しいな *n1が 他人のことをほめる なんて |
へえ、珍しいわね *n1が 他人のことをほめる なんて |
しかたねェだろうが あれだけの軍勢に 囲まれてるってのによ |
ああも見事なタンカを 見せつけられちゃ オンナだってバカにも できやしねェ・・・ |
ミモザ先輩はあれでも メイトルパの召喚師 としては、幹部クラス の使い手だからな |
ギブソン先輩もそうさ 俺と同じサプレスの術 の使い手だけど |
俺には扱えないような 強力な天使や悪魔を 制御できるんだぜ |
ミモザ先輩はあれでも メイトルパの召喚師 としては、幹部クラス の使い手だもの |
ギブソン先輩もそうよ あたしと同じサプレス の術の使い手だけど |
あたしには扱えないよ うな強力な天使や悪魔 を制御できるのよ |
あーあ、そういう スゲエ召喚師に誓約 されたんなら、オレも あきらめがつくのに |
よりによって、テメエ みたいなヘナチョコの 護衛とはなァ・・・? |
悪かったなっ! ヘナチョコで・・・ |
悪かったわね! ヘナチョコで・・・ |
ケッ、悔しかったら もっとウデを磨けよな |
テメエが、それなりに 使える召喚師になれば オレもそれなりに 服従してやらァ? |
ま、テメエにゃ無理 だろうけどよ・・・ |
よーし、その言葉 忘れるなよっ!? |
よーし、その言葉 忘れないでね!? |
いまに見てろよ *n1め ぐうの音も出なくして やるからなーっ! |
いまに見てなさい *n1め ぐうの音も出なくして やるんだから |
おにいちゃん・・・ これ・・・ |
へえ、きれいな花の 首飾りじゃないか |
おねえちゃん・・・ これ・・・ |
へえ、きれいな花の 首飾りじゃない |
みんなといっしょに つくったの |
ほら・・・ いいにおい・・・ |
ほんとだ とっても柔らかくて ほっとするような香り がするな |
ほんとだ とっても柔らかくて ほっとするような香り がするわね |
おひさまのにおいだよ それ・・・ |
そっか、だから 元気がわいてくる気が するんだな? |
そっか、だから 元気がわいてくる気が するのね? |
・・・・・・ |
これ、おにいちゃんに あげるよ・・・ |
・・・・・・ |
これ、おねえちゃんに あげるよ・・・ |
えっ? |
だって、おにいちゃん 悪いひとたちが やってきたせいで |
だって、おねえちゃん 悪いひとたちが やってきたせいで |
ゆっくり、おやすみ できなかった・・・ だから・・・ |
おひさまのにおいで 元気だして・・・ね? |
ありがとう *n1 |
また・・・ みんなで、あそこに いこうね・・・ |
ああ、そうだな その時はもっともっと *n1とも 遊ぼうな? |
ええ、そうね その時はもっともっと *n1とも 遊びましょう? |
・・・(こくん) |
ああいう時間が もっと普通にもてる ように、早くなると いいんだけどな・・・ |
ああいう時間が もっと普通にもてる ように、早くなると いいんだけど・・・ |
あの人たち・・・ 「黒の旅団」って 言ってましたっけ |
囲まれてるってことに ボクはちっとも、気が つきませんでした |
だから、それが わかった時には、本当 にこわかったです |
そんな人たちを相手に しても、ご主人さまは アメルさんを守ろうと いうんですね・・・ |
*n1は 反対なのか? |
*n1は 反対なの? |
ボクには・・・ うまく言えません |
アメルさんを助けたい だけど、そのために あんな恐ろしい黒騎士 たちを相手に・・・ |
ご主人様が、戦わなく ちゃならなくなるのが こわくて、こわくて しかたないんです! |
だって・・・ ボクにはご主人様を 守れるだけの力なんて ないから・・・っ |
*n1? |
ごめんなさ・・・ ボク・・・っく 泣くつもり、なんて うく・・・っ |
ありがとう・・・ *n1 心配してくれて |
でも、大丈夫だよ 俺だって、自分の分は わきまえてるから |
無茶はしない *n1が 心配するようなことは 絶対にしないから |
ありがとう・・・ *n1 心配してくれて |
でも、大丈夫よ あたしだって、自分の 分はわきまえてるから |
無茶はしないわ *n1が 心配するようなことは 絶対にしないから |
ほんと・・・ ですか・・・っ? |
ああ、約束する だからもう、泣くなよ |
ええ、約束・・・ だからもう泣かないで |
は、はい・・・っ |
約束を守るためには もっと、俺がしっかり しないとな・・・ |
約束を守るためには もっと、あたしが しっかりしないとね |
はいけい、マスター モナティですの |
きょうはミモザさんの ていあんで、みんなで おでかけしました |
いってきたばしょは フロトしつげん、と いうところです |
ミモザさんのひみつの ばしょだけあって めずらしいおはなや いきものが |
たくさん、たくさん ありましたです |
みんなでおべんとうを たべたり、おはなしを していると |
なんだか、マスター たちといっしょに すごしてるみたいな きもちになりました |
あ、でも、モナティ マスターのところに かえりたくなくなった わけじゃありません |
うにゅ、えと・・・ その・・・・・・ |
モナティ、手紙を書く のはいいけど そろそろ寝ないと、朝 起きられないぞ? |
じゃあ俺、先に休んで るからな |
モナティ、手紙を書く のはいいけど そろそろ寝ないと、朝 起きられないわよ? |
じゃああたしは、先に 休んでるから |
あ、はいですのー! |
モナティがそうおもう ようになったのは きっと・・・ |
*n0さんたち が、すこしずつ なかよしになっている からだとおもいます |
フラットにいたときと おんなじ、あったかい ふんいきが |
すこしずつ、みんなの あいだにできてきてる ようなきがしますの |
それが、モナティには とてもうれしいんです |
それではまた おたよりしますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
いやー、まいったぜ *n0 |
まいったって なにが? |
まいったって なにがよ? |
ネスティのことさ ほれ、行きにオレと 話をしてただろ? |
ああ、そういえば そうだったっけ |
ああ、そういえば そうだったわね |
・・・ネスのやつ もしかして、無視とか したんじゃ? |
・・・ネスったら もしかして、無視とか したんじゃ? |
いーや、それは違うぜ ちゃんと話相手にゃ なってくれたさ |
ただなあ・・・ |
ただ? |
どーいうわけか 普通の会話が、最後に は説教になっちまって たんだよなー・・・ |
げっ!? |
げっ!? |
そこにケイナのやつが 加わってきたもん だから、そりゃもー 大変で・・・ |
うう・・・ なんか、その情景が ありありと目に浮かぶ ような・・・ |
うう・・・ なんか、その情景が ありありと目に浮かぶ ような・・・ |
いいか? *n0 こいつは忠告だ・・・ |
あの二人を「同時に」 敵に回すのだけは やめとけよ? |
ああ、わかってる フォルテの尊い犠牲は 無駄にしないって! |
ええ、わかってる フォルテの尊い犠牲は 無駄にしないわ・・・ |
へへ・・・ その言葉でずいぶんと 報われたぜ・・・ |
・・・がくっ |
他人事とは限らない からな、ホント・・・ 気をつけよーっと |
他人事とは限らない からな、ホント・・・ 気をつけよーっと |
そう言えば、あれから ケイナはアメルに記憶 のことを話したのか? |
そう言えば、あれから ケイナはアメルに記憶 のことを話したの? |
ええ、ちょっと前に 話はしてみたわよ |
ってことは? |
うん、残念だけど ダメだった・・・ |
そっか・・・ |
アメルが言うにはね 私の心の中には 霧で閉ざされたような 部分があるらしくて |
その霧をとりのぞく ことができれば、記憶 が戻るんじゃないのか ってことらしいの |
どうしたら、その霧を とりのぞけるのかな? |
わからないわ そもそも、どうして そんな霧が生まれたの かさえ謎なんだもの |
でもね、今はこのまま でもいいかなって 私は思ってるの |
記憶を取り戻すよりも 先に、あの黒騎士たち をなんとかしないとね |
それはそうだけど でも・・・ |
心配しないでいいのよ *n0 |
私は、別に悲観的に なってなんかないわ むしろ、気長に構えて いこうって思うの |
アメルも、手伝うって 言ってくれたし・・・ |
そのためにも、絶対に あの子のことを守って あげなくちゃね? |
さーて・・・ がんばらないとっ! |
明るく振る舞ってる けど、やっぱりケイナ 無理してるんだろう なあ・・・ |
明るく振る舞ってる けど、やっぱりケイナ 無理してるんだろう なあ・・・ |
ネスティさんの言って いたとおりでしたね |
ああ、やっぱり あのイオスたちも 村を襲ったあの黒騎士 の仲間だったんだな |
ええ、やっぱり あのイオスたちも 村を襲ったあの黒騎士 の仲間だったのね |
ルヴァイドって 名乗ってましたよね あの人・・・ |
あんな非道をしてなお 堂々と名乗れる神経が 僕には理解できません |
軍に属する人間は みんな、ああいうもの なんでしょうか? |
さあ、それは俺にも わからないな けどさ、師範から 聞いたことがあるよ |
組織に属する人間は ともすればそのせいで 人間らしさをなくして しまうんだって |
あいつらはきっと そうなってしまったん じゃないのかな |
さあ、それはあたし にもわからない けどさ、師範から 聞いたことがあるわ |
組織に属する人間は ともすればそのせいで 人間らしさをなくして しまうんだって |
あいつらはきっと そうなってしまったん じゃないのかな |
こわいことですよね それって・・・ |
目的を果たすことだけ を優先するあまりに 他のことが見えなく なってしまうなんて |
僕はリューグのことが 心配です |
あいつも復讐のために 周りのことが見えなく なっていないといいん ですが・・・ |
そうだな でもリューグは大丈夫 だと俺は思うよ |
あいつには君やアメル のことが、ちゃんと 見えているはずだよ |
それが続く限りは やつらと同じ間違いは しないさ きっと・・・ |
そうよね でもリューグは大丈夫 だとあたしは思うわ |
彼にはあなたやアメル のことが、ちゃんと 見えているはずよ |
それが続く限りは やつらと同じ間違いは しないわ きっと・・・ |
だと、いいんですが |
リューグは今、どこで なにをしてるんだろう? |
リューグは今、どこで なにをしてるんだろう? |
結局、リューグが心配 していたとおりの状況 になっちまったな |
結局、リューグが心配 していたとおりの状況 になっちゃったわね |
まあな・・・ |
けどさ、なんとか無事 に帰ってこれたんだし これはこれでよかった んじゃないのかな |
けどさ、なんとか無事 に帰ってこれたんだし これはこれでよかった んじゃないのかな |
そうじゃねぇよ *n0 俺たちが無事に帰って これたんじゃねぇ |
あのルヴァイドって 野郎がな、俺たちを 無事に「帰した」って のが本当だ |
ハッ!見逃して もらったんだよッ!? |
忌々しいがな・・・ それを認めなけりゃあ 俺たちは今頃、ここに はいられねえ・・・ |
リューグ・・・ |
ナメられたんだよ 俺たちは、あの野郎に |
今でなくても、本気を 出せばアメルを奪える と思ってやがる |
許せねえ・・・ 絶対に、許せねぇッ! |
後悔させてやる・・・ 俺に時間を与えたって ことをな・・・! |
見逃してもらった、か たしかに、リューグの 言うとおりなのかも しれないな・・・ |
見逃してもらった、か たしかに、リューグの 言うとおりなのかも しれないな・・・ |
私、今日のことで ミモザさんを見直し ちゃったなあ・・・ |
あんなに大勢の兵士を 連れた黒騎士を相手に 一歩も引かないで |
きっぱり言い負かし ちゃうなんて、男の人 でも難しいことなん じゃない? |
まあ、そうだよな |
ええ、そうよね |
金の派閥であんなこと できそうな人って お母さまをのぞけば 思いつかないもの |
蒼の派閥の召喚師って すごいのねぇ・・・ |
こらこら、それは 買いかぶりすぎだって |
メイトルパの召喚術は 時として、本能の強い 獣も扱ったりするから |
他の系統の召喚術にも まして、術者に威厳が 必要になるって聞いた ことがある |
だから、ミモザ先輩は あんな状況でも相手に のまれずにいられたん じゃないのかな? |
こらこら、それは 買いかぶりすぎだって |
メイトルパの召喚術は 時として、本能の強い 獣も扱ったりするから |
他の系統の召喚術にも まして、術者に威厳が 必要になるって聞いた ことがあるもの |
だから、ミモザ先輩は あんな状況でも相手に のまれずにいられたん じゃないのかな? |
威厳、か・・・ 私にも、そういうこと できるのかなぁ? |
俺じゃなくてさ 直接、先輩と話して みたらどうだい? |
同じ属性の術者同士 きっと、色々と勉強に なると思うぜ |
あたしじゃなくて 直接、先輩と話して みたらどう? |
同じ属性の術者同士 きっと、色々と勉強に なると思うわよ |
うん、でも・・・ 私は金の派閥の子だし |
大丈夫だよ あの人はそういうこと 気にしないんだから |
俺から、先輩に 頼んであげてもいいし |
大丈夫だよ あの人はそういうこと 気にしないんだから |
あたしから、先輩に 頼んであげてもいいし |
ほんとにっ? |
よし、それじゃ 今から一緒にお願い しに行こうか? |
よし、それじゃ 今から一緒にお願い しに行こうか? |
うんっ! |
こういうやる気は 俺も見習わないと ダメかもなあ・・・ |
こういうやる気は あたしも見習わな いとダメかもね |
scn106
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
崖城都市デグレアか まさか、そんな名前が 出てくるとはな |
なんなんですか その、デグレアって? |
*n0 おい、ちゃんと授業で 習ったはずだぞ |
え、あ、ははは・・・ |
そうだっけ? |
デグレアはその別名の とおり、北部の大絶壁 に位置する軍事都市だ |
リィンバウムがもとは ひとつの大きな国 だったことは知ってる わよね? |
あ、それは知ってます たしか、戦争のせいで 分裂したんですよね |
あ、それは知ってます たしか、戦争のせいで 分裂したんですよね |
伝説の英雄とされる エルゴの王の血を引く 聖王家が統治するのが この「聖王国」だが |
その他にふたつの国家 が大陸には存在する |
ひとつは、西方に誕生 したばかりの「帝国」 そして、もうひとつが |
「旧王国」 聖王国と対立を続ける かつての王国の残党さ |
へえ、フォルテ よく知ってたわね |
やたらきなくさいこと が好きな連中だからな 旅してると、いやでも 耳に入ってくんのさ |
聖王家の打倒だけを 生き甲斐にしてるって 噂だもんね |
すると今度の一件も 聖王国への軍事侵攻の 一環なのでしょうか? |
そう考えるのが 自然なんだが・・・ |
ちょっと待ってくれ そんな国同士の争いに なんでアメルが関係 してくるんだよ!? |
ちょっと待ってよ そんな国同士の争いに なんでアメルが関係 するのよ!? |
そうですよ 脈絡がなさすぎます |
二人の言うとおりだ 私もそれが気になる |
女の子一人を捕まえて なにをするつもり なのかしら・・・ |
ただ、間違いないのは 領土侵犯を犯してまで 連中が彼女の身柄を 欲していることだ |
・・・・・・ |
・・・呼吸ガ乱レテ イマスガ、 大丈夫デスカ? |
ん、どうした? 顔色が悪いぞ、オマエ |
・・・おねえちゃん 大丈夫? |
あの、アメルさん? 顔色がよくないよう ですけど、大丈夫 ですか? |
アメルさん 大丈夫ですの? なんか変ですの |
うん、平気・・・ 大丈夫・・・ |
で、でもでもっ 心配いらないわよっ? |
いくらあいつらが大勢 だからって、私たちが 王都にいれば、無茶は できないもの! |
そうですの! 絶対に手出しなんて できませんですの |
そうだな、奴らだって 無茶できないよな |
そうよね、あいつらも 無茶はできないわよ |
状況的ニモ、王都ニ イル限リハ安全ナハズ デス・・・ |
・・・・・・ |
そうよね 今までも、そうやって しのいできたんだし |
これからもそうだって 保証はねえけどな |
フォルテっ! |
いや、僕も同感だ |
あの「黒の旅団」を 指揮するルヴァイドと いう男は、強い使命感 と自信をもっていた |
どうしても必要と判断 すれば、ためらわずに 強硬手段に出るだろう |
それって、まさか レルムの村を襲った時 のように!? |
それって、まさか レルムの村を襲った時 のように!? |
そーいうこった |
そうするだろうな あの連中ならよ |
僕たちは見てるんだ 敵が容赦なく村に火を 放ち、女子供や病人を 斬り捨てるのを |
そんな・・・ |
君たちがそう言うなら そうした可能性は否定 できないんだろうな |
だが今は敵の動向より 先に考えるべきことが あるんじゃないのか? |
え? |
へっ? |
これから先、君たちが どうしたいのかという ことだよ |
・・・! |
敵が国家に属する軍隊 だとわかった今なら とるべき方法はいくつ だってある |
騎士団や派閥に保護を 求めることもできる 常識で考えればそれが 最良の方法だ |
でも、それじゃ・・・ |
でも、それって 最悪の事態に・・・ |
ああ、*n0 君が心配している通り の結果になるな |
連中はためらいもせず 彼女を差し出すだろう |
たかが少女一人の身柄 で戦争が避けられると いうのなら安いものだ |
基本的ニハ、ソウ考エ ルノガ国家トイウモノ デス |
腹黒い連中の考えそう なことだなァ・・・ ニンゲンらしいや |
*n1 お前、もうちょっと 言葉を選べって! |
*n1 あんた、もうちょっと 言葉を選びなさい |
んだよ、言葉で飾って も結論はおんなじ だろォが?ケッ! |
そんな考え方って ひどすぎますっ!? |
胸クソ悪い話だがな それが政治的判断って もんだ |
そんなのダメだっ! 俺は絶対にイヤだ!! |
そんなのダメよ! 絶対に止めなくちゃ! |
落ち着くんだ *n0 |
だって・・・! |
*n0さん みなさんだって、同じ 気持ちですのっ |
モナティ・・・ |
心配しなくても ここにいるみんなは |
貴方と同じ気持ちよ |
貴女と同じ気持ちよ |
だから落ち着いて ちゃんと最後まで話を 聞きましょう |
・・・すいません |
気にすることはない 多分、君ならそう言う と思っていたからね |
だが、その思いを貫く のは大変なことだよ 生半可な覚悟ではまず できないだろうな |
・・・・・・ |
そうですよね |
よく考えてみるんだ 君たち一人一人が 本当に望んでいる事を |
結論を出すのは それからだよ |
フォルテさんたちとは 別の理由で、僕は国に 保護を求めるのは危険 だと思ってるんです |
敵対勢力が国境侵犯を 犯してまで、聖女と 呼ばれる人物を捕まえ ようとする・・・ |
聖王国の人々が、その 理由に興味を持たない と思いますか? |
あ・・・!? |
いずれにしても あの子はモノとして 扱われてしまう |
それぐらいなら・・・ |
僕はアメルを守って 最後まで戦います |
たとえそれが、あの子 を死に追いやる選択で あったとしても・・・ |
ロッカ・・・ |
蒼の派閥 召還ショップ |
またお会いしましたね |
*n0くん |
ああ、レイムさん こんにちは |
*n0さん |
ああ、レイムさん こんにちは |
どうかなされたん ですか?なにやら 沈んだ顔をなさって いるようですが |
よろしければ、私に 話してみませんか なにかのお役に立てる かもしれませんよ? |
どうする? 相談してみようか |
人に話す事じゃないな |
人に話す事じゃないわね |
・・・・・・・・ |
決断しようとしまいと 悪い結果が待っている という選択ですか |
で、具体的にそれが どのようなことなのか までは話せない、と |
すいません 相談に乗ってもらって いるのに、隠し事を したままなんて |
いいんですよ 人にはそれぞれ事情が あるものですから |
ただし、これから私が 言うことが、あいまい になってしまうのも 理解してくださいね |
はい・・・ |
結果が見えている以上 結局のところは、決断 する人の気持ちでは ないでしょうか? |
それが限られた選択 しかない状況であった としても、自分が納得 したものであるなら |
最悪の結果になろうと 悔いは残らないもの ですよ |
たしかに・・・ |
そっか・・・ |
どんな事情なのかは わかりませんが |
思い悩んでいる時は いっそ気持ちに任せて 動くのも、立派な判断 のひとつですよ |
それでは、また・・・ |
気持ちに任せる、か |
そう言えば、あれから 街でユエルのことを 見かけないけど どうしたんだろう? |
そう言えば、あれから 街でユエルのことを 見かけないけど どうしたんだろう? |
悪さをしたせいで 捕まったりしてないと いいんだけど・・・ |
悪さをしたせいで 捕まったりしてないと いいんだけど・・・ |
世の中には、どうにも ならねえ流れってもん があると、俺は思う |
どういう立場で どこに生まれてくるか なんてのが、そうさ |
けどな・・・ それは最初だけだ! |
生まれた家が 裕福であろうと 貧乏であろうと |
そこからいくらでも 人間は変わっていける はずなんだ・・・ |
押しつけられたものに 従わなくちゃならねえ 義理はねえんだッ! ・・・違うか!? |
違わないよ、リューグ 俺もそう思う |
だから、アメルだって 自分の境遇に逆らって いいはずなんだ |
違わないよ、リューグ あたしもそう思う |
問題なのは、彼女が 自分にそれを許せるか どうかなんだ・・・ |
問題なのは、彼女が 自分にそれを許せるか どうかなのよね・・・ |
バカ兄貴と違って あいつにそれをさとす 言葉を、俺は持っちゃ いねえんでな |
だから、かわりに 戦ってやるんだよ あいつの願いを邪魔し ようとする全てとな |
それが、俺の覚悟だ *n0 |
さっきはイヤなこと 言っちまって 悪かったな |
仕方がないよ フォルテの言ったこと って、俺もあたってる と思ったし・・・ |
このまま俺たちが 動かなかったら 黒騎士は確実にここを 攻めてくる |
たとえそれを退ける ことができたとしても その時点で・・・ |
仕方がないわ フォルテの言ったこと って、あたしもあたっ てると思ったし・・ |
このままあたしたちが 動かなかったら 黒騎士は確実にここを 攻めてくる |
たとえそれを退ける ことができたとしても その時点で・・・ |
アメルのことは俺たち だけの問題じゃあ なくなっちまうな |
そこから先は ギブソンの旦那が 言っていたとおりさ |
そういう最悪の結果 だけには、なって ほしくねーもんだな |
まったく、みんな 先のこと心配するのは わかるけど |
言葉に思いやりって ものが足りてないわ! |
アメルがどんな気持ち でいるのか、ちゃんと 考えてるのかしら? |
考えてる、と思うよ それは・・・ |
真剣に思っているから あそこまで言葉が 厳しくなるんだよ |
考えてる、と思うわ それは・・・ |
真剣に思っているから あそこまで言葉が 厳しくなるのよ |
それはわかってるけど でも・・・っ! |
あの子がみんなの言葉 のひとつひとつに 苦しんでいたことは 変わらないわ・・・ |
・・・・・・ |
*n0 お願い、あの子を 守ってあげて・・・ |
戦うことだけじゃない 目に見えない、心を 傷つける刃から守って あげてほしいの! |
それができるのは |
きっと、貴方だけ |
きっと、貴女だけ |
あの場ではっきりと 怒ってみせることが |
できた貴方だけなのよ |
できた貴女だけなのよ |
やはり、君の決意は 変わらないようだね |
・・・はい |
そんなすまなさそうな 顔はしなくていいさ |
さっきは厳しい物言い になったけれど、私が 言いたかったのは |
悔いが残るような決断 ならば、するべきでは ないということだよ |
それが理屈のうえでは どれだけ正しいことで あってもね |
それって、どういう ことですか? |
理性と気持ちは 別のものということさ |
私はね、以前の任務で そのことを学んだ |
自分の気持ちを無理に 抑えて、理性が正しい と命じる選択をしよう としたんだ・・・ |
つらかったな そして結局、最後には 気持ちを抑えきれなく なってしまった |
・・・・・・ |
ギブソン先輩 |
でも、そのおかげで 私はわかったのさ |
人間は理屈だけじゃ 生きていけない 感情があってこそ人間 なんだ、とね |
だから、*n0 君は君の正しいと思う ことを選べばいい |
理屈にはあわなくても 自分の気持ちに迷いが ない答えなら |
それが君にとっての 真実になるんだからね |
・・・・・・ |
・・・はいっ! |
はいっ! |
うん、いい返事だ |
なにがいけなかったん でしょうか? |
あたしは、ただ普通に 暮らしていたかった だけなのに・・・ |
あたしの知らない所で なにもかもが決まって しまう |
・・・・・・ |
せめて理由がわかるん だったら、あたし 弱音なんて吐きません けど・・・ |
わからないんです! どういう答えを出せば いいのかが!? |
どうしたら、今の状況 を変えられるのか |
わからない自分が すごくくやしい・・・ |
さっき、ギブソン先輩 と話をして、教わった ことがあるんだ |
さっき、ギブソン先輩 と話をして、教わった ことがあるの |
・・・・・・ |
悔いの残らない答えが その人にとっての真実 なんだって |
俺もそうだと思う 理屈にあった正しい 選択をしたとしても |
それが自分の気持ちと 一致してなければ 絶対に後悔すると思う だから・・・ |
アメルの今の気持ちを 教えて欲しい |
悔いの残らない答えが その人にとっての真実 なんだって |
あたしもそうだと思う 理屈にあった正しい 選択をしたとしても |
それが自分の気持ちと 一致してなければ 絶対に後悔すると思う だから・・・ |
アメルの今の気持ちを 教えて欲しいの |
あたしの、気持ち? |
君が望んでいることや 譲れないと思うもの 望まないことや不安に 感じているもの |
それを知りたいんだ |
あなたが望んでること 譲れないって思うこと 望まないことや不安に 感じていること全部 |
それを知りたいの |
同じ質問を・・・ させてくれませんか? |
あたしも知りたいです |
貴方の・・・ |
貴女の・・・ |
*n0さんが 望んでいることを |
俺は・・・ |
あたしは・・・ |
どうする? |
君を守ってあげたい 黒騎士たちが許せない よくわからない・・・ |
あなたを守りたい 黒騎士たちが許せない よくわからない・・・ |
君を守ってあげたい そう思ってる |
あなたを守りたい そう思ってるわ |
どうして? |
それは・・・ |
うまく言葉にできない だけど、同情や哀れみ とは違う気がする ただ・・・ |
どうして?って |
正直、わかんない でも、同情や哀れみ じゃないの ただ・・・ |
ただ? |
君と出会った時から 俺は感じていたんだ なんだか懐かしくて 不思議な気持ちを |
錯覚かもしれない けど、君の側にいると 心があたたかくなる 安心できるんだ |
だから、君を守りたい アメルの側にいたい |
それが俺の、正直な 今の気持ちだよ |
あなたのそばにいると 不思議とね・・・ 落ち着くの、 暖かいって感じるの |
私が聖女だって 言うのと関係してるの でしょうか? |
関係ないと思うけどね だって、はじめて 会ったときから そうだったからね |
あなたを守りたい 私のわがままな・・・ |
身勝手な願いよ それが、今の気持ち |
*n0さん・・ |
俺は許せない 黒騎士たちのやり方が |
自分たちの目的達成の ために、平気で他人の 命を奪うなんて・・・ |
絶対にしちゃいけない 許しちゃいけないこと なんだ! |
あたしは許せない 黒騎士たちのやり方が |
自分たちの目的達成の ために、平気で他人の 命を奪うなんて・・・ |
普通しないわよ そんなひどいこと それが許せないの |
*n0さん・・・ |
だから、俺は逃げない あいつらがどれだけ 恐ろしい相手でも 好き勝手はさせない |
君を渡したりはしない 絶対に・・・! |
あたしは逃げない あいつらがどれだけ こわくても 許したくないの |
だから絶対にあなたを あいつらに渡さない |
正直、よくわからない どうしたいかなんて だけど・・・ |
正直、よくわからない どうしたいかなんて だけど・・・ |
だけど? |
今、なにかしなくちゃ なにも変わらない ううん、きっと変われ なくなってしまう |
それだけは たしかなんだ・・・ |
今、なにかしなくちゃ なにも変わらない ううん、きっと変われ なくなっちゃう |
それだけは たしかなの・・・ |
あたしはずっと、自分 のせいで他の人に迷惑 をかけたくないって 思ってました |
自分が我慢してすむの なら、そうしようって いつも考えて・・・ |
今までずっと そうしてきました |
アメルは、優しいから |
あなたは、優しいから |
違うのっ!! |
優しくなんか・・・っ あたしは、こわかった だけなんです! |
思ったことを口にして 嫌われてしまうことが こわかっただけ・・・ |
本当は聖女になんて なりたくなかった! 奇跡の力なんて欲しく なかった!! |
でも・・・ 村の人たちの期待を 裏切れなかった・・・ |
アメル・・・ |
あたしは今まで 自分に嘘ばかり ついてきました でも・・・ |
あなたたちと 暮らすようになって すこしずつ わかってきたんです |
自分の気持ちを正直に 言うのはこわいけど 必要なことなんだって |
嫌われたり、迷惑を かけることになっても それでも必要なこと なんだって! |
だって・・・ そうじゃなきゃ、一人 でいるのと変わらない |
うん、そうだね 俺もそう思う |
君が他のみんなに迷惑 をかけたくないって 思うのと同じくらいに |
俺たちはみんな 君だけをつらい目には あわせたくないから |
うん、そうよね あたしもそう思う |
あなたがみんなに迷惑 をかけたくないって 思うのと同じくらいに |
あたしたちはみんな あなたをつらい目には あわせたくないのよ |
あたしは・・・ |
あたしは *n0さんと 一緒にいたいですっ! |
みんなと一緒がいい 絶対に離ればなれに なんかなりたくない! |
だから・・・ だから、あたし・・・ |
・・・わかったよ アメルの気持ち、俺 ちゃんとわかったから |
だからもう一人で全部 背負わないで |
俺が・・・ううん 俺たちが一緒に支えて あげるから・・・ |
・・・わかったわ アメルの気持ち、 ちゃんとわかったから |
だからもう一人で全部 背負わないで |
あたしが・・・いいえ あたしたちが一緒に 支えてあげるから |
う、うん・・・っ |
君らしくないな・・・ |
え? |
答えがわからず空欄の ままにしておくなんて 君のガラではない だろう? |
ダメと承知でも 直感に頼って、空白を 埋めていくのが、君 じゃなかったのか? |
・・・!! |
君はもう、本当は答え をもっているはずだ はっきりとした気持ち をもっているはずだ |
だったら、それを 選ぶしかない ・・・違うか? |
そう、だよな・・・? |
俺の考えてることは 最初からなにも変わっ ちゃいないんだ! |
そう、よね・・・? |
あたしの考えてる事は 最初からなにも変わっ ていないのよね |
ありがとう、ネス 俺、難しく考えすぎて いたんだ・・・ |
ありがとう、ネス あたし、難しく考えす ぎてたみたい・・・ |
まったく、こんなこと を僕に言わせるな |
うっ、ごめん・・・ |
わかったら、さっさと それを実行にうつせ いいな? |
ネス・・・ありがとう |
ぜい、ぜい・・・っ |
こっちとこっちを 配達したら、次は あっちをそっちまで 運んでぇ・・・ |
すごく繁盛している みたいだね? パッフェルさん |
ええ、おかげさまで でもぉ・・・ |
うああああっ??? 私一人だけじゃあ とってもおっつかない ですよぉ!? |
*n0さぁん ケーキの配達の手伝い お願いできませんか? |
えっ? |
お願いしますよぉ? ちゃんとお給金も出す ように、店長に言って おきますから・・・ |
このままじゃあ、私 忙しさで、溶けちゃう ですよぉ??? |
しかたないなあ 手伝ってあげるよ |
しかたないわね、うん 手伝ってあげるわ |
ああっ、お願いします 助かりますう・・・っ |
俺は決めたよ 黒の旅団に、アメルを 渡したりはしない |
どんなことがあっても 絶対に守ってみせる |
決めたわ 黒の旅団に、アメルを 渡さない |
どんなことがあっても 絶対に守ってみせる |
・・・だとさ? |
・・・・・・ |
これは俺個人が勝手に 決めたことだから みんなに無理を言う つもりはないよ |
自分の意志で決めて くれればいい |
もしも、賛成できない 人がい・・・ |
ったあーっ!? |
これはあたしが勝手に 決めたことだから みんなに無理を言う つもりはないわ |
自分の意志で決めて ちょうだい もしも、賛成できない 人がい・・・ |
ったあーっ!? |
つくづく・・・ どうしようもないほど 君はバカだな |
ここでケツをまくるん だったら、最初っから とっくに逃げてるぜ オレはよ? |
今さら知らんぷりして さようならってのは あんまりよねー |
そうよっ! 私たち、そんなに薄情 じゃないものっ |
じゃあ、みんな・・・ |
みんな・・・ |
乗りかかった船だ 仕方あるまいさ |
・・・優先命令ノ 書キ換エヲ実行シマス |
!? |
今ヨリ、本機体ハ 護衛対象ヲ「あるじ」 カラ・・・ |
「あるじたち」ヘト 拡大解釈シテ実行スル コトトシマス |
*n1・・・ |
ヨロシイデショウカ あるじ殿? |
ああ、それでいい ありがとう・・・ *n1 |
ええ、それでいいわ ありがとう・・・ *n1 |
そんな目で見るんじゃ ねーよ、バカが・・・ |
ケッ!こうなりゃ つきあってやらァ!! |
*n1・・・ |
あ、真剣にヤバく なった時は別だからな きっちり、帰せよな? |
・・・・・・ |
あんたらしいわ |
・・・(ぎゅっ) |
*n1? |
・・・(ふるふる) |
今まで以上にこわくて 危険なんだよ? だから・・・ |
今まで以上にこわくて 危険なのよ? だから・・・ |
いやっ! |
*n1 ついてくの・・・ |
ひとりぼっちになる ほうが、もっと・・・ いや・・・っ! |
*n1・・・ |
ついてくの、ずっと おにいちゃんと・・・ みんなと・・・ |
ついてくの、ずっと おねえちゃんと・・・ みんなと・・・ |
おまえはどうする? *n1? |
あんたはどうする? *n1? |
おつきあいしますよ ご主人さまに |
本当にいいのか? 危険なんだぞ |
本当にいいの? 危険なのよ |
途中で逃げ出すのは もう、いやなんです それに・・・ |
? |
僕がいなかったら 誰が、ご主人様の お世話をするんです? |
このままじゃ心配で 帰れないですよ |
言ってくれるなぁ お前も・・・ |
言ってくれるじゃない まったく・・・ |
ふふっ、だけど 本当のことですよね? |
ごめんな モナティ、少し 帰るのが遅くなるけど |
ごめんね モナティ、少し 帰るのが遅くなるけど |
気にしなくても いいですの |
モナティのマスターも きっと同じことを したです |
ありがとう、モナティ これが済んだら必ず つれて帰るから |
ありがとう、モナティ これが済んだら必ず つれて帰るから |
気にしなくても いいですの |
必ず、つれて帰るから 約束するから |
はい、モナティ 信じてますの・・・ |
アメルを守ることは 僕にとって当然の事 です |
無駄な質問すんな ったく・・・ |
みんな・・・ ありがとう・・・ |
・・・で、だ 方針はそれとしてな 具体的にどうするよ? |
正面からあいつらと 戦っても、かなわない のはわかってる |
だったら徹底的に 逃げ続けるしかないと 思うんだ |
くやしいけど 正面からあいつらと 戦っても勝てそうに 無いのよね |
だったら徹底的に 逃げ続けるしかないと 思うのよね |
それしかなかろうな |
国境を侵している以上 奴らも表だって大きな 動きは取れないはずだ |
小集団の利を 活かして徹底的に 引っかき回すって ワケか |
シカシ、黙ッテ行カセ テクレルデショウカ? |
それが問題だな |
それが問題よね |
しかしよ、あいつらが 黙って行かせてくれる たァ思えねェぞ? |
ま、そのほうがオレは 楽しいけどよォ? |
おまえなぁ・・・ |
あんたねぇ・・・ |
そうね・・・ 街の外で、あいつらが 待ちかまえているのは 間違いないわ |
待ち伏せはあるだろう だが、連中は僕たちが どこへ行くのかまでは 把握できていない |
カンペキな包囲は できない そこをうまくつければ きっと・・・ |
目的地はどうします? |
で、どこへ行く? |
それは・・・ |
そうね・・・ |
あのっ! |
あたし、おじいさんに 聞いたことあるんです |
村から山を越えた西に 小さな村があって そこに・・・ |
あたしの祖母にあたる 人が暮らしてるって |
それは本当なのかい? 僕は、初耳だよ |
じいさんが本当に そう言ったんだな? |
事情があって一緒には 暮らせないらしいから 今まで黙ってたけど |
今はもう、それを気に している場合じゃない と思うから! |
じゃ、決まりね? |
まずはその村に行こう そこからどうするかは また話し合って決めれ ばいいんだし・・・ |
*n0 先輩たちに、このこと は話しておくか? |
・・・いや、よそう |
ここから先は、俺たち だけの力で切り抜けて いかなくちゃならない 旅になるんだし |
不義理だとは思うけど 黙って出発したほうが いいと思う |
・・・よしましょう |
ここから先は、あたし たちの力で切り抜けて いかなくちゃいけない 旅になるのよ |
不義理だとは思うけど 黙って出発したほうが いいと思うの |
そうだな これ以上、先輩たちに 迷惑はかけられん |
暗くなるのを待って 出発しよう |
暗くなるのを待って 出発しましょう |
どうする? 山越えを試みる 街道沿いに迂回 草原を突っ切る |
さて、先輩たちには 気づかれずになんとか 出られたけど・・・ |
さて、先輩たちには 気づかれずになんとか 出られたけど・・・ |
次の問題は、どの道を 通っていくかだな |
次の問題は、どの道を 通っていくか、よね |
彼女の聞いたとおりの 道筋を行くのが確実 なんだけど・・・ |
追っ手を避けながら 山を越えるのはかなり きびしいわね |
はぐれてしまえば それこそ危険ですよ |
とはいえ、街道はまず 間違いなくあいつらに 見張られてるよな |
とはいえ、街道はまず 間違いなくあいつらに 見張られているわね |
ですね・・・ |
いっそ、この草原を 突っ切っていくか? |
え~っ!? そんなことしたら簡単 に見つかるわよっ!? |
直進するにしろ、迂回 するにしろ、彼らの 追撃はあると思った ほうがいいな |
となれば、すこしでも 立ち回りやすい場所を 選ぶべきだと僕は思う |
同感だぜ |
うーん・・・ |
うーん・・・ |
危険かも知れないけど やっぱり山を越えて いくことにしよう |
下手に回り道して 目的地を見失ったら それこそ意味がないし |
危険かも知れないけど やっぱり山を越えて いくことにしましょう |
下手に回り道して 目的地を見失ったら それこそ意味がないし |
しかし・・・ |
大丈夫ですよ、ええ 山越えの道だったら あたし、案内できるし |
君が・・・か? |
はい、だって 野山はあたしの遊び場 だったんですから |
楽な道を選びますから あたしに任せちゃって ください、ね? |
そいつは頼もしいや なあ、ネス? |
それは頼もしいわね ねえ、ネス? |
やれやれ・・・ とんでもない聖女も いたものだ、まったく |
・・・あわっ!? |
・・・あらっ!? |
ああ、ほら 暗いですから足下には 気をつけないと |
ありがとう。ロッカ おかげで転ばなくて 済んだよ |
ありがとう。ロッカ おかげで転ばなくて 済んだわ |
でも今になって考えて みると、あの時はよく こんな夜道を逃げられ たもんだよな・・・ |
無我夢中だったから なんだろうなあ |
でも今になって考えて みると、あの時はよく こんな夜道を逃げられ たものよね・・・ |
無我夢中だったから なんだろうなあ |
*n0 ひとつお願いをしたい ことがあるんですが |
ん? |
へっ? |
できれば、村の様子を 確かめておきたいと 思うんです |
もちろん、奴らの邪魔 が入らなければの話 ですけど・・・ |
やっぱり気になる? |
やっぱ、気になる? |
ええ、無茶だとは わかってるんですが |
至らないなりにも 僕らが守ってきた場所 ですから・・・ |
そっか・・・ そうだよな・・・ |
そっか・・・ そうよね・・・ |
リューグの奴が聞いて たら、きっと怒鳴って いるでしょうね |
仇を討つのに反対した くせに、都合よく感傷 にひたるな!って |
・・・・・・ |
でも、僕はあいつと 同じ道は選べなかった 死んだ人たちのための 戦いに殉じるよりも |
生き残った者を守る ために、今度こそ力を 尽くしたかったんです |
それでいいと思うな だってさ・・・ |
進んだ道は違ってても 二人が故郷を大切に 思ってるその気持ちに 違いはないんだしさ |
そうだろ? |
それでいいと思うよ だってさ・・・ |
進んだ道は違ってても 二人が故郷を大切に 思ってるその気持ちに 違いはないもの |
そうでしょ? |
そう、ですよね・・・ |
前方ニ熱源ヲ感知 複数デス! |
・・・(ぎゅっ) |
・・・あいつらか? |
・・・あいつらね? |
・・・(こくん) |
どうやら、無茶以前に 無理みたいですね これでは・・・ |
チッ、なにやってんだ お前は・・・ |
ご、ごめんっ 足下が暗くってさ つい・・・ |
ご、ごめんっ 足下が暗くって つい・・・ |
ぼけっとしてっからだ ほれ、さっさと立て |
くだんねえことで怪我 されて、いざって時に 足を引っ張られちまう のはゴメンだからな |
よぉく肝に命じとけ! |
う、うん |
少しは優しい言葉 かけてよね |
ったく、これじゃ アメルを任せるなんて 夢のまた夢だな |
えっ? |
へっ? 何よそれ・・・ |
バカ兄貴にカッコつけ といて、こんなこと 言えねえがよ・・・ |
あの黒騎士は強え 仇を討つより先に、俺 がくたばっちまうのも ありえるこった |
そうなっちまった時は お前らに、アメルを 任せるしかねえんだよ |
リューグ・・・ |
そこまでの覚悟で ルヴァイドと対決する つもりなのか!? |
そこまでの覚悟で ルヴァイドと対決する つもりなの!? |
前方ニ熱源ヲ感知 複数デス! |
・・・(ぎゅっ) |
・・・あいつらか? |
・・・あいつらね? |
・・・(こくん) |
・・・はっ! どうやら、お出迎えが 来たようだぜ!? |
第3接触予定地点ニテ 我、対象ト接触・・・ |
しみゅれーしょん ドオリノ展開ダナ |
ゼルフィルド! |
やっぱ、こっちの行動 はお見通しか・・・ |
各兵、散開シテ包囲 伝令ハ友軍ニ通達セヨ |
「小鳥は、第2の網に かかった」ト! |
まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
みんな、逃げろっ!! |
みんな、逃げてっ!! |
無駄ナコトヲ・・・ |
「黒の旅団」ノ包囲網 ハかんぺきダ! |
街道沿いに迂回して 進むことにしよう |
街道沿いに迂回して 進むことにしましょう |
でも、それじゃ すぐ見つかってしまい ませんか? |
うん、だけど あいつらには騒ぎを 大きくできない弱味も あるはずなんだ |
国境を越えて侵入した ことがばれたら、外交 問題になるからね |
うん、だけど あいつらには騒ぎを 大きくできない弱味も あるはずなのよ |
国境を越えて侵入した ことがばれたら、外交 問題になるでしょう |
なーるほど、そいつを 逆手にとるってわけか |
きゃっ!? |
おっと・・・! 大丈夫か、ミニス |
あらら・・・! 大丈夫、ミニス |
だ、大丈夫っ |
また転んだりすると 危ないし、手を つないでいこうか? |
また転んだりすると 危ないし、手を つないでいこっか? |
子供扱いしないでよね これでも旅には慣れ てるんだから・・・ |
へえ・・・ |
でも、君みたいな 貴族のお嬢様だったら 徒歩で旅なんてしない だろ? |
へえ・・・ |
でも、あなたみたいな 貴族のお嬢様だったら 徒歩で旅なんてしない でしょ? |
あのねえ・・・ 家出した人間がそんな ぜいたくできるわけ ないじゃないのっ |
家出だって!? |
家出って? |
あ!? |
まさか、ミニス ひょっとして君は今も |
まさか、ミニス ひょっとして今も |
違うわよっ! 今はちゃんとお母さま 公認で修行の旅をして るんだからね |
・・・・・・ |
ホントに? |
本当なんだもんっ!? |
わかった、わかった それよりもな、ミニス |
わかったわよ それよりもね、ミニス |
な、なによ・・・? |
俺の側から、絶対に 離れるんじゃないぞ! |
あたしの側から絶対に 離れないで! |
待ち伏せを考えもせず 街道を来るとはね 呆れたものだよ |
もっとも、おかげで 汚名返上ができそうだ |
イオスか!? |
イオス!? |
君に呼び捨てに される筋合いはないが まあ、許してやるよ |
どうせ今宵限りで 君たちの命運は尽きる んだからね |
わざわざお出迎えたァ まあ、ご苦労なこった |
勝手なことを! |
そいつはテメエだっ イオス! |
*n0さんは 貴方なんかに、 負けたりしませんの! |
伝令、急げっ ルヴァイド様に報告を するんだ! |
「小鳥は、初手の網に かかった」と! |
まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
みんな、逃げろっ!! |
みんな、逃げてっ!! |
ははは、どこへ 逃げても同じことだよ 覚悟するがいい! |
よし、草原を突っ切る ことにしよう |
よし、草原を突っ切る ことにしましょう |
視界ノ開ケタ場所ヲ 進ムノハ、自殺行為 ナノデハ・・・ |
わかってるさ でも・・・ |
わかってるわ でも・・・ |
なに考えてんだッ!? ニンゲン! |
そんなことしたら あいつらに行動が 丸見えだろォが!? |
わかってるさ でも・・・ |
わかってるわよ でも・・・ |
あの、ご主人様 さしでがましい口を ききますけど・・・ |
それだと、見つかった 時にどうするんです? 逃げ場がないですよ |
わかってるさ でも・・・ |
わかってるわよ でも・・・ |
色々考えてみたけど これが一番いい方法だ と思うんだ |
わざわざ街道を無視し て草原を行く人間なん て、俺たちぐらいしか いないだろうから |
近づいてくる人影は まず追っ手だと思って 間違いないはず。 だから・・・ |
色々考えてみたけど これが一番いい方法だ と思うの |
わざわざ街道を無視し て草原を行く人間なん て、あたしたちぐらい しかいないでしょう |
近づいてくる人影は まず追っ手だと思って 間違いないはず。 だから・・・ |
なるほど、うまく 隠れてやり過ごして しまおうというわけ だな |
うん。それにもし戦い になっても、草原だっ たら無関係の人を巻き 込まずに済むしね |
うん。それにもし戦い になっても、草原だっ たら無関係の人を巻き 込まずに済むしね |
あ・・・! |
容赦のない連中だから 目撃者がいたら、 きっと始末してしまう |
そんなことをさせる訳 にはいかないだろ? |
容赦のない連中だから 目撃者がいたら 始末しかねないわ |
そんなことをさせる訳 にはいかないでしょ? |
まいったな そういうことまで考え ていたとは・・・ |
ははっ、見直したか? |
そう言うことよ |
理解シマシタ |
お前にしちゃ、よく 考えたな・・・ |
あのなぁ・・・ |
あんたね・・・ |
なるほど・・・ そういうこと だったんですか・・・ |
あたしも賛成します *n0さんの その考えに |
よっしゃ! だったら先導役はオレ たちに任せときな |
ほら、*n0 そこの岩に気をつけて つまづくわよ |
あ、うん |
それにしても二人とも 月明かりだけでよく 足下まで見えるよな |
えっ、うん |
それにしても二人とも 月明かりだけでよく 足下まで見えるわね |
慣れだよ、なーれ 何度も似たような事を してっからな |
そうよねえ おかげでとばっちりを 受けた私まで、夜歩き に慣れちゃったもの |
まったくだ。もともと 地獄耳だったのに加え 夜目まで効くように なっちまって |
まさに凶暴女って感じ ・・・だがっ!? |
黙って歩きなさい |
あははは・・・ |
でも、心強いよ 二人がいてくれてさ |
あははは・・・ |
でも、心強いわ 二人がいてくれて |
どういたしまして だけど*n0 それは私たちだって 同じなのよ |
信じられる仲間と一緒 だから、こうして不安 に耐えられるの |
人間ってのはな・・・ 自分で思ってるほど 強いもんじゃねえ |
偉そうな口を叩いてる オレだってな、さほど 大したことができる わけじゃねーしな |
フォルテ・・・? |
ははは、ちっとばかし 弱気な発言しちまった みてーだが・・・ |
あそこに立ってる旦那 のせいってことにして 勘弁してくれよな |
・・・!? |
いい月だ・・・ |
貴様らの死出のたむけ には、勿体ないほどの 美しさだな・・・ |
ルヴァイド!? |
ルヴァイド!? |
どうして!? あれほど周りに気を つけて進んできたのに |
別に不思議ではない あらかじめ俺たちは この一帯に手勢を分散 させていたのだ |
どの方角に逃げようと 確実に貴様らを捕捉し 任務を果たすためにな |
なんて執念だ・・・ |
なんて執念よ・・・ |
まずい! 敵はここで 僕たちを足止めして 別動隊で完全に包囲 する気だぞ!? |
みんな、逃げろっ!! |
みんな、逃げてっ!! |
言ったはずだぞ 次に出会ったその時は けして容赦はせぬと |
逃がしはせん!! |
*n0さんっ あれっ!? |
松明の明かり・・・ あれが全部、敵だって いうのか!? |
松明の明かり・・・ あれが全部、敵だって いうの・・・!? |
包囲網完成マデノ時ハ 稼イダ、後ハ我ガ将ノ 采配ニ任セルダケダ |
おしまいの時間だよ ルヴァイド様の来た今 君たちに勝ち目はない |
我が兵を相手によく 戦ったと褒めてやろう が、戯れもここまでだ |
読み負けたんだ・・・ こうなったら、僕らに もう打つ手はない |
諦めちゃダメだっ! まだ、俺たちは奴らに 捕らえられたわけじゃ ない!! |
諦めちゃダメよっ! まだ、奴らに 捕らえられたわけじゃ ないわ!! |
なにか方法はないのか |
なにか方法はないの |
なにか・・・ |
おそら・・・ |
え? |
へっ? |
おそらが、ふるえてる つめたくなって・・・ なきだしそう・・・ |
匂いが・・・ |
え? |
へっ? |
風の匂いが変わった 冷たく湿って・・・ これは・・・? |
なんだ、この霧は!? |
れーだー、せんさー おーるれっど・・・ ドウイウコトダ!? |
なんなんだこれは!? くそっ、目が・・・ 目がくらむ!! |
この霧・・・ おのれ、目くらましの つもりか!? |
なにが起こったって いうんだ・・・? |
なにが起こったって いうの・・・? |
さあ、今のうちに お逃げなさい |
え!? |
へっ!? |
目くらましの霧が |
貴方たちを守っている |
貴女たちを守っている |
うちに、急いで・・・ |
今の声・・・ どこかで・・・? |
今の声・・・ どこかで・・・? |
みんな、こっちだ! |
先輩たち!? でも、どうして・・・ |
先輩たち!? でも、どうして・・・ |
あら、まさか本気で バレてなかったと 思ってたわけ、ボク? |
あら、まさか本気で バレてなかったと 思ってたわけ? |
君たちの考えそうな ことぐらいお見通しだ まったく、みずくさい 後輩どもめ! |
すいません・・・ |
じゃあ、この霧は ミモザさんたちが? |
ちょっと知り合いに 頼んで、ね |
あまり時間はない とにかく急いで包囲網 から抜け出さないと |
そうはさせんぞ! |
ルヴァイドっ!? |
嘘でしょ!? ただの霧じゃないのよ これって・・・ |
他の者は惑わせても この俺にまやかしなど 通じぬわ |
デグレアの勝利のため 絶対に聖女はこの手に 捕らえてみせる!! |
きゃああっ! |
アメル!? |
アメル!? |
お前なんかに 僕の妹を渡すものか! |
邪魔だ・・・ どけえぇっ!! |
ロッカ |
ぐあっ! |
疾く、闇の雲より現れ 黄泉の光を閃かせん |
!? |
いでよ!! |
な、なんだとぉっ!? |
ルヴァイドおぉッ!! |
!? |
もうこれ以上、テメエ にゃ何も奪わせねえ! ひとつとして、奪わせ はしねえぇっ!! |
な、なんだとぉっ!? |
おのれ・・・っ おのれえぇぇっ!! |
あれが、ルヴァイドの 素顔・・・ |
あれが、ルヴァイドの 素顔・・・ |
ここは私たちに任せて 君たちは逃げるんだ! |
でも、それじゃ・・・ |
心配しなくたって 引き際は心得てるわよ 時間を稼ぐだけ! |
*n0 負けるんじゃないぞ 本当に大切なものなら 譲らずに守るんだ |
おみやげ、期待して 待ってるからね? |
ギブソン先輩・・・ ミモザ先輩・・・ |
さあ、行け!! |
はあ、はあ・・・ |
なんの音だ? これは・・・ |
なんの音? これは・・・ |
・・・(くいくい) |
どうした? |
どうしたの? |
おにいちゃん はじめて聞く音なの |
おねえちゃん はじめて聞く音なの |
ご主人様? |
どうした? |
どうしたの? |
なんだか、変な 匂いです |
この音と関係が あるのか? |
この音と関係が あるの? |
多分・・・ |
*n0さん |
どうした? |
どうしたの? |
くんくん・・・ なんだか、変な 匂いがしますの??? |
モナティ? |
こりゃあ、潮騒だぜ 海が近くにあるんだ |
見てください、あれ! |
ファナンの灯りだ どうやら、僕たちは 逆方向に来てしまった らしいな・・・ |
どうにか逃げのびた俺たちが たどりついた場所は、潮風の 吹き抜ける海辺だった |
知らず知らず、俺たちは 目的地とは反対の方向へと 進んでいたらしい |
だが、歩を返すだけの気力は 今の俺たちに残ってなかった |
砂浜に下りた俺たちは 岩陰に隠れるようにして火を おこし、疲れた身体を休める 街の灯りを見つめながら |
海運と交易の都市ファナン それは奇しくも、俺とネスが 最初に目指した街だった |
無事逃げ切った・・・ |
でも、またしても無我夢中 そうなることは 半分想像してるとおりだった |
しかも、逃げ切った先は 予定と全く逆の方向 |
潮風の吹く海辺だった |
またしても先は見えない 闇の中・・・ 引き返す気力もなかった |
でも、弱音も吐いて いられないのよね |
砂浜の影で火をおこして みんな少しでも体を休める |
海運と交易の都市ファナン あたしたちが最初に目指した その街の灯を見ながら・・・ |
こんな形でファナンに やってくることになる とは、皮肉だな |
そう言うなってば ほら、怪我の功名って 考えれば・・・ |
そう言わないでよ ほら、怪我の功名って 考えれば・・・ |
その言葉は、こういう 時に使うべきものでは なかろう? |
うう・・・ |
うう・・・ |
それにしても、やはり 僕たちの考えること など、先輩たちには お見通しだったな |
うん、結局 最後の最後まで迷惑 かけっぱなしだった 気がする・・・ |
うん、結局 最後の最後まで迷惑 かけっぱなしだった 気がする・・・ |
借りを返そうなんて ことは無理だろうが |
目的を果たした上で きちんとお礼を言いに いきたいものだな |
それが、お二人のして くれたことに対して 僕たちが報いる最良の 方法になるはずだ |
うん、そのためにも アメルを無事に送り 届けないとな |
うん、そのためにも アメルを無事に送り 届けないとね |
ここから先は俺たちが 俺たちの手で道を切り 開いていくんだ! |
ここから先はあたしたちが あたしたちの手で道を切り 開いていくのよね |
踏み出したんですよね あたしたち・・・ |
周りに流されないよう 今いる場所を守ること だけの毎日から |
自分たちの意志で 初めて一歩、前に進み 出したんですよね? |
ああ、そうだよ そしてそのきっかけを 作ったのは、君さ |
ええ、そうよ そしてそのきっかけを 作ったのは、あなたよ |
正直、まだこわいです あたし・・・ |
自分の判断が本当に 正しかったのかどうか 不安になります |
誰だって、それは同じ だよ |
未来を見ることなんて 誰にもできないんだ だから、人は悩んだり 失敗もする |
けどさ・・・ |
それを恐れていたら いつまでたっても人は 同じ場所にしかいられ なくなっちまう |
ギブソン先輩が言って いたよ |
自分の気持ちに正直に なって決めたことが その人にとっての真実 になるんだって |
誰だって、それは同じ よ |
未来を見ることなんて 誰にもできないもの だから、人は悩んだり 失敗もするのよ |
けどさ・・・ |
それを恐れていたら いつまでたっても人は 同じ場所にしかいられ なくなっちゃう |
ギブソン先輩が言って たの |
自分の気持ちに正直に なって決めたことが その人にとっての真実 になるんだって |
自分の、気持ち・・・ |
こわいかもしれない 不安かもしれない だけど、アメルは |
後悔はしていないん だろう? |
こわいかもしれない 不安かもしれない だけど、アメルは |
後悔はしていないん でしょう? |
してません! |
うん、俺も同じだ 後悔はしちゃいない |
どれだけ失敗しても、 その気持ちを忘れさえ しなければ |
きっと、乗り越えて いけるって俺は思うよ |
ええ、あたしも同じ 後悔はしちゃいない |
どれだけ失敗しても、 その気持ちを忘れさえ しなければ |
きっと、乗り越えて いけるって思うの |
誰だって、きっと そうやって生きていく ものなんだから・・・ |
誰だって、きっと そうやって生きていく ものなんだから・・・ |
あるじ殿、先程ノ霧ハ 召喚術ナノデスカ? |
え? |
アノ霧ガ発生シタ時 自分ニ装備サレタ せんさーノ類ハ完全ニ まひシマシタ |
ニモ関ワラズ、我々ノ 進路ニ向カッテダケハ 常ニ視界ガ確保サレテ イマシタ |
そういえば・・・ |
対象ヲ選ンデ影響スル 霧ナド、物理的ニハ 不自然デス |
ソコデ、あるじ殿ナラ ゴ存知デハナイカト 思ッタノデスガ・・・ |
うーん、俺にも ちょっと見当がつか ないなあ・・・ |
ネスには聞いて みたのか? |
うーん、あたしにも ちょっと見当がつか ないなあ・・・ |
ネスには聞いて みたの? |
ヤハリ、ゴ存知ナイト ノコトデシタ |
ネスでさえ わからないのか・・・ |
ネスでさえ わからないの・・・ |
あの霧、いったい なんだったんだろう? |
あの霧、いったい なんだったんだろう? |
チッ・・・ 殺気だった気配が 完全に消えやがったぜ |
この様子だとアイツら 完全にテメエたちを 見失ったみてェだな? |
ふう・・・ ひと安心ってことか |
ふう・・・ ひと安心ってとこね |
まァな だが、これで終わり とは思えねェぞ? |
アイツらのしつこさは 悪魔のオレでさえ 呆れるほどだからなァ |
油断してると、後ろ からバッサリってこと もあり得るかもな? ヒヒヒ・・・ |
おまえって つくづく、イヤなこと ばかり言うなあ? |
あんたって つくづく、イヤなこと ばかり言うわね? |
おいおい、これでも オレは忠告してやって るつもりだぜェ!? |
ちっとは感謝しろって ニンゲン? |
感謝したくなるような 忠告にしてくれって 頼むから・・・ |
感謝したくなるような 忠告にしてほしいわ 本当に |
あの霧に包まれた時は 焦ったんだぜ? ほら*n1は 背が小さいから |
はぐれるんじゃ ないかって、 心配したよ |
あの霧に包まれた時は 焦ったのよ? ほら*n1は 背が小さいから |
はぐれるんじゃ ないかって、 心配したわ |
・・・ありがとう |
でもね・・・ だいじょうぶだよ だって・・・ |
あれは・・・ *n1の しってる霧だったもの |
えっ? |
あれはね・・・ シルターンの霧・・・ |
とおしたくない人だけ めかくしするの |
それって、一種の 結界ってことか!? |
それって、一種の 結界ってこと!? |
*n1 すぐにわかったの とおしてくれるって 聞こえたから・・・ |
だからね ちっとも、こわく なかったよ? |
そっか・・・ |
てっきり、先輩たち の仕業だって思って いたけど・・・ |
てっきり、先輩たち の仕業だって思って いたけど・・・ |
いったい、誰があんなものを 作り出したんだろう? |
いったい、誰があんなものを 作り出したんだろう? |
あううう・・・っ! |
ほら、ガマンしろって |
ほら、ガマンしなさい |
で、でもぉ・・・ あうっ、痛いぃぃ! 痛いですうぅぅっ!! |
まったく、いきなり 倒れた時にはなにかと 思ったけど |
両足がつって倒れる なんて、お前らしいと いうか・・・ |
まったく、いきなり 倒れた時にはなにかと 思ったけど |
両足がつって倒れる なんて、あなたらしい というか・・・ |
うう、面目ないですぅ ご主人さまぁ・・・ |
まあ、追われてる途中 でこうならなかった だけでも上出来かもな |
がんばったな・・・ *n1? |
まあ、追われてる途中 でこうならなかった だけでも上出来かもね |
がんばったわね・・・ *n1? |
ご主人さま・・・ |
・・・あうっ!? いたたたたたっ!! |
きっちりほぐして おかないと、後々に 響くからな |
さ、次は左足の番だ? |
きっちりほぐして おかないと、後々に 響くからね |
さ、次は左足の番よ? |
あ、あうぅ・・・っ ご主人さまぁ 勘弁してくださいよぉ |
しかし、これでよくメイトルパで 暮らしていられたって思うな 正直なとこ・・・ |
しかし、これでよくメイトルパで 暮らしていられたって思うわ 正直なとこ・・・ |
はいけい、マスター モナティですの |
モナティたちは あたらしいばしょを めざして、たびだつ ことになったです |
いきさきは、ずっと きたにあるという ちいさなむらですの |
なまえもわからない ようなばしょですけど |
そこにはアメルさんの おばあさんがくらして いるというのです |
アメルさんをぶじに そこまでおくりとどけ られたら・・・ |
次は、モナティを 送っていく番だよな? |
次は、モナティを 送っていく番よね? |
*n0さん・・ |
俺もさ、会ってみたく なってきたんだよ |
モナティがそこまで 大好きなマスターって 人にさ? そのためにも |
あたしもさ、会ってみ たくなってきたのよ |
モナティがそこまで 大好きなマスターって 人にさ? |
そのためにも モナティは もっとがんばるですの |
だから、ときどきでも いいですからマスターも モナティのぶじを いのっていてくださいです |
だいすきなマスターへ |
モナティより ・・・かしこ |
ふーっ、なんとか首が つながったってカンジ だな、毎度毎度 |
ぎりぎりでも、勝ちは 勝ちだって |
ぎりぎりでも、勝ちは 勝ちよ |
お、言うようになって きたなぁ? *n0 |
そりゃ、すぐ近くに お手本になる人がいる からね。度胸はつくよ |
そりゃ、すぐ近くに お手本になる人がいる からね。度胸がつくわ |
・・・・・・ |
なあ、*n0 オレを手本にするのは よしとけよ |
どうして? |
オレはお前が思ってる ような、立派な人間 じゃねーってこった |
そんなことないって! 剣の扱いだって上手い し、色々なこと知って るし・・・ |
そんなことないわ! 剣の扱いだって上手い し、色々なこと知って るし・・・ |
だが、どれも全部 中途半端だぜ? |
剣の腕では黒騎士の 旦那に劣り、知識では ネスティに及ばねえ |
だって、それは・・・ |
オレは昔っから どーにも、こらえ性が なくてな |
ひとつのことを丹念に やり遂げるのが苦手 なんだよ すぐに飽きちまう |
それが積み重なって 何でもできるように 見せてるだけなんだ |
・・・・・・ |
ま、おまえは オレとは根本的に違う ようだけどな? |
自分で決めたことに 最後まで責任をもとう と努力してるし |
そんなの・・・ 買いかぶりだよ |
そんなの・・・ 買いかぶりよ |
自分でわかってねえ だけだって |
オマエには、そういう 気質があると、オレは 思うぜ? |
わかってない、か でも、それはフォルテ も同じだと俺は思うよ |
わかってない、か でも、それはフォルテ も同じだと思うけど |
んーっ、さすがに 疲れちゃったわねえ |
レルムの村から逃げて きた時も、こんな感じ だったよなあ |
レルムの村から逃げて きた時も、こんな感じ だったわね |
あら、だけど 今回は「逃げる」旅 じゃないわよ? |
アメルと私たちの 意志で「向かう」旅 なんだから 大違いじゃないの |
あははは うん、そうだよな 大違いだよな |
あははは ええ、そうよね 大違いだわ |
気の持ちようひとつで 人生は楽しくも厳しく もなるぜ・・・か |
それは? |
それは? |
んー? アイツが 私と出会った頃にね 言ってた言葉よ |
あの時は無責任だって 思ったけど、こうして 思い出してみると |
意外と重みがあったり するから、あなどれ ないものよねえ |
気の持ちよう、か |
厳しい状況が、変わる わけじゃないけどさ |
どうせなら、この旅も 楽しいって感じられる ものにしたいわよね? |
うん、俺もそれには すごく賛成だよ |
ええ、あたしもそれに はすごく賛成だわ |
逃避じゃなくて 前向きな気持ちで いられるといいよな |
逃避じゃなくて 前向きな気持ちで いられるといいわね |
結局、最後まで ギブソンさんたちの お世話になってしまい ましたね |
うん、あの二人の目は ごまかせなかったよ |
あらかじめ予想して なかったら、ああまで 手際よく助けに入れる はずないもんな |
うん、あの二人の目は ごまかせなかった |
あらかじめ予想して なかったら、ああまで 手際よく助けに入れる はずないもの |
でも、これから先は 僕たちが自分の力で旅 を続けていかなくては なりません・・・ |
貴方たちに迷惑を |
貴女たちに迷惑を |
かけっぱなしの僕たち が言うようなことじゃ ないですけどね |
そのことなんだけどさ ロッカ |
もう、よそうよ そういう考え方はさ |
そのことなんだけどね ロッカ |
もう、よそうよ そういう考え方 |
え? |
自分の意志でアメルを 守っていくと決めた 時点で、俺たちはもう 対等の仲間なんだよ |
仲間同士で、 いちいちそんなこと 気にするのって おかしいだろ? |
自分の意志でアメルを 守っていくと決めた 時点で、あたしたちは 対等の仲間なのよ |
仲間同士で、 いちいちそんなこと 気にするのって おかしいじゃない |
ですが・・・ |
と・に・か・く! |
俺はロッカと 対等の仲間で いたいってこと! |
と・に・か・く! |
あたしはロッカと 対等の仲間で いたいってこと! |
*n0さん・・ |
変な遠慮なんてしたら それこそ承知しないぞ ・・・わかったか? |
変な遠慮なんてしたら それこそ承知しない わよ ・・・わかった? |
・・・はい |
生真面目なのはロッカの いいところだけど 悪いところでも あるんだよなあ・・・ |
生真面目なのはロッカの いいところだけど 悪いところでも あるのよねぇ・・・ |
やったな、リューグ 黒騎士に一撃 あびせるなんて! |
すごいわよ、リューグ 黒騎士に一撃 あびせるなんて! |
・・・・・・ |
あれだけ毎日、練習 してたもんな・・・ 当たり前といえば 当たり前かな? |
あれだけ毎日、練習 してたもんね・・・ 当たり前といえば 当たり前かな? |
ハッ! なにが当たり前だよ? |
俺はあいつを殺す気で 向かっていったんだ |
それがどうだ? カブトひとつを弾いた だけで、傷ひとつさえ つけられねェ!! |
でも・・・ |
ぶっ倒さなけりゃあ 意味ねェんだよ・・・ |
じゃなきゃ、俺の やってることなんて なんの意味もねェ!! |
意味ねェんだよ・・・ |
リューグ・・・ |
リューグのしようとしていることは 本当にただの復讐なんだろうか? |
リューグのしようとしていることは 本当にただの復讐なのかしら? |
ファナンか・・・ |
ミニスは、ファナンに 行ったことあるのか? |
ミニスは、ファナンに 行ったことあるの? |
うん、何度かは だって、あそこは 金の派閥の本部がある 街だもの |
へえ・・・ |
もともとは小さな漁村 だったのを、金の派閥 が貿易によって、今の 都市に発展させたの |
そして、今もその運営 を取り仕切ってるのが 私のお母さま・・・ |
じゃあ、ファナンには ミニスのお母さんが いるのか? |
じゃあ、ファナンには ミニスのお母さんが いるの? |
うん・・・ だけど、今はちょっと 会いたくないな |
ペンダントをなくした こと、話してないから |
いっそ、思い切って 話したほうがいいん じゃないのか? |
いっそ、思い切って 話したほうがいいん じゃないの? |
それはダメえっ!? |
おいおい、なにも そんな大声で反対 しなくたって・・・ |
あらあら、なにも そんな大声で反対 しなくたって・・・ |
とにかくっ! それだけは絶対にダメ お母さまにだけは 知られたくないの! |
ねえ、*n0 お願いだから・・・ |
わ、わかったよ もう言わないから 落ち着けってば・・・ |
わ、わかったわよ もう言わないから 落ち着いてって・・・ |
怒られるのがこわいんだろうけど ちょっと異常だよな、あれって |
怒られるのがこわいんだろうけど ちょっと異常よね、あれって |
scn107
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
どうする? お言葉に甘える 遠慮する |
*n0 |
・・・・・・ |
・・・・・・ |
もしもーし? |
*n0 |
・・・んあ? |
・・・ふに? |
おぉ、起きた起きた |
・・・? |
こんなとこにひっくり 返ってなにしてんのさ あんたたち? |
行き倒れにしちゃあ ずいぶんと大所帯 だねえ |
え、と・・・君は? |
え・・・あなたは? |
あたい? あたいはモーリン ファナンの住人だよ |
日課の訓練するために やって来たらさ いきなり、あんたたち が転がってるだろ? |
びっくりして ちゃんと息をしてるか 確かめたってわけさ |
なるほど・・・ |
なるほどじゃないよ まったく、朝っぱら からひとに余計な心配 かけといて |
そっか・・・ |
そっかじゃないよ まったく、朝っぱら からひとに余計な心配 かけといて |
だいたいなんだい その格好は? |
まるで野盗かなにかに 襲われでもしたみたい じゃないのさ |
あ、いや、これは |
あ?これは、その えーっと・・・ |
ふぁ、あ・・・ |
おや、お仲間も ようやく目を覚ました ようだね |
・・・!? |
おい、*n0 そこにいるのは いったい、誰だよ? |
まさか、追っ手!? |
違うってば! この人は俺たちが 行き倒れてると思って 心配して・・・ |
違うってば! この人はあたしたちが 行き倒れてると思って 心配して・・・ |
ふーん・・・ なにやら、ワケあり みたいだねえ |
どうだい あんたたち、よけりゃ あたいの家で休んで いかないかい? |
君はバカか? 見ず知らずの人間に ほいほいついて行って どうするんだ!? |
そんなこと言ったって せっかく親切で言って くれてるんだから |
そんなこと言ったって せっかく親切で言って くれてるのよ |
そうそう、人の親切は 素直に受けとくもんさ |
さあ、ついといで! |
どうなっても知らんぞ 僕は・・・ |
気持ちは嬉しいけど 俺たちは・・・ |
ありがと 気持ちは嬉しいけど あたしたちは・・・ |
ワケありなのは承知 だって言ったろ? |
いいから、いいから 遠慮しないで ついてきなって! |
ちょ、ちょっと 引っ張らな・・・ うわあぁぁっ!? |
えっ、ちょっと 引っ張らな・・・ きゃあぁぁっ!? |
なんか、すさまじく 強引なねーちゃんだな |
ていうか・・・ すっごい力持ちかも 引きずってるし・・・ |
まあ、悪意のあるよう には見えないわね あの様子では |
(こくこく) |
しゃあない ひとつここはお邪魔 させてもらうかね |
あーうー!? |
うひゃあー!? |
さあ、着いた ここがあたいん家さ |
ケッ、想像以上に しけたとこだなァ? |
*n1! |
*n1! |
あはは、いいんだよ 本当にボロだしね |
これは・・・ 拳法の道場か? |
そうさ あたいはここの師範代 をやってんだよ |
そのわりには・・・ なんだかひっそりして ませんか? |
ずいぶんと静かだな 普通なら稽古してる 時間だろうに・・・ |
ああ、今はあたい以外 生徒はまったくいない からね |
ええっ!? |
へ!? |
館長やってんのは あたいのクソ親父なん だけどさ・・・ |
ずっと前に修行の旅に 出たっきり、ちっとも 帰りやがらなくて |
あはははっ このありさまってわけ |
あっけらかんとした顔 で言えることなのか それって??? |
このありさま、って い、いいのかしら? |
さあさ、遠慮は無用さ 男どもは適当に入って くつろいでなよ |
女連中はこっちさ 裏庭に井戸があるから 砂や汗を落としといで |
で・・・ あれからもう3日か 早いもんだな |
で・・・ あれからもう3日 早いものね |
ええ、本当に モーリンさんには感謝 しないといけませんね |
そうだよな 寝る場所だけじゃなく 食事の世話までして もらっちゃってさ |
そうよねえ 寝る場所だけじゃなく 食事の世話までして もらっちゃって |
だが、いつまでも 彼女の好意に甘えては いられんだろう |
この場所にも、いつ 黒の旅団の手が伸びて くるかも知れない |
そうですよね・・・ あんな親切な人を 巻き込んだりしたら いけませんもの |
ああ、黒騎士たちに 気づかれる前にここを 出て、目的の村まで 行かないとな |
・・・はい? |
ええ、黒騎士たちに 気づかれる前にここを 出て、目的の村まで 行かなくちゃ・・・ |
・・・はい? |
よお、みんな揃って なんの話だい? |
ウワサをすれば なんとやら、ってか ヒヒヒ・・・ |
も、モーリンさんっ? |
なんだい、そんなに 驚くことないだろ? |
ももももっ モーリンさんっ!? |
なんだい、そんなに 驚くことないだろ? |
あ、いえ・・・ |
いや、あははは モーリンのおかげで すっかり疲れもとれた なあってね |
あ、えっとね・・・ モーリンのおかげで すっかり疲れもとれた わねーって |
そりゃ良かった だったらさ、ひとつ あたいと一緒に街まで 出てみないかい? |
えっ? |
へ? |
いって来たらどうだ *n0 |
おりを見て、そろそろ 出発することを彼女に 伝えてくれ・・・ |
その間に、僕たちは 準備をしておくから |
ええっ!? |
ええっ!? |
あんたたちは 行かないのかい? |
あ、あたしはっ まだちょっと気分が |
僕も遠慮するよ 足のほうが本調子に なるまではね |
ふーん・・・ そんじゃ仕方ないか *n0 ついといで |
あーれー!? |
あわわわっ、ちょっと 引っ張らないで~!? |
はあ・・・ 見るからにド派手で 恥ずかしい建物だろ? |
いや、そこまでは 言わないけどさぁ |
いや、そこまでは 言わないけどね |
装飾が派手すぎて 近寄りがたい雰囲気は あるかも・・・ |
装飾が派手すぎて 近寄りがたい雰囲気は あるかも・・・ |
金の派閥の召喚師の 本部がここだよ |
あたいは、どうしても こいつらが好きに なれなくてさ・・・ |
街を便利にするため とはいえ、好き放題に ここらの土地を いじくったからね |
おかげで、あたいが 小さい頃のファナンの 面影は、ほとんど なくなっちまってる |
そうなんだ・・・ |
感傷だってのは わかってるんだけどさ やっぱり、ね |
・・・・・・ |
おや、あそこにいるの ミニスじゃないかい? |
本当だ・・・ ちょっと見てくるよ |
本当だ・・・ ちょっと見てくるわ |
なにしてんだ こんなところで? |
なにしてるの こんなところで? |
なにって・・・ その・・・ |
せ、せっかくだから なにか勉強のために 買い物しようかと 思っただけっ! |
ちょうどいいわ *n0 ついてきなさいよ? |
おい、いいのかよ 俺は蒼の派閥の人間 なんだけど・・・ |
えっ、いいの あたしは蒼の派閥の 人間なんだけど |
私が金の派閥だから 構わないのっ! |
い、いいのかなぁ? |
い、いいのかなぁ? |
ここがファナンの市場 歴史では聖王都より 劣るけれど |
店の数と、食べ物の 新鮮さだったら けっして負けちゃあ いないよ |
ちょっとのぞいて いってみようか? |
市場のある大通りとは また違った活気がある よね、ここはさ |
市場のある大通りとは また違った活気がある わね、ここは・・・ |
まあね。ここの連中は 裕福とはいえないけど 気持ちの優しいやつら ばかりだよ |
よお、モーリンっ オトコなんか連れて 珍しいじゃねえか |
ははは、いよいよ あの道場にも跡継ぎが できるみたいだねえ |
ばばば、バカいってん じゃないってばさ! |
ちゃんと話しただろっ こいつは今、うちで 面倒みてる旅の人だよ |
ははは、照れやがって 冗談だってのによ |
なあ、兄さん 昨日の貝の酒蒸しは どうだった? |
あ、ええ おいしかったですけど |
ひょっとして、俺たち が食べてたご飯って おばさんたちが? |
よお、モーリンっ 隣にいるのは 新しい弟子かい? |
あの寂れた道場も 少しは活気づく みたいだねえ |
まあ、確かに 寂れてるけどさ・・・ |
ちゃんと話しただろっ こいつは今、うちで 面倒みてる旅の人だよ |
そうかい そいつは残念だ |
なあ、嬢ちゃん 昨日の貝の酒蒸しは どうだった? |
あ、ええ おいしかったです |
ひょっとして、あたし が食べてたご飯って おばさんたちが? |
ああ、そうだよ ここのみんなが親切で わけてくれたもんさ |
すいませんっ あの、俺たち、お礼も 言わずにいて・・・ |
すいませんっ あの、あたしたち、 お礼言わずに・・・ |
いいってことよ モーリンにゃ、いつも 怪我人の面倒をみて もらってるからよ |
そうそう、困った時は お互いに助けあうのが 下町の心意気さ |
そんじゃ、あたいたち 他にも回るとこがある からさ |
帰りにまた寄ってきな 魚を揚げとくからね 持っておいきよ |
あいよっ! |
なんだ!? 人混みができてるぞ |
なにかしら? 人混みができてるけど |
こういう裏路地には あんまり近づくんじゃ ないよ? |
ファナンは港街だから ろくでもない奴らも 集まってくるが |
連中が好んでたむろ してるのが、こういう 場所なのさ |
うん、みんなにも 言っておくよ |
うん、みんなにも 言っておくわ |
・・・!? |
!? |
ん、どうかしたかい? |
いや・・・ なんでもないよ |
いいえ・・・ なんでもないわ |
こんなところに あいつがいるはず ないもんな・・・ |
こんなところに あの子がいるはず ないもんね・・・ |
・・・*n0 |
街の門から波止場まで をつなぐこの大通りが ファナンで一番、人が 行き来する場所だよ |
荷揚げされた品物は ここから馬車なんかで 各地へと運ばれるのさ |
食べ物や日用品は トライドラへ ぜいたく品だったら 聖王都って具合にね |
ファナンの人たちが 生活するための水は どうやって確保してる と思う? |
・・・さあ? |
・・・さあ? |
その答えがこいつ この水道橋を使って 海の水をくみあげて 使ってるのさ |
海の水だって!? |
海の水!? |
あはははっ、もちろん そのまま使ってるわけ じゃないよ |
なんでも、汲み上げた 水の中で魚の召喚獣を 養殖していて |
そいつが、 すっかり塩辛さを 抜いてくれるって 話だよ |
へえ・・・ |
ソレルクってその魚が また、珍味でさ ファナンの名物として 売られてるんだよ |
そのうちに食べさせて やるから、楽しみに してな? |
うわ・・・っ これって全部、船で 届いた品物なのか!? |
うわ・・・っ これって全部、船で 届いた品物なの!? |
ははは、呆れちまう量 だろ? |
これだけの荷物を 聖王都の港だけでは 処理しきれなくなった ことが理由で |
漁村だったファナンが 貿易港として開発 されたってわけさ |
たしかにハルシェ湖の 受け入れ港じゃ、これ だけの荷物はさばけ ないだろうなあ |
たしかにハルシェ湖の 受け入れ港じゃ、これ だけの荷物はさばけ ないものねえ |
これを管理してる 連中ってのが、 金の派閥の 召喚師だよ |
事実上、ファナンは そいつらの手で統治 されてるようなもんさ |
どうする? 事情を聞いてみる 何か食べさせる ほっておこう |
海ってのは不思議な もんだよな |
波が寄せたり引いたり して、まるで生きてる みたいでさ・・・ |
海って不思議ね・・・ |
波が寄せたり引いたり して、まるで生きてる みたい・・・ |
そういや、あんたたち は海のない場所から 来たんだったね |
うん |
ええっ、そうよ |
この銀沙の浜は ファナンがまだ漁村で しかなかった頃から ずっと |
漁師たちの働き場所 だったのさ |
上手くやればここから でも結構な魚が釣れる んだよ |
今は、潮の具合が良く ないんでダメだけどね |
え?でも、あそこで 釣りをしてる人がいる じゃないか |
えっ?でも、あそこ で釣りをしてる人が いるじゃないの |
・・・・・・ |
ありゃま、ほんとだ |
バカだねえ 釣れるわけないのに |
おーい、そこのあんた |
・・・ん? |
腰に剣を差してるぞ この人、剣士なのかな |
腰に剣を差してるけど この人、剣士かしら? |
今の潮の加減じゃあ ここで竿を出したって 無駄だよ? |
なんと! それはまことか!? |
あんたをかついだって 何の得にもなんないよ |
な・・・ なんたる不覚・・・ |
それを知っておれば 最後の路銀でこんな物 を買いはしなかったと いうのにっ!! |
あ、あのう もしもしっ? |
あ、あのぉ・・・ もしもしー? |
ああ、いかん 叫んだら空きっ腹に 響いてきたでござるよ くううう・・・ |
よっぽどお腹が空いて いるんだろうな この様子だと・・・ |
よっぽどお腹が空いて いるのね・・・ この人・・・ |
拙者、見てのとおりの 流れの剣客でござる |
けんかく? |
サムライでござるよ |
ええっ、貴方が!? |
へえ・・・ 噂には聞いてるよ なんでも異世界の剣術 を使うんだってね |
で、その おサムライさんが どうしてお腹すかして るんだい? |
行く先々で力仕事を して路銀を稼ぎ、修行 の旅をしていたのだが |
どういうわけか、この 街ではそういった仕事 が見つからず・・・ |
なるほどねえ 釣った魚を食べようと 考えたわけだ |
あの・・・ よかったら、これで ご飯を食べてください |
あの・・・ よかったら、これで ご飯を食べてください |
なんと・・・ おぬし、見ず知らずの 拙者に金を渡すという のか!? |
お腹がすいていいこと なんてひとつもないし 気にしないでどうぞ |
ありがたい・・・ ありがたいが、しかし それではあまりにも 申しわけが立たぬ |
むむむむ・・・・ |
だったらさ、今だけ 借りておくことに しといたらどうだい? |
え? |
へ? |
気の毒だけど、俺たち にしたって居候してる 身だからなあ・・・ |
気の毒だけど、あたし にしたって居候してる 身だものねぇ・・・ |
・・・・・・ |
ここは、彼女の様子を 見て決めとこう |
ここは、彼女の様子を 見て決めましょう |
あんた剣士やってるん だから、腕っぷしは 強いはずだね |
まあ、そこそこは |
よし、だったら網びき の仕事を紹介したげ ようじゃないか |
そ、それはまことで ござるかっ!? |
そんなにもうかる仕事 じゃないけど、メシは 食べさせてもらえる それでいいんならね |
充分でござるとも! ええと・・・ |
あたいはモーリン で、こっちが・・・ |
*n0だよ |
*n0よ |
お二人の親切は このカザミネ、生涯 忘れぬでござるよ |
ははは、そんな大げさ に考えなくたって いいのに・・・ |
あらら、そんな大げさ に考えなくたって いいのに・・・ |
さ、ついといで! |
しかし、遠慮している ものを無理に渡すのは どうかと僕は思うが? |
ですが、現にこれだけ 世話になってしまって いるんですよ? |
二人とも、難しい顔で なにを話してるんだ? |
二人とも、難しい顔で なにを話してるの? |
モーリンさんに、宿代 を払うって話ですよ |
あ・・・! |
彼女はいらないって 言ってますけど、食事 だってタダのはずが ないんですし・・・ |
しかし、そもそも 僕たちは客として彼女 に招かれたんだ |
これから先のことも 考えて、路銀は節約 するに越したことは ないだろう? |
それはそうですが でも・・・ |
なんか、下手に口を 出すとまずそうかも |
ここは、そーっと 退散しよう・・・ |
なんか、下手に口を 出すとまずそうかも |
ここは、そーっと 退散しちゃお・・・ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみよっかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、さすが道場 古いけどしっかりした 造りをしてるなあ |
配置ニ無駄モナク 空間ヲ有効ニ活用シテ アリマスネ |
建材ノ劣化モ、サホド 感ジラレマセン 耐久性モ高イデショウ |
へえ・・・ |
あー、さっぱりした♪ ここの水って、 すっごく冷たくて 気持ちいいよ? |
なにをのんきなことを 言ってるんだ *n0 |
今の僕たちは追われる 身の上なんだぞ? もう少し危機感をもつ べきじゃないのか |
わかってるよ。でもさ あのモーリンって人は 本当にただの親切心で |
俺たちをここに連れて きただけだと思うんだ ちょっと強引だったと は思うけど |
わかってるわよ。 でも、モーリンは ただの親切心で |
あたしたちをここへ 連れて来ただけよ |
やり方は強引だけどね |
たしかにな。オレらを ハメるつもりなら やり方がお粗末すぎる ってもんだよな |
それはそうだと思うが しかし・・・ |
あんた・・・ つくづく疑り深い性格 してんだねえ・・・ |
うわっ!? |
い、いつの間に入って きやがったんだ!? この女・・・ |
聞かれて困るような 陰口を叩いてるそっち が悪いんじゃないか |
よっと・・・ |
な、なにするんだ!? |
あんたがやせ我慢して 隠してる怪我を治して やるんだよ |
怪我だって!? |
怪我って!? ネス、本当なの? |
ネスティさん どうして隠してたり したんですか!? |
別に騒ぐようなこと じゃないんだ ちょっと足をくじいた だけさ |
だからって! アメルの力で治して もらえば・・・ |
だからって! アメルの力で治して もらえば・・・ |
こんなくだらない怪我 で、彼女に負担をかけ られるものか |
心がけは立派だけどね あんた、素人判断は 危険だよ・・・ほれ? |
ぐあっ!? |
関節が腫れちまってる 待っといで、すぐに 痛みをとってやるから |
・・・こおぉぉっ! |
召喚術? ううん、そうじゃない もっと別の力だ・・・ |
召喚術? ううん、そうじゃない もっと別の力・・・ |
ふう、どうだい? すこしはマシになった はずだよ |
・・・すまない |
「ストラ」を使うこと ができるのか、君は |
ストラ? |
治療法の一種さ。 気の力で患部の治癒力 を高めて、怪我を治し ちまうんだ |
あたいのストラは それほど強いもんじゃ ないんだけどね |
ひょっとして 君は、ネスが怪我して たから俺たちを? |
ひょっとして あなたは、ネスが 怪我してたから あたしたちを? |
そこの兄さんに 限ったことじゃないよ 気を探ってみれば まるわかりさ |
あんたたちときたら 揃いも揃って、身体に 無茶させすぎだって |
う・・・ |
あらら・・・ |
しばらく、ここで身体 を休めていくこったね じゃないと、本当に 行き倒れちまうよ? |
どうする? 腕ずくで止める 召喚術でおどす |
ふざけんじゃねえぜ おい、ババア! 俺たちは客だぞッ!? |
はんッ、他のお客に 迷惑をかける野郎はね うちじゃお断りだよ! |
とっとと出てお行き! |
なんだと・・・ おい、俺たちが誰だか わかってんのか!? |
わかってるさ 人様の船を襲って 上前はねてる、ケチな 海賊だろうが! |
なっ!? |
いきがるのは海だけに しときやがれ!! みんな、お前らのせい で迷惑してんだっ! |
なめた口ききやがって ぶっ殺してやる!! |
やめろっ! |
やめなさい! |
ぐっ・・・ なんだ、テメエっ!? |
武器をおさめて ここから立ち去るんだ じゃないと・・・ |
次は手加減しない! |
武器をおさめて ここから 立ち去りなさい さもないと・・・ |
泣かしちゃうわよ? |
やめろっ! |
やめなさい! |
なんだ、テメエは? |
武器をおさめて ここから立ち去るんだ じゃないと・・・ |
武器をおさめて ここから 立ち去りなさい さもないと・・・ |
ま、まさか・・・ お前、召喚師ッ!? |
なんだって!? |
それがわかったんなら おとなしく立ち去って くれないか? |
それがわかったんなら おとなしく立ち去る ほうがお利口よ? |
そ、そんなおどしに びびるかよっ! みんな、やっちまえ! |
やっぱりダメか・・・ |
むー、やっぱり こうなっちゃうかぁ |
ちょいと待ちなっ!! |
モーリン? |
海岸までついてきなよ ここの人たちに迷惑を かけたくないからね |
関係あるかよッ! |
おや、いいのかい? あたいはあんたたちの ためを思って言って やってんだよ |
よってたかって 袋だたきにされたいっ てのなら別だけどね |
ぐぅ・・・ |
さ、どうすんだい? 来るのか来ないのか はっきりしなっ!! |
上等だッ! そのでかい口を二度と 叩けなくしてやる!! |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
なんだい、もう音を あげるのかい? だらしないねえ |
くそぉ・・・っ この馬鹿力のデカ女め |
・・・どおぉ!? |
ねえ、あんた もういっぺん言って ごらんよ |
もっともっと グーで殴ってほしいん ならねえ!? |
ひいぃぃぃぃぃぃ! |
ちょ、ちょっと モーリンさん! 落ち着いてください! |
なんなんだ・・・ あいつ、本当に女かよ |
なあ*n0 あの様子だとオレらが 助ける必要なかったん じゃねーか? |
あははは・・・ |
あはは・・・ そうかも・・・ |
普通の旅人じゃないの は、わかってたけどさ あんた、召喚師だった んだね・・・ |
ごめん、黙ってて |
ごめんね、黙ってて |
いいんだよ 最初に詮索しないって 言ったのはあたいさ |
うん・・・ |
うん・・・ |
あいつらさ、ファナン の近海を根城にしてる 海賊なんだ |
貿易船の積み荷を狙う だけじゃなく、最近は 漁師や陸の人たちまで 襲ったりしてね |
あんな具合にあたいが 下町の用心棒みたいな ことをやってんのさ |
そうだったのか |
そうだったんだ |
・・・*n0 |
ん? |
なに? |
あんたたち、そろそろ 出発するんだろう? |
ごめんよ あたい、さっきの話さ 立ち聞きしてたんだ |
・・・そうか |
・・・そっか |
仕方ないさ もともと、あんたたち は旅の途中なんだし でも・・・ |
また、ひっそり しちまうんだねえ あの道場もさ・・・ |
・・・・・・ |
そうか・・・ |
ああ・・・ せっかく仲良く なれたのにな・・・ |
さみしくなるよ・・・ |
うん・・・ せっかく仲良く なれたのに |
さみしく なっちゃうな・・・ |
*n0さん あたし、このまま モーリンさんとお別れ したくないです |
だって・・・ お礼だってなんにも できてないのに・・・ |
・・・(くいくい) |
*n1? |
*n1? |
おにいちゃん・・・ モーリン・・・ いっしょに・・・ |
おねえちゃん・・・ モーリン・・・ いっしょに・・・ |
いけないの・・・? |
・・・・・・ |
ねえ? |
それは俺だって 同じ気持ちだよ でも、しかたがない ことなんだ |
モーリンはこの下町を 守っていかなくちゃ ならないんだ |
俺たちと一緒に旅する ことは無理なんだよ |
それはあたしだって 同じ気持ちよ でも、しかたがない じゃない |
モーリンはこの下町を 守っていかなくちゃ いけないんだもの |
あたしたちと一緒に旅 することは無理なのよ |
*n0 ひょっとして、彼女に 僕たちの事情を話して しまったのか? |
・・・・・・ |
つまり、今の言葉が 彼女の答えなんだな? |
・・・うん |
そうか・・・ |
明日になったら きちんと挨拶をして 出発しよう |
ネスティさんっ!? |
そのほうがいいんだよ モーリンのためにも 僕たちのためにも |
アメルさん ネスティさんの 言うとおりですよ |
お別れは悲しいです けど、それを顔に出し たら、モーリンさんが 心配するですのっ |
だから、アメルさん 元気を出して 笑顔でお別れしないと ダメですの・・・ |
・・・・・・ |
ほれ、*n0 一本やるよ? |
どうしたんだよ? こんなにたくさんの 魚の串揚げ |
どうしたのよ? こんなにたくさんの 魚の串揚げ |
いやな、そろそろ 出発するつもりだって 飲み屋のおばちゃんに 話をしたらさ |
せんべつだって 渡されちまってね |
最初に来た時、オレが こいつをえらく気に いってたこと、おぼえ てくれてたんだよ |
へへっ、ちょっとさ ジーンときちまったぜ 不覚にも・・・ |
・・・・・・ |
ほれ、食いなって 味は保証つきだぜ? |
07B-8 シナリオ未定 |
07B-8 シナリオ未定 |
いよいよ出発かい? |
うん、その・・・ 本当にモーリンには なんてお礼を言えば いいか・・・ |
ええ、その・・・ 本当にモーリンには なんてお礼を言えば いいか・・・ |
のわっ!? |
きゃっ!? |
あはははっ なに似合わないこと 言ってんのさっ♪ |
さあて、そんじゃ 見送りしなくちゃね ほら、さっさと荷物 取ってきなよ |
モーリン・・・ |
07B-D シナリオ未定 |
・・・・・・ |
けほっ! けほっ!? うっわぁ・・・ ススだらけだよぉ? |
おいおい、大丈夫か? ミニス・・・ |
あらら、大丈夫? ミニス・・・ |
へーき、へーき ・・・けほっ! |
みんなで 掃除してるのか? |
みんなで、掃除してる の? |
・・・(こくん) |
そうですのーっ |
アメルが思いついた ことなのよ? |
ええ、時間がないから 家の隅々までは無理 ですけど・・・ |
せめて、よく使う場所 ぐらいはお掃除をして いこうと思って |
あたしたちにできる お礼って、これぐらい しかないから |
アメルーっ こっちは片づいたわよ |
ご苦労さまです ケイナさん |
くすくす・・・ |
おねえちゃん・・・ おはな、まっくろ |
えーっ? うわ、ホントだ・・・ |
あははははっ! モナティったら、顔中 ススだらけぇ・・・ |
うにゅううぅっ そ、そんなにおかしい ですかぁ??? |
それじゃ、最後は お風呂を使わせて もらいながら、掃除 しちゃいましょうか |
あ、どうもー! *n0さーん |
パッフェルさん!? |
こっちに来てたんだ? |
あ、そうそう! 私また、ケーキ屋で バイトを始めたですよ |
この街の大通りに ゼラムのお店の2号店 があるんですが |
人手不足は相変わらず でして・・・ |
イヤな予感・・・ |
イヤな予感・・・ |
大丈夫ですよー 仕事の内容は、向こう のお店と同じですから |
ちょ、ちょっと! 俺はまだ手伝うなんて 一言も・・・ |
ちょ、ちょっと! あたしはまだ手伝う なんて一言も・・・ |
経験者がいてくれると 助かるんですよねー ほんと・・・ |
ひ、引っ張らないで! うわあぁぁ・・・!? |
すっかり世話になっち まったな、あんがとよ |
元気でね、モーリン |
ああ、そっちこそ身体 にゃ気をつけんだよ |
モーリンさん・・・ |
全部かたづいたらさ また遊びにおいで 今度は、じいさんも 連れてさ? |
は、はい・・・っ 絶対また来ますっ! |
・・・(ぎゅっ) |
おいおい・・・ |
*n1 モーリンを困らせたら ダメだろう? |
*n1 モーリンを困らせたら ダメでしょ? |
・・・(ふるふる) |
いい子だから わかっとくれよ あたいだって・・・ |
モーリンさん |
ん? |
また、遊びに来ますね ご主人さまと |
ああ、楽しみに 待ってるからね |
モーリンさん |
ん? |
モナティ、ほんとにっ ほんとに楽しかった ですの・・・ |
・・・ぐすっ |
うっく、うう・・・っ |
こらこら、泣くやつが あるかい・・・ |
今のはなんだ!? |
今のはなに!? |
・・・!! |
これは・・・ 大砲の砲撃だぞ! |
弾道ヲ計算、 射撃地点ハ・・・ |
海カラデス! |
おいおい、なんだよ 海の方からだぜ! |
間違いないよ 海賊のやつらだ! |
わざと下町だけ狙って 撃ってやがる・・・ ちくしょお、もう 勘弁できないっ!! |
モーリンっ!? |
*n0さん 僕たちも急ぎましょう |
ぼっとしてんじゃねえ 俺たちも行くぜ!! |
僕たちにとっても まんざら無関係なこと じゃないからな |
ネス、それじゃあ!? |
ああ、ちょっとした 恩返しといこうか? |
急ぎましょう! |
うーん、やっぱ こうじゃねェと 楽しくないよなッ♪ |
燃えちょる燃えちょる がはははっ いい気分じゃのう!! |
もっと撃ちまくれい! 海賊をなめたら どうなるか、徹底的に 教えたるんじゃ!! |
やめろおぉぉっ! |
船長、あいつですっ あのバカでかい図体の 女が俺たちを・・・ |
ふん! 情けないのう あんな女ごときに 尻尾を巻きよって |
やい、女!? よくも昨日は子分を 痛めつけてくれたのう |
このジャキーニ様が じきじきに落とし前を つけてやるわい!! |
望むところだよ! さあ、下りてきなっ! |
がはははは 誰がじかにお前と戦う といったかのう? |
さあ、出るんじゃあっ 化け物どもおぉっ!! |
・・・・・・ |
??? |
ウコケケケケェッ! |
な、なんだって・・・ |
がはははははっ 驚いたか!? |
今日びは金さえ積めば 海賊だって召喚術を 使えるんじゃあっ! |
ウコケケクエェッ!! |
・・・っ!! |
グゲルアアアッ!? |
大丈夫か、モーリン? |
大丈夫、モーリン? |
あ・・・ *n0・・・ |
まさか海賊の親玉が 外道召喚師とはな まったく、どんな師匠 についたのやら |
やかましいわいっ! |
どいつもこいつも なめやがって・・・ そういうつもりなら 戦争じゃあ!! |
かまやしねえから 大砲でファナン中を 火の海にしちまえい! |
おいおい、あの野郎 目がすわってやがるぞ |
これ以上、撃たせたら 街がめちゃくちゃに なっちゃうよぉ!? |
ウコケケケェッ!! |
ダメだ!? 間に合わないっ |
ダメっ!? 間に合わないっ |
や、やめろおぉっ!! |
・・・・・・ |
!? |
あの人は、昨日の サムライ・・・? |
キエエエィィィッ!! |
な!? |
う、嘘でしょおっ |
た、大砲のタマをっ 斬りやがった??? |
マサカ・・・!? 計算上デハ、絶対ニ アンナコトハ不可能 デス・・・??? |
わはははっ!? すげェ、すげェ あのニンゲン、やって くれるなァ!? |
カザミネさんっ! |
カザミネさんっ! |
カザミネさん!? ほんとにカザミネさん ですのおぉっ??? |
おう、誰かと思ったら 誓約者殿のところに 仕えていたタヌキ娘で はござらぬか |
タヌキじゃないですう モナティですのー!! |
モナティ、あの人と 知りあいだったのか? |
モナティ、あの人と 知りあいだったの? |
そうですの! カザミネさんはすごく 強いんですのー! |
大根でもニンジンでも 「いあい」でなんでも まっぷたつですのー! |
おぬしたちには ひとかたならぬ世話を 受けておるからな |
シルターンが剣客 カザミネ・・・ |
義によって 助太刀いたすっ! |
よーし・・・ みんな、いくぞっ!! |
よーし・・・ みんな、いくわよ! |
あいよっ! |
イヤじゃあぁ・・・ 陸にあがるのはイヤ なんじゃあぁぁぁっ! |
おぬし、本当に往生際 が悪いでござるなあ |
あんだけのことをした からには、きちんと 覚悟を決めてもらうよ |
下町の連中はみんな 荒っぽいんだからねえ |
ひイィィィっ!! |
モーリン、そのへんで 勘弁してやりなよ |
君に殴られたぶん だけで、そいつの頭は コブだらけじゃないか |
モーリン、そのへんで 勘弁してあげたら |
貴女に殴られたぶん だけで、そいつの頭は コブだらけじゃないの |
ほんと・・・ おいもさんみたいに でこぼこになって |
ふん! まだまだ 殴りたりないくらいさ |
あとはファナンの兵士 たちに任せようって な? |
あとはファナンの兵士 たちに任せましょう ね? |
そうだな、向こうも そのつもりで出迎えに きているようだぞ |
え? |
へ? |
貴方たちですね |
貴女たちですね |
海賊たちをやっつけて くれたのは? |
はあ、なりゆきですが 一応はそうですけど |
まあ、なりゆきですが 一応はそうですけど |
な、なんだ、こいつ? ニンゲンのくせに オンナのくせに・・・ |
み、ミョーな威圧感が ・・・ううっ??? |
*n1 おまえ なにやってんだよ? |
*n1 あんた なにやってんのよ? |
んー・・・ |
誰なんだろう、この人 こんなに兵士を連れて くるなんて |
誰なのかしら、この人 こんなに兵士を連れて くるなんて |
あら? あらあらあら あららら??? |
ど、どうかしましたか |
変ですわねえ 派閥にいる子の顔は きちんと覚えておいた つもりなのに・・・ |
やだわ、物忘れなんて 歳なのかしら? |
物忘れではないですよ 僕たちは、蒼の派閥の 人間なのですから |
金の派閥の議長 ファミィ・マーン様 |
ええーっ!? |
はえええっ!? |
じゃ、じゃあっ この人がミニスのおか ・・・っがっ!? |
そっ、それじゃ この人がミニスのおか ・・・っがっ!? |
しイィィっ!! |
まあ、そうでしたの? それならわからなくて 当然ですね |
それにしても みっともないところを お見せしてしまって |
貴方たちが助けて くれなければ、もっと 大変なことになって いたでしょうね |
ああ、まったく そのとおりだよッ!! |
モーリンさん!? |
今までぼけっとなに してたんだい? |
ファナンを守るのも あんたらの仕事だろ? それでよく偉そうに してられるねッ!? |
本当にすいません 私がいたらぬせいで ご迷惑をかけて |
二度とこんなことには ならぬよう、そこの人 たちには、きつく言い 聞かせますから |
・・・・・・・ |
連れてってくださいな あとで、私が直接 おしおきをしますから |
はっ! |
ひッ、ひいィィッ!? |
議長殿、ご指示どおり 下町の火災は最小限に 食い止めました |
えっ? |
ご苦労さまです でしたら引き続いて 壊れた建物の再建費を 算出してくださいな |
この人・・・ 海賊退治よりも 下町の人の避難を |
優先したんだ・・・ |
優先したのね・・・ |
トテモ冷静ナ 判断デス |
さて、がんばった貴方 |
さて、がんばった貴女 |
たちには、ご褒美を あげないと・・・ |
明日にでもあらためて 派閥の本部にご招待 しますわね |
は、はあ |
その時はぜひ、貴方の |
その時はぜひ、貴女の |
後ろで隠れている 私の娘も連れてきて くださいね |
!?!?!? |
それでは、また明日 ごきげんよう |
見つかっちゃったね ミニスちゃん・・・ |
あきらめろや・・・ 相手が悪すぎるぜ? |
あうう~っ!? |
結局、その日は出発どころ じゃなくなってしまった |
召喚術を使う海賊との戦い 金の派閥の議長にして ミニスのお母さんでもある ファミィさんとの出会い |
またしてもいろんなことが いっぺんに起きたせいで 疲れているはずなのに なかなか眠れない |
熱っぽい頭を冷やすために 道場の屋根にあがってみると 海原の上に月があった ゼラムとはまた違った輝きで |
あの月が満ち欠けを繰り返し めぐっていくように |
俺もまた、旅の中で色々な人 たちとめぐりあっていくこと になるんだろう |
潮騒の音を遠くに聞きながら 俺はなんとなく そんなことを考えていた |
結局出発できなかった・・・ |
もっとも、この状況で出発 できる方がおかしいけどね |
召喚術を使う海賊との戦い 金の派閥の議長にして ミニスのお母さんでもある ファミィさんとの出会い |
何かが起きるときって なんでいっぺんに 起きるのかな? |
そんなことを考えてると 目がさえて眠れなくって |
あたしは道場の屋根に登った まるで子供のように・・・ |
そこには狙い澄ましたように ファナンの月が私を待ってた |
ファナンの月はモーリン みたいに大きくて優しい |
その土地によって 月は違って見える・・・ |
あたしはこれからどんな 月を見ることになるのかな? |
あたしは旅で人と会うように きっといろんな月にも会う ことになるんだよね |
あたしは、ぼんやりと・・・ そんなことを考えてた |
海賊が召喚術を使って くるなんて、予想も しなかったよ |
海賊が召喚術を使って くるなんて、予想も しなかったわ |
志の低い召喚師の中 には、金銭と引き替え にして、召喚術を伝授 する者たちがいる |
おそらくあの海賊達も そういった連中から 術を学んだんだな |
無責任な話だなあ |
無責任な話よねぇ |
相応の魔力と、誓約を 済ませたサモナイト石 さえあれば |
召喚術を発動させる ことは誰にでも可能だ |
しかし、それを正しい 形で制御するためには 相応の訓練と知識が 不可欠となるんだ |
それを軽視すると 術の暴発や召喚獣の 暴走による事故を 引き起こしてしまう |
うん・・・ 俺もそうだったから よくわかるよ・・・ |
ええ・・・ あたしもそうだった からよくわかるわ |
召喚術を使う者は その力の恐ろしさを 忘れてはならない |
それをわきまえぬ外道 の召喚師たちを罰する のもまた、蒼の派閥の 役目なんだよ |
そう考えると 俺の受けてきた訓練って やっぱり必要なこと だったんだな・・・ |
そう考えると あたしの受けてきた訓練って やっぱり必要なこと だったのね・・・ |
下町の人たちが みんな無事で、本当に よかったですよね? |
うん、壊れた家も すぐに元に修理される みたいだし |
そうね、壊れた家も すぐに元に修理される みたいだし |
砲撃が始まった時 あたし、すごく不安に なったんです |
レルムの村みたいな ことになっていたら どうしようって |
けど、戻ってきたら みんな拍手で出迎えて くれるんだもんな |
けど、戻ってきたら みんな拍手で出迎えて くれたのよねえ |
ええ、たくさんの人が 「よくやった」って ほめてくれて |
本当にあったかい人 ばかりで・・・ |
なにもかも、きちんと 片づいたらさ また、みんなでここに 来ような? |
なにもかも、きちんと 片づいたら・・・ また、みんなでここに 来ましょうよ? |
ええ、絶対に・・・ 約束ですからね? |
ささやかだけど 親切にしてもらった みんなへの恩返しには なったかな・・・? |
ささやかだけど 親切にしてもらった みんなへの恩返しには なったかな・・・? |
・・・不条理デス |
まだ言ってるのか? *n1 |
そりゃ、たしかに俺も まさかって思ったさ |
でも現実に カザミネさんは飛んで 来た砲弾をまっぷたつ にしたじゃないか |
計算上不可能だったと しても、事実は事実と して認めないとさ |
んもぉ・・・ *n1ったら まだ、言ってるの? |
それは、たしかに あたしも驚いたわよ |
でも現実に カザミネさんは飛んで 来た砲弾をまっぷたつ にしたじゃないの |
計算上不可能だったと しても、事実は事実と して認めないと |
・・・・・・ |
それにほら、あの人は シルターンのサムライ だろう? |
向こうの剣術ってのは 精神力も含めた鍛錬を しているって話だし |
俺たちの知ってる 剣術とは、まったく 別物と考えるべきじゃ ないのかな? |
それにほら、あの人は シルターンのサムライ でしょう? |
向こうの剣術ってのは 精神力も含めた鍛錬を してるって話だし |
あたしたちの知ってる 剣術とは、まったく 別物と考えるべきじゃ ないのかしら? |
オッシャルコトハ理解 デキマス、デキマスガ シカシ・・・ |
ヤハリ、不条理デス |
計算できないことが 世の中にあるってのは どう説明してやったら いいんだろう??? |
計算できないことが 世の中にあるってのは どう説明してやったら いいのかしらね? |
いやァ、大砲ってのは 派手でいいよなァ? |
ぶっ放した時の轟音 それに、火薬が燃える 独特のあの香り・・・ |
くーっ、いかにも破壊 兵器ってカンジがまた たまらねェぜ!! |
お前ってヤツは、また 変なトコで盛りあがれ るよなぁ・・・ |
あんたって子は、また 変なトコで盛りあがれ るわよねぇ・・・ |
なァ、ニンゲン 海賊退治の褒美には アレをもらえって な?な? |
そんな物もらって どうする気だよ? |
そんな物もらって どうする気よ? |
そりゃあ、もちろん 所構わずぶっ放すに 決まってんだろォが! |
・・・やっぱり |
んだよォ? いいじゃんかよォ!? |
そんな物騒なこと 却下だ、却下っ!! |
そんな物騒なこと 却下よ、却下っ!! |
*n1 前から聞きたかった ことなんだけどさ |
*n1 前から聞きたかった ことなんだけどね |
・・・? |
君が持っているその 水晶玉は、どういう ものなんだい? |
貴方が持っているその 水晶玉は、どういう ものなの? |
これはね・・・ ほうぎょく・・・ |
宝玉? |
(こくん) |
*n1の まりょくはね、みんな この中にあるの・・・ |
おにいちゃんたちと おんなじ姿でいられる のも・・・ |
おねえちゃんたちと おんなじ姿でいられる のも・・・ |
ほうぎょくのおかげ なんだよ? |
へえ・・・ |
それだから、いつもしっかり 両手でかかえているのか |
それだから、いつもしっかり 両手でかかえているんだ |
海って本当に不思議 ですねえ、ご主人さま |
僕たちの部族は広い 草原の中で暮らしてた から、海を見るのは 初めてのはずなのに |
こうして波の音を 聞いていると、とても 懐かしい気持ちに なってしまうんです |
どうしてでしょう? |
俺も聞いた話でしか ないんだけど |
生まれる前の赤ん坊は 母親のお腹の中で 海に近い水に浸かって 育つんだってさ |
そこに伝わってくる 母親の鼓動の音は 波とよく似たうねりを 形作るんだ |
俺たちが波の音を 聞いて懐かしく感じる 理由は、そのせいなの かもな? |
あたしも聞いた話で しかないんだけど |
生まれる前の赤ん坊は お母さんのお腹の中で 海に近い水に浸かって 育つんだって |
そこに伝わってくる 母親の鼓動の音は 波とよく似たうねりを 形作るそうよ |
あたしたちが波の音を 聞いて懐かしく感じる 理由は、そのせいなの かもしれないわね? |
なるほど・・・ だから、こんなに心地 いい響きに聞こえるん ですねぇ・・・ |
あふ・・・ |
ははは、いくら心地 よくても、こんな場所 で寝たらカゼひくぞ? |
部屋に戻って休もう |
あはは、いくら心地 よくても、こんな場所 で寝たらカゼひくわよ |
部屋に戻って 休みましょ? |
ですね・・・ |
なんだか、今夜はぐっすり 眠れそうな気がするな・・・ |
なんだか、今夜はぐっすり 眠れそうな気がする・・・ |
はいけい、マスター おげんきですか |
ファナンというまちで モナティたちは |
モーリンさんという おんなのひとと おともだちになりました |
モーリンさんは ジンガくんとおなじくらい ちからもちで |
セシルさんのように ストラをつかって みんなのケガをなおして くれました |
ときどき、ふざけて ゴツンされると めのなかで、おほしが チカチカしますけど |
とってもしんせつで たよれるひとです |
お、モナティ 手紙書いてんのかい? |
も、モーリンさん!? |
どれどれ、ちょっと あたいに見せてみな |
だだだっ、ダメっ! ダメですのぉぉっ!? |
ははあ、さては あたいに見せられない ようなこと、書いたん だねえ? |
うにゅうううっ!? ごっ、誤解ですのぉ! ・・・・・・ |
それから、もうひとつ |
カザミネさんとも ファナンであうことが できました |
しゅぎょうのたびは まだまだ、つづけると いってましたが |
しばらくのあいだは *n0さんたちに ついてきてくれるようです |
できたばかりの コブがいたいので ここでペンをおきます |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
・・・うにゅうぅぅっ |
うっぷ・・・ |
まだ治らないのか? フォルテ・・・ |
まだ治らないの? フォルテ・・・ |
ああ、今頃になって 効いてきやがった ちくしょー・・・ |
しかし、珍しいよなあ 陸に上がってから 船酔いで苦しむなんて |
しかし、珍しいわね 陸に上がってから 船酔いで苦しむなんて |
戦ってる時はそれなり に緊張してるから平気 だったんだがな |
決着がついた時から どうもヤバイって 思ってはいたんだ |
だったら、祝勝会で お酒なんて飲まなきゃ よかったじゃないか |
だったら、祝勝会で お酒なんて飲まなきゃ よかったのに |
しょーがねぇだろぉ? わざわざ、オレたちの ために宴会を開いて くれたんだぜ・・・ |
それに、悪酔いには 迎え酒が効くって いうし・・・ |
間違ってるよ それって・・・ |
間違ってる・・・ それって・・・ |
うう、ダメだ 夜風にあたったくらい じゃ治りもしねえ |
わりぃが、先 寝かしてもらうわ ・・・うぷっ |
お大事に・・・ |
お大事に~・・・ |
あれは絶対に 二日酔いも混じってる と思うぞ・・・ |
あれは絶対に 二日酔いも混じってる と思う、まったく |
同じ夜なのに 見る場所が変わると ずいぶんと違って 感じられるものね |
ほら、波の上で 月の光が弾けてる |
なんだか、見てると 吸い込まれそうだよ |
なんだか、見てると 吸い込まれそうね |
あのきらめきを 見てるとね・・・ |
なんだか、私 心がざわめくの |
ずっと前に、これと よく似たきらめきを 見たような気がして |
それって、なくした 記憶の手がかりじゃ ないのかな? |
ケイナがいたところが 海の近くだとか・・・ |
それって、なくした 記憶の手がかりじゃ ないかしら? |
ケイナがいたところが 海の近くだとか・・・ |
そこまでは わからないわ |
それに、あの海のもの とは違う気がするの |
私が倒れていたのは 山奥だったそうだし |
そっか・・・ |
でもね、たしかに 私はこれとよく似た きらめきの中にいた 気がするのよ |
それだけは、たしかだ と思うの・・・ |
それがなんだかわかれば 手がかりになるんだけどなあ |
海賊から街を守れた ことは良かったんです けど・・・ |
今日のことは、きっと 噂になるでしょうね |
ルヴァイドたちの耳 にも入るだろうな きっと・・・ |
ルヴァイドたちの耳 にも入っちゃうわね きっと・・・ |
できるだけ早く この街から離れたほう がいいと思います |
ゼラムの街で ギブソンさんたちに 迷惑をかけてしまった 時のように |
下町のみなさんを 巻きこむことだけは 避けないと |
ああ、そうだな |
ええ、そうよね |
俺たちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんな |
あたしたちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないものね |
今日のことは、まず ヤツらの耳に入る だろうな・・・ |
ああ、あれだけ 派手に立ち回ったら 間違いないと思う |
疑われる前に、早く 出発しないとな |
ええ、あれだけ 派手に立ち回ったら 間違いないと思う |
疑われる前に、早く 出発しないと・・・ |
ああ・・・ 連中の餌食になるのは 俺たちの村ひとつで たくさんだ |
あんな光景は 二度と見たくねぇよ 俺は・・・ |
俺たちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんな |
あたしたちの事情で あの人たちに迷惑は かけられないもんね |
ううう・・・ |
なにもそこまで深刻に 悩むことはないだろ? |
まだペンダントを なくしたことがバレた わけじゃないんだし |
なにもそこまで深刻に 悩むことないじゃない |
まだペンダントを なくしたことがバレた わけじゃないんだし |
そんなの、わからない じゃないのっ!? |
知っていて知らんぷり するのって、お母さま の得意技なのよっ? |
と、得意技って・・・ |
と、得意技って・・・ |
ああ、どうしようっ? きっといつもみたいに お仕置きされちゃうに 決まってるよぉ!? |
考えすぎだって 大丈夫だよ・・・ |
考えすぎよぉ? 大丈夫だって・・・ |
ううう・・・ |
しかし、そんなに こわい人には見えな かったけどなあ??? |
しかし、そんなに こわい人には見えな かったけどなあ??? |
下町のみんな、無事で 本当によかったよな? |
下町のみんな、無事で 本当によかったわね? |
ああ、これというのも あの召喚師が真っ先に 避難の指示を出した おかげさ・・・ |
なのに、あたいは カッとなって、ひどい こと言っちまった |
ああっ、情けないっ! あたいはどうして いつもこうなんだろう |
気にすることないよ それだけ、モーリンが みんなを心配していた ってことじゃないか |
ファミィ議長だって それはわかってるさ? |
気にすることないわ それだけ、モーリンが みんなを心配していた ってことじゃない |
ファミィ議長だって それはわかってるわよ |
・・・ |
あの人だったら・・・ 信じていいのかも しれない・・・ |
ここで暮らすみんなの こと、任せちまっても いいのかもしれない |
それじゃ、モーリン ひょっとして・・・? |
ああ、海賊連中も あんたたちのおかげで 退治できたことだし |
あたいも、ここらで 外の世界ってもんを 見て回っといたほうが いいかもな・・・ |
あんたたちに くっついてさ? |
モーリンが来てくれる のは大歓迎なんだけど ネスにまた、文句を 言われそうだなあ |
モーリンが来てくれる のは大歓迎なんだけど ネスにまた、文句を 言われそうよねぇ |
なるほど・・・ あの娘御を祖母の村に 無事に送り届ける、か |
お主たちが旅を続けて おるのはそういった 事情でござったか |
無茶をしてるって 承知の上なんだけどね |
無茶をしてるって 承知の上なんだけどね |
よし・・・ 拙者は決めたぞ! |
お主たちの旅に同行 させてもらおう |
え?でも・・・ |
「でぐれあ」とやらの 振るまい、拙者には 見過ごせぬ |
それに、その黒騎士の 技量にも、剣士として 興味がわいたのでな |
気遣いは無用 勝手について行かせて もらうでござるぞ |
って、言われても なあ・・・ |
って、言われても ねえ・・・ |
カザミネさんが来てくれるのは うれしいけど、ネスにまた文句を 言われそうだなあ |
カザミネさんが来てくれるのは うれしいけど、ネスにまた文句を 言われそうよねぇ |
scn108
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
本当に、二人とも一緒 に来てくれるのかい |
えっ、本当に二人とも 来てくれるの? |
ああ、あんたたちさえ よければね |
拙者の旅は武者修行の ためでござる |
話に聞いたルヴァイド とやらの腕を、この目 でたしかめたいのでな |
あたいは・・・ 海賊を退治してくれた お礼ってことでさ |
しかし、いいのか? 僕たちを狙ってる相手 は一国の軍隊なんだぞ |
命のやりとりをする ことになるんだ |
だったら、なおのこと 引けないね! |
どうせ流浪のこの身 死の覚悟なしに剣の道 は極められぬ |
・・・やれやれ 本当に物好きばかりだ この世界は |
それじゃあ、ネス? |
拒む理由もないからな 同行してもらおう |
へへっ よろしく頼むよっ! |
かたじけないでござる |
おい、言っとくが 足手まといにだけは なるんじゃねえぞ |
ほぉ、誰に向かって 言ってんだい? |
ちょっとちょっと 二人とも・・・ |
ちょっとちょっと 二人とも・・・ |
おぼえとけよ? 今の言葉 |
そっちこそね |
まあ、思ったより こっちの件はあっさり 片づいたほうか |
やれやれ、思ったより あっさりとこっちは 片づいたかしらね |
あとは・・・ |
なあ、ミニス いい加減にあきらめて 一緒に行こうよ、な? |
ねえ、ミニス いい加減にあきらめて 一緒に行きましょう? |
ぜ~ったいに イヤっ!! |
お母さんは君を連れて きてほしいって言って いたんだからさ |
ミニスが一緒に来て くれないと困るんだよ |
お母さんはあなたを 連れてきて欲しいって 言ってるんだから |
ミニスが一緒に来て くれないと困るのよ |
だって、だって! ペンダントを無くした ことがばれたら・・・ |
ばれたら? |
いやいやいや~っ! 考えたくもないわよう そんなこわいことぉ! |
こわいって、いったい どうなるんだ??? |
こわいって、そこまで おびえるようなこと なのかしら? |
ま、せいぜいハデに 怒られてきな? ヒヒヒ・・・ |
あ、アンタねぇ・・・ |
ああ、人の不幸は 蜜の味だぜェ |
でもね、ミニスちゃん いつまでも、そのこと を隠しているのは よくないと思うよ? |
*n1も そうおもう・・・ |
きちんと事情を説明 して謝れば、きっと 許してもらえるさ |
そうね。ここは素直に 話しておいたほうが いいと私も思うわ |
ボクもそう思います ミニスさん |
黙ってると、 もっと怒られますよ ばれたときに・・・ |
事情を知れば、貴女の お母さんも探すのを 手伝ってくれるかも |
確カニ、ソノ方ガ 発見スル確率ハ 上ガリマスネ |
ミニスちゃん 素直に言ったほうが いいですの |
でも・・・ |
ガゼルさんと約束した んじゃないですの? もう、逃げたりなんか しないって・・・ |
うう・・・ |
どうしよう? ミニスを説得する ミニスを挑発する |
心配するなって 俺も一緒にあやまって やるからさ |
心配しないの あたしも一緒に あやまってあげるから |
・・・ほんとに? |
ああ、約束するよ |
ええ、約束! |
じゃ、行く・・・ |
よかったね *n0さんが 一緒なら大丈夫だよ |
大丈夫かどうかは わからないけど・・・ |
一人であんな目にあう よりはマシだから |
あんな目??? |
へ? |
行こう、*n0 イヤなことは早く すませたいの |
ちょ、ちょっと待てよ ミニスっ!? それってどういう意味 なんだよ・・・? |
ちょ、ちょっと待って ミニスっ!? 「あんな目」って 「どんな目」よぉ? |
ははぁん・・・ ミニスって意外と弱虫 だったんだなあ |
あららら・・・ ミニスって意外と弱虫 なのねぇ? |
なっ!? し、失礼じゃないっ! |
だってそうじゃないか ママに叱られるのが こわくて行きたくない なんてさ |
ちっちゃな子供と 変わらないじゃないか |
だってそうでしょ? ママに叱られるのが こわくて行きたくない なんて |
ちっちゃな子供と 変わらないじゃない |
ぐぎぎぎ・・・っ |
・・・わかったわよ! ついてってあげるわっ |
無理しなくていいぜ こわいんだろ? |
あら、無理しなくても いいのよぉ? |
言っておくけど! |
私だけじゃないからっ |
貴方だってその目で 真実を見たら、絶対に こわくなるからっ! |
へ? |
貴女だってその目で 真実を見たら、絶対に こわくなるからっ! |
へ? |
・・・後悔しないでよ |
ちょ、ちょっと待てよ ミニスっ!? それってどういう意味 なんだよ・・・? |
ちょ、ちょっと待って ミニスっ!? それってどういう意味 なの・・・? |
あれっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
あらっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
いらっしゃい *n0さん |
シオンさん! いつ、こっちに来たん ですか? |
着いたばかりですよ 今日がファナンでの 営業初日です |
なんでも、近く 祭りが行われると 聞いたもので |
思いきって、こちらに 二号店を作ってみたん ですよ |
二号店? |
ええ、前の屋台は ゼラムに置いてきて いますから |
はぁ・・・ |
へぇ・・・ |
で、なににしますか? |
お客さんが第一号です から、大盛りにおまけ してさしあげますよ |
そういえば、留守に する間は、この家 どうするんだ? |
そういえば、留守に する間は、この家 どうするのかな? |
そのへんは心配ないさ 下町のみんなが ちょくちょく様子を 見てくれるってさ |
もっとも、泥棒に 入ろうったって ロクなもんがないから 平気だけどね |
あははは・・・ |
あたいがまだ ガキンチョだった頃は 家はほったらかしで 旅に出てたんだ |
聖王都なんかの道場で オヤジは雇われ師範を して稼いでたよ |
もっとも、すぐに 問題起こして、クビに なってばっかだった みたいだけどねえ |
じつはさ・・・ |
あんたたちについてく ように言ってくれたの 下町の連中なのさ |
えっ? |
留守は任せて、あんた のやりたいことをして きな! ってね |
そうだったんだ・・・ |
だから、なにも心配は いらないのさ あんたたちと一緒に 旅させてもらうよ |
こちらこそ、よろしく 頼むよ |
こちらこそ、よろしく お願いね |
あいよっ! |
金の派閥の本部には もう行ってきたのか? |
いや、まだだけど |
ううん、まだだけど |
先方を待たせるのも 失礼だろう 早く行ってこい |
君が戻り次第 出発するように みんなには言っておく からな |
*n0殿は 釣りが趣味だと聞いた のだが、まことか? |
趣味っていえるほどの 腕じゃないけど、まあ 釣りは好きかな? |
趣味っていえるほどの 腕じゃないけど、まあ 釣りは好きよ? |
ふむ、ならば この釣り竿を進呈する でござるよ |
これって・・・ |
これってば・・・ |
あの時、拙者が最後の 路銀をはたいて買った 品でござるよ |
やってみてわかったが どうも、拙者は釣りに 向いておらぬようでな |
拙者の手にあっても 無用の長物。それでは 竿もあわれでござる |
ぜひ、使ってやって くだされ |
ありがとう カザミネさん それじゃ、さっそく 使ってみるよ |
ありがと カザミネさん それじゃ、さっそく 使ってみるね |
同じ召喚師の派閥でも 建物からしてまったく 違う雰囲気がするなあ |
同じ召喚師の派閥でも 建物からしてまったく 違う雰囲気がするわね |
きょろきょろしないの さっきから門番の兵士 が笑ってるわよ |
蒼の派閥の召喚師が ここに呼ばれるなんて 前代未聞なんだからっ |
貴方が恥をかけば |
貴女が恥をかけば |
蒼の派閥の人たち全員 がバカにされるのよ わかってるっ? |
わかってるよ |
こういうことはネスの ほうが向いてるのに ついてきてくれないん だもんなぁ・・・ |
でも、ミニスのことは 俺が責任をもつって 約束したし・・・ |
わかってるって |
こういうことはネスの ほうが向いてるのに ついてきてくれないん だもん・・・ |
でも、ミニスのことは あたしが責任を もつって 約束したし・・・ |
ほら、案内がきたよ? しっかりしてよねっ |
ごめんなさいね わざわざこんなところ まで呼びつけちゃって |
そこのソファに座って もう少しだけ待ってて くださいな |
あ、はいっ |
はーい |
すごい書類の山だな 机の上から、はみ出し かかってるぞ |
すごい書類の山ねえ 机の上から、はみ出し ちゃってるわ |
でも、それ以上に すごいのは・・・ |
ファミィ |
フンフン、フフ~ン♪ |
鼻歌混じりで次々と それを処理するあの人 かもしれない・・・ |
鼻歌混じりで次々と それを処理するあの人 の方かも・・・ |
はい、おしまい そこの貴方、悪いけど これを各部署に届けて くださいな |
部下 |
かしこまりましたっ |
あ、それから お茶の用意を3人分 帝国産のビスケットと 一緒にね? |
じゃあ、あらためて よく来てくれたわね *n0くん |
えっ、どうして俺の 名前を? |
じゃあ、あらためて よく来てくれたわね *n0ちゃん |
えっ、なんであたしの 名前を? |
もちろん、調べたのよ |
おかあさまっ! |
ミニスちゃん そうこわい顔しないで 仕方がなかったのよ |
うっかり聞きそびれた 私も悪かったけど |
貴方たちったら名乗っ |
貴女たちったら名乗っ |
てくれないんだもの |
失礼だとは思ったけど 調べなかったら、ここ にご招待できないもの そうでしょう? |
う・・・ |
ファミィさま 貴女はどこまで俺たち のことを・・・・ |
ファミィさま 貴女はどこまで あたしたちのことを? |
だめだめ 「さま」だなんて 他人行儀ですよ |
ファミィさんって 呼んでくださいな |
は、はあ・・・ |
は、はい・・・ |
そうね・・・ 私が知っているのは |
貴方たちのお名前と |
貴女たちのお名前と |
うちの子が聖王都で 困っているのを助けて くれたらしいこと |
それから・・・ 黒い鎧の兵士さんたち に追われてるってこと かしらね |
ほとんど全部 じゃないのっ!? |
いったい、どうやって 調べたんだ??? |
いったい、どうやって 調べたのよ??? |
あ、そうだわ! 私ったら、肝心の ご褒美を渡さなきゃ いけないのに・・・ |
ごまかさないでっ おかあさまっ! |
はい、これは領主さま からのご褒美 海賊を倒した勇者さん たちへの勲章よ |
名誉勲章を手に入れた! |
・・・・・・ |
それからこれは私から |
サモナイト石だ! |
サモナイト石! |
サモナイト石を手に入れた! |
旅をする召喚師には 必要だろうと思って 何種類かを揃えて みたんですけど |
ありがとうございます えっと・・・ ファミィ、さん |
喜んでくれて嬉しいわ |
さ、用事がすんだなら 行きましょうっ! *n0 |
おい、待てよミニス そんなに慌てなくても |
ちょっと、ミニス そんなに慌てなくても いいじゃない |
そうよ、ミニスちゃん おかあさん、まだ貴女 に用事があるんだから |
・・・!? |
さっきも言ったとおり 貴女たちのことを色々 調べたんだけど |
ひとつだけね わからないことが あったの |
貴女たちはファナンに 来るまで、何度も戦い にまきこまれてきた わけだけど・・・ |
どうして貴女のお友達 のワイバーンさんは 一緒に戦ってくれな かったのかしら? |
・・・!! |
あ、いや、それは その・・・ |
*n0くん 私はミニスちゃんに 聞いているんですよ? |
こ、こわい・・・ 笑顔なのにこわいっ! |
*n0ちゃん 私はミニスちゃんに 聞いているんですよ? |
あ、あわわ・・・ 笑顔なのにこわいっ? |
困った子ね 召喚獣のペンダントを なくすなんて・・・ |
ごっ、ごめんなさい! ごめんなさいっ おかあさまっ!! |
泣いて謝ったって ダメですよ 悪いことをしたなら おしおきです |
いや~っ! カミナリどかーんは いやあぁぁっ!! |
か、カミナリ・・・? |
さあ、ミニスちゃん 動いたらダメですよ |
ほほっ、本気だぁ!? |
し、シャレに なってないよぉ!? |
どうしよう? ファミィを止める ミニスをかばう |
ファミィさん、待って 待ってください! |
はい? |
ペンダントのことなら 俺たちもミニスと一緒 に探しますから |
だから、そのっ カミナリは勘弁して あげてください お願いします! |
ペンダントのことなら あたしたちもミニスと 一緒に探しますから |
だから、かっ カミナリは勘弁して あげてください お願いします! |
*n0・・・ |
・・・・・・ |
良かったわね、ミニス こんな優しい人たちと 一緒に旅ができて |
おかあさま? |
それじゃあ・・・ |
カミナリはやめです お尻ぺんぺんで許して あげますわ |
いっ!? |
へっ!? |
イヤあぁぁっ!! |
カミナリどかーん です! |
きゃ・・・!? |
きにゃああっ!! |
あ、あら?どうして *n0くんに? |
あうあううぅっ!! |
あ、あら?どうして *n0ちゃんに |
ちょっと!? ねえ、*n0 しっかりしなさいよぉ ねえってばぁ!! |
し、しびびび・・・ しびれたあぁぁ??? |
あぁ、よかった 生きてたよぉ・・・ |
当たり前です ちゃんと手加減して いるんですもの |
にしても、これは ちょっとミニスには きついんじゃあ、あっ ははは・・・ |
コホン まあ、とにかく・・・ |
なくしたペンダントは 絶対に見つけること わかったわね ミニスちゃん |
わかりました・・・ |
安心しろよ、ミニス 俺たちも一緒に探して やるからさ |
安心して、ミニス あたしたちも一緒に 探してあげる |
うん、ありがと *n0 |
すいませんね もうしばらく、娘の 面倒をお願いします |
お礼といっては なんですが |
この街のまわりを かぎ回ってる黒の旅団 の人たちは追っ払って おきますからね |
えっ!? |
おかあさま・・・ |
いってらっしゃい みなさんに迷惑をかけ ないようにね? |
う、うんっ いってきますっ! |
*n0さん ほら、あっちから来る のってもしかして |
あれっ、レイムさん? |
おや、これはこれは *n0くんに アメルさん |
おや、これはこれは *n0さんに アメルさん |
奇遇ですね まさか、こんなところ で会えるなんて |
*n0さん この人は? |
おい、誰だこいつは? |
ほら、前に話した 吟遊詩人のレイムさん 聖王都で知りあった |
レイムと申します みなさま、どうぞ お見知りおきを・・・ |
・・・・・・ |
こら、*n1 お前もちゃんと挨拶 しろって |
ほら、*n1 あなたもちゃんと挨拶 しなさい |
ケッ!ニンゲンに 愛想よくなんて できるかよッ |
おやおや、そんなに 君は人間が嫌いなん ですか? |
お、おうよ・・・ 特に、テメエみたいな ヤツはな! |
それは残念ですねえ 本当に・・・ |
て、テメエ・・・っ |
いい加減にしないか *n1! |
いい加減にしなさい *n1! |
すいません 口の悪いやつで本当に 困ってて・・・ |
いえ、お気になさらず 悪魔たちはみんな、彼 のように口が悪いもの なんですから |
・・・・・・ |
こら、*n1 挨拶しなくちゃ ダメだろう? |
ほら、*n1 挨拶しなくちゃ ダメでしょう? |
こんにちは、可愛い キツネのお嬢さん? |
・・・(ぎゅっ) |
あ、おいっ? |
あ、どうしたのよ? |
おやおや、これは こわがらせてしまった みたいですね・・・ |
すいません この子、人見知りが 激しくて・・・ |
いいんですよ ええ、どうかお気に なさらずに・・・ |
レイムさん、お探しの 歌は見つかりました? |
いえ、それはまだ ですが、ちょっと気に なる話を聞いたので |
三砦都市トライドラの 名はご存じですか? |
トライドラ? |
3つの砦を保有する 騎士たちの国家だな 聖王都を外敵から守る 要であり・・・ |
大絶壁を挟んだ隣国の デグレアを見張る役目 を担ってもいる |
そのデグレアが とうとう本格的に戦争 を始めるらしいんです |
戦でござると!? |
そう色めき立つなよ カザミネの旦那 その手の噂は今まで 何回もあったぜ? |
ええ、そのとおりです ですが、なんだか私は そのことが気になって しまって・・・ |
確かめてみようと トライドラまで向かう 途中なんですよ |
そうだったんですか |
けど、わざわざ 危険かもしれない場所 に行くなんて・・・ |
吟遊詩人というのは そうした噂の真偽を 知りたがってしまう ものなんですよ |
なんだい、ようするに ヤジ馬根性がすごいっ てことじゃないか |
こらっ、モーリン!? |
モーリン!? |
ははは・・・ たしかにお嬢さんの おっしゃるとおりかも 知れませんね |
*n0 いつまで世間話をして いるつもりだ? |
ああ、そうだった! 俺たちも出発しなきゃ |
そうね! あたしたち も出発しなきゃ |
それじゃ、レイムさん 失礼しますね |
なにやら雲行きが おかしいようですから お気をつけて |
ひと雨、来るかも しれませんから・・・ |
なあ、ネス 今の噂って本当のこと なのかな? |
ねえ、ネス 今の噂って本当のこと なのかな? |
デタラメだ と言いたいが・・・ |
黒の旅団が活動を開始 した理由が、今の話で 説明できてしまう |
ソウデスネ・・・ 理論トシテハ、ケシテ 破綻シテイマセン |
じゃあ・・・ |
僕にもわからない ただ、彼の話を聞いて 余計な不安を感じてる のだけは事実だな |
心配すんなって おふたりさん |
トライドラの兵士は 精鋭揃いだからな そう簡単にデグレアに 負けはしねーよ |
そうそう、たしか あんたはその街で剣を 習ったのよね |
ん?とすると・・・ フォルテ、君は騎士の 家柄だったのか |
騎士ですって? |
・・・やべっ! |
どういうことだよ それ? |
どういうこと それ? |
あの街の剣術道場は 王族の指南役を務める ほどの名門なんだ |
普通の人間がそう簡単 に習えるものでは ・・・ん? |
うわっ、雨だぜっ! 本当に降ってきやがっ たぞ!? |
まいったな、どんどん ひどくなってくる |
まいったわね、 ひどくなってる |
うう、このままじゃあ カゼひいちゃうよぉ |
ええ、ほんと・・・っ くしゅんっ! |
どこか雨を避けられる 場所はないですかね |
さすがにキツイな この降りじゃあ |
ねえ、あれ 向こうに見えるのって 建物じゃないかしら? |
望遠ニテ確認・・・ 指摘ノトオリ、アレハ 建造物デス |
うむ、たしかに城の ようなものが見えるで ござるな |
そういえばトライドラ の砦のひとつが、この あたりにあったな |
じゃあさ、あそこで 雨宿りさせてもらおう |
じゃあさ、あそこで 雨宿りしましょうよ |
あのな、そう簡単に 砦の中に入れるわけが ないだろう |
別に中に入れなくても 軒先を借りられりゃ それだけで充分さ |
よし、とにかく急いで あそこまで走ろう! |
とにかく急いであそこ まで走りましょう |
ふう、すっかり びしょ濡れだ・・・ |
ふう、すっかり びしょ濡れ・・・ |
・・・(ふるるっ) |
こらこら *n1 それじゃ周りにしぶき が飛ぶだろう? |
こらこら *n1 それじゃ周りにしぶき が飛ぶでしょう? |
あ・・・ |
ちゃんとタオルで ふきなよ。動物じゃ ないんだからさ |
ちゃんとタオルで ふきなさい。動物 じゃないんだから |
・・・わすれてた |
ホントですよ もう、体中 ぐっしょりです・・・ |
うにゅうぅ・・・ 服がひっついて 気持ち悪いですのぉ |
これは、着替えた ほうがよさそうですね |
きっ、着替え・・・ でござるか・・・ |
そーそー、それがいい ぜひ、そうしたまえ♪ |
言っとくけど こっち見たら容赦なく ぶっとばすわよ? |
信用ねェのな オマエ・・・ |
なにを言うか それが男の生き様って もんだろーがよ? |
うぅむ、たしかに 男の浪漫ではござるが |
カザミネさんまで!? |
オマエら、マジで そう思ってんのな・・ |
あはは・・・ |
*n0さん ちょっと変だとは 思いませんか? |
おい、*n0 なんか変だぞ |
変って? |
えっ、変って? |
人の気配がまったく しない。雨だとはいえ 入り口の見張りぐらい いるはずだろう |
せんさーニモ反応ガ アリマセン |
そういえば・・・ |
どれどれ ・・・って、おっ!? |
バカな! 門に鍵がかかってない なんて |
それどころじゃないぜ こいつは・・・ |
うっひゃー!? こりゃ、すげェ・・・ |
うわあぁぁぁっ!? ご、ご主人さまぁっ! |
にゅうううっ!? |
死体だ・・・ 兵士たちがみんな 死んでる!! |
・・・!? |
*n1 見るな・・・ 見るんじゃないっ! |
*n1 見ないで・・・ 見ちゃだめ! |
・・・(ぎゅっ) |
なんですって!? ひっ・・・ |
ちょっと、ミニス!? しっかりしなってば |
ひどすぎます・・・ こんなのって!? |
いったいなにが 起きたっていうのよ |
ご主人さまぁ どうして、こんな ひどいことに・・・? |
モナティ、雨のせいで においに気づけません でしたの・・・ |
む? これは・・・ |
どうかしたの? カザミネさん |
この者たちの傷から 判断すると、お互いに 殺しあったとしか思え ないのでござる |
殺しあうって・・・ なんでそんなこと!? |
それは拙者にも 皆目・・・ なんとも面妖なことで ござるよ |
信じられません 仲間どうしでこんな ことするなんて |
なんだかわからんが ヤバイのだけはたしか みたいだな |
これは早々に退散した ほうがよさそうだぜ *n0 |
ミニス |
きゃあっ!! |
どうしたんだ!? |
どうしたの!? |
今っ、そこの戸がっ ガタンって・・・ |
警告シマス! せんさーニ、生命体 ノ反応アリ!! |
おい、そこのッ!? 隠れてねェで 出てこいよ・・・ |
オレの目は節穴じゃ ねェぞッ!! |
かくれてるよ・・・ そこに! |
出てこい! さもないと、こっち からいくぞっ! |
出てきなさい! さもないと、こっち からいくわよ! |
ちょっとちょっと! 暴力沙汰はかんべん してくださいってー |
えっ、この声? |
へっ、この声? |
私はただの雇われの身 雑用係のメイド・・・ |
パッフェルさん じゃないの!? |
あれま? どうして、みなさんが こんな所に??? |
それはこっちのセリフ だよ。まあ、今ので だいたい理解したけど |
それはこっちのセリフ よ。まあ、今ので だいたい理解したけど |
また新しいお仕事を 始めたんですね |
そーなんですよー お給金が良かったんで つい・・・ |
なのに、いきなり こんなことに・・・ あー、まだ働き始めた ばかりなのにー! |
そんなことより ここでいったいなにが 起こったんだ? |
それが私もさっぱり 突然、殺し合いが 始まって・・・ |
身の危険を感じた私は 今し方まで、酒蔵の中 で隠れてたんですー |
それで、やっと静かに なったから・・・ |
外へ出ようとして 僕たちに 見つかったって ワケか |
とにかく、急いで ここから離れたほうが いいみたいだな |
とにかく、急いで ここから離れたほうが いいみたいね |
さあ、パッフェルさん も行きましょう |
えー、でも私 まだここで働いた分の お給金もらってないん ですケド・・・ |
あ、あのですね・・・ そんな場合ではない でしょう!? |
そんなもんあきらめろ 命が助かっただけでも もうけたと思え! |
いーえ! タダ働きだなんて冗談 じゃありません。ええ ありませんとも!! |
ぱぱっと行って、金庫 からいただいてきます それでわっ! |
ちょっと! パッフェルさんっ!? |
あのオンナ・・・ 度胸があるんだか バカなんだか・・・? |
ダメですのぉーっ! 一人じゃ、危ない ですのぉっ!? |
パッフェルさ~ん! パッフェルさんってば お~いっ!? |
なんて足が速いんだ もう、見失っちまった |
パッフェルさ~ん! パッフェルさんってば ねえっ!? |
なんて足が速いのよ 見失うなんて・・・ |
*n0 無茶するんじゃない 君まで迷子になったら どうする気だ!? |
だけど、彼女が・・・ |
ホールドアップ! |
・・・!? |
よーし、両手をあげて その場から動くなよ じゃないと、こいつで ズドンといくからな |
気をつけろ あの男の構えてるのは おそらく銃だ |
・・・っ |
質問はひとつだけだ シンプルにいくぜ |
お前さんたちは 「生きて」んのかい? |
へ? |
はい? |
ちゃんと生きてんのか そのフリをしてるのか どっちだって聞いてる んだよ、俺様は! |
し、質問の意味がよく わからないんだけど |
どうやら、貴方はここ でなにが起こったかを 知ってるようだな |
事情を説明して もらえると助かるが どうだろう? |
・・・・・・ |
その様子だと お前さんたちはあの イカレた連中とは違う みたいだな |
いいぜ、話してやるよ この狭っ苦しい砦の中 でおっ始まった |
胸クソの悪くなるよう な出来事をな・・・ |
死体が生き返った!? |
ああ、砦の前にあった 旅人の死体が、埋葬の 途中で生き返って暴れ 出したんだよ |
そいつにやられた者も 同じバケモノになった 死体がどんどん仲間を 増やして・・・ |
ご覧のとおりよ まったく、まるっきり 三流のホラー映画 みたいだったぜ |
ほらーえいが? |
おっと、すまんすまん この世界にゃ映画は なかったっけか |
もしや・・・ 貴方は別の世界から 召喚されてきたのか? |
そうなるのかねえ こっちに来てから日が 浅くて、今ひとつ状況 はわからんのだが |
俺様の名はレナード ステイツのロスって とこで、刑事の仕事を してたのさ |
聞いたことない地名だ やっぱり、この人は 俺たちとは違う世界の 住人なんだな・・・ |
聞いたことない地名ね やっぱり、この人は あたしたちとは違う 世界の住人なのね |
なあ、この世界じゃあ あんな風にいきなり 死体が暴れ出すもん なのかい? |
そんなことないって! なあ、ネス? |
そんなことないわよ ねえ、ネス? |
普通はな・・・ だが、そういったこと を可能にする召喚術は たしかに存在する |
なんだって!? |
なんですって!? |
「ひょうい召喚術」 という分野では |
実体のない召喚獣を 第三者にひょうい させることによって |
その者に不思議な力を 与えたり、あるいは まったく別の生き物に 変えてしまえるんだ |
そんな召喚術がある なんて、初耳だよ |
そんな召喚術がある なんて、初耳よ |
外道の術として、派閥 では修得を好まれない 分野だからな |
死体を操る召喚術も そのひとつだ。 サプレスにいる低級な 霊を召喚して |
死体にひょういさせて 不死身の兵士に仕立て あげると聞いている |
よくわからんが つまり、死体が勝手に 暴れることはないが |
召喚術ってのを使えば それをロボットみたく 自由に操れるんだな? |
*n0 もしもそいつが、まだ この砦の中にいると したら・・・ |
ダトスレバ、外デ 待機シテイル方々ガ 危険デス・・・! |
おいッ! 外の連中、ヤバイん じゃねェのか!? |
おにいちゃんっ そとが・・・ へんだよ!? |
おねえちゃんっ そとが・・・ へんだよ!? |
ご主人さまっ 他のみなさんが危険 ですっ!? |
外のみんなが 危ないですのーっ!? |
急いで戻ろう!! |
急いで戻りましょう! |
グロロロ・・・ッ |
なるほどね こういうことかい 納得、なっとく・・・ |
な、なに落ち着いてる のよっ!?こいつら 死体なのよっ!? |
泣き言を言っている 場合ではござらんぞ! 倒さねば、拙者たちも 奴らの仲間入りだ |
とはいえ、あんまり 素手で殴りたくはない 相手だね。さすがに |
グロロロロォォ・・・ |
くそっ・・・ こいつら、倒しても 倒しても起きあがって くる!? |
くたばり損ないどもが しつこいんだよッ!! |
や、やだぁ・・・ こっち来ないでよぉっ |
ミニスちゃんっ!? |
伏せろッ!! |
ゲブウゥゥゥ・・・ |
その死体は召喚術で 操られているんだ! |
操っている召喚師を なんとかしないと そいつらは何度でも 襲ってくるぞ!! |
どこにいるんだ そいつは・・・ |
どこにいるのよ そいつは・・・ |
・・・・・・!? |
レナードさんっ あの柱の影、あそこに 向かって撃って! |
おうっ! |
ほお、よく見つけたな ワシの気配を・・・ 褒めてやるぞ、カカカ |
お前が、この砦を壊滅 させた張本人か!? |
あなたが、この砦を壊 滅させた張本人!? |
いかにも、いかにも ワシの名はガレアノ カカッ、屍人使いさあ |
お似合いな呼び名だぜ その青白いツラにはよ |
カカカッ、カッ・・・ なぁに、すぐにお前ら も同じ色になるさあ |
この場に居合わせた 不運を悔いるがいい カーッカッカッカ!! |
タイムアップだぜ この世界の法律はよく しらねえがな |
お前さんのしたことは 人としてのルールを はみ出しすぎだよ |
カッカッカ・・・ そんなことは知らんな 屍人に生者の理屈を 唱えても無駄さあ |
そもそも、戦いはまだ 終わってないぞ |
グロロロォォォ!! |
なっ!? |
まさか、まだ召喚術を 使う魔力が残っていた というのか・・・!? |
そらそら、どうした? 代わりの屍人はいくら でも用意してやるぞぉ カーッカッカッカ! |
こいつ、楽しんでる 心の底から・・・!! |
ひどい・・・ こんなのひどすぎるっ |
アメル!? |
みんな泣いてる ずっと苦しみ続けて やっと安らかに眠れる と思っていたのに |
無理に起こされて またいっぱい苦しんで こんな・・・ こんなこと・・・ |
やめてえぇぇっ!! |
ウオオオォォォォォォ ォォォォォ・・・ |
アメルの身体が・・・ 光ってる・・・ |
見て、屍人たちが!? |
ォォォォ・・・ |
消えていく・・・ |
これも聖女の奇跡の力 だっていうのか? |
これも聖女の奇跡の力 だっていうの? |
こ、この力・・・っ そうか! そこの娘が あの方の求める・・・ |
くたばりやがれっ この外道があっ!! |
ガレアノ |
ぎひゃあぁぁぁっ! |
レナードさんの弾丸に貫かれて 屍人使いの身体は砦の下へと 墜落していった |
彼の行為を責めることなど 誰にもできなかった ひと時とはいえ、彼はこの砦 の一員だったのだから |
気を失ったアメルを休ませる間 俺たちは動かなくなった 人々を簡単に弔った |
パッフェルさんは結局 見つからなかった |
そして、ガレアノの死体も |
なにかが動き出している そしてその渦に間違いなく 俺たちは巻き込まれようとしている |
言いしれぬ不安を胸に抱きながら 雨の中、俺たちは ファナンへと引き返していく |
まるでそうすることで 得体の知れないなにかから 逃げようとするかのように |
弾丸は屍人使いを貫いた |
あたしたちはレナードさんを 責めるつもりはなかった |
この人は、ここにいた・・・ ここで、暮らしてた |
きっと、色々あった だから・・・ |
私がレナードさんの立場なら 同じように怒りの炎を ぶつけたと思うの |
砦から転落したガレアノ 姿を消したパッフェルさん |
二人の姿は見つからなかった |
アメルが気を失っている間に みんなで死体を弔った |
あたしたちの周りを何かが まるでとぐろを巻く 邪悪な蛇のように包んでる |
そんな感じがした |
怖かった、言いようもなく 怖かった・・・ |
アメルが目を覚まして あたしたちは逃げるように ファナンへと引き返す・・・ |
ううん・・・ あたしたちは逃げたのよ |
見えない恐怖から・・・ |
あのガレアノって 召喚師、何者だった んだろう? |
あのガレアノって 召喚師、何者だった のかしら? |
たった一人で、砦 ひとつを陥落させる なんて・・・ |
奴の素性も気になるが それより僕が気になる のは、砦を襲った目的 のほうだ |
砦の兵士を殺し合い させて、いったい 何の得があるんだ? |
まさか、面白半分で やったんじゃ・・・ |
その可能性も皆無とは いえないが、もっと あり得そうなのは |
トライドラと敵対する 国家に雇われての 破壊工作行為・・・ |
それじゃ、あいつも デグレアの関係者って ことか!? |
それじゃ、あいつも デグレアの関係者って ことなの!? |
そう断言するには 証拠がなさすぎるがな |
どのみち、今日の一件 については、本部へも 報告する必要がある |
ガレアノについての 情報も、調べてもらう ように申請しておくよ |
もしネスの予想が事実だったら デグレアはなにを 企んでいるんだろうか? |
もしネスの予想が事実だったら デグレアはなにを 企んでいるんだろう? |
こんなところに いたのか アメル・・・ |
こんなところにいたの アメル・・・ |
*n0さん |
熱があるのに こんな場所で夜風に あたったらダメだよ |
・・・・・・ |
あたし、どうして あんなことができて しまったんでしょう? |
え・・・? |
操られている人たちの 心が、触れてもいない のに流れこんできて それがかわいそうで |
頭の中が真っ白に なったと思ったら あんなことに・・・ |
・・・・・・ |
なんだか不安なんです あたし・・・ |
自分がどんどん、違う 存在に変わっていって しまうみたいで |
すごく、こわい・・・ |
気にしないほうがいい |
今日のことは、状況が 普通じゃなかったんだ だから、あんなことが 起こっただけだよ |
俺から見て、アメルは アメルのままだよ なにも変わってなんか いないって |
気にしちゃダメよ |
今日のことは、状況が 普通じゃなかったのよ だから、あんなことが 起こっただけだよ |
あたしから見てアメル はアメルのままよ なにも変わってなんか いないわよ |
・・・・・・ |
身体が弱ってるから 気持ちも弱くなってる だけさ |
さあ、戻ろう? |
身体が弱ってるから 気持ちも弱くなってる だけ |
さあ 戻りましょう? |
なにも変わっちゃいないよ 変わるはずないじゃないか・・・ |
なにも変わってなんかいない・・ 変わるはずないじゃない・・・ |
*n1は 「ほらーえいが」って 知ってるか? |
*n1は 「ほらーえいが」って 知ってる? |
ほらーえいが・・・ 映画ノ一種デスネ |
えいが? |
機械ヲ使ッテ、我々ガ 目ニシテイル情景ヲ 記録シタモノデス |
記録サレタ情景ハ再生 スルコトデ、好キナ時 ニ繰リ返シテ、見ル コトガデキマス |
へえ、それって すごいじゃないか! |
へえ、それって すごいじゃない! |
シカシ、ドコデ ソノヨウナ言葉ヲ? |
レナードさんからだよ |
レナードさんからよ |
奇妙デスネ・・・ 映画トイウ言葉ハ ろれいらるデハ死語ニ ナッテイルノデスガ |
*n1? |
トハイエ、他ノ世界ニ ソノヨウナ技術ガ アルトハ・・・ |
*n1ってば? |
・・・ナニカ? |
映画について、もっと 話を聞かせてくれよ |
映画について、もっと 話を聞かせてよ |
ワカリマシタ ソレデハ・・・ |
*n1の 説明が本当かどうか 明日、レナードさんに 聞いてみようっと |
なァ、ニンゲン・・・ |
なんだよ? |
なによ? |
オマエは あのレイムってヤツ どう思ってるんだ? |
どうって・・・ 礼儀正しくて、親切で |
自分の目的をしっかり もってる、素敵な人 だと思うよ |
自分の目的をしっかり もってる、素敵な人 だと思うけど |
・・・ケッ! エライほめようだな |
ひとつ忠告してやらァ アイツにゃ、あんまし 関わるんじゃねェ |
どうしてだよ? |
どうして? |
口先ばかりがうまい ヤツにゃ、ロクなのが いねェって決まってる もんなんだよッ |
おい、なんだよそれ? そんなのレイムさんに 失礼じゃないか!? |
なんなのよそれ? そんなのレイムさんに 失礼じゃない!? |
うるせェな! とにかく、オレは アイツと関わるのは ゴメンだからなッ! |
おい、待てよッ! *n1!? |
待ちなさい! *n1!? |
*n1のやつ 初対面で雰囲気負けを したから、きっと根に もってるんだな? |
*n1のやつ 初対面で雰囲気負けを したから、きっと根に もってるのね? |
なあ、*n1 どうしてレイムさんを こわがったんだい? |
ねえ、*n1 どうしてレイムさんを こわがったの? |
・・・・・・ |
つれて・・・ いっちゃうから・・・ |
え? |
おにいちゃんを・・・ つれてっちゃうから だから・・・ |
おねえちゃんを・・・ つれてっちゃうから だから・・・ |
*n1 なかよくしたくない あいつと・・・ |
あいつ・・・って その言い方は、おまえ 失礼だぞ? |
あいつ・・・って その言い方は、あなた 変よ? |
・・・(ふるふる) |
いいか?*n1 そりゃ、レイムさんは 吟遊詩人で、旅人だ |
あんな風に気ままに 暮らしたいって あこがれる気持ちも 俺にはあるよ |
でも、だからって 俺がみんなと別れて あの人についてくはず がないだろう? |
いい?*n1 そりゃ、レイムさんは 吟遊詩人で、旅人よ |
あんな風に気ままに 暮らしたいって あこがれる気持ちも あたしにはある |
でも、だからって あたしがみんなと別れ てあの人についてく はずがないじゃない |
・・・ほんとに? |
当たり前だよ 俺はずっと *n1たちの 側にいるって |
当たり前よ あたしはずっと *n1たちの 側にいるわよ |
やくそく、だよ? |
*n1は レイムさんに、俺を とられると思ってた みたいだな・・・ |
*n1は レイムさんに、あたし をとられると思ってた みたいね・・・ |
ねえ、ご主人さま パッフェルさん どこ行っちゃったん でしょうか? |
それがさ、変なんだよ |
俺たちと反対側から 来たレナードさんが 言うにはさ |
途中で彼女と出会いは しなかったってさ |
一本道の廊下だぞ? |
それがね、変なのよ |
あたしたちと反対側 から来たレナード さんが言うには |
途中で彼女と出会いは しなかったってさ |
一本道の廊下よ? |
き、消えちゃったって ことですかっ!? |
あるいは、途中で 襲われた・・・ |
そそそ、そんなぁ!? |
・・・ってワケないか だとしたら、騒ぎで 気づくはずだし |
・・・ってワケないか だとしたら、騒ぎで 気づくはずだもの |
・・・・・・ |
あの人のことだから 隠し通路かなんかを 知っててさ |
それを使ったんだと 思うよ |
あの人のことだから 隠し通路かなんかを 知っててさ |
それを使ったんだと 思うわよ |
抜け目なさそうだし |
そうですよね・・・ それぐらい、知って そうですもんね |
無事だとは思うけど やっぱり、心配は 心配だよなぁ |
無事だとは思うけど やっぱり、心配は 心配よねぇ |
はいけい、マスター モナティですの |
いきなりですが しつもんがあります |
マスターは 「すていつ」の 「ろす」ってばしょ しっていますか? |
レナードさんってかたと しりあったのですが |
モナティがマスターに おそわっておぼえた ようなことばを |
そのひとは、なぜか しっているのです |
ひょっとすると マスターとおんなじ ばしょから、きたひと かもしれません・・ |
ねえねえ カザミネさん・・・ |
レナードさんが 「でか」だってことも 書いておいたほうが いいでしょうか? |
手がかりは多いに 越したことはなかろう |
そーですねえ・・・ |
レナードさんは 「でか」という おしごとを していたそうで |
「ほっとどっく」と 「こーら」がこうぶつ らしいですの |
なにかわかることが あったら、モナティに おしえてくださいませ |
おたより、おまちして いますの |
だいすきなマスターへ モナティより ・・・かしこ |
しかし・・・ 「甲羅」が好物とは 面妖でござるのう・・ |
死んだ人間が 襲いかかってくるって のは、ぞっとしねえな |
気味が悪いから? |
それもあるがな ほれ、生きてるヤツと 違うから、手加減の しようがねーだろ? |
あ・・・! |
二度と起きあがって こねえように、確実に トドメを刺さねえと いけなかったからな |
一度死んでるとはいえ やっぱ、後味が悪いぜ あーいうのは・・・ |
うん・・・ |
戦いじゃなくて、本当 の殺し合いになるって ことだもんな・・・ |
戦いじゃなくて、本当 の殺し合いになるって ことだもんね・・・ |
なあ、ケイナ |
ねえ、ケイナ |
ひとつ聞きたいんだ けど? |
なあに? |
その・・・ フォルテにさ 着替えとか、のぞかれ たことってあるの? |
な・・・っ!? |
ふごっ!? |
いたっ!? |
あたた・・・ な、殴んなくたって いいのにぃ・・・ |
殴られるようなこと 言うからよ! まったく・・・ |
私以外の女の子しか のぞかないから 余計に腹が立つって いうのに・・・ |
え? |
なんでもないっ!! |
結局、答えは謎のまま とほほ・・・ 殴られ損だよ・・・ |
結局、答えは謎のまま いたたっ・・・ 殴られ損よ・・・ |
アメルが奇跡の力を 使う時、彼女の手が うっすらと輝くのは目 にしてきましたけど |
さっきみたいに 全身から強い光を 放ったのは、これが 初めてですよ |
どうして、あんなこと になったんだろう? |
どうして、あんなこと になったのかしら? |
僕にもわかりません ただ・・・ |
ただ? |
村が襲われてから あの子の力が日増しに 強くなってる気が するんです |
今までは、一度に治せ なかったような傷さえ 今は一瞬で癒すことが できるようになって |
それは俺も思ってたよ 最初に治してもらった 時より、ずっと痛みが 引くのが早いし |
それはあたしも思った 最初に治してもらった 時より、ずっと痛みが 引くのが早いし |
毎日がこういう戦いの 連続ですから、自然に 力が強くなったのだと 思いますが |
それがあの子にとって いいことなのか、僕は 心配なんです・・・ |
アメルが倒れた原因が そのせいじゃなければ いいんだけど・・・ |
あのガレアノって野郎 たぶん、生きてるぜ |
そんなバカな!? だって、レナードさん の銃は命中したし |
そんな!? だって、レナードさん の銃は命中したし |
あんなに高い砦から 真っ逆さまに落下して 無事なはずが・・・ |
だが、死体は無かった |
それは・・・ |
それだけじゃねえ アメルの身体から光が 放たれた時にな |
あの野郎、死体と同じ ように苦しみやがった 俺たちはなんともねえ のにな・・・ |
それじゃ、リューグは ガレアノが人間じゃ ないっていうのか!? |
それじゃ、リューグは ガレアノが人間じゃ ないっていうの!? |
はッ、それはお前らの ような召喚師がお得意 の分野だろうが? |
素人のオレの考えだ 別に真に受けなくても かまやしねぇよ・・・ |
人間じゃなかったら ガレアノはいったい 何者なんだ??? |
人間じゃなかったら ガレアノはいったい 何者なんだろう?? |
私ね、いつも不思議に 思っていたの |
どうして、普通の人は 召喚師を最初から 嫌うんだろうって |
うん、普通の人たちは 召喚師をこわがるか 目の仇にするかの どちらかだもんな |
うん、普通の人たちは 召喚師をこわがるか 目の仇にするかの どちらかだもんね |
でもね、アイツを見て わかったような気が したの |
死んじゃった人たちを モノみたいに扱う なんて・・・ |
あんなのって ひどすぎるよっ! あんな、召喚術がある なんて!? |
ミニス・・・ |
あんなことしたら 誰だって召喚師のこと 嫌うに決まってるじゃ ないの・・・っ |
だからこそ、俺たちが しっかりしなくちゃ いけないんじゃない のかな? |
だからこそ、あたし たちがしっかりしなく ちゃいけないんじゃ ないのかしら? |
えっ? |
ラウル師範っていう 俺の師匠にあたる人が 言ってたんだ |
召喚師の犯した罪は 召喚師の手によって あがなわれなければ ならない・・・ |
そうでないと、いつか 召喚師が人々に認めて もらえなくなるって |
俺たちが召喚師として 人々の役に立つことを たくさんしていけば |
いつかきっと、みんな わかってくれるよ 召喚師の全てが、悪人 なんじゃないって |
ラウル師範っていう あたしの師匠にあたる 人が言ってたの |
召喚師の犯した罪は 召喚師の手によって あがなわれなければ ならない・・・ |
そうでないと、いつか 召喚師が人々に認めて もらえなくなるって |
あたしたちが召喚師と して人々の役に立つこ とをたくさんすれば |
いつかきっと、みんな わかってくれるわ 召喚師の全てが、悪人 なんじゃないって |
・・・そうだね |
きっと、みんな わかってくれるよね? |
ああ、そうさ |
ええ、そうね |
きっと・・・ |
それが多分 「成り上がり」の俺がやるべきこと でもあるはずなんだ・・・ |
それが多分「成り上がり」の あたしのやるべきことのはずなのよ |
アメルの奇跡の力って あんなにすごいもん だったんだねえ |
いや、あんなふうに なったのは、これが 初めてだよ |
君のストラと、あまり 変わらないなって 思ってたくらいだし |
いや、あんなふうに なったのは、これが 初めてよ |
あなたのストラと、 あまり変わらないって 思ってたくらいだし |
ストラじゃ、病気は 治せないよ。 あの子の力は別物さ |
ただ、あんまし多用 させるのはどうかと 思うけどねえ |
え? |
あれだけのことすりゃ 当然だけど、かなり 気を消耗してる |
あの子は無茶するほう だから、周りの人間が 気をつけてやんないと |
もっと深刻なことにも なりかねないよ よぉくおぼえといて やんな? |
聖女の奇跡の力も 無制限じゃないって ことか・・・ |
聖女の奇跡の力も 無制限じゃないって ことね・・・ |
死体に魔物をつかせて 操るとは、なんという 外道な・・・ |
うん、ネスも同じこと 言っていたよ あれは外道の術だって |
ええ、ネスも同じこと 言っていたわ あれは外道の術だって |
犠牲になった砦の者 たちは、さぞかし無念 だったでござろうな |
うん・・・ |
ええ・・・ |
召喚術はこの世界を 滅ぼす力であると共に 幸せをもたらす力でも ある・・・ |
拙者が世話になった 人物が、口にした言葉 でござるよ |
おぬしに このような心配は無用 とは思うが |
この言葉を胸に とどめて、よき召喚師 になってくだされ |
よき召喚師、か・・・ なにを基準にしたら そうなれるんだろう? |
よき召喚師、か・・・ なにを基準にしたら そうなれるのかしら? |
悪かったな・・・ 思わず、撃っちまって |
捕まえたほうが、都合 が良かったんだろ? |
仕方がなかったんだよ 状況が状況だし・・・ |
仕方がなかったのよ 状況が状況だし・・・ |
こっちの世界に 俺様を呼んだヤツな |
口うるさかったけど 根はいいヤツだったん だぜ? |
傭兵部屋の連中も 武器を手入れしてた 鍛冶屋のジイさまもな |
俺様の素性なんか 気にせずに、普通に 相手をしてくれてよぉ |
なのによぉッ!? |
レナードさん・・・ |
ソーリィ、ちょっと 一人にしてくれ・・・ |
お前さんに八つ当たり したかねぇんだ 頼むわ・・・ |
そうか・・・ あの砦の生き残りは レナードさんだけ だったんだ・・・ |
scn109
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
あれ? この店って もしかして・・・ |
あ、*n0 いらっしゃーい♪ |
メイメイさん?! やっぱり・・・ |
ど、どうして?! いつの間に・・?! |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・ |
さあ、今日のご用は なあにぃ? |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
お店を出る 召喚獣のことで相談 クジで運試し 試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
どうしよう? お店を出る 召喚獣のことで相談 |
試練を受けたい |
召喚獣のことで相談 戻る 召喚獣とのふれあい 召喚獣の改名相談 |
あれ、もしかして もう帰っちゃうのぉ? つまんないなぁ・・・ |
うん、また今度 寄らせてもらうから |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
貴方の運命に関する |
貴女の運命に関する |
ことなんだけど・・・ |
最近の行い、ちょっと 悪いみたいねぇ・・・ 気をつけないと、後で 後悔するわよぉ? |
う・・・っ |
き、気をつけるよ |
き、気をつけるわ |
あ、*n0 ちょっと待って? |
ん? |
・・・・ |
ううん・・・ なんでもない・・・ にゃは、にゃはははっ |
??? |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だよなあ・・・ |
しかし・・・ ホント、不思議な 人だなあ・・・ |
毎度ありぃ♪ |
こらこら、若人ぉ? お酒をくれなくちゃあ ダメだってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? これって、いわゆる ハズレってヤツ? にゃ、にゃはははっ |
おおあたりぃぃっ!! それも1等賞!! にゃははははははっ♪ 今日はツイてるねぇ |
あったりぃぃぃっ! にゃははははっ♪ おめでとぉ、2等賞の 景品はこれねぇ? |
にゃははははっ♪ 当たりでぇ~す ・・・3等だけどね? |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
この、新しく増えてる 召喚獣のことで相談 っていうのは・・・? |
あー、それはねぇ 「縁結び」みたいな ものかな? |
縁結び??? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係をよくする 場を設けたりぃ・・・ |
召喚獣につけた 「真の名」を 新しくつけ直すこと ができるのねぇ? |
信頼関係をよくする って・・・? |
召喚獣と召喚主の 信頼関係がよく なればぁ・・・ |
召喚獣の潜在能力を 引き出してぇ、強力な 召喚術も使えるよう になるのねぇ? |
へぇ・・・ |
ふーん・・・ |
んーふふふふ・・・っ メイメイさんの おすすめでぇ~す♪ |
うまく活用してぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
うまく活用してぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
さあ、どのコの名前を 変えたいのかなぁ? |
姓は星なり・・・ 名は命なり・・・ |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 百邪万精・・・ 破邪龍声・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう・・・っ さ、これでオシマイね にゃははははっ♪ |
はーい、それじゃあ このお酒、お代として いただくわねぇ? |
神秘の術にて 招かれし 異界の朋友よ |
願わくば誓約を 越えた絆を求め 築く場を |
この者へと 貸し与え給え |
天地万象・・・ 星命流転・・・ 龍命祈願・・・ 約定解放・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ がんばってねぇ? |
こらこら、若人ぉ? サモナイトペンを用意 しなくちゃあダメ だってばぁ・・・ |
ありゃ・・・? サモナイトペンが なくなっちゃった みたいねぇ・・・ |
それじゃあ また持ってきてねぇ? にゃははははっ♪ |
ありゃ・・・? 怒らせちゃった みたいねぇ? |
まぁでも サモナイトペンが あればぁ・・・ |
何度でもできるから そんなに落ち込まない でねぇ? にゃははははっ♪ |
にゃははははっ♪ おめでとぉ 仲良くなれた みたいねぇ? |
この調子でぇ どんどん召喚獣と 信頼関係を築いて ねぇ? |
にゃははははっ♪ 召喚獣との信頼関係を 築いたみたいねぇ? |
お気に入りになったたら 召喚獣の潜在能力を 引き出せるように なるわよぉ? |
でもぉ・・・ お気に入りにできる のは、一人につき ひとつだけぇ |
新しい縁をつなぐとぉ 古い縁は消えちゃう から気をつけてねぇ? |
ま、浮気はいけない ってことねぇ? にゃははははっ♪ |
この調子でぇ 貴方の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
この調子でぇ 貴女の幸せな未来を つかまえてねぇ? にゃはははははっ♪ |
すぅー・・・っ はぁぁー・・・っ すぅぅぅ・・・・・・ |
ハイッ! フンッ!! ハイィィィッ!!!! |
すごいっ!? あっという間に、マト が倒されていく!! |
フゥゥゥ・・・ |
と、まあ こんなトコかな? |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいなあ |
改めて見たけど やっぱり、モーリンの 拳法ってすごいわねえ |
よ、よしとくれよっ? そんな、照れちまう じゃないかい・・・ |
それに、地道に鍛錬を 重ねれば、あんたにも これぐらいは、できる ようになるよ? |
本当に? |
ああ、そうさ なんだったら、試しに やってみるかい? |
どうしよう? やってみる やめておく |
そうだな・・・ それじゃ、ちょっと やってみるか? |
そうねえ・・・ ちょっと面白そうだし やってみようかな? |
そうこなくっちゃ! |
今は遠慮しとくよ 悪いけど・・・ |
今は遠慮しとくわ ゴメンね? |
そうかい? ま、気が向いたら いつでもおいで |
へえ、ずいぶんとやる もんじゃないか!? これなら、まず不覚は とりっこないね? |
まあまあだね・・・ 基本はできてんだから あとは地道に鍛錬を 続けることさ? |
なっさけないねぇ!? はあ・・・ あんた、それで本当に 男の子かい? |
護身くらいはできた ほうがいいからね ほら、あたいが基本 から教えたげるよ? |
せっかく道場まで 来たんだし、ちょっと 稽古でもしようかな? |
どうしよう? 稽古をする やめとく |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
さて、と・・・ 時間もあることだし |
ちょっと、竿でも 出してこようかな? |
どうしよう? 釣りをする やめとく |
・・・あっ エサがないや |
これじゃあ釣りは できないよな |
むー・・・ エサがない |
これじゃあ 何も釣れないよね |
本日ノ釣果モ上々デス コレナラ、皆サンニ 満足シテイタダケル デショウ |
オメデトウゴザイマス あるじ殿! 自己べすと、更新デス |
コレハ・・・ハタシテ 魚ト呼ンデイイ生物 ナノデショウカ??? |
オツカレサマデシタ あるじ殿。 釣ッタ魚ハ、台所マデ 運ンデオキマス |
現実ハ、ヤハリ しみゅれーしょんノ ヨウニハイカナイト イウコトデスネ・・ |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おにいちゃん? |
こんなに、いっぱい! 大漁だね おねえちゃん? |
わ!? おっきな おさかな・・・ おにいちゃん すごいね! |
わ!? おっきな おさかな・・・ おねえちゃん すごいね! |
ねえ? このおさかな・・・ 食べられるの??? |
ごくろうさま おにいちゃん |
ごくろうさま おねえちゃん |
ざんねんだったね・・ おにいちゃん・・・ |
ざんねんだったね・・ おねえちゃん・・・ |
お~? ま、ニンゲン なにがしか取り柄は あるってコトだな |
うお・・・!? ま、まぐれにしちゃ やるじゃねェかよ・・ |
なあ・・・ こんなゲテモン 本当に食う気かよ? |
今夜のメシは魚かァ ヒヒヒ、楽しみだぜ |
ケッ! 使えねェヤツだなァ ・・・テメエはよォ? |
うわあ! こんなに 大漁だなんてさすがは ご主人様ですねぇ! |
これだけ大きなお魚だ と、料理のしがいも ありますよね? |
あ、あの・・・ これって、どう料理し たらいいんでしょう? |
お疲れさまです ご主人様。 さっそく、料理に かかりますね? |
そんなに情けない顔し ないでください。 運が悪かっただけ ですよ、ね? |
うにゅううっ♪ 大漁ですのっ! |
スゴイですの・・・! こんな大きなお魚さん 見たことないですの! |
ふにゅうぅぅ・・・ なんだか このお魚さん コワイですのぉ・・ |
これで、今晩のオカズ はバッチリですのっ♪ |
こんな日もあるですの 気を落とさないで くださいの |
パッフェルさん 相変わらず |
忙しそうだな |
忙しそうね |
ちょっと 手伝ってあげようかな |
どうしよう? 配達を手伝う やめておく |
いやー、さすがです♪ もう大助かりですよ 次の機会も、ぜひまた お願いしますね? |
お手伝いしてくれて どうも、ありがとう ございました♪ |
んー・・・ まあ、慣れてないから 仕方ないですよね? |
あ、ははは・・・っ 苦情の山ですよぉ!? 私、クビにされちゃう かもぉ!? |
おっ、チビすけ 今日も元気か? |
あっ、おチビさん 今日も元気かな? |
子猫 |
にゃー! |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
子猫 |
にゃー! |
あれ!? お前、どうして こんなところに いるんだ??? |
もしかして・・・ 俺たちのあとを おっかけてきたとか? |
あれ!? キミ、どうして こんなところに いるの??? |
もしかして・・・ あたしたちのあとを おっかけてきたとか? |
子猫 |
にゃー、にゃー |
そっか・・・ あははは、すごいな お前は |
そっか・・・ あははっ、すごいわね キミは |
子猫 |
にゃー♪ |
どうしよう? ネコと遊ぶ やめておく |
これを、俺に? |
これ、あたしに? |
子猫 |
にゃー |
はははっ、そっか 恩返しのつもりだな |
ありがとな、チビすけ |
そっかぁ・・・ 恩返しのつもりなのね |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
これを、俺に? |
ありがとな、チビすけ |
これ、あたしに? |
ありがとね おチビさん? |
子猫 |
にゃー♪ |
あれー? どこに行っちゃった んだろう? |
まあ、いいか・・・ |
あれれ? どこに行っちゃった んだろう? |
おーい おチビさーん・・・ |
ねぇ、若人ぉ? 前から聞きたいって 思ってたんだけどね |
貴方たち、いつもは |
貴女たち、いつもは |
なにやってんのぉ? |
へ? |
だってぇ、働いてる ようには見えないしぃ |
なぁんとなく、剣呑な 気を感じるのよねえ? |
まるでぇ、四六時中 戦ってるみたいなぁ? |
う・・・っ? す、するどいっ!? |
さぁ、若人ぉ? このメイメイさんが 納得できるように 説明なさいよぉ!? |
ふぅーん・・・ そーゆう事情なワケね なるほどぉ・・・ |
な、成り行きで 説明しちゃったけど よかったのかなぁ? |
ねぇねぇ、それじゃあ もしかして強くなろう とかって、考えたり してなぁい? |
それはまあ、たしかに そういうことは考えて いるけど・・・ |
にゃははははっ♪ だったら、いい訓練の 場所があるわよぉ? |
え!? |
ま、お得意さんには たまには、オマケして あげないとねぇ? |
お仲間を連れてきたら その場所に連れてって あげるわよぉ ほら、呼んできて? |
だっ、だいじょうぶ なのかなぁ??? |
んーふふふふ・・・っ このメイメイさんに どぉーんと任せなさい にゃははははっ♪ |
ここは・・・ いったい・・・? |
お、おいっ!? ここはひょっとして 「至源の泉」じゃ ねえのかっ!! |
にゃはははっ♪ 大当たりぃぃぃっ♪ |
ってことは、ここは 聖王家の人間以外 立入禁止の場所って ことじゃ!? |
んー、そうみたいね? |
だけどぉ、ここじゃ ないと条件が揃って いないんだもの |
黙ってりゃあ わかんないわよぉ? にゃははははっ♪ |
ま、たしかにそりゃ そーだがよ・・・ |
い、いいのかなぁ? それで・・・ |
それじゃ、さっさと 始めるわよぉ? |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
泉の中に、門が!? |
その門はねぇ、世界の 狭間にある特別な空間 につながってるのよ |
ロレイラルにぃ サプレスでしょお シルターンにぃ メイトルパぁ・・・ |
ありとあらゆる世界で 様々な戦いを、試練と して受けられるのね |
それが本当だとしたら とんでもないことじゃ ないか!? |
メイメイさん・・・ |
貴方は、いったい |
貴女は、いったい |
どうしてこんなことが できるんです??? |
にゃははははっ♪ それはぁ、 乙女の秘密って コトでぇ・・・ |
・・・・・・ |
ただ、この至源の泉が あるからこそ、できる 芸当なんだってのは 忘れないでねぇ? |
エルゴの王の力・・・ ということか・・・ |
・・・・・・ |
帰りたくなったら いつでも、帰れるよう になってるけどぉ |
死んじゃったら それまでだからねぇ? にゃははははっ♪ |
それじゃあ いってらっしゃーい♪ |
万物に至る源の泉よ 願わくば、我が声を 受けて、その真なる 姿を示さんことを |
四界天輪・・・ 陰陽太極・・・ 龍命祈願・・・ 自在解門・・・ |
星の巡りよ・・・ 克己を望む者たちに 果て無き試練の門を 開きたまえ・・・ |
王命に於いて 疾く、為したまえ! |
ふう、それじゃあ ほどほどに がんばってねぇ? |
どうしよう? |
まだまだいけるぞ 今回はこのへんでやめよう |
どんどんいっちゃおう 今回はこのへんでやめよう |
おかえりぃ~っ♪ |
無理は禁物だものねぇ 自信がついたら、また 挑戦してねぇ? |
おつかれさまぁ・・・ また試練を受けたく なったら、来てねぇ? |
がんばったみたいねぇ 来た時とは、ずいぶん 気の輝きが違うもの にゃはははっ♪ |
アメルの様子はどう? |
熱はさがったみたい あとはよく眠って体力 の回復を待つだけね |
本当に大丈夫なんで しょうか・・・ |
おい、本当にただの カゼなんだろうなぁ? |
心配すんじゃないよ 雨で濡れたところに あんなにたくさんの 気を消耗したんだ |
カゼぐらいひいたって 当然だろ |
そりゃそうだけど |
まあ、たしかに・・・ |
心配ならあとで会いに いってあげなさいよ |
いろいろ心配するより 顔を見せてあげたほう が、病人にとっては なによりの薬だもの |
特に、女の子にはね |
そんなものかな? |
そんなものよ |
うん、そうするわ |
ぜひそうしなさいな |
とりあえず、道場に 行くのが先だよ そろそろ、みんなも集 まってるだろうしさ |
この旦那が召喚獣ねえ どう見てもオレたちと 変わらん気がするがね |
まったく同感だ 俺様としてもいまいち 実感がないんでな |
召喚されるというのは そういうもので ござるよ。拙者もそう でござった・・・ |
そういえば、カザミネ さんもシルターンから 召喚されて きたんだよな |
そういえば、カザミネ さんもシルターンから 召喚されてきたのよね |
いかにも、戦の助っ人 として召喚されたので ござるが |
その戦いで召喚師殿が 亡くなられ、帰る方法 がなくなってしまった のでござる |
・・・、・・・ |
どうした?モナティ 考え込んで |
どうしたの? モナティ 考え込んで・・・ |
あっ、なんでもない ですの・・・ |
典型的なはぐれ召喚獣 の誕生のしかただな |
おいおい、待てよ 召喚師が死んじまうと 帰れなくなるのか? |
召喚された者を元の 世界に戻せるのは それを召喚した術者に 限られるからな |
なんてこったい!? 俺を呼んだそいつは あの砦でくたばってん だぞ・・・ |
ええっ!? |
なんですって!? |
そんな・・・ |
なあ、お前さんたちも 召喚師なんだろう なんとかならねえか? |
どうしよう? 無理だと思う なんとかするよ |
どうしよう? 無理だと思う なんとかするわ |
無理だと思う なんとかしてあげたい のはやまやまだけど |
無理だと思うわ なんとかしてあげたい のはやまやまだけど |
強引に上から術を 重ねたら、それこそ なにが起こるか わからない |
下手をすると貴方の 存在そのものが 消されてしまうかも しれないんだ |
なんだよそりゃ? ヘビーすぎだぜ・・・ |
まァ、とっとと あきらめるこったな そうすりゃ、気も楽に なるってもんだ |
*n1っ!? |
サンクス、ボーイ? だがな、俺様は意外と あきらめが悪いんでね |
そう簡単にギブアップ はしねえのさ 残念だったなあ? |
ケッ! |
なんとかするよ 今は無理だけど、でも なにか方法が・・・ |
なんとかしてみるわ 今は無理だけど、でも なにか方法が・・・ |
安請けあいはやめて おくことだな *n0 |
無理に誓約を解除 しようとすれば、彼の 存在そのものが消えて しまうんだぞ? |
で、でも・・・っ |
もめるな、もめるな *n0 ダメもとで聞いてみた だけなんだからよ |
気持ちだけありがたく もらっとくさ ありがとよ |
レナードさん・・・ |
そもそも、それ以前に 彼がどこの世界から 来たのかが問題だ |
そういえば・・・ |
たしかに・・・ |
尻尾やツノはないから メイトルパの亜人じゃ ないわよね |
すくなくとも、僕たち メトラルと交流のある 種族じゃないですね |
俺様もボウズみたいな 連中とは、娘の絵本の 中でしかつきあった ことはねえって |
サプレスも違うよな |
サプレスも違うわよね |
悪魔や天使って雰囲気 じゃないし・・・ |
ケッ! こんなオッサンが 同族でたまるかよォ? |
見た目はあたいたちと 変わりないねえ てことは、カザミネと 同じ世界かい? |
しかし、レナード殿の 使っているような短筒 はシルターンにはない でござるぞ |
(こくこく) |
ロレイラルの古い銃器 に似てはいるが・・・ |
でも、あの世界に 俺たちみたいな人間は いないんだろ? |
でも、あの世界に あたしたちみたいな 人間はいないでしょ? |
・・・そのはずだ |
コノ世界ノ人間ニ 類似スル「融機人」ハ 我々ヲ創造シタ者タチ デスガ・・・ |
幾多ノ戦争ニヨリ ろれいらるカラ滅亡 シタトサレテイマス |
融機人(ベイガー)? |
ロレイラルの機械文明 を創始したとされる 人型種族だよ |
それ以上のことは なにもわかってない ただの、伝説だ・・・ |
・・・・・・ |
あー、なんだ? 一生懸命なトコ悪いん だけどな・・・ |
どれもこれも、俺様の 知ってる世界とは すさまじくかけ離れ ちまってんだよなぁ |
うーん、だとしたら いったいレナードさん はどこから来たんだ? |
むー、だとすると レナードさんはどこ から来たのかしら? |
いいじゃねーか そんなことは |
この旦那のおかげで オレらは助かったわけ だし、それで充分さ |
そうね・・・ フォルテの言うとおり かもしれない |
それよりも レナードさんは これからどうなさるん ですか? |
なあ、おっさん あんた、これから先 どうするんだ? |
どうするったって 帰れそうにねえんなら ここでやってくしか ないんだろうが |
なにぶん、わからねえ ことが多すぎるんでな 正直、頭が痛いぜ |
それなら俺たちに協力 してくれませんか? |
ねえ、だったら あたしたちと一緒に 来てくれません? |
*n0 また君は、簡単にそう いうことを! |
僕たちと 一緒にいるって ことは・・・ |
わかってるよ いつ戦いに巻き込まれ るかもしれないって 言いたいんだろう |
けど、このままほって おけば、レナードさん 確実に「はぐれ」に なっちゃうぜ |
せめてさ、この世界の 常識を勉強してもらう 間だけでも、な? |
わかってるわよ いつ戦いに巻き込まれ るかもしれないって 言いたいんでしょう |
でも、このままほって おけば、レナードさん 確実に「はぐれ」に なるのよ |
せめて、この世界の 常識を勉強してもらう 間だけでも、ね? |
君の口から常識という 言葉が出るなんて 世も末だ |
うう・・・ |
むー・・・ |
しばらくそうさせて もらえるなら、俺様と しては願ったりだな |
危険が待っていると わかっていても? |
わかってるだけマシさ わけもわからんまま 一人でうろつくほうが ぞっとする |
なるほど・・・ |
でしたら、もう僕から 反対するようなことは ありませんね |
悪ぃな、厄介かけて |
よっしゃ、決まりっ! |
よろしくお願い申すぞ レナード殿 |
あのう、それなんです けど・・・モナティの マスターもレナードさ んと同じで |
よっつの世界とは違う 場所から召喚されたっ て聞いてますの |
本当か、モナティ? |
モナティ、それ本当? |
うむ、そう言えば 聞いたおぼえがある ような・・・ |
しかし、そんな召喚術 があるとは聞いたこと がないぞ? |
ですから、事故だって お話ですの。事故で たまたま間違って召喚 されたって |
事故・・・ たまたま・・・ |
ちょっ、モナティ!? |
あ・・・! |
はははははは・・・ そういや、呼んだ奴も そんなこと言ってた 気がするぜ・・・ |
ますます絶望的だな それは |
ででっ、ですからあ! |
マスターに会えば なにかわかるかもです きっと、なんとかなる ですのーっ!! |
モナティがそう言うの なら、そうかもな たしかめてみる必要は あるかもしれない |
ただ、それはアメルを おばあさんの村まで 送ってからだ |
レナードさん それでもいいなら 俺たちと来ませんか? |
モナティがそう言うの なら、たしかめてみる 必要はあるわね |
ただ、それはアメルを おばあさんの村まで 送ってからの話だけど |
レナードさん それでもいいなら あたしたちと 来ませんか? |
いいもなにも・・・ こっちから頼みたい くらいだぜ |
なにぶん、わからねえ ことが多すぎるんでな 厄介かけるだろうが よろしく頼むぜ |
返してっ! 返してえぇ~っ!! |
この声・・・ もしかして!? |
なんだぁ、文無しとか 言ってたくせに こんなペンダントが あるじゃねーか? |
こりゃ、見るからに 値打ちもんですぜ アニキぃ? |
それはユエルの宝物 なんだから とったらダメなの! 返してえぇっ!! |
うるせえっ! |
きゃん! |
お前のような薄汚い ガキが、こんな品物を 持ってるのが不似合い なんだよ |
おおかた、どっかから くすねてきたんだろ あぁ? |
くすねてないもんっ! 拾ったんだもん!! |
どっちだって かまやしねえよ 今から、こいつはオレ たちのもんだしなぁ |
ウウゥゥ・・・ッ |
おっ、なんだ イヌコロみたいに うなりやがって・・? |
やるってぇのか!? |
やめろ、お前たち!? |
やめなさいっ! |
!? |
なんだァ、テメエは? |
蒼の派閥の召喚師 *n0だ |
蒼の派閥の召喚師 *n0よ |
し、し、しし・・・っ 召喚師だってぇ!? |
その子からとりあげた ものを、すぐに返して やるんだ |
その子からとりあげた ものを、すぐに返して あげなさい |
さもないと・・・ |
ア、アニキぃ・・・? |
く、くそおぉ・・・っ 今日はこのくらいで カンベンしといた らあっ!? |
やれやれ・・・ |
大丈夫だったか |
ふう・・・ |
大丈夫? |
うん、ありがとう ユエルの宝物 取り返してくれて |
それにしても いつからファナンに 来てたんだ? |
それにしても いつからファナンに 来てたの? |
すこし前・・・ |
しかし、なんでまた 聖王都からこっちへ? |
けど、どうしてまた ここに来たの? |
それは・・・っ |
・・・・・・ |
ま、いいさ 言いたくなければ 無理に言わなくても |
ま、いいわ 言いたくなければ 言わなくても |
ごめんね・・・ |
それよりも ユエルの持ってる ペンダント・・・ |
どうみても、普通の ものじゃない 魔力みたいな輝きも 見えた気がする |
どうみても、普通の ものじゃないわね 魔力みたいな輝きも 見えた気がするし |
もしかして・・・ これが、ミニスが 無くして探している |
ワイバーンを召喚する |
ペンダントなのか? |
ワイバーンを召喚する |
ペンダントじゃ? |
どうしたの |
さっきから、じっと ユエルの宝物のこと 見つめて・・・ |
あ、いや・・・ きれいな石だなってさ あはははは・・・ |
あ、ううん・・・ きれいな石よねえ それ・・・ |
うんっ♪ |
でも、もしそうなら ほっとくわけには いかないし・・・ |
やっぱり、きちんと たしかめないと・・・ |
なあ、ユエル・・・ そのペンダントって もしかして、聖王都で 拾ったものか? |
ねえ、ユエル・・・ そのペンダントって もしかして、聖王都で 拾ったものじゃない |
・・・っ!? |
聞いてくれよ! もしそうなら、それを ずっと探してる子が いるんだよっ!? |
あのね、もしそうなら そのペンダントを ずっと探してる子が いるの・・・ |
え・・・っ? |
その子はミニスって 言うんだけど・・・ |
もうずっと、無くした ペンダントを探し続け ているんだよ |
もうずっと、無くした ペンダントを探し続け ているのよ |
それが見つからないと 大事な友達と二度と 会えなくなるって |
必死になって 探しているんだよ? |
必死になって 探しているの・・・ |
にどと・・・ あえない・・・ |
・・・・・・ |
なあ、ユエル? もし、君の宝物が そのペンダントなら |
その子に返してあげて くれないか? |
ねえ、ユエル? もし、あなたの宝物が そのペンダントなら |
その子に返してあげて くれないかな? |
やだッ!! |
ユエル・・・っ? |
ユエル、そんなの 信じないもんっ!! |
ウソなんでしょっ? *n0も あいつらみたいに |
ユエルのこと・・・ だまして、宝物を とりあげようとして るんでしょっ!? |
ウソじゃないよ!? 俺は・・・ |
ウソじゃないわ!? あたしは・・・ |
もう、だまされたり するもんかァ~ッ!! |
ユエル・・・ |
この世界の人間はっ! みんな、みんなっ!? |
ウソつきぃ、ばっかり なんだもん・・・っ! っく、だから・・・ |
ユエル |
ユエル・・・っ そんなこと、絶対に 信じないッ!? 信じないよぉっ!! |
ユエルっ!? |
泣いてた・・・? |
人間がウソつきだって 言ってたけど・・・ |
どうして、ユエルは あんな思いこみをして しまってるんだ? |
どうして、ユエルは あんな思いこみをして しまってるんだろう? |
あ、おい!ユエル! |
どうしちゃったん だろう、ユエル・・・ |
ちょっと!ユエル! |
どうしちゃったん だろう、ユエル・・・ |
もしかして・・・ |
ユエルがはぐれに なったことと、なにか 関係があるのか? |
ユエルがはぐれに なったことと、なにか 関係があるのかも? |
あれっ!? この、見覚えのある 屋台は・・・ |
いらっしゃい *n0さん |
なんでも、近く 祭りが行われると 聞いたもので |
思いきって、こちらに 二号店を作ってみたん ですよ |
二号店? |
ええ、前の屋台は ゼラムに置いてきて いますから |
はぁ・・・ |
で、なににしますか? |
あっ!? |
あっ!? |
よォ、ありゃあ 例のケバイねーちゃん じゃねェのか? |
ぴかぴかのヒト・・・ |
ケルマさん・・・! |
貴方は、チビジャリと |
貴女は、チビジャリと |
一緒にいた、蒼の派閥 の召喚師っ!? |
さてはあの小娘も この街にいるんですわ ねっ!? |
どうしよう? しらばっくれる 素直に認める |
なにを言ってるんだよ こんなところに・・・ |
そんなわけないわよ こんなところに・・・ |
しらばっくれたって 無駄ですわよっ! |
毎日毎日、それこそ 聖王都をくまなく捜索 したんですもの |
すごい執念・・・ |
うわ!なんて 執念深い・・・ |
ほほほ、なるほどねえ こんな場所に逃げて いたなら見つかるはず ないですわねえっ? |
まずい、まずいぞっ 完全にイっちゃってる |
むー、まずいわねえ? 完全にイっちゃってる |
あんのチビジャリめが あぁぁっ!! |
ああ、そうだよ |
ええ、そうよ |
今すぐここへ連れて おいでなさいっ! |
ダメだよ。どうせまた ペンダントのことで なんくせつけるんだろ |
ダメダメ、どうせまた ペンダントがらみの ことなんでしょう? |
私は正統な権利を主張 しているだけですっ! |
まいったなぁ・・・ 完全に頭に血が 昇っちゃってるよ |
あっちゃー・・・っ 完全に頭に血が 昇っちゃってるわねえ |
あのさ、ケルマ そのペンダントだけど |
何度も言うように今は ミニスのところにも ないんだよ |
あのね、ケルマ そのペンダントだけど |
何度も言うように今は ミニスのところにも ないんだってば |
白々しい嘘を・・・ |
本当だってば! 疑うのなら、金の派閥 の本部に行ってみなよ |
ファミィさんに聞けば 本当だってわかるさ |
本当だってば! 疑うのなら、金の派閥 の本部に行きなさいよ |
ファミィさんに聞けば 本当だってわかるわ |
むぎぎぎ・・・ いいでしょうっ! |
その代わりっ、嘘だと |
わかった時には貴方も |
わかった時には貴女も |
まとめてぶちのめして さしあげますから! |
覚悟なさいっ!! |
本当なのに・・・ |
やれやれ・・・ |
コノ様子デハ正常ナ こみゅにけーしょんハ 無理カト・・・ |
無駄よ、ムダムダ! ああいうヤツに理屈が つうじるもんかよ |
あれ、あそこにいる のは・・・? |
あら、あそこにいる のは・・・? |
やっぱり、君は帰った ほうがいいと僕は思う |
イヤよっ 私は帰らないんだから |
しかし、君だって スルゼン砦の出来事で わかっただろう? |
襲ってくるのは 黒の旅団だけじゃない 人間以外の化け物も いるんだ |
う・・・ |
僕たちでさえ、自分の 身を守れるかどうか 自信がないんだよ? |
ましてや、君のような 子供が・・・ |
子供扱いしないでっ! |
いーい、ロッカ? 私はマーン家に名を 連ねる、れっきとした 召喚師なのよっ |
自分の身ぐらい ちゃんと自分で守って みせるわよっ! |
だけど、いくら召喚術 が使えるといったって 君はまだ・・・ |
うるさい、うるさい うるさあぁぁいっ!! |
とにかく、私は絶対 帰らないんだからっ |
ごめんあそばせっ! |
あーあ。完全にムキに させちまったな あれは・・・ |
あーあ。完全にムキに させちゃったわね あれは・・・ |
*n0さん 見てたんですか? |
途中からだけどね |
本当に、彼女を このまま同行させ |